ハーレム勇者のTSもの7【安価コンマ】
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980: ◆DmmDEGkMa3fh[saga]
2026/07/04(土) 00:20:17.15 ID:yOEsAfrO0

 
ベルゼブブ「ルシファー。ついてくることはなかったんだぞ」


ルシファー「何を言う。我が軍の将を一人にできるものか。リオンにも頼まれている」


 ベルゼブブとルシファーが出向いたのは魔物領地の奥の奥、人間領地から最も離れた位置に存在する暗黒地帯だった。ポイント・ネモと呼ばれるその地点は魔族であっても滅多に近付かない場所で空間の歪みが発生する不安定さにより常に雷鳴が轟いている。


ピシャーン


ベルゼブブ「ここに来るのも久しぶりだ」


ルシファー「我々の出逢いの場だな」


 崖の上に立つベルゼブブが空を見上げた。かつてここはそこまで乱れた空間ではなかったが、遥か昔蝿の王はこの場所から天界に攻め込んだのだ。


ベルゼブブ「あの闘いでエウリュノメーもニスロクも死んだ。余には過ぎた者達だった。お前やリン達もな」


ルシファー「私は天使として敵対していたからそやつらの実力はよく知っている」


 黒で塗り潰されている空。かつてベルゼブブは暗雲を割り一瞬だけこの地に天の光が降り注いだ。当然ながら今はその名残の欠片もない。


ルシファー「次もここから攻め込むつもりか」


ベルゼブブ「神相手にどこから攻めようと同じこと。ならばそれも良いかもしれぬ。だが次は正真正銘余の命を賭けた勝負となるだろう」


 ベルゼブブの目的は魔物領地に光をもたらすことだが、それは神の作ったルールを破壊するということ。言うは易し行うは難し。


ルシファー「しかし力を蓄えるつもりだろう?なぜ今ここに来たんだ」


 ベルゼブブには胸騒ぎがあった。アポカリプティックサウンドは想像よりも遥かに近い、そんな絶望的予感。


ベルゼブブ「……」


 ベルゼブブは数日の間ここに滞在するつもりだとルシファーは見抜いていた。こんな時こそリオンに次ぐ副料理長となった自分の出番!かつて魔王として君臨していたルシファーは愛する者への手料理を振る舞うことに幸せを感じていた。


ルシファー「我々には悠久の時間がある。いくらでも付き合うさ。暗黒魔法で新鮮な食材を」


グゴゴゴゴ






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