【安価コンマ】帝国に追い狩られる姫と騎士・幾度繰り返してもお守りします
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197: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/05/02(土) 13:39:05.37 ID:YmDYgzFs0









「フウラ殿!」

「シャルフィリア…!どうしたの」

「姫様とアミィが、まだ戻らず……!ここには来ていませんか!?」

「…」

「…」

「…」

「…」

土塊の魔女クラン拠点を急ぎ尋ねたものの、沈黙が何よりも雄弁な答えとなって貴女に返る。

「あまり、考えたくはない可能性ですけれど………盗賊団が先手を打った。という可能性はございませんか?」

「そうだね。アミィさんが後れを取る相手なんて想像するだけで恐ろしいけれど…何か卑劣な策に嵌められれば無い可能性とも言い切れない」

フローラの疑念に、エルサが妥当な考えを繋げる。

出来ることなら反論したいが、これだけ探して見つからなかったのだ。気のせいで済む次元は疾うに超えている事は、焦らず受け入れるしかない。

「んじゃ最悪のケースだと思って行動しよっか。じゃないとあーしらも敵に捕まるかもだし。

とりまギルドに相談して人海戦術で情報集めよ。こうなったら逆に大事にした方が良いと思う」

パラピノが行動を纏め、フローラとエルサが迅速に行動を開始する。

「フウラ、もう動けるよね」

「ん。これなら戦える」

「でしょ。あーしとフローラの特注モンだかんね。けど無理は禁物ね。また困ったら禁術…なんてのは無しっしょ」

「…ん。分かった」

「シャルフィリアも、今は冷静にね」

「分かっています。お気遣いに感謝を──」

「あー敬語とかいいから!んなことより情報がまとまり次第すぐに盗賊団ぶっ潰そ。どうせ十中八九あいつらっぽいし」

「分かった」

「勿論。…今回はあーしら抜きで先走んないでね。街の守り優先してくれたのは感謝だけど」

「……」

貴女の考えであることはパラピノに読まれていた。

その結果、フウラは両足を失った。責任の一端が貴女にあるのは間違いない。

「その点は本当にすまな──」

「えっ、あ、ごめ!責めたかったわけじゃなくて!あーしらはいつでも力貸すって話!オッケー?」

「…ああ、共に戦おう。姫様とミルクを助ける為に!」

貴女とパラピノが硬く握手を交わす。


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