131: ◆GARzbuxPIs[saga]
2026/08/13(木) 07:37:34.88 ID:ShxsH2k9O
53 複数パーティの合同討伐
ユイリらのパーティが受けたという依頼は複数のパーティからなる合同討伐の依頼。なんでも、街から少々離れた砦の周辺に魔物の大群が現れたらしい。
とにかく数が多く、王国の兵だけではなく手練れの冒険者の支援を求めようとギルドに依頼がやってきた。そこで上位のパーティであるユイリらにも声がかかった、とのこと。
ユイリ「ちょっと割に合わないけど、ユイフィールの娘としては放っておけない依頼だったから。王国に貸しを作っておいても損はないわよね」
クロエ「お嬢様は未来を見据えておりますね。流石です」
ユイリ「ふっ、そうでしょう」ドヤァ
ライラ「屈強な兵士さんに布教するいい機会ねぇ。うふふ♡」
なんて雑談をしつつ集合時間に門の近くへ。
そこには見上げるほど大型の魔導機車が停まっていた。魔法を動力とし、魔法で製造された部品を組み立て作られている、便利な乗り物。確かこのタイプは王国の兵士が移動に使っているものだ。
値段は高いが安全性が高く、速度も出るうえ快適。今や馬車に変わり、行商や各街への移動に利用されている。
リアも故郷から出る際に小型の機車に搭乗したが、大型の機車はちょっとした町が移動しているようなものだ。
リア「うお、すごいな⋯⋯こんなのが動くのか」
ライラ「豪華ねぇ。クルーズ気分になっちゃうわ」
一行はあまりの巨大さに足を止めてしまう。砦を守りに行くのだが、これ自体がもう砦のようなサイズだ。窓があちこちついた長方形の金属の車体に、タイヤがいくつもついている。これが何百人も人を乗せて走る。スケールがでかすぎて想像もつかなかった。
クロエ「あまりはしゃいでお嬢様の名に泥を塗らないよう気をつけてください」
ユイリ「はしゃぐくらい大丈夫よ。さ、行くわよ」
お嬢様に続いて機車の入り口、スロープがかかった場所へと一行は歩いていく。立っている警備の兵士へ、ユイリがギルドの登録証を見せた。
ユイリ「こんにちは。パーティ、従騎道連盟です。確認をお願いします」キラキラ
しゃんなりと、いつもの三割増しに優雅さを強めいい声の魔法剣士。なんかオーラが出ているように見えた。クロエは手を合わせて拝んでいる。
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