141: ◆GARzbuxPIs[saga]
2026/08/13(木) 19:34:00.62 ID:ozdKTqHAO
『ご主人様!?』
『お嬢様とシスターとご主人様!?』
リア(騒いでるなぁ⋯⋯)
リア「大丈夫か? 手伝えることがあったらやるが」
クロエ「いえ、大丈夫です。料理は好きですから。それにご主人様には昨晩私とシスターの相手を頑張っていただきましたから⋯⋯♡」ポッ
リア「おいっ、今の状況分かってて言ってるなっ!」
わざとらしい説明口調に、背後のざわざわがヒートアップしたのを感じながらツッコミをいれる。
クロエ「いえいえそんな。とにかくご主人様はゆっくりしていてください。移動の後はお仕事ですから」
が、いつも通りシレッとした様子でメイドは再度調理に集中するのだった。
完成品は見たし食べたこともあるのだが、手際がおそろしくいい。卓越した身体能力もあって、クロエだけ数人いるように見えてしまう。
リア(これは俺が入っても邪魔だな)
苦笑を浮かべる。ここのコック以上のことはできそうにないし、大人しく離れておこう。飲み物だけ貰って、少年は席に座る。
喉の渇きを癒しつつのんびりする。そうして人の話に耳を傾けていると――
男冒険者「聞いたか? 砦にパステルレインが呼ばれてるって」
リア「!」ピーン
パステルレイン。そんな単語が耳に入り、スススッとさりげなく声の人物へ近づく。
王国で最近流行りのアイドル。その流行の発信源にして元祖。頂点のユニット。それがパステルレインだ。
白、赤、青、黄、緑。それぞれの色をイメージカラーにしたメンバーで構成され、優れた歌にダンス、容姿、キャラクター性が評価されデビューからあっという間に王国で大人気に。
リアも王国へやって来る前、故郷の隣町でライブを一目見た時からファンになってしまった。中でもセンターの白い子、ウィンちゃんがリアの推しである。
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