【安価コンマ】美少女パーティに参加して
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160: ◆GARzbuxPIs[saga]
2026/08/16(日) 18:05:38.51 ID:lgZmupBRO

 
 98 危険な攻撃
 
 
 何やら力を溜めはじめた。二人がかりでも苦戦する手練れの不穏な行動。嫌な予感がしたリアは即座に止めようと駆け出す。が、毒のせいか思うように動けない。
 
リア「ぐっ⋯⋯」
 
 よろけたところで、間に合わないと悟る。ならばせめてと彼は防御姿勢をとった。魔力をこめ、ダメージの軽減に努める。後はクロエに託すしかない。
 
クロエ「――雷よ!」
 
 唱えていた魔法を発動。クロエの前方、出現した魔力の塊から大きな電撃が放たれる。リアを避け、仮面の男へと閃光が走り――
 
仮面の男「喰らえ――!」
 
 男が手をかざす。詠唱をしていないことから察するに、魔法ではない。しかし生じた魔力の渦はクロエの魔法を打ち消し、リアを、さらに離れたクロエを打ちのめす。
 
クロエ「ぐ、きゃあぁっ!?」
 
リア「っ――うぅ!」
 
 衝撃が全身を打つ。数秒で何発も殴られるような容赦ない痛み。それでも耐えようと腕に魔力を込め続け、気付くと少年は膝を付いていた。
 
リア「くっ、そ⋯⋯」
 
 やがて攻撃が収まり、少年は真っ先に後方のクロエを確認する。後ろにいたおかげかリアほどダメージはないが、腕を押さえ立っているのもやっとな様子。
 
仮面の男「驚いたな。二人ともまだ意識があるか」
 
 男が余裕そうに言い放ち、ゆっくり歩いてくる。
 想像以上の実力だ。結局一度も攻撃が当たることなく倒されてしまった。
 
リア(動かないと、まずい⋯⋯っ!)
   
 歯を食いしばりなんとか抵抗しようとする彼の靴に、コツンと何かが当たった。フラスコのような細長い瓶に液体が入っている。
 
リア(クロエか⋯⋯!)
 
 それを手に取った直後、慌ただしい足音が響く。彼と襲撃者の間、上の階へと続く階段から一人の少女が駆け下りてきた。
 


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