85: ◆GARzbuxPIs[saga]
2026/08/09(日) 10:49:50.72 ID:hWtt8z1vO
触れる、会話
ユイリとの鍛練を終えて宿に戻ると、チームのメンバーが部屋を取っている二階のエントランスにライラがいた。見かけるだけで怯んでしまいそうな姿の彼女は、ニコニコと笑ってリアの近くへ。手にしていたタオルで優しく顔を、次に頭を拭いてくれる。
身長の高いライラが目の前に立つと、リアのほぼ眼前に無防備すぎる胸が。拭いてもらっている最中もたゆんたゆんと揺れ、健全な少年は懸命に目を横に向け煩悩を抱かないよう耐えるしかない。
ライラ「リアくんお疲れ様。ユイリちゃんは?」
リア「あ、ありがとう。ユイリはまだ自主練してくって」
ライラ「あらそうなの。頑張り屋さんねぇ。よし、と」
ライラ「ちょっとお話しない? せっかく仲間になったんだから」
こくりとリアは頷く。タオルを腰のポーチにしまい、ライラは嬉しそうに軽い足取りで歩いていく。そうして着いたのは彼女の部屋。クロエやユイリの部屋以上に私物が少なく、家具も少ない。が、何か香でも焚いているのか甘いいい香りがする。
ライラ「座って座って。飲み物も買ってあるの。夕方だから軽めに⋯⋯」
ご機嫌な様子で椅子を示し、彼女は床に置かれたバスケットを開く。一見すると普通の品だが、リアには微かな魔力の流れが見えた。魔法の道具だ。流石上位パーティ、希少なアイテムを持っている。
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