化物から逃げる高校生・精子をかけた脱出劇
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65: ◆ra.jqt4ROA[saga]
2026/10/03(土) 16:59:33.13 ID:MMxK5dyk0
龍子の狙い通り、大きな古時計は未知を塞ぐ障害物となって二人と化物との道を別つ。
化物は大きな体躯であることが災いしてか古時計の隙間を通り抜けることができない。
それでも古時計を破壊し始めた化物を見て、龍子と翔は化物に背を向け走り去った。
怪物の姿が見えなくなった時、古時計が粉砕されたであろう音が響いたが、二人の元へ怪物がやってくる事はなかった。
「なんとか、捲けたわね」
「はぁはぁ…はぁ…はぁ…!」
心臓を鷲掴みにされたような悍ましい恐怖は感じたものの、体力的な疲労はほとんどない。
だが翔はそうもいかないようで、胸を苦しそうに抑え蹲っている。精神的にも肉体的にもかなり負担をかけてしまった。
「も、ぅ…いやだ……家に帰らせてよぉ…」
仕方ない。龍子一人で捜すのは心細いが、こんな状態の翔を連れ歩くことはできない。
「翔、ここからは私一人で捜すから、貴方は家に…いえまずは警察よね」
何度スマホを見ても県外のまま電波が通じる気配はない。まずは廃温泉から翔を逃がさなければ…
「嘘……!?」
さらなる絶望に翔が膝をつく。勿論その絶望は龍子も同様に襲った。
入館した時は開け放たれていた入り口が、シャッターが降り完全に封鎖されている。
近くには操作できるレバーや機器の類もない。
龍子の力でも破壊することは難しいだろう。出来たとしてもその際の騒音であの化物がやってくることは自明の理だった。
「酷いよ…そんなのあんまりじゃないですか……!」
「翔…」
普段の優しく聡明な彼からは想像のつかないほど今の翔は消耗し切っていた。
龍子は…
安価下
1、一緒に出口を探そうと励ます
2、くじけちゃ駄目だと奮い立たせる
3、私で発散していいよと誘惑する
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