過去ログ - 【咲】京太郎「今日から俺が須賀京子ちゃん?」霞「13ですって」【永水】
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◆R5j2Ndo0Hc
[sage saga]
2016/10/23(日) 14:57:08.27 ID:l0/HiQ8Uo
依子「ば、馬鹿な…馬鹿な事を…!」
依子「そうやって自分だけ泥をかぶって、一体、何になるんですの…!?」
依子「神代の家に…それだけの義理はないはずでしょう…!!」
京子「えぇ。ありません。…でも、春達は別なんです」
京子「彼女たちがいなければ、私はきっと心折れていたでしょうし」
京子「彼女たちが私に抱いてくれているものも、私が彼女たちに抱いているものも決して偽物じゃないんです」
京子「どうしても…彼女たちの事を見捨てられません」
依子「っ」
その恐怖に、依子は声を荒上げる。
普段の彼女らしからぬその声に京子は静かに応える。
まるで揺らぎを感じられないそれに、依子は思わず息を呑んだ。
その声は京子の決意だけではなく、彼女たちへの想いの強さを感じさせるものなのだから。
神代に属する全てを敵だとそう思い込んでいる彼女にとって、驚きを感じるものだった。
依子「だったら…ずっとこのままで良いではありませんか」
依子「京さんが私に従っていてくれれば、私も口を噤んでいますわ」
依子「それとも…」
私を抱くのはそんなに嫌なのですか?
その言葉は依子の口から出る事はなかった。
希望的な願望に未来を彩らせていたとは言え、依子は自身が脅迫者である事を忘れてはいない。
普通に考えれば、ここで嫌と返ってくるだろう。
だが、それは自身の心にトドメを刺す言葉でもあるのだ。
勢いで喉元まで出かかったそれを、依子はぐっと奥まで押し戻した。
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