5:名無しのパー速民
2019/12/08(日) 13:48:42.01 ID:Lu8H5kY9O
そんな姉が、阪大に落ちた。
学校側としても厳しめの志望だということは分かっていたからなのか、それともそこそこ名の知れた東京の私大には受かっていたからなのか。
残念だけど仕方ない。後期で適当な国公立に実績出してくれたら、私立に進学するだろうという空気になっていたらしい。実際、姉も大阪より東京という場所に魅力を感じていたらしく、阪大受験失敗はそこまで痛手と感じていないようだった。
その中で、一人だけそれを大きく悔いている人がいた。当時の進路指導担当の先生だった。
姉が受験結果と進学先の報告に行ったところ、「お前の弟はどっちだ」と、俺と同姓だった同級生の学生証写真を姉に見せ、「弟を鍛えてやるからな」と宣言されていたらしい。
そんなことも知らないまま、数学が苦手だということと、文章読んだり書いたりが好きという理由で、俺は文系コースで進級した。
二年生になると模試でも志望大学を書くようになり、だんだん受験への体制が作られていくような気がした。
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