暇なおっさんのSS図書別館
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97:チョキ[sage]
2026/03/10(火) 00:59:45.11 ID:B5vPVnuDO
[AUA288U]
>>96

・ A way Out of the Difficulty


船を手にし、世界を廻っているある日―

「え?…塔や洞窟にある宝箱を、極力無視する、ですか」
「せや。絶対、コレはあけなきゃイカン!!てのは判定呪文(インパス)で―」

ちよは思い出す。

(あのピラミッドの一件、やはり気にかけてるんですね)

「嫌です。それには反対です」
「へ?」
「いつかのあの私のことは、誰かの至らなさのせいじゃありません」

おおさかは、いつになく強い口調や視線で自分を見上げているちよに驚いた。

「無闇に、何の計画もせずに迷宮に入るとか、僅かの勝算もなく敵と戦うなんてのは
もちろん論外ですが―」

ちよは、自分たちは確かに魔王を討伐するのを旅の最終目的としてもいるが
その前に冒険者としての旅人であること、そうした余裕をもつ事も大事だと語った。

「ええ、私もまた死ぬ目になんかあいたくはありません。でも、それを怖がっていてばかりじゃ財宝や本当のお宝すらも
素通りしていくことになります」

「まあ危険な旅なのは、元々か…少し過保護過ぎたようやわ」

「そうです。過度に怯えたりせず、警戒心は持ちつつ宝探し。それに…」
「それに?」

「これから魔王を退治しよう!て勇者が、たかだか宝箱1個を目の前にしてビクついてちゃ名折れですよ」

おおさかは吹き出した。

「そらそやな。この世はでっかい宝島や!」

(…なんとなく、いつかよみさんが言ってたことが分かりかけてきたかなぁ)

―集めるべきオーブは、あと2つとした段階の一幕であった。




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