過去ログ - 厨二な能力を授けよう
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982:【零想災生】[sage]
2011/07/19(火) 16:58:37.54 ID:eQAzaPCDo
>>979
男は直感する。来た、と。のんびりとコーヒーを啜る手を止める事は無い、ただただその状況を観察するように見るだけ。
外を眺めていたからこそ異変にはすぐさま気づく事が出来た。人々が行き交っていた大通り、その人々は入り乱れるように
して各々が進んでいたというのに、今や――――全員、何者からか逃げ惑うように、一方通行となっている。
それから数秒、否、数瞬後、こちらにもその現れがやってくる。

甲高く不快極まりないガラスの音が響き、くもの巣のような形状で皹を深く刻んで、その存在をこちらにアピールしているようにも見えた。
店内では小さな悲鳴やざわめきが巻き起こるも、男は気にする風も無くコーヒーを飲み干して立ち上がると、蒼いコートを翻して罅割れた
ガラスへと近づいていくと―――突然、”存在しない”はずの右腕を振り上げ―――。











「この腕は、鎚」


瞬時、男の右腕―――と呼んでもよいのか疑ってしまう程に、真っ白に輝く、無骨な形をした”ハンマー”が現れた。
男はガラスの罅割れの中心を狙い振り上げ―――――順次、不愉快な音が通りへ響き渡る。
ガラスを砕け散らせながら、男はコートが引っかからないように慎重に通りへと出ると、ガラスに”皹を入れた”本人を探すようにしてあたりを見回した。
黒いオールバックに、蒼いコート、真っ白な”右腕”を見れば―――すぐに、気づけるだろう。


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