過去ログ - 【泣いたり笑ったり】能力者スレ【できなくさせてやる】
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14:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/06(月) 22:34:57.90 ID:oihRBVXJo
>>11

【――警察。その名前に、深く被っていたフードの下から紺青の視線が持ち上がる】
【台所の死体は気付かれにくい位置にあった。冷蔵庫と流しの僅かな間、死角にあって】
【銃を構え廊下へ躍り出る彼を、物言わぬ女性の死体は背中で見送った】

【そして廊下で蹲っていた彼は、相手が一気に廊下へ踏み入って来た事に酷く驚いた様子だったが】
【その後の呼び掛けの声で、見開かれていた目が、荒い息が徐々に鎮まっていく】
【相手が伺った彼の外見からは異常は見えず、顔色が悪いものの、怪我などはないようだった】

……、……警察の人間。証拠も有る。何より、その気迫が……証左でもあった。
僕は荒い心音を、鎮める事で精一杯であったが……先ず、心の底から、安堵した。「有難う」。

【妙な口調でこそあったが、確かな立場の相手が来てくれた事に感謝して、ゆっくりと立ち上がる】
【それから、言おうか言わまいか悩むようにしていたのだが、やがてフードを外して口を開く】

……近頃の僕は、廃墟の探索を趣味としていた。勿論それが違法性の有るものと知っていながら、
何処かで止められない、麻薬中毒にも似た面白さがあり――……、その強すぎた好奇心が、
僕に戒めとして、この光景を見せたのかも知れない。だが、それでもこの光景は、「異質」だと考える

【趣味の探索でとんでもないものを見つけた。だがまず、探索自体が不法侵入、違法性のあるもの】
【故に警察たる相手の前で言い辛くはあったが、彼は状況説明の手前、正直にそれを話した】

【それから「異質」として上げた点を、彼は独特の口調ながら確りと説明していく】
【台所、軒先、和室に死体が有ること――そしてそれらは、今しがた亡くなったばかりのように真新しいこと】
【調べたならそれらが事実であると把握できるだろう。もうひとつ、首を絞めている縄が“青藍色の植物”で有る事も】


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