過去ログ - 【泣いたり笑ったり】能力者スレ【できなくさせてやる】
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18:以下、2013年にかわりまして2014年がお送りします[sage]
2014/01/06(月) 23:26:18.48 ID:oihRBVXJo
>>16

「君の冷えた亡骸に触れた夜、或いは淡い寂寥」。
……それが、僕の名前だった。一字一句漏らさず全て、戸籍上も、これが名前であった。

【名前を尋ねられれば、彼は至極真面目な表情で姓名の判断がしづらい二十四文字の名前を述べた】
【実際、住基等の社会的なデータへに照会を掛けたならば、間違いなくそれが名前である事が証明されるだろう】
【同行と聴取を求められると素直に彼は頷いた。ある程度覚悟はしていたことだったようで、応援を阻む事も無論無く】

【――索状痕は植物と一致する。だが抵抗した痕はない。死体は一瞬の強い牽引で首の骨を折られ、即死していた】
【首を吊っていた植物は明らかに通常のものではなく、能力によって召喚されたと思わしき物。微かに光属性の魔翌力を持っている】

【もうひとつ、もしも遺体の顔を見比べる余裕があったならば。両親かと思われた女性と男性に、子供の顔は全く似ていないのだ】
【和室の壁に掛けられた古い絵には、ふくよかな父、平均的体型の母、男の子が描かれていたのだが】
【死亡した男女はどちらも痩せ気味で、死んだ子供に至っては女の子だった】

【そして不審人物を見たかと問われれば、彼は少し考え込んだ後に、何かに思い当たったようだった】

此処に踏み入る前……僕は一応、侵入に際して通りの様子を伺った。
その際に、遠方で通りの奥へと去っていく喪服の人影を見た。その喪服は、櫻の物だった
一瞬であったために詳細は理解らなかったが……白い髪で、線の細い男性だったと、僕は記憶していた。

【特徴的な姿だったために、記憶に強く残っていたのだろう。だが人相までは距離もあって伺えなかったようで】


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