過去ログ - 【ひとっ走り】能力者スレ【付き合えよ!】
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982:エクレアor桜架 ◆GBHFWL/yB.[saga sage ]
2015/03/25(水) 23:07:32.32 ID:u0KvkS4kO

【ある街の、夜の自然公園】

【その中の、広い広場に一人】
【膝下まで伸びる外ハネの長く、更に前髪も目元どころか肩口まで伸びた白髪、また、時期外れの黒いワンピースの上から緑の外套をすっぽり体全体に羽織っている女性が一人】
【手は、黒い甲殻に覆われた巨大な爪のようで】
【その手には、身長より有るのでは無いかという、これまた巨大な銀の斧の様な武器があり】
【いましがた、それを振り回していた】

…………問題は……ない、かな……

【既に辺りには夜の冷気が漂い、うすら寒い】
【そんな中を、彼女は自らの武器の具合を確かめながら振るう】
【……のだが】

………ん……

【他人から見たら危険人物である、しかも目立っている】
【少なくともお近づきにはなりたくないだろう】
【しかし、本人は特に気にする事なく】
【彼女は、再び体を動かすことにした】

///////////////////////////

【荒れた公園】
【路地裏から出ることの出来る、忘れ去られた公園】

【錆びれた遊具がまばらに設置された、その中で】
【鮮烈に違和感を発する、紅が一人】

あーあ、つまらないなぁ

【鮮やかな深紅の着物――丈が超ミニ&手が完全に隠れる袖余り――というよりはいわゆる着物ドレスと呼ばれる服を着て、更に膝上まであるこれまた紅いアーマーの様なブーツを履き】
【長い青髪には緑のメッシュ、それをサイドテールで結い、更には長く白いウサ耳が頭から伸びていて】
【大きな吊り目に、細かな泡が浮かんだような模様の碧眼を持った、中学生くらいの少女である】

もう一度会いに行こっかなぁ、うーん…
……はあ、なんか『面白そうなの』居ないかなぁ
つまらないなぁ……

【ぷらぷらと、公園を歩く少女】
【これだけならば、まだ普通だが】
【公園に足を入れたならば、分かるだろう】
【公園の片隅に押し退けられ】
【呻きながら重なり倒れている不良達の姿を】
【――飢えた少女は、つまらないと呟きながら、公園を歩く】



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