過去ログ - 【Fifth】幻想的な画像に設定足して世界作ろうず【Genesis】
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42:名無しのパー速民[sage]
2018/06/20(水) 20:12:33.36 ID:y4U7AypG0
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蜃気楼の小人を捕えよ

京都府京都市某所。オカルトサークル「まほろば」が部室を構える同地にて少々、毛色の違う調査案件が舞い込んだ。

小人――書いて字の如く、小さき人。人類の中から先天的な身体障害で現れる類のものとは違い、御伽噺や寓話に登場するようなあの小人だ。
その小人が日本の、それも京都に現れたという証言が、多数ネット上のオカルト掲示板に寄せられた。
目撃者らの証言曰く、体長はおよそ20cm程度。身体的特徴は西洋風の庶民服を着ていたり、和装であったりと様々。
彼らは証拠となる映像か写真を残そうと手持ちの端末での撮影を試みたのだが、どういう訳か小人のみが画面に映り込まなかったという。
ならばと、意を決して捕獲を試みてみた者たちは、更にこう付け加えていた。
近付いた途端に見えなくなった、と。
これだけの数の証言、そして彼女らの地元で起こる怪現象という事もあり、「まほろば」は同日中に行動を開始した。

全ての目撃者は皆一様にその場所を書き記していた。
そこは京都市郊外の外縁部、土類とアスファルトの道路との境界線付近。
目撃証言の集中するこの地ならば、件の小人に遭遇出来ると考えた時崎、境井、星野の三名は証言の一つである「近付いたら見えなくなった」という点を考慮し、
およそ10m間隔で近・中・遠距離からの観測を試みる。
数日に及ぶ張り込みで、幾度となく通行人から奇異の目で見られながら捜索を続け、しかして小人が姿を現す事は無かった。

やはり張り込んでいては向こうも出てき辛いのでは――星野は訝しんだ。
メンバーは一度調査を中断し、作戦会議に入る。
会議の末、結論として現状の調査方法は中止し、持ち回りで一人が離れた地点から双眼鏡等で監視を継続。
発見し次第、各員に通達後、全員集合まで待機という運びとなった。
近付くと見えない以上、野探しでの発見は困難で、発見後の捕獲まで考慮に入れた判断だった。

厳正なるじゃんけんの結果、境井からの持ち回りで目撃地点の監視が始まった。
――思えばこれまでにいくつもの超常現象をサークル活動で探究してきた。
度重なる校外活動、決まった日程のある県外への遠征と異なり、今回は地元での調査という事もあって、移動や予算面での制約が少なく、日程の限りが無い。
時間的制約が無ければ、いつまででもその事に没頭してしまう人種である自覚はある。
しかし、そろそろ単位の心配をし始めている境井にとって、一旦の区切りをつけて留年回避に動きたい心情でもあるり、
今回に限っては、成果が無くて良いから早く終わらせたいと思い始めていた。それだけ彼女は焦りが出ていたのだ。
そんな時だった。眼前の道路に動く影を見たのは――。


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