過去ログ - 【Fifth】幻想的な画像に設定足して世界作ろうず【Genesis】
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43:名無しのパー速民[sage]
2018/06/20(水) 20:12:47.78 ID:y4U7AypG0
あの後、すぐに時崎と星野に小人発見の報告をし、三人は遂に小人に接近する機会を得た。
まずは冷静にこれまでの証言の反芻を行う。
念のために持ってきたカメラには、情報通り映らなかった。映像媒体に移りこまない為の細工を施しているのか、或いは霊的存在なのか、今後突き止めるべき課題だ。
続いて、目視可能な距離の確認。じりじりと物陰に隠れながら接近し、小人の背後10m付近にまで近付いた。
するとこの距離に差し掛かった所で、小人の身体が薄くなったような錯覚を各々は覚える。
一度後退してみると、また鮮明に小人の姿を視認出来た。およそ10m付近が視覚に影響を及ぼす範囲のようだ。

次は危険な賭けだが、踏み込んだ実証実験に移る。
境井と星野を何食わぬ顔で会話させながら、小人の近くを通らせる。
予め用意してきたインカムを装着し、後方から小人の位置を確認する時崎から随時報告を受け、二人は小人を足元に通り過ぎる。
二人が近付くと小人が接近に気付く。しかし、小人は二人に踏みつけられない様に距離を取っただけで、逃げるような動きは見せなかった。
小人は自分が見つかっていないと思っているらしい。距離次第でこちらが認識出来ている事に気付いていないのだろうか。
ともかく、これで作戦を次に進めても良さそうだ。

まほろばは、事前に用意していた作戦に移行する。その名も『観測手(スポッター)作戦』。
方法は先程同様、時崎が観測手として小人の動きを伝え、境井と星野の両名が捕獲組として手探りで捕まえる。
実際に捕まえる二人に小人が見えないという欠点は、網目の小さい大型の捕獲網を使い、範囲でカバーする。
斯くして行動が開始された。

作戦配置は時崎が15m後方から双眼鏡で小人の動きを監視、先程小人の傍を歩き去った後、境井はその場に残り、星野が引き返して挟み打ちの形を取る。
小人を中心に、今度は二手から歩み寄る境井と星野。
何度も行ったり来たりする二人にさすがに違和感を覚えたのか、小人が周囲を警戒するような素振りを見せる。
その時、双眼鏡で見つめる時崎は、小人と目が合う。
気付かれた――そう判断し、時崎は咄嗟に作戦開始の号を発する。
逃げ出そうとする小人を前後からそれぞれ、目前目掛けて網を投げ放つ捕獲組。
僅か一瞬の出来事。そして遂に、オカルトサークル「まほろば」は、突如、京都僻地に舞い込んだ超常の存在「小人」の捕獲を成し遂げた。


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