過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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8:名無しのパー速民[saga]
2018/08/09(木) 14:54:39.57 ID:xLeI5wdYO
>>6

【悲しげな少女の横顔、憂いの彩りは墨染に似て、緋寒桜の風情をその頬白に浮かべて見せた】
【続く色合いは新雪に近く、それでいてその下に覆い隠した蕾が、咲き誇る頃合を待って】
【《羊飼い》は落ち着いた表情を保ったまま、少女の言葉に耳を傾けているだろう】


──── 聡明な方です。その通りとお答えしましょう、力を持つ者はそれ相応の責任があります
それはその力を正しく振るう、と。──── 然るべき場所に落ち着いてこそ、力は初めて意味を持ちます
気侭に振るわれる力など凶器でしかなく、ましてやそれを誇示する事など

だからこそ私は貴女に興味を抱いた。無垢の中に生まれた僅かな濁りを、私は見逃してはならないのです
尤も勇み足だったかもしれませんが、その場合は笑い話として終止符を打てば良いだけですから

えぇ、努々忘れぬ様精進致します。──── 杞憂に終わるとは思いますが


【《羊飼い》の感情は読めない。けれども紡ぐ言葉に敵意は無く、響く音律は心地よく奏でられる】
【優しく鳴らす鍵盤の音色、澄んだ夜空を溶かしこんだ静かな海の波打ち際、漣が微かに想起される】
【何処か大海原を連想させる男であった。深い深い海の底にも似て】


──── 成程、そんな事情があったのですね。


嘘をつくという行動は許されないものです、ましてや、その先に生死が関わるとなると言語道断
それは正しく死を冒涜した行いでしょう、嘆かわしい事です


そして何より悲痛なのは、貴女がその出来事を悔やみ、悩んでしまっている事でしょう



【《羊飼い》は続ける、掌で軽く顔を覆いながら】


罪の拠り所を間違えてはいけません、貴女は救おうとした。そして果たせなかった。しかし、それは貴女が罪を持つ理由にはなりません
相手の方が一枚上手であったと、そういう事でしょう。けれども、それもまた貴女の不出来を責める理由にはなりません

"悪" とは強いものです。貴女自身が "正" として生きるのであれば尚のこと、時にその無力さに苛まれるかもしれません
けれども、正しい生き方を曲げてはならないと私は思います。それは貴女自身の知性の敗北に他ならないのですから


貴女の行いは正しかった。その事実こそが、認められるべき功績です


【男の思想はシンプルであった。相対的な周囲の環境よりも絶対的な少女自身を肯定する】
【或いはその事実そのものも過去に起こったものと割り切っているのか、そこに言及することもしない】
【唯男はその考えに従って、自分の意志で言葉を結んだ】


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