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勇者募集してたから王様に会いに行った - 製作速報VIP(クリエイター) 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 15:57:52.69 ID:uIY6QQw0


--自宅--

俺「母ちゃん、勇者募集の張り紙があったからちょっと城いってくるわwwww」

母「は?そんなことより早く就職しなさい」

俺「いやだから勇者っていう職業につこうかと……」

母「何言ってんの!高卒で5年間ニートしてたあんたなんかが勇者になれるわけないでしょ!?体だって青っ白いもやしみたいなくせに」

ひでぇ……家に居場所が無いから言い出したのに……
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【遊戯王SS】デスガイド「マジで言ってんデスかァ!?」【デスガイドSS10周年】 @ 2022/09/30(金) 23:45:09.41 ID:pOPMWpyT0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1664549104/

トー横25人目! @ 2022/09/30(金) 13:20:30.63 ID:a3qrRQrC0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1664511628/

【ブォンブォン】バイク買ったんよ【バリバリ】 @ 2022/09/29(木) 21:26:22.89 ID:41Nlf+ATo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1664454382/

モモンガ「別のチーム友達も転生されたようだ」 @ 2022/09/29(木) 18:36:13.82 ID:dyngsJGG0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1664444173/

コミックマーケット対策本部 in VIP避難所 @ 2022/09/29(木) 09:49:06.94 ID:xCQWXzgD0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1664412545/

暇人の集い @ 2022/09/29(木) 02:05:30.32 ID:kR8b2+Ab0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1664384730/

これワシの板じゃないか? @ 2022/09/28(水) 23:31:45.11 ID:jroTENIU0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1664375504/

シャア・アズナブルがただ殴られるだけのお話 @ 2022/09/28(水) 22:15:58.06 ID:+J38VrWx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1664370955/

2 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 16:02:35.57 ID:uIY6QQw0


--城--

俺「あのー……勇者の張り紙見てきたんですけども」

受付「あ、勇者求人の張り紙のことですね!ではそちらの扉から入って頂いて、右に曲がった所に青い扉の部屋があるので、そこで待っていて下さい」

なんだこれ。バイトの面接みたいだ
3 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 16:05:18.97 ID:uIY6QQw0


--待合室--

ガチャリ

俺「え?」

俺(なんか3人男の人がいる……もしかして)

俺「あの……」

男A「なにか?」

俺「貴方達も勇者募集の張り紙を見てここに来てたりします?」

男A「うん、そうだよ。これで君を含めて4人いることになるねwwww」

俺以外にも勇者になろうってやつがいるのか……
4 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 16:11:26.18 ID:uIY6QQw0


--待合室--

その後しばらく男Aさんと話をした。
男Aさんも格闘とかスポーツをやってなさそうな体型だった。
実は大学を中退してからずっとひきこもっていたらしい。

男A「不甲斐ないよwwww」

照れ笑う男Aさんに親近感が湧いた。



それと同時に、うちらみたいなのが勇者候補って、まじで世界危ういんじゃないかと思った。
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 16:16:43.94 ID:uIY6QQw0


--待合室--

受付「それでは時刻になりましたので別室に移動します。付いてきて下さい」

男A「どうやら僕ら4人だけか」

俺(勇者って選抜されるものだったのか……まぁでないと世界が納得しないか?)

--別室--

受付「それでは皆さんにはこれから適性検査を受けてもらった後、個人面接とグループ面接、役員面接を受けていただきます」

俺「入社試験!?」
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 16:20:12.13 ID:uIY6QQw0


--面接室--

役員A「それでは俺さんはどうして勇者になろうと思ったのですか?」

俺「えっと、その俺、あ、いや私は、ずっと家の手伝いしかしていなかったのでそろそろ社会に出てみんなの役に立ちたいなぁwwww……なんて考えて……その。あ、あと今世界が魔王の危機にさらされてるし!……って思いましてはい」

役員B「ふむ……はい、わかりました。それでは待合室でお待ち下さい」

俺「はい」(超緊張した……。対策しとくんだった……)
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 16:25:55.40 ID:uIY6QQw0


--待合室--

男A「俺君、適性検査の結果どうだった?」

俺「うん、それがさ」

ペラ

俺「……あなたに最適の職業は盗賊って書いてあるんだけど」

男A「あはははwwwwwwwwそれはそれは。僕は賢者だって言われたよ。

勇者になりに来たのにねぇ……やっぱり僕達なんかじゃだめってことなんだろうか」

俺「とりあえず俺、面接は全部落ちてそうだよwwww」

男B「俺様は魔法使いって結果がでたぜwwwwwwwwうはwwwwwwww」

男C「おでは……闘士……」

なんだかんだでグループ面接でみんなと仲良くなりましたwwww

男A「しかし検便なんかするとは思わなかったよねwwww」



俺「え?」
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 16:30:41.94 ID:uIY6QQw0


--会議室--

受付「皆様お疲れさまでした。これにて試験を終了します。それでは結果の方ですが……」

俺(もうわかってるよ……みんな駄目なんだろ?いいさ、これからみんなでゲーセンいってLoVするからwwww)

受付「全員合格です!!おめでとうございます!!」

俺「え?」

男A「全員?」

受付「はい!全員です!!」

俺「え?」

受付「え?」

男B「せんせーwwwwww勇者ってのは一人じゃないんすかwwwwwwww」

受付「え?もちろんそうですけど?」

男B「え?」

受付「え?」
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 17:29:46.58 ID:rhfTGYAO
仕方ないな…支援してやるよ
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:14:49.77 ID:uIY6QQw0
夕飯作ったりしてました。再開します。
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:15:22.22 ID:uIY6QQw0


--会議室--

受付「皆様は勇者のお供に選出されたというわけですが」

俺「お供!?勇者じゃなくて?」

受付「はい、そもそも今回の募集は勇者様のお供をぼしゅ、!!」

受付(しまった、言っちゃいけなかったんだ!!)

男A「そうだったのか……」

俺(最初から勇者募集ってのは嘘だったのか……そりゃそうかwwww)

男B「え?wwwwどゆことどゆことwwwwwwww」

俺(まぁ正直勇者のお供ですらこなせるかわからんけども)

受付「そ、それでは勇者様と一緒に魔王討伐に行っていただくわけなんですが、」

男A「納得いかない!!」

俺「!?」

男C「お、おで」
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:20:17.06 ID:uIY6QQw0
10

--会議室--

男A「一大決心をして来たというのにあんまりだ!!」

俺(あの温厚な男Aさんが怒るなんて……)

男B「そ、そうだそうだwwwwwwww一ww大ww決ww心wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

受付「あ、あっとぉ、えっとおぉ」(ど、どうしよう!)

?「そこまでだ!!」

俺「!?」(仮面に甲冑、そして赤いマントを着た兵士が部屋に入って来た!!)

?「結果に不満があるのなら、結果を覆すだけの力を私に見せてみろ!!」

男A「な、なんだと……」

?「そうだな。私に1でもダメージを与えられたら、『勇者』を代わってやる!!」

男C「お、おで」
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/23(火) 19:23:00.29 ID:7YYXdLAo
見てるぞ
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:23:06.80 ID:uIY6QQw0
11

--会議室--

俺「こいつが……勇者……」

勇者「どうする?やらないのか?チャンスはこいつだけのものでは無い。もちろん全員いっぺんに来ても構わない」

男A「1ダメージだと……?そうやって馬鹿にして!!」

男B「1とかwwwwらくしょおwwwwっうぇっうぇwwwwww」

男C「お、おで」

俺「じゃあ……せっかくだから」

ズカ

バキ

ドカ

宙を舞う俺達。
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:26:45.90 ID:uIY6QQw0
12

--教会--

神父「しんでしまうとはなさけない」

俺「いやすいません……」

勇者「まさかパンチ一発で死ぬとは……すまなかったな」

男A「いやこちらこそすいませんでした……」

男B「うはwwwwww俺様生きてたwwwwwwヨユーwwwwwwww」

男C「お、おで」

勇者「……ま、まぁ私も少し言い過ぎた。いくら王様の作戦だったとはいえ、君たちはただ単に騙された被害者なのだからな」

男A「いえ……僕も大人げなかったです」

勇者「うん……いやしかし君達。嫌なら私のお供などやめていいぞ?」

俺「!?」

勇者「あ、いや、決して君たちが弱すぎるとか役に立たなそうとかじゃないんだ。……ただでさえ危険な仕事だしな、私なんかのお供をやるために決心して城に来たのではないだろう?」

男A「それは……」

俺(俺も勇者になる!!……って言って家飛び出てきたしなぁ)

勇者「私から王様に言っておくよ。みんな辞退しましたって」

男C「お、おでは」

男A「……」

勇者「……でも所詮私も一人の人間に過ぎないんだ。いくら勇者だと持て囃されていても、仲間に頼りたくなる時もあるんだ……」

そう言って勇者は仮面を取った。







勇者は可愛い女の子だった。

俺、男A、男B、男C「お供させてくださぁああい!!!!」

勇者「ビクッ!!」
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:29:16.35 ID:uIY6QQw0
13

--草原--

勇者「それでは出発だな。みんな、装備や道具は大丈夫か?」

俺「なんとか大丈夫かと。てか王様がくれた金があまりに少なくて、恥ずかしながら親に少しもらいましたよwwww」

男A「あー、ね。120Gとかやっぱあの人なめてるのかな。仮にもこれから魔王討伐に行こうっていうのに……」

男B「120とかwwwwwwwwwwwwお菓子代で全部無くなっちまったしwwwwwwwwww」


俺「え?」
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:31:25.83 ID:uIY6QQw0
14

--草原--

モンスターがあらわれた!!

勇者「みんな準備はいいな?いくぞ!!」

俺ら「おおおー!!」

男C「お、おで!!」

俺「お!男Cが敵の攻撃を防いだ!!」

男B「だるすwwwwwwwwサンダーとかいってwwwwwwww」

男A「えっと、これが治癒魔法か」

俺「みんな役に立ってる……俺も盗賊らしく」(……盗賊らしくって何したらいいんだ?)

勇者「あと一体!」

俺「よ、よしとりあえずつっこむ!!」

モンスター「ギャアアアス!!」

モンスターのこうげき!7のダメージ!
俺はちからつきた。




--教会--

勇者「しばらく寄生でいいから」
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:34:58.49 ID:uIY6QQw0
15

--草原--

モンスターがあらわれた!!

勇者「こいつは!」

俺「え?なにこれ」

勇者「こいつは幻覚使いだ。相手に幻覚をかけ、自分の好きな人の姿に見せかける!!騙されるな!!」

俺(やべぇ俺には勇者さんの裸姿に見える。裸見たことないけど。俺勇者さんのこと好きだったのか……)

男A「うっ」

男Aはにげだした。

男B「逃wwげww出wwしwwたwwwwwwww」

勇者「なっ!!……っく、無理もないか。自分の好きな人を倒すようなものだからな。よし私達だけで倒すぞ!!」

俺(うわっ!!視線が誘導されてそれどころじゃ)



男Aがさんせんした!!

賢者「やぁ、おまたせっ!!」

俺「男Aさん!ってなんかスッキリした顔してる!!!!」
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:37:09.41 ID:uIY6QQw0
16

--草原--

モンスターをたおした!!

勇者「はぁ、はぁ」

俺「お疲れっす皆さん、はいおしぼり」

男A「……あぁ、どうも」

男B「俺っちテラニートwwwwwwww」

勇者(……彼らはがんばってくれている。だがあまりに役に立たない。やはり専門校を卒業したやつらをパーティに入れるべきだったか?)

俺「はい勇者さん、おしぼりっす」

勇者「あぁ、すまない」(いや、そんなことを言ってはいけない。彼らは進んで魔王討伐を名乗り出たのだから……そうだ!)

男A「勇者さん、僕たちは今どこを目指して進んでいるんですか?」

勇者「ああ、それなんだが少しだけ進路を変更する。君らのためにもな」
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:40:28.15 ID:uIY6QQw0
17

--西の王国--

俺「久しぶりの町だ……てかでかい!!」

勇者「ちょっと待ってろ。入国手続きをしてくる」

男A「改めて思うが勇者って職業はすごいな。どんな国でも無条件で入れるしな」

勇者「手続き完了だ。それではここで君たちに修業してきてもらう」

俺「修業ですか?」

勇者「うむ。むしろ君たちの実力を思えば、最初から修業させてから旅にでたほうが良かった。実戦経験積めばなんとかなるとおもったがちょっと無理だったなwwww」

俺(笑顔ですごいこと言ってる)

勇者「ここには色々な職業の修行場がある。クリアすれば十分な戦闘力がつくだろう」

男C「修業とかまじむりwwwwwwwwwwww」

男A「勇者さんはその間どうするんですか?」

勇者「うん。近場のダンジョンを制圧してこようと思う」

俺「一人で!?」

勇者「なぁに心配するな。無理だったらあきらめて帰ってくるさ」


そして俺らの修行が始まった。
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:42:22.29 ID:uIY6QQw0
18

--盗賊ギルド--

師範代「いいか貴様ら。盗賊にとって一番何が大事だと思う?」

見習いA「はい、お宝です!!」

師範代「うん……そういうことじゃなくてね。一番大事なのは俊敏性だ。今から貴様らは24時間、食べる時も寝る時も用を足す時も俊敏
性を高める修業をするのだ!!」

見習いの皆さん「はい!!!!」

俺(うんこしてる時も俊敏性の修行って……)
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:45:49.15 ID:uIY6QQw0
19

--盗賊ギルド--

見習いB「よぉ、聞いたぜ?アンタ、勇者のパーティの一人なんだってな」

俺「(誰だろ?)あ、うん。一応ね」

見習いB「……」

俺「?どしたん?」

見習いB「ずばり、アンタには特別な何かがあるのか?」

俺「え?」

見習いB「いやだってさっき見た限りじゃ、アンタ動き大したことな

いぜ?」

俺(……ひでぇ)

見習いB「勇者のパーティには、その道の職業を極めた人物でないとなれない、って言われてる。なのにおかしいじゃないか」

俺「う、うーん」
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:48:32.32 ID:uIY6QQw0
20

--盗賊ギルド--

見習い達「ほっほっほっほっほっ!!」

師範代「反復横とび500回終わったやつから次のメニューへ行け!!」

俺(く、き、きつすぎる……俺、ずっとニート、だったのに、こんな、常人でも、きつい、こと)

師範代「おらおらおらどうしたああああああああ根性だせやああああ」





--教会--

師範代「……悪かったな」

俺「いやすいません……本当」
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/23(火) 19:50:54.34 ID:7YYXdLAo
死んだのかよww
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:56:40.10 ID:uIY6QQw0
21

--盗賊ギルド--

見習いB「あいつ……マジで駄目だな」

見習いA「一般人として見ても足らんだろ」

見習いC「……」

基礎体力作りのためのマラソン中

俺「はっはっはっはっ」(卒業できんのかな)
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 19:59:16.32 ID:uIY6QQw0
22

--広場--

二週間経過

俺「どうみんな、調子のほうは」

男A「なかなか身になることが多いよ、やっぱり学ぶってのは素晴らしいことだね!」

男B「俺様wwwwwwすげぇ才能あるらしいよwwwwwwwwやべぇえwwwwwwww」

男C「お、おで」

俺「……男C君の体格が一回り大きくなってる」
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:01:37.63 ID:uIY6QQw0
23

--第二のダンジョン--

第二のボス「き、きさまが勇者か……どおりで……しかし仲間とともに旅立ったと聞いたぞ?どうし」

ザシュ

第二のボス「ぐあああああああああああああああああああああ」

勇者「貴様に答える必要は無い」

第二のボス「おのれえええええええええ勇者めえええええええええ」


第二のダンジョンを制覇した!!

勇者「ふぅ……みんなは強くなってるかな?」
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:04:09.24 ID:uIY6QQw0
24

--盗賊ギルド--

一ヶ月後

俺「ほっほっほっほっほっほっ!!」

師範代(一時はどうなることかとおもったが、一通りはこなせるようになったか)

師範代「よぉぉぉぉし、二人一組になって組み手開始!!」

見習いB「ふぅ、見習いAやろうぜ」

見習いA「おっけー」






俺「余りました」

師範代「……友達作れよ」

俺「誰かと組むようなシステムがおかしいんですよ」
29 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:07:40.53 ID:uIY6QQw0
25

--盗賊ギルド--

師範代「今回は戦闘訓練の相手をランダムで決めるぞおオオ!!俺は見習いBとだ!!」

俺「あいつとか」

見習いB「……ちっ」

俺(舌打ちされた……)

見習いA「はは、[ピーーー]なよ?見習いB。おれは見習いCとだから。じゃあな」

師範代「さぁやりやがれ!!」

俺「じゃあお願いしまっす。よっ」

見習いB「!?」


1時間後


見習いA「どうしたんだその頬」

見習いB「……別に」


俺「いてて……やっぱまだ届かないか」
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:11:13.90 ID:uIY6QQw0
26

--広場--

更に一か月経過

俺「どうよ調子は」

男A「うん、もうすぐ資格取るために必要な魔法全部覚えられるよ!」

男B「俺もうクリアしたwwwwwwwwwwwwでも出席日数たりねぇwwwwwwwwうぇえwwwwwwww」

男C「おで」

俺「……男C君の体格がもはや人を超えてる……しかも鋼のような筋肉に……」

ガチャン

俺「おわっと」

男A「あ、すまない俺君!!って僕が落としたコップを地面に落ちる前に上から掴むとは……俺君、やるね!」

俺「あぁ、今ではうんこも2秒でできるぜ!!」
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:13:00.77 ID:uIY6QQw0
27

--第五のダンジョン--


第五のボス「き、きさまが勇者か……どおりで……しかし一人でダンジョンを潰して回っているという噂は本当だったのか……なぜそん」

ザシュ

第五のボス「ぐあああああああああああああああああああああ」

勇者「貴様に答える必要は無い」

第五のボス「おのれえええええええええ勇者めえええええええええ」


第五のダンジョンを制覇した!!

勇者「ふぅ……もうみんなはいらないかも☆」
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:15:28.43 ID:uIY6QQw0
28

--第一のダンジョン--

師範代「それでは貴様らに最終試練を与える!!このダンジョンの地下10階まで行き、わしが隠したナイフを見つけてもってくること!!制限時間は日が沈みきるまでだ!!わかったな!?」

見習いのみなさん「おおおおおおおお!!」

師範代「数ヶ月前まではここは凶悪なモンスターの住処だったんだが何者かが制圧したらしく、今ではそう凶悪なモンスターはいない。だが心してかかるよおおおおに!!」

見習いのみなさん「おおおおおおおお!!」

俺(……やったの勇者さんだな)
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:17:51.43 ID:uIY6QQw0
29

--第一のダンジョン地下一階--

ザシュ

モンスター「ギャオオオオオ」

俺(体が軽い!昔は手も足も出なかったモンスターが、俺の手で!)

見習いB(あいつには……負けん!!)

見習いA「あ、おい!あまり前にでんなって!!」

見習いB「先にいく!!」
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:19:14.96 ID:uIY6QQw0
30

--第一のダンジョン地下七階--

見習いB「うおおおおおおおおお!!」

ズバッ

モンスター「ヌウウウウウウウウウウウ」

見習いB「くそっ」(まだ五体目だというのに!!モンスターが相手だとこうも違うのか……)

俺「お、追いついた」

見習いB「!!……ちぃ!!」

見習いA(見習いBどうしたんだ?あいつらしくない……)
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:22:32.11 ID:uIY6QQw0
31

--第一のダンジョン地下十階--

見習いB「はっ、はっ、はっ、ナイフだ。やっと見つけた……これで一人前に……」

?「……」

見習いB「ね、姉さん!?なんでこんなとこにいるんだ!?」

?「……ニコっ」

見習いB「姉さん、ここは危ないよ、一緒に逃げよう!!」
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:25:15.47 ID:uIY6QQw0

32

--第一のダンジョン--

師範代「……なぁにぃ?モンスターの幻覚使いを取り逃がしただとおおおお!?」

兵士「は、はい。そして幻覚使いはこのダンジョンに逃げ込んだ可能性が高いと報告が」

師範代「くそったれが!!試験は中止だああ!!あれは実戦経験の無いぺーぺーじゃ倒せん!!」
37 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:27:39.48 ID:uIY6QQw0
33

--第一のダンジョン地下十階--

見習いB「姉さん?どうしたんだ?何かしゃべってくれよ。おかしいじゃないか」

幻覚使い「……」

俺「お、また追いついた。?誰かと話してる?人?」

幻覚使い「……」

俺「まっぱ勇者さん!!??……いやということはあれは」

見習いB「どうしてずっと黙っているのさ、ほら手を掴んで」

俺「!?やめろ!!そいつはモンスターだ!!」

見習いB「(俺!?もう追いついて)……何を言ってやがる!!この人はオレの姉さんだ」

幻覚使い「……シュッ」

俺「!!!!」

ザシュっ
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:29:33.82 ID:uIY6QQw0
34

--第一のダンジョン地下十階--

幻覚使い「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああ」

見習いB「!!!姉さんの腕が!!」

俺「騙されるな!!こいつはモンスターだっつってんでしょ!!」

見習いB「よくも姉さんを!!!」

ガキン

俺「常識で考えてこんなとこに普通の人間がいるわけないだろ!!俺の切った腕を見てみろ」

見習いB「う……く」(植物のような……手?)

俺「こいつとは一度闘ったことがあるからわかるんだ。こいつは幻覚で、自分の好きな人の姿に見えるらしい」

見習いB「……そうか……そうだよな、だって姉さんは」
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:32:48.28 ID:uIY6QQw0
35

--第一のダンジョン地下六階--

師範代(幻覚使いとはやっかいなモンスターだぜ。単体でも十分脅威だが、あいつの能力の対象が人間だけじゃねぇってとこが恐ろしい!!)



--第一のダンジョン地下十階--

見習いB「なんだ?……モンスター達が集まってきて」

俺「!!そっか。幻覚を見せられるってことは、周りのモンスターからしたらこいつはモンスターの親玉に見えてるのか!?」


モンスター「グギュウルウルルルル!!!!」

犬みたいなモンスターが群れで俺らを取り囲んでいた。
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:34:49.80 ID:uIY6QQw0
36

--第十一のダンジョン--

第十一のボス「き、きさまが勇」

ザシュ

第十一のボス「ぐあああああああああああああああああああああ」

勇者「……」

第十一のボス「おのれえええええええええ勇者めえええええええええ」


第十一のダンジョンを制覇した!!

勇者「あと何個だろ」
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:38:20.74 ID:uIY6QQw0
37

--第一のダンジョン地下十階--

モンスター「グオおオオおオオ!!」

俺(囲まれた……。どうしよう、俺の持ってるスキルは、罠設置、罠外し、施錠解除、盗む、魔法は速度上昇、魔法罠……だけか。役に立ちそうなのねぇえええwwwwww)

見習いB「……オレをおいて逃げろ」

俺「へ?」

見習いB「お前も盗賊見習いのはしくれなんだ、こいつらを巻くくらいの逃げ足はあるだろ」

俺「どうせなら協力して一緒に逃げようよ」

見習いB「オレはここに来るまでに無駄に体力使っちまった。逃げ切

れる気がしない……」

俺「なら……みんな来るまで戦ってみようかな」

見習いB「お前馬鹿か!?こんなにいるモンスター相手にどうしよう

ってんだ!!」

俺「幸い飛行能力持ちはいなさそうだから罠を張ろうかと。今なら修

業のおかげで1秒間に二個設置できるし」

見習いB(やっぱり死ぬかもしれん……)
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:39:56.85 ID:uIY6QQw0
38

--第一のダンジョン地下十階--

俺「というか勇者さんが一人で制覇したダンジョンなのに、こんなことで負けてられらないんだ」

モンスター「グオオオオオ!!」

ドシュ

モンスター「キャイイイイイイイイイイイン!!!」

俺「今のうちに逃げて!」

見習いB「ふざけんな!!お前に守られて逃げれるか!どうせならオレも戦う!!」

モンスター「ギャアアアス!!」

見習いB「!?しまっ」

見習いA「うおおおおおおお!!!」

ドス

モンスター「ふにゃああああああああ!!!」

見習いA「助けに来たぞ二人とも!!」

俺(俺も助けてもらえる対象に入ってる。嬉しい……)
43 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:41:11.69 ID:uIY6QQw0
39

--第一のダンジョン地下十階--

見習いA「他のやつらももう少ししたら来るはずだ!!みんなで力を合わせて卒業しようぜ!!」

見習いB「……あぁ!!」

俺(いいなぁ、友情って)

見習いA「ってあああ!!?なんでこんなとこに師範代が!!しかも半裸で右手とれてるし!!」

俺、見習いB「お前……」
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 20:43:20.33 ID:uIY6QQw0

40

--第一のダンジョン地下十階--

師範代(思ったより時間食っちまった!!無事でいろよあいつら!!)

見習いD「うりゃああああ!!」

見習いE「こなくそおおおおおおおおお!!」

師範代(ん?あいつら……この数のモンスターを倒したというのか)

見習いD「あと一体……ってうわああ!!なんでこんなとこに王様が!!しかも半裸で右手とれてるし!!」

見習いE「ん?俺が二人いる!?くそ!どっちかが化けてるのか!?」

見習いB「お前ら……」

俺「ってか見習いEが怖くてたまらない」
45 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/23(火) 20:53:27.93 ID:7YYXdLAo
あれ、続きは?
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 21:17:52.10 ID:uIY6QQw0
ちょっと私用で席外してました。また続き書かせていただきます。
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 21:18:47.78 ID:uIY6QQw0
41

--第一のダンジョン地下十階--

俺、見習いB「おりゃああああああああ!!」

ザシュドシュ!

幻覚使い「ギョエエエエエエエエエエエエエ!!!」

モンスターたちをたおした!!

見習いA「おっしゃああああああ!!!勝ったぜえええええええええ」

見習いD「やったな!!」

見習いE「なんか全員の好きなやつ暴露大会みたいになっちまったけどなwwwwww」

俺「ごめん、見習いEのだけは笑えない」

見習いB「てかみんな笑えなかったがな……」
48 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 21:25:14.21 ID:uIY6QQw0
42

--第一のダンジョン--

師範代「……遅かったな」

覚悟はしていたが、あれだけ余分に時間を食ってしまったので、日は完全に沈みきっていた。

見習いB「……」

俺「あーあ、次の最終試験は3カ月後か」(また勇者さんに会える日が遠ざかったか……)

師範代「勘違いするな俺」

俺「え?」

師範代「今回は知らせていなかっただけで実は予行練習だったのだ。そして本番の最終試験は一週間後に行う!!!!」

俺「!!まじで!!なんだよびっくりさせないでくださいよ〜」

師範代(ちゃんとした試験場を提供出来なかったこちら側のミスだ……すまないみんな……良く無事でいてくれた)
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 21:27:41.66 ID:uIY6QQw0
43

--草原--

見習いB「あー腹減った」

俺「死ぬかと思ったしなぁ」

見習いA「可愛い魔法使い見習いがバイトしてるスパゲティ屋にいこうぜ!!」

俺「まじで!?……あ、いやでも俺本命いるしなぁ」

見習いD「そういや俺の好きなやつだけ聞いてないな、吐けよ!!ずるいぞ!!」

見習いB「確かに……フェアじゃないな。ふっ」

俺「ええ!?……あぁ、俺、見習いBのことが好きなんだ」

見習いB「ぶほおっ!!お、お前もそっち系かよ!!」

師範代(……ほぉ)
50 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/23(火) 21:28:49.40 ID:7YYXdLAo
ちょww
51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 21:30:17.66 ID:uIY6QQw0
44

--草原--

見習いE「早くつかねぇかなぁもうまじで疲れて歩けねぇ」

見習いD「ほれがんばれや!!可愛い魔法使い見習いのスパゲティがまってんだぞ」

見習いB「……良く考えてみたんだがこいつらの言う可愛いっていうのはもしかしなくても……」

俺「……あぁそうかも。てか絶対そうだな……」

師範代「ん?やけに明るいな」

俺「あれ?……え?」











見習いB「西の王国が……燃えてる?」
52 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 21:33:10.97 ID:uIY6QQw0
45

--西の王国--

燃える城下町

町人A「ひぃぃぃ!!モンスターが、モンスターがなぜええええ!!」

町人B「くそっ、職業訓練校の子達ならなんとかしてくれるはず!!」

町人C「ばか!!あの子達は先に逃がすべきだろ!!こいつらは魔王の右手のしもべ達だ……かなうはずがねぇぇえ!!」

?「アッハハハハハ!!こんなとこで新しい兵士を量産化していたとはねぇえ。……目障りだ。お前達、卵のうちに殺しちまいな!!一匹残らずだ!!」

モンスター達「グギャアアアアアアアアス!!!!」


--路地裏--

男A「なんてことだ……」

男B「やばくねやばくねwwwwwwwwwwww」

男C「おで」
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 21:36:44.53 ID:uIY6QQw0
46

--路地裏--

男A「どうするみんな?確かに僕らは力を身に付けた。この力なら勇者さんの手助けができると思う。ここはできるだけみんなを逃がしつつ、僕たちも逃げるのが最善だと思う。王国の皆さんには申し訳ないが、あのモンスターの数は僕たちだけじゃ処理できない」

男B「……wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

男C「……」



男C「おで……おで、戦う」

男A「!!?」

男C「おで、この国の人達好き。とてもやさしくしてくれた。とてもきたえてくれた。とてもあいしてくれた。だから……その恩を返したい!!」

男B「wwwwwwそれでよくねwwwwwwそれでwwww」

男A「……そうだね。すまない。僕はまだ、現実から逃げる癖が抜けきってないみたいだ。そうだね、戦おう!!もう僕たちは職業を名乗ることを許された立ち場なのだから!!」
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/23(火) 21:38:23.00 ID:7YYXdLAo
かっけぇww
55 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 21:42:28.16 ID:uIY6QQw0
47

--広場--

モンスター「グオオギャアアアアアアス!!!」

町人D「キャアアアアアアアアア!!!」

男B改め魔法使い「ちょっと強いサンダーみたいなwwwwwwwwww」

ビッシャアアアアアアアアン!!!!

モンスター「グゴギャアアアアアア!!!」

町人D「……え?」

ザっ

男A改め賢者「町人の皆さんは逃げてください!!ここは僕たちがなんとかします!!」

男C改め闘士「おでええええええええええええええええええええ!!!!」
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 21:45:38.03 ID:uIY6QQw0
48

--広場--

?「?ん?なんだい……また刃向かおうってやつらが出てきたのかい。目障りだねぇ……。ミノタウロス!!」

ミノタウロス「ブモオオオオ!!!ココニ!!」

?「奴らをミンチに変えてきな!!」

ミノタウロス「ラジャーブモ!!」
57 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 21:48:50.28 ID:uIY6QQw0
49

--広場--

賢者「治癒魔法!これで足の怪我は治った筈です!!さぁ、走って!!」

町人E「すまないねぇ。気いつけとくれよ」

モンスター「ぎょおおおおおお!!!」

闘士「みんなには、さわらせない!!」

バキっ

モンスター「ぐえええええええ!!」

賢者見習いA「僕たちも加勢するんだ!!みんな、王国を守れ!!」

見習い達「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

町人F「すごい……この子達……この子達なら王国を守れるかもしれない!!」
58 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 21:52:07.99 ID:uIY6QQw0
50

--広場--

ミノタウロス「メザワリナニンゲンメ!!!」

賢者「!?なんだあいつ!でかい!!」

魔法使い「かなりつよいサンダー?みたいな?Wwwwwwwwwww」

ビッシャシャーーーーーン!!!

ミノタウロス「ブモオオ!!イテェブモオ!!」

賢者「そんな、あまりくらってない!?」

魔法使い「……wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

ミノタウロス「シネブモオオオオオオオ!!!!」

賢者(くっ!闘士のガードが間に合わない!!!)


ザシュっ!!!!









ミノタウロス「ブモオオオオオオオオメガアアアアアアアアアアア!!」

賢者「!?今の影は……」

魔法使い見習いA「鳥?……いや違う!!」


バサッ



俺「ひどいなぁ男Aさん。僕も勇者パーティなんだから仲間にいれてよ」

賢者「俺君!!!!」
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 21:54:24.80 ID:uIY6QQw0
51

--広場--

俺「見せてやる。俺の修行成果!!」

賢者「!?」


俺「魔法使用速度上昇&罠設置!!」

カチャカチャカチャカチャ

賢者「すごい。俺君が残像しか見えない速度で罠を設置してる……」

魔法使い「地味wwwwwwwwww」

闘士「地、味」
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 21:57:13.56 ID:uIY6QQw0
52

--広場--

ミノタウロス「ブモオ、キサマヨクモオレノメヲォォ!!」

ドシンドシン!!

賢者「罠に関係なく突っ込んでくる気か!?」

ミノタウロス「バカガ!!」

ミノタウロスはジャンプして罠を回避してきた。

ミノタウロス「ソンナモノダレガクラウカアアアアアアアア!!」

バチィ

俺「空中に設置できる魔法罠ってのもあるんよ」

ミノタウロス「ブモオオシビレルウウウウウウ!!」

ミノタウロスは空中で全身を痙攣させている。

俺「今だ闘士!!」

闘士「攻撃翌力上昇、レベル1」

闘士の気が魔法によって増幅されていく。

闘士「うおおおおおお!!!」

ミノタウロス「ブモオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

メキョッ

闘士の右拳はミノタウロスの顔面を打ち砕き、吹き飛ばした。
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 22:07:05.46 ID:uIY6QQw0
53

--広場--

?「ちぃ!!人間ごときにやられるだなんて、なんて様だい!!」

ミノタウロス「ブッ・・・ブオ」

ゾロゾロ

師範代「あいつが親玉か。お前ら見習いは下がってな。後はワシらが片づけちゃる!!!!」

魔法使い師範代「またみんなでパーティを組むだなんて、一体何年ぶりでしょうね」

剣士師範代「いやいや若い頃を思い出すなぁ」

闘士師範代「あの頃はみんないいケツしてたぜ!ガハハハハ!!」

賢者師範代「ガチホモは黙っていなさい」

賢者「し、師範代s!!」

俺「盗賊師範代だけ師範代で通してたからなんか無理が生じちゃってる!!」

師範代「いうなああああああああああああああ」
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 22:11:46.79 ID:uIY6QQw0
54

--広場--

師範代「さてさてナイスバディなねぇちゃんよぉ、この国をめちゃくちゃにしてくれた責任とってくれんだろうなぁ?」

?「……ん?」

賢者「ん?じゃありませんよ。あなた……魔王の右手、サキュバスですね?あなたの悪名は」

?改めサキュバス「貴様らに声をかけたのではないわ。すっかり忘れ

ていたよ。御苦労だったねぇもう元に御戻りよ」

剣士師範代「なんだい、何を言ってるんだ?」

見習いC「……」

師範代「おい、あぶねぇから下がっとけ見習いC!!」

ドスドスドスドスドスドス






見習いCの口から針のようなものが発射され、師範代達の背中に突き刺さる。

師範代「……あ?」

サキュバス「お前は任務をしっかり果たしてくれたから、そこで伸びてるミノタウロスのポジションをくれてやるよ。半魚人」

俺「な、なんで見習いCが師範代達を攻撃して……」

見習いC改め半魚人「ボ、ボニョオオオオオオオオオオオオ!!!」

賢者師範代「こんなやつに私達……が」

半魚人「ボ、ボニョ、人間食ウ!!!」
63 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 22:15:36.74 ID:uIY6QQw0
55

--広場--

賢者「あ、あの馬鹿みたいに強い師範代達が……不意打ちとはいえ全滅」

俺「やめろおおおおおおお!!」

半魚人「ハムダイスキッ!!」

バギィ

ナイフを持って接近するも、半魚人の張り手ではじかれてしまう。

俺「く、くそ、師範代!!」

師範代「ああぁ、かっこわりい。鈍ったなぁ……おい良く聞け俺」

俺「え?」

師範代「ワシの代わりに他の見習いのやつらにも言っといてくれ」

賢者「!!そうだ!!治せばいいだけじゃないか治せばいいだけじゃないか」

サキュバス「おっと面倒なことはゴメンだよ」

サキュバスの右手に青い光が渦巻き収束していく。

師範代「おめーらみんな合格だ。盗賊を名乗っていいぞってな」

サキュバス「氷属性魔法レベル2」

バッキャアン!!!

俺「!!師匠達が氷漬けに!!」

サキュバス「さぁて後残ってんのは未熟なあんた達と無力な一般ピーポーだけだね」
64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 22:22:26.64 ID:uIY6QQw0
56

--広場--

剣士見習いA「ぐあああああああ!!」

モンスター「ロリロリロリロリロリロリロリ!!」

賢者「いけない!周りのみんなも押されてきている!!今回復を」(いやだめだ、彼らの回復をしてやれるほど魔翌力の余裕は無い。今はサキュバスをなんとか倒さなくてはいけないんだ……)

魔法使い見習いD「もう魔翌力が尽きて、キャアアアアアアア!!!!」

モンスター「グヒャヒャヒャヒャ!!」

賢者「!!」(まずい、死者の数も増えてきている。蘇生だって24時間以内に行わないと復活させることはできないというのに……僕と他の賢者ではカバー仕切れない……)

ガク

俺「賢者!!何してんの!手を貸してくれ!!」

半魚人「ボーニョボニョボニョ!!」

魔法使い「あwwぶwwなwwいwwwwwwww」

半魚人のサマーソルトキックが俺の防御の構えを突破する。

ズガッ

俺「ぐうううう!!」(強い。まだ高レベルのモンスターを一人じゃ相手にできないのか!)
65 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 22:25:30.36 ID:uIY6QQw0
57

--広場--

闘士「俺、護る!」

半魚人「ゾオオオオズゲエエエエ!!!」

ガシィッ!!

闘士と半魚人が組み合う。

闘士(ち、力、強い。押される!!)

魔法使い「さっきからお前ら邪魔wwwwww魔法うてねぇwwww」

ミノタウロス「グゥゥウウ!!」

魔法使い「ちょっwwwwww牛復活してるwwwwww」
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 22:28:44.17 ID:uIY6QQw0
58

--広場--

ミノタウロス「キサマラ……ユルサヌ!!」

ミノタウロスは手に持った棍棒で魔法使いを殴り飛ばした。

魔法使い「おげっwwwwwwイタスwwwwwwwwwwうぇwwwwww……やべ」
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 22:31:31.31 ID:uIY6QQw0
59

--広場--

半魚人「アタマノコシテー シタハクッテー」

俺「げぼっ!」(や、やばい。本当にやばい。魔翌力なくなってドーピング魔法も使えないし、体力ももう)

闘士「お、おで!」

半魚人「メザワリギョオオオ!!」

半魚人の繰り出した手刀は闘士の右腕を切断する。

闘士「いでええええええええええ!!」

賢者「!!」(みんなやられて……)

サキュバス「あんたは抵抗しなくていいのかい?」

賢者「……くっ!(いつのまに)……もう僕が参戦したところで」

サキュバス「ふふふ、きさまが一番ちゃんと戦況を理解しているよ」

サキュバスは右手の人差し指に青い光を灯す。

賢者「……でもね、一矢は報いらせてもらう」

サキュバス「?」

賢者「魔法暴発レベル1!!」

サキュバス「なに!?」

収束していた青い光はサキュバスのコントロールを離れ暴走した。

ドオオン
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 22:34:11.35 ID:uIY6QQw0
60

--広場--

俺「賢者さん!!」

爆発で吹き飛ばされた賢者の体を俺が抱きとめる。

賢者「はは……魔王の側近ともなると魔翌力がとんでもないね。ちょっとにしか見えなかったのに」

俺(賢者さんは油断させるためにわざと……?)

半魚人「ママアアアアアアアアアアアアア!?」

ミノタウロス「オ、オレノムネトケツトフトモモガ……」

モンスター達はボスを失い統率が乱れ始めていた。

剣士見習いJ「い、いけるぞ!!親玉がいなくなったんだ!!」

ギャンブラー見習いA「よぉし!!」

甘く、

煙の中から何かが立ち上がる。


サキュバス「甘くみるなよむしけらどもがああああああ!!」

ビビュン

サキュバスのれいと○ビームが二人の見習いの胸を貫き、氷の彫像が二つ誕生する。

サキュバス「この私が傷つけられるなんて初めてよ……半魚人、その坊やをかみ砕いておやり」

見習いB「俺ーーーー!!」

俺「!?来ちゃだめだ!!」

見習いA「仲間がやられてんのを見てられるかあああああああああ」

サキュバス「雑魚が」

バッキャーン
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 22:37:56.39 ID:uIY6QQw0
61

--広場--

俺「見習いB達まで氷漬けに……」

賢者「駄目だったか……」

俺「く!賢者さん下がって!!」

俺は欠けたナイフを手にする。

俺「俺たちはまだ[ピーーー]ないんだ!!俺たちは勇者さんと旅をするために強くなったんだ!!」

半魚人「ギョオオオオオオオオオオオ!!」

ザシュ

俺「……あれ?」


半魚人とミノタウロスの体が切られ、血が夜空に向かって噴出している。

半魚人「ジ、ジブリダイスギイイイイイイイイイイイイイイ!!」

ミノタウロス「オッパオッパオッパオパアアアアアアアアア!!」



サキュバス「なっ!?なぜきさまがここに!!」

俺「赤い……マント」

勇者「君達、少しは強くなったかい?」

勇者が大剣を片手に立っていた。
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/23(火) 22:38:42.13 ID:7YYXdLAo
そういやsaga入れてないな
メ欄に「saga」入れると「魔翌力」もちゃんと「魔力」って表示されるようになるぞ
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/23(火) 22:41:09.37 ID:uIY6QQw0
62

--広場--

サキュバス「きさま……東の国に向かったと情報があったのに」

勇者「大事な用事があってな。……もう少し早く来てあげられればよかったんだが」

勇者は戦場となった広場を見渡す。

サキュバス「ふ、いまさらきさまが来たところで遅い。すでにこの国は終わったのだ」

勇者「そうみたいだ」

勇者は剣を構え、サキュバスに向かって走り出す。

サキュバス「!!」

サキュバスは氷の剣を生成しそれを迎え撃つ。

ガギィィン

勇者「ほう、すでにダメージをもらってるみたいだな」

サキュバス「っ!こんなものかすり傷にも満たん!!」

ギャリィン

勇者「炎属性魔法レベル2」

至近距離から撃ちだされた炎の弾丸は、サキュバスが防御するより早く命中しその身を焦がす。

ゴオオ

サキュバス「ぐあああああああああ!!」

俺「強い」
72 :sage :2010/02/23(火) 22:43:30.42 ID:uIY6QQw0
あ、そうなんですか。教えて下さりありがとうございます。
73 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/23(火) 22:46:32.96 ID:uIY6QQw0
63

--広場--

サキュバス「くそぉ!!貴様!!」

勇者「お前の力はその程度なのか?周りのこの人達みたいに私を氷漬けにしてみろよ」

サキュバス「馬鹿にしやがって……!!」

サキュバスは飛翔し、両手を天にかざす。

勇者「俺、みんなを連れて私の後ろに連れてきて」

俺「へ?あ、わかりました!」

空には巨大な青い玉が浮かんでいる。

サキュバス「お望み通り、氷属性最大魔法を食らわせてやるよおお!!」

勇者「……」

勇者の両手がうっすらと赤い光を放つ。

サキュバス「氷属性魔法レベル4!!」
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/23(火) 22:48:32.83 ID:7YYXdLAo
「sage」でもなく「sage」でもなく「saga」でもない
「saga」だぞ。
75 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/23(火) 22:53:38.07 ID:uIY6QQw0
64

--広場--

サキュバス「はぁ、はぁ」

辺り一帯はサキュバスの魔法攻撃により氷の世界と化していた。

サキュバス「魔王様より頂いた手下は全部失っちまったが、目的である西の王国の崩壊は達成できたわけだし、悲願の宿敵勇者も倒せたんだ。よしとするか」

サキュバスはどこかへ飛んでいく。


ジュゥゥゥウ

勇者「ぷうっ、やはり強力な魔翌力だな、魔王の右手」

氷を炎の魔法で溶かし、氷の地表に勇者が現れる。

俺「すごい。防御に一点集中したとはいえあの攻撃から身を守るなんて……」

賢者「ぐ、勇者さん、お久しぶりです」

勇者「うん。どうやら少しは強くなれたみたいだな、みんな」

魔法使い「ちょwwwwww気付けば北極wwwwwwさwwむwwいwwwwwwww」

闘士「お、おで」

勇者「話したいこともあるだろうが後にしよう。ここから東の方向に村

があるんだ、半日ほどでつく。まずはそこに行こう」

俺「え、この人たちの氷を溶かして助けないんですか?」

勇者「助けない」

賢者「!?」

勇者「否、助けられない。氷を溶かしてあげることは出来るが、その後の回復や蘇生が出来ない」

賢者(確かに……)

勇者「氷漬け状態ならば24時間以上立っても蘇生は有効だ。そしてこの氷は魔法だから自然に溶けることは無い。ここはこのままにしておいて、王国から応援を要請するのが最善手なんだ」

賢者(そのための挑発か……)
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/23(火) 22:54:52.19 ID:uIY6QQw0
すいません!!初心者なもので。以後気をつけます。
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/23(火) 23:04:45.55 ID:uIY6QQw0
65

--西の王国--

勇者「そろそろ日が昇るな」

俺「西の王国か。随分長い間いたから名残惜しいな……」

?「勇者さま〜〜」

賢者「誰かがこちらに走ってきますね」

魔法使い「ちょwww裸族wwww」

?「失礼ですね〜〜裸族じゃないですよぉ〜わたしは踊子です!勇者さんの仲間です!」

俺「へ?」

勇者「紹介しよう。彼女は南の王国でスカウトした踊子だ」

?改め踊子「よろしくお願いしますね〜先輩っ」

俺(女増えた)

賢者(女増えた)

魔法使い(女ふwえwたwww)

闘士「女ふえた」

賢者「ん?あ、あれ?」

俺「どうしたんですか?賢者さん」

賢者「いや、確かパーティって5人までだった気がするんですよ」

俺「そんな何人で旅したっていいじゃないですかぁ……ってあれ、なんか5人じゃないといけない気がする。なんでだ」

賢者「なんかシステム的な何かがこう……まぁいいや、勇者さん、どうするんですか?」

勇者「あぁ、そのことなんだが、みんな鍛えてもらったのに悪いんだが一人抜けてもらおうと思うんだ」




俺、賢者、魔法使い「はい!?」
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/23(火) 23:07:15.44 ID:7YYXdLAo
俺ピンチっぽいぞ
実力的にww
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/23(火) 23:11:27.18 ID:uIY6QQw0
66

--西の王国--

勇者「私と踊子は確定だ。やっぱり同性が一人は欲しいからな」

踊子「はいお姉さま!!」

俺「ん、んんん……まぁそうかもしれないんだけど」

賢者「これは……なんか納得しがたい」

魔法使い「まwさwかwのwww」

闘士「お、おで」

勇者「そうだなぁ、じゃあ……」



@俺を置いていこう
A賢者に残ってもらおう
B魔法使いを追放する
C闘士を野生に返す
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/23(火) 23:14:30.70 ID:7YYXdLAo
これは安価なのか・・・・?
じゃあBでww
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/23(火) 23:46:21.02 ID:uIY6QQw0
67

--西の王国--

勇者「じゃあ……魔法使いを追放する」

魔法使い「!?」

俺「ちょ、ちょっとそれはさすがに可愛そうな気が……」

賢者「か、彼は上位属性である雷属性を使えるんですよ?パーティの戦力としてもそは……」

勇者「なら君が抜ける?」

賢者「あ……いえ」

魔法使い「まじ勘弁して下さい……」

俺(いつものふざけたしゃべり方が……)

勇者「……」

勇者(ここ最近魔族に王国が襲われてる……私達が魔王を倒した時に、帰る場所が無くなっていては元も子もない。だからこの中で一番優秀な魔法使いを王国に送り返すのが一番なの……)

魔法使い「まじ洒落になんないス……」
82 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/23(火) 23:53:07.58 ID:uIY6QQw0
68

--草原--

こうして魔法使いは俺らの故郷へと、一人さびしく帰って行った。
でもこれは、いらないからパーティを追放したわけじゃない、魔法使いには魔法使いの戦いをしてもらうためだ、と勇者さんは言っていた。
魔法使いは俺らが魔王と戦っている間、故郷を護るために戦う。俺らがこの世界のために戦っていることには違いは無いんだ。
またいつか、いや今度会う時は平和になった世界で会えるだろう。

勇者「そろそろ行くぞ」

賢者「はい、勇者さん」

闘士「お、おで」

踊子「あら?おいてっちゃいますよ〜?盗賊さん」

盗賊「あ、待ってくださいww」



第一部完



長い時間読んで下さりありがとうございましたm(__)m
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/24(水) 00:05:36.15 ID:AF6fsLAo
乙!
面白かったです!
意外とGEPのSSは良作多いな
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/24(水) 00:53:39.81 ID:xUq9q3E0
ありがとうございます。
誰かが望んでくれるかはわかりませんが、もしまた機会があれば二部以降を書かせていただきたいと思います。
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/24(水) 03:22:39.77 ID:47lMEEDO

スレは1000まで書けるんだし立てたのなら存分に書いてみたら?
俺は読むよ
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/24(水) 20:33:44.91 ID:xUq9q3E0
わかりました。一人でも読んで下さる方がいるのでしたら、最後まで書かせていただきたいと思います。近日中に書きますね!
87 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/24(水) 20:54:20.72 ID:AF6fsLAo
期待しとります
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 01:29:26.87 ID:dvynSKs0
今部は急ぎ足でなく、ゆっくりやりたいと思います。
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 04:58:31.66 ID:Z0FXGYAO
楽しみにしてる
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 13:17:09.54 ID:dvynSKs0


--宿屋--

拝啓、故郷のお母ちゃん
風薫る季節となりましたが、いかがおすごしでしょうか?私は今、勇者さんと一緒に魔王討伐の旅をしています。
勇者さんは本当にすごいお人です。この間も一人で魔族の方々を倒しておいででした。仲間の賢者さんや、闘士さんや、踊子さんもすごい方ばっかりです。

え、私?
私は今、盗賊を名乗っています。

かしこ
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 18:19:30.93 ID:fvGp21.0
拝啓だと結語でかしこ使うのは女だ・・・2部支援
92 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 19:45:33.53 ID:dvynSKs0
えっと、それはわざとですw

続きを書く前にいまさら何ですが、ssをこの板で書くのは場違いだったでしょうか?本当はもっと適した板があったのでしょうか。
わかる方がいたら教えていただけるとうれしいです。
93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 20:04:02.16 ID:d6wKmIDO
ssスレは以前パー速だったのが、こっちに移動になったので
こっちで正解です
まだ冒頭しか読んでないですが面白そうなので応援します
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 20:16:19.87 ID:dvynSKs0
ありがとうございます。では安心してここで続きを書かせていただきます。
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 20:19:45.21 ID:dvynSKs0


--宿屋--

盗賊「これでよし、と」

闘士「こんな夜中まで……家族への手紙かい?」

盗賊「え!?あ、うん」

突然の声に驚いてベッドの方へ振り向くと、裸の闘士が上半身をシーツから出してこちらを見ていた。

闘士「そうか。おれも恋しいよ故郷が……。去年の今頃は何をしていたっけなぁww」

盗賊「……」

西の王国から旅立って一カ月くらいたったのだが、わかったことがある。闘士は男同士二人きりの状態になると、普段とは結びつかないほど饒舌になるのだ。

闘士「ほら、暖かくなってきたとはいえ夜はまだ冷える。ベッドに入りなよww」

盗賊「う、うん……」

闘士は西の王国で


盗賊「い、」


職業訓練以外にも、何かの経験を積んでいたことは明白だった。
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 20:27:05.60 ID:dvynSKs0


--宿屋--

盗賊「いやじゃあああああああああああああああ」

バタン!!

部屋を飛び出し隣の隣の部屋、勇者さんと踊子さんが泊まっている部屋に駆け込む。

ガチャガチャ、カチリ(ピッキングをする音)。バンッ!

盗賊「ゆ、勇者さん!!助けてください!!俺と一緒に寝てください!!」

勇者「……」

踊子「むにゃ。ふぇぇ?なんですか〜?」


その日、勇者の火属性最大魔法によって、小さな村が消滅した。



勇者募集してたから王様に会いに行った 
      第二部

      魔 王
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 20:38:01.22 ID:dvynSKs0


--村跡--

勇者「……君は本っ当に、盗賊に向いてるね」

盗賊「あの、その……ごめんなさい」

賢者「その度に村が消えていってるってすごいことですよね」

案外魔王に滅ぼされるより早く、人類は滅亡するかもしれないのであった。
98 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 20:42:45.09 ID:AH22Za6o
お、続ききてる
支援
99 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 20:44:26.64 ID:dvynSKs0


--魔王城--

モンスター「ご報告いたします!!先日、我が魔王軍の第十二のダンジョンが制圧されたとのことです!!」

サキュバス「……ッ!」

??「ヌゥゥ……?」

?「……そこの、下がっていいぞ」

モンスター「はっ!」

??「どういう……ことだ?サキュバスよ」

サキュバス「も、申し訳ございません!!わ、わた」

??「あのダンジョンを制圧できる者と言えば……以前お前が倒したと言うた『勇者』くらいではないか?」

サキュバス「さ、さようでございます。……魔王様」

??改め魔王「ふむ……」
100 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 20:52:47.58 ID:dvynSKs0


--魔王城--

魔王「お前は我に偽りの報告をしたのか?」

サキュバス「だ、断じて違います!!」

?「……倒した、と勘違いしてしまうほど、サキュバスの能力は低かった、ということなのでしょう」

サキュバス「!?ワーウルフ!貴様!!」

?改めワーウルフ「……何か違うのか?違うと言うのであれば、今度こそ勇者を倒してくればいい」

サキュバス「ワーウルフ……」

ワーウルフ「どうでしょう魔王様。サキュバスにもう一度チャンスを与えてみては?」

魔王「ふむ……」

サキュバス「……っ」

魔王「よかろう……我が右手サキュバスよ、もう一度お前にチャンスを与える。して我が左手ワーウルフよ、お前は何をする?」

ワーウルフ「……ダンジョンを潰されて困っている下級モンスター達に、仕事場を斡旋したいと思います」

魔王「ほぉ、就活はいつの時代も大変なのだなぁ……」

ワーウルフ「……はい。かつては13あったダンジョンも残るはたったの一つ。競争率は言うまでもなく激化しています。そしてこのダンジョンは最も優秀な高学歴のモンスター達で溢れかえっており、もとより下級モンスターの入るスペースはありません」

魔王「それは可愛そうに……ではどうするのだ?」

ワーウルフ「……一部は魔王城の掃除係として、一部は魔王城の家具として、そして残る者たちは……魔王様、ソイレントグリーンという映画をご存知ですか?」

魔王「うわっ!あれまじトラウマ!!あれやんの?やだぁ〜……」
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 20:54:11.10 ID:AH22Za6o
不況なのかww
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 21:02:28.10 ID:dvynSKs0


--東の森--

モンスターをたおした!

盗賊「ふぅ、段々強くなってきてるな」

賢者「本当にね。より一層頑張らないと」

勇者(ふふww何を言う……ちゃんとついてこれているじゃないか)

盗賊が賢者に近づきそっと耳打ちする。

盗賊「しかし……賢者さん。前から思ってたんですが……巨乳はいいですね」

賢者「!!……あぁ!!僕もいつ言おうか迷っていたんだよ。踊り子さんのぶるんぶるんはたまらないな……勇者さんもかなりあるようだが、鎧のせいで揺れないからな」

盗賊「こんな話聞かれたらまた燃やされちゃいますねww」

賢者「まったくww」

踊子「ふぅん……」
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 21:13:23.33 ID:dvynSKs0


--東の村、風呂場--

踊子「勇者様〜お話が♪」

勇者「ひぃ!?踊子!?なんで!?」

踊子「親睦を深めようと思いまして〜ww」

勇者「い、いい!!いいから出てって!!」

踊子「え〜?冷たいですわぁ。上司たるもの部下とのスキンシップは必要不可欠でしょ〜?」

勇者「過度なスキンシップは不必要よ!!きゃっ!!」

むに

踊子「あれれ〜?この手にすっぽりと納まる感じ……普段見ていたのとは違って、随分可愛らしいサイズですね〜ww……www」

勇者「ひぃう!!」
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 21:18:59.54 ID:dvynSKs0


--東の村、宿屋--

勇者は踊子の前で正座している。顔を真っ赤にしてうなだれながら。

踊子「これはどういうことなんですか〜」

踊子は勇者の鎧を指差す。

勇者「せ、戦闘は危ないからっ!!その……防御力は高いほうがいいし」

踊子「なるほど〜。だから鎧を『胸の部分だけ』重ね着してたんですか〜」

勇者「あわわわわ!お、お願い!みんなには言わないで!!」

踊子「なんでです?このご時世だからきっと皆も理解してくれますよ〜ww」

勇者「いいからお願い!後生ですからーっ!!」
105 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 21:24:51.04 ID:dvynSKs0

10

--東の森--

モンスターをたおした!

盗賊「お?」

賢者「どうしたんですか?盗賊君」

盗賊「もう少しで新しいスキルが身につきそうな気が!!」

賢者「!!……それはまさか例のアレで?」

盗賊「……イエス!」

賢者「是非会得した暁には僕もご相伴にあずかりたいものです!!」

盗賊「……喜んで!!」

勇者「?」
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 21:26:16.68 ID:dvynSKs0
11

--東の村、風呂場--

勇者「ふいぃ〜。お風呂は人類最高の発明ね」

踊子「勇者様〜♪」

勇者「ぶっ!!なんでまた入ってきてんの!!」

踊子「えぇ?もう隠すもんなんてないからいいじゃないですか〜」

勇者「そういう問題じゃ、ぎゃっ!!」

踊子「えっへっへっへ〜」


--東の村、風呂場の外--

盗賊「ふむ……キャッキャッと声が聞こえる……勇者さん達がいるのは確かなようだ」

勇者「こらっ!やめろ!!このパーティは同性愛者ばっかりか!!」

踊子「えっへっへっへ〜」

盗賊「精神を研ぎ澄ませ……絶対にできると信じろ……スキル!透視眼!!」

盗賊の左目に魔力が集まっていく。

盗賊「うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」←小声

カっ!!

勇者「ち、ちょっとっ〜」

盗賊「見えたっ!!!!…………………あれ?」
107 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 21:46:29.03 ID:dvynSKs0
12

--翌日--

勇者「よし!今日も元気にいくぞ!」

踊子「お〜」

賢者「と、盗賊さん……どうでした?成功しましたか?」

盗賊「あ、賢者さん……それが、スイカは無くて板だったんだよ。この世の中は偽りだらけだったんです……」

賢者「?言ってることがよくわかりませんね……」

盗賊「それより賢者さん、やつれきってるけどどうしたの?」

賢者「盗賊さん……よく……今まで無事でしたね……」

盗賊「?……あ、ああああああ!そうか、昨日、賢者さんは闘士さんと一緒の部屋……」

賢者「僕は……盗賊君ほど……足が速くないので……逃げられませんでした」

盗賊「賢者さん……」

闘士「お、おで」つやつや
108 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 21:52:25.70 ID:dvynSKs0
13

--東の森--

盗賊「あー強かった」

賢者「終盤絶叫しながら襲いかかってきてましたね」

踊子「食べられちゃうかと思って怖かった〜」

勇者「一番多くモンスター倒してたくせに……。そういや盗賊、盗む使ってみたんだろ?何を手に入れたんだ?」

盗賊「あぁ、そういやなんだろ。紙っぽかったけど」

ペラ

盗賊「なんか書いてある。なになに、『とうちゃん、ゆうしゃとたたかうことになった。むすめ、たっしゃでくらせ』……」

賢者「……」

闘士「……」

踊子「あ、あはは」

勇者「……もう盗むは使うな」
109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 22:00:41.16 ID:dvynSKs0
14

--第十三のダンジョン--

勇者「さぁ最後のダンジョンだ!気を引き締めていくぞ!!」

盗賊「おおー!!え、えええ!?最後!?」

賢者「僕達この前のが初めてのダンジョンだったのに……」

闘士「お、おで」

踊子「そうなんですかぁ?1〜11はどうやってクリアしたんですか?」

勇者「……」

盗賊「……多分勇者さんが一人で」

踊子「え?wwwじゃあ勇者さんだけで全クリ出来そうですね♪」

盗賊「ずーん」

賢者「ずーん」

闘士「ずーん」

勇者「そ、そんなことを言ってはだめだ!みんながんばってるんだし!!」
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 22:09:35.87 ID:dvynSKs0
15

--第十三のダンジョン地下二階--

盗賊「そういえば、踊子ちゃん、踊子なのに踊ってるとこみたことないね。いつも蹴り技で敵を倒しちゃって」

賢者「そういえばそうですね」

踊子「あ、見たいですか〜?じゃあ次モンスターと戦闘になったらやります〜」


モンスターがあらわれた!

賢者「さぁ!どんなダンスが飛び出すのか!!」

踊子「れっちゅごー!!うぉっちゅてまいはーん、あーうぃびぃやーめーん、そーとぅなびかむ、だんさむなどうぇーん♪」

盗賊「あ、ああああああ!!たけふ○のCMみたいな踊りしてる!!しかもうちらの攻撃力すっげぇ上昇してるよ!!」
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 22:20:27.55 ID:dvynSKs0
16

--第十三のダンジョン地下八階--

盗賊「パーティ全体強化って強力だったんだね、あのモンスター達をいともあっさりと倒せるとは」

賢者「肉体系でない僕の拳でさえ結構な威力がでてましたからすごいですね」

闘士「お、おでの強化魔法に、近かった」

ロドリゴ「デショー、スゴイヨー、イキイイヨー」

勇者「闘士と賢者の強化魔法を重ねがけした後に、私自身を強化する技を繰り出させばかなり強そうだな」

盗賊「勇者さん、そんな能力もあるんだ。さっき回復もしてたし万能じゃないすか」

賢者「まったくですよ」

ロドリゴ「シャチョサーン、ピチピチアルヨー」

闘士「お、おで」

盗賊「ねぇ、踊子さんは……ああああ!なんか違う人になってる!!」

勇者「!?これはモンスター、ロドリゴ!!名前が似てたから気付かなかった!!」

ロドリゴ「ムリガアルダロー」
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 22:28:39.40 ID:dvynSKs0
17

--第十三のダンジョン地下七階--

踊子は、数百のモンスターの死骸を積み重ねた、ピラミッドの頂きで佇んでいた。

踊子「……なんで置いていったんですか」

盗賊「いや、あの、ごめんなさい……」

踊子「待って、って言ったじゃないですか。モンスターいっぱいいたんですよ?」

賢者「あの、ほんと、ごめんなさい……」

踊子「本当にちょっと……危なかったんですよ?」

勇者「ほんと、えっと、ごめんなさい……」

踊子「……さすがのわたしもいまのは死ぬかとおもった……このわたしが死にかけたんだぞ……」

闘士「ごめんなさああああああああああああああい!!!!」
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 22:36:17.51 ID:dvynSKs0
18

--第十三のダンジョン地下十二階--

踊子が拗ねている。
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 22:36:59.62 ID:dvynSKs0
19

--第十三のダンジョン地下十八階--

踊子の舞。賢者の魔力が減った。
115 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 22:38:19.09 ID:dvynSKs0
20

--第十三のダンジョン地下二十六階--

踊子の会心の一撃。闘士は息絶えた。
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 22:38:27.84 ID:AH22Za6o
ロドリゴww
117 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 22:39:30.91 ID:dvynSKs0
21

--第十三のダンジョン地下三十四階--

踊子の舞。盗賊は魅了された。闘士にメロメロだ。
盗賊の尻に絶大なダメージ。盗賊は生きる気力を失った。
118 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 22:40:57.47 ID:dvynSKs0
22

--第十三のダンジョン地下四十九階--

踊子は勇者の乳の秘密を暴露した。勇者の精神に極大のダメージ。
パーティ全員が壊滅状態になった。←今ここ
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 22:41:05.79 ID:AH22Za6o
この踊子はだめだ・・・
だめだこの踊子は・・・・
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 22:51:39.46 ID:dvynSKs0
23

--第十三のダンジョン地下四十九階--

勇者「えぐっ、ひぐっ、う、うぅぅぅ!!」

盗賊「尻も痛ければ心も痛い……」

賢者「勇者さんが……虚乳……?」

闘士「おで!」

闘士はやる気があがっていた。

踊子「ふぅ、まぁこのくらいでチャラにしてあげます」

盗賊、勇者、賢者(ひ、ひでぇぇえ……)

闘士「おで!」
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 22:56:12.45 ID:dvynSKs0
24

--第十三のダンジョン地下四十九階--

盗賊「ボス部屋の前だというのに予想だにしない疲労困憊……」

勇者「無理、もうやだっ!私帰るっ!!」

賢者「でももう一度ここまで降りるのは……きつすぎですよ」

闘士「今なら、魔王でも、倒せる!」

踊子「もうちゃっちゃと倒して帰りましょ〜」
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 22:59:57.40 ID:dvynSKs0
25

--第十三のダンジョン地下五十階--

?「遅いなやつら……このダンジョンに入ってから相当時間が経っている。もうついてもいい頃なのだけれど。ちょっと見に行ってみよう
かな。いやでもその間にここにこられても……あああああもおうううううう」
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 23:02:36.32 ID:dvynSKs0
26

--第十三のダンジョン地下二階--

盗賊「まさか本気で帰るとはね……」

賢者「まぁ……勇者さんがこんなありさまでは勝てないでしょうし」

勇者「うぅ……うぅうううう!!」

踊子「もう勇者様〜かわいい〜ww」

闘士(この精神の高揚、どこで、発散するべきか)

闘士は盗賊の尻を眺めている。

闘士「oh……」

盗賊「ぞくっ!!」
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 23:04:01.02 ID:AH22Za6o
ohwwwwwwww
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 23:08:23.22 ID:dvynSKs0
27

--第十三のダンジョン--

賢者「はぁ、やっと地上ですね」

盗賊「じゃぁもう解散の方向で。各自で宿とってまた後日」

踊子「わかりました〜♪いこっ、勇者様〜」

勇者「もう、やっ!!」

闘士「……」

盗賊「やめてっ!音も無く近づいてきてお尻をなでまわさないで!!」

?「おいこら馬鹿ども!!直前まで来て帰んじゃないわよ!!」

盗賊「あ、あいつ!!」

賢者「サキュバス……!!」

?改めサキュバス「せっかく私が止めを刺しに来てやったんだ、大人しく死んどきな!!」
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 23:14:29.95 ID:dvynSKs0
28

--第十三のダンジョン--

??「ぐぅぅろおおあおおおおおおお!!」

賢者「あのサキュバスがまたがっているモンスターは……」

勇者「マンティコア。多分このダンジョンのボスなんでしょうね」

盗賊「最後のダンジョンのボスと魔王の側近が同時に相手なんて……やばい感じしかしない」

??改めマンティコア「うごおおおあああああああああ!!!!」

踊子「……」

勇者「駄目よ踊子。おさえて」

次の瞬間、踊子は跳躍しサキュバスに蹴りを放つ。

ズガっ!!


マンティコアの上から弾き飛ばされるサキュバス。


サキュバス「っ!!小娘!!いきがいいじゃないか!!」

踊子「魔族……お前は私がころス」
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 23:20:41.47 ID:dvynSKs0
29

--第十三のダンジョン--

盗賊「な、なんかいきなり踊子ちゃんが怖くなりました」

勇者「だめだ!流石にそいつは一人では相手にできない!」

賢者「なら勇者さんは踊子さんと一緒にサキュバスを相手してください」

勇者「!?何を馬鹿言って、あいつは私達五人で戦う必要があるレベルだぞ!!」

盗賊「じゃあ、あっちが片付いたら助けに来て下さいよ。早くしないと逆に俺達が助けにいっちゃうかもですけどww」

闘士「おで、がんばる!」

勇者「君達……」
128 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 23:24:55.32 ID:dvynSKs0
30

--第十三のダンジョン--

勇者「……わかった。君達がそこまで言うのなら任せる。だが大口叩いたからにはあっさりと負けるなよ!?」

勇者は大剣を構えてサキュバスへと駆けていく。しかしそれをマンティコアが見逃さなかった。

マンティコア「ごああああああああああるうううう!!!」

盗賊「闘士!!」

闘士「うおおおおおおお!!」

闘士の渾身の左ストレートがマンティコアの横っ腹にヒットする。そして闘士の背中を蹴り、宙へとジャンプした盗賊が、

盗賊「皮膚は硬いんだろうけど、ここはどうせそうでもないんで、しょっ!」

ザシュっ

マンティコア「あごるああかぎゃあああああ!!」

盗賊の振り下ろしたナイフはマンティコアの右目を切り裂く。

盗賊「まずは右目を盗みましたよっと」
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 23:37:22.47 ID:dvynSKs0
31

--第十三のダンジョン--

マンティコア「ぎうううううううあああ!!」

賢者「なんで不必要に手負いにしてんですか!!モンスターなんだから例え両目を奪ったとしても、嗅覚だけで十二分に戦えますよ!!」

盗賊「え、ええええええええええええ!?ごごごごめんなさい!かっこつけてごめんなさい!!」

マンティコア「ぎゃりるうぅううううう」

賢者「激昂状態……防御力は下がるが、攻撃力と速力が上昇してしまった……盗賊君気をつけて!あの腕で殴られたら君や僕の防御力では
即死です!!」

闘士「お、おでが守る!!」

マンティコア「ぎいいいいいぃやああああああ!!」

マンティコアは地を蹴り、盗賊達に向かって突進してきた。

賢者「闘士君、無理だ!避けた方がいい!!」

ドスン

闘士「あ、あで?」

あと一歩踏み出せば、マンティコアの爪が闘士に届くというところで、マンティコアは体勢を崩した。
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 23:41:12.65 ID:dvynSKs0
32

--第十三のダンジョン--

マンティコア「ぐぅぐ!!ぐるうううう」

賢者「これは……罠?」

盗賊「さっき……仕掛けといたんだけども」

賢者「でかした!!罠はスピードがあればあるほどダメージもでかい!!今です、畳み込みましょう!!」

闘士「おおおおおおおおお!!」

盗賊「りょうかああああああああああい」

ギラリ

その時マンティコアの尾が動く。

バシュバシュバシュッ!

闘士「!?」

闘士に向けて無数に発射される黒い物体。それはマンティコアの尾に生えている毒針だった。
勢いよく走り出した闘士がそれをかわす術は無い。
131 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 23:45:11.32 ID:dvynSKs0
33

--第十三のダンジョン--

盗賊「あぶね!!」

間一髪闘士においついた盗賊は、闘士を横に蹴り飛ばし、闘士を毒針の射線上からどけることに成功する。

賢者「これは……!!下がってくださいお二人供!!これは強力な毒針です!!当たれば5分も経たないうちに死んでしまいます!!」

闘士「う、うご」

盗賊「5分?」

賢者「はい!だから盗賊君も下がって!!」

盗賊「あぁ〜……だからかぁ。5分かぁ……」

賢者「!?」

盗賊の左足にはマンティコアの毒針が二本刺さっている。
132 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 23:48:15.28 ID:AH22Za6o
盗賊と闘士やべぇ
133 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/25(木) 23:48:47.09 ID:AH22Za6o
あ、闘士には当たってないのか
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 23:49:14.90 ID:dvynSKs0
34

--第十三のダンジョン--

賢者「盗賊君!」

盗賊「ごめん、しくじった」

闘士「盗賊、すまない、大丈夫か」

盗賊「闘士のせいじゃないってww」

マンティコア「うごおおおおおおおお!!」

賢者「罠の効力が切れたか!」

盗賊「……賢者さんさぁ」

賢者「はい!なんですか?」

盗賊「毒を治療するのって、どれくらいかかるの?」

賢者「……マンティコアの毒針となると1分以上はかかりますね」

盗賊(そんな時間はもちろんないよな……仕方ない)

盗賊「俺を盾にする戦法でいこう」
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/25(木) 23:57:05.31 ID:dvynSKs0
35

--第十三のダンジョン--

踊子「はああああああ!!」

サキュバス「ふんっ!ただの人間が、そう何発も入れられると思わないことだなっ!」

勇者「シッ!」

サキュバス「!?」

ブォン!

横からなぎ払う勇者の一撃を、サキュバスは空へ逃げることでかわした。

サキュバス「……」(相変わらず隙をつくのが上手いというかなんというか……)

踊子「逃げるなぁ!!移動力上昇の舞!」

サキュバス「はっ遅いわ」

踊子が舞おうとした瞬間、サキュバスは急降下してくる。

勇者「ッ」

サキュバス(!!こいつ)

サキュバスの急降下を先読みした勇者は、すでに大剣を振っていた。
それを見て回避不可能と察したサキュバスは自分の右腕に氷の魔法を発射する。
136 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 00:01:01.49 ID:5G8rX..0
36

--第十三のダンジョン--

バッキャアン!!

勇者「!?」

サキュバス「っく!!」

自分の右腕を氷漬けにし、緩衝材にすることでサキュバスの右腕は切断されずに済んだ。
そして今度は氷の浸食が始まる。

バキバキ

勇者(剣が凍っていく!!いやこれは!)

サキュバス「痛いじゃないのさ、おかげで右腕をまともに動かせぬわ。もっとも」

ドゴッ

踊子「うあっ!!」

サキュバスの右足が踊子の腹部を蹴りあげる。

サキュバス「あと5分間逃げ回っていたら私の勝ちだけど」
137 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 00:06:26.78 ID:5G8rX..0
37

--第十三のダンジョン--

勇者「5分間……?」

サキュバス「教えといてあげるわ。その氷は徐々に浸食していって、5分もしたらあんたの全身を覆うのさ」

勇者(くっ……両手を凍らされたせいで魔法を使えない!!)

サキュバス「でも、逃げ回って勝ちなんて情けないまねはしないよ。私はあんたのせいで屈辱を受けたのさ。それを晴らさせてもらう!!」

勇者「ふっ、やってみなさい」

サキュバス「おやまぁ……つよがっちゃってさ!!」

踊子「……うっ」
138 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 00:12:21.10 ID:5G8rX..0
38

--第十三のダンジョン--

ガキンッキンッ!!

勇者「うっく!!」

サキュバス「ほらほらどうしたのさ!!」

サキュバスは氷の剣を作りだし、勇者を攻め立てている。

踊子「ゆ、勇者様……!」

サキュバス「おや?人間が意識を取り戻したらしい」

勇者「っ!!よそ見なんかして!!」

ガキィン!!

勇者の渾身の一撃がいとも簡単に止められてしまう。

サキュバス「氷ってのもなかなか重いだろう?元々あんたは華奢な体だ、今は剣を振り回すのが精いっぱいみたいだね」

バキっ

サキュバス「遅いんだよ!!」
139 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 00:18:05.00 ID:5G8rX..0
39

--第十三のダンジョン--

勇者(くぅ!!確かに攻撃スピードは激減した。なら攻撃力をあげてこのまま叩くか?いやだめだ。多分力に耐えきれず体が砕けてしまう!!)

サキュバス「余計なことは考えなくていいのさ、あんたは私にいたぶられるために今ここに存在する!!」

ドシュ!

勇者「うあっ!!」

サキュバスの氷の剣は勇者の左足の腿を切り裂く。

踊子(待ってて下さい勇者様!!)

踊子は何かの舞を踊っていた。
140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 00:21:54.93 ID:5G8rX..0
40

--第十三のダンジョン--

マンティコア「ぐおおおおぎゃあああおおお!!」

賢者「ぐっ!!」(近づけば前足と牙、離れれば毒針!!どうしたらいいんだ!!)

闘士「盗賊っ!」

盗賊「あ、あぁ大丈夫」

賢者(大丈夫じゃない。動けば毒が回る速度もあがるんだ……もう2分間も逃げてるだけで何にも変わりゃしない!)

盗賊「賢者さん、闘士、今あいつを透視眼で見てみたんだけどね、どうも首のすぐ後ろ、脊椎あたりが弱点らしいのよ」

賢者「!!」(ただ逃げてただけじゃないのか)

盗賊「それと前方の大きな石がある辺りに魔法罠しかけてあるから、そこに誘導して……と」

グラッ

盗賊(やばっ視界がゆら)

マンティコア「ぐぅる」

マンティコアは尾から毒針を発射した。体勢を崩した盗賊に向けて。

闘士「!!!!とっ」

ドスドスドスドス!!

盗賊「……あ?」

賢者「駄目じゃないですか……大体の位置はわかっても、正確な位置までわかってるのはあなただけなんですよ。止めは盗賊君……あなたが刺すんです」

賢者の腹部や両腕には無数の毒針が刺さっている。
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 00:27:20.05 ID:5G8rX..0
41

--第十三のダンジョン--

盗賊「えぇえ?もう視界もくらくらっすよぉ」

賢者「僕だっていきなりそんな感じですよぉ」

闘士「お、おで」

賢者「闘士君、僕が魔法罠の所までマンティコアを引きつけます。だからあなたは攻撃力上昇魔法を盗賊君にかけつつ盾になってください!!」

闘士「わ、わかった!!」
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/26(金) 00:27:50.77 ID:PdhhPJgo
かなりピンチだな
143 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 00:33:06.30 ID:5G8rX..0
42

--第十三のダンジョン--

マンティコア「ぐぉおるうるうる!!」

賢者「こっちですよ!!間抜け面!!」

マンティコア「ぐぅ?ぐやああああああああ!!」

ドスドスドスドス

飛んできた毒針を賢者は回避も防御もしない。本当は回避や防御はしてもしなくても変わらないという理由だったのだが、その姿を見たマンティコアは自分の毒針の威力に疑問を思ったのか、自分自らの力で粉砕しようと思ったのか、賢者に駆け寄ってきた。

マンティコア「ぎゃああああああおおおおおおおおおおお!!!!」

賢者「はっはっ。あー、しんど……ちゃんと教会に連れてって下さいね。頼みましたよ?盗賊君」

グシャっ

盗賊「突撃ぃいいい!!!!」

闘士「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
144 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 00:39:17.68 ID:5G8rX..0
43

--第十三のダンジョン--

マンティコア「ぐううあ?」

マンティコアが怒声に反応して振り返ろうとした瞬間、

バヂィィ

マンティコア「ぎゃあああおおおおおおおお!!」

魔法罠が発動した。

盗賊「やば。二重にしたのにもがいてる。くそ、どんだけ強いんだよ」

闘士「大丈夫っ!!」

闘士は盗賊をおぶさりながらマンティコアに向けて突進していく。

闘士「攻撃力二段階上昇魔法!!」

盗賊は攻撃力が上昇した右手でナイフを構える。

マンティコア「ぐおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

マンティコアは力を振り絞り、尾の毒針を発射し続ける。

ドスドスドスドス!!

闘士「う、んっ!!」

闘士のスピードでは避けることは出来ない、否、避けるつもりもない。

闘士「とうぞ、くっ!!」

闘士は渾身の力で盗賊を投げた。

盗賊「いやぁ、元ニート、ヒッキー、いじめられっこの三人組に負けちゃうなんて、本当残念っすね!」

ドシュっ




盗賊のナイフはマンティコアの弱点を深く抉った。

マンティコア「びゃあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/26(金) 00:40:55.79 ID:PdhhPJgo
おお!
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 00:45:20.06 ID:5G8rX..0
44

--第十三のダンジョン--

サキュバス「?今の断末魔……まさかマンティコアがあんな雑魚共に……?」

勇者「……っふ」(倒したんだ……やれやれあの子達がちゃんと自分の役目を果たしてるというのに)

勇者は全身を切り裂かれ、氷の浸食は、ほぼ全身に至っていた。

サキュバス「……何がおかしい?」

勇者「勇者である私がこんな様じゃかっこつかないな、って」

サキュバス「……」

サキュバスは左手の人差し指を勇者に向ける。

バキィン

勇者「んくっ!!」

サキュバス「拘束魔法……どこまで追いつめれば泣いてくれるのかい?」

勇者の体を錠のついた鎖がしめあげる。
147 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 00:54:02.34 ID:5G8rX..0
45

--第十三のダンジョン--

勇者「う、くっ……諦めないから……勇者なのよっ」

サキュバス「っっ!!虫けらがあぁあ!!遊びは終わりよ!!串刺しにしてやる!!」

勇者(駄目だったか……あと一手、足りなかったかなぁ?)

サキュバス「しねえええええええ!!!!」

サキュバスは氷の剣を振り下ろす。


ドシュっ!!!!


盗賊「あぶね!!第二段っ」

勇者「……え」

氷の剣は勇者とサキュバスの間に割って入った盗賊の胸部を突き刺していた。

盗賊「あ、気にしないでくだごぼっ。どのみちすでに毒くらっててピコンピコン状態だったんでげぼっ」

勇者「……や、ちょ」

サキュバス「くっ!!どこまでも目障りなムシケラねっ!!」

盗賊「ありゃ?勇者さん緊縛プレイしてたんですかwwあ、錠がある。解除っと……へへへこんくらいしか役に立てないもんでがはっ!!」

盗賊の体は真っ二つに切り裂かれる。

ピチャ

勇者の顔は赤に染まる。

勇者「……あ」
148 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 01:04:56.60 ID:5G8rX..0
46A

--第十三のダンジョン--

サキュバス「たく、弱いくせにしゃしゃり出て来やがって!!」

サキュバスは盗賊の上半身に歩み寄り、頭を踏み砕く。

グシャっ

勇者「」

バキ……バキっ

サキュバス「?ははっ、どうしたい。そんなに激しく動いたら体が割れちまうよ?あんたの体は今凍っているんだよ?」

バキバキバキっ

サキュバス「wwwこいつはお笑いだね。天下の勇者様が自暴自棄になって自壊かい?」

勇者「踊子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

踊子「はい!!攻撃力、攻撃速度最大強化!!」

待ってましたとばかりに踊子は舞をやめ、勇者に掌を向ける。

ドンっ!!

サキュバス「!?」

勇者の体が眩しいほどの赤い光で包み込まれる。

サキュバス「はっ、その一発にかけてたっていうのかい?だが」

勇者「もういい……もう体が壊れたっていい!!お前だけは絶対に斬る!!!!」

サキュバス「、っは」

サキュバスは勇者から発せられるプレッシャーに、無意識のうちに退いてしまう。絶対有利な状況なのにもかかわらず、本能がそうさせたのだ。

サキュバス「はん、だが残念だったね。どんな強化魔法も一定時間を過ぎたら効果を失うもんさ。そしてあと少しで氷はアンタの全身を覆う。私の勝ちは依然変わらない!!」

バサッ

149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 01:05:22.22 ID:5G8rX..0
46B

サキュバス「……?」(飛べない?)

踊子「これだけ時間があったのに私が一種類の舞しかしてないと思ったんですか?」

サキュバス(ひ……飛行能力奪い!?)

ザリ

サキュバス「はっ!」

勇者「……じゃあな。喜べ、奥儀を使うのはお前が初めてだ」

サキュバス「っふ!」(逃げ)

勇者「勇うううううう者スラッっっっシュううううううううう!!!!」

ザブシュッ!!!!

サキュバス「ぐっ!!ふううううううう!!!!」
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 01:19:14.23 ID:5G8rX..0
とりあえず今日?はここまでにしておきたいと思います。
何か質問とかご要望、その他がありましたら聞かせていただきたいと思います。
151 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/26(金) 01:48:55.49 ID:PdhhPJgo
乙!
盛り上がるシーンなのに「勇者スラッシュ」で笑っちゃったわww
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 12:56:54.16 ID:5G8rX..0
名前とか決めるの苦手でしてww
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 13:02:25.83 ID:5G8rX..0
47

--教会--

盗賊「う……?」

勇者「あ、気付いた?盗賊」

盗賊は勇者の膝枕で目を覚ました。

盗賊「あ、貧乳さん」

ゴッ!

貧乳の拳が盗賊の顔面を陥没させる。

貧乳「貧乳って言うな!!」

踊子「そうですよぉ、本当のこと言ったらまたかわいらしく泣いちゃいますよ?」

貧乳「本当って言うな!!」

賢者「大丈夫です勇者さん。僕はロリも行ける口ですから」

貧乳「憐れむな!!……あ、憐れんでない、マジな顔だ……やだ怖い……」

闘士「あ、おれは女には興味ないんでww」
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 17:02:33.22 ID:5G8rX..0
48

--教会--

盗賊「いててて、怪我人になんてことを……勇者さん、勝ったみたいですね」

貧乳「……うん」

盗賊「?あれ?なんでみんなちょっと暗いの?」

踊子「実はサキュバスは逃げちゃいました」

盗賊「あぁ……まじで?」

貧乳「まじで」
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 17:06:26.64 ID:5G8rX..0
49

--第十三のダンジョン--

サキュバス「かはぁっ!はっはっはっはっ!」

勇者「っつ!」(剣に纏わりついた氷がダメージを鈍らせたか……)

サキュバスは瞬時の回避により、右肩から先を失ったがなんとか存命していた。

サキュバス「っっ!!……今回はこれで……引くわ。でもね、また私はあんたの前に現れる!!」

踊子「逃がすか!!」

サキュバス「氷属性魔法レベル3!!」

バキバキバキ!!

踊子(う、氷の壁が!!)

勇者「……いいさ、何度だって退ける……うっ」

ミシ、ベキベキベキッ!

勇者の体は氷とともに崩れ落ちた。

踊子「勇者様!!!!」
156 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 17:10:26.06 ID:5G8rX..0
50

--教会--

盗賊「……なるほど。痛み分けってとこですか」

貧乳「うん」

盗賊「こっちは俺と賢者さんと闘士と貧乳さんが死んで、あっちはマンティコアしか死んでないのかぁ……ってばか。完全に負けてんじゃん」

貧乳「いいじゃないか。こっちは例え死んでも、教会にもってけばいくらでも生き返るんだし」

盗賊「すげぇ理不尽だな。これじゃあ魔王軍に明日は無い!!」
157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 17:17:23.89 ID:5G8rX..0
51

--教会--

貧乳「それより……なんか違和感とかない?」

盗賊「へ?別になにも変わらないけど……あ、左目が見えない!!……ってなんだぁ、包帯が巻いてあるだけじゃないの」

賢者「あはははは」

踊子「あはははは、はは、は」

盗賊「ぺろんとね!……ん?見えない……あれ?」

賢者「落ち着いて聞いてくれ盗賊君」

盗賊「うん……なに?」

賢者「まずだな、戦闘の結果、生き残ったのは踊子君だけだった」

盗賊「うん。らしいね」

賢者「それでだ。踊子君は優先順位的にも貧乳さんをまず教会に連れて行ったんです」

踊子「結構バラバラになってたから大変だったんですよぉ」

盗賊「まぁ当たり前だよね。貧乳さんあってのパーティだもん」

賢者「で、次に復活した貧乳さんと踊子君とで死体を回収しにいった」

盗賊「ふむふむ」

賢者「次に誰を選んだのかということなんだが、本来は僕と盗賊君を運ぼうとしたらしい」

盗賊「ほうほう」

賢者「だけれど君の体はぐっちゃぐちゃになって飛散していたんだ。悲惨なまでに」

盗賊「ダジャレすか」
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/26(金) 17:41:51.18 ID:PdhhPJgo
ダジャレww
159 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/26(金) 18:59:34.38 ID:f6rMZEAO
そういえば闘士の右腕って最初の方で切り落とされてなかったっけ?
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 19:42:20.70 ID:5G8rX..0
52

--教会--

賢者「そして肉片をかき集めるのがだるいということで彼女達は」

盗賊「おい」

賢者「まずは僕を蘇生して、僕に修復魔法を使わせようと考えたんだ」

盗賊「さっきのはスルーでいいんですか?」

賢者「しかしどちらかが僕を運んだとして、空いてるもう一人が闘士君を運ぶのは不可能ですよね?」

盗賊「闘士デカイからなぁ」

闘士「……うほっ」

賢者「それで両者の負担が公平になるようにと二人で闘士を運んだらしい」

盗賊「なんで、私だけ疲れるのやだ〜、みたいな展開になってんだよ」

賢者「さぁ段々と日も暮れてまいりました。次こそ死体運びも終わると思った刹那!」

盗賊「……ごくりっ」

賢者「踊子君はお風呂に行ったそうです」

盗賊「ふざけんなよ!!」
161 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 19:44:07.40 ID:5G8rX..0
>>159
賢者によって修復されていました。描写が無くてごめんなさい。
大抵の傷は賢者が治しています。
162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 19:52:09.47 ID:5G8rX..0
53

--教会--

踊子「もう限界だったんですよ〜wwだってこの村からダンジョンまで何キロあると思ってるんですかぁ」

賢者「そして貧乳さんも踊子君に拉致られた」

貧乳「……てへっ!」

盗賊「確信犯だ!!絶対同意の元だ!!」

賢者「しかし、闘士君は男だった」

盗賊「お、おお?」

闘士「お、おで」

賢者「闘士君は一人暗い中ダンジョンまで戻った。闘士君ほどの体格なら僕ら二人分の死体など軽々と運べる」

盗賊「おお!!」

賢者「しかし盗賊君の死体は悲惨(笑)だったのでかき集め切れず僕の死体だけ持って帰って来たらしい」

盗賊「本当に悲惨だよ!!」

賢者「……蘇生され、意識を取り戻した僕は闘士君のベッドの中だった……」

盗賊「……ごめん」
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/26(金) 19:57:26.22 ID:PdhhPJgo
盗賊かわいそすぎるwwww
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 20:12:10.82 ID:5G8rX..0
54

--教会--

賢者「……いいんだ。そして悪夢の一夜を過ごした後、つまり今日」

盗賊「一日ほったらかされてたんか俺の死体は!!」

賢者「みんなで回収しにいったら……そこには……何かをついばむオオカミの群れが!!」

盗賊「いやああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

賢者「とりあえず掻き集めたさ!ばっちぃの覚悟で!!」

盗賊「バッチぃ言うな!!」

賢者「何匹かのオオカミの腹開けて回収したさ!!手探りで!!」

盗賊「グロイよさっきから!!」

賢者「だけれど、探せど探せど左目(あ、右目かも(笑))が見つから無い!!」

盗賊「そんな理由だったのかよおおおおおおおおお!!」
165 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 20:24:50.64 ID:5G8rX..0
55

--教会--

盗賊「ひどいっ!!ひどすぎるよっ!!」

貧乳「あ、いやでもっ、眼帯の盗賊って漫画みたいでかっこいいとおもうゾ☆」

盗賊「理由によるよっ!!」

賢者「……ちなみに他にいつもと違うとこないですか?」

盗賊「あぁん?!……うーん、いや別になんともないとおもうけど」

踊子「それはよかった〜」

盗賊「ん?俺確か12個スキル持ってたはずだけど10個しか思い出せない。おっかしぃな。度忘れしちゃったww」

貧乳、賢者、闘士、踊子(脳の一部かぁ……)

盗賊はスキルを二つ忘れた。
166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 20:38:57.71 ID:5G8rX..0
56

--宿屋--

貧乳「そういやはい、コレ」

盗賊「へ?なにこれ」

貧乳「戦利品。マンティコアの腹から出てきたの」

盗賊「なんか立派な本みたいだけど」

貧乳「まぁ……有効に使いなさい」

盗賊「ふぅん……」

ペラ

盗賊「過去読みの書?」

貧乳「って、いつまで名前が貧乳のままなんだよ私は!!」
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 20:53:12.82 ID:5G8rX..0
57

--宿屋--

盗賊「なになに、この本の最初のページに、過去を知りたい人の毛髪を挟むとその人の過去が読めます?うっさんくさ〜……なんていいませんよ剣と魔法の世界ですから」

盗賊はベッドに腰掛ける。

盗賊「丁度いいや、誰かの縮れた毛がベッドに落ちてる。まぁ俺のだと思うが試してみるにはちょうどいいか」

盗賊は毛を挟んでページをめくった。
適当に開いたページの日付は盗賊達が西の王国に来た日を示していた。

盗賊「お、あの日か。懐かしいなぁ、どれどれ」

『いいのか、ホイホイついてきちまっ(ry』

それは紛れもない、闘士の過去だった。
闘士が異常な性癖に目覚めた日の出来事が、赤裸々に、克明に、細部に渡って、かつ大胆に描写されていた。



盗賊がその日に食べた物を全て吐き出したとしても、誰が文句を言えよう。
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 21:03:57.98 ID:5G8rX..0
58

--宿屋--

盗賊「ひどいBL小説を見た……次から気をつけよう」

盗賊は髪の毛を採取するべく、宿屋を歩きまわることにした。

盗賊(いやでも……これはプライバシーの侵害だな?……誰にだって知られたくない過去があるだろうし)

本を色んな角度から眺める。

盗賊(なんでこんなアイテムがあるんだろう)

勇者「あぁいたか盗賊」

盗賊「あ、勇者さんおはようございます。うわ私服verだ」

勇者「……もうあんだけ知れ渡ってしまったからな。戦闘や移動時以外まで鎧を着る必要は無いと思って」

盗賊「……可愛いです」

勇者「は、はぁ!?何言って」

盗賊「女子高生みたいです」

勇者「……もうそんな歳ではないんだがな」

盗賊「え?いくつなんですか?」

勇者「女に歳を聞くな!!」
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 21:08:28.17 ID:5G8rX..0
59

--宿屋--

勇者「三日後だ」

盗賊「へ?何がです?」

勇者「最終決戦だ。三日後に魔王城に乗り込むぞ」

盗賊「あぁ了解しました。ついに魔王城かぁ……ついにというか、もうというか」

勇者「それまで体を十分に休めておけよ」

盗賊「あーい」

その日、みんなで川原へ行ってBBQをした後、カラオケ大会をした。
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/26(金) 21:12:10.84 ID:Kha9V.AO
面白いwwwwwwwwww
171 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 21:40:26.21 ID:5G8rX..0
60

--宿屋--

盗賊「髪の毛落ちてる……」

盗賊(どうしようかな、誰のだかわからないしな。でも暇だしな。家にいたころはパソコンがあったから一日中ボーっとすごせてたけど、なにも無いと一日が長いんだよなぁ……えーい!みてしまえええ!!!!)

盗賊は誰のものともわからない毛髪を本に挟み、最初のページを捲った。
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 21:54:55.79 ID:5G8rX..0
61

--誰かの過去--

私の最初の記憶。
それは下水道で生活していた時のもの。
暗くてジメジメしていて汚い水が流れている。でもそれが世界の全てだと思っていた。

??「おお、ここにいたのかい。あんまり動いちゃだめだと言ったろう」

?「うん、でもねずみさんがいたのー!」

今考えるとおかしな話だが、私は喋る白い色のワニと暮らしていた。

??改め白ワニ「ほら食べ物を持って来たよ。いつものきれいな場所で食べようね」

?「うんー!!」

どういう経緯で白ワニと出会ったのかわからないが、私にとって白ワニは親のようなものだった。

白ワニ「最近上の人間達があたし達に気づいたようなんだ。そろそろ引っ越しをしようと思うのよ」

?「わかったー」
173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 22:15:49.81 ID:5G8rX..0
62

--誰かの過去--

私達は定期的に住む場所を変えていた。
白ワニが言うには、人間達に見つかると悪いことが起きるらしい。
何も知らなかった私は、それをまるで遊びのように感じて喜んでいた。

白ワニ「はっはっ」

?「どうしたのー!?」

白ワニ「大丈夫、なんでもないのよ。さぁ、ソーセージよ。たんとおあがり」

白ワニは頭から血を流して帰って来た。
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 22:27:01.17 ID:5G8rX..0
63

--誰かの過去--

今だからこそわかるが、私が当時口にしていた食糧は全て白ワニが人間から奪ってきたものだった。
その時の姿を人間に見られてしまったのだろう。
私達の引っ越しはその日のうちに行われることになった。

バシャン

?「ん?なんか音がしたー」

白ワニ「!?人間が追って来たんだわ!!逃げるわよ!!」

?「あう」

私の手からこぼれ落ちたソーセージが下水にダイブした。

ドポン

人間A「おい、今あっちから音がしたぞ!!」
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 22:32:37.14 ID:5G8rX..0
64

--誰かの過去--

白ワニ「気付かれた!!……先にお逃げ……!!」

白ワニは私に先に行けと道を譲る。

?「白ワニはどうするの??」

白ワニ「いいからお逃げ!!早く!!」

?「う、うん」

白ワニ「この子には指一本触れさせはしないよ!!」

白ワニは元来た道を逆走していった。
私は言われた通りに逃げようとしたのだが、どこに逃げたらいいのかわからなかったので、結局白ワニが戻ってくるのを待つことにした。

?(んしょ、ここに座って隠れてればいいよね)

人間B「うわ!!ワニだっ!!ワニが出たぞ!!みんなこっちに来てくれ!!」

人間A「なんと恐ろしい……!噂に聞いた通り、真っ白だ……悪魔の手先に違いない!!」

白ワニ「グアア!!」

今までに一度も聞いたことがない威嚇のような声を、白ワニは人間に向けてはなっていた。

白ワニ「ゴオオオオオアア!!」

白ワニ「こっちにくるな!!人間どもが!!」

人間C「こいつ吠えて威嚇してやがる!!」
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 22:37:50.68 ID:5G8rX..0
65

--誰かの過去--

バキっ
グシャっ

何かを叩き潰す音が下水道に響いている。

白ワニの声はもう聞こえない。

?(どうしたのかな?)

あの角の向こうで何が起こっているのか、私は行ってみたい衝動に駆られた。

??「なぁんですかぁ!?白いワニ死んじゃってるんじゃないですかぁ?せぇぇっかく貰いにきたというのに」

?(……え?)

人間B「団長さん。そうは言ってもこいつを生け捕りは無理ですよぉ。いきなり襲いかかってきたんですよ?」

団長「そうは言ってもねぇ。せっかくうちのサーカスの目玉になると思ったのに……」

?「白ワニ?……」

私は我慢できず出て行ってしまった。

人間C「!?お嬢ちゃん?なんでこんなとこに!!危ないよ!!」

そこには鉄の棒や農具で滅多打ちにされた白ワニの死体があった。

?「ひっ!!」

団長「おやぁ」
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 22:43:00.34 ID:5G8rX..0
66

--誰かの過去--

団長「この子はこんなみすぼらしい格好をして……どういうことなんでしょうね」

?「あう」

人間B「お嬢ちゃん、どこのお子さんだい?」

?「あうあうあう」

人間A「ありゃ。ちょっとショッキングなものを見せちゃったかなぁ……」

?「あうー!あうー!!」

団長「ふむ……」(白いワニに寄り添っている?……ほぉ)

団長「ワニに育てられた少女といったところですか。面白い。この子は私が頂いていきます」

今の時代でこんな発言をしようものなら速攻で捕まるだろう。
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 22:47:23.62 ID:5G8rX..0
67

--誰かの過去--

団長「お次は本日のメインイベント!!皆さまお待ちかね、世にも珍しい、全六属性全ての魔法を使える少女の登場でーす!!」

湧き立つ観客を前に、私はお立ち台の上でスポットライトを当てられる。
そして私はお姉さんが持っている板の色を見て、その属性の魔法を使うのだ。

ワーワー

お姉さんは青の板を掲げる。
私は水属性魔法を噴水のようにして発動させた。
観客は沸き起こる。

ワーワー

最初は青と水色の判断を間違えて、よく団長に怒られていた。

お姉さんは黄色の板を上げる。
私は雷属性魔法を使った。

団長(最初はワニに育てられた少女として拾ってきたのに……とんだひろいものでしたよ)
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 22:51:41.85 ID:5G8rX..0
68

--誰かの過去--

お姉さん「お疲れ様。精神的に疲れちゃうんでしょ?魔法って。はい、水」

?「あり、がとー」

お姉さんはやさしくしてくれた。多分彼女の過去も私に似ていたんだろう。

休憩室に一人の男の人が入って来た。

??「やっぱりだめだ。あの子は感情を無くしちまったのかもしれない」

お姉さん「あ、お兄さん。……あの子って」

??改めお兄さん「あの子だよ。二週間前に団長が拾ってきた……」

私と同世代の男の子。
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 22:55:28.07 ID:5G8rX..0
69

--誰かの過去--

新しく入って来た男の子は何も喋らなかった。何も食べなかった。
たまにコップで水を置いておくと空になっていたが、それだけで栄養が足りるわけもなく、男の子は段々やせ細っていった。

?「なんで、なにも、たべないの?」

返答は返ってこない。

?「なんで、なにも、しゃべらないの?」

返答は返ってこない。

なんでそんな子を団長を拾ってきたのか。
足が五本ある熊や飼いならされて羽をもがれたペガサスと比べて何も特別なことはない。

?「これ、おみず」

私が水の入ったコップを渡そうと檻に入った時、足をひっかけて転んでしまった。

?「あくっ」

水は男の子にかかってしまった。

?「ごめ、なさい!いま、ふくから」

男の子の頭を拭いていて初めてこの子が連れてこられた理由がわかった。
男の子の頭からは、小さな角が生えていたのだ。
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 23:03:22.33 ID:5G8rX..0
70

--誰かの過去--

?「あ、おはよう」

男の子「おはよう……」

それから大分経って、私達は少しだけ話すようになった。男の子はちゃんと食事をとるようになり、健康的になった。

お姉さん「お〜少年〜。どうだい?ここには慣れた?」

男の子「まぁまぁ……」

男の子は依然として暗かったが、誰かと喋っている姿を見て、なぜか私は喜びを感じていた。
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 23:14:23.19 ID:5G8rX..0
71

--誰かの過去--

王国からえらい人がやってきた。なんでも私の噂を聞いて来たらしい。


団長「いやいやそうはおっしゃられましてもぉ。あの子は我がサーカス団の顔なんですよぉ」

??「好きなだけ金を払ってやる。いくらがいい?」

団長「……そうですかぁ。では100億用意して頂きましょうか」

??「……」

団長「貴方様が本当に王国の使者で、それほど重要だと言うのであればそれくらい払えるでしょう?」

??「……わかった。明日までに持ってこさせよう」

団長「なぬ!?」
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/26(金) 23:15:13.67 ID:PdhhPJgo
やっぱり貧乳さんか・・・・?
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 23:19:15.35 ID:5G8rX..0

72

--誰かの過去--

私はまた売られるらしい。

団長「ふぅーむ……」

団長はずっと唸っていた。
私を売ったほうが儲かるのか、売らないほうが儲かるのか計算していたのだろう。
そして相手が王国の使者だった場合、売らなくてはいけないということも頭にいれて……。

団長「ふむぅ。決めました……お姉さんや、あの子を私の部屋に」

お姉さん「!?……っ、わかりました、団長」
185 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 23:28:02.75 ID:5G8rX..0
73

--誰かの過去--

?「それでねー、わたしねー」

男の子「ねぇ……一つ聞いていい?」

?「ん?なぁに?」

男の子「君は人間のこと、どう思う」

?「え」

男の子「人間」

?「ん……」

私は白ワニが殺された時のことを思い出していた。
私の親は人間に殺されたということを。

?「団長もあの人たちも嫌い」

男の子「……」

?「でもお兄さんやお姉さんや、男の子は好きだよ」

男の子「……僕は人間じゃないよ」
186 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 23:35:25.58 ID:5G8rX..0
74

--誰かの過去--

?「え?人間だよぉ」

男の子「違う」

彼は亜人種。当時の私は知らない言葉。

男の子「人間なんて」

カンカンカンカン

私達の檻部屋に誰かが降りてきた。

?「あ、お姉さんだ。どうしたの?もう夜だよ?」

お姉さん「うん……ちょっとね……あの」

?「?なぁに?」

男の子「行かない方がいい」

お姉さん「!?」

187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 23:43:45.95 ID:5G8rX..0
75

--誰かの過去--

男の子「行かない方がいいよ」

?「?なんのお話?」

私は振り返って男の子に聞いてみた。

お姉さん「……ちょっと来て、お話があるらしいの……団長が」

?「私に?」

お姉さん「うん……」

私は男の子が言ったことが気になったが、団長に逆らうことはできなかったので行くことにした。

ぐいっ

?「あう」

私の服を男の子が掴んでいる。

男の子「……」

?「お話してくるね。終わったらまたお話ししよう」

男の子「……」

男の子は諦めたように手を離した。
188 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/26(金) 23:50:38.10 ID:5G8rX..0
76

--誰かの過去--

お姉さんは団長の部屋の前までついてきてくれた。

お姉さん「……」

でもお姉さんの顔はいつもと違っておかしかった。

?「どうしたの?」

お姉さん「え!?あ、いや……大丈夫よ」

お姉さんは仕方が無かったのだ。

団長の部屋につくとお姉さんは言った。

お姉さん「じゃあ……私はここまでだから」

?「うん、ありがとー」

お姉さん「……ごめんね」

?「?なんで謝るの?」
189 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 00:02:56.59 ID:vNwru420
77

--誰かの過去--

?「お邪魔しまぁす」

ギィ

団長の部屋に入るのは初めてだった。

団長「やぁよくきたね」

私が団長に向かって歩きだした時に、何気なく上を見上げたのがいけなかった。

?「ひっ」

天井には白ワニの皮が装飾品として貼り付けられていた。
190 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 00:05:39.97 ID:vNwru420
78

--誰かの過去--

団長「あぁこれですか。見覚えがあるでしょう。下水道の主ですよ」

?「ひぃっ」

白ワニを殺されたシーンが、脳内で再生される。

団長「白くてきれいですよねぇ……まったく農民の馬鹿が。この白い皮の価値を知らずに滅多打ちにしやがって。まぁそれでも仕方なくか

ざっているんですがねぇ」

団長は立ち上がり、震える私に歩み寄る。

団長「おやどうしたんですか震えて」

?「ひっ、うくっ」

ひどい。
ひどい。

私の家族をこんな……

団長「嫌なんですよぉ泣かれてしまうのは」

団長はハンカチを取り出し、私の涙を拭う。

団長「だって、泣かすのが好きなんですから」
191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 00:07:24.17 ID:vNwru420
79

--誰かの過去--

ひどい。
ひどい。
ひどいひどい。

ひどいひどいひどいひd
人間なn
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 00:12:41.35 ID:vNwru420
80

--誰かの過去--

目を覚ました時は全てが燃えていた。
サーカス会場は潰れ、団員は千切れて、団長は貼り付けられていて。

ゴオォオウ

人の死体の山の上に誰かが立っている。

男の子「……君の心の声が聞こえた」

?「あ、あう……う」

男の子はまっすぐにこちらを見ていた。
男の子の頭の角は心なしか大きくなっているように見える。

男の子「……」

?「ひうっ、いっく」

もう何が何だかわからなかった。この世はあまりにひどいことが多すぎる。



男の子「……」

そして私が泣いている間に男の子の姿は見えなくなっていた。

??「これは!!……ん?君!大丈夫か!?」
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 00:15:22.39 ID:vNwru420
81

--誰かの過去--

それから私は王国に連れられていき、王様に会った。

王様「君か……こんな幼いのに大変なことだ」

?「……」

王様「……大賢者」

??改め大賢者「はっ」

王様「この子の世話をお前に任せる」

大賢者「お任せください」
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 00:21:13.95 ID:vNwru420
82

--誰かの過去--

大賢者「君は今までも辛い人生を送って来たらしいな。だがこれからだ。君の過酷な運命をここから始まる」

?「……?」

もう嫌だった。

大賢者「数年後、この世界に魔王が誕生する。強大な力を持った人類の敵だ」

もう嫌だったのに。

大賢者「魔王を倒せるのは古今東西、どんな書物を見ても、勇者しかいない」

もう

大賢者「君が世界を救うんだ!!勇者よ!!」
195 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 00:26:05.18 ID:vNwru420
83

--勇者の過去--

そこから本当の過酷な日々が始まる。

?改め勇者「はっはっはっはっ!!」

大賢者「まだだあ!!まだ甘いっ!!」

ごすっ

勇者「ごぶっ!!」

大賢者は、先代勇者パーティの一員だったらしく、年齢を感じさせない戦闘能力を持っていた。

大賢者「世界の平和のために!!人類の笑顔のために!!勇者が屈してはならぬ!!」

勇者「がっは!!」

この過酷な訓練のせいで貧乳になった。
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/27(土) 00:29:27.36 ID:O9Sa5Hgo
訓練のせいwwww
197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/27(土) 00:32:43.64 ID:5U1Wv2AO
貧乳がいいんだよ

女は足と尻だっ
198 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 00:37:20.35 ID:vNwru420
84

--勇者の過去--

?「ふぅぅむ。非常に興味深いでーす。勇者が勇者足りうる、この勇者因子なるもの……」

勇者「……」

午前は戦闘訓練、午後は何かの実験に付き合わされた。
これも世界平和のためだという。
誤解しないで欲しいのだが、研究員は私を本当に大切にしてくれた。
あくまで実験材料としてだが。

?改め研究員「ではちょっと電撃を流しますね?その際の勇者因子の反応を見たいので」

この過酷な実験のせいで貧乳になった。
199 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/27(土) 00:37:48.10 ID:O9Sa5Hgo
おいww
200 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 00:40:40.51 ID:vNwru420
85

--勇者の過去--

何年経ったかわからない。私は気付けば大賢者をゆうに上回る戦闘能力を身に着けていた。

大賢者「ふぅむ!あっぱれだ!!」

大賢者は私を憎んでしごいていたのではない。
単純に、世界のために私を鍛え続けていたから、私がノルマを達成する度に嬉しそうに喜んだ。

また戦闘訓練んだけでなく、学業や一般常識、魔法学に至るまで全てを大賢者から学んだ。
大賢者はあらゆる意味での師だったのだ。
そして数がわかるようになって私の年齢が26歳だということがわかった。
そろそろ結婚適齢期的にアレなんだということも。

カップ数については途中で学ぶことをやめた。
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/27(土) 00:41:34.28 ID:O9Sa5Hgo
貧乳さんはたぶんAAカップだな・・・・
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 00:43:19.98 ID:vNwru420
86

--勇者の過去--

大賢者「魔王が現れた」

勇者「……わかりました。今までありがとうございました」

大賢者「うむ……しっかりな」

勇者「は」

大賢者との挨拶を済ました後、王様に会いに行く。


勇者「というわけで魔王を倒しに行こうと思います」

王様「おお。頼んだぞ、勇者よ」

勇者「では」

王様「あ、そうだ、ちょっとまって」

勇者「?」

王様「お供を今別室で待機させているんだ」
203 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 00:46:17.99 ID:vNwru420
87

--勇者の過去--

勇者「しかし……私一人でも大丈夫かと思いますが」

王様「いやいや、お供はいるよ。仲間というのはいいもんなんだ……本当にな。旅をしてみればわかる」

勇者「そうなん……ですか」

サーカスにいたあの頃を思い出した。
私の周りにはお姉さんとお兄さんと……男の子がいた。

仲間……か

淡い期待を抱いてしまったのを覚えている。
そして王様に言われた通りに会議室まで足を運ぶ。
中に入ろうとした瞬間、

男B「せんせーwwwwww勇者ってのは一人じゃないんすかwwwwwwww」

受付「え?もちろんそうですけど?」

男B「え?」

受付「え?」

ドア越しに声が聞こえてきた。
204 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/27(土) 00:47:05.47 ID:O9Sa5Hgo
魔法使いww
205 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 00:49:42.68 ID:vNwru420
88

--勇者の過去--

受付「皆様は勇者のお供に選出されたというわけですが」

俺「お供!?勇者じゃなくて?」

受付「はい、そもそも今回の募集は勇者様のお供をぼしゅ、!!」

男A「そうだったのか……」

男B「え?wwどゆことどゆことwwww」


どうも中では説明の行き違いがあったようだ。


受付「そ、それでは勇者様と一緒に魔王討伐に行っていただくわけですが、」

男A「納得いかない!!」

俺「!?」

男C「お、おで」

男A「一大決心をして来たというのにあんまりだ!!」

……一大決心……だと?

ふざけるな……私が一体どんな思いで人間を……人間を!!

男B「そ、そうだそうだwwww一w大w決w心wwwwwwwwwww」

君たちが一体どんな経験をしてきた、君たちが一体何を積み上げてきた!!それを!!!

受付「あ、あっとぉ、えっとおぉ」

勇者「そこまでだ!!」

私は生まれて初めて怒りがこみ上げた。

勇者「結果に不満があるのなら、それを覆すだけの力を私に見せてみろ!!」
206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 00:53:58.57 ID:vNwru420
というわけで、過去編の終わりとともに本日は終わりにしたいと思います。
また何かわかりにくかった点や質問などありましたら書きこんでください。

読んで下さった方々、ありがとうございました。
207 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/27(土) 00:54:54.12 ID:O9Sa5Hgo
面白かったです!
これはもっと評価されるべき
208 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/27(土) 00:54:54.99 ID:RMi7BEko
おもしろい!!
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/27(土) 00:55:43.23 ID:5U1Wv2AO
ワクワクするぜ

楽しみにしてる
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 01:24:16.38 ID:vNwru420
ありがとうございます。
続きを書く励みになります。m(__)m
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 19:47:33.50 ID:vNwru420
では続きを始めたいと思います。
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 19:52:34.80 ID:vNwru420
89

--宿屋--

パタン

盗賊「……」

盗賊はそこまで読んでから、ことの重大さに気付き本を閉じた。

盗賊「あー……」

勇者さんの過去だ。

盗賊「あー……」

勇者「ちゃんと読んだか?」

盗賊「ひっ!?ゆっゆゆゆ、貧乳さん!?」

勇者「そこまで言ったなら勇者って呼べよ!!」
213 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 20:09:15.84 ID:vNwru420
90

--宿屋--

勇者「……どうだった?」

盗賊「まさか……わざとだったんですか。髪の毛がこれ見よがしにテーブルに置いてあったのも、俺に本を渡したのも」

勇者「うん……」

盗賊「なんでですか。どうして」

勇者「……私を知っておいて欲しかった。私がどんなオモイで勇者をやっているのかを。あの時みたいに君が……身を犠牲にしてまで守る必要のある存在なのかを」

盗賊「……」
214 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 20:16:15.82 ID:vNwru420
91

--宿屋--

盗賊「なんでいきなり……」

勇者「答えろ」

勇者さんは真面目な顔で俺の反応をうかがっている。



盗賊「……以外と無敵じゃないんですね」

心は

勇者「!!」

盗賊「やっぱり勇者さんには俺達仲間が必要ですよww」

勇者「答えになっていない!!」

盗賊「墓までついていきますよ」

勇者「!?」

勇者「こ、答えに」

盗賊「俺は勇者っていう職業の人じゃなくて、勇者さんについていくと決めたんですから」
215 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 20:23:47.96 ID:vNwru420
92

--宿屋--

勇者「よ、よくまぁそんなことを……」

盗賊「あ、てか勇者さんて今27歳くらいなんですか?」

勇者「な!?」

盗賊「びっくりしました。17歳くらいにしかみえないっすよ。背も低めだし童顔だし乳は控えめだし」

勇者「うがっ!!??」

盗賊「あとですね、やたら貧乳を何かのせいにしたがってましたが関係ないんじゃないかと思います^^」

勇者「おまえええええええええええええええええええ!!胸について言いすぎだろおおおおおおお!!」
216 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 20:30:25.37 ID:vNwru420
93

--西の王国、上空--

バサッバサッ

サキュバス「くそっ……二度もしくじったら魔王城に帰れるわけもないわ……おのれ勇者め!!」

サキュバスが包帯だらけの姿で空を飛んでいる。

サキュバス「ん?あれは……」
217 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 20:44:53.00 ID:vNwru420
94

--宿屋--

勇者「よし……準備はいいな?いくぞ!!」

一同「おお!!!!」

勇者「っとそうだ、その前に確認しておきたいことがある」

盗賊(まさか……あれを言う気なのか……?)

勇者「すごいいまさらなんだが、みんなの属性を教えて欲しい」

盗賊「うわいまさらぁー……」
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 20:52:07.66 ID:vNwru420
95

--宿屋--

賢者「僕は基本的になんでもいけますが、巨乳、貧乳、つるぺた、妹、ツインテール、獣耳、ニーソ、ロリって感じでしょうか」

踊子「わたしは両刀ですねぇ〜」

闘士「BL、つなぎ、ショタ」

勇者「そっちの属性じゃないよ!!しかもみんなやばいよ!!」

盗賊「俺は勇者ですね」

勇者「なっ!!……あう/////」

賢者(……何かあったか?)
219 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 20:57:25.02 ID:vNwru420
96

--宿屋--

賢者「ではまじめにいきまして、僕は水属性です」

踊子「わたしは氷属性ですよ〜」

闘士「つ、土」

盗賊「俺は勇者ですね」

勇者「流れ読めよ」

盗賊「風」

賢者「踊子さん氷属性だったんですか。上位属性いいなぁ」

盗賊「あのさ、魔法使いと別れる時にもいってたけど、上位属性ってなに?」

賢者「勉強してこなかったんですか?」

盗賊「実技ばっかだったのうちのギルド……」
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 21:26:21.73 ID:vNwru420
97

--宿屋--

賢者「まさかいまさら属性について講釈するはめになるとは思いませんでした」

勇者「多分書きどころがわからなかったのだろう」

踊子「そういう話はしちゃだめですよ〜」

賢者「ではまず、属性は全部で6つあります」

盗賊「あぁ、それは知ってる」(過去編で知った)

賢者「火、水、土、風、氷、雷となるわけなんですが、氷と雷は使える者が少なく、また強力であるため上位属性と呼ばれています」

踊子「わたしはすごいんですよぉ〜」

盗賊「まじか!!……あれ?リストラした魔法使いの属性ってたしか」

賢者「上位属性の雷です」

盗賊「……俺がリストラされるべきだったんじゃね?」
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/27(土) 21:32:20.37 ID:O9Sa5Hgo
魔法使いは今何してんだろう
222 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 21:33:12.44 ID:vNwru420
98

--宿屋--

賢者「ちなみに属性によって得意分野もかわってきます。火は攻撃メインで、水は治癒系が多く、土は肉体強化が得意で、風は補助って感じですかね」

盗賊「ほうほう。上位属性のは?」

賢者「氷と雷ですか。氷は回復、補助、攻撃をこなし、雷は攻撃、補助ですね」

盗賊「得意分野多いな」

賢者「上位属性ですから。ちなみに氷のほうが一個多いからすぐれているのか、というと一概にそうとは言えません。なぜなら雷は超強力なMAP兵器があるんで」

盗賊「スパロボっすか」

踊子「経験値稼ぎにもってこいですぅ〜」

盗賊「ねぇ、やっぱし俺いらなくない?ねぇ」
223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 21:40:16.37 ID:vNwru420
99

--宿屋--

勇者「しかしその属性も、有効な職業を選ばなくては宝の持ち腐れになる」

盗賊「ほうほう、といいますと?」

勇者「簡単に言えば攻撃を得意としない属性なのに、職業が攻撃魔法しかなかったりとかな」

盗賊「なるほどねぇ」

勇者「他にも性格や思考等、色々な要素が複雑にからんでいて、適性の職業を選ぶのは難しいんだ。中には生まれながらにまともに機能しない組み合わせを持つ者もいるしな」

盗賊「へぇ〜」

勇者「その点君たちはあらゆる面から見て、中々にいいと思うよ。やはり王国が作った適性検査なだけはある」

賢者「あの検査はそこまですぐれていたものだったんですね」

勇者「うん。例えるなら裏ボスを倒すのはかなりきついが、ストーリー上のラスボスを倒すくらいなら十分なんじゃないかって感じ」

盗賊「なんすか裏ボスって。なんすかラスボスって。ストーリーってなんすか」
224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 21:48:42.61 ID:vNwru420
100

--宿屋--

賢者「しかし上位属性だからといって、必ずしも他の属性に勝てるわけではありません」

盗賊「まだ続くの?」

賢者「つるぺたロリとむっちり巨乳お姉さんのどちらが優れているか、ということと同じように」

盗賊「なんでそんな例えをだしたのさ」

賢者「例に出すなら、氷は炎に弱いんです」

盗賊「溶けますしねぇ」

賢者「ゆえに敵はどの属性が弱点なのか、自分が相性悪かったらどう立ち向かえばよいのか、など、非常に戦略的なことをやってたんですよいままで」

盗賊「今までなんにも考えずに速度上昇うって、ナイフに風属性付加して殴ってたわww」

賢者「言っときますけど、たまに盗賊君の攻撃で回復してたモンスターいますからね」

盗賊「まじで!?ごめんなさい!!」
225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 22:03:08.71 ID:vNwru420
101

--宿屋--

盗賊「そんな知略にとんだことを、あの戦場でやっていたとは……」

賢者「何を言ってるんです。相手の属性を看破できていたのは、盗賊君の鑑定眼のスキルのおかげじゃないですか」

盗賊「鑑定眼?何それ?弱点を見つける透視眼じゃなくて?」

一同(そのスキルが無くなってたのかよ……)

パーティにおける盗賊の価値がさらに低下した。

盗賊「そういや勇者さんの属性って……」

勇者「ん!?えっとねぇ……全部wwえへへww」

盗賊「ふざけんなよ!!」
226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 22:13:39.43 ID:vNwru420
102

--宿屋--

盗賊「絶対それ言いたくて話始めたろ!!」

勇者「ち、違うもん!!」

盗賊「何がもん、だ!27歳!!」

勇者「言うなそれまじでえええええええ!!」

賢者「合法……ロリ!!ゴクッ」

盗賊「!?闘士!!やっちまえ!!」

闘士「お、おで!!」

闘士に捕まる賢者。

賢者「な、なぜだ!?なぜこんなことを盗賊くううううううううぅぅぅん」←ドップラー

賢者と闘士がパーティから離脱した。

踊子「もう今日行くのやめません?」
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 22:19:53.77 ID:vNwru420
103

--宿屋--

賢者「そ、それでは次に……ステータスについて発表したいと思います」

闘士「お、おで!!」

勇者「するするー!!」

盗賊(こいつ……自分の有能さをひけらかして楽しんでやがる!!)

賢者「非常に便利なことに今はステータスチェッカーってものがありましてね。細かい数値まではわかりませんが、10段階ではかってくれるんです」

盗賊「へぇめっちゃ便利だね。ステータスはこうげき、ぼうぎょ、まこうげき、まぼうぎょ、たいりょく、まりょく、びんしょうせい、ぎじゅつの8項目だったよね」

賢者「その通りです。ゲームと違って、どんなに鍛えても技術以外はほとんど上がらないんですけどね。ではA〜J表記と、10〜1表記のどっちがいいですか?」

盗賊「じゃあ……」

@パワポケ大好きだからアルファベット!
Aわかりにくいんだから数字に決まってんだろ!!ぼけぇ

安価できるほど観覧している人はいないと思うので、早かった方の意見を参考にします。
228 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/27(土) 22:27:05.97 ID:5U1Wv2AO
アルファベットで
229 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 22:34:49.61 ID:vNwru420
104

--宿屋--

賢者「一通りチェックし終わりましたね、じゃあ僕から発表しますね」

勇者「いぇいいぇーい!!」

盗賊「うざっ」

賢者「見ずらいでしょうから縦にしますね。
こうげきI
ぼうぎょH
まこうげきC
まぼうぎょA
たいりょくJ
まりょくB
びんしょうせいH
ぎじゅつE
総合点42
平均=5.25
って感じですね」

盗賊「縦って何」

勇者「おお、なかなかやるじゃないか。平均Fを超えてくるってのはすごいことだ」

賢者「ありがとうございます」

盗賊「ねぇ、縦って何」

踊子「うるせぇよお前。ちょっとだまっとけ」

盗賊「えぇえ!?怖い!!表情も声もいつも通りなのにセリフだけ超怖い!!ごめんなさいっ!!」
230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 22:42:01.56 ID:vNwru420
105

--宿屋--

賢者「じゃあ踊子さんいきますか」

踊子「お願いします〜」

賢者「お、たかっ
こうげきJ
ぼうぎょH
まこうげきG
まぼうぎょD
たいりょくF
まりょくA
びんしょうせいD
ぎじゅつB
総合点46
平均=5.75」

闘士「す、ごい」

勇者「……」

盗賊「0.5しか違わないじゃん」

賢者「……0.5がどれだけ違うかわからないんですか?とんでもない差ですよ」

盗賊「……そうなの?」

賢者「属性とか職業とか、色々な分野で勝負の勝敗は決まってきますが、これだけステータスで差をつけられてしまっては正直負けは必至ですね」

盗賊「……0.5だよ?」

賢者「総合点の差で言えば4点です。この4点ですが、僕の総合点が42なので、僕の力の約10%に値します」

盗賊「う……%で直されると」

賢者「わかってもらえたでしょうか」

盗賊「あい……」
231 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 22:53:06.56 ID:vNwru420
106

--宿屋--

賢者「では次、闘士君ですね」

闘士「お、おで」

賢者「闘士君は、と
こうげきD
ぼうぎょB
まこうげきJ
まぼうぎょD
たいりょくB
まりょくJ
びんしょうせいH
ぎじゅつH←ポイント
総合点40
平均=5」

踊子「闘士という職業らしい、肉体系特化ですねぇ〜」

賢者「えぇ、最強特化のAが無いですが、苦手な部分を切り捨てたいいステータスです」

盗賊「最強特化?」

賢者「その職業が最も特化している部分です。鍛錬を積むだけではAには到達せず、少なからず才能を必要とします。そして次点で特化しているものがBになるんですよ」

盗賊「ふぅん……闘士君は才能ないのかwww」

闘士「……」







盗賊「アッー!」
232 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 22:58:30.92 ID:vNwru420
107

--宿屋--

賢者「あと誰が残ってましたっけ?」

盗賊「ひ、ひどいっ!!」

賢者「冗談ですよwwえっと盗賊君は、
こうげきI
ぼうぎょI
まこうげきJ
まぼうぎょJ
たいりょくJ
まりょくJ
びんしょうせいG
ぎじゅつD
総合点19
平均=2.375」

盗賊「異常なまでに低くない!?」

勇者「まぁ、妥当か」

踊子「ですねぇ〜」

盗賊「異常なまでに俺低く見られてない!?」

賢者「あ、これは昔こっそり測ったやつでしたww本当は、
こうげきG
ぼうぎょH
まこうげきH
まぼうぎょE
たいりょくG
まりょくG
びんしょうせいA
ぎじゅつB
総合点43
平均=5.375」

盗賊「おっしゃあ!!結構高い!!」

勇者「ほう……」

賢者「募集メンバー3人の中では一番高いですね」

踊子「ならその分仕事して欲しいとは口が裂けても言えませんね〜」

盗賊「どっちにしろ叩かれるのか!!」
233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/27(土) 23:03:46.95 ID:O9Sa5Hgo
残すは貧乳さんのステータス自慢だな
234 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 23:17:33.82 ID:vNwru420
108

--宿屋--

賢者「では最後に我らが勇者様ですね」

勇者「勇者っ、楽しみっ!!」

盗賊「オチが見えるぜ……」

賢者「……
こうげきB
ぼうぎょB
まこうげきB
まぼうぎょB
たいりょくB
まりょくB
びんしょうせいB
ぎじゅつB
総合点72
平均9……」

盗賊「つええなんてもんじゃなかった!!」

賢者「まさか……これほどとは」

踊子「すっごおおい〜」

盗賊「てかお前もう一人で魔王倒してこいや!!なにが0.5の差ははげしいだよ!!」

勇者「ひ、ひどい!!ついてきてくれるってゆったのにっ!!」

盗賊「知るか!!強すぎンだよお前!!むしろお前が魔王だ!!」

勇者「うわーん!!墓までついてくるっていったのにー!!」

賢者(……おやぁ?)
235 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/27(土) 23:18:47.80 ID:O9Sa5Hgo
バストJ
236 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 23:26:46.88 ID:vNwru420
109

--宿屋--

賢者「まぁ、属性とステータスで全てが決まるわけじゃないですからね。……死ぬほど重要ですけど」

盗賊「しかしあれだ。まじでなんでいまさらこんなこと説明しはじめたんだ」

勇者「作っちゃった設定をどっかで出したくて仕方がなかったんだろ」

盗賊「さっきからなんかみんな変ですよ。現実ですよここ」
237 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 23:36:45.04 ID:vNwru420
110

--宿屋--

翌日。

勇者「よしっ!!今日こそいくぞ!!今日こそ本気出す!!」

盗賊「キリっ」

勇者パーティは魔王城へと向かった。


--魔王城--

ワーウルフ「……報告が遅れましたが、どうやらサキュバスはやられたようです」

魔王「ぬぅ……サキュバスがか……そうか、惜しい」

ワーウルフ「……魔王様?」

魔王「うぐっ!!…だ…ま……つか……」

ワーウルフ「魔王様!?」
238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 23:42:47.54 ID:vNwru420
111

--荒野--

賢者「思ったより早くつきましたね。……いや、不自然だ」

勇者「あぁ、一度もモンスターと遭遇していないというのはおかしい」

盗賊「罠なんすかね。でも見たところ魔王城周辺に変な所はないですよ」

盗賊は左目の眼帯を外して遠くを見ている。
左目の眼球を失った盗賊だったが、その眼窩に異変が生じたのだ。
なぜかその部分に魔力がたまるようになり、眼帯を外せばスキルを使わずとも透視眼が同じような効果を持つようになったのだ。

踊子「罠だったら罠ごと吹き飛ばせばいいんですよ〜」

盗賊「なんでこの人こんなに好戦的なんだろう」
239 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 23:52:26.48 ID:vNwru420
112

--魔王城--

賢者「……何事も無く着いちゃいましたね」

盗賊「この扉を開けた瞬間ドバッ、ということはありうる?」

賢者「無いとは言い切れませんが、さすがにそんなには入れないと思うんですよ」

盗賊「……あ!!いいこと思いついた!!」

勇者「聞こう」

盗賊「勇者さん、この小枝にちょっと火をつけてください。魔法で」

勇者「あぁ、たいまつか」

ボッ

盗賊「おkおk。じゃあ」

ポイっ

盗賊は放火した!

賢者「なっ!?」

勇者「!!」

盗賊「わざわざ罠かもしれないところに飛び込まないで、最初から燃やしゃぁよかったんだよww」

ゴオオオオオ!!

魔王城は勢いよく燃えている。
240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/27(土) 23:53:47.65 ID:O9Sa5Hgo
放火wwww
241 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/27(土) 23:59:17.20 ID:vNwru420
113

--魔王城--

魔王「……ぬ?焦げ臭いぞ……ガスの元栓は閉めたのか?」

ワーウルフ「……おかしいですね……ちゃんと閉めたはずなのですが」

モンスター「ご報告申し上げます!!魔王城が何者かによって放火されました!!」

魔王「何…だと…?」

ワーウルフ「……なんて恐ろしいことを……悪魔か!!」


バキっ

盗賊は勇者に殴り飛ばされる。

勇者「お前!!やっていいことと悪いことがあるだろ!!」

賢者「そうですよ!!放火がどれだけの罪だかわかってやってるんですか!?」

勇者「賢者!!水魔法で鎮火!!闘士!!回復薬も水だ!!ありったけかけろ!!」

賢者「わかりました!!」

闘士「お、おけ!!」

バッシャアーバッシャアアア

踊子「……本当使えねぇな」

盗賊「お、……俺が悪いの?」

※例え魔王が相手でも放火はしてはいけません。
242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/28(日) 00:02:22.52 ID:exhgfsAO
いわゆる、チートってやつかww
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 00:07:17.34 ID:dvbRT1g0
114

--魔王城--

モンスター「ご報告申し上げます。勇者ご一行によっ消火された模様です」

魔王「なんだと……?勇者たちがか……」

ワーウルフ「……魔王城全焼を防ぐとは、敵ながらあっぱれ」

魔王「うむ……宝の一つでもくれてやろうぞ」


--魔王城--

賢者「はぁ……回復薬ゼロになっちゃいましたね。私の魔力も半分使っちゃいましたし」

勇者「御苦労」(勇者スラッシュ用にとっておいた魔力が……)

踊子「ほら!早くみんなにいいなよ!!」

盗賊「ご、ごべんなざい……」

盗賊ははぶられていた学生時代を思い出して号泣した。
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 00:13:18.97 ID:dvbRT1g0
115

--魔王城--

賢者「撤退した方がいいと思います。今の状態で魔王の左手と魔王の相手はできません」

勇者「あぁ、私もそう思う。今の私では魔王の左手すら勝てない」

踊子「アイテムも空ですしねぇ〜」

盗賊「ひっぐ。う、うぅ……」

闘士「……」

泣いている盗賊を見て闘士の何かがこみ上げている。

ギィイィ

勇者「!?」

突然魔王城の門が開門する。

モンスター「勇者ご一行様方とお見受けいたします」

勇者「何の用だ」

モンスター「魔王様が消火のお礼をしたいと申されております」

勇者「いらん。元よりこちらの不手際でそちらに迷惑をかけたのだ」

モンスター「え!?何、まじで!?お前ら悪魔じゃねーの!?」

勇者「……すまぬ」

モンスター「うわー……ひくわー……放火とか、放火とか」

勇者「ぐっ!!」

盗賊「ごべんなざああああいい!!」
245 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 00:25:11.49 ID:dvbRT1g0
116

--魔王城--

モンスター「……まぁいいからじゃあ入れや」

勇者「断る。私達は一次帰還する。出直してくるから首を洗って待っていろと魔王に伝えろ」

モンスター「……えーと、断られた時はなんて言えばよかったか……あぁそうそう、貧乳!!」

勇者「な!?」

モンスター「あ、つるぺただったか」

勇者「ななな!?!?」

モンスター「で、えーと、そっちから順に、ポークビッツ、師匠、アバズレ、役立たず」

賢者「なぜそれををおおおおお!!」

闘士「……」

アバズレ「だ、誰がアバズレですか〜」

盗賊「もう聞きなれたわ。ていうか闘士の師匠ってなんだ……あ、過去のあれか……」

モンスター「悔しかったらかかっておいでー」

盗賊「んなもん誰がいくねん。って言ってみるけど」

勇者「殺す!!いくぞみんなああああああ」

一同「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

盗賊「ってなりますよね」
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 00:31:46.32 ID:dvbRT1g0
117

--魔王城--

モンスター「おーにさんこーちら」

フロアの中央まで走ったモンスターが振り向いた瞬間であった。

勇者「にぃ」

そこにはジャンプしながら大剣を振り被っている勇者がいた。

ザブグシュッ!!

ガコン

勇者「あえ?」

勇者の足元がパックリと開いた。まるで食わず嫌いのオチのように、音も無く落下する勇者。

賢者「な!!!!」

ガコン

そして役目を果たすと閉じてしまう。
247 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 00:38:13.91 ID:dvbRT1g0
118

--魔王城--

賢者「まずい!!パーティを分断されてしまった!!闘士君、この床をぶち破ってください!!」

闘士「おおおお!!」

闘士が力を込めた拳を振り下ろす。

が、

ワーウルフ「……無粋ですね」

盗賊「!?」

唯一反応できたのは盗賊。
闘士が振り下ろした拳が、床に接触するまでの僅かな時間の中で

ザシュザシュザシュザシュ

盗賊「!!」

ワーウルフはどこからともなく盗賊達の前に姿を現して、

賢者「なっ!!」

賢者の右腕を切断し、

踊子「ごふっ……」

踊子の体を縦に裂き、

闘士「がはっ!!」

闘士の体を四つに分割した

サキュバス「……同胞サキュバスの仇です。御覚悟を」
248 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 00:43:49.07 ID:dvbRT1g0
119

--魔王城--

勇者「やばいぞ!!これはやばい!!」

ヒュウウー

何もない空間を延々と落ちていく勇者。

勇者「まずい!!このままでは!!」

勇者は大剣を壁に突き刺そうとする。が、

勇者(壁に届かない!!)

このままでは最下層まで落とされてしまう。

勇者(飛行能力を付加する魔法は使えない……くそ!!せめて勢いを殺さなくては!!)

勇者の大剣が氷を纏っていく。

勇者「氷属性付加!!」

大剣の長さは倍以上となり、

勇者「おおおおおおおおおおお!!」

ザシッ、ギギギギギギギギギギギイイイイイイ!!!!

突き刺ささってブレーキとなる。

バキバキバキッ!!

勇者「くっ!!」(私じゃサキュバスほど使いこなせないか!!)

勇者「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

ドォン!!
249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 00:47:12.72 ID:dvbRT1g0
120

--魔王城--

勇者「げほっごほっ!!」(なんとか助かったか……しかし随分落とされてしまったな……ここは?)

魔王「よくきたな……勇者よ」

勇者「!!」(そ、んな)

ドオオン!!

魔王「どうした?お前が倒すべき敵は目の前にいるのだぞ?」

勇者「っく!!」

勇者は大剣を魔王に向けて構える。

魔王「……ん?その剣は……懐かしい」

勇者「??」
250 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 00:55:23.29 ID:dvbRT1g0
121

--魔王城--

魔王「どうだ勇者よ。世界を半分や」

勇者「断る」

魔王「……つれんのぉ、恒例のイベントの一つじゃないか。それともこんな遊びに付き合うことも出来ないほど疲労しているのか?」

勇者「黙れ!!」

魔王「ふむ……ふふ、そういえば礼がまだだったな、ほれ、受け取るがいい」

魔王は何かを投げて渡す。
勇者は反射的によけようとしたが、それが回復薬であることを確認し受け取る。

勇者「なんの真似だ……」

魔王「我が城の消火活動を行ってくれたのだろう?その礼よ」

勇者「お前の施しなど!」

魔王「ほれ、これもだ。これもやる。誰が置いて行ったのかしらんが、我らには効き目の無い回復薬がなぜか魔王城のいたるところにある。おかしいとおもわない?」

勇者「……まぁね」
251 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 01:01:34.56 ID:dvbRT1g0
122

--魔王城--

勇者「……」(毒などと姑息な手は使わないか)

グビッ

勇者の魔力が全快した。

魔王「ほう、もう少しためらうかと思うたが」

勇者「敵に塩を送って、倒されてから文句を言うなよ?」

魔王「ははは、敵ではないのだよ」

勇者「……」

勇者は剣を構える。

勇者「上で仲間が待っているんだ。さっさとケリをつけさせてもらう」

魔王「急ぐなよ若いな。もう少し話をしよう」

勇者「攻撃力最大上昇!!」

ゴウッ!!

魔王「……わかったわかった。試してみるがいいさ、お前の全力全開とやらを」

勇者は何も言わず、一足で魔王の首元へと移動する。

勇者「ゆううううううううううしゃ、スラッアアアアアアアアアアアアアアシュ!!!!」

魔王「……」

ドゴオオオオン!!
252 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 01:07:57.10 ID:dvbRT1g0
123

--魔王城--

パラパラパラっ

勇者スラッシュ。
その凶悪な破壊力は、直接触れていなくとも魔王の部屋にある四方の壁に亀裂を入れるほどである。

勇者「……ばかな」

しかし

魔王「お前の奥儀など、頸動脈で止められるわ」

ミチミチっ

勇者の大剣は魔王の首を一ミリたりとも斬れなかった。

勇者「……うそだ」

魔王「ん?絶望したか?少女よ」
253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 01:15:44.56 ID:dvbRT1g0
124

--西の王国--

サキュバス「人間ども……何をやっているのかしら……」

兵士A「爆薬はセットしたか?」

兵士B「こっちは完了したぞ。みんな!安全ポイントまで下がれ」

サキュバス(爆薬?……氷漬けになった人間達を氷を割るという気?ばかねぇ、そんなんじゃ)

ドゴオオオン

サキュバス「……」

氷漬けになった人間達は、氷ごとバラバラに爆破されてしまう。

兵士A「よおし、次いくぞ。今日中にあと7個やらなくちゃならないんだ。いそげ」

サキュバス(同じ人間なのにわざと殺しているの?これだから人間は意味がわからないのよ)

スッ

サキュバスは建物の陰に隠れてその行動を見ていた。念のため、氷の粒子による迷彩も施している。少なくとも並の人間にはわからないようになっているのだが、何者かが自分を狙っていることを感知した。

サキュバス(後ろか!?)

?「……」

誰かが塔の上に立っている。太陽を背にしているため何をしているかまではわからない。
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 01:26:23.70 ID:dvbRT1g0
125

--西の王国--

?「ボソボソッ」

サキュバス「!!魔法詠唱か!!」

サキュバスは迷彩を解いて塔の人間の元へと飛んだ。

サキュバス(長い詠唱を必要とする魔法は……広範囲攻撃魔法、逃げても捕らえられる!!)

?「!」

サキュバスの接近に気付いた塔の人間は詠唱を中止、

?「雷属性、槍、精製」

サキュバス「氷属性剣精製!!」


ザブシュッ!!

すれ違いの一閃。



?「……」

サキュバス「ごふっ!!」(なっ!!)

サキュバスは勇者との戦闘で片腕を失い、体力も満足に回復できていない。最初からハンデがあったわけだ。
とはいえ、サキュバスは勇者と渡り合える実力の持ち主である。決して剣技も低いレベルではない。
だが、

サキュバス(いとも……あっさりと!!)

サキュバスは斬られた傷を見てそう思った。

?「雷属性、単体攻撃、レベル3」

サキュバス「はっ」

塔の男は振り向きざまに魔法を唱えた。

ビッシャーーーーン!!!!

サキュバス「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 01:57:58.34 ID:dvbRT1g0
126

--魔王城--

キンキンっ!!

ワーウルフ「……中々やりますね」

盗賊「はっはっはっはっ!!」(早い、強い!!やべぇ!!)

ワーウルフがステップを踏むたび現れる残像。次の攻撃は盗賊の横からだった。

ギィン!!

盗賊「っっぐ!!」(間一髪!!)

ワーウルフ「……ほぉ」

爪での攻撃を防げたのは奇跡に等しい。二撃目の回し蹴りを防ぐことはありえなかった。

ドゴッ

盗賊「げぼっ!!」

内臓を守るはずのアバラは、バラバラに折れて内臓に攻撃をしかける。

盗賊「ゲホッ!!ゴホッ!!」

賢者「盗賊君!!」

盗賊「いいから蘇生してろ!!」

襲撃から2分。

バラバラに殺された闘士よりも、比較的損傷の低い踊子から修復をしていたが、まだ半分も治せていなかった。

賢者(くそっ!!勇者さん!!)

ドクッドクッ

腕を失った賢者の体力も尽きようとしていた。
256 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 02:01:58.53 ID:dvbRT1g0
127

--魔王城--

勇者「えあああああああああああああああああああ!!!!」

ドゴオオン!!

あれから勇者は、勇者スラッシュを打っては回復、という行動を延々と繰り返していた。

魔王「ふむぅ。どうした?」

勇者「はっ!はっ!はっ……はっ」

ゴクッゴクッ

勇者「ぷあっ!!」

体力も魔力もアイテムを使って全快している。

はずなのに

勇者「ああああああああああああああああああああああ!!!!」

ドゴオオン!!!!

魔王「うーん。今までのダメージ総じて、1。と言ったところか」

ガランガラン

勇者はここで初めて剣を手放した。

勇者「はっ、はっ、はっ、はっ、はっ……うっ……うぐっ!」

勇者の精神力が尽きようとしていた。
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 02:10:09.62 ID:dvbRT1g0
128

--魔王城--

魔王「なぜお前の攻撃が我に通じぬかわかるか?わからんだろうなぁ」

魔王は勇者に人差し指を向ける。

魔王「お前は勇者ではない」

勇者「!!」

魔王「勇者とは世界を救う絶対にして唯一の存在。人々の希望の化身。心から人々のために尽くすことを余儀なくされた奴隷」

勇者「……っ」

魔王「お前はそのどれにも属さぬ。お前はただ単に人々に勇者という首輪で飼いならされている奴隷に過ぎぬ。心の底では嫌いな人々の死を願っている」

勇者「お、おま」

魔王「我か?我は人間には健やかにつつましく生きてもらいと思っている。人々がいなくなってしまっては意味がないのでな」
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 02:17:42.13 ID:dvbRT1g0
129

--魔王城--

賢者「盗賊君!!」

盗賊「はっ」

ヒュン

ワーウルフ「……ほう、反射だけでかわしますか」

ワーウルフの上段蹴りを、盗賊はしゃがんでかわす。

盗賊「あぶねぇあぶねぇ、ごふっ、意識が」

賢者「っっく!!」(限界だ!!もう盗賊君の体力はもう……あと少し)

踊子「行きます!!わたし!っつあ!!」

立とうとした踊子腹部から大量の血液が流れ落ちる。

賢者「まだだ!!まだ君の傷は塞がってないんだ!!こんな中途半端な状態で戦いにいったらすぐにやられるぞ!!今まで時間を稼いでくれた盗賊君の健闘を無駄にする気か!?」

踊子「今盗賊さんがやられても同じです!!わたしが全快しても一人ではあいつに勝てません!!」

賢者「っっぐっ!!」

踊子「一人が回復し終わっても同じことの繰り返し、いつか賢者さんの体力と魔力が尽きて負けるじゃないですか!!」

バキバキバキ

踊子の腹部を氷が覆う。

踊子「っつ!!……これで何とか持ちます。早く闘士さんを蘇生してあげてください」

賢者「くっそ!!わかった!!頼んだよ、魔力を使いきってでも、僕がなんとか間に合わせて見せるから!!」

踊子「……ふふっwwまかせましたよ」
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 02:26:54.94 ID:dvbRT1g0
130

--魔王城--

盗賊(なるほど……)

ヒュンヒュン!

ワーウルフ「……む?」

盗賊「へへっ、これが最高にハイってやつかぁ……」

ワーウルフ(攻撃を最短で避けている?)

踊子「盗賊さん!!」

盗賊「!?これは……」

踊子「攻撃速度、攻撃力、移動速度を強化しました!!もう瀕死なんでしょうから、回復なんか焼け石に水ですよね!!してあげませんww」

盗賊「相変わらず……きっついww」

盗賊はにこりと笑った。踊子もそれに呼応するように。

踊子「一緒に死ぬまで戦いましょうっ!!」

盗賊「おk」
260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 02:43:16.47 ID:dvbRT1g0
131

--魔王城--

魔王「長い歴史の中で人類を滅亡させた魔王がいただろうか?」

勇者「……」

魔王「歴史の話をしてやろう。そうだな……たとえば50年前のことだ」

勇者「……」

魔王「50年前、勇者は仲間たちと共に世界平和のために戦った。その勇者は本当に人が大好きでな、平和のためならば死をもいとわないという、たいそうマゾイ男だった」

勇者「……」

魔王「勇者の努力かいあって、魔王を倒すことに成功した。しかしいざ魔王を倒してみても世界は平和にならなかった。今まで協力していた人々の集団は、互いに新しい敵を見つけ戦争を起こした」

勇者「……」

魔王「滅びこそしなかったものの、この世界は完全に5つに分断した。王国、西の王国、東の王国、南の王国、北の王国」

勇者「……」

魔王「そして我が生まれた、世界の秩序を守るために。人々がなんといおうが魔王は必要悪なのだ、人が人として生きるために」

勇者「……」
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 02:54:32.01 ID:dvbRT1g0
132

--魔王城--

勇者「違う……」

魔王「……何が違う」

勇者「魔王なんかいらない!!」

魔王「……」

勇者「魔王なんかがいるから……魔王なんかがいるから勇者が生まれるんじゃない!!」

魔王「……表裏一体だからな。魔王と勇者は。いやそれも違うか。……同じものだ。裏も表も無く勇者と魔王は」

勇者「私は勇者になんて……」
262 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 02:57:31.26 ID:dvbRT1g0
133

--魔王城--

ワーウルフ「……ふっ」

踊子「ああああああああああああ!!魔族ううううううう!!!」

魔法によって強化した踊子の蹴りは、速度、威力ともに跳ね上がっていた。

ボボボボボ!!!

踊子「ごほっ」(もうもたないの!?)

時間にして一分も戦闘を行っていない。
なのに踊子の腹部の氷は赤い色をしていた。

ワーウルフ「……もう一度眠りますか?」

踊子「はっ!?」

傷のことが一瞬頭にちらついた。
再び意識を戻した時にはワーウルフは目と鼻の先に。

シュン

音を立てずにワーウルフの後ろから接近していた盗賊のナイフが

ザシュっ

踊子「げぼっ」

盗賊「ぐっ!!」

何かに刺さることはなく、ワーウルフの爪によって二人は切り裂かれた。
263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 03:02:36.31 ID:dvbRT1g0
134

--魔王城--

魔王「少女よ、お前は何を望む」

勇者「私は……何も望まない」

魔王「したいことはないのか?」

勇者「私が本気でしたいことなんて……ない」

魔王「嘘をついたな」

勇者「っ……私は……ずっと家族が欲しかった」

魔王「……」

勇者「私はずっと、仲間が欲しかった」

魔王「ならなぜ……お前は剣を手に取りここにいる」

勇者「!?」

魔王「別に世界を救う気もなく、人々のために戦う気も無く、ただ勇者の資格を持っているから、流れにそって生きている。何もかもが中途半端だな」

勇者「わた」

魔王「仲間が欲しいだけなら、ずっと旅をしていればよかったではないか」

勇者「私は……私が勇者であり続けなければ……勇者でなければ関係を維持できないと思ったから……」
264 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 03:05:21.79 ID:dvbRT1g0
135

--魔王城--

盗賊「た」

踊子「お」

盗賊「れ」

踊子「て」

盗賊「た」

踊子「ま」

盗賊「る」

盗賊、踊子「かあああああああああああああああああああああお!!!!」

ワーウルフ「!?」(耐えただと!?)

ドシュ!!
ボゴっ!!

ワーウルフ「っっうっぐううう!!」

一瞬の油断、本来なら確実に当ることはない両者の攻撃を受けてしまう。

ワーウルフ(あの男性のナイフ……いやスキルか。魔力をごっそり盗まれました……もう体力は限界のはずなのにどこにこんな!!)

踊子(わたしの方を見向きやしない……わたしの蹴りじゃダメージなんて皆無、ってことですか……)

ワーウルフ(まずはあの男性を確実に、落とす!!)

ワーウルフが足先に力を込めた矢先、

踊子「ふざけるなよ……」
265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 03:06:59.55 ID:dvbRT1g0
136

--魔王城--

魔王「……勇者よ。お前に我の崇高なる使命の邪魔をする資格はない」

勇者「……」

魔王「さて、そろそろ上のやつらの始末も終わったろうて」

勇者「!!……どういうこと」

魔王「お前の仲間は我が左手が相手をしている」

勇者「!!!!」

魔王「ふむ……どうやらあとちょっとで……全員殺せるようじゃの」

ズキッ

勇者「うぐっ!!」

勇者の頭部に激痛が走る。

やだ、やだやだ

魔王「安心しろ。お前は元のおうちへと送り返してやる。下水道で一生過ごすといい」

ズキッズキッ

勇者「いや……だ」
266 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 03:08:42.86 ID:dvbRT1g0
137

--魔王城--

もう嫌だもうたくさんだなんでいつも私だけこんな!!

ズキズキズキ

勇者「やめさせろおおおおお!!」

魔王「すでに……遅いのだ」

勇者「!!……うわあああああああああああ!!」

勇者は剣を取り魔王に斬りかかる。

魔王「……ふんっ」

バチン

魔王が指を鳴らした衝撃波で、勇者は後ろの壁に叩きつけられる。

ドゴオオン

勇者「あっぐぁ!!」

魔王「それは余の指パッチンじゃ」
267 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 03:10:44.24 ID:dvbRT1g0
138

--魔王城--

勇者「がはっ、げほっ!!」

魔王「もうやめろ少女。こんなことをしてもちっとも楽しくない。我はSではなくMなのだ。MAOUの頭文字はマゾのMなのだ」

勇者「……何を言って」

魔王「考えてもみよ、世界征服世界征服と言うだけで本気で世界を征服するわけでもなく、勇者に倒されるためだけに、勇者が育ってくる

のを魔王城の玉座で延々と待つのだ。Mとしか言いようがあるまい?」

勇者「そんな話はどうでもいい!!」

魔王「……たく人の話を聞かぬ少女よ。あ、人じゃねぇや」

勇者「守りたいもの。一つだけあった」

魔王「……」

勇者「仲間だ」

魔王「……」

勇者「賢者と魔法使いと闘士と踊子と……盗賊だ」

魔王「……」

勇者「後の人間はどうなってもいい。好きにしてくれていい」

魔王「……」



勇者「……だから見逃してくれ」

魔王「……お前はいつも決断が遅いのだ」
268 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 03:13:09.88 ID:dvbRT1g0
中途半端ではありますが、本日は終わりにしたいと思います。

何かわかりにくかった点、疑問、質問などありましたら書きこんでください。

読んで下さった皆様方、ありがとうございました。m(__)m
269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/28(日) 03:16:08.10 ID:I/zoB6AO
遅くまで乙です
指パッチンつえええ
270 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/28(日) 03:20:49.46 ID:DTVpZ1Uo
先が気になる

とりあえず乙
271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/28(日) 04:28:25.86 ID:gwYbB4go
乙です
もう終わりが近いのかなー
272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 11:31:34.35 ID:dvbRT1g0
なんとも言えませんが、もうちょっとだけ続くかもしれませんww
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/28(日) 15:25:28.68 ID:Kih4udQ0
魔王がいないと世の中は戦争ってどっかで読んだことある設定なんだが・・・

魔王系のSS多いししょうがないか
274 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/28(日) 19:23:13.71 ID:exhgfsAO
そんな事どうでもいい。

面白いから、面白いなら。
275 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 23:18:33.62 ID:dvbRT1g0
そのどっかで読んだことある設定のことなんですが、
正直に言いまして、おそらく私も同じものを読んだのだと思います。
私はその作品に大変感銘を受けたため、そういう考えがあることを知らない人に伝えたいな、と思ってあえて入れました。
不快な思いをさせてしまったなら申し訳ございません。
もちろんその設定だけで終わる気は無いので、よろしければ最後までお付き合いください。m(__)m
276 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/02/28(日) 23:21:57.94 ID:exhgfsAO
大丈夫だ。
心配するな
277 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 23:32:01.22 ID:dvbRT1g0
139

--魔王城--

踊子「あも4りy8gた948qhj3えいふぁlkjrが;!!!!!」

一言で言えば暴走した。

賢者「なんだあれ……ありえない」

闘士「う……ぐ?」

待望の闘士の復活。しかし賢者をそれに気付かないほどに目の前の光景に意識を握られていた。

踊子「84ゆくぁ3お984あえjがえをkふぁえをgjq34ち!!??」

ワーウルフ「!!!っぐう」

踊子の体の至る所から出血し始めた。そしてそれは魔力を帯びていて。

バリバリバリィ!!

彼女が使えない筈の、

ゴオオオオオ!!

色んな属性の魔法が発現していた。


盗賊「なんだかやばそうではあるが、チャンス……だな」

盗賊はもはや身体機能のほとんど全てが停止していた。
盗賊が今頼ることができるのは、相手の弱点、本質を見抜く透視眼のみである。

たった一回、おそらく一回。
最初で最後のチャンスを迎えるために盗賊は走っている。
278 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/02/28(日) 23:34:15.20 ID:7CMgaoDO
キテター(゚∀゚)
勇者は俺の義理の妹。
これ裏設定な。
279 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 23:43:44.63 ID:dvbRT1g0
140

--魔王城--

ワーウルフ(……残存体力は残り八割程度。十分余力がありますね。削り殺すもよし、一気に決めるもよし)

踊子「あお84gはいじょっらおれwgじゃれがれg!!!」

フォン!

ワーウルフ(……っと。しかし気味の悪い連中だ。死にぞこないの男性は何かを狙っているようだし、この女性は何かキマッてしまってる)

闘士「ぬぅぅん!!」

ドゴオオン!!

闘士「かわ、された!」

ワーウルフ(……また追加ですか。床に穴を開けるだなんて、いいパンチ力だ)

ヒュカ

ワーウルフは爪で闘士の腹を裂こうとしたが、

ビキッ

ワーウルフ(……いい筋肉だ。はじかれるとは)
280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/28(日) 23:53:06.15 ID:dvbRT1g0
141

--魔王城--

朦朧とする意識の中で、賢者は意識が飛ばないように必死に耐えていた。

賢者「う……っぐ」

自分を回復する魔力くらいならまだ残っていた。だけれどもその魔力の使い道は決めていたのだ。

ワーウルフ「っぬ!!」

初手で完全に決まったと思っていた。いや決まっていた。
4人のうち3人を戦闘不能に追いやったのだから。
それがなんだ今では。
決め手に欠けて、一気に勝負をつけることができず、地味な削り合いしか出来ていない。

ワーウルフ「……ぬぅ」

それも今まではいいと思っていた。確実な勝利を得たほうがよい。だが何かがチクチクと訴えてくる。
早く勝負を決めるべきだと。

ワーウルフ(……やるか)

盗賊に魔力を奪われていたのが響いていた。今からやる魔法は魔力の消耗が激しく、使ってもし失敗してしまったら勝率が下がってしまう。

だがワーウルフはやることにした。
ある意味彼もまた追い詰められていたのだ。

ワーウルフ「……物質生成、小月!!」
281 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 00:01:57.90 ID:mXB1cPc0
142

--魔王城--

ワーウルフの頭上に小さな月が現れる。そしてその光を浴びたワーウルフは、一回り大きな銀毛の狼へと変貌する。
何も変わったのは外見だけではない。二足から四足に変わった移動スタイルは、速度の大幅な上昇を実現する。

盗賊はここだと感じた。

盗賊「空間設置魔法罠、カウンタータイプ」

盗賊の宣言とともに、今まで盗賊が走っていた道が赤く光りだす。それはこの部屋全体に書かれた魔法陣のように見える。

ワーウルフ(……空間設置?)

盗賊「今この部屋の中全体を罠にした。動くな」

ワーウルフ(なんだと?……)

闘士「わ、わかった」

踊子「えg489うq94うjごえrhgq−9んgrk……」

ワーウルフ(なぜ私の行動を制限する必要がある……私がこの姿に変貌して、戦闘能力が未知数になったからか?いやそれにしてもおかしすぎる。こっちは待ってるだけで勝てるのだ。相手は瀕死状態が三人もいる。その三人が倒れるまで待てばいいだけなのだ、私が絶対に有利なはずなのに……)

ワーウルフは盗賊の顔を睨む。

盗賊「……」

ワーウルフ(何を考えている……!!……時間稼ぎか。私のこの姿が魔力消費を激しいことを知ってのことか??)
282 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 00:11:23.37 ID:mXB1cPc0
143

--魔王城--

盗賊「闘士、肉体強化は使ってもいい。動かなければな」

闘士「わ、わかった。攻撃力上昇三段階!!」

ゴオオオオオ

ワーウルフ(変身が解けたところを狙う気か!!確かに変身が解けた瞬間は無防備に……いやまて、あの攻撃をくらったところで私は負けない。いやあの女性も何かを狙っているのかもしれない……)

踊子「034gjh9849あだrじゃれg……」

ワーウルフ「ッッぐう……」(何を、何を信じたらいい!!)

盗賊「よし、みんなご苦労さん、今罠解除するよ」

ワーウルフ(罠を解除する?……自分から解く!?やはり時間稼ぎだったのか!!)

グッ

ワーウルフ(ならば何も相手の土俵で戦う必要はない。男性が罠を解除する前に息の根を止めればいい、私にはそれだけのスピードがある。元からこうすればよかったのだ)

盗賊「罠か」

ギュン!!

ワーウルフ(私の最高速は!!)

ドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュ!!!!!!

ワーウルフ「がほふっ!!!?」

部屋中から飛んできた魔法の槍が数十本の単位となってワーウルフの肉体に刺さっていく。

ワーウルフ「ごぼおおっふ!!」

盗賊「……罠はスピードが速いほど威力があがる……か。なるほど。あんたは俺が見てきた中で最も速い敵だった」
283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/01(月) 00:15:26.61 ID:Je7qKoco


\ キャー盗賊カッコイー /
284 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 00:17:00.72 ID:mXB1cPc0
144

--魔王城--

ワーウルフ「な、ヒュー、ヒュー、なぜ」

盗賊「……いや危なかった。この罠はさ、あんたから魔力を奪ったおかげで発動できたもんなんだ。一応スキルとして習得していたんだが俺の魔力じゃ発動できなくてさ」

ワーウルフ「ヒュー、ヒュー」

盗賊「……維持だけでもすごい魔力使うから、あんたがあの時間内に動いてくれなかったらどうしようかと思った」

ワーウルフ「ヒュー、ヒュー……」

盗賊「じゃあ勇者さんが待ってるんでな。二人とも、頼んだ」

グシャっ
285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 00:22:14.12 ID:mXB1cPc0
145

--魔王城--

勇者は子供のように泣いている。
剣を捨て、ガントレットのまま涙をぬぐう。

ドォン……

城の上のほうで破砕音がした。

魔王「……決着がついたようだな」

勇者はもう立つことすらできなかった。
もう立つ意味もなかった。

魔王「いっそひとおもいに殺してやるべきか……」

魔王の掌にかつてないほどの魔力が圧縮される。
勇者は今までの経験上、無意識のうちに体が身構えるが、抵抗することを意識が拒絶した。

魔王「……さらば。下水道の少女」


ドゴオオオオオオオオオオン!!!!
286 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/01(月) 00:22:19.64 ID:6McrYfgo
ヒューヒュー
287 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 00:30:20.02 ID:mXB1cPc0
146

--魔王城--

魔王「……!」

勇者「……」





上から声が聞こえた。



賢者「見たか魔王!!魔法暴発レベル4!!いくら強いと言えど、自分の魔力は痛かろうです!!」

踊子「……あ〜それはいいんですけどわたしたち〜……どうやって着地するんです?」

盗賊「あれ?なんでこんなとこにいるのおばあちゃん……え?そうなんだ。へぇ。おばぁちゃん死んでた気がするんだけどさ。ははっ」

踊子「盗賊さんはイキかけちゃってますね〜」

闘士「あばばばばばばばば!!」

ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウドオオオオオオオン!!

闘士は咄嗟にみんなの下に入り、落下の衝撃を緩和する。実に筋肉とはすばらしいものである。

勇者「……あ」

踊子「いたた。なんとかなりましたね〜。闘士さん両足複雑骨折くらいですんで」

闘士はいきたえた。

踊子「すまないですよね〜ww」



勇者「……みんなぁ」

勇者の仲間が落ちてきた。
288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 00:32:35.57 ID:mXB1cPc0
146訂正版

--魔王城--

魔王「……!」

勇者「……」

突然魔王の魔力が爆発した。

勇者「……なに……が」

その時




上から声が聞こえた。



賢者「見たか魔王!!魔法暴発レベル4!!いくら強いと言えど、自分の魔力は痛かろうです!!」

踊子「……あ〜それはいいんですけどわたしたち〜……どうやって着地するんです?」

盗賊「あれ?なんでこんなとこにいるのおばあちゃん……え?そうなんだ。へぇ。おばぁちゃん死んでた気がするんだけどさ。ははっ」

踊子「盗賊さんはイキかけちゃってますね〜」

闘士「あばばばばばばばば!!」

ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウドオオオオオオオン!!

闘士は咄嗟にみんなの下に入り、落下の衝撃を緩和する。実に筋肉とはすばらしいものである。

勇者「……あ」

踊子「いたた。なんとかなりましたね〜。闘士さん両足複雑骨折くらいですんで」

闘士はいきたえた。

踊子「すまないですよね〜ww」



勇者「……みんなぁ」

勇者の仲間が落ちてきた。
289 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 00:44:07.65 ID:mXB1cPc0
147

--魔王城--

賢者「勇者さん!!ご無事ですか!?魔王は僕が倒しましたよww」

踊子「あ〜!!アイテムいっぱいある〜。もしかして勇者さんが独り占めしてたんですか〜?どこに隠して、あ、パッドかwwwww」

盗賊「おじいちゃん、今年は墓参り行けなくてごめんよ。いろいろ大変だったんさ。ん?あ、ああ、彼女できたんだけどさwww」

踊子「早く回復しやがれ」

グビ

盗賊「おふぅ!!」

盗賊は全快した。



魔王「誰が……倒されたって?」

賢者「んな!?まさか!!あの魔力でレベル4の暴発を……しかも0距離で……」

魔王「お前は……自分の涎でダメージを受けるのか?」
290 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/01(月) 00:50:59.68 ID:6McrYfgo
大事なことなので二回言いました
291 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 00:55:49.54 ID:mXB1cPc0
148

--魔王城--

盗賊「あ、勇者さん、おひさしゃーす」

勇者「あ、あう……そ、それどころじゃ」

盗賊は勇者の顔を観察する。

踊子は闘士の口とけつに回復薬を突っ込んだ。
賢者は自分で飲むようの回復薬を探している。

魔王「……あの」

魔王は何をしていいのかわからない。

盗賊「てめぇ……」

魔王「む?」

盗賊「俺の勇者を泣かしやがったな!?」
292 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:03:28.61 ID:mXB1cPc0
149

--魔王城--

踊子「いやこの貧乳抱き枕はわたしのですから〜」

盗賊「なにッ!?」

賢者が飲んだ薬は期限が切れていた。

賢者はいきたえた。
闘士が生き返った。

勇者「……」

踊子「あぁ!!もうめんどくさいですねぇうちの男どもは!!」

踊子は蘇生薬だの回復薬だのすべて賢者の口に流し込んだ。

賢者「ごべはぁ!!」

賢者はいきかえった。

賢者「ぬ?!しかも……ありえないほど力が湧いてくる!!」

ドーピングだった。

勇者「……ふふっ」
293 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:09:55.32 ID:mXB1cPc0
150

--魔王城--

魔王「……」(随分とペースを狂わせてくれる……ハチャメチャだな)

魔王の心にハチャメチャが押し寄せてくる。

魔王(こやつらがここにいるということはワーウルフは……)

そうか

魔王はつぶやく。

魔王「俺を残してみんないっちまったか……」

盗賊「さぁーて」

今、魔王の眼前には5人の人間が立っている。

賢者「こちらは万全の状態に戻りましたよ。待っててくれてありがとうございました」

踊子「でもこっちは容赦無用に数の暴力しかけるのでよろしく〜」

闘士「ウホッ! いい魔王……」

勇者が……立ちあがった。
そして剣を手に取り、魔王へ向ける。

勇者「……魔王、これが私の仲間たちだ……守りたいものだ」

魔王「……ふむ」


勇者パーティがあらわれた!!!!
294 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:15:02.65 ID:mXB1cPc0
151

--魔王城--

魔王「戦うのか……」

勇者「……あぁ」

魔王「我の言い分を少しは理解したのだろう?」

勇者「ああ」

魔王「力の差も理解できたはずだ。そこまでして戦う理由があるのか?」

勇者「……お前の言うことが仮に全て正しかったとしても、それはあくまで過去の人間達の所業から考えた仮定に過ぎない。次もまた人類が同じことを繰り返すとは限らないんだ」

魔王「……)

勇者「魔王という存在がいるだけで人々は不安を抱く……お前を倒す理由としては十分だ」

魔王「……本音は?」

勇者「仲間が戦うからだ」

魔王「……ふ」
295 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:21:43.09 ID:mXB1cPc0
152

--魔王城--

盗賊、闘士「おおおおああああああああああああああああ!!!!」

闘士の拳と盗賊のナイフが魔王に接触する。

ドドド!!

魔王(仲間か)

賢者「水属性魔法、回復持続!!」

踊子「二人とも、そのままでお願いしますね」

空中をクルクルと回転している踊子は、

踊子「スウウウウウパアアアイナズマアアアアアア!!蹴り」

ドオオン!!

勇者「はああああああああああ!!」

三人は魔王から瞬時に離れる。

ザァアン!!

勇者の縦一閃が魔王の頭部に命中する。

魔王「……」

勇者「っく!」(やはりきかないの!?)

魔王「魔王技、指パッチン百連撃」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッゴゴ!!
296 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:24:45.66 ID:mXB1cPc0
153

--魔王城--

勇者「きゃああああ!!」

賢者「うわっ!!」

闘士「っぬぅん!!」

踊子「ああああああ!!」

盗賊「ごふっ!!」

目も眩む閃光、その一発一発が、確実に致命打になりうる威力をもって勇者パーティを一掃した。

盗賊「っぐっ!!指弾とかてめぇ……戸愚呂か!」

魔王「ご存知の通り魔王だが」
297 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:27:24.49 ID:mXB1cPc0
154

--魔王城--

勇者「っく」(どうしよう……やっぱし勝てないよ。こんなやつ相手に……今ならまだ逃がしてくれるかな)

盗賊「……なんかおかしくない?」

踊子「あ、盗賊さんもそう思いました?」

賢者「そもそもあの暴発をくらって無傷という時点でおかしいのですよ」

闘士「なにか、ある」

勇者「え?みんな何言ってるの?」

盗賊「勇者さんは気付かないんすか?あいつ多分今無敵状態なんだよ。何やってもダメージ受けないみたいな。だから特殊なやり方じゃな

いと倒せないと思うのよ」

勇者「……特殊?なにそれ」

賢者「はぁ、これだからなんでも力技でどうにか押し切って来た人は違いますね。中には特定の状況じゃないとダメージを受けないやつも

いるんですよ」

勇者「……え?それ本当?」

盗賊「ね?」

魔王「うん」
298 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:30:43.37 ID:mXB1cPc0
155

--魔王城--

勇者「ええええええええええええええええええええええええ!?!?なにそれ!!ずるじゃん!!」

盗賊「いや、まぁ……え?もしかして無敵状態のやつ殴り続けて心折れてたの?ばかじゃんwww」

勇者「えええええええええええええ!?あっ、でも1は与えられたもん!!」

盗賊「……まじで?」

魔王「うん。無敵のはずなのに削られた。びびったわ……」

賢者「無敵設定突破するとかどんだけ……」

勇者(でも……すごい。私は絶望しか感じなかったのに、みんなはあっさりと看破してしまった……)
299 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:33:33.49 ID:mXB1cPc0
156

--魔王城--

勇者「じゃ、じゃあ!なんでお前は勇者じゃないからとか説教みたいに語ってたんだよ!!」

魔王「早く帰って欲しかったんだもん」

賢者「なんだこの魔王……」

魔王「……だが嘘は言ってないぞ?勇者についても魔王についても……お前についてもだ」

勇者「……」

盗賊「何を喋ってたのか知らないが、お前はここで死んでくれ。希望に満ち溢れた人類の未来のために」

盗賊は高速で移動し、魔王にナイフを突き立てる。

盗賊「……ありゃ」

否、接触するだけ。その皮膚を傷つけることは出来ない。

魔王「希望に満ち溢れた人類の未来のためか……ならなおのこと我は負けられんな」

魔王の右ストレートが盗賊を襲う。

バゴッ

盗賊「ッッっ!!!」
300 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:38:18.20 ID:mXB1cPc0
157

--魔王城--

勇者「盗賊!!」

盗賊(指パッチンでもあんななのに……)

ドサっ

盗賊「あ、あれ?確実に死んだとおもったけど、ぎり生きてる」

賢者「裏技みたいなもんですね。回復持続をかけてると即死のダメージを受けても耐えられるらしいです。掲示板に書いてありました」

勇者「え?無敵!?」

賢者「いえ、連続でこられるとあっさり死にます。しかもこれ一定時間で切れちゃいますし」

盗賊「そうか……賢者さん、回復お願いです。俺もう指一本動かせないです」

賢者「でしょうね」

盗賊が戦闘不能になった。
301 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:41:19.31 ID:mXB1cPc0
158

--魔王城--

踊子「どうしたらいいんですか?勇者様」

勇者「そう……ね」

闘士「とう、ぞく」

勇者「!!そうか、こういう時の盗賊だ。盗賊!!」

盗賊「あぁ、もうやってますよ」

盗賊の眼帯は取られていた。眼窩の奥には青白く光る火が燃えているように見える。

勇者「決まったな。盗賊が何かを見つけるまで守る。護って戦う!!」

踊子「了解です〜」

闘士「お、おで!!」
302 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:43:33.14 ID:mXB1cPc0
159

--魔王城--

魔王「ふんっ……小賢しい」

魔王が右手を勇者達に向ける。

勇者「攻撃は決して無駄ではない!!」

ドンっ!!

魔王「……ぬ?」

勇者の大剣は魔王の右腕を切り上げる。
最も斬ることはできない。が、魔王の攻撃の軌道を僅かではあるがずらした。

魔王「ゆうし」

踊子「おじさーん、Mなんですって〜?」

踊子は勇者の反対側から回り込み、飛び蹴りを魔王の脇腹にくらわす。

魔王「っ!無駄だというに」

闘士「獣欲、剛を制す」

闘士は魔王に掴みかかり、

魔王「ぬ?」

体落としを決める。

ドシンっ!!
303 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:45:39.39 ID:mXB1cPc0
160

--魔王城--

盗賊「ははっ、みんな」(俺が色んな角度から見れるようにとがんばってくれてるのか……)

賢者「この期待には答えねば男じゃないですよ。ニートさん」

盗賊「ですねww行ってきますヒッキーさん」

賢者「あれ?もう見つけたんですか?」

盗賊「はい。多分だけどww」(それが俺に可能かどうかさえわからないのだが)

賢者「そうですか。みんな、盗賊さんが行きますよ。お願いします!!」

魔王と戦っていた三人は、一度魔王から距離を置く。
そして、

闘士「攻撃力、四段階上昇!」

踊子「攻撃力、速力上昇!」

勇者「攻撃速度、速力上昇」

三人の魔法が盗賊にかけられる。

盗賊「!!やっべ、今なら勇者さんに勝てる!」

勇者「私に勝ってどうする!」

盗賊「……さらに速力四段階上昇!!」

魔王「蚊がいくら強くなろうと……」

盗賊の姿は既に無い。
304 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:47:29.15 ID:mXB1cPc0
161

--魔王城--

魔王が気付いた時には空中に浮かんでいた。

魔王(はて……?)

魔王はその原因を探ろうと辺りを

ドガドガドガドガドガドガドガドガ!!!!

魔王「!!む?」

何か光の帯のようなものが魔王の傍をぐるぐると回っている。
魔王はそれから攻撃を受けてるせいで、宙に浮かんだままなのだ。

魔王(これ……は)

光速に近い速さで動く盗賊の攻撃を、魔王は対応などできるはずもない。
305 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/01(月) 01:49:06.35 ID:cWmX3MAO
盗賊がww
306 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:49:22.55 ID:mXB1cPc0
162

--魔王城--

魔王「ふ、しかし無駄なことよ。我にとって水に浮かんでいるのとさして変わらぬ」

盗賊「……」

光の攻撃は止んだ。

ドサりと魔王の体は地に落ちる。

盗賊「みたいだな。せっかくこんだけ強くなったからごり押しでも行けるかと思ったけどやっぱだめか」

魔王「当たり前だ。今度は勇者の時とは違う。1足りともダメージは受けておらん」

盗賊「勇者さん」

勇者「ん?なんだ?」

盗賊「準備しといてね」

勇者「あぁ!」

魔王「……」

盗賊はまたもや消える。
307 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:51:54.36 ID:mXB1cPc0
163

--魔王城--

魔王が辺りを見回している間に盗賊は元の位置に現れた。

その手に持っているのは

赤の手紙。

魔王「……それ……は」

魔王はハッと気づいて胸に手をやる。
無い。……命より重いモノが無い。

盗賊「どうもこれが魔王の核のようなものっぽい」

勇者「……これか。よくやった」

勇者は大剣を構える。

盗賊「あー!俺の手柄なんですから一緒にやりましょうよ!」

勇者「ば、ばか!!そういうレベルの話じゃ」

盗賊は大剣を持っている勇者の手に手を重ねる。


魔王(……ふぅ。こうもあっさりとはな。俺は役目を……果たせたのだろうか)

魔王は勇者達に視線を向ける。

魔王「……ふふっ」

魔王は笑いが抑えきれない。それもそのはず、

魔王「お前ら……ケーキ入刀のつもりか?」

勇者「ばっ!!/////」

盗賊「いいなそれwww」

魔王「……汝らは健やかなる時も病める時も、世界を救うことを誓いますか?」

盗賊、勇者「誓いませんww!」




ザン
308 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:55:34.78 ID:mXB1cPc0
164

--草原--

あれから四日後。
魔王が勇者の手により倒された、というニュースは世界中を駆け巡った。


勇者達はというと、近場の村で二日かけて傷をいやし、王国へと帰ろうとしていた。

盗賊「魔王倒した!!っていうのに何かいいことが起きるわけではないんだねー」

勇者「まぁ……簡単ではないんだろ。人間というのも」

賢者「謝礼とかでるんですかね……」

踊子「出なかったら国潰します〜ww」

盗賊「お母ちゃんがいるんでまじで勘弁して下さい……」

勇者「……ふふっww」
309 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 01:58:31.57 ID:mXB1cPc0
165

--王国--

盗賊「やっと……帰って来たな!」

賢者「えぇ。1年ぶりくらいですかね。故郷かぁ……」

闘士「お、おで」

勇者「まずは王様に……ん?みんな……出迎えだ!!」

王国への入り口に、兵士達が道を開けて整列していた。

賢者「壮観ですね……!それも半端な数ではありませんよ!!国中の兵士が我々を出迎えています!!」

勇者「あれは!!」

兵士達の先頭に黒服の男が立っていた。

盗賊「魔法使い!!」
310 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 02:00:16.85 ID:mXB1cPc0
166

--王国--

魔法使い「皆さん魔王討伐お疲れさまでした。城で王様がお待ちです」

賢者「えwww魔法使いさんキャラ変わってるww」

闘士「う、うほっ!いい男!」

盗賊「へへww」(そういや王様に会いに家を出たって言うのに、魔王討伐してから会うはめになるとはなww)

まぁそんなことはいいか。もう何も問題にすらならない。
だって俺には、

盗賊「行こう!!貧乳さん!!」

勇者「ばっ!!こんなとこで!!」



勇者募集してたから王様に会いに行った


    THE END                             ?













魔法使い「勇者を捕えろ」

兵士A、B「はっ!!」

ガチャガチャガチャ!!!!



盗賊「……え?」


  第二部 完
311 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/01(月) 02:05:57.91 ID:cWmX3MAO
ななななななな




何だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/01(月) 02:06:43.79 ID:mXB1cPc0
二部が終わりましたので本日は終わりにしたいと思います。

何かわかりにくかった点、疑問、質問などありましたら書きこんでください。

三部はまた近日中に書き始めたいとは思います。

読んで下さった皆様方、ありがとうございました。m(__)m
313 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/01(月) 02:09:21.53 ID:Je7qKoco
マジで予想外過ぎるwwww
乙です!!
三部楽しみ!
314 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/01(月) 02:11:13.18 ID:cWmX3MAO
ああ、終わっちゃった…

あれ?
まだ先があるぞ

えっ?

ななななななな
何だとぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ
315 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/01(月) 02:27:39.61 ID:4guq71Eo
まだ続きがあるとかwwww
316 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/01(月) 02:52:08.26 ID:6McrYfgo
なんで勇者つかまったん?
317 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/01(月) 03:59:00.94 ID:TPtXs2DO
三部の内容聞いてどうすんだよw
乙!毎回技名で笑わされるw
318 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/01(月) 05:19:35.82 ID:elp0uSIo
伏線はってあるのに終わってしまったとおもたらww
319 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/01(月) 22:20:29.47 ID:BW64hxYo
三部に乞うご期待!
320 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 16:50:23.07 ID:B/UNIvQ0
長くてすいません。
もうちょっとだけ続いてしまいますww
321 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/02(火) 18:28:27.43 ID:B3PA.0Y0
ちょっとグルグルっぽいww
322 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 19:27:27.02 ID:B/UNIvQ0


--玉座の間--

王様「おお 勇者一行! 我が募集に応じた者達よ! そなた達が来るのを待っておった」

盗賊「王様どういうことですか!!なんで勇者さんが拘束されなくちゃならないんですか!!」

賢者「僕達は魔王をちゃんと討伐してきたんですよ!?捕まる理由なんて何もないっ!!」

闘士「ふ、ふご!!」

王様「はははwwまぁそう熱くなるな。まずはそうだな。皆の者、魔王討伐御苦労であった!!」

踊子(……なん……なのよ!!)
323 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 19:33:15.05 ID:B/UNIvQ0


--玉座の間--

盗賊「……王様。ちゃんと説明してください。でないと」

盗賊達を除くと、今玉座の間には王様とその横にいる受付、それと入口の所にいる兵士二名だけだった。
不自然にも武器は没収されていない。盗賊はナイフをいつでも取り出せるように、神経を張り詰める。

踊子「王様〜?仮にもわたし達は魔王を倒してきたんですよ〜……不用心すぎますね」

受付「!!王様に向かって口が過ぎます!!」

王様「はっはっは!!なかなかどうして。雇い主に向かって牙をむくとはやりおる」

盗賊「……王様」

王様「にらむな。今答えてやる。そうさなぁ、何から教えたらよいものか……ふむ、魔王とは話したかな?」

賢者「(質問したのはこちらだというのに)えぇ、少しではありますが」

王様「世界のシステムについてヤツは話したか?」

盗賊「いいえ」

王様「そうか……」
324 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 19:41:24.45 ID:B/UNIvQ0


--地下牢獄--

日の光が全く入らない城の地下。その地下牢に一人の男が降りてくる。

カンカンカンカンカン

勇者「……?」

勇者は鎖で両手を拘束され牢に繋がれている。
その男は勇者のいる牢獄の前で足を止めると、

大賢者「久しいな……我が弟子よ」

勇者「大賢者……様」
325 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 19:50:03.93 ID:B/UNIvQ0


--地下牢獄--

大賢者「使命を無事果たせたのだな……礼と賛辞の言葉を贈ろう」

大賢者は几帳面に頭を下げる。

勇者「はい……しかしこれはどういうことなんですか?」

大賢者「……うむ。それなのだがな」
326 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 20:06:33.47 ID:B/UNIvQ0


--玉座の間--

王様「それは正直めんどくさいのぉ。お前達はまだまだ知らないことが多いようだし」

盗賊「……」

のらりくらりとした王様の態度に盗賊は確かな怒りを感じた。
自分でも単純だと思う。

盗賊は

この国を敵に回しても勇者を助けると決心した。



受付「王様への狼藉は許しません」

腰のナイフケースに手を伸ばした筈だったのだ。
それがなぜか、盗賊の右腕の肘から先は宙を舞っている。

盗賊「っ!!」

王様の横にいたはずの受付は、いつのまにか盗賊の首にナイフを当てている。
327 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/02(火) 20:22:29.80 ID:9.g8m2Uo
おおはじまっとる!
328 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 20:27:43.94 ID:B/UNIvQ0


--玉座の間--

踊子「な!あんた!」

受付「魔王を倒したからなんなのですか?……今は王様のお話を聞くべきだと私は思います」

ブシュッ

盗賊の傷口から夥しい量の血が噴出する。

王様「あぁもう、賢者よ、盗賊の手当てをしてやれ。受付もやめるのじゃ。私は話をするためにこの者らをここへ呼んだのだ」

受付「はっ!申し訳ございません」

賢者は切断された腕を拾い、傷口にあてがう。

王様「それにしても盗賊。今のことは不問にするが、私に斬りかかろうとしたな?」

盗賊「……っ」

王様「お前達を思って言うのだがやめた方がいい。もし今お前が武器を掴んでいたら、この者がものの数秒で」

受付「お言葉ですが王様、『秒』はかかりません」

王様「あ、そう?そりゃすまなんだww」

盗賊「……!」

賢者「盗賊君!動かないでください!!」
329 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 20:34:09.17 ID:B/UNIvQ0


--玉座の間--

王様「とはいえだ、私が焦らしたせいで、なんていう理由で優秀な部下を失うのは非常によろしくないな。では担当直入に勇者を拘束した理由を説明しよう」

盗賊(……こいつ……わざと俺に斬りかからせようとしたな……あの受付の実力を見せつけて行動を制限するために!!)

踊子(護衛はあいつ一人で十分……ってことなのね)



王様「まぁつまりはだ。簡単に言ってしまえば……」

大賢者「お前が拘束された理由はだな……」


        勇者募集してたから王様に会いに行った


王様「勇者は、次代の魔王なのだ」

大賢者「お前はすでに魔王だからだ」





              第三部
              勇 者
330 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/02(火) 20:35:36.13 ID:9.g8m2Uo
な、なんだってー!!
331 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/02(火) 21:26:37.30 ID:udnJIkAO
嫌だぁぁぁぁぁぁぁあああ
332 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 22:06:23.09 ID:B/UNIvQ0


--玉座の間--

盗賊「何を……言ってるんだ」

賢者「冗談にもほどがあります!勇者さんはただの人間ですよ!?」

王様「ただの、ではない。そして厳密に言うと人間でもない」

踊子「……」

王様「踊子よ、多分そなたしか知らぬと思うから言うのだが、勇者因子について皆に喋ったことは?」

踊子「!?っっ……ありません」(……まさか)

王様「まぁ常識的に考えればそうよの。勇者因子というものはな、勇者が勇者足りうるために必要なものなのだ。それは同時代に一人だけ発現する」

盗賊(……勇者さんの過去で聞いたな……)

王様「研究の結果わかったことなのだが、勇者因子は別名、対魔因子とも呼べるもので、モンスター、魔族、そして魔王に対して絶大な力を発揮する」

踊子「……」
333 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 22:09:24.42 ID:B/UNIvQ0


--地下牢獄--

勇者「っっ!!」

大賢者「……ショックか?」

勇者「な、何を言ってるのです!?私は人間です!!」

ズキ

大賢者「……お前に魔王を倒させるために、あえて伏せていたことが山ほどある。お前は……いや、まず謝ろう、すまなかった」

勇者「何を言ってるんだ!!!!」

ガチャガチャガチャ!!

勇者は鎖で繋がれているにも関わらず暴れ狂う。

勇者「謝るな……謝るなよ……お前らが勇者だというから、戦えというから私は!!」

大賢者「……すまなかったな」
334 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 22:13:15.05 ID:B/UNIvQ0
10

--玉座の間--

王様「つまり勇者というものはだな、勇者因子という特別な力を持つ一世代限りの突然変異種なのだ。いくら外見は愛らしい人であっても、そのステータスを見ればわかるように人を遥かに超えた怪物なのだ」

盗賊「……怪物じみているから魔王のようなものだと言いたいのか?」

王様「違う。考えても見るがいい。魔王なんていう強大な存在を倒す者……確か古代の言葉で毒牙……ええとなんだったかな」

受付「毒を以て毒を制す、でございますか?」

王様「あぁそれだ。最も、火は火で治まる、の方が字的によかったかもしれんな」

賢者「……な」

王様「勇者因子はな、どうも魔王と接触すると変質するらしい。そして考えが改められた。私達が勝手に勇者因子と名付けて呼んでいたものは……魔王因子の初期状態だったのだ……とな」

盗賊「それが……本当なら」

王様「そう、魔王というのは勇者の発展した姿というわけだ」
335 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 22:17:57.56 ID:B/UNIvQ0
11

--地下牢獄--

勇者「そん……な」

大賢者「お前はもうすぐ……いやすでに、お前の体は魔王化が始まっている」

勇者「っっ変わってる所なんてどこもない!!私は……私は……」

大賢者「許せ……世界の平和のためなのだ」

勇者「……っうあ……」

勇者は大粒の涙をこぼす。

大賢者「せめて……人として葬ってやる。処刑執行者の名を言え。私を怨むのなら私を指名しても構わない。それとも苦楽を共にした仲間に引導を渡してもらうか……」

勇者「っひ……!!」

どうしてこンナ
336 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 22:24:45.88 ID:B/UNIvQ0
12

--玉座の間--

王様「魔王の雛は同族を狩るというわけだ……お前達が倒した魔王も……50年前は勇者だった男だ」

盗賊「!!」

王様「昨日のように思い出す……大勇者、大盗賊、大魔法使い、大賢者、そして私の五人で世界中旅をした」

闘士「……」

王様「お前達、サキュバスとワーウルフも打ち取ったのであろう?魔族……側近は勇者パーティの変化した姿だからな」

賢者「えっ!?……ならその話が本当なら王様はなぜ……」

王様「魔王を倒した後の旅に、私と大賢者は行かなかったのだ……というか少しずつ狂っていく大勇者を見ていられなかった……」


--過去--

大魔法使い「アンタは国に帰んな。お父上の後を継ぐんだろ?ww」

大剣士「!!ふ、ふざけるな!!あいつがこんな状態なのに故郷に帰れるか!!」

大盗賊「……俺達があいつに付いている。お前はお前のできることをしろ」

大賢者「……大剣士」

大勇者「ほーれ、行ッチまえョ!!オマエらなnカいなクタッて俺は困りゃシナいんダカらよっww」
337 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 22:30:30.00 ID:B/UNIvQ0
13

--地下牢獄--

ズキ

勇者「ふぁ、ぅぐっ……ひっ」

大賢者「……辛いだろうが三日後だ。誰を指名するか考えておいてくれ」

そう言うと大賢者は地下牢獄から姿を消した。

勇者「う……うあああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

ズキズキズキズキズキズキ!!

勇者は大賢者がいなくなった瞬間、力の限り咆哮した。

なんで、なイタんでイタイなんでこれkらやっイタイとイタイイタ!!

勇者「……っふ!」

ポタリ

なにか生温かい水が頬を伝って落下する。
決して涙では無い。涙はここまでドロッとしていない。

勇者「ひっく……」

地下牢獄は雨漏りがしているらしく、水たまりがあった。
そこに映る自分の顔。

勇者「………………あは、あはハハ、は」

まるで昔みた男の子のように、勇者の頭部からは角が二本つきでていた。
338 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 22:34:20.91 ID:B/UNIvQ0
14

--玉座の間--

王様(あの頃にそれを知っていれば少しは変わったのだろうか……)

王様「推測にすぎないが、完全に魔王化した勇者は周囲の人間の体組織を作り変えてしまうのだろう。魔王の側近はどこか面影を残しながらも、完全な魔族になっていたからな」

賢者「……ずっとその繰り返しだったんですか?今まで!!勇者が魔王を倒して、勇者が魔王になって、また勇者が!!」

王様「そうだ。そしてこれは仕組まれたものなのだ。」
339 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 22:37:47.87 ID:B/UNIvQ0
15

--玉座の間--

王様「なぁ賢者よ、空を飛べると思うか?」

賢者「?……魔法を使ってもいいのでしたら誰でも飛べると思いますが」

王様「違う。もっと上だ。もっと暗き空だ。あの星達が浮かぶ所だ」

賢者「何をおっしゃっているのかよくわかりません」

王様「そうか。信じられないことだがな、古代人はあの星の海まで行くことができたのだ」

賢者「……行く?とは?」

王様「まぁわからぬのも無理はないか。この世界の仕組みはな、人という種を極めつくした古代人が作り上げたのだ」
340 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 22:41:02.83 ID:B/UNIvQ0
16

--玉座の間--

王様「神の如き存在に至った人が何を思ったのかは知らぬ。わからぬ。理解できぬ。わかっていることは魔王という抑止力を意図的に作りあげ、我々の文明の発展を妨げているということ!!」

賢者「な、何を言ってるのかさっぱりわかりません。先ほどの……勇者さんの話でさえ突拍子もない話だと言うのに……」

王様「うぅむ……そうだな。ともかくだ。人が次に進むためには、勇者と魔王のサイクルを止めねばならないのだ」

盗賊「……次の勇者が生まれる前に……勇者が魔王になった勇者さんと接触する前に……勇者さんを殺す……気か」

王様「その通りだ」

341 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 22:45:14.33 ID:B/UNIvQ0
17

--玉座の間--

盗賊「何をいってやがる!!そんなこと認めるわけがないだろ!!」

王様「……元はと言えばそのために君らは私に募集されたのだぞ」

賢者「!?」

王様「勇者因子を持たぬ、真の人間による魔王殺し。サイクルを打ち切る唯一の方法、それをするために君らは集められたのだと言っている」

賢者「勇者募集しているというのが嘘で……勇者のお供を募集したと言っていたのは」

王様「真実は募集内容と一緒だ。次代の魔王を殺してくれる、人間による勇者を求めたのだ」
342 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/02(火) 22:49:15.32 ID:4SD8kzAo
なんつー展開

紫煙
343 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/02(火) 22:51:29.67 ID:YLEebEDO
貧乳さん(´・ω・)
344 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/02(火) 22:54:39.31 ID:udnJIkAO
貧乳を救う方法はないのか

あったら、助けに行ってくる
345 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 22:55:20.11 ID:B/UNIvQ0
18

--玉座の間--

盗賊「俺らなんかを募集する意味なんてないだろ!!人間なんていくらでもいるじゃないか!!」

王様「魔王を殺した勇者は新しい世界の希望になる。そして私が求めた者は、底辺。ニート、引き籠り、少年犯罪者、いじめられっこ。彼らが一躍頂点に立てば、周りの人間は自分にもできる、私にも出来ると活気づく。つまりは原動力になってもらいたかったのだ」

賢者(王様は……本気で勇者を募集していた……)

王様「……今日すぐに答えが欲しいわけではない。だが三日後だ。三日後に勇者を……だからそれまでに返事をくれ」

盗賊「……」

賢者「……」

王様「今日話した内容を知る者はこの城でも限られている。君達だから話したということを忘れずにな」

賢者「……はい」

盗賊達は玉座の間を後にする。

王様「私だって……他の手段があればこんなことはしたくないのだ」

ガコォオン

玉座の間のドアが閉まった。
346 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 22:59:48.36 ID:B/UNIvQ0
19

--城--

盗賊「あ!!そうだ!勇者さんに会わなきゃ!!」

踊子「そうですね、きっと……さびしくて泣いちゃってると思います」

賢者「……うん」

闘士「ゆ、ゆしゃさん、どこ、ですか?」

闘士は城にいた兵士に勇者の場所を聞く。

兵士D「え、えっとそれは、すいませんがお答えできません。許可がおりません」

踊子「なんでですか〜……わたし達ずっと旅してきた仲間だったんですよぉ?世界の平和を守るために命を張って」

兵士D「あ、いや、ですから、わたくしのようなしがない兵士にそんなことを言われても……」

大賢者「いいだろう。私も今会って来た所だ」

兵士U「あ、大賢者様!!」

大賢者「通してやってくれ。王様には私から言っておく」

兵士D、U「は、はっ!!」

大賢者「しかし時間は20分きっかりだ。そして兵士Uお前もついていけ」
347 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 23:06:19.84 ID:B/UNIvQ0
20

--城--

踊子「20分だけとか少ないです〜。しかもスパイ付きとか。天下の大賢者様ともあろう方がちっちゃいですぅ」

大賢者「世界単位の問題なんだ、仕方なかろう?それに私のは極大だ。試してみるか?」

闘士「うっ!……」

盗賊「さすがに自重したか」
348 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 23:11:10.44 ID:B/UNIvQ0
21

--地下牢獄--

カンカンカンカンカン

勇者「誰!?」

盗賊「お、まだ階段の途中だってのに」

踊子「ありゃ〜やっぱり涙声です〜ww」

勇者「……ひっ!」

カンカン

勇者「やめて!!来ないで!!」

悲痛な叫びが地下の中で響く。

勇者「はぁ……はぁ」

盗賊「!……」

盗賊の足がぴったりと止まってしまう。
今まで聞いたことがない勇者の悲鳴……。

盗賊「勇者……さん」

勇s者「おネがいだから来るなあああァああ!!」
349 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 23:22:08.04 ID:B/UNIvQ0
22

--地下牢獄--

盗賊「……っ」

勇しゃ「っひっ……ふェ……」

盗賊「……わかった。よいしょっと。ちょい狭いけど、階段から話すよ」

勇者「……え?」

賢者「勇者さん、あの」

勇者a「なんで……話……聞いたんだろ?私が……魔王だッて」

踊子「うん。聞きましたよ」

勇者「う……っすん」

盗賊「こんなことなら王国に帰ってこなきゃよかったなww」

勇者「……遅かれ早カれ……私は」

盗賊「南の王国、食べ物おいしくて自然が綺麗らしいんだ。故郷に一回顔見せたらみんなで行こうとしてたんだけどさ。先に行っておけばよかったね」

勇者「……」

踊子「ボソ)ちょっと!何言ってるんですか!」

盗賊「だからさ、これが終わったら」

勇しha「私は……いケナい……」
350 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/02(火) 23:25:24.05 ID:udnJIkAO
嫌だぁぁぁぁぁぁ………………
351 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/02(火) 23:26:29.75 ID:4SD8kzAo
盗賊がイケメンに見えてきた
352 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 23:33:32.88 ID:B/UNIvQ0
23

--地下牢獄--

ゆう者「ワタシは……三日後に……」

盗賊「知ってる」

yuusha「ダッタラ!!」

盗賊「逃げよう」

兵士D「!!」

踊子(な、何いっちゃってるんですかああああああもおおおお兵士いんのに!!)

勇者「……私は、逃げない」
353 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 23:44:01.37 ID:B/UNIvQ0
24

--地下牢獄--

勇者「私は、出来そこないの勇者だった……だから、だから、ここで逃げたりなんか出来ない。……世界の平和のために……三日後死ぬ」

盗賊「……じゃあ俺が勇者さんの最後をしてあげたい」

賢者「!?」

勇しya「yだ」

盗賊「王様が言ってたんだ。俺らの誰かにそれをやらせたいらしい。なら俺が」

勇者「やだ!!」

盗賊「……勇者さ」

勇者「……に斬られたくない」

闘士「……」

勇者「大賢者様に伝えて。死刑執行、貴方にお願いする……って」
354 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 23:48:10.84 ID:B/UNIvQ0
25

--自宅--

盗賊「ただいま……」

母「!?あ、お帰り俺!!あ、いまは盗賊だっけ?よくやったわね、お母ちゃんうれしいよ!!」

盗賊「母ちゃん……」

母「あんなに駄目だ駄目だと思ってた息子がこんな立派に……!体つきもたくましくなって!!」

盗賊「母ちゃん」

母「しかも聞いたよ。魔王討伐した後に側近を捕獲して連れ帰って来たんだって?三日後には私も処刑場にいくからね!」

盗賊「!!」(……そういうことにしているのか……そりゃそうか)

母「今お前の大好きなシチュー作るからね」
355 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/02(火) 23:54:38.89 ID:B/UNIvQ0
26

--自宅--

コンコン

母「はいはーい」

盗賊(あれは世間には公表しないのか……だとすると国のみんなは処刑されるのが勇者だということを知らない)

母「盗賊ー、城の人がアンタに用だってー」

盗賊「わかったー」

トントントントン

盗賊(なんだ?なんの)「あ」

見習いB「……」

そこにいたのは、盗賊ギルドで供に修業した見習いBだった。
356 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 00:07:18.29 ID:ZKUOQ.wo
見習いB、まさかの再登場wwww
357 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 00:07:26.51 ID:zXCVVV60
27

--自宅--

盗賊「あぁ!!久しぶり!!西の王国の復興でもしてるのかと思ったよ、こっちに来てたんだなww」

見習いB「……どの面下げてそんなことを言いやがる」

盗賊「……え?みなら」

見習いB「俺ら西の王国の人々を見捨てて魔王討伐に向かった勇者一行め!!」

盗賊「……何を言って」

見習いB「お前達に見殺しにされた18万人の命の恨み、決して忘れない!!」
358 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 00:09:08.13 ID:GfP4.8Qo
なんか壮大な展開になってきた
359 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 00:20:52.66 ID:zXCVVV60
28

--自宅--

死刑執行の時に勇者の顔が分からないように布をかぶせる。それは勇者の視界を奪うということでもある。勇者には大賢者が死刑執行すると伝えてあるが、本当の死刑執行者はお前だ。

と見習いBは盗賊に伝えて去った。

母「さぁできたわよ!召し上がれ!!」

盗賊「あぁ頂きます……なぁ母ちゃん、西の王国のことなんだけど」

母「あぁ……魔族に襲撃されて……ってやつのこと?ひどい有様だったらしいわねぇ。生存者は300人くらだったんだっけ?」

盗賊「!?な、なんでそんなに少ないの!?」

母「なんでって母ちゃんに聞かれてもわかんないけど、奇跡的に生き残ってたのは氷漬けになってた300人だけだって……」

盗賊(なぜだ?……あの後すぐに王国に応援を要請した……なにが)

母「あぁ、さっきの人もしかして西の王国出身の人だったのかしら?大変よねぇ助け出されてまだ1週間も立ってないっていうのに」
360 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 00:26:03.17 ID:zXCVVV60
29

--賢者の家--

次の日、盗賊達は賢者の家に集まった。

盗賊「賢者さんの家でか!!金持ちだったのか」

賢者「はは、とんだドラ息子さ……」

踊子「今は違うんじゃないですか〜?」

闘士「すごく……いい男です」

盗賊「まぁ、そんなことはどうでもいいんだ」

賢者「いいんだ!?」

盗賊「勇者さんのことも気になるが、西の王国のその後について話したい」

踊子「なんか変ですよね〜。近くの町の伝令にも頼んだし魔法使いさんにも応援救助要請を伝えにいってもらったのに〜」

賢者「救助されたのはごく最近。つまり一か月以上放置されてたってことになりますね」
361 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 00:33:10.29 ID:zXCVVV60
30

--賢者の家--

踊子「これだから税金で働いている連中は信用ならんです〜」

賢者「そんな問題でもない気がします。だってサキュバスの魔法の氷は簡単には破壊できませんよ。それ相応の負荷を与えないと……山賊やモンスターが現れたところで18万人も破壊できません」

盗賊「……王様はこのこと知ってるんだよな、当たり前だけど」

踊子「あの狸は信用ならんですね……隠してること多そうです〜」

盗賊「まぁこの件については話しても仕方ないか。ところでこいつを見てくれ、こいつをどう思う?」

皆の前に出されたのは、かなりでかい縮れ毛だった。

闘士「すごく…………ちん○です…」
362 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 00:36:40.50 ID:zXCVVV60
31

--賢者の家--

盗賊「実はこれ、魔王の毛らしいんだ。俺の服についてた」

賢者「アッー!!」

盗賊「いや、違う違うから、ほら、俺最終決戦で魔王とくんずほぐれつしてた時があったじゃない?」

踊子「アッー!!」

盗賊「いや確かに今の表現はまずかったけどさ、多分その時についたんだ」

賢者「でも魔王ってそんなに毛生えてませんでしたよね。髪の毛はすごく長くて金髪でしたけど、これ黒くて縮れてるし」

盗賊「うん。まぁ多分魔王のち○げなんだと思う」

闘士「アッー!!」
363 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 00:41:30.78 ID:zXCVVV60
32

--賢者の家--

盗賊「正直あの時、自分でも理解くらい早く動いてたから、どこ攻撃してたのかわかんないんだよね」

踊子「でもこれがあるってことは、魔王のパンツの中に手を突っ込んで○んこを攻撃したってことですよね〜」

賢者「女の子がそんなことを言っちゃダメ!!」

盗賊「魔王の角とかだったら超強力なアイテムになりそうだけどね。いくら魔王ってついててもこれじゃあねぇ」

踊子「魔王の重殻とかですか〜」

盗賊「そして取り出したるはこの本」

踊子(無視かよ)

闘士「?」

盗賊「これは毛髪を挟むと、その挟んだ人の過去を見ることができるんだ」

踊子「っげー便利」

盗賊「というわけでみんなで読んでみたいと思います」
364 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 00:47:10.60 ID:zXCVVV60
33

--賢者の家--

2時間経過。

盗賊「……ふむ」

賢者「見終わりましたね」

盗賊「最後の俺のかっこよさは異常」

踊子「てっきりまた過去編でもやるかと思いましたが〜」

盗賊「魔王の過去については番外編ss『俺勇者だけど魔王に求婚しにいくww(仮)』かなんかで語られるだろう」

賢者「……いや、やりませんよそんなの」
365 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 00:48:13.34 ID:ZKUOQ.wo
ち○毛でも過去見れるのかww
366 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/03(水) 00:48:23.99 ID:pF2yv6AO
>>364

やらないのかよ

やってよ
367 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 00:54:54.49 ID:zXCVVV60
34

--賢者の家--

盗賊「しかしあらかた王様の言っていた通りだったな。魔王を倒したら魔王になっちゃったと」

賢者「世界の循環システムについては知らなかったようですね。魔王がいないと人間は〜、というのは彼の持論だったと」

踊子「そんなことはどうでもいいです……勇者様が魔王になる……これは真実だったんですね」

闘士「……」

盗賊「完全に魔王になると人格も……」
368 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 01:03:51.15 ID:zXCVVV60
>>366
ネタが浮かびましたらやるかもしれないです
369 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 01:04:35.81 ID:zXCVVV60
35

--地下牢獄--

王様「久しいな勇者よ……」

yうしゃ「……?」

王様「魔王討伐、大義であった」

ゆうsha「haい……」

王様「とはいえ……だ。魔王となったおぬしを生かしておくわけにはいかん。今一度世界を救うために犠牲になってくれ。お前は魔王を倒

し、そして死ぬことで二度世界を救った唯一の勇者としてかたりつが」

勇者「そんなことはどうでもいい。王様、私が勇者として戦うと決めた時に、王様に望んだことを覚えていますか?」

王様「……両親の捜索……か」

勇者「はい……」

王様「それなんだがな、お前はすでに両親に会っている」

勇者「!?」

王様「私がお前の……乳だ」

勇者「!!??」
370 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 01:10:49.23 ID:ZKUOQ.wo
まてwwwwww
371 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 01:11:17.73 ID:ol2g6wDO
ち…乳だって!?

『なんてこったい』
372 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 01:12:34.84 ID:zXCVVV60
アッー!!
父の……打ち間違い……でした……orz
373 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 01:14:12.92 ID:zXCVVV60
36

--地下牢獄--

勇者「王様が……お父……さん?」

王様「……あぁ」

勇者「う、うそなんでしょ?」

王様「王様は嘘をつかない」

勇者「……な、なんで!!だったらなんで!!私を下水道に捨てた!!」

王様「そんなことを知りたいがために探しておったのか?」

勇者「そんなこと!?私の人生をお前は」

王様「最弱の魔王を作るためだ」
374 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 01:14:49.68 ID:ZKUOQ.wo
この場面で笑かすなww
375 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 01:18:05.18 ID:zXCVVV60
37

--地下牢獄--

勇者「なにを……言って」

王様「人の手でも殺せるように、手軽に殺せる魔王を作るためだ」

勇者「!?」

王様「勇者因子を持つ者は生まれからして違うのだ。王の家系、伝説の人物の血筋、竜の子孫。全て特殊な生まれ方をしている」

大賢者「……」

王様「魔王を倒した勇者パーティの一員でもあり、同時に王国の王でもある私。その娘たるお前が、勇者の素質を持って生まれた。不自然な点はあるまい?」

勇者「……あぐ」

王様「そして歴代の勇者は生まれ育つ環境も凡人とは違う。最高であれ最悪であれ、勇者の精神を強力にする手助けをする」

勇者「……ふあ」

王様「自信を持って育つ者、復讐を誓って力を求める者、様々なタイプこそあれど、下水道でワニに育てられサーカスに売られた勇者は存在しない。幼いころから心に傷を付け続けられた勇者は、果たして魔王の運命と力に耐えられるのだろうか」

勇者「……ひっ」

王様「もしかすると反骨精神が宿って強くなってしまうかとも考えたが……見よ、劣悪な環境で育ったにも関わらず、いまだに泣きわめくこの幼き少女の姿を!!見事な甘ったれではないか」

勇者「うぐあああ……!!」

少女の呻きと鎖の音が地下牢を響かせる。

勇者「……お、お母さん……は」

王様「母親?今までずっと一緒だったのではないか?」

勇者「……?」

王様「お前の母親はお前をずっと育てていたではないか。……醜いワニになりながらも」
376 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 01:22:39.13 ID:zXCVVV60
38

--地下牢獄--

勇者「あれが……お母さん」

王様「あれとは随分な言い草だな。あれは素晴らしい女だったぞ?」

大賢者「……」

王様「生まれてきたお前が勇者因子を持っていたことを知った私は、すぐにお前の処置を決めた。しかしあの女は私に言ってきた」


--過去--


妃「王様、あの子をどうするおつもりですか?」

王様「最悪な環境で……飼う。勇者としての本分を発揮できるように、決して殺さずにだ」

妃「!!……ひどい、貴方様はあの子の父親でありましょう!?」

王様「勘違いをするな。人の子である前に、私は人の王なのだ。全て人類の未来にささげると誓った。そのためには人としての幸せなど捨

てる」

妃「……わかりました。それでは私も捨てていただきたく思います」
377 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 01:26:08.26 ID:zXCVVV60
39

--地下牢獄--

王様「あの女はお前についていくと言ったのだ。だが温室育ちのお姫様に過酷な暮らしを続けていけるとは思わなかった」

勇者「…ぁ…」

王様「だから下水道でも楽に生活をできるようにとワニの姿にしてやったのさ」

勇者「!?」

王様「……睨むなよ。あいつが国一番の美白だということを誇りにしていたから、真っ白な肌を残してやった。全てあいつを思ってのこと」


白ワニ「この子には指一本触れさせはしないよ!!」


勇者「あ……あ……」


団長「白くてきれいですよねぇ……まったく農民の馬鹿が。この白い皮の価値を知らずに滅多打ちにしやがって。まぁそれでも仕方なくかざっているんですがねぇ」


勇者「お前は……」

王様「なんだ?」

勇者「お前らは……お前のほうが魔王だ!!オマエ達のために私は!!お前達のほうがよっぽど汚いじゃないかあああああ!!!!」
378 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 01:28:48.61 ID:zXCVVV60
40

--地下牢獄--

イタイタイタイタイタイタイタイタイ

勇者「うあああああああああああああ!!!!」

ブシュッ

湯者の角が少しづつ長さを増していく。

王様「……」(そうだ……早く、その姿じゃなくなってくれ……)

大賢者「……王様、そろそろお時間がです」

王様「うむ……では三日後に処刑場にて会おう……魔王よ」

yuうしゃ「アアアアアaaaaaああaaaあaaアアアアア!!!!」
379 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 01:29:03.37 ID:GfP4.8Qo
何これ

すごくおもしろいです
380 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 01:30:38.50 ID:zXCVVV60
といったところで本日は終わりにしたいと思います。

何かわかりにくかった点、疑問、質問などありましたら書きこんでください。

当初、一部並の量にしようと考えてましたが以外と長引きそうです……
読んで下さった皆様方、ありがとうございました。m(__)m
381 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 01:38:41.47 ID:ZKUOQ.wo
毎度毎度引き込まれる・・・・
しかも更新頻度も高く面白い!
お疲れ様です!
382 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 01:50:42.55 ID:GfP4.8Qo
383 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 01:54:07.15 ID:pF2yv6AO
お疲れ様
384 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 02:27:47.04 ID:YjypQ56o
面白いよ。
ようぼうはとくにないからすきにやっちゃてくださいし。 
385 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/03(水) 13:37:34.41 ID:GJSyvcDO
おもしろいっす!
386 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 01:13:45.55 ID:4P/NWUDO
更新を期待して見に来ましたが、今日は来てないみたいですね。

これからの展開に期待しています。
頑張って下さい。
387 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/04(木) 01:23:10.56 ID:rv9g3NA0
すいません。前もって言っておくべきでした。
今日はちょっと時間がとれないので、3月4日の23時以降からまた再開したいと思います。

あ、書いてるものです。
ここだと誰が誰だかわかりませんから、名前の欄を変えた方がいいでしょうか?
388 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 01:30:17.31 ID:2VzCNgko
コテハンも酉も好きなように付ければ良いと思うよ
389 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 01:39:42.11 ID:rv9g3NA0
テスト
390 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 01:42:25.68 ID:rv9g3NA0
アドバイス通り酉つけさせていただきました。
これからはこれで書きたいと思います。よろしくお願いします。
391 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 02:15:37.24 ID:9T9vdEAO
楽しみに待ってるよ
392 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 09:05:35.55 ID:9H3WJoAO
期待して待ってます
393 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 21:15:43.24 ID:rv9g3NA0
どうも。フライングに定評のある私です。再開します。
394 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 21:17:25.10 ID:rv9g3NA0
41

--地下牢獄--


ゆあがhs「オカアサン……オカアサン……オカアサン……」

勇者はそれから二日間泣いて過ごした。
暴れたため、鎖で繋がれた部分からは血が滲み、頭部からは少量の血が出続けていた。
蝋燭の炎に照らされる真っ赤に染まった勇者。


処刑は明日の昼行われる。
395 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 21:26:14.95 ID:rv9g3NA0
42

--地下牢獄--

?「久しぶりだね……」

誰もいないはずの地下で声が聞こえる。
勇者は泣き晴らした顔をあげるとそこには、

勇者の牢の中に体育座りをしている何かがいた。

?「今日はこんなにも月が綺麗なのに」

逆光になっていて顔がよくわからない。
だけれど、そのポーズをどこかで見たことがある。
その声をどこかで聞いたことがある。

男の子「君はいつも辛そうだ」
396 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 21:30:31.47 ID:rv9g3NA0
43

--地下牢獄--

Uうじゃ8「どうやって……ここに」

男の子「答えてもいいけど、それはどうでもいいことだと思う」

男の子の角は最後に見たときより長くなっていた。羊の角のように丸まり始めている。

男の子「僕はずっと君を見てきたんだ」

ゆう4な「……?」

男の子「僕は君の聞きたいことに対する全ての答えを持っている」
397 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/04(木) 21:32:04.85 ID:da3EJUIo
きてるー!!
期待!
398 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 21:36:49.58 ID:rv9g3NA0
44

--地下牢獄--

夕しゃ「……私はもうどうでもイイ……もう何も知らなくていい……」

男の子「そう……君がなぜ貧乳なのかについても知ってるけど」

勇者「!」

男の子「じゃあ、君がなぜ魔王を一人で倒せなかったのか、とか」

勇者「……あんなやつ、一人で倒せるわけがない」

男の子「勇者は魔王との最終決戦は一人で戦ってきていたんだ。そして勝ってきた。今までずっと」

勇者「……うそ」

男の子「それはなぜか……君が勇者じゃないから」
399 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 21:40:41.69 ID:rv9g3NA0
45

--地下牢獄--

男の子「正確に言うと、君は勇者じゃなくなっていたから」

勇者「……え?」

男の子「君は既に魔王化が始まっていたんだよ。だから魔王に有効なはずの君の力が効かなかったんだ」

勇者「でも……なんで、いつ」

男の子「勇者がどうしたら魔王になるか。誰かに聞いた?」

勇者「魔王を倒したら。と聞いたけど」

男の子「それも一つの理由なんだけど、完璧な答えじゃないんだ。本当の引き金は、」


人に対して心の底から憎悪を抱くこと
400 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 21:44:40.15 ID:rv9g3NA0
46

--地下牢獄--

男の子「それも生半可な憎悪じゃない。膨大な、何年にも渡り、色んな事で積み重ねた憎悪。その量が一定を超えると魔王化が始まる」

勇者「憎……悪……」

男の子「普通の人間ではそこまで憎んだりは決して出来ない。全てを背負った勇者だからとも言えるし、その特殊な精神パターンのせいでもあるんだが。それでも歴代の勇者の中でここまで早く魔王化が始まった人間はいないよ。みんな人間に絶望するまでに相当の年月を費やしたんだ」

勇者「……」

男の子「そして魔王化が始まると人間としての成長は終了する。君の身長、貧乳、童顔の理由がそこにあるとしたら……君は随分前から人間に対して」



勇者「嘘だ!!!!!!」
401 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 21:54:54.11 ID:rv9g3NA0
47

--地下牢獄--

勇者「嘘だ!!嘘だ!!嘘だああ!!」

男の子「嘘じゃないよ」

勇者「嘘だよ!!君は一体なんなのよ!!なんでそんなこと……知って」

男の子「僕のことはなんと呼んでもらってもいいよ。トリガー、鐘、最終装置、竜、そんな感じで呼ばれてきた」

兵士G「おい……なんか地下牢で騒いでるぞ」

兵士N「一応見てきたほうがよさそうだな」

男の子「……今日はこれで消えるね。また会いにくるから……」
402 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 22:07:23.93 ID:rv9g3NA0
48

--自宅--

処刑執行日朝。

盗賊は身支度を整えている。

盗賊「……」

母「参列するだけだと思ったらあんたが処刑執行者だったとはね!いやぁ母さん今からドキドキしちゃうわよ!正直気持ち悪いのは見たくないんだけどね。歴史的な日でもあるし、あんたの晴れ舞台だものね!!」

盗賊「……じゃあ、先行くわ」

母「あら。あ、ほらお弁当作っておいたから食べなさい。ねっ」

盗賊「そんな気分になれないよ」

母「なによぉ、別に人を殺すんじゃないじゃない。魔族っていったって豚や家畜とかわりゃしないわ。人は彼らを殺すから生きていける。これは仕方の無いことじゃない」

盗賊「……っ」
403 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 22:23:33.40 ID:rv9g3NA0
49

--城--

王様「それではお前に処刑を任せる。お前が新しい勇者となるのだ盗賊よ!!」

盗賊「……は!」

王様は勇者が使っていた大剣を盗賊へと渡す。

盗賊「これは……勇者さんの」

王様「元は私が使っていた剣だ」

盗賊「!!」

王様「あの子の無事にと持たせた剣。これであの子に終わりをあげてくれ」

盗賊「了解いたしました」
404 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 22:33:43.93 ID:rv9g3NA0
50

--処刑場--

ザワザワ

勇者は処刑場の真ん中で拘束されていた。頭に布を被らされていて、勇者からは周りが見えず、周りからは勇者の顔を確認することは出来ない。

一般人A「あれが魔族ですか……まぁ恐ろしい!首から下は人間と全く変わらないじゃないですか」

一般人B「ちょっと小さいわね。子供なのかしら……でもきっとあの布の下は醜い顔に違いないですよ」

一般人C「おらー!!よくも西の王国潰しやがったな!!」

一般人の投げた石が勇者の頭部に当たる。

勇者「あがっ!!」

兵士K「やめなさい!!」

勇者の頭にかぶせられた布が染みていく。

勇者「……」
405 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 22:44:07.93 ID:rv9g3NA0
51

--処刑場--

処刑場に盗賊達が到着し、勇者に向かって歩いていく。

一般人D「おお!!勇者さん達と王様だ!!」

一般人E「きゃああああ!!」

歓声が湧きあがる。

一般人F「ふざけんなああ!!てめぇら西の王国を見殺しにしやがって!!」

兵士V「おいお前やめろ!!虚言を吐くな!!」

見習いB「やめろ……」

一般人F「!?見習いBまで……なんでだよおまえだって恨んで……なんだよその格好」

見習いB改め兵士X「……いいからやめるんだ。ここで言ったって仕方がないだろ」
406 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 22:59:04.88 ID:rv9g3NA0
52

--処刑場--

王様「それではこれより処刑を開始する。処刑する者の名は魔王軍幹部の魔族、サキュバス!!魔王軍の残党であるサキュバスを処刑したその時、長きに渡った魔王との戦いは終わるのだ!!」

民衆「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

賢者「……」

闘士「……」

踊子「……」

王様「それでは魔王を倒した勇者に処刑を任せたいと思う。勇者、前へ!!」

勇者「……っ」

勇者は一瞬自分が呼ばれたものと錯覚し反応した。

勇者(違う……私は魔族ということで処理されるのね……いや、でも大賢者様が勇者?……)

盗賊「……」

盗賊が大剣を持って勇者の横まで歩いていく。

勇者「……」

盗賊「……」

勇者「……大賢者様……ですよね?」

盗賊「っ!!」

勇者「……大賢者様なんですよね……大賢者様なら声を……聞かせてください」

盗賊「……」

王様(気付いたか……)
407 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 23:08:23.33 ID:rv9g3NA0
53

--処刑場--

勇者「大賢者様じゃない……のね……盗賊……なんでしょ」

盗賊「気付いて……たのか」

王様「それでは死刑を執行せよ!!」

勇者「やだって……言ったのに」

盗賊「……だって」

兵士Q「勇者様、早くお願いします」

盗賊「!!……っく」

盗賊は大剣を振り被る。

勇者「なんで……よりによって……君なのよ」
408 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 23:12:11.65 ID:rv9g3NA0
54

--処刑場--

男の子「今なら間に合うよ」

勇者「!!その声」

男の子「うん、僕だよ。また会いに来るって言ったでしょ」

勇者「そんなだって警備が」

男の子「今僕を認識できるのは君だけなんだ。ほら、どうする?今にも斬られちゃうよ?」

勇者「何を……する気なの」

男の子「ここにいる人間全てを塵にしてあげる」

勇者「!!!!」

男の子「もちろん君の大事な人は無傷でね」
409 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 23:19:44.76 ID:rv9g3NA0
55

--処刑場--

勇者「そんなことが……できるの?」

盗賊「?……」(誰と話してるんだ?)

王様「どうした勇者よ!!いつまで待たせるのか!!」

男の子「できるよ。君が望むなら一瞬さ。さぁどうする?」

勇者「……っうく」

男の子「……」

勇者「私は……私だって本当は生きたいっ!!」

盗賊「!!!!」

勇者「でも……私はみんなのために死ぬの。それはもう決めたの」

男の子「……」

勇者「盗賊お願い……やって」
410 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 23:27:19.15 ID:rv9g3NA0
56

--処刑場--

盗賊「……っふ」

王様「できんのなら私がやるまでだ。勇者よ、剣を貸すがよい」

盗賊「その言葉が聞きたかったんだ」

勇者「……!?」

盗賊「一緒に生きよう」

男の子「……」

王様「!?何を言い出」

盗賊「みんな!!」

闘士「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」

大賢者「!?」

ドゴン!!

闘士は横にいた大賢者を殴り飛ばす。

大賢者「っっがっは!!」

踊子「眠れや眠れ〜」

踊子の舞を見て兵士達が眠って倒れていく。

兵士P「お、王様を守れ!!」

賢者「水属性魔法レベル2」

ドバシャアアアン!!

兵士達「あぶはぁっ!!」

盗賊「ザ・勇者パーティご乱心☆」
411 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 23:34:22.07 ID:rv9g3NA0
57

--処刑場--

盗賊は勇者の鎖を解き布を取る。

勇者「ぶはっ!?な、なにをしてるんだお前達は!!」

盗賊「勇者を助けてるに決まってんだろ。って、あらまぁ、なんか可愛らしい角が生えちゃってる……もしかして狙ってる?」

勇者「!!み、見るな!!これを……ってなんだ狙ってるって!!」

盗賊「じゃあ……誘ってる?」

勇者「どういう勘違いをしたらそうなるのっ!?」

兵士L「ちぇい!!」

兵士O「はああ!!」

盗賊の後ろから二人の兵士が飛びかかってくる。

勇者「あぶないっ!!」

ザシュ!!

盗賊の一閃によりなぎ倒される兵士達。

盗賊「やば、これ重い……やっぱ勇者に返すよこれ」
412 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 23:40:08.44 ID:rv9g3NA0
58

--処刑場--

ワーキャー

王様「どういうことじゃ……勇者よ」

盗賊「俺は勇者じゃねぇ盗賊です。勇者様に仕える……な」

王様「……理解していなかったのか?私の話を」

盗賊「した。ただあんたの話より勇者のほうが大事なだけ……前の魔王とその側近の気持ちが今なら少しだけわかるかな」

王様「馬鹿なことをしたぞ……どのみちすぐ鎮圧されるのだ」

盗賊「そんなことは知らない。俺は盗賊、ほしい物は奪う」

ワーキャー

王様「……受付」

受付「ここに」

盗賊「!?」

王様の後ろには受付が隠れていた。

受付「実に盗賊らしいですね。なら、私はアサシン、主の敵はコロス」
413 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 23:45:19.63 ID:rv9g3NA0
59

--処刑場--

王様「……勇者以外生かしておかんでいい。ヤレ」

受付「はい、主様」

ヒュン

ギィィン

盗賊「っっぐ!!!」

盗賊(早すぎる!!おかしい、俺のスピードは人類最速クラスのはずなのに!!)

勇者「あう……」

盗賊「勇者も手伝って!!俺一人じゃとてもじゃないけど」

勇者「だ、だって私は……」

受付「私以外に気を割いていいんですか?」

受付のナイフは盗賊に防御する時間も与えず、腹を切り裂いた。

盗賊「ごふっ!!」

ドサ

崩れるように盗賊は地に伏した。

受付「次はあなた、あなたはダルマにして主様にささげます」

受付は勇者に向かう。

勇者「ひ……盗賊……」
414 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 23:53:08.93 ID:rv9g3NA0
60

--処刑場--

賢者「あ、あーあー!皆さん、聞いてください実は」

大賢者(いかん!)「発声機能封印魔法!!」

賢者「……っ……!?」(声がでない!?)

振り返ってみると踊子もそうらしい。

賢者(これだけ広範囲でありながらな僕達以外に魔法がかかっていない……対象を選択しているのか……さすが大賢者!!)

踊子(アー……声が出ないとなると賢者さんは使えないな……)

踊子は舞によって攻撃力と速力を上げる。
415 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/04(木) 23:58:05.73 ID:rv9g3NA0
61

--処刑場--

勇者(よくも!よくも!!盗賊をおおおおお!!)

ガイン!!

受付「あなたが強いのは知っています。魔王を倒せる人間なんて世界広しと言えどあなたしかいないでしょう。ですが」

ドシュッ

勇者「っっ!!」

勇者の右肩が斬られてしまう。

勇者(あああああああああ!!!!)

ギギギン!!

受付「あなたは対魔能力に長けた人間、私は対人能力に長けた人間……私達はまるっきりの正反対ですね。人を斬ったことはないですか?どうも鈍いです。私は斬らない日はありませんよ」

ドシュドシュドシュドシュ

勇者の手足は全て斬り落とされる。

勇者「っっ……」

受付「……人を殺す技術で私に勝てるものは存在しません」
416 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/05(金) 00:01:32.33 ID:cgz11.ko
このままではイデが発動してしまう・・・!
417 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 00:07:14.02 ID:pCaJ8lU0
62

--処刑場--

ドサ

盗賊「!!!!!!!」(勇者!!!!)

崩れ落ちる勇者を抱きとめようと盗賊は手を伸ばすが、盗賊の中身がこぼれてしまい、前に進めない。

盗賊(なんでだ……もっと致命的なダメージでも動いてたのに、なんでこんな一撃で……あ、g)

ドサ

受付「……」

踊子(ああああああああ!!)

ヒュンッ

後ろからの不意打ち。それでも踊子の飛び蹴りはあっさりとかわされる。

受付「無駄です」

一瞬の交差のうちに踊子の両足の腱は斬られていた。

踊子(へ……へへ)

踊子は不敵に笑う。
王様から受付を離れさせるという目論見は成功したのだから。

闘士「!!!!」

闘士が王様に突進する。

受付「!?王様!!」

受付がそれに気付いて走り出すがさすがに間に合わない。

兵士X「王様!!」

その時、兵士Xが闘士と王様の間に入る。
418 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 00:13:59.61 ID:pCaJ8lU0
63

--処刑場--

兵士X「しぃっ!!」

バシッ

兵士Xの斬撃を闘士は左腕で受け止める。

兵士X「なっ!!」

ドゴッ

そして右腕で吹き飛ばされてしまう。

兵士X「ぐあっ!!」(これが魔王を倒した勇者達の……力!)

闘士「!!!!」

闘士の右腕が

受付「よく時間を稼ぎました。地位の向上をお約束いたします」

吹き飛ばされる。
419 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 00:19:26.25 ID:pCaJ8lU0
64

--城門--

魔法使い「……何かあったのか?騒がしいが」

兵士A「魔族の処刑をしてるんですよね。逃げ出したんでしょうか」

魔法使い(……勇者……か)

兵士B「名前なんでしたっけ?あの魔族。サキュバスでしたっけ?」

バサッ

魔法使い「はっ!!」

サキュバス「はぁ?私はここにいるわよ?」

魔法使い「お前!!」

サキュバス「西の王国ではよくもやってくれたね。お返しにきたよ!」

魔法使い「雷属性レ」

サキュバス「氷の牢獄」

バッキャーン

魔法使いと二人の兵士は氷の檻に捕えられてしまう。

魔法使い「しまった……」

サキュバス「さぁてと……あっちか。じゃあねえ〜」

サキュバスは処刑場へと飛んでいく。
420 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 00:25:41.66 ID:pCaJ8lU0
65

--処刑場--

闘士「!!!!」

闘士は片腕を無くしながらも王様に近寄ろうとする。

受付「やはり耐久が高いですね。さすがです」

ドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュドシュ!!!!

闘士の体が何度も何重にも斬りつけられ、血を噴き出しながら倒れて言った。

ドシン

賢者「!!」(みんな!!)

受付「あとは一匹ですか」

兵士R「ふんっ!!」

ドス

賢者「っ!!……っ」

後ろから兵士の剣で貫かれる賢者。

賢者(こんな……ことが)

ドスドスドスドス

王様「……終わったか」

王様は足元の踊子を見下ろして呟く。

処刑場には5人が血まみれになって倒れていた。
421 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 00:35:28.54 ID:pCaJ8lU0
66

--処刑場--

王様「馬鹿なことを……たった一人死ねばよかっただけなのに……馬鹿だな」

王様は心底残念そうに嘆いた。

勇者「…っ!!…っ!!」(あああああああああああああああああああああ!)

勇者は身動きすらできない。首の力だけで盗賊のもとへすり寄ろうとした。
そこに王様が歩いてやってくる。

ガチャリ

王様「私が結局やらねばならぬか……」

勇者(盗賊をっ!!……みんなをよくも!!!!)

勇者は涙を流しながら憎しみの目で王様を睨んだ。

男の子「さぁどうする?まだ今ならみんなは助かるかもしれないよ」

体育座りをしている男の子は勇者に問いかける。

男の子「心で思うだけでいいんだよ。さぁさぁ」

勇者「……」

王様「さらばだ、我が娘よ」
422 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/05(金) 00:36:37.69 ID:hJiPf.Eo
サキュバスと戦ってたのって魔法使いだったのか……
423 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/05(金) 00:39:04.56 ID:3s6Vd4oo
>>422
?が雷系魔法使ってた時点で俺はわかってました
424 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 00:42:37.34 ID:pCaJ8lU0
67

--処刑場--

バキバキバキ

突如空から氷の柱が飛来し、王様の大剣を封じる。

王様「!!お前は……」

大賢者「まさか、大魔法使い……か?」

サキュバス「久しぶりだねぇ、弱虫大賢者に甘ったれ大剣士」

王様「今更何をしに来た。お前の主は死んだのだぞ?」

サキュバス「新しい主がそこにいるじゃないのさ」

サキュバスが指さしたのは、勇者。

王様「きさま!!」

受付「王様、空を飛ぶ魔族を相手に戦う手段を私は持ちません……」

大賢者「く!」

サキュバス「やめときなよ、あんたの魔法じゃ私に勝てないでしょ?」
425 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 00:51:04.01 ID:pCaJ8lU0
68

--処刑場--

サキュバス「そこに転がってるのをもらってくよ。もういらないんでしょ?」

王様「そんなことを私が許せると思うか?」

サキュバス「じゃあ……出来る限り一般人殺しちゃうけど?」

王様「……脅迫か。落ちたな大魔法使い」

サキュバス「私は魔王様の永久なる右手、サキュバス様さ」
426 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 00:55:29.56 ID:pCaJ8lU0
今日はもうちょっと行きます!!ですが休憩入りますー
しばらくしたらまた再開しますー
427 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/05(金) 00:56:49.79 ID:cgz11.ko
   、
  oノ  イヤッホ
 'シ.|
 ̄ ̄ ̄
428 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/05(金) 01:01:02.61 ID:looME.AO
なんだこれおもしろい
429 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/05(金) 01:14:50.28 ID:oI.uRMgo
wwktk
430 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 01:29:48.20 ID:pCaJ8lU0
俺の貧乳勇者がこんなに可愛いわけがない、再開しますー
431 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 01:34:15.37 ID:pCaJ8lU0
69

--魔王城--

盗賊「……あ?」

盗賊が目を覚ますとそこは、

モンスター「ぐえっぐえっ」

盗賊「……」

モンスター「ぐえっ?」

緑色の比較的グロテスクなモンスターが目の前にいた。
432 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 01:37:47.88 ID:pCaJ8lU0
70

--魔王城--

盗賊「……あれぇ」

盗賊は緑色の溶液に浸っている。

盗賊(そういや俺、腹かっさばかれて……)

リアル沙耶みたいなモンスターは何かボードのようなものを掲げてきた。

『具合だいじょぶか?』

盗賊「あぁ……うん」(俺はモンスターに治されてたのか?)

ゆうsは「盗賊ー、意識戻っタカ?」

ひょっこり顔出した勇者。

盗賊「あ」

勇者「……あ////」
433 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 01:42:29.86 ID:pCaJ8lU0
71

--魔王城--

盗賊と勇者は魔王城を歩いている。

盗賊「ここ、一週間くらい前にいたラスダンな感じがするんですけど……どうなってんだ?」

勇者m「うん、それなんだけどね……」

バン

勇者が扉を開くと、


賢者「あ、起きましたか?」

闘士「お、おで」

踊子「……はぁ〜」

サキュバス「よぉ、久しぶりだなぁ男」

盗賊「!?サキュバス!?」

仲間とサキュバスが大広間で食事を取っていた。
434 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/05(金) 01:45:15.04 ID:hJiPf.Eo
おー再開ktkr!
435 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 01:47:25.18 ID:pCaJ8lU0
72

--魔王城--

サキュバス「あ、醤油とって」

賢者「あ、はい。これですよね」

サキュバス「おお、さんきゅ」

盗賊「……」

サキュバス「ん、ご飯おかわりするけど、よそって欲しいやついるかい?」

踊子「……じゃあお願いします〜」

盗賊「なにこれ」

勇者「素晴らしき日本の食卓だな」
436 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 01:52:22.50 ID:pCaJ8lU0
73

--魔王城--

盗賊「で、何がどうなって魔族と食卓を囲むことに?」

サキュバス「なんてだいお前は。助けてもらった者に対してとる態度とは思えないね」

盗賊「助けた……俺達人間を?」

サキュバス「正確には新しい魔王とその側近達……ということかな」

勇者「……」

盗賊「俺達に何を求めてるのか知らないけど俺達は次の魔王にはならないぞ」

サキュバス「……誰だってそう言ってきたんだろうな。私らもそうだった」

盗賊「あ……」
437 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 02:00:13.67 ID:pCaJ8lU0
74

--魔王城--

サキュバス「でもな、最後の、アイツが耐えきれなくなって魔王になった時、私らも汚染されたんだ。人への恨みにな」

ゆううさhs「……」

サキュバス「今までこんなものと戦ってたのか、って思うほどアイツは蝕まれすぎていた。一瞬で真っ黒さ。気付けば私達は人をコロスためだけに生きていたよ。当の本人はそうじゃなくなってたけど」

盗賊「……今はどうなんだ。なんか軽くなった感じが」

サキュバス「それがな、アイツを倒されちまってからなんか冷めちまった。外見はこのままだが、元に戻ったのかな」

盗賊「じゃあ、もう人間を襲ったりは?」

サキュバス「めんどくさくてする気はないわ。私があとしたいことは一つだけだ」

盗賊「そっか……そうだな。お前らは俺達の未来の姿なんだよな」

サキュバス「そうさ、先輩なんだぜ?」

賢者「……はぁ、嫌な運命ですね」

サキュバス「お前らも早めに決めておけ。勇者を取るか、世界を取るか。なに、難しいように見えて簡単だ。なぜなら片方はどのみち手に入らない」

ゆすaha「!!?」

サキュバス「お前らが何のために世界を救ったのか。よく考えて答えを出せ」

盗賊「俺は……」

@世界を取る
A勇者を取る
438 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/05(金) 02:03:06.57 ID:jto.SIg0
439 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/05(金) 02:03:19.30 ID:cgz11.ko
440 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/05(金) 02:03:19.34 ID:hJiPf.Eo
ひんぬーさんを取らせていただきます!
441 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 02:06:30.46 ID:pCaJ8lU0
75

--魔王城--

B悩むまでもねぇ、貧乳を取るに決まってんだろ!!

盗賊「俺は貧乳を取るよ」

賢者「まぁあんだけ暴れてしまったしね」

闘士「ゆ、ゆしゃさんとともに!!」

踊子「わたしは勇者様がいないと寝られない体になってしまいましたから〜」

yふうしゃ「み……みんなっ」

サキュバス「はぁーあ……その道を選んだ私が言っても説得力にかけたか……」

盗賊「そういう問題じゃないの」

サキュバス「……ふww」
442 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/05(金) 02:11:32.50 ID:hJiPf.Eo
Bwwww
443 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 02:12:31.35 ID:pCaJ8lU0
76

--魔王城--

サキュバス「じゃあ……これからどうするんだい?人間達も魔王が完全に覚醒する前に攻撃してくるはずさ」

盗賊「ん……それなんだけど、南の王国に行きたいと思うんだ」

踊子「あ〜なんか前も行ってましたね」

盗賊「ずっとみんなで行きたいと思ってたんだ」

勇者「でも、今私達は世界的なお尋ね者になっているんじゃ……」

賢者「これは毎度おなじみ賢者さんのお勉強の時間がやってきたんでしょうか?」

盗賊「いいよもうだるいよ、そんなんいいからもう行こうよ」

賢者「そ、そんな」

踊子「よしよし〜」
444 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 02:16:53.97 ID:pCaJ8lU0
77

--魔王城--

盗賊「あ、出かけてる時に尋ねてきたら悪いから書置き残しておこう。えーと、『バカンスに行ってるので用がある方は伝言を残しておいてください』っと」

踊子「わたし達どんだけ人間舐めてんでしょうね〜」

勇さはおう「でも、本当に大丈夫なのかなぁ……」

踊子「南の王国は別名亜人種の国と呼ばれてまして、他の四カ国から迫害を受けているんですよ〜。住んでいる全ての民が亜人種というわけじゃないんですけどね、まぁ何かを差別しておいたほうが自国はまとまりやすくなりますしね。まぁそんな背景があるので亜人種は普通の人間に対していい印象を持ってません。だから勇者パーティを見たところで、他の王国に密告するなんてことはないでしょうね〜」

賢者「すっごい長々と説明された!!僕の数少ない出番だと思ったのに!!」

踊子「てひっ」

445 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 02:20:35.38 ID:pCaJ8lU0
78


--魔王城--

ゆま者「で、でもそれじゃ私達も入れてくれないんじゃ」

盗賊「彼らだって人間の全てが悪いやつじゃないことはわかってる。ごく少数ではあるが、普通の人間も南の王国で共生している。それに今は可愛い角っ娘とサキュバスがうちのパーティにはいるからな。彼らは同族間の絆が強い。貧乳とサキュバスは同類じゃないけどまぁ見た目かわんないし。そんで亜人種と一緒にいる人間達ってのは彼らからしたら良い人間に見えるらしい。だから問題ないのよ」

賢者「盗賊君まで!!あんだけだるいとか言ってたのに!!」

盗賊「でへへへへっ」

サキュバス「私はいつの間にあんたらのパーティの一員になったの?……」

サキュバスが仲間になった。→なってた。

賢者「ぐすっ……あれ?6人目のパーティなのになんか別になんともない。まぁなんかあるわけじゃないんだけどさ」

盗賊「多分、もう勇者パーティとして認識されてないからだろうな」

ゆうsまお「……」
446 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/05(金) 02:22:57.95 ID:hJiPf.Eo
貧乳さんが魔王になりつつあるなぁ
447 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 02:24:27.89 ID:pCaJ8lU0
79

--魔王城--

盗賊「よおおし、久々の旅だあああああ!!いくぞおおおおお!!」

一同「おおー!!」

サキュバス「え、待って。あんた達ぃまさか歩いて行く気じゃないでしょうね?」

盗賊「旅は歩きに決まってんだろ!!」

サキュバス「えぇ〜……冗談じゃないわ。グリフォン」

サキュバスの呼ぶ声に反応し、天空から巨大なグリフォンが飛んでくる。

ゴオオオオオオオバサッ

盗賊「うおおおおおおおおおおおおおおおおお」

勇者「きゃああああスカートが!!」

というか風で飛ばされる勇者。

盗賊「ゆううしゃあああああああああああああ」

グリフォン「サー、イエスマム!!何の用でありますか!!」

サキュバス「私達を南の王国まで運んでちょうだい」

グリフォン「サー、イエスマム!!」

グリフォンは盗賊達を手で掴んで背中に乗せると飛び立った。
448 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 02:31:23.29 ID:pCaJ8lU0
80

--南の王国--

一時間後。盗賊達は南の王国に到着した。

サキュバス「御苦労」

グリフォン「サー、イエスマム!!自分はこれより待機行動へ移ります!!御用があればいつでも呼んでください!!」

バサッゴオオオオオオオ

盗賊「うおおおおおおおおおおおおおおおおお」

勇者「きゃああああスカートが!!」

というか風で飛ばされる勇者。

盗賊「ゆううしゃあああああああああああああ」

踊子「……もうあれに乗りたくないです〜」

賢者「ま、まったくです……あれ?」

踊子「どうしたんですか〜?」

盗賊「大丈夫かゆうしゃあああああああああ」

勇者「きゃあああああ変態変態変態っ!!!!」

賢者「……闘士がいない」

サキュバス「……落ちたか」

闘士をロストした。
449 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 02:34:27.35 ID:pCaJ8lU0
81

--南の王国--

盗賊「あーあ……みんなで歩いて旅するのが楽しいのにさぁ」

サキュバス「お前は何も知らないのね。間にある死の砂漠を歩いて横断とか無理だから」

盗賊「ふーん……じゃあまあ入国するぞ。二人が先頭ね」

勇者「……なんで?」

サキュバス「角っ娘亜人コンビに見えるから、ってとこかい?」

踊子「あ〜わたしもぉ、アイテムの猫耳つけます〜ww」

踊子は猫耳を装着した。

盗賊「あ、じゃあ俺はうさ耳で」

賢者「なんで仮装になってるんでしょう」

--死の砂漠--

闘士「……お、おで」

遠く離れた地で、闘士が目を覚ました。
450 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 02:40:26.15 ID:pCaJ8lU0
82

--南の王国--

南の王国への入り口に城門兵が二人立っていた。

城門兵A「お前たちっ、何者だにゃんっ!?」

城門兵B「すっごいでかいモンスターに乗って来てたの見えてたぴょんっ!!」

盗賊「……」

盗賊の盗む攻撃。

城門兵B「ひゃああああああ!?助けてええええええ人さらいだぴょんんんん!!!!」

盗賊は犯罪に走った。
451 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 02:43:34.35 ID:pCaJ8lU0
83

--南の王国--

魔王「はぁっ、はぁっ、はぁっ」

盗賊「ま、まって……まって勇者さん、もう殴らないで……左目の穴からちょっと出て来ちゃってるから……」

城門兵B「うああああああああんっ!!怖かったぴょんっーーー!!」

踊子「よしよし〜今のはある国での異常な性癖を持つ人の挨拶みたいなもんなんで許してあげてくださいねぇ〜本気じゃなかったと思いますからぁ〜(多分ガチだけど)」


城門兵B「ほ……本当かぴょん??」

城門兵Bの涙目上目遣い攻撃。

踊子「……えぇ〜本当ですよ〜。よいしょっと」

城門兵B「ぴょん?」

踊子は城門兵Bをお姫様だっこで持ちあげた。

踊子「へへへへへへへへへへ!!」

城門兵B「ひゃっ、ひゃああああああ!?助けてええええええまた人さらいだぴょんんんん!!!!」

踊子は犯罪に走った。
452 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/05(金) 02:47:05.57 ID:oI.uRMgo
イミフ
453 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 02:48:58.52 ID:pCaJ8lU0
84

--南の王国--

魔王「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」

盗賊「ぐふっ……ゆ、勇者さんの、女でも構わずグーパンなとこ……素敵だと思います……」

魔王「これで私の名前直らなかったらお前達のせいだからなっ!!??」

城門兵B「うああああああああんっ!!怖かったぴょんっーーー!!人間こわいいいいいいいい!!」

サキュバス「入国手続き済んだけど……入んないのかい?」
454 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/05(金) 02:51:43.16 ID:T3X1/ADO
けもみみっ娘は萌えですねわかります

っていうか魔王になっちゃったよ
盗賊がそんなことするから
455 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 02:52:37.53 ID:pCaJ8lU0
それでは本日は終わりにしたいと思います。
何かわかりにくかった点、疑問、質問などありましたら書きこんでください。
次もまた同じ時間帯に書けそうです。
それでは読んで下さった皆様方、ありがとうございました。m(__)m
456 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/05(金) 02:52:53.75 ID:.YWr2eE0
門番がめがっさ可愛いネコ耳少女+ウサ耳少女だった

つい魔が差して盗む(誘拐)してしまった

ひんぬーさんがとりあえずツッコんだが、
呆れたか嫉妬からか一気に魔王化してしまった

踊り子が同じことする

だと思う
457 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 02:55:23.53 ID:pCaJ8lU0
あ、すいません、わかりにくかったですね。
456さんの言う通りの展開です。申し訳ないです。
458 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/05(金) 02:56:05.22 ID:.YWr2eE0
……って、あれ、でもおかしいな

ひんぬーさん、魔王化しちゃったわりに性格も仲間も全然変わらんな。
たしか魔王化すると人類殺戮したい病が一気に周りに感染するんじゃなかったカシラ
459 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/05(金) 02:56:29.69 ID:hJiPf.Eo
乙!
460 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 03:00:45.47 ID:pCaJ8lU0
まだ名前だけ=ギャグ
くらいで今はお考えくださいww
461 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/05(金) 20:53:14.53 ID:.OfqhYDO
まだかな…
462 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/05(金) 22:09:40.77 ID:VKrFvMDO
まだかなまだかなまなかな
463 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 22:59:59.13 ID:pCaJ8lU0
お絵かきしてたらこんな時間でした。今から再開しますー
464 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/05(金) 23:00:02.45 ID:O3kvQBg0
今日は来ないのかな・・・
465 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 23:03:48.11 ID:pCaJ8lU0
85

--南の王国--

犬娘「ようこそっ!南の王国へだわんっ!!」

盗賊「……じゅる」

魔王「……なるほど……こうやって魔王になっていくのか……」

賢者「ほらほら、早く行きましょうよ。まずは泊まるとこ決めないと」

踊子「はい〜。って、そういえば賢者さんはムラムラしてないんですね」

賢者「ぼ、僕は変な趣味はないです……それに好きな人がいますから」

踊子「ふ〜ん?」

サキュバス「なんでこんなやつらに負けたのかなー?」

--死の砂漠--

闘士「ここは……どこ?」

闘士はさまよっている。
466 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 23:08:20.74 ID:pCaJ8lU0
86

--宿屋--

盗賊「そういえばそういえば」

魔者「なによ」

盗賊「あのごたごたから連れ去られたうちらがお金をもっているわけもなく」

魔者「……私だってずっとあんなことされてたんだからお金なんて持ってないよ」

盗賊「……むら」

盗賊が勇者ににじり寄る。

勇者「な、なにこいつ!!最近怖い!!」

賢者「もちろん僕達も無いです……」

踊子「ってことは〜?」

サキュバス「魔族に金をたかるとか恥を知れっ!!」

踊子「いいじゃないですか先輩〜ww」

サキュバス「こいつ……」
467 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 23:13:44.99 ID:pCaJ8lU0
87

--宿屋--

盗賊「おし、じゃあ着替えてさっそく海に行こう!!」

勇者「え?着替えるって?」

踊子「え〜?水着に決まってるじゃないですか〜ん」

勇者「……私そんなの無いよ」

踊子「だからこれから買いにいくんですよ〜。ネッ☆」

サキュバス「お前……氷で作ってやるよ」

盗賊「ごぼふっ!!」

盗賊の鼻血が噴き出る。

サキュバス「もちろん透けないようにはするよ?」

盗賊の鼻血が止まる。

踊子「女の子は水着を買って着替えなきゃいけないんです!!」

サキュバス「な、なんだその理論は……私も昔は人間の女だったけどそれは」

勇者「あっ、てかやだ!!私海いかない!!絶対やだ!!いかないからっ!!」
468 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 23:18:32.73 ID:pCaJ8lU0
88

--宿屋--

盗賊「……しかしあれだよね。男女比が随分いいことになったよね。昔は男4女1だったのに」

賢者「今や男2女3という……それで思い出しました、闘士君どうしましょう?」

盗賊「う、うーん……勝手にこっちに来るってことはない?」

賢者「無理でしょう。てかひどすぎるでしょう!!」

盗賊「だって闘士いると女の子おっかけてる時も後ろ気にしないといけないんだもん……」

賢者「じ、持病の痔が」

勇者「いーかーなーいー!!」


--死の砂漠--

闘士は地下へと繋がる門を発見した。
469 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 23:21:23.55 ID:pCaJ8lU0
89

--海--

踊子「じゃじゃーん〜どうですか〜?」

賢者「すごく……大きいです……」

サキュバス「はぁ、結局私まで買わされてしまったわ」

魔王「」

盗賊「そ、そそそそれは!?!?」

踊子「ふっふっふ〜。古代文明のロストテクノロジーの結晶、ロリ専用水着です!!」

サキュバス「魔王化してるとこには突っ込まないのね」

賢者「なんか露出は少ないんですけど……くるものがありますね」

魔王「私今年で28なんすけど」
470 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 23:24:31.65 ID:pCaJ8lU0
90

--海--

踊子「きゃーは〜!!氷のサーフボード楽しいです〜」

バシャバシャ

賢者「あははは!!」

盗賊「勇者さん、オイル塗ります」

勇者「この水着でどうしろと!?」

サキュバス「……ふぅ。私も何を付き合ってるのかしら」

--砂漠--

闘士の入った扉の向こうは、隠しダンジョンだった。
471 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 23:28:48.18 ID:pCaJ8lU0
91

--海--

踊子「はい!ビーチボール対決をします!!」

賢者「じゃあ男女混合でいきますか」

勇者「……ぐす」

踊子「……なんで勇者さんの水着が乱れてるんですか〜?盗賊さん……」

盗賊「いや、あの、オイルを」

賢者「……男対女で」
472 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 23:33:21.70 ID:pCaJ8lU0
92

--海--

魔王「オオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

盗賊「勇者さんが見たことも無い真っ黒なオーラを纏ってあがあああああああああ!!」

ドゴッ

ビーチボールが直撃した盗賊の頭部が破裂した。

賢者「やべぇレイザー級のボールだ……」

サキュバス「おもしろそうだな、私もまぜろ!!」


--砂漠--

?「汝、そなたは何を求める?」

闘士「お、おで」

闘士は天使みたいな敵と遭遇していた。
473 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 23:34:47.24 ID:pCaJ8lU0
93

--海--

盗賊「あ、右目も無くなりましたww」
474 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 23:38:48.56 ID:pCaJ8lU0
94

--海--

踊子「第一回〜盗賊の右目を探せ選手権〜!!」

盗賊「いえーい!!ドンドンパフパフ〜!!てかまじで!!まじで頼むから!!」

魔王「汚レタ目玉ナド、イラヌ」

賢者「……予期せぬ形でカウントダウンが始まりましたね」

サキュバス「優勝商品はないのかしら?」

踊子「今日一日勇者様とデートする権利です〜」

勇者「な、なんで私が商品にならなくちゃならないのよ!?そういうのは盗賊の目玉のせいなんだから、盗賊が何か出すべきでしょ!?」

盗賊「oh−……勇者サンハ、ワタシノシブツ、トイウコトデスネ?ワカリマス」

勇者「!?////」
475 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 23:43:47.85 ID:pCaJ8lU0
95

--海--

盗賊「てゆうか駄目だ!!こうしちゃおれん、俺が探さないと!!」

踊子「せいぜい目が見えない状態で探してください〜」

サキュバス「商品はいらんのだが……まぁ宙から探すかな」

バサッ

賢者「ふふっ」

勇者「うぅ〜!!私が見つけなきゃやばいことになるじゃないか!!」

盗賊「くそぉ、何か手は、何か手はないものか……あった!!奥儀、透視眼!!!!」

ギュイイイイン

盗賊の両目の穴が光出して気持ち悪かった。

盗賊「よおおおおしこれならって、弱点しか見えないじゃああああああん!!あっ!!勇者さんの胸が見える!!」

勇者「ひっ!!??弱点じゃないやいっ!!見んなっ!!」

踊子「盗賊さんはこれでも見ててくださいね〜」

盗賊の前に連れてかれる賢者。

賢者「え?はは、僕に弱点なんてあるわけないじゃないですかww」

盗賊「ぽ、ポークビッツ!!!!がはぁっ」

魔王「モウイイ、モウイラヌ、コンナ世界……消炭ニ変エテクレル……」

男の子「呼んだ?」
476 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/05(金) 23:51:33.75 ID:pCaJ8lU0
96

--海--

踊子「ふぅ〜無いですね〜。砂漠に落としたコンタクトレンズと言いますか、ビーチに落とした目玉と言いますか」

賢者「波にさらわれてたりして」

盗賊「人の弱点しか見えない世界なんて嫌だ……」

勇者「おい、喋って無いでちゃんと探せよ」

サキュバス「ん?あっちで烏の亜人が何かを取り合っておるぞ」

盗賊(ちょっとまて)

盗賊はダッシュでビーチを駆けていく。

賢者「……烏は目玉を攻撃してくるらしいですからね」
477 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/05(金) 23:57:56.26 ID:T3X1/ADO
ごめんなさい描かずにいられなかったですのだ




ttp://imepita.jp/20100305/861280
ひんぬーさん

下手ですごめんなさい邪魔な人は無視して
478 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 00:00:50.64 ID:gr/Bh1s0
97

--海--

烏亜人A「やだグア。これは僕達が拾ったんだグア」

烏亜人B「ツンツンするの楽しいグア」

ぐちゃぐちゃ

盗賊「やめろおおお!!見えないけどひどいことになってるのはわかるんだぞお!?お願い!!」

勇者「君達、すまないがそれを返してくれないか?じゃないとこいつがすごく困るんだ」

烏亜人B「あ……もしかして」

勇者「お願いだ」

烏亜人A「わかったグア!お返しするグア。はい」

ぐちょお

盗賊「返って……返って来たんだね!!吐しゃ物みたいな感触だけど」

勇者「ふぅ、ほら、早く賢者に治してもらってこい」

烏亜人A「この人ってもしかして……」
479 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 00:02:36.93 ID:gr/Bh1s0
477さん
ありがとうございます。絵を描いていただいて嬉しいです。
480 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 00:05:33.04 ID:gr/Bh1s0
98

--海--

踊子「というわけで、勝者は盗賊ぅぅーー!!」

盗賊「いえー!!」

勇者「なんでだー!!私が説得したから戻って来たんだろう!?」

踊子「持って帰って来たのは盗賊さんですので〜」

盗賊「いえー!!」

勇者「さぎださぎださぎだーーーーー!!!!」

踊子「というわけでデートいってらっしゃーい。あ、これは鍵ですんで〜」

勇魔王「ナンノダアアアアアアア!!!!」

--砂漠--

?「見事だ……お前にこれを託そう」

闘士「ふ、ふごっ!」

闘士は隠しダンジョンのボスを倒した!!
481 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 00:11:39.06 ID:gr/Bh1s0
99

--海--

盗賊「夕日が……綺麗だね」

勇者「……」

盗賊「でも君の方が……」

勇者「……」

盗賊「なんで反応してくれないんすか」

勇者「だってこんなことする気なんてなかったから」

盗賊「いいじゃないすかぁ、俺は楽しいですよ」

勇者「……えっ?」

盗賊「みんなでアホみたいに騒いでさ」

勇者「あ、う///」
482 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 00:15:16.03 ID:GNU7f8go
闘士が一人でなんかすごいことやってのけたなww
483 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 00:21:35.92 ID:gr/Bh1s0
100

--海--

盗賊「来年もみんなで来よう。あ、その前に冬は温泉入りに来たいな」

勇者「……私にもそんな未来があるんだろうか」

盗賊「勇者……」

勇者「いや、お前たちはあるんだ……私を捨てればいいだけなんだ」

盗賊「!?」

勇者「そうだ、今からでも遅くは無い、私を王国へ連れて行けば君達はなんとか無事に済むはずだ」

盗賊「なにを言って」

勇者「それがいい、そうしろ。私はあの時はわがままを言ってしまったが……今なら大丈夫だ。盗賊、私は君に斬られてもいい」

盗賊「おい、だから」

勇者「私が君に最後にしてあげられることだ。君を……勇者にしてあげる」

盗賊「子供何人作る?」
484 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 00:26:28.40 ID:gr/Bh1s0
101

--海--

勇者「君は……何をっ……言ってるんだっ!!私はなぁ!!」

盗賊「子供は男の子と女の子で会わせて2ダース欲しいですね」

勇者「そこは二人でいいだろ!?どんだけ私に産ませる気だよ!?……って違う!!」

盗賊「俺は墓まで一緒に行くと言ったでしょ。勇者を埋葬したら自分も棺桶入って、自分で墓石閉める」

勇者「なに……言って」

盗賊「……いくら強がっても先行き不安だからな……暗くなってくると不安が押し殺せなくなっちゃうんだろ?……」

勇者「ひっ……なに……いって」

盗賊「頑張るから。少なくとも俺は、俺達は頑張ってみるから」








勇者「……っふぇ」

485 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 00:33:10.10 ID:gr/Bh1s0
102

--海--

踊子「ありゃりゃ〜意外といい感じになってます??」

賢者「元からあの二人はお似合いだからねぇ。ってあれサキュバスさんは?」

踊子「(さんづけかい)グリフォンに会いに行きましたよ〜」

賢者「そっか……じゃさ」

踊子「賢者さん」

賢者「あ、はい」

踊子「さっき好きな人がどうとか言ってましたけど、多分それ叶いませんよ〜?」

賢者「え?あ、あぁ、踊子さん勘違いしてますよ、僕が好きなのは勇者さんじゃないです。す、好きなのは」

踊子「その女の子はある実験体だったんですよ〜それでもう長くはないっぽいんです〜」

賢者「……あの……え?それって」

踊子「その女の子の名前は勇者量産化計画、実験体36号って言うんですよ〜」
486 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 00:40:10.38 ID:GNU7f8go
ロドリゴさんか・・・・
487 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 00:41:03.92 ID:gr/Bh1s0
103

--宿屋--

男部屋のベッドの上で賢者は天井を見つめている。

踊子『その計画は勇者因子を制御可能にして、勇者並の戦闘能力を持つ戦士をたくさん作る計画だったらしいです〜。でもやっぱり人にはあまる力だったんでしょうねぇ〜その女の子以外みんなすぐ死にました。自分の属性じゃない魔力に蝕まれて……』

賢者「……」

踊子『でもその女の子も他よりちょっと適性があっただけなんです。だから未完成品の烙印を押されて、次の世代のためのデータ集めのためにモルモットになりました〜』

賢者「……っ!!」

踊子『……だからやめておいた方がいいです。賢者さん、貴方は中々いい男ですし、次を探しましょう〜ww』

賢者「……そんな……」

--亜人王の家--

先ほどの烏の亜人達が、この国を治める亜人王に何かを告げている。

亜人王「……それは本当なのか?勇者がこの国に……」
488 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 00:49:52.58 ID:gr/Bh1s0
104

--テラス--

盗賊「えーへーへーへー」

勇者「や、やだよぉ。そ、そんなくっつくなよぉ////」

盗賊「えーへーへーhばぐぶっ!!」

踊子の回し蹴りが盗賊にヒットする。

踊子「……仲良くさせすぎたか。ちっ」

勇者「あ、あわわわ!!??い、いつからいたの!?」

踊子「いえいえいつからだなんて〜……そうですね、強いて言えば、

勇者『あ……このドリンクストローが一個しかついてきてない……』

盗賊『ありゃりゃ……こうなったら二人で交互に……嘘です。すいません店員さはぁーん』

勇者『わ、……わかった////』

盗賊『……へ?』

辺りですかね〜wwww」

勇者「あわ、あわわわわわわわ!!!!」

踊子「といいますか〜……なんで最初から一個のドリンクを二人で飲むつもりだったのさ!!!」
489 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 00:56:28.02 ID:gr/Bh1s0
105

--南の王国--

サキュバス「王国の連中とかはどうしてた?」

グリフォン「サー、イエスマム!!作戦会議中であったであります!!今後、四カ国間会議が行われる模様であります!!」

サキュバス「四カ国?……どうせ南は呼ばれないだろうから、王国、東の王国、北の王国……後は潰した西の残りってことかしら」

闘士「つ……つい、た」

ドサっ

サキュバス「おやまぁ、本当に自力で来るとは。やるねぇ」
490 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 01:02:00.31 ID:gr/Bh1s0
106

--テラス--

踊子「やっぱり貴方には渡すのはやめです〜」

盗賊「な、なぜだ!?」

勇者「べ、別に……////」


亜人王「お取り込み中申し訳ない。某は亜人王と申す者、あなた方にお話しがあって参った」

盗賊「!?」

勇者「なぜ……亜人王様が」

亜人王「なに……この国にあの勇者様がいらっしゃると小耳にはさんだもので」

勇者「!?」
491 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 01:10:16.95 ID:gr/Bh1s0
107

--テラス--

勇者(ばれて……いた?)

盗賊「……何の用なんですか?」

亜人王「貴方方は……王国で魔族の処刑を妨害し、処刑するはずだった魔族を連れて脱走したようですね」

踊子(もう情報は各国に伝わっているようですね〜……)

バサッバサッ

サキュバス「それで?どう言ったご用件なんだ?亜人の王よ」

亜人王「ほう……その方が魔族のようですね」

盗賊「ん?」(しまった。サキュバスを仲間にしたせいで嘘の情報の通りになっちまってる!!)
492 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 01:17:44.21 ID:gr/Bh1s0
108

--テラス--

亜人王「貴方方は……一体誰の味方なのですかな」

勇者「……」

亜人王「人々の平和のために魔王を倒したと思ったら、魔族を守るために人々に剣を向ける。あべこべではないですか」

勇者「……はい」

盗賊「違う」

亜人王「?」

盗賊「俺達みんなはこの勇者を守るために戦ってるんだ。明確な敵なんて今はいない」

亜人王「それは随分とハタ迷惑な勇者一行なことだ……世界の全てが敵になることもあるわけですね?」

勇者「!!あ、いやそれは」

盗賊「ああ。王国で勇者を助ける時にそう決めた」

勇者「!!??」

踊子「ひゅーひゅー」
493 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 01:24:35.52 ID:gr/Bh1s0
109

--テラス--

亜人王「世界の全てが敵なることもある……ということは世界の全てが味方になることもある……」

盗賊「何がいいたいんだ?」

踊子「貴方はちょっと失礼です〜」

ドゴス

盗賊「ごほっ!!」

亜人王「いえ構いません……今現在貴方方がおかれている状況が非常に厳しいものだとわかった上でお願いする。勇者様、虐げられし者達の剣になっていただけないか?」

勇者「え?」
494 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 01:32:01.07 ID:gr/Bh1s0
110

--テラス--

亜人王「我々はご存知の通り人間達から迫害を受けています。今までは魔王に対抗するための力として、亜人は必要とされてきました。しかし魔王という驚異が無くなってしまった今……我々の国が侵略の対象となるのは時間の問題でしょう」

勇者「……」


魔王「しかしいざ魔王を倒してみても世界は平和にならなかった。今まで協力していた人々の集団は、互いに新しい敵を見つけ戦争を起こした」


勇者(魔王はあの時……)

踊子(南の王国は他の国に比べて資源が豊かですからね〜)

亜人王「同盟国であった西の王国も今はなくなりました。我々の力ではあの三国を相手にはできないのです。どうか!!」

盗賊「俺は……勇者さんの決めた答えならなんであれ賛同する」

勇者「……うん」
495 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 01:33:31.08 ID:GNU7f8go
新章展開だな
496 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 01:37:33.79 ID:gr/Bh1s0
111

--テラス--

勇者「私は……彼らのために戦いたい。こんな出来そこないの私でもできるのなら」

亜人王「本当……ですか?」

盗賊「あーあ、言うと思ったよ」

踊子「まぁ甘ちゃんですからね〜」

勇者「あ、甘ちゃんじゃないっ!!私は……一度全ての人間を犠牲にしてでも生き残ろうとしたんだぞ?」

盗賊「いつ?」

勇者「魔王との……戦いで」

盗賊「ベソかいてたもんなwww」

勇者「うっ!?」

闘士「うごおおおおおおおおおおおおお!!」

盗賊「げぇ!闘士!!」

サキュバス「あぁそいつさっき到着したんだが、ちょっと頭のネジはずれちまったみたいだ」

盗賊「た、助けて!!このパターンは!このパターンはあああああああああああ」

亜人王「……いい仲間をお持ちで」

勇者「まともなやつは一人もいなんですけどねww」

踊子(貴方がいいますか〜)
497 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 01:43:24.81 ID:GNU7f8go
ジャーン ジャーン
げぇっ、闘士!
498 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 01:45:27.94 ID:gr/Bh1s0
112

--王国--

王様「この度は遠い所からわざわざお越しいただき感謝します」

東の王様「……ふん」

北の王様「ええですええですwwといいますかぁ、西の王様はどうしたんでっか?やっぱり死んでもうたんですかな??」

王様「えぇ……その代わりに生き残りの彼が西の王国の代表を務めます」

兵士X改め西の代表「よろしくお願いします」

東の王様「……そんなことはどうでもいいのだ。わざわざ呼びつけた要件を言え王様」

北の王様「あちゃーww東の王様は相変わらずでんなぁwwゆっくりしましょうよww」

王様「貴方方を呼んだのは他でもありません……同盟を結びましょう」

東の王様「……む?」

北の王様「ほほー!!魔王が死んだ今、対魔王同盟は無くなりますからねぇ、新たな結束というわけですか??」

王様「我々は人同士で争っていてはいけないのです」

受付「……ふふふ」
499 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 01:51:45.04 ID:GNU7f8go
見習いB、出世したな……
ってか改めて読み返せば闘士の相手をして時間稼ぎしたのも見習いBだったのか
500 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 01:54:13.20 ID:gr/Bh1s0
113

--王国--

東の王様「……南の王様がいないが?」

北の王様「ふぅむ!これはわしが考えるにぃ……亜人は人のうちに入らないから言葉を交わす必要がない、と?www」

王様「……ええ」

西の代表「……」

北の王様「ほほー!!こらまたきっついwwというわけは……」

東の王様「南の王国に攻め入るのだな?」

王様「えぇ……」

東の王様「攻める理由はなんだ?」

北の王様「亜人だからぁ。ぶはっwww」

東の王様「それでは国民が納得せん。中には亜人保護団体なんてものを我が国にはある」

王様「……勇者達のことは知っていますか?」

北の王様「あれでっしゃろ?魔族を助けて逃亡したとかいうwww全く何を考えているのやらwww」

王様「その勇者達が今南の王国にいるのです」
501 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 01:59:02.64 ID:gr/Bh1s0
114

--王国--

東の王様「……魔族側に寝返った勇者達、そしてそれをかくまっている南の王国……そういう筋書きか」

王様「その通りです」

東の王様「ふん、ならば教えろ。なぜ魔王を倒した勇者一行が魔族側に寝返ったのかをだ」

西の代表「!?」

北の王様「きっと処刑しようとした魔族がすんごい可愛かったんちゃいますのん?www」

王様(東のはだませんか……)

王様「皆目見当がつきません」

東の王様「……ふん」

東の王様(処刑の人物とは別にサキュバスを見たという情報は入っている。お前達が勇者一行を瀕死においやったこともだ……狸め)

王様「……とまぁ、南の王国を制圧した際は、どの国が損することのないように、公平な共有財産にしたいと思います」

東の王様「まて……我が国も戦争に行くとは言ってないぞ」

受付「!?」
502 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 02:05:08.85 ID:gr/Bh1s0
115

--王国--

東の王様「あんな亜人の国、王国と北の王国が手を組みさえすればたやすくねじ伏せられるであろう?」

王様「……」

北の王様「そんなあんさん、わしらだけ疲弊してまうじゃないですかぁ」

王様「では……贈り物を差し上げます」

東の王様「ほぉ……」

王様「受付や」

受付「はい。どうか中庭をご覧ください王様方」

ザァア

部屋のカーテンが開けられる。

そこには30人の兵士が整列していた。

東の王様「あれがなんだと言うのだ。む?女や幼子までいるではないか」

王様「あれが我々の最終兵器、人造勇者です」
503 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 02:07:34.55 ID:GNU7f8go
人体実験してたのこいつかよ (#^ω^)ピキ…ピキ…
504 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 02:10:29.98 ID:gr/Bh1s0
116

--王国--

東の王様「人造……勇者だと?」

受付「詳しくはこちらの資料をご覧くださいませ」

パラリ

受付「我々は勇者の力の要因を発見しました。その名は勇者因子。対魔能力に優れた人の最終形と言っても過言ではございません。しかしこの勇者因子、非常に不安定なものなのです」

パラリ

受付「ほんの少し間違うだけで制御不能になり、辺り一体を破壊し続けます」

東の王様「……」

受付「ですがご安心ください。長年の研究により、この度成功体を30体作りだすことに成功いたしました」

パラリ

受付「ステータスはオリジナルの勇者に比べ多少劣るものの、常人よりはるかに強く、全ての属性の魔法を使えます」

王様「これを貴方方に5体ずつ進呈いたします」

東の王様「!?」
505 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 02:15:29.61 ID:gr/Bh1s0
117

--王国--

北の王様「おほぉー!?これは随分とふとっぱらでんなぁ王様wwwこれを作りだすために捨てた金は安いもんじゃないんでがしょ?」

王様「えぇ、ですが私はどうしても同盟を結びたいのです」

北の王様「わかりました。同盟を結びましょww我が北の王国を代表し、サインいたします」

サラサラ

王様「いかがでしょう?東の王様」

東の王様「10体だ」

受付「……え?」

東の王様「我が国がもらい受ける人造勇者は10体だ。そうでなければ結ばん」

北の王様「そ、それはいくらなんでもひどいでっせ!!」

王様(……一歩間違えばこの同盟連合を敵にまわすことになるというのに……ふ)

王様「わかりました。東の王国には10体申請いたします」

北の王様「な!?」
506 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 02:18:51.29 ID:gr/Bh1s0
118

--王国--

東の王様「ペンを貸せ」

受付「はい。どうぞ」

サラサラ

王様「西の代表、貴方の所は5体でいいですか?」

西の代表「はい」

サラサラ

北の王様(くぅ〜!!わしもごねておけばよかった!!……しかしいまさら約束を反故にもできん)

東の王様(……これでも少ないくらいだ。西は既に王国のものになっているし、北は王国の配下のようなもの……)


王様「それでは南の王国への進撃は、一週間後とします」

東の王様(おもちゃを与えられた子供はそれで遊びたくてたまらなくなる……そこで人造勇者の能力を試せということか)


--宿屋--

盗賊「ぐあっ!!ぱ……パワーアップ……している……だとぉお!!っがあああ」
507 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 02:19:26.56 ID:GNU7f8go
この温度差ww
508 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 02:20:34.99 ID:gr/Bh1s0
それでは本日は終わりにしたいと思います。
何かわかりにくかった点、疑問、質問などありましたら書きこんでください。
そろそろ終わりが見えて来ました。最後までついて来ていただけたら幸いです。

それでは読んで下さった皆様方、ありがとうございました。m(__)m
509 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 02:21:42.04 ID:lx146LYo
盗賊…ウゥッ(ToT)
510 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage saga]:2010/03/06(土) 02:23:20.74 ID:GNU7f8go
乙!今回も笑わせていただきましたw

今俺が見てるSSスレの中でこのスレが一番好きw
511 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 02:28:59.97 ID:u0mYnlMo
毎度毎度投下量多くていいな
512 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 02:47:57.65 ID:gr/Bh1s0
ありがとうございます。
今日はイラスト描いていただいて本当にうれしかったです。
513 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/06(土) 03:17:39.31 ID:Jw/JRGE0
乙です!
王国が氷付けになった西の王国をこっそり虐殺した理由がやっとわかったよ
514 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 12:27:55.51 ID:jwjI0YAO
>>513
わからないwwww
なんで?
515 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 13:23:06.66 ID:jjew/Qso
>>514
>>506

>東の王様(……これでも少ないくらいだ。西は既に王国のものになっているし、北は王国の配下のようなもの……)
ってことじゃね?
516 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 14:40:38.96 ID:QJ3yukDO
南と同盟組んでる西がいなくなれば
攻め込みやすいし
豊かな資源イッパーイ
517 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 19:41:27.08 ID:nG/en/co
そもそもなんで西を併合できたのかは謎だがな
518 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 19:44:26.02 ID:Rf4b2bUo
>>517
生き残った人々の代表の見習いBをうまく丸め込んだんだろ?
519 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 20:12:51.37 ID:GNU7f8go
見習いBは王国がやった大量虐殺を知らないしな
520 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 20:52:55.54 ID:nG/en/co
ああ、それはそうなんだが外交的な意味でもね
オモチャ何体提供されようが生産は王国しかできないんだろ?
技術もらわにゃ納得いかんよ
仮に勇者PT葬ったとして後の事考えたらもっとゴネてもいい所
三国の力関係からしたら別で東と北が接触してなきゃおかしい

あ、そこまでリアル求めてないっすか?さーせんwwwwwwww
521 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 21:51:34.87 ID:LV9i72DO
>520
ごねたら西の王国現象

それよか平穏におもちゃふんだくって、戦力維持しながら南の国と共闘するパターンも東の王さまは考えてるかもしんないよ。

ただ、細かい設定はあんまし気にしないほうが幸せになれるかもしれないね


とにかく>1がどう展開していくのかwktkしながら超絶支援
522 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 22:52:02.41 ID:gr/Bh1s0
みなさんこんばんわ。私です。
議論されているようで、申し訳なくおもいつつも嬉しさを感じます。

あまり今後の展開にかかわるようなことは漏らさないようにしますが、ちょっとした設定を。

前勇者の出身国は東の王国です。勇者排出国家ということで、東の王国は他より上位の位置づけにあります。国力で見ても東はダントツであり、そう言った背景からプライドが高いわけであります。その慢心ゆえに、この50年間で王国に追いつかれそうになっているんですがね。

王国は北と仲良し……って言ってもアメリカと日本の関係に近い感じですね。
西と南は仲良し。と言っても西は南の資源目当て、南は西を盾に。
自分達でなんでも出来る、少なくともそう思っている東ですが、時代の流れを感じ誰かと協力していたかもわかりません。
東は北が嫌いです。北は南が嫌いです。西は東を倒そうとしていました。南はひっそりと生きていられればどうでもよかった。

まぁさわりですがこんな感じでお願いします。
523 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 22:59:24.82 ID:gr/Bh1s0
119

--宿屋--

踊子「そいじゃあお休みなさい〜」

サキュバス「こら、蝋燭を消してから寝ろ」

勇者「……」

ボッ

勇者(……これでいいんだ。私は勇者なんだ。虐げられし者達の剣。それが勇者の在り方なんだ)

ふわりと風が頬をなでる。窓を開けていないにも関わらず。
生温かい風とともにその気配は、

男の子「やぁ久しぶり」

勇者「!?」
524 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 23:10:50.05 ID:gr/Bh1s0
120

--宿屋--

男の子「君は……本当に不思議だ」

勇者(?いきなりどうしたのよ)

男の子「とっくのとうに魔王化が始まっているというのに、ある一線を超えずにい続けている……こんなことは長い歴史の中でも初めてだよ」

勇者(そう……なの?)

男の子「いや、だからこそ僕は君に惹かれたのか」

勇者(?)

男の子「わかった。君には全てを伝えよう」

勇者(全て?)

男の子「なぜ魔王と勇者がいなければならないのかを」
525 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 23:19:17.09 ID:gr/Bh1s0
121

--宿屋--

男の子「君も恨んだろう。この運命を、この物語を」

勇者「うん……」

男の子「この運命のレールをしいたのは古代人だ。でもそれは、全て人類のためを思って作ったんだ」

勇者「……」
526 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 23:22:40.14 ID:GNU7f8go
ハジマタ
527 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 23:29:59.08 ID:gr/Bh1s0
122

--宿屋--

男の子「圧倒的欲望と進展の果てに、かつていた人類は到達したんだ。種の極致、種の極限、種の最終段階に」

勇者(種の最終段階?)

男の子「どんなものにも終わりがあるのだから成長にもそれはある。人類は遠くなるような年月の果てに人類の成長限界へと到達したんだ」

勇者(……想像もつかない。伸びしろがなくなっちゃったてこと?)

男の子「どういったらいいか。箱を埋め尽くしてしまった……うぅん。僕も言葉にするのには慣れていないな。まぁどこにもいけなくなったのさ。身動きすることすら。ある一つのゲームを隅から隅まで完璧にクリアしてしまったのさ」

勇者(それは……すごいことじゃない)

男の子「しかしね、完璧にクリアしたゲームを君はどう思う?やりたいとは思うかい?」

勇者(生きることは別だわ、やりたいやりたくないじゃない、必死に生きるだけよ)

男の子「それは君らだから言えることなんだよ。その答えを持つように教育され、世間が言う。時代や世界によって価値観が違うんだ。現に何もすることがなくなった彼らが選んだのは、」

生きることの破棄だった。
528 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 23:36:22.76 ID:gr/Bh1s0
123

--宿屋--

勇者(……死んだの?)

男の子「死んだ。色んな人がいっぱい。それこそ今の人類が知らないような数のね……でも全員がその考えに至ったわけではなかった。無意味な死は種を極めた存在としてあまりに愚かだと思ったんだ。そして人類の大半は動物として、自然な生命として生きようとしたんだ」

勇者(え?あの動物?牛とか)

男の子「そう。動物として生きることが行きついた者の答えだったのさ」

勇者(馬鹿みたい)

男の子「そうかもしれない。結局彼らは姿をモンスターと化して世界をまた支配しようとしている」

勇者(……え……ちょっとまって……嘘でしょ、モンスターって)

男の子「?古代人のなれの果てさ」
529 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/06(土) 23:40:17.30 ID:u0mYnlMo
な、なんだってー!?
530 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 23:50:56.29 ID:gr/Bh1s0
124

--宿屋--

勇者(私達が今まで殺してきたのって)

男の子「気にしなくていいよ。彼らは彼らの望み通り生きようとしたんだから。中には個性強いのもいるけどね」

勇者(う……)

男の子「でもね、古代人の中にも君達みたいに人として生きることを望んだ人たちがいるんだ。彼らは人が人として生きられるようにとあるシステムを作ったんだ」

勇者(……それが)

男の子「進化抑制システム。人類が発展を遂げてあの結末に辿りつかないようにとつくられたんだ。魔王という存在が人間を抑制することにより、文化の発展が阻害される。人が人らしく永遠にこの時代を生きれるようにと……剣と魔法のRPGの世界で」
531 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/06(土) 23:57:28.46 ID:gr/Bh1s0
125

--宿屋--

男の子「でも壁だけあったら人々は絶望してしまうだろ?そこで生まれたのが人類の希望の化身、勇者だ」

勇者(……)

男の子「魔王は経験を積んだ勇者だけが倒せるようになっている。これで壁を壊し一時の平穏が世界を満たす」

勇者(じゃあ、なんで勇者は魔王になるの)

男の子「魔王を倒した勇者なんて残ってたら、次に魔王が出てきても速攻で倒しちゃうじゃん」

勇者(そんな理由なの……)

男の子「重要さ。世界が上手く循環するために、人類が幸せに生きていけるようにと」

勇者「全然幸せじゃないっ!!」

踊子「お、おふ!?」

サキュバス「んー……?どうしたんだ」

勇者「あ、ごめんなさい」

踊子(……んー?)
532 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 00:10:22.01 ID:FXW16bQ0
126

--テラス--

勇者「今まで幸せなんてもの、私には来ないんだと思ってた」

男の子「君は古代種が作った重要なシステムのキーだからね」

勇者「でも……みんなに会ってから楽しいことが増えたんだ」

男の子「……執着しないほうがいい。辛くなるよ」

勇者「……君は残酷なことばっか言ってくるけど……私のこと心配してくれてるんだね」

男の子「そうさ、僕だけは君の味方であり続ける」

勇者「ねぇ……トリガー、貴方は何?」

男の子改めトリガー「……僕は死を選んだ古代種達が作った、人類の最後の希望の鐘」

勇者「よく……わからない」

トリガー「この循環でも人類の発展が止められないような不測の事態が発生した時、僕は魔王の意志で人類をリセットするよう、プログラムされている」
533 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 00:19:33.95 ID:FXW16bQ0
127

--テラス--

トリガー「魔王の意志、君だ。僕がこの世界に出てきたのはそれが近いことを悟ったからだ。もうすぐ世界のシステムは破綻し、人類の発展が始まる。それを止められるのは君だけなんだ」

勇者「なにそれ……リセットってどういうこと」

トリガー「人類を全滅させるっていうことさ。僕の赤の竜と青の竜を使ってね」

勇者「!!!!もしかしてあの時君が言ってたのって」

トリガー「そうだよ。あぁ、でも仲間は助けるつもりだったよ?僕も色々修正を受けていてね」

勇者「……私の意志で」




盗賊「……」
534 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 00:29:40.33 ID:FXW16bQ0
128

--南の王国--

6日後。

亜人王「……そうか。わかった。下がってよいぞ」

狐男「はっ!!」

亜人王「聞いての通りです皆さん……王国、北の王国、東の王国、そして……西の連合が明日には我が国へと到達する」

盗賊「……かぁ〜。文字通り世界が相手になっちゃったか」

勇まsおu「……」

亜人王「では、貴方達とともに戦う、我が国の精鋭を紹介しましょう。入れ」

?「はっ!!」

城門兵A「失礼しますにゃん」

城門兵B「失礼、あ!!変態だぴょん!!」

盗賊「あああああああああお前達はあああああああ!!!!」
535 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 00:40:33.49 ID:FXW16bQ0
129

--南の王国--

亜人王「ふむ。昼の門番担当のお前が、この方達と既に知り合っているのはおかしいことではないな」

城門兵A「亜人王〜!!この人達変態なんだぴょん!!だめだぴょん!!こんなのに任せてたら国が滅ぶぴょん!!」

亜人王「ほぉ……お前はこの方々が誰だか知らんようじゃ」

城門兵B「知ってるにゃん。人さらいだにゃ、あああああああああああああああああああああああ!?まってまってたすけえええええええ!!」

盗賊と踊子が城門兵Bを担いで走り去る。

盗賊「へそから上は俺、下はお前のだ」

踊子「ラジャッ」

亜人王「……うん……むぅ」
536 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 00:48:42.38 ID:FXW16bQ0
130

--南の王国--

?「貴方が勇者ですか。なんとおうつく……お可愛らしい方だ。私の名は鷲男。この国一番の戦士です」

勇者「あ、あぁよろしく頼む」

亜人王「そして城門兵……A、Bじゃ。この子達は一見可愛らしいが、我が国の最も重要な役職である、城門兵を任せられるほどの実力を持っています」

城門兵A「やっ!?ちょっ、や、やだにゃんんんんんんんん!!!!んにゃっ!!」

亜人王「……片方は欠けましたな」
537 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 00:57:35.83 ID:FXW16bQ0
131

--宿屋--

盗賊「はぁ〜あ。とうとう明日かぁ。……人間達と戦うはめになるなんてなぁ」

賢者「……」

盗賊「……賢者さん、どうしました?」

賢者「あ、いや……うん、大丈夫だよ」

盗賊「……死なんで下さいよ?みんな……誰一人として」

闘士「とう、ぞく」

盗賊「みんな大事なんですから」

賢者「……あぁ!!」


--南の王国--


城門兵A「にゃーん!にゃーん!!」

城門兵B「くっ!!なんてやつらだぴょん!!こんなひどいことを!!」

亜人王「いや、あの人たちはふざけているだけであってだな……」

城門兵B「わかってるぴょん。あの人たちかなり強いぴょん。最初に会った時、私達はお仕事してたぴょん。常に臨戦態勢でいたのに……二度も私をさらったぴょん……」

鷲男「……えぇ、あの人たちはきっと我々の力になってくれるでしょう」

亜人王「……ほっ」
538 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 01:03:09.34 ID:FXW16bQ0
132

--草原--

草原を埋め尽くさんばかりの兵が整列している。その兵達が来ている鎧は統一されいるわけではない。
東の赤、北の鈍色、西の黒、そして王国の青。

即席で立てられたやぐらの上に三人の王様と代表が立っていた。


王様「皆の者、よく聞くがいい!!」

ざわ王様ざわ

王様「お前達がこれから行うのは決して悪しきことではない!人類の未来を勝ち取るために行う聖戦なのだ!!」

ざわざわじはーどざわ

王様「これから戦いに行く南の王国、別名亜人国はあの勇者をかくまっているのだ!!」

ざわざわ、勇者?ざわざわ貧乳?ざわざわ

王様「勇者と聞いて動揺している者もおるだろう。そうだ、魔王を倒し人の未来を切り開いた者、あの勇者達だ!!」

ざわざわざわざわざわざわ

王様「そこだけ聞けば、何が悪いのかわかるまい。しかしだ。皆は魔王討伐という華やかな部分は知っていても、勇者の側面はわかるまい?」

ざわざわささざわ……

王様「……勇者達は魔王を倒すために、という大義名分を盾に、今まで彼らがやってきた悪行を知っているだろうか?」

ざわわ!?
539 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 01:11:42.50 ID:FXW16bQ0
133

--草原--

王様「例えば……西の王国壊滅の原因になった……とか」

ざわざわざわわ!?

王様「彼らが西の王国に滞在していた時のことだ……ある魔族がモンスターを連れて西の王国へ進攻してきた」

ざわざわ

王様「偶然居合わせた彼らはモンスター達と戦ったらしいのだが……分が悪いと見るや否や、西の王国の民を見捨て逃げ出したのだそうだ」

東の王様「……」

ざわざわ見殺しざわ!?

王様「ここに生き証人がおる……」

西の代表「私達西の王国の民は、攻めてきた魔族やモンスター達と戦いましたが力及ばず氷漬けにされました……」

王様「西の王国と連絡が取れないことに気づいた我が国は、すぐさま救援を送ったのだが……そこは悲惨なありさまだった」

西の代表「西の王国の皆は……私達数百人を除き、皆殺しにされていました……」

王様「……やつらは勇者でありながらも、勝てない相手だと知ると、民を助けずに逃げ出したのだ……そしてその不手際を隠すべく……誰にも言わずに……」

ざわざわ……

王様「我々が駆け付ける数日前に息絶えた者もいたのだ……勇者達が見殺しにさえしなければもっと助かったかもしれない……」

北の王様「そぉしてぇ、これは皆さんご存知の通りだと思いますがぁ、彼らは魔族を助けて逃亡したのでぇす」

ざわざわきたざわ
540 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 01:15:05.35 ID:FXW16bQ0
134

--草原--

北の王様「私が思うに、これは勇者達と魔族の間になんらかのつながりがあると言っていいでしょう。そうすれば全てうまく説明できるのですよ。
勇者『私達を見逃してぇん!!この人達は殺しちゃってもいいからあぁん!!』なんて交渉があったり……」

ざわざわおかまざわ

東の王様「……なんにせよ、魔族を連れて逃げているということに違いは無い」

王様「それではここに宣言する。勇者討伐戦争を」

開始する
541 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/07(日) 01:16:48.61 ID:St0ej4Mo
おかまざわww
542 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 01:21:06.28 ID:FXW16bQ0
135

--草原--

盗賊「あーあ……すんごい量の敵が来てますね。地平線が真っ黒だぁ」

勇者「……あぁ」

賢者「……」

踊子「わたしたちは……いつ戦いをやめられるんでしょうね。魔王を倒した後は、プール尽きの豪邸で毎日遊んで暮らせるもんだとばっかり」

盗賊「……人を斬るのは初めてだけど、モンスター殺せて人間が殺せない道理もないか」

踊子「同種はタブーです☆」

鷲男「なら私は一体どちらに入るんでしょうね」

踊子「どちらかというと……鷹?」

鷲男「私は鷲の亜人なんですけれどもお嬢さん」

勇者「……くるぞ」

……ォォォォォォォォオオオオオオオオオ!!

勇者「みんな!!私は勇者だ!!勝利は我と共にある!!私に続け!!!!」

亜人軍「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


王国連合総兵数、301,764名
南の王国総兵数、21,213名
543 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/07(日) 01:22:35.48 ID:St0ej4Mo
文字通り、桁が違うなオイ
544 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 01:28:32.32 ID:FXW16bQ0
136

--草原--

兵士M「あああああああああああああああ!!!!」

波のように押し寄せる兵士の大群。
その先頭に向かって勇者は駆けていく。


勇者「っっく!!!」

ドシュ!!

兵士M「がはっああああ!!!」

一番先頭を走っていた兵士を

きる。

盗賊「いくぞおおおおおおおおおおお!!!」

闘士「おおおおおおおおおおおおおお!!!」

鷲男「我が国を守れええええええええ!!」

亜人兵A「にょおおおおおおおおおおおお!!!」

城門兵A「にゃんにゃあああん!!」

城門兵B「ぴょんぴょおおおん!!」

盗賊「おまいらしまらねぇな!!」

サキュバス「私は急用ができたんで!!」

盗賊「え!?こ、こらああああああああああ!!」

サキュバスはグリフォンに乗って飛んで行ってしまう。
545 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 01:39:29.27 ID:FXW16bQ0
137

--草原--

西の兵士A「お前らのせいで母さん達は!!!!」

勇者「!?」

勇者に後ろから西の兵士Aは斬りかかった。

盗賊「あぶねぇ!!」

ドン!!

盗賊は体当たりで西の兵士Aを弾き飛ばし、

ザブッ

西の兵士A「ぐひゅっ」


喉笛をかき切って息の根を止めた。

盗賊「馬鹿っ!!死んじゃうだろ!?」

勇者「……うるさいっ!!それよりいつまで私の傍にいるつもりだ!!お前の役割はここじゃないだろ!?」

盗賊「っく!言われなくても行くさ!!生きろよ!?」

勇者「……あぁ」
546 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 01:45:59.25 ID:FXW16bQ0
138

--草原--

東の兵士A「お前達が前線かっ!!勇者一行!!」

東の兵士B「図体ばかりでかくたって!!」

闘士「おおおおおおおおおおおおおお!!」

ドッゴオオオオン!!

鷲男「!!……地面をひっくり返すとは……!!」

闘士「おで、みんなのために、戦う!!!!」

??「ふぅぅん。おもしろそうなやつがいますね」

鷲男「!!あいつは北の人形使い!!」

人形使い「この前魔王城に遊びに行ったんですがね、おもしろいものがあったんですよ」

シュン

闘士「!?」

闘士は敵の攻撃をすんでの所で交わす。

ワーウルフ「あおいwr8ぎゅあ984」
547 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/07(日) 01:46:24.04 ID:St0ej4Mo
!!
548 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 01:56:13.22 ID:FXW16bQ0
139

--草原--

城門兵A「にゃっはー!!雑魚共めぇ」

城門兵B「死にたくば、あ、かかってくるがいいぴょん〜」

キラン

盗賊「あ、カットインだ。どうやってやるんだろうあれ」

城門兵A、B『奥儀、滅殺猫うさ砲!!』

ドギャギャギャギャアアン!!!!

北の兵士A「ごっふ!!」

盗賊「……やべぇ、百人くらい吹っ飛んだぞ」

城門兵A、B『ふたりは、プ』

盗賊「まてまてまて」
549 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 02:01:34.25 ID:FXW16bQ0
140

--草原--

?「ひひひひひっ、おいらもまぜてくださいでやんす」

盗賊「凡だ君か!?」

?「違うでやんす。北の召喚士でやんす」

盗賊「……特殊職業か」

召喚士「ししししっ、お前らのようなありふれた職業とは違うのでやんす。格の違いを見たらいいのでやんす」

城門兵A「聖にゃる土地を汚す者よ!」

城門兵B「あこぎな真似はやめるぴょん!」

召喚士「よ、よおおくわからんけど、今週のびっくりどっきり召喚獣〜」

盗賊「あ、しまた!!」

空中に魔法陣が展開し、そこから巨大なモンスターが二体現れる。

召喚士「さぁいけ二頭巨象、サイクロプスよ!!」

城門兵A、B『来週もまた見てにゃん!!』

盗賊「逃げんな!!」
550 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 02:04:28.00 ID:FXW16bQ0
141

--草原--

魔法使い「黄昏よりも黒いもの、血の流れより早きもの、冷蔵庫の下に隠れし偉大なる汝の名において、我今ここに闇に誓わん」

勇者「はっはっはっ……空が、暗雲に?……まずい!!」

魔法使い「超広域攻撃魔法、ゴキブスレイブ」

勇者「賢者!!踊子!!」

賢者、踊子「はい!!!!」

ガガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!

巨大な雷が南の王国を襲う。

その魔法を三人の魔法が食い止める。

魔法使い「はぁ、はぁ……氷、水、土による三種複合魔法障壁……か」


勇王「ぐぐぐぐがああ!!!」

踊子「きゃー!!まったこれ、辛い!!」

賢者「目の前を雷が!!雷が!!」
551 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/07(日) 02:05:06.88 ID:St0ej4Mo
なぜ数あるメガネの中から凡田をチョイスしたww
552 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 02:08:24.11 ID:FXW16bQ0
142

--草原--

プスプスプス


ゆうあsh「な……なんっとか……防げたね」

踊子「もう一生分の魔力使い果たした気がします」

賢者「はぁ、はぁ、魔法使い君……君はどれだけ……」

勇者「ゆっくりしてたら二発目がくるわ……わかってるね?」

踊子「あーい。もう勇者様ったら人使いが荒いんですからぁ」

賢者「わかってます……勇者さん、ご無事で!!」

勇者「……君たちこそ」


魔法使い「……そうか。君らが僕の相手か」

受付「私は行かなくてもよろしいのですか?」

王様「お前は対人先頭じゃないと満足に戦えないだろう?我が横で待機していろ」

受付「はい……それでは」

受付は飛んできた矢を叩き落とす。

受付「私の今回の仕事は、主様の警護のみということで」
553 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/07(日) 02:10:17.77 ID:OCKMUgDO
このような話で反旗を翻した身内の扱いはどうなっているんだろう...
554 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 02:11:09.04 ID:FXW16bQ0
143

--草原--

ザザザザ

盗賊「!?」

西の代表「……」

盗賊を待ちかまえている男がいた。

ガギィイン!!

盗賊「……どいてくれ。俺はお前と戦いたくない」

西の代表「俺は……お前と戦いたい。否、殺してやりたいんだ」

ギャリィン!!

盗賊「っ!!ツインソードか」
555 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 02:14:17.27 ID:FXW16bQ0
144

--草原--

ギンッガギンッ!!

勇者「はっはっ!!」

???「言い太刀筋だ。が、まだ心が決めかねている、な!!」

ギン!!

勇者「あくっ!?」

???「あんたが伝説の英雄、勇者だというのなら。もっと俺を楽しませてくれ」

勇者(こいつは知ってる。東の……剣豪!!)
556 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 02:16:17.43 ID:FXW16bQ0
本日は終わりにしたいと思います。
何かわかりにくかった点、疑問、質問などありましたら書きこんでください。
次回で戦いに決着がつく……かなぁ。
盗賊達の身内は今は牢獄にいます。民衆に殺されてしまう危険もありますので。

それでは読んで下さった皆様方、ありがとうございました。m(__)m
557 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/07(日) 02:21:34.49 ID:St0ej4Mo
乙!
558 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/07(日) 02:55:06.00 ID:bTHl.ogo
乙ー
今日から一気読みさせてもらった
次も期待してます
559 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/07(日) 08:09:05.89 ID:GKBHN26o
乙ー

ところで、初代プリキュアしか知らない俺からの重要な質問なんだが、
猫ちゃんとうさぎさんは、どっちが白で黒なのか。
560 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 11:12:01.97 ID:FXW16bQ0
えー 正直プリキュアあんましわからないんですが、
黒猫、白うさぎでどうでしょうか??
561 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/07(日) 20:56:36.43 ID:5VnNYTY0
俺はこんな名ssを見逃していたのか…
562 :559 [sage]:2010/03/07(日) 21:28:43.93 ID:kRxErHAo
お答えありがとうございます。
黒プリ猫さんや白プリウサさんに脳内変換できました。
戦いがシリアス展開でドキドキですけど、
踊り子さんと盗賊にはより一層動物と戯れて欲しいなww
563 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 22:55:05.60 ID:FXW16bQ0
どうも私です。
それでは再開しますねーー
564 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 23:00:39.10 ID:FXW16bQ0
145

--草原--

闘士「くっ、こいつ」

ワーウルフ「あ0お84hr9g8h8!!!!」

人形師「どおおおおおおですかぁあああ?わたしの!!私の人形はああ!!」

鷲男「くっ!!兵士の相手をしてるせいで助けにいけない!!闘士殿!!」

闘士「……お、おでは、あの頃とは、ちがう」

人形師「へぇ??」

闘士「真っ先に、死んだ、あのころとは、ちがう!!」

ボゴキッ!!

ワーウルフ「???あろぐj0394が3えらp」

闘士の左の肘打ちがワーウルフの顔面を打ち砕く。

闘士「おでは、護るんだ!!」
565 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 23:07:32.24 ID:FXW16bQ0
146

--草原--

鷲男「闘士殿……」

兵士U「ていぇえええええい!!!!」

鷲男「ふぅん!!」

ボッ!!

兵士U「ぐあああああ!!」

鷲男「しかし……多すぎる!!」

人形師「へぇ〜……中々やりますね。でも」

ワーウルフ「!!!!」

闘士「!?」

人形師「そいつはただの人形でやんす……あ、間違えた。人形なんです。完膚無きまでに壊されない限り、」

ドゴッドゴッゴッゴゴゴゴゴゴゴゴgg!!!

闘士「おぅらおらおらおらおらおらおらおら!!!!」

ワーウルフ「あお8wg98あ4h9gは9348hg3!!!」

闘士「おらぁあ!!!」

ズゴン!!
566 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 23:13:31.50 ID:FXW16bQ0
147

--草原--

闘士「はぁっ、はっ」

人形師「!!これは驚きました……ここまで破壊されては、動けません」

闘士「つぎは、お前!!」

人形師「確かに最高傑作は壊れてしまいましたが」

ザっ

人形師「おもちゃはまだあるんですよ、これが」

闘士師範代「……」

闘士「し、師匠……」
567 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 23:21:20.73 ID:FXW16bQ0
148

--草原--

ワーワー

闘士「し、ししょ」

鷲男「!?闘士殿!!危ないっ!!」

メキメキっ

鷲男「!?」

闘士の蹴りが闘士師範代の股間を蹴りあげる。

闘士「師匠は死んだ、もういない」

人形師「……まさかこうまであっさりやられるとは」

闘士「だけど、おでの股間に、この尻に、一つになって生き続ける!」

闘士の体が緑色のオーラに包み込まれる。

闘士「身体強化・獣化、獅子!」

ガオアオオオオオオオオオオオオオ!!!!

体長三メートルを超す巨大な獅子の亜人がそこにはあった。
568 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 23:40:09.90 ID:FXW16bQ0
149

--草原--

鷲男「す、すごい……こんなことまでできるのか」

闘士『がおおおおおおおおおおおおお!!』

闘士が疾走するだけで数十人の兵士が吹き飛ばされ、闘士が腕をふるうたびに風が吹き荒れる。

人形師「す、すばらしい!!」

闘士『おおおおおおおお!!』

サイクロプス「ごえええええええええええ!!!!」

闘士「『!?』

同じく巨大な体を持つサイクロプスが体当たりをくらわした。

人形師「怪獣大決戦!!」
569 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 23:47:26.25 ID:FXW16bQ0
150

--草原--

闘士『があああああ!!!』

サイクロプス『ごええええええ!!』

両者がぶつかり合う度に起こる衝撃波は、周囲の兵士達を吹き飛ばす。

兵士G「こ、こんなとこでなんて戦えない」

鷲男「よし、羽ナイフ乱れ打ち!!」


ドスドスドスドスドスドス!!

兵士達「ぎゃあああああ!!」

鷲男「ペースを掴んできましたよ!!」
570 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/07(日) 23:52:44.94 ID:FXW16bQ0
151

--草原--

二頭巨象「ばおおおおおおおん!!」

城門兵達は二頭巨象にしがみ付いている。


城門兵A「あわわ!でかすぎだにゃん!!」

城門兵B「!?このままじゃ!!やばいぴょん!!この速さでいったらすぐ南の王国まで!!」

ことの重大さに気付いた二人は顔を見合わせる。

城門兵A「……城門は」

城門兵B「……絶対に突破させない」

ドドス!!

二頭巨象「!?」

二人は二頭巨象の二つの頭を同時に刺す。

二頭巨象「ばおおおおおん!!!」

二頭巨象は暴れ狂い二人を払おうとする。

城門兵A「こいつまだ……」

城門兵B「なら……」

二人は二頭巨象の耳の穴に侵入する。

二頭巨象「ぶお!?!?」

そして
どぐしゃあああああああああ!!

両者はそれぞれの頭の頭頂部から姿を現す。

城門兵A「頭蓋をぶちぬけば」

城門兵B「おとなしくなるでしょ」
571 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 00:14:25.60 ID:gK2akfY0
152

--草原--

魔法使い「範囲魔法、レベル2」

ビシャアアアン!!

しかしそれは賢者の魔法障壁に防がれてしまう。

賢者「元々僕の魔法は攻撃タイプじゃないから、こういうのは得意分野なのさ!!」

踊子「勇者様を裏切った悪い子はいねがー!!」

魔法使いの攻撃を交わし、踊子は魔法使いに接近して蹴りを見舞う。

ゲシッ

魔法使い「ふん、裏切ったのはあの女だ。雷属性、鎌精製」

魔法使いは雷の鎌を作り上げる。

魔法使い「お前らもあの女と一緒にいるのはやめろ。今なら俺がなんとかしてやれる」

賢者「!?」

踊子「はんっ、悪いですけど、あの子を置いてどっか行く気はさらさらないんで〜!!」

魔法使い「そうか。じゃあ……死ぬぞ?」
572 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 00:43:12.93 ID:gK2akfY0
153

--草原--

踊子「死ぬのは……どっちですかね!!」

踊子は舞いにより速度を上げる。

魔法使い「速度上昇か。だがいくら早くなったとしても、雷より早く動けるのか?」

魔法使いは鎌を振る。すると

バチバチバヂイイ!!

不可避の高速の斬撃が踊子を捕える。

踊子「ぎゃあああ!!!」

賢者「!?踊子さん!!」(雷の……攻撃補助の特性か!!斬撃速度が極限まで高められている!!)

魔法使い「やめろ賢者。俺はお前のことを仲間だと思っているんだ」

賢者「魔法使い……君」

魔法使い「短い間だったが、盗賊と闘士とお前、四人で西の王国で修業したあの日々……俺の人生の中で最も楽しかった時間だ」
573 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 00:52:12.14 ID:gK2akfY0
154

--草原--

賢者「そう思う君が……なぜ王国につくんだ。僕達を仲間だと思ってくれているなら、」

魔法使い「仲間だと思っているからこそ、あの女から引き離そうとしているんだ」

賢者「……どうして君はそこまで勇者さんのことを……」

魔法使い「彼女が世界を滅ぼすからだ」

賢者「そうなるとどうして言いきれる?君も少しだが一緒に旅をしたじゃないか」

魔法使い「俺を……捨てた女さ」

賢者「あれには意味があったんだ!!」

魔法使い「……意味などない。いらない……あの時俺がどれだけ失意のどん底に叩き落とされたと思っている……俺はあの人に会う前からずっと憧れていた。生ける伝説だった。俺は必至に修業しあの人の役に立とうと……なのに魔王だったなんて」

賢者「そのことも知ってたのか……」

魔法使い「俺は王国の軍団長を任されている男だ」
574 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 01:00:34.19 ID:gK2akfY0
155

--草原--

魔法使い「極秘事項のことですら耳に入る。そしてお前達を助けることもできる。戻ってこい……全て勇者のせいにするんだ。そうすれば」

踊子「やれやれ。女の子無視して男同士で熱い会話だなんて、本当ホモですか貴方たち……も!!」

魔法使い「……しぶといな。サキュバスには効果的だったんだがな」

踊子「へ、あんなのと一緒にされちゃあ困りますよ……わたしはね」

踊子の体から6色の魔力が流れ出る。

踊子「貴方の嫌いな勇者もどきなんですから!!」

魔法使い「……お前もだったのか」

賢者「踊子さん!!」(僕もサポートを!!)

踊子「くぉ349う34いあ!!」
575 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 01:12:48.04 ID:gK2akfY0
156

--草原--

魔法使い「だが俺はお前より性能のいい勇者人形と戦ってみたが勝ったぞ?」

踊子「!?」

魔法使い「対単体雷属性魔法、レベル5」

賢者(レベル……5?)

ゴオオオオオオオオン!!!!

横方向に打ち出される白い稲妻。その勢いは踊子だけではとどまらず、南の王国の城壁まで崩す。

賢者「そ……そんな、魔法はレベル4が限界なんじゃ」

魔法使い「人の限界を超えるから天才と呼ばれるんだ」
576 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 01:22:48.72 ID:gK2akfY0
157

--草原--

魔法使い「わかったろ?抵抗は無駄なんだ。兵力からしてお前らの勝ちはないんだ」

賢者「……そうかもしれません。どの道この戦も……でも」

魔法使い「……でも?」

賢者「魔法使い君、君との戦いには勝たせてもらいます。それがここを任された僕達の仕事ですから」

魔法使い「……勝てるものか。残りはお前一人なんだぞ」

踊子「どどどっだrがどうかなあああ!?!?」

踊子は砂煙中から現れ魔法使いのもとへと走る。

魔法使い「!?なぜだ!!いくらなんでもレベル5が直撃して助かるはずが」

賢者「なら直撃してないんでしょうね。水属性拘束魔法!!」

大地から水が噴出し、魔法使いの体を締め上げる。

魔法使い「直撃していない……!!霧による幻影魔法か!?いつのまに!!」

賢者「どうせその拘束魔法も、貴方なら簡単に破るでしょう。でも一瞬でいいんです。それがチームプレイですから」

踊子「勇者だからこそ出来る必殺技を見せてあげるよ!!」

踊子は右手を前方に突き出すと、六色の光に包まれる。

魔法使い「なんだそれは……」

踊子「全属性複合攻撃魔法、六色剣!!」

ドバアアアアアアアアン!!
577 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 01:30:00.54 ID:lIVNMDQo
踊子死亡フラグバリバリでんがな……
578 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 01:34:45.42 ID:gK2akfY0
158

--草原--

西の代表「思えばお前は、最初から気に食わないやつだった!!」

盗賊「んだよ!!お前が勝手に嫌ってただけだろが!!」

キィン

盗賊は足元に魔法罠をセットする。

西の代表「それはそうだろ!!大した実力もないやつが勇者パーティの一員なんだからな!!」

ヒュン

感情的になりほんの少しだけ振りが大きくなってしまったのを盗賊は見逃さない。

ドシュ!

盗賊「……今は、それなりの実力があるつもりだ」

西の代表「ぐふっ!!」

盗賊(よし、あとはその魔法罠でしばらくしびれていてくれ)

しかし、西の代表が魔法罠に接触しても罠は反応しなかった。

盗賊「あれ?」

ズン!!

虚を突かれた盗賊。今度は逆に腹部を突き刺されてしまう。

西の代表「甘いな……しっかり止めを刺さないからこういうことになる」
579 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 01:40:10.00 ID:gK2akfY0
159

--草原--

盗賊「がはっ!!」(しまった、くそ!!深い!!)

盗賊は深手により膝をついてしまう。
しかし西の代表も脇腹を押えたまま立つことが出来ない。

東の兵士C「もらったあああ!!」

盗賊「っぐ!!」

盗賊は剣での一撃をナイフで受け止める。

ブシュッ

盗賊(いってぇえ!!)

ザシュ!!

返しの刃で兵士の首を切ることに成功する。

西の代表「……なぜそいつはあっさり殺して俺を殺さない……」

盗賊「はぁっ!!っく……はぁ、はぁ、同じ釜の飯を食った……仲間だもんよ」
580 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 01:46:40.51 ID:gK2akfY0
160

--草原--

西の代表「馬鹿か貴様。俺はお前のことなど……いや、それにしてもおかしな話だ。かつての仲間は殺せずに、赤の他人なら殺してもいいのか?」

盗賊「はっはっ……いじわる言うなよ。わかんねぇし簡単に答えられねぇ……よ」

西の代表「ふ、魔族を庇って人と戦うようなやつが、まともな思考で戦っているわけがないか」

盗賊「んだよそれ。なら人間同士で戦ってるお前らはまともな思考だっていうのかよ」

西の代表「……」
581 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 01:50:42.19 ID:/zuLRIoo
冷蔵庫の下に隠れし〜
ゴキブスレイブ!


テラゴキブリwwwwwwww
582 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 01:52:39.08 ID:gK2akfY0
161

--草原--

剣豪「ほおおおおおおおお!!」

勇者「っ!!」

ギンっ!!ギンギンっ!!

勇者(こんな剣……見たことない!!)

剣豪「ちぇえい!!!」

ピッ

剣豪の得物は刀。この世界に技術は継承されてなく、既に知識でさえ残ってない代物であった。

勇者(ここまで鋭い切れ味は……今までに見たことが無い!!)

勇者な長い間使っていた大剣を、処刑騒動の際に回収することが出来なかったため、今は細身のクレイモアを使用している。

勇者(あんな細い剣、すぐに叩き折れるはずなのに!)

剣豪「どうした?この刀を折るつもりか?」

剣豪は勇者の剣筋を巧みにさばく。

ドッ

勇者の鎧に傷がつく。
583 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 01:54:09.26 ID:gK2akfY0
162

--草原--

剣豪「それで終いか!!勇者よ!!」

剣豪の斬撃を剣で受けた勇者は、直観的に判断する。彼を倒すにはモンスターを倒す時と同じく、完全なる殺意をもって臨まねばならないと。

勇者「あああああああああああああ!!!!」

勇者の渾身の一振りは剣豪の体にかすりもしない。

剣豪「は、どうした」

その隙をつこうとしたのだが、剣豪は言い知れぬ不安を感じ取る。

剣豪(罠か?)

勇者の体から発せられる闘気には微塵の揺らぎもなかったのだ。

剣豪(ふむ)

剣豪は刀を鞘へと納める。

勇者(?……!!)

一瞬、剣豪が戦いをやめる気なのかと憶測を立てる。が、彼の眼を見てそれが間違いだったと思い直す。

勇者(あの構えからの……技があるのか?)

剣豪「……」

剣豪は勇者にじりじりと近づいている。
584 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 01:54:46.05 ID:gK2akfY0
163


--草原--

勇者は勇者で、上段の構えをしたまま、いつでも攻撃できるように精神を張り詰める。

じり

じり

亜人兵E「うおおおおおおおおおおおお!!」

その一瞬は、亜人兵の咆哮がきっかけとなった。
目の前の勇者に、横から駆けてくる亜人兵。そこに剣豪が自分の不利を感じ取ったのだ。

シャッ

先に攻撃をしかけたのは剣豪。

剣豪(まだ遠い)

本来ならばあと一歩、いや半歩距離を縮めておきたかった。いつもの間合とは違う。これは剣豪にとって未知の領域だった。

勇者「おおおおお!!」

容赦無く振り下ろされる勇者の剣。その剣を剣豪は左の肩で受けた。

ズブウ

剣豪「ぬぅううう!!」

もはや左手は振るう刀に力を込められぬ。勢いと、残った右手で勇者の左手首を払った。

ブシュウー

勇者「!!!!」

確かに今の攻防で受けたダメージは剣豪の方が大きい。だが小柄な勇者が片手であのクレイモアを自在に振れるだろうか。

剣豪は刀の軌道を僅かにそらし、その力の余韻を利用して、

亜人兵E「!!」

迫る亜人兵Eの首を薙いだ。
585 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 01:56:43.60 ID:gK2akfY0
164

--草原--

剣豪「勝負あったな、勇者よ」

勇者「っぐ!!」

ズバッ

剣豪の一振りを受け損ね、勇者は自らの赤き血によって大地を濡らす。

ボタッボタタ

勇あしhg「……あぐぁ!!」

余りに深く切り裂かれてしまった。
左斜めからの袈裟斬りは肩甲骨を叩き割り、いくつかの重要な臓器を切り裂いた。

ガラン

勇者は

ゆうsmお「あ……が」

剣を手放しその場に倒れ込んだ。
586 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 01:57:32.45 ID:gK2akfY0
165

--草原--

王様「……頃会いか……よし、人造勇者を投入せよ」

兵士L「はっ!!」

王国連合が完全に押し始めたそのタイミングで、人造勇者は投入された。
587 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 02:29:50.74 ID:s23hxkAo
ン?寝オチ?
588 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 02:31:32.30 ID:gK2akfY0
すい魔に襲われて気を失っておりました!!
もう少しだけ、霧のいいところまでやらせていただきます!!
589 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 02:37:27.35 ID:gK2akfY0
166

--草原--

闘士『おおおおおおおお!!!!』

鷲男「イーグルパアアアアアアアアアアット!!」

サイクロプス「げええええええええええ!!」

ズッズウウウン

闘士と鷲男は力を会わせてサイクロプスを倒した。

闘士『どこにいった、人形師!!』

?「彼はもう引いたぞ!!」

??「戦場での役割はもう果たしたのだ!!」

鷲男「何……だ彼らは……赤いマフラー?」

人造勇者一号「人類の未来をまもるため……」

人造勇者二号「王国がつかわした正義の戦士」

人造勇者V3「人造勇者だ!!」

闘士『人造……勇者?』

人造勇者一号「対攻城、雷属性魔法レベル4!!」

人造勇者二号「範囲殲滅、氷属性魔法レベル4!!」

人造勇者V3「攻撃力、防御力、最大上昇の舞!!」

カっ
590 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 02:42:19.07 ID:gK2akfY0
167

--草原--

城門兵A「がはっ……じょ、城門兵B?……へ、返事をするにゃ……じょ」

人造勇者X「醜き亜人どもめ……」

人造勇者アマゾン「きーーー!!」

人造勇者X「まとめて消えうせるがいいさ、複合攻撃魔法、炎レベル4」

人造勇者アマゾン「風レベルふぉおおおおおおおおおおおお!!」

ゴオオオオオオオオオオオオ!!!

炎の竜巻が亜人兵をのみ込んでいく。
591 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 02:46:53.75 ID:gK2akfY0
168

--草原--

賢者「……やりましたね」

魔法使いは血を流して倒れている。

踊子「さ、さすがにこの技は耐えられないだろう。勇者スラッシュの元になったようなわざだっく!!があああっ!!」

賢者「踊子さん!!」

人造勇者ライダーマン「我らが同胞魔法使いが虫の息に……」

人造勇者ストロンガー「やっば〜早く助けなくちゃww」

人造勇者スカイライダー「うむ」

踊子「くそ!!今はだれも相手なんてできないのに!!」
592 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 02:47:21.93 ID:lIVNMDQo
こいつはやべぇ奴らが現れたな……
593 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 02:49:20.75 ID:27Rwb.DO
黒い太陽の(人造)勇者が現れたら誰も勝てない気がする………
594 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 02:51:48.37 ID:gK2akfY0
169

--草原--

盗賊「……!!」

人造勇者スーパー1「お前が勇者か?」

人造勇者ZX「……いや勇者因子を感じない。勇者パーティの一員だろう」

人造勇者BLACK「ならば殺すまでよ。おおお俺は王子なのだから!!」

西の代表「……投入したのか」
595 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 02:55:36.53 ID:lIVNMDQo
これは……生産数から言えば平成のやつらどころか
ZOやJまで現れそうだぞ……ww
596 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 02:56:28.07 ID:gK2akfY0
170

--草原--

人造勇者クウガ「ご苦労様です」

人造勇者アギト「オリジナルの勇者討伐、さすがです」

人造勇者龍騎「彼女の遺体を我が国に運びます」

剣豪「あぁ……いやまだ死んではいない。かろうじてだが」

ゆうさいhsg「あ……ああ」

人造勇者龍騎「止めを刺しますか?」



処刑場の時は怒りがあった。
目の前でみんなを瀕死に追いやられたから。体の痛みも尋常ではなかったのだが、怒りと苦しみが交互に精神を支配したため、理性が失われることはなかった。
dakede
ima
konokokoro wo shihai suruno ha

ナンデイツモワタシダケイタイノ

人造勇者アギト「これがオリジナル……」

ナンデイツモワタシダケクルシイノ

人造勇者クウガ「生かして連れて帰るぞ。いい実験材料になる」

トリガー「進化の袋小路。そこへ行きつく人の旅が始まろうとしている……」

痛い痛いよすごく痛い
声もでないし指もうごかせないやだよ

コンナイタイノハイヤダコンナクルシイノハイヤダ
タスケテミンナ
タスケテ
トウゾク!

トリガー「……ははっ」







            <◯> <◯>
597 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 03:04:47.46 ID:gK2akfY0
171

--草原--

?????「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

人造勇者アギト「!!こr」

ジュッ

?????の傍に立っていた人造勇者アギトは一瞬で蒸発した。

剣豪「なっ……なんだ……これは」

トリガー「やっと……お目覚めだね」

人造勇者クウガ「私の体が震えています……この反応……まさか魔王!!??」

トリガー「ははは。おはよう、魔王勇者」

?????改め魔王勇者「……」

魔王勇者の体を黒い魔力が包み込み、傷を修復し、鎧を漆黒に変える。

人造勇者龍騎「お、臆するな!!俺達は勇者なんだ!!炎属性攻撃魔法レベル4!!」

人造勇者クウガ「雷属性攻撃魔法レベル4!!」

ドギャアアアン!!!!

トリガー「ははははっ!!こいつはお笑い草だww君らが勇者?違うだろ?似たような鍵をいくつ作ったところで鍵穴には合わないんだよ。魔王を倒せるのは真の勇者しかいないんだ!!」
598 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 03:08:11.40 ID:gK2akfY0
終わる終わる詐欺ですいません(T_T)

本日はここで終わりにしたいと思います。
何かわかりにくかった点、疑問、質問などありましたら書きこんでください。
……決着つきませんでした。もしかすると自分の作った道をそれて、作品が一人歩きしているかもしれません。
それでは読んで下さった皆様方、ありがとうございました。m(__)m
599 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 03:12:07.25 ID:lIVNMDQo
遂に魔王になってしまったか……
遅くまでお疲れ様です!

ところで人造勇者は男も女もいるんですか?
600 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 03:18:28.61 ID:gK2akfY0
はい、います。
名前はアマゾンだのストロンがーだのですが、おっさんおねえさん幼女ショタ亜人とよりどりみどりですww
一から生成したわけではなく、候補の人間の中から、ライダー同様改造を施した改造人間です。その共通点から名前を拝借いたしました。
601 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 03:21:37.66 ID:lIVNMDQo
なるほど……って亜人もいるのか!
602 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 21:15:56.23 ID:gK2akfY0
再開します!!
603 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 21:16:29.17 ID:gK2akfY0
172

--草原--

魔法煙の中から現れた魔王勇者は全くの無傷。

魔王勇者「……どいつもこいつも私を虐める……赤竜」

魔王勇者の直上に体長100メートルを超す竜が出現する。

魔王勇者「炎弾……咆哮」

赤竜の口が開き、炎の魔力が充填される。
そのあまりの熱量に、周囲に存在する人間は次々に蒸発していく。

人造勇者龍騎「……これが……魔王!!」

魔王勇者「放て」

ギュィン
604 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 21:19:39.55 ID:gK2akfY0
173

--焼け野原--

放たれた炎弾は直進し、戦場に参加していない、王国連合の兵士をも巻き込んだ。
そして爆心地ではきのこ雲が形成されていた。

盗賊「……なん……だ……今の光は」

この一撃での死者数は18万人を超える。

敵味方の区別無く、魔王に虐殺された人の数である。

魔王勇者「……あは」
605 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 21:24:03.70 ID:gK2akfY0
174

--焼け野原--

王様「なんなのだこれは……あの火は、まさか覚醒したのか!?」

兵士W「ご報告申し上げます!!我らの兵士の……半数以上が消失しました」

王様「!!たったの一撃で……」

大賢者「どうしますか……王……これでは」

王様「……いやそのための人造勇者だ!!やつらがきっと」

王様達のいる本陣に急降下する者がいる。

ドオオン!!

王様「!!??」

兵士M「て、敵襲ー!!」

サキュバス「邪魔よ」


バキャアアアアアン

大賢者「大魔法使い!!」

サキュバス「最後の望みを叶えにきたわ……死んでちょうだい」

サキュバスの氷が王様を襲う。
606 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 21:29:30.06 ID:gK2akfY0
175

--焼け野原--

北の王様「ひいいいいい!!ま、魔族やああ!!」

大賢者「させると思うか!!」

サキュバス「させるさせないじゃない、されるのよ!!」

サキュバスは氷の矢を一斉に放つ。

大賢者「王様!!」

ドシュドシュ!!!

王様「っぐうう!!」

人造勇者BLACK RX「大丈夫ですか王様!!よくも!!」

サキュバス「人形が……邪魔しないでよ!!」

サキュバスは槍のようなものを作り上げる。
607 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 21:32:32.63 ID:gK2akfY0
176

--焼け野原--

大賢者「あれは禁術、呪いの槍!!」

王様「火の魔王を倒した時のあれか……」

サキュバス「あの世で大勇者と大盗賊が待ってんのよ!!」

槍が王様に向かって投げられた。

人造勇者BLACK RX「!!間に合わない!!くそお!!」

人造勇者BLACK RXはそのままサキュバスに斬りかかる。

ドブ

大賢者「がっは……」

大賢者は王様の前に立ちはだかり、呪いの槍に貫かれる。

王様「大賢者!!お前!!」

大賢者「一足先に……あのパーティに戻ります……大剣士。貴方が背負ったもの……ゆめゆめ忘れることのないよう……に」

ドサリ

大賢者は倒れ、

ズバッ

サキュバスの首ははねられた。
608 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 21:39:18.98 ID:gK2akfY0
177

--焼け野原--

盗賊「今の方向……勇者の、方からだ」

嫌な予感が盗賊に走ることを要求する。

盗賊「っく!!」

人造勇者スーパー1「ま、待て!!逃がすか!!」

人造勇者ZX「く!!本陣は無事なのか!?」

人造勇者BLACK「連絡が無い以上、俺らは闘うしかなああい!!」

盗賊「っ」(この傷では逃げ切れない!!)

バヂッ

人造勇者スーパー1「なっ!!こんなところに罠が!?」

人造勇者ZX「っぐうう!!」

人造勇者達は罠にかかり痺れている。

盗賊「さっきは機動しなかったのに……いや、どうだっていい!!」

盗賊は勇者の元へと走る。

西の代表「……好機」
609 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 21:40:42.51 ID:gK2akfY0
178

--焼け野原--

闘士「あああああああああああ!!」

人造勇者二号「貴様ら、あの火はなんだ!!」

人造勇者一号「……恐ろしい……やはり貴様らは一匹残らず駆除せねばならぬ!!」

鷲男「っっ!!これまで……か」

盗賊「!!あれは闘士達……やばい!!やられる!!」


@仲間が殺されてしまう!!助けなきゃ!!
A今はそれより勇者の元へ!!

※非常に重大な選択肢です。
10時までに入った数の多い方の続きを書きます。
610 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 21:43:56.08 ID:rXLEkN6o
Aで!!
611 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 21:45:10.90 ID:nvoONewo
@しかないだろ…
612 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 21:46:10.70 ID:WazbL6Qo
Aだ!
613 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 21:47:53.65 ID:jBgiWnEo
やっぱり@だな
614 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/08(月) 21:57:45.71 ID:./GNytA0
ごめんA
615 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 21:59:25.40 ID:s23hxkAo
616 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 22:04:37.90 ID:gK2akfY0
179

--焼け野原--

盗賊「ごめんっ!!」

盗賊は闘士を横目に走りさる。

闘士「ぐあああああああああ!!!!」

寄ってたかって放たれる人造勇者の魔法によって闘士は


盗賊「っっく!!」
617 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 22:08:46.70 ID:gK2akfY0
180

--焼け野原--

魔王勇者「……あそこが本陣か」

魔王勇者は腕を向ける。すると赤竜の首もそちらに向いた。

盗賊「!!勇者あああああああああああああああ!!」

魔王勇者「!!」

魔王勇者の体がびくりと震えた。
声のする方を向くと、そこには

盗賊「駄目だ!!よくわからないけど、それは駄目だ!!」

魔王勇者「とう……ぞく」

靄のかかっていた魔王勇者の心が……少しだけ明確になる。
盗賊は魔王勇者に駆け寄り、肩を抱く。

盗賊「だめだ!!もう、あんなことをしては……!!」

魔王勇者「っ!!」

悲しい顔で叫ぶ盗賊の顔がを見て、心が痛んだ。

魔王勇者「……なんっで……」

盗賊「勇者?」

魔王勇者「なんでよ!!君だって私の目の前で人を殺して見せたじゃない!!殺さなきゃ死ぬって!!一人殺すのは良くて、いっぱい殺す

のは駄目なの!?」

盗賊「勇者……」

魔王勇者「なんでよ!!どうして……うあああああああああああああん!!!!」

魔王勇者は、まるで幼い子供のように泣いた。
618 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 22:17:47.73 ID:gK2akfY0
181

--焼け野原--

西の代表「……これは」

本陣はめちゃくちゃになっていた。
大賢者とサキュバスの死体、散乱している氷の弾丸と血痕。

東の王様「……魔族が攻め込んできたのだ」

西の代表「なるほど……」

王様は大賢者の死体の傍に立っていた。

王様「すまぬ……昔から面倒ばかりかけたな」

北の王様「ひぃやー!!おおおお恐ろしい!!がたがた」

西の代表「王様……大賢者様は死んだのですね」

王様「?西の代表か……あぁ」

西の代表「そうですか……」

西の代表は剣を抜いた。

王様「西の代表。仇は討てたのか?」

西の代表「えぇ……」

ザン

王様は西の代表の剣に貫かれる。
619 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 22:23:37.02 ID:gK2akfY0
182

--焼け野原--

王様「が……」

東の「!!……」

北の王様「ひっひええええええ!!??」

王様「き、貴様……助けてやった恩を!!」

西の代表「白々しい……西の民を皆殺しにした張本人が」

王様「!!」

北の王様「!!??」

王様「ば、馬鹿なことを!!誰か!!こいつをうつのじゃ!!ごほっ!!」

西の代表は胸元から一冊の本を出した。

王様「……それは!!」

西の代表「盗賊の家を家探ししている時に見つけたものだ。これであんたの過去は見た」

王様「!!!!」

西の代表の剣は王様の首をはねた。

西の代表「……今から俺が王国の王だ!!」
620 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 22:28:47.69 ID:gK2akfY0
183

--焼け野原--

遥か遠くの空に煙が上がる。
それは王国連合の撤退の証だった。

盗賊「……今日の戦は終わり……ということか」

魔王勇者「ひっく、えっぐ!!」

魔王勇者は盗賊の胸で泣き続けている。

亜人王「……一日目は防いだ……圧倒的な虐殺で」

亜人王は悲しい顔をして戦場を見ていた。

ザっザっ

賢者「……」

賢者は瀕死状態になりながらも、踊子を担いで帰還した。


その夜。

皆満身創痍だった。城内は死者の身内の泣き声と、傷を負った兵士の呻き声で満たされている。

盗賊「ふざけるな!!!!」

盗賊の叫び声が木霊した。
621 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 22:35:10.31 ID:AUvgZHYo
お、きてる
622 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 22:36:48.12 ID:gK2akfY0
184

--宿屋--

盗賊「あんたっ!!何考えてるんだ!!?こんな状況なんだぞ!!」

賢者「……」

盗賊に殴られ口を切った賢者は、右手の甲で拭う。

賢者「こんな状況だからさ、盗賊君。僕は……王国連合に行く」

魔王勇者「あ……う」

盗賊「っっ!!よくもそんなことが言えるな!!南の王国のみんなを見捨てるつもりか!?勇者だってこんな状態だっていうのに!!」

賢者「……君の本音はそこだろ?君は南の王国の人達が大事なんじゃない、勇者さんが大事なんだ」

盗賊「!!」

賢者「それが悪いとは言わないさ。僕も一緒だ。何よりも踊子さんが大事なんだ。君が闘士君を見捨てたように」

盗賊「ッッ……踊子さんがひどい状態だってのはわかるさ、だがなんで今王国連合側に……!!」

賢者「前に話してくれたんだ、踊子さんは勇者を量産するための実験台だったんだって。だから不安定で暴走してしまうし、きっと寿命も……」

盗賊「……」

賢者「だが、今日、盗賊君も見ただろ?勇者の量産は成功していたんだ。技術は確立している、王国へ行けばきっと彼女を助けられるんだ!!」

盗賊「確証も無いのに……出てこうとするのかよ!!……賢者さんの力がいるんだよ」

賢者「……ごめん」

盗賊「っ!!」



亜人王「……」

鷲男「……彼らも……迷っているんですね」
623 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 22:49:26.69 ID:gK2akfY0
185

--宿屋--

賢者「そうやってなんでもかんでも勇者勇者勇者勇者、君のそれは勇者さんのためじゃなくて勇者さんのせいに聞こえるよ」

盗賊「!!賢者ああああああああああ!!」

魔王勇者「もういいっ!!もういいからっ!!行かせてあげようよぉ!!」

魔王勇者は盗賊を抱きとめる。

魔王勇者「賢者……今までお世話になったね……うっ」

賢者「今まで……ありがとうございました」

盗賊「俺はああ!!……俺の初めての友達だと思ってたのに」


賢者と踊子がパーティから外れた。
624 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 22:56:57.82 ID:p8Jvlqgo
よし@
625 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 22:58:12.65 ID:gK2akfY0
186

--王国本陣--

踊子「うっ……こ、ここは」

西の代表「……やっと目を覚ましたね」

踊子「へ?誰?こんな設備……」

賢者「ここは王国側のテントだよ」

踊子「!!な、なんで!?……うそ、鹵獲された……」

西の代表「違う、賢者君が貴方を救うために、わざわざこっち側にきたんだ」

踊子「ど、どういうことなんですか!?」

賢者「ごめん……君はきっと反対するだろうと、怒るだろうと思ってた。それでも僕は君を助けたかったんだ」

踊子「怒るに決まってます!!自分だけ助かりたいがために仲間を裏切って敵の所へ来るなんて!!」

西の代表「彼を責めないでくれ……姉さん」

踊子「……なに……言って」
626 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 23:01:23.01 ID:lIVNMDQo
な、なんだってーーーー!!
627 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/08(月) 23:04:10.14 ID:./GNytA0
俺が@を選んでいれば…
628 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 23:06:07.76 ID:gK2akfY0
187

--王国本陣--

西の代表「わからなくても無理は無い。俺と姉さんが別れたのは、俺がまだ小さい頃だから……」

踊子「嘘……本当に……弟なの?」

西の代表「あぁ!!……誘拐された姉さんをずっと探してたんだ!!」

踊子「あ、うう」

西の代表「王様の記憶を見たんだ。それで」

賢者(あの本か……)
629 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 23:09:54.26 ID:gK2akfY0
188

--宿屋--

魔王勇者「……どんどん……仲間……いなくなっちゃうねww」

盗賊「……勇者」

魔王勇者「そうだよね……私……魔王だもんねww」

盗賊「俺は!!」

盗賊は魔王勇者を抱きしめる。

盗賊「俺は……ずっと傍にいるから!!」

魔王勇者「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………w」



翌日。
630 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 23:13:13.07 ID:lIVNMDQo
壊れてきたな……
631 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 23:18:28.57 ID:gK2akfY0
189

--南の王国--

亜人王「あと少しの辛抱だ!!これで退けられれば我が国に平和がもう一度訪れる!!」

おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!


魔王勇者「は……は」

盗賊「……」


--王国本陣--

西の代表「この戦で最後だ!!この戦で、人の醜い争いを終わらせる!!敵陣には魔王がいる!!魔王を倒すんだ!!」


うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!


--草原--

盗賊「はああああ!!」

ザシュ

兵士I「うあああああ!!」


召喚士「こんどはこれを召喚でやんす〜」

キマイラ「ぐおおおおおおおおおおお!!!!」





この日南の王国は、勇者達は





敗北した。
632 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 23:20:22.03 ID:nqsXt8oo
闘士ってなんか重要フラグもって帰ったよなー
殺しちゃまずいだろ
633 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 23:25:20.68 ID:gK2akfY0
190

--王国--

一年後。

踊子「新王様〜リンゴ剥いたんですけど食べますか〜?」

賢者改め新王「あ、いや、じゃあもらうよ」

王国の新しい王の座には賢者がついた。
魔族を助け魔族側に寝返ったということになっていたが、西の代表の協力もありそれは全くの嘘であると公言された。

踊子「……でもひどいですよね私達……勇者さんの誘惑魔法で操られていたことにしてるなんて……」

新王「……そうでもしないと盗賊君達の家族も危なかったんだ。勇者さんにだけ身寄りがないから……これは生きてる人のための」

踊子「ごめんなさい。貴方のせいじゃないのにね。」

賢者は元々貴族の家系だった。そして魔王討伐パーティの一人であり、新しい王の条件にかなうだけのものがあった。

新王「これからは少しでも幸せに生きよう。勇者さんや盗賊君達の分まで……妃」

踊子改め妃「とか言ってるけどww……もう結構幸せでちゅよねぇ〜?」
634 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 23:34:29.31 ID:gK2akfY0
191

--西の王国--

受付「西の王様。書類をお持ちいたしました」

西の代表改め西の王「あぁ、そこへ置いといてくれ」

勇者討伐戦争の開始時にはすでに、受付は王様から西の代表へと寝返っていた。
王様を殺す際に邪魔をしなかったのはそういうことである。

受付「長く……我が主でいてくださいね」

受付が主と認める者は王の器があるもの。そして老いた王より、野心を持った西の王の方が魅力的だった。

西の王(アサシンの心は読めない……)

西の王は、実の姉のいる王国と和平を結ぶ準備をしている。
635 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 23:37:21.18 ID:gK2akfY0
192

--南の王国--

戦争に負けた南の王国は、四カ国の植民地と化した。
亜人は首輪をつけられて今日も労働を強いられている。


鷲男「許さん……人間ども……逃げ出した裏切り共も!!」

鷲男は飛行できるため捕まりはせず、毎日近くの山から南の王国の現状を見に来ている。

鷲男「……」

だが鷲男の命があるのも人間のおかげである。最後の最後に、闘士は体を張って鷲男を助けたのだ。

鷲男「……悪の元凶を……必ず討つ」


--南の島--

?「ただいま、今日はいっぱいとれたよ野菜」

??「あ9384gは3jのあsdhがd」

彼女はあれから壊れてしまった。
636 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 23:40:36.88 ID:gK2akfY0
193

--南の島--

彼女「あ4899い3jgふぁksdg」

時々彼女が何もいないはずのところを見て何かを話している。そういう時俺は話しかけるタイミングを慎重にしなければならない。

俺「もうすぐご飯にしようと思うんだけど」

彼女「おmか0w9」

彼女が何かを伝えたい時は紙に書く。

『きょうのごはんはなに?』
637 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/08(月) 23:41:51.24 ID:dAYzGwAO
どうしてこうなった・・・・
638 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/08(月) 23:43:10.38 ID:s23hxkAo
ごめんよ。せめて俺が1を選んでいれば……
639 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 23:45:45.12 ID:gK2akfY0
194

--南の島--

彼女「あああああああああん!!ああああああああん!!」

時々彼女は幼子のように泣き喚く。
鏡で自分の姿を見た時もあれば、夜になって急に泣く時もある。

『なんで、あのとき、わたしをつれてにげたのよ』

俺「……ごめん」

俺は震える声でそう答えるのが精いっぱいだった。
640 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/08(月) 23:47:45.98 ID:aGupmEDO
賢者と踊子の子供が新しい勇者になるのか
641 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 23:48:14.22 ID:gK2akfY0
195

--南の島--

ここは無人島ってことになってるけど違う。国で生きていけなくなったような人達が、何人もこの島に辿りついていた。
ここは最果ての島。

俺「今日は海に行こう」

彼女『あおいhぐぉjgふぁ』

彼女は嫌々と首を横に振る。

『だって』

俺「貧乳とか言わないからさ」

彼女は嫌々と首を横に振る。

『きっと怖がるから』

しっかりとした字で書かれていた。
642 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 23:51:13.34 ID:gK2akfY0
196

--南の島--

俺「ただいま、今日は魚を……どした?」

俺達が住んでいる家が、誰かが暴れたように荒らされていた。そして彼女が部屋の隅でうずくまっている。
その瞳は涙で濡れていて……俺を睨んでいる。
そして部屋の中には少量の血が点々と。

俺「何か……あった?」

彼女「……うああああああああん!!」

彼女がまた泣いた。
643 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 23:58:07.87 ID:gK2akfY0
197

--南の島--

俺「う……ん?」

朝目を覚ますと、目の前に彼女の顔があった。

彼女はふとんから降りると、ぺこりと頭を下げた。

俺「え?あ、あぁおはよ」

彼女はさらさらと紙に何かを書いている。

俺「ふああ……どしたの」


彼女「……あhg」









『いままでありがとうございました。もうじゅうぶんです。ころしてください』
644 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/08(月) 23:59:42.74 ID:gK2akfY0
198

--南の島--

俺「そんなことできるはずがないだろ……俺は君を……」

彼女「……」

『私はもう魔王なんだよ、今はかろうじて理性を保っているけどいつまで続くかはわからない』

俺「魔王は……生きていちゃいけないのか?」

彼女「!!……」

さらさら

『なんとなくだけど、わかるの、もうあと数十年もすれば、新しい勇者がくる』

俺「ならそいつを俺が倒すよ」

彼女「!?」

さらさら!!

『無理だよ!!すごく強い!!絶対に勝てない!!』

俺「……俺は」


@君を護る勇者になる

B君のための勇者になる
645 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 00:02:15.40 ID:NdZmybAo
B
646 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 00:03:11.67 ID:vC.oHh20
あ、時間かいてなかったです
15分くらいまでで多かった方でお願いしますm(__)m
647 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 00:06:05.18 ID:wQZ6CSEo
A
648 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 00:06:51.99 ID:KRbenYDO
此処は敢えてA
649 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 00:12:28.71 ID:q6E1K5ko
B
650 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 00:13:01.39 ID:dvYZTlco
ぐあーA−
651 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 00:24:01.63 ID:vC.oHh20
199

--南の島--

A君とずっと一緒にいたいから

彼女「……やめてよもう」

俺「!?……え、喋れて」

彼女「みんなみんな、諦めたのに……」

俺「……全て君のせいにしてごめん……でも昔も今も、これからも……俺の生きる理由なんだ」

彼女「……うぅ」

俺「魔王、君が好きだ」

彼女「う……すん……私も……貴方が好きです!!」



俺「これを……」

彼女「え?……これって……」

俺「あの後闘士の遺体を探しに行った時に見つけたんだ」

彼女「綺麗な……指輪」

俺「なんとなく……君に似合うかなっと思って……あ、拾い物ってとこには目をつぶって欲しいんだけどさ」

彼女「……ありがとう……これ……どの指にはめればいいの?」

俺「……この指」
652 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 00:25:09.51 ID:NdZmybAo
マジでAあるのかよww
653 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 00:27:12.21 ID:KRbenYDO
やっぱA無いのわざとだったー!?
くっすりっゆびー
くっすりっゆびー
654 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 00:32:37.89 ID:dvYZTlco
フラグ回収キター
655 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 00:34:11.38 ID:CtUwxEDO
後々1の仲間守ったVerも期待してる!
656 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 00:36:28.46 ID:vC.oHh20
200

--南の島--

嫁「ほら起きてよ」

俺「……んあ」

嫁「今日は闘士のお墓参りいくんだって言ってたのに!!なんで寝坊してんの!!」

俺「……だってさぁ」

嫁「……早く支度して/////」



あれからちょっとして、角を切った。
ちょっと血が出たけど、やっぱし邪魔なものだったし、町に買い物を行く時とか目立っちゃうし。


嫁「……どうかな」

俺「可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い」

白いワンピースに麦わら帽子。季節はもう夏である。薬指の指輪が光って眩しい。いや嫁の笑顔のが眩しい。


角のせいかなんのせいかはわからないけど、もう嫁から黒いオーラを感じなくなった。
いわゆる……輝石?(指輪的な意味で)

やたらめったら厳しい人生だったけど、きっとこれからはその反動で幸せになれるに違いない。

嫁「じゃあ、行こう♪」

俺「まて、パッドはおいてけ」



               勇者募集してたから王様に会いに行った


 
                       完
657 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 00:38:40.95 ID:vC.oHh20
長期に渡り、こんな駄文を読んで下さった皆様方、ありがとうございました!!
勇者募集してたから王様に会いに行った
これにて完結にしたいと思います。
それでは質問があればお受けしたいと思います。
658 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 00:39:24.99 ID:NdZmybAo
嫁ーーーー!!
終わったぁぁーーーー!!
乙!!!
659 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 00:40:59.92 ID:dvYZTlco
ぬわーIFルートも書けよー
660 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 00:42:39.00 ID:vC.oHh20
最後の選択肢2についてですが、
本来ならば、前のイベントで闘士を守っておかないと勇者の手に指輪が渡らずに……っといった具合だったのですが、皆さまの2を希望してくれることがうれしく、半ば強引にハッピーエンドに変えました。

あの指輪には魔王の力を封じ込めるといった力があるわけでして。
ちなみに隠しダンジョンで入手しました。
661 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 00:45:50.63 ID:HwW./Hoo
おつかれー!
最後は強引な感じがしたけどそういうことだったのか
闘士を助けてのハッピーエンドも見てみたいよ!
662 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 00:46:45.27 ID:wQZ6CSEo
おつ!
面白かった!!
気が早いけど次回作にも期待してる
663 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 00:47:43.62 ID:vC.oHh20
前の選択肢の仲間を助ける助けないのとこですが、闘士を助けた場合は、

闘士存命+最後の選択肢で2がでる

くらいのもので、流れはそんなに変わりません。
664 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/09(火) 00:48:27.30 ID:A.1tncDO
Aは選べない選択肢だったのか
665 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/09(火) 00:49:07.34 ID:xjvDQAI0
もしあの時@とAが同数だったらどんな結末が…?
666 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 00:52:47.68 ID:vC.oHh20
同数の場合は、盗賊は迷ってしまったということで結局助けられないですかねぇ
667 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/09(火) 00:52:55.02 ID:A.1tncDO
>>79,>>437の選択で他の選択肢を選んでいたらどうなっていたんだろう
668 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 00:56:00.94 ID:vC.oHh20
前者の場合は、
大きく分けて盗賊が選ばれるか、他が選ばれるかで考えてました。本命は魔法使いだったので、書きやすかったです。
後者で世界を取った場合は速攻で勇者が魔王になって世界が滅んでました。アダムとイブですね。
669 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 00:56:49.99 ID:vC.oHh20
ちなみに盗賊があの時点ではぶられますと、やさぐれて盗賊王になりますww
670 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 00:58:24.19 ID:NdZmybAo
本命魔法使いだったのかww
普通にウザイからっていう理由で選んじゃったが、まさか誘導された!?ww
671 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 01:01:53.24 ID:vC.oHh20
いえ誘導なんてそんなこと……無いと思います^^
672 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 01:05:06.87 ID:HwW./Hoo
魔法使いのポジションがあまりにもしっくりきてたからどれを選んでも魔法使いが外れると思ってたよ

盗賊王ってことは勇者の心を盗んでしまいそうだなww
673 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/09(火) 01:08:34.51 ID:A.1tncDO
選べない選択肢をBじゃなくてAにしてあるところってゆうど……いやなんでもない
674 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 01:14:17.25 ID:vC.oHh20
基本的にうざいキャラからの転身を書きたいなぁとおもって作ったキャラだったので、あの選択はこちら的にもよかったです。闘士や賢者が選択されても大体同じ展開になっていました。

あ、最後の選択肢のことでしたか。最初の選択肢のことだと思ってました。
自分的には選択肢が一個無くなってるってことを表現するためにああしましたが、誘導になってしまったかもわかりませんね。
675 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 01:17:17.46 ID:NdZmybAo
>>674
いやいや俺のは最初のやつ
でもちょっと「俺」も選びたかったww
676 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 01:20:35.44 ID:HYjOK2AO
最後の最後に、リアルタイムで見れたや。
一言だけ。

乙。面白かった。
677 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 01:24:16.01 ID:vC.oHh20
もしや主人公を解雇してくるわけが……と思いつつも内心びくびくしながらそっちも考えてましたww

ありがとうございます。楽しんでいただけたなら幸いです。面白かったと言っていただけるのならもっと幸せになれます。
678 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 01:25:47.40 ID:CtUwxEDO
一部終わった時書いたら?的なこと言っておいて本当によかった

1乙!楽しかったよ!
679 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 01:28:51.01 ID:vC.oHh20
あの時の85さんでしたか……まだ見てていただけたとは思いもしませんでした!
680 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 01:33:14.10 ID:vC.oHh20
                     予告1


79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/02/23(火) 23:11:27.18 ID:uIY6QQw0
66

--西の王国--

勇者「私と踊子は確定だ。やっぱり同性が一人は欲しいからな」

踊子「はいお姉さま!!」

俺「ん、んんん……まぁそうかもしれないんだけど」

賢者「これは……なんか納得しがたい」

魔法使い「まwさwかwのwww」

闘士「お、おで」

勇者「そうだなぁ、じゃあ……」



@俺を置いていこう
A俺に残ってもらおう
B俺を追放する
C俺を野生に返す
681 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 01:36:06.35 ID:vC.oHh20
                     予告2


364 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [saga]:2010/03/03(水) 00:47:10.60 ID:zXCVVV60
33

--賢者の家--

2時間経過。

盗賊「……ふむ」

賢者「見終わりましたね」

盗賊「最後の俺のかっこよさは異常」

踊子「てっきりまた過去編でもやるかと思いましたが〜」

盗賊「魔王の過去については番外編ss『俺勇者だけど魔王に求婚しにいくww(仮)』かなんかで語られるだろう」

賢者「……やっちゃう?」
682 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 01:37:28.11 ID:vC.oHh20
もしかしたら……しばらくのチャージ期間を置いて、また何か書き始めるかもしれません。その時はまたよろしくお願いしますm(__)m
それでは本編の方は終了です。
お疲れさまでした。
683 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 01:47:28.39 ID:HwW./Hoo
1乙、面白かったよ
684 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 01:48:01.53 ID:wQZ6CSEo
おつかれー
ありがとうー
685 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/09(火) 03:14:13.47 ID:Hz5uD6AO
泣きそう

ありがとう

名前同じにして書いてくださいね

楽しみにしてます

漫画化希望
686 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/09(火) 04:10:31.14 ID:v409aQDO
ずっと支援してたよ。
楽しかった(・∀・)
687 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 07:32:16.18 ID:tLr2/nco
おつかれ、面白かった!
フィラ演とかマンドラ&ダークロとかLAL中世編とか、
魔王と勇者のモチーフを捻ったタイプの話は大好物だ

もし闘士が生きてた場合、闘士も南の島に住むことになってたのかな?
688 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/09(火) 08:55:02.19 ID:vC.oHh20
ありがとうございます。m(__)m

闘士は西の王国の再建を手伝う予定でした。お世話になった人達の墓守をしながら。
689 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/09(火) 12:22:45.03 ID:cr0z4zo0
ぬわー終わっちゃったのか・・・

別ルートも見たかった・・・が、乙!

おもしろかった!
690 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/09(火) 12:46:47.12 ID:Gnqr4xgo
>>682
次のSSもこのスレに書き込んでいくのかな?
別スレ立ててやるならその時は誘導をしてもらえるかやり始めた事を教えて頂ければありがたい。
691 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/10(水) 22:02:05.16 ID:IYyVL82o
予告の内容はチャージ後に期待していいのかしら
692 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/12(金) 18:02:37.67 ID:KQ7E0RI0
遅くなりました!!最近ちょっとパソコンからアクセスできなかったもので……
もちろん何かを始めたらここに書かせていただきます。
ただ誘導とかはちょっとやりかたがわからないので、告知だけいたします。

似た内容であればここに続けて書いたほうがいいのでしょうか。
693 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/12(金) 19:48:16.25 ID:a711PEAO
>>692

似た内容ならここでお願いします
694 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/12(金) 19:49:05.78 ID:FqHrjjgo
スレ余ってるしここでいいんじゃないか
695 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/12(金) 23:33:23.86 ID:hDa8Ehc0
もうちょっと書いて欲しかったよおおお
闘士生きてるパターンも見たかった・・・・>>1
新作楽しみにしてるぜw
696 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/13(土) 02:14:13.42 ID:H8nbusA0
ではここで書いていきたいと思います。


@盗賊だけど今日勇者に解雇された
・第一部66での選択肢で俺を選んだ場合のパラレルワールド。

A俺勇者だけど魔王に婚約申し込む
・第二部33の会話の中で出た、前勇者の物語。

B酒場で戦士募集したら勇者が仲間になった
・本編から15年後のお話。

3票最初に入ったやつをやりたいと思います。皆さまよろしくお願いします。m(__)m
697 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/13(土) 02:17:35.85 ID:g7dN.ADO
B
698 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/13(土) 02:23:48.14 ID:xikf6R2o
これはずるい・・・
B
699 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/13(土) 02:29:08.61 ID:s6mYvEYo
これは・・・・・・B
700 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/13(土) 03:13:46.17 ID:vXw/Mi2o
『参加しようと思っていたら即行で終わっていた』
何を言ってるのかわからねえと思うが(ry
701 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/13(土) 12:16:35.21 ID:xSY3B.AO
ぜんぶみたいのだが
702 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/13(土) 14:20:29.73 ID:nrTgpk.0
Bはスレ名とタイトル自体が違わないか?Bをやるならいっそ独立したスレを立ててやったほうが良いかと。

残りのレスは@かAで埋めればヨロシwwwww
703 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/13(土) 14:26:42.83 ID:xikf6R2o
>>702
お前頭いいな
704 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/13(土) 16:21:21.92 ID:AWWJDPco
今の世界観のその後が気になるから、Bが読みたいな
705 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/13(土) 23:44:18.15 ID:H8nbusA0
それでは投票の結果によりBを書きたいと思います。


しかしですね、@ABのいずれにしても、残りの数だけで終わるとは思えないんですよね……

いや@なら終わるかなぁ……どうしましょう。
706 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/13(土) 23:51:16.98 ID:zCfFHcAO
全部やれば良いと思うよww
707 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/13(土) 23:53:52.32 ID:n1d3DMDO
こまけーこたー
708 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/14(日) 00:02:40.09 ID:TT14uBY0
一体何レス使う大作になるんだよww
709 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/14(日) 00:27:58.52 ID:d0H8zh2o
ここをhtml化依頼して
新規で立ててBをやる
あまったら@かAを書く、という案を出そう
710 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/14(日) 06:45:29.68 ID:bLUunEDO
>>709
そこは余らなくても書いて貰いたいところ
711 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/14(日) 14:07:04.19 ID:o8bAEBE0
ごちゃごちゃ面倒だからこのまま順番に投下していけばいいと思うよ?
パート化おkなんだし
712 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/14(日) 20:36:08.65 ID:3.Uf7Tso
最後の選択で@かB選んだときのBAD ENDも見てみたかったり
713 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/14(日) 20:54:09.12 ID:TT14uBY0
もうやめて!! >>1はもういっぱいいっぱいよ!!
714 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/14(日) 23:49:54.85 ID:.lbN/sQ0
じゃあパート系にしていきたいと思います。
一応世界はみんな一緒なので、タイトル変わりますがご了承ください。

その前に、リクエストがありました、最後の選択肢での他のルートを書きたいと思います。
715 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/14(日) 23:51:04.08 ID:SCExz1go
ひゃっほう!
716 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/14(日) 23:57:35.56 ID:.lbN/sQ0
199EX1

--南の島--

@君を護る勇者になる

彼女「……」

さらさら

『無理だよ。私を守ることなんてできない』

俺「そんなこと……やってみなくちゃわからない」

彼女「……」

さらさら……

『勇者は魔王を倒す存在にして、それ以外の価値を持たぬ者。勇者が魔王を護るだなんて、矛盾だよ……』

俺「そんな誰かが決めたことなんて関係無い……俺は君を」

さらさら

『やめて』

俺「……やめない。何度だって言う。俺には君が必要なんだ」

さらさら!!

『やめて!!もう聞きたくない!!』

俺「俺の目を見てよ!!俺は冗談で言ってるんじゃないんだ。君のことが好きなんだ!!」

彼女「やめろやめろやめろやめろやめろやめろオオおオオオオオオオオ!!!!」

俺「!!!!」

ガブシュ
717 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/15(月) 00:03:16.79 ID:clWE.uU0
200EX1

--南の島--

新勇者「やっと見つけたぞ、お前が魔王……だな?」

魔王「ヴヴヴ」

アァ、ヤットキタ。ニンゲンヲスクウモノ。ワタシヲスクウモノ。

新勇者「……見るからに化物だな。さすがはモンスターの親玉といったところか」

魔王「ヴヴヴ」

ナガカッタ。モットハヤクニキテホシカッタノニ。
デモコレデ

新勇者「魔王、世界の平和のために、覚悟!!」

コレデヤットオワルンダ……ヤット……カレノモトヘイケル……。

新勇者「あああああああああああああああああああああ!!!!」

アッタラマズ、ゴメンナサイヲシヨウ。
ウマレテキタコトニ。
ワタシナンカトシリアッテシマッタコトニ。
ソシテ……


BADEND
718 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/15(月) 00:09:15.53 ID:clWE.uU0
199EX2

--南の島--

B君のための勇者になる

彼女「……」

さらさら

『それは……ちゃんと意味を理解して言ってくれてるんだよね』

俺「……あぁ……」

彼女は……微笑んでいる。

俺「もう、俺に出来ることがそれしかないのなら……もう、苦しむ君を見たくないから……」

彼女「……」

『ありがとう』

俺はそっと、彼女の首に手をかける。

俺「……力不足で……ごめん。こんな形でしか助けてあげられなくて……ごめん。俺、」

彼女「……」

さらさら




『ごめんね』
719 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/15(月) 00:14:07.48 ID:clWE.uU0
200EX2

--南の島--

?「……」

男は誰かの墓の前で佇んでいる。
墓と言っても、どこかで拾ってきた石が土の上に置かれているだけの質素なものだ。

?「君の救った世界は……救う価値のあるものだったのかな……」

木漏れ日の中、彼は目を瞑る。

?「君はあれだけ辛い思いをして……それでも人のために戦って……その挙句に追い詰められて……」

男はしゃがみ込む。

?「……せめて……これからはゆっくりとおやすみ」

男は愛おしそうに墓石をなで、持ってきていた花を添える。

?「……君のいない世界で、俺は何をしたらいい?」

勇者になった男は力なさげに笑う。



TRUE END
720 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/15(月) 00:30:24.02 ID:BUTsuwDO
うわあああぁあぁぁぁ
721 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/15(月) 00:30:25.77 ID:SsQSLawo
ホントにAでよかったな
722 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/15(月) 04:42:41.16 ID:dXxv2CUo
ちょっと泣きそうになった
723 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/19(金) 20:39:56.29 ID:63Y9pooo
SS板落ちてた?
724 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/19(金) 21:09:31.53 ID:scc0cl6o
ここはSS板ではないぞ決して
725 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 00:34:42.69 ID:kjg1djg0
長かった……いっそVIPに書こうかと思ってました。
復帰してくれてよかったです。
726 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/20(土) 03:39:49.46 ID:tI2JxkAO
お願いします。

ずっと、ここで書いてください。
727 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 12:11:49.68 ID:kjg1djg0
はい、了解しました。

そして一つ謝らせていただきます。
皆さまにわざわざ投票させてしまったわけなのですが、次に書くのは
@盗賊だけど今日勇者に解雇された
にしたいと思います。ごめんなさい。m(__)m

B酒場で戦士募集したら勇者が仲間になった
は、上が完結した後に、改めて書かせていただきたいと思います。
728 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/20(土) 12:35:34.63 ID:oQXfxW6o
気にしないでいいよー。
好きなように書いてください。
楽しみです。
729 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 12:59:12.16 ID:kjg1djg0
テスト
http://nullpo.vip2ch.com/ga31658.jpg_tz9ZQ6ff4Dx77Y0IkKrX/ga31658.jpg
730 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/20(土) 13:05:45.34 ID:36qYsyE0
>>729これを絵師が美化していくスレですね?
731 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 13:07:21.07 ID:kjg1djg0
その通りですww実際はSDキャラじゃないんで、誰か上手い人に描いていただけたら幸いです。
732 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/20(土) 15:50:32.17 ID:DGpfUo2o
っつーか相対的に勇者こんなにちっちゃかったのかww
最初なんで男と間違えたんだww
733 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/20(土) 16:41:29.27 ID:oQXfxW6o
設定が固まってなかったんだろ。言わせんなよ。恥ずかしい。
734 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 20:00:43.75 ID:kjg1djg0
男と間違えたとは書いてないですが、かなり不自然ですね。絵を描いてて思いましたww

それでは
外伝始めたいと思います。
735 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 20:05:39.49 ID:kjg1djg0


--西の王国--

勇者「じゃあ……盗賊を解雇する」

盗賊「!?」

賢者「まぁ……残念ながら妥当ですかね」

闘士「お、おで」

盗賊「えぇ!?」

勇者「これ以上男がいるとむさくるしくなっちゃうし、仕方ないでしょ?」

盗賊「そ、そんな理由で!?」

魔法使い「ざまぁwwwwww」

踊子「それじゃあさようならぁ先輩〜」

盗賊「う、うそおおおおおおおおおおおお!?」
736 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/20(土) 20:08:10.43 ID:/J5M2kMo
wktk
737 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 20:12:47.08 ID:kjg1djg0


--アジト--

三ヶ月後。

ガバッ

盗賊「はっ!はっ!はっ!………またあの時の夢か……」

?「ボス、うなされてましたが大丈夫ですか?」

盗賊「……あぁ、大丈夫だ。問題ない」

?「そう……ですかぁ。何かあったら私に言ってくださいね?……私ボスのためだったら」

盗賊「ん?何か言ったか?部隊長D」

?改め部隊長D「い、いえ、なんでも……」
738 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 20:18:43.06 ID:kjg1djg0


--アジト--

盗賊「それで何の用だ?次のアイテムの場所の目星でもついたのか?」

部隊長D「はい。例のアイテムの一つであるナイフ、それの所在地が判明しました。東の王国です」

盗賊「……それのどこだ」

部隊長D「ある資産家が運営している博物館です」

盗賊「……ふむ。あの、国宝級のアイテムばかりを展示しているところか」

部隊長D「資産家の所有する財産だけを展示しているようですが……」

盗賊「個人でとは恐れ入る。一体どうやって私腹を肥やしたのやら……」

部隊長D「だからこそ私達はやりやすくなるのですけどね」
739 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/20(土) 20:22:50.49 ID:gsoQ.Poo
キター!
740 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 20:28:25.81 ID:kjg1djg0


--アジト--

盗賊「しかしまたあの国とは……まぁあれだけの国だ。二つあったとしてもおかしくは無いか」

部隊長D「はい。あ、準備なされているということは」

盗賊「部隊長D、すぐに他の部隊長達を集めろ」

部隊長D「はい!」
741 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 20:32:03.64 ID:kjg1djg0


--アジト--

盗賊「第四部隊からの報告に目を通したな?」

部隊長B「うっわ。また東の王国じゃん。あそこ兵の質が違うんだよなぁ〜……」

部隊長F「あそこにいくならワタシの部隊は必須ですなぁ」

盗賊「あぁ、今回東の王国に行くのは、1と3と6の部隊だ」

部隊長C「!!コーーーン!!また暴れられるコーーーーン!!」

部隊長A「……アイテムはあと3つか」

部隊長E「今回わたくしはお休みですか。いた仕方ありません。ボスの命令を聞くことこそが至上」

盗賊「ではすぐに準備しろ。夜には王国に着きたいからな」

部隊長D「はい!我らがボス、盗賊王!!」

部隊長B「……はりきってるところ悪いけど、第四部隊は今回お休みじゃね?」
742 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 20:41:36.39 ID:kjg1djg0


--死の砂漠--

ザザザ

盗賊王達は砂漠の上を船で移動している。

部隊長A「この調子だと夜のうちに着きそうだな」

盗賊王「あぁ」

部隊長A「……ふっ、本当は昼間に行けば剣豪と戦えたのに、なんて思ってたんだろう」

盗賊王「……思ってない」

部隊長A「嘘が下手だな。お前のことはギルドにいたころからずっと見てきたんだ。わかるんだよ」

盗賊王「……お前達西の王国に戻らなくていいのか?今頃復興で人手も足りない状況だろう」

部隊長A「あぁ、お前が危なっかしいマネをやめたら戻ってやるよ」

盗賊王「盗賊っていう職業上そんなのはありえないだろ」

部隊長C「なんか楽しそうな話をしてるコンね、おいらもまぜておくれコン」

盗賊王「西の王国には狐鍋というものがあってな」

部隊長C「コンンン!!??」
743 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 20:45:51.38 ID:kjg1djg0


--死の砂漠--

盗賊王「船は砂丘で見えなくしておけ。ここからは歩いていかないと見つかる」

部隊長F「それじゃあ、不可視の魔法をかけときますよぉー。うちの隊の人、よろしいですかぁあ?」

隊員19「はい、それじゃあ幹部の方々からかけますのでこちらへ」

盗賊王(別に俺はいらないんだがな)
744 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 20:50:00.14 ID:kjg1djg0


--東の王国--

東の兵士Z「ふああぁぁ、夜の見張りはつれぇなぁ」

東の兵士P「今代わったばっかりじゃねぇか。寝るなよ?俺だけが見張りなんてやだからな」

東の兵士Z「わぁかってるって……ん?」

盗賊王(気配だけで気付いたか……やるな)

盗賊王が見張りの兵士達を始末しようと城壁へ向かう。

東の兵士Z「……なんか外おかしくないか?」

東の兵士P「喋るな。さっきから俺も感じている」

東の兵士Z「まさか敵襲」

盗賊王「やはり東の兵は質がいい。よく訓練されている」

東の兵士Z、P「!?」

闇夜から聞こえる声に一瞬で身構える二人。だが

ザシュ

東の兵士Z「がっ!?」

盗賊王のナイフが二人の首をかき切る。
745 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 20:58:35.70 ID:kjg1djg0


--東の王国--

盗賊王「不可視の魔法が解けるまであと3分、だが王国の至る所にいる兵士達に気付かれるだろう、一刻も早く博物館へ急げ」

隊員達「はっ!!!」

部隊長C「ボス、それよりもおいらが反対側で騒ぎを起こして、兵士達を陽動したほうがいいんじゃないかなコン」

盗賊王「ん……」

隊員31「ひぃぃぃ!!それはぼくたちが危険だにょろおおお」

盗賊王「やめておこう。前回使った手が二度も成功するとは限らないからな」

部隊長C「そうだったのコン?前回はおいら連れてかれなかったからなぁ」
746 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 21:05:49.25 ID:kjg1djg0
10

--東の王国--

兵士N「……ん?」

盗賊王(あいつも気付いたか……足音も極力消してるんだがな……)

ドシュ

盗賊王のナイフが兵士Nの胸を貫く。

兵士N「ぐぶっ!?」

盗賊王「おい誰か、こいつをどっかに隠しとけ」

隊員10「了解であります」

???「ふっ……ふふふ!」

盗賊王「!!」

シャン

何かがものすごい速さで盗賊王の頭をかすめた。盗賊が身をかがめなければ確実に胴体は両断されていただろう。

盗賊王(斬撃か?いやそれよりも俺に感知されずにこんな近くにまで来ているとは)

???「貴様らか……一か月前にもこの国で盗みを働いた不届き者は」

盗賊王「……」(こいつまさか)

???「ずっと会いたかったぞ!!」

盗賊王「……剣豪」
747 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 21:11:34.49 ID:kjg1djg0
11

--東の王国--

剣豪「この前は用事でこの国にいなかった。そのことを一体どれだけ悔やんだかお前にはわかるまい」

盗賊王「……」

ジリ

剣豪「この国で盗みを犯せるような手練と、合いまみえることができなかったのだからな」

剣豪は少しずつ距離を縮めてくる。それと同時に不可視の魔法が切れてしまう。

剣豪「また来ると思っていた。そうだ、この日を何度待ちわびたことか。このために俺は夜行性になったのだからな!!」

盗賊王「……それは違うんじゃないか?」
748 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 21:18:38.19 ID:kjg1djg0
12

--東の王国--

剣豪「お前が見たところ頭のようだな……腕も立つ。いざ、勝負!!」

盗賊王「お前達は先に行け、あれを盗み出せ」

隊員10「は、はい!!」

剣豪「いや逃がさんよ」

ザブシュ

盗賊王「!?」

剣豪が振りぬいた刀に、かすりもしないほど離れた位置にいた隊員10が……斬られた。それも真っ二つに。

盗賊王(斬撃を飛ばした……?あの妙な剣には風属性でもついているのか)

剣豪「やれやれ、早くも手の内を一つ見せてしまった。あぁ、だが心配するな、お前にも何か一つ見せろと迫るわけではない」

盗賊王「……」

剣豪「俺にはそれだけあまりある実力があるからな」
749 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 21:26:32.96 ID:kjg1djg0
13

--東の王国--

剣豪「……」

盗賊王「……」

剣豪は下段の構えをしたまま少しずつ盗賊王との距離を縮める。
盗賊王は左手のナイフを前に出し、右手のナイフを後ろに下げた構えをとる。

剣豪「……ふぅむ」(できる。どうやらスピードではあちらのほうが上のようだな)

剣豪は、盗賊王の軸足への体重の乗せ方や筋肉の付き方を見てそう判断した。
何の確証もない、ただの勘である。

ただの一度も外れたことのない勘に過ぎない。

剣豪(様子見に撃っておくか)

剣豪は手首を捻り、切り返す。
すると

シャッ!!

目に見えぬ風の刃が盗賊王を襲った。

盗賊王「……」

盗賊王が何かを払うようなしぐさをする。ただそれだけでその攻防は終わった。
750 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 21:34:07.78 ID:kjg1djg0
14

--東の王国--

剣豪「!!」(こいつ、目に見えぬ風の刃に対応したか……しかも避けるでは無く斬りはらうとは……それもいともあっさりと)

盗賊王「……」

マジックドレイン。盗賊王の持つこのスキルは魔力を奪い取る。盗賊が盗む者は何も物だけでは無い、魔力もその範疇に含まれる。

盗賊王「……」

盗賊王は睨みあいの中で、右手でそっと地面に手を触れる。

剣豪(……罠か。目に見えぬ所を見ると魔法罠)

剣豪は大抵の魔法効果を低下させるアイテムを所有している。罠魔法などたやすくかき消してくれるだろう。しかし物には有限が付きまとう。もし何十個も罠を張り巡らされていては、さすがにそのアイテムでも持たないだろう。

剣豪(時間制限がついている分、やつのほうが不利だと思っていたが……早めに仕掛けたほうがいいか)

剣豪が刀の切っ先を相手に向ける中段の構えにした瞬間、

盗賊王「っっ!!」

盗賊王が剣豪に向かって駆けだした。
751 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 21:40:03.50 ID:kjg1djg0
15

--東の王国--

剣豪「ぬっ!!」(この一瞬をついてくるか!)

盗賊王の急接近に一手遅れてしまう。

剣豪「ちぇぇい!!」

剣豪は突進してくる盗賊王に突きを繰り出す。

盗賊王「っづ!!」

盗賊王は左手のナイフで突きの軌道を逸らすも左肩を斬られる。

盗賊王(完全な状態での突きじゃないはずなのにこの威力、逸らしきれなかった)

剣豪(交わした!!これはま)

ドシュ

盗賊王は右手のナイフで剣豪の右ひざを切り裂く。
752 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 21:46:34.73 ID:kjg1djg0
16

--東の王国--

剣豪「ぬぅぅっ!?」

ガクガク

盗賊王(剣豪の剣技には強烈な踏み込みを必要とするのか、この部分だけ異様に弱くなっている……)

剣豪はバランスを崩されて倒れ込もうとしている。

剣豪(勝機!!足のふんばりが無くとも、この刀の切れ味なら)

剣豪は倒れながら体を捻り、

剣豪「シャッ!!」

盗賊王の首筋目がけて刀を振るう。
753 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 21:56:39.00 ID:kjg1djg0
17

--東の王国--

剣豪「!?」

しかし剣豪の刀は空を斬る。そこにいると思った盗賊王は、既に数メートルの距離を置いていた。

剣豪「な、なぜ……」

ドサリ

剣豪(そこは追撃で勝ちを取りに来るところだろうに)

盗賊王「……俺は今回あんたと戦いに来たわけじゃない。アイテムを盗みに来たんだ」

剣豪「……足止めが目的だったと言うのか……俺は、俺は命をかけた仕合を!!」

盗賊王「あんたと殺す気でやったら俺は無事ではいられない。それならホームのあんたのほうが有利だろ」

剣豪「腰ぬけが……なら……どちらの利も無いところで……いつか」

盗賊王「……あぁ」
754 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 22:01:07.14 ID:kjg1djg0
18

--東の王国--

部隊長C「ボス、アイテム取ってきましたコン」

盗賊王「あぁわかった」

剣豪「はん……部下も優秀なようだな」

盗賊王「あぁ……じゃあな、東の王国3強のあんたと戦えてよかった」

盗賊王はそう言って仲間達と駆けていく。

兵士K「!!なんだ貴様ら!!」

部隊長C「また見つかったコン!!」

ドボッ

兵士K「ふんっぬ!?」

剣豪「ふん……盗賊の小僧、若いのにやるじゃねぇか……俺の息子もあんくらいになるかなぁ」

盗賊王「引き上げるぞ!!」



       勇者募集してたから王様に会いに行った・外伝
          盗賊だけど今日勇者に解雇された
755 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/20(土) 22:04:20.37 ID:36qYsyE0
作者が厨二病発祥してるけど面白いからわっふるわっふる
756 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/20(土) 22:07:51.25 ID:epA8JYAO
小説とは妄想の固まりで厨弐なものだよ。

だが人間の大事な文化だ。
757 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 22:16:19.52 ID:kjg1djg0
19

--砂漠の町--

部隊長C「いや〜!今回も成功でお宝どっさりだコン!!しばらく団員のみんなも生活に困らないコン」

部隊長F「東の王国からそれほど離れてないのですからぁ、補給がすんだら行きますよぉ皆さん」

隊員A「失礼します!報告があってまいりました!!」

盗賊王「……どうした」

隊員A(生盗賊王様!)「は、はい、実はこの近くの第十二のダンジョンがあることが判明しました!!」

盗賊王「……」

部隊長A「だからなんだ?すでに盗賊王は一人で第十三のダンジョンを制圧してるんだ。今更興味はないだろう」

隊員A(す、すごい!!)「し、しかし、今そのダンジョンに潜っているのが勇者一行だということで」

盗賊王「!!」

ガバッ
758 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 22:22:21.26 ID:kjg1djg0
20

--砂漠の町--

盗賊王「案内しろ」

隊員A「は、はい!!」

部隊長A「行くのか?盗賊王」

盗賊王「……あぁ」

部隊長A「……そうか。部隊長C、支度しろ。俺らも行くぞ」

部隊長B「コン!!」

盗賊王「いい、お前らはここに残れ。東の王国の追手が来るかもしれない。その時は隊員を連れてアジトへ帰っとけ」

部隊長A「そんな役目、部隊長が一人残ってればこなせることだろ。ボスを一人で危険な所へは行かせられない」

部隊長C「負けるとは思ってないコン。でも万が一でも死なれては困るのだコン」

盗賊王「……信用がねぇな」

部隊長F「信用してるからこそですよ。わかりました。後はワタシが引き継ぎます。いってらっしゃいぃ」

部隊長A「……お前、サボりたいだけだな?」
759 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/20(土) 22:26:52.74 ID:Ixg.1Pw0
そういえば12のダンジョンだけ攻略されてなかったな

てか盗賊TUEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE
760 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 22:27:27.43 ID:kjg1djg0
21

--第十二のダンジョン地下二十三階--

勇者「ふぅ、結構敵が強くなってきたな。みんな、大丈夫か?」

魔法使い「バリよゆーwwwww」

賢者「なんとか大丈夫です」

闘士「お、おで」

踊子「しかし最後のほうのダンジョンなだけあって、敵が強いですね〜」

賢者「えぇ、明確に弱点属性で攻撃しないとろくに攻撃が入りませんからね」

勇者「え?そう?」

魔法使い「バリよゆーwwwww」

賢者「……勇者さんはごり押し安定ですね」

踊子「魔法使いさんも火力高いから、弱点である土属性以外には押せちゃいますしねぇ……」

賢者「盗賊君……今は何してるのかな」
761 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 22:33:18.61 ID:kjg1djg0
22

--第十二のダンジョン地下六階--

モンスターがあらわれた!!

モンスター「くしゃあああああ!!」

ミミズのようなモンスターが群れとなって襲いかかる。

盗賊王「……離れてろ」

部隊長A「了解」

盗賊が何かを呟いたかと思うと、周囲に無数の風の刃が出現する。

盗賊王「範囲殲滅、風属性レベル3」

ドシュドシュドシュドシュドシュ!!!!!

モンスター「きゅあああああああああ!!!!」

数十匹いたモンスター達は一瞬で肉塊へと変貌する。

部隊長C「いいのかコン?こんな出だしから大技使ってしまって」

ドスドス

盗賊王はモンスターの死骸にナイフを突き立てる。

部隊長A「マジックドレイン。これですぐさま魔力は満タン……か」
762 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 22:39:17.43 ID:kjg1djg0
23

--第十二のダンジョン地下三十五階--

勇者「……どうやらここが最深部のようね」

??「ふおおおふおおおお」

踊子「あれがここのボスですかぁ……なんかキモイですね」

賢者「魚っぽいような軽くジュゴンのような……でも水にいるわけではないし」

ニンギョ「うううううううううううううううううううううううううううう!!!!」

魔法使い「テラサイレンwwwwwwwwwwwww」

闘士「怖いの……苦手」
763 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 22:46:11.95 ID:kjg1djg0
24

--第十二のダンジョン地下三十五階--

勇者「先手必勝!!炎属性付与!!」

勇者は自分の大剣に炎属性をつけ、ニンギョに突進する。

魔法使い「先手必勝wwwwwwハイパーサンダーwww」

ビッシャアアアアアアアアアアン!!

ニンギョ「ああああああああああああああああああああ!!!!」

ニンギョは苦しみながら、闇に引きこまれそうな真っ暗な瞳で勇者一行を見る。

賢者「う!!」

人のような顔を持つニンギョの瞳には呪いの力があった。

闘士「う、うご……けない」

踊子「闘士さんはともかくとして、なんで魔法耐性が高いはずの賢者さんまで食らってるんですか!!……さては貴方も怖いの苦手なんですね」

賢者「うっ!?」
764 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 22:55:19.10 ID:kjg1djg0
25

--第十二のダンジョン地下三十五階--

勇者「いいいいいいいいいいいやあああああああ!!!」

勇者が剣を振りぬく。

ズバッ

ニンギョ「やああああああああああああああああああ!!!!」

ニンギョは斬られ焼かれて絶叫する。

勇者「う、ぐっ!!」

さすがの勇者もその絶叫には耐えられず耳を塞ぐ。

踊子「こ、これは辛いです!!頭が〜!」

魔法使い「そうおん!wwwあwたwまwいwてwえw」

ニンギョ「あああああああああああああああああああ!!!!」

闘士「うぐ……」

ドサリ

闘士がいきたえた。
765 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 22:57:13.43 ID:kjg1djg0
26

--第十二のダンジョン地下三十五階--

踊子「あ、ありゃ闘士さんが死んでますね〜……っつ!どうやらこれ、某ゲームで言うところの死の呪文みたいな感じなんですね」

賢者「らしいですね……あの目で動かせなくして呪言で殺す……というわけですか」

踊子「……賢者さん、親父ギャグですか?」
766 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/20(土) 23:01:48.72 ID:/J5M2kMo
闘士死ぬのかよww
767 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 23:02:16.54 ID:kjg1djg0
27

--第十二のダンジョン地下三十五階--

ニンギョ「ああああああああああああああああああああああ!!!!」

踊子「てゆうかやばい!!これずっと聞かされ続けてるけど、すごくまずい気がします!!ぐんぐん命が減ってる気がします!!」

勇者「くっっ!!攻撃された痛みを跳ね返してるって感じだなこれは」

賢者「うううう!!か、回復持続!!」

賢者は勇者達に回復魔法をかける。

賢者「も、もっと早めに気付けていれば呪い無効の障壁を貼れたんですけど……ごめんなさいあとは」

ドサリ

賢者がいきたえた。
768 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 23:08:52.47 ID:kjg1djg0
28

--第十二のダンジョン地下三十五階--

勇者「!!どうしよう、もう一回攻撃して倒しきれなかったら……さらに強力に跳ね返されて全滅しちゃうかもしれない」

踊子「ぅぐうう!!!」

ニンギョ「ああああああああああああああああああああああ!!!!」

魔法使い「いつ息継ぎしてんだよwwwwwwwおg」

ドサリ

魔法使いがいきたえた。

踊子「……つ、積んだんじゃないですか?」
769 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 23:13:44.93 ID:kjg1djg0
29

--第十二のダンジョン地下三十五階--

勇者「くそ!!」(迷ってる時間が無駄だった!!どうせなら全員で攻撃するべきだったか!!)

踊子「ああ……ど、どうします?私もそろそろげ……限界なんですけど〜」

ニンギョ「あああああああああああああああああ!!」

勇者「……奥儀を叩きこむ。攻撃力を上げてくれ」

踊子「わかりました〜……」

しかし踊子の足はおぼつかず、満足に踊ることが出来ない。

盗賊王「……無様だな」

勇者「!?誰だ……」

ヒュッ

風のような速さで駆けてきた盗賊王は、

ニンギョ「ぎょあ?」

ザバシュ!!

ニンギョの首を切り裂いた。
770 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 23:18:30.53 ID:kjg1djg0
30

--第十二のダンジョン地下三十五階--

ニンギョ「あぽ8r4yhがじぇがうぇが!!!!」

首を切り裂かれたニンギョは声にならない悲鳴をあげ、血の海に沈んでいく。

ドズン

盗賊王「攻撃射程、攻撃力4段階上昇」

盗賊の右手で持っているナイフが風を纏った。その長さは3メートルに至る。

盗賊王「シッ!!」

ズブズブズブズブっ!!!!

ニンギョ「あおえうりhが9うぇりhがおうぇg!!!!」



勇者「……君は……盗賊?」
771 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 23:22:56.38 ID:kjg1djg0
31

--第十二のダンジョン地下三十五階--

盗賊王「……違う、俺の名は盗賊王だ」

勇者「!?……もしかして今世間を騒がしているのは……」

踊子「大泥棒さんじゃないですか。よくは知らないけど落ちましたね〜」

盗賊王「ざけろ。お前らこそこんな雑魚一匹狩れんのか……人類最強のステータスを持っていながら不甲斐ない……」

踊子「ぴきぴき!!」

勇者「……王国には帰らなかったのか?」

盗賊王「あぁ、俺はまだ目的を果たしていないのでな」

勇者「目的?……」

盗賊王「……魔王討伐だ」

勇者「!?」
772 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 23:27:14.00 ID:kjg1djg0
32

--第十二のダンジョン地下三十五階--

踊子「……は、貴方なんかが魔王を倒せるわけないじゃないですかぁ〜」

勇者「悪いことは言わない、魔王討伐は私達にまかせて君は王国に戻ってくれ」

盗賊王「……魔王の骨を知っているか?」

踊子「魔王の……骨?確か存在しないことの例えとして使われる言葉じゃ……」

盗賊王「魔王の骨は存在する。前魔王の骨がな……そしてそれは7つのアイテムに加工されて世界中に流れた」

勇者(そのために盗みを……)

盗賊「王冠、杖、指輪、ペンダント、目玉の置物、腕輪、ナイフ。そのうち5つは既に俺の手にある」

勇者「……それが本当だとして、そんなものを使ってどうしようって言うの?」

盗賊王「さっきから言ってるだろう、魔王を倒すのだ。魔王の骨から作った武器でな!!」
773 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 23:29:19.36 ID:kjg1djg0
33

--第十二のダンジョン地下三十五階--

勇者「伝説の言う通りだとするなら……それは確かに可能かもしれない……でも!」

盗賊王「ごたごたうるさいぞ。俺とお前達の戦いはすでに始まっている」

踊子「……」

盗賊王「先に魔王を倒したほうが勇者だ!」
774 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 23:34:51.03 ID:kjg1djg0
34

--第十二のダンジョン地下三十五階--

踊子(……絶対に無いとは言い切れない……今のこの人の戦闘力はあの頃とは比べ物にならない。伝説のアイテム、魔王の骨を全て集めた状態ならもしかすると……)

部隊長C「ぼ、ボス〜早いコン〜……亜人より早いってどんな構造してるコンか……ってあれ」

部隊長A「はっ、はっ……勇者一行か」

部隊長C「あれが勇者一行コン?……3人も死んでるし、よわっちそうコン」

踊子「はいぃ?どの口が言いやがりますかこの狐!!」

部隊長C「この口だコン」

ゾク

踊子「!?」

このフロアの入り口にいた部隊長Cは、踊子の後ろから声をかけている。

踊子(速い!!)

部隊長C「確かボスと因縁があるらしいし、おいらがここでヤッチャオウカコン……」

部隊長Cの爪がナイフ以上の長さに伸び始める。
775 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 23:37:55.23 ID:kjg1djg0
35

--第十二のダンジョン地下三十五階--

盗賊王「やめろ。その必要はない」

部隊長C「そうコン?でもおいらもうちょっと暴れたいコン〜」

盗賊王「アジトに帰ったら俺が相手になってやる」

部隊長C「……それは勘弁コン」

盗賊王「帰るぞ、用はすんだ」

勇者「ま、待て盗賊!!」

盗賊王「……今は盗賊王だ」

勇者「私は!!」

盗賊王「……透過魔法、インビジボォウ」

盗賊王の姿は消えてしまう。

勇者「っあ……」

隊員A「はっ、はっ!」(み、皆さん早すぎる!!)
776 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 23:44:50.76 ID:kjg1djg0
本日はここで終わりにしたいと思います。
何かわかりにくかった点、疑問、質問などありましたら書きこんでください。

基本的に自信を持てない私ですが、正直外伝はさらに自信が持てませんww
駄目だと判断した場合はなるべく早めに終わらせるよう努力しますのでよろしくおねがいします。
それでは読んで下さった皆様方、ありがとうございました。 m(__)m
777 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/20(土) 23:50:48.14 ID:oQXfxW6o
展開が唐突だったけど、俺は面白いと感じたよ。
分かりにくかったのは、「盗賊」が盗賊王に表記がいきなり変わったところ。
盗賊王の部隊長か、盗賊隊員だと思って数行混乱しました。

あと、ジュゴンは3秒ぐらい考えた。
778 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/20(土) 23:53:57.03 ID:epA8JYAO
うぽーつ

中途半端で終わられるのが一番悲しいんだぜ?
止めるのは、切りの良い所。な?


ところで、孤独は人を強くするとは良く言ったものだwwwwww
魔法使いといい、成長しすぎwwwwww修正されないでwwwwww
779 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/20(土) 23:54:39.37 ID:kjg1djg0
あぁ 改めって書くべきでしたね。わかりにくくてすいません。

ジュゴンはまぁわかる人だけようと言いますかww
780 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 00:08:16.11 ID:kryJqqU0
35が内容的にも結構区切りがよかったもので、区切っちゃいました。
話は打ち切りにはいたしません。

空白の三カ月の間に、盗賊は戦いに明け暮れて今はレベルがすごいことになっていますのでww
781 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/21(日) 00:59:02.93 ID:2cUFTcAO
おもしろいですwwしえん
782 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/21(日) 01:22:17.43 ID:Ri0CRwIo
空気読めてないかもしれんが描いてみた

闘士
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org743692.jpg
783 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/21(日) 01:24:41.58 ID:i4WRTADO
>>782
こいつノーマルでいったい何センチあんだよwww
784 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/21(日) 01:42:41.49 ID:2K/NlsDO
魔法使い, 盗賊, 闘士は戦いは得意だろうけど賢者が外されて強くなるとどうなるのかな?
鉄壁防御とかで無敵になるのかな?
785 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/21(日) 02:59:15.67 ID:diV27ADO
インビジボォウで海東思い出したのだぜ
怪盗繋がり的な意味でも
786 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/21(日) 06:11:20.09 ID:FiVnYHgo
やべーwwwwww
面白すぎるwwwwww
続きまってます!
787 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 11:04:04.14 ID:kryJqqU0
あぁ!イラストありがとうございます!!すごくうれしいです!!かっこいい(T_T)

賢者がはぶられた場合はATフィールドとロンギヌス完備の最強キャラだったかもしれないですね。アイテムにより戦闘力があがったりしますから。

元ネタは完全にそれですwwファファファファイズ!!

ありがとうございます。なるべく早く続き書きたいと思います。


788 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 11:21:10.61 ID:kryJqqU0
訂正します
隊員A→隊員1
789 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/21(日) 12:36:31.01 ID:p8q8YAs0
追いついた
続きに期待
790 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/21(日) 18:07:08.44 ID:cNT05Xw0
何コレ面白いwww
読みかけだけど支援
791 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 21:33:20.72 ID:kryJqqU0
再開ですー
792 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/21(日) 21:38:37.58 ID:jL.2pbo0
キタ!!
793 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 21:39:48.21 ID:kryJqqU0
36

--アジト--

部隊長D「お疲れさまでしたボス!例のアイテム盗めたそうで」

盗賊王「……あぁ」

部隊長D「今、お飲み物をお持ちしますね、あ、それともお風呂の方がいいですか……あ……それとも」

盗賊王「茶」

部隊長D「は、はい!!////」

タタタタ

盗賊王(……)
794 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/21(日) 21:43:52.38 ID:p8q8YAs0
お待ちしておりました
795 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 21:46:09.60 ID:kryJqqU0
37

--アジト--

盗賊王「今回任務にあたった者、御苦労だった」

部隊長B「これで後二個だっけ?サクサクGETできてんなwww」

部隊長D「皆さんが東の王国に行っていた間に、私の部隊で調べてみたんですけど、残りの王冠と指輪の場所が特定できました……多分?」

部隊長A「確定じゃないのかよ……」

部隊長D「ただでさえ伝説のアイテム扱いなので、情報の真偽性が……まぁでも王冠はほぼ確定でいいと思います。王国の王様が被っているものだそうです」

盗賊王「……」

部隊長C「確かボスの故郷だコン?」

盗賊王「……指輪は?」

部隊長D「あ、はい。これがちょっと曖昧なんですけど、死の砂漠に誰も行ったことのないダンジョンがあるんだそうです。そこのボスが」

部隊長F「なんで誰も行ったことのないとか誰も帰って来た者はいない、とかの情報って存在するんでしょうかねぇ」
796 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 21:50:23.99 ID:kryJqqU0
38

--アジト--

部隊長E「しかしこのアジトがあるのも死の砂漠ですが見たことがありません」

盗賊王「場所はわかるのか?」

部隊長D「はい、今日偵察に行ってきた結果、どうもそれらしきダンジョンがあるそうです」

盗賊王「ふん……」

部隊長A「……どうするんだ?」

盗賊王「……よし、次の目的は指輪だ。2、4、5部隊、用意させろ」

部隊長E「!!はい!!わたくしの全てはボスの為に!!」

部隊長B「うぅーし!働いちゃうかぁ」

部隊長D「はい!!ボスのために!!」

盗賊王(なんでこいつら俺のことをボスって呼び始めたんだろう……)
797 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 21:59:24.06 ID:kryJqqU0
39

--アジト--

その夜。

部隊長B「しっかしお前さー働きすぎじゃない?俺達は入れ替わりでやってるから大丈夫だけどお前だけ続けっぱじゃん」

部隊長Bは酒の入ったグラスに口をつける。

盗賊王「俺は俺のやりたいようにやってるだけだ……」

部隊長A「ふ、本末転倒にならないようにな」

部隊長B「しっかしお前変ったよなー、ギルドにいた頃とはぜんっぜん!」

盗賊王「……かもな」

カラン
798 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 22:09:19.60 ID:kryJqqU0
40

--アジト--

部隊長D「ボスもきっと戦いばっかして疲れてるに違いない!……よ、よおおし今日は私がマッサージをしに……////」

部隊長Dは枕を持ってアジトを徘徊している。

部隊長D(ってあれ!?ボスの部屋の前に誰かいる!!)

盗賊王「……こんな夜中に何の用だ」

隊員A「あ、あのお疲れだと思いましたので、このハーブを是非ボスに……と」

盗賊王「ハーブ?」

隊員A「はい!このハーブは疲れにすごく効くと評判のハーブでして摘んでまいりました!」

盗賊王「……」

隊員A「……お気に召さなかったでしょうか?」

盗賊王「お前は確か、東の王国に行った部隊の隊員だったよな?帰ってきてばかりだと言うのに……」

隊員A「あ」(私のことを覚えていてくれたんだ……)

盗賊王「……ありがたくもらっとく。だが自分の体も気にしろよ」

隊員A「あ、ありがとうございます!!」

部隊長D「……ライバル?」
799 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/21(日) 22:10:43.07 ID:jL.2pbo0
部隊長は皆かつての見習い達か
800 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 22:16:18.53 ID:kryJqqU0
41

--アジト--

盗賊王「よし、出発する。部隊長A、後のことは頼んだぞ」

部隊長A「任された」

部隊長D(あの女の子は今回の任務にはいないみたいね……うし!)

部隊長E「ボスの身の危険は全てわたくしが排除いたします。この身にかえてでも!!」

部隊長D(しまった……忠実な犬がいたか)
801 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 22:22:04.84 ID:kryJqqU0
42

--死の砂漠--

盗賊王「なるほど……ここか。確かに地下へと続く扉がある」

部隊長B「しっかし外あちいな。今回はダンジョンだから隊員は少なめにつれてきたけど、そんでも30人くらいいるぞ?どうするんだ?」

盗賊王「……ここはかなり強力な感じがする。俺と部隊長全員、それと回復系の隊員を一人選出して行こう」

部隊長E「回復系ならわたくしの部隊の隊員2がいいかと。回復、補助、状態異常治癒、対呪と一通りはこなせますゆえ」

盗賊王「よし、そいつを連れてく。後の隊員はここでテントを張って待機」

隊員2「どーもーっ!!隊員2でーす。よろしくおねがいしまーすっ!!」

部隊長D「……ライバル?」
802 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 22:27:40.39 ID:kryJqqU0
43

--隠しダンジョン--

モンスター「ぎょおおおおお!!!!」

盗賊王「!!?」

部隊長E「ボス、これは……」

盗賊王「……あぁ、ここにいるモンスターはボス級の戦闘力を持ってやがる」

隊員2「大丈夫っすよ!!ここはあたしが突破口を!!」

盗賊王「部隊長D、最短ルートを探せ」

部隊長D「了解です。たりらりら〜〜」

部隊長B「何度見ても占師っていう職業は胡散臭いよなwww」
803 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 22:36:01.33 ID:kryJqqU0
44

--隠しダンジョン--

部隊長D「失礼な!!私この方外したこと無いですよ!!」

ザシュ

モンスター「はあぁあむなあああぷあうううとらああああああああ!!!」

接近してきるモンスターの波を、盗賊王と部隊長Eが協力して倒す。

ズズン

部隊長E「ボスと共に戦える幸せ。至上の喜び!!」

盗賊王(……ケツは抑えておいたほうがいいのか?)
804 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/21(日) 22:40:54.33 ID:2K/NlsDO
あれそのダンジョンは闘士1人で?
805 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/21(日) 22:42:25.29 ID:gg9rGPAo
パラレルワールドじゃなかったっけ?
806 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 22:43:26.50 ID:kryJqqU0
45

--隠しダンジョン--

部隊長D「ダンジョン深部までの最短ルートがわかりました!!こっちです、ついてきて下さい」

部隊長Dは小さな通路へと走り出す。

盗賊王「わかった。部隊長E、お前は先頭に立って部隊長Dを護れ」

部隊長E「了解」

モンスター「じゅやああああああああああ!!!!」

ケンタウロスのようなモンスターが盗賊王達の後を追ってくる。

盗賊王「部隊長B」

部隊長B「あいよん」

部隊長Bは、全員が通ったことを確認すると振り返る。

モンスター「じゃわあああああああ!!」

部隊長B「ばいばい、地形変化レベル1」

部隊長Bが触れた壁は崩れ始め、

ズズウゥウン

モンスター「じゃわああああああああああてぃぃぃぃ!!!!」

モンスターを生き埋めにし、通路を塞いだ。
807 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 22:51:14.00 ID:kryJqqU0
46

--隠しダンジョン地下十二階--

ズズウゥウン

鷲男「……ん?」

犬娘「上で何かあったのかワン?」

鷲男「我々以外にもこのダンジョンに潜っている人達がいるのかもしれませんね……」

犬娘「え!?ここの存在を知ってるのは私達亜人だけじゃないんですかワン?」

鷲男「わかりません……最悪戦闘になるかもしれないですね。早く作業を終わらせてしまいましょう」

犬娘「合点承知ワン!!」
808 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 22:55:22.18 ID:kryJqqU0
47

--隠しダンジョン地下七階--

ニンギョ「ああああああああああああああああ!!!!」

盗賊王「!!こいつは」

隊員2「うっげぇー!?顔だけ人間みたいで気持ち悪!!」

盗賊王(第十二のダンジョンのボスと同じ……しかもざっと30体ってところか?)

ニンギョーズ『ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!』

盗賊王「ぐううううううう!!!」

部隊長E「がはっ!!」

部隊長D「こ、これまずい!!」

部隊長B「おい!!最短ルートって道しか占って無かったなんてことないよな!?モンスターとの戦闘も考えた上でのルートなんだろうな!?」

部隊長D「……えへ☆」

隊員2「皆さん辛そうですね」
809 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 22:58:51.28 ID:kryJqqU0
48

--隠しダンジョン地下七階--

部隊長B「って、そこの女子、きつくねぇの??」

隊員2「へへっ、あたしよく人から、人の話を効かないな、って言われるんすよwww」

部隊長B「漢字的にも意味がわからない……」

盗賊王「音攻耐性か……」

隊員2「はいっ!」

ニンギョーズ『ああああああああああああああああああ!!』

隊員2「とりあえずあのやっかましいの、やっつけますね」

盗賊王「お前……回復タイプじゃないのか?」

隊員2「一応そうなってますけど、あたしが好きなのは戦闘なんす♪」

隊員2は背中に背負っていた可変式の弓を取り出す。

隊員2「職業的には狩人ってことになるんでしょうかねw」

隊員2は矢を持たず構える。

隊員2「氷矢精製×12、うおりゃっ!!」

ドドドドドドドドドドドド!!

ニンギョーズ『ぎゃあああああああああああああがあばおお』

ニンギョーズの顔に着弾した氷の矢は、口周りを凍らせていく。
810 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 23:06:59.93 ID:kryJqqU0
49

--隠しダンジョン地下七階--

部隊長B「ひゅー♪やるねぇww口が凍ってちゃ歌えないわな」

ニンギョーズ『ああああああああああああああああ!!!!』

隊員2「ってまだいっぱいいる。おりゃおりゃ!!」

ドドドドド!!!

次々にニンギョは隊員2の氷の矢によって凍らされていく。

部隊長D「うぅぅ……あの子は活躍しているというのに、私はまたヘマを……」
811 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 23:11:14.70 ID:kryJqqU0
50

--隠しダンジョン地下七階--

ニンギョーズ『ああああああああああああ!!!!』

部隊長B「っていっこうに終わらないんですけどーーー!?」

隊員2「はっ、はっ、おかしいですね……凍らせるそばから復活してきちゃって……」

盗賊王「……っ」(思った以上の威力だ。あの時をはるかに超えてやがる……これ以上はまずいな)

部隊長E「ボス……わたくしが特攻をしかけます。ボス達はそのうちに」

盗賊王「……いや、俺がやる」

盗賊王は腰のポーチから骨で作られたナイフを取り出した。

部隊長D「!!ボス、それは!!」

盗賊王「隊員2、どけ」

隊員2「へ?」

ドスっ

盗賊王は自分の左手にナイフを突き立てた。
812 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 23:28:34.26 ID:kryJqqU0
51

--隠しダンジョン地下七階--

隊員2「えええええええええ?自傷癖!?」

部隊長D「違います!!ボスを変態みたいに言わないで!!」

盗賊王「うっぐっ!!」

盗賊王の左手の周囲に黒いオーラが現れる。

部隊長B「!!」

盗賊王「……っは」

ニンギョーズ『ああああ、ぎょ、あがああああ』

ニンギョ達はそのオーラを見ておびえ始める。

盗賊王「……おびえるか。そりゃそうだな。この力は……魔王のだからな!!」
813 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 23:32:46.12 ID:kryJqqU0
52

--隠しダンジョン地下二十八階--

ゴゴゴオオオオンン

犬娘「ぴっ!?ま、まただワン。やばいワン!!盗掘者だワン!!テロだわん!!」

鷲男「……」(今一瞬……何かが心の中を渦巻いたような……)

亜人兵A「下へ通じる道を見つけました!!」

鷲男「……これは本当に急いだ方がよさそうですね」
814 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 23:35:41.02 ID:kryJqqU0
53

--隠しダンジョン地下七階--

盗賊王「はっ、はっ、はっ!!」

部隊長D「……すごい……あの数を一撃で……」

部隊長B「おい、大丈夫かよ盗賊王!!」

盗賊王「ん、わからん」

部隊長B「わかんねぇのかよ!!」

ズブっ

盗賊王は自らの腕からナイフを引き抜く。

盗賊王(これ一個でもこの破壊力……そしてこの反動……七個同時に使ったら俺は……)

隊員2「かっかかかかかかっこいいいいいいいいいいいいい!!!!」
815 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 23:40:29.98 ID:kryJqqU0
54

--隠しダンジョン地下十階--

隊員2「はぁ、めっちゃかっこよかったですねボスww」

部隊長B「あ?俺の方がかっこいいだろ」

隊員2「あたし強い人に弱いんですよぉww」

部隊長B「お前それは俺が弱いっつってんだよな……?幹部に向かって言うじゃねーの」

部隊長E「大丈夫ですかボス、わたくしめが背負って移動しましょうか?」

盗賊王「いらん」

部隊長D「……このパーティ競争率高すぎる……」
816 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 23:43:20.54 ID:kryJqqU0
55

--王国、王の間--

受付「これが先日に起きました、東の王国での事件です」

王様「うむぅ……またあの盗賊団か……」

受付「徐々に勢力を拡大していますね。トップの思想はわかりませんが、独立国を作ろうとしている、という噂まで流れております」

王様「……あまりに大きくなりすぎたな。そろそろ手を打たねばならないようだ。受付」

受付「は!」

王様「久しぶりにお前の本職だ。砂漠の風のトップを殺ってこい」

受付「仰せのままに。我が主」
817 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 23:46:42.43 ID:kryJqqU0
56

--隠しダンジョン地下三十二階--

部隊長B「奥儀生き埋めwwなーんつって」

部隊長D「あなたはアホですか!!周りを考えずにダンジョンを崩しまわって!!」

部隊長E「わたくしのボスに傷をつけたら、あなたの命を代わりにもらうところでした」

部隊長B「な、なな!!ひでぇ!!せっかくドラゴンの群れをなんとかしたっていうのに!!お前からも行ってくれよ盗賊王!!」

盗賊王「……出口は潰しちゃダメだろ」

隊員2(つ、つよい……やっぱり幹部クラスは違う……幼生体とは言えドラゴンの群れを……)
818 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 23:48:39.72 ID:kryJqqU0

57

--隠しダンジョン地下四十七階--

鷲男「!?」

鷲男は何も無い空間を振りむく。

犬娘「どうかしたんですかワン?」

鷲男「……早い。もう追いつかれるのは時間の問題か」

犬娘「あー……まじですかワン」

鷲男「亜人兵達よ!!先へ行け!!一刻も早く王の命を果たしてきなさい!!」

亜人兵V「鷲男様達はどうなされるんで!?」

鷲男「私と犬娘はここで迎え撃ちます」
819 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 23:51:36.28 ID:kryJqqU0
58

--隠しダンジョン地下四十七階--

部隊長B「……段々息苦しくなってきたね」

部隊長D「貴方のせいです!!」

部隊長B「そんくらいで変わるのかなぁ〜〜」

部隊長E「しっ、静かに」

盗賊王「モンスターか?」

部隊長D「え?ここにはいない筈なんですけど……あ」

部隊長B「どしたのよ」

盗賊王「……亜人か」

鷲男「……」
820 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 23:55:06.63 ID:kryJqqU0
59

--隠しダンジョン地下四十七階--

盗賊王「部隊長B、D」

部隊長B「おう」

部隊長D「はい」

盗賊王「上の階に一旦戻って違う所から降りてこい」

隊員2「あれ?でも上の階とこの階をつないでる階段て一つしかないんじゃ」

部隊長B、D「了解」

二人は上の階へと駆けていく。

盗賊王「部隊長Eは俺とこい。隊員2は隙を見てあいつらを突破しろ」

隊員2「りょ、了解です!」
821 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/21(日) 23:58:40.31 ID:kryJqqU0
60

--隠しダンジョン地下四十七階--

ザっ

盗賊王達は階段の影からフロアへと歩いていく。

鷲男「!!」

盗賊王「……」

犬娘「あれ?この人どっかで見た顔だワン」

鷲男「忘れたんですか?二カ月前に我が南の王国に来て、こともあろうに国宝を盗みだした盗賊です」

犬娘「あ!!広場の鷹王様の像の杖を盗んでいったやつだワン!!」

部隊長E「ただの盗賊と一緒にしないで頂きたい。このお方は全てを統べる盗賊王様だ」

犬娘「はんっ、夜中にこそこそ盗みに来たやからが何をいってるんだワン!!」

鷲男「あの時は出し抜かれてしまいましたが、今度は逃げられませんよ!?」

盗賊王「逃げる?……自分の命の心配してろ」

ドゴオン

鷲男「!!??」

真上の天井が爆発する。

部隊長B「うおりゃああああああ!!」

床をぶち抜いて落ちてくる部隊長BとDの奇襲に、亜人の二人が咄嗟に身構える。

部隊長E「×××」

ザブシュ
822 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 00:02:26.93 ID:TA7JItY0
61

--隠しダンジョン地下四十七階--

たった一瞬気を取られたことにより、

犬娘「っっがは!!」

部隊長Eによって、犬娘の腹部がかき切られてしまう。

鷲男「!?」

それを見た鷲男は一瞬動揺するが、頭上から飛来する二人の攻撃を避けるために横に羽ばたいた。

部隊長D「っ」

落下中の部隊長Dは、上の階にまで繋がっている紐をひっぱる。

ドオン

鷲男「なっ!?」

すると何かがさく裂し、鷲男が回避した先に岩のシャワーが降り注ぐ。

バチィ

鷲男「っぐ!!」

さらに、回避も防御もさせまいと、魔法罠が鷲男の体を捕える。

盗賊王「お前なんかが守護隊長とは、南の王国も終わりだな」

鷲男「っっ!!」

盗賊王は、鷲男を横目で見ることすらしない。

ドゴオオオン!!
823 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 00:06:49.73 ID:TA7JItY0
62

--隠しダンジョン地下四十七階--

部隊長E「ボス、こいつはどうしますか?」

犬娘「ひゅー……ひゅー……」

犬娘は中身のこぼれた状態で羽交い締めにされている。

盗賊王「……いらん」

部隊長E「了解」

ドシュ


ドサ

盗賊王「先行は……ってまだいたのか隊員2」

隊員2「隙を見てって……い、一瞬で全部終わってるじゃないですか!!」

部隊長E「はっはっはっwwまだ甘いなぁ隊員2はwwこれだから……落下の時、挫いたから回復やってくんね?」

隊員2「……はい」

ガラガラガラ!!

部隊長D「!!」

鷲男が岩をはねのけ再び姿を現す。

鷲男「はぁっー!はぁっー!」

盗賊王「……しぶといな」
824 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 00:11:32.86 ID:TA7JItY0
63

--隠しダンジョン地下四十七階--

鷲男「よくも……同胞を……まるでゴミのように」

部隊長E「ここはわたくしがやります」

盗賊王「……いやいい。そう言えばこいつと戦ったことは無かった。俺がやる」

部隊長D「でしたら!」

盗賊王「部隊長B、D、E。お前達は先に進んでこいつらの仲間を始末しろ」

鷲男「っ!!」

部隊長B「了解〜」

部隊長D「うぅ……了解です」

部隊長達は階段を駆け下りていく。

隊員2「あたしはどうしたらいいんですか?」

盗賊王「俺の横で見てろ。死体見たぐらいでぶるってるようじゃやってけないからな」

隊員2「あ、う」
825 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 00:14:48.48 ID:TA7JItY0
64

--隠しダンジョン地下四十七階--

鷲男「はぁーっ!はぁーっ!」

盗賊王「満身創痍だな。すでに」

鷲男は拉げた槍を捨て、腰に差していたナイフを取る。

盗賊王「……亜人らしくないな。そんなに武器を持ってる亜人を見たのは始めてだぞ……己の体に自身を……じゃなかったか?」

鷲男「勝つためにはどうでもいいことだ」

鷲男は地を駆け、盗賊王にナイフを振るう。

鷲男「おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

盗賊王「その手じゃ武器はもちづれぇだろ」

ギィン!!

盗賊王のナイフと空中でぶつかり火花を散らす。

盗賊王「ナイフはそうじゃない」

シュカ

鷲男「っっ!!」

鷲男の胸の毛がパラリと飛んでいく。

盗賊王「こうだ」
826 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 00:18:15.30 ID:TA7JItY0
65

--隠しダンジョン地下四十七階--

鷲男「っっ!!すまぬっ!!」

盗賊王「?」

鷲男の潰れた翼から、一本の羽根が射出される。



盗賊王「どういうことだ」

いともたやすく盗賊王は回避する。が、

バスッ

隊員2「!!」

後方にいた犬娘の死体に命中する。

盗賊王「……?……ネクロか」

犬娘『ああああああああああああああはっはっはっ!!!!』

馬鹿でかい奇声と共に飛び起きる犬娘。傷は一切修復されず、さながらゾンビのような井出達で。

盗賊王「そこまで肉体派のくせに職業はネクロマンサーだったのか……」

鷲男「私は、我ら虐げられし者達のために、あえて同胞の死体を弄ぶ外道となろう!!」
827 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 00:21:17.47 ID:TA7JItY0
66

--隠しダンジョン地下四十七階--

盗賊王「隊員2、その死体はまかせたぞ」

隊員2「えぇ!?あ、あたしがこれやるんですかぁ??」

犬娘『きしゃあああああ』

隊員2「きしゃああああとか言ってるんですけど!!すごく怖いです!!」

盗賊王「化物より人間のほうがよっぽどこええよ」

鷲男「……お前達の目的はなんだ。何のためにここへ来た?」

盗賊王「今更それを聞くのか?」

鷲男「……」

盗賊王「時間稼ぎか……なんにせよお前には関係ない」

トッ

盗賊王は目にもとまらぬ速さで鷲男へ突進する。

鷲男「ぬっ!!」

ギィン!!

盗賊王「ナイフは一本じゃないぞ?」

ブシュッっ
828 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 00:26:05.61 ID:TA7JItY0
67

--隠しダンジョン地下四十七階--

鷲男「っっ!!ぬわあああああああああああ!!」

盗賊王「!?」

バギっ

振り払った腕にあたり、盗賊王ははじかれる。

盗賊王(中々しぶといな。まるでうちのとう……っち!)

犬娘『きしゃああああああああああああ!!!!』

隊員2「怖い怖い怖い怖い怖い!!!絶対ホラーゲームと勘違いしてるでしょ!!」

隊員2が撃ち放つ氷の矢を悉く避ける犬娘。

隊員2「ああぁあやだあもうう!!もう当分ソーセージ食べれないぃぃ!!」
829 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 00:29:39.88 ID:TA7JItY0
68

--隠しダンジョン地下四十七階--

ギィンっギギンっ、ブシュッ

鷲男「ぬあっ!!」(さっきより攻撃が激しくなって!!)

盗賊王「っっっ!!」

鷲男は盗賊王が懐に飛び込んできたところを、

鷲男「はあああああああああ!!」

盗賊王「!!」

ゴッっ!!!

膝蹴りでカウンターを見舞う。

盗賊王「う、っぐ!!」(ガードの上からでも決定打になりうる!!)

鷲男「っ!!」(いける!!僅かだが攻撃が単調になっている!!)
830 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 00:31:48.22 ID:TA7JItY0
69

--隠しダンジョン地下六十九階--

部隊長D「ふぅっ、こっちは終わりましたけど、皆さんはどうですか?」

部隊長B「君がビリ♪」

部隊長E「のろまですね」

部隊長D「っな!!」

部隊長達の周囲には、20人強の亜人達の死体が転がっていた。

部隊長D「……はぁ、まぁそれはいいとして、この後どうしますか?どうも次が最深部らしいのですが」

部隊長E「ボスの命令は亜人の仲間を始末しろとのことです。ボスの命令が絶対にしてボスの命令が全てです」

部隊長B「日本語不自由だな……つまりもう俺らの仕事が終わったからボスの元へ戻ろうってことか?でもよ、命令以上のことをしなきゃ社会人として失格だぜ?」

部隊長E「……!!」

部隊長D「でもこの下にいるダンジョンボスは私達だけじゃきついと思うの。ここは一旦、」

部隊長E「ボスのためにダンジョンボスを倒して指輪を手に入れよう」

部隊長B(こいつは簡単だな……)
831 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 00:33:46.71 ID:TA7JItY0
70

--隠しダンジョン地下七十階--

部隊長B「!!……なんっじゃこりゃ」

部隊長D「すごい……フロア全体が緑色に光っている……綺麗」

部隊長E「ダンジョンボス……ダンジョンボス……ドコナノー……」

???「人の子らよ……」

部隊長D「!?なにこれ……靄みたいなのが」

部隊長B「ん?……確か絵本で見たことがあるな……天使だったか?」

???改め天使「汝ら、そなた達は何を求める?」
832 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 00:36:33.76 ID:TA7JItY0
本日はここで終わりにしたいと思います。
この話は外伝で、いわゆるIFの世界ですね。パラレルワールドですww

何かわかりにくかった点、疑問、質問などがありましたら書きこんでください。
それでは読んで下さった皆様方、ありがとうございました。 m(__)m
833 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/22(月) 00:38:35.73 ID:7PIitTI0
乙でーす
部隊長は皆元盗賊見習い達でいいの?何人か増えてるけど…
834 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 00:42:13.86 ID:TA7JItY0
部隊長A=見習いB 部隊長B=見習いA ですねww

あとは隊員で数人いるくらいですね

部隊長Cはもろ亜人(過去にでてきてるかも)ですし結成後に入団というかんじですかね
部隊長D〜Fも元々知らない人達でした。
835 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/22(月) 00:43:11.19 ID:U/oA4lwo
性別は
部隊長B:男
部隊長D:女
部隊長E:男
隊員1&2:女
かな?
836 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 00:44:46.71 ID:TA7JItY0
ズバリその通りです。
部隊長Dが部隊長ズの中の紅一点、隊員1と2は両方女の子ですね
837 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/22(月) 00:53:38.98 ID:7PIitTI0
てっきり見習いBはそのまま部隊長Bだと思ってたww

AとB以外の見習い達は出す予定無し?
838 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 00:58:19.12 ID:TA7JItY0
wwwwわかりにくいかなぁとはおもってましたww

実は既に出てるかも知れません。結局、隊員(番号)という名前なのでわかりづらいかもです。

ちなみに部隊長は実力+統率力+組織への貢献度からなるので結成時にいた順というわけではないんです。一緒に組織を作ったのにかたや雑用なんて見習いも……
839 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/22(月) 01:01:35.63 ID:PxS2pr2o
おい起きてるなら書き溜めろ
840 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 01:05:24.93 ID:TA7JItY0
質問に答えられるだけ答えたら寝ようと思ってました。
それでは寝ます。
841 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/22(月) 03:08:19.96 ID:sKdx91c0
>>1乙&支援
最近のSS書き手じゃ断トツで書き溜め&投下量だから安心してくれ
VIPならまだしもこんなとこで>>839みたいなやついるんだなぁ・・・
842 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/22(月) 07:32:22.35 ID:vrX04Mwo
GEP落ちてから初めて戻ってきたが別話すぎてワロた
843 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/22(月) 08:51:41.12 ID:66pBw5ko
乙!番外も面白い!

盗賊がパーティーはぶられてたほうがリア充っぽいなww
844 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/22(月) 08:54:30.34 ID:v2dIvaEo
クオリティ高すぎて怖いぜ!ww
845 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/22(月) 13:13:18.08 ID:ajCpOr.0
こうなると誰がひんぬーさんとくっつくんだ?
846 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/22(月) 13:50:48.05 ID:zQ4NYADO
くっつくのは俺で間違いないだろう
847 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/22(月) 16:27:25.42 ID:ajCpOr.0
俺はこの時点で盗賊王だからくっつかないだろww
848 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/22(月) 16:49:57.57 ID:jYFsB.DO
絵が得意なやつ闘士以外もかいてくれ!
849 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 21:56:46.15 ID:TA7JItY0
71

--隠しダンジョン地下四十七階--

盗賊王「風属性付与レベル2」

盗賊王は風をナイフに宿らせて斬りつける。

鷲男「炎属性魔法レベル3!!」

盗賊王「っ!!」

ボオオオオオンン!!

接近する盗賊に向けて鷲男は炎弾を放つ。風に触れた炎は勢いを増して、フロア全体が炎の海と化す。

鷲男「私の属性と相性のいい風だったとは……」(勝ちが見えた!!)

盗賊王「っ……」(風の魔法じゃ炎を相手にするのは……)

隊員2「あああっついいい!!!!範囲攻撃氷属性レベル2!!」

隊員2の放った氷魔法によって、フロア一帯が氷漬けになる。

バッキャアン!!

盗賊王「ぬ?」

鷲男「足が!」

犬娘『きしゃあああ?』

隊員2「……あ」

全員の足が凍りついてしまった。
850 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 22:01:32.30 ID:TA7JItY0
72

--隠しダンジョン地下四十七階--

犬娘『きしゃあああああああああああ!!』

バキィン

犬娘は何も気にしないとばかりに、自分の両足首を切り離す。

隊員2「……え」

犬娘『きしゃっきしゃっきしゃっ』

氷上で唯一自由の身となった犬娘は隊員2へ近づき始める。

隊員2「いやああああああああああああああああああああああ!!」

盗賊王「魔法を解除しろ!!」

隊員2「は!!」

盗賊王の声が耳に入り、正常な思考が戻りだす。

隊員2「はい!!」

バリィィン

隊員2は自分の魔法を解除すると、全ての氷が砕けた。

隊員2「すいませんっ、取り乱してしま……」

隊員2が盗賊王の方を振り返った時、肉の焦げる匂いがした。
851 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 22:09:03.71 ID:TA7JItY0
73

--隠しダンジョン地下四十七階--

ブスッブス

隊員2「ぼ、ボス!!」

身動きのできない状況で、盗賊王は鷲男の炎魔法で攻撃され続けていたのだ。

盗賊王「……中々粘るじゃねぇか。瀕死かと思ってたのによ」

鷲男「ふん」(人間の精神とは本当にふり幅が大きいですね……)

隊員2「回復氷属性レベル3!!」

鷲男「犬娘!!」

犬娘『キッシャアアアアア!!』

隊員2「!?」

盗賊王に回復魔法をかけようとした隊員2は、犬娘に飛びかかられて倒される。

隊員2「うわ!!」
852 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 22:14:58.30 ID:TA7JItY0
74

--隠しダンジョン地下四十七階--

犬娘『きしゃっきしゃあああああああああああ!!』

隊員2「んああああ!!い、いい加減に!!」

投げ飛ばそうとするも、さすがに亜人の力には勝てず押し込まれる。

隊員2「あくっ!!」

犬娘はその牙を光らせ、隊員2の喉元に食らいつこうとする。

隊員2「やだああああああああ!!!!」
853 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 22:22:12.27 ID:TA7JItY0
74

--隠しダンジョン地下四十七階--

部隊長E「ボスー!!!」

隊員2「!?部隊長達、引き返してきたんだっ!!」

ドッゴオオン!!

部隊長B「おい盗賊王!こいつはやべぇぞ!?ってお前!!」

盗賊王「……?」

盗賊王の焼け焦げた姿を見てぎょっとする。

部隊長B(あいつがこんなにダメージ受けてるなんて初めて見るぜ……)

部隊長D「きゃああああ!!ぼ、ボスが!!」

鷲男「ち、もう引き返してきましたか」

その三人の後ろから、何かがすごいスピードで

ドオオン

部隊長B「もう追いついてきやがったか!!」

天使「汝ら、そなた達は何を求める?」

854 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 22:23:07.17 ID:TA7JItY0
上75です。ごめんなさい。
855 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 22:27:58.45 ID:TA7JItY0
76

--隠しダンジョン地下四十七階--

鷲男「!?」(これが50年前の……)

盗賊王「……こいつがダンジョンボスか」

部隊長E「こいつはわたくしがおさえます。部隊長Dは盗賊王の回復を!」

部隊長D「はい!!」

隊員2「だ、誰でもいいからこいつなんとかしてくださーい!!」

部隊長B「あん?……お前まだこんなのと遊んでたのか」

部隊長Bはそのままの勢いでドロップキックをくらわした。

犬娘『ぎゃんっ!!』

部隊長B「?あれ?そういやこいつ止め刺した気がしたけど」

隊員2「あ、ありがとうございます。あの鷹みたいな亜人がネクロマンサーだったらしいんすよ」

部隊長「まじか。だてに南の王国守護隊長はだてじゃねぇってか」
856 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 22:35:18.97 ID:TA7JItY0
77

--隠しダンジョン地下四十七階--

部隊長B「部隊長D、お前よりこいつのが回復うまいんだろ?お前は犬亜人のネクロ解除しな」

部隊長D「え!?でもボスのほうが……いや、そっちのほうが確かに効率的ですね。まかせましたよ!隊員2!!」

隊員2「あ、はい!!」

天使「汝ら、そなた達は何を求める?」

部隊長E「同じことばかりしつこいですね。わたくしの望みは盗賊王様の願いが果たされること!!」

天使「……不合格」

天使の瞳が光り、レーザーが発射される。

ビュウン

部隊長E「……っ!!」
857 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 22:39:50.83 ID:TA7JItY0
78

--隠しダンジョン地下四十七階--

鷲男「……」(今は下手に動けない……いや、なんとしてもここで砂漠の風のトップを落とすべきですね!!)

鷲男はナイフを持つ手に力を込め、盗賊王に向かって疾走する。

ギィン

部隊長B「おっと、お前の相手はしばらく俺がやってやんよ」

鷲男「!!……どいてください」

ドッ

部隊長B「っと!やるなぁ!!最初から1対1だったらやばかったかも」

隊員2「すいませんっ!!あたしのせいでっ、回復魔法レベル3!!」

隊員2は盗賊王に回復魔法をかける。

盗賊王「……お前のせいじゃない」
858 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 22:45:41.98 ID:TA7JItY0
79

--隠しダンジョン地下四十七階--

犬娘『ぎゃわああ!!きしゃあああああ!!』

部隊長D「はいはいおとなしくしてくださいね。えーとヨリシロは……あった、この羽根ですね。えいっ」

犬娘『ぎぃっ!……ぎ』

体に刺さっていた羽根を取られた犬娘は、元の動かぬ死体へと戻る。

ドサっ

部隊長E「……が」

部隊長D「!?」

部隊長Dの目の前に落ちてきたのは部隊長E。左半身のほとんどが吹き飛ばされていて、見るに堪えない。

天使「汝ら、そなた達は何を求める?」
859 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 22:52:18.93 ID:TA7JItY0
80

--隠しダンジョン地下四十七階--

部隊長D「っ!!」(このダンジョンボス、さっきから同じ質問ばかりしてくる……返答がキーになってるのかしら。ということは返答次第でやり過ごすことが出来る?)

天使「汝ら、」

部隊長D「わ、私は」


鷲男「ふううううっ!!」

ギィン!ドガっ!!ドッ!!

部隊長B「っづうう!!」(こいつ、蹴りも殴打もすげぇレベルだ!!致命傷に近いダメージ食らってるはずなのによぉ!!)

隊員2(私の魔力全部使い果たしてもいいから、早く、早く!!)

盗賊王「……もう十分だ」

隊員2「!?そんな、まだ半分も」

盗賊王「今動かないと全滅する」

天使「不合格」

ビュウン

部隊長D「きゃああああっ!!」
860 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/22(月) 22:56:00.99 ID:xOjnwXco
闘士は天使の質問に合格だったのかね
861 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 23:02:12.15 ID:TA7JItY0
81

--隠しダンジョン地下四十七階--

盗賊王「隊員2、お前はあの二人を修復できるように待機してろ」

隊員2「っ……わ、わかりました……でも!死なないでください!!」

盗賊王「死んだら蘇生魔法がある……便利だな」

部隊長B「言ってる場合か!!ごふっ」

部隊長Bは鷲男のスピニングバードキックで吹っ飛ばされた。

隊員2「赤フン」
862 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 23:09:06.82 ID:TA7JItY0
82

--隠しダンジョン地下四十七階--

部隊長D「ボス……ごめん……なさい」

盗賊王「よくやった。後は安心して死んどけ」

部隊長D「……はい」

天使「汝ら、そなた達は何を求める?」

盗賊王「……」(部隊長D、Eの戦いを見た限りでは、不用意に返答するのはまずいな……なら)

ヒュッ

盗賊王「!!」

盗賊王の攻撃が天使の体をすりぬけてしまう。

盗賊王(実態が……無い?)

天使「不合格」

天使の顔が盗賊王を捕える。
863 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 23:13:52.73 ID:TA7JItY0
83

--隠しダンジョン地下四十七階--

盗賊王「っ!!」(無言も返答か!)

盗賊が振り向くより早く、

ビュウン

隊員2「ボスーーーーーーーーーーー!!!!」


どじゃああああああん!!!!






盗賊王「!?」

何かが盗賊王への攻撃を弾いていた。
864 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 23:17:33.75 ID:TA7JItY0
84

--隠しダンジョン地下四十七階--

盗賊王「これは……」

ペンダントが宙に浮き、天使のレーザーを弾いている。

盗賊王「!!」

盗賊王は自分のポーチの中を探す。

……無い。

盗賊王(やはりこれは……魔王の骨!)

天使「……」

天使は攻撃をやめる。

天使「汝ら、そなた達は何を求める?」
865 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 23:22:02.00 ID:TA7JItY0
85

--隠しダンジョン地下四十七階--

盗賊王(一回の質問に対して一回しか攻撃してこないのか……)

天使「汝ら」

鷲男「南の王国亜人王の意志をそなたに伝えたい!!」

盗賊王「!?」

部隊長B「あー……わりぃ負けた」

盗賊王(あいつ、何かを知っている?どうする、邪魔するかやらせてみるか)

天使は興味を示し、声のする方へと首を向ける。
866 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/22(月) 23:22:10.25 ID:gUl337c0
この>>1はできる子
読んでるから頑張れ
867 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 23:28:15.81 ID:TA7JItY0
86

--隠しダンジョン地下四十七階--

盗賊王(……いや、様子を見てよかったことなどない!!ここは)

部隊長B「ギャルのパンティおくれー」

天使「……ある意味ごうか……不合格」

ビュウン

部隊長B「あうちっ!!」

鷲男「……壮絶な最期ですね」
868 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/22(月) 23:28:46.13 ID:v2dIvaEo
天使ww
869 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 23:33:09.78 ID:TA7JItY0
87

--隠しダンジョン地下四十七階--

部隊長B「ぼろぼろになりながらも時間稼ぎとかしちゃう格好良すぎる俺様……がく」

鷲男「馬鹿なことを……」

盗賊王「!!」

視線を戻した先には盗賊王がいた。

鷲男「なっ!!」

ズブブブッシュ!!

盗賊王の二本のナイフが、両方とも鷲男の喉を突き破る。

鷲男「ぉrtお48g98gh39!!」

ガシッ

鷲男は朦朧とした意識の中で、盗賊王の首を絞めにかかる。

盗賊王「ぐげっ!!」(コイツ……!!)

天使「汝ら、そなた達は何を求める?」
870 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 23:43:03.55 ID:TA7JItY0
88

--隠しダンジョン地下四十七階--

盗賊王「っげっげぎっ!!」(早く、早く落ちろ!!)

鷲男「ごぼっごぼぼりhg!!」

ギュッギュギュギュ

盗賊王「だっ」(ま、まずい、指に力がはいら)

ドシャっ

鷲男の両手は隊員2の氷の剣によって切り離される。

隊員2「大丈夫ですか!?ボス!!」

盗賊王「げほっ!!がっは……あぁ」

天使「不合格」

ビュウン
871 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 23:49:25.97 ID:TA7JItY0
89

--隠しダンジョン地下四十七階--

バッシイイイン!!!

隊員2「きゃっ!!」

盗賊王「……大丈夫だ。これが護ってくれる。こいつの攻撃は、ぐっ!!」

隊員2「ボス!?」

盗賊王「……なんでもない」(頭の中が血の匂いで一杯になっていく……?これは)

盗賊王はむせながらポーチから本を取り出す。

盗賊王(いや、今はこいつを攻略することが先だ。天使について、この鷲亜人が何かを知っているのなら……過去を読む)
872 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 23:53:49.91 ID:TA7JItY0
90

--死の砂漠--

隊員34「遅い……やっぱりこれは遅いぞ!!ボス達に何かあったんじゃ!?」

隊員50「うん……でもボスの命令はここで待機しろとのことだろ?」

隊員11「でもあの人に何かあったら!!何かあってからじゃ遅いんだぞ!!」



隊員13「!?待って!!扉が!!」

ズズウズズン

隊員27「ボス!!!!皆さんもご無事で!!」

盗賊王「……無事じゃねぇ、こいつらを早く蘇生してやってくれ」

盗賊王は担いできた三人を砂の上に下ろす。

隊員2「あ、あたしもやります!」

盗賊王「お前は休んでろ……よくやった」

隊員2「いえ!やらせてください!!……あたし何もできなかった……!!」

盗賊王「……」
873 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/22(月) 23:58:04.71 ID:TA7JItY0
91

--死の砂漠--

隊員67「それでボス、アイテムは入手できたんですか?」

盗賊王「……」

ポス

盗賊王は指輪を投げて渡す。

隊員54「!!やりましたね!!これで残るはあと一つ!!」

盗賊王「……あぁ。王国……か」

盗賊は夜空に浮かぶ月を眺める。



そんな盗賊王達を離れた位置から見つめる影が一つ。

受付「……」
874 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:03:12.64 ID:1CDJKpI0
92

--第十三のダンジョン地下五十階--

勇者「どうだ?いたか?」

賢者「いえ、本当にいないみたいですね」

踊子(ダンジョンボスがいない?……ラストダンジョンだと言うのにそんなことがあるわけがない……)

魔法使い「もう誰かが倒しちまったんじゃねぇーの?wwwww」

闘士「とう、ぞく」

勇者「……ありえない話じゃないな」

バサッ

??「なんだ、そんなにダンジョンボスと会いたいのかい?酔狂だねぇ」

勇者「!?お前は!!」

??「……いやぁ、モンスターを殺しまわりたいだけなのかもしれないなぁ勇者様は」

勇者「……サキュバス!!」
875 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:08:26.37 ID:1CDJKpI0
93

--第十三のダンジョン地下五十階--

魔法使い「うはwww魔族www」

賢者「もしかしてこいつがこのダンジョンのボス!?」

踊子「魔王の側近がこんなところに常駐してるわけないじゃないですか」

サキュバス「そうさ、わざわざこんなところにまで会いに来てやったのさ。お前達を……」

サキュバスの手に氷の剣が精製される。

サキュバス「殺して食らうためにね!!」

勇者「っ!!」

ギィィン!!

サキュバス「勝負だ勇者あああああああああああ!!恥をかかせてくれた礼を受け取りなあああ!!」
876 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:11:03.54 ID:1CDJKpI0
94

--第十三のダンジョン地下五十階--

賢者「闘士君、魔法使い君、二人で援護だ!!」

闘士「おで!!」

魔法使い「援護wwww」

魔法使いは雷で拳を覆う。

賢者「踊子さん、みんなの防御力を!!」

踊子「もう踊ってます……ってえぇ!?なんでそこで防御力なんですかぁ〜ここは」

ドオオン!!

パーティ全員の攻撃力が増大する。

踊子「攻撃力に決まってます〜!!」
877 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:14:41.54 ID:1CDJKpI0
95

--第十三のダンジョン地下五十階--

闘士「おおおおおおおおお!!」

魔法使い「電プシーロールwwww」

サキュバス「ふんっ」

バサッ

サキュバスは二人の接近を察知し、翼を使って宙へ逃げる。

勇者「っ、炎属性攻撃レベル4!!」

勇者の掌に周囲をゆがませるほどの熱量が収束する。

サキュバス「はっ!!氷属性攻撃レベル4!!」

対するサキュバスの両手には空気すら凍らせる冷気が。

賢者「まずい!!闘士君達逃げて!!」


ドガアアアアアアアアアアアアアン!!!!
878 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:17:28.70 ID:1CDJKpI0
96

--第十三のダンジョン地下五十階--

シュウウウ

賢者「……っく、みんな大丈夫か?」

闘士「お、おで」

ドサリ

闘士がちからつきた。

賢者「!!闘士君!!」

勇者「ほうっておけ、今はサキュバスを倒すことが優先だ」

賢者「!?」

魔法使い「いでえwww」

踊子「そうですね〜後で蘇生すれば問題ないです〜」

サキュバス「っつ……はっ、お前達も悪魔だね」
879 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:20:12.57 ID:1CDJKpI0
97

--第十三のダンジョン地下五十階--

賢者「っ!か、回復持続!!」

賢者はパーティ全員に回復魔法をかける。

踊子「はいっ!次は移動速度上昇させますよ!!」

サキュバス「させるか!!」

サキュバスは空中に数十本の氷の槍を作りだし、勇者達に向けて撃ち放った。

勇者「炎属性付与、はあああああああああああああ!!」

炎属性を纏わせた大剣で、氷の槍を撃ち落としながらサキュバスに近づいていく。

バスっ

賢者「ぐはっ!!」

氷の槍は賢者の右太ももを貫く。

踊子「あぁあん、もう!!何やってんですか!!どんくさいですね!!」
880 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:22:59.34 ID:1CDJKpI0
98

--第十三のダンジョン地下五十階--

魔法使い「ちょww空飛ばれたら拳が当らないwww」

勇者「ちょろちょろ動き回るな!!私の剣が当るぞ!!」

魔法使い「しーましぇんwwww」

サキュバス「おやおや、仲間を邪魔扱いとは、噂に聞いた勇者がこんなだとはね」

勇者「うるさい!!」

移動速度が強化された勇者は、一瞬でサキュバスとの間合を詰める。

サキュバス「!!」

勇者「あああああああああああああ!!!!」

サキュバス「氷ぞくせ」

ズバアアアアアアアアアアア!!!!

賢者「……」
881 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:24:53.48 ID:1CDJKpI0
99

--第十三のダンジョン地下五十階--

サキュバス「があっ!!!!」(こいつ、躊躇が一切感じられない!!)

魔法使い「サンダーアアアアアアアアア縄wwww」

サキュバスの周囲に雷の玉が発生し、サキュバスに向かって光が伸びる。

バチバチバチイイイ

サキュバス「ぐああああああああ!!」

勇者「よくやった魔法使い。これで逃げ場は無いぞ、サキュバス」

サキュバス「はっ、はっ……はははっ」

勇者「……何がおかしい」

サキュバス「いやね、多人数で寄ってたかってなぶり殺す……お前達のほうがよっぽど悪魔みたいだなってさ」

勇者「負け惜しみか?」

サキュバス「はん、お前は私たちからしたら悪の魔王なのさ……モンスターの全てが人間を襲うわけじゃない、だがお前達は」

勇者「聞く耳もたない、六色砲」

赤、青、黄色、水色、茶色、緑色をしたそれぞれの魔力が円をなして勇者を取り囲む。
882 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/23(火) 00:27:07.81 ID:7UMUyX6o
この勇者さんは怖いな
883 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:27:16.74 ID:1CDJKpI0
100

--第十三のダンジョン地下五十階--

六色の属性が勇者の掌に集結したかと思うと、目も眩むような光を放ち始める。

勇者「奥儀、ゆうしゃああああああああああビイイイイイイイイイイイいいいいいム!!!!!!」

サキュバス「!!!!」

ギュドドドドドド!!!!

全ての生を否定する六色の光はサキュバスに零距離で直撃し、照射され続ける。

サキュバス「ごおおおっぐ!!!」(魔王……様……大ゆう)

勇者「ひかりになれえええええええええええええ!!!!」


ドゴオオオオオオオオオオオオン!!


神々しき六色の光は、


ダンジョンごとサキュバスを破壊した。
884 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:30:00.74 ID:1CDJKpI0
101

--教会--

賢者「はっ!!」

魔法使い「wwwやっと起きたしwww」

賢者「……ここ……は」

周囲を見回すとここが教会で、そして自分が死んでいたのだということがわかった。

魔法使い「あんま世話やかすなよwwww」

賢者「ごめん……でも僕、どうやって死んだんだ?」

魔法使い「あ?wwそりゃお前www落ちてくる岩が避けられなくてぐちゃってwww」

賢者「……なるほど」

闘士「お、おで」

闘士は賢者に水の入ったコップを差し出した。

賢者「あ、ありがとう……」(……モンスターを倒すためにはいかなる犠牲もいとわない……多分それが勇者というものなんだ……でも)
885 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/23(火) 00:31:01.08 ID:7UMUyX6o
盗賊がいないからこうなったのやら
魔法使いがいるからこうなったのやら
886 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:32:15.83 ID:1CDJKpI0
102

--宿屋--

??「この宿に勇者様は泊まっていらっしゃいますか?」

宿屋の店主「あ、えぇ、先ほどダンジョンからお帰りになりましたよ。呼んでまいりましょうか?」

??「頼みます。私のことは王国の通信兵と言ってくだされば」

宿屋の店主「わかりました。通信兵さんですね、しばしお待ちを」
887 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:34:27.48 ID:1CDJKpI0
103

--宿屋--

勇者「王国の通信兵というのはあなたか?」

??改め通信兵「はい、王様から伝言があってきました」

勇者(王様が?……)「聞こう」

通信兵「はい、『勇者よ、魔王討伐の旅はさぞ順調なことだろう。だが、それとは別に今大きな問題が起こっている。勇者も一度は耳にし

たことがあるのではないだろうか。今世間を騒がせている、砂漠の風という盗賊団の名を』」

勇者「!!」

通信兵「『あくまで魔王討伐のついでで構わない。もし彼らと接触するようなことがあったら』」

賢者「あ、勇者さん、お話があるのですが」

通信兵「『砂漠の風を壊滅させて欲しい』」

888 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:35:31.22 ID:1CDJKpI0
104

--宿屋--

通信兵「以上で任務は完了しました。それでは、ご武運を」

ギィ

通信兵は扉を開け去っていく。

賢者「……今の王国の人ですか?どんな話だったんですか?」

勇者「……君は今日一度死んでるんだ。早く休んだ方がいい」

賢者「あ……はい」
889 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:37:17.26 ID:1CDJKpI0
105

--宿屋--

勇者は窓際に座って月を見ている。窓を開けているためカーテンが夜風で揺れている。

勇者(……)

ギィ

踊子「勇者様〜どうもここのお風呂、温泉もあるらしいんですよ〜一緒に行きましょwww」

勇者「あ……うん」

踊子「……どうかしたんですか?なんか変な気がします」

勇者「いや、なんでもない。今行くよ」

勇者はバスタオルを取って部屋の入り口に向かって歩いていく。

勇者(何を戸惑っているんだ……私はもう勇者としてしか生きられないんだぞ)

踊子「……なんか知らないですけど、ほら急いだ急いだ〜wwww」

勇者(盗賊は……私が討つ)
890 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/23(火) 00:38:43.68 ID:1CDJKpI0
本日はここで終わりにしたいと思います。
何かわかりにくかった点、疑問、質問などがありましたら書きこんでください。
この外伝は二部構成だったんですけど……まさか半分だけで一部超えるとは思いませんでした。

それでは読んで下さった皆様方、ありがとうございました。 m(__)m
891 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/23(火) 00:44:06.44 ID:UsbVkjIo

ゆっくりおやすみよ
892 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/23(火) 00:47:39.68 ID:7UMUyX6o
乙!
893 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/23(火) 00:48:10.90 ID:QZWP/Ks0
おやすみー


さて海賊王は一体鷲の中で何を見たんだろ?
そしてこいつに一人で立ち向かった闘士強すぎwwwww
894 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/23(火) 04:42:55.17 ID:TwJm7HU0
895 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/23(火) 23:14:25.80 ID:zM23DjA0
やべえ面白ェ
896 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/24(水) 00:27:52.97 ID:dXZ6TIDO
>>1さん、乙です。
御自愛下さい。
897 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/24(水) 18:37:22.54 ID:u1YuUdoo
一揆読みしたら休日がどこかへ行きました
続き楽しみにしてるよ
898 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/24(水) 22:15:10.54 ID:KxDkYTE0
報告遅れました。私です。
ちょっと現実が忙しいのでしばらくお待ちください。m(__)m
明日か明後日かには・・・復活したいと思います。
899 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/24(水) 22:59:37.82 ID:vj4rp/go
了解
900 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/25(木) 20:33:27.47 ID:Dk4rWeg0
ここにはスクリプト爆撃の悪夢がきてないみたいだね
安心した
901 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/25(木) 20:53:27.01 ID:hAo4wWs0
そうだな
902 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 03:29:14.37 ID:qm10B9kP
>>893にツッコみたいのは俺だけか…?
いや、言いたいことはわかり過ぎる程わかるんだが
903 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 11:14:33.81 ID:xIjY8zc0
>>902
つ[暗黙の了解]
893だから誰もツッコめない
904 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 11:53:35.88 ID:qm10B9kP
ああなるほど
無粋な真似をしてしまったようだな
申し訳ない
905 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 22:16:18.74 ID:5aMGjo60
お久しぶりです。
再開しますー
906 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 22:21:02.02 ID:5aMGjo60

106

--アジト--

部隊長B「さーて、次でいよいよラストか。どこだっけ?王国?」

部隊長D「多分そうです。そう言えば王国に行くの初めてですね。……あの噂に名高い大賢者がいる国かぁ……」

部隊長A「連れてくやつらの半分は帰ってこれないかもな」

バタン

隊員2「お茶が入ったっすよー!!どうぞ!」

部隊長B「あ!てめぇ!!幹部の会議中に入ってくるんじゃねぇ!!」

隊員2「まぁまぁ、飲みものないと話も弾まないですよ!はいっ、ボス!」

盗賊王「あぁ」
907 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 22:25:50.35 ID:5aMGjo60
107

--アジト--

部隊長C「けど、王国のどこにあるのだろうかコンねぇ。あちっ!!」

部隊長B「あほ狐〜。王冠だぞ!?王冠つったら王様が被ってるに決まってんじゃねぇかww」

部隊長D「そこまでは私の占いでは特定できませんけど……でも王国にあるのは確かなんです」

部隊長F「そのことなんですがね、ワタシがあの後調べたところによりますと……王冠の所有者は北の王様という話なんですよ」

部隊長A「……なんでそれが王国にあるんだ。デマだな」

部隊長F「いえいえそれがね、前、部隊長D女史が占いをした日は丁度王国で会談があった日なんですよ」
908 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 22:32:38.96 ID:5aMGjo60
108

--アジト--

部隊長D「そっか!北の王様が王冠を持って会談にきていたのだとしたら……って、それってどんな状況ですか。あの人普段王冠かぶって無いですし」

部隊長F「さぁ〜、それはわかりません。彼らの話し合いの場で使われることがあったのかもしれませんしそうじゃないかもしれないです。ワタシ達のことは諸王国でも問題視されているそうですからねぇ」

部隊長B「うちらが集めてるのが魔王の骨だってわかったやつがいるのか」

部隊長C「そりゃぁ、何かしらの目的があって動いてるだろうとは思うコンよ」

部隊長E「それはありえません!!魔王の骨のことを知っている人物がそういるとは……」

部隊長F「……とまぁ、色々まとまらないんですがどういたします?ボス」

盗賊王「……」
909 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 22:37:36.50 ID:5aMGjo60
109

--アジト--

部隊長A「俺は部隊長Dの占いを信じる。占いで出た場所が王国なら王国に行けばいい。わざわざ王冠を会談に持っていく理由がわからない」

盗賊王「……部隊長D、前お前が王冠について占った時はいつだ?」

部隊長D「9日前です。同じ内容を占うのであれば、あと6日待っていただければ……」

盗賊王(同じことは2週間経たないと占えない……)

部隊長A「盗賊王っ」

盗賊王(……今は時間がおしい)

部隊長F「……」

盗賊王「……次の目標王冠の奪取……北の王国へ行く」
910 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 22:42:43.35 ID:5aMGjo60
110

--アジト--

部隊長A「……っ」

盗賊王「次同行する部隊は……」

部隊長C「はいはーい!!おいらがいくコン!!」

部隊長F「情報をとってきたワタシの部隊もいかせてもらいますよぉ」

盗賊王「部隊長B、D、Eは今回の任務で死んでるから……ここは」

部隊長A「……俺はいかんぞ」

部隊長D「!?……あ、じゃあ私行きたいです!!」

部隊長E「わ、わたくしだって!!」

盗賊王「いや、だってお前らは」

隊員2「部隊長がんばって!!あたしも行きたいですから!!」

部隊長B「お前まだいたのかよ!!」
911 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 22:47:30.32 ID:5aMGjo60
111

--アジト--

部隊長C「うぅ……ひどいコン。その技は人に打つっていうレベルじゃねーコンよ……」

部隊長E「勝ったものだけが盗賊王様を警護できるのだ」

部隊長Cは砂漠に血まみれで横たわっている。

盗賊王「……んじゃ、今回はD、E、F部隊で」

隊員2「YES!!!!」

部隊長A「……」
912 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/26(金) 22:50:13.50 ID:lritqako
Aはどうしたんだ
913 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 22:55:41.19 ID:5aMGjo60
112

--谷--

部隊長D「……」

隊員1「ボス、谷は冷え込みますのでこのま、まふ、マフラーは……いかがです……か?」

隊員2「うぇ!?手作りだ!!今どき手作りだ!!」

部隊長E「ボス……寄り添っても……いいでしょうか?」

盗賊王「……やめてけれ」

部隊長D「敵、女2、男1」
914 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 23:05:33.45 ID:5aMGjo60
113

--谷--

部隊長F「ひゃああ、吹雪いてきましたね」

盗賊王「……あぁ」

盗賊王は手袋とマフラーとボンボン付き帽子を装備していた。

盗賊王(これで俺の髭を白くして長くしたら完全にサンタだな)

部隊長D「私北の王国初めて行きます。年中雪に覆われてるんですよね」

隊員2「えー?スキーっていったら北の王国じゃないですかぁ。あたしなんか毎年行ってましたよww」

隊員1「私は雪焼けが嫌でスキーなんかする気になりませんね」

部隊長D(どうしよう、若い子との会話がわからないわ……)
915 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 23:18:38.12 ID:5aMGjo60
114

--谷--

??「……」

モンスターがあらわれた!

盗賊王「こ、こいつは!!!!」

部隊長D「あの独特の帽子とオレンジ色の鼻!!」

部隊長F「スノーマンですねぇ」

隊員2「え?なにこれ。知らない。隊員1知ってる?」

隊員1「いえ、知りません」

部隊長D(ここでもジェネレーションギャップか……?)
916 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 23:26:58.75 ID:5aMGjo60
115

--谷--

盗賊王「今聞くとすげぇ綺麗な曲なんだが、子供のころはちょっと怖い感じの曲に思えたんだ」

部隊長D「あ!わかります!!悲しいような、さびしいようなww」

部隊長E「うぇるうぉーきんいんじいえあー」

隊員1「……とりあえずモンスター倒しますね」

隊員1はハルバートを構え、スノーマンへ向かっていく。

隊員2「あ、あたしも」

隊員2は弓を構え……

隊員2「あ、あたし雪山じゃ無能だww」
917 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 23:33:58.35 ID:5aMGjo60
116

--谷--

隊員1「はああああああああああ!!」

ザンっ

スノーマン「……!」

部隊長D「あああああああああ!!スノーマンが!!」

スノーマンの頭部が二つに割れる。

隊員2「あ、楽しそうwwあたしもやるww」

ぼごっ

スノーマン「……!!」

部隊長E「あっ、……あぁ!!」

隊員2のドロップキックによりスノーマンの体が陥没する。

隊員2「とどめだ、土属性付与!!」

隊員2のハルバートに岩石が付着し、巨大な斧へと変貌する。

ズボオン!!

スノーマンは……

盗賊王「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
918 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 23:39:58.44 ID:5aMGjo60
117

--谷--

隊員2「ひゃっ!?え、ボス?」

隊員1「ど、どうされたのですか。いきなり大声などと」

盗賊王「スノーマンは敵じゃない……友達なんだ!!」

部隊長D「あ、ああああ!!スノーマン……が」

盗賊王「!?」

盗賊王がスノーマンの方を振り返ると、

スノーマン「……」

帽子とボタンと

雪の塊があるだけだった。
919 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 23:44:03.62 ID:5aMGjo60
118

--谷--

隊員2「……ねぇ、ボス達のテンションがおかしいんだけど」

隊員1「えぇ……。あの世代の人達にとって思い入れが深いモンスターだったのでしょうか」

??「ぎゃおおおおおおお!!」

モンスター達があらわれた。

隊員2「今度は雪男だね」

隊員1「また幹部達の機嫌をそこねる可能性があるのでここは」

ザシュザシュザシュ!!

雪男「あぎょおおおおおおおおおお!!!!」

雪男×45匹を倒した。

盗賊王「もういないか、いくぞ」

隊員1、2「……」
920 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 23:48:21.60 ID:5aMGjo60
119

--谷--

??「ふふふふふ」

モンスター達があらわれた。

隊員2「雪女!!こいつは手ごわかった気がする!!」

雪女「ふふふ、あらいい男がたくさんいるじゃないか」

部隊長F「えぇと、たしかもってきていたはずなんですが。あ、ありましたね。火の人形、サラマンダー」

小さなトカゲの人形が部隊長Fのポケットから顔を出す。

隊員2「やんっ!かわいいww」

部隊長F「ファイア」

サラマンダー「んぱっ」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

雪女達『ぎゃああああああああああああああああああ!!!!』

隊員1「……え?」

サラマンダーの吐いた炎の息は、その圧倒的な火力を持って雪女達を溶かした。

雪女×111匹を倒した。

部隊長F「さぁ行きましょうかぁ」

隊員1、2「……」
921 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 23:51:16.92 ID:5aMGjo60
120

--谷--

盗賊王「……見えた」

部隊長D「あれが北の王国ですか。大自然の中にそびえ立つ要塞って感じですね」

部隊長F「……」

部隊長E「わたくしが潜入してきましょうか?」

盗賊王「……いや、部隊長D」

部隊長D「はい!私の出番ですね!!たーりらーりらー」

部隊長E「……メスめ」

隊員1「しかし……やはり長時間いると寒いですね」

隊員2「そそそりゃあガタガタしちゃうわ!!」

部隊長D「見えました!!最も安全なルートは……え!?」

盗賊王「どうした?」

部隊長D「撤退すべき……とでました」

ドス

隊員2「きゃっああ!!」

盗賊王「!?」(矢!?この吹雪の中!?)

???「正しい判断でやんす」
922 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 23:53:15.98 ID:5aMGjo60
121

--谷--

部隊長E「……召喚士か!!」

吹雪の中から姿を現したのは北の王国の召喚士と、その兵士達だった。

召喚士「にやにやでやんす。もう袋のねずみでやんすよwww……おろ?なんでここに?」

召喚士は砂漠の風の面々を見て不思議がっている。

召喚士「……あっ、そういやそうだったでやんすね、忘れてたでやんす」

盗賊王「部隊長E、どこかに弓矢で狙撃したやつがいる。探しだせ」

部隊長E「了解!」

隊員1「私は回復魔法を使えます!!隊員2さんを私にまかせてくださいませんか!?」

盗賊王「あぁ、頼んだ。部隊長D、敵の規模を占え!」

部隊長D「わかりました!!」

召喚士「あぁ、もうめんどくさいでやんすね。大人しく負けちゃえばいいのでやんす。かもん、ガーゴイル!!」

別次元との扉が開き、そこからガーゴイルが召喚される。

ガーゴイル「ぎゃぎゃぎゃああああす!!」

923 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/26(金) 23:57:23.47 ID:5aMGjo60
122

--谷--

盗賊王「部隊長F、お前は隊員を連れて兵士討伐に当たれ、俺は召喚士をやる!!」

部隊長F「……」

盗賊王「おい、聞いてるのか!?」

???「貴方は私と踊って下さい」

盗賊王「!?」

ギィン!!

横から急接近してきた、黒いフードを被った人物のナイフをかろうじて防ぐ。

盗賊王(っく!!誰だ!?こんな早く動けるやつが)

???「ふふふ」

ギンギンギィギン!!!

盗賊王「!!」(強い!!俺が今まで闘ってきた誰よりも!!)

???「強くなりましたね」

盗賊王「!?」

???改め受付「お久しぶりですね」
924 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/27(土) 00:00:32.82 ID:lcDZYoA0
123

--アジト--

部隊長C「ったく、どうせこんなアジト襲われたりしないんだから2部隊あればいいじゃないかコンねぇ!?」

部隊長B「負けたやつが文句いうんじゃねぇーよ」

隊員31「お食事をお持ちしました。今日は西の王国のある町の料理を作ってみました」

部隊長B「おおお!!懐かしい!!シュールストレミングの缶もあるぞ!?部隊長A、こっちこいや!!」

部隊長C「……え?まさかこんな密室でその缶開ける気かコン?……正気じゃないコン!!ていうか嗅覚的においら死ぬコン!!」

部隊長A「……」

部隊長B「あ、あー!もうそんなこと言っちゃった?今言っちゃった?じゃあもうこれ開ける係りはコン吉に決定〜!!」

部隊長C「死ぬっつってんだろ馬鹿!!」
925 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/27(土) 00:03:40.22 ID:lcDZYoA0
124

--アジト--

部隊長C「やぁだ!やだっつってるコン!!」

部隊長B「一度やったら病みつきなんだってwww」

部隊長C「や、やだ!!やめるコン!!プシッ、って今いったコン!?や、やだ、や……らめええええええええええええええ!!」

ドオゴオオオオンン!!

部隊長A、B、C「!?」

巨大な爆発音がアジトに響き渡る。

隊員98「きゃああああああああああああああああああああ!!」

遠くの方で女隊員の絶叫が木霊する。

部隊長B「おい、これはただごとじゃねぇぞ!?どうした!?」

部隊長C「敵襲かコン!?すぐに部隊を集めるコン!!」

隊員11「し、失礼します!!大変です!!我がアジトが!!」
926 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/27(土) 00:08:56.43 ID:lcDZYoA0
125

--アジト--

?「ここが……砂漠の風のアジト」

??「待って下さい、相手は人間達じゃないですか!!本当に僕達がこんなことしなくちゃいけないんですか!?」

???「何いまさら言ってんですかぁ〜。私達はこの人のために存在してるんですよ?この人がやると決めたことに逆らっちゃだめです〜」

????「お、おで」

??「……っく!!わかりました」

?????「いいじゃねぇかwwwどうせこいつらわるものなんだろ?wwwww」

?「……あぁ、一人残らず、潰せ」



隊員11「我がアジトが勇者一行に攻めこまれています!!」
927 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/27(土) 00:09:54.54 ID:lcDZYoA0
本日はここで終わりにしたいと思います。
何かわかりにくかった点、疑問、質問などがありましたら書きこんでください。
それでは読んで下さった皆様方、ありがとうございました。 m(__)m
928 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/27(土) 00:21:08.79 ID:MOXu2Ns0


1000行くまでに終わりそうに…ないよね?
929 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/27(土) 00:28:38.78 ID:lcDZYoA0
ちょっと……難しい感じがしますね
930 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/27(土) 00:56:04.11 ID:iZSEcMAO
占いが的確すぐる
931 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/27(土) 11:08:58.46 ID:z7QY/FIo
おぉっと、俺が就寝してすぐに終わってたのか
最後まで見ておけば良かったぜ
乙です!
932 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/27(土) 23:05:16.80 ID:lcDZYoA0
再開しますー
933 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/27(土) 23:10:44.15 ID:lcDZYoA0
126

--谷--

部隊長Eは雪に覆われた谷を疾走している。

部隊長E(この吹雪の中、あそこを狙撃できる場所があるとしたら……)

部隊長Eのもくろみは見事当たる。入り組んだ地形の先、頂きに弓を構える者がいた。

部隊長E「!!」

?「……お兄さんも……盗賊団の人?」

部隊長E(子供っ!……ですか)
934 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/27(土) 23:19:14.56 ID:lcDZYoA0
127

--谷--

?「聞こえなかった?僕は聞いたよ」

部隊長E(まだ距離がある。ここはどうしますか……)

?「そうか。自己紹介は自分からしなきゃだめだよね。僕は狩人。北の王国の見習い兵士」

部隊長E(北の少年兵士か)「……わたくしは砂漠の風のE部隊所属、部隊長Eで」

ドッ

部隊長E「?……ぶっ!!」

部隊長の腹部を二本の矢が貫通する。

?改め狩人「やっぱりそうなのか」

部隊長E(い、いつのまに弓をひいた、ぐっ!!)
935 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/27(土) 23:22:59.80 ID:lcDZYoA0
128

--谷--

狩人「もう動かないで。僕は盗賊団の人達を動けなくしろって言われてるだけだから。動かないんだったらもう痛くしないから」

部隊長E「……ふ、」



部隊長Eは両手を前に交差して、全速力で狩人に向かって走って行った。

部隊長E(盗賊王様のご命令をわたくしが聞かないわけにはいかないんですよ!!)

狩人「……」

タパパパ

部隊長E「っがぁ!!」

撃ち放つモーションすら見えない高速の射手。
右太ももに一つ。右肩に一つ。両腕に合わせて三本の矢が刺さる。

部隊長E「だが!!」

狩人「あ」

部隊長Eの捨て身の前進は、狩人との距離を1メートル以内にすることに成功した。

部隊長E「っし!!」

部隊長Eは右手に持っていたナイフで素早く斬りつける。
936 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/27(土) 23:32:24.82 ID:lcDZYoA0
129

--谷--

ヒュッ

部隊長E「!!」

完全に捕えた筈の斬撃。
だったはずなのだが、

部隊長E(ナイフの刃が……ない?)

部隊長Eのナイフは、既に攻撃力を失っていた。

狩人「近寄らないで」

ドドドス!!!!

部隊長E「!!!!っか!!」

狩人の精確な射撃によって。
937 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/27(土) 23:39:00.18 ID:lcDZYoA0
130

--谷--

狩人「もう動かないで。というかもう動けないか。同じ人にここまで矢を撃ったのは初めて。持ってきた矢全部使っちゃったよ」

部隊長E「……ひゅー……」

十数本の矢に貫かれた部隊長Eの体は、激しく血を流し雪を赤に染めていった。

狩人「矢を小屋から取ってこなきゃ」

部隊長E「ま、まて」

狩人「?僕忙しいんだよ」

部隊長E(……凶悪な才能ですね……まだ一桁だろうに)

その事実は部隊長Eに決意を促した。

部隊長E「歳を取り成長すれば……盗賊王様の命に関わってくるかもしれない……」

狩人「ごめんね。止めをさしたげることもできないの。だから」

部隊長E「奥儀、ウカムル」
938 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/27(土) 23:45:18.74 ID:lcDZYoA0
131

--谷--

狩人「……?……か、体が動かない。なんで……」

部隊長E(魔力を消費していなくてよかった……これなら確実に)

ドドドドド

狩人「!?……雪崩が……来る」

ドドドドド!

部隊長E(盗賊王様……ご命令は果たせることができそうです)

ドドドドド!!

狩人「!!!!」

部隊長E「どうかお達者で」
939 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/27(土) 23:52:56.26 ID:lcDZYoA0
132

--アジト--

賢者「はあああ!!水魔法レベル2!!」

ドバッシャアアアン!!

隊員765「うわああああああああああああああ!!」

隊員573「み、水がああああああああ!!」

踊子「なんだ、やれば出来るじゃないですか〜」

魔法使い「テラ虐殺wwwwwサンダーwww」

ビッシャア!!

隊員573「ちくしょおお!!俺達のアジトを!!!!」

賢者「っく!!」

闘士「……ぬん!!」

ドボッ!!

隊員573「がっ!!……あ、あぁあ。と盗賊王……」

ドサ
940 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/27(土) 23:53:54.51 ID:H1fRN5I0
きたー!!!
941 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/27(土) 23:56:11.69 ID:lcDZYoA0
133

--アジト--

部隊長C「なんてことしやがるコン!!!」

ギィイン!!

勇者「私は世界の人々の平和のために戦っている。お前達犯罪者を倒すのも勇者の仕事なんだ!!」

部隊長B「は!!世界平和のためなら人殺しもいとわないっていうのかよ!!」

ドギイイン!!

勇者「黙れ!!お前達の身勝手な行為のせいで一体どれだけの人が傷つき苦しんだと思う!?」

部隊長C「知るかコン!!死んだやつらだって蘇生魔法でなんとかなってる筈だコンよ!!」

勇者「蘇生すれば良いという問題じゃないだろ!!範囲炎魔法レベル3!!」

ゴオオオオオオオ!!!

部隊長B「ぐああああっちい!!!」

部隊長C「おいらの後ろに来るコン!!水魔法レべル2!!」

バッシャアアア!!!!

勇者「!!!!」

部隊長C「簡単に砂漠の風を落とせると思うなコン!!!!」
942 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 00:04:12.27 ID:t7m6fik0
134

--アジト--

部隊長A「っ!!こいつら本当に勇者一行だと!?」(このタイミングで……おかしすぎる。やはり内通者が!!)

踊子「あ、また一人飛び出してきましたね?魔法使いさん〜」

魔法使い「酷使しすぎwwwサンダーwwww」

ビッシャアアン!!

雷が直撃した部隊長Aはその場で硬直してしまう。

部隊長A「うぐっ!?」(……とんでもない威力だ!!一撃で意識が刈り取られるような……っ!!)

部隊長Aはその場で膝をつき、ツインソードを抜く。

踊子「中々しぶといですね……この人いわゆる部隊長の一人かもしれません。早く勇者様の援護に行きたいんですから早くどいてくれないですかね〜」

部隊長A「……お前達は……ここで俺に倒されろ」

闘士「おでっ!!」

闘士が巨体を揺らし突進する。

部隊長A「土属性、身体硬化!!」

ガシイイイイン!!
943 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 00:10:35.92 ID:t7m6fik0
135

--アジト--

部隊長C「勇者の魔法をおいらが食い止めるコン!!部隊長B!!」

部隊長B「おけえええええい!!攻撃力上昇レベル3!!」

勇者「私の属性は一つじゃない!!雷属性魔法レベル3!!」

ビッシャアアアアアアアアン!!

部隊長C「ココココココココオオオオオオオオン!!!!」

部隊長B「まじかよ!!土属性魔法、盾生成レベル2!!」

勇者「!?」

部隊長B「へ!!俺ら二人で戦えば弱点突かれずに戦えるかもな!!」
944 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 00:13:37.85 ID:t7m6fik0
136

--アジト--

勇者「っく!!目障りだ!!氷属性魔法レベル3!!」

部隊長B「やべぇ俺の弱点だ!!コン吉!!」

部隊長C「おいらだって有利じゃないんだコンよ!!水魔法レベル3!!」

ドバアアアアアアアアアアアアアン!!!!

両者の魔法は空中でせめぎ合い、相殺される。

勇者「……今ので決まりだ。お前達は終わった」

部隊長B「なぁに言ってやがる!!五分じゃねぇかよ!!」

勇者「今のが五分なら、それを一体いつまで続けられる?お前達二人の魔力量より私の方が多いと思うぞ」

部隊長C「……っ!!」

部隊長B「だからなんだ。まだ詰んでねぇよ!!俺達は受け続けるだけじゃねぇ、攻撃だってするし仲間を呼ぶかもしれない、お前はその間一回でもミスらねぇようにしないといけないんだぜ!?」

部隊長C(その一回のミスでも致命傷は与えられないんだろうけどコンね……)

勇者「……ならやってみろ。風属性レベル3!!」
945 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 00:16:16.73 ID:t7m6fik0
137

--アジト--

部隊長B「うおおおおおおお!!!!」

勇者に特攻をしかける部隊長B。

勇者「っ!!」

ズバッ!!

部隊長B「!!!」

勇者の肩を切り裂く為に払った代価は左手の肘から先。

部隊長C「水ぞ」

勇者「雷属性レベル1」

バシィン

部隊長C「っこ!!」(せっかく出来た隙も、タメの早い低レベル魔法攻撃で埋めてくるコン……)

部隊長B「はっ!はっ!」(伊達に伝説の人物やってねぇな!!)
946 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 00:18:14.96 ID:t7m6fik0
138

--アジト--

部隊長B「……出し惜しみなんかしてられねぇわやっぱ」

部隊長C「そうコンね、勇者の仲間はきっと部隊長Aや隊員達がなんとかしてくれるコン!!」

勇者「……?」

勇者は部隊長BとCから、先ほどとは違う何かを感じ取る。

勇者(……決めにくるか。勝ちは……捨てたか)

部隊長B「おおおおおおおおおおおおお!!見て驚け!!」

部隊長C「おいら達二人の共同合作奥儀!!」


勇者「六色砲」

ゴガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!
947 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 00:21:45.86 ID:t7m6fik0
139

--谷--

盗賊王「はっ、はっ……どういうことだ……これは!!部隊長F!!」

部隊長F「ひっひっひっ」

部隊長Fの足元には隊員1と2の死体が横たわっている。

部隊長F「申し遅れましたぁ、盗賊王様。ワタシ、実は名前を偽っていたんですよぉ」

召喚士「……かっこつけてないでさっさとこっちに来るでやんす、人形師」

部隊長F改め人形師「言っちゃった!?……そんな……見せ場だったのに」

盗賊王「北の……人形師……!?」

人形師「ワタシは人形を扱うものですからねぇ。あまり公に姿を見せたことはないのでわからなくても無理はありませんww」

受付「砂漠の風の頭領、盗賊王。軽率でしたね」

盗賊王「……っきさまら」

受付「アジトにも仲間を残してきたのでしょう?私達のような正規の兵士達に狙われてはさぞひとたまりもないでしょう」

盗賊王「!!まさか」

受付「アジトは今勇者一行に襲わせています」
948 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 00:25:18.07 ID:t7m6fik0
140

--谷--

盗賊王「……勇者……そんなまさか」

受付「本当です。勇者様は喜んでお引き受けになりました。犯罪者を狩るのも勇者の務めだと言って」

盗賊王「……っ」

受付「全滅です盗賊王。貴方の遊び場はこれにて」

盗賊王「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

受付「!!」

ガギイイン!!!!

人形師「受付殿!!」

受付「私は大丈夫です、下がっていなさい。……どうしました?なぜ怒るのです?悪いことをしている自覚は無かったのですか?それとも罰せられる覚悟が無かったのですか?」

盗賊王「!!!!っ」

受付「魔王を倒すためなら、人々の生活を不幸にしてもいいと?」
949 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 00:27:21.29 ID:t7m6fik0
141


--谷--

受付「より巨大な障害を除去するためなら多少の犠牲も仕方がないと?」

盗賊王「だまれ!!」

受付「……自分勝手な正義で、タンスから薬草を取るな!!!!」

ズブシュッ!!!!

盗賊王「ぐはっ!!!」

受付のナイフは盗賊王の左目を抉り取る。

受付「……貴方の行動は幼稚です。誰かに認めて欲しいから、自分を捨てた人間を見返したいから。貴方の行動はそんな下らない理由から生まれたただの復讐です。一体いつになったら目を覚ます気ですか」

盗賊王「だまれえええええっ!!そういうお前達だって俺の仲間を!!」

受付「あら?犯罪者に生きる価値があるんですか?」
950 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 00:29:35.22 ID:.LDKjC2o
あ、やっぱ目は失うんだ
951 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 00:30:03.15 ID:t7m6fik0
142

--谷--

受付「やはり存在自体が犯罪者である職業の言うことは違いますね。盗賊。よくも盗人なんかを職業にしたものです」

盗賊王「お前はなんだ!!アサシン!!人を殺すことを生業としている暗殺者が!!」

受付「私は人々の安寧のために害虫を駆除する闇の刃。盗賊風情が暗殺者を語るな」

部隊長D「と、とう……ぞくおう」

盗賊王「!?部隊長D!!」

盗賊王は部隊長Dの元に駆け寄る。

ガバッ

部隊長Dの下半身は焼け焦げていて異臭を放つ。

部隊長D「今逃げ道を……占いました。来た道はだめです……山の方に逃げてアジトへ……」

盗賊王「待ってろ!!今こいつらを」

部隊長D「やめて下さい!」

盗賊王「!!」

部隊長D「無理です……いくら盗賊王でも。この人達が相手では……」

盗賊王「やってみなくちゃわからんだろ!!」

部隊長D「盗賊王だけでも逃げて下さいっ!!」
952 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 00:32:33.05 ID:t7m6fik0
143

--谷--

召喚士「クソチャンスでやんす♪」

ザリ

受付「まだ待って下さい」

受付は召喚士に制止をかける。

召喚士「ちぇー。早く帰って温かいコーンスープでも飲みたいでやんすのに」


ザク、ザク

人形師「ん?おぉこれはこれは」

狩人「うぅ……寒い」
953 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 00:35:31.34 ID:t7m6fik0
144

--谷--

部隊長D「……盗賊王、これ持ってって下さい。故郷から出てきた時に妹からもらった……イヤリングなんです」

盗賊王「……」

部隊長D「今度から私の代わりに盗賊王を護ってくれるようにお願いしましたから」

盗賊王「……」

部隊長D「ほら、早く。なぜか相手も待ってくれています。だから……」

盗賊王「……巻き込んで……すまなかった」

部隊長D「好きでした」

ザシュ

部隊長Dは
飛んできた
ナイフが

受付「まさしく茶番でしたね」
954 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 00:36:44.95 ID:t7m6fik0
145

--谷--

盗賊王「……」

盗賊王は部隊長Dの亡骸を雪の上に静かに下ろし、スッ、と立ち上がった。

受付「これで残るのは貴方だけになりましたね」

盗賊王は無言でポーチから腕輪と目玉の置物を取りだした。

受付「!?」(……これが魔王の骨……)

盗賊王「……うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」

盗賊王は目玉の置物を自分の左目の眼窩に押し込んだ。

人形師「!?これは」
955 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 00:38:34.94 ID:t7m6fik0
本日はここで終わりにしたいと思います。
何かわかりにくかった点、疑問、質問などがありましたら書きこんでください。
いよいよスレのカウントダウンが始まりましたね……どうしよう……

それでは読んで下さった皆様方、ありがとうございました。 m(__)m
956 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 00:39:10.63 ID:.LDKjC2o
これなんて遊戯王のペガサス?
957 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 00:41:41.05 ID:JEGeqnMo
毎回楽しませてもらってます
どうなるんだろう・・・・
wwktkしながら次回も待ってる
958 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 01:23:32.38 ID:tZ/p8nso
おつおつ
本編とだいぶ趣向が違うんだな
あの選択肢がこれほど重要だったとはww
959 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 02:56:37.09 ID:wdG8LQAO
乙ん
いままで見てきた勇者シリーズの中で一番おもしろいw
960 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 02:58:00.91 ID:3ON0HHko
@40しかないし残りは雑談で消費して
>>1が次に書くときにスレ立てして続きはそっちで
こっちは雑談などで消費、埋まったらhtml依頼が妥当かなと思う
961 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 03:06:00.30 ID:ACcbcN6o
>>960
わかったよ委員長
962 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:52:16.83 ID:t7m6fik0
ご提案ありがとうございます。
ですが地味に終わりましたので載せたいと思います!!
963 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:52:43.64 ID:t7m6fik0
146

--王座の間--

受付「……これで谷での報告を終わります」

王様「そうか……よくやってくれた。御苦労だったな」

受付「いえ、我が主様の命なれば。魔王の骨は目玉の置物を除き、全て回収済みです」

王様「そういえば西の王国の件なのだがな……推測通りだったよ」

受付「本当ですか?西の王国の件と言いますと……」

王様「あぁ……西の王様は古代の対人兵器を掘り起こしていたんだ」
964 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:53:10.28 ID:t7m6fik0
147

--王座の間--

受付「なんという恐ろしいことを……」

大賢者「うむ。もし西の王様のもくろみ通りことが進んでいたら、世界の勢力バランスが崩れていただろう」

王様「それだけじゃない。西は東を滅ぼそうとしていたからな」

受付「人の業とは……深いものなのですね」

王様「このことは国をあげてのものだったはずだ。国民にばれずにこそこそとできるレベルではない。つまり……」

大賢者「国民の大多数……いや、そうだな、大人はこのことについて知っていたはずだ」

受付「……理解いたしました。ご命令を、我が主様。貴方様の一声で、再び私は血の雨を降らしてみせます……世界安寧の為に」

王様「焦るな。お前には他にやってもらいたいことがあるのだ」

受付「お言葉ですが主様、私を以外に」

王様「地下牢に繋いでいるあいつを使うのだ」

受付「……飼いならせますか?」

王様「嘘はこの50年で上手くなったからな……」

大賢者(平和……か)
965 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:53:41.60 ID:t7m6fik0
148

--地下牢--

王様「気分はどうだ、盗賊王よ」

盗賊王「……」

王様「……口をきく気ににもならんか。いや、そうであろうな」

盗賊王「……」

受付「顔をあげなさい。王様の話をちゃんと聞きなさい」

盗賊王「……」

王様「……ふむ。仕方のない……盗賊王よ、仲間を助けたくないか?」

盗賊王「っ!!」

ガン!!

盗賊王は後頭部を牢屋の壁に叩きつける。

盗賊王「仲間だと!?仲間はみんな死んださ!!一人残らずお前らに殺されてな!!」

王様「殺したさ。ただな、まだお前の仲間は死んでいないのだ」

盗賊王「ふざけるっ……な、どういう」

王様「言葉の通りの意味さ。お前が谷で失った仲間達は皆生きておる」

受付「死体を回収し、蘇生させたのです」

盗賊王「!!!!」
966 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:54:11.14 ID:t7m6fik0
149

--地下牢--

盗賊王「あいつらが……生きて」

王様「ただし、谷にいたやつらだけだ」

盗賊王「!?アジトにいた俺の仲間は!?」

大賢者「勇者一行には事前に、やりすぎないよう釘をさしていたのだがな……死体を回収できるような状況ではなかった」

盗賊王「!!!!……あ……あぁ」

受付「うなだれてる暇はありませんよ、貴方にはやってもらいたいことがあるんですから」

盗賊王「俺に……何をさせる気だ」

王様「西の王国に行って兵士達の護衛兼統率を任せたいのだ」

盗賊王「……いやだと言ったら?」

受付「貴方の仲間が目を覚ますことは二度とないでしょう」

盗賊王「……わかった。だがなぜ西の王国へ?」

王様「覚えているか?お前が西の王国にいた数ヶ月前のことを」

盗賊王「……サキュバスに襲われた日のことか?」

王様「そうだ。西の王国の民が氷漬けにされた日のことだ」
967 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:54:45.88 ID:t7m6fik0
150

--地下牢--

盗賊王「それがどうした?そのことと兵士を送ることになにか関係があるのか?」

大賢者「あぁ……この氷漬けになっている民の氷を爆破するのだ……人もろともな」

盗賊王「!?しょ、正気か!?いや、それ以前になぜ今まで放置していたんだ!!お前らそれでも」

王様「お前は魔族について知らないようだな」

受付「魔族の魔力による攻撃を受けると、人間には特殊な症状が現れるのです」

盗賊王「特殊な症状……?」

王様「魔族の魔力は非常に強力でな……通常、人間が攻撃を受けてからすぐに処置を施さないと……」

大賢者「約一日で魔族になり果てる……」

盗賊王「な……」

王様「冷凍状態であれば、確かに死を回避するための24時間のルールからは護られる……だがな、魔族の魔力によってそれが引き起こされたのであれば話は別なのだ……魔力による身体の浸食は凍っている間も行われている……今あそこで佇んでいる彼らが氷から解放されたら……」

盗賊王「そん……な」
968 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:55:18.32 ID:t7m6fik0
151

--地下牢--

王様「理解したか?あの氷が溶けたら、何十万人の魔族がこの世界に恐怖を与えることになる」

盗賊王「勇者……あいつのやったことが裏目にでたのか」

王様「……それなんだがな、どうもおかしいと思わないか?」

盗賊王「……?」

王様「お前達からの報告を見る限り、勇者は魔族に攻撃を誘発したそうじゃないか」

盗賊王「……24時間以内に蘇生するためにだろ?」

王様「私達は魔族の魔力が以下に危険なものであるかを……勇者に教えていたのだがな」

盗賊王「なに……!?」

受付「勇者はそれを知っていて攻撃させた疑いがあるのです」
969 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:55:54.00 ID:t7m6fik0
152

--王座の間--

王様「……あいつは行ったか」

受付「はい。枷をかける意味を込めて、仲間の一人と合わせておきました。よろしかったでしょうか?」

王様「あぁ、実に効果的だ」



--病院--

白いベッドに部隊長Dは寝かされている。

部隊長D「……すー」

盗賊王「……待ってろ。もうすぐ」



--王座の間--

受付「しかし、よかったのですか?西の王国の若者だけは助けることにしてしまって」

王様「そのことは盗賊王には言ってないだろうな?」

受付「はい、兵隊長にだけ伝えておきました」

王様「……子供達は恐らく兵器については知らされてはいまい。これからの世界を担う若者、出来ることなら散らせたくは無いからな」

大賢者(もし知らされている人間がいたらどうするのだ。その甘さが……いつか自分の首を絞めることにならなければよいが……)
970 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:56:55.40 ID:t7m6fik0
153

--西の王国--

兵隊長「……ここは完全に浸食している。爆破だ!!」

盗賊王「……」

ドゴオオン!!

盗賊王(勇者……西の王国の民が魔族になるとわかっていながらの攻撃誘発……そしてアジトの仲間を虐殺……)

ドゴオオン!!

兵隊長(……子供か)「よし、ここは浸食が始まって無い!!若ければ若いほど浸食が遅れるからな、助け出せ!!」

盗賊王(勇者は……この俺の手で!!)
971 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:57:22.69 ID:t7m6fik0
154

それから一週間後……。
勇者は魔王討伐を完遂する。魔王が勇者の手により倒されたというニュースは世界中を駆け巡る。

勇者達は近場の村で傷をいやし、王国へと帰ろうとしていた。

--王座の間--

王様「盗賊王……いや軍団長、お前の役目はわかっているな?」

盗賊王改め軍団長「はい」

王様「ならよい。お前のもう一つの仲間を、お前自身の手によって助けてやるのだ」

軍団長「はっ」


--王国--


軍団長達は、王国の入り口の前で整列して勇者の帰りを待っていた。すると、

賢者「壮観ですね……!それも半端な数ではありませんよ!!国中の兵士が我々を出迎えています!!」

勇者「あれは!!」

兵士達の先頭に黒服の男が立っていたことに気付いた。

魔法使い「盗賊wwww」
972 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:57:54.53 ID:t7m6fik0
155

--王国--

軍団長「皆さん魔王討伐お疲れさまでした。城で王様がお待ちです」

賢者「え……なんでここに君が……いや、その服は王国兵士団、総括軍団長!?」

闘士「う、うほっ!いい男!」

踊子「……私達にフルボッコにされて改心したということなんですかね……?」

勇者「……盗賊」

軍団長「俺は……とんでもない間違いをしていた……それは色んな人達に多大な迷惑をかけた。決して許されることではないと思う。だか

ら、俺は少しでも……償おうと思ったんだ」

勇者「盗賊……わかって……くれたのか」

軍団長「もう、仲間は失わない。絶対にだ。お前達も護り抜く……魔王の手からな」

賢者「え?盗賊君、もう魔王は」

軍団長「勇者を捕えろ」

兵士A、B、C、D、E、F、G、H「はっ!!」

ガチャガチャガチャ!!!!

踊子「……え?」

勇者「!?これはどういうことだ!!」

軍団長「喚くな……魔王め」

勇者「!?」
973 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:58:21.44 ID:t7m6fik0
156

--王国--

賢者「何をするんです盗賊君!!」

軍団長「お前達はこいつの誘惑魔法によって操られているんだ……記憶に覚えがあるはずだ。こいつが犯してきた解せない行動の数々を…

…」

勇者「盗賊!!」


--王座の間--

受付「!?まさかあそこでやると言うの?段取りを無視して!!」

王様「……」

大賢者「どうするのです?王様」

王様「うむ……いや、このままでよい。受付、加勢に行ってやれ。大賢者、お前もだ」


--王国--
踊子「ついにとちくるっちゃいましたか!?皆さん、勇者様を助け出しますよ!!」

軍団長「やめろ!!お前達はもう闘うな!!」

賢者「盗賊……君」

軍団長「こいつのせいで西の王国の民は18万人も死んだんだぞ!!」

勇者「!?」
974 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:58:55.18 ID:t7m6fik0
157

--王国--

踊子「何言ってるですか!!」

賢者「盗賊君、さっきからどういうことなんですか?」

軍団長「魔族に魔法攻撃を撃たせちゃいけなかったんだ。魔族の魔法攻撃には毒性があるらしいんだ。俺らはダメージを受けても回復魔法

ですぐ処置するから問題無い。でも彼らは……そのまま放置された……」

魔法使い「ww……w…………」

軍団長「わからないだろうお前達には……動けない人達を順に爆破して……運よく助かった子供達には親がいないんだ……」

勇者「そんな……そんな私……知らなかった」

軍団長「白々しい!!全て知っていてやったのだろう!?勇者になる人間であるお前が魔族について知らないはずがない!!俺のアジトを

襲った時もそうだ、王国からは死体を回収する旨を言われていたのに!!お前は全員の死体を焼き払った!!お前は少しでも人間を減らし

、魔族を増やそうとしていたんじゃないのか!?全てはお前が次期魔王となった時のために!!」

賢者「!!!!」

勇者「ち、ちがっ……私は」

闘士「お、おで……」

ザリ

受付「勇者一行、お疲れさまでした。お仲間の四人は王様がお呼びしています。さぁ、こちらへ」

踊子「……知りません。知りません知りません知りません!!みんなみんなでたらめです!!勇者様はいつだって人々の平和のためにがん

ばってきたんですよ!?」

賢者「……わかる……気がするんだ」
975 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:59:23.29 ID:t7m6fik0
158

--王国--

踊子「貴方まで何を言ってるんですか!?」

賢者「勇者さんは……目的のためなら手段を選ばない人だった……でもそれが人々の為だと思っていたから従っていたけど……そういうこ

となら話は繋がる」

魔法使い「……www」

ドジュッ

賢者「!?がぁっ!!」

賢者の胸部を雷の剣が貫いた。

魔法使い「どうでもよくね?www勇者は勇者wwww勇者にあだなすもんはwwwwwみんな敵なんだよ!!」

軍団長「賢者!!」

受付「やはり強力な誘惑魔法にかかっているようですね。賢者さんは魔法耐性が高いため効果が薄かったのでしょう」

踊子「魔法使いさんの言うとおりです!!仲間を、勇者様を助け出しましょう!!」

闘士「……う、うがあああああああああああああああ!!」

大賢者「やはり……こうなったか」
976 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 13:59:57.18 ID:t7m6fik0
159

--王国--

勇者「!!……っ、私は勇者だ私は勇者だ私は勇者だ、私は魔王なんかじゃない!」

兵士A「!!??ゆ、勇者が暴れだしたぞ!?ぐああああああ」

軍団長「!?……勇者ああああああああああああ!!」

勇者「!!盗賊ううううううううううううう!!」

ギィィイイイイン!!!!

勇者の大剣と軍団長のナイフが交差する。

受付「……反乱分子とみなします」

踊子「ふ、魔王を倒した私達に勝てると思っているんですか!?攻撃力上昇レベル4!!」

闘士「ぼ、防御力上昇レベル4!!」

踊子と闘士が身体を強化し接近戦をしかける。

魔法使い「レールガンwwwww」

ドギャアアアアアアアアアアアアアアアアン!!

その隙間をぬって魔法使いが雷魔法で攻撃する。

スッ

しかし、受付はいともたやすく、三人の攻撃を掻い潜った。

踊子「!?」

受付「相性っていうものがあるでしょ?」

ドスっ

踊子「ぎゃっ!!」

受付は踊子の心臓を突きさした。
977 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 14:00:29.49 ID:t7m6fik0
160

--王国--

踊子「あ、あがあお98れwgはえりgほえういfdhgせじfdg!!!!」

受付「!?」

踊子の体からあふれ出した魔力の波によって、受付の体は弾き飛ばされる。

受付「ああああああああああああああっ!!」

感電、火傷、凍傷、打撲、切創の症状を同時に発症した受付はもがき苦しむ。

兵隊長「なんということだ……勇者の仲間にも影響が出始めているのか!?兵士達よ!!王国を護るために、勇者一行を倒すのだあ!!」

勇者「どうして、どうしてこんな!!」

軍団長「お前だけは許さない!!!!」

ギィィンギイ!!

大賢者「水属性魔法、レベル4!!」

ドバアアアアアアアアアアアアアン!!

魔法使い「はんwwwwブラックサンダアアアアアアアアア!!!!」

ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!

大賢者「ぬぅ!?」(こいつ!!)

魔法使い「お前らなんかに負けるかよwwww魔法王に、俺はなるwww」

978 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 14:01:37.78 ID:t7m6fik0
161

--王国--

軍団長「風属性魔法レベル3!!」

勇者「!!火属性魔法」

軍団長「罠魔法、真空領域!!」

勇者「!!」(私の掌の周囲だけに罠!?)

ブシャアアッ!!

勇者「きゃあああっ!!」

軍団長「っ!終わりだ!!」

軍団長はナイフを勇者の首筋に振り下ろす。

勇者「!!ああああ!!」

勇者はそれを素手で受ける。

ブシュッ

軍団長「お前は魔王を倒した!!なら役目はもう終わったんだろ!?なぜそこまで生きようとあがく!?」

勇者「!!……これからなんだ、私の人生はこれからやっと始まるんだ!!」

軍団長「あれだけやっておいて人並の幸せが手に入ると思うな!!」

自分のものとは思えないほどの憎しみが、あふれ出てくるのを感じていた。

ゴロっ
979 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 14:02:08.33 ID:t7m6fik0
162

--王国--

ギィン!!ギン!!

勇者「はっ!はっ!」(本当に強く……なった!!)

軍団長「はっ!はっ!」(やっぱり……強い……!?い、いかん、あの感覚が、なぜ、今は使って)

ゴロっ

軍団長の左目が不規則に動き始める。

軍団長「あがっ、がああああああああああああああああ!!!!」

勇者「!!……ありえない、まさかこの感じ……魔王?」

軍団長「があああああああああああああ!!」

軍団長の左目から黒いオーラが噴き出し、軍団長の体を覆い尽くす。

受付「こ、これは?」

大賢者「……まさか私達の推測が間違っていたのか!?」

軍団長「オオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」

軍団長は、魔王と化した。
980 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 14:05:08.00 ID:t7m6fik0
163

--王国--

兵隊長「な、なんだあれは!!もしや……」

踊子「このプレッシャー……魔王!?」

闘士「お、おで!!」

魔法使い「ヒャッハー!!」

勇者「なん……で、一体」

大賢者「……もしかすると、魔王の骨から魔王は生まれるのか?」

軍団長「ウオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

軍団長は勇者に向かって突進する。

勇者「!!はああああ!!」

ドシュっ!!

軍団長「グヌウウッ!?」

理性を失った軍団長の動きは単調で、勇者の敵ではなかった。

勇者「なんなんだ!!何がどうなっているんだ!!」

軍団長「ウウウウウ!!」

勇者「私が次の魔王だと言ったくせに、なぜ君が魔王になんてなっているんだ……」

軍団長「ウゥウウウウウウウウウウ!!」

軍団長は腹を押さえながら勇者へと走っていく。
981 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 14:07:20.46 ID:t7m6fik0
164

--王国--

ただ見返してやりたかっただけなのに

軍団長「ユウウシャアアアアア!!」

ただ力を認めてもらいたかっただけなのに

勇者「……!!奥儀、」

ただ一緒に旅を

軍団長「オオオオオオオオオオオオ!!!」

……憎み合いたくなんかなかったな

勇者「勇者、スラアアアアアアアアアアアアアッシュ!!!!」

どこで間違えた?
982 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 14:07:52.30 ID:t7m6fik0
165

--王国--

王様「我々の調査ミスだったようだ。許して欲しい。そなたは時期魔王では無かったようだ……」

勇者「……はい」

大賢者「これからも我々の剣となり、世界を脅威から救ってほしい」(……最も、まだ疑いを捨ててはいないがな)

勇者「……はい」

踊子「はぁーあ!調子いいですねぇ〜」

魔法使い「wwww」

勇者(……盗賊)

ズキ
983 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 14:08:50.11 ID:t7m6fik0
166

--王国--

看護師「気分はどうですか?」

部隊長D「えぇ、もう大分よくなりました」

看護師「あなたの仲間は既に退院してますよ、これから貴方達は罪を償うために王国に従事していただきます。よろしいですね?」

部隊長D「はい……あ、あの、盗賊王……という人はどうなったんでしょうか?」

看護師「さぁ、私はここにいる方のことしか存じ上げませんので……」

部隊長D「そうですか……ありがとうございます」

部隊長Dは窓から外を眺める。
ふと風を感じたくなって窓を開ける。

ザァ

部隊長D「あれ……妹にもらったペンダント……なんでここに……?」



THE END
984 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 14:13:09.67 ID:t7m6fik0
長期に渡り、こんな駄文を読んで下さった皆様方、ありがとうございました!!
勇者募集してたから王様に会いに行った・外伝
盗賊だけど今日勇者に解雇された
完結です。
それでは質問があればお受けしたいと思います。
985 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 14:13:33.95 ID:JEGeqnMo
すくえない終わり方だなぁ・・・・
ってか王様あくどいぜ

乙!
986 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 18:48:04.48 ID:FLqSz/o0
なんて悲しい終わり方・・・

1乙!
987 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 19:08:45.82 ID:4mIU/9Ao
1乙ー。

やっぱ選択肢間違えた場合のルートなんだな。
988 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/28(日) 20:01:44.48 ID:cCDO/ok0
1乙

ルート違うと印象全く違うね。賢者乙。
989 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 20:28:04.96 ID:laD9egDO
王様は盗賊王に魔王を倒してもらおうとは考えなかったのかな
990 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 20:32:32.86 ID:JEGeqnMo
そういえば次スレは?
991 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/28(日) 22:59:15.98 ID:t7m6fik0
王様は盗賊王に魔王を倒してもらおうとは考えなかったのか
ということですが、王様は勇者因子が魔王討伐に絶対不可欠なものだと考えていたので、その考えにはいたりませんでした。

次スレですが。立てるとしたら、酒場で戦士募集したら勇者が仲間になった
というタイトルだと思います。
ちなみに前スレについて書く時は、
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1266908272/
このアドレスを書いておけばいいのでしょうか?
992 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 23:46:56.89 ID:ACcbcN6o
盗賊のその後がキニナル・・・

前スレはソレでいいんでねーかい?
993 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/28(日) 23:48:12.14 ID:JEGeqnMo
前スレ
って書いた下にURL貼っておけばおk
次回も楽しみに待ってます!
994 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/29(月) 00:51:49.04 ID:2X7JMgDO
次回作わくてか

スレ立てたら誘導おね
995 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 00:55:35.67 ID:rstSTMAO
いいか!次スレ立つまで埋めるなよ!絶対だぞ!
996 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/29(月) 11:10:23.24 ID:SpWIT4U0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1269828571/
立てました!
997 :Qw0 ◆7b3JfpIY/2 [saga]:2010/03/29(月) 11:15:13.14 ID:SpWIT4U0
後友人が踊子を描いてくれました!
http://nullpo.vip2ch.com/ga31707.jpg_bdbxYsRe4t3gfxkzmm23/ga31707.jpg
998 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 11:37:39.01 ID:O5r0aGEo
スレ建て乙!
うめ
999 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2010/03/29(月) 11:48:20.71 ID:wEQj.oDO
どのルートもハッビーエンドはなくね?
1000 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2010/03/29(月) 11:52:47.87 ID:3h8aER60
つづく!
1001 :1001 :Over 1000 Thread
    ´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
   (()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
   (o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
   ゝー '_ W   (9)ノ(@)
   「 ̄ ・| 「 ̄ ̄|─-r ヽ
   `、_ノol・__ノ    ノ   【呪いのトンファーパーマン】
   ノ          /     このスレッドは1000を超えました。
   ヽ⌒ー⌒ー⌒ー ノ      このレスを見たら期限内に完成させないと死にます。
    `ー─┬─ l´-、      完成させても死にます。
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人を見下す高学歴 @ 2010/03/29(月) 11:09:20.32
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プログラマーいますか? @ 2010/03/29(月) 09:51:25.88
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密かに続編を望むSS @ 2010/03/29(月) 07:24:51.39
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【入れ替わり】上条「御坂お姉さまあぁぁぁぁあ!!」 御坂「」【3人目】 @ 2010/03/29(月) 05:04:09.91 ID:6FAMFV20
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