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上条「…ディアボロ?」3 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/06(木) 02:18:53.40 ID:oXzjIjQ0


新スレです。
『上ボロの奇妙な冒険』を引き続きお楽しみください。


VIPでの前スレ

上条「…ディアボロ?」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1291363687/
上条「…ディアボロ?」
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1291509746/

製作速報での前スレ

上条「…ディアボロ?」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1292216246/
上条「…ディアボロ?」2
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1293029024/

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【進撃の巨人】俺「安価で巨人を駆逐する」 @ 2024/04/27(土) 14:14:26.69 ID:Wh98iXQp0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714194866/

諸君、狂いたまえ。 @ 2024/04/26(金) 22:00:04.52 ID:pApquyFx0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714136403/

少し暑くて少し寒くて @ 2024/04/25(木) 23:19:25.34 ID:dTqYP2V2O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1714054765/

渾沌ゴア「それでもボクはアイツを殺す」 @ 2024/04/25(木) 22:46:29.10 ID:7GVnel7qo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714052788/

二次小説の面白そうなクロス設定 @ 2024/04/25(木) 21:47:22.48 ID:xRQGcEnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1714049241/

佐久間まゆ「犬系彼女を目指しますよぉ」 @ 2024/04/24(水) 22:44:08.58 ID:gulbWFtS0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713966248/

全レスする(´;ω;`)part56 ばばあ化気味 @ 2024/04/24(水) 20:10:08.44 ID:eOA82Cc3o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1713957007/

君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1713885444/

2 :これまでのあらすじ ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/06(木) 02:19:27.20 ID:oXzjIjQ0

☆『禁書目録編』(全10話)

―「世界」の壁を越え、「学園都市」に来訪せしディアボロ
―「命の恩人」の上条と共に、「大統領」のエージェントに立ち向かう
―魔術師の協力もあり見事、囚われの姫君、インデックスの「救出」の成功

・挿話1:大統領閣下のエージェント、あるいは神の忠実なる下僕
―「神父」の陰

☆『超電磁砲編』(現在、第8話まで)

―脱獄した音石明、学園都市に侵入。追う、杜王町御一行。
―見え隠れする「矢」の陰。佐天さんもスタンド使いにッ!
―上ボロ参戦。蠢く木山先生。決戦の時迫るッ!←今ココ


・簡単な時系列

7月13日―音石侵入
7月19日―承太郎一行、学園都市に到着
7月20日―ディアボロ来訪
7月21日―インデックス来訪、VSエージェント戦、佐天さんが音石に『矢』で刺される
7月22日―上条さん、怪我の昏睡より覚醒
7月23日―インデックスの『首輪が外れる』
7月24日―ステイル、神裂はイギリスに帰還、上条さん、音石に『矢』で刺される。
     ―美琴、佐天さんに襲われる。その後、美琴一行、承太郎一行と合流
7月25日―美琴・仗助、上条さんと接触。上条さんも「音石追跡隊」に加わる。
     ―黒子・億泰・噴上、蛇谷と交戦、勝利。
     ―承太郎とディアボロ接触、その後『ヨーヨーマッ』と遭遇戦
     ―佐天さん・初春が、変態二人に襲われる。ディアボロ介入で西戸撃破
     ―続けて佐天さんが「おじさんX」を撃破
     ―ディアボロ、「この世界」の自分の死と「パッショーネ崩壊」を知る
7月26日―蛇谷、「おじさんX」の死亡が知らされる
     ―九死に一生の西戸の証言、冥土返しの助言により、木山春生の名前が浮上
     ―木山春生、「ジェイル・ハウス・ロック」で「警備員」の一隊を撃退←今ココ

3 :これまでのあらすじ ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/06(木) 02:19:54.34 ID:oXzjIjQ0

☆音石の『矢』に刺されて発現した『スタンド使い』達

・本体名:スタンド名

・佐天涙子:ジャンピン・ジャック・フラッシュ
・蛇谷次雄:リンプ・ビズキット
・『警備員』の西戸:グーグー・ドールズ
・浜面仕上:発現済み(現状では詳細不明)
・そばかすの少年(マナブ):『取り立て人』マリリン・マンソン
・『所長』こと『おじさんX』:ヨーヨーマッ
・F・F:フー・ファイターズ
・木山春生:ジェイル・ハウス・ロック
・『少女』:???
・ココ・ジャンボ:ミスター・プレジデント
・上条当麻:発現せず(スタンドが目視可能に)


☆主な勢力(登場済みのみ/名前のみ登場も含む)

・上ボロコンビ
・学園都市能力者勢(表):御坂など
・学園都市スタンド使い:佐天など
・音石と木山とその協力者
・必要悪の教会:ステイルなど
・杜王町御一行:仗助など
・SPW財団:承太郎など

・アメリカ合衆国:ヴァレンタイン大統領
―シークレットサービス:マイク・Oなど

・DIOの遺産:『神父』など

・学園都市暗部:アレイスターなど
・現状不明:浜面、ジョルノ

・ネアポリスのギャング:ブチャラティなど
4 :現状報告 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/06(木) 02:20:40.48 ID:oXzjIjQ0

次回の投下は、1/8土曜日の事になりそうです
5 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 02:24:21.64 ID:oW35QoMo
>>1
おつー
気長に待ってます
6 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 03:04:32.86 ID:Gqy/LcAO
>>1
続きが楽しみだ
7 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 03:26:52.66 ID:JbtdfLso
シルバー>>1オッツー!
8 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 03:52:08.52 ID:qYZD2gAO
スレ立て乙
報酬にマンハッタン島をやろう
9 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 07:57:43.19 ID:zhEcBEAO
知るが良い!世界の真の能力こそ正に>>1に乙する能力だということを!!
10 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 08:11:25.62 ID:Ajh7zfAo
祝福した
11 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 09:22:35.61 ID:p4T2KjYo
>>7-1000………もう1に乙はしたのかい?
まだだよなァ

初めて >>1乙したのは >>7-1000ではないッ!
この>>6だッ!――――ッ
12 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 09:38:00.38 ID:I0NHj6.0
>>1乙!>>1乙ゥッ!
13 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 09:48:16.63 ID:QiB5OEQo
次におまえは>>1というッ‼
14 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 10:07:57.44 ID:TwF9AoSO
>>1乙ッ!……はっ!
15 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 14:25:41.22 ID:G3QQnGIo
大切なのは『>>1乙する意志』だと思っている。

>>1乙する意志さえあれば、たとえ今回はスレが埋まったとしても、いつかはたどり着くだろう?向かっているわけだからな…違うかい?
16 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 19:14:28.54 ID:MYm4Mns0
>>1乙だ・・・・・・スレは加速する
17 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 21:11:07.61 ID:5efpkUoo
LESSON2は『>>1には乙をする』………だ!
18 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 21:50:04.78 ID:aQZsxPo0
まず最初に言っておく、おまえはこれから『>>1乙』というセリフを……4回だけ言っていい
いいな…『4回』だ。オレも子供の頃、オヤジからそう言われた
19 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/06(木) 21:55:26.16 ID:3X./.XI0
い・・・>>1乙だ!一乙ッ!く…くそッ!>>1乙としか言いようがない!
なんなんだこのSSは!帰宅するたびにリロードしてしまう!
>>1乙だッ!
ほら4回言ったぞ>>18ッ!頼む!俺はどうしたらいいんだッ!
20 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/06(木) 22:27:07.91 ID:7pa.ZBo0
今のは一回にしか勘定しねえからな
あと3回だ。あと3回言った時やる
落ちつけ・・・あと3回だ。>>1乙と言え
21 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/06(木) 22:30:50.73 ID:p.zfrHE0
試してみる価値はある・・・
私の>>1乙より・・・君の方が素早いと?
22 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/06(木) 23:04:09.14 ID:eDLxMOc0
スピードワゴンはクールに>>1乙るぜ
23 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 00:45:33.60 ID:4rgoDUAO
こいつらは『>>1乙』だけで1000まで埋められるだろう
それだけの『凄み』がある
24 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 08:01:54.60 ID:hYu8p5Eo
前スレでの1 ◆K/7LL5shlsのレス数:163
糞レスで埋めんじゃねーよカス共
25 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 08:07:44.67 ID:6o9o3nMo
>>24
オマエモナー
26 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/07(金) 09:22:22.64 ID:548YrGM0
>>24
俺の名はオマエモナープラント
27 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/07(金) 10:37:13.41 ID:xS/DyoAO
>>1・・・今、君に言えなかった『乙』。僕のところにある・・・
長い廻り道だった
本当に本当に
長い廻り道・・・

完全なる黄金の『新スレ』
―そして『>>1乙』は残り一発まだある
28 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 17:15:51.11 ID:YVqAf2AO

>>1

そして土曜日だッ!!

29 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/08(土) 19:23:33.70 ID:EeyopeA0
>>28
『土曜日に再開するかも』とキッパリ言ったばかりだったのに…スマンありゃウソだった

いや、まじですみません。再開は明日、1/9、日曜日になります。
これは確定。今度こそ変更無し。ついでに言うと、多分投下は昼ごろになります。
しかし前回の投下(第8話)が確か1/1〜1/2の日付マタギだったから…まるまる1週間空いてしまったのか…

つうか、ここんところ投下予告を翻しすぎですよね。本当に申し訳ない
30 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 19:58:34.61 ID:mpCgVk2P
全部許可してやる
31 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 19:59:10.70 ID:sT4vBV2o
半分だけ許可する
32 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 19:59:36.72 ID:KjhW9D6o
その予定を固定する
33 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/08(土) 22:58:58.06 ID:fZcGUQko
その予定を真っ二つにして額を狙う
34 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 01:47:31.41 ID:bSJV8Eco
その予定には夢がある!
35 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 01:57:22.31 ID:KjGOlPgo
明日って、今日さ!
36 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 04:35:16.87 ID:tc4KJcc0
投下は今日になった――皆が無意識にのうちにとっていたのは“支援”の姿であった――
文句は言わなかったが、ジョジョネタ(しえん)があった――奇妙な応援があった――
37 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 12:09:24.73 ID:PhOKc7Y0
本日、午後3時半から再開いたします
38 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 12:10:35.55 ID:J/rR4zko
ウィッシュ!
39 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 12:13:31.16 ID:obYoCHso
イヤッホォォオオォオォォォォウ
40 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 12:32:39.90 ID:1z3/ssAO
ここまで>>1のレスが少ないのも珍しい
41 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:17:59.62 ID:2k7l/uI0
>>40
俺もだけどVIPから流れてきたのが多いんだろうよ
で、>>1は雑談許可してるから盛り上がりすぎてすぐに1000までいく
42 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:19:20.51 ID:bfkkptY0
どうせこのレベルの名作ならまとめサイト乗り放題だから大丈夫
43 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 15:30:09.75 ID:PhOKc7Y0
時間です 再開します
44 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:30:14.30 ID:huuOqtso
ザ・ワールド
45 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 15:31:48.23 ID:PhOKc7Y0


黄泉川「何が起こってるじゃんッ、鉄装ッ!」
黄泉川「落ちついて、ちゃんとッ、正確にッ、報告するじゃんッ!」

黄泉川愛穂は、『警備員』専用のパトーカーで『現場』へと急行しながら、
無線で必死に先に『現場』へと向かい、『木山春生』と接触している筈の『警備員』達に連絡を取っていた。
無線の先にいるのは、同じ『警備員』にして、彼女の飲み友達の『鉄装綴里』である。

鉄装『は、はいッ!えーと私達は…木山春生を発見して…』@
鉄装『木山が大人しく降伏したので確保しようとして…』A
鉄装『そしたら木山が突然拳銃を天に向かって発砲して…』B

無線の先の鉄装が急に黙り込み、会話に不自然な間が空く。
すると…

鉄装『あれ…?黄泉川先生?何で私、黄泉川先生と無線で話してるんだっけ…?』@

鉄装『あ、あれ…それよりここ何処ですかッ!?私はここで何を…?』A
鉄装『そうだ…ッ!木山春生を…木山春生の確保を…』B
鉄装『あッ!木山春生が発砲をして…』@

鉄装『あれ…なんで私、無線機なんて持って…通信先は…黄泉川先生?』A

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

黄泉川「……ッ!?」
黄泉川「(またじゃん…さっきからこれの繰り返しじゃんッ!?)」
46 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:33:31.64 ID:bfkkptY0
やっぱ強すぎるよ
47 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:33:59.40 ID:QqODyVIo
こいつ逃げる側に回るとほぼ不落だよな
48 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 15:34:55.46 ID:PhOKc7Y0

黄泉川は思わず頭を抱えてしまいそうになる。
何度、この単調な問答を繰り返したかわからない。
それでも鉄装に向かって怒鳴ったりしないのは、明らかに彼女の様子が『異常』だからだ。

鉄装綴里は『警備員』としてはドジで頼りない所もあるが、
それを差し引いて考えても、何度も何度も同じ内容の問答を繰り返す程マヌケでもないし、
現状はもはやマヌケを通り越して『異常』そのものであったのだ。

今から10分ほど前、『警備員』の張った非常線の一つに『木山春生』が引っかかり、
意外にもさしたる抵抗も無く彼女を確保できたかと思った…正にその矢先、
鉄装らのいる現場で意味不明の大混乱が起こり、その隙に木山は悠々と逃げ出してしまったのである。
今、黄泉川がほとんど単独で木山を追い掛けているのが現状だ。

黄泉川「(…『3つ』じゃん)」
黄泉川「(…『3つ』以上の内容を覚えている事ができてないじゃん)」

黄泉川が鉄装と会話していて気がついた事。
それは、今の鉄装が『3つ』以上の情報を記憶できず、
『4つ目』の情報を記憶した際に、最初の『1つ目』を忘れてしまうと言う事だ。

黄泉川「(しかも…『そう』なってるのは、鉄装だけじゃないみたいじゃん)」

カーナビ状にパトカーの内装に取り付けられたモニターには、
鉄装と同じ状態に陥っているのか、茫然としては混乱し、
混乱しては呆然とする、といった行動を何度も繰り返す『警備員』達の姿が見える。

黄泉川「(どういう事じゃん?木山春生は…単なる科学者じゃん?どうしたらこんな芸当が?)」

『書庫(バンク)』を参照したが、
木山春生は大脳生理学、特に『AIM拡散力場』を研究する一科学者に過ぎない筈だ。
その経験を生かして、鉄装らの『海馬』を乱す『何か』をしでかした?

黄泉川「(でも、これだけの大勢の人間の脳に同時に干渉するなんて…)」
黄泉川「(そうとう大がかりな装置が無いとできないじゃん)」
黄泉川「(木山がそんなもの持ってる様には見えないじゃん?)」

だとすれば『ガス』か何かを用いたと言う事だろうか?
いずれにせよ、現状では情報が少なすぎて、木山が何をやったか完全に理解する事は出来ない。
49 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:37:52.33 ID:bfkkptY0
能力を食らわないで観察できるってのはでかいな
50 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 15:39:04.96 ID:PhOKc7Y0

黄泉川「(見えたッ!)」

そうこう考えているうちに、
自車の前方に木山の乗るランボルギーニ・ガヤルドが見える。
これ見よがしにスポーツカーに乗っている割には、スピード自体はそれほど速くは無い。

黄泉川「(ふん…自信満々じゃん…急ぐ必要は無いッ…って感じじゃん)」

黄泉川はアクセルを全開にして木山のガヤルドを追いぬくと、
ドリフトをしつつ、木山の進行方向を塞ぐように停車させる。

『警備員』の小隊をまるまる一人で無力化した様な女だ、
自分一人でどうにか出来るか解らないが、混乱した現状では増援は碌に望めず、
この女をこのまま放置して置くのは、『警備員』の沽券に関わる。

黄泉川は『ガス攻撃』を警戒してガスマスクを着け、
ポンプアクション式のショットガンの銃口を木山の車に擬しつつパトカーの外に出る。
装填されているのは暴徒鎮圧用のゴム弾では無く実弾だ。
手心を加えて対処出来る相手では無い。

黄泉川「大人しく両手を頭の後ろに組んで出て来いッ!
黄泉川「それ以外は一切の行動を許可しないッ!すれば容赦なく発砲じゃんッ!」
黄泉川「勝手に喋っても撃つッ!クシャミしても撃つッ!黙ってても指示に従わなければ撃つッ!」

木山は大人しくガヤルドの運転席から出て来る。
しかし油断は出来ない。鉄装達もここまでは何の問題も無かったのだ。
問題はここから…

木山「………『ジェイル・ハウス・ロック』」ボソリ
黄泉川「勝手に話す事は許可しないじゃぁぁぁぁぁぁんッ!?」
黄泉川「テメーマジでぶっ放され…」









黄泉川「あれ…?何で私、こんな所にいるじゃん?」@

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

51 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:47:12.09 ID:KjGOlPgo
まるで呪いだよな
52 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 15:47:14.49 ID:PhOKc7Y0

御坂「あ、運転手さん、そこを右にお願いします」
運チャン「あいよ」

上条「………」
ディアボロ「どうした上条?」
上条「いや、こう…タクシーで誰かを追っかけまわすなんて映画みたいなシチュエーションだな―と」
御坂「何、呑気な事言ってんのよ…あ、そこを左です」
運チャン「あいよ」

今、上条、ディアボロ、そして御坂の3人は、
タクシーで『木山春生』を追跡していた。
3人しかいないのは、他の『音石追跡隊』のメンバーにはそれぞれ他にやらねばならない事ができたからだ。

上条「しかし、こう言う場合、『本命』である事を願うべきなのか」
上条「それとも『外れ』であることを願うべきなのか…はたしてどっちなんでしょーねー」
御坂「そんなもの『本命』に決まってるでしょ!わ、私とアンタの…ふ、2人であの女を捕まえるんだからッ!」
ディアボロ「(……俺は人数外か)」

今、上条が『本命』と言う言葉を口にしたが、
その所以、実は『木山春生』が…

白井「どういう事ですの…?」
白井「『木山春生』が同時に『3か所』で…?」

『3人』に分裂してしまったからに他ならない。

当初、『木山春生』の存在が確認されていたのは、
鉄装らの張っていた非常線の箇所だけだったが、
彼女が『警備員』に確保されそうになって、逃亡したちょうどそのころ、
『学園都市』内部の別の2箇所で、何と木山春生の姿が新たに確認されたのである。
53 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:57:02.72 ID:QqODyVIo
ボス人数外www
54 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 15:57:12.62 ID:CSbupK.o
投下きてた。

にしても本当厄介なスタンドだな。
55 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 16:02:27.70 ID:PhOKc7Y0

白井「『肉体変化(メタモルフォーゼ)』…?そんなの『学園都市』でも3人しかいませんのに…」
白井「それとも『認識』を操る能力ですの?でも機械の目を通してもなお、通じるレベルと言うと…」
初春「単純なメーキャップかもしれませんよ、白井さん」

白井は、顎に手をやって考え込んだ。
ここは『学園都市』だ。1人の人間を疑似的に数を増やす手段ならば幾つも可能性がある。
しかし今問題なのは木山が分裂した『手段』では無い。

白井「どれが『本物』か…という話ですの」

そう、どれが本物の木山春生なのか言う事が問題だ。
偽物にかまっている内に本命に逃げられたのでは笑い話にもならない。

承太郎「…幸い、こっちには人数がいる」
承太郎「『3手』に別れるしかないな」

承太郎の提案通り、『音石追跡隊』一行は、
3手に別れて木山を追う事になった。

上条、ディアボロ、御坂の3人が例の『警備員』から逃げた木山を追い、
白井、億泰、噴上の3人が、『サイドテールの少女』と同行しているらしいもう一人の木山を、
仗助、承太郎、佐天の3人が、何やら大人数を引き連れた別の木山を追う。

初春はこの『第一七七支部』に残ってオペレータ役に徹し、
インデックスは完全に単なる御留守番である。
56 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:14:37.33 ID:2k7l/uI0
分裂ってことはあいつの出番が来たか
57 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 16:15:25.09 ID:PhOKc7Y0

上の様な組み分けになったのは、無論ちゃんとした理由がある。
まず、道に詳しい『学園都市』内部の人間が最低一人は各組に必要な為、
そして、各組に『スタンド使い』が必ず一人以上必要だったからである。

承太郎「他の木山春生がどうだか知れねーが」
承太郎「『警備員』とやらかしてた木山は恐らく『スタンド使い』だ」
白井「間違い無いですの」
承太郎「カメラ越しだから、はっきりとは見えなかったが…」
承太郎「確かに木山と言う女は『スタンド』らしきものを出していた」
白井「…何て事ですの」

一体、この『学園都市』で何人の『スタンド使い』が生まれたと言うのだろうか。
このまま音石を放置し続けていれば、ますます数を増やしていくのだろうか。
いよいよ音石を放って置く事が出来なくなった様だ。

承太郎「それだけじゃない。音石の野郎が、3人の内の誰かに同行している可能性がある」
承太郎「だとすれば、やはり『スタンド使い』が居ない組が出来るのはまずいぜ」

『スタンド』は『スタンド使い』にしか視認できない上に、
ただでさえ音石の『スタンド』は奇襲に向いているのだ。
『能力者』だけの組では、その奇襲に対応できない可能性が大なのだ。
58 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shlsVID(Tes):sN0oUoK0 [saga]:2011/01/09(日) 16:31:40.95 ID:PhOKc7Y0

白井などは御坂と組めない事に苦言を呈し、
佐天は仗助と組むことに渋い顔をしていたが、
結局、上記した組み分けに決定し、各々が、それぞれの木山への追跡を開始したのだ。

御坂「よしッ!ここで待っていれば木山春生を待ち伏せ出来るわね」
上条「車に乗ってるらしいけど、無理矢理突っ切られそうになったらどうすんだ?」
御坂「何のために私がいると思ってんのよ。私が止めるわよ」

タクシーから降りた一行は、
交通規制で車が一つも居なくなったハイウェイの真ん中で木山春生を待ちかまえていた。
『学園都市』の監視網を使えば、木山の位置を知るだけならば容易い事であり、
故に待ち伏せするのも難しい話では無い。

上条「気をつけて下さいよ、御坂サン。アナタの電撃は音石の『スタンド』には厳禁なんですからねー」
上条「敵をビリビリさせるどころか、むしろ充電しちゃう訳でして…」
御坂「何度も念を押されてるから、それくらい改めて言われるまでも無いわよッ!」
御坂「で、でも…私は『スタンド』が見え無いし…そいつが出て来たら見えるアンタがちゃんと教えんだからねッ!」
上条「解ってるよビリビリ…これ以上、事態が面倒に成るのもは嫌だしな」
御坂「ビリビリいうなッ!」

ディアボロ「(…上条に気があるのは丸解りだが…)」
ディアボロ「(ことさら、俺を無視するのはどうなんだ?オレモスタンドミエルノニ)」
59 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):XOcW6KWo [sage]:2011/01/09(日) 16:33:26.03 ID:kfSJdw6o
ボス…強く生きろよ!
60 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):goVjdH2o [sage]:2011/01/09(日) 16:38:24.22 ID:CSbupK.o
ボスェ・・・
61 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):unas1qmo [sage]:2011/01/09(日) 16:40:20.52 ID:IzomlEAo
見える・・・目のあたりが影になっている脇役ポジションのボスがッ・・・・!
62 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):P86i1/10 [sage]:2011/01/09(日) 16:42:43.16 ID:tc4KJcc0
ボスはエピタフがあるから上条さんよりも早く発見できるはずなのに…不憫だ…
63 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shlsVID(Tes):sN0oUoK0 [saga]:2011/01/09(日) 16:44:33.89 ID:PhOKc7Y0

上条らとチームを組んでから、
御坂は何かにつけ上条に突っかかっているが、
それが明らかに好意によるものなのは一目瞭然だ。
やや尖って見えるのは、間違い無く照れ隠しのせいだろう。

ディアボロ「(この男…女心にはとことん鈍いようだな)」
ディアボロ「(あれだけ『男前』なら言いよって来る女も少なくないだろうに…オヤクソクトイウヤツカ?)」
ディアボロ「(しかし…)」

微笑ましくじゃれ合う上条と御坂を見ているディアボロが思い出すのは、
彼の娘である『トリッシュ・ウナ』の事だ。彼女も御坂美琴と殆ど年齢が違わなかった筈だ。

ディアボロ「(彼女も、この御坂美琴の様に誰かを好きになって…こんな風にじゃれ合ったりしたのだろうか?)」

殆ど、互いに何も知らない親子だった。
かつてのディアボロに取っては始末すべき対象でしか無く、
トリッシュに取っては生まれて一度も会った事の無い男で、
しかも自分をわざわざ呼び寄せて抹殺しようとすらした男だった。
心が通じ合う云々以前に2、3の言葉すらマトモに交わした事すらなかった。

そんなトリッシュの事が、御坂美琴を見ていると無性に思い出される。
不意に、娘に会いたい…そんな思いすら浮かんでくる。

ディアボロ「(…何をいまさら)」

ディアボロは静かに自嘲する。

64 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りしますVID(Tes):EjVBJtmo [sage]:2011/01/09(日) 16:44:48.99 ID:9.lFWe.o
行動で示せば良いのだよ
65 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shlsVID(Tes):sN0oUoK0 [saga]:2011/01/09(日) 16:45:49.56 ID:PhOKc7Y0
ミス発見

>心が通じ合う云々以前に2、3の言葉すらマトモに交わした事すらなかった。
→心が通じ合う云々以前に2、3の言葉すらマトモに交わした事もなかった。
66 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 16:48:20.85 ID:ncEffHo0
トリッシュと上条さんがくっつけば
ずっと上条さんと一緒に居られるね!
67 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:50:02.28 ID:CSbupK.o
今ならトリッシュさんも許して・・・・・・・くれるのだろうか・・・


望み薄だな。がんばれボス。
68 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:51:37.27 ID:ihhpWAU0
今更だけどインデックスとディアボロの関係は妻側の連れ子で妻はもう亡くなっている設定にすれば
似てない、匂いが違うなんて突っ込まれたんじゃないだろうか
69 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:54:16.18 ID:CSbupK.o
>>68
結局突っ込まれてんじゃねえかwwwwww
70 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:54:21.24 ID:bfkkptY0
ボスも許してもらおうなんて思ってないだろう…
71 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:55:04.42 ID:obYoCHso
>>68
突っ込まれてんじゃねぇかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
72 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 16:58:52.72 ID:9.lFWe.o
というかトリッシュに対して郷愁的な感情持ってるってのはちょっとないね
73 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 17:00:59.75 ID:PhOKc7Y0

ディアボロ「(何が『会いたい』だ…どの面を下げてトリッシュに会うというのだ)」

『この世界』での出来事ではないとは言え、その存在を疎み、自ら殺そうとした娘である。
いまさら会って、どんな言葉を交わすと言うのだ。自分は娘の好きな音楽すら知らないと言うのに。

ディアボロ「(『繋がり』…かつては疎ましく思ったものだが…)」
ディアボロ「(俺はそういう物を求めているのだろうか?)」

こんな事を考えてしまうのは、やはり自分の心が弱くなった証拠だろう。
かつては一人、王座の頂に独り立つ事に何の苦痛も覚えなかったと言うのに…
今は誰かが恋しくて仕方が無いとは…もはや喜劇の世界だ。

ディアボロ「(そう言えば…『ドナテラ・ウナ』…彼女はまだ生きているのだろうか?)」
ディアボロ「(既に死んでいるとすれば…トリッシュは今、一人ぼっちなんだろうか?)」

一度考え始めると、女々しいと自覚していても、
次々と娘の事が気になって仕方が無くなる。ああ、何と自分の変わってしまった事だろう。

ディアボロ「(…会わずとも、今、何をしているかぐらいは知っておいたとしても…)」
ディアボロ「(それぐらいならばきっと…)」

許されるだろう…と、そんな事を考えていた時だった。
遠くから、ハイウェイを駆ける一つの車のエンジン音が響いてくる。
74 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:07:02.43 ID:xbtUnoDO
ボスどころか俺達もトリッシュの好きな音楽知らないんだよな
他の奴らのプロフィールには全員好きな音楽が書いてあるというのに
何故かトリッシュのだけ無い
75 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 17:11:35.66 ID:PhOKc7Y0

ディアボロ「(チッ…人が考え事している時に…無粋な奴だ…)」
ディアボロ「来たようだな」

上条「!」
御坂「!」

ディアボロの言葉に、じゃれ合っていた上条も御坂も表情を引き締めた。
…反応したと言う事は、御坂も一応ディアボロの存在を認識していた物らしい。
何処かの『■■』の様に『視覚阻害』にあっていたわけでは無い様だ。

待ちかまえる3人の前で、
何と律儀にも木山のガヤルドは停車した。
直接出てきて『カタ』をつけるつもりの様だ。

木山「…『超電磁砲』…御坂美琴か。まさか君まで出て来るとはね」
木山「それに…君は確か…前に会ったな?あの時はどうもありがとう」

ディアボロ「知り合いだったのか?」
上条「いや…前に道案内してあげた程度の間柄だよ」
御坂「フーン…」ジトー
上条「何でジト目なんでせうか?」
御坂「べつにーなんにもー」

相変わらずじゃれ合いながらも、
御坂も上条も、木山からは一片たりとも意識を離していない。
まだ若いとは言え、それぞれそれなりの修羅場をくぐっているのだ。
76 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:13:53.87 ID:5wgEsJYo
>>75
おいおいDIOが出たときの最終兵器に何てことしやがる
77 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:14:08.35 ID:CSbupK.o
>>何処かの『■■』の様に『視覚阻害』にあっていたわけでは無い様だ。

・・・何だったっけかこれ・・・
78 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:17:25.79 ID:bfkkptY0
姫神さんじゃないの?
79 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:18:28.60 ID:bfkkptY0
あっごめんわかってていったんだよなすまん>>77
80 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:18:35.16 ID:9.lFWe.o
美琴ちゃんにはキング・クリムゾンの能力教えてないのかな
時を消し飛ばすとか言われたらそれなりに興味持ちそうなもんだし
81 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:25:28.19 ID:W7u8Cv+0
>>80
そこまで信用してないんだろう
82 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 17:27:40.66 ID:sN0oUoK0

木山「ふむ…御坂美琴…君が私の元に来た理由は恐らく『幻想御手』の一件なんだろうが」
木山「上条君…だったかな?君と隣の知らない誰かが居るのは…」

木山「やはり『音石明』の一件かな?」

御坂「!…やっぱりアンタ…ッ!」
木山「ああ…私は音石君と組ませて貰ってるんだ。彼の『スタンド』は実に役に立つからね」
木山「ギブ・アンド・テイクさ…私の『目的』に彼にも協力してもらったんだよ」

やはり木山春生と音石明は組んでいたようだ。
しかし木山春生の『目的』とは何であろうか?
『幻想御手』による『共感覚性』を利用して、
使用者の脳を連結し、巨大な『脳』のネットワークを構成する…
現状から推測されている木山が『幻想御手』をばら撒いた理由だが、
これもあくまで『手段』であって『目的』では無いのだ。

上条「アンタ…何でこんな事しでかした?」

上条が木山に静かに問うた。
語調は静かだが、その語気の端には、確かな怒りが感じられる。
大勢の人間を昏睡に追い込み、しまいには死人すら出しているのだ。
上条が怒らない道理は無い。
83 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:31:02.31 ID:goVjdH2o
>>79
いやリアルでなんのことか忘れて(ゲフンゲフン
84 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:32:02.62 ID:goVjdH2o
>>83
何かID変わってるけど>>77です。
85 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:34:02.61 ID:+5LRB/d0
>>80
これから体験するかもしれんが、教えるならある程度は信用されんとな

決まればほぼ無敵のジェイルも、上条さんとは相性悪いと思うのはオレだけ?
86 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:38:17.84 ID:+5tyX1yo
あれは効果は絶大だが攻撃翌力皆無だしな
サバイバーと組み合わせれば人類滅ぼせそうだが
87 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 17:40:44.05 ID:sN0oUoK0

木山「…君が2人も『死人』を出した事に怒っているなら…」
木山「それに関しては弁解しない。私の責任だ」
木山「音石君がまさかあそこまでやるとは思っていなかった…私の認識が甘かったんだ」

上条「?…アンタ、音石と組んでるんだろ?」
木山「組んでいるとは言え、あくまで最低限の協力関係なんでね」
木山「彼のやることにいちいち干渉していた訳じゃないんだよ」
木山「気がついた時は彼らは殺されていた…正直な話…『そこまでするか普通』という心境だよ」

???『オイオイ…木山センセイよぉ〜…その言い方は無いんじゃねぇのぉ〜』
???『あそこで口封じをちゃんとやっとかないと…アンタの事、バレたかも知れなかったじゃねーかぁ』

木山と上条の会話に、突然、見知らぬ男の声が割り込んでくる。
上条、ディアボロ、木山は即座に声の方を向くが、
御坂だけは何が起きているか解って無い様子だ。

三人の視線の先に居たのは。
光り輝く恐竜の様な形状の『スタンド』…上条、ディアボロは即座に気がついた。
伝え聞いていた姿と同じだッ!
コイツはッ!

上条「音石明ッ!」
ディアボロ「『レッド・ホット・チリ・ペッパー』かッ!」
88 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:42:09.24 ID:W7u8Cv+0
>>85
上条さんと相性のいいスタンド能力なんてほとんどないだろう
どのスタンドも決まれば無敵なの多いし。てか全部そう
89 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 17:45:51.11 ID:8vT3BpAO
上条さんはドラゴンズドリームでも常に大凶の方角にいるのだろうか
90 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:48:28.08 ID:U+5exySO
不意打ちせずに普通に姿を見せるとは意外
91 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 17:55:47.84 ID:4WhXMpdmo
>>88
上条さんは能力よりも単純なパワーに弱そう
原作アックアにも苦戦したし、超スピードでムキムキな近距離パワー型には敵わないんじゃないかな
スタプラとかザ・ワールドとか
92 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 17:57:31.90 ID:asN0oUoK0

木山のガヤルドのバッテリー部分から、突然姿を現したのは、
恐竜、特に『パキケファロサウルス』を連想させる、
人型の光り輝く一つの『像(ヴィジョン)』…ついに姿を現したのだ。
この『学園都市』に潜んでいた『スタンド使い』の悪党、
音石明の『レッド・ホット・チリ・ペッパー』だッ!

木山「…出て来たのか。意外だな。てっきり隠れているつもりかと」
レッチリ『ヘヘヘ…ホントはそのつもりだったが…そこに「電撃女」が居るとなると話は別だ』

『レッド・ホット・チリ・ペッパー(以下、R・H・C・Pと略称)』が、
木山春生の体に纏わりついた、一瞬、木山が本気で嫌そうな顔をしたが、
直ぐに、音石の意図する所に気がついた様だ。

木山「成程…そういう訳か」
レッチリ『へへへ…そういう訳だ』

上条「野郎…御坂の『電撃』をッ!」
ディアボロ「最初に封じて来たという訳か」

『R・H・C・P』はバッテリーの様に電気を吸収する性質があり、しかも吸収できる電気の量には際限が無い。
これで完全に、御坂の主力の『電撃攻撃』は殆ど封じられたと言っていい。

レッチリ『知ってるぜぇ〜そこ小娘…この街最強の『電撃使い』なんだって言うじゃねぇか〜』
レッチリ『それを利用しない手は無いぜぇ〜』

93 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 18:01:00.59 ID:y+5tyX1yo
アックアは瀕死に押さえたからか大丈夫だったが
いざ殺そうとするとフィアンマビビらせた例のアレが来たりな

>>91
キッスも何故かステータス最強クラスだよな
94 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 18:01:25.73 ID:xW7u8Cv+0
>>91
スタンドは強制解除じゃなかったっけ?
まあ普通に殴り合いすればけんか慣れした程度の高校生だから勝てるんだろうけど
もしジョジョバトルだったら能力をださない(だせない)不気味さとか能力が効かなくて焦る相手の隙をつく感じになりそうだな
まんま一方通行バトルと一緒だけど
95 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 18:02:23.53 ID:Y0Zxbc6h0
>一瞬、木山が本気で嫌そうな顔をしたが、
木山先生wwwwwwwwww
それと音石羨ましい野郎だな俺とかわれ
96 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 18:02:55.81 ID:keWySReOo
さてジェイルをどうするか
97 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 18:06:42.08 ID:xW7u8Cv+0
キッスってスタンドにも使えるんだっけ
98 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 18:10:55.28 ID:asN0oUoK0

上条「…チッ。でも出てきて良かったのか?」
上条「ぎりぎりまで隠れてりゃ…上手く御坂の電撃を喰らって、パワーアップできたかも知れないのによ」
ディアボロ「(わざわざ姿を現した…どういう意図だ?)」
ディアボロ「(上条の言うとおり、ぎりぎりまで隠れていれば良い物を…)」

しかし意図が読めない。
御坂が電撃攻撃を放ってからでも、姿を現すには遅くは無い筈。
加えて、御坂の電撃を吸収してパワーアップする方法を自ら封じてしまっている。

レッチリ『キキキ…こっちにも考えがあるんだよぉ〜なぁ、センセイ』
木山「ああ、機転が利いて助かるよ」

御坂「ねぇ…」

ここで、今まで一人黙っていた御坂が初めて口を開いた。

御坂「アンタら…何と話をしてんのよ…ひょっとして」
御坂「木山春生に纏わりついてる…その意味不明な『電荷の塊』と話をしてんの?」
御坂「それが例の『スタンド』ってやつなの?」

上条「…え?御坂、お前、ひょっとして…?」
御坂「み、見えてるのよ…アンタらと同じように見えてるかどうかは解らないけど…」
御坂「何これ気持ち悪い…変で不自然な『電荷の塊』が浮いてる…」
99 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 18:30:37.61 ID:asN0oUoK0

最強の『電撃使い』たる御坂美琴は、
『電磁力線』を自身の目で直接視認する事が出来る。
一方、『R・H・C・P』は電気と『一体化』する『スタンド』。
故に、彼女は『スタンド』の『像』は見えずとも、一体化した『電気』を見る事は可能なのだ。
しかし、彼女からするとそれが酷く不自然な『電気』の動きに見える訳で、
故に、『気持ち悪い』と感じたのだ。

レッチリ『気持ち悪いとは御挨拶だなぁ〜…ま、俺の言ってる事は聞こえて無いみたいだけどよ〜』
レッチリ『ま、そんな事はどうでもいいんだ。所で、何で俺がお前達の前に姿を現したかだけどよ〜』

聞いても居ないのに『R・H・C・P』が何やら語り始めた。
それを聞きつつ、上条とディアボロはこっそり、ゆっくり木山へと間合いを詰める。

レッチリ『俺が姿を現して、お前らの注意を逸らしてる間に…』
レッチリ『セインセイの「攻撃」を「完了」させる為さぁ〜』

上条「!」
ディアボロ「!」

上条、ディアボロの意識が『R・H・C・P』に向いてる隙に、
路面を伝って上条やディアボロの足元に出現してた朧な『像』…
『脳』が剥き出しになった、人型の奇怪な『像』。
大脳生理学者としての木山春生の経験と、
『対象を傷つけずに無力化したい』という彼女の欲望が発現した『スタンド』。
その名は…

上条「コ、コイツ…何時の間に足元にッ!」
木山「君達は『スタンド使い』らしいからな。『気付かれず』に、足元までコイツを伸ばす必要があった…」
上条「ブ、ブチ殺…」

木山「遅いッ!『ジェイル・ハウス・ロック』ッ!」

『ジェイル・ハウス・ロック』。
対象を『記憶の牢獄』に閉じ込める、
別の次元では一人の『看守』が使った『スタンド』…
それが木山春生の『スタンド』だッ!

100 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 18:43:31.70 ID:asN0oUoK0

その『能力』は、対象の記憶を、
『3つ』以上覚える事が出来なくする能力ッ!
直接的戦闘能力は無いに等しいが、一たび決まれば、
相手を事実上の廃人に追い込む恐るべき『スタンド』だッ!

しかし…

ディアボロ「『 キ ン グ ・ ク リ ム ゾ ン 』ッ!」

帝王を監獄に繋ぐ事など誰に出来ようかッ!

上条「!…ディアボロ!」
ディアボロ「貴様の『能力』は何だか解らんが…兎に角、『時を飛ばした』ッ!」
ディアボロ「貴様の『能力』は俺達には発動しないッ!」

『エピタフ』で視た映像で、おおよその危機を予知していたディアボロは、
木山の能力発動に合わせて『時』を飛ばしたのだッ!

これが『キング・クリムゾン』ッ!
空の雲は、ちぎれ飛んだ事に気づかずッ!
消えた炎は、消えた瞬間を炎自身さえも認識しないッ!

ディアボロ「一気にカタをつけるぞッ!上条、間合いを詰めろッ!」
上条「よしきたッ!」

『ピンチ=チャンス』ッ!
足元の『ジェイル・ハウス・ロック』を避ける様に移動しながら、
木山と『R・H・C・P』への間合いを詰める2人。
御坂には『その他大勢』扱いさてれいたが、
ディアボロは腐っても『元帝王』だッ!こんな時は頼りになるヒトッ!

ディアボロ「そして時は再始動するッ!」
101 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:08:36.77 ID:lU+5exySO
よく分からなくても時を飛ばすボス格好良い!
102 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:08:40.70 ID:8+vEdeSwo
この主人公達、相性が良すぎる
小指が赤い糸で結ばれたコンビかチクショー
103 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:10:08.74 ID:8+vEdeSwo
そして時が再始動したね
書き込みに失敗してばっか。……まさかレクイエム!?
104 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:11:01.21 ID:EgoVjdH2o
>>103
おま俺

そして>>帝王を監獄に繋ぐ事など誰に出来ようかッ!
かっこよすぎて濡れた
105 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 19:11:18.03 ID:asN0oUoK0

木山「!…いつ避けたッ!?」
レッチリ『こ…この「能力」はまさかッ!?』
御坂「え、何?今、何が起こったの?」

『必殺の間合い』だった筈が、
気がつけば、左右から上条とディアボロが此方に間合いを詰めている。
しかも、上条はともかく、
ディアボロはその『スタンド』を既に顕現させているッ!
しかしその瞬間を、木山達は目撃していないッ!

木山「ま、マズイッ!」
レッチリ『テメェェェ!まさか「時」を…』
上条「貰ったッ!」
ディアボロ「もう『スタンド』を使う間など与えんッ!」

上条が木山に纏わりついた『R・H・C・P』へと向けて右手を突き出し、
ディアボロが木山へと向けて『キング・クリムゾン』の拳を向ける。
完全に『詰み(チェックメイト)』ッ!
上条とディアボロは自身達の勝利を確信していたが…

御坂「マズイッ!避けてッ!」

御坂が2人に警告を発しつつ、木山の方へと走り出したッ!
何故かッ!彼女は感じ取ったからだッ!
『超能力者』故にッ!木山春生周囲に生じた、
本来ない筈の『AIM拡散力場』の揺らぎを感覚的にッ!

上条「!」
ディアボロ「ナニッ!?」

瞬間、木山春生の周囲の空間が『膨張』したッ!
いや、空間が膨張したのでは無い。
木山春生の周囲に、突如、強力な『風の奔流』が発生したのだッ!
106 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:12:31.98 ID:uKtm+PZVo
この反応・・・まさか音石は『知っている』!?
それか承りのから考えたのか・・・
107 :68 [sage]:2011/01/09(日) 19:17:00.38 ID:wILlekY80
間違えた
突っ込まれてもフォローできたのに、でした

恥ずかしい
108 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 19:19:01.48 ID:asN0oUoK0

上条「おわッ!?」
ディアボロ「ぬぉぉぉぉぉッ!『キング・クリムゾン』ッ!」

上条は『幻想殺し』で直撃は避けた物の、
余波でゴロゴロと吹き飛ばされ、地面に転がる。

ディアボロは直撃したものの、
『スタンド』を身に纏って衝撃を緩和しつつ、
『スタンド』の手でガードレールを掴んで何とか吹き飛ばされるの防いだ。

その間に、御坂が電磁力で周囲の適当な金属片などを木山へと飛ばして、
2人への追撃を防ぐ。電撃を用い無いのは、『R・H・C・P』への対策だ。
しかし…

木山「フン…」
御坂「ッ!?」
御坂「(防がれた…これは間違いなく『能力』ッ!でも…)」

御坂「(どうして木山春生が『能力』をッ!)」

上条とディアボロを吹き飛ばした『風の奔流』…
あれは間違いなく『風力使い(エアロシューター)』の『能力』に依る物であり、
今、御坂の金属片飛ばし攻撃を防いだのは『念動力(テレキネシス)』に違い無い。
だが、何故、『能力開発』を受けていない筈の木山がそれを使う事ができるのだッ!?
しかも複数の『能力』を彼女は使用しているではないかッ!

御坂「デュ…『多重能力者(デュアルスキル)』ですって…冗談でしょ!?」
木山「残念…少し違うな…これは『多才能力(マルチスキル)』だ」

109 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:19:17.62 ID:vEjVBJtmo
エピタフのせいで想定外っぽい反応されると違和感がひどい
110 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:21:06.46 ID:+LGBg1oAO
ジョジョのキャラってやたらと頭の回転速いやつばっかだから
111 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:21:18.50 ID:2ZWHQWJmo
常時発動じゃあないっぽいしな
112 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:27:25.40 ID:IaAHHQJxo
キンクリ中ってディアボロとキンクリにはあらゆるものが干渉できなくなるけど
上条さんにはどうなんだろうね
113 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:27:48.05 ID:4WhXMpdmo
>>109
エピタフ使った直後で再発動してなかったんだろう
114 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:30:23.15 ID:wILlekY80
効果時間中に世界おじさんのサッシ回避してなかったっけ?
115 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 19:35:45.22 ID:asN0oUoK0

完全に『負け犬ムード』だった筈の木山と音石。
しかし、ここにきて、形勢は完全に逆転していた。
彼女達の纏う空気は、完全に『勝者ムード』のそれだッ!

レッチリ『焦ったぜぇ〜まさか「時を止めるスタンド使い」…なのか?』
レッチリ『兎に角、承太郎以外に「時間系」の「スタンド使い」がいるたぁーよぉ〜』
木山「私も少し焦ったよ…実を言うと、自分の『スタンド』をある意味『必殺技』だと思っていたからね…」
木山「でも…」

木山が御坂の方を見る。
その双眸は、充血しきって真っ赤に染まり、
縮小した瞳孔はまるで猫の様に細くなっている。
その異様なありさまに、思わず御坂も顎の汗をぬぐった。

木山「もう出し惜しみはしない。切り札を切らせてもらうとするよ」
木山「私の邪魔をするのならば…全力で君達を排除させてもらう…」

木山が『R・H・C・P』へと右手を翳すと、
そこから『電流』が発生し、『R・H・C・P』へと電力を供給する。

御坂「…『電撃使い』ッ!…やっぱり『能力』を…」
上条「不幸だなぁ〜こりゃちょっとヤバいんじゃないでせうか…?」
ディアボロ「……」

上条とディアボロは一旦、御坂の傍に寄ると、
改めて木山と『R・H・C・P』へと向き直った。

両者ともに、その身に纏う鬼気を増幅させながら、
3人の方へと堂々と向かって来る。

レッチリ『ケケケ…俺たちゃ無敵だ…無敵のコンビだッ!』
木山「さて…『一万の脳』を統べる私に…果たして君達は勝てるかな?」
116 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:40:15.19 ID:y+5tyX1yo
滝壺「多重能力を応援してる」
117 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 19:48:21.58 ID:asN0oUoK0

木山が右手を翳すと、そこに突如巨大な火球が出現し、指先で渦を巻き始める。
それが放たれると同時に、『R・H・C・P』が光の如きスピードで、3人の方へと突っ込んでくるッ!

上条「ダリャアッ!」
ディアボロ「『キング・クリムゾン』ッ!」

上条が右手で、火球を迎撃し、打ち消す。
ディアボロが突っ込んで来た『R・H・C・P』を迎撃し、
その拳のラッシュを全て『スタンド』の両腕で受け止める。

木山「ふ」
御坂「無駄ッ!」

その隙に、木山は『念動力』でハイウェイの標識やガードレールを飛ばして来るも、
今度は御坂が電磁力で飛来物を止めて防いだ。

ディアボロ「…こいつの相手は任せろ。上条と…御坂は木山春生を頼む」
上条「ああいいぜ…『多才能力』だか何だか知らないが…俺の右手でブチ殺すッ!」
御坂「同じくまかされたわッ!『超電磁砲』を舐めるんじゃないわよッ!」

レッチリ『おもしれぇ…相手になってやるぜ、「スタンド使い」ッ!』
木山「2対1か…でも全然負ける気はしないな…」

『音石』VS『ディアボロ』
『木山』VS『上条・御坂』

今、3つに別れた戦端の内の一つが開かれようとしていた…

118 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 19:49:46.21 ID:asN0oUoK0
ここで一旦中断します。
続きは本日夜10時から。一先ず飯を食べてきます
119 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:53:00.14 ID:EgoVjdH2o
了解。
さあ盛り上がってきました
120 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:53:41.51 ID:y+5tyX1yo
さぁ飲みなよ
121 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 19:59:28.59 ID:XOFqYX1dP
追い付いた
ディアボロには俺が居るから無視されても問題無いな
122 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 20:00:58.48 ID:tunas1qmo

とりあえずお前の家にアヴドゥルさんを派遣しておいた
123 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 20:07:17.41 ID:EgoVjdH2o
ギアッチョも派遣しておいた
124 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 20:15:26.61 ID:i8vT3BpAO
10時からか…
みんなサッカー見ないの?
125 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 20:19:45.83 ID:keWySReOo
見ない
126 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/09(日) 20:20:53.22 ID:eGIusJzDO
オマケにマックイイーンも送り込んでやったぜ
127 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 20:29:20.56 ID:vFTC6ogV0
ついでにグッチョさんをくれてやろう
128 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 21:56:38.20 ID:asN0oUoK0
すんません。ちょっと遅れます10時半からの再開です
129 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 22:07:34.14 ID:f3CYL23zo
まあ!K/7LL5shlsったら、いけないひとッ!
130 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 22:20:15.08 ID:EgoVjdH2o
マンインザミラーッ!
>>1の投下延長を許可しろぉーッ!
131 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 22:31:13.15 ID:asN0oUoK0
時間です。再開します
132 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 22:32:21.10 ID:asN0oUoK0

さて、ディアボロ・上条・御坂の3人が、
木山・音石と戦端を開いていた丁度その頃…

白井「くっ…ハァハァ…」

白井黒子は息を切らしながら、
薄汚い路地裏の壁に背中を預ける。

何とか息を整えようとするが、
一旦上がり切ってしまった呼吸は中々元には戻らない。

白井「ハァ…ハァ…ハァ…」

1キロの距離を全力疾走したかの様に息が上がっているが、
汗がほんの僅かに額に浮かんでいるだけなのが奇妙であった。

白井「ッ!?」ガクウッ
白井「(いけませんわ…ちょっとでも気を抜くと足が…)」

足がガクガクして、今にも倒れてしまいそうになる。
眠気が酷く…目がストーンと落ちてしまいそうになる。
さらに言えば、先程から空腹感が凄まじく、それによる脱力感も深刻だ。

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪…

???「たり〜らり〜たらりらり〜」
???「たらり〜らり〜ららりらり〜」
白井「!…もう来たんですのッ!」

あの『奇妙な旋律』と、
それに合わせた奇妙な歌声が聞こえて来る。
『彼ら』が追跡してきたのだッ!
133 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 22:46:32.71 ID:asN0oUoK0

白井「(『テレポート』しなくては…早く『テレポート』して…距離を…)」

『追手』を撒くべく、必死にテレポートして距離をとろうとする白井だったが、
体力を消耗しきっているせいか、上手く演算を行う事が出来ないッ!

???「たらりらり〜…『ザ・ハンド』ッ!」
白井「し、しまった…ッ!?」

『空間』が『削り取られ』、
白井の体が『追跡者』の方へと引き寄せられる。
そして…続けて、第二の『攻撃』もやって来るッ!

???「たらりらり〜『ハイウェイ・スター』ッ!」
白井「うあわっ!?〜〜〜ッッ!?」

引き寄せられ、地面に転がった白井の体に突如、
幾つもの『足跡』が浮かび上がる。
白井に『スタンド』は見えないが、これから『自分が何をされるか』は解る。
なぜなら、先程『彼』のこの『ハイウェイ・スター』の攻撃を受け、
そのお陰で白井はこれほどまでに消耗してしまったのだから…

白井「うぁ…あ…あ…あ…」
白井「(体力が…体力が吸い取られていく…いけませんわ…このままでは…)」

???「もう無理なの。諦めて降参してほしいの」
白井「………」

新たな声がする。どこかおっとりとした感じの少女の声だ。
白井が薄れつつある意識の中、声の方向に目を向ければ…

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪…

億泰「たり〜らり〜たらりらり〜」
噴上「たらり〜らり〜ららりらり〜」

年代物と思しき『手回しオルガン』を引き、
『奇妙な旋律』を奏でる『サイドポニーの少女』と、
何故かこの少女に着き従う、
虚ろな表情の『虹村億泰』と『噴上裕也』の姿が見える。

億泰「たり〜らり〜たらりらり〜」
噴上「たらり〜らり〜ららりらり〜」

彼らの口から洩れるのは、
旋律に合わせた意味を為さない不気味な歌声だ。
134 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 22:50:41.13 ID:EgoVjdH2o
その場を想像したらすっごいシュールだなwwwwwwwwwwwwwwww
135 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 22:51:35.11 ID:vFTC6ogV0
何かと思ったらCDドラマ版のあれか!
136 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 22:59:35.45 ID:asN0oUoK0

白井「虹村さん…噴上さん…わたくしの事が…解らないんですの…?」
少女「無駄なの。私の『ストレンジ・リレイション』から逃れる術はないの」

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪…

奇妙な旋律は奏でられ続ける。
『ハイウェイ・スター』は、その旋律に合わせて白井の『養分』を奪い取る。
このままでは、何もできずに意識を失ってしまう。

白井「(どうして…どうしてこんな…)」

白井は思い返す。
ことの始まりは、ほんの10分ほど前の事だ。

白井、億泰、噴上の3人組は、
『サイドポニー』の少女を伴って行動中の木山春生に遂に追いついていた。
『警備員』は上条・ディアボロ・御坂の組の担当の木山の方に行っているらしく、
『学園都市』の治安組織のメンバーは白井黒子彼女だけだ。

白井「(これでこの木山春生が本物ならば御手柄ですわね)」

そんな事を考えるくらいに、この時はまだ白井にも余裕があった。
白井自身も『レベル4』の『大能力者』であるし、
同行中の億泰・噴上が実力派の『スタンド使い』である事も、
先日の『蛇谷』との戦闘で良く知っていたからである。
137 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 23:14:11.68 ID:asN0oUoK0

白井「木山春生ですわね…『風紀委員』ですのッ!」
白井「『幻想御手』の違法流布、ならびに殺人幇助の疑いで拘束させてもらいますのッ!」
億泰「抵抗しない方がいいと思うぜぇ〜イタイ目を見たくないならよ〜」
噴上「女を殴るのは気がススマナイんだよな〜頼むから抵抗してくれんなよ〜」

白井が『風紀委員』の腕章を見せながら宣言し、
鼻息の荒い億泰、女を相手にするのに抵抗を感じている噴上がそれに続く。

木山?「………」

それに対する木山は終始無言。
その傍らの『サイドポニーの少女』も無言。
奇妙な反応の無さに、白井が不審な物を覚えるが、
白井が何か言うより先に、変な表情をした噴上が『木山(?)』に問いを発する。

噴上「おい…アンタ本当に人間か?」
白井「どうしたんですの?噴上さん?」
億泰「裕也よぉ〜一体どうしたんだぁ〜妙に青い顔しちまってよぉ〜」

噴上「いやだってよ〜…近づいてみて気がついたんだが…あの木山って女…」
噴上「すっげー妙な臭いがすんだよ〜何て言うか…『沼』?そうだ『沼』っぽい臭いがすんだよ〜」
噴上「ぶっちゃけこれ人間の体臭じゃねーぞ…『沼』に飛び込んで体洗わなかったこんな感じになんのか〜?」

138 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 23:23:59.22 ID:asN0oUoK0

鼻を指先で掻き、首を傾げる噴上に、
『サイドポニーの少女』の少女がようやく口を開いた。

少女「ばれたみたいなの…『F・Fさん』…もういいなの」
木山?「………ファォォォォォォッ!」

少女が『木山(?)』の肩をポンと叩く。
すると、『木山(?)』が奇声を挙げ始め…

白井「なんですのッ!?」
億泰「うげッ!?」
噴上「おががががッ!?」

『木山(?)』の体が『崩れ始めた』のだッ!
『木山(?)』の体がドロドロに崩れ、その中から不気味な『怪人』が姿を現したッ!

億泰「何だぁ!?あの仮面○イダーの怪人みてーな野郎わよぉ〜!?」
億泰「『スタンド』なのかぁッ!?」
白井「で、でも…わわくしにも視えてますわよッ!?」
白井「『スタンド』なら視えない筈ではッ!?」
億泰「何ィッ〜だったらありゃなんだぁ〜!?」
噴上「うぉっ!?臭いがッ!?『沼』臭ぇぇぇぇッ!?」

驚愕する一同を余所に、
『怪人』は白井達へと向けて駆け寄って来るッ!

139 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 23:38:34.42 ID:asN0oUoK0

億泰「うだらァァァァッ!考えるのは後廻しだぁぁッ!」
億泰「『ザ・ハンド』ッ!」

億泰が『スタンド』を顕現させ、
向かって来る『怪人』を迎撃するッ!

白井「虹村さんッ!?」
億泰「コイツが『スタンド』か今はどーでもイイぜぇ…どの道『敵』なら…」
億泰「ブチのめすッ!」
億泰「『ザ・ハンド』ッ!」

『ザ・ハンド』の右手が『空間』を『削り取り』、
向かって来た『怪人』が急に『ザ・ハンド』の目の前に引き寄せられるッ!

怪人「!?」
億泰「ウラァッ!」

急に『瞬間移動』させられ、面喰っているらしい『怪人』の顔面を、
億泰の『ザ・ハンド』の左手が殴りぬけるッ!
するとぉ〜

億泰「あにッ!?」
白井「首がもげたぁ〜!?」

まるで粘土細工か何かの様に、
あっさりと『怪人』の首はへし折れ、
そのまま黒いゲル状の何かになって地面へと溶け崩れていってしまう。
あまりのあっけの無さに、
億泰も白井も噴上も思わず茫然としてしまう。
しかし、それこそが『少女』…木山春生に協力する『スタンド使い』、
『春上衿衣(はるうええりい)』の狙いであったのだ。

春上「その『F・Fさん』は最初から囮なの…ショセンタンマツダシナノ」
春上「本命は…」

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪…

春上「こっちなの」

140 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 23:46:09.08 ID:IaAHHQJxo
何かと思えばCDブックのジジイかwww
141 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 23:47:38.80 ID:p+9WxUyAO
一瞬リキエルが存在抹消されたかと焦った
142 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/09(日) 23:49:47.14 ID:P1D7xqSgo
THE・BOOKの少年も学園都市で暮らしてるのかな?
143 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/09(日) 23:53:22.65 ID:asN0oUoK0

白井「これは…?」
億泰「なんだぁ〜この気の抜けた曲はよぉ〜」
噴上「オルガン…『手回しオルガン』だっけか?昔テレビで見た事あんぞぉ〜」

春上が奏でているのは、
年代物と思しき『手回しオルガン』だ。
一昔前なら、欧州のジプシーの大道芸人などが弾いていた楽器だ。

億泰「あ…ああん〜」
噴上「な、何だぁ〜」
白井「どうしたんですの御二方?」
億泰「いや、何か無性に眠く…ふぁ〜」
噴上「音楽が頭に入ってくると心が妙に…ふぁ〜」
白井「?」

急に眠たそうな顔をしだした億泰、噴上に、白井は眉をひそめる。
『能力』にも音を触媒にして相手の脳に何らかの働き掛けをする代物もあるが、
だとすれば、自分には何の影響もないのは変だ。

この時、白井は、問答無用で春上を攻撃するべきであった。
しかし、億泰・噴上だけが眠気を覚えているという事実に、
『一瞬考えて』しまった。その差が命取りだぁぁぁッ!

億泰「ウッ!?」
噴上「あお!?」
白井「ど、どうしたんですの御二方!?」

急にカクゥーンとうなだれ出した2人に、白井が焦りを覚える。
しまった、さっささと目の前のオルガン弾きの少女を攻撃しておけば良かった、
そう考えた矢先であった。

144 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 00:06:15.64 ID:asN0oUoK0

億泰「…りら」
白井「りら?」
噴上「…たら」
白井「たら?」
白井「どうなさったんですの御二方?」

急に変な言葉を口走った2人に、
白井が小首を傾げたかと思えば…

億泰「たらりらりらら〜」
噴上「たらりらりらり〜」
白井「お、おうわッ!?」

きゃぁ〜何するんですの〜と、叫ぶ白井に2人は襲いかかり、
そしてこの話の冒頭に事態は結実する。


白井「う…あ…あ…」
春上「こちらの噴上さん…?でしたっけ?とにかく、この人の『スタンド』が…」
春上「貴方を傷つけずに倒せる『スタンド』で助かったなの」

すっかり『養分』を奪い取られ、
水揚げされたマグロの様に地面に横たわる白井を、
春上は見下ろしながらも曲を奏で続ける。
その傍らで、曲に合わせて洗脳された億泰と噴上が『ふしぎなおどり』を踊っていた。

白井「な、何が…目的…なん…ですの?」
春上「驚いたの…まだ喋れたの」

戦闘不能にされつつも、白井は目の前の少女を睨みつけ、問いを発する。
彼女も伊達や酔狂で『風紀委員』をやっていない。
この程度で折れる安い闘志は持っていないのだ。
145 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 00:09:03.36 ID:tunas1qmo
マグロ少女・・・・・・ゴクリ
146 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 00:11:06.77 ID:tOfzx3zpo
間抜けに見えるけどめちゃくちゃ強力だな
147 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 00:23:41.42 ID:asN0oUoK0

白井「レ…『幻想御手』なんて物をばら撒いて…」
白井「何人もの学生を昏睡に追い込んで…」
白井「仕舞には死人まで出して…」
白井「何が…何が目的ですの…」
春上「……殺人を犯したのは木山先生じゃないの」
春上「あの…音石って人が悪いの」
白井「…やはり、音石明の仕業でしたのね…」

ほぼ確定していた事だが、
やはり『蛇谷』と『おじさんX』を殺し、
『西戸』に重傷を負わせたのは音石明らしい。
傷害、騒擾に加えて殺人…いよいよこの男を逃がす訳にはいかなくなった訳だ。

春上「先生の目的はただ…私の友達を治したいだけなの」
春上「だから…だから…ほんの少しだけ…私達を見逃して欲しいだけなの」
白井「…友達?」

春上はコクリと頷いた。

春上「先生は昔、騙された事があったの」
春上「騙されて…危険な実験で生徒さんを傷つけちゃったの」
春上「その中に…私の友達もいたの」
白井「(ああ…そう言えば木山春生のプロフィールに…)」

春上の話に、白井が思い起こしていたのは、
ここに来る直前に見ていた『書庫(バンク)』の中の、
木山に関する個人情報だ。
148 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 00:38:38.66 ID:asN0oUoK0

そこには確かにこう書かれていた。
木山春生はかつて『第13学区』で教師をしていて辞職していると。
辞職した原因は、自身の生徒を実験に巻き込み、
原因不明の意識不明の重体に陥らせてしまった事であった筈だ。

春上「私は今の『スタンド』に目覚めてから…」
春上「意識の無い友達の視る『悪夢』を夢を通じて視る様になったの」
春上「そして…その『悪夢』を通じて木山先生に出会ったの」
白井「…やはり貴方は…」
春上「うん。『スタンド使い』なの」
春上「私の『スタンド』、『ストレンジ・リレイション』は…」
春上「『音』を通して『スタンド使い』を操る『スタンド』なの」

春上衿衣は本来『レベル2』の『精神感応(テレパス)』の能力者であり、
現在意識不明の重体の彼女の友人、『枝先絆理(えださきばんり)』との交信に関してのみ、
強度『レベル4』相当の能力を行使できると言う少し特殊な能力者であった。

その彼女の特性、『精神感応能力者』であるという彼女資質と、
『スタンドの矢』が組み合わさった時、『スタンド使いにのみ聞こえる旋律』を操ると言う、
彼女の『スタンド』、『ストレンジ・リレイション』の発現に繋がったのである。

そして、この『スタンド』の発現は、
彼女の『精神感応』にも何らかの変化を与えたらしく、
『枝先絆理』との精神の交信が強化され、彼女の深層意識と『繋がって』しまったらしい。
そうして『夢』を通して読み取った彼女の記憶を頼りに、
春上衿衣は木山春生へとたどり着いたのである。
149 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 00:46:15.79 ID:S3qjcW8xo
どうでもいいけどスタンドって超能力だからこの場合デュアルスキルになるんじゃないの
150 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 00:49:17.95 ID:RCrO7eaSO
スタンドと学園都市が定義する超能力とは原理も何もかも違いますし
151 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 00:54:44.67 ID:asN0oUoK0

彼女が『枝先絆理』の『夢』を通して木山の元に現れ、
その事情を木山に説明した時、木山は額を床に擦りつけて彼女に謝罪した。
何度も何度も頭を下げて、木山は謝り、そして言った。
自分の命を掛けてでも、自分の生徒を、枝先絆理を救って見せると。
だから、今は見逃してほしい。事が済んだら、自分の五体をどう扱ってもかまわないから…
そう、何度も繰り返し言ったのだ。

そんな木山の姿と言葉に、春上は木山の『覚悟』を感じ取り、
即座に、彼女に協力する事を決意したのである。

春上「ちゃんと後で、この虹村さんも、噴上さんも元に戻すの…」
春上「だから…今は黙って降参して…木山先生を暫く見逃して欲しいの」
春上「貴方への攻撃もここで止めておくの」
白井「…もし、断ったなら?」
春上「心苦しいけど…トドメを刺させてもらうなの」

春上は確固たる口調でいった。
元来、彼女の性格は至って温厚で、誰かを傷つける様な事が出来る人間では無いが、
この件に関しては彼女も必死だと言う事なのだろう。

白井「…今、貴方がたを見逃せば、わたくしもそこの御二方も助けてくれるんですの」
春上「それは絶対に保証するのッ!だから…」

白井「 で も お 断 り で す の ッ !」
春上「ッ!?」

白井は春上の提案をハッキリと拒絶した。
152 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 00:56:37.40 ID:XOFqYX1dP
露伴の遺伝子が
153 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:00:14.23 ID:Af9lJENG0
だが断る!
154 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:00:43.45 ID:W2zq71ygo
キタコレ
155 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:01:37.87 ID:xW7u8Cv+0
にやにやしてしまう
156 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 01:09:19.42 ID:asN0oUoK0

白井「わたくしは『風紀委員』ですのよ?」
白井「友達を助けたい…貴方のそんな思いには共感も同情もいたしますし」
白井「協力も吝かでは無いですけど…」

白井はギロリと、意志の強い瞳で春上を睨みつけるッ!

白井「だからと言って、貴方がたのテロ行為を見逃す訳にはいきませんわッ!」
白井「犯罪者と慣れ合うぐらいなら、わたくしは死んだ方がマシですわッ!」

春上「そう…なら…」

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ …

春上の纏った気配が変わる。
温厚な普段の彼女からは想像できない冷酷な気配へと…

春上「死ぬしかないなの…白井黒子さん」
春上「噴上さん」
噴上「たらりら〜…『ハイウェイ・スター』ッ!」

噴上が『ハイウェイ・スター』を再び顕現させ、白井の上に圧し掛からせる。
完全に『養分』を吸収しつくして、白井を干乾しにして殺してしまうつもりの様だ。

白井「…最後に捕捉を一つしてもいいですこと?」
春上「何?…いまさら命乞いは聞けないなの」
白井「貴方は一つ勘違いをしているですの」

白井「わたくしはまだ負けてはいませんの」

157 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:12:01.33 ID:XOFqYX1dP
能力解説なんかしちゃうから
158 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:20:49.15 ID:xW7u8Cv+0
ジョジョだからね
159 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 01:22:10.01 ID:asN0oUoK0

春上「負け惜しみ?往生際が悪いなの」
白井「事実ですわ…それ」
春上「ッ!?…オ、オルガンがッ!?」

終始回していたオルガンが急に音を出さなくなったばかりか、
何やらギガガと異音を発し始める。ハンドルも上手く回らなくなった。
これはッ!

春上「あなた、私のオルガンに何かッ!?」
白井「貴方は勝った気になって自分の能力についてペラペラ喋りすぎですのッ!」
白井「『音』が無ければ貴方の『スタンド』はあって無きがごとしですのッ!」

白井がやったことは何も難しい事では無い。
こっそり右の掌に握り込んでいた小石を、
オルガンの中に『テレポート』させただけだ。
演算も緻密で無い、大雑把な『テレポート』。
しかし、楽器と言う奴はデリケートな代物。
いきなり中に大きな異物を入れてしまえば、機能不全を起こすのは余りに自明ッ!

白井「昔、誰かが言いましたわね…」
白井「相手が勝ち誇ったとき、そいつはすでに敗北しているッ!」
噴上「ううう…」
億泰「おが…あああ…」

春上「(しまった…洗脳が…)」

噴上と億泰が呻き始めた。
『ストレンジリ・レイション』の洗脳音楽が途絶え、
洗脳が解け始めているのだッ!

白井「さて…『楽器』を失った貴方は…爪も牙も失った肉食動物同然ですけど…」
春上「あ…あ…あ…」

白井が、よろよろと、しかし確固たる意志を持って立ち上がる。
形勢は完全に逆転したッ!
160 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:22:28.51 ID:xw1jVoRho
禁書だからじゃないのか?
161 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 01:30:36.81 ID:asN0oUoK0

白井「もう…貴方は無力化したも同然ですけど」
春上「あああああああああ…」
白井「見逃すわけにはいきませんわッ!」
春上「うわぁぁぁぁぁぁッ!?」

猛禽類の如き瞳で睨みつけられ、春上は正体も無く逃げ出す。
しかし、今日の白井は一味違うぜッ!

白井「うりゃぁぁぁぁッ!」
春上「なのぉぉぉぉぉぉぉぉッ!?」

決まったッ!テレポート仕込みの見事な延髄斬りッ!
春上は思いっきりブッ飛んだーッ!

白井「この白井黒子、容赦せんッ!」


バ――――z_____ン!


『春上衿衣』―――白井黒子の容赦ない一撃にノックアウト。『再起可能』

162 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:31:34.73 ID:y+5tyX1yo
黒子のキャラがわかんねぇwww
163 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:34:54.16 ID:EgoVjdH2o
黒子のキャラが迷子wwwwwwwwww
164 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:37:52.14 ID:2ZWHQWJmo
両方だよ
165 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 01:43:46.50 ID:asN0oUoK0

さて、3つに別れた戦場で、
1つでは本格的な戦端が開かれ、
もう1つでは早くも戦闘が終息し、
そして最後の1つでは…

佐天「えいッ!」
仗助「う、うおッ!?」


スキュゥゥゥゥゥゥゥゥン!


まさかの衝撃展開ッ!
佐天涙子が東方仗助に熱いヴェーゼを交わしているでは無いか。

仗助「な、何をするだぁーッ!?お、俺のファーストを奪いやがってーッ!?」
佐天「うっさいッ!こうするしか無かったじゃないッ!私だって…男相手だったら初めてだったのにッ!」
仗助「オメェは何やってるんだ佐天涙子ーーッ!キスはともかく理由を言え ーーーッ!?」
承太郎「……やれやれだぜ」

さて、何がいきなり起こっているのか、
読者諸君にも何が何だか解らないと思うので、
ここに至るまでの経過を簡単に説明しよう。

166 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:44:43.51 ID:qEjSMHGZ0
ジョジョキャラは勝ち誇ってて自信満々な奴は自分の能力ペラペラ教える、禁書は皆教える
167 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:45:52.53 ID:1KMELi04o
おいそこのハンバーグ頭ちょっとかわれ
168 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:47:34.41 ID:y+5tyX1yo
ちょっとボスも頑張ってたダンジョンでキラークイーン回収してくる
169 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:50:58.94 ID:tunas1qmo
※女子中学生です
170 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:52:06.96 ID:qEjSMHGZ0
おいこらアトムそこは俺の場所だ
171 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 01:52:09.49 ID:asN0oUoK0
すみません、ちょっと体力的に限界…ッ!
ここで一旦中断させてください。続きは多分、1/10の昼2時ぐらいなりそうです。
172 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:53:25.25 ID:qEjSMHGZ0

173 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:54:55.51 ID:QJ2fB9R90
乙、了解した
つかよく頑張った、ちゃんと休んでくれ
174 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:55:36.04 ID:xW7u8Cv+0

無理すんなよ
でもここで止めるのはあんまりだ
175 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 01:57:58.55 ID:Bm45GshAO
>>167のところに高身長ハーフの不良が向かったようです


>>1
176 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 02:04:43.76 ID:wILlekY80

無理しないこと
長期連載は体が資本だからな
177 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 02:08:28.92 ID:EgoVjdH2o
乙ー!
さて寝よう
178 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 03:24:42.12 ID:v5vsnFFGo
乙乙!!!!
179 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 07:29:37.31 ID:R3msttcCo
ストレイツォに「この」はつかない





と思ったら5巻でついてた
何が言いたいのかというと>>1
180 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 12:13:47.81 ID:ju/t8c1c0
上条→じょうじょう→JOJO
181 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 12:27:59.51 ID:0xlijbRDO
ボスがトリッシュを気にしてたけど、似た境遇の仗助に話聞けば
気まずい親子関係をどうやって解消したかヒント得られたりして
182 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 12:50:25.54 ID:JhHB1rSo0
殺しかけちゃってるからなあ
183 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/10(月) 13:11:33.23 ID:U+D1fKKDO
>>180
とあるの作者がジョジョ好きだからそうなるようにしたんだとか
184 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 13:20:36.14 ID:WJACdjOc0
元の世界はどうあれこっちだと初対面だからどうとでもなるさ
ただし現時点でボスの娘は対外的にはインなんとかなわけだが

俺…第八部では漁師になったブチャラティと船乗りになったボスと娘のトリッシュが三人仲良くしてる港町があるって信じてるんだ…
185 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 14:00:09.38 ID:ik9l518O0
時間です。再開します
186 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 14:01:49.72 ID:ik9l518O0

さて、何がいきなり起こっているのか、
読者諸君にも何が何だか解らないと思うので、
ここに至るまでの経過を簡単に説明しよう。

他の2組がそうしている様に、
佐天、仗助、承太郎のチームまた、
3人の『木山春生』の内の1人を追跡した訳だが…

佐天「これは…」
承太郎「…どうやら誘い出された様だな…」

気がつけば、人気のない『公園』へと3人は導かれていた。
この『公園』は『第7学区』でも有数の大きさの公園だが、
日当たりが悪くていつもジメジメしており、
整備が行き届いていない大きな沼はボウフラの群生地で夏場は蚊も多く、
平日はおろか、休日でも殆ど誰も立ち寄らず、
誰とは無く『お化け公園』と仇名されている場所であった。

仗助「へっ…結構な事じゃねーすか。人目を気にせず、ドンパチやれるってぇー訳だ」
佐天「(強気だなーこのハンバーグ頭)」

不気味な場所に誘い出されても、微塵も臆した所の無い仗助に、
佐天は様々な感情が入り混じった視線を向けて考える。
187 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 14:06:11.39 ID:zgdUpcH1o
沼はやばい
188 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 14:08:35.71 ID:ik9l518O0

佐天が仗助に対して抱いている感情は少々複雑だ。
そもそもは調子に乗って御坂に喧嘩を売った自分が全面的に悪いとは言え、
そのケッタイな髪型をけなしたぐらいで、
ピチピチの女子中学生の両腕をダンプに轢かれたみたいにグチャグチャにするだろうか、普通。
『おじさんX』に付けられた初春の傷を治してくれたことにも内心感謝してるし、
『スタンド使い』の先輩として素直に尊敬していないでも無い。
鳥の巣頭は兎も角、顔は中々イケてんじゃないかとも思う。
それでも…

佐天「(何か釈然としないのよね…子供っぽいとは自分でも解ってるけど)」

やっぱり両手をグシャグシャにされて死ぬほど怖い目にあわされたのである。
自分が悪いし、筋違いな怨みだと自分でも解っていても、
どこか胸に突っかかったモノを覚えてしまうのだ。

承太郎「…木山春生だな」

そんな事を考えている内に、
佐天らはいよいよ『木山春生』に追いついていた。

木山春生は、正体不明の謎の取り撒き数人と、
この『お化け公園』名物の大きな『沼』へと突きだされた桟橋の上に居て、
『沼』の方をぼんやり眺めていた。
手には、ストローの突き出た何やら大きなドリンクのカップがある。
189 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 14:21:11.31 ID:ik9l518O0

承太郎「『音石明』について…色々と聞きたい事がある」
承太郎「最初に言っとくが、今更知らねーとは言わせねぇぜ…」ギロリ

ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ …

仗助「(流石は承太郎さん…相変わらずの『凄味』ッすよ〜)」
佐天「(何て威圧感…ッ!『最強のスタンド使い』の通り名はやっぱり伊達じゃない…)」

口調は極めて静かだが、一切の虚偽と黙秘は許さない…
言葉の裏にはそんな意志を感じさせる『凄味』のある声であった。

ただ静かに立っているだけなのに、
身から湧き出る『威圧感』のオーラは、
味方である筈の仗助、佐天にも思わず冷や汗をかかせている。
しかし…

木山(?)「………」

承太郎達の方へ振り返った木山の顔には、
恐怖はおろか一片の焦りすら浮かんでいない平然とした物だ。
度胸があるのか、随分と面の皮が厚くできているのか、
それとも単にこっちを侮っているのか…

木山(?)「…」チューチュー

右手のドリンクをチューチュー飲んでいた『木山(?)』だったが、
全部飲み終わったのか、カップを沼に投げ捨てると、

木山(?)「うまく誘い出されてくれたか…それが君達…」
木山(?)「特に『空条承太郎』…君がここに来てくれたのは実に幸運だったよ」

『恐ろしく野太い男性の声』で『木山』は、
否、『木山に化けている何か』は承太郎達に語りかけて来たのだ。

190 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 14:33:04.63 ID:ik9l518O0

佐天「こ、この声は…ッ!?」
仗助「成程…どーやら俺達は『ハズレ』引いちまったみてーだな」
承太郎「やれやれ…『偽物』だったって訳か」

木山(ダミー)「その通り…ッ!君達を分散させる為に」
木山(ダミー)「『私』の分身を使って君達を翻弄させてもらった…」
木山(ダミー)「そしてッ!」

『木山に化けている何か』は、
突如その体を『崩れ』させると、
一旦、黒いゲル状のナニカになったかと思えば、
直ぐに『再構成』し、背の高く黒くひょろ長い…何とも形容しがたい一人の『怪人』が出現するッ!

怪人「これが私の真の姿だッ!」

佐天「コイツやっぱり『スタンド』ッ!」
仗助「誰かに化けるたぁー随分とけったいな能力じゃねーか」
承太郎「生憎、10年ほど前に似たような『スタンド』と戦りあっててな…」
承太郎「今更驚かねーぜ」

怪人「『変身』?…フフフ…ちょっと違うなぁ…」

泰然とした仗助、承太郎の言葉に、『怪人』は含みのある笑みを浮かべる。

191 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 14:36:31.50 ID:zgdUpcH1o
ラバーソウルのことか
192 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/10(月) 14:40:52.87 ID:71LQpUm70
えっふえっふ
193 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 14:41:51.73 ID:gDmIz5Ct0
>>191
あのハンサム顔ってそういう名前だったのか
ずっとスタンドの名前で覚えてたわ
194 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 14:49:21.61 ID:fi1wZSRoo
変身+@の能力が多いからクヌム神のオインゴがマジ不憫
195 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 14:49:25.87 ID:ik9l518O0
すみません。電話です。ちょっと席を空けます
196 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 14:49:56.21 ID:yPGd8421o
忙しいな
197 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 15:31:34.85 ID:zgdUpcH1o
ずいぶんと長電話だな、痴話喧嘩か?
198 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 15:36:52.38 ID:ik9l518O0
すまない。幼馴染の友人からの電話だっ再開します
199 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 15:38:08.34 ID:ik9l518O0

怪訝な顔をする、仗助らの前で、『怪人』はその細長い右腕を天に翳すと、
それが合図だったのだろうか…『怪人』の傍らで虚ろな表情をした『取り撒き』以外にも…

佐天「うげ」
仗助「随分ぞろぞろ連れてきたじゃねーか…全然負ける気はしねーけどよぉ〜」

一体、どこに隠れていたのか、何人もの人見知らぬ人間が3人の周囲を包囲し始める。
『スキルアウト』らしい風体のが多いが、中には研究者風の男や、女学生らしいのもいる。
一体、どういう繋がりの連中なのだろう。金で雇われたのだろうか。

怪人「フフフ…確かに唯の人間の数を揃えたって、君達には敵いはしないだろう…」
怪人「『ただの人間』ならば、な」

怪人が、翳していた右手を、スッと降ろす。
すると、どうであろう。
200 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 15:54:19.48 ID:ik9l518O0

佐天「あ、あわわわわわわわわ」
仗助「ななな何だぁ!?」
承太郎「……どういう事だ…?」

3人を取り囲んでいた人間達の体が、
目の前の『怪人』同様にいきなり溶けだしたかと思うと、
目の前の『怪人』と似たような外見の別の『怪人』達が出現し始める。
彼らは、承太郎達への包囲を狭めると、一斉に、

怪人's「フォォォォォォォォォォッ!」

人間の声帯からはまず出ないであろうオゾマシイ雄たけびを上げ始めた。
佐天などは突如出現した人外魔境に、思わず仗助の腰に抱きついている。

佐天「ス、『スタンド』は一人一体の筈じゃぁ…ッ!?」
仗助「『群体型』の『スタンド』だとぉぉーッ!?」
仗助「だとしても一体一体が大きすぎらぁーッ!どうなってやがる!?」
承太郎「いや…どうにも様子が違うようだぜ」

怪人「フフフ…流石は空条承太郎…噂通りの聡明さッ!」
怪人「そうだ…『本体』はこの『私』ッ!」
怪人「そして周りのコイツらもまた『私』ッ!『私』の一部ッ!」

佐天「か、数が…」
仗助「どんどん増えてやがるじゃねーか…」

『沼』の中から、次々と新たな『怪人』の群れが出現してくる。
もはや数え切れないほどの大人数だッ!

怪人「コイツも『私』ッ!」
怪人「ソイツも『私』ッ!」
怪人「アッチも『私』ッ!」
怪人「コッチも『私』ッ!」
怪人「ワタシワタシワタシワタシワタシワタシワタシワタシ…」
怪人「ワタアアア〜〜〜〜〜シィィィィダヨ〜〜〜〜〜オン!!」
201 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 15:56:18.54 ID:zgdUpcH1o
恋人うっぜえwwwwwwwwww
202 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 15:57:40.63 ID:gDmIz5Ct0
ダンワロタwwwwwwwwww
203 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 16:11:21.22 ID:ik9l518O0

怪人「キサマラはさっき、私の『能力』を『変身』だと言ったな…」
怪人「それはおおよそ正解だが、ちょっと違う」
怪人「コイツラ…『私』の『端末』が『人間を死体』を『着ぐるみ』にしていた様に…」
怪人「『死体』を改造して造った『先生』そっくりの『肉人形』を纏っていたのよッ!」

佐天「!…じゃあ…まさか他の所にいる『木山春生』は…ッ!」
怪人「そう、それも『私』だッ!」

目の前のこの『怪人』…一体、どういう『スタンド』なのだろうか。
『群体型』にしては理屈に合わないし、何よりこの大きさとこの数は『スタンド』としてあり得ない。
さらに言えば、他の場所で活動している『木山春生』がこの『スタンド』の1部だとすれば、
射程距離もあり得ない長さになってしまう。

仗助「チクショーッ!この数ッ!この大きさッ!本体は近くに居やがるのかーッ!?」
承太郎「いや、仗助…そいつは違うぜ。コイツは『スタンド』であって『スタンド』じゃない」
承太郎「コイツは、今…自分が『本体』だと言ったが…」

承太郎は『スタープラチナ』の目を通して、目の前の『怪人』を観察する。
そして解った事は、目の前の『怪人』が明らかに『実体』を持っている事、
そして、その体が、一つの体に見えて、無数の『何か』が集まって出来ているものだと言う事。
204 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 16:23:50.68 ID:ik9l518O0

承太郎「コイツは『生き物』だ…それも1体じゃない。無数の『小さな生き物』の『集合体』だ」
仗助「い、『生き物』っすかぁ〜ッ?…そりゃ一体どういう事で…」
承太郎「『猫草』だ…」

何を言っているか解んねーッ、顔で承太郎を見返す仗助に、
承太郎は一つの考えるヒントを与える。佐天は兎も角、仗助はこれで何か得心したようだ。

承太郎「『猫草』は、猫が『矢』で刺されて生まれた『新生物』…」
承太郎「こいつも恐らくは、『猫草』と同じように、何か小さな生き物が『矢』に傷ついて…」

怪人「その通ぉぉぉぉぉりッ!」

承太郎の出した解答に、『怪人』は大仰な仕草で喜んでいる。
自分の在り様を理解された事が嬉しいらしい。

怪人「私は『矢』によって『進化』し…人間に匹敵する『知性』を手に入れたッ!」
怪人「『生み親』の木山春生には『恩』を感じているッ!」
怪人「だから、『先生』の邪魔をするキサマらを始末させてもらうぞッ!」

佐天「あ、アンタは一体…」
怪人「『フー・ファイターズ』ッ!」

『怪人』はハッキリとそう名乗った。

F・F「私のことを呼ぶなら……そう呼べッ!」

205 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 16:35:43.89 ID:ik9l518O0

『フー・ファイターズ』…人間と同様に言語を操り、
何の蹉跌も無く会話を行う知性を備えた『新生物』…

海洋学者として七つの海を股に掛け、
多くの『スタンド使い』と戦いを繰り広げ、
『矢』にまつわる幾つもの怪異を目撃し、
果てには『吸血鬼』とすら戦った承太郎ですら、
こんな存在を見たのは今が初めてであった。

F・F「この『沼地』はもはや私の独壇場だッ!」
F・F「キサマらは確実にここで始末するッ!」
F・F「特に空条承太郎ッ!」

『F・F』が承太郎が指さしながら告げるのは、
承太郎への『抹殺宣言』だッ!

F・F「キサマの存在は特に『脅威』だと認識したッ!」
F・F「『先生』の所には決して向かわせんッ!ここで絶対に死んでもらうッ!」

『本体』の『F・F』の号令に従い、
承太郎ら3人を包囲していた『端末』の『F・F』達が一斉に身をかがめ…

佐天「キ…キタァァァァッ!?」

 総 員 突 撃 ィ ィ ィ ィ ィ ィ ッ !

206 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 16:40:22.44 ID:rAIdC1nmo
学園都市にはヒト以外の能力者が存在しそうなフラグあったな
207 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 16:47:10.20 ID:ik9l518O0

承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァッ!」
仗助「ドララララララララララララララララララララァァァァッ!」
F・F's「ギョェェェェェェェェッ!?」

夥しい数の『端末』の『F・F』達が飛びかかって来るモノの、
相手は『空条承太郎』と『東方仗助』である。
この程度の数の敵に怯むほど…彼らの『スタンド』は弱くは無いッ!

バルカン砲の連射速度にも匹敵する拳のラッシュは、
迫りくる『端末』達を悉く迎撃したッ!

佐天「す…凄いッ!攻撃してきた連中が残らず粉々に…ッ!」

承太郎、そして仗助の『スタンド』の恐ろしいパワーを再び目の当たりにして、
佐天は思わず嘆息をしていた。この2人…やはり『一味違う』ッ!
208 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 16:52:38.10 ID:ik9l518O0
すみません。ちょっと中断。
お腹がすいてガス欠…昼飯をちゃんと食べなかったもんで。
何か軽くつまんで来ます。
5時半から再開。
209 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 17:00:05.96 ID:yPGd8421o
忙しいな本当によ
210 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 17:03:46.84 ID:wojRPRJsP
4分の1だけ許可する
211 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 17:07:16.57 ID:zgdUpcH1o
水さえあればほぼ無敵なのにどう決着をつけるか期待
212 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 17:10:00.09 ID:7n725lWzo
無重力化して空中に飛散させるとか
御琴だったら楽勝だったんだろうな
213 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 17:30:52.43 ID:ik9l518O0
>>209
ごめんよ、でも電話中断は本当に予定外だったんだ

再開します
214 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 17:34:21.62 ID:ik9l518O0

承太郎「この数…確かに骨は折れるが…『それだけ』だな」
仗助「どーって事ねぇー…残らずブチのめせば済むって事よぉ〜」

F・F「フフフ…生憎だが、『それだけ』なのは此方も同じだッ!」
F・F「『一回、殴り散らされた』…ただ『それだけ』だッ!」

承太郎「!」
仗助「ヤロウ…」
佐天「飛び散ってたのが…元にッ!」

拳のラッシュでゲル状になって飛び散っていた『端末』の一部が、
再集合して新たな端末を作りだす。
『フー・ファイターズ』は無数の小さなプランクトンの集合体だ。
水場であれば、『本体』を叩かない限り無限に復活するッ!
215 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 17:42:36.01 ID:ik9l518O0

F・F「『私』は『一して全』、『全にして一』…」
F・F「そして『私』は無数に存在するッ!」
F・F「そのほんのの1、2体潰された所で…何の問題も無いッ!」

仗助「そうかい…だったらよぉ〜」

仗助が向かって来る『端末』達を殴り飛ばしながら、
後方に控える『本体』へと向けて走り出したッ!

仗助「テメェが『本体』だってんなら…」
仗助「テメェさえブチノめせばそれでイイって事だよなぁーッ!」

F・F「Exactly(その通りだ)ッ!」
F・F「しかし、それをさせる私だと思うかッ!」

向かって来る仗助に対し、
『本体』の『F・F』は桟橋から『沼』へと飛び込んだ。
そして逆に、今度は『沼』から新たな『端末』が増援としてワラワラ上陸して来るッ!
216 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 17:57:52.49 ID:ik9l518O0

佐天「き、キリが無いですよ、空条さんッ!」
承太郎「オラァッ!確かに…一体一体は大して強くも無いが…」
承太郎「数と再生力が異常だ…このままでは消耗するばかりだな」

佐天も己の『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』を出して、
向かい来る『端末』達を迎撃するも、殴っても殴ってもキリがない。
承太郎の言うとおり、一体一体はそれほど強い訳ではない。
しかし、殴り潰したはなから、復活し、ひどい場合だと分裂して襲いかかって来るのである。
このまま相手をし続けていればジリ貧になるのは目に見えている。

佐天「やっぱり…例の『本体』を叩かないと…ッ!」
承太郎「ああ…しかし迂闊に『沼』のヤツを追う訳にはいかない…」

『F・F』はわざわざ戦場をこの『沼地』に選び、
ヤツの端末の殆どは『沼』から上陸して来ている。
何より、迫りくる『端末』達から漂う『水の臭い』。
間違い無く、この『F・F』のホームグラウンドは『水の中』ッ!
だからこそあの『本体』も『沼の中』に逃げ込んだのだ。
敵の『領域』に迂闊に入り込めば、そこはそのまま自身の『死地』と化してしまう。
217 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 18:08:32.39 ID:ik9l518O0

仗助「うぉぉぉぉっ!?」
佐天「!……仗助ッ!?」
承太郎「!…どうした仗助ッ!?」
仗助「あ、足が…ッ!こいつはヘビーにヤベェんじゃねぇーのぉ!?」

承太郎と佐天が仗助の声にそちらを向けば、
『沼』の中からゲル状のまま接近していた『F・F』に、
仗助が足に纏わりつかれ、沼の方へと引っ張られている所であった。
仗助も必死に抵抗しているが、このままでは沼の中に引きずり込まれてしまうッ!

佐天「先輩のくせに世話が焼けるッ!『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』ッ!」
承太郎「佐天君ッ!?」

自身を無重力化させた佐天は、
『端末』達の間を縫うようにすり抜けつつ宙を駆けて、
仗助の方へと瞬く間に接近し、

佐天「アホの仗助ェッ!」
仗助「あんッ!?」

佐天の罵声に、仗助が振り向けば、

佐天「えいッ!」
仗助「う、うおッ!?」

ズキュゥゥゥゥゥゥゥゥン!

佐天さんの熱いヴェェーゼだぁぁぁぁッ!

仗助「な、何をするだぁーッ!?お、俺のファーストを奪いやがってーッ!?」
佐天「うっさいッ!こうするしか無かったじゃないッ!私だって…男相手だったら初めてだったのにッ!」
仗助「オメェは何やってるんだ佐天涙子供ーーッ!キスはともかく理由を言え ーーーッ!?」
承太郎「……やれやれだぜ」
218 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:09:27.29 ID:7n725lWzo
涙子供!
219 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 18:10:10.24 ID:ik9l518O0
>>218
あああああああはずかしいいいいいい
涙子だ、涙子
220 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:10:22.92 ID:zRdy1x2jo
やるねぇ
221 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:11:47.39 ID:BZ2XK8oo0
そこにシビ(ry
222 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 18:18:43.46 ID:ik9l518O0

さて、ここで物語が冒頭と繋がった訳だが、
どうして佐天が仗助にキスをしたかと言えば、

佐天「助けてやったんだから文句言わないでよッ!」
仗助「何だとコノヤ…ってうぉッ!?」

仗助の体がフワフワと浮かび上がり、
空中の佐天の位置まで浮かびあがって行く。
仗助の足に纏わりついていた『F・F』もぼろぼろと崩れて取れて行く。

F・F「何だとッ!」
仗助「こ、こいつは…」
佐天「アンタの体を一時的に『無重力化』させたッ!」
佐天「これでもう『沼』の中には引き込めないわねッ!」

佐天の狙いは一つ、仗助の救助ためであり、
仗助の体を『無重力化』して浮かびあがらせる為であったのだ。
223 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:18:53.85 ID:5pvZj6dio
ツバつけりゃいいだけなのに美琴や仗助のファースト奪うとか佐天さんはキス魔か
224 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:20:09.72 ID:9pUzsEv3o
直だと早いからじゃね?
225 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:20:29.83 ID:7n725lWzo
オメガトライブだな
226 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:24:44.41 ID:gDmIz5Ct0
>>224
直は早いってプロシュート兄貴も言ってるからそれであってると思う
227 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:27:07.54 ID:rAIdC1nmo
ペッシも直は早かったしな
228 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 18:28:57.27 ID:ik9l518O0

佐天「フンッ!感謝しなさいよ、仗助ッ!わざわざこの佐天さんが助けてあげたんだからッ!」
仗助「……ヘッ!こちとら、オメェーに助けられまでもなかったッつーの…」
仗助「自力で逃げようと思えば逃げられたのによぉー…俺の唇奪いやがってよぉー」
佐天「何よアンタッ!助けてあげてやったんだってのに…って…ん!」

ここで、佐天はある一つの物に気がついた。
仗助の学ランの上着のポケットから覗いている『ある物』。
これは…木の枝?

佐天「…」

佐天が背後を見返せば、
沼の周辺の木の一本の、高い所の枝の一つが、
何かによって断ち切られている。
切断面から察するに、枝の太さは丁度…

佐天「…」
仗助「…」

仗助の用意していた『逃走経路』に気がついた佐天は、
顔をトマトの様に真っ赤に染めた。

佐天「何よそれ…何よそれぇぇぇぇぇッ!?」
佐天「何よアタシ、キスのし損ッ!?何のためにファーストキスまでしたっていうのよぉぉぉッ!」
佐天「何てことしてくれんのよッ!このパープリンッ!乙女の純情を返せッ!」
仗助「うるせぇぇぇぇッ!オメーが勝手にやったんだろがぁーッ!」

229 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:30:09.04 ID:zRdy1x2jo
中々いいコンビかもww
230 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:35:26.31 ID:gFx923n+o
おいそこのハンバーグ頭すぐかわれ
231 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 18:38:11.89 ID:ik9l518O0

空中で痴話喧嘩を始めた2人に、
承太郎は帽子のツバに指をやって、

承太郎「…やれやれだぜ」

と小さく嘆息し、

F・F「………」

いきなり始まったギャグ展開に『F・F』は暫時、茫然としていたが…

F・F「キサマラーッ!私を舐めているのかーッ!」

と、ブチ切れた。そんな彼(彼女?)の怒号に呼応して、
空中の佐天・仗助の2人に『端末』達が一斉に飛びかかるが、

仗助「『クレイジー・ダイヤモンド』ッ!」
佐天「『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』ッ!」

2人は即座にこれに反応ッ!
『スタンド』の4の拳は、襲いかかる『端末』達を全て叩き落としたッ!

232 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 18:50:16.46 ID:ik9l518O0

仗助「まあよぉ〜これでよぉ〜」
佐天「沼の中に引き込まれる心配は…」
仗助「無くなったって訳だーッ!」
佐天「無くなったって訳よーッ!」

佐天と仗助は手を繋げば、
連れだって空中を一直線に滑空する。
目標は、沼の中の『本体』だッ!

F・F「馬鹿めッ!『沼の中』に入らなければ問題は無いと思ったのかぁーッ!」
F・F「今や…」

『F・F』の怒号に合わせて、
沼の水面がウジュルウジュルと急速に蠢き始める。
まるで…水面が『生きている』かの如く…

F・F「「この『沼全体』が『私』なのだッ!」

沼の『水面』が『噴火』したッ!
否、『噴火』したのは『水面』では無いッ!
『沼』の中に隈なく満たされていた『F・F』の『一部』…
それが一斉に宙へと向けて動き始めたのだッ!

沼の水面から飛び出した『F・F』は、
黒い触手の群れとなって、空中を駆ける2人へと襲いかからんとするッ!

佐天「へー…『沼全体』がアンタなの…だとすれば…」
佐天「すっごくイイ事を聞いた」
233 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 18:51:29.89 ID:LDCjnExgo
この展開はやばい

また承太郎が空気に
234 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 19:24:57.10 ID:ik9l518O0
急に繋がらなくなって焦りました


佐天がやった事。
それは、迫りくる触手の一端に『唾を吐きかけ』て、
残りの触手を『スタンド』の両手の『遠心力弾』で迎撃した。
ただそれだけ。
しかし…ただそれだけで、この戦いの趨勢は決まった。

佐天「残念だけど…アンタは『詰み(チェックメイト)』だね」
F・F「何…キサマ…何を言っている?キサマのやった事と言えば…」
佐天「『唾を吐きかけた』だけ…殆どそれだけ…でも…」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

佐天「私の場合は、それだけで充分ッ!」

そんな彼女の言いと同時に、
水面の一部が突然隆起し始める。

F・F「…水面が…ッ!」
F・F「(違う…浮かびあがっているのは『水面』では無いッ!)」
F・F「(浮かびあがっているのは…)」

次々と水面から浮かび上がる黒い塊…それは…

F・F「浮かびあがっているのは…『私』だったぁぁッ!?」

沼の水中を隈なく満たしていた、『F・Fの一部達』だッ!

佐天「私の『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』の能力は…」
佐天「私の唾液も触れた相手を『無重力化』させる能力…そして…」
佐天「私の『世界』の内にある限り…無重力は次々と『伝染』するッ!」

先程、触手の先端に唾を付けた時、
『無重力化』したのは無数にいる『F・F』のほんの一部に過ぎなかったかもしれない。
しかし、沼の水中には、『F・F』が隈なく隙間なく偏在していたッ!
『無重力』はまるでドミノ倒しの様に伝染するッ!
235 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 19:30:53.17 ID:ik9l518O0

F・F「(い…イカンッ!このままではッ!)」

『F・F』に目には見えていた。
空中に浮きあがった彼の『一部』が、
次々とその体中の水分を粒状に外に出してしまい、
瞬く間に干からびて朽ちて消滅していくのをッ!
そしてそれは、佐天や仗助にも見えていたッ!

F・F「(このままでは…ッ!『私』の『本体』も干からびて…ッ!)
F・F「う、うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」

佐天「水分が無くなると干からびる…それがアンタの『弱点』ッ!」
佐天「だとすりゃ逃げるしかないッ!…でも」
仗助「生憎、逃がす訳にはいかねぇーなぁー」

水中を泳いで逃げる『F・F』を、
佐天と仗助は宙を駆けて追跡するッ!

しかし、やはり水場がそのホームグランドだけあって、
その泳ぐスピードは速く、佐天・仗助の2人には追いつけそうにない。
だが…

佐天「問題は無いッ!仗助ッ!」
仗助「年上を呼び捨てにすんじゃねーッ!ま、やることはやるけどよーッ」

仗助は上着のポケットの中の『枝』を掴むと、それを二つにへし折った。
均等な長さにではなく、一方を極端に長くしてである。
そして、その2本の枝の内、長い方を『スタンド』に持たせるとッ!

仗助「ドラアッ!」
F・F「!」

『F・F』へと向けて投げつけるッ!
『クレイジー・ダイヤモンド』のパワーで投げつけられた枝は、
深々と『F・F』の体へと突き刺さり…

仗助「問題無く『治す』ッ!」
236 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 19:46:27.03 ID:ik9l518O0

仗助の持った『短い方の枝』は、
『F・F』の背中に突き刺さった『長い方の枝』へと戻って『治る』べく、
急速に仗助の体ごと、『F・F』の方へと引き寄せられていくッ!

F・F「(マズイッ!このままでは奴らに追いつかれる方が速いッ!)」

背後から自分へと近づく仗助の気配を感じながら、
『F・F』は必死に沼の対岸へと向けて泳ぎ続ける。

もし追いつかれてしまえば、
仗助の相手をしている間に『無重力の伝染』に追いつかれ、
そのまま宙に浮かばされて干乾し殺されてしまうッ!

F・F「(対岸まで逃げ切る必要は無いッ!)」
F・F「(アチラ側に控えさせておいた『予備の体』ッ!)」
F・F「(それと私がそれぞれ、私の『本体』を受け取れる距離まで近づきさえすればッ!)」

F・F「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」
仗助「往生際が悪いぜッ!プランクトン野郎ッ!」

F・F「(お…追いつかれるッ!間に合わな…ッ!?)」

『F・F』の心が絶望に支配されそうになった時、
見えたッ!対岸にちらりと見えたッ!

F・F「(肉体(ボディ)…来たかっ!)」
仗助「トドメだぜッ!俺達の勝ちだッ!」
F・F「いいや、私の勝ちだッ!私は『逃げ切った』ッ!」
237 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 19:57:56.21 ID:ik9l518O0

仗助「!…ドラァッ!」

振り返って不敵に笑う『F・F』に、
嫌な予感を覚えた仗助は、もう充分近づいていたが故に、
迷わず『スタンド』の拳を叩きこむが、
拳が『F・F』の体を貫くよりも早く、『F・F』は…

F・F「ウシャァァァァッッ!」
仗助「何とッ!?」

自分の首を斬り飛ばしたのだッ!
斬り飛ばされた『F・F』の『本体』を乗せた頭部は、
放物線を描いて飛んでいき。

???「………」

対岸に突如出現した『少女』の手の中に納まったッ!
『F・F』がいざという時の為に用意していた『予備の体』だッ!

仗助「…なななッ!?」

もし、この時、仗助が『少女』の顔をちゃんと見ていなければ、
即座に『クレイジー・ダイヤモンド』で『F・F』の頭部を『治して』、
残された『胴体』の方へと連れ戻す事が出来ただろう。
しかし、彼は視てしまった。そして、思わず固まってしまった。
後方から追いかけてきていた佐天も同様で、『少女』の顔を見て思わず固まってしまう。

仗助「何でオメェがここにッ!?」
佐天「み、御坂さんッ!?」

その『少女』の顔は、ここには居ない筈の『御坂美琴』の顔そのものだったのであるッ!
238 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 19:58:37.38 ID:aq5YkMs/o
「『勝った!』と 思ったとき、すでにそいつは負けている」
239 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 20:13:01.64 ID:ik9l518O0

御坂(?)「………」

表情の豊かな『御坂美琴』と違い、
薄ぼんやりとした無表情の『御坂そのもの』の『少女』は、
即座に、手の内の『F・F』の頭を口に近付けると、そのままそれを飲み込んだッ!

仗助「あ…マズッ!」
佐天「御坂さん!?御坂さんなのッ!?でも…何か違う様な…」

『少女』の双眸が一瞬黒く濁ったかと思うと、
次の瞬間には、虚ろだった表情は、傲岸不遜な表情に変じている、
この表情は…ッ!

仗助「テメェ…『フー・ファイターズ』ッ!」
ミサカF・F「いかにも、『フー・ファイターズ』ッ!」

『フー・ファイターズ』の物ッ!
コイツは代わりの肉体(ボディー)を得て窮地を脱したのだッ!

仗助「テメェーッ!その『体』は何だぁーッ!?まさかテメェ御坂の野郎を…ッ!」
ミサカF・F「安心したまえ…この『ミサカ』は『御坂美琴』であって実は『御坂美琴』では無いッ!」
佐天「何を訳解んないこと言ってんのよッ!説明しなさい、このプランクトンッ!」
ミサカF・F「答える必要は無いッ!どうせ『オリジナル』は遅かれ早かれ真相をしるだろうからなッ!」
ミサカF・F「その時になってから『御坂美琴』に聞くがいいさッ!」
240 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 20:23:39.08 ID:Jf/rWDJu0
無敵のスタープラチナでなんとかしてくださいよォー!
241 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 20:25:34.25 ID:ik9l518O0

何を言っているのか解らない…。
仗助と佐天の両方の脳裏を満たしているのは、同じこの思考であった。
この『御坂美琴』そっくりの『少女』は何なのか。
『御坂美琴』であって実は『御坂美琴』では無い?
『オリジナル』?『御坂美琴』に聞け?何が何だか解らない。

そんな2人の思考の隙を、『F・F』は突いた。
素早く踵を返し、この場から逃亡を開始したのだッ!

仗助「あ、テメェーッ!」
佐天「逃げる気ーッ!」
ミサカF・F「今の私ではキサマラに勝ち目は無いからなーッ!」
ミサカF・F「ここは逃げさせてもらうッ!と、ミサカは捨て台詞残しながら逃亡しまぁーすッ!」
仗助「待ちやがれーッ!」

必死に追いかけるも追いつかず…
結局、『ミサカ』の姿の『フー・ファイターズ』は、
『公園』の藪の中に入り…そのまま見失ってしまったのであった。
242 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 20:30:12.79 ID:zRdy1x2jo
セリフが混じってるぞww
243 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 20:32:17.14 ID:KSyTXl3DO
承るは役にたたねえな
244 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 20:35:37.73 ID:0iDDueW4o
これだから4部(&6部)仕様はゲフンゲフン
245 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 20:41:18.53 ID:ik9l518O0

仗助「ちくしょーッ…逃げられちまったぜ…あのプランクトン野郎ッ!」
佐天「それよりも気になるのは…あの御坂さんモドキですよ…」
佐天「『木山春生』をそうしたみたいに…アイツが造った物だったのかな…?」
承太郎「さあな…『オリジナル』って言い回しも気になるが…」

『F・F』を取り逃がした後、
残党の『端末』を根こそぎにして、3人は合流していた。
仗助の『無重力』は既に解除してある。
ちなみに、承太郎が仗助・佐天を援護できなかったのは、
陸地に残った『端末』の群れを纏めて相手にしていた為であった。

承太郎「御坂美琴には電話が通じて無いようだな…」
承太郎「一応、繋がってはいるが…相手が取る気配が無い」
佐天「やっぱり…何かあったのかも知れないッ!」
佐天「空条さんッ!早いとこ御坂さんと合流しましょうッ!」
承太郎「ああ…そうだな」

承太郎は一旦、携帯の通話を切ると、
今度はタクシー会社に掛け始めた。

その傍らで、佐天は髪飾りを弄っていたが、

仗助「…オイ」

仗助が、不意に佐天の左手を掴んだ。

佐天「…いきなり何よ」
仗助「いやー…怪我してるみたいだからよぉ〜」
佐天「え?」

見れば、本当に怪我をしている。
いつ切ったものだろう。
左手のタナゴコロのあたりが、ぱっくりと裂けて血が出ていた。
246 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/10(月) 20:43:27.11 ID:vay7yuNp0
>>57
カメラ越しでスタンドみえるってどうなん?
247 :『超電磁砲編』:第9話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 20:53:30.20 ID:ik9l518O0
>>246
自分もその点、微妙だと思ったけど、本SSでは見えると言う事で。



佐天「あ、ホントだ。いつ怪我したんだろう?」
仗助「ん〜」

仗助が『クレイジー・ダイヤモンド』を出して、
その右手で佐天の左手を触れば、傷は一瞬の内にふさがった。

仗助「ほれよ〜」
佐天「あ、ありがとう…」

仗助は傷を治せばもう興味を失ってしまったのか、
佐天から目を離して、少し乱れてしまったリーゼントに櫛を入れている。
そんな仗助の横顔を見ていると、先程の『キス』の事を佐天は思い返してしまう。

佐天「………」

思わず指先で自身の唇に触れるが、
急に小恥ずかしくなって顔が赤くなってしまう。
自分は一体何をやっているのか…

佐天「…フン」
仗助「?」

小さく鼻を鳴らして、佐天は急にソッポを向き。
仗助は不思議そうな顔でそんな佐天を見た。

この時、佐天は気がついていなかったが、
佐天の仗助への蟠りは、すっかり消えてしまっていたのであり、
別の意味で、彼の事をほんのちょっぴり意識し始めていたのであった。


『フー・ファイターズ』―――敗北するも、『ミサカ』の肉体を手に入れて逃亡成功。『再起可能』


  /└────────┬┐
 < To Be Continued...     | |
  \┌────────┴┘
248 :まとめ ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 20:54:06.94 ID:ik9l518O0

・現状まとめ←New!

☆音石の『矢』に刺されて発現した『スタンド使い』達

・本体名:スタンド名

・佐天涙子:ジャンピン・ジャック・フラッシュ
――生存。『F・F』に勝利ッ!
・上条当麻:発現せず
――生存。現在、木山春生と交戦中。
・浜面仕上:???
――生存。現状ではスタンド能力の詳細不明。
・そばかすの少年(マナブ):『取り立て人』マリリン・マンソン
――生存。今日も何処かで悪事をしているのかも…?
・『警備員』の西戸:グーグー・ドールズ
――生存。しかし『再起不能』。
・『所長』こと『おじさんX』:ヨーヨーマッ
――死亡
・蛇谷次雄:リンプ・ビズキット
――死亡。
・F・F:フー・ファイターズ
――生存。現在逃亡中。
・木山春生:ジェイル・ハウス・ロック
――生存。現在、上条らと交戦中。
・春上衿衣:ストレンジ・リレイション
――生存。白井に敗北、気絶中。
・ココ・ジャンボ:ミスター・プレジデント
――生存。カメェェェェェェッ!
249 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 20:55:04.05 ID:0iDDueW4o
アトバーグサザエこのやろう
250 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 20:57:03.28 ID:KSyTXl3DO
俺の佐天がこんなにビッチなわけがない


251 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 20:57:12.80 ID:ik9l518O0
はい、長かった『第9話』もやっと終了です。

次の『第10話』で『超電磁砲編』もいよいよ完結です。
ただし予定はちょっと未定

後、承太郎ファンの方には申し訳ない。
この人、優秀すぎて却って活躍させられないのよ…
でも、機を見て、カッコいいとこ見せたいです。

それでは

252 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:02:22.45 ID:0iDDueW4o
乙ー!
次回が待ち遠しいったらもう。
253 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:08:02.85 ID:0NvQ6M4So
浜面のスタンドはアレかな
254 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:11:34.54 ID:yPGd8421o
全部スタンドバトルなのか?
255 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:16:00.05 ID:rAIdC1nmo
超絶先になりそうなフィアンマvs承太郎に期待
256 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/10(月) 21:33:03.17 ID:ik9l518O0
今更ながら、ちょっと修正

>>239

>ミサカF・F「いかにも、『フー・ファイターズ』ッ!」



>ミサカF・F「「YES,I AM!チッ♪チッ♪」

に差し替え
257 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:34:57.09 ID:LDCjnExgo
それじゃあまるで御坂がブ男みたいじゃあないか
258 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 21:41:47.33 ID:fi1wZSRoo
なぜだか御坂の声で再生されない
259 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/10(月) 21:52:11.31 ID:CeGPYhEb0
こんなテンション高いミサカとか想像できないさ・・
そして乙!
260 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:24:41.00 ID:z/+MsUnN0

相変わらずクレDは器用な事が出来るスタンドだな
261 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:25:49.44 ID:wojRPRJsP

佐天もまるで想像できないな
っていうか「ッ」が付く時点でもう禁書キャラとして見れない
262 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/10(月) 22:51:38.10 ID:+OcXD86AO


いいスタンド戦でした
後リーゼントちょっと代われ
263 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/11(火) 01:52:45.47 ID:ZSwgNb6DO
浜面君のスタンドが気になるねぇ
264 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/12(水) 01:05:58.58 ID:zfqYWCiT0
浜面のスタンド…
頭の形がバニーなスタンドだな


そんなわけないか
265 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 01:11:24.27 ID:6q9wpkfbo
ネコミミならいたな
阿呆みたいに強いのが
266 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/12(水) 01:32:28.01 ID:29rmf8qU0
テス
267 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/12(水) 01:34:10.70 ID:29rmf8qU0
>>264
つまり『浜面=大統領』という衝撃の展開というわけですね
そして絹旗に襲いかかって刺される役と

第10話の投下は木曜日になりそうです
268 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 01:39:53.71 ID:Ge1+fw4Vo
待っています
269 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 01:41:08.00 ID:SZW/6Bmco
思ったより早かった
270 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 13:02:25.29 ID:DA6B24ZIO
俺みたいなもしもしにも製作は見れて最高だぜぇッ!
期待しているぞッ!>>1ッ!
271 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/12(水) 19:44:10.86 ID:ytmOeunP0
浜面に身分不相応に強いスタンドが発現してますように…
272 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 20:34:47.69 ID:/Iofd1vDO
エンペラーかピストルズがいいなぁ…
273 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 20:42:53.09 ID:6q9wpkfbo
最新刊で「立ち上がれヒーロー」って浜面言ってたが
和訳で「立ち上がるんだ」って歌詞が出てくる曲名のスタンドあったな

…マイケルなんで死んでもうたん
274 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 20:44:55.49 ID:fKl5JiwPo
その歌詞でてくるスタンド名って何?
275 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 20:52:02.10 ID:siZSuiuso
>>274
その質問は許可しないィィィィィィーーーーー
276 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 20:54:13.20 ID:fKl5JiwPo
>>275
『言葉』でなk(ry
理解したwwwwwwww
俺の大好きなキャラじゃねえかwwwwwwwwサンクス!
277 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 20:55:41.25 ID:CFBIoD8xo
マンミラは使い捨てにするならいいけど
主人公側に立たせるには微妙すぎる
278 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 20:59:25.20 ID:fKl5JiwPo
実はかなりのチートだもんな。
見栄え的にもアレだし
279 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 21:20:29.94 ID:EOG4Pvq80
バーニング・ダウン・ザ・ハウスかドラゴンズドリームがいいんじゃないかと思う
280 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 21:46:33.67 ID:siZSuiuso
バニーに囲まれる物語を作ってボヘミアンラプソディーで実現させてるに決まってるだろ
281 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/12(水) 21:48:00.29 ID:wrKX04GDO
プラネット・ウェイブスなんてどうだろうか?
282 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 21:48:08.91 ID:2/9ATVrAO

ドラゴンズ・ドリームもかなり使い捨てだろ…


283 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 21:50:58.37 ID:0AJI+kNPo
水を沸騰させるスタンド
284 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 21:51:48.45 ID:6q9wpkfbo
実はスタンドなんてなかった
285 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 22:10:16.21 ID:6TTL9/bx0
無難に考えればサバイバーじゃね?
使いどころほとんど無いけど。
286 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/12(水) 22:33:17.57 ID:29rmf8qU0
本編を書きためようと思ったら、
もっと後に書く予定だった番外編の方を書いていた…
なにを言ってるか(ry

そう言う訳で、おまけ番外編をゲリラ投下
287 :番外編:とある暗部の昼食中華 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/12(水) 22:33:49.94 ID:29rmf8qU0


―――『7月26日』

―――『第4学区』『広東料理「翠園」』

さて、上条・御坂・ディアボロらが木山春生、音石明と死闘を繰り広げていた頃、
戦う彼らとは対照的に、のんべんだらりと『休暇』を楽しむ人々もいた。

『第4学区』に最近オープンした『香港』でも有名な料理チェーン店、
『翠園』の『学園都市一号店』に昼食を食べに訪れていたちょっと奇妙な4人組がそうである。

男3人に、紅一点の計4人。

その内訳は、
ホスト崩れ風の『ルックスもイケメン』な青年が一人に、
如何にも『下っ端』って感じのチンピラ風の青年が一人、
『コロネ』を思わせる奇妙な髪型の美少年が一人、
そして中学生くらいだと思われる、パーカーにホットパンツの可愛らしい少女が一人であった。
いまいち、横の繋がりの解りにくい4人組である。
ここでは仮に、上から順に、
『ホスト崩れ』『超短パン』『下っ端』『コロネ』と呼称させてもらおう。

彼らは、この『学園都市』の『暗部組織』のメンバーであり、
紆余曲折と運命のいたずらで同じチームを組むことに成った4人組であった。

ホスト崩れ「ふぅーむ…このジャスミンは中々だな」
超短パン「オメェーの御茶の感想とか超どうでもいいです」
超短パン「超お腹減りました。超速く料理もってこいです」

ジャスミンティーをぐぐっと一杯すする『ホスト崩れ』の隣で、
『超短パン』の少女が、自身の太股をパンパン叩く。
余程お腹が減っているのか、妙にせわしない様子だ。
288 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 22:34:33.11 ID:fKl5JiwPo
これはうれしいサプライズゥー
289 :番外編:とある暗部の昼食中華 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/12(水) 22:34:50.03 ID:29rmf8qU0

ホスト崩れ「うっせーよ。わめくな、こっちも腹減ってんだよ。余計に減るだろうが」
下っ端「第一、お前の買い物に時間が掛ったから、こんなに遅くなったんだろーが」
下っ端「腹減ってんのは俺も同じなんだよ…少し静かにしてくれ。腹に響く」
超短パン「うるさいんです。細かい事をグチグチ言わないでください」
超短パン「そんなのだから、『浜面』は何時までたっても『超アホ面』とか呼ばれるんです!」
下っ端「何だとぉ〜」

空腹で気が立っているのか、口喧嘩を始めた3人の間に、
一人静かにジャスミンティーを飲んでいた『コロネ』が仲裁に入る。

コロネ「まぁまぁ…中華は早さが命ですから、もう少し待てば料理が来ますよ」
コロネ「イタリアでも日本でも『学園都市』でもそれは変わらないでしょうし」

『コロネ』がそんな事を言っていると、
ウェイターが早速料理を運んできたようだ。
出てたてで湯気がモワモワ上がるアツアツの料理が次々とテーブルに並べられる。

『煮帯子(ツータイツ)』
――帆立て貝の料理
『梅子明炉鳥魚(メイツーミンルーチーユウ)』
――魚を煮た料理
『皮蛋牛肉粥(ペイタンヨッピンヅォッ)』
――肉入りおかゆ

上3つに加えて、各種『点心』を何皿か。

そして…

ホスト崩れ「お♪来た来た♪」
超短パン「うげぇ〜…」

『(日考鴫)テイエンチー』
――カエルの丸焼き

超短パン「…ホントにマジにそれ食べるんですか?超ありえないです」
超短パン「いくら『学園都市』でもカエルは無いです。『いちごおでん』と同じくらい超無いです」
ホスト崩れ「フッ…俺に常識は通用しねぇ。新しい味を追求するぜッ!」キリッ
超短パン「(うっぜぇー超うっぜぇー)」
290 :番外編:とある暗部の昼食中華 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/12(水) 22:35:32.53 ID:29rmf8qU0

コロネ「広東料理で使われるカエルは美味しい事で有名ですよ、『サイアイ』」
コロネ「何でも鶏肉と同じ様な味がするとか…ヘルシーで健康的な食材だそうです」

『コロネ』が、自分の前に並べられた、
『梅子明炉鳥魚』をハシで器用に摘みながら一言。

超短パン「ヘー…でも食べる気は超しないです」モグモグ←『煮帯子)』
超短パン「あ…このホタテ、超おいしいです」モグモク
下っ端「ふーん…相変わらず物知りだなぁ…」ズルズル←『皮蛋牛肉粥』
下っ端「…俺にも一口…ッテ…いてぇッ!?」
超短パン「何、人の物を勝手に食べようとしてるんですか」
超短パン「そんなんだから『浜面』は『超ボケ面』なんです」
下っ端「だからって殴る事は無いだろ!殴る事は!」
超短パン「第一、食い方がキタナイですよ。超バッチいです、アッチ行ってください」
超短パン「て言うか、店から出てってください。『浜面』は居るだけで店の人に超迷惑です」
下っ端「俺は公害か何かかよッ!」

ホスト崩れ「………」
コロネ「…?どうかしましたか『テイトク』?」
ホスト崩れ「…いや…このカエルは普通にウマイんだが…」

ホスト崩れ「『ジョルノ』…お前の『カエル』で料理作ったらどうなるんだ?」
コロネ「…その発想はありませんでした」
ホスト崩れ「…『反射』したら料理人が焼けたり煮えたりするのか?」
コロネ「さあ?試してみます?」
ホスト崩れ「…やめとくわ」

超短パン「第一、『浜面』でデリカシーが無いんですッ!この間の時も…」
下っ端「ありゃ、俺のせいじゃねーだろうが!だいたい、あの時は…」
291 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 22:35:33.83 ID:ZgUQHT3p0
使えないにもほどがあるだろww
敵も味方も区別がないんだぜ 仲間同士でケンカを始めたら組織は終わってしまう

あと「最悪」のスタンドって可能性もあるな
どっちかってとベランダに女が落ちてきたアンラッキーガイ、我らが上条さんに憑いてそうだけど
292 :番外編:とある暗部の昼食中華 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/12(水) 22:36:26.53 ID:29rmf8qU0

ホスト崩れ「うるせーぞ、オメェーら。飯ぐらい静かに食えねぇーのか!」
超短パン「ムッ!…私は悪くありません。悪いのは超全面的に『浜面』です!」
下っ端「あっ!?お前だって…」

ホスト崩れ「ああ、浜面が全面的に悪いな」

下っ端「えっ?」

コロネ「ええ、『シアゲ』が全面的に悪いですね」

下っ端「えっ?えっ?」

超短パン「ほら、私が超正しいじゃないですか」
ホスト崩れ「だからお前はいつまでも『下っ端のカス』なんだよ『バカ面』」
コロネ「大丈夫です、『シアゲ』。僕はそんな『ヘボ面』を応援しています」

下っ端「え?何、この流れ?」
ホスト崩れ「で、お前、『絹旗』に何したんだ?」
下っ端「話し聞いてなかったのかよッ!?俺、けなされ損じゃねーか!」
ホスト崩れ「いいじゃん、お前は『浜面』だし」
下っ端「何が!?理由になってねぇーッ!?」
コロネ「それより、この話もう止めませんか?」
コロネ「『シアゲ』の話にこれ以上時間を費やすのは無駄なんだ」
コロネ「無駄は嫌いなんだ。無駄無駄無駄無駄…」
下っ端「…なあ、泣いていいか?」
超短パン「おお『浜面』ちゃぁん…ちょうきゃわいそうでしゅね〜」
下っ端「…」プッツーン

――ワーワーギャーギャーヤイノヤイノヤイノヤイノ

293 :番外編:とある暗部の昼食中華 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/12(水) 22:36:54.65 ID:29rmf8qU0


――閑話休題


超短パン「ふー…超お腹いっぱいです」
超短パン「この後、どうしますか?」
ホスト崩れ「今日は完全にオフだからな…プールでも行くか?」
超短パン「えー…これからですか?水着取って来るのは超面倒です」
下っ端「それより、ハイウェイの辺りで何かあったらしいけど…俺達は行かなくていいのか?」
ホスト崩れ「『スクール』の連中が行ってるらしいし…俺らはオフだ…カンケー無ぇよ」
コロネ「…僕はちょっと調べ物があるので。ここで一旦抜けますよ」
下っ端「…ジョルノは真面目だなぁ…たまの休みなのに」
ホスト崩れ「晩飯には合流できそうか?」
コロネ「ええ」
ホスト崩れ「晩飯、何がいい?」

『ホスト崩れ』の質問に、『コロネ』は少し逡巡して

コロネ「イタリア料理が食べたいですね」
コロネ「特にピッツァ…シンプルなマルガリータがいいですね」
ホスト崩れ「よし、今晩、イタリアンな。後で一本電話を入れてくれ」
コロネ「ええ…それじゃあ」

『コロネ』が一人離脱して、残された3人。
そろって暫時、何か考えていたが、

ホスト崩れ「…時間も中途半端だし、家電でも見に行くか」
超短パン「またですか…買いもしないのに、冷蔵庫とか見てるだけでよく飽きないですね」
ホスト崩れ「うるせぇ…趣味なんだよ。俺は常識に縛られねェ」
下っ端「電気屋巡りの趣味に常識を縛られないとか言ってもなぁ…」
ホスト崩れ「何か言ったか」
下っ端「いや何にも」

ホスト崩れ「…何か好きな物一つだけ買ってやるから…ほら行くぞ」
超短パン「超わーいです♪それじゃ『金星人地球を征服』を…」
下っ端「(…こっそり、バニー物でも漁ってるか、な)」

残された3人も街の人ごみに消えた。
―――そんな『暗部』の平穏な一日。


  /└────────┬┐
 < To Be Continued...     | |
  \┌────────┴┘
294 :番外編:とある暗部の昼食中華 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/12(水) 22:39:17.67 ID:29rmf8qU0
以上です。
まるで、本編に絡まなかった『コロネ』や『下っ端』が何してたか、って話です。
『下っ端』のスタンドについて皆さまも気になってはいるでしょうが、
それが明かされるのと、『コロネ』『下っ端』が本格的に本編に絡むのはもう少し先の事になりそうです。

それではまた明日
295 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 22:43:37.20 ID:siZSuiuso
乙ん

しかし、初期のGEなのか……
ジョルノの作った生物を他の人にぶつけると
そのダメージは投げた人、ぶつけられた人どちらにはね返るのか
常々疑問に思っていた
296 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 22:46:15.21 ID:fKl5JiwPo
乙ー。
ボスとコロネの出会いが楽しみでしょうがないww
297 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 22:46:26.17 ID:Ge1+fw4Vo
仲いいなこいつらww
298 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/12(水) 22:51:54.45 ID:zfqYWCiT0
浜面のスタンドはアレか
あえて言わないけどアレか!

べっ…別に名前が出てこないわけじゃないんだからね
299 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 23:10:10.84 ID:JD/ADSb7o
>>295
悪意を持って攻撃したとかもかかわるんじゃね反射って
300 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 23:15:09.55 ID:fKl5JiwPo
少なくとも噛んだりした時点で攻撃とみなされるのだろうか。
301 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 23:16:48.84 ID:ZvT7B8gi0
ぶっちゃけカエル反射はセロリのベクトル反射よりえげつないよな。
初期GEといいGERといいコロネはほんま鬼畜やでぇ。
302 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/12(水) 23:59:07.42 ID:E/3psWCg0
まあディオの息子だし
303 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 00:04:08.65 ID:c4eGe5Axo
DIOの息子だから仕方ない
304 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 00:31:13.64 ID:y1YMQhoSO
ところで誰かWikipediaのディアボロの項目を編集してくれよ!
305 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 03:21:59.30 ID:zIQ0MU3m0
どーでもいいけど去年までランドセルしょってたなみだこさんが想像できない
まぁアカギも想像できないしいいの・・・か・・・?
306 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 08:21:20.83 ID:c2x2nV4SO
日本に住んでても汐華初流乃って名前は使ってないんだなww
307 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 08:53:38.49 ID:YxhxZrFzo
>>306
あだ名なんじゃね?
308 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 09:00:16.40 ID:iOkAesFDO
思ったんけど>>1は禁書のエピソードカットしまくるつもりなの?
番外編のメンツだと15巻とかSS巻は再現できなさそうだし……

何が言いたいかと言うとアイテムと浜面好きの俺涙目
309 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/13(木) 10:56:41.72 ID:/LSJWXw60
>>308
『暗部編』の話はカットと言うより再構成するつもりですね。
ていと君とSS巻で死んだ駒場さんなんかは、本SSではかなり立ち位置や末路が違う予定です。

あと、絹旗以外のアイテム勢と浜面ですが、原作とは違った形でいずれ邂逅する事になるでしょう。
浜面はそういう星の下に生まれているので。


本日夜10時から再開です
310 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 12:14:52.71 ID:iOkAesFDO
こんな質問に答えてくれてありがとう。それを聞いて安心しました

wwktkしながら全裸で待ってるッ!
311 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 13:12:44.12 ID:JKFxkyWS0
というか、美琴はエレクトロマスターなんだから、
当麻さんの右腕にレッドホットチリペッパーを誘導させれば一発なんじゃあ・・・
312 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 16:43:45.00 ID:c4eGe5Axo
スタンドってその分野で考えたらレベル4や5にも匹敵する出力を出してる訳で
じゃあつまりなんだかんだで逃げられるんじゃね?
313 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 18:37:05.34 ID:GGyZ+CVO0
見えるぞ……!
『ジョルノ……俺は生き返ったんだ。故郷……学園都市でお前と出会った時……組織を裏切った時……にな……ゆっくりと死んでいくだけだった……俺の心は生き返ったんだ……おまえのおかげでな……』
といいながら死んでゆく垣根の姿が……!
314 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 19:45:49.15 ID:mJcgMAENo
>>313
おいやめろ
315 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします :2011/01/13(木) 20:08:40.13 ID:n7wAbBjr0
なんでネタバレしちゃうんだよ
酷いよ、>>1に謝れよ、酷いよ
316 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/13(木) 21:13:08.43 ID:/LSJWXw60
テスト
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

317 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 21:15:59.81 ID:+xhyiFqO0
>>313。 君こそ、真ノ邪悪ダ。
君には「敬意」がナイ。

「敬意」……
「敬意」には支援が向カッテ来ル……
ヨリ強い支援が「敬意」を必ず表すためににヤッテ来ル…

ダガ「支援」はトキニ「ネタバレ」に変わる。
君には敬意もナケレバ、悪意もナイシ、
>>1に迷惑ナンカかけてナイと思っテイル。
自分を支援者ダト思っテイルシ、>>1の投下を望んでイルクセに、
>>1ガイツカ自分の書いたネタを使う事ガナイト思っテイル。

だが、ソレコソ悪より悪い「最悪」と呼バレルものダ。
>>1のネタを奪い去って、使えなくスル「真の邪悪」だ。
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

318 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 21:36:27.58 ID:L2uWDCjWo
なんだこりゃ
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

319 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 21:40:55.28 ID:FkLWqjoYo
新手のスタンド攻撃かッ!?
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

320 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 21:50:08.84 ID:c4eGe5Axo
もう遅いッ!脱出不可能よッ!!
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

321 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 21:53:05.23 ID:TZ5e0a4g0
魔術師か!?
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

322 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 21:58:55.05 ID:TT4IkpCfo
今、俺達は、敵のスタンド攻撃を受けているッ!!
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

323 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/13(木) 22:00:09.20 ID:/LSJWXw60
時間が来ますが、果てしなくスレが見にくいですね。
何かSSスレの移転の話もあるらしいし、今日は投下を見合わせた方がいいでしょうか?
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

324 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:00:19.22 ID:nZ9Xew7dP
板は「移転」するッ!!
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

325 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:02:26.89 ID:TT4IkpCfo
つまり板が一巡して天国へ行くんだな
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

326 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:02:32.86 ID:MGF4eO/3o
移転は自動的に行われるわけではないようなので現行スレが埋まるまではあまり気にしなくていい気がします
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

327 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/13(木) 22:10:18.84 ID:/LSJWXw60
何か新しいのが出来たらしい

SS速報VIP
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/

一先ず、このスレは使いきるとして、今日の投下はどうしよう。

>SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

これが果てしなく見にくいのがなぁ〜
SS・小説スレは本日、移民大会議を行います。(板が新しくなります)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1279375638/

328 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:14:31.65 ID:JaC64DOPo
一応移転は出来るらしいけど
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

329 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/13(木) 22:24:03.59 ID:/LSJWXw60
取り得ず、第10話を投下し、『超電磁砲編』を終えてから、
『SS速報VIP』に移転する…てな感じがいいですかね?


ー-ニ _  _ヾV, --、丶、 し-、
ニ-‐'' // ヾソ 、 !ヽ  `ヽ ヽ
_/,.イ / /ミ;j〃゙〉 }U } ハ ヽ、}
..ノ /ハ  〔   翼m乂 {ヽ ヾ丶ヽ    ヽ
 ノノ .>、_\ { j=, }、 l \ヽヽ ',  _ノ
ー-=ニ二ニ=一`'´__,.イ<::ヽリ j `、 ) \
{¨丶、___,. イ |{.  |::::ヽ( { 〈 (    〉
'|  |       小, |:::::::|:::l\i ', l   く  皆の意見を聞こうッ!
_|  |    `ヾ:フ |::::::::|:::|  } } |   )
、|  |    糧ニ} |:::::::::|/ / / /  /-‐-、
トl、 l   {⌒ヽr{ |:::::::::|,///        \/⌒\/⌒丶/´ ̄`
::\丶、   ヾ二ソ |:::::::/-''´
/\\.丶、 `''''''′!:::::::レ〈
   〉:: ̄::`'ァ--‐''゙:::::::/::::ヽ
\;/:::::::::::::/::/:::::::::::://:::::〉
::`ヽ:::ー-〇'´::::::::::::::::/-ニ::::(
           /    \
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

330 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:25:16.55 ID:JaC64DOPo
俺は今すぐ移転しちゃっていいと思う
あっちでも内容は保存されてるようだし
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

331 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:26:30.74 ID:c4eGe5Axo
内容は保存されているようですよ
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

332 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:28:00.59 ID:rrbOKlap0
依頼する人少ないうちに移転した方がスムースにいくだろうね
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1294924033/
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

333 :VIPにかわりましてGEPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:28:12.79 ID:r5t+F5/So
スレを飛ばしてもらって移転出来るようです
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

334 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/13(木) 22:30:57.29 ID:/LSJWXw60
決断。スレを飛ばしてもらう事にします。
依頼してきますね
SS・小説スレは移転しました
http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/ Mobile http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/

335 :真・スレッドムーバー :移転
この度この板に移転することになりますた。よろしくおながいします。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:38:30.55 ID:G42Dwv9Uo
真:>>1ゲッター
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:40:00.90 ID:PG8Q/PsV0
背景ェ・・・
338 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/13(木) 22:41:28.98 ID:o7rvAd++0
テストです
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:41:54.57 ID:AryJT/bk0
画面の向こうから視線を感じる…

ともかく>>1と管理人乙
340 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/13(木) 22:42:59.31 ID:o7rvAd++0
無事、移転は完了しました。
しかし、『M・I・H』の時に、死者が元の世界に取り残された様に、
『一巡後の世界』たるこの『SS速報VIP』に着いてこれなかった人がいるんじゃないか…
それだけがチト不安です
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:44:53.64 ID:G42Dwv9Uo
例えば、基の板に誘導みたいなスレを作っておくと少しは幸福になれる人間が増えるんだろうが
まあそこは『一巡前』の板の人達が決断する事か
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 22:55:31.77 ID:Lq4VCBhZo
改めて>>1乙ー!
343 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/13(木) 22:55:33.02 ID:o7rvAd++0
取り得えず、バタバタしてるし、今日は投下を見合わせた方がいいだろうか?

>>341
『移転したSSスレ一覧を乗せたスレ』を立てればいいんだろうか?
344 : ◆K/7LL5shls [sage]:2011/01/13(木) 22:56:33.31 ID:o7rvAd++0
あ、確認テスト。
以下のレスに他意は無い点だけは注意

[ピーーー]

[ピーーー]

345 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/13(木) 22:57:17.52 ID:o7rvAd++0
あ、やっぱり規制は入るのか。
再テスト

死ね

殺す
346 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/13(木) 22:57:59.74 ID:o7rvAd++0
うむ、この辺りの仕様は、製作と殆ど変り無いのか。
確認終了
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/13(木) 22:59:58.13 ID:sx7ffEMC0
[たぬき]
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 23:00:08.96 ID:M02/SP0nP
まあ!>>1ったらいけない人ッ!
349 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/13(木) 23:13:33.17 ID:o7rvAd++0
テスト
350 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/13(木) 23:14:29.04 ID:o7rvAd++0
うむ、何かバタバタしてるので、本日の投下は見合わせて頂きます。
明日の夜9時半から投下を開始いたします。それでは
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 23:15:14.11 ID:UYuICHQU0
うぃすお疲れす
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 23:15:28.31 ID:hUimxPDyo
了解だ
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/13(木) 23:18:17.24 ID:Lq4VCBhZo
了解。乙ー
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/14(金) 00:04:06.50 ID:nx3v18gR0
あれ?
[ピーーー]
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 00:48:00.01 ID:GHYYNeFAO
今日のディアボロ、板を別のスレッドに移転させられて死亡…か
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 02:20:38.76 ID:oyM/ZbY4o
[切腹]の[田島「チ○コ破裂するっ!」]

357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 08:29:39.52 ID:WPYgeTd80
[スペランカー][ヅラ][んでんでんでwww][禁則事項です]ひろゆき包茎[スプーだ!][アタタタタタタタタタタタタタタタタタ][ブーンブン釈迦ブブンブンブンwwwww]

これ全部適応できてれば同じ仕様だろう

358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 08:31:05.21 ID:WPYgeTd80
間違えた[あぼーん]

同じ仕様だな
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 13:29:21.22 ID:zYMNhAgAO
ブラウザが対応してないだと…Orz
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 13:33:42.94 ID:zio7hWMYo
金ためてPC買えよ、専ブラの入れ方教えてやっから
361 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 16:50:47.66 ID:eG1WQP8h0
予定よりちょっと早く、9時から再開いたします
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 17:03:15.34 ID:tVU5sfG5o
やったネ!
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 18:36:43.04 ID:qMqOgo1N0
よろピくねー
364 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 21:00:29.34 ID:eG1WQP8h0
時間です、第10話、行きます
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 21:01:13.93 ID:Tejavypqo
キター
366 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 21:01:24.98 ID:eG1WQP8h0

御坂「うりゃぁぁぁっ!」

御坂の右手の指先から、
彼女のお家芸『電撃の槍』が放たれる。
『レベル5』の『電撃使い』だからこそ出来る、10億ボルトの高圧電流の一撃だッ!
狙いは木山春生ッ!

がッ!

木山「フン…」
御坂「!」

それは木山春生の周囲に突如発生した不可視の球形の『力場』に散らされてしまう。

御坂「(何よアレッ!?電撃を誘導されたッ!?)
木山「次はこちらの番だ」

木山が御坂と同様に右手を翳すと、
その指先から突如、空気の塊が大砲の如く発射される。
上条・ディアボロを吹き飛ばしたのと同じ、『風力使い』の能力だッ!

御坂「…チッ!」
御坂「(電磁力で何か盾を…)」
上条「うぉぉぉぉぉッ!」
御坂「ちょ…ちょっとアンタ!?」

御坂が『空気弾』を『盾』を作って防ぐよりも早く、
上条がその自慢の右手の掌を翳しつつ御坂の前に走り出る。
このままでは直撃コースだッ!しかし…

―――バチンッ!
御坂「ッ!」
御坂「(相変わらずの反則ね、その右手ッ!)」

木山「一体全体、君の右手はどうなっているんだ?」
木山「実に興味深いね…」

巨大な『空気弾』は、上条の右手に触れた瞬間、
まるで最初から存在していなかったの如く消滅している。
――『幻想殺し(イマジンブレイカー)』
静かに奏でられし『鎮魂歌』すら打ち消した『神殺しの右手』。
『幸運』すら掻き消してしまう、誰も救わない右手。
そして、それ故に、その指先の届く全ての存在を救う右手であった。
367 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 21:04:35.06 ID:eG1WQP8h0

木山「『能力を打ち消す能力』なのなか?…初めて見るタイプの『能力者』だが」
木山「効果範囲は?消せる能力の規模に限度はあるのか?」
木山「疑問は尽きないな」

しかし木山は思いの外、淡々としていた。
彼女自身が『スタンド使い』に覚醒した事もあり、
この手の『常識外の異能』に対し馴れたと言う事なのだろうか。

木山「ま、それについて考えるのも…全てはコトが済んでからだ」
木山「どんな『能力』だろうと…私の前に立ちふさがるのなら…」

木山はその真っ赤な瞳で、上条と御坂を睨みつける。
その異様な有様の双眸と、その瞳に籠った『凄味』に、
御坂と上条はごくりと生唾を飲んだ。

木山「全力で排除させてもらうとしよう…」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨

レッチリ『ウシャシャシャシャシャシャーッ!』
ディアボロ「ハッ!」

『R・H・C・P』の拳のラッシュッ!
たっぷり充電して金色に光り輝く『チリペッパー』の拳の連撃は、
正に『紫電の如し』と言ったスピードの圧倒的連射力だが、

ディアボロ「そんなナマッチョろい『スタンド』で…」
ディアボロ「このディアボロに勝てるとでも思ったかぁーッ!」
レッチリ『こ、こいつ…つ、強い…ッ!?』
368 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 21:08:56.00 ID:eG1WQP8h0

弱体化したとは言えディアボロの『キング・クリムゾン』は、
あの『ブローノ・ブチャラティ』の『スティッキーフィンガーズ』を正面から完封した程の『スタンド』。
際限なく電力を吸収したフルパワーの『チリペッパー』なら兎も角、生半可な『パワーアップ』で勝てる相手では無い。
『チリペッパー』の拳は、全て『キング・クリムゾン』の両手によって迎撃されてしまう。

レッチリ『(「西戸」の野郎との戦いは見てたから…強いのは知ってたが…)』
レッチリ『(ま、まさか…これほどとはッ!?)』

目の前のこの『ディアボロ』とか言う男…
『時間操作系』の『スタンド使い』だけあって…強いッ!

レッチリ『(しかし…さっき使った「能力」を使ってこない所を見ると…)』
レッチリ『(「承太郎」と同じく…連続しては使えないらしいな…)』

レッチリ『なら、勝機はあるぜッ!ウシャシャシャシャシャシャーッ!』
ディアボロ「何度来ようが無駄だッ!キサマの様な『下っ端のクズ』が…」

――ドドドドドドドドドドドッ!
――パシパシパシパシパシィッ!

『チリペッパー』の再攻撃ッ!
しかし再びッ!再びディアボロは完全な防御でそれを防いでッ!

ディアボロ「このディアボロの足元に及ぶとでも、ほんのチョッピリでも考えたかぁーッ!」
ディアボロ「『剣』が『銃』に勝てない様に…キサマでは俺には勝てんッ!その『事実』を…」

カウンターパンチで『チリペッパー』を、殴りぬけるッ!

ディアボロ「墓石に刻んで地獄まで持って行けーッ!」
ディアボロ「エ ェ ェ ェ ェ ェ ピ タ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ フ ッ !」

―――ズドドドドドドドドドドーーッ!
『キング・クリムゾン』のラッシュは『チリペッパー』を貫いたッ!
369 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 21:12:30.29 ID:eG1WQP8h0

レッチリ『ぶべらーーッ!?』

『チリペッパー』はその色を廃車の様な鉄錆色に変えながら吹っ飛んで、
ハイウェイの脇に等間隔に立っている『照明灯』の一つにぶち当たって止まった。
『照明灯』はメシリとへこんで、その内側の『送電線』を僅かに覗かせる。

レッチリ『……!』
ディアボロ「その『送電線』から電力を供給しようと思っているなら…止めた方がいいな…」
ディアボロ「その前に、俺の『キング・クリムゾン』の拳はキサマにトドメを刺す…」

『チリペッパー』とディアボロはそのまま静かに睨みあっていたが、

レッチリ『…チィッ!』
ディアボロ「遅いぞッ!これで貴様もオシマイ…」

『チリペッパー』が最後の力を振り絞って『送電線』へと手を伸ばし、
それよりも遥かに速いスピードでディアボロを最後の一撃を叩きこもうとして…

上条「おわぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!?」
ディアボロ「ドギャスッ!?」
――どんがらガッシャーンッ!?

木山の方から吹っ飛んできた上条にぶつかってブッ飛ばされる。

御坂「ちょ…ちょっと大丈夫なの、アンタらッ!?」
上条「おわ痛てて…不幸だぁ〜」
ディアボロ「うごご…頭痛がする…吐き気もだ…」

頭と頭がゴッツンコしたらしく、
上条とディアボロはそれぞれ頭を押さえて呻いている。
どうやら、上条の右手でも防ぎ様の無い、
『念動力』により飛ばされたゴミ箱にぶつかってコチラに飛ばされてきたらしい。
心配した表情で御坂も2人の方に駆けつけて来る。
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 21:15:26.31 ID:Tejavypqo
ボスかっけー!と思ったらwwwwwwwwwwwwwwww
371 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 21:16:29.72 ID:eG1WQP8h0

ディアボロ「そ、そうだ…『チリペッパー』は…」

ディアボロが頭痛を堪えながら『照明灯』の方を見れば…

レッチリ『ウケケ…充電完了ーッ!木山センセイ…ナイスフォローだぜ』
木山「ピンチそうなんでな…カットを入れさせてもらった」

『送電線』を引きづり出して『充電』し、すっかり輝きを取り戻した『チリペッパー』と、
3人の方へと向かって来る木山の姿が見える。
木山の方には傷一つ見えず、上条・御坂のコンビを以てしても、
この『多才能力』の怪物はなかなかの強敵らしい。

木山「…もう止めにしないか?」
レッチリ『ヘ?』
御坂「…ハイィッ!?」
上条「……何だって」
ディアボロ「…何のつもりだ」

木山「何、こんな事を続けていても無意味だ…私はそう言っているんだよ」
木山「私は『ある事柄』について調べたい…ただそれだけだ。それ以外は何も欲しはしない」
木山「音石君と手を組んだのも全てはその為だし…」
木山「事が済み次第、『幻想御手』の被害者も全員解放するし、音石君とも手を切ると約束しよう…」

レッチリ『……』
ディアボロ「……」
御坂「ふーん…それで?まさか私達がそれを聞いて」
上条「『はい、そうですか』なんて頷くと思ってるんじゃねーだろうな?」
木山「ダメかね?」

木山は顔に掛っていた長い髪を掻き上げると、
その爬虫類を思わせる深紅の瞳で3人を睨みつけ、
自身の周囲の『空間』を『念動力』で粟立たせる。
…頷かなければ…と言う所だろうか。

御坂「ナメんじゃないわよ…『多才能力』だか『万の脳を統べる』だか知らないけど」
御坂「これだけの犠牲者だして…仕舞には『人殺し』と組む様な女の言う事を聞くほど」
御坂「こっちは落ちぶれちゃいないのよ!」

上条「あんたがどんな理由、どんな目的でこんな事しでかしたか何て知らない」
上条「だがな…あんたがその目的の為に…大勢の人間を犠牲にしていいと思ってるなら」
上条「俺は…」

上条「その幻想をブチ殺すッ!」

ディアボロ「………」

┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
372 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 21:21:13.36 ID:eG1WQP8h0

御坂は全身をビリビリバチバチ帯電させ、
上条は怒気に髪を逆立てながら木山を睨みつけ、
ディアボロは黙って上条の傍らに立った。

レッチリ『…』

『チリペッパー』は終始無言で、何か含んだ視線で木山を見つつも、
その身に纏った鬼気を増す木山の傍らの空間へと移動した。
交渉決裂って奴である。

木山「そうか…では…」
木山「君達の心変わりを誘発するとしよう」

瞬間、木山の足元を中心に、
円形の衝撃波がハイウェイの路面に伝わったかと思うと、

―― ズ ン ッ !

上条「へあッ!?」
ディアボロ「…ぬッ!?」
御坂「マジでっ!?」

上条達の足元のハイウェイが崩落した。

373 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 21:31:51.06 ID:eG1WQP8h0

佐天「運転手さんッ!もっと速くッ!もっとスピードだしてッ!」
運ちゃん「お客さん、せかさないでくださいヨッ!」
運ちゃん「こっちも既に精一杯スピード出してるんですから」

仗助「涙子よぉ〜落ち着くんだぜぇ〜」
仗助「オメーが焦ったって早く着く訳じゃねーんだからよぉ〜」
承太郎「同感だな。ちょっと君は落ち着いた方がいい」

佐天、仗助、承太郎の3人は、
適当なタクシーを呼んだ後、上条達の戦場へと向けてタクシーで向かっていた。
例の『御坂美琴』な外見な『F・F』の事もあり、
焦る佐天がいる一方で、仗助と承太郎は至って冷静だ。

佐天「…随分落ち着いてますよね。心配じゃないんですか?」
仗助「あんましなぁ〜…あの御坂って女、知り合ってまだ数日だけだよぉ〜」
仗助「ちょっとやそっとの事でくたばるタマだとは思えねーぜ」

承太郎「それに、ヤツがあの『外見』を選んだのは俺達を混乱させる為なのは明らかだ」
承太郎「そんなヤツの策に嵌るよーじゃいけねーぜ、っていう訳だ」
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 21:37:00.05 ID:f21bgm53o
原作ではエピタフの方に使用制限があるようには見えなんだが、これも弱体化してんの?
375 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 21:43:44.87 ID:eG1WQP8h0
>>374
してますよ〜。使用後にはインターバルを空けなきゃいけません。
376 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 21:47:07.59 ID:eG1WQP8h0

佐天「そんな事…解ってますけど」

2人の最もな言い分に、佐天はちょっと不貞腐れた表情でソッポ向いた。
強力な『スタンド』の持ち主である佐天だが、
実戦経験という面では、仗助、承太郎の2人に遠く及ばない。
そういう所が、こういう時の落ち着き方に如実に出ている様であった。

承太郎「それにな…あの『ソリッド・ナーゾ』とか言う男…」
承太郎「あの男が付いてるなら…そう簡単には負けはしないだろう」
仗助「承太郎さん、あの男の事、えらく買ってますよね〜」
仗助「そんなに強いんすかね〜あの変なオッサン」

佐天「私が見た感じだと、相当強そうな『スタンド』してたけどねー」

佐天が思い返すのは、『西戸』との戦いで垣間見た、あの『キング・クリムゾン』の雄姿だ。
どんな『能力』を持っているかまでは知らないが、
恐らくはあの姿に違わぬ強力な力が予想された。
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 21:47:20.28 ID:zio7hWMYo
エピタフも弱体化してるんか厄介だな
それそうと続きプリーズ
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 21:49:20.41 ID:f21bgm53o
エピタフが常時使えないとなると時飛ばしにあんまり意味が無いなんてことに
まあ「なんか来そう」みたいな勘も強いのかもしれんが
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 21:53:42.24 ID:r4+oy5us0
いやいやエピタフなくてもチートだろ
380 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 21:55:04.17 ID:eG1WQP8h0

承太郎「それは俺も同感だ」
承太郎「何より、彼は見た所、目端の利く男の様だ」
承太郎「きっと、御坂君や上条君の力になってくれるだろう」

承太郎は、確信を持った口調で断言した。


億泰「おい、運チャンよぉ〜もっと速くできねぇのかよ〜」
噴上「俺たちゃ、マジに急いでんだからよぉ〜」
運ちゃん「そうは言ったってねー御客さん。こっちもこれが精一杯で…」
白井「虹村さん、噴上さん…今、焦ってもどうしようもありませんわ」ガリガリ
白井「むしろ、運転手さんを焦らせて事故でも起こされてはなりませんわ」ボリボリ

一方、白井、億泰、噴上の3人も、
上条、御坂、ディアボロらの戦場へとタクシーで急行していた。
後部座席には億泰、噴上が、助手席には白井が座り、
白井は『ハイウェイ・スター』に吸い取られた養分を吸収すべく、
さっきコンビニで買った角砂糖をガリガリと齧っている。
ちなみに敗北し気絶した春上は、手錠と猿轡で拘束された上で、
後部座席の億泰と噴上の間で静かに伸びていた。

億泰「でもよー…御坂達がいった所の木山がどうも本物らしーじゃねぇか」
億泰「きっと音石のクソヤローもきっとそこにいるぜぇ〜…落ち着いてられるかよ〜」

白井「大丈夫ですわ。わたくしのお姉さまが付いててるんですもの」
白井「あのお姉さまが学者風情に膝を着くなど、天地がひっくり返ってもある事ではありませんわ」

白井は、フンと自分の事であるかの如く胸を張り、太鼓判を押した。


木山「意外とあっけなかったな…御坂美琴」
上条「ミサカァァァァァァッ!」

レッチリ『ウケケ…形勢逆転だなぁ〜』
ディアボロ「クッ!?」
381 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 22:07:49.66 ID:eG1WQP8h0

御坂美琴はグッタリと土砂の中に埋もれ、
その傍らで木山春生は相変わらずの傷一つ無い体。

一方、その輝きを増した『チリペッパー』と対峙するのは、
冷や汗を浮かべ、息の上がったディアボロだ。

どうしてこうなったのか、少し時間を巻き戻す。


ディアボロ「はっ!」
上条「わっ!?サ、サンキュー、ディアボロ」

『エピタフ』で地面に崩落を『視て』いたディアボロは、
地面が崩れようとする瞬間に『スタンド』を身に纏わせつつ、
上条を右手で抱えながら落下し、猫の様に見事に着地する。

御坂「アハハ…本当に何でもありね木山春生」

御坂は電磁力でとっさにヘイウェイの高架に張り着いて、落下を免れていた。
…彼女も上条を助けるつもりだったのか、右腕に上条を抱えたディアボロを、
少し羨ましそうな視線で見ている。
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 22:09:04.62 ID:tVU5sfG5o
ディアボロに嫉妬すんなww
383 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 22:17:25.27 ID:eG1WQP8h0

レッチリ『ヒヒヒ…やる事が派手だねぇ〜木山センセイよぉ〜』
木山「ふむ…これでもだめか…なら」

木山の周囲に『水の球』が幾つも浮かびあがり、
それらが弾丸の様に上条・ディアボロや、御坂の方へと襲いかかって来る。

上条「ディアボロッ!」
ディアボロ「ウムッ!」

ディアボロが上条を離せば、
上条の右手が襲いかかる『水の球』を迎撃し、

御坂「はッ!そんな気の抜けた攻撃が当たるものですか!」

御坂は電磁力で高架を駆け降りつつも、
『レーダー』で『水の球』の動きを読んで回避する。
ついでにお返しとばかりの『電撃の槍』を放つが…

レッチリ『ヒヒヒ…こいつはありがてぇッ!』
御坂「チィッ!面倒臭いわねぇ!」

木山へと向けて飛んでいく『電撃の槍』の射線上に、
『チリペッパー』が割り込んで、10億ボルトの電撃は吸収されてしまう。
『スタンド』は見えずとも、『電子の目』を持った御坂には、
『電気の動き』で、その事実を認識し、チッと舌打ちをした。

384 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 22:28:55.75 ID:eG1WQP8h0

上条「御坂ーッ!迂闊にビリビリすんなッ!吸収されちまってる!」
御坂「うっさい!それぐらい私にも解ってるわよッ!」
御坂「(でも…マジでどうするかしらね…攻撃の手段が制限されるのは正直厳しいし…)」
御坂「(手管を絞って勝てる相手でも無さそうだし…)」

上条には強気に怒鳴り返したものの、内心御坂も焦っていた。
『多才能力』の木山春生ですら厄介なのに、
それに加えて、自分にとってはある意味『天敵』と言える『チリペッパー』がいるのだ。
コイツのお陰で『電撃』系の攻撃がまるまる自由に使えなくなるのは、
はっきり言って鬱陶しいにも程がある。

御坂「(ヤツも『電気の塊』ならば…私にも『操作』できるかしら…)」
御坂「(もし出来るなら…ヤツには勝ったも同然だけど…)」

御坂は改めて空中をふわふわ漂う『電荷の塊』…『チリペッパー』を見て考えるが…

御坂「(…何故だろう。出来る気がしない)」
御坂「(根拠のない勘に過ぎないけど…『電撃使い』としての経験が確かにそう言ってるッ!)」
385 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 22:42:26.47 ID:eG1WQP8h0

御坂の勘は正しい。
例え彼女が電流を通して操ろうとしても、
彼女が操るよりも前に、御坂から発せられる電気を、
『チリペッパー』が自身の『エネルギー』に変えてしまうからである。
それより何より、『チリペッパー』と『超電磁砲』は同じ『電気を操る』という特質こそ同じくしているとは言え、
それ以外の『性質』や『律』があまりに違いすぎる。果たして、上手く『接続』としても、
上手く操れる物かどうか…

御坂「(やっぱり『餅は餅屋』ね…)」
御坂「…木山の方はどうにかするから」
御坂「その間に、アンタらでそのうっおとしい『スタンド』…何とか出来る?」

上条「いいぜ…承ったぜ御坂ッ!」
ディアボロ「了解した…今度こそ覚悟してもらうぞ…この下っ端のカスが」

地面に降り立った御坂が木山と対峙し、
今度はディアボロと上条の2人が『チリペッパー』に対峙する。
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 22:43:36.19 ID:9eIr2XBwo
さりげなく誤植ネタwwww
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/14(金) 22:47:33.44 ID:2hF6H0YAO
上条さんのセリフは一々ボスの耳に痛いな
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 22:51:00.11 ID:7N82hltAO
てか上条さんはボスのこと本名で呼ぶのな
偽名使った意味無くね?
389 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 22:57:30.13 ID:eG1WQP8h0
>>388
戦闘中なので、そこまで気が回って無いんですよ<上条さん


木山「ふむ…さっきは2人掛かりで勝てなかった相手に…今度は君一人かね?」
木山「その程度のパワーで私と闘おうなどとは、10年は早いんじゃあないかな?」

レッチリ『へへへ…さっきの俺とは一味違うぜ…充電は充分。そしてぇ〜』
レッチリ『「反省」したおれは厄介だぜぇ〜…もう油断はしねぇ〜』

対する2人は実に強気ッ!
特に木山は、この『学園都市』ではある意味『神』にも等しい『レベル5』を前にしても、
もはや全く臆す様子も気後れする様子も無い。実に冷静で泰然としている。

御坂「言ってくれんじゃない…『俄か能力者』の分際で」
木山「事実だよ。君の能力の限界はおおよそ掴ませてもらった」
木山「もう、一切負ける気がしないね」
御坂「あら、生憎ね。私もよ。私も…」

御坂の周囲の瓦礫が次々と浮かび上がる。
ハイウェイの建材の鉄筋コンクリートの鉄の芯を基点に、
電磁力で操作しているのだ。

御坂「負ける気は全然しないわッ!」
御坂「喰らえッ!一斉射撃ッ!」
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 22:57:50.33 ID:Wk+nqBMDO
木山先生はある意味最強のスタンドを使えるのに
御坂1人とは……
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 23:00:22.29 ID:7N82hltAO
>>1
そかそか
上条さん良い意味でも悪い意味でも真っ直ぐだもんな
では投下頑張って下さい
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 23:01:05.92 ID:zio7hWMYo
一回消されたからもう通用しないと判断したんだろう
393 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 23:14:03.83 ID:eG1WQP8h0

木山「芸が無いな。その攻撃なら、すでに見せてもらった」

自分の方へと向かって来る瓦礫の大群を、
木山も『念動力』で操作した瓦礫の大群で迎え撃つ。

互いの瓦礫の砲弾は、相に衝突して互いに砕けながら地面に転がる。

御坂「なら、これはどうかしらッ!」

瓦礫が地面に落ちると殆ど同時に、
今度は集められた『砂鉄の槍』が幾条にも伸びて、
木山の肌を突き破らんと肉迫するッ!

木山「くだらないな。実に無意味だ」

木山の目の前の地面が突如隆起し、
『砂鉄の槍』の切っ先を全て受け止める。
しかし、その壁の向こうから…

御坂「キェェェェェェーッ!」
木山「!」

『砂鉄の剣』を大上段に構えた御坂が跳んで来るッ!
脚部の筋肉の電気信号を操作し、一時的に脚力をブーストして飛ぶが如く駆けて来たのだッ!

御坂「チェェェェストォォォーッ!」
木山「クッ!?」

木山は掌から『光の剣』を出して『砂鉄の剣』を受け止めるが、
ブレード部分がチェーンソーの様に高周波で振動しているため、
その衝撃が木山の右手に予想以上の負担を強いるッ!
394 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 23:27:26.00 ID:eG1WQP8h0

御坂「ウシャアーーーーーーーッ!!」
木山「お、お、お、お、おーーッ!」

盲滅法に『砂鉄の剣』を振りおろして来る御坂に、
木山は『光の剣』を左右2本に増やして迎撃するが、
ここにきて、御坂と木山の実勢経験の差が出る。
木山が圧され始めたのだ。

上条「やるなぁ、ビリビリ!よしッ!」
ディアボロ「こっちも一気に仕掛けるぞッ!」
上条「おうッ!」
レッチリ『ちくしょぉぉぉぉッ!こいつらぁ〜ッ!』

御坂が木山を圧しているのを見て、
上条、ディアボロも『チリペッパー』に一気に突っ掛けるッ!
これまで『スピード』で2人を翻弄していた『チリペッパー』も、
上条の『右手』とディアボロの『スタンド』の連携に、圧され始めていた。

戦いの流れは、上条達に有利に進みつつあった、が、

木山「はぁぁぁぁぁッ!」
御坂「チイッ!?もう少しの所でッ!」

木山が自身の周囲に『風力使い』の能力で、
自分の周囲に『円軌道』の風の奔流を作ると、
それを察知した御坂は後ろに飛んでそれをかわした。
もう少し詰めれば勝てていたのに…実に惜しい。
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 23:29:10.74 ID:zio7hWMYo
>御坂「ウシャアーーーーーーーッ!!」
くそ吹いたwwwwwwww
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 23:33:34.07 ID:Tejavypqo
御坂が壊れていくwwwwwwww
397 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 23:42:15.72 ID:eG1WQP8h0

木山「訂正するよ…流石は『超電磁砲』ッ!」
木山「今度こそ本当に出し惜しみは無しだッ!」

木山は『念動力』で『空き缶』を『一つ』宙に浮かせると、
御坂へと向けて銃弾の如く発射する。

御坂「(『空き缶』を『1つ』?そんな物で…)」
御坂「(そんな物で…ッ!)」

『空き缶』をたった『1つ』飛ばしてきた。
木山の意図が読めない御坂の脳裏に、一つの記憶が蘇る。
『虚空爆破(グラビトン)事件』…『幻想御手事件』の、ある意味始まりを告げたあの事件。
その主犯格の少年、『介旅初矢(かいたびはつや)』の使っていた『能力』…それはッ!

御坂「(『量子変速(シンクロトロン)』ッ!)」
御坂「危ないッ!アンタらも伏せてッ!」

上条「何だぁッ!?」
ディアボロ「…いかんぞ上条ッ!『時を飛ばす』ッ!」

御坂「爆発するわッ!」
ディアボロ「『キング・クリムゾン』ッ!」

飛ばされて来た『アルミ缶』は『重力子(グラビトン)』を加速させ、
周囲に一気に放出、爆発したッ!
御坂は電磁力で盾を形成、『予知』したディアボロは『時を飛ばし』て、
それぞれに爆発を回避する。
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/14(金) 23:47:17.31 ID:jm1f12mMo
ミサカwwwwwwww
399 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/14(金) 23:59:54.63 ID:eG1WQP8h0

木山「『一発』では足りないか…」
木山「ならば…」

木山の『念動力』により、足元のゴミ箱が浮かび上がり、
その内容物が次々と空中へと飛び出していく。その全てが『アルミ缶』だッ!

上条「嘘だろ…あれが全部『爆発』すんのかよ!」
ディアボロ「(出来るか!?飛ばせるか!?この短時間に連続して『時を飛ばす』など…ッ!?)」

御坂「何よッ!たかが数が『3発』に増えたぐらい…」
上条「…!御坂ッ!?」

おかしい。御坂は今、何と言った?『3発』?
見えていないのか?この空中に打ち上げられた夥しい量の『アルミ缶』がッ!
その時、上条は気が付いた!
地面を這うようにして広がり、静かに御坂の足元に到達していた『像(ヴィジョン)』をッ!

木山「『ジェイル・ハウス・ロック』ッ!」
木山「御坂美琴ッ!君はもう、宙に浮かぶこの『爆弾』の群れを…3個しか認識出来ないッ!」

上条「『スタンド』ッ!?何時の間に!?」
上条「御坂ーッ!兎に角『防御』を張れぇぇぇぇーーッ!」
御坂「え、あ、何が!?」

宙に浮かぶ『アルミ缶』を三個しか認識出来ない上に、
記憶障害を起こした御坂は、何が起こっているのかを、いきなり認識出来なくなる。
しかしそれでも、とっさに防御壁を形成出来たのは、
それを指示したのが愛しの上条当麻だったからか…しかし…

木山「爆裂するッ!」
御坂「え、あ、きゃぁぁぁぁぁぁッ!?」
上条「みさかぁぁぁぁぁぁぁッ!」
ディアボロ「ええいままよッ!『キング・クリムゾン』!『時よ吹き飛べ』ぇぇぇぇッ!」
レッチリ『させるかッ!このダボがッ!っらぁぁぁぁぁぁッ!』

空間が破裂し、爆風が空間を舐め回す。
時間が吹き飛んで、上条とディアボロをそれより回避させる。
しかし御坂は、とっさのこと故に、防壁の形勢が不十分であり…
400 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 00:12:06.65 ID:kl/iLvA/0

木山「意外とあっけなかったな…御坂美琴」
上条「ミサカァァァァァァッ!」

レッチリ『ウケケ…形勢逆転だなぁ〜』
ディアボロ「クッ!?」

爆風を予想以上に受けてしまった御坂は意識を失って土砂に埋もれ、上条は絶叫するッ!
そして、短時間の間に無理して連続的に『時を飛ばした』ディアボロは、
顔を蒼褪めさせて地面に膝をついた。『スタンドパワー』を消耗しすぎたのだ。

上条「ディアボロッ!?お前までッ!?」
ディアボロ「うぐぐ…」
ディアボロ「(クソッ!無理が祟ったか…)」

木山「…君達がどんな手を使って『爆風』を回避したのかは解らないが…」
木山「そこで呻いてる彼の仕業だったのかな?いずれにせよ…」
木山「『パワー』を使いすぎたな…もう戦えまい」

レッチリ『ひゃははははははッ!』
レッチリ『もう戦えるのは…ガキッ!テメェ一人みたいだなぁーーッ!』

上条「(絶対絶命ってヤツかよ…どうする上条当麻ッ!?)」

御坂は瓦礫に埋もれ、ディアボロは戦闘不能。
対する相手は何れも絶好調。此方の武器は己の右手のみ。
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 00:17:59.51 ID:ZD+HBTwXo
何れも
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 00:20:59.61 ID:IICD+J4Qo
いずれも
403 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 00:26:44.18 ID:kl/iLvA/0

上条「(注意を引き付けるんだ…こいつらの注意を、俺一人に引き付けるんだ)」
上条「(引き付けて…この2人から遠ざけるッ!)」
上条「(御坂とディアボロ…この2人に攻撃の矛先が向くのだけは避けなきゃならねぇッ!)」

上条は右の拳を強く握り込んだ。
ここが正念場だ…自分が何とかしなければ。
何としても、2人を守らねばッ!

上条「…これで満足かよ」
木山「…何がだ?」
上条「何もしらねぇ人間の、『能力』への憧れを弄んでよぉ…」
上条「そいつらから奪い取った『能力』で好き勝手暴れまわって…」
上条「御坂を…いたいけな女子中学生をこんな風にぼろぼろにして…」
上条「おまけに殺人犯組んで好き放題…」

上条「これで満足かって聞いてんだよッ!」
上条「ええッ!木山春生ッ!」

木山「………」

真摯な怒りを込めた上条の瞳に睨まれて、木山の足が止まった。
逡巡するように天を仰いで…ぽつりと漏らすように言った。

木山「すまないとは思っている」
404 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 00:41:05.76 ID:kl/iLvA/0
木山は深紅の瞳で上条の瞳を真っ直ぐ見返して、続けた。

木山「確かに、私は…大勢の無能力者や低能力者のコンプレックスに漬けこむ様な事をしたし…」
木山「『学園都市』の無関係な大勢の人間に迷惑をかけている。それに…」

木山がチラリと、倒れ伏した御坂や、
蒼褪めた顔でこちらを見るディアボロに視線を向けた。

木山「少なくない人間を、実際に傷つけた」
木山「許されない事だとは自覚しているよ」

上条「だったら…」
木山「それでもだ…」

上条を見返す木山の目には、謝意こそあれ、迷いは一切無いッ!

木山「私…この木山春生にはやり遂げねばならない事があるッ!」
木山「その為には…私の手を汚す事も…」
木山「如何なる者も物も犠牲にしても致し方ないと思っているッ!」
木山「立ち塞がる障害は…例え私の肉親だろうと排除するッ!そういう『覚悟』を決めて私はここに来たッ!」

上条「そこまでアンタに『覚悟』させた…その『目的』ってのは何だ?」
木山「………」
上条「言えねェ事なのかよ…そこまでの『覚悟』を掛けた『目的』は…」
上条「人には言えぇね様な『目的』なのかよッ!?」
木山「………」
上条「黙ってないで、何とか言ったらどうだよッ!」
405 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 00:55:54.56 ID:kl/iLvA/0

上条「そこまでの『目的』だってんなら、何で黙ってるッ!」
上条「そこまでの物なら、人には言えねぇなんて事は無ぇだろうがッ!」

木山「少し前の話だ…」

木山は、ここで初めて上条から視線を外して、
俯いて静かに語り始めた。
その『右手』に宿った『破幻の力』以外、
何の力も持たない一人の少年が、その言葉だけで、
『万の脳を統べる』一人の女性の心を幾分か揺り動かしたらしい。

ディアボロ「(大した奴だ…口先だけで、この場を主導権を握ったか…)」

上がった息を整えながら、ディアボロは上条を見やり、ニヤリと笑う。

ディアボロ「(こういう芸当を…素でやってのけるから、この男は面白い)」

今まで、自分の周囲には居なかったタイプの人間である事は確かだろう。
馬鹿正直な男だが、その真っ直ぐさが実に好ましい。自分も変わった物である。
しかし…

木山「私は…」
レッチリ『おい…おしゃべりは其処までにしとけ』

どこにでもいる物だ。こういう空気の読めない輩が。
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 00:58:53.72 ID:vxlvrNyXo
上条必殺の説教を遮るなww
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 01:04:00.04 ID:c4Z1GMZAO
ジョジョなら当然
408 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 01:10:46.09 ID:kl/iLvA/0

レッチリ『黙って見てりゃ木山センセイよぉ〜…』
レッチリ『何、ガキの口車に乗せられてんだよぉ〜』
レッチリ『こんな所でチンタラしてる場合じゃねーじゃねぇかよ〜』

『チリペッパー』が、木山の側へと飛んで、その耳元で囁く。
それは上条当麻にとっても木山春生にとっても悪魔の囁きである。

木山「…それもそうだな。」
上条「!…(マズイッ!?)」
ディアボロ「(チッ!?余計な事を…)」

木山の瞳に籠った『色』が変わる。
揺らぎが消えて、まるで冬の湖の様に、
何処までも澄んで、そして何処までも深くて黒い、
『漆黒の意志』をやどした物へと変わっていく。

木山「悪いね。君には目的を告げる事すらできそうにない」
木山「恨んでくれていい…恨んでくれていいから」
木山「訳も解らず…暫くここで眠っていたまえ…」

木山の周囲に、瓦礫が幾つも浮かび上がった。
『念動力』だ。こればっかりは、上条の『幻想殺し』でも防げないッ!
409 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 01:23:15.19 ID:kl/iLvA/0

木山「そこで倒れている『超電磁砲』と一緒に…仲良く瓦礫の中で寝ているといい…」
上条「(これは…ちょっと、洒落にならない、か…?)」
ディアボロ「(クソッ!?『時を飛ばす』どころか…体の自由すら利かんとはッ!)」
ディアボロ「(まさか、このディアボロと上条が…こんな所で!?)」

木山「Good night, sleep tight…(おやすだ、ぐっすり眠りたまえ)」
上条「(畜生ッ!ここまでなのかよッ!)」
ディアボロ「上条ぉぉぉぉぉッ!」
レッチリ『ひゃはは…テメェらはここでお終いだぜぇ〜』

瓦礫が、上条へと向けて飛来する。
逃げ場は…無いッ!

レッチリ『勝った!「超電磁砲編」完ッ!」

???「生憎だけどよぉ〜そういう訳には行かねぇぜぇ〜」

レッチリ『!?』
木山「!?」
上条「!?」
ディアボロ「!?」

???「『ザ・ハンド』ッ!」
―― ガ オ ン ッ !
―― ガ オ ン ッ !

予期せぬ男の声と、『空間を削り取る音』が響きーーッ!

上条「おわおっ!?」
ディアボロ「ぬうっ!?」
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 01:27:26.30 ID:vxlvrNyXo
億泰は前の闘いでは足を引っ張っただけだからな
ここいらで活躍しておかないといかん
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 01:29:06.08 ID:BK8n/3UKo
盛 り 上 が っ て ま い り ま し た
412 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 01:30:51.23 ID:kl/iLvA/0

2人は『乱入者』の方へと引き寄せられた。
…『乱入者』?そいつは違うぜぇ〜こいつは…

白井「お姉さま!?しっかりしてくださいましッ!?」
御坂「…うぅ〜ん…」
白井「よかった…気絶なさってるだけのようですわ」

上条「あ、アンタは…」
ディアボロ「…いいタイミングだ。助かったぞ」
億泰「へっ、いいってこった。どの道『ヤツ』との決着は…」

『騎兵隊』のお出ましだッ!

億泰「俺が着けなきゃならないと思ってたからよぉ〜」
億泰「なぁ…音石明クンよぉーーーッ!」

レッチリ『げえっ!?虹村億泰ッ!?』
噴上「へへへ…俺も居るぜッ!」
木山「やれやれ…新手か。春上君は敗れたと言うのか…」

白井黒子、虹村億泰、噴上裕也…合流ッ!
413 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 01:35:52.85 ID:kl/iLvA/0
はい、今日はここまでです。
『第10話』の残りは、1/15の再び夜の9時からです。
それではお休みなさい
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 01:38:19.58 ID:0b09z7eEo
まだ十五分の一しか終わってないだと!!と
思ったが1月15日か・……

415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 01:50:49.90 ID:+J7I6x2SO
乙でしたー。アホの億泰のくせに格好良いじゃないか!
承太郎たちはどういう合流の仕方をしてくれるのか楽しみだぜ
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 02:23:10.57 ID:ckMQRu+co
億泰と黒子のコンビがいい味出してるな 乙乙ッ!
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 02:57:04.05 ID:HnUClqtIo


先にガオンが目に入ってクリーム来たかと思ったらハンドだったでござる
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 10:05:54.06 ID:XReiSqNIO
おつ
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 10:27:51.03 ID:V6EzixqSo
乙です
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 14:19:46.20 ID:ZD+HBTwXo
盛り上がってきたwwwwwwww
一旦乙ー。
421 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 15:34:19.93 ID:kl/iLvA/0
ちょっとテスト

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422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 15:37:46.51 ID:BK8n/3UKo
上条さんの説教フラグktkr
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 15:38:10.63 ID:ZD+HBTwXo
ソゲブゥ
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 15:44:49.65 ID:G4ETXrAQ0
イケメンAAクルー!
しかし予想出来てたとは言え非スタンド持ちは完全に噛ませだな
一応超電磁砲編なのにwwww
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 16:06:16.22 ID:HnUClqtIo
スタンドなくてもヤバイのは超電磁砲にはあんまいないな。御坂含めて
本編じゃもう出た冷蔵庫とか右席とかが凄まじい
426 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 16:44:51.07 ID:kl/iLvA/0
>>424
ちゃんと御坂や白井にも見せ場はあるので、ご安心ください。

ちょっと予定を繰り上げて、8時からの再開です
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 16:54:06.19 ID:ZD+HBTwXo
うれしい時間変更だ。
そういや俺禁書わからんから『超電磁砲編』っていうのはわからんがまだまだ『〜編』ってあるの?

日本語おかしいが簡単に言うと『まだまだこのSSは終わらないの?』ってことです。
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 18:39:35.02 ID:/4TmcKNR0
>>427
>>1が神の右席とかその辺も消化する予定ならまだまだ終わらん
ジョジョサイドには大統領と神父もいるし
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 19:06:04.42 ID://+v0Vjx0
大統領はインデックスを回収したい
神父は世界を一巡させるためにインデックスが欲しい
つまり挟み撃ちの形になるな
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 19:52:08.20 ID:TnDHLaWkP
0930事件とか完全に5部の再現になるなwwwwwwww
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 19:57:05.41 ID:HnUClqtIo
>>429
更にそこに右腕を完成させるためにフィアンマも来るだろう
…カオスだな

なんか縛りが上手な人もいたけど気のせい
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 19:58:48.20 ID:jCELxTXuo
そろそろやね
433 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 20:01:31.05 ID:kl/iLvA/0
>>427
まだまだ終わらないどころか…着地点を見つけるのに必死って感じ。
自分としては、7〜8部構成を予定しています

再開します
434 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 20:02:12.53 ID:kl/iLvA/0

レッチリ『ちぃ…新手が3人か…』
レッチリ『だが相手は所詮「アホの億泰」よぉ〜俺の敵じゃねぇ〜』

億泰「言ってくれるじゃねーか、このトンチキがよぉ〜」
億泰「俺だって『成長』したって所を見せてるぜッ!」

噴上「ハッ…本当は『戦う』予定はなかったけどよぉ〜」
噴上「ここまで来たらヤル事ぁヤルぜぇ〜ギフンデタチアガルオレサマカッコイー」

ずずい、前へとでた2人の後方で、
上条は白井に抱きかかえられた御坂の方へと走り寄る。

白井「ちょっと類人猿ッ!わたくしのお姉さまに何を触ってるんですか!」
上条「悪い、白井…ちょっと御坂の頭に触らしてもらう」

上条が御坂の額に触れれば、バチンッと何かが弾ける様な音が響いた。
やはり、木山の『スタンド』に何かされていたらしい。

御坂「う…うぅん〜…あれ?私…?」
白井「お姉ぇぇぇぇぇぇぇさまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」
御坂「うわわわ!?抱きつかないでよ黒子!?どさくさにまぎれて胸を揉むな!」
白井「良かったですわーッ!良かったですわァァァァァァァッ!」

意識を取り戻した御坂に白井は抱きつき、その体を隈なくまさぐった。
そんな様子を、少し顔を赤くしながら見た上条は安心した表情し、

上条「ディアボロ…お前の方も大丈夫か?」
ディアボロ「ああ…予想以上に消耗してしまった様だが…」
ディアボロ「暫く大人しくしていれば…何とかなりそうだ…」

今度はディアボロの方を見やるが、
未だ蒼褪めてはいるものの、先程に比べれば随分と回復してきている様だ。
この分なら心配はいるまい。
ならば…
435 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 20:02:56.37 ID:kl/iLvA/0

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上条「心おきなくやらせてもらうぜ」

その表情を引き締めながら、
上条もまた、億泰達の傍らに立った。

白井「お姉さまは少し休んでいてくださいまし」
白井「ここは『風紀委員』たるこの白井黒子の出番ですわ」

角砂糖の入った袋を御坂に押し付けつつ、
白井も3人の傍らに立った。

これで2対4、である。

木山「白井黒子君…だったね、確か」
木山「『レベル5』でさえ勝てなかった私に…『レベル4』の君が挑むというのかい?」

白井「ええ、お姉さまには実に悪いですけど」
白井「『スタンド使い』が『相性の世界』であるように…」
白井「『能力者』にも『相性』と言う物がありますの」

御坂「黒子…」
白井「お姉さま、ここはわたくしに任せて下がっていて下さいまし」
白井「お姉さまが出るまでもありませんわ。ここは『露払い』のわたくしめにお任せを」
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 20:06:03.06 ID:1OMfdK0Po
つ[大きなカエル]
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 20:08:07.31 ID:vxlvrNyXo
上条△!
黒子はやはり美琴より活躍する運命にあるのか
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 20:08:08.85 ID:LYvaLzSY0
どう考えても死亡フラグです本当に以下略
439 :427 [sage]:2011/01/15(土) 20:08:31.89 ID:fGd01ovFo
まだまだ終わらんということか。よかったw
スレ民&作者さんサンクスです
440 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 20:13:58.48 ID:kl/iLvA/0

ディアボロと2人で角砂糖を齧る御坂の白井を見る目には、不安の色があるが、
振り返って見返す白井の瞳には恐怖も気負いも無い自然体だ。

木山「ふぅーん…大した強気じゃないか」
木山「まあいいさ、誰だろうと、立ちはだかる者は…排除する」

レッチリ『どうやら「承太郎」の野郎はまだ来てねぇみたいだな〜』
レッチリ『よし…野郎が来るまでに…億泰ゥ、テメェの始末はつけてやるぜーッ!』

対する2人も新手に対する臨戦態勢を整えた様だ。
白井、上条、億泰の3人はそれに対さんと前に進もうとするが…

噴上「白井…ちょっと耳を…」
白井「?…なんですの?」

噴上が白井の耳元に顔を寄せて、何事かを囁いた。
それを受けて、白井が億泰に、億泰が上条へと順に何事かを囁く。

木山「…?何だ?何か作戦でも思い付いたのかい?」
レッチリ『何か小細工かぁ〜?それをさせる俺だと…』

レッチリ『 思 っ た か ぁ ー ッ!』

『チリペッパー』が余計な事はさせじと突っ掛けて来るッ!
『電力』を一気に消費して加速(ブースト)ッ!ロケットの様に4人の方へ突っ込んでくるッ!
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 20:15:05.81 ID:jCELxTXuo
そういや黒子レッチリ見えねーじゃん
442 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 20:23:44.32 ID:kl/iLvA/0

億泰「来たぞーッ!」
白井「解りましたわッ!手筈通りッ!」
上条「行くぞッ!」
噴上「任せたぜッ!」

億泰と上条が前衛として前に出て、
その後方で白井が噴上の肩を掴んだかと思うと、

木山「…テレポートッ!?」
レッチリ『どこに飛びやがった!?』

白井と噴上の2人が突如『空間移動(テレポート)』したのである。
『チリペッパー』は急ブレーキをかけて突撃を中断し、
木山も『能力』を用いて周囲をサーチ、奇襲に備えるが…

木山「…何処だ?」
レッチリ『奴ら…何処に消えやがった!?』

全天周に眼を巡らせるも、
何処にも2人が出現してくる様子が無い。
一体2人は何処に行ってしまったのか?

レッチリ『あ”ぁぁぁぁぁーーーッ!?』
木山「!?……いきなり、叫んで、一体どうしたんだ!?」

ここで、何かに気が付いたのか、
『チリペッパー』が「シマッターッ!」て感じの絶叫を上げる。
443 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 20:33:36.85 ID:kl/iLvA/0

レッチリ『し、しまった…アイツらぁーーッ!』

『レッド・ホット・チリ・ペッパー』の本体たる『音石明』は、
『吉良のオヤジ』によって『スタンド使い』として覚醒させられた『噴上裕也』の『能力』を知らない。
しかし、わざわざあの『空条承太郎』が自分を追跡するメンバーに加えたのだと言う事は…
おおよその、その『能力』の性質に見当は着く。
噴上と白井の2人は…

レッチリ『俺の「本体」をーーっ!?こりゃヤベェッ!?』

『チリペッパー』の推測は当たっていた。
噴上はその猟犬の如き『鼻』で…この近くの何処かに潜んでいるらしい、
『本体』…すなわち『音石明』の存在を嗅ぎ取り、
その『臭元』へと向けて、白井と共にテレポートしたのである。
それは、『ハイウェイ』の上に取り残された…

噴上「到着ぅ〜う」
白井「木山先生…啖呵切った手前…こういうのはどうかと思いますけど…」
白井「先に厄介な『音石明』から叩かせていただきますわ」

木山の愛車、『ランボルギーニ・ガヤルド』の直ぐ傍ッ!

レッチリ『戻らなくては…ッ!「スタンド」を解除して…』
億泰「そんな事させるかボケェーーーッ!」
億泰「『 ザ ・ ハ ン ド 』ッ!」
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/15(土) 20:34:53.04 ID:16ooIX9E0
チリペさんとハンドさんは地味なくせに能力チートすぎて困る
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 20:36:28.52 ID:jCELxTXuo
能力チートでも頭脳が間抜け
446 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 20:47:04.01 ID:kl/iLvA/0

―― ガ オ ン ッ !
顕現した『ザ・ハンド』が『右手』で『空間』を削り取るッ!
『チリペッパー』が、億泰の方へと引き寄せられて…

レッチリ『し、しまっ…』
億泰「往生しやがれぇぇぇぇぇーーッ!」

『ザ・ハンド』の『上段回し蹴り』ッ!
それは『チリペッパー』の頭部に見事と吸い込まれて、

レッチリ『ごべばーーッ!?』

クリティカルヒットォォォォッ!
『チリペッパー』は首を変な方向に曲げつつ吹き飛ぶッ!

木山「チッ…!」

追い詰められた『チリペッパー』を援護するべく、
木山は指先に『火球』を生成、億泰へと向けて発射する。

上条「だが、『ブチ殺した』ッ!」
木山「…ッ!?実に厄介な『右手』だ…」

億泰へと向けて発射された『火球』だが、
その軌道上に割り込んだ上条の『幻想殺し』に掻き消されてしまう。

上条「アンタの相手は俺だぜセンセイ…」
木山「…いいだろう。ひょっとすると君は…『超電磁砲』以上の脅威かも知れん」

上条を主目標に定めた木山だが、
上条の両隣りに、復活した『後ろの2人』が並び立った。

御坂「私も忘れちゃこまるわよ、センセイ」
ディアボロ「………」

上条「2人とも…大丈夫なのかよ?」
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 20:49:13.38 ID:jCELxTXuo
上条さん……いや兄貴ッ!
448 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 21:05:52.79 ID:kl/iLvA/0

御坂「大丈夫よ…ハッ!『レベル5』舐んじゃないわ」
ディアボロ「『能力』の使用は正直怪しいが…『スタンド』で殴る程度ならば問題無い」

心配そうな表情の上条に、
全身擦り傷だらけながらも、その見に纏った覇気は微かにも揺らがない。
一方ディアボロは、未だ青い顔をしているも、
角砂糖で『栄養補給させてもらったぜ!』なのか、先程より明らかに回復している様子だった。

木山「いいさ…3人纏めて掛って来るといい…」
木山「その方が手間が省ける…これ以上、ここで時間を費やしたくは無い」

御坂「相変わらずの強気だけど…状況が読めてるのかしら?」
御坂「もう私に足枷は無くなったのよ?」

木山への御坂の『電撃攻撃』を封じていた『チリペッパー』は、
億泰の『ザ・ハンド』のストンピングで悲惨な事に成っている。
まだ、ボディーの輝きは失っていないが、少なくとも、木山の援護を出来る状態では無い。

木山「問題は無い。元々、私は1人でもやってくつもりだったんだ」
木山「私だけで何とかしてみせるとしよう」

―――3度目の仕切り直し。
今度こそこの戦いにも決着がつく時が来ようとしていた。
449 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 21:15:23.77 ID:kl/iLvA/0

白井「ホントに間違いないですの?」
白井「確かに、この車の中から…『音石』の臭いがするんですの?」
噴上「それは間違いねぇーぜ〜」
噴上「この『臭い』の『強さ』…間違いなく『本人』の臭い…」
噴上「の、筈なんだが…」

無人のガヤルドの側で、
白井と噴上は互いに首を傾げた。
白井も噴上の『嗅覚』の精度は知っているし、
それ故に、彼の言う事を疑うつもりは無いのだが…
ガヤルドの中には、確かに人っ子一人いないのだ。

白井「トランクの中も無し」
白井「後部座席にも、助手席にも、運転席にも、シートの下にも無し」
白井「見つかったのは…」
噴上「この『亀』だけかぁ〜」

噴上の手の中にあるのは、
木山が飼っていて、ここまでわざわざ連れて来ていたらしい『亀』だ。
助手席の水槽の中で眠ってたのだが、ガヤルドの中からはこの『亀』以外、
一切の生き物の臭いを感じ取れない。

白井「『ココ・ジャンボ』…?これがこの『亀』の名前ですかの?」
白井「と、言うより…」
白井「『甲羅』に嵌っているこの『鍵』は何ですの?」
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 21:17:29.49 ID:R2E0GXAto
そういえばこの世界のポルナレフは勝ったんだったな
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 21:19:22.92 ID:/53F10dK0
カメェ・・・
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 21:24:10.58 ID:bFcRZ7w4o
黒子がとうとう声だけじゃなくマジでババアに……
ですかの?とかグレフル食らったのかよwww
453 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 21:29:45.59 ID:kl/iLvA/0

名前は水槽に書いてあった事であるが、
それよりも奇妙なことは、この『亀』の背中には窪みがあって、
そこには、ぴったりと一本の『鍵』が嵌り込んでいるのである。
意匠の単純な、この金色に輝く鍵には、真っ赤な『ルビー』が装飾が一つあった。

噴上「………」クンクン
白井「噴上さん…さっきからやたらとその『亀』の臭いを嗅いでますけど…」
白井「何か気になる事でも?」
噴上「…いや、なんつーかよぉ〜自分でも変なコト言ってる自覚はあるんだけどよぉ〜」

噴上が、その双眸をキュッと細める。
まるで、本当に猟犬であるかのような視線の鋭さだ。

噴上「この『亀』からよぉ〜何か『音石』の臭いがプンプンすんだよぉ〜な」
噴上「まるで…『本人』が直ぐ鼻先にいるかのよぉーな臭いがよぉ〜」

白井「ハァ…でも『亀』は所詮『亀』ですわよ…」
噴上「いや…前に仗助に聞いた話だけどよーーネズミっているじゃねーかネズミ」
白井「ネズミ?」
噴上「そう、ネズミ。昔、ネズミに『スタンド』が発現した事があるって話だし…」
噴上「承太郎さんも、『犬』の『スタンド使い』を知ってるっていってたし…」
噴上「ひょっとするとこの『亀』も…」

ここで、噴上は『ある事』に気が付いた。

噴上「何だこりゃぁ〜〜」
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 21:38:03.70 ID:c4Z1GMZAO
さっきから角砂糖がよく出てくるな…これはアレがくんのか?
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 21:41:54.00 ID:LYvaLzSY0
いやしんぼめッ!じゃなくて栄養補給のため
ハイウェイスターにエネルギー吸われたし
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 21:42:38.21 ID:fGd01ovFo
チョコラータなんぞ来てたまるかwwwwwwww
457 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 21:43:35.59 ID:kl/iLvA/0

白井「どうしましたの?」
噴上「『部屋』だ…」
白井「は?」

噴上「いや、マジな話なんだよぉーーッ!」
噴上「『鍵』の『宝石』の中に『部屋』…」

???『それ以上喋るんじゃねぇーーーーッ!』

噴上が見た物。
それは、鍵の柄に付いた宝石部分から見えた、
その中にある『部屋』の様な風景。
その事実を、白井に伝えきる前に、

―――ズダァァァァッ!
噴上「おわ!?」
白井「何ですの!?」

宝石から飛び出してきた『右手』、
その『右手』に握られた『拳銃』が火を噴いた。
『ベレッタM92F』。極々一般的なイタリア製の自動拳銃だ。

噴上は間一髪で銃弾を避け得たものの、
顔の直ぐ横を銃弾が通り過ぎ、そのソニックブームで、
思わず亀を手から離しながら倒れこんでしまう。
噴上が倒れると同時に、『亀』の宝石部から飛び出して来たのは…

白井「あ、アナタは!?」
音石「動くんじゃねーーッ!ちょっとでも動いたらこいつをぶっ放すッ!」

大槻ケ○ヂに似た、ミュージシャン風の人相の悪い男…
遂に姿を現したッ!『音石明』だッ!
458 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 21:45:10.97 ID:kl/iLvA/0
>>457
修正
>―――ズダァァァァッ!
じゃねぇ
>―――ズダァァァァンッ!

だ、ンが抜けてるよンが
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 21:49:05.60 ID:fGd01ovFo
筋肉少女帯ww
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 21:49:27.45 ID:c4Z1GMZAO
>>455
いやわかってるけど、それにしてもよく出てくんじゃん
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 21:52:34.46 ID:jCELxTXuo
スタンド半殺し状態なのに元気だなwwww
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 21:54:50.49 ID:V6EzixqSo
そろそろ音石ぶっ殺してくれ
463 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 21:58:34.65 ID:kl/iLvA/0
>>460
実はチョコ先生とセッコは登場が確定していたりします。
出るのはまだまだ先の事になると思うけど


噴上「チ、チクショウッ!…遂に姿を現しやがったな…『音石明』ーーーッ!」
音石「テメェも動くんじゃねーーッ!死にてぇのかッ!」

『ハイウェイ・スター』を顕現させて、
音石へと向かわせんとする噴上の方に、音石は銃口を突き付ける。
『ハイウェイ・スター』は銃弾を掴み取れる程のスピードもパワーも無い。
そしてこの距離では、明らかに音石の拳銃の方が速いッ!

白井「ついに出てきましたわね!この悪党ッ!」
白井「『風紀委員(ジャッジメント)』ですのッ!殺人その他諸々の容疑で…貴方を拘束いたしますわッ!」

ビシィッ!という効果音を立てながら、
白井は音石に『風紀委員』の腕章を見せつけたッ!
散々『学園都市』の治安をかき乱してくれたこの『悪党』を、遂に捕まえる時が来たのだッ!

音石「ナニ呑気に名乗ってんだテメェーーッ!」
音石「この『拳銃』が見えねぇかぁーーッ!」

今度は白井へと銃口を突き付ける音石だが、
対する白井は強気に微笑むと、

白井「あら、『そんな拳銃』で、わたくしを撃つことなどできまして?」
音石「あぁン!?このババア声がッ!マジでぶっ放して…」

―――カシャァァァンと、
何か金属の部品が、地面に転がる音が響いた。
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:00:15.34 ID:jCELxTXuo
大量殺戮確定か……
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:00:22.32 ID:fGd01ovFo
登w場wすwんwのwかwよwwww
楽しみだw
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:00:40.85 ID:vxlvrNyXo
ババア声wwwwww
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:01:13.75 ID:R2E0GXAto
出るのかよwwwwww
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:03:04.91 ID:c4Z1GMZAO
ごめん。予想すんのやめるわ
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:04:18.29 ID:oM3zPlAs0
>チョコ先生とセッコは登場が確定
ボスっていう枷がなくなってからどうしたのと思ったら……
洒落にならんな……
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:04:18.60 ID:quTg7Rnno
予想はよそう
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/15(土) 22:06:04.85 ID:vUoo/dNy0
だじゃれを言うのはだれじゃ
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:06:25.59 ID:R2E0GXAto
>>470
ジョセフ並のギャグだな
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:07:28.48 ID:fGd01ovFo
>>472
ヒヒッ
474 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 22:11:21.10 ID:kl/iLvA/0

音石「…あれ?」

音石が恐る恐る右手のベレッタに眼を向ければ、
何時の間にか、ベレッタの銃身が『真っ二つ』になって、
先端部を含んだの前半分が、地面へと落ちて散らばっている。
これでは、まともに発砲することは出来まい。

音石「え?え?え?」
白井「『コレ』と同じモノを使いましたの」

見れば、白井の右手の人差指と中指に挟まれているモノがある。
それは…『紙切れ』?

白井「わたくしの『空間移動(テレポート)』は…」
白井「移動先に『障害物』があった場合、『重なった部分』の物質に『割り込み』ますの」
白井「その気になればわたくし…『紙切れ』で『ダイヤモンド』も切断できましてよ」

――ニコッ!
白井は、太陽の様な微笑みを真っ青になって、
スタンドのダメージのフィードバックか、額から血を流し始めた音石に向けた。

白井「で、だれが『ババア声』ですって?」
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:11:54.91 ID:V6EzixqSo
しびれれぅ
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:13:00.43 ID:R2E0GXAto
あこがれれぅ
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/15(土) 22:14:30.90 ID:ThkmxQ4Lo
黒子大活躍だなww
超電磁砲や星の白銀も頑張れ
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:18:29.90 ID:8I5IiYj2o
プラチナは白金……いや、なんでもない
>>1頑張れ!
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:18:42.49 ID:l7I9CIvuo
主役を食うほどの活躍だな
まあ上条さんもディアボロも最後はキメてくれるだろうけど
480 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 22:23:32.80 ID:kl/iLvA/0

音石「あは…あは…あははははははは」

誤魔化す様に笑いだす音石の方へ、ズズイと黒子が足を踏み出し、
それに気圧されて音石が後ずさる。

噴上「で、『スタンド』も出せねぇオメェはこれからどうするつもりなんだ、え?」

『ハイウェイ・スター』を傍らに侍らせた噴上もまた足を踏み出し、
それに気圧されて音石は再び後ずさった。

―――クルッ!
音石「うぉぉぉぉぉぉぉぉッ!」
白井「逃がしませんわッ!」
噴上「逃がすかよッ!」

白井が太もものベルトから引き抜いた『鉄矢』を、
『空間移動』で放ち、音石のズボンの裾を射ぬいて地面に繋ぎとめる。
走り出した所でそれをやられたものだから、音石は顔面から路面にダイブする。
その背中に…

噴上「『ハイウェイ・スター』ッ!養分を吸い取れッ!」
音石「ホゲェェェェッ!?」

噴上の『ハイウェイ・スター』が圧し掛かり、
音石の『養分』を吸い取っていく。音石はみるみる憔悴して行き…

チリペッパー『うぎゃぁぁぁぁぁッ!力が抜けていくよぉぉぉぉ…』
億泰「あ!?こりゃあ〜〜」

『スタンド』の方へもフィードバックした。
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:28:48.63 ID:w+X0KRxyo
養分吸いすぎて太ったりしないのかな
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:29:24.99 ID:TnDHLaWkP
割とあっさり捕まったな
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/15(土) 22:35:55.19 ID:vUoo/dNy0
セッコもチョコラータも俺の嫁
おまえらにはやんねー!
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:36:20.76 ID:1OMfdK0Po
戻したりもできるから、余分な養分を放散できたりするんじゃない?
485 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 22:37:01.83 ID:kl/iLvA/0

木山「『レッド・ホット・チリ・ペッパー』がッ!?」
上条「色がどんどん茶色に成ってくぜ…あ、消えた」
ディアボロ「どうやら…」
御坂「黒子の方が上手くやってくれたみたいね。流石!」

億泰に責め立てられ、防戦一方だった『チリペッパー』は、
急にその輝きを失いながら、『像(ヴィジョン)』を薄くさせ、
不意にその姿を消してしまう。『本体』が意識を失い、『スタンド』を維持できなくなったのだ。

木山「音石明も敗れたのか…」
御坂「そうみたいね…いよいよアンタは1人って訳よ」
上条「…大人しく降参した方がいいんじゃないか、先生」
木山「まさか、私はまだ負けて無い」

事実であった。
御坂、上条、ディアボロの3人がかりで掛ったものの、
御坂、ディアボロが万全でないと言う事もあり、
木山の複数の『能力』の同時使用と、それに『スタンド攻撃』すら加えた波状攻撃に、
3人はイマイチ攻めあぐねていたのだ。

ディアボロ「だが、勝てるのもここまでだ」
億泰「俺もアンタの攻撃に加わるんだかよぉ〜」
御坂「それだけじゃない…黒子達もじきにこっちに来るわ」
上条「それに空条さんや、仗助や佐天ちゃんもこっちに向かって来てるなら…」
上条「それだけの数を…アンタは相手に出来るのか?」
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:38:26.56 ID:fGd01ovFo
>>484
「よぶん」な「ようぶん」・・・フムぅ・・・
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:39:23.45 ID:HnUClqtIo
>>486
第二の爆弾、シアーハートアタック!!
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 22:40:25.95 ID:jCELxTXuo
ジェイルハウスロックは遠隔操作型のハイウェイスターとは相性悪いな
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/15(土) 22:50:43.43 ID:vUoo/dNy0
キラークイーンはすでに>>486に触れている・・・
490 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 22:50:49.82 ID:kl/iLvA/0

木山「………」

木山は上条を黙って睨みつけたが、
自身が劣勢である事ははっきりと自覚していた。
上条、御坂、白井、噴上、億泰、そしてディアボロ。
ここにいる彼らだけでも充分強敵なのに、
さらに、あの『空条承太郎』まで来るとすれば…

木山「(『F・F』の事だ…そう簡単には敗れはしないとは思うが…)」
木山「(こうも予定が狂っている以上…最悪の事態を想定しておくべきか…)」
木山「成程…確かに、それだけの数を1度に相手にするのは面倒だし、苦しい」
木山「ならば…今の内に『頭数』を減らしておかねばな」

上条「…いいや。アンタには無理だ」
木山「何?」
上条「アンタはさっきから、俺達を始末する排除するとしきりに言っている…だが」
上条「俺達はさっきから一人も欠けて無い」

上条「それはアンタが、俺達を本気で潰しにかかってないからだ」
木山「……キミは何を言っている?現に今、こうして私は…」
上条「アンタがもし、本当に本気で俺達を潰す気でかかってるなら」
上条「とっくの昔に、俺達の内に誰かは欠けていただろうよ」
上条「アンタのその『能力』なら、出来ない事じゃない」
491 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 23:02:12.93 ID:kl/iLvA/0

『多才能力』と『スタンド』。
一方だけでも充分脅威と言える『能力』であるにも関わらず、
その『2つ』による同時攻撃。確かに、既に誰かを仕留めていてもお釣りがくる『パワー』だ。
だが、現状はどうだ。

木山「………」

木山の鉄面皮に、微かな動揺が走った。
『イタい所』を上条は上手く突く事が出来たようだ。

上条「アンタは躊躇っているんだよ」
上条「それが意識的にか無意識的にかは知らないけど」
上条「現に、俺達の誰一人欠けて無いのがその証拠だ」

上条が、木山へと向けてゆっくりと足を進め始める。
その事に、木山は気がついていないのか、
上条の言葉に顔の動揺を広げているだけだ。

上条「それにアンタはさっき…俺の言葉に耳を貸そうとしてくれた」
上条「アンタは…根が悪い人じゃない」
上条「そんなアンタが…ここまでの事をしなきゃならなかった理由…」
上条「そろそろ…俺たちにも教えてくれよ」

木山「………」プイ

木山が上条から目線を外し、ソッポを向いた。
動揺している。しかもさっきと違って、邪魔をする音石もいないッ!
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 23:06:27.57 ID:JoxYG3F4o
上条さんの能力その一「説教」ktkr
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 23:08:48.26 ID:jCELxTXuo
根はいい人にしか効かないけどな
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 23:11:12.06 ID:HnUClqtIo
即発性と遅発性の二重効果だしな

原作じゃ結局効果なかったのテッラだけか
あの小物臭のしたフィアンマですらイケメンにする効果もある
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 23:17:40.06 ID:1/rycT080
フィアンマは「命を助けられる」のコンボ付だったからな。
496 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 23:19:20.64 ID:kl/iLvA/0

億泰「(なんだぁ〜妙な流れになってきやがったな〜)」
億泰「(でも、戦わずに済ませられるなら…その方がいいの、か?)」
御坂「(アイツもホント良く口が回るわねぇ〜)」
御坂「(あんな感じで私もよくあしらわれていたし)」
ディアボロ「(よし…今度は邪魔も入らない)」
ディアボロ「(正直、これ以上の戦闘は体力がしんどい!これで決めてくれ上条!)」

木山「………私は」
白井「―――『AIM拡散力場制御実験』」
木山「!」ガバッ

木山が弾かれた様に、天を見上げれば、
ハイウェイの高架の上の白井黒子と、噴上裕也の姿が見える。
音石明は、簀巻きにされた上で、噴上に背負われていた。

白井「過去に貴方が関わったという実験…」
白井「この実験の犠牲者である貴方の『生徒』の回復…」
白井「それが貴方の『目的』…でしょう?」
木山「……春上君から聞いたのか?」
白井「ええ…おおよその事だけは…」

白井の言葉を受けてか、
唇の端が切れんばかりに、ギリッと歯を食いしばった木山は、
絞り出すような声で言った。

木山「―――『23回』だ」

497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 23:22:18.13 ID:jCELxTXuo
お前はこれから『できるわけがない』というセリフを23回だけ言っていい
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 23:33:06.68 ID:ATPqyd6j0
>>497
多い!多いよ!
499 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 23:34:59.04 ID:kl/iLvA/0

御坂「え?」
木山「私が『樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)』の使用許可を求めて」
木山「私が出した申請の回数だよ。全て却下されたがね」

木山「『あの子達』は…『あの実験』でモルモットにされて…今も意識不明で眠り続けている」
木山「あの子達を救う手段を探す為には…人智を超えた演算機構が必要だった…」

御坂「それで『幻想御手』をッ!」
木山「そうだ…『一万の脳』を連結させ…巨大な演算機構を作るためにね」
億泰「???…(え、理解不能?)」

『樹形図の設計者』とは、『学園都市』が誇る、
恐らくは現状では文字通り世界一の性能を持った『スーパーコンピューター』の事である。
木山春生は、『人間の脳』でそれの代替物を一時的に作り上げるために『幻想御手』をばら撒いていたのだ。

木山「『あの実験』…表向きは『AIM拡散力場制御実験』とされているあの『実験』…」
木山「実際は…その目的が違ったんだ」
木山「『置き去り』の子供たちを使っての…『人体実験』だった…」
上条「!」
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 23:37:49.08 ID:TnDHLaWkP
シュトロハイムいるドイツでさえかなりの科学力だったのに学園都市どうなってんだ
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/15(土) 23:41:15.68 ID:XpTn5uFAO
木山先生がなんだかんだでそげぶ
気絶して一件落着と思いきや起きてた先生が絶望して自殺しようとしてキンクリ時止めで阻止され説得
承はディアボロのキンクリに疑問を感じ…的な展開が来ると思ってたからwktk
作者がんばれ
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 23:49:59.07 ID:QPo+xQQIo
唐突にAAでて吹いたww
503 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/15(土) 23:51:58.05 ID:kl/iLvA/0
ごめん、ちょっとトイレ
12時から再開
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/15(土) 23:54:40.77 ID:6nD4jOlAO
やれやれ

やっとこさ追い付いたぜ
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/15(土) 23:56:02.96 ID:R2E0GXAto
おれは寝るぜ
506 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 00:05:29.94 ID:a9UVYUWQ0
すんません。ちょっと遅れた。再開します
507 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 00:08:29.10 ID:a9UVYUWQ0

木山は語った。
かつて自分が関わってしまい、自身の『教え子』を生贄に捧げてしまった『実験』の事を。
『木原幻生』という老人が中心になって進められていたその『実験』は、
表向きは別の目的を標榜しつつも、本当の目的は『能力の暴走』にまつわる法則を発見する事…
『暴走能力の法則解析用誘爆実験』…それが『実験』の正式名称であり、
その目的の為に、木山春生の『生徒たち』は残らず『AIM拡散力場』を過度に刺激させられ…

木山「あの子達は…今も眠り続けている。人目に見せられない様な酷い怪我を負って…」
木山「あの子達は…」

木山の声は掠れていた。

木山「私を信頼してくれていた」
木山「私を慕ってくれていたんだ…私はそんなあの子達を…」
木山「裏切ってしまったんだッ!」
508 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 00:23:43.51 ID:a9UVYUWQ0

木山「だからッ!」

木山は上条達を再び睨んだッ!
その顔には、もはや動揺の色は無い。
確固たる意志が、その瞳には戻っているッ!

ディアボロ「(い…いかん…理由を聞き出した事が…却って)」
ディアボロ「(この女の意志を再び固める切っ掛けになってしまった…)」

木山「私は立ち止まる訳にはいかないんだッ!」
木山「私は『報い』なければいけないんだッ!彼らの『信頼』裏切った事に対してッ!」
木山「何としてもあの子達の回復する手段を…」

上条「 ふ ざ け ん な よ テ メ ェ ! 」
木山「!」

上条の怒声が、木山の叫びを遮った。

上条「アンタがアンタの生徒さんの事を本気で愛していて…」
上条「だからこそアンタがその責任を取りたい…生徒さんを救いたいと…」
上条「そう思ってのるはわかる……スゲーよくわかる!」
上条「だがッ!」

上条「その為にこんな事を仕出かすとは…そりゃ一体どういう料簡だぁッ!?ああんッ!」
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 00:24:57.69 ID:AibRy14Yo
上条さんのような別の何かだった
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 00:25:44.53 ID:gZ8snlhE0
あかんww面白過ぎるわww
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 00:25:56.84 ID:12SCZiMY0
コケにしやがって!ボケがッ!
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 00:26:58.45 ID:aLad07CAO
>>496
おいボスだけカワイイぞwwwwwwww
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 00:28:13.70 ID:JN2W2HMx0
ここのボスはちょっとヘタレてるくらいがいい
514 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 00:35:08.04 ID:Eze59RT00
カミッヂョさんwwwwwwwwww
515 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 00:39:02.89 ID:a9UVYUWQ0

上条「いくら、生徒さんを救うためとは言え…その為に無関係な人間を何人にも巻き込んでるんじゃ…」
上条「アンタをそのクソッタレな実験に巻き込んだクソ野郎とやってる事が同じになっちまうじゃねーーーかッ!」
上条「『何も知らぬ者』を利用するクソ野郎と、同じ穴のムジナになっちまうじゃねーかッ!」

木山「だったら私はッ!一体どうすれば良かったと…」

上条「話を途中で遮るんじゃねぇーーーッ!今、話をしてんのは俺だッ!」
―――ビシィッ!

何時の間にか木山の目の前まで歩み寄っていた上条が、
木山の額にその右手の人差し指を突きつけて、グリグリやっている。
あまりの上条の強引な勢いに、木山も完全に呑まれてしまっているようだ。

上条「第一、仮に…仮にだ!アンタの手段が上手くいって…アンタの生徒たちを治せたとしてだッ!」
上条「アンタはそれを何処で眺めているつもりだったッ!『監獄』の中かッ!ええッ!」
上条「そんなアンタを見て、残された子供たちが何を考えるか…アンタは考えた事があんのかッ!」
木山「だ、だが…しかし…まずは助けない事にはそんな事も…」
上条「話は最後まで聞けーーーッ!確かにアンタは手段を間違えたッ!だが…」
上条「アンタが子供達を救いたいと思ったのは理解したッ!ならば…」
上条「俺達はソレを手伝ってもいいと思っているッ!」
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 00:40:26.76 ID:fyqYizN9o
かwwwwみwwwwじょwwwwうwwwwさwwwwwwんwwwwwwww
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 00:40:42.68 ID:fxQBzKFoo
なんというジョジョテイストな上条さん
518 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 00:42:26.43 ID:EPo9YniAO
上条さんマジパネェっす
そしてボスは耳が痛いな
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 00:43:09.72 ID:NfkGC2Pio
上条wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwさんwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 00:44:48.99 ID://jtsNfSO
ジョジョキャラの影響で気でも触れたかwwwwww
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 00:47:34.50 ID:9uWmSbuBo
打ち消されてるとは言えスタンド使いになったからその影響かもww
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 00:50:16.92 ID:zK8dOJ650

上条「話を途中で遮るんじゃねぇーーーッ!今、話をしてんのは俺だッ!」
上条「話は最後まで聞けーーーッ!確かにアンタは手段を間違えたッ!だが…」

ワロタwwwwwwwwww
523 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 00:51:26.27 ID:a9UVYUWQ0

億泰「『治す』のなら確かに手伝ってもいい…俺もそう思うぜぇ〜」
億泰「現に、『治す』のが専門の野郎が…この『学園都市』にきてるしよぉ〜」

上条の言葉を億泰が受け継いだ。

億泰「なぁ…お前も協力していいと思ってんだろぉ〜『仗助』ェ〜ッ!」
仗助「ああ…『治す』のならば協力してもいいぜぇ〜」
御坂「え!?」

驚いた御坂らが声の方を向けば…

仗助「いやー…ちょっと前からここに着いてたんだけどよぉ〜」
仗助「話がヘビーだったもんで、入って来るタイミングが掴めなかったぜぇ〜」
佐天「話は聞かせてもらったッ!まあ、『無能力者』のコンプレックスに漬けこむ事したのは許せないけど…」
佐天「私も協力は吝かじゃないよ!」
承太郎「やれやれだぜ…思わぬ事態になってたみたいだな…」

白井「佐天さんに、東方さん…それに空条さんまでッ!」
ディアボロ「(彼らも来ていたのか…)」

合流を果たした仗助、佐天、承太郎の三人の姿があった。
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 00:53:27.92 ID:pwUFPEdB0
杜王町勢には、病気を治せるコック、精神病に介入できる漫画家、怪我を癒せるアトムがそろってるから大抵はなんとかできるな。
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 00:55:21.41 ID:ZGQoFiGAO
>>524
精神病が不安だな…
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 00:55:42.81 ID:6UjCAsNQo
>>524
なんかイカした頭の高校生がそっちに向かっていったぞ
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 00:56:47.76 ID:2q+ScNax0
>>524
おい…先輩 あんた…今おれのこの頭のことなんつった!
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 00:58:42.68 ID://jtsNfSO
承太郎や仗助がどんな格好良い登場をするのかと思ったら普通に現れやがったww
529 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 01:04:52.19 ID:a9UVYUWQ0

木山「君達は…君達がここに来ていると言う事は…」
仗助「『フー・ファイターズ』ならばブッ倒させてもらったぜ」
佐天「まっ!逃げられちゃいましたけどね」
木山「(ああ…やはり…)」

予想していた事だが、やはり『F・F』は敗北していた様だ。
しかし、彼らの口ぶりだと、生きてはいるらしい。その事に、内心ホッと安堵する。
『彼(彼女?)』も、木山の大切な『生徒』の内なのだから。

承太郎「木山春生…私も貴方の現状については聞かせてもらった…」
承太郎「それでだ…それについて言わせてもらえるならば…」

承太郎が、仗助・佐天の2人の前にズズイと出て来る。

承太郎「私の所属する『スピードワゴン財団』には…」
承太郎「大勢の『スタンド使い』が所属している上に」
承太郎「サイバネ技術に関してはこの『学園都市』以上だと言う自負があるし…」

承太郎「『波紋使い』に『鉄球使い』…貴方は知らないだろうが…」
承太郎「貴方の生徒さんを治すのに役立つ可能性を持った『技術者』達を抱えている」
承太郎「彼らの『技』を…貴方の生徒さんを治すのに使うよう…」
承太郎「私が責任を以て『財団』に申し出てもいいと思っている」
木山「『SPW財団』…」
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 01:07:36.34 ID:rTLdJ6j70
鉄球使いと申したか
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 01:07:55.16 ID:gfkfMsyso
鉄球使いがSPWにいるだと・・・
どっちかすげ〜〜〜気になるぜ
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 01:15:17.75 ID:XuaYgjzDO
ジョセフの存在が判ってる筈だからウェカピッポッの方じゃね?
533 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 01:18:33.74 ID:a9UVYUWQ0

―――『SPW財団』
木山もその名は聞いた事があった。
アメリカでも有数の規模を持つ『財団』の一つで、
特に科学技術や医療技術の発展に大きく寄与している組織だ。
『学園都市』にも出資し、技術提携もしていると言う話を聞いた事があった。

木山「…タダって訳じゃないんだろう…?」
承太郎「まあ、アンタの持つ脳科学への知識を、いくらかバーター取引で頂く事にはなると思うが…」
承太郎「それに躊躇いを覚えるアンタでも無いだろう」
木山「フッ…まぁな…」

億泰「それによぉ〜いざとなったらトニオさんって手もあるしなぁ〜」
仗助「ああ、あの人なら大概の病気や怪我が治せるからなぁ〜」
御坂「私も『治す』のなら協力してもいいわよ…困ってる人を見捨てていられる程、薄情じゃないしね」
白井「貴方のしでかした犯罪行為は許せませんが…お姉さまと同じ意見ですわね」

噴上「俺は…特に言う事はねーわ。ヤクニタツノウリョクジャナイ」
上条「(さりげなーく…『冥土返し』のおっさんに話題を振ってみるかな?)」
上条「(インデックスの魔術的知識も役に立つ…かも?)」
ディアボロ「(ジョルノのクソ野郎くらいしか思いつかんな…役に立ちそうなのが…)」
ディアボロ「(いくら医者とは言え、チョコラータのゲス野郎を紹介する訳にもいくまい)」
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 01:21:24.26 ID:JN2W2HMx0
チョコラータは駄目だwwww
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 01:22:21.05 ID:uoF0mSxvo
チョコ先生じゃあこれまでの全部が台無しにwwwwww
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 01:22:47.55 ID:NfkGC2Pio
チョコ先生なんぞ呼べるわけるねぇwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 01:23:36.41 ID:6UjCAsNQo
診るだけは喜んで診そうだけどなwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
538 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 01:33:44.74 ID:a9UVYUWQ0

上条「まぁ…兎に角、一人で悩んだら負けって訳だな…」
上条「ちょっと誰かに相談すれば…こんな風に協力してくれるんだよ」
木山「……そうだな、この場合は君の言うとおりかもしれない…」
白井「悪いですが…貴方の逮捕だけは確定事項ですわ…でもその前に…」
白井「その生徒さんが入院している病院なり施設なりに寄って行く事ぐらいはできましてよ」

木山が一同を改めて見渡した。
その眼には、もはや暗い物は宿ってはいなかった。
最後に、上条の方に向き合った。

木山「君のお陰で…この歳になって改めて新しい事を学んだ気がするよ…」
木山「そうだ…忘れないうちに」

木山が白衣のポケットから何かを取り出して、
上条の右手に握らせた。見れば、小さな巾着袋の様だ。

上条「これは…」
木山「何…中に入っているのはただのUSBメモリだ」
木山「『幻想御手』をアンインストールする治療用プログラムの入った…ね」
御坂「えッ!それマジィッ!?」
白井「やったですのッ!これで被害者の治療ができますのッ!」
木山「ああ…後遺症は無い…筈だ」
539 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 01:36:09.66 ID:a9UVYUWQ0
>>538
抜けたた文があった

以下のやつ

―――初春「何か私の見せ場が、どこぞの不幸男に奪われた様な気が…」
―――インデックス「カザリ…何言ってるの?と、言うか私の出番マダー」
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 01:39:50.93 ID:gn4ByeIwo
>>539
空気な部分が本当に空気になったんだなwwwwww
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 01:40:23.93 ID:rsxSx5NAO
お前らが出ることは>>1が許可しないィィィィイッ!
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 01:41:09.58 ID:AibRy14Yo
本文にすら入れなかったとかwww
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/01/16(日) 01:43:22.22 ID:Eze59RT00
ちょこ「生徒達は治らない治らない…」
とか寝てる木山先生の耳元でささやくチョコラータと
それを聞いて寝ながら泣きじゃくる木山先生想像した
興奮した


5部読んでる時は変な格好だとしか思わなかったけど
チョコどうみても医者じゃなくて悪魔だよな
544 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 01:51:31.57 ID:a9UVYUWQ0

承太郎「それを渡した…と言う事は…」
木山「ああ…空条博士。貴方の申し出を受けよう…私の負けだよ…」

木山は両手をぷらぷらと降った。降参のポーズって言う奴らしい。

億泰「へっ!音石のボケも捕まえられたしよ〜」
仗助「ああ、これでここは一件落着って所かぁ〜」
御坂「はぁ〜偉い長い一日だったわ…凄い疲れた」
白井「『矢の男』と『幻想御手』…二つの『事件』が同時解決ですわね」
佐天「特に言う事も無いけど、出番だから喋っておこう…ヤッホーッ!」
噴上「はぁ〜これで今回の仕事も終わりだぜぇ〜やっと杜王町に帰れらぁ〜」
上条「まあ、何とか丸く収まって良かったと上条さんは思う訳ですよ」
ディアボロ「(やれやれ…『矢』はこれで何とかなった…ようやく静かな生活に…)」

これでこの事件は一件落着…
―――とは、そうは問屋は降ろさない
―――主人公たる上条当麻が、そういう星の下に生まれていがる故に

木山「…兎に角、まずは『警備員』かけた『スタンド』を解除して…ッ!?」
―― ズ キ ン ッ !
木山「な…何だッ!?急に頭痛が…ッ!?」
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 01:53:36.80 ID:AibRy14Yo
ですよねー
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 01:57:15.85 ID:NfkGC2Pio
吐き気もするんですね
547 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 02:06:26.11 ID:a9UVYUWQ0

上条「おい!アンタどうしたッ!」
仗助「一体どうしたんすかぁ〜…『クレイジー…」
御坂「ちょっとアンタ大丈夫!?」

一同が、突如地面にうずくまった木山に駆け寄ろうとし、
そんな一同の目の前で…

木山「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!」

木山春生は絶叫し、その後頭部から…

???『オギャァァァァァァァァァッ!!!!!』

一匹の『胎児』が生まれ堕ち、
ぎょろりと、その不気味な眼球を一同へと向ける。

佐天「ちょッ!?マジでキモッ!?何ですかこれッ!?」
噴上「うげぇッ!?何だこの臭いッ!辛気臭くて、ドロドロした臭いがプンプンするぜぇ!?」
承太郎「やれやれだぜ…」
御坂「何か変なのでたーーッ!?」
億泰「ス、『スタンド』かぁッ!?」
仗助「いや、ちげーみたいだぜぇ…億泰よぉ…」
木山「ば、バカな…『虚数学区』の暴走など…ッ!うがががッ!?」
上条「ちくしょーーーーッ!やっぱりこんな展開かよぉッ!不幸だーーーッ!」
ディアボロ「…『平穏な生活』はまだまだ遠そうだな…」

???『オギャァァァァァァァァァッ!!!!!』
???『オギャァァァァァァァァァッ!!!!!』
???『オギャァァァァァァァァァッ!!!!!』

頭頂に、天使の様な環を乗せながら、『ソレ』は産声を上げる。
『1万人分』の『負の感情』と『AIM拡散力場』の集合体…
名づけるならば―――『幻想猛獣(AIMバースト)』ッ!
548 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 02:08:06.98 ID:a9UVYUWQ0
>>547
ごめん、また脱文

>御坂「何か変なのでたーーッ!?」
>億泰「ス、『スタンド』かぁッ!?」

の間に

>白井「あらッ!?抱きついてくるなんて、お姉さまダ・イ・タ・ン♪」
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 02:08:31.65 ID:DY/M7ZN5o
いがる故?
550 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 02:24:23.94 ID:a9UVYUWQ0

木山「何故だ…何故このタイミングで暴走…クッ?」

生まれた『幻想猛獣』に眼を見開きながら、
木山は頭を通り抜ける激痛に気を失ってしまう。

そんな木山は上条がお姫様だっこで避難させつつ、
一同は不気味な『幻想猛獣』から一旦距離を取った。

御坂「…要するに…『ラスボス』登場って訳ねッ!」
承太郎「やれやれだぜ…物語が大団円になるって時に…無粋な野郎もいたもんだぜ」

全身をビリビリと帯電させながら、御坂が一同の前に出でて、
承太郎もまた『スター・プラチナ』を顕現させながら前へと出た。

上条「御坂ッ!?」
白井「お姉さまッ!?」

仗助「承太郎さんッ!?」
佐天「空条さんッ!?」

御坂「アンタら見てなさいよ…『超電磁砲』のカッコイイ所…」
御坂「ちゃんと見せてやるんだからッ!」

承太郎「かったるいのは嫌いでな…」
承太郎「さっさとケリを着けるぜ…」

2人は、その大きさを増す『幻想猛獣』へと臆せず対峙するッ!

御坂「行くわよ、化け物ッ!」
承太郎「『スタープラチナ・ザ・ワールド』ッ!」
幻想猛獣『,./\:p@k[]k@kmk/kgp@98l/,]:;l\^k-0kjjーーーーーッ!!!!』

『超電磁砲』と『最強のスタンド使い』。
最強のワイルドカードの組み合わせと、
驚異の怪物は真っ向から激突して…





―――『4日後』
―――『7月31日』

551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 02:30:31.10 ID:JN2W2HMx0
キング・クリムゾン!!
552 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 02:30:45.38 ID:a9UVYUWQ0
すいません。
体力的に限界…後はエピローグだけなんで…
残りは、明日、と言うよりもう本日ですが…午後の2時くらいに…

おやすみなさい
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 02:32:45.53 ID:fxQBzKFoo
何があったかは脳内補完かそれともあとで補足するのか…
まぁ結果はわかるなwwww

乙、おやすみー
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 02:33:04.77 ID:NfkGC2Pio
これが我がキング・クリムゾンの能力・・・!

おやすみ了解一旦乙ー
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 02:34:38.41 ID:JN2W2HMx0
乙〜
おやすみ〜
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 02:46:01.51 ID:gfkfMsyso

この先も続いて欲しいぜ
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 02:51:55.13 ID:b2cnyLBi0
このメンバーじゃ幻想猛獣も赤子同然だなww
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 03:08:44.67 ID:AibRy14Yo
ヒューズカザキリかカブリエル持ってこいwww
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 12:26:34.49 ID:aLad07CAO
露伴「いいか仗助!僕がお前に力を貸すのは僕が木山とかいう奴の生徒に個人的に興味があるからで断じてお前の為じゃないからな!フン!」


真っ先に頭にこんなのが浮かんだがボスの可愛さが上だった
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 12:43:07.78 ID:z4n2DMlDO
一応言わなければ

木山先生を[ピーーー]ことは許可しない
561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 13:41:55.93 ID://jtsNfSO
しかし露伴先生の出番がないのはやっぱり寂しいっすね
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 13:45:28.35 ID:rr8nikBko
むしろディアボロ以外のジョジョキャラ(味方)がいらない
増えすぎて薄まる
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 13:58:21.10 ID:LJ+hN4KDO
音石捕まえたら帰るだろうが、まだ大統領勢、DIO勢がいるからなぁ
564 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 14:00:16.29 ID:a9UVYUWQ0
時間です、エピローグ行くヨォ〜
565 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 14:00:45.24 ID:a9UVYUWQ0


―――『エピローグ』

佐天「ほら、初春もっと速く走るッ!待ち合わせの時間に遅れるじゃないッ!」
初春「はぁ…はぁ…そもそも…佐天さんが…」
初春「支度に手間取る…から…」

停車したバスから飛ぶ様に降りた佐天と初春は、
目的地へと向けて互いに走り出した。

今日の2人はちょっとオメカシしていて、
いつもよりもちょっとお洒落で、ちょっぴり大人っぽく見える。

初春「えっと…1時に現地集合でした…よね…っ!?」
佐天「そうそう…だから走る走るッ!」

急がなければならない。
何せ、今日の昼食は『空条承太郎』、『噴上裕也』とのお別れ昼食会なのだから。


『4日前』の『7月26日』。
『学園都市』を揺り動かした二つの事件。
『矢の男事件』と『幻想御手事件』は両方とも、無事に収束した。

突如出現した『幻想猛獣』も、
『音石追跡隊』の活躍と、木山が上条に手渡した『ワクチンプログラム』によって、
無事、撃破に成功していた。
特に、御坂美琴と、空条承太郎の2人の活躍が目覚ましかった事をここに特記しておこう。

初春「そっからが大変でしたけどね」
佐天「まぁ〜ねぇ。ワタシハトクニナニモシテナイケド」

大変だったのはそこからである。
何せ、2件の殺人、大量の昏睡患者、
ハイウェイの崩落、『幻想猛獣』による破壊活動…
こららの出来事に対する『戦後処理』がわんさか残っており、
『風紀委員』の白井、初春は言わずもがな、
それ以外の御坂や上条も、事情聴取やらで、
この『4日間』は文字通り休む間もない忙しさであった。
566 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 14:02:57.97 ID:a9UVYUWQ0

初春「ま、でも。一件落着で良かったです」
佐天「ん〜…これで暫くは静かになりそーねぇ〜」

『音石明』と『木山春生』は両者共に逮捕され、
『音石明』は、紆余曲折あった後に、外の『刑務所』に収監される様に決まった。

『音石明』は『学園都市』内部で殺人事件に傷害事件、ついでに窃盗や、
銀行からの違法な現金引き出しの容疑があり、最初は『学園都市』側が裁くのに躍起だったが、
『音石明』が『スタンド使い』であるが故に、犯行を立証しきれず、
『SPW財団』が間に入っての交渉の結果、結局『日本警察』が彼を引き取ることになったのだった。

『音石明』の収監先は既に決まっている。
『碧鯆通り刑務所(へきほどおりけいむしょ)』と言う、
日本政府と『SRW財団日本支部』が共同で設立した最新の刑務所で、
『スタンド使い』の様な異能者への対策も完備された刑務所だ。
『西木』とかいう強力無比な『スタンド使い』の看守がいるらしく、『スタンド使い』でも脱獄は相当に難しい。

億泰と噴上と、あとついでに白井にもボコボコにされ、
加えて、後で制裁とばかりに承太郎と仗助、
ちゃっかり混ざった佐天にもメタクソにされた音石である。
『スタンド』はボロボロ…本人もボロボロ…
今度こそ『再起不能』で、刑務所からは向こう10年は出て来れないだろう。

そして『木山春生』は…

佐天「まさかあんな展開になるとは…」
初春「あの先生大丈夫なんでしょうか」

木山は従容として裁きの場に出るつもりだったんのだが、
彼女が留置所に護送される途中、突如、
『御坂美琴』そっくりの外見のテンションの高い謎の少女率いる、
正体不明の武装集団に護送車が襲われ、木山春生を拉致して何処かに逃亡してしまったのだ。

現在、じゃんじゃん言ってる『警備員』が中心に、
連れさられた木山を追跡しているが、妙にすばしっこくて追いつけていないのが現状だ。
(そのせいで、外見がそっくりの御坂美琴は、こってりと取り調べを受ける羽目に)
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 14:03:11.49 ID:o0hTJUCHo
矢に刺された浜面をスルーして帰っちゃマズイ気が
568 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 14:06:34.19 ID:a9UVYUWQ0

佐天「やっぱあの『プランクトン』…ちゃんとトドメ刺しとんだったわ…」
初春「(佐天さんからこんな過激な言葉が出るとは…これは成長した…んでしょうか?)」

ちなみに、空条承太郎には、『逃亡中』の木山春生から一通のメールが来ていた。
自宅や、研究室にある資料類を、残らず『SRW財団』に寄贈するとの内容で、
『警備員』のガサ入れを警戒して隠していたらしく、その隠し場所もそこには記されていた。
彼女なりの『カタ』の付け方らしい。

なお、木山の生徒達を診る為に、
『SRW財団』の用意した医師団と、杜王町から招聘された一人の『イタリア料理人』が、
現在、『学園都市』に向かって来ている所だ。
これで『子供たち』が回復できればいいのだが…だが、恐らくは大丈夫だろう。

佐天「そんな事言ってる場合じゃないッ!急げ急げ…ッ!」
初春「そうでした!…それより私達、今まで誰に向かって話してたんですか?」

そして、今日、『7月31日』。
『戦後処理』もひと段落ついた今、
『音石明』を外に連れていくべく、
『空条承太郎』と、それに同行する『噴上裕也』が帰る時が来ていた。


―――『第4学区』『広東料理「翠園」』

佐天「ふう〜やっと着いた〜」
初春「何とか間に合いましたね…部屋は既に、空条さんが取ってるんでしたね」

最近オープンしたばかりの、
広東料理を中心とした中華料理店「翠園」。
料理がおいしいと評判が良いだけでなく、
本格的な『飲茶』が楽しめると言う事で、
オープンしたばかりなのに、人気の高い店だ。

今日は、ここで『飲茶ランチ』を楽しむ予定なのだ。

佐天「さぁ!さっさと入るよ初春!」
初春「そうですね…それじゃっ…って、きゃ!?」

ドアを開けて店内に入ろうとした所、
ちょうど出て来ようとした『4人組』の先頭に、
初春がぶつかってしまう。彼女は、そのまま後ろに倒れそうになるが、

???「大丈夫か?」
初春「は、はい…」

先頭の『ホスト崩れ』風のイケメンが、
初春の右手を掴んで倒れる前に止めてくれた様だ。
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 14:07:48.62 ID:KLeGIs8Bo
さすがトニオさん
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 14:10:48.19 ID:BgXUlxOUo
>>567
仗助と億泰はお別れじゃないっぽいから残って調査するんじゃね?
承太郎も音石を護送したらまた戻ってくるかもしれないし
ジョルノの件もあるから…
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 14:11:59.59 ID:AibRy14Yo
メルヘン冷蔵庫キター
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 14:13:27.18 ID:Wvb4B+MRo
ホスト崩れはここで初春と会ったか
573 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 14:15:59.53 ID:a9UVYUWQ0

超短パン「何やってんですか。超前方不注意です」
ホスト崩れ「ちゃんと、倒れる前に捕まえたからいいだろーが」
ホスト崩れ「ま、ホントに悪かったなお嬢さん」
初春「お、お嬢さんだなんて…」テレテレ

『ホスト崩れ』に続いて、
パーカにホットパンツの『超短パン』の少女、
金髪でチンピラ風の、いかにも『下っ端』風の青年、
そして…

???「すみませんね…内の『テートク』が不始末をした様で…」
佐天「(うわッ!?何かすっごい髪型のヤツが出て来たッ!)」
佐天「(ハンバーグの仗助とは違うベクトルで凄い髪ッ!何あれ、コロネ?)」

『下っ端』とは違う、明らか地毛らしい綺麗な金髪に、
『三連コロネ』とでも言うべきキテレツな髪型をあしらった少年が、
店の中から出て来た。『ホスト崩れ』とは種類の違う、爽やかな美貌の持ち主だった。

コロネ「これはお詫びと言っては何ですが…」

『コロネ』が、スッと初春の頭に手を翳すと、
初春の頭の花輪に、何時の間にか、新たな種類の花が幾つか加わっている。
一体、どんな手品を使ったんだろうか。

初春「え?うわっ〜うわーーー…どうやったんですか、これ?」
コロネ「さあ?それじゃ僕らはこれで…」
佐天「(つうか初春よ…頭上の花が増えた事を、お前はどうやって認識している…)」
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 14:20:48.65 ID:rTLdJ6j70
さりげなくG.D.st刑務所とウエストウッド看守が出てて吹いたww
575 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 14:28:17.69 ID:oLFxnElx0
西木看守ってことは怒らせると隕石が降ってくんのかwwww
576 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 14:29:28.08 ID:a9UVYUWQ0

超短パン「さあ…ちっちゃと歩くんです。これから、超仕事なんですから」
下っ端「あーあ、メンド臭ぇなぁ〜何でこんな天気のいい日に…」
ホスト崩れ「ぼやくなよ『下っ端』…金が出てるんだから、仕事はちゃんとする事だ」
コロネ「そうですよ、『シアゲ』…さぁ…行きましょうか」

そうこう言っている内に、『4人組』は人ごみの中に消えて行ってしまった。
そんな『4人組』の消えた方向を、初春と佐天は暫く眺めていたが…

佐天「何かスゴイ人達だったね…今の…」
初春「はい…でもちょっとカッコ良かったかも…」
佐天「えぇ〜…初春、ああいうのがタイプなの〜趣味悪ぅ〜」
初春「鳥の巣リーゼントがタイプの人に言われたくないですーーッ」フンス
佐天「ちょ、ちょっと仗助は関係ないでしょ、仗助はッ!?」
初春「え、私、東方さんの事だなんて一言も喋ってないんですけど」ニヤニヤ
佐天「こ……このッ!初春のくせにぃーーーッ!」

ヤイノヤイノ言いながら、
佐天と初春も「翠園」の中に入って、
予約を取ってある『個室』へと向かった。
中では、丸テーブルの周りに、一同が勢ぞろいしていた。
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 14:34:56.44 ID:RqcQCHUbo
初春の腕がピンチだった
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 14:38:51.47 ID:YTINUf6p0
佐天さんが腕へし折られるの見てたのに鳥の巣とかいっちゃう辺り初春は肝据わってるなwwwwww
579 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 14:44:37.19 ID:a9UVYUWQ0

佐天「すみません…待たせました?」
御坂「大丈夫よ、佐天さん。まだ、料理来てないし」
億泰「仗助よぉ〜何かこのジャスミンティー…すっげぇウマくねぇ?」
仗助「うーん、確かにそうかもなぁ〜」
仗助「(つーか、最近、こいつ食い物にウルサクなったなぁ〜)」
噴上「良い臭いだなぁ〜臭いだけで原産地を当ててみせるぜ」
初春「白井さん、白井さん…さっき店の前で、『コロネ』みたいな凄い髪型の人見かけたんですよ!」
白井「何ですかソレ。そんな人いなでしょう」
ディアボロ「ブハッ!?ゲホゲホゲホッ!?」
上条「どうした、ディ…いや、ソリッドおじさん!気管に入ったかッ!?」
ディアボロ「だ、大丈夫だ…」
ディアボロ「(コ、コロネだとぉ〜この花輪頭がッ!心臓に悪い事を…)」
初春「おまけに…すっごい綺麗な金髪で、コロネも『三連』なんですよ」
ディアボロ「 ゲ ボ ハ ァ ッ ! 」
上条「ち、血を吐いたぁ!?衛生兵ーーッ!衛生兵ーーッ!」
仗助「問題無く、『治す』ッ!」
インデックス「ご飯マダーー!?」チンチーン(・∀・)っ/凵⌒☆
承太郎「…行儀が悪いぜ。直ぐに止めな」
インデックス「むーー」

中華料理の宴会の席らしく、ワイワイガヤガヤと実に賑やかだ。
そして、そうこう言っている内に、料理の入った蒸籠も次々に運ばれてくる。
580 :以下、三日目金曜東Rブロック59Aがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 14:48:08.98 ID:oLFxnElx0
今日のボスの死因
ジョルノの話を聞いてのショック死
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 14:51:48.82 ID:/ttch3MDO
もうやめて!ボスのライフはとっくにゼロよ!
582 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 15:02:14.52 ID:a9UVYUWQ0

億泰「アチチ…でもこの小籠包ウメェーーッ!」
億泰「このチマキもウメェーー!イタリアンも良いけど中華もイイなぁ〜オイッ!」

佐天「えい」
仗助「あ、それ俺の大根餅じゃねーかぁ」
佐天「へへ…早いもの勝ちでしょ」
仗助「テ、テメェーー!」
佐天「なにさッ!」
噴上「うっせぇぞオメーらッ!『スタンド』出して喧嘩すんなッ!」

上条「はぁ〜ウマイなぁ…今の内にこの味を味わっておかないと…」
御坂「何よアンタ…せっかく美味しい料理なのに…暗い顔をして」
上条「今まで、サボってた分…上条さんは明日から纏めて補習なんですよ…フコウダ」
御坂「ねぇ…課題とか出るんなら、私が手伝ってあげようか?」
上条「え、でも中学生に手伝ってもらうのは…」
御坂「ウチは『常盤台』よ。アンタの所より授業進んでんの」
御坂「それに…あの『化け物』との戦いの時は何度か助けてもらったし…」ゴニョゴニョ
上条「え?何か言ったか?」
御坂「ウルサイッ!兎に角、明日から手伝ってあげるから覚悟しなさいッ!」

白井「何かお姉さまとあの類人猿が…さっきからくっつき過ぎですわ…」
白井「まさか…お姉さまに限って…いえ、これは要注意ですわね」
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 15:06:38.20 ID:rQEA0Nfd0
>SRW財団日本支部
SPWじゃないんか?
584 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 15:08:32.58 ID:a9UVYUWQ0
>>538
メンゴ。ミスだわ。
それだとスパロボだね
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 15:10:15.56 ID:rQEA0Nfd0
途中から全てSRWになってたからだいぶ悩んだわww
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 15:12:50.05 ID:gfkfMsyso
ボス・・・トラウマが・・・
587 :『超電磁砲編』:第10話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 15:15:51.49 ID:a9UVYUWQ0

インデックス「ほら〜『ジャンボ』もしっかり食べるんだよ〜」
ディアボロ「インデックス…その『亀』を連れて来てたのか…」
初春「可愛らしい『亀』さんですね〜貴女の?」
インデックス「今度から、ウチで飼う事になったんだよ…」
ディアボロ「(『異世界』での話だが…元々は俺の『亀』だしな)」
ディアボロ「(住居の問題もこれで解決だ)」
承太郎「…飲食店にペットは非常識だぜ」
承太郎「その辺りはしっかりしな『保護者』さんよ…」
ディアボロ「…ああ」
承太郎「(やれやれ…どこでも『娘』に関しては苦労が多いようだな…)」

―――ヤイノヤイノワーワーギャーギャー

承太郎「と、言うか…」
承太郎「テメェらいいかげんうおっとしいぜッ!もう少し静かに出来ねぇのかーーッ!」

―――かくして、『勝利の宴』もたけなわになって行き、
全ては一件落着へと向かい…そしてッ!


『東方仗助』―――引き続き、『学園都市』に残り『観光』と『スタンド使い』の調査へ。
『虹村億泰』―――仗助と同様の目的で『学園都市』に残留。

『空条承太郎』―――『音石明』を刑務所にぶち込んだ後、ニューヨークへ『矢』を持ちかえる。
『噴上裕也』――― 一足先に杜王町へ。スケ達にはお土産をどっさり用意した。

『佐天涙子』―――『スタンド使い』に。精神的にもちょっぴり大人になった。
『初春飾利』―――佐天の成長に喜びと寂しさを覚える。花輪に新しい花が加わった。

『音石明』―――『碧鯆通り刑務所』に収監される。今度こそ本当に『再起不能』
『西戸』―――元気に留置所に入ってます。『再起不能』
『そばかすの少年(マナブ)』―――本編の外で、『BT』とか言う少年にこっぴどく負けたらしい。
『春上衿衣』―――日常生活に戻る。元気にやっているようだ。
『木山春生』―――現在、『F・F』に拉致され不本意ながら逃亡中。
『フー・ファイターズ』―――『ミサカ』のボディーを手に入れた。現在、木山を拉致して逃亡中。

『白井黒子』―――上条と御坂が近づきすぎですわ。要、警戒ですわね。
『御坂美琴』―――上条の補習を手伝うともり。ベ、別に、アンタの為じゃないんだから!
『インデックス』―――今回は殆ど出番が無かった。次回に期待。

『上条当麻』―――明日から補習地獄。でも御坂が手伝ってくれてラッキー…なのか?
『ディアボロ』―――『カメ』と言う絶好の住居をゲット。


―――そして、物語は次の『編(ステップ)』へ…

バ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ァ ン ッ !


―――第二部『超電磁砲編』 完…

588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 15:16:57.01 ID:NfkGC2Pio
ボスがやばいwwwwwwwwwww
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 15:19:20.43 ID:JN2W2HMx0
続きがすげえ楽しみだ
590 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 15:20:03.92 ID:a9UVYUWQ0
はい、これで滅茶苦茶長くなってしまった『超電磁砲編』もようやく完結です。
本当は、『超電磁砲編』は全部5、6話構成ぐらいの筈だったのに…どうしてこうなった。

次は、間に挿話を2つ程挟んで、第三部『吸血殺し編』に突入します。

ただ、リアルの事情があって、再開は少し遅れるし、
投下ペースも落ちるであろう事をご了承ください。

そして、数々の支援、ディ・モールト・グラッツェ! 
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 15:21:05.60 ID:JN2W2HMx0
乙〜
そしてアリーヴェ・デルチ
592 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 15:22:10.06 ID:a9UVYUWQ0
それと、実は第三部の予告編が既に出来上がっているのですが…投下した方がいいでしょうか?
それとも、事前情報は一切なしで、第三部を待って下さいますか?
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 15:22:21.54 ID:mr6+eWeIO
乙!
めっちゃ面白いな!
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 15:23:50.35 ID:o0hTJUCHo
予告見たいです
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 15:24:11.84 ID:gfkfMsyso
乙!
できれば予告も・・・
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 15:25:07.18 ID:NfkGC2Pio
予告みたいな〜。

ていうかマナブがBTにwwwwwwwwwww
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 15:25:17.60 ID:6B5Q9chf0
アギャー予告編クレクレー
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 15:25:44.06 ID:IkKiHUWxo
おつ!
599 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 15:26:16.51 ID:a9UVYUWQ0
では、予告編も行きます!
600 :第三部『吸血殺し編』 予告編 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 15:27:23.61 ID:a9UVYUWQ0

Jojo was a man who thought he was a loner
――ジョジョは残された『最後の戦士』

But he knew it wouldn't last.
――そして『戦える時間』に終わりが近づいているのを知っていた

Jojo left his home in Tucson, Arizona
――だからジョジョは住み慣れた故郷を去って…

For some California grass.
――彼の『戦場』へと向かった…


Get back, get back.
――帰ってこい、帰ってこい

Get back to where you once belonged.
――『お前の場所』へと帰ってこい


Get back, get back.
――帰ってこい、帰ってこい

Get back to where you once belonged.
――かつて『友』と『師』と共に駆け抜けた場所に帰ってこい



Get back JOJO.
――帰ってこいッ!ジョジョーーッ!

――The Beatles『Get Back』
601 :第三部『吸血殺し編』 予告編 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 15:28:11.13 ID:a9UVYUWQ0


…我々はこの『仮面』を知っている!
その禍々しき牙と冷たい石の感触をを知っている!

『彼ら』は再び出会ったッ!
半世紀以上もの長い空白の果てに、再び出会ってしまったッ!
蘇った古の闇の脅威が…『学園都市』を震撼させるッ!

――Jojo was a man who thought he was a loner
――But he knew it wouldn't last.

???「これはワシが…このワシが『カタ』を着けねばならぬ問題じゃ…」
???「あの『石仮面』の因縁は、ここで確実に…そして永遠に断ち切るッ!」

???「ヒヒヒ…『一番よりNo2!』…それが俺の人生哲学よ」
???「その『一番』が『ジョースター』なら言う事ねぇぜッ!」

???「私は貴方の『護衛』を貴方の『孫』に依頼された…」
???「私の『壊れゆく鉄球(レッキング・ボール)』はその為にある」

???「これに生き残れば、きっと俺だって『幹部』昇格だっ!」
???「希望とやる気がムンムンわいてくるじゃあねーかッ!おいッ!」

――Jojo left his home in Tucson, Arizona
――For some California grass.

帰って来る『伝説の老兵』。
全ては後の世代への禍根を断ち切る為に。
時代の果ての『残りカス』を消し去る為に。
再び始まる『戦闘潮流』ッ!

――Get back, get back.
――Get back to where you once belonged.

???「当然。猿が人に勝てる道理は無い」
???「私は人間を超越した」

???「怨んでくれてかまいません…私が貴方がたを救う方法は…これしか…」
???「故に敢えて名乗りましょう…『Salvere000(救われぬ者に救いの手を)』ッ!」

???「うっさいです、ド低能」
???「さっさと『スタンド』を出して敵を探すんです」

???「落ちつくんだ…『素数』を数えて落ちつくんだ…」
???「遂に手にしたぞッ!『DIO』…私は君の意志を確かに受け取ったッ!」

――Get back, get back.
――Get back to where you once belonged.

『錬金術師』『女教皇』『魔術師』
『スタンド使い』『神父』『ギャング』
そして…『波紋使い』に『吸血鬼』ッ!
新たなピースが、新たなジグソーパズルを描き出すッ!

――Get back JOJO!

???「私。『波紋使い』。」
???「…ようやく出会った。『石仮面』。」

上条とディアボロ…2人の冒険に『安息』の時は無い。
新たな『物語』が2人へと向けて飛来するッ!

???「…このセリフを言うのもひさしぶりじゃが…」
???「またまたやらせていただきましたァン!」

???「『吸血殺しの(ディープブラッド)…」
???「…波紋疾走(オーバードライブ)』ッ!」

バ――――――z________ン!


第三部『吸血殺し編』…coming soon
602 :第三部『吸血殺し編』 予告編 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 15:29:27.57 ID:a9UVYUWQ0
以上です。
それでは、暫しの別れを。
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 15:30:00.94 ID:kSABUJz90
乙!
ジョセフゥーーーー!!!
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 15:31:14.58 ID:o0hTJUCHo
壮大だなぁ
楽しみだ
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 15:33:13.02 ID:0A8ndKhSo
ムンムンの人キター
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 15:33:17.08 ID:NfkGC2Pio
テンション上がってきたwwwwwwwwwサーレーもくるのかwwwwwwwww

乙ーw
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 15:35:05.01 ID:DY/M7ZN5o
姫神さんクルデー!
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 15:41:49.29 ID:/ttch3MDO
予告だけでドキドキしてきた!乙
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 15:57:55.21 ID:vF/EOEwAO
おれぁ生まれてからずっと製速で生き
いろんなSSを見てきた だから悪い作品といい作品との区別は「におい」でわかる!
こいつはくせえーッ! 国宝級のにおいがプンプンするぜッーーーッ!
こんな名作には出会ったことがねえほどになァーーーッ 環境でSS書きになっただと?
ち が う ね ッ !
こいつは生まれついての文豪だッ!
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 16:00:45.94 ID:gfkfMsyso
ジョセフきたああああああああああああああ
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 16:01:27.28 ID:oLFxnElx0
ジョセフキター!!
そして姫神はこうくるか
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 16:01:32.71 ID:rQEA0Nfd0
これ延々やってくんないかなーマジで(チラッチラッ
支援は 「惜しまないッ」 !
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 16:19:13.66 ID:aLad07CAO
ジョセフが静を連れてくるか否かでかなり戦力変わるな
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 16:22:43.59 ID:rQEA0Nfd0
静サポート役としては無双可能なレベルだもんな
でも書き手さんもそこまで考えてるかなー?



俺も存在を忘れてたし
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 16:25:21.83 ID:BmKeOO6AO

姿及び触れた物まで消せるスタンドって応用かなり効くよな

616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 16:28:06.37 ID:p7G27wZUo
4部のすぐ後っぽいから
静を使うには露伴が必要だな
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 16:31:31.30 ID:rQEA0Nfd0
>>615
銃弾見えなくして狙撃で承りを殺せる希ガス
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 17:01:41.64 ID:nNXow4Lzo
きた!サーレーきた!これでかつる!!!
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 17:55:38.60 ID:9KInhumUo
姫神の出番が…出番があるぞ!
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 17:58:58.48 ID:aLad07CAO
姫神+静・ジョースター
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 17:59:31.02 ID:o0hTJUCHo
あってもこれだけ濃いメンツが揃うとなると実質空気になりそうだな・・・
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 18:07:59.65 ID:iE1lQ4IZP
これは熱いなwwwwwwwwwwwwww
ヘタレオウスなんて凄みでなんとかなるな
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 18:08:06.81 ID:akRYT/loo
今から上条一行がイタリアに旅行に行く話が楽しみだぜ
ちょうどイタリアに行く話がアニメで放映されたからな
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 18:29:44.56 ID:gwgRYnlDO
初春の花には
反射能力はついてない・・・
んだよな?
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 19:08:14.54 ID:AWxmAfZU0
>>624
なるほどその手があったか
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 19:19:54.32 ID:rQEA0Nfd0
>>624
おまえてんさい
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 19:22:25.17 ID:Yb68KjiAo
>>624
後の複線になると思って黙っていたのに・・・
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 19:28:43.94 ID:9XR4Hrw00
今日投下あるといいな
wwktkが止まらん
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 19:32:58.57 ID:udJfSueTo
暫しの別れって言ってるんだからさすがに今日はないだろwwwwwwwwwwwwwwwwwW









ないだろ?
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 19:46:03.13 ID:QMS6SuZBo
2巻エピソードか
超電磁砲メンツは退場か?
あ、でも佐天さんスタンド持ってるしな・・・どうなんだろ
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 20:30:40.22 ID:aQt2Dh0Vo
ジョセフが出るなら仗助も出るだろう
となれば佐天さんも…
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 20:36:23.86 ID:9X7MDMbRo
仗助と億泰はまだ学園都市にいるみたいだしな
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 20:39:13.22 ID:YvWs3HCAo
>>1がどこまで書く気か分からんが、ミサカが出てきたってことは一方通行も登場するんだろうな
出るとしたら第四部か……
634 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 21:13:24.59 ID:a9UVYUWQ0
予告では『挿話』を2つ投下すると約束したな…ありゃ、スマン嘘だった…

何か、ムズムズして来て、本来の予定を変更して、
第三部『吸血殺し編』の第1話を先に投下します。

投下は10時からになる予定。
挿話を投下するのはその後だッ!
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:14:32.82 ID:9X7MDMbRo
よっしゃああああああああああああああああ!!
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:14:58.01 ID:9XR4Hrw00
っきたあああああああああああz!!!!!!!まじくそうれいしいぜ!
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:15:40.19 ID:o0hTJUCHo
そこにシビ(ry
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:15:41.06 ID:iE1lQ4IZP
ヘイ師父!
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:17:01.05 ID:qojAhU/io
まwwwさwwwwかwwwwのwww
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:19:43.49 ID:gfkfMsyso
パンティあげちゃう!
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:31:24.56 ID:nNXow4Lzo
ヘイ師父!!!
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:31:48.53 ID:+BWTzCj7o
「運」は私に味方してくれていると言ったよな・・・!
「SS」を「読める」と書いて「至福」!・・・フフよくぞ言ったものだ・・・
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:37:26.55 ID:JN2W2HMx0
一日に二度も投下が来るとは…

まさに至福ッ
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 21:48:37.79 ID:Pj+Z1fyy0
全力支援wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


でも俺らに支援できることって別になくね?
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:51:29.41 ID:UuzzqmKAO
申し訳ないよなぁ
絵とか描ければいいんだが
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:54:55.58 ID:9X7MDMbRo
文章と音楽あわせて所々AAなんかも混ぜて動画作るとか
そんな高等技術が欲しい
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:55:47.30 ID:zM7NtpwP0
そうだな・・・ >>1は『結果』だけをもとめてはいない
 『結果』だけを求めていると
 人は近道をしたがるものだ・・・・・・・・・・・・
 近道した時 真実を見失うかもしれない
 やる気もしだいに失せていく
 大切なのは 『支援に向かおうとする意志』だと思っている
 向かおうとする意志さえあれば たとえ今回は支援できないとしても
 いつかはたどり着くだろう? 向かっているわけだからな
 ・・・・・・・・・・・・・・・違うかい?
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 21:56:40.12 ID:GbjaoiJno
キ ン グ ・ ク リ ム ゾ ン
我以外のすべての時は消し飛ぶッ!
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:00:02.31 ID:iE1lQ4IZP
華麗に入門
650 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 22:00:11.12 ID:a9UVYUWQ0
感想やコメントが最高の支援だズラ
そろそろ投下するズラ
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:00:26.32 ID:9X7MDMbRo
オーケーだズラ
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:01:48.16 ID:iB0lnXywo
了解だズラ
653 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 22:02:09.44 ID:a9UVYUWQ0


―――今から150年ほど前の話だ。

ある一つの奇怪な『石仮面』がメキシコで発掘され、
発掘隊を乗せた船と共に行方知れずになった。

それが『全て』の始まりだった。

―――今から100年ほど前の話だ。

一人の青年が、太平洋の船上で死んだ。
青年は、彼の宿敵であった男の生首を抱きながら、
深い深い海の底へと沈んでいった。

それが『因縁』の始まりだった。

―――今から50年ほど前の話だ。

一人の『怪物』が、遥か彼方の宇宙へと放逐された。
文字通り『地上最強の生物』となったその『怪物』も、
無慈悲な極寒の死の空間には為す術を持たなかった。
『怪物』を放逐した青年は、100年前に死んだ青年の孫だった。

それは、一つの『決着』を意味していた。

―――今から20年ほど前の話だ。

一人の『吸血鬼』が死んだ。
『世界』すら支配する力を持っていたその吸血鬼は、
19世紀に置き忘れて来た『因縁』から遂に逃れる事が出来なかった。
一人の怒れる青年の正義の拳に、その邪悪な野望は砕かれた。
青年は、かつて『吸血鬼』が100年前に殺した青年の子孫だった。

それは、一つの『因縁』の終わりと、新たな『因縁』の始まりを意味していた。


―――そして『現代』
―――今、古くて新しい『因縁』が産声を上げた

654 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 22:06:41.37 ID:a9UVYUWQ0


???「やれやれ…船旅は疲れたぜぇ〜飛行機ならひとっ飛びな所をよぉ〜」
???「墜落してもいいんなら、それでも構わんがのぉ」
???「ヒヒヒ…冗談ですよ。ね、『ジョースター』の大将ッ!」


―――『8月7日』『午前10時』


その日、一人の『老人』が横浜港に降り立った。
―――我々はこの『老人』を知っている!
いや! この眼差しとその左腕の『義手』を知っている!

50年ほど前、一人の『究極生物』を放逐した英雄。
恐らくは、『吸血鬼』と『柱の男達』…その両方との実戦経験を体験した、
この地上最後の『波紋の戦士』、そして、あの『DIO』を斃した『スタンド使い』ッ!

その名は、『ジョセフ=ジョースター』ッ!

ジョセフ「今日の夜には、『学園都市』には入れそうかの?」
???「『先方』には話を通してある」
???「夜どころか…昼には『学園都市』に入れそうだぜ…大将」

そのジョセフの傍らに立ち、
スーツケースを一つ右手に提げた男は、些か奇妙なイデタチの男であった。
砂色の上下に、同色のテンガロンハット、
口に咥えたコーンパイプには紫煙を燻らせるその姿は、まるで西部劇のガンマンだ。

男はかつて『DIO』に仕え、ジョセフ達とは死闘を繰り広げた『スタンド使い』であり、
今は、『スピードワゴン財団』に雇われて、ジョセフの護衛役を務める男だった。

ジョセフ「………」
???「ん?…どったの大将」
ジョセフ「いや…お前さんがワシの味方と言う状況に、どうしても違和感を覚えてしまってな…」
???「オイオイ…今しがた長い船旅を共にしてきた相棒にその言葉は無ぇーんじゃねーの」
???「第一、俺はこれでも『SPW財団』に雇われ始めてから、かれこれ10年近くになるんだぜぇ〜」
ジョセフ「そりゃ解っとるんじゃがな…『ホル・ホース』」

男の名は『ホル・ホース』。
タロットカードの『皇帝(エンペラー)』の暗示を持つ『スタンド使い』。
かつての『ジョースター御一行』とは2度も戦った数少ない『強敵(?)』の一人である。
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:08:28.91 ID:9X7MDMbRo
ホルホースだ!最初の予定ならポルポルと入れ替わって仲間になっていたはずのホルホースだ!
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:11:52.27 ID:+BWTzCj7o
ホルホースかよwwwwwwww
657 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 22:11:59.92 ID:a9UVYUWQ0

ホルホル「それより…本当に良かったのかい、大将?」
ジョセフ「ん?」
ホルホル「ん?じゃねーよ、ん?じゃ。解ってんだろ、承太郎の事だよ」
ホルホル「本当に、承太郎のヤツを連れて来なくて良かったかと聞いてんだよ」
ホルホル「今ならまだ間に合うぜぇ〜」

『空条承太郎』。
『最強のスタンド使い』の異名をとる、ジョセフの孫。
かつて、『エジプト』への戦いの旅路を共にし、
あの『DIO』にトドメを刺した誇り高き戦士である。

これからジョセフ達が『学園都市』に向かう理由。
それは、『学園都市』に侵入した『ある男』、
正確には、『その男』が持ち込んだ『ある物』を追い、
それを完全に破壊してしまう事だ。

そしてこれは容易ならざる戦いになるのは目に見えている。
ジョセフは知っている。ホル・ホースも知っている。
その『ある物』の引き起こしうる事態が途方も無い『災禍』であり、
誰かがそれを止めに、万が一起こってしまえば、誰かがそれを『始末』に行かねばならぬ事を。

ジョセフ「何度も言った筈じゃぞホル・ホース」
ジョセフ「これはワシの何とかせねばならぬ問題じゃ」
ジョセフ「ワシが…このワシが何とかせねばならぬ問題なのじゃ」
ホルホル「…今、『学園都市』滞在中のアンタの息子…」
ジョセフ「仗助に知らせる事は絶対に許さん」
ジョセフ「ワシは…この一件にはあの子に関わって欲しくは無い…」

ホル・ホースを真っ直ぐ見返すジョセフの瞳には、確固たる信念と闘志が覗える。
誰が信じよう。この老人が、ほんのつい最近まで、ボケかかった隠居老人だった事を…

ホルホル「…アンタ以外にも『波紋の戦士』はいるだろうに」
ジョセフ「ああ…チベット、ヴェネツィア…探せばまだ少なくない数の『波紋使い』はいるじゃろう」
ジョセフ「じゃがな…」

ジョセフ「実際に『ヤツラ』と戦った経験を持った『波紋使い』など…」
ジョセフ「この現代にどれだけいると思っとるんじゃ」
ジョセフ「この片手で…かろうじて数えられる数がいるかどうか…」

今のジョセフの恰好は、つい最近、杜王町を訪れた時の様な、
よれよれだぶだぶの、如何にも老人然とした恰好では無かった。
20年前の『DIO』との戦いの時とも違う。
頭には黒い鍔広の帽子を被ってはいるが、
しいて言うならば…100年前、『ジョナサン=ジョースター』と共に戦った、
チベットの高名な『波紋の戦士』、『トンペティ』の恰好に似ているかもしれない。

片手に杖をついているが、それはいつもの木製の物ではなく、
太くて頑丈そうで、なにより丈の長い金属性の物であり、先端が槍の様に細く尖っている。
もはや『杖(つえ)』と言うより、戦闘用の『杖(じょう)』と言った方が良い代物であった。
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:14:32.31 ID:0rG70zOzo
佐天さん残念
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:15:29.51 ID:9X7MDMbRo
まともに動けるのか
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:17:12.42 ID:rTLdJ6j70
波紋呼吸再開したんかな
661 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 22:18:28.35 ID:a9UVYUWQ0

ジョセフ「ワシが…あと10歳若ければ…」
ジョセフ「もし…『人として老いる為』に『波紋の呼吸』を止めていなければ…」
ジョセフ「ワシは『お主ら』すら連れずに…一人で始末を着けていたじゃろう…」
ジョセフ「じゃが…」

いつも明るく、いつも元気なジョセフにして珍しく、
その表情に微かな後悔の陰りが出来た。
それは、誰かを『自分の戦い』に巻き込まねばならぬが故の慙愧の念か。

ジョセフ「ワシは最早一人で戦えるほどの『パワー』は無い」
ジョセフ「『お主ら』の力を借りねばならぬ…」

ジョセフは『お主ら』と言う表現を用いたが、
こんかいのジョセフの『旅』に同行してきたのは、
ホル・ホース一人では無い。もう一人…一人の『護衛官』が、
ジョセフの傍らに静かに付き従っていた。

網目を思わせる特徴的な髪型をした、
立派な顎鬚をもった凛々しい中年と思しき男だ。
何かとかましいホル・ホースとは、対照的な印象の男と言えよう。

ジョセフ「ワシの…この老人の自己満足にお主らを巻き込んで…」
ジョセフ「本当に済まなく思っている…」
???「謝罪は必要ない、ジョセフ老。私は自分の使命の為にここにいる」

ジョセフを見る男の目には、一切の濁りは無い。
自分の『職務』に忠実に生きる、一人の『仕事人』の顔がそこにはある。
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:20:36.99 ID:AWxmAfZU0
地味カッコいい波紋とスタンドの合わせ技がまた見れるわけだな
リサリサのマフラーとか出てこないかなぁ
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:24:30.08 ID:GbjaoiJno
また戦いの年季の違いを教えてやれ
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 22:24:56.56 ID:e8mNN2Ir0
>>1
まとめてブログに載せたり調子乗って動画作ったりしても良い?(チラッ
665 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 22:30:31.01 ID:a9UVYUWQ0
>>664
してくれるなら、めっちゃ嬉しいです。


???「私は貴方の孫に窮地を救われて…」
???「その恩に報いる為に、貴方の『護衛』を請け負った」
???「それに…」

『男』は自身の腰元に静かに手をやった。
そこには、『銃』…ではなく、小さな『鉄球』が一つ括りつけられている。
奇妙に見えるが、これが、この『男』の武器なのだ。

???「我々が使うこの『技術』も…」
???「本来は『ヤツラ』ら『ヤツラを生み出した者達』と戦う為にあったと聞く…」
???「しかし我々は…50年前の戦いには加われなかった…」
???「だとすれば…今、私がここにいるのも何かの運命なのでしょう」
ジョセフ「『ウェカピポ』君…」

『男』の名は『ウェカピポ』。
『鉄球』と言う、『波紋』と並ぶもう一つの『立ち向かう為の技術』を操る、
『鉄球使い』の『護衛官』である。

ホルホル「へっ!ウェカピポの旦那の言うとおりよ…」
ホルホル「俺たちゃこれで飯食ってんだ…アンタが気に病む必要なんて欠片もねぇぜ」
ホルホル「それによぉ〜」

ホル・ホースは、メギャンと出した『スタンドの拳銃』、
『エンペラー』の拳銃をお手玉にしながら、不敵な顔で言う。

ホルホル「俺とウェカピポの旦那のコンビは無敵のコンビよッ!」
ホルホル「例え『ヤツラ』相手でも遅れを取るつもりは全然無いねッ!」
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:30:32.40 ID:GbjaoiJno
キラークイーンはすでに>>664に触れている…
667 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 22:31:49.14 ID:e8mNN2Ir0
グワアアアアアヘイ師父ゥウウウウ
調子乗って済みませんでした・・・(チラッ
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:32:06.30 ID:qojAhU/io
>>664
超楽しみだwww
669 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:33:35.22 ID:GbjaoiJno
まとめブログだと思ってた、勘違いしたメンゴ
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 22:33:59.31 ID:e8mNN2Ir0
って>>665の最初の2行見落としてたわww
じゃあがんばらせてもらいます
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:36:56.72 ID:9KInhumUo
ホルホースが味方なんてテンションが上がってきたアアァァァッ!
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:37:42.49 ID:GbjaoiJno
ウェカピポは本編で残念な死に方したからな、楽しみだ
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:39:35.41 ID:9X7MDMbRo
ウェカピポのは医療技術じゃないんだよな
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 22:40:52.87 ID:e8mNN2Ir0
ウェカピポさんは髪型も言動も能力も好きだった
DIOに利用されて切り捨てられたとか可哀想すぎる
妹生きてたのにな
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/16(日) 22:41:54.34 ID:kKPnHe+h0
みゅうううううううううううう!!
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 22:44:46.78 ID:b2cnyLBi0
ホルホル仲間かー。エンペラーって地味ながら強力なスタンドだよなぁ
ぶっちゃけセックス・ピストルズの上位互換な気がする。活躍が楽しみだ
・・・まぁホルホルのことだからしょうもないことで再起不能になりそうだが
677 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 22:44:54.77 ID:a9UVYUWQ0

ホルホル「さらに言わせてもらなら…」
ホルホル「俺はアンタら『DIO様』をブッ殺した時と聞いた時に確信したのよ」
ホルホル「『一番よりNO.2』…それが俺の人生哲学だが…」
ホルホル「『一番』にすんなら『ジョースター』だと間違い無しだってな!」
ホルホル「戦いの年季の違いってヤツに期待してますぜ、大将!」

バンバンッ!とジョセフの背中をホル・ホースは陽気に叩く。
それを受けてか、ジョセフの顔から陰りが消えた。

ジョセフ「そうか…ならば任せて、大船に乗った気でいる事じゃな!」
ジョセフ「よし、善は急げじゃ!『学園都市』に向かうぞッ!」
ジョセフ「荷物は任せたホルホルくぅ〜ん」

ホルホル「誰がホルホルだーーッ!たく、そんだけ元気なら自分で荷物持ちやがれってんだ…」
ホルホル「(しかし…承太郎の野郎め…)」

ホル・ホースの目から見えるジョセフの背中は、
まるで定規でも入れたかのようにピシッと真っ直ぐで、
とても80の老人の物だとは思えない。
顔立ちも、年のまるでそぐわぬ張りと精力が確かにあったし、
それになにより、呼吸が違う。
678 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 22:58:29.74 ID:a9UVYUWQ0

まるで機械か何かの様に、
規則的で、静かで、安定していて、そして力強い呼吸だ。
『波紋の呼吸』。すっかり使っていなかったその呼吸は、
ジョセフの体に、確かな精力を戻しつつあるようだ。

ホルホル「(何が、ボケ老人の相手をしてくれだ…)」
ホルホル「(あれがボケ老人って面かよ…ありゃぁ〜)」

ホルホル「(戦歴80年の大ベテランの戦士って面だぜぇ〜)」

ジョセフ「(何故出て来たのじゃ…『オマエ』は…)」
ジョセフ「(『オマエ』など、永遠に暗い土の中に埋もれていれば良かったものを…)」

『SPW財団』が手配していたらしいレンタカーへと向かいながら、
ジョセフは、胸元から一枚の写真を取りだした。
彼がその『スタンド』、『隠者の紫(ハーミットパープル)』で『念写』した写真だ。

今から1年ほど前に、『SPW財団』の『考古学調査隊』が、
偶然発掘した、未知の『マヤ文明』の遺跡から、偶然『ソレ』は発見された。
緘口令により、マスコミはおろか、考古学界にすら知らされなかった筈のその遺跡は、
突如正体不明の『敵』の襲撃を受け、発掘隊はおろか、
『スタンド使い』すら含んだ護衛部隊すら全滅、『ソレ』は何処かへと持ち去られた。

その『敵』と、ソイツが奪い取った『ある物』が、その写真には写っている。
そして、ソイツとその『ある物』が、確かにこの『学園都市』にあると、
ジョセフの『念写』が突き止めたのだ。

ジョセフ「(『オマエ』など…今の世には必要ない物なのじゃ…)」
ジョセフ「(『オマエ』との因縁は…今度こそこのワシが、自らの手で永遠に断ち切るッ!)」
ジョセフ「(それが…)」

679 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 23:06:45.76 ID:a9UVYUWQ0

ジョセフ「(『オマエ』など…今の世には必要ない物なのじゃ…)」
ジョセフ「(『オマエ』との因縁は…今度こそこのワシが、自らの手で永遠に断ち切るッ!)」
ジョセフ「(それが…)」

ジョセフ「(ワシの様な時代遅れの『古い戦士』が…)」
ジョセフ「(孫や、息子や…その友達…そんな若い世代の為に…)」
ジョセフ「(残してやれる最後の遺産になるじゃろう…なあ)」

写真に確かに写った『ある物』。
冷たい石の質感、不気味な意匠、そしてッ!
その口元から伸びた2本の『牙』ッ!

ジョセフ「(『石仮面』…『カーズ』の置き土産よッ!)」

それは全ての因縁と、奇妙な冒険の始まりを呼んだもの。
祖父を、先代ツェペリの命を奪い、間接的に父の命を奪い、
花京院、イギー、アヴドゥル…誇るべき戦友達の死の遠因になったもの。

―――その名は『石仮面』
この禍々しき仮面は写真の中、
一人の『錬金術師』の手元で、静かに氷の微笑を浮かべていた。
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 23:08:21.47 ID:iE1lQ4IZP
ヘタレェ・・・
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 23:09:19.94 ID:GbjaoiJno
まさに未来への遺産だな
682 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 23:18:11.48 ID:a9UVYUWQ0

―――『8月7日』『深夜3時』

ジョセフ達が横浜港に到達する、7時間前、
もう一人の『追跡者』が、『学園都市』に侵入していた。

この侵入者に、『学園都市』の警備綱が反応しなかったのは、
その侵入の仕方があまりに突拍子もなく、
それ故に、センサーの誤作動だと誤認してしまった為である。
その侵入者は…

???「ふっ。思ったよりもちょろい。」

『学園都市』の周囲を覆う壁を、
『駆け上って』越えて来たのである。
『外』の人間に、そんな芸当をできる人間が居る筈も無い…それが常識。
しかし、この侵入者の『少女』は、常識の外の世界に生きていた。

少女「…本当に。ここにアレがあるのか…。」
少女「まあいい。無ければまた別の…」

???「URYYYYYYYYYYYYYYYY!」

突如、『彼女』の直ぐ側の闇から、
人間の発したものとは到底思えぬ、不気味な雄叫びが聞こえて来る。
見れば…闇の中ら、腐ったドブ川の様な臭いと共に、
一人の『少年』が姿を現した。恰好だけ見れば学生の様だが…
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 23:21:12.02 ID:cbTT9nLDo
インデックスを救うために石仮面にまで手を出したのか
あるいは別に目的があるのか…
684 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 23:29:53.76 ID:a9UVYUWQ0

???「ケヒャヒャヒャヒャヒャヒャーーー!」
???「女だぁ〜めっちゃ良い臭いがするぜぇーーー!」
???「女の肉はいいぜぇ〜〜ッ!特に軟骨がうめぇーーんだよーーーッ!」

『少年』の顔はまるで死人の様に真っ青で、所々腐って爛れてさえいる。
何よりこの臭いッ!人間が発していい臭いでは無いッ!
こいつは…

少女「『屍生人(ゾンビ)』」
少女「やっぱり来た。私の『ニオイ』に引き寄せられて」
少女「間違いない。『アレ』は確かにここにある」

―――『屍生人』ッ!
『吸血鬼』にエキスを注入されて製造された、吸血鬼の下僕ッ!
精神の全ては『吸血鬼』に支配され、不死になれども再生力を持たず、
その体は生きながら腐りゆくのみッ!しかし…

屍生人「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃーーーッ!」
屍生人「マジで良い臭いだなッ!女ぁぁぁぁぁぁッ!」
屍生人「ミンチにして喰ってやるぜぇーーーッ!」

その『残虐性』ッ!『パワー』ッ!
充分に人間を超越しているッ!
元は『学生』だったこの『屍生人』は、
三日ほど前から毎晩そうしている様に、
目の前の『少女』をミンチにして喰らわんと、
飛びかかりながら人外の力を誇る拳を、少女の頭向けて振り下ろしたッ!
―――だがッ!
685 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 23:41:44.79 ID:a9UVYUWQ0

この『屍生人』は知らないッ!
自分がこの『少女』を獲物として見つけ出したのでは無い。
蝿が食虫植物の出す『ニオイ』に引き寄せられる様に、
蛾が、夏の炎に引き寄せられてしまう様に、
『屍生人』たる自分が、この『少女』の体から放たれる特殊な『芳香』によって、
『獲物』として無様で哀れに誘い出されたいう事実をッ!

少女「………」

『少女』はフワリと後ろに後退しつつ、
振り下ろされる『屍生人』の拳の軌道上に、自身の掌を割りこませた。
怪力の拳は、『少女』の掌と重なって…

屍生人「はれ?」

『屍生人』は急につんのめって驚いた。
オカシイ。妙に『抵抗』が無い。今しがた、『少女』の掌を引きちぎった…
あれ、おかしい。自分の拳が…

屍生人「な、なろわ!?」

無いッ!無くなってるッ!これは…自分の拳が『溶けている』ッ!?
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 23:44:00.48 ID:IFvOCJrAO
■■さんキター!!!!!
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 23:47:01.55 ID:9XR4Hrw00
このスレのでは姫神さん■■なんて言われないはず…っ!
個人的に空気扱いは納得いかんのじゃア!
688 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/16(日) 23:52:41.31 ID:a9UVYUWQ0

少女「逃がさない。オマエはここで。確実に。」
屍生人「へ?へ?へ?へ?何で?」
少女「仕留める。」

この時、『屍生人』は初めて『少女』の姿をまともに見た。
三日前に今の自分に『してもらって』から…『獲物』の顔などマトモに見た事は無かったが…

屍生人「お、お前…な、何だぁーーッ!?」

『屍生人』は見た。
『人を止めて』から、初めて恐怖を感じた相手の姿を見た。

長いストレートの黒髪に、表情の乏しくも美しい相貌。
純白の振袖に、深紅の長袴。その装束は、いわゆる『巫女』の姿に似ていた。
唯一違う点があるとすれば…

少女「私。」

真夏にも関わらず、首に巻かれた長いマフラー。

少女「『波紋使い』。」

『少女』が、『屍生人』へとユラリと近づいてくる。
その姿に、『屍生人』は改めて恐怖を感じ、その恐怖を振り払うように…

屍生人「TIEEEEEEEEEEーーーーッ!」

『少女』へと襲いかかったッ!それが自身の寿命を縮める事とも知らずにッ!
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 23:54:55.88 ID:bWdINWHdo
姫神波紋使いかよ!
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 23:58:11.92 ID:9KInhumUo
この姫神なら空気になることはない!きた!姫神の時代!
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 23:58:26.39 ID:UGkMKfLdo
まさかの吸血殺し=波紋wwwwww
たしかに両方とも対吸血鬼な能力だなwwwwww
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 23:58:52.37 ID:hsCBpLC5o
原石どこいったww
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/16(日) 23:58:58.53 ID:PrpA2AJf0
姫神リサ²か
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 00:01:14.61 ID:rqb/Ow/AO
吸血鬼殺しで誘き出し波紋で[ピーーー]のか
対吸血鬼だけを考えるならびっくりするくらいチートだな
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 00:02:34.94 ID:I2gzalLV0
誘蛾灯だな
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:03:00.39 ID:1bWZ77kTo
この姫神ならオリアナにも勝てる!
697 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/17(月) 00:04:47.23 ID:RqAR6XM/0

『少女』はユラリと、
奇妙に軽やかな身のこなしで『屍生人』を迎え撃ちッ、

少女「―――コォォォォォォォォッ!」

―――独特の呼吸音。
これは『波紋呼吸法』ッ!
人類が、迫りくる『闇の脅威』に立ち向かう為に編み出した『勇気の賛歌』ッ!
呼吸に合わせて、『少女』の体に輝ける『オーラ』が立ち昇るッ!
しかし、その『オーラ』は常の『波紋使い』の様な『山吹色』では無いッ!

少女「―――コォォォォォォォォッ!!!」

まるで血の様に赤い、『深紅のオーラ』ッ!

少女「『波紋袖斬(スリーヴ・カッター)』ッ!」

恐ろしく長い振袖は、波紋を通せばそのまま『刃』と化すッ!
しかも彼女の纏った振袖は、彼女が独学で探しだした、
波紋伝導率の高い素材で出来ているッ!

屍生人「うぎゃぁぁぁぁぁぁーーーーッ!?」

『屍生人』の体が切り刻まれる。
波紋の通った振袖で『溶断』されているのだッ!
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:06:58.99 ID:m9pFn/ZXo
一家に一台みたいだなww
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:07:59.97 ID:hBeEfrVAo
サティポロジァビートルのほんのちょっぴりの腸の筋を三万匹分か
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:13:54.72 ID:ScnYzUZ6o
よく考えたら波紋使い姫神は年老いてもみずみずしい体を保てるんだよな…
これは正ヒロインの座狙えるぞ
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:16:21.43 ID:k5ytN40AO
まぁストレイツォの二の舞にはならんだろうしな
702 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/17(月) 00:18:19.75 ID:RqAR6XM/0

屍生人「ひぇぇぇぇっ!?おがぁぁぁぁちゃぁぁぁぁぁんッ!?」

『屍生人』は泣き叫びながら、正体も無くその場から逃げだそうとする。
しかし、この『少女』、逃がしてくれる様な相手では無いッ!

少女「逃がさない。『布刃波蹴(ブレード・キック)』ッ!」

波紋で苦痛を抑えながら、足の関節を外し、
それに合わせて、内側に折りたたまれていた袴の裾を展開ッ!
恐ろしく射程の伸びた深紅の『波紋の刃』は、
逃げる『屍生人』に追いついて、

屍生人「ぎゃばぁぁぁぁっ!?」

その胴を輪切りにしたッ!
最早逃げる事は叶わないッ!

屍生人「た、たしゅけ…」
少女「だめ。もう犠牲は出させない」

『少女』は一層強く息を吸い込んで、
『屍生人』の頭を鷲掴みにし、叫んだッ!

少女「『吸血殺し(ディープブラッド)―――」

真夜中の闇を裂いて、深紅の光芒がこぼれ出すッ!

少女「―――波紋疾走(オーバードライブ)』ッ!」
屍生人「ぶぎゃぁぁぁぁぁぁ…あ、あろぁぁぁ…」

『屍生人』はドロドロに溶けて、遂には塵となり、
そして、跡形も無く消えた。
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:25:55.96 ID:j8L6lcjtP
予告の吸血殺しの(ディープブラッド)波紋疾走(オーバードライブ)
って「の」いらなくね?って一回思ってコラボ技なのかと納得してたけど
実際いらないのか
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:26:41.55 ID:6usVYN+AO
なんだこの圧倒的な存在感は
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:27:25.56 ID:cnJyAHWAO
鉄球使いはスタンド見えるっぽいけど、波紋使いは見えるんかな。ヌケサクも見えてたし、吸血鬼も見えるんだろうか
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 00:29:30.76 ID:Gnp1Eea80
え・・・?
空気さん・・・え・・・?
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:29:33.18 ID:jHWL0kHqo
スタンドも波紋の一種だし、見えるんじゃないかな?
708 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/17(月) 00:30:20.90 ID:RqAR6XM/0

少女「………」

『屍生人』を塵に返した『少女』は、
相変わらずの無表情のまま、
しかし眼には何か感極まった色を浮かべながら、夜空を仰いだ。

『屍生人』ある所に『吸血鬼』あり。
彼女が、独学で学んだ知識である。
だとすれば、『吸血鬼』ある所に…

少女「『アレ』がある。」

噂が正しいとすれば、今、この『学園都市』にはきっと、
彼女の人生を狂わせた『元凶』…『石仮面』が在る筈ッ!
私は、『石仮面』に、ようやく手が届く所まで来たのだッ!

少女「………」

―――10年間。
10年間、追い続けて来た。
10年前に全てを失ってから、その『元凶』を。
自分から全てを奪っていった『吸血禍』の『元凶』。
悲劇を繰り返さぬ為に、その『元』を断つためにひたすら…。

少女「………」

その為にあらゆる事をしてきた。
世界中を旅し、『吸血鬼』に対抗するべく、
『独学』で『波紋』の技を磨いて来たのだ。
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:31:38.46 ID:hBeEfrVAo
>>703
 サンライトイエローオーバードライブ
山 吹 色 の 波 紋 疾 走とかあるからあってもいいんじゃないか?
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 00:32:03.65 ID:Gnp1Eea80
■■Δ
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:32:04.33 ID:B2eARB2fo
独学ww
凄すぎだろww
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 00:34:06.60 ID:Gnp1Eea80
■■ < わたし、残酷ですわよ
713 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/17(月) 00:38:19.58 ID:RqAR6XM/0

少女「………」

彼女はジョセフ・ジョースターがそうであったように、
先天的な『波紋使い』であった。
しかし幾つか彼とは違う点がある。

それは、その『波紋』の『出力』が、
あのジョセフと比較してすら桁違いな物であった事。
そして…

少女「『石仮面』」

その独特の『深紅のオーラ』が、
『吸血鬼』や『屍生人』を引き付ける特殊な『芳香』を、
無意識的に発生させてしまうと言う点である。
この特質を、彼女は自ら『吸血殺し(ディープ・ブラッド)』と名付けた。

少女「ようやく。会える」

彼女の名は『姫神秋沙(ひめがみあいさ)』。
『正しき世界』においては『原石』の少女。
そしてこの『世界』においては…

少女「永遠に。闇に沈めてやる。」

復讐を胸に秘めた、
千年に1人の特異異質を持った『波紋使い』だッ!


  /└────────┬┐
 < To Be Continued...     | |
  \┌────────┴┘

714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:38:30.20 ID:6usVYN+AO
流石に無理があるwwwwwwwwwwww
715 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/17(月) 00:39:29.85 ID:RqAR6XM/0
>>713
ミス
>千年に1人の特異異質を持った『波紋使い』だッ!

>特異体質

ですね
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:41:28.44 ID:cnJyAHWAO
良く考えつくなぁ
717 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/17(月) 00:42:29.91 ID:RqAR6XM/0
はい、第1話はここまでです。

実を言うと、明日から2週間ほど、とても忙しくなるので、
次の投下はだいぶ先にになりそうです。

いつ、投下するかは、上手く時間が取れ次第、アナウンスしたいと思います。

次は、後回しにしていた挿話が2本、

『挿話−2』:ネアポリスを見てから死ね
『挿話−3』:父と子と聖霊の御名において

の2本です。おやすみなさい
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:43:02.21 ID:hBeEfrVAo
おまえは「>>1乙、おやすみ〜」という
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:45:03.90 ID:Q4miA/+Ro
>>1乙、おやすみ〜

ハッ!!
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:49:06.98 ID:dmz1ElDCo
こっちの姫神は色々物騒だなぁww
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:50:21.96 ID:13ruewFko
>>1乙、おやすみ〜

ハッ!!

・・・次回も楽しみにしてますぜ〜。そして>>664に期待
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 00:51:00.99 ID:Gnp1Eea80
>>1乙、ヘイ師父〜
ハッ!

吸血鬼ホイホイハタ迷惑空気さん>>>(ケタ違い)>>>>修業後ジョセフ、修業後シーザー>>>>越えられない壁>>>>覚醒ジョナサン>>トンペティ、ツェペリ、ストレイツォ、ダイアー>ジョナサン>ザコ波紋戦士
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:56:18.16 ID:6Iy2i70co
あしたま
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:57:33.99 ID:k5ytN40AO
ダイアーって誰だ?
波紋入りの薔薇は痛かろうの人?
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 00:58:50.40 ID:cQpr0WQAO
>>705
ヌケサクはスタンド使いで、ジャイロは一時的にだがスタンド使いになってた反動で見えてるみたいな感じだったろ

ウェカピポも出会ったスタンド使いがアレだった事もあって『見えてなかったけど理解はしてた』と取れなくもない
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 01:00:49.49 ID:Z/JeTzUAO
>>722
リサリサ先生はどこですか
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 01:01:53.99 ID:Gnp1Eea80
>>724
よく見ると背中から血管針が生えてる人
ただならぬ眼光の新手の屍生人
初対面のジョナサンに自分の最強技の変形で攻撃して余裕でカウンター取られる。
ツェペリの元同僚だが、ジョナサンにDIOの能力を教えてもらえず突撃してカウンターもらって負ける。
728 :『吸血殺し編』:第1話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/17(月) 01:05:38.64 ID:RqAR6XM/0
>>722
寝る前に追記しておくと、
この姫神は波紋の出力『だけ』はジョセフ以上だけど、
技は完全に独学な為に無駄が多すぎて、現状での総合的実力は修行前シーザー程度です。
ただ、リサリサみたいな良い師に恵まれれば大化けします。

それじゃお休み
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 01:08:58.97 ID:cnJyAHWAO
>>725
ヌケサクってスタンドあったっけ…?
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 01:14:10.42 ID:Gnp1Eea80
>>728
ジョセフからケタ違いって完全にバケモノ
師はやっぱり・・・?
おつでしたー

あと良く流れがわからんのだけど>>664は何してくれるの?
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 01:29:04.77 ID:GS2n262Ro
>>729
顔の裏側に女性の顔が浮き出るスタンド
……肉体変化の一種かな
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 01:30:32.47 ID:cQpr0WQAO
>>729
像が無いだけで自称無敵の能力を持ってるじゃないか

頭の後ろに顔があるっていう意味不明な能力が
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 01:32:03.62 ID:Z/JeTzUAO
荒木先生がヌケサクはスタンド持ってないって明言してたような
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 01:32:50.11 ID:YVS9FsUJo
>>732
あれって吸血鬼の身体能力の産物じゃないかな。
スタープラチナの腕を噛んだとき何が起こったか理解できてなかったみたいだし
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 01:49:51.86 ID:Gnp1Eea80
>>729
明らかにスタープラチナの左腕にかみついている描写アリ
スタンドは見えている
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 01:57:04.87 ID:ZsiUZJMAO
>>730
シリーズ全部ブログに転載するとかこのSSを原作に動画作るとかそのままの意味じゃないの?

そして■■じゃなかった姫神さんカッキーww
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 02:12:35.93 ID:13ruewFko
動画が楽しみでしょうがないwww
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 02:17:39.51 ID:Gnp1Eea80
>>736
ヘイ師父さんくす
まぁそのままか
■■Δ
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 05:20:28.84 ID:rTptmxb+0
それにしても復讐鬼の姫神とは斬新なキャラクターだw
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 06:18:10.43 ID:ulA5smMf0
ていうか、転載するなら製作速報板のとあるSS専用wikiにすればいいんじゃないの?
http://www35.atwiki.jp/seisoku-index/

動画はニコ動で見たい
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 06:20:30.20 ID:GS2n262Ro
ニコ動に過剰反応してPCを殴ってしまった
それは私がVIPからの流れ者だからだろう
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 07:08:38.20 ID:KS2y7Diqo
この姫神さんが能登ボイスとは胸熱
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 07:46:13.96 ID:FLYL7EeXo
この姫神さんは完全に原石とは無関係なのかな?
原石の能力より強いから空気にならなそうだけどそんな姫神さんも好きだったり
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 08:55:29.61 ID:bdjVDLUB0
原石の上に波紋使いという可能性も

そういや、蛇谷って死んでない可能性は無いのか?
リンプって自分にも使えるスタンドだよね
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 10:20:59.08 ID:Gm2KTRYVo
波紋とは生命エネルギー!
強すぎるエネルギーは吸血鬼をひきつけるっ!
しかしっ!呼吸法により太陽と同じ波長になった波紋エネルギーは
吸血鬼にとって猛毒である!!
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 13:01:56.30 ID:1s0RbdHto
これだけ恵まれた設定でも原作の能力の方が便利だと思われちゃう辺りが姫神の不遇なところ
あの能力だとヤマもオチも意味もなく終わるけど
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 13:41:13.30 ID:cnJyAHWAO
波紋は応用きくし、自動じゃないから結構違うだろ。吸血鬼[ピーーー]ならあっちのが楽だけど。とか考えたけど、結局「私。波紋使い」がやりたかっただけじゃあないか?
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 14:20:15.61 ID:rDMYtdwJo
こんなに存在感バリバリな姫神さん初めて見たwwww
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 15:06:08.36 ID:SyTXqgaAO
レス
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/17(月) 17:31:00.20 ID:asXBVcDg0
ヘイ師父
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 22:08:20.84 ID:e5Dd0M670
流石に究極カーズ様レベルではないんだろうが波紋が強すぎて波紋疾走で肉体が溶けたりせんだろうな
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 23:16:09.31 ID:lhhuW5XDO
姫神を活躍させるSSを構成中だけど、これはまた大胆な……!
こうなれば、数少ない姫神派の人間の中で絵を描けるもの、それがこのスレには必要になってくるのよな。マジで
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 23:38:57.63 ID:cnJyAHWAO
結構姫神は愛されてると思う
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 23:41:59.12 ID:SG/mfkWTo
空気キャラってけっこうそれをネタに愛されてるよね。
あの途中でフェードアウトした何とかってキャラもなんだかんだで。


・・・ガチでアイツの名前でてこなくてびっくりしてるorz
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 23:43:14.27 ID:SG/mfkWTo
ああそうだフーゴだorz
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/17(月) 23:59:13.26 ID:1s0RbdHto
空気キャラはネタにされるだけ恵まれてる
本当に話題に出ない程影の薄いキャラ程悲惨なものはない
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 00:25:30.18 ID:m8mZQrMf0
シーザーポジションか
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 00:29:03.74 ID:nTs4Fj4vo
>>757
ぶっころがすぞ
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 00:29:28.60 ID:nTs4Fj4vo
あれ?
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 00:29:58.37 ID:nTs4Fj4vo
あ、治った。失礼。

>>757
ぶっころがすぞ
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 00:30:13.91 ID:gSuj4rUNo
こわれた?
なじぇ?
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 00:41:44.68 ID:y8oSby97o
新手の『スタンド使い』かッ!?

スレが壊れたところ、直します。。@荒巻 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/operate/1161701941/
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 00:59:45.99 ID:e8+nYOcjo
何だッ 何かが起こっているッ!?

スレが壊れたところ、直します。。@荒巻 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/operate/1161701941/
764 :真・スレッドストッパー :停止
停止しますた。ニヤリ・・・( ̄ー ̄)
765 :真・スレッドリペアー :再開
修復しますた。スマソ・・・
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/18(火) 01:29:56.96 ID:hxaQLwdF0
テスト
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 01:40:22.31 ID:6FqzoHm/o
>>760
調子がおかしいからってわざわざ言い直すなよwwwwwwww
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 02:10:50.20 ID:yxqzaCbko
無駄、無駄だ………
一度掛かった以上…我が『System of a Down』から逃れる術は……
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 02:31:21.89 ID:NSpVrjKM0
追いついた、これで存分に支援できるぜ
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/18(火) 07:41:50.61 ID:5Pcv+KLh0
支援ヘイ師父
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/18(火) 08:04:56.22 ID:2h+FHKYAO
>>769
支援するならしろよ
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 19:15:58.50 ID:gCKQpFgAO
おお生き返った
773 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/18(火) 19:47:36.53 ID:hxaQLwdF0
スレは生き返ったんだ…
ゆっくりと死んでいくだけだった…スレは生き返ったんだ…

ジョジョ〜〜…俺は『挿話』を次に投下すると言ったなぁ〜だがなジョジョぉ〜
『挿話』より先に本編の2話の方が筆が進むんだヨォ〜ジョジョ〜!

と、言う訳で予定変更。
本日10時から、『吸血殺し編』:第2話を投下いたします。
挿話は、今度こそその次に…
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 19:50:09.36 ID:r9Bh8EK6o
おお!
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 19:51:29.15 ID:nTs4Fj4vo
「実を言うと、明日から2週間ほど、とても忙しくなるので、次の投下はだいぶ先にになりそうです。」って言ったじゃないですかァーッ!!

何てサプライズだ!了解ー!!
ああもう楽しみだwwww
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 19:52:08.89 ID:UL3nqOeMo
スレが生き返ったと思ったら2週間分加速してた

これがメイドインヘブン・・・
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 19:52:25.18 ID:H/mfsQyao
『第三部予告』を見ては姫神のセリフでぶるっと来る、を何度か繰り返してたところだから嬉しい
なんでもかんでもやってくれちまうのは悔しいけど、面白いから頑張って欲しいのよな
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 19:52:58.76 ID:74KB+JoAO
はやく!はやくぅ!
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 20:02:49.53 ID:48zj8KcTo
さすが>>1!俺たちのために仕投下をやってのけるッ!そこにしびれる!あこがれるゥ!
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/18(火) 20:14:50.94 ID:0Sh4M3d6o
本編正ヒロインの姫神さんはまだですか?
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/18(火) 20:38:23.43 ID:5Pcv+KLh0
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
782 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 00:30:32.73 ID:6MWGii6j0
やっと繋がったwwww

今晩どうします?
今からでも投下した方がいいのかな?
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 00:30:38.98 ID:nxMzHrgAO

復活した
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 00:32:22.59 ID:SXcZl5mBo
いけるところまでお願いします
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 00:35:28.85 ID:mr6ooEmDO
『投下した』なら言ってもいい
786 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 00:37:50.68 ID:6MWGii6j0
了解。いけるところまで行くぜ。
787 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 00:38:30.50 ID:6MWGii6j0


―――『8月8日』『正午』

―――『第7学区』『学生寮・上条当麻の部屋』


上条「ただいまぁ〜……」
インデックス「おかえり、トウマーー…って、どうしたんだよ、その格好!?」
上条「あは…あはははは…」

帰って来た上条を出迎えたインデックスが見たのは、
何やら、妙にげっそりとした上条当麻である。

頭には白い物が幾つも付き、左の頬には季節外れの赤い紅葉状の腫れ、
右肘には痛々しい擦り傷、カッターシャツの背中と、ズボンの右足には酷い泥のシミが付いていた。

上条「いや〜〜補習からの帰り道で」
上条「階段から落ちそうな女子高生を助けたら、尻を触っちゃって痴漢呼ばわり」
上条「ブタレタ拍子に、ドブに足突っ込んだ上にこけて、水たまりに背中から落ちた上に、肘をすりむいた…」
上条「さらに、そっからハトとカラスの『空爆』…と言う訳ですよ」

インデックス「……何と言うか…御愁傷様なんだよ…」
上条「ふ、不幸だぁ〜」

どこぞの『自殺癖』のある囚人みたいな表情になりながら、
よれよれと部屋に入って来る上条に、インデックスは静かに十字を切った。
ちなみに、インデックスの恰好はようやく白の修道服に戻っている。
と言っても、『歩く教会』とデザインが似ているだけの代物で、魔術的防御力は一切ない。

さて、相変わらずの不幸っぷりの上条当麻だったが、
理不尽な不幸の連鎖を除けば、ここ数日は極めて平穏な日々が続いていた。

―――『8月1日』
『矢の男事件』、『幻想御手事件』を解決し、何とか平穏を取り戻した上条当麻。
しかしそんな上条を待っていたのは『補習地獄』。

『スタンド使い』や『魔術師』との騒動で、戦ったり怪我したり入院したり事情聴取を受けたりで、
本来ならば『7月20日』から受けねばならなかった高校の補習を、
『8月1日』から受けねばならなくなったのである。
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 00:38:45.64 ID:YBH9rj9AO
ずっと繋がらなかったんだけどスタンド攻撃でも受けてたのか?
789 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 00:44:51.34 ID:6MWGii6j0

全く持って学校側にとっては、
授業日程を乱されまくりで迷惑千万極まりない話なのだが、
彼の担任は幸い面倒見のいい小萌先生である。

小萌『上条ちゃぁぁぁぁぁぁんッ!黄泉川先生から聞きましたよ!』
小萌『また、何か危ない事に首突っ込んで、怪我までしたって言うじゃないですか!』
小萌『ここ数日、ずっと連絡も取れないし…私は本気で心配してたんですよ!』
小萌『それなのに…何かケロっとした顔で登校してきちゃって…』
小萌『私は…私は…本気で上条ちゃんの事を…』
小萌『・゚・(ノД`)・゚・うっうっう…ひどいよお…ふえーん!!』
小萌『上条ちゃんのカバッ!!え〜ん・゚・(ノД`)・゚・……泣いてやるぅ・゚・(ノД`)・゚・』

とまあ、涙目でポカポカ殴りながら自分を迎えてくれた。
小萌と上条とは昔から『いろいろあった』間柄で、それ故に、
本気で自分の事を心配してくれていたらしい小萌先生の姿に、正直な話、胸が痛んだ。
――まあ、そんな気持ちも、心配させたお返しとばかりの、
その後の超みっちりな『補習地獄』のお陰でどっかに行ってしまったが。

上条「その補習もようやく今日で最終日だったってのに…」
上条「不幸だぁ〜あァァァんまりだァァァ〜〜」

ようやく補習から解放されたと言う喜びもつかの間、
むしろなまじ幸福感を覚えた後の不幸は、上条の体にどっと疲れとして圧し掛かる。

インデックス「HEYトウマ!それよりお昼ごはんはまだなの?」
上条「……あのねぇインデックスさん。上条さんのこの惨状を見て、飯をたかるとは…」
上条「シスターとしてどうとか云々する前に、人としてどうなんですかねぇ…シャワートキガエグライサセテヨ」
インデックス「何もしてない訳じゃないんだよ!ちゃんと十字切って厄除けしてあげたんだよッ!」
インデックス「だからッ!アギャギャ――――! クレクレ―――ッ!!」

メシーメシー、ビーフオアフィッシュと纏わりついてくるインデックスの口に、
学生鞄の中から出したチョコバーを押し込みながら、ズボンを脱ぎつつ、
右肘の傷口を水道で洗う。…女の子の前でトランクス姿は正直どうなんだ、と言う話だが、
同居人のインデックスが『こんな感じ』なので、上条も大して意識する所が無いのだ。

ディアボロ「…帰ったか上条…って、大丈夫なのか上条?」

そう言って上条を出迎えたのは、もう一人の同居人、ディアボロである。
ベッドの傍に置かれた、丈の低い水槽の中の『亀』の背中から、
上半身だけ出した姿は、『別の世界』での某フランス人の通称『カメナレフ』を連想させる。
いや、フランス人ではなくディアボロなので『カメボロ』と言った所だろうか。
790 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 00:50:15.79 ID:6MWGii6j0

上条「いやーー上条さんは大丈夫なので、ディアボロさん」
上条「上条さんがシャワー浴びて来る間、インデックスさんの相手を頼みますよ…」

そう言うと上条はフラフラと風呂場へと消えていき、
その背後でモグモグと黙って静かにチョコバーを食べていたインデックスは、

インデックス「ちょっとトウマーーーッ!こんなんじゃ誤魔化されないんだよッ!」
ディアボロ「黙ってろ、ごく潰し」
インデックス「わっ!?」

風呂場まで上条を追っかけて行こうとするインデックスを、
『亀』から身を乗り出したディアボロが、『亀』の中に引きずり込んだ。
『亀』の中に入ったインデックスは、ボスンとソファーのクッションの上に背中から落下する。

『亀』…この世界では『木山春生』が飼い主であった、
『スタンド使い』の『亀』、『ココ・ジャンボ』は、
今は『別の世界』と同じくディアボロの所有物となっており、
ディアボロとインデックスの住処となっていた。

その内装は、ディアボロの『元の世界』の物とは随分違っていて、
仕事机が一つあり、その上にはノートパソコンとプリンターがそれぞれ1台、
ソファーが一つにベッドが一つ、そして小型冷蔵庫が一つある。
(某『ディアボロの大○険』の『ヴァネツィア・ホテル』の内装に、ソファーと冷蔵庫を足した感じだ)

ここでは、ディアボロがソファーを、インデックスがベッドを使って寝泊りをしている。
…本来なら、ディアボロと上条が『ココ・ジャンボ』で寝泊まりして、
インデックスが上条の部屋のベッドを使う予定だったのだが、
上条は『右手』が邪魔で『ココ・ジャンボ』の中に入れなかったのだ。
だから、『ココ・ジャンボ』の中がディアボロとインデックスの生活スペースで、
その外が今まで通り、上条の生活スペースと言う事になっている。
『史実』において上条はインデックスにベッドを明け渡して、
自身は『浴槽』で寝起きしていた訳だから、それに比べれば随分と『幸福』な現状だ。

インデックス「フンだッ!良く言うよ…自分だって大概なクセにさッ!」
ディアボロ「……何?」
インデックス「ここ数日、自分が何をしていたか反芻すればいいと思うんだよッ!」
インデックス「その『ぱそこん』とかの前で何かカタカタやってたのと…」
インデックス「新聞や雑誌とニラメッコしてただけなんだよッ!」
インデックス「私もテレビとニラメッコしてただけだし…これでアイコなんだよッ!」

ディアボロ「………」
791 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 00:53:20.19 ID:6MWGii6j0

勝ち誇った表情のインデックスに、仕事机の前の椅子に座っていたディアボロは、
無言で、仕事机の上に置かれたノートの一冊を投げてよこした。
ちなみに、ノートは他にも何冊も有り、さらに、机の前の壁には、
画鋲やセロテープで、プリントアウトされた写真や、何かグラフの様な物、
覚書のメモなどが、夥しい数、所狭しと張られている。

インデックス「わっ!?何なんだよ!?」
ディアボロ「いいから読んでみろ…」

ディアボロに言われて、インデックスがノートに目を通せば、これは…

インデックス「……何か、すごいんだよ」

ノートには隅から隅までボールペンで様々な情報が書き込まれ、
解りやすく纏められている。
最近の政治、経済、文化など…実に様々な情報が並んでいるが、
特に、最近のIT産業や電子機器業界に関する情報、
そして『デイトレード』に関する情報は、執拗に綿密に記載されていた。

ディアボロ「インターネットと新聞が主な情報源だからな…精確さには欠けるが…」
ディアボロ「色々と調べさせてもらっていると言う訳だ…」
ディアボロ「しかしネット業界の進歩と言う奴は凄いな。少し眼を離していた隙に…随分変わった物だ」
インデックス「この『でいとれーど』ってヤツでディアボロは稼ぐつもりなの?」
ディアボロ「いや…まだ解らんな。素人が迂闊に踏み込んでいい世界って奴でもなさそうだしな」
ディアボロ「まあ、昔から『相場師』の世界ってやつはそういう物だ…しかし手段の一つとして考えてはいる」
ディアボロ「いずれにせよ…いい加減上条に『おんぶにだっこ』と言う訳にもいかん」
ディアボロ「自分の食い扶持くらい自分で稼がんとな」

ディアボロは『パッショーネ』のボス時代からパソコンを多用したりと、
電子機器の導入に積極的な男であるし、イタリア全土を支配し、
何百億の利益を生む『麻薬ルート』の運用などを、実質一人で切り盛りしていた男である。
そんな男だから、手っとり早く金を稼ぐ手段として、『IT産業』に眼を着けただろう。

ディアボロ「(もう少し若ければ、『遺跡発掘のバイト』でもするんだが…)」
ディアボロ「(今更、そんな方法で稼ぐのもアホらしいしな…)」

ディアボロ「兎に角だ…俺はお前の様にテレビ見て喰っちゃ寝をしてたと言う訳ではないと言う事だ…」
インデックス「ぐぬぬぬぬぬぬぬ…」

インデックスは、ぐうの音も出ないといった感じで、
ディアボロを悔しそうに睨んでいるが、そんな彼女にディアボロが一言。
792 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 00:59:11.61 ID:6MWGii6j0

ディアボロ「安心しろ。俺が『仕事』を始めたら、お前も使ってやる…」
ディアボロ「そうすれば、『食わせてもらってる』なんて罪悪感からは解放されるぞ」
インデックス「ちょっと待って、私に金儲けの片棒を担がせる気なの!?」
ディアボロ「悪いのか?お前の『完全記憶能力』は役に立つぞ?」
インデックス「『悪いのか?』じゃないんだよッ!」

インデックスは、『ふざけんじゃーねーぞこら』って表情で憤慨している。

インデックス「由緒正しいイギリス清教のシスターに金儲けさせようなんて、罰当たりなんだよッ!」
ディアボロ「安心しろ、稼いだ金の一部を教会に寄付して懺悔すれば許される」
ディアボロ「それに昔から言うだろ。『金貨を箱に入れるチャリンと言う音で、魂は清められ、天国に飛んでいく』と…」
インデックス「ルネッサンス時代の薄汚れたヴァチカンの連中と一緒にしないでよッ!」
インデックス「第一、それは贖宥状の話でしょッ!そんな物、今じゃどこも取り扱ってないんだよッ!」
ディアボロ「そうか…なら稼いだ金の一部で、『聖地巡礼ツアー』に行けば…」
インデックス「だーかーらーッ!そういう問題じゃないんだよッ!私の信条の問題なんだよッ!」
インデックス「それよりだよッ!貴方なんか無駄に『こっち』の事情に詳しいけど、それはどういう訳なんだよッ!?」
ディアボロ「(一応、神父の息子だしな俺は)」

そんなこんなでワーワーギャーギャー話している内に、
上条がシャワーから上がって来たらしく、

上条『インデックスーー…ディアボローー…飯だぞぉ〜』
インデックス「はーい」
ディアボロ「ああ」

そう言う訳で昼食になった。


上条「―――はあ〜食った食った」
インデックス「……まだ微妙に足りないかも」
上条「おいおい…そんだけ食べれば充分でしょうに…全く、どんだけ底なしなんですかねキミは」
ディアボロ「………」ゴクゴク←紅茶

3人がいるのは、上条宅からほど近い大型スーパーに付属した、
全国チェーンのパン屋である『サン・ジェルマン』の喫茶コーナーである。
この『サン・ジェルマン』と言う店は、焼き立てのパンが売りの店であり、
少し値段が高い半面、拘りの具材を使った種類のサンドイッチなどで、実に人気の高い店である。
今、3人が食後の一服をしている様な喫茶コーナーを備えた店舗もあり、
買って来たパンと一緒にコーヒーや紅茶を楽しむ事も出来る。
いつもは昼時など満席である事が多いのだが、今日は珍しく客が少なく、
ゆったりとする事が出来た。

さて、何故、万年金欠病の上条当麻がそんな所で昼食をしたかと言えば、
何と今の上条当麻に限って言えば、実に懐具合がイイ感じだからに他ならない。
『音石明』の逮捕に協力したと言う事で、『SPW財団』から『承太郎』経由で、
少なくない額の謝礼が渡されたからであった。
どこぞのインデックスの養育費(?)も出さない『最大主教(アークビショップ)』と違って、
『SPW財団』は中々に気前が良いようだ。
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 01:08:06.19 ID:SXcZl5mBo
ディアボロとインなんとかさん仲良いなww
794 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 01:10:24.03 ID:6MWGii6j0

だから、最近は補習の疲れもあって、

上条『ちょっと贅沢してもいいよな?』

と言う感じで、食事関連は、いつもより1ランク上の物を楽しんでいた。
(そんなこったから金が貯まらないのだが)

しかし…

上条「…んーと」
インデックス「?トウマ…何してるの?」
上条「何って、家計簿だよ」

流石にインデックスの食費が気になって来たのか、
どうやら今日から家計簿を着ける様にした様だ。
家計簿と言っても本格的な物で無く、手帖にボールペンで数字を書いているだけだが。

インデックス「トウマ…そういう細かいことに拘ってるから神の御加護が逃げてくんだよ」
インデックス「ところで私、そろそろアイスクリームが怖くなってきたなかな」
上条「……どこで『まんじゅうこわい』なんて知ったんですかねアナタは」
インデックス「N○Kで見たんだよ。ああ、アイスが怖いなぁ〜」
ディアボロ「(……コイツは本当にこれでシスターなのか?)」パクパク

インデックスは上条にアイスをせがみ、
ディアボロはその傍らで、サンドイッチの残りをもしゃもしゃ食べていた。
(ちなみに『トスカーナサラミとオニオンとチーズのサンドイッチ』と言う奴である)

だらだらした昼下がり。
嗚呼素晴らしきかな平穏なる生活。
そんな上条達の様子を見て、声をかけて来た闖入者がいた。
795 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 01:12:01.17 ID:6MWGii6j0

???「アレ、上ヤン?こんな所で何しとるん?」
上条「え?」
上条「(この声は…)」

上条が振り返れば、見知った顔が、
サンドイッチとコーヒーカップを片手に立っている。
どれくらい見知っているかと言えば、
クラスメイトとして毎日顔を見合わせている程度の間柄である。

180センチを超える日本人にしては高身長に、やはり平均より広い肩幅。
趣味悪く青く染めた髪に、眠っている様な細目に軽薄なにやけ面。
その声は野太いバリトンで、そんな声が紡ぎ出すのは、胡散臭い関西弁だ。

上条当麻は、この男を良く見知っている。

???「つーか、その可愛らしい美少女と変なおっさんは誰やねん」
???「ごっつミステリアスで気になるわぁ〜」

上条当麻とこの男と、
後、金髪グラサンアロハの土御門と言う男の三人は、
合わせて『3バカ(デルタフォース)』扱いなのだから。
この男は…

上条「青髪ピアス?お前こそ何してんだ?」
青髪ピアス「おっとここに会話の成り立たないアホが登場やで〜〜」
青髪ピアス「 質問文に対し質問文で答えるとテスト0点なんやで上ヤーーン」

皆からは『青髪ピアス』と呼ばれている男であった。
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 01:14:59.14 ID:cKL/y98go
復活したァん!!
よかったよかった・・・
797 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 01:23:34.30 ID:6MWGii6j0

青髪ピアス「で、マジで誰なん?その人ら?」
青髪ピアス「まったく、ちょっと目を離すと上ヤンはいつもコレやからなぁ〜」
青髪ピアス「どっからともなく女の子を連れ込んでくるから油断できんわ〜」

そんな事を喋りながら、
青髪ピアスは、上条達の席に歩いてくると、
上条達の座る4人掛けの席に断りもせずドカッと座った。

青髪ピアス「いや〜珍しく『サン・ジェルマン』がスイとるから」
青髪ピアス「たまにはお洒落に昼飯、ってな感じで来たんやけど」
青髪ピアス「まさか上ヤンがおるとは思わへんかったなぁ〜」
青髪ピアス「で、結局誰なん?その人ら?」

問いつつも、自分の買って来たサンドイッチをモグモグ食べ出した。
そんな厚かましい青髪ピアスの様子に、上条は溜息をつく。

悪い奴ではない。
悪い奴ではないが、デリカシーが無くて、空気の読めない奴なのだ。
それでも何だかんだで憎めない奴で、上条の大切な友人の一人であったりもする。

インデックス「そういう貴方こそ誰なんだよ?」
青髪ピアス「ボクは、そこの上ヤンのクラスメイトやねん」
青髪ピアス「みんなからは青髪ピアスとか青ピとか呼ばれてんねんで」
青髪ピアス「ほなよろしゅーーなーーー」
798 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 01:32:03.77 ID:6MWGii6j0

ディアボロ「(何だか妙なヤツが来たな…)」

目の前のこの妙な男は、どうやら上条の友人だとらしいが、
だとすれば、友人は選べと言いたい。
(元ギャングボスがどの口で言っているのだろう)

ディアボロは注意深く目の前の男を観察するが、
目前で呑気にサンドを頬張るこの男には、何の危険も感じられない。
本当に、単なる上条当麻のクラスメイトの様だ。

インデックス「それで本名は?」
青髪ピアス「んふふ〜それは秘密やねんで〜」
青髪ピアス「男も女も、秘密が多い方が魅力っちゅーやつが増えるしなぁ〜」
青髪ピアス「どや、現にボクもミステリアスで格好エエやろ?」
インデックス「(何かウザいんだよ、この人)」
799 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 01:32:54.91 ID:6MWGii6j0
すみません。すっごい眠くなってきたので、
中途半端ですが、今日はここまでです。

続きはまた夜にでも…おやすみなさい
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 01:35:03.80 ID:SXcZl5mBo
乙!
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 01:36:48.59 ID:cKL/y98go
乙ぅん!!
夜が楽しみだ
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 01:38:08.59 ID:YG5bSqPAO
乙ー
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 01:45:34.45 ID:mr6ooEmDO
乙!!
サンジェルマンといったら手首フェチな紳士が連想されるけど、幽霊でもいいから出て来たらいいなぁ
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 06:10:41.76 ID:pSC8HHre0
乙!
紙袋から手首が・・・・・・誰も見ていないな?
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 06:57:24.87 ID:ItyXy1DAO
原作でもないのに宗教関連のエピソードとか凄いな
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 09:12:46.19 ID:oj6PYMJDO
乙!
イングヴェイさんはとことんクズだな
まぁ原作通りなんだろうけども
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 09:30:38.50 ID:guQKWWsAO
>>806
お前は俺を怒らせた
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 10:53:19.99 ID:yu7FqoRAO
>小萌『上条ちゃんのカバッ!!え〜ん・゚・(ノД`)・゚・……泣いてやるぅ・゚・(ノД`)・゚・』


ハガキ見た時は引いたのに小萌先生がやると可愛く見える…
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 11:42:40.30 ID:mRHhszlRo
そういや禁書の名有り無能力者の多くが矢でスタンド能力を持つに至ったが
青ピはその範囲外なのは彼だけはどんな騒動にも巻き込まれない鉄壁の平和を誇る原作通りという事だろうか
それともここの>>1の事だからなんか凄い事になっちゃったりするのかなぁ
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 12:15:26.80 ID:nxMzHrgAO
>>1ならやってくれるさ
まあ予想もほどほどにね
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 12:21:07.92 ID:ydp8LzIvo
上条ディアボロインデックスのトリオは見ていて安心するね
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 13:55:28.89 ID:44RYe3pSO
同感だ。例えるならカレーライスにおけるルーとご飯、福神漬のようにバランスの取れたいいトリオだぜ
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 14:12:18.59 ID:pp6dHvNAO
福神漬け(インデックス)は要らない子ですね分かります
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 14:21:27.19 ID:5KZPyq/eo
>>813
いらなくはない
しかし、らっきょ(他ヒロイン)にとって変わられる存在かもしれない
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 14:32:42.47 ID:mRHhszlRo
ヒロインを福神漬けとからっきょとか例え酷すぎんだろ
俺福神漬けもらっきょもたっぷり入れるのが好きな上に他にもトッピング入れるんだが
つまりそれは上条ハーレム万歳って事だったんだな……ッ!
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 15:16:03.64 ID:Ei6AcGPAO
インデックス好きとして思わないところがない訳ではないが、まあ言っても仕方ないのかな
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 15:31:36.54 ID:SO50oBZAO
ある程度までの指摘なら
筆者の参考になるかもしれんぞ
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 16:54:19.78 ID:99mQXZ+e0
<(^o^)> とうまとうまー  
( )
 \\
 ..三    <(^o^)> とうまー
  三    ( )
 三    //
.   <(^o^)>   三  ねーとうまー
    ( )    三
    \\   三

 \    
 (/o^)  とうま聞いてるの!?
 ( /
 / く      ドゥイーン     ……ドゥイッドゥイッドゥドゥドゥン


  ..三<(^o^)> <(^o^)>  <(^o^)>  <(^o^)> <(^o^)>  三
 ..三   ( )    ( )    ( )    ( )   ( )  三
..三   //   //   //   //  // 三
HEY YO! TOUMA! おなかすいたよ SAY HO! HONMA! 感じてるよ 
こんなKUUFUKU! どーするKOKUFUKU? そりゃもう沢山飯食ってMANPUKU!
..三    <(^o^)> <(^o^)>  <(^o^)>  <(^o^)> <(^o^)> 三
 .三    ( )    ( )    ( )    ( )    ( )    三 
  ..三   \\   \\   \\   \\    \\    三
海で首まで埋めるそりゃないよハニー 私だってきっと愛してるのこんなに
  ..三<(^o^)> <(^o^)>  <(^o^)>  <(^o^)> <(^o^)>  三
 ..三   ( )    ( )    ( )    ( )   ( )  三
..三   //   //   //   //  // 三
とうま首絞め とうまドア閉め そんな扱い私を苦しめ          ドゥイッドゥッドゥッドゥドゥイィィイイッドゥーン
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 16:55:32.33 ID:99mQXZ+e0
すまん誤爆
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 17:02:26.57 ID:qTZZUW66P
誤爆でそんな的確なAA貼られても困る
インデペンデンスデイさんマジクソニート
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 17:25:10.43 ID:wsQUxrVSo
ぶっちゃけこんだけごくつぶししてるとヒロインには見えんのよねww
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 17:30:26.82 ID:cKL/y98go
原作ってそんなにひどいのかインデックスwwwwwwwwwwwwww
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 17:33:04.87 ID:fmIwZCsY0
「ヒロイン」はこのディアボロだッ!! 依然変わりなくッ!
824 : ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V ̄ ̄ ̄ [sage]:2011/01/19(水) 17:42:02.50 ID:kPABFYOEo
          -‐ -‐  '´-‐  '´-‐  '´ ̄-‐  '´ ̄ ̄`-‐  '´ ̄ ̄`ヽ、   -‐  '´ ̄ ̄`ヽ、
      //・・//・・//・・/:/・・/:・,へ/・・/:・,へヾヽ・ /・・/:・,へヾヽ・:\
     //,//,::'/ //,::'/ ///,::'/ /レ//,::'/ /レ'/ //,::'/ /レ'/   ヽハ //,::'/ /レ'/   ヽハ 、・.ヽ
     〃 〃 {_{ 〃 {_{ル〃 {_{ル'〃 {_{ル'´   〃 {_{ル'´    リ|l 〃 {_{ル'´    リ|l.│・:i|
     レ! レ!小 ●レ!小 レ!小 ● レ!小 ●   レ!小 ●    ● |l.レ!小 ●    ● |l:i・ i|
      ヽ|lヽ|l ⊃ ヽ|l ⊃ヽ|l ⊃ 、_ヽ|l ⊃ 、_,、_,ヽ|l ⊃ 、_,、_, ⊂⊃ヽ|l ⊃ 、_,、_, ⊂⊃|: ・|ノ!
  /⌒/⌒ヽ/⌒ヽ /⌒ヽ  |/⌒ヽ  |ヘ   /⌒ヽ  |ヘ   ゝ._)/⌒ヽ  |ヘ   ゝ._)  j  /⌒i
  \ \ /iiii\ /iiiii\ /iiiii|・l\ /iiiii|・l>,、\ /iiiii|・l>,、 __,  \ /iiiii|・l>,、 __, イァト/  /
  ...从...从 l|...从 l||l...从 l||l  ...从 l||l  ヾ ...从 l||l  ヾ┃, ,┃...从 l||l  ヾ┃, ,┃l||l人.∧・|
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 17:45:38.57 ID:w57OZX5Uo
ボっボスが無数にッ!これは何らかのスタンド攻撃を受けているに違いないッ!
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 17:47:11.87 ID:cKL/y98go
むしろこれはボスがキングクリムゾンを受けている・・・!?
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 17:47:25.26 ID:KlUxq5uI0
これは「試練」だ。イカデックスに打ち勝てという「試練」とオレは受けとった。ヒロインとしての成長は……未熟なヒロインに打ち勝つことだとな…
え?おまえもそうだろう?インスタントラーメン。メインヒロイン(笑)は…バラバラにしてやっても石の下から…ミミズのようにはい出てくる…
驚いたぞ…ライバルの心あたりが全くないわけだ……
828 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 18:02:04.10 ID:6MWGii6j0
本日9時から再開します
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 18:04:37.35 ID:cKL/y98go
9時まで時を加速します
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 18:05:56.46 ID:99mQXZ+e0
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 (/o^)  投下!投下!投下!
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投下!投下!投下!投下!投下!投下!投下!投下!投下!           ドゥイッドゥッドゥッドゥドゥイィィイイッドゥーン
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 19:04:46.73 ID:yHteOWeqo
>>822
設定上インデックスモードじゃ戦闘に参加できない→空気が薄い
日常パートで上条さんに噛み付き行為等が多い+食事に関する事柄が多い→上記との相乗効果でごく潰しにしか見えない→二次創作補正が掛かるとそういう部分が際立って見える

原作だけ読む分には美琴に存在感持っていかれてる空気なヒロインてなだけなんだけどな
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 19:12:35.20 ID:7Q0Gd9vJ0
>>831
インデックスハードに見えた
クリムゾンかと思った
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 19:18:30.18 ID:8avDyNS0o
>>832
くやしいっ! でも噛み付いちゃう! ビクンビクンッ(上条さんが)
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 19:20:51.82 ID:w57OZX5Uo
>>833
上条さんが噛み付くのかwwwwww
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 19:25:35.23 ID:oU98xVRH0
天使堕しまでやるなら楽しみだな
レクイエムに似てるし
気づけばだけどww
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 19:25:54.79 ID:Wf9WmkMzo
最近ではむしろ美琴が空気化している気がしないでもない
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 19:28:38.07 ID:qTZZUW66P
インなんとかはちょっと飯が遅れると噛みついて居候の癖に上条が全面的に悪いみたいな態度は当たり前
機械が使えず全く家事を手伝おうとしないし滅茶苦茶食うし食い物横取りするし
何より展開に絡んでこないしサブキャラのはずの御坂に外伝の主役まで取られる始末
インなんとかで問題無し
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 19:31:40.67 ID:OUhIW8tMo
というかなんであんなに傲慢な態度取れるの?
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 19:34:47.71 ID:w57OZX5Uo
傲慢というか子供というか世間知らずというか…
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 19:39:58.00 ID:8eN0vMUh0
空気構成内訳
・酸素……インデックス(重要)21%
・窒素……姫神(空気の主成分)78%
・アルゴン……スフィンクス(癒し)0.9%

他気体(0.1%)
・水素……吹寄(クリーンエネルギー)
・一酸化炭素……御坂美琴(毒)
・二酸化炭素……御坂妹(温暖化の原因)
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 19:41:29.00 ID:OUhIW8tMo
インなんとかさんチィーッスwwww
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 19:42:07.43 ID:HrtiJEDF0
>>840
空気さん&インストゥルメンタルさん自演おつかれ
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 19:43:12.67 ID:HrtiJEDF0
>>830なにこれこわい
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 19:45:10.50 ID:nxMzHrgAO
インソムニアさんは対魔術ならかなり強いんだぞ!なめんま!
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 19:50:23.44 ID:yHteOWeqo
>>839
一年ごとに記憶消されてたしね
と言うか、よく神裂ステイルから逃げれてたよな
飯は大丈夫だったのかと
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 19:56:24.31 ID:V8jgeWMoo
全て歩く教会のおかげにしておけば問題ない
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 20:27:05.17 ID:aWMZqp7O0
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 ..三   ( )    ( )    ( )    ( )   ( )  三
..三   //   //   //   //  // 三
投下!投下!投下!投下!投下!投下!投下!投下!投下!           ドゥイッドゥッドゥッドゥドゥイィィイイッドゥーン
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 20:39:05.06 ID:V8jgeWMoo
二番煎じはつまらないよ
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 20:59:36.81 ID:/xdXgzlao
インさん遂にヒロイン化かと思ったら
他の要介護ヒロイン(滝壺・打ち止め)と違い一人置いてけぼりだしな

ヒロインはオルソラさん辺りで良いんじゃないですかね
850 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 21:00:25.95 ID:6MWGii6j0
時間が来ました。再開します
851 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 21:01:32.52 ID:6MWGii6j0
上条「つーかお前の下宿先パン屋だろ。何で他のパン屋に昼飯食べに来てんだよ」
青髪ピアス「いやーーウチの下宿先なぁ…制服はめっちゃカワイイねんけど…」
青髪ピアス「ぶっちゃけ味の方はこっちの方がウエやねん」
上条「おい下宿人」
青髪ピアス「あははははは。しゃーない、自分の舌までは騙せへんねん」

そう言って美味しそうにカツサンドを頬張る青髪ピアス。

青髪ピアス「ほれへ、ひんへふっふはんほはみひゃんはひょうひふひゃんへんなん?」
上条「口の中を空にしてから喋れ」
青髪ピアス「それで、インデックスさんと上ヤンはどういう関係なん?」
ディアボロ「俺が上条の父親の友人でな。コレは俺の娘だ」
インデックス「『仮』にも自分の娘に向かって『コレ』は無いんだよ『コレ』は」
ディアボロ「お前など『コレ』で充分だ」

『自分の娘(仮)』を親指で指しながらそんな事を言うディアボロと、
プクーと河豚みたいに頬を膨らませたインデックスを交互に見て、
青髪ピアスの一言。

青髪ピアス「アカン…ないわ。それだけは、ないわ」
青髪ピアス「どれぐらい有り得へんかと言えば…」
青髪ピアス「どこぞの女教皇が実は十代だとか…それと同じくらいありえんへんわ」

―――神裂「へっぶしッ!?誰か私の事を馬鹿にしてた様な…」

上条「お前それ本人に聞かれたら多分殺されるぞ…」
青髪ピアス「安心せえ。こっちに来るようやったら、逆にボクが嫁にもらってやるわい」

―――神裂「ゾクッ!?何か今度はサブいぼが出ましたよ…」

                ____
               /=======ァ^ト┐
               ト=======扣z<ヽ
               人二二二二式 |:.:',   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                 /:/:{/-|/}/}/-ヾ :l|.:.:|  |  いやいやねーだろ
             |イ:i:代ナ 弋ナ P .:| <   と『F・F』は
         /}}}    Nリ  __   rjノ :|  |     青髪ピアスの妄言に
       f爪n |jノif}    }ゝ.└─┘イ:i.:|:i.:.|  |       愕然とします
    -={  j.{=|' ノ   /イ:.i:|`r斤ー'>、:|:|八  \__________
      ヽ ノ三 |     jィT∨ヘ/} /\{ \
      -= ヘ王│  _/V,' {」/ / {/ハ
        ',-ヘ! |浴A V |  |/ 〈†〉 }ノ  '、
        ヽ 乂 } │ {│    │ イ   〉
            \__,xくl /} |     |   |   /
                ∨/ ,'     |  └rー|
              }./      |   l'| │
             /{」=ー   -|=彡〈.| │
             {>,、-==ニ 了   `| │
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             〈r┬== 〒===r≧|  |
             /::::|::::::::::: i|::::::::::: |i:::::|  |

木山「いきなり誰に向かって喋っているんだい、君は」
黄泉川「見つけたじゃぁぁぁぁぁん!大人しくお縄につくじゃぁぁぁん!」
F・F「やべ、見つかった」
木山「と、言うか、私はいつまで逃げていればいいんだ?」

インデックス「ねえ、パーパ。この人たち、何の話をしてるんだよ?」
ディアボロ「世の中には…知らなくても良い事があるのだ…オレノショウタイトカ」
852 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 21:05:25.33 ID:6MWGii6j0

―――閑話休題

青髪ピアス「で、話し戻すけど、マジで親子なん、その2人?」
青髪ピアス「マジィ!? 本物か!?」

上条「マジだって(ウソだけど)」
インデックス「マジなんだよ(ウソなんだよ)」
ディアボロ「マジだな(ウソだがな)」

青髪ピアス「うそぉん。だって全然似とらへんやん」
青髪ピアス「髪の色とか全然違うやないけぇ〜」
青髪ピアス「いやいやそんな親子おらへんやろぉ〜」

インデックス「母親に似たんだよ。コイツに似るなんて死んでも御免なんだよ」
ディアボロ「…『仮』にも父親をコイツ呼ばわりか」
インデックス「ふんだ。私が『コレ』なら、あなたはコイツで充分なんだよ」
青髪ピアス「…まあ、仲がエエ事は良く解ったわ」

取り敢えずは納得したのか、
青髪はコーヒーを一口すすり、話題を変える。

青髪ピアス「で?お二人さんは何でこの『街』に何しにきたん?観光?」
ディアボロ「まあ、そんな所だ。上条クンには色々と世話になっている」
上条「(なんか『クン』付けでよばれるの違和感あるなぁ…ショーガナイケド)」

青髪ピアス「ふーん…で、上ヤン。そのシスターさんとはどういう関係なん?」
上条「…はぁ?」
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:06:19.15 ID:V9GhOEbHo
ktkr
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:06:26.39 ID:pp6dHvNAO
>インデックス「ねえ、パーパ。
に若干萌えた
855 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 21:08:44.54 ID:6MWGii6j0

『何言ってんのコイツ』的な目で見返す上条に、
青髪ピアスは、その何考えているか解りづらい細目に、
キラキラと解りやすい期待を込めながら見つめて来る。
…どうでもいいが顔が近い。

青髪ピアス「いやだって、一緒におるのが他ならぬ上ヤンやん!」
青髪ピアス「何もなかったとは言わせへんでぇ〜〜」
青髪ピアス「どーせ、この娘との間にも既に何かあったんやろ?ん?」
青髪ピアス「ほーら大人しくゲロせんかい!」
上条「うわ、やめろ青髪!くっつくな!」

席を立って上条の背後に回った青髪ピアスは、
その太い腕を上条の首に回してギュウギュウやってくる。
上条は外そうともがくが、この男、意外と力が強い。

青髪ピアス「いっつも上ヤンばっかズルいやないか!」
青髪ピアス「ボクもベランダ系ヒロインとかとお近づきになりたいッ!」
上条「!何でお前そんな事知って…!?」
青髪ピアス「え?何?今、適当に言うてんけど?」キョトン
上条「あ」
青髪ピアス「語るに落ちとるやないかいッ!」
青髪ピアス「やっぱ何かあったんやないか!ホラ、言わんかいホラッ!」
上条「うわ、やめろ首締めんな…ギブギブギブギブ」

―――ワーワーギャーギャー

どうでもいいが、うるさくて、他の客にはエラく迷惑であった。
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:10:28.63 ID:V9GhOEbHo
>>854
むしろ
ディアボロ「〜オレノショウタイトカ」
に結構萌えた
857 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 21:19:59.34 ID:6MWGii6j0

―――『30分後』

青髪ピアス「〜〜〜♪」

今や、『サン・ジェルマン』店内に4人の内で残っているのは青髪ピアスだけだ。
上条、ディアボロ、インデックスは、青髪の高テンションに散々振り回され、
ほんの数分前、精神的疲労でクタクタになって帰って行った所だ。

青髪は、カツサンドの残りを味わいつつ、
コーヒーの方に口をつけるが…

青髪ピアス「アカン。すっかりヌルうなってしまっとるわ…」

喋ったり、上条に絡んだりする方に夢中で、
すっかり放置されていたコーヒーはもう随分とぬるい温度になっている。

青髪ピアス「コーヒーはもっと熱ぅないとアカンねぇ〜〜」

青髪はそう言うとその何を考えているか解らない細い目で、
マグカップの中のコーヒーをジッと見つめ出した。
ほんの2、3秒の間のことだっただろうか。
青髪ピアスがコーヒーをジッと見つめていたのは。
不意に…

―――ゴポゴポゴポ
青髪ピアス「あ、今度は熱ぅしすぎたみたいや〜」
青髪ピアス「しくったなぁ〜」

すっかり冷めきっていたコーヒーが『煮立ち始めた』のであるッ!
マグマの様にゴポゴポと音と泡を出し、湯気をシューシュー上げている。

青髪ピアス「ボクの力は調節が難しいかなぁ〜」
青髪ピアス「まあ、もう少し待ってから飲めば…」

???「こんな所で、何を油売っている」

青髪ピアスの背中に、氷よりも冷たい声が掛った。
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:24:34.62 ID:pp6dHvNAO
>>856
ボスに萌えるのは常だ


青ピの能力気になるな
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/01/19(水) 21:26:28.75 ID:Ist7Fk0H0
六部にでてきた名称不明のスタンドか
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:27:17.89 ID:qTZZUW66P
どう考えても水を熱湯にするDISCです本当に大冒険でやってください
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:28:06.98 ID:+q+vfh63o
ホルホースが仲間ならボインゴとかマニッシュボーイはどうなったんだろうか?

あとトト神の未来予知ってエピタフとどっちがいいんだろうか?
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:29:49.82 ID:nxMzHrgAO
ほぉ
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:30:54.62 ID:2sOGqd1R0
使い勝手の良さならエピタフだろう
トト神は読んじゃったらその通りに行動しないとエライ事になるし
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:31:43.81 ID:V9GhOEbHo
トト神はぶっちゃけ本体が自分のスタンドに弄ばれてるように見えるからなぁ・・・
それだけジョースターの運が強いってことだろうけど。
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:32:18.78 ID:pp6dHvNAO
その通りに行動しても後々えらいことになったりするけどな
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 21:33:08.64 ID:BwmfAOFh0
エピタフは自分の姿が見えちゃう時点で完璧な(?)予知にはほど遠い
自分のスタンドで自分の行動を制約してるわけだからな
867 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 21:37:23.31 ID:6MWGii6j0

青髪ピアスが振り返れば、
黒い三つ揃えにサングラスと言う、
如何にもって感じの厳つい男が一人立っている。
青髪ピアスはいきなり背後に『音も無く』立った男に対し、
特に驚いた様子も無く心底面倒くさそうな視線を向けた。

青髪ピアス「いいやないかい。たまにはゆっくりさせてくれや」
黒服「そうもいかん。緊急の用事だ。直ぐに付いて来い」
青髪ピアス「やれやれ…せめてこのコーヒー飲み終わるまで待ってくれへん?」
黒服「ダメだ。貴様の我がままに付き合うとキリがない」
黒服「『学校』に行かせてやっているだけでも譲歩していると言う事を忘れるな」
黒服「直ぐに支度をすませろ」

黒服は依然、感情を感じさせない声で、剣呑に告げる。
しかし奇妙なのは、こんな明らかにカタギで無い男が、
随分と剣呑な会話をしていると言うのに、店内の他の客は気にしている様子が無いという所だ。
それだけ、男は『気配』が薄かった。そういう『訓練』を受けているのだ。

青髪ピアス「まぁまぁ〜そうせかさんといてな」
青髪ピアス「ちょっとコーヒーを飲むだけやさかいに…」
黒服「ダメだと言っている。自分の立場が解っているのか?」

しかし、黒服のそんな言葉を無視して、
青髪は熱いコーヒーをすすり始める。
そんな青髪の様子に、いい加減、黒服もしびれをきらしたのか…

黒服「オイ、いいかげんしろ!『ウォーケ…」

思わず『禁句』を口走りながら青髪の肩を掴もうとして、

青髪「あァン」

空気の変わった青髪に胸倉をつかみ上げられた。

868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:41:55.75 ID:/c3iMPFS0
なんかものっそ剣呑な名前が聞こえたんだがww
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:41:55.55 ID:NT/Ca5Yn0
まさかの来訪者…そういえば熱いコーヒーなんたらってセリフがあったな
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:43:26.89 ID:2sOGqd1R0
一体いくつの勢力がせめぎあってるんだこの世界……
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:45:21.70 ID:Wf9WmkMzo
まさかのバオーwwwwwwwwwwww
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:47:12.05 ID:5KZPyq/eo
この時を待っていたッ!!
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:47:33.19 ID:nw+6dKd2o
分子地動波の人!分子地動波の人じゃないか!
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:49:32.08 ID:nxMzHrgAO
わからん…
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:50:42.03 ID:Nf1Yp3jN0
スーパー荒木大戦になってるぞ
876 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 21:52:02.39 ID:6MWGii6j0

青髪「ナンヤ、オノレ。今、ボクの事、『何て』呼ぼうとした…?」
黒服「あ、お、あ」

身長面でも青髪とそう変わらない大男を、
片手で軽々掴み上げた青髪ピアスの身に纏う空気は、
上条当麻など知る普段の彼とは全く違う物であった。

恐ろしく濃度の濃い殺気を纏い、
細められ瞼の内の双眸が湛えるのは、
冬の湖よりもどす黒い闇であった。

青髪「何かヨウ聞こえんかったなぁ〜もう一遍言ってくれるか?」

言いながら、青髪ピアスは、男を空いている左手で、
自身の耳に付けられた『ピアス』に手を伸ばす。

黒服「バっ!馬鹿!何をやってる止めろ!」
黒服「こんな所で、『ピアス』を外す気かっ!?」

黒服は鉄面皮を崩し、真っ青になりながら焦った。
苛立ちのあまり失念していた。
この少年は、自分の『オリジナルである男』の名でよばれる事を酷く嫌っているのだ。

店員「お、お客様!も、もめ事ならば…そ、外で…」

黒服が叫び声を上げたのに、
店内の人間もようやく『異常』に気がついたのか、
店員の一人が、今にも黒服に殴りかかりそうな青髪ピアスに、
勇敢にもそう声をかける。

青髪ピアス「………」

青髪ピアスは、何とも形容しがたい無表情で、
そんな店員の顔を暫時見つめていたが…
急に、

青髪ピアス「いやぁ〜すんまへんなぁ〜」

いつもの表情にもどって笑うと、
黒服の胸倉から手を離した。
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:53:25.03 ID:V9GhOEbHo
すげーゴッチャな世界観だwwwwwwww
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:56:52.45 ID:qTZZUW66P
ググってきたらとんでもないラスボスが出てきたでござる
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 21:59:43.60 ID:Wf9WmkMzo
初春の能力が成長するとこうなる気がするんだ
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:00:35.21 ID:nxMzHrgAO
ピアス外すあたりちょっと文章変じゃないか?
881 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 22:02:01.45 ID:6MWGii6j0
>>880
ごめん。確かに変だ。以下が正しい

>言いながら、青髪ピアスは空いている左手で、
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 22:02:13.33 ID:1CTUsvir0
地上最強の超能力者じゃないですか
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:08:03.16 ID:aE1p4ku10
成程
分子振動で沸騰…
884 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 22:08:22.99 ID:6MWGii6j0

青髪ピアス「このボンクラがあんまりにも失礼な事を言うさかい」
青髪ピアス「ついカッとなんってしまったんや」
青髪ピアス「これでちょい勘弁な」

そう言いつつも、財布からいそいそと千円札を出して、
店員の手に握らせると、

青髪ピアス「ほな、ボク、先に出とるさかい」
青髪ピアス「外でな」

黒服をほって店の外へ出て行ってしまう。
いきなり胸を離されて、床にへたり込んでいた黒服は、
ここに来てようやく立ち上がると、
自分の着ている服に起こっている異変に気が付いた。

服の丁度掴まれた部分だけが、ズタズタのボロボロに成っているのである。
どうやら、あの少年、怒りのあまり『超能力』を少し暴発させていたらしい。

黒服「(チッ…くだらん『抵抗』をしやがって…)」

黒服は、青髪ピアスが出て行った方を見て、
内心でチッと毒づいた。

黒服「(どうあがいたって逃れられんよ…『運命』ったやつからはな…)」
黒服「(ましてやそれが『遺伝子レベル』で決定されている物ならばなおさらな…)」

黒服は知っていた。
あの少年が、自分の『生まれ』を忌み、
自分の『オリジナル』である男と殊更違う『生き方』をしようとしているのを。

口調、髪の毛の色、性格…
伝え聞いた『オリジナル』の物とは全く違う『自分』になろうとしているのを。
しかし…

黒服「(年を経るほど似てきやがるぜ…『オリジナル』によぉ〜)」

筋骨隆々たる体躯、野太い声、
そして、胸に秘めた『闘争本能』。
少年が、どれ程否定し、『軽薄な自分』で塗り潰そうとしても塗り潰せぬ、
『遺伝子レベル』の『呪い』…
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:13:59.31 ID:ImjbIsqko
そういえば青ピって原作だと「野太い声」なんだよな・・・
886 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 22:24:01.44 ID:6MWGii6j0

黒服「(今の『キレた姿』…あれこそヤツの本性よぉ〜)」
黒服「(学校じゃどんだけ『良い子』ぶってるか知らないけどなぁ〜)」

黒服は嗤う。
人知れず『運命』に抗おうとする少年を嗤う。

黒服「(まぁ…ヤツもじきに気がつくだろぉ…)」
黒服「(自分がどういう人間なのかって事をよぉ〜)」

黒服は知っている。
あの少年が今から向かわされる『仕事場』で『仕事』をする時、
少年がどんな表情をしてるのかを。そして、そんな自分の表情に気がついて慄然とするのを。

黒服「(自分を認める事から全ては始まるんだぜぇ〜)」
黒服「(やつが自分の運命を受け入れた時…その時こそが…)」

黒服「(行方不明の『第六位』の帰還の時ヨォ〜)」

―――青髪ピアス
上条当麻と同じ高校に通う彼の友人。
そして…行方不明とされる『レベル5』の『第六位』の正体であり、
過去に死亡したある『超能力者』を『ベース』とした、
『分子振動(スクークム・ブラッド)』の能力を操る『超能力者』である。

彼が、上条とディアボロの物語に絡むのは、
もう少しだけ先の事である。
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:27:07.28 ID:qTZZUW66P
青ピ6位ネタまで絡めてくるとかもはや崇拝しかない
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:36:10.47 ID:axdhIm940
FF殺しの「水を沸騰させる能力」かと思ったら予想の斜め上を行かれたでござるの巻

と思ったが、そういえばこのSSで登場したスタンドって第6部では全部「誰かから取ってきた」能力なんだよな…
…随分と凄い奴から取ってきたもんだな神父…ゴクリ
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:37:03.44 ID:nxMzHrgAO
水を熱湯にする能力と思わしといてこれだよ。さすがだぜ。ところでこれって麦のんとちょっと被るよね
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 22:37:04.87 ID:eLaJBNlG0
青ピ6位ネタきた
891 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 22:41:21.18 ID:6MWGii6j0

一方、青髪ピアスと別れた後の上条達はと言うと…

インデックス「ねぇ…何かトウマの友達のせいでどっと疲れたし…」
インデックス「どっかで甘いものを食べて疲れを癒したいんだよ…グタイテキニハアイス」
上条「……珍しく上条さんもそれに同意見だわ」
ディアボロ「俺も同意だ」

『普段』の青髪ピアスのハイテンションで散々絡まれたのに加え、
夏の暑さが相乗効果となって出てきた『ダルさ』と『疲れ』に、
無性に甘い物が恋しくなっていた。

上条「どうする?ここは奮発してダ○ツでも行きますか?」
インデックス「あ、私、リッチミルクなんだよ」
上条「まだ着いてもねぇよ」
ディアボロ「俺はラムレーズンがいい」
上条「…アンタまで何言ってんだよ」
ディアボロ「すまん。単なるノリだ」

途中で何かカニっぽい髪型をした外国人とすれ違いつつも、
一行は『ハー○ンダ○ツ』目指してまっしぐら!
―――しかし諸君忘れてはならない。我らが主人公、上条当麻の『不幸体質』ッ!
運命は、彼らにこれ以上ののんべんだらりの夏の昼下がりを過ごさせるつもりは無いらしい。
892 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:44:36.23 ID:xEsokM7go
ディアボロさん可愛すぎww
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:46:51.07 ID:V9GhOEbHo
ディアボロかわいいよディアボロォォ
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:47:17.13 ID:V9GhOEbHo
ってちょっと待ってさりげなくサーレーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:48:52.77 ID:NT/Ca5Yn0
ボロスレ民歓喜
896 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:49:03.86 ID:pp6dHvNAO
ラムッレーッズンッ最ッ高ォォォォオオオオオオオオッッッ!!!!!
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:49:06.45 ID:fmIwZCsY0
          /;;;;\;;;;;;/;;;;\ 
      /\|  \  /   |/\    ええ!
    //\| (●) (●)  |/\\   希望とやる気が 
    //\|   ↓     |/\\      ムンムンわいてくるじゃあねーかッ!
    /   /\  ー-   /\   \    おいッ!
          |      |
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:50:47.88 ID:V9GhOEbHo
>>897
投下中のAAは自重とせぇと小一時間
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 22:53:15.35 ID:y8MMQ0r70
まぁ土御門魔術サイドで相当ビビったし青ピさん6位も無きにしもあら・・・ず・・・?
900 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 22:53:49.50 ID:6MWGii6j0

上条「なぁ…アレって…」
ディアボロ「ん?」
インデックス「何?」

少し先の路面が、何だか『盛り上がって』いる。
いや、何かが路面に転がっているのだ。
それは、黒と白と赤の色で構成されていて…

上条「って!?オイ!?アンタ大丈夫かッ!?」

それは『人』であった。
長い黒髪に、純白の大振袖と深紅の長袴。
そんな時代錯誤な恰好をした誰かが、
真夏の真っ赤に焼けたアスファルトの上に、うつ伏せにぶっ倒れているのである。

上条が走り寄って、その誰かを助け起こそうとする。
しかし、上条が助け起こすよりも早く、その誰かは、
近づいてきた上条の足にガッシとしがみ付いてきたッ!

上条「アンタ!?意識あったのか!大丈夫なのか!」
???「………た」
上条「え、何?なんつった?」

俯いている為、黒い長髪が前に掛って顔が見えないが、
何やらボソボソ言っているのが聞こえる。
上条が耳を澄ますと…その誰かはこんな事をいっていた。

姫神「行き倒れた」

『正史』とは真逆のセリフである。
これが『この世界』での『姫神秋沙』と『上条当麻』の出会いであった。
901 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 22:54:51.98 ID:6MWGii6j0
>>900
ミス、脱落あり

冒頭に、

>彼らがアイス屋へと向かう途上。
>最初に上条当麻が『それ』に気が付いた。

を挿入
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:55:50.38 ID:ewezyVZ/o
波紋使いなのに行き倒れたのかwwwwwwww
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 22:58:23.65 ID:44RYe3pSO
上条さんは本当によく人を拾うやつだなww
904 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 23:06:55.58 ID:6MWGii6j0

姫神「ごちそうさま。私は生き返った」
上条「…まじで30個食いやがったですよ…この人」
姫神「大丈夫。半額クーポンのお陰で。これだけ食べても千五百円」
上条「いや、そういう問題じゃねぇよ…」
上条「つーか一文無しのくせに何で半額クーポンだけごっそり持ってんだよ!」
姫神「私。そういうの溜めこむタイプ。」
上条「意味ねーじゃん!」

インデックス「…『ダ○ツ』のアイス…『ダ○ツ』のアイス」
インデックス「何でこんなファーストフードのシェイクで我慢しなくちゃ…ブツブツ」
ディアボロ「…不満を垂れるなら、そのニヤけ面を直してからにしろ」
インデックス「う!でも、何だかんだでこれも悪くないかなぁーーなんて」

上条が介抱した『巫女装束の美少女』、
『姫神秋沙』は、目の前に詰まれたハンバーガーの山を残らず平らげて、
表情の乏しい顔に、しかし微かに満足の笑みを浮かべている。

その向かいの席では上条は辟易ろした表情をしており、
インデックスはシェイクを味わい、
ディアボロはストロベリーサンデーにスプーンを運んでいた。
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:08:35.58 ID:aE1p4ku10
100円マックwwwwww
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:10:23.10 ID:V9GhOEbHo
ああもうボスが何をしてもかわいいwwwwwwwwww
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:11:31.06 ID:7pxyHxH30
とりあえずボスがヒロインってのは分かった
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:12:54.19 ID:B6v08dlSo
行き倒れの謎の巫女
なるほど正ヒロインだな
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:14:56.54 ID:/c3iMPFS0
不満を垂れつつもニヤけ面を隠せないインスマスさんに皆が全く萌えない事に全俺が泣いた
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:16:00.52 ID:N/CmI+HL0
>>909
俺が見てるよ安心しろ
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/19(水) 23:18:10.67 ID:8eN0vMUh0
包容力溢れる大人のディアボロ & 若さ溢れる青年のディアボロ
一粒で二度楽しめる。しかも上条さんへの誠意、真摯で誠実な想いが半端ない
正にヒロインofヒロイン。最早、誰も太刀打ち出来ない。無敵
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:18:24.81 ID:V9GhOEbHo
>>909
相手が悪いんだよ・・・
913 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 23:20:21.37 ID:6MWGii6j0

今、四人がいるのは世界的な規模で展開している、
不気味なピエロがマスコットのファーストフード店だ。
ガス欠で憔悴しきった姫神の直ぐ側にあったのがこの店だったのだ。
彼女曰く、

姫神『本当はもう少しは我慢できそうだったけど…』
姫神『揚げたてのポテトの臭いでノックダウン』

だそうで、だからあんな所にぶっ倒れていたらしい。
そんな彼女を上条は見捨てられず、何か御馳走しようとした訳だが、
まさかハンバーガ三〇個も頼んで、しかもそれを完食するとは流石に思っていなかった。

上条「つーかマジで無一文みたいだけど…アンタどうするつもりだったんだ?」
姫神「ハトってオイシイ」
上条「おい!?」
姫神「冗談じゃない。中国では普通に食べる」

表情が乏しく、どこか茫洋としている感じなので、
ネタなのかマジなのか実に判断に苦しむ。
とにかく、上条には目の前の少女が相当な『変人』である事は解った。

上条「えーと…姫神…だったっけ?」
姫神「そう。姫神秋沙。」

目の前の少女は相変わらず茫洋とした調子で名乗る。
如何にも大和撫子然とした美少女であるのだが、
出会いとその後がアレなだけに、上条はイマイチ、ドキドキしない。
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:24:01.30 ID:44RYe3pSO
不気味なピエロっておいwwww
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:24:55.74 ID:lxOwI86DO
不気味なピエロwwwwww


でもあんなスタンドいそうだよな……
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:34:12.10 ID:pp6dHvNAO
北海道にはラッキーピエロという店があってな・・・
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:34:21.42 ID:4VW+UyTTo
ラリホー
918 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 23:36:33.92 ID:6MWGii6j0

上条「何でああなるまで何も食べなかったんだよ」
姫神「言うまでも無い。無一文。ほら」

そう言うと、彼女は改めて、
今時漫画の中でしか見ない赤の蝦蟇口財布の空けた口を下にして、
上下に振った。
中から出て来たのは埃だけであった。

上条「…最後に何か食べたのいつなんだよ」
姫神「人間らしい食事ならば一週間ほど前が最後。」
姫神「そっからは水と保存食のハーブだけで何とか」
上条「そりゃ…ぶっ倒れるわな」

上条は頭が痛くなってコメカミを押さえる。
一体、この少女はどういう生活を送っているというのだろう。
普段は比較的貧しい上条ですらこれほどではない。

姫神「博多からここまで来るのに思ったよりお金がかかった」
姫神「お陰で予定が色々狂って大変」
上条「…姫神さんは『旅行者』…なのか?」
姫神「そう。私は『外』から来た」
上条「どっから?」
姫神「博多から」
上条「じゃ、福岡が実家なのか?」
姫神「違う。前は上海にいた」
姫神「その前は成都。もっとその前はチベットに」
上条「どっから来てるんですかあなた!?」
姫神「出発点は一応イギリス」
919 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/19(水) 23:38:05.64 ID:6MWGii6j0
メンゴ。ちょっと休憩。
12時から再開。
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:40:42.29 ID:CdRgg6XHo
はい
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:41:41.24 ID:QUrKJ5kAO
姫神さんが波紋使いということは……


こういうことだな?
ttp://imepita.jp/20110119/770110
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/19(水) 23:47:09.73 ID:V9GhOEbHo
了解
923 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/20(木) 00:00:18.15 ID:PCXDZ7e90
時間です。再開します
924 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/20(木) 00:02:24.06 ID:PCXDZ7e90
>>921支援感謝だぜ!


『イギリス』と言う単語に、インデックスがピクリと反応した。
仮にも彼女は『必要悪の教会』所属のシスターである。

上条「じゃあ、姫神はイギリス人なのか?」
姫神「違う。私は日本人。ただ。理由があってイギリスに住んでいただけ」
姫神「日本に来るのは。だいたい3年ぶり」
上条「ひょっとして…世界中を旅してる…とか言う話しだったり?」
姫神「そういう事」

シレっと答える姫神を見る、
上条らの視線はハッキリと言って『胡散臭い物』を見る目だ。
それもそうだろう。上条と殆ど年齢も変わらないように見える少女が、
ましてやつい先程、行き倒れ寸前だった少女が、そんなに旅慣れているとは到底思えない。

姫神「信じて無い。なら証拠を見せる」

そういって彼女は、足元のナップザックを取り上げる。
彼女の唯一の持ちモノであり、その中からなにやら取り出してきた。

姫神「これはチベットに行った証拠」
上条「マフラー?」

姫神が取り出したのは、一筋のマフラーである。
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:04:41.07 ID:0C9fAihAO
トンペティさん!!
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:07:34.35 ID:OQi/PWk/o
波紋の伝導率がなんたらかんたら!
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:08:31.37 ID:aTEBsaISO
サティポロジャビートルのほんのちょっぴりの腸の筋を3万匹分乾かし編んで作ったもの!
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:09:57.29 ID:MTMtLFbbo
ジャじゃねえ、ジァだ
929 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/20(木) 00:17:06.69 ID:PCXDZ7e90

姫神「材料が特殊。これはチベットでしか手に入らない」
上条「…?何だこりゃ?羊毛じゃないな?」
ディアボロ「貸して見ろ…ふーむ。何だこれは。普通の素材じゃないな?」

上条とディアボロは交互にマフラーを触ったり、
臭いを嗅いでみたりするが、材料に見当がつかない。

ディアボロ「(本当に何だこれは?俺が解らんとは…?)」

イタリアのギャングの有力な収入源には、ブランド物の偽造品の密売・密輸があり、
(ネアポリスなのでは、ブランド物の工場の目の前で、露天商が偽造品を売ってたりする)
故に、ディアボロはこの手の事にも目端が利く方なのだが、
その彼でもこのマフラーの素材の正体が解らない。

姫神「そのマフラーは」

悩む2人に、姫神の解答タイム。

姫神「サティポロジァビートルって甲虫のほんのちょっぴりの腸の筋」
姫神「それを三万匹分乾かして編んだ物」

上条「気色悪いわーーーッ!何でそんな物持ってんだよ!?」
ディアボロ「?…上条、別に虫を材料にした衣服は珍しくないぞ」
ディアボロ「現に世の中には玉虫の羽を飾りにしたドレスが…」
上条「いやいやいや。いくら何でも虫の腸は無い。虫の腸は」
上条「つーか、マジで何に使うんだよそれ?」

姫神は真顔で答える。

姫神「これは私の商売道具」
930 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/20(木) 00:32:09.36 ID:PCXDZ7e90

上条「商売…?姫神さんの商売って…」

上条は姫神の恰好をしげしげと見つめる。
白い大振袖に、深紅の袴。やっぱり…

上条「巫女さん?」
インデックス「トウマ。その人巫女さんじゃないよ」

ここで、一人シェイクを飲んでいたインデックスが口を挟んで来た。

インデックス「さしずめ、偽物の巫女だね。とにかく、本職の巫女じゃないんだよ」
上条「…?どういう事だインデックス?」

上条の問いに、インデックスは得意そうな表情で答えた。

インデックス「神道の巫女って言うのは…『蕃神』に仕える神聖な役目だから」
インデックス「その服装とかにも流派ごとに細かい規定があるんだけども」
インデックス「その女の恰好はハッキリ言ってデタラメなんだよ」
インデックス「表だけ似せてるだけで…細かく見ると、全然違うんだよ」

流石にこう言う話になればインデックスは強い。
と、言う事は、姫神は巫女のコスプレをしているのか、
はたまた、怪しげな“自称”巫女さんなのだろうか。
しかし彼女の答えはどちらでもない。

姫神「別に私は巫女でも何でもない」
姫神「確かにこの格好は巫女に似ている。でも巫女では無い」
上条「じゃあ、その格好は何なのさ?レイヤー?」
姫神「違う。これは私の仕事着」
上条「いや、だからその仕事ってのは…」

姫神「私。」

姫神は、誇らしげに名乗った。

姫神「『波紋使い』。」
931 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:33:48.72 ID:dn1DSeaOo
姫神さんが輝いて見える
誇らしげな姫神さんを想像するだけでご飯三杯いける
932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:35:42.00 ID:MTMtLFbbo
※ジョセフが手を出します
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/20(木) 00:40:53.29 ID:6ZcHSQkAO
復讐心がシーザーフラグ
934 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/20(木) 00:41:41.97 ID:PCXDZ7e90

上条「波紋…?」
ディアボロ「使い…?」

上条とディアボロは互いに顔を見合わせ、どちらもが首を傾げた。
『波紋使い』?何なのだそれは?聞いた事の無い言葉である。

キョトンとした上条・ディアボロ。
一方インデックスは、何に驚いたのかしばらく眼が点になっていたが…

インデックス「プププ…」
インデックス「プププププププ…」

上条「インデックス?」

インデックス「フハハッ!」
インデックス「クックックッヒヒヒヒヒケケケケケッ!」
インデックス「ノォホホノォホヘラヘラヘラヘラアヘアヘアヘーーーッ!」
上条「お、おいインデックス!?」

急に可笑しくてたまらないという感じで、
インデックスが膝をバンバン叩きながら笑いだしたのである。
余程笑いのツボに入ったのか、尋常でない爆笑であった。

インデックス「『波紋』?『波紋使い』だとォーッ!」
インデックス「言うに事欠いてそれぇ!?ちょーウケるんだよ!」
インデックス「『波紋使い』ッ!『波紋使い』!ぷぷぷ…」

上条「ちょっと待てインデックス。お前『波紋使い』って何か解るのか?」
インデックス「アハハハハ…あー可笑し。当然なんだよトウマ」

笑いで涙目に成りながら、インデックスは答える。
935 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:42:59.03 ID:6lRNFw5AO
ちょっとテンションあがっちゃって恥ずかしがる姫神さんが見たい
936 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:44:36.52 ID:ArSfJHDGo
笑いすぎだwwww
937 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:45:46.23 ID:OQi/PWk/o
>>インデックス「フハハッ!」
>>インデックス「クックックッヒヒヒヒヒケケケケケッ!」
>>インデックス「ノォホホノォホヘラヘラヘラヘラアヘアヘアヘーーーッ!」

やはりこのイン・・・(ヒロインに)選ばれるべき者ではなかったのだ・・・
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:46:26.68 ID:Bzu1TdpuP
波紋流される前にやめとけインデックス
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/20(木) 00:47:29.70 ID:6ZcHSQkAO
さすがイカさん色々ぶっ飛んでやがる
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:47:30.58 ID:q7UlXPh9o
イなんとかさんのキャラが崩壊する…と思ったが
もともとマトモなキャラじゃなかった
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:47:39.48 ID:6lRNFw5AO
最高に「ハイ!」ってやつだアアアアア
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:50:23.55 ID:KH9FY5I1o
でもお前、女の子がアヘアヘ言ってたら興奮しね?




うんごめん、しなかったわ
943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:53:28.38 ID:bQwNFjJVo
きっとマックシェイクぶはーって噴き出しながら笑ってるんだぜ





どんどんヒロインから遠ざかる
944 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/20(木) 00:54:33.46 ID:PCXDZ7e90

インデックス「トウマ、『波紋使い』ってのは東洋魔術…」
インデックス「特に『道教』で言う所の『仙人』の事なんだよ」
上条「『仙人』だぁ〜」
インデックス「そう。それを他の地域では『波紋使い』って呼ぶんだよ」
姫神「…それを私が名乗ると何か問題?」
インデックス「問題も何も…『有り得ない』なんだよ」
インデックス「『波紋法』は既に断絶した技術だってのが『オカルト(こっち側)』での定説なんだよ」

インデックスは、不機嫌そうな姫神に、
得意げな顔で解説を始める。

インデックス「確かに『仙道』の方ならひょっとすれば残っているカモだけれど」
インデックス「それにしたってアナタみたいなのが易々会得できる技術じゃないし」
インデックス「欧州の方の『波紋法』は二千年前に『波紋の一族』が全滅して断絶してるんだよ」
インデックス「何れにせよ…アナタが『波紋使い』だなんてとてもとても…」
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 00:57:44.16 ID:xvmOjyIVo
インアサイレントウェイさん顔真っ赤っすよwwwwwwwwwwww
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:00:44.11 ID:ArSfJHDGo
これだから知識に頼りっきりの人間はwwwwww
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:02:28.65 ID:V5tqzVvVo
インスタントコーヒーさん物知りっすねwwwwwwww
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:02:35.77 ID:MNhIqaKwo
よし、俺はインなんとかさんが好きだが今だけは別だ
波紋ゼリー見せてからぶちまけてしまえ
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:03:01.29 ID:OQi/PWk/o
口に鳩入れられてしまえ
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/20(木) 01:05:59.58 ID:oQRErmiQ0
ビリッときてしまえ
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:09:37.09 ID:AtlykPEZo
いい加減投下間隔長すぎるだろ
952 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/20(木) 01:11:13.30 ID:PCXDZ7e90

上条「で…その『波紋法』ってのは何なんだよインデックス」
インデックス「良く解らないんだよ。ある種の身体操作技術らしいんだけど」
インデックス「記録が殆ど残ってないんだよ」
インデックス「古文書によると帝政ローマに仕えたある特殊な部族が保有していた技術で」
インデックス「一時期は『近衛軍団(プラエトリアン)』の軍団員全員が『波紋使い』で構成された〜なんて話もあるけど」
インデックス「二千年前に起こったって言われる『魔人達』との抗争で全滅して、それからはさっぱりなんだよ」
上条「『魔人』だぁ?」
インデックス「うん。何でも『海の向こう』からきた連中らしいけど…この人達も結局何者なのか解らないんだよ」
インデックス「まあ、ようするに…」
インデックス「『波紋法』なんてのは殆ど伝承上の存在で…今じゃ実在してる訳ないんだよ」

姫神「それが…」

得意顔のインデックスに、姫神が不気味な無表情で告げた。

姫神「実在しているとしたら?」
インデックス「ありえないよ。だったら証拠に見せてよ」

『どーせ見せれないだろうけど』、と言外にインデックスは鼻で笑うが、

姫神「いいよ」

姫神は静かにそう言った。
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:13:17.94 ID:fJ4FQaa60
埃被ったお利口なオカルト集団さんたちが寝ぼけている間に
石仮面ハザードとかナチ&石油財団による究極生物撃退とか
とっても愉快なイベント発生しまくってたんですよ、回れインフィニティシリンダー…フフフさん
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:13:39.99 ID:6OJi2M4Eo
確かに波紋とスタンドの関係って魔術と能力の関係にそっくりだな
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:15:09.20 ID:6lRNFw5AO
波紋に幻想殺しって使えんの?呼吸じゃん
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:16:07.32 ID:uCXzQSmJo
生命エネルギーうんたんだから無理じゃないのか?
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:16:32.46 ID:ArSfJHDGo
波紋は技術だから無理かと
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:17:01.59 ID:b1dUDBtAO
>>955
波紋はただの技術であって異能じゃないだろ
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:17:02.13 ID:MTMtLFbbo
波紋も回転も無理じゃね?技術だし
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:17:51.10 ID:6lRNFw5AO
じゃあ上条さんも使えるな
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:18:51.73 ID:0lBq81m1o
そろそろ新スレだな
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:19:35.20 ID:q7UlXPh9o
右腕(ないしその奥の存在)が非論理現象と判断すれば消せる
けどこの場合は地脈や生命と同じ扱いかな
963 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/20(木) 01:20:07.98 ID:PCXDZ7e90

インデックス「え?」
姫神「見せてあげる」

意外そうな顔のインデックスも持ったシェイクの容器に、
姫神がそっと手で触れて、

姫神「―――コォォォォォッ」

奇妙な一呼吸。ただそれだけ。ただそれだけで。

インデックス「ワギャッ!?」

インデックスの持っていたシェイクが『噴火』した。
容器の中のシェイクが、突如、外へ出ようとする迸る奔流となって、
蓋をぶっ飛ばしながら、爆裂したのである。

上条「おわっ!?」
ディアボロ「何だ!?」

予期せぬ事態に、上条とディアボロが驚く隣に、

インデックス「………」
姫神「………ニヤリ」

顔面がシェイクで真っ白になったインデックスがいた。
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:20:56.23 ID:xvmOjyIVo
技術だから身体能力とも言えるよね
陸上選手が足が速いのとか
野球選手が早くボールを投げれるとかいった部類の
訓練しだいで誰でもできるし
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:22:25.10 ID:0lBq81m1o
>顔面がシェイクで真っ白になったインデックスがいた。

ふぅ・・・。
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:22:53.52 ID:ArSfJHDGo
ざまあwwwwwwwwwwww
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:23:32.65 ID:FnN3uxRio
イン「と、トリックなんだよッ!」
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:23:36.82 ID:MTMtLFbbo
波紋はある程度お才能必要だけどな
まあチョビットなら訓練すれば使えるらしいが
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:24:16.56 ID:3qtAW7zAO
>顔面がシェイクで真っ白になったインデックスがいた。


何故かサッパリ興奮しないッ!

依然変わりなくッ!!
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:24:38.05 ID:6lRNFw5AO
ざまあwwwwwwww
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:26:21.67 ID:MNhIqaKwo
ふぅ…と思ったがシェイクだったので何の問題もなかった
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:26:27.11 ID:OQi/PWk/o
>>969
まだディアボロがそうなってたほうが興奮した俺は本格的に末期かもしれん
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:28:48.17 ID:3qtAW7zAO
>>972

もうお前が正常で良いんじゃないんスかねェ〜
974 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/20(木) 01:31:57.25 ID:PCXDZ7e90

インデックス「…こ、こんなのだけじゃ認められないんだよ!」

顔のシェイクを紙ナプキンでふき取りながら、
インデックスは若干焦った表情でそう言う。
迂闊に『波紋法』の存在など認めれば、
さっきまで得意げに高説を垂れていた自分は馬鹿丸出しである。

インデックス「で、伝承によると『波紋法』は『太陽の技術』だって言われてるんだよ!」
インデックス「怪我人や、病人を触るだけで癒したって話なんだよ!」
インデックス「そんな事あなたに出来るの!降参するなら今のウチ…」

姫神「出来る」

インデックス「え”!?」
姫神「上条くん。その『右手』を出して」
上条「え、あ、うん」

急に話を振られて戸惑うも、
一応言われて右手をテーブルに乗せる。
その肘には、まだ擦り傷が新しい。

姫神「絆創膏をはがす。いい?」
上条「別にいいけど」

上条の右肘に張られた絆創膏をはがし、
露わになった傷口に、姫神が指を当てた。
そして…

姫神「今から、この怪我を治す」
インデックス「出来るもんならやってみるんだよ」
インデックス「(バーカ!トウマの右手は『幻想殺し』なんだよ!)」
インデックス「(どんなトリックか異能か知らないけど、トウマには通じないんだよ)」
インデックス「(でも教えてやんないよ!馬鹿にしてやる、ザマーミロ!)」

が!
975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:33:16.44 ID:q7UlXPh9o
たった! フラグがたった!!
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:33:54.48 ID:3qtAW7zAO

姫神本当に活躍するなァ〜
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:34:23.90 ID:OQi/PWk/o
インデックスはこうなる運命だったのだ・・・
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:35:15.40 ID:6OJi2M4Eo
そろそろインさんがかわいそうになってきた
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:35:16.34 ID:6lRNFw5AO
>>1はインデックスが嫌いなのん?
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:35:58.68 ID:FDcJSWoEo
姫神無双
981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/01/20(木) 01:36:39.18 ID:tTtFRYI+0
インデックスがジョジョな感じで哀れだww
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:36:41.35 ID:XOuwtmQ4o
>>979
本当に嫌いだったら今頃ステイルが迎えに来てブリテンに強制送還コースだろJK
983 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/20(木) 01:36:54.86 ID:PCXDZ7e90
>>979
嫌いじゃないよ。でもこういう子をイジるのが好きなんだよ。

984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:37:43.34 ID:UW33IH5Vo
正ヒロインの座はディアボロさんと姫神さんで争われることになりました
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:37:46.06 ID:8tlq59rko
>>983
気持ちは禿げ上がるほど理解するけど
偶に正統派な愛らしさを見せるともっとカワイイと思うな
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:38:10.14 ID:ArSfJHDGo
往生際が悪いなぁ〜イン何とかさんwwww
987 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:39:46.13 ID:b1dUDBtAO
>>985
インさんが正統派な可愛さを見せず、たまにボスが正統派を越える可愛さを見せる

これがどういう意味か分かるな?
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:40:54.95 ID:ePuW3wLK0
>>979
でもそれって僕らの愛なの

>>985
インコさんはギャグパート抜ければきっと本気出してくれると信じてる
989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:41:10.12 ID:q7UlXPh9o
ヒロインはヨハネのペンだしな
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:42:03.34 ID:6lRNFw5AO
恥ずかしがるインデックスはカワイイ
991 :『吸血殺し編』:第2話 ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/20(木) 01:42:22.56 ID:PCXDZ7e90
なんか、スレ容量が限界なので、先に次スレ立ててきますね。
残りは少ないけども
992 : ◆K/7LL5shls [saga]:2011/01/20(木) 01:44:19.51 ID:PCXDZ7e90
立てた

上条「…ディアボロ」4
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1295455414/
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:46:13.17 ID:MTMtLFbbo
うめるか
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:48:16.59 ID:ArSfJHDGo
>>994
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:48:36.53 ID:OQi/PWk/o
うめめめ
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:49:08.66 ID:MTMtLFbbo
オラァ!
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:49:22.94 ID:MNhIqaKwo
うめ
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:49:27.35 ID:ArSfJHDGo

            -‐  '´ ̄ ̄`ヽ、
          /・・/:・,へヾヽ・:\
         //,::'/ /レ'/   ヽハ 、・.ヽ
         〃 {_{ル'´    リ|l.│・:i|     帝王はこのディアちゃんだ
         レ!小 ●    ● |l:i・ i|
          ヽ|l ⊃ 、_,、_, ⊂⊃|: ・|ノ!
      /⌒ヽ  |ヘ   ゝ._)  j  /⌒i
      \ /iiiii|・l>,、 __, イァト/  /
      ...从 l||l  ヾ┃, ,┃l||l人.∧・|
       ( ⌒ )   Xヾー癶X( ⌒ ),:|
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:50:03.30 ID:bQwNFjJVo
依然変わりなくッ
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/01/20(木) 01:50:20.52 ID:6OJi2M4Eo
1000ならインさん大活躍
1001 :1001 :Over 1000 Thread
    ´⌒(⌒(⌒`⌒,⌒ヽ
   (()@(ヽノ(@)ノ(ノヽ)
   (o)ゝノ`ー'ゝーヽ-' /8)
   ゝー '_ W   (9)ノ(@)
   「 ̄ ・| 「 ̄ ̄|─-r ヽ
   `、_ノol・__ノ    ノ   【呪いのトンファーパーマン】
   ノ          /     このスレッドは1000を超えました。
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上条「…ディアボロ?」4 @ 2011/01/20(木) 01:43:34.40 ID:PCXDZ7e90
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【ご褒美は?】隣のおねいさんと付き合ってる【100点の壁】 @ 2011/01/20(木) 01:06:17.74 ID:hg8SDCtM0
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mihimaru GTのhirokoが可愛すぎる @ 2011/01/20(木) 00:12:53.42 ID:O4PxcqVQo
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ここまおTRPG @ 2011/01/20(木) 00:06:36.46 ID:dxw2wWoq0
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けいおんSS 百合雑談スレ part3 @ 2011/01/19(水) 23:39:50.29 ID:SPS4aY7v0
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小学校時代の女友達に会ったんだが @ 2011/01/19(水) 23:24:24.95 ID:i3VRYSMn0
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女「ねえ、ちょっと」 @ 2011/01/19(水) 23:04:55.01 ID:xnnvXXtAO
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