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黒子「噛まれた傷が疼きますの・・・。」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/06(日) 02:27:03.14 ID:av2p3G0+0
スレ、初めて立てます。すごい緊張してます。

この作品の世界設定
・とある科学の超電磁砲がベース、禁書のキャラはちょろんと出てきます。
・時系列は不明ですが、夏ってことにしてます。
・原作にはいない人物が登場。

私、初めてss書くので、分からないこと沢山あります。
ミスとかありましたら訂正しますので、よろしくお願いします。
更新速度は、ばらつくかもです。
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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 02:31:16.78 ID:vxEM1qJIO
黒子厨二スレか
期待
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/06(日) 02:45:37.61 ID:av2p3G0+0

美琴「はい、消毒するわよ。少し沁みるけど我慢しなさい?」

黒子「お願いしますの。」

ある暑い夏の日の夜、黒子は美琴に傷の手当をしてもらっていた。

美琴「うわぁ・・・痛そう。」

黒子「まぁ、これぐらい日常茶飯事ですのよ。」

黒子の右手の包帯の下には、くっきりと歯型の傷がついていた。
よくもこんなくっきりと歯型をつけられるなぁ、と美琴は思う。

美琴「引っかき傷とかなら分かるけど、なんで噛み傷なのよ?」

黒子「まぁ・・・今日の仕事で色々ありまして。」

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 02:50:52.21 ID:yPd07AyAO
ゾンビもの?
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/06(日) 03:07:11.94 ID:av2p3G0+0
今日の黒子の仕事は、一人の子供の保護だった。
本当は、アンチスキルの仕事だったのだが、それどころでは無かったのだ。
実は、その「一人の子供」は、たった今アンチスキルが、強制捜査を行った、
違法な研究を行っていた研究所の研究対象にされていた、数十人の中の一人だった。
そこに監禁されていた、子供達は、稀な能力を持っている子ばかり。
ただでさえ、すばしっこい子供達を確保するのは大変なのに、数十人となると大変だ。
それに、研究所の職員に、酷いことをされた事のある子供も少なくなく、
誤解を解くのにかなりの時間を使ってしまった。
そんな中で、一人逃がしてしまったのだ。


黒子「この写真の女の子を捜せばよいのですわね?」

黒子は研究所の周りを歩いていた。

黒子「名前が書いてありませんの・・・。余程時間が無かったのでしょう。」

写真に写っていたのは、10歳前後のオレンジ色の髪の女の子だった。
なんとなく髪型は、初春に似ていた。

黒子「まぁ、そう遠くへは、行ってないでしょう。すぐ見つかりますわ。」

・・・・5分ぐらい歩いていると案の定、すぐに見つかった。

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/06(日) 03:28:11.26 ID:av2p3G0+0
コンクリートの影に隠れて、震えていた。

オレンジ子「・・・こないでよ。怖いよ。」

女の子の脅え様は、酷かった。まるで、ライオンに睨まれた子鹿の様だった。

黒子(可哀相ですの・・・こんなに追い詰められて・・・。でも、安心させてあげませんと。)

そう思うと、黒子は、腰を下ろして女の子の目線ぐらいになった。
こうすれば、話しやすくなるのを知っていたからだ。

黒子「私、白井黒子と言いますの、あなたのお名前は?」

――――黒子の作戦がうまくいったのか、次第に打ち解けてきた。だが、

黒子「あなた、お名前・・・ありませんの?」


7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/06(日) 03:44:27.94 ID:av2p3G0+0
オレンジ子「覚えてない。お母さんの顔も、全部知らない。気が付いたら研究所。」

黒子「そうなんですの・・・。」

オレンジ子「でも、こーどねーむっていう能力名で呼ばれてた。らいかん・・・なんとか。」

黒子「らいかん・・・?はて、そんな能力聞いたことないですわね?」

バンクの情報を沢山見てきた黒子でさえ、そんな文字のある能力は、初耳だった。

オレンジ子「私の能力は公開されてないって、やつらが言ってた。」

黒子「じゃあ、私だけがそれを知ってるということですわね?(どんな能力かは知らないですが)」

オレンジ子「うん。」

黒子「じゃあ、私とあなただけの秘密ですわね!」

オレンジ子「・・・うん!」

と言って、黒子は女の子と手をつなぐと、道を歩き出した。
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/06(日) 04:00:03.00 ID:av2p3G0+0
オレンジ子「あんちすきるっていうのは、いい人達なんだよね?」

女の子は、かなり黒子と打ち明けてきた。

黒子「えぇ、もちろん!とっても優しい方達ですわよ。正義の味方ですもの!」

黒子は、胸を張って答える。当たり前のことだからだ。

オレンジ子「じゃあ、黒子も味方?」

女の子は、不安そうに黒子を見上げる。

黒子「当たり前ですわよ!ずっと味方・・・いえ、友達ですわよ!」

黒子は、女の子の手を優しく握る。思いが伝わるように。

オレンジ子「うん!約束・・・だよ?」

女の子は、恥ずかしくなって、思わず、下を向いた。


――――――ふと、女の子の視界に入ってきた物があった。

9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 04:12:35.16 ID:VBGjgYoXo
らいかん…すろーぷか…
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/06(日) 04:12:42.19 ID:av2p3G0+0
黒子の足にあるものなんだろう、銀色に光ってる。とっても冷たく光ってる。
あれ、見たことあるなぁ・・・。たしか台の上にいっぱいのってた。まぶしくて
よくみえなかったけど、あれは、たしかめすっていうなにかをきるためのどうぐで、なにを
きってたっけ・・・まっかで、あかいなにか・・・。それは―――――――――


黒子「どうしたんですの?歩きませんと。」

オレンジ子「っーーーー!!」

ふと、手に感じる衝撃。

黒子「痛っ・・・!」

黒子が、痛みを感じて、女の子を見るのと、女の子が倒れていったのは同じタイミングだった・・・。
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/06(日) 04:27:35.90 ID:av2p3G0+0
黒子「と、まぁこんな事がありまして。」

美琴は、黒子の手に包帯を巻きながら、

美琴「まだ、そんな研究所があったなんて・・・許せないわ。」

と、妹達の顔を浮かべながら言う。

美琴「で、その子、どうしたの?」

黒子「アンチスキルが、病院に送り届けましたわ。もう、安心ですの。」

美琴は、包帯をクリップで止め、はい!出来たと言いつつ、

美琴「しっかし、鉄矢見ただけでトラウマなんて、よっぽど、酷いことされてきたのね・・・。」

と悲しそうな顔。

黒子「でも、もうその心配もないでしょう。あの子が落ち着いたら、お見舞いに行くつもりですの。」

美琴「それもそうね、あの先生がいる病院なら安心だわ。」

と、二人は、明日に支障が出ないようにと、早めに寝るのであった。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/06(日) 04:32:16.96 ID:av2p3G0+0
取りあえず、今はここまでです。
読んで頂けたみたいで嬉しいです!今日の内にもう一回更新したいです・・・。
それでは、皆さんお休みです。ZZZ
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 05:23:35.79 ID:vC7gg/VAO
狼女か
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 08:12:38.26 ID:8w0qMeBAO
狂犬病こわいお
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 09:22:35.47 ID:oueXE2Ms0
乙、支援すンぞ
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 11:03:39.14 ID:SSSC4gpLo
月を見るとウェアですのに変身とな
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 12:47:43.17 ID:L0SYRIqAO
タイトル見て某SSみたいな百合と勘違いしたオレは負け組
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 13:13:52.76 ID:xr4CQKdDO
>>17
>>1です。
百合描写は、軽くですが入れるつもりです。
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 14:56:42.07 ID:ETKIX53fo
狼女ネタ? 支援するぜ
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 23:27:59.29 ID:xr4CQKdDO
>>1です!
続き、少しだけ書きます!
携帯からの投稿なので、文体が、変になってるかもです・・・。
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 23:45:27.81 ID:xr4CQKdDO
次の日

美琴「あら?今日から長期休暇なのに、仕事あるの?」

美琴は、ベッドから身体を起こしながら言う。

黒子「いえ、最近アンチスキルが、例の研究所の事で、警備が緩んでいた所為かスキルアウトが、また暴れ始めたんですの・・・。それで、私に仕事が廻ってきまして。」

黒子は、制服に着替えていて、包帯のフックを付け直していた。

美琴「本当、ご苦労様ね、身体壊すんじゃ無いわよ?」

黒子「大丈夫ですわ、お姉様。昨日早く寝たお陰で、すっかり体も元気になりましたわ。では、先に朝食を取ってきますの。」

美琴「行ってらっしゃい。」
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 23:52:12.95 ID:xr4CQKdDO
うwwわwwぁ
書きにくい・・・。やっぱりPCで書きます!

少々お待ちください。
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/06(日) 23:55:39.13 ID:ETKIX53fo
3分間待ってやる!
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/07(月) 00:45:56.60 ID:RO+80tco0
>>1です!
髪の毛乾かしてたら遅くなりました!!すいません!!
では、早速続きに行きたいと思います。
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 00:48:55.28 ID:0JyaAjgeo
遅い⇒髪を乾かす時間が長かった⇒手間が掛かるということは髪が長い証拠⇒髪が長い=女

つまり>>1は黒髪ロンゲの女の子ってことだな!
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 00:49:47.11 ID:YPcRTlMAO
>>25
ここに早くも狼男がwwwwwwwwww
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/07(月) 01:15:00.11 ID:RO+80tco0
美琴は、ゆっくりと身支度をしたので、朝食を取るときには、黒子はもう居なくなっていた。

美琴「まぁ、休みなんだしゆっくり食べようかな?」

と、美琴は近くにいたクラスメイトと一緒に、朝食を取るのであった。


〜午後

朝食を取った後、いつも行くコンビニで美琴は、立ち読みをしていた。

美琴「来月でこの漫画、最終回なんだ・・・。面白かったのに・・・。」

と、呟いていると、携帯が鳴り出した。

美琴「ん?誰からだろ・・・もしもし?」

黒子「あ、お姉様?」

美琴「あれ?アンタ、仕事どうしたのよ?もう片付いたの?」

黒子「えぇ、あっと言う間でしたわ、絶好調でしたの!」

と嬉しそうな黒子の声。

美琴「へぇ、良かったじゃない。で、用件は?」

黒子「あぁ、ジャッジメントの仕事が早く終わったので、何処かに遊びに行こうかなと、支部で初春と佐天さんで話してたんですのよ。お姉様、今お暇ですの?」

美琴「うん、今コンビニにいるから、そっち行くわね。」

黒子「お姉様、また立ち読みですの?いい加減、そんな子供染みた趣・・・」

美琴「うっさいわね!今行くから!」


28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/07(月) 01:24:56.28 ID:RO+80tco0
>>25 間違っては、無いですwwwwww
>>26 誰がうまいこと言えとwwww

美琴「こんにちはー。」

固守「御坂さん、いらっしゃい。」

初春「こんにちはーっ、待ってましたよ。」

佐天「御坂さん、こんにちは!」

黒子「お・ね・え・さ・まーっ!」

と、ドアを開けると同時に、4つの声と一人が、美琴に飛び込んできた。

美琴「こらっ、黒子!暑苦しいでしょうが!!」

黒子「お姉様の体温であれば、たとえ100度であろうとも、この黒子、受け止めますわーっ!」

固・佐・初「「「あははは・・・」」」

29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 01:33:21.02 ID:SjdxcPoHo
なんだ、俺が黒子を甘噛みしたときについた歯型のことかと思って焦ったぜ☆

続き期待してる
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 01:36:58.20 ID:SjdxcPoHo
うお、すまん投下気づかずに割り込んでしまったorz
ちょっと黒子に噛まれてくる…

気にせず続きをどうぞ。というか、お願いします。
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/07(月) 01:47:32.65 ID:RO+80tco0
美琴「で、アンタ。いつにも増して、こんなにテンション高いのよ・・・。」

美琴は、腰に纏わり付く黒子を、押しのけながら言う。

初春「今日の白井さん、凄かったですからねぇ!」

固守「大活躍だったのよ。白井さん、今日の仕事の手際のよさ、プロって感じだったわ。」

佐天「初春と一緒に見てましたけど、動きのキレが半端なかったんですよ〜。」

美琴「へぇ、そんなに凄かったんだ。ちょっと見てみたかったかも。」

やっぱり、先輩として、後輩の活躍している姿も見たいわけである。

黒子「やっぱりこの漲るパワーの源は、お姉様の愛ですの〜〜っ!」

美琴「何でそうなるの!」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 01:52:35.96 ID:LzPj5Ws/o
ツッコんでいいのかな?「固法」だぞ
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/07(月) 01:56:57.04 ID:RO+80tco0
>>30 お気になさらず〜〜っ

よく行くゲーセン

美琴「ごめんね、コイン調達に付き合わせちゃって・・・。」

佐天「いえいえ、いいんですよ。」

初春「ちょうど、ギターの達人やりたかったんですよ〜。新曲が入ったんです!天○にふれたよっていう・・・」

黒子「はぁ・・・。まぁ、涼しいだけ、よしとしますの。」

と、4人はゲーセンに入っていくのであった。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 01:58:59.03 ID:0JyaAjgeo
>>28
なん…だと…
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/07(月) 02:08:29.49 ID:RO+80tco0
>>32 やっちまった\(^o^)/ 指摘ありがとうございます。変換ミスです。・・・なんで気づかなかったんだ?巨乳キャラそんなに好きじゃないからか?wwww

もうすぐ完全下校時刻

美琴「さーって、帰る前に一発スコア更新しようかなぁ?!」

と、美琴は、スコア1位の「そげぶ」なる人物の叩き出した500という数字を睨みつつ、片手にグローブをはめている。

黒子「お好きですわね・・・。」

初春「スコア500って、凄いですね・・・。」

佐天「御坂さんの出したスコア軽く越してるよ・・・。」

と、ふと美琴が、

美琴「そうだ!誰が、スコア更新出来るか、勝負しない?」

36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/07(月) 02:24:24.96 ID:RO+80tco0
>>32 髪は、腰ぐらいまであります。

初春「えぇ〜?絶対無理ですよーっ!」

佐天「いいんだよ!楽しくやれればっ!御坂さん・・・負けませんよぉ?」

黒子「まぁ、一回ぐらいでしたら。」


結果

美琴499点
初春34点
佐天310点

美琴「きーっ!!あと1点よ?!・・・悔しいわ・・・。」

と、地団太を踏む美琴。

初春「100点も行かないなんて・・・。」

と、うなだれる初春。

佐天「310って・・・何のギャグ?」

と、苦笑いの佐天。

黒子「初春・・・。ジャッジメントとして、多少体術も出来ませんと・・・。」

と、呆れ顔の黒子。

美琴「あ、黒子。測定画面始まってるよ?」

黒子「あら、本当ですわ。」

初春「いいんですよ!私は、デスクワークがメインなんです!そこまで言うなら、絶対スコア更新してくださいね?」

佐天「まぁまぁ・・・。」

黒子「・・・いきますわよっ!」

と、本気の拳を叩きつけた―――

37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/07(月) 02:25:47.77 ID:RO+80tco0
間違えました。>>34 髪は腰までありますよ。
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 02:37:41.95 ID:RO+80tco0

スッパァァァァァァァァンと、衝撃音が、店内に響いた。

ゲーム機「DESTROY!!1300!!スコア更新です」

黒子「あらあら、案外ちょろいですわね。」

事も無げに、黒子は、軽く肩を回している。

美琴「えぇ?!1000点越え!?やるわね・・・黒子。」

初春「す・・・凄いです。さ、さすがですねーっ白井さん。」

佐天「凄い音しましたね・・・。」

その日、スコア一位には、1300点という馬鹿げた数字と、共に「白黒」という名前が永遠に鎮座するのであった・・・。
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 02:50:29.64 ID:RO+80tco0
sageしてみました。



美琴「はい、傷見せて〜。」

今日も、美琴が手当ての手伝いをした。

黒子「ひりひりしますわ・・・。」

美琴「まぁ、沁みなくなっただけ、いいんじゃない?」

黒子「そうですわね、早く治ればいいのですけれど・・・。」

と、黒子の声が、急に悲しくなる。

美琴「ん?どうしたの?」

黒子「あの子に、会うときまでには治っていればいいのですが。」

美琴「あ・・・あぁ、そうだよね。ごめん・・・」

黒子「お姉様、気になさらないでください。」

美琴「・・・あのさ、黒子。お見舞いに行くとき、私も一緒に行ってもいい?」

黒子「えぇ、もちろん。」

と、二人は、女の子の回復を望みつつ、夢の中に落ちていくのだった。
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 02:52:06.07 ID:RO+80tco0
今日は、ここまでです。
次回をお楽しみに!
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 03:37:05.04 ID:0JPcTKauo


だが>>35に少しつっこみたい
法を守と変換ミスするのはありえない、守は「のり」と読めないから
あと「好きじゃない」とか余計なことは言わない方がいいぞ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/07(月) 07:20:24.44 ID:evKVfvZDO
>>41
>>1です 「のり」じゃなくて、「もり」で変換してましたwww

改めますm(_ _)m
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 21:03:28.34 ID:nTP5iTES0
>>1です!!
前回の反省を踏まえて、早速更新したいと思います!
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 21:21:38.12 ID:nTP5iTES0
次の次の日

まだ、日が昇って間もない頃、黒子はある衝動に駆られて、目覚ましにセットされた時間よりも
一時間も早くに起きてしまっていた。

黒子「うぅ・・・。目が覚めてしまいましたわ・・・。」

今、黒子は、初めて感じるこの感覚に、気分を悪くしていた。

黒子「何なんですの?この感覚は・・・。」

と、言いながら、腹から湧き上がる何かを抑ええつつ、1時間ほど早くベッドから出た。

黒子「・・・お姉様は、まだ寝てますわね。静かにしませんと。」

隣のベッドに寝ている美琴は、安らかに眠っている。一瞬、頬を突きたくなったが、まだ、美琴が起きるには、
早すぎると思い、手を引っ込めた。

黒子「はぁ・・・。」

と、黒子は、引っ込めた手を腹に当てつつ、

黒子「お腹、空きましたわ・・・・。」

そう、無意識に呟いた。
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 21:34:45.07 ID:SRYhJ0U5o
きてた

即席?書き溜めナシかな?
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 21:42:40.87 ID:nTP5iTES0
常盤台女子寮の食堂は、朝の6時から開く。今は、5時30分だ。なので、それまでに何か用事があって、早く朝食を取らなければいけない者は、何処かに買い物に行かなければならない。

黒子「・・・近くのコンビニで、何か買ってきましょう。今何か食べないと、気が狂いそうですわ・・・。」

と、呟くと空腹で、フラフラしながら寮から出て行った。



コンビニ付近

黒子「あぁ・・・揚げ物の匂いがしますの。」

黒子は、コンビニに近づくにつれて濃くなっていく惣菜の香りに釣られて、早足で歩いていた。最初、テレポートを使おうかと思ったが、
この空腹では、演算するのが億劫だったので、やめた。

黒子「腹の虫が騒ぎ出しましたの・・・。みっともない。」

某シスターさながら、派手にぐぅ〜っという音が聞こえた。

黒子「は、恥ずかしいですわ!まだ、人があまり居ないうちに早く、何か食べませんと!」

黒子は、顔を赤くしながら、コンビニに急いだ。
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 21:45:49.76 ID:nTP5iTES0
>>45書き溜めの字が汚すぎて、読めないんですwwwwwwwwそれに、ちょっと変な文体になってたりするので、修正しながら書いてます。

すいませんwwおかんが、風呂入れと言うので、行ってきますww
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 23:10:22.59 ID:nTP5iTES0
>>1です!
髪を乾かしていて遅(ry
では、続き投稿しまーす
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 23:26:43.19 ID:nTP5iTES0
コンビニ

ウィーン イラッシャイマセー
黒子「さて、何を買いましょうか・・・。」

と、手当たり次第に、カゴに食べたいものを詰め込んでいく。その、詰め込む速さに、店員が目を丸くして見ていた。

黒子「ふぅ、これぐらいで良いでしょう。」

カゴに、沢山の惣菜を詰め込んだ黒子は、ドサッという音を立ててレジに置いた。

店員 ピッ、ピッ、ピッ「あ、これ暖めますか〜?(おいおい、こいつ、偏食にも程があるぜ・・・肉ばっかじゃん)」

黒子「ここで、食べますのでお願いしますの。」



レジを終えた黒子は、コンビニの奥のテーブルで、一人黙々と惣菜を食べていった。

ガツガツ、バクバク!!

その速さと勢いは、某シスターもビックリのものだった。

店員「あいつ、骨付きチキン骨ごと食ったろ・・・。」
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 23:41:21.74 ID:nTP5iTES0
そして、あっと言う間に惣菜は消え、

黒子「・・・まだ、物足りないですわ。」

と、6時ジャストを指した時計を見ながら、寮に帰っていくのであった。



その後、寮に戻った黒子は、そのまま食堂へ行き、他の生徒に混じって何事も無かったかのように、2度目の朝食を
取っていた。

生徒A「あら、白井さん、休日なのにお早いですわね。」

生徒B「さすが、ジャッジメントですね。」

黒子「い、いえ、それほどでもないですわ。(空腹で早く起きたなんて、言えませんわ・・・。)」



1時間、たっぷりと食堂の料理を味わった黒子は、部屋に戻った。
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/08(火) 23:44:42.75 ID:nTP5iTES0
今日の投稿は、以上です。本当は、もうちょっと書き込みたかったのですが、
時間の都合により、無理っぽいです。

次回の投稿をお楽しみに!
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/09(水) 00:55:56.24 ID:ogkWM3Ma0
>>1です!
たった今、課題を終わらせてきました。なので、続き投稿出来そうです!
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/09(水) 01:23:41.44 ID:ogkWM3Ma0
美琴「あ、黒子、もうご飯食べちゃったんだ。早いわね。」

美琴は、のんびりと着替えをしていた。寝癖が付いている。

黒子「えぇ、今日は早くに目が覚めましたの。それに、今日も仕事がありますし。」

と、言うとジャッジメントの腕章を肩に止めながら言う。

美琴「あれ?今日も仕事あるんだ。今日も、早めに終わらせられそう?」

黒子「えぇ、絶対終わらせてみせますわ!」

美琴「じゃあ、今日も佐天さん達と遊べるかもね!頑張ってきなさいよ?」

黒子「分かりましたわ!では、用が済んだら支部に来てくださいですの。」

美琴「了解っ。」

と、すっかり元気になった黒子は、今日の仕事に意気揚々と取り掛かりにいった。

美琴「最近の黒子は、何だかパワフルだわー。」

のんきに、寝癖を整える美琴。休日になると、大体こうだ。
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/09(水) 01:39:20.12 ID:ogkWM3Ma0
どこかの裏路地にて


黒子「初春!お馬鹿な、不良どもはどこに逃げましたの?」

黒子は、今、仕事中。もちろん、悪者を拘束するためにだ。

初春「はい、その角を右に曲がったら、次の信号を渡ってください!」

黒子「了解ですの!」

ちなみに、お馬鹿な不良というのは、スキルアウトのことである。今回しでかしたのは、強盗傷害。いわゆる集団カツアゲだ。

不良A「へへへ・・・さすがにココまで逃げ切れば・・・。」

不良B「すげぇ、アイツの財布、10万も入ってやがるwwww」

不良C「これだけ、あれば暫く遊んでられるぜ!!」

うん、馬鹿だ。まぁ、黒子の追尾能力と、初春のナビから逃げられるはずも無く・・・。

黒子「見つけましたわよ!」

そして、黒子の十八番といえば・・・?


黒子「ジャッジメントですの!」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/09(水) 02:00:56.74 ID:ogkWM3Ma0
不ABC「「「な・・・なんだと?」」」

黒子「さ、観念して、お縄についてくださいですの。」

と、黒子は、もう、何回言ったか分からない台詞を言う。そして、ここからの展開も、いつもこれだ。不良達は、
壁に貼り付けになったり、地面にひれ伏していたり。・・・だったのだが・・・。

黒子「あ、あれ?お、おかしいですわね?」

黒子が気づいたときには、不良たちは、フルボッコ状態で顔が変形していたり、腕が、変な方向に曲がっていた。
ピクリとも動かない。

初春「白井さ〜ん?」

黒子「は、はい!なんですの?」

初春「いくら、掴み掛かってきたからって、あんなにボコボコにしなくても、いいじゃないですか・・・。」

初春は、カメラを通して、不良が見るも無残になっていくのを見ていた。のだが、

黒子「い、いやー!ついうっかりやり過ぎてしまいましたわ・・・。」

初春「始末書、書いてくださいよ?」

黒子「は、はい。分かりましたの。」

でも、黒子は、なぜか腑に落ちなかった。

なぜなら、

記憶に無かったからだ。



56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/09(水) 02:05:44.03 ID:ogkWM3Ma0
今日の投稿は、終わりです。
修正点・改善点等または、感想などあったら、報告お願いします。
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/09(水) 07:43:46.02 ID:UWZg58pmo
>>56
おつおつ
次第に変わってく黒子に期待
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/09(水) 11:02:10.43 ID:754z4zo6o
こええええええええ・・・
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/09(水) 14:06:21.77 ID:7huZpIxno
野暮なツッコミかもしれんが「」(括弧)の終わりに。(読点)は付けない方が良いんだぜ

黒子の変化が恐ろしくも楽しみなんだぜ
乙なんだぜ
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/09(水) 15:26:34.84 ID:/QIr8B4DO
>>59
>>1 です!了解なんだぜ!
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/10(木) 01:20:14.26 ID:LAoncjzg0
>>1 です!眠いです!
なので、今回は3レス分だけ投稿します。申し訳ない・・・。
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/10(木) 01:43:23.64 ID:LAoncjzg0
支部に戻る道にて



初春「じゃあ、外の仕事は、今のところないので、支部に帰ってきてください。始末書、書いてもらいますけど。」

黒子「了解ですのぉ〜。」ピッ

黒子「はぁ〜。仕事が増えてしまいましたの。私とした事が・・・。」

いつも、黒子はこのような状態にならないよう、手加減をしてきた。やむ終えず、する時はあるが、それは、緊急事態の
時くらいだ。たかが、肩を掴れたぐらいで、あんな無残にボコボコにするわけがない。それ以前に、記憶に無いのだから。

黒子 (これも、職業病の一つでしょうか?・・・気を付けませんと・・・。)

無意識に、危険に身体が、反応するようになってしまったのでしょうか!?と思い、大きくため息をついた。これでは、
まるで、俺の後ろに立つな状態だ。

黒子(お姉様との約束のためにも、早く帰って終わらせましょう・・・。)

そんなくだらない思考を、頭の底に置くと、徐々に復活してきた空腹感と共に、テレポートで、その場から去っていった。

63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/10(木) 02:06:25.36 ID:LAoncjzg0
いつもの公園


美琴「あんた、またお金飲まれたの?ダサいわねぇ。はい、これあげるわよ。」

上条「かたじけない・・・。ありがとう、御坂。」

美琴は、支部に向かう途中、この公園を横切った時に、いつも蹴っている自動販売機の所から、「俺の、千円札を返してくれぇ〜〜!!」
と、いう叫びが聞こえたので、もしや・・・と、思ったら、やっぱりあの不幸少年だった・・・。というわけだ。

上条「いやぁ、御坂が来てくれて本当に良かった!タダでジュースも手に入ったし、千円も帰ってきたし、ホント、サンキューな!」

美琴「ふふん、美琴センセに感謝しなさい?」

いつかの時のように、自動販売機に電流を流し込んで、取り返してあげたのだ。本当は、「勝負しなさい!」とか言おうと、
思っていたのだが、困っていたし、何より、支部に行くという約束があるのだ。

美琴「じゃ、そろそろいくわね。」

名残り惜しいが、仕方がない。それに、アイツが喜んでくれたから、いいかな・・・と思った。

上条「おう!またな。俺は、この千円札で特売品を買うことにする!」

と、美琴は、支部に、上条はスーパーに向かっていった。
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/10(木) 02:21:59.62 ID:LAoncjzg0
ジャッジメント第一七七支部


黒子「ただいま帰りましたわ。」

初春「お帰りなさい、白井さん。」

佐天「おじゃましてます〜。」

今日、固法は、この前の研究所の事件について、レポートを纏めるため、この支部には居ない。

黒子「お姉様は、まだ来てないんですのね?」

初春「はい、さっき、こっちに来るという連絡があったので、もうすぐ来ると思いますよ。」

黒子「分かりましたの。で、初春、始末書はどこですの?」

と、ペン立てから、ポールペンを取る。

初春「白井さんの机の上に置いてありますよ〜。・・・意外ですね、すっぽかしたりしないんですか?いつもみたいに。」

黒子「しませんわよ・・・。さぁ、早く終わらせないと。」

いや、本当は、忘れたかった。でも、これを書かないと、何となく・・・あの不良達に悪い気がしたのだ。
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/10(木) 02:25:48.19 ID:LAoncjzg0
今日は、短くてすいません(´・ω・`;)
次回は、多めに更新したいと思います。
ミスや、感想などありましたら、報告おねがいしますん。zzz
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/10(木) 03:44:51.21 ID:oCz2MpNJo
>>1
初めてか?才能ないから二度と書かないほうがいいぜ。
いやまじで
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/10(木) 04:02:39.60 ID:XF69MrBAO
いくらなんでも何様のつもりだ
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/10(木) 04:06:30.98 ID:99FjMNwIO
趣味の場で辞めろとか言う馬鹿はさっさとNG

わたしゃ楽しみにしてますぜ
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/10(木) 04:20:43.32 ID:UEUf+3Coo
句点が多すぎて気になるところがある
でも面白いから期待してるぜ
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/10(木) 05:09:06.33 ID:C+YbOvWAO
面白いけど
・・・は…に直してくれた方が見やすい
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/10(木) 12:34:26.92 ID:WQuqDBdso
面白いけど
黒子をペロペロさせて欲しい
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/10(木) 14:06:39.26 ID:gTW+2S7go
しえんたー
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/10(木) 15:33:39.41 ID:gGj17CgL0
>>66
はいはいそげぶそげぶ

>>1ガンバレ!!
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/13(日) 02:41:52.46 ID:yelZc89B0
>>1です!関東に住んでいるので、地震の影響はさほど無く怪我も無かったのですが、書き溜めの入っていたUSBが、落ちた
タンスによってパーン\(^o^)/しました。他のPCに保存していなかったので、書き溜めが見れない状況です。
なので、私の頭の中にある記憶を頼りに書くことになるので、投稿速度が遅くなってしまいます。
申し訳ないです…。

それは、置いといて( ̄  ̄ )ノ”⌒*ポイ
おお、書き込まれてる!!読んでいただきありがとうございます。

>>66 才能?あるわけないじゃないですかwwww何をいまさらwwwwでも、まだ終わってないので書きますよ^^
>>67 なんでしょうね?
>>68 ありがとうございます!頑張っちゃいます!
>>69 あ、やっぱり多いですか。気を付けます…。
>>70 …で、宜しいですか?
>>71 そげぶ
>>72 ありがとうございます。
>>73 励みになります!ありがとうございます!


それでは、ゆっくりではありますが、投稿したいと思います。
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/13(日) 03:03:13.03 ID:yelZc89B0
黒子「…………。」カリカリ

一心不乱にポールペンで、始末書に報告文を書いている黒子。

初春「白井さん、私の分まで頑張ってくださいね。」

黒子「その言い方、気に障るのでやめてくださいですの…。」カリカリ

佐天「初春…空気読もうよ。」

黒子は、これまでに類を見ないスピードで字を書いていた。仲良し4人組のためにだ。空腹の自分のためにでもあったが。

初春「分かってますよ?」

佐天「分かってるのに言うなんて…。流石黒春…。」

黒子「早く終わらせますから大丈夫ですのよ。」カリカリ



美琴「たまには、普通に会話するのも楽しいわね。」

その頃、美琴は上機嫌で道を歩いていた。

美琴「…もしかして、勝負しかけるより普通に話しかけた方が、もっと一緒に居られるかも…。」

当たり前です。御坂さん!

76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/13(日) 03:44:48.95 ID:yelZc89B0
初春「あ、そうだ白井さん。この前の研究所の事なんですけど、さっき固法先輩から電話が来たんですよ。」

黒子「なんと仰ってましたの?」カリカリ

黒子は、手を休めないで答える。

初春「あの研究所に居た子供たちなんですが、木山先生の研究所で保護されるそうです。本当は、普通の生活に戻してあげたいそうなん
ですけど、収容されていた子供たちは殆どの子達が、変わった能力の持ち主で、まだ分からないことが多いそうなんです。
中には、自分がどんな能力を持っているのかも理解していない子もいて、必要最低限の調査が必要らしいんですよ。」

現在の木山春生は、ひとつの研究所を持っていてそこの管理を任されている。少ない職員ながらも、せっせと働いている。
もちろん、その研究所は木山が設計したものであり、AIM拡散力場制御実験によって傷ついた子供たちのために作られたものだ。
今は、もう全員が回復して、普通の病院にいる。そのためがら空き状態なのだった。

佐天「木山先生にこの話をしたら、快く承諾してくれたそうなんですよ。ぜひ、私に任せてくれ。って」

黒子「それなら、安心ですわね。お見舞いにも行きやすくなりそうですわ。」カリカリ

初春「あ、私達も一緒にお見舞い行ってもいいですか?」

佐天「私も行きたいです!」

黒子「えぇ、もちろん。お姉様とも行く約束をしてあるので。」カリカリ
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/13(日) 03:56:44.18 ID:yelZc89B0
初春「じゃあ、今日行きませんか?」

黒子「あ〜〜、その件なのですけど…。」カリ

佐天「どうしたんですか?」

黒子は、美琴に説明した時と同じように、手の傷について話した。

初春「そ、そうだったんですか…。」

佐天「それじゃ、行きづらいですよね…。」

黒子「手の包帯が取れたら、ですわね。」

3人は、黒子の包帯の巻かれた右手を恨めしそうに見る。

黒子「ま、それはいつか治りますし、大丈夫ですわ。」カリカリ

黒子は、一瞬暗い顔をしたが、直ぐに自分の作業を再開した。



初春「…傷跡、残らなければいいですね。」

78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/13(日) 04:09:57.90 ID:yelZc89B0
それからちょっと経って


黒子「ふぅ…。やっと終わりましたわ〜〜。」

と、言う黒子の声と、

美琴「おじゃましまーす。」

と、言う美琴の声が同じタイミングで発せられた。

黒子「あら!お姉様、ちょうど良いタイミングですの。」

初春「御坂さん、こんにちは。」

佐天「ご無沙汰してます。」

美琴「あ、ちょうど良かったみたいね。お腹空いたし、ご飯食べに行こう?」

黒子「はーい!賛成ですわ!」

初春「私もです!今日、朝少なかったんですよ…。」

佐天「今、1時になったところだし、お昼時ですしね。」


満場一致だった。
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/13(日) 04:27:07.32 ID:yelZc89B0
美琴「じゃあ、ちょっと涼ませてもらったら行こうかな。」

佐天「あ、はい。麦茶飲みます?」

美琴「あ、ありがとう、佐天さん。いただくわ。」

佐天「はい、どうぞ」コト

美琴「そういえば固法先輩は?」

初春「あ、それなんですが〜〜〜で。〜〜〜〜が、〜〜〜〜なんですよ。」

初春は、この間の研究所の事について話した。木山先生の事についても。

美琴「へぇ〜、木山先生が知り合いでよかったわね。あ、佐天さんおかわり要らないよ。」



5分後

美琴「じゃあ、行こっか!」

美琴は、スカートの裾を直しながら言う。

初・佐「はーい!」

黒子「はーい…って、まぁお姉様、襟が曲がってますわよ?」



と言って、黒子が美琴の近くによったその時だった。
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/13(日) 04:29:44.79 ID:yelZc89B0
今日は、これで終わりです。書き溜めが無い分、文章を思い出しながら書くのは難しいです…。感想、改善点などありましたら、報告よろしくお願いします^^
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/13(日) 06:52:38.01 ID:oGXY9vTNo
なんというところでおわらせるのでしょう
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/13(日) 07:42:49.74 ID:UjDfBjbho
面白い
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/13(日) 10:03:50.50 ID:/thrqu6AO
ビリビリのビリビリがビリビリするのか
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/13(日) 12:04:27.84 ID:KLyoMKkJ0
原作で吸血鬼が存在することは証明されてるから
狼男とか狼少女とかいてもおかしくはないな
応援してます、頑張ってください
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/13(日) 14:50:17.88 ID:py3iZU2DO
>>75
>>1です 誤字発見しました。ポールペン×ボールペンD
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/13(日) 14:50:27.08 ID:py3iZU2DO
>>75
>>1です 誤字発見しました。ポールペン×ボールペンD
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/13(日) 14:51:40.48 ID:py3iZU2DO
二回書いちゃったよぅ(´・ω・`)
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/13(日) 16:42:55.97 ID:XxH0hlpY0

文の最後に読点はいらないと思うよ
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/16(水) 01:06:43.02 ID:1mwISbWR0
>>1です!
今日は計画停電が無いので、投稿出来そうです。
でも、相変わらず書き溜めは見られないので、4レスほど投稿させていただきます。

>>82 そう思っていただけるだけで嬉しいです><
>>84 ありがとうございます!なるべく違和感は無いように進めていこうと思ってます。
>>88 了解です!


90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/16(水) 01:28:03.19 ID:rGistfWco
待ってました!
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/16(水) 01:36:57.10 ID:1mwISbWR0
黒子「…?ちょっと失礼しますわ、お姉様。」

と、黒子はおもむろに美琴の首筋に顔を近づけた。

美琴「え?何よ、黒子。何か付いてた?」

黒子「いいえ、そういう訳ではありませんの。ただ…。」

と、言うと黒子は、軽く美琴の首筋の匂いを嗅いだ。

黒子(何だか、お姉様から嗅ぎなれない匂いがしますわ…。お姉様の匂いの中に、何か別の匂いが…。)

普段から、美琴の匂いを嗅ぎまくっている黒子は、いつも美琴が使っているシャンプーと体臭の混じった匂いを知っている。
(まぁ、この時点で何かおかしいのだが)黒子にとって、その香りは心地よい物なのだが、今日の美琴の匂いは
何か違った。

黒子「何か、違いますの…。」スンスン

美琴「何かと思えば…アンタまた何してんのよ!」

美琴は、黒子に匂いを嗅がれる事に慣れていた。慣れたくは無かったが、あまりにもやられすぎて怒る気持ちも無かった。」

初春「し…白井さん?」

佐天「また何やってんですか…。」

無論、その行動を見まくっている2人も慣れてしまっていた。
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/16(水) 01:39:15.61 ID:1mwISbWR0
あ、ミスった…。
>>81美琴は、黒子に匂いを嗅がれる事に慣れていた。慣れたくは無かったが、あまりにもやられすぎて怒る気持ちも無かった。」 ←いらないです。

 
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/16(水) 02:01:46.25 ID:1mwISbWR0
美琴「アンタねぇ…、何でもこんなところで…。」

黒子の行動に、呆れる美琴。

黒子 クンクン、スンスン(…この匂いは何ですの?…猛々しいこの匂い…。ふむ、お姉様の手から特に強い匂いが…。しかし、何なのでしょうか、いつもこんな匂いしませんのに…。雄臭いような…。――――――――――雄?!!)

黒子「…お姉様。」

と、我に返ったように美琴の手から、顔を離しつつ言う。

美琴「な、何よ?変な匂いでもしたの?」

と、美琴は黒子の凄い剣幕に圧されつつ、引き気味に言う。

黒子「もしかして…」

―――――――――――美琴は、次の黒子の発言に、衝撃を受ける…。



黒子「殿方と一緒に居ましたのね?」

94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/16(水) 02:19:15.67 ID:1mwISbWR0
その発言に、美琴は一瞬ドキっとした。その後、すぐに顔が赤くなり、

美琴「さ、さあ?何のことかしら。」

初春「え?どういう事ですか?」

佐天「え!?もしかして白井さん、御坂さんから彼氏さんか何かの匂いでもしたんですか?」

美琴「な、何で彼氏が居ることになってるの!居ないから!!」

佐天の発言に、さらに顔を真っ赤にして腕を振る美琴。

黒子「するも何も、お姉様から殿方の匂いがするんですもの。」

美琴「え!?嘘っ?!?!」

と、美琴は慌てて自分の匂いを嗅いだ。…特に何も変わりは思う。

美琴「初春さん、佐天さん。私、変な匂いする?」

と、言うと初春と佐天は、黒子が嗅いだように匂いを嗅いだ。

初春「いいえ?御坂さんのいい匂いしかしませんけど…。」

佐天「はい、私もです。フローラルな匂いしか…。」



95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(西日本) :2011/03/16(水) 02:32:44.89 ID:9cOHqhCk0
wwktk
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/16(水) 02:38:32.79 ID:1mwISbWR0
黒子「えぇ?そんな訳ありませんわよ。分かりませんの?」

と、言うと美琴の首筋や腕をなぞるように嗅ぐ黒子。うん、変態。

初春「し、白井さん…。」

佐天「ありもしない匂いが白井さんには分かるなんて…。もはや人間じゃない…。流石白井さん…。」

美琴「そもそも今日、私男なんて一度も会ってないし話しても無いわよ。それに満員電車に乗ってた訳でもないし、
男の匂いが付く、だなんて有り得ないわよ。」(一応、アイツとは少しの間だけどおしゃべりしたけど…。)

黒子「またまたぁ〜、嘘おっしゃって。本当は、殿方と密会してたのではありませんのぉ?」

初春「誰だろう!御坂さんの彼氏って!」

佐天「きっと、かっこいい人なんだろうな〜!」

黒子が、言ったことをさらに煽る初春と佐天。煽りたくなる気持ちは分かるが…。

黒子「はっ!?まさかあの人類猿とぉぉぉぉ!?」

美琴「だっ、だから違うって言ってるでしょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」バリバリバリバリ(ただおしゃべりしてただけよっ!!)

黒子「あ”あ”あ”あ”あ”あ”ぁ”ぁ”ぅ”!!」
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/16(水) 02:41:32.70 ID:1mwISbWR0
なかなかの急展開?になってしまいましたが、今日はこれで終わりです。
明日も計画停電が無かったら、書こうと思います。
感想、訂正点ありましたらよろしくお願いします。
ではまた。ノシ
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/16(水) 02:57:43.48 ID:rGistfWco
おつン
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/16(水) 11:33:26.59 ID:BBdMsWf40

ただちょっと気になったんだが
>>96『人類猿』じゃなく『類人猿』だと思う
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/16(水) 12:04:55.05 ID:2GHS8/SDO
>>99
>>1です!
おk 把握しました。(^^ゞ
今日の更新は、夕方か夜に計画停電が無ければ、投稿したいと思います。
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/03/16(水) 12:29:12.55 ID:Zb/MnNfAO
>>99
人類に限りなく近づいた猿っぽいな
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/16(水) 12:38:44.24 ID:2GHS8/SDO
>>101
上条さんは、最早人間扱いさえされてない事に・・・ww
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/16(水) 12:40:02.20 ID:oR8GafkFo
そもそも類人猿がだな
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/16(水) 13:25:52.44 ID:2GHS8/SDO
>>103
何だか会話が変な方向に・・・ww
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/16(水) 23:30:06.45 ID:1mwISbWR0
>>1です!
今日も計画停電が無かったので、投稿出来そうです!
ちょこちょこ書かせていただきます。
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/16(水) 23:56:26.36 ID:1mwISbWR0
その後、美琴は、佐天と初春の激しい追及により、上条と少しの間ながら会話した事を白状した。
佐天と初春は、別に隠さなくてもいいのに…。と思ったが美琴は、後で茶化されるのが嫌だったのだ。
その間、黒子は電撃を浴びてビックンビックンと、魚のようにのた打ち回っていた。


レストラン街

初春「ここの、レストラン街一度行ってみたかったんですよ〜!」

今は、丁度お昼の時間。昼食を食べに来た学生達が集まっていた。それもそのはず、このレストラン街は最近出来た
ばかりで、その中でも人気を博している店があったのだ。

美琴「あ、佐天さん。あのお店じゃない?」

佐天「はい!あのお店ですね。」

と、美琴が指を指した看板には、『メガックス!食い倒れ!』と書きなぐったような字で書かれていた。

黒子「品が無さそうなお店ですこと…。」(本当は、もう何でもいいからガッツリ食べたいのですが…)

初春「佐天さん、ここ何のお店なんですか?」

佐天「え?名前通り、食べ放題のお店だよ?」
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/17(木) 00:14:42.87 ID:9CgbjNLn0
美琴「へぇ、面白そうね。」

初春「もしかして、甘いものも食べ放題何ですか?」

佐天「えっと、このチラシに書いてある通りだと、このお店に置いてあるすべての飲み物・食べ物、2時間以内だったら800円で
食べ放題なんです。」

黒子「随分と適当なんですのね…。」(うぅ…ここからでも食べ物の匂いが…。)

初春「わぁーい!最近、全然甘いもの食べてなかったんですよ!」

美琴「元が取れるぐらい食べないとね。」

佐天「さ、まだ並んでない内に早く入っちゃいましょう!」

黒子「そ、そうですわね」(あああああああ、焼肉の匂いがぁぁぁ…)

イラッシャイマセー、4メイサマデヨロシイデスネ?
と、4人は店内に入っていく。店内は、様々な食べ物の匂いであふれていた。奥のカウンターには、出来立ての料理が
沢山置かれていた。

佐天「さ、お腹も空いたし、食べたい物取りに行きましょう。」

108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/17(木) 00:36:00.59 ID:9CgbjNLn0
テーブルに、荷物を置くと3人は食べたい物をゆっくりと取りに行った。

初春は、甘いもの中心に。佐天は彩り良く。美琴は、子供の好きそうな、グラタンとかを中心に。黒子は…とにかく肉を沢山。

美琴「いやぁ、沢山ありすぎて迷っちゃったわよ…。」

初春「美味しそうなケーキ、沢山ありました!」

佐天「初春…ケーキはご飯じゃないよ…。」

黒子「…8皿も取って来てしまいましたわ…。」

と、ひとまずテーブルに座る、4人。と、ふと3人はなにか違和感を感じ、黒子の方を見る。

美琴「うわ、黒子そんなに食べられんの!?」

初春「時々白井さんは、ドカ食いしますけど、まさかこんなには…。」

佐天(と言うか、ちょっとバランス悪…。ローストビーフにカルビ、とんかつ、鳥のから揚げ…)

黒子「え?これぐらい大丈夫ですわよ。どうってことないですわ。」

美琴「無理しちゃ駄目よ?」



109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/17(木) 00:48:35.62 ID:9CgbjNLn0
2時間後

店員「…あ、ありがとうございましたぁ…。」

美琴「ま、まさかあの量を食べきるなんて…。」

初春「すごい速さでしたね…。」

佐天「あの店員さん、ちょっと涙目になってましたね。」

黒子「ちょっと申し訳ないですわ…。」

黒子は、うな垂れる。何となく恥ずかしかったのだ。

佐天「でも、元が取れてよかったじゃないですか、…こっちは。」

初春「そうですよ!私だってもっと食べたかったのに8個しか食べられなかったんですよ!」

美琴「でも、甘いケーキを8個連続で食べる初春さんも、すごいと思う…。」

110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/17(木) 01:18:39.93 ID:9CgbjNLn0
その後は、いつもと変わらずフラフラと門限ギリギリまで遊んで、4人は帰った。
帰ってから、1時間ほど経って美琴と黒子は夕食を取ったのだが、夕食の時も黒子は沢山食べた。一方、美琴は逆に食べられなかった。



常盤台女子寮 夜

美琴「はい、黒子傷見せて。」

黒子「おねがいしますの。」

黒子は、一昨日、昨日に続き美琴に手当てをしてもらおうとしていた。のだが―――――

美琴「あれ?もう治ってるんじゃない?これ」

美琴は、包帯を外した黒子の手を見て言った。多少傷跡はあるものの、傷口がすべて塞がっていた。

黒子「あら、本当ですわ!」

美琴「これなら、もう包帯しなくても良さそうね。」

と、美琴は黒子の傷跡を擦る。もう瘡蓋も取れているようだった。

黒子「…明日、木山先生の所へ行ってみませんか?これだったら、もう分かりませんでしょう。」

黒子は、美琴に苦笑いしながら、言う。

美琴「そうね、初春さんと佐天さんにも伝えておかないと…。」

と、言うと美琴は自分の携帯から、メールを送った。まだ夜の9時だったこともあり、返事は返ってきた。


佐天

了解です!予定ないので大丈夫ですよ。

その後、初春のメールが届いた。

初春

私は、予定は無いので大丈夫です。木山先生に明日、研究所に行っても良いか聞いてみました。「あぁ、是非来てくれたまえ。
子供たちも、明日お姉さん達がくるぞ、と言ったら喜んでいたよ。」って言ってましたよ。

美琴「楽しみね、どんな子供達なんだろ?」

黒子「きっと、いい子達ばかりですわ。」

と、言うと、期待に胸を膨らませつつ、眠りに落ちていった。







111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/17(木) 01:21:48.80 ID:9CgbjNLn0
今日の更新は、以上です!
次回から、黒子の変化が激しくなってきます…!
感想&修正点の報告お願いします!
でわノシ
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/17(木) 01:33:51.97 ID:Dfw4D+QAO
>>111
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/17(木) 01:47:16.32 ID:vcqB6RO7o
乙ー
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/20(日) 02:13:04.88 ID:pRH09uGU0
>>1です!!

今日は、停電無かったので投稿出来そうです!
ちまちま書かせてもらいます。
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/20(日) 02:25:24.58 ID:pRH09uGU0
次の次の次の日


黒子「ふぁぁぁ…今日は普通に起きれましたわ…。」

黒子は今日、空腹で起きることなくいつもの時間に起きられたようだ。

美琴「ん〜〜、黒子起きたの〜〜?」

美琴は、ボケーっとしながらベッドから顔を上げる。

黒子「おはようございますお姉様、先に顔を洗ってきますわね。」

美琴「分かった〜。」

と、美琴は伸びをして言う。寝癖のついた髪が可愛らしい。

黒子「ふふ、お姉様。はしたないですわよ?」

美琴「んもぉ〜、しょうがないじゃない。」
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/20(日) 02:46:41.02 ID:pRH09uGU0
洗面所



黒子「…?」

黒子は、顔を洗っている時に、ふと違和感を感じた。顔を洗い流した水が何だか赤色を帯びていたからだ。

黒子「あら…?血が出てますの…。」

自分の顔をよく見ると、顎に小さな切り傷が出来ていた。

黒子「いつ切ったのでしょうか…。寝ている間…ではないですわね、お姉様が気づきますし…。だとすると今しかありえませんわね…。」

傷口にいつもの軟膏を塗りながら言う。

黒子「爪で切ってしまったのでしょうか…?爪は立てませんでしたのに…。」

と、自分の爪を見る。

黒子「え、何ですの…これは。」

黒子は、自分の爪を訝しげに見た。それもそのはずだ。



だって――――――





117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/20(日) 03:06:02.80 ID:pRH09uGU0
黒子「爪が…黒いですの…。」

黒子の爪は、薄くだが黒く、つやを帯びていた。

黒子「不潔ですわ…、早く落としませんと。」

と、ハンドソープを付けてゴシゴシと爪を洗う。

黒子「昨日、始末書を書いている間に、インクでも零してしまったのでしょうか…。」

これが中々、落ちる気配が無い。

黒子「う〜ん…、流石学園都市のインクですの…。まったく落ちませんわ。」

諦め半分で、爪同士をこすり合わせる。シャリシャリと音がした。

黒子「何だか、余計に黒くなった気がしますの…。もう、諦めるしかないですわね…。」

逆に黒光りしてしまった。まるで鉄みたいだ。

黒子「自然に落ちるのを待ちましょう。…みっとも無いですけど。」
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/20(日) 03:10:15.10 ID:pRH09uGU0
今日は、短いですがここまでです。
ちょっとお腹痛いんです…。ごめんなさい(´・ω・`;)

明日、また更新しに来ると思うので…。
それでは皆さんまたノシ
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/20(日) 03:15:31.37 ID:9TSTObKy0

黒子はいったいどうなってしまうのだろうか...
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) :2011/03/20(日) 03:19:59.57 ID:hnGi03VW0
歯型でインビンシブルさんを
思い出してしまった
どうしよう(´・ω・`)
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/20(日) 03:21:08.42 ID:mufbiRtd0

インビンシブルさんって誰?
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/20(日) 03:37:43.92 ID:JOecfzEl0
インセクター羽蛾さんのことじゃない?
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/20(日) 05:15:16.95 ID:z0LjbNrbo
おー面白い
頑張ってくれ
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/21(月) 00:22:10.24 ID:Co065O/W0
>>1です!
今すぐ投稿したいのですが、目が痒いので
目薬探してきます(´・ω・`)
ちょっとばかしお待ちくだしい
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/21(月) 01:40:49.89 ID:Z63G9RO6o
待ってるぜ
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/21(月) 02:00:16.84 ID:Co065O/W0
>>1です…。
ちょっと目が痛いのが治らないので、今日の投稿は
出来なそうです。すいません><
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/21(月) 02:11:28.30 ID:W40J9Dfuo
貴様ッッ貴様ああああああッッ!





ゆっくり療養してね
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/21(月) 02:13:15.19 ID:Co065O/W0
>>1です…!!
たびたびすいません><
目が痛いの治りましたwwwwコンタクトが目蓋の内側に入り込んでましたwwww
それでは、投稿したいと思います!
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/21(月) 02:15:03.32 ID:qEZQK7doo
こんなに焦らされるSSスレは初めてだ…

でもこの感覚!嫌いじゃないわ!嫌いじゃないわ!
俺Sな筈なのに!快感を覚えちゃう!(ビクンビクンッ
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/03/21(月) 02:22:58.23 ID:srj4c98fo
ワロタww
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/21(月) 02:31:35.54 ID:Co065O/W0
>>122 インセクター歯型さんですねわかります。




午前 研究所

木山「やぁ、君達よく来たね。」

今日は、お昼前に木山先生の研究所に行った。特に用事も無かったし、黒子と初春は珍しく仕事が休みだったのだ。

美琴「お久しぶりです。」

初春「春上さんは元気ですか?」

木山「あぁ、あっちの病院であの子達と仲良く療養してるよ。」

あの事件の後、木山の研究所で治療したあと普通の病院に移った。木山は最後まで面倒を見たかったが、もしかしたら
この子達と同じ境遇の子が、まだ学園都市にいるかもしれない、そう思ったからだ。

黒子「子供達は、今どうしてますの?」

木山「あぁ、今は中で遊んでいるよ。…あ、そうだ。君。」

黒子「はい、何でしょう?」
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/21(月) 02:44:13.10 ID:Co065O/W0
>>129 なにしとるのwwwwww
 
木山「君は、オレンジ色の髪の女の子を知っているかね?」

黒子「はい、ジャッジメントの仕事中に保護した女の子ですわ。」

木山「そうか、やはり君だったか。あの女の子がな、君に謝りたいと言っていたのだ。」

黒子「そ、そうなんですの…。」(あの時の事…覚えていますのね…)

木山「是非、会ってほしいのだが。いいかな?」

黒子「えぇ、もちろん。むしろ謝るのは私のほうですの。」

木山「あぁ、よろしく頼むよ。」



佐天「あ!子供達が、窓からこっちに手を振ってますね!」

と、佐天が指を指した方向には、数十人の子供たちが嬉しそうに手を振っていた。

木山「まぁ、立ち話もこれぐらいにして、入りたまえ。」



133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/21(月) 03:02:02.21 ID:Co065O/W0
木山の研究所は、まるで小児科の様だった。壁紙は真っ白な無機質ではなく、ほんのりピンクで花の絵が描かれていた。
ところどころに、犬や猫の置物が置いてあり、子供達のためだけに作られたようだった。

美琴「すっごく可愛い…。あ、ゲコ太!」

黒子「お姉様…。」

木山「さぁ、ここが子供達の遊戯部屋だ。」ガチャ

子供達「わーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」


と、言う歓声と同時に幼稚園から小学生ぐらいの女の子と男の子が、飛び出してきた。

美・黒・初・佐「「「「うわっ!!」」」」

木山「こら、そんなに飛び出してきたら、びっくりするだろう?」

木山は、興奮した子供たちをなだめつつ、床に体育座りさせた。

黒子「ずいぶん…慣れてますわね…。」

木山「まぁ、教師をやっていたしな。これぐらいは出来るさ。」
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/21(月) 03:24:54.92 ID:Co065O/W0
その後、4人は子供達に自己紹介をした。ほとんどの子はすぐに仲良くなったが、少し警戒している子もいた。
やはり、見ず知らずの人には人見知りする子もいるし、なによりあの研究所に居た子達だ。そうなってもおかしくないだろう。
まぁ、人見知りをする子は珍しくないのだが、ここに居る子たちはかなり個性的な子がいる。「稀有な能力を持つ子供」
としておかしくないような。

美琴「…ねぇ、君。背中にある物は本物なの…?」

女の子A「うん!この翼でしょ?本物だよ?生まれた時からついてるの!」

ある女の子は、背中に鳥の様な翼が生えていた。

黒子「ちょ、あなた!危ないですわよ!」

男の子A「ご、ごめんなさい!僕、こういう身体なんです…。」

おとなしそうな男の子腕には、肘に大きな刃物のような物がついていた。

初春「わわっ!私の頭が急に重く…?」

女の子「私の息には、植物を成長させる力があるの!」

と、自慢してきた女の子の皮膚は、所々緑がかっていた。

佐天「君、つめたくて気持ちいいね〜。氷枕みたい〜。」

男の子B「ぼ、僕もともと体温が10度しかないんだ!お、お姉さん苦しいよぉ!」

佐天が抱きついている男の子の肌は、雪のように真っ白だった。
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/21(月) 03:45:15.70 ID:Co065O/W0
美琴「この子たちの自分だけの現実(パーソナルリアリティ)って、どうなってるのかしらねぇ…。」

と、美琴が膝に乗ってきた男の子の頭を撫でながら言う。

木山「あぁ、その事なんだが、この子達の能力は、自分だけの現実を必要としてないんだ。演算もいらない。」

黒子「そ、そんな事あるんですの?初めて聞きましたわ…。」

美琴(あいつの能力みたいね…。)

初春「なるほど、だからバンクにも登録されてなかったんですね!」

佐天「へぇ!何だかカッコいいですね!」

木山「普通の能力者に対してのシステムスキャンでは、何も分からないんだ。だから、私の研究所では
様々な方法で子供達の能力を調べているんだ。本当は、アンチスキルからあの研究所の調べたデータを貰う予定だったが、
キャンセルしたよ。」

黒子「どうしてですの?一から始めるとなるとかなりの時間が掛かりそうですが…。」

木山「結果、まだ分からないことだらけだ。でも、子供達に無理をさせてまで得たデータなど、見るわけにはいかないんだ。
子供達の面倒を見る、保護者としては。」

黒子「木山先生…。」
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/21(月) 04:00:11.28 ID:Co065O/W0
木山の目には、決意が溢れていた。その目を見て4人はカッコいいな、と思った。



それから暫くして、木山がふと思い出したように、

木山「あ、そうだ君。隣の部屋にあの子がいるんだがどうする?」

黒子「え!それを早く言ってくださいですの!」

と、黒子はすっくと立ち上がる。

木山「いやぁ、すまなかった。さ、早く行ってきてあげてくれ。」

黒子「はい!では皆さん失礼しますわ。」

美琴「あ、私も後で行くわね!」

初春「今は、2だけにしてあげたほうがいいようですしね。」

佐天「帰ってきたら教えてくださいね!」

黒子「えぇ、分かりましたわ。」

137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/21(月) 04:16:08.76 ID:Co065O/W0
木山「隣の部屋のネームプレートにコードネームが書かれているから、分かると思うよ。流石にコードネームだけは
資料を読ませてもらったよ。」

黒子「えーっと、らいかん…なんでしたっけ?」

と、いうか黒子はここまでしか知らないのだ。


木山「幻、獣、変、化、と書いてライカンスロープと読むんだ。覚えておくと良い。」


黒子「ほほう、そういうコードネームでしたの…。」

美琴「コードネームって事は、能力名でもあるのよね。どんな能力なのかしら…?」

木山「あぁ、後で教えてあげるよ。本人は自分の能力がどんなものか理解していないようだし。」

黒子「では、行ってきますわね」ガチャ

美・初・佐・木「「「「いってらっしゃい!」」」」



138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/21(月) 04:44:01.52 ID:Co065O/W0
黒子「失礼しますわよ〜。」ガチャ

と、黒子はゆっくりと扉を開ける。

幻獣変化「くろこぉぉぉぉぉぉぉぉ!」ドタバタドタバタ ドガッ!!

黒子「ぐほっ…!!」

ドアを開けると同時に飛び出してきた幻獣変化に、タックルを食らった黒子は大きくよろめいた。

幻獣変化「噛んじゃってごめんなさい!!噛んじゃってごめんなさい!!」

幻獣変化は、黒子に抱きつきながら、壊れたテープの様にそう繰り返す。

黒子「気にしてませんのよ、安心してくださいな。それに傷はもう治りましたわ。ほら、この通り!」

と、黒子は、半泣きの幻獣変化に噛まれた手を見せる。

幻獣変化「で、でも傷跡が…。」

黒子「傷跡なんて、すぐ消えますわ。それに、怖いものを見せてしまってごめんなさいですの…。」

幻獣変化「ううん!黒子悪いことしてないよ!謝ることなんてないよ!」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/21(月) 04:52:59.17 ID:Co065O/W0
黒子「いいえ、ジャッジメントとしてあなたに恐怖を感じさせてしまった事に謝らせてほしいのですわ。
ごめんなさいですの!」

幻獣変化「黒子…。」

黒子「だから、あなたは何も気にすることは無いのですわ。…さぁ!隣の部屋で私のお友達があなたが来るのを
待ってますわ!行きましょう?」

黒子は、幻獣変化の手を取ると目を見つめながら言う。

幻獣変化「……うん!」

二人はまた、あの時のように手を繋ぐと、部屋から出て行った。
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/21(月) 04:54:56.83 ID:Co065O/W0
今日の投稿はこれで終わりです。
色々予定を変更して申し訳ないです…。
ミス・感想の報告お願いします!
ではノシ
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/03/21(月) 07:28:53.88 ID:/oe4DkmAO
>初春「今は、2だけにしてあげたほうがいいようですしね。」

ほれミス
しかし羽が生えてる子供か…
ていとくんにライバルが増えたな
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/21(月) 14:24:16.69 ID:L8dYEz+qo
やったねェていとくン!メルヘン仲間が増えるよォ!

しかしライカンスロープか…こりゃあマジで変身姿が楽しみだウヒヒ
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/03/21(月) 14:36:17.56 ID:mFNMaFQzo
変身すると服が破れて、次に気付くと全裸の自分。

よしよし。
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/03/23(水) 02:05:45.84 ID:9Y/wEVtK0
>>1です!
いつも、遅い時間で申し訳ないです…。
少しづつではありますが、投稿させてもらいます!

>>141 ていとくん「俺の羽は着脱出来るんだぜ!!」
>>142 楽しみに待っててください☆
>>143 あなた…予知能力でもあるんですか?wwwwww
 

 


 
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/03/23(水) 02:22:30.16 ID:9Y/wEVtK0
>>141 すいません書き忘れました>< 了解です!善処します!




佐天「皆寝ちゃいましたね…。」

黒子「あ、そういえば…。」

今はお昼休み。子供達はスヤスヤと無邪気な寝息をたてている。どんなに普通の子とは違うものを持っていても、
やっぱり子供は子供だ。

木山「ん、どうした?」

黒子「幻獣変化の能力ってどのようなものなんですの?」

ちょうど、幻獣変化も昼寝をしていたので丁度良い頃合だと思ったのだ。

美琴「私も気になってたのよ、それ。」

初春「どんな能力なんでしょうね?」

佐天「コードネームだけじゃ、想像がつかないしね。」

木山「いいだろう。と、言ってもだな…。」

黒子「どうしたんですの?先程教えてくれると言っていませんでしたか?」
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/03/23(水) 02:53:45.08 ID:9Y/wEVtK0
木山「教える分にはいいのだが、殆ど調べがついていないのだよ。なにせ、2日前から始めたばかりだからな…。」

木山は、肩を竦めながら言う。

黒子「そうなのですか…。」

木山「分かっていることと言えば、彼女の血液や組織液には、細胞の構造を変化させる力があるみたいなんだ。」

美琴「き、聴いた事無いわねそんな能力…。」

初春「何だかバイオチックな能力ですね…。」

佐天「変化って、どういうふうにですか?」

木山「そうだな…例えば、昨日の実験ではネズミの身体に彼女の血液を加えてみたところ、構造が変化して別の生き物の様に
なったんだ。…しいて言うなら、ネコ科…の様に。」

黒子「あぁ、だから獣に変化すると書くのですわね。大体分かりましたわ。」

佐天「その能力って、人間にも効果あるんですか?」

木山「いや、昨日人間の細胞で実験してみたが、大して変化無しだったのだよ。微妙ではあるが細胞の動きに変化が
あったが、それ以外変化は無かったよ。」

美琴「凄く地味な能力よね…それ、変人研究者が目をつけるわけだわ。」

木山「それ以外はまだ分からないかな。それに、ネズミだってそんなに変化があったわけじゃない。歯が尖ったり
気性が荒くなるぐらいだった。細胞だって変化したものの、変化した細胞は眠った状態で活性化しなかったんだ。」

佐天「活性化?…つまり、隠された何かがあるってことですか?」
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/03/23(水) 03:16:19.21 ID:9Y/wEVtK0
木山「様々な薬品を投与したが、駄目だったんだ。まったく…面白い能力だ。研究の甲斐があるね。」

と、木山は隈の取れた目を輝かせながら言う。研究者として、追求することは楽しい事だからだ。

黒子「寝る前に私に寄り添ってきた眼鏡の女の子、静止直視(メデューサ)と言う能力ですもの。見ただけで
全身の筋肉が硬直して動けなくなる〜、だなんて面白すぎますわよ…。」

初春「面白いを通り越して、危ないですよね…。ふと通行人を見ただけで、自由を奪ってしまいますし…。」

木山「だからこそ、私達が子供達の変わりに能力を理解して、そのような出来事を未然に防がなければいけないんだ。あの子
達だって救えたんだ。きっとこの子達だって救ってみせるさ。」

木山は、そう言いながらあのベッドに寝たきりになっていた子供達を思い出していた。一度は失敗したが、次こそは必ず…。
と思っていた。

黒子「…木山先生。」

美琴「私達に何か出来ることがあれば、言ってくださいね?」

初春「ジャッジメントとして、最大限バックアップしますから!」

佐天「私、小さい子あやすのは得意なんで、この子達がグズったりしたら教えてください!」

黒子「幻獣変化に言ったんですもの、あなた達を守る、と。再びこの子達が危険に晒されたら、全力で戦いますわ。」

4人は、同じ事を思っていた。春上さんや、その友達を救えたように今度も絶対、救ってみせると。

木山「君達…。」
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/03/23(水) 03:20:04.41 ID:9Y/wEVtK0
今日は、短いですが終わりです。
複線いっぱい入れたつもりですが、分かりますか…?
呼んでくれている方々、本当に感謝してます!
一言でもいいので、感想を書いてもらえると、すごく嬉しいです!あ、ミスも報告おねです!
では、ノシ
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/03/23(水) 03:44:32.87 ID:ReItsDk50
おつ  自分のペースで頑張ってくれー
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/24(木) 04:38:57.47 ID:BmetuiE2o
乙!!
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/24(木) 19:14:48.25 ID:yi4b4ddo0
ハーピィ、鎌鼬(かまいたち)、雪女の子供雪んこ……植物成長させる子は分からなかったけど
他の子供たちもなかなか個性的な面子の様です、まさかメデューサまでいるとは思わなかった
科学者側は「肉体変化(メタモルフォーゼ)」系統の能力者とでも思ってるのかな?
この系統は確か学園都市でも数人しか居ないらしいから(原作)
余計に珍しく思えるんだろうなあ…………

>>1乙!!

追伸

パーソナルリアリティが無いってことは、妖怪の類で決定ですか?
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/24(木) 23:01:30.77 ID:YLZ/RcHz0
>>1です!

今日、更新したいのですがパパンがPC使うそうなので、使い終わったら
投稿したいと思います!
>>149
>>150
>>151 レスありがとうございます! 後に、能力名出てくるので楽しみにしててください!(ネーミングセンス無いですけど…)
そうですね…科学者達の解釈は、原作でいう「原石」に近いものとしています。まぁ、「偶発的に周囲の環境が『開発』と同じ効果をもたらした場合に発生するとされる」というわけではなく、母体からこの世に生まれ出た時から備わっていた。という設定ですので
上条さん寄りに分類されるかな?妖怪…体質ですかね?他人から見れば妖怪ですけど。
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 01:04:30.31 ID:Sr2PWf3A0
>>1です!
パパンが寝たので
早速投稿したいと思います〜
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/25(金) 01:05:45.63 ID:IyfgOy6AO
待ってました
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 01:47:19.37 ID:Sr2PWf3A0
夕方



ガチャ
???1「ごめんなさい!寝過ごしてましたぁ〜〜!」

???2「すいません、体調が優れなかったもので…。」

日が沈みかけた頃、みんなが集まっている部屋に二人の女の子が申し訳無さそうに入ってきた。歳は…美琴くらいだろうか?

木山「そういう時もあるさ、気にしなくていい。それよりも、昨日ここに来てくれると言ってきた人達、もう来てるぞ。」

???1「ご、ごめんなさい…。私、日が沈まないと調子が出ないんです…。」

美琴「別に気を使わなくてもいいわよ。へぇ、私と同じぐらいの歳の子もいるのね。私、御坂美琴。えっと、名前(コードネーム)は?」

吸血墜し「は、はい!吸、血、墜、し、と書いて(フォールブラッド)っていいます!よ、よろしくお願いします…!御坂さん!」

そう、テンパリながら答えた女の子は、見た目は大人しそうな、長髪の黒髪で赤眼の可愛い子だ。肌が白いので黒髪の美しさが
引き立っている。

佐天「フォール…ブラッド?吸血って書くんだから、ヴァンパイアみたいな…って事?あ!だからここに来るのが
遅かったんだ!」

吸血墜し「そ、そうなんです!…あ、あの、わ、私怖くない…ですか?怖いのでしたら、部屋に帰ります…よ?」

佐天「え?いやいや、全然!あ、私佐天涙子!よろしくね!よかったら、一緒に音楽聞きませんか?吸血墜しさん!」

吸血墜し「…っ!は、はい!喜んで!」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 02:09:13.32 ID:Sr2PWf3A0
初春「私は、初春飾利っていいます。あなたは?」

???2「わ、私は…」

と、問いかけると2人目の女の子は黙ってしまった。何かあるのだろうか…?

木山「あ、その子についてなのだが…」

初春「は、はい。」

すると、木山は申し訳無さそうに、

木山「その子についてが、今一切わからない状態なんだ。あの研究所の資料もまったく保管されていなくてだな、アンチスキル
がいくら探しても見つからなかったんだ。コードネームさえも不明で、彼女自身も知らないんだよ…。何せ研究所の職員から、
自分の能力について何も語られなかったそうなんだ…。」

???2「ごめんなさい、自分でも私、どんな能力なのか知らないんです。でも、私ティアって呼ばれてました…。今は
離れ離れになってしまった家族から…。もう顔も覚えてないですけど。研究所の人達は、私の事をおい、とかお前、とかしか
呼んで無かったですから…。」

初春「そ、そうなんですか…。」

こんな時、何と言ったらいいのか分からないのは当然だ。

黒子「ティア…さんとお呼びすればいいのですか?私、白井黒子と申しますの。」

ティア「えぇ、お願いします。幻獣変化ちゃんから話は聞いてます。強くて、優しいお方だと。よろしくお願いしますね、白井さん。」

黒子「え、そうなんですの?もう、あの子ったら///」

美琴(あの黒子が照れてる!!)
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 02:23:41.48 ID:Sr2PWf3A0
それから程なくして夜



木山「すっかり暗くなってしまったな。門限は大丈夫なのかい?」

黒子「えぇ、長期休暇なので門限は長くなってますの。普通に帰れば間に合いますわ。」

4人は、研究所が閉まるまでずっと子供達と一緒に居た。もう夜の7時を過ぎていた。

木山「そっちも大丈夫なのかい?」

初春「はい、こっちも間に合います。」

美琴「また、おじゃまさせてください。」

木山「あぁ、明日でも明後日でもおいで。子供達も喜ぶと思うよ。」

と、木山が振り返ると窓から千切れんばかりに手を振っている子供達が見えた。

美・黒・初・佐「「「「また来ますねー(わー)!」」」」

子供達「「「「「「「また来てねーーーー!」」」」」」」

吸血墜し「今度また音楽聞かせてくださいーー!」

ティア「さようなら、みなさーん!」
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 02:33:42.85 ID:Sr2PWf3A0
帰り道




美琴「初春さん、佐天さん。また明日ね!」

黒子「明日、また行けたらいいですわね。」

初春「そうですね、明日も一応非番ですし。」

佐天「また、明日です!」

と、美琴と黒子。初春と佐天は別れた。




常盤台ペア

黒子「すーっかり暗くなってしまいましたわね…。」

と、黒子は辺りを見回す。

美琴「ま、でも帰れないわけじゃないわ。街灯もあるし。」

黒子「それでも用心しませんと。暗いと何が起こるかわかりませんの…。」

美琴「そうね、闇討ちされたら流石の私もヤバイかも。」

黒子「お姉様に限ってそれは無い、ですわよ…。」
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 02:47:05.37 ID:Sr2PWf3A0
だよねー、と美琴がふと空を見上げた。

美琴「ねー黒子、ここあんまり街灯無いじゃない?」

と、不意に黒子に尋ねる。

黒子「はて?なのに明るい…。なぜでしょうか…?」

美琴「多分、月明かりよ。ほら。」

と、美琴が指差す先には…

綺麗な満月。

黒子「なるほど!月明かりでしたのね…。」

黒子は、しみじみと月を見た。

美琴「月ってこんなに明るかったのね…。」

黒子「えぇ、本当。明るいですわ…。それに綺麗…。」

美琴「ね、本当……?」


と、黒子の顔を見た時…何か違和感を感じた。




美琴「ねぇ…、黒子?あんたさ、」

黒子「はい、何でしょう?」

黒子は、月から視線を離さない。




美琴「……カラコン……してたっけ??」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 03:00:17.39 ID:Sr2PWf3A0




月を見る黒子の眼は、まるで月が反射したかのように金色に輝いていて、瞳孔が、三日月の様に細かった。


だが―――――――



黒子「お姉様ぁ、そんなのしてませんわよ?どうしたんですの?」



その言葉に反応して、美琴を驚いた様子で振り返った黒子の眼は…


美琴「あれ?普通だ…?」

黒子「普通も何も…私の目をどうみればカラコンなんて入ってるように見えますの?月でも反射してたのではないですか?」

美琴「そ、そうよね!仮に入ってたとしたらもう気づいてるしね!」

黒子「もう、変なお姉様!」

美琴「あ、ははは勘違いだったわ!」




美琴(でも…確かに光ってるように見えたんだけど…な。気のせいか。)


161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/25(金) 03:01:54.08 ID:Sr2PWf3A0
今日の投稿はこれで終わりです!
さぁ、楽しくなって来ましたねwwwwww
感想、修正点の報告お願いしますの!
ではノシ!
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/25(金) 03:25:17.28 ID:N0lqgs1Ho
wwktk
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/03/25(金) 08:18:30.88 ID:MbNLHKBAO

黒子の目が金色に…
イノベイターか!
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/25(金) 15:10:56.15 ID:Rir8dB2Ro
■■さんと出会ってはいけない子が…
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/26(土) 07:58:03.84 ID:V7zA+8GJ0
>>164

!! 確かに、姫神が「歩く協会」を外したら……!?
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/03/27(日) 01:18:59.13 ID:cnRbbKOm0
>>1です!

>>164
>>165 もし、■■がネックレス外したら、昇天します。はい…。
本当は禁書始まる前に投稿したかったのですが、10分ぐらいしかないので、
とりあえず1レス!
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/03/27(日) 01:32:17.59 ID:cnRbbKOm0
柵川中ペア



佐天「吸血鬼かぁ〜、カッコいいなぁ…。」

佐天は、今日仲良くなったあの女の子を思い出していた。

初春「吸血鬼っぽくは見えなかったですけど、どんな感じなんでしょうね?」

佐天「あの子が言うには、映画とかでみる吸血鬼と同じような感じです。っていってたけど…。」

初春「という事は、翼とか生えたりするのかもしれませんね。」

佐天「うひょーっ!カッコいい!!コウモリみたいな翼で、夜の学園都市を飛び回る…やってみたーい!」

初春「あの子に頼めば吸血鬼にしてもらえるかもしれないですね。」

佐天「首筋をガブリっ!みたいな?」

初春「ほ、本気にしないでくださいよ?」

佐天「分かってるよぉ!それに、本人もそういうの、控えてるみたいだし。」

初春「え?どういう事ですか…?」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/03/27(日) 02:25:16.53 ID:cnRbbKOm0
佐天「生きている人から直接血を吸う事はしないんだって、輸血パックで血を飲んでるらしいよ。」

初春「確かに、血を吸わせてくださいなんて言えないですよね…。」

佐天「生き血とは鮮度が違うから、能力の力も弱まっちゃうけど、日常生活には支障は無いみたいだよ。」

初春「何だか…現実無いですね…。映画の話をしてるみたいです…。」

佐天「だから面白いんじゃない!あぁ、もっと仲良くなりたいなぁ!」

と、言いながら伸びをする。



で、仲良くなったあかつきには、私も吸血鬼(能力者)に…


なんてね!


初春「な〜に、にやけてるんですか?佐天さん…。」

佐天「何でもな〜い!」
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/03/27(日) 02:39:39.37 ID:cnRbbKOm0
次の次の次の次の日








黒子「スースー…。」

今日も、黒子は安らかに眠れていた。時計の針が、セットしていた時間に近づく。

カチ、カチ、カチ、カチ、

黒子「…。むにゃむにゃ…。」

そして…

カチ、カチ、カチ、


ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!!!!

時計から、アラームが鳴った。と、同時に


黒子「!?!!?!?!?ッギャォォォォォォォォォン!!」ガバァ!

いきなり耳元で、爆音がしたので黒子が破竹の勢いで飛び起きた。変な奇声と同時に…。

美琴「ふぇっ!?!?」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/03/27(日) 02:51:32.87 ID:cnRbbKOm0

ジリリリリリリリリリリリ、ガッシャーン!
黒子「ギャァァァァァァ!耳がぁぁぁぁぁぁぁ!!」

枕元に置いてあった時計を叩き壊した黒子は、耳を塞いで悶えていた。

美琴「ちょ、ちょっと黒子!どうしたのよ!」

黒子「お、お姉様…は時計の爆音を聞きませんでしたの?」

美琴「いや、爆音ってほどでも無いし…、アンタの雄叫びのほうが凄まじかったわよ…。」

黒子「まるで、耳元でマシンガンがフル稼働してるみたいでしたわ…。」

美琴「そ、そんなにデカイ音してないでしょ…。」

黒子「うぅ…耳が、耳がぁぁぁ…。」



バッターン!
黒子「うぎっ?!」

寮監「さっきの悲鳴は何なんだ…。白井…。」
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/27(日) 02:53:14.48 ID:UMO+wgVC0
きた!!
無敵の寮監!!
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/03/27(日) 02:54:15.53 ID:cnRbbKOm0
今日は、そんなに進展ありませんでしたが終わりです。
明日出掛けなきゃいけないので…
では、ノシ
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/27(日) 17:56:45.45 ID:gm83pDcn0
乙〜

吸血鬼佐天さん...
いい、すごくいい......
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/29(火) 02:05:48.90 ID:wiXFTH9i0
>>1です!

今、ちょっと困ってることがありまして…。
これからのストーリーなのですが、オリキャラがわんさか出てくる、シリアスなバトルにしようか
百合で、ちょっと真面目なギャグものにしようか迷っているんですが、どちらがいいと思いますか?
なので、初安価取りたいと思います!

>>174
>>175
>>176

の間で、数が多かった方を書こうと思います!

A オリキャラシリアス

B 百合ギャグ

と、いうわけでお願いします!


175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/29(火) 02:07:58.06 ID:wiXFTH9i0
すんません間違えました…。

>>178
>>179
>>180

でお願いします!
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/29(火) 02:14:00.35 ID:wiXFTH9i0
あれ、また間違えてる…。
>>177
>>178
>>179

でしたね…。
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/29(火) 02:58:14.42 ID:GMxHHlroo
じゃあBで
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/03/29(火) 04:07:46.19 ID:o+lU9htAO
Bだな
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2011/03/29(火) 07:25:07.92 ID:nKr9NTLc0
Bだな
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/29(火) 11:05:48.15 ID:wiXFTH9i0
>>1です!
おお、3人同じBですか!
やっぱりギャグの方がいいですよねぇ。私もどっちかと聞かれればBにしてましたwwwwwwww
了解です!Bの方向で書かせてもらいます!
今日の更新をお楽しみに!
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/30(水) 00:38:17.84 ID:KCUYmtiu0
>>1です!

では、予定通りBの方向で書かせてもらいます!



午前 研究所

今日も、木山の研究所に来た4人は、庭に巨大な4本足のドラゴンみたいなのが三体座っているのを見て、唖然としていた。

美琴「…これも能力なのかしらね…。」

黒子「流石ですわね…。」

佐天「うらやましいなぁ…。」

初春「どこぞのRPGですか…。」

と、呟いていると、一匹のドラゴンがこっちを見て、こう言った。

ティア「あ、皆さんこんにちは。私ティアです!」



美・黒・佐・初「「「「ェェェェエエエエ工工(゜д゜)工工エエエエェェェェ!?」」」」
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/30(水) 00:39:43.82 ID:sEO1evIAO
待ってましたの!
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/30(水) 01:11:05.70 ID:KCUYmtiu0
木山「ん?君達来ていたのかね?」

4人の叫び声に気づいてドラゴンの足元から、木山がこっちに歩いてきた。

美琴「あ…おじゃましてます。」

木山「いきなり驚かせてしまってすまなかったね。まぁ、まだ私もこの状況について行けないのだが…。」




――――――木山の説明によるとこうだ

ティアは、ドラゴンに変身できる能力を持っていたことにより、研究所に狙われていて捕らえられてしまったのた。
必死に抵抗したのだが、研究所の職員は強力な武器(学園都市製の)を持っていたので、両親は、大怪我を負ってしまい、
ティアが捕らえられてしまった。だが、
捕まる直前に、両親(親子で同じ能力を持っているが、研究所の職員が知っているのは、ティアだけだった)
が、能力を封印する術の様なものをかけて研究者を欺こうとしたという。しかし、その術には記憶を
奪うという代償もあった。そのおかげでティアは研究所で、必要以上の実験をされずに済んだ。
でも、術は1年で切れてしまうので、一年の間に傷を治し、ティアをここまで探しに来たというのだった。

木山「あの2匹…いや2人の両親、最初ここがあの研究所だと思ったらしく、危うく施設ごと丸焼きにされるところだったよ…。」

と、苦笑いしながら1匹のドラゴンに寄り添う、2匹のドラゴンを見つめた。どうやら術は解けているようだ。

初春「だ、大丈夫だったんですか!?」

木山「少しだけ火を噴いたぐらいだったから、大丈夫だったよ。タイミング良くティアの記憶が戻って両親を
止めてくれたから平気だったが、術が解けていなかったら…考えただけでも恐ろしいよ…。」

黒子「お、お疲れ様ですの…。」
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/03/30(水) 01:17:21.01 ID:xC3HtM6T0
どう考えてもドラゴンの方が本体な気がするんだが
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/30(水) 01:32:51.69 ID:KCUYmtiu0
その後、嬉しそうに別れの言葉を告げると、ドラゴンの親子は職員と子供達に見送られて、飛び立っていった。

幻獣変化「ティアお姉ちゃん、行っちゃった…。」

吸血墜し「同年代のお友達だったんですけどね…。」

美琴(ドラゴンだった…って事には驚かないのね…。)


実は、Aを選んでいたら、両親はティアを見つける事が、出来ずにティアの封印が解けて能力が暴走して、
バトル展開に…って事になってました。




186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/30(水) 01:59:38.23 ID:KCUYmtiu0
>>184ですよねーwwww ドラゴンが人間に変身出来る。っていう能力の方があってるかもって思いましたww



午後


ティアを見送った後、いつも通りに子供達と遊んでいたのだが突然、初春と黒子の携帯に、連絡が入った。

美琴「どうしたの?臨時の仕事?」

黒子「えぇ、そうなんですの…。またお馬鹿な殿方が出没したとの事ですわ…。」

初春「しょうがないですよ…。非番とはいえ、こういう仕事はいつ依頼が来るのか分かりませんから…。」

佐天「いっつも大変だねぇ…。」

幻獣変化「え?黒子行っちゃうの!?やだよぉ…まだ明るいのにぃ…。」

と、寂しそうな声で黒子の服の裾をつまみながら言う。

黒子「そ、そんなに寂しそうにしないでくださいな。私と初春のコンビなら、2時間と掛かりませんわ!終わり次第、
すぐに戻ってきますわ。」

幻獣変化「うん!待ってる!」

187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/30(水) 02:22:25.28 ID:KCUYmtiu0
黒子「で、今日の事件は何ですの?」

黒子と初春は、研究所を出て現場に向かっていた。

初春「女子中学生1人が、成人男性3人に猥褻行為を受けているそうです。最初はナンパだけだった様ですが、
女子中学生が、遊びの誘いを断ったところ、行為がエスカレートしてしまったそうです。」

黒子「まったく…いい年して何をしてるんですのよ…。」

初春「しょうがないですよ…。色々な人が居ますから…。」



と、暫くの間愚痴を零しながら現場に向かっていた。

初春「し、白井さん、走るの速すぎですよぉ〜〜。」

黒子「もう、しょうがないですわね…。テレポートで移動しますわよ。」

初春「す、すいません…。」

体力に自信の無い初春は、度々黒子と一緒にテレポートで移動する事がある。普段は支部からナビゲートして、デスクワーク
をしているので実際に自分も動くとなると、無理なこともある。


黒子「今、演算しますので少々お待ちを。」

初春「お願いします、白井さん。」

188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/30(水) 02:45:43.98 ID:KCUYmtiu0
普段、黒子が演算をする時に要する時間は長くても30秒。
黒子は、空間移動が必要とする膨大な演算能力を持っているため、演算能力は他の大能力者に比べかなり高い。



なのだが――――――――――――――ー



黒子(う、また失敗しましたの…。もう一度やり直しませんと…。)イラッ

初春(白井さん…、何だか今日は調子悪そうです…。)




黒子「…っ!」(あ…あれ?また失敗…。どうして式が立てられないんですの…!)イライラ

初春(大丈夫かな…白井さん。)



黒子「うぅぅぅ…。」(あぁぁぁぁ…頭が痛くなってきましたわ…。どうして出来ないんですの!?)イライライラ

初春「あ、あの…無理そうでしたらいいですけど…?」



と、初春は苦しそうに呻り声をあげる黒子の肩を触った。――――――――途端



ガシッ



初春の肩に置かれた手が黒子の手に掴まれて、ギリギリと強い力で締め上げられた。



黒子「演算の邪魔なんですの。少し、ダマッテテモラエマセン?」



ドスの効いた低い声で、初春を横目に睨みながらそう言った。
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/30(水) 02:47:42.99 ID:KCUYmtiu0
今日の投稿はこれで終わりですん。
誤字、脱字。感想ありましたら報告お願いします。
それでは、ノシ
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]:2011/03/30(水) 02:52:06.66 ID:SHC0YI+Fo


これからが気になる
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/03/30(水) 23:26:41.83 ID:AQivQ5aRo
いいとこで…

wwktk
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/01(金) 01:26:21.80 ID:MnfmLCsi0
>>1です!
前回の続き、投稿したいと思います!

193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/01(金) 01:29:55.78 ID:bWFTyNuro
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/01(金) 01:42:23.79 ID:MnfmLCsi0
初春「す、すいません白井さん!!手放してください!い…痛いですよぉ!」

黒子の低い声に驚いたが、それよりも掴まれた手が痛くて、初春は叫ぶように言った。




すると、初春の叫び声にはっ!として、黒子は我に返ったかのように手を放した。

黒子「き、急に肩に手を置くから犯人かと思ってしまいましたわ…すみませんですの。」(あ、あら?私いつの間に初春の手を掴んでましたの?)


初春「あぁ〜そうでした、仕事中の白井さんは危ないんでした!迂闊でしたね…。」

黒子「今度からは気をつけますわ…。」





初春(…だからって、あんなに強く掴まなくてもよかったのに…)


ところどころ赤く変色してしまった手を擦りながら、そう思った。
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/01(金) 01:57:49.54 ID:MnfmLCsi0
黒子「に、しても今日は演算の調子が悪いですの…。すみませんが初春、頑張って走ってもらえません?
このまま続けていたら、日が暮れてしまいますわ。」

初春「あ、はい。分かりました!いつも白井さんにテレポートしてもらいっぱなしだったので、いい訓練ですよ!」

黒子「初春…。」




とは、言ったものの……


初春「ハァ…ハァ…」フラフラ

黒子「初春ー!頑張ってくださいですの〜。」タッタッタッ

暫くは頑張って速度を落とさずにはいたものの、もうフラフラだ。周りの人が「あの子大丈夫かな…。」と思うほどだった。

ドタッ

初春「っ!い…痛ぁ!」

黒子「初春!?大丈夫ですの!?」

案の定、足が縺れて転んでしまった。
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/01(金) 02:12:31.65 ID:MnfmLCsi0
初春「す、すいません…、白井さん…。先に行っててください…」

初春は、擦り剥いた膝を抱えながら立ちあがった。

黒子「仕方ありませんわね…。初春!」

初春「な、何でしょう?」

黒子「さ、背中に乗ってくださいな。あなたを置いておいて仕事なんて出来ませんわよ。」

と、黒子は背中を向けておぶる体勢をとった。



黒子「初春のナビゲートがなければ、私は仕事が出来ませんの。さ、早く。」

初春「あ、ありがとうございます…。よっと…。」


初春は、黒子の優しい眼差しに押され、背中にしがみついた。

黒子「さ、行きますわよ…。」



と、黒子は初春が背中にしっかりとしがみついている事を確認すると、両足に力を込めて走り出した。



その瞬間――――――――――――――
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/01(金) 02:24:28.19 ID:MnfmLCsi0
すごい速さで、走り出したので思わず目を閉じてしまった。




初春「うわっ…!」

黒子「どうしたんですの?初春、舌でも噛みました?」タタタタタ

初春「私をおぶってるのに、よくこんなに速く走れますね…。」

黒子「そうですの?普通に走っているだけですが…。」



初春は、まるで電車の窓から景色を見ているみたいだ…と思った。
周りの景色がどんどん移り変わっていく。



初春(白井さんって、私と同い年ですけど…こんなにも運動能力に差が出てしまうのでしょうか…?)
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/01(金) 02:41:57.33 ID:MnfmLCsi0


その後、初春は黒子におぶられて現場まで到着した。…そこには


DQN1「嬢ちゃん…俺らの誘い断るってさぁ…どういうつもりかなぁ?」

女子中学生「そ…それは…。」

DQN2「俺達のダチのとこ行くだけじゃねぇか!」

DQN3「なぁ…嬢ちゃん。言ってること分かんねぇのか…?」手で女の子の腰を触る

女子中学生「は、離してください!!」




初春「あの人達で間違いありませんね…。」

黒子「まったく…男としてなってませんわね…。」

と、遠くから対象を確認すると、初春をそこに置いて黒子が、女子中学生のもとへ駆けて行った。



そして、男達と女子中学生の視界に這入るや否や



黒子「ジャッジメントですの!」


199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/01(金) 03:05:21.47 ID:MnfmLCsi0
DQN1「なんだよ…いいところで邪魔しやがって…。」

と、男達の興味が女子中学生外れた瞬間、女の子が黒子の元に駈け寄ってきた。

女子中学生「た…助かりましたぁ…。」

黒子「さ、あなたはさっさとあのジャッジメントの人のとこへ行ってくださいな。」

女子中学生「はいっ!」



黒子は、女子中学生が初春の元に走っていくのを見届けると、男達の方に向き直った。

黒子「あなた達はさっさと投降しなさい。素直に拘束されれば罰は軽いですわよ?」


ところが、男達は黒子の姿をよく見ると急に笑い出して黒子に近づいてきた。



DQN1「はっははは!よく見りゃこいつさっきのガキと同い年じゃねぇかwwwwww」

DQN2「そっちから来てくれるなんて嬉しいねぇwwww」

DQN3「嬢ちゃん…あんまり調子に乗ると…痛い目見るぜぇ?」



と、3番目の男が黒子の腕を掴もうとした――――――――
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/01(金) 03:22:34.52 ID:MnfmLCsi0
黒子「…。」




DQN3「あれ?」ドサッ



3番目の男は、宙を舞って地面に叩きつけられていた。


DQN2「あ”?お前何し…」


2番目の男は、何か言いかけたが壁に頭を叩きつけられて、言葉を失った。



DQN1「な…何だよお前!?!?…ッガ!」



1番目の男は、抵抗する間もなく黒子に胸倉を掴まれた。もう片方の空いた手は男の首を爪を立てながら握りしめた。




そしてその腕は黒子の顔の前まで引き寄せられて



最後に、男が窒息して意識を失う前に見たものは



口から長い犬歯を丸出しにして自分を睨む、恐ろしい…少女の歪んだ顔だった…。



201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/01(金) 03:24:20.78 ID:MnfmLCsi0
今日の投稿はこれで終わりです!
黒子可愛いよ黒子
では、ノシ!

202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/01(金) 03:34:09.24 ID:bWFTyNuro
俺の中二心がうずく…

おつ
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/01(金) 11:09:54.95 ID:eDuT7piR0
……あれ?
なんかご褒美に思えてしまうのはなぜ?
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/03(日) 01:35:51.77 ID:DPqmhYv50
>>1です!
早速、ニコ動でとある音MAD聞きながら
投稿したいと思いますww
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/03(日) 01:57:46.06 ID:DPqmhYv50
黒子「ま〜〜〜たやってしまいましたわ…。」

とぼとぼと、黒子は連日続けざまの失態を悔みながら道を歩いていた。

初春「今日も派手にやっちゃいましたね…。」

黒子「はぁ…。今日も報告書、書かなくてはなりませんわね。」

くくっ、と伸びをしながら言う。

初春「今日は、支部へ戻らなくていいですよ。今報告書持ってますから」

黒子「あら、用意がいいですわね。もしかしてこうなる事、予測していたんですの?」

と、悪態を付きながら報告書を受け取る。

初春「えへへ…それもそうなんですけど…、研究所に必ず戻る!ってあの子に約束してたじゃないですか。だから急遽
木山先生にコピーを頼んでおいたんです。仕事に行く前に。」

黒子「…素直に感謝しますわ。」

初春「さぁ!研究所に戻りましょう!」

黒子「そうですわね!」

二人は、仲良く研究所に戻っていった。
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/03(日) 02:14:18.19 ID:DPqmhYv50
研究所



黒子「ただいま戻りましたわ〜〜!」ガチャ

幻獣変化「くろこお帰り!!」抱きッ

美琴「早かったわねぇ、今一時間経ったところよ!」

佐天「流石、凸凹コンビですねぇ!」

黒・初「「凸凹って…。」」

その他子供達も、ジャッジメント二人組の帰りを喜んでいた。



暫くして、木山が部屋に現われた。白衣を着ているので、ついさっきまで仕事をしていたようだ。

木山「おや?君達…もう帰ってきていたのか。」

黒子「はい先程、片づけてきましたわ。」

初春「まだやることありますけどね。」

黒子「う…。」

木山「そうか……君、ちょっといいかね?」

と、黒子の方を向いた。

黒子「私ですの?はい、いいですわよ。」

木山「幻獣変化の事について話があるんだ。こっちに来てくれないか?」



207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/03(日) 02:29:26.68 ID:DPqmhYv50
黒子「!…はい、分かりました。」

黒子は、何か重大な事をいわれる気がして身構えた。

木山「い、いやそんなに重い事じゃないんだ。安心してくれ。」

木山は、少し慌てたように、すまないねと呟きながら頭を掻いた。

美琴「ん?どうしたの?」

黒子「木山先生があの子について話しがあるそうなんですの。」

佐天「幻獣変化ちゃんの事ですか?」

初春「そうらしいですねぇ。」

木山「悪いが君達は子供達の相手をしていてくれ。あの子にはこの話を聞かせられない。能力自体を理解してないからな。」

佐天「子供の相手は任せてください!」

黒子「能力の事なんですのね…。」

木山「と、いうことだ。さ、行こうか。」

黒子「了解ですの。」

と、ドアから出て行った。その後、すぐに幻獣変化は、くろこどこいったの?と、聞いてきたが木山先生とお話しに行ったよ。と言った。




幻獣変化「どんなお話なんだろう?楽しいお話かな…。」

208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/03(日) 02:57:44.45 ID:DPqmhYv50
研究室



黒子「で、お話とは何ですの?」

黒子が木山に連れられて来た場所は、色々な機材が並ぶ部屋だった。机には、いくつかの写真が置いてあった。

木山「実はだね…君、幻獣変化に噛まれたらしいね?」

黒子「え、えぇ、もう治りましたけど…。」

と、噛まれた右手を差し出す。もう傷跡がちょこっとあるだけで、殆ど分からなくなっていた。

木山「この前話したあの子の能力について覚えているかい?」

黒子「はい、覚えていますわ。細胞の構造を変化させる力…でしたわよね?」

木山「そうだ。それ何だが、人間には効果がない…と言っただろう?」

黒子「えぇ、そうらしいですわね。」

木山「だがな、今日の研究結果で人間にも効果がある事が分かったんだ。ただ、動物よりも時間がかかるみたいだが。」

黒子「だから、あの研究所に狙われたのですね…。ようやく分かりましたわ…。」

黒子は、この話を聞いて、狙われる訳ですわ…と思った。

木山「そうだ、で、ここからが本題なのだが、君が呼ばれた理由…何だか分かるかい?」

黒子「……まさか…私にその能力が?……ですが、噛まれただけですわよ!たかがそれぐらいで―――――――――」




木山「あの子の…唾液からも…効果がある事が分かったんだ。噛まれた、ということはもしかしたら…と思って君を呼んだのだよ。」
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/03(日) 03:35:17.65 ID:DPqmhYv50




その後、半分困惑状態の黒子から採血をした結果、ネズミと同じ変化が表れていることが分かった。
分かりたくなかったが。

黒子「…なるほど。私に起こった変化もこれで理解出来ましたわ…。」

木山「ん?何か能力の効果が表れているのか?」

黒子は、この数日ちょっとした変化をすべて木山に話した。

木山「なるほど…それらは多分…あの子の能力のせいだな…。最初は身体能力の向上、次に肉食傾向と食欲の倍増、嗅覚の発達
爪の硬化、精神の興奮、知能の低下…まさしく、あの子の能力の効果だな。」

黒子「ふぅ…厄介ですわねぇ…。」

木山「あの子を…責めないでやってくれよ?」

黒子「別に責めてませんわよ。空間移動は今、使えませんけど、身体がよく動くんですもの。仕事が楽ですわ。加減が難しいです
けど…。」

木山「…君は優しいな。今、この能力の力を打ち消す薬を作っているんだ。まだ、出来そうには無いが完成したら真っ先に君に渡そう。
何かまた変化があったら私に言ってくれ。力になるよ。」

と、木山は手を差し出した。

黒子「えぇ、お願いしますわ。」

黒子は、木山の手を固く、握った。
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/03(日) 03:36:51.76 ID:DPqmhYv50
今日の投稿はこれで終わりです!
ダラダラと書いてしまい、申し訳ない…。
感想、ミス報告お願いします!
ではノシ!
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/03(日) 03:46:30.63 ID:DPqmhYv50
>>209
最後につけ忘れました…。



しかし、黒子に訪れる変化とは、想像を絶するものだったりする――――――――
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/03(日) 09:27:33.91 ID:ZAX+4AHIO
これ上条さんに触ってもらえば解決じゃね?
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/04/03(日) 12:40:18.44 ID:R7EX5GZKo
触ってもらってる間だけじゃね?
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/03(日) 13:01:01.44 ID:9Qr7pkCIO
>>213
はしかみたいなもんじゃね?

一度治れば大丈夫だろ
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/03(日) 16:41:33.41 ID:x7RkvDDDO
変化した細胞自体は特殊でもなんでもないだろっていいたいけど作者次第だよな
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/05(火) 01:08:19.94 ID:lj8Sucjp0
>>1です!

おお、いっぱいレスある!

>>212
>>213
>>214
>>215 私の想像では、>>215さんの様なものとして考えていますね。治すには、黒子の血液に混じっている
唾液に触れなきゃいけないので、傷口を作って上条さんが血液に触れれば治ります。


ですが、あくまで科学キャラがメインなので上条さんはもう出てきません!出したかったんですけど!!
魔術のキャラはチョイ役です。

では、続き書きたいと思います!!
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/05(火) 01:26:15.86 ID:lj8Sucjp0
夕方



黒子「今日はありがとうございました、木山先生。」

昨日は流石に長居しすぎたと思い、4人はこの辺で帰ることにした。

木山「そうか、また来てくれたまえ。私はこれから会議だから失礼するよ。」

と、木山は足早に会議室に向かっていった。おそらく幻獣変化の事だ。あの子能力によって少なからず被害を受けた一般人がいる。
一刻も早く作業がしたいのだろう。



と、美琴達が自動ドアから出て行こうとすると、開いたドアから一陣のつむじ風が美琴達の顔を掠めた。

ヒュオオオオオオ
美琴「うわっ!」

黒子「よっと」スカッ

初春「わぁっ!」

佐天「…っ!(青の花柄!)」

美琴達が風の通った後を見ると、つむじ風が渦を巻いていた。

つむじ風「あ、ごめんなさいね。びっくりさせちゃったかしら?」


美・黒・初・佐「「「「!?」」」」


218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/05(火) 01:47:20.39 ID:lj8Sucjp0
つむじ風「あら、すいません!これじゃ何だか分からないですよね。」

と、つむじ風が一瞬膨らんだかと思うと、そこから一人の女性が出てきた。歳はおそらく三十代辺りだろうか。
腕には大きな鎌の様なものが付いている。

佐天「…?鎌…あ!もしかして、あの大鎌鼬(カマイタチ)君のお母さんですか?」

大鎌鼬の母「はい、そうです。息子がここで預かってもらっていると聞いて、飛んできちゃいました!」

美琴「今日はやけに保護者が来るわね…。」

大鎌鼬の母「あなた達は最近来た、子供達の世話をしてくれている女の子達かしら?」

黒子「はい、私達ですが…。」

大鎌鼬の母「あの子、元気だった?人見知りな子だったから心配してたの…。」

黒子「えぇ、よくご本を読んであげましたわ。静かで大人しい良い子でしたわよ。」

初春「でも、どうしてここが分かったんです?何か探すような能力でも?」

大鎌鼬の母「いいえ、今日の朝にここの職員の方から連絡があったんですよ。お子さんは無事です、学園都市の〜〜という処で
保護しています。ご都合が合い次第お迎えに来てください…って。」

初春「そうなんですか…。(もしかして木山先生あの事があって、連絡入れたのでしょうか…)」


219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/05(火) 02:05:13.33 ID:lj8Sucjp0
会話をしていると、奥から職員の人と一緒に大鎌鼬が歩いてきた。

職員「お子さんを連れてきましたよ、お母さん。」

大鎌鼬「おかあさん!!怪我治ったんだ!」

大鎌鼬の母「!!無事で良かったわーっ!」

久しぶりに会えた親子は、お互いの無事を確認すると涙を流しながら、抱き合った。

美・黒・初・佐・職「「「「グスッ…。」」」」(もらい泣き)



その後、大鎌鼬は職員と子供達にさよならを言うと、美琴達に、「遊んでくれてありがとう、お姉ちゃん!」と
全員に告げて、再びつむじ風になって帰って行った。

佐天「色々聞きたかったけど、行っちゃったね…。」

黒子「あのドラゴンの親子が直ぐに行かれてしまわれた様に、言えない事、沢山あるのでしょう。」

佐天「やっぱりそうですよねぇ…。皆楽しく遊んでいるように見えますけど、怖い事一杯経験してるんでしょうね…。」



黒子(幻獣変化…。あなたも母親、居るといいですわね…。)
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/05(火) 02:12:16.50 ID:lj8Sucjp0
先程、大鎌鼬を連れてきた職員によると、木山先生の指示で

1・自分の能力を理解している

2・何らかの連絡手段で、身内に連絡がとれた

これら二つに当てはまる子は、家に帰りたいと望むなら、保護者に迎えに来てもらっているそうだ。何人かの子達は、
身内に連絡がついて、帰宅が決まっている子がいるらしい。

黒子「木山先生、またお身体壊さなければいいですけど…。」

美琴「本当、自分の心配しないわねぇ…。」




黒・初・佐(((…つっこみたい。非常に。)))
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/05(火) 02:38:58.72 ID:lj8Sucjp0
帰り道



美琴「あんた獣になっちゃうんだって?」

と、唐突に美琴が忘れていた事を切り出した。

黒子「獣って、お姉様もうなってるようなもんですわよ…。」

初春「やーだなぁ、白井さん!いつも御坂さんの事に対してはケダモノじゃないですk」ドガッ

初春「ひでぶっ!!」

佐天「初春ェ…。」

美琴「えぇ〜?耳とか尻尾とか生えないの?身体能力だけじゃつまんない!」

美琴は、願望丸わかりな言い方で駄々を捏ねた。

佐天「なるほど…御坂さん、動物触れないですからね…。」

美琴「もしあんたに耳とか尻尾が生えたらなぁ〜いつでも好きなだけモフモフ出来るのに…。」

黒子「お、お姉様にモフモフ!?ぜ、是非やってくださいなぁ〜〜!今すぐにぃ!!」

と、美琴にルパンダイブをする黒子。※服は脱ぎません。

美琴「今のあんたじゃないわよ!!」ビリビリ

黒子「おっと!…避けてしまいましたわ、身体が勝手に…。」

美琴「なっ!もう、やっぱり要らないわよ!このままじゃ私食べられちゃうかもしれないし…。」(色々な意味でね!)
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/05(火) 02:52:08.58 ID:lj8Sucjp0




美琴「また報告書…?」

夜遅く、黒子は紙に向かってペンを走らせていた。

黒子「そうなんですのよ…まぁ、治らない以上、今の私の力で仕事をこなさなければいけませんので。」

黒子は、肩を竦めながら仕方ないですわ、と呟いた。

美琴「あぁ、そっか。空間移動、使えないんだってね?知能の低下…だっけ?」

黒子「えぇ、演算能力が落ちてしまいまして…。お陰で一切能力は使えませんの。物を飛ばすことさえ出来ませんわ。」

黒子は、自分の持っていたペンを飛ばすを演算式を立てようしたが、途中で集中力が切れてしまうので、やっぱり
出来なかった。

美琴「ジャッジメントの仕事休んだら?能力使えないと不便じゃない?」

黒子「いいえ!多少やりすぎてしまいますが、身体が良く動きますのでこれはこれで楽ですのよ。」

美琴「だから、報告書書いてたのね…。」

黒子「あの方達には、申し訳ないですわ…。」
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/05(火) 03:06:33.91 ID:lj8Sucjp0
美琴「んじゃ、先に寝るわね。お休み。」

黒子「えぇ、お休みなさいお姉様。」

美琴は、邪魔しちゃ悪いな…と思って早めに寝る事にした。今日も色々あったからか、すぐに静かな寝息が聞こえてきた。

黒子「さてと…続き書きませんと…。」


と、ふと風通しのために開けてある窓を見る。漆黒の空には以前も見た綺麗な満月。

黒子「相変わらず綺麗ですわね…。」

机のライトを消すと月光が、風で靡くカーテンの隙間から洩れてくる。揺れる月光は、部屋全体を幻想的に照らし出す。

黒子「…グルルル。」



黒子の口から、ふとこんな声が漏れた。髪が夜風に靡かれる心地良さについ変な声が出てしまった。

黒子「い、いけませんわ、ついうっとりしてしまいましたの…。続き続き…。」


何だか落ち着かない気持ちの中、黒子はジャッジメントの残された仕事をこなすのであった。
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/05(火) 03:09:13.94 ID:lj8Sucjp0
今日の投稿はこれで以上ですん。
黒子の髪の毛モフモフしたいお(^ω^)
感想、ミス報告お願いしますお
では、ノシですお!
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/05(火) 14:01:49.82 ID:LlSWaDXDO
>>1です!
>>219
訂正 黒子「あなたも母親、居ると〜〜」

母親では無く、両親です。おとんハブられちゃったよ・・・。
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/05(火) 16:36:23.83 ID:udEUW9oo0
追いついた乙
悪いことじゃないけどこういう不特定多数が見るようなスレでは
顔文字をなるべく控えたほうがいい

なにがともあれ続きが楽しみだよ支援
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/05(火) 17:10:35.88 ID:LlSWaDXDO
>>1です

>>226 読んでもらえて感謝です!

了解、指摘ありがとうです!
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/06(水) 00:12:31.06 ID:WGZYpE5d0
えぇ〜?耳とか尻尾とか生えないの?身体能力だけじゃつまんない!

もしあんたに耳とか尻尾が生えたらなぁ〜
いつでも好きなだけモフモフ出来るのに…。

どう見てもフラグです本当にありがとうございました
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/06(水) 00:22:15.50 ID:A4zkNjwGo
えぇ〜?耳と尻尾しか生えないの?ケモミミだけじゃつまんな

――む? 窓に何か光るモノがふたt
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 00:09:29.32 ID:zJA0HM6c0
>>1です!

>>228 はいフラグです
>>229さぁぁぁぁん!!

レスありがとうございます!
それでは、続き投稿したいと思います!
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 00:26:43.77 ID:zJA0HM6c0
深夜、黒子は夢を見ていた。


見渡す限り果てしなく続く草原、空を見上げると一面の星空。夜風で背丈の長い草が揺れている。


そんな場所に黒子は立っていた。


暫く真っ直ぐ歩いて行くと、丘が見えてくる。


丘の頂上に辿り着くと、目の前の夜空に浮かぶ月。


その月は、どこも欠ける事無く円を描いていた。


何処か遠くから、声が聞こえる。


その声の主の元へ歩いて行こうとした時、



目が覚めた。
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 00:52:07.62 ID:zJA0HM6c0


黒子(今朝の夢…何だったのでしょう…)

相変わらず、肉ばかりの朝食を摂りながら今日の夢の事を思い出す。

美琴「こら、手を使わないの!」

黒子は、無意識のうちに手で肉を拾っていたらしい。このまま行くと犬食いしそうだ。

黒子「あ、あら私とした事が…。」

美琴「まぁ、そんな状況じゃしかたないわよ…。」



午前

美琴「今日も木山先生のとこ行くけど、黒子はジャッジメントの仕事あるの?」

黒子「いえ、仕事はありませんが昨日の報告書を届けに、先に行っててくださいですの。後でそちらに向かいますわ。」

と、長い爪でプリントをひらひらと揺らした。

美琴「うん、分かった!先に初春さん達と行ってるわね。」

黒子「えぇ、行ってらっしゃいませ、お姉様。」
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 01:24:27.63 ID:zJA0HM6c0
美琴の姿が見えなくなると、黒子は支部へと急いだ。脚力が異常に強くなっているので、まるで風のように
走る事が出来た。しかし、暫く走っていると人ゴミにぶつかり、止まらざる負えなかった。

黒子「じれったいですわ〜!!速く進みたいですのにぃ!」

長期休暇とあって、学生の数は多かった。どうやら信号待ちをしている学生達のようだ。

ふと、黒子に考えが過った。


黒子(この人ごみ…飛び越えられるかもしれませんわね…)



助走をつけて思いっきり、人ごみに向かってジャンプした―――――


学生達の頭上を、影が通り過ぎる。

学生1「う、うわぁ!びっくりしたぁ!」

学生2「今後ろからジャンプしてきたの!?」

学生3「肉体強化?すごいわねぇ…」


と、後ろから驚きの声が多数聞こえる。

黒子「横断歩道ごと飛び越えてしまいましたわ…」
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 01:38:34.53 ID:zJA0HM6c0
その後、障害物や人間を飛び越えて予定よりも速く支部に辿り着いた黒子。

黒子「固法先輩、報告書持ってきましたわ!」

固法「あら、御苦労さま。能力、使えるようになった?」

黒子「いいえ、まだ戻りませんの…。でも心配しないでください。逆に楽ですから。では、失礼します。」

プリントを手渡しすると、開いた窓枠に手を掛けて、飛ぶ体勢を作った。

固法「え、ちょっと白井さん!能力使えないんでしょ!?危ないわよ!」


黒子「大丈夫…ですわよ。」

窓枠から跳躍した黒子は、ことも無げに向こうの道に着地した。

固法(…身体能力が上がっている〜って初春さんに聞いたけど…あそこまでとは…)

黒子「さ、流石にこれはやり過ぎましたわ…。目立っていますし…。」


近くにいた学生達が、唖然とした顔で、建物の窓と地面を見比べていた。
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 01:50:32.34 ID:zJA0HM6c0
黒子「さて、お姉様が待ってらっしゃいますわ。」

目的を果たした黒子は、ゆっくりと歩いて目的地を目指す事にした。

黒子「流石に自重しませんと…。周りの視線が痛いですし…。」








と、自重して歩いていると急に、ビルの裏路地から声が聞こえてきた。

ネェチャン、オレトイイコトシヨウゼ!
ヤ、ヤメテクダサイ!
黒子(今の私ならどんな微かな音も聞き逃しませんわよ…)

お姉様と、約束しているとはいえ、黒子はジャッジメント。急な仕事にはきちんと対応する。


黒子(仕方ないですわ、この事件を片付けてから行くことにしますの)

黒子は、裏路地に入って行った。


236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 01:58:31.77 ID:zJA0HM6c0
歩いていると、段々と話し声が大きくなってきた。

黒子(こういう殿方はどうして減りませんの?まったく…)


男「おい、逃げんじゃねぇよ!」

女「いや、離して!!」


黒子「おやめなさい!ジャッジメントです…の?」


声のする場所には、カセットテープ。

黒子「な…!何なんですの!?」



ふと、背後に人の気配。

黒子「しまっ…―――――」

ビリッ!バチバチ




黒子の首筋に突き立てられたスタンガンが、火花を散らせた。
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 02:00:31.19 ID:zJA0HM6c0
今日の投稿は、これで終わりです!
黒子はどうなってしまうのか!?
感想、ミス報告おねがいします。
では、ノシ
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 02:11:39.04 ID:zJA0HM6c0
あ、もうちょっと続き書けそう…。親寝てる…。

続きもう少し書いちゃいますね。
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 02:23:46.02 ID:zJA0HM6c0
昼前 研究所




美琴「黒子遅いわねぇ…。」

昼近くになっても姿を現さない黒子に、美琴は少し苛立ちを感じていた。

初春「携帯に連絡して見ましょうか?」

初春は、手早く携帯を操作すると黒子に電話した。

木山「そういえば、あの子はどうした?」

佐天「あぁ、白井さんですか。何でもジャッジメントの事がどうたらって…。」


プルルルルルルル プルルルルルルル
コール音だけが聞こえる。出る気配は無い。

初春「出ませんねぇ…。もしかして臨時の仕事でしょうか?」

美琴「そうだったら邪魔しちゃ悪いわね…もう少し待ってようか。」

木山「あぁ、本調子じゃないから尚更邪魔しては良くないな…。今の彼女は。」

佐天「よそ見して、人の顔ふっ飛ばしそうですよね…。」(あのパンチ食らったら死ぬよね…多分)
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]:2011/04/07(木) 02:27:24.63 ID:pev1KoT/o
スタンガンは効くのだろうか
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 02:43:54.88 ID:zJA0HM6c0
昼 




スタンガンによって気絶させられた黒子は、車の助席に乗せられていた。

DQN A「こいつをダシにして、捕まった仲間返してもらうぜ…。」

DQN B「兄貴、よくこいつ捕まえましたねぇ…。どうやったんですかぃ?」

車には、2人の柄の悪い男が乗っていた。運転しているのは、どうやらボスのようだ。

DQN A「簡単な罠しかけただけだ、まんまと引っ掛かってくれたぜ。」

ヒヒヒヒヒヒと、下品に笑った。

DQN B「ジャッジメントったって、所詮ガキですなぁ!」

2人「ハーッハハハハハ!!」

DQN A「だがなぁ、そいつは俺のダチを3人纏めてボコボコにしたんだ…。ちくしょう…。」

DQN B「でもこいつが、大の男をボコれますかねぇ?」

DQN A「それもそうだなwwwwありえねぇよなぁ?」

DQN B「多分、ジャッジメントに熊みてぇな奴がいたんじゃないですかぁ?wwww」

と、車の中の男達は事実を知らないまま、車を走らせた。
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 03:02:13.16 ID:zJA0HM6c0
>>240 残念ながら、効いちゃいました。

昼過ぎ



黒子は、薄汚い小部屋で目を覚ました。両腕は自分の持っていた拘束用の手錠が掛けられていた。
両足は足枷があって、身動きが出来ない。

黒子(ッ…!私とした事が…)

朦朧とした意識の中、自分の置かれた状況を把握しようとした。

黒子(おそらく…あれは私を誘い込むためのトラップでしたのね…。もう少し早く足音に気付いていれば…!)

その後は、記憶が無い。という事は

黒子(あのバチバチとした音はスタンガンですわね…。その後、ここまで運びこまれてきたのですわね…)

意識がはっきりとしだした。ゆっくりと倒れた身体を起こす。


埃の被ったデスク、古びたパソコン。錆びついたロッカー。砂のついたリノリウムの床。

黒子(おそらく廃ビルか何かでしょう…。ゴホッ!…煙いですわ…)
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 03:22:51.00 ID:zJA0HM6c0
黒子の咳が聞こえたのか、鍵を開ける音が聞こえた後ドアノブが周り、一人の男が入ってきた。

DQN A「ようやく起きたか、ジャッジメント。」

余裕の笑みを浮かべながら、黒子に近づいてきた。手錠を外そうとしても、学園都市製の手錠はビクともしない。

黒子「私に何の用です?何が目的なんですの?」

と、落ち着いた声で問いかけると、男は懐から写真を取り出した。見覚えのある顔が三つほどあった。

DQN A「こいつ等に見覚えがあるよなぁ、ガキ?」

黒子「何ですの?まさか私とその方達を引き換えで釈放しろとでも?」

DQN A「あぁ、そうだ。よく分かってるじゃねぇか。だがな、一つ忘れてるぜぇ?」

額に青筋を浮かべながら黒子の目を睨みつけた。

黒子「少々やり過ぎてしまった事ですの?分かっていますわ。その点については謝罪しますわ。」

DQN A「…さっきから妙に落ち着きやがってぇ…!!」

黒子「えぇ、慌ててもいい事は何もありませんから。」

しかし、内心は燃える炎のように荒れ狂っていたが。
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 03:23:51.32 ID:zJA0HM6c0
では、これで本当に今日の投稿は以上です。
ノシ!!
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/07(木) 04:20:03.34 ID:D1MHom7+o
おつ、次への展開がきになるでござる
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/09(土) 23:39:57.94 ID:A96wAeFDO
>>1です・・・。

しばらく更新が不安定になります。

申し訳ないです・・・。
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/10(日) 05:57:40.33 ID:uQvKX6IKo
復帰待ってるぜ
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/11(月) 16:07:08.73 ID:eM1Z/sFlo
しょうがないわな年度明けだし
期待してるんだぜ乙
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/20(水) 00:15:11.13 ID:3YzQX0f00
>>1ですよぉぉぉぉぉぉ!

更新できず、申し訳ありませんでした…。
諸事情によりネットが繋げない状態で、携帯での閲覧だけしか出来ませんでした。


金土日辺りに、更新したいと思います!(もし時間があったら、もっと早く投稿します)


そういえば今日、禁書×SIRENの作者様、帰還されましたね!!もうwwktk止まりません!
絶望な展開なのに読みたくなる作品ですよ。トンボ頭黒子には発狂しましたけどwwwwww
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/24(日) 01:49:22.86 ID:jmvYG9J/0
>>1です!
予告どおり、投稿していきたいと思います!
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/04/24(日) 01:51:41.29 ID:jZpcjGiwo
戻ったか…
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/24(日) 02:18:39.03 ID:jmvYG9J/0
DQN A「チッ、まぁ分かってんなら話は早い…おい、DQNB!あれ持って来い!」

と、開いたドアに向かって男が叫んだ。

DQN B「兄貴!これですよねぇ?」

格下らしい男が、手にある物を持って現れた。――――――――それは

黒子「私の…携帯!いつの間に…っ!?」

どうやら、気絶している間に懐から抜き取られたようだ。

DQN A「お前の携帯に、着信履歴があったんだ。どうやらお前と同僚の初春って奴みたいだなぁ?」

黒子「っ!!まさか…。」

DQN A「あぁ、随分慌ててたなぁwwww俺の声が聞こえた瞬間に、急に声色を変えやがってwwww白井さんはどこにいるんですか!!
ってなwwww」

DQN B「あの変な声、俺も聞いたぜwwww」

黒子(っ…!初春…申し訳ないですわ…。)

253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/24(日) 02:50:49.39 ID:jmvYG9J/0
QDN A「どうやら、初春って奴…俺らの居場所を特定するって言ってたよなぁ?」

QDN B「ちゃんと条件を飲むって言ってましたからねぇ?どんな事をされようとも、あいつ等が
帰ってくりゃぁいいだよぉ!」

黒子(…条件を飲む?そんなの鵜呑みにするなんてお馬鹿ですわね…。刺激しないように今は言いませんけど。)

QDN A「で、だ。俺はタイムリミットを設けたんだよ…!日没までに…此処に来られなかったら…こいつの身体…使い物に
ならなくしてやるってなぁ!?」

と、男はいやらしく舌なめずりをしながら黒子の身体を見た。

黒子「…私に欲情してるんですの?…とんだロリコンですのね。」

QDN B「女なら面と身体がいいなら誰でもいいんだよ!ヒヒヒ…覚悟しろよぉ?」

黒子「あら、高く評価してもらいましたのね。その点では感謝しますわ。」

と、言い残すと部屋から出て行った。

黒子(…早く脱出しませんと…初春達のためにも、私のためにも。)




そう、決心すると手錠のかかっている腕を伸ばすと、尖った爪を足枷の鎖に突きたてた。

254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/24(日) 03:20:08.23 ID:jmvYG9J/0
昼過ぎ




研究所

美琴達は、研究所のパソコンを借りてカメラの画像を追っていた。

初春「どうやらこの路地で、気絶させられたみたいですね。」

初春の仕事は速く、連絡があったものの30分で黒子の位置を特定していた。

佐天「スタンガンだね…。痛そう…。」

パソコンの画面には、男に担がれて車に乗せられる黒子の姿が映っていた。

美琴「で、このまま道路を走っていって…うわ、結構遠くまで走ってるわね。」

初春「…この廃工場で停まりましたね、およそ2時間は走っていたみたいです。」

佐天「廃工場の周りには不振な人は居ないみたいだね…皆中にいるのかな?」

木山「情報が集まり次第、すぐに言ってくれ。車を出そう。」

と、4人は黒子救出のために着々と準備をしていた。
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/24(日) 03:28:09.74 ID:jmvYG9J/0
廃工場



黒子「な、なんとか届きますわね…。」

まるで、海老反りの様な体勢になりながら、爪でガリガリと鉄を引っかいた。

ガリガリ ギィィィィィィ

黒子「うぐっ!何て嫌な音ですの…耳が良く聞こえるから余計にうるさいですわ…」

だが、鉄を削るような音が聞こえるという事は確実に鎖が削れている証拠だ。我慢我慢。

黒子「…この硬い爪があって助かりましたわ…。」ガリガリ



と、気長に削っていくうちに鎖の一つが二つに割れた。

パキン

黒子「ようやく取れましたの…30分はかかりましたわね…」
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/24(日) 03:54:36.60 ID:jmvYG9J/0
同時刻





初春達は、黒子の居場所を早々と特定して木山の車に乗っていた。

初春「佐天さんは子供達に心配をかけないようにって、研究所に残るそうです。」

佐天は、黒子の事も大事だったが残された子供達も心配だったのだ。黒子や他の人達が居ない事に気づいたら
子供達は不安がるだろう。そう思った。…しかし、その気持ちの中にはほんの少し、「自分は足手まといに
なるかも…」というものもあったが。

木山「なるほど、確かに子供達は場の雰囲気とかには敏感だからね…。」

木山は、なるべく早く目的地に着くよう違反速度ギリギリまでスピードを出していた。

美琴「でも…ちょっと残念そうな顔もしてたわね…佐天さん。」

初春「テレスティーナさんの時とは状況が違いますしね…。佐天さんの判断は正しいと思いますよ。」

美琴「佐天さんの分まで…頑張らないとね!」

初春「はい!」

木山「あぁ、もちろんだ。」



車のアクセルに、力が籠められた。
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/24(日) 03:59:18.96 ID:jmvYG9J/0
今日の投稿はこれで以上です。
復活したのにたったこれだけで本当申し訳ないです…。
ミス報告、感想等よろしくお願いします。
では、ノシ
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/24(日) 12:56:27.13 ID:ZXJJ5U09o
                  ___
                 ./    \
                 .| ^   ^ |
                 | .>ノ(、_, )ヽ、.| <あまり私にすん止めしない方がいい
                __! ! -=ニ=- ノ!__
         ,,.ィ'''フ''''=、r'"~ ヽ`ニニ´/i,, `ヽr''"`ヽ、ヽ、
       ,r'"´ ノ"    )=、 ̄ ̄,,..ィ'"´i       ヽ、
       (       ノ  ´ ̄ `Y"´            i
         )     __,,..         レ      _,,,,、       j、、
      r''ヽ. ,.ィ'''i"        J   ,,.ィ'"~  `'ヲ''ー-、ノ、 ヽ、
     / ,,.イ')'"  人        ,,l、        ノt   ) `ヽヽ
    /   /   / `ゝ、       人       ,,イ  jt、 ヽ    i
   f ,   ノ   /、   `ー--;::-ニ"_,ゝ=---‐''"    ノ ヽ、 ヽ  t、、
   )'  f   ノ ヽ、 r  、 f"   `i´ ̄` Y  `ヽ /   ゝ-,ヲ'''   )
.   ( ,.ィ''ーr"~    ヽj  ミi      !    j'   | /       ,r"    ft
   ノ、,ノ   ヽ,     `i  、〉、.__,人,___,..イ、,i" j''       (   ,ノ j
  ( t、    l      i  ヽf     Y    ,j,.  ,/      ) ,.イ´ ノ
  fヽ ヽ、   l      l ヽ、    .|   ノ ,. /     ,.イ '"ノ   ノ
  t i   l、.  t      l  、j`ー‐‐'`ー="レ' j'     // / ,/
  ヽ、 i、   i      l  ヽ  -ニ-  ノ  l     /,,,,ノ ,ィ/
    ヽ、`i  `i、     l   `i     /  ,l    /-,=、ヽv
′   ヽ ヽ、 'i,     人  ヽ    /   ノヽ   ノ''"Y,..ト-、
      `i、,,..=,i、   / ヽ、       /=ィ''i'i''j"  .`=(i-/、
       ヽ ,f`i-、   /   ヽ      /.`ー=''''"t.___  (,,ノ=、
       r-l =f,,ノゝ-''`=''フ  i、:' " ゛ ` ,i' :.    .l、  `ー=''=t_,i
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/01(日) 06:31:28.46 ID:Tm12owb50
到着したら生肉食べてました、とか
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/05(木) 00:39:14.17 ID:RqWQwcLe0
やあ!>>1ですよぉ

最近、更新速度遅くなって申し訳ないです。

>>258 だが断る
>>259 かゆ う(ry

では、更新したいと思います!


261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/05(木) 01:00:33.67 ID:RqWQwcLe0
黒子「出られそうな所は…どこにもありませんわね。」

自由の利くようになった足で、部屋内を調べていた。相変わらず、空間移動は使えない。

黒子「せめて、手が後手で拘束されなければ…!」

両手の自由を求めて腕に力を入れるが、体勢のせいで力が上手く入らない。

黒子「窓はありますけど…鉄格子が邪魔で出れませんわね…。舐めた真似を…っ!」

窓から見える空は、もう日が傾きつつあった。水色に微かな橙色が混じっている。少しづつ、時間が迫っている。

黒子「不味いですわね…。夏ですのに、日が陰るのが早い気がしますの…。」

空以外に見えるのは、雑草の生えた空き地。この廃墟の土地だろう。

黒子(…中から話し声が聞こえますわね…。10人はいるでしょうか?)

ハッキリとは聞こえないが、どこかの大きな部屋で男達の話し声が聞こえる。


黒子「まったく…万事休すですわ。」

と、ため息をつきながら空を見た。
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/05(木) 01:16:19.34 ID:RqWQwcLe0
橙色に変色しつつある太陽の近くに、薄っすらと見える丸い影。


黒子「もう、月も出始めてますのね…。私に腹を括れと言いたいんですの――――――!?」

一瞬、背筋が大きくざわめいた。

黒子「うぐっ…!な、何なんですの、この変な感覚は?」


まるで、背骨が波打っているような感覚。一瞬だったが。

ー―――――ふと、脳裏に浮かんできた今日の夢。


黒子「あぁぁぁぁぁ、もう!落ち着くんですのよ私!平常心で冷静に構えてませんと…。」


頭を振って、余計な思考を掻き消すと、部屋の探索を再開した。
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/05(木) 01:28:43.20 ID:RqWQwcLe0
夕方


木山「くそっ!渋滞しているな…。夏休みだけに夕方は車の量が多いな…。」

木山の車は、長期休暇特有の渋滞に巻き込まれていた。

初春「す、すいません…もうちょっと早く調べていれば…。」

美琴「初春さんのせいじゃないわ。どこの道もみんなこんな感じよ。」

木山「もう少し隙間が開いていれば、追い越していけるのだが…。」

美琴「まだ日没まで時間はあるわ。それまで耐え切ってもらうしか無いわね…。」

木山「今のあの子に、精神負荷は良くない。もしかすればあの子は犯罪者になりかねないな。」


初春「私達も、早く現場に行けるよう、頑張りましょう!」

美・木「えぇ!(あぁ)」
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/05(木) 01:46:10.50 ID:RqWQwcLe0
DQN A「日が沈んできたなぁ…。間に合うのか?あいつ等。」

工場の一番大きいホールのような場所で、男達が会話をしていた。

DQN B「ちゃんと3人、連れてくるんですかねぇ…?」

DQN C「そのために保険をかけてあるだろうが!」

DQN D「俺は、保険のほうが欲しいけどなぁ!ギャハハハ!」

DQN E「あぁ、俺もだ…久しぶりの女の身体だぜぇ…それもまたスゲェ上等な奴!」

DQN F「女ってよぉ、まだガキじゃねえか!まぁ、上等ってのは言えてるが。」

DQN A「そういやアイツ…抜け出したりして無いよなぁ?おいE!ちょっと様子見て来い!…手ぇ出すなよ?売り物だからな。」

欲望まみれの最低な、発言だ…。



DQN E「へいへい、分かりましたよぉ〜〜。」
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/05(木) 02:09:26.76 ID:RqWQwcLe0
ガチャ

窓からの日差しが完全に橙色になった頃、黒子が閉じ込められている部屋のドアが開いた。

DQN E「ごきげんいかがかなぁ…?黒子ちゃん?」

黒子「えぇ、お陰様で絶好調ですわ。あ、名前で呼ばないでくださいな。吐き気がしますの。」

黒子はまるで、見せ付けるかのように足枷の取れた足で立ち上がると、愛想笑いをした。

DQN E「そんなつまんない事言うなよ黒子ちゃ〜ん…よく足枷外したな。ま、手錠は流石に取れなかったかぁ。」

と、言いながら黒子に近づいて視線を顔に向けた。

DQN E「しかしいい面してんなぁ、黒子ちゃんよぉ。その強気な目、最高だねぇ…!」

男の手が黒子の整った顔を指でなぞっていく。黒子は、後ずさりなどせず男をただ睨むように見ていた。



黒子(気持ち悪いですけど、こんな事で逃げたりはしませんわ。)






266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/05(木) 02:25:47.15 ID:RqWQwcLe0
今日の投稿はこれで終わりです。
次回の投稿は近いうちに出来そうです。
感想、ミス等報告お願いします!
では、ノシ
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/08(日) 00:25:55.20 ID:keufgbSjo
まってるなんだぜ
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/08(日) 00:42:15.66 ID:H+I/4AbG0
やぁ>>1だよ!
友達に何この誰得スレwwwwwwって言われたけど頑張るよ!
>>267 タイミングいいですねwwww

では、続き投下いたします。
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/08(日) 01:03:15.89 ID:H+I/4AbG0
と、その時。男が急に手を離した。

DQN E「っと、やべぇ!Aに言われてたんだっけか…。じゃあな黒子ちゃんよ、『後で』また来るぜ。」

ガチャ バタン! カチャ



黒子(…後で、ですのね…。それまでに何とかここを離れませんと!)

黒子は、置くの壁にあるダストシュートらしき扉を足で蹴って開けた。先程、部屋を探索した時に見つけたのだ。



黒子(一か八かですけど…やってみるしかありませんわね…)

中を覗き込む。…長いこと放置されてきた事もあり、ゴミらしき物は見当たらない。臭いを嗅ぐと、新鮮な空気の匂いがした。
どうやら、外か窓のある部屋に繋がっているようだ。


黒子(…あの男の足音も、もう聞こえませんわね…行きますわよーーーーーっ!)

後ろの腕を守るように上半身を起こして座ると、暗い、ダストシュートの中に滑り落ちていった。
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/08(日) 01:29:32.15 ID:H+I/4AbG0
黒子(中々…急ですわねっ!途中で頭をぶつけてしまいそうですわ。気をつけていませんと…ッ!?)



スタッ、と華麗に着地。まぁ無意識下だったのだが。


黒子「っと…ここは何処の部屋でしょうか…、換気室ですの?ファンがありますわね…。」


もう稼動はしていないが、大きなファンが置いてある。どうやらファンの隙間から外の空気が入ってきていたようだ。

黒子「…どうやら、男達の気配は無いようですわね…。足音も…聞こえませんわ。」


でも、油断は出来ない。建物の構造が分からないから、目立った行動は禁止だ。

黒子「…ゆっくり、確実に外へ出ますのよ…!」


聞き耳を立てながら、慎重にドアを開けた。
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/08(日) 01:39:47.41 ID:H+I/4AbG0
ドアの先は、長い廊下だった。作業部屋のような部屋がいくつかあった。


似ているドアが沢山あり、どのドアを開けたらいいかが分からない。どうやら適当に開けていくしかない。


黒子「…もしかしたら、この部屋の何処かに敵が潜んでいるかもしれませんわね…。」

外の音にも意識を向けつつ、ドアの先の部屋の音を聞く。…何も聞こえない。



黒子(どうやら、かなり時間が掛かりそうですわね…。)

と、小さな窓から見える薄暗くなった空を見る。
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/08(日) 01:54:22.96 ID:H+I/4AbG0



太陽は殆ど沈み道の電灯に明かりが灯った頃、木山の車は廃工場より離れた所で停まった。
なるべく、目立たないように現場にたどり着くためだ。

バタン
美琴「ようやく着いたわね。黒子…大丈夫かな?」

初春「ゆっくり行きましょう。どこかに犯人達が隠れているかもしれませんから…。」

木山「油断は禁物だ、辺りも薄暗い。視野が狭くなっている今、背後から攻撃されたら危険だ…。」


美琴が先頭に、身体に微弱な電気を纏わせながら廃工場に向かう。


初春はパソコンを持って、周辺の監視カメラの映像で様子を伺っている。


木山は拳銃を構えながら二人の横に並んでいる。


美琴(黒子…、待ってなさいよ!)
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/08(日) 02:07:44.05 ID:H+I/4AbG0
黒子は、ようやく出口らしき大きな観音開きのドアにたどり着いた。

何度か男達に遭遇したが、うまく切り抜けた。


黒子「よ、ようやく脱出…ですのね…。疲れましたわよ…。」


ギィィィィィィィ


しかし、その扉は…

黒子「こ…これは…!」


ガラクタが溢れんばかりに積み込まれた、倉庫だった。



DQN A「残念だったなぁ、そのドアはハズレだ。さぁ、観念するんだな。」


バン と、銃声。

黒子「なっ…!!」


と、同時に首に何かが刺さった衝撃。         視界が真っ暗    に  なった。

274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/08(日) 02:21:49.66 ID:H+I/4AbG0



DQN A「殺しやしねぇよ…麻酔銃だ…っても聞こえねえよな。」

ドサリと倒れた黒子を担ぐと、何処か奥の部屋に運んでいった。


同時刻

ビリビリビリ
男1「ギャァァァァァァァ!?!?」

男2「ほげぇぇぇぇぇぇぇ?!?!」

美琴「邪魔なのよアンタ達!次から次へと!!」


暫く歩いていたら、どこから沸いて出たのか柄の悪そうな男達が現れた。どいつも鉄パイプや、拳銃を持っていた。

木山「動くな!武器を捨てて地面に伏せろ!」


初春「御坂さん、そこの影に一人隠れてます!」

美琴「分かったわ!…そこの奴、出てきなさい!!」バリバリバリ


男3「うぎゃぁぁぁぁぁ!!!!」




275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/08(日) 02:43:20.01 ID:H+I/4AbG0




黒子「うぐっ…!」

身体の痛みによって意識を取り戻した黒子は、呻きながら目を開ける。薄暗い、大きな部屋だ。

DQN A「ようやく目が覚めたか、ガキ。」


黒子「っ、貴方は…!」


身体を動かそうとするが、腕が動かない。足も新たに足枷が掛けられている。それに、なぜか関節が痛い。

DQN B「どうやら助けは来なかったなぁ?さて、まずは何をしようかねぇ?」

DQN C「保険が下りちまったなぁ?」

DQN D「俺はコッチでいいんだぁ…。」

DQN E「黒子ちゃんよぉ、逃げちゃぁ駄目じゃないか。」

DQN F「ヒヒヒ、寝顔可愛かったぜぇ?」


と、にじり寄ってくる男達。



276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/08(日) 02:58:04.11 ID:H+I/4AbG0
黒子(初春…ごめんなさいですの。もう、打つ手がありませんわ…。)

もう、黒子にはどうすることも出来なかった。

黒子(お姉様…また、事件に巻き込んでしまいましたわね…。)

自分の不甲斐なさに、フッと息をつく。

黒子(幻獣変化…今日、会えなくて申し訳ないですの…)

放心して、天井を見上げる。ガラス張りの天井がところどころ割れている。


空は暗いのに、やけに明るい。…前もこのような事があった。


そうだ、月明かりだ。   月明かりがこの部屋を照らしている。

黒子(月…今日も、満月でしょうか…?)


傷がまだ痛む首で、月を探す。
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/08(日) 03:20:13.43 ID:H+I/4AbG0

丸く、欠ける事ない満月。今日も、その月は地上を照らしていた。



黒子「きれい、ですわ。」



そんな呟きに一瞬、群がっていた男達が怪訝な顔をした。




美しい円を描いている満月。               それは、どこかで見た月に似ている。



とたんに、今日の夢がフラッシュバックする。    果てしない草原    星空    小高い丘   満月  


    ウオォォォォォォォォン    何の声だったのだろうか


     駆けていく自分       何か、大きな動くもの 



夢の光景が、ぐるぐると頭を駆け巡って。      見ている月が、やけに大きく感じられて      そして





黒子「―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――っ!!!!!!!!!!!!!!!!!」 




まるで、骨が 肉が 捩れて、軋むような激痛が、黒子を襲った。




278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/05/08(日) 03:22:39.00 ID:H+I/4AbG0
今日は、ここで終わりです。
すっげえ盛り上がってきたんですけど、もう限界ですすいません。

感想、ミス報告お願いします。
では、ノシ
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/08(日) 09:02:23.35 ID:JcKpPbmSO
やったよ、口の周りが真っ赤になるね
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/08(日) 19:43:02.02 ID:dFMOgOqDO
>>279
食中毒(ry


>>1です

次回は火曜日、水曜日のいずれかに更新したいと思います。
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/08(日) 22:01:51.63 ID:1JJ0enMJ0
美琴の能力名がいやな暗示していますね。

銀の超電磁砲というラストが浮かぶ……
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/08(日) 22:51:08.64 ID:dFMOgOqDO
>>1です


>>281 およ?もしかしてスレ違いかな?美琴ェ・・・。
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/11(水) 00:25:13.03 ID:l/N0B0V70
>>1です!

明日、新たに投稿したいと思うのですが今後の展開をまた安価で決めようと思います!

A 黒子が人狼の風紀委員となって無双&佐天さ…ん、喉が渇いて死にそうです…。死人が出ない展開

B 黒子が人食い狼となって殺戮&私だって…戦えます! 死人が結構出ちゃう展開

>>284
>>285
>>286
>>287
>>288 の中で多数決にしたいと思います!
明日の夜まで安価が揃ってなかったら、揃うまで待ちます!

では、よろしくお願いします。
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/11(水) 00:35:37.24 ID:aeoCQfP90
ホロのようになった黒子を妄想したいからAかな。
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/05/11(水) 00:37:42.97 ID:8N6s3wGgo
Aで
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 00:43:08.31 ID:BGw4RWOfo
Aかな。風紀委員が人殺しはちょっと。
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/11(水) 01:05:10.40 ID:1j8pwWUw0


思考力、判断力が低下して、
自分が化け物になっていることも、
自分が人を殺しているということも、
理解できなくなった黒子。

「なぜお姉さまが私を……」が最期の思考。

美琴はそれが黒子だとはわからず、帰ってこない黒子を待ち続ける……

すでにAが三つあるから遅いけど、こんな欝展開を妄想した。
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/11(水) 01:20:28.72 ID:noWJ4BjN0
じゃああえてBで。もう決まってるからこんなことも言える
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/11(水) 01:38:47.47 ID:l/N0B0V70
>>284 二期見てないや…
>>285
>>286 はい、それで迷ってました。
>>287 !!! 美味しいです(^p^)
>>288 いえ、別に「決まった」訳ではないですよ

承知しました!


多数決の結果Aとなりましたが、あくまでBを捨てるという訳ではありません。
前回安価を取ったときは満場一致でしたので、あちらの展開はもう書きません。
ですが、今回多めに安価を取ったのは、「あっち読みたかったんだけどなー」と思ってる人も、もしかしたら
いたのでは…?と思い、5レス使いました。

2人ほど、Bに興味のある方がいらっしゃるようなので流石に同時進行は出来ませんがこのAパートが終わり、
投稿出来る余裕があったら書きたいと思います。


ちなみにBパート、鬱です。>>287さんのような展開では無いですがとにかく禁書や科学の愛されてるキャラが死にます。はい

では、Aパートで進行したいと思います。

意見などありましたら、報告おねです。 では皆さんノシ

290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/05/11(水) 11:56:21.41 ID:idTQBboAO
281はスレチじゃなく、銀の弾丸の事を言っているのでは?
291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/11(水) 12:47:37.26 ID:8qqMHqzDO
>>1でーす! お昼休み中です。


>>290 な・・・なる程! 把握しました!ほほう・・・そういう事だったのかΣ( ̄□ ̄)!
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/12(木) 00:16:17.48 ID:cm/x0wkIO
このSSは気に入ってるけど馴れ合い&全レスの>>1がな…
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/12(木) 01:15:05.95 ID:5DqMt3dd0
>>1です!

>>292 …キモいですか?すいません、女ってこういう生き物なんです。やりたいようにやらせてください。
気に入ってもらえているようですので、頑張ります。


それでは平日の夜なのでそんなに書けませんが、更新したいと思います!
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]:2011/05/12(木) 01:32:06.46 ID:rOe8ROM1o
>>293
頑張れー
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/12(木) 01:39:42.79 ID:5DqMt3dd0
黒子「うぐぁぁぁぁぁぁ…っ!」


関節が、筋肉が悲鳴を上げる。心拍数が急激に上がって、苦しくなる。


DQN A「な…なんだよ、急に。」

群がっていた男達は、黒子の腹の底から響くような唸り声に驚き、パッと離れた。

DQN B「べ、別に痛いことはしてないだろ…?」

「俺だってしてねーよ…?」 「まさか変な薬でも飲ましてねぇよな…?」


男達は、苦悶の表情を浮かべる少女を見ながら、死なれたらヤバイな…とかそんな事を呟いた。


しかし、黒子は激痛と息苦しさに襲われながらも男達の離れた隙に、近くにあった物置に転がり込んだ。


黒子(っ!今のうちに…!)


そして男達が、動き出す前にドアを後手で引っ張って閉めると、ドアにタックルして形を歪ませた。こうすれば、暫くの間時間稼ぎが出来る。

ドアは一度歪むと、かなりの力をかけないと開かなくなるからだ。
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/12(木) 01:59:48.13 ID:5DqMt3dd0
DQN A「ちっ!おい、こらガキ!開けやがれってんだ!」

DQN B「さっきのは演技かぁ!?舐めたマネしやがってよぉ!」

 「おい、このドア歪んでやがる…チッ!やりやがって!」 「バール持ってこい!」


ドアの向こうから、男達の怒声が聞こえる――――――――――が黒子はそれどころでは無かった。

黒子「あぁぁぁぁぁぁ!!!」



ビキッ、バキバキ

背骨がお互いを押し合い、肋骨が暴れる。身体の全ての骨がゴリゴリ、ギギッと音を鳴らす。

黒子(苦しい…苦しい…クルシイ!!)


手錠に拘束された腕で必死にもがく。   ギ…ギギギ バキン!!

電子ロックの掛かった手錠がスパークしながら   千切れた。
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/12(木) 02:44:38.31 ID:5DqMt3dd0
それと同時だった。


腕の拘束が外れたからだろうか、身体の底から湧き上がってくるざわめき。


骨の痛みは殆ど消えたが、そのざわめきは喉を競りあがってくる。



身体に力が漲る。     



                   その力に身をまかせて、足枷を切った。


       何だか肺が圧迫されて苦しい。     


黒子(何なんですの…この感覚?痛みが引いたと思ったら今度はざわざわして気持ち悪いですわ…)


       無意識にビリビリと服を引き千切る。




              その音が引き金になったのだろうか?   喉の奥のざわめきは



黒子「う…うぉぉぉぉォォォ…。」


                 声、いや吼えとなって



黒子「ウォォォォォォォォォォォォォォォォン」


                      


                           外に溢れた。     

  








298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/12(木) 02:47:01.08 ID:5DqMt3dd0
はい、もう寝ないとヤバイです。
書く楽しいけど、明日死にます。

ミス、感想ありましたら報告してください。
それでは読者の皆様、ノシ
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/05/12(木) 11:57:19.69 ID:mOSl8Mi40
うん。
もういっそ寝ないって選択肢があるよ?
まぁ、それで学校行って授業寝つくしたけど。
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/15(日) 10:30:03.22 ID:ifKheXnIO
まだかなまだかな
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/16(月) 00:44:07.46 ID:CtwAOqBx0
>>1です!!

喉痛いです…が更新したいと思います!
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/16(月) 00:45:18.44 ID:CtwAOqBx0
>>1ですwwww

変換しないでレスしちゃいましたwwww
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/05/16(月) 00:57:11.74 ID:oD/h3O8IO
?
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/16(月) 01:06:32.71 ID:JmyviwXm0
のど痛いのはかぜか何かですか。
なら、無茶をしないようにお願いします。
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/16(月) 01:20:45.43 ID:CtwAOqBx0
黒子「オォォォォォォォォォォォォ…」



          息が続く限り、吼える。


   身体の奥が熱く脈打っている           まるで身体が膨張している様だ。



     肌が痺れて、変な感覚がする。


黒子「ォォォォォォォォォォーーーーーー…」


ざわめきが収まるまで、黒子は声を出し続けた。

 

   
   自分でも驚いたが、どこからこの声は出ているのだろう?





306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/16(月) 01:48:30.48 ID:CtwAOqBx0
と、呆けていたその時。


ドガッ       ギギギギギ


DQN A「おい!開いたぞ!」

DQN B「もっと力いれろぉ!!」

DQN C「ぜぇ…ぜぇ…ちょ、ちょっと待ってくれ。」

ドヤドヤ ガヤガヤ


どうやら、こじ開けてきたらしい。ドアの隙間からバールの先が見える。

黒子(…相手は6人、拘束具も壊しましたし…ここは勝負に出たほうが良さそうですわね。)


身体の痛みは無い、これはチャンスかもしれない。そう思って立ち上がった。





307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/16(月) 02:12:27.03 ID:CtwAOqBx0
黒子(ん…?やけに目線が高い…ですわね?)


ドガッ!!
派手な音と共に、歪んだドアが開いた。

DQN A「おらぁ!!ガキぃ早く出てきやがれぇ―――――」



     男達が顔を真っ赤にして怒鳴った。    が、ドアの先にいる「何か」を見て一瞬で顔色が真っ青になった。


何か「ウガゥ!!」

その「何か」は男達に向かって、獣のような唸り声をあげた。



目に映る大きな生き物。        人間の本能が、逃げろと警告を鳴らす。


DQN ABCDEF「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」 ダッダッダッ


308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/16(月) 02:32:48.16 ID:CtwAOqBx0
黒子は、急に男達が逃げ出したので驚いて倉庫から飛び出した。


黒子「ガオォォォォン!!」(あ、待ちなさい貴方達!!)



ふと、ガラス張りの壁に「何か」が映った。  最初は、新たな敵かと思った。

            だが、その映っている位置にいるのは明らかに自分だ。


月明かりに照らされた自分の姿。  2メートルはあるだろう巨体        金色の鋭い眼   ピクピクと動く三角の耳   



            喉まで裂けた大きな口   口に収まりきらない大きな牙   厚い胸板   



      太い腕   ギラギラと光る爪   ゴツゴツした足    


               
全身を覆う赤茶色の毛    ふさふさと揺れる尾


    
     そんな獣が、自分の破けた制服を羽織って立っていた。


309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/16(月) 02:51:46.93 ID:CtwAOqBx0
黒子「ガウガウ!?」(どういう事ですの!?)


逃げ出した男達はそっちのけで、自分の変わり果てた姿を見る。


ペタペタと自分の顔を触ると、まるで人の骨格をしていなかった。   口を開けると、5センチはあるだろう牙が4本。



胸も腹も全部、筋肉でガチガチに硬くなっていた。   耳には、お気に入りの赤いリボンが引っかかっている。   



黒子「ウ、グルルルゥ??」(あ、あら?うまく言葉が出ない…?)


そういえば、いつもの様に声を出そうとしても言葉らしき声が出ない。   声帯までおかしくなってしまったのか?



黒子「ガオォォウ…ウォン。」(あの激痛は、身体の急激な変化についていけなかったから…でしょうか?)




    
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/16(月) 02:55:33.65 ID:CtwAOqBx0
喉痛い(^p^)ヤバイです。

なので、今日はここまでです。ようやく一番書きたかったところに…!!

次回までには治して来ます…。 ではまた今度ノシ!
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りするんですの [sagasage]:2011/05/16(月) 02:57:19.69 ID:DUHFG03a0
はい
>>1乙。

ゆっくり療養してこーい。
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/05/16(月) 18:18:49.86 ID:u+Zz89oF0
>>310
乙です
きついのなら早めに病院に行ったほうがいいですよ。
もちろん夜更かしも避けたほうが……
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/22(日) 02:25:41.80 ID:X7SR6z7N0
>>1です!
風邪治りました^^

ですので、続き投下したいと思います。
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/22(日) 02:46:05.91 ID:X7SR6z7N0
自分がこんな姿になってしまった理由。


それは、どう考えても幻獣変化の能力以外考えられない。  人間をも獣に変える力だ。

だが、なぜ身体まで獣になってしまったのか?その理由が分からない。

黒子(…何かキッカケがあったのでしょうか?う〜ん…)


窮地に追い込まれた?   いや違う。


     ふと浮かぶ、今日の夢と先程見た月。  そっと満月を見上げると、ざわざわと体毛が疼く。


黒子(月…?………満月…もしかすると…)

        いつか見たホラー映画、月を見上げて吼える狼人間。  満月を見ると変身する、まさにそれだった。


黒子(私は今、狼女…といったところでしょうか?)
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/22(日) 03:06:38.76 ID:X7SR6z7N0
もう一度自分の姿を見る。   ガラスに映るのは巨大な人狼。

黒子「ウゥゥゥオン…」(そりゃあのお馬鹿達も、逃げ出すに決まってますわよ…)


ただ、黒子に腑に落ちない事があった。


黒子(昨日も一昨日も月を見たのに、なぜ変化しなかったのでしょうか…)


と、首を傾げた。   急に耳がピクピクと動く。      タッタッタッ――――――――――――――後ろから誰かが走ってくる音がする。


そして、無防備に立っている「化物」の頭に


何者かが


鉄パイプを振り下ろした。


              
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/22(日) 03:20:53.33 ID:X7SR6z7N0
ガキン


DQN A「こ…この化物め、よくも俺達を…ヒィッ!?」

男が振り下ろした鉄パイプは


「化物」の頭ではなく、口で受け止められていた。


黒子「グルルルルル…」(よく此処に戻ってきましたわね…貴方達)

振り向いて、鉄パイプに噛み付いた。  ただそれだけの事だ。


黒子「ウゥゥゥゥ」(こんな武器で今の私を殴れるとでも?)

顎に力を入れる。     ガギィ と音を経てて鉄パイプが折た。

DQN A「うわぁぁぁぁ!?!?て…てめぇら!撃てぇ!」


DQN BCDEF「く、くたばれぇ!!」
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage sage]:2011/05/22(日) 03:36:15.38 ID:X7SR6z7N0
今度は、バァンという銃声。


黒子(この辺り…!)

銃声の聞こえたほんの一瞬、黒子は腕を振りかざした。  ただがむしゃらに腕を振ったわけではない。


カランカラン

足元に、切り落とされてバラバラになった弾が落ちる。  黒子の五感には、鉄パイプも拳銃の弾も捕らえることが出来た。


DQN ABCDEF「う、嘘だろ!????や、やめろ!殺さないでくれ!!」


がむしゃらに男達は拳銃を撃ち、バールや鉄パイプを振るう。  だが、尽く砕かれていく。


黒子「オォォォォン」(殺しはしませんわよ…でも私を辱めた以上、痛い目を見てもらいましょうか…)


DQN ABCDEF「いギャァァァァァァァァァァァあqせdrftgyふじこl」
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/22(日) 03:55:55.56 ID:X7SR6z7N0
美琴「な、なに今の声!?」


美琴達は、そこらへんの男達を撃退して黒子の捕らえられている、廃工場に辿りついた。

初春「は、早く行きましょう!」

木山「彼女が待っている、躊躇は出来ないな。」


美琴「待ってなさい黒子、今助けるから!」



DQN ABCDEF「い…いだぃよぉ」「うぐぇ…」「ゆ、ゆるじでくだざい」「あ…あああ」「かーちゃん、ごめん」「ひぃぃぃぃ」


死屍累々、DQN達は目も当てられないくらいボコボコにされて床に倒れていた。

黒子「グァゥ」(ふぅ…すっきりしましたわ)


大きく伸びをすると、倒れた男の懐から自分の携帯を取り返す。 ちょうどその時、どこかの部屋から


美琴「黒子ぉぉぉぉぉぉぉ!!何処に居るのよぉぉぉ!」

お姉様の声が聞こえた。
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/22(日) 03:58:33.51 ID:X7SR6z7N0
今日の投稿はこれで以上です。

黒子無双ですねはい 感想、ミス報告お願いします!
ではまた次回!ノシ 
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/05/23(月) 17:07:31.55 ID:8utzw+MEo
ぎゃああああああああああ

wwktk
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/28(土) 11:15:33.37 ID:1AioE34C0
乙です。
狼女、か。喋れなくなるのはえらい困るな。
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/30(月) 01:37:31.09 ID:0VBA8GHO0
>>1です!

投稿時間がおくれてしまったため、3レスほど投下したいと
思います!
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/30(月) 01:51:40.42 ID:0VBA8GHO0
待ち焦がれていた、お姉様の声。     その声に思わず


黒子「ウォォォォォォォン!?」(お姉様!?)

甲高い雄叫びを上げてしまった。


黒子「ウォン!」(し、しまった…!)



美琴「な、何!?今の声!」

突如聞こえた、獣の声。

木山「嫌な…予感がするな。早く行こう!」


初春「こ、怖いですけど、私も行きます!」

美琴「えぇ、慎重に行きましょう。」

美琴達は、声のした方向へ走っていった。
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/30(月) 02:05:29.53 ID:0VBA8GHO0
こっちに向かって、走る音が聞こえる。

黒子(不味いですの…この姿でお姉様に会ったら…!)


もしかしたら、敵だと思って電撃を放ってくるかもしれない。


恐ろしい姿に、恐怖を与えてしまうかもしれない。


だが、自分の無事をお姉様に伝えなければならない。

黒子(ここは…私が黒子であることを、お姉様に証明しないといけませんわね…)

携帯で、メールを送ることも考えた。だが、足音の距離からしてもう間に合わない。


そして―――――――――――――――――――――――


バタン!と、ドアが勢い良く開き


美琴「黒子!ここに居るの――――――」
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/30(月) 02:19:30.53 ID:0VBA8GHO0
美琴の瞳に移ったのは、一体の獣。

美琴「……!」


一瞬、獣の巨大さに圧倒された。   だが、その獣はどこか悲しい顔をして、美琴の顔を見ていた。

獣「…」

美琴「!?」


獣の体毛は、どこか見たことのある色をしていた。    悲しそうに垂れた耳には、赤い二つのリボン


    肩に辛うじて引っかかっているのは、常盤台中学の破けた制服      足元には破けて落ちたスカート

美琴「…まさか、あんた…。」

美琴の目が、驚いてハッと見開かれる。   ふと獣の手を見ると、黒子の携帯。



美琴「…黒…子…なの?」

その言葉を聞いて、獣はコクリと首を下げると、垂れた耳をピンと立てて


嬉しそうに、大きな尾を左右に大きく振った。

326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/05/30(月) 02:21:19.96 ID:0VBA8GHO0
ミジカイデスネー
本当にごめんなさい。近いうちにまた投下しに来ますので
それまで、ノシ
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/30(月) 08:45:55.47 ID:J5FRm+iIO
なにこのケモノ黒子超かわいいんですけど
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/30(月) 09:03:32.73 ID:Uu+bJndG0
やがて時は過ぎ……

「ねえねえ、超電磁砲ってご存じ?」
「ええ。知ってますわ。レベル5、学園都市第三位にして常盤台の卒業生ですわね」
「いろいろと逸話の多いお方でしたわ」

 クローンが作られたという都市伝説
 無能力者との駆け落ち同然の結婚
 そして……

「寮では頑として個室を固持していたそうですわ」
「それに当時は寮内で禁止されていた大型ペットの飼育を許可させたのも超電磁砲という噂ですわ」
「個室なんて、寂しくなかったのかしら」
「さあ、でも……」

 卒業までの間、超電磁砲の傍らには常に忠実な一頭の犬がいたという。
 一説にはオオカミとも言われているが、誰もその正体を知らない……
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/30(月) 09:04:11.91 ID:Uu+bJndG0
やがて時は過ぎ……

「ねえねえ、超電磁砲ってご存じ?」
「ええ。知ってますわ。レベル5、学園都市第三位にして常盤台の卒業生ですわね」
「いろいろと逸話の多いお方でしたわ」

 クローンが作られたという都市伝説
 無能力者との駆け落ち同然の結婚
 そして……

「寮では頑として個室を固持していたそうですわ」
「それに当時は寮内で禁止されていた大型ペットの飼育を許可させたのも超電磁砲という噂ですわ」
「個室なんて、寂しくなかったのかしら」
「さあ、でも……」

 卒業までの間、超電磁砲の傍らには常に忠実な一頭の犬がいたという。
 一説にはオオカミとも言われているが、誰もその正体を知らない……
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/30(月) 09:06:23.23 ID:Uu+bJndG0
ふと思っただけなんだ。
すまんかった
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/30(月) 11:14:42.47 ID:HRQWyMtjo
どうしてこういうバカはすぐにインさんを無視して上琴にしたがるのかね?脇役のくせに夢見すぎだろ
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2011/05/30(月) 13:20:17.84 ID:5C1lKKDAO
でたよ。
イン厨さん…

まじうぜぇー
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/30(月) 13:35:35.95 ID:HRQWyMtjo
イン厨さんって何言ってるんやら
まじ上琴脳が滅びればいいのに
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/30(月) 14:05:51.98 ID:PVcfWTkDO
>>1です


皆さん、喧嘩しないでください。小ネタぐらいで、そんなに言い争いしないで・・・(´・ω・`)
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/05/30(月) 16:00:22.53 ID:i6QOdbtho
気に入らないと噛み付く
ほんと誰かさんそっくりだな
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/30(月) 17:52:38.49 ID:hrxCqy1uo
気に入らないから反応する
ほんと誰かにそっくりだな
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/30(月) 21:43:51.44 ID:Kx6DAwC+P
わずかにあたる胸の感触を楽しみたい
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/30(月) 21:56:40.44 ID:DWqn5RqDO
気に入らなきゃスルーすりゃ良いのになんで煽るような書き方すんだろな
火種作って楽しいのか?
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/01(水) 01:21:05.64 ID:rLHAJBF50
>>1です!

今回も、数レスほどですが…投下します!

340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/01(水) 01:49:40.29 ID:rLHAJBF50
だが、黒子の鋭い瞳はまだ寂しさが宿っていた。

美琴「…黒子、おいで?」

美琴は優しく微笑むと、両腕を広げた。    今の黒子にとって、それは一番望んでいたことだ。


   姿形が変わっても        自分の居場所、お姉様の傍にいられること


黒子「クォォォン…!」(お姉様ぁ…!)

黒子の瞳が、パアッと見開かれた。

                   ゆっくりと、美琴の正面に立って視線を合わせるように屈む。

美琴「く〜ろこ♪」 ギュっ

美琴が、まるで子をあやす様な声で黒子を抱きしめた。

美琴「うわぁ、黒子フッサフサね!それにすごく暖かい…。」  ナデナデ


黒子「キャオーン!!」(おねーさまっ!!) フリフリ
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/01(水) 02:13:29.58 ID:rLHAJBF50
美琴「ふふっ、どうしたの黒子?…もしかして、私に嫌われるかもって思ってたりした?」 ナデナデ

黒子の千切れんばかりに振られている、尻尾を見るとその嬉しさ具合が良く分かる。

黒子「クゥゥン…」(うぅ…) コクコク


美琴「何心配してるのぉ!こんな可愛いオオカミを嫌いになる子、どこに居るのよ。」

黒子の顔の両脇を手で挟むと、しめった黒い鼻に頬ずりをした。

黒子「クゥゥゥゥーン」(くすぐったいですの!!)



と、暫くの間お互いの無事?を確かめ合っていた。

初春「御坂さん!何かあったんですか!?」

木山「まさか君にとってそれはありえないだろうが、流石に心配だよ。」


扉の外に待機していた初春達が、あまりに美琴が戻ってこないので部屋に入ってきた。
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/01(水) 02:50:54.45 ID:rLHAJBF50
美琴「あ、ごめん!心配かけちゃったみたいね。」

初春「はぁ…ヒヤヒヤしましたよぉ…。」

木山「電撃音も何も聞こえなかったからな…。」


美琴「でも黒子も見つけたし、もう大丈夫。後はアンチスキルが来るのを待つだけよ。」

初春「え、白井さん、助けられたんですか!?」

木山「いつの間に…やはりここのフロアに居たのは分かっていたが…。」

美琴「えぇ、ほらあそこ。男達が倒れてるじゃない?私が来たときにはすでにボコボコよ。」

美琴が指差す方向には、男達の無残な姿があった。

初春「うわぁ、ひどい…ところで白井さんは、どこにいるんです?」

木山「姿が見当たらないな、どこだ?」


美琴「後ろに居るわよ?」

黒子「ウゥ…グルル」(ご心配をお掛けしましたわ)

初春「…」

木山「…」




バタッ
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/01(水) 02:53:08.81 ID:rLHAJBF50
え、また3レスだけ…?ふざけんな!!
ほんとすいませんねむいですめがちかちかしますもうだめです

最近、忙しくなってきたのでまたまた更新速度が低下します…。すいません
では、また次回に!
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/01(水) 02:55:29.01 ID:rLHAJBF50
え、また3レスだけ…?ふざけんな!!
ほんとすいませんねむいですめがちかちかしますもうだめです

最近、忙しくなってきたのでまたまた更新速度が低下します…。すいません
では、また次回に!
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/01(水) 02:56:43.34 ID:rLHAJBF50
え、また3レスだけ…?ふざけんな!!
ほんとすいませんねむいですめがちかちかしますもうだめです

最近、忙しくなってきたのでまたまた更新速度が低下します…。すいません
では、また次回に!
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/06/01(水) 02:57:38.77 ID:rLHAJBF50
余分に書いてしまいました。

orz
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/01(水) 02:59:28.06 ID:LRLJOdm+o
乙乙

これからも期待して舞ってるよん
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/06/01(水) 04:23:24.95 ID:9GLjnNTLo
乙、あなた疲れているのですよ
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/01(水) 12:04:09.54 ID:qUrBI/XDO
この黒子はヴァンパイアに出てくるガノンみたいなのイメージすりゃいいのかな?
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/01(水) 19:06:09.16 ID:eiIOmcE70
追いついた!
俺も期待させてもらうよ どうか無理しないで……でも頑張ってね!!1
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/02(木) 20:43:28.85 ID:Stq9gXRIO
C
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/06/04(土) 01:27:29.01 ID:UO1W/7YJo
キテた!乙です!

>>349
俺は怪物王女のウルフマンで想像してる
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/06(月) 07:53:44.78 ID:5Qks8tdTo
黒子の一人称が「わっち」になるという電波を受信したが、
「ですの」口調との親和性があまりにもなさすぎた
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/06(月) 09:00:08.82 ID:Zk+oEJ8+0
わっちな自称賢狼はレズじゃない
わっちなその実単なる小娘はレズじゃないんだ
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/06(月) 09:50:01.46 ID:r3E4Jz2Jo
麦のんの出番か!?
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/06(月) 18:20:39.22 ID:P61gtY1IO
黒子なら飼ってもいいな。
近づいたらボコボコにされそうだがw
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/06(月) 22:48:24.63 ID:Zk+oEJ8+0
人間形態なら
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/08(水) 16:33:59.26 ID:Pfks1mxDO
>>1です


とりあえず、生存報告です!
狼黒子の姿ですが、2004年公開の映画、「ヴァン・ヘルシング」に登場する狼人間をモデルとしてます。

尻尾は付いてませんが


まだ、当分終わりそうにないですが、このssを書き切ったら、アイマス×SIRENのssを書こうと思ってます。

それではノシ
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/08(水) 16:36:07.82 ID:Pfks1mxDO
一応、ageします(´・ω・`)
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/06/09(木) 01:33:17.66 ID:COiv4IOwo
アイマス×SIRENってどう足掻いても絶望しかないよね
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/09(木) 07:33:27.57 ID:l5IK4+rDO
更新楽しみに舞ってる


アイマスのssも!
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2011/06/09(木) 23:35:50.42 ID:MN9SthhAO
もしかして御坂縛る佐天さん書いた人?
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/19(日) 02:13:18.56 ID:21xtOR2IO
mdkn
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/06/30(木) 11:42:28.88 ID:neO/K1nIO
    ∧_∧  / ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧( ´∀`)< あげ
 ( ⊂    ⊃ \____
 ( つ ノ ノ
 |(__)_)
 (__)_)
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/01(金) 15:23:06.84 ID:c9N/NHyIO
>>71
>サイレンやったことないんだがサイレンのゾンビはどんな感じなんだ
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/07(木) 23:02:09.47 ID:vC+djvDIO
支援
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/08(金) 18:24:27.11 ID:5L3ChCDyo
>>1のレスが女子高生のメールみたいなノリで気持ち悪い
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/07/08(金) 19:23:30.07 ID:wDtND7wJo
            ___
           ,r'     `ヽ、
          ,i"        ゙;
          !.(●)   (●),!
          ゝ_      _,r''
         /  ;;;;;;  ・・ ;;;;) <それは報告しなくてもいいです。
         /          (_
        |    f\ トェェェイノ     ̄`丶.
        |    |  ヽ__ノー─-- 、_  )
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     ヽ._>              \__)
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/10(日) 10:17:53.09 ID:B0gTmpvvo
            ___
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          !.(●)   (●),!
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         /  ;;;;;;  ・・ ;;;;) <それも報告しなくてもいいです。
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370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2011/07/29(金) 19:57:13.11 ID:Frb8jsfAO
来ないね〜

期待スレだったから、完結まで行って欲しいよ(ToT)
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/30(土) 02:09:08.72 ID:3J8f32A40
み、みなさんお久しぶりです!
>>1です…。

ようやく投稿出来そうな状況になったので、書き込みしました。
あら、いっぱいレスありますね…。

>>367すいません…現役でやってるもので。

最近、自分のノートPCに触る事が出来なくて、中々来れなくて…。
他にもアイマスとかアイマスとかアイマスとか…wwww

夏休み中にコソコソ更新していく予定ですので、よろしくお願いします!

じゃあ取りあえず3レス





え?
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/30(土) 02:31:12.67 ID:3J8f32A40
黒子「ウォォォォォォーーーン!?」(初春!?木山先生ーーー!?)

美琴「いや、そりゃ驚くって。」



暫くして、失神した二人が起き上がると、泣きじゃくる初春を宥めながら美琴が説明した。

木山「ふむ、今の彼女の身体が細胞の活性化した状態だと思われるな。ネコ科動物に見られる身体的特徴、声帯の弱体化。
身体能力の驚異的増加か…。」

美琴「やっぱり、そうですよね。」

初春「うっ…ぐすっ…。」

黒子「クウゥ〜ン。」(ご、ごめんなさいですの、初春。)


木山「そうだ、君。何か自分の姿が変わってしまった、切っ掛けのような事はあったか?」

黒子「ウゥ。」 携帯の画面 そうですわね…。切っ掛けと言うなら、月でしょうか。まるで狼人間の映画…の様でした。


木山「…なるほどな。」
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/30(土) 02:31:44.49 ID:3J8f32A40
黒子「ウォォォォォォーーーン!?」(初春!?木山先生ーーー!?)

美琴「いや、そりゃ驚くって。」



暫くして、失神した二人が起き上がると、泣きじゃくる初春を宥めながら美琴が説明した。

木山「ふむ、今の彼女の身体が細胞の活性化した状態だと思われるな。ネコ科動物に見られる身体的特徴、声帯の弱体化。
身体能力の驚異的増加か…。」

美琴「やっぱり、そうですよね。」

初春「うっ…ぐすっ…。」

黒子「クウゥ〜ン。」(ご、ごめんなさいですの、初春。)


木山「そうだ、君。何か自分の姿が変わってしまった、切っ掛けのような事はあったか?」

黒子「ウゥ。」 携帯の画面 そうですわね…。切っ掛けと言うなら、月でしょうか。まるで狼人間の映画…の様でした。


木山「…なるほどな。」
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/30(土) 02:32:14.15 ID:3J8f32A40
やっちまった☆
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/30(土) 02:58:34.11 ID:3J8f32A40
その後、アンチスキルが来るまで、男が痛みや恐怖で呻くカオスな廃工場で4人?は暫く会話をしていた。

アンチスキル「ご苦労様です。ずいぶん酷いやられ様ですね…。拉致された女性はどこに居ますか?」

美琴「あー…、わ、私達が来た時と入れ違いでした。ボコボコにしておきましたわー。って言ってました…ね。」

アンチスキル「そ、そうですか。分かりました。報告書を書くよう伝えてください。」



廃工場屋根裏
黒子「ウゥーーッ…。」(フォロー頼みましたわよ、お姉様。)


事件が一段落して、アンチスキルが帰った後、初春が佐天に無事の連絡を入れた。もちろん黒子の件も。

木山「…さて、研究所に帰って薬の製作を始めないとな。」

美琴「そうですね。夜も遅いし早く帰りましょう。」

初春「佐天さんも子供達も心配しているだろうし…。」

黒子「ウゥ、グルゥ。」(門限も近いですし。)


と、木山の車に乗り込もうとした時だった。

                         ふと、美琴がとても重要な事に気がついた。




美琴「ね、ねぇ。」

3人?「「「ん(ウォン)?」」」




美琴「黒子、どうやっても車乗れないんじゃない……?」
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/07/30(土) 03:00:06.13 ID:3J8f32A40
と、突然の睡魔が瞼を引っ張るので、ね、寝ます。

今日中にはもう一度現れたいですね…。

それでは皆さん、ノシ
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/07/30(土) 15:38:53.99 ID:EvJ6r+s70
おつー
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/07/30(土) 18:20:39.77 ID:F9E/dGEbo
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/07/30(土) 18:21:19.47 ID:F9E/dGEbo
乙です
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/07/30(土) 18:25:14.80 ID:F9E/dGEbo
混雑でレスが出来ないと思ったら。。。
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/30(土) 19:08:26.38 ID:qSlHIPiI0

女子高生とか気にしなくても大丈夫だと思いますよww
実際私は女子中学生でs(
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/30(土) 20:01:27.50 ID:SmCBU+UOo
            ___
           ,r'     `ヽ、
          ,i"        ゙;
          !.(●)   (●),!
          ゝ_      _,r''
         /  ;;;;;;  ・・ ;;;;) <それも報告しなくてもいいです。
         /          (_
        |    f\ トェェェイノ     ̄`丶.
        |    |  ヽ__ノー─-- 、_  )
.        |  |            /  /
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        /  ノ           |   ,'
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     _ノ /              ,ノ 〈
    (  〈              ヽ.__ \
     ヽ._>              \__)
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/31(日) 17:11:11.35 ID:hoQj+6AIO
更新キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/08/14(日) 13:12:55.93 ID:K3dVgrzh0
さては>>1め逃げたのか……?
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/14(日) 16:27:03.18 ID:FF90rQLDO
>>384
学生らしいから、部活とかで忙しいんじゃないか?


気長に待とうぜ
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東日本) [sage]:2011/08/16(火) 14:33:16.72 ID:g2tK+EUt0
半月経過。
生存報告だけでもして頂けると助かるのですが
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/09/16(金) 23:20:47.36 ID:WPNy0CGZo
1ヶ月経ったか
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/01(土) 16:38:12.92 ID:iY7CfunIO
二ヶ月たったぞ
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/10/01(土) 16:43:15.55 ID:w4qTRPjAo
>>388
まだ半月あるぞ
早漏乙
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