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上条「いらっしゃいませ香霖堂!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/03/17(木) 23:39:31.10 ID:bWaGV5tV0
禁書×東方(香霖堂)モノ。

とにかくゆる〜い感じのssなんで、お茶でも飲みながら気楽に読んでください。
東方は百合だ! という方はご遠慮した方がいいかもしれません。
カップリングとしてのクロスはありません。同じ作品同志は多少あります。
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小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
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満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/17(木) 23:40:15.59 ID:bWaGV5tV0
○香霖堂


霊夢「霖之助さん、いるー? いなくても入るわよ」カランカラン

上条「よういらっしゃい霊夢」

霊夢「あら当麻。店番してんの? 霖之助さんは?」

上条「霖之助なら奥に……おーい! 客来たぞー!」

 ドタドタ

霖之助「いらっしゃ……なんだ、霊夢か」

霊夢「何だとは何よ、失礼ね。お客さまよ?」
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/17(木) 23:41:06.34 ID:bWaGV5tV0
霖之助「良いか当麻。なにも買わない者を客とは呼ばないんだ。覚えておくといい」

上条「りょーかいです店長。で、霊夢は今日はどうしたんだ?」

霊夢「お茶飲みに来てあげたわよ」

上条「またかよ。毎回毎回茶だけ飲みに来やがって、ここは喫茶店じゃねえんだぞ?」

霊夢「知ってるわよ。『無料』でお茶と服を売るお店でしょ?」

霖之助「全く君は……まぁいい、どうせ後で魔翌理沙も来るんだ」

霊夢「さっすが霖之助さん。えーっと、湯呑み湯呑み、と」テクテク

 アー!コウハクナンダヨ!
 アンタハマイニチゲンキネー
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/17(木) 23:41:37.22 ID:bWaGV5tV0
上条「おいインデックス! 茶菓子の場所は言うんじゃねぇぞ! 俺と霖之助の分しか残ってないんだからな!」

インデックス「! わかったんだよ!」

霊夢「あ、ここね」ガラガラ

上条「もう見つけてらっしゃる―!?」

インデックス「ほへんはんだよほうま」モグモグ

上条「あぁ、不幸だ……つーかインデックス! なに一緒になって食ってんだ!」

霖之助「こんなところで巫女のカンを発揮しなくてもいいだろうに。隠してたつもりもないが」

上条「でも霊夢専用の湯呑みを置いとく辺り、霖之助も甘いだろ」

霖之助「……そう、かな?」

上条「甘い甘いよ甘いです三段活用!」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/17(木) 23:42:06.19 ID:bWaGV5tV0
美琴「こ、こんにちは〜」カランカラン

インデックス「あ、短髪なんだよ」モグモグ

霊夢「ほんとだ、短髪ね。あんた今日も来たの?」ズズー

美琴「お互い様でしょ」

上条「ようビリビリ」

美琴「ビリビリ言うな!!」ビリビリ

上条「うわ! 危ねえなおい。もし商品に当たったらどうすんだよ」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/17(木) 23:42:41.58 ID:bWaGV5tV0
霖之助「いらっしゃい。今日はなにをお探しかな?」

美琴「こんにちわ店主さん。今日はちょっと寄ってみただけなの」ペコリ

霖之助「そうか、ゆっくり見てくといい。よければお茶でも飲んでいくかい?」

美琴「ありがとうございます」

上条「ちょっとちょっと! さっきと対応が違いすぎねえか!?」

霖之助「彼女は霊夢達と違って何度も買いに来てくれる良客だ。君も香霖堂の店員なら客への対応には気をつけてくれよ?」
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/17(木) 23:43:12.46 ID:bWaGV5tV0

上条「はいはい。しっかし美琴もよく来るよな。そんなにここ気にいってんのか?」

美琴「別にいいでしょ!! あ、あんたが持ち前の不幸で商品壊してないかチェックしてんのよ!!」

上条「なんだよそれ。そんなの頼んでないだろ」

霖之助「そういえばこの間も君が『うっかり』壊した骨董品を買い取ってくれてたな」

上条「その節はお世話になりました美琴大明神様〜!!」

美琴「み! みこ……///」プシュー

上条「だから電気を出すな〜!」

霊夢(あれで気付かないんだから不思議よね)

インデックス(もうお菓子無くなっちゃんたんだよ……)ガーン

霖之助「漏電してもいいがちゃんと買い取ってくれよ?」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/17(木) 23:44:02.62 ID:bWaGV5tV0
魔翌理沙「おーす香霖。いるかー? いなくても邪魔するぜ」カランカラン

インデックス「あ、白黒なんだよ!」

霊夢「長髪じゃないの?」

インデックス「?」

魔翌理沙「なんだ美琴に霊夢。今日もいるのか。懲りない奴達だぜ」

美琴「あんたほどじゃないわよ」

霊夢「お互い様ね」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/17(木) 23:44:32.94 ID:bWaGV5tV0
魔翌理沙「ふふん、ところが今日の私は……何ニヤケてんだ上条?」

上条「ふっふっふ、上条さんは同じ過ちは犯しませんのことよ。
   やい魔翌理沙! 何も買ってかないお前にいらっしゃいは言わないぜ!」ドヤー

霖之助「やぁ魔翌理沙。いらっしゃい」

上条「ええ〜〜!?」ガビーン

霊夢「残念だったわね」

インデックス「ちょっとださいかもとうま」

美琴「ま、まぁ2度あることは3度あるって言うし」

上条「ぐ、ちきょう……」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/17(木) 23:46:21.16 ID:bWaGV5tV0
とりあえずストップ。

あれ、魔翌理沙の字が変に?
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage saga]:2011/03/17(木) 23:47:33.66 ID:bWaGV5tV0
テス 魔理沙

こんな感じで緩く進んでいきます。異変とかもないと思うんであしからず。
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/18(金) 00:07:19.20 ID:DgCV3T3t0
他の禁書×東方SSにはないタイプだな 期待
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/18(金) 00:12:12.70 ID:MFcxN245o
どうやって幻想郷にきたのかもかいてくれたらうれしいぞ
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/18(金) 00:14:44.52 ID:4GJEeieeP
どうせ隙間妖怪の仕業だろ
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/03/18(金) 02:57:03.79 ID:2y38Fbpjo
上条さん右手あるから結界壊しちゃうんじゃないの?
幻想郷滅びるな
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/18(金) 13:03:32.42 ID:/HVjyBOfo
他の禁書×東方もどっかにあるのか

こういうほのぼの好きだから期待
17 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 13:50:27.28 ID:kZSbIMgK0
舞台は幻想郷でもあり、学園都市でもある。
そんなあやふやで雑な感じとお考えください。
あんま紫様のせいにすると、ゆかりん怒っちゃうぞ♪

上条さんの能力も考え出すときりがないので、臨機応変にどうぞ。
18 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 13:51:07.76 ID:kZSbIMgK0
続き投下しま〜す。
19 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 13:51:51.59 ID:kZSbIMgK0

魔理沙「お、香霖。八卦炉の修理終わってるか?」

霖之助「終わってるよ。持って行くといい」

魔理沙「もうこれがないと夜も9時間しか寝れないんだぜ」

上条「十分すぎるじゃねえか」

霖之助「あれにはマイナスイオンが出る効果もあるから、多少寝易くもなるだろう」

美琴「どう溶かし込んだらそうなるのよ……」

霊夢「あれ? あんたその腕のやつどうしたの?」

魔理沙「これか? さっきちょっと借りたんだ! 『ジャッジメントだぜ!』」バーン!

インデックス「わ〜! まりさかっこいいかも!」キラキラ

霖之助「そうかい?」

魔理沙「お前にも貸してやるぜ」

インデックス「わ〜い! 『ジャッジメントなんだよ!』」バーン!!

上条「なぁ、あれって」

美琴「うん、たぶん、っていうか絶対に――」
20 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 13:52:23.59 ID:kZSbIMgK0







            『ジャッジメントですの!!』ババーン!!!





21 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 13:52:53.39 ID:kZSbIMgK0
黒子「みつけましたわ魔理沙さん! 今日という今日は許しませんの!」

美琴「やっぱり黒子のだったのね……」

霊夢「やっぱ本家は派手ねー。あ、霖之助さんも飲む?」

霖之助「ああ、ありがとう。僕のお茶だけど」

魔理沙「細かいことは気にしたら負けだぜ」

上条「白井も飲むか?」

黒子「なに私を無視して仲良くティータイムと洒落込んでますの!?」
22 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 13:53:20.57 ID:kZSbIMgK0
美琴「まぁまぁ黒子、いつもの事じゃない」

黒子「お姉様も! また今日も香霖堂さんにいらしてたのですか!
   そんなにこの類人猿がいいんですの!?」

美琴「ち、違う違う! こいつは関係ないわよ…///」

上条「ん? なんか言ったか?」

魔理沙「そうかっかするなよ。私と色被ってるお前が悪いんだぜ?」

白井黒子「まったく被ってませんの!!」プンプン
23 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 13:53:49.24 ID:kZSbIMgK0
霊夢「あ、そうそう霖之助さん。また巫女服を縫ってほしいんだけど」

霖之助「またか君は。しょうがないな。まだ大丈夫そうだから今度来た時にでも縫ってあげよう」

美琴「え! その服って店主さんが縫ってたの?」

霖之助「そうだよ。作成したと言ったほうが正しいが」

美琴「香霖堂って(変な)骨董品だけじゃなくて服も売ってたのね」

霊夢「あんたも縫ってもらったら? 痛々しいわよその格好」

インデックス「わたしは平気なんだよ。それに、これは縫ってもらっても意味ないかも……」

霖之助「へぇ、ちょっと失礼するよ。
    名称『歩く協会』
    用途『力を受け流し、吸収する』か。
    ふむ、確かにこれはただ糸を縫い合わせただけじゃ意味がないかもしれないね」
24 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 13:54:20.41 ID:kZSbIMgK0
美琴「それが霖之助さんの能力だっけ? 触っただけで道具の意味がわかるって凄いわね」

霊夢「正しくは名称と用途よ。肝心の使い方がわからないんだから、中途半端よね」

霖之助「何を言う、用途さえわかれば使い方なんてわかったも同然じゃないか」

霊夢「この前もそう言って、結局動かなかったじゃない」

霖之助「あれか。あの式神はまだ僕を主と認めてないだけだ」

インデックス「式神? それって、東洋魔術の使い魔のこと?」

霖之助「ああ。この前『こんぴゅーた』というものを見つけたんだ。用途が『情報を収集・処理』とあってね。
    恐らくだがこれは八雲紫の式神と同じように、主の為に働くものなのだろう。まぁ彼女の式神ほど有能ではないだろうが」

美琴「ちょ、コンピュータってそんなんじゃ……」

インデックス「へぇ〜、使い魔まで使えるなんて、霖之助って結構凄い魔術師かも」

霊夢「いやだから使えてないんだって」

霖之助「それももうすぐさ」
25 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 13:55:34.51 ID:kZSbIMgK0
黒子「魔理沙さんいいからそれ返して下さいませ」

魔理沙「だから返すってば。ちょっと借りてるだけだぜ」

上条「死ぬまでか?」

魔理沙「その通りだぜ」

黒子「むき〜!! こうなったら力ずくでも返して頂きますの!」ダダッ

魔理沙「遅い遅い。こっちだぜ?」ヒュンヒュン

黒子「くぅ〜ちょこまかと!」
26 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 13:56:09.88 ID:kZSbIMgK0
上条「おいお前らいい加減にしろ! 店内で飛び回りやがって、もし商品にぶつかったらどうすんだ!」

黒子「そりゃ弁償でしょうね」

魔理沙「上条がな」

上条「わかってるなら、いい加減止まれ!」バッ

魔理沙「わっ! いきなり前出てくるな!!」キキー!
27 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 13:56:46.22 ID:kZSbIMgK0
霊夢「で、あんたのその服はなんでそんなボロボロなのよ?」

インデックス「あぅ、思い出すのも恥ずかしいんだよ……」





どん! と店内に大きな物音が響いた。

上条「いてて、やっと止まったか。……ん?」フニュ
28 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 13:57:21.85 ID:kZSbIMgK0








インデックス「初めてとうまと会ったとき、とうまに破かれたんだよ」







29 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 13:57:48.81 ID:kZSbIMgK0





魔理沙「」←押し倒され胸もまれ
上条「」←押し倒し胸もみ




30 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 13:58:19.39 ID:kZSbIMgK0
上条「イ、イヤデスネマリササン?」

魔理沙「……マスタースパーク!!」チュドーン

上条「アブね!」ミギテガード

魔理沙「ち、違うんだぜ香霖! これはあいつが///」

霖之助「おや、いつまでも子供だとばかり思っていたが、人前で羞恥を覚える年になったか。やはり人間の成長は早いな」シミジミ

魔理沙「」

美琴(わかるわ魔理沙! その気持ち、同情するわ)

インデックス「とうま! 今回は言い逃れできないんだよ!」

霊夢「痴漢撃退ってお賽銭に繋がるかしら?」

上条「お、俺はただ店の為を思って……不幸だ〜〜!!」ピチューン
31 :1 :2011/03/18(金) 14:00:49.84 ID:kZSbIMgK0
とりあえずここまで

森近霖之助を詳しく知りたい方、東方香霖堂絶賛発売中です。
あ、ちなみにゲームではなく書籍ですが、東方をそれほど知らなくても普通に楽しめると思います。
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/18(金) 14:03:03.73 ID:Voj+3TM10
香霖堂のノリと禁書のノリを上手く表現してる…だと…!

乙です
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/03/18(金) 15:47:10.06 ID:VHQe61uS0
いいな……この香霖堂のノリ……

本読み妖怪さんはまだですか?
34 :1 :2011/03/18(金) 20:16:29.42 ID:kZSbIMgK0
とりあえずきりのいいところまで投下しようと思います。
35 :1 [sage sage]:2011/03/18(金) 20:17:14.72 ID:kZSbIMgK0
○夕刻



霊夢「ていうかもうこんな時間じゃない。あんた達帰んなくていいの?」

美琴「え? あ、大変。そろそろ帰らなきゃ」

魔翌理沙「悪い風紀委員に気を付けるんだぜ?」

黒子「そんな風紀委員いませんの!」

当麻「いやいや、お前らこそなにのんびりしてんだよ」

インデックス「れいむ達は帰らなくてもいいの?」

霊夢「そうねぇ。なんだか鍋の用意もあるみたいだし、今日は泊っていこうかしら」

魔翌理沙「私はもともとそのつもりだったしな。具材も持ってきたし」

インデックス「今日は魔翌理沙がつくるんだね! 楽しみなんだよ!」

魔翌理沙「よしよし。首を長くして洗って待ってるんだぜ?」
36 :>>35ミス [sage saga]:2011/03/18(金) 20:18:17.66 ID:kZSbIMgK0
○夕刻



霊夢「ていうかもうこんな時間じゃない。あんた達帰んなくていいの?」

美琴「え? あ、大変。そろそろ帰らなきゃ」

魔理沙「悪い風紀委員に気を付けるんだぜ?」

黒子「そんな風紀委員いませんの!」

当麻「いやいや、お前らこそなにのんびりしてんだよ」

インデックス「れいむ達は帰らなくてもいいの?」

霊夢「そうねぇ。なんだか鍋の用意もあるみたいだし、今日は泊っていこうかしら」

魔理沙「私はもともとそのつもりだったしな。具材も持ってきたし」

インデックス「今日は魔理沙がつくるんだね! 楽しみなんだよ!」
37 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 20:18:53.35 ID:kZSbIMgK0
魔理沙「よしよし。首を長くして洗って待ってるんだぜ?」

美琴「と、泊まるって、ここに!?」

霊夢「そうだけど……なに難しい顔してんのよ」

美琴「えっ、だ、だって、男の人の家に、と、泊ま……///」

魔理沙「変な奴だな。美琴も泊まってくか?」

霖之助「また君は勝手に決めて。ここが誰の家かわかってるのかい?」

霊夢「別にいいじゃない」

霖之助「やれやれ、君もそれでいいかい?」

上条「居候の上条さんとしては文句の一つもございません」

美琴(え、じゃ、じゃぁ今日私はあいつと一つ屋根の下で……///)

美琴「う、うん! 泊ま――」

黒子「さぁお姉様。そろそろ帰らないと寮官に叱られてしまいますの」ガシッ

上条「門限なんかあんだからお嬢様ってのは大変だなぁ」

霖之助「そうか、それなら仕方ないね。またゆっくり来るといい」

美琴「」ショボーン
38 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 20:19:20.50 ID:kZSbIMgK0
黒子「ええ。ああそれと魔理沙さん」ヒュッ

魔理沙「なんだ……うわっ!」

黒子「腕章は返してもらいましたの」ニコッ

魔理沙「なん……だぜ……!?」

霖之助「今のが君の能力かい?」

黒子「そうですの。そちら風に説明するなら『触れたものを瞬間移動できる程度の能力』ですの」

霊夢「自分だけが移動するだけなら私にもできるけどね」

霖之助(瞬間移動……なにもない場所からいきなり現れるわけか。苦手な人を思い出すな)
39 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 20:19:59.12 ID:kZSbIMgK0
美琴「ね、ねぇ。もう少しくらいここにいたっていいんじゃ……」

黒子「何言ってますの! 男はオオカミなんですの!
   香霖堂さんはともかく、この類人猿がいつお姉様にその毒牙を向けるかわかりませんの!」

霊夢「霖之助さんって狼妖怪と人間のハーフだったのね」

魔理沙「椛と似たようなもんか?」

霖之助「彼女は一応白狼「天狗」じゃなかったかい?」

インデックス「そうなの? とうま?」

上条「上条さんは紳士の中の紳士ですから」

黒子「それでは皆さん、ごきげんようですの」シュン
美琴「うぅ……さよなら」シュン

霊夢「またいらっしゃいよー」

上条「まるで自分の家だな」

魔理沙「私達の家だぜ?」

霖之助「僕の家だよ」
40 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 20:20:32.57 ID:kZSbIMgK0
インデックス「それよりお腹すいたんだよ! 早く作ってほしいかも」

魔理沙「そうだな。そんじゃ準備するか」ドタドタ

インデックス「楽しみなんだよ!」ドタドタ

霖之助「ならその間風呂を焚くか。任せてもいいかな?」

霊夢「しょうがないわねぇ」テクテク

上条「そこはしっかり手伝えよな……で、俺は何すればいいんだ?」

霖之助「そうだな、ちょうど酒も切らしてしまったし、買って来てもらえるかな?」

上条「い、今から!?」

霖之助「今から」

上条「でもデスネ、夜になると妖怪が出るって……」

霖之助「あぁその点は心配してないよ。君には不可解な能力があるじゃないか」

上条「でもデスネ、霊夢か魔理沙なら飛んで行けるから……」

霖之助「ほう、紳士の中の紳士は夜道に女性を走らせるのかい?」

上条「イヤ……」
41 :1 [sage saga]:2011/03/18(金) 20:21:00.88 ID:kZSbIMgK0
霖之助「あ、それと昼間の件についてだが全く気にしてないよ。
    例え妹の様に面倒を見てきた子が痴漢一歩手前のような目にあったとしても、僕は全然気にしてないから」

上条「……行かせて頂きます」

霖之助「うん、よろしく頼むよ」

上条「不幸だーーーー!!」ダダダー

インデックス「あれ? とうまは?」

霖之助「たった今『快く』買い出しに行ってくれたよ」

霊夢「言ってくれたらひとっ飛びしたのに」

霖之助「まぁこの時間帯ならたいした妖怪も出ないから大丈夫だろう」
42 :1 :2011/03/18(金) 20:23:50.36 ID:kZSbIMgK0
とりあえず第1話終了。

今後は気分で地の文で書いたり、今のままで書いたり。
なるべく多くのキャラを書いてみたいけど、あくまで舞台は香霖堂なので。

需要があるのか、香霖堂読んだ人がどれくらいいるのかが不安です。

そんなこんなでよろしくお願いしまーす。
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/03/19(土) 00:59:39.55 ID:+DRlUwhAO
幻想殺しの博麗大結界の越え方考えたんだが…

上条さんの右腕切断

その状態で上条さん右腕無しを幻想郷へ

フィアンマ戦の時みたいにその右手の力弱まる

幻想郷の上条さんへ

議論で荒れるようだったらすまん
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/03/19(土) 01:02:37.05 ID:eBLz5CWGo
>>17>>1が結論出してんだからもういいじゃん……
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/19(土) 03:13:22.35 ID:3mfG6w6To
乙です
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/03/19(土) 03:33:38.96 ID:eLuvNL4z0
乙なんだぜ
47 :1 :2011/03/20(日) 15:07:59.88 ID:G4J5XClj0
ちわーす。ちょっと短いけど、第2話いきまーす。
今回も香霖堂から出ません。引きこもり店主ですね。
48 :第2話「その歌声は」 [sage saga]:2011/03/20(日) 15:09:05.51 ID:G4J5XClj0
「りんのすけ。それなぁに?」


 ここは香霖堂。森近霖之助が経営する古道具屋である。
 その店内にて、真っ白な修道服に銀髪の少女、インデックスは、
 これまた銀髪の青年である森近霖之助に話しかけていた。


「これかい? 先程無縁塚で拾ったものなんだけど……」

「なんかキラキラしてて綺麗かも」


 霖之助の手元を見ると、なにやら円盤形が銀色に光り輝いていた。


「あぁ、普段これと似たようなものをよく拾うんだが、これは用途が違っていてね」

「そういえば似たようなのを当麻が持ってたかも。でも、どんな用途なの?」

「用途が『世界中に歌を響き渡らせる』と出たんだ」


 インデックスが見つめる中、とりあえずその円盤を振ってみるが、やはり歌は流れず。
49 :第2話「その歌声は」 [sage saga]:2011/03/20(日) 15:09:53.56 ID:G4J5XClj0
「壊れてるの?」

「いや、たぶん前に拾った『こんぴゅーた』同様に何かしらの起動条件があると考えられる」

「でも歌が流れるだけじゃあんまりおもしろくないかも……」


 それよりおなかすいたんだよ、と言わんばかりに興味を無くしたインデックス。
 それとは対照的に霖之助は円盤をじっと見つめ、考察を続ける。


「だが待ってほしい。歌とあるが、もしかしたら僕らが想像してるようなものとは少し違うかもしれない」

「え? 聖歌とかじゃないの?」

「それも歌に含まれるが。例えば、君が前に話した『魔滅の声』なども歌の範囲に含まれる」


 店内に訪れる一瞬の静寂。
50 :第2話「その歌声は」 [sage saga]:2011/03/20(日) 15:10:31.57 ID:G4J5XClj0
「じゃあ! これには魔滅の声が制御されてるの!?」


 それを打ち消すかのように、インデックスの声が響き渡る。


「あくまで可能性の一部だ。そしてこの円盤状の物体。これと似たようなものを何度も見かけた、と言ったが、それは複製が可能と言える。
 もしこんなものがいくつも世に出回れば、世界は終わりだ」

「た、大変なんだよ……」

「ところで、この少女に見覚えはないかい?」


 驚くインデックスに円盤の表面に描かれた少女の絵を見せる。
 絵の中の少女は無機質な笑顔を振りまいていた。
 まるで、世界などどうでもよいかのように。


「恐らくだが、この円盤を開発し、『歌』を作成した魔術師の画像だと思うんだが」

「う〜ん、こんな人見たことないんだよ」

「そうか、とにかくこれ以上は僕達の手には負えなさそうだ。すぐに紫に連絡を……」


 言葉を言いきる前にカウベルが来客を告げる。
 こういう時にすぐに来るあたり、僕は監視されているのかもしれない。

 そう霖之助は考え、幻想郷の妖怪賢者を迎えるべく振り向いたが、
 玄関先にいたのは2人がよく知るツンツン頭の男だった。
51 :第2話「その歌声は」 [sage saga]:2011/03/20(日) 15:10:58.77 ID:G4J5XClj0
「ただいた帰りましたよー」

「なんだ、君か」

「お帰りなんだよとうま」

「なんだとはなんですか。言われた通りお使いに行って来たというのに……あ〜!」


 不満顔で帰宅した上条当麻は、霖之助が持っていた円盤を見つけると大声を発した。
 

「とうまはこれ知ってるの?」

「知ってるも何も、どこでそんなの手に入れたんだ?」

「先程無縁塚から拾って来たのだが……」


 答えを先延ばしにする上条に、銀髪の2人は答えを急かす。

 やがて彼はその口から真実を告げる――
52 :第2話「その歌声は」 [sage saga]:2011/03/20(日) 15:11:28.44 ID:G4J5XClj0










「初○ミクじゃねぇか、懐かしいな〜」









「「え?」」








53 :第2話「その歌声は」 [sage saga]:2011/03/20(日) 15:11:57.47 ID:G4J5XClj0
「初音○クだよ初音ミ○。知らない? ずいぶん前に学園都市で話題になってさぁ。
 メロディと歌詞を入力するとその通りに歌ってくれるんだよ。
 今はバリエーションが増えてさ、ラップや演歌にサンバなんかを歌う種類もあるんだぜ」


 ポカンとする2人。
 自分と2人の温度差に、説明を続ける上条は気づかない。


「そ、そうか。僕らはてっきり……」

「まぁいくら学園都市っても、インデックスが歌うような危ねぇ歌までは歌えないけどな。
 そんなこと思いつく奴なんていないよな。……ん? どうかしたか?」


 再び起こる温度差に、今度は気づいた。
 が、時すでに遅し。


「インデックス、今日は久しぶりにミスティアの店で食べようか」

「賛成なんだよ!」

「お、ラッキー。今日の上条さんはついてますね」

「当麻、君は店番をしててくれ」

「え」

「よろしくなんだよとうま」

「そ、そんな……不幸だー!!」
54 :1 :2011/03/20(日) 15:17:04.37 ID:G4J5XClj0
第2話投下終了。地の文着きの話でしたが、いかがでしたか?
ちょっとわかりやすいオチでしたね。。。

あ、ちなみにここの上条さんたちは香霖堂に居候してるって設定でお願いします。

次回はもう少し話が長くなる予定です。まぁ香霖堂からは出ませんが……

それでは、読了感謝でした。
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/03/20(日) 16:40:16.09 ID:gLIflWaAO
霖之助が何の妖怪と人間のハーフかは原作でも描写されてなかったはず
56 :1 :2011/03/22(火) 00:22:13.99 ID:EzC4+1G/0
投下します。
57 :第3話「チルノ来襲」 [sage saga]:2011/03/22(火) 00:25:49.53 ID:EzC4+1G/0
蝉の音が忙しない夏の香霖堂。
 ここ数日は立ってるだけで汗の出る気温で、そんな中好んで外に出る人物などおらず、
 今日も当店自慢のカウベルはその仕事を絶賛休業中であった。


「今日も暇だなー」

「平穏が一番いいさ」

「いや客は来てくれないとダメだろ。店的に」


 店の中にはやる気のあるんだがないのかわからない店主と、それを呆れた様子で眺める居候の姿。
 どちらも屋内にいるにもかかわらず、汗ばんでいる。


「それにしても暑い」

「あぁ、熱いな」

「けど厚くはないな」

(霖之助が壊れた……)


 常識人を自負する霖之助でさえこんな事をのたまってしまうほどの気温なのだ。
58 :第3話「チルノ来襲」 [sage saga]:2011/03/22(火) 00:26:21.57 ID:EzC4+1G/0
「ところでインデックスはどこに行ったんだい?」

「あいつなら紅魔館に呼ばれていったよ」

「紅魔館か。あそこは湖の近くで涼しそうだ。なにより図書館もあるし」


 紅魔館。吸血鬼レミリア・スカーレットが住処としている深紅な館。
 その中には大きな図書館が内蔵してあり、彼女の親友である魔女、パチュリー・ノーレッジがそこ所有している。
 そのパチュリーが以前宴会で出会ったインデックスの所持する膨大な知識量にえらく感銘を受け、
 それ以来インデックスは定期的にお呼ばれに行っている。

 なお、その時霖之助は彼女の交換条件として、『好きな時に好きな本を読ませてもらえる』事をパチュリーと約束していた。


「人の友達をダシにしやがって……」

「何か言ったかい?」

「イエ、ベツニ」


 かくいう上条も、インデックスが紅魔館から持ち帰る土産を楽しんでいるので大した問題にはしていない。
 ……たまに血を吸われそうになるが。
59 :第3話「チルノ来襲」 [sage saga]:2011/03/22(火) 00:27:05.06 ID:EzC4+1G/0
「でも湖といえば……そろそろ来る頃かもしれないね」

「おりゃー!」


 ドン! と大きな音と共に開かれた入口を見やると、そこには小さな人影が。
 青い髪に青い服、青い羽根を生やしたその少女は開口一番、


「あたいと勝負しろ!」


 宣戦布告をしてきた。
 その言葉は上条の脳裏にいつも突っかかってくる某ビリビリ中学生を思い出させた。


「トノマー! 今日こそコテンパンにやっつけてやるわ!」

「上条さんの名前はトノマではなくトウマですのことよ」

「やぁチルノ。よく来たね。ゆっくりしていくといい」

「おーりんのすけ。あたいが来たからにはもう安心しなさい」


 氷精チルノ。その名の通り『冷気を操る程度の能力』
 冷気を操って凍らせる事が出来る。
 ただ、操ると言っても冷気はだだ漏れ状態であり、ちゃんと操れているかどうかは不明である。

60 :第3話「チルノ来襲」 [sage saga]:2011/03/22(火) 00:27:31.06 ID:EzC4+1G/0
事あるごとに突っかかってくるんじゃねーよ。バカ妖精」

「うるさい! この、えーと、黒髪!!」

「それは悪口になってないよ」


 あと、頭が少々かわいそうな子。
 本来妖精とは本来知能が低いもので、人と話せるだけあって彼女は妖精の中ではトップクラスなのだ。
 ただ、まだ他の人妖には届かない。無念。


「今日こそ凍らしてみせるんだから!」

「そういうことだ当麻。行ってきなさい」

「へいへい」


 チルノが来てから、心なしか霖之助が嬉しそうにしているのを上条は見逃さなかった。
 彼の名誉の為に言うが、決して小さな子が来たからと言うわけではない。
 
 霖之助は騒がしいことをあまり好まず、宴会にも滅多に顔を出さない性格の持ち主。
 以前4人の少女に誘われても行かなかったこともあり、またそれが別の噂を立てているのだがそれはまた別の話で。

 先のパチュリーの件でもわかるように、霖之助は打算的な性格をしている。
 彼から言わせれば「商売人として当たり前」であるその性質は、当然今も動いているわけで……
61 :第3話「チルノ来襲」 [sage saga]:2011/03/22(火) 00:28:03.92 ID:EzC4+1G/0
○香霖堂前

「いくわよトウマー!」

「はいはいどうぞどうぞ」


 氷精のくせに熱いチルノと対照的に、やる気なくだらりと立つ上条。
 気合を入れた小さな体に力を込め、両腕を前方に突き出し、天下無敵の必殺技<スペルカード>を放つ!!


「氷符『アイシクルフォール』!!」


 刹那、あたり一面を氷吹雪が襲う!
 眼前に立っていた上条は当然ひとたまりもなく――
62 :第3話「チルノ来襲」 [sage saga]:2011/03/22(火) 00:28:32.59 ID:EzC4+1G/0
「うりゃー!」

「……」

「とりゃー!」

「……」

「てーい!」

「……」


 ――かすりもしていなかった。
 ・アイシクルフォール(easy)はチルノの目の前が安置である。


「もう! またそのへんてこな能力のしわざね!!」

「いや、上条さんは何にもしてませんよ……」
63 :第3話「チルノ来襲」 [sage saga]:2011/03/22(火) 00:31:55.39 ID:EzC4+1G/0
「よーし、もう一発!」


 周りが冷えるのはいいが、傍から見たら頑張る少女を目の前で観察する少年の図が完成しているこの状況。
 こんなところをビリビリや天狗などに見られたらまた不幸なこと一直線だ。
 いい加減諦めねぇかなぁ、と思っていると、店の中から霖之助が顔を出した。


「チルノ。アイスがあるけど食べるかい?」

「え? アイス!? 食べる!!」


 スパッと氷を止め、風の様に素早く店へと駆け込んだチルノ。
 その一瞬の出来事をただ茫然と眺めることしかできない上条。
 そして霖之助は頑張った従業員へ一言。


「お疲れ様。店内は大分冷えたから、君も入りなさい」


 しかしこの店主、策士である。
 改めてそう思う幻想殺しなのであった。
64 :第3話「チルノ来襲」 [sage saga]:2011/03/22(火) 00:32:50.61 ID:EzC4+1G/0
○店内

「聞いてよりんのすけ! こいつってばまたあのへんてこな能力使ったのよ!」

「そうか、それはたいへんだね」

(あ、話聞いてないな)


 すっかり快適になった店内で。上条はアイスを食べながら2人を眺める。
 涼しさ満開! のような顔で例の図書館から借りた本を読みふける霖之助。
 そんな彼の膝に座って、アイスを食べながら愚痴をこぼす今回の立役者チルノ。

 本に集中している霖之助に対し、気付いてないチルノは今回の敗戦理由を必死に語る。
 ぽとりと、食べかけのアイスが足元に落ちた。
65 :第3話「チルノ来襲」 [sage saga]:2011/03/22(火) 00:34:23.54 ID:EzC4+1G/0
「あー! あたいのアイスが……」

「ほら、食べかけでよけりゃ俺のやるよ」

「……てきにしおをかけられるなんて」

「難しい言葉知ってんなぁ。間違ってるけど」


 正しくは『敵に塩を送る』『情けをかける』である。
 
 とにもかくにも、ようやく霖之助が待ち望んだ静かで涼しい空間が出来上がった。
 そんな中、幸か不幸かカウベルが新たな来客を告げる。
66 :第3話「チルノ来襲」 [sage saga]:2011/03/22(火) 00:39:09.26 ID:EzC4+1G/0
「よ、香霖」
「こんにちは〜」

「魔理沙にビリb……御坂じゃねぇか」

「ようやく学習したのか。……おいチルノ」


 挨拶が終わるや否や、魔理沙の声のトーンが下がった。
 その眼には霖之助の膝の上に座るチルノがすぐに映し出された。


「なによ、あたいは今こいつからもらったアイス食べなきゃいけないから暇じゃないの」

「いいか、私が生まれた時からソイツは私の物なんだぜ。表でろ」


 火花を上げる2人の目線。なんのことかわからない美琴は上条に小言で尋ねた。


「え? なにどういうことこれ?」
「たぶん、チルノはアイスを取られると思ってて、魔理沙は膝からどかしたいんだろうよ。
 前もこんなことあったなぁ。霖之助も魔理沙の気持ちに少しは気づいてやればいいのに」

(あんたが言うな……)


 美琴が心の中でツッコミを入れている間に、どうやら外で決着をつけることになったらしく、
 渋々チルノは膝から降り、アイスを返した。
67 :>>66ミス [sage saga]:2011/03/22(火) 00:40:16.16 ID:EzC4+1G/0
「よ、香霖」
「こんにちは〜」

「魔理沙にビリb……御坂じゃねぇか」

「ようやく学習したのか。……おいチルノ」


 挨拶が終わるや否や、魔理沙の声のトーンが下がった。
 その眼には霖之助の膝の上に座るチルノがすぐに映し出された。


「なによ、あたいは今こいつからもらったアイス食べなきゃいけないから暇じゃないの」

「いいか、私が生まれた時からソイツは私の物なんだぜ。表でろ」


 火花を上げる2人の目線。なんのことかわからない美琴は上条に小言で尋ねた。


「え? なにどういうことこれ?」
「たぶん、チルノはアイスを取られると思ってて、魔理沙は膝からどかしたいんだろうよ。
 前もこんなことあったなぁ。霖之助も魔理沙の気持ちに少しは気づいてやればいいのに」

(あんたが言うな……)


 美琴が心の中でツッコミを入れている間に、どうやら外で決着をつけることになったらしく、
 渋々チルノは膝から降り、アイスを返した。


「これ持ってて、ぜったいたべないでよ!」

「元々俺のなんだけど」
68 :第3話「チルノ来襲」 [sage saga]:2011/03/22(火) 00:41:13.07 ID:EzC4+1G/0
「おい美琴! お前も協力しろ!」

「なんで私まで……」

「何言ってんだ。一緒にがんばろうって言ったろ?」

「そりゃ言ったけど、あんな小さな子としょうもない喧嘩することを頑張るとは言ってないわよ」

「連れないこと言うなよ。私が勝ったらあいつが持ってるアイスやるぜ?」

「いらないわよ食べかけのアイスなんて」

「上条が食べてた、だぜ?」

「! い、いやでもそれでも食べかけなんて」

「わかってないなぁ、なぜ魔理沙さんが恋の魔法使いなのかを。
 上条の食べかけを美琴が食べることで、上条にお前を意識させることができるんだぜ?
 「あ、あいつが俺の食べかけ食って……///」ってな」

「そ、そうかなぁ……」

「そうだぜそうだぜ」

「あー! なかまをつれてくるなんてきたないわね!!」

「へっ! 勝負に汚いもくそもないんだぜ」

「魔理沙、大人げないわよ」
69 :第3話「チルノ来襲」 [sage saga]:2011/03/22(火) 00:43:17.70 ID:EzC4+1G/0




 その後、読書を終えた霖之助が外に出ると、
 
 マスタースパークによって蒸発しかかっているチルノ。
 チルノの氷によって半分凍った美琴。
 美琴の電撃に巻き込まれ黒こげになった魔理沙。

 そして3人を止めようとした、やけど・こおり・マヒ状態の愉快なオブジェな上条が店前に立っていた。





70 :1 :2011/03/22(火) 00:45:15.13 ID:EzC4+1G/0
第3話終了。

読了感謝でした。
71 :3話おまけ [sage saga]:2011/03/22(火) 00:46:54.40 ID:EzC4+1G/0
 その後仲直りした3人。再び香霖堂。

美琴「可愛い〜〜〜!!」

チルノ「ふふん、あたいにかかったらこの程度よ!」

魔理沙「凍ったカエルのどこが可愛いんだぜ」ヒザノウエ

霖之助「魔理沙、本が読みにくいからあまり動かないでくれ」

美琴「お返しがコインなんかでいいの?」

チルノ「うん、きらきらしててさいきょうっぽい」

上条「誰かー! 誰かわたくしめに救いの手をー!」←愉オブ
72 : [sage saga]:2011/03/22(火) 00:51:03.90 ID:EzC4+1G/0
>>55
ひょっとして>>39のことでしょうか?

あれは霊夢と魔理沙の言葉遊びと言いますか、まぁ霖之助をからかっているんですよ。
関連本でも明かされてないけど、何の妖怪のハーフなんでしょうね。ちょっとけーねてんてーに聞きに行ってくる!
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/22(火) 00:56:04.42 ID:3uJZt/Rd0
>>1
読了感謝って聞くと、ウフフ板の某スレの人を思い出す
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/22(火) 00:58:17.47 ID:bHeE7lsDO
道具の記憶を読んでるからさとり妖怪の亜種なんじゃないかとか予想されてるな
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/03/22(火) 01:24:49.71 ID:XTrtXqAAO
どのキャラが出るか楽しみだ
東方でも禁書でも
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山陽) :2011/03/22(火) 03:44:16.72 ID:PzG2rtqAO
つか、当麻は東方勢の誰にフラグ建ててんだ?
レミィと射天丸には建ってる気がするが。
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/22(火) 03:46:40.18 ID:se7SYIrB0
霖之助はゆかりんが苦手なのか
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/22(火) 05:41:13.63 ID:r3UvNO3A0
>>1で「カップリングとしてのクロスはありません」って書いてるから
上条さんにフラグたってんのは禁書キャラだけじゃない?
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/24(木) 12:47:31.09 ID:FyyBNSNSO
たまに東方らしい嫌味な会話があって楽しいな
80 : [sage saga]:2011/03/24(木) 19:18:14.81 ID:uKYF0/Fo0
>>73
天狗乙。

>>79
東方の意味を持たない会話と、禁書のテンポのいい会話を両立させるのが難しいです。

明日投下できれば投下します。
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) :2011/03/25(金) 00:04:06.29 ID:MixN7uVi0
天子でるかなー、お空も
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/03/25(金) 00:18:26.33 ID:YvYpj/7f0
敵に塩を送るって正々堂々と戦う為に相手を助けるじゃなかったっけ
そんなことより>>1乙ほのぼのいいなぁ
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/25(金) 01:35:54.02 ID:jdYXcEvP0
>>82
Hだから問題ない
84 : :2011/03/25(金) 17:13:43.58 ID:Iqz2YWoT0
投下しまーす。今回はほのぼのってより、ちょっとギャグ色が強いです。

ま、いつも通りフリーダムな幻想郷の人物ってことで。
85 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:14:23.02 ID:Iqz2YWoT0
○香霖堂

霊夢「霖之助さーん」カランカラン

霖之助「やぁ霊夢。今日もお茶かい?」

霊夢「違うわよ。って、当麻たちは?」

霖之助「買い物に行かせたよ」

霊夢「そう。で、要件なんだけど、今日うちの神社で宴会やるのよ。霖之助さんも来ない?」

霖之助「宴会か」

霊夢「そ。霖之助さんもうしばらく来てないでしょ? たまには顔出しなさいよ」

霖之助「誘いはありがたいんだが、あまり騒がしいのは苦手でね」

霊夢「言うと思ったわ。ま、気が向いたら来なさいよね」バタン
86 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:15:52.24 ID:Iqz2YWoT0
妖夢「こ、こんにちは〜」カランカラン

霖之助「おや、妖夢じゃないか」

妖夢「あ、こんにちは店主さん」

霖之助「今日は何を落としたんだい?」

妖夢「違いますよ! 今日は落し物を探しに来たんじゃありません!」ミョンミョン

霖之助「む、それは失礼した。いらっしゃい妖夢。今日は何をお求めかな?」

妖夢「あの、買い物でもないんです」

霖之助「お帰りはあちらだよ」

妖夢「ひどい!! 今日はお花見のお誘いに来たんです」ミョーン

霖之助「君もか……」

妖夢「も? いえ、白玉楼に綺麗な桜が咲いたので幽々子様がお呼びしろと」

霖之助「西行寺当主の誘いはありがたいんだが、今日はそういう気分でもないんだ」

妖夢「そうなんですか? では気が向いたら来てくださいね」バタン
87 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:16:57.58 ID:Iqz2YWoT0
咲夜「もし、いらっしゃるかしら」カランカラン

霖之助「いらっしゃいませ咲夜。本日は何をお求めで?」

咲夜「申し訳ありません。今日は入用ではないんです」

霖之助「そうか、それは心から残念に思うよ」

咲夜「ふふ、素直な人ですね。それで、今日はパーティーのお誘いにと」

霖之助「パーティー?」

咲夜「ええ、お嬢様が急に紅魔館でパーティーがしたいとのたまいまして」

霖之助「……君はいい性格をしているよ」

咲夜「おほめにあずかり光栄ですわ。それで、是非とも店主さんにもご出席をと思いまして」

霖之助「折角のお誘いだが、あまり騒がしいのは好まないんだ」

咲夜「そうですか。では気分が変わりましたらいらして下さい」バタン
88 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:17:51.45 ID:Iqz2YWoT0
魔理沙「よう香霖!」カランカラン

霖之助「しかし、本当に今日は客が来ないな」

魔理沙「なんか言ったか?」

霖之助「なにも。それで、今日は宴会のお誘いかな?」

魔理沙「え! なんでわかったんだ!?」サトリヨウカイカ?

霖之助「……なんとなくね」チガウヨ

魔理沙「ふーん、そうそう。今日これから博麗神社で宴会やるから香霖も来いよ!」

霖之助「僕はいいから、紅魔館と白玉楼にも伝えてきてあげたらどうだい?」

魔理沙「もう伝えたぜ! 皆来るってさ」

霖之助「そうか、まぁなんにせよ僕は遠慮しとくよ」

魔理沙「えー! もう何度目だと……わかったぜ。じゃあな」バタン
89 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:18:26.34 ID:Iqz2YWoT0
□夕刻


上条「ただいまー」

インデックス「帰ったんだよ」

霖之助「結局客は来なかったな……」

上条「どうかしたか?」

霖之助「いや何もないよ。お使い御苦労さま」

インデックス「ねぇねぇりんのすけ! 今日神社で宴会やるんだよ!」

上条「あー、そういやそんなこと言ってたな」

霖之助「うーん、2人は行きたいかい?」

上条「そうだなぁ、折角だし行くのも悪くないかと思うけどな。インデックスはどうだ?」

インデックス「れいむがご飯いっぱい用意して待ってるって言ってたんだよ!」ジュルリ

上条「聞くまでもないし……どうする?」

霖之助「そう、だね。偶には騒がしいのもいいかもしれないな」

上条「了解。よし、そんじゃ準備するぞインデックス」

インデックス「合点なんだよ!」

霖之助「ちょうどいいから君たちの友達も誘っておこう」
90 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:19:32.99 ID:Iqz2YWoT0
□夜

○博麗神社

霊夢「あら霖之助さん。それに当麻たちまで、よく来たわね」

霖之助「偶にはね」

上条「インデックスが連れてけってうるさくってよー」

インデックス「食べ物がイッパイなんだよ!」ピュー

上条「あ、おいインデックス! ……まぁいいか」

霖之助「手伝おうか?」

霊夢「いいわよ、もう始まってるし。適当に始めちゃって。はいこれ」ノミモノワタシ

上条「おうサンキュー……って、これ酒じゃねえか!」

霊夢「宴会なんだから当たり前でしょ?」

霖之助「こっちではこれが当たり前だからね。郷に入っては郷に従えってことだよ」

上条「こっち側の大半は未成年なんですけど……」
91 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:20:06.26 ID:Iqz2YWoT0





 それではこれより、宴会の模様をご覧ください。




92 :「乙女会議」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:20:40.15 ID:Iqz2YWoT0
魔理沙「そんでな、いくら私がアプローチかけても全然気づかないんだぜ!?」グビー

美琴「わかるわ魔理沙! 気付かないもんだからイラついて、つい電撃飛ばしちゃうのよね……」グビー

魔理沙「大体あいつは私の事妹としか見てないんだぜ」シクシク

打ち止め「わかる! あの人もミサカの事を妹……下手したら娘としか見てないんじゃないかって、ミサカはミサカはお酒の勢いで愚痴ってみたり」グビー

魔理沙「そのくせ無駄にフラグ建てるし! しかも自分で建てたフラグを平然と折るし!!」

美琴「ホントよね、各国各国行くたびに女の子と仲好くなって、どこの主人公だっつーの!」ムキー

打ち止め「ロシアから帰ってきたら一人ライバルが増えててこの先不安だよ〜ってミサカはミサカは圧倒的な戦力差(胸的な)に怯えてみたり」ガクブル

魔理沙「ううう、今夜は飲み明かすぞ!!」

美琴&打ち止め「おー!!」
93 :「チルノがんばる!」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:21:27.49 ID:Iqz2YWoT0
チルノ「おりゃー!」

イノケン「」ゴワー

ステイル「君がいくら頑張っても、イノケンティウスは凍らないよ」

チルノ「そんなことないもん! えい!」ブン


 チルノが放った氷はイノケンティウスには当たらず、そのまま術師へと飛んでいき……


ステイル「ぐはっ!」バタ

神裂「ステイル!!」

チルノ「ふん! あたいったらさいきょーね!」
94 :胃袋解放(ブラックホール) [sage saga]:2011/03/25(金) 17:22:25.48 ID:Iqz2YWoT0
インデックス「はぐはぐはぐ」モグモグ

幽々子「あら、あなた中々いい食べっぷりね」モグモグ

インデックス「ゆゆここそ、なかなかなんだよ」

幽々子「やっぱり美味しい食べ物は死んでも美味しいわね」

インデックス「おかわりなんだよ!」

妖夢「インデックスさん、そんなに食べたらお腹壊しちゃいますよ?」

インデックス「平気なんだよ!」

幽々子「あら、その時は白玉楼で一緒に暮らせばいいじゃない。美味しいものあるわよ?」

インデックス「え! 行きたいかも!!」

上条「うちの居候を勝手に黄泉の国に連れてくのはやめて下さい!」

霖之助「文字通り殺し文句だな」

幽々子「ほら妖夢、早く次の食事を持ってらっしゃい」

妖夢「みょん」
95 :「only you」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:23:08.31 ID:Iqz2YWoT0
結標「ほら、リグル君。次が何が食べたいの?」

リグル「え、いや、もういいですよ」

結標「遠慮しなくていいのよ? お姉さんがなんでも取って来てあげるから♪」ハァハァ

土御門「はいそこのショタコン女。すぐにその子から離れるんだにゃー」ガシッ

結標「やめて! その子は私がようやくここで見つけた安息地点(ヘブンプレイス)なのよ!?」

海原「ですがその子は女の子ですよ?」

結標「そんなのもう関係ないのよ! あぁリグル君待って待ってーーー!!」
96 :「大人として、道具屋として」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:23:57.16 ID:Iqz2YWoT0
永琳「あら、珍しい顔だこと」

霖之助「久しぶりだね」

上条「いつもお世話になってます」

永琳「霖之助さんは全く来ないし、当麻君はいつも来るし、どうなってるのかしら?」

上条「面目ないです……」

霖之助「僕は病気になりにくい体質だからね」

永琳「それで、あそこでずっと食べてるのがインデックスって子かしら?」

上条「あ、そうです。家の居候です」

霖之助「居候の居候です」

永琳「不思議ねぇ。あんな量がいったいどこに収容されてるのかしら。
   それとも、頭の中の10万3千冊となにか関係でも?」
97 :「大人として、道具屋として」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:25:01.79 ID:Iqz2YWoT0
霖之助「知ってたのかい?」

永琳「風の噂よ、文字通り。もしよかったらあの子2、3日貸してくれないかしら?」

霖之助「あの子は自分が調べられる状況に何度もあって来たんだと思うんだ。あの子のためにも許可はできないよ」

上条「り、霖之助〜! うぅ、俺今まで霖之助は道具に目が無いだけの男だと思ってたけど……すまねぇ! 俺が間違ってた!」ジーン

永琳「もちろんただでとは言わないわ。あの子を借りてる間、うちにある月の道具をいくらでも見て触って調べてもいいわよ?」

霖之助「インデックス! 月の兎がついた餅を食べたくはないかい?」

 タベタインダヨー!

上条「っておい!」ガビーン

霖之助「相手の提示を一度断るのは交渉の基本だ。それに永琳なら悪いようにはしないだろう」

永琳「別にとって食べやしませんよ」

上条「信じた俺がバカだった……」
98 :「第3主人公の憂鬱」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:25:54.10 ID:Iqz2YWoT0
浜面「俺ってさぁ、一応第三の主人公だって言われてるけど、明らかに他2人より人気少ないのに大丈夫かなぁ……」

アリス「大丈夫なんじゃないの? ちゃんと出番あんでしょ?」

浜面「でも上条や一方通行ばっか女の子フラグ増えて、俺には死亡フラグばっかだぜ? この先やってけるかな」ドヨーン

咲夜「……表紙になれるだけいいじゃない」

浜面「え?」

アリス「あ、メイド長じゃない」

咲夜「浜面さん。出番があるだけいいじゃないですか」

浜面「いや、でも……俺はあいつらと違って何にも能力とかないし」

咲夜「いいですか、浜面さん。あなたはあなたなりに悩みがあるのはわかります。
   ですが、世の中には主人公になりたくてもなれない人もいるんです。
   3作目以降自機になれなてない人もいるということを覚えておいてください!」ショウシャー

浜面「は! はいぃ!!」

アリス(酔ってるわねぇ咲夜も……これって私も含まれてるのかしら?)

麦野「はーまづらぁ。あんた何メイドさん怒らしてんのよ?」

絹旗「どうせ浜面が超エロい事をやらかそうとしたんですよ!」

フレンダ「結局浜面が悪いってわけよ」

浜面「愚痴を語ってるだけでこの言われ様!? な、なぁメイドさん。あんたからも一言……」
99 :「第3主人公の憂鬱」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:26:36.05 ID:Iqz2YWoT0
咲夜「う、うう〜〜〜」シクシク

浜面「泣いてる!? お願いだからこのタイミングで泣かないで!」

麦野「消し済みになるのと、浜/面になるのとどっちがいいかにゃ〜ん?」パリィ

フレンダ(寒気が……)

浜面「俺はホントに何もしてないんだって!!」

滝壺「大丈夫だよはまづら。はまづらは泣かすような事してないんだよね。私はわかってる」

浜面「た、だぎづぼ〜〜」

アリス「なにも号泣することないじゃない」

絹旗「麦野は超怒らすと怖いですからね」

滝壺「はまづらはうどんげを見てバニーさんのこと考えてただけだもんね」

浜面「」
100 :「第3主人公の憂鬱」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:27:23.05 ID:Iqz2YWoT0
アリス「あれってあの子なりのフォローなの?」

フレンダ「結局火に油ってわけよ」

麦野「いいわ。そんなに足が好きなら、今すぐ自分の足を両腕で抱ける体にしてあげる!」バシュン

浜面(あ、俺終わった。これ、ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね のパターンだ)

絹旗「浜面が2つになったら、片方を超あげます。人形の素材にでもしてください」

アリス「そんなゲテモノ人形を作る趣味はないわよ」

 チョットサクヤー

咲夜「はいお嬢様、すぐに」シュッ

滝壺(zzz...)
101 :「shangri-la」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:28:19.19 ID:Iqz2YWoT0
青ピ「ここここれは!」

上条「どうした?」

青ピ「なんてことやったんや。幻想郷……いや、理想郷がこんなところにあったなんて……」

土御門「いつものことだにゃー。ほっとくに限るぜよ」


青ピ「巫女魔女メイド吸血鬼猫娘亡霊嬢狐娘賢者蛍雀兎月兎月姫薬師厄神河童白狼天狗烏天狗蛇神蛙神現人神橋姫鬼覚り妖怪不良天人鼠傘入道水兵虎仏未確認生物まで、
   こんなたくさんのジャンルがよりどりみどりなんて、ここは楽園やったんやー!」キラキラ


霖之助「」ボーゼン

上条(霖之助があんな表情するの初めて見た)
102 :「死なない少年と死ねない少女」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:29:01.87 ID:Iqz2YWoT0
輝夜「あなたが今噂の香霖堂従業員さん?」

上条「噂かどうかはしらないが、一応そうだぞ」

輝夜「噂よ。文々。新聞で連日その話題で持ちきりだったもの」

てゐ「きっとその間ネタが無かっただけだよ姫様」

輝夜「そんなのどうでもいいのよ。あなた、『触れたものの能力を無効化する程度の能力』なんだって?」

上条「大体そんな感じだな」

輝夜「へぇ、えい!」ドン

上条「うわ! 押すなよ!」ミギテタッチ

妹紅「ん? 何か用?」

上条「いやちょっと押されちゃって……」

妹紅「あ、お前確か……輝夜いるし。おい輝夜! ……輝夜?」

輝夜「ブティストダイアモンド!!」チュドーン

上条「撃ってきた!?」

妹紅「やばい……おいお前! 早く私から手を――」ジュン
103 :「死なない少年と死ねない少女」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:29:29.95 ID:Iqz2YWoT0
輝夜「どれどれー?」

妹紅「おい輝夜いきなりぶっ放すとはどういうことだ!?」プスプス

輝夜「なんだ、手離しちゃったのね。残念」

上条「たった今上条さんの目の前で殺人事件が起こったと思ったら、殺された少女は生きていた。何を言ってるのかr(y」ポルナレフー

輝夜「心配しなくてもちゃんと死んだわよ」ヤレヤレダゼ

妹紅「あー、初めて死んだときくらい焦った―」ドキドキ

上条「……どういうことでせう?」

輝夜「そうね、次はちゃんと説明するからもう一度妹紅に触れていてくれない?」

妹紅「触れてたら本当に死んじまうわよ! 今度は輝夜の番だ!」ギャーギャー

上条「おい霖之助からも何とか……あれ、霖之助は?」
104 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:30:19.45 ID:Iqz2YWoT0
○神社の外れ


 久しぶりに来てみたはいいが、やはり僕は騒がしいのが苦手だ。
 少し離れてゆっくり飲もうと外れに来てみると、先客が一人。


「あァ? 確か香霖堂とかいう……」

「森近霖之助だよ。以後お見知りおきを。お邪魔しても?」

「構わねェよ」


 以前打ち止めを連れて来店したことがあった白が似合う白髪の少年。
 名は確か一方通行と言ったか。恐らく、というかほぼ確実に偽名だろう。
 年は恐らく当麻と同じくらい……にしてはずいぶんと落ち着いているが。
105 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:31:17.61 ID:Iqz2YWoT0
「君は輪の中に入らなくていいのかい?」

「生憎と仲良しこよしができる人間じゃねェンだ。静かな方が落ち着く」

「そうか、僕もだよ」


 その後は特に会話もなかったが、不思議と気まずい空気にはならなかった。
 お互いが自分の酒をゆっくり飲みながら、視線は喧騒へと向けて。


「しかし、一方通行か。君の本当の名前はどんな名前なんだろうか」

「さァな。一般的な名前だったが、今じゃどうなンだっていい」


 くびり。一口酒を飲み進める。夜風が火照った体を涼めていく。
 彼と気が合う気がするのは、もしかしてお互い本名を捨てた身だからだろうか。
106 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:31:51.21 ID:Iqz2YWoT0










「せっかく宴会まで来てるのに、寂しい人達ねぇ」






107 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:32:22.63 ID:Iqz2YWoT0
背後に気配を感じ、振り返る。
 そこには隙間から上半身を出した妖怪賢者の姿があった。


一方通行「!?」

霖之助「……紫か。いきなり出てくるなといつも言っているだろう」

紫「ごめんなさいね。あなたのその驚く顔が見たくて、つい。お邪魔だったかしら?」クスクス

一方通行「チッ、要件はなンだ」

紫「そうやって一人でいるのもいいけれど、貴方を必要としている人もいるのよ。ほら」

一方通行「あァ?」チラ


打ち止め「一方通行ー! どこにいるのー!?」グスグス


紫「ね?」

一方通行「あのクソガキ……」

霖之助「あの年頃はぐずり出すと大変だ。行ってあげたらどうだい?」

一方通行「チッ、ラストオーダァァァ!!」カツカツ


 モウドコイッテタノッテミサカハミサカハ
 ウルセェクソガキ
108 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:33:24.10 ID:Iqz2YWoT0
霖之助「で、他に用は?」

紫「あら、何か用が無いと会いに来てはいけないかしら」クスクス

霖之助「僕は君が苦手だからね」

紫「まぁ、冷たい人。私はいつも貴方を見てるというのに」

霖之助「視てるの間違いだろう?」

紫「乙女心がわからない人ね」クスクス

霖之助(やはり彼女は苦手だ……)
109 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:34:14.86 ID:Iqz2YWoT0
□それからしばらく...

霊夢「あ、霖之助さ……どうしたの? なんだか疲れた顔して」

霖之助「いや、ちょっとね……」

霊夢「そう。みんな寝出しちゃったし、そろそろお開きね」

霖之助「片付けくらい手伝おう」

霊夢「ありがと」


 少女&青年片付け中...


霊夢「で、今日はどうだった?」

霖之助「そうだね。偶にはいいかもしれないが、やっぱり僕は騒がしいのは苦手だよ」

霊夢「ふーん、それでいつも店は静かなんだ」

霖之助「……嫌味かい?」

霊夢「ううん、私もあそこ好きだもの。なんか落ち着くし」

霖之助「お茶も無料で出てくるしね」

霊夢「ほんと、霖之助さん様々だわ」

霖之助「嫌みのつもりだったんだが……まぁ今日は楽しかったよ」

霊夢「それは良かったわ。私と一緒にいればいつもこんな感じよ?」

霖之助「さっきも言ったけど、僕は騒がしいのは苦手だからね。遠慮しておくよ」

霊夢「残念ねぇ。こんな超優良物件なのに」
110 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:34:58.72 ID:Iqz2YWoT0
文「あややや。なにやらピンク色の気配ですねー」

絹旗「超恋愛話ですか!?」

麦野「そういうのとは違うんじゃない?」

打ち止め「大人っぽくてカッコいいって、ミサかはミサかはヘブッ」

一方通行「ガキが背伸びしてンじゃねェよ」チョップ

魔理沙「うふ、うふ、うふふふふふ……」zzz...

美琴「あん、だめよ当麻……」zzz...

上条「御坂に魔理沙さぁ、そろそろ起きないと風邪ひくぜ?」
111 :第4話「科学と魔術と宴会と」 [sage saga]:2011/03/25(金) 17:35:48.75 ID:Iqz2YWoT0
お燐「浜面のお兄さん持ってってもいい?」ガラガラ

麦野「好きにしていいわよ」

映姫「小町、仕事ですよ」

小町「今からですか〜? 残業は嫌いだってのに」

浜面「まって! まだ生きてますから!!」

滝壷「ん、ふわぁ。……あ、はまづら」オキタ

浜面「助けて滝壷さん!! 早くしないとすごい遠いところに連れてかれちゃう気がするから!!」

滝壷「はまづらが女の子に取りあいされてる」ムゥー

パルスィ「嫉妬されるほど仲がいいなんて、妬ましい」パルパル

浜面「嫉妬よりまず助けを! 火車に乗せないで!」

滝壷「いってらっしゃい、はまづら」バイバイ

浜面「や、やめ……ぎゃあ〜〜〜!!」ドナドナー




 こうして、夜は更けていった...


112 : :2011/03/25(金) 17:38:28.90 ID:Iqz2YWoT0
というわけで「宴会編」投下終了。

ところどころカオスってますが、まぁたまにはね。
これからもなるべく色々なキャラを組み合わせてみたいと思ってます。

まぁ元が香霖堂なんで、あまりお出かけはしないと思いますが。
それと、ネタが浮かべばですがね……

それでは、今回も読了感謝でした♪
113 :おまけ [sage saga]:2011/03/25(金) 17:39:50.98 ID:Iqz2YWoT0

美琴「ちょ、ちょっとちょっと!」

上条「あん? なんだよ」

美琴「あそこは寝てる私を家まで届ける場面じゃないの!?」

上条「いやだって、俺の家香霖堂だし、だいたい白井がいたし」

美琴「なんなのよー!」ビリビリ

魔理沙「起きたら香霖いないし、なんだか霊夢に抜け駆けされた気がするし、最悪だぜ……」ズーン

114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/25(金) 18:32:04.17 ID:2rbMA/n/o
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/25(金) 19:06:04.11 ID:jdYXcEvP0

嫉妬してる滝壺可愛いな
116 : ◆roIrLHsw.2 [saga]:2011/03/25(金) 19:24:41.63 ID:MYPr/Fxz0
乙です。
一方通行の言葉と咲夜さんの落ち込みっぷり、浜面の不幸っぷりが特に面白かったです。
これからもお茶を片手に更新待ってます!
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/25(金) 19:26:16.64 ID:MYPr/Fxz0
っておい、何やってるんだ自分……
上げてすみません……
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/25(金) 21:42:53.21 ID:3Yu9c/fxo
まさかここで天狗を見かけるとは思わなんだ
禁書も好きな作品だから期待してる!
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/03/26(土) 00:44:27.84 ID:mifPSvNAO
ふんどしじゃない霖之助は渋くてかっこいいな
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/03/26(土) 08:32:25.44 ID:xc/XHgEjo
霖之助=店主
こーりん=ふんどし
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/27(日) 11:26:05.74 ID:O59jYX/SO
新作妖夢がアホ毛でみょんみょん揺れる様を幻視した
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 15:38:15.52 ID:TQG6HrUd0
>>24
「触る」でしたっけ?
「見て」……と聞いてたんだけど……あれぇ?
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/03/31(木) 15:46:48.55 ID:vuaXFcA0o
いちゃもん付ける前にwikiでも見て来いよ
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 21:43:15.00 ID:TQG6HrUd0
( ゚д゚)その気はなかったのにまさかのいちゃもん扱い!!
とはいえ一理あるので調べました……「視るでしたね」
すみませんでした
125 :1 [sage saga]:2011/04/01(金) 20:07:41.14 ID:U6mCCSal0
>>122
道具屋ならやっぱ実際に触ってみるかなと思いまして、申し訳ありませぬ。

決して勘違いしてたわけじゃナイデスヨ?
インディアン ウソツカナイ。


今日の夜か明日投下しまーす。
126 :1 [sage saga]:2011/04/01(金) 21:49:56.82 ID:U6mCCSal0
みなさんこんばんわ。
それでは投下したいと思います。

今回も引きこもり店主はお出かけします。それではどうぞ!
127 :第5話「紅魔館編」 [saga]:2011/04/01(金) 21:51:11.06 ID:U6mCCSal0
○外

上条「あ、一方通行に打ち止めだ」オーイ

打ち止め「ヒーローさんだ―、ってミサカはミサカは駆け寄ってみる」ワーイ

インデックス「いつかの白い人もいるんだよ!」

一方通行「三下にシスターに店主もいるじゃねェか。お前が外に出るなんて珍しいな」

霖之助「まるで僕が店から一歩も外に出ないような言い方じゃないか」

上条「違うのか?」

インデックス「違うの?」

霖之助「仙人じゃあるまいし……人里にだって降りるし、無縁塚にだって行ってるだろう」
128 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 21:51:55.02 ID:U6mCCSal0

打ち止め「皆でお散歩?」

インデックス「今から紅魔館に遊びに行くんだよ!」

霖之助「頼まれごともあるしね」

上条「どうせ店番だと思ってたら、上条さんも来いって言われまして」

打ち止め「ミサかも行ってみたい! ってミサカはミサカは絶対に断られないと確信しつつ駄々をこねてみたり」イイデショアナター

上条「うわぁ、ダダ漏れ」

一方通行「……悪ィが、付き添ってもいいか?」

霖之助「君も苦労してるんだね」

一方通行「お互い様だァ……」ハァ
129 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 21:52:24.46 ID:U6mCCSal0
○紅魔館門番前


打ち止め「ミサカがイチバーン、ってミサかはミサカは門へ向けて猛ダッシュ!」ダダッ

一方通行「すっ転ぶンだからやめとけ」

霖之助(魔理沙を思い出すなぁ……)

上条「なぁ、こういう立派な建物ってやっぱ門番とかいるもんなのでせう?」

一方通行「あァ? まァいてもおかしくはねェけどな」

インデックス「そう言えば何度か遊びに来たけど、一回も見たことないかも」

霖之助「いるにはいるんだけどね……ほら、あそこ」ユビサシ

上条「ん?」


美鈴「zzz...」ハナチョウチン


一方通行「……寝てンぞ」

インデックス「……寝てるんだよ」
130 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 21:53:05.18 ID:U6mCCSal0
美鈴「zzz...……っは!! 今日こそは逃しませんよ魔理沙さん!!!」ネボケー

上条「いつかの白井と同じようなこと言ってるな」

美鈴「あ、霖之助さん。おはよう……こそいらっしゃいました」

霖之助「いつも魔理沙がすまないね」

美鈴「そんな! 霖之助さんのせいじゃないですよ。あの、それでですね、どうかさっきの事は咲夜さんには……」

インデックス「さっきの事って?」

上条「寝てたことだろ」

咲夜「あら、あなたまた寝てたの?」

一同「!?」


 門の前で美鈴と話していたと思ったら、いつの間にか紅魔館のメイド長が輪に入って会話に参加していた。
 
131 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 21:54:20.45 ID:U6mCCSal0
一方通行「ここではいきなり出てきて脅かすことでもはやってンですかァ?」

打ち止め「ビックリしたー、ってミサカはミサカはポルナレフ状態になってみたり」ナニヲイッテルカ...

インデックス「寿命が縮まったんだよ!」ドキドキ

咲夜「メイドなだけにですか?」

上条「え、どういうこと?」

美鈴「さ、咲夜さん! あ、あのその……」ガクブル

霖之助「やぁ咲夜、待たせてしまったかい?」

咲夜「森近様、上条様、インデックス様、それと……」

打ち止め「ミサカの名前は打ち止めだよ、ってミサカはミサカはメイドさんに挨拶してみる」

一方通行「……一方通行」

咲夜「打ち止め様、一方通行様。お待ちしておりました。どうぞこちらへ」

打ち止め「ねぇねぇメイドさん。門番のお姉さんお仕置きされちゃうのって、ミサカはミサカは心配してみたり」

美鈴「う、打ち止めちゃん〜〜」

咲夜「ご安心を。少々釘を刺す程度ですので」

美鈴「」

霖之助「……言葉通りじゃないことを祈ろうか」
132 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 21:55:15.58 ID:U6mCCSal0
○紅魔館

咲夜「お嬢様。お客様をお連れしました」

レミリア「良く来たわね貴方達」ゴゴゴゴゴ

上条(凄い威圧感だ!)

霖之助「ご招待いただきありがとうございます」

上条「え、えー、この度はお呼ばれに及ばれまして誠に感謝の気持ちもございませんのことなのです!?」

インデックス「カミカミかも」

一方通行「三下……どンだけあがってンだ」

咲夜「そんなに緊張しなくても、肩の力を抜いて結構ですよ?」

上条「え、そ、そう?」

咲夜「はい、自然にしててください。霖之助さんも」

霖之助「ありがとう。形式だが、やはり固くすると疲れるね」

一方通行(この女、さっきまで様付けじゃなかったかァ?)

レミリア「咲夜」ゴゴゴゴ

咲夜「はい、お嬢様」

レミリア「私も楽にしていいかしら?」ゴゴゴ

咲夜「お客様の前ですよ」

レミリア「うー、自分だけ。バックにオーラ背負うのも疲れるのよね」ゴゴ

打ち止め「オーラが薄れてきた! って、ミサカはミサカは気づいてみたり」

レミリア「あーもうだめ疲れた。ま、適当に過ごして行きなさい」ダラー

上条「完全鎮火だー!?」
133 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 21:56:14.24 ID:U6mCCSal0
咲夜「それではインデックスさんと霖之助さんは図書館へ。パチュリー様がお待ちですわ」

上条「あれ? 俺たちは?」

霖之助「レミリアに妹がいるんだが、その子と遊んでてもらえるかな?」

上条「なんだ子守か。まぁ本に興味があるわけでもないし、いいぜ」

霖之助「一方通行も当麻と一緒に行ってもらえるかい? 2人の方があの子も喜ぶだろう」

一方通行「……好きにしろ」

打ち止め「ミサカもその子と遊ぶー! ってミサカはミサカはあなたに付いて行ってみたり」

霖之助「いや、打ち止めは一緒に図書館に行こう。危ないからね」

上条「おい、今なんて……」

咲夜「では当麻さん、一方通行さん。こちらです」

上条「ちょ、ちょっと待って〜〜〜〜」ズリズリ

一方通行(なンだってンだァ?)カツカツ
134 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 21:56:45.33 ID:U6mCCSal0
○その頃の門番。

美鈴「zzz...」

???「おい!」

美鈴「zzz...っは! 違います今のは気を練って……あれ?」

削板「仕事中に寝るとは、根性のない奴だ!」

美鈴「違いますよ。根性があるから寝てるんです」

削板「む、そうか?」

美鈴「そうです。と言うか寝てません」

削板「ん? ということは根性が無いのか?」

美鈴「いえ、根性はあります。ところで何か御用ですか?」

削板「用など無い!」

美鈴「そうですか。では」

削板「じゃあな!」タッタッタ

美鈴「変な人だなぁ……zzz...」
135 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 21:57:15.43 ID:U6mCCSal0
○フランの部屋

咲夜「それでは、くれぐれも粗相のないようにお願いします。では」シュッ

上条「霖之助のセリフは聞かなかったことにして、とりあえず入るか。フランちゃ―ん?」ガチャ

一方通行(すげェ部屋だな)

フラン「お兄ちゃん達、だれ?」

上条「お、いた。俺は上条当麻ってんだ。こっちは一方通行」

フラン「アクセラレータ? 変な名前」

一方通行「うるせェクソガキ。犬の名前に言われたくねェよ」

上条「おいそういうこと言うなよ! ごめんな、あいつ悪い奴じゃないんだけど」

フラン「ううん、気にしてないよ」

上条「それで、今日は俺達フランちゃんと遊びに来たんだ」

フラン「え! 遊んでくれるの?」ワーイ

上条「(なんだ、素直で可愛い子じゃんか)そうだぜ。何して遊びたい?」
136 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 21:59:45.82 ID:U6mCCSal0


 上条の問いかけに、フランは笑顔全開で答えた。


フラン「んーとね、弾幕ごっこ!」バシュゥ!

一方通行「アブねェ三下!」

上条「え?」ヒュッ


 笑顔『全壊』で放ったフランの弾幕は、上条の頬を切るように飛んで行った。


上条「ほ、頬から血が……」

フラン「久々の弾幕ごっこ嬉しいな!」バシュゥ!!

一方通行「また来るぞ!」カチ

上条「危ないってこういうことかよ!?」


 次々と放つフランに対し、対峙する2人はそれぞれの切り札でそれを凌ぐ。
137 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 22:01:21.54 ID:U6mCCSal0
上条「なんとか消せるけど量が半端じゃないな……」キュィン

一方通行(完璧なベクトル操作はできねェが反射は効いてンな……バッテリーが持つかどうかか)ハンシャ

フラン「すごい! なにそれ! こんなに長く遊べるのは魔理沙以来かも!」

上条「なぁフランちゃん。もう少し違う遊びとかは……」

一方通行「諦めろ三下。あの表情はやめる気ねェぞ」



 禁忌「フォーオブアカインド」



上条「分身!? それも4人に!?」

一方通行「それも魔術ってやつですかァ? なンでもアリじゃねェか!」

フラン「人間って、どう壊したら飲み物の形になるのかな?」

上条「おい、一方通行」

一方通行「あァ?」

上条「死ぬなよ」

一方通行「お互いになァ」

フラン「どっちのおもちゃから遊ぼうかな♪」ニヤァ


 ここに、最弱&最強 VS 最狂 の戦いが始まった。
138 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 22:02:21.39 ID:U6mCCSal0
○図書館

打ち止め「おっじゃまっしま〜す!」

インデックス「ぱちゅりーは?」

パチュリー「ここにいるわよ」

霖之助「やぁ、今日はお招きいただきありがとう」

パチュリー「もともと好きに来れる約束でしょ」プイ

霖之助「それはそうだが、呼ばれれば堂々と入れるじゃないか」

パチュリー「どこかの鼠は呼んでなくとも堂々と来るわよ。盗みに」

打ち止め「ねずみがでるの? ってミサカはミサカはドキドキしてみたり」

パチュリー「ええ、白黒のかなり大きいのが。飛んでくるわ」

霖之助「それは、まぁ……申し訳ない」

パチュリー「……別にいいわ。あなたに文句言ってもしょうがないし」
139 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 22:02:50.87 ID:U6mCCSal0
インデックス「そんなことより早く始めるんだよ!」

パチュリー「そうね、そろそろ始めようかしら」

打ち止め「これから何をするの?」

霖之助「ロケットの製作だよ」

打ち止め「ロケット?」

パチュリー「写真入れじゃないわよ?」

霖之助「それに乗ると月に行けるのさ」

パチュリー「レミィの依頼でね」

霖之助「完成したら、是非とも月の技術を生で見てみたいね」

インデックス「月はうさぎさんがついた餅が食べ放題なんだよ!」ジュルリ

パチュリー「もう少しで完成なのよ。ここの部分の構造が――」アーダ

インデックス「そこはあの魔術が――」コーダ

霖之助「いや、それならこの素材を――」イーダ


打ち止め(月にはうさぎさんの国なんてないのに……ってミサカはミサカはMNWで仕入れた知識をあえて言わない空気が読める女!)

140 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 22:05:10.75 ID:U6mCCSal0
□数時間後

上条「あぁ疲れた。死ぬかと思った……」

霖之助「やぁ、お帰り」もぐもぐ

インデックス「おはえりはんはよほうま」もぐもぐ

上条「霖之助お前! 俺が生死の境をさまよってる最中にのんきにお茶会なんかしてやがって!」ムキー!

霖之助「弾幕ごっこは子供の遊びだ。子供の遊びに大人が出るわけにいかないだろう?」

一方通行「クソ、バッテリーがギリギリだ」

レミリア「心配しなくても帰りに妖怪やスキルアウトに襲われることはないわよ」

一方通行「あァ? なンでわかンだよ?」

レミリア「そういう『運命』なのよ」

咲夜「お飲み物は?」

一方通行「コーヒー。ブラックで」

上条「のどを潤せればなんでもいいです」

咲夜「A、B、O、ABとございますが」

上条「普通の紅茶で」キリッ
141 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 22:05:51.15 ID:U6mCCSal0
レミリア「フラン、いっぱい遊んでもらえたかしら?」

フラン「うんお姉様! 今日は楽しかったよ!」テカテカ

上条「そりゃなによりで。上条さんとしてもリアル残機が0になった甲斐がありましたよ……」

レミリア「そう、よかったわね。また遊んでもらいなさい」フフ

一方通行「もうコンテニューはごめンだ。それといい加減頭から離れろ。うざってェ」

フラン「えー」ヨジヨジ

打ち止め「ダメ―! その人はミサカのなの! ってミサカはミサカは恥じらいながら独占宣言してみたり……///」

パチュリー「妹様、人の恋路を邪魔すると馬鹿に蹴られますよ」

上条「チルノにでせうか?」

咲夜「浜面さんでしょ?」

インデックス「さくやがひどいんだよ」モグモグ

フラン「ふーん、わかった。ってフランドールはフランドールは霖之助の頭に乗り換えてみたり!」ガシッ

霖之助(重い)

一方通行(長ェ)

打ち止め「ミサカのアイデンティティが!」ガーン!
142 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 22:06:16.47 ID:U6mCCSal0
フラン「ねぇねぇ! 今日は面白い道具持ってきてないの? ってフランドールはフランドールは頭を叩きながら尋ねてみたり」ペチペチ

霖之助「すまないね。今日は持ってきてないんだ」イタイヨ

フラン「ちぇー。今度はちゃんと持ってきてね。ってフランドールはフラ……飽きた」

霖之助「そういえばパチュリー、この前あげたペンダントの調子はどうだい?」

パチュリー「ええおかげさまで。喘息の方も良いみたい」

霖之助「あれには空気清浄機なるものの一部を溶かし込んであるからね」

パチュリー「妹分の罪滅ぼしのつもりかしら?」

霖之助「まさか、今後とも香霖堂を御贔屓にどうぞ」ニコ

パチュリー「まぁ、一応礼は言っておくわ……///」カミイジイジ
143 :第5話「紅魔館編」 [sage saga]:2011/04/01(金) 22:06:59.79 ID:U6mCCSal0
レミリア「……ねぇ店主。入荷したいモノがあるのだけれど」

霖之助「なんだい?」

レミリア「フランに1つと、あとパチュリーに1つね。店主を貰おうかしら」

霖之助「申し訳ございません。香霖堂では生物の扱いは取り行っておりません」

一方通行「生きてる物じゃなくなったらいいンですかァ?」ニヤァ

上条「一方通行。お前根に持ってるだろ。俺もだけど」

インデックス「笑い方がふらんそっくりかも」

咲夜「お嬢様。私も」

レミリア「じゃあついでに私と美鈴の分も含めて5つね。よろしく」

霖之助「クローンでも作れと言うのかい?」

一方通行「ぐはっ!!」

打ち止め「あなた大丈夫!? ってミサカはミサカは古傷を抉られたあなたを心配してみる!」

上条「誰かこの人をトラウマから助けてあげて!」

フラン「破壊してみる?」

咲夜「きゅっとして?」

インデックス「どかーんなんだよ!」

上条「心臓ごと壊れるからやめて!」
144 : :2011/04/01(金) 22:12:34.61 ID:U6mCCSal0
というわけで投下終了!!

紅魔館編、いかがでしたでしょうか?
戦闘シーンなんてこのssには必要ないのです。所詮前フリなのですから。

この次はアイテム&幽香とか、けーねてんてー&こもえてんてーとか考えてます。
短い小ネタも書こうかと。

また日数が空いちゃうと思いますけど、書くときはageますので、
「あ、暇つぶしに読んでやるか」程度で気楽にお待ちください。

それでは、読了感謝でした♪
145 :おまけ [sage saga]:2011/04/01(金) 22:16:50.83 ID:U6mCCSal0
霊夢「それにしても、あんたの語尾はおかしいわねぇ。ってレイムはレイムは真似してみる」

打ち止め「真似しちゃ駄目だぜ! ってミサカはミサカは怒りをあらわにしてみたり!」

魔理沙「その語尾は私のだぜ!」

霖之助「何も買わないなら帰ってくれると嬉しいですねー」

上条「その語尾もどうかと思うぞ……」



いや、新約で打ち止めが「だぜ」口調でむぎのんと話してたので……

霖之助+少女しかり、一方通行+打ち止めしかり。
お兄さんと少女の組み合わせは心が超清らかになりますね!
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/04(月) 02:56:19.82 ID:/4v2bcBmo
アレイスターが、入荷しそうだな。

147 :1 [saga]:2011/04/05(火) 00:06:30.81 ID:Pblo+0DK0
小ネタ投下しまーす。

基本的に思いついたことそのまま厳選垂れ流しなんで、よろしくどうぞ。

なお、禁書総合スレに投下した物をそのまま流用してますので。
148 :(小ネタ) [saga]:2011/04/05(火) 00:08:42.52 ID:Pblo+0DK0
霊夢「私の巫女服は霖之助さんに作ってもらったのよ」

上条「へぇー。霖之助がそんなフェチだったなんてなぁ」

霖之助「君がどんな想像をしてるのかは知らないけど、作ったのは事実だよ」

魔理沙「私の八卦炉も香霖作だぜ?」

インデックス「じゃあ2人ともりんのすけが作った道具で戦ってるんだね」

魔理沙「戦闘だけじゃないぜ? 自慢じゃないが私生活でもおんぶにだっこだ」

霊夢「気分的には包まれてる感じね」

上条「霖之助に?」

霊夢「うん」

霖之助「誤解のある言い方はよしてくれないか。店の評判にかかわる」
149 :(小ネタ) [saga]:2011/04/05(火) 00:09:20.32 ID:Pblo+0DK0
上条「でも、町でも有名な2人が良く来るって噂なら、集客につながるんじゃねーの?」

霖之助「2人の噂が良い噂ならね」

インデックス「」ジトー

魔理沙「別にやましい事なんてしてないぜ。私は毎日「借りた」本を読んでるだけだ」

霊夢「私もよ。目の前に出る妖怪を倒してるだけじゃない」

上条「辻斬りと何も変わんねーじゃねぇか!」


霖之助「まぁとにかく、彼女たちの道具は僕が作ってるんだ。他にも何人かに作ってるけどね」
    
上条「一方通行。お前もなんか作ってもらえよ」ケラケラ

一方通行「必要ねェなァ」
150 :(小ネタ) [saga]:2011/04/05(火) 00:10:19.73 ID:Pblo+0DK0
カランカラン



絹旗「窒素装甲(オフェンスアーマー)!」

     &

黒夜「窒素爆槍(ボンバーランス) !」



絹旗&黒夜「with 一方通行(アクセラレータ)!!!」











一方通行「」


霊夢「なんか来たわよ」

インデックス「お客さんなんだよ」

霖之助「当麻、僕は奥でやることがあるから」

上条「アルバイトに厄介事を押しつけるのはどうかと思います!!」
151 :(小ネタ) [saga]:2011/04/05(火) 00:10:57.76 ID:Pblo+0DK0
一方通行「」

絹旗「ふふふ、私たちの超キュートっぷりに空いた口が塞がらないご様子ですね」

黒夜「おい一方通行。何とか言えよ」

絹旗「きっと自分の配役に不満があるんですよ」

黒夜「あ、確かにこれだと一方通行がホモになっちゃうな」

絹旗「そうですよ、私もビッチじゃないですし。まぁ天使ですが、最愛ちゃんマジ超天使ですが」

黒夜「モアイちゃんが何言ってんですかぁ? そんなパンツ見せびらかす天使なんているわけねぇだろ」

絹旗「黒夜ちゃァァァン? アホウドリ風情の名前が、何言っちゃってるンですかァ!?
   そっちこそあんな格好でイルカの人形抱いてるとか超キャラ狙ってンのバレバレなンですよォ!」

黒夜「あァァン!? うるせェぞこの超カマトト絹旗ちゃンよォ。 
   新約から急に一方通行語言い始めてンじゃねェよ。第一位意識してるンですかァ?」ニタニタ

絹旗「なっ! ちち違います! 超そんなんじゃ……/// 違いますよ一方通行!!」
152 :(小ネタ) [saga]:2011/04/05(火) 00:11:41.61 ID:Pblo+0DK0
一方通行「俺に振ンな。つゥかよォ、お前ら何がしたいンだ」

黒夜「そうだ、忘れてた。そもそも私は『暗闇の五月計画』において「一方通行の攻撃性」を植え付けられた」

絹旗「私は「一方通行の防護性」を植え付けられました」

一方通行「あの計画か……で? 今さら復讐しに来ましたってかァ?」

黒夜「違うよ」

一方通行「じゃあなンだよ」

絹旗「私達を使って下さい!!」

一方通行「」

黒夜「私たちは一方通行の攻撃と防御を持ってる。もし一方通行が私たちを道具として使えたら最強じゃね? って思って」

一方通行「……使うってどうやって」

絹旗「それはほら、私たちがそれぞれ拳銃と刀になりますから」

一方通行「ガイナックスに帰れ!!」
153 :(小ネタ) [saga]:2011/04/05(火) 00:12:29.34 ID:Pblo+0DK0
霊夢「使うって、なんかえr」

霖之助「やめなさい」

魔理沙「カラーリング的には私一人で十分なんだぜ」

霖之助「君をそんなはしたない子に育てた覚えはないよ」

上条「いや育ててないだろ」





妖夢「刀と聞いて」キリッ

天子「刀と聞いて」キリッ

神裂「か、刀と聞いて///」

上条「照れるくらいならボケるなよ……」

駒場「銃か? 演算銃器(スマートウェポン) ならあるが」

ルーミア「そーなのかー」

駒場「む、誰だお前は。舶来と間違えたか」

霖之助「全員出口は振り向いたすぐそこだよ」

インデックス(りんのすけの部屋からも刀が出てきたんだよ……)
154 : [saga]:2011/04/05(火) 00:14:13.16 ID:Pblo+0DK0
終わりでース。

一方通行が刀と銃持って暴れてるとこ想像してみたら、
護業抜刀法使う霖之助とか見てみたくなりました。
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/05(火) 12:56:00.62 ID:tkQZWzRIo
もあいちゃんかわいいです

こーりん普通に刀ぶんまわせそうだよな
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/05(火) 13:03:08.31 ID:WgvYoDSDO
正直、草薙の剣以外にも神器あるんじゃないかと思ってる
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 13:34:15.33 ID:Y/xRqZISO
まぁ草薙1本あればある程度の敵とは渡り合えるがな
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/06(水) 22:36:13.80 ID:9jlLHASS0
あ、これ結構好きだわ 乙
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/24(日) 23:06:56.23 ID:h39LJJVSO
マダー?
160 :1 [sage]:2011/05/04(水) 19:20:07.43 ID:+0DmRTl50
4がツ忙しくて、もうすぐ書きためれると思うので待ってて!

>>159
私のこんなオナニーss待っててくれるなんて! 
嬉しい! でも感じちゃう(ビクンビクン
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/04(水) 20:16:33.57 ID:YtW1EE5ro
待ってる〜
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/05/14(土) 23:50:39.89 ID:0H6S9hEn0
だれかもう言ったかもしれんが,
右手なくても力があるなら幻想郷の中に入った時点で全部消えていくんじゃないかな。全部が幻想なんだし。
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/05/15(日) 17:31:44.70 ID:6rlOLShPo
>>162
幻想郷は全てを受け入れる
つまり上条さんの能力すら受け入れちまった

となると上条さんにとって幻想郷はもう幻想ではなく現実
だからイマジンブレイカーが有ろうと無かろうと
現実は壊せない=幻想郷は壊れない
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/05/15(日) 23:58:54.13 ID:a48SE+h70
スキマが幻想殺しにとっての現実と幻想の境界をいじったんじゃね
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(和歌山県) [sage]:2011/05/15(日) 23:59:28.86 ID:a48SE+h70
スキマが幻想殺しにとっての現実と幻想の境界をいじったんじゃね
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/16(月) 09:29:52.44 ID:3W0Im3+po
むしろ生まれた世界事態が幻想郷と学園都市会わせた的な場所だったってだけじゃね?
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/05/18(水) 17:07:38.34 ID:f6Df46tBP
核を壊さないと幻想郷は壊れないんじゃね?
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/12(日) 23:06:55.31 ID:1DIe/erSO
実際そんな考察どうでもよくね?
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/06/19(日) 14:26:33.41 ID:YM6r9xfl0
このSSすごい
何というか的確に俺のストライクゾーンを突付いてくる
続きが楽しみです
170 :短小ドラゴン :2011/06/19(日) 17:35:48.78 ID:++RGwHZAO
地は悪に満ち、人は自ら悪を為す。愛で人を殺せるのなら、憎しみで人を救えもするだろう
171 :りーくー :2011/06/19(日) 23:05:46.44 ID:GadFjajQ0
お久しぶりです。

なんかもうどんだけ前なんだよって感じですが、お久しぶりです。

能書きと言い訳垂れる前に投下します。
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 23:09:37.69 ID:zX7TmNLUo
ヒャッハー投下来たー
173 :1 :2011/06/19(日) 23:10:39.35 ID:GadFjajQ0
……OK落ち着け。

俺はこのレスが今日初投稿だしあんたはさっきのレスを「見なかった」

そうだな?





では投下します。
174 :第6話「ドS編」 [saga sage]:2011/06/19(日) 23:13:05.31 ID:GadFjajQ0
○香霖堂




幽香「こんにちは」カランカラン

上条「あ、幽香さん。どもっす」

幽香「あら、今日は一人なのね?」

上条「霖之助は奥でちょっと作業してますね。呼びます?」

幽香「うーん、別にいいわ」



初春(うわぁ……キレーな人)ジー

幽香「……なにかしら?」

初春「えっ、あ、す、すいません! つい見とれちゃって」

佐天「確かに、これだけの上玉はそうそうお目にかかれないよね」

初春「さ、佐天さん。言い方が下品ですよ……」
175 :第6話「ドS編」 [saga sage]:2011/06/19(日) 23:14:47.84 ID:GadFjajQ0
佐天「髪も綺麗でうらやましいなぁー。おっぱいも大きいし」

上条(確かに)

幽香「くす。ありがと」ウフフ

佐天「くっ、ここまで言って少しも照れもしないなんて、これが年上の余裕かー!」

初春「佐天さんってば、失礼ですよ」

幽香「あら、あなたたちだってとても可愛らしいわよ」

佐天「え?」

幽香「まだ5分咲きでこの可愛らしさだもの。満開になった時が楽しみだわ」ニコ

初春「ホントですか!?」

佐天「幽香さんのお墨付きじゃ頑張っちゃおうかな―! じゃサヨナラー」カランカラン

上条「またのお越しを―」

幽香「ところで、あの子はどうして頭に花を育ててるのかしら? そういう妖怪なの?」

上条「いや上条さんに聞かれましても、趣味とか?」
176 :第6話「ドS編」 [saga sage]:2011/06/19(日) 23:16:04.51 ID:GadFjajQ0
霖之助「幽香じゃないか。どうしたんだ?」

幽香「ちょっとね、待ち合わせよ」

霖之助「待ち合わせって言うとあの子か。全く、ここは古道具屋であって集合場所じゃないんだがね」

幽香「あら、いいじゃない。こんな美人なお得意様が来てくれるんだから、鼻の一つでも伸ばしなさいよ」

霖之助「花のない話だね」

上条「お前が言うなよ。っと、来たみたいだぞ」
177 :第6話「ドS編」 [saga sage]:2011/06/19(日) 23:17:03.53 ID:GadFjajQ0
カランカラン

麦野「やっほー幽香。待たせたかにゃーん?」

幽香「遅いわよ沈利」

麦野「ごめんごめん、ちょっと浜面追いかけるのに時間がかかっちゃって。逃げられちゃったけど」

上条(浜面……無事に逃げれたのか)ホッ

インデックス「お店が急に華やかになったんだよ」

霖之助「それにしても2人が知り合い、それも仲が良いなんて知らなかったよ」

麦野「色々あったのよ」ネー

幽香「女の仲ってのは山の天気より難しいのよ」ネー
178 :第6話「ドS編」 [saga sage]:2011/06/19(日) 23:19:32.14 ID:GadFjajQ0
 △回想△
 ○ひまわり畑


浜面「はぁ……はぁ……くそ! 早く麦野から逃げなきゃ!」

浜面「ん、あそこは……ひまわり畑か? よし、あそこでやり過ごそう!」カクレ

麦野「はーまづらぁ〜〜!! どこいきやがった!?」ザッザッ

浜面「……ふぅ、行ったか。ひまわり畑があってよかったぜ」

???「ねぇ、そこのあなた」

浜面「ひぃ!!……って、麦野じゃねぇな。えと、どちら様?」

幽香「私は風見幽香。そんなことはどうでもいいの。その手に持ってるものは何?」

浜面「手? あ、やべ、ひまわり折っちまった。もしかしてここの人?」

幽香「そう、あなたが折ったの」
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/19(日) 23:20:58.03 ID:zX7TmNLUo
この共演はヤベェwwwwww
180 :1 [saga sage]:2011/06/19(日) 23:21:42.21 ID:GadFjajQ0
ちょっと重くて投下しづらいんで時間おいてまた来ます。
181 :1 :2011/06/20(月) 00:11:19.74 ID:lohr6ruS0
投下開始
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/20(月) 00:11:43.54 ID:zeKIwMRr0
新しいのキター
自分のペースで無理せず頑張れ
183 :1 :2011/06/20(月) 00:13:37.60 ID:lohr6ruS0
浜面「すまねぇ、でも命の危機だったんだ。悪いな」

幽香「そうね、命の危機じゃ仕方ないわね」ガシッ

浜面「ぐっ! 離せ! く、苦しい!!」ジタバタ

幽香「ひまわりの命とあなたの命、どう考えても貴方の命の方が軽いわよね?」

浜面(こんな華奢な女が片手だけで俺を吊り上げるなんて、もしかしてこいつ妖怪か!?)

幽香「大した肥料にもならないだろうけど、散ったひまわりの代わりに一瞬の満開をここで果たしなさい」ニコ

浜面(かはっっ! 駄目だ! 意識が……)

184 :1 :2011/06/20(月) 00:16:05.16 ID:lohr6ruS0

 バシュン!!

幽香「危ないわね。ひまわりに当たったらどうするの?」

浜面(麦野さ〜ん!! 最高のタイミングだけど、俺にも当たりそうでしたよ!?)

麦野「おい浜面。なに勝手に殺されそうになってんのよ。あんたは私が[ピーーー]予定なんだよ」

浜面「」

幽香「あら、ごめんなさい。あまりに可愛く鳴くものだから、ついね」

麦野「まぁとにかく。そこのアホは私の物なのよ。返してもらうわよ」

幽香「ならあなたが代わりに散ってくれるのかしら?」

麦野「吠えるじゃねぇか糞ビッチが。お前の×××を○○○してやろうかぁ!?」

浜面「」タマキュン

幽香「ずいぶんと汚い言葉ね。口も汚ければ心も汚い。あら、顔もね」

浜面「」ガクブル
185 :1 :2011/06/20(月) 00:17:33.10 ID:lohr6ruS0
麦野「だいたいなにその服? 清楚ぶってるつもりかよ」

幽香「あなたに言われたくないわね。薄そうな下着着て、そんなんで男の子が本当に興奮すると思ってるの?」

麦野「はっ! そっちこそ童貞野郎でも釣ろうってかぁ!?」

幽香「はしたない言葉ばかり。あなた好きな人の前でも強く出て後で後悔するタイプね」


麦野「なんだと!?」

幽香「なによ!?」

浜面「な、なぁお二人さん。ここは一つ穏便に……」

麦野幽香「「あんたは黙ってなさい!!」」

浜面(た、助けて滝壷〜〜〜!)
186 :1 :2011/06/20(月) 00:18:34.89 ID:lohr6ruS0









上条「浜面ェ……そんでその後どうしたんだ?」

麦野「1日中殺り合った後、仲良くなった」

上条「なんで!?」

幽香「気があったのよ」

インデックス(好きな人の前で高圧的な態度になるとことかソックリかも)

霖之助「そんじょそこらの妖怪じゃこの2人組には太刀打ちできないだろうね」

幽香「まぁいいじゃない。あ、そうだ。これ持ってきてあげたわよ」
187 :1 :2011/06/20(月) 00:19:45.23 ID:lohr6ruS0
インデックス「何持ってきたの?」

麦野「なにこれ花?」

霖之助「お、ありがとう。いつもすまないね」

インデックス「お花売るの?」

霖之助「いや、花から香水をつくるんだよ。最近女の人からの需要が増えてね」

上条「まーお客さんのほとんどは女性客だしな」

麦野「そういえば私もここで買ったわ」
188 :1 :2011/06/20(月) 00:20:55.90 ID:lohr6ruS0
霖之助「お礼と言ってはなんだけど、前回貰った花で作ってみたんだ。君にあげるよ」

幽香「天然の花の香りに包まれてる私に渡すなんて、よっぽど自身があるのね」

霖之助「当り前さ。店には売れる自信のある商品しか置かない主義だからね」

上条(売りたくない物は非売品にするからなぁ……)

幽香「ま、まぁどうしてもというなら貰っておいてあげるわよ」///

麦野「あらぁ〜ん? 女性に香水をプレゼントするなんて、霖之助もやるにゃ〜ん」ニヤニヤ

幽香「ちょっ、沈利!? もう! 行くわよ」アタフタ

上条「またフラグを立てた……だと!?」

インデックス「とうまが言っちゃダメかも」

霖之助「次は何か買いに来てくれ」

麦野「りょーかいだにゃーん。それじゃまたね」カランカラン
189 :1 :2011/06/20(月) 00:21:24.38 ID:lohr6ruS0





幽香「♪」

麦野「そんなに顔緩ませちゃって、USCの名が泣くわよ」

幽香「笑顔の方が植物も生物も美しく育つのよ?」

麦野「そんなもんかにゃーん……あ」

浜面「あ」ヤベェ

麦野「……み〜つけたぁ♪」ニヤァ

浜面「ひ、ひぃ〜〜〜〜!!!」ダットノゴトク!

麦野「逃げんなゴラァ!!!」バシュン

幽香「……あなた今最高に笑ってるわよ」

浜面「嗤ってるの間違いだろ〜〜!!!」

190 :あ、タイトル書くの忘れてた :2011/06/20(月) 00:24:18.98 ID:lohr6ruS0
はいそんなこんなで第6話「ドS乙女編」終了です。

ちょっとオチが弱い気もしますが、あんま煮詰めてまた投下遅れるよりはと思いまして。

次回の投下は未定ですが、出して欲しいキャラとか組み合わせがありましたら書いといてください。

相変わらずの需要だとは思いますが、読んでくれた皆さん。ありがとうございました。
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/06/20(月) 00:27:43.27 ID:Zu68KF3f0
浜面もげろ、いや、もがれろ
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/20(月) 13:49:10.81 ID:trsM07UZ0
面白かった、乙

神裂と妖夢の剣士コンビが見たいです
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/06/20(月) 21:22:16.72 ID:ciGWonaW0
やっぱこの2人は共通点多いよね
性格キツイし、美人だし、ビーム撃つし・・・

次回も楽しみにしてますー
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/06/20(月) 22:37:19.07 ID:YG2nYlJN0
面白かったです

あと、●●さんが壁からそっと覗いてますよー
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/21(火) 01:25:01.34 ID:gj5pWotSO
乙でしたー
ガブリエルと魔界のアホ毛のコンビを
196 :1 :2011/06/23(木) 01:21:24.72 ID:fPT4bN1B0
おもむろに投下します。
197 :第7話「少女さとりと超女最愛」 [saga]:2011/06/23(木) 01:22:42.19 ID:fPT4bN1B0
○香霖堂


浜面「ういーす」カランカラン

上条「よう浜面じゃねぇか。どうした?」

浜面「いや、特に用はないんだけどな。まぁ冷やかしだ。シスターと店主は?」

上条「インデックスは霊夢と出かけた。霖之助なら奥で商談してる、っと、終わったみたいだな」

霖之助「堂々と冷やかし宣言されてもね……」

浜面「まぁいいじゃんか! ん? そちらはどちらさん?」
198 :第7話「少女さとりと超女最愛」 [saga]:2011/06/23(木) 01:23:10.25 ID:fPT4bN1B0
霖之助「ああ、彼女は――」

さとり「初めまして。古明地さとりです。よろしく、浜面さん」

浜面「ああ、初めまし……俺名乗ったか?」

さとり「ふふ、アイテムの浜面さんと言えば有名ですから」

浜面「そうかそうか! ついにこの俺世紀末帝王HAMAZURAの名前が世に知れ渡って来たか!」フフフン

上条「浜面、鼻伸びてる伸びてる」

霖之助「さらっと嘘をつくな。彼女は覚り妖怪でね、人の心がわかるんだよ」

浜面「ちぇーなんだよ。ひでーよさとりちゃん」

上条「つーかお前普段からそんな事考えてんだな……」
199 :第7話「少女さとりと超女最愛」 [saga]:2011/06/23(木) 01:23:35.20 ID:fPT4bN1B0
〜☆〜☆〜




霖之助「そういえば最近はよく君の友達が買い物に来てくれるよ」

浜面「俺の友達? 半蔵でも来てんのか?」

霖之助「いや彼じゃないが、いつもならそろそろ来る頃だが――」








絹旗「超お邪魔しま〜す!!」カランカラン

霖之助「やぁいらっしゃい」

絹旗「こんにちは霖之助さん! 今日の収穫はどうですか!?」

霖之助「あるよ。今日の分はこれくらいだね」

絹旗「さっすが霖之助さん! こんな物一体どこで収穫してくるのか超教えてほしいですよ!」

霖之助「残念だけど企業秘密だよ」
200 :第7話「少女さとりと超女最愛」 [saga]:2011/06/23(木) 01:24:29.39 ID:fPT4bN1B0
浜面「友達って絹旗の事かよ……」

絹旗「あ、いたんですか馬鹿面。相変わらず超スケベな顔してますね」

浜面「友達はこんな失礼なこと言わない!」

上条「なんだこれ……ビデオ?」

さとり「『メガ・ピラ○ア』に『尻怪獣ア○ラ』ねぇ。そっちではこういうのが流行ってるの?」

上条「いわゆるB級映画ってやつか」

浜面「流行ってるのはこいつの頭の中でだけだ」

絹旗「ええー超おもしろいんですよ? キャストとセットの微妙な頑張り具合とかが」

上条「内容は二の次!?」
201 :第7話「少女さとりと超女最愛」 [saga]:2011/06/23(木) 01:24:57.70 ID:fPT4bN1B0
浜面「ところで、さとりちゃんの能力って具体的にどんなんなの?」

上条「あー俺も知りてぇ。確かレベル5にも似たようなのがいるって噂だよな」

絹旗「まだ超謎だらけですけどね。それと初対面の女の子にちゃん付けの浜面は超キモイですが」

浜面「聞いてたか霖之助! 今まさにイジメの現場だぞ!?」

霖之助「すまない、聞いてなかった」ホンヨミ

浜面「ちくしょー!!!」

上条「……まぁ、あの馬鹿はほっといて。で、他にどんな事できるんだ?」

浜面「遂にヒーローにまで見捨てられた!?」

さとり「そうですね、では少しお見せしましょうか? 浜面さん」

浜面「シクシク。ん? なに?」

さとり「えい!」ピカッ!

浜面「うお! まぶし!」メガー
202 :第7話「少女さとりと超女最愛」 [saga]:2011/06/23(木) 01:25:43.83 ID:fPT4bN1B0
浜面「ったく、なんだってん……うおぉぉぉおぉぉ!?!?!?」

絹旗「ど、どうしたんですか浜面!?」

上条「なぁさとり、あいつになにしたんだ?」

さとり「たぶん見てればわかりますよ」

浜面「む、むむむむむぎの〜〜〜〜〜!?!?!?」ガクブル

絹旗「……麦野? 麦野なら来てませんが?」

浜面「な、なに言ってんだよ! そこに立ってるだろ!? ひぃぃ〜〜! レーザー腕が迫ってくる〜〜!!!」ギャー

霖之助「浜面。うるさいよ」ホンヨミ

上条「客じゃない奴にはとことんひでえな。で、これって幻でも見せてんのか?」

さとり「平たく言うとそうですね。正確には本人のトラウマを見せてるんですが、流石に可愛そうなのでやめましょう」ストップ

絹旗「それで麦野ですか。(超ドンマイですね……麦野)」

浜面「や、やめ……あれ? 消えた……」
203 :第7話「少女さとりと超女最愛」 [saga]:2011/06/23(木) 01:26:11.93 ID:fPT4bN1B0





さとり「――という訳です」

浜面「なーんだ幻だったのか。道理で昔の姿だと思った」フゥ

絹旗「でも心が読めるって超便利ですよね」

さとり「そうでもないですよ? 聞きたくない事まで聞こえてしまいますから」

絹旗「あー、確かに。特に男なんて超エロい事しか考えてませんからね」

上条(否定できん……)

浜面(同じく……)

さとり「」ジー

上面「はは、はははは」タジ
204 :第7話「少女さとりと超女最愛」 [saga]:2011/06/23(木) 01:26:39.23 ID:fPT4bN1B0
絹旗「って事はですよ? 性欲が死んでるんじゃないか疑惑で有名な霖之助さんが女子の前でどんなこと考えてるのかわかるってことじゃないですか?」

浜面「そんな疑惑が……」

上条「確かにあいつフラグ建てるだけ建てて回収しないからなぁ」ヤレヤレ

浜面(お前が言うな)イラッ

絹旗「で、どうだったんですか!?」

さとり「ええ、dど、どうって?」

絹旗「霖之助さんですよ。さとりのこと超エロく考えてましたか?」

さとり「そんなこと聞いたことありません!」

絹旗「じゃあ今聞いてみましょうよ!」

さとり「え、ええ〜〜!?」









上条「あー、なんだかガールズトークで盛り上がってるな」

浜面「こういうとき男って肩身狭いよな」
205 :第7話「少女さとりと超女最愛」 [saga]:2011/06/23(木) 01:27:07.76 ID:fPT4bN1B0



 ☆色々あって☆

さとり「あ、あの、霖之助さん?」

霖之助「ん? なんだい?」


上条「お、聞くのか」ヒソヒソ

絹旗「超黙ってみててください!」ヒソヒソ


さとり「私の事、ど、どう思ってますか?」


浜面「あれって告白してるようなもんじゃねぇ?」ヒソヒソ

霖之助(……)ウーン

上条「あれ、黙っちゃったぞ?」ヒソヒソ

絹旗「きっと気持ちの整理をしてるんですよ」キャー!
206 :第7話「少女さとりと超女最愛」 [saga]:2011/06/23(木) 01:27:44.22 ID:fPT4bN1B0




 〜〜10分後〜〜


浜面「なんかずっと黙ったままなんだけど」

上条「俺達も普通に話してるし」

絹旗「どうしたんでしょうか?」

上条「あ。さとりの顔が赤くなってる」

さとり「あの、も、もういいです。結構ですから」///

霖之助「うん? そうかい? それじゃまた本を読ませて貰うよ」


さとり「は、恥ずかしい……」///

絹旗「一体どうしたんですか? ずっと黙ってましたけど」

さとり「……想われました」

上条「どういうことでせう?」

さとり「はい、あの、私の能力から普段住んでる地底の事まで、私に関するありとあらゆることを考察されまして、 
    なんだか自分以上に自分の事を調べられてしまい、恥ずかしくなってしまって……」///

絹旗「なんと……それは予想外でしたね」

上条「ま た フ ラ グ か」ガーン

浜面(こいつわざと言ってんのか?)イラッ
207 :第7話「少女さとりと超女最愛」 [saga]:2011/06/23(木) 01:28:31.58 ID:fPT4bN1B0
〜☆〜☆〜


インデックス「ただいまなんだよ!」カランカラン

霊夢「あー疲れた。霖之助さんお茶―」

霖之助「お帰りインデックス。出口はそこだよ霊夢」

霊夢「いいじゃない。減るもんじゃないし」

上条「茶葉は確実に減るけどな」

208 :第7話「少女さとりと超女最愛」 [saga]:2011/06/23(木) 01:29:58.83 ID:fPT4bN1B0
浜面(前から思ってたんだけど、あの巫女さん腋出しててエロ……はっ!)

さとり「」ジー

浜面(ち、違う違う! というかちょっと待て! あの巫女服って霖之助が作ってるんだろ?
   じゃあ霖之助は腋フェチってことじゃないのか!?」

さとり「!」ナンダッテー

絹旗「何顔だけで会話してるんですか浜面。いやらしい……」ジトー

上条「つか途中から言葉に出てるぞ」

インデックス「りんのすけはわきが好きなの?」

霊夢「そうよ。知らなかった?」フフン

霖之助「一応言っておくがこの巫女服は霊夢のデザイン道理に作っただけだよ」






早苗「腋巫女と聞いて!!!」バーン

姫神「私も。一応。巫女さん。」チーン

上条「霖之助の代わりに言おう。出口は向こうだぞ」
209 :1 [saga]:2011/06/23(木) 01:34:50.66 ID:fPT4bN1B0
というわけで第7話「少女さとりと超女最愛」編。終了でございます。

出した割に対して出番なくてごめんね最愛ちゃん。もっと一方語とか言わせればよかった。

さとりの能力については、まぁ厳密には違うんだろうけど、幻想郷の人は基本テケトーですから。
そんな感じで解釈していただけたら幸いです。

それでは今回も読んでいただき感謝感激。

またいつになるか分からない次回まで!



>>194
やったねあいさ!出番があったよ!
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山形県) [sage]:2011/06/23(木) 01:47:02.76 ID:eycAeoSM0
乙!
リクエストにお答えしてくれてありがとう!
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/06/23(木) 13:17:51.07 ID:SaJhrsUAO
そういや渋に東方×禁書の絵あがってたな。天使同盟描いてる人の。ここのスレとは関係ないが
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/06/23(木) 19:44:25.53 ID:EqJ57HFAO
やっぱほのぼのはいいよなぁ…。

禁書×東方って大概強さ議論で殺伐とするしな。
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/25(土) 00:45:13.34 ID:iRSspuSSO
その点ここの>>1は上手いし
閲覧者はちゃんと下げるし
いい環境だよな
214 :1 [sage]:2011/06/25(土) 17:14:44.72 ID:awyAs41q0
いつも応援ありがとうございます。

みなさんのコメントが何よりの活力になります!
これからも書いてくださると鼻血だします!

>>211
見てきた。燃えた。だからあの絵のうちの一つを書いてみたいと思います。
今日か明日投下しますんで、よかったら見てやってください。
215 :1 [saga]:2011/06/25(土) 21:11:57.15 ID:awyAs41q0
ちゅーわけで投下しま〜す。
216 :第8話「死なない少女と死なせない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:14:18.08 ID:awyAs41q0
○香霖堂


霖之助「〜♪」スパスパ

インデックス「甘いにおいがするんだよ!」

上条「なんだそれ? お菓子か?」

霖之助「これかい? この前無縁塚で見つけた煙草だよ」ウズウズ

上条「え! この花瓶みたいなのが!?」

霖之助「そう! これは水煙草と言って――

インデックス「あ、それ水たばこだね。たばこなのに1回の燃焼時間が1時間程度と長くて、重さもあって気軽に持ち運びはできないんだよ。
       だから、紙巻きたばこが普及している地域ではあまり知られていないんだけど、煙が水を通る間に多少冷やされることもあって、
       昼間の気温が高いインドや中近東で人気があるんだって」10マン3000サツ

霖之助「……そうだよ」ムスー

上条「は、ははは」ドンマイ

インデックス「でもどんなに甘い匂いでもたばこはたばこだし、私はあんまり好きじゃないんだよ……」

上条「それステイルには絶対言うなよ。吐血するから。カッコつけながら」
217 :第8話「死なない少女と死なせない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:14:44.66 ID:awyAs41q0

  カランカラン



ステイル「僕がどうしたって? 上条当麻」オジャマスルヨ

上条「げっ!」

霖之助「噂をすればってやつか」イラッシャイ

インデックス「いらっしゃいませなんだよ!」

ステイル「やぁインデックス。このウニ頭にいじめられてないかい?」

上条「うるせぇ不良神父。店内でタバコ吸うな」
218 :第8話「死なない少女と死なせない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:15:14.46 ID:awyAs41q0
ステイル「その店主が吸ってるんだ。問題ないだろう」スパー

霖之助「火の始末には気をつけてくれよ。今日もいつものでいいかい?」

ステイル「ああ、適当に見繕ってくれ」

霖之助「了解だよ。ちょっと待っててくれ」スタスタ

インデックス「何を買うの?」

ステイル「聖書の次にこの世に必要なものだよ」





219 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:16:03.08 ID:awyAs41q0
ステイル「その店主が吸ってるんだ。問題ないだろう」スパー

霖之助「火の始末には気をつけてくれよ。今日もいつものでいいかい?」

ステイル「ああ、適当に見繕ってくれ」

霖之助「了解だよ。ちょっと待っててくれ」スタスタ

インデックス「何を買うの?」

ステイル「聖書の次にこの世に必要なものだよ」





220 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:16:34.57 ID:awyAs41q0


  カランカラン


妹紅「よぉ森近……あれ? 森近は?」

インデックス「いらっしゃいなんだよ! もこう!」

上条「お、久しぶりじゃねーか。買い物か?」

妹紅「まぁそんな感じ。そっちのでっかい人は?」

上条「こいつは妖怪スモーカーストーカーだ」

ステイル「君の髪型と同じくらいセンスの悪い紹介どうもありがとう。感謝のしようもないよほんと」
221 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:17:04.85 ID:awyAs41q0
インデックス「むー、二人とも喧嘩しちゃダメかも」

上条「ほら、大事なお姫様に怒られたぜ?」チェッ

妹紅「なんか『姫』って言葉聞くと嫌なことしか浮かばないわね」

ステイル「……僕はステイル=マグヌス。イギリス清教の組織『必要悪の教会』所属の魔術師。十字教神父でもある」ヨロシク

妹紅「私は藤原妹紅。竹林案内人兼、生意気姫ぶっ殺し隊。ええっと、あとは……」

上条「いや張り合わなくていいから」

妹紅「まぁいいわ。よろしく」
222 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:17:39.26 ID:awyAs41q0



霖之助「お待たせ、持ってきたよ」

ステイル「ああ、すまないね」

妹紅「よう森近」コンチワ

霖之助「妹紅じゃないか。ちょうどいい、君もこの中から選ぶといい」

妹紅「はーい」

上条「何持って来て……タバコかよ」

インデックス「もこうもたばこ吸うの?」

妹紅「うん、なんか好きなのよね」

上条「上条さんの周りの喫煙者がほぼそろった感じですね」

ステイル「しかしこの店の品ぞろえはすごいな。こんな年代物が新品の状態でなんて、一体どこで入荷してるんだい?」

霖之助「香霖堂にはないものはないからね」

インデックス「おお! なんかかっこいいかも!」

上条「無いものは無いから売れないって意味じゃないか?」

妹紅「吸えればなんでもいいわ」スパー
223 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:18:15.87 ID:awyAs41q0

霖之助「さて、妹紅。お代の方だけど」

妹紅「あ、そうか。今日はいくらくらい?」



















霖之助「今日のお代はいらないよ」
224 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:18:45.22 ID:awyAs41q0
上条「大変だインデックス! 空から星が降ってくるかもしれない!」

ステイル「聖女マルタよ。哀れな子羊にどうかご加護を……」

インデックス「りんのすけがおかしくなっちゃったんだよ!」

霖之助「失礼だな君たちは。人を守銭奴みたいに」

妹紅「いやー私も結構びっくりしてるんだけどね。心臓が止まるかと思った」

霖之助「君のは止まってもすぐ動き出すだろうに」

上条「くそ! 魔術師の仕業か!! 本物の霖之助をどこへ遣った!? 吐け!」

霖之助「……当麻は今日夕飯抜きだ。それで妹紅、今から竹林の道案内を頼みたい」
225 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:19:15.37 ID:awyAs41q0
妹紅「んー、別にいいけど。何かあるの?」

インデックス「かぐやのとこ?」

霖之助「そうだよ。インデックスを紹介する約束もあるからね。あとついでに月の道具も見てこよう」

ステイル「明らかに後半が本当の目的だね」ヤレヤレ

インデックス「うさぎさんのお餅が食べれるんだよ!」ジュルリ

妹紅「そんじゃ暗くなってきたし、そろそろ行こっか?」シュッパーツ

ステイル「それじゃ僕はそろそろ」

霖之助「あれ? 帰るのかい? よかったら君もどうだい?」

インデックス「すているも行こ!」

ステイル「……べつに、いいけど」




上条「あの、霖之助様。後生ですから夕飯抜きだけは勘弁して下さい……」ドゲザー
226 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:20:00.92 ID:awyAs41q0
□夜
 ○竹林


妹紅「そろそろ着くよー」

森近「いやぁ助かったよ。君無しじゃ何日も彷徨うところだからね」

妹紅「ま、まぁ別にいいけど」///

上条「確かにさっきから同じとこ歩いてるみたいに見えるしな」

ステイル(これも人払いのルーンに似た何かだろうか?)

インデックス「あ! えいえんていが見えてきたかも!」
227 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:20:28.48 ID:awyAs41q0
○永遠亭


輝夜「あら妹紅」

妹紅「よう輝夜。客連れて来てやったわよ」

霖之助「こんばんわ輝夜姫。まずは夜分の訪問になったことをお詫びしたい」

輝夜「ん、別にいいわよ。夜は長いんだし。それよりその固い話し方やめてくれないかしら」

霖之助「一応、客の礼儀としてね」

永琳「いらっしゃい霖之助さん。それにインデックスちゃん、当麻君。
   それと、初めましてステイル君」

ステイル「……僕の事を知ってるのかい」

永琳「確かその若さで現存するルーン24文字の完全な解析に加え新たに文字を6つも生み出した、天才魔術師だったかしら?」

ステイル「あなたに天才と言われてもね、オモイカネ」
228 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:21:10.94 ID:awyAs41q0
上条「なぁ、重い鐘ってなんだ?」

霖之助「オモイカネ。神話に登場する知恵の神の事だよ。ちなみにオモイカネは一般的にタカミムスビの子と――」

輝夜「あーそこまででいいわよ。霖之助の解説は永遠の夜も明けちゃうから」

インデックス「否定できないんだよ……」
229 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:22:12.00 ID:awyAs41q0
輝夜「それにしても、道案内なら家の兎を使いに出したのに。なんでわざわざ妹紅なんかに」プンスカ

妹紅「森近が『どうしても』『妹紅』に案内してほしいと懇願してきたのよ」フフン

輝夜「……まぁ、だっさいモンペ女に欲情する半妖なんていないか」ケラケラ

妹紅「……表でろ引きこもり。ズタボロのまま竹林に放置してやる」

輝夜「やってみなさいよ、も・こ・た・ん♪」

妹紅「ぶっ殺す!!!」キシャー!




上条「またこのパターンかよ。おい霖之助も止めて……あれ?」リンノスケハー?

ステイル「彼なら永琳に連れられてインデックスと中に入ってったよ」スパー

上条「あいつはホントにフラグ建てて何もしないな!!」ウガー!

ステイル(君にだけは言われたくないだろうな)






 インペリシャブルシューティング!
 ブリリアントドラゴンバレッタ!

230 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:22:56.99 ID:awyAs41q0
 □しばらく後


霖之助「いやしかし素晴らしいね。月の道具は」

永琳「あら、素晴らしいのは道具だけかしら?」

霖之助「優れた道具には優れた持ち主必要になる。ここの道具はとても良質な持ち主に巡り合えたようだね」ドヤ

永琳「お上手なこと」フフ

インデックス「ねーえーりん。おなかすいたんだよ」

永琳「そうねぇ、今晩は外で月見しながら食べましょうか?」

インデックス「楽しみなんだよ!」ワーイ

霖之助「それにしても外が騒がしいね」

永琳「いつものことよ」スタスタ
231 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:23:59.65 ID:awyAs41q0
ステイル「お帰り。収穫はあったかい?」スパー

霖之助「ああ、おかげさまでね」

永琳「薬師として喫煙はあまり勧められないんだけど……」

ステイル「こればかりはどんな難題を持ってこられても聞けないね」スパー




妹紅「ちょっと輝夜! 汚いぞそれ!!」ファイヤー

輝夜「ふふん。文句があるなら霖之助に言いなさい」シールド

妹紅「おい森近! なんだよあれ! 全然炎が通らないよ!?」

霖之助「ああ、あれか。あれは火鼠の皮衣さ」

上条「火鼠の皮衣?」

インデックス「おとぎ話のかぐや姫に出てくる難題の一つなんだよ」
232 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:24:25.55 ID:awyAs41q0
ステイル「本物なのかい?」

永琳「偽物よ」

霖之助「そう、だから本物なんだ」

妹紅「は?」

上条「どういうことでせう?」

霖之助「さっきインデックスが言っていたように、あれはおとぎ話に出てきた火鼠の皮衣そのものさ」

ステイル「それで本物の偽物ってわけか」

インデックス「でも、偽物だから燃えちゃうよ?」

霖之助「あれには表面に石綿を溶かし込んでみたんだ。使い勝手はどうだい?」

輝夜「最高よ。かぐや姫の出した難題を解いたのは霖之助が初めてなんだから」

上条「って事は、結婚するのか……えっ!?」

インデックス「ロマンチックかも」ホワー
233 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:24:58.30 ID:awyAs41q0

霖之助「まぁ所詮は偽物だから――








 世界を構築する五大元素の一つ、偉大なる始まりの炎よ
 それは生命を育む恵みの光にして、邪悪を罰する裁きの光なり
 それは穏やかな幸福を満たすと同時、冷たき闇を滅する凍える不幸な
 その名は炎、その役は剣
 顕現せよ、我が身を喰らいて力と為せ

           



            イノケンティウス!!!








霖之助「さすがに高温の塊に包まれたら耐えきれないだろう」
234 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:25:41.10 ID:awyAs41q0
ステイル「なんだ、燃えるじゃないか」ゴワー

輝夜「ぎゃー!」ピチューン

上条「またしても上条さんの目の前で殺人事件が―!」ガビーン

妹紅「お、やるじゃん♪」

ステイル「炎使いとしては黙っていられなくてね」フフン

輝夜「うう……えいり〜ん。霖之助の求婚が〜」E.火鼠の皮衣だったもの

上条(燃えながら泣いてる……)スゲェ

永琳「はいはい、もうすぐ夕餉の準備ができますから」

霖之助「それじゃ、ありがたく頂こうか」

ステイル「御馳走になるよ」

上条「お手伝いさせて頂きます!」

永琳「あ、姫様は後でちゃんと燃えた竹林を掃除してくださいね」

輝夜「ええー私が―?」プスプス

妹紅「ザマーミロ」ケケケ
235 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:26:12.81 ID:awyAs41q0

 〜☆〜☆〜





 まん丸に光る月夜の下。食事も終わり、上条達は談笑を行っている。
 持ち前の(不)幸を発揮し、兎妖怪にセクハラまがいの行為を行ったのが先程。
 今は赤い目の兎に折檻されているところだ。
 楽しい空間なのだろう。インデックスは何不自由なく笑っている。
 そんな騒がしい彼女達を、僕は少し距離をとりながら見守っていた。


「どうかしたかい?」


 気付くと、動かない古道具屋こと霖之助が目の前に立っていた。
 酒のせいか多少頬が赤いが、意識はしっかりしているようだ。


「いやちょっとね……」
「そうか、君も僕と同じで喧騒が苦手なタイプかな。一本どうだい?」


 ぱっ、とタバコの箱から一本飛び出させてきた。
 それを手に取り、口にくわえる。
236 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:26:44.18 ID:awyAs41q0
「てっきり紙煙草は吸わないと思ってたよ」
「水煙草の方が好きなんだけどね。妹紅は?」
「じゃ一本貰う」


 いつのまにいたのか、藤原妹紅が霖之助の隣で煙草を口にくわえた。
 外見と年齢が離れている人物が多い幻想郷の中で、その最たる例の彼女。
 年齢はともかく、その外見の割には姿にくわえ煙草が様になっている。
 ……ふと、学園都市のあの人を思い出した。彼女なら幻想郷の住民にまぎれてもばれないのでは?


「っと、しまった。火を忘れてしまった」


 がさごそとポーチを探していた霖之助が困惑した表情で零す。
 内ポケットを探ると、ライターの感触。
 霖之助の口元へ持っていき、火をつける。
237 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:27:29.67 ID:awyAs41q0
「ああ、すまないね。ありがとう」
「じゃあステイルの火は私が付けてあげる」


 自分の分に火をつけようと口元にやると、隣から妹紅の声。
 嫌な予感と共に振り向くと、パチン! と音が響いた。
 その音から1秒もたたないうちに僕の煙草から世界を安定させる煙と香りが沸き立った。


「礼はいらないわよ」クスクス
238 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:28:19.42 ID:awyAs41q0



 悪戯が成功して笑う不死の少女。苦笑いを浮かべる店主。
 そんな彼女に対し僕は、


「断られても礼をするのがイギリス男子さ」


   パチン


「うわっ! あっつ!」


 ――仕返しを行った。
239 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:28:35.30 ID:awyAs41q0



 悪戯が成功して笑う不死の少女。苦笑いを浮かべる店主。
 そんな彼女に対し僕は、


「断られても礼をするのがイギリス男子さ」


   パチン


「うわっ! あっつ!」


 ――仕返しを行った。
240 :なんかミスばっかでごめんなさい [saga]:2011/06/25(土) 21:29:04.59 ID:awyAs41q0
ステイル「ちょっとね、考え事をしていたんだ」

霖之助「よければ、聞こうか?」

ステイル「……例えばの話だが、一人の男がある女を助けようとした。
     恋、に含まれるかはともかく、男は常に女が笑って過ごせる世界にしたかった。
     あらゆる努力をして、全てを捨てて。
     ところが、女は男の元から去って行った。笑って過ごすために。別の場所へ。
     男は納得していた。女が幸せになるならと。
     けれど、全てを女の為に費やしていた男は、これからどうしていけばいいのかなって」

霖之助「なるほど。僕らと違って人の生は短いからね」
241 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:29:45.55 ID:awyAs41q0
妹紅「んー、難しく考えすぎなんだよ」

ステイル「なに?」

妹紅「煙草と一緒だよ。一本吸って無くなったらまたもう一本吸い始めればいいだけ」スパー

霖之助「その煙草は男の人生を指してるのか女を指してるんだか……」

妹紅「お好きなように。どうせ終わりのない人生だし、私だったらそうするけど」

霖之助「まぁでも、君のさっきの魔術と一緒だよ。
    やられても何度でも甦る。そうやって精神は成長していくものさ」

ステイル「……まったく、こっちの住民共はどいつもこいつも悩みが無さそうで羨ましいよ」ヤレヤレ

妹紅「なんだと! 悩みくらいあるわ!」ウガー!

霖之助「というかちょっと待て。もしかして今僕の事も含んだのかい?」
242 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:30:25.38 ID:awyAs41q0




輝夜「ちょっと霖之助ー。せっかく永遠亭まで来たんだからもっと私にかまいなさいよ」

鈴仙「そうですよ。滅多にお店からでないんですから」

霖之助「やれやれ、人を引きこもりみたいに」

永琳「あ、そうそう。ちょっとこれ飲んでみない?」

霖之助「ん、なんだいこれ?
    名称『蓬莱の薬』 用途は……調べるまでもないな。
    折角だけど、僕は生命の輪廻から離脱する気はないよ」

輝夜「ちぇー、今なら鈴仙も付けるけど」

鈴仙「え、ええ〜〜!」///

霖之助「インデックス。兎鍋好きかい?」

インデックス「うさぎ? 食べてみたいんだよ!」ジュルリ

鈴仙「ひっ……」
243 :第8話「死なない少女と死なせたくない少年」 [saga]:2011/06/25(土) 21:30:54.91 ID:awyAs41q0
輝夜「冗談よ。まぁ気が変わったら言いなさい。終わらない時を共に過ごしましょう」ウフフ

上条「言葉通り無限の愛ってか」

霖之助「時の帝すら一目ぼれしたかぐや姫にそこまで言われると、冗談とはいえ嬉しいね」

輝夜「……ねぇ、永琳。バカにつける薬って作れる?」

永琳「非常に難しいですが、ご要望とあらば」












ステイル「どうやら、君の欲しい煙草は大人気の様だね。早くしないと売り切れてしまうよ?」スパー

妹紅「う、うっさいな!」///
244 :1 [saga]:2011/06/25(土) 21:38:38.54 ID:awyAs41q0
というわけで第8話「永遠組とステイル君」編しゅうりょうでござ〜い。

例の絵を見たらぱっと思い浮かんですらすらいけました!
いつか霖之助さん×禁書の絵もみられるかなぁ。

ステイル君結構好きっすね。彼にはぜひ幸せになってもらいたいです。
もこたんも好きっすね。よく2次イメージで男前みたいなイメージあるけど、ちゃんと女の子なんですよ?
煙草はまァ、イメージです。ステイルと並べるならタバコ吸わせるかみたいな。霖之助さんも喫煙者らしい話あったし。

次は……剣士組でもやろうかなぁ。

そういうわけで! お読みいただきありがとうございました!!
少しでもお暇な時間をつぶすものになっていれば幸いです。
245 :<おまけ> [saga]:2011/06/25(土) 21:45:46.62 ID:awyAs41q0
輝夜「じゅ、じゅうよんさい!?」

妹紅「う、うそ……」

ステイル「僕からしたら君たちの年齢の方が驚きだよ」

永琳「ステイル君。女性に年齢の話はタブーですよ?」ニコ

ステイル「!! あ、ああ……肝に銘じておくよ」ガクブル






神裂(この流れ、いける!!)

インデックス「あ、かおり。どこから来たの?」

霖之助「神裂の方がステイルよりちょっとばかり年下だと思ってたんだが」

上条「……霖之助はステイルをいくつだと思ってたんだ?」

霖之助「え、そりゃさんじゅ――」

神裂「このど素人がぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/25(土) 23:07:10.99 ID:M+yRV3QB0
乙なんだよ!
いいよねステイル
炎といい年齢といい永遠亭と親和性あるわ
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2011/06/26(日) 01:03:03.00 ID:OsLV0OrZ0
相変わらず面白いです!
ステイルといい妹紅といい、キャラクターに違和感が全くない・・・
次も楽しみにしてます!



いずれはていとくンも登場させて欲s(
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/26(日) 01:03:31.22 ID:TPwkLJCdo
乙乙
神裂さんじゅうはっさい
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/06/26(日) 17:19:37.86 ID:LYsCMDGAO
妖夢みたく体で支払わされる神裂さんとな

>>244
こんな感じか
ttp://d.mjmj.be/OxNjFBO3Uv/
250 :1 [sage]:2011/06/26(日) 22:21:51.05 ID:X8D7daaAO
>>249
なンだなンだよなンですかァ!?この愉快に素敵な絵はァ!!

いやまじ素晴らし過ぎて言葉に出来ません!ありがとうございます!


こんな感じでこれからも霖之助×とある魔術のクロス絵増えろ!!
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/06/27(月) 22:51:21.65 ID:FDsABVpW0
乙です

>>244で言ってる例の絵ってなんですか?
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/06/27(月) 23:36:07.68 ID:w7sVo1QAO
>>211のことだろ?
253 :1 [saga]:2011/06/27(月) 23:39:31.53 ID:xvqekebJ0
こんばんわ〜。今日もおもむろに投下しまーす。

前回剣士組をやるとか言ってたけど、今日は違う話です。

そんじゃいきま〜す。「エロイお姉さんは好きですか?」
254 :第9話「雨に濡れる」 [saga]:2011/06/27(月) 23:43:54.29 ID:xvqekebJ0

 ○香霖堂

インデックス「今日はおきゃくさん来ないね」

霖之助「たまにはこんな日もある。良店は暇さえ楽しむものだよ」ホンヨミ

上条「今日『も』の間違いだろ……あ、雨降って来た」

霖之助「おや大変だ。洗濯物を取り込まなくては」

255 :第9話「雨に濡れる」 [saga]:2011/06/27(月) 23:44:30.40 ID:xvqekebJ0


 カランカラン


霖之助「やぁ、災難だったね」

霊夢「全く、降るなんて聞いてないわよ」ビショ

魔理沙「とんだ通り雨だぜ」ビショ

美琴「ほんとサイアク〜」ビショ

上条「いらっしゃ……うえっ!!」

美琴「あ、悪いんだけどタオル貸してくれない?」

上条「いや、そりゃいいんだけど……」メセンハズシ

美琴「?」

インデックス「短髪は今すぐ着替えた方がいいかも」ムゥー

美琴「え? ……あ!!」スケスケ
256 :第9話「雨に濡れる」 [saga]:2011/06/27(月) 23:45:06.66 ID:xvqekebJ0
霊夢「Yシャツだけだと大変ね。私たちの服も乾かさないと」

魔理沙「香霖〜、服貸してくれ〜」

霖之助「残念だが、生憎僕の服しかなくてね」

霊夢「ちょうどいいじゃない。借りるわよ」スタスタ

魔理沙「サンキュー香霖! 着替えてくるぜ」スタスタ

美琴「あの、奥お借りしますね」スタスタ

上条「おい、3人とも霖之助の服持ってっちまったぞ」

霖之助「もう慣れたよ……」ヤレヤレ



257 :第9話「雨に濡れる」 [saga]:2011/06/27(月) 23:45:33.81 ID:xvqekebJ0


 〜☆〜☆〜




魔理沙「はーサッパリだぜ」テカテカ

美琴「すいません。お風呂もお借りしてしまって」ポカポカ

霊夢「気にしなくていいのよ」ツヤツヤ

上条「お前が言うなよ」

魔理沙「てっきり上条辺りが覗きに来るかと持ったけどな」

美琴「な、あ、あんた! そんなこと考えてたの!?」///

上条「そんなオチの見える行動誰がするか」シンライトジッセキノマスパオチ
258 :第9話「雨に濡れる」 [saga]:2011/06/27(月) 23:46:03.69 ID:xvqekebJ0
インデックス「れいむもまりさも短髪もりんのすけの服似合ってるんだよ」

霊夢「ありがと。あんたからしたら今は全員『青黒』かしら?」

霖之助「服は乾かしておくから、終わったらちゃんと返してくれよ? 商品じゃないんだから」

霊夢「はいはい、わかったわよ」ダラー

美琴「巫女服脱いだらただのダメ人間ね……」

魔理沙「ふっふ〜ん♪ こうりんの服は〜説明しづらい変な服〜♪」

インデックス「なんの歌?」

美琴「照れ隠しよ。魔理沙も変なとこ乙女なんだから」フフ

上条「ふーん。御坂も結構似合ってるじゃねぇか」

美琴「え、そ、そう?」

上条「普段制服しか見たことないから、なんか新鮮だわ。うん、可愛いぞ」キリッ

美琴「あ、ありがと……///」プシュー

インデックス(とうまがまたフラグ建ててるんだよ)



259 :第9話「雨に濡れる」 [saga]:2011/06/27(月) 23:46:40.12 ID:xvqekebJ0


 カランカラン


上条「あ、お客さんだ。タオルありますよー……って、お前は!!」

オリアナ「もう、急に降り出すんだから。下着までびちゃびちゃになっちゃった……あら、いつかのぼうやじゃない?」

霖之助「いらっしゃいませ。知り合いなのかい?」

美琴「ちょちょちょっと、あんたいつのまにこんなお姉さんと知り合ったのよ!?」ビリビリ

上条「いや知り合いっつーか――」






オリアナ「暑い一日を一緒に過ごした日以来かしら?」

美琴「ふ、ふけつよふけつ!!」

魔理沙「えんがちょだぜ」
260 :第9話「雨に濡れる」 [saga]:2011/06/27(月) 23:47:21.45 ID:xvqekebJ0
上条「いやちょ、何言ってんだよオリアナ!?」

オリアナ「そこのぼうやったら、朝から夜まで一日中お姉さんの体を求めてくるんだもの。もうくたくたになっちゃったわ」

霖之助「すまないが霊夢。雨が止んだら風紀委員<ジャッジメント>を呼んで来てくれるかい?」

霊夢「いいけど、そのかわりこの服貰ってもいい?」

美琴「あんたは〜〜〜〜〜!!!!!」ビリビリビリビリ

上条「上条さんは無実です!!!」

インデックス「だいじょうぶだよとうま」

上条「インデックス!」









インデックス「神様は悔い改めれば許してくれるんだよ」聖女スマイル

上条「不幸だ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!」
261 :第9話「雨に濡れる」 [saga]:2011/06/27(月) 23:48:09.99 ID:xvqekebJ0
上条「くそう。濡れ衣なのに……」プスプス

魔理沙「雨だけにか?」

霊夢「上手いこと言うわね」

霖之助「30点てところか」

オリアナ「ここの従業員はみんなお兄さんと同じ恰好してるの?」

インデックス「りんのすけと同じ服着てる子はむしろお客さんですらないかも」

霊夢「とりあえず着替えたら? 風邪ひくわよ」つ霖之助服

霖之助「君はまた勝手に……もう予備が無いよ」ハァ...











オリアナ「あらありがとうお嬢ちゃん。お姉さん助かっちゃった」ヌギヌギ

上条「」

女子一同「「「「ここで脱ぐなー!!!」」」」
262 :第9話「雨に濡れる」 [saga]:2011/06/27(月) 23:48:37.49 ID:xvqekebJ0
霖之助「着替えるなら奥でやってくれ。天狗にでも見られたら妙な噂が立つ」ソッチダヨ

オリアナ「うふふ。貸してくれるお礼のつもりだったんだけど」スタスタ

インデックス「とうまは変なこと考えてないよね」

上条「上条さんは紳士の中の紳士ですから」キリッ

美琴「な、ならその前かがみなんとかしなさいよ……///」

上条「くっ! 鎮まれ俺の幻想殺し<イマジンブレイカー>!」マエカガミ

霊夢「少しも動揺しない霖之助さんが憎いわね」チッ

魔理沙(あいつ絶対私の事も子供としか見てないんだろうなぁ……)
263 :第9話「雨に濡れる」 [saga]:2011/06/27(月) 23:49:11.31 ID:xvqekebJ0

 〜☆〜☆〜




オリアナ「ふぅ。お待たせ」

美琴「あ、戻ってき……」

オリアナ「この服どうやって着ればいいのかしら?」バイーン

上条「描写できないほどの格好だー!」

霊夢「ていうかそれ素肌に上着羽織ってるだけじゃない」

オリアナ「お兄さんの大きすぎよ。こんなに大きいの初めて」

魔理沙「え……」サー

霊夢(ほう)フム

霖之助「そうかい? そんなに身長は変わらないと思ったが、まぁ我慢してくれ」

魔理沙「あ、服か……そうか、そうだよ、そうだぜの三段活用だぜ」

インデックス「とうまの数少ない口癖が!」
264 :第9話「雨に濡れる」 [saga]:2011/06/27(月) 23:49:57.30 ID:xvqekebJ0
オリアナ「でもわざわざ服まで貸してもらっちゃったし、サービスしちゃおうかしら」

魔理沙「言っとくが香霖はそんな色仕掛けなんかにはやられないんだからな!!」

美琴「落ち着きなさいよ魔理沙」

オリアナ「うふふ。それは後でね。とりあえず単語帳はあるかしら?」

霖之助「ん? あるけど、今使うのかい?」

オリアナ「ここお店でしょ? 買うにきまってるじゃない。あとこれとこれに、これももらえる?」

インデックス「久々のお客さんなんだよ!」

霖之助「……オリアナ。今後とも御贔屓に頼むよ」

霊夢「!」

魔理沙「!」

オリアナ「子供の前でなんて、お姉さんおかしくなっちゃいそう」
265 :第9話「雨に濡れる」 [saga]:2011/06/27(月) 23:50:27.89 ID:xvqekebJ0



美琴「ね、ねぇ」

オリアナ「なぁに?」バインバイン

美琴「な、なに食べたら、そんなに大きくなるの?」

オリアナ「これ?」バイーン

魔理沙「そんなの気にしてるなんて美琴もお子ちゃまだぜ」

美琴「なによ! あんただって私と大して変わらないじゃない!」

魔理沙「なにおう!」

霊夢「うるさいわねぇ」

魔理沙「霊夢だってぺったんこだぜ!」

霊夢「かっちーん。喧嘩売ってるのね?」

インデックス「喧嘩は良くないんだよ!」

美魔霊「あんたもでしょ(だぜ)!」

インデックス「がーん! うわ〜んとうま〜!」グス

上条「すまないインデックス。こういうときの男ほど弱い生き物は無いんだ」ヨシヨシ
266 :第9話「雨に濡れる」 [saga]:2011/06/27(月) 23:53:52.95 ID:xvqekebJ0
オリアナ「おっぱい大きくしたいなら、あれがいいわよ」

インデックス「あれ?」

オリアナ「白くて、どろっとした、おいしい物」

上条「」

魔理沙「白くて?」

霊夢「どろっとした? なにかしら?」

美琴「し、知らない知らない!///」ブンブン

インデックス「ヨーグルト?」

オリアナ「そうねぇ、ある意味ヨーグルトも正解だけど」

魔理沙「正解はなんだぜ?」






オリアナ「それはねぇ、せ「あー晴れたないい天気だなー!! そろそろ帰らないと遅くなっちゃうぞー!!」あら、じゃあそろそろ帰ろうかな」

上条「ふぅ。幻想郷が汚染されるところだった……」
267 :1 [saga]:2011/06/27(月) 23:59:33.78 ID:xvqekebJ0
というわけで第9話「歩く18禁」編。終了でござんす。
ちょっと思い付きをそのまま書き殴ったんで雑ですね。

オリアナさんはもうむっちゃエロくて好きです。
なんというか私は言葉遊びが好きなんですよ。
東方にはない下ネタの言葉遊びは聞くのはいいけど、自分で考えるのは大変ですね。
だから他のssでも出番すくないのかなー。

次こそ、次こそは剣士組を!!
とかいってまた違う人たちが出ても許してください!!


それでは、読んでいただきありがとうございましたでした!

支援絵随時募集中です(笑)
268 :<おまけ> [saga]:2011/06/27(月) 23:59:59.60 ID:xvqekebJ0
<おまけ>

オリアナ「それじゃあね、ぼうやにお嬢ちゃん達。お兄さんまた今度楽しみましょうね」バイバイ

霖之助「ああ、今後とも是非御贔屓に」





霊夢「なんていうか、幻想郷にはいないタイプの人ね」

美琴「も、もしかしてあんたもああいうタイプのが好きなの?」

上条「上条さんは外見だけで人を判断しませんのことよ」

インデックス「ねーまりさ何読んでるの?」

魔理沙「さっきオリアナに教えてもらった『追跡封じに学ぶ男の落とし方 〜近所のお兄さん編〜』だぜ」

霖之助(もし魔理沙があんな風に育ってしまったら、親父さんになんて言えばいいんだ)

269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/06/28(火) 00:13:26.19 ID:ZzA/qsbi0
6月になってグンと更新頻度あがったなww
嬉しい限りだ…そしてオリアナにも無反応の霖之介さんさすがすぎる
乙!
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/06/28(火) 00:29:22.68 ID:CQktT4yAO

長雨の季節だから仕方ない

>霊夢(ほう)フム
この霊夢はまさか……
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/28(火) 00:34:46.67 ID:quk50XCSo
乙です

>>270
何か熊臭いんだけど気のせいか?
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/06/28(火) 08:26:28.68 ID:qbPgcS030

そうか……幻想郷には18禁成分が足りてなかったのか……
273 :1 [sage]:2011/06/29(水) 00:49:38.69 ID:m3cr44cw0
思い付きのギャグ短編を投下します。

!CAUTION!
頭空っぽにしてみてください。

本編とは何も関係ないんでそこんとこよろしこーりん!
274 :<小ネタ>『喧嘩両成敗』 [sage]:2011/06/29(水) 00:50:15.07 ID:m3cr44cw0
『喧嘩両成敗』


輝夜「しねー」バシバシ

妹紅「おまえがしねー」バシバシ

上条「毎日毎日よく飽きねえなぁ」

輝夜「いや飽きてるわよ」

妹紅「さすがに毎日同じ相手だとね」

永琳「それなら姫様、私に良い考えがありますよ」ポンッ
275 :<小ネタ>『喧嘩両成敗』 [sage]:2011/06/29(水) 00:50:46.64 ID:m3cr44cw0
 〜☆〜☆〜



一方通行「……で、俺になンの用だ」

永琳「今からあの2人と殺し合いをしてもらいまーす」

上条「異常教師みたいなセリフだ―!?」

一方通行「……はァ?」

輝夜「よろしくー」

妹紅「本気で来いよ!」

永琳「妹達<シスターズ>ならぬ姫達<プリンセスズ>ね。あ、心配しなくても2万回殺しても大丈夫よ」ウフフ

一方通行「なァ、助けてくれよヒーロー。トラウマで胃に穴が空いちまいそうだ」

上条「すまん、一方通行。俺にはどうすることも」スマネェ

輝夜「そんなこと言わないでよ。ボーナスステージとして500回に1回うどんげが出てくるからさ」

鈴仙「そのボーナスステージ私にとっては命がけの罰ゲームじゃないですかー!」ガクブル
276 :<小ネタ>『常識』 [saga]:2011/06/29(水) 00:51:54.55 ID:m3cr44cw0
『常識』

早苗「こんにちわー」カランカラン

霖之助「やぁ早苗。いらっっしゃい」























一方通行「黙れ垣根」ガチャ

垣根「おい! いきなり来たと思ったらなんだよ!!」

一方通行「俺にはわかる。どうせお前が『俺に常識は通用しねぇ(キリッ』とか言って、風祝が『常識にとらわれてはいけないのですね(キリッ』って言うンだろ」

垣根「いいぜ、お前が俺にはそのセリフしかないと思ってるなら、まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!!」ソゲブ!

上条「またしても上条さんのセリフがー!?」
277 :<小ネタ>『常識』 [saga]:2011/06/29(水) 00:52:49.76 ID:m3cr44cw0





霊夢「はっ! 2Pカラーに霖之助さんが取られてる気がする!」ミコノカン

御坂妹「オリジナルが必ず勝つとは限りません。と、ミサカ10032号は自身の望みも込めて伝えます」

芳川「香霖堂店主のクローンでも作ったら売れるかしら」

紫「言い値で買わせて頂きましょう」
278 :1 [saga]:2011/06/29(水) 00:55:07.16 ID:m3cr44cw0





……語ることなど何もないわ!!


さよならまた次回まで!さらば!!
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/06/29(水) 05:35:08.93 ID:T3lvFX7h0
>>275 面白い。

一方vs.princess戦だと、野次馬が多そう。
イベントとして、お願いします。
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/06/29(水) 11:01:43.21 ID:AxxYsMXTo
>>279
もうやめてぇ一方さんの精神はもう0よ〜!!
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/01(金) 22:49:36.28 ID:P+9re5fO0
みんな幻想殺しで幻想郷の住民が消されるって言ってるけど、 とある魔術の禁書目録Index で
土御門の推測によると、
「生命力」や「地脈」といった打ち消せない「例外」も存在するとのこと。
もし打ち消せてしまうなら生物に触れただけで殺してしまうし、
地面に触れただけで地球がばらばらになってしまうはずである、ということらしい。
って書いてあるから消される心配は無いんじゃないかと思うんだけど
俺まだ中学生なんで、違ったら否定して下さい
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/01(金) 23:44:22.53 ID:TA4AbBfAO
>>281
……違うところを挙げるとするならば、sageは全角のsageじゃなくて、半角のsageです

まあほのぼのSSだから、細かいことは良いんだよ
283 : :2011/07/14(木) 16:15:17.56 ID:MhA7YsxAO
誰が待ってるかわかりませんが、今週中に投下したいと思ってる訳よ

>>279
宴会の度に古傷〈トラウマ〉を抉られる一方通行…ゴクリ



あ、思いついたネタとかあったらドンドン書いちゃって構いませんでございますよー
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2011/07/14(木) 17:50:35.92 ID:CBbUydZ2o
酒に酔って慧音か白蓮辺りに甘える一方通行とか
幼少期のせいで一方さんは母性強い人に甘えそうだなとおもったり
上条さんは酔ったらフラグ建設3割増になりそう
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/14(木) 18:17:40.56 ID:Iw5cXQojo
むらさと五和の絡みあったっけ?
無ければ希望
286 :1 [saga]:2011/07/15(金) 00:30:58.55 ID:RtWLKd9O0
おりゃー!今日もほのぼのギャグ略してほグ投下するぜ―!
287 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:31:49.60 ID:RtWLKd9O0


 ○香霖堂



インデックス「これどこに置けばいいかな?」

霖之助「ああ、それはそこの棚に頼むよ」

上条「……」

インデックス「どうしたのとうま? ぼーっとして」

霖之助「サボるなら夕飯は無しだよ」

上条「それは勘弁! ってそうじゃなくて、なんかインデックスと霖之助って髪色似てて家族みたいだなって」
288 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:32:28.23 ID:RtWLKd9O0
霖之助「家族?」

インデックス「確かにりんのすけって面倒見のいいお兄ちゃんみたいかも」

霖之助「君を養うのは食費が大変そうだね」

上条「その通りだな」

インデックス「むぅ〜! 今のはいくらりんのすけでもヒドいかも!」

霖之助「事実じゃないか。実際に君の食費で店の売り上げがほとんど消えるんだから」シレッ

インデックス「うぐっ!」

上条「反論のしようもございませんのことよ……」

霖之助「さぁ、雑談もそこまでにして、開店準備を続けようか」



289 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:32:54.08 ID:RtWLKd9O0




カランカラン



インデックス「いらっしゃいませなんだよー!」

妖夢「こんにちはインデックスさん」

霖之助「おや妖夢。今日は一体何をーー」

妖夢「落としてません!」プンスカ

霖之助「……何を買いにきたのか聞こうと思ったのだが」ガックリ

妖夢「え、あ、えっ!?」アセアセ

上条「落ち着け妖夢。遊ばれてるだけだ」

霖之助「人聞きの悪い。ちょっとからかっただけじゃないか。くれぐれも商品を壊さないでくれよ?」

妖夢「ううー、ばかにしてー」
290 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:33:20.33 ID:RtWLKd9O0



カランカラン



上条「はい、いらっしゃいませー」

咲夜「こんにちは。注文の品を取りに来たのだけど」

霖之助「やぁ咲夜。今持ってくるよ」スタスタ

妖夢「あ、いつぞやのメイド」

咲夜「そういう貴女はいつぞやの半霊」

上条「そこは庭師って呼んでやれよ…」

インデックス「庭師?」

霖之助「半人前のね」スタスタ

妖夢「て、店主さん!!」

霖之助「これが注文の品だよ。よければ店の商品も見ていくといい。最近入荷してきたばかりなんだ」

咲夜「それではお言葉に甘えて」ショウシャー

妖夢「私の時と全然対応が違うじゃないですか!」ミョンミョン

上条「諦めろ妖夢。これが良客との差だ」
291 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:34:04.68 ID:RtWLKd9O0



カランカラン



永琳「いらっしゃるかしら?」

インデックス「えいりん! いらっしゃいなんだよ!」

永琳「あらこんにちはインデックス」ニコ

霖之助「永琳自ら来店とはこれは珍しい。どうしたんだい?」

永琳「あら、私だって買い物くらいするわよ」

妖夢「あっ」パリーン

霖之助「おい」
292 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:34:37.95 ID:RtWLKd9O0
上条「お、永琳先生」

永琳「それにほっとくとすぐ怪我する子もいるし」

上条「……面目ないです」

妖夢「うう……ごめんなさい」

霖之助「仕方ない。体で返してもらおうか」ゴゴゴゴ

インデックス「とうまはすぐ危ないこところにいっちゃうんだよ」

咲夜「大変ねぇ。しっかり首輪しとかなきゃだめよ?」

永琳「それとも、迷惑だったかしら?」

霖之助「とんでもない、是非ゆっくり見ていってくれ。月の品に負けない物ばかりだよ」
293 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:35:05.62 ID:RtWLKd9O0




 〜☆〜☆〜



咲夜「店主さん。これはなんですか?」ワイワイ

霖之助「ああ、それは扇風機と言って――」ガヤガヤ

インデックス「涼しいんだよ!」ワイワイ

永琳「へぇ、便利なのね」ガヤガヤ

妖夢「店主さん……草取り終わりました」グテー

霖之助「お疲れ様。次は……その前に氷菓子があるから食べるといい」

妖夢「あ、ありがとうございます!」

上条(今「次は……」って聞こえたな)

インデックス「氷菓子……」ジュルリ

霖之助「ちゃんと全員分あるよ」
294 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:35:34.88 ID:RtWLKd9O0
上条「……しっかしなー」

妖夢「どうしたんですか?」パクパク

上条「いや、さっきインデックスと霖之助が髪色似てて家族みたいだなって話してたんだけど、
   今日ここにいる人は俺以外全員銀髪だなって」

妖夢「家族、ですか?」

インデックス「りんのすけはお兄ちゃんみたいなんだよ!」

上条「それなら咲夜はインデックスの姉だな」ハハハ

インデックス「さくやお姉ちゃん!」
295 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:36:06.26 ID:RtWLKd9O0
咲夜「こんな食べ盛りの妹を持つのは大変ねぇ、ねえお兄様?」

霖之助「よしてくれ。それにどちらかというなら娘だろう」

咲夜「そうですか? ではお父様と」

インデックス「パパ!」

永琳「ふふ。それなら私はお母さんかしら?」ニコ

上条「いや永琳先生はどっちかっていうとおばあ――」

永琳「うふふ。それなら私はお母さんかしら?」ニコニコ

上条「イヤーエイリンセンセイハリンノスケノオヨメサンニピッタリダナー」ガクブル

インデックス「ママ!」
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/15(金) 00:36:24.21 ID:kdVG36V9o
>>291>>292の間抜けてる?
297 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:36:24.71 ID:RtWLKd9O0
霖之助「僕は薬師の嫁にメイドとシスターの娘を持つ気はないよ」フラグブレイク!

妖夢「ちょ、ちょっと! 店主さん私は!?」

霖之助「妖夢かい? それはもちろん手間のかかる可愛い可愛い――」

妖夢「か、可愛い……///」ミョーン///

霖之助「――ペット、かな?」

妖夢「ペット!?」

霖之助「躾がまだなってないけどね」
298 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:36:55.37 ID:RtWLKd9O0



上条「ひょっとしたら次の客も銀髪系だったりしてな」

咲夜「家族が増えるよ! やったね妖夢!」

霖之助「やめなさい」

妖夢「躾……///」ポッ












 カランカラン

一同「!!!!!」
299 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:37:32.21 ID:RtWLKd9O0
打ち止め「こんにちわーってミサカはミサカは元気よく挨拶してみたり!」

咲夜「まぁそうそううまくいかないわよ」

永琳「残念だったわね上条君」

上条「いや待て……」

霖之助「やあいらっしゃい。今日は一人かい?」

打ち止め「ふっふっふ、なんと今日はミサカのフィアンセと一緒に――」

一方通行「誰がフィアンセだクソガキ」カツカツ

インデックス「あ」

妖夢「銀髪……」
300 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:38:05.84 ID:RtWLKd9O0
一方通行「チッ、用もねェのに連れてきやがって」

打ち止め「だってここ楽しいんだも―ん」

一方通行「ったく……あン? ンだお前ら人の顔ジロジロ見やがって」













咲夜「遅かったじゃないお兄様」

一方通行「なン……だと……!?」

打ち止め「えーー!! あなたとメイドさんって兄妹だったの!? ってミサカはミサカは恐るべき事実を知ってしまったり!!」ガビーン!

永琳「もうだめじゃない一方通行、こんな遅くまで出歩いて。どこ行ってたのかちゃんとお母さんに言ってみなさい?」

上条「永琳先生ノリ良すぎ」

霖之助「……まぁ、とりあえず説明しようか」
301 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:38:31.61 ID:RtWLKd9O0


 青年説明中...


打ち止め「なーんだそういうことだったのね。ってミサカはミサカはでもこの人の髪色って白の方が近いような」

インデックス「細けぇことは(ryなんだよ」

一方通行「相変わらずふざけた事してンな」

霖之助「少女に振り回されるのは男の役目なんだろう?」

一方通行「俺は半妖の父と薬師の母とメイドとシスターの妹と半霊のペットを持つ気はねェよ」

上条「一方通行、そのツッコミもうやった」

妖夢「ナチュラルにペット扱いされてる!?」ミョーン!
302 :第10話「家族サイド」 [saga]:2011/07/15(金) 00:39:03.59 ID:RtWLKd9O0
打ち止め「楽しそう! ミサカも混ざりたーい」

上条「そりゃ無理だろ。銀髪じゃないし」

打ち止め「ぶー。でもいいもん! ミサカは一方通行と本当の家族になるんだから! 
     ってミサカはミサカは嬉し恥ずかし婚約宣言をしてみたり!」




永琳「ねぇあなた。一方通行が幼い子に手を出してるみたいなの」

霖之助「それは大変だね」

咲夜「御近所の噂になったらどうしましょう?」

インデックス「でもお兄ちゃんが決めた道なら仕方ないのかも」

妖夢「みょん」













一方通行「なンだお前ら。殺してほしいなら、最初から言えってンだよォ!!!」ドバァ!!!

上条「一方通行押さえて押さえて!! 黒翼出ちゃってるから!!」
303 :1 [saga]:2011/07/15(金) 00:43:55.88 ID:RtWLKd9O0
はいということで第10話「銀髪家族」編、終了でゴンス。

東方に銀髪多すぎて全部出せなかった。出てないキャラごめんちゃい。

>>284
一方通行さん母性に弱そうですよね。
まぁだからこそ母性の塊こと打ち止めにべったりなんでしょうが。

>>285
キャプテンとは、なかなかいいところをつきますな。
……キャラが難しいよぉ



それでは読んでいただきありがとうございました!
次も「電球のヒモ叩くくらいなら読んでやるか」程度の期待でお待ちください!!
304 :<おまけ> [saga]:2011/07/15(金) 00:44:33.75 ID:RtWLKd9O0
慧音「霖之助の家族話なら普通私たちだろう」

朱鷺子「そーよそーよ!」

上条「上条さんにそんなこと言われましても……」

慧音「くそっ! こんな話なかったことにしてやる!」

妹紅「え、私は?」










魔理沙「待ちな! 妹キャラなら間に合ってるぜ。他当たりな」

インデックス「妹としてしか見られてないって自覚あったんだね」

上条「そういえば上条さんにも妹がいたような……」

美琴「お、お兄ちゃん……///」

上条「まぁ夢だったけど。ん? どうした御坂?」
305 :<おまけ> [saga]:2011/07/15(金) 00:45:28.77 ID:RtWLKd9O0
土御門「やっぱ妹が一番だにゃー」

フラン「妹より優れた」

こいし「姉など存在しないのだ―!」

御坂妹「のだー。とミサカ10032号は続けて宣言します」



レミリア&さとり&美琴「ほう?」














オリアナ「ところで髪が銀色の人って、やっぱあっちの毛の色も」

上条「言わせねぇよ!?」
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/15(金) 02:11:17.30 ID:v7bfiz/DO
乙です。

上条さんには妹じゃなくて、従妹がいるんだぜ。
307 : [sage]:2011/07/15(金) 13:19:22.24 ID:GbDcP8lAO
>>296
抜けてないっす。読みづらくてすんません。
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/15(金) 14:39:11.87 ID:vFn+wuDdo
咲夜さんと妖夢のお兄ちゃん一方さん…アリだな
乙!
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/15(金) 17:24:19.06 ID:IuFqoM8do
アイテムと地霊殿って
存在意義とかメンバーの性格とか
割と似通ってるんじゃないかなって思ったり
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/15(金) 18:45:16.85 ID:FpmmdnQAO
>>309
性格は似てなくね…?
パリィパリィ言うお空は嫌だぜ

霖之助さんの学園都市や最新鋭の機械、魔術的な道具にまつわる蘊蓄希望
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/15(金) 21:37:10.24 ID:Retodwcio
>>310 駆動鎧とかありそうで怖い
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/07/17(日) 23:29:39.30 ID:g+wBcIMZ0
是非小萌&黄泉川ペアと萃香&勇儀ペアで絡んでほしいなww見た目も趣味(酒)も似た感じだし

こいしと姫神も面白そうだな どちらも気づかれないペアで
前者は能力のせいである意味故意だが片方は天然でしかも意図していないという
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/18(月) 05:11:59.93 ID:fB0hpJLFo
>>312
少し考えたらすぐ出そうなペアなのにその発想はなかったわ、お前の頭の中に敬礼
314 :1 [saga]:2011/07/20(水) 00:15:17.93 ID:XpDSZiE+0
コメありがとごぜますー

>>309,310
空「ぱりぃぱりぃ」
霖之助「なんの呪文だい?」
空「んー、わかんない。しずりが楽しそうに言ってたのまねしてみた」
霖之助「文字通り鳥真似ってやつか」
麦野「あー、この前の弾幕戦ね……浜面との」
浜面「つーか見てたんなら助けてくれよ!?」


>>312
そのネタいただき!!確かに共通点多すぎるペアですね。



折角なんで小ネタ投下しまーす。
315 :<小ネタ>お客様は? [saga]:2011/07/20(水) 00:16:59.89 ID:XpDSZiE+0
○香霖堂

上条「今日もいつものようにお客さんはやってきません」

インデックス「おやくそく、ってやつかも」

霖之助「勝手にそんな予定を決めないでくれ」

上条「でもここにはいろんな奴が来るよな、巫女魔女メイドから妖怪まで。今度は神様でも来るか?」

インデックス「お客様は神様なんだよ!」

霖之助「来るのが『お客』だったらね」
316 :<小ネタ>お客様は? [saga]:2011/07/20(水) 00:17:34.73 ID:XpDSZiE+0


 カランカラン



オルソラ「こんにちはーでございますよー」

霖之助「神の使いが来たようだ」

上条「おーオルソラ。久しぶりだな」

インデックス「いらっしゃいなんだよ」フリフリ

オルソラ「お久しぶりでございます。上条さん。インデックスさん」フリフリ
317 :<小ネタ>お客様は? [saga]:2011/07/20(水) 00:18:02.08 ID:XpDSZiE+0
上条「で、今日はどうしたんだ?」

オルソラ「お店の前の木はいつ花を咲かすのでございますでしょうか?」

上条「いや、あの……」

霖之助「そうだね。先日散ってしまったばかりだから、また来年くらいだろう」

オルソラ「ここまでは天狗さんに案内してもらいました」

霖之助「文のことだ。きっと新聞のネタにでもするんだろう」

オルソラ「そういえば神裂さんが新しい洗濯機が欲しいとおっしゃっていましたよ」

霖之助「また壊してしまったのかい? しょうがないな、河童に連絡しておくよ」

オルソラ「今日の夕食は何にしましょう?」ウーン

上条「オルソラさ―ん?」オーイ

インデックス「ついていってるりんのすけもすごいんだよ」ポケー
318 :<小ネタ>お客様は? [saga]:2011/07/20(水) 00:18:50.67 ID:XpDSZiE+0


 カランカラン




ルチア「あ! こんなところにいたんですかシスター・オルソラ!」

上条「あ、仲間が来たみたいだぞ?」

オルソラ「今日は買い物に来たわけではないのでございますよー」

上条「今さら!?」

ルチア「まったく、いきなり天狗と話してたと思ったら、そのままついていくなんて」

上条「お前も苦労してそうだな……ん? アンジェレネもいたのか」
319 :<小ネタ>お客様は? [saga]:2011/07/20(水) 00:19:58.26 ID:XpDSZiE+0
アンジェレネ「もう、探すの大変なんですよ」

霖之助(……)ジー

ルチア「だいたいシスタールチア! あなたがおいしい菓子屋などを天狗に聞かなければこんなことには!」

アンジェレネ「えーそんなー」

霖之助(金髪……)ジー

アンジェレネ「だって甘いもの食べたくなって……」

霖之助(三つ編み……)ジー

ルチア「もっとシスターとしての自覚を持ちなさい!」

オルソラ「まぁまぁ、もうよろしいではないですか」

上条「いやお前が言うなよ」
320 :<小ネタ>お客様は? [saga]:2011/07/20(水) 00:21:21.31 ID:XpDSZiE+0



霖之助「アンジェレネ、っと言ったかな」

アンジェレネ「え? あ、はい」

霖之助「もしよかったらなにか食べてくかい?」

ルチア「ちょ、店主!?」

アンジェレネ「え! いいんですか! じゃあチョコラータ・コン・パンナあります?」

オルソラ「はいございますよー」

インデックス「私も食べたいんだよ」

霖之助「ゆっくりしていくといい」ナデナデ

アンジェレネ「はい!」パクパク


321 :<小ネタ>お客様は? [saga]:2011/07/20(水) 00:22:15.74 ID:XpDSZiE+0




 〜☆〜☆〜


上条「――ということがあったんだ」

霊夢「小さい頃の魔理沙を思い出しちゃったのね」

霖之助「昔は素直で可愛かったんだけどね」

魔理沙「つまり香霖はこう言いたいわけだな? 今は可愛いから綺麗になった。と」フムフム

美琴(魔理沙……不憫な子……)
322 :1 [saga]:2011/07/20(水) 00:24:09.70 ID:XpDSZiE+0
はいおわりです。

アンジェレネ見たら小さいころの魔理沙思い出すんじゃないかなって。思いまして。

可愛いですよねーアンジェレネ。


ではまた会う日まで!! さよなら!!




感想とかネタとかすげぇ見てて嬉しいのでどんどんお願いします!!
323 :<オマケ> [saga]:2011/07/20(水) 00:25:13.67 ID:XpDSZiE+0

上条「まさか霖之助にそんな幼女趣味があったとはな」

美琴「単純に金髪だったからじゃないの?」






紫「もう、霖之助さんたら。私が好きならそう言ってくれればいいのに」オトメー

藍「ふふ、紫様。まだ頭は冬眠してるんですか?」ウフフ

アリス「え、い、いや私は別に……」カァァ///

ルーミア「そーなのかー」ジュルリ


 ぞろぞろ ざわざわ


魔理沙「ええい、客でもない奴らが来るんじゃないぜ!」

上条「いやお前が言うなよ」











金髪多すぎww
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/20(水) 00:27:50.53 ID:TnT9aaYr0
乙なんだよ!
木原那由他ちゃんがアップを始めたようです
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/20(水) 00:29:07.76 ID:Jr4uRofto
乙!
土御門くン(笑)
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) :2011/07/20(水) 00:36:44.74 ID:mejWH3jAO
>>312
そこに守谷の諏訪子様と蛇ババアも追加すればロリ&ババアのトライアングルが………って窓の外からおんばs
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/20(水) 03:48:29.56 ID:AWDYXk7DO
せっかく神様がいるんだし、神と巫女とシスターで何か見たいな。
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/07/20(水) 12:41:26.63 ID:Xf1PAP/AO
慧音の寺子屋にショタ目当てで出没するあわきん、それを毎回撃退する妹紅。

何てどうすか?
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/20(水) 12:45:27.24 ID:4/2+rt6AO
なんかあれだな、聖とかが木原一族に出くわしたら(法力で縛って)説教一日とかやりそう。
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/20(水) 13:36:53.68 ID:/kEAM2UAO
>>329
あまたんに説教が効くとは思えねえ
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2011/07/20(水) 18:49:49.18 ID:xmQ3tjzjo
白いのファミリーに対抗して黒いのファミリーとか?
でも父母ロリコン枠がいないな・・・
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/20(水) 19:17:59.38 ID:4/2+rt6AO
黒いのって言うと阿求と霊夢と輝夜に…蓮子はどうだったか…。

あぁ、あと文も黒か。ぬえも黒だしお空もだな。まだいたかね…?
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/07/20(水) 19:34:10.81 ID:fhbwFtuAO
禁書だと…意外といないな!
上条さんくらい?
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/07/20(水) 19:46:15.22 ID:Jr4uRofto
佐天さん、初春を忘れちゃあかん
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/07/20(水) 20:22:05.97 ID:aBvto7Pm0
おいおい天井くんを忘れてしまったのか?父親枠ロリコン枠どっちもこなせる逸材じゃないか
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/07/21(木) 01:49:11.90 ID:5EacMZNuo
このりん 姫神 神裂 かざぎり etc etcたくさんいるだろ
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/21(木) 09:39:07.31 ID:nlkNeFLAO
黒髪は普通にいるから、面白みに欠けるなww
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/21(木) 12:28:26.31 ID:gUTE76uAO
赤髪とかはどうだろうか。

青髪だとチルノとピアスか?…バカ同盟?
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/07/21(木) 18:29:24.78 ID:4m6BNxymo
禁書は茶髪だけで万単位になるけど
東方には少ない希ガス
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/21(木) 19:45:38.91 ID:gUTE76uAO
ちぇぇぇぇぇん!!!!
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/07/21(木) 23:20:35.24 ID:fyoRSFAW0
共通項ならむしろ能力繋がりが見たいなぁ

瞬間移動で黒子、結標、大妖精、小町とか
電気で衣玖さんと御坂'sとか

342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/22(金) 08:48:52.78 ID:AGW66Z1AO
衣久さんとシスターズがナイトフィーバーか。
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/22(金) 08:50:17.42 ID:AGW66Z1AO
衣久さんとシスターズがナイトフィーバーか。

ふと思ったが努力家って点で削板と魔翌理沙の相性よくないか?
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/22(金) 09:43:58.37 ID:AGW66Z1AO
途中送信してたウェヘヘ。申し訳ない
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/07/22(金) 12:04:36.83 ID:rD9b/trSO
妹より優れた姉ネタでも金髪ネタでも
置いてきぼりくらう穣子ェ……
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/07/22(金) 19:47:26.88 ID:3KU3Q00AO
>>343
削板は努力家ってより…根性家?
美琴の方が合ってそう
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/07/23(土) 00:52:10.99 ID:W+Rk+2Q20
上条さんvs閻魔翌様の説教対決も見たいな
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/07/23(土) 18:35:50.41 ID:PufDw7BZ0
翼持ちで飛行もよいかも


チルノ
レミリア
フラン
一方
ていとくん←マダ
風斬←マダ

‥爆撃編隊できるな。
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/07/23(土) 19:03:54.49 ID:kNMOWi4Oo
アホ毛繋がりってまだだったよな?
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/07/27(水) 14:37:44.15 ID:0btXCnBho
人形とは違うけど
御坂'sと雛、メメ子とかは?
人間の勝手な都合で作られて棄てられる運命みたいな
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/08/09(火) 01:57:42.98 ID:v8itj+9AO
小萌、てゐ、諏訪子、萃香の合法ロリ組もいい気がする。
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/09(火) 10:38:43.88 ID:98GflEsSO
黄泉川、うどん、早苗、勇儀の合法ロリ保護者組も
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/16(火) 17:39:41.49 ID:ANIuIfEDO
青ピとチルノ……

色つながりだが、ジャッジメントかアンチスキルの出番な気がしてきたぞ……
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/16(火) 20:38:07.88 ID:BctBnKrJo
パラレル的な時間軸がありならさとりと実験中止前の一方通行のいわゆる嫌われ者二人が見たい
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/16(火) 21:02:30.97 ID:HOQb+bCIO
>>353
色つながりなら神奈子様と白岩さんも……

被害拡大の予感( ̄д ̄;)
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/08/24(水) 13:06:47.79 ID:zPZMpkvAO
幻想郷のレベル5


幽々子
永琳
神奈子


…あれ、これってただの年m
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/24(水) 18:51:01.77 ID:Vp0wuQSIO
>>356
じゃ学園側は
こもえ先生と神崎さんじゅうさんさいな
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) [sage]:2011/08/25(木) 00:45:37.82 ID:8zJNt4OAO
>>356
ただの五大老じゃねえかww
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/08/26(金) 14:35:57.50 ID:x7EEeo1AO
だが待ってほしい。レベル5なのは何も年齢だけじゃないだろ?


おっぱいだ。
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/27(土) 10:45:37.50 ID:0i939Mbro
まだかな
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/08/27(土) 15:17:28.54 ID:5KTSeXjAO
気長に待とうぜ。

二ヶ月開いて再開して完結した作品もあるんだ。>>1を私は待つよ。
362 : [sage]:2011/09/11(日) 14:24:15.72 ID:v9WKy7dAO
皆さんお久しぶりです。1でございます。

お待ちのところ申し訳ないのですが、実はまだ進んでません…ごめんなさい!

霖之助ss自体は書いてるのですが……


すみませんが、もう暫くお待ちいただくと共に、一つ提案が。


もし東方(香霖堂)×禁書ネタを思いついた方がいたら、どうぞssにしてここに投下して下さい。

私としましても皆さんのssも読んでみたいので。


それでは、また会う日まで。
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 17:18:53.89 ID:Z5o+sWo7o
うーむ、基本的に人のスレに投下するのはどうかと思うけど、
>>1が言ってるわけだからな…思いついたら書いてみようかな

まあこっちとしてものんびり待ってるから、>>1もあんまり気張らずゆっくり書いてってくれよ
でも失踪だけは勘弁な!
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/09/12(月) 06:52:25.91 ID:rE3ZSoeAO
長期間の間と生存報告…これは完走フラグ!

ん―自分もなんかひらめいたら書いてみる。稚拙な文だろうけど
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/12(月) 08:25:54.36 ID:7isBn/vDO
とりあえず生存報告だけでも助かるぜ

366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/09/12(月) 19:24:51.05 ID:+ZwLlxTvo
>>1の言葉に甘えて一つ話をつくってみたんだが…
ちょいと長くなりすぎた

もしよろしければ後で投下したいんだがどうだろうか?
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/12(月) 19:25:57.99 ID:CPNuaMzao
俺は見てみたい
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/09/12(月) 21:44:49.76 ID:+ZwLlxTvo
せっかくなんで投下する

>>1ではないんでsageたまんまで

ネタ被ったらごめんなさい
369 :>>1に変わりまして名無し”を”お送りします [sage]:2011/09/12(月) 21:46:24.49 ID:+ZwLlxTvo
○香霖堂


上条「あの子また居るな」

朱鷺子(仮)「…(本読み中)」モクモク

上条「そういえばあの子なんて名前なんだ?」

霖之助「さあ?」

上条「さあって…結構前から来てるじゃねぇか」

霖之助「呼ぶ必要がなかったからね」シレッ

上条「なんというドライさ。せっかく来てくれている常連さんなのに…」

霖之助「前にも言っただろう。何も買わない者は客じゃないって。彼女は勝手に僕の本を読んでるだけだしね。全くここは図書館じゃないというのに…」

朱鷺子「私の本だ!」ガーッ


インデックス「図書館ならいるんだよ!」エッヘン

上条「読めなきゃ意味ねーだろ」ハァ





「ごめんくださ〜い」
370 :>>1に変わりまして名無し”を”お送りします [sage]:2011/09/12(月) 21:47:29.57 ID:+ZwLlxTvo
霖之助「いらっしゃい……おや、本物の図書館の司書さんかい」

小悪魔「本物?」キョトン

霖之助「なんでもないよ。しかし君が来るとは珍しいね」

小悪魔「咲夜さんも忙しいようでして」

インデックス「こあくま、こんにちはなんだよ」

小悪魔「インデックスさん、こんにちは。また図書館にいらしてくださいね。パチュリー様も楽しみにされてますから」

インデックス「絶対行くんだよ!紅魔館に行くと美味しいものがたくさん食べれて嬉しいかも」ハイッ!

上条「食べ物基準かい」

霖之助「また近いうちにお邪魔するよ。…この本でよかったかな?」

小悪魔「はい。ありがとうございます。パチュリー様にお伝えておきますね」


上条「…そういえば小悪魔の本名はなんて言うんだ?そのまま小悪魔なのか?」

小悪魔「名前…ですか?そもそも私みたいな種族を総称して『悪魔』と呼びます。その中で特に力の強いものは名前が着きますが基本的には名はありません。
     私も召喚された時には名前がなかったのですが、パチュリー様が不便だということで小悪魔と呼んでいただけるようになったんです。」(※勝手な妄想です。)

上条「じゃあ小悪魔が名前なんだな(名前としてはどうかと思うが…)」

小悪魔「まぁ、こちらでの呼び名はそれでいいかと」

霖之助「まぁ、ここじゃ固有名詞が無いのも珍しいことではないさ」

上条「そんなものか」




「あの…ごめんください…」
371 :>>1に変わりまして名無し”を”お送りします [sage]:2011/09/12(月) 21:49:33.06 ID:+ZwLlxTvo
インデックス「あ、だいちゃんだ。いらっしゃいなんだよ」

霖之助「また珍しいものだね。一人かい?」

大妖精「あ、はい。あ、あの、チルノちゃん来ませんでしたか?」

霖之助「今日はまだ来てないね。」

大妖精「そ、そうですか…はぅ、どこ行っちゃったんだろう…」

霖之助「…何ならここで待つといい。どうせいつか来るさ」

上条「お、ずいぶんと優しいじゃねぇか。明日は雪か?」

霖之助「それは願ったりな話だよ。…まだまだ暑いからね。彼女が来るなら長くいてもらったほうがいい」

上条「やっぱりそっち目的か」ハァ

大妖精「アハハ…」

上条「…大ちゃんは「大妖精」が呼び名?」

大妖精「え?は、はい。妖精にはそもそも名前はありません。力の強いチルノちゃんや三妖精は特別なんです。基本妖精は直ぐに「一回休み」になっちゃいますから。
    私も他の子よりも力が強いおかげでずっとこっちにいて、大妖精って呼ばれていたんですけどチルノちゃんが呼びづらいから大ちゃんって呼んでくれたんです。」(※勝手な(ry)

上条「じゃあ小悪魔と同じようなものか」

大妖精「そうですね」ネー

小悪魔「一緒ですね」ネー

インデックス「大、小ときたら次は中なんだよ!」

上条「中、中……中納言?」

霖之助「どこの宮仕えだい…」





「失礼する」
372 :>>1に変わりまして名無し”を”お送りします [sage]:2011/09/12(月) 21:56:21.38 ID:+ZwLlxTvo
上条「いらっしゃいませー…っと宮仕えならぬ王宮仕えの人が来たな。久しぶりだな、騎士団長《ナイトリーダー》」

騎士団長「貴様か。こんなところで何やってる」

上条「住み込みで働いてるんだ」

霖之助「居候とも言うね。ところでどういった御用かな?」

騎士団長「おっとそうだった。探しものをしている。ここなら大抵のものが揃うと聞いてやってきたのだが…」

霖之助「!そうでしたか。それはそれは遠くからご苦労様です。どのような物をお探しでしょうか?」

上条「すっげー丁寧な対応だぜ。初めて見た」ヒソヒソ

インデックス「たぶん大抵のものが揃うって褒められて嬉しいんだよ。嬉しさが隠しきれてないんだよ」ヒソヒソ

騎士団長「ふむ…「ベーゴマ」という物なんだが…ちょっと数が欲しくてな」

上条「ベーゴマ!?またなんでそんなモノを」

騎士団長「あの馬鹿ババ…ゴホン。女王陛下が「けん玉も極めたし次はベーゴマとやらもやってみたい」などとアホなことを吐かしはじめてな。
     しかも、宮殿で大会を開くから買えるだけ買ってこいと…買ってこないと次の会議からジャージで出ると…」ハァ

上条「変わらないなぁあの人も」

霖之助「それならちょうど大量にありますよ。当麻、運ぶのを手伝ってくれ」

上条「あいよ〜」スタスタ
373 :>>1に変わりまして名無し”を”お送りします [sage]:2011/09/12(月) 21:57:20.01 ID:+ZwLlxTvo
小悪魔「」ジー

大妖精「」ジー

騎士団長「……何かな?」

小悪魔「…騎士団長ってお名前なんですか?」

騎士団長「そんなケッタイな名前があってたまるか。立場上の名称にすぎん。本名なら別にある」

小悪魔「ケッタイ…」ショボン

大妖精「ケッタイ…」ショボン

インデックス「立場の名称…」ショボン

騎士団長「ど、どうしたんだ?」

小悪魔「小悪魔といいます…」ケッタイデス

大妖精「大妖精です…」ケッタイデス

インデックス「禁書目録なんだよ…」ヤクワリノナマエナンダヨ

騎士団長「な…!わ、私の騎士団長という名前も10年以上呼ばれ続けていてそれなりの愛着はあるぞ!もうそれが本名じゃないかと…たまに本名呼ばれても反応が遅れてしまったりな!
      それに本名が公にならない分魔術的な防衛にもなるし…えーと」アセアセ

上条「お待たせ…って騎士団長がめっちゃ焦ってる…」カシャ ピローン

霖之助「大方名前の話でもしたんだろう。流れ的にね」

上条「流れとか言うな」
374 :>>1に変わりまして名無し”を”お送りします [sage]:2011/09/12(月) 22:03:57.35 ID:+ZwLlxTvo
………………一寸


騎士団長「見苦しいところをみせたな」

上条(面白い物だったけどな、さっきの写メキャーリサに送っとこ)

霖之助「いえいえ、とんでもありません。ここでは日常茶飯事ですよ。こちらが「ベーゴマ」になります」

騎士団長「これが…こんなに小さいものなのだな。しかし、彫りが入っているところといいどこか紋章に通ずる無骨さがあるな。…これはどうやって遊ぶものなのだ?」

霖之助「…独楽の一種なので回して遊ぶものかと」

インデックス「ベーゴマは古くは平安時代からある遊びなんだよ!昔は回して遊ぶくらいだったけどだんだん回してぶつけあう遊び方に変わってきたんだよ!
       勝負の方法としてはバケツとか樽に布を張った陣地一斉に回し始めて、長く回っているか相手をはじき飛ばして最後まで回っているコマが勝ちなんだよ!」

騎士団長「なるほど。さすが禁書目録というだけある。大した知識量だ」

インデックス「…所詮そういう役割なんだよ…」イジイジ

騎士団長「〜〜ええい!今度王室御用達のスコーンを持って来てやる!それで機嫌を直せ!」

インデックス「絶対なんだよ!」パァ

上条「騎士団長が手玉に取られてる…」カシャ ピローン

騎士団長「…ハァ。で、回し方はどうやるんだ?」

インデックス「えっと…(知識だけ)」

霖之助「…(名前だけ)」

上条「…(記憶無し)」

大小朱「…(そもそも知らない)」

騎士団長「むぅ…一緒にやり方を覚えてこいと言われていたんだが…」






「カッミやーん」
375 :>>1に変わりまして名無し”を”お送りします [sage]:2011/09/12(月) 22:06:56.56 ID:+ZwLlxTvo
上条「流れからしてあいつか。あいつなら知ってるかもしれねぇ!」

霖之助「流れはダメなんじゃなかったかい?」

青髪ピアス「こんちわ〜遊びに来たで〜」

上条「よく来た青ピ!ナイスタイミング!」

朱鷺子「青ピ?」

青ピ「青髪ピアス、略して青ピや」

大妖精「本名なんですか?」

青ピ「ちゃうちゃう。あだ名やで〜本名は秘密!なぜならソッチの方がかっこええからや」キリッ

小悪魔「カッコイイ…ですか?」ホエー

青ピ「なんかミステリアスやん」

上条「胡散臭さ満開のミステリアスさだけどな」

青ピ「しかし妖精さんに悪魔っ娘に…そっちは鳥っ子か!何てこったい!ボクとしたことが抜かってたわ〜こんなジャンルもあるんやね〜」

上条「ブレねぇな…」

青ピ「でも大丈夫!僕はどんなジャンルでも受け付けるで〜なぜならボクぁ落下型ヒロインのみならず、(ry」クネクネ

大小朱鷺「」ドンビキ

上条「さすが青ピ。いい選択したのに安心のオチだ」

インデックス「お約束なんだよ」

青ピ「…”しょっく”やわぁ…」

上条「なに手元狂いそうな顔してるんだよ」

霖之助(どんな顔だ)

青ピ「…で、なにがナイスタイミングなん?」フッカツ

上条「復活はええな。ま、いつものことか。なぁ、ベーゴマの回し方知ってるか?」

青ピ「お!知っとるも何もボクに勝てる奴はそうそうおらんで〜」

騎士団長「ほう…ぜひご教授頂きたいものだな」

青ピ「任せとき〜」
376 :>>1に変わりまして名無し”を”お送りします [sage]:2011/09/12(月) 22:08:49.05 ID:+ZwLlxTvo
----------------------青ピレッスン中…

インデックス「!出来たんだよ!」

大妖精「私もなんとか…」

小悪魔「結構面白いですね」

朱鷺子「おい店主!これに勝ったら私の本返せ!」

霖之助「だから僕の本だと言っているだろ。そもそも賭けるのはベーゴマ同士というルールがあるみたいだ。本とベーゴマ。等価交換には到底及ばないね」

朱鷺子「ぐぬぬ」

青ピ「おっさんもかなり飲み込み早いしセンスあるけどまだまだボクには勝てへんで〜」

騎士団長「…少年。もう一度勝負だ」

青ピ「何度やっても無駄やで〜チッチノチ」

騎士団長「チッチノチ …ハッ…ゼロにする!」

上条(うわぁえげつねぇ…ってか大人気ねぇ…)

青ピ「なんや今の……ってボクのコマが吹っ飛ばされた」ガーン

騎士団長「…フッ。つい熱くなってしまったな」

上条「そういうレベルじゃねーよ」

騎士団長「ともかく、店主。こちらを…そうだな半分頂こう。どうやらこちらでも遊ぶものはいるようだ」

霖之助「こっちじゃ誰も買ってはくれないかもしれませんが」ハハ

騎士団長「お代は?」

霖之助「特に定めていませんので…」ウーン

騎士団長「ならばこれくらいでいいかな?」500ユーロx2

上条(安っぽい紙幣だなぁ…)

霖之助「!?毎度ありがとうございます。今後ともぜひご贔屓に」

上条(最上級の接客だ…初めて見た)

騎士団長「少年も色々教えてくれて感謝する。ほんの気持ちだ」

青ピ「いやいや、こっちもなかなか楽しめたで〜…今度はズルっこなしやで」

騎士団長「…フッそれまでに修練を積んでおくさ」
377 :>>1に変わりまして名無し”を”お送りします [sage]:2011/09/12(月) 22:13:04.25 ID:+ZwLlxTvo
騎士団長「それでは失礼する」スタスタ

大妖精「私も失礼します。チルノちゃん探さないと」ペコリ

小悪魔「あわわわわ。早く帰らないとパチュリー様に叱られちゃう〜お邪魔したました〜」ピュー

青ピ「ほなボクも帰るで。じゃあな〜上やん、インデックスちゃん」フリフリ

上条「おう!またな〜」フリフリ




上条「ちなみにいくらもらえたんだ?」

霖之助「1000ユーロほどだね」

インデックス「!?」

上条「いくらぐらいなんだ?」

インデックス「今はちょっと安めだけど大体1ユーロ=133円くらいなんだよ!」

上条「ってことは…!?すげーじゃねーか!」

霖之助「しかも幻想郷では円はいくらか手に入るルートはあるが、外国の貨幣はなかなか手に入りにくい。好事家達には相当な価値で売れるんだ」

インデックス「りんのすけ!」

霖之助「…まぁ、今日くらい贅沢してもいいか。換金するついでに今日は外食にしようか」

上イン「「おー!」」






その後、結構な額で換金できたお金はものの見事にインデックスさんのお腹に収まりました。

上条「はぁ…不幸だ」

インデックス「ちょっとなにかがわからなくなったんだよ」

霖之助(そうなるだろうと思って実際には4分の1程度しか貰ってないことになってるけどね。それでも4分の1を使いきってしまったか…彼女を連れて外食は死と隣り合わせだな)
378 :>>1に変わりまして名無し”を”お送りします [sage]:2011/09/12(月) 22:16:49.36 ID:+ZwLlxTvo
おまけ

一方通行「名無しってのは俺の代名詞なンじゃねェのか?」

打ち止め「それならミサカ達みんなそうだよ!ってミサカはミサカは自己主張してみたり」

番外個体「第一位は名前あるじゃん。ね、百・合・子ちゃん」

一方通行「よっぽど死にてェらしいなァ」カチッ

御坂妹「実際ミサカ達は他のSSで名前を貰っていたりするので避けたそうです。とミサカは著者の頭じゃ問うて無理だから諦めたというほんとうの理由を隠しながら答えます」

一方通行「隠しきれてねェよ」



ゴーグルの少年「チャンスだったのに」

博士「残念だ」

垣根「いや、お前ら需要ねーよ」

ゴーグルの少年「」

博士「」

心理定規「あら、私も需要がなかったのかしら」

垣根「必要ねーよ……俺以外にはな」

心理定規「……バカ///」
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/09/12(月) 22:19:16.98 ID:+ZwLlxTvo
以上になります
お目汚し失礼しました


最後のオチはホントは

>>心理定規「あら、私も需要がなかったのかしら」

>>垣根「必要ねーよ……俺以外にはな」

>>心理定規「……キモ」

>>垣根「」

になる予定だったんだけど、最近あまりに垣根の扱いが酷いSSを見てたのでついかっこ良くしすぎてしまいました
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/12(月) 22:39:26.78 ID:40ipvEq5o
これは乙
タイトルというか、名前欄が少し捻ってあって面白いなww

確かに東方にも禁書にも本名不詳のキャラがチラホラいるからなー
共通項として面白い着眼点かも

本人も言ってるように、まさに一方さんの話題だとも思ったけどww
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/09/13(火) 20:40:26.08 ID:Zv7z9D1z0
未元定規とは分かってらっしゃる・・・
乙でした!
382 : [sage]:2011/09/14(水) 09:48:33.72 ID:eq04uxFAO
なんすかこれ?
自分の作品より素晴らしいじゃないっすか〜!?gjっすよ!!

皆さん遠慮せずにもっとやったって下さい!
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/14(水) 16:31:39.99 ID:gy95wQXIO
いやこの繋ぎはいらんだろ
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/14(水) 18:09:37.67 ID:qUCWSe0po
>>383
>>1が良いって書いてるし面白いから良いんじゃね?
385 :1 [saga]:2011/09/15(木) 01:33:32.04 ID:+BMgnfY40
とりあえず投下します。
386 :<小ネタ>メイドさんが剣持ってるのってかっこいよね [saga]:2011/09/15(木) 01:36:09.58 ID:+BMgnfY40
○香霖堂

土御門「おーすカミやーん」カランカラン

神裂「あの、すみません」カランカラン

インデックス「かおり! いらっしゃいなんだよ!」

上条「おぉ、土御門か。どうしたんだ?」

神裂「こんにちは、インデックス、上条当麻。お元気でしたか?」

土御門「いやねーちんがどーしてもカミやんに会いたいって言うからにゃー」

神裂「なっ……!///」

上条「まぁここにはインデックスもいるしな」フラグブレイク

神裂「」

土御門(カミやんは相変わらずだにゃー)
387 :<小ネタ>メイドさんが剣持ってるのってかっこいよね [saga]:2011/09/15(木) 01:36:56.38 ID:+BMgnfY40
インデックス「折角だから何か買ってくといいかも」

神裂「そうですね……あれ、今日は店主はいらっしゃらないのですか?」

上条「あぁ、霖之助なら外にいるぞ」ユビサス

神裂「?」ミテミル






妖夢「あ、あの……店主さん、私、もうっ……!」

霖之助「おや、もう限界なのかい? 困った半人前だ」

妖夢「あぅ……でも、こ、こんなことさせられるなんて思わなくて……」

霖之助「元はといえば君の責任だろう。大体、今日だって君からやらしてくれとせがんできたんじゃないか」

妖夢「それは……あの……///」

霖之助「それとも、ここでやめるかい? 君がどうしても止めたいと言うなら、構わないが」

妖夢「あ……ぃ、嫌です……! お願いですから、つ、続けさせてくださいっ!」

霖之助「……君がそこまで言うなら、続けてもらおうか」

妖夢「はい……」
388 :<小ネタ>メイドさんが剣持ってるのってかっこいよね [saga]:2011/09/15(木) 01:37:23.24 ID:+BMgnfY40
神裂「あ、あの2人は何してっ……///」

上条「草むしりだけど?」

神裂「……え?」

インデックス「今日も商品を壊しちゃったようむは、りんのすけにおしおきされてるんだよ」

土御門「18歳のねーちんがどんな想像したか知らないけど、少女に草むしりプレイさせるなんて、店主もやるんだぜい」

霖之助「人の店に許可なく来たくせに、いきなりな言い分だね」

神裂「店に入るのに許可が!?」

上条「落ち着け神裂、冗談だって」

妖夢「みょん……」
389 :<小ネタ>メイドさんが剣持ってるのってかっこいよね [saga]:2011/09/15(木) 01:37:54.87 ID:+BMgnfY40
□それから

霖之助「それじゃあ僕は無縁塚に行ってくるから」バタン

上条「上条さんは荷物運びです……行ってきます」バタン

インデックス「いってらっしゃいなんだよ〜」オミヤゲキタイ!

妖夢「うう……今日もドジを踏んでしまいました」ミョン

インデックス「げ、元気出してようむ。いつもの事かも」

土御門「フォローになってないにゃー」

妖夢「いつも店主さんに迷惑かけて、ちゃんとお詫びがしたいです」

土御門「なら俺に良い考えがあるにゃー」ピコーン

妖夢「え、なんですか?」

神裂「騙されないで妖夢! この男の提案にろくなことなどありません!」キシャー

土御門「ひどいにゃーねーちんは」シクシク

インデックス「かおり、『汝の敵を愛せよ』なんだよ?」ヨシヨシ
390 :<小ネタ>メイドさんが剣持ってるのってかっこいよね [saga]:2011/09/15(木) 01:38:20.40 ID:+BMgnfY40
神裂「け、けれどこの男によって何度私は恥ずかしい目に遭ったと……!」

土御門「でもそれでねーちんのキャラが立ったんだぜい」

神裂「キャラってなんですかキャラって」

土御門「まぁそんなことはどうでもいいにゃー。それより、妖夢」

妖夢「あ、はい」

土御門「さっき店主に恩返ししたいと言っていたが、嘘じゃないな?」

妖夢「嘘じゃありません。心から日頃のお世話のお返しをしたいです」

土御門「そうか……それなら一つだけ方法が無いわけでもないが……」

妖夢「ほ、ホントですか!?」

土御門「ただ、この方法は覚悟ができてる者にしか教える事が出来ない。お前にその覚悟があるか?」

妖夢「……あります。どんな方法でも決して諦めません。教えて下さい!」

土御門「……分かった。なら教えよう。その方法とは」

妖夢「……」ゴクリ

インデックス「……」ゴクリ

神裂(まさか……)












土御門「ずばりメイド服でご奉仕だにゃー」オヤクソクー
391 :<小ネタ>メイドさんが剣持ってるのってかっこいよね [saga]:2011/09/15(木) 01:38:47.07 ID:+BMgnfY40
妖夢「……へ?」

神裂「このド素人がぁぁぁ!! 無駄なシリアスモードでなに馬鹿なこと言ってんだよ!!」

土御門「心配しなくても、ちゃんとねーちんの分もあるぜい」ニッコリ

神裂「なんで私も!?」

土御門「3度目の正直ってやつだにゃー。おーい妖夢、ねーちんも一緒にやってくれるってさー」ニヤ

妖夢「本当ですか神裂さん! ありがとうございます!」キラキラ

神裂「ぐっ! き、汚いですよ土御門……」

土御門「まぁまぁ、これもキャラだにゃー」

神裂「だからキャラって何なんだよぉぉぉぉ!」

土御門「ということで妖夢にはこの『亡霊嬢フリメイド』、ねーちんには『南無三キラメイド』を着てもらうぜい」つメイド服

妖夢「あ、どうもすみません。頑張りましょうね神裂さん!」ヤルキマンマン!

神裂「うぅ……」

土御門「向こうが帰ってくるまでレッスン開始だにゃー」
392 :<小ネタ>メイドさんが剣持ってるのってかっこいよね [saga]:2011/09/15(木) 01:39:22.34 ID:+BMgnfY40
 □さらにそれから


霖之助「ふぅ疲れた。やはりこう暑いと外に出る気が失せるね」カランカラン

上条「荷物全部上条さんに持たせてたくせに、何言ってんだよ……」カランカラン

霖之助「働かざる者食うべからずだよ」

上条「はいはい分かりまし――」ピタッ

霖之助「どうした? 何止まって――」ピタッ








「「お、お帰りなさいませ! ご主人様!」」







霖之助「」

上条「」
393 :<小ネタ>メイドさんが剣持ってるのってかっこいよね [saga]:2011/09/15(木) 01:39:54.50 ID:+BMgnfY40
上条「……また、か?」

神裂「……すみません」ゲテモノメイドー

妖夢「あの、店s……ご主人様?」ゲテモノメイドー

霖之助「」

上条(てかこのメイド服、もう隠す気ないだろ。神裂なんかこぼれそうだし、妖夢はなんかもう色々アウトな気がする。法律的な意味で)

神裂(は。恥ずかしい……///)

霖之助「」

妖夢「て、店主さん!!」アセアセッ

霖之助「――はっ! こ、ここは!?」

土御門「店主が帰って来たにゃー」
394 :<小ネタ>メイドさんが剣持ってるのってかっこいよね [saga]:2011/09/15(木) 01:40:25.54 ID:+BMgnfY40
霖之助「よ、妖夢……」

妖夢「はい! 実は店主さんに今までのお詫びとお礼を――」

霖之助「すまなかった」

妖夢「……え?」

霖之助「君がそんなにつらい思いをしていたなんて、気付きもしなかったよ」

妖夢「あ、いや、あの」アタフタ

上条「まぁ、そう思ってもしょうがねぇよな」

霖之助「すぐに永遠亭に連れていくよ。なんだったら今日家に泊っていってもいい」

妖夢「みょ、みょん!!」ボフン

インデックス「あ、ようむの顔から煙が出てるんだよ」

上条「あんなうろたえてる霖之助初めて見たぜ」









神裂「え、結局私が着た意味って」

土御門「ただのサービスだにゃー」
395 :1 [saga]:2011/09/15(木) 01:44:07.27 ID:+BMgnfY40
というわけで『ゲテモノメイド編』投下終了。リハビリがてらにあほな話を一つお送りいたしました。
いつになったらゲテモノメイドが全て揃うんだろう?

台本形式を書くの久々で、大変でしたけど楽しさもあって。良いですな。

あ、私のことは気にせずどんどん投下してしまって結構ですよ?
むしろそっちを楽しみにしてたりw気楽にどうぞ!

それでは、読んで下さりありがとうございました。
また逢う日まで!アデュー!
396 :<おまけ> [saga]:2011/09/15(木) 01:45:05.69 ID:+BMgnfY40
咲夜「いいですか。メイドとは、どんな時でも取り乱してはいけません」

舞夏「ふむふむ」

咲夜「主の敵が現れても、慌てず騒がずサクッと殺ってしまいましょう」

舞夏「なるほどー」

上条(常にナイフ持ち歩いてるメイドもどうかと……)







霖之助「ふむ、『挟んで擦る』か。魔術師である彼が言うのだから、きっとこれにも何か意味があるのだろう」

魔理沙「なんだそれ? 美琴わかるか?」

美琴「ぜ、全然わかんない……///」

紫「ゆかりんもわかんなーい☆」

上条「その幻想をぶち殺す!!」

オリアナ「お姉さんの出番なのにー」
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/09/15(木) 01:49:22.83 ID:QprvqI55o
上条「厄でも取ってもらおうかな...」
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/15(木) 08:19:47.31 ID:vdm4MqVNo
乙!

咲夜さんに鍛えられた舞夏なら土御門やられちゃうんじゃないか?ww
399 : [saga]:2011/09/15(木) 12:25:02.24 ID:+BMgnfY40
今日も短い小ネタでお茶を濁すぜー!
400 :<小ネタ>猫会話 [saga]:2011/09/15(木) 12:26:33.92 ID:+BMgnfY40
○香霖堂

さとり「あ、もうこんな時間ですね」

一方通行「おい、そろそろ帰るぞ」

打ち止め「もう少しだけ―、ってミサカはミサカはダダをこねてみたり」

霖之助「そうだ。君のチョーカーにマイナスイオンを溶かし込んでみたいんだけど」

一方通行「必要ねェよ」

上条「打ち止めで癒されてるもんな?」ニヤニヤ

一方通行「店先に愉快に飾ってやろうかァ?」

一方通行(ったく……ン?)

猫「にゃー」

猫「にゃーにゃー」

一方通行(ねこ、か……)

一方通行(……)





『今年の秋は核融合が始まるらしいぜ』
『マジで!? ちょっと隙間の中に避難してくる!』






さとり「ぶっふぅ!!」プルプル
401 :<小ネタ>猫会話 [saga]:2011/09/15(木) 12:29:34.26 ID:+BMgnfY40
上条「ど、どうしたさとり!?」

一方通行「あァ? おい、なに人の顔見て笑ってやがンだ」

さとり「い、いえ……」プルプル

霖之助(何考えてたんだか……)










フレメア「にゃあ。と言ったら大体、私。にゃあ」

麦野「そんな小さい頃から男に媚び売る話し方はよくないにゃーん」

土御門「可愛いから許すにゃー」

浜面「いや麦野は無理あるだろ」

麦野「あぁ!?」

浜面「いや麦野さんマジ萌えるなぁ!!!」
402 :<小ネタ>猫会話 [saga]:2011/09/15(木) 12:31:52.38 ID:+BMgnfY40
魔理沙「猫といったら私にゃんだぜ!」

美琴「あんたは泥棒猫でしょ」

佐天「んでっ!んでっ!んでっ! (にゃあ)にゃ〜んでっ! かまって かまって 欲しいの」

一方通行「くかきけこかかきくけききこくけきこきかかかーーー!!」








御坂妹「まぁミサカが飼ってるイヌの可愛さには敵いませんが、とミサカは冷静に反論します」

藍「うちの橙が一番可愛いに決まってるだろう!!」

さとり「お燐も可愛いですよ?」

インデックス「スフィンクスだって負けてないかも」

橙「ね、猫だって可愛いもん!」

お燐「霖之助だって猫のが好きだもんね!」

霖之助「冬場は抱いてると温かいからいいかもね」

上条「イヌって猫だよな? 紛らわしい」

美琴(あの子たちナデナデしたい……)ハァハァ
403 :1 [saga]:2011/09/15(木) 12:33:50.28 ID:+BMgnfY40
一方さんマジお茶目。それではまたの機会に〜



レミリア「猫談g」
霖之助「それ以上いけない」
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/15(木) 14:59:21.54 ID:vdm4MqVNo
乙〜

一方通行さんマジお茶目

意外にこのネタあつかわれないんだよな〜
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/09/15(木) 20:43:58.61 ID:woArpPi7o
>>1さん乙でした!

前回名無しネタを投下させてもらったものです

まず一点
ネタの中で青ピが属性を見逃してた発言してたけど、飲み会の時に全部確認してましたね 完全にチェックミスです。すいません

それと自分の投下が要らんという人がいたみたいなので名前欄に”偽典”と付けるようにします
気に入らなかったらNG登録してください


で、調子に乗ってまた一個長ったらしいのを書いたんですが…
見事にネタかぶりしちゃいました!猫ネタです
が、投下させてもらいます 
406 :偽典・猫型のアレ [sage]:2011/09/15(木) 20:47:22.31 ID:woArpPi7o
○香霖堂


浜面「……これでどうだ!」カチッ

霖之助「お、開いた開いた。さすがだね浜面くんは」

インデックス「すごいんだよ!」

浜面「いやいや。それほどでも」テレテレ

霖之助「わざわざすまなかったね」

浜面「バイト代出るってんなら喜んでやるぜ」

上条「しかし便利なスキルだよな〜上条さんも欲しいですよ」

浜面「あ?何に必要なんだよ」

上条「…このスキルがあれば鍵無くしても家に入れるし、新しく鍵作る必要も無くなるじゃん…」

浜面「…今度無くしたら開けてやるよ」ポン

上条「しのびねぇな」

浜面「かまわんよ」

霖之助「なにをやってるんだい…浜面くんお代はこれで」

浜面「あざーッス!よっしゃ!これで滝壺にプレゼントが買える!」

上条「…爆発しろ」ボソ

霖之助「プレゼント選びは是非ウチで」エイギョウスマイル
407 :偽典・猫型のアレ [sage]:2011/09/15(木) 20:48:42.03 ID:woArpPi7o
お燐「こんにちは、店主さん。新しい死体は入ったかい?」カランカラン

霖之助「…ウチでは生物は扱ってないよ。あまり店の評判を落とすような発言は控えてもらいたいものだね」マッタク

上条「不躾に不吉なやつだな」

お燐「おや?なんだ、新しいのが入ってるじゃない」キラン

浜面「やめて!獲物を見つけたような目で俺を見ないで!」


カランカラン


霖之助「いらっしゃ…!!おお、八雲紫の所の式で…確か橙だね。今日は一人かい?」パァ

橙「はい…なんか賑やかですけど…お邪魔でしたか?」

霖之助「いやいや、そんなことはないさ。むしろ君が来てくれて助かったよ。」ニコニコ

橙「そうですか///」

霖之助「来てくれたのが君でほんとうに良かったよ」ニコッ

橙「////」カーッ

上条「…出た。霖之助必殺無差別フラグスマイル」ボソ

インデックス「…何度も言うけどとーまの言えたことじゃないかも」ボソ

お燐「香霖堂の店主は黒猫幼女がお好きっと」メモメモ

浜面「師匠と呼ぼう」ボソ

------------------------------------------------------------
滝壺「はまづらが…その人なら大丈夫」ウン

麦野「浜面!?」ガタッ
408 :偽典・猫型のアレ [sage]:2011/09/15(木) 20:50:09.66 ID:woArpPi7o
霖之助「何をわけがわからないことを…来て早々すまないが、帰る時で構わないから届け物を頼まれてくれないか?紫に頼まれたものがあってね」

橙「は、はい」

霖之助「いや、君が来てくれたおかげでわざわざマヨヒガに行く必要がなくなったよ。本当に助かった」フラグブレイクッ

橙「……ハイ」

霖之助「ま、お茶でも飲んでゆっくりしていくといい」ニッコリ

上条「そして流れるようなフラグブレイク。恐るべし霖之助」ボソボソ

インデックス「…とーまだったらそのままラッキースケベに突入かも」ボソ

お燐「香霖堂のお手伝いはスケベ野郎っと」メモメモ

浜面「やっぱヒーローに弟子入りすべきか」ボソ


------------------------------------------------------------
滝壺「はまづらがまた悪の道に!」クワッ

フレンダ「結局浜面がどうしたって訳よ?」
409 :偽典・猫型のアレ [sage]:2011/09/15(木) 20:51:33.21 ID:woArpPi7o
…一寸



上条「しかし二人共猫の妖怪なんだよな」

お燐「それがどうかしたかい?」

上条「いや、語尾ににゃーとかついてないなぁ…って」

インデックス「……とーま?」ガチガチ

霖之助「君がどんな性癖を持っていようが構わないがあまり人前で言うことではないと思うよ?」ヤレヤレ

浜面「俺はバニーさんのほうがいいなぁ」

お燐「お兄さんはこういうのがお好きなのかにゃー?」

橙「にゃ、にゃー」

上条「」

浜面(いきなり美少女に猫プレイだと!?さすが師匠だ!)ハナジデソウ

上条「ち、ちっがーう!いや、なにか一瞬目覚めそうになったが断じて違う!ほ、ほらこっちの方だと結構そういう語尾つけてる奴がいるから本場はどうなのかなって。
   ほら、土御門とかな」

インデックス「確かにしずりとかふれめあとかにゃーにゃあ言ってるね」

浜面「うっ…フレメアはともかく麦野は思い出させないでくれ」ブルブル

橙「えーっと。よくわかんないんですけど、動物が元の妖怪も結構いますが口調が変わるのは少ないですね」

お燐「というか口調が変なの自体少ないよ。むしろお兄さんの方の人たちは口調に特徴がありすぎる気がするね」

上条「上条さんはそんなこと無いですことよ?」

インデックス「私だっておかしいところなんて無いかも!」

浜面「いやいや。おかしいから」

霖之助「…自覚が無いのが辛いとこだ。むしろまともな方を探すほうが難しいかもしれないね」

上条「変だったのか…」ボーゼン

インデックス「ショックかも…」ボーゼン

霖之助「ま、そうでもしないと文字だけの小説では中々個性g「「ストーップ(なんだよ)!」」なんだい?」



上条「それ以上はいけない」
410 :偽典・猫型のアレ [sage]:2011/09/15(木) 20:52:29.24 ID:woArpPi7o
橙「え、えと…そういえばそっちの方には動物を元にした能力者とかいないんですか?」

お燐「犬みたいに鼻がいいとか鳥みたいに空を飛べるとか」

上条「そんなキメラみてーなのはいねーよ。肉体変化《メタモルフォーゼ》なんて能力があるみたいだけど、せいぜい顔変えるとか位らしいぜ?
   それと翼なら垣根だけどあいつのは鳥ってよりも天使だよな」メルヘン

インデックス「魔術なら可能なんだけど見たことはないかも」

浜面「ま、うちの方にそんなアホみたいな格好をコスプレ以外でするような奴はいな…」







ズパーン!!

霖之助「?」

??「わ、わりィ。匿ってくれェ!」

インデックス「わ!なんかおっきい黒猫がはいってきたんだよ!」

上条「猫にしちゃでかいだろ。でも服着てるみたいだし肌も出てるし、新手の妖怪か?」

橙「このあたりで黒猫の妖怪なんて私達以外聞いたことありませんが…」

お燐「新入りさんかね」
411 :偽典・猫型のアレ [sage]:2011/09/15(木) 20:55:59.48 ID:woArpPi7o
??「うるせェ!すまン!奥借りるぞ!私を探してる奴が来たら適当に追っ払ってくれ!」

浜面「って黒夜!?」

お燐「?人間にしちゃー手の肉球とか耳が綺麗にくっついてるみたいだね」

インデックス「人と猫の融合!?まさか科学もここまで手を出して…」

橙「まさか…人工的な半妖!?」

黒夜(ネコミミ&肉球グローブ装備)「ちげェ!私のはサイボーグだ!オプションのパーツなンだよ!」

浜面「…お前こんな趣味持ってたんだなぁ」トオイメ

黒夜「〜〜〜///っ!趣味じゃねェ!無理やり付けられたンだよ!それに!肉球は機動力と近接戦闘用で、耳は張力補助なンだよォ!」ウワーン

上条「まぁまぁ、その、なんだ、似あってますことよ?」

黒夜「ふざけた事ぬかしてンじゃねェー!!」ウワアアアン
412 :偽典・猫型のアレ [sage]:2011/09/15(木) 20:58:09.88 ID:woArpPi7o
霖之助「静かにしてくれないか?商品を壊したら弁償だよ?それにまだ匿うとは一言も言ってない」

黒夜「…ぐっ。どォすりゃいい?金か?」

霖之助「本来なら何か買っていけという所だが…どうやら当麻は猫属性の子が好きらしい。その格好で然るべき言葉で頼み込んでみたらどうだい?」

黒夜「なっ…!」

上条「ちょ!」

インデックス「むっ」ギロリ

黒夜「馬鹿野郎がァ!私にそンなこと出来るわけねェだろォが!」

霖之助「だったら回れ右して出ていくんだね。それにこの店を潰しても追っ手に場所を知らせるようなものさ。さあ、どうする?」

黒夜「〜〜〜っ」プルプル

上条「お、おいおい黒夜別に無理しなくても…ってかそもそも許可は霖之す…」






黒夜「だ、ダメェ…か…にゃ、にゃあァ…」ウワメヅカイ&ウルウル






413 :偽典・猫型のアレ [sage]:2011/09/15(木) 20:58:48.93 ID:woArpPi7o
上条「ぐはぁ」クリティカル!

インデックス「とーーまーーぁ!」ガブリ

浜面「ヒ、ヒィーーーーーーロォーーーーー!!」

橙「む、酷い…」

お燐「新しい死体!?」キラン

霖之助「ま、お遊びはここ迄にしようか。黒夜だったかな?奥にいるといい。誰か来ても適当に帰しておくよ」

黒夜「」フラフラ ヨロヨロ
414 :偽典・猫型のアレ [sage]:2011/09/15(木) 21:02:04.77 ID:woArpPi7o
ドドドドドドドドド

バーン!

????「ここにでっかい黒猫が来なかった!?」

??「逃げても超無駄ですよ!」

霖之助「番外個体に絹旗かい。いらっしゃい。黒猫ならそこに二人いるよ」

橙「な、なんでしょうか?」

絹旗「む、黒猫の妖怪さんが二人もいます。流れでもう一人ここにいる映画的フラグが超ビンビンにたってますよ」

浜面「お前ら何やってんだよ…」ハァ

絹旗「超浜面じゃないですか。黒夜が来ませんでしたか?あいつがせっかく持ってるオプションパーツを使ってないってんで超親切で着けてあげたんですよ。無理やり」

番外個体「そんで写真でも撮ろうとしたら逃げられちゃった☆ねぇ店主さん?もう一人クール系ナルシストネコミミガールがここに来てない?
     匿っても無駄だよ。ミサカは電磁波でここに何人いるか把握できちゃうんだから」

霖之助「残念ながらクール気取った猫耳娘とやらは来てはないね」

上条「ネ…」ウーン

絹旗「うわっ!上条じゃないですか。なんか超無残なことになってますね」ウワァ

上条「ネコミミ娘が…う、上目遣いで、お、おねだり、」ガク

橙「上条さーーーーん!?」

絹旗「超上目遣い?超おねだり?ウーン…それはどう考えても黒夜じゃないですね」

番外個体「んーなんかもう一人いるみたいだけど、その子がおねだりっ子って事か。じゃあハズレかな。
     ん?……ってヤバ!あいつ起きたって!」

絹旗「超マジですか!?超マズイです!店主さん!すいません!またお邪魔します!」ピュー

霖之助「今度はちゃんと買い物に来てくれよ」

浜面「なんだったんだ一体」

お燐「にぎやかな連中だったねぇ」
415 :偽典・猫型のアレ [sage]:2011/09/15(木) 21:03:30.38 ID:woArpPi7o
……一寸

黒夜「助かったよ。店主」ハァ

霖之助「暴れられるよりはマシさ」

浜面「色々大変だな、お前も」ホロリ

お燐「で、いつまでその愉快な格好をしているつもりなんだい?」

黒夜「やめてェのは山々なンだが生憎元のパーツは家に置きっぱなしなンだよ…パーカーも置いてきちまったし。
   ああああァ!このカッコのまま帰ンのかよ…」orz

上条「何なら上条さんのパーカーお貸ししますよ?」

黒夜「!ほンとか?すまねェ!恩に着るぜェ!」

上条「いやいや、可愛い物見せてもらったし、これくらいじゃ安いもんですよ」ニコ

黒夜「か、可愛い///」

浜面「く、黒夜にフラグを立てた…だと…」パネェ


インデックス「とぉぉぉおぉぉぉまぁぁぁ!?」カミツキ

上条「あ、あぶねェ」ヒラリ

黒夜「こ、こっちに避けてくンなァ」





ドシーン
416 :偽典・猫型のアレ [sage]:2011/09/15(木) 21:04:17.88 ID:woArpPi7o
橙「あわわわわ///」

お燐「中々際どい格好だねぇ(上条さんが黒夜さんの股の間に顔をうずめてます)」

浜面「こ、これがフラグメイカーの力だと!?」





黒夜「にゃ、にゃ、にゃァァァァァァ///」ツメヒッカキ








上条「ふ、不幸だぁぁぁぁぁぁぁ」ガリガリ
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/09/15(木) 21:09:32.59 ID:woArpPi7o
<一方、一方さんは>
○ファミリーサイド



一方通行「なンだこりゃァァァァ!」

黄泉川「五月蝿いじゃん一方通行!少しは静かに…」

黄泉川「」

一方通行(ウサミミ装備)「なンだこりゃァ!…っくそ!ベクトル操作しても取れやしねェ!どォなってンだ!」ピョンピョン

黄泉川「な、なんなんじゃん?それ」プルプル

一方通行「知るかァ!起きたら付いてたンだよ!」ピョン

黄泉川(み、耳が…動いて…か、可愛い〜〜!)プルプル ダンダン

芳川「あら一方通行。お似合いよ。主に色的に」

一方通行「芳川ァ…てめェの仕業かァ?よっぽど愉快なオブジェになりてェよォだなァ」カチッ ピョン

芳川「なんで私がそんなめんどくさい事しなきゃいけないのよ。君にそんな事する人間なんて考えればすぐに分かると思うけど?」

一方通行「だよなァ…いいぜェまずは鬼ごっこと行こォかァァ番外個体ォォ!」クカキケコー ピョンピョン

芳川「それと絹旗最愛もね」ズズー

一方通行「見てたンかよ!止めろよ!」ピョン

芳川「私、優しいんじゃなくて、甘いだけだから」ズズー

一方通行「くそったれ…帰ったら覚えてやがれ!」ビューン

芳川「行っちゃったわね。…さて、番外個体に連絡しておきましょう。しかし流石月の技術ね。ベクトル操作も受け付けないとは。ほんと、興味深いわ…」






その後、幾つかの都市伝説が生まれた
曰く、ウサミミ生やした黒翼の天使が空を飛んでいたとか
曰く、でっかいアホ毛を生やした女の子が二人目撃されたとか
曰く、MNW内でウサミミレータの画像のDL数が人数を上回ったとか
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/09/15(木) 21:12:54.99 ID:woArpPi7o
以上です お目汚し失礼しました

まさか猫ネタがカブるとは…

後最後一行名前欄ミスってしまいました すんません
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/15(木) 21:33:21.06 ID:R0WDLEzfo
乙でした

ウサミミレーターハァハァ
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/16(金) 08:59:06.52 ID:Yw4SQyITo
ウサミミレータのせいでうどんげがかわいそうなことになってしまわれた・・・
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/16(金) 11:30:21.96 ID:K7tOP7JDO
輝夜「あれは新種のイナバね!是が非でもペットにするわ!」

優曇華(また悪趣味な……)

輝夜「さあイナバ、あれを捕まえてきなさい!」

優曇華「なんで私なんですかー!?」



まで妄想した
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/09/17(土) 05:10:08.57 ID:FWsB/nUi0
>>417乙 
ウサミミレ−タ−…幻想界に最適だが
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/09/22(木) 00:29:14.78 ID:csYvAp3Co
>>1じゃない方です こんばんわ

前回の話はネコミミ黒夜が見せ場だったはずなのに…どうしてこうなった?

ちなみにあのウサミミはスペアです たしか優曇華のミミは取り外し可能だという公式設定だったかと…

ならスペアくらいあるよねって感じです たぶんてゐが取り計らってくれたんじゃないかなー…


今日は軽めのものを投下します

ただ、内容は余りにもひどいメタと■■ネタがふんだんに盛り込まれています

そういったネタがお嫌いな方はどうぞスルーしてください
424 :偽典・無意識を操る程度の能力 [sage saga]:2011/09/22(木) 00:31:36.34 ID:csYvAp3Co
注意!!






■■ネタが含まれています!

メタネタが含まれています!


嫌いな方はスルーをお願いします
425 :偽典・無意識を操る程度の能力 [sage saga]:2011/09/22(木) 00:32:50.29 ID:csYvAp3Co
○香霖堂


???「おぉねぇぇちゃぁぁぁん!」スカートメクリッ!

さとり「ふぇ…?」

上条(紫のストライプ!?)

さとり「ひ……きぃゃぁぁぁ」バッ

御坂「何見てんだゴルァァーーー!」タックル

インデックス「お仕置きなんだよ!」カミツキ

上条「ふ、不可抗力……っぎゃーー」フコウダー

さとり「な、何するのこいし!」

こいし「なにって…スカートめくりだよ?」

さとり「だからなんでスカートめくりしたか聞いたの!」

こいし「なんでって…あっちの人達はこれが挨拶だって言ってたよ」

御坂(あー、佐天さんか…)
426 :偽典・無意識を操る程度の能力 [sage saga]:2011/09/22(木) 00:33:48.89 ID:csYvAp3Co
さとり(うう…み、見られた…子供っぽいとか思われちゃったかな…)チラッ

霖之助(この子が無意識を操る程度の能力の持ち主か…ふむ、相手の認識外にいることが出来るということか。いつ入ってきたのか僕でもわからなかった。そもそも…)ジュッコウ

さとり「が、眼中に無いなんて…」orz

上条「い、いや、そんな落ち込むなって!…な、中々良いものだと上条さんは…」

御坂「ちぇいさー!」ハイキック

インデックス「がうーー!」カミクダキ

上条「ちょ…フォロー…っぎゃーーー」フコウダー
427 :偽典・無意識を操る程度の能力 [sage saga]:2011/09/22(木) 00:35:09.11 ID:csYvAp3Co
魔理沙「なんつーか…懲りねーやつだな…ってかこいしいつの間に入ってきてたんだ?」

御坂「私の電磁波レーダーにはなんの反応もなかったわよ?」

霖之助(物理的な方法でも認知できない…?ということは相手の認識を無理やり乱している可能性があるな。以前ステイルが

使っていた人払いのルーンと似たような干渉ということか…)ジュッコウ

姫神「彼女が入ってきたのは。御坂さんと魔理沙が入ってきた後。さとりさんが入って来る前。だから。大体10分前。」







上条「ひ、姫神!?」

インデックス「あ、あいさ!?い、いつの間に入ってきてたの?」

姫神「…。御坂さん達の来る10分前。つまり。ずっといた。」
428 :偽典・無意識を操る程度の能力 [sage saga]:2011/09/22(木) 00:36:03.86 ID:csYvAp3Co
こいし「貴方には私の能力も効かなかったね?もしかして同じ能力者なの?」

姫神「違う。わた 上条「違うぞ。姫神の能力は吸血殺し《ディープブラッド》だ」

御坂「ディープブラッド?聞いたことないわね。何系の能力なのかしら?」

姫神「のうry上条「能力じゃなくて原石って話だ。何でもとある生き物だけを殺す能力らしい」

魔理沙「とある生き物?」

姫神「それh インデックス「それは吸血鬼の事なんだよ!吸血殺しの血は吸血鬼を一瞬にして灰にしてしまう力があるの。

しかも、吸血鬼はその血の匂いを嗅ぐとどんなに危険だとわかっていても吸いたいという衝動に抗えなくなっちゃうんだって



さとり「それは…大変なご苦労をされたようですね…」

姫神「……今。現在進行中で。色々と苦労はしている。」
429 :偽典・無意識を操る程度の能力 [sage saga]:2011/09/22(木) 00:37:03.57 ID:csYvAp3Co
霖之助「吸血鬼にしか効かない能力か…そちらの方でも吸血鬼は普通に存在していたのかい?」

インデックス「…正式に確認されたことはなかったんだよ。ただ、『カインの末裔』として存在は伝えられてはいたんだよ。魔術師としては存在自体が反則級だったからほとんどの魔術師は信じてなかったけどね。」

魔理沙「反則?」

インデックス「こっちの魔術は生命力を元に発動しているんだよ。だから不死身の吸血鬼が魔術を覚えたら使いほーだいって訳なんだよ!」

魔理沙「確かにそりゃ反則級だな。でもこっちは吸血鬼だけじゃなくても不老不死なんていくらでもいるぜ?」

インデックス「そもそもそっちの人たちは反則級がうようよなんだよ!」

さとり「しかし…居るかいないかわからないもののためにあんな目に…」

姫神「……そこには。触れて欲しくない。」

さとり「!ご、ごめんなさい!」
430 :偽典・無意識を操る程度の能力 [sage saga]:2011/09/22(木) 00:37:31.75 ID:csYvAp3Co
こいし「でもそうなると私の能力と同質の力は説明できないよね?」

姫神「それは。二次特性。」

霖之助「二次特性?」※作者の造語です。

上条「そんなもんあるのか?原石ってのは一人一つじゃないんだな」

姫神「そういうレベルの。話じゃない。」

御坂「?」
431 :偽典・無意識を操る程度の能力 [sage saga]:2011/09/22(木) 00:38:02.86 ID:csYvAp3Co
姫神「…フゥ。私は元々原作二巻でのヒロイン。だけど。囚われの姫的なポジションなのに。終盤に出番なし。」

インデックス「あ、あいさ?」

姫神「その後の話にも中々絡めなかった。これは。私の能力の扱いづらさと。動きのなさから来ると考えられる。」

上条「ひ、姫神!何言ってるんだ!落ち着け!」

姫神「上条くん!」

上条「ひっ!?」ビクッ

姫神「これだけは。譲れない。」

インデックス(あいさが大声出したのはじめて見たんだよ…)

魔理沙(何とも鬼気迫る迫力だぜ…)

霖之助(二次特性…なぜだかわからないけど、寒気が…)ブルッ

こいし(おうどん食べたい)
432 :偽典・無意識を操る程度の能力 [sage saga]:2011/09/22(木) 00:39:52.82 ID:csYvAp3Co
姫神「コホン。その後も。出番に恵まれなかった。主人公のクラスに転校してくるというビックイベントでも。華麗にスルー。10巻で再びヒロインポジションに着けた。けど。上条くんに跨いで行かれたあげく見せ場は小萌と赤毛の神父が持っていった。」

さとり(姫神さん…(´;ω;`))

姫■「その後は。ちょくちょくと出番はあるけどモブに近いクラスメート扱い。さらに。存在感が薄いというネタを原作者自ら扱うという有様。そして。」ジロリ

御坂「え?な、何?」

姫■「漫画版に至っては。御坂美琴を早く出せとの要請から話を丸々カット。転校初日に上条くんに馴れ馴れしく話しかけるよくわからないキャラに。更に漫画・小説・外伝の巻末でネタ扱いされる始末。」

御坂「わ、私は悪く無いわよ!」

姫■「行間ヒロインとかインなんとかとか。ネタにされるだけマシ。こっちは。メインヒロインどころかヒロインポジションまで危ういというのに。」パルパル

魔理沙「で、でもこのスレなら…こっちにはきちんと吸血鬼がいるんだぜ?」

■■「私の能力は。吸血鬼を殺す。それだけ。そして。ココの吸血鬼は共に人気が高い。私の出番か彼女たちの命か。天秤に掛けるのもおこがましい。結局。私は■■のまま。フフフ。」

インデックス「あ…あいさ…」

■■「そもそも。上条くんが無差別にフラグを立てるせい。そのせいで。ヒロイン一人一人の濃さがどうしても薄くなる。」

上条「ひ、姫神…?」

■魔「ねぇ。上条くん。………イッペン。死ンデミル?」




上条「ぎゃあああああああああああああああああ」


433 :偽典・無意識を操る程度の能力 [sage saga]:2011/09/22(木) 00:48:38.67 ID:csYvAp3Co
おまけ

レミリア「咲夜。今日の血は中々おいしいわね。どうしたの?」

咲夜「はい、お嬢様。大変珍しい血を手に入れまして」

レミリア「へぇ、例のあっちの方のに珍しいのでもいたの?」

咲夜「なんでも吸血殺し《ディープブラッド》とかなんとか」

レミリア「」ブーー

咲夜「冗談です」

レミリア「ゲホゲホ。言って良い冗談と悪い冗談があるわよ!!」

咲夜「失礼致しました。」
434 :偽典・無意識を操る程度の能力 [sage saga]:2011/09/22(木) 00:53:05.46 ID:csYvAp3Co
以上になります。

どうもオチが弱かった…

こんな扱いの姫神ですが、私は大好きです。ホントダヨ?

ただ、インデックスたんでも「スルーされる。故に我在リ」とか言っちゃうくらいだらか半ば公式かなと

ってか幻想郷で姫神とスカーレット姉妹の相性の悪さは計り知れませんね。私では力不足です

それでは失礼します お目汚し失礼しました〜
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/22(木) 09:42:38.39 ID:VU3gTlpIO
半角で動き表すのが増えてきてヤバイな
気持ち悪い
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/22(木) 12:51:00.68 ID:phTDPNnEo
あいさっさ可愛い乙
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/09/22(木) 17:27:02.13 ID:7p8kVXJAO
>>435
そういう表現はずっと前からあるのぜ
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/22(木) 20:01:53.31 ID:IF90vX2do
そいや姫神と閻魔あいって中の人一緒だったな
439 :派生型偽典:白組と将棋 [saga sage]:2011/09/24(土) 15:50:37.03 ID:vmZtxWCk0
便乗して書いてみた
気持ち悪かったら申し訳ない
440 :派生型偽典:白組と将棋 [saga sage]:2011/09/24(土) 15:51:04.29 ID:vmZtxWCk0



イン「あっ、それって将棋?」

霖之助「ああ、そうだよ。知ってるのかい?」

イン「知ってるけど、やったことは無いかも」

霖之助「ルールは知ってる?」

イン「ルールは分からないんだよ。チェスに似てるって聞いたことはあるけど……」

霖之助「チェスは……ああ、そう言えば君はイギリス人だったな」

一方「別にイギリス人でも知ってるたァ限らねェけどな」

イン「イギリス人にとっては常識中の常識なんだよ!」フンス

一方「あっそォ」


霖之助「チェスを知ってるなら話が早いな。駒の動きは似たようなものだ。細かいところで違いはあるがね」

イン「ナイトもあるの?」

一方「桂馬が似てるな。そのまンまと言えばそのまンまだ」


霖之助「将棋とチェスの一番の違いと言えば、取った相手の駒を自分の駒として使えることだろう」

イン「うーん、騎士道精神に悖るかも」

一方「たかが遊びで何を言ってやがる」

霖之助「そのおかげで、将棋の方がチェスより、選択肢の幅が広くなっている」

イン「そうなの?」

一方「あァ、チェスは世界一のプレイヤーがコンピュータに負けていたが、将棋はまだだったな。女流棋士のトップは負けたらしいが」

霖之助「へえ、そうなのか。成程確かに式神なら、そのような芸当が出来てもおかしくない」


霖之助「ルールを教えるから、一度やってみようか」

イン「覚えるのは得意なんだよ!」


椛「将棋と聞いて」

霖之助「ん? 何だ椛、いたのか。何か入り用で?」

椛「えっ? あっ、いやその、ええと、おつかいで」

霖之助「おつかい? それで、何が欲しいんだい?」

椛「あー、買うものは後で決めることにします」

霖之助「えっ」

椛「そ、それより霖之助さん、将棋ですよ、将棋!」

霖之助「……まあいいか、君はそこそこ良い客だしね。ああ、この子にルールを教えてあげてくれないか?」

イン「もみじは将棋得意なの?」

椛「そうですね。仕事の合間を縫っては将棋ばかりしてますから」

一方(ここの奴らは総じて呑気だな……)

霖之助「お茶入れてくるよ」

イン「お茶受けもあると嬉しいかも!」


441 :派生型偽典:白組と将棋 [saga sage]:2011/09/24(土) 15:51:46.05 ID:vmZtxWCk0



霖之助「はい」

一方「俺は別に……ブラックか」

霖之助「客のニーズに合わせるのが商売人の作法でね」

一方「……酸味が足りねェ」ズズ

霖之助「どうだい?」

椛「この子呑みこみ早いですね、有名な戦法は大体覚えちゃいましたよ」

イン「完全記憶能力のおかげなんだよ」フンス

霖之助「将棋はそれだけでは勝てないけどね。どれ、一度対局してみようか」

イン「負ける気がしないかも!」

霖之助「僕は君とも対局がしてみたいな、学園都市一の頭脳なんだろう?」

一方「……ハッ、負ける気はしねェな」

イン「でもまさか、竜王なんて駒があるなんて。将棋は奥が深いかも」

霖之助「……椛、君何を教えた?」

椛「えっ、大将棋じゃないんですか?」

霖之助「……一方通行」

一方「いや、何となく止めずらくて……」

霖之助「まあ覚えても損は無いとは思うが。とりあえず今からやるのは普通の将棋だ」


少女達対局中……

結果

森近霖之助 3勝6敗
インデックス 2勝8敗
犬走椛 7勝2敗
一方通行 6勝2敗


霖之助「うーん、流石だな。一回も勝てなかったよ」

椛「凄いですね、まさか負けるとは思いませんでした」

一方(……こいつも何百年と生きてるんだったか。クソ、経験の違いってやつか)

イン「むー、結局霖之助にしか勝てなかったんだよ」

霖之助「まあ今回は相手が悪かったね。互角だったが、君にもすぐに抜かれてしまいそうだ」

椛「ふう、ちょっと疲れましたね」

一方「かなりハイスピードだったな」

霖之助「君達の頭の回転が速すぎるんだよ、ついていくのに精いっぱいだ」

イン「頭使ってお腹が減ったかも」

霖之助「そうだな、昼にしようか」

イン「賛成!」

椛「わ、私も賛成です」

一方「俺は別に……やっぱ食う」


少女達お昼中……



442 :派生型偽典:白組と将棋 [saga sage]:2011/09/24(土) 15:52:40.70 ID:vmZtxWCk0



イン「今度はタッグプレイをしてみるんだよ!」

一方「……タッグ、だァ?」

イン「二人で協力し合って将棋を指すんだよ。そうすれば戦力差をカバーできるかも」

霖之助「相談したら、作戦が相手に筒抜けになりそうな」

イン「耳打ちでこっそり話すんだよ」

椛「結構時間がかかりそうですね」

イン「まったりプレイなんだよ」

霖之助「……まあ、やるだけやってみようか」

椛「じゃあ組み分けをしましょう」


禁書目録・一方通行 VS 森近霖之助・犬走椛


霖之助「一応戦力は分かれたな」

椛「ええと、どういう風に座りましょう。指しやすいように、どちらか一方が盤の前に座って、もう一方が横に座るということでいいですか?」

イン「え? 膝の上に座ればいいんだよ」ポスッ

椛「な、何だってー!!??」

霖之助「インデックス、君は子供だから良いのかもしれないが……」

一方「見た目じゃそンなに変わらねェがな」

イン「別に大丈夫なんだよ。ね、もみじ?」

椛「そそそそうですね、べべべつになんてことないですよね」

イン(あっ、やっぱ大丈夫じゃないかも)

椛「で、では失礼しまして……」ポスッ

霖之助「……(この感じ、懐かしいな)」

椛「……お、重くないですか、大丈夫ですか?」

霖之助「あ、ああ、大丈夫だ、問題ない」

イン「何か空気が変わった感じがするかも」

一方「あァ、何か色々いたたまれねェよ(やっぱ打ち止めより重いな)」


イン「あくせられーた、そこはこっそり奇襲を狙うのがいいかも!」

一方「大声で言うンじゃねェ、バレバレだろォが!」


椛(霖之助さん、これは罠です。一旦引きましょう)

霖之助(なるほど気付かなかった。ありがとう、椛)フゥ

椛「ひゃふんっ」

イン「何かエロいかも!」

一方(こいつはこの変な帽子があるから大丈夫だな)

霖之助「ど、どうしたんだ、椛?」フゥ

椛「あうあう」



443 :派生型偽典:白組と将棋 [saga]:2011/09/24(土) 15:54:00.46 ID:vmZtxWCk0



イン「結構カオスだったかも」

一方「2度とやンねェぞ」

霖之助「も、椛大丈夫なのか?」

椛「は、はい大丈夫れすぅ……」ハァハァ

イン「でも最後にアレやってみたいかも!」

霖之助「アレ?」

イン「最初もみじから教わったの」

一方「大将棋か」

霖之助「しかし盤も駒も無いからなあ」

イン「頭の中でやれば大丈夫かも」

一方「まァ、それなら出来るな。ルールも聞いたし」

霖之助「君達は本当に恐ろしいな。……うん、まあ出来なくはないかな。椛、参加できるか?」

椛「はい何とか」

一方「またタッグでやンのか?」

霖之助「今度は盤じゃないから、くっつかなくても大丈夫だ。今度は僕と組まないか?」

一方「……足手まといにはなンなよ」

イン「もみじ、ガンバろ!」

椛「は、はい!」



4人が対局を終えたのは、翌日昇った日がまた沈んでからのことであった。


おしまい


お目汚し失礼しました

444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/24(土) 19:30:00.13 ID:GZIHNw5Go
白白白白だな、いいなこのチーム
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/09/24(土) 19:42:16.16 ID:y62wpzaAO
乙です。ほのぼのしてて良かったです。
ところで、渋にこのスレに以前投下された素晴らしい支援絵がカラーになって投下されてたから、是非見てみよう!
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/09/25(日) 04:48:37.66 ID:PhhJu0RW0
>>443乙 
ミックスダブルスの将棋とは、
幻想境に相応しいまったりした光景だwwwwwwwwww
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/09/25(日) 08:57:29.83 ID:EdLS1MMso
乙です

打ち止め「……あなた、何してんの……?」
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/09/27(火) 07:20:39.35 ID:oYpURJUAO
>>447打ち止めが新訳滝壺よろしく壊れ始めてるんだが
449 :派生型偽典:膝の上 [sage saga]:2011/10/02(日) 16:36:56.54 ID:OQJt8xaW0
思いつくままに書いてみたら山も落ちも意味も無かった。
あれだったら弾いてください。
どうぞ。
450 :派生型偽典:膝の上 [sage saga]:2011/10/02(日) 16:37:52.26 ID:OQJt8xaW0


ここは香霖堂。
時刻は昼を少し過ぎたあたりである。
店内には三人の人間、厳密には二人の人間と半妖が一人いた。
二人の人間は一つの椅子に座り、本を読んでいた。
半妖、つまりこの店の店主もまた、本を読んでいた。
……いつもの光景であった。


一方「……オマエ、いい加減降りやがれ」

打ち止め「えー、降りたら本読めなくなっちゃう、ってミサカはミサカは抗議してみる」

一方「オマエは一人で読めるじゃねェか」

打ち止め「一緒に読むのが楽しいんじゃない、ってミサカはミサカは指摘してみる」

一方「俺は楽しくねェ」

打ち止め「それは嘘! ってミサカはミサカはズバッと言い当ててみたり!」


……この二人がイチャコラしているのも、いつもの光景である。


打ち止め「森近はどう思う? ってミサカはミサカは無茶振りしてみる」

一方「呼び捨てにしてンじゃねェ」

霖之助「それは別に構わないが……何をどう思うって?」

一方「別に無視していいぞ」

打ち止め「膝の上の聖域は保護されるべきか否か、ってミサカはミサカは問うてみたり!」

霖之助「なるほど、分からん」

一方「それが正解だ」


霖之助「えーと、つまり打ち止めは一方通行の膝の上に座っていたい。でも一方通行はそれは邪魔くさいと、そういう訳だね?」

打ち止め「この人にはミサカを膝の上に座らせる義務があるはずである、ってミサカはミサカは主張してみる」

一方「無ェよ」

霖之助「ふむ、確かに人一人を膝の上に長時間乗せるのは、結構疲れるんだよね」

一方「まァな」

打ち止め「それってミサカが重いってこと!? ってミサカはミサカはショックを表情に表わしてみる!」

霖之助「赤ちゃんでも同じことだよ。まして君くらいの年代ならばどんなに軽くとも10kgはある」

霖之助「それに彼は……何というか、少女みたいな体つきであることだし」

一方「おい、オブラートがオブラートになってねェンだよ」

打ち止め「ううん、確かに」

一方「オイ」

霖之助「しかしね、一方通行。今は向こうからせがんでくるけど、いずれは頼んでも膝の上に乗ってくれなくなるものだ。その時の切なさと言ったら……」

一方「俺はこいつの親じゃねェンだよ」

打ち止め「あの子が膝の上に乗らないのは、別の要因だよ、ってミサカはミサカはひそかに呟いてみる」



451 :派生型偽典:膝の上 [sage saga]:2011/10/02(日) 16:38:51.79 ID:OQJt8xaW0



霖之助「まあ体を鍛えるつもりだと思って乗せてあげなさい」

一方「まァ、どうせ拒否しても乗ってくるンだがな」

打ち止め「本当は嬉しいくせに、ってミサカはミサカは図星をついてみる」

こいし「白髪の男の人はツンデレ成分多め、ってこいしはこいしは足をぷらぷら」

一方「チッ、誰がツンデレだ。……あァ?」

打ち止め「それは的を射ているかも、ってミサカはミサカは……誰?」


一方・打ち止め(いつの間に香霖堂、というか霖之助の膝の上に……?)


一方「……あいつ、いつからいた?」

打ち止め「今気づいた、ってミサカはミサカは驚きを露わにしてみたり」

一方「霖之助の野郎、気づいてねェぞ」

打ち止め「でもでも、そんなはずは……」


こいし「ねえねえ霖之助さん、霖之助さん」

霖之助「んー?」

こいし「それ何読んでるの?」

霖之助「外の世界の雑誌だよ」

こいし「キスしていい?」

霖之助「ああ」


ちゅっちゅっちゅっちゅっ


一方「な、何が起こってやがるンだ……?」

打ち止め「あわわわわ、ってミサカはミサカは耳を真っ赤にしてみる!」

一方「オ、オイ! 霖之助!」

霖之助「ん? 何だい?」

一方「何だいじゃねェ、オマエ店の中で何してやがンだ」

霖之助「何って、本を読んでいるんだが」

こいし「今度は霖之助さんからキスして?」

霖之助「ああ」


ちゅちゅっちゅちゅっちゅ


一方「まさか、第五位の力……!?」

打ち止め「……あなた」

一方「何だクソガキ、何か分かったのか?」

打ち止め「キスしていーい? ってミサカはミサカは可愛らしく聞いてみる」

一方「寝てろクソガキ」


霖之助「ん? 名称:衣服 用途:身体を守る ……一体何のことだ?」

こいし「ちゅちゅちゅちゅちゅっちゅ」


おわり
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/03(月) 02:55:52.03 ID:479MH3PDO
無意識ならしょうがない
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/03(月) 02:58:51.32 ID:479MH3PDO
無意識ならしょうがない
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/03(月) 08:49:45.81 ID:vAdJ8zyc0
>>451乙 そして エ?

メンタルアウト幻想郷にいるのか?

それは、それで楽しみ。
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/04(火) 16:18:27.57 ID:BaDS1PpSO
なんだ無意識か
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/09(日) 11:18:55.67 ID:qBLHP0C+o
そいや常識を投げ捨てた巫女と常識が通用しないやつって会った?
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/09(日) 11:59:44.86 ID:oeGLkxyXo
>>456
出たけど一方さんのネタ潰しを食らった
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/02(水) 10:31:19.24 ID:sGJE76jSO
そういえば幻想郷にも完全記憶能力者がいたな
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関東・甲信越) [sage]:2011/11/14(月) 00:39:10.86 ID:DYNq/4WAO
輝夜「働きたくないでござる!」
芳川「働きたくないでござる!!」
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/14(月) 13:58:02.80 ID:hUbZXzzIO
藍「……」スッパテンコー
木山「……」ヌギヌギ
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(埼玉県) [sage saga]:2011/11/17(木) 21:54:04.85 ID:AEvuENhG0
上条「人間を幸運にしてくれるって本当でせうか?」

てゐ「そうだけど。もしかして幸運にしてほしいの?」

上条「えっ、してくれるのか?」

てゐ「うん、いいよ。今なら特別サービス、たったのニンジン5本でとっても幸せになれるよ!」

上条「マジか!それくらい安いもんだ!お願いします!!」

てゐ「うん、それじゃあさっそく・・・」ニヤニヤ

一方通行「っつーかよォ、オマエはその右手チョン切れば幸運になるンじゃねェの?なァに、オマエにゃでっけえ借りがあるからよ。特別サービスだ、タダでやってやるよ。タダでなァ」

上条「お断りします!!・・・って、そうか。この右手が邪魔するにきまってるよな。不幸だ―」ショボーン

てゐ「そっかー。いやぁ、残念残念。・・・・・・チッ」

一方通行「ったく・・・」
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(神奈川県) [sage]:2011/11/20(日) 06:31:32.91 ID:HsduBEEC0
>>461

てゐwwwwwwwwwwww
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関東・甲信越) [sage]:2011/11/20(日) 15:06:12.55 ID:CQjU0+cAO
御坂妹「・・・」

さとり「・・・」

御坂妹(小五ロリに遭遇なう、とミサカ10032号はつぶやきます…twitterじゃねーんだぞと、ミサカ10039号はツッコミを入れ…上条発見!、とミサカ19090号…寒い、とミサカ10777はロシアから…あの人が遊んでくれないよ〜ってミサカはミサカは…一方通行の代理演算だるくね?と…ミサカミサカミサカミサカミサカミサミサミサミミミサ)

さとり「なにこれこわい」

464 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/29(木) 05:01:53.83 ID:kTUG64XI0
>>463 シンクロすると飲み込まれるかも。

>>1 来年もよろしく。
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/01/16(月) 17:24:59.13 ID:QYU5OfPTo
まだー?
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/01/26(木) 17:16:32.96 ID:+gn1PuMZo
まだー?
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/02/11(土) 21:19:46.53 ID:B+2ekI9p0
>>1はまだかな…
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/02/13(月) 11:46:16.74 ID:BKReqA6Wo
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
  バン       バンバンバン゙ン バンバン
  バン(∩`・ω・)  バンバンバンバン゙ン
   _/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
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