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▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-26冊目-【超電磁砲】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga !red_res]:2011/03/29(火) 00:18:55.31 ID:LBhJ0eqmo
このスレは「とある魔術の禁書目録」及びその派生作品のSS投下用総合スレッドです
2chは規制されている、スレを立てにくい、という方は当スレをご利用ください

・認知度アップのために基本age進行で。沈んでたらこっそりageておこう
・どんなに短くても長くても迷ったらGO投下!
・未完成作品、投下中断もOKです。中断回数はほどほどに。再開時には前回投下したものをお知らせしてください
・可能であれば話の趣旨(カップリング、ジャンル等)やレス数について投稿前に一言記述を
・投下は他の書き手さんの迷惑にならないように速やかに行いましょう。連投規制は25秒です
・直書き等の「ながら投稿」は厳禁です。投下は他の人の迷惑にならないようにしましょう

その他にも、感想や雑談・質問に相談・情報交換など、いろいろとお役立てください


 [ 前スレ ]

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-25冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1299734320/



 [フレメアちゃんとのおやくそく]

・投下する時は名前欄にタイトルや総レス数、大体「ブラッド&デストロイ」みたいな読む人を選ぶような話は注意書きが欲しいの
・新刊のネタバレ解禁は「公式発売日の翌日」からだからね。地域によって店頭に並ぶ時期が大体ズレるからフラゲ組は注意してね
・ここは複数の書き手が書いていくスレだから、安価作品は遠慮して欲しいの。にゃあ
・前回の投下から間隔は大体30分くらい空けてね。前の人の作品をしっかり読んで、じっくり感想考えて書けるくらいの時間が欲しいの
・毎月中旬は接続できなくなる可能性があるけど、大体数日で元に戻るから心配するなって駒場のお兄ちゃんが言ってた
・たまに話が通じない人が出てきたりするけど、大体、スルーしといてほしいな



 [ その他ルール ]
>>980を踏んだ人は次スレを立ててください。無理なら再安価を
・可能な限り次スレを立てる前に「立てに行く」宣言をしてください

 [ その他注意 ]
・この板では、一部の単語にフィルターがかかっています
・メール欄に半角で『saga』(←sageじゃないよ)と入れると解除できます
・下記のスレで該当する単語などの詳細が確認できます

 パー速新機能
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1246521738/


 [ これからスレを立てる人へ ]
・この板ではスレ落ちは運営の手による手動です。自動では落ちません
・立て逃げや放置スレは処理対象になります。処理されても泣かない
・使い終わったスレは以下のスレで処理依頼をしましょう。1000に到達したスレに関しては報告の必要はありません

 ■ HTML化依頼スレッド Part1
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294929122/
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 00:19:25.21 ID:LBhJ0eqmo
 [ 過去スレ一覧 ]


 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-21冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1294/12949/1294925147.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-22冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1295/12953/1295367884.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-23冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1297/12970/1297083486.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-24冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1298/12980/1298034529.html



 ◇これ以前のログはこちらから
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1297/12970/1297083486.html#a2
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1297083486/2 (専ブラ用)



 [ 関連スレ ]

 お勧めの禁書・超電磁砲SSを教えろください7
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1300223606/

 ふと思いついた小ネタ(スレタイ含む)を書くスレ8
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1299904027/

 【禁書SS用】設定質問受付&禁書SSまとめwiki用資料作成所
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1296923909/


 [ 関連リンク ]

 とある魔術の禁書目録U〈インデックスU〉公式サイト
 http://www.project-index.net/

 とある魔術の禁書目録 Index@wiki
 http://www12.atwiki.jp/index-index/

 自分用まとめ ◆「とある総合スレ記事一覧」
 http://asagikk.blog113.fc2.com/blog-entry-1515.html

 禁書SS@製作速報 まとめWiki
 http://www35.atwiki.jp/seisoku-index/
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 00:20:12.67 ID:LBhJ0eqmo
禁書「>>980!いままでのおやくそく一覧なんだよ!」

02 インデックスさん
03 小萌センセー
04 建宮さん
05 オルソラさん
06 キャーリサさま
07 フレンダさん
08 御坂妹
09 最大主教さん
10 舞夏さん
11 上条さん
12 白井さん
13 一方通行さん
14 土御門さん
15 絹旗さん
16 黄泉川せんせー
17 愛の伝道師・青髪ピアスくん
18 サーシャさん
19 姫神秋沙さん
20 御坂美琴さん
21 アックアさん
22 打ち止めちゃん
23 オリアナさん
24 麦のん
25 テッラさん
26 フレメアちゃん      ←New!


----------ここまでテンプレ----------
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/03/29(火) 00:28:55.63 ID:LBhJ0eqmo
どうしても前もって用意しておかないと改変とURL確認でこれくらい時間取っちゃうな

変更点
1の頭にあった[このスレなあに?]の一文を削除しました
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [saga]:2011/03/29(火) 00:47:04.73 ID:IVqluFhAO
前スレも埋まりそうなんで建って早々投下させてもらいます。

前スレ>>914->>919の続き。鬱暗いんで注意。ばっと書き上げて未推敲なんで乱文ですが、よろしくっす。
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 00:47:42.23 ID:UMgcm20e0
スレ立て乙ー

前スレで投下したい物があるって言ってた者です。
百合子が一方通行の双子の妹で3巻直後のお話。
百合子は一方の部屋の隣に住んでる設定。
9レス程借ります。微妙に長くてすいません。
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 00:48:22.00 ID:UMgcm20e0
あ、ヤバイ被った。また後ほど投稿します恥ずかしい…
8 :どこまでも報われない不幸な不幸な上条くんのお話2 [saga]:2011/03/29(火) 00:49:03.24 ID:IVqluFhAO


上条当麻はぎゅっと瞼を閉じる。まるでこの現実から逃げるように。


上条当麻は強く手のひらで耳を塞ぐ。自らの幻想に逃げ込む為に。


「―――ミ―――は」


しかし、それは彼の右手が許さなかった。

そっと瞼をあげる。

そこには見知った人間、御坂美琴を6〜7歳若返らしたような子供が毛布に車って横たわっていた。

上条「……ッ」

耳を塞いでいたと腕をだらりと下げる。途端、上条当麻は現実を突き付けられる。



打ち止め「ミサミサミサmpkmwミサカミカはmajptミサミサミサミサミサカミカミサhqumミサミサagmjae」



ウィルスに犯され、壊れたテープのように声を吐き出す打ち止めの姿がそこにあった。

9 :どこまでも報われない不幸な不幸な上条くんのお話2 [saga]:2011/03/29(火) 00:50:31.34 ID:IVqluFhAO
上条「くそっ、どうすりゃいいんだ……ッ!!」

どうすればいい。そんな問がぐるぐると頭の中を周り、しかし答えは返ってこない。彼が打ち止めを救い出す為に撃破した敵。すぐ側で気絶している天井亜雄とかいう研究員が仕込んだウィルスコード。打ち止めを介し残り8000人に送られる無差別攻撃指令。もし、そんなモノが現実のモノになったら――

上条「……ッ」

全てが無駄になる。

妹達が生まれた意味も、殺された意味も、


御坂美琴が投げ出した命も



上条「くそッ!!くそくそくそくそッ!!」

そんなのは嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ。

だが、わからない。

上条当麻には分からない。

脳にウィルスが仕組まれた、ならどうすればいいのか、打ち止めに張り付けてある電極がなんの為のものなのか、モニターに表示されているBC稼働率とはなんなのか。それを映している機械はなんの為のモノなのか、分からない。

無能力者の頭脳では、とてもではないがそれは理解できなかった。

彼の右手、神様の奇跡でさえ殺す事ができるその右手は、この局面に置いて何の役にもたたなかった。

10 :どこまでも報われない不幸な不幸な上条くんのお話2 [saga]:2011/03/29(火) 00:51:52.48 ID:IVqluFhAO
打ち止め「ミサミサミサミサカミカはミシミサミサミサミサカミカamはミサシミサミサミサミサカミカはayミサマミサkimaaサミサミサカミカはミミサミミサミサカミカミサミサミサミサカミカハミサシハミサマシミサミサミサミサyahaaカミカハミサマシミサミサミサミサカミカハミサマシ」

吐き出される声は止まらない。既にこの状態になってから数分が過ぎている。

上条「………ッ」

いまだにどうすればという言葉を浮かべる事しか出来ない上条当麻にタイムリミットが差し迫る。

焦りと焦燥にかられた自己の胸中に冷たい一言が浮かびあがってきたのは、その時だ。

上条「…………」

違う。それは違うだろ上条当麻。そう自分に言い聞かす。そんな最悪な選択肢を選ばなくともまだ道はあるはずだ。インデックスの時だってそうだったろ?

上条「何か手はあるはずだ」

どんな手があるんだよ。

上条「…………」

気絶した天井の懐は既に探ったがヒントになるようなモノは何もなかった。あったとして、そもそも上条当麻に理解出来たかどうかも怪しいが。

上条「……冗談だろ」

11 :どこまでも報われない不幸な不幸な上条くんのお話2 [saga]:2011/03/29(火) 00:53:16.33 ID:IVqluFhAO
ツー、と玉になった汗が頬を流れる。嫌だ、そんなのは嫌だ。だって自分がこの少女の手を取ったのは、助ける為だったのに、
助けられなかった御坂美琴を、それでも救いたいと願ったから手を伸ばしたのに、

上条「……、しか、ないのかよ」



殺すしかないのかよ。



上条「――――ッ」

手が震える。今まで幾度となく幻想を殺してきたその手が、震えた。

打ち止めと妹達8000人。

比べるなんて馬鹿げてる。8000人だろうが1人だろうが、命の重さなんて変わらない。

ただ、ここで1人を生かした場合。被害は8000人どころでは済まないだろう。クローンとはいえ強能力8000が無差別に暴れればどうなるか、そんな事は無能力者の馬鹿でもわかる、

きっとそれだけでは終わらないだろう。妹達は処分され、国際法を侵した学生都市は弾圧され、悪くて解体。230万人の学生は居場所を失い。『能力者』というレッテルを貼られ過ごしていく。

そしてなにより、

なにより、御坂美琴はどうなる。

8000人を救う事を望み死んでしまった彼女は、死んでしまったとしても永遠に貶められ蔑められ恨まれていく事になるだろう。

上条「…………」

そんなのは、余りに報われない。

上条当麻はそっと震える腕を伸ばす。

御坂美琴と同じ顔をした、打ち止めの細い首に。
12 :どこまでも報われない不幸な不幸な上条くんのお話2 [saga]:2011/03/29(火) 00:55:10.45 ID:IVqluFhAO
上条「――ハッ――ハッ」

呼吸が荒くなっている事に気付く、心臓は圧縮され、腕の震えは止まらない

打ち止め「ミサミサミサミサカミカハミサマミサミサミサミミサミミサミサミサミサカミカハミサマシサミサミサカミカハミミサミサミサミサカミカハミサマシサマシサカミカハミサマシシ」

微かに触れた打ち止めの首はとても暖かった。

どんな表情をしていようが、その顔は御坂美琴そのものだった

上条「う、あ……」

上条当麻は手をかける。その右手で、打ち止めの首をそっと締める。

打ち止め「ミサミサミサミサカミカはミサマミサ――ッ――ッ――ミッ――」

打ち止めの声が、詰まる。それはラジオからはっせられらるノイズのようで、壊れたテープが無理やり再生されてるようで、

上条「あ、……」

思えばこれまで彼に降りかかってきた不幸は代償、もしくは対価だったのかもしれない。

幻想を殺す、その代償。

なら、今彼が殺そうとしているその代償は、一体なんなのだろう。

上条「あ―――」

分からない。今の上条当麻に分かるのはたった一つ。

打ち止め「――――」

上条「あ、ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ!!」


彼は今日、始めて幻想以外のものをその右手で殺した。

たった一つ、救いたかったハズの幻想と共に


13 :どこまでも報われない不幸な不幸な上条くんのお話2 [saga]:2011/03/29(火) 00:56:25.75 ID:IVqluFhAO



「ねぇ、朝だよ上条くん。起きて」



なんて、その日はそんなインデックスの声で目が覚めた。

禁書「ねぇねぇ、上条くん。おきてってば」

上条「ん……ああ、わるい。おはようインデックス」

禁書「うん、おはようなんだよ。上条くん」

上条「…………」

小さな命と沢山の命と誇りを天秤にかけ、結局は世界を救って数日が経った。

数日も経ったが、上条当麻の朝は変わらない。

禁書「ねえ、上条くん。おなかすいたんだよ」

相変わらずインデックスは上条当麻をよそよそしく呼ぶし、腹が減ったとねだってくる。上条はそれに答え、台所に立つ。

禁書「ねぇ上条くん。今日はお友達を呼んでいいかな?出来ればご飯も出してくれると嬉しいかも」

上条「もやし炒めでよければな」

む〜、とインデックスは頬を膨らます。あの時のインデックスと同じように。

上条「学校行ってくる」

禁書「今度ははやく帰ってきてね」

インデックスはいつものように笑ってそう言う。

禁書「上条くん」

インデックスの姿形をした女は笑ってそう言った。

14 :どこまでも報われない不幸な不幸な上条くんのお話2 [saga]:2011/03/29(火) 00:57:11.68 ID:IVqluFhAO
数日経っても上条当麻の日常は変わらない。

ただ、一つ変わった事があった。

上条「…………」

街で御坂美琴を見かけなくなった。

いや、実際彼女は死んでいるのだから見かけるとおかしいのだが、そういう事ではない。

妹達をこの数日1人も見かけないのだ。

学生都市に残っているのが僅かだといえ、顔ぐらい見せてくれてもいいのに、と思う反面、会いたくないとも彼は思う。

自分は妹達の1人に手をかけたのだから。

天真爛漫、そんな言葉が似合う、御坂美琴と同じ顔をしたあの少女を絞め殺した。その事実は上条当麻の心にのし掛かる。

上条「…………」

御坂妹「こんにちは、とミサカは呆けたあなたに声をかけます」

唐突だった。

唐突に後ろから御坂妹に声をかけられた。

15 :どこまでも報われない不幸な不幸な上条くんのお話2 [saga]:2011/03/29(火) 00:58:25.32 ID:IVqluFhAO
上条「え、あ……よう」

なんて言えばいいかわからず、声に出して言えたのはそんな返事。

御坂妹「ああ、忘れていました」

御坂妹はそんな上条に疑問を抱く様子はなく、当然のように無表情でいい放つ



御坂妹「はじめまして」



上条「……お前、何体目?」

軽く聞いてしまった事に上条は後々後悔する事になる、しても遅い、それは彼にとっての小さな不幸。

御坂妹「ミサカの検体番号は20000ジャストですが、とミサカは最後に残った妹達であるという事を誇示します」

上条「……色んな意味で運がいいなそりゃ」

笑える皮肉だ。内心笑い、そんな言葉を吐く。上条当麻は気付かない。ミサカ20000号の言葉の意味に。

御坂妹「ああ、そうだ」

上条「ん?」

あなたに言うべき事がありました。という言葉に上条の体が無意識に強張った。

16 :どこまでも報われない不幸な不幸な上条くんのお話2 [saga]:2011/03/29(火) 00:59:26.47 ID:IVqluFhAO
上条「なんだよ」

打ち止めの件だろうか、そう考え、脳裏に蘇えるのは暴れる打ち止めを抑えつけるように力を込めた自分の右手、そして手の中で冷たくなっていく打ち止め。

責められるのだろうか。と上条はぐっと右手を握る。

打ち止めをその右手で殺した代価として叩きつけられるであろう不幸に身構え、覚悟する。

そんな上条当麻が抱えた幻想を砕いたのは、妹達の言葉か、それとも彼の右手か



御坂妹「先日の件で軍用クローンの危険性を認知した理事会が妹達の全処分の決定を下しました」



どのみち、この世界は上条当麻が思う程優しく出来てはいなかった。

17 :どこまでも報われない不幸な不幸な上条くんのお話2 [saga]:2011/03/29(火) 01:01:58.74 ID:IVqluFhAO
世界を救った。

学生都市も救った。

御坂美琴の尊厳は保てた。



ただ、妹達20001人と御坂美琴は救えなかった。



そして御坂美琴の死も無駄になった。

文字通り、無駄になった。


上条「…………」


上条当麻はふらふらと夜道を歩いていた。その足は自身が住む寮に向かっている。少女の言葉を思いだし、寮に向かっていた。

上条「…………」

御坂妹とはあのまま別れた。これからどこへ行くのか、何をしにいくのか、どうなるのか、聞きたくもないし、考えたくもなかった。

ただ、これだけは確定している。

この先、一緒、自分は御坂美琴にもその姿をした人間にも会うことは無いだろう。

いつの間にか寮の前に付き、ドアを開けた。中に入ると顔を綻ばすインデックスと、もう1人、髪をくくりメガネをかけた少女、おどおどしていてこちらに目を合わせようとしない。

誰だろう、と一瞬考え、今朝のインデックスの言葉を思いだした。

禁書「上条くん。この子、私の友達で風斬氷華っていうんだよ」

18 :どこまでも報われない不幸な不幸な上条くんのお話2 [saga]:2011/03/29(火) 01:03:06.04 ID:IVqluFhAO
風斬「あ、あの……その」

禁書「ほら、ひょうか」



握手して。



そう言われ風斬という少女はそっと手を差し出す。上条から見て、その左腕をそっと前に突き出した。

風斬「あの、はじめまして……」

上条「……ん」

そして上条当麻はそれに応える。差し出された左手を握る為に、その右手を突き出した。

上条「はじめまして」

それが最初で最後の言葉になるとも知らずに、



そっと、風斬氷華という幻想をぶち殺した。



上条「――えっ?」


それはきっと対価だったのだろう。先程抱いてしまった幻想を殺した代価。その不幸。

そして上条当麻が払う新たなる代価、新たなる不幸。それは、


禁書「……上条、くん?」


どこまでも報われない不幸で不幸な上条当麻の物語は、終わらない。

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/03/29(火) 01:04:59.14 ID:IVqluFhAO
こんな所で。インデックスとの関係もおしまいですね。

今書いてるSS終わったらまた練り直して書きたいな。

ではでは、お粗末さまでした。
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/03/29(火) 01:07:21.98 ID:1CWAnveGo
辛いな……
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/03/29(火) 01:07:55.84 ID:PMhpgAOzo


これはガチで不幸だな上条さん…
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/29(火) 01:08:29.92 ID:lFHc+NMwo
心がへし折れそうだ・・・・・・・
前作が前作だけに覚悟してたんだが・・・


23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/03/29(火) 01:09:26.35 ID:IVqluFhAO
>>6
うぇぇすまん今気付いた申し訳ない
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 01:11:32.38 ID:UMgcm20e0
>>23
いえいえ大丈夫だ問題ない
にしても乙
ガチで心に重石が乗る読み応えでした
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/29(火) 01:13:18.81 ID:L6j0ICF/o
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/29(火) 01:14:16.78 ID:47Vs7dKG0
この上条さんは使徒十字を受け入れてしまいそうだ。
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/03/29(火) 01:16:11.95 ID:vvEGj9P5o
原作の不幸だー(笑)くらいで十分やな…
こういうの大好きだけど
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/03/29(火) 01:24:57.83 ID:23h1yMEh0
>>19
乙。原作の上条さんがどれだけ幸せ者かよくわかった……
なんとなくだけど浜面禁書の人?
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2011/03/29(火) 01:26:53.00 ID:89orJ83AO
乙。なんという鬱
不幸なんてレベルを超えている…

>>7
楽しみにしてる
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 01:30:14.06 ID:UMgcm20e0
>>6です。
もうすぐ30分くらい経つんで投稿し始めます。
初投稿なんで読みづらかったりしたらご勘弁を…
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 01:30:53.38 ID:UMgcm20e0

最初は興味本位、ただそれだけの事だった。
あの『学園都市最強』と謳われた自らの兄の顔面を思い切りぶん殴った
というお馬鹿さん(レベル0)を自分の目で確かめたかっただけだった。


「うわ、すっごい腫れてンじゃン。痛くない?」ニヤニヤ

「この腫れ方で痛くないっつゥ奴は真正の馬鹿か変態だろォな」イラッ

「ね、触っていい?」

「やめろ」

そんな会話を『一方通行』と交わしているのは彼と瓜二つの姿をしたセーラー服の少女だった。
彼女は「鈴科百合子」。数少ない一方通行の理解者であり双子の妹である。
双子というものは二卵性双生児と一卵性双生児とに分かれるが二人は間違いなくその後者であり、
着ている物を入れ替えるとまず見分けがつかないだろう、という程に似ていた。


「ってかさァ、この街の底辺に負けたんだよ?最強さん?ねェ、今どんな気持ち?」ニヤァッ

「うっぜェ黙ってろ」イライラ

「イ・ヤ・よ」ニッコリ


傍から見れば百合子はいつ殺されてもおかしくはない状況だったのだが、彼女は心得ている。
兄が許容できる範囲という物を。
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 01:31:23.92 ID:UMgcm20e0


「それにしても気になるわ。兄貴を倒せたレベル0なンて前代未聞でしょ?どンな奴なんだろ」

「オマエが気になって何の得になンだよ…」

「あ、そうか。会いに行けばいいンだ」

「!?」


唐突すぎる百合子の発言に一方通行は飲んでいたコーヒーを気管へダイレクトインしてしまった。


「ゲホッ!ゲッホォ!!な、何馬鹿みてェな事言ってンだァ!!正気か!?」

「いつでも私は正気で本気ですよォ☆ 兄貴の服借りてくねー面白そうだし♪」

「殺ス!!」


唐突な発言に重ねてあまりにも勝手な行動を取った百合子にとうとう一方通行はキレた。
しかしそんな事はお構いなしに百合子は、何食わぬ顔でクローゼットを漁った上、
窓から軽快に飛び出していくのだった。

「ンじゃ!行ってきまァす、お・兄・様!☆彡」ウインクバシーン

「百合子ォォォおおおおおおお!!!」


33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 01:31:57.79 ID:UMgcm20e0


その頃、現在進行形で事件に巻き込まれようとしている『幻想殺し』こと上条当麻は
何時にもまして不幸オーラを周囲にまき散らしながら帰路に着いていた。

「はぁ…不幸だ。補習の後に教室行ったら吹寄が着替えてるし、
階段降りてたら脚滑らせて頭強打するし。不幸だ…」

不幸オーラと共に愚痴という名の独り言を撒き散らしつつ、
上条は魂も抜けるようなため息をついた。

その時だった。


「よォ」


不遜極まりない声が背後から聞こえたのは。

とてつもなく不幸な事が起こる予感を無理やり抑えつけつつ恐る恐る振り返る上条。


「この間はよくもやってくれたなァ?三下が!仕返しに来てやったぜェ」


そこには1度見れば忘れられない容姿の、白い少年が立っていた。
まぁ言うまでもなく一方通行の服を着た百合子なのだが、
彼女の存在など知らないであろう上条には分かるはずもない。
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 01:32:25.29 ID:UMgcm20e0


「あ、一方通行!?何で此処に!?」

「あァン?一回言っただけじゃ分かンなかったかァ…?
じゃあ頭の中も三下なオマエにもう一度言ってやる。



この前のお返しに来たンだよ!お釣りが来る程になァ!!」



言い終えるや、百合子は否や近くに転がっていた空き缶を、能力を使い蹴飛ばした。
相手を萎縮させるように顔面スレスレを狙って。


「うぉあ!?い、いきなりかよ!危ねえだろ!」

「ハッ、ちゃんと外してやったのになァにビビってやがンですかァ?ほォら次行くぜェ?」


ニヤニヤと怪しい笑みを浮かべながら百合子は付近の貯水池の中に手を突っ込んだ。
兄よりも能力が劣るとはいえ、水流を操るぐらいはお手の物らしい。


「なっ!?」

(…コレぐらいで狼狽えンの…?こンなのに負けたとか情けなさすぎる。興醒めだわ。さっさと潰そう)

35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 01:32:56.41 ID:UMgcm20e0

「おらァ!さっさとくたばンなァ!!」

百合子の頭上でとぐろを巻いている水の柱をいっきに上条へと投げつける。
常人ならば流されるでは済まないレベルでの凶器を。

しかし。


バキン!!


何かが砕けた音がしたと思えば、一本の柱となっていた水の束が形を無くし辺り一面を水浸しにした。


「…は?」


反射を効かせていた為百合子は一切濡れなかったものの、
完璧に演算制御していた筈の水流を崩され思わず思考を停止してしまった。


全身びしょ濡れの上条がゆっくりと近づいてきているといのに。


(な…、なんで!?)
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 01:33:38.39 ID:UMgcm20e0

何故、どうして、そんな疑問符ばかりが百合子の脳内を占めていく。
その間にも上条は一歩、また一歩と百合子との距離を詰めていた。


「テメェは…、(以下説教タイム)」


「いいぜ、どこまでもお前が負け惜しみするってんなら…、砕いてやるよ!その幻想を!!」


右手を握り締め、上条は叫ぶ。そして、走りだす。目の前の人物の幻想を[ピーーー]ために。


「チッ!」


咄嗟に百合子は回避行動に移るが、その一瞬後に起こった出来事によりそれは叶わなかった。


「うぉぉ!?」


誰しも幼い頃に経験したことがあるだろう。濡れたアスファルトの上を走っていて転んだことが。
そう、拳をぶつける為足を踏ん張った上条が、思いっきり滑って転んだのだ。


「ぎゃァァ!!?」


百合子に向かって。

必然的に百合子は上条に押し倒されたような格好になる。幸か不幸か、彼女の胸元を掴んで。
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 01:34:07.03 ID:UMgcm20e0


「いってて…。…あれ、この柔らかさは…?」モニュ



「…っ!離しやがれ三下ァ!!今直ぐ【禁則事項】もいでやろォかァ!?
っつーかもぐ!!おらケツ出せコラァ!!!」


突然すぎるハプニングに混乱を隠し切れず、百合子は思わず放送禁止用語を口走ってしまう。
顔を真っ赤にして逆上する百合子を見て上条はすかさず土下座モードに入るのだった。


「も、申し訳ない一方通行!!頼むからもぐのだけはやめてくれ!!」

「よし許す。  とでも言うと思ったかァ!!」


完璧完全な土下座をしている上条の頭に百合子は容赦ない踵落としを喰らわせた。
普段体術なんてものは使わないものの、勢いに任せてやってみると意外にもキマるものである。

本日2回目の頭への衝撃に、為す術も無く上条は意識を手放すのだった。


「…ったく、なンなのよコイツ…。…もう考えるのも面倒だし帰るか…」



最後にもう一度地面に崩れ落ちている上条を侮蔑の目で見た後、
百合子は能力を使って家路についた。

38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 01:34:33.48 ID:UMgcm20e0

[おまけ1]

百合子「ただいまー…」グデッ

一方「…その様子だとやられたみたいだなァ?百合子ちゃんよォ」ニヤニヤ

百合子「なンで兄貴が私の部屋でケンチキ食ってンのニンニク臭い」イラァッ

一方「腹いせ」

百合子「だよねェ。(イライラ) 言っとくけど負けてなンかないから。一発喰らわせて来たから」

一方「エッ」

百合子「脳天に踵落とし。どうしてそうなったかは聞かないで。
 思い出したらこの部屋壊しかねないから」グダーッ


百合子「あーもうあのクソッタレ信じらンない」コーヒーグビグビ

一方「何勝手に人の飲ンでンだよ」

百合子「苦い。まずい。」オエッ

一方「じゃあ何で飲むンだよ」

百合子「八つ当たり」

一方「そォかよ。(荒れてンなァ…)」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 01:35:01.76 ID:UMgcm20e0



[おまけ2]



上条「はっ!うわ暗っ!?ってかアイツ何しに来たんだよ!!」

上条「…あ、そういえば…。  アイツ、女の子だったんだな…」

上条「…とりあえず帰るか。インデックスも待ってるだろうし」



こうして、大きな勘違いが起きたまま、物語は進んでいく。
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 01:36:23.26 ID:UMgcm20e0
あがががggg終わりです。
3巻後にしちゃあまりにも軽いノリですが細かい事は気にしないでくださいorz

では駄文失礼致しました
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/29(火) 01:37:14.83 ID:lFHc+NMwo
流石上条さんだ、対女性のラッキースケベ発動率が半端ねえ
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/03/29(火) 01:40:56.19 ID:j8kwKCigo
乙、続きに期待ww
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/03/29(火) 01:41:48.65 ID:1CWAnveGo
あれか、異性一卵性双生児というやつか
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/29(火) 01:43:50.97 ID:rhVV/zRDO
乙乙
百合子かわいい

しかし、基本的に異性の一卵性双生児はいなうわ何す.gjmw,dpj

45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2011/03/29(火) 01:44:52.49 ID:89orJ83AO
ワロタww乙
妹の方はベクトルのレベル3ってとこかな
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 01:45:17.27 ID:UMgcm20e0
ハァヒィ。
ものの5,6分なのにすげぇ肩凝った。

>>42
残念ながら続きは5巻改変物しか脳内にないのです…ww

>>43
そ、そういう事にしといてくだs
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/29(火) 01:50:51.34 ID:89orJ83AO
30分経って寝てなかったらアイテムSSの続き投下しようかな…いつのまにやらだらだら長編になりつつあるけど
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/29(火) 01:59:09.67 ID:UMgcm20e0
>>45
笑ってもらえたようでww
一応彼女は生体電気とかいう緻密な演算はできないっていう設定の為、
レベル4ぐらいを想定しており、ます…ww
49 :絹旗「おこた」 :2011/03/29(火) 02:22:55.18 ID:89orJ83AO
前スレ>>135の続き
アイテムSS
時系列やら人物の生死やらは無視してます
完結の兆しも話の方向性も見えまへん
50 :絹旗「おこた」43/?? :2011/03/29(火) 02:23:35.33 ID:89orJ83AO

絹旗「えっ?」

浜面「おこたって何だ?信州名物か?」

絹旗「食べ物じゃありませんよ。こたつです、こたつ」

浜面「……………」

浜面「………ああ」ポン

絹旗「さすが浜面、理解が遅い……ってなんで超ニヤついてるんですか」

浜面「いやだって、ははっ、おこたっておま…!」

絹旗「な、何笑ってるんですか!!」

浜面「あはは、いや別におかしくなんか…でもおこたって…!…!!」

絹旗「おこたの何がおかしいんですか!?言い方は人の超自由でしょう!」

浜面「そ、そうだな…!!悪気はねぇんだよ、すまんすまん………ぶはっ…!」

絹旗「あああああ浜面超ウゼェェェ!!生意気です!超生意気です浜面!!超生面!!」

浜面「……!……!」バンバン

絹旗「くぅ…!!なんなら他の人に聞いてみましょうか!?絶対超通じますから!」

浜面「へ?誰に?」

絹旗「他のメンバーです!さぁ早速検証と行きましょう!」グイ

浜面「いててて!分かったから引っ張んな!」


絹旗「麦野っ!」

麦野「ん?何よ、アンタ起きて大丈…」

絹旗「最近超寒いですね」

麦野「まぁ、冬だしね」

絹旗「こんな時期にはおこたが超欲しいですよね?」
51 :絹旗「おこた」44/?? [sage]:2011/03/29(火) 02:24:11.05 ID:89orJ83AO

麦野「……」

絹旗「……」

浜面「……」

麦野「おこたって何?」

絹旗「!!」

浜面「ぷっ…!」

絹旗「む、麦野の超ばかああああ!」ダッ

麦野「!?」

浜面「あ、おい待てよ!」ダッ

麦野「……何なのよ一体」


浜面「知らなかったな」

絹旗「違います。それは麦野がおば…おっと、世代が超異なるからです」

浜面「ティーンズだろうに」

絹旗「今のは無効です。ギャルギャルしいフレンダなら知ってます」

フレンダ「誰がギャルギャルしいのよ誰がっ!」ポカッ

絹旗「いたっ!痛くないですけどいたっ!超丁度良いところに来てくれました」

浜面「つーかギャルギャルしいって何だよ…」

フレンダ「何か用?てか結局、絹旗は動いて大…」

絹旗「最近超寒いですね」ジロ

フレンダ「へっ…?そ、そうかもね」

絹旗「こんな時期にはおこたが超欲しいですよね?」ジロジロ

フレンダ「……」

フレンダ(おこたって何だろう)

絹旗「欲しいですよね…?」ウルウル

フレンダ(…なんか知っててあげないといけない気がする訳よ)

フレンダ(ねぇ浜面、おこたって…)ヒソヒソ

絹旗「なああああああああ!!」クワッ

浜フレ「ひいっ!?」
52 :絹旗「おこた」45/?? [sage]:2011/03/29(火) 02:24:39.80 ID:89orJ83AO

絹旗「ですよねー!超欲しいですよね!フレンダならそういうと思ってました!いやぁ超よかったです!あはは、それじゃっ!」ダッ

浜面「ばっ…だから引っ張んなって!」

フレンダ(……なんかごめん、絹旗)


絹旗「はぁー、はぁー」

浜面「家の中なのにクソ走ったな…」ハァ ハァ

絹旗「まだです…滝壺さんならきっと…!」グスッ

浜面(不憫すぎる……)

浜面(……)パカッ


滝壺「鮭のむにえるんるるん〜」

ピロリン

滝壺「む?はまづらからメール…?」

滝壺(……なんの方程式だろ、これ)


絹旗「さ、これで2対2ですね。あとは滝壺さん次第で私の超勝利か浜面の超敗北が決まるわけです」

浜面「どっちにしろ俺負けてんじゃねえか」

絹旗(うう…頼みますよ滝壺さん!)ガチャッ

浜面「おお、早くも良い匂いが」

滝壺「あ、はまづら。さっきのメ」

浜面(……)シーッ

滝壺「…?」

絹旗「た、滝壺さん」

滝壺「どうしたの。きぬはた」

絹旗「最近超寒いですね」ジッ

滝壺「うん」

絹旗「こ、こんな時期にはおこたが超欲しいですよね!」ジジッ

滝壺(…おこた?……ああ、さっきの)

滝壺(欲しいかも)

絹旗「……」ウルウル
53 :絹旗「おこた」46/?? [sage]:2011/03/29(火) 02:25:08.08 ID:89orJ83AO

滝壺「うん、欲しい」

絹旗「!!」パァッ

浜面「……」ホッ

絹旗「ですよね!暖まりたいですよね!さすが滝壺さん超分かってます!」

滝壺(こたつでみかん…)ホワホワ

浜面「あちゃー、俺の負けだな」

絹旗「だから言ったでしょう!これは超罰ゲームですね浜面」

浜面「何ィ!?そんなん聞いてねえぞ!」

絹旗「定番の何でもひとつ命令を超聞くってやつでいいですか?いいですね!さぁ何にしましょうぐふふ…」

浜面「勝手に話進めんな!ちょっ絹旗!?おい、待て!」ダッ

滝壺「あ、はまづら…」

滝壺(いっちゃった)

滝壺(……)パカッ

『おこた=こたつ』

滝壺(……こたがゼロでないと仮定して)

『お=つ』

滝壺(……!)

滝壺(夕飯の準備お疲れ、って意味なのかな)

滝壺(はまづら…//)

滝壺(……)

滝壺(手伝ってくれるんじゃなかったっけ)


〜夕飯時〜


浜面「それじゃ、いただきます」

麦野「いただきます」

フレンダ「いただく訳よ!」

絹旗「超いただきます」

滝壺「いただきまさちゅーせっつ」

浜面「魚はみ出てるぅ!?」

フレンダ「ビール付いてる!小皿多っ!」ビシッ

麦野「何それ…」
54 :絹旗「おこた」47/?? [sage]:2011/03/29(火) 02:25:36.17 ID:89orJ83AO

絹旗「がんばれ浦島超太郎じゃないですか」

浜面「それ長太郎に聞こえるぞ」

麦野「意味わからん。あ、滝壺これ鮭料理?」

滝壺「うん。鮭のむにえる」

フレンダ「あれ?そいや今日入手した新缶は?さっきここに置いてたと思うんだけど…」

絹旗「ああ、あれならつい先程フレンダが手洗ってる隙に超唐突に室伏のマネがしたくなって、窒素ハンマー投げの練習に窓から山の方へ超ぶっ飛ばしてしまいました」

フレンダ「おかしくない!?ってか結局"隙"とか言ってる時点でわざとじゃない!?」

絹旗「はははそんなまさかフレンダに超恨みなんてありませんよ」

フレンダ「なんか恨まれてる訳よ!何もしてないのに私恨まれてる!」

浜面「まだ何個かあったろ。取ってきてやるから席着け」

フレンダ「ぐすん…お願い」

麦野「これは……滝壺」

滝壺「?」

麦野「味付けがプロ並ね。すごく美味しいわ」

滝壺「えへへ//」

絹旗「本当、超美味ですね。おかわり下さい」

滝壺「ごめん。人数分しか無い」

絹旗「あ、大丈夫です。ここにありました」

麦野「ちょっと絹旗。半分頂戴」

絹旗「ラジャ」


浜面「はいよ缶詰……あれ?俺のおかずは?」
55 :絹旗「おこた」48/?? [sage]:2011/03/29(火) 02:26:09.50 ID:89orJ83AO

〜翌日〜

浜面「朝か…何時だ?…もう8時か。今日も仕事だっけな」

浜面(いつの間にか規則正しい生活になっちまったな、俺)ガチャッ

浜面(……まぁコイツらの下働き、つーか生活面はほとんど世話だけど、やってりゃそうなるか)

麦野「……」zzZ

絹旗「すぴー」zzZ

フレンダ「がおー」zzZ

浜面「畜生……呑み明かしやがったな」

滝壺「……」ウトウト

浜面(珍しいな、いつもは呑まないのに。こりゃ後始末は俺がやるしか…)

滝壺「みけらんじぇろーにもっ!!」クワッ

浜面「ひっ!!?」

滝壺「あへ?おはよぉはまづらぅふ」ヨロッ

浜面「おはよ…って、ちょっ大丈夫か滝壺!」ガシッ

滝壺「だいじょうるーだよぉ…いま晩ごはん作ぅから待ってちぬるぷ」グテー

浜面「見るからに大丈夫じゃねぇぇ!!今は朝だ!」

滝壺「今日は安全日だかぁ大丈夫なぬぅ」

浜面「そんな心配してません!どんだけ泥酔してんだ!」

滝壺「うふふ…これがはまづらの…はまづらのぉ!」

浜面「ぎゃあああ!何!?俺の何!?」

滝壺「……」スヤスヤ

浜面「ね、寝たか……こんな滝壺は初めて見た」

浜面(とりあえず元の位置に、と)トサッ

浜面(何缶あんだよ…)
56 :絹旗「おこた」49/?? [sage]:2011/03/29(火) 02:26:38.01 ID:89orJ83AO

〜お昼前〜

麦野「あだまいだい」

フレンダ「結局、久しぶりに呑んだからね……私も」

絹旗「皆情けないですね、私なんて超ピンピンしてますよ」

麦野「アンタはほとんどジュースしか飲んで無いでしょうが」

滝壺「なははぁ〜いひひ」グテグテ

絹旗「究極のイカレポンチがここにいますけどね…」

フレンダ「滝壺がこんな酒に弱い上に酒豪だとは思わなかった訳よ…」

浜面「はぁ…ゴミ捨て3往復とか…ってあれ、起きたのかお前ら」

絹旗「あ、浜面。居ないと思ったら超何やってたんですか」

浜面「いつもの炊事洗濯をこなしてお前らが起きないから朝食を五人前食って片付けたら買い物行ってから、惨劇跡のような部屋の掃除をして今に至ったところだよ…」

絹旗「なるほど。ところで麦野、今日も仕事では?」

麦野「その予定だったけどパス……昨日と同じ簡単なやつだから行ける人で行ってこい…」

フレンダ「私もちょっと無理…うぇ」

滝壺「ひひ…くされびっち」

絹旗「これはひどい」

浜面「俺と絹旗しか使える奴いねえ…」

絹旗「!」

絹旗「おーおーこれはこれは。超不本意ですが浜面と2人で行くとしましょう」

浜面「…そうするか」
57 :おこた [sage]:2011/03/29(火) 02:28:17.00 ID:89orJ83AO
とりあえずここまでです
大体無理矢理フレメアちゃん出したい
いっそ浜メアにしようかな
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/03/29(火) 05:15:16.53 ID:Y+tJzPo60
ミカエル「ガブリエルがやられたようだな・・・」
ラファエル「ククク・・・奴は四天使の中でも最弱・・・」
ウリエル 「上条当麻ごときにやられるとは四天使の面汚しよ」
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga sage]:2011/03/29(火) 10:15:26.09 ID:BQHqYbW20
引っ越してから初めて来たけどここは相変わらず良作揃いだな
百合子もアイテムも乙!…しかし上条さんは切なすぎるw

ついでにちょっと質問
1.大昔にオチもつけずにここに落としたやつの続きを書こうと思うんだけど需要あると思う?
2.この板って何行ぐらい入る?前と同じ?
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/29(火) 10:25:41.56 ID:xMk6J3HIo
>>59
A1:需要ってのはあるなしじゃなくて作るもんだってばっちゃが言ってた、だが誘い受けは好かんとじっちゃが言ってた
  投下するなら質問せずにしろ、悩むくらいならそもそも二次創作なんかするな
A2:ニュー速VIP避難所(クリエイター)と基本的に変わらんはず
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/29(火) 10:56:38.62 ID:g0+boNcM0
行数は引っ越ししてから80行になったんだぜ! ぐれーと!
62 :1レス小ネタ :2011/03/29(火) 11:37:22.76 ID:POjwdxzDO
「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」

「オマエこそ地獄の底でもがく覚悟はあンのか?」

「もちろん」

「じゃァ決まりだ。あのクソッタレ共に俺達を敵にまわした事を」

「徹底的に後悔させてあげるんだよ!」

「「これは俺(私)達の科学と魔術に対する逆襲だ(なんだよ)!!」」



なんとなく考えてた再構成一方禁書
一方通行は暗部に追われてる途中で魔術師に追われてるインデックスに出会うみたいなストーリー



続きはない
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]:2011/03/29(火) 12:37:35.40 ID:LDtpPgLfo
ラストは10万3000冊開放モード禁書と、白翼モード一方がコンビで暴れまくるんですね
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/29(火) 13:08:41.61 ID:Z25m9/7Ko
国が消し飛ぶわ
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga sage]:2011/03/29(火) 13:54:57.64 ID:BQHqYbW20
>>60>>61ありがとう
それと確かに60の言う通りだな、とにかく書いてくる
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/29(火) 14:40:41.83 ID:LBhJ0eqmo
>>60みたいな書き手向けのテンプレっているかな。主に板の仕様説明で
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/29(火) 17:26:33.02 ID:HXgOZ5LAO
>>66
要らないだろ、書いてりゃ分かる
それに遠慮がちなやつはテンプレに書いてあっても投下していいか聞くだろうし
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) :2011/03/29(火) 18:24:12.73 ID:+02fQlbAO
ふと思いついたネタで数レス分出来たので放り込む、キャラ崩壊中尉
69 :異説・上条当麻 [saga]:2011/03/29(火) 18:26:42.00 ID:+02fQlbAO
 ある日、とある少年の住む部屋のベランダに、白い修道女が引っかかっていた。
彼女を部屋に招き入れた少年は、彼女の素性を”問いただす”。

『お前、名前は?』

「私はインデックスって言うんだよ」

 なんで偽名?
そう感じた少年は、再び”問う”。

『お前、名前は?』

「だから、インデックスって言うんだよ」

『分かった』

 短くそう”答える”と、少年はインデックスなる少女に野菜炒めをご馳走する。
インデックスは食事の最中、自分は魔術結社とやらに追われていて、屋根を伝って逃げていたのだが、
その途中で攻撃されて落下し、ベランダに引っかかったという。

『大変だったな』

「……あのさ」

 インデックスは怪訝な顔で少年を見る。

「なんでさっきから『普通に』喋らないのかな?」

『疲れる』

「でもさ、それだとわざわざそうやって話をするのも疲れない?」

『趣味』

「……そうなんだ」

 残念なものを見るような目で彼を一瞥し、少女は部屋の入口へと向かう。
70 :異説・上条当麻 [saga]:2011/03/29(火) 18:28:24.42 ID:+02fQlbAO
『どこへ行くんだ?』

「十字教の教会。そこに保護してもらってイギリス清教に帰るの」

『連れていってやるよ』

 インデックスは首を横に振る。

「駄目だよ。一緒にいたらあなたまで襲われちゃうかも」

『問題ない』

「だったら……地獄の底までついて来てくれる?」

 少年は”黙って”インデックスを送り出した。何かを決意したような、鋭い目で。
 夕刻を迎え、補習からの帰途。
少年はいつものように、喧嘩っ早い女子中学生に絡まれた。

『またかビリビリ』

「ビリビリ言うな! 私には御坂美琴って名前があるのよ! いい加減覚えろ!」

『善処する』

「お・ぼ・え・ろ!」

『今日は疲れてる。お前の相手をしたくない』

「なに? 負けるのが怖いの?」

『別に』

「なら勝負しなさいよ! 今度こそ勝ってやるんだから!」

 御坂美琴は彼を指差し、ストリートファイトの開始を宣言した。
そんな彼女に呆れたのか、彼は一言”声を掛け”その場を去る。

『また今度な、御坂』

 御坂は唖然と彼を見つめる。その顔は何故か、次第に緩んでいった。
71 :異説・上条当麻 [saga]:2011/03/29(火) 18:31:15.18 ID:+02fQlbAO
 やっと寮にたどり着いた少年は、インデックスが自室の前で立ち往生しているのが見えた。

『よう、また会ったな』

「あのね。私、フードをあなたの部屋に置いてきたみたいなの」

 そういえば、出かける前にそれっぽい物を見た気がする。
そう思い、少年は部屋の鍵を開け、

『入ってろ』

 インデックスを乱暴に放り込んで扉を閉じ、彼方を睨む。

「ふん。どうやってかは知らないが、僕の存在に気づいていたのか」

 声と共に、巨躯の赤髪が現れる。

『誰だ?』

「魔術師」

『名前は?』

「Fortis931」

 また偽名か。
少年はつまらなそうに舌打ちすると、再び”問う”、が。

「おいおい、僕はきちんと名乗ったぞ? 今度は君が名乗る番じゃないのかい?」

『生憎、クソ野郎に名乗る名はない』

「……ふん。死ぬ準備は出来ているようだね? ならば食らえ、『吸血殺しの紅十字』!」

 叫んだ男の手から、炎が放たれる。
少年は避ける素振りを見せなかった。
72 :異説・上条当麻 [saga]:2011/03/29(火) 18:32:58.93 ID:+02fQlbAO
直撃を食らい燃え上がる少年を見て、呆気ない奴だと煙草に火を

『火遊びはお終いか?』

 つけようとした男は、いつの間にか目の前に迫っていた少年の拳を顔面に受け、数メートル先の壁まで吹っ飛び背中から激突する。
少年は男のもとにゆっくりと近づく。
そして、

『俺の名前は上条当麻だ。覚えておけ』

 そう”名乗った”。
そして男は気絶する直前、少年・上条当麻の『決め科白』と思しき”言葉”を聞いた。









『COOLにいこうぜ』








73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/03/29(火) 18:33:55.15 ID:+02fQlbAO
終わり
続くかどうかは分からない
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2011/03/29(火) 19:59:37.04 ID:rh0aeKD3o
ラジカセでしゃべるジャンプで連載してたやつか?
とりま乙
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/03/29(火) 20:44:07.77 ID:Ke+nPhH4o
>>72
トリッキーだなw
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/03/29(火) 22:30:46.74 ID:6ukayhZAO
投下が無くて満足できねえ
という訳で一レス小ネタ




刀夜「……母さん、ちょっといいかい?」

詩菜「あら、どうしたんですか刀夜さん」

刀夜「母さん、もしや私に黙って何かいかがわしい事をしていないか?」

詩菜「いかがわしい事……? 急にどうしたんですか?」

刀夜「いや、まずはこれを見てくれ」

詩菜「預金通帳……これは確か当麻さん名義で作ったものですね」

刀夜「ああ、今学園都市で当麻が使っているとのは別の口座だ。
   それを久しぶりに記帳に行ったんだが……」

詩菜「あら、残高が増えて……ええ!?」

刀夜「母さんも知らなかったか……」

詩菜「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうまん、ひゃくまん、四百万……?」

刀夜「学園都市とイギリス清教というところから振り込まれたらしい。
   私には何がなんだかわからないよ……」

詩菜「当麻さん、いったい何をしたのでしょうか……」

刀夜「それともう一つ、これを見て欲しい」

詩菜「請求書ですか? ええっと、入院費、治療費、薬、その他で……三百五十万!?」

刀夜「しかも、ここ数ヶ月でこの額だ」

詩菜「病気がちでは無いのにこの入院回数……」

刀夜「当麻に何が起きているのだろうか……」

実際は両親二人とも記憶喪失も息子の秘密も戦っているって事も全て知っているって設定だったら胸熱
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/03/29(火) 23:05:55.99 ID:U+0rNdJ70
パパママ素敵
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/03/29(火) 23:07:01.83 ID:U+0rNdJ70
という訳で1レスもらいます

浜面くんと滝壺さんの家に居候するフレメアちゃん。
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/03/29(火) 23:10:49.34 ID:U+0rNdJ70
ガチャガチャ

滝壺「はまづら」
浜面「ん?」
滝壺「昨日の夜からずっと、なに作ってるの?」
浜面「ああ、ちょっとした機械を……」
滝壺「なんの機械?」

浜面「いや、別に。大したもんじゃないんだけどさ」
滝壺「ふぅん?」
浜面「ああ、本当に。大した事じゃないんだ」
滝壺「はまづら」
浜面「うん?」

滝壺「何も言ってくれないのは嫌だよ?」
浜面「……あぁ」
滝壺「わかった?」
浜面「うん、わかったよ。はは、滝壺にはかなわないな」
滝壺「それじゃあもう一度聞くけど、浜面は何を作っているの?」

浜面「変声機だよ」
滝壺「?」
浜面「ボイスチェンジャー……例えばホラ」
『例えばこんな感じで、声が超かわります』
滝壺「わ、きぬはたみたい」

浜面「あとは……」
『はーまづらぁ……』
滝壺「むぎのだ」
浜面「それから」
『結局、こうやって使う訳よ』

滝壺「……」
浜面「……まぁ、ほら。こんなものでもあったらあいつが元気出すかなと思って……さ」
滝壺「はまづら」
浜面「あん?」
滝壺「……いつかは、教えてあげないと、ね」

浜面「……あぁ、いつかは。な」
滝壺「私も協力するから」


ガチャ


フレメア「大体ただいまー」
滝壺「おかえりなさい、フレメア」
浜面「おう、おかえり」
フレメア「んー、二人して何してたの? にゃあ」
浜面「なんでもねーよ、それよりメシにすっか」

フレメア「グリーンピースは嫌」
滝壺「食べないとだめ」
フレメア「う……うぅ……、だ、大体がんばる」
浜面「おう、いい子だな」
滝壺「いい子」
フレメア「にゃあ」



以上です。
フレメア可愛いよフレメア
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/03/29(火) 23:39:15.04 ID:uu+bN60i0
乙。
こいつらもう家庭築いてやがるな……


ちょろっと書いてみた右席生徒会で2レス貰う。
81 :裏生徒会 1/2 [sage]:2011/03/29(火) 23:40:05.27 ID:uu+bN60i0
アックア「遅くなったのである」

ヴェント「タラタラしてんじゃないわよ」

テッラ「大切な会議なのですから、最優先にして欲しいものですねー」

フィアンマ「遅いぞ。生徒会としての自覚が足りんな」

アックア「……『裏』生徒会であろう」

フィアンマ「そう。この学園を影から掌握する『神の右席』 またの名を裏生徒会」

ヴェント「ふん。いいから報告さっさと始めなさいよ」

アックア「我輩からであるな。校内で麻薬を所持していた数名を粛清してきたのである」

テッラ「麻薬とはまた物騒ですねー」

アックア「煙草等に興味を持つことの延長のようだったので大丈夫であろう。厳罰は与えておいた」

フィアンマ「ふむ。まあどうでもいい案件だな。次は誰だ?」

アックア「……」

ヴェント「科学が憎かったから適当に電化製品壊してきたわ」

テッラ「ヴェントは乱暴ですねー」

ヴェント「私は科学が憎い! 弟の道を奪った科学が憎い!!」
82 :裏生徒会 2/2 [sage]:2011/03/29(火) 23:40:42.60 ID:uu+bN60i0

アックア「……それは『科学』ではなく『化学』であろう」

テッラ「そもそも弟さんはちゃんと進学出来たんだからいいではありませんか」

フィアンマ「まあ、確かに推薦の方が楽ではあるがな」

ヴェント「あーなんかムシャクシャしてきた。ねえ、そのパソコン壊していい?」

フィアンマ「バックアップ取って新しいのを買ってくるなら構わんが」

アックア「この間弟に相談されたぞ。『姉さんが更正するにはどうしたらいいでしょうか?』と」

テッラ「あの子は本当にいい子ですねー」

フィアンマ「まあそれもまた些事だ。まともな報告はないのか?」

テッラ「私は特に何もしていませんねー」

アックア「食堂の列で光の処刑を使うのは止めるである」

ヴェント「私が並んでるときにやったら天罰だからね」

テッラ「これはまた手厳しいですねー」

アックア「あと学生がワイン飲むなである」

フィアンマ「……何だ、結局誰もまともな活動をしとらんのか」

アックア「そういう貴様はこの部屋から一歩でも外に出たのであるか」

フィアンマ「理事長のジジイに小遣いをせびりに行ったぞ」

アックア(我輩以外ロクなことをしていないのであるな……)
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/03/29(火) 23:42:05.51 ID:uu+bN60i0
いじょ。
なんか右席は難しいわ。
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2011/03/29(火) 23:52:31.27 ID:89orJ83AO

右席みたいな奴らが学校に居たらびびるな
制服だったらもっとびびるな
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/03/30(水) 00:54:00.85 ID:Uxc8TpWAO
赤長ランのフィアンマと
白ラン(ただし合うサイズがなくて見た目短ラン)アックアと
緑ラン(詰襟が異様にデカい)テッラと
黄セーラー(ロングスカート)のヴェントか
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/03/30(水) 12:09:59.54 ID:NeQ1146mo
>>85
絵心のある奴、最後だけ書いてくれ
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/30(水) 12:11:35.17 ID:WQPsuJSio
俺は他3人も見たい
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/03/30(水) 14:01:08.58 ID:4bCNAEZHo
>>85

高等部3年 学年色赤 フィアンマ
高等部2年 学年色青 アックア
高等部1年 学年色緑 テッラ
中等部3年 学年色黄 ヴェント

学年色と考えればいけるんじゃね?
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]:2011/03/30(水) 16:02:02.10 ID:HbPIgF7Ho
アックアが最年長じゃないの?
90 :6です。 [sage]:2011/03/30(水) 18:14:18.70 ID:SQANwqRU0
言ってた5巻改変物の百合子と打ち止めの邂逅シーンを3レス程。
地の文書くのめんどくさくて会話だけですが…
91 :もしも一方通行と百合子が双子だとしたら。 [sage]:2011/03/30(水) 18:15:04.11 ID:SQANwqRU0

打ち止め「貴方の部屋はどこ?ってミサカはミサカは訪ねてみる!」

一方「310号室」

打ち止め「おっじゃまっしまーす!ってミサカはミサカは元気に挨拶してみたり!」

百合子「ン?」

打ち止め「あれ!?貴方が二人居るよ!ってミサカはミサカは驚きを顕にしてみる!」

百合子「この子どうしたの?ロリコンお兄ちゃン」ニヤァ

一方「チッ。俺が知るかよ。勝手にコイツが着いてきただけだァ」

百合子「ふーン?ついに身内が前科持ちになったのかと思っちゃった」

一方「うぜェ。そいつ任せたぞ」スタスタ

百合子「えー…」

打ち止め「あの人が任せるって事は安心出来るね!ご迷惑おかけします!
ってミサカはミサカの面倒見てくれる貴方に頭を下げてみる!」

百合子「(ウワメンドクセェ…)あー、うン。一晩だけね」

打ち止め「ありがとう!ってミサカはミサカは満面の笑みを浮かべつつお礼を言ってみたり!」
92 :もしも一方通行と百合子が双子だとしたら。 [sage]:2011/03/30(水) 18:15:32.82 ID:SQANwqRU0


一方「おい百合子ォ!」バタン!

打ち止め「うわどうしたの!?ってミサカはミサカは再び現れた貴方に驚いてみる!」

百合子「なーにお兄ちゃン」

一方「きめェ普通に呼べ」

百合子「はいはい兄貴」

一方「オマエ隣荒らされてるの知ってただろォが」

百合子「ま、あれだけ騒いでて気付かないわけないよね」

一方「止めろよ」イラッ

百合子「嫌よ。私がそんな面倒な事に首突っ込むと思ってンの?」

一方「チッ」イライラ


一方「クソッタレ…。今日はここ借りるぞ」

百合子「はぁ?狭くなるじゃン。絶対イヤ」

一方「スキルアウトの連中を止めなかったオマエにも非はあるだろォが」

百合子「チッ。めンどくさ…」
93 :もしも一方通行と百合子が双子だとしたら。 [sage]:2011/03/30(水) 18:16:03.84 ID:SQANwqRU0


打ち止め「貴方達の関係ってやっぱり兄弟か何かなの?ってミサカはミサカは素朴な疑問を投げかけてみる」

百合子「見たら分かるでしょ?双子よ双子」

一方「残念な事になァ?」ニヤッ

百合子「ンー?それは私のセリフじゃないかなぁ、お・兄・ちゃ・ン?」イラァッ

打ち止め「わぁ、やっぱり外見だけじゃなくって性格も似てくるんだねってミサカはミサカは感動してみたり!」

百合子「ちょっとやめてくださいよォ。こンなンと似てるとかまじ吐くわ」オエッ

打ち止め「それは女の子として言っちゃいけない事かもってミサカはミサカは少し苦笑いしてみる…」

百合子「…さっきから失礼だなオマエ。アホ毛もぐぞコラァ!」スゴミ

打ち止め「やめてよ!ってミサカはミサカは突然雰囲気の変わった貴方に驚きつつ抑止してみる!」
94 :もしも一方通行と百合子が双子だとしたら。 [sage]:2011/03/30(水) 18:17:16.23 ID:SQANwqRU0
はい、ココまで。
中途半端で申し訳ないっす…
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/03/30(水) 18:47:18.65 ID:NeQ1146mo
スレを立てろ、話はそれからだ
96 :双子のヤツです。 [sage]:2011/03/30(水) 19:35:33.22 ID:SQANwqRU0
>>95
スレを建てる方法知らないし、まずそんな勇気が出な(ry
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/03/30(水) 19:44:41.01 ID:tvYR40Nz0
>>96
どんなクソスレになろうが、下には下がいるもんだ。
釣り&建て逃げとかいうクズもいる。
その点お前ならそんな事は無いだろう。良ssの書き手に悪い奴はいない。(いい意味での変態はいるが)
まぁ何事も経験だ。ー回やってみろよ。


長文スマソ。そして誰か、スレ建て画面ヘのリンクを貼ってやってくれ。
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/03/30(水) 20:03:32.58 ID:DFaLCo+O0
スレ建てるとこは↓の掲示板ってとこを押してスクロールして一番下にあるよ
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/30(水) 20:17:01.15 ID:KkNj1CWzo
専ブラならスレ立てボタンあるかもしれんよ
まァ頑張れ!俺は見に行くよー
100 :双子のヤツです。 [sage]:2011/03/30(水) 20:24:08.15 ID:SQANwqRU0
うぅ、このスレの人いい人すぎてちょっと泣きそうだぜ…ww

>>97
良ssとかそんな勿体無い言葉言わないでくれ嬉しすぎてマジどうにかなりそうですww
いつになるか分からないけど書き留めが増えたらやってみようと思います。

>>98>>99
ありがとう!

実は言うと、今回の投稿で書き留めはもう無くなってしまったんだ。
だって「スレ立てろ」とか言われると思わなかったから…ww
書き留めが増えてやる気と根気と勇気があったら立てるよ!
遅筆だから期待せず待たないでね!!
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/30(水) 20:34:56.51 ID:UTv/3SvIo
>>100
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294926179/
立てたらor立てる直前にココで宣伝してくれよ、見にいくからさ
102 :双子のヤツです。 [sage]:2011/03/30(水) 21:01:41.91 ID:SQANwqRU0
>>101
うへぇ了解、あとありがとう!
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/03/30(水) 23:07:18.88 ID:jtw1XIwD0
SS書くためにルーン調べてたんだけど
ステイルって大体人払いのopilaと火のkenazの二つしか使ってないと思ってたら
アニメ二話でステイルが貼ってるルーンはkenazの<とansuzのFっぽい字が刻まれてるんだ
調べればansuzuはアンスズ神(オーディンorロキって言われてる)とかを示すルーンで
これは公式設定でそうなのか、それとも絵的に地味だから勝手に足したのかどっちなんだろう
って思ってはいむらーのとこいったら公式だった
しかもちゃんと「炎」じゃなく「炎神」になってた

いやそんだけ
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/30(水) 23:22:36.02 ID:M4spT+6io
アンスズはニュアンス的に「偉大な」「great」とかって意味だったと思うぞ
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/03/30(水) 23:39:10.96 ID:jtw1XIwD0
なんか他にも情報の伝達が云々とかあるっぽいな
でもはいむらーのサイトでは「炎神」って書いてあるし――
と思ったがイノケンの詠唱には「偉大なる始まりの炎よ」ってのがあったな
うん……?そっちか?
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/03/30(水) 23:42:00.17 ID:M4spT+6io
一の火は錬金術だな。北欧神話とは性質が違う気がする
嘘科学もだけど魔術サイドもかなり嘘入ってるぞ
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/03/31(木) 00:03:09.57 ID:SMpF6KMI0
それはなんか聞いたことあるな
ステイルは色々なとこの術式を使うって設定らしいし、錬金術の要素も取り込んでるのかね
そういやヘタ錬がローマ正教徒だったりするし、十字教は錬金術を受け入れてるんだろうか
リアルキリスト教では最終的には仲悪くなってるっぽいが
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/31(木) 01:22:19.93 ID:9tH9cO8DO
思ったけどさ、スレタイに「上条」なり「上条さん」なり入れたほうがよくね?
禁書好きのほとんどは上条さん好きだから、そっちのほうがこのスレ見てくれる人が増えると思うぞ
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 01:32:02.14 ID:ZdCQyD0G0
ただでさえage進行気味で上の方にあって
禁書目録超電磁砲ってどでかく囲まれてるのに今さら人口増えないと思うけど
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/03/31(木) 01:33:29.66 ID:T0A5eGB7o
コピペとしても遜色ない偉大なレスだな
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 10:31:08.73 ID:AKq4Bedlo
上条さん好きだと思われてんのか……
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/03/31(木) 10:33:58.10 ID:ViYSz9Ako
アンチのレスとしか思えねえww
113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2011/03/31(木) 10:42:00.33 ID:/kjJkTAAO
まあアンチかにわかだろう
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/31(木) 10:53:23.93 ID:CqDG2pNyo
ペテロの十字架ならぬ上条さんの十字架か・・・
全世界が不幸になりそうだな
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 11:01:52.07 ID:AMEeORC0o
それもまたひとつの平等
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 11:15:01.07 ID:PbnfKKuIO
以前あった窒素通行が映画館でだべるやつの続きってどこかにないですか
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/31(木) 11:25:19.17 ID:G3BiAmdAO
上の流れを見てふと思い付いた1レス小ネタ



上条「なあ、一方通行」

一方通行「ンだよ、三下」

上条「俺って一応主人公なんだけど……人気あると思う?」

一方通行「あァ? そンなくだンねェ事気にしてンのか」

上条「だって俺、説教したり女子供関係無く全力パンチとかしちゃうんだぞ?」

一方通行「……確かにその辺が無理って意見もあるなァ」

上条「しかも、最近はお前や浜面の方が主人公してるし……。
   最新刊に至っては『ああ、上条君居たの?』状態じゃないか!」

一方通行「それは否定できねェ」

上条「女の子とイチャイチャしまくってるお前らが羨ましい……」

一方通行「いや、でもちゃンとお前の事好きなヤツも居るから」

上条「本当か!? 誰だ、誰だよ誰なんですか!?」

一方通行「あー……誰とは言えねェけど」

上条「一方通行、気遣ってくれるのは嬉しいけど……無理して嘘言わなくても良いから……」

一方通行「いや、嘘じゃねェって!」

上条「もういいんだ……どうせ俺なんて、不幸で記憶喪失で女の子とも仲良く出来ないダメ主人公なんだよ……」

一方通行(安心しろ三下、ここにその内の一人は居るンだぜ)
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 11:38:37.73 ID:AMEeORC0o
一方さんはもはや崇拝の域だよなww
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/03/31(木) 11:42:15.34 ID:383pnuMi0
新約でも上条さん上条さん言ってたからな
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 13:26:20.63 ID:nlYU3bzM0
上条さんマジヒーローな一方さんって可愛いよな
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/03/31(木) 14:07:23.22 ID:ZkhR77CAO
うちの兄のように上条さんが可愛すぎて禁書読む人種も居るんだぞ
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/31(木) 15:27:41.00 ID:+nK08P/o0
上条さんのいない禁書なんてライスの無いカレー食ってるようなもんだろ
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 15:33:31.02 ID:xbbUKwxGo
>>122
ごはんが無ければパンをつければいいじゃない
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/03/31(木) 15:39:31.19 ID:sZcms5a3o
ご飯がなければうどんでも入れればいいじゃない
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/03/31(木) 15:40:57.73 ID:1LPmWn6No
ここに愛知のふりした香川県民がいるぞー
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 15:58:04.45 ID:AMEeORC0o
ごはん:上条
パン:一方
うどん:浜面

ふむ
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/03/31(木) 16:01:52.12 ID:LX6TifUEo
おっと、それは味噌煮込うどんだ
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/31(木) 16:01:54.66 ID:UKvP8Tte0
>>126
なんか不思議な説得力があるな
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/03/31(木) 16:30:33.81 ID:hV1Tk9bB0
>>126
なんかこうなった

生卵:インデックス
のりたまふりかけ:御坂
その他ふりかけ:シスターズ
ジャム:打ち止め
ピーナッツバター:番外個体
天ぷら:麦野
油あげ:絹旗
うどんつゆ:滝壺
鯖:フレンダ
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 16:42:19.52 ID:sYlWRZCOo
美琴はファンも多いが苦手な人もいるって事で納豆・・・はちと違うか
なんかそういういい例えが思いつかなかった
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/31(木) 16:56:07.49 ID:UKvP8Tte0
そういえば皆スレ立ててSS書くときって全体の何分の1書き留めたらスレ立てる
とかって基準持ってたりする?

ちょっと参考にしたいから教えて欲しい
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/03/31(木) 16:59:12.41 ID:QAVrHrLPo
安価スレしか立てたことないから導入部分だけ書いてあとはぶっつけ
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/03/31(木) 17:00:42.89 ID:tHaQ/Wh+o
現行で書いてるが、スレ立てる時点で240レスの書きためがあった
今約100レス分投下して書きためは約270レス

投下に書きためが追いついてないぜ
このままだとヤバイ

ちなみに構想を全部書こうと思うとまだ1/3くらいしか終わってない
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/31(木) 17:08:24.06 ID:UKvP8Tte0
>>132
私が書いてるの改変物だからなぁ…ww
でもレスさんくす!

>>133
ま、マジで…そうか、そのぐらい書き留めるのか…
当分先になりそうだなぁ…ww


あ、スマンあともう一つ聞きたい事が。
1日で投下するレスって何レスぐらい?
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/03/31(木) 17:11:30.02 ID:tHaQ/Wh+o
>>134
投下始めるのにふんぎりがつかなくて、ダラダラと書き溜めてただけだよw

投下レス数は別に気にしないな
キリがいいところで終わり、みたいな
136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/31(木) 17:25:09.78 ID:G3BiAmdAO
スレ立てして長編書ける人尊敬するわー
PCに書きためても途中でどうしても投げ出してしまう…
2500〜5000字位のネタSSの投下場所としてここにはいつもお世話になってます
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(山口県) [sage]:2011/03/31(木) 17:45:05.10 ID:UKvP8Tte0
>>135
そうなのか…
レス数は気にしない、と。ありがとう参考になった!
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/03/31(木) 18:00:21.68 ID:kqeAOemAO
一方さん話で3レスくらい借ります。未完。

コメディ…?
139 :カウンセラー一方通行 :2011/03/31(木) 18:02:10.88 ID:kqeAOemAO
一方通行「……俺がカウンセラーだとォ?」

黄泉川「そんな大層なものじゃないじゃん! ただ話を聞いてあげるだけで良いじゃん」

一方通行「なンで俺がそンな事しなきゃならないンですかァ?」

黄泉川「だってお前も最近は暇そうじゃん? 人間何かしてないと駄目になるじゃんよ」

一方通行「芳川はどォなんだよ」

黄泉川「桔梗も最近じゃ、昔の知り合いの研究を手伝ってるじゃん」

一方通行「チッ……俺はやンねェぞ」

黄泉川「学園都市には自分のレベルや能力で悩んでる子達が沢山居るのは知ってるよな?」

一方通行「……」

黄泉川「一位のお前に相談する事が良い刺激になって、救われる子供がきっと居るじゃん」

一方通行「……俺みてェな悪党に相談した所で、救われる所か、非行に走るガキが増えるの間違いじゃねェのか?」

一方通行「それに、そーいうのはお前ら教師の仕事だろォがァ」

黄泉川「大人には相談できない悩みもあるじゃん? という訳で明日から早速働いて貰うじゃん!」

一方通行「はァァ!? 明日って」

黄泉川「詳しい事はこの資料を読むじゃん! ちなみに行かなかったら……」

一方通行 「」ゴクリ

黄泉川「飯抜き」

一方通行「」

黄泉川(これはお前のカウンセリングでもあるじゃん?一方通行)
140 :カウンセラー一方通行 :2011/03/31(木) 18:02:46.83 ID:kqeAOemAO
―資料の概要―

業務内容:メンタルケアルームの相談員

日時:○○年××月△△日PM13:00オープン

場所:とあるビル 四階

昨今、心の病を抱えた若者達が急増しており
学園都市でもそれは例外ではありません。
そこで学園都市では学生達が無料で心の疲れを癒せる場を提供しよう、と
このメンタルケアルームを開く事になりました。
関係者の皆様にはご理解とご協力をお願いします。

※給与について
相談員には、週に一度、訪れた学生のレポートを提出してもらい、その出来によって学園都市から給与が支払われます。
完全出来高制(経費は上のレポートに関わらず学園都市で負担)
141 :カウンセラー一方通行 :2011/03/31(木) 18:03:32.80 ID:kqeAOemAO
―翌日 とあるビルの前

一方通行「チッ、なンで俺がこンな事しなきゃいけないンだァ?」ブツブツ

一方通行(でも飯抜きは辛いしなァ)テクテク

一方通行「って、あンのクソ黄泉川ァ!!この名前はねェだろアホか!!」

『一方通行の☆なんでもお悩み相談室』

一方通行(なンか無駄にポップ体なのがイライラするゥ!)

一方通行「はァ……物凄くやりたくねェが、まァこんなうさン臭い所に誰も来ねェだろ」


―…十分後

ウロウロウロウロ

一方通行(応接テーブルにソファ、デスク、給湯室には一通りの物が揃ってやがる……)

一方通行「ウン、なかなか良い物件じゃねェか」

ガチャ

黄泉川「おー!ちゃんとやってるじゃん、偉い偉い」ナデナデ

一方通行「うるせェ!!暇だったからどンな物か見にきただけだ」

黄泉川「本当に素直じゃないじゃん」

一方通行「わざわざ何しに来たンだよ」

黄泉川「お前がちゃんと来てるか偵察じゃん? 心配いらなかったみたいだけど」

一方通行「用が済ンだならさっさと帰れ」

黄泉川「冷たいじゃんよー……ま、確かに学校抜けてきたからすぐ戻らなきゃいけないじゃん」

一方通行「アホか」

黄泉川「また来るじゃん! あ、うちの生徒達にここ薦めておいたから!」バタン

一方通行「[ピーーー]!」

一方通行(黄泉川のやつ……余計な真似しやがってェ)


つづく…?
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/03/31(木) 18:06:10.61 ID:kqeAOemAO
以上です。

これだけ書くのもいっぱいいっぱいだったぜww
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/03/31(木) 18:19:59.20 ID:KV4FhriJo
とある高校の面々が来るのか…続きはいつなんだい?
乙!
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 18:31:36.73 ID:ACxuBSnDO
乙!

で、スレ立てはいつだい?全裸待機してるけれども
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/03/31(木) 19:05:42.58 ID:kqeAOemAO
>>143
続きはある程度書きためたら投稿するかもです

>>144
長くなりそうだったらスレ建てするからパンツを履くんだ!
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/31(木) 20:01:53.71 ID:tJ7wZl5SO
乙!
誰が来てもおもしろそうだ

一方さんと禁書さんで2レスくらい借ります
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/31(木) 20:04:12.66 ID:tJ7wZl5SO

「……またかァ……」

 思わずうめいた一方通行の視線の先にいたのは、地下街の通路に五体投地よろしく倒れ伏したシスターだった。

 金の刺繍が各所に施された真っ白い修道服と、フードの縁からさらさらと流れる銀髪、雪のように白い手指──間違えようもない。

 あの日、積み上げられたハンバーガータワーを蹂躙し尽くした、白いシスターの皮を被ったゴジラだ。

(またなのかァ………………いや、そうとは限らねェよなァ?)

 そうだ、まだ行き倒れているとは限らない。本当に少女は五体投地を実践し、礼拝を行っているのかもしれないではないか。それならば神聖な儀礼の最中に声を掛けるべきではなかろう。

 一方通行は自身の説に頷くと、杖先を少女とは反対方向に向けた。あァ? 五体投地は仏教の作法だ? ンなこたァ知ってる。
 と。

「…おぉぉなぁぁかぁぁすぅぅいぃぃたぁぁ…」

 暗く悲痛な訴えが、地を這い一方通行の背に届く。

 撤回しよう、あれは礼拝ではなく呪詛だったらしい。一方通行は仕方なく振り返った。

「ゾンビか地縛霊かテメェは」

「仮にも神に遣える修道女に向かって失礼なんだよ!」

 純白の修道女インデックスは、五体投地の姿勢から顔だけをあげて威勢よく抗議してきた。実に首の痛そうな姿勢だ。

 その訴えに加勢するように、少女が懐に抱えていた子猫が顔を出してニャアと鳴く。そういえば、五体投地より猫の姿勢というほうが近いか。

「仮にも修道女なら、往来でそンな様さらしてンじゃねェよ。しかも何度もよォ」

「残念なことに神に遣えていてもお腹はとても空くんだよ」

「もっと残念に思うとこあるだろォが」

「…………ご飯が一日三食な事とか?」

「食う事から離れろこのなンちゃってシスターがァ!」

「……うぐぐ……」

 反論を口に乗せる前に、案の定、少女の首に限界がきたらしい。インデックスは一方通行をにらむのを諦め、再び顔を伏せた。

 チッ、と舌打ち一つ。一方通行は少女に向き合った。

148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/31(木) 20:06:25.55 ID:tJ7wZl5SO


「で? 今日もまた人探しかァ?」

 インデックスは首を振ろうとして姿勢にムリがあることに気付き、ようやく身体を起こした。

 地べたにアヒル座りをして、膝の上に乗せた子猫を撫でながら答える。

「ううん、今日は待ち合わせなんだよ。待ち合わせなんだけどね……」

「待ちぼうけってかァ」

「とうまの不幸体質は重々承知してるし、一時間くらい遅れるかもって連絡を受けただけ、いつもよりましなんだけどね……」

 体質的な不幸ってなンだ。ツッコミを入れる前に、ため息を吐き出したインデックスが顔をあげた。

「気に掛けてくれてありがとう」

 とんでもなく甘ったるい菓子を口に放り込まれた──ような気がした。

 慣れぬその味を、なんとか噛み砕き、ゆっくり喉に通して腹に落とす。

「あなたの方は……今日は、買い物かな?」

 一方通行が手に持つ袋を見やり、インデックスが首をかしげる。

「あァ。買い物が済ンだところだ」

 一方通行は口中に残る甘さを吐き出して、新しく吸い込んだ空気で言葉を発した。

「だから、疲れてンだ。ちょっと付き合え」

「え?」

 驚き見上げてきた、少女と子猫のまんまるの目から逃れるように、首を反らす。

「鼻利かせて、この辺でうまいコーヒー出しそォな店あてろ」

「わたしもスフィンクスも犬じゃないんだよ……」

「案内の駄賃に、ケーキくらいなら奢ってやる」

「がんばるんだよ!!」

 即座に立ち上がり、地下街の天井に決意の拳をあげるインデックスと、それを真似る子猫。

 一方通行はそれを横目に、再び吐息した。まだ舌に味が残ってやがる。まったく、なンてしつこい味だ。

 自分には今、早急に苦いコーヒーが必要だった。


149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/03/31(木) 20:10:08.90 ID:tJ7wZl5SO
以上、失礼しました

白コンビは見ても書いても癒される
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/03/31(木) 20:18:54.55 ID:SMpF6KMI0
おつおつ
このコンビはミスマッチなようで癒されるな
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/03/31(木) 20:44:31.29 ID:ZkhR77CAO
よっしゃ、待望の白コンビ来たぜぇぇぇ!!!
激しくおつ!まじおつ!地味に似てるインテリ達の会話が大好きだ!
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/03/31(木) 21:08:54.69 ID:Wu91GdqAO
2期も終わりが近づいてるけど、3期はいつからになるんだろうか
きっと待ちきれなくなっちまうぜ

みたいな思いから考えたんで1レス貰います
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2011/03/31(木) 21:10:19.42 ID:Wu91GdqAO
―――これは、『裏側』の物語である



「場所は、第七学区コンサートホール前広場……」



「学園都市の裏に潜ンでる組織だとよ」



「俺は一〇〇人以上のスキルアウトを束ねていた組織のリーダーなんだぞ……」



「今の君がしているのは、そういう事だと言っているのだよ」



「くだらん事に、時間をかけるな」



「―――『一方通行』か」



―――故に、幻想殺しの少年は――登場しない



「行ってください。超早く」

「似合わねェな、メルヘン野郎」

「大丈夫。私は大能力者だから。無能力者のはまづらを、きっと守ってみせる」

「心配するな。自覚はある」

「ふざけやがって―――ッ」

「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」

「―――逆算、終わるぞ」




「これが悪党だ」 「楽勝だ、超能力者」





劇場番とある魔術の禁書目録
『とある学都の暗部戦争〈ストライフ〉』

Coming soon...

154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/03/31(木) 21:14:01.63 ID:ihm9zatAO
>>153

去年の夏コミで15巻劇場化の噂流れていまだに踊らされてる俺がいるよ
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/03/31(木) 22:16:55.88 ID:auX9K6xP0
おつ、こういうの凄く好きなんだが

>>154
初めてきいた。結局ガセネタだったの?
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/03/31(木) 22:50:35.44 ID:JRc6AVY90
何が始まるんです?

流れ切って悪いけど投下
一方通行さんがバンプのダンデライオンを歌ったようです。



さびしがり兎 トンネルを歩く
この街じゃみンなに嫌われた

闇の向こうで 出会ったヤツは
太陽によく似た 笑顔だった


オマエは 俺が怖くねェのか?
逃げないでいてくれンのか?

吹き抜ける 風とともに
一度だけ頷いた


涙の理由を 知ってるか
俺には分かンねェが

濡れた頬の 温かさは
恐らく オマエがくれたンだ



小ネタなので一番だけ
あの歌大好き


ライオン関係無かったわ
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/03/31(木) 22:53:21.10 ID:ihm9zatAO
>>28亀ですません。当たりです。なぜバレた。


えーとまたふと思いついた小ネタスレで落とした奴なんだけどさらりと書いてきたから数レス投下させてもらいます。

レベル5生徒会ネタ
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/03/31(木) 22:54:12.61 ID:ihm9zatAO
おっと被った。お先にどうぞ
159 :長点上機生徒会執行部! [saga]:2011/03/31(木) 23:24:44.10 ID:ihm9zatAO

一方通行「どうだよ、クソメルヘン」

垣根「――ッ」

垣根「な、んだよそれは」

垣根「なんなんだよこの票差はぁぁぁあッ!!」

一方通行「ハッ、なァていとくンよォ」

垣根「……ッ」

一方通行「何で俺が会長でテメェが副会長止まりか、決定的な違いを教えてやるよ。」

垣根「ぐ、う……ッ!」

一方通行「その投票数に絶対的な差があるからだ」ドンッ

垣根「あ、一方通行ァァァァァァァァァ!!!」





御坂「飽きないわねー……」

麦野「ほっとけ御坂。こらー、馬鹿共。さっさと会議始めるわよ」パンハ。ン




垣根「チッ、いつかその腕章を奪ってやるからな一方通行」

一方通行「はッ、いつでもこいよ冷蔵庫」

160 :長点上機生徒会執行部! [saga]:2011/03/31(木) 23:26:00.21 ID:ihm9zatAO
麦野「で、今日の議題はなんな訳?」

御坂「あー、ちょっと待ってね」キュッキュ



『議題:あのバカの処遇について』



垣根「……バカ?」

一方通行「オイ第3位。ちゃンとクソメルヘンの名前に書き直しとけ」

垣根「あぁぁぁぁ!?」

御坂「そこ、うるさい」

垣根「…………」

御坂「で、あのバカの事についてなんだけど、」

麦野「めんどくさ、会議にプライベート持ち込んでんじゃねえよ小便娘」

御坂「えっ?」

垣根「あ? ああ、なんだ。バカって上条の事かよ。何、遂に告白とかしちゃう感じか超電磁砲」

御坂「な、なななな違うわよ!バカって言ったらあのバカしかいないじゃない!」

一方通行「はァい、美琴センセー。俺が定義するバカっつゥのは学園都市230万人の学生共全員の事なンですけどそれで話進めていいンですかァ?」ケラケラ

麦野「うわぁ、うざっ」

垣根「チッ、だから頭の良さで役職決めるのは反対だっつたのによ」

161 :長点上機生徒会執行部! [saga]:2011/03/31(木) 23:28:09.05 ID:ihm9zatAO
一方通行「おォ、負け惜しみも大概にしとけや冷蔵庫。テメェがそうやってグダグダうるせェから投票までしたンじゃねェか」

麦野「あ、それ私何も聞いてないんだけど、結果は……」

御坂「さっきのあれか、な」チラッ

垣根「……く、」

垣根「クソがぁぁぁぁぁ投票なら外面だけはいい俺の圧勝だと思ったのによぉぉぉ」ドンッ

垣根「票のベクトル操作でもしたんじゃねえのかって位大差が付くなんて……」ギギギ

麦野(うわぁ……)

御坂(小物臭がすごい、とは言わないけど)

一方通行「ハッ、そんな考えしてる時点で底が知れてンだよ格下が」

垣根「チッ」

麦野「で、アンタらでやって何票差だったのよ」

一方通行「!!」

垣根「ああ、確か……俺が暗部の伝で2000票くらい集まったんだったかな」

御坂「へぇ……そこそこ集まったのね」

一方通行「お、おォ、オマエら。そろそろ会議始めry」

麦野「で、この白モヤシはどれぐらい集まったわけ」

垣根「おぉ、確か……」



垣根「9971票だったか」


御坂「へぇ……えっ?」

麦野「ギャハハハハハハハ圧勝どころじゃねえじゃねえか!!ざまぁ無いわね第二位」

垣根「うっせえ」

御坂「…………」

一方通行「…………」ダラダラ

御坂「ねぇ、一方通行」

一方通行「あ、あァ?」

御坂「あとで話があるんだけど」

一方通行「…………」

御坂「いいわよね?」

一方通行「……ハイ」

162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/03/31(木) 23:29:35.77 ID:ihm9zatAO
役職

生徒会長:一方通行
副会長:垣根提督
総務:御坂美琴
会計:麦野沈利

てなところで。
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/03/31(木) 23:32:57.97 ID:4Vl82HcJ0
便乗して1レス

ーーこれは、とある世界の物語一一

「待っていろ」

ーー誰に教えられなくても、自身の内から湧く感情に従って真っ直ぐに進もうとする者ーー

「離れるもんか。ちくしょう、絶対だ。絶対に離さないからな!!」

一一誰にも選ばれず、資質らしいものを何一つ持っていなくても、たったー人の大切な者のためにヒーローになれる者一一

「……ゴミクズが。俺の癇に障ってンじゃねェよ」

一一過去に大きな過ちを犯し、その罪に苦悩しながらも正しい道を歩もうとする者ーー

「今日はラッキーデイだな」

「ひっさしぶりだねぇ、はーまづらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーっ!!」

「やっほう。殺しに来たよ、第一位」

     ヒ - ロ -
ーー三人の英雄達の前に、立ちはだかる世界の闇。

「ギリギリの活路が見えてきたかも知れねェ」

「俺が頭を下げるべき相手は、右方のフィアンマなんかじゃない」

「そうしたら、俺達はもうー度『アイテム』になれる」

ーー闇の中で見つけた、小さな希望の光に、彼等は集まるーー

「テメェが、そんな方法でなけりゃ誰一人救えねえって思ってんなら……まずは、その幻想をぶち殺す!!」

「俺も、ずっとー緒にいたかった」

「今から人間がどれほど残酷なのかを見せてやる」

               ヒ - ロ -
一一手の中の希望の、その先へ。主人公達は、それぞれのゴールヘと進む一一

          デッドウォ-
劇場番『とある世界の死屍累累』近日公開!
〜〜前売券を買うと、もれなく『クレムリン・レポート』が付いてくるよ♪〜〜
164 :163 :2011/03/31(木) 23:35:37.71 ID:4Vl82HcJ0
被ったすみません更新してなかったぁぁぁぁぁ!!
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/04/01(金) 00:14:44.19 ID:iR4tK+sj0
映画の話があるから聞くけど
劇場版とある魔術の禁書目録
観たい内容はどれ?

1.妹達編
2.暗部抗争編
3.ロシア編
4.オリジナル(内容)
5.その他
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/01(金) 00:35:09.62 ID:NL4z3dXX0
>>165
5
八月三十一日編
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/01(金) 00:35:09.62 ID:NL4z3dXX0
>>165
5
八月三十一日編
168 :連投or2 :2011/04/01(金) 00:36:08.93 ID:NL4z3dXX0
>>167

169 :もうやだ…… :2011/04/01(金) 00:36:50.82 ID:NL4z3dXX0
>>168

170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/01(金) 00:37:13.78 ID:zgEAkhbfo
おちけつ
171 :ダメだもう寝よ…… :2011/04/01(金) 00:38:35.61 ID:NL4z3dXX0
>>170
ありがとう落ち着いた
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) :2011/04/01(金) 00:38:56.63 ID:4ELYNNUAO
おかしなものを投下しに来た

※キャラ崩壊中尉
173 :異説・上条当麻 [saga]:2011/04/01(金) 00:40:40.35 ID:4ELYNNUAO
 ある日、とある少年の住む部屋のベランダに、白い修道女が引っかかっていた。

上条「だ、誰だ君はコンチクショー!?」

禁書「おなかすいた」

上条「む、それはいけないな。腐りかけのサラダなどいかがだろうか?」

禁書「おなかこわすかも」

上条「大丈夫だ! 傷めれば問題ない!」

禁書「炒めるべきなんだよ」

 早速野菜炒めを作って差し出す上条。
なんか酸っぱいらしいが構わず平らげたので問題ない、彼はそう決めつけた。

禁書「私はインデックスって言うんだよ」

上条「なにいっ!? まさか、君があのめそ……ゲフッゲフン! いや、とにかく、お近づきになれて光栄だよ」

禁書「『めそ』って何かな?」

上条「貴様如きにおいそれと語っていい存在ではない!」

禁書「それじゃあ仕方ないかも」

 インデックスは彼の部屋を出ていく。
上条は彼女がフードを忘れていった事に気づいたが、放っておかないとストーリーが進みそうもないのでそのままにした。
174 :異説・上条当麻 [saga]:2011/04/01(金) 00:42:57.28 ID:4ELYNNUAO
 夕刻。
補習授業から帰る途中、いつものように喧嘩っ早いJC(ツンデレ)に絡まれる。

美琴「誰が! ツ、ツツ……ツン、デレよっ!? ってそうじゃなくて! 勝負しなさい!」

上条「またかフーミン」ヤレヤレ

美琴「ビリビリ言……ってあれ? いや、フーミン? 私は御坂美琴って名前なんだけど。どこに『フ』が付いてるっていうのよ?」

上条「お前、BL(18禁)大好きだろ?」イケメンAA

美琴「んなっ何故それを!?/// ってんな訳ないでしょ真面目な顔で人の趣味捏造すんな! いいから勝負しろっつの!」

上条「ならば食らえ! 『ダイヤモンドは永遠の輝き』!」

 そう叫び上条は、オープン ザ パブリック ドア!(社会の窓よ、開けゴマ!)

美琴「キャアッ! ななな何をしてんのよアンタはっ!?」

 思わず目を隠す美琴。

上条「はっはっはっ! さらばだビリビリー!」

 その隙をつき上条は猛ダッシュで離脱する。

チ ャ ッ ク 全 開 で。

美琴「はっ! しっしまっ! てかビリビリ言うなー!」
175 :異説・上条当麻 [saga]:2011/04/01(金) 00:46:12.37 ID:4ELYNNUAO
 寮にたどり着くと(チャック全開で)、白い何かがいた。
青いヒゲ様を頭から大量に無駄生やししたインデックスもけ……はっ!
……えーと……修道女だ。

禁書「ファスナーは閉めるべきかも」

上条「さよならあ蒼き、日ぃ々ぃ〜よぉぉぉおおおぅい!」ジーッ!

禁書「私、あなたの部屋にフードを忘れていったみたいなの」

上条「彼は自分から離脱したはずだが、はて?」

禁書「部屋に入れてくれる?」

上条「いいだろう! 逝き曝せえええ!」

 上条は扉を開くと乱暴にインデックスを放り込む。
ガラスが割れた音がしたが気にしない。
突然現れた大男(ショタ)が酷く狼狽ステイル。

ステイル「イ、インデックス! 貴様、なんて事を!」

上条「こっちのセリフだバチカンが! じゃなかったバチカンが!」

ステイル「なっ!?」

上条「お前は確かに、あの子を好きなんだろ! 愛してさえいるんだろ! だがな、だったら記憶を消さずに済む方法を探してやるべきじゃねえのか!?」

ステイル「んにゃっ!?/// にゃぜ分かった!?///」
176 :異説・上条当麻 [saga]:2011/04/01(金) 00:52:59.45 ID:4ELYNNUAO
上条「第一の私見だが、それすらしねェで諦めて受け入れるなンざ愚の骨頂ですのよって当麻は当麻は笑止千万!」

上条「最後の最後までみっともなく足掻いてみせるぜよこいつときたらァ!」

上条「判然。結局オマエに超常識が大体通用しねェって訳なら……解一。まずはそのふざけた幻想をブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・だァ! 超! すごいパーンチ!」

ステイル「なんか色々混ざってるー!?」ガビーン!!

 ステイルは上条に殴り飛ばされ、地上の星となった。






グシャッ。






 翌日。
際どい服装のおねいさんが全身包帯男(ショタ)を連れて謝りに来たのは言うまでもない。
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]:2011/04/01(金) 00:53:45.55 ID:4ELYNNUAO
終わり
続くはずがない
178 :977 [saga]:2011/04/01(金) 01:30:22.11 ID:hmootBDDO
乙です

流れに乗って投下させていただきます
結構原作設定を崩しているのでご注意を
179 :977 [saga]:2011/04/01(金) 01:32:26.72 ID:hmootBDDO


居場所なんて、存在しなかった。
逃げ道なんて、存在しなかった。
拠り所なんて、存在しなかった。

常に孤独。当たり前になった日々。
友達は皆、事実を知った自分を畏怖して離れていく。
学校で一言も話さない毎日。
それは外に出ても変わらない。
寧ろ、状況は悪化。



『この疫病神っ!!』



何処を歩いても、聞こえる声。
木霊が鳴り止む事は無い。
石や空き缶やゴミを悪霊を祓うように投げつけて、自分に命中したら歓喜していた。

生まれ持った性質。
“災い、天災を引き寄せる”。

自分に関わった人々は何も悪い事はしていないのにも拘わらず、“不幸”になっていく。



『こらっ、その子と関わっちゃ駄目よ!!』



大人も自然と自分を避けていく。
化け物を見る目で軽蔑する。
市街を歩いただけで、大袈裟に騒ぎ出す大人達も居た。

地震が起こるとか、強盗に入られるとか、堤防が破壊して洪水が生じるとか、様々な事柄を。
大人気なく自分を追い払おうと目の色を変え、叫んで蔑んで。


テレビ局の人々に悪フザケで撮られた事も有った。
非道行為と批判され、未放映のまま映像は処分したらしいが、真実かどうか定かではない。

唯一の味方である身内が、揃ってテレビの人達に激怒した記憶がある。
その時の自分には何を言っているか判らなかったけれど、両親は物凄く恐い顔だった。
180 :977 [saga]:2011/04/01(金) 01:34:29.25 ID:hmootBDDO

事件が起きたのは、小学低学年の時。
思わず逃げ出して、深夜になっても帰らないで河原に膝を抱え込む。
抑え切れなくて、耐え切れなくて、怖くなって……どうしたらいいか判らなくなってしまった。

このまま、何もする訳でもなく、孤独のまま消えてしまいたい。
幼い自分は、そう思うようになった。



『こんばんは』



声と共に現出した奇妙な人間。

全身が緑に包まれた衣服を纏う。
膝まである長い銀髪。
男にも女にも大人にも子供にも聖人にも囚人にも見える……『人間』。



『だれ……?』

『アレイスター=クロウリー。
君に興味を覚えた人間さ』



アレイスターと名乗る人間は、手を差し伸べてきた。



『君の噂はかねがね。どうだい、学園都市に来る気は無いかい?』

『……行ったら、“壊れて”しまうよ?』

『懸念は無用。そんな柔に出来てはいないさ』



それに、と人間は畳み掛ける。



『学園都市には、君と同じような境遇の子供達が沢山存在する』

『僕と……同じ……』

『どうかな? 歓迎しよう』



―――それが、自分を変える切っ掛けだった。
181 :977 [saga]:2011/04/01(金) 01:35:30.22 ID:hmootBDDO



拝啓。お父様、お母様へ。
最近は著しく蒸し暑くなり、海開き日和ですが、如何お過ごしでしょうか?
本日は、暫く連絡を絶って音信不通な事もあり、今回筆を取らせて頂きました。
学園都市の生活も早数年、貴方達の息子、上条当麻は今日も元気に―――



「リーダー、何やってんだ?」



と。彼の直筆両親宛手紙は、真横に座る人間の横槍によって中断される。

ココは第七学区の飲食店。珈琲に五月蝿い仲間の一人もお気に入りの店。
四人用のボックスに座るのは、周囲から際立つ容姿の少年が四人。
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/01(金) 01:38:18.64 ID:hmootBDDO



上条「仕事の時、お前の不備で予想以上に物的損傷した始末書だよ」



ツンツン頭。下は黒い制服のズボン。上は黒いタンクトップ。
とある高校に通う一年生。
なのに堂々と煙草を嗜む少年。
彼の名前は『上条当麻』。



垣根「はあ!? 寧ろ破壊しまくってんのコイツじゃね?!!」



金髪の頭。薄赤いスーツを纏う。
上の前のボタンは全部開け放って中から白いワイシャツとTシャツを曝け出す。
ホストを彷彿させる格好。
それが彼のスタイルだ。
彼の名前は『垣根帝督』。



一方「黙れ。人のこと指差してンじゃねェよメルヘン野郎。目障りだ」



白髪の頭。真っ赤な瞳。
下は白いズボンを穿いて、シャツ上に黒いジャケットを着衣。
珈琲を嗜む姿は何処か貴族の様。
彼の名前は『一方通行』。



浜面「てかよ、仕事と聞いて来たのに、こんなノンビリしてて良いのかよリーダー?」



ボサボサの金髪。
特に特徴は無いダボダボのズボンに、肘まで袖を捲ったパーカーという姿。
ドリンクを片手に前へ腰を掛ける“リーダー”に問う。
彼の名前は『浜面仕上』。
183 :977 [saga]:2011/04/01(金) 01:41:56.76 ID:hmootBDDO


彼らは学園都市の暗部組織。
作戦を練るリーダー上条当麻。
主戦力で特攻する一方通行。
同じ主戦力で遊撃の垣根帝督。
車など雑務をこなす浜面仕上。

四人で構成された集団。
メンバーはリーダー直々の選抜。
話によれば、学園都市統括理事長アレイスターに直接許可を取りに行ったという経緯が存在するらしいが、実際の所は誰も知らない。

ともあれ目立つ四人。勿論悪い意味で。
他の客や従業員から浴びる視線は決して良い物ではなく、恐れや脅えと言ったマイナスなものばかり。
しかし彼らは全然気にせず、お構い無しの様子で飲食店を満喫。



上条「問題ねえよ。今日中に終わらせれば上層部の連中は文句言って来ない」

浜面「今日中って、そんな時間が掛かる仕事なのか?」

上条「いんや別に。至って直ぐ終わる。所詮、上条さん達の障害にも及びませんのことよ」

浜面「ふーん……つーか、放っておいていいの? これ」



ピッと指差す方向には、垣根帝督と一方通行。
未だ二人の口争いは続いていた。
184 :977 [saga]:2011/04/01(金) 01:44:04.01 ID:hmootBDDO
彼はどうでもいいようにシッシッと手を払う。



上条「ほっとけ。一方通行は兎も角、垣根に構ってたらキリが無い」

垣根「上等だこのモヤシがぁッ!!」



その直後。一方通行に煽られて腹を立てた彼が、勢い良く椅子から立ち上がる。
反動で机が揺れ、垣根の肘が上条のドリンクに当たったのだ。



垣根「あ」



と呟いた時には既に遅く。
慣性の法則でドリンクは零れた。

―――上条がさっきまで書いていた手紙に。

烏龍茶が手紙を呑み込み、文字が滲んで紙が濡れて……使い物にならなくなってしまった。
上条はピタリと停止し、微動だにしない。凝視する視線の先には手紙。

暫し静寂と沈黙が訪れる。



一方「……はァ、だからテメェは三下なンだよ」



心底呆れたように溜息を吐いて続けたセリフが、止まった時間を動き出す引き金。
185 :977 [saga]:2011/04/01(金) 01:46:00.67 ID:hmootBDDO
上条は銜えた煙草を灰皿に起き、横に座る垣根に向き直って、首根っこを捕らえる。

その行動の意味を理解する彼は明確に狼狽。
一瞬で背筋に焦りの汗が流れ、大洪水中だ。両手を上条に突き出し、彼の憤りを宥めようと必死に抗う。



垣根「ま、待てリーダー落ち着け! ていうか落ち着いて下さい。話し合えば判り合える、人類皆兄弟ッ!!
そうだろ? リーダー? 俺達仕事仲間であり親友じゃないか。
暗部組織だからどうした俺達仲良し万歳三唱ォ!! もはや身も心も一心同体だぜ!」



首を掴まれたままの状態で弁明。
しかし上条当麻は依然と変わらない。

当然、垣根は動揺の色が出る。
リーダーの空気が全く弛緩しないのだ。これは非常に拙い。



垣根「……い、いやっ!! ごめん!! 俺が悪かった、申し訳ありませんでした!! この身に有り余る行動を致しました事を認めますっ。
だからお願い許してっ、止めてっ、離してっ、僕を一人にしてっ!!」



反省の様子は皆無。
救いの余地無し。
上条はそう判断をする。



浜面「無駄だと思うぞ? 言わなくても判ってると思うけど」

一方「究極の自業自得だボケ」



他の仲間も、助ける気は絶無。
これで彼の逃げる道は封鎖された。



垣根「は、薄情―――」

上条「歯ぁ食い縛れよ」



不敵な笑みを浮かべると、右手の拳を振りかぶり、



上条「自粛の文字を学べ馬鹿野郎」
186 :977 [sage]:2011/04/01(金) 01:47:43.61 ID:hmootBDDO
以上です。お粗末な物を、どうもすいません

設定は原作一巻より前の七月中旬辺りです
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/04/01(金) 01:50:07.14 ID:tYp8PLuJo
面白そうだなあこれ
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/01(金) 02:06:04.49 ID:udRLnGHDO
上条さん誰てめぇ状態
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/04/01(金) 02:06:21.00 ID:q1pYsYvAO

続きが気になるぜ!
サンデーGXでやってそう
190 :名無しNIPPER [sage]:2011/04/01(金) 02:14:48.46 ID:G+S0NRRAO
>>189を見て俺の中で学園都市がロアナプラになった
いや、治安の悪さではいい勝負か…?

>>186
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/01(金) 02:45:02.93 ID:WSl0Qj1DO
超電磁砲2期 2011年夏放送決定!
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/river/1299720645/

キタ━ヽ( ゚∀゚)ノ┌┛)`д゚)
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/01(金) 02:53:26.29 ID:W2zSSHC90
>>179-185 めっちゃ面白い…!!すっごいカッコいい!!
アウトローな少年たちが徒党を組むのって燃えるな…やっぱ

スレ立てたら絶対読みます。
193 :釣られたorz :2011/04/01(金) 07:33:53.83 ID:NL4z3dXX0
>>191
そういえば今日は4月1日だもんな……
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/01(金) 09:12:10.16 ID:PkqR8clIO
>>191
iPhoneだと川原ダム等のスレ、とか出るからモロバレなのよな
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/01(金) 10:42:05.39 ID:UGx29pIko
スレチなんだけど、御坂「いくわよ幻想殺し」ってどうなったっけ
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/01(金) 11:57:07.72 ID:l4QBdAn60
>>195
御坂「名前を呼んで 

で続きやってるよ

197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/01(金) 16:06:53.05 ID:51s5W3qz0
書いたはいいが投下するのに手間がわからん
いや全然わからんってわけじゃないが結構勇気要るな
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/01(金) 16:18:39.63 ID:XZn2VX7jo
勇気を乗り越えるのは大切だぞ、後回しにしても後退しかしないソース俺
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/01(金) 16:20:39.89 ID:l4QBdAn60
>>191
ちくしょう・・・!!
URLにriverって入ってるのに・・・
ちくしょう・・・
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/04/01(金) 16:23:37.69 ID:aYfvpJ9h0
セイヴェルン姉妹で1レスいただきます
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/04/01(金) 16:25:59.39 ID:aYfvpJ9h0
フレメア「おねーちゃん」

フレンダ「どうしたのフレメア?」

フレメア「ばんごはん、まだ?」

フレンダ「ちょーっと待ってね、あとちょっとでできるからさっ」

フレメア「大体わかった……けど」

フレンダ「うん?」

フレメア「煙、でてる」

フレンダ「……な、なはははははー……、す、スモークにすればおいしくなる訳よ」

フレメア「こげてる」

フレンダ「……むぅ」

フレメア「今日も失敗?」

フレンダ「ごめんね。結局、おねーちゃん料理下手だから……」

フレメア「大体大丈夫。サバ缶すきだから、にゃあ」

フレンダ「フレメア〜……、いつか本物のサバ焼き食べさせてあげるからねっ」

フレメア「うんっ、たのしみ」


以上です。
こんな感じでサバ缶にハマっていくセイヴェルン姉妹。
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/01(金) 17:12:28.14 ID:51s5W3qz0
そろそろ投下してもいいかな?
初めてだから失敗するかも知らんが
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/01(金) 17:17:27.19 ID:51s5W3qz0
じゃあ投下する
百合子ネタ変態注意
だいたい9レスぐらい
204 :圧迫祭 [saga]:2011/04/01(金) 17:20:24.64 ID:51s5W3qz0
打ち止め「あなた!あの人の好みが分かったよ!ってミサカはミサカは報告してみたり」

一方通行「本当かァ?!」

打ち止め「うん!貧乳で可愛い系の服着た子 だって!今、MNWで話題になってるの」

一方通行「…!かわいいか……」

打ち止め「あなた自信持って!大丈夫だよ、あなたの笑顔はかわいいから女の子らしい服着てニッコリすればイケるよってミサカはミサ
カは勇気づけてみたり」

一方通行「でも…こンな顔だしよォ、かわいい服なンざ持ってねェし…」

打ち止め「そーいうネガティブ禁止!はい禁止!それに似合うってミサカはミサカは保証する」

一方通行「……がンばる」

打ち止め「うん頑張ってね」

一方通行「だが服がねェのは事実だぞ」

打ち止め「女の子なのにスカートの一つもないなんてってミサカはミサカは呆れてみたり。でも服なんて今から揃えればいいんだよ」

一方通行「服買いにいくのかァ……イヤだ」

打ち止め「いつかは買いにいこうね。でもとりあえずは良い案があるんだってミサカはミサカはこしょこしょ…」
205 :圧迫祭 [saga]:2011/04/01(金) 17:22:32.17 ID:51s5W3qz0

上条「青ピ〜アレ手には入ったか?」

青ピ「モチロンやで上やん。ほい」

上条「助かる!いや〜最近何時も買おうするとなくなってて買えなくてさ」

青ピ「いいんやって。同士の為なら火の中水の中」

上条「ははっ。大袈裟だなぁ」

青ピ「でもうれしいなあ。上やんもようやく良さにきづいたかあ」

上条「あとは土御門だけだな」

土御門「俺は遠慮しとくにゃーメイド一筋だしソレは舞夏全否定だしにゃー」

上条「まあな。特殊性癖なのは自覚してるしな。……ハアハア、今回もいい展開だ」

青ピ「そこからの展開がやなあ…」

上条「やめろって、今読んでんだから」

土御門(正直理解出来んぜよ。アレだけ相手がいて何でそっちに行くんだにゃー。まあ女難なのは否めないからいつかはなっちまうかもな
とは冗談で言ったことはあったけど)

上条「どうした土御門?」

土御門「なんでもないにゃー」

土御門(まだアレなだけ真性というわけではなさそうだが…女に未練があるのか…?やはり)
206 :圧迫祭 [saga]:2011/04/01(金) 17:24:45.05 ID:51s5W3qz0
放課後

上条「〜♪」

一方通行「お、おい!三下!」

上条「なっ、一方通…行?」

一方通行「…変か?やっばり」

上条「いやどうしたんだその格好!制服?」

一方通行「変か?って聞いてンだよ!」

上条「い、いや、あの正直最高ですけど…」

一方通行「!本当かァ?!」パアア

上条(か、かわいい)

上条(な、なんだこれは?幻想か、幻想なのか?目の前に恋い焦がれた…

男の娘がいるぞ…

一方通行(打ち止めの言ったとおりだった。うれしい。俺なンかの制服であンなこと言ってくれるなンて)

一方通行(勇気を出してよかった。俺でも一端の女の子みたいにできンじゃねェか)

一方通行(うれしい、本当にうれしい。顔が熱ィ、変じゃねェかな。にやけちまう)

上条(何でこいつ女装なんてやってるんだ……そういう趣味でもあったのか)

上条(でも色白いし肌きれいだしやっぱアリだな…いやむしろ完璧だ)

上条(フリルのあるスカートから伸びる生足・・・恥ずかしそうにもじもじするふともも・・・ゆらゆらするプリーツ…やわらかそうなふともも
…ナシとアリの間を往く顔…顔でもにもにしたいふともも…)
207 :圧迫祭 [saga]:2011/04/01(金) 17:26:01.60 ID:51s5W3qz0

上条「一方通行、その場で回ってみてくれ」

一方通行「あ、ああ」クルリ

上条「いや、もうちょっとこう…スカート翻す感じで」

一方通行「わかった」クルンヒラッ

上条「おお…スカートの中が…フリルが…」

一方通行「なっ…テメェ!騙しやがったな!」

上条「見てない!パンツは見てない!俺はお前のふとももしか見てない!」

一方通行「一緒だ一緒!この変態!」

上条(もっと言ってくれ)
上条「違う!パンチラがするのとしないのとでは絶対的な違いがある!」

一方通行「知らねェよ!畜生ォ…恥ずかしい思いしてこんな格好したってのに最悪だァ…」

上条「そういえばどうしてそんな格好してきたんだ?」

一方通行「それは…その、あの、お、お前にその…見て、欲しくてその」

上条「俺のため…?」

一方通行「か、かわいいって言われてみたくて」

一方通行「な、なのにこんな、こんな目に遭うつもりなンざ無かったのに」グスグス

上条「わーっ泣くな一方通行!かわいい!かわいいから!」

一方通行「なぐさめなンているか!」

上条「なぐさめなんかじゃねぇよ!かわいくなかったらふともも見たいなんて思うか!」

一方通行「…本当か?」

上条「本当だ!正直言うともっとふわふわひらひらしたのを着て欲しい」キリッ

一方通行「もっとかわいいの…?でも、そんな服持ってねェ。これも貸衣装だし」

上条「家に来てくれ。家に一杯ある」

一方通行(何で一杯あるンだよ…でも、三下の家…)

一方通行「…行く」

上条「じゃあ、こっちだ」

一方通行「うン」

上条(よっしゃああああああ念願の男の娘ゲットぉぉぉぉぉぉぉっ)
208 :圧迫祭 [saga]:2011/04/01(金) 17:27:36.03 ID:51s5W3qz0
上条さん家


上条「ゆっくりしてくれ」

一方通行「お、お邪魔しまァす」

上条「お茶と服持ってくるな」

一方通行「お構いなくゥ」

一方通行(ああ、これ全部三下のものなのかァ…?においも、あのシャツも、全部)

一方通行(しあわせ…)ゴロゴロ

上条「これなんだけどー」

一方通行「は、はいィィィィっ」

上条「どうしたんだ?」

一方通行「な、何でもねェよ!」

上条(おお…スカートがめくれてふとももが・・・畜生パンツ見えねぇ。何色はいてるんだろう?黒か赤か白か…水玉とかもしかして穿いてないとか)

上条「今さ、ちょうど居候がいないみたいでさーちょうどいいから今着てくれないかな」ドサ

一方通行「居候?」

上条「女の子なんだけどなー」ドサドサ

一方通行(ああ、だからこんなにあるのか…女の子かァ…そうだよなァ、こンなかっこいいのに彼女がいないなンて都合よすぎだよなァ」

上条「別に彼女ではないぞ?」

一方通行「あ、アア?!口に出てたのか?!」

上条「思いっきり。あと、これは別にソイツのお古ってわけじゃないから心配すんな」ドサドサ

一方通行「お、おう。っつーか多いな」

上条「いつか似合う奴に着て貰おうと思ってな・・・気がついたらこんなに」

上条「じゃあまずこれ着てくれ」

一方通行「ふりふり…うン着てくる」

上条「ここで着替えないのか?」

一方通行「アホかテメェは」テクテク
209 :圧迫祭 [saga]:2011/04/01(金) 17:29:17.33 ID:51s5W3qz0

上条「…しっかし一方通行かわいいなぁ。あんな逸材が近くにいたなんてなぁ。しかも俺のためにとか…夢かもしかして」

上条(しかしふともも…って俺さっきからふとももしか言ってねえな。ふとももの魔力恐るべし…でも褒めると真っ赤になる顔もすてがたいな。地味にスカート抑えてる腕とか…いやふとももの勝ちだな)

上条(アイツのふとももに顔埋めてぇ・・・いやむしろ股間に顔埋めたいなあ。もみもみしたいなあ。こう…スカート捲って慌ててるところにダイブしてまくらにしたい…あの小さいお尻でもいいかもなあ)

かちゃ

一方通行「…着たぞ」

上条「おお…似合ってる」

一方通行「そ、そうか?えへへェ…」ヒラヒラ

上条「ちょっといいか?」ノソノソ

一方通行「?っておい!」

上条は唐突に動き始めると一方通行の下に寝そべった。一方通行の開いている足のあいだに挟まり、斜め上を見る。もちろんそこにはももいろの世界が広がっているのだが――フリルが邪魔をして肝心なところが見えない。
呆気にとられた一方通行が慌ててスカートを押さえる。そこでまたスカートのフリルが揺れ、先ほどまで見えていなかった部分がチラリと見えた。上条は夢にまで見た景色に顔がふにゃりとした。変態である。

上条「とりあえずそのまましゃがんでくれない?」

一方通行「へ、変態!この変態野朗!殺すぞ!」

上条「あ、見えそう…もう少し右に」

一方通行「なっ…右にって…テメェ悪びれもせずよくもそんなことが…ァッ!」

大きく腕を振りかぶった一方通行がゆらりと揺れる。
危ない、そう思った上条はおもわず隣にあった白い足首を掴んだ。すべすべとした触感に舐めたい、そう思ったとき、
210 :圧迫祭 [saga]:2011/04/01(金) 17:30:50.38 ID:51s5W3qz0
一方通行「きゃン!」

どさ

上条「?」モニュ

一瞬で目の前が真っ暗になった。何が起こったのか。ふにふにとした実にいい何かが顔を圧迫している。滑らかな生地が顔の一部に触れていた。

これは…パンツ!

そう、パンツだ。
きっとパンツだ。男たちの夢、浪漫。
しかし暗すぎて見えない。それがまたもどかしくいい。ということは顔のふにふには夢にまで見たふとももかあの魅惑の尻か。
舐めたい―――瞬間わきあがった欲望に思わず従いそうになる。しかし上条は思った。もっと顔ですべすべを堪能すべきだと。
ぶらさがっているであろうブツを布越しにも味わって見るべきだと。
そして上条は顔を股間に擦り付けた。

上条「もが、もががががが…」モゾモゾ

一方通行「きゃ、きゃあああああああああっ」

一方通行は自分の股の違和感に悲鳴を発した。
もぞもぞと動く何かを強く腿で挟みながら下にある異物はなんなのか、そもそもこの事態はどういうことなのか必死に考える。一方通行は突然の事態に軽くパニックを起こしていた。

一方通行「あっ、あン、やっやだ・・・っ」

上条「ふんふんもがもが」

一方通行(この声…あっそうだ思い出した下にいるのは三下だった!)

一方通行「すまねェ、今どく、どくから」

上条「!もががががもが」ガシッ

一方通行「きゃあッ!何で、なンなンですか、なンで足掴ンでンだ!離せ!」ガタンモニッ

一方通行が退こうと動くたびに上条は足首をつかみ引っ張る。そのたびに少し浮いていた尻が上条の顔に乗った。どんな技術であろうとも再現できないだろうやわらかさに埋もれるたびに、なんともいえない幸福感に上条は脇に置いてあったふとももを揉んだ。もにもに、もにもにと。変態である。
しかし一方通行は動く、この変態から逃れるために。
211 :圧迫祭 [saga]:2011/04/01(金) 17:31:52.53 ID:51s5W3qz0
一方通行「もうやめやがれこの変態!お前が尻好きなのはわかった!離せェェェェェェ」

一方通行前に手をつき離れようと尻を持ち上げた、ちょうど上条に尻を突きつけるようなポーズになる。
そして上条の視界に光が戻った。

上条「――!見えた」

そこにあったのは――――揉んでくれといわんばかりに突き出された2つの肉だった。ほどよく脂肪がつき、割れ目に顔を突っ込みたいと誰にでも思わせるような尻があった。
しかしそこにはあるべき布が無い。もっと言えばパンツが無かった。上条がもしかして穿いてないのかと期待を確信に変えようとしたとき、うずまりたい割れ目に一本の紐を見つけた。Tバック、と呼ばれているものだった。誘惑したい一心に勇気を振り絞り穿いたであろうTバック。しかし中身にしか興味が無い上条はあっさり流す。

上条「何ださっきの布はパンツじゃなかったのか。残念だ。じゃあ次はぺろぺろだな」

一方通行「えっ?ぺろぺろ?舐める?待てそういうのは順序ってもンが―――」

ぺろぺろ、そんな擬音がしたような気がした一方通行は自分の股あたりに視線を向ける。がしり、と強く尻を掴まれ動きが止まる。再び上条の顔が股に当たるのを感じ取って一瞬後、熱くぬめった何かが自分の×××に感じた。

上条「おまえ、ペロ、本当にペロペロ小さいんだな」ペロペロ

一方通行「―――――――ッ?!」

ぞわり、と身の毛のよだつような光景。
自分の思い人が変態のような顔で股を舐めていた。寒気と同時に少々の喜びと快感を感じながら一方通行は1つの言葉に引っかかりを覚えた。
―――小さい?

一方通行(確かに俺は貧乳だがよォ…それじゃねェ気がする。アイツは今股に顔埋めンだよなァ…股?まさか…)

上条「ペロでも俺は短小包茎でもオールOKだ」モグモグ

一方通行「短小…包…茎…?」
212 :圧迫祭 [saga]:2011/04/01(金) 17:32:53.98 ID:51s5W3qz0
思考が停止する。
短小?短小ってなンだっけ?短くて小さいもの?
あれ?おれそンなのついてたっけ?

上条「じゃあ次は前でももみもみするか…」

一方通行「待て待て待てお前さっき散々揉ンだろォが!つーかテメェなんか勘違いしてねェか!あッ」

上条「本当に小さいなーかわいいなあ」スッ

一方通行「あッ、ど、こに指ィ入れようとッ、してやがンだ!そこは尻の穴だろうが!」

上条「男の娘なんだからそりゃアナルにいれるにきまってるだろ?」ヌチャヌチャ

一方通行「何でだよ!ちゃんとした穴があンだろうがよ!専用なンが前に1つ!」

上条「尿道プレイ…だと…?」モミモミ

一方通行「ちげェェェェエエよ!お前保健体育やったのかよちゃンと!」

上条「ああ、大好きだった」モミモミ

一方通行「好きな割に出来は散々みてェだなァ!いっそココで教えてやろうか!クソッたれ!」

上条「ぜひお願いします。パンツずらしてっと・・・じゃあ生で舐めるぞ」

一方通行「いやああああああやめろおおおおおお」



土御門「そこまでだ上やん!!早まるんじゃない!」
213 :圧迫祭 [saga]:2011/04/01(金) 17:33:35.20 ID:51s5W3qz0
上条「あれ?土御門?」

一方通行「ひぐ、あっ、土…御門?」

土御門「…なっ(顔面騎乗位だと…)」

土御門がドアをひらくとそこには、尻を丸出しで上条の顔に乗っている一方通行と、幸福そうな顔でアナルをぺろぺろしている上条の姿があった。おそらく使用済みであろうコスプレ衣装の数々や一方通行が了承しなければ取れないであろう体勢を見て土御門は

土御門「あっ失礼しました」ガチャ

ドアを閉めた。
「何で入らないの?ってミサカはミサカは尋ねてみたり」「2人で楽そうに遊んでたぜよ。邪魔しちゃ悪いにゃー」「そっかよかった、ってミサカはミサカはうれしいけど娘が嫁に行くような気持ちになってしんみりしたり」
声は離れていった。

一方通行「土御門ォ…打ち止めァ…?」

上条「土御門の奴何しに来たんだろうなぁ」ヌチャヌチャズブ

一方通行「やっ指?!やめろどうせやるならせめて前にってやアアアアアアアアッ」グチュグチュ
214 :圧迫祭 [saga]:2011/04/01(金) 17:34:59.42 ID:51s5W3qz0
土御門(上やん…お前は男の娘症候群から立ち直れたんだな…禁書目録や超電磁砲を始めとする女難の数々のトラウマからやっと…)

土御門(本人たちに悪意がなくて上やんも対応に困った挙句に走った行動だった。誰も悪くない、悲劇だった。女にかかわるたびに起こる災難、それを避けるために上やんは男の娘に走った…。男が好きになったわけじゃないことはわかっていた。だからこそ俺は悲しかった)

土御門(一方通行…お前の恋心が上やんを救ってくれたのか…感謝しないとな)

打ち止め「今ごろふたりは仲良くなってるのかな?」

土御門「ああ…きっとな」

end
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/01(金) 17:36:23.15 ID:51s5W3qz0
以上終了です
ふとともの魔力にやられたのは上条さんではなく間違いなく俺
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2011/04/01(金) 17:43:21.42 ID:D4LSe2P2o

エロパロ板に来たかと思った
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/01(金) 17:45:02.04 ID:2Ib7dtozo
>>201

セイヴェルン姉妹ネタもっと増えるといいな
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/01(金) 17:56:31.41 ID:51s5W3qz0
>>216あーギャグだし入れてないしアホみたいな奴だからセーフかと思ったけどアウトか
すまんかった
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/01(金) 17:57:44.17 ID:HQxADB9no
あらかじめ変態って注意書きしてるし別に良いんじゃないの
まぁ俺は読んでないからどんなレベルか分かんないんだけどさ
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/01(金) 18:07:50.98 ID:XZn2VX7jo
あらかじめ注意書きしてあるし本番はないし問題無いと思いました
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/01(金) 18:21:55.09 ID:km2jcPy/0
gj
百合子たんかわいい
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/01(金) 18:37:04.60 ID:pdaq3B15o
改行してくれ
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/01(金) 21:03:09.03 ID:6+hrmBRt0
百合子かわいすぎだろ、乙です

投下します、たぶん10レス キャラ大崩壊、色々無視で無茶苦茶です
男→男の要素も含まれるので苦手な方はごめんなさい
224 :上条「お前が……欲しい」 [saga]:2011/04/01(金) 21:04:46.08 ID:6+hrmBRt0


土御門「カミやん、大事な話があるんだけど……聞いてくれるかにゃー?」

上条「なんだよ土御門。まさか……また事件か!?」

土御門「いや、違う。でもとても言いづらい事なんだ」

上条「お前と俺の仲だろ? 今更何言ってるんだよ」

土御門「カミやん……じゃあ、言うぜよ。実は俺……カミやんの事が好きだったんだ!」

上条「なんだそんな事か……はああああああ!?」

土御門「ごめんな、急にこんな事言って。でも……もうこの気持ちを抑えきれない」

上条「え、ええ!? マジなのか……」

土御門「ああ……自分でもわからないが、気付いたらカミやんの腕に抱かれたい、とか耳元でささやいて欲しいとか考えるようになっていた。
     これは……恋だよな?」

上条「いや、そんな事上条さんにいわれましても……そもそも俺とお前は男同士じゃ」

土御門「……そんなの関係ないぜよ! カミやん、俺を、いや……俺だけを見てくれ!」

上条「土御門……」


土御門「カミやん……いや、当麻……」

青ピ「二人とも、ちょっと待ちい」

土御門「……チッ」

上条「い、いいところに来てくれた。ちょっと助けてくれ!」

青ピ「カミやん、ボクが来たからには安心しい」

上条「ありがとう……今はお前だけが頼りだ」

青ピ「ああ、他でもないカミやんに頼られるなんてボク……興奮してまうわ!」

上条「……あれ?」

青ピ「カミやん、こんな男ほっといて二人で熱い濃い時間を過ごそうな」

上条「ブルーピアス……お前もか」
225 :上条「お前が……欲しい」2/10 [saga]:2011/04/01(金) 21:06:01.71 ID:6+hrmBRt0


青ピ「つっちー、ボクのカミやんから離れてもらえんかな」

土御門「何言ってるんだ。カミやんは俺のものだ、お前なんかに渡せない」

上条「どうなってるんだこれ……」

青ピ「ボクの方がカミやんを愛してるに決まっとるやろ」

土御門「俺はカミやんのためなら命を落とすことも厭わない。これは本気だ」

上条「野郎に愛を語られても寒気しかしないのでございますが……」

青ピ「……こうなったら、直接カミやんに聞くしか無いみたいやな」

土御門「ああ、結果はわかりきっているが、白黒はっきりつけようか」

青ピ「カミやん」 土御門「どっちを選ぶんだ?」

上条「はあ!? 別に俺は男に興味なんか……」

青ピ「……そういうんやったら仕方ないな」

土御門「ああ……仕方ない」

上条「え? え? 何、何なの何ですか!? 嫌な予感がするんですけど!?」

青ピ「簡単なことや、二人で同時にカミやんを愛せばいいんやで」

土御門「ああ、三馬鹿はいつでも一緒ぜよ」

上条「断固拒否したいのでございますが!」

土御門「却下」

青ピ「カミやんにも……穴はあるんやな」

上条「ひいっ!? 誰か助けてー!!」

土御門「……くくく、あっはっは!!」

青ピ「たはは、カミやんナイスリアクション!」

上条「……へっ?」

土御門「カミやん、今日は何の日かにゃー?」

上条「今日は四月一日……あああああ!!」

青ピ「やーい、騙されたー。カミやんのあほー」

上条「……むかつくけどちょっとホッとした」


226 :上条「お前が……欲しい」3/10 [saga]:2011/04/01(金) 21:07:24.05 ID:6+hrmBRt0


土御門「まあカミやんは人がいいから、すぐ騙されちゃうにゃー」

上条「……訂正、やっぱりすげえムカつく!」

土御門「今日は何を言っても許される日ぜよ。怒らない怒らない」

青ピ「悔しかったらカミやんも嘘ついてみたらいいんちゃう?」

土御門「でもアホのカミやんに人が騙せるかにゃー?」

青ピ「それもそやな」

上条「……いいぜ、俺が人を騙せないって思ってるのなら……
    まずはそのふざけたイベント(エイプリルフール)を楽しむ!」

青ピ「まあせいぜい頑張ってなー」


―――


上条「しかしどんな嘘をつけばいいんだろうか……さっぱり思いつかん」

上条「そうか、あいつらみたいに告白すれば……これならいけるかも!」

上条「ふっふっふ、上条さんの見事な騙しテクニックであいつらを超えてやる!」


土御門・青ピ「……計画通り!」
227 :上条「お前が……欲しい」4/10 [saga]:2011/04/01(金) 21:08:30.72 ID:6+hrmBRt0


街中

上条「まずは誰を……おっ、いいところに丁度いい相手が居た」

上条「おーい、ビリビリー!」

美琴「ん? なんだ、アンタか……ってビリビリ言うなって言ってんでしょ!」

上条「まあまあ、実はお前に話があるんだ。聞いてくれるか?」

美琴「話? ふーん……でも私今忙しいのよねー。どうでもいい話だったら聞かないわよ?」

上条「いや、とても大事な話なんだ……御坂、お前に聞いてほしい」イケメン

美琴(な、なんなのこの雰囲気……もしかして、まさかひょっとして!?)

上条「御坂、俺……お前が欲しいんだ」

美琴(キタキタキタ〜!!)

美琴「ア、アンタ本気なの?」

上条「ああ、今日(エイプリルフール)だけは本気だ。信じてくれ」

美琴「でも……急に言われてもその……心の準備が」

上条「そうだよな……でも、別に返事なんかいらないんだ。ただ信じてほしい」

上条「俺はお前を、愛してる」メッチャイケメン

美琴(ふ、ふにゃー)

上条「……恥ずかしいから俺はもう行くよ。じゃあな、御坂。いや……美琴」

美琴(今、名前で……! もうだめ……)

上条(ふっふっふ、上条さんの演技もなかなかじゃないか!
まあビリビリは俺の事勝負相手としか思っていないだろうからフォローしなくてもいいよな)
228 :上条「お前が……欲しい」5/10 [saga]:2011/04/01(金) 21:09:26.20 ID:6+hrmBRt0




上条「さて、次は誰を……お、あそこに見えるは……」

上条「吹寄、こんなところで何やってるんだ?」

吹寄「上条当麻か……貴様には関係ないでしょ」

上条「まあそれはそうなんだけど、その大量のパンが気になって」

吹寄「これ? これは頭脳パンEXよ。貴様も一つ食べる?」

上条「いや、別にいいよ。しかし随分買い込んだな……」

吹寄「なぜか大量に余って投げ売りされていたのよ。おかしいわね……こんなに美味しいのに」

上条「相変わらずだな……じゃなくて、結構重そうだし手伝おうか?」

吹寄「……何が狙いなの?」

上条「ただ親切心で言ったんだが……下心なんてねえっつうの」

吹寄「まあいいわ、貴様がそこまで言うなら持たせてあげる」

上条「……なんかいつもとキャラが違ってないか?」

吹寄「何か言った?」

上条「何にも言ってないのでございますよ」

上条(次のターゲットは決定だな)
229 :上条「お前が……欲しい」6/10 [saga]:2011/04/01(金) 21:10:22.10 ID:6+hrmBRt0


吹寄「ふう……ここまででいいわ、ありがとう」

上条「ああ、俺も吹寄の力になれて嬉しいよ」

吹寄「……頭でもぶつけたの?」

上条「いや、本気でそう思ってるんだって。お前は優しいし、俺の事も気遣ってくれるしさ」

吹寄「寒気がするわ……」

上条(さすが吹寄、手ごわいな……しかし今日の上条さんは一味違うんだ!)

上条「なあ、吹寄。さっき下心なんて無いって言ったけど……あれは嘘だ」

吹寄「……えっ?」

上条「少しでもお前と長い時間一緒にいたかった。それで今こうして荷物を持っているんだよ」

吹寄「上条当麻、冗談ならやめてくれる?」

上条「お前がどう思っても構わない。でもな、吹寄、これだけは聞いてほしい」

上条「上条当麻は、吹寄と一緒にいる時が人生で一番の幸せな時間なんだよ」

吹寄「……何を言っているのかわからないわ」

上条「ああ、俺もうまく伝えられなくて困ってるんだ……でも、はっきり言えるのは」

上条「吹寄が側にいてくれれば、それでいいんだ」

吹寄「上条……当麻」

上条「ごめんな、俺……どうかしてるみたいだ。悪い!」

吹寄「あっ、待ちなさいよ! って、行っちゃった……」

吹寄「あいつ、いったいどういうつもり……いや、つまり……そういうこと、なの?」

吹寄「なんなの、このモヤモヤは……やっぱり上条当麻には一言いうべきよ……ね」


上条(いやー今回もいい感じだったな。まあ吹寄ならすぐに気づくだろう)

230 :上条「お前が……欲しい」7/10 [saga]:2011/04/01(金) 21:11:33.34 ID:6+hrmBRt0


その後

上条「御坂妹、ネックレスなんてなくても、俺はいつでもお前を見分けられるよ。
なぜなら……心からお前のことを想っているから」

御坂妹「幸せすぎて何が何だか……とミサカは心のドキドキを隠せません」

上条「ああ、お前は空気かもしれない。でも、空気がなかったら俺は生きていけないな」

姫神「……もう。ヒロインの座なんて。いらない」

上条「先生の魅力は、俺だけが知ってればいいんですよ」

小萌「か、上条ちゃん……」

上条「俺は力は無いけど……お前を守りたいんだ! いつまでも、そして永遠に」

神裂「そ、そんな、いけません! でも、私も……」

上条「今度は……俺が五和におしぼりを渡すよ」

五和「そ、それってもしかして……ああ、上条さん……」


―――


上条「なんだかみんな、騙されてるみたいだな。俺ってやっぱり演技の才能が……」

上条「無能力者の俺でも優れているものがあったんだなあ……さあて、あと一人くら……おっと」ドンッ

??「いってェなァ……どこ見て歩いてンだよ」

上条「あ、すいません……ってお前は、一方通行!?」

一方通行「あァ? ンだよ、三下か」
231 :上条「お前が……欲しい」7/10 [saga]:2011/04/01(金) 21:12:38.53 ID:6+hrmBRt0




上条「まさかお前と会うとは……」

一方通行「チッ……胸糞悪ィ」

上条(相変わらずの態度だな……よし、今日の上条さんならこいつも騙せるはず!)

上条「なあ、一方通行。今時間あるか?」

一方通行「ハァ? お前と話す事なンてねェンだよ、とっとと失せろ」

上条(話すことすら許されない……さすが第一位だ)

上条「まあまあ、そういわずに少しくらい」

一方通行「馴れ馴れしくすンな、失せろ」

上条(くっ……こうなったら小細工は無しだ、ストレートに!)

上条「一方通行!」

一方通行「うおっ……急に大声出すンじゃねェよクソッタレ!」

上条「いいから聞け! 俺はお前が……大好きだああああああああ!!!!」

一方通行「……! な、なに言ってやがンだてめェ!」

上条「愛してるんだよ! 一方通行!! 俺にはお前が必要なんだああああ!!!!」

一方通行「や、やめてェ! そンな事大声で言わないでェ!」

上条「はあ……はあ……ごめん、でもこれだけは伝えたかったんだ」

一方通行「三下……」

上条「……また、逢えたら嬉しい。じゃあな、一方通行、俺の最愛の人」

一方通行「あっ……三下、いや……上条さン……」

232 :上条「お前が……欲しい」9/11 [saga]:2011/04/01(金) 21:13:43.63 ID:6+hrmBRt0


次の日 とある教室

青ピ「どうやったカミやん。エイプリルフールは楽しめたんか?」

上条「ああ、ばっちりみんなに嘘言ってきた。でもその日のうちに誰にもばれなかったみたいでさ
   俺ってやっぱり演技の才能があるのかもなー」

土御門(どうやらカミやんのやつ、俺たちの予想通り色んな人に告白しまくったみたいぜよ)

青ピ(せやな、そしてもうそろそろ……来たで!)

吹寄「上条当麻。き、昨日の話だけど……」

上条「おう、吹寄。昨日の……ああ、アレね。もうわかってると思うけどアレは」

吹寄「貴様がそこまで言うのなら……私と一緒にいる時間、作ってあげる」

上条「……へ?」

土御門・青ピ(キタキタキタ〜!)

上条「あのー……どういうことでせうか?」

吹寄「何よ……それくらい察しなさい。その……上じょ……じゃなくて、当麻……」

上条「え? 今、当麻って?」

吹寄「当麻って結構意地悪なのね……でも、嫌いじゃないわ」

土御門(対カミジョー属性……墜つ!)

姫神「上条くん。これ。どういうこと?」

上条「あ、ああ姫神……ってなんでせうかその後ろから出てる黒いオーラは!?」

姫神「上条くんは。私が居ないと生きられないと。言った」

吹寄「……本当なの?」

上条「え? 確かに言ったけど、アレは別にそういうのではなくて」

姫神「それ。遊びだったってこと?」

上条「遊びと言えば……遊びなのかな」

姫神「……! 許さない。絶対に……!」

青ピ(カミやん、アウトー)
233 :上条「お前が……欲しい」10/11 [saga]:2011/04/01(金) 21:14:38.10 ID:6+hrmBRt0



小萌「上条ちゃん……どういうことですか?」

上条「はい? って小萌先生の目が光彩を失っている!?」

美琴「ちょっと……これはどういうことかしら?」

上条「み、御坂!? お前なんでここに!」

美琴「お弁当とか渡してみよっかなーとか思ってこっそり入ってきたら……ずいぶん楽しそうじゃない」

上条「あのー……そのいつもの百倍位のビリビリはいったい……」

美琴「……消えろ!」

上条「ひいっ!?」

御坂妹「お姉様、ミサカも手伝います、とミサカはお姉様と憎しみのダブルバスターコレダー!!」

上条「い、いったいどういうことなんだ!?」

神裂「それはこっちの台詞です」

上条「神裂! 頼む、助けてく 神裂「救われぬ者に救いの手を(Salvere000)」

上条「それってたしか魔法名……」

神裂「ええ、殺し名でもあります」

上条「に、逃げなきゃ、逃げなきゃ、逃げなきゃ逃げなきゃ逃げなきゃ!!」

五和「上条さん?」

上条「い、五和! って、まさかお前も!」

五和「……『浮気者崩し』!!」

上条「ふ、不幸だあああああ!!」
234 :上条「お前が……欲しい」11/11 [saga]:2011/04/01(金) 21:16:30.45 ID:6+hrmBRt0


土御門「いやー予想通りこうなったぜよ」

青ピ「女の子にウソ告白とか絶対やっちゃあかんことやもんな」

土御門「しかし恐るべきは、告白が全部成功してるってことだにゃー」

青ピ「まあ、カミやんにはええ薬になったんちゃう?」

土御門「まったくだにゃー」


―――


打ち止め「……10032号からの情報は以上だよ、ってミサカはミサカはがっくりしているあなたに伝えてみる」

一方通行「あァ……そうだよなァ……ヒーローが俺みたいな悪人を好きになるわけなンてねェよなァ」

打ち止め「な、泣いてるの!? ってミサカはミサカはそんなにショックだったのって驚いてみる」

一方通行「うるせェよクソガキ。ただ、ちょっと、ほンの少しだけ、夢を見させてもらったンだ……ただそれだけの事だ」

打ち止め「その黒い翼は……! ってミサカはミサカはもうしーらない」

一方通行「待ってろよ三下ァ……いや、当麻さァン……」
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/01(金) 21:17:49.24 ID:6+hrmBRt0
以上です、これはひどい
四月バカってことで許してください、いろいろ失礼しました
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/01(金) 21:26:26.73 ID:0eijOy4F0
BL基本駄目なんだけど上条さんと一通さんだと割と違和感無く見れてしまうんだよなぁwwwwww
まあそもそも一通さん性別曖昧なんだけれど
乙!
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/01(金) 23:19:56.45 ID:l4QBdAn60
>>231
>や、やめてェ! そンな事大声で言わないでェ!
>あっ……三下、いや……上条さン……

一方通行が可愛い・・・だと・・・!?
これは百合子ちゃんに脳内補完するしかないな
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) :2011/04/01(金) 23:33:55.41 ID:lsmHp7Mv0
四月一日もあと少し……
こんな素晴らしい日には何かしたいと思い、実に8ヶ月ぶりにSS投下しようと
この板に来て前書いた奴の続きモノ書こうと思ったけど2時間じゃ無理だったでござる
何もない状況からじゃなくて原作なりSSなり読みながらじゃないと
自分には構想なんて出てこないようです
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/01(金) 23:40:41.95 ID:buip1CEYo
>>237
何言ってんだ、一方さんはもともとかわいいの塊みたいな生物だろ

>>238
後日になっても「4/1ネタです」で投下していいと思う
自分も真夏にクリスマスネタ書いたりするし
読む側は意外と季節はずれでも気にしない
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) :2011/04/01(金) 23:57:06.73 ID:lsmHp7Mv0
>>239
ありがとう。
何書いてもいいんだ!って思って初めはわくわくしてたんだ……

しかたないので別の没ネタを嘘出出しとして投下します。
if設定です。
241 :一方通行がヤンデレにモテモテになる話 1/3 [saga]:2011/04/01(金) 23:58:32.55 ID:lsmHp7Mv0

早朝と言うにはまだ早い時間に起きた俺は、乾いた喉を潤そうと自室のドアを開けてリビングに出た

第三次世界大戦が終わってから数日、俺は今まで通り「安穏と」暮らしている

周りの闇を取っ払い、馬鹿が馬鹿のまま暮らせるようにしてその馬鹿を見ながら生活する日々だ

落ち着いたと言えば変だが、敵に目を配る必要がない、そんな生活に違和感を覚えながらすごしている

しかし-------------

「……………………」

いつも寝転がっているソファに生き物の気配を感知する

暗がりの中、のほほんとした雰囲気の同居人どもなら出さないだろう気配

それを部屋の一箇所で虚空に向けて発している

-------------俺と同じレベル5の女は

242 :一方通行がヤンデレにモテモテになる話 2/3 [saga]:2011/04/01(金) 23:59:45.51 ID:lsmHp7Mv0

俺はスタスタとその女の前を通り過ぎ、冷蔵庫を開け飲料を確保する

カシャコ、と、プルタブが弾むを音を立てた後、その中身を喉に通す

-----------帰る途中、雪の中に埋もれた女を見つけたのは偶然だった

(何故そこで崩れていたのか興味もねェ、関係もねェ)

助ける必要も義務もなかったが見殺す理由もなかった

「……………………」

手当てのみで済ませるつもりだったが馬鹿が更生だなんだとまた喚いてこいつはここにいる

同じ扱いを受けている俺としては何も言うことはない、こちらに牙を剥かない限りは

他の人間と同じ、居て何をしていようが今まで通り無関心だ

243 :一方通行がヤンデレにモテモテになる話 3/3 [saga]:2011/04/02(土) 00:04:09.56 ID:ZXlLt+800

「……………………」

しかし向こうは気に食わなかったらしい

ぼんやりとこれから寝なおすべきかどうか考えているとぐるりと首をこちらに回し目を向けてくる

澱んだ目だ

その目から全ては汲み取れないがわかるものはある

何故助けたのか、何故警戒しないのか、何故こんな、一般人の中で平然と暮らしているのか

視線にはこの体に込められ続け馴染み過ぎているものもある

凶暴なチカラに慄き、異端を嘲り、より強い力を妬み、排除を望む視線

今まで飽きるほどに受け続け受け流し跳ね返してきた



----------------------------------スキルアウトどもの目だ


244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [saga]:2011/04/02(土) 00:06:55.01 ID:ZXlLt+800
うおお投下中に4月2日に。
始まりもせず終わり。
ヤンデレ→←ヤンデレ。
外面下品な男女の不器用なお付き合いの話。
一方さんが歯牙にもかけないのが彼女をまた苛立たせるっていう。
22巻前に練ってたけど予想以上に麦野がデレたので没になったネタ。
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/02(土) 00:19:34.60 ID:1NlncafTo
おぉ…悪いむぎのんも良いな。この先もドロドロとした感じで面白くなりそうだ
乙ー
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/04/02(土) 00:39:05.97 ID:adJvWr+AO
おつおつ! むぎのんと一方通行……胸熱!
久し振りに投下するぜい。リアルが落ち着いてきたからリハビリ程度に!

もし一方通行と上条が実験凍結後何度かあっていたら……
247 :上条「ん」 :2011/04/02(土) 00:39:35.64 ID:adJvWr+AO
一方通行「…………」

一方通行「……ったくよォ、なァンでこンな所に来たンだっつうの」

一方通行「第一○○三二実験場。ここであの野郎に殴られたンだっけか」

一方通行「…………」

「はぁっ……はぁっ……なんとか撒けたか……?」

一方通行「……ア?」

「ふぅっ……、ってお前は……」

一方通行「……ッハ、あの時の三下か……」

上条「一方通行……こんな所で何してんだ? まさかまた……!」

一方通行「違ェよ」

上条「……そうか。悪かったな」

一方通行「オマエこそ……ここに何の用で来たンだよ」

上条「いや、俺はスキルアウトから命からがら逃げてきた所だけど……」

一方通行「……そォかい」

上条「……なんか、夢みたいだよな。ここであんな事があったなんて」

一方通行「夢じゃねェよ」

上条「……だよな」
248 :上条「ん」 :2011/04/02(土) 00:40:05.66 ID:adJvWr+AO
一方通行「……アイツは」

上条「ん」

一方通行「……オリジナルはどォしてる」

上条「……あいつなら心配ねぇよ。会う度に喧嘩吹っ掛けられてる」

一方通行「……そォか」

上条「なあ一方通行」

一方通行「ン」

上条「……なんでお前はあの実験に加わったんだ?」

一方通行「……最強を超える無敵を手に入れるため」

上条「…………」

一方通行「……って考えてたンだがなァ……」

上条「違うのか」

一方通行「…………その無敵がありゃ誰も刃向かって来ねェ。だから、誰も傷付けずに済む。そォ考えて実験に参加した」

上条「……そうか」

一方通行「けど、そのために一○○三一人を殺してちゃザマァねェな」

上条「……これからはどうするんだ?」

一方通行「……もォ絶対能力進化計画に係わる気はねェよ。……色々と面倒掛けちまったな」

上条「構わねえって」

一方通行「……ンじゃァ俺はもう行く」

上条「俺も帰るかな」

一方通行「……なァオマエ」

上条「ん」

一方通行「名前……何つうンだ」

上条「……上条。上条当麻」

一方通行「そォか……ンじゃァな。……上条」

上条「ああ、そんじゃあな。……一方通行」
249 :上条「ん」 :2011/04/02(土) 00:40:40.10 ID:adJvWr+AO
上条「お前は誰かのために立ち上がれたし、どれだけボロボロになっても諦めなかった。だから、誇っても良いと思う」

一方通行「……一○○三一人を殺した人間だぞ」

上条「でも、誰かを助けた」

一方通行「…………」

上条「それは、誇って良いだろ」

一方通行「……そォか」

上条「ん」

一方通行「…………じゃあな、上条」

上条「ああ、んじゃ。一方通行」
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/04/02(土) 00:43:25.96 ID:adJvWr+AO
順番ミスタオワタちょっとごめん整理する一分待ってくれい
251 :上条「ん」 :2011/04/02(土) 00:47:26.46 ID:adJvWr+AO
一方通行「…………」

一方通行「……ったくよォ、なァンでこンな所に来たンだっつうの」

一方通行「第一○○三二実験場。ここであの野郎に殴られたンだっけか」

一方通行「…………」

「はぁっ……はぁっ……なんとか撒けたか……?」

一方通行「……ア?」

「ふぅっ……、ってお前は……」

一方通行「……ッハ、あの時の三下か……」

上条「一方通行……こんな所で何してんだ? まさかまた……!」

一方通行「違ェよ」

上条「……そうか。悪かったな」

一方通行「オマエこそ……ここに何の用で来たンだよ」

上条「いや、俺はスキルアウトから命からがら逃げてきた所だけど……」

一方通行「……そォかい」

上条「……なんか、夢みたいだよな。ここであんな事があったなんて」

一方通行「夢じゃねェよ」

上条「……だよな」
252 :上条「ん」 :2011/04/02(土) 00:47:56.75 ID:adJvWr+AO
一方通行「……アイツは」

上条「ん」

一方通行「……オリジナルはどォしてる」

上条「……あいつなら心配ねぇよ。会う度に喧嘩吹っ掛けられてる」

一方通行「……そォか」

上条「なあ一方通行」

一方通行「ン」

上条「……なんでお前はあの実験に加わったんだ?」

一方通行「……最強を超える無敵を手に入れるため」

上条「…………」

一方通行「……って考えてたンだがなァ……」

上条「違うのか」

一方通行「…………その無敵がありゃ誰も刃向かって来ねェ。だから、誰も傷付けずに済む。そォ考えて実験に参加した」

上条「……そうか」

一方通行「けど、そのために一○○三一人を殺してちゃザマァねェな」

上条「……これからはどうするんだ?」

一方通行「……もォ絶対能力進化計画に係わる気はねェよ。……色々と面倒掛けちまったな」

上条「構わねえって」

一方通行「……ンじゃァ俺はもう行く」

上条「俺も帰るかな」

一方通行「……なァオマエ」

上条「ん」

一方通行「名前……何つうンだ」

上条「……上条。上条当麻」

一方通行「そォか……ンじゃァな。……上条」

上条「ああ、そんじゃあな。……一方通行」
253 :上条「ん」 :2011/04/02(土) 00:48:23.43 ID:adJvWr+AO
一方通行「…………また来るハメになるとはなァ」

一方通行「……ったく、似合わねェ」

一方通行「…………」

「……ん、一方通行?」

一方通行「……上条か」

上条「久し振りだな」

一方通行「……あァ」

上条「……何かあったのか」

一方通行「色々となァ……」

上条「そっか……」

一方通行「…………」

上条「…………」

一方通行「……つい最近よォ」

上条「ん」

一方通行「……ガキ一人、助けてきた。この俺が。……笑える話だ」

上条「笑わねえよ」

一方通行「……お陰で俺ァ一人じゃ歩くことも喋る事も出来ねェようになった。普段だって杖突かなきゃロクに立てもしねェ」

上条「……後悔、してるのか」

一方通行「…………しねェよ」

上条「そっか……」

一方通行「…………」

上条「……お前がやった事は、立派だよ」

一方通行「……そのガキも、超電磁砲のクローンだった」

上条「……」

一方通行「たった一人助けた程度で俺の罪が消えたとは思わねェ。……だけど、……」

上条「ん」

一方通行「……誰かを救うってのも、悪くねェな……」

上条「……だろ」
254 :上条「ん」 :2011/04/02(土) 00:48:51.09 ID:adJvWr+AO
一方通行「……オマエは」

上条「ん」

一方通行「……オマエは何かあったのか」

上条「俺かぁ……。なんつうか、もはや非日常が日常になりつつある感じだ」

一方通行「…………」

上条「沢山の人を殴ったし、喧嘩もいっぱいした」

一方通行「…………それでも胸張れよ。オマエがぶン殴った数だけ、救われた人間はいンだ」

上条「……ありがとな」

一方通行「……なァ上条」

上条「ん」

一方通行「…………いや、何でもねェ」

上条「そっか……」

一方通行「……」

上条「……」

一方通行「……オマエって」

上条「ん」

一方通行「目の前に困ってる人間がいりゃ、助けるか」

上条「まあな」

一方通行「……じゃあ、…………」

上条「…………」

一方通行「……今度、超電磁砲と会わせろ」

上条「……ああ」

一方通行「…………礼の言葉は苦手なンだ。一回しか言わねェ」

上条「ん」

一方通行「……ありがとォよ……」

上条「……どう致しまして」

一方通行「ンじゃァな……上条」

上条「ああ、またな。一方通行」
255 :上条「ん」 :2011/04/02(土) 00:49:18.76 ID:adJvWr+AO
上条「…………ん」

一方通行「…………ン」

上条「また会ったな」

一方通行「あァ」

上条「……触れねぇほうが良いのか?」

一方通行「……何がだ」

上条「顔」

一方通行「……うるせェ」

上条「俺でもそこまで怪我した事はねえぞ」

一方通行「……ガキを守った代償だ」

上条「……そっか」

一方通行「にしても、面倒臭ェ約束を取り付けやがって……」

上条「ん。御坂との約束か」

一方通行「……『あの子を死んでも守り通しなさい』、だったか」

上条「ああ」

一方通行「……意味のねェ約束だ」

上条「…………」

一方通行「……言われなくても、死ンだって守ってやる」

上条「でも、死ぬなよ」

一方通行「俺を誰だと思ってンだ」

上条「愚問だったな。……あの子は元気になったか?」

一方通行「うるせェほどになァ。……なァ上条」

上条「ん」

一方通行「……俺は、オマエみてェになれているか」

上条「……俺は俺で、お前はお前だ」

一方通行「…………」

上条「だけど俺は……お前は誇って良いと思う」

一方通行「……誇る、か」
256 :上条「ん」 :2011/04/02(土) 00:49:49.87 ID:adJvWr+AO
上条「お前は誰かのために立ち上がれたし、どれだけボロボロになっても諦めなかった。だから、誇っても良いと思う」

一方通行「……一○○三一人を殺した人間だぞ」

上条「でも、誰かを助けた」

一方通行「…………」

上条「それは、誇って良いだろ」

一方通行「……そォか」

上条「ん」

一方通行「…………じゃあな、上条」

上条「ああ、んじゃ。一方通行」
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/04/02(土) 00:52:13.93 ID:adJvWr+AO
以上! このあとは暗部編の後とかロシアとか浜面入れたりとか妄想してみたけど今はそこまで書けねえ……

書いててなんだがなんか仕事帰りのサラリーマンっぽい
そして途中のミスに愕然とした。ごめん。
終わり!
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/04/02(土) 02:00:39.08 ID:RViSG9610

ん。
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/02(土) 02:26:55.71 ID:CuJVmr2Y0
乙。
やはり時代は上一か……
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/02(土) 03:24:56.76 ID:N+vTJ5YDO

See visionSが脳内再生された
あれ歌詞すごいよな
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/02(土) 04:01:02.27 ID:bexxWj5IO
そういえばシャナや禁書シリーズの担当プロデューサーがジェネオンを辞めて、担当シリーズの続編は絶望的って聞いたんだけどどうなの?
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [age]:2011/04/02(土) 10:14:21.85 ID:cqknwUJM0
乙です!
Wヒーローの会話モノとか好みすぎるです。
長編の息抜きに書いたものですが、投下します。4レス程頂きます。
263 :パパはなンだかわかってない。 [age]:2011/04/02(土) 10:15:43.76 ID:cqknwUJM0

ある晴れた昼下がり。
フラスコの暇人こと、アレイスター=クロウリーの起こした世界規模の戦争から一年が経とうとしていた。
学園都市はすっかりと嘗ての世紀末モヒカンヒャッハーな鳴りを潜め、平和で穏やかな様相を呈していた。


そんな学園都市のとある高層マンションの一室にて、白髪頭の少年がソファーに身を預け眉間に皴を寄せ思考に耽っていた。

彼の脳内を占める事柄は唯一つ。

お隣さんに頂いた茄子をどのように調理するかであった。

麻婆茄子では匂いが服に染み付くかもしれない。それは自分はともかく、少女達には好ましくないことだろう。
ではオーソドックスに焼くか煮るかすべきだろうか。
いや、自分探しという名のニートの暇つぶしで蕎麦打ちを芳川がしていたはずだ。彼女にしては意外と長続きしたのか家族五人では食べきれずにまだ随分な残りが冷蔵庫にあった。
だとすれば天ぷらにして蕎麦と一緒に食べるのがいいかもしれない。
ついでにそろそろ賞味期限の危うくなってきている鶏肉をから揚げにしておくのも良い。黄泉川の弁当のおかずにもなる。


「ねーねー、一方通行〜!」

「ウォッ、危ねェだろォがクソガキ」


思案を巡らせている一方通行(学園都市第一位)の膝の上に小さな影がダイブしてきた。
さり気無く少女が膝からずり落ちないように支えてやりながら一方通行が打ち止めをにらみ付ける。
気の弱い者であればそれだけで萎縮しかねない眼光を浴びても少しも動揺することなく打ち止めは手にしていた雑誌を一方通行の目の前で開く。
視線を向ければ、そこには純白のドレス、所謂ウエディングドレスが、モデルの白々しい程に爽やかな笑顔と共に写っている。
黄泉川の読んでいたブライダル関連の雑誌だとすぐに察する一方通行に、打ち止めが目を輝かせて笑う。


「これ凄く綺麗でしょってミサカはミサカは乙女の夢の衣装をうっとりと眺めてみる」

「それを俺に見せて一体どォしよォってンだ?」

「えっとね、ミサカもこれ着たいなぁ〜ってミサカはミサカは上目遣いでおねだりをしてみる」


つぶらな瞳から伸びる長い睫が少女を少しだけ大人びて見せる。
これが対一方通行専用交渉術である。これによる交渉術の成功率は現在七、八割。中々の実績である。


「なンでそれを俺に言う?第一、お前にはまだ早ェ話だろォが」


そして、黄泉川や芳川は逆にそろそろ遅くなる話だ。
勿論、そんな事は言わない。数々の戦いを経て、思いやりを身に付けた一方通行。
時に一つの真実は千の嘘を凌駕するほどの切れ味をもって人を傷付けることを学んでいる。
そんな彼の反応が不服だったのだろう、打ち止めが頬を膨れさせる。
264 :パパはなンだかわかってない。 [age]:2011/04/02(土) 10:16:13.34 ID:cqknwUJM0


「もうッ!貴方って本当にわかってないんだねってミサカはミサカは貴方の相変わらずの鈍感ぷりに憤慨してみせる」

「あァ?」

「こ、これは貴方にとっても他人事じゃないんだからね!」

「意味がわかンねェンだが」

「だから!ミサカはこれを着ていずれ貴方と…その歩きたいんだからね!!ってミサカはミサカは乙女に此処まで言わせるなんて信じられないとこっそり思ってみる!」

そう、これは少女のおしゃまで可愛らしいプロポーズである。
若干頬が赤いあたり、打ち止めの女の子らしい恥じらいが見て取れる。
少女は恥じらいながらも内心期待で一方通行を見る。
少女の脳内では、目の前の白髪頭の少年は、頬を朱に染めつつ、『ケッ…クソガキがマセたことぬかしてンじゃねェよ。………まァ、そのウチ着せてやるよ』等とツンデレ台詞を吐く姿が先行上映されているのだ。
それに対して『うん、楽しみに待ってるからね、ってミサカはミサカは16歳になる日を心待ちにしてみる!』等という気の利いた返事も準備してある。


しかし、一方通行の見せた反応はといえば、少女の想定していなかったものだった。



「………お前……俺を…そンな風に思っていてくれたのか……」


感慨深げに、そして感動を堪えるように低く抑えた声をもらす。
ついには、一方通行は目頭をグッと手で押さえ、俯く。予想外のリアクションに打ち止め焦る。


「ど、どうしたのってミサカはミサカは泣くのを堪えている貴方に動揺してみたり……」

「……グス…泣いてねェよ…チクショウ……」

「思い切り泣いてるよ!?」

「テメェが泣かせるよォなこと言うからだ…グス…お前が俺と…」


しかし、一方通行の涙が決して悲しみに暮れたものではないと打ち止めにはわかる。
自分が彼に向けた行為が、彼を感極まらせているということに、優越感と恥じらいを覚え、こっそり打ち止めははにかむ。

「もう…仕方が無いんだから……」


ならば、此処は将来の花嫁として、この世話焼きなくせに母性本能をやたら刺激する未来の旦那の涙を拭ってやるべきだろう。



「お前が……俺と一緒にバージンロード歩きてェだなンて……こンなロクデナシを親父だと思っててくれてンだな……」







「え…?」

ハンカチに手を伸ばした打ち止めの手が凍りついたように止まる。

265 :パパはなンだかわかってない。 [age]:2011/04/02(土) 10:17:08.89 ID:cqknwUJM0


「正直よォ…俺みてェなクソ野郎がそンな父親役だなンて高望みし過ぎだって思ってたンだ。お前らを散々殺しまくった大虐殺野郎の俺なンざよ…」


そんな打ち止めの様子など、目頭を押さえている超能力者には見えない。
一方通行の突然の(中々ヘビーな)告白が続く。

「期待してなかったと言やァ嘘だがな。お前らが願い下げだろォって思っててよ………だから妹達とバージンロードを歩くのはカエル医者にでも頼むつもりだったンだがな……
 そォか、俺と歩いてくれるってのかよ……クソ…クソガキが泣かせるよォなこと言ってくれンじゃねェかよ…」


自分の育て方は間違ってなかったということだろうか。
いや、違う。そうではない。それは自惚れというものだ。一方通行は己をすぐさま戒める。


「あの…一方通行?違うの。ミサカはね…」

「いいって。言わなくてもわかってる」


そう、ちゃんとわかっている。
きっと、それはこの少女の優しさだろう。
自分の浅ましい期待を見抜き、その上でそれを掬い取ってくれたのだ。自分を闇から引き上げてくれたように。
だとすれば、自分は何て情けない父親だろうか。娘にこうまで気を遣わせてしまっているのだから。


「頼りねェ、情けねェ父親だって自覚はある」


普段より三割増しで赤い瞳を一方通行が僅かに和らげ、そっと打ち止めの頭を撫でてやる。
いや、全然わかってねぇよ、という打ち止めの視線など華麗にスルーして、一方通行は遠くを見るように目を細める。

「だがよ……情けねェままでいるつもりはねェ。待っててくれ。お前が16になるまでには、今よりちったァマシな親父になってみせるからよ。そうしたら最高の式を用意してやる…」

「だから違うって!」


彼女にしては珍しく、怒気の籠もった声。
一方通行は驚き、目をかすかに見開くと、小さく苦笑を浮かべる。


「チッ……俺とした事が血迷ったことほざいちまったな」


額に手をあて、やれやれとかぶりを振ると、一方通行は寂しげな目をする。


「式の段取りは未来の旦那になる野郎と決めるモンだよな」

「違うって!!」

「だがよ、せめて結婚資金くれェ出させてくれよ?妹達の結婚用の資金もすぐ貯め終わるからよ」

「聞いてよ!!…て、最近頓に節約生活してたのって……」


レベル5の癖に、随分と切り詰めた生活をしてるなとは思っていた。
借金も(元々言いがかりに近いのだが)チャラになったし、彼がお金を節約する理由がわからなかった。
その謎が今初めて明らかになった。この男は9972人分(美琴含む)の結婚資金をコツコツ貯めていたのだ。
国家予算クラスの金額を貯めこむには、レベル5といえども至難の業である。
266 :パパはなンだかわかってない。 [age]:2011/04/02(土) 10:19:31.87 ID:cqknwUJM0
しかし、彼はそれを成し遂げつつある。
アレイスターの隠し口座を掠め取ったり、清濁併せ呑むとばかりに仕事を選ばず受けた。
当然先物取引にも手を伸ばしている。先日もコーヒー豆で一儲けしたところである。
更には隣人との関係性の希薄さが嘆かれる昨今にしては驚くべきご近所、町内付き合いをすることで、おすそ分けを得るなど、食費の節約にも余念がなかった。
それら全てが、その為であったのだ。


呆然唖然とする打ち止め。

それらの苦労がやっと実を結ぶのだと、感無量に浸る一方通行。


「だがな…打ち止め。一つだけ言っておく……」


目元と鼻を赤くしながら、一方通行がきりりと顔を引き締めると、おもむろに言う。


「結婚するなら相手は三下レベルが最低条件だからな?あと出来れば公務員が良い。収入も安定してるしよォ。長男は避けた方が良い。後々苦労するからってお隣の安田さンも言ってたしな」




                                 ―…***…―





「……グス……一方通行の馬鹿…」

「ぎゃははは!上位個体ザマァ〜〜!!」

「嬉しそうですね。自分と同じ目にあったのがそんなに嬉しいのですか?この嘘カレ宣言をしたら素で『今度連れてきなさい』とお父さんなリアクションをされて自棄酒を煽っていた番外個体を思い出しますとミサカ10032号は説明セリフを口にします」

「うるさい、うるさい、うるさい!!うわーーん!!」





267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [age]:2011/04/02(土) 10:20:43.83 ID:cqknwUJM0
以上で投下を終了します。
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/02(土) 10:26:35.33 ID:oSYw/meQ0
面白かったおつ

☆の口座かすめ取ったらいかんだろwwww
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/04/02(土) 10:29:23.46 ID:2Bgcg0O9o
駄目だこの一方通行wwwwwwww
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/02(土) 10:31:16.97 ID:s5BHwmdh0
なんというパパセラレータ乙
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/02(土) 10:43:22.07 ID:NGEURiTho
長男はダメとか止めて・・・
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/02(土) 11:09:30.50 ID:kTRpGKoL0
>>267GJ
一通さんダメすぐるwwww
結婚相手の条件リアルすぎてワロた
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/02(土) 11:24:19.84 ID:KhRrll+Wo
三下さンも長男じゃないですかー
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/02(土) 12:08:42.14 ID:hmocUPCXo
長男の俺涙目

でもGJ
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/04/02(土) 12:16:50.76 ID:AUybT1h8o
だめすぎるけどこれこそが一方通行だって感じだwwww
禁書のヒーローに搦め手は通用しないwwwwww
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/02(土) 13:25:01.73 ID:CuJVmr2Y0
だが直球すらそげぶされたり反射されたりするから始末におえねえ
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/04/02(土) 17:03:17.20 ID:ldQOhZyAO
ダメすぎるのに素敵すぎるwwwwwwww
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/02(土) 17:38:08.81 ID:qx/FuA7b0
お隣の安田さんェ…
学園都市第一に俗世の常識をインストールしないでくださいwwwwww
279 :977 [saga]:2011/04/02(土) 18:08:01.05 ID:B0wVuVbDO
流れを止めてすみませんが投下します
以前、上条さん暗部入りの話が好評(多分)だったみたいなので、その続きを

※キャラ崩壊注意
特に上条、垣根
280 :977 [saga]:2011/04/02(土) 18:11:34.02 ID:B0wVuVbDO



垣根「畜生ぉ……何で俺だけ……」



リーダーの右ストレートが頬へ綺麗に決まった彼は、膝を抱え隅っこの方で文字通り拗ねていた。
自分だけが殴られて、共に騒いでいた一方通行は咎められない理不尽な現実に嘆く。
と言っても、それはあくまで垣根帝督の中であって、実際に一方通行が騒いでいたかと言うと、……答えは言わずもがな。

リーダーこと上条当麻は垣根の様子を気にも留めない。発言に干渉さえしない。
どうせ直ぐに立ち直ると判り切っているからだ。
勘違いしないで欲しいが、彼は別に垣根が嫌いな訳では無い。
ただ、すこぶる扱いが面倒なだけ。それに尽きる。



一方「……上条。そろそろ仕事内容を説明してくンねェか? 珈琲が切れちまう」



静かに珈琲を飲んでいた一方通行が、上条へ口を開けた。
問われた本人は再び煙草へ手を付けようとしたが、彼の放った言葉によって手が停止。

そのまま片手は空中に泳がせず、顎へ運ぶ。
281 :977 [saga]:2011/04/02(土) 18:13:30.65 ID:B0wVuVbDO



上条「んー……一方通行が言うんだ。しょうがない、始めるとしますか」

垣根「何でこう俺と第一位の扱いが愕然と差が出るんだ……。そこんトコどう思うよワトソン君?」

浜面「単純に垣根が騒いだり面倒事を起こさなきゃ、リーダーも普通に接するだろ。今みたいな発言をしなければ」

垣根「くっ……!! 俺より格下なのに正論過ぎて何も言えねえ!! こうなったら『第一位とリーダーはホモ疑惑』っていう噂を―――」

上条・一方「ブチ殺すぞ」



二人は特に表情も変えずに一言。
目線も合わさず感情が籠もって無い分、背筋に迸る恐怖が増大。
だがそれは周囲の一般客と店員だけ。矛先を向けられた垣根は全く効き目が無い様子。

だからこそ上条は頭を抱える。
自粛を知らないので、懲りる事が無いのだ。それも今更であるのだが。



上条「……まあいい。とりあえず依頼の紙を―――ん?」



垣根に構っていたら話が進まない。
なので彼は取り合わない形で、ズボンのポケットに手を突っ込み……疑問を発した。
282 :977 [saga]:2011/04/02(土) 18:16:00.93 ID:B0wVuVbDO



上条「……」



反対ポケット。尻部分のポケット。
はたまた傍らに置いた学ランの全てのポケットや懐を探る。
だが何も出て来ない。



上条「……」

一方「……」

垣根「……」

浜面「……」



静まる静寂の中。
リーダーは人差し指と親指を顎に添える。瞳を閉じ、考え込む。
たっぷり数十秒。



上条「……」



そしておもむろに灰皿に置いた煙草へ手を伸ばす。
口に銜えて思いっ切り吸い、硝子越しに青空を眺めると、



上条「ふーっ……」

浜面「『ふーっ』じゃねえよオイィッ!!?」

垣根「なになにっ、依頼の紙を無くしたのか!!」

一方「はァ……」



焦りつつツッコミを忘れない浜面に対し、却って垣根は至極嬉しそう。
今度は一方通行が頭を抱える番。
283 :977 [saga]:2011/04/02(土) 18:17:52.84 ID:B0wVuVbDO
何と表現したら良いのやら、四人の中では所謂『恒例のアレ』だそうだ。
つまり上条当麻の性質、不幸スキルが発動した模様。
しかも厄介な事に何時何処でかは不明。もはや打つ手無し。



上条「まぁ……アレだ。お前ら探して来い。俺はここで待っといてやるから」



腕を組み、シレッと彼は言い放つ。……自分勝手極まり無かった。
勿論、他のメンバーは反論を叩く。



浜面「うっわ!? 自分の責任を俺達で補うつもりだぞ上条の野郎!! 人間じゃねえ!! 悪魔か!? 鬼かッ!!? ウニ星人かぁッ!!!?」

垣根「人の事言っておいてコレかよっ!! そんなんだから何時まで経ってもウニのカツラ被ったような、ダサい髪型してんだよ!! 女の子ドン引きだぞ!!」



……いや、前言撤回しよう。
彼らが放った言葉は反論の類ではない。ただの悪口だ。
勢いに任せた二人の口は一言多いとか文句を言うとか、そういうのでは無く、一切無関係な上条の容姿に就いて罵っているだけ。

メンバーの中でも比較的気の短い一人でも在るのだから、当然の如くその言葉に素直に反応する。



上条「―――んだとコラ?」



リーダーが瞳を開けた時には既に、ソファーに座っていた二人は……忽然と姿を消していた。
284 :977 [saga]:2011/04/02(土) 18:20:37.81 ID:B0wVuVbDO
黙ったまま飲食店の出入り口へ視線を移す。ソコには浜面と垣根が全速力で逃走する様子が在る。
流石、長年連んでる親友。自分が憤る前提で罵倒を浴びせたらしい。
そう言う所は随分と頭の回転が速いので、明らか無駄な所で才能を浪費していること間違い無い。
もう少しその部分を仕事に回してくれたらと上条は切実に思う。

心の底から溜息を吐き、席を立つ。



一方「東に二十三度。四百メートル範囲内だ」

上条「あいよー」



浜面と垣根の逃走を謀った居場所、では無い。
そんな些細で下らない事に一方通行は能力は行使しない。そもそも二人に使ってやる能力何て持ち合わせていない。

四人のリーダー上条当麻は学ランを着衣。指貫タイプのグローブを嵌めてサングラスを掛ける。
アレイスターが用意した彼専用の戦闘スタイルだ。

彼は飲食店から出ると一方通行の助言、東を向く。
東は二人が逃げた方向でもあるし―――失った紙の方向なのだ。



上条「鬼ごっこにしちゃぁ乏しい。ゴールが逃げる迷路ゲームだなこりゃ」



不敵な笑みを漏らす。
言葉の矛先は『敵』へ。

もう依頼は始まっているのだ。
紙を奪った張本人こそ、今回の依頼内容の敵。浜面は車を調達、垣根は先に敵グループを追う。
一方通行はお休み。上条はリーダーとして締めに回る。



上条「俺達から情報を奪おうと画策したのは良いが、爪が甘い。
テーブルの下に盗聴器なんざバレバレだっつーの」



紙は囮。まんまと敵は自分達の作戦に嵌った訳だ。
飲食店で四人の会話は演技ではない。寧ろ日常茶飯事の会話。
急に切り替えスイッチが入ったのは、一方通行の演算が終了して特定が出来たから。



―――ただ、それだけの事。



こうして闇に堕ちた四人の一日が始まった。
……しかし。後に彼らは、この平和な日常が劇的変化を遂げる事を思い知る。



夏休みまで、僅か一週間。
285 :977 [saga sage]:2011/04/02(土) 18:22:11.87 ID:B0wVuVbDO
以上です
お粗末なものを、すいません
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/02(土) 18:26:05.08 ID:2JXpBVh/o
暗部にいるのに平和な日常なのか
投下乙
287 :SSS ◆KtxQQEeKzw [saga sage]:2011/04/02(土) 18:30:26.93 ID:BsQZOwuv0

組織名が気になるな
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/02(土) 19:01:02.79 ID:6xQ3zkkDO

やべえみんなかっけぇえええええ!!!
続き待ってます!
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/02(土) 19:06:34.58 ID:fS+CwVnWo
かっこいいな
いっそスレ立ててほしいわ
http://i.imgur.com/Fex2O.jpg
290 :977 [saga]:2011/04/02(土) 19:07:25.79 ID:B0wVuVbDO
>>286さん
あ……やっちまった
すみません

平和な日常→日常

です
291 :窒素談話 [sage]:2011/04/02(土) 19:53:08.21 ID:8j7aH65AO
謎の思いつきを1レスで投下、キャラ崩壊中尉






黒夜「ねえ絹旗ちゃん」

絹旗「なんですか黒夜」

黒夜「一方通行ってカッコイイよね///」

絹旗「……あんな白モヤシのどこがいいんですか」

黒夜「まったまたあ。絹旗ちゃん、彼の写真見てウットリしてんじゃん」

絹旗「んなっ!? ししししてませんよそんな事!///」

黒夜「じゃあなあんでそんな動揺しちゃってんのお?」

絹旗「ぐっ……/// そ、そういう黒夜はどうなんですか!?」

黒夜「彼の写真食べた」

絹旗「こいつ超狂ってやがる」

黒夜「ゆくゆくは全身くまなく舐め回してやろうと思ってる、股間は特に念入りに」

絹旗「発想が超変態ですね」

黒夜「絹旗ちゃんはどうしたい?」

絹旗「へっ!?/// あ、あの、でで、出来れば、手を、繋ぎたい、かなあ、と……///」モジモジ

黒夜「うっわあ奥手! すっげえ奥手! 純情乙女アピールマジキメエ!」

絹旗「だ、だって……超恥ずかしい……///」イジイジ

黒夜「絹旗ちゃんマジ純情乙女」



終わり
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/04/02(土) 19:58:09.03 ID:WVl2rDkAO
これ以上絹旗を可愛くして何がしたいんだよもっと書け

>>290
平和な日常ってのに深い意味を込めてるのかと勘違いしてしまったじゃないか
それはともかく乙
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/04/02(土) 20:36:24.62 ID:tkLuX3CAO
上条さんが三蔵さんみたいになってるな。まじ最遊記
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/02(土) 20:40:28.71 ID:oSYw/meQ0
か、かわいい
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/02(土) 22:33:56.74 ID:hxDzIElW0
>>293
一方さん→河童
帝凍庫→猿
はーまづらぁ→豚
こうかな?あと、「西遊記」だと思う
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/04/02(土) 22:38:53.94 ID:HBmITPlzo
最遊記って漫画があってだな・・・
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/04/02(土) 22:41:15.04 ID:1NiT1MGio
最遊記は腐女子向け言われてる割に男にも人気あったもんなあ
マジ厨二ホイホイ
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/02(土) 22:56:20.18 ID:8j7aH65AO
三蔵が逆さまになって浮いてる絵を連想した、中の人的な意味で
299 :上条「何このハードスケジュール……」 [sage saga]:2011/04/02(土) 23:25:23.54 ID:WVl2rDkAO
最遊記懐かしいな、あの頃は腐女子なんて言葉知らなかった

1レス小ネタ、特に意味は無いっす



十二月上旬

上条「学園都市を狙う呪術集団!?」

土御門「エジプトに一緒に来てくれ」

インデックス「これは太陽信仰が利用されているんだよ!」

エジプト女性「上条サン……私、アナタについていきマス!」

十二月下旬

上条「シルクロードを利用した術式!?」

神裂「このままだと世界規模で被害が……」

五和「上条さん、協力して頑張りましょう!」

アジア女性「とーま、キミを長に迎える」

一月上旬

上条「スペイン星教派の一斉蜂起!?」

一月下旬

上条「お前が第六位だったのか!?」

二月上旬

ステイル「一緒にアメリカに来て貰うよ」

二月下旬

上条「隠された妹達……?」

三月上旬

上条「久しぶりだな……、―――――」

三月下旬

小萌「上条ちゃん進級出来ないかもですねー」

上条「Noooooo!!」

四月

上条「今年は平和な一年に……」

インデックス「助けてとうま!」

吹寄「何で私がこんな目に……」

美琴「……また新しい女の子が増えたみたいね!」

上条「どうやら今年も不幸みたいですねちくしょう!」


おしまい、半年も経たずにボロボロですが今後はどうなるんですかね
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/02(土) 23:57:56.63 ID:SEVT8L5i0
>>289
その絵の詳細を教えてほしいんだよ。
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/04/03(日) 01:39:17.49 ID:It5+frAC0
>>299
ついに吹寄フラグ?
しかし、世界各地でフラグ立てまくる上条さん半端ないです

続いて投下します
番外→通行止めと麦→浜滝前提の番外崩しです
百合ですが百合要素薄めの上に、書こうとしてた長編の一部なので意味不明かもしれません
3レス戴きます
302 :番外個体・麦野「今は、まだ」 [sage]:2011/04/03(日) 01:40:43.51 ID:It5+frAC0
薄暗い部屋の中に、ドライヤーの音が響いている。
時刻は、深夜二時。ベッドサイドのテーブルランプの明かりだけが唯一の光源だった。
『彼女』が髪を乾かす間、番外個体はただベッドに寝転がっていることしか出来ない。
暇を持て余した番外個体は、手持無沙汰に自分の指先を見つめていた。
形の良い桜色の爪は、よく磨かれてはいるものの、ひどく短く切り揃えられている。
そこに性的な意味合いを見出してしまうのは、実際にそういう生活を送っているためだろう。
本来、短い爪に感じるものといえば、『清潔さ』であると相場は決まっているのだから。

ふと視線をずらした先で、番外個体は一筋の髪の毛を見つけた。
長さ十センチほどのそれは、『彼女』は勿論のこと、自分の髪よりも明らかに短い。
きっと、根本から抜け落ちたのではなく、途中で千切れたのだろう。
そう番外個体は判断した。
303 :番外個体・麦野「今は、まだ」 :2011/04/03(日) 01:41:31.75 ID:It5+frAC0
「ねえ、麦野」

「何?」

ドライヤーのスイッチを切って、麦野は番外個体に向き直った。
そのままドライヤーを置いてしまったということは、ほぼ髪は乾いているのだろう。

「この髪の毛、どっちのだか分かる?」

例の髪の毛を摘みあげて、番外個体は尋ねた。

「知らないわよ」

麦野の反応は、随分と素っ気なかった。
ついさっきまで、体を重ねていた相手とは思えないくらいに。


「麦野はつれないにゃーん」

番外個体は、わざとらしくしなを作って身を捩る。

「もっと、よく見てくれたっていいのに」

番外個体が恨みがましく(とはいえ、これも演技である)麦野の顔を見つめると、
麦野は心底呆れたという表情で溜息を吐いた。

「よく見たって分かりゃしないわよ。
 どうせ、二人とも同じような色をしてるんだから」

麦野の言うことは、間違ってはいないと番外個体は思う。
実際、麦野の髪と番外個体の髪の色は酷く似ていた。
下手をしたら、『お姉様』や『妹達』よりも似ているくらいに。
というのは、少々言い過ぎだろうか。
だって、『ミサカ』たちは皆同じ遺伝子を持っている筈なのだから。

「ま、そりゃそっか」

気のない様子で呟いて、番外個体は摘んでいた髪を床に落とした。
304 :番外個体・麦野「今は、まだ」 :2011/04/03(日) 01:42:43.03 ID:It5+frAC0
「さーて、寝るとしますか」

「シャワーは?」

「んー、いいや。何か、もう面倒くさいし」

「あっそう」

淡々とした会話。
だけれど、これくらいが丁度いいと番外個体は思う。
この関係は、似た者同士の傷の舐め合い。
それ以上でも、それ以下でもないのだから。

「おやすみなさい」

「おやすみ」

簡潔な挨拶の後、明かりが消される。
その暗闇の中でも、家具の配置を思い出せる程度には、番外個体はこの部屋に馴染んでいた。
ここは、麦野の部屋だ。

そして二人は、互いに背中を向けて眠る。
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/04/03(日) 01:43:29.79 ID:wKlVBA9AO
オリキャラ出そうと思うのですが、どのように名付けるといいですか?
練ってる最中だけどシリアス物、学園都市の無能力者の女子高校生予定

適当に取って付けたような名前か、禁書風に基本四文字+珍しい名にするのか、あるいはで迷ってます。

流れぶった切って質問ですいません。
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/04/03(日) 01:46:30.38 ID:wKlVBA9AO
>>301
リロード忘れてた
ごめん、吊ってくるわ
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/03(日) 02:01:41.37 ID:21hx2XJj0
>>301
乙!
なんとなくだがブルブラの人か?
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/03(日) 02:15:41.74 ID:cbQYVLIAO
>>301
乙、番外崩し期待

>>305
自分の好きな方を選ぶといい、としか
敢えて言うと、そのキャラがそこそこメインっぽいなら、先に細かい人物像を決めてみては?
そうすると名前が浮かんで来たりするかも
309 :301 [sage]:2011/04/03(日) 02:16:05.71 ID:It5+frAC0
>>306
いえいえ、お気になさらず

>>307
ブルブラの方とは完全に別人のクソムシです
あの方の文章が好き過ぎて、影響は受けているかも知れませんが…
すみませんorz
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/03(日) 03:57:14.61 ID:9h7tFz9f0
>>280-284 超乙
やっぱいいなあ!ワクワクする!そしてカッケー!!
ただ上条さんの格好がトッシーで脳内再生された…どういうことなの

>>302-304
ハァハァ
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/04/03(日) 07:10:35.20 ID:CkR8v14bo
>>305
メインならそこそこ考えた名前がいいんじゃない?脇役なら適当でいいと思う
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/04/03(日) 08:36:53.08 ID:wKlVBA9AO
>>308
有難う も少し練ってから再考します

>>311
多分メイン
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/03(日) 11:18:42.19 ID:XQAbfs9Do
とりあえず禁書のオリキャラで迷った時は一一一にいろんな設定つけて登場させてる
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/03(日) 17:19:52.98 ID:0zMoqmAZ0
>>313
その発想はなかった

グループネタって需要あんのかよチキショー。
7レスもらいます。
315 :一方通行「……馴れ合いとか。マジキメェ」 [sage saga]:2011/04/03(日) 17:23:49.54 ID:0zMoqmAZ0

――駅前・カラオケボックス――

一方通行「……馴れ合いとか。マジキメェ」

海原「それについては自分も同感ですよ。あ、自分の曲ですね」ササッ

結標「土御門は?」

一方通行「遅れるってさァ」ヒョイパクッ

結標「あ、私のたこ焼き」


<感情にあーらーがうなよぉ〜その足をとーめんなぁ〜


結標「にしてもこのカラオケも随分通いつめてるわね。店員さん私達の顔見ただけで『3時間パックにたこ焼きとフライドポテトですね? かしこまりました』って言ってたわよ」

一方通行「光の世界の住人マジパネェ」
316 :一方通行「……馴れ合いとか。マジキメェ」 [sage saga]:2011/04/03(日) 17:27:00.28 ID:0zMoqmAZ0

結標「ところでさ」

一方通行「あン?」

結標「アイツってまだストーカーごっこ続けてるの?」ビシッ


<ざぁぁぁぁぁぁわぁぁぁぁぁぁぁめくこどォォォォォォ!


一方通行「……この間まァた警備員の方々に」

結標「やっぱ言わないで。聞いた私が悪かった」シミジミ
317 :一方通行「……馴れ合いとか。マジキメェ」 [sage saga]:2011/04/03(日) 17:28:43.04 ID:0zMoqmAZ0

海原「ふぅ。やっぱり最初からシャウトを飛ばすと喉がキツイですね」

結標「じゃ、次は私ね」


<あーなーたーと、わ〜たしさくらんぼ〜♪


一方通行「うわやべェマジキメェ」

海原「これは……久々に会って変わり果てた友人を見た時のようなテンションになりますね」

一方通行「テクパトルかァ?」

海原「テクパトルですね」ナツカシイナー

海原「ところで一方通行。柵川中学校を知っていますか?」

一方通行「」ビクッ

海原「僕、その中学校の正門ですごい光景を見てしまったんですよね〜」

一方通行「」アセダラダラ

海原「白い髪と赤い目が非常に印象的な男性と頭に花飾りをのせた少女が楽しそうに談笑する様を……そして手をつないでその少女の部屋に連れ添っていく光景を……ねッ!!」

一方通行「あっぶねえ! 何爪楊枝で目突いてンだ!?」ハンシャー

海原「黙れよリア充! ホント死ね! 金星の光さえ届けば今すぐ分解してやるのにッッ」

一方通行「海原さーン!? いつもの優男キャラはどこへ吹っ飛んじまったンですかー!?」
318 :一方通行「……馴れ合いとか。マジキメェ」 [sage saga]:2011/04/03(日) 17:29:59.05 ID:0zMoqmAZ0

土御門「わりー、遅れちまったぜーい」

一方通行「そしてーはーばたーく、ウルトラソウッ!」

結標「ハイッ!」
海原「ホイッ!」
土御門「ヘイッ!」

土御門「ってイキナリ何をやらせるんだにゃー」

一方通行「いや俺としてはこのタイミングで即座に反応できたオマエにビックリだ」

土御門「にしてもB'zかー。吹寄の彼氏と同じ趣味だにゃー」

一方通行「」ビクッ

海原「…………、まさか。一方通行?」

土御門「白髪で」
土御門「赤目で」
土御門「言葉遣いが乱暴」

結標「うわぁ……」

土御門「本人からさっき聞きだした彼氏さんの特徴が、奇しくも今俺の目の前でマイクを握っている男とソックリなんだにゃー、一方通行くゥゥゥゥゥン」

海原「なるほど、ね……分かりましたよ一方通行。御坂さんそっくりの幼い女の子やヤンデレ気味の少女とキャッキャウフフしておきながらの狼藉……」
319 :一方通行「……馴れ合いとか。マジキメェ」 [sage saga]:2011/04/03(日) 17:31:20.31 ID:0zMoqmAZ0

結標「でも待って一方通行。この間アンタ、メガネかけた女の子と二人でアイス食べてなかったかしら……まるで立体映像みたいな存在の希薄な子だったけど」

一方通行「」

結標「しかも歩いていったのが……少し郊外のホテル」

一方通行「」

土御門「ようねーちん。ちょっと手を貸してほしいんだが。ああ何、学園都市に巣食う闇を取っ払うって言う……正義の味方の代理さ」コォォォ!

海原「さて、と……まさか原典を二つ同時に全力で行使する日がこようとは思ってもみませんでしたよ」ゴゴゴゴ・・・!

一方通行「待て。まァ待て待て」

結標「フン。セフレばっかりで友達がいないなんてみ・じ・め」

一方通行「……あァ? ちっと今のは聞き捨てならねェな」
320 :一方通行「……馴れ合いとか。マジキメェ」 [sage saga]:2011/04/03(日) 17:32:38.22 ID:0zMoqmAZ0







一方通行「セフレじゃねェ。なぜなら愛があるからだ」キリッ!






321 :一方通行「……馴れ合いとか。マジキメェ」 [sage saga]:2011/04/03(日) 17:33:44.62 ID:0zMoqmAZ0


その日、学園都市から一つのカラオケボックスが消滅した。
大惨事の背景にはカチンときた陰陽師や色々キレたアステカの魔術師や我慢の限界だった大能力者がいたとか。


一方通行「……馴れ合いとか。マジキメェ」

土御門「ていうかもう暗部そのものがないのになんで集まったんだにゃー……」

海原「リア充が憎い……自分は見守ることしかできないというのに……!」

結標「その発想がすでにストーカーよ」
322 :あとがき的な [sage saga]:2011/04/03(日) 17:34:40.85 ID:0zMoqmAZ0
その後、問答無用で入院した『グループ』を初春とか吹寄とか風斬とかが訪れて修羅場るんだよ!

続きは無理。

最初は馴れ合いとかキモイキモイ言っておきながら
ワイワイ騒ぐグループを書きたかっただけなのにどうしてこうなった。
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) :2011/04/03(日) 17:35:08.12 ID:AK0Ljdwro
この一方通行のことぶん殴ってやりたいんですが構いませんね!?
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/03(日) 17:35:57.63 ID:Pzv9PMsDO
これが第一位の力か…
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/04/03(日) 17:36:08.45 ID:jBo/xXu8o
チョーカーには気を付けろ
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/04/03(日) 17:37:37.16 ID:q2NbmRaho
月のある晩だけと思うなよ
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/03(日) 17:39:52.17 ID:dKrW2z4mo
ちょっと木原神拳の門を叩いてくる
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/03(日) 17:48:58.56 ID:98WwY+Mg0
>>314
乙!!

アニメ最終回のおかげでグループ・駒場は需要増えるでしょ
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/03(日) 17:51:00.39 ID:TZzmtq8G0
ちょっくらイギリス行って魔術習ってくるわ
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/03(日) 17:51:16.85 ID:S3Hm/zg10
妹達と風斬の利害が一致したとき、彼の物語は終わる――
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/03(日) 17:54:38.72 ID:dKrW2z4mo
何気に吹寄通行って初めてみた気がする
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/04/03(日) 18:00:48.28 ID:ktaLU+5fo
ここまでキャラの名前だけ借りてきましたってだけのSSも珍しいなと思った。
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/03(日) 18:05:05.00 ID:AlwJZSy9o
>>332
それ言っちゃ殆どの一方通行SS否定しちまうわwwww

乙!
一方通行さんがヤリチンっていう設定は珍しいっちゃ珍しい。
グループ最高っ!
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/03(日) 18:18:08.47 ID:TZzmtq8G0
>>331
黄泉川家スレのとある若葉。頭突きデレ
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/03(日) 18:19:51.50 ID:CaaV/GUs0
乙です!
吹寄通行…アリだと思います!

今から投下させて頂きます。6レス程になります。
336 :愛より青し [saga]:2011/04/03(日) 18:21:29.80 ID:CaaV/GUs0

テレビのヒーローに憧れていた。
自分にもあんな力があったら、テレビの前で子供心に何度も思った。
特に惹かれたのは、好きな子の為に戦う等身大ヒーロー。
普段は冴えないヤツが、密かに憧れている子の為に戦うような話が特に好きだった。
不特定多数の為に戦い抜くヒーローはカッコ良くて立派だとは思ったけど、なりたいとは思わなかった。
それよりも、何度叩きのめされても、好きな子の為なら笑って立ち上がり、最後勝利するヒーローに強くあこがれた。
それがこの街に来た理由。
それが超能力者になりたかった理由。
そして、子供の頃憧れた能力を手に入れた俺は ――――






                                                  ―――― 人殺しになった。


337 :愛より青し [saga]:2011/04/03(日) 18:22:37.10 ID:CaaV/GUs0

開発の結果見出された能力は『強いけど、それだけ』というもの。
七位のように珍しいものでもなければ、三位候補のように応用の利くものでもない。
強さにしたって、一位、二位のような超越したものというわけでもない。
よって、研究対象としても、科学技術への転用材料としても魅力的ではない強いだけの俺は瞬く間に暗部に放り込まれた。
強いだけの能力。それを上は有望な能力者のための露払いに丁度良いと判断したのだ。
まだ小学生のいずれ第三位に仕立て上げる少女を外部から守り、まだ詰めの甘さの残る第四位のフォロー役に俺は投入された。

使い捨てにしては効率の良い武器 ―――― それが学園都市第六位という超能力者に『予め』割り当てられていた役割であった。

故に無名。
消耗品のローテーションは早い。


そして、消耗品らしく今俺は雨に打たれて横たわっている。

不思議と雨は冷たくない。

寧ろぬるま湯のように心地良い。
それは多分、俺の身体の方が冷たくなっているから。

重りを付けたように動かない腕をどうにか腹に伸ばしてみる。
ぬるりとした感触が指先に伝わる。雨に紛れてさえ、それとわかる感触。
何発撃たれたんだろうか。第一のようにオートで弾くなんて出来ないのだ。
辛うじて皆殺しにはしたものの、力尽きてアスファルトにこうしてカエルのように無様に倒れる羽目になった。


このまま死ぬのだろうか。


わかりきった疑問を自分に投げかける。
モルモットとしても標本としても魅力の無いことは自覚している。
能力の強さはレベル5だけど、質としては3にも4にも俺と同じようなのはゴロゴロしている。
きっと、二、三日もすれば新しい六位は用意されているだろう。
野良犬のように放置されるだろう。所詮そんなものなのだ、俺の価値は。
もうどうでもいいけど。どうせ死ぬのだから、死んだ後の扱いなんて気にしても仕方が無い。
それよりも眠くて仕方が無い。さっさと寝てしまおう。

338 :愛より青し [saga]:2011/04/03(日) 18:23:06.55 ID:CaaV/GUs0



「しっかりしてください!」

瞼を閉じようとすると、甘ったるい声が耳朶を打った。
閉じかけた視界には小さな女の子の姿。
少女趣味全開の、漫画かアニメにしか出てこないピンク色の女の子女の子している子供の姿。
こんな夜に、しかも雨の中で一人何をしているのだろう。
親はどうしたんだ?
俺になんて構ってないで、早く家に帰りな。


「何言ってるんですか!」


甘ったるいくせに、妙に迫力のある声が頬を打つように響いた。
知らない内に声に出していたみたいだ。
子供は俺の身体の上に指していた傘をかけると、自分の着ているコートまで被せてくる。
少しでも冷やすまいとするように。
何やってるんだよ、風邪引くだろ?

「そんなことどうでもいいです!それよりも今救急車を呼んだのです。もう少しですから頑張るのですよ」

少女は目に涙を浮かべている。

「ゴメンなさい。私一人じゃ君を運んであげられないのです」

その子は袖で涙を拭いながら、何度も謝罪を繰り返す。
雨にすっかり濡れて、身体も冷えているのだろう、吐く息は白いというのに、自分のことなんて露ほども気にかけず何度も謝ってくる。

ゴメンなさい。

ゴメンなさい。

ゴメンなさい。

此方の方が罪悪感を覚えずにいられないような声で何度も。


「大丈夫です、大丈夫ですから …――― 」


温かい感触に、辛うじてまだ動く目だけを向ける。
小さな手が、俺の手を必至に握っていた。

本当に温かい。



「――― だから泣かないで下さい」


339 :愛より青し [saga]:2011/04/03(日) 18:24:12.54 ID:CaaV/GUs0


死ぬ事に怯えてると思われたらしい。

そんなビビリじゃねぇって、普段なら即座に否定してるのに、それとは裏腹に俺はただ頷いた。

そうすることで、少しでもその子が安心してくれると思って。

死ぬのが怖くて泣いたんじゃない。

握られた手が不意討ちのように温かったせいだ。
こんなどうしようもない惨めで俺らしい最後の最後に、こんな優しい子に看取られて死ぬんだと思ったら何だか泣けてきたんだ。


「最後なんて言っちゃダメなのです」


また声に出てた?参ったな…カッコ悪過ぎるだろ。
子供の前で弱音とか情けねぇ。


「子供じゃありません」

泣き顔で言われても説得力が無いんだよ。
どうしてアンタが泣いてるんだよ。
別に死んだって俺は構わないってのに。


「そんな悲しいこと言っちゃダメです。それに、人が死ねば悲しいのです。痛い思いをしてる子を見れば、胸が苦しくなるのです」


そういうものなのか。
ゴメン、わかんないや。だって、毎日人は死んで行ってるんだ。
散々ゴミみたいに死んでくのを見てるんだ。
今更過ぎて苦しいとか、悲しいとか、全然わからないよ。

「だったら尚更生きなくちゃダメです!」

子供の温かい手が頬を撫でる。





「生きて、命の大切さを学ばないとダメなのです。“今更”なんて言葉この世には無いのですよ?」





340 :愛より青し [saga]:2011/04/03(日) 18:25:08.37 ID:CaaV/GUs0


優しく甘い声が耳といわず、身体中に染み込んでくるようだった。
俺は思わず息を呑む。
涙に濡れたぐちゃぐちゃの顔で笑ってるのに、その笑顔は凄く大人びて、綺麗だった。
まるで先生みたいな言い方だな。
笑おうとして、血の塊を吐き出す。
子供は泣き笑いのような、それでも何処か母親みたいな顔で見下ろしてくる。

「そうです、先生なのです。だから、貴方のような困ったちゃんは放っておけないのです」

困ったちゃんか…
そんな風に言われたのは初めてだ。
いいな、アンタが先生とか。アンタの生徒になれたらきっと楽しいだろうな。

「君みたいな子は毎日補習なのですよ?」

そりゃいいや。そういう普通の学生っぽいのに憧れてたんだ。
そんでもってアンタが先生っていうのはいいかもな。
俺は困った生徒で、先生のアンタは毎日怒るんだ。
で、俺はアンタを守って日夜影ながら戦う。

中々熱い展開だろ?


「楽しみにしてるのです」


ああ、俺も…楽し、みだ……


「しっかりするのです!!」





                   ―…***…―







「―――― ゃん…」


甘い声がする。
耳障りではない、柔らかい声。

341 :愛より青し [saga]:2011/04/03(日) 18:27:05.51 ID:CaaV/GUs0

「青髪ちゃん起きるのです!」


おお、小萌先生。
おはようさん。

「ハイ、おはようございま…じゃないのです!!先生の授業で居眠りなんて許しませんよ」

いや〜小萌先生のハニーボイスが心地良過ぎるのがアカンのや。

「むぅ〜〜反省の色がありません。今日は青髪ちゃんは居残りなのです!」

おひょ〜小萌先生と放課後プレイとかご褒美や。






「青髪……お前…」

ん?どうしたんやカミやん?
あ、わかった。さては僕が羨ましいんやろ?
小萌先生を独り占め出来る僕が。

「いや、それはねー。つーかよくやるなお前……」

そんなに褒められたら何や照れてしまうわ。

「いやいや、褒めてないから」
「ホント、小萌先生の補習受ける為に赤点取ってみたり…青ピも大概だにゃー」

イヤやな〜ツッチーまで。




小萌先生の側にいられるんやったら僕は何でもするんよ?







                   ―…***…―






テレビのヒーローに憧れていた。
特に惹かれたのは、好きな子の為に戦う等身大ヒーロー。
普段は冴えないヤツが、密かに憧れている子の為に戦うような話が特に好きだった。

342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/03(日) 18:28:26.41 ID:CaaV/GUs0
以上で投下終了です。
勝手な捏造話で恐縮です。ふと書きたくなったので…
それではお目汚し失礼致しました。
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagesaga]:2011/04/03(日) 18:59:48.17 ID:EIQslzJIO
ふと、カミさんの右手が
だけが幻想殺しなら上条さんの右手の爪も幻想殺しなのかと思いついた。

もしそうなら、上条さんの爪を切った後切った爪をすりこぎですって粉末にして飛ばせば

飛沫幻想殺し《フライングイマジンブレイカー》が出来上がると思って

さあ、SSを書こうと思っんだが爪切る時に深爪して叫んでる上条さんを想像した時点で書く気が無くなってしまった。

闘う度に、家で叫んだり、深爪の痛みをガマンしながら出陣するヒーローなんかかきたく無い。
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/03(日) 19:11:36.49 ID:O1bwiPGDO
>>342乙〜
青髪…
第6位は入れ替え制度(ロストナンバー)あるかもしれないな
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/03(日) 20:22:57.64 ID:q6JuqOqAO
「元第6位」か
その発想はなかったわ
現第6位とのバトルとか、夢が広がりんぐだな

さあ、早くスレを立てるんだ
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/03(日) 20:52:25.59 ID:uMNZlTt30
いつも思うんだけどなんで青髪って第六位みたいにされてるの?
まったく根拠ないよね。
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/03(日) 20:56:27.82 ID:nXAFABkno
なんというかお互い、設定の空白圏同士・・・って感じなのかな
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/04/03(日) 21:02:55.16 ID:gdGY+H3AO
根拠は全く無いね
何の情報も無い青ピと、何の情報も無い第6位
ここに意図的な繋がりが有ったら素敵じゃね?って考える人が多くたっていいじゃない
ただそれだけのこと
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/03(日) 22:16:52.30 ID:S3Hm/zg10
>>336みたいなのを読んだら中二心が刺激されるヤツがいるんだよ
俺とか
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/03(日) 22:37:44.84 ID:KUiGfTtr0
小ネタで1レス投下
カプは一応予告なしにしとく

んでは
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/03(日) 22:39:15.92 ID:KUiGfTtr0
「危機一髪、だな」

「……はあ、はあっ……ううっ、こわ、かった……」

「よく堪えたな。さすがクソ度胸は一人前だ。もう大丈夫だ」

「……遅い……です」

「悪い悪い。けどな、騎士(ナイト)は遅れて来るもんだろ?」

「そうですか? 騎士(ナイト)はいついかなるときも傍にいて守るものだと思ってました」

「生憎だが、この俺にそんな常識は通用しねえ」

「はあ、やっぱり私に騎士(ナイト)なんていないんですね」

「当たり前だ。お前を守るのは騎士(ナイト)じゃねえ。この垣根帝督だからな」

「うっ……もう……ばか。と、とにかく、騎士(ナイト)でも垣根さんでも冷蔵庫でもホストでもなんでもいいですから、早く何とかしてください」

「へえへえ。んじゃさっそく、姫(プリンセス)のために戦うとするか」

「あなたが守るのは姫(プリンセス)じゃありませんっ。……私、初春飾利です」

「……っ、初春」

「垣根、さん……」



絶対等速「いや、早くしてくんね?」
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/03(日) 22:40:11.64 ID:KUiGfTtr0
終わり

この二人が好きなので、気が付いたら書きなぐってた
後悔はしていない
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/03(日) 22:42:13.56 ID:KUiGfTtr0
あ、連投規制忘れてマッハで投下しちゃった
ごめんね
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/03(日) 22:43:35.09 ID:ATkxKtULo
クソッ何だこのバカップルは!?
絶対等速さんやっちまってください!
乙です
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/03(日) 23:04:23.33 ID:9h7tFz9f0
>>315-321
グループ大好きな私にはご褒美です\(^0^)/

>>336-341
第6位×青ピって熱いよな…!なんかロマンがある。
是非もっと続編や他の作品を読んでみたいです
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/03(日) 23:12:16.85 ID:+91dQ1gDO
>>350

とりあえず俺絶対等速に加勢するわ
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 01:47:53.29 ID:cJdeaTX/o
ピッチャーやらせたら絶対等速さんに勝てる能力者なんてあわきんを除いたら皆無だろ
一方通行の反射だってバットに纏わせられないんだし

絶対等速「三振を取るのに球速なんてものはいらねえんだよ」

絶対等速「変化球もいらねえ。持ち球はたった一つでいい」

絶対等速「まっすぐ。山なりじゃねえ、文字通りのまっすぐのスローボール」

絶対等速「それをストライクゾーンになんとか入れられるくらいの、そこそこのコントロールさえあれば他はいらねえ」

絶対等速「それだけで俺の球は無敵だ。体力も使わねえから、完全試合なんて朝の散歩みてえなもんさ」

これだけで凄いラスボス臭
上条さんがキャッチャーやれば正に黄金のバッテリー
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/04(月) 01:52:07.43 ID:s5UB4rSdo
>>357
> 上条さんがキャッチャーやれば
いや任意に解除できるからww
そげぶ前提て素手で取らせるんすか
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/04(月) 02:34:34.64 ID:WXcEGLsao
絶対等速さんはともかく、禁書で野球はおもしろそうだな
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/04(月) 02:37:25.60 ID:s5UB4rSdo
>>359
まとめサイトで見た記憶あるぞ
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 03:22:47.58 ID:cJdeaTX/o
打順とポジションの妄想って楽しいよね

1遊 白井黒子 「転がせば確実に出塁できますの。守備もショートからならどこでもカバーできますの」
2二 木原数多 「木原神拳を応用すれば、バントをライン際で決めるくらい造作もねえよ」 
3中 結標淡希 「なんでもありなら、野球に限らず球技における最強は私かもね」
4一 一方通行 「打撃は自転パワーで。守備は力使いたくねェからなるべく動かない所で」
5三 削板軍覇 「根性のポジション、サードは俺にしか務まらん!」
6右 駒場利徳 「俺の力ではなく、発条包帯の効果を見込んでの起用か」
7左 垣根帝督 「空飛べるから守りは万全……え!? 未元物質の利点それだけ!?」
8投 絶対等速 「守備も必要ねえんだけどな。キャッチャー一人いればさ」
9捕 禁書目録 「データは絶対忘れない天才なんだよ。時代はインテリ捕手、インテリデックスなんだよ!」

科学サイドで揃えてみた
インテリデックスは言いたかっただけだから、インテリ枠は雲川でも初春でも
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 04:14:47.55 ID:eCl854yDO
ちょっと投下してみる
初SS、出来は悪いがせっかく書いたからアドバイスが欲しいってことで許してくれ
1レスか2レスもらいます
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 04:18:39.99 ID:eCl854yDO
※キャラ崩壊してます。皆が仲良しです。


黒子「生理が来ましたの……」

御坂「」

黒子「お姉さま……恥ずかしながらナプキンを忘れてしまいまして、貸していただけますか?」

御坂「」

黒子「お姉さま?」

御坂「へ?!」

黒子「いえですからナプキンをお持ちでしたら貸していただきたいのですが……」

御坂「あああナプキンね、ナプキン!ごめんねー、ちょっと今持ってなくてさあはははは、は」

黒子「そうですの……ありがとうございます。では湾内さんに聞いてきますわ」

御坂「う、うん!ごめんねー」



御坂「黒子ですら来てるって……やっぱり私ヤバいのかなあ」
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 04:19:52.57 ID:eCl854yDO

***

垣根「なぁ第一位のロリの基準って何なんだ?」

一方「はァ?……とりあえず生理来てたらババァだなァ」

垣根(うわキメェ……)

麦の「そういえば第三位ってまだ生理来てないらしいわよ」

垣根「え?」

一方「……ちょっと常磐台行ってくンぜェ」

垣根「」

垣根「」

垣根「いやいやいや!中学生はババァなんじゃなかったのかよ!」

一方「自分の可能性の模索だァ」キリッ

垣根「もうやだ通報したい」

麦の「大変そうねー」

垣根「お前が原因だからな?!」

ギャーギャーワーワー

***

ピキーン
打ち止め「むむっ電波を受信ってミサカはミサカはあほ毛をピーン!」

打ち止め「お姉さまがライバルになるかもってミサカはミサカは可能性を危惧してみる!」

御坂妹「それは流石にないとミサカは突っ込みます」ビシッ

365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 04:25:03.15 ID:eCl854yDO
お目汚し失礼しました!
SSって難しいですね…なんでみんなあんな面白いのが書けるんだ

366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 04:25:52.32 ID:y/tHx2/vo
一方通行…
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 05:06:21.65 ID:FtIzJJ4H0
Oh…
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 05:34:03.91 ID:FtIzJJ4H0
>>336-341
昨日のパパセラの人だよね?
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 08:24:34.54 ID:azTPGg4Bo
>>357
玉が壊れれば能力解除されるんだからそんなでもなくね?
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/04(月) 12:15:24.30 ID:WXcEGLsao
>>369
バットでボールを破壊することができる能力者がどれほどいるかってことだよね。
一通さんって、>>357が言うようにバット越しにベクトル操作ってできないっけ?
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]:2011/04/04(月) 14:58:08.46 ID:/M4pH2rfo
バットから伝わってくるベクトルは操作できるだろうね
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 15:44:29.35 ID:Y3mo8ppF0
金属バットならボール破壊できるか……?
バットが折れ曲がりそうな気もする

あと、ボール破壊した時ってヒット扱いになるのか?
教えて詳しい人
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 16:00:42.11 ID:XLpVvRNzo
演算力の差でどうとでもできそうな気がする
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/04(月) 19:15:02.37 ID:Pdo7X2ITo
>>372
多分その時の審判の判断によると思う
普通の審判だったら……プレー止めるかな?
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 19:41:00.17 ID:eCl854yDO
せっかく書いたので投下する。10レスくらい?もらいます。
キャラ崩壊注意。
途中まで自の文あり。
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 19:41:53.11 ID:eCl854yDO
――とある昼下がり

テレビが点滅している。昼ドラを見ていたときのままだ。明るい茶髪を跳ねさせた小学生くらいの少女は、歌を口ずさみながらテーブルに広げた画用紙にクレヨンを滑らせる。少女は白のクレヨンをテーブルに置くと、赤いクレヨンを取ろうと手探りをするが見つからない。ぷくりと頬を膨らませると、テーブルの上を探そうと顔をあげた。そのとき、ちょうどアナウンサーの声が耳に入った。
「カフェインの取りすぎは健康的にうんたらかんたら」
真面目を絵に書いたような男が図を指さしながら話す。茶髪の少女――打ち止めは、男が話を進めるほどに眉尻を下げていく。
「どどどうしよう!ってミサカはミサカはあの人のことが心配になってみる!」

***

「せめて!明日1日は珈琲飲むの禁止なんだから!ってミサカはミサカは今にも珈琲を飲もうとしているあなたに指さしてみる!」
短い人差し指をソファーに座る一方通行に向ける。
大きな瞳をうるませ、その表情は真剣そのものだ。
一方通行は真っ白な髪をかきあげると、眉をしかめた。
「はァ?なに言ってんだァ?」
打ち止めは大きく頬を膨らませる。それを見て、打ち止めの頭を撫でる手があった。ジャージを押し上げる胸が、立ち上がると同時に大きく揺れる。
「テレビの影響らしいじゃん」
黄泉川はニカッと歯を見せて笑った。一方通行に視線をやる。
「あなたの為を思っての発言なんだから大切にしてやるじゃん……まぁ一方通行はそもそも飲み過ぎじゃん」
黄泉川の視線が手に持つコーヒーに移ったことに気づいたのか、チッと舌打ちをする。黄泉川を味方につけたことに自信をつけたのか、ふんと鼻息を荒くした。「もし明日飲んだら罰ゲーム!ミサカはミサカはあなたへの罰ゲームもといイタズラを考えてみる」

「あァ?!」

「諦めるじゃん」
バンと華奢な背中を叩く。一方通行はヒリヒリとする背中に眉をしかめながら、はぁと溜息を吐いた。
「……わかったァよ」

377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 19:43:23.83 ID:eCl854yDO
――とある昼下がり

テレビが点滅している。昼ドラを見ていたときのままだ。明るい茶髪を跳ねさせた小学生くらいの少女は、歌を口ずさみながらテーブルに広げた画用紙にクレヨンを滑らせる。少女は白のクレヨンをテーブルに置くと、赤いクレヨンを取ろうと手探りをするが見つからない。ぷくりと頬を膨らませると、テーブルの上を探そうと顔をあげた。そのとき、ちょうどアナウンサーの声が耳に入った。
「カフェインの取りすぎは健康的にうんたらかんたら」
真面目を絵に書いたような男が図を指さしながら話す。茶髪の少女――打ち止めは、男が話を進めるほどに眉尻を下げていく。
「どどどうしよう!ってミサカはミサカはあの人のことが心配になってみる!」

***

「せめて!明日1日は珈琲飲むの禁止なんだから!ってミサカはミサカは今にも珈琲を飲もうとしているあなたに指さしてみる!」
短い人差し指をソファーに座る一方通行に向ける。
大きな瞳をうるませ、その表情は真剣そのものだ。
一方通行は真っ白な髪をかきあげると、眉をしかめた。
「はァ?なに言ってんだァ?」
打ち止めは大きく頬を膨らませる。それを見て、打ち止めの頭を撫でる手があった。ジャージを押し上げる胸が、立ち上がると同時に大きく揺れる。
「テレビの影響らしいじゃん」
黄泉川はニカッと歯を見せて笑った。一方通行に視線をやる。
「あなたの為を思っての発言なんだから大切にしてやるじゃん……まぁ一方通行はそもそも飲み過ぎじゃん」
黄泉川の視線が手に持つコーヒーに移ったことに気づいたのか、チッと舌打ちをする。黄泉川を味方につけたことに自信をつけたのか、ふんと鼻息を荒くした。「もし明日飲んだら罰ゲーム!ミサカはミサカはあなたへの罰ゲームもといイタズラを考えてみる」

「あァ?!」

「諦めるじゃん」
バンと華奢な背中を叩く。一方通行はヒリヒリとする背中に眉をしかめながら、はぁと溜息を吐いた。
「……わかったァよ」

378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 19:44:15.94 ID:eCl854yDO
※ここから自の文ありません

キィィ

芳川「おはよう」

打ち止め「おはよう!ってミサカはミサカはもう夕方を過ぎていることにドン引いてみたり」

芳川「これが私のスタンダードよ」

一方「本格的にニートだなァ……」

黄泉川「まぁいいじゃん!ご飯にするじゃんよー」

芳川「朝ごはん?」

黄泉川「夕飯じゃん!」ガビーン

379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 19:45:12.76 ID:eCl854yDO
次の日

チュンチュンチュン


――コンビニ近く

一方「……いたずらねェ」テクテクテク

20000「おはようございますセロリたん!そのイタズラとは性的なものですか?とミサカは既にカモンバッチコイの体制をとっていることを然り気無く伝えます」

一方「ンなわけねェ……って何でお前がここにいンだよ」

20000「セロリたんのいるところにこのミサカありとミサカは胸を張ります」

一方「キメェ。あと無い胸張んな」

20000「セロリたんに罵られるなんて!ハァハァとミサカは今夜のオカズが決定したことを伝えますドゥフッ」

一方「……まァいい。ガキとゲームしてンだよ」

20000「してどんな?とミサカは素直なセロリたんもいいなぁと心の中でハァハァします」ハァハァ

一方「ちっとも心の中じゃねェ」

一方「今日の夕飯までに珈琲を飲んだら、打ち止めが俺に罰としてイタズラをするンだってよォ」チッ

20000「それはまた、カフェイン中毒の貴方には辛いですね、とセロリたんのことだから上位個体のイタズラを期待してんじゃねーのwwwwwwアクセロリータwwwwwwwwとMNWをミサカは代弁してみます」

一方「テメェ…ッ」ピキピキ

20000「お仕置きですかふひょーっとミサカは四つん這いになろうとry」ハァハァ

一方「……やっぱイイですゥ」ヤダコイツ


20000(まぁ最近上位個体も心配してましたからね、カフェインの取りすぎは身体に悪いですし)

20000「イタズラといっても幼女のやることだから大したことはできないだろうとミサカは安心させてみます」

一方「別に気になってるわけじゃねェけどォ」

20000「でも飲んだらこのミサカもイタズラしに来ますね!と爽やかな笑顔でミサカはドゥフッドゥフフッ」

一方「」

一方(絶対飲まねェ……!)ビクビク




20000(ここまで言えば大丈夫だよな、とミサカは実は真面目にセロリたんを心配していたことを明かします)

20000(これで飲んだらミサカにイタズラされたいってことだし……ってミサカはどっちに転んでも得であることにニヤつきます)フヒッ
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 19:46:05.06 ID:eCl854yDO

打ち止め「お帰りなさいあなた!ってミサカはミサカはジャンピングダイブ!」

一方「うォっと……」ヨロ


打ち止め「何か疲れてるみたいだけど、どうしたの?ってミサカはミサカは眉をしかめてるあなたに聞いてみる」

一方「いやァ……おい、20000号って知ってるかァ?」

打ち止め「知ってるよ!ってミサカはミサカは可愛らしく手をあげる!」ハーイ

一方「あいつってどういう奴なんだァ?」ウーン

打ち止め「とてもミサカの口からは言えないかもってミサカはミサカは最大の問題児こと変態のことを思い出してみる」

打ち止め「ってハッ!何かされたの?!ってミサカはミサカはあなたの貞操の危機に大慌て!」アワアワ

一方「そンな危ない奴なのかよォ……」

打ち止め「うーん、悪い子じゃないんだけどねってミサカはミサカはフォローしきれなかったり」

一方「ふゥン……まァいい、クソガキィ」

打ち止め「何かな?ってミサカはミサカは首をかしげてみる」

一方「茶ァ……入れてくれェ」

打ち止め「うん!ってミサカはミサカは意外に素直なあなたにきゅん!」ニヘ


381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 19:46:50.89 ID:eCl854yDO

***

おい、20000号いる?


はい!なんでしょう運営様!


お前あの人に何かした?


セロリたんのことですか!うひょう!


何かした?


この幼女怖い……いえいえ、罰ゲームに加担しようかなと話しただけですよー


ふぅん……


で、何する気?


そりゃあセロリたんの全身をペロペあbbbbbbbbb


***

打ち止め「」

一方「おィ、ガキィなにしてンだァ?」

打ち止め「なんでもないよ!ってミサカはミサカは可愛らしく笑ってみせる!」

一方「……おォ」コエェ

打ち止め「お買い物行くの?ってミサカはミサカはあなたの持っているメモ帳に目敏く反応してみる」

一方「ン……なンか夕飯の材料が足りないンだってさァ」

打ち止め「ミサカもついていっていい?ってミサカはミサカはあなたの腕に抱きついてみる!」ギュッ

一方「勝手にしろォ……」スタスタスタ

382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 19:47:45.94 ID:eCl854yDO

――スーパーマーケット


御坂「あ」

打ち止め「お姉さまだー!ってミサカはミサカは大歓喜!」タッタッタ

御坂「久しぶりねー、一人?」

打ち止め「ちがうよー、あの人もいるよ!ってミサカはミサカは両手をバタバタ」

御坂「え?どこに?」

打ち止め「あそこーってミサカはミサカは珈琲の前で苦渋の顔をしているあの人を指さしてみる!」ビシッ

一方「……」ムーン

御坂「何やってんのよ、あいつ……」

打ち止め「きっと己の欲望と必至で戦ってるんじゃないかなってミサカはミサカはしたりがお」

御坂「?」

打ち止め「それよりも!」

御坂「へ」

打ち止め「ヒーローさんとは上手くいってるの?ってミサカはミサカは話題を変えてみる」

御坂「ななななに言ってるのよ!?私がなんであんな奴と!//」プシュー

打ち止め「あわわお姉さま漏電漏電ってミサカはミサカは真っ赤なお姉さま可愛いって思ってみる」

御坂「真っ赤じゃないわよ!//」

打ち止め「う、うん…ってミサカはミサカは勢いに負けちゃった」

打ち止め「でもね、たまには素直になってみないとダメだよ?ってミサカはミサカはヒーローさんみたいな鈍い人には尚更って心の中で付け足してみる」

御坂「……わかってるわよ」

オーイ ラストオーダー!

打ち止め「はーい!ってミサカはミサカは元気にお返事してみる!」

打ち止め「次会ったときは進展したか教えてねってミサカはミサカはお約束!」
タッタッタ

御坂「あっ、ちょっ」

御坂「……素直に、か……」

383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 19:48:34.70 ID:eCl854yDO

打ち止め「今日1日結局飲まなかったのねってミサカはミサカは大満足!と一緒にイタズラできなくて残念かも」ショボーン

一方「ンだよイタズラしたかったのかァ?」

打ち止め「んー、何をしても罰だからって免罪符がある場所が大きいかもってミサカはミサカはでも良かったって20000号のことを考えて安心してみる」

一方「あの変態かァ……」ホントヨカッタ

打ち止め「まぁそんなことをしたらミサカが下位個体にお仕置きなんだけどねってミサカはミサカはお茶目にワンターン!」テヘッ

一方「」

一方(何この幼女恐い)

打ち止め「でも今朝あなたに勝手に会ったってことで他の下位個体がお仕置きしてるみたいってミサカはミサカは伝えてみる」

一方「どいつだァ?」

打ち止め「えーと、そうだなぁ。14510号とかわかるかな?ってミサカはミサカはちょっと躊躇してみる」

一方「あァ、やけに素直で感情が豊かな奴だろォ?」

打ち止め「うん。その下位個体が主に20000号を袋叩きしてるってミサカはミサカはその映像を見てうわぁ……」

一方「どしたァ?」

打ち止め「叩かれて喜んでるとか……」ガクガク

一方「」

***

20000「これが全部セロリたんから殴られてると思えばいけます!うおお興奮してきた!ミサカは大絶叫してみます」

14510「くそっくそっミサカだって一方通行さんに会いに行きたかったのにお前だけ!」ベシコベシコッ



384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 19:49:12.00 ID:eCl854yDO

――常磐台寮

御坂「あなたが好きって御坂は御坂は正直に告白してみる!」カガミヲミテ

御坂「……ないわね」ウン

黒子「お姉さま……何をやってるんですの」

御坂「うぇ?!黒子あんたいつから!」アセアセ

黒子「お姉さまが鏡に向かって髪を整え始めたあたりからですの」

御坂「最初からじゃない!声かけなさいよ!」ウガー

黒子「失礼しましたわ。それで、何をやっていたんですの?」

御坂「うっ……べ、別にぃ」

黒子(どうせあの殿方絡みのことでしょうね……)

御坂(だって打ち止めが「もう少しヒーローさんに素直になってみたら?ってミサカはry」って言うんだもん……)

黒子「まぁいいですわ。ですがもう少し常磐台のエースとしての自覚を持って……」クドクド

御坂(だからちょっと打ち止めを真似してみようかなーって、べっ別にあいつが本当に好きとかじゃなくて!)

黒子「そもそもあんな扉の前で、他の後輩にでも見られたら……」クドクド

御坂(き、嫌いってわけじゃないけど……か、感謝してるってだけで!別に恋愛感情なんかじゃ!)

黒子「聞いてますの?お姉さま?」

御坂「はえ?!な、何を?!」

黒子「はぁ……もういいですわ。明日も早いので黒子はもう寝させていただきますの」

御坂「う、うん……おやすみー」


***


御坂(「好きだァ」「好き。あなたが。」「あんたが好きじゃん!」うーん、なんか違うわね……って何を考えてるのよ!あーもーっ)ウガー!バタバタ

黒子(うるさくて眠れませんの……)
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 19:50:52.57 ID:eCl854yDO
終わりです。
何か、いや本当すみませんでした。話つながらねぇ
黒子は俺の嫁
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 22:11:41.03 ID:SxeTgSvDO
過疎ってんなぁ……

黒夜×一方通行で微エロ?
十レス位貰います
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 22:12:40.37 ID:SxeTgSvDO
「……ぅぁ……んっ…」

ふかふかの柔らかいベッドの上で、黒夜海鳥は苦しい声をあげる。

「カワイイ声出してンじゃねェよ、マセガキ」

その声の元凶とも言える一方通行は、黒夜の首から唇を離し、そう嘲笑をあげる。
その口元は、大きく吊り上がり、嗜虐的な表情が見てとれた。

「だってぇ……だってよぉ……」

黒夜の目元にはうっすらと涙が見え、また頬にはほんのりと朱がさしている。

苦しそうで、淫靡な声。
先程から首筋を攻め続けられ、そこは一方通行の唾液でベタベタになっていた。

「ナニ言ってンのか分かンねェぞ、駄犬」

金色に染めている揉み上げは、まるで犬の耳のように見える。
まさに、調教師と犬の関係に相違ない。

どうしてこうなった、と黒夜は思う。
そして、黒夜はことの次第を思い返し始めた。



……………………………
…………………
………

388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 22:13:44.05 ID:SxeTgSvDO
「いよぉロリコン、遊びに来てやったぜ」

「……あァ、また来たのかよ。オマエも飽きねェよなァ」

勢いよく扉を開け、彼女は現れた。

一言で言えば、黒。

一方通行を白とすれば、それは対照的な存在に見える。

「一方ちゃんみてぇな珍獣は何時まで見たって飽きねぇよ」

ケタケタと笑いながら喧嘩を売るその性格は、いったい誰に似たものだろうか。
勿論、一方通行はそんな挑発に軽々しく乗ったりはしない。
そうでなければ、番外個体という悪意の塊と一緒に住む事など、天地がひっくり返っても不可能だろう。

「ハイハイそォですかァ。頼ンでねェし迷惑だから帰れ、眠てェンだよ」

ソファーに死んだように横になりながら、一方通行は面倒臭そうに告げる。
シッシッ、というジェスチャーのオマケ付きだ。
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 22:14:51.73 ID:SxeTgSvDO
そんなぞんざいな扱いをする一方通行に、黒夜はムッとした顔をする。



「とぅっ!」



そして、なにを思ったのか、黒夜は一方通行に向かって、『ダッシュ&ジャンピングプレス』というコンボ技を華麗に決めた。

戦闘中、若しくは一方通行が黒夜の『その気配』に気付いていれば、反射を行使することが出来たであろう。

「グホォッ!?」

しかし、そんな幻想は二秒でぶち殺された。現実は非情である。
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 22:16:28.33 ID:SxeTgSvDO
「……くゥゥゥろォォよォるゥゥちゃァァァァァンンン!!!?」

黒夜にのし掛かられたまま、一方通行は力強く起き上がった。

「なンだァ!? なンですかァ!? 愉オブにされたいンですかァァァ!!?」

「そうカッカするなってー。カルシウム足りてないんじゃねぇの?」

一見着衣騎乗位……なんてモノに見えるはずはなく、仲の良い兄妹がじゃれてるように見える。
まぁ確かに、兄妹と言えば兄妹と言えなくもないが。

念を押すようだが、 騎乗位には決して見えない。
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 22:17:08.52 ID:SxeTgSvDO
「つーか今気付いたんだけどさぁ、保護者とか保護対象とか出掛けてんの?」

ふと、黒夜が尋ねる。
そう言えば、何時もは一方通行と遊んでると喧しく絡んでるクローン体×2が見当たらない。

さらに言えば、今自分達がこうやって密着しているソファーはあの白衣のニートの特等席だった気がする。あとおっぱい。

「アイツら買い物に行ってンだよ……。だから今日はゆっくり寝るつもりだったンだよ。なのにどっかのじゃじゃ馬が来やがったおかげで全部パァだ」

「そう褒めんなよ、クソ野郎」

一方通行の皮肉にそう返す黒夜。
流石の一方通行も、そろそろ青筋が浮かび上がってきた。

392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 22:17:53.44 ID:SxeTgSvDO
「ん? ってことはさ、今オマエと二人きりって訳? おいおい冗談きついぜ、こんなロリコンと一緒に居たら私の貞操が危ういじゃねぇか」

大袈裟なジェスチャーとともに、黒夜は言い放つ。
口元がニタニタ笑ってるところがまた癪に障る。



「……百歩譲ってもオマエみてェなガキは襲わねェから安心しろ。誰が好き好んで起伏のねェ身体を選ぶってンだ」



その言葉を黒夜は聞き逃さなかった。

393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 22:19:03.79 ID:SxeTgSvDO
胸。腹はともかく胸。ついでに尻。

それは、普通の女性は当然として、黒夜は殊更気にしている。
十二歳なら仕方がない、と思う人は大勢いるであろうが、黒夜にその言葉が通じることはない。

何故なら、『絹旗最愛』というイレギュラーがいるからだ。
なんだあの胸けしから羨ましい。

自分と同い年というのに、何故あぁも違うのだろうか。
今のところは、『とりあえず』自分のほうがウェストが細いということで自我を保っているが、ここ最近一方通行の家で炊飯器料理なる物をご馳走してもらうことが増えたため、腹回りが芳しくない。

一言で言えば、絹旗最愛のウェストを追い抜いてしまう。

これはヤバい。どれくらいヤバいかと言うと上条当麻の腕が二度と生えてこない位ヤバい。致命的である。

もしその『最悪の事態』が起これば、絹旗最愛が黒夜を馬鹿にしてくることは必至であろう。

『うわぁ超残念ボディですwwwwwwとりあえず胸には窒素でも詰めてみたらどうですか?wwwwwwそのたるんだお腹が超手遅れですけどwwww窒素偽乳超ワロスwwwwwwwwwwww』

……見えない敵と戦う彼女、見事完敗である。
このままでは家にある『イルカ10032号』が犠牲になってしまいそうだ。
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 22:19:45.20 ID:SxeTgSvDO
ということで、黒夜はその言葉に激しい怒りを覚えた。

だが、昔っから暗部に浸かってきた黒夜はその感情を表に出すことはせず……。

「ヘェ……齢十二じゃあ興奮もしねェってか? ペド野郎」

訂正。
口の悪さ二割増しで、一方通行に激情をぶつけた。

「…………?」

雰囲気がガラッと変わった黒夜に、一瞬困惑の念を抱いたが、すぐに「いつものことだろう」と判断をし、そのまま惰眠を貪る作業を戻った。



それがいけなかった。
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 22:20:30.16 ID:SxeTgSvDO
その行動に、黒夜は「馬鹿にされた」としか判断できない。
ここまでコケにされて黙っている等、一方通行の演算パターンを組み込まれた彼女にできるはずもなかった。

そして、それは最悪な行為に結び付いた。



「……ハッ、上等だよ」

長い髪が乱れることも気にせず、黒夜はソファーの上に立ち上がった。

そして、足を少しあげたかと思うと―――

「こォされてもまだ黙ってやがンのかァ?」

―――一方通行の股間を、弄ぶように踏みつけた。
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 22:21:37.09 ID:SxeTgSvDO





カチッ。

ただそれだけだった。

「よォくわかったぜ、クソ夜」

目の前の最強は文字通りスイッチが入って。

「オマエのその貧相な身体、全部喰ってやるよ」

その音は、黒夜にとって悲劇的且つ喜劇的で刺激的な出来事の幕開けの音頭となる。



……………………………
…………………
………
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 22:22:27.77 ID:SxeTgSvDO
以上。
満場一致で黒夜の自業自得という結果である。

「ほらよ、口出せ」

一方通行は黒夜の頭を思い切り引き寄せると、その小さい唇に口付ける。
勿論、舌をねじ込むというハッピィなセットである。

「んぷ……ちゅぷ………」

されるがままの黒夜。
抵抗など出来ない。出来る訳がない。
無菌室同然の研究室に容れられていたのだ、経験など微塵もない。
いいとこ自慰行為位のものだ。

398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 22:23:51.93 ID:SxeTgSvDO
正直に言おう。
黒夜海鳥は、一方通行を好いている。
理由は多々あるが、その気持ちは偽りない。

初恋の人に、初めてのキス、それもディープキス。
本来なら快感なとないのかもしれないが、初めて尽くしも災いしたのか、身体の奥が激しく燃え上がっている感覚だ。

そう言えば絹旗も言っていた。

『好きな人とヤるって超気持ちいいんですよ。相手が女持ちなら尚更……////』

あの時は、なにコイツキメェ、としか思っていなかったが、今ならわかる。

これはスゴい。

一人遊び等、到底及ばない領域だ。

399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 22:25:12.85 ID:SxeTgSvDO
「なァに惚けた顔してンだァ?」

黒夜がそんなことを考えていたら、一方通行が黒夜に話し掛けた。
口元には、一方通行の、はたまた黒夜の唾液がついており、これまたエロスを醸している。

「こンなガキの遊びでアヘってンじゃねェよ」

そう言いながら、一方通行は黒夜の服に手をかけた。
黒夜は、現在まともな思考回路を持っておらず、次に自分の身に降りかかることなどこれっぽっちも想像できない。

そして、一方通行は、それはそれはユカイそうに笑って。



「これからもっとすげェことするンだからよォ……?」



同居人が帰ってくるまで、あと六十分。
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 22:26:36.70 ID:SxeTgSvDO
以上。
一方さんと黒夜ちゃんの水族館デェト書いてたのにいつの間にかムラムラしたのでやった。



おわり。
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) :2011/04/04(月) 22:27:52.53 ID:knTUG2Bco
乙!
もげろ浜面
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 22:27:57.84 ID:O8/YVa2No
おい
早くエロパロいって続き書けよ乙
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/04(月) 22:29:42.99 ID:0HvFMmPso
乙ー
黒夜ちゃん…アクセラレータセンパイエロエロっす
そしてはーまづらぁ!
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/04/04(月) 22:31:19.40 ID:mgtCYuTbo
六十分で大惨事大戦の幕開けか
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/04(月) 22:39:31.05 ID:JFedq4t9o
ふぅ・・・黒夜通行しかもエロスって俺得すぎる


エロパロで続き書いてもいいのよ
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 22:47:45.66 ID:jIjnpi1DO
エロい流れ切ってごめんね。7レスもらう

前にやろうと思って諦めたSSの冒頭が携帯の中に残っててなんか勿体ないから投下する


タイトルはとある佐天の幻想殺し
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 22:48:32.63 ID:jIjnpi1DO
 10月9日の夜。ここは第七学区にあるとある病院。冥土帰しと呼ばれる凄腕の医者が居り、不幸少年の専用の病室があると噂されている名物病院である。

 その病院に一人の少女が駆け込んで行く。その少女の名前は佐天涙子。

 佐天が目指す病室は、先の学園都市独立記念日に発生した『爆破テロ』に巻き込まれた親友、初春飾利の病室である。


 勢いよく駆け込んでみたものの人と職員の多さに思わず足が足が止まりそうになってしまう。

(あーもう! 人、ひと、ヒト、HITOだらけ! この街ってこんなに人いたっけ!?)

 佐天は今日の大混乱で色んな人がごった返す院内を注意されながらも器用に走り抜けて初春の病室を目指す。

(見つけた! あの部屋だ!)

「やっほー! 元気にっ――てぇ!?」

「おや?」

 ダダダダッと勢いよく入った目当ての病室ではカエル顔の医者がちょうど初春の診察を行っていた。

「し、失礼しましたーっ!」

「いや、ちょうど終わった所だから大丈夫だよ?」

 音速を超える勢いで頭を下げては上げ下げては上げを繰り返す佐天にカエル顔の医者が入室わ促す。


「そ、そうでしたか。それじゃあ……お邪魔しまーす」

 妙に畏まり病室に入る佐天。その先には点滴に繋がれ眠っている初春飾利の姿があった。

「あの、初春は……?」

「ああ、電話でも話した通り命に別状はない。ちょっと眠ってるだけだから明日目を覚ますはずだよ」

 心配そうに尋ねる佐天にカエル顔の医者は優しく答える。

「そうですか。良かったぁ」

 安堵の息を吐く佐天に医者は「でも」と話を続ける。
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 22:49:22.07 ID:jIjnpi1DO
「少し特殊な状態でね。どう説明すればいいか……僕にも分からない所があるんだ」

「え? だって初春は」

「命に別状はないし、明日目が覚めることは間違いない。安心してくれていい。ただ、今日運ばれてきた何人かの患者はこの子のように『何かに当てられた』ように眠っているんだ。僕にはその何かがイマイチ分からなくてね」

 医者は立ち上がり佐天に椅子を譲る。佐天は椅子に座って眠っている初春を見つめながら医者に尋ねた。

「先生、『何かに当てられた』の『何か』というのは能力ですか?」

「どうして、そう思うんだい?」

「能力だとしたら、私ならなんとか出来そうだからです」

 能力だと感じたのはほぼ無意識だった。それはまるで瞬きをするのと同じような感覚だった。

 感じ取った感覚に従い佐天は初春の額に自らの左手を乗せる。自分の才能さえも食い殺しているかもしれない左手を。すると――

「う……うぅん……さ、佐天……さん?」

「おはよう初春!」

 つい先ほどまで眠っていた初春が目を覚ました。左手で初春に憑いた何かを打ち消したかのように。

「これはまさか……?」

 カエル顔の医者は佐天が起こした事象にとある少年の右手を思い出す。

 幻想殺し。それは上条当麻の右手に宿り、異能の力だけではなく神様の奇跡さえも打ち消す能力。

 佐天の起こした事象はこの幻想殺しの事象と酷似していた。

「あの、ここは……どこですか?」

「病院だよ初春。ほら、先生早く診察診察!」

「ん、あぁ、そうだね」

 カエル顔の医者は目の前の光景に戸惑いながらも聴診器を付け直し診察を始める。
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 22:50:00.88 ID:jIjnpi1DO
「って言うか佐天さん。おはようってもう夜じゃないですか」

「まぁまぁ気分の問題ってやつでね。それでどうですか先生?」

「……ふむ。特に問題はないようだね。明日もう一度診察してなにもなければ退院だね?」

「え、あ、はい。分かりました」

「んもう! 佐天さんが答えてどうするんですか!」

「あははっ」

「あの、ありがとうございます」

「これが僕の仕事だからね。それじゃあ僕は他の患者さんを見てくるけど……静かにするんだね?」

「はい!」

「だから佐天さんが答えないで下さいよぉ!」

 カエル顔の医者は二人の元気そうなやり取りを見て「また明日」とって病室を後にする。
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 22:50:34.75 ID:jIjnpi1DO
 カエル顔の医者が退出すると初春はのそのそと起き上がり、佐天の持ってきた鯛焼きをさも当然のように頬張りながら話始めた。

「ふぁ天さん。ほーは一体になにが起こってあんですふぁ?」

「食べながら喋らないの。ほらもうこぼしてだらしがない……」

「どこのお母さんですか」

「ほーら飾利ちゃん、よい子にしてないと御坂さんの電撃が飛んできますよー?」

 妙に声が裏返った変なモノマネに、初春の放った一言が佐天のハートをブレイクさせる。

「なんだか色気がないです」

「はぅあ!!」

 初春の一言に一瞬にして石化する佐天。初春は「どうかしましたぁ?」などと聞きつつ鯛焼きを笑顔で頬張っている。

 軽くよろめきながら心の中で初春への復讐を誓った佐天が初春の質問に答える。

「えっと、今日起きたことはニュース程度でしか知らないけど、学園都市に恨みを持つ集団? 組織? が爆破テロを起こしたみたいだよ」

「ほぇー爆破テロですか」

「ほぇーって、初春はその場に居て当事者なんだからもう少し自覚を持ってよ」

「だって爆破テロなんておかしいと思いません?」

 鯛焼きを食べ終えた初春がキッパリと言った一言に佐天はしっくりこない。
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 22:51:26.50 ID:jIjnpi1DO
「変……変……満州事変?」

「……」

 笑顔の初春だったが目は決して笑っていなかった。

「ごめん初春。私はなにが変か分からないよ……」

「全くもう佐天さんは。いいですか?」

 佐天の敗北に気を良くした初春は人差し指を立て説明を始める。

「この学園都市は科学の最先端の街です。外部の組織が技術を盗むのが一番利益が出ます。また学園都市もそれを一番警戒しているんです。だから利益の少ない爆破テロをしても、広い意味でこの街相手じゃ意味がないんですよ」

「まぁ、言われてみれば……」

 佐天はゆっくり左手に視線を落とす。確かにただの爆破テロであれば『何かに当てられる』ようなことはない。毒など類ならば被害者はもっと出ているし、医者達もその事態に対応する。

 しかしニュースや医者の話を聞く限り、爆発以外のことは報道されていないし起きてもいない。

 初春の話の通りテロと片付けてしまうには不思議な事件である。

 その証拠に、佐天の持っている特殊な左手の力で初春の目が覚めた。これは外部の組織の犯行ではなく、内部の――しかも能力者の犯行であることを示していた。
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 22:52:06.15 ID:jIjnpi1DO
「うーん……」

「まぁまぁ佐天さん。そう難しく考えなくても」

 「だよね」と、難しいことを考えて頭がパンクしそうになった佐天は考えを切り替える。

「てかさー初春」

「はい?」

 その時、佐天の瞳が怪しく光った。

「夜にそんなに食べて大丈夫なの?」

「………………」

 初春が恐る恐る佐天がお見舞いに持ってきた鯛焼きの箱を見ると『6個入り』と書かれている。

 それがない。つまり、全て胃に収まり栄養となることが確定したのである。

「ば、晩御飯食べてないから大丈夫です!」

 慌てて言い訳をするが過去は帰られない。グッバイ鯛焼き。ウェルカムカロリー。

「でもカロリー的にはやばいぞぉ?」

「い、いい一日くらいなんともないです!」

「多分明日、白井さんや御坂さんがなにか持って来ると思うんだよね。どうするの?」

「うぐっ、ぐぐぐぬぅ……」

「あーはっはっはっは!!」

 目の前に叩きつけられた事実に初春はぐうの音しか出なかった。復讐を達成した佐天は満面の笑みで初春の横腹をつつき高笑いをする。
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 22:52:47.83 ID:jIjnpi1DO
 佐天と初春が楽しく談笑している中、カエル顔の医者こと冥土帰しは自室に戻り、特殊な回線を用いてある場所にいる『人間』に連絡を取っていた。

『特になにも話すことはないが』

「それでもいい。今回のようなことがまだ起きると言うなら覚悟を決めよう」

『……』

 『人間』からの返答はない。

「……分かった。宣戦布告をしよう。もうすぐ第一報がそちらに届くはずだ」

『……』

 やはり『人間』からの応答はない。

 回線を切った冥土帰しは目頭を押さえ大きく息を吐く。

(誰かを傷付けないために誰かを傷付ける……。酷い矛盾だよ……)


「……」

 『人間』は目の前に表示された画面にほんの僅かにだが目を細める。その画面には――

 『垣根帝督を確保出来ず』

 ――『人間』が回収を指示した第二位の名前が表示されていた。

(そうか。もう一つの幻想殺しを使うか)

「……急ぐ必要はない。監視だけでいい」

 『人間』は短く指示を出すと無数の画面が表示される。その中の画面の一つには『予備計画(スペアプラン)』と表示されていた。

「ここで私を止めに入るか。だが私はもう……止まらない」

 『人間』の言葉に少しだけ感情がこもる。それはどこか悲しげなものだった。
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/04(月) 22:56:29.98 ID:jIjnpi1DO
当然未完ですが終わりです

設定としては佐天さんは左手に劣化幻想殺しを持ってる。冥土帰しはスペアプランを使ってアレイスターを止めにかかる

スペアプランは
一方通行→垣根帝督
御坂美琴→麦野沈利
滝壺理后→春上衿衣
上条当麻→佐天涙子

っていう話を書こうと思ったんだけどアレイスターがなにをしたいのか分からなくて諦めた
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/04(月) 23:11:58.07 ID:0HvFMmPso
毒を持って毒を制すかな?
それって根本じゃ変わらない気がするし、個人的にはカエル先生らしくない気がするが…
夢見すぎだな。うん
文上手いし、話面白いし良かった。乙!
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage saga]:2011/04/04(月) 23:16:23.67 ID:12nTAIKE0
乙。

3スレほどお借りします。
パンストパロです。
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage saga]:2011/04/04(月) 23:17:18.05 ID:12nTAIKE0

絹旗「窒素装甲(オフェンスアーマー)!」

     &

黒夜「窒素爆槍(ボンバーランス) !」



絹旗&黒夜「with 一方通行(アクセラレータ)!!!」














一方通行「」
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage saga]:2011/04/04(月) 23:17:59.96 ID:12nTAIKE0
絹旗「ふふふ、私たちの超キュートっぷりに空いた口が塞がらないご様子ですね」

黒夜「おい一方通行。何とか言えよ」

絹旗「きっと自分の配役に不満があるんですよ」

黒夜「あ、確かにこれだと一方通行がホモになっちゃうな」

絹旗「そうですよ、私もビッチじゃないですし。まぁ天使ですが、最愛ちゃんマジ超天使ですが」

黒夜「モアイちゃんが何言ってんですかぁ? そんなパンツ見せびらかす天使なんているわけねぇだろ」

絹旗「黒夜ちゃァァァン? アホウドリ風情の名前が、何言っちゃってるンですかァ!?
   そっちこそあんな格好でイルカの人形抱いてるとか超キャラ狙ってンのバレバレなンですよォ!」

黒夜「あァァン!? うるせェぞこの超カマトト絹旗ちゃンよォ。 
   新約から急に一方通行語言い始めてンじゃねェよ。第一位意識してるンですかァ?」ニタニタ

絹旗「なっ! ちち違います! 超そんなんじゃ……/// 違いますよ一方通行!!」
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/04/04(月) 23:18:43.71 ID:12nTAIKE0
一方通行「俺に振ンな。つゥかよォ、お前ら何がしたいンだ」

黒夜「そうだ、忘れてた。そもそも私は『暗闇の五月計画』において「一方通行の攻撃性」を植え付けられた」

絹旗「私は「一方通行の防護性」を植え付けられました」

一方通行「あの計画か……で? 今さら復讐しに来ましたってかァ?」

黒夜「違うよ」

一方通行「じゃあなンだよ」

絹旗「私達を使って下さい!!」

一方通行「」

黒夜「私たちは一方通行の攻撃と防御を持ってる。もし一方通行が私たちを道具として使えたら最強じゃね? って思って」

一方通行「……使うってどうやって」

絹旗「それはほら、私たちがそれぞれ拳銃と刀になりますから」

一方通行「ガイナックスに帰れ!!」
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/04/04(月) 23:19:37.96 ID:12nTAIKE0
以上です。

この3人の絡みをもっと本編で見たかったなぁ。

ナイトロジェンシスタァァズ応援してます!
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/04(月) 23:23:26.82 ID:SxeTgSvDO
いいねェいいねェ最ッ高じゃねェか!
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/04(月) 23:24:48.28 ID:SxeTgSvDO
>>420
……と思ったが時間わを開けやがれ三下ァァァ!!!
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/04(月) 23:28:52.01 ID:0HvFMmPso
窒素姉妹可愛いし、一方さん良いし、俺得で嬉しい
だが投下ラッシュでどれも面白くて嬉しいが、30分ルールを忘れちゃいけないぜ?
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/04/04(月) 23:39:43.46 ID:12nTAIKE0
む、すまん。
時間空けたつもりだったが20分だったか。申し訳ない。
以降気をつけます。
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/04(月) 23:51:47.68 ID:Z+X6+7TAO
>>414
実は佐天さんが上条さんのクローンとかいうのが思いつきスレかどっかであったのを思い出した
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) :2011/04/05(火) 00:04:06.30 ID:XipcAbpAO
おつ!! 絹旗と黒夜が可愛すぎて生きるのが辛い……

通行止め(黄泉川家)で3、4レス位貰います。

初心者なので、間違っていたらすみません指摘してくれると嬉しいです。
427 :花吹雪 [saga]:2011/04/05(火) 00:05:11.13 ID:XipcAbpAO
花見するじゃん。と家主である黄泉川 愛穂が唐突に提案したのは、今朝の事である。

――はァ?

と眉を潜めて異議を訴えたのは一方通行ただ一人で、他の同居人は「いいわね、桜は満開で花見日和だし。ここ1ヶ月外出てないし」「ミサカも一度はお花見してみたかったかも!」「このアオザイミサカと桜のコンビ最強じゃね?誰かミサカと桜で絵描いてよ」と口々に賛同していく。

「ああ……。 じゃあオマエらで行け。俺は寝てる」

「昼食は公園で食べるじゃんよー」

「」

「でも、君は行かないのでしょう? 君は一人でどうにかしといてちょうだい」

「行く行きます行かせて下さい」
半ば強制的に一方通行も加わり、黄泉川家総出で花見をすることになった。
428 :花吹雪 [saga]:2011/04/05(火) 00:06:10.17 ID:XipcAbpAO
「うわあ……うわあっ……! 桜がキレイ、すごくキレイってミサカはミサカは思わずミサカネットワークに配信してみたり」

左右が桜に囲まれた公園の中を、夢中で駆け出す打ち止め。思わず転ぶンじゃねェぞ、と声を掛けようとする一方通行だが、彼が口を開く前に「どってーん!」という効果音が付きそうな位大きく彼女は転んでしまった。

「……言わンこっちゃねェ」

一方通行は溜め息をつき、黄泉川は「微笑ましい光景じゃん?」と笑いながら芳川にカメラで撮るよう促す。

一方番外個体はというと、呆れている一方通行の肩にヤレヤレと手を置く。

「ほらほら、助けに行かないのかな? 過保護さん」

「誰が過保護だゴラ」

「あなた以外に誰がいるのか、ミサカは逆に教えて欲しいね」

「分かった殺す」

番外個体にニヤニヤとからかわれるのも癪だが、このまま打ち止めが地面とキスしている姿を見るのもいたたまれない為、軽く舌打ちをかますと、ガツガツと盛大に杖を鳴らしながら一方通行は打ち止めに近付いた。
「……オラ」少々躊躇ったものの、ぶっきらぼうに打ち止めに手を差し出す一方通行。

「……、」シーン

「……、」シーーン

「……、」…エッ

「……、」チラッチラッ

「……、」

(…………あァ!?)

だが、打ち止めからの反応が全く無い。はっきり言って拍子を抜かされ恥ずかしい。一人虚空に手をつきだして空気と握手しているみたいではないか。

オーケーオーケー、チョップがお望みなンだなコイツと一方通行が腕捲りを始めた時、打ち止めがポツリと呟きを洩らした。

「……花吹雪見てみたいなあ、ってミサカはミサカは桜の木を見上げつつ憧れを呟いてみたり」

「ハァ? 花吹雪だァ?」

「ひゃ、わ!? いつからいたの!? ってミサカはミサカは心臓がバクバクしたり!」

(コイツ、気づいて無かったンかよ……)
429 :花吹雪 [saga]:2011/04/05(火) 00:07:20.38 ID:XipcAbpAO
取り敢えず、周りから目立つので地面に座っている打ち止めを引っ張りあげると、再確認を取る。

「オマエ、花吹雪が見てェのかよ」

「あ、うん……桜が満開なのに、今日は風が無いせいか全然花が散ってないから、ってミサカはミサカは実は花吹雪を期待していたのをあかしてみる……」

「ったくしゃーねェな」

「えっ、花吹雪できるの!? ってミサカはミサカは驚きと興奮で胸がいっぱい!」

答える代わりに電極のスイッチを入れる。できるも何も、向きを操作するのが一方通行の能力だ。

彼が軽く指をふると、桜から花が風によって運ばれ、少女の周りを囲む。まるで少女を中心とした小さな竜巻のように。

おお、と周りからも感性が上がる。

だがやっぱり一番嬉しそうにしているのは、中心点にいる打ち止めで、その笑顔はやっぱり眩しくて。

「すごい、すごいよ! 花吹雪だあ! って興奮しつつ、ありがとう! ってミサカはミサカは上手く言葉に言い表せないけど感謝の気持ちを伝えてみる!」

その笑顔は、誰かを惹き付ける。

彼女は、その笑顔で誰かに温かさを与える事ができる。

自分には出来ない。絶対に出来ないと、一方通行は思う。

少女とこんなに近くにいるのに、自分と少女は遠く離れた所にいるような錯覚を覚えてしまう。

今も自分は、ちゃんと彼女の側に居れているだろうか。

不安になって、思わず少女に手を伸ばす。


その手を、少女は逆に引っ張った。

「皆もっ、ヨミカワ達も入れて、もっかい皆を囲んで花吹雪してってミサカはミサカはあなたに希望を言いつつ、手を掴みながらヨミカワ達の所へダーーーーッシュ!!」

「ぐわ!? ちょオマ、スイッチ入れてるからって勝手に引っ張――――」

自分の言葉なんて無視して、少女は駆ける。それに引っ張られて自分も駆ける。その先には笑いながら自分達を待っている黄泉川達が居て、目の前には人の話を聞かないクソガキがいて、



ちゃんと自分は、日だまりの中にいた。
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [saga]:2011/04/05(火) 00:08:45.59 ID:XipcAbpAO
20000号「うっはセロリたん発見!! 上位個体から『あの人と桜!』って配信受けて即刻駆けつけたかいあったぜ! おーいセロリた――」

14510号「ちょっバカ! バレないように桜の木に変装してきたかいがないだろ! あのストーカーから桜の木衣装貰ったかいないじゃんとミサカは20000号を止めます!」

垣根「あれ……桜の木同士が喋ってやがる……」

とこのあと更に賑やかな仲間が加わる感じで……。

文も変だったらすみません。
お目汚し失礼しました!
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/05(火) 00:19:03.31 ID:4rc7TUOBo
なんで今日こんなに投下多いの?
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/05(火) 00:30:48.42 ID:xTo001yDO
>>386
IDがsexに見えた
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/05(火) 01:20:06.09 ID:jj/vV7sG0
4レスほどお借りします
使い古されたネタだけどごめんね
434 :DNAの災難(1/4) [sage]:2011/04/05(火) 01:21:58.47 ID:jj/vV7sG0
一日目

それはあるうららかな春の日のことでした。

一方「――…急に検査だとか呼ンだと思ったら、何だって?もう一度言ってくれねェか」

冥土「うん。だから君の体は、本当は女の子なんだよ?」

一方「…どォやら俺の耳ァおかしくなったらしィな」

冥土「いや逃避しても現実は変わらないからね?」

冥土「君の体は幼い頃からの実験の繰り返しでホルモンバランスが滅茶苦茶なんだよ?」

冥土「そのうえ染色体に異常があってね?本来XX型染色体だった筈の肉体が、男性として成長してしまったんだよ?」

冥土「薄々おかしいとは思っていたんだけど、どうやらうちの病院のデータサーバがハッキングされていたようで…」

冥土「自分の手できちんと検査しなおしたら、漸く真実があきらかになったんだよ?」

一方「……………マジか」

冥土「残念だけどね?」

一方(誰がどンな目的でデータの改竄なンかしてたのかは分からねェ…)

一方(ただ今から俺のカラダを男に作り変えるコトは不可能だそォだ…)

一方(今の俺のカラダは、もう冥土帰しですら弄れねェレベルなンだと…クソッタレ)

一方(…まァ別に困りゃァしねェがな。どォせ俺はマトモな幸せなンざ望んじゃいねェし)

………

……

435 :DNAの災難(2/4) [sage]:2011/04/05(火) 01:22:30.06 ID:jj/vV7sG0
二日目

打止「あ、おかえりなさーい!急な検査だったけど何かあったの大丈夫?って
   ミサカはミサカは心配しつつも我慢しきれずに抱きついてみる!」

一方「おゥ…ただいま。あァ、別に大した事は無ェよ。チョーカー見て貰っただけだァ」

番外「なんだ残念。弱ってたらその隙に悪戯してあげたのににゃ〜。ぎゃはっ☆」

一方「[ピーーー]ンじゃねェのかよ」

番外「そんなことしたら上位固体に怒られちゃうしねー。せいぜい寝込みを襲って…シモのお世話とか?ん?」

一方「犯罪者サンはちょっと離れててくれますゥ?」

打止「そ、そうだよ!そういうのはミサカがしてあげるんだからってミサカはミサカわわわわわわ」

一方「うン、オマエもちょっと黙ってよォな」

一方(…打ち止めの、無邪気な笑顔)

一方(…番外固体もなンだかンだで、こっち側に馴染ンで来てる)

一方(コイツらが俺に向ける感情は別にそォいうモンじゃねェンだろォが…)

一方(――…俺だって別に、そンな期待、してた訳じゃねェし)

一方(…いや、今なら。今でこそ解る。多分、俺はコイツらが、好きだったのかもしンねェ)

一方(…でも、もォ、――叶えたくても、叶わねェカラダになっちまったンだなァ…)

………

……

436 :DNAの災難(3/4) [sage]:2011/04/05(火) 01:23:25.83 ID:jj/vV7sG0
2週間後

垣根「…オイ、第一位」

一方「…なンですかァ、第二位クン。てェか生きてたのかテメェ」

垣根「ハッ、お前に復讐する為だ。地獄の底からだって帰ってくるさ」

一方「面倒くせェ……だがテメェがまだ闇に囚われてるってンなら、地獄に叩き帰してやるよォ」

垣根「言ったな?更に常識が通用しなくなった今の俺なら、お前にも…―――――」

一方「――…あン?なンだ、いきなりフリーズしやがって。バグってンですかァ?」

垣根「…………何故だ。今のお前の顔を見ていると、戦意が沸かねえ」

一方「ハァ?」

垣根(こいつ、前はもっと憎たらしい凶悪なツラじゃなかったか?だが今は何かが…)

一方「…オイ、聞いてんのか?ちょ…――なンで近付いてくンだァ!?」

垣根(何かが、違う……顔つきがどこか柔らかい。睫毛が長い。そして白い頬と、唇…――)

一方「近ェ近ェ近ェ近ェ近ェ近ェ近ェ近ェ!!」

垣根「ん…――」

一方「ひッ…―近ェつってンだろこのド変態がァァァアアア!!」

垣根「ごぶがぁぁぁぁあッ!?」

一方「ふーッ、ふーッ…!!」

一方(あ、危ねェ…唇奪われる所だった……カラダが女性化しつつあるとはいえ、男にとかマジねェわ)

一方(くっ……なのになンで、一瞬身動きが取れなくなったァ?)

一方(なンか顔も赤くなってる気が―――…まさか。いや、まさか…いや、いやいやいやいやいや)

………

……

437 :DNAの災難(4/4) [sage]:2011/04/05(火) 01:24:49.56 ID:jj/vV7sG0
三ヵ月後

一方(…あれから大分経った。もう下半身はすっかり女になっちまった)

一方(…何故か胸だけ殆ど変化ねェが)

一方(最近じゃァもォ、その辺を歩いてる女どものヒラヒラしたスカートがちょっと羨ましく見えたり…)

一方(打ち止めが可愛がってたぬいぐるみとかにもキュンっときちまう…)

一方(あァ、俺はもォダメだ……色々と覚悟はしてきたが、こォいう展開は想定してなかった…)

一方(もォいっそ死にてェ……)

上条「ん?何だ、一方通行じゃないか。どうしたんだこんな夜中に、公園のブランコでたそがれてるとか」

一方「あァ…?三下かァ……イイんだァ、俺はもォダメなンだよ……放っといてくれェ……」

上条「いや、そんな事言われたら逆に放っとけないだろ。熱でもあんのか?」

一方「……――――――――」

上条「…ん、熱は無いみたいだけど。調子悪いなら病院行ったほうがいいぞ。送ってくか?」

一方(お、で、デコっ…――近っ、顔近っ、吐息マジ掛かってるし唇とかもうあと一センチもねェs)

一方「っ…―――ひぁぁぁぁァァァァァァっ!!」

上条「うぉっ!?な、なんだよいきなり突き飛ばすことないだろ……しかも女の子みたいな悲鳴あげてさ」

一方「っ…!!う、―――うわあぁぁあぁぁあぁあぁぁんっ!!」

上条「あっ!?あ、一方通行?一方通行ぁーーー!?」

一方(う、う、俺はァ…俺ってヤツはァ…!ドキドキしちまった!三下でドキドキしちまったァ!!)

一方(尊敬してるヒーローを…そォいう目で見ちまったァ!!)

一方「ひっ、えぐっ、うわぁぁぁあぁあああぁぁんっ!!」

上条「ぽかーん……」

………

……

438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/05(火) 01:27:29.55 ID:jj/vV7sG0
以上。
勢いだけで書き殴った、後悔はしていないけど反省はしている
お目汚しでごめんね!ごめんね!

おやすみ
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/05(火) 04:19:29.95 ID:xyu0/lvDO
こういった雰囲気の百合子SSは珍しいな…先が気になる
面白かった、乙!
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/05(火) 06:07:36.74 ID:sKNZhbpno

俺も続きがきになるな
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/04/05(火) 12:28:53.91 ID:atLI+TYAO
乙です、百合子ブームでも来てるのかね

7レス貰います、キャラ大崩壊、無茶苦茶
くだらなく意味の無いネタです
442 :インデックス「ねるねるねるね……?」1/7 [saga]:2011/04/05(火) 12:29:34.88 ID:atLI+TYAO


上条「インデックス、いい物やるよ」

インデックス「いい物? もしかして食べ物!?」

上条「相変わらずだな、でも正解だ。ほら、これを食べてみなって」

インデックス「『ねるねるねるね』……? とうま、いったいこれは何?」

上条「ああ、それは……おっ、ナイスタイミング。ちょっとテレビ見てみな?」

インデックス「ただのしーえむじゃ……あっ、ねるねるねるねが映ってるんだよ!」

魔女『こうやって混ぜれば……ウマい!』

テーレテッレー

TV『ねっておいしいねるねるねーるね』

上条「という訳だ、分かったか?」

インデックス「うん、つまり混ぜてねればこのねるねるねるねは美味しく食べられんだね」

上条「そういうこと。さあ、早速ねるねるねるねをねってみようぜ」

インデックス「ええと、まずはこの粉を入れて……水を入れて」

上条「いいぞいいぞー。あとはねるねるねるねをねるだけだ」

インデックス「よーし、美味しいねるねるねるねを作るんだよ!」

インデックス「よいしょ、よいしょ」ネリネリ

上条「ただねるのもアレだから、ねるねるねるねの歌を教えてやるよ」

インデックス「ねるねるねるねの歌?」
443 :インデックス「ねるねるねるね……?」2/7 [saga]:2011/04/05(火) 12:30:02.80 ID:atLI+TYAO


上条「あ、ワンツースリーフォー」

上条「ねるねるねるねるねってるかい!」

上条「ねるねるねるねるねってるよ!」

インデックス「な、何なのそれ……」

上条「ほら! インデックスも一緒にやれよ。こうすれば楽しくねるねるねるねが作れるし、
    美味しくねるねるねるねが食べられるぞ」

インデックス「分かったんだよ」

上条「あ、ワンツースリーフォー」

上条「ねるねるねるねるねってるかい!」

インデックス「ねるねるねるねるねってるんだよ!」

上条「もっと大きな声で! ねるねるねるねるねってるかい!!」

インデックス「ねるねるねるねるねってるかも!!」

上条「いいぞいいぞ! ほら、もう少しでねるねるねるねが出来上がるぞ」

インデックス「緑色ってあんまり美味しそうに見えないかも……」

上条「食べればねるねるねるねの素晴らしさがお前にもわかるさ」

インデックス「その言葉、信じるね。ねるねるねるねるねってるんだよ!!」

上条「よーし、もう良いだろう。さあ食べてみな」

インデックス「うん……いただきます」

上条「どうだ?」

インデックス「う……う……うまいんだよ!」

テーレテッレー
444 :インデックス「ねるねるねるね……?」3/7 [saga]:2011/04/05(火) 12:31:31.19 ID:atLI+TYAO


上条「だろ? 作って楽しい食べて美味しい、ねるねるねるねは素晴らしいよな」

インデックス「こんな物を産み出すなんて……人間は罪深い生き物なんだよ」

上条「そんな大げさな、でも喜んでくれたみたいで何よりだ」

インデックス「この楽しみを独り占めは出来ないかも。
        ちょっとみんなに分け与えてくるんだよ!」

上条「えっ、おーい……って行っちゃった」

―――

美琴(公園で待機してもう三時間……今日は無理かな)

インデックス「あっ、あそこに居るのは……おーい、短髪ー」

美琴「なんだアンタか……って短髪じゃなくて私には御坂美琴という名前が」

インデックス「そんな事はどうでもいいから、一緒にこれを食べるんだよ!」

美琴「ねるねるねるね……ああ、あのねって食べるヤツよね」

インデックス「知ってるのなら話は早いかも。さあ、一緒にねるんだよ!」

美琴「何で私がアンタとこれを食べなきゃいけないのよ……」

インデックス「こまけえこたぁいいんだよ!」

美琴「仕方ないわね……まず粉を入れて、水を入れて」

美琴「ねりねり」

インデックス「そして歌を歌うんだよ」

美琴「歌?」
445 :インデックス「ねるねるねるね……?」4/7 [saga]:2011/04/05(火) 12:32:06.07 ID:atLI+TYAO


インデックス「あ、ワンツースリーフォー」

インデックス「ねるねるねるねるねってるかい!」

インデックス「ねるねるねるねるねってるよ!」

美琴「……いや、確かにCMで歌ってたけど別に歌う必要は」

インデックス「でも、とうまが歌えって言ったんだよ」

美琴「アイツが? ……だ、だったら歌うしかないわよね」

インデックス「その理屈は良くわからないけど、とりあえず歌うんだよ」

インデックス「あ、ワンツースリーフォー」

インデックス「ねるねるねるねるねってるかい!」

美琴「ねるねるねるねるねってるわよ!」

インデックス「ねるねるねるねるねってるかい!!」

美琴「ねるねるねるねるねってるってば!!」

インデックス「よし、もう大丈夫かも」

美琴「……いったい私は何をやってるんだろう」

インデックス「さあ、短髪も食べてみるんだよ」

美琴「はいはい、実はこういうの食べるの初めてなのよ。いっただっきまーす」

インデックス「どう?」

美琴「う……う……うまい!」

テーレテッレー

インデックス「さすがねるねるねるねなんだよ。これはもっと広めるべきかも!」
446 :インデックス「ねるねるねるね……?」5/7 [saga]:2011/04/05(火) 12:33:42.28 ID:atLI+TYAO


インデックス「次は誰にこの幸せを……むむっ、あそこに居るのは」

一方通行(……散歩とかだりィなァ)

打ち止め『テレビ見てゴロゴロしてばかりじゃダメだよ! ってミサカはミサカは適度な運動を勧めてみる』

一方通行(って打ち止めが言うンだから仕方がねェか……)

インデックス「おーい!」

一方通行「あァ? ……オマエはいつぞやの大食らいシスター」

インデックス「久しぶりだね。あっ、ちょうど良かった。あなたにコレをあげるんだよ!」

一方通行「……ねるねるねるねだァ? 何考えてンだ、オマエ」

インデックス「ご飯と便利な道具のお礼なんだよ。さあ! ねるねるねるねをねってみて!」

一方通行「いや、だから何で俺がこンな事を」

インデックス「いいからいいから!」

一方通行「……チッ、仕方ねェ。まず粉を入れて、水を入れて」

一方通行「…………」ネリネリ

一方通行(……ガキの頃、公園で遊ンでたヤツが食ってたなァ)ネリネリ

一方通行(羨ましかったが、買ってくれと言える相手が居ねェンだから笑えねェ……)

一方通行「まだねるのかァ?」

インデックス「うん、それとここからは歌を歌って貰うね」

一方通行「歌ァ?」
447 :インデックス「ねるねるねるね……?」6/7 [saga]:2011/04/05(火) 12:34:09.20 ID:atLI+TYAO


インデックス「あ、ワンツースリーフォー」

インデックス「ねるねるねるねるねってるかい! ねるねるねるねるねってるよ!」

一方通行「……あァ?」

インデックス「さあ、あなたも一緒に!」

一方通行「そンな事出来る訳ねェだろが!」

インデックス「いいから早く!」

一方通行「いや、だから」

インデックス「早く!」

一方通行「……チッ、なンで俺がこンな事を」

インデックス「それじゃいくんだよ。あ、ワンツースリーフォー」

インデックス「ねるねるねるねるねってるかい!」

一方通行「ねるねるねるねるねってるよォ!」

インデックス「ねるねるねるねるねってるかい!!」

一方通行「ねるねるねるねるねってるぜェ!!」

一方通行(おォ? なンか楽しくなってきたぜェ!)

一方通行「ねるねるねるねるねってるよォ! ねェるねェるねェるねェるねってるぞォ!
      ねるねるねるねるねっ インデックス「もういいんだよ」

一方通行「……あっ、すいませン」

インデックス「さあ、食べてみて!」

一方通行「いただきまァす」

インデックス「どう?」

一方通行「う……う……うめェ!」

テーレテッレー
448 :インデックス「ねるねるねるね……?」7/7 [saga]:2011/04/05(火) 12:35:22.88 ID:atLI+TYAO


一方通行「こンなうめェもンが世の中にあったとは……」

インデックス「よろこんでくれて何よりなんだよ」

一方通行「……こうしちゃいられねェ。第一位としてこの美味さを学園都市に広めるぞ!」

インデックス「私も協力するんだよ!」

―――

インデックス「ねるねるねるねるねってるかい!」

風斬「ね、ねるねるねるねるねってます!」

一方通行「ねるねるねるねるねってるかァ!」

打ち止め「ねるねるねるねるねってるよ! ってミサカはミサカはねるねるねるね!」

小萌「こうして混ぜれば……」

青ピ「うまいで!」

姫神「テーレテッレー」

絹旗「超ねるしかないですよ!」

フレンダ「サバ缶もねったら美味しいって訳よ」

垣根「俺のねるねるねるねに常識は通用しねェ」

―――

アレイスター「どういうことなの……」

土御門「とか言いながらその液体、ねるねるねるねに変わっているじゃないか」

―――

インデックス「ふう……迷える子羊達もねるねるねるねで大満足なんだよ!」

インデックス「でも私はちょっと飽きたかも……」

上条「インデックス、いい物やるよ」

インデックス「なになに……『ねるじぇら』?」
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/04/05(火) 12:36:12.68 ID:atLI+TYAO
以上です、勢いに任せたが何がなんだか
色々失礼しました
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/04/05(火) 12:47:42.23 ID:hc+TzP7Do
ワロタ
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/04/05(火) 14:16:57.93 ID:p0lLgRlK0
最後アレイスターが大変なことになってる
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/04/05(火) 16:15:45.87 ID:rWAMS7Mh0
>>438
素晴らしい…葛藤する百合子可愛い
ぜひ続きを読んでみたい

>>449
こういうノリは大好き
ねるねるねるね食べたくなってきたな

二人とも乙です!
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/05(火) 17:04:21.27 ID:4rc7TUOBo
> 一方通行「ねるねるねるねるねってるよォ! ねェるねェるねェるねェるねってるぞォ!
>       ねるねるねるねるねっ インデックス「もういいんだよ」
>
> 一方通行「……あっ、すいませン」



くそっこんなんで
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]:2011/04/05(火) 17:19:36.37 ID:iuJF+0oBo
一方さんは打ち止めと禁書には逆らえない
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/05(火) 17:30:23.46 ID:7Xb0vZXCo
ねるねるねるねがゲシュタルトねるねるしてきた
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/05(火) 17:35:52.06 ID:L5/inA8Go
ねるねるねの聖歌隊
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/05(火) 18:06:44.53 ID:6/5ANatLo
黄金練成《ねるねるねるね》
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/05(火) 20:43:24.47 ID:x4sJWaiE0
一方「ナイトリィダァ」

という怪電波を受信したが俺には無理だった
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/05(火) 23:31:22.58 ID:86D6SDZDO
オリキャラ+既存キャラでSS書こうと思ってるんだけど、オリキャラの名前に迷ってる
シリアスな展開なんて全くないから読めるけど一発変換出来ないって程度でちょうどいいかな?
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) :2011/04/06(水) 01:08:28.57 ID:gerePMFgo
いいんじゃない?
普通に既存キャラでも一発変換できない事が多々あるし
よほどふざけた名前じゃない限り誰も気にしないと思う
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 01:17:38.83 ID:CrNZbHrno
……「最愛」なんて名づけておいて

なんで捨てたんだろうな
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/04/06(水) 01:18:50.99 ID:FVWNzj4ao
顔がモアイだった
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 01:23:58.96 ID:CrNZbHrno
>>462
シリアスなこと言ってしんみりさせようという俺の計画が
貴様のせいで台無しだよwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage ]:2011/04/06(水) 01:54:17.92 ID:A4U6sJZp0
災遭いってことだろ
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 02:33:14.40 ID:n04MCuNx0
☆さんそれ外見えんのかww


さて、豚もおだてりゃ木に登るっていいますが
下手をおだてるとどうなるでしょう

そりゃあもちろん調子に乗るのさあ!
そんなわけでまた4レスお借りするよ!>>437の続きだよ!
466 :DNAの逃避行(1/4) [sage]:2011/04/06(水) 02:36:22.18 ID:n04MCuNx0
三ヵ月と三十分後

一方「はァ……」

番外「あは、おかえりー。こんな時間までお出掛けってコトはおデートかしらーん?」

一方「そンなンじゃねェ……」

番外「――なんでそんなグッタリしてんの?熱でもあんの?」

一方「だから違うつってンだろが……他の奴らはどォした」

番外「ファミレスで夕飯だってさ。ミサカは先に食べちゃったんでお留守ばーん」

一方「あァそォ……」

番外「…あなたは?晩ご飯たべた?」

一方「いらねェ…食欲ねェ」

番外「…あなた、ここんとこ本気でヘンだよ?どうしたの?」

一方「どォもしねェよ、ただ疲れてるだけだァ――あ、フローリング冷たくて気持ち良ィ…」

番外「うわあロシアでの雄姿が見る影もない。あと床で寝るな」

番外「…ふん、このミサカの前でその無防備っぷりはいい度胸だよね?」

一方「うぜェ、やめろォ…ぐェっ。馬乗りンなってくンじゃねェ…!」

番外「ぎゃはっ、だったら抵抗してみればー?うりうりうりゃうりゃ」

一方「ひゃ、ァ、ちょっ…やめ、…ろ、って……うァ…っ!」

番外「うりゃうry…―――い、いや、ちょっと…何その反応?何でそんな反応?」

一方「やァ……やめろ、って言ってるだろォ、がよォ……」

番外「しかも涙目っ!?…あ、あなた、本格的にどっかおかしいんじゃない…?」

一方「おかし、く…ねェもン…」

番外「いや、おかしい、って……」

一方「ちげェ、って……」

番外「………」

一方「………」

番外「ん………」

一方「っ………」

一方(…って何でコイツも顔寄せてくンだァ…!)

一方(それで何で俺も逃げよォとしねェンだ……うァ、目ェ瞑ってンじゃねェ俺ェェエエ!!)

ガチャッ

打止「ただいまー!ってミサカはミサカはめざとくあの人の靴を発見!」

一方番外「「〜〜〜〜〜っ!!」」

………

……

467 :DNAの逃避行(2/4) [sage]:2011/04/06(水) 02:40:42.60 ID:n04MCuNx0
三ヶ月と一時間後

一方(はァ、危ねェとこだった…危うく流される所だったァ…)

一方(てェか流されるって何だ俺ェ…何にだ俺ェ…)

一方(しかもさっき三下相手にあンなンなったばっかだってのに……あァ、自己嫌悪で[ピーーー]るゥ…)

一方「もォ寝るゥ…寝て起きたら全部忘れてるゥ…」

打止「……ねえ、起きてる?ってミサカはミサカは遠慮がちにあなたの部屋をノックしてみる」

一方「……もォ寝ますゥ」

打止「じゃあ今はまだ起きてるんだよね、ってミサカはミサカはめげずにお邪魔しまーす!」

一方「頼むから今日はもォ寝かせてくンねェかなァ…」

打止「…想像以上に弱ってるね、ってミサカはミサカはちょっと尻込みしつつも、ちょっとだけ」

一方「何なンですかァ…」

打止「う、うん…ちょっと伝えたいことがあったんだよ、
   ってミサカはミサカはベッドにあがりつつ伝えてみる」

一方「伝えたいこと…ォ?」

打止「言うかどうか迷ったんだけどね…あなた、ミサカたちに何か、隠し事をしてるよね?」

一方「………」

打止「その頃からちょっと様子がおかしくなったのも知ってるよ?」

打止「だけどね、無理に聞こうとは思ってない」

打止「あなたのことだから、また危ないことしてるのかもしれないし」

打止「でも――いつか、話してもいいと思ったら、話してくれると嬉しいな」

一方「…何でだァ」

打止「? そんなの決まってるじゃない。あなたのことが、心配だから」

一方「っ……バカか、俺はァ――」

打止「はい、ストーップ。そこから先はいったらダメだよ?」
468 :DNAの逃避行(3/4) [sage]:2011/04/06(水) 02:42:28.04 ID:n04MCuNx0
打止「それに…心配だけじゃなくて。あなたのこと、好きだからだよ、
   ってミサカはミサカはそっとあなたを抱き締めてみる」

一方「…………っ」

打止「えっと、それだけ。なんか恥ずかしいなぁ……」

打止「でも、覚えておいてねってミサカはミサカは恥ずかしさを隠しつつお部屋に帰るよっ」

打止「んっ…―――それじゃ、おやすみっ」

一方「う、あ……お、おォ…おやすみィ…」

一方(……去り際に、ほっぺたにちゥしていきやがったァ)

一方(言えねェ。絶対言えねェ……ごめンな俺女になっちゃった☆とか、絶対言えねェ…!)

一方(どォする…どォすればいいってンだ…俺は、俺はァ…!)

一方(うぁぁぁぁあああっ!!)

ドスーンバターン

黄泉川「おー…青春の音が聞こえるじゃん」

芳川「若いって良いわねー……」



翌朝

手紙『探さないで下さい』

黄泉川「だからってここまで青春しなくてもいいじゃん!?」

芳川「……家出って青春なの?」


………

……




雨の路地裏

一方inダン箱『拾わないで下さい』


垣根「oh...」

………

……

469 :DNAの逃避行(4/4) [sage]:2011/04/06(水) 02:46:56.60 ID:n04MCuNx0
三ヶ月と一日後

一方「何で拾ったァ…」

垣根「捨て超能力者の分際でガタガタ言うんじゃねえよ…そらタオルだ、床濡れるから拭け」

一方「…また俺に妙なコトすンのかァ?」

垣根「ぶッ……いや、こないだのアレは忘れろ。あの時の俺はどうかしてたんだ」

一方「……イイぜ無理しなくてもよォ。別にしたけりゃ好きにしろォ…」

垣根「しねえっつってんだろうが!」

一方「オマエの性癖には常識が通用しねェんだろォ…?」

垣根「常識が通用しねえのは暗黒物質だよ!俺の性癖は常識内だよ!」

一方「あァそォ、まァどっちでもイイや…もォ俺なンかどォなってもいいンだ…」

垣根「……つうか変わり果て過ぎだろお前。つい2〜3ヶ月前までは普通だったじゃねえか」

一方「……聞かねェでくれェ」

垣根「まあいいけどよ。だが今の腑抜けきったお前を倒しても意味がねえ」

垣根「さっさと立ち直りやがれ第一位。そんで俺に殺されろ」

一方「無理だァ…俺はもォダメなンだよォ……」

垣根「俺なんでこいつにミンチにされたんだろう」

垣根「……今のこいつ、見ててすげえイラつくな」

一方「じゃァ元の所に棄ててくれよォ…」

垣根「ふざけろ。お断りだ――ちょっと待ってろ」

………

垣根「…おら、食え」

一方「………あァ、肉だァ」

垣根「神戸牛のステーキにローストビーフのマリネ。シーザーサラダもちゃんと食えよ」

一方「……料理できたンだな、オマエ」

垣根「一人暮らし舐めんな」

一方「でもイイ、食欲ねェ――」

グゥ〜…

垣根「……このタイミングでリアルに腹鳴かすヤツ初めて見たわ」

一方「う、ァ、あー…う、うー……」

垣根「肉好きなんだろうがよ。何意地張ってんのか知らねえが、我侭言ってると口ん中捻じ込むぞ」

一方「…分かったよ、喰えば良いンだろォ、喰えば…」

垣根「それでいい。…ったく、その様でよく家出なんか出来たもんだな」

一方「んぐっ……家出じゃねェもン」

垣根「バカが、お前に家と家族がいんのは知ってんだよ」

垣根「それってお前が暗部をブッ潰してまで手に入れた居場所ってヤツなんじゃねえのか?」

一方「うゥ…」

垣根「まあ実際、お前がどういう事情でそうして、それでどうして家出したかなんて知らねえよ」

垣根「その家族とやらが心配しようがどうしようが俺には関係ねえしな」

一方「う、う…うぅ……」
470 :DNAの逃避行(5/4) [sage]:2011/04/06(水) 02:51:17.99 ID:n04MCuNx0
垣根「だがそうやってグズグズと腐ってんのは気にいらねえ」

垣根「お前は俺にできなかったことを平然とやってのけて、そのくせ今のその様は何だ?あ?」

垣根「失望したぜ第一位――お前には、ガッカリだ!」

ダンッ

一方「っ…お、俺だって、別に好きでこォなった訳じゃァ…う、ひっ…えぐっ」

垣根「て、――え、…ええええええええ?」

垣根(半べそ?ここで半べそ!?一方通行が!?何これ新手の能力者か何かの仕業!?)

一方「俺だって…こンなの、嫌に決まってンだろォ…ひっぐ、えぐっ」

垣根「え、ああー、わ、わかった。悪かったよ怒鳴って悪かった、だから泣くなって、な?な?」

一方「うっ、ううっ、ひっく」

垣根「くっそ泣き止まねえええええ!ええいどうすれば……仕方ねえ!待ってろ!」

………

垣根「ぜえ、はあ、俺の料理にも常識は通用しねえ……五分で出来たぜコーヒーゼリー…!!」

一方「……ぁ、コーヒーゼリーだァ」

垣根「おおう…作っといてなんだが本当に反応しやがるとは…」

垣根「…ほらやるよ、やるから泣き止め、ていうか泣き止んで下さい」

一方「うン……んー、あまァい」

垣根「だぁー……あー、焦ったぁ…ていうか何こいつ、幼児退行でもしてんじゃねえのか……」

垣根「すげえ面倒臭そうな気配がすんだけどなあ……かといってこんな状態で放り出すワケにもいかねえし」

垣根「仕方ねえ、もうお前の気が済むまで此処に居ていいわ」

一方「むぐ、ンぐ………ン、良いのかァ?」

垣根「良いっつの。でも気が済んだら帰れよ……てか口拭け、零すな、ゼリー逃げねえから」

一方「ンっ、ンむゥ………ありがとォな、垣根ェ」

垣根「………お前、そんな顔して笑ったりすんのな」

一方「?」

垣根「……いや、何でもねえよ。……クソ、俺もどうかしてるわ」

垣根「喰い終わったらシャワー浴びてこいよ、着替えとかは風呂場にある俺のヤツでいいだろ」

垣根「そんでとっとと寝ろ、あっちのベッド使っていいから。じゃあな」
471 :DNAの逃避行(6/4) [sage]:2011/04/06(水) 02:54:50.77 ID:n04MCuNx0
一方(…言うだけ言って、ソファで寝ちまった)

一方(…前ン時はバラバラにしちまったけど、話してみたら意外とイイ奴だったンだなァ)

一方(なンだかンだ言って泊めてくれたし、メシ食わせてくれたし…友達ってこォいうモンなのか?)

一方(…明日ンなったら謝ってみよォかな。でも今更だよなァ)

一方(…取りあえずシャワー浴びて寝よォ…眠いし)

一方(ん…………シャワーあったけェ)

一方(…ここなら、俺のカラダのコトとか、色々考えずに過ごせるかなァ)

一方(少しだけ、頭ン中の整理がつくまで…もう、あと少しだけェ……)

一方(……………?)

一方(あれ…赤…ェ?どっか、ケガしてたかァ……?)

一方(どっからだァ…ン?…………太股ォ?)

一方(……――――――これ、)

一方(あ、)

一方(あぁあああああああああああっ―――)



翌朝

垣根「ふぁ…朝か。飯にするかな―――ん?」

垣根「おい、一方通行?……一方通行ー?」

………

……




-------------------------------------------
以上また勢いだけで書き殴った。後悔は(ry
だって…だって続きが気になるとか、三回も言ってもらえたの
産まれて初めてだったんだもの…!!嬉しかったんだもの…!!

でも本当キャラ崩壊尋常じゃないわ改行数数え間違えててレス数増えるわ
ガッカリクオリティだわで色々とごめんなさい、本当ごめんなさい

ではおやすみなさい
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/04/06(水) 02:58:11.72 ID:f5NUL4Y60
何が一番吹いたってレス数が5/4なんて表示された瞬間だよ。

ところで初潮ゆりこたんのあわあわ話も読めるんだよな?
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/06(水) 03:02:45.88 ID:O9LhgBNs0
乙!
さあスレをたてるんだよ!
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 03:56:26.13 ID:CKCy2uDOo
レス数が5/4になった瞬間噴いたw
青春百合子の続きをとっとと書け太郎
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 04:46:40.01 ID:VEsp+g3do
元男にとっちゃ初潮は精神オーバーキルなんてもんじゃないだろうな
そして乙
さらにHKB
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/04/06(水) 07:28:41.89 ID:YvIxjDKqo
乙。続きが気になる
スレ立てはいつごろかな?
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/06(水) 08:09:54.26 ID:A+G3t3cSO
早く続きを書くんだ

セロリたんの初潮ペロペロしたいお
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 08:54:06.86 ID:j8DFLvkDO
ここまで書いて続かないってことはないだろう?
でも小分けにされてここに投稿されても困るから、スレ立てしろな
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/06(水) 14:14:51.25 ID:0HMY11cIO
ありがてえ、ありがてえ
こんなにレス貰えるとは思ってなかった

でもやっぱスレ立てしなきゃ駄目…?
現状10レスしかないお?
勢いまかせなんでどこまで展開するかわかんないし…
あまり短く終ってしまうと怒られないか心配だお…
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 14:16:10.64 ID:0HMY11cIO
しかもあげてしもうた…
死にたい…
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/06(水) 14:25:39.47 ID:4CXzuAvBo
>>480
このスレは基本ageで良いんだよ死にたいとか言うなボケ
誘い受けすんなよ自分が書きたいなら書けばいいし書きたくないなら未完のままでいい
不特定多数の眼にとまるから批判だってもちろんある、怒られないかなんて意味不明な心配するくらいなら最初からチラシの裏にでも書いてろって話だ
スレ立てるんなら内容の濃さで勝負して終わったらhtml依頼をすればいいが、誰かに免罪符貰わなきゃや立てれないなら途中で挫折しちまうからやめておけ

とまぁ乱暴な意見だけど俺はそう思うよ
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/06(水) 15:11:40.06 ID:+kPqMp/Mo
俺は無理にスレ立てる必要もないと思うんだけどな
自分の好きなようにやれ

つかなんでこのスレage進行だってこと知らない輩がこんなに多いの?
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 15:14:22.05 ID:j8DFLvkDO
全面的に同意だが、面白いから書いてほしいとは思う
ここで短いスパンで数回にわけてきっちり終わらせた人もいる
グダグダにならないならここでもおkだろ
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/06(水) 15:18:11.83 ID:9x90pYpVo
ご新規様でもテンプレくらい読んでくれよと毎度思うんだよね
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/06(水) 15:18:24.40 ID:27q1uNfL0
赤って全体としてはバッって視界に入ってくるけど文としては読みにくかったかもしれないな。
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/06(水) 15:20:08.90 ID:9x90pYpVo
じゃあ次は青にしてみるか
あ、それともメ欄コマンド使って強調させるかしてみるかな?
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/06(水) 15:20:32.95 ID:w7AV7iAAO
やだなにこの>>481かっこいい、ぬれちゃう…

>>479
みんなそんだけお前の数レスに心動かされたってことだろ
別に何レス以上はスレ立てなきゃいけないなんてルールはないし、これまでもここで定期的に投下された良作はいくらでもあるし
ただ、1スレ分でも2スレ分でも、もっとたくさん続きが読みたいって思った奴がこんだけいたってことだよ
言わせんな恥ずかしい//

まあ、たった数レスでこんな良反応もらえるなんで、正直うらやましいわ
自信もてよ
おまえだってずっと待ってたんだろ(ry
はじめようぜ、>>>479
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 15:38:05.70 ID:Battz+Sy0
投下するしないはどっちでもいいけど誘い受けはやめとけ
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/06(水) 15:49:30.08 ID:/xjYBXBAO
なんか構ってちゃん臭がすげぇするけど
書き手の意見と読み手の意見はそもそも主観が違うんだから
好きにしろとしか言いようがないわなww
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/06(水) 16:17:23.28 ID:+kPqMp/Mo
なぜわざわざ荒れるような言い回しをするのか
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/06(水) 17:27:16.94 ID:j8DFLvkDO
何だよこの流れェ……

誰か投下しろください
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/06(水) 17:48:22.34 ID:hVfcCkYIO
ご迷惑をおかけします。
不用意な言動で場を荒らしてしまい本当すいませんでした。
自分の書くものですから自分で決めるのは当然ですよね。
きちんとある程度書き溜めをしてから、
改めてスレを立てさせて頂きたいと思います。
有難う御座いました。
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/06(水) 18:00:27.75 ID:hngFSdhko
どうでもいいけどなんでID変わるん?
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/06(水) 18:01:47.74 ID:9x90pYpVo
携帯回線だと接続しなおすたびにしょっちゅうIP変わるんだよ
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [saga]:2011/04/06(水) 18:27:41.14 ID:IpsyuhFAO
なんかいきなりぶっちぎる内容かもしれないけれど即興で考えたのを3レスくらい投下



美琴「最近、妹逹の人格に個性がつき始めたらしいわねー」

美琴「それが関係してるなんて言ったらあの子逹に申し訳ないけれど、最近私の変な噂が流されるようになったわ」


美琴「例を挙げていくと、」

生徒A『ねえねえ、聞いた? 御坂さんって、人の尾行をしたり、実態を調査するのが趣味なんだって! 裏では「スネーク」って呼ばれてるらしいよ。さすがは御坂さんだよね!』

美琴「どこらへんが『さすがは御坂さん』なのよ!何その偏見!皆からの私の認識が不安だわ!
っつか妹逹でこんなキャラなんているのか…?」

生徒B『え、うそー!私は、「学園都市第一位に恋してる」って聞いたことあるわ!超能力者同士ってすごいわよねー』

美琴「誰があんなヤツに惚れるかぁぁああああッ!!!!」ビリビリィッ


美琴「っふー、ふー……」


美琴「……なんであのバカとの噂は流れないのかな」ボソッ


美琴「…………、気を取り直してその続き……」


生徒C『あら、お姉様の事をお話ですの? ――怖がらなくてもよろしくてよ、悪口では無い限り、わたくしは手出し致しませんの。それより、わたくしも混ぜてくれません!? 素晴らしい情報が手に入りましたの! お姉様が、「変態」と呼ばれあbbbbbb』

美琴「あんの馬鹿!!全く素晴らしくないっての!!むしろ最悪だわ!私が「変態」って何よその噂ーっ!妹達でも変態はいないわよ!」


美琴「って訳で、私が妹達に個人的に会いに行くことに決めたわ。 覚悟しなさい妹達っ! 私がその実態をあばいてやる!!」
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [saga]:2011/04/06(水) 18:30:25.72 ID:IpsyuhFAO
――――妹達、上位個体。打ち止めに聞いた。


「打ち止め、久しぶり」


――あ、お姉様! 久しぶりー!ってミサカはミサカは腕をブンブン振ってみたり!!


「どう? 一方通行からは嫌な事されてない?」


変態A「するかっての!つか何で俺の表記変態Aなンだよ!」


――うん、いつも楽しいよー、ってミサカはミサカはお姉様の手に持ってるお菓子に気を取られてたり……


「お、やっぱりすぐ気がついたわね。私の好みはアンタの好みだと思ったのよー」


――ま。まさかくれるの!? ってミサカはミサカは瞳をキラキラさせてみたり!!



「もちろん、ただし! 私の質問に答えたらよ!!」


――質問に答えるだけでいいの!? ってミサカはミサカはウズウズしてみる!

「っつっても、質問が質問だから気を抜いちゃ痛い目見るわよ! いい!?」

――いえす!

変態A「テンション高ェなオマエら」

「えー、こほん。

じゃあズバッと訊くけど!!


妹達って、変態なの!?」

――(゜Д゜ )

変態A「」

――……、……。お、お姉様? えと。その質問はー……

保護者A「……正直、俺でも引くわ……」

「へっ!? あ、あぁー! 間違えた! アンタ達を悪く言うつもりは無かったんだってば! なんか『御坂美琴が変態』とかいう噂が流れてんのよ! それで、それってどういうことかと思って……」

――あ、その『変態』なら、20000号のことかも! ってミサカはミサカはお姉様の持ってるお菓子に手を伸ば――あたっ!

保護者A「行儀悪ィ事すンな!!」

「に、20000号……?」

――20000号はこの人のことが大好きなんだけど、愛情表現の仕方がなんといいますか……、ってミサカはミサカはお茶を濁してみたり……。

保護者A「あァ……アイツねェ……。うン……」

「(……つまり、私が一方通行を好きっていう噂も20000号の事なの……?)」

「うん、ありがと打ち止め。じゃあその20000号とやらに会ってみるわ。あと、ほいコレ」

――ふおおっ! 凄く高そうなお菓子! ってミサカはミサカは興奮を隠しきれずにヒッヒッフー……。ありがとうお姉様!

「じゃ、行くわね。二人仲良くねー」

――ばいばーい! ってミサカはミサカはお姉様の背中に手を振ってみる!

保護者A「……ン。じゃァな」
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [saga]:2011/04/06(水) 18:31:46.16 ID:IpsyuhFAO
――20000号に会ってみた

美琴「アンタが20000号ね!」


――少し静かにしてくれますかお姉様。ミサカは今集中しているのです、とミサカは自身が20000号であることを告げながら注意を促します。


美琴「あ、うん!ごめん」


――いえ、とミサカは簡潔に返答します。


美琴(な、なんだ……普通の妹逹じゃない)ホッ

美琴「ん? ところでアンタ、何の作業してんの?」


――セロリたんに飲ませる媚薬の合成に決まってンだろjk!!ハァハァ!


美琴「アンタをまともな子だと思った私を返せ」


――ミサカは至ってまともですが、とミサカは喘ぐセロリたんを想像しつつ返答を


美琴「もしもし黄色い救急車ですか?…はいすみません、なんかここに変な人が…私と瓜二つですが考えてることは変態と女子中学生並みに違いますので」

――勘弁して下さいお願いしますとミサカは頭を地面に着けます

美琴「ったく……えっと、ならアンタが、例の『一方通行を好き』っていう私の噂の真相かしら?」

――セロリたんを好きな妹逹はミサカの他にもたくさんいますよ? まあミサカが一番愛してますが

美琴「」

――他にもお姉様のストーカーが好きな妹逹や削板派やショタ好きまでいますね!

美琴「アンタらどんだけ個性ついてんのよおおお!!」

というわけで美琴の妹逹実態調査はまだまだ続くのでした。頑張れ美琴さん!!
妹逹って大分個性ついたなあ
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/04/06(水) 18:57:48.34 ID:f2+Lc3KAO
最新版の妹リストとか見たくなった
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/06(水) 19:02:23.94 ID:C4dgLxD2o
多分変態は変態並みに最後の妹達として苦労したんだと思うのよ
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/06(水) 19:02:54.88 ID:9x90pYpVo
こっそりと二次妹達の項目wikiに追加してるんだけど把握しきれないから編集してくれると助かるんだけどなーちらっちらっ
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/06(水) 19:06:21.59 ID:kmZIwAZAO
このまま個性が出てる(=SSに登場した)妹達全員と会わせたいなww

一方サイドの妹達は個性強いのが多いよな……
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 19:09:15.76 ID:dq4+TJRDO
ぶっちゃけ最近のシスターズは独り歩きしてるって感じだよな……誰出前ってのが大杉
せめて、口調くらいは残して欲しいのよな……
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/04/06(水) 19:21:31.25 ID:Pzq/SzLBo
http://www35.atwiki.jp/seisoku-index/pages/932.html
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 19:54:55.33 ID:ro83k0J90
20000号って上条も一方通行も好きな変態って奴だった気がするが
いつから一方通行ラブになったの?把握しきれない…
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/06(水) 20:09:49.70 ID:GmzPuLiAO
>>504
初出では見境無かったな
その後いくつかMNWネタでミサカ×一方通行が書かれて、それで定着したんだと思う

それと、こういう二次設定は強制されるものでなく、書き手が好きな風に取捨選択して使うものだと思うんだ
全部覚える必要はない、というか多くて覚えられないww
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 21:26:00.83 ID:QlJsNSHDO
20000号は変態の花見のやつから、明確な一方ラブになったと思う
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/06(水) 22:05:25.71 ID:9P0yp/Uwo
使い勝手がいいのは
10032号→御坂妹、学園都市でのデフォルト妹達
17600号→スネーク
14510号→一方さん派の恋する乙女風
20000号→変態
このあたりだと思う。MNWネタでもレギュラーはこの4人くらいじゃないか?
あとは書き手が自由にやっていいと思う
つかそれ以上を共通認識として求められても困る
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/04/06(水) 22:10:11.00 ID:lbspdLyTo
19090号も良く見るな
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/06(水) 22:42:29.51 ID:v8NKDscDO
今更最終回見たけど日野の浜面適役だったな。禁書は声優がイメージ通りでいいな
垣根とか削板とか騎士団長とかが楽しみ過ぎる。いつになるか分かんないけど
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga sage]:2011/04/06(水) 22:53:33.80 ID:PSX6/NqH0
>>509
木原くンがピッタリだったと思います


衝動的に書いたもの8レス投下します
511 :1 [saga sage]:2011/04/06(水) 22:54:16.36 ID:PSX6/NqH0

一方「かきねの かきねの…… まがりかどォ〜」

垣根「…………」

一方「たきびだ たきびだ ダークマター♪」

垣根「…………」

一方「あ〜たろォか〜 
             ダ ー ク マ タ ー ♪ 」

垣根「…………」

一方「そォだン しながら……」

垣根「…………」

一方「 
     ダ  ー  ク  マ  タ  ー  ♪
                              」



垣根「………………ちょっと表出ろ」

512 :2 [saga sage]:2011/04/06(水) 22:55:05.79 ID:PSX6/NqH0

一方「オー て〜いとく あな〜たの おウチはどこォ〜♪」

垣根「…………」

一方「わた〜しの おウ〜チは 冷蔵庫よォ〜♪」

垣根「…………」


一方「きれ〜いな こすゥ〜いの

            ダ ー ク マ タ ー ♪
                                」



垣根「………………ちょっと屋上来い」

513 :3 [saga sage]:2011/04/06(水) 22:55:54.58 ID:PSX6/NqH0

一方「あーるゥ 晴れた ひーるゥ下がり〜♪」

垣根「…………」

一方「いーちーばァへ つづゥく道ィ〜♪」

垣根「…………」

一方「にーばーしゃァが ごーとーごォと♪」

垣根「…………」

一方「かーきーねーを のせェてゆくゥ〜♪」

垣根「…………」


一方「かーわイーイー て〜い〜とく 売られて ゆゥくゥよォ〜♪」

垣根「…………」

一方「かーなしそォな〜 ひーとーみィでェ



一方・垣根「「

             ダ  ー  ク  マ  タ  ー  ♪
                                      」」



垣根「っていい加減にしろコラちょっと体育館裏来い」

514 :4 [saga sage]:2011/04/06(水) 22:56:37.49 ID:PSX6/NqH0

一方「びっくりするほどダークマター!」

垣根「黙れ」

515 :5 [saga sage]:2011/04/06(水) 22:57:14.15 ID:PSX6/NqH0

一方「ありったけェーの♪」

垣根「…………」

一方「ゆ〜めをォ〜
            かーき

               ねェ〜♪」


垣根「…………」

一方「探しもォの さーがしにー ゆく〜のさァ〜♪」

垣根「…………」


一方「   ダ   ー     ンピース!!」



垣根「…………途中でやめたのか」

一方「まだ早ェと思って」

516 :6 [saga sage]:2011/04/06(水) 22:58:24.70 ID:PSX6/NqH0

一方「ダークマター、略してクマタン」

垣根「騙されねえぞ。『ン』なんか入ってねえだろうが」

517 :7 [saga sage]:2011/04/06(水) 22:59:30.07 ID:PSX6/NqH0

一方「よォ、垣根」

垣根「何だ」

一方「今日って何の日だっけ?」

垣根「知るか」

一方「オイオイ。自分の誕生日ぐれェ覚えとけよ」

垣根「テメェにゃ関係ねえだろ」

一方「そォでもないぜ。ほらよ」サッ

垣根「……これは……」

一方「誕生日プレゼントだ。ありがたく受け取りやがれ」

垣根「あ、一方通行……」ジーン

一方「……」


一方「……ハッピー……バースデー……トゥーユー♪」


一方「ハッピーバースデー  トゥーユー♪」

垣根「……!」


一方「ハッピーバースデー


一方・垣根「「

             ダ  ー  ク  マ  タ  ー  ♪
                                      」」


一方・垣根「「

          ハッピーバース

             ダ  ー  ク  マ  タ  ー  ♪
                                      」」


二人「「   イ   エ   〜〜   イ   !!!   」」




垣根「…………ィェ_ィ....」

一方「何ちょっと後悔してンだ」

518 :8 [saga sage]:2011/04/06(水) 23:00:21.32 ID:PSX6/NqH0

一方「ほらていとくン、『ありがとうございマター』は?」

垣根「いやだ」




519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/06(水) 23:03:04.14 ID:EUvCJYmMo
    |    /|   / ̄ヽ  | ̄ヽ    /|  /  ̄/       /
    |   / |   ヽ_    |_ノ   / |     / ―― / /
    |  /_ |      \. ..|\   /_|  _/    _/ /_/
 ヽ_ノ /   |   ヽ_/  ..|  し /  |


         /\___/ヽ
   +   / ''''''   ''''''::::\
       . | ,($),   、($)、| +
     +  |   ,,ノ(、_, )ヽ、,, .::|
   +    |   `-=ニ=- ' .::::::| +
        \.   `ニニ´  .::::/     +
.       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
       .|                   |
   ,. -‐ '|    JASRACの者ですが    |
  / :::::::::::|                    |__
  / :::::::::::::|.                    rニ-─`、
. / : :::::::::::::|    使用料をお納め下さい `┬─‐ .j
〈:::::::::,-─┴-、                   |二ニ イ
. | ::/ .-─┬⊃                     |`iー"|
.レ ヘ.  .ニニ|_____________.|rー''"|
〈 :::::\_ノ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: |:::::::: /::::::::::::|
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/06(水) 23:03:43.68 ID:EBikFRVLo
笑っちまったwwwwwwwwwwww
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/06(水) 23:11:47.39 ID:DCO1YLu/o
ワロタwwwwww
522 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/04/06(水) 23:33:46.46 ID:JkGu+09AO
投下ー
523 :上条「今からインデックスを徹底的に調教する」 :2011/04/06(水) 23:35:44.83 ID:JkGu+09AO
インデックス「……え、今なんて言ったの……?」

上条「今からインデックスを徹底的に調教する」

インデックス「ちょ、調教って……どういう意味なのかな……?」

上条「そのままの意味だ」

インデックス「……とうま、冗談は止めてほしいかも!」

上条「……冗談じゃねえよ。毎日毎日上条さんの苦労も知らずに「ご飯」だの「お腹空いた」だの「量が足らない」だの!」

インデックス「うっ……でもそれはとうまが……」

上条「はい出たよ「とうまが」ッッ!」

インデックス「ひっ」ビクッ

上条「何かあったらなーんでも俺の責任にする。終いには、八つ当たりに噛み付いてくる始末だ」

インデックス「う……ぅう……」

上条「人に飯をせがむ癖して自分は何もしない。手伝わせようとしても駄々をこねて最終的に食べて寝るの繰り返し」

インデックス「……ごめんなさい……」

上条「もう上条さん我慢できない。穀潰しで何もしないとかホント我慢できない」

インデックス「とうま……?」

上条「インデックス、分かるか。この俺の怒りが」

インデックス「…………」

上条「……そんな訳でインデックス、今からお前を徹底的に調教する。覚悟しろよ?」
524 :上条「今からインデックスを徹底的に調教する」 [やたらと重いな……]:2011/04/06(水) 23:36:28.14 ID:JkGu+09AO
インデックス「……え、今なんて言ったの……?」

上条「今からインデックスを徹底的に調教する」

インデックス「ちょ、調教って……どういう意味なのかな……?」

上条「そのままの意味だ」

インデックス「……とうま、冗談は止めてほしいかも!」

上条「……冗談じゃねえよ。毎日毎日上条さんの苦労も知らずに「ご飯」だの「お腹空いた」だの「量が足らない」だの!」

インデックス「うっ……でもそれはとうまが……」

上条「はい出たよ「とうまが」ッッ!」

インデックス「ひっ」ビクッ

上条「何かあったらなーんでも俺の責任にする。終いには、八つ当たりに噛み付いてくる始末だ」

インデックス「う……ぅう……」

上条「人に飯をせがむ癖して自分は何もしない。手伝わせようとしても駄々をこねて最終的に食べて寝るの繰り返し」

インデックス「……ごめんなさい……」

上条「もう上条さん我慢できない。穀潰しで何もしないとかホント我慢できない」

インデックス「とうま……?」

上条「インデックス、分かるか。この俺の怒りが」

インデックス「…………」

上条「……そんな訳でインデックス、今からお前を徹底的に調教する。覚悟しろよ?」
525 :上条「今からインデックスを徹底的に調教する」 [またミス……]:2011/04/06(水) 23:37:17.67 ID:JkGu+09AO
「はぁっ……はぁっ……」

「おい、何休んでんだ? 早く手を動かせよ」

「でも、しんどいよとうま……」

「しんどい? この程度で? 俺は一人でいつもやってたんだぞ。このくらいで音を上げんな」

「うぅ……」

「ほら手を動かせ!」

「疲れたんだよー……」
526 :上条「今からインデックスを徹底的に調教する」 :2011/04/06(水) 23:37:48.40 ID:JkGu+09AO
「次はこれだ」

「っ? ダメだよとうま、こんなの無理!」

「うるせぇ! 言っただろ、徹底的に調教するって……」

「でもこんなに大きいの……何をすればいいか分からないかも……」

「まず、このスイッチを押す」

「ひゃぁっ!? 凄い音がするんだよ……」

「弱と強があるからな。今日は強でやってもらうぞ」

「ぅ……うう。振動が凄いかも……」

「これを今からお前に使ってもらう。俺は側で見ているからな」

「そんな……」

「つべこべ言わず早くしろ!」

「ひぅ! だ、だめぇっ……怖いよとうまぁ!」

「……こんな程度で怖がんじゃねえよ。ほら、手伝ってやる」

「ひゃ、ひゃあああっ!」
527 :上条「今からインデックスを徹底的に調教する」 :2011/04/06(水) 23:38:14.65 ID:JkGu+09AO
「次はコイツだ」

「…………、とうま、もう……無理だよ……」

「……簡単な事だ。入れて、ボタンを押す。それだけだ」

「いやっ……できない……」

「じゃあまずは俺がやってやるよ」

「!? 止めてとうま、死んじゃうよっ!」

「こんなんじゃ死なねえよ。おらっ!」

「ぅぁ……!」

「……ボタン、押すぞ」

「ひっ……あ、ああ……」

「……だらしねえな。今日は次で最後にしてやる」
528 :上条「今からインデックスを徹底的に調教する」 :2011/04/06(水) 23:38:41.74 ID:JkGu+09AO
「最後はこれだ」

「はぁっ……はぁっ……」

「コイツを綺麗にするんだ」

「…………うん」

「しっかり念入りにな?」

「…………」

「……良いぞインデックス。その調子だ」

「……ぅっ……うう……」

「……ついでだ。最後までやるか」

「えっ……そんな、とうま。これが最後だって……」

「言ったっけなぁ?」

「う、ぅぅ……とうま、酷いんだよぅ……!」
529 :上条「今からインデックスを徹底的に調教する」 :2011/04/06(水) 23:39:17.98 ID:JkGu+09AO
上条「ふう、あらかた終わったな。インデックス、どうだ。感想の一つでも言ってみろよ」

インデックス「……しんどいしつらかったけど、終わってみると……気持ち良かったかも」カァッ

上条「だろ? んじゃあ明日は何をするかねぇ……」

インデックス「…………かも」

上条「ん?」


インデックス「……料理が、したいかも」


 インデックスさんは皿洗い、掃除、電子レンジ、風呂掃除、風呂入れを覚えた!

インデックス「にしても、電子レンジが爆発しなくて良かったんだよ!」

上条「あのなぁ……爆発しても死にはしねえっての」

おわり
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/04/06(水) 23:40:15.76 ID:JkGu+09AO
二重投稿したりオチ弱かったりするけど投下完了
531 :!ninja :2011/04/06(水) 23:41:32.90 ID:p2H7R4Tko
とりあえず勃起した
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/07(木) 00:06:45.21 ID:CRCCNDFi0
乙乙
読めてるのに可愛い。抱きしめたい。

ところでなんだが
前にこの総合スレに投下されたSS内の設定の一部をスレ立てて使用させてもらいたいってのは駄目なのかな。
もちろん設定元は何冊目のどれだって紹介させていただくつもりだが…
当人がいれば許可を貰えるんだが、確か冊数が一桁だったと思うから今もいるか微妙なんだ
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/07(木) 00:10:00.75 ID:AyJpO9Vf0
インちゃんが可愛いですww乙です。
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/07(木) 00:12:24.57 ID:x0yn2DESo
MNWネタ散々使ってるのに今さら何言ってんのとかは思うんだけど。元より二次創作だし
元が何か分かるなら何も問題ないと思うけどね
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/07(木) 00:12:54.47 ID:qvqmXAU2o
>>532
とりあえずそれを提示してみれ
もしかしたら見てるかもしれんし見てたら当人と相談すればいい
当人が現れなけりゃまぁやめておくべきじゃないかな
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/07(木) 00:13:50.51 ID:Uii58YH90

正直オチは読めてた
でも家事するインデックスは俺得

>>532
投下予告時に言っとけば大丈夫じゃね?
MNWネタみたいのもあるし
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/04/07(木) 00:14:35.83 ID:4qNTWspuo
>>532
とりあえずログのリンク貼って聞いてみればいいんじゃね?
未だ見てたら反応くれるかもしれないし、なかったらなかったで「ここからお借りしました」でいい気もする

まあ別に黙って使ったところで完全丸パクリじゃなきゃバレn(ry
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/07(木) 00:41:50.67 ID:FojNYDRV0
トトロのワンシーンパロで1レス



一方「木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥン♪」




数多「はぁーーあーーーいーーー♪」



幻生「もう友達ができたのか?」

テレス「木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥゥン♪だってぇ〜」

数多「うん、いっちゃんっていうの! いってきまーす!」




ごめん
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/07(木) 00:45:13.49 ID:CRCCNDFi0
ありがとう。では一応貼ってみるね

▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-6冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4gep/1276186522/
>>133-141、上条「今日も生徒会……か」なんだけど、

「小中高一貫教育を行っているこの学園では、成績の優秀なものに生徒会役員になる権利が与えられる。
 試験では常に一位をキープしている一方通行が生徒会長、そして次点の垣根帝督が副会長。
そこに中等部では一位の成績を誇る御坂や、高等部三位の麦野沈利がそれぞれ会計と書記を担当しているのだが、
 庶務だけは高等部最下位の成績をとっているものが任命される――というなんとも恥ずかしい制度なのだ。」

この部分(以上>>135から抜粋)をお借りしたいんだ
ほのぼの学園パロを書いてて、確かに学園パロだけなら他にも時々見かけたんだが
このSS内の上条の立ち位置はこれ以外見たことないし、すごく気に入ったので、
同じような感じで浜面も入れて生徒会メンバーを作ってみたいと思った。

妹達の設定とはまた違うものがあるだろうし、このスレは小ネタスレじゃないからと思っていたのだが
やはり当人がいないようならやめておくべきだよね。
しばらく待ってみて当人らしき人の反応が無ければ無かったことにする。スレ埋めて申し訳なかった
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/07(木) 00:46:39.66 ID:8uOEPU/uo
普通に読みたい
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) :2011/04/07(木) 00:49:30.35 ID:2u0s72CAO
少しレスかります

タイトルは「とある暗部の超電磁砲」です。


乱文かつ駄文かつ恥文にして堕文ではございますが失礼させていただきます。
542 :とある暗部の超電磁砲 1/7 :2011/04/07(木) 00:53:59.02 ID:2u0s72CAO
〜とある車内にて〜


麦野「あぁっ!?今日の仕事は中止だぁ?ふざけんなよこのクサレ×××!!!!」

『アンタらが仕事が遅いからこうなったんでしょ!何回アイツらに仕事横取りされてんのよ!?』

麦野「チッ……なんだまたアイツらかよ……」

『そうよ!暗部同士で仕事奪い合うなんてことするバカは決まってるじゃない!だいt』

麦野「胸糞悪りぃから電話切るわよ?仕事が入ったら連絡しろ××××」

『あ…ちょっと待ちなs』ブチッ



滝壷「どうしたのむぎの?」

麦野「今日の仕事は中止だって」フゥ

絹旗「それは……ひょっとして超またもや『アイツら』ですか?」

麦野「……あぁ」

フレンダ「結局、もう仕事奪われたのが何回目なのかわからない訳よ」ハァ





麦野「……クソッタレが」ギリッ
543 :とある暗部の超電磁砲 2/7 :2011/04/07(木) 00:55:18.24 ID:2u0s72CAO
〜とある研究所にてT〜


美琴「これであらかた終わりかしら?」フー

御坂妹「そのようですお姉様、とミサカは辺りを確認しつつ肯定します」キョロキョロ


『御坂さん聞こえますか〜?インカム聞こえてたら返事して下さ〜い』

美琴「ん?聞こえてるわよ?」
『あ、良かったです〜』エヘヘ

『戦闘で近くのカメラが全部ダメになったみたいで……インカムも戦闘中はつながらないんで心配してたんですよ〜』

御坂妹「とか言いつつまた甘いものでも喰ってたんだろこの花頭、とミサカは心中でひっそりと罵ります」

『それ全然心中じゃないですよね!?ひっそりしてないですよね!?』ガーン


美琴「ハイハイ喧嘩しないの。それで、標的の居場所はどこなのかわかるかしら?」

『標的はそこの通路の突き当たりを左に曲がり、正面の扉を抜けた部屋にいます』

美琴「ありがと」ニコッ









美琴「それじゃちゃっちゃと殺っちゃって仕事終わらせよっか」バチバチ

御坂妹「はいお姉様、とミサカは銃を構えて前進開始します」チャキッ
544 :とある暗部の超電磁砲 3/7 :2011/04/07(木) 00:56:45.66 ID:2u0s72CAO
〜とあるファミレスにてT〜


麦野「……アイツらの組織何て呼ばれてるんだっけ?」

絹旗「はい?」

麦野「だから第三位の組織の名前だよナ・マ・エ」

滝壷「『しすたー』だよむぎの」

フレンダ「そういやこの間現場にアイツらが乱入して来た時も、超電磁砲とソックリな子が居た訳よ!双子なのか知らないけど、結局姉妹2人で動くから『シスター』って訳ね!」

絹旗「それがどうも超バックアップ要員にもう1人いるみたいなんですよね」

絹旗「なんでも情報戦に関しては超敵ナシの元スゴ腕超ハッカーらしくて、私らの仕事が超横取りされるのもコイツのせいかと……」




麦野(双子の片割れはきっと例の『第一位のやらされてた実験』で使ってた『妹達』の個体よね……あともう1人のハッカーは一体?)
545 :とある暗部の超電磁砲 4/7 :2011/04/07(木) 00:58:13.29 ID:2u0s72CAO
〜とある研究所にてU〜



御坂妹「標的の死亡を確認しました、とミサカは腰を上げつつお姉様に報告をします」

美琴「ん、りょーかい。インカムは私のせいでまだ一時は使えないだろうから監視カメラ使って連絡してちょうだい」

御坂妹「わかりました、とミサカはお姉様の能力の強さに辟易しつつまだ生きてる監視カメラを探しに行きます」テクテク





美琴(……私はまた人を殺したのね)

美琴(こんなに堕ちた私達を見たら黒子や佐天さんはどう思うかな……)



美琴(またみんなと会いたいよ……)

美琴(……どうして暗部なんかに堕ちちゃったんだろう)




美琴(ごめんなさい……)

美琴(    )
546 :とある暗部の超電磁砲 5/7 :2011/04/07(木) 00:59:31.95 ID:2u0s72CAO
〜とあるファミレスにてU〜


麦野(そもそも何故超電磁砲が暗部なんかに堕ちてきた?)

絹旗「飲み物超取りに行って来ますけど皆さん何が超良いですかー?」

滝壷「わたしはまだ良いよきぬはた。ありがとね」

フレンダ「結局絹旗独りじゃ寂しいだろうから、私も一緒に行ってあげるって訳よ」

絹旗「えー……フレンダと一緒とか超邪魔くさいんですけど」ハァ

フレンダ「にゃ!?にゃにおー!??」ガーン

絹旗「ハイハイ超冗談ですから。麦野は何が良いですか?」

麦野(……そもそもやりあった時はアイツはまだ暗部の人間じゃなかったはず)

絹旗「麦野ー?」

麦野(この短い期間に一体何が?)

フレンダ「おーい麦野?」

麦野(しかも他組織の仕事を奪ってまで活動するあの行動力……やっぱり報酬目当て?)

絹旗「……麦野in超自分の世界」アセアセ

フレンダ(ハッ!?これは麦野にあんな事やこんな事、はたまた××××とか×××する大チャンスなんじゃ?」ハァハァジュルジュルペロペロ


絹旗「途中から超声に出てますよ。麦野飲み物は何が良いですか?」

麦野「アイスティーをお願いするわ。あとフレンダはオ・シ・オ・キ・カ・ク・テ・イ・ネ」ニタァ



フレ「 」
547 :とある暗部の超電磁砲 6/7 :2011/04/07(木) 01:00:47.06 ID:2u0s72CAO
〜とある研究所にてV〜



御坂妹「通路にて監視カメラを見つけました。おそらくあの花頭はこちらを見ているはずですし、とミサカはブツブツ言いながらも、カメラの向こうの(主に頭が)花畑に向かって某ライダーばりのサムズアップをかまします」bグッ

御坂妹「さて、お姉様の所に戻りますか、とミサカは踵を返します」




美琴(……いつまでも悩んでてもしょうがないわよね)ハァ

美琴(私は私の目的の為ならどんな罪も、どんな罰も、どんな犠牲も……飲み込んでみせる)

美琴(……あの時にそう誓ったはず)


『御坂さん、妹さん、聞こえますかー?』

『こちらミサカ10032号、通信状態良好です』

美琴「こちらも良好よ」

『回収に既に来てますので、2人は合流したら裏口の方から出てきて下さい』

『お待ちしてまーす』

『了解しました。ミサカはこのまま通路にて待機してお姉様をお待ちします』

美琴「わかったわ。すぐそっちに行くから待ってて」







美琴(……どんなに血塗れの世界に堕ちようとも構わない。私は、私の目的の為だけに生きる)


美琴(……待っててね   )
548 :とある暗部の超電磁砲 7/7 :2011/04/07(木) 01:01:49.48 ID:2u0s72CAO
〜とあるファミレスにてV〜



麦野「この変態金髪鯖が」ハァ

フレンダ「     」チーン


滝壷「……ねぇむぎの?」

麦野「ん?」

滝壷「さっきはれーるがんの事考えてた?」

麦野「……まぁ、そんな感じ、かな?」

滝壷「あの子のこと心配?」



麦野「……そんなんじゃねぇーよ」


絹旗「お待たせしm……麦野どうしたんですか?そんなこww……難しい顔して」ビクビク

麦野「ん?いや……雑用が1人ぐらい欲しいなぁとか考えてただけよ」ニコッ

絹旗「雑用?」

麦野「そ、雑用よ。ドリンクバー係兼運転手兼荷物持ち兼ストレス解消係ってとこかしらね」

絹旗(最後が超おかしいです……)

フレンダ「それなら結局下部組織から1人吸い上げれば良いって訳よ」

滝壷「よかった。ふれんだちゃんと生きてた」

フレンダ「生きてるわよ!勝手にフレ/ンダにされてたまるかっての!」キーッ

麦野「下部組織からね……ま、それで良いかしら。今度あの××××女に言っておくわ」

麦野「それじゃ今日はもうお開きにしましょうか」

滝壷「りょーかい」

フレンダ「了解って訳よ」

絹旗「超了解です」








麦野「それじゃ、またね」ニコッ
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) :2011/04/07(木) 01:08:36.96 ID:2u0s72CAO
以上でした。ありがとうございます。
いわゆるifにより原作から分岐した物語のイメージです。

というかこんな一場面じゃ状況がさっぱり判らないかと思いますが、実はコレ長編で書きためしてる物を切り貼りした物です。


長編の方の参考にしたいので、良かったら感想を頂けたら大変ありがたいです。




あと、>>539かぶってしまってすみませんでした
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/07(木) 01:09:17.05 ID:8uOEPU/uo
うあああ気になるううう
早く続きを!スレ建てを!
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/07(木) 01:10:14.15 ID:KETnk06lo
御坂と初春(?)って電子系には最強の組み合わせだな・・・
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/07(木) 01:14:21.59 ID:jZmW5vgIO
何個か前の小ネタスレでなかったかな?

本人?本人じゃなかったら小ネタスレで書いた人に誰か教えて来いwwww
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州) :2011/04/07(木) 01:23:18.17 ID:2u0s72CAO
>>550ー552
ありがとうございますorz

>>550
プロットは出来てますので後は書きためgggggggg

>>551
なぜバレた……
頭が花畑で超凄腕のハッカーとしか書いてないはずなのに、名前出してないはずなのにwwwwwwww

>>552
なぜバr(ry
本人ですとも……あの時受信した電波が頭から離れず、なおかつ誰も書いてくれないので
こんな堕文を書いて皆さんの目を汚すハメに……orz
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/07(木) 02:00:33.12 ID:FzR0C5Evo
全レスワロタ
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/07(木) 11:41:19.00 ID:nL9ecLsDO
全レス(笑)
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/07(木) 14:51:51.57 ID:klmHbRV5o
才能があれば馴れ合いは許す、俺はそんな感じ
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/07(木) 15:25:01.94 ID:reULFP8yo
まあでも、全レスするなら自分のスレ立ててやれよ
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/04/07(木) 16:26:50.99 ID:5/yoXT6AO
>>549

さぁ早くスレを建てるんだ
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/04/07(木) 19:06:48.06 ID:2pFPY1qAO
>>518までのも笑ったけど>>519で死んだ
ダークマターの言い方ムカつくなwww

>>549
乙です、とりあえず何らかの形で続けて欲しい

4レス貰います、くだらない妄想です
キャラが崩壊してたり色々ありますがご容赦下さい
560 :アックア「手を離してほしいのですが……」 ヴィリアン「嫌です」1/4 [saga]:2011/04/07(木) 19:07:19.83 ID:2pFPY1qAO


アックア「姫君、私はここで失礼致します」

ヴィリアン「駄目です」

アックア「いえ、そろそろ行かないと……」

ヴィリアン「却下です」

アックア「もう夜も遅いです。そろそろお休みになられた方が」

ヴィリアン「一人で寝たくありません」

アックア「……そんな子供の様な事を仰らないで下さい。貴女は王女なのですから」

ヴィリアン「……その前に、私も一人の女なのです」

アックア「しかし、私と貴女とでは身分が」

ヴィリアン「それでは、あの言葉は嘘だったのですか?」

アックア「あの言葉……?」

ヴィリアン「あなたに相応しい王女となるように、と言ってくれたではありませんか!」

アックア「……!? 姫君、それはどなたからお聞きになられたのですか?」

ヴィリアン「あなたのご友人でもある、騎士団長からです」

アックア(何という事を言ってくれたのであるか……)

ヴィリアン「まだ私は立派な王女とは決して言えません。ですが、寂しい思いをする日々にもう耐えられないのです……」

アックア「うっ……」

騎士団長(迷うな、流されてしまえ)

アックア(貴ッ様ァァ! 貴様のせいでとんでもない事に!)
561 :アックア「手を離してほしいのですが……」 ヴィリアン「嫌です」2/4 [saga]:2011/04/07(木) 19:07:52.29 ID:2pFPY1qAO


騎士団長(仕方ないだろう。お前が何も言わずに去った後、
      第三王女が物凄く寂しそうな顔をされていたのだから)

アックア(そんな事を言われても)

キャーリサ(情けないの、男見せろし)

エリザード(母親が認める。好きにするのだ)

アックア(ちょっとお前達黙るのである)

ヴィリアン「ウィリアム、どうしても一緒に居る事は出来ないのですか」

アックア「はい、どうしてもです」

キャーリサ(へたれー)

騎士団長(情けないぞ)

アックア(だから黙れ!)

ヴィリアン「……わかりました。あなたがそこまで言うのなら、こちらにも考えがあります」

アックア(……嫌な予感しかしないのである)

ヴィリアン「ウィリアム、手を前に出しなさい」

アックア「手を? こう、でよろしいでしょうか」

ヴィリアン「…………」ギュッ

アックア「な、何を!」

ヴィリアン「朝になるまで、この手は離しません」

キャーリサ(おー! やるなー)

エリザード(ヴィリアン、立派になったな……)

アックア「姫君、ご冗談も程々になさって下さい」

ヴィリアン「まだ、冗談などと言うのですね……馬鹿者!」

アックア「!?」
562 :アックア「手を離してほしいのですが……」 ヴィリアン「嫌です」3/4 [saga]:2011/04/07(木) 19:09:18.47 ID:2pFPY1qAO


ヴィリアン「危機に陥った時、そして命を奪われそうになった時、
       いつでも救い出して下さったのは誰だったか……私はその時の事を片時も忘れた事はありません」

アックア「……当然の事をしたまでです。他意はありません」

ヴィリアン「……そんな悲しい事を言わないで下さい。私は十年前から何も変わっていないのです。
       その長い時間がようやく変わろうとしている……お願いです、ウィリアム……側に居て下さい」

アックア「……しかし」

ヴィリアン「……私は……ううっ」

キャーリサ(あーあ、泣かしたー)

騎士団長(王女を泣かすとは……それでも我が友か!)

エリザード(反逆罪に不敬罪だな)

リメリア(責任を取りなさい)

アックア(また増えてるのである)

ヴィリアン「……他には何も要りません、ただあなただけを……」

騎士団長(そろそろ折れるべきでは)

キャーリサ(ここで逃げるとか男してどーなの)

アックア(うむう……)

ヴィリアン「……ごめんなさい、我が儘が過ぎましたね。ウィリアム、どうぞ下がってください」

アックア(……さすがにこの涙は無視出来ないのである)
563 :アックア「手を離してほしいのですが……」 ヴィリアン「嫌です」4/4 [saga]:2011/04/07(木) 19:09:47.20 ID:2pFPY1qAO


アックア「……姫君。私を一晩、身辺警護としてお使い頂けませんか?」

ヴィリアン「……えっ?」

アックア「現在のイギリスは安心出来る状況とは言えません。なので私は今晩、姫君の警護を致します。
      もちろん、私的な感情は排して貴女の身の安全だけを考えます。……それでよろしいでしょうか?」

ヴィリアン「ウィリアム……! ええ、よろしくお願いします」

キャーリサ(照れ隠しだな)

エリザード(とか言ってしっかりやる事やるのだろう)

騎士団長(その通りですね)

リメリア(まあ今回はそれでよしとしましょう)

アックア(もう嫌なのである……)

ヴィリアン「ウィリアム、さあどうぞ部屋の中へ」

アックア「はっ……ところで姫君」

ヴィリアン「なんでしょう?」

アックア「そろそろ手を離して頂きたいのですが」

ヴィリアン「嫌です」

アックア「……はあ」
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/04/07(木) 19:11:25.16 ID:2pFPY1qAO
以上です、迫られて焦るアックアを書いてみたかったが難しい…
妄想垂れ流しですいません、色々失礼しました
565 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/07(木) 19:27:50.16 ID:721ciowB0

アックア爆発しろ




浜面「爆発しろ、ヒーロー」
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/07(木) 19:30:24.99 ID:W56BtrjAO
アックアって、可愛いな
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/04/07(木) 20:40:55.99 ID:l1s2pPmM0
アックアペロンヌ

とそういえば禁書×美琴の人3月にスレ立てると言っていたが見たところないんだけど知りませんかい
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/07(木) 20:50:01.13 ID:KETnk06lo
アックアとヴィリアンはいいな

アックア爆発で思い出したけど実際聖人崩しで爆発しかけてたなww
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/07(木) 21:47:40.16 ID:9tfUryLso
アックア結婚しろ。
570 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/07(木) 22:00:23.76 ID:T5XXRDWDO
アックアさんの肉体最高
不覚にも勃起してしまう

一方通行+黒夜+絹旗

若干微エロ?

十レスくらい
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/07(木) 22:01:32.11 ID:T5XXRDWDO
黒夜「一方通行ってウサギに似てるよなぁ」

一方通行「はァ?」

絹旗「ひぃ?」

黒夜「うっせぉぞ絹旗ちゃん、ヒィヒィ鳴かされたいの?」

絹旗「さすが一方通行の演算パターンを受け継いだ女、口の悪さの格が違った」

黒夜「……きィぬ旗ちゃン後で私の部屋な」
黒夜「例えばさぁ、その真っ白の髪と肌。あと真っ赤な眼」

絹旗「満貫ですね」

一方通行「しょォがねェだろォが、オマエらとは能力の強さが違うンですゥ」

黒夜「それに、寂しがりやで性欲絶倫」

絹旗「おぉっと、超役満ですね!」

572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/07(木) 22:02:24.28 ID:T5XXRDWDO
一方通行「はァァ!? ちょっ、はァァァァァァ!!!!!?」

黒夜「知ってるんだぜ一方通行、私の幼い体躯に夜な夜な欲情して……」

絹旗「ついでに、私達が帰りが遅くなる度に不安になって、あまつさえ枕を濡らしてることも……」

一方通行「[ピーーー]、氏ねじゃなく[ピーーー]」

黒夜「あれぇー? 言い返せないのか第一位サマ」

絹旗「キモッ! 超キモッ! 今すぐ出ていってください!」

一方通行「」ブチッ



窒素「」ピクピク

一方通行「あンまりふざけたこと言ってっとぶン殴っぞ」

黒夜「……もう……殴ってるじゃ、ねぇか………」パタッ

一方通行「あ、次は追い出すからな」

絹旗「すみませんでした! 超すみませんでした! 一方通行超かっこいいです!」ペコペコ

一方通行(どォしてこンなひン曲がった性格になっちまったのかなァ……どこで間違ったっけなァ……)
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/07(木) 22:03:28.22 ID:T5XXRDWDO
黒夜「女を殴るなんて……だから女が寄ってこねぇんだよ一方ちゃんは」サスサス

一方通行「ゲンコツで済ませてやっただけでも感謝しやがれ。あと、口で言ってもわからねェ犬には叩いて躾たほォがいいンだよ。それとも鞭がお好みですかァ?」

黒夜「怖ぇよ絹旗ちゃん! くそ真面目にとんでもねぇこと口走ってるよ!」



一方通行「だいたいよォ、俺がウサギっつゥなら、オマエは犬だよ。それもとびっきりの駄犬だ」

黒夜「はぁ!? 誰が犬だぁこの真っ白白助!」

一方通行「言うこと聞かねェくせに、褒美やったらすぐ尻尾降りやがって。誘ってンですかァ?」

黒夜「さ、誘って……!? ば、馬鹿じゃねェの! キメェンだよロリコン!」

一方通行「それに、ちょっとイイモン見せたら一生懸命ご奉仕してご機嫌取りやがる。これを犬と言わずになンっつゥンだよ」

黒夜「[ピーーー]! 今すぐ[ピーーー]! 骨まで砕けろォ!」



……………………………
…………………
………
574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/07(木) 22:05:02.60 ID:T5XXRDWDO
『……ったく、愉しそォにケツ降りやがって。誘ってンですかァ?』

『ち、違ぇし……! なに勘違いしてんだよクソ野郎……!』

一方通行の言葉に、目を潤ませながら黒夜は反論する。
顔は真っ赤で、羞恥心で心がいっぱいであろうことが手に取れた。

『ン? 犬が喋ったか? こりゃすげェ、ご近所さンに自慢しねェとなァ。勿論、この格好でな』

リードをグイグイと引っ張る一方通行、それを必死に堪える黒夜。

それも当然だ。
たった今、黒夜は一糸纏わぬ姿であり、唯一身に付けているものといえば、臀部から生える、犬の尻尾のようなモノ。
多少観察力が優れている者が見れば、その尻尾が、微妙に、そして小刻みに震えていることに気がつくであろう。

575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/07(木) 22:06:17.12 ID:T5XXRDWDO
『……わ、わンっ!』

黒夜は、プライドも何もかも投げ捨て、鳴いた。

まだ中学生になったばかりであろうその少女が、身体に幾つもの鞭で叩かれたであろう傷痕と、
首輪とリードを付け四つん這いになっているその姿は、実に犯罪的なエロさを放っていた。

一方通行『そォだ、それでいいンだよ駄犬』

黒夜の鳴き声に、満足気な顔をする一方通行。
だが、彼のサディスティックな願望はまだ冷めてはいない、いや、まだ序の口にも到達してはいなかった。

『せっかくだからご褒美をやろォって思ったが、まだ足りねェよなァ……。つゥことでよ、オネダリだ、分かるな?』

あろうことか、この超変態は、さらなる超変態的行為を求めた。

『わ、わン………』

だが、変態具合は黒夜も負けてはいなかった。
コイツ、あんなに口が悪いクセにマゾっ気が……というか、ただの超ドMである。
ドMの目はとろんと惚けており、その筋の人が見たら射精すること間違いなしであろう。

そして、ドMの行動は加速する。

コロッとベッドの上に転がり、仰向けになる。
そして、そのエロチックなな瞳で上目遣いをして。

その細い足を、大きく開きながら。

『…………ご褒美ください、わン』
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/07(木) 22:07:20.32 ID:T5XXRDWDO
そして、一方通行はその言葉で完全に壊れてしまい、

超最後までヤっちまうのでした……。

めでたしめでたし」

一方黒夜「」

絹旗「我ながらナイスな文ですね、将来は官能小説家にでもなりましょうかね……え?」


ガッシ! ボカッ!


絹旗「」ピクピクスイーツ


一方通行「ったく、汚物は消毒しねェとなァ……」

黒夜「まったくだぜェ……」
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/07(木) 22:08:02.10 ID:T5XXRDWDO
絹旗「超酷いめにあいました……」ボロッ

一方通行「これ程自業自得って言葉がピッタリなのも珍しい」

黒夜「因果ほーおーってヤツもな」

絹旗「あ、そう言えば」

一方通行「ン?」

絹旗「一方通行がウサギ、黒夜が犬なら、私は超なんなのでしょうか?」
絹旗「可愛い子猫ですかねぇ、見た目的に。いやいや、妖艶な狐ってのもアリですね」

一方通行「あァー……、オマエはタヌキだな」

黒夜「あぁー、それわかるわ」

絹旗「タヌキですかぁ、タヌキも超可愛いですよね。皆に愛されてるって感じがします」
絹旗「けど、理由は?」

一方通行「そりゃアレだろ」

黒夜「もちろんアレだ」

絹旗「…………?」



一方黒夜「「その丸々っとしたお腹周り」」


絹旗「……超殺ォォォォォォォォォす!!!!!!!!!!!」




おわる
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/07(木) 22:09:07.22 ID:T5XXRDWDO
黒夜ちゃんは間違いなくMだよね、ひしひしと伝わってくるわ

んじゃ、お疲れ様でした。
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/07(木) 22:15:50.03 ID:45D2bwMno
あぁその見解には賛成だ。黒夜ちゃんは間違いなくMだよな
乙!
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/07(木) 22:42:44.37 ID:FzR0C5Evo
一つ問いたいんだが、ローラ×ステイルがほとんどないのは何故なんだぜ?
姉ショタってそこまでニッチなジャンルなのか?
なのはSSが盛り上がってた頃もフェイエリなんてほとんどなかったし…俺があんなに推してたというのに…
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/07(木) 22:44:58.13 ID:8uOEPU/uo
そういうのは誰かが踏み出せば結構賛同者が現れるもんなんだぜ
つまり言いだしっぺの>>580が書けばいい
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/04/07(木) 22:45:00.31 ID:42Hl4piHo
一番の問題は、ステイルがどう見てもショタじゃないことだろ。
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/07(木) 23:05:11.34 ID:W56BtrjAO
>>578
GJ
最近この組み合わせ多くて嬉しい
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/04/07(木) 23:42:33.26 ID:3+NlA8Qt0
スレ立ては少しやりにくいので、ここに投下させていただきます
と言っても、最初の出だしだけですが……

元ネタはシークレットゲーム。バトルロワイヤルと似てる作品です。

内容は簡単に説明します。
ゲームに巻き込まれた禁書のキャラがゲームのクリアを目指す。
ゲームクリアができない、ルールに違反すると装着された首輪が爆破するというものです。

では投下します

585 :シークレットゲーム INDEX [sage]:2011/04/07(木) 23:44:06.56 ID:3+NlA8Qt0
「う……何だ……」

最初に目覚めた時、上条当麻は夢を見ていたように感じた。
上条は後頭部辺りを押さえながら起き上がる。
どうやらベッドに寝ていたようだ。と、上条は思いつつ、そのままベッドに腰をかける。

「ここは……どこだ?」

見慣れない場所だった。近代的なコンクリート造りの部屋なのは分かった。
学園都市に住む上条は、学生寮などでこういう造りを見たことがあったからだ。
だが、部屋全体は綺麗とは言えない。
周りにある家具には埃がついており、あまり掃除されていないことが見ただけで分かる。

「くそ……誰かに襲われたのか……?」

先ほどから後頭部を押さえていた上条だが、彼は妙な痛みを感じていた。
簡単に言えば、誰かに後頭部を殴られたような感覚があったのだ。

「ということは……誘拐? まさか上条さんが誘拐されるって……ありえないですよねー」

上条はどこにでもいるような平凡な高校生だ。
そんな上条は、毎日の生活に困るぐらいお金が無かったりする。ちなみに、両親も裕福ではない。
つまり、自分が誘拐されたところで、身代金目当てではないと分かった。

「なら魔術師……神の右席みたいに俺を狙った行動か?」

しかし、先ほども思った通り、近代的なコンクリート造りの部屋に変わりはない。
魔術師は大体が科学に疎いと上条は思っているが、それは関係なしに部屋を見ていた。
やはり、ここは学園都市のどこかだと上条は思った。

「ん、なんだこれ」

ふと、上条は自分の首を触った。すると何やらひんやりとしたものが、
首のまわりを一周していた。俗に言う『首輪』がはめられていたのだ。

「どういうことなんだ? 首輪……まさか、そんな趣味の人にっ!?」

もし、そういう類の趣味の人に誘拐されたのなら、たしかに身代金目的ではない。
しかし、上条はズボンのポケットに違和感を感じた。
もしかしたら携帯か? 上条はそう思って、ズボンのポケットに手を突っ込んでみた。
携帯ならば助けを呼ぶことができるかもしれないからだ。
586 :シークレットゲーム INDEX [sage]:2011/04/07(木) 23:45:59.06 ID:3+NlA8Qt0
が、出てきたのは携帯では無かった。

「たしか……PDAだっけ、ちょっと前まで青髪がよく使ってたやつだな」

携帯情報端末、略してPDAなんやで! と青髪が自慢するように使っていたのを覚えていた。
上条は青髪が使っていたように真似をして、PDAの起動スイッチっぽいものを押してみた。
すると液晶画面が光り、メニュー画面と思わしきものが表示される。
とりあえず、上条は今の時間を確認しようとした。

「12時前か……夜でいいんだよな」

画面を見てみると【PM 11:50】と表示されている。つまり、午後十一時五十分である。
時間を確認した上条だが、下に表示されているアイコンが気になっていた。
アイコンは三つ。『人』と『機能』と『エリア』というアイコンがあった。

「エリアって第七学区みたいなことなのか? ひとまず、押してみるか」

エリアというアイコンを選択する。すると画面には【エリア45】と表示されていた。
その下にはビルの構造図のようなものが表示されている。

1階 【エリア1-8】
2階 【エリア9-16】
3階 【エリア17-24】
4階 【エリア25-40】
6階 【エリア41-48】
7階 【エリア49-56】
8階 【エリア57-64】

それを見て判断する限りでは、上条は6階にいるということだ。

「6階って……また上の方まで運んだな。てか、4階と5階はどうなってんだ?」

4階と5階のエリア数を数えると16エリアになっている。
共同になっているのだろうか? と上条は思いながら、次は『機能』を選択してみた。
もしかすると、機能で首輪が外せるのかもしれない。上条はそんなことを考えていた。
だが、そんな淡い期待も無駄な考えであることが分かった。

「特殊機能……? なんだこれ」
587 :シークレットゲーム INDEX [sage]:2011/04/07(木) 23:47:19.65 ID:3+NlA8Qt0
移動した画面には、【特殊機能:半径50m以内にあるジョーカーのPDAを初期化する】と出ている。
急に出てきた『特殊機能』という文字に、上条は戸惑いを隠せなかった。
まるで何かの『ゲーム』のような気がしていたのだ。

「と、とりあえず! 人のアイコンも見てみるべきだな!」

戸惑いを隠すように、『人』のアイコンを選択した。
しかし、こちらはこちらで、上条が目を見張るのに十分な内容だった。

「上条当麻、プレイヤーナンバー『10』?」

プレイヤーという字が表記されている時点で、何かのゲームには間違いないと上条は思っていた。
そして、それを肯定するかのように下には、

「『クリア条件:JOKERのPDA取得』って……」

『クリア条件』と表記されていた。
それはまるで、『ゲームに参加してクリアを目指せ』と言っているようなものだった。
なら上条の他にもプレイヤーはいるだろう。最低でも上条を含め十人はいる計算になる。
しかし、上条のクリア条件には『JOKERのPDA取得』と出ていた。

「ジョーカーって言えば、トランプぐらいしか思い浮かばないな」

もし、トランプに模した数通りなら、『A,2,3と続いて10,J,Q,K、そしてJOKER』までとなる。
つまり十四人のプレイヤーがいることになる。
ならば、十四人のプレイヤーにはそれぞれ『クリア条件』が割り当てられるということだ。

「おいおい、まさかゲームをするためだけに誘拐された? そんなバカな話あるのか……」

上条は考えていた。
今まで、魔術師と戦うことはあった。それはとある少女を守るためであったりする。
だが、ここまで来ると明らかに魔術師の仕業ではない。
周りの近代的な造り、手元にあるPDA、そして首に装着された『首輪』。

「学園都市しか……ないよな」

未だに信じられない状況で、少年はこの建物が学園都市のどこかだと判断した。

【上条当麻:プレイヤーナンバー10】
【クリア条件:JOKERのPDA取得】
【特殊機能:半径50m以内にあるジョーカーのPDAを初期化する】
588 :シークレットゲーム INDEX [sage]:2011/04/07(木) 23:48:28.52 ID:3+NlA8Qt0
【AM 00:10】【現在地:3階 エリア24】

「クソったれが、そォいうことかよ」

椅子に腰を掛けていた一方通行だが、PDAの画面を見ていた。
一方通行が目覚めたのは、午後十一時四十分。椅子に座らされていた。
こういう状況下に置かれて、まず確認したのはポケットに入っていたPDAだった。
PDAを起動し、『人』『機能』『エリア』のアイコンを確認した後。
自分がどういう状態なのかを、把握していた。

「ゲームをクリアすれば、この建物から出られるってかァ。ふざけンじゃねェぞッ!」

機嫌が悪い一方通行だが、理由は簡単だ。
首に装着されていたチョーカーに、『爆破機能』が付属していたからだ。

それは、時刻が午前0時になった瞬間に訪れた。

PDAから音が鳴り始め、一方通行はPDAを手に取り、操作していた。
『人』『機能』『エリア』というアイコンの他に『ルール』というアイコンが追加されていたのだ。
ルールというアイコンを選択し、画面に表示された内容を確認した。


1,プレイヤーには各自固有のPDAが与えられる。
 PDAに表示された『クリア条件』をゲーム終了日までに達成せよ。

2,プレイヤーは装着された『首輪』を外してはならない。

3,ビル内部は複数のエリアに分けられており、各エリアに武器や食料などがある。
 ゲーム終了まで自由に使って構わない。ただし、プレイヤーは屋外へ出てはならない。

4,ゲームには14名のプレイヤーが参加している。
 他者のPDAの所有・使用は自由だが、クリア条件が成立するのは
 初期に配布されたPDAにのみ限定される。
 PDAは本来の所有者がリタイアした場合、その機能を停止する。

5,能力使用には時間制限がある。使用時間は24時間とする。
 使用する際は、首輪に付属してあるスイッチを切り替えることで使用可能。
 又、残りの使用時間は、PDAに表示される。

6,上記したルールに反しない限り、プレイヤーのあらゆる行動を許可する。
 また、クリア条件を満たせなかった場合、もしくはルールに違反した場合は、
 そのプレイヤーを失格とみなし、警告後に首輪を爆破する。
589 :シークレットゲーム INDEX [sage]:2011/04/07(木) 23:49:25.37 ID:3+NlA8Qt0
六個目のルールには、首輪を『爆破』すると記されてある。
つまり、一方通行は此処から無理にでも脱出しようとすると、首輪を爆破される。
超能力者(レベル5)の第一位でも、首を吹っ飛ばされると、さすがに生きることはできない。
能力を使用して、爆破を逃れることも考えた。だが、その前に能力使用を止められるだろう。
ここまで考えた結果、少年はゲームに『参加』することにした。

「仕方ねェな。クリア条件は面倒だが、終わらせねェ限りは出られねェ」

辺りを確認しながら、忌々しそうに一方通行は言う。
どこかに監視カメラが設置されていると思ったからだ。

「それに……どォやら能力を使用できる時間は、増えているわけだしなァ」

それは五個目のルールに記されていた。

『能力使用には時間制限がある。使用時間は24時間とする。
 使用する際は、首輪に付属してあるスイッチを切り替えることで使用可能。
 又、残りの使用時間は、PDAに表示される』

つまり、三十分しかフルで能力を使用できなかった一方通行が、二十四時間も能力がフルで使えるわけだ。
そしてもう一つ、気付いたことがある。

今の一方通行に『杖』は必要ない。

日常生活を送る彼には、必ず補助用に杖が必要だった。だが、立ち上がった一方通行は人並みに『歩けた』。
これはある意味での『ハンデ』、ゲームを主催している運営が除外したのだろう。
他のプレイヤーは走ったりできるが、一方通行はできない。それだと不公平だ。という風に。

「爆破無しで貰えると嬉しいンだがなァ? 統括理事会さンよォ」

ゲームの主催者は学園都市統括理事会だ。と言わんばかりに彼は声を出していた。

「さっさと終わらせる。こンなことに時間を使ってる暇はねェンだよ。クソったれが」

そう言い残すと、一方通行は部屋から姿を消していた。


【一方通行:プレイヤーナンバーA】
【クリア条件:ナンバーが素数のプレイヤー全員のクリア条件を満たす(2,3,5,7,J,K)】
【特殊機能:半径10m以内にあるPDAの特殊機能を無効化する】
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/07(木) 23:51:29.04 ID:3+NlA8Qt0
ここまでです。暇つぶしで書いただけなので、これ以上は書いてないです……

続きは多分書かないかもです。では失礼しました!
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/07(木) 23:56:19.43 ID:8uK4EB1Jo
続かねえのかよwwwwww
この手の設定だと誰かの首が飛ぶんだよなぁ、俺の占いは当たる
長編になるだろうから仮に続くならスレ立ててほしいな、投下乙
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/08(金) 00:17:01.54 ID:5ObzU0lRo
面白そうだが残念だな…乙!
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/04/08(金) 00:23:03.06 ID:KOJcgHDAO
俺も少し借りますね。
 
〜とあるもう一つの御坂VS一方通行〜
 
御坂「…まだよ! わたしはこんな所で負ける訳にはいかないっ!」
一方「はァ? 馬鹿かお前はよ? ご自慢のレールガンとやらもカスじゃねぇか。 頭腐ってんじゃねぇぞ? ヒャハハ!」
御坂「黙れぇぇっっ!」
 
御坂はレールガンの構えを再び取った。
手の中のコインに力が集められて行く。
 
一方「ハッ! 馬鹿の一つ覚えってかァ? もう[ピーーー]よゴミがっ!」
 
一方は周りに有る全ての瓦礫を持ち上げた。
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/04/08(金) 00:24:09.78 ID:KOJcgHDAO
御坂「(…普通のレールガンじゃコイツには通用しない! なら…これならどう!?)…アァァァァッッッ!」
 
ブブブブ…!
 
御坂の手のひらがブレるように振動し始めた。
何時もと違い、手のひらで輪を作り出している。
 
バチバチッ…!
 
幾つもの放電現象が手のひらを中心に激しく起こった。
 
一方「ハァ!? なんだそりゃ? つまんねー電気遊びしてんじゃねぇぞォォっっ!」
 
ドンッ…!
 
一方通行は巻き上げた瓦礫を一斉に御坂に向けて打ち出す。
瓦礫が御坂に叩き付けられる瞬間。
御坂の叫びが響き渡った。
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/04/08(金) 00:25:14.06 ID:KOJcgHDAO
 
御坂「レーザービームッッ!(光電磁砲ッッ!)」
 
それは言うなれば加速機を手のひらで作り出して打ち出す超高速のレールガン。
コインは手のひらの中で何千回、何万回と高速で回されて加速を繰り返した。
 
ガォンッ!
 
一方通行の耳にその音が聞こえたのは自身が吹き飛ばされた後だった。
 
一方「ガハァっ!」
 
幾度もの加速で削り取られ小さくなったコインは一方通行のベクトルに寄る反射膜すら押し切っていた。
貫通すら見えぬままに左脇腹を貫く。
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/04/08(金) 00:26:14.56 ID:KOJcgHDAO
一方「馬鹿な!? この俺が反射すらできねぇだとぉぉっっ? 有り得ねぇ! 俺は無敵だぁぁっっ!」
御坂「確かにあんたのベクトル操作は強力よ。 でもそれも自分自身の力場力次第! それを上回る力をぶつければ、反射させる力を打ち破る事が出来るはず! わたしは寝る間を惜しんで練習したわ!」
 
ブブブブ…!
バチバチッ…!
 
御坂「このレーザービームをっ!」
 
ガォンッ!
 
一方「グゲハァッッ!?」
 
再び吹き飛ぶ一方通行。
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/04/08(金) 00:28:40.35 ID:KOJcgHDAO
極限まで加速されたコインは一方通行の知覚レベルを遥かに上回っていた。
まだ狙いは正確では無いのか今度は右肩をえぐり取る。
 
一方「がは…! ふ…ふざけんなぁぁっっ! 俺は学園都市最強の一方通行様だぁぁ! てめぇなんざ相手に手こずってらんねぇんだよぉっ!」

一方通行はそばに有った鉄骨の破片をレールガンよろしく御坂へと打ち出した。
しかし、その鉄骨は再び響き渡る御坂の叫びと共に弾き飛ばされる
 
御坂「これで終わりだぁぁっ! レィィーザァァァービィィィィームッッッッ!」
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/04/08(金) 00:29:26.40 ID:KOJcgHDAO
 
ガォォォンッッッ!
 
一際激しいコインの発射音が一方通行の耳に入った。
 
ドンッ!
 
そう思った時。
すでに自身はその衝撃に吹き飛ばされた後だった。
もんどりうって倒れる中で一方通行は終わりを悟る。
 
一方「(…なんだよ。 …あっけねぇな。 こんな野郎に無様に負けておしまいかよ…。 クク…ざまぁねぇなァ…)」
 
そのまま一方通行の意識は薄れて落ちた。
後には手のひらから血を流す御坂だけが残る。
まだ完全ではないレーザービームは御坂の手のひらを幾度も傷つけていたのだ。
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/04/08(金) 00:31:32.77 ID:KOJcgHDAO
しかし、その顔は少しだけ晴れやかだった。
ミサカ達クローンの無念を少しだけでも晴らしてやれたと思ったからだった。
 
御坂「この技を思い付かなかったら負けていたわ。 ありがとう…。 ありがとうイチロー選手…」
 
そう。
御坂はある晩にメジャーリーグで活躍していたイチローの姿を見たのだ。
そのプレーは素晴らしかった。
噂で聞いて眉唾物だと思っていた伝説を垣間見たのだ。
そして御坂は見た。
恐るべき速さで返球されるボールを。
それがイチローが誇るレーザービームだったのだ。
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/04/08(金) 00:32:20.76 ID:KOJcgHDAO
聞けばイチロー選手は苦手な野球を克服するために努力を重ね、その末にこの様な特技を身に付けたと言うではないか。
それならばわたしも諦める訳にはいかないと御坂は思ったのだった。
それから努力を重ねて自身のレーザービーム(光電磁砲)を不完全ながらも会得したのだった…。
 
 
 
〜数日後〜
 
御坂「レーザービーム!」
 
上条「うわわわぁっ!?」
 
パチュン…
 
御坂「……。 あんた狡いわよっ!」
 
そこには苦労して編み出したレーザービームすら掻き消されて怒り狂う御坂さんの姿があったと言う。
 
〜おしまい〜
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/08(金) 00:33:14.01 ID:f9D6X6uro
そんなんで一方さん倒せるわけg・・・って思ったらイチローさんだったのか
それなら仕方がないな
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/08(金) 00:33:34.47 ID:2QldUMp8o
イチローなら仕方が無い
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/04/08(金) 00:35:09.71 ID:KOJcgHDAO
http://ex14.vip2ch.com/test/mread.cgi/news4ssnip/1294974803/l20
 
以上、↑のスレを好きな俺が勝手に作ったストーリーでした。
設定とか気にしない気にしない!
震災に見舞われて大変みたいですが続きゆっくり待ってます。
頑張ってくらさい!
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/08(金) 11:53:00.49 ID:Hd5oAwFPo
一通さんには力の大きさとか関係ねえよ……とか思って読み進めてたけど
イチローなら仕方ないわ
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/08(金) 11:58:20.06 ID:M8vVyFvAO
ちょっと待て
そのレーザービームを掻き消したってことは、上条さんもイチロー…?
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/08(金) 12:42:53.61 ID:WBwf6axA0
そう言えば上条さんも、大きすぎる力は打ち消せなかったはずだよな。
ソースはフィアンマ・黒翼一方戦
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/08(金) 13:01:24.46 ID:kcGkoR8Wo
>>606
打ち消せないというか、打ち消すのにも「処理速度」や「処理容量」ってもんがある。
大きすぎる力・多すぎる力相手だと拮抗したり押し負けたりする。
一巻で既に対ドラゴンブレスやイノケンさん相手に描写されてる。
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/04/08(金) 15:02:15.52 ID:qof0o9bAO
お前それじゃまるでイノケンさんが凄いみたいじゃないか
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/08(金) 15:07:29.02 ID:8YPik7rAO
イノケンさんは凄いよ。ただ術者がかまs……あれ?近くで火事が
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) :2011/04/08(金) 17:28:16.80 ID:KOJcgHDAO
長年?の疑問なんだけどさ
反射膜に触れたら反射するってあるだろ?
光とかレーザーなら分かるんだ。
でも瓦礫とか実弾は反射した瞬間に反射膜に触れて無い部分の進行してくる圧力でひしゃげたり潰れてしまうんじゃねーの?
例え触れた物全体を演算能力で計算したとしてもコンマ何秒かは絶対に掛かるだろ?
0秒じゃ無いと必ず対衝突が起こるはず
実際ドラゴンブレスとかは照射してるそばは一方さんに向かってきてるよね?
つまり繋がってる物全てを一瞬でベクトル操作は出来ない(演算能力が追い付かない)って事だよね。
実際はベクトル反射は演算能力と言う限界を作った時点で万能じゃないよな。
まあつまりは漫画だから反射出来ちゃうって事だよね。
上条のかき消しはまだ分かるんだけどね。
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/04/08(金) 17:30:46.39 ID:B+ggYiLJo
だから手とかが折れるんじゃねーの?
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/08(金) 17:33:30.67 ID:4SKHUrd2o
自分自身の中で結論出てるんじゃん >まあつまりは漫画だから反射出来ちゃうってことだよね。
何が疑問なんだよ
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/04/08(金) 17:38:09.94 ID:KOJcgHDAO
>>611
それだと出力を上げてけば御坂のレールガン系でも貫通出来るはずじゃね?
でも実際(漫画内)は違うじゃん?
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/04/08(金) 17:45:15.15 ID:KOJcgHDAO
>>612
長年?の疑問↓
でもスレとかだと「一方さんには云々」って出るだろ?
漫画だからってみんな納得してるだけって事?
実際だと演算処理オーバーでレーザービーム(笑)レベルなら貫通しちゃうよね?
イチローさん(一方さん)なら仕方無いみたいな感じなのかね?
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/08(金) 18:07:56.97 ID:5ObzU0lRo
>>610
えーとその疑問で何をしたいのかが分からんのだが、仮にss内で恒常的にエネルギーを供給し続ける攻撃とか
魔術を反射出来る様になったとしてドラゴンブレス受けた時にどう設定するか? って事か?
特に設定は細かく決められて無かった気がするし一瞬で全体のベクトルが変えられるって事にするか、対消滅が起きる事にするかは好きに設定
すれば良いんでないの?
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/08(金) 18:12:01.94 ID:2QldUMp8o
禁書について考察しても不毛だという事がまだわからんのか
熱膨張って知ってるか?
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/08(金) 18:18:33.78 ID:qaYprXWDO
つか、そんな事言ってたら狙撃された時にライフルの弾を銃口に返せたのもおかしい事になると思うんだが…
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/04/08(金) 18:18:54.06 ID:B+ggYiLJo
(自称)レールガンはコインをローレンツ力(っぽいなにか)によって推進させることで成立してる攻撃だから
コイン(だったもの)を除けられては、幾ら推進力を大きくしようと無駄な努力でしかない
描写はビームっぽいが本当にレールガンなら(加速でプラズマ状になった)コインを進路上に作った磁場によって押しているだけである筈
レールガンという名の謎ビームを打ち出しているとかは勘弁願う

そもそも一方通行は認識外や光でも能力を適応させてるから感知してから一々演算し直してるとは思えない
「接触したベクトルがどうこうだからそれに対しこうこうで押し返す」
という処理ではなく、許容しているベクトル以外を問答無用で逆向きにしているだけだろう
つまり、逐一押し返しているなら処理限界的問題があるだろうが
単に「常時向きを逆にするだけ」で力そのものを押し返している訳ではないと考えれば
能力発生に物理法則を利用している訳でもないから「実行手段的な力」も大して問題になるまい

そして突き詰めれば>>616
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(佐賀県) [sage]:2011/04/08(金) 18:38:34.17 ID:OKN54jxho
レベルの問題じゃなく多分次元とか法則が違うんだろう
イチロー=エイワスみたいなことじゃね?
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/08(金) 19:03:05.17 ID:Vqj1Xa6vo
一方さんは押し返してるわけじゃないんだよ!ベクトルを変更しちゃってるんだよ!
イチローは仕方ないけど!
621 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/04/08(金) 19:13:56.60 ID:ZCvBswrlo
たまに良く分からん質問する奴がいるよな
つか、質問は本スレでやれ
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/08(金) 21:21:57.39 ID:a6R4udFAO
投下が無くて満足出来ねえ…という訳で2レス小ネタ



美琴「じゃあ実験、始めるわよ」

上条「そんな事して何の意味が……」

イン「まったくなんだよ」

美琴「うっさい! 黙って従いなさい、まずは……この人は?」

姫神「急に。呼び出された」

上条「姫神」 イン「あいさ」

美琴「次よ、この人はどう?」

神裂「いったい何なのですか……?」

上条「神裂」 イン「かおり」

美琴「はい、次」

風斬「えーっと……何か用でしょうか」

上条「風斬」 イン「ひょうか」

美琴「……次」

小萌「こんにちはなのですよー」

上条「小萌先生」 イン「こもえ」

美琴「じゃあ……私は?」

上条「ビリビリ」 イン「短髪」

美琴「はいちょっと待ったああ!!」

上条「何だよビリビリ、ちゃんと答えただろう」

イン「そうなんだよ短髪、ちょっと意味わかんないかも」

美琴「いや、アンタ達気付いて無いの?」

上イン「?」

美琴「……今までの人はちゃんと名前で呼んでたのに、何で私だけ変なあだ名なのよ!」

上条「おお! 確かにそうだな」

美琴「さて、理解したみたいだし理由を教えて貰おうかしら」

上条「理由って言われても……なあ?」

イン「これと言って無いんだよ」
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/08(金) 21:22:36.00 ID:a6R4udFAO


上条「それに俺はちゃんと御坂って呼ぶ事もあるぞ」

美琴「じゃあ、わざわざビリビリなんて呼び方しなくても良いじゃない」

上条「いや、そこは譲れない」

美琴「なんでそこまで頑なに……」

上条「とりあえずお前はビリビリだ、それは変わらないからな」

イン「そうなんだよ、短髪」

美琴「だから私には!」

黒子「お姉様ぁ〜!」 一方通行「よォ、オリジナル」 麦野「誰かと思えば、忌々しい第三位じゃないの」

イン「短髪にはたくさん呼び方があるんだね」

美琴「……もういいや」

終われ
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/08(金) 22:23:43.22 ID:Hd5oAwFPo
御坂さん不憫や……乙
625 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/08(金) 22:27:41.61 ID:o+f/NmfOo
ワロタ
確かにまともに美琴って読んでる人母親位だもんな
626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/08(金) 22:28:01.45 ID:kcGkoR8Wo
きっとこれも一つの哀の形

ぜんっぜん関係無いんだが、ふと
ていとくンが妊娠したら孕メルヘンだなァ・・・
と思った
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/04/08(金) 22:31:12.46 ID:x0DLTDiMo
マタニティドレス姿のていとくんが
「俺の未元物質に常識は通用しねぇ!」と叫んでるところを想像してしまった

つーか父親は誰だ
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/08(金) 22:32:12.36 ID:2QldUMp8o
未元物質に決まってるじゃないか
629 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/08(金) 22:32:22.36 ID:v+grP0KG0
超電磁砲組は結構御坂さん呼びだけどな
あとインデックスが唯一あだ名で呼ぶキャラだったりもする

>>626
どんな幻想ですか
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/08(金) 22:33:03.22 ID:Jovqp2bM0
ホスト系の帝督ンがTSしたらやっぱホステス系になるのか
六枚の白い羽のホステス……似合わないな
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/08(金) 22:37:38.53 ID:kcGkoR8Wo
>>629
どっからこんな電波を受信したのかほんとに不明ww
TS属性があるわけでもなし(むしろ忌避)
632 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/08(金) 22:48:59.73 ID:S2cAuh4Mo
黒夜ってみんな知ってるのかな
633 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/04/08(金) 22:51:55.38 ID:tW8lFr+Yo
>>629
上条さんもじゃね?
青ピは作中本名不明だし
634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/08(金) 22:58:54.74 ID:v+grP0KG0
>>633
青ピが本名だとは思いたくないなぁって……
まあ基本禁書キャラって人をあだ名で呼ばないけどね
『ねーちん』くらいで、後は役職とか能力名だし
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/08(金) 23:00:26.49 ID:oSIDwyvIO
インデックスは御坂妹もクールビューティーと呼ぶな
まぁ、あだ名で呼ぶのがミサカだけなのは変わらないが
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/08(金) 23:00:47.72 ID:M8vVyFvAO
>>632
みんなって誰よ
637 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/08(金) 23:02:32.17 ID:4OFcHfXIO
インデックスさんは一時期インなんとかさんとかインモラルさんとか色々あだ名で呼ばれてたけどな
638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/08(金) 23:03:32.43 ID:L3eD7NnW0
>>532
書きたいなら書いちまえよおおお
HKB!HKB!!HKB!!
応援してるぞおおおおおお
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/08(金) 23:09:32.82 ID:MZ5lNfeDO
インデックスたん可愛いペロペロとインなんとかさんは似て非なるものだろう
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/08(金) 23:10:49.17 ID:6HN+KG13o
チラ裏

最近SS速報で歪みないとかいうのよく見かけるけど、意味がわからないからググッてみたらニコニコネタなんだね
SS速報はvipとは空気もノリも違うからニコ厨氏ねって頭ごなしに言うのはどうかと思うけど、他のところのネタをあんまり持ち込みすぎるのもアレだよなぁと思いました
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/04/08(金) 23:11:51.34 ID:tW8lFr+Yo
誤爆か
642 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/04/08(金) 23:24:19.58 ID:ldokTH1Q0
mjd?
駄目だ俺吊ってこよう
643 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/08(金) 23:24:47.80 ID:Hd5oAwFPo
自分用まとめの人ってどこ行っちゃったの?
644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/04/08(金) 23:51:25.59 ID:gESvxQ2y0
やっとレールガン6巻買えた
冬川先生、目のパターン増えた?
645 :一方通行「ていとくンが妊娠したら孕メルヘンだなァ……」1/4 [saga]:2011/04/09(土) 01:05:26.14 ID:BiuTNbnAO
>>626の電波を頂いて4レス貰います
自分で書いててさっぱり意味がわからないが気にせず投下


垣根「よお、第一位。久しぶりだな」

一方通行「てめェ……生きてやがったのか」

垣根「ああ、アレイスターの野郎が生かしてくれたみたいでな」

一方通行「ハッ、地獄から蘇って仕返しにでも来たンですかァ?」

垣根「……相変わらずだな、お前」

一方通行「てめェも相変わらずムカつく顔して……おい待て、なンだその腹は」

垣根「これか? これはな……」

一方通行「ストレスでメタボっちまったのかァ?」

垣根「んな訳ねえだろ。……なんだと思う?」

一方通行「……まさか、いや、オマエ……!」

垣根「……そのまさかだ。デキちゃったんだよ」

一方通行「ハァァァァァァァ!?」

垣根「安心しろ。俺にも何がなんだかさっぱりだ」

一方通行「え? マジで? いや、ありえねェだろ!?」

垣根「まあ簡単に言えば、人間の神秘に常識は通用しねェ、って事だな」

一方通行「……そンなカッコよく言われても。ところで、それ誰の子なンだ?」

垣根「俺のに決まってんだろ」

一方通行「そうじゃなくて、父親……違ェ、母親? つまりはもう片方だよ」

垣根「ああ、そういう事か。それは、お前だよ」

一方通行「………………ハァ?」
646 :一方通行「ていとくンが妊娠したら孕メルヘンだなァ……」2/4 [saga]:2011/04/09(土) 01:06:02.86 ID:BiuTNbnAO


一方通行「悪ィ、耳がイカレたみたいだ。聞き間違いだよな?」

垣根「だからお前が父親だっつってんだろ」

一方通行「うっそォォォォ!?」

垣根「何だよ、少しは喜べ」

一方通行「いやいや、意味わかンねェ。何? 何で? っつうか何時の?」

垣根「俺も色々考えたんだが、今の段階ではあの日のアレが原因だと思う」

一方通行(あの日のアレ……? まさか俺、知らねェ内にコイツとヤっちまったのか!? ……うげェ)

垣根「安心しろ。お前の考えてるような事はしてねえから」

一方通行「……ホッ。じゃあ何が原因なンだよ」

垣根「お前さ、不思議な黒い羽で俺の事ボコボコにしただろ」

一方通行「よく覚えてねェけどそうみてェだな」

垣根「で、その時に俺の未元物質とそれが混ざり合ったんだ」

一方通行「へ?」

垣根「そしてそのままその混ざり合った何かが俺の体に作用した。そしてこうなった」

一方通行「ごめン、ちょっと何言ってるかわかンねェ」

垣根「いやー、俺の『未元物質』に常識は通用しねェとか言ってたけど、ここまでとはなあ」

一方通行「おィ、人の話聞けよ」

垣根「あっ……蹴った」

一方通行「……ありえねェ」
647 :一方通行「ていとくンが妊娠したら孕メルヘンだなァ……」3/4 [saga]:2011/04/09(土) 01:07:33.97 ID:BiuTNbnAO


一方通行「確認なンだが……本当に俺の子なのか?」

垣根「ああ、DNAもお前のって判明してる。……もしかしてお前、認知しないつもりか?」

一方通行「いや、認知とかそういう問題じゃなくてそもそも産むなよって言いたいンだが」

垣根「……堕ろせって言いたいのか!?」

一方通行「え、いやそンな怒られても……っつうかすげェ迫力」

垣根「母は強いんだよ!」

一方通行「母とか言うな気持ち悪ィ!」

垣根「……うっ、また蹴った。ほーら、あそこに居るのがパパでちゅよー」

一方通行「やめろォ! パパって呼ぶなァァァァ!!」

垣根「いいぜ、お前が認めなくても俺は一人で育てる。だから絶対堕ろさねえ!」

一方通行「……本当に産むのか?」

垣根「こんな汚れた俺にせっかく与えられた命なんだ。何があってもこの子だけは守り続ける」

一方通行「……わかった、認める。俺も出来る限りは協力してやる」

垣根「あなた……」

一方通行「うン、その呼び方はやめろ」
648 :一方通行「ていとくンが妊娠したら孕メルヘンだなァ……」4/4 [saga]:2011/04/09(土) 01:09:09.76 ID:BiuTNbnAO


垣根「……よし、俺と一緒にこの子を育てようぜ!」

一方通行「なンかの間違いだといいンだが……まァいいや」

垣根「そうと決まればまずは名前だな。第一候補としては男だったら通行(みちゆき)、
    女なら百合子ってのがいいと思うんだが」

一方通行「それだけはやめてくれェ!」

垣根「ちぇっ、じゃあ一緒に考えるとするか」

一方通行「あァ……しかし、オマエが妊娠したらもうクソメルヘンとか呼べねェな」

垣根「クソとかそういう汚い言葉は胎教にも悪いからな」

一方通行「だったら……孕メルヘンってのはどうだ?」

垣根「……ばーか」

終わり


>>626に感謝、そしてこのイミフさに後悔
本当に色々失礼しました
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2011/04/09(土) 01:10:51.15 ID:PbQfPP6AO

本当のカオスとはこの事か
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/09(土) 01:18:48.41 ID:etkCdlADO
>垣根「あっ……蹴った」
で盛大にベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノ吹いた
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/09(土) 01:20:16.62 ID:PWIJOFy0o
男の妊娠つーとブルースワットを思い出す。子供時代のトラウマ
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/04/09(土) 01:21:45.30 ID:RJFEUD60o
俺は「ジュニア」かな
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/09(土) 01:32:30.02 ID:PWIJOFy0o
あれは純粋にキモいwwシュワちゃんのせいだけど
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/09(土) 01:32:39.64 ID:d2ayN7+Go
流石は常識の通用しねぇていとくんだ
自慢にはならないけどな!
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/09(土) 01:37:19.69 ID:ZwI/nGRzo
生まれた子は間違っても上条さんに触れさせるわけには・・・
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/09(土) 01:39:07.30 ID:VemDysODO

垣根「……ばーか」
に不思議な程萌えてしまった自分が怖い
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2011/04/09(土) 01:41:53.33 ID:asChsxWNo
シュワちゃんが妊娠する映画思い出した
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/09(土) 01:51:06.79 ID:+HlvBT6AO
ある二次創作思い出した
好きな男キャラが妊娠してる絵というのは精神的にくるものがある
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/09(土) 01:51:22.67 ID:Ek+iuCLSO
垣根×御坂なるものを書いたんだが投下して大丈夫かな
多分ちょっと長いと思う
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/04/09(土) 02:01:02.55 ID:Md48WNd10
どうぞい
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/09(土) 02:04:52.67 ID:Ek+iuCLSO
ありがとう!

・垣根×御坂
・時系列無視
・キャラ崩壊気味
10レス以内に収めるつもりですがオーバーしたらすみません

662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/04/09(土) 02:06:30.41 ID:Md48WNd10
あげちまつた、・・・スマヌ
663 :電磁物質 1 :2011/04/09(土) 02:08:39.34 ID:Ek+iuCLSO

美琴「……………果たし状?」

黒子「今時古風ですわねえ」

美琴「んん…えーと」


≪よお第三位。今夜一時、某学区の橋に来い。
お前以外くんじゃねえぞめんどくせえから。 来なかったらあの地区で破壊の限りを尽くす≫


黒子「非常に達筆ですわね」

美琴「うん…でも………」

黒子「小学生並の内容ですわね」
美琴「うん………ww」

黒子「破壊の限りを尽くすってwwwwwwwwww」

美琴「wwwwwwww」

黒子「一応脅迫に入る…?ジャッジメントに連絡を…」

美琴「ん〜いらないわ、なんか馬鹿っぽいし私でなんとかするわ」

黒子「でもお姉様…」

美琴「私に売られた喧嘩よ?私が買わなくて誰が買うの」

黒子「一々相手にしなくても良いと思いますわ」
美琴「いいのよ、私が相手にしたいんだから。それにこんな果たし状送ってくる奴がどんな顔してるか見てみたいのよ」

黒子「じゃあわたくしめもご一緒に…」

美琴「もう…アンタはジャッジメントの仕事で昨日から寝て無いでしょ?」

黒子「なっ…なんのこれしき…」

美琴「左足と背中」

黒子「!?」

美琴「捻挫と打撲……」
黒子「おっおおおおお姉様?!」

美琴「実はまだテレポートに支障がでる…」

黒子「何故それを…」
美琴「初春さんから聞いたのよ。白井さんは隠してるみたいですけど気を使ってあげてくださいねーって」


664 :電磁物質 2 [sage]:2011/04/09(土) 02:12:14.37 ID:Ek+iuCLSO
黒子「おのれういはるうううううううううう」
美琴「もう………うっかりアンタのケガ悪化させちゃったらどうしたらいいのよお…」

黒子「お姉様………/////////////」

美琴「だから。ね?」

黒子「了解ですわ、お姉様あああ///////」





――――――深夜1時前―

美琴(そろそろかしらね)
(破壊の限りを尽くすとか書いてるってことはそれなりの武器を持っててもおかしくない
しかも多人数の可能性だって高い
黒子に任せるにはちょっと荷が重い………ま、一番の理由としては私の喧嘩を人様に預けるのはちょっと気が引けるのよね
(自分のことは自分でやらなきゃ)




(さーてどんなバカ面ひっさげてくんのかしら?)


665 :電磁物質 3 [sage]:2011/04/09(土) 02:14:44.77 ID:Ek+iuCLSO
「お、よく来たな」

美琴「どうも。この果たし状寄越したのはアンタで間違いないわね?」
「ああ、間違いねえよ。ほう…ちゃんと一人で来たな。」

御坂「そっちこそ一人で来たのね。私が誰か知ってるでしょう? 良い度胸じゃない」

「クク…威勢が良いよなあ…第三位は………」

美琴「第三位第三位って…私には御坂美琴って名前があるんだけど? っていうかアンタ、誰よ」

「あれ?果たし状に書かなかったっけ?」

美琴「書いて無かったけど…………」

「あっ」

美琴「…」

「………」

「あー…掴みから失敗かよ………」

美琴「アンタねえ………」

「まあ良いや…とりあえずちゃんとお前来たし」
美琴「さっさと名乗りなさいよ…帰るわよ。」
「ハッ…俺の正体を知ってそんな態度取ってられるかな?」

美琴「アンタの正体知ったって何とも無いわよ」イライラ

「そおかい。じゃあ心して訊きやがれ」

美琴「へえ。そんなに勿体ぶる様な正体なのかしらね?」

「…………」

「―――――――――――――俺は」




「学園都市が第二位、未元物質の垣根帝督だ」
666 :電磁物質 4 :2011/04/09(土) 02:19:28.94 ID:Ek+iuCLSO
美琴「――――――――――――ッ!」

垣根「良いねえその顔…」

美琴(何で…………第二位が……)

垣根「あー…今から帰るとか無しな?」

美琴「どういうつもり……」

垣根「どういうって……果たし状の通り、俺と果たし合いしてもらいたいんだけど?」

美琴「あは…」
(何よ。コイツ分かってる癖に…第二位と第三位の、絶対な壁。決闘どころか勝負にもならない。同じステージにも立ってない。恐らく、私の能力なんて、通用、しない)

垣根「そんな嫌そうな顔すんなよ?第二位の俺からの直々のご指名だぜ?最高じゃね?」

美琴「ふふ…最低最ッ悪よ」

(やっぱり黒子を連れて来なくて良かったわね…だって、コイツ相手じゃ黒子を護るどころか…私が、生き残ることすらままならないかもしれない)

垣根「クク…手厳しいな第三位ちゃんよお…」

(ごめんね黒子、)

垣根「でも気に入らねえからって逃げんなよ?ってかまさか第三位はそんな腰抜けじゃねえよな?」

(もう、帰れない )




美琴「―――――心配しなくても、逃げないわよ……!」キッ

垣根「おお、よく言ってくれた」

美琴「…………」

垣根「そんな睨むんじゃねえよ……別に[ピーーー]つもりはねえし…」

美琴「は?」キョトン

垣根「むしろ殺したら意味無いし」

美琴「………アンタが勝ったら何か取り引きさせるつもりね?…何が欲しいの?それとも…何をさせたいのかしら?」

垣根「流石だな、ご名答。でもお前が想像してるほど物騒なことじゃねえ」

美琴「………?」

垣根「この勝負で俺が勝ったら――――――――――――――――御坂美琴、お前は俺のモノになってもらう」キリッ

美琴「……………」

垣根「……………」

美琴「……………」

垣根「……………」

美琴「……………、」

垣根「……………」

美琴「ハァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!?」

美琴「えーと今なんて…」

垣根「俺が勝ったらお前は俺のモノになってもらう。何度も言わせんな恥ずかしい///////」

美琴「」

美琴「ハッ……アンタの手下になって無理矢理悪い事させようっていう……」

垣根「バッバカ、変な深読みすんなよ…文字通り恋人として結婚を前提にお付き合いしやがれって意味だコラ//////////////」


667 :電磁物質 5 [sage]:2011/04/09(土) 02:23:25.45 ID:Ek+iuCLSO

美琴「さりげなく変な条件追加してんじゃないわよ」

垣根「バレたか//////」

美琴「帰っていい?」

垣根「えっ」

美琴「そんな傷ついた顔しなくても…そもそもアンタが第二位だって証拠も無かったわね」

垣根「あ?未元物質が見てえか?」

美琴「べ…別に良い……じゃ、じゃあね…」

垣根「だあああああああああああああ!!!!!!!帰んじゃねえええええええええええ!!!!」

ドンッ

美琴「ッ!!!」

垣根「何でわざわざ果たし合いなんて形式でお前を呼び出したか教えてやる」バサバサ

美琴「……………………これが未元物質…すごく…メルヘンです…」

垣根「ハハッ似合わねえと思うだろ?心配するな。自覚はある………って聞けよ!!!」

美琴「あっゴメン」

垣根「何でわざわざ決闘なんて形式でお前を呼び出したかについてな。」

美琴「うん」(六対もある…)

垣根「まあぶっちゃけるとこいつは保険だよ。誰が確実にお前をモノに出来ない普通の告白なんて仕掛けるか。面倒臭いっつってんだ。俺は絶対にお前を自分のモノにしてえんだよ」

美琴「うん」(なんかすごい羽落ちて来た…)

垣根「それだったらお前が俺のモノにならざるを得ない状況を作ればいい。そしてお前を俺のモノにしてからじっくり俺に惚れさせてやる…」

美琴「うんうん…………え?」

垣根「まあ既に俺に惚れてるってんなら最高だけどよお?……………………………………………やっぱり面と向かって言うと照れるな/////////」

美琴「いやいやいや…」

垣根「やっぱりお前からすれば初対面だしなあ…惚れてるわけねえよなあ………ちょっと一目ぼれにも賭けてたんだが……」

美琴「えええええ……」

垣根「まあ予定通り始めようぜ、果たし合い。」


668 :電磁物質 6 [sage]:2011/04/09(土) 02:29:22.71 ID:Ek+iuCLSO
美琴「そう簡単に…――――――――――――――――アンタのモノになんてなってあげないわよ!!!!!!」

ピシャア

垣根「おおっと」バサバサ

美琴(コイツは[ピーーー]つもりは無いって言った。唯一勝機があるとしたらそこ…!)


(――――――最初っから全力全開よ!)ピンッ

美琴「ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」カッ

垣根「これが超電磁砲か…コイン一個でまあよくこんな威力が出せる……」

垣根「だが、これでやっと及第点ってとこだ」

垣根「よっと!!」パァンッ

美琴「なっ…………!掻き消しッ……」

垣根「俺に勝つにはちょっと足りねえなああああ!!!」バッ

美琴「!!!!」




垣根「……やり過ぎたか?上手く外したとは思うんだが…」

ドッ

垣根「…………」シュウウ

美琴「ハァ…ハァ…余所見してんじゃないわよ」

垣根「効かねえっつったろ」

美琴「…それが何」

垣根「効かねえっつってんだろぉがよおおおおお!!!!」

ドンッ

美琴「くっ……!」
垣根「大人しく俺のモノになりやがれ御坂美琴ぉおおォオォォオオオ!!!!!」
美琴「抜かしてんじゃないわよメルヘン野郎ぉぉおおぉおおおォオォォ!!!!!」 カッ






垣根「けっ 口程にもねえ」

美琴「ハァ…ハァ…悪かったわね…………」

垣根「お前ボロボロじゃねえかよ…」

美琴「誰のせいよ」

垣根「分かってただろうが。普通にやり合ってお前が俺に勝てないことくらい」

美琴「そんなの、やってみなきゃ分からないじゃない?」

垣根「…………」

美琴「何ボサッとしてんのよ。まだ勝負は終わってないわよ?」

垣根「……………よ……」

美琴「……?」

垣根「………………そんなに俺が嫌かよ」

美琴「はい?」

垣根「確かにお前からすれば俺は初対面だし、メルヘンだし冷蔵庫で工場長だし一方通行に負けてるし第二位だし? だからってそんなに嫌がらなくたって……」ショボン


669 :電磁物質 7 [sage]:2011/04/09(土) 02:33:34.88 ID:Ek+iuCLSO

美琴「あの別にそういうわけじゃ…」

垣根「でもなぁ!!!!!!!」

美琴「」ビクッ

垣根「初めて見た時から好きで好きで仕方ねえんだよ!!!ああ人目ぼれってヤツだよ悪いか!!!!!!超電磁砲ぶっ放すお前を見た瞬間から片時も頭から離れねえんだよ責任取れよ!!!!!仕事も手につかねえし心理定規にはなんかニヤニヤされるし!!!どうにかしろテメエ!!!!!」

美琴「えっ…ちょっと…いきなりそんなこと言われても…///」

(な、何なのよ………これじゃまるで本当に…)



――――――――――――
上条(なんか白井から電話を受けて来てみたはいいが…なんだアレ…………)コソッ

『でもなぁ!!!!!!!』

上条(え?え?何でせうか?つまり愛の告白ってヤツ………!?)

上条(白井がすごく真剣に言うから何事かと思ったら心配ねえじゃん………うわあ何アレ///////////なんかニヤニヤしちまう/////////////////////)

(ま、白井には言わないほうがいいな…間違いなく発狂するだろう……さて面白いもん見たし上条さんは家帰って寝ますか)

美琴「ん…?」

垣根「あ?」

美琴「あああああああああああああんたああああ」

上条「」

美琴「何やってんのよおおおおおおお!?」

垣根「覗き見か?良い趣味してやがんな」

上条「不幸だ………………」

美琴「ちょっと何でいるのよ!?」

上条「白井が電話してきたんだよ。心配してたぜ」

美琴「ああああ…くううううううろこおおおおおお」

670 :電磁物質 8 [sage]:2011/04/09(土) 02:38:08.11 ID:Ek+iuCLSO

垣根「へえ。それでのこのこと来やがったわけか」

上条「いやいやいやお二人の邪魔をする気なんて上条さんには毛頭無いですことよ?//////」ニヤニヤ

美琴「ニヤニヤすんなバカ///////そんなんじゃないわよ!!!!!!!!!!」ビリビリ

上条「あっぶねえ〜」
垣根「掻き消した…?理屈は分からんがなるほど、それでお前はここに行くよう頼まれたのか…」

上条「ん、でもこいつに危害を加えるつもりは無いんだろ?ならいいよ」

垣根「いや」 「加えた後だ」

上条「は?」

垣根「話は聞いてんだろ。予定通り果たし合いは行われた。つまりそういうことだ」

上条「…………ビリビリ、いや御坂。」

美琴「なに…?」

上条「ん…一見ボロボロだけど目立ったケガとかはしてねえな」

美琴「確かに…殆ど能力使用の疲労と向こうに追い込まれた時にドジふんでついた掠り傷ね。そういうば直接貰ったケガは無いわ」

上条「へへ…そっか」

垣根「何が言いたい………」

上条「お前が御坂を喜んで傷つけるような奴じゃないって分かれば十分だよ」

垣根「十分じゃねえよ。お前間に合ってねえじゃねえか。第三位を護るために呼ばれた癖してよ。本当は俺と第三位が戦ってるときに間に合わなきゃいけなかったんだよお前は」

上条「確かに結果オーライだけど…でも間に合わなくて良かったんだよ」

垣根「認めねえ…お前なんて絶対認めねえ………!」

上条「お前本当に御坂が好きなのな」

垣根「あ?」

上条「認めなくていいよ。俺は約束だけ守れればいいんだ。」

垣根「テメエ待ちやがれっ………!」

美琴「ちょっ!アンタ……!」

上条「明日も学校だから上条さんは寝なくちゃいけないんです!!!じゃっ!!!」ダッ

垣根・美琴「…………」

671 :電磁物質 9 [sage]:2011/04/09(土) 02:46:19.74 ID:Ek+iuCLSO

美琴「もーアイツはぁ……アンタもアンタよ…あんな一触即発オーラ出さなくたって」

垣根「……うっせえ」

美琴「何よ ぶんむくれちゃって」

垣根「…………お前アイツのこと好きだろ」

美琴「は!?なななな何言って/////」

垣根「見りゃ分かるわバァカ。」

美琴「そそそんなこと……」

垣根「あんだろ」

美琴「………なっ…確かにちょっとほんの微粒子レベル気になったりしなくもなくなかったりしなかったり………」ブツブツ

垣根「恋敵っぽい奴に優しくする奴なんていんのかよ」

美琴「へっ?」

垣根「もう忘れたのか、俺はお前が大、大、大ッ好きだ」

美琴「あ…えっと、そ、それは分かってるけど………/////」

垣根「あームカつくわ本当にムカつくわお前の本命があんな出時見逃し野郎とか…ヒロインのピンチに間に合わないヒーローなんて、絶ッ対認めねえ」

美琴「そこまで言わなくても……」

垣根「俺はぜってーーーお前のヒーローになってやる」

美琴「な………!?//////」パクパク

垣根「てかこの勝負俺の勝ちじゃね?」

美琴「いっ…言うと思ったわよ!!!/////// アンタ…この勝負において何をもって勝利とするか決めて無かったじゃない!後付けとかはちょっと卑怯じゃないの?」

垣根「んーそう言われると…まああくまでお前はそういうスタンスみたいだしな」ショボン

美琴「あ…あのさ、アンタのモノにはなれないけど友達にならなれるわよ」

垣根「それって…『まずはお友達から始めましょう☆』っていう………」

美琴「ちっがああああああああああああああああああああああああう!!!!」

垣根「なんだ違うのか…」

美琴「アンタねえ……」
垣根「アンタじゃねえよ。垣根帝督。今の勝負は無しでいいからよ、変わりに俺のこと名前で呼んでくれよな 呼んでくれなかったらお仕置だぜ?」

美琴「アンタ…………!なななな何を…」

垣根「あー!名前で呼んでくんなかったな? ーーーーお仕置だ」

チュッ

美琴「へ……?///////」

垣根「絶対振り向かせてやるよ………美琴」

672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/09(土) 02:48:15.79 ID:Ek+iuCLSO
ちょっと半端ですが終わりです。
何だかおかしいとこも沢山ありますが見逃してやってください。
では、スレ汚し失礼しました
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/09(土) 02:57:23.58 ID:SUgyvmCCo
れいぞうこさんちょうかっこいいです

>>662
このスレはage進行だと何度言えばわかるんだろうかここの住人は
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/09(土) 03:04:42.62 ID:soixzEdqo
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(島根県) :2011/04/09(土) 03:21:44.91 ID:xpbPQ2LMo
ちょっと4レス程度もらいますよ

なんか急に思いついたよくわからないモノを
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(島根県) [sage]:2011/04/09(土) 03:22:23.67 ID:xpbPQ2LMo
ローラ「ステイル。貴方には、また学園都市まで言ってもらいたいと思いけるのよ」

ステイル「学園都市か……またあの子に関連したことかい?」

ローラ「えぇ、そんなところよ」

ステイル「わかった。じゃあ、神裂にも連絡をいれておくよ」

ローラ「え? 今回は貴方一人の任務でありけるのよ?」

ステイル「え?」

ローラ「え?」

ステイル「…あ、そうなのか……てっきりまた神裂と一緒かと……あ、いや、行ってくる」

ローラ「」
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(島根県) [sage]:2011/04/09(土) 03:23:16.40 ID:xpbPQ2LMo
- 別の日!-


土御門「よう、ねーちん、元気してたかにゃー」

神裂「おや、土御門、どうしたんですか?」

土御門「ねーちんにちょーっとばかし頼み事があるんだにゃー」

神裂「頼み事……あ、あれはもう着ませんよ!」

土御門「それもあったんだけど、単に毎度の厄介事に巻き込まれたカミやんの手助けをしてほしいと思っただけぜよ」

神裂「……いいでしょう、彼には借りがありますから」

土御門「話が早くて助かるにゃー」

神裂「では、ステイルには私から連絡をしておきます」

土御門「ステイル?」

神裂「え? 彼も一緒に行くのではないのですか?」

土御門「え? いや、ねーちんだけに頼みに来たんだにゃー?」

神裂「え?」

土御門「え?」

神裂「……あ、そうなんですか。……いや、てっきりまたステイルと一緒なのかと……あ、いえ、行ってきます」

土御門「」
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(島根県) [sage]:2011/04/09(土) 03:24:35.51 ID:xpbPQ2LMo
- なんかまた別の日 -

ステイル「オルソラはいるかい?」

ルチア「いえ、シスターオルソラは今、買い出しに行ってますよ」

ステイル「頼まれてた文献を持って来たんだ。帰ってきたら渡しておいてくれないか」

ルチア「えぇ、わかりました。預かっておきましょう」

ステイル「………」キョロキョロ

ルチア「」

ステイル「………」キョロキョロ

ルチア「……どうかされましたか?」

ステイル「!! あ、いや、あー……神裂の姿が見えないようだが……」

ルチア「? たしかシスターオルソラと一緒に買い出しではなかったでしょうか…」

ステイル「え? ……そうなのか……」

ルチア「神崎さんにも何かお届け物ですか? 用件をお聞きしておきましょうか?」

ステイル「……いや、これは直接渡そうかと」

ルチア「なにか重要な物なのですか」

ステイル「あ! あぁ、そうなんだ……その……霊装的なアレなんだ」

ルチア「」

ステイル「ハァ……じゃあ、また来るよ……ハァ……」


ルチア「(おや、あの紙袋の文字は……えぇと……ナガサキ?……カス…テッラ?……霊装?)」
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(島根県) [sage]:2011/04/09(土) 03:25:22.92 ID:xpbPQ2LMo
神裂「おや、シスタールチア。ずいぶんと大荷物ですね」

ルチア「あれ? シスターオルソラと出かけていたのでは」

神裂「オルソラとの約束は午後からです」

ルチア「そうだったんですか。すみません、ステイルさんに出かけていると言ってしまいました」

神裂「え!! ステイルが来ているんですか!?」

ルチア「え、えぇ、シスターオルソラに頼まれていたというこの文献をもっ」

神裂「」ガチャバタン!

ルチア「?」

ガチャバタン!

神裂「ハァハァ……そうですか、ステイルが来てるんですね……」

ルチア「……(なぜ、わざわざ色違いの浴衣に着替えた!!)」

神裂「ちょうど彼に用事があったんですよ、偶然にも!」

ルチア「あ、もう帰られましたよ」

神裂「え…………」

ルチア「……」

神裂「」ショボーン

ルチア「あー……つい先程のことなので、まだそのあたりにおられるかも」

神裂「ハッ! そう、そうですね! 偶然にも重要な用事なので、ちょっと探してきます!」ダダダダダダ

ルチア「そ、そうですか……」

神裂「偶然用があっただけですからね!!」

ルチア「」
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(島根県) [sage]:2011/04/09(土) 03:26:26.38 ID:xpbPQ2LMo
- おわり -

とくにタイトルとかはない、思いつきだもの!
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) :2011/04/09(土) 03:27:22.19 ID:Md48WNd10
乙! 
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/09(土) 03:32:52.57 ID:WT3mfG0fo
最近は全然競演してないのに神裂とステイルのニコイチ感は異常
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/09(土) 03:56:11.47 ID:SUgyvmCCo
カス……テッラで不覚にも
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/04/09(土) 05:18:42.43 ID:oQDxlIF5o
>>672
乙だが次回投下するとしたら書きためてからもっときびきび投下しようぜ
複数人で共有してるスレだからな
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/04/09(土) 12:12:31.02 ID:kM7PGrtu0
神裂とステイルの気づいたら隣にいる感じ大好きだわ
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2011/04/09(土) 12:38:06.38 ID:m+CYOnZ70
乙。
ステイルさんのssもっと増えないかな―
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/09(土) 14:41:24.59 ID:EoukBcle0
なんか絵的にいいよね、その二人
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) :2011/04/09(土) 15:14:02.46 ID:UotB8yWAO
二人とも長身でアダルティーな感じ

ステイルさんとか14歳だけどww
689 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:01:16.75 ID:A4+ubxMT0

投下させていただきます……


注意事項!


ギャグ系ss

電波カオス系ss

キャラ崩壊注意……というより、登場してくるキャラのほぼ全てが原作と"悪い方向"に違います。名前が一緒なだけの別人です。姿形が一緒なだけの別人です。

色々内容がぶっ飛んでます。ifなんてレベルじゃありません。

何人か「お前聖人なんじゃね?」と疑いたくなるくらい強くなってます。

本作を読んで頭が痛くなった方は直ぐに読むのを止め、他のssを読んで脳を癒して下さい。

所々下ネタがあり15禁かも。

美琴が主人公。




690 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:02:32.30 ID:A4+ubxMT0







日本の学園都市。
常盤台中学の寮。

「………………」

朝。
学園都市の超能力者、御坂美琴は最悪の目覚めを体感していた。
皆さんは最悪の目覚めというとどういった物を想像するだろうか?
悪夢を見た後?風邪などの病気を引いた時?
なるほど。確かに目覚めとしてはどれも嫌な物ではある。
だが世の中には上には上があるという言葉があるように、彼女もまた、その最悪の上の上を超える目覚めを味わっていた。

「………………………………」

簡素に言おう。




「ハァハァハァハァハァお、お姉様……起きられましたか」




なんか、自分の体に馬乗りしているルームメイト兼後輩が居た。

しかもただ自分の上に乗っかっているのではない。
その身には何も纏わず、産まれたままの姿を曝け出した素っ裸であり、更には馬乗りになられている自分も下着姿とヤバイ。色んな意味でヤバイ。
ゲコ太のパジャマを着ていた筈なのにどうしてこうなった。
しかも相手の息は興奮を示すように荒く、口からは涎を垂らしている。

「……なにしてんの黒子……」
「いえ、何もやましいことをしようとは思っていませんわ。ただお姉様と◯◯◯したいだけであって、結してやましいことでは」
「吹っ飛べ!」

顔を勢い良く近付けて来た黒子に電撃を浴びせる美琴。
バチバチバチバチィィィッ!!と、結構人体への影響を本気で心配するような電撃音が鳴り響いたが、美琴は気にしなかった。
「あbbbbbbbb」と愉快気な、しかも表情になんだかうっとりした物を浮かべながら気絶した黒焦げ黒子を無視し、ベットから起き上がる。

691 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:04:53.90 ID:A4+ubxMT0

「はぁ……取り合えず、仕掛けられたカメラ破壊してから着替えよ……」

こうして、御坂美琴のいつも通りの一日は変態の撃退、それに部屋の各所に仕掛けられた百を越すカメラを壊すことから始まった。
この壊れた人物しか居ない学園都市での、最悪な一日が。











(本当、黒子の奴は一体何がしたいのよ……いや、"やりたいこと"は分かるけどさ!)

憂鬱な気分になりながらも、フラフラと廊下を歩く美琴。
その目はなんというか、死んでおり、強姦にあった後の女性を連想させるような目だ。
ちなみに彼女はごく普通のように制服を着ているが、その制服を着るのにはとんでもない激闘があったので、美琴の目が死んでいるのも仕方無いと言えよう。
具体的に言うと、洗濯機にぶち込んであった筈の制服が何故か黒子の鞄の中にあったりとか。下着が湿ってたりとか。空間移動で現れ続ける変態とか。

「……唾液とかついてないよね、これ」

クンクンと、自分の服を注意深く匂う。
何故そんなことをしているのかというと、第二十五回制服争奪戦闘の際、黒子の唾液がベッタリくっ付いていたことがあるから。
しかもあの時は急いでいたためすぐには気がつかず、一日唾液塗れの服で過ごすハメになったのだ。
692 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:06:49.93 ID:A4+ubxMT0

「なんであんな変態が空間移動なんて能力持ってんのよ。テロリストに核兵器渡すようなもんじゃない、何やってんのよ神様……」

後輩を変態と普通に言ってしまうあたり、彼女がどれだけ憂鬱なのか見て取れるだろう。
しかもこれが毎日なのだ。幾らレベル5といえど、精神が擦り切れる。

それに、何も変態なのは黒子だけではない。


バァァァァァァンッ!!


「おはようございます、美琴様!」
「あ、あぁうん。おはよう……」

廊下のドアを開け放ち、勢い良く現れた一年下の名も知らぬ後輩へと曖昧な笑みを浮かべる。
後輩に好かれるのは、まぁ、悪いことではない。
しかし──

「あの、さぁ」
「はい!なんでしょう美琴様!」
「なんで頬に血が付いてんの……?」
「美琴様に害を為す犬に少々OSIOKIしただけです!どうかご心配ならさず!」
「そ、そう……」
693 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:09:28.61 ID:A4+ubxMT0


ベッタリと血塗れの女子中学生に微笑まれ、僅かに足が引き気味になる。
見た目は可愛らしいのに、頬だけではなく全身の所々についた紅い斑点模様が恐怖を与え、プラスどころか怖気が走るマイナスだ。

と、思っていたら。

「ぐぇっ!?」

ビターン!と盛大な音を立てて女子生徒がすっ転んだ。
その時美琴は見た。
彼女の素足を、血塗れの手が掴むのを。
ゾンビ映画のワンシーンのようにズルズル部屋に引き摺りこまれる女子生徒は、恐らく引っ張っているであろう人物に叫ぶ。

「あっ、テメッ!?まだ死んでなかったのかクソったれ!」
「ふ、ふふふふ……私は美琴様の下着を拝むまでは、死なないと決めている……っ!」
「チィッ!このゾンビが!いいぜ、二度と美琴様の前に出れないくらいに顔面をボッコボッコにしてやらぁっ!」

バタンッ!!と閉まるドア。
そして閉まった直後、内部から轟く轟音。悲鳴。叫び。破砕音。
常盤台中学の入学条件にレベル3以上というのがあるため、普通に人を殺せる力を持っているのだが……

「……知らない。私は何も見てないし、何も聞いてない」

耳を塞いでスタスタ歩き出す御坂美琴。
つまりはスルー、現実逃避である。
だが歩く彼女の耳に更に響く怒号。

694 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:10:05.99 ID:A4+ubxMT0


「クソが、テメェ隣人と組みやがったなゴラァ!?」
「お前こそ、何時まで自分の気持ちに嘘をついてるんだ!言ってたじゃないか!『美琴様の◯◯◯にしゃぶりつきたい』って!」
「……あぁ、そうさ!私も昔はそう考えていたんだ!でもな、私は変わったんだよ。お前とは違うんだ!」
「……そう。どうやら、私達は二度と同じ道を歩むのは不可能なようね!」
「同じ道を」
「進めないのなら」
「「ぶつかり合うのみ!!」」

「………………」

轟音の頻度が更に増した。
チュドーン!とか、轟!!とか、ドゴンッ!!とか、ソゲブッ!!とか、斬!!とか。
様々な轟音を聞きつつ、美琴は変わらない速度で歩き続ける。
その表情は、なんともいえない憂鬱に染まっていた。
茶色の瞳にはうっすら涙までたまっている。

「どうして……私何かした……?」

残念ながら、彼女に悪くないという人はいない。
じわっと自責の念に押されて涙目になる最強の電撃姫。
黒子が居れば「お姉様が悪い訳ではないんですの!あぁ、でも涙目のお姉様もさいっこうですわね!写真を撮りたいくらいですわ!てゆーか撮りますわぁぁぁっ!!」などと言って高級カメラのシャッターをしきりに押しまくるだろう。



695 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:10:44.72 ID:A4+ubxMT0





パシャパシャパシャッ!




そうそう、こんな感じで──

「って黒子!?アンタなんで……」
「あっ、あっ、あぁぁぁぁぁっ!涙目のお姉様マジ最高ですの!わたくし、この写真一生の宝物に」
「ふんっ!」
「デンゲキッ!?」

紫電一閃。
黒子のもっていた高級そうなカメラは、文字通り一瞬で使い物にならなくなってしまった。
空間移動する暇もない程の超高速の一撃であったと、黒子は今日の夜に語る。

「で、なんでアンタは復活してんの?」
「お、おぉ……わたくしの、わたくしのカメラが……お姉様の涙目姿を刻んだ、わたくしのカメラが……はっ!?でも待ちなさい白井黒子!お姉様の姿は0.1秒たりとも逃さずに私の網膜、脳、魂に刻まれているはず!ならば、このようなカメラで映した偽物など……」
「聞けよオセロ」

トランス状態になった変態を電撃で叩き起こす。
電撃を受けた瞬間、またもやうっとりした艶やかな笑みをしていた気がするが無視。
彼女は体からプスプス煙を上げつつ、

「うっ、ふぅ……。……黒子の頑丈さを舐めて貰っては困りますの。それに電撃はむしろ快楽。お姉様のツンツンさは大好物ですから」
「オイ待て。なんだ今のふぅは。何がふぅだオイ。後誰がツンツンだ」

696 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:11:24.24 ID:A4+ubxMT0


変態の襟首を持ち上げ、ワリとガチで尋問する美琴。
口調があり得ないくらい壊れてしまっているが、本人はそれどころではない。

「ぐぇぇぇっ!?く、首しめ攻撃……キツイ、キツイけどそれがイイ!」
「おおおおおおおおっ!!」
「がふっ!?」

どM発言をしてくれやがったお返しとばかりに、ノーバウンドで壁に叩きつける。
ドゴンッ!!と轟音が鳴り響き、背中側から叩きつけられた黒子は強制的に肺から空気を吐き出した。
ズルズルと壁にへたり込み、沈む黒子を一瞥して美琴は歩き出す。

「おはようございます!美琴様!」
「「「「「「「「「「おはようございますっっ!!」」」」」」」」」」
「……」

が、黒子を叩きのめしたことで少しは回復した美琴の精神エネルギーが即座に消え去った。
死んだ魚の目で視線を声の元にやる。
そこには一列にズラリと並んだ女子達の姿が。
ビシッと直立していて、何処ぞの軍隊を連想させる。

そんな彼女達はなんかファンクラブらしい。
美琴のための、常盤台中学生のみで構成されたファンクラブだとか。
そしてここに居る十一人は、その幹部メンバーなのだろう。
なにせ美琴ファンクラブの人数は常盤台の十分の九に達する。一般ファンクラブを含めたら万はくだらないのだから。

その内の一人がにこやかな笑みを浮かべつつ、美琴に語りかける。

「おはようございます、美琴様。今日も貴方の美貌が美しく、我々は今日一日を生きることが出来そうです」
「……アンタ達は私が居ないと一日過ごせないの……?」
「えぇ勿論!美琴様の持つ『美琴パワー』が私達の四大欲求の一つ、『美琴欲』を満たしてくれるのです!というかぶっちゃけ『美琴パワー』さえあれば食事も睡眠も無しで十年は戦えます!」
「えっ!?『美琴パワー』ってなに!?何か超重要そうな雰囲気(『』)で言ってるけどなによ!?というかなんで三大欲求が一つ増えてるの!?」

697 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:12:01.31 ID:A4+ubxMT0


いちいちツッコミを入れる美琴はやはりお人好しなのかもしれない。
そんなギャーギャー大声を上げる美琴を、ファンクラブメンバーはうっとりした変な目で見ている。
例えるなら十歳くらいの女の子に欲情する男の目。
つまりは性犯罪者の危ない目をしていた。女子中学生なのに。色々終わってしまっている。

「はぁはぁ……ごほんっ!それはさておき美琴様。今日も何時ものようにお食事の準備をさせていただきました」
「いや、誤魔化せてないから!って、またなの?いいって言ってるでしょうに……」
「とんでもない!何処の誰が美琴様を狙って媚薬を混ぜるか分かったものではありません!そんなことにならないためにも、是非!」
「いや、だったらコンビニ弁当でも買って食べるから」

むしろアンタ等が用意したご飯なんか食べたくないし、と最近朝昼晩全て外食気味の不良お嬢様の言葉が言い終える前に、

「お姉様ァァァァァァァァッ!!」
「べるくっ!?」
「すごばっ!?」

並んでいた女子の内、二人が轟音を上げて吹き飛んだ。
何かの攻撃を受けた、そう考えた時にはもう遅い。
余りの威力に音すら立てず上半身を壁へとめり込ませ、壁に愉快なオブジェが二つ生えることとなる。

その時。
御坂美琴は体の周囲に放っている電磁波の反射で、音速を超えた何かが二人を吹き飛ばしたのだと理解した。

698 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:12:35.32 ID:A4+ubxMT0


「……ナンバー005!?ナンバー006!?どうした!?しっかりしろ!」

当然、壁にめり込んだ二人から返事はない。
そして女子達の一人、美琴に話しかけていた女子が目を血走らせながら叫ぶ。

「クソ!やはり貴様か……貴様なのか、"白井黒子"!」
「ふん、『美琴様"常盤台"ファンクラブ会員ナンバー001』。貴方も懲りないようですわね」

女子達の憎悪の視線を受けながらも、白井黒子は堂々と立っていた。
ツインテールを払い上から目線でかっこつけるが、服が先程までの電撃でボロボロなので締まらない。
というより、

「あ、あれ?黒子、今アンタ音速で動いてなかった……?」
「お姉様のためならば、わたくしは時すらも置き去りにしてやりますの!」

キラキラッ!とした笑顔で答える黒子に、げっそりした顔を浮かべる美琴。
一体なんだそれは。変態の力は常識すら通用しないのか。というかなんで女子二人は音速の一撃を受けて生きていられるんだ。
そんな疑問でグルグル頭が廻る美琴を置いてきぼりにして、叫ぶファンクラブ隊長。
顔に浮かぶ壮絶な表情は世紀末世界でするような、少なくとも女子中学生が浮かべていいものでは無かった。

「おのれぇ……美琴様の慈悲を受け、同じルームメイトでありながらあらゆる変態行動を取り続ける罪人め!我々の美琴様に対するサポートを邪魔して、何がしたいのだ!」
「サポート?ハッ、ファック!部屋に監視カメラを仕掛けたり、読心能力者やら透視能力者やら使って部屋の様子を探ろうとするなど笑止千万!お姉様のおはようからおやすみ、更にはおやすみからおはようまで見守るのは黒子だけの特権ですの!」
「えぇいっ!黙れ黙れぃ!そういって貴様は何度美琴様を襲おうとした!?結局貴様の行為はただ己の欲望を満たすためだけの行為ではないか!」
(あっ、やっぱり知らないとこで暗躍してたのね)

699 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:13:15.06 ID:A4+ubxMT0


美琴が黒子が同室であることを許可しているのはファンクラブや生き過ぎた変態信者達の抑制力としてであり、何もお人好し過ぎる訳ではない。
なんだかんだで彼女達同士で自滅してくれるため、美琴に対する最後の一線を超えた性的被害はないのだ。そこだけが唯一の救いである。

「ふっ……貴方、わたくしが何であるか分からないんですの?」
「何……っ!?」
「わたくしはお姉様の一生のパートナーであり、守護騎士(ナイト)であり、そして生涯の伴侶!そして!」

彼女は不適な笑みを浮かべ、右腕を前に出して宣言する。

「風紀委員(ジャッジメント)ですの!つまりは、わたくしが正義っっ!!」
「最悪だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

思わず大声で突っ込む美琴。
変態の風紀委員など確かに色んな意味で最悪だ。
つーかなんでこいつは風紀委員になれたんだ、と美琴は思うが黒子は答えない。というか美琴の怪訝な目に気がついてない。ドヤ顔のままファンクラブ隊長を上から目線で見ている。

「お分かりですか?わたくしがこの右手の腕章を付け、ジャッジメントであり続ける限り、どうあっても私が正しいのですのよ!?」
「逆にジャッジメントに捕まれ変態ィィィィィッ!!というか真面目にジャッジメントやってる人達全員に謝れェェェェェッ!!」
「ふんっ!私達がジャッジメントなど恐れると思っているのか!?私達常盤台ファンクラブのメンバーは美琴様のためならば学園都市を敵に回しても構わない!」
「うえぇぇぇぇっ!?テロリスト宣言!?レベル3・4集団のアンタ等が言うと洒落にならないから止めてくれない!?」
「それを言ったら私は学園都市どころか世界を敵に回して勝利出来る自信がありますわ!更にはお姉様の両親に『お姉様をください!』とハイパートルネードスクリュー土下座する練習も毎日してますのよ!?親御さん対策もバッチリですわ!」
「ハイパートルネードスクリュー土下座!?何それ!?つーかいい加減言いたかったが私とアンタは同性でしょうがァァァァァァァァッ!!!」
「お姉様、忘れましたか?ここは学園都市。性別を変える技術など幾らでも……」
「最後にだけ反応するのかよっ!?しかも嫌な返答!」

ツッコミまくった美琴がぜぇぜぇと呼吸を整える間にも、状況は進行して行く。

700 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:13:53.22 ID:A4+ubxMT0


「くっ、メンバー全員戦闘態勢!ナンバー005とナンバー006の空きはフォーメションCで埋めろ!」
「はっ!!」
「了解です!!」
「相手はレベル4の空間移動だ、油断するなよ!」

ザザザッ!!と特殊部隊顔負けの早さで黒子を取り囲むファンクラブメンバー。
取り囲まれても、黒子の姿は微動だにしない。
むしろその顔には余裕の笑みさえ浮かんでいる。

「ふふっ……『美琴パワー』で強化された私に勝てるとでも?」
「甘いな、白井黒子。『美琴パワー』を使って肉体を強化しているのがお前だけだとは思わないことだ」
「あら、それも視野に入れての言葉だったのですが。やはり三流は三流。三下は三下ということですわね。圧倒的な実力差にも気がつかないとは……」
「その自信が何時崩れるか、見ものだな!」
「貴方達の敗因はたった一つ──わたくしとお姉様の愛の間に割り込むという無駄な行為をした。ただ、それだけのことですの!」

ジャキンッ!!と、何時の間にか黒子の手には黒い鉄矢が収まっており、臨戦態勢を整えていた。
対してファンクラブメンバーも自分達の能力を行使しているのか、廊下に風が吹き荒れ始め、空気の重さが絶望的なまでに変わる。

「……かかれ!」

その言葉が合図だった。


────と、ここから先の高位能力者達による戦闘を、描写下手なくせに戦闘描写が好きな作者が書くとそれだけで確実に15レス以上使ってしまうので無理矢理省略する。
とにかく、現実では信じられないような激闘を寮の廊下で繰り広げる黒子達。
天井を、壁を、部屋を。
あらゆる能力を利用して激突する漫画みたいな空間から、美琴は全力で逃げ出していた。

701 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:14:27.54 ID:A4+ubxMT0


「──はぁ、はぁ、はぁっ!」

床を踏みしめ、お嬢様とは思えない身体能力で駆け抜ける。
レベル5といえど、勝てないことや出来ないこと、怖いものというのがあるのだ。

「ん?誰かと思えば美琴か。そういえば美琴。お前の下着借りてたから返し──」
「ちぇすとぉぉぉぉぉぉっ!!」
「えりんぎっ!?」

ただ逃げつつも、寮の入り口付近に立っていた変態寮監にはラリアットを叩き込んでおいた。
この学生寮、ほぼ全員が美琴ファンであり、寮監とて例外ではなかったのである。













「今更ながら気がついたけどお嬢様が三食コンビニってどうなのよ……」

第七学区の通りを歩みつつ、コンビニで買ったサンドイッチの包装を破る。
玉子が挟まれた薄くて柔らかいパンをもぐもぐ咀嚼しながら、彼女はなんとなく疲労を感じさせる足取りでアスファルトを踏みしめていた。
結局一部が爆発し、吹き飛んだりしていた寮を無視し、『学舎の園』からファンクラブを撒きつつ脱出。
朝ということもあり、コンビニへと直行した訳である。

「外だったらファンクラブの奴らに見つかりにくいから楽ね。……普通のファンクラブに見つかったら面倒だけど」

『学舎の園』の外にも美琴へのファンクラブは勿論存在する。数も男女混合でデタラメな数だ。噂では統括理事長もファンクラブ会員らしい(後に事実だということを、美琴は知ることになる)。

702 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:15:13.70 ID:A4+ubxMT0


「さて、何しよっかなぁ」

なるべく明るい調子で呟く。
休日に外で遊ぶ上で問題なのは、余り人の多い所へは行けないということだ。
目立てば目立つだけ、ファンクラブに遭遇する可能性が増大する。
電撃すら御褒美として受け取る変態共ばかりなのだ。絶対に遭遇したくない。
ということで、美琴は片側二車線の通りを曲がって狭い路地裏へと入る。
薄暗い道へと足を踏み込み、

「あっ、御坂さん」
「ぶっ!?」

速攻で吹き出した。
そこには一人の少女が晴れ晴れとした笑みを浮かべて立っていた。
声をかけて来た黒髪ロングの少女の名は、佐天涙子。
一応、美琴の知り合いの中ではまともな部類に入る方の人物である。

「いやー、久しぶりですね。どうしたんですか?今日は白井さんもファンクラブの皆さんも居ないみたいですけど」
「あ、あはは……うん、まぁね……」

にこにこしながら話しかけてくる佐天に、美琴は曖昧な返事しか返せない。
対して、綺麗な女子中学生らしい私服を着る佐天は、首を傾げつつ問う。

「なんだか顔色悪いみたいですけど、どうかしましたか?」
「いや、あのさ……」

顔から血の気を引きながら、恐る恐るといった風に美琴は手を前に出す。
ビシッと人差し指が伸ばされており、正面に居る佐天の"更に後ろを"指差していた。
そして、指差していたものは。

703 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:15:56.41 ID:A4+ubxMT0


「う、ぐぅ……」
「いてぇ……いてぇ……」
「うぷっ、吐きそう……」
「つか重ェェェェェェェェェッ!?誰か助けてェェェッ!」

十人程重なりあって道を塞いでいる不良達だった。
その姿はボロボロで、まるで戦場にでも放り込まれたのではないかと心配になるくらい酷い。
ただし、一番下に居る不良だけは無事のようだが。積み木のように重なり合い、上の人数分の重さ(単純に考えても550キロ以上はある)に拘束されてはいるが。
九人分の重さに叫ぶ不良を無視して、佐天は笑顔を絶やさずに喋る。

「いやぁ、路地裏を歩いてたら喧嘩売られちゃいましてね。運動代わりにぶちのめしました」
「へ、へぇー……」

ブンブンと無意識の内にか、バトンのように回している金属バットを横目に見つつ、引きつった笑みで返答する美琴。
金属バットの表面に紅い何かがついているのは、正直気のせいだと思いたい。

「服はお気に入りだったんで汚さないようにしたんですけど、やっぱりバットは血で汚れちゃいますよね」
「あはは……」

気のせいではなかったようだ。
というか、幾ら彼女が晴れ晴れとした笑みを浮かべていても、血のついた金属バットを持っている時点で危ない人にしか見えない。

彼女、実は生枠の戦闘狂で金属バット片手に数々の能力者や不良達をぶっ飛ばして来た、ヤクザが可愛く見えるヤバイ人なのだ。
大体、美琴との出会いだって「私より強い奴に会いに行く!」なんて叫んでいた小六の佐天に襲われて、それからの縁なのだから。

704 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:16:33.01 ID:A4+ubxMT0


因みに、戦闘がどういうものだったかというと。


『電撃!』
『バットを避雷針代わりに!』

『砂鉄の剣!』
『遅い!弱い!脆すぎる!』

『超電磁砲!』
『ホームラァァァァァァァンッ!!』


ダイジェストだがこんなところである。
何故か電撃や砂鉄の剣を受けても壊れない金属バットに、肉体強化能力者顔負けの人外身体能力(壁を走ったりするのも見た)。
直接電流を流せなければ、負けていたのは美琴だったかもしれない。

(というかレールガンを打ち返すってどんだけなのよ……)
「御坂さん、どうしました?はっ!?まさか私と再戦してくれるんですか!?よしやりましょうさぁやりましょう今直ぐやりましょう!!」
「ちょ、ストーップ!?バットを振りかぶるな構えるな!」
「なぁんだ、違うんですか……」

ガクッと心底残念そうに肩を落とす佐天の姿に、冷や汗を垂らす美琴。
こんなとこさえなければそれなりに普通な女の子なんだけどなぁ、と思わざるを得ない。
ちなみにこんな戦闘狂金属バット少女の友人の一人がジャッジメントのBL大好きネット中毒お花畑少女だったりするので、世の中というのは本当に摩訶不思議である。

「正直言って、御坂さん以外のレベル5と中々遭遇出来ないんですよ。一番目撃されている第七位を今日も探そうと思ってたんですけどね」
「本当、命知らずなのね佐天さんは」
「それが私ですから」

ニッコリ可憐に笑うが、やはり背後の屍の山のせいで台無しだった。
さて、と佐天は口を開き直す。
目にギラギラしたナイフのような光を見せながら、

705 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:17:15.87 ID:A4+ubxMT0


「後二、三十発ぐらいこの不良共をぶん殴ってから行きましょうかね」
「うぉぉぉぉぉいっ!?一つばかり0が多い気がするぜ嬢ちゃん!?」
「だまらっしゃい。少し前までランドセルを背負ってた女の子に対して欲情するような男に、慈悲を与えるつもりはありません」
「で、でも佐天さん。流石に二十発は死ぬ──」
「御坂さん」
「はいっ!?」

ギャーギャー喚いている不良を無視しながら、佐天は金属バットを構えつつ一言。

「人間って意外と頑丈なんですよ♪」
「全く安心出来ないぃぃぃぃぃぃぃぃっ!?」

さってやるぞー!ホームラン、ホームラン♪
ぎゃぁぁぁぁっ!?へ、へるーぷ!嬢ちゃんへるぷみーっ!
そんな声を聞き、美琴は絶叫しつつ考える。
今から目の前で殺人事件が起きかけている。で、一応自分には止めるだけの力はある。
が、それは厄介事に自ら飛び込むことに他ならない。
この超人と戦うだけならばまだしも、戦いが大きくなってファンクラブ連中に見つかってしまえば休日は終わる。間違いなく終わってしまう。

(ど、どうしたら……)

自分の平和と今まさに目の前で死にかけている不良を天秤にかけ、

(……仕方ないっ!)

やはりお人好しの彼女は助ける選択肢を選んだ。
茶色の前髪が火花を上げ、臨戦態勢だというのを示す。
バチバチッ!という音に、対象たる佐天は笑って反応していた。
自分の考えが当たった──そう思わさせるような、黒い笑みだった。

706 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:17:51.41 ID:A4+ubxMT0


「いいですね。やはり御坂さんはいい。その性格といい、お人好しっぷりといい、実力といい」
「そうかしら。私自身は、そんな自分が嫌いになってきてるんだけどね」
「いやいや、私は好きですよ」

ギシッ、と空気が張り詰めた。
戦いを予期するように周囲には平和から切り取られたような別世界の雰囲気が立ち込め、二人の間に緊張が走る。

「……っ!」
「だって、それが貴方の強さなんですからね!」

空気が弾けた。
そう感じた時には佐天は既に飛び出している。
衝撃によって砕けたコンクリートの破片を撒き散らしつつ、居合いの如くバットを振る彼女に、美琴はかき集めた砂鉄で対処しようと




「待てよ」




声が響いた。
男の、低い声だった。
思わず二人は動きを止め、顔を見合わせる。
今の声は勿論、そこに這いつくばっている不良などではない。
路地裏の入り口、そこに声の主は居た。
特徴的なツンツン頭。
その姿に、美琴は見覚えがあった。

707 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:18:23.77 ID:A4+ubxMT0


「アンタ……!」
「ふぇ?美琴さん、知り合いなんですか?」
「いや、そこまで知ってる訳じゃないけど……」

そう。
御坂美琴は彼のことを余り知らない。
ただ街中でファンクラブ相手に電撃を浴びせていた際に、間違えて飛んだ電撃を彼は右手で防いだのだ。
レベル5の力による電撃を、だ。

不思議な右手を持つ彼の名前は、上条当麻。見た目はただの高校生。

御坂美琴が探しても見つけられなかった少年は、表情に怒りを見せて一歩を踏み出す。

「……御坂さん、下がって」

そして、それに答えるように佐天も一歩踏み出した。
慌てて美琴が足を後ろに下げる間に、二人は互いの顔を睨んでいる。
上条の視線は、最初から佐天のみを見ていた。
彼は口を開き、声を発する。

「お前、なんでこんなことするんだよ」
「こんなこと、が一体何かが知りたいですね。それによって私の返答も変わります」
「知ってんだぞ。最近、ここら辺の不良が病院に行かなきゃなんないような大怪我を負わせられてるって」
「なるほど。そして貴方はそれが認められない、と。自分としては正当防衛のつもりなんですけどね」
「……ッ!」

ギリッ!と、上条は歯を食い張る。
708 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:19:02.10 ID:A4+ubxMT0


「そんなに、人を傷つけるのが楽しいのかよ!?」
「人を傷つけるのが楽しいんじゃないんですよ。心躍る戦い──それ自体が楽しいんです」
「…………なぁ、だんだん俺等には訳のわからない会話になってね?」
「…………うん」

真剣そのもののシーンを、気が抜けた不良と会話するこの話の主人公である筈の御坂美琴。
主人公の筈なのに、完全に置いてきぼり状態だった。
しかも変態達のシーンと違ってシリアスな雰囲気なのでツッコミを入れることも出来ない。火屋の外だった。

「結局自分の欲望のために他人を傷つけてるだけじゃねぇか!」
「否定はしませんよ。だけど、それが『私』なので譲ることも出来ません。ようするにナイフが何かを切るために存在するように、私も戦いのために存在するんです。……もういいでしょう?」

スッ、と小さく腰を落とす。
その姿を背後から見ていて、美琴はマズイと思った。

(……アレは……っ!)

忘れもしない。
かつて戦った佐天涙子の戦闘体型。
腰を落とし、バットを腰だめに構える。
そう、その姿は正に居合い抜きの予備動作。

「戦いましょう……私達の意地を押し通すために。そして、」

ギチリ、と。
力の篭る音が響いて、

709 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:19:38.96 ID:A4+ubxMT0


「私の魂を、潤わすためにっっ!!」

気がついた時には、佐天涙子は飛んでいた。
ゴバッ!!と轟音を立て、コンクリートを破壊し、彼女の体は音速を持ってして空を翔る。
肉体強化でも絶対にたどり着けないであろう速度で、上条との距離を詰めた彼女は、そのまま勢いを殺さずに敵の前に着地する。
着地、というよりは着弾といってもよかった。
足から伝わる衝撃に耐え切れず、大地を覆うコンクリートが崩壊したからだ。

「きゃぁぁぁっ!?」
「うぉぉぉぉっ!?」

衝撃波による烈風と瓦礫の破片に悲鳴を上げる美琴と不良。
だがそんな声を気にせず、烈風吹き荒れる戦場の中、佐天はただ愛用のバットを右手で振り抜いた。
狙いは上条の頭部。
────ッッッ!!と。
音を置き去りにして、バットが空を裂く。


空を裂く。


(な、に……っ!?)

空振ったと振り切ってから気がついた。
視界から上条の姿を見失い、一瞬思考が真っ白になった佐天の耳へ、

「いいぜ」
「!?」

声が鳴り響く。
視線だけを下げると、上条が懐に潜り込むようにしゃがみ、右の拳を強く握り込んでいた。
ゾッ、と。
佐天の背中に、悪寒が走る。

「お前が戦いだけしかない人間だって思ってんなら」
(間に合わな──)

710 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:20:12.47 ID:A4+ubxMT0


回避は無理。防御も不可能。
バットを振り切るという完全に隙だらけの態勢が、仇となった。
そして、何らかのアクションを起こす前に、




「まずは、その幻想をぶち殺す!!」




轟音が炸裂した。
岩のように硬く握り締められた上条の拳は佐天の顎を撃ち抜き、薙ぎ倒す。
今までにない一撃を受けた佐天の体は手足を投げ出し、ボールのように地面にヒビを入れながら吹き飛んでいった。
そして壁に轟音を上げながら激突し、止まる。

(……って、この男容赦なく女の子の顔面殴りやがったぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?)

と。
そこまで見て美琴は心中で絶叫を迸らせていた。
いや、シリアスだから言ってはいけないことなのだと分かってはいるが、幾ら何でも目の前で行われた男女平等パンチには目を疑うくらい驚いた。
現に美琴はともかく、不良は驚きのあまりポカーンと魂が抜けてしまっている。

「……まぁ、仕方ないか」

ふぅ、と息をつく美琴。
なんだかんだで佐天を止めたのは確かなのだ。
これが意味なき一撃ならただのどSだが、理由があるのならば問題はない(見た目的には大有りだが)。

「はぁ、はぁ……よう、御坂。無事だったか?」
「えっ?あぁ、うん。名前私言ったけ?」
「お前有名だから」
「なるほど……」

711 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:20:51.56 ID:A4+ubxMT0


納得する。
名前を突然呼ばれて少しドキッ、としてしまったが何のことはない。
何故か赤くなる頬を押さえて冷やしつつ、上条から視線を外した。

「う、うう……」
「あっ、佐天さん!」

そこで呻きが一つ。
小さなその声を、美琴は聞きのがさなかった。

「わ、私は……」

よろよろとしながら、ズタボロになった佐天が起き上がっていた。
壁に手をつけながら、震える体を支えつつ起き上がる彼女の姿に、先程までの戦闘狂の雰囲気はない。

「そうだ、私はただ怖かっただけなんだ……だって、わた」




「まずは、その幻想をぶち殺す!!」




轟音が炸裂した。
岩のように硬く握り締められた上条の拳は佐天の頬を撃ち抜き、薙ぎ倒す。
今までにない一撃を受けた佐天の体は手足を投げ出し、ボールのように地面にヒビを入れながら吹き飛んでいった。
そして壁に轟音を上げながら激突し──

「ってちょっと待てぇぇええええええええええええええっっ!?」

叫んだ。むっちゃ叫んだ。
今日一番の叫び声を上げるのも無理はない。
なにせまた殴りやがったのだ。思いっきりグーで。容赦なく。

712 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:21:28.72 ID:A4+ubxMT0


「なんで殴ってんのよアンタ!?今のは佐天さんの回想とかが入って、改心する定番シーンでしょうが!」
「止めないでくれ御坂!俺はまだこいつの幻想をぶち殺しきれてないんだ!」
「アンタの中でどんな思考が繰り広げられてんのよ!?」
「がっ、ぐっ、う……」
「あっ!佐天さん!よかった、無事で──」
「まずはその幻想をぶち殺す!」
「ぐはっ!?」
「ちょっとぉぉおおおおおおおおおおおおおっっ!?」

制止もなんのその。
再度更にズタボロになった佐天が起き上がった所を、きっちりきっかり拳を振り切って殴り飛ばす暴力ヒーロー。

「待て!いや待って下さいお願いですから!」
「止めるんじゃねぇ!まだ俺の右手が言ってるんだ!『こいつの幻想をそげぶし切れてねぇ!殴れ、殴れぇぇぇっ!』って!」
「なによその邪気眼は!?つーかそげぶって何!?」

羽交い締めにして止めるのだが、どうにも身長差と体格差があり過ぎて止められそうにない。
もう既に殴ってるので、流石に次は無いだろうと信じたいのだが……

「……っ、かはっ、あ」
「その幻想をぶち殺す!!」
「べぶっ!?」
「止めろぉぉおおおおおおおおおおおおおっっ!!」

またもや起き上がった佐天をぶん殴った上条を見た時、美琴は自分の中で何かが砕け散るのを聞いた。
それはもしかしたら、彼女の中で立とうとしていた何かだったのかもしれない。




713 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:22:11.03 ID:A4+ubxMT0






「ううっ……疲れた……」

よろよろした足取りで美琴は寮に帰って来た。
時刻は七時を回り、普通なら門限を破ったために寮監が飛んで来るのだが、それはなかった。
周りの壊れた壁やら床やらめり込んだ人型の何かを無視しつつ、彼女は己の部屋に戻る。
あの後、結局上条を電撃で気絶させて黙らせ、病院に電話してから一人逃げ出した。
面倒事はごめんであり、ファンクラブに見つかったというのも理由の一つ。
とにかく疲労献倍といった姿で、彼女はドアノブに手をかける。

「今日は何時にもまして疲れたわ……早くベットで寝たい……」

はぁ、とため息を長ーく吐き出しながら、彼女はドアノブを手馴れた感じで捻った。
ガチャ、と音が鳴り、ロックが外れる。
そして中へと入り、




「お、ね、え、さ、まぁぁあああああああああああああっっ!!」




裸で、自分(美琴)のベットで悶えている後輩を見た。
714 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:22:45.03 ID:A4+ubxMT0


「…………………………」

ブチン、という音が聞こえた気がした。
それが堪忍袋の尾が切れたという音だというのに、残念ながら気がつくものはいない。
というよりも、黒子に至ってはまず美琴の存在に気がついていない。

「あぁ、朝のカメラは一瞬で壊され、昼は変態共のせいでお姉様と触れ合いませんでしたが、役得もありましたの!毎日毎日このベットでお姉様が!クンカクンカ!モフモフ!柔らかい匂いで黒子は、黒子はもうっ!」
「そう。変態。そんなに死にたいか」
「………………へっ?」

漸く気がついた変態。だが時既に遅し。
布団に寝転がっていた黒子の上にのしかかる美琴。
その態勢はマウンドポジションと言われる、いわゆる虐殺態勢ともいっていものであった。
馬乗りなので、普段の黒子なら喜びそうなものだが……

「えっ、ちょ、その……お姉様?」

その馬乗りしている美琴の顔がヤバ過ぎた。
なんというか、笑っているのだが黒い。
黒い何かが笑みの端からビキビキ漏れ出している。
歯を震わせて恐怖に思考が埋め尽くされながらも、黒子が正気を保てているのは一重に彼女の精神力が強いからだ。
ただし、混乱し過ぎて思考が働かず、能力が使えない。
つまりは彼女から逃げ出せないということで──

715 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:23:22.06 ID:A4+ubxMT0


「あのね、黒子。私は今とても苛ついてるの。えぇ、朝っぱらから変態共や性格破綻者のせいでね。具体的に言うならば、八つ当たりもかねて裸の変態をぶん殴りたいぐらいには」
「え、え、えへへ……?」
「分かる?誰のことか分かる?ねぇパンダ?」
「だ、誰のことでしょう……ほ、ほほほ……」

バキバキと指の骨を鳴らす美琴。
もはや笑いしか浮かばない黒子。

この後の展開など、決まりきっている。











「この変態がぁぁあああああああああああああああああっっ!!」
「うぎゃぁぁあああああああああああああああああっ!?」












御坂美琴、十四歳。
変態や異常の中で頑張って生きようと努力する年頃である。






716 :とある美琴の非日常 [saga]:2011/04/09(土) 16:24:31.49 ID:A4+ubxMT0






■簡単まとめ■
御坂美琴 ツッコミ役+被害者
白井黒子 変態+抑制力
モブキャラ ファンクラブなど
佐天涙子 超人
上条当麻 そげぶ中毒者



Q.これなに?
A.電波作品。


自分のスレはあるのですが、そこでは多重クロスをやっているので、此方をお借りしました。
本当はもっと色んな壊れたキャラを出したかったのですが……まぁ、仕方無い。
読んでくれた方、どうもありがとうございます。
読んで頭が痛くなった方、どうもすみませんでした。

では、失礼しました。




717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/04/09(土) 16:25:18.10 ID:RJFEUD60o
美琴可哀想に……
こんな変態どもに囲まれてるから上条さんが癒しスポットになるのかと思いきや、特にそんなことはなかった
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/09(土) 16:26:49.96 ID:fjGo6G+n0
何だこれ面白いwwww
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/04/09(土) 16:27:48.84 ID:LLndJ4LVo
なんという大惨事
魔術サイドは早急に学園都市を攻略すべきww
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/04/09(土) 16:31:54.83 ID:sJv2ZSjAO
これは面白いwwww
その幻想をそげぶって、言葉が被ってるんですけどwwww
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/09(土) 16:32:52.61 ID:uEO0otEJo
そげぶしろと囁くの、わたしの幻想殺しが
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/04/09(土) 16:52:15.65 ID:6GU49i+Eo
それでも無能力者の佐天さんなら…!→あっ ダメだった
上条さんきた!これで勝つる!→ですよねー!

……ひでえ(褒め言葉
723 :高機動幻想殺し0/6 :2011/04/09(土) 17:13:23.92 ID:HB4CqvASO
投下します。

予告風のクロス物です

724 :高機動幻想殺し1/6 :2011/04/09(土) 17:14:30.71 ID:HB4CqvASO



そこは我々が知るものとは異なる歴史を歩んだ世界。

人類は既に数十年以上にも亙る長き戦いを続けていた

発端は1945年、太平洋戦争が終了した頃のこと。

突如として、どこからともなく現れた謎の生物が人類に襲いかかったのである。

この未曾有の脅威に直面した人類は、
歴史上初めて世界的に一致団結して対抗する。

しかし幻の如く現れ、その死と共に幻の如く消え去るという
この強大な敵の前には、当時最強の破壊兵器でさえ有効たり得なかった。

結果として、十分な対応策を持たぬまま人類は
各地で防衛線を後退させていくことになる。

人々はいつしかこの神出鬼没な敵を『幻獣』と称するようになった。



725 :高機動幻想殺し2/6 :2011/04/09(土) 17:15:46.65 ID:HB4CqvASO




そして21世紀某年



今や世界は、その大半を幻獣によって制圧されていた。

日本では最終防衛ラインを九州地区と定め
攻め上がる幻獣に対し迎撃体制を敷いている。

そしてそこで幻獣と戦うのは、今や高校生の少年少女たちの役割となっていた。

これは本来であれば中核戦力となるべき20〜30代の青年層が、
既にこれまでの戦いで大きくし数を減らしていたことに起因する。
人類存亡を賭けた戦いは若者達の手に委ねられたのだ。

主人公・上条当麻らが所属する第5121戦車小隊(通称、5121部隊)もまた、
そういった経緯から生まれた部隊だった。
726 :高機動幻想殺し3/6 :2011/04/09(土) 17:17:17.96 ID:HB4CqvASO





――――四人の戦車兵〈パイロット〉――――



上条「サンドイッチ作って来たけど……食べるか?」

御坂「努力は恥よ。でも悲しむよりはずっといいわ」

浜面「幻獣ってホントに悪い奴なのか……?」

神裂「だ、男性同士だなんて……! 不潔です!!」


――――二人の通信士〈オペレーター〉――――



垣根「ムチャクチャ言いやがる。愛の形、ってのは人それぞれなんだぜ?」

打ち止め「二人とも喧嘩はめーなんだよ、ってミサカはミサカは注意してみる」



――――二人の戦車随伴歩兵〈スカウト〉――――



削板「もしもの時に信じられるのは今まで鍛えた体力気力運動力だぁぁぁぁぁぁ!!」

駒場「好きなモノ……? 特に無い。……こだわりがあるとすれば紅茶ぐらいか……」



727 :高機動幻想殺し4/6 :2011/04/09(土) 17:18:29.42 ID:HB4CqvASO



――――十一人の整備士〈エンジニア〉――――



フレンダ「だっーるー、結局今日は気分じゃない訳よ。だからかわりに私の部署評価上げといてー」

海原「光貴です。学校にはかけてこないでくださいと言ってるじゃないですか」

土御門「にゃー。一人ぐらいメイド好きの知り合いがいてもいいもんですたい」

青ピ「フフフ、ハハハハハハ。イーヒッヒッヒッヒッ!ククク…。その通り、僕がこのゲームのラスボスや。さあ、カモン! カモン!」

番外固体「ミサワちゃんとか言うな。言った奴は雷パンチ食らわしてやる」

吹寄「そこ! 無駄口叩いてないで真面目に仕事しろ!!」
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/09(土) 17:19:20.60 ID:HB4CqvASO



絹旗「……超いやらしい目で私を見て欲しくないです。この薄汚れた超最低のクズ。私に相手して欲しいなんて超大それたことを考えずに、超そこらの犬でも相手にしたらどうですか?」


麦野「……御坂のお姫様のね…目が、嫌い。吐き気がする。世界は自分の物と、信じて疑わない目」

一方通行「戦争のおかげで俺みたいな障害者や女達にも仕事が出来るようになったのは確かだろォが」

風斬「きょ、今日のお弁当は奮発してたくあんも入ってるんです! …………や、やっぱりおかしいですよね……笑ってください……」

ワシリーサ「今の私は使命感に萌えている!! バーニング!」



729 :高機動幻想殺し6/6 :2011/04/09(土) 17:21:06.71 ID:HB4CqvASO



――――衛生官〈メディック〉&事務官〈セクレタリィ〉



姫神「呪うわ………………」


佐天「旦那旦那、自分が皆にどう思われてるか知りたくない? 今ならなんとたったの千円!」



――――委員長〈キャプテン〉――――

「未定」

――――猫〈スフィンクス〉――――



スフィンクス「にゃー」



――――三人の教官〈インストラクター〉――――


黄泉川「いいかお前ら、恋愛は私が結婚してからだ! 破った奴は覚悟するじゃん! なぁに、心配するな。お前らなら当たり前田のクラッカーじゃん?」

小萌「先生はですねー、今日は目覚し時計6個で起きれたのですよー。」
木原「あー、アレだ、敵の攻撃はな、くらうな、避けろ。以上」






これは、いつ終わるとも知れぬ戦いの中でも、
未来と希望を信じて生きる彼らの物語である。





730 :高機動幻想殺し7/6 :2011/04/09(土) 17:22:00.07 ID:HB4CqvASO
以上です
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/04/09(土) 17:23:03.34 ID:geKnABE10
ジュース吹いたwwwww
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/09(土) 17:30:11.68 ID:pknirPGeo
天使(ののちゃん)はやはり天使(打ち止め)だな
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/09(土) 17:47:39.94 ID:u6LdLb170
速水:上条
芝村:美琴
滝川:浜面
壬生屋:神裂
瀬戸口:垣根
ののみ:打ち止め
若宮:削板
来須:駒場
新井木:フレンダ
遠坂:海原
中村:土御門
岩田:青ピ
[ネ申]:番外個体
森:吹寄
茜:絹旗
原:麦野
狩谷:一方通行
ヨーコ:ワシリーサ
石津:姫神
加藤:佐天
善行:未定
ブータ:スフィンクス
本田:黄泉川
芳野:小萌
坂上:木原
かな
絹旗とワシリーサが自信ない

一方通行最初っから赤目じゃないか……wwww
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/04/09(土) 17:48:50.81 ID:u6LdLb170
田代:番外個体
sagaらないとダメだったかw
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/09(土) 17:50:27.64 ID:1l95P0PV0
上条ヒデェwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/09(土) 17:59:37.47 ID:u6LdLb170
あ、風斬忘れてた
田辺:風斬
ハマりすぎて印象が薄い……

でも不幸&貧乏的に上条さんの方があっている気もする
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) :2011/04/09(土) 18:41:30.47 ID:eeK9F9tc0
投下します

ゴスロリと猫目シスターで百合というかプラスというか
色々捏造入ってます

ローラは関係ない
738 :あーくびしょっぷさまがみてる :2011/04/09(土) 18:42:38.72 ID:eeK9F9tc0
その日、シェリー・クロムウェルが目覚めると、既に日は高く昇り切った後だった。
もっとも、明け方近くに眠りに就いた時点で、こうなることは分かっていた。
彼女は、特に焦った様子もなく自室のドアを開ける。

シェリーは、ライオンのような金髪を搔き上げながら食堂へ向かった。
そこにいたのは、猫目のシスターただ一人だけである。

シェリー「ああ、あんただっけ。今日の朝食当番」

ルチア 「おはようございます、シェリー・クロムウェル。
     もっとも、おはようと言うには少々遅い時間ですが」

何となく噛み合わない会話を交わして、シェリーは席に着いた。

シェリー「朝食って、まだ残ってる?」

ルチア 「ええ。何とも残念なことに」

そう言って彼女が持ってきたのは、アンジェレネ辺りなら悲鳴を上げそうな代物だった。
具材が野菜のみのサンドイッチと野菜サラダ(一応、サンドイッチとは野菜のチョイスが違う)。
かろうじて、飲み物だけは野菜ジュースでなく水である。

シェリー「相変わらずの野菜尽くしねえ。
     そりゃ、寄り付かねえシスターも多いわけだ」

ルチア 「それで、あなたは食べる気があるのですか?」

シェリー「ええ、ありますとも」

パシンッ。シェリーがサンドイッチに手を伸ばしかけると、ルチアは黙ってその手を叩いた。
739 :あーくびしょっぷさまがみてる :2011/04/09(土) 18:43:20.90 ID:eeK9F9tc0
シェリー「った、何すんだてめえ」

ルチア 「お祈りを」

シェリー「は?」

ルチア 「食前のお祈りを」

シェリー「あー、はいはい」

ルチアに言われるまま、シェリーは決まり文句を並べていく。
気持ちが籠っていないのは明らかだが、唱えた文言に間違いはない。

シェリー「これでいいのか?」

ルチア 「まあ、良しとしましょう」

シェリー「じゃ、いただきます」

何とかお許しが出たところで、シェリーは今度こそサンドイッチを手に取った。
一口噛み付くと、何とも素っ気ない味が口内に広がる。
とはいえ、彼女は食べる物に興味のある性質(たち)ではない。
特に文句も称賛も口に出すことなく、淡々と出された料理を平らげていく。

ルチア 「シェリー・クロムウェル」

不意に、ルチアがシェリーの名前を呼んだ。
口に食べ物の入っているシェリーは、声を出して答えることが出来ない。
視線だけをルチアの方へ向けると、彼女は神妙な顔をして話し始めた。
740 :あーくびしょっぷさまがみてる :2011/04/09(土) 18:44:42.29 ID:eeK9F9tc0
ルチア 「以前から思っていたのですが、あなたは生活態度を改めるべきではありませんか?」

シェリー「生活態度、ねえ」

ようやく口の中身を飲み込むと、シェリーは心底どうでもよさそうに呟いた。
ルチアは構うことなく、否、だからこそといった様子で言葉を続けた。

ルチア 「先ほどのお祈りの件もそうですが、明け方近くまで起きていて昼に起きる生活ですとか、
     その女性らしくない言葉遣いですとか、他のシスターたちに示しがつきません」

シェリー「つっても、私は厳密なシスターじゃないんだけど」

ルチア 「そういう問題ではありません。いつ如何なる時も、主は私たちのことをご覧になっているのですよ」

シェリー「神様、ねえ」

シェリーはぐしゃぐしゃと自分の髪を搔き回すと、頬杖をついて言い放った。

シェリー「悪いけど、私は神様とやらをあんまり信じてねえんだよ」

ルチアの眉がピクリと動いた。

ルチア 「それは、どういう意味ですか?」

返答次第では、霊装による制裁も辞さない。
猫目のシスターは、言外にそう言っているように見えた。
しかし、シェリーは怯んだ様子を見せることもなく、ただツラツラと言葉を並べていく。
741 :あーくびしょっぷさまがみてる :2011/04/09(土) 18:45:43.36 ID:eeK9F9tc0
シェリー「いや、神様の存在そのものは信じてるわよ。
     現に、聖書の記述をなぞって魔術が使えるんだし。
     ただ、神様の救いとやらは信じることが出来ない。
     自分を救ってくれない神様の目なんて、いちいち意識してられるっかつーんだよ」

シェリーの言葉の全てを理解することは不可能だった。
きっと、過去に何かあったのだろう。
その程度の想像はつくが、ルチアはあまりに彼女のことを知らない。

ルチア 「あなたが、そう思うようになった理由は何なのですか?」

テーブルの上で両手を組み合わせると、ルチアはそっと身を乗り出した。
その表情は、完全に告白を引き出そうとする修道女のものである。
対するシェリーは、小さく鼻で笑うと何て事もないように吐き捨てた。

シェリー「別に、大したことじゃないわよ」

色々あんだよ。私くらいの歳になると。
そう付け加えたシェリーは、どうやら全てを話す気はないらしい。
何となく、そんな予感はしていた。
もともと、彼女たちはそんなに仲の良い方ではない。

ルチア 「私は、あなたの過去を知りませんが」

軽く言葉を詰まらせた後、ルチアは俯きながら話し始めた。

ルチア 「私だって、この歳までにそれなりの苦労を重ねてきました。
     生まれたのはスラム街で、親の顔も知りませんし、
     教会に保護されるまでも、されてからも、様々な困難がありました」

そこまで言うと、ルチアはぐっと顔を上げ、真っ直ぐにシェリーの顔を見つめた。
742 :あーくびしょっぷさまがみてる :2011/04/09(土) 18:46:59.95 ID:eeK9F9tc0
ルチア 「しかし、私はこう思っているのです。
     これは、主が私に課された試練なのではないかと」

シェリー「試練、ねえ」

ルチアの言葉に、シェリーが心を動かされた様子はなかった。

シェリー「じゃあ、あの子は私に試練を与えるために生まれて死んだのかしら」

ぼそっと呟かれた一言に、ルチアの表情が凍りつく。
もしかしたら、自分は酷くまずいことを言ったのではないか。
呟いた内容に反して、シェリーの声がどこまでも淡々としていることが恐ろしかった。

ルチア 「シェリー、クロムウェル?」

恐る恐る、ルチアは彼女の名前を呼んだ。
シェリーはハッと我に返ると、ばつが悪そうに言い捨てた。

シェリー「何でもないわよ。忘れろ」

それから、放り出されていた野菜サラダに手を付けた。
ルチアは、何と言っていいのか分からなかった。
そうこうしているうちに、シェリーは残っていた料理を食べ終えてしまう。

シェリー「じゃ、御馳走さまでした」

シェリーは何事もなかったかのように席を立つと、自室へ戻るべく踵を返した。

ルチア 「シェリー・クロムウェル」

咄嗟に、ルチアは彼女のことを呼びとめていた。
振り向いたシェリーは、機嫌を損ねた様子はなく、ただ不思議そうな顔をしている。

ルチア 「あなたに、神の御加護がありますように」

こんなことを言ったって、彼女には何の意味もないのかもしれない。
そう思いながらも、ルチアは口にせずにはいられなかった。
シェリーは、一瞬驚いたように瞳を見開いた後、花が咲くように、笑った。

シェリー「ありがと。まあ、期待はしてねえけど」

今度こそ、彼女は自室へ帰っていく。
その背中を見送ると、ルチアは残された食器の片付けを始めるのだった。
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2011/04/09(土) 18:48:31.60 ID:eeK9F9tc0
以上です
独自解釈と捏造設定の塊で申し訳ない
お目汚し失礼しました
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/09(土) 20:08:32.43 ID:0Tzje2Ur0
>>743
新しい発想だ……いいね乙!
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/04/09(土) 20:23:15.09 ID:jAk+i09Jo
>>689
完成度高くて爽快だわww
ぶっ壊れた上条さんがいいわー
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/09(土) 22:05:21.94 ID:Q6uXQqD2o
数レスもらいま
時間軸はロシア編のラスト。22巻だったっけかな
ぱらめーたりすとについての情報を得るために浜面さんが行った拷問とは!?
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/09(土) 22:05:53.05 ID:Q6uXQqD2o
滝壺「むぎの。はまづらは、拷問なんてできるのかな?」

麦野「どうだろ。まぁ、女に対する拷問ってのは痛い以外もあるからねぇ」

先ほど浜面は少し刺激の強いことをすると言っていた。
滝壺を押さえておくように言われたのだが……。

麦野「………あいつが何してるか気になるわ」

滝壺「………気になるね」

二人はお互いに浜面のことを好いていることを知っている。
そして短くない付き合いである、たがいに認めている部分も少なくない。

麦野「滝壺なら仕方ないとも思うんだけどね」

滝壺「私もむぎのならいいと思ってる」

麦野「それでも浜面が私たち以外の女を抱くなんてことは」

滝壺「許せないね」

つまりはそういうことである。
拷問の選択肢として凌辱を選んでほしくないという嫉妬心なのだ。

麦野「見に行こうか」

滝壺「いいの?」

麦野「『アイテム』のリーダーはあたしよ」

748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/09(土) 22:06:26.63 ID:Q6uXQqD2o
麦野「ところで、もしあいつがエロい手段を使ってたら………わかってるわね?」

滝壺「うん」

麦野「ボコボコにしてやる」
滝壺「同じことをしてもらおう」

麦野・滝壺「え?」




そして、二人は洞窟へとたどり着いた。
あたりは暗かったが、中からは頼りない光が届いている。
二人は顔を見合わせ頷き合い、入口へと近づいて行った。
そこに近づくと中からぼそぼそとした話し声が聞こえてきた。
逆にいえばそれしか聞こえてこない。

麦野(あれ?拷問って言ったら叫び声がつきものよね?黙らせておく必要はないし)

二人は入り口から顔を少しのぞかしてみた。
女は拘束されているが、とくにこれといって何かをされたような姿ではなかった。
浜面が一方的に何かを言っているようだ。

麦野と滝壺は何をしゃべっているのか耳を澄ませて聞いてみた。
すると………
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/09(土) 22:06:56.18 ID:Q6uXQqD2o
浜面「ある男子学生が帰り道を歩いていた。

ふと前を見ると数十メートルほど先の電柱の影に女が立っている。
待ち合わせだろうか?
彼はだんだんと近づくにつれてその女性が美人だということがわかった。
女性はこっちをみて微笑んだ。

学生もついうれしくなって微笑みかえした。
しかし次の瞬間、笑顔は完全に凍りついた。

電柱から体を出した女性の下半身はなかったのだ。

テケテケテケテケテケ・・・

そして、ひじを使って彼のほうにすごいスピードでやってきた」


スーツの女「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

浜面「さて、次はトンネルに出てくる幽霊車の話でもするか」

スーツの女「もう許してください!!なんでもしゃべりますからぁ!!」

浜面「最初からそういえばよかったんだ。そうすりゃ怖い思いをしなくて済んだのにな」



滝壺「よかった。えっちなことしてなくて」

麦野「ゆゆゆゆゆゆゆゆやーれいとかそんなひかがくてきなものが
   このかがくがしんぽしたげんだいにいるわけないじゃないのはまづらなにいってるのよ」

滝壺「こわかったの?」

麦野「…………うん」



怪談パートは適当に拾ったもの。怖くないとか言わない
750 :予告風多重クロス0/7 :2011/04/09(土) 22:57:03.53 ID:HB4CqvASO
>>733

合ってます。わざわざありがとうございます。善行だけ配役が決まりませんでした。最初一通さんが来栖だったり、ステイルが茜だったりしたんですけどね


もう一つできたので投下します


以前にも投下した予告風多重クロスを少し書きかえたの物とその続き付け加えてを投下します


7レスつかいます
751 :予告風多重クロス1/7 :2011/04/09(土) 22:59:31.89 ID:HB4CqvASO



──動き始める機関──


「『脳の黒点』を開いたものにしか分からない『世界の外側』か……、それは天界か?」

「そちらのご想像にお任せしよう。時が繰れば自ずと分かるだろう」

「竜、決戦存在……。リュウ、アジーン……。ザード、邪心龍ディアボロス……。…………そして、アレイスターがかくまう、ドラゴン…………。……糸が……複雑に絡まっている……」

「ことが動くのは恐らく神獣の、ポン太の成長次第だが些か心配だな。主に親が」

「我らは時間稼ぎを、正義の味方をするまでだ」

「世界の七割の情報を把握してる身としても、やっぱ気になんだよ、学園都市は」





──見えない欺瞞──



「心配するな。さすがに私でも学園都市相手に喧嘩するつもりはない。そもそも私にはいつも通りの『待遇』で問題ないぞ」

「信用するとでも?」

「伊達、私は今までお前やADEMに嘘をついたことはないぞ。少々解釈の違いが有ったぐらいだ」




752 :予告風多重クロス2/7 :2011/04/09(土) 23:01:33.22 ID:HB4CqvASO



──欲望の暴走──



「あぁ、右を向けば靴下。左を向けば靴下。前を向いてもやっぱり靴下! イィ! すごくイィ!! 学園都市はスバラシイィィィィ!!!」

「ふんなら、がまだすばーい!!」

「風紀委員ですの! そこの妙な事を口走っているクネクネしたのと熊本弁の二人! 大人しくお縄に────」

「ちぃっ、風紀委員だと!?」

「んふ。貴女、風紀委員なんですか。ンフフフフフフ。もしや貴女、ミサイル部だったりするんですかぁ!?」



753 :予告風多重クロス3/7 :2011/04/09(土) 23:02:37.86 ID:HB4CqvASO



──努力の賜物──



「あ、ありえません……。学園都市外の生徒でこんな演算力……。しかもなんですかこの『電子妖精』ってプログラム! モロ犯罪じゃないですか!!」

「……私は熊本からわざわざ説教受けるために呼ばれたのか……? …………ん? ………………ほぅ、珍しい物があるな」

「な、何がですか?」

「カルシウム入りの牛乳のことだ」

「へ?」

「この世界でカルシウム入りの牛乳を飲むのはお前ぐらいしかいない、と子供の頃父に言われたが、あれは嘘だったのだな。いやなに、父が私に嘘を教えるのは珍しいことではない」

「え……? あ、貴女はさっきから何を言ってるんですか……?」

「? そなたこそ何を頓珍漢な事を言っている。やはりその頭の花に脳を吸い取られているのではないか……? 新種の寄生虫か? 私も寄生虫には詳しいつもりだったが初めて見るぞ……。」
「まぁいい話を戻すが、牛乳といえばカルシウムではなく強化プラスチック入りが一般的だろう」




754 :予告風多重クロス4/7 :2011/04/09(土) 23:04:11.95 ID:HB4CqvASO



──平和な接触──



「んっとね、だからね、つばめがきたらはんげきのあいずなのよ」

「むむむ、それはあの人も知らない新情報をゲットしたかも、ってミサカミサカは驚いてみたり」

「………………はぁ、この子たちの保護者はどこにいるんだ……。さっきから探してるけど一向にみつからないぞ……、もしかして噂の置き去りって奴──」

「ねぇねぇ、さっきから何をブツブツ言ってるの、ってミサカはミサカはオトベの被り物をグイグイ引っ張って見る。グイグイ」

「! あ、こら!  僕の相棒に無闇に触るんじゃない! 危ないから触るな、ってさっき言っただろ、って、ヒゲは駄目だ! 引っ張ったらビームが────」



755 :予告風多重クロス5/7 :2011/04/09(土) 23:05:40.51 ID:HB4CqvASO



──幸せの見つけ方──



(で、デカッ!! な、何よこの猫、でかすぎでしょ!? 1mはあんじゃないの? [ピザ]猫でも大きすぎるし何これ……? しかも赤いチュニック着てるし……。飼い猫? あ、じゃなくて作り物なん────)

「ニャー」

(な、鳴いた! やっぱり生きてる!!)

「ニャー」

(え、う嘘っ!? こっちきた! え何? えっ、アレ? 太ってるから? 太ってるから電磁波感じないの!? そ、それとも電気代払ってないから電気止められてんの!? ていうかあぁもぉえぇいこうしてやる)

「わしゃしゃー♪」

「ニャー」

「うりゃりゃー♪」

「ニャー」

「ほれほれー♪」

「何やってんだ御坂」



756 :予告風多重クロス6/7 :2011/04/09(土) 23:06:58.16 ID:HB4CqvASO



──幻と関西弁──

「せせせっせ、船長ーーー!! なんや赤目の鯨がぎょーさんおりまっせー!!!」

「おちおち、落ち着くんやジミー!! こういうときは平和的にコミュニケーションを──」

「ぎゃーーーー!! めかめかめめ、目からビーム撃ってきおったー!!」

「撤退! 撤退やーー!!」

「あかん! 船長このままやと墜落でっせ!!」

「あぁ、キッド……。最後まで情けない父親ですまんなぁ……。セルリア、今そっち行くからまっといてや……」

「何か分からんけど、大変そやなぁ、僕が助けたろか? こう見えても学園都市第六位やで。いやまぁせやからこんな雲の上いるんやけど」




──死神とドラゴン──



「ワーグナーの『ニュルンベルクのマイスタージンガー』か、口笛で吹くとは興味深い」

「君は危険だな。しかし不思議、いや僕と同じ『不気味』だ。世界の敵に限りなく近い」

「なるほど。私が世界の敵か。確かに、言い得て妙。そのとおりだな。しかしそうだとして、一体どうする?」

「僕は世界の敵の敵。君を[ピーーー]までだ」



757 :予告風多重クロス7/7 :2011/04/09(土) 23:10:57.81 ID:HB4CqvASO



──共通点と才能──



(え?)

(…………、今すれちがった人の口笛って、幻想御手と同じじゃ……?)

(あれ? もういない……。気のせい、だったのかな……? でも、白い帽子とスーツだったから気のせいってのはないと思うんだけど……)

(……………………この後ってもう予定無いし、ちょっとぐらいなら大丈夫だよね……。危ないと思ったら引き返せばいいんだし。)



──根性と最強──

「ふぅ、あぶなかったな兄ちゃん。怪我ないか? この時間の路地裏は結構危ないぜ」

「ようやく見つけたぞ」

「ん? 何だ兄ちゃん、俺に何か用あったのか?」

「来てからずっと今までこの街では『人工モノ』しか会えなかったが、おまえは違うな。『天然モノ』だ。しかも飛び切り大きなサイズの」

「…………兄ちゃん、もしや俺に用は用でも、お前のは『物騒な用』か」

「そうだ、MPLS。お前を回収しに来た。」




──全面戦争──


「士魂号リフトアップ!! クールよりホット!」

「レプトネーター展開! 急げ、時間が無いぞ!」

「駆動鎧、煙幕射出まで五秒前!」

「六枚羽、乗っ取られました!! 来ます!」

「撃墜術式展開準備! 六百は用意しろ!」

「チャート様! 幻獣がこちらに向かってきます!」

「こちらミサカ一〇○三九号。第七学区にて猫が二本足で立ち、剣を持って幻獣と交戦してます、とミサカは────いやいやいやマジだっつーの、とミサカは調整不足を否定します」

「幻獣の数が多すぎる!! 我らの時の比ではないぞ!」

「それだけじゃありません。性能も格段に上昇してる!」

「滝川機、左肩中破!」

「…………闘真、とうとう君の間抜けが私にうつったらしい。私の目には動物達が幻獣と交戦してるように見えるのだが……、ほらあの白い犬。雷を出してる」

「お姉さま! 外は危険ですの! 学園都市を囲む外壁もいつまで持つかわかりませんの!」

「離して!! あのバカがまだ外にいんのよ!」



758 :予告風多重クロス8/7 :2011/04/09(土) 23:15:03.98 ID:HB4CqvASO
以上です


saga漏れが残念でした
あと4、5レスぐらいに抑えられたかな、と思いました

759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/09(土) 23:17:07.53 ID:EoukBcle0

9sとPON!キマとブギーポップ?しかワカラン
とりあえずナインエスは上手くクロスさせられたらよさそうなんだよな
主人公の名前も同音だし
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/09(土) 23:26:19.16 ID:AZxr5vfCo
リュウとアジーンはドラゴンクォーターか?
あるいはうつろわざる者とドラクォか
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/09(土) 23:58:07.59 ID:8myoKMDDO
ガンパレ、てか芝村ワールドはクロスさせるの大変だぞ〜
ごった煮感も設定の複雑怪奇さも禁書の比じゃない
探れば探るほど深みにはまり込んで抜け出せない恐ろしさ
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 01:47:07.16 ID:Uyr4lfPno
>>746
乙!拷問ネタは気になってた
体育座りで下向きでボソボソしゃべってる浜面が見えるようだw
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2011/04/10(日) 02:27:31.92 ID:RgLTdpuA0

元ネタ分かってるとニヤニヤしちゃうのはしょうがないな

4レスいただきます、本編終了後のアイテムの話
今書き終わったとこだから文章が酷くなってくのは勘弁して
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) :2011/04/10(日) 02:28:14.07 ID:RgLTdpuA0



――――――――――――――


浜面「理后ー、取り込んだのってココに置いておけばいいかー?」

滝壺「うん、そこに放っておいてー」


その言葉を聞いた浜面は、少し高級そうな白いソファーの上に洗濯物を乗せた。そしてそのまま隣に腰を降ろす。
柔らかいクッションに体が沈んでいくのを感じて、青年は一つ息をついた。腰に着けたチェーンがじゃらりと身動ぎ。
すっかり動作が板についている。これでは見た目ゴロツキの浜面もただの家事手伝いの様に見えてしまうというものだ。
というか、もう浜面という表現も避けるべきである。
何故なら――まあ、コレだけ言えば皆様方にはお分かりだろう。

浜面「んあーっ……やることなくなったなぁ」

洗濯物から解放され、手持ち無沙汰になって少し背伸びをしている浜面仕上の両手。
その薬指には、きらきらと輝く指輪が佇んでいる。

浜面「りこぉー、あとどれくらいで終わりそうだよー?」

滝壺「ちょっと待って、もうできる」

また滝壺と表記するのも控えた方がよい。
が、なんかムカつく上に分かり難いのであえて滝壺と書かせていただこう。
今、皿洗いを終えてエプロンで水滴を拭っている少女……否女性の両薬指にも、
彼らの愛の証である指輪が慎ましやかに自己主張している。

すなわち。

浜面「おいでー」

滝壺「うん」

ソファーに座り、手招きをしている浜面仕上。
それに答えてキッチンからテーブルを尻目にトトトっと走りよっていく滝壺理后。
そのまま浜面の上に座り込んだ大切な家族を彼は後ろから抱き締めた。

浜面「理后はいつも可愛いなあ」ギュッ

滝壺「ふあっ!……苦しいよしあげ」

浜面「おお、悪い悪い」

彼らは結婚五年目の夫婦である。

765 :2/4 :2011/04/10(日) 02:29:41.93 ID:RgLTdpuA0


フローリングの床に、機能的なダイニングキッチンと天井が高い開放感のあるリビング。
廊下を挟んでベッドルームが二つあり、二階には大広間と学園都市の一学区ぐらいは見渡せるベランダ。
そんな一戸建ての3LDKが彼ら浜面家の住まいだ。

今馬鹿夫婦がいちゃついているリビングのど真ん中には少々部屋に不釣り合いな革のソファーが居座っており、
真正面から見えるようになっているテレビが今日の学園都市の空気を彼らに伝える。
そんなものは気にしていない二人ではあるが。

ここは、学園都市。
暗部も無くなり、平和になった彼らの町。



浜面「昔から理后の髪はサラサラだなぁ」

滝壺「ん……」

浜面が手で妻の髪を解かすと、立派な女房となった滝壺は気持ちよさげに目を閉じた。そのままされるがままとなっている。
そんな、穏やかな日曜の昼下がり。



しかしそんな静かに一日を過ごせる訳がないのが浜面家なのだ。



にわかに騒がしくなった玄関から厄介事がやってくる――

「理后さん遊びに来ましたよーっ!……超失礼しました」

「何よ絹旗、いきなり戻って…………はーまづらああああああ?」

「うわあ……結局浜面は変態浜面だったって訳よ」

「何だよ夫婦だぞイチャイチャして何が悪いんだよ言ってみろよおおおおおお!?」

「みんな……せめて呼び鈴は鳴らして」


――それが彼らの日常である。


766 :3/4 :2011/04/10(日) 02:31:49.58 ID:RgLTdpuA0



フレンダ「サバ缶無いのりこー?」

浜面「ああ、キッチンに置いてある買い物バックの中だ」

いつの間にか冷蔵庫の中身をごそごそと漁っているフレンダに浜面が答える。

フレンダ「そんなめんどくさそうに言わなくても……ていうか理后に聞いたつもりだったんだけど」

絹旗「しかも超即答でしたしね」

麦野「奥さんより台所事情がわかってるってどうなのよ」

浜面「いいじゃねえか、今日俺が買い出しに行ってきたんだから。理后寝てたしわざわざ起こしたくなかったんだよ」

滝壺「……わたしも行きたかった」

浜面「ごめんな、次は連れていくから勘弁してくれ」

滝壺「絶対だからね、嘘つくしあげは応援できない」

浜面「大丈夫だよ、安心しな。俺は大切なかみさんとの約束は破らないよ」

滝壺「しあげ……」

浜面「理后……」



絹旗「超目の前でいちゃつかれると流石にウザいですね」

フレンダ「結局二人とも、昔っから何にも変わってないって訳よ」

麦野「まあ今でも婚約指輪と結婚指輪、両方肌身離さず着けてるぐらいだからね……あ、電話」

本気で鬱陶しそうな絹旗と、やれやれといった感じのジェスチャーをしているフレンダを横目に見ながら、呆れ顔の麦野は携帯を開いた。

麦野「おっ、これは……もしもし?うん…………ふーん、報酬は弾んでもらうわよ……ああ゛?
……OK、毎度ありがとだにゃーん」

相手のどなり声をスルーして、麦野はパタンと携帯を閉じた。
そして、いつの間にか雑談を止めてこちらを向いていた一同に言い放つ。

麦野「仕事よ」


空気が変わった。


麦野「相手は三人で銀行強盗犯。今は車両で逃走中……どうやら全員能力者で、一人は肉体強化の大能力者らしいわ。
   駆動鎧も役に立たなかったのでこっちに依頼が来た、ってことね。アンチスキルから」

麦野「さて、謝礼はたっぷりくれるようだし……受けるわよね?」

麦野の言葉に、元暗部組織「アイテム」の面々がニヤリと笑う。
浜面はひとつため息。どうやらゆっくりとした午後は過ごせそうにないらしい。
そして。

浜面「……当然!」

チェーンを鳴らして、その先についている鍵を空中へと放った。
彼らの『仕事』の始まりだ。


767 :4/4 :2011/04/10(日) 02:34:42.55 ID:RgLTdpuA0


絹旗はキッチンへと歩み寄った。そのまま能力を発動させる。
床に敷いてあるカーペットを外すと、そこから金庫のような扉が露になった。
演算が終了する。

絹旗「行きますよー、……『窒素装甲』!」

絹旗はその重そうな金属の塊を、力任せにこじ開けた。
その先にあったのは人一人が入れそうな穴。
そこに、

フレンダ「おっさきにー!」

絹旗「あ、ちょっとなに先に行っちゃってるんですかフレンダ!超待ってください!」

麦野「なにやってんだかね……ほっ、と」

戦闘要員の三人が飛び込んだ。残された滝壺は穴の前で立ち止まり、未だソファーの前でテレビを見ている夫を振り向く。

滝壺「どうしたの、しあげ?」

浜面「いや、何でもない。すぐ行くよ」

滝壺「分かった」

そのまま滝壺は穴へと降りる。

そして一人リビングにいる浜面は、テーブルに置いてあるリモコンを手に取った。
テレビでは変わらず学園都市の町並みを映し出している。

リポーターが緑が目立ち始めた桜の前で何かを話している。
そんな五月の木漏れ日。

浜面「……今日も平和だなあ……」

そんな呟きと共に、液晶画面はプツリと消えた。



穴へ落ちると言っても大した距離ではない。せいぜい一階分ぐらいの深さである。
しかし一応の安全のために敷いてあるクッションにうまく着地した浜面の目に飛び込むのは、何をかくそう自分の愛車である。

『ドラゴンマニューバ』。

『ドラゴンライダー』を改良した後継機。
運動性能などの特色はそのままに、四人乗り用へと作り替えられた試作機は、作成者によって浜面の手に渡されていた。 曰く、
「実験台じゃ」
ということだそうだ。とはいえ性能は抜群なので、浜面もその立場を甘んじて受け入れている。

そんな『ドラゴンマニューバ』へと乗り込んだ『操縦者』は、先ほど宙に投げた鍵を一気にハンドル横へと差し込みエンジンを駆けた。
威勢のいい駆動音が地下室に鳴り響く。今日も相棒はご機嫌のようだ。

浜面「さて、それじゃ行きますか」
滝壺「しあげ、乗せて」

フレンダ「チャチャっと片付けちゃってみんなでどっか遊びに行こうよ!」

麦野「そうね、昔よく行ったファミレスなんかどうかにゃーん?」

後部座席にはフレンダと麦野。そして浜面の膝の上に滝壺。

浜面「絹旗!」
絹旗「言われなくてもわかってますよ……おりゃっ!」

絹旗がシャッターを跳ね上げる。太陽の光がガラスに反射して、滝壺が眩しさに一瞬目を細めた。
風が吹き込み、床に落ちていた一枚のチラシが舞い上がる。

『手紙、荷物、人から心。ナマモノ割れ物何でも届けます!
 奪われたものも依頼さえあれば何でも配達!命でさえも配達可能!
 何かを奪いたい届けたい、そんなときには私たちに是非ご連絡ください!地の果てまでもお伺いします!
 ※要金額相談』

絹旗が助手席へと滑り込んだのを確認して、浜面はアクセルを目一杯踏み込んだ。

彼らの名は――



浜面「『運び屋アイテム』、今日も仕事開始だ!!」
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/10(日) 02:44:46.79 ID:u2peBrJAO
なにやだこれもっと読みたい

それにしても、5人いるのにあえて4人乗り用なのは、滝壺をひざに乗せるためなんだろそうなんだろもげろ
769 :浜面「理后、風呂トイレ洗い部屋キッチンリビング雑巾がけテーブル拭き食器洗いあと掃除機の修理終わったぞ」 [sage]:2011/04/10(日) 02:49:10.23 ID:RgLTdpuA0
以上です、なんで文章ってこんなに疲れるのかしら
実はこれ今書き溜めてる長編の最初だったりします
でもこれしきでヘロヘロになってるようじゃ完結させられる気がしねえ
あと英語には期待しないでください
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 03:15:20.25 ID:OxLeplSMo
HKB!
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 03:30:54.30 ID:9rjQMObDO

浜滝はいいものだ…
続き楽しみに待ってるんだからね!
772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/10(日) 04:20:54.59 ID:BoUptuSAO
カッコいいアイテムおつです

素晴らしい浜滝の後に妙な話をすみません、5レスいただきますが人を選ぶネタだと思いますのでsage進行でいきます
773 :風斬「どういうことなの――?」1 [sage]:2011/04/10(日) 04:23:42.62 ID:BoUptuSAO
ちょっと気味の悪い話かもなのでご注意下さい





「あははは!」

「えーと、これっぽっちも面白いこと言ったつもりは無いんですけど」

「もー、あんなこと言っておいてそのたいどはないかも!」

「えっと……」

「ほら見ろ、風斬だって反応に困ってんじゃねえか!」

「えー!? そんなことはないよねひょうか!」

「……私にはどうしてインデックスが笑ったのか……分からない」

「はっはー! ざまあ見ろインデックス!」

「むー!」

「何やら歯が光っているのですが……っ!」

「かくごなんだよとうまあああ!」


ヒラリ。

「!?」

予想していた手応えがない。

そしてそのまま、インデックスは顔から落ちていく。

「大丈夫!?」

「いたたた……、まさかよけられるなんて……!」

「いつまでもお前に噛みつかれる上条さんじゃないのだよ!」

「……避けられるというか地面に飛び込んでいくように見えたんだけど……?」

「ははっ、風斬もなかなか辛辣だな」

地面に座り込んだインデックスに風斬が手を貸し、再び彼女は立ち上がった。

修道服も汚れがかなり目立つ。

食べたものがどこに消えるのか不思議なくらい細いその手は、長い長いその服に付いたゴミを払っていった。
774 :風斬「どういうことなの――?」2 [sage saga]:2011/04/10(日) 04:25:09.54 ID:BoUptuSAO




そんな少女の様を見つめる風斬は、震える唇を開く。


「……インデックス、病院へ行こう……!」

しばしの沈黙。

「……」

「大変なことになる前に……!」

彼女としては声を荒げる自身の親友が珍しすぎて、瞼を素早く開閉する事しか出来なかった。


やっと、甲高い声が上がったのも1分は立ってからだった。

「ええ!? 今のででせうか!?」

「たしかに顔ぶつけちゃっていたかったけど、こんなんじゃ私はぜんぜんへっちゃらなんだよ!」

「そうじゃなくて……っ!」

「大丈夫かも!!」

「そうそう! コイツ頑丈だし!」

「すっぱいごはん食べても大丈夫なんだもん!」

「お前、あの時の焼きそばパンは謝ったじゃねえか!」

「ふんだ! 女の子のうらみはおそろしいかも!」


恐怖で顔を歪ませる彼女に向けて放たれるのは、幾多のフォロー。

「……」

しかし思い詰めたような表情は変わらなかった。
775 :風斬「どういうことなの――?」3 [sage saga]:2011/04/10(日) 04:27:01.84 ID:BoUptuSAO





「……」

「そ、そう言えば」

「ど、どうしたのかなとうまー」

「む、昔にお前、あそこのアイス無料券抽選でゲットしてなかったっけー?」

「す、すっかりわすれてたかもー!」

手持ちの鞄からチケットがまだあることを確認し、インデックスは風斬の手を取り、空いた手で広場の一角のワゴンを指した。
好感触は得られなかったものの、そんなの気にしていられるかとぐいぐい手を引き、ピンク色のクルマへと歩く。


視界に入る空は、雲一つ無い快晴である。
776 :風斬「どういうことなの――?」4 [sage saga]:2011/04/10(日) 04:28:46.22 ID:BoUptuSAO





「いらっしゃいませー」

平日の真っ昼間ということもあり、他の客は居なかった。

茶髪の男性店員が頭を下げる。

「じゃあ、ひょうかもこの中から決めるんだよ!」

「……うん」

「かく言う私はイチゴ味とクッキー味で!」

「かしこまりましたー」

ただの一度もメニューに目を落とさずにインデックスはオーダーをする。

「あ、このチケットつかえるんだよね?」

「はい、一回限りですが何人分でもOKですよー」


手に持っていたチケットがその効力を持っていることに安堵し、銀色の台にそれを置いた。

「声枯れてて、しかも冬真っ盛りなのに二つも食べるのかよ……。

じゃあ俺はシーフード味で」

「とうまそれほんとに好きだよね」

「……シーフード、ですか?」

「えっと……無いですかね?」

「……いえ、ご用意させていただいておりますが、その、お客様」


その凡人である彼のキャパシティを超えたナンセンスな異常事態に、店員は二の句を告ごうとして
777 :風斬「どういうことなの――?」5 [sage saga]:2011/04/10(日) 04:30:08.52 ID:BoUptuSAO





「――あの、私は抹茶でお願いします」

何かを決心したかのような風斬の声に遮られた。


先ほどの彼女と同じ表情をした店員は、荒々しくも早い動きでモニターを操作する。
「……かしこまりました、ではイチゴ・クッキー・シーフード・抹茶の四種でよろしいでしょうか」

「おねがいするんだよ!」

「かしこまりました、……あのお客様、コーンとカップ選ぶことが出来るんですが」

「もちろんコーンなんだよ」

「俺はカップで」

「私はコーンでお願いします」

「……ええと、シーフードのみということでよろしいんですよね」

「はい」

「……少々、お待ち下さい」

店員は早足で奥へと消えていった。
778 :風斬「どういうことなの――?」6 [sage saga]:2011/04/10(日) 04:31:30.85 ID:BoUptuSAO





あれから五分が立ち、彼女らは購入したアイスを手にデザイン的なベンチへと向かっていた。

「いやー、いつ食べてもこのアイスは最高なんだよ!」

「せめてベンチに座ってだな」

「目の前にしちゃったらがまんなんて出来ないんだよ!」


左手に持ったイチゴ味に顔を寄せ、残り数センチ――。


ボトッ。


「……やっちゃった」

「だからベンチに着いてからって言ったんだ」

それは食べることにばかり必死になって、気を回せなかった右手のクッキー味がアスファルトへと落ちていく音。

名残惜しいものの、地面に落ちてしまったそれをどうすることも出来ない。

「後ろがみ引かれる思い……なんだよ」

「ほんとにお前は不器用だなあ、1個ずつなんだからそれぐらい平気だろうに」

「返す言葉もないかも……」


そうして白い髪を揺らし、真っ黒な椅子に腰かけた。
779 :風斬「どういうことなの――?」7 [sage saga]:2011/04/10(日) 04:32:41.58 ID:BoUptuSAO





「ひょうか、おいしい?」

「うん、とっても」

「それは良かったな」

「……インデックスは?」

「もうすぐ完食なんだよ」


ぺろりと、風斬は緑色の球を舐めた。
ほろ苦くて上品な甘さがあり、確かに美味だ。
空も快晴、少しだけ空気は冷たいがまだ許容範囲内。
自分の不安定な体をホログラムだと思う者だっていない、そんな爽やかな日。


「風斬――?」



人工天使の目は悲しみを湛えていた。
780 :風斬「どういうことなの――?」 [sage saga]:2011/04/10(日) 04:34:18.03 ID:BoUptuSAO





「ねえ、インデックス」

「どうしたの?」


こちらを見る無邪気な顔はあの日のまま――なんてことはなかった。



「食べ終わったら、一緒に病院へ行こう」
「――どうして?」


美しかった銀髪も、可愛らしい声も、陶磁器のような肌も、純白の修道服も全てが消失してしまった彼女の手を握る。
“二人掛け用ベンチ”で、不自然に風斬と密着するインデックスの手を握る。


「三つも持ってたら、一つくらい落としちゃっても仕方がないよ……」

先ほど、左手と右手で挟んでいたのはプラスチックのカップ。

「なにを――」

「……最初、はしゃぐあなたとここで会ったとき、私が人外だからここに居るべき人が見えないのかって思ってた。 だけど、さっきの店員さん、怯えてたの。 精いっぱい声色を変えて喋るあなたに……」


「おかしいよ……へんだよ」

壊さないように包むその手は、信じられないほどに皮ばっていた。




「……あなたは生きているんだから」


781 :風斬「どういうことなの――?」9 [sage saga]:2011/04/10(日) 04:37:43.20 ID:BoUptuSAO





濁りのある碧眼は最早焦点も合っておらず、乾燥していて青い唇からはうわごとのような呪詛のような、そんな平坦な言葉が羅列していく

「あああああぁぁぁあぁああぁぁあああぁああうそだうそだようそなんだよひょうかはそうだあなたはわたしたちをおとしめたいんだそうにきまってるよどうしてそんなことをするのかなまちがってるよぜんぜんなっとくできないよわたしはとうまとひょうかとわたしとでたのしくやっていきたくってなのにどうしてどうしてどうしてそうだねえとうまからもいってあげてよひょうかはしつれいなこといったんだからねえとうまかざきりおれはここにいるじゃないかうんそうだねほらひょうかもちゃんときいたでしょとうまもこういってるんだよえっとこれはさいごつうちょうなんだからあやまってくれればぜんぜんかまわないんだよだってだってねわたしたちともだちだもんまちがえたともだちをただすのがともだちだよだからまちがえちゃったひょうかのこともわたしたちは」

「……インデックス」

誰も居ない右端を病的な視線で見つめるインデックスに対し、これ以上何も風斬には言うことが出来なかった。


今日において自分が“彼”と一言たりとも喋っていないことも含めて。

782 :終わり [sage]:2011/04/10(日) 04:39:35.30 ID:BoUptuSAO
何が5レスぐらいなんだって感じですね、深夜だからってすみません。
あとネタも某所でいただきました、本当にありがとうございました
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/10(日) 05:04:48.67 ID:ZTZBKW6Co
救いがない話ってのも良いよね
原作で上条さん死亡インデックス精神崩壊な展開になろうものなら鬱になりすぎて発狂するが
投下乙
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 06:44:48.55 ID:Uyr4lfPno
こういうミスリードは文章ならではで、じんわり怖かった
3回読み直したけど、2回目からはその1からもう切ないです

白コンビスレも楽しみにしてます、乙!
785 :ミコトメッシュ [saga]:2011/04/10(日) 11:19:52.74 ID:sWcu9HHAO
ふと思いついた一レス小ネタを投下



上条「……本気でやっていいんかよ」

美琴「うっ……きょ、今日の所はこれくらいで勘弁してあげるわ! 覚えておきなさい!」

―――

美琴「この公園でずっと待って……じゃなくて!
    来なかったらどうしようかと不安に……違う違う! さあ勝負!」

上条「えー……」

―――

美琴「うーん……いい天気ねー。あおーい空、きもちー風」

黒子「お・ね・え・さ・まぁ〜!!」

美琴「こんなにいい気分にひたっている私を邪魔するのは誰だー!」ビリビリ

黒子「ぎにゃあああ!!」

―――

十六巻より

美琴「あ、アンタ、何してんのよ! この辺で何かあったみたいだし、帰るのも難しいし……。
    ところでアンタその格好……! 血が出てるじゃない! 早く病院に!」

上条「……それは出来ない、俺は行く」

美琴「そ、そっか、そうよね。生きてたらまた会いましょう。いや、また会える気がする。
    その時は私も仲間……って、な、何でも無いわよ! じゃあね!」

―――

上条「み、御坂!!」

美琴「間に合った! このまま帰ったんじゃ、カッコ悪いままアンタの記憶に残っちゃうからね」

アックア「ふっ……何をゴチャゴチャと。貴様から始末してやるのである」

美琴「上等よ! この美琴様が……倒せるかしら?!」

―――

美琴「アンタ、アンタとはもう一度勝負したかったわ! いい仲間を持ったわね」

上条「……御坂」

アックア「死ね!」

美琴「それは! こっちのセリフよ!」


終わり、何か似てるような……気のせいですね
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/10(日) 12:09:40.09 ID:wueE+PxDO
1レス借ります
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/10(日) 12:12:32.44 ID:wueE+PxDO

御坂「黒子が可愛すぎて地球がヤバい」

上条「」

スーパーの帰り道、偶然会ったビリビリに「ちょっと相談があるんだけど……」と言われたのか今から15分前のことだ。
珍しくいきなり電撃を浴びせてくることもなく、やけにしおらしい様子だったので安請け合いしたのがいけなかった。

上条「黒子ってあのツインテールの子だろ?」

御坂「えぇ、そうよ。幼さと妖艶さを見事に表現しているツインテールの私の後輩まじ天使」

上条「」

御坂「間違えたわ」

上条「お、おう」

御坂「天使なんかじゃ表現できるはずがないのにね……」フフッ

上条「」

御坂は先ほどから始終こんな様子で、「おのれ魔術師!」と思い、そげぶしてみたが何も変わらなかった。素のようだった。

上条「……で、何を相談したいんだよ」

御坂「あぁ、ごめん。語っちゃったわね」

上条「いや、いいけど」

御坂「実はね――」

どうやら、その後輩こと白井黒子(以下白井)は御坂のことを好いているらしく、今までは邪険に扱ってきたらしい。
「なんで邪険にしてきたんだ?」と聞くと「恥ずかしいじゃない……」と答えられた。ツンデレって難しい。
最近白井が遠慮してきたのか愛情表現が少なくなってきて寂しい、どうしたらいいか。というのが相談内容だった。

上条「それは、素直になるしかないんじゃないか……?」

御坂「それができないから悩んでるのよ!」ビリビリ

上条「そげぶ!」パリンッ

相談相手に何てことしやがるんだちくせう。
真っ赤になり放電を続けている御坂を落ち着かせていると、叫び声が聞こえた。
御坂が声のする方に顔を向ける。固まる。つられて俺も顔を向けた。

黒子「な、な、なにをやってるんですのお姉様……っ」
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/10(日) 12:13:21.59 ID:wueE+PxDO

噂をしたらなんとやら。
天使がいた。
間違えた、白井がいた。

御坂「いや、その、あ、あの、ね」アワアワ

御坂の顔は真っ赤だ。そりゃそうか、好きな人の相談をしていたらその好きな人が来たってなもんだしな。
白井はその愛らしい目尻をキッとあげて、何を勘違いしたのか俺に向かって怒鳴ってきた。俺にM属性はないはずなのに悶えたのは、一重に白井の可愛さ故だ。

黒子「あの猿人類とナニをなさってたんですの?!」

勘違いにもほどがある。
可愛い。

御坂「べ!別に何もしてないわよ!」

黒子「じゃあ何でそんなに泣きそうなんですの?!」キッ

俺を睨み付けるな。
萌える。

上条「……上条さんは何もしてませんことよー」ハァ

黒子「じゃあ何をしていたんですの?」ムー

困った。正直に言っていいものか。
御坂にアイコンタクトをしようとする――目を逸らされた。不幸だ。

上条「……なんつーか、うん。御坂が黒子と仲直りしたいとかの相談受けてたんだよ」

黒子「わたくしと……?でも喧嘩なんて、別に……お姉様?」

御坂は俯いた顔をゆっくりとあげた。

御坂「なんていうか……最近あんた私から距離とってたじゃない」

黒子「それは、お姉様に迷惑をかけないようにと」

慌てたように白井は言う。ツインテールにまとめた髪が揺れる。可愛い。

御坂「さ、寂しかったのよ!別に迷惑かけられてもいいわよ!ぱ、パートナーなんだから……っ」

黒子「おっお姉様ぁっ」ウリュ

泣くな。俺にS属性まで付けてどうするつもりだ。

上条「これで一見落着、かな」

御坂「あ、ありがとうね」

上条「いえいえ、いいってことよ」

いい結末だ。
この御坂の相談を受けて、気づいたことがある。

上条「ところで白井」

黒子「なんですの?」

上条「付き合ってくれ」

黒子「」

御坂「」
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/10(日) 12:14:01.66 ID:wueE+PxDO

おわり
スマン足りなくて2レスだった吊ってくる
790 :名無しNIPPER :2011/04/10(日) 12:18:44.76 ID:fUK3Ccz6o
>>782
おつ
最初上条さんが焼きそばパンのこと知ってるわけねーじゃんとか、インさんひらがなで喋りすぎだろとか思ってまじすみませんでした・・・・・・!!!
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/04/10(日) 13:09:02.29 ID:RgLTdpuA0
>>789

上条さん冷静すぎワロタ
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 14:56:07.05 ID:Uyr4lfPno
黒子のかわいさはもっと認められてもいいと思う
乙!
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/10(日) 20:55:08.17 ID:wueE+PxDO
5レス借ります
キャラ崩壊注意
794 :一方「ヒーローになりてェンだが……」 :2011/04/10(日) 20:57:21.03 ID:wueE+PxDO

一方「ヒーロー……かァ」キラキラ

打ち止め「どうしたの?ってミサカはミサカは思いの他夢中になって見ていたあなたに驚いてみる」

一方「打ち止めェ……ヒーローってどうやったらなれっかなァ?」

打ち止め「ヒーローさんに聞いてみたらいいんじゃないかなぁってミサカはミサカは名案を出してみたり」

一方「……さすが打ち止めだなァ、そンな名案をすぐ出すとは」ウン

打ち止め「そんなことないよーってミサカはミサカは謙遜してみる」テレテレ

一方「じゃあちょっと留守番しとけェ……いってきまァす」

打ち止め「ヒーローさんによろしくねーってミサカはミサカは玄関に向かうあなたに手を降ってみる!」


――


一方「ってわけだァ」

上条「何がでせうか?!いきなり来てドアを壊された上条さんの気持ちにもなってみてくだせう!」

一方「せうせう、ってきめェなァ……あとで弁償ならするからよォ」ケッ

上条「うっ……まぁそれなら……」

一方「でよォ、ヒーロー。ヒーローになるにはどうしたらいいンかなァ?」

上条「別に上条さんはヒーローじゃないんですが……」

一方「こまけェこたァいいンだよ!」バンッ

一方「」イテェ

上条「(本当に貧弱だなこいつ)……守りたいものがあればヒーローになれんじゃねぇの?」

一方「打ち止めかァ?」

上条「お前にとって守りたいのが打ち止めなら、そうなんだろ」キリッ

一方「……ふゥン」カッケェ

上条「もういいか?」キリッ

一方「ン……もっとわかりやすくヒーローになりてェンだが」ウン

上条「」

イン「それじゃあ、敵がいるとわかりやすいんじゃないかな!」クウキジャナイヨ!

上条「インデックス?」

イン「たぶん白い人が言ってるのはウルトラマンとかゴレンジャーのことかも、違うかな?」

一方「よくわかったなァ」オォ

イン「さっき再放送がやってたからね!」フンス

一方「それ見てたァ」

上条「(影響受けやすすぎだろ……)まぁ、じゃあ敵見つけるってことで解決だな」

一方「おォ」キラキラ

一方「で、敵はどいつだァ?」

上条「」

イン「そのぐらい自分で考えてほしいかも……」

795 :一方「ヒーローになりてェンだが……」 :2011/04/10(日) 20:58:09.72 ID:wueE+PxDO

――

一方「ってことでェ」

一方「お前敵なァ」ビシッ

黒子「」

一方「ほら何やってンだよォ」チョップ

黒子「痛いんですの!……いきなり何ですの?」マッタク

一方「なンか敵っぽかったからァ」

黒子「人がパトロールしてるところを捕まえといてそれですの?!」ガビーン

一方「ン」ウン

黒子「よくわかりませんの……それにわたくしは風紀委員ですし、寧ろ正義なのでは?」

一方「見えねェしィ」

黒子「失礼ですの!失礼ですの!」キーッ

一方「ンでェ、お前名前なンというンだァ?」

黒子「マイペース過ぎますわ……白井黒子ですの」ハァ

一方「オセロじゃねェか」ケラケラ

黒子「」

一方「オセロですの!」キリッ

黒子「?!」

一方「なンで親はその名前つけたンだよ」ケラケラケラケラ

黒子「じゃあ、あなたの名前はなんて言うんですの?!」ムキーッ

一方「一方通行ですゥ」ハイ

黒子「アクセ……?変わったお名前ですのね、でも聞いたことのあるような……」

一方「第一位の、一方通行でェす」ハイ

黒子「」

一方「……おォ、やべェ。敵が固まったァ」

一方「これは勝ちってことでいいのかァ?」ウーン
796 :一方「ヒーローになりてェンだが……」 :2011/04/10(日) 20:58:54.93 ID:wueE+PxDO

御坂「あ、一方通行!あんた黒子に何やってんのよ!」ビリビリ

一方「おォ、オリジナルゥ」

御坂「ちょっと黒子!大丈夫?!」ペシペシ

黒子「……ん、なんですの……ってお姉様?!」ガバッ

御坂「黒子!大丈夫?!」ドアップ

黒子「お姉様がこんなに近く……あぁん」ガクッ

一方「おォとどめェ」パチパ

御坂「うっさい!(……黒子に怪我もないみたいだし)……で、あんたら何してたのよ」

一方「えェーとォ、かくかくしかじかみたいなァ」

御坂「かくかくしかじかねぇ……なるほどね」

一方「で、敵が倒れちまったからどうすっかなァって」ウーン

御坂「終わりでいいんじゃない?ヒーローものって敵倒して爆発して終わりってイメージなんだけど」

一方「ヒーローバカにすンな!」プンプン

御坂「えぇー、めんどくさいわねぇ。じゃあどうすんのよ?」

一方「めンどくせェから、爆発したら終わりにするゥ」

御坂「」

一方「じゃあなァ」テクテク


797 :一方「ヒーローになりてェンだが……」 :2011/04/10(日) 21:00:40.61 ID:wueE+PxDO

――

一方「爆発ねェ……」テクテク

一方「どうすっかなァ……」テクテクテク

垣根「おい、第一位!」

一方「能力でってもなァ……」テクテクテクテク

垣根「おい!!」

一方「うっせェなァ……なンか用ですかァ?」

垣根「いや別に……」

一方「じゃァなァ」テクテク

垣根「ちょ、待てよ!」

一方「キムタクの真似とかキムタクに失礼ですからァ」テクテクテク

垣根「ちげーよって、おい待てよ!」

一方「だからなンだよ?用ねェンだろォ?」

垣根「ねぇけど……暇なんだよ」

一方「どうでもいいですゥ……ン?」ピンッ

垣根「ん?なんだ?」ワクワク

一方「お前もしかしてなンやかンやのうまい爆弾とか作れンじゃねェかァ?」

垣根「は?まぁ俺の未元物質に不可能はねぇけど」フフン

一方「おォ……こンなところに……」キラキラ

垣根「つ、作ってやってもいいけどぉ?」

一方「早く作れよ」ゲシッ

垣根「」


――


垣根「作りました」ハイ

一方「ン、寄越せェ」

垣根「労りの言葉とかねぇのかよ?!」

一方「めンどくせェ……」

垣根「くそっ……ほら、これでいいか?」

一方「ンー」

垣根「つか、どこで爆発させんだ?」

一方「えーっとォ、空とかァ?」

垣根「空ぁ?どうやってだよ」

一方「こォやってェ」ベクトルゥベクトルゥ

垣根「ほぅほぅ、爆弾を俺に渡して」

一方「自転パンチィ」ボカーン

垣根「」


バーンッ


一方「汚ねェ花火だぜェ……」
798 :一方「ヒーローになりてェンだが……」 :2011/04/10(日) 21:01:43.70 ID:wueE+PxDO

――

一方「ただいまァ」

打ち止め「おかえりなさい!ってミサカはミサカは抱きついてみたり!」ダキッ

一方「おォ……ヒーローやってきたぜェ」フゥ

打ち止め「お疲れさま!ってミサカはミサカは本当にやってきたあなたに驚いてみたり」

一方「やってみて思ったンだがなァ」

打ち止め「うん、なぁに?ってミサカはミサカは首を傾げてみる」

一方「ヒーローって疲れるなァ」ハァ

打ち止め「本当にお疲れさまってミサカはミサカはあなたの頭をなでなで……って届かないーっ」ンーッ

一方「ン」シャガンデミタリ

打ち止め「!あなたは優しいのねってミサカはミサカは再確認してみたり」エヘヘー

一方「べっつにィ……」プイッ

打ち止め「あぁっ拗ねないで!ってミサカはミサカは慌ててあなたの頭を撫でてみる」ナデナデ



799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/10(日) 21:03:00.71 ID:wueE+PxDO
おわり!
黒子は俺の嫁
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 21:04:44.04 ID:dL4c2PPu0
屋さンの人……?とはちょっと違うか……
のほほんとした。乙乙
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/10(日) 21:06:38.40 ID:QKaYPJSS0
おつ
やっぱり時代は黒子いじりなのか……?
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/10(日) 21:13:38.18 ID:8hAwkFKI0

どことなくまろい気がする…?
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/04/10(日) 21:25:10.47 ID:UJ1zxDEZ0
本人じゃなくても「屋さンリスペクト」ではあるだろうな
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/10(日) 22:19:23.34 ID:wueE+PxDO
2レスもらいます。

いろんな書き方を試してるんですが、ヤバかったか。屋さンシリーズはリスペクトまではいかないけど好きです。
805 :黒子「恋をしてしまったかもしれませんの」 :2011/04/10(日) 22:22:15.89 ID:wueE+PxDO

携帯電話が震えた。着信画面を見ると、そこには珍しい名前が浮かんでいた。私は不思議に思いながらも、携帯電話を耳に当てる。そこから飛び込んできたのは、いつも聞いているのと少し違った同僚の声。

黒子「……初春ですの?」

初春「白井さん、どうしたんですか?めずらしいですねー、電話してくるなんて」

黒子「ちょっと相談がありまして……」オズオズ

こんなに遠慮がちな白井さんは初めてだ。少し呆気にとられながらも、私は小さく頷く。相手に見えていないのは分かっているけれど。

初春「……私にできることならお手伝いしますよ」

黒子「感謝しますわ……実は」

初春「はい」

黒子「恋をしてしまったかもしれませんの」カァァ

初春「……はい?」


――


初春「で、どういうことなんです?」

黒子「わざわざ呼び出して……電話でもよかったんですのに」

初春「だって白井さんが御坂さん以外に恋!だなんて!大事件じゃないですか!」バーンッ

黒子「声が大きいですの……」アワアワ

初春「(白井さんが、可愛い……だ、と……)」

黒子「何か失礼なことを考えている気がしますの」ムッ

概ね正解です、白井さん。見慣れていないからか、もじもじと頬を染める彼女は、可愛らしくも気味が悪い。
私は気になる本題に入ろうと、前にグッと身を乗り出した。

初春「それで?相手は誰なんです?」

黒子「それが……名前は存じませんの」フゥ

初春「?どういうことです?」

黒子「……笑いませんの?」

一瞬の空白。
白井さんが眉を潜めた。慌てて私は首を横に降った。

初春「もちろんじゃないですか!笑いませんよー」タブン

不安げに私を見ていた白井さんだったが、意を決したのか唾を呑み込むのがわかった。
早くしろって思ったのは秘密だ。

黒子「実は、一目惚れでして……」
806 :黒子「恋をしてしまったかもしれませんの」 :2011/04/10(日) 22:22:57.64 ID:wueE+PxDO

白井さんが言うには、なんでも女の子に暴力を奮おうとしていた悪漢を取り押さえようとしたところ、その人に会ったそうだ。
なんとも分かりやすいことに、その人に゛助けられた゛のがきっかけらしい。

初春「助けられた……?」

黒子「えぇ……非常に言いづらいんですが」

初春「また、一人で無茶したんですね?」

黒子「……はいですの」ショボーン

初春「まぁそれは後でまた聞かせてもらいます。どんな方だったんですか?」

黒子「なんでしょう……本当に真っ白な方でしたの」ポワーン

初春「真っ白な人、ですかぁ……」

私は佐天さんから聞いた都市伝説を思い出していた。いわく、゛学園都市第一位は白い化け物である゛とか。話半分に聞いていたため、詳しいことまでは分からない。しかしそれはないだろうと、私は考えを頭から振り払った。

初春「でも名前がわからないんじゃ、また会えるかも分かりませんよね?」ウーン

黒子「そうなんですの……」ズーン

初春「わっ落ち込まないでくださいよ!」

黒子「別に……落ち込んでなんてないですの」プイッ

初春「キャラが変わってますよー!白井さぁん」

私だってせっかくの白井さんの恋だ。応援したくないわけがない。

初春「(でも名前もわからないっていうのはなぁ……真っ白、かぁ)」フゥム

黒子「……まだ、恋とは限りませんもの」ムー

初春「そうなんですかー」

黒子「初春?聞いてますの?!」

初春「聞いてますよー」ハイハイ

適当に相槌を打ちながら、私は佐天さんに明日詳しく聞いてみようかと考えを巡らせていた。

807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 22:25:25.13 ID:wueE+PxDO
おわりです
無理矢理な感じですが、なんで助けたのかとか考えると長くなりそうだったんで
黒子可愛いよ黒子
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 22:36:07.48 ID:f20J8izX0
3作品連続で同じ人が投下してんだね
おつかれー
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/10(日) 22:36:08.42 ID:Cd9IXHeio


一方黒子少ないけどいいよね
助けた理由は悪党の美学とかだ多分
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/04/10(日) 22:40:10.86 ID:pdB7wTTAO
ここってSS書きたいネタを思い付いたけどSS書いたことない俺みたいな奴の相談とかにもマジレスして頂けるスレ?
そうでなければROMって悩んどくわ
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/04/10(日) 22:43:48.03 ID:NkSW8yuBo
>>810
ここに行けばいい
SS製作者総合スレ4
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1302367304/
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/10(日) 22:43:48.04 ID:74wz32s1o
テンプレに質問やら相談もおkってあるだろ?
反応レスがつくどうかかはそのときに掲示板見てる人数とかによるがとりあえず書きこめよ
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 22:44:42.06 ID:8LxcKBlgo
>>810
質問相談もありだから大丈夫だと思うぞ
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/10(日) 22:46:01.24 ID:wueE+PxDO
>>810
ここでもいいと思うけど、相談なら「SS製作者相談スレ」の方が反応がいいかも試練
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 22:47:37.98 ID:wueE+PxDO
>>811に出てた上に、スレタイ間違えたスマソ
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/04/10(日) 22:47:52.74 ID:pdB7wTTAO
>>811-814
thx
>>811行ってきます
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]:2011/04/10(日) 22:53:55.17 ID:TuxoUNrAO
浜面に某主人公が乗り移ったようです。

4レス
キャラ崩壊ちょいクロス
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]:2011/04/10(日) 22:55:23.78 ID:TuxoUNrAO

浜面「お」

今日は珍しく俺が所属するアイテムという組織の収集もなく、暇をもて余し、
行く当てもなくぶらぶらと散歩をしていたら、そこで見慣れた背中を見つけた。

絹旗最愛。

同じくアイテムに籍を置くおちびちゃん。
こんな小さい体躯ではあるが、自動車位なら軽々と持ち上げる程の怪力を持つ――
わけではなく、窒素装甲という能力を使用できるレベル4の大能力者である。

どうやら絹旗は俺の存在に気が付いておらず、最近の春らしい陽気にほっこりとした表情を浮かべ、
どこか軽快な足取りで大手を振っている。きっとこの時間にこの場所に居るということは映画館にでも行くのだろう。
そう言えば昨日誘われた気もする。

浜面「…………」

さぁ、どうしよう。

俺たちは暗部組織アイテムに所属する、云わば裏の世界の住人だ。
そこに馴れ合いは必要ないし、存在しない。
友情など皆無だし、まして恋愛感情なんてあり得ない。
つうかどこぞの第一位と違い、こんなお子様が恋愛対象になるほど、俺は落ちぶれちゃあいない。

アウトローな俺たちはビジネスライクな関係こそ好ましいのだ。
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]:2011/04/10(日) 22:55:59.51 ID:TuxoUNrAO
それにぶっちゃけ俺アイツのこと嫌いなんだよなぁ。
何かあれば直ぐに殴ってくるし、年上の俺を舐めきっている。
だからこうやって偶然街で会ったとしても気軽に声をかける気にはならない。

これでも俺はスキルアウトを束ねていた元リーダーだ。軽い人間ではない。


………………まぁ。
まぁまぁまぁまぁまぁまぁ。
元リーダーだからこそ、軽い人間ではないからこそ無視をしてしまうのはどうだろう?
ここはこちらから声をかけてやるのが年上としての優しさじゃないのか。
全くこれっぽっちも気にかけている訳ではないが、だからこそ、だ。
だからこそ寛容な心で話かけてやるべきではないだろうか。

ニュアンスとしては「え?お前いたの?」位の上から目線で。

浜面「よし」

俺は気合いを入れて目標を確認すると、脇目もふらずに全力で駆ける。両手を大きく振り、足も上げての全力疾走で絹旗へと迫る。
もちろん紳士である俺は足音を消すことは忘れない。

楽勝だ、大能力者。

820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]:2011/04/10(日) 22:56:44.30 ID:TuxoUNrAO
浜面「きぃーぬーはぁたぁぁああああ!」

絹旗「きゃぁぁぁあああああ!」

そしてそのまま絹旗の背中に飛び掛かり、窒素越しではあるが身体中に口付けをする。

浜面「あぁもう!可愛いなぁ!頬擦りさせろ、キスさせろ、揉ませろぉぉお!」

絹旗「きゃぁぁぁあああああ!」

浜面「こら!暴れるな!服が脱がせにくいだろうが!」

絹旗「超ちっそパンチ!」

浜面「痛え!何しやがるんだ!」

いきなり殴りかかってきた絹旗。

絹旗「ふしゅー」

浜面「待て、落ち着け!俺だから!」

821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]:2011/04/10(日) 22:58:09.69 ID:TuxoUNrAO
絹旗「ふしゅー…ん、ああ。超バカ面じゃないですか」

浜面「人を悪意のある呼び名で呼ぶな。俺の名前は浜面だ」

絹旗「失礼、超噛みました」

浜面「……違う、わざとだ」

絹旗「かみまみた」

浜面「わざとじゃない!?」

絹旗「死ね」

浜面「脈略がねえ!」

知り合いの少女に後ろから抱きついて頬擦りをかました後、死ねと言われて少し興奮している男の姿がそこにあった。

ていうか、俺だった。



おわれ
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [saga]:2011/04/10(日) 22:58:45.91 ID:TuxoUNrAO
以上です
掛け合いなんて出来ないよ…
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2011/04/10(日) 22:59:48.94 ID:74wz32s1o
クロスものはそれも明記してくれると嬉しいなって
まぁ化物語の阿良々木さんと八九寺だって分かるけどさ
投下乙
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/10(日) 23:27:48.03 ID:9DZI4rJAO
>>807
偶然にもMNW絡めたカオスな一方黒子ものを書いていた所だったんだ乙
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/10(日) 23:28:29.08 ID:9DZI4rJAO
>>807
偶然にもMNW絡めたカオスな一方黒子ものを書いていた所だったんだ乙
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 23:37:07.29 ID:wueE+PxDO
>>825
大切なことなので二回ry

一方黒子でMNWとかwktk
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 23:39:44.45 ID:wueE+PxDO
>>825
大切なことなので二回ry

一方黒子でMNWとかwktk
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 23:43:00.33 ID:wueE+PxDO
うわ恥ずかしい
なんだこれなんだこれ
吊ってくる
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/04/10(日) 23:44:56.48 ID:yYYSrzXGo
落ち着いてリロードしろ
830 :カラン、カラン、と。 [saga]:2011/04/10(日) 23:45:29.77 ID:ZnIrgOzs0
麦野→浜面で4レス借ります
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/10(日) 23:46:47.46 ID:WMV06EOfo
書き込み反映までのラグも酷いから数分待ってからリロード推奨
832 :カラン、カラン、と。 [saga]:2011/04/10(日) 23:47:07.51 ID:ZnIrgOzs0
カラン、カラン、と。

ストローをくるりと回すと、溶けて小さくなった氷がぶつかりあう音がグラスの中で反響した。
注文したオレンジジュースはすでに空。
ヒンヤリとした冷たさとじんわりとした生温さが同居するグラスは、
曖昧に誤魔化しつづけた時間に酷似しているかもしれない、と思いながら、麦野沈利は視線を動かす。
ストローをもつ手とは逆の手で頬づきする彼女の向かえには、
挙動不審に目線を右へ左へと泳がす、いかにも怪しげな雰囲気をかもしだす金髪の男が居た。

  
「浜面、あんた動揺しすぎ」


男の情けない仕草に釘を刺すような言葉が口から漏れる。


「……んなこと言われてもさ」


仕方ねえだろ、慣れてねえんだ、こういうところ、と。
戸惑いを含んだ彼の声が耳に届いた。麦野は目を目を見開き、


「は? 滝壺と来たりしてんじゃないの? あのこ、こういうところ好きでしょう」


滝壺理后。
彼女の同僚にして彼のコイビトたる彼女は常にすっぴん、ピンクジャージ。
フォローせずに直球に言うとかなりいもくさい少女だ。
それでも、滝壺は元来なかなか可愛らしい部類の子なのだが、
若い女のオシャレに関するもの大抵を網羅している麦野の目にそう見えてしまうのは自然の流れ。
そんな失礼極まりない評価を麦野から賜る滝壺だが、彼女とて女の子に変わりなく少女らしさを放つ趣向の一つや二つはある。
その数少ない中の一つがイチゴケーキであり、今いるような場所を―洋菓子が美味しい喫茶店―滝壺は密かに好む傾向が実はある、のだが―――。

麦野の先程の発言に体を硬直させた浜面から察するに、


「アンタ、滝壺とこういうところ来たことないんだ」


意外ね。
そう、率直な感想を言っただけなのに浜面の両肩がビクリと跳ねた。
全くもって繊細のせの字も無さそうな男のどっかに刺さってしまっただろうか。
ヤバイなー、と思いつつ、思うだけで、彼女は呑気にストローを回した。

カラン、カラン、と。

風鈴のような高めの音が数度鳴り。


「……滝壺、こういうとこ好きなのか」


ようやく口を開いた浜面は、初耳だ、と乾いた笑いを浮かべた。
そうして、確かめるように、噛み締めるように。





「そっか、こういうところが好き、なんだな、アイツ」


と、目をほそめた。
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga !red_res]:2011/04/10(日) 23:47:25.38 ID:7Unz7fDho
鯖が不調な模様。今3回やって3回とも書き込み失敗してる
んだけども3回とも成功してて数分後に書き込み反映。お茶でも飲みながらまったりどうぞ

各SSの書き手は回復するまで投下は待っといた方がいいかもしれん
せっかくだしここで雑談でもしながらだらだらやるのはどうでしょうかっと
834 :カラン、カラン、と。 [saga]:2011/04/10(日) 23:49:01.07 ID:ZnIrgOzs0
彼は、浜面は。
滝壺の好きなことを知らない自分にショックをうけている。
麦野はいいきみだと思ったから顔面で遠慮なく笑う。
反面。
彼は、浜面は。
滝壺の好きなことを知ることができて喜んでいる。
麦野は……馬鹿みたいと悔しくなったから内面で笑う。

こんな裏表な日々がはじまったのはいつだったか。

喜びと悲しみ。
幸せと不幸せ。
氷のように鋭利でひやっこいのに、温もりに溶かされる感触は嫌いじゃなかった。
それは、まるで手元にある中途半端な温度を保つグラスのような日々で。

強いていうなら、
覚めないでほしい夢だった。

けれども、夢はいつか覚め朝が来る。
グラスのオレンジジュースは空となり、甘い甘い果実の味は遥か彼方へと飛んでいった。
馬鹿で無器用で一人しか選べない男なのだ。永久に曖昧を求めてはいけない、と。麦野沈利は。

でも、なんで滝壺は俺とはこないのだろう。なんて無意味な悩みを彼が開始する前に、


「ま、あの子、最近ダイエットしてるみたいだし」


彼女は先手でフォローした。意味ありげなように視線を軽く動かし、暗に『アンタに気に入られるためじゃないの?』と無言で付け足す。
らしくない行為をしている自分自身が少しおかしいけれど、たまに「イイ女」気取るのもおつではないか、と言い訳して。


「そうなのかな?」


俺のために、というお決まりの、それでいて破壊力のあるフレーズのせいでにやけた顔を晒す浜面を、
これまた少しだけ見ることができず、さりげなく視線を落とす。




あの子を想い、くしゃりと目尻に皺を寄せてにししと笑う彼。
その顔が自分に向けられたものだったら。




本当は、今も片隅の心で思う麦野は、強がりばかりの小心者。

――けれども。
視線の先に見えたグラスの中の氷が、崩れる様が視界に広がる。

カラン、カラン、と。

崩れるそれは、麦野の想い。
835 :カラン、カラン、と。 [saga]:2011/04/10(日) 23:51:02.40 ID:ZnIrgOzs0


女の子ばかりの喫茶店。
やはりまだ所在なさげな雰囲気を隠せない彼は、いつも通りに馬鹿で無器用だ。
そんな彼だから嫌いになりたかったし、そんな彼だからやっかいな感情を抱いてしまった、と。麦野は懐かく振り返る。

グラスのふちについていた水滴がツーっと垂れる。
テーブルの上にいくつかある水滴の残骸も、すぐに蒸発して空気へと消えるだろう。

だから、きっと。大丈夫だといい聞かせる。
だから、きっと、この崩れいくものの残骸もいつかは空気へ溶けていくから。



だから。



窓から差す光が眩しく麦野は目を微かに閉じぎみにして、ようやく言いたかった言葉を口にする。


「ねえ、浜面」

「なんだ?」


アンタは知らないと思うけど。


「私さ、恋をしちゃってたんだ」

「……へ? 恋?」

「そうよ。なに、似合わないって?」

「いや、んなことねーけど」

「意外だったか」

「……おぅ」


豆鉄砲くらう鳩のような顔を浜面がおかして仕方なくて、つい吹き出しそうになる。
何度も何度も思う。想いしらされる。やっぱアンタは馬鹿で無器用で一人しか選べない、



「恋を、していたのよ」

「浜面」

「アンタに」



私の、初恋のひと。
836 :カラン、カラン、と。 [saga]:2011/04/10(日) 23:52:10.95 ID:ZnIrgOzs0

恋をしていた。
麦野は。
浜面に。

彼女は賢かったから知っていた。
浜面が好いているのは滝壺で、浜面は滝壺しか視界に入れていなくて、自分は、そんな彼に想いを寄せている。

麦野は知っていて悟っていた。
ずいぶんと前から。
もしかしたら、恋に落ちたその時から。

それなのに。
微かな果実に似た甘い味にこがれつづけた彼女は「多分」と自己防衛をしつづけた。
一本の細い糸よりも脆弱な可能性にすらすがりたいと願った彼女を、誰がせめることができるだろうか。


「好きだったよ、浜面」


もう迷うことは嫌だから、麦野はあえて一つの嘘をつく。
この崩れいくものが過去になるのは本当はもうしばらく先。
けど、もうグラスの中は空だから、甘いジュースは飲めないから、温くて冷たいグラスはもうたくさんだから。


麦野は早めの終止符を選択したのだ。


あんぐり、と顎をはずして固まる浜面。
きっと、今この時だけは彼の脳裏は麦野一色のことだろう。

あの、えっと。と、どもる浜面をしり目に、


「まぁ、こんな形とはいえ、一瞬でも自分だけに出来たんなら、悪くない結果よね」


彼には聞こえない声で、麦野は満足げにぽつりとつぶやいた。
837 :カラン、カラン、と。 [saga]:2011/04/10(日) 23:53:33.71 ID:ZnIrgOzs0
終り。お邪魔しました
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/10(日) 23:53:55.43 ID:7Unz7fDho
だうー、一番嫌な時間差攻撃が起きやがった……マジすまんorz
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) [sage]:2011/04/10(日) 23:56:27.79 ID:cSwr+PhIo
これは…良いな
こういう雰囲気好きだ
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/10(日) 23:59:23.45 ID:wueE+PxDO
>>837
綺麗な文章だな乙!
何故か出てこない滝壺に萌えた
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 00:02:07.12 ID:HsGfTD+DO
あれ直ったか?
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [!status ]:2011/04/11(月) 00:57:04.18 ID:ld0H97Bk0
多分直ったと思うので上インのような何かで3レスいただく

現在のサーバのご機嫌:ちょwwwおまwwww死ぬwww(LA:4.09033203125)
843 :sweet 1/3 :2011/04/11(月) 00:58:42.46 ID:ld0H97Bk0

 カーテンの隙間から漏れた朝日が顔面に直撃して、俺は目を覚ました。
 う、とベッドの上で身じろぎする。
 
 何か、甘い匂いが鼻をついた。
 昨日は例によって色々とあって、怪我こそしなかったけどとても疲れた。
 だから帰ってすぐに倒れるように寝てしまったんだけど、その時に何かこぼしたんだろうか。
 
 少し考えてみたけど、心当たりはない。
 そもそも、そういう類の甘さではないような。
 なんていうか天然モノっぽい、心地良いのに居心地が悪いような――

「……すぅ」

 …………………………………………………………。
 オーケー。落ち着け上条当麻。
 まずは深呼吸だ。ひっひっふーひっひっふー……ああやっぱこいつなんか甘い匂いが……
 じゃなくて。そうじゃなくて。

「んぅ……くー……」

 ……ベッド。そうベッドだ。
 昨日疲れて帰ってきたから、うっかりベッドで寝ちまったみたいだ。
 お陰でこんな事態になってるのか。ああ畜生迂闊だった。

 まあしかし上条さんを舐めてはいけない。
 この程度のイベント、記憶喪失後初めて寮に戻ってきたときに消化済みですのことよ。
 まずはゆっくりとインデックスから離れて……

 …………がっしり抱き着かれておる。
 てかんなに密着してたら色んなとこが当たってヤバイって!
 下の方の上条さんも朝だから目覚めちゃってるのに!!
 いやコレはあくまで朝のアレであって決してこんなツルペタに欲情しているわけでは

「……とう、まぁ……」

 寝言で名前呼ぶのやめてええええええええ!!!
 なんか卑猥だから! ちょっ、動くのもNGだって擦れてうおががががが
 落ち着けぇー上条当麻。こういうときは素数先生だ! 素数を数えるんだ!!
 えーと、――ダメだ分からん。素数って何だよ。
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 00:59:23.10 ID:JPPI2pqvo
>>742
直ってんのかそれww
845 :sweet 2/3 [sage]:2011/04/11(月) 00:59:54.13 ID:ld0H97Bk0

 てか現実逃避してる場合じゃねえ。
 このままインデックスが目覚めたらどうなるか分からないし。

 そしてそれ以前に上条さんの理性的なアレもある。
 ぶっちゃけ朝だからかなんか結構むらむら……じゃねえけどなんかこう……なぁ?
 いや「なぁ?」じゃねえよ! 駄目だから!! 俺の名前はジェントル上条!!
 こんな幻想は一刻も早くぶち壊さなければ!!

「…………ん」

 おぉう……頭をグリグリ押し付けてきおった。これはポイント高いでぇ……
 違くて! なんか一瞬青ピ的な何かが乗り移った!

 いかん! これはそろそろ本格的にマズイ!!
 まままずは後ろに回ってる手の指を一本一本解いていくとこから始めよう。
 起こさないようにそーっと、そっと……
 
 まあしかしアレだな。こんな場面を人に見られたら絶対誤解されるよな。
 超電磁砲の美琴とかに見つかったら確実にビリビリーって

「……で? アンタは何やってるのかしら?」

 そうそう、こんな感じに……
 …………落ち着け、落ち着くんだ上条当麻。いや無理だわ。
 なんで御坂がいるんだぁぁぁ!? 昨日の案件に御坂は関係してたか!?
 いや昨日の件は魔術サイドの問題だったし、神裂や五和ならまだしも御坂は何の関わりも

「上条当麻……あなたという人は」

「上条さん……」

 いやーもうコレ終わったわ。神裂キレてるもん。五和もなんか不穏な感じだもん。
 御坂もビリビリしてるし。あ、姫神と吹寄もいるじゃん。やっほー元気?
 お、新素材の魔法のステッキですよねソレ。そして吹寄さんはおでこDXですか。はははっ
 あー、不幸だああああああああああああああああ!!
846 :sweet 3/3 [sage]:2011/04/11(月) 01:00:55.20 ID:ld0H97Bk0



 ――――って。……夢オチかよ。
 まあ確かにおかしいとは思ったんですよ。そいつらのこと考えたら出てくるなんて。
 あーいつもどうりの浴槽だ。なんかもうベッドよりこっちの方が落ち着くな。
 住めば都ってヤツか。第二の故郷的なアレですよ。

「んぅ……」

 あーでも鍵閉めてなかったわー。疲れてたから忘れてたわー。
 はははーどうしますのんこれ。浴槽狭いから密着度ハンパ無いんですけど。
 こいつやっぱなんか甘い匂いがするなー。こう、頭をわしゃわしゃーってやってみたりして

「……ん? とう…ま?」

 あ、起きた。

 あーアレだ。せーの
 不幸だー

「がぶっ」
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/11(月) 01:02:15.99 ID:ld0H97Bk0
お仕舞い。上イン難しいよこれなんか違うよ。

>>844
さっき他所でやったときよりは大丈夫さ!
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 01:06:16.00 ID:8UtcJZRIo
>>847
リロード忘れた上に割り込みとかホント申し訳ない…
投下乙でした
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2011/04/11(月) 01:11:21.37 ID:eHwpKKDMo
>>847
乙乙
上インは確かに難しい
特にインデックスの心理描写がムズイ
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/11(月) 14:49:21.16 ID:aN/zK9YLo
夜勤明けのビールうめェェェェェェ

帰りの電車で滝壺似の女子高生が体調悪そうにしてたから助けてあげたんだけど、上条さんのようにフラグが立つことなんてなかった。おのれ魔術師。

というわけで、私の中のゴーストがささやいたので小ネタを
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/11(月) 14:50:05.24 ID:aN/zK9YLo
…まったく、みんなそろいもそろって、私のことを穀潰しだのただ飯ぐらいだのニートだのイングリモングリさんだの、ほんと失礼しちゃうんだよ!バンバンバンバン

わ、私だって年頃の女の子なんだから、あんなにたくさんごはんを食べちゃうのはちょっと気にしてたりもするかも。

それもこれもどれも、とうまの作ってくれるごはんやとうまの買ってくれるごはんやとうまと一緒に食べるごはんがおいしすぎるのがいけないんだよ。

あ、でも、とうまのつくるごはんもおいしいけど、オルソラのつくるごはんもおいしかったし、白い人がごちそうしてくれたときはいつも以上におなかいっぱいになって幸せだったし…ジュルリ

よ、よだれなんてたれてないんだよ!

べ、別に、私だって、好きでとうまにごはんを作ってもらったり、とうまにお世話をしてもらったりしてるわけじゃ…好きって、そういう意味じゃなくて、いや、そういう意味でもあることもないかもしれないんだけどっていまのは忘れてほしいかも!アワワワワ//

いつもとうまと一緒にいて、とうまのやってること見てるから、私の完全記憶能力をもってすれば、簡単なおそうじをしたり、簡単なごはん作ったりぐらいは朝飯前かも。フンス
たしかに、でんしれんじーやせんたっきーやそうじきーは苦手なんだけど。

…でもね、インデックスは、とうまが「私のためにいろいろしてくれる」ってことが、とってもとってもうれしいんだよ?
とうまってば、いつもいつもいつもいつもいつも、自分のことは省みずに突っ走って、私なんかのためにぼろぼろになって…そんなことに喜んじゃうなんて、私ってばシスター失格かも。

ほら、私って、人からそういう無償の好意を向けられた記憶はないから、そういうのはすごくうれしいのかも。べつに、相手がとうまだからというわけじゃ決して…ゴニョゴニョゴニョゴニョ



と、とにかく、だから、これからもずっとずっとずーっと、お世話をよろしくなんだよ、とうま!
覚悟してほしいかも。えへへ
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/11(月) 14:53:03.40 ID:aN/zK9YLo
というわけで、インさんは、決してただの大飯喰らいなだけじゃないんだよ!という妄想。

ついかっとなってやった。反省はしている。
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) :2011/04/11(月) 15:10:05.82 ID:AnxpUo6AO
乙!
インさんは俺が養う

まぁその滝壷似の子には浜面似の彼氏が居るんだよ。もげろ
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/04/11(月) 15:13:25.40 ID:YYw0QK6v0
現実の浜面似って、ただのDQNですの
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 15:44:18.63 ID:pVLqkXoK0
アニメのはまづらぁならイケメンだね
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/11(月) 16:07:07.60 ID:HsGfTD+DO
2レスもらいます
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/11(月) 16:07:41.62 ID:HsGfTD+DO

カサカサカサ

一方「ン……なンだァって、ェ」

ゴキ「」ヤァ

一方打止「「」」

打ち止め「きゃあああっゴキブリぃいいってミサカはミサカはヌメッと黒光りをする物体から逃れてみる!」

一方「」

打ち止め「うぇええってミサカはミサカはあなたに助けてほしい気持ちを……ってあれ?」

一方「」

打ち止め「目を開いたまま動かなくなったあなたにミサカはミサカは不安を覚えてみ……ってうあああっ近づいてくるよぉお!」

一方「」

打ち止め「黄泉川! 黄泉川ぁ! ってミサカはミサカは黄泉川の方に助けを求めて……って」

一方「」

打ち止め「今日黄泉川いないんだったああ! ってミサカはミサカはいよいよ絶望的!」

一方「」

打ち止め「あれ? 芳川? 芳川?! 芳川のすぐそばにゴキブリが歩いてるよ! ってミサカはミサカは平気な顔をしている芳川に恐れおののいてみたり!」
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/11(月) 16:08:17.87 ID:HsGfTD+DO

芳川「……あぁ、あまりにも堂々としてるから黄泉川かと思ったわ」フゥム

打ち止め「それはあんまりかもってミサカはミサカはまだ抜けきってない危機を恐れながらも、つっこんでみる」

芳川「私に頼らないでね。私は優しいんじゃなくて、甘いだけだから」

打ち止め「意味がわからないってミサカはミサカはいよいよ白目を剥きかけたあなたの頬を叩いてみたり!」ペシペシペシ

一方「…ゥあ」パチッ

打ち止め「あなた! やっと起きたのねってミサカはミサカは両手をあげて喜んでみる!」バンザーイ

一方「あァ……?」ボーッ

打ち止め「ミサカはミサカは黙ってキンチョールをあなたに渡してみる」オソルオソル

一方「ンゥ……?」

ゴキ「」ヤァ

一方「」

カチッ


――


黄泉川「なんで帰ってきたら家が半壊状態になってるじゃん?」ピキピキ

芳川「なんていうのかしら……」

打ち止め「これは尊い犠牲なのってミサカはミサカは目を逸らしてみる……」

859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/11(月) 16:12:23.46 ID:HsGfTD+DO
おわり
お目汚し失礼しました
最近ゴキ見てないんだけど、奴ら隠れてやがるのか……
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 16:17:37.56 ID:m5LZvZOIO
芳川は黄泉川のこと名前呼びだよ

しかしゴキ一匹に一方さん取り乱しすぎだろw
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 16:21:59.59 ID:HsGfTD+DO
>>860
そうだった…orz
ありがとう気をつける
862 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 16:24:39.92 ID:PTuRCHKDO

暗部なのに実はGがダメな人って多そうだww
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 17:13:13.38 ID:pqfSFmxn0
>>862
暗部とGは関係なくね?ww
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/11(月) 17:18:28.74 ID:GoM6dS2c0
>>862
つまり

「と、トラウィスカルパンテクウトリの槍ぃぃぃぃ!」
「こっちに向けンなァァァァ!」

とか

「四獣ニ命ヲ……ゴフッ」
「血を吐くほど嫌なの!?」

とか

「ごーき[ピーーー]ぃぃぃぃ!」
「体晶使いやがった!?」

とか

「お、俺のだーくまたーにじょーしきはつーよーしねぇぇぇぇぇ!」
「途中からうまく言えてないわよ」

とかが起こりうるのか
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage saga]:2011/04/11(月) 17:44:14.19 ID:L7BtHGGZo
未元物質の影響を受けて巨大化するG
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/11(月) 17:46:50.43 ID:VkNpLicAO
あわきんは
結標「ハイハイ、座標移動座標移動」
とクールに野外に追い出しそうだ
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/11(月) 17:59:49.51 ID:bSm/P/CAO
自分を座標移動させた際に、ゴキブリと零距離でこんにちはしたトラウマが云々
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/04/11(月) 18:38:16.26 ID:viis5+LBo
自分を座標移動させた際にちょうど自分の胃が出た位置に沖縄的巨大ゴキブリが云々
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/11(月) 18:47:19.69 ID:mY5A53s+o
かわいそうに…
このあわきんはリハビリが必要なようなので、うちで預かりますね
870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage !status]:2011/04/11(月) 19:01:18.23 ID:aL3Xcl/ao
>>869
そげぶ

現在のサーバのご機嫌:むむむ。ちょっと混んできました。(LA:1.5947265625)
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/11(月) 19:13:13.83 ID:7iKKKitDO
某作者信者がうざすぎる

類似の釣りスレ再利用しようとしてる書き手に絡みまくり
書いてもらってみたら面白いかも知れないだろうが
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/11(月) 19:54:15.78 ID:HsGfTD+DO
小ネタ1レスもらいます
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/11(月) 19:55:26.52 ID:HsGfTD+DO



一方「よっこらせっくすゥ」

打ち止め「」

一方「なァそこの……蜜柑取ってくンねェか」

打ち止め「う、うん蜜柑ね!ってミサカはミサカは何故かアルミ缶の上にある蜜柑を取ってみry」ハッ

一方「」ニヤリ

打ち止め「……はい蜜柑ってミサカはミサカは憮然とした気持ちを隠しきれない」

一方「ン……」ムキムキ

打ち止め「あなたは白い皮まで丁寧に剥くのねっ! てミサカはミサカは話の方向を変えてみる」

一方「もう一回言ってみろォ」

打ち止め「? あなたは皮を丁寧に剥くのねってミサカはミサカは何か怒らせるようなことを言ったのかなって不安になってみたり」

一方「そォいうンじゃねェよ……剥いてみるかァ?」

打ち止め「うん! ミサカはミサカはあなたの皮を丁寧に剥いてみたい! ってワクワクしてみる!」

一方「おォ……」ニヤニヤ


874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/11(月) 19:57:48.66 ID:HsGfTD+DO
おわり
お目汚し失礼しました
正直すまんかった
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 19:59:47.14 ID:2RGd0vNT0
おいこら火星セロリwwwwww
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/04/11(月) 22:02:29.26 ID:YqD6Dn8qo
おいこらセロリ
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/04/11(月) 22:13:54.16 ID:2fTr7lh0o
聞きたいが、ここでSS投稿ついでに自分のスレ宣伝してもいいのか?
や、自信があるわけじゃないが、おそらく過疎でね……

まぁ一人オリミサカがいることが原因の可能性もあるが。
……下手だからな可能性も大きいけどww
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 22:23:56.08 ID:9beX4JaSO
つ これから立てようと思うSSとかそういうの宣伝していけ-SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294926179/

まぁ、宣伝したいならこういうスレもあるよ
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(九州・沖縄) [sage]:2011/04/11(月) 22:44:31.31 ID:9hyQAN/AO
未現物質を受けて巨大化したGが
学園都市に大量発生するのを思いついたが
技術が無くて書けなかった・・・
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 22:58:08.41 ID:gJNx8cmHo
学園都市防衛軍結成だな

ペイルウィング一方通行
陸戦兵上条&浜面
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/04/11(月) 23:01:37.19 ID:tolB+ALho
レベル5勢なら一瞬で殲滅できそうな気もしないわけでもない
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 23:12:53.89 ID:HsGfTD+DO
ていとくんなら巨大ゴキブリホイホイとか作れるんじゃないか
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/11(月) 23:12:57.74 ID:GoM6dS2c0
>>881
1、周囲の建物が軒並み倒壊する可能性大
2、恐怖で演算に集中出来ない

どちらかの理由で参戦出来ないのさ、きっと。

ぶっちゃけまともに相対できそうなのって軍覇ぐらいじゃね?
あ、でも美琴が出してる電磁波でなんとか……ならないよなぁ……
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/04/11(月) 23:13:38.10 ID:ErQeaZvAO
超駆除砲(ゴキジェット)、害虫崩し(コックダウナー)とかイミフな電波が
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 23:15:42.23 ID:HsGfTD+DO
害虫都市……なんか違うな
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/04/11(月) 23:17:23.48 ID:eBL18MQ90
ちょっとGの話でもりあがってるところ申し訳ないけど
11レスほど投下させてください
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/11(月) 23:17:42.70 ID:VkNpLicAO
殺虫都市
888 :1/11 [saga]:2011/04/11(月) 23:18:12.92 ID:eBL18MQ90

後の面倒はミサカに押し付けて、自分は憧れのヒーローと作戦会議だって。

オバサン二人だのチビだのごまかして宥めるの大変なんだけど。

やれやれ。あの人、ミサカがいないとなんにも出来ないんじゃないの。

仕方ない。最後まで面倒見てやるか。今日だけだからね。

冷蔵機能付きのコインロッカーを開ける。

もちろん、普通のみたいに一日百円ってわけじゃない。

電気代とか上乗せされて、げ! 何この値段!?

後で絶対請求してやらなきゃ。

しかもミサカ小銭無いから自販機で崩さなきゃだし。

このジュース代ももちろん必要経費だよね? ヒヒ。一番高いやつにしよう。
889 :2/11 [saga]:2011/04/11(月) 23:19:07.98 ID:eBL18MQ90

さてさて、一人で持つには重い荷物だこと。

こんなにいっぺんに買ってどうするのかね。特売日にまとめてってことらしけど。

家には五人も人がいるんだし、交代でちまちま行った方が負担が少なくていいんじゃないかな。

あ、でも最終信号は流石に一人じゃ無理か。

黄泉川か芳川か……ミサカが付いててやらないと。

ん?

ああ、これは……

けけけ。今見ても笑いがこみあげてくるよ。

第一位がこーんなかわいらしいヒヨコちゃん目当てでふりかけ買っちゃうなんてさ。

……確かにかわいいけど。

これ、あのチビスケのために買ってやったんだよね。

わざわざ自分の財布から余分に札出してさ。

つまりアレ? 黄泉川じゃなくて、俺が買ってやったんだぞってこと?

黄泉川じゃなくて 俺 に 感謝しろよってことなのかな?

キモッ!

寒気がするね。
890 :3/11 [saga]:2011/04/11(月) 23:19:51.54 ID:eBL18MQ90

しかしまあ、見れば見るほどカワ……間抜けな顔してるよね、このヒヨコ。

最終信号にしたってこれでまんまと喜んじゃうんだから、同じオリジナルを持つ個体として恥ずかしいよ。

あ、そうだ。

コレって、あの人が最終信号を喜ばせるために買ってやったもんなんだよね。

じゃあ、ミサカが横取りしちゃうっての、どうかな?

あの人が帰って来た時に、ミサカが素知らぬ顔でこの子をいじってたら、あの人どう考えるかな?


――なンでコイツがアレを持ってンだ……ハッ!! まさか!

『おかえり〜番外個体。え? なあに? このダサいヒヨコ?』

『ミサカいらないから番外個体にあげる〜』

『って、ミサカはミサカは絶対零度の視線でヒヨコを一瞥しつつプリンに飛び付いてみる。プヒン(鼻で笑う音)』

とかいう展開になったンじゃねェのか……!? ――


……みたいな感じで超落ち込むかも!!!

あひゃひゃひゃひゃ! 我ながらナイスアイディア!
891 :4/11 [saga]:2011/04/11(月) 23:20:38.59 ID:eBL18MQ90

「おかえなさーい! ってミサカはミサカはあなたに飛び付いてみたりっ……て、あれ?」

一方通行にタックルするつもりで出迎えに来たらしい最終信号が、ミサカの前で急ブレーキ。

残念でした。あの人はいないよ。

「また迷子ーっ? どうしてどうして、あの人っていつもこうなのっ」

まったく、しょうがないな私のカレは、みたいな調子で、腰に手を当てて最終信号が言う。

別にあんたの恋人じゃないだろっての。

「むむ! 可愛いモノレーダーが反応している! ってミサカはミサカは番外個体がぶら下げるビニール袋の一つに狙いを定めてみたり」

な、何? 白いビニールなのに見破られた!? このヒヨコ、電波とか出てないよね!?

うわ、やめろ! それは、それはだめなんだってば! ふりかけよりプリンあるよ、プリン!!

「えーい! プリンよりまずはカワイイ物体の方が優先! ってミサカはミサカは団子より花な乙女を気取ってみたり!」

ちょ!! 破れる! ビニール袋にぶらさがるな!

って、あーあ……取られちゃった。
892 :5/11 [saga]:2011/04/11(月) 23:21:09.94 ID:eBL18MQ90

「うわー! かわいい! かわいいヒヨコが付いてる! ってミサカはミサカは目を輝かせてみるっ!!」

あ、あのね、最終信号。それはね、たまたまおいしそうなふりかけを見つけて、たまたまキャップにヒヨコが……

「あの人がミサカへのお土産に買ってくれたんだよね? ってミサカはミサカはズバリ言い当ててみる!」

えっ……

そ、その……

「絶対そうだ! 買い物メモにふりかけなんか無かったし、こういうことしてくれるのって、いかにもあの人っぽいし!」

うっ……このガキ、分かってやがる……

「うれしいなあ……帰ってきたら飛びついて頭撫でてあげよう。早く帰って来ないかなあ……」

……持ってっちゃったよ。

すっかり自分の物だと思ってる。

ま、その通りなんだけどさ。

あの人が、最終信号のために買ったもの。

それを正しい人物が受け取ったってだけの話。


……………………


………………………………チッ

893 :6/11 [saga]:2011/04/11(月) 23:21:39.26 ID:eBL18MQ90

「おかえなさーい! ってミサカはミサカはあなたに飛び付いてみたり!!」

「このクソガキ! いきなり杖ついてる人間にタックルかますンじゃねェ!!」

「そして思いっきり頭をぐりぐり撫でてあげたり!!」

「ひゃめろォ!!」

はいはい。御馳走様でした、と。

ほんとバカじゃないの。玄関先でじゃれ合ってんじゃないっての。

お互いの肌が恋しくて居てもたってもいられないのかなー? ヒヒヒ。

「どォ見てもこのガキがむやみに絡ンでるだけだろォが」

まんざらでもないくせに。幼女に迫られてご満悦ですか。あーキモイキモイ。

「……なんか、怒ってる? どうしたの番外個体?」

別に。あ、大事なヒヨコちゃんあんたの尻の下で潰れてるけど、いいの?

「ぎゃ! って、ミサカはミサカは今日コレクションに仲間入りした宝物を尻から救出してみたり!」

「……ソレは……」

「あなたからのお土産! ってミサカはミサカは満面の笑顔でヒヨコちゃんを掲げてみる!」

「……」

「うん? 気に入ったよ? ありがとう!」

「……」

「えへへ。でも、お礼はちゃんと言いたいしってミサカはミサカは頬を赤らめてみたり」

なんなの、その、なんか、語り合わなくても分かり合ってる感じ……


めっちゃくちゃきもいわ。
894 :7/11 [saga]:2011/04/11(月) 23:22:41.60 ID:eBL18MQ90

あーあ。何なんだろ。ばかみたい。

今日という日は最悪だ。

ミサカネットワークのせいで行きたくもない買い物に付き合うはめになるわ、

その流れで人助けなんつー柄にもないこと手伝わされるわ、

雑魚散らしの肩棒担がされるわ、

いつの間にかおいてけぼり食らうわ、

さらには重い荷物を一生懸命一人で運んでさ。

ばかばかしい。

それで、なーんにもしないで遊び呆けてた最終信号ちゃんにはヒヨコのご褒美ですか。

そりゃ、かわいいでしょうよ。最終信号は小さいからねー? ミサカと違っておっぱい小さいからねー?

あのドヘ〜ンタイ。

何なの。

ミサカにだってさ、ちょっとくらいさ。

いや、ヒヨコはいらないけど。

ヒヨコじゃなくて、そう、現金とかさ。

ダイヤのネックレスとかさ。

くれたっていいんじゃないの。

……そーおだ! コインロッカーとジュース代! 請求しないと!
895 :8/11 [saga]:2011/04/11(月) 23:23:11.25 ID:eBL18MQ90

おーい、第一位。ちょっと用事があるんだけど?

「でけェ声出すンじゃねェよ」

あらら、お姫様がおねむですか。これはこれは失礼しました。

「……オマエ、いつまでそンな態度取ってるつもりだよ」

これがミサカのデフォルトだし。

「そォか? ……そォいやそォだったな」

えっ……もうちょっと不機嫌なミサカを気遣ってよ……

「で、何の用だ」

ああ、そうそう。コインロッカー代。高かったから払って。

「……みみっちィ野郎だな」

ミサカあなたと違ってお小遣い少ないの。いいからちょうだい。五倍でもいいよ。

「やれやれ……財布取って来るから待ってろ」

あれ? 結構素直だね。金には執着がないのか。

しかし面倒臭そうに動くよね。闘ってる時からは想像つかないくらい。

あー、行きも帰りもまるでナマケモノだね。

「じっくり観察してンじゃねェよ、人の動作を」

だって、他に見るものないし。

「床でも見てろ。……ほらよ」
896 :9/11 [saga]:2011/04/11(月) 23:24:15.70 ID:eBL18MQ90

…………え?

なにこれ?

「金だろ」

じゃなくて、一緒に手渡して来たもう一つの方だよ。

「見て分かンねェのかオマエ」

んー?

そ〜〜〜だなぁ〜〜〜〜?

食玩のうさぎさん、かな?

「どォ見ても犬だろォが」

うん。わざと。

で、これ何のつもり?

「コンビニで見つけた」

で?

「ヒヨコ買った時にすげェ物欲しそうな顔してただろオマエ。だから犬でもやっとこうと思ってよ」

……

………………………………
897 :10/11 [saga]:2011/04/11(月) 23:25:48.71 ID:eBL18MQ90

あひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!! あっひゃっひゃっひゃ!!!!

「でけェ声を出すな!」

ばかじゃねえの!?

ばっかじゃねえええのおおおお!!??

「おい!」

ミサカがこんなので喜ぶと思ったんだ!?

ありがとぉ一方通行ぁ〜んとか言って飛びつくと思った!?

ぎゃはははははははっ!!!!!!


ありえないし!

ま・じ・あ・り・え・ねぇぇぇぇし!!

「…………」

あははは! は、は……あ〜ぁあ。

おっかし……

「いらねェなら返せ」

やだよん。毎晩踏みつぶすのに使うんだ。

「……そォかよ」
898 :11/11 [saga]:2011/04/11(月) 23:26:25.83 ID:eBL18MQ90

ふふ。さて、貰うもの貰ったし、ミサカもお風呂入って寝ようかな。

覗きに来る?

「……」

無視ですか。ま、いーや。じゃあね。

おやすみ〜


   ・  ・  ・



「チッ。ニコニコしやがって」

「笑いすぎだろ、アイツ」
899 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/04/11(月) 23:26:59.76 ID:eBL18MQ90
おわりです。


あ、Gの話続けてください
900 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/11(月) 23:27:35.43 ID:7m53PHDUo
新約の直後か?
番外個体可愛いよ番外個体
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/11(月) 23:30:38.57 ID:bSm/P/CAO
なにこの番外個体可愛すぎる
素直じゃないこのコンビ最高ですわドュフフ
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/11(月) 23:31:47.16 ID:twUHq5pDO
1番苦手そうな美琴が1番G対策出来てるんだな
見つけちゃっても向こうから逃げてくし、そもそも近寄ってこないし、駆除するのにも向いてるし
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/04/11(月) 23:50:50.14 ID:UqWx90b0o
>>902
出来てるからこそ不意の対処法を知らなくて更に苦手になってる可能性もあるな
毛虫がボトッて落ちて来たら大変なことになりそうだ
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/04/11(月) 23:57:57.67 ID:tXr4cmjjo
見つけ次第黒子が飛ばします。

「お姉さまに近づく下賤な虫ケラは容赦しませんの」
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/12(火) 00:05:30.99 ID:uz3Z9jVxo
>>904
そしてえんがちょ扱い
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/12(火) 02:09:44.28 ID:jvJ3o9eJo
学園都市の技術力をもってすれば高性能なGホイホイ・・・をも切り抜けるミュータント化したGがいそうだな
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/04/12(火) 02:12:14.57 ID:IwUZ4139o
どっかで未元物質他様々な異能を撒き散らす凄まじいGvs一方通行なかったっけ
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [saga]:2011/04/12(火) 02:20:48.03 ID:Q11A2ssd0
ありきたりなヤツで5レス貰う
ギャグ
909 :女神かどうかは知らぬ 1/5 [sage saga]:2011/04/12(火) 02:22:02.97 ID:Q11A2ssd0

上条「ああ、インデックスが泉に落ちてしまった」

エイワス「お前が落としたのはこの多飯食らいのシスター?
     それともこの空前絶後の多飯食らいのシスター?
     それともこの常識外れの多飯食らいのシスター?」

上条「普通の多飯食らいのでお願いします」

エイワス「正直者に言ったので三人全部あげよう」

上条「勘弁して下さいっ」ドゲザ



禁書「ああ、とうまに作ってもらったお弁当が泉に落ちてしまったんだよ」

エイワス「お前が落としたのはこの普通の弁当?
     それともこのとてもおいしい弁当?
     それともこのとても量の多い弁当?」

禁書「全部食べるかも!」

エイワス「欲張りにはあげません」

禁書「がぶっ」
910 :女神かどうかは知らぬ 2/5 [sage saga]:2011/04/12(火) 02:22:55.27 ID:Q11A2ssd0

御坂「ああっ、ゲコ太人形が泉に!」

エイワス「お前が落としたのはこの普通のゲコ太?
     それともこのラブリーさ10倍のゲコ太?
     それともこのゲコゲコ量10倍のゲコ太?」

御坂「ゲコゲコ量10倍のゲコ太で!」

上条(上位互換なのか……?)



黒子「ああっ、お姉さまが泉に!」

エイワス「お前が落としたのはこの超電磁砲?
     それともこの打ち止め?
     それともこの番外固体?」

黒子「あとお姉さまのお母上も落としましたの」

エイワス「欲望に正直だったので妹達もつけよう」

黒子「ああっ! お姉さまオーラの大インフレで私はあああああああ!!」

御坂ズ「……」ビリビリビリビリ

黒子「あふん!」
911 :女神かどうかは知らぬ 3/5 [sage saga]:2011/04/12(火) 02:23:51.62 ID:Q11A2ssd0

ステイル「っ、インデックスが泉に!」

エイワス「お前が落としたのはこのお前と出会う前のインデックス?
     それともこのアウレオルスと出会った時のインデックス?
     それともこの上条当麻と出会い救われた後のインデックス?」

ステイル「どのインデックスも僕を覚えていない……」



神裂「……」

エイワス「お前が落としたのはこの堕天使メイド服?
     それともこの堕天使エロメイド服?
     それともこの堕天使ハイパーエロメイド服?」

神裂「記憶にありません」

エイワス「よろしい。それなら全部あげよう」

神裂「いりません」

エイワス「不思議パワーで着せてあげよう」テロテロテー

神裂「こんのド素人がぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
912 :女神かどうかは知らぬ 4/5 [sage saga]:2011/04/12(火) 02:24:31.51 ID:Q11A2ssd0

一方「あ」

エイワス「お前が落としたのはこの普通のヒーロー?
     それともこのお前が憧れ続けたヒーロー?
     それともこの超エロカッコイイヒーロー?」

一方「アイツのかっこ良さを在り来たりの言葉で形容しよォっつゥのが無理だわ」

エイワス「キモッ」

一方「うぜえ」



打ち止め「あ、ってミサカはミサカはあの人をうっかり泉に落としちゃったり」

エイワス「お前が落としたのはこのクールな一方通行?
     それともこの深刻なコミュ障な一方通行?
     それともこの実はガチロリコンな一方通行?」

打ち止め「ええっと……ってミサカはミサカは……」

一方「本気で迷うの止めてくンねェ?」
913 :女神かどうかは知らぬ 5/5 [sage saga]:2011/04/12(火) 02:25:55.82 ID:Q11A2ssd0

芳川「あら、タ○ンワークが泉に」

エイワス「お前が就職したいのはこのありきたりで普通な職場?
     それともこの仕事量も多いけど給料も多い職場?
     それともこの給料は少ないけど仕事量も少ない職場?」

芳川「最後ので」

一方「即決かよ」



姫神「……」ボチャン

エイワス「お前が落としたのはこの極端に影の薄い姫神?
     それともこの存在感が究極的に希薄な姫神?
     それともこの空気キャラが板についてきた姫神?」

エイワス「……誰も気付いていないな」

姫神「結局。私の空気ネタで。オチ」
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/12(火) 02:26:39.69 ID:Q11A2ssd0
お仕舞い

姫神に謝れよ!
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/12(火) 02:37:28.82 ID:9XStvp/DO
姫神ごめんな!
ってなんでこっちが謝るんだ
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/12(火) 02:44:33.89 ID:jvJ3o9eJo
姫神と変換しても一発でできない!ごめんな!
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/04/12(火) 02:47:18.56 ID:Vre/mdUgo
姫神ごめん!マジごめんな!
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2011/04/12(火) 03:34:58.09 ID:0rC7WQ45o
ごめんn…ってお前も謝れよ!?
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/12(火) 07:51:53.78 ID:h0DcXHXDO
黒子可愛すぎるwwww
乙乙!
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/12(火) 11:32:23.75 ID:felJlVt0o
SSにおいてたまに――とかって使ってる文あるけどあれってどんな意味あんの?
スレチだけどスマソ
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/12(火) 12:38:26.94 ID:h0DcXHXDO
△△――説明――みたいに、△△の言葉をもう少し詳しくしたいけど、そのまま入れるのは……ってときとか
△△――●●。だと●●を強調って感じじゃないかな
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/04/12(火) 13:07:15.71 ID:7GNG8/1AO
“――”なんてSSどころかセンター試験で問われるような普通の国語表現だけどね

そうか、わかったぞ

より

――そうか、わかったぞ
の方が若干緊迫感がある感じがする

色んな使い方があるし感覚的なものだしちゃんと答えるのは到底難しい

923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/04/12(火) 13:29:02.20 ID:jOSp343AO
作中でAがBに説明しようとする事柄が、読者にとっては既知で省略したい時とかにも使うな
別場面を差し込んで時間経過を表したりして

A「では、お話ししましょう」

〜〜別場面〜〜

A「――というわけです」

こんな感じとか
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/12(火) 13:43:15.99 ID:felJlVt0o
>>921-923
thx
925 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/12(火) 14:55:44.91 ID:jvJ3o9eJo
――●●だけじゃなくて●●――って使い方もあるよな
どっちも意味は同じだけど
926 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2011/04/12(火) 16:34:06.77 ID:5Trd5Lfc0
※※――  ■■ ――●●
とか後に続く言葉をさき伸ばしにしたりする効果とかもあるよな
主人公級の登場シーンとかにも
色々あって使い勝手はダントツだからついつい使っちゃう
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/12(火) 17:31:05.39 ID:pDl0qniHo
しかし

――――一方通行

これは読みにくいのでやめていただきたい
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/12(火) 17:32:26.64 ID:jvJ3o9eJo
一が長いwwwwww
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [saga]:2011/04/12(火) 17:32:35.90 ID:NcQoQprAO
――8レスくらいお借りします

*座標通行風味
*通行止め風味

まったり
930 :結標「久しぶり」 [saga]:2011/04/12(火) 17:34:53.53 ID:NcQoQprAO
打ち止め「ねぇねぇ、せっかくの良いお天気なんだから、外に出ようよ!
ってミサカはミサカはアナタに訴えてみる!」

一方通行「めんどくせェ」

打ち止め「むきーっ! てミサカはミサカは出不精なアナタに憤慨!」

一方通行「めんどくせェ」

打ち止め「じゃあ良いもん! ミサカ一人で遊びに行くもん!
ってミサカはミサカは過保護なアナタをけしかけてみる!」

一方通行「誰が過保護だァ……チッ、しょうがねェ……」

打ち止め「わーい! ってミサカはミサカは計画通りに事が進んだのを喜んでみたり!」

一方通行(段々腹黒くなってねェか……コイツ)
931 :結標「久しぶり」 [saga]:2011/04/12(火) 17:36:46.17 ID:NcQoQprAO
一方通行「でェ? どこに行きてェんだ」

打ち止め「新しくオープンしたっていうカフェに行ってみたいな
ってミサカはミサカはMNW情報で仕入れたネタを披露!」

一方通行「カフェねェ……」

??「あら、一方通行じゃない」

一方通行「……お前は……」

結標「久しぶり。相変わらず愛しの幼女引き連れてるのね? ロリコン」

一方通行「グループ解散以来かァ? 相変わらず露出狂なんですね」

打ち止め「お友達? ってミサカはミサカは尋ねてみたり」

一方通行「ンな訳あるか」

結標「一方通行と友達とか寒気がするわ」

打ち止め「お友達なんだね! ってミサカはミサカは納得!」

一結「「話を聞け」」

打ち止め「ミサカは打ち止めって言うんだよ、ってミサカはミサカは自己紹介!」

結標「え、えぇ……私は結標淡希って言います。よろしくね、お嬢さん」ニコッ

一方通行「よろしくすんな」

打ち止め「そうだ! これから新しいカフェに行くんだけど、アナタも一緒にどうかな?
ってミサカはミサカは提案してみる」

結標「一方通行がカフェ(笑)」

一方通行「ぶっ飛ばすぞ」

結標「そうね……申し訳ないんだけど……」

打ち止め「」ウルウル

結標「行くわ! 行かせて貰います!」

一方通行「www」

一方通行「結標、お前ショタだけじゃなくてロリにも弱ェンだな」ヒソヒソ

結標「私はショタコンじゃないってば! ただ子供好きなだけよ」ヒソヒソ

打ち止め(あの人に女の人の友達が居るなんて意外だよね、ってミサカはミサカは調査の必要性を感じたり……)ジー
932 :結標「久しぶり」 [saga]:2011/04/12(火) 17:37:56.11 ID:NcQoQprAO
ヤッシャイアセー

店員「ご注文お決まりですか?」

打ち止め「ミサカはメロンクリームソーダと妹達オススメの、森のどうぶつたちのダンス!」

一方通行「アイスコーヒー。ブラックで」

結標「紅茶のストレート、とチーズケーキ一つ下さい」

店員「かしこまりました。少々お待ち下さい」



一方通行「で、お前はあンな所で何やってたンですかァ? 小学生の下校時間にはまだ早いぞ」

結標「ショタコンネタしつこいわよ! 買い出しよ買い出し。居候の身だからね、手伝わないと」

打ち止め「耳が痛いお話……ってミサカはミサカはもっとヨミカワのお手伝いをする事に決めたり」

―――

「ヘクチッ! 風邪ひいたかもしれないんだよ……」

―――
933 :結標「久しぶり」 [saga]:2011/04/12(火) 17:39:12.43 ID:NcQoQprAO
一方通行「お前まだ居候の身なのか?」

結標「うん。そろそろ学校に復帰しようと思ってるんだけどね」

打ち止め「学校ってどこなの?ってミサカはミサカは聞いてみたり」

結標「霧ヶ丘女学院よ。わかるかしら?」

打ち止め「お姉様の所と同じくらい名門学校だよねって
ミサカはミサカはやっぱりMNWで仕入れた知識を披露!」

結標「お姉様……あぁ、超電磁砲のことね」

打ち止め「お姉様のこと知ってるの?」

結標「う、うん……一応ね」

一方通行「顔見知りだよなァwww」

結標「うるさいわよ一方通行」

打ち止め「?」
934 :結標「久しぶり」 [saga]:2011/04/12(火) 17:40:13.38 ID:NcQoQprAO
店員「お待たせ致しました」コト

打ち止め「わぁー! やっぱり生で見るとすごく可愛い! ってミサカは大感激!」パァア

一方通行「名前からしてすごかったが実物もまたすげェな……」

結標「これは、どう考えても子供以外頼めないわね……」

一方通行(妹達は見た目的にアウトだと思うんだがなァ)

打ち止め「ん〜♪ おいしい! ってミサカはミサカは落ちそうな頬を支えてみたり……」

一方通行「甘ったるそ……」

打ち止め「甘いものは生きる活力になるんだよ! ってミサカはミサカは哀れなアナタに助言してみたり」ビシッ

結標「やっぱり一方通行は甘い物嫌いなのね」

一方通行「好きじゃねェな」

打ち止め「ほらほらそんなこと言わないであ〜ん……」

一方通行「や め ろ」

結標「打ち止めちゃん、この人ロリコンだからそんなことすると危ないわよ?」

一方通行「殺す」

打ち止め「ミサカはこの人がロリコンでも気にしないよ!」
935 :結標「久しぶり」 [saga]:2011/04/12(火) 17:42:16.37 ID:NcQoQprAO
結標「あらあら……調教済みって訳かしら」フフフ

一方通行「お前もう本当に喋るのやめて」

打ち止め「それがまだなの、ってミサカはミサカは」

一方通行「お前も喋ンなァ!」

結標「そんなに怒らなくたって良いじゃない……ほら、あーん」

一方通行「なンの真似だ」

結標「私のチーズケーキ。甘さ控えめで美味しいわよ」

一方通行「いらねェよ」

結標「ほらほら、遠慮しないであーん!」

一方通行「ったく、しつけェヤツ……」パク

結標「どう? どう?」

一方通行「……悪くねェ」

結標「全く、素直に美味しいって言いなさいよ」

一方通行「うっせェ」

打ち止め(ミサカ……空気?)
936 :結標「久しぶり」 [saga]:2011/04/12(火) 17:43:32.71 ID:NcQoQprAO
結標「今日は奢って貰っちゃって悪かったわね。今度、何かご馳走するわ」

一方通行「別に大したモンでもねェよ」

結標「じゃあね、打ち止めちゃん。今度ゆっくりお姉さんと遊びましょ」

打ち止め「あ、うん。ってミサカはミサカは了承してみたり」

一方通行「ダメだ」

結標「過保護過ぎるのもどうかと思うわよ……?じゃ、私買い出しの続き行くからー」バイバイ

一方通行「過保護じゃねェ。じゃあな」

打ち止め「またね!」バイバイ
937 :結標「久しぶり」 [saga]:2011/04/12(火) 17:45:04.02 ID:NcQoQprAO
一方通行「さて、俺たちもそろそろ帰るぞ」

打ち止め「……」

一方通行「打ち止め?」

打ち止め(ヤバいヤバいヤバい!淡希お姉さんと、この人めちゃくちゃお似合いだったよ!
ってミサカはミサカは焦りまくり!)

一方通行「オイ」

打ち止め(大体あんな元同僚の女友達キャラ卑怯だよ卑怯すぎるよって、ミサカはミサカは嘆いてみる)

一方通行「オーイ」

打ち止め「ミサカはミサカは……負けないんだから!!」ブルブル

一方通行「……訳わかんねェ」

―――

番外個体「ミサカだって負けないんだから!!」ガバッ

芳川「……どうしたの?」

番外個体「もうヤダ……」ゲンナリ
938 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/04/12(火) 17:46:24.08 ID:NcQoQprAO
以上です。

あわきんが好きすぎる
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/12(火) 18:35:50.75 ID:ccGhTihAO
しれっと嫉妬電波を受信してる番外個体かわいいペロペロ
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/12(火) 18:48:02.93 ID:jvJ3o9eJo
打ち止めが嫉妬→嫉妬電波を受信した番外個体がアプローチかける→その様子に打ち止めが嫉妬→それを受信した(ry

という永久ループの可能性を打ち止めと番外個体は秘めている
ともかくあわきんかわいいよあわきん
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(空) [sage]:2011/04/12(火) 18:50:18.77 ID:D6jZCySlo
3レスほどいただきますね。

アイテム勢をメインで書くのは初めてなので、色々とミスってたら御免。
おっさん向け特撮ネタです
942 :わんだば [saga]:2011/04/12(火) 18:51:15.62 ID:D6jZCySlo
「ねえ、名前変えない?」

「は?」

 電話女の予想外の一言に固まる麦野。

「だから、『アイテム』じゃなくて、別名」

「なんで」

 特にこだわりがあるわけではないが、言われるままに変えるのも癪だ。
 そもそもそんな素直で殊勝な性格ではないのだ、第四位様は。

「まあ、要は、別名で動いてみないかって話ね」

「いや、わからないから」

「なんだ、第四位も大したこと無いのね」

「ああ? 回線越しにでもその嗄れ喉に一発ぶち込んでやろうか?」

 超電磁砲ならハッキング能力活用して出来るような気がする。そして、超電磁砲に出来て原子崩しに出来ない道理はない。

「まあ落ち着きなさいな。そんな話じゃないわよ」

 結局まとめると、「アイテム」の名が売れすぎて、色々とやりづらい部分もある。そこでわざと別名で行動して攪乱してはどうか、

という上からの提案らしい。

「馬鹿馬鹿しい、そんな攪乱に引っかかる奴がどれだけいると思ってんのよ」

 例えば「グループ」、あるいは「スクール」。どれもこれもその程度では攪乱どころか暇つぶしにもなりはしない。
 それでも、電話の女は告げる。
 元々、そんなレベルの相手を想定した話ではない、と。
 レベルが低くても……羽虫とて、数が揃えば煩わしい。だったら、虫の数を減らしてしまえ。そういう話なのだ。
 麦野からすると、そそられる話ではない。正直つまらない。
 が、ある意味必要であることも理解する。
 レベルの高い少数精鋭よりも、有象無象の木っ端の大群が危険になる場合も確かにあるのだ。

 それに、電話女が示した名前が全く気に入らなかった……と言えば嘘になる。
943 :わんだば [saga]:2011/04/12(火) 18:51:44.24 ID:D6jZCySlo
「M・A・T?」

「Monster Attack Team だと!?」

「浜面は超黙っててください」

「いや、でもこれって、MATだろ。ウル○ラマンだぞ、帰ってきた、ジャックのほう」

「それがどうしたって言うのよ」

「ちっちゃいとき、隊員になりたかったんだよ。格好良くてなぁ」

「超ヲタです、キモヲタです、さすがは浜面ですね」

「結局、友達がいないからテレビばっかり見てたって訳よ」

「決めつけるなよっ! 子供はテレビ見るだろ? 男の子はヒーロー好きだろ?」

「……ヒーロー好き?」

「そうだよ。な、滝壺はわかってくれるよな」

「……うさぎさんもヒーロー好き……あくせら×かみじょう」

「滝壺さん!?」

「大丈夫だよ、はまづら。私はそんな腐男子なはまづらも応援してる」

「違うですよ!?」

「いい加減に黙る。それとも黙らせる?」

 麦野の言葉に一同の口が閉じる。

「Monster Attack Team なんかじゃねえんだよ、はまづらぁ」

「じゃあ、一体何なんですか、麦野。超気になります」

 MUGINO'S Attack Team 通称MAT

 一同の目が点になった瞬間。麦野は得意そうに説明している。
 ああ、そうですか。とおざなりに頷く絹旗。
 大丈夫、私はそんなネーミングセンス皆無のむぎのを応援している、と滝壺。
 じゃあ、私は麦野にアタックするね、とフレ/ンダ(余計なことを言ったため)

 因みにMUGINO Attack Team だと、麦野を倒すことになってしまうので注意。

 次に車を調達するときはジープにしよう。そしてバズーカを用意しよう、と浜面は心中に深く期するのだった。
 勿論、カーステから流れるBGMはワンダバである。

 そして実戦。
 MATは強かった。浜面がノリノリだった。超浜面だった。体晶浜面だった。ハマヅライダーだった。
 バズーカ担いでジープを走らせる浜面の顔は輝いていた。
944 :わんだば [saga]:2011/04/12(火) 18:52:38.52 ID:D6jZCySlo
 アイテム改めMATの活躍は続き、時は過ぎ……
 やがて、とある事情から麦野が引退するハメとなった。
 痴情のもつれとか、浜面滝壺との三角関係とか、レベル0に敗れたとか、鮭の中にアニサキスがいたとか様々な噂が飛んだが、実情

は定かではない。
 あと、フレンダがフレメアになった。にゃあ。

「新生アイテムの超リーダー、絹旗最愛です」

「応援してるよ。きぬはた」

「つまり、新生MATだよな?」

 浜面の希望は次の瞬間打ち砕かれる。

「とりあえず超終了です」

「なんだとっ!?」

「超当然ですよ。これからはKINUHATA'S Attack Team 通称KAT あるいは、SAIAI'S Attack Team 通称SATです」

「SAT……トリプ○ファイターか……」

「特撮ヲタは超黙ってください。キモいです」

「ヲタなはまづらは応援できない」 

 頼みの綱の滝壺にさえ見放され、何も言えない浜面。

「では、この電話が掛かってきたら新生アイテム、通称SATの超初仕事です」

 言い終えると同時に電話である。

「はい。SATです」

「ああ、MAT? 仕事があるんだけど」

「超待ってください。私たちはSATです。もうMUGINO'S Attack Teamじゃありません」

「それは知ってるわよ」

「じゃあいいですね。私たちはSATです」

「何言ってるの? MATでしょう?」

「なんでMATなんですか」

「MOAI'S Attack Team」


 後に絹旗最愛は語る。
 それが、暗部を抜けて学園都市に刃向かう切欠だったと。
945 :わんだば [sage]:2011/04/12(火) 18:53:10.37 ID:D6jZCySlo
以上、お粗末様でした
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/04/12(火) 18:58:44.04 ID:YyQDoEGAO
>>940
通行止め派を根こそぎ撲滅する設定だよなw
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/12(火) 21:36:36.95 ID:vLbTGbfzo
>>927
うるさいやいうるさいやい
投下した後に気付いてマジ自分でも笑っちったよホント・・・
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/04/12(火) 21:38:34.07 ID:WgYLdmUw0
乙!
この浜面さんと一方さんは分かり合えるそんな気がする


>>946
一方さんが打ち止めを可愛がって満足させればいいんだから無問題だ
やったねセロリ!打ち止めちゅっちゅする口実ができたよ!
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/04/12(火) 23:25:13.99 ID:bpwyd1WAO
>>940
その可能性に気付くとは、やりおるわい
ということでそれをネタにして書いてみてはいかがでしょうかと懇願してみる
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/12(火) 23:57:30.18 ID:D+7WVmr/0
新約四章から不気味な電波を受信
未読の人は気を付けて

仲良しの浜面と一方通行のネタだよー


2レスだよー




「……巻き込んだ俺が言うのも何だけど、あの子は良かったのか」

「どのガキの事を言っている」

「ええと……歳は10歳くらいで、髪は茶髪のショートヘアで、全体的に能天気っつーかぶっちゃけ馬鹿っぽそうゴキュフワ!?」

浜面が突然変な音を出したのは、一方通行が彼の鼻を摘んで軽くひねったからだ。

「……そのガキなら心配はいらねェ。あそこにゃ俺の連れがもォ一人いたからな」

「お、親御さん……? 今運転中だって事には気づいてますかね?」

一方通行は舌打ちして指を離しながら、

「トンネル、か……あ……?」

離した指に、何かが一緒にくっついて来た。



鼻だ。



「は!?」
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/12(火) 23:58:48.00 ID:D+7WVmr/0

「あ!? なンだこりゃ!? 鼻!? なンで俺の指に鼻……」

一方通行は思わず運転席の男の顔を見る。

彼は右手でハンドルを操りながら、左手で顔の中心を隠していた。

「み、見るな!! それは何でもない! 俺は何でもないんだ!」

「何でもねェって事はねェだろ! オマエ鼻取れたぞ!」

「取れてねえ! 俺の鼻は正常だ!!」

「じゃァ今俺の指に挟まってンのは何だ!」

「そ、それは……クッキーだよ!!」

「クッキー!?」

「突然腹が減った時のために鼻に引っかけておいたんだ! 食うか?」

「いらねェよ!」

「そ、その、ぱ、駆動鎧だけど、第一位の能力があれば、ちゃちゃっと解決できるもんじゃねえのかよ」

「その気になりゃあ戦闘機と追いかけっこできるがな、俺にもできる事とできねェ事があンだよ」

「俺の鼻の辺りをじっと見ながらそういう事を言うな。とにかく、今はその能力は当てにならねえって事だな!?」

「トンネルは条件が悪いっつってるだけだ。あとコレどォすれば……」

「同じ事だろ」

浜面はタイヤを半ば空転させるような恰好で広いバイパスへ合流し、

「こいつ(2ドア)で仕掛けるしかねえって事はな!!」

「俺の手の中には2ホールの空いた物体が」



おわり
952 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/13(水) 00:07:47.49 ID:9nbdjACVo
ゴリケルジャクソン思い出した
953 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/13(水) 00:18:11.83 ID:g8UqVSAIO
シ/兵 面
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/13(水) 09:12:28.60 ID:Hw1U3a91o
乙です
2レスほど借ります
久々に漫画を読んでたら変な電波を受信したのでやっつけで書いてみました
SS初心者なので変なところが多々あると思います
ここをこうしたら良いなど言ってもらえると助かります
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/13(水) 09:13:08.27 ID:Hw1U3a91o
ここは裏新宿
新宿の路地裏をずっと行った先にあると言われる、
新宿の「裏側」とも言える日本のスラム街。
この街の片隅で今にも死にそうな顔をして倒れてる二人がいた。

土御門「上やん…腹が減りすぎて死にそうぜよ……」
上条「奇遇だな土御門……俺もだ……」
土御門「もう3日も水しか飲んでないぜい…」
上条「言うな土御門…余計腹が減る…」
土御門「大体、上やんが財布落とすからこんなことになってるんだにゃー!」
上条「それを言うならいつもいつも不幸な俺に財布を預けた土御門のせいだろ!」
土御門「なにぃ!やるかぁ!」
上条「おぉう!やってやりましょうかぁ!?」
土御門「……」グヌヌ
上条「……」グヌヌ
土御門「……やめようぜ上やん……腹が減るばかりぜよ…」
上条「ああそうだな…それにこんなことしたって虚しいばっかりだしな……」

??「お〜いそこの二人」

上土「ん??」
??「ほれ!余り物もらってきただけやから遠慮せんでええで!これ食べ!」
上土「おおおおお」パク
??「いやたくさんあるから手まで食わんといてくれるかなぁ……」

上条「」バクバクゴクゴク
土御門「」バクバクゴクゴク
??「」ポカーン
上条「いや〜食った食った」
土御門「まさか食い物恵んでもらえるとは思ってなかったぜよ」
??「あはは、君ら今にも死にそうな感じやったからね」
上条「ははは……おっと、そういえば自己紹介がまだだったな。俺は上条」
土御門「俺は土御門だにゃー」
??「ワイは……そうやな青ピとでも呼んでくれ」
上条「そうか。よろしくな!」
土御門「でもどうしてあんなところを通ったんだにゃー?あそこは路地裏で人目も付    きにくい場所ぜよ」
青ピ「いや〜ちょっと仕事の方で用事があってやなぁ」
上条「仕事?あんなところに用事があるなんてもしかして俺たちと似たようなことか   な」
青ピ「そういやお二人さんは普段はどんなことしてるん?」
土御門「俺たちは奪還屋をやってるにゃ〜」
青ピ「奪還屋?」
上条「ああ、奪られたら奪りかえせ!」
土御門「通称『GetBackers』だにゃー!」
青ピ「へぇ〜。今までどんな仕事をしてきたん?」
上条「そうだな〜。例えば――」

この出会いがすべての始まりだった。

956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/13(水) 09:14:10.23 ID:Hw1U3a91o


上条「『幻想殺し』って知ってっか?」


土御門「世の中にはあんたらのちいせえモノサシで測れないものなんていっぱいあるんだぜ?」


ステイル「君たちか、いつになったらうちのツケを払ってくれるのかな?」


オルソラ「あらあら、一か月ぶりでございますね」


神裂「二人とも、仕事を持ってきましたよ」


浜面「滝壺には指一本触れさせねえ!俺が守ってみせる!」


滝壺「はまづら……」


御坂「よく言うわ!兄貴をその手で殺したくせに!」


一方通行「……積荷を返してもらうぜェ、依頼人が待ってるンでなァ」

―――――――――――――――――
キャスト
美堂蛮:上条当麻
天野銀次:土御門元春
工藤卑弥呼:御坂美琴
赤屍蔵人:一方通行
王波児:ステイル=マグヌス
水城夏実:オルソラ=アクィナス
冬木士度:浜面仕上
音羽マドカ:滝壺理后
通りすがりで最終的にぼこぼこにされるおっちゃん:青髪ピアス

以下未定
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/04/13(水) 09:15:02.84 ID:Hw1U3a91o
以上です

なんか変にスペース空いちゃってる部分がありますね……
また何か変な電波を受信したら書いてみようと思います
ちなみにこれの続きは考えてないです
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/13(水) 10:31:27.38 ID:yqG4gpwz0
青ピェ……
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/13(水) 18:20:34.78 ID:GtHPj69bo
復活したしすっげー沈んでるのでage
960 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga sage]:2011/04/13(水) 18:33:41.74 ID:WOKJafHAO
投下も無さそうだし次スレも近いって事でお約束を改変したものを

 [闇咲さんとのお約束]
・投下する時は名前欄にタイトルや総レス数、人を選ぶネタには注意書きを記載するべきだ。べ、別に読み手の事を大切にしている訳ではない。
・新刊のネタバレ解禁は公式発売日の翌日に。地域で発売が異なる事も考慮せよ。フライングでネタバレした場合は、開戦の狼煙を上げん。
・ここは複数の書き手が書いていくスレなので、安価作品は避けて欲しい所だ。
・投下間隔は30分くらいは空けて欲しい。前の人の投下直後だと、流れてしまい勿体無い。じっくりと感想を考える時間を取るべきだ。決して前の人を大切にしているからではない!
・毎月中旬は接続できなくなる事があるかもしれないが、数日で元に戻るから心配する事は無い。つまらない事で挫折はするな。
・荒らしや不審人物には透魔の弦、即ちスルーを推奨する。出来ない者には断魔の弦だ。
961 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/04/13(水) 18:54:25.43 ID:4JXl3Z7X0
>>960
>決して前の人を大切にしているからではない
ツンデレワロタwwwwwwww
962 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(島根県) [sage]:2011/04/14(木) 00:26:25.64 ID:7XwvbYBKo
スパロボとのクロス考えてたら浮かんだ物を書きたいので
3レス程度もらいますよ
963 :今度は何の略だ!? [sage]:2011/04/14(木) 00:27:21.51 ID:7XwvbYBKo
上条当麻は焦っていた。
いつもの不幸(ラッキースケベ)に見舞われていたのだが、
状況が状況だけにいつも以上に焦っていた。

帰宅中に街中で御坂妹に出会い、話をしていたのだが、
そこに通りがかった車のミラーに御坂妹の服が引っかかり、
まるでコントのように衣服がすべてはぎ取られてしまった。なぜか下着も。

上条「幸い、人通りが少ない通り。すぐに路地裏に隠れたから見られてはいないが、ここも人が来るかもしれない…」

上条「服を貸してやろうにも、今は夏……着ている物が少なすぎて貸すに貸せない……」

上条「服を取りに行こうにも、御坂妹をこの状態でここに一人にしては行けない……」

上条「一体どうすれば……」

御坂妹「こんな美味しい状況なのに、手を出すどころか、こちらから視線をそらすアナタにガッカリです。とミサカは体を隠しもせずに言います。全裸で」

上条「いや、隠せよ! 恥じらえ!」
964 :今度は何の略だ!? [sage]:2011/04/14(木) 00:28:13.54 ID:7XwvbYBKo
御坂妹「恥じらったほうが貴方はアナタは萌えるのですね。とミサカは呼吸を止めて顔を赤くしながら呟きます」

上条「変な努力をするな! この状況を打開する方法へ努力してくれよ!」

御坂妹「……携帯で誰かに連絡をすればよいのではないのですか? 例えば、お姉様とか。とミサカは渋々アイディアを出してみます。全裸で」

上条「いや、残念だが今、携帯は壊れてるんだ…だから、使えな……って、御坂妹。お前の携帯を使わせてくれ」

御坂妹「一糸纏わぬ全裸のミサカが携帯を持っているとでも? …もしかして、どこかに隠してると思ってるのですか? とミサカは呼吸を止めて更に顔を赤くしながら呟きます」

上条「思ってない! 思ってないから、そんなことっ!! 」

御坂妹「ハッ!……MNWでの会議の結果、思いつきました」

上条「おぉ、頼もしいなMNWっ!!」

御坂妹「今回のケース、下着のチラ見せだとか、屋内でのシャワーシーンとは比にならない屋外での全裸サービスカットです。とミサカは状況を冷静に分析します。全裸で」

上条「そ、そうだな」

御坂妹「非常にダイナミック」

上条「……あぁ、たしかに、なんていうか、ダイナミックなサービスカットですね……」

御坂妹「ダイナミックサービスカット……敢えてそうは呼びません。とミサカは切り捨てます」

上条「?」
965 :今度は何の略だ!? [sage]:2011/04/14(木) 00:29:02.83 ID:7XwvbYBKo
御坂妹「ダイミサカ! とミサカはドヤ顔で名乗ります」

上条「ダイミサカ?!」

御坂妹「……」

上条「……」

上条「……で解決策は?」

御坂妹「ダイミサカの前に付ける四文字造語が思いつきません。とミサカは頭を悩ませます。全裸で」

上条「解決策を考えろよぉぉぉっぉぉ!」


結局、MNWによる連絡で服を持ってきてもらいました

……うん、ただ「ダイミサカ」って言ってみたかっただけなんだ。済まない。

- おわり -
966 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/14(木) 00:39:12.12 ID:G95MsLvM0
裸身痩好(らしんそうこう)
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/14(木) 01:19:52.50 ID:DWIlW0yDO
ここって、クロスはアウアウ?
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/14(木) 01:29:50.85 ID:MiLyiaQBo
注意書きすればいいんじゃねー
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/04/14(木) 01:39:58.99 ID:kpjP6YvY0
>>471の人来ないかな
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/14(木) 01:46:30.97 ID:DWIlW0yDO
それじゃ、6レスくらいもらいますね

戯言と超電磁砲のクロスをば
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/14(木) 01:47:56.37 ID:DWIlW0yDO
「佐天……さん? 何よ……それ……は?」

どこまでも朱い空間の中、御坂美琴は立っていた。

「それ?」

何を言っているのか、まるで分からない。
そういった表情の少女。

しかし、美琴は彼女を見てはいない。
彼女の足元に転がる、ボールのようなそれから。
目を離す事が、出来なかった。
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/14(木) 01:49:08.29 ID:DWIlW0yDO
「佐天さん、答えて」

俯いたままで、美琴は呟いた。
目の前の少女に聞こえなくてもよかった。
ただ、何かをしていないと崩れそうだった。

「佐天? はて、誰の事ですかね?」

目の前の少女はケタケタと笑い出す。

「……いいから、答えなさいよ!」

憤りから、美琴の言葉に力がこもった。

「うるさいですね……。まあ、いいですよ」

これの事ですよね。
甚だ迷惑そうな声色で、そう言って、目の前まで蹴り飛ばされたそれは。

「…………」
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/14(木) 01:50:53.34 ID:DWIlW0yDO
分かりきっていた事。
否定したかった事。
けれど。

朱く彩られた花が舞う。

「初春さんを……!どうして……!?」

「どうでもいいでしょう。これから死に逝く貴女に関係あります?」

けんもほろろに言い放つ。
974 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/14(木) 01:51:48.66 ID:DWIlW0yDO
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。
ケタケタケタケタケタケタ。



笑い声が響く。
975 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/14(木) 01:52:45.63 ID:DWIlW0yDO
「随分簡単に言ってくれるわね?」

美琴は目を閉じた。

「学園都市、第三位『超電磁砲』<レールガン>に勝てるとでも思ってるわけ?」

「初春さんの仇、討たせてもらうわよ!」

御坂美琴は、構える。
かつての友人に向かって。
指先にコインを掴んで。
976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/14(木) 01:53:27.98 ID:DWIlW0yDO
それを。

「名乗られたなら、こちらも名乗りませんとね」

まるで、なんとも思っていないように彼女は笑う。

「零崎唳織、学園都市風に決めるなら『有耶無耶』とでも言いますかね」

零崎唳織は笑う。





「さあ、零崎を初めましょう」
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/14(木) 01:54:24.60 ID:DWIlW0yDO
以上で終り

思いつきだから、粗が目立つなあ
そのうちスレ立てて書きたい、うん
978 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/14(木) 02:16:56.53 ID:Cp41bZ8Io
戯言シリーズわかんないけど興味でてきた、乙
979 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/14(木) 02:30:02.79 ID:HztVA8iDO
1レスもらいます
980 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/14(木) 02:31:11.12 ID:HztVA8iDO


 見るからに幸の薄そうなウニヘッドの少年、上条当麻はいつものようにスーパーからの帰路に立たされていた。袋から覗くは、とても一人では食べきれないほどの大量の食料。上条はちらりとそれを横目で見ると、はぁと大きな溜息をついた。

上条「もし、インデックスが俺と同い年だったらなぁ……」

家事の手伝いだってしてくれて、噛みつくなんてこともしなくなるんだろうなぁ……とありえもしない幻想を思い描く。いやしかし、こんな考え方も出来るのではないか? 買い物袋を握る右手に目線を落とした。

上条「こっちの世界が幻想なんてことも? それなら――」 

上条「そげぶ!」パリンッ
ってそんなこと、あるわけないか」テクテク

上条「ただいまーっ」キィ

女「おかえりなさいなんだよ、とうま」ニコニコ

上条「」

女「お洗濯ものなら畳んでおいたから、確認してほしいかも」ニコニコ

修道服の上からでもわかる出るとこが出て引っ込むところは引っ込んだ抜群のプロポーション。すっとした鼻筋に、ちょこんとした桃色の唇。大きな瞳。
一度見たら間違えようのない、美女。
知らない、こんな知り合いはいない。
しかし彼女の光を織り込んだかのような銀髪に、見覚えがあった。

上条「インデックス……?」

イン「なに言ってるの? とうま、あたりまえじゃない」クスクス


―――


上条「という夢を見たんだ」キリッ

イン「……今のわたしは不満ってことかな?」ニコリ

上条「」

イン「ちょっと許せないかも! 覚悟するんだよ!」

ガブーッ

上条「ふ、不幸だああああああ!」


981 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/14(木) 02:34:29.19 ID:HztVA8iDO
おわり
一方通行が男という幻想をそげぶしたかった
お目汚し失礼しました
982 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/14(木) 03:02:48.72 ID:Vw/14BwHo
>>981乙!
一方通行みたいにかわいい子が女の子なわけないじゃないか

ところで次スレは?
983 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/14(木) 03:46:53.10 ID:MiLyiaQBo
携帯みたいだし寝る前に次スレ立ててくるよ
984 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/04/14(木) 03:52:32.53 ID:MiLyiaQBo
どうぞ

▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-27冊目-【超電磁砲】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1302720595/
985 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/04/14(木) 03:58:15.59 ID:qUksfETJo
>>984
986 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/14(木) 09:52:24.02 ID:G95MsLvM0
1レス小ネタ投下

書いた俺もなんか違和感がある
誰テメェかもしれん
987 :上条「子萌せんせー」子萌「なんですか上条ちゃん」 :2011/04/14(木) 09:54:48.32 ID:G95MsLvM0
上条「えっと……ちょっとお話が」

子萌「補習はなくなりませんよ?」

上条「まだ何も言ってないのに!? いやそれはもう諦めてますから、ほんと」

子萌「諦めちゃダメだと思いますけどねー」

上条「うぅ……反省しております、はい」

子萌「では、気を付けて帰って下さいね」

上条「はい、さようなら…………って違う!」

子萌「?」

上条「あー……そのですね……」

子萌「あ、シスターちゃんの事ですか? んー……また危ない事に関わってるんですか、上条ちゃん」

上条「それも違う! ああもう、単刀直入にいきます!」


上条「結婚してください!」



当麻「」

小萌「」

上条「っていうのが二人のなれそめ?だって」

子萌「青ピのおじちゃんが言ってましたよー」

当麻「」

小萌「」
988 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/04/14(木) 09:58:35.31 ID:G95MsLvM0
上条:息子。双子の弟。色んな意味で父親似
子萌:娘。双子の姉。しっかり者

当麻:上条当麻。二児の父
小萌:上条小萌。旧姓月詠。二児の母
989 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage saga]:2011/04/14(木) 14:09:56.09 ID:3/De8SvZ0
>>988
一瞬どうなってるのか分からなかったけど面白かった
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/14(木) 14:24:08.80 ID:/ogd7z6bo
うめうめ
次スレもいっぱいおもしろいはなしが投下されますように
991 :>>986-988 [sage]:2011/04/14(木) 14:56:00.43 ID:G95MsLvM0
>>989
thx。しかし自分で読み返すとかなり凹む出来だ……即興は向かないと思い知った

小萌を子萌と書く誤字がわりとあったから思いついただけだしな
せめてもっと膨らませて書くべきだった
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2011/04/14(木) 16:02:16.27 ID:SLgK4Nyh0
そろそろ次スレくるかな
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/04/14(木) 16:05:32.28 ID:G95MsLvM0
>>992
>>984
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [saga]:2011/04/14(木) 16:09:45.41 ID:RkI5x/wAO
埋め代わりにネタを一つ



 この学園都市の人間は、最新技術に囲まれて生活している。


電気屋

アックア「いらっしゃいませーなのである」

黄泉川「さあて、新しい炊飯器を買うじゃん!」

芳川「また? もう十二台も持ってるじゃない」

黄泉川「炊飯器は日々進化を続けている。だから常に最新の物は手に入れなきゃじゃん」

アックア(どう考えても必要ないのである)


垣根「新しい冷蔵庫はどっこかなー」

心理定規「また新しいの買うの? 部屋が冷蔵庫だらけになるわよ」

垣根「なんか冷蔵庫に囲まれると落ち着くんだよ」

アックア(……悪趣味であるな)


ただ、進化するのは物だけではなく――

インデックス「やっと電子レンジが使えるようになったんだよ!」

神裂「私も、洗濯機の機能を色々使いこなす事が出来るようになりました」

上条「なら次はパソコンでも使ってみるか?」

神裂「うーん……興味はありますね」

上条「よし、じゃあ挑戦してみるか!」

インデックス「うん! 頑張るんだよ!」

――使う人間も同じように進化していく。


995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/04/14(木) 16:12:35.96 ID:RkI5x/wAO
あっ、埋めなのに上げちまったスマソ
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/04/14(木) 16:15:13.31 ID:slXq6Xhno

いい話だなー
埋め
997 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/14(木) 17:03:10.91 ID:bzQZzhFx0
そんじゃ埋めるなー
998 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/14(木) 17:03:40.60 ID:bzQZzhFx0

上条「待たせちまったみたいだな。だけど、もう大丈夫だ」

読者「!」

上条「ったく、みっともねえな。こんなつまんねえことでいちいち埋めてんじゃねえよ」

上条「――今からお前に見せてやる。お前の見ているこのスレには、まだまだ続きがあるってことを!」

上条「そして教えてやる。このスレは、これくらいじゃ簡単に、終わりはしないってことを!」

999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/14(木) 17:04:28.14 ID:bzQZzhFx0

上条「言ったろ」

読者「!?」

上条「お前が読んでるこのスレには、まだまだ続きがあるってことを」

読者「あ……」

上条「見せてやるってなあ!!」ゴドン!

読者(終わった……)

読者(これでもう、楽しいこのスレはおしまい、なんだ……)
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/04/14(木) 17:05:09.07 ID:bzQZzhFx0

上条「寂しいのか?」

読者「……、ぅ」

上条「切ないのか?」

読者「うう……ッ!」

上条「そう思うなら、このスレはまだ終わっちゃいねえよ」

読者「え?」


http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1302720595/


読者「あ、れ? 何で、ですか。おかしいじゃ……ないですか」

読者「だって、変ですよ。こっ、このスレは、終わりなんですよ?」

上条「確かに、新スレはちょっとお約束が違うかもしれないし、他の人がSSを書くかもしんねえけどさ」

上条「それでも、新スレがこのスレの続きだっていうことに変わりはないだろ」
1001 :1001 :Over 1000 Thread
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          | |:::.::.:.:.|,, ´∀`)  (・∀・ ,,).:.:.::.:::| |
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          |_|,.. '"              "'  .,|_|

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
風の中のスーバルー @ 2011/04/14(木) 16:54:14.27 ID:Le1Vp1NVo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1302767653/

同期の桜 @ 2011/04/14(木) 15:35:01.21
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4vip/1302762901/

トンキンだけどなにか質問ある? @ 2011/04/14(木) 14:52:51.88 ID:eD29W/0vo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1302760371/

大阪民国 @ 2011/04/14(木) 14:35:54.89 ID:yerueGp9o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1302759354/

光合成「これが能力か」 @ 2011/04/14(木) 13:06:00.04 ID:JaEWTb1SO
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書き込み中にチンポを引っ張られるスレ @ 2011/04/14(木) 07:03:37.91 ID:T/KOuXc6o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1302732217/

▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-27冊目-【超電磁砲】 @ 2011/04/14(木) 03:49:55.53 ID:MiLyiaQBo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1302720595/

今期アニメの原作どんだけ持ってる? @ 2011/04/14(木) 02:24:16.37 ID:2TsNAzaAO
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