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▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-33冊目-【超電磁砲】 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga !蒼_res]:2011/08/29(月) 22:03:36.21 ID:VCsw/wQmo
□このスレは「とある魔術の禁書目録」及びその派生作品のSS総合スレッドです
  「2chは規制されている」「スレを立てにくい」という方は当スレに投下をどうぞ
  SSの投下以外にも、感想や雑談・質問に相談・情報交換などにご利用ください

 前スレ
   ▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-32冊目-【超電磁砲】
   http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1311847989/

■このスレのルール――――――――――――――――――――――――――――――――――――■

 ・共用スレなので書きながらの投下は禁止です。必ず投下分を書き溜めてから投下すること
  また安価作品なんかはご遠慮下さい

 ・人を選ぶ内容(極端な欝展開やエログロ等)は事前に注意書きを
  差し支えなければカップリング等の大まかな説明などを書いて下さい

 ・別の人が先に投下している際は、終わってから最低でも30分は空けて投下すること
  連続して投下すると感想を書き難くなります。また当然ながら割り込んでの投下は厳禁です

 ・新刊のネタバレは地域によって発売日がずれる場合があるので、解禁は公式発売日の翌日からです

 ・荒らしは全力でスルー、またルールを守れない人等に対しても極力柔らかい口調で注意すること

■ここまで必読、以降のテンプレも読むこと――――――――――――――――――――――――――■

  >>2 その他注意事項
  >>3 関連スレ等
  >>4 過去のテンプレゲストキャラ
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1711617334/

【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:25:33.60 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459533/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:23:40.62 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459420/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/29(月) 22:04:38.61 ID:VCsw/wQmo
□注意事項

 ・>>950を踏んだ人は次スレを立ててください。無理なら再安価かヘルプ要請を
  可能な限り次スレを立てる前に「立てに行く」宣言をしてください。立てた後の次スレ誘導もお願いします
  宣言、スレ立てがしばらくなければ>>970を踏んだ人がお願いします

 ・認知度アップの為にage推奨です

 ・この板では、一部の単語にフィルターがかかっています
   例)「その幻想をぶち[ピーーー]!」(“殺.す”にフィルター)
  メール欄に半角で『saga』(←「下げ」じゃなくて「佐賀」)と入れると解除できます。他のメ欄コマンドとも併用可
  下記のスレで該当する単語などの詳細が確認できます
    パー速機能覚書・テスト
    http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1300351822/

 ・板の連投規制は25秒、1レス内での行数制限は80行です

 ・投下する時は名前欄にタイトルや総レス数などを書いておくと分かりやすいです

 ・書き込み失敗の表示が出ていても書きこめている場合があるからスレを更新して確認しよう


★これからスレを立てる人へ

 個別スレ立ての目安は100レス前後の風潮
 安価SSやエログロなどの要素が特に多いSSは個別に立てた方がいいでしょう
 この板ではスレ落ちは運営の手による手動です。自動では落ちません
 スレ処理はデータ削除ではなくHTML形式でログ化されデータ庫に格納されます。処理されたスレは元のURLから過去ログへの案内を開けます
 立て逃げや長期の放置スレ、板趣旨と異なるスレは処理対象になります。処理されても泣かない
 処理されてもデータ自体は残っているので再開するときは過去スレのURLなどをリンクしておくといいかも
 使い終わったスレは以下のスレで処理依頼をしましょう。1000に到達したスレに関しては報告の必要はありません

 ■ HTML化依頼スレッド Part2
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1310647825/
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/29(月) 22:05:31.36 ID:VCsw/wQmo
[ 関連スレ ]

 お勧めの禁書・超電磁砲SSを教えろください10
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1311336568/
  (スレタイどおり)

 ふと思いついた小ネタ(スレタイ含む)を書くスレ13
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1312023496/
  (書くまでもないor書くのめんどいネタなど)

 【禁書SS用】設定質問受付&禁書SSまとめwiki用資料作成所
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1296923909/
  (質問はこちらで)

 SS製作者総合スレ11
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314256848/
  (ジャンル不問)

 雑談しようぜ
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1294926897/
  (その他雑談総合)

 ▽ 禁書シリーズSS総合スレ避難所
 http://misaka-network.net/test/read.cgi/14510/1305988838/
  (外部の避難板)


 [ 関連リンク ]

 とある魔術の禁書目録U〈インデックスU〉公式サイト
 http://www.project-index.net/

 とある魔術の禁書目録 Index@wiki
 http://www12.atwiki.jp/index-index/

 自分用まとめ ◆「とある総合スレ記事一覧」
 http://asagikk.blog113.fc2.com/blog-entry-1515.html

 禁書SS@製作速報 まとめWiki
 http://www35.atwiki.jp/seisoku-index/


 [ 過去スレ一覧 ]

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-29冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1305/13059/1305991024.html

 ▽ 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-30冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1307/13078/1307804796.html

 【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-31冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1309/13096/1309616825.html

 ◇これ以前のログはこちらから
 http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/kako/1307/13078/1307804796.html#a2
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1307804796/4 (専ブラ用)
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/29(月) 22:06:01.54 ID:VCsw/wQmo
禁書「>>950!いままでのおやくそく一覧なんだよ!」

02 インデックスさん
03 小萌センセー
04 建宮さん
05 オルソラさん
06 キャーリサさま
07 フレンダさん
08 御坂妹
09 最大主教さん
10 舞夏さん
11 上条さん
12 白井さん
13 一方通行さん
14 土御門さん
15 絹旗さん
16 黄泉川せんせー
17 愛の伝道師・青髪ピアスくん
18 サーシャさん
19 姫神秋沙さん
20 御坂美琴さん
21 アックアさん
22 打ち止めちゃん
23 オリアナさん
24 麦のん
25 テッラさん
26 フレメアちゃん
27 闇咲さん
28 冥土帰しさん
29 テンプレ改訂のためキャラ無し
30 浜面くん&滝壺さん     
31 テンプレ改定のためキャラ無し
32 テンプレ改定のためキャラ無し
33 テンプレ改定のためキャラ無し

- - - - - ここまでテンプレ - - - - -
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2011/08/29(月) 22:15:39.33 ID:wfpBD19AO
いちおつ
そうかテンプレの内容が安定してないからキャラつかんのか

精錬されてきてる証拠でもあるが
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/29(月) 23:59:53.97 ID:fUGnx59SO
>>1
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/08/30(火) 01:47:00.67 ID:8C76i7Jmo
         \\
          (\\
           \\\
           (\\\\
           (\\\\\
            \\ | _________
( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\  |    ii´ ̄ ̄`i
  ̄ ̄( ̄ ̄//// ̄\ |..   !!_]     |        / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ̄(//// ̄\\.    {|======|-----、、  <  俺の>>1乙に常識は通用しねえ
    ".;"   (/(/// ̄|     |.     |    ||   \_____________
".;":         (/(/ |     !\.   |    |}
 .;".;": ..;".;;:  (/(...|     |\\   |    ||.;": ..;.;".;
   .;".:;"  ..  ;     |___{___\\..|____jj    .;".;": ..;.;".
.;".;"    .;".;             \\
   ゴ オ ォ ォ …… ! !      \\   ;": ..;.;".;":
          .;".;": _.;.;__       \\   ド カ ァ ン !
 .;".;": ..;.;".; ζ /_.;_/| .;".;"_ \\  .;".;.;".;":
.;".;": ..;.;".;": ;:'.;| ΓΓ | |;":从へ_/|  \\.;".;"_.;__..:
从へ从へへ从  ; ζ  | Γ从 | |;:.. |从Γ | |    \\ ∠___/|
    ( ⌒( ⌒ ) ζ | 从Γ | |.:;. |从Γζ.;"._ \\|ΓΓΓ| |
(   ⌒ ⌒  ⌒ );  | ΓΓ | |.;;::|ΓΓ | |  ( 从へ;: |从ΓΓ| |
 Σ( ⌒( ⌒ ) ζ  ( ( ) )⌒ ) ( 从へ从)_.;;:.;|Γ从Γ| |
 ( (( ( ⌒ )) )  从 Σ( ⌒(  从へ从) ∠___/|
Σ (( ( ⌒ )) ) )(( ⌒ ( 从へ从) .;".;:;|ΓΓΓ| |
 (( ⌒ ( ( ) )⌒ );:;   .;".;": ..;.;".;":|从ΓΓ| |
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sagee]:2011/08/30(火) 11:00:03.97 ID:Pn2m6BBs0

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/08/30(火) 21:37:04.98 ID:wBHXgm/DO
乙age
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/30(火) 22:52:06.83 ID:BpFmUAqAO
乙です!
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/30(火) 23:06:30.44 ID:ZuZwAhvu0
乙です!
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県) [sage]:2011/08/31(水) 00:18:29.13 ID:DAUQweSW0
ここで、反響よかったら続き書こうと思うんだが
良いですか?


自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/08/31(水) 00:18:34.31 ID:PuV7Tp6AO
乙です!
もしもドラクエ2の主人公が上条さんだったらで1レス


上条「ハーゴンをそげぶしてこいと言われローレシア城を追い出された…不幸だ」

スライムがあらわれた
トウマはスライムをそげぶ!10のダメージ!
スライムをたおした!

上条「サマルトリアの王子を仲間にしようと各地をさ迷っているが行き違い…不幸だ」

一方「やっと見付けたぜェローレシアの三下王子」

上条「サマルトリアの王子ってお前かよ!」

キメラがあらわれた
アクセラはてつのやりでこうげき!1519のダメージ!
キメラをたおした

一方「てつのやり&ベクトル操作でラスボスも余裕だぜェ」

上条「お前最強装備いらないんじゃね?」

一方「ところであんな所にゲコ太がいるんだが」

ゲコ太「ゲコー」

上条「怪しいな、このラーの鏡で」パキーン

ラーのかがみはくだけちった!

一方「なにしてンだテメェェェ!!」

ゲコ太「ゲコー!!」

上条「右手で触ったら鏡が割れた…不幸だ」パキーン

なんと ゲコ太は ムーンブルクのミコト王女だった!

美琴「一時はどうなるかと思ったわ」

一方「三人揃った所で」

上条「ハーゴンそげぶするぞー!」

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/08/31(水) 00:21:04.09 ID:PuV7Tp6AO
以上です
セブンスドラゴン2020でもこの三人でパーティー組めると思うとグヘヘですの
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/08/31(水) 00:26:12.53 ID:nOk9urneo
三下王子で何故か笑っちまった

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 00:28:15.50 ID:HscEjy0SO

ワイルドアームズでもこの三人でいけそうだな
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県) [sage]:2011/08/31(水) 00:29:32.32 ID:DAUQweSW0
序章なので、まだ禁書のキャラは出ません
それでもよろしければ読んでください

球磨川『学園都市』佐天「そうですよ」
[注意書き]
・超電磁砲×めだかボックス(といっても、球磨川以外本編には絡みません)
・球磨×佐天 少々
・基本、ハッピーエンドを目指す
・ここの、球磨川は生徒会加入後(なので多少丸くなってます)
・ちなみに作者の処女作なので文章が下手です
・もしよければ、意見をお願いします
では、よろしくお願いします

〜序章〜
ここは、箱庭学園の生徒会室
後継者の強化プログラムをサボってしまった、≪球磨川禊≫は生徒会室で一人、反省文を書かされているところである
球磨川『はぁ、久しぶりに一人の時間ができたというのに…』

『何の用だい……安心院さん?』

そういうと、いつ・どこから現れたのか分からないが、目の前に≪安心院なじみ≫が座っていた
安心院「つれないなー、僕が用も無いのに、君に会いに来てはダメなのかい?」
そういうと、安心院はくすっと笑ってみせた
球磨川『僕は早く仕事を済ませて、財部ちゃんとエロ本を買いに行かなくちゃいけないんだ。君に構っている余裕はないよ。安心院さん。』
球磨川は、予定がいっぱいという顔で安心院の顔を見る
安心院「僕と遊ばず、財部(ぼく)と遊ぶとは君はあいかわず面白いよ」
球磨川は、どうもっと言いたそうにニッコリ頷く
球磨川『そういえば、今日はもう一人の方はいないみたいだけど、また何か企んでいるんだろ?』
球磨川は、いつも安心院の近くにいる≪不知火半纏≫がいないことに不思議に思いながら詮索する
安心院「彼なら今日はいないよ。あと企んではいないが孕んではいるよ。そうだね、君の大好きな少年漫画の展開だと、ここで僕を倒さないと聞けないけど、今日は特別に教えてあげるよ」

安心院「主人公になりたいと思はないかい?」

いつもの調子で、中身の見えない言い方で安心院はつぶやく
球磨川『おいおい、よしてくれよ安心院さん。僕は少年漫画には憧れるが、
そういう病気は卒業したつもりだぜ。』
そういう病気というのは、中学二年生あたりが発病するアノ病気であろう
球磨川は、安心院の企みがいまだにわからないでいる

安心院はというと、ヤレヤレだぜと言いたげに首を横に振り
安心院「とりあえず頑張ってくれたまえよ」
と安心院は不敵な笑みを浮かべながらそう言った
球磨川『っ!!』
球磨川は突然のことで螺子を取り出すのが遅れ、目の前が真っ白に包まれた。

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県) [sage]:2011/08/31(水) 00:33:39.10 ID:DAUQweSW0
終わりです

続きまたは次回作に役立てたいので
よければ、コメントよろしくお願いします
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 00:42:10.22 ID:yoPFCZ4Eo
禁書スレなのに禁書キャラ出てきてないとはこれいかに
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/08/31(水) 00:45:17.26 ID:gD9wRp6Qo
30分ルールについては割り込まれた方だから何も言うまい

正直に言えば「分からん」というのが一番に思いついた感想
メインテーマも登場人物も何も見えてこず、タイトルからもメッセージが読みとれない以上は反応の付けようがないぜ

反響を知りたいのならさわりの1レスだけじゃなくて、せめて第一章第一節が終わるくらいまでは書いてほしいな
言うなれば起承転結の「起」の字の、最初の一画だけでどう反応すべきか、って話だよね

SSを書く上で、タイトルと最初の投下で読んでくれた人の心をいかに掴むかは最も重要なポイントだと言っていい
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(奈良県) [sage]:2011/08/31(水) 00:46:16.73 ID:DAUQweSW0
すいません

やっぱり、総合に行ったほうがよかったですかね

コメントありがたいです
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 01:03:05.47 ID:7FEygXaU0
レスじゃないのか……っていや、コメントでも意味合い的には間違っていないのか
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 01:08:55.82 ID:HN715JQ0o
ここが総合な件について
なんだ。言いたくはないが半年ROMってろ
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage saga]:2011/08/31(水) 01:33:07.43 ID:CcdvpAt2o
みなさん乙です
1レス
OPネタ


佐天「ゆ〜び〜ではぁ〜じくぅ〜」

初春「こ〜い〜ん見つめーた」

御坂「表ならGO(当麻)、裏はSTAY(黒子)。まず答えを聞かせて!!」ピィーン

くるくる

御坂「表来い!!表!!おもてぇえええええええ!!!」

ちゃりん

御坂「…………裏」

黒子「いよしゃああああおああああ!!!ねえええさまあああああああいただきますのぉおおおおおおお!!!」

御坂「いやぁあああああああ!!!!!」


子萌「ゆ〜び〜ではぁ〜じくぅ〜」

舞夏「こ〜い〜ん見つめーた」

インデックス「表ならGO(食べ放題)、裏はSTAY(もやし炒め)。まず答えを聞かせて欲しんだよ!!」ピィーン

くるくる

インデックス「表来てほしいんだよ!!表!!」

ちゃりん

インデックス「……裏」

上条「インデックス……」


建宮「ゆ〜び〜ではぁ〜じくぅ〜」

土御門「こ〜い〜ん見つめーた」

上条「表ならGO(神裂)、裏はSTAY(五和)。まず答えを聞かせてくれ!!」ピィーン

くるくる

土御門「さあかみやんの(デート)相手はどっちだ!」

とすっ

建宮「たっ、立ってるのよな!!」

土御門「じゃあ誰も相手なしってことで」

神裂五和「……」ガッカリ

上条「不幸だ……」
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/08/31(水) 01:34:17.96 ID:CcdvpAt2o
以上……と、いうよりふと思って書いたのでここまでしか浮かばなかった。
既出だったらごめんなさい
失礼しました。
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/08/31(水) 01:41:03.46 ID:JRWk12yK0
>>24 その理屈はおかしい
コインが立ったのなら両方って事だろ

これもこれで修羅場になりそうで不幸だが俺得ならばそれで良い
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 02:12:16.63 ID:SDwIiKpDO
コイン<どっちも却下
こういうことだろ
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/31(水) 03:13:35.51 ID:aER7w+ylo
2レスもらいうける

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
29 :一方通行「一週間だけオマエのふりをして学校へ行け…だァ?」 :2011/08/31(水) 03:14:32.98 ID:aER7w+ylo
上条「頼むっ!一方通行!!」

一方通行「何でオレがそンなことしなくちゃならねェンだ?」

上条「いやぁ、ちょっとイギリスに用事がありましてね…一週間ほど帰ってこれないんだ…」

一方通行「何回もそういうことあったンだろォ?今更オマエの振りしてまで学校行く必要ねェじゃねェか。」

上条「何回もあったからこれ以上休むわけにはいかないんですよ!!だから、頼むっ!!」ドゲザー

一方通行(土下座までされると断りづれェし、ヒーローには世話になったからなァ…)

一方通行「仕方ねェ三下。協力してやる。」

上条「ホントか!?いやぁ助かりましたよ上条さんはー!」
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30 :一方通行「一週間だけオマエのふりをして学校へ行け…だァ?」 [sage]:2011/08/31(水) 03:16:55.02 ID:aER7w+ylo

上条アパートにて


すでにイギリスへ飛び立った上条のアパートにいる一方通行は着々と自身を上条化した。
しばらくすると、髪の色を黒くし、髪型をツンツンにして、ベクトル操作で目の色素を濃くして黒い瞳にした一方通行がそこにいた。

一方通行(こンなもンか。)

一方通行(あとはあいつの行動パターンをマスターするか。)

一方通行(あいつは馬鹿で、お人好しで、馬鹿で、三下で、やたらと騒ぎに首に突っ込む奴で、三下で、ヒーローで…)

一方通行(それと不幸…それくらいかァ。)

一方通行(・・・)

急に鏡の方へ向かう一方通行。

一方通行「ンン、ン、あァー、あー、あぁー」

一方通行「よし…」

一方通行「その幻想をぶち[ピーーー]っ!!」キリッ

一方通行「…ってなァ。クカカ」

インデックス「鏡の前で何やってるんだよ、とうま」

一方通行「」

『ヒーロー』になりきった『悪党』の物語が今始まるッッ!

続かない
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31 :1レス麦のん [sage]:2011/08/31(水) 05:11:07.93 ID:zLJBuFyRo
麦野「おはよう、今日も早いわね。下っ端が板についてきたんじゃない? 感心感心」

麦野「え? ああ、朝御飯の用意もしてくれたの?」

麦野「お前に食べて欲しい……って、ば、ば……ばっかじゃない!」

麦野「ま……まあ、冷えたら不味くなるし温かいうちに食べなきゃね」

麦野「別にアンタが作ったから食べるんじゃないぞ、誰も食べそうになくて捨てるのがもったいないから私が一肌脱ごうっだけだ」

麦野「へ?」

麦野「ば……っか! 本当に脱ぐわけないじゃない! この腐れ×××野郎!」
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32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 06:22:15.48 ID:wfGJEnaX0
一方さんも麦のんもかわいいなぁ
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33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 06:26:28.93 ID:Kxk9I7WDO
>>30一番最後の文字が読めない

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34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/31(水) 10:18:31.27 ID:BsI00meFo
>>30

なるほどヒーローみたいなことを一方通行がやるんですね
続編期待してます!
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35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 16:11:20.33 ID:uUSKsyMDO
8月31日ですよ!


そんなわけで何レスがいただきます
携帯からなんで不具合あったらすみません
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36 :今日は何の日? [sage]:2011/08/31(水) 16:12:17.89 ID:uUSKsyMDO

「出掛けるぞ」
珍しく早起きのあなたは、珍しくいつも占領してる南側のソファじゃなくミサカの隣に腰掛けていて、そして小さな声で言った。
あなたからお誘いの声がかかるなんて初めての事だったからミサカはミサカは大興奮でおめかし。
首元のリボンと袖のフリルが可愛いブラウスに、大人っぽい黒いジャンパースカート。動くと裾から覗く赤いレースフリルが気に入って、あなたにおねだりしたお姫様みたいな服。最初はあなたは「そっちの方向にいくのか」って怪訝な顔をしてたけど、似合うでしょってクルリと回って見せたら結局買ってくれた。
着替えるのを待ってくれていたあなたもなんだかお洒落。いつものモノトーン調だけど今日は赤いベルトをしてて、なんだかお揃いな気分。

番外個体に自慢しようとしたら止められた。ナイショにしたいみたい。照れてるのかな?
黄泉川や芳川にも黙ってマンションを出る。でもいったいどこに行くのかな?



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37 :今日は何の日? [sage]:2011/08/31(水) 16:13:07.35 ID:uUSKsyMDO
まず入ったのはショッピングモール。オープンしたばっかりで、女の子に人気のブランドショップが沢山入ってることで評判なお店。行きたいって言ってたこと、覚えていてくれたんだ。
いつもなら目的のお店に一直線のあなたが、端から順番にまわってくれる。普段は絶対に入ってこないファンシーショップも一緒に見てくれて、ウサギのぬいぐるみを買ってくれた。
白いふわふわの毛の、ちょっと悪そうな赤い目のウサギはあなたそっくり。毎日抱っこして寝よう。そしたら怖い夢は見なくなるよね。

全部のお店を回ったら、けっこう時間が経っていた。お腹減ったよと訴えると、ショッピングモールから近いお洒落なカフェにつれてきてくれた。
あなたはBLTサンドとコーヒー、ミサカは日替りパンケーキとオレンジジュース。パンケーキはとろっとろのチーズとよく焼いたベーコンが乗ってて、メープルの甘い良い香りのするパンケーキとよく合って美味しかった。あなたはいつもミサカを子供扱いするけど、今日はなんだか女の子みたいに扱ってくれてる?

その後は大きな図書館。2人並んで本を読んで過ごした。読みたい本がいっぱいあって、そのうち来たいと思ってたから、連れてきてもらえて嬉しい。昔あなたがハマったっていうオススメのシリーズを読んでいたら時間はあっという間だった。吸血鬼の師匠が死んでしまう時には思わずトイレに駆け込んで泣いてしまったけど、あなたが心配してくれて嬉しかった。

図書館を出る頃には暗くなっていて、あなたと初めて行ったファミレスに入った。黄泉川の家からは遠いから滅多に来ないからなんだか新鮮。
注文して、料理が来るまでに気になったことを訊いてみた。


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38 :今日は何の日? [sage]:2011/08/31(水) 16:13:54.19 ID:uUSKsyMDO
「今日はどうして誘ってくれたの?」
今日は8月31日。
宿題に追われる可哀想な学生以外は、夏休み最終日を謳歌するために外へ出ている。
ショッピングモールも、図書館も人混みが嫌いなあなたにとっては、今日は絶対に近寄りたくなかった場所のはず。
「……」
あなたは目を丸くすると、すぐにそっぽ向いてしまった。怒らせちゃったかな?と不安になったけど、そうじゃないみたい。
「……オマエはさァ」
そっぽ向いたまま、ふてくされたみたいな声であなたが言う。聞いたことない、珍しい声色。
「バレンタインとかクリスマスみたいなイベントはいちいち大騒ぎすンのにさァ…」
そこまで言われてやっと思い出す。
今日は8月31日。
懐かしいファミレス。
2人だけで出掛けた理由。
ミサカが気づいたのを察したのか、あなたはそれ以上何も言わない。頬杖をついて横を向いているあなたがどんな顔をしているかはわからないけど、白い髪から覗く耳は真っ赤だ。

いろいろなことがあったけど、やっと、今日で1年。あなたが守ってくれて、1年。離れていた時期もあるけれど、一緒にいた時間の方が、きっと長い。辛かったこともあったけど、幸せだったことや楽しかった思い出に比べたら大したことじゃない。


「守ってくれてありがとう。今日からはミサカが守ってあげるね!」


ミサカの一言に驚いてこっちを向いたあなたの表情は、一生ミサカの宝物確定です。





ーーーーーーーーーーーー
後日。

番外個体「ねぇ、ネットワークにあった第一位のあの画像、マジモンなの?」
打ち止め「本物だよ?」
番外個体「あの画像がうpされてからミサカに流れてくる嫉妬がヤバいんだけど。羨ましいんだけど。羨ましくないけど!」
打ち止め「ふふふ、あの人があんな表情を見せてくれるのはこのミサカだけなのさ!って勝ち誇ったミサカはライバル撃墜のためにうpしたのだよ」
番外個体「そのうち刺されてもしらないよ?」

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39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 16:17:58.94 ID:uUSKsyMDO
以上です。

ありがとうございましたー。


ほら31日なんだから皆通行止めを投稿するんだ!
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40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 17:28:53.63 ID:4rYP5bruo

この板だとあまり見ないよな純正通行止め
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41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/08/31(水) 19:35:29.15 ID:SQfHFu320
>>40
浜滝と併せて、原作で充分にあるからな
需要はハンパないはずなんだが

それはそうと、>>37はダレン・シャンでFA?
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42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 20:21:26.78 ID:H7nRNJAJ0
ただいちゃいちゃさせるだけなら簡単だがいざ真面目に書こうとすると難しくて筆が止まる
それが通行止め

乙乙
打ち止めって夢見がちに見えて割と現実的で
一方さんって現実的に見えて割と夢見がちというかオトメンよな
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43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 20:41:01.63 ID:/o0hzpN60
乙乙です。

イラストでいちゃこらさせる分には微笑ましくていいけど、物語としてはイマイチ動かしにくいのかもね通行止めって。

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44 :sage [sage]:2011/08/31(水) 20:58:30.05 ID:+LVF6ZNAO
乙です
作者の力量問われるよな通行止め
俺は通行→止めシリアス書きかけて挫折した
一方視点だとのめりこみすぎて苦しくなっちまう
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45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 21:10:59.20 ID:EzfQPQNio
書きかけたが一方さんが打ち止め大事すぎてにっちもさっちもいかなくなった記憶がある
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46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/31(水) 21:13:53.40 ID:S6v3gaJqo
通行止めじゃないけれど、7レスほどいただきますね。

解釈によってはちょい欝かもしれん。




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47 : 黒子「絆ですの」 [sage saga]:2011/08/31(水) 21:14:29.29 ID:S6v3gaJqo

 今朝も目覚めると、お姉さまのベッドは既に空っぽでしたの。
 ここしばらくの間、お姉さまは学園都市第三位レベル5超電磁砲としての責務に追われているようで、まともに顔を見ることも出来ませんの。
 だけど、黒子はそんなことではめげませんの。
 お姉さまはお姉さまの努めを果たしていらっしゃるのですから、黒子は黒子の努めを果たす。それが筋というものですの。
 少しの間会えないくらいでは、黒子とお姉さまの絆は壊れませんの。
 第一、黒子が自分の為すべき事を忘れては、お姉さまに呆れられてしまいますの。

 まずは朝食を済ませて……
 あ、その前に、お姉さまのベッドの芳しき香りを胸一杯に吸い込みますの。これが一日元気の秘訣ですの。

 すぅー
 すぅー

 元気いっぱいですの。
 では、行ってきますの、お姉さま。

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48 : 黒子「絆ですの」 [sage saga]:2011/08/31(水) 21:14:55.91 ID:S6v3gaJqo
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 無事授業が終わって、ジャッジメントの時間ですの。
 支部では、皆さんが待っていますの。私が一番最後なんて、弛んでいる証拠ですわ。もっとしっかりしないと。
 こんにちは、固法先輩、今日も頑張りますの。
 え?
 いいえ、特に身体の調子が悪いとか、そう言ったことは……
 もしかすると、お姉さまに会えない寂しさが顔に出ているのでしょうか。それは注意ですの。
 初春? どうしましたの? 人の顔を変な風に見て、何か付いてますの?
 そうですわよね、何もおかしいところはありませんの。
 変な初春ですの。
 それでは、いつものようにパトロールに出かけて参りますの。ささ、行きますわよ、初春。
 
 そういえば、初春。最近佐天さんの姿も見ませんけれど、どうしましたの?
 え? そうですの。ジャッジメント支部が遊び場ではないと、ようやく理解してくれたんですの。
 考えてみればよい機会かも知れません、これでお姉さまももう少し遠慮して頂ければ……
 どうしましたの? 初春。
 もしかして、泣いてますの? 目に、ゴミ?
 ハンカチですわ、お使いなさい。
 本当に、どうしましたの? おかしな初春ですわね。





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49 : 黒子「絆ですの」 [sage saga]:2011/08/31(水) 21:15:23.91 ID:S6v3gaJqo

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 う。
 何処かで聞いた声。
 この声は、忌まわしき類人猿。
 はぁ……。でも、この方がお姉さまの苦しいときの支えになってくれているのは事実。
 その点に関しては感謝するべきですの。黒子の心はそんなに狭くありませんの。
 ですから、きちんと挨拶だけはいたしますの。
 ごきげんよう。
 なんですの?
 ええ、おかげさまで元気ですわ。お姉さまとのすれ違いが続いていることだけが残念ですけれど。
 なんですの、その目は。
 自分はお姉さまに会えているからって、そんな哀れみの眼差し。
 きええええええ! 許しませんの!
 
 もう降参ですの? か弱い殿方ですこと。そんなことではお姉さまの隣に立つことなど、百年経っても無理ですわ。
 むむむ、まさか、手加減とは申しませんわよね? 私を舐めているんですの?
 だって、まるで私に触るのを嫌がっているみたいに……
 嫌がっているんですの? 触ると拙い? どういう意味ですの。
 失礼な。人を病原菌みたいに。病原菌は類人猿のほうですの。
 あ、お待ちなさい。逃げるなんて、なんて卑劣な類人猿。
 もうあんな殿方とお姉さまのおつき合いを認めるわけには参りませんわ。断固、お姉さまを説得しますの。
 そうと決まれば寮に戻りますわ。時間もちょうど良い頃合いですし。





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50 : 黒子「絆ですの」 [sage saga]:2011/08/31(水) 21:15:51.29 ID:S6v3gaJqo

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 妹様ではありませんか?
 はい、お姉さまにはいつもお世話になっておりますわ。出来れば公私共々……
 妹様さえよろしければ……
 あう、指先からパチパチと聞こえるのはなんですの? 冗談ですの。
 はい、普通にお話をいたしましょう。
 ペットロス、ですの? ええ、聞いたことはございますわ。
 あ、そう言えば妹様は猫を……。
 違いますの? それは良かったですの。少し心配してしまいましたの。
 ええ、可愛がっていたペットを失った飼い主が悲嘆にくれるという話はよく聞きますわ。
 そうですわね、確かに、妹様の仰るとおり、人間関係でも似たようなことはあるかも知れませんわね。
 ええ、ええ。最愛の人が亡くなっても、その死が認められない人間もいますわ。
 まるで、サイコホラーですの。
 自分がそんな風にならないことを感謝しますわ。
 お姉さまも、妹様も、初春も、佐天さんも、皆、私には揃っていますもの。
 ……ここだけの話ですの。類人猿や、婚后光子もそうですわ。
 妹様? どうかなされました?
 そうですの?
 はい、それでは、失礼致しますわ、ごきげんよう。





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51 : 黒子「絆ですの」 [sage saga]:2011/08/31(水) 21:16:39.93 ID:S6v3gaJqo

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 おや。
 寮監の部屋から出て来るのは……食蜂操祈?
 どうしてこのような所に? 常盤台とはいえ、この寮とは無関係なはずですのに。
 用事を済ませて帰っていくようですけれど、寮監様にどのような用事ですの?
 あら、寮監さま。何かご用ですの?
 はい。……はい。……え? な、何を仰るのですか。
 この白井黒子、お姉さまのルームメイトを外れるくらいならこの場で切腹して抗議致しますわ。
 そもそも、ルームメイトになる条件としての成績高位の保持、ジャッジメントとの両立などなどは全てこなしておりますの。
 今更、約束を違えようとは、寮監さまとも思えませんわ。
 ……はい。ああ、そうですの。あくまでも案ですのね? 私たちの意思を尊重すると。いえ、私も先走って失礼致しましたの。
 ところで、今し方、食蜂先輩がいらしたようにお見受けしたのですが。ええ。
 はあ、悩み事ですの。……いえ、珍しいこともあると思いまして。
 一体どのような……あ、いえ、他人のプライバシーを知りたがるなんてはしたない真似でしたわ。申し訳ございません。
 はい。はあ、よろしいのですか? 私にそんな話を……。
 例え話、ですの?
 そうですわね。あの方の心理操作は、本気であれば私にも防ぐことは……。
 まさか、それはありませんわ。この白井黒子、お姉さまのことを忘れるなんて。
 たとえ心理掌握の全力を尽くしたとしても、私がお姉さまのことを忘れるなんてあり得ませんわ。当然ですの。
 私とお姉さまの間には、それはそれは強い絆がありますもの。
 例え記憶を奪われたとしても、絶対に思い出して見せますわ。
 ええ、そうですの。
 え、今まで? いえ、私が覚えている限り、食蜂先輩がこちらに見えたのは初めてだったかと。
 はい。わかりました。
 では、失礼しますの。





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52 : 黒子「絆ですの」 [sage saga]:2011/08/31(水) 21:17:30.81 ID:S6v3gaJqo

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ふう。
 今日も結局お姉さまには会えませんでしたの。
 ……あれ?
 ……何か、忘れてますの。
 お姉さまの姿を見ていないのはいつから……
 最後に見たのは……
 あら……
 え……
 今朝は見てない……昨日は……その前は……
 どういうことですの?
 何か、何かが……え、そんな……
 どうしてこんなことを……私は忘れ……
 ……っ!?
 お姉さま……お姉さまっ……
 お姉さまぁああああああっ!!!
 どこに、何処に行ったんですの!?
 そんな、黒子を置いて……そんなの、そんなの認めませんわ!!
 違う、お姉さまは常盤台のエースですの! そう簡単に……

 !!
 どうして貴女がここにいますの!
 食蜂操祈!!
 どうして貴女が……!
 どうして……?
 どうして?

 どうして、貴女は泣いていますの?





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53 : 黒子「絆ですの」 [sage saga]:2011/08/31(水) 21:18:00.79 ID:S6v3gaJqo

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 今朝も目覚めると、お姉さまのベッドは既に空っぽでしたの。
 




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54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/08/31(水) 21:18:36.19 ID:S6v3gaJqo

 以上、お粗末様でした




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55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 22:20:18.25 ID:uUSKsyMDO
乙!
しかし漫画でしか超電磁砲読んでないからまだ第5位拝めてないんだよなぁ
残念だぜ



>>41
そうです
あの夢オチ的詐欺シーンは泣いた
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56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 22:27:27.04 ID:Kxk9I7WDO

ですのが多すぎやしないか? と思ったが、黒子好きにはたまらんかった
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57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/08/31(水) 23:05:14.81 ID:PuV7Tp6AO
夏休みといえば…1レス


上条「宿題がまったく片付いてない…あと一日しかないのに、不幸だ…」

イン「とうま、こうなったら人海戦術なんだよ」

そして…

神裂「古文は私と闇咲殿が担当します、ステイル貴方は英語をお願いします」

闇咲「少年に恩を返せる時が来るとはな」

ステイル「僕は恩なんてないけどね…これ問題なのかい?」

美琴「理数系は私と妹達で担当するわ」

御坂妹「ミサカネットワークの真髄をお見せしましょう、とミサカはあの人の役に立てる機会に恵まれた事を感謝します」

海原「微力ながら僕もお手伝いさせてもらいますよ」

一方「なンでお前まで…いや、言わなくていいです」

打ち止め「ヒーローさんの役に立てるチャンスだよ!ってミサカはミサカはあなたを後押ししてみたり」

麦野「浜面、鮭弁買って来て」

絹旗「あとコーヒー超ダッシュで」

滝壺「がんばって、はまづら」

浜面「なんで俺いるのかと思ったらパシリかよ畜生!」

ヴェント「ちょっとー、世界史そっちにないー?」

アックア「私がやっているのである」

オルソラ「お夜食出来ましたよー」

五和「おしぼりもどうぞ」

上条(みんな…ありがとう)
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58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/08/31(水) 23:09:15.44 ID:PuV7Tp6AO
以上です
毎年8月31日は上条勢力+一方サイド・浜面サイドが全員集合してたりするって訳よ

お盆もあるからどれくらいの人数かは…
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59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 23:12:34.44 ID:4rYP5bruo

しかし筆跡が違い過ぎるだろwwwwww

>>55
画像は見たか? 見てないなら一回ははいむらーサイトなり画像検索なりで見るべき
俺は一目でズキュンと来た。……これが恋か
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60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/08/31(水) 23:42:55.09 ID:uUSKsyMDO
乙!
皆で宿題いいなwwww
混ざりてぇww


>>59
見たぜ!金髪のかわいこちゃんだろ!だが性格が掴めてないんだぜ…

コミック化はやく!
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61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]:2011/09/01(木) 18:55:23.42 ID:Vq4gB32io
この↓の部分に出てる奴っていつまで出てるん?
せっかくのSSに↓の文面が合わさって残念な感じになる事が多々ある
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62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/01(木) 19:39:15.79 ID:bO0xhsPbo
結論が出るまでだろ
内容が内容だから仕方ない
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63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 00:11:11.57 ID:PN69EPIu0
↓の自治なんとかが消えたら三主人公で禁書再構成しようかと思うんだけどいつ↓の自治なんたらは消えるの?
もうちょっと時間たっても消えなかったら諦めて書こうかとおもうんだけど
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64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 01:22:10.64 ID:wiOipi+M0
もうそろそろ消えるっぽいぜ
詳しくは自治スレで確認してくれルール確認のためにも
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65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/02(金) 03:10:34.55 ID:3nawduZDO
何か誰も投下しねぇな
ってことでage
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66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [saga]:2011/09/02(金) 14:14:08.11 ID:s+jwSGpa0
誰も来ないので3レスほど間借りします。
もしも上条さんの幻想殺しが妄想の産物だったら、というパラレル&ギャグです。

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67 :上条「その幻想をぶち殺す!!」インデックス「厨二病乙なんだよ」 1/3 [saga]:2011/09/02(金) 14:15:50.52 ID:s+jwSGpa0


「ここが学園都市、かぁ……」

俺の名は上条当麻。
ちょっと不幸なごく普通の一般高校生である。―――――この右手に宿ったチカラを除けば。
『幻想殺し』。
異能の力を全て打ち消してしまうこの右手は、悲しいことに俺の幸運や運命までもを悉く無効化してしまうらしい。
はあ、不幸だ。
だがその不幸も今日まで。この超能力者養成機関『学園都市』で、何としても俺はこの不幸を断ち切る方法を見つけだすのだ。


「ったく、アイツが帰って来るってのに今日に限って家に居るのが私とアンタだけとはね」
「仕方ありません、皆それぞれ外せない用事があったのですから、とミサカは弁明します」


おっと、さっそく第一・第二町人発見。どうやらお隣さんのようだ。
見たところ二人とも中学生のようだけど、………やけによく似ているな?

「こんにちは、初めまして。俺、隣に引っ越してきた上条当麻」

「あ、上条さん家の。……私は御坂美琴。ココん家の次女よ。で、こっちは双子の妹の―――――」

なん……だと……?
御坂(自称次女)の説明はまだ続いていたようだが、俺はそれどころではなかった。
隣に立っている御坂美琴そっくりの少女はよく見ると……まさか、まさか……

「『量産能力者計画』が、実用化されていただと………?」

何と言うことだ。
学園都市に七人しか存在しないと言われる超能力者、その内の一人『超電磁砲』。
彼女のクローン『妹達』を大量生産する計画は、既に実行に移っていたのか。

「お、おい御坂!他の妹達はどうしたんだよ!?計画では確か二万は生産される予定だっただろ!!」

「に、二万!?うちのママっていうか普通の人間が二万人も産めるワケないじゃない!そもそも双子だって言ってん―――――」

「まさか!!『絶対能力進化実験』に利用されちまってんのか!?」

「聞きなさいよ、人の話!!」

なんて言うことだ、なんて言うことだ、なんて言うことだ!!
俺が学園都市に来るのがもっと早ければ妹達は死ななくて済んだのに!!
俺が自責の念に駆られているとコツ、コツと足音とは違う何かをついたような音が聞こえてきた。
とてつもない焦燥に襲われ、後ろを振り返る。
今この状況で御坂と御坂妹を着け狙ってくる者。それは、それは……



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68 :上条「その幻想をぶち殺す!!」インデックス「厨二病乙なんだよ」 2/3 [saga]:2011/09/02(金) 14:17:13.64 ID:s+jwSGpa0


「大声出して何やってンだ、オマエら」

「やっぱりテメエの仕業か、一方通行!!」

白い髪、細身の身体、赤い瞳。
学園都市の頂点に君臨する最強の超能力者、一方通行。
自分勝手に絶対能力者なんて目的を立てて、妹達を惨殺していった張本人め!!

「おい美琴、コイツ誰だ?」
「隣に引っ越してきた上条さん家の息子らしいんだけど……私とこの子が双子だって言ったら計画がどうとか妹達がどうとか言いだして……」
「彼によればミサカ達は実は双子ではなく二万人子だったようです。他の一九九九九人は既に他界したようですが、とミサカは補足します」
「意味分かンねェ………」
「おや?こちらをジっと見てますよ。アルビノがそんなに珍しいのでしょうか、とミサカは気持ち悪いなコイツとドン引きしながらお姉様に相談します」

御坂達にあの一方通行が何か喋っている。
どう言うことだ?あれだけ妹を殺された御坂がそう簡単にアイツを許すとも思えねえし……
もしかして!!

「あ、あーっと……紹介するわね。コイツは鈴科。名字違うけど一応家族。ずっとアメリカに留学してたんだけど今帰って――――――」

「御坂と御坂妹に手え出そうとしてんじゃねえよ、この三下があああああああ!!!!」

「ええええええ!?紹介された途端に何殴ってんのコイツ!?」

ドガシャアアアア!と物凄い音がしたが、それどころではない。
コイツは触れるだけで人を殺せるチカラを持っている。
ベクトル操作……なんて恐ろしい能力なんだ!!






「だったらこの右手で攻撃するだけ!!」
「ちょ、杖ついてる人間相手にマウント取り始めたぞコイツ!とミサカは驚愕します!!」
「け、警察!!誰か警察呼んでええええええええ!!!」

いきなり殴ったかと思うと倒れた鈴科の上に跨りなおも殴り続ける上条当麻に、慌てふためく美琴達。
それもそうだ。
会ったばかりの人間がワケのわからないことをほざきまくった挙句、杖をついた人間相手に血が出るまで拳を打ちつけているのだから。
もう自分達では手がつけられない。あんなDQNを相手にしたら自分達までボコボコにされる。
誰か助けを呼ぼうと携帯に手を掛けた美琴は、次の瞬間かかった声に、ああメシアがやって来たのだと感じたという。

「―――――――また人様に中二病設定つけちゃって。何をやってるのかな、とうま?」

銀髪碧眼のその少女は、まさしく救世主そのものだった。



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69 :上条「その幻想をぶち殺す!!」インデックス「厨二病乙なんだよ」 3/3 [saga]:2011/09/02(金) 14:19:19.34 ID:s+jwSGpa0


「これはミサカ982号の分、これはミサカ983号の分、これはミサカ984号の――――――」

ゴフゥ、ゴフゥ!と相手が悲鳴を上げようがなお殴り続ける上条に、メシアは優しく声をかけた。
その声はまるで聖女のように優しく、穏やかであった。

「とうま。その人にもう戦意なんてない、止めるんだよ」

メシアの言葉に上条は、殴り続けるその右手を止め、そっと振り返る。
メシアは、ニコリと笑った。

「誰にだって誤りはある。その人は間違った道を選んでしまった後、引き返す術を知らなかっただけ。
 許してあげるなんて出来ないかもしれない。でも、その人に与えるべき罰は『痛み』じゃない。
もう一度やり直して何が正しいかを知るための『責任』だよ」

唇を噛み締めた上条が、跨いでいた鈴科の体からスクリと立ち上がった。
どこか悔しそうな表情は彼を一方的に責めてしまった自分にだろうか。
それとも、妹達の仇をとれなかったことに対する美琴達への申し訳なさだろうか。

「――――分か、った。もう、コイツは殴らない。………だが約束しろ、一方通行。もう二度と御坂妹達を手にかけない、実験は続けないって」

「え?………あ、うン」

「インデックスの言った通り、お前の受けるべき罰は実験への責任を負うこと、だ。これから先、御坂妹みたいなクローンがどう扱われるか分からねえ。
 ちゃんとお前が、護ってやれよ。―――――――じゃあインデックス、俺先帰るから」

「今日はとうやもしいなも遅いからご飯作っておいてね、とうま」






台風のような勢いで現れた上条が颯爽と去っていくのを見届けると、辺り一面に何とも微妙な空気が流れる。
特に初対面で唐突に殴られ、勝手に説教をされて約束まで強いられた鈴科には何が何だかさっぱりだ。

「何だったンだ……アイツ……」

「とうまはね、厨二病なんだよ。それも重度の。中学の時に事故で頭を打って以来ずっとああなの。
 そのせいでクラスでも阻害されてたから、お父さんの転勤を皮切りに引っ越してきたんだけど――――」

「それで会うなり勝手に設定付けられた、ってワケね」

「あれはとうまが妄想で作った世界に出てくるツンデレ少女とそのクローン、それにクローンを利用して無敵になろうとするライバルの設定だね。
 きっとピッタリの人間を見つけたもんだからこれ見よがしに当て嵌めちゃったのかも」

「何と言うハタ迷惑な……、とミサカはお前誰だと解説者に問いつつ感想を述べます」

「あ、私はとうまの家でホームステイしてる留学生。とうまの親戚なんだけど、何故か十万三千冊の魔道書を記憶するシスターってことにされてるんだ」

「親戚相手に目次みてェな名前まで付けやがって、馬鹿だろソイツ。大方この町の『学園都市』なンて名前に惹かれて妄想も広がったンだろォが……
 …………実際はただ学校が多く集まったから名付いた振興開発地なのによ」

「ホント、ご迷惑をお掛けするけど仲良くしてあげて欲しいんだよ。とうまの厨二設定には適当な厨二設定で返せば大抵会話は成立するから」


はあ……。
嵐が去ったことで溜まった疲れがドッと溢れ、思わず全員で溜息を吐いてしまった彼らは知らない。

「俺達を散々利用しやがってアレイスター!」と校長に殴りかかる彼を必死に止めたり、
「アイツの能力は俺の右手で抑えるから!」と立て篭もり犯に体一つで突っ込んでいく彼を助けるために奮闘させられたり、
魔術師と戦うのだと無一文でロシアに向かおうとする彼を馬鹿かアンタは!と叱り付けたり。

お人好しであるが故に、上条当麻の妄想に巻き込まれ頭を悩ませる日々が近い未来やって来ることに、彼らはまだ気付いていない。



――――――上条当麻の溢れ出て来る妄想の世界。彼はそれを『とある魔術の禁書目録』、と呼ぶ。




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70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) :2011/09/02(金) 14:19:59.08 ID:s+jwSGpa0
以上です。
上条さんが重度の厨二病患者で原作の設定が全部彼の妄想だったら、という話。
ちなみにインデックスという名前も彼が親戚相手に勝手に付けた設定。
お粗末さまでした。

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71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 14:35:24.13 ID:wiOipi+M0

もうこれが原作のオチでよくね
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72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 14:52:55.15 ID:+n74arqDO
美琴達がなんか新鮮で良かった
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73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 14:55:11.06 ID:JtZ7SlG8o
本編がフィクションてか上条さんの妄想なのかww
これはぜひ続き書いてほしい
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74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/02(金) 15:03:15.44 ID:+gAUpHLwo
こいつぁ疫病神だ

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75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) :2011/09/02(金) 15:08:46.94 ID:yQvpPel60
金髪碧眼のいとこにお隣さんが双子とアルビノってすげえ環境だww
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76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 15:13:32.33 ID:3nawduZDO
妄想ってことは…上条さんは無意識に自分はモテモテだと思ってるのか?

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77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 15:28:02.16 ID:dxKr7qJ8o
現実逃避の一種らしいから確証は無いが何かモテると思うのは厨二要素ではあるな…涙で前が見えねぇ
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78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 17:16:24.02 ID:dvtr0wFio
983発殴られて平然と受け答えする一方通行が頑丈なのか上条が弱いのか

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79 :一方通行「一週間だけオマエのふりをして学校へ行け…だァ?」 [sage]:2011/09/02(金) 17:53:25.76 ID:kqg09P4IO
4レス程もらいますね!
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80 :一方通行「一週間だけオマエのふりをして学校へ行け…だァ?」 [sage]:2011/09/02(金) 17:54:24.57 ID:kqg09P4IO
>>30の続き


インデックス「黙ってないでちゃんと答えて欲しいかも、とうま。」

一方通行(三下の野郎、この白シスターも連れて行ってるンじゃらねェのかよ…)

禁書目録「とうま?」

一方通行「いやァ、最近これ言ってなかったからちょっと発作で…」

一方通行(発作ってなんだよバカかオレはァァアアアアァァアア…)

インデックス「それなら仕方ないかも!それよりとうま、お腹減ったんだよ!」

一方通行(コイツがバカで助かったぜェ…)


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81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/02(金) 17:54:37.30 ID:ZW90707AO
その内上条当麻は仮の名前で真名は鳳凰院狂真だと言い出してもおかしくはないww
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82 :一方通行「一週間だけオマエのふりをして学校へ行け…だァ?」 [sage]:2011/09/02(金) 17:56:40.51 ID:kqg09P4IO
>>30の続き

夕飯後

インデックス「美味しかったんだよ!ごちそうさま!!」ゲプー

一方通行「お粗末さまでしたァ…」

インデックス「・・・」

一方通行「どうしたインデックス。オレの顔に何か付いてるか?」

インデックス「お腹減って気付かなかったけど、とうまにしてはいつもより顔がキリッとしてるし、声が違うんだよ!」

一方通行(…バレたか?さすがにベクトル操作で顔変形は勘弁だからな。声に関しては適当に風邪とでも嘘付いとくか。)

一方通行「悪い悪い、少し風邪気味で喉の調子が悪いんだ。」

インデックス「そうなの?風邪引いたとうまの声って誰かの声にとても似てるかも…」ムムム

一方通行(そういやコイツ、完全記憶云々とか三説に書いてあったな)

説明しよう!三説とは三下が三下から見た周りの人物や自分が大体することを纏めてくれた三下説明書を略したモノである!

一方通行(まァ…うン、ばれたらばれただ。仕方ねェ。)ウンウン

一方通行「気のせいじゃねェのか?つか、明日学校で早いからさっさと風呂はいって寝るぞ」

インデックス「むむむ、りょーかいなんだよ。」

不満そうな顔をしながらも渋々風呂へ向かうインデックスだった。
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83 :一方通行「一週間だけオマエのふりをして学校へ行け…だァ?」 [sage]:2011/09/02(金) 17:59:10.33 ID:kqg09P4IO
翌日の朝、登校中

一方通行(体が痛てェ…)ズキズキ

昨日の夜、三説通り風呂で寝ることになった一方通行はやはり体を痛めたのである。

一方通行(苦労してンなァアイツ…)シミジミ

さらに朝を三説通り何なくこなした一方通行は既に登校中なのであった。

一方通行(さてこっからが本番だ。本格的に三下化しとかねェとボロがでちまう。)

一段と気合いを入れ、三説をもう一度確認し直そうとした時ーーー

「ねぇねぇ!君可愛いねー!学校さぼって一緒に遊ぼうよぉ。」

「うぅ…いやです…やめてください…遊びたくないです…」

「いいからさー!今日一日くらいいいでしょ?ね?」

「うぅ…誰か…」

一方通行(・・・無視してサッサと学校に…)

三説『助けを求めてる人がいたら迷わず助けること!』キリッ

一方通行「…チッ」

一方通行「本格的な三下化実践編ってところかァ…」
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84 :一方通行「一週間だけオマエのふりをして学校へ行け…だァ?」 [sage]:2011/09/02(金) 18:02:22.00 ID:kqg09P4IO
一方通行「…」スタスタ

一方通行「オイ、そこのお前!その子嫌がってるだろうが!その手を離せ!!」

チンピラァ「あぁん!?なんだテメェこのうに頭ゴラァ!!!」

一方通行「ごちゃごちゃ五月蝿ェ!!その手を離せっつってンだろォがっ!!」

チンピラァ「テメェ、俺を誰だと思ってやがる!俺は発火能力者レベル3だぜ!?痛い目にあいてぇみたいだな?」

一方通行(面倒くせェ、さっさと能力使って身動き出来なくしてやるか…)カチッ

三説『なるべく事は穏便に済ませること!!そうしないと後々上条さんが大変な(ry』

一方通行(チッ…)

ビュン

一方通行「おい!そこの女ァ!逃げるぞ!!!」ガバッ

女の子「えっ?!はっ、はい!!」

チンピラァ「あん?…!い、いつの間に!!?」

一方通行はチョーカーのスイッチを入れ替えた瞬間、掴まれていた女の子を引き離し抱えることに成功していた。
自分より格下な相手に逃走を図ることに少し苛立ちを感じたが三説がそう言うのだ仕方ない。

一方通行「しっかり掴まってろ!!」

女の子「ッ!」ギュッ

チンピラァ「待ててめ…

轟ッッ!!と空気を揺るがす音を立て一方通行は逃走した。
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85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/02(金) 18:04:46.94 ID:7g8fzypro
ちょっと離れた安全な場所

一方通行「大丈夫か?」

女の子「あ…!はい!大丈夫です…!(//」

女の子「出来ればお名前教えていただけませんか!?是非お礼がしたいです!!(///」

一方通行(…成る程なァ…三下が無駄にモテる訳はこういうことだったわけだ…)フフーン

一方通行(ンで、こういう時はどうすンだっけ?)

三説『お礼もらうと気遣うから遠慮しとくこと!そういうことのためにやってるわけじゃないしな!』キリッ

一方通行(ドヤ顏が目に浮かンだ…とりあえず…)

一方通行「いえいえ、とンでもないですことよ!俺はただ困ってる人がいたから助けただけだからな!名乗る程の者じゃないし、お礼も大丈夫です!!ンじゃ学校遅刻しそうなので…」ハヤクチハヤクチ

女の子「あっ!待って下さ…

轟ッッ!!と空気を揺るがす音を立て一方通行はこの日二度目の逃走をした。

続かない
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86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 18:38:10.07 ID:j2+O1KrSO

実際に変わっても違和感なさそうだな
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87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/02(金) 18:45:32.25 ID:ZW90707AO
乙です
絶妙なタイミングで割り込んでしまって申し訳ないです
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88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/09/02(金) 19:08:04.16 ID:eOoTISx/0


これは先が楽しみ
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89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) :2011/09/02(金) 19:54:19.59 ID:s+jwSGpa0
ちょっと思いついたのでまた3レスほど頂きます。
昼に投下した>>67(厨二病上条さん)の続きです。

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90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) :2011/09/02(金) 19:54:54.82 ID:s+jwSGpa0
ちょっと思いついたのでまた3レスほど頂きます。
昼に投下した>>67(厨二病上条さん)の続きです。

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91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 20:06:42.12 ID:3nawduZDO
投下宣言したらそんな時間空けるなよ…
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92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 20:12:22.79 ID:09VwIADOo
困ったものです
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93 :上条「お前のベクトル操作でぶっ飛ばせ!」 一方通行「出来ねェよ厨二病」 1/3 :2011/09/02(金) 20:15:06.72 ID:s+jwSGpa0
ゴメン、なんか投下待ってって言われたからずっと待っちゃってた





上条当麻は重度の厨二病患者である。
中学二年の夏休み、人生で一番馬鹿な時期に落石してきた岩盤に強く頭をぶつけて以降、妄想と現実の区別がつかなくなってしまったらしい。

それは『自分の右手には幻想殺しという特殊な能力が宿っている』という勘違いから始まり、
周囲の人間に自分の考えた『設定』を押し付けるまでに至る迷惑極まりない病気だった。

初対面で『クローン19999体を虐殺した学園都市最強の能力者・一方通行』という設定に認識され、
報復とばかりに顔面をボコボコにされた鈴科少年は考える。


「なあ一方通行、折り入って相談があるんだ……」

「なンだよ改まって。こないだ最悪の点数取った小テストのことか?」


彼は不幸な事故の所為で頭がおかしくなってしまった被害者なのだ。
他人様に迷惑をかける前に事情を知る人間が引き止めなければならない、と。


「いや、それもあるんだけど………実は恋愛方面のことで………」

「はァ?ンなモン俺に聞くなよ。この家にはそーゆーのに喜んで頭突っ込んできそうな女が山ほどいるじゃねェか」


故に鈴科少年は自宅に突然彼が尋ねてこようが、実験がどうだの言われようが、ベクトル操作で何かやってと言われようが動じない。
飛び級して大学院まで卒業した頭脳をフル回転させ彼の厨二設定に付き合い、どうにか叶えてやる。


「……それが、御坂達には聞きづらいっつーか……言えないことっつーか……」

「――――――……ハァ。言ってみろよ」


我ながらとんだお人好しだと思う。
学力を伸ばすためではなくマトモな学校生活を送ってみようと帰国して早々ボコボコにされた顔を転入までに治すのには随分と苦労させられたというのに。
しかし、そんなお人好しの彼でも時折思ってしまうのだ。




「御坂と御坂妹がさ。俺のこと好きみたいなんだけど、どうしたら良いと思う?」




コイツ、ほんと超ウゼェ、と。




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94 :上条「お前のベクトル操作でぶっ飛ばせ!」 一方通行「出来ねェよ厨二病」 2/3 :2011/09/02(金) 20:16:03.93 ID:s+jwSGpa0



「実験阻止してからなんか俺のことチラッチラ見てくるんだ。でも姉妹で取り合いなんて悲惨な末路しかねえし……
クローンの御坂妹もこれからが大事な時期だからさ。やっぱり『今は理事会への警戒に専念すべきだ』って言った方が良いかな?」


無論、全ては上条当麻の妄想である。
鈴科が身を置いている家族の一人、御坂美琴が彼をチラチラと見遣るのも、妄想上の理事会ではなく彼の厨二病を警戒して故の行動に過ぎない。

何せ彼には鈴科襲撃事件(美琴命名)という前科がある上、つい先日作り過ぎたおでんをお裾分けしようと訪問した近所の海原光貴少年(中学生)に、


『高度な変装しやがって魔術師め!本物の海原を何処にやった!?』


と、筋肉バスターしようとしたばかりなのだから。
その際には、既に彼の奇行に慣れ始めた美琴が


『違うわよ、海原さんを利用しようと企む魔術師から護るためにこの人は囮を買って出たのよ。
 本物の海原さんは、今はえーっと……アステカ辺りで平和に暮らしてるわ。ね、エツァリさん?』


などとテレビで放送していた世界旅紀行アステカ特集を眺めながらあしらったので、事なきを得たのだが。
丁度『現地でお粥はエツァリって言うんですよー』と呑気にタレントが語っていたせいで、以後海原少年は裏で『お粥』と陰口を叩かれることになる。
本当に不幸なのは海原の方だ。




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95 :上条「お前のベクトル操作でぶっ飛ばせ!」 一方通行「出来ねェよ厨二病」 3/3 :2011/09/02(金) 20:16:40.64 ID:s+jwSGpa0





「―――――で、だ。俺はどうしたらいいと思う、一方通行?」

「オイ大食らい、コイツ超ウゼェンだけど。何とかしろよ」

「大丈夫だよ、とうま。みこともくーるびゅーてぃーも、実験の恩をどう返そうか悩んでるだけだから気にしなくて良いんだよ」

「じゃあ神裂は?いつか堕天使エロメイド的な格好で迫ってきそうで恐いんだけど?」

「それもないから気にしなくて良いんだよ。それより、かおりのTシャツとジーンズを切り落とそうとしないで欲しいかも。どう見てもHEN☆TAIだし。
あとかおりの木刀を真剣だなんてもう言い触らさないでね。一回銃刀法違反で捕まりそうになったから」

「え?神裂が腰に下げてるのは真剣・七天七刀だろ?それに左右非対称じゃなきゃ術式発動できねえじゃん」

「…………………かおりは聖人だからね。発動できないくらいのハンデをつけないと相手が死んじゃうから気を遣ってるんだよ」

「そっかあ」


ああ本当に超ウザい。
だがどうあがいてもついつい相手取ってしまうのは、日本で初めて出来た『友人』というカテゴリーに彼を収めてしまった所為なのだろうか。

留学先のアメリカは周りが全員年上、それも『こんなガキに負けてたまるか!』という大人たちばかりだった為いつも殺伐としていた。
よく顔を出していた研究所もそれなりに中の良い相手もいたが、『友達』ではなかったろう。
…………顔に刺青を入れた保護者代わりとは小学生レベルの罵り合いもしていた気がするが。


「ま、新鮮っちゃァ新鮮だよな」


これまで得られなかった経験とでも思えば妙に納得してしまう。
そう、例えそれが。


「おい窓見ろ!今ニットのミニスカ穿いた中学生がチンピラ風情の男の車に乗せられたぜ!!」
「…………オイ、玄関出てオマエは何処行くつもりだ」
「奴め、『暗闇の五月計画』の犠牲者をさらに増やすつもりか!?」
「…………俺は関係ねェからな」
「関係ないわけねえだろ!?お前の人格植え付ける実験でどれだけの子供達が苦しんだと思ってんだよ!?」
「………オマエの妄想の中で俺はどンだけの重荷を背負わされてンだよ」
「行くぞ一方通行!俺の幻想殺しとお前のベクトル操作があれば勝てる!!」
「だァあああああ腕引っ張んな杖ついてンだぞ俺はァあああああああああ」


例えそれが。

妄想の果てに勘違いしてネットサークル『アイテム』オフ会へ、着せかえモデルさんゴッコなるものの着替え中に乗り込んでしまった後だとしても。
格闘技の天才、リーダー・麦野沈利に上条と共に30分以上嬲られ続けた後だとしても。
麦野のパシリとして連れて来られていたチンピラ風情の男・浜面仕上に同情されてムカついた後だとしても。

いや。
やっぱり浜面に同情されたのはなんか非常に腹が立ったので、


「やっぱり上条、超ウゼェ」




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96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) :2011/09/02(金) 20:18:11.83 ID:s+jwSGpa0
以上です。
投下後の表示形式がよく分かんなくて宣言から大分間を開けてしまいました。
これからはリロードして確認するようにします。

ご迷惑おかけしました
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97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 20:26:27.10 ID:uK5EPcpD0

インデックスと美琴は慣れてきてるのに一方さんときたら・・・
不憫すぎて爆笑しちまったww
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98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 20:33:36.41 ID:3nawduZDO

一方さんは不器用だなーまったくー…ワロスwwww
あれ打ち止めはどうなってんだこれ
上条△が狂人すぎて世界がヤバイ
青ピとインデックスが入れ替わってるとか言い出すんだろうな…
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99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 20:41:17.20 ID:dxKr7qJ8o

この世界のつっちーがどんなんだか気になるぜ
本編でスパイでシスコンな彼は普通の不良だったりするんだろうか
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100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 20:41:51.34 ID:I+WIYHAh0


一方さん……大変だな頑張れ
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101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/09/02(金) 20:48:26.35 ID:D1WjsLKV0
乙、この調子だとステイルに無理矢理たばこ吸わせてそうだなww

>>98
美琴が最初に『次女』っつってるから番外と打ち止め含めて4姉妹ってことなんでね?
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102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/09/02(金) 20:50:15.31 ID:3M13qmfgo
だが本当に駄目な主人公は転じて燃え展開に持ち込むことも可能なのであって
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103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 20:58:21.53 ID:3nawduZDO
>>101いや上条△設定でのウィルスとか、さ…

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104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/02(金) 21:06:07.44 ID:gcnmdjUPo
厨二上条さんがダントツに痛いけど御坂妹の口調もwwwwww

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105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/02(金) 21:07:08.80 ID:3SBM24aAO
シェリー、オルソラ、アニェーゼ達、オリアナに手を出したら下手したら国際問題に
神浄討魔が覚醒したらさらに大変な事になるな

ウィリアムさんはやく来てくれ
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106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 21:09:03.05 ID:aU60W1EKo
ローラはインデックスの母なのか姉なのか、それが問題だ
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107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 21:26:18.23 ID:494dLtez0
このまま行くと、ミーシャとか風斬とかフィアンマとかどうなるんだろうな…
今の内に隔離病棟か檻の中か塀の向こうに叩き込むべきじゃね? (特に一方通行の)世界の平和の為に
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108 :謎の巨大企業「ゴランノスポンサー」 [sage]:2011/09/02(金) 21:34:16.95 ID:CbOSAxuv0
>>106
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TV見て思いついた小ネタ1レス貰います
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109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/09/02(金) 21:35:20.25 ID:CbOSAxuv0
浜面「なあTV番組とかって出資者いるだろ?」

一方「それがどうした?」

浜面「どの番組にも『ゴランノースポンサー』ってあるんだけどどんな企業か知ってるか?」

一方「TVほとンど見ねェから知らねェけど『ゴラン』は南スラヴ系の男性名だな」

浜面「ノースは英語で北だから北欧の『ゴラン』さんの会社か?」

一方「ノースは英語圏の姓だからノース=ゴランの可能性もあるぜェ」

浜面「じゃあポンサーは?」

一方「ミャンマーの定食みたいなもンだから関係ねェだろノースとスポンサーを混ぜた造語じゃねェか?」

浜面「そうなのか」

滝壺「大丈夫だよ、私はそんなばかづらとあほせられーたを応援してる」

打止「60秒以上のCMは企業名を言うんだよ! ってミサカはミサカは補足してみる!」
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110 :>>106 [sage]:2011/09/02(金) 21:38:23.95 ID:aU60W1EKo
>>108
いや>>96が書いたやつの状況ならって話で
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111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 21:43:30.42 ID:09VwIADOo
>>109


一方さんめんこい
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112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/02(金) 22:46:09.25 ID:ZW90707AO

そして誰かがやりそうなのに誰もやらないあのネタで1レス


美琴「最近春上さんバスケにはまってるのよねー」

上条「インデックスもバスケにはまってるんですよ」

一方「打ち止めもバスケにはまってなァ…見に行くか」

体育館

美琴「体操服に」

上条「スパッツ」

一方「イイねイイねェ」


美琴「やっぱり」
上条「小学生は」
一方「最高だぜェ!」


春上「初春さん警備員に通報お願いなの」

インデックス「ステイルあそこなんだよ」

打ち止め「このロリコンどもめ!ってミサカはミサカはあの人の演算をカットしてみたり」
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113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/02(金) 22:46:52.19 ID:ZW90707AO
以上です
やっぱり小学生は最高だぜ!
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114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 23:02:23.00 ID:3nawduZDO

だが至高は中学生だな
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115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/09/02(金) 23:04:36.83 ID:K0mMyGwr0
ステイルは人の事言えないだろwww

後、少ししたら投下していいですか?
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116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 23:09:20.17 ID:09VwIADOo
前投下から30分待てばおk

だけど他者の投下への牽制とも取られかねないそういう発言は控えてほしい
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117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/09/02(金) 23:12:03.53 ID:K0mMyGwr0
>>116 分かりました。過去に30分ルールをうっかり破ってしまったことがあり、神経質になりすぎてました
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118 :滝壺「はまづら、群馬だよ」浜面「えっと…群馬ってどこだっけ?」 [saga]:2011/09/02(金) 23:17:48.53 ID:K0mMyGwr0
それでは駄作ですが投下させていただきます。
2レスほどもらいます。
ーーーーー
滝壺「群馬は、関東の北側の左端にある県で、鶴の形をしている県だよ」

浜面「なんとなく思い出した気が、県庁所在地は…水戸?」

滝壺「それは茨城、でもわたしはそんな無知なはまづらを応援してる」

浜面「でも俺らは学園都市に住んで……」

滝壺「言い訳しない。」

浜面「はい……」

滝壺「素直だね、いいこいいこ」ナデナデ

浜面「///」

絹旗「キモ面超爆発しろ」
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119 :滝壺「はまづら、群馬だよ」浜面「えっと…群馬ってどこだっけ?」 [saga]:2011/09/02(金) 23:19:44.56 ID:K0mMyGwr0
浜面「でもなんで突然群馬とか言い出したんだ?」

滝壺「実はね、福引きで群馬の観光ペアチケットが当たったの」

浜面「え?それを俺と?」

滝壺「新婚旅行の予行演習みたいだと思ったんだけど、私とじゃ嫌?」ウルウル

浜面「そんな事はない。おまえとだったらロシアの僻地から地獄の底までもついていくさ」

滝壺「ありがとう。はまづら」

浜面「理后……」

滝壺「それは二人の時だけでしょ、はまづら」

浜面「そうだったな」

絹旗「ファミレスの中で超イチャイチャされると超ムカつきますよね麦…」

麦野「はーまづらぁ…はぁーまぁーづーらぁ」プシュップシュー

絹旗「麦野、超押さえてください。ここは超ファミレスです。超野次馬が超見てます」

浜面「でも普段からいったっていいじゃないか」

滝壺「ふたりのときだけだからいいの、もうしあげって呼んであげないよ?」

浜面「悪かったな、滝壺」

滝壺「いいよ、はまづら」

絹旗「やめてください。麦野超押さえてくださいっ」

続くか迷ってる
アドバイスや感想ください
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120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/02(金) 23:26:39.57 ID:tmRiD3lAO
地元愛と禁書愛が交差してSSが始まるということなのか

群馬のご当地ネタを連打したら地元民を釣れるかもね
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121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/09/02(金) 23:28:39.55 ID:0QNzBXf80


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122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 23:29:50.04 ID:Sgr+AeO7o
とりあえずいったん終わりなのかはっきりしないと次の人困るんじゃ
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123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/09/02(金) 23:31:52.47 ID:K0mMyGwr0
>>120 そのつもりです。
某スレみたいにまでとはいきませんが、
軽いネタで群馬=地味を脱却できたらな…と思いました。
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124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 23:33:29.81 ID:OlNG0Rvho
群馬はある意味グンマーネタで愛されていると言ってもいい
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125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/09/02(金) 23:35:39.14 ID:K0mMyGwr0
>>121 ありがとうございます

>>122 とりあえずは終わりです。
PSPからの投下なので、ちょこまか短編で続けたいなと思っているところです。
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126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/02(金) 23:35:43.44 ID:3nawduZDO
ニイガタもな
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127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/09/02(金) 23:40:07.00 ID:K0mMyGwr0
>>124 地理の教科書にも時代に取り残された商店街として前橋の商店街の写真がありましたorz

>>126 それは初耳です
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128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) :2011/09/02(金) 23:53:14.74 ID:s+jwSGpa0
ネタが浮かんでしまったためもう一個だけ。
>>67>>93(厨二上条さん)の続きです。5レスほど頂きます。

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129 :上条「俺の右手できっと解決してやるからな!」 姫神「かっこいい。でも厨二病」 1/5 [saga]:2011/09/02(金) 23:54:17.99 ID:s+jwSGpa0



先日行われた小テストでトンデモなく酷い点数を取ってしまった上条当麻は、ホームステイ中の親戚・インデックスと、
学校一の優等生・一方通行(どちらも上条の設定上の名称である。断じて本名ではない)と共に分かりやすい参考書を求めて商店街を尋ねていた。

一方通行(仮称)の勧めで上条は参考書を、理解出来ない日本語があったら直ぐに対処できるようにとインデックス(仮称)は国語辞典を購入した後、
人ごみと暑さに負けて冷房目当てに近くのファストフード店へと駆け込む。


「外はガチで熱ィな……おい『シスター』、俺とコイツで飲みモン買っとくからオマエは席探しとけ」

「了解なんだよ、『第一位』」


念のために注釈を置くが、彼らまで上条に感化されたわけでは決してない。
最近はもう上条の設定に乗ってやった方が楽なのではないかと、彼と関わりを持つ内の数名は遊び半分で厨二ゴッコをする始末なのだ。
まあ、彼らの場合はあくまで悪ノリ程度なのだが。

金は払ってやるが荷物は上条に持たせる気満々の一方通行(仮称、以下略)は自分用のアイスコーヒーに加え
インデックス(同上)用にソフトドリンク全種を注文してから、上条は何を頼むのかと振り返った。

だが予想と反して後ろに並んでいたはずの上条は後ろにいない。
それどころか、食事席のある2階へ繋がる階段辺りでずっとキョロキョロ周囲を窺っているではないか。
うわ、嫌な予感しかしねェ。


「一応聞いておいてやる。――――どうした?」

「2階から異能のチカラの気配がする………インデックスが危ない!一方通行、ここは任せた!!」


いや任せたと言われても。
一体何をしろと………あ?まさか杖つきの人間にドリンク全部持って運んで来いと言っているのか。


「あのスイマセン。さっき注文したドリンク、全部LからSに替えて下さい。あとあの馬鹿にはセンブリ茶を」


少しでも自身の負担を軽くするため、一方通行は最後の悪あがきに訂正をした。




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130 :上条「俺の右手できっと解決してやるからな!」 姫神「かっこいい。でも厨二病」 2/5 [saga]:2011/09/02(金) 23:55:14.46 ID:s+jwSGpa0





上条が2階へと駆け上がると、インデックスは見知らぬ少女と席を共にして談笑していた。
コスプレ用の似非巫女服を身に纏った、日本人形のような少女だ。


「お前が気配の根源か……!」

「よく分からないけど。この巫女服なら向かいの店の『近代日本文化展』のバイトで着てただけ。今は30分の休憩中」

「分からないままで言いんだよ、あいさ。ちょっととうまを黙らせるから待っててね」


席が満席だったため相席させてもらった少女・姫神秋沙に自分まで変人と思われないよう、
インデックスは上条の耳をクイクイと手繰り寄せ、コソコソと厨二的で適当な注意を入れる。
彼は厨二設定に基づいて説明しないといつまで経っても納得してはくれないのだ。面倒臭ぇ。


「あいさはね、今まさに追われてる身なんだよ。だからあんまり騒がないであげてほしいかも」

「………な!吸血殺しの血の所為か!!アイツを使って吸血鬼を誘き出そうって魂胆かよ、卑怯な奴め………ところで一体誰に追われてるんだ?」

「えっとそれはー……………ああ!鋼の……じゃねえや、錬金術師なんだよ!」


近くの席で小学生が読んでいた大人気コミックスを参考に適当な敵と理由をでっち上げたインデックスは、
実はあいさも自分の価値は知らないの。だからそっとしておいてあげてね、と再び念を押す。


「あ……私。そろそろ戻らないと。休憩時間終わっちゃう」


が、上条への説得で時間を喰ったために、折角出来かけた友人候補は無情にもバイトへと戻っていってしまった。
日本での友人が少ないインデックスにとって、これは大きな痛手である。


「もぉおおおお!とうまのせいなんだからね、折角あいさとならお友達になれると思ったのにぃいいい!!」


上条の襟元を背伸びしてつかみガクガクと揺らしながらインデックスは涙を浮かべた。
上条が来るまでは母国イギリスのことや、姫神がバイトしているという近代日本文化についてなど盛り上がっていたというのに。

そんなインデックスを見た上条は、彼女の両手をそっと握った。
何を言ってるんだインデックス。アイツとお前はもう立派な友達じゃねえか、と。
そう、だから…………


「そう、だから!姫神を着け狙う錬金術師を、皆でやっつけに行こうぜ!!」

「     」


この中で誰が一番不幸かって?
やっとの思いでドリンクを2階まで運んで来たのに姫神の尾行に引っ張られていった一方通行に決まっているさ!!




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131 :上条「俺の右手できっと解決してやるからな!」 姫神「かっこいい。でも厨二病」 3/5 [saga]:2011/09/02(金) 23:55:53.95 ID:s+jwSGpa0





「………これよォ………下手したら犯罪にならねェか?」


姫神のバイト先、ファストフードの向かいのビルの前で熱い中彼女が出てくるのを待っていた一方通行は呟いた。
完全な独り言であったのだが、同じことを思っていたインデックスがそれを拾う。


「あいさが家に着くまでこっそり尾行して敵を捕まえるんだって。………存在しない筈の敵を」


はァ……と二人の間に重い溜息が流れる。
このシリーズ中、もう何回溜息を吐いたことだろう。


「お、姫神が出て来た!追うぞ!!」


そうこうしている内に、バイトを終え私服に着替えた彼女を見つけだして走り出した上条の後ろを二人もなんとか追いかける。
彼を一人にしてはいけない。それこそ彼は本当に犯罪者になってしまう。

電車に乗って隣町へと向かった姫神は、そのまま『三沢塾』と看板の下がった予備校へと入っていってしまった。
このまま授業があるのだろうか。
しかし、入口に張り付けてある予定表では今日の開校は夜からになっている。今はまだおやつの時間だ。


「姫神のヤツ、入ってから鍵掛けやがったな………一方通行、お前のベクトル操作で開けてくれ」


ハイハイと適当に相槌を打って、一方通行はポケットから細い針金を取り出すと上条からは見えないようにそれを鍵穴へと差し込んだ。
所謂ピッキングというやつだ。
以前鍵を失くした宝箱をベクトル操作で開けて欲しいと頼まれてからこっそり練習したなどとは、恥ずかしくて誰にも言えない。

ものの5秒で解錠させた一方通行は、流石第一位だぜ!と上条に囃し立てられながら三沢塾のドアを開ける。
まだ通常の開校時間じゃない所為か何処もかしこも薄暗い。


「エレベータが動いてやがるな………止まったのは5階、か?」


エレベータで後を追い姫神本人とバッティング、なんて展開にならないよう三人は階段で5階を目指しながら足音を立てないようこっそりと歩く。
ちなみにこの階段昇降、杖をつかねばならない一方通行には地味にキツい。

そして、5階まで何とか登り上がった一行は見た。



―――――――緑髪の外人男に抱きしめられ、逃げ惑う姫神秋沙の姿を!!




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132 :上条「俺の右手できっと解決してやるからな!」 姫神「かっこいい。でも厨二病」 4/5 [saga]:2011/09/02(金) 23:56:47.04 ID:s+jwSGpa0



「あいさ!一体どうしたんだよ!!」


それは何処からどう見てもいたいけな少女が屈強な外人男に襲われ、いやぁ!離して!な状況だった。
現に、突然のインデックスの登場に驚いて隙が出来た男の腕から逃げ出した姫神が、こちらに向かって走り寄って来る。
腕の中に収めていた筈の姫神が消えたことで、男が叫んだ。


「―――――何故だ秋沙!断然、私はお前を愛しているというのに!!」
「私もアウレオルスを愛していた。でもいけない。あなたには妻も子もいる」
「当然、私は秋沙を選ぶ!!私は理解したのだ!この日本で!先に秋沙に出会っていれば先にお前と結婚したと!!」
「それは嘘。あなたは予備校の英語教師として単身出稼ぎに来た寂しさを埋めた私を。好きだと勘違いしただけ」


「…………オイ、なンか心成しか昼ドラ風味なンだが。俺達ァどうすりゃいいンだ?」

「…………やっぱりあいさとはお友達になれそうにないかも………」


この明らかな不倫現場でドン引きしている部外者二名を余所に、二人の仲間である筈の約一名だけが良く分からない闘志を燃やしたことに二人は気付かなかった。
そう。二人の後ろで拳を握った上条は、すう、っと息を大きく吸い込む。


「だから。もう別れたいの。私はあなたの寂しさを利用してしまった」
「勘違いなどではない!頑然、私の気持ちは本物だ!!」


そして、


「―――――ふざけんじゃねえ!!!!」

「あ、ヤベェ始まっちまった」
「思わず止めるの忘れたんだよ」


「『黄金錬成』なんて使いやがって……自分の思い通りに現実を歪める魔術まで使って、姫神を利用するつもりかよ!姫神の心を無理矢理奪いやがって!!」

「奪いきれてない奪いきれてない、明らかに拒絶されてンじゃねェか」
「またご都合展開チート級の設定が完成してしまったんだよ………」


「だが残念だったな魔術師。俺が来た以上、もうお前の好き勝手になんかさせやしねえ!!」


そして上条は急な展開に呆然とする姫神の肩をそっと掴むと、先程までとは打って変わった優しい声で囁いた。


「――――――安心しろ。俺が全部解決してやる、この右手の幻想殺しで!!」


姫神秋沙の頬が優しい声音にボッと染まる。
よく分からないけど、抱いて!が現実に成り立つならきっと今この時だ。




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133 :上条「俺の右手できっと解決してやるからな!」 姫神「かっこいい。でも厨二病」 5/5 [saga]:2011/09/02(金) 23:58:03.44 ID:s+jwSGpa0



うおおおおおおお!!
大きく振り翳した右手をそのままに上条が不倫外人男、アウレオルスへと殴りかかる。
右手を警戒して大きく避けたアウレオルスを、しかし上条は足払いし、


「出たああああああ!とうまお得意のマウントポジション!!」
「おいコレ本当に傷害罪とかで訴えられねェよな。俺は関係ないからな、俺は!!」


1032回目の上条の右拳が、アウレオルスの鼻っ面を直撃した。
青痣と腫れで彼の顔形が見る見るうちに変形していく。
そこまでしてやっと上条も満足したのか彼の図体から体を退け、お約束の妄想全開説教を留めとばかりお見舞いする。


「もう二度と、黄金錬成なんて使うな。魔術で人の心を操ろうなんて間違ってる………そう思わねえか?」

「あ、ああ。よ、よよよよく分からないが当然その通りだと私も思う」

「――――これだけの騒ぎを起こしたんだ。アウレオルス、きっとお前も直ぐに追われる身になっちまうな……
 ……なあ、友人の姫神を利用されたお前の気持ちも分かる。
 だけど、次期イギリス清教最大主教ローラ=スチュアートとしてなんとかしてやってくれねえか、インデックス?」

「ああー………なんとかしておくんだよ。任せておいて欲しいかも」


良かったな、アウレオルス!
自分が殴り飛ばした相手に向かって笑顔する上条の感情も妄想も、もう一方通行には理解出来ない。


「解説くれシスター、つまりどういうことなンだってばよ」
「私、インデックスこと本名ローラ=スチュアート(実名)は次期最大主教にして現魔道書図書館。
 黄金錬成&吸血殺し騒ぎの犯人として追われる身となった錬金術師をそのコネで救ってあげることになりました、という設定」
「おk把握」



「――――――姫神。これからは何かあったら直ぐに俺を頼るんだぞ」

「か。かっこいい。かも」


相変わらず頬を染め続ける姫神秋沙。


「吸血殺しの能力で生まれる負の連鎖から、絶対に俺が護ってやるからな!」

「残念。厨二病は。お断り」


彼女が真顔になると同時に。
顔面血だらけの同僚を発見した授業準備に来た講師が警察を呼ぶまで、残り1分30秒。




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134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [saga]:2011/09/02(金) 23:58:51.11 ID:s+jwSGpa0
以上です。
頂いたコメント見てたら色々ネタが出て来たので続いてしまいました。
ダラダラ続けてしまって申し訳ありません。これで最後ということで勘弁下さい。

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135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/03(土) 00:13:48.43 ID:1kvRhgjJo


数年後、過去の己の所業を嫁にからかわれ
ソファーに真っ赤な顔を埋めて足をパタパタさせる上条さんの姿が!
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136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2011/09/03(土) 00:15:45.20 ID:LQWyFZ9a0

最高におもしろかった
また思いついたら書いてね
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137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/03(土) 00:16:04.03 ID:FiWkls0AO
乙!
Youもうスレ立てちゃいなYo!



イタリアからの留学生フィアンマも上条当麻に匹敵する程の厨ニ病なのである

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138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2011/09/03(土) 00:31:40.86 ID:mryfKBjAO
>>137
同士がいたか……
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139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/09/03(土) 00:32:22.17 ID:aCXIa07V0

これはなんだかありそうでなかったパターンだな
白コンビも可愛い
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140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/03(土) 00:57:36.94 ID:jf07dq9SO
フィアンマさんとヴェントさんとで1レスもらいます
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141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/03(土) 00:58:06.59 ID:jf07dq9SO
フィアンマ「俺様の家に侵入者…いや、侵略者がいる……」

ヴェント「そんな事を言うために私を呼んだの?ハァ…冗談はよしてよ、気持ち悪い。大体侵入者だか侵略者だか知らないけどさ、あんたなら一瞬で片付けれるでしょ?」

フィアンマ「お前はやつの怖さを知らないからそんな事が言えるんだ……。いいか?やつはいきなり飛ぶんだぞ?しかもかなりの速度で」

フィアンマ「それに、やつの素早さは異常だぞ?気を抜けば一瞬で距離を詰められる」

ヴェント「いや、あんたの第三の腕なら一発じゃない。距離とか関係ないし」

フィアンマ「それでは駄目なんだ…。自分自身の手でやらないと安心できないんだよ」

ヴェント「ならとっととやりなさいよ」

フィアンマ「ば、馬鹿やろう!俺様の話しを聞いてなかったのか!?飛ぶんだぞ?素早いんだぞ?天井から飛びかかってくるんだぞ?そんなやつをどうやって倒せばいいんだよ!?」<カサカサカサカサ

ヴェント「はぁ?だから第三の腕でさ…あ、ゴキブリ」バンッ

ゴキブリ「」チーン

ヴェント「だから第三の腕で一発って何度も……いやいや!なにその凄い助かったみたいな顔!?つか、なんで両手広げて抱き着こうとしてんのさ!?おい!来るな!やめろおおおおおおお!」

ギャアアアァァァ!!
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142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/03(土) 00:59:42.02 ID:jf07dq9SO
投下終了

いや、本当にどうしよう。怖くて寝れない
やつがいつでてくるかわかんないし、誰か助けて下さい
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143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) :2011/09/03(土) 01:00:05.87 ID:R7vVaogB0
乙〜

黒いあいつは恐ろしい
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144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2011/09/03(土) 01:18:43.97 ID:mryfKBjAO
>>112に便乗してみた

打ち止め「ねぇあなた、バスケがしたいなってミサカはミサカは抗議してみる!」

番外「そうだよ、最近はまってるんだよね」

一方「好きにしろォ。そのかわりやるからには一流の高校でバスケして全国大会にでもいってみやがれェ(クカカ……バスケってそんな甘いもんじゃねェんだよなァ。思いっきりバカにしてやンぜェ!」

打ち止め「ありがとうアナタ!ってミサカはミサカは抱きついてみたり!」

一方「お、おォ……」


1ヶ月後

番外「帝光高校……確かインターハイ常連だっけ」

打ち「女子も常連らしいよ!ってミサカはミサカは期待に胸を膨らましてみたり!」


黄泉川家

一方「なにィ!帝光だとォ!?」

番外「そうだよ。どうかしたの?第一位らしくない、惨めに焦っちゃってさ☆ギャハ☆」

一方「(帝光っていやぁ全国優勝候補じゃねェかァ!とンでもねェとこに入りやがってェ!)」

一方「い、言っとくけどなァ!そんなエリート校入るんだァ、もちろん優勝してくるんだろうなァ!優勝したらその日から俺はお前らのパシリになってやってもいいぜェ?(さすがに優勝はねェはずだからなァ)」

番外「ギャハ☆第一位パシリとかわくわくしてきた!これは優勝しなきゃね!」

打ち「(あの人パシリとか誰得だしこのての話になるとミサカ空気だな……)」

番外「いっとくけど帝光は去年インターハイ優勝して条件なしでインターハイ出場できるからね」

一方「」

番外「インターハイは3ヶ月後ね。楽しみに待っててねアナタ☆」



3ヶ月後

一方「やべェぞほんとに優勝……番外「優勝したよ!ギャハ☆」つ優勝旗

打ち「完全に空気だ…………」

番外「てことで第一位パシリけってー!!」!

一方「チクショォォォォォォォォ!!」
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145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2011/09/03(土) 01:20:04.28 ID:mryfKBjAO
投下終了。
いやほんとノリでやった後悔してるし反省もしている
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146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/03(土) 01:33:59.89 ID:a1fetUEDO
30分ルール守れてないのでそっちを反省してくれ
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147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) [sage]:2011/09/03(土) 01:37:26.14 ID:mryfKBjAO
>>146
すまない。ケータイからだったから……
反省してます
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148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/03(土) 01:39:39.88 ID:zN7GaNcFo
四国でauとか半年ROMれって言ってた奴だろ
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149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/03(土) 01:51:28.11 ID:B3JOGDl00
何レスか投下します
ifもの注意
青禁
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150 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 01:53:20.36 ID:B3JOGDl00



青髪「カミやん。ボクなぁ高校入るまでは黒髪だったんやで」


ほんのりと淡紅に染まった空には消炭色の雲が浮かんでいた。
時折窓から入ってくる風が、教室のカーテンを揺らす。
椅子の背もたれに体重を預けると、パイプが軋んだ悲鳴を挙げた。
教室には上条当麻と青髪ピアスの二人しか残っていない。
静寂を打ったかのような教室は、普段の喧噪な教室との差異からかどこか非現実感を漂わせた。

上条当麻は青髪ピアスの唐突な言葉に驚いたのか、ただでさえ丸い目をさらに丸くさせる。
パチリ、と瞬きをし一瞬隠れた瞳の奥には困惑の色が見て取れた。


青髪「ま。カミやんは知らんやろうけどな」

上条「あ……おう。そうだよな」


青髪ピアスは制服のポケットからガムを二枚出すと、一枚を上条当麻に差し出す。
朝に買ったときからずっとポケットに入れていたせいか、ガムは少し生暖かかった。
銀色の包装紙を丁寧に剥くと、青髪ピアスは若草色のガムを口内に放りこむ。
それを見ながら上条当麻はまるで一難去ったとでもいうように、こっそりと肩を降ろした。





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151 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 01:54:04.51 ID:B3JOGDl00



青ピ(カミやんは時々変な表情をする)
                ・・
青ピ(それは何でかわからんし……もうわかる必要もないのかもしれんけど)


ガムを奥歯で噛み潰すと、甘いミントの味が舌に広がった。
手持ちぶたさになったそ包装紙に目線をやると、青髪ピアスはそれを机の上に乗せる。


上条「何か作るのか?」


その問いには答えずに、青髪ピアスは包装紙の皺を綺麗に指で伸ばした。
包装紙を四角に折ると、細かく四隅を合わせることに気を遣いながら折り紙のように造形作っていく。
鈍い光を放つそれは小さな鶴になった。
上条当麻は感心したようにほうと息を吐く。
なんとまぁ姿とは似合わない細やかな芸を持っている男だ。


上条「よくそんな小せぇもんで作れるな」

青髪「女の子にモテるために必死で磨いた技やからな」


歯を出して笑うと、褒めて損をしたと上条当麻は呆れたように肩を竦める。
青髪ピアスは最後の仕上げとばかりに鶴の両羽を広げると、自分の手の平にちょこんと乗せた。
良い仕上がりであると満足げに頷く。





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152 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 01:54:42.12 ID:B3JOGDl00



青髪「ほい」

上条「えっ俺にくれんの?」

青髪「バーカ。カミやんにやないわ。インデックスちゃんに」

上条「……ですよねー。上条さんは久々に焦りましたよ」


そうということならばと鶴を受け取ると、形が崩れないように鞄の中に仕舞った。
教科書はほとんど学校に置きっぱなしのため、スカスカの鞄には潰れさせるようなものも入っていない。
担任である月詠小萌に発覚したら、涙を溜めた瞳でペナルティを喰らわされそうだ。
青髪ピアスならばそれも喜んで受けるのだろうが。
鞄を閉じる金属製の音が鳴ると、上条当麻は「あぁ」と目線を天井に移すと青髪ピアスに向き直った。


上条「話を戻すけど。何で青髪? 土御門みてぇに金髪なら高校デビューって感じもするけどさ」

青髪「別に大した理由はあらへんけどな」


青髪ピアスは机に肘を立て頬を押し当てる。細い目が一層細く潰れた。





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153 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 01:55:27.83 ID:B3JOGDl00



人間の第一印象は外見がほぼ全てを占めると言っても過言ではない。
例えば普段から黒い服しか着ない男性がいたとしよう。
当然周りの人間の認識としては、その男性といえば黒い服装となるわけだ。
もしその男性がある日カラフルな、黒など一切入っていないような服を着ていたとしたら。
そして彼が街を歩いていたのを見かけたら、周りの人間はどう思うだろうか。
よく似た人間で済ますか、そもそも本人だとは露ほども思わず注目して見ることもないかもしれない。


青髪「ただ青が好きなだけや」


上条当麻はそれを聞いて、「まぁそんなもんだよな」と頷いた。

微かに色づいていた空は錆色に覆い尽くされていく。
層が薄いのか雲の奥からは今まで空を染めていた太陽が遠くの方から覗いていて、空は波紋が広がるように発光している。
一見するとそれは白銀の空のようにも見えた。




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154 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 01:56:18.19 ID:B3JOGDl00



中学三年の夏。
友人たちが塾だ講習だで机に齧り付いているのを尻目に、青髪ピアスは一人空港に来ていた。
スーツケースを持った家族連れや、サラリーマンが忙しなく歩き回っている。
大きく開かれた窓からは滑走路を走る飛行機の姿が見えた。
飛行機は美しい曲線を描き、ボディーに描かれた一本の青いラインが空へと向かう標のようである。
あれこそ科学の結晶だと思いながら、青髪ピアスは航空券を確認しようとジーンズのポケットに手を突っ込んだ。


青髪(ま。一週間の息抜きぐらいええやろ)


思ったより簡単に外出届けが受理されたこともあり、先の不安よりも目の前の期待に胸を膨らませる。
受験生らしからぬ態度ではあるが、久々に学園都市の外へ出られたのだ。
両親はどうしているだろうか、故郷は変わっているだろうか。
さまざまな想像が頭をよぎる。


青髪(ん……あれ)


折りたたんで入れていた筈の航空券が一向に指に触れない。
大きく息を吸い込み、肩を降ろした。さてもう一度とポケットを探る。


青髪(いやいやいや。そんなアホな)

青髪(……マジですか)





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155 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 01:57:13.17 ID:B3JOGDl00



今から旅客カウンターに行ったとしても予定していた便の代替航空券を発行するには間に合わないだろう。
眉間を寄せると、右手を腰につけて項垂れる。
だがすぐに頭を切り換えようとパシリと両頬を叩いた。


青髪(金はあるんや。次の便でもええ)


さて焦ったせいか喉が渇いてしまった。唾を飲み込み、喉が上下に動く。
飲み物を買いに行こうと鞄を探りながら道を歩いていると、何かにぶつかったような鈍い音を立てた。


少女「わっ」

青髪「え?」


高い声に顔をあげる。目の前には尻餅をついている少女の姿。
銀色の長い髪を床に散らせ、痛そうに尻をさすっている。


青髪(あ……やば)


背中に嫌な汗が伝うのがわかった。
青髪ピアスは鞄を床に置くと、慌てて少女の傍に駆け寄り声をかける。





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156 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 01:58:20.62 ID:B3JOGDl00



青髪「悪い! 大丈夫か?」


目尻を下げながら少女を立ち上がらせようと手を差し出す。
少女は髪の毛を払うと、小さな手で青髪ピアスの手をそっと握った。
その柔らかで華奢な手にドキリとする。
何せ人生で一度として彼女など出来たことがないのだ。女性に触れる機会など数えるほどしかない。


少女「うんありがとう。大丈夫なんだよ」


そうパッとあげた少女の顔に青髪ピアスは目を惹きつけられた。
桜色に色づいた唇。くすみ一つない滑らかな白い肌。銀色の長い睫毛に縁取られた大きな目。
ビー玉のような、緑柱石のような、翠色の瞳。
吸い込まれるような翠色に青髪ピアスはまるで固定されたかのように目が離せなくなっていた。


少女「えっと……そんなに見られると恥ずかしいかも」

青髪「あっごめん」

少女「……謝っても見てるとかキミって大物なのかな?」





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少女は困ったように眉尻を下げながら、青髪ピアスの手を支えに立ち上がる。
そこで初めて少女が修道服を着ていることに気がついた。


青髪(シスターさんなんやろか)


離れた手を残念に思いながら、青髪ピアスは少女に考えを巡らせる。


青髪(何でシスターさんがこんなところに? 観光かな?)


と、ここまで考えたところで少女から声がかかった。


少女「あと」

青髪「え?」

少女「キミの鞄。口が開いたままだけど閉めた方がいいかも」


少女が指さした先には、先ほど置いたままの無防備な鞄。
青髪ピアスの背中に、再び嫌な汗が伝った。





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158 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 01:59:49.54 ID:B3JOGDl00



少女「どうかな? 大丈夫?」


鞄の中身を確認しようと、二人は椅子に移っていた。
青髪ピアスは唇を横一本真っ直ぐに引きながら、一つ一つ確認していく。


青髪(服はもちろんあるやろ。親への土産やろ。財布もあるし……中身も全部あるな)


財布を確認したところでほっと安堵の息を吐いた。
横の椅子に置いた土産品を仕舞おうと手をかけると、少女の手がそれを抑える。


青髪「え?」


少女が興味深そうにしげしげとそれを見つめていることに気がつき、青髪ピアスは首を傾げた。


青髪「何。どないしたん?」

少女「あえっとその……これって何なのかな?」

青髪「あー……」

青髪(外の人間からしたら珍しいもんなのかもしれへんな)





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159 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 02:00:34.51 ID:B3JOGDl00



でかでかと「超小型カメラ」と商品の写真と一緒に書かれた箱を手に取る。
一瞬逡巡するように目を泳がせるが、少女の顔を見てかぶりを振り、箱のシールに爪を立てた。
丸いレンズに黒いゴム製のカバーが囲んでいるだけの小さな機械を箱の中から取り出す。


青髪「よく見とってな」


そう言いながらレンズに少女を映す。
カバーを持つ指に力を込めると、カチャリと小さな電子音が鳴った。
ネジを回すような機械音が続く。


青髪「んで。こうなっとるわけやね」


レンズを摘んだまま、もう片方の手で箱の中から今度は文庫本ほどの大きさの薄い盤を取りだした。
下部に付けられたボタンを押すと、真っ白だった盤に画像が浮かび上がる。
少女がきょとんとした顔で修道服の裾を握っている画像であった。


青髪「まぁただの玩具なんやけど」


頭を掻きながら横を見ると、


少女「……い」

青髪「へ?」

少女「……凄い! 凄いんだよ! これってどうなっているのかな!?」


少女が目を輝かせてこちらに倒れかかんばかりの勢いで乗り出していた。





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160 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 02:01:33.96 ID:B3JOGDl00



青髪「どうなっているって言われてもなぁ」

少女「うん!」


頬を火照らせて満面の笑みで青髪ピアスに顔を近づける。
それに顔を赤くして、少女から離れるために座り直すとコホンと咳払いをした。


青髪「えっとなぁ……そのな。……ボクも知らんねん」


気まずそうに目線を逸らす。
日常的に使っているテレビや冷蔵庫も、「作れ」と言われて作れる人はそうそういない。
ブラックボックスだ。
機能はわかっていても、構造はわかっていない。
学園都市の高校に入り専門的な授業でも受ければ違うのかもしれないが。


少女「使っているのに、知らないの?」

青髪「そう言われると、ぐうの音も出ないんやけどな」

少女「……そっか」





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161 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 02:02:27.69 ID:B3JOGDl00



少女は視線を落とす。睫毛が影を落とした。
華奢な肩が落ち、小さな身体が一層小さく見える。罪悪感がチクチクと胸を指した。
携帯電話に手を伸ばすが、このカメラは玩具とは言え学園都市の技術によって作られた製品であることを思い出す。
インターネットに情報が載っているとは思えない。
青髪ピアスは「あー」と髪を荒く掻き上げると、レンズを少女に差し出した。


少女「え?」


少女はきょとんとした顔で青髪ピアスの顔を見つめる。
青髪ピアスは口の中で言葉を詰まらせたように下唇を歯で噛むと、少女の手に押しつけた。


青髪「その……これ。答えられなかったお詫びにあげるわ」

少女「でっでもこれってプレゼントとかじゃ」

青髪「さっきぶつかったお詫びでもあるってことならええやろ?」

少女「うー……」


上目遣いに青髪ピアスを見ると、遠慮がちにレンズを受け取る。
レンズをくるくると回して見せたかと思うと、微笑をその愛らしく色づいた唇に刷いた。
薄く頬が色づく。





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162 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 02:02:55.83 ID:B3JOGDl00







少女「……ありがとう」

青髪(……可愛いな)








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163 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 02:04:02.89 ID:B3JOGDl00



少女の名前はインデックスというのだと言う。
青髪ピアスは変わった名前だと首を傾げたが、日本生まれ学園都市在住の少年に外国の事情などわかるわけもなく。
(まぁ外国やしな)と簡単に納得した。

窓の外では乗るはずだった飛行機が滑走場を走り、徐々に車輪が地面から離れていく。
轟という音と共に浮かび上がると、白い翼が風を切った。ジェットエンジンが回り、車輪が機内に仕舞われる。
やがてそれは幾重にも重なる雲の中へ見えなくなった。

インデックスは楽しそうに頬を弛め、その様子をレンズを覗いている。
無邪気に笑う彼女が可愛くて、たわいのない話をもっと続けたいと思った。
実際、青髪ピアスは浮かれていたのだ。

だからこそ、
何故彼女が一人で、外国に、何の荷物も持たずにいるのかということも、
その不自然さを何も考えずに青髪ピアスはインデックスに尋ねた。


青髪「インデックスちゃんはどこに行くん?」

禁書「え?」

青髪「えって……」





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164 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 02:04:53.47 ID:B3JOGDl00



和やかに流れていた空気が、硬質なものに変わる。
青髪ピアスは息をひゅっと細く吸い込むと、喉奥が詰まったような圧迫感を感じた。
インデックスは顔を伏せ、頬に横髪かかる。


禁書「……わからないんだよ。決まってないかも」


レンズを膝に降ろすと、ぎゅっと修道服を握りしめた。
一瞬暗い表情を見せたかと思うと、すぐに笑顔に戻る。


禁書「っそろそろ私行かないと」

青髪「ちょっと待ってや!」


立ち上がったインデックスの腕を慌てて掴む。


禁書「……何かな?」

青髪「あ……その。ボクは」





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165 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 02:05:36.64 ID:B3JOGDl00



言葉に詰まり、青髪ピアスは掴む手を弛めた。
インデックスは絡まったままの手を見て目尻を下げ、困ったように笑う。


禁書「私は追われてるんだよ」

青髪「追われてるて……そんな」


インデックスの真剣な表情に、「アホな」という言葉を飲み込んだ。

周りの喧噪が遠くのもののように感じる。
ぐるりと脳味噌が一回転したかのような感覚を覚えた。
時間が針を刻むごとに、翠色の瞳が深く沈んでいく。


禁書「……じゃあね」

青髪「ボクが!」


このままだと行ってしまう。
離れかけたインデックスの腕を掴む手に、再び力を込める。
その思いから咄嗟に出た青髪ピアスの言葉は、インデックスの目を丸くさせるものだった。






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166 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 02:06:02.72 ID:B3JOGDl00















青髪「ボクがキミを守ったる!!」

禁書「え?」





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167 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 02:06:42.36 ID:B3JOGDl00



人生何が起こるかわからない。

思いがけないところで初恋の人に出会うかもしれないし、
ふと読んだ小説が人生の転機となることだってあるかもしれない。

空港で可愛い女の子に会うことだってあるだろうし、
日常が非日常にまるでトランプカードの裏表を返すようにひょいと変わってしまうことだってあるだろう。

青髪ピアスは学園都市で能力開発を受けているだけの至って普通の少年である。
特別な能力を持っていると言っても、科学の力を使えば消え失せてしまうような小さな力だ。

しかしいつだって誰しもが心の中で夢見ていて。
少年漫画の主人公のように、可愛い女の子を守れるヒーローのようになれたら。
それはどんなに素敵なことなのだろう、と。

青髪ピアスにとっても、それは同じことであった。





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168 :禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」青髪「もちろん」 [saga]:2011/09/03(土) 02:07:52.03 ID:B3JOGDl00




禁書「危ないんだよ?」

青髪「危ないことなんて学校の悪戯で日常茶飯事やし」

禁書「……死んじゃうかも」

青髪「そんな危険な目に女の子一人遭わせるわけにはいかんやろ?」

禁書「でも」

青髪「それにもし断ったって、ボクはついて行くかもしれへんで」

禁書「……それは卑怯なんだよ」

青髪「そうかもしれんな」


インデックスは「うぅ」と唸ると、強く目蓋を閉じる。
喉が動くと同時に肩を降ろすと碧の瞳を睫の間から覗かせた。


禁書「私と一緒に地獄の底までついてきてくれる?」

青髪「もちろん」


青髪ピアスが嬉しそうに口角を上げる。
フードの陰で、インデックスは表情を隠した。





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169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/09/03(土) 02:11:13.49 ID:B3JOGDl00
おわり
とりあえず導入部分を書いてみたんだが、20レス近かったスマソ
インデックスたんまじ聖女!
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170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/09/03(土) 02:11:20.60 ID:R7vVaogB0
>>149
乙〜
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171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/03(土) 02:17:00.46 ID:jf07dq9SO

結局青髪は上条さんみたくはなれなかったのか……
とりあえずインデックスさん聖女すぎて泣いた
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172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県) [sage]:2011/09/03(土) 02:25:28.85 ID:QLYfn1OS0

青ピって関西弁以外は主人公になれそうなキャラだよな
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173 :謎の巨大企業「月極」 [sage]:2011/09/03(土) 02:53:31.04 ID:R7vVaogB0
コンビニにいって思いついた小ネタ1レス貰います
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174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/09/03(土) 02:54:15.88 ID:R7vVaogB0
浜面「なあ駐車場ってあるだろ?」

一方「それがどうした?」

浜面「どの駐車場も『月極』が管理してるらしいんだけどどんな企業か知ってるか?」

一方「俺は車もってねェからしらねェな」

浜面「近くにある月極駐車場はソラとミツルって所が取り仕切ってるらしけど子会社に空や満があるのか?」

一方「さァな」

滝壺「大丈夫だよ、私はそんなばかづらとあほせられーたを応援してる」

打止「毎月料金を支払うシステムだよ! ってミサカはミサカは補足してみる!」
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175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/03(土) 03:04:18.36 ID:jf07dq9SO

月極がなんの会社か調べた事があったな…
今思い返すとかなり恥ずかしい
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176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/03(土) 05:33:41.25 ID:f6ChVQBYo
「月極」が分からない、っていうのはまだ納得できるけど
「ご覧のスポンサー」が分からないってのが理解できない
いくら子供の頃の話でも
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177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/03(土) 05:50:26.36 ID:hz1pgdNVo
>>176
スポンサーがわからなかったんだろう

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178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/03(土) 12:31:36.43 ID:ghDrTm1DO
ネタをネタとして捕らえられないって事に理解出来ないけどな。いくら子供と変わらないとはいえ。
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179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/03(土) 12:36:00.90 ID:FiWkls0AO
ネタにマジレスカッコ悪い
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180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/03(土) 15:50:33.44 ID:gCZG0G3AO
カッコ悪い
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181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/09/03(土) 22:10:26.14 ID:R7vVaogB0
誤字からふと思いついた小ネタ1レス貰います
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182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/09/03(土) 22:10:57.83 ID:R7vVaogB0
――とあるファミレス――

麦野「何なのこれ?」

犬旗「ワンッ!」

フレ「結局……どういう訳よ?」

滝壺「大丈夫、いぬはた。私はそんないぬはたを応援してる」

浜面「まさか精神能力者の仕業か!?」

麦野「取り敢えず知り合いの研究所に連絡よ!」

――メール送信中――

ンダ「メールが来た訳よ」セナカニミミヲピットツケテダキシメタ~

滝壺「めーるきた」ハーマヅラァァ!!

麦野「滝壺、この件が終わったら話があるわ」デデンデンデデン

――窓のないビル――

ビーカーの中にその『人間』はいた
男にも女にも、子供にも老人にも、聖人にも囚人にも見える『人間』
50年ほど前に死亡されたとされる世界最強にして最凶の魔術師アレイスター=クロウリー
彼はイギリスの片田舎で瀕死の重傷を負ったが冥土帰しの治療により生命を維持している
『プラン』の為に学園都市を作り己の野望の為に人々の尊厳すら踏み躙る



☆「これでプラン147……あれ、247だったか3748? まあ、プラン縮小に成功した」

土御門「もう駄目だにゃー」


今日も学園都市は平和です。
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183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/09/04(日) 00:39:52.14 ID:PvQGAh3b0
乙!

ちょっくら通行止めで数レスいただきます
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184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/04(日) 00:40:29.40 ID:PvQGAh3b0



一方通行「……ちょっと出かけてくる」ガタ

打ち止め「え? ミサカも行きたいなってミサカはミサカはあなたの腕を引っ張ってみる」クイ

一方通行「オマエは番外個体とでも遊んでろ」

打ち止め「うー……ミサカはあなたと遊びたいのにって
ミサカはミサカは最近構ってくれないことについての意議を申し立ててみたり」

一方通行「……俺といても楽しくねェだろ」

打ち止め「そんなことないよ? あなたと一緒にいられるだけでミサカは充分楽しいもの」

一方通行「……」

一方通行(わかンねェ)

一方通行(俺みてェな奴と一緒にいたって何が起こるわけでもねェのに)






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185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/04(日) 00:40:57.14 ID:PvQGAh3b0



一方通行(……)

打ち止め「あなた?」

一方通行「オマエは何でそンなことが……いや」

打ち止め「……あなたが何を考えているか知らないけどミサカはあなたが大好きだから」

打ち止め「だからミサカはあなたと一緒にいたいのよ? ってミサカはミサカはあなたを掴む手に力を込めてみる」ギュッ

一方通行(時々クソガキは今みたいに俺のことを好きだと言う)

一方通行(……それは)

一方通行(きっと刷り込みみてェなもンで)

一方通行「……ハッ勘違いだろ」

打ち止め「……」





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186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/04(日) 00:41:24.92 ID:PvQGAh3b0




一方通行「……クソガキ?」

打ち止め「あなたはいつもそう言うのね」

打ち止め「他人からの愛情を受け取ることが怖いの?」

打ち止め「受け取っても自分が返せるものがないとでも思っているの?」

打ち止め「バッカみたいってミサカはミサカはあなたを挑発してみたり」

一方通行「オマエ……ッ」

打ち止め「ミサカは。それはミサカに対しての。侮辱だと思う」

一方通行「何言ってやがンだ」

打ち止め「ミサカはあなたが好き。それをあなたに否定して欲しくない」

一方通行「……」

打ち止め「……って言ってもあなたはミサカを信じ切れないんだろうね」

一方通行「……クソガキ」






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187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/04(日) 00:42:42.62 ID:PvQGAh3b0



打ち止め「わかった。今日は番外個体と遊ぶよってミサカはミサカは肩を降ろしてみる」フゥ

打ち止め「じゃあいってらっしゃいってミサカはミサカは手を振ってみたり」

一方通行「……あァ」








一方通行(そうまで言われても……信じられねェ)

一方通行(情けねェ。けど俺は……それでいいンだと思ってる)





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188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/04(日) 00:43:16.77 ID:PvQGAh3b0




打ち止め(……ミサカはどうしたらいいのかな?)

打ち止め「ねぇ番外個体」

番外個体「何さ最終信号」

打ち止め「……んーん。やっぱり何でもない」

番外個体「……」

打ち止め「ね」

番外個体「……何」

打ち止め「ミサカの愛情表現は間違えているのかな?」

番外個体「それをミサカに聞く?」

打ち止め「うん」





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189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/04(日) 00:43:45.45 ID:PvQGAh3b0



番外個体「……知らないけどね。ミサカは第一位に悪態しか吐けないし。けどさ」

番外個体「ロシアのことを含めてもミサカには間違っているようには思えないけどね」

番外個体「それが恋愛感情なのか家族感情なのかそれとも別の何かなのかはわからないけど」

番外個体「……第一位は最終信号が大切なのは確かなんだからさ」

打ち止め「……うん」

番外個体「……よし。ミサカがココアでも作ってあげるよ」

打ち止め「番外個体が優しいと変な感じってミサカはミサカは首を傾げてみたり」

番外個体「そんなこと言ったら作らないよ?」

打ち止め「あーっごめんなさいってミサカはミサカは謝ってみる!」

番外個体「仕方ないね」フンス

打ち止め「あやっぱりいいですってミサカはミサカはドヤ顔に苛ついて断ってみたり」

番外個体「ちょっと入れるって入れさせて下さいってば!」

打ち止め「仕方ないなぁ」フフン

番外個体「……ちくしょー」




おわり



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190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/04(日) 00:44:57.30 ID:PvQGAh3b0
おわり
6レスでした
最近投下減ったなぁって夏休み終わったからか
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191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/04(日) 00:59:58.91 ID:iKYxMNZYo
やだこの番外個体かあいいよう

夏休みも終わったし、アニメ2期終わってだいぶ経ったしね
年明けくらいまではこんなもんじゃなかったかしら

というわけで、スレの消費スピードも落ちてきたし、
前スレ終盤で誰かも言ってくれてたみたいに、
次スレ立てるのは>>980踏んだ人に戻さないかい?
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192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/04(日) 01:00:49.96 ID:TcSbRWsCo
噂の超電磁砲2期が来たらまた加速しそうだけどそれまで980でいいかな

あと何度も煩いけど30分ルールな
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193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 01:01:49.73 ID:3OIS5IVJo
前スレでその提案出したものだけど、>>980だと何かあったときカツカツなんで>>960>>970案を出したつもりだったんだ
例えば踏んだ人が気付かずいなくなったときとかね
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194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/04(日) 01:04:11.60 ID:TcSbRWsCo
ああごめん。いつもの人ですけど980だとやっぱり瞬間風速早いときはきついかも試練
970あたりがいいかも
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195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 01:08:51.71 ID:zzm13GTo0


ミサカーズは可愛いな、けど一方通行はもと可愛いな
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196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/04(日) 01:19:10.98 ID:iKYxMNZYo
あああ、ごめん、感想レス兼ねてるし新しいSS投下するわけじゃないから30分ルール関係ないかなと思ったのよよよ
でも確かにテンプレ関連の話だと話題移っちゃうよね
>>183の人ごめん愛してる
番外通行止めの空気感がすごくよかった、またぜひ投下してほしいのよ
応援してる

そしていつもの人もいつもありがとう
>>193もありがとう
それなら970くらいがいいかもね
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197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/04(日) 01:27:01.92 ID:TcSbRWsCo
いつもの人とは言ったけどここ数スレ立ててない気がする
そして>>193宛でござる……口うるさくてごめんよ
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198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 01:32:38.31 ID:UfCbcEYDO
あれ俺30分ルール守れてなかったか不安になった
…大丈夫だよな、うん
俺の表示だけ間違ってるとかないよな
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199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/04(日) 01:37:55.26 ID:TcSbRWsCo
って何度もごめん。安価間違えてるや
そろそろ黙っておこう
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200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/09/04(日) 02:05:27.40 ID:IM850rdH0
乙〜
うわああん
番外通行止めマジ可愛い、なごむ!
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201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/04(日) 02:24:11.06 ID:VqMY51XCo
そういえば一方さんがガチロリコンじゃない通行止めって見たことがないような
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202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 02:50:01.66 ID:8Lyadqsfo
普通にあるだろそんなん。
成長後のやつの方が今多いくらいじゃねえの
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203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 04:28:29.31 ID:3WjVSJpzo
こんな時間にですが初ss投稿させてもらいます

色々と見苦しい点があると思いますのでどんどん指摘してもらえると嬉しいですww

登場人物2人だけ(今のところ)
ちょっとシュタゲ風味?


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204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 04:29:27.61 ID:3WjVSJpzo
少年は嘲笑を顔に浮かべながら問い掛ける

「・・・」

対する人物の返答は黙秘。
何も言わずにただ少年を睨むように見ているだけだ。
そこで少年は笑みを邪悪な蔑むような笑みへと変えた。

「まァ、テメェに思った事があってもなくても俺にとっちゃどォでもいいンだけどなァ」

「・・・じゃあなんでテメェはそんな似合わねぇことを聞いてんだよ」

そこで対する人物が始めて気だるそうに口を開く。 
だが、それに対する少年の答えは実に適当なものだった。

「気分だな。それ以外の何物でもねェよ。
 まァ後はこれからする頼みに関係があるから、だな」

その言葉に相手は少し驚きの表情を見せた後に、くくくっと喉で笑い邪悪な笑みを浮かべた。

「頼み?お前が俺に?ハッ笑えるな。
 ・・・前は俺のことを殺しておいて次は謹んで頼みごとかよ。
 そんなもののために俺をわざわざ元の身体に戻したのか?」

相手の嘲笑を受けながらも少年の表情は真顔のまま変わらない。

「・・・そォだ。そしてこれはお前にしかできねェ。そォじゃねェとテメェみてェなクソ野郎を
 助けだしたりしねェよ」

その言葉に相手は堪え切れないといった様子で笑い出す。

「はっははははは。何を言い出すかと思えば。
 お前にしかできねぇか、笑わせやがって。なるほどなそのためにわざわざ俺を、ねえ。
 お前の言ってる頼みってのはそんなに大事なものなのかよ?」

相手の嘲りにしか聞こえない言葉を聞いてもやはり表情は変わらない。
そして淡々と『頼み』を告げた。

「オマエには、ある物質を生み出してもらいてェ」

物質?と相手が顔に怪訝な表情を浮かべるのにもかまわずに少年は話続ける。

「エチゾチック物質って知ってるか?」

相手が、今度こそ本当に訳がわからないといった表情を浮かべる

「エチゾチック物質ってあれだろ。質量がマイナスだっていうとんでもねぇやつ
 ・・・それがなんだっていうんだよ。まさかそれを作れとでもいうつもりか」

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205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 04:30:31.39 ID:3WjVSJpzo

「そォだ」

相手が笑い出そうとしたが、すぐに少年はそれを肯定する。

「・・・まじかよ」

あまりのことに相手は絶句するが少年はなおも喋り続ける。

「オマエだったら可能なンじゃねェか?オマエ以外の世界中の人間が無理だとしてもオマエなら
 なンといっても学園都市の頂点、レベル5の第二位である


      ――垣根帝督くンならよォ」


相手は、いや垣根は邪悪に笑う少年に自らも笑いながら言葉を返す。

「ハッ、それはそれは。まさか第一位サマにそんな評価をされているとは・・・
 嬉しくて涙が出そうだぜ。なぁ、



      ――一方通行?」


ひとしきり相手を嘲笑ってから、改めて一方通行は表情を引き締めて垣根に聞き直す

「で、どォだ?できンのかできないのか。さっさと答えろ」

垣根はフンと軽く鼻を鳴らし軽く悩みながら答える。

「さぁな、やったことがねぇからわからねぇとしか言いようがねぇな。
 ただ理論的には可能なはずだ。そういうこの世に無い物質を生み出すのが俺の能力なんだからな」

垣根の答えにそォか、と一方通行は満足気に答える。

「で、なんだってエチゾチック物質なんてもんが欲しいんだ?
 まさかタイムトラベルしたいからです。なんて言わないよな?」

そう言った垣根だったが実際エチゾチック物質に他の使い道など皆無に等しい。
そして一方通行の答えは予想通り、


「あァ、タイムトラベルに使う。確かワームホール理論ではワームホール、エチゾチック物質、
 ワームホールを宇宙にぶっ飛ばすことのエネルギーがありゃ理論的にはできるはずだ」


「まじかよ・・・そんなんできんのか?
 だけど・・・まぁなんだってそんなことを?」


垣根の当然ともいえる質問に一方通行は垣根の方を見ずに
どこか遠い場所を見つめながら答える。


「俺は、失敗した。だからそれをやり直してェンだ。
 それができンなら俺はどんなことでもやってやる」

それは垣根の問いの答えというよりも自分自身に対する決意表明のようで
その言葉に詰まっている感情で垣根は何も言う事が出来なかった。

だが、つまり一方通行が言っていることは――


「俺は、『あのとき』をやり直してェどンな手を使っても構わねェ



           ――過去を、変えてェんだ」
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206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 04:31:46.22 ID:3WjVSJpzo
終了です。

色々と悪いとことか悪いとことか沢山あると思うのでご指摘お願いします。
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207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/09/04(日) 04:54:57.60 ID:hxcfAQD30

しかしエチゾチックじゃなくてエキゾチックじゃなかったっけ?
あとは・・・より…を使う方が見やすいし正しい表記なんだとか
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208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 06:57:00.82 ID:+/PJTyGZ0
乙 まあ三点リーダについては作者が書きやすいほうでいいと思うよ
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209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 07:40:53.03 ID:UfCbcEYDO
まぁ一応きまりだと……で三点リーダを2つだな
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210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/09/04(日) 09:00:05.50 ID:MLa1ZNPAO
ヒーローネタで1レス

一方「くかきこきかけこきかけ」

一方「ついに…コアメダル全種類揃えたぜェギャハハハハハ!!」

一方「制作期間一年かけたアンク手袋を装着して」

一方「オーズベルトを上条にプレゼントすれば…オイ当麻ァ!」

一方「イイねイイねェ最っ高だねェ!!」



打ち止め「どんだけヒーローさんと遊びたいんだろうねあの人、ってミサカはミサカは暖かい目で見守ってみたり」

番外個体「フォーゼ動くとカッコいいよ!あのモヤシ見てないけどいいの?」

打ち止め「あの人は自分の世界に浸りつつフォーゼ見てるから大丈夫だよ、ってミサカはミサカはまたあの人の部屋がオモチャまみれになることが想像ついてみたり」

番外個体「第一位パネェ、色んな意味でww」


禁書「とうま、あくせられーたから電話だよ」

上条「ファァァァイナルそげぇぇぇぶ!!」

禁書「日曜の朝はいつもこれなんだよ」

上条「こうしちゃいられねえ、遊びにいくぞインデックス!」

禁書「でもあくせられーたがご飯おごってくれるからスーパーヒーロータイム大好きなんだよ!スーパー戦隊〜♪」


父さん母さん、今日も学園都市は平和です。
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211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/04(日) 09:00:49.94 ID:MLa1ZNPAO
以上です
それにしてもこのアンクセラレータ、ノリノリである
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212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 09:17:47.23 ID:l6WNGa8SO
実験で空気圧縮してる時と同じテンションだしなww
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213 :滝壺「はまづら、群馬だよ」浜面「えっと…群馬ってどこだっけ?」 [saga]:2011/09/04(日) 09:39:30.91 ID:n5rgepyC0
>>118-119の続きです
2レスいただきます
ーーーーー
浜面「それで、いつ行くのかは決まっているのか?」

滝壺「このチケットによると一年間なら何度でも無料なんだって」

浜面「それはすごいな」

滝壺「お金に関しても私がいるから心配しないで」

絹旗「浜面は超ヒモですね」

浜面「なんか悪いな。あと絹旗は黙れ」

滝壺「はまづらの都合がよければ今度の日曜日に行かない?」

浜面「おれならいつでも暇だぜ」

絹旗「いわゆる超ニートってやつです」

浜面「いいからお前は黙れ」

滝壺「大丈夫、そんな小学生並に空気が読めない小学生ボディーのきぬはたも私は応援してる」

絹旗「うェーン、麦野ォー浜面に超虐められたンですけどォー」

浜面「とかいいつつ窒素装甲全開ってうわっ」

絹旗は窒素装甲の力を借りて浜面を思いっきり殴ろうとしていた。が、

ペチン

浜面「絹旗様それは流石に一般人には耐えられないとビブルチッてあれ?」

滝壺「はまづらとつきあうようになってからLv5になった私ならきぬはたなんて楽勝でとめられるんだよ」

絹旗「うぐっ、助けて超麦野ー」
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214 :滝壺「はまづら、群馬だよ」浜面「えっと…群馬ってどこだっけ?」 [saga]:2011/09/04(日) 09:40:40.33 ID:n5rgepyC0
麦野「……!! ねぇ、滝壺。あなた二人っきりで群馬行くと浜面と[ニャーン]とか[ピー]とか[速記原典です]しちゃうんじゃない」

滝壺「はまづらは紳士だよ」

麦野「でも何かのはずみで自分の部下のおなかが膨らむようになっても困るから私たちが見張りもかねてついてってあげるよ」

滝壺「群馬は海無し県だから鮭ないよ」※もちろん大嘘です

麦野「シャケ弁は命より大切だけど、部下の貞操も大切よ」

滝壺「部下って私?それともはまづら?むぎのいつもはまづらに厳しいけど超電磁砲みたいなツンデレさん?」

麦野「あんな奴と一緒にするな」

滝壺「それに私の貞操ならとっくにはまづらに奪ってもらったから平気。私はいまだに処女なむぎのを応援してるよ?」

麦野「たぁーきぃーつーぼぉーちょっと自分の下半身に別れを告げてなさぁーい」

滝壺「それ以降はダメ」

麦野「ふにゃ〜〜ん」

滝壺「それじゃあ行こうか、はまづら」

浜面「お、おう」

結局群馬ネタ入れられなかったって訳よ
アイテム可愛すぎるって訳よ

とりあえず終わり
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215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 11:11:51.90 ID:3WjVSJpzo
>>207−209

ご指摘ありがとうございます。
これからは三点リーダーを変えたいと思います

うっ、今ググってみたらエキゾチックだった…orz
ちゃんとシュタゲ見ながらやっていたはずなのに…

ちょっとそげぶ食らってきます



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216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/04(日) 11:17:47.81 ID:IB4R1CYSO
6レスもらいます

一方装甲です
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217 :最愛「超ママです!」 [sage]:2011/09/04(日) 11:18:24.73 ID:IB4R1CYSO
「まーまーちょうぱぱはまだ帰ってこないのぉ?」

娘は台所で晩御飯を作る母親に言う。

「パパはもうちょっとしたら超帰ってくると思いますよ」

母親はトントントンとリズム良く動かしていた包丁を一旦止め答える。

「ほんとぉ?」

娘は大好きなパパの帰りが待ちきれないようだ。

母親は娘の目線までしゃがんだ。

「超本当ですよ」

母親は聖母の様に優しく答えた。

「だからもう少しだけ超待ってあげて下さいね」

その言葉一つ一つが娘に安心を与える。

「うん!ちょうまってる!」

娘は天使の微笑みを母親に見せて台所を離れた。


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218 :最愛「超ママです!」 [sage]:2011/09/04(日) 11:19:18.58 ID:IB4R1CYSO
ああこの娘を産んで超超良かったと母親は思った。


少ししてガチャリと扉が開く音を二人は聞いた。

娘は、ぱぱだぁ!と行って玄関まで駆けて行く。

「ただいまァ」

昔とは違い杖を使わずに歩く父親は自分の所まで駆けて来た娘に行った。

「ぱぱぁ!ちょうおかえりなさい!」

娘は父親の胸に抱き着き言った。父親は娘を抱き上げた。

「超おかえりなさい」

母親はエプロンを着けたまま玄関まで来た。

「あァただいまァ」

母親と父親の距離はだんだんと近くなる。

口と口が優しく触れる。



━━━“あぁ今日も幸せです”
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219 :最愛「超ママです!」 [sage]:2011/09/04(日) 11:20:32.97 ID:IB4R1CYSO
絹旗「うーん。普通に超良かったですねぇ…」

一方通行「不満みてェだな」

絹旗「まあ、不満ですね。」

一方通行「けど良かったンだろォ『超ママです!』」

絹旗「それが超問題なんですよ!」

一方通行「はァ?」

絹旗「あれじゃあ只のA級映画ですよ!16才で子供産むと決意して『超ママです!』と叫ぶだけの映画かと思えば何なんですか!」

一方通行(何にキレてンだァ?)

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220 :最愛「超ママです!」 [sage]:2011/09/04(日) 11:21:40.55 ID:IB4R1CYSO
絹旗「」グチグチ

一方通行「じゃあ俺は帰ンぞ」

絹旗「えっ!ちょ、ちょっと待って下さいよ!」

一方通行「ハァ。まァだ何かあるンですかァ?」

絹旗「えと、あああのカフェに超行きましょう」グイッ

一方通行「オイッ!引っ張ンじゃねェ」

絹旗「ならとっとと付いてきて下さい」グイグイ

一方通行「だから引っ張ンじゃねェ」

━━二人が映画の様な関係になるのは少し未来の話

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221 :少し未来のお話し :2011/09/04(日) 11:23:20.92 ID:IB4R1CYSO


「すぅ……すぅ」

両親二人の愛の結晶は母親が添い寝することでようやく眠った。
「ふぅ超ようやく眠りましたか」
母親は立ち上がりリビングまで行く。

「よォやく寝たのか。ウチの天使ちゃンは寝付きが悪いから困るぜェ」

なんて言ったこの人は正直気持ち悪い。

「気持ち悪いですよ」

父親はうるせェと返す。

「何を観てるんですか?」

ソファに座る彼は普段余り観ないテレビを観ていた。

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222 :少し未来のお話 [sage]:2011/09/04(日) 11:24:19.78 ID:IB4R1CYSO
「ンあァ、懐かしいもンがやってたンだよ」

何でしょう?と母親はテレビを観る。画面を観れば父親を娘が玄関まで迎えに行ってる映像が流れていた。

「これは『超ママです!』じゃないですか」

超懐かしいですねと加える。

『おかえりなさい』

『あァただいまァ』

テレビの中では口付けを交していた。

「……んっ」

部屋を見れば父親が母親を押し倒し映画とは違う大人の口付けを交していた。

「もう超いきなり何ですか?」

口と口が離れると艶やかな顔で、声で聞いた。

「子供もう一人欲しくねェか、“最愛”」

最愛と呼ばれた女性は小悪魔の様な、聖母の様な微笑みを見せて言う。

「“一方通行”は私が超欲しいんではないんですか?」

……あァと一方通行は答える。
━━夜が加速していく中で彼らは一つに交わっていく━━
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223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 11:25:44.18 ID:IB4R1CYSO
以上です。

一方通行さんは変態のようです
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224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/04(日) 11:25:52.64 ID:PStqCXM8o
最初のちょうぱぱで吹いたwwww

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225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [saga]:2011/09/04(日) 16:00:43.08 ID:mKgAvRTDo
小ネタで2レスもらいます

グロ、猟奇表現っぽいものを含むので注意
あえて言うなら欠陥通行だけど一方さんの愛は一方通行です
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226 :とある狂気の偏愛通行 [sage saga]:2011/09/04(日) 16:01:33.16 ID:mKgAvRTDo


幼い頃から子供らしい玩具は何一つ与えられなかった。

友人も一人としていない。

例え友人らしい人間が出来たとしても、結局は死ぬか、
そうでなければいずれ彼自身の手で殺すことになるだけだった。

彼に与えられたのはグロテスクな色合いの薬と電極と、苦痛と絶望――そして強すぎる能力だけ。


「彼女達は人形だ。君のために作られた、ただの人形。何も気に病む必要はない」

とある施設のとある実験室。
血を流して倒れゆく少女を呆然と眺めながら、一方通行はその声を聞いていた。
確かに死を目前にしてなお、恐怖すら映らぬその瞳は人形のグラスアイのよう。

――人形。

言われた言葉を心中で繰り返す。

――ただ一人、一方通行のために用意された人形。

それは少年に初めて、そして唯一与えられた“子供らしい玩具”だった。




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227 :とある狂気の偏愛通行 [sage saga]:2011/09/04(日) 16:02:17.78 ID:mKgAvRTDo


  ◆ ◇ ◆


路地裏を少女が走っていた。
息は散り散りに乱れ、衣服も乱れ、体のあちこちには血が滲んでいる。
手にしたおもちゃの兵隊が重かった。
唯一『狂気』に対抗出来るはずのそれも今の少女にとってはただの重荷でしかない。

「……ぎゃは!」

誰もいない路地に響き渡るのは少女の息遣いと、そして狂気に満ちた少年の笑い声。

「ンだァ? 愉快にケツ振りやがって誘ってンのかァ!?」

その声は楽しげで、狂おしげで、そして愛おしげで。
ふ、と空気が揺らいだ。
走っているはずの少女の首筋に添えられた冷たい手はいったい何なのか。
それを理解する暇もないまま、少女は耳元を熱い吐息と共にくすぐる優しい声を聞く。

目前に迫った死への恐怖が少女には理解できない。
しかしその重圧は確実に彼女のすべてを圧迫していた。

「そンなことしなくたって、俺はオマエしか見てねェから」

それはまるで恋人に囁く声のようだ。

「……なァ、今回はどォして欲しい?
2535号の時は俺を必死で呼んでたまらねェ声で喘いでくれたし、5820号の時は血液をぜェンぶ俺にくれたよなァ。
6978号の時は髪の毛の一本一本全てから瞳の奥、可愛い可愛い唇の先も、皮膚の裏側も綺麗な心臓も見せてくれた。
9321号を食べた時は本当に一つになれたンだって……思わずイく所だったわ。
……なァ、今回はどォしようか?」

「ッ……」

いや、事実この白い少年は模造品の少女に愛を囁いているつもりなのだろう。
例えそれがいくら偏執的なものであろうと、いい加減少女とて気がついていた。

「そォだ。剥製にして飾ろうか。……オマエは俺の可愛い可愛いお人形だもンなァ」

ライフルを構えようと脳に電気信号を送ったときにはもう遅かった。
触れられた首筋から少女の体はすでに全てが掌握されていて、もう指を一本動かすことすら叶わない。

ザザ、と脳内がまるでノイズが走ったかのように明滅する。

どうしてこうなったのか。
黒に染まりつつある思考の僅かな領域を使って少女は思う。
まだ物と化した少女達が三桁代だった頃は少年の態度はここまで異常なものではなかったように思う。
彼の精神が徐々におかしくなっていったのは確か1000号を殺した頃だったか。

「……愛してる、俺の欠陥電気」

――その声を最後に、10031号の個としての意識は途絶えた。






続かない。




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228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/04(日) 16:03:06.89 ID:mKgAvRTDo
おわり

ヤンデレールガンとか病み止めさんとか病み条さんとか結構見るけど
意外にヤンデレータって見ない気がしたんだよね もともと病んでるからかなぁ

という訳で原作とは違うベクトルで病んでいただきました

この後上条さんと一緒にいる10032号を見て嫉妬心爆発させたり、
最終的に実験を止める選択をした妹達を見て絶望に狂ったりするのを妄想したけど
男のヤンデレって誰得っていうか面倒になったので続きません




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229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 16:23:20.74 ID:3WjVSJpzo
乙です

男のヤンデレでも一方さんなら許せる。
むしろなんか変な趣味に目覚めそうだwwwwww
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230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 16:34:48.94 ID:3WjVSJpzo
今月の超電磁砲を読んでなにか思いついたので1レスもらいます

・今月の超電磁砲読んでないひとは多分意味がわからない
・誰得

ではいきます

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231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 16:36:40.33 ID:3WjVSJpzo
俺の仕事はネゴシエーター。

昔は『絶対能力進化』計画という危なっかしいものにも首を突っ込んでいたが

今はもうこの街の闇からは足を洗った。

それから表で様々な仕事をこなしていくうちに、人望や信頼すらも手に入れた。

そして今回の仕事は大覇星祭の運営委員会からの依頼だ。

大覇星祭の運営委員会……とても平和な響きだ。

昔の俺はこんな平和そうな仕事を回されるなんてまったく思っていなかった。


「まったく……暗部から足を洗う事ができるなんてな」


しみじみと独り言を呟き、運営委員会から渡された仕事の内容が書かれた封筒を開けて

中身を確認してみる。


「ふんふん、大覇星祭でレベル5の選手宣誓ねぇ。
 なるほどレベル5か。うん?レベル5って、え?…………は?」


何を書いてあるのか脳が受け付けない。中身を見た瞬間に思ったのはそうとしか言いようが無かった。

エアコンが効いているはずなのに、全身をだらだらと汗が流れている。

(……なんだこれは。え?だってこれは大覇星祭の運営委員会からの仕事で暗部とは関係ない仕事だろ?なんでレベル5が?
 い、いやちょっと待て。レベル5にもまともっぽいのはいるはずだ。
 そう、これは第三位に交渉に行けってことじゃないか?そう、きっとそうだ。落ち着け、俺。
 レベル5が第一位みたいなやつしかいないわけじゃねぇだろ。なんだ、びっくりさせんなよ。ははは)

そう思い、下に書いてある交渉に行く人物の名前に目を落とすと、そこには……



            『一方通行』


「ふ、不幸だあああああああああああああああああ」
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232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 16:39:18.81 ID:3WjVSJpzo
以上です

あの依頼で犠牲になったものは多かったと思うの。
部屋とか、フレンダの顔とか…

それと自分のID真っ赤でワロタw
暇人すぎだろ…

お目汚し失礼しました。
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233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 19:08:45.06 ID:zzm13GTo0


上条も一方通行も刷り込みレベルだもんな
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234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/09/04(日) 20:06:48.51 ID:/GhJGhgMo
1レスもらってまったく書き進められない姫神SSの冒頭を投下させていただきます

意味不明ですが評価や感想をいただけると嬉しいです。よろしくお願いします
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235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/09/04(日) 20:08:53.25 ID:/GhJGhgMo
最初から知っていた。彼があの幻想を打ち破った瞬間から、私の望みが叶わないことくらい。

それでも今まで生きて来られたのは、それなりに平和な日々が続いていたから。

ひょっとすると私はこのまま誰も殺さず、誰も殺されずに生きていけるかもしれない。そんな愚かな期待を抱いていた。

本当に馬鹿。そんなのあり得ないって、私は知っていたはずなのに。

私は化け物。殺し尽くす化け物。弱くてちっぽけで、何の役にも立たない化け物。

故に縋る。誰かに頼る。自分の力では救いを見出せないから。

この街を訪れた理由もそうだった。自分ではどうすることもできないから、ヒーローを求めた。

そして見つけた。ヒーローを。

でも、私は救われない。何故なら私はヒロインではないから。

そう。彼の物語の中の私は脇役。故に結末は不要。

だから誰も私がどうなるのか、知らない。

結末を知るのは唯一、私のみ。それだけで十分救われる。

先に有るのは安息。ならば前に進めば良い。例えそれが誰にも知られることなく終わっても。

近いうちに訪れるであろう救いの時を、私はただ心待ちにして。そして今日も夜の街へ赴く。

きっと私を探しているであろう、儚く脆い永遠の命を求めて。

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236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/09/04(日) 20:14:27.30 ID:/GhJGhgMo
以上になります。秋沙かわいいよ秋沙が高じて手を出しました。[田島「チ○コ破裂するっ!」]感が半端ないです。ありがとうございました
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
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237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/05(月) 01:09:09.85 ID:JcwL0ApW0
乙。姫神は空気なんて呼ばせないぜ!

黄泉川家で数レスもらいます
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/05(月) 01:09:44.30 ID:JcwL0ApW0


久しぶりに、夢を見た。
それは星を捕まえる話で、俺は網を持って逃げる星を追いかけるンだ。
今まで一度も見たこともないような風景を駆け抜けて、アスファルトでない土の地面を蹴る。
星は翻弄するかのようにあちらへクルリこちらへクルリ。
やァ捕まりそうだ……というところで目が覚めた。


pppppp


一方通行「……」ダンッ

一方通行(メール、か)

一方通行(……)ボー

一方通行(……なンてメルヘンだよ)

一方通行「しかし……夢か」




239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/05(月) 01:10:13.39 ID:JcwL0ApW0



ガチャ


番外個体「げ。起きてきたの?」

一方通行「なンだ起きてきたって。別にいいだろォが」

番外個体「一度寝たら朝まで寝ててよ」

一方通行「俺の勝手だ」

番外個体「……ま。いいけどさ」ゴク

一方通行「オマエがコーヒーなンて珍しいな」

番外個体「そうかな? そうでもないけどね」

一方通行(……知らねェうちに変わるもンだな)

一方通行「で? オマエ一人か」

番外個体「うーん。今はね」




240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/05(月) 01:10:44.70 ID:JcwL0ApW0



一方通行「あァ?」

番外個体「良い月夜だーって言ってお酒を買いに行ったんだよね」

一方通行「……バカかよ」ハァ

番外個体「最終信号はお菓子買いに行ったしね。でもさ第一位」

一方通行「ンだよ」

番外個体「空。見てみなよ」ガチャ

一方通行「空ァ?」


キィイ


番外個体「……ね?」

一方通行「……へェ。珍しいもンだな」

番外個体「うんヨシカワたちもそう言ってたよ。こんなに満点の星空ってのも珍しいんだってね」

一方通行「俺は初めて見るな」

番外個体「それって相当なんじゃない?」クスクス

一方通行(今まで空を見る機会なンてそォなかったってのもあるかもしンねェが……)

一方通行「……ふン」




241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/05(月) 01:11:27.91 ID:JcwL0ApW0



ガチャ
ドタタタタ


黄泉川「月見始まっちゃってるじゃん?」

芳川「そんな季節でもないけどね」

黄泉川「月見は月見じゃんよ」

打ち止め「ってあー! あなたが起きてる!! ってミサカはミサカは指さしてみたり!」

番外個体「あ。お帰りー」

打ち止め「うぅー。月夜に二人っきりとかロマンチックでズルいってミサカはミサカは口を尖らせてみる」

番外個体「ナニソレ。最終信号の少女趣味はいいけどミサカに押しつけるの止めてくれない?」





242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/05(月) 01:12:04.34 ID:JcwL0ApW0



打ち止め「酷い! そこまで言わなくてもいいじゃないってミサカはミサカは更に不平をつのらせてみたり!」

番外個体「はいはーい。ごめんなさーい」

打ち止め「……もう番外個体に頼まれたアイスもあげないもんってミサカはミサカはコンビニの袋を探ってみる」ガサガサ

番外個体「うげ。ごめんってちょっと」

芳川「じゃあお酒呑みましょうか」

黄泉川「そうじゃんね。一方通行も呑むか?」

一方通行「未成年に何勧めてやがンだ」

黄泉川「冗談に決まってるじゃんよ」

芳川「あら冗談なの? 注いじゃったわよ」

一方通行「オイ」




243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/05(月) 01:12:35.26 ID:JcwL0ApW0



コポポ


打ち止め「綺麗だね……ってミサカはミサカはアイスを食べながら見とれてみたり」ポー

番外個体(少女趣味……)シャクシャク

黄泉川「んー。そうじゃんねー」

一方通行「もう顔真っ赤じゃねェか」

芳川「まぁ出かける前から呑んでたものね」

一方通行「それで何でオマエは平気なンだよ」

芳川「体質じゃないかしら?」




244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/05(月) 01:13:06.51 ID:JcwL0ApW0




番外個体「……ねぇ。星って捕まえることとかって出来ないのかな」

打ち止め「星?」

番外個体「こんなに近くに見えるから。網で取れそうな気もするんだけど」

番外個体「……なんだろうね」

番外個体(近くに見えるだけで。絶対に捕まえられない)

番外個体(……ミサカもそうなのかな)

芳川「あらまたロマンチックなことを言うのね」

黄泉川「恋でもしたにょのかー?」アハハ

一方通行「オイこの酔っぱらい寝かせろ」

黄泉川「おーう? まだまだ酔っぱらってないじゃんよー?」ベタベタ

一方通行「触ンな酒くせェンだよ!!」グイーッ

芳川「うふふ」




245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/05(月) 01:13:46.29 ID:JcwL0ApW0




打ち止め「星かぁ。番外個体もミサカの少女趣味を笑えないじゃないって……いいこと思いついた」ピコン

番外個体「え?」

打ち止め「ちょっと待ってて!」トタタタタ

一方通行「オイそンな走ると転ぶぞ」

打ち止め「大丈夫ーっ」タタタ

芳川(過保護ね……)



タッタッタ



打ち止め「おまたせーってミサカはミサカは両手に抱えながら走ってきたり」オットット

芳川「あら? バケツ?」

打ち止め「うん! これをここに置いてっとっと……」ピチャン

一方通行「俺が置くから貸せ」

打ち止め「あっありがとう! ってミサカはミサカは微笑んでみる!」エヘヘ





246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/05(月) 01:14:37.19 ID:JcwL0ApW0



番外個体「で……水の入ったバケツなんて持ってきて何なの?」

打ち止め「まぁまぁ見ててってミサカはミサカは番外個体にしーって指を向けてみたり」シー


タプン
ピチャ…


芳川(……あぁ。そういうこと)フフ

打ち止め「ほら! 番外個体!」

番外個体「……へぇ。星がバケツの中にたくさん映ってる」

打ち止め「大漁だね!」フンス

番外個体「大漁って……ううん。ありがと」

打ち止め「えへへっ」

一方通行(星を捕まえる……か)

一方通行(……)



247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/05(月) 01:15:11.53 ID:JcwL0ApW0



芳川「さっきからずっと黙っていると思ったら……」

一方通行「寝てやがンなァ」

黄泉川「」スヤスヤ

打ち止め「どうしよう? 寝室まで運べる? ってミサカはミサカは困り顔になってみる」

番外個体「ミサカなら何とか」

芳川「そうね。じゃあ頼んでもいいかしら?」

番外個体「ま。仕方ないね」ヨイショ

黄泉川「んーぅ」スピー




248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/05(月) 01:15:41.84 ID:JcwL0ApW0




芳川「じゃあ私たちもそろそろ寝ましょうか」

打ち止め「そうだね……ふわぁ」ンー

芳川「一方通行は?」

一方通行「あァ俺も……いや。もう少し俺は起きてる」

芳川「そう? じゃあお休みなさい」

打ち止め「おやすみなさーいってミサカはミサカは手を振ってみたりー」ムニャムニャ

芳川「あらら。無理させちゃったかしらね」


キィ
トタン









249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/05(月) 01:16:09.46 ID:JcwL0ApW0






夢を見た。
手の平いっぱいの星を集めて、星空の下俺はいろンな奴と一緒にいた。
誰の表情も暗くて見えなかったけれど、俺は心に暖かいものを感じていて。
星がきらりと微笑んだ。





おわり
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/09/05(月) 01:17:26.05 ID:JcwL0ApW0
おわり
12レスでした
ふひひ俺ポエマーwwww
下の表示消えたね
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/05(月) 01:19:22.03 ID:x0cuUU0e0


でも10レス以上の場合は先にいうかナンバリングして欲しいってアックアはアックアはいってみるのである
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/05(月) 01:30:54.23 ID:J1avLv/50
乙!黄泉川家は和むなあ
寝る前にいいもん見せてもらった。おやすみ〜
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/05(月) 06:34:18.91 ID:jpSBiwQAO


でも数レスというのは曖昧3センチなんだよ
正確とまでは言わないけど具体的な目安がほしいかも
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2011/09/05(月) 10:27:28.87 ID:i1acCo+jo
黄泉川家ほのぼのいいなああああ
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/06(火) 00:42:56.23 ID:yv/kc8VDO
1レスもらいます
百合・初黒注意
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/06(火) 00:44:12.41 ID:yv/kc8VDO

黒子「……はい?」

初春「いえその。白井さんってレズビアンなんですか?」

黒子「どうしてそう思いになりましたの?」

初春「御坂さんへの態度を見てるとそうとしか思えないと言うか……」

黒子「……違いますわ」

初春「え?」

黒子「その意外そうな顔は止めて下さいます?」

黒子「まぁ確かに。わたくし自身やり過ぎなところは否めませんが」

黒子「黒子の思いはあくまで敬愛。パートナーとしての敬愛ですの」

黒子(……えぇ。きっと)




初春(……パートナーとしての。ですか)

初春「ふぅん。なら良いんですけどね」

黒子「あら初春。同姓愛者への偏見はいけませんわよ」

初春「……そんな意味じゃありませんよ」

黒子「ならよろしいんですけれど。……佐天さん遅いですわね」

初春「あ。すいませんさっき急用が出来たってメールが着たの伝え忘れてました」

初春「なので……久しぶりに二人でこのまま遊びませんか?」

黒子「急用ですの?」ハテ

初春「はい」

黒子「……わたくしにはそのようなメールは届いていませんわね」ピッ

初春「私にメールすれば充分だと思ったんでしょう。それでどうしますか?」

黒子「そうですわね……初春の言う通り最近二人で遊ぶこともありませんでしたし」

黒子「今日は二人で遊びましょうか」ニコッ

初春「……はいっ」


▼△▼△


佐天「お待たせしましたーっ」タッタッタ

佐天「ちょっと遅れちゃってすいません……ってあれ?」

佐天「いない?」



おわり


257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/06(火) 00:44:45.79 ID:yv/kc8VDO
おわり
パートナー争いが見たいです
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/09/06(火) 00:57:29.15 ID:iUUQZFMAO
乙!

つまり
初春→黒子→御坂→佐天→初春

となるわけだな
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/06(火) 18:24:50.21 ID:pBtjnxzDO
マンハッタンラブストーリーならぬ、学園都市ラブストーリーか
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2011/09/06(火) 21:04:00.86 ID:s9kRU1Rx0
>>259
なつかしいなあ
途中で矢印逆になるのかww
説教ドラマだったし禁書に合うかも
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/09/07(水) 19:57:50.57 ID:sCic2u/3o
ムックさんとのコラボあった?
ムック「ジャッジメントですぞ!」みたいな
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/07(水) 22:20:33.56 ID:jacQ7LcDO
自分で読み返して面白くなかったものをつまんねって言われても全然ショックじゃないもんだな
ですよねーって思ってしまった
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/07(水) 22:44:25.90 ID:jacQ7LcDO
誤爆
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/08(木) 01:00:01.11 ID:4KJVlFPSO
きぬはたとはまづらとで1レスもらいます
あとちょこっと滝壺
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/08(木) 01:00:47.55 ID:4KJVlFPSO
絹旗「暇なのでしりとりをやりましょう」

浜面「二人で?」

絹旗「いえす」

浜面「ふむ…じゃあ、蚊帳」

絹旗「やっぱり浜面は超浜面ですね」ハァ

浜面「根なし草」

絹旗「最初は超可愛いくて超可憐な女の子の私からと決まってます」

浜面「睡魔」

絹旗「まぁ、私は超大人な女ですから?仕方なく最初は譲ってあげましょう」

浜面「ウズベキスタン。あっ」

絹旗「ンゴロンゴロ保全地域!」フフン

浜面「えっ?」

絹旗「ンゴロンゴロ保全地域!」フフン

浜面「あ、あぁ…ンゴロンゴロ保全地域ね。じゃあきな粉」

絹旗「ちがうでしょー!!」ウガー

浜面「えぇっ!?」ビクッ

絹旗「ンゴロンゴロ保全地域ですよ?超すごいでしょうがー!?」

浜面「……!。あぁそういうことね」ナルホド
浜面「絹旗は物知りでえらいな」ナデナデ

絹旗「えへへー」



滝壺「……はまづらがきぬはたとイチャコラしてる気がする!?」
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/08(木) 01:02:47.77 ID:4KJVlFPSO
終わり
絹旗ちゃん可愛いです。むぎのんも可愛いです
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/08(木) 01:08:55.92 ID:k+XkY0CDO
久々に可愛い浜絹を見た気がする
いいぞもっとやれ乙
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/08(木) 01:13:15.29 ID:Bh9jHZfKo
何いってんの?
きぬはたはいつでも可愛いんだけど
しかたない、俺が代わりにナデナデしておこう
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/09/08(木) 14:47:50.92 ID:Kr8GoHUz0
いいぜ浜面、てめえがモアイちゃんと[禁則事項です]するってんのならまずはぶち殺‌す
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/09/08(木) 16:40:47.96 ID:Ns1XS+4ao
前スレの400あたりでぼこぼこにされる一方通行を書いたものだけど、夢に出てきてまた書いてみた。
数レス貰います。
271 :一方通行「第20位かァ……」 [sage saga]:2011/09/08(木) 16:41:41.31 ID:Ns1XS+4ao
一方通行「芳川ァああ!!」バサバサ

芳川「あら?久しぶりね一方通行。強くなったかしら?」

一方通行「修行したおかげで黒翼が生えたぜェ」

芳川「それは良かったわ。妹達全員殺しても変化なかった時点で焦ったもの」

一方通行「やっぱり雑魚散らしても意味がねえンだよ」

芳川「じゃあ、レベル7進化計画の続きからでもやりましょうか」

一方通行「オオ!俺は現在何位だ?」

芳川「あれから色々順位が変動したのよ……貴方は現在第20位よ」

一方通行「リストラされたりしたのか?」

芳川「それもあるし、新たな現在第一位に消されたの」

一方通行「アレイスターの野郎か?」

芳川「理事長はレベル6第一位を降りたわ。元々あのレベルじゃないし」

一方通行「じゃあ今は誰なんだよォ?」

芳川「まずは19位から潰してきなさい。その内会えるわ」


対第19位

一方通行「オイ、よえェよ」

スキルアウト×150(浜面、駒場入り)「ぐはぁああ」バタバタ


一方通行「さすがボランティアレベルだぜェ」

芳川「彼らはまあ質より数派みたいだったしね。次から勝てるかわからないわ」


対第18位

一方通行「またテメェ等かァ……全く…なンなンですかァ?」

垣根「今度は前回のようには行かねえぞぉ」

食蜂「全員私の能力を干渉させなさい」

御坂「邪魔しないでよ!!」

麦野「テメェもだ第三位!」

削板「俺と第2位の根性によって突破口をあけるぞおお!!」

一方通行「ヘッ、やってみやがれ!!三下どもがっ!」

30分後

一方通行「所詮レベル5ってェ訳だァ」ツカツカ

食蜂「ひっ!にっ逃げないと!!」

一方通行「全員バーサクにさせるよりチームワークよくしてこい」

ぐしゃあ


芳川「へぇ〜。レベル5は余裕なのね」

一方通行「俺は前みてェなつええ奴と戦いてェンだ」

芳川「また前回みたいに嫌になるわよ」
272 :一方通行「第20位かァ……」 [sage saga]:2011/09/08(木) 16:42:36.24 ID:Ns1XS+4ao
対第17位

一方通行「……なンだァ…こいつァ?」

ハンター「……」カシャン

バキュン

一方通行「グハァ!……何で…ガードしたのによォ」

一方通行討伐クエスト達成
一方通行敗北


芳川「…………これ貫通弾Lv:2ね」

一方通行「そンなンでも俺の翼は貫通されちまうのか…」


対第14位

一方通行「なっなンだァ!?なンだお前の能力は!?」

城戸亜沙斗「別に俺は何もしてないスよ。ただ、俺の領域(テリトリー)に入ってきたのがダメでしたね」

一方通行「……」ギリッ

海藤優「なら俺と禁句(タブー)で勝負する?」

一方通行「あン?」

海藤優「今から一分毎にあ・い・う・え・おの順に言葉が使えなくなる。それを先に言ったら負け。簡単だろう?」

柳沢光成(一方通行にコピー)「……まあ頑張ってくださいよ。ちなみに俺は今一方通行さんと同じ能力使えますから、抵抗したら殺しますよ」

一方通行「ふざけンじゃ……」

グサッ

城戸亜沙斗「抵抗しちゃ駄目って言われたばっかじゃないすか」

一方通行敗北


芳川「素直に禁句ゲームでもしていれば良かったのに……」

一方通行「不覚だった」


対第11位

一方通行「オラァアア!!」コクヨクフンシャ

エル・マタドーラ「力比べなら負けないぜ!」ヒラリマント

ごおおお

エル・マタドーラ「この黒いものは闘牛より弱い。お返しする」

くるん

一方通行「ぐァああああああああ!!」

エル・マタドーラ「アディオス!」

一方通行敗北


芳川「……もう一回絶対能力進化計画やる?」

一方通行「待ってくれェ!こンなンじゃねェンだ!!」
273 :一方通行「第20位かァ……」 [sage saga]:2011/09/08(木) 16:43:18.11 ID:Ns1XS+4ao
対第7位

一方通行「これで終わりだァ!!死ねェ三下ァああああ!!!!」

?「ぐああああ」

ぐしゃ

一方通行「……ひゃはは!倒した!!やっと倒したひゃあはははははは!!おまけにこの戦いで黒から白に翼が進化したしよォ!!もう負けなしだぜェえええひゃーはっはっ!!」

ピシッパリーン

美堂蛮「ジャスト1分だ。良い夢見れたかよ!」

一方通行「ひゃーははははは」

美堂蛮「……ったくヘヴンの野郎…この仕事の仲介料7割持っていきやがって………うっせぇ!!」

ぐしゃ

一方通行敗北


芳川「…………何で白翼になって負けてるのよ」

一方通行「……すンませン」


対5位

一方通行「そンな攻撃きくァああああ!!」

ヘレティック・ようじんぼう「…………」

一方通行「こっちから行くぜェええええ!!」

ヘレティック・ようじんぼうに99999のダメージを与えた

オーバードライブ・斬魔刀

タタタタズバン

一方通行敗北


芳川「流石……お金で心動く召喚獣よね」

一方通行「アイツHPどンだけだよ?」


対第3位

一方通行「ぎゃー」

赤屍さん「強くなったと聞いて期待していたのに残念ですねえ」

一方通行敗北


芳川「2回目なのでカットしました」

一方通行「…………」
274 :一方通行「第20位かァ……」 [sage saga]:2011/09/08(木) 16:44:31.22 ID:Ns1XS+4ao
対第2位

一方通行「……またお前等かよ」

垣根「……もう負けたくねえしな」

麦野「アンタ負けまくってるって聞いたからもうプライド捨てたよ」

一方通行「は?」

御坂「こっちこっち!」

上条「はいはい。あ、垣根さんに麦野さんまでこんにちは」

垣根「おう。今日は悪いがこの白髪と腕相撲してくれえか?」

上条「腕相撲?」

一方通行「ちょっと待て!殲滅で勝敗が付くンじゃねえのかよ!!」

麦野「黙ってろ!テメェは下位だろ?ここは上が好きに決めていいルールなんだよ!」

御坂「お願い!アイツ強いのよ!!」

上条「見たところ垣根さんなら勝てる気がするんですが……」

垣根「アイツ細マッチョなんだよ」

御坂「ぶっ」

麦野「……」ブルブル

上条「へぇ〜じゃあ面白そうだな。じゃあお願いします」

一方通行「けっ!」

一方通行(ベクトル操作で終わらしてやるよ)

垣根「レディーファイッ!!」

ごん

一方通行「」

上条「……あれ?勝っちまったぞ?」

垣根「おお!ありがとな上条君。ついでにそのまま手を握っていてくれ」グルグル

上条「え?なんで手にテープ巻いてるせうか?」

御坂「じっとしてなさい」

上条「目隠しまでして」

麦野「後でデートしてあげるから」スポッ

垣根「俺特製の絶対聞こえないヘッドフォンだ。これでこいつは何にも聞こえないしわからねえと……」

一方通行「てめえら何のつもりだ?」

麦野「何のつもりってこういうつもりだよぉおおおおおお!!!!!」ビーム

御坂「死ね!死ねぇええええええ!!!」ビリビリ

垣根「くたばれやあああ!!」ブン

一方通行「ぎやああああ!!」

一方通行敗北
275 :一方通行「第20位かァ……」 [sage saga]:2011/09/08(木) 16:45:20.56 ID:Ns1XS+4ao
芳川「……上条当麻…レベル0……右手にあらゆる異能の力を無効にする幻想殺しを持つ。それで貴方の能力が無効化されたのね」

一方通行「聞いてねェぞオイ」

芳川「ところでまだ貴方19位なんだけど……」

一方通行「……」

芳川「勝てるの?第一位強いわよ?」

一方通行「もう勝つしかねえ」


対第一位

一方通行(何だ!コイツはァ!?)

朝倉涼子「だから…アナタを殺してアレイスターの出方を見る」ダッ

スカッ

一方通行「あぶねェええ!!くらえ!白翼!!」

長門有希「…………」ブツブツ

朝倉涼子「長門さん!!!」

ずばずばずばずば

長門有希「……終わった…」

一方通行「どうだァああ!!?」

がし

長門有希「情報連結、解除開始」

ぱあああ

一方通行消滅


芳川「…………もう超能力者第1位の方が良いんじゃない?」

一方通行「……いや、やっぱり負けたまンまは嫌だ」

レベル6第一位になるまで一方通行の戦いはまだまだ続く


一方通行はこんなんじゃないという人もいるかと思いますが夢の中ではこんな感じでした。
おかしくても突っ込みはなしで……
失礼しました。
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/08(木) 16:48:46.97 ID:Kop/dYCSO
おもしろかった

多分信者の批判レス付くだろうけど、気にせずまた書いてくれ
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/08(木) 16:55:15.62 ID:QuY71lHAO
乙〜。
こういうの嫌いじゃない
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/08(木) 16:58:04.18 ID:7Ll+1JDDO
メルエムとかはどうなんだろうな…
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2011/09/08(木) 16:59:40.07 ID:Z59gSXO2o
面白かったけどもう少しこう……練ってほしかった
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/08(木) 17:01:08.44 ID:3RJYFDxMo
メルエム、つかハンターキャラはなにげに爆弾で大ダメージくらう程度だからそんな強くないよね
281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/08(木) 17:33:05.47 ID:POASz7LAO


ところで仮面ライダーBLACK RXが一方通行に挑戦しに来たけどどうしますか?
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/09/08(木) 17:41:42.97 ID:gvYrL5ud0

でもまぁ確かに…もうちょっとネタ寄りのチートキャラな人選した方が…って感じはするかな
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/09/08(木) 18:02:48.85 ID:2h6++QV0o
乙ー

そだなあ折角なんだしそりゃ無理だろwwwwwwwwって感じの人選にした方がよさそうだよな、そっちのが単純に面白そう
何人か明らかに無理があるの居るしな……とりあえずなんか貫通弾さんぱねェのは分かった……
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/08(木) 19:48:34.60 ID:4KJVlFPSO
浜面と絹旗で1レスもらいます
浜絹注意
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/08(木) 19:49:03.56 ID:4KJVlFPSO
浜面「zzz」スピー

絹旗「浜面が寝てます」

絹旗「相変わらず寝顔も超浜面です」

浜面「zzz」グー

絹旗「超気持ち良さそうに寝てます……」

絹旗「ムカつくのでほっぺた超つっついて起こしてやります」フフン

絹旗「別に触りたい訳じゃないですよ?。超本当ですよ?」

浜面「zzz」スピー

絹旗「ではさっそく……えいっ」ツンツン

浜面「zz…z」ピクッ

絹旗「ぴくってなりました。ちょっと可愛かったです」ツンツン

絹旗「……ん?意外とぷにぷにしてますね、浜面のほっぺた」プニプニ

浜面「zzz」ウヘヘー

絹旗「うわ……なんか超にやけてます。これはキモいです。超浜面です」

絹旗「………」プニプニ

絹旗「なんか物足りないです……」

絹旗「このままだとつまらないので、ほっぺたにちゅーしてやります」

浜面「zzz」スピー

絹旗「……は、恥ずかしいですが、仕方なくしてやります!超仕方なくです!」ンー

絹旗「………」チュッ

絹旗「………」

浜面「zzz」グー

絹旗「………」

絹旗「大好きですよ」チュッ
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/08(木) 19:50:05.85 ID:4KJVlFPSO
終わり
浜面は爆発するものだと思う
絹旗ちゃん可愛いよ
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/08(木) 20:14:04.82 ID:BbG72Txr0
乙超可愛い
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/09(金) 01:12:36.88 ID:8cyBx7GAO
乙〜。
滝壺さーん、浜面が浮気してますよ〜
289 : ◆nW2JZrx2Lo [saga]:2011/09/09(金) 01:45:39.28 ID:k8ZQuShNo
誰もいないようなので、前書き後書き含めて27レスお借りします

前提として自分が書いている作品を書く過程で生まれた副産物なので、内容は被らないのですがそちらの作品と99%同じレスが1つあります
そちらの2スレ目を立てた時のトリップをつけておくので、本人確認の役に立ててください

290 :1/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:46:19.94 ID:k8ZQuShNo

ある秋の日。

一方通行は居候先のリビングで、つまらなさそうにテレビを眺めていた。
テレビに映っているのはアニメ映画、テーブルの上にはレンタルビデオ店の貸出用バッグ。
そして白いマグに注がれたブラックコーヒーと、黒いマグに注がれたミルク多めのカフェオレ。
前者は自分のもの、後者は隣に座る少女のものだ。

年のころは中学生、シャンパンゴールドの髪に白と黒の髪止めをつけた少女は、目を輝かせてテレビに夢中になっている。
居候先の家主は教師であり、彼女もまた同じ家に居候しているのだ。

(つーかァ、なンだってこンなことになってンだァ?)

答えは簡単。家主が友人と飲みに出かけ、二人は留守番をしているから。
そこで少女と外食をし、帰りがけに暇つぶしにと何本かの映画を借り、そして二人で鑑賞しているというわけだ。

一方通行のチョイスした映画は既に見終わり、今は少女のターン。
彼女が選んだのは童話をアニメ映画化したものであり、一方通行の趣味とは大きくかけ離れていた。
正直に言って退屈ではあるが、楽しんでいる人間の横でそれを口にしない程度の良識は持ち合わせている。
だが、

(……つまンねぇ)

映画が対象としているだろう年齢の2倍以上は生きている一方通行にとっては苦痛であるのもまた事実。
ソファに身を預け、ただ画面を眺めているうちに、いつしか一方通行はまどろみの中へと落ちて行った。


────

────────

────────────
291 :2/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:47:03.28 ID:k8ZQuShNo

ただ、誰よりも強くなりたかった。

『一方通行』と呼ばれる少年が、今は誰一人知らぬ、名字二文字に名前三文字の人間らしい名前で呼ばれていたころの話。

ある日、見知らぬ少年と喧嘩をした。それだけならば良くある話だ。
だが、彼の人生はそこから大きく転じた。

彼を殴りつけた少年が、ただそれだけのことで腕を折った。
一方通行が能力を使い少年を傷つけたのだと判断した大人が、
その場に居合わせた風紀委員が、
事態を重く見た警備員が、
そして、重厚な駆動鎧を着込んだ正規軍までもが。

たった一人の幼い少年に牙をむいた。
たった一人の幼い少年に屈服させられた。

その時はまだ今ほどには能力をうまく使えず、ベクトルをそのまま『反転』させるのがやっとだった。

外部から彼へと向けられた敵意はそのまま外部へと跳ね返っていった。
傷つけて、傷つけて、傷つけて、傷つけて、傷つけて、傷つけて、
傷つけて、傷つけて、傷つけて、傷つけて、傷つけて、傷つけて。

同じように、外部へと向けた敵意はそのまま彼の内部へと跳ね返った。
傷ついて、傷ついて、傷ついて、傷ついて、傷ついて、傷ついて、
傷ついて、傷ついて、傷ついて、傷ついて、傷ついて、傷ついて。

誰かに傷つけられるたびに、その誰かが傷つく。
誰かを傷つけるたびに、彼自身も傷ついていく。

その苦悩は、幼く柔らかい彼の心にじわじわと食いこんでいった。

そして、彼は一つの真理に辿り着く。
「チカラが争いを生むなら、争いが起きなくなるほどのチカラを手に入れればいい。
 戦う気にさえならないほどの絶対的な力の持ち主になれば、人を傷つけることも傷つけられることもない」

そのはずだった。
292 :3/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:47:54.48 ID:k8ZQuShNo

「──オイ」

一方通行はつまらなそうに言い放つ。
彼がいるのはとある研究所の真ん中にある実験室。
兵器の実験なども想定されて作られているのだろう。
その広い空間の真ん中に、彼は立っていた。

「これが『絶対能力進化』の実験? ふざけてンのか?
 突っ立ってンだけで終わっちまったぞ」

高い所にある"観覧席"を見上げ、彼はくいっと指を指して見せる。
その先で這いつくばっていたのは、傷ついた少女。

『絶対能力者進化計画』は、指向性を持たせた戦闘実験だ。
二万回の戦闘を行うことで恣意的な成長をさせ、一方通行をレベル6の到達へと至らせるもの。
この少女は、その相手役だ。

実験開始と同時に、少女は勢いよく横に跳び、拳銃で一方通行を乱れ撃った。
だが、一方通行には届かない。
全ての攻撃は反射され、少女がそれを理解する前に一方通行が背後へと回る。

とん、と背を叩く。
たったそれだけの動作で、少女は紙きれのように宙を舞った。

あまりのあっけなさに、一方通行は眉をひそめた。
戦闘実験の相手役であるならば、きちんと彼の能力について説明するのがスジというものではないだろうか。
最強の能力者である一方通行に対して、戦略を練り地力を底上げせずに戦うなどただの愚行。
実験の担当者は、本当に考えて計画を遂行しているのだろうか?

「本当に超能力者のクローンかよ?」

相手役の少女はシャンパンゴールドの髪に軍用電子ゴーグルを乗せ、とある中学校の制服を着ていた。
常盤台中学校。恐らくそこに通う、彼女のオリジナルである『超電磁砲』を模したのだろう。

『オリジナルとのスペック差には目をつぶってくれ。
 だがクローンはネットワークを通じて記憶を共有しているので、
 二万通りの戦闘シミュレーションの間に学習し進化していく』

造られたクローンは一人ではないことは、既に知っている。
実験一回につき一人の少女が傷つくのだ。
そこまでやるつもりはないとはいえ、中には重傷を負う少女もいるだろう。
そのためのスペアは潤沢に用意されているわけだ。

(とことン腐ってやがる。……人を造っては"道具"としか見ねェこいつらも、それを自分の為に傷つけよォっていう俺も)
293 :4/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:49:13.45 ID:k8ZQuShNo

『最後の方は君でも苦戦するかもしれんよ?」

「はっ、だといいけどよ。
 で、ンな事ァどうでもいいンだが」

一方通行は目の前の大きな扉を見上げる。
恐らく、機材の搬入などが想定されているのだろう。
実験に耐えうるためか強靭な鋼板で造られたそれは、今も重く閉ざされている。

「このバカでけェ扉はいつ開くンだ?」

『ああ、それは……』

研究員が言い終わる前に、物凄い音が鳴った。
一方通行が軽く扉を蹴った。
たったそれだけのことで、鋼鉄の扉が大きく凹んだのだ。

「なンだ? ブッ壊して出るのも実験に含まれてンじゃねェのか」

『……予算は無尽蔵じゃないんだ。できれば施設は傷つけないでくれたまえ』

ちっと舌打ちをし、扉から足を引きぬく一方通行。
半ばイラついているようにも見える。

『扉はちゃんと開くさ』

ようやくか、と一方通行は数歩後ろに下がった。
だが、


     『──そこの実験体を処分すれば……ね』

294 :5/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:49:48.51 ID:k8ZQuShNo

「あ?」

一瞬、耳がおかしくなったのかと思った。
目の前の少女はクローン体とはいえ、息を吸い血を流す存在だ。

『武装したクローン二万体を処理することによってこの計画は成就する』

研究員が高らかに言い放った言葉は、一方通行の耳には入らない。
否、入ってはいても、脳がそれを理解することを拒んだのだ。

『なに、気に病むことはない』

目の前の少女は、呆然、といった表情で一方通行を見つめている。
もしかすると、彼女も"処理"されるということについては聞かされていなかったのかもしれない。
一方通行と目が合うと、びくりと体を震わせる。

『計画の為に用意されたターゲットを破壊する。それだけの事』

破壊する。
目の前の少女を、破壊する。
何を持って「破壊する」と表現するかは対象によってさまざまだが、この時意味するものは明確だ。

つまり。

一方通行は。

目の前の少女をサツガイしなければならない。

彼女だけでなく、他のクローンたちも。
二万人の少女をサツガイして初めて、一方通行は絶対能力者(ムテキ)になれるのだ。
誰かを傷つけることも、誰かに傷つけられることもない、幼き日に望んだ夢のような存在に。

研究員は、やや興奮気味に言った。


     『君の目の前にあるのは薬品と蛋白質によって合成された、ただの人形なのだから──』

 
295 :6/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:50:18.95 ID:k8ZQuShNo

一方通行は目をつむり、しばらく何事かを考えていた。
研究員たちは何も言わない。彼が逡巡するだろうことは最初から織り込み済みである。

『絶対能力』は魅力的だ。
特に一方通行のような経歴を持つ人間にとっては、喉から手が出るほどに欲しいものだろう。
たとえそれが二万人の屍の上にあったとしても、望む人間はいくらでもいる。

やがて、一方通行は少女へ向けてゆっくりと歩き出す。
その足音は少女が十三階段を昇る音か、はたまた死刑執行人のものか。
どちらにしろ、少女の命は一方通行の手の中にあるのだ。

一方通行は少女の前で立ち止まった。
少女は何も言わず、ただ俯いていた。
生き延びるために傍らに転がる銃を取る気力すら湧いてこない。

殺されるためだけに生まれて来たのだ。
自分だけではなく、彼女の一万と九九九九人の"妹"たちも。
抗うことのできない運命を、彼女はただ受け入れることしかできない。
296 :7/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:50:51.34 ID:k8ZQuShNo

「……よォ」

頭上からかけられたのは、とても低い声。

「そのゴーグル、まだ必要あるか?」

「……ミサカには、もはや必要ないものです、とミサカは答えます」

「じゃァよ、俺にくれねェか?」

少女は無言でゴーグルを外し、一方通行へと差し出す。
顔はあげなかったので、一方通行の表情は見えない。

「……へェ、中々いいもン使ってンじゃねェか」

愉しげにゴーグルを眺める一方通行。
ゴーグルを頭に乗せ、研究員に尋ねた。

「似合うかァ?」

『……まぁ、悪くないのではないかな』

彼は一体何を考えているのだろう。
ゴーグルを"戦利品"だとか"撃墜マーク"とでも思っているのだろうか?

ゴーグルを頭から外した一方通行は、ベルトの部分で振り回しながら言った。

「なァ、これ、俺が貰ったンだから、俺がどォ使おうが、俺の勝手だよなァ?」

「……どうぞお好きにしてください、とミサカは投げやりに言います」

どうせ死にゆく自分には、どうだっていいことだ。
「そうか」と小さく呟いた少年の声は、少女には届かない。

「だったらよォ、こういう風に使ったって、別に構わねェてことだよなァァァァァァァ!!」

不意に振り回すのをやめた一方通行が、くるりと後ろを振り返る。
その視線の先にあるのは観覧席。
そこに向かって、一方通行はゴーグルを思い切り振りかぶる。
297 :8/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:51:19.60 ID:k8ZQuShNo

一方通行はスポーツの経験がない。
それどころか、同年代の友人と遊んだことさえ数えるほどしかない。
故に、物を投げるという行為に不慣れだ。
腕の振り方も、体重移動も不格好。
だが、それを補って余りある能力(チカラ)が彼にはある。

腕を振る力。
それによって生まれる遠心力。
周囲の重力。
空気抵抗すら推進力に変えて、ゴーグルは一直線に観覧席へと突き刺さる。
ロケット弾の直撃にすら耐える特製の強化ガラスが粉みじんに砕け散り、中にいた研究員たちを襲った。

『ぐあぁぁっっ、何をする、一方──』

研究員が抗議の声を上げた時、一方通行は既に地を蹴り、ふわりと観覧席へ飛び乗っていた。
ガラスをパキ、パキと踏み散らしながら、研究員へと詰め寄る。

「──つーかよォ……」

呆れたような少年の声に、研究員たちは背筋を震わせた。
だが、逃げようにも動けない。
まるで蛇に睨まれた蛙のように、彼らは一方通行の赤く光る目に囚われていた。
298 :9/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:51:46.53 ID:k8ZQuShNo

「オマエたち、なーンで俺が絶対能力者になりてェのかってこと、理解してねェみてェだなァ」

横倒しになった机を軽く踵で小突くと、それはベコォッと大きな音を立てて浮き上がり、正しい姿勢へと直った。
一方通行はそれに腰かけると、研究員たちを睥睨する。

「き、君は、誰にも傷つけられることのない、挑まれることすらない絶対能力者になりたいのだろう……?」

「おォおォ、ちゃーンと分かってンじゃねェか」

明るい口調とは裏腹に、その視線は剣呑な雰囲気を纏っている。

「ぎゃは、だがなァ、それだけじゃァねェンだよ。それだけじゃ俺が絶対能力者になりたいワケの半分でしかねェ」

大げさにかぶりを振る。

「俺はよ、この能力でたくさン人を傷つけてきた。
 俺が意図したもンもあったし、意図しなかったもンもあった。
 "第一位"ってだけでうっとォしいアホどもがちょっかい掛けてきたりもしたしなァ。
 勝手に仕掛けてきて、勝手に自爆して、逆恨みで更に数を増やしてきて。たまったもンじゃねェ」

「だ、だから」

「だがなァ、俺が手を出してきたのは、そォいう馬鹿を痛みで教育してやった時だけだ。
 致命的なダメージは避けてやってたし、バラしたことも一度だってねェ。
 ……俺はな、人に傷つけられたくないし、人を傷つけたくもない。
 だから、俺はこの計画に参加したンだ。これで誰かを傷つけるのは最後、その先に待つのは恒久的な安寧だと思ってなァ。
 なのに、クローン二万人の処理? ふざけてンですかァ!?」
299 :10/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:52:35.31 ID:k8ZQuShNo

机を蹴った一方通行はその反動である研究員の元へと飛ぶ。
『絶対能力者進化計画』などという今となってはふざけた計画を立案・遂行した男だ。
震える顔に脂汗を滴らせながらも、男は言った。

「け、計画から離脱するつもりか。いまさら抜けられると……」

「確か、絶対能力者に到達できンのは俺だけって触れ込みだったよなァ。
 つまり、唯一の被験者である俺が『やらねェ』と言えば、実験は続けたくても遂行不能、ってわけだ」

「この計画には莫大な費用と人材、時間が投入されているんだ!
 そんなことが許されると思っているのか!?」

「許す許さねェはお前が決めることじゃねェよ。俺が決めることだ」

ぴしゃりと断じ、その両頬を片手で潰すように掴むと、一方通行は引き裂いたような笑みを浮かべる。

「どうやら、オマエたちの『造りてェもン』と、俺の『なりてェもン』には齟齬があるみてェだ。
 この様子だと凍結された『250年法』とやらもロクなもンじゃなさそうだなァ。
 つゥか250年ってなンだよ。しなびたジジィになってからレベル6になったって嬉しくともなンともねェぞ」

クカカ、と笑い飛ばす一方通行に、反論する度胸のある研究員はいない。
誰も彼もみな壁に張り付き、一方通行の一挙手一投足を見極めようとしている。

一方通行は、目の前の少年は恐ろしい力を持っている。
学園都市最強の超能力者。
その気になれば、単騎で世界を滅ぼすことすらできる悪魔的な力の持ち主。
戦闘訓練も受けていない研究員など、コンマ数秒でミンチだろう。
300 :11/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:53:05.14 ID:k8ZQuShNo

「で? オマエたちはどっちを選ぶンだ?」

研究員の頬を掴む力を徐々に強めながら一方通行が問う。
頬骨がミシミシと音を立て、研究員が苦悶の声を上げる。

「こンなクソッタレた計画を見捨てて、尻尾をまいて逃げだすか。
 それともあくまで俺に計画を続けさせよォとして、この場でミンチにされるか。
 好きな方を選ばせてやンよ」

研究員たちは動かない、いや動けない。
この計画は大量の人員や資源、機材を投入して行われている。
絡む利権や得られる成果は並の実験の比ではない。
自分たちの一存で簡単に中止できる代物ではないのだ。

「そォか、オマエたち、俺が本当にヤるわけねェと思ってやがンなァ?
 手始めにコイツを一生流動食しか食えねェ体にしてやったら、ちょっとは理解すンのかねェ?」

研究員の頬を掴む右手のうち、親指と人差し指。
その二本が、ぶちゅりという嫌な音を立てて頬へとめり込んでいく。
悲鳴を上げる研究員。一方通行の腕を叩き逃げ出そうとするが、叩いた拳の骨が砕け苦痛は増すばかり。

「や、やめろ、一方通行!!」

「オマエたちが、俺にあのクローンにやらせよォとしてたのはこういうことだろォが。
 なら、一度身を持って体感して見るってェのも、オツなもンじゃねェか?」

あくまで冷酷に残酷に、一方通行は弦月の笑みを浮かべる。
彼は一度"敵"と認識した存在に対して、容赦するということはしない。
手加減するから、舐められる。
一度徹底的に教育しなければ、バカな犬はいつまで経っても吠えたててくるものだ。


  「さァ、オシオキの時間だ」

301 :12/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:53:40.91 ID:k8ZQuShNo

「……あー、やりすぎたかァ?」

一方通行は頭をかきながら周囲を見回した。
その場はまさに死屍累々。
正確には誰一人として死んではいないが、腕を折られ、足を砕かれ、大半の研究員は数ヵ月は病院のベッドの上だろう。
運よく彼の手を逃れた研究員たちは仲間を見捨てて遁走している。
服についた返り血を能力を使って弾き飛ばし、研究員たちには目もくれずに砕けたガラス窓から実験場へと身を躍らせた。

音もなく落下してきた一方通行と目が合い、少女は戸惑うように視線を外した。

「まだ生きてっかァ?」

「……はい」

目を伏せたまま、少女は答える。
観覧席で何が起きていたか、彼女は知らない。
ただ争うような物音が聞こえてきたのみである。

一方通行が静かに近づいてくる。
殺されるのを待つだけの身には、それは死神が這い寄る音にも聞こえる。
だから、一方通行が彼女の前で歩みを止めても、彼女は顔を上げることすらしなかった。
302 :13/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:54:23.99 ID:k8ZQuShNo

「なァ」

「……はい」

「オマエは、どうしたい?」

「……どうしたい、とは?」

一方通行の問いかけに、少女は顔を上げる。

「生きてェのか、死にてェのか。好きな方を選べよ」

「……もし、死にたいと答えたら、貴方はミサカを殺すのですか、とミサカは問います」

「いやァ? このままほったらかして帰るだけだ。
 あとは俺の目の届かないところで、好きな死に方で好きに死ねば良い。
 そこまで面倒見切れねェよ」

一方通行は飄々と答える。

「もし、生きたいと願ったら?」

「病院にブチ込ンでやる。怪我が治ったら、その後はオマエの自由だ。
 何しよォがどうしよォが問題はねェ。お前の人生だ、好きにしろ」

「……ミサカの、好きに」

それは、少女が生まれて初めて与えられた、自由意思による自由選択。
外見も、能力も、存在意義も、死に方まで定められていた少女が、その殻を破る契機。

「……ミサ、カは」

少女は、研究所の外を知らない。
寝る場所も、"研修"を積む場所も、生まれた場所も死ぬ場所も研究所の中。
外のことなど、"学習装置"で植え付けられた断片的なことしか知らない。
だが、その断片的な情報から紡ぎだされたある欲求が少女の心の中に湧き上がっていく。
そしてそれは堰を切り、生まれて初めて抱いた願望となって溢れだした。


     「世界を、知りたい」

303 :14/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:54:54.86 ID:k8ZQuShNo

「決まりだなァ」

一方通行がわざとらしく手を叩く。
そして、その右手が少女へと伸ばされた。

「ほらよ」

「…………え」

少女は信じられないものを見るかのようにその手を、そして一方通行の顔を見つめた。
彼はじれったそうに戸惑う少女を見ている。

「いつまで地ベタに座りこンでいやがるつもりなンだ?」

「……えっ、あっ」

一方通行がその右手で少女の肩に軽く触れると、その体がふわりと浮かびあがった。
そのまま一方通行が伸ばした腕の中へと収まってしまう。
俗に言う"お姫様抱っこ"の状態。
だが創作に疎い一方通行も、外について何も知らない少女も、その体勢に疑問は抱かない。

「あ、あの」

「病院にブチ込むっつっただろォが。……ああ、『反射』の設定はいじってあるから安心しろ」

一方通行は少女を抱えたまま、すたすたと歩き始めてしまう。
鋼鉄の扉を一発の蹴りで紙のように切り裂き、実験場を後にした。
304 :15/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:55:29.08 ID:k8ZQuShNo

少女には『反射』というものが良く分からないが、とりあえず一方通行に触れても大丈夫らしい。
安定性を求めて一方通行の首に腕を回すが、鬱陶しそうにされるだけで一方通行は抵抗しない。

「……研究所の外に出るのは、初めてです、とミサカは呟きます」

「そォかよ」

「外の世界は、どんなところですか、とミサカは訊ねます」

「どンなところって言われてもなァ……。
 俺には人でゴミゴミしてるようにしか思えねェな。
 人と車とビルとアスファルトで見渡す限り灰色。
 外国にでも行けばちっとは変わるかもしンねぇが、少なくとも学園都市ってのはそういうトコだ」

「そうですか」

残念そうに言う少女に、一方通行は少しだけ後悔する。
まだ見ぬ世界に期待しているだろう少女に、己の荒んだ価値観で答えるべきではなかったかもしれない。

「……ただ」

「ただ?」

「──空は、青いなァ。雲ひとつねェ時なんか、それこそ澄み渡るみてェに」
305 :16/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:55:55.21 ID:k8ZQuShNo

階段を上り、ドアを蹴破り、辿り着いた先は研究所の屋上。
人目に付くと厄介なので、病院までは能力を使って跳んで行こうと考えたのだ。

「……青く、ないですね、とミサカは感想を述べます」

「そうだなァ」

天気は折しも曇り。
陽光を遮るほどではないものの、到底青空とは呼ぶことはできない。
それでも物珍しそうにきょろきょろと見渡し、時折一方通行に質問をする少女。
何故だか、無性に彼女に青空を見せてやりたくなった。
ふと脳裏に何かひらめきを感じ、一方通行は己の手を見つめる。

少女を一端下ろし、一方通行は柵に歩み寄った。
ビル風が彼の頬を撫でる。

両手を広げ、眼を閉じる。
自分は学園都市最強の超能力者、『一方通行』。
そこにベクトルが存在する限り、どんなことでも出来ないはずがない。
掌の中を流れる風に意識を集中させ、そのベクトルを"掴んだ"。

直後、周辺地域を暴風が吹き荒れた。
それは徐々に指向性を持った大きな渦となり、上空へと昇っていく。
そして雲を巻き込み、大きくうねり始めた。

そこで大気の渦が弾けた。
外側へと爆発した気流が雲を押し流し、鉛色の曇り空を駆逐していく。
やがて、空一面の澄み渡る蒼穹となった。

少女は圧倒され、呆然とそれを眺めていた。
突き刺すような日差しに手をかざせば、そこには確かに"生"の証が見える。

「……綺麗ですね、とミサカは月並みな表現しかできない己の言語機能の陳腐さを嘆きます」

「実際に試してみたのは初めてだが、まァ悪くねェもンだな」

「実験で天候まで変えてしまったのですか……、とミサカはスペックの差に愕然とします」

「大した事ねェよ。学園都市内の風ぐらいしか操れなかったしな」
306 :17/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:56:41.85 ID:k8ZQuShNo

一方通行は再び少女を抱き上げ、足元のベクトルを操りひょいひょいとビルの合間を飛んで行く。
彼の首に回した腕の力を強めた少女は、彼の耳元でささやくように言う。

「──世界とは、こんなにも美しいものだったのですね、とミサカは感嘆します」

「お気に召したよォで何よりだ」

「景色だけではなく、日差しも、風も、気温も、何もかも。
 五感で感じたすべてのものが、"学習装置"でインストールされたどのような情報よりも鮮やかで、新鮮で、素晴らしい、とミサカは感じました」

「百聞は一見に如かず、って言うしなァ」

興奮したように話す少女を見て、思わず一方通行の唇が綻ぶ。
それを見た少女は、何故笑うのだろうと首を傾げた。
何故笑ったのかは、彼自身にも分からなかった。


「……どうして、ミサカを殺さなかったのですか、とミサカは問います。
 予定通りミサカたちを"処理"していれば、あなたは望み通りレベル6になれたというのに」

「大した理由じゃねェよ。方法が気に食わなかった。ただそれだけだっつゥの」

「あなたにはレベル6を目指すだけの理由があったのではないですか、とミサカは推測します」

「別に。まァあると言えばあったが、今となっちゃそれもなァ」

「……教えてくれませんか、とミサカは訊ねます」

一方通行はしばらく少女の顔を見つめていたが、やがて溜息を一つつき、言いづらそうに、

「俺ァ誰も傷つけないために絶対能力を求めたンだ。二万の屍の頂に乗っかった絶対(ムテキ)なんて、興味ねェよ」

「誰も傷つけないため、ですか」

「そンためにオマエたちを犠牲にしよォとしたんだ、今となっちゃ笑える話じゃねェか。
 ……それと、理由がもう一個出来た」

「なんでしょう」

「オマエを見てて思ったンだ。俺なンかより、よっぽどニンゲンらしいじゃねェか。
 殺されると聞かされて、怯える。綺麗なモンを見て、目を輝かせる。
 俺みてェなクソッタレの怪物のために、オマエたちを食いつぶしていいわけねェだろ、ってなァ」
307 :18/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:57:23.16 ID:k8ZQuShNo

一方通行の言葉に、少女はしばらく考え込んでいるようだった。
やがて口を開く。

「……ミサカは、あなたは怪物ではない、と思います」

「はァ?」

10歳にもならないうちに軍隊を相手取り無傷で壊滅させた男の、どこが怪物でないと言えるのだろうか。

「何故なら、あなたはミサカを助けてくれました。
 このミサカだけでなく、次のミサカも、その次も。そしてまだ生まれてきていないミサカまでも。
 人を助けることのできるあなたは怪物であるはずがない、とミサカは強く主張します」

「……アホくせェ」

これ以上の話は無用だ、とばかりに一方通行はぷいとそっぽを向いてしまう。
そんな彼の横顔を、少女はしばらく眺めていたが、

「怪我を治したら、やりたいことができました、とミサカは報告します」

「……一応聞いてやンよ」

「ですが、まだ内緒です、とミサカははにかんでみます」

「表情変わってねェよ」

わずかに口角を上げる少女に対し、一方通行は大げさにため息をついたのだった。
308 :19/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:58:06.79 ID:k8ZQuShNo

────────────

────────

────


「……………………ータ………………………………セラレータ」

「…………あァン?」

いつの間にか、寝てしまっていたのか。
時計を見れば結構な時間が経っている。
テーブルの上のディスクケースには見ていたはずの映画のディスクが納められていた。
何か夢を見ていたような気がするが、ぼんやりとして思い出せない。

「やはり眠ってしまっていたのですね」

わずかに頬を膨らませる少女。
出会ってから一年が経ち、いつのまにかするようになった仕草だ。
ほほを緩ませて笑うようになったし、機嫌を損ねればむくれるようにもなった。
彼女たち独特の口癖もなくなったが、泣かせたことは未だかつてない。

少女と出会ってからの短くない期間に、さまざまな出来事があった。
ある日、「押し掛け妻です」と言わんばかりに、少女が荷物を抱えて転がり込んできた。

スキルアウトに家を荒らされ、自分はともかく少女をどうしたものかと悩んでいるところを今の家主に拾われた(半ば拉致された)。
かつての"開発"担当者と再会し、不思議な体術で殴られた挙句「学校へ行け」と説教をされた。
仕方がなく家主が教師をしている学校へ通い、彼の能力をものともしない少年に出会って友人になった。

少女から「行き場のない姉妹たちが処分されようとしている」と聞けば、彼女らを救うために奔走し。
不幸な誤解から少女の姉にあたる『超電磁砲』や友人と対峙し、思い切り殴られた。
友人はあとで土下座させ頭を踏んでやった。

どれもが、大事な記憶。
どれもが、少女と出会わなければ得られなかっただろう想い出。

そして。
そして一方通行は、少女に────。
309 :20/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:59:00.33 ID:k8ZQuShNo

「今度は貴方の映画の番ですが、返却期限もまだ余裕がありますし、今夜はお開きにしましょうか」

「いンや、映画は見なくてもいいが、もう少しダラダラしててェ」

そうですか、と答えた少女はテレビの電源を落とし、一方通行の横に座る。
その間、20cm。
遠くはなく、むしろ近い部類に入る二人の距離。

「そういえば、お姉様がついにあの人の家に上がらせていただいたとか」

「らしいなァ。勉強教えてくれた上に夕飯作ってもらったとか言ってた」

「おいしい、おかわりと褒められてしまった! と赤面しながらまくしたてられました」

「どこまでウブなンだ」

少女の姉妹をめぐる一件で、少女の姉は友人に思慕を感じるようになったらしい。
彼女の必死の猛攻が、友人の鈍感さを突き崩すのはいつの日か。
なんだか最近その兆候が見え始めてきた気がしないでもない。

「お姉様、とても嬉しそうでした」

「オマエの姉貴がそのままあの三下を捕獲してくれれば、他の野郎どももハッピーになれるかもしれねェな」
310 :21/25 [saga]:2011/09/09(金) 01:59:41.97 ID:k8ZQuShNo

冷めたコーヒーを一口含み、ソファに身を預ける。
クッションにふんわりと沈む彼を、少女はじっと見つめていた。

「ンだよ」

「あなたの"能力"に関してなのですが」

「ナチュラルに話題切り替えンな。
 で、俺の『ベクトル操作』がどうかしたのか?」

「あなたは『反射』を常に有効にしているのに、どうしてソファに座ればクッションが受け止めてくれるのか、ミサカには疑問です」

「なンでもかンでも反射してるわけじゃねェよ。ンなことしたら重力を"反射"して宇宙までぶっ飛ンでいっちまう」

「では、あなたにとって有害なものを『反射』するように演算を組んでいるのですか?」

「逆だなァ。俺にとって『無害なもの、必要なもの』を設定して、それだけを通すようにしてる。
 例えばこのソファなンかがそうだ。座るたびにソファが吹き飛ぶンじゃ黄泉川に申し訳が立たねェ」

「一つ試してみたいことがあるのですが、よろしいでしょうか?」

「勝手にしろ」

「では」

言葉と共に、少女はぐいっと一方通行に身を寄せる。
顔が近いと思う間もなく、少女は唇を一方通行のそれに重ねた。

柔らかい感触と、かすかなカフェオレの香り。
それを感じると共に、一方通行は愕然とする。

彼女には、反射が適用されていない。
311 :22/25 [saga]:2011/09/09(金) 02:00:38.13 ID:k8ZQuShNo

初めてのキスは、数秒で終わった。
どちらからともなく唇を離すと、少女は名残惜しそうにそれに触れる。

「……お、前」

「あなたにとって、ミサカは『無害なもの』か、『必要なもの』のどちらかに分類されているということですね」

一方通行は何も言えない。嬉しそうに言葉を紡ぐ少女の桜色の唇から目が離せない。
自分にとって彼女は無害なものか、必要なものか。
そんなことは分かりきっている。

「出来れば、ミサカはそのどちらなのかお聞かせ──」

少女の言葉は途中で遮られる。
何が遮ったのかは、言うまでもない。
目を閉じ体を委ね、少女はその背に腕を回した。

バランスを崩し、少女がソファに押し倒される形になる。
無理な姿勢だがそれでも構わない。

「……分かったか?」

「…………ええ、十分すぎるほどに」

応えるかのように、もう一度、二度と口付けを繰り返す。
312 :23/25 [saga]:2011/09/09(金) 02:01:12.37 ID:k8ZQuShNo

「……一方通行」

「なンだ」

それが十を越えたころ、一方通行の腕の中で少女が呟く。

「きちんと、言葉にしてください」

頬を染め、少女が一方通行を見つめる。

「あなたの思いと、ミサカの思いは同じ。それは分かります。
 だけど、ミサカはあなたの言葉で聞きたい。あなたの声で形にして欲しいのです」

見上げる少女の視線は真剣そのもので、暗に「言わずに逃げることは許さない」と訴えている。
対する一方通行の心は、混沌そのもの。
いきなり少女に唇を奪われ、奪い返し、そしてこの状況だ。
心の整理が出来ている方がどうかしている。
だが、

「…………───」

一方通行が名づけた、少女の名を囁く。
心の整理が出来ていないのなら、そのありのままをぶちまければいい。
少女がそれを望んでいるのだし、何よりもそれ以外出来ることを知らないのだから。

「……俺は、お前が──」

「はーい! 黄泉川センセのお帰りじゃんよー!! ほら野郎ども、土産があるから集合ーっ!!」
313 :24/25 [saga]:2011/09/09(金) 02:02:44.33 ID:k8ZQuShNo

ドゴォッ!! と音を立てリビングの扉が蹴り破るような勢いで開き、誰かが飛び込んできた。
ジャージの前を全開にし、手には鮨詰め、小脇には一升瓶を抱えている。
気持ち良さそうに酔っぱらい赤ら顔で豪快に笑う黄泉川であったが、目の前には、

居候の男子高校生が。

同じく居候の女子中学生をソファに押し倒し。

何やらイイ雰囲気。

という光景が広がっている。
固まる二人をよそに現役の保健体育教師である彼女が導き出した答えとは……。

「……仲が良いのはいいことだけど、せめて自分たちの部屋でするじゃんよー」

「オイそれでいいのか保健体育教師ィ!?」

「えー、だって君たちが仲良いのは今更って感じだし、好き合う男女がいたらそーいうことになっちゃうのは仕方がないことじゃん?」

不純異性交遊禁止ってうるさく言う時代でもないし? と黄泉川はけらけら笑う。

「……ま、黄泉川センセはもうシャワー浴びて寝るじゃん。
 二人もあんまり遅くまで起きてないで、ちゃんと後片付けして寝るんだぞー?」

にしし、といたずらっぽい笑みを残し、黄泉川は扉を閉めた。
ソファの上の二人は、未だ固まったまま。

「あ、常盤台のお姉ちゃんにも迷惑かかるから、ちゃんと避妊だけはするじゃんよー?」

「うるせェ、さっさと寝ろ!」

言い忘れたとばかりに顔だけ出し告げる黄泉川に、一方通行の我慢は限界へと達した。
少女の上から身を起こし、家主をとっちめるべく足を踏み鳴らして扉へ向かっていった。
314 :25/25 [saga]:2011/09/09(金) 02:03:53.29 ID:k8ZQuShNo

廊下から怒声と、それをのらりくらりとかわす声が聞こえる。
残された少女は押し倒された姿勢のまま、ソファに寝ころんでいた。
ゆっくりと指を伸ばし、いまだ感触の残る唇をなぞる。
心臓が早鐘を打ち、頬は発火しそうなほど火照っていた。

     『…………───』

一方通行の熱っぽい囁きが耳に残っている。
そこまでだった。
今回は、聞きたい言葉を言ってもらえなかった。

一生懸命勇気を出して今回の行動に出た。
彼はそれにちゃんと応えてくれた。
それは純粋にとても嬉しかった。

けれど、どうせならもっと、もっとと思ってしまう。
彼を知るたびに、自分が貪欲になって行くような気がした。

「…………ばか」

ソファの背もたれの方向にに体の向きを変え、身を丸めて小さく呟いた。
今日は駄目だった。
けれど、自分と一方通行には明日も、明後日も、その次も。いくらでも時間はある。

今度は名前を呼ばれるだけではなく、自分も呼んであげたい。
『一方通行』ではなく、彼の本当の名を。

そんなことを考えながら少女は立ち上がる。
今日はもうお開きだ。
リビングの照明を落とし、自身も廊下へと向かった。

焦る必要はない。
ゆっくりと進んで行けばいい。
さしあたっては、姉にでも相談してみようか。

少年と少女の未来は、まだまだこれからだ。
315 : ◆nW2JZrx2Lo [saga]:2011/09/09(金) 02:06:29.15 ID:k8ZQuShNo
おわりです
注意書き忘れすみませんorz
一方通行×ミサカ00001、ダイバージェンスが違えばあり得たかもしれない世界線のお話でした

上条家に居候する打ち止めとか色々考えたけどどう見ても書くキャパなんてないのでこのネタはここに埋葬してください
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/09(金) 04:14:21.54 ID:tkcS7crE0

一方△
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/09(金) 05:19:21.39 ID:FbK+ls3wo
こうなる可能性もあったのかねえ…乙
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/09(金) 11:45:08.15 ID:L9S2aMDDO
もしもかぁ……もしもだったら食蜂さんが実験途中に乱入してくる話もできそうだな

黒子の脳内でも見て的な
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/09(金) 11:46:13.71 ID:L9S2aMDDO
もしもかぁ……もしもだったら食蜂さんが実験途中に乱入してくる話もできそうだな

黒子の脳内でも見て的な
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/09(金) 15:55:18.66 ID:BRL3tbnso
こういう欠陥通行好きだなぁ
おつおつ
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/09(金) 21:04:46.00 ID:eeFn+5Mxo
何故か黄泉川先生って避妊キャラだよね…
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/09(金) 21:15:03.40 ID:isFzmI78o
何故かって、保体の教師なら当たり前だろ
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [saga]:2011/09/09(金) 21:35:02.59 ID:BmQM6CEF0

こういう欠陥通行を待っていた
もし妹達が最初から、一方通行が狂う前から人間らしい感情を見せていればまた違った物語があったかもしれない
って五巻を読んだ時は何度も妄想したなぁ
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/10(土) 00:55:52.13 ID:/0BVs7dSO
軍覇さんとフレンダで1レスもらいます
キャラ崩壊注意
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/10(土) 00:56:40.66 ID:/0BVs7dSO


軍覇「俺が心掛けている事、それは…」

フレンダ「それは?」

軍覇「1に根性!2に根性!3、4も根性!5は愛情!この5つだ!」

フレンダ「……それで、私はなんてリアクションすればいい訳よ?」

軍覇「『軍覇、愛してる!』って言ってくれ!」

フレンダ「キャー、グンハアイシテルー」

軍覇「う、うおおおおおおお!!俺の中の熱い根性がフレンダを猛烈に愛してると叫んでいるッ!!」クワッ

フレンダ「……結局、軍覇はキモいって訳よ」

軍覇「なははは!照れるんじゃない!まったく…フレンダは可愛いな!」

フレンダ「あんたと会話すると本当に疲れる訳よ」

軍覇「ん?そうか!?そんなに俺の事が好きか!よーしわかった!そんな嬉しい事を言ってくれるフレンダをお姫様抱っこしてやるぞ!」ヒョイ

フレンダ「なんで!?どうしてそうなるのよ!?…ってオイ、うひゃっ!」

軍覇「はっはっはー!どうだ!俺にお姫様抱っこされる気持ちは…どうだ!!」

フレンダ「うっさい!降ろせバカー!!」ポカポカ

軍覇「そうか!叩きたくなるほど嬉しいか!よしっ!そんなに嬉しいなら、ちゅーもしてやるぞ!ほらっ!」ンー

フレンダ「い、いい加減にしろおおおおおおお!!」
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/10(土) 00:59:46.62 ID:/0BVs7dSO
終わり

軍覇さんにそろそろ活躍して欲しい
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/10(土) 02:14:21.70 ID:XX1uQSwAO
もしも彼らがゲームショップで働いていたら…で1レス


ゲームショップ かまちィ

美琴「ふう、DSはこれでいいわね。店長ーあとはどこを?」

浜面「御苦労様、彼らを手伝ってやってくれ…あれじゃ終わらない」


上条「やっぱり超電磁砲と禁書をセットで置くべきだろ!」

一方「セブンスドラゴン2020だろゥが、あとロウきゅーぶ」

ステイル「うたプリだろまったく…」

美琴(青祓はいいのかしら…じゃなくて!)

浜面「ホスト来たぁぁ!」

上条・一方・ステイル『はあァ?』


垣根「んじゃお前帰っていいぞ」

ゴーグル「へい」

垣根「さてと…」 つドリクラZERO

一方「ドリクラお好きなんですかァ?」

垣根「ばっ、違えよ、たまたま手に取ったんだよ」

上条「そういえばシュタゲ人気だよなあ」

ステイル「そうだね、ルカ子はいいよね」

垣根「だが、男だ」ハッ

一方「シャイニングハーツって誰をヒロインにするか悩みますよねェ」

垣根「つっても3人ともかな恵ちゃんだからデータ3つ作ればいいだろ」ハッ

上条・一方・ステイル「…」ニヤリ

垣根「…」ニヤリ


美琴「うん、だめだこりゃ」

浜面「仕事しろよ!」
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/10(土) 02:16:30.02 ID:XX1uQSwAO
以上です
以下略の2巻はいつ出るのかのう…
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/09/10(土) 07:25:17.73 ID:54gQyBwE0
おつおつ
朝から
浜面とフレンダみれてお腹いっぱい。
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/10(土) 07:48:44.60 ID:Lgv+T1aVo
葛で遊び始めるんだな
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/10(土) 22:43:40.33 ID:XX1uQSwAO
本物は危ないからね
332 :とある日の浜麦 1レス [sage]:2011/09/11(日) 01:31:36.85 ID:z8FyTOl5o
麦野「あんたの事が好きとか嫌いとかは関係ない」

浜面「そーかよ」

麦野「ただ……、受け取った報酬分くらいは働いてもらわないとな」

浜面「……ゴクリ……。な、何をすりゃいいんだ……?」

麦野「……なさい」

浜面「は?」

麦野「私と……」

浜面「なんだって?」

麦野「わ……私と!! キスしなさいっていってんのよ!!」
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/11(日) 09:36:26.29 ID:AO0b5gSAO

浜面が葛でむぎのんを作ってむぎにーかと思った
本物は危ないからね
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 11:03:16.87 ID:isoO2lZxo
ちょっと夢で見た内容を書いてみます。
色々おかしくても許してください。
数レス貰います。
335 :浜面「勝ちたい」 [sage saga]:2011/09/11(日) 11:03:53.00 ID:isoO2lZxo
ファミレス

絹旗「最近超思ったんですけど……浜面ってどのくらいの戦闘力あるんですか?」

浜面「戦闘力?」

麦野「前線に出せるかって事?」

絹旗「そうです。正直、超知りたいです」

滝壺「はまづらは強いよ」

麦野「強いって言ってもねぇ……」

浜面「俺麦野撃退しただろ」

麦野「タイマンなら即死だっての!」

絹旗「そこで浜面の強さがわかる場所を超見つけてきたんですよ!!」

麦野「へぇ〜」

絹旗「しかも、相手に勝つとお金が超もらえるんですよ」

浜面「シャケ弁代が浮くな」

麦野「あァ?」

滝壺「はまづら出るの?」

浜面「出る。俺が暗部のアイテムの一員って事をお前らに証明するには強さが一番だろ」

麦野「……あんまり負けまくったらアイテムクビにするかね」

浜面「負ける訳ねぇよ」

絹旗「ちなみに最初は超弱いですけど……だんだん強くなるみたいです。途中から相手を選択できるみたいです。マックスでレベル15みたいですね」


数日後・試合場・レベル1

浜面「まずは誰からだ?」

不良「俺だ!」


応援席

滝壺「はまづら頑張って」

麦野「闘技場ってとこねぇ」

絹旗「武器使用も超ありみたいです」

10分後

不良「ぐふ」バタリ

浜面「しゃああああ!!!」


応援席

麦野「へぇ……やるじゃん」

絹旗「まああれくらい私も超余裕ですけどね」

滝壺「はまづらすごい」
336 :浜面「勝ちたい」 [sage saga]:2011/09/11(日) 11:04:40.40 ID:isoO2lZxo
レベル2

ちんぴら「こいやおらぁあああ!!」

浜面「おらああああ!!」

ぼこぼこぼこ

浜面「しゃあああ!!!」


応援席

麦野「これくらいで負けてたら真っ二つにしてるわ」

絹旗「超正論です」

滝壺「はまづら頑張って」


その後浜面は余裕でレベル10まで勝ち進んだ。

レベル10

浜面「次は女か」

河南子「せんぱーい見ていてくださーい!!」ブンブン

坂上智代「河南子、無理だけはするなよ」


応援席

岡崎朋也「お前の彼女こんなところで試合してたんだな」

坂上鷹文「元だよ」

麦野「ふ〜ん。絹旗どう?」

絹旗「素の私はわかりませんけど能力使えば超余裕です。浜面も余裕だと思いますよ」

滝壺「はまづらがんばって」


浜面「先手ひっしょ……」

河南子「ていっ!やあっ!!」ドガッバキッ

浜面「ぐぇえええええ!!」バタリ

浜面の負け


応援席

岡崎朋也「二撃かよ」

坂上鷹文「相手が良かったんじゃない?」

麦野「」

絹旗「」

滝壺「」


ファミレス

浜面「たきつぼありがとぉおおおおお!!」ダキッ

麦野「滝壺に感謝しなさいよ。次は負けんなよ」

絹旗「まっ、バカ面は女だから手を超抜いてしまったんですよ……きっと…」

滝壺「だいじょうぶ。そんなはまづらをわたしは応援してる」

麦野「で、アンタ次は何レベにする気?」

浜面「15……おそらく14位まで女が続くと思うんだ。本気で行くからパワードスーツ着てく」
337 :浜面「勝ちたい」 [sage saga]:2011/09/11(日) 11:05:21.56 ID:isoO2lZxo
対レベル15

錦織侑祈「何で俺が戦わなきゃいけないんすか?」

倉屋敷妙「お母さんに聞いてよ!……なんで私までこんな汚いところに来ないといけないわけぇ!!」

浜面「ガードマン相手かよ!!」


応援席

南条薫「佐竹校長、何故侑祈だけなんです?」

宮川尊徳「確かに、侑祈は強いですが自分も負けてはいません」

佐竹明敏「これは倉屋敷家の試験でもあるんだ……侑祈の性能確認の一環としてな」

朝霧海斗「だからって何で俺らまで来る必要があるんだよ?」

佐竹明敏「理由はお前達が仲良いからだ……」

滝壺「あれ?むぎのは?」

絹旗「負けるから超来ないみたいです」


浜面「まあいい先手ひっしょ……」

がしっ

錦織侑祈「おっと、お嬢様には手を出すな」ブン

ドゴォオ

浜面「ぐへぇあああ!!」バタリ

浜面の負け


応援席

絹旗「」

滝壺「」


ファミレス

絹旗「」

浜面「待ってくれ!!アイツホントに強かったんだよ!!信じてくれよぉおお」

滝壺「でも大丈夫、そんなはまづらを応援してる」グスッ

ピピピ

絹旗「……すみません麦野から超キャッチが入ったのでお先失礼します」

浜面「滝壺、レベル11にはぜってぇ負けないから!!パワードスーツ壊れちまったけど……」

滝壺「うん。応援してるよ、はまづら」


対レベル11

バキュンバキュン

浜面「へっ!これで……」ハァハァ

浅上藤乃「凶れ……」

ベキベキボキボキ

浜面「ぎやぁああああああ!!」バタリ

浅上藤乃「……ごめんなさい。わたしこうしないといけないから」

浜面の負け

338 :浜面「勝ちたい」 [sage saga]:2011/09/11(日) 11:06:08.77 ID:isoO2lZxo
応援席

滝壺「」


ファミレス

滝壺「がんばってはまづら。むぎのからよばれたからもういくね」

浜面「………ああ」


対レベル12

浜面「くそっ!!」

バキューンガキン

浜面「なっ!!」

松崎銀次「……」

タタタズバッ

浜面「ぎゃああああ!!!!」

浜面の負け

応援席

鷲峰雪緒「銀次さん……」


ファミレス

麦野「あんたにはがっかりだよ」

浜面「……」

絹旗「……」

滝壺「でもむぎの!」

麦野「黙ってろ滝壺!浜面、もう一度チャンスをあげるわ」

浜面「チャンス?」

麦野「アイテムに残れるか潔く死ぬか」

絹旗「……」

麦野「私が殺し屋に依頼したからそいつと戦っていい。ただし場所は私と戦った場所そっくりなところ。勝ったらアイテムに残れる。負けは死だ!」

浜面「……じょーとーだ!!やってやろうじゃねええか!!」

滝壺「はまづら……」

浜面「大丈夫だ滝壺!!俺は今度こそ負けない!!!」

麦野「じゃあ殺し合いは今日。浜面……頑張って」

絹旗「浜面ごめんなさい……私が超あんな…ひっく」

浜面「心配すんな!絶対負けないから!!」
339 :浜面「勝ちたい」 [sage saga]:2011/09/11(日) 11:06:53.48 ID:isoO2lZxo
深夜・殺し合い場

浜面「……」

?「はい、こんにばんはー!!天井から登場でーすっ!」ガバッ

浜面(奴が殺し屋か?)

?「よっと……懐中電灯持ってくりゃよかったなあ〜」スタッ

浜面「動くな!」チャキッ

?「えっと……おたくが浜面仕上さんだね?」

浜面「……だからどうしたってんだ?」

?「どうやら俺にはおたくがただの不良にしか見えないんだが……ったくこんな装備まで持ってきた俺が馬鹿みただぜぇ」カチン

バキューン

?「……あら〜?」

浜面「……ここにいるただの不良には銃弾は通じないし、お前の動きもばっちり見えてる」

?「そうかい?俺もおたくがばっちり見えたよ」

浜面「はっ!何言って……なっ!!」

?「……」カチン

バキューン

浜面「がっ……何で…」バタリ

?「悪いが俺は殺し屋なんでね」

浜面の負け


次の日・ファミレス

麦野「……」

?「む〜ぎのちゃん」モミッ

麦野「っ!!何しやがる!!」ビーム

?「ぎょえええ!!!」

麦野「はぁ…あんたか」

?「あんたとは冷たいな〜俺には冴羽療って立派な名前がついてるんだよ〜。それより謝礼金は良いからキミと一発したい」ムチュー

麦野「誰がするか!」バコッ

冴羽療「そりゃないぜ沈利ちゃ〜ん」

麦野「気安く名前で呼ぶな。浜面はどうだったんだ?」

冴羽療「なんていうか、あっけなかったねぇ」

麦野「……ふぅん」

冴羽療「最初は驚いちまったぜ。なんせ変な防弾チョッキ着てるかと思ったら赤外線暗視装置(ノクトビジョン)つけてたりとよお」

麦野「……不思議なもんだな」

冴羽療「どーしたのよ?」

麦野「浜面って仲間って思ってたんだが…涙が出ないんだ……滝壺や絹旗はあんなに涙流して泣いてたのによ」

冴羽療「なら、そんなぽっかり空いた穴を俺と一発で埋めて……ぐええ!!」

麦野「ごっそさん」

冴羽療「とほほ……奢る羽目とは…」
340 :浜面「勝ちたい」 [sage saga]:2011/09/11(日) 11:09:56.68 ID:isoO2lZxo
病院

滝壺「はまづら良かった……」ダキッ

浜面「そんなに抱き着くなよ」

滝壺「だってはまづらが生きてて良かった」

絹旗「不思議ですね。なんで殺し屋は超バカ面を殺さなかったんでしょうね?」

浜面「殺す値にもならなかったんじゃね。お前らが来たとき俺は寝てたんだろ?」

滝壺「うん。顔にXYZって落書きされててね」

絹旗「まー……こんなバカ面が殺されなかったのも超わかります」

浜面「なんだと!?」

ガラッ

麦野「おー生きてるじゃねーか」

浜面「麦野…」

麦野「ま、生きてるなら負けなかった。だからってお前は勝っていない。つまり……」

浜面「つまり……」

滝壺絹旗「…………」

麦野「治ったらまた私達の足となってもらうわ」

滝壺「むぎの」

浜面「……わかったよ。やっぱり俺の技術がねーとだめだろうしな」

麦野「あー何言ってやがる!」

わいわい


夜・麦野の家

麦野「帰宅〜っと」パチン

麦野「……ああああああ!!やられた…」

麦野「あの野郎!!」ギリ


次の日・街

冴羽療「さーて今日でこことおさらばだしぱっと何かしますかね」

?「見つけたぞ!!」

冴羽療「ん?僕になか用ってげぇ!!」

麦野「私の下着返しやがれェええ!!!」ビーム

冴羽療「ひええええ!!」スタコラ

麦野「待ちやがれゴラァアアア!!」ビーム


終わり。



まあこれ書くきっかけは「シティーハンターの冴羽療の相棒が槇村香じゃなくて麦野沈利だったら」っていうスレタイが浮かんだから書きました。
もちろん、自分は書きません。色々許してください。
失礼しました。
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 11:21:07.50 ID:cZM2tpYIo
シティハンターしかわからんかった
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/11(日) 12:17:53.02 ID:AO0b5gSAO
あとブラック・ラグーンしかわからんかった
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/11(日) 12:23:59.08 ID:PsqEspiTo
CLANNADは分かった
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 12:37:57.30 ID:6Jsmqde0o
らっきょも分かった
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 13:33:11.68 ID:mnhUkd7jo
CLANNADっていうか智代アフター

暁の護衛はわかった
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 13:39:34.38 ID:jx0DeV4ro
分かった以外の感想を書いてやれよ
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 14:01:36.45 ID:yJp1ZRWyo
カオスな夢を見たことがわかった
あと大抵のキャラの名前が読めなかった
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 15:58:26.54 ID:Ypp0t2Kko
こんな夢を見た、だなんて言いわけにしか聞こえないことがわかった
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/09/11(日) 16:26:29.03 ID:3kNNUVjs0
全然わからなかったが冴羽さんが有名なイケメンであることは知っている。

一方+妹達で2レス貰います。
一人暮らし無職してる話。
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/09/11(日) 16:29:05.53 ID:3kNNUVjs0

マンション・一方通行宅

ピンポーン

妹達「…無視、ですかとミサカは現状を確認します」

妹達「合鍵は所持しているので構いませんが」



ガチャ

妹達「ミサカが来てあげましたよ。つーか電気くらいつけろ根暗野郎」

妹達「一方通行、在宅ですかとミサカは問いかけます」

妹達「引きこもりにこの手の質問は無駄でしたか。これマジで死んでんじゃね?」

シーン

妹達「以前のミサカの経験からしてモヤシは一日の大半を寝て過ごします」

妹達「猫ぶってんのかキメェ…いや、」ハッ

妹達「これが本当の猫かぶりですか。どっちにしてもキメェ」

妹達「失礼します、といいながらミサカは寝室のドアに手をかけ」

一方「……よォ」

妹達「…」

一方「…」

妹達「おいニート、定例訪問です、とミサカは持ってきた食料などを
   掲げて微笑んで見せます。ちなみにこのミサカセレクトの食材が入っています」

一方「(どう見ても真顔です本当にありがとうございました)」

妹達「それとティッシュをお徳用パック。必要かと思ったので」

一方「俺の家で箱ティッシュだけが想定した場所に収まらない訳だが」

妹達「だが処分はしないと」

一方「…」


―――――



ダイニングキッチン

一方「毎回言ってるけどよォ、別にいちいちオトドケくださらなくても買えるンですけど」

妹達「あなたの様子を確認することが主な目的ですので、嫌ならば毎日上位固体の
   ところに顔を出せば良いではないですかとミサカは定型の答えを口にします。
   なんで当番制だからってミサカがモヤシのとこ来なきゃいけないんだよ
   通販だかなんだかしらねえが引きこもり極めてんじゃねーよこのクソモヤシ」

一方「…」

一方「何か食うか?」

妹達「!…しょうがないから食っていってやるよ、とミサカは
   こっそり西欧の料理を期待します!ミサカも材料を買ってきましたので」

一方「あンま期待すンな」

妹達「それと一方通行の調理中に家捜しをすることをミサカは決意します」

一方「やめろ」
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/09/11(日) 16:34:19.47 ID:3kNNUVjs0


―――――


一方「ン」

妹達「サラダはニース風、そしてこれは……トマトファルシですね、と
   ミサカはMNWを駆使して解答します」

一方「食えりゃ何でもいいだろ」

妹達「まあ食べられなくはないです。おや、モヤシは食べないのですか?」ガツガツ

一方「全部お前が食ったろ。ほれ、鮭のバター蒸し」

妹達「付合せの野菜にも風味がついていて美味しいですとミサカは評価します」ペロリ

一方「やっとお前らが買ってきたバターが片付いた。
   パイ食いたいにしても普通生地から作らせるか?」

妹達「わざわざ少なめの量で出てくるということはこれは種類が多いと見て間違いはないですね」

一方「スルーかよ…ンで、次はァ…」

妹達「お腹を空かせてきた甲斐があった、とミサカは金欠の事実を隠蔽します!」


―――――――


妹達「もう食べられません。やはり奮発してイチジクを買ったのは正解でした。
   最後のイチジクのあっさりとした上品な甘味が最高に…」グデーン

一方「食わせ過ぎたか?」

妹達「眠いです、とミサカは…ふあぁ」

一方「おいおい、起きて帰れ。さすがに俺の家には泊まれねェだろ」

妹達「そう、あなたの部屋は広くないですね。1LDK。まあ金持ち基準ですが。ケッ」

一方「もっと狭くても良かったンだがいろいろな。つーか掃除メンドくせェ」

妹達「案外普通の感覚なんですね、とミサカは…」

一方「この話題はもういい、そろそろ帰れ。駅まで送る」

妹達「解りました。最後に訊きたいことがあるのですが、一方通行」

一方「何だ」






妹達「一体いつから、自身の食事を怠っているのですか?」







一方「…」





以上
最近トマト高いな
県名表示が地味に恥ずかしい
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/09/11(日) 16:42:44.76 ID:cZM2tpYIo
じゃあ同じ県名入れてやんよ


なんか裏で色々ありそうで続きが見たいなぁ
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 16:58:56.54 ID:2X8yuTRSO

なんだろ、すごい続きが気になる
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 17:24:01.37 ID:Ypp0t2Kko

続きが気になる!

だけど名前のところが固有番号じゃなくて妹達だったせいで、
一方通行宅に10人くらいで押しかけた妹達の群れを幻視したww
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/13(火) 02:25:57.16 ID:q+n7YtySO
きぬはたとむぎのんで1レスもらいます
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/13(火) 02:26:23.75 ID:q+n7YtySO



絹旗「むぎのん」

麦野「あ?」

絹旗「むぎにゃん」

麦野「あぁ?」

絹旗「むぎっぺ」

麦野「………チッ」

絹旗「むぎちゃん」

麦野「あん?」

絹旗「むぎたん」

麦野「あ゙ぁ゙ん!?」

絹旗「しずりん」

麦野「ん?」

絹旗「浜面」

麦野「えっどこ?」キョロキョロ

絹旗「……浜面沈利」

麦野「なぁに?」ニコッ

絹旗「今、心底麦野を超キモいと思いました」
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/13(火) 02:29:14.98 ID:q+n7YtySO
終わり

むぎのん百面相をやりたかったけど全部スーパー麦野さんになってしまうんです
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/13(火) 02:30:18.13 ID:b4JFip2zo
麦野・浜面・沈利にしてやれよ
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/09/13(火) 22:00:53.92 ID:ZluW3GaAO
魔法少女ネタで1レス


神裂「おはようございますルチア」

ルチア「おはようございます神裂さん」

神裂「アニェーゼとアンジェレネは一緒じゃないのですか?」

ルチア「あの二人なら魔法少女ごっこで遊んでいますが」

神裂「魔法少女ごっこ…懐かしいですね、私も混ぜてもらいましょうか」

ルチア「え」

神裂「アニェーゼ、アンジェレネ、私も一緒に」

アンジェレネ「キュアアニェーゼ、新しい悪の女幹部です!」

アニェーゼ「キュアアンジェレネ、私達は負ける訳にはいかねえのです!」

神裂「」



オルソラ「そんな事があったのでございますか」

神裂「私だってエグッ18才エグッなんですよエグッ」

シェリー「いや18才の魔法少女はアウトだから」

神裂「そうなのですか?あの子と魔法少女ごっこで遊んだ時はそんなルールありませんでしたが」

オルソラ「インデックスさんはお優しいのでございますね」

シェリー「そこ触れてやるなよぉぉぉ!!」

神裂「もういいです、覆面して魔法少女を助けるポジションに」

シェリー「いやあんたその格好で覆面したらスコットランドヤード動くからマジ勘弁」
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/13(火) 22:01:53.23 ID:ZluW3GaAO
以上です
魔法少女が許されるのは中学生までだと思います
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/09/13(火) 22:06:58.19 ID:Ea7oF2300

20歳未満なら少女でもいいらしいけど見た目が(ry
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/13(火) 22:13:40.13 ID:Gh3KKuvuo
おいルチアは弾けるレモンの香りだろう乙
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/13(火) 22:15:03.12 ID:7K+gHEJu0
神裂さん、どう見ても無駄にエロい悪の女幹部ですよ
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/09/13(火) 22:35:03.56 ID:gF44JolR0
>>361
おっと、某魔砲少女(19歳バージョン)の悪口は(ry
基調が白のミニスカツインテが許されるのは中学生までだと思います
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/09/13(火) 22:54:02.86 ID:FVOBxiSDo
>>364
某夜天の主をディスることは、許さない
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/14(水) 01:21:08.33 ID:qWfEdT1DO
プリキュアといえば麦…いや何でもない
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/14(水) 02:21:09.41 ID:CbiloZx1o
犬は許す
だが、主テメーはだめだ
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/14(水) 03:45:15.72 ID:qq3VmY0AO
魔法淑女・・・なんか嫌だな
魔法女史・・・良いかもしれん
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/14(水) 04:12:59.48 ID:WdSt09BIO
中の人繋がりで魔法少女っぽいのっていうと、
アニェーゼ シャナ
アンジェレネ 黒ロリ
ルチア キュアレモネード
重福さん なのはさん
神裂 ヴィルヘルミナ
固法先輩 はやて
オリアナ シャマル
麦野 キュアメロディ
ワシリーサ キュアブラック
佐天さん あむちゃん
美鈴さん セーラージュピター
美琴 ネギ
くらいか?
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/14(水) 06:41:26.79 ID:+TwTWpIAO
ネギだと少年になるだろ


美琴 田中ぷにえ
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/09/14(水) 12:32:23.77 ID:ICcbh9uAO
>>369
詩菜さん17歳をお忘れか
あと舞夏がパンツじゃない(ryとかカエル魔女とか
372 :まだかなまだかな〜 [sage]:2011/09/14(水) 16:18:23.08 ID:nnyvMX7S0
少女ネタで1レス貰います


滝壺「まだかなまだかな〜」

絹旗「学研の超おばちゃんまだかな〜?」

浜面「あっ! おばちゃんだ!」

麦野「あ゛ぁ? 赤ペン[ピーーー]に突っ込まれてえのか!?」



上条「まだかなまだかな〜」

姫神「学研の。おばちゃんまだかな?」

土御門「あっ! おばちゃんだにゃー!」

青ピ「おばちゃん下さい!」

神裂「やかましいこのド素人が!」

いじりネタだろうが。ネタにされてるだけ愛されてると思うの。
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/14(水) 21:14:16.97 ID:pv7b0SkAO
麦のんとねーちんは良い友人になれる
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/14(水) 21:29:13.03 ID:hHr8k3DFo
>>373を見て真っ先に浮かんだのがおでん屋台で飲んだくれる二人だった件
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/09/14(水) 22:01:42.18 ID:+TwTWpIAO
むぎのんとねーちんで1レス



屋台

麦野「ちっくしょーアイツラ…」

神裂「あんのド素人共が…」

麦野・神裂『私はまだ18だっつーの!!』

麦野・神裂『ん?』



打ち止め「麗しき女の友情だねってミサカはミサカは感動してみたり」

一方「見るンじゃねェクソガキ、ババァになっちまう…ぞ…」

麦野「だーれがババアなのかにゃーん?」ゴゴゴゴゴ

神裂「少し…頭冷やしましょうか?」

一方「面白ェ遊んだやンよ雑魚どgjd」バタッ

打ち止め「アナタはレディーに対する口の聞き方をもう少し学ぶべきかもってミサカはミサカはお仕置きが必要かもって思ってみたり」

一方(助けてヒーロー)

浜面「どうした一方通行!」

上条「一方通行がピンチだ!」

麦野・神裂『あ゛?』

浜面・上条『さようなら〜』

一方(待って待てよ待ちやがれェの三段活用ォォォ!!)

垣根「無様だな第一位」

一方(この際お前でいいわ)

垣根「こいつは俺がトドメを刺す、オバハンは」

麦野「0次元の極点原子崩し!」

神裂「聖痕解放真の唯閃!」

土 亘 木 良

一方(かァァァきねくゥゥゥん!?)
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/14(水) 22:02:41.14 ID:+TwTWpIAO
以上です
ちょっとロシアに亡命してきます
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/14(水) 22:56:06.16 ID:wd9dG0IAO
なんだなんだ最近のこの流れちょっと言いたいことがあるぞ

お前らはそうやってむぎのんやねーちんをよってたかってイジるがな





年増には年増の魅力があんだろ!!

378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/14(水) 23:02:51.26 ID:5z6gr718o
冷蔵庫が解体された・・・
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/14(水) 23:06:01.82 ID:NTXfNUzio
ねーちんもむぎのんもピチピチの小娘だろう
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/14(水) 23:13:52.53 ID:ERZ9rjxSO
キャーリサ様は年齢あれでも若く見えるんだよなぁ
でもねーちんとむぎのんは…
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/09/14(水) 23:30:26.01 ID:nnyvMX7S0
ねーちんやむぎのんは単に「大人びてる」レベル
ローラが☆の娘なら100歳過ぎてるぜ
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/09/15(木) 16:18:10.35 ID:p9uAbADj0
もはや干物だな
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2011/09/15(木) 17:20:14.54 ID:dj7LIw0AO
「大人びて」見えるのと、「老けて」見えるのとじゃ天と地の差

神裂と麦野はどうみても後者

でもどっちも好きだけどな!
384 :淫デックス先生の意外と知られていない正しい知識0/1 [sage]:2011/09/16(金) 18:31:39.51 ID:t9Y5gY150
小ネタ1レス頂きます
385 :淫デックス先生の意外と知られていない正しい知識1/1 [sage]:2011/09/16(金) 18:32:23.30 ID:t9Y5gY150
浜面「この前、絹旗と映画の帰りにメシ食いに行ったんだよ
そしたら絹旗はスパゲッティーをスプーンに入れて一口サイズにして食いながら
「麺を啜るなんて浜面は超お下品ですね」って言いやがった」

禁書「ハマドゥラは何食べたのかな?」

浜面「変な呼び方しないで! 暑かったからざるそば頼んだんだよ」

禁書「なら絹旗って子が間違ってるかも
パスタを啜るのは下品だけど日本の麺類は啜るのがマナーなんだよ」

浜面「何か違いがあるのか?」

禁書「そもそもマナーはその国の文化や常識を考えた礼儀作法なんだよ
そばは特にそば粉の風味を空気と一緒に口の中に取り込むから
ワインを飲む時にグラスを軽く回して空気と混ぜるのと同じ事かも」

浜面「そばと違って風味の薄いうどんとかもなのか?」

禁書「うどんの麺はそばより風味薄いけどツユをほんの少ししかつけないそばと違って
ツユをたっぷり絡めた麺を食べるから啜るのは当たり前かも」

浜面「けどそれって他国の人から見て下品に見えないのか?」

禁書「ん〜結局上品とか下品とかその国によって違うし時代にもよるんだよ
日本人がスパゲッティーを食べる時にスプーン使うのも驚いたんだよ」

浜面「ん? そっちってパスタ食う時スプーン使わないのか?」

禁書「パスタと言っても種類があるけど細長いパスタはイタリアのスパゲッティーだね
イタリアでスパゲッティーを食べる時にスプーン使うのは上手に食べれない幼児くらいなんだよ
スプーンを使い出したのはマカロニとか小さなパスタを食べる時に使い始めた説があるかも
例外的にスープパスタみたいな飲む物は使うけどヨーロッパ全体で見てもスプーンは余り使わないね」

浜面「へ〜色々あるんだな」

禁書「結局は食パンをフォークで突き刺して食べてそれを上品と言えるの? って話なんだよ
フランス料理でトウモロコシを無理にナイフとフォークで食べようとする人がいるけど
別に素手で食べてもいいし、むしろ素手で食べるのが普通なんだよ」

浜面「じゃあ日本でスプーンを使ってスパデッティー食べるのも勘違いって事なのか?」

禁書「いくつか説があるけど日光浴とバナナが大好きな元ボクシングチャンピオンが
アメリカで上手にパスタを食べれなくて共演者がスプーンを薦めたとかアメリカ文化から来たのかも」

浜面「じゃあ別にマナー違反とまでは言わないって事か?」

禁書「万国共通でクチャクチャ音を出したりこぼしたり残したりするのはマナー違反だけど
人の迷惑にならない限り普通のレストランで教えてあげるならともかくいちいち文句を言う方が下品かも」
386 :淫デックス先生の意外と知られていない正しい知識2/1 [sage]:2011/09/16(金) 18:33:05.03 ID:t9Y5gY150

      ∧_∧
     (´・ω・`)  終わり
◎ー)  /     \ 
 |  | (⌒) (⌒二 )
 ~~~ /⌒ヽ( ̄、  ヽ___
   /    Lヽ \ノ___
   ゙ー―――(__)---

食事は皆で楽しく食べるのが美味しいよね
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/09/16(金) 19:13:20.55 ID:p0xBG9Zwo
中国ではご馳走になるときは残すのがマナーだったりするから
(沢山もてなしてもらいました、の意思表示。残さず食べるともてなしが足りなかった、ととられる)
万国共通ではないと思うぞ
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/16(金) 19:26:19.96 ID:tEYRj+6no
くちゃくちゃ食べてる奴見ると殴りたくなる

そうやって育ったからかな
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/16(金) 20:17:02.25 ID:t9Y5gY150
ギャアアアアア
>>385の万国共通で残す→アレルギーや主義、宗教の問題じゃなく好き嫌いで残すだったッ
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/16(金) 20:51:18.96 ID:EMVVo9ZSO

なんか勉強になった


くちゃくちゃ食べる人ってわざとなのかってぐらいくちゃくちゃ食べるんだよな…
自分じゃ気づいてないのかな?
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/17(土) 00:51:32.75 ID:DEqoZaVAO
乙!!
食のマナーってのはそれこそ国やら文化で違うんだし、とりあえず自国のマナーさえしっかり覚えておけば良いと思う。
肘ついてクチャクチャ音を立てて食べてる人に“○○を食べる時のマナーは〜〜”とか言われても説得力無いじゃないですか。
長文失礼しました
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/17(土) 10:59:24.64 ID:Qc0GgP4io

人の好き嫌いを調べもせず出す方がアレだと思うのだが
宗教だけ特別扱いされる理由が分からん
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/17(土) 18:48:21.86 ID:UezwUPdx0
宗教は主義主張の共有体みたいなもんだからじゃない?

学園都市ってロボコップみたいなロボ主体のサイボーグ作らないのかな?
ファイブオーバーも脳さえあればいけるはずなのに
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/17(土) 19:16:20.33 ID:KO53OznAO
ターミネーターなら…
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東) [sage]:2011/09/17(土) 20:01:00.10 ID:QQn1EWyAO
それむぎのんじゃね
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/09/17(土) 21:59:21.37 ID:aXDfWEF/o
生体部分減らしすぎると生命維持装置が肥大化するんじゃね
ていとくんも内臓1個潰れたのを冷蔵庫みたいので補ってるんだし
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/17(土) 22:01:46.99 ID:sUomHTxPo
>>392
アレルギーならまだしも、なんでそんなことに気をつかってやらにゃならんのだ
事前に言うか、黙って食えや
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/09/17(土) 22:07:43.12 ID:aXDfWEF/o
生体部分減らしすぎると生命維持装置が肥大化するんじゃね
ていとくんも内臓1個潰れたのを冷蔵庫みたいので補ってるんだし
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/17(土) 23:59:13.53 ID:UezwUPdx0
つまりムーギネーターなら可能と。

ロボコップの何作目か忘れたけど麻薬依存症の奴がロボコップ化された奴みたいな話を禁書でやろうかと思いつつ設定面倒くさそうだな
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/09/18(日) 11:03:52.71 ID:5O2WCS6AO
ムーギネーターで1レス、かぁ


デデンデンデデン

ボシュッと光と共に現れた全裸のムーギネーター

ムーギネーター「服を寄越せ」

ムーギネーターは服を手に入れた

ムーギネーター「ターゲットはジョン・コナー…どこにいるのかしら」

ムーギネーターと目が合う1人の少年

浜面「」

ムーギネーター「はぁぁぁまづらぁぁぁ!!」

逃げる浜面、逃げて逃げて逃げる浜面!

浜面「ここまでくれば…あれ?ここ元の場所!?」

ムーギネーター「おかえり」ニコッ

ムーギネーターは0次元の極点を会得しているぞ

浜面「俺死んだ、スイーツ(笑)」

ムーギネーター「あははははは…は」ピタッ

上条「今日は奮発して鮭弁ですことよ」

ムーギネーター「今日のお昼はシャ・ケ・ベ・ン・カ・ク・テ・イ・ネ」

ニゲンジャネエゾソチンガー
フコウダー

浜面「…助かった…のか?」



絹旗「こんな映画ないですかね?超微妙な内容ですが」

滝壺「きぬはた、うしろ」

絹旗「え」

デデンデンデデン
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/18(日) 11:04:19.89 ID:5O2WCS6AO
以上です
デデンデンデデン
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/18(日) 13:21:34.80 ID:nYHScvbNo
むぎのんあんなかわいいのになんですぐ扱いひどくなってしまうん?
大人びた女子高生のむちむちした足なんて褒美以外の何者でもないというのに!
むぎのんの足に挟まれて[ピーーー]るなら本望だというのに!!
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/18(日) 17:06:00.10 ID:/RvDVfwT0
だってむぎのんは[ピーーー]で[禁則事項です]で[あぼーん]なんだもん
404 :インdickス先生の意外とどうでもいい知識1/1 [sage]:2011/09/18(日) 23:32:00.31 ID:/RvDVfwT0
1レス貰います


浜面「なあマイナス×マイナスがプラスっておかしくないか?」

禁書「ハマドゥラ、いくらお腹がすいたからって落ちてる物を食べるのはダメなんだよ」

浜面「拾い食いなんかしねーよ! あと名前!」

禁書「じゃあ頭脳は中学生、体は大人その名はハマデュラなんだね」

浜面「もうそれでいいです……
んで質問だけどさ、マイナスの人がいくら集まってもマイナスじゃないのか?」

禁書「マイナスの人をマイナス人集めるって考え方が勘違いの原因かも
100円払わないと処分できないゴミを泥棒が盗んでいったと考えるなら分かるよね?
つまりゴミクズは何人いようともゴミ屑でしかないんだよ」
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/18(日) 23:40:16.93 ID:xE6N/wNBo
>マイナスの人がいくら集まってもマイナスじゃないのか?
それじゃあマイナス×プラスだよはまづら
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/09/19(月) 06:57:05.57 ID:xvbwjRoAO
便乗になるが禁書っぽい例えで1レス


上条「マイナス×マイナスで何でプラス?」

一方「プラスを科学、マイナスを魔術に例えて説明してやンよ」

美琴「まずプラス×プラス、私の超電磁砲×一方通行のベクトル操作=粒子加速を利用したすごい超電磁砲」

ステイル「マイナス×マイナスは僕のイノケンティウス×神裂の魔翌力=聖人のテレズマを注いだすごいイノケンティウス」

神裂「そしてプラス×マイナスですが、能力者は魔術を使えない」

上条「なるほど」

土御門「ちなみにカミやんの幻想殺し=ゼロとすると?」

上条「プラス×ゼロ=ゼロ、マイナス×ゼロ=ゼロ」

神裂「正解です神裂当麻」

美琴「ちょ!どさくさに紛れて婿養子にしてんじゃないわよオバサン!」

神裂「私はまだ18だこのド素人がぁ!」

土御門「↑のように科学と魔術が交われば悲劇が起こる事もあるぜよ」

一方「科学と科学が交われば幸せになるって訳かァ…やっぱり打ち止めは最高だぜェ!」

ステイル「魔術は魔術と交わるのが一番なのか…やっぱり禁書目録は最高だぜぇ!」

上条「ダメだこいつらはやくそげぶしないと…あれ?という事は」

上条「俺は誰と交わればいいんだ?」
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/19(月) 06:59:17.78 ID:xvbwjRoAO
以上です
みなさんわかりましたかー?
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/19(月) 13:10:05.28 ID:gtduGdrN0
乙〜
もあいちゃんが可愛いと言うことだけは分かった
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/19(月) 15:45:57.23 ID:fMtGqK/Lo
そげぶしか能がないのにそげぶしたら誰とも交われないとかマジ無理ゲーw
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟県) [sage]:2011/09/19(月) 16:12:53.03 ID:VijnU2LXo
>>409
らしいといえばらしいじゃないかw
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/09/20(火) 00:27:57.59 ID:scFJ0Q6Q0
>>409
人はそれをフラグブレイカーという
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/20(火) 02:20:38.24 ID:V6Wr4MgU0
上条さんは右手が恋人だから問題ない
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/20(火) 22:40:53.57 ID:Q/icT6SM0
>>412
そげぶ[田島「チ○コ破裂するっ!」]か
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/20(火) 23:58:15.50 ID:x0VmA9Puo
中条さんが恋人という意味かもしれない
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/21(水) 00:13:34.54 ID:T+QZ6ULgo
上条さんの下条さんと中条さんが濃厚なBLか
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/09/21(水) 23:15:52.69 ID:l++I7j0AO
アニメで見たら納得の1レス


打ち止め「アナタの服って…」

一方「あァ?」

打ち止め「お義父様の顔の刺青とそっくりだねってミサカはミサカは素直になれないアナタに聞いてみたり」

一方「はァァァァ!?ちょ、おま、なに言ってンですかクソガキィ!?」

打ち止め「だってお義父様アナタの性格性質能力何もかも理解してるしってミサカはミサカはお義父様に嫉妬してみたり」

一方「待て待て待てお義父様って木原くンそンな大したもンじゃねェぞ!!」

木原「あーそっかー、どっかで見たことあると思ったら刺青かーどんだけファザコンなんだよ一方通行?」

一方「木ィィィ原くゥゥゥゥゥゥン!?」

打ち止め「やっほーお義父様ってミサカはミサカはフランクに挨拶してみたり」

木原「よう義理息子の嫁さん、相変わらず厨二病に苦労してっかあ?」

一方「テメエらいつの間に仲良くなってンだよ!?」

打ち止め「なんだなんだよなんですかぁってミサカはミサカは三段活用でジェラシーを焼くアナタにニヤニヤしてみたり」

木原「打ち止めに手出したらロリコンじゃないですかーやだー」

一方「誰がアクセロリータァ!?つゥかロリコンじゃねェし!!」
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/21(水) 23:17:39.31 ID:l++I7j0AO
以上です
親子ってセンスが似るんだねえ
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/09/22(木) 00:01:26.85 ID:1PDMDHSX0

木原くンと打ち止めがかわいいということがわかった
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/22(木) 00:19:12.16 ID:XiwjLelyo
てかアニメでの木原くんのインナーはマジで一方さんのといっしょだったしな
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/09/22(木) 00:26:14.13 ID:VFF6txI4o
え。インナーって……ウルトラマン柄のパンツはいてたの?
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/22(木) 00:45:23.58 ID:datQzsHAO
なるほど、一方さん実はファザコンでもあったのか……。
業が深いなぁ
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/22(木) 01:00:59.04 ID:q57v2PClo
なにこれかわいいなおい
一方さんマジファザコン

そうだな、ロリが好きなんじゃなくてたまたま嫁がロリだっただけなんだよな
うんたぶんロリコンじゃないよたぶん
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/22(木) 01:02:38.33 ID:9ci+ctCIo
嫁がロリなんじゃなくて中学生はババアだからだろ
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/22(木) 01:53:26.02 ID:qbAUh4E2o
>>420
原作挿絵の時点でそうなんだけど、木原くンは
白衣>茶色のジップアップ>どう見ても一方さんのウルトラTと同じブランドのTシャツ
というコーディネートなんだ
あのTシャツ選ぶセンスは昔からなのか、それとも一方さんをストーキングした結果
同じブランドde隠れペアルックのつもりなのかはあんまり追求したくないw
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/09/22(木) 03:26:28.88 ID:7p8kVXJAO
>>422
ロリコンネタはよくあるけどさ
どう考えてもラスコンだよね
一途というか何というか
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2011/09/22(木) 06:17:49.54 ID:5sgfH6vAO
おr・・・一方通行の服のセンスは木原くン譲りなンだよ
つまり悪いのは木原くン
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/22(木) 06:24:19.45 ID:4ngX3Cwr0
>>425 まあ今まで怪物扱いされてたのを人間としてみてくれた第一人者だしな
それに短期間に連れ去られたり死にかけたりしてたもんな 過保護にもなるな
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/22(木) 07:34:12.28 ID:JtsIGOODO
>>427

おいおい、芳川さんを忘れるなよ
芳川さんが第一人者じゃないか
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/22(木) 08:07:42.79 ID:xPYqMX8Po
はじめてのおつかいならぬはじめてのヒロインだから色々特別でも仕方ない
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/22(木) 13:44:11.51 ID:Y3WnFCIDO
ラヴはラヴでも家族愛だからロリコンじゃないンですゥ
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/22(木) 17:12:32.54 ID:EESONSG20
結局ファザコンってことか
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/23(金) 23:38:38.99 ID:QTJiApiD0
1レスもらいます


とある公園のとある自動販売機にとある白い少年。

お目当ては缶コーヒー。

必要な硬貨3枚を予め手の中に収め、チャリン、と一枚投下、続けてもう一枚。

チャリン。と2枚目が鳴る前に3枚目のはずの銅の硬貨が、アスファルトに音を立てた。

少年は下を見るが、硬貨は足元に転がって来ていない。

ならば後ろにコロコロと転がって行ったはず。

たかが10円。

探しに行くのは面倒。取りに行くのも面倒。後ろを向いて確認することすら面倒。

少年はまだ指先に残っていた2枚目の硬貨を入れ、財布を確認。

残念ながら落とした10円が最後の一枚だった。

お札を取り出すが、なかなか一度で素直に入らなそうな折り目のついたものしかない。

少年は面倒だと言わんばかりに息を吐いた。

喉はカラカラというほどでもない。このコーヒーでなくてもいい。

少年は決めた。

別のところで買おう。

コンビニがいい。お札も使える。買い溜めもできる。

ここから近いコンビニは3件。どこに行こうか。

ついでに他の物も買うかな。

少年の頭に自然と口調が特徴的なあほ毛の少女の顔が浮かぶ。

しかしそれと同時に喉に引っかかりを感じた。

もしこの場に少女が居たら。

自分と同じ状況ならば。

少女はきっと反射的に10円玉を追っていくはず。

自分もそれを促すだろう。

ただのもしもの話だ。

別に今から自分がとる行動を誰が見ているわけでも、咎めるわけでもない。

少年は喉の引っかかりを吐き出すように小さく呟いた。

「馬鹿馬鹿しィ」

そして少年は後ろを向いて一歩踏み出す。

数十秒前10円玉が立てた音の方向は記憶している。

ぱっと見で見つからなければ、ベンチの下? ゴミ箱の影? 草むら?

面倒だと思いながら大体の見当をつける。

しかし最初に目に付いたのは一人の学生。

「これ落としましたで?」

そう白い少年に笑いかけた、青い頭髪とピアスが特徴の学生の指先にはキラリと光る10円玉があった。

433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/23(金) 23:42:18.62 ID:QTJiApiD0
うぇなんか1レスに詰めすぎた感が……すみませんでした
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/24(土) 07:54:51.00 ID:XNFGphOAO

なんだろう…この10円がアクセロリータ覚醒のきっかけに見えた俺は疲れているなww
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/24(土) 09:21:00.83 ID:Gu0FkVIDO
前スレ>>583-590の続き的な単発的な
電磁通行気味注意
6レスいただきます
436 :美琴「捨て能力者?」一方通行「洒落になンねェからヤメロ」 [saga]:2011/09/24(土) 09:22:09.09 ID:Gu0FkVIDO


一方通行「……なンだこれ」

美琴「え。見てわかんない?」

一方通行「いやわかるぜ?わかるけどな?」

美琴「うん」

一方通行「……首輪ってどォいうことだよ」ズーン







美琴「飼うって言ってもまずはどうしたらいいのかしらね」フゥム

一方通行「……」

美琴「んー」カチカチ

携帯電話を取りだしウェブを展開させる美琴を、
一方通行は諦めたような目付きで見つめていた。

そもそもどうしてこういうことになったのか。
一方通行は首を傾げざるを得ない。

道端の段ボール(ご丁寧に「拾ってください」とデカデカとマジックペンで書かれている)の中に
自分を放置したのは間違いなく番外個体だろう。

そこまではいい。
いつもの嫌がらせだ。

納得させるように小さく頷き、
難しい顔をして唸っている少女に目線を移した。

「聞きたいことがあるから」

ここまでも良い。
実験後のことに関しては伝えた方が良いこともある。
何せ彼女は当事者である。
打ち止めのことも、番外個体のことも、
聞かれて話さない道理もない。

しかし、

「猫じゃないなら飼っても大丈夫」

(大丈夫かコイツ)

ドヤ顔を向けてきた少女に心の中で呟く。

学園都市第三位の頭脳をもつ超電磁砲。
当然、頭が良い……はずなのだが。

美琴「なるほどね……」フムフム

一方通行(何がなるほどなンだよ……)

目の前の少女はどう見ても、どう考えても、
頭の良いようには見えなかった。

一方通行(つゥかバカだろ)



437 :美琴「捨て能力者?」一方通行「洒落になンねェからヤメロ」 [saga]:2011/09/24(土) 09:23:08.37 ID:Gu0FkVIDO

パタン

携帯電話が閉じられた音と共に
美琴が一方通行へと顔を向ける。

美琴「よし。一方通行」

一方通行「ンだよ」

美琴「ちょっとばかしここで待ってなさい」キリッ

人差し指をビシリと伸ばす。
一方通行は眉を潜めた。

一方通行「……なンで俺がオマエの言うことを聞かなきゃ」

美琴「私のペットなんだから当然でしょ?」

一方通行(えェ……)

何を当たり前のことを。
とでも言いたそうに美琴は唇を歪めると、
指先で頬を掻いた。

一方通行(なンだコイツ怖ェ)

一度も了承をしていないはずなのに。
もはや彼女の中では確定事項であったようで。

「じゃあ逃げたら承知しないわよ」
と言い残し、
美琴は軽やかな足取りで走り去っていった。

どんなときでも真っ直ぐに伸びた背筋は、
普段なら彼女の凛々しさ、魅力を引き立たせるものである。
けれどこのときばかりは、

一方通行(マジでなンなンだよ……)


一方通行を困惑させる原因の一つにしかならなかった。



438 :美琴「捨て能力者?」一方通行「洒落になンねェからヤメロ」 [saga]:2011/09/24(土) 09:24:18.86 ID:Gu0FkVIDO






さて冒頭に戻ろう。

何も持っていなかったため、
一方通行は目覚めのコーヒーも飲めずベンチにもたれかかっていた。
息を切らせた美琴の手には赤い首輪。
付けられた大きめの鈴がちりんと音を立てる。

美琴「いやね?猫も犬も首輪を付けてるじゃない」

一方通行「そォだな」

美琴「で。ペットと言えば首輪かなぁって。ほ!ほら!アンタに似合うかなって赤を選んだんだけど」

一方通行「……そォだな」

小さくため息をつく。
一方通行には美琴に負い目があった。
いやそれを除いても彼女には自身が段ボールに入っている写真が撮られているのだ。
一方通行は基本的には格好つけたがり屋で、
そのような写真が出回るのは防ぎたい。
つまりは美琴に負い目はおろか弱味さえも握られている状況にある。
だからこそ逃げもせず、
彼女の帰りを待っていた。

まさか首輪を買ってくるとは思いもしなかったが、
番外個体のような嫌がらせではなく純粋に選んだと言うのだからたちが悪い。

無邪気に笑う顔は打ち止めにそっくりで、

一方通行(無下に断るっつゥのも……)

一生向けられるとは思っていなかった表情に怯んだこともあり、
つまるところ

一方通行(……もォどォでもいいか)

一方通行は思考を放棄した。



439 :美琴「捨て能力者?」一方通行「洒落になンねェからヤメロ」 [saga]:2011/09/24(土) 09:25:10.68 ID:Gu0FkVIDO

美琴「じゃあ付けるわよー」カチャカチャ

一方通行「ン……」

美琴は首輪の留め具を外すと、
一方通行の首に掛けようと手を回す。

美琴(大丈夫大丈夫。コイツに触れても大丈夫。怖くない)

ごくりと唾を飲み込むと、細い首に手をかけた。

美琴「ん。あれ?」

一方通行「あァ?」

美琴「……何これ」

一方通行(あァ。チョーカーのことか)

意外に混乱していたのか、今の今まで忘れていた。
一方通行は舌打ちをすると、はてと疑問に思う。

一方通行「妹達から聞いてねェのか」

美琴「ん……いや。その」
美琴(聞いてるけど。さ)

言いづらそうに下唇を噛むと、美琴は眉尻を下げる。
するりと首輪を首もとから引いて、
片手に握りしめた。
パッと顔をあげて笑う。

美琴「やぁっぱ首輪は止めよっか。あぁ別にアンタを飼わないってわけじゃないのよ?」

一方通行「そこは飼わないでいいンですけどォ……」

美琴「……」

一方通行「……オイ」

美琴「何よ」

一方通行「首輪貸せ」

美琴「えっ」

目を丸くした美琴を尻目に、
チョーカーの上から首輪をつけると一方通行はフンと鼻を鳴らした。

一方通行「オマエがウザってェこと気にしてンじゃねェよ」

美琴「……何よその言い方」クスッ



440 :美琴「捨て能力者?」一方通行「洒落になンねェからヤメロ」 [saga]:2011/09/24(土) 09:25:57.65 ID:Gu0FkVIDO

何とも微笑ましい光景――にはきっと見えない。

実際はともかくとして。
自ら首輪を付けている少年と微笑む少女。
所謂SM的な、変態的な行為をしているように見えた。

そしてそれを見ている人間はいるもので。

番外個体「な・に・やっ・て・ん・の?」

こめかみをひくつかせながら、
番外個体は腰に拳を添えて彼らの前に仁王立ちをしていた。

美琴「え……私と同じ?あれ?年上?」

一方通行「……番外個体」

番外個体「はぁーい☆番外個体ちゃんでぇす……で」

番外個体「ミサカがあなたを探して駆け回っていた間にお姉さまと。なにやってんの?」

一方通行「はァ?見ての通り……」ハッ

やっと置かれている状況を認識する。
番外個体の視線は厳しい。
しかしどう上手く説明したものか。
どう言っても番外個体の気にさわるような気がする。

いや待て。
一方通行はかぶりを振った。

一方通行(そもそもがコイツのせいじゃねェか)

番外個体「んー?ミサカはあつぅい視線より答えてほしいんだけど?」

一方通行(いやでも下手なこと言うと面倒くさェし)

美琴「ねぇねぇ」

番外個体「なにお姉さま。ミサカは第一位と話して「私が一方通行を飼うだけよ?」





番外個体「は?」

一方通行「」

美琴「え?」


441 :美琴「捨て能力者?」一方通行「洒落になンねェからヤメロ」 [saga]:2011/09/24(土) 09:26:43.34 ID:Gu0FkVIDO

番外個体「……どういうこと?」

半眼の番外個体から一方通行は顔を背けた。

原因である美琴はきょとんとした顔をしていて。

一方通行(つゥか何で俺に振るンだよ)

何となく理由はわかってはいるものの、
不満げに靴先で砂利を掻く。

美琴(この子はきっと妹達よね……何でこんなに苛ついてるのかしら。
見たところ一方通行になついているみたいだし……ううん。あ)

一方考えに耽っていた美琴は何かを思い付いたようで、
軽快な音で指を鳴らした。

美琴「アンタも一緒に飼う?」

番外個体「え」

物事は上手く進まない。
なぜかというとそれは多数の視点があるからで。

一方通行(オイオイオイ)

番外個体がちらりと一方通行を見る。
その眸にはキラリとした光が顔を覗かせていた。

美琴「じゃあ次は何が必要かしらね」

番外個体「あひゃ。これとかいいんじゃない?」

首輪と一緒に買ってきたのかペット用品カタログを広げながら
きゃっきゃとはしゃぐ彼女らを見て、
一方通行はがっくりと肩を落とした。



442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/24(土) 09:28:19.06 ID:Gu0FkVIDO
おわり
電磁通行書ける人すげぇ
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/24(土) 10:03:53.63 ID:B1JndDTSO

面白かったよ
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/24(土) 11:20:04.83 ID:XNFGphOAO

さらに悪化してるww
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/24(土) 12:24:18.48 ID:dGyQyfpTo
1レス借ります

レベル5の皆さんに質問

Q:他のレベル5の能力が使えるとしたら何が良いですか?

第一位の場合
A:「格下どもの能力なンざ使って、何になるってンだよ。
   あ、超電磁砲の電撃でチョーカーセルフ充電出来るのはちっと便利かァ?」

第二位の場合
A:「未元物質と同じく常識が通用しないって意味なら、第七位の能力は悪くないかもな」

第三位の場合
A:「やっぱりベクトル操作はちょっと興味があるわよね……。
   でも、一から鍛えたから愛着あるし、自分の能力が一番かな」

  (アイツの気持ちもベクトル操作出来たら……って私は一体何をry)

第四位の場合
A:「浜面に超電磁砲をブチ込む」

第五位の場合
A:「ベクトル操作か未元物質。だって……第三位より上だし?」

第六位の場合
A:「能力とかどうでも良いんで第一位か第三位の出番を分けて下さい」

第七位の場合
A:「レベル5に限らず、根性の入っている能力だったら何でも興味あるぞ!
   でも研究員達には『お前にはどれも無理だ……』って言われた。何でだ!?」

  「オチ?何だそれは?根性が入ってるものなのか!?」

おわり
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/24(土) 14:13:16.60 ID:/efU6SHSO
>>445
第六位…(´;ω;`)
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/24(土) 20:07:00.90 ID:B1JndDTSO

垣根が軍覇の能力使ってもやっぱりメルヘン野郎なんだろうな
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/24(土) 21:22:26.32 ID:r0NNgEtIO
爆炎と一緒に色とりどりの翼が生えて来そうだな
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/24(土) 23:05:38.18 ID:jhMeDcdDO
妹達全員で一方通行ペット化計画か

垣根「俺のすごパに常識は通用しねぇ」
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/25(日) 13:47:49.80 ID:AIZsHoQeo
9レス借ります

とあるキャラ達で色んな作品のパロディーです
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/25(日) 13:48:47.33 ID:AIZsHoQeo
上条「俺は、闘う事しかできない不器用な男だ」

上条「だから、こんな風にしかいえない」

上条「俺は、お前が……お前が……お前が好きだっ!!お前が欲しいっ!!ミコトォォォォォォォォォォォォォ!!」

美琴「トウマァァァァァァァァッ! 」
上条「ミコトォォォォォォォォッ!」
美琴「トウマァァァァァァァァァァァッ!」
上条「ミコトッ!」

美琴「トウマッ!ごめんなさい、でも、私もう離れない! 」
上条「放しはしないっ…」
上琴「ずうっと、ずうっと一緒……」

上条「さああっ…。最後の仕上げだっ!」
美琴「ええっ……!」

上琴「二人のこの手が真っ赤に燃えるぅっ! 」
上条「幸せ掴めと!」
美琴「轟き叫ぶっ! 」

上琴「ばぁぁぁぁぁぁくねぇつっ!!イッマッジン!!ブレイカァァァァァァァッ!! 」
上条「超っ! 」
美琴「電っ! 」
上琴「ラァァァァァァブゥラブゥゥッ!レェェェェェルゥゥゥゥガァァァァァァァァンッ!!!」

上条「さあ、これが俺達の門出だ!」
美琴「……うんっ!」
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/25(日) 13:49:40.49 ID:AIZsHoQeo
上条「死にたくない……」

上条「死にたく……ないっ……」

上条「いやだ……っ俺は……死にたく……ない…っ」

風斬「………ひとつ試す前に聞いておきたいんです。私は人間ですか、化物ですか?」

上条「……おまえが……自分で決めるんだ……人間はみんな…そうしている」

風斬「………感謝します」

上条「なにを………」

風斬「一人で……やってみます」


神裂「上条当麻…!?」

上条「よう、皆………こんなところでどうしたんだ?」

ステイル「いや……君を助けに来たんだけどね……」

上条「そうか、ありがとな………ん?なんだ生きてたのか、浜面」

浜面「それだけかよ!」

上条「………台無しだな」

浜面「ひでぇ!」
453 :とある登場人物のパロディー集 :2011/09/25(日) 13:50:54.45 ID:AIZsHoQeo
ステイル「これがぁ!人間のぉ!魔術師のぉぉ!必要悪の協会のぉぉぉ!いや、この僕の魂だぁぁぁぁぁぁ!」

ステイル「君如きに喰いつくせるかぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ステイル「喰らえぇぇぇぇ!トォリィプゥル、イノケェェェン、ティウスゥゥゥゥゥ!」

ステイル「これがホルスの力か…………大した……ものじゃないか………フッフッフ」

神裂「ステイル………」

フィアンマ「この作戦の成功率は0%だった。だが……お前達に机上の計算は無駄なようだな」

上条「ステイル、お前の遺志は受け取った…………一方通行、スフィンクス…合体だ!」

一方「その言葉、待ってたぜェ」

スフィンクス「ニャア!」

初春「合体…………」ジュルリ

上条「友の思いを、この身に刻み。無限の闇を、光に変える。天上天下、一騎当神。超銀河イマジンブレイカ―!人間の力、見せて…やるぜ!」
454 :とある登場人物のパロディー集 :2011/09/25(日) 13:51:48.54 ID:AIZsHoQeo
麦野「行けよ、絹旗。もしとか、たらとか、ればとかそんな思いに惑わされるな」

麦野「自分の選んだ一つの事が、お前の…宇宙の真実だ」

絹旗「ええ……超そうです。その通りです……」

麦野「忘れんな、私の宇宙もそこにある宇宙だ!」

絹旗「麦野……」

麦野「私だけじゃねえ、フレンダ達もなぁ!」

麦野「………いつの間にか身長と胸、抜かされちまったな」

絹旗「フフ、超ホントですね……………行きます、麦野」

麦野「ああ、今度こそ…本当にあばよだ………行けよ、絹旗!」

絹旗「あばよ、じゃないです……超一緒ですよ!」

麦野「………ああ!」
455 :とある登場人物のパロディー集 :2011/09/25(日) 13:52:37.21 ID:AIZsHoQeo
シルバークロース「ほほぉ…いい性能だな キサマの作戦目的とIDは?」

浜面「フレメア ドラゴンライダー2号」


一方「おい知ってるかァ?夢ってのはな、時々スッゲー熱くなってェ、時々スッゲー切なくなる、らしいぜェ。」

一方「俺には夢が無い、けどなァ、夢を守る事はできンだよォ!………変身!!」


上条「人間は変われる、魔術師も超能力者もあるものか」

上条「この世界に生けとし生けるもの、すべての命はみな等しい」

上条「他者のために自分を変えられるのが人間だ」

上条「自分のために世界を変えるんじゃない」

上条「自分が変われば世界が変わる。それが神上」
456 :とある登場人物のパロディー集 :2011/09/25(日) 13:53:41.50 ID:AIZsHoQeo
アレイスター「その目…敵対を止めぬ瞳 ならば体裁を取り繕う必要はないな…」
アレイスター「威厳を得る為に変えていた…この顔でいる必要も…ない!!そうだ…これが本当の私」
アレイスター「アレイスター 設定年齢19歳 蟹座のB型ッ!!!」

上条一方「美…美形だ!!」


土御門「愚問だな、アレイスター。俺は俺の(妹の)味方だ」


土御門「上やん、お前は限界を超えちまったんだな。だったら進め、徹底的にな…」
土御門「一方通行、少しぐらい時間が出来たら戻ってやれよ、打ち止めのところへ」
457 :とある登場人物のパロディー集 :2011/09/25(日) 13:55:03.28 ID:AIZsHoQeo

エイワス「……何を守ろうとしようが勝手だが 無駄だとは思わないか?どのみち世界は幾許もなき内に終わる」

エイワス「まさかおまえは「あの男」がアレイスターを倒せるとでも?…」

青ピ「…さあなあ でもやるとしたらあいつや 鉄板か大穴かそんな事は知らん…」

エイワス「はッ!!希望を語ってみせるか!! こんな時代に…」

青ピ「こんな時代だからこそ あんな馬鹿が何かをしでかす、あの桁外れの一途さならワイは信じてもいい…」

青ピ「こわいで?何ひとつ見限らない男というのは…」
458 :とある登場人物のパロディー集 :2011/09/25(日) 13:55:45.03 ID:AIZsHoQeo

エイワス「……何を守ろうとしようが勝手だが 無駄だとは思わないか?どのみち世界は幾許もなき内に終わる」

エイワス「まさかおまえは「あの男」がアレイスターを倒せるとでも?…」

青ピ「…さあなあ でもやるとしたらあいつや 鉄板か大穴かそんな事は知らん…」

エイワス「はッ!!希望を語ってみせるか!! こんな時代に…」

青ピ「こんな時代だからこそ あんな馬鹿が何かをしでかす、あの桁外れの一途さならワイは信じてもいい…」

青ピ「こわいで?何ひとつ見限らない男というのは…」
459 :とある登場人物のパロディー集 :2011/09/25(日) 13:57:35.65 ID:AIZsHoQeo
土御門「馬鹿め!人は金のみで生きるものではない!!」

土御門「例えばメイドさんとか……家政婦さんとか…あと特に妹とか!!!」



美琴「なにがなんでも、捕まえなくちゃ!犠牲になった女キャラのためにも!」

美琴「われわれヒロインの尊厳の為にも!そしてなにより・・・・・・わたしたちの出番の為に!」

ヒロイン達『おお・・・・・・』

美琴「いざ!これより我等は修羅に入るっ!人とあっては人を斬り、神とあっては神を斬れっ!!」

美琴「問答無用!大敵・上条当麻の首を取れっ!!」

ヒロイン達『お、おおーーーっ!』

美琴「損害にかまわず前進せよ!わたしがヴァルハラに送ってやるわっ!!」

ヒロイン達『おうっ!!』

美琴「総員突撃っ!!続けーーーっ!!」
460 :とある登場人物のパロディー集 :2011/09/25(日) 13:58:45.10 ID:AIZsHoQeo
上条「今度はどーゆー芸人さんが来たんだ!?」

禁書「ごめんね、とうま……今までの魔術師達はホントーに色モノでごめんね!」


上条「おおッ!ステイルのバックに炎がッ!」

ステイル「ふはははは!僕は熱くなると炎を発する特異体質なんだッ!」

上条「それは特異体質というよりも変態の域に達してるぞ…」



ハイムラー「『大日本印刷所』と『放火魔』を配合させて《江戸の大火事》誕生――――っ!!!

ハイムラー「紙が多いからこりゃーよく燃えるわ。印刷所が家事になりゃ、メ切りがのびてイラストレーター長生き間違いなしっ!」

三木「口が裂けても言うてはならん本音を言うな……」

三木「新約三巻刷ってもらえんかったらどーすんじゃ」


ハイムラー「10万円払うからいっぺんイラスト落させてくれ」

三木「指つめろや」
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/25(日) 13:59:35.42 ID:AIZsHoQeo
終了です

さあ、皆はいくつわかったかな?
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/25(日) 15:34:25.71 ID:3QVGZ/yRo
やべえ、口調のせいもあって全然わからん
とおもいきや、なんか特定の作品が多い気がするぞwwwwww
まあ、なんていうか、>>460にワロタ…ワロタ
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/25(日) 16:39:19.87 ID:UXMB2Ol1o
フルメタ二つあったな
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/09/25(日) 17:27:14.50 ID:gtfzXdPm0
Gガン、ファイズ、カブト、漫画版スクライド
残りもどっかで見た気がするんだが…わからん、グレンラガン?
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/25(日) 18:30:57.31 ID:O6VTJoXbo
>>453-454はグレンラガンだな

>>454の成長した超絹旗についてkwwsk
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/25(日) 19:58:59.44 ID:AIZsHoQeo
答えです

>>451
Gガンダム

>>452
フルメタルパニック

>>453-454
グレンラガン

>>455
上から
仮面ライダースピリッツ
仮面ライダー555
仮面ライダーカブト

>>456
スクライド
一番上は漫画版から

>>457
トライガン

>>459
上:ニードレス

下:フルメタルパニックふもっふ

>>460
上二つ:南国少年パプワ君

下二つ:ドギばく

>>462
このSSはフィクションです、多分

>>465
??「わt……絹旗さんなら超当然だと思います」
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) :2011/09/25(日) 22:07:19.06 ID:e2apR2HM0
2レスほど。
学芸都市にかんする一方さんの見解。
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) :2011/09/25(日) 22:08:17.34 ID:e2apR2HM0

浜面「なぁなぁ映画見ようぜ」

一方「いやだァ」

上条「お、面白うそうじゃん見ようぜ」

一方「見るゥ」

浜面「なんだよこの扱いの差」

上条「いいからさっさっとDVDいれろよ」

浜面「ち、わーったよ」
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) :2011/09/25(日) 22:09:23.33 ID:e2apR2HM0
__映画鑑賞後__



一方「3まで一気にみちまッたなァ」

上条「なんか思うところのある映画だった」

浜面「俺はトラウマを思い出した......」

上条「オプティックブラスト!」

浜面「ヒィ!?」

上条「ビビんなって」

一方「にしてもあれだなァ。あのマグニートーての磁力操るッて部分は第3位みてェだな」

浜面「あぁ、なんでも地殻変動起こして火山とか噴火させられるらしいぜ」

浜面「てかあのプロフェッサーの能力、セレブロ限定とはいえ滝壺みてーだったな」

上条「あぁ地球上の人間とミュータントどこでも探知できるやつ」

上条「それと3だとおれと似た能力もった子も出てきたな」

浜面「主人公のウルヴィなんて学園都市の肉体再生能力なんか脱帽もんだったな」

浜面「あ、そうそう」

浜面「この映画劇中劇で、この人ら実在するんだってさ」

上条・一方「「マジかよ」」

一方「もしかしてアメリカの学芸都市があンま進歩しねェのはコイツラがいるからか?」

浜面「かもな」

おわり

470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) :2011/09/25(日) 22:11:08.13 ID:e2apR2HM0
ありそうでなかったからやってみました
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/25(日) 22:27:47.80 ID:W0Rg1fUDO
小さい「っ」は小さいまま
あと「いやだァ」とかはよく見てみるとおかしいって気付くと思う
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/25(日) 22:39:34.49 ID:W0Rg1fUDO
やべ、小さい「っ」は小さいままってなんだよ

「っ」はこのまま「っ」だ「ッ」これじゃあない
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/25(日) 23:10:01.63 ID:0DyeAabDO
小さいッは一方通行関係なく場合によっては使うよな>原作
いやだァと見るゥは違和感あったが
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/09/25(日) 23:28:05.36 ID:/qCPELrAo
違和感っつーか3〜4歳児?ってかんじ
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/25(日) 23:48:33.78 ID:fSSDBiJY0
○○だァって志村けんのだいじょぶだぁに見えるときがあるよね
「〜」と伸ばす所をァィゥェォにしてるから「〜」にしても違和感がなければOK違和感があればNG
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/26(月) 03:31:02.72 ID:qEoty+OXo
違和感の原因は一方通行はそこまで無駄に語尾を伸ばさない、ってとこじゃね
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga sage]:2011/09/26(月) 18:40:00.12 ID:jCYEkczno
6レスもらいます、設定とか色々無視、全て夢オチです
風斬がどうとかシェリーが悪者っぽいとか一方通行がアレとかもご容赦ください
478 :目覚まし(ドリームブレイカー)1/6 [saga sage]:2011/09/26(月) 18:41:08.27 ID:jCYEkczno


上条「クソっ……クソっ……! 何でテメェはそんなに強いんだよ!」

ステイル「何故強いか、だって? 決まっているだろう? それは――最強だからだよ」

轟!

上条「ぐああああああ!! ………………がっ」バタン

ステイル「このステイル=マグヌスに会った事を後悔するんだね、能力者」


―――


ステイル「……大丈夫かい?」

インデックス「……んう、……あれ? 私、頭が痛くて、それで…………っ! あなたは……」

ステイル「……ああ、悪い魔術師だよ。ただ、一つだけ言わせて欲しい。君はもう頭の痛みに悩まされる事も無い、記憶を失う事も無い」

インデックス「えっ……どういう事? それに、周りがボロボロなのはどうして?」

ステイル「君を困らせていたモノと戦った、そして勝利した。……ただそれだけさ」

インデックス「えっと……ありがとう」

ステイル(……イエス!)

上条「良かったな、ステイル」

ステイル「あぁ、僕にかかれば……って倒したはずなのに何故君が!?」

上条「その俺TUEEEな幻想をぶち壊す!」

ステイル「えっ、どういう――」


―――


ステイル「……ハッ、ドリームか」

479 :目覚まし(ドリームブレイカー)2/6 [saga sage]:2011/09/26(月) 18:42:14.81 ID:jCYEkczno


ファーストフード店


姫神「……食べ過ぎた」

上条「……! なぁ、相席しても良いか?」

姫神「どうぞ。そして頼みがある。百円貸して欲しいのだけど」

上条「アンタみたいな綺麗な人にはいくらでも貸すよ! むしろ使って欲しい!」

姫神「美しいって。罪」


―――


三沢塾


アウレオルス「くっ……貴様、何故ここに来た」

上条「そんなの決まってんだろ……! 愛しの秋沙ちゃんを助けに来たんだよ!」

アウレオルス「秋沙ちゃんを狙うか……それは男として、当然というべきだな」

ステイル「さぁ、秋沙ちゃんをこちらに……いや、僕に渡してもらうぞ!」

アウレオルス「黙れ。秋沙ちゃんも私と居れば貴様と居るよりも、断然、幸せになるに決まっている!」

姫神「……私のために。争わないで」

姫神(この台詞。一度言ってみたかった……感動)

上条「良かったな、姫神」

姫神「……あれ? 上条君が二人居る……?」

上条「その有り得ない幻想をぶち壊す!」

姫神「それは。いったい――」


―――


姫神「……ハッ。ドリームか」

480 :目覚まし(ドリームブレイカー)3/6 [saga sage]:2011/09/26(月) 18:42:47.64 ID:jCYEkczno


操車場


御坂妹「ほら、どうしたんですか一方通行、抵抗しないと死んでしまいますよ? とミサカは一方通行に銃を突きつけます」

一方通行「や、やめろォ……」

御坂妹「やめる訳ありません、あなたはここで死ぬのですから、とミサカは冷酷に言い放ちます」

一方通行「誰か……誰か助けてくれ……助けてくれェ……」

御坂妹「無駄ですよ。どんなに泣き叫んでもヒーローなんて現れません、とミサカは引き金を引こうと――」

「やめろ!!」

御坂妹「……?」

上条「テメェ……今すぐ一方通行から離れろ」

御坂妹「この場合、『実験』はどうなるのでしょうか、とミサカは一方通行に問います。そもそもこれは――」

上条「――ぐちゃぐちゃ言ってねえで一方通行から離れろっつってんだよ、三下!!」

一方通行「……オマエ、俺を助けに来てくれたのか」

上条「当たり前だろ……お前が困ってたらいつでも助けに行くさ」

一方通行「……三下」

一方通行(やっぱりオマエは……俺のヒーローだ!)

上条「まぁ嘘だけどな、その意味分かんねえ幻想をぶち壊す!」

一方通行「……は、ハァ? オマエ、何を――」


―――


一方通行「……ハッ、ドリームか」


481 :目覚まし(ドリームブレイカー)3/6 [saga sage]:2011/09/26(月) 18:43:21.23 ID:jCYEkczno



土御門「上条刀夜、お前に息子が守れるのか?」

刀夜「……私は父親だ、息子のためなら命など惜しくはない」

土御門「いい覚悟だ、手加減無しで行くぞ」

土御門(中年のオヤジなんて拳一発で十分か……)

 土御門は刀夜に向かって拳を突き出した。おそらく刀夜は何も抵抗出来ないまま、この攻撃を受け倒れてしまうだろう。
しかし、その予想とはかけ離れた結果が土御門を待っていた。刀夜の目が、変わった。

刀夜「……遅いな」

土御門「なっ……!?」

刀夜「ほぁたぁ!!」ゲシッ

土御門「ぐうっ……がはっ……」

刀夜「シャオッ!!」

土御門「があああぁぁぁぁあああああ!!」バタン

刀夜「私を倒すのであれば、殺す気で来る事だ。上条の血を甘く見てもらっては困る」

土御門(ど、どうなっているんだ……)

上条「よっ、土御門。驚いたか?」

土御門「カミやん……オレは、」

上条「安心しろ、そのズタボロな幻想をぶち壊す!」

土御門「な……何を――」


――――――――――――


土御門「ハッ……ドリームか」

482 :目覚まし(ドリームブレイカー)5/6 [saga sage]:2011/09/26(月) 18:44:00.40 ID:jCYEkczno


海原(?)「御坂さん、一緒に昼食でもどうですか?」

美琴(あー……いくら断っても無駄みたいね。何か良い方法は……あっ、あそこに居るのは)

美琴「おーい、ちょっとー!」

上条「ん?」

美琴「ごめ〜ん、待った〜?」

上条「……何言ってんの?」

美琴「(……今は黙って私の言う事を聞きなさい)」

上条「(はあ……で、何だよ?)」

美琴「(今だけ恋人のフリして、お願い!)」

上条「(恋人のフリ……? もう一度言うけど、何言ってんの?)」

美琴「(だから……この男がしつこいから追い払うために……)」

上条「そうじゃなくて、『フリ』なんかわざわざしなくても良いじゃねーか」

美琴「へっ……? どういう事?」

上条「だって、お前は俺の彼女だろ?」

美琴「え、えええェェェええええ!?」

上条「……何をそんなに驚いてんだよ、美琴」

美琴「み、みこ、みこと……って」

上条「お前がそう呼べって言ったんだぞ? ほら、せっかく会えたんだしデートでも行くか?」

美琴「う、うん……」

美琴(ちょっと、何なのよコレ!? でも……悪くない、かも……)

上条「――ってのは嘘なんですけどね、その甘い幻想をぶち壊す!」

美琴「えっ? ちょっと、いったい何を――」


―――――――――――


美琴「……ハッ、ドリームか」

483 :目覚まし(ドリームブレイカー)6/6 [saga sage]:2011/09/26(月) 18:45:24.65 ID:jCYEkczno


インデックス「ひょうか、今日は何して遊ぶ?」

風斬「うーん……どうしようか」

インデックス「ひょうかは何かしたい事はある?」

風斬「こういう事には慣れてないから、よく分からないかも……」

インデックス「私も遊び方はよく分からないけど、ひょうかと一緒に居ればきっと楽しいと思うんだよ!」

風斬「そ、そうかな……」

インデックス「だって、『ともだち』だもん。二人でいるだけで楽しくなる――」


シェリー「――ワケねえだろうがァ!!」

風斬「あ、あなたは……それより、あの子はどこに……」

シェリー「ともだち? ふざけた事言ってんじゃねえよ! テメェは化け物なんだからねぇ!」

風斬「そんな事は……私だって、感情があります! あの子を大切にしたい気持ちだって……」

シェリー「それも所詮は作り物じゃない、化け物。大人しく消えちまえ!」

風斬「……私は、私はやっぱり……化け、」


上条「そんな訳、無いだろう?」

風斬「えっ……? 」

上条「遅れて悪かったな、風斬。――まずは、その悲しい幻想をぶち壊す……ッ!」


―――――――――


風斬「……あれ? さっきのはいったい……」

インデックス「あっ、ひょうかが起きた。何だかうなされてたみたいだけど大丈夫?」

風斬「もしかして、私……寝てた?」

インデックス「うん、気付いたら寝てたんだけど……苦しそうだったから心配だったんだよ」

風斬「そっか……ありがとう、何でもないから」

上条「おーい、インデックスー、風斬ー!」

インデックス「あっ、やっと来た。とうま、遅いんだよ!」

上条「悪い悪い……さて、約束通り遊びにでも行きますか」

インデックス「とうまは遅れた罰として色々ご飯をご馳走してね。行こう、ひょうか!」

風斬「うん、でもその前に……」

上条「ん? どうした?」

風斬「えっと……ありがとうございます」

上条「……へっ? 俺、何かしたか?」

風斬「良く分からないですけど、何となくお礼を言いたくなったんです」

上条「はぁ……とりあえず、どういたしまして」

484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga sage]:2011/09/26(月) 18:47:39.64 ID:jCYEkczno
バクは悪い夢を食べるとかなんとか。どうも失礼しました
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/27(火) 00:12:16.98 ID:528RXTRYo
>>484
乙……ただし人の夢を壊すなよww



数レス貰います。
元ネタはこち亀です。
486 :カミジョー [sage saga]:2011/09/27(火) 00:13:43.30 ID:528RXTRYo
青ピ「つっちー、ちと面白い18禁ゲーム見つけたんやけど……」

土御門「……なんだぜい?」

青ピ「これなんやけど……」

土御門「何々……歩数計型恋愛シュミレーションゲーム『カミジョー』……ああ、あの『カミジョー』シリーズの最新作だにゃー」

御坂「!」

青ピ「何でもこれはカミやん病に感染した人たちが同人で作ったのが爆発的に売れたので公式したらしいんや」

御坂「!」ピクッ

土御門「ふ〜ん。しかし、声まで出るのか……さすがにカミやんじゃないだろうぜい」

青ピ「でも、意外と似てるもしくは本人が出してるとか……」

御坂「!!」ピクピク

青ピ「……しかし、このクリエイター有名やなー」

土御門「乙女ゲーでは大物だにゃー」

御坂「ちょっと!!今の話詳しく!!」

土御門「何をだにゃー?」

御坂「カミジョーの話よ!!」

青ピ「まだ詳しくはわからないんや」

土御門「確かに近日発売くらいしか情報がないにゃー」

御坂「とにかく教えなさい」ビリビリ

土御門「おっ、落ち着け電磁砲……メーカーに知り合いがいるから聞いてみるにゃー」カコカコ

御坂「……でもこれ18禁でしょ…前作はそんなんじゃ……」

青ピ「前回のは告白シーンが最終だったみたいやけんど、今回は家に来て家事をしてもらえるらしいんや」

土御門「18禁だからカミやんの真がみれるぜい」

上条『美琴♪遊びに来たぜ!』

御坂『とっ、ととととととうま!!』

上条『どうしたんだよ?そんなに俺が待ち遠しかったのか?』

御坂『うん///』

上条『とりあえず、飯作ってやるよ』ヌギヌギ

御坂『え?どうして脱いで///』チラッ

上条『今度は18禁だからな』ポイ

御坂『あわわわわ///』

御坂「本当に当麻が脱ぐの!?」ガッ

青ピ「いたたた!」

土御門「だから今それを聞いているから落ち着くにゃー」

御坂「早くしなさい!!!」ユサユサ

青ピ「ひぇ〜」

土御門「……おい、ちょっと聞きたいんだけど良いか?」

浜面『珍しいな。なんだ?』

土御門「……新作カミジョーについてだ」

浜面『ああ、それか……』
487 :カミジョー2 [sage saga]:2011/09/27(火) 00:14:28.30 ID:528RXTRYo
10分後

土御門「なるほど。これは厳守する」

浜面『頼むわ』

土御門「」ピッ

青ピ「結果はどうだったんやー?」

土御門「10万歩から脱衣」

青ピ「やはりな」

御坂「だっ!!脱衣!!?」

土御門「50万歩で全裸だ」

御坂「ぜぜぜ全裸ぁああああ!!!」

御坂「売って!!そのゲーム早く売りなさい!!!」ガシガシ

土御門「まだ発売されてないんやー」

青ピ「それにあんさんまだ中学生やろ」

御坂「愛は法をひっくり返すのよ!!!」

発売日には『カミジョー』ファンが約5万に集まり学園都市の注目を集めた。『18禁』でもカミやん病感染者は定年層まで及んでいたので年齢を偽ってまで買い求める者も少なくなかったとか……電磁砲もその一人だった。
他にも海外からの感染者も買いに来ていたとかの情報もあり、『カミジョー』は発売1時間で完売した。

浜面「……で、御坂美琴は発売日10日前から徹夜して買ったのか?」

土御門「らしい。アイツが一番カミやん病末期患者だしな。しかし、これ凄いな」

浜面「手カウントはなし機能だろ。まあ、良くやったよな」

土御門「お前は協力してないのか?」

浜面「俺はそういう科学系には頭が回らない」

土御門「なるほどな。電磁砲もこれくらい作れるのに……もったいない」

浜面「その電磁砲が走ってきたぞ」

御坂「つっちー!!!つっちー!!!土御門ぉおおおおお!!!!」ドドドドドド

土御門「どうしたんだにゃー?もう10万歩いったのか?」

御坂「ハァハァ……行ったけど…全然脱がない……壊れてるんじゃないの?」

浜面「どれどれ」

上条『もっと他の事でレベルをあげてくれよ』

浜面「本当だ……ヒントをやろう。大声でここのマイクに好きだと叫んでみるんだな」

御坂「え?」

浜面「叫んでみろって」

御坂「当麻好きよ!!」

上条『嬉しいぜ!もっと大声で言ってくれないですか?』

御坂「とうまぁ!!!好き!!大好きよっぉおお!!!」

土御門「流石だな」

浜面「しかし、うるせえ」

御坂「あ……キター!!18禁モード!!!」ピーピー

土御門「良かったにゃー。1万歩ずつ一枚だにゃー」

御坂「当麻のために!!死ぬ気で走るわぁあああ!!!」ドドドドド
488 :カミジョー3 [sage saga]:2011/09/27(火) 00:17:05.81 ID:528RXTRYo
土御門「……流石カミやん病」

浜面「ゲームに本気出さないで現実に本気出せばいいのにな……お!来た来た」

土御門「犬にたくさんカミジョー付けてるけど……こいつもあれか」

浜面「ああ、全部アイテムのやつだよ……まだ2万歩だからもうひとっ走りだ!」

犬「わん!」タタタ

土御門「大変だな」


御坂「当麻!!当麻!!!」ダダダ

当麻『せっかちだなぁ……』ヌギヌギ

御坂「凄い!!どんどんレベルが上がってく!!!当麻大好きよぉおおお!!!!!」ドドド

当麻『ちょっと向こう向いててくれませうか///さすがに上条さんはずかしいです///』ヌギヌギ

御坂「うひょぉおおおお!!イイオトコ!!おおお!!ついに当麻の手がぱっ!パンツにぃいいい!!!」ドドドドドド

パパッー

ドカーン


土御門「電磁砲が撥ねられた!?」

青ピ「何でもカミジョーは離さなかったみたいやけど、ROMがショートしてセーブデータがパーみたいなんや」

土御門「……」

浜面「こっちも大変だよ」タタタ

土御門「どうしたんだ?」

浜面「犬のカウントがバレた。しかも麦野達に渡すやつだからとにかく走ってないと殺されちまう」タタタ

青ピ「……なんや…ゲームより必死やな」

土御門「そこまでしてカミやんの裸がみたいのか……」

終わり。




元ネタは110巻『歩いて育てろ!!の巻』です。
こういったネタはダメなのかわかりませんが載せました。ダメならもう載せません。
呼び方とか違ってたらすみません。脳内変換でお願いします。
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/27(火) 03:14:04.97 ID:khsh0Tijo
ポケットピカチュウ思い出した。乙
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/09/27(火) 12:21:57.77 ID:ApNvAWGr0
乙。
幻想少年とかこういうノリのSSは面白いなww
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/27(火) 18:46:37.79 ID:XtOiQuSko
おつおつ

1レス借ります。SSってか、コピペ改変のしょーもないネタですが
元ネタは昔マガジンで連載してたワイルドベースボーラーズの最終回
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/27(火) 18:49:26.36 ID:XtOiQuSko
一方通行はそれから二年後に死んだ。
あの戦いから四年たった今じゃ思い出す回数もずいぶんと減った。
みんなとは卒業してからはなかなか会えていない。
最後に会ったのはもう一年も前かな。
アイテムの麦野はドSさを買われてSMクラブに就職した。
学園都市初のSM女王様だ。
早くもリピーター続出だそうで来シーズンはNo1狙えるらしい。
土御門は第五学区で浪人生やってる。行きたい大学があるそうだ。
浜面は卒業後パパになっちまってオメデトウというかなんというか……がんばれ。
インデックスはイギリスで魔術師として改めて修行中だ。
今でもオレと絶賛文通中、遠距離恋愛というやつだ。
五通に一通は返事を返してくれるカワイイシスターだ。
御坂は父親の仕事を継いだらしい。
小萌先生は別の高校でまた能力に関して教えてる。まだ独身だ。
垣根は東京の錦糸町という所でホストをやっている。
メルヘン野郎のくせに生意気だが大都会でぜひ一旗揚げてほしい。
白井と結標と海原は刑務所ん中だ。
まあ学園都市の関係者ならそう珍しいことでもねえ。
削板はトラックころがしてる。
御坂妹はコンビニ店長になって時々賞味期限切れの弁当を
ゆずってくれる使えるヤツだ。
それともう一人青ピ……は知らん。

そしてオレは今……
いろいろあってまだ高校生やってる。
学園都市にはまだ沢山の生徒がやってくる。
オレにあこがれるのはわかるがちょっとうっとおしい。
オレはあれからそげぶはやっていない。
……でもよ、一方通行。オレは最近思うんだ……
また 熱くなりてー……
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/27(火) 18:50:44.94 ID:XtOiQuSko
書き込んでおいてあれですが本当にしょーもない……
一方さんに関しては何かの戦いの後遺症が祟って、って感じで想像してくれると助かる
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/27(火) 21:43:02.94 ID:LgosEdRio
前文なしにそれからはキツイ
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) :2011/09/28(水) 00:59:28.22 ID:wtSquesAO
第六位ネタで1レス


美琴「第六位って誰なんだろ?」

麦野「問答無用の殺戮能力じゃない?」

食峰「でもいくら探しても手掛かり一つないんでしょう?」

麦野「ステルス能力者かもね」

美琴「だったら私のレーダーに引っ掛かりそうなもんだけど」

麦野「引っ掛からないから第六位にまでなったんじゃない?」


姫神「ふっふふん。ふっふふん。ふっふっふ〜♪」


削板「第六位って根性あるよな!?」

一方「知るか」

垣根「まあ強いのは間違いないだろうな、けど何処にいるかわからねえ」

削板「根性なしか!?」

一方「お前は根性しか…なかったなァ」

垣根「第六位って羽生えるんじゃね?俺も第一位も第三位も羽生えるし」

削板「俺も根性出して羽を生やすぞ!」

一方「強くて羽ェ?…なンだァ?」


風斬「ふっふふん、ふっふふん、ふっふっふ〜♪」


美琴「ねえ、第六位って事は能力の実用性に欠けるんじゃないかしら?」

一方「第七位みたいに唯一無二の能力かもなァ」

美琴「…あれ?」

一方「…まさかなァ」


上条「ふっふふん、ふっふふん、ふっふっふ〜♪」
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/28(水) 01:00:33.13 ID:wtSquesAO
以上です
第六位は誰なんだろう?
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/28(水) 01:11:10.88 ID:WqohfLed0

ホントいつ出てくんだろ
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/28(水) 01:24:41.55 ID:7TLSKUBAO
乙〜。
ソギーは原石で能力の分類?が出来ないから、一応レベル5の第七位にしてるんだっけ?
っつうことは謎の第六位はレベル5の中で一番研究価値が無いってことなのかな?
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/28(水) 01:31:04.67 ID:hORN6STSO

雲川鞠亜っぽい気がするようなしないような
本当に誰なんだろ
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/28(水) 04:16:30.12 ID:A29xwwcto
結構前に青ピが第六位っていうSSあってあれが印象残ってる
念動力っていう研究されつくした分野だから、美琴よりも明らかに強いにもかかわらず六位、みたいな感じだった
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/28(水) 06:46:44.08 ID:5cqYsqa0o
空間制圧(ドミネーター)か
あれ自作設定ネタ先行の短編だったけどすんなり入ってよかったな
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/28(水) 10:23:36.29 ID:49M3VUMDO
3人しかいない肉体変化系かもな
工業価値は低そうだし
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/28(水) 11:54:09.04 ID:AangyY0uo
分類不能なよくわからん能力って普通に考えて研究余地ありまくりだろなんで七位なんだ
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]:2011/09/28(水) 12:02:19.94 ID:uz6qwLyao
>>503
解析不能だからだろ
どんなに価値があったとしても理解できなきゃ、誰も使えない
505 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/28(水) 12:04:40.89 ID:AangyY0uo
それを解析できる様に努力するのが研究だろ?
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/09/28(水) 12:08:32.92 ID:89roDW2Vo
第6位は風斬だよ
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/09/28(水) 12:09:50.81 ID:wtSquesAO
正体不明だしな
508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/28(水) 13:55:34.20 ID:LdBoIpYBo
>>505
解析できるようになってこれば順位が上がるかもな
現状はさっぱりで今のところ貢献なし、で七位なんじゃね
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/28(水) 21:56:57.47 ID:9t0Fn+UDO
1レスコネタもらいます
アクセロリータ注意
510 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/28(水) 21:57:28.31 ID:9t0Fn+UDO

上条(……さて)チラッ

一方通行「……」カチカチ

上条(一方通行と何故か二人きりな訳で)

一方通行「……」カチカチ

上条(会話がねぇ)

上条(いやだって!だってずっと携帯電話弄ってんだぜ!?ぼっちの休み時間かよオイ!!)

上条(……)

一方通行「……」カチカチ

上条(……気まずい)

一方通行「あン?さっきからなンか用かオマエ」

上条「えっあっ」

一方通行「さっさと言え」カチカチ

上条「お!お前ってロリコンなのか!?」

上条(ってあー!話題選択ミスったー!?)

上条(バカだろ俺!いや上条さんがバカなのはわかってましたけども!!)

一方通行「あー……おう」カチカチ

上条「えっ」

一方通行「……」カチカチ

上条(聞き間違い……か?)

上条「あ。あー……さっきから携帯電話で何してんだ?」

一方通行「ン」ズイッ

上条「」

上条(ロリ画像、だと……)

一方通行「西洋のロリってたまンねェよなァ」ニヤッ

上条「」

一方通行「……チッ。余計なことまで話しちまった。忘れろ」

上条「いや無理だろ」

一方通行「あァン!?」

上条「……あーやっべ忘れたわーもう忘れたわー」

一方通行「それでいいンだよ……あァそういえばよ」

上条「はっはい!?」

一方通行「オマエンとこのシスターってよォ……いいよな」ニヤァ

上条「お前忘れさせる気ぃねぇだろ!?」


511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/28(水) 21:59:07.32 ID:9t0Fn+UDO
おわり
白白コンビっていいよね
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/28(水) 22:20:02.63 ID:LdBoIpYBo
やだなにこのロリコン
ここまで来ると清々しいwwwwww

513 :SSS ◆KtxQQEeKzw [saga]:2011/09/28(水) 22:30:02.43 ID:FstY/6m+0
10レスくらい借ります。

三匹の子豚を元にしたギャグ? ホラー? ものです。
514 :新約・三人の子供 [saga]:2011/09/28(水) 22:30:55.53 ID:FstY/6m+0

2XXX年、東京都某所に3人の兄弟がいました。
名前は、長男の『あー』、次男の『とうま』、三男の『しあげ』。
三つ子の彼らでしたが、容姿はまったく似ていません。
長男のあーは、白髪に赤い瞳。
次男のとうまは、ツンツンの黒髪。
三男のしあげは、不良ぶった金髪に染めていました。
頭の良さは、長男、次男、三男という順番でしたが、身体能力の高さはまったくの逆です。
そんな妙にバランスの取れた兄弟でしたが、お互いの仲は非常に険悪なものでした。


あー「しあげ。オマエ、俺のためにジュース買ってこい」

しあげ「んだよー。じぶんでいけよー」

あー「ンなのめンどくさいだろォーが」

しあげ「おれだってめんどくせーよ! じぶんでいけよ!」

とうま「まー、まー。2人ともおちつけって」

しあげ「とうまはどっちのみかたなんだよー。どっちつかずでむかつくんだよ」

あー「だよなァ」

とうま「……」


こんなやり取りは日常茶飯事です。
頭ごなしに命令するあー、どっちつかずで不幸な目に遭うとうま、筋肉バカのしあげ。
幼い頃から親もなく、3人で生きてきた彼らでしたが、その仲は日に日に悪くなる一方でした。
515 :新約・三人の子供 [saga]:2011/09/28(水) 22:31:30.64 ID:FstY/6m+0

そんなある日。
彼らが10才の誕生日、ついに、別居することになってしまいました。
原因はしあげが大切にとっておいたプリンをとうまが勝手に食べてしまったことでした。
オマケにしあげは、犯人があーだと思ってキレたため、あーはとても怒りました。


あー「ふざけンじゃねェ! そンな安っぽいプリンを俺が食うわけねェだろォが!」


その一言で別居が決定してしまいました。
あーもしあげもカンカン。
自分が悪いと知っているとうまは冷や汗が止まりません。
結局、とうまは口を挟めず、バラバラに暮らすことが決まってしまいました。
といっても、すぐその日に新居が見つかった訳ではありません。
学園都市では、彼らのようなチャイルドエラーに新しい家を与えることは中々難しかったのです。
まだ大した能力も持っていなかった3人は、自分たちでそれぞれ家を準備することにしました。

しあげは、藁の家を1日で作り上げました。
とうまは、木の家を「不幸だ」と呟きながら3日で建てました。
あーは、鉄筋コンクリートの家を先物取引で得た利益で買いました。

三者三様の住まいでしたが、最低限の寝床を得られたことでそれなりに満足していました。
3人は仲が悪かったのですが、自分の家を自慢したくてしょうがありません。
10才で家を作ったのですから、気分的には秘密基地のようなものです。
そこで、3人はお別れ会を兼ねて、それぞれが自分の家を自慢することにしました。

―――が、そこで恐るべき光景を目にしました。
516 :新約・三人の子供 [saga]:2011/09/28(水) 22:32:08.03 ID:FstY/6m+0

その日、あーは、待ち合わせ場所に駅前を指定しました。
休日であり、多くの人が駅の前を行きかっています。
とうまは例の如く事件に巻き込まれ、30分ほど遅れてきましたが、今日はそれくらいで腹を立てる2人ではありません。


とうま「ご、ごめんっ! 遅れた!」

あー「き、気にすンな。それより、さっさと行こうぜ」ソワソワ

しあげ「そ、そうだよな! べつにおれのたてた家をじまんしたいわけじゃないけどな!」ソワソワ


自慢したくて仕方ないようです。
しかし、彼らはそれぞれの家を見ることにはなりませんでした。
そうです。
ある恐るべきモノを目撃したからです。
それは、彼らのすぐ近く。
3人と同年代か少し下くらいでしょうか?
親と離れ離れになった男の子が大きな声で泣き叫んでいました。


子供「うわーん! おかーさーん!」


珍しくもない光景に、3人は無視して家へと向かおうとしました。
ですが、その子供に近づく人がいます。
高校生くらいの女の人でした。
なんかすごい格好をしています。
素肌にサラシです。
恥ずかしくないんでしょうか?
その人は、ゆっくりと少年の方に近づいていきます。


結標「あら? あなた迷子なの? とってもかわい……じゃない、かわいそうね。お姉ちゃんが一緒にお母さんを探してあげる」

子供「う、うん……。ありがと、お姉ちゃん」グス

結標「い、いいのよ! なんなら私がお姉ちゃんになってあげるから!」ハァハァ


危ない人でした。
関係ないはずの3人は身の危険を感じるくらいに。
517 :新約・三人の子供 [saga]:2011/09/28(水) 22:32:46.93 ID:FstY/6m+0

結局、少年の母親がすぐ出てきたことで、少年は無事に帰ることができました。
九死に一生を得ました。
そんなことをまったくしらない少年は、


子供「ありがとー、お姉ちゃん」

結標「ふ、ふふふふ。いいのよ。今度は気をつけてね」ゾクゾク


普通の人がする顔をしていません。
まさに獲物を目の前にした狼そのものです。
狩人(母親)がいるためにしぶしぶ引き下がりましたが、まさに紙一重だったと言って良いでしょう。
家の自慢をすることをすっかり忘れていた3人は、その後にさらに恐ろしい一言を聞きました。


結標「はぁ……。どこかに親のいないかわいい少年はいないものかしら?」


戦慄です。
目を合わせたら、自分たちの身がどうなることか分かりません。
3人はすぐにその場から離れることを決意しました。
彼らの背中を押すのは恐怖。
年上のお姉さんがここまで怖いものとは知りませんでした。
3人は無事に逃げ出すことに成功したように見えました。
が、あることを忘れていました。
3人の中に、最悪といっていいほど運の悪い少年がいることに。


とうま「うわっ!? 痛っ!!」

しあげ「ば、バカ!」


そうです。
とうまが盛大に転んでしまい、大声を出してしまったのです。
その声を見逃すほど、ショタコンは甘くありません。


あー「に、にげ……」

結標「どどどどどど、どうしたの、ボク!!」


回り込まれてしまった。
瞬間移動したのかと思うほど早かった、後にあーはそう語ってくれました。
518 :新約・三人の子供 [saga]:2011/09/28(水) 22:33:27.34 ID:FstY/6m+0

あー「な、なンだよ! あっち行けよ、露出狂!」

結標「ふふふふふ。生意気な少年もかわいいわぁ」

あー「!?」ゾク


ジロジロと品定めをするかのような目で上から下まで見られてしまいます。
正直、気持ちの良いものではありませんでしたが、何と言えば撃退できるのか分かりません。
悩んでいるうちに、向こうから攻撃を仕掛けてきます。


結標「大丈夫、ボク? お母さんは?」

とうま「え? い、いないけど」

しあげ「バカやろう!」


とうまがいないと言った瞬間、露出狂の目が光りました。
効果音でいうと『ビッガァァァァ!!』という具合に。
とてもエキサイトしています。


結標「そそそそそ、それじゃ、お姉ちゃんと―――」ハァハァ

あー「おりゃァー!」バキィ


身の危険を感じたあーは、その露出狂を後ろから思い切り蹴り飛ばしました。
子供の力とはいえ、不意打ちをされてはたまりません。
露出狂は、顔面からアスファルトに突っ込みました。
格闘技ならレフェリーが試合をストップさせる倒れ方です。
しかし、そんなことを気にしている場合ではありません。
3人は全力で逃げました。
3人が少しだけ振り向くと、露出狂が顔面を鼻血で真っ赤にしながら、満面の笑みでこちらを向いているのに気付きました。
そこからどうやって家に帰ったのか覚えていません。
気付いたら、少年たちは自分の家にいました。
519 :新約・三人の子供 [saga]:2011/09/28(水) 22:34:17.08 ID:FstY/6m+0

トラウマになりそうな出来事があった翌日。
しあげは、家でぶるぶる震えていました。
昨日のアレはなんだったのでしょうか?
思い出すだけで、体の震えが止まりません。
気分を変えようと、自作の藁の家のドアを少しだけ開けると、赤い髪の女の人が見えたような気がしました。
ビクッと体を震わせると、あわててドアを閉めます。
足音は聞こえません。
人の少ないところに家を建てたので、誰かが近づいてくるとすぐに分かるというのが、彼の家の長所であり、短所でもありました。
けれど、今回はそれがいい方向に働きました。
しあげは、ホッと胸をなでおろします。
しかし、それは早計でした。


結標「かわいい少年の匂いがするぅぅぅぅぅ!!!」ドシャー

しあげ「ほぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!!!!」


座っていたすぐ横。
藁の壁の中から例の露出狂が現れたのです。
心臓が止まるかと思いました。


結標「あら、あなたは―――」


しあげは、露出狂が何か言う前に家を飛び出していました。
あのままあそこにいたらやられる。
直感がそう言っていたのです。
身体能力の高い彼は、なんとか露出狂から逃げることに成功しました。
しかし、家もなくなり、行く当てがありません。
困った彼は、2人の兄のうち、比較的仲の良い兄であるとうまの元へと訪ねることにしました。
2人の家の場所だけは聞いていたので、バカな彼でもなんとか行くことができそうでした。
520 :新約・三人の子供 [saga]:2011/09/28(水) 22:35:04.51 ID:FstY/6m+0

―――が、無理でした。
結論から言うと、とうまの家はありませんでした。
不法に立てられたものだからといって、大人たちが木の家を撤去しているところだったのです。
とうまは、その傍らでうつろな目をしてうな垂れていました。


とうま「ハハハ……。俺の家が……」


さすがに、しあげは心苦しくなりました。
涙が出そうになりましたが、同情している場合ではありません。
自分たちの住むところがないというのも大変ですが、露出狂のことも大変です。


しあげ「あーのところ行こうな」

とうま「うん……」グス


しあげが自分でも驚くほど優しい声が出ました。
さすがに、兄弟である彼も、とうまがここまで不幸なところは見たことがなかったようです。
なんだかんだ言っても、世間は厳しいものです。
2人はお互いを励ましあいながら、あーの家に向かうことにしました。
521 :新約・三人の子供 [saga]:2011/09/28(水) 22:35:41.20 ID:FstY/6m+0

しあげ「な、なんだこりゃあ……」

とうま「す、すげえ」


あーの家に着いて驚いたのは、立派なマンションの一室に住んでいるということをここで初めて知ったからです。
なぜ兄弟でここまで差が出たのでしょうか?
それはひとえに、


あー「頭のデキの違いだろ」


ムッとした2人ですが、その通りなので言い返せません。
こうして中に入れてもらえたことだけでも奇跡のようなことなのです。
2人はあーに感謝しました。
ここなら安全です。
なぜなら、エントランスにロックがかかっているので、不審人物は中に入ってこれません。
それに、法的にも問題なく建築されているので、退去されられる心配もありません。


あー「まァ、ゆっくりしていけ」


しかし、2人はあーの態度が妙に引っかかります。
ここまで優しい兄だったでしょうか?


しあげ「あー、わかった。あのろしゅつきょうがこわいんだろー」

あー「ち、ちげーし! あンなヤツ全然怖くねェし!」

とうま「とかなんとか言っちゃってー」ププ


これだけのセキュリティーがあるにも関わらず、あーは怖がっているようでした。
藁の家や、木の家と比べるのがバカらしくなるくらいに整備されたこのマンションに入ってこられる訳がない。
そう2人は思っていました。
しかし、ここは学園都市。
能力の開発が行われている最先端の街なのです。
522 :新約・三人の子供 [saga]:2011/09/28(水) 22:36:12.06 ID:FstY/6m+0

その日の夜のことでした。
日が沈んで少ししたくらいに、インターホンに来客を知らせる合図が鳴りました。
すっかり元気を取り戻した3人でしたが、その音にピタリと会話が途切れます。


とうま「ま、まさか……」

あー「さ、さすがに違ェよな? ンな訳ねェ……」


一番怖がっているのはしあげです。
全身がガクガクブルブル震えています。
まるで携帯のバイブレーションです。
昼間の恐怖が頭の中でフラッシュバックしていましたので、仕方ないかもしれません。
あーは、恐る恐るインターホンに出ました。


あー「……ど、どちら様ですかァ?」

宅配便『あ、こちら一方通行様のお宅でしょうかー? お荷物お届けに参りましたー』


その一言に部屋の中が弛緩された空気で満たされます。
何を緊張していたのでしょうか。
まさかここまで突き止められる訳がありません。


宅配便『どうかしました?』

あー「あ、今空けますンで!」


慌ててエントランスのドアを開けるボタンを押すあー。
しかし、そこでインターホンの向こう側で何か起こっていることに気付きました。
雑音が聞こえたのです。


宅配便『な、なんだアンタは!?』

結標『見ぃつけたぁ……』


もうホラーでした。
523 :新約・三人の子供 [saga]:2011/09/28(水) 22:36:37.71 ID:FstY/6m+0

3人は、弾けるように玄関へと駆け出しました。
叫んでいる暇すらありません。
それに、叫んだところで居場所を相手に教えているだけです。
ですが、そんな希望もそこで終わりでした。
玄関には露出狂が立っていました。
わずかに見える玄関のドアにはしっかりカギもチェーンロックもかかっています。
どうやってこの露出狂は部屋に入ってきたのでしょうか?


あー「あ、ああああ……」ガクガク

しあげ「お、おばけ?」

結標「私がお化け? 失礼しちゃうわね。私は―――」

とうま「わ、私は?」


結標「あなたたちのお姉ちゃんよ」


部屋に絶叫が響き渡りましたが、もうどうにもなりません。
3人は、露出狂の高校生に食べられてしまいました。
余すところなく全て、それも5年かけてゆっくりと。
そのお陰で、そのマンションでは、夜な夜な不気味な音が聞こえてくるという噂が立ち、周りに住む人もいなくなりましたとさ。

めでたしめでたし。
524 :SSS ◆KtxQQEeKzw [saga]:2011/09/28(水) 22:37:24.41 ID:FstY/6m+0
不意にこんなネタが思い浮かんだので書いた。

後悔はしていない。
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/28(水) 22:40:21.11 ID:2/u411+AO
正しく狼ワロタ
526 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/28(水) 22:51:25.18 ID:CryrHtSAO
その5年が大事なんだと
そうは思わんか?
527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/28(水) 23:18:47.50 ID:Bwpcr50k0
夜中だってのに笑っちまった

ショタから見たショタコンってのはこんななのか…怖いな
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/28(水) 23:37:30.54 ID:nCzbHpZ50
声出して笑ったwwwwww
マジホラーすぎるぜ…
529 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2011/09/28(水) 23:48:52.44 ID:Q6T/UfdCo
これは夜、トイレに行くのが怖くなるレベル
530 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/29(木) 00:11:04.28 ID:WseALS2Ao
あわきんと5年も一緒に暮らせるとかご褒美すぎるだろ
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国地方) [sage]:2011/09/29(木) 00:11:58.64 ID:GQcdyBfX0
ワロタwwwwwwww
つまり
15歳はショタじゃないのか
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/29(木) 01:09:21.80 ID:w2hQ72Qg0

こんな可愛いショタ三兄弟がいたら
あわきんの気持ちもわからんでもない…

…いや流石に怖いです
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/29(木) 02:00:06.75 ID:GZ9jS6ero
狼=一方、三姉妹=打ち止めフレメアバードウェイ
でもできるな
534 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/29(木) 05:11:15.06 ID:t9BXZMOao
でも一方通行は、突っ張ねつつ抱きつかれたりしたら心の中で狂喜乱舞ってイメージがある
やっぱこのどうしようもないっつーかどうすることもできないホラー的な恐怖はあわきんでしか出せないと思うw
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/29(木) 05:57:22.12 ID:jg/uoZ+DO
なんだよこの這い寄る混沌的な恐怖はw
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/29(木) 08:35:32.00 ID:2AneJPT6o
戦慄を覚えるホラーだった
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2011/09/29(木) 12:50:30.23 ID:l2DamBZeo
ショタ条ショタセラショタ面がいたらそりゃショタコンにもなるだろ
さあお兄さんがペロペロ…じゃない守ってあげるからね!
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/29(木) 13:42:04.85 ID:uY3trLgi0
あわきんなら「私あわきん、今あなたの後ろにいるの」が冗談抜きに出来るからなあ
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/29(木) 13:50:36.77 ID:C0stTrTUo
はたしてショタ面はかわいいのだろうか
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/09/29(木) 14:19:54.54 ID:HnucQIWA0
浜面はアニメverをショタ化させると……?
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/29(木) 14:23:04.85 ID:ClLwbklfo
そこには可愛いポニーが……!
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/29(木) 14:36:56.76 ID:AOcWZM0IO
馬面ってか、やかましいわ!
543 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/29(木) 14:37:34.47 ID:C0stTrTUo
なるほどショタ面と浜面は別種なんだな
544 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/29(木) 16:59:46.68 ID:tK1siJQZ0
ショタ面は超可愛い
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/29(木) 20:20:36.82 ID:ePHXJ9MIo
数レス借ります
垣百合なんで、苦手な方はスルー推奨
舞台設定としては本編終了後、全部それなりにハッピーエンドで終わった感じ
SSとかあんま書いた事無いんで色々と変かもしれませんがご容赦を
546 :1/3 [sage]:2011/09/29(木) 20:21:22.82 ID:ePHXJ9MIo
ズシャッ!

派手な音とともに一人の少年が、一人の少女の前に力無く崩れ去る。

「グ、ゲホッ……クソッ、また俺の負けかよ……」

学園都市内のとある場所に設けられた、とある広大な実験場。
通常の設備では研究に限界のある能力者たちのため、という理由で新設された施設だ。
その実験場のど真ん中で少年――垣根帝督は恨み言のように呟いた。

「ハッ!相変わらず大した事ねェな、第二位さンよォ」

仰向けに倒れる垣根を煽るように、目の前の少女から罵声が飛んでくる。

「まさかとは思うがよ……俺より能力制限緩くしてんじゃねぇだろうな……」

「ンな訳あるかよ。むしろもっとキツく制限して貰わねェと勝負にならねェンじゃねェの?」

「チッ……」

垣根と少女は、この施設を用いてたびたび力比べのような戦闘を行っていた。
だが力比べと言っても、殺し合いにならない程度の全力さえ出せないような戦いだ。
いくら専用の施設とはいえ、高位能力者同士の戦闘ともなれば限度というものは当然存在する。
特にレベル5同士では、特殊な装置で能力制限しなければ施設が幾つあっても足りない。

「あー、これで0勝……何敗だったっけな」

「学園都市第二位の演算力のクセに数え忘れたフリですかァ?負けから目を背けちゃ強くなれませンよォ?」

「うるせぇ、マジで数えんのも億劫になってきたんだっつーの」
547 :2/3 [sage]:2011/09/29(木) 20:21:50.35 ID:ePHXJ9MIo
うんざりしたような表情で垣根は吐き捨てる。
そう、この能力制限を受けた、彼らにとっては児戯にも等しい戦いですら垣根は一度も勝てていない。
実際にどれだけ彼が負け星を積み上げているかは、彼の名誉のために伏せておくが。

「しかし、テメェも毎度毎度よくやるよなァ。いい加減諦めたりしねェのか?」

少女はしゃがみこんで垣根に問いかける。
正直、こう何度も決まりきった勝ち試合をやらされるのも流石にウザッたい。
思う存分力を振るえる訳でもないのも相まって尚更だ。

「つーかそれ以前に、オマエが俺と戦わなきゃいけない理由も、もうとっくに無ェ筈だろ」

少女の言葉に、垣根はふと過去の自分の事を思い返す。

「まぁ、それは……そうなんだけどよ……」

一度目の戦いは統括理事長・アレイスターに近付く為の戦いだった。

彼のプランの中核とされた存在を打倒する事で、彼との直接交渉権を手に入れようとしていたのだ。
その意味では、目の前の少女との戦いというよりは、単に目的を果たす為の手段の一つでしかなかった。
しかしその計画は、自分が少女に敗れ去ってしまった事により頓挫してしまう。

二度目の戦いは復讐だった。

死に瀕し、人としての尊厳すら奪われ、道具同然の扱いを受け、苦しみと屈辱の時間を経て得た思い。
それは自身を打ちのめした者への憎悪以外の何者でもなく、そこから行き着く答えは一つしか有り得ない。
だがそれすらも少女は飲み込み、再び垣根を叩き伏して見せた。

更に三度目も、四度目も、五度目も……垣根の憎しみと悪意はついに届くことは無かった。
548 :3/3 [sage]:2011/09/29(木) 20:22:27.69 ID:ePHXJ9MIo
そしていつしか戦いを挑む理由は、少女へと抱く思いは、少しずつ変質していった。

何度目の戦いからだろうか。手段としてでも復讐としてでもなく、ただ少女と向き合いたいと思い始めたのは。
何度目の敗北からだろうか。少女の発する辛辣な言葉の端々に、僅かな違いが感じられるようになったのは。

気付けば少女は、強さ故に手にせざるを得なかった闇を受け止めてくれる唯一の存在になっていた。

「いや、まぁ……色々思う所ってものがあったんだよ」

「さっぱり分かんねェ。相変わらずメルヘンな思考回路してンだろォな垣根くンは」

はっきり言って否定は出来ない。
己の闇を受け止めてくれる者が、己以上の闇から這い出てきたなど、皮肉にも程がある。

「心配するな。自覚はある」

「心配なンざしてねェよ」

ちょっとした口癖の一つをバッサリと切り捨てられながらも、垣根は考える。
もし自分が少女に抱いている想いを伝えたら、どういった反応が返ってくるのだろう。

そんなモノを受け止め、背負うことは出来ないと拒絶されるだろうか?
もしくは「うわ、きめェ。流石メルヘン野郎だわ」とでも返され、いつも通り馬鹿にされるかもしれない。
出来れば後者であった方が気が楽かも、と思いながら苦笑を浮かべる。

きっと自分は怖いのだ、目の前の少女との関係を失うのが。
学園都市第二位の実力者のくせに情けない、と自分で思う。

「ま、分かり易く言うとさ……」

だからいつも通りの、余裕たっぷりの自分を演じながら、垣根帝督はこう言うのだ。

「惚れた女に勝てないままなんて、格好悪過ぎるだろ?」


おわり
549 :本文中に入れようと思って結局上手く入らなかったモノ [sage]:2011/09/29(木) 20:23:28.32 ID:ePHXJ9MIo
百合子「惚れた女に、ねェ……メルヘン野郎は言う事がちげェわ」

垣根「そこは恥ずかしがって顔を赤らめてくれる場面じゃねぇのかよ」

百合子「今時女にそンな幻想抱いちゃってンの?こンなのと序列が隣り合ってるとか鳥肌もンだなァ……」

垣根「だったらテメェが第一位降りやがれ!いつも幼女とベタベタしやがって、何の威厳もクソもねぇんだよ!」

百合子「無理ですゥ。あのクソガキがいる限り俺は最強でいるって決めてるンですゥ」

垣根「あ、ムカついた。やっぱムカつきっぷりも第一……」

百合子「だからよォ、オマエも俺の許可無く誰にも第二位譲るンじゃねェぞ?」

垣根「あぁ?いや、そりゃ譲る気はねぇけど……何が言いたいんだよ」

百合子「分かンねェのか?オマエの上に立ってデカいツラしてて良いのは俺だけって言ってンだよ」

垣根「……は?」

百合子「ンじゃ、またなァクソメルヘン。面倒だからもう挑ンでくるンじゃねェぞ」

垣根「あ、おい待っ……行っちまった」

垣根「……」

垣根「やっぱしばらくはアイツにゃ勝てそうにねぇって事なのかな、コレは……」
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/09/29(木) 20:24:55.06 ID:ePHXJ9MIo
以上です

今手元に原作が無いので口調とかキャラとか微妙に変かもしれません;;;
まぁ、こんな駄文でも楽しんでいただければ幸い
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/29(木) 21:13:04.53 ID:Z1qMxFdHo
乙!百合子さん男前
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/29(木) 22:03:56.66 ID:Ue+GW+xv0
>>46
お前には失望したよ
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/29(木) 22:05:18.65 ID:Ue+GW+xv0
うわあ誤爆した…
くそ恥ずかしいよぉ…
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/29(木) 22:11:43.99 ID:Rhs1sAJb0
>いつも幼女とベタベタしやがって、何の威厳もクソもねぇんだよ!
ワロタ…
555 :46本人 [sage]:2011/09/29(木) 22:24:31.87 ID:uSYePRpno
>>552
遅レスとはいえ、ピンポイント過ぎてめちゃくちゃビックリしたわぁぁぁwwww
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/09/29(木) 23:48:21.01 ID:8xwmky4Q0
1レス貰うのである。
ズボンを脱ぐのである! こっちにケツを向けるのである!




「なあ、この声物凄く聞き覚えがあるんだけど」

「奇遇だね……私も嫌な記憶が蘇ってくるんだよ」

『ズボンを脱ぐのである! こっちにケツを向けるのである!』

声の主は先日商店街の福引で当てたシャワートイレだ。
全自動最新鋭AI搭載で便座外部に取り付けられたセンサーにより人を感知すると
自動で便座を温めたり逆に離れると勝手に節電モードになる優れものだ。

『これより放水するのである! 汚れた部分を清めるのである!』

不良品なのか持ち前の謎の不幸体質なのかシャワートイレが誤動作し、誰も座っていないのに放水を始めようとしている。

「ちょっと! 水が出てるよ!」

ギャァァァー不幸だーと叫び声と共に何故か水道管まで破裂し、しばらくはコンビニのトイレを利用する事になるとは誰も予想しなかったのである。




      ∧_∧
     (´・ω・`)  終わりである。
◎ー)  /     \ 
 |  | (⌒)=(⌒二 )
 ~~~ /⌒ヽ( ̄、  ヽ   |ニニフ
   /    Lヽ \ノ__ノ,.=-\
   ゙ー( ◎)-(__)―'( ◎ ) ≡3 ≡3 ≡3
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/30(金) 13:31:31.31 ID:xWGDMrR8o
ちくしょうこんなんで……
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/09/30(金) 13:32:05.16 ID:xWGDMrR8o
ちくしょうこんなんで……
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga sage]:2011/10/01(土) 14:29:54.99 ID:lijNw+myo
これはひどい、いい意味で。相変わらず福引は不幸フラグなのね

そして7レスください、携帯のメモ帳に眠っていたネタを見つけたので供養代わりに
キャラや設定、年齢なんかもおかしいかもしれない。禁書のキャラが全員同じ学校に居たら、って妄想です
560 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga sage]:2011/10/01(土) 14:30:46.32 ID:lijNw+myo


私こと、上条当麻はとある高校の一年生です。

 日々、苦手な勉強に苦しみながらも何とかギリギリのところで踏ん張ってまいりました。
そんな自分ですが最近ちょっとした悩みがあります。それは……


インデックス「とうまー、お昼ご飯食べようよー」

美琴「あっ! またアンタは一人で勝手に……!」

御坂妹「そう言うお姉様も高等部のクラスに来ているではないですか、
     とミサカもあの人と昼食を共にしようとここに来ました」

姫神「上条君。あんな中学生達じゃなくて。私と一緒に食べない?」

五和「か、上条さん……私、お弁当を作ってきたんですけど……」

青ピ「カミやんの周りは相変わらず賑やかですなー」

土御門「まったくぜよ。羨ましいにゃー」

吹寄「上条当麻! 貴様はいつもいつも……」

上条「……俺は静かに食べたいのに」


 毎日周りが騒がしく、トラブルが絶えないのです。

561 :とある高校2/7 [saga sage]:2011/10/01(土) 14:32:02.53 ID:lijNw+myo


上条「昼休みくらいゆっくりさせてくれよな……」

オリアナ「あら、一人で歩いてどうしたの?」

上条「げっ……オリアナ……」

オリアナ「その言い方は酷いんじゃないかな、坊や? お姉さん、悲しくなっちゃうなー」

上条「えーっと……とりあえずこの辺で失礼しまーす……」

オリアナ「そんなに急がないの。お話でもしていかない? 何だったら……このまま二人で抜け出してもいいよ?」

上条「え、遠慮しておきます! っていうか胸が当たってますから!」

神裂「何か騒がしいと思ったら……オリアナ! あなたはまたそうやって……!」

オリアナ「もう、そんなに大声出さないでくれる? せっかく坊やと楽しく過ごしてたのに」

神裂「……上条当麻、本当ですか?」

上条「ひいっ! か、神裂……何をそんなお怒りに!?」

神裂「ことと次第によっては……その根性、叩き直す必要があるかもしれませんね」ゴゴゴゴ

上条「……命の危機! 逃げろおおお!!」

神裂「あっ! 待ちなさい!」

562 :とある高校3/7 [saga sage]:2011/10/01(土) 14:32:43.37 ID:lijNw+myo


上条「……はあ、心休まる場所が欲しい」

オルソラ「おや、こんなところであなた様はいったい何をなさっているのでしょうか」

上条「オルソラか。いや、色々あってさ……」

オルソラ「まぁ、それはそれは。よろしければ、お茶などいかがでございましょうか?」

上条「……その魔法瓶、俺はもう引っかかんねーぞ。どうせまた、熱い麦茶かなんかだろ!?」

オルソラ「今回は違うのでございますよ」

上条「本当か? なら一杯貰いますよ」

オルソラ「どうぞどうぞ」

上条「じゃあ遠慮なく……んぐ……って熱っ! 何だよやっぱり熱いじゃねーか!」

オルソラ「今回は紅茶なのでございます」

上条「……今度はぜひ冷たい飲み物でお願いします」

オルソラ「ところで、ずいぶんお疲れの様ですが何かあったのでございましょうか?」

上条「三年の教室前を歩いていたらオリアナに捕まり、そこを神裂に見られてな……」

オルソラ「はぁ、見られただけで何か問題でもあるのでしょうか」

上条「ん―……俺にも良く分かんねーや。オリアナ先輩はいつも通りにくっついてきただけだし」

五和「……それは、ずいぶん楽しそうだったみたいですね」

563 :とある高校4/7 [saga sage]:2011/10/01(土) 14:33:34.42 ID:lijNw+myo


上条「い、五和?」

五和「お昼ご飯をご一緒しようと思ったら、どこかに行ってしまって探していたのですが……
 オルソラさんとずいぶん楽しそうにお話していたみたいですね?」

上条「いや、別にそういうわけでは……オルソラとは偶然会っただけで……」

五和「……本当ですか?」

上条「本当だって! オルソラも何か言ってくれよ!」

オルソラ「ええ、偶然なのでございますよ。だからこそ、あなた様にここでお会い出来た事が嬉しく感じるのでしょう」

上条「へ? 嬉しい?」

オルソラ「あなた様の周りにはいつも他の女性がいらっしゃいますから、
      こうして二人で時間を過ごす事に感謝しているのでございますよ」

上条「な、なんかそう言われると照れるな……」

オルソラ「そういえば……冷たい麦茶も用意していたのを忘れていました」

上条「……飲み物はもう良いって。ん? 五和……?」

五和「私を放っておいて、またそんな楽しそうにして……どうせ私の事なんて……」

上条「いや、そんな落ち込まなくても……」

五和「良いんですよ……どうせ私なんて……」

564 :とある高校5/7 [saga sage]:2011/10/01(土) 14:34:10.20 ID:lijNw+myo


上条(五和先輩、何であんなに落ち込んでたんだ……? つーか、そろそろ昼休み終わっちまうな……)

上条(結局昼飯食えてねー……不幸だ。……ん? あれは……)


インデックス「とうまー、どこに行ったのー!?」

美琴「隠れてないで出てきなさーい!」

御坂妹「……いったいどこへ、とミサカは残り少ない休み時間を二人で過ごそうとあの人を必死で探します」

オリアナ「あら、そんなに騒いでどうしたの?」

インデックス「とうまを探してるんだよ」

美琴「オリアナ先輩、アイツを見ませんでしたか?」

オリアナ「坊やならお姉さんとお話してからどこかへ行っちゃったわね」

御坂妹「あなたと二人……とミサカは苛立ちを隠す事が出来ません」

オリアナ「せっかく二人っきりだったのに……また今度二人で出かけようかしら」

インデックス「……短髪」

美琴「……分かってるわ、絶対見つけ出すわよ」

オリアナ「怖い顔……坊やは相変わらず人気なのね」


上条(……俺の昼休み、終わったな。とりあえず屋上にでも逃げるか)

565 :とある高校6/7 [saga sage]:2011/10/01(土) 14:35:15.38 ID:lijNw+myo


屋上


上条(ここなら誰も居ねーだろうし、ゆっくり出来るかな……)

ヴェント「誰か来たと思ったら、よりにもよってアンタか……」

上条「ん? 何だ、ヴェントもここに居たのか。一人で何してんだ?」

ヴェント「……色々あったの。そっちこそ、こんなトコで何してるワケ?」

上条「また追っかけまわされてさー……昼休み位ゆっくりさせてもらいたいんだよ」

ヴェント「鈍感は罪ってコトにすら気づいてないみたいね」パサッ

上条「あっ、何か落ちたぞ」ヒョイッ

ヴェント「……っ! それは!」

上条「何だこれ? ……化学のテスト? 点数は……ゼロ、ってもしかして」

ヴェント「……何か文句でもあるのかなー? あぁ!?」

上条「お、落ち着けって……でも、これは流石にな。何でこんな点数取っちまったんだよ」

ヴェント「……化学は嫌いだから」

上条「好き嫌いにも程があるだろうが……」

シェリー「仕方ないじゃない、化学なんてものは忌み嫌われて当然だろうが」

上条「誰かと思えばシェリーか、美術教師がそんな事を言っていいのかよ?」

シェリー「あんなモノ無くてもこの世は回る、だったら学ぶ必要なんて無いでしょう?」

上条「そういう問題じゃねーって」

小萌「あっ! ヴェントちゃん、こんな所に居たのですねー」

ヴェント「うっ……小萌」

小萌「化学の先生の所に行くよう言ったはずなのですよー。どうして先生の言う事を聞かなかったのですか!」

ヴェント「……別に化学なんて出来なくてもイイって思ったからよ」


木原「おいおい、随分な言い草じゃねえか。俺の呼出を断るとはいい度胸してんなぁ?」

566 :とある高校7/7 [saga sage]:2011/10/01(土) 14:36:06.14 ID:lijNw+myo


ヴェント「げっ……木原数多」

木原「木原先生、ってちゃんと呼べって言ってんだろうがコラ。さぁ、楽しい化学の特別授業だ、付き合ってもらうぞ」

ヴェント「ハッ、誰がそんなのに行くか。私は化学なんて学ぶ気はねえんだよ!」

木原「いいから黙って言う事聞いてりゃ良いんだよクソ野郎! 大人しくついて来やがれ!」

ヴェント「あぁん!? 教師だからって調子乗ってんじゃねえぞぉぉぉ!!」

木原「まずはその態度から改めさせてやろうかオラァ!」

小萌「あわわ……二人とも、ケンカはダメなのですよー! シェリー先生も見てないで止めてください!」

シェリー「別に放っておけば良いでしょう、こんなのに付き合ってる暇もねえし」

上条「……このままだと巻き込まれそうだし、別の場所に 美琴「やっと見つけた」

上条「うっ……御坂、こんな所にまで」

インデックス「私も居るんだよ、とうま」

上条「……えーっと、あのですね」

美琴「よくも逃げてくれたわね、その分はきっちり償ってもらわないと」

上条「いや、償うって言われても俺は何もして無い訳で」

インデックス「問答無用だよ、とうま。後は分かってるよね?」

上条「……不幸だ」

567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga sage]:2011/10/01(土) 14:40:45.96 ID:lijNw+myo
最初タイトルを入れ忘れてた…その他にも生物教師の芳川、古典の闇咲、家庭科のテッラ(?)
アウレオルス先輩や麦野やアニェーゼとかたくさんいるらしい。二か月前の自分はこんな事を考えていたようです
良い供養になりました、どうも失礼しました
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/01(土) 14:45:04.89 ID:p87jWnZ6o


なんというかカオスだな
個人的にはヴェントが嫌ってるのは科学であって化学ではないのが違和感あったくらいでそこそこ面白かった
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga sage]:2011/10/01(土) 14:55:30.89 ID:lijNw+myo
あー、それは科学のテストなんて高校生なら無いだろって事で変えてます。でも学園都市ならあるかも?まいっか
570 :一方通行と打ち止め [saga]:2011/10/01(土) 23:03:22.03 ID:VdB0ZTroo
1レスお借りします
更新日時が一年前の、存在も覚えてないファイルが出てきたので供養



「アナタはだぁれ?」

俺はだァれ

「アナタのお名前は?」

忘れちゃった

「そうなの」

うン

「アナタはミサカが誰か聞かないの?」

オマエはだァれ

「ミサカはミサカだよ」

そォかよ

「アナタって何もないのね」

そォかもな

「アナタって白いって言うより透明なのね」

そォなのか

「アナタって純粋って言うより無垢って言う方がしっくりくるね」

そォなのか

「アナタの返事って返事じゃないのね」

そォなのか

「うん、ただ反射してる感じ」

ふゥン

「よく言う、受け付けない感じの反射じゃなくて、鏡のような反射」

へェ

「ま、そんなアナタの事、嫌いじゃないよ」

ほォ

ありがとな

「いえいえ、こちらこそ」



おわり
何がしたかったんだろうね
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 02:52:19.30 ID:kIFInlGDO
乙です

よくわからないメモを発見したので1レスお借りします
みこイン注意?
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/02(日) 02:53:47.57 ID:kIFInlGDO


上条「インデックスにアイスを買ってやる約束をしたけど金なんてねぇぞ」

上条「仕方ないから御坂から金をせびるか」

上条「おーい御坂ー」

御坂「何よ」

上条「まさか本当に呼んだらすぐ後ろに現れるとは思わなかったぜ。
でもありがたいな」

御坂「私はいつもアンタの傍にいるわよ。
それより何よあの子にアイスを買ってやる金を出せって?
この私に?
アンタって残酷よね」

上条「毒舌だな」

御坂「まぁいいわ出してあげる」ハイ

上条「1万円だと……」

御坂「何よ足りない?」

上条「いや十分……だけどあとちょっと欲しいかもしんねぇわ」チラッチラッ

御坂「……ふぅん。まぁいいわあげる。
ただしあとで私の言うことなんでも聞きなさいよ」

上条「横暴だな」

御坂「美琴さま舐めんじゃないわよ」

御坂「つぅか金をせびってるアンタに言われたくないわよ」

上条「それもそうだな」

御坂「ふふっ」

上条「はははっ」


573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/02(日) 02:55:00.24 ID:kIFInlGDO


上条「インデックスにアイスを買ってやる約束をしたけど金なんてねぇぞ」

上条「仕方ないから御坂から金をせびるか」

上条「おーい御坂ー」

御坂「何よ」

上条「まさか本当に呼んだらすぐ後ろに現れるとは思わなかったぜ。
でもありがたいな」

御坂「私はいつもアンタの傍にいるわよ。
それより何よあの子にアイスを買ってやる金を出せって?
この私に?
アンタって残酷よね」

上条「毒舌だな」

御坂「まぁいいわ出してあげる」ハイ

上条「1万円だと……」

御坂「何よ足りない?」

上条「いや十分……だけどあとちょっと欲しいかもしんねぇわ」チラッチラッ

御坂「……ふぅん。まぁいいわあげる。
ただしあとで私の言うことなんでも聞きなさいよ」

上条「横暴だな」

御坂「美琴さま舐めんじゃないわよ」

御坂「つぅか金をせびってるアンタに言われたくないわよ」

上条「それもそうだな」

御坂「ふふっ」

上条「はははっ」


574 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/02(日) 02:56:07.85 ID:kIFInlGDO

御坂「ん?……あ」

上条「何だよ」

御坂「あれって」

禁書「あ!とうまー……とツンデレストーカーこと短髪なんだよ!」

上条「インデックス!迎えに来てくれたのか」

禁書「ううん。蝶々を追いかけてたらここまで来ただけかも」

御坂「やけにメルヘンな理由ね」

禁書「腹の足しにしようと思って」

御坂「そうでもなかったわ」

上条「ほらインデックス。
御坂がくれた金でアイス買いにいけるからな」

禁書「えっ本当に!?」パアア

御坂「そうね。感謝しなさいよ」

禁書「うんありがとう短髪!」

上条「……」ガコン

禁書「あれ。とうま何をやっているのかな」

上条「いやここにアイスの自販機があったから」

御坂「なるほどこれがご都合主義ね」


575 :1レスどころじゃなかった申し訳ない [sage]:2011/10/02(日) 02:57:16.19 ID:kIFInlGDO

禁書「私……選びたかったかも」

上条「どれも変わんねぇって」ホレ

禁書「うー……いや違う気がするんだよ。
あっ短髪ほんとうにありがとうね!美味しいんだよっ」ハグハグ

御坂「」キュン

御坂「あれ?」

御坂「何かしらこれ心筋梗塞?」

黒子「違いますわお姉さま」

上条「あれ白井いつのまに」

黒子「わたくし瞬間移動能力者ですので」

上条「なるほど」

御坂「それより何が違うのよ」

黒子「お姉さま……ご自身の心ぐらい理解してなくてはいけませんの」

御坂「……っそれじゃ私がバカみたいじゃない」

黒子「……」チラッ

禁書「」ハグハグ

禁書「」ニパー

御坂「……ぐっ」キュンキュン

黒子「お姉さまは萌えているんですの」ボソッ

御坂「はぁ!?」

黒子「お姉さまが食いしん坊萌えなのは意外でしたが」

御坂「な!なわけないじゃない!アイツはライバルよ!?」

黒子「よくご自分の気持ちを考えてみることですの」シュンッ


576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 02:57:57.80 ID:kIFInlGDO

上条「消えた……」

御坂「……そんな、わけ」

上条「……御坂。話はよくわからなかったが、要はインデックス萌えってことだよな?」

御坂「まぁそんな感じ……」

上条「じゃあ今日一日インデックスを貸してやるよ!」

御坂「えっいいの!?」

上条「おう」

禁書「15こめなんだよー」ハグハグ

こうして貸し出されたインデックス。
御坂はインデックスの空腹を満たす一日を過ごした。


577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 02:58:31.75 ID:kIFInlGDO

御坂「私……インデックス萌えだったのね」

御坂「私って、ほんとばか」

御坂「ライバルに萌えちゃうなんてね」

禁書「短髪ー!いつのまにかいなくなったから探したんだよ!」タタタ

御坂「……ね。私達って、ライバルよね」

禁書「えっ」

御坂「……」

禁書「あ!ううん突然すぎて吃驚しただけなんだよ!
うんライバル!ライバルかも!」アセアセ

御坂「そうよね……」

禁書「あ。うん」

御坂「やっぱり私って……ばかよね」フフッ

禁書「そんなこと」

御坂「わらいなさいよ」

禁書「えっ」

御坂「笑いなさいよ!」

禁書「う、あ……あはは」

御坂「もっと!」

禁書「あっははははっははははは」

御坂「……」グスッ

禁書「」

御坂「ばかな女は消えるとするわよ……アイツとお幸せにね」

禁書「ちょ、ちょっと短髪!!」

御坂「アデュー」タタタ

禁書「……短髪」



おわり
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 02:59:30.07 ID:kIFInlGDO
1レスかと最初は思ってたんですすいませんすいません
いやほんと失礼しました
579 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/02(日) 03:05:43.87 ID:kIFInlGDO
連投してた…
夜中なのに混雑…土曜日だからかな
重ねてすいませんでした
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/02(日) 14:02:48.40 ID:iSxGkWUI0
>>567
アックアさんは男子の保健体育(実技)の教師だよな?
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) :2011/10/02(日) 15:02:26.60 ID:Ee9E6TcAO
さて、またここも騒がしくなりそうだ
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 15:03:22.77 ID:kIFInlGDO
>>581いったい何が始まるんです?
583 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 15:10:44.69 ID:phfFLMSyo
映 画 化 決 定 & 3 巻 発 売 決 定
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) :2011/10/02(日) 15:16:55.57 ID:Ee9E6TcAO
しかしオリスト説濃厚だからなー、シナリオ(笑)に定評のあるJCだし
585 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 15:19:57.09 ID:kIFInlGDO
マジかよ俺まだ二巻読んでねぇよ…
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/02(日) 16:06:47.53 ID:D5HcXMoxo
SSスレの打ち止めってシリアスなのはいいけどギャグだとホントにクソガキな気がしてきた
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(四国) :2011/10/02(日) 16:24:02.37 ID:1tMHRkEAO
>>583
え、映画化?マジ?
ウソだろ?
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/10/02(日) 16:28:11.65 ID:922bsfFvo
>>587
アニメのサイトが映画版キービジュアルに変わってる
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 16:58:06.71 ID:duvWExMbo
>>586
そもそもギャグはキャラ崩壊が前提だしな
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/10/02(日) 17:01:29.78 ID:SePA6pK/o
映画のキービジュアル、科学と魔術の折衷なのかな。
美琴が推されてるし三巻か四巻の映画化かもねえ。
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/02(日) 17:12:19.63 ID:VbqXlZpVo
>>586
基本みんなクソガキだから
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 17:16:10.70 ID:mBdyisbCo
既にやった話の映画化とか誰も得しねえよ只でさえ玉ありすぎなのに…
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 17:45:37.92 ID:l++8Ie6+o
鎌地書き下ろしのオリストだろ?
ネタのストックもたんまりあるだろうしさすがにシャナみたいにはならんと思うけど…
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 18:17:40.12 ID:G3bdn4h+0
セロリは映画に出るのかな
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/02(日) 18:20:16.26 ID:iSxGkWUI0
>>594
脇役でしか出なかったら入場者がどれだけ減ることか
596 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/02(日) 19:01:46.86 ID:lHm/X3r9o
映画ですか……腕がなりますねー
597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(茨城県) [sage]:2011/10/02(日) 19:04:40.69 ID:MvW/wihdo
既存の話のリメイク化、劇場オリジナル話だろうな
かまちーの事だからオリジナルの脚本用意しそうだが

>>592
銀時ェ・・・
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/10/02(日) 19:23:25.67 ID:fWQDqdXc0
>>592
おっと、テレビ版に比べてサブキャラの名場面が極端にカットされたなのはの悪口はry
まぁある意味方向性をはっきり示したと取れない事も無いが…
599 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/02(日) 19:31:46.52 ID:T9zPROcTo
鞍部篇を映画で終わらせるとかはどうだ?
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/02(日) 19:34:39.85 ID:lhSRdrz1o
>>597
でも銀魂ってスゲー稼いだんだよな。同じジャンプの鰤さんや、同じサンライズの00さんより……
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 19:42:17.79 ID:W7QrOKg30
幻想殺しの少年が登場しない巻を映画でやれば良いと思うんだ
ぶっちゃけると高いクオリティで動く一方さんが見たいだけだ
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 20:02:08.14 ID:Ep9++Ir10
浜面主役か
603 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/02(日) 20:09:09.27 ID:lHm/X3r9o
常識の通じないあの人のスピンオフでおねがいします
604 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) [sage]:2011/10/02(日) 21:56:55.38 ID:cA3EEQ6AO
>>601
一方さん好きの自分からしたらそれでもいいけど初めての映画で主人公がでないのはな・・・上条さんは人気あるし。
なのでロシア編希望。話飛んじゃうけど
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/10/02(日) 22:05:27.51 ID:8BD8RWMAo
初見ははなっから相手にせず、SS1と2からオムニバスでやったらええんと違うかね。
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/02(日) 22:30:04.76 ID:XgxrlyvDO
15巻の浜面とか麦のんとか凄い見たいけど無いだろうなぁ
かまちーのオリジナルでも良いと思う
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/02(日) 22:31:09.04 ID:aRNN32Mwo
>>605
根性さんのメディアミックス作品初登場が劇場版とか胸熱
608 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/10/02(日) 23:55:05.78 ID:ccaK3q2AO
鬼太郎第三部映画シリーズみたいに南方魔術師との戦いや
一方通行vsバックベアード様とか
大陸からの魔術師軍団が反物祭りとか
国会議事堂で異次元魔術師の大反乱とか
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/03(月) 01:05:46.13 ID:VDLjKDzFo
>>605
流石に冒険しすぎだろww

でも暗部編やっちゃうと「とある魔術の〜」なのにタイトル詐欺になっちゃうしなぁ
やっぱオリストかぁ
ブリテンザハロウィンや第三次世界大戦がみたかったなぁ…映画のクオリティで

610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/03(月) 04:29:04.79 ID:BSkYMgyno
一応キャッチコピー的なものが「魔術と科学が交差するとき」云々だからそこは大丈夫
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) :2011/10/03(月) 08:15:58.37 ID:xquuJopAO
何スレか前にも貼ったんだけど、流れが来てるので






――――これは、『裏側』の物語である――――



「場所は、第七学区コンサートホール前広場……」




「学園都市の裏に潜ンでる組織だとよ」




「俺は一〇〇人以上のスキルアウトを束ねていた組織のリーダーなんだぞ……」




「今の君がしているのは、そういう事だと言っているのだよ」




「……、くだらん事に、時間をかけるな」





「―――『一方通行』か」




――――故に、幻想殺しの少年は………登場しない




「行ってください。超早く」


「似合わねェな、メルヘン野郎」


「大丈夫。私は大能力者だから。無能力者のはまづらを、きっと守ってみせる」


「ここはテメェの知る場所じゃねえんだよ」


「ブ・チ・コ・ロ・シ・か・く・て・い・ね」


「―――逆算、終わるぞ」


「ふざけやがって―――ッ!!」






「これが悪党だ」 「楽勝だ、超能力者」



劇場番 とある魔術の禁書目録
『とある学都の暗部抗争<ストライフ>』

Coming soon...
612 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/03(月) 13:18:13.67 ID:lHvpn97DO
普通に考えたら上条ちゃんが主役なんだけどな
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/03(月) 14:28:00.37 ID:BCH8+HYSO
>>567
屋上つったら隠れてタバコ吸うステイルさん描写必須だろ
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/03(月) 17:51:14.90 ID:5g1lsg1l0
映画は2013年説がちらほらあるからそれまでの間に3期とかやれば映画はロシアかもしれんぞ
映画でベツヘレムの星とか白い翼とか見てみたいぜ

まあオリストだと思うがなあ
615 :614 [sage]:2011/10/03(月) 17:53:54.70 ID:5g1lsg1l0
ベツヘレムじゃなくてベツレヘムだった…毎回間違える あと連レスすまん
616 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/03(月) 19:21:42.63 ID:c5qmgC5R0
一方さんが動いている画が見れればなんだっていいや
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/04(火) 03:11:40.57 ID:npdOkWzf0
>>614
確かに、劇場クオリティで白翼が来たら最高だな
618 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」 [saga]:2011/10/04(火) 13:11:45.29 ID:c/LCTVJEo
映画の話もぶったぎって投下

最近人多くないから一つ頑張って書いてみるかなと書いてみたら、
まさかの24レスお借りします。
こんな長いとは思わなかった……


注意!

・地の分あり。
ただでさえ長いのに文章が少しくどいので、少し読むのが面倒かも。
文章力についてはノーコメント

・タイトル通り一方さんのハーレム話

・そんなわけで程度に差こそあれ、キャラ崩壊注意。
でも芳川はこんなもんだと思ってる

・肉体関係はあるが、エロシーンはない

・一部ではシリアスっぽい空気も漂っているけど、別にそんなことはない



以上を踏まえて読んでやるかと言う人はどうぞ

619 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」1/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:12:28.47 ID:c/LCTVJEo



夢を見ている。
いつもの夢だなとすぐに気付くが、だからと言って夢の内容は変わらない。
自分が妹達を笑いながら殺して行く夢だ。
だが夢ももう佳境だ、すぐに終わるはず。
そう思ったが、なにかいつもとは様子が違う。
目が覚めることもない。かといって、例の実験が終わるでもない。
夢の中の自分は順調に実験を進めていき、造り上げた死体は2万を数えたらしかった。
それでも止まらない夢の中の自分は、いままでの死体達と似た顔をした、
まだあどけない顔立ちをした少女に手を伸ばし――


バッ、と上半身を勢いよく起こす。
寝る際に使用しているシャツがぐちゃぐちゃになっており、髪からも汗がぽたりと滴った。
ハァと息を大きく吐き、激しく動揺する自分を落ちつけた。



最悪の目覚めだった。


620 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」2/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:13:14.28 ID:c/LCTVJEo

とはいえ彼、一方通行がこのような夢を見るのは決まって日常を謳歌している時だ。
日常に溶け込めば溶け込むほど、日常を楽しめば楽しむほど、夢は悪化していくのが常だった。
そういう意味では、こういう夢を見ることは必ずしも悪いことばかりではないかもしれないが――

軽く頭を振り、浮かんだ下らない考えを吹き飛ばす。
視界の端に入った時計によれば今は午前3時、まだ日も昇らない時間帯だ。
2度寝するという選択肢もあったが、とにかく汗をかいた分の水分補給と、
加えてベタつくこの体をどうにかしたかった。
なによりまた夢の続きを見てしまいそうなことが怖くて、これ以上眠ろうという気にはならなかった。


一杯だけグイと水を煽ると(さすがにこんな時にコーヒーを飲む気はしなかった)、
すぐにシャワーを浴びて汗を流す。
シャワーで汗を流すにつれて体はあっという間にスッキリとしたものの、心にこびり付いた不快感は消えない。
どうしても過去の自分の行いを振り返させられるあの夢を、一方通行はどうしても好きになれなかった。
あの夢を見るたびに、何度も何度も自分がここにいていいのか葛藤したためだ。
打ち止めや同居人達を守りきるとは決めたが、どうしてもそうした重いがフラッシュバックする。

(……くだらねェ。ンなこといくら考えたって、やることなンざ変わりゃしねェだろォが……)


バスルームを出て、荒っぽい手付きで体を拭いた。
髪はまだ生乾きだが、そこまで気にすることもないだろう。
もう一杯水を飲んで、また寝よう……
そう思いながら一方通行はリビングに向かうが、そこには先客がいた。



芳川桔梗、彼の同居人だ。
最近になって再び研究所で働き始めた彼女はそれまでと変わらず生活リズムが不安定で、
こういう時間に起きてることも多ければ、こういう時間にようやく帰ってくることも多かった。
そういったわけだから、彼女がリビングのソファでのんびりとコーヒーを飲んでいたのも不思議ではなかった。

「あら、あなたがこんな時間に起きてるなんて珍しいわね。
シャワーの音がしたから誰かと思ったのだけど」
「こんな暗い中で何してやがる」
「なんだか電気をつけるのが億劫でね。あなたもコーヒー飲む?」
「……貰う」

珍しく、誰かと話していたい気分だった。
今寝て、夢の続きでも見てはたまらない。
幸いにして彼女もまだそう眠そうではないから、すこし話に付き合ってもらおうと思った。

「……最近仕事の方はどォなンだよ」
「あら、今日は本当に珍しい日ね。あなたがそんなこと聞いてくるなんて」
「……チッ」
「そうね、順調よ?すごく……おかげで仕事が多くて困ってるのだけど」
「ハッ、ニートやってた頃と比べたら雲泥の差じゃねェか」
「これだから働きたくなかったのよね」
「本音がでてンぞ、オイ」

そんなことを離してしばらくするうちに、お互いのコーヒーが空になった。
ソーサーとカップが触れ合ってたてる、カチャリという音が耳に痛い。
621 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」3/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:13:59.94 ID:c/LCTVJEo


「さてと」
「……寝ンのか」
「……うーん……」
「なンだよ」
「……それじゃ、一杯付き合ってもらえるかしら?」
「……ハァ?」


それから彼女の行動は早かった。
有無を言わさずに一方通行を自分の部屋に連れ込むと、ベッドサイドのテーブルに二人で座った。
どこかから秘蔵の酒とやらを持ち出して来て、一方通行にも当然のように差し出し、静かに乾杯をした。
随分甘口の酒で一方通行の好みの味とは言い難かったが、酒の経験があまりない彼にも飲みやすくはある。
しばし、無言でグラスを傾けた。

氷がグラスを撫でる音だけが室内に響いていた。
それと共に、なにか妙な違和感も感じられた。
一方通行の目から見て、芳川は何かを言いたいことを言ってもいいのか躊躇っているように見える。
それが真実ならば、思ったことはズケズケと言うタイプの彼女には非常に珍しいことだ。
彼女のそう言った態度は、一方通行には妙に不思議なものに思える。
他方、そんな奇妙な雰囲気の中でも一方通行が落ち付いていられるのは、
芳川がそうして落ち着かなそうにしているためかもしれなかった。


「……一方通行」
「なンだよ?」
「こうして、私達と一緒にいるのはつらい?」


なにを言っているんだコイツは、と思わず一方通行は呆れかけた。
しかし先ほど見た夢の事を思い出し、自分も疲れたような表情をしていたのかもしれないと思いなおす。
とはいえ、そう思われ続けるのも癪だ。
口に出すことこそないが、自分は望んでここにいる。
その思いをこうして疑いの目で見られるのは、やはりいい気分ではなかった。


「……嫌だったらもうとっくに出てってるっつゥの」
「そう……安心したわ」
「なンだってンだよ、急に?」


問いただす一方通行を宥めるように、芳川はフフと笑いながら手に持つグラスに口を付けた。
一方通行の記憶では彼女はそう酒に弱い方ではなかったはずだが、今日はどうにも酔いが良く回っているように見える。


「少しね、さっきの君の表情を見て不安だったのよ」
「俺の表情…?」
「すごく寂しそうな、というよりつらそうな顔をしてたわ。
あなたのような性格上、普段はそういうところは見せないから…
もしかして、本当はこういった生活にも嫌々付き合ってるんじゃないかと思ってしまって」
「ハッ、くっだらねェこと考えてンじゃねェよ」
「そうね、くだらないこと……でも、大切なことよ」

622 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」4/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:14:44.93 ID:c/LCTVJEo


芳川は一度グラスを傾けてグラスを乾かすと、そのままグラスをテーブルに置いて立ち上がった。
なんだか嫌な予感がして、一方通行は僅かに身構える。
そのまま彼の目の前に来た芳川は、一方通行がグラスを持つ右手にそっと手をあてがうと、
テーブルの上へと導き、グラスを置くように無言で促した。
そこに逆らい得ない圧力を感じた一方通行は、内心の動揺を隠しながら、静かにグラスから手を離す。


「ねえ、一方通行」
「……なンだ」
「これだけは覚えておいて頂戴。打ち止めだけじゃなくて、私たちも、あなたと一緒にいたいと思ってるってこと…」


そういうと芳川はするりと一方通行の首筋に手を回し、自分の方に彼の体を寄せた。
いつの間にか芳川の膝は一方通行の座る椅子に乗っており、一方通行は身動きが取れない。
そうして彼が動揺している間に、芳川は彼の背中に手を回し、顔を首筋に埋めていた。
一方通行の手は、所在投げに宙を彷徨うばかりである。


「少しだけ……あなたの匂いがするわ」
「っ…! ンな場所で話すんじゃねェよ!」
「いいじゃない、たまには。……抱きしめ返しては、くれないのかしら?」


グッと息詰まる一方通行に、彼からは見えない場所で芳川は悪戯っぽく微笑む。
そんな彼女の空気におされたのか、所在無さげにしていた一方通行の腕は、芳川の背中にそっと置かれた。
壊れ物を扱うように抱きしめ返す彼が可愛く思えて、芳川はクスリと笑う。


「もっと強くてもいいのよ?」
「っ……」


ギュっと、芳川の体が強く抱きしめられた。
先ほどよりも強い抱擁に、芳川は思わずほっと息を吐いた。
単純な体温の交換だ。
しかし長く他人の体温を感じることのなかった芳川にとって、この抱擁は新鮮なものに感じられた。
こういった行為に縁がなかった一方通行にとっても、こうして誰かの体温に触れることはたまらなく心地いい。
心のままに、お互いを引きよせた。

しばらくそうして抱き合っていると、一方通行にも女性の体の柔らかさがやおら意識される。
そのためスッと少しだけ体を離した芳川に、思わず息を漏らした。
芳川は、一方通行の座る椅子の上に膝立ちになって彼を見つめている。
両肩に置かれていた芳川の手が、一方通行の首筋を再び撫でた。
視線と視線が絡み合う。
一方通行にも、彼女が今何を考えているかが手に取るようにわかった。
もし、“した”ということが知れれば、同居人から文句が出そうだとは思う。
しかし自分も“したい”と思っているのだから性質が悪い。
確認も合図も何もなく、二人はゆっくりと唇を合わせた。

623 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」5/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:15:41.63 ID:c/LCTVJEo


少しだけ長いバードキス。
一方通行の肩に置かれた手はいつの間にかまた背中に回され、
彼もそれに応えるようにしっかりと彼女を掻き抱いた。
角度を変え、時には相手の唇を咥えるようにしながら情熱的な口付けは続く。
二人が唇を離す頃には、舌を入れた覚えもないのに二人の唇は濡れていた。

芳川は悪戯っぽく笑いながら、一方通行を見つめる。
対する彼は、気まずそうに視線をずらし、頭を掻いた。


「……ねえ、一方通行」
「……なンだよ」
「私の言いたいこと、わかってるんじゃないかしら?」
「オマエ、そンな――」
「……ホラ、私って優しいんじゃなくて甘いから」


そういいつつもクスリと笑う芳川の表情は、底知れない妖艶さがあった。
クイっと軽く手を引かれ、芳川の手で座っていた椅子から立ち上がらされる。
そう強く引かれたわけでもないのにフラっと立ちあがってしまったのは、
一方通行にとって現実感のない不思議な光景に映った。
向かう先は――


「それとも、私じゃ嫌かしら?」
「……」
「……」
「……チッ……」


再びクスリと笑う芳川の声を残して、二人はベッドへゆっくりと倒れこんだ。
624 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」6/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:16:16.84 ID:c/LCTVJEo

翌日の一方通行の気分は、正直微妙であった。

なんせ、気まずい。
同じ屋根の下で暮らしているのだ、
いくら芳川が忙しそうにしているとは言ってもいくらでも顔をあわせる機会がある。
そもそもにして芳川は彼の姉のような存在だったのだから、少しの居心地の悪さを感じるのも仕方のないことだ。
たとえ芳川との関係を持ったこと自体はいいとしても、他の同居人との兼ね合いもある。
もっともあちらはそうでもないようで、昼ごろに顔を合わせた時はまたいつものように悪戯っぽい笑みを浮かべて、


「昨日の事は、愛穂達には内緒にしておきましょうね」


と囁かれた。
その囁きがまた一方通行に昨夜のことを思い出させ、体を熱くする。
そうした情欲を持て余すにはこの家は少し過ごしにくすぎた。
昼飯を食べて手持無沙汰になった彼が、逃げ出すように黄泉川家を後にするのも致し方ないことである。

とはいってもこの外出に目的などないのだから、行き先には大分困った。
単純に体力の問題として、あまり外を歩きたくはない。
悩んだ末、彼は以前まで使用していたグループのアジトで暇を潰すことにしたのだった。
625 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」7/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:16:57.81 ID:c/LCTVJEo


特にやることもないまま時間を過ごすうちに、
いつの間にか眠ってしまっていたようだ。
辺りはすっかり暗くなり、携帯を確認すると打ち止めからの着信が何件も入っていた。
どうやら黄泉川家での夕食はもう終わってしまったようだ。
黄泉川家とはいっても芳川はまた研究漬けのはずだから、今日は帰って来ていないだろうが。

面倒なことだと思いながらも、ファミレスでさっと夕食を済ます。
かなり素早く済ませたつもりだったが、それでも家についたころには10時半を回っていた。
なにか言われそうだな、と思いつつ玄関のドアを開ける。


「あ、あなたー! おかえりなさい!ご飯にする、お風呂にする、そ・れ・と・も……ってミサカはミサカは新妻気分!」
「10年早ェよ、クソガキ」
「あいたーっ!?」


案の定突っ込んできた打ち止めに、軽くチョップを喰らわせる。
最早予定調和と言っていいほど、よく見られる光景だ。
特にこの帰宅時間については突っ込まれることもなく、少し意外な気はしたが、
なんにしろ家を出ていた理由は人に言えるようなものではないので少し安心した。


打ち止めをあしらいながらリビングへ向かうと、普段とはレイアウトが少し異なっていた。
というか、かなり片付いていた。
これはまた家主の身に何かあったかと思うも、当の家主はテレビの前でビールを飲みながら豪快に笑っていた。
相変わらずのその姿に違和感を覚えつつも、自身も適当にテレビの前に腰かける。


「おかえりじゃん、一方通行ー」
「あァ……」
「親御さんてば、相変わらず挨拶もできないんだねー」
「黙ってろ性悪」


一方通行が帰宅する音を聞きつけたか、抜け目なく自室から出てきて絡んでくる番外個体。
これもまた、見慣れた光景となっていた。
黄泉川家の夜は、昨夜のことなど思い出させないほどにいつも通りであった。

626 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」8/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:18:15.55 ID:c/LCTVJEo


しかし、世の中そう甘くはない。
偶然は重なるもの、一方通行の夜は今日も平穏なものではないのであった。
ただそれは、一方通行が恐れていた形とは少し異なるものだったが。

現在、リビングにいるのは一方通行と黄泉川のみである。
時間も時間で打ち止めは就寝しており、
番外個体は酒の量が増えて絡んでくるようになった黄泉川から逃げ出すように自室へ向かった。
黄泉川には明日も仕事があるため、誰かが面倒をみてやらなくてはいけない。
そのため一方通行はリビングから離れられないでいた。
大人なのだから自分で酒量は調節するべきだという話もあるが、どうやら今日のところは難しそうである。


「おい黄泉川、今日はそこらへんにしておけ」
「ん……まだまだ飲めるじゃんよ……」
「明日の仕事に支障でても知らねェぞ?」


これは一方通行の中では殺し文句であった。
黄泉川は自分の仕事には誇りを持っており、そこに妥協することは許さない。
それを第三者である自分が指摘すると、なんだかんだと言いながらも酒をやめるのが常だった。


「……知らないじゃん」
「ハァ?」
「明日の仕事なんて、知らないじゃんよ……」


これには一方通行も閉口した。
この殺し文句が通用しなければもう彼に有効な手は残されていない。
ただ、どうして今日に限ってこんなことを言うのかが気にかかる。


「オマエ……なンかあったのか?」
「……なんにもないじゃん」
「嘘だろ。部屋は片付いてるし……そンなこと抜きでも、
オマエが何もなくさっきみてェなこと言いだすはずがねェ」
「……」
「……言いにくいことかもしれねェし、俺じゃあ役者不足かもしれねェが……言ってみろよ。
少しは楽になるかもしれねェぜ?」
「一方通行……」


ビールの缶を握りしめ、俯いていた黄泉川は、残りを一息に飲み干すと、一方通行の方をゆっくりと向いた。
それでも普段のような快活さは感じられず、思わず不安を覚える。


「……お礼参り、されたじゃん」
「お礼参り?」
「警備員とか、先生で気に食わないヤツを卒業すると同時にシメに行くって言うアレじゃんよ」
「……」


黄泉川は数人の学生が襲いかかったところで、やられるようなタマではない。
一方通行も身体的な怪我については心配していなかった。
いや、もしかすると身体的な怪我の方がよっぽどよかったのかもしれない。

627 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」9/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:19:40.56 ID:c/LCTVJEo


「その中に、私が結構目をかけてたヤツもいてさ。
沢山話して、伝えたいことは伝わったと思ってたじゃんよ」
「……そォか」
「それでもこうして、襲われたら……私がしてきたことってなんだったのかって」
「あァ」
「わからなくなっちゃったじゃんよ……あはは」
「……」


そう言って、黄泉川は力なく笑った。
正直なところ、複雑な心境は隠せない。
一方通行が彼女のこうした弱い部分をみるのも初めてだったし、
そもそも警備員という仕事に疑問を抱いているところも初めて見た。
どうすればいいのか、一方通行に妙案は浮かばない。


「正直、自信無くなってきちゃったじゃん」
「……」
「もしかしたら、私のやってきたことなんてなんの意味もないことだったんじゃないかって、思っちゃって」
「……黄泉川」
「……つまらない話聞かせたじゃん。ありがとな、一方通行。
オマエの言うとおり、少し楽になったじゃん」
「おい、黄泉川」
「そろそろ寝るじゃんよ…おやすみ、一方通行」
「俺の話を聞け、黄泉川!」
「!」


グイと、立ち去ろうとした黄泉川の腕を掴んで引きとめる。
このまま彼女を行かせてはいけないという重いだけが彼をうごかしていた。


「黄泉川、俺はなンだ」
「……なんだ、って……一方通行は一方通行じゃんよ」
「そォだ。学園都市序列第一位、一方通行……そンで、オマエに救われた一人だろォが」
「!」
「……オマエに救われた人間が、ここに一人いるンだ。
オマエの行動になンの意味もなかったなンて、言わせねェ」
「あ……」
「……クソ、ガラにもねェ」
「……ふふ。そうじゃんね、一方通行がそんなこと言うなんて意外だった」
「だが、忘れろとはいわねェよ。キッチリ頭の中に叩きこんどけ」
「……うん。絶対忘れない」


照れたように、黄泉川が笑った。
ふと、一方通行は未だに自分が彼女の手を握りしめていたことに気づく。
慌てて離そうとするも、その手は掴まれ止められた。

628 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」10/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:20:29.57 ID:c/LCTVJEo


「ンだァ……? まだお手々繋いでてほしいじゃン、なンて言いだすンじゃねェだろォな?」
「……言ったらどうする?」
「は?」
「少し、誰かに甘えたい気分じゃんよ……今日だけ、甘えてもいいか?」
「……ハァ……?」
「……無言は肯定とみなすじゃんよ」
「オイちょっと待て黄泉――」


抵抗の言葉は最後まで言うことができなかった。
ぬるりと黄泉川の舌が一方通行の唇をなぞる。

一方通行があまりの展開に茫然としている間に、口付けは終わっていた。


「……こういうの、初めてじゃん?」
「……いや……そンなことは、ねェが……」
「意外……ってこともないか。最近のオマエを見てるとそういう経験あっても不思議じゃないじゃんね」
「……どォいうつもりだよ」
「言った通り、今日は誰かに甘えたい気分じゃんよ。……それとも、私じゃダメか……?」
「ダ……ダメってことは……ねェけどよ。そォいう問題じゃ――ぐっ」


不安そうな顔をしていた黄泉川の表情が、表情をぱっと明るくして一方通行を思いっきり抱きしめた。
豊満な胸に顔を押し付けられて、
一方通行がうまく呼吸できないことに黄泉川が気づいたのはしばらくたってからの話である。


「ご、ゴメンじゃん一方通行……」
「無駄にでけェもンぶら下げてるとは思ってたが……凶器にもなンのかよ、それは」
「……そういう言い方はやめてほしいじゃんよ」
「……悪ィ」


調子が狂う。いや、狂いっぱなしだ。
ここ二日のこれはなんなんだ、一体。
自分にこんな出来事が起きるなんて、配役を誤っているとしか思えない。
まだ昨日の芳川との一夜だけならばいい。
イメージから遠く離れた行動ではないし、なんだかなんだ一方通行自身も乗り気だったことは否定できない。

だがこの豪快で奔放な、ある種粗雑な体育教師にこんな乙女な一面があるとは思わなかった。
女はどこまでいっても女、そういうことなのだろうか。
普段とは異なる輝きを湛えたその瞳から目を離せない。


「それでその、一方通行……」
「……なンだよ」
「その、今日……その。いいか?」


渾身の誘いなのだろう。
やはり、こんな出来事に巻き込まれるのは自分のキャラではない。
そんなはずはない、そんなはずはないのだが……
結局断り切れずにまごついてる間に、強引に押し倒されていた一方通行であった。

629 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」11/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:21:30.05 ID:c/LCTVJEo


翌日、やはり一方通行の気持ちは微妙だった。
というか、昨日よりも更に輪をかけて複雑だった。
どうもあの二人は一晩寝たから交際がどうこうとか言いだすタイプではないと思うが、
そうはいっても一つ屋根の下で共に暮らす二人とたったの二日で関係を持ってしまったのだ。
顔を合わせづらいと思うのは仕方のないことだ。
例え顔を合せなかったとしても、
この家の中にいるウチはどうしてもここ二日の出来事を思い出してしまって落ち着けそうにない。

そんなこんなで今日も健康に外出しようと決心した一方通行だが、事は昨日のようには運ばない。


「ねえ第一位、今日ヒマ?っていうかヒマだよね、ちょっとミサカの買い物に付き合ってよ」
「……買い物ォ?」
「そ、服見たいんだけどさ、一応他人の意見も取り入れたいし。
まあ第一位のセンスなんて見れたものじゃないけど、それでも金ヅルにはなるかなーって」
「そォいうのはもうちょっとオブラートに包んで言うモンだろォが……
だがまァ、構わねェよ」


顔を合わせづらいのは黄泉川と芳川の二人であって、番外個体と打ち止めは依然変わりなく接している。
特に番外個体とは元より憎まれ口を叩きあうようなそんな関係であり、
言動に苛立つ時もあるが、多くの場合は不思議とそこまで不快ではない。
一方通行にはそう言った経験はないからわからないものの、その関係は長年連れ添った友人との関係に似ていた。
つまり昨日の今日でやることなど思い浮かばない一方通行としては、
番外個体からの誘いは絶好の暇潰しを手に入れるチャンスだったわけである。


「ありゃ?誘っといてなんだけどちょっと意外かも。
ぎゃは、もしかしてついにこのミサカにときめいちゃったりした!?」
「アホか……行くか行かねえのか、どっちだ」
「ん、行く行く。セブンスミストでいいよね?」
「いいンじゃねェの。おら、行くならさっさと行くぞ」
「せっかちな男は嫌われるよ?」
「いちいちうるせェよ!」

とにかく、こうして一方通行は今日を過ごす相方を得たわけである。

630 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」12/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:22:41.13 ID:c/LCTVJEo


しかし、隣に誰かがいればその一日が平穏に満ちたものになるというわけではない。
むしろ番外個体の性格を考えれば、平穏とは正反対の、波乱に満ちた一日となるだろうことは容易に想像できた。
それもある程度覚悟していたことではあるが、物事には限度というものがある。
そして今日は、一方通行にとって耐えられる限度を少し超えていた。


「あっれー?このミサカに着るもの見繕ってやると豪語してた割りに、なんだか元気がないねえ?」
「……確かに見繕うとは言ったがよォ……」
「なになに?ん?」




「ランジェリーショップはねェだろ、さすがに……」





番外個体の強引な提案により、二人は女性向けランジェリーショップに来ているのだった。


「いやいや、なんかね?最近男性に下着見繕ってもらうのがブームらしいって雑誌にも書いてあったしさ」
「ンな雑誌の言う戯言なンざ鵜呑みにしてンじゃねェよ!!」
「ま、それは建前でミサカはあなたのその表情が見たかっただけなんだけどねー」
「だろォな、このクソッタレがァ!!」
「ん、まあでも新しい下着欲しかったのも本当だし、折角だから見繕ってもらっちゃおうかな。あ・な・た・に・さ☆」


さすがに無理だ。
一方通行はそう判断した。
周囲の女性の、異物を見る目。
それと同時に存在する、仲の良いカップル(実際は違うのだが)を見る微笑ましい視線。
どちらにしても一方通行には耐えがたく、もしこんなところを知り合いにでも見つかればしばらく外出する気にはなれなそうだった。


「……番外個体」
「んー?」
「悪ィ、さすがにこれは無理だ」
「え、あ、ちょっ……」


品定めをしていた番外個体の手を掴み、強引に店を出る。
しばらく店から距離を取ったところでようやく止まった。
今頃番外個体は不満そうな表情をしているかと思われたが、実際に一方通行が振り向いてみるとそんなことはなかった。
呆気にとられたような表情で、一方通行が掴んでいる手を見つめている。


「……あー……急に掴んで悪ィ」
「ん……いや、まああなたと手を繋ぐなんてちょっとゾワリと来ちゃったけどさ」
「……?」


そう言っている割には、普段のようにニヤリと笑う険のある表情はそこにない。
なにかを言い淀み、まごついてはいるようだが、そこから嫌悪感は読みとれない。

631 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」13/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:23:38.22 ID:c/LCTVJEo


「なんか、ミサカこうして誰かと触れた記憶あんまりないなって思って。
……あなたって、暖かいんだね」
「……」


そう言われると、改めて番外個体の体温が手から感じられた。
不思議なものだと思う。
先ほどまではなにも感じていなかったのに、今はこれほどに体温が意識されるというのは。


「……いつまで握ってんの?やっぱりこのミサカにときめいちゃった?」
「……ハッ、寝言は寝て言えよ」
「ホントムカつくヤツだね、あなたは」
「オマエ程じゃねェよ」


そんなことを言いあってるうちに、二人の手は自然と離れていた。
普段の距離に戻ったとも言える。
ただ、番外個体が、掴まれていた右手首をチラリと見たその光景が一方通行にはひどく印象的だった。



それからは最初の予定通り、番外個体の買い物に一方通行が付き合う形になった。
性格がそうさせるのか、やけに露出度の高い服を選ぶ番外個体を一方通行が止めたり。
女物を一方通行にあてがって番外個体が爆笑したり。
そうこうしながら何点か服を選び、夕方頃に家に帰って来たのである。

ところが、家の中に人の気配がない。
芳川と黄泉川は仕事もあって今ここにいないことも不思議ではないが、打ち止めがいない理由がわからない。
一方通行は連絡を取ろうと携帯を取り出し開くと、自分が連日の出来事にひどく動揺していたことに今更ながら気づき、頭を抱えた。
今日は打ち止めの調整の日だったのだ。
それも今回は腰を据えて細かいデータをとっていくとかで、泊まり込みの予定だ。
ついてきて欲しいと打ち止めに言われていたのをすっかり忘れ、こうして呑気にお買いものに言ってしまったというわけだ。
そのお怒りのメールと着信が何件か入っていた。
打ち止めが帰ってきたら、しばらく騒がれるのは覚悟しておいた方がいいかもしれない。


「どうしたの?」
「いや、今日は打ち止めの調整だったンだが……うっかり忘れてた」
「へえ、珍しいこともあるもんだね」
「……まァな」


その一方通行の返答に番外個体は大きく吹きだした。
自覚があるのはなによりとか、そんなことを言いながら笑っている。
思わずため息が漏れるが、元より番外個体はこういう人間なのだ。
仕方のないことだと割り切るしかない。

632 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」14/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:24:52.78 ID:c/LCTVJEo


「おい、飯はどォする」
「エプロン装備の家庭的一方通行はいかがかにゃーん?」
「めんどくせェ。外行くぞ」
「全くノリが悪いったら。いいよ、すぐ行く?」
「腹ァ減った」
「わかった、じゃあ荷物だけ置いたらいこうか」


パタパタと自室に駆けていく番外個体を見ながら、一方通行はなにか不思議な心持がしていた。
自分が平和な、光の世界で生きていくなどとはずっと思ってもみなかった。
だが、蓋を開けてみれば自分は光の世界にどっぷりと浸かっている。
奥底にある闇、忘れるべきでない暗部は確固として自分の中にあるが、
それでも昔と比べれば雲泥の差だ。

それを象徴するのが、番外個体との関係だとも思う。
彼女は一方通行を殺すために造られた個体だ。
その個体と、仲良くお買いものをして、これからは二人でディナー。
ある意味では、打ち止めや黄泉川よりも光の世界の象徴になっていると言ってもいいかもしれない。

なんとなく、今日はハンバーグを食おうと思った。
普段よりもうまく感じそうだ、とも。

633 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」15/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:25:35.56 ID:c/LCTVJEo


「……汗かいちまって、ベタつくな」

夕飯から帰ってきたはいいものの、食事をしたあとで体温が上がり、
一方通行は少し汗をかいていた。
番外個体に汗をかいた様子はないから、一方通行は汗をかきやすい体質なのだろう。

「シャワーでも浴びてきたら?先にシャワー浴びてこいよ、ってやつかなぁ?ぎゃはっ」
「それは少しちげェ……が、そォだな。浴びてくるわ」
「出てくるとき服とかなくなってると思うけど、気をつけてね」
「俺の服がなンでオマエに需要あるンだよ……」
「そういう意味じゃねーし、このバカ!」
「ハイハイ、冗談ですよォ」


そう言い残して、一方通行はバスルームへと消えた。
閉めたドアに、番外個体が投げたタオルがあたって微かに音をたてる。
番外個体が頭をガシガシと掻きながらタオルを拾うと、その直後に電話が鳴った。
不意を打たれたような気がして少しドキリとする。
この場には一人しかいないのだから、出るしかない。
珍しい経験にやや緊張しながらも、番外個体は受話器を取った。


「はい、ヨミカワです」
「あ、黄泉川先生のお宅ですか?」
「……だから、そうですけど」
「あ、ごめんなさい……」


受話器から聞こえてきたのは、そう年のいっていない女性の声だった。
どことなくオドオドとしているような気がする。


「あの私、黄泉川先生の同僚の鉄装と申します。今黄泉川先生と飲みに行っていたんですが、酔いつぶれてしまったので……」
「……迎えにいった方がいいのかな?必要なら一人向かわせるけど」
「あ、いえ。私のウチが近いので、そこに泊めようかと。一応報告だけしておこうと思いまして……」
「そう?」
「ええ」
「わかったよ。ウチの人がご迷惑かけてごめんなさい」
「いえ、あの、黄泉川先生には日頃お世話になってますから、お気になさらないでください。
それでは失礼しますね」


そう言って、しばらくすると電話は切れた。
プーッ、プーッ、と断続的な電子音が辺りに響く。
ふと、黄泉川が帰って来ないと聞いて、思いついたことがある。
なんとなく、ギュッと受話器を両手で握りしめた。
いや、なんとなくというのは嘘だ。
自分が緊張してこうして受話器を握っていることはわかっている。
その理由もわかっているが、なんとなく柄じゃないような気がして認められないだけだ。
やりなれないことというのは、どうしてこんなにも緊張するのだろうか。
そんなことを思いながら、ゆっくりと受話器を置いた。

634 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」16/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:26:50.70 ID:c/LCTVJEo
やはり汗をかいた時はシャワーに限ると一方通行は思う。
これは能力を使えていたころは絶対にわからなかった快感だろう。
能力が使えないというのも、必ずしも悪いことばかりではないものだ。
彼はバスタオルで軽く体を拭うと、シャツとジーンズを着てリビングへと向かった。

番外個体はリビングにはいなかった。
部屋に戻ったんだろうと自己完結し、ソファーに腰かける。
シャワーで少し火照った体が空気に触れ、心地いい。
目をつぶってその感覚に身を委ねていると、後ろから足音が近づいてきた。
どうやら番外個体は部屋に戻ったわけではなかったらしい。
キッチンにいたのか、はたまた別の場所にいたのかはわからないが。


「ん、出たんだ」
「おォ」
「ふーん」


そのままペタリペタリと、フローリングを素足で歩く音がする。
一方通行のすぐ後ろまで来てその音が止まったため、目を開けて後ろを向く。
その瞬間、フッと頬が暖かい何かに触れた。
後ろを見れば、どうやら番外個体の右手が一方通行の頬を撫でているようだった。


「……なにしてンだオマエ」


思わず振り払う。
番外個体は振り払われた手をプラプラと振りながら、寂しそうに笑っていた。


「んー……なにしてんだろうね。ミサカにもわかんない」
「はァ?」
「……さっきさ、腕触ったじゃん」
「さっき?あァ、セブンスミストで……なンだ、それが気に食わなかったってかァ?」
「違うよ。その時もいったけど、ミサカって全然人の体温とか触れたことなくてさ」
「……」


クローンだからね。
番外個体はそう、目で訴えかけてきているようだった。
一方通行の胸が、グッとなにかに押しつぶされるような気になる。
番外個体が生まれた責任、本来受けるはずだった愛情を受けてこなかった責任は、直接的には一方通行にない。
それでも一方通行の心情・経験を思えば、彼の中にそういった罪悪感が生まれるのも仕方のないことだった。


「……それで?」
「少しだけ、触りたいなって。……ダメかな」
「……」
「……」
「勝手にしろ」
「!」
635 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」17/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:27:34.72 ID:c/LCTVJEo


普段は決してしないホッとしたような表情を受かべて、
番外個体は一方通行の頬に再度触れた。
始めは恐る恐る、徐々に大胆に。
ただ、一方通行としては顔を撫でまわされてもあまりいい気はしない。
そこそこにご満悦のようだが、他の場所でもいいはずだ。


「……おい」
「なにかな?まさか男に二言はないよね?」
「顔面はやめろ。ウゼェ」
「う……」
「……ったく。手でいいだろォが、手で」


先ほどそうしたように、右手で番外個体の左手首を掴んだ。
なるほど、やはり暖かい。
打ち止めのような高い体温ではないが、確かに人間がそこにいるという実感がある。
彼女がそこに惹かれるというのも、一方通行にはわからない話ではなかった。
ずっと、長く人に触れないで生きてきた彼にとっては。

一方通行もつい、しみじみと触れ合っている部分を見つめてしまう。
その空気を払拭するように、番外個体がソファーの背もたれを超えて一方通行の隣に座った。


「なんかこれってさ」
「ン?」
「ミサカが一方的に触られてるみたいじゃん。ミサカも触りたいからさ、手首じゃなくて手にしようよ」


そういいながら、番外個体は空いている右手でそっと一方通行の手を包む。
不意に一方通行の心臓が跳ねる。
その手つきが、番外個体という人間からは想像もできないほどに優しげだったからだ。
力が抜けた右手はするりと番外個体の左手首を逃がし、自然と手が合わさった。
その指の一本一本が、ゆっくりと絡みついていく。


「ね、これ恋人つなぎってやつだね」
「ンな名前があンのか?」
「MNW情報ではね。どう、ミサカが恋人ってどんな気持ち?」
「どォ……って言われてもな」
「……」
「まァ……悪くはねェンじゃねェの」


キュ、っと手を握る力が強まる。
喜んでいるんだろうか、などとぼんやりと考える。
いつもならばそんなことは考えなかっただろうが、今日の彼女ならそういうこともあるか、そう自然に思えた。

636 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」18/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:28:08.48 ID:c/LCTVJEo


少しだけ、二人の間の距離が縮まる。
それだけで、元から近かった二人の距離はもはやほとんどなくなっていた。
指だけ、手だけではなく、腕ごと絡まっていく。
その際に番外個体の胸の感触が感じられ、気恥かしくなって思わず目をそらした。
それとほぼ同時に、肩に重みを感じた。
番外個体が頭を一方通行に預けたためだ。
首筋に番外個体の髪が触れるとふわりとした甘い匂いが漂い、
一方通行は思わず空いた左手で彼女の頭をそっと撫でる。

フワリとした髪質が手に心地いい。
その癖髪は必要以上に手に絡むでもなく、一方通行の手が梳くのに合わせてサラリと逃げて行った。
流れるような手触りと羽のような軽さが後を引き、何度も繰り返し撫でた。


(なァにやっちゃってンですかねェ、俺は……)


そもそも女性関係のいざこざが自分に連続して振りかかることも異様に思えるが、
それにしてもなんだかんだ受け入れてしまっている自分も自分だ。
特に今晩はひどい、傍から見る分には両想いの初々しいカップルにしか見えないのではないだろうか。


「ね」
「……なンだよ」
「あなたってば、このミサカに欲情しちゃってるってことでいいのかな?」
「……」


彼もまた一人の健全な男子高校生である。
肯定こそしないが、ここで否定するのも見え見えで締まらない。
彼ができることは沈黙を保つのみであった。


「沈黙は肯定とみなすよ?」
「……うるせェな」
「ぎゃはっ、それでも否定しないんだね。まあ、悪い気分じゃないかな」
「……」
「でもね、第一位」
「あ?」
「“させて”あげる気は、ないからね?」
「……ほォ……」


なにがほォ、だかまるでわからないが、苦し紛れにとりあえずそう呟いた。
一方通行にとっては誠に恥ずべきことに、しかしそれも男としての性。
ごちゃごちゃと頭の中で考えながらも“そういう”ことを想定はしていた。
自分からガンガン攻めるようなつもりはさらさらなかったが、芳川達同様にあっちからくるなら仕方ないかなー、
とまあ、その程度には期待していたわけである。
だからその、実はちょっと悔しかったりもした。

637 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」19/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:28:37.20 ID:c/LCTVJEo
「ま、安心しろ。俺もそンなつもりは更々ねェよ」
「本当かにゃーん?」


嘘である。


「ハッ、大体黄泉川だってそろそろ帰ってくるンだろォが。
なンですかァ、世話になってる家主にヤってるところ見られたい変態さんなンですかァ?」
「……あのね、今日ヨミカワ帰って来ないよ」
「……はっ?」
「それに、ヨミカワ達が帰って来なかったら襲うってことだよね。
ミサカ、身の危険感じちゃうなあ」
「いや、それは言葉のアヤっつゥかよォ……」
「じゃあ襲わないんだ?」
「当たり前だろ」
「そしたらさ」


嫌な予感がする。
昨日、黄泉川に押し倒される直前と似て非なる予感。
ただ、間違いなく嫌なことが起こるだろうという予感が。


「今晩、一緒に寝ようか?」
「は?」
「一晩よろしくね、一方通行☆」
638 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」20/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:30:27.11 ID:c/LCTVJEo


一方通行にとってこの夜は地獄だった。
自分の部屋で寝ようにも番外個体がついてくるのだから、逃げ場がない。
仕方がなく隣にいる状態で寝ようとしても、どうにも意識してしまって寝られない。
しかもやけに番外個体がくっついて来るのもあって、男としての限界が近づいていた。
また、妙に肌の感触が心地いい。
これは一方通行は後から気づいたことだが、番外個体はクローンであるために紫外線等からのダメージを受けておらず、
肌の状態が外見年齢から考えると異常なまでに若いようである。

結局ベクトル操作で脳内物質のコントロールをして一時は事なきをえたが、
ところが今度はチョーカーのバッテリーの問題が出てくる。
いっそバッテリー切れの状態になれば、意識もせずに眠りにつけるのではないかとも思ったが、
意識がしっかりしないまま番外個体に襲いかかるような事態が無いとは言えない。
それはいろいろな意味で最悪である。
結果としてバッテリーを使いすぎるわけにもいかず、
時折脳内物質を抑えるのに使用する程度だった。

だったのだが、今度は番外個体にうるさいからチョーカーのスイッチ切り替えをするなと言われ、
加えてそんなことしなきゃ我慢できないの?とまで言われたのだから、
負けず嫌いの一方通行が取る選択は一つだった。

それからずっと、チョーカを使わずに番外個体が大人しく眠るまで待ち続けたのである。
彼の精神力は、さすがに常人の域をかけ離れていたと言ってもいいだろう。
学園都市第一位、その称号は伊達ではない。
心を張りつめさせながら朝を迎えた学園都市第一位は、
今の状況が自分で引き起こしたものである上にやけに情けないことを思って、
少し目から汗が流れそうになった。

それはきっと、太陽が眩しかったためである。


639 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」21/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:31:05.52 ID:c/LCTVJEo


翌朝、一方通行の気分は人生でも指折りに悪かった。
あと単純に寝不足でもあった。
思えば打ち止めは子供であるから、それを除いた黄泉川家の女性全員と関係を持ったことになる。
番外個体とは直接そういった行為に臨んではいないものの、似たようなものである。
しかも、三日の内に三人。
某フラグメイカーも裸足で逃げ出すペースだ。
だがその分心労は増える。
番外個体が起きだす前に家を後にして、今はファミレスで軽食を取っていた。

一方通行は、最近の(自業自得な)出来事について、他者に相談しようと決めた。
黄泉川家の人間に相談できないことならば、相談相手は非常に限られる。
そしてその相手は、そう遠くない内にこのファミレスに来る予定であった。
窓からやや特徴的なその人影が見えると、一方通行は決意を固めるようにコーヒーをぐいと煽った。

640 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」22/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:31:42.61 ID:c/LCTVJEo


「……とまあ、こンなことがあってよォ……正直、オマエらくらいにしか相談できねェンだ。
なァ、これからどォしたらいい?」
「いや、そう言われても……なあ?」
「爆発しろ、学園都市第一位爆発しろ」


某ファミレス。
一方通行は、上条当麻と浜面仕上の二人と会っていた。
折り入って相談があると言われて呼び出された浜面はまさかこんな話だとは思わず、思わず脱力した。
あと一名はその状況が羨ましくてちょっとおかしくなった。
一方通行としても仔細に渡って話すのではなく要点をかいつまんで話したのだが、
それがまた黒髪のヒーローによくない影響を与えたのかもしれない。
フラグ体質の自覚がないことは、本人にとっては果たして幸いかどうか。
一方通行はふと今の自分の状況を鑑みて、そんなことを思った。


「いや、そォは言うがよォ……正直、もうアイツらとどンな顔して会えばいいのかわかンねェしよォ」
「まあ実際そういうことした翌日とかはアレだよな。俺も初めて滝壺とした次の日は―――」
「こいつら爆発しろ」


浜面がそれほどの反応を示さなかった理由は、単純に恋人がいるからである。
彼女がいなければ、もう一人壊れたレコードのような人間が生まれていたに違いない。
もっとも、複数人と短期間でこのような浮気な行動を一方通行がしたというのは、
彼にとっても少なからず驚きであった。


「しかし、ハーレムとか……」
「いや、こンなはずじゃ……」
「まあ、二人目までは納得しないでもないけどさ」
「爆発しろ、爆発してくださいお願いします」
「三人目は……」
「まァな、俺が招いたってところもあるよなァ……」


ハァ、と一方通行は大げさに溜息をついた。


「オマエってそういうことするタイプだとは思ってなかったんだけどな。
正直ちょっと意外って言うか」
「俺だってンなことは思っちゃいなかったっつゥの」
「爆発しろ」
「まァ、誰かとそンな関係になることすら想像しちゃいなかったンだがよォ……」
「じゃあなんで……ってまあ、確か三人ともすげえ美人なんだよな。
俺もそうなるかもしれないよなあ……男だからなあ」
「普段ならあの電波に告げ口するところだが……今の俺にはなにも言えねェな」
「……危ねえ」

641 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」23/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:32:32.43 ID:c/LCTVJEo


「……まァなんつゥか……断れねェンだよな、なンか。
ひょっとしたら、断って今の関係が壊れていくのが嫌なのかもしれねェな」
「まあ、わかるよ」
「……」
「単なる言いわけかもしれねェぜ?性欲に負けた男が自分の行為を正当化するためにそンなことを言ってるとは思わねェか?」
「性欲もゼロじゃねえんだろうけどさ、正当化ができないことはよくわかってるだろ?
今回の場合は、どこまで行っても男が悪い」
「……だよなァ」
「それにまあ、俺達みたいな人間にそういう、他人との繋がりを求めるところがあるっていうのもわかるし」
「……」
「だからこそ、共感と同情と、ほんの少しの羨望を送るぜ」


男だからなあ。
精神的に死にかけている上条さえも含めて、この空間はなんだか妙な一体感を帯びつつあった。
どこぞの高校のデルタフォースを彷彿とさせる、どこか間の抜けたまとまりである。


「話を本筋に戻すと、オマエの自業自得なところもあるんだし、
こればっかりは腹くくってしか向かいあっていくしかないんじゃないか?」
「だよなァ……それしかねェか」
「別にあたって砕けろっていうんじゃないんだから、「爆発しろ」上条は少し落ち着こうな。
堂々とっていうのはちょっとアレだけど、しっかり向かい合っていくしかないだろ。
あっちがキレるならそれはそれでしょうがないし、誰か選べっていうなら選ぶしかねえだろうし……」
「……よし、腹決めた」
「まあその三人にしたってオマエのこと嫌いじゃないんだろうから、大丈夫だろ。
いやあ、俺とは違ってモテるからなー……羨ましいぜ」
「爆発しろ」


実際には浜面が一方通行に先駆けてハーレム的なものを築いているのは既知の事実であった。
特に複数人と肉体関係を持ったわけでもないし、
浜面は交際中の彼女に一途なので一方通行のようなことにはならなかったが。


「じゃあそろそろでるか?」
「そォだな。ここは俺が持つ」
「よ、さすが第一位!男前!」
「爆発してくださいませ」
「なンで少し丁寧になってンだオマエ……そンな状態でも金には敏感なのか」
「あ、あなただー!」
「あァ?」
「おっ?」
「……?」


トテテ、と遠くから一方通行に駆けよってくる小さな人影があった。
調整を終えた打ち止めである。
ガシっと一方通行の腕に掴まり、嬉しそうに揺れている。


「もう、あなたってば昨日連絡したのに全然お返事くれないんだから!ってミサカはミサカは怒ってることを伝えてみたり!」
「あァ……悪かったな」
「ん、ちゃんと謝ってくれたからいいのよってミサカはミサカは寛容宣言!
でも、夜一人なのは寂しいから、あなたに一緒にいて欲しかったなってミサカはミサカは……あれ?」

642 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」24/24 [sage saga]:2011/10/04(火) 13:33:52.39 ID:c/LCTVJEo


この時打ち止めは異変に気付いた。
上条と浜面の、自分を見る目の異様さに、である。
ついでに二人の一方通行を見る目が、ゴミ虫を見るような視線になっていることに。


「まさか一方通行、オマエ……」
「ン?……ハァっ!?いやオマエ、コイツはちげェよ、そォいうんじゃねェっつゥの!!」
「い、いや一方通行さん、上条さんはそういうのは人それぞれだと思いますのことよ?」
「いや、ちげェって!っつゥかオマエ一瞬前まで爆発しろしか言ってなかったくせになに急にいつもどおりに……
あとジリジリ下がっていくんじゃねェよ!戻ってこい三下共ォォォォォ!」
「ひぃ、まさか俺達まで…!」
「第一位、恐るべし……性的にも第一位だったのか……!」
「うるせェぞ三下共ォ!あァもォ、不幸っ……いや自業自得だけどよォォォォォ!!
クソッタレがあああああああああああああ!!!」
「なんだか楽しそうねって、ミサカはミサカは仲間に入れてほしかったり!」
「「「入るな!!」」」
「うひゃあ!」




この誤解を解くのに、一方通行は一時間近くかかったとか。
また久しぶりに全員そろった夕飯時に、黄泉川家に漂った微妙な空気をどうするか、
そのことを考えすぎて、一方通行の胃には穴が空きかけたとか。
とりあえず個別に話し合ってみたものの、大して驚きもなければ拒絶もなかったとか。
たまに芳川から思いだしたかのように誘われたりするとか。
黄泉川と一対一になるとそれはそれで妙な空気が流れるとか。
どうもあれ以降、番外個体がやけに一方通行の後をついてくるようになったとか。

つまり結局のところ、ハーレムが完成してしまったとか。

なにやらテレポート系の能力を持つ元同僚とも関係を持ってしまったとか、
某妹達からアプローチを受けたとか、
そういった話もあるが、それはまた余談である。

643 :上条・浜面「ハーレムとか…」一方「こンなはずじゃ…」 [sage]:2011/10/04(火) 13:35:57.01 ID:c/LCTVJEo
終わり




書きたかったのは番外個体の肌とか髪はクローンだから超綺麗に違いないということだったのに、
どうしてこうなった。肝心のそこは本当にサラリと触れてるだけという……
書いてて気に入ったシーンも何気ない番外個体との会話だったっていう……


精進します
長々とお付き合い頂き、ありがとうございました

644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/10/04(火) 13:53:51.84 ID:HgqXdZpDo

ハーレムとか…爆発しろ
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/04(火) 14:37:06.11 ID:09QwmJIIO
大層乙であった!
で、ミサワさんその後とあわきんはまだかね?
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/04(火) 14:54:48.10 ID:UNzLBeYA0
面白かった一方爆発しろ乙

浜面爆発しろは良く見るけど一方通行爆発しろはあんま見ないな
647 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/04(火) 14:55:58.19 ID:UNzLBeYA0
面白かった一方爆発しろ乙

浜面爆発しろは良く見るけど一方通行爆発しろはあんま見ないな
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/04(火) 14:56:31.75 ID:UNzLBeYA0
うわあ連投してたごめん
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/04(火) 15:24:52.96 ID:Z7THP//Uo
すごいニヤニヤしながら読んだけど第一位爆発しろ
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/04(火) 15:42:50.96 ID:rm4RiXxDO

一途な浜面はいい子だね!
一方通行爆発しろ
651 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) [sage]:2011/10/04(火) 16:25:52.19 ID:0l1gL/0V0

スレを立てる作業に戻るんだ
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/04(火) 17:53:47.63 ID:a1Yf30NAO
一通爆発しろ

653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/04(火) 18:33:28.66 ID:KnHrrlmDO
乙乙

これが第一位の力…!
で、10033号と14510号と14889号と18264号と20000号のアプローチはまだですか?
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/04(火) 18:44:14.57 ID:ZQa0L2A/0
オイオイ、この程度の文章でハーレムもの書ききった気にでもなってるんですかい?
違うだろ?ハーレムってのはそんなお手軽なもんじゃないはずだ。
もっとねっとり、じっくり、丹念に書いていくものじゃないのかよ!!



スレ立てに早く取り掛かりたまえ。
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/10/04(火) 19:51:47.87 ID:zRTXn3Fio
とりあえず、下着は脱いだ。早くしろ
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/04(火) 20:54:51.74 ID:yOgXtlJl0
芳川さんの色気が…!なんて俺得
で、続きはどこですか?
657 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/04(火) 22:29:01.67 ID:GYdykxmSO
映画化と聞いてちょっと一レス。ほぼうろ覚えというかノリ。





上条「禁書映画化か……」

一方「つまるところ……」

上条 一方「「スクリーンで、俺が大暴れするん(ン)だよな(ァ)!」」

上条「オリスト? 三期? それともロシアか?」

一方「脇役扱い? そもそも出番が無いかもしれねェ?」

上条「とにかく、何であろうと――」

一方「そンなモンは関係無ェよ――」

上条「ふざけた幻想をぶち[ピーーー]だけだ……」

一方「無理矢理にでも出番を作り上げて、そンな幻想(考え)は消し飛ばす……」

上条「――そう思うだろうッ!? テメェも!!」
一方「――そォ思うだろォッ!? オマエも!!」

浜面「……何でお前らは俺のDVD見てるの?」

上条「いや、好きにしてろって言ったじゃん」

一方「そォだろ、チンピラA」

浜面「んだよ、テメェら! ちゃっかり主役ポジション取ったつもりかこの野郎! あとせめて君島が良いよ!!」

一方「ハァ? オマエなンかに君島はもったいねェに決まってンだろォが。出番があるだけありがたいンだよ」

浜面「……ひでぇ言われようだ」

上条「まぁそう言ったら俺達にももったいないけどな」

上条「ま、とにかくだ」



上条一方浜面「「「――皆、見てくれよな(見やがれ)!!」」」


以上、スクライドもこっちも楽しみにしておきたい。
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/04(火) 22:50:48.97 ID:e6NeFlkDO
スクライド何かあったっけ?
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/04(火) 22:57:49.83 ID:tUemciXIo
スクライドは確か10周年でリメイクだか新ストーリーで映画化とBD版発売
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/05(水) 00:36:56.99 ID:e8kuGg0L0
どちらかというと口調とかポジション的に一方通行のがカズマっぽいけどな。
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/10/05(水) 00:59:32.37 ID:qr9SdimAO
>>653
14889号と18264号ってどんな妹達だ?
ドMと春厨と変態はわかるが
662 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/05(水) 01:37:29.53 ID:5qOXEOr+o
18264号が毒舌ンデレで14889号が姉御
毒舌はビリィさんのssが初出だったかな
姉御は花見に行くssだとおもうMNWなんかで頼りになるキャラ扱い
毒舌は番外個体の出現により完全にお株を奪われてるから最近空気だよなぁ
663 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/06(木) 05:39:42.93 ID:b3s4uEMyo
前からけっこう疑問に思ってたけど、そのビリィさんって人はどんなSS書いてんの?
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/06(木) 06:23:38.84 ID:0dMnlE2h0
かくれンぼから色々あって北欧まで行った一方さん+αのSS

上条「何してるんだ?」一方通行「…かくれンぼ」
上条「缶けりやろうぜ!」一方通行(……?)
一方通行「焼き肉パーリィだァ?」
一方通行「……ちょっと、三重行ってくる」
一方通行「……ハッ、松坂牛!」
一方通行「……北欧行く。行くったら行くンですゥ!」
一方通行「……サァァァンタさァァァァァァァァン!!」
一方通行「北欧のオーロラに常識は通用しねェ」垣根「それ俺の台詞!」

スレチぽいし間違ってたらスマン
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/10/06(木) 06:24:50.07 ID:0dMnlE2h0
>>664>>663宛な 連投ごめん
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/06(木) 10:21:43.26 ID:b3s4uEMyo
>>665
おお、ありがとう
667 :「夜は嫌いです・・・とミサカは不快感を露にします」 1/3 :2011/10/09(日) 15:34:52.41 ID:ZK9HCWY9o
3レスほどお借りします。
日本語の読み書きは英語の後に覚えたので間違いはビシビシ指摘して頂けると嬉しいです。


夜になると時々、立ち会った実験の事を思い出してしまいます。
あの頃に比べ、ミサカ達も・・・一方通行も変わりました。
でも、頭の中の記憶はそう簡単に消えません。

月の光が他のミサカとの相部屋の中を照らす。
他のミサカ達は小さな寝息を立てて寝ています。

「少し・・・散歩でもしましょう、とミサカはこの行為が眠気を誘う事を静かに願います」

共有している大きめなゴミ箱が満タンなのを確認します。
外にでる立派な大義名分です。

ミサカはゴミ袋を箱から出し、紐を結んで、自分の肩に背負いながら部屋を出ました。

「どこに行くんだい?」

振り返ると冥土帰しがいました。

「ゴミを処分するだけです、とミサカは肩の上の袋を指差します」

ズギッ

「寒いからそう長く外にいるんじゃないよ?」

処分。その言葉と共に思い出す記憶。急激な吐き気に追われたミサカは思わずゴミ袋を落とし、謝りながらお手洗いへと向かい、走りました。

「これは私が又、出しておくよ」

口に出せない感謝の言葉を心の中で囁きながら、ミサカはお手洗いの中に駆け込みました。
すぐに便器の前に屈み、思わず嘔吐をします。
「か弱き乙女としては見られたくない姿ですね、とミサカは苦笑いをしながら引き続き嘔吐を開始します」

一方通行は確かに極悪人かもしれません。私達の妹達を10031体もの命を奪った張本人です。

ですが私達も・・・まだ理解できていなかったとは言え・・・効率の名の下に・・・殺された自分達の妹の死体の処分をしていたんですよ?

ミサカはまだ・・・殺された10031号の生暖かい肉体を袋に詰めていた時の記憶が忘れられません。
彼女の遺体を抱えながらあの人と交わした会話も忘れられません。
だんだん失われていった彼女の体温の感触もわすれられません。

お姉さま・・・

ミサカはどうすればいいのですか?

周りの人が許してくれるのに、自分が自分を許せない。

学園都市第一位の頭脳ですら解けないこの難問の答えを・・・どうすれば見つけられるのですか?

ミサカは・・・ミサカは・・・

どうすれば・・・
668 :「夜は嫌いです・・・とミサカは不快感を露にします」 2/3 :2011/10/09(日) 15:42:16.37 ID:ZK9HCWY9o


「又・・・ここで気を失ったか・・・」

冥土帰しと呼ばれる医者は気を失っている10032号を見つめていた。

「こんな所で寝たら風邪を引くではないか・・・」

水で濡らしたタオルで10032号の顔を拭いた彼は、彼女を抱き上げ、妹達の自室へと運び始めた。
細かい内容は知らないが、彼女が携わった実験の内容、ゴミ袋、それと「処分」と言う言葉への反応からトラウマの内容は容易に推理できる。

「だが私はできれば、君から誰かに相談して欲しいよ、今ならまでそれで間に合う次元の問題だ」

10032号を抱えてる医者は、まだ他人への相談で間に合う内は、口を出すつもりは無いと考える。

「君のお姉さまでも、あの入院が趣味な彼もそうだが、君が思ってる以上に君の事を思っている人はいるんだからね」

彼女をベッドに乗せ、立ち去ろうとする冥土帰し。

右手に抵抗を感じ、目を回すと、10032号の手が彼の袖を掴んでいた。

「ありがとう・・・お父さん・・・」

10032号が流す涙を見て、冥土返しは思わず笑みをこぼした。

「可愛らしい寝言だな。ネットワーク経由の記憶か、人間としての本能か・・・いずれにせよ、興味深いのは確かだ・・・」

冥土返しは空いてる左手で数回10032号の頭の撫でた。

「よく寝なさい、そして明日を楽しみなさい、その次の日も、その後の日も、全部見れるように、私が生きている内は完璧の調整でサポートするから」

彼はミサカ達の部屋から出て、自分の仮眠室へと戻った。
669 :「夜は嫌いです・・・とミサカは不快感を露にします」 3/3 :2011/10/09(日) 15:47:06.49 ID:ZK9HCWY9o



お姉さま、ミサカは不思議な夢を見たんです。
いないはずの父親に頭を撫でられ、大丈夫だよ、って言ってもらえたんです。
親のいないクローンであるミサカにとっては、とてつもなく未知で心地よい夢でした。

こんなミサカでも、10031号は許してくれますでしょうか?
頭を撫でてくれて、大丈夫だよって、許してあげるから精一杯ミサカの分まで生きて・・・って言ってくれますでしょうか?
私達があの世に行ったら、他の10030人の妹達と一緒に、「心待ちにしてたよ!」って言ってもらえますでしょうか?

そうだといいなってミサカは思います。
そうだといいな・・・ってミサカは全身全霊で願います。

だって、今生きてるミサカ達見たいに個性が芽生える前に死んじゃっても、私達には一人一人分かるから。
1号、2号、3号から10031号まで、皆分かるから、皆大好きだから。
あの子達も絶対、あの世で私達以上に面白い個性的なミサカになって、同じぐらい私達の事が大好きとかって言ってもらえたら、それ以上に嬉しい事は無いと思うから。

だから、お姉さまも、あの人も、一方通行でさえ巻き込んで、あの世あるであろうミサカネットワークに負けないように、こっちで盛大に盛り上がりたいです!

だからお姉さまも、あの人も、上位固体も、他の妹達も・・・今はいない妹達も、百歩譲って一方通行も、皆、皆、大好きです!

これからもよろしくお願いします!とミサカは元気よく挨拶します!
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/09(日) 16:41:19.19 ID:xxyUmQDC0
>>667
『共有スレなので書きながらの投下は禁止です。必ず投下分を書き溜めてから投下すること』
日本語の読み書き以前に>>1をきちんと読みましょう
671 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/09(日) 17:37:38.56 ID:QMhOeTpzo
>>670

書き溜めてコピペで投稿したつもりでしたが、専ブラが使い切れていなかったのとハワイから回線などで間隔が開いてしまったみたいです。
ROMに戻りしっかりと出直しますのでご迷惑をお掛けしてしまい大変申し訳ございませんでした。
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/10/09(日) 18:45:22.71 ID:OTBJ1wP9o
ハワイからかよ…乙
次は投下前に海外からだから間隔が開くかもって宣言しておくと良いかもな
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/09(日) 18:47:54.24 ID:B5hr4qsvo
あたしハワイアンになったよ
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/09(日) 20:07:02.61 ID:JTo66iUzo
ハワイのミサカによろしくな
675 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/09(日) 20:39:14.35 ID:xxyUmQDC0
回線の問題でしたか、失礼しました。

日本の小説方式では「・・・」ではなく「……」と三点リーダを二個つけるのがお約束です。
他にも漢数字とアラビア数字を同じ文内で混合しない事もお約束です。

話の内容はとても面白かったのでもし書く機会があれば応援しています。
676 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県) [sage]:2011/10/09(日) 20:42:55.04 ID:skJrgmuIo
カエル医者とミサカの疑似父娘関係は大好きです。
ネタさえ思いつけば自分でも書きたいぐらいだ。
GOOD JOB!!
677 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/09(日) 21:21:43.93 ID:VWKahuTZo

ミサカのこういうシチュを読むのは初めてです。
ROMなんて言わずにどんどん投稿してください。
注意書きだけはしっかりと!
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/09(日) 21:45:22.06 ID:tnmFn/cJo
>>667
乙です
日本語は完璧でしたよ!

アドバイスをさせていただくならば、冥土帰しの喋り口調は、

「気を失ったのか……」
「風邪を引くじゃないか……」
「興味深いのは確かだね……」
と、いったように、おじいちゃんみたいな喋り方のほうがそれらしい気がします。
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/09(日) 21:52:31.95 ID:iQOnpAWIo

よかったぜ!

>>668
あれ? 冥土帰しの口調って
「〜〜〜だね?」みたいに基本疑問形じゃなかったっけ?
680 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/09(日) 21:59:02.40 ID:YTsw2mDDO
>カエル顔の医者
語尾は基本的に疑問系で終わるね?
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/09(日) 23:07:46.35 ID:LNaSMLuWo
ただ黄泉川の「〜じゃん」とかと同じで度が過ぎるとシリアス感台無しなんで適度でいいと思う>語尾疑問形

冥土帰しせんせーとミサカの温かな関係っていいなぁ・・・ほっこりした
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/10(月) 22:12:44.52 ID:cmcpqSAE0
一レス貰い受ける。



元気だね。

「超元気です!」

そんなに走るところんじゃうよ。

「超大丈夫です!」

あ、ころんだ。

「超痛いです……」

ばんそうこうはろうね。

「超ありがとうございます!」

ご飯おいしいね。

「超美味しいです!」

そんなに頬張らなくても大丈夫だよ。

「超いっぱいれふ!」


終わり
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/10(月) 22:40:43.11 ID:95w6+XHSO


最愛ちゃん可愛い
684 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/10(月) 23:05:54.78 ID:co9WjsDYo
>>682
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1317981722/38

本人みたいだけど、何がしたい?
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/10(月) 23:26:51.66 ID:gghel9zHo
[ピーーー]よ
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/10(月) 23:28:08.50 ID:EtixBlmSo
自分の奴みててふと思いついたんだろ
他の人ならいざしらず、本人なんだからそっとしておけよ
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/10(月) 23:42:14.95 ID:cmcpqSAE0
正確には浜面君に投下した方がマイナーチェンジ版です。
最近総合の勢いが余りなく、毎日小分けで投下してageたいなとセコイ考えをしていましたが誤解を招いてしまって申し訳ありませんでした。
>>682の続きで三レス鬱注意
*バッドエンドなのでアイテムが好きな方は観覧注意*
688 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/10(月) 23:43:12.64 ID:cmcpqSAE0
「お医者さんの話だと心が現実を受け入れれなくて、きぬはたになりきってるって言ってたよ。はまづら」

仲間殺し。
むぎのは昔アイテムを裏切ったふれんだを粛清した。
そして任務に失敗したきぬはたも。

「本当は殺したくなんてなかったんだろうね」

暗部は仲良しこよしだけじゃやっていけないし、大変なところだと思う。
だからむぎのは二人を殺した。
でもその時、むぎのの心も一緒に死んじゃったんだと思う。

「超お腹がすきました!」

「じゃあご飯にしようか」

「滝壺さんの料理は超美味しいんです!」

むぎのは今までずっと寂しかったんだと思う。
甘えたくて、頼りたくて。
でも誰にも甘えれなくて、頼れなくて。
だから、きぬはたの仮面をつけて甘えてるんだろな。

「美味しい?」

むぎのの口にスプーンでスープをはこぶ。

「超美味しいです!」

むぎのは一人じゃご飯も食べれないほど壊れてる。
だから、いつも可愛いクマさん柄のよだれかけをつけてる。
いつも、私がスプーンで食べさせてあげてる。
いつも?
いつからだっけ。
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/10(月) 23:43:56.99 ID:cmcpqSAE0
何かがおかしい。
いつからむぎのは壊れたんだろう。
どうして壊れたんだろう。
自分はどうしてむぎのの介護をしてるんだろう。
違和感。

どうして?
どうして?
どうして?

教えてはまづら。

はまづら?
どこにいったの? はまづら。
あれ?
はまづらはどこ?
はまづら。
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/10(月) 23:44:40.65 ID:cmcpqSAE0
「あっ」

そうか。

「私が」

私が。

「むぎのを壊したんだった」

あの日、きぬはたが任務失敗してむぎのに殺されかけて。
はまづらもきぬはたをかばって一緒に殺されて。
だから。
だから、私がむぎのを壊したんだった。
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/10(月) 23:55:01.76 ID:XCNUgLNSo
>>690
終わりなら終わりって言ってね
692 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/11(火) 00:01:42.43 ID:Ezbw29UC0
申し訳ありません、書き込んだと思ったら書き込まれてなかったようです。
以上、投下終了

>>684
いらぬ勘違いをさせてしまい申し訳ありませんでした。
ここで言うのもなんですが私のスレを見て頂きありがとうございます。
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/11(火) 01:34:22.42 ID:ELf7odaDO
1レスいただきます
どんなにきみを好きだかあててごらんのパロディ
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/11(火) 01:34:50.69 ID:ELf7odaDO

打ち止め「ね。ね。あの人たちが見つかるまでちょっとお話ししよう」

禁書「……?いいけど何をするのかな」

打ち止め「ふふー。ミサカがどんなに、あの人が好きだか当ててみてって
ミサカはミサカは頬に手を当てながら問題を出してみたり」ニマー

禁書「すっごいいきなりかも……。
ううん。……わからないんだよ」

打ち止め「……ふふぅ」

禁書「?」

打ち止め「――こんなにだよってミサカはミサカは腕を思いっきり伸ばしてみる!」バッ

禁書「……」ピンッ

禁書「じゃあねじゃあね。
私はせいのびせいいっぱいにとうまが好きだよ」

打ち止め「あう」

禁書「えへへ」

打ち止め「むー……あ」

打ち止め「ミサカは、あの人のこと、
あなたの修道服の頭の先からつま先の先まで、好きだよって
ミサカはミサカはあなたの腕をとってみたり」ノビー

禁書「じゃ、じゃあ私は!
とうまのこと、とびあがれるくらい、好きなんだよ」ピョンッ

打ち止め「ううっ」

打ち止め「――あ」

禁書「ふぇ?」

打ち止め「ミサカはあの人のこと、このみちをずっといって、
あの大きな窓のないビルにとどくくらい、すきだよって
ミサカはミサカは叫んでみる」

禁書「……私はとうまのこと、ビルを越えて、どんどん越えて、
イギリスに辿り着くくらい、すきなんだよ」


打ち止めはびっくりした
それは、とってもとってもとおくだ

打ち止めはふと空を見上げると、
雲の隙間から太陽が顔を覗かせているのと目があった


打ち止め「……ミサカは、太陽にとどくくらい、あの人がすき」


打ち止めはそういうと、道の先に目線をやった

そこにはあの人とヒーローさんが何やら揉めながら歩いてくる姿があった


禁書「それは、とってもとおくだね」

禁書「とても、とても」ニコ

打ち止め「……うん」ニヘ

禁書「私もとうまがとてもとても好き」チラッ

打ち止め「ミサカもあの人のことがとてもとても好きだよ」チラッ


近づいてくる二人を見て、
インデックスと打ち止めは顔を見合わせると、
へにゃりと力を抜くように頬を緩めた


695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/11(火) 01:35:31.19 ID:ELf7odaDO
おわり

普通に上インでやれば良かったな…
696 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2011/10/11(火) 06:49:14.94 ID:YcIKc+2AO
>>695
お前はなにも間違っちゃいない
697 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/11(火) 07:32:03.56 ID:hqNTvotSO
>>695
むしろインデックスと打ち止めだからこそほんわかしたのは俺だけじゃないはず
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/11(火) 08:06:23.74 ID:PCWbE2blo
童話みたいだな。ほっこりした。
699 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/11(火) 15:55:38.56 ID:ELf7odaDO
2レスもらいます
ある月曜日のあさパロ
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/11(火) 15:57:02.65 ID:ELf7odaDO

ある月曜日の放課後
太陽が雲の上で輝いている

姫神はインデックスを訪れていた


上条「インデックスなら散歩に出掛けてるぞ」

姫神「そう。じゃあまた明日にする」


ある火曜日の放課後
幾重にも積み重なった灰色の雲

姫神と舞夏はインデックスを訪れていた


舞夏「うーん。誰もいないのかー?
じゃあまた明日か」


ある水曜日の放課後
雨がザーザーザーザー、
アスファルトを叩きつけている

姫神と舞夏と氷華はインデックスを訪れていた


氷華「お久しぶりです」

上条「インデックスは出掛けてる……待つか?」

氷華「いいえありがとう。じゃあまた明日にします」ペコリ


ある木曜日の放課後
うってかわって雲ひとつない青空が広がっている

姫神と舞夏と氷夏と小萌はインデックスを訪れていた


上条「げっ」

小萌「げっとはなんですか上条ちゃん。先生だって傷つくんですからねー?」

上条「すいません宿題は明日には……っ」ドゲザ

小萌「まぁいいです。それよりシスターちゃんは?」

上条「あー、すみません。今図書館に行ってまして」

小萌「……わかりましたー。では明日また来ますですよ」


701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/11(火) 15:58:11.18 ID:ELf7odaDO

ある金曜日の放課後
ぶあつい雲が都市全体を影でおおっている

姫神と舞夏と氷華と小萌と打ち止めと一方通行はインデックスを訪れていた


打ち止め「うーん。誰もいないねってミサカはミサカは返答なしを確認してみたり」

一方通行「しかたねェな」

打ち止め「じゃあまた明日だねってミサカはミサカはあなたを見上げてみる」

一方通行「おォ」


ある土曜日の朝
ひんやりとした風が枯れ葉を拐う

姫神と舞夏と氷華と小萌と打ち止めと一方通行と青髪ピアスと黒子と美琴はインデックスを訪れていた


美琴「……」

美琴「明日、ね」

黒子「あの殿方にも会えなかったからってそう気落ちしないでくださいまし」

美琴「べ!べつにアイツのことでガッカリしてるわけじゃっ」

黒子「……そうですの」


ある日曜日の昼
太陽はちょうど頭の上に来ていて
小鳥が囀ずっている

姫神と舞夏と氷華と小萌と打ち止めと一方通行と青髪ピアスと黒子と美琴と吹寄と土御門と神裂とステイルはインデックスを訪れていた

インデックスは部屋にいた


禁書「わぁっ。どうしたのみんな」


目を丸くしつつも嬉しそうな彼女にみんなは笑ってこう答えた


――「ちょっと寄ってみただけ」


おわり
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/11(火) 15:59:54.00 ID:ELf7odaDO
おわり
新刊もうすぐか…
703 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/11(火) 19:05:45.57 ID:QAl8dpFTo

これ読むとインデックスの知り合いが増えていってて、

本当に救われたんだなってちょっと感慨深いものがある。
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/12(水) 03:24:06.61 ID:roWQcTrKo


ナチュラルに禁書さんが上条さんに監禁されちゃったんだなぁ
って思いながら読んでしまった
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/10/12(水) 07:34:40.25 ID:vx4bJ9WAO

金曜日に上条さんは魔術師そげぶ→入院コースとみたww
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/12(水) 12:18:27.45 ID:sM4zfW/SO
>>704
奇遇だな俺もだ
707 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/12(水) 20:56:58.54 ID:cJBNLdoOo

某スレの影響もあるのか禁書さん死んじゃったん…?とハラハラしながら見てた
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/12(水) 21:36:23.03 ID:d1DhqdFDO
1レスもらいます
709 :空腹は最大の調味料 :2011/10/12(水) 21:36:51.60 ID:d1DhqdFDO


上条「……」

上条「……」

上条「……」

上条「……インデックス」

上条「……」

上条「……」

上条「……腹へったな」

上条「……」チラッ

上条「……いや」ブンブン

上条「……」

上条「……」

上条「そういえば……小萌先生が……」グゥウ

上条「……」ハァア

上条「……」

上条「……」

上条「……ん」クンクン

上条「いいにおい……」

上条「……」


トタトタトタッ

禁書「とうまー!」

上条「……インデックス」

禁書「やっとできたんだよ!みてみて!」ジャン

上条「お……おぉ」ジュルリ

禁書「綺麗に盛り付けできたでしょ?」ニパ

上条「」カチャ

禁書「……とうま?」

上条「いただきまっす!!」

バクバクバクッ

禁書「あ……えへへ」

禁書「じゃ、じゃあ私も食べようかな」

禁書「一日中作ってたから疲れちゃったんだよ」ニヘ

禁書「いただきます!」



おわり
710 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/12(水) 21:38:09.36 ID:d1DhqdFDO
おわり
禁書一のオナニストはきっと青ピ
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/12(水) 22:10:53.49 ID:ThZa3D6SO


カニバリズムって怖いな
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/12(水) 22:42:04.19 ID:4KT6+Ig8o
ああ、小萌せんせいの冥福を祈ろう
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/12(水) 22:44:30.23 ID:7RcEVUSjo
腹を空かせた獣とインデックスほど恐ろしいものはないな・・・
714 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/10/12(水) 22:55:26.12 ID:KM8Avhlto
1レスでぞくっとしたのは初めてだ

屠殺して血抜き・解体・毛髪や骨などの処分…
一日でやってのけたインデックスさんマジパネェ
715 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/12(水) 23:00:09.88 ID:cJBNLdoOo
一度
>>上条「……いや」ブンブン
と思い返した上条さんも、空腹には勝てなかったか…
恐ろしい話だ。乙。
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 00:33:39.22 ID:ma8/pTyDO
1レスもらいます
717 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/13(木) 00:34:11.98 ID:ma8/pTyDO

上条「」ガリガリガリ

上条「」ガリガリガリ

禁書「おいしいねとうま」シャクシャクシャク

上条「」ガリガリガリ

禁書「」シャクシャクシャク

上条「そうだな」ガリガリガリ

禁書「うん」シャクシャクシャク

上条「でも俺はそろそろ」ガリ

上条「腹一杯です」フゥ

禁書「腐っちゃうよ?」シャクシャクシャク

上条「凍らせてんだから大丈夫だろ」

禁書「むー。確かにそうかも」

上条「じゃあお前もここまでな」ヒョイ

禁書「えっ私はまだまだ食べれるんだよ!」グイー

上条「だめだっつの。腹壊すぞ」

禁書「うー」ワカッタ

禁書「……短髪に感謝しなきゃね」

上条「そうだな。今度白井にも謝っとかねぇと」

禁書「謝罪よりも感謝なんだよ?」

上条「ははっそうだな」

禁書「えへへ」

上条「そうだ。明日一方通行たちが来る約束してんだけどさ、アイツらにも食べさせてやるか」

禁書「うーん。止めた方がいいかも」

上条「何でだよ?」

禁書「だってあくせられーたは食べないだろうし、らすとおーだーは頭が痛くなっちゃうかも」

上条「あーアイツ過保護だしな」

禁書「そういうことなんだよ」ウン

上条「じゃ、風呂入ってこいよ」

禁書「わかったかも……あ。そうだ」

上条「ん?」

禁書「お風呂から出たらまた食べてもいい?」

上条「お前散々食べといてまだ食うか……ま。いいか」

禁書「やった!ありがとう」ニヘ

上条「まぁ大量にあるしな」

禁書「ふふー。ようくあったまってくるんだよ」テッテッ

上条「はりきってんなー」

禁書「だってお風呂上がりのアイスは最高なんだよっ」ニコッ



おわり
718 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 00:35:20.33 ID:ma8/pTyDO
おわり
失礼しました
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/10/13(木) 00:39:26.02 ID:j/xbt0sAO
ひんやりしてきた
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/13(木) 01:43:04.07 ID:2fBuXpubo
なんだこの流れ・・・
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 02:20:33.42 ID:VzLOt4IDO
実は怖いコピペ思い出した
722 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 02:43:21.99 ID:2IvTozoSO
ガリガリくん食べれなくなりそうだ
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/10/13(木) 03:10:22.44 ID:/SzaRaIfo
御坂の身体のパーツを凍らせた肉アイスか

何故カニバリズムが続くんだ
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 03:38:07.03 ID:COaMkdFCo
え、これそういう話なのか?
普通にほのぼのと思って読んでたわ・・・
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 04:14:10.23 ID:p0SlkKhDO
俺もほのぼのかと思ってたよ…
言われてみて読み返したらなんか怖くなった
726 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 06:39:01.89 ID:Ll4VJgTz0
アイスは腐らないしな…溶けるっていうしな…

ほのぼのに見せかけたカニバリズムとか恐ろしいな
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 13:11:41.71 ID:ma8/pTyDO
2レスもらいます
728 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/13(木) 13:12:21.19 ID:ma8/pTyDO






TV<デアルカラニシテ

禁書「……」ジー

禁書「……」フムフム

禁書「……」ポワン

上条「おーいメシだぞ」

禁書「えっあっうん!」パッ

上条「?なに夢中に見てたんだ?」

禁書「んー……。ねぇとうま」

上条「ん?」ハイ

禁書「」アリガト

禁書「とうまは私が男だったらどうしてた?」

上条「なんだいきなり」

禁書「TVでやってたの」

上条「……ふぅん。そうだなぁ」ウーン

上条「……もっと飯の量が増えそうだから勘弁だな」

禁書「」ピキッ

上条「あ、あれ?」

禁書「もー!そういうことじゃないかも!!」ムキー

上条「えー…そうは言ってもなぁ」

上条(……)

禁書「とうま?」

上条「わかんねぇけど、さ。
 俺 は 、オマエが男でも女でも助けたいと思うんじゃねーかな」

禁書「……とうま」

上条「なーんて臭いですよねってー我ながら上条さんはちょっと恥ずかしくなったりしてー」タハハ

禁書「とうま」ギュッ

上条「うぇ!?インデックス!?」

禁書「……ありがとう」ボソッ

上条「あー……どういたしまして」

上条(……やっぱりインデックスが女で良かったな……)ハァ



729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/13(木) 13:12:56.52 ID:ma8/pTyDO





―――――


TV<デアルカラニシテ

打ち止め「ね。あなた」

一方通行「あァ?」

打ち止め「ミサカがもし男の子だったら――」

一方通行「却下」

打ち止め「えっ」

一方通行「却下」

打ち止め「」



―――――


TV<デアルカラニシテ

浜面「なぁ俺が女だったらどう思う?」

滝壺「えっ」

絹旗「……想像しただけで超キモいです死んでください」ウゲェ

浜面「お前に聞いてねぇよ!ってか酷すぎんだろ!?」

麦野「……私を不快な気持ちにさせやがった覚悟はできてんだろうなぁはーまづらぁ?」

浜面「えっちょっ」チラッ

滝壺「ごめんね女の子のはまづらは応援できない……うぇっぷ」

浜面「」



おわり
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 13:13:46.73 ID:ma8/pTyDO
おわり
失礼しまんた
731 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 14:32:33.54 ID:2IvTozoSO


上条さんの最後の台詞が怖いな
しかしロリコンは相変わらずロリコンだったか
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/10/13(木) 16:15:13.92 ID:uSBgeOwAO
他はヒロインが男になる話してんのに浜面だけ明らかに落としにいってんのなwwww
733 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福岡県) [sage]:2011/10/13(木) 16:17:11.62 ID:IF3+GNLCo
一番上手く回りそうなのは滝壺が男だった場合な気がせんでもない
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 17:48:03.91 ID:p0SlkKhDO
浜面が女だったら百合百合ですなぁ
735 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 18:05:24.26 ID:KyIGB6Eto
つまり上条さんはホモですか怖い
おつ!
736 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 18:13:48.79 ID:ma8/pTyDO
1レスもらいます
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/13(木) 18:15:44.93 ID:ma8/pTyDO



カチャカチャカチャカチャカチャカチャ


カチッ


黒子「……何を調べてるんですの?」

初春「あ。白井さん帰ってたんですか」クルッ

黒子「えぇつい先ほど」

黒子「……お茶飲みます?」カチャ

初春「ありがとうございますいただきます」

黒子「わかりましたの」チョロロロ

黒子「」ハイ

初春「」ドウモ

初春「ん……いやぁ五臓六腑に染み渡りますねー」フゥー

黒子「婆臭いですの」

初春「いいんですー。
……白井さんちょっと前の高位能力者同士の争い覚えてます?」

黒子「……初春が高位能力者の方に助けていただいた?」

初春「うーん……。まぁそうですね」

初春「それでそのときに小さい子がいたんですけど、大丈夫だったのかなぁとか」

黒子「とか?」

初春「お礼し忘れてたなぁとか」

黒子「……ふむ」



738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/13(木) 18:17:25.63 ID:ma8/pTyDO




初春「まぁ理由は後付けみたいなものなんですけど、今更ながらに気になってきまして」

黒子「それで、その方を調べている。と」

初春「はい」コクリ

初春「ですけど中々、と言いますか全く掴めなくて」

初春「ならしらみ潰しだー、と。
見た目が高校生ぐらいだったので、高位能力者がいそうな高校のデータを探しているんです」

黒子「で、それも中々と」

初春「……そうなんですよねー。
もしかして中学とかなのかなぁ」カチャカチャ

黒子「んー……」ヒョイ

黒子「あ。これとかはどうですの?」チョンチョン

初春「え?……いやこれは無いと思いますよ?」

初春「確かに長点上機学園といえば名門中の名門ですし、
高等部ついでに中等部も調べてみたんで――」

黒子「あら。他にもありますのよ」

初春「えっさすがに大学生はないと思うんですけど」

初春「あー……でも、うーん」

黒子「いえそうではなくてこっちですの」チョン

初春「へ?」

黒子「長点上機学園初等部――とか」

初春「」

黒子「まぁわたくしは実際にその方を見ていませんし、何とも言えませんが」フム

初春「えっ。え―……それはない、と……思うんですけど」

黒子「ま。小学生に街が半壊できるほどの能力がありましたら、すぐに噂になっているでしょうし違うんでしょうね」

初春「そ!そうですよ!あり得ませんって!」

黒子「あ、ここの学校とかはどうですのー……」







一方通行「」クチュン

打ち止め「どうしたの風邪?ってミサカはミサカは心配してみたり」

一方通行「いや……」ズズッ

打ち止め「じゃあ誰かが噂でもしてるのかもねってミサカはミサカはにんまりしてみる」ニヘー



おわり
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 18:18:33.85 ID:ma8/pTyDO
おわり
2レスでした申し訳ない
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 18:35:52.96 ID:ZYtM1rK70

そういうと初春と一方の話ってあまり見ないな
あってもいいのに
741 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/10/13(木) 20:03:55.57 ID:uSBgeOwAO
初春と一方を想像すると、やっぱ暗めの背景しょった男対ほんわりした女の子のギャップ的なものが絡みの特徴として出ると思うんだよ
温度差っていうか


そうすると垣根に持っていかれる
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 20:46:48.53 ID:bV7llA9lo
逆にほんわか少女分は打ち止めにも持ってかれるんだよな
キッカケは出来ないこともないが、その組み合わせでしか出せない新しい面白さは難しいかなと
個人的には思う
743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/13(木) 21:14:08.96 ID:EHoZ/9Svo
>その組み合わせでしか出せない新しい面白さ

あー、確かにそんな感じかも。そこを乗り越えるまでのハードルが高そうだな
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/13(木) 21:17:43.82 ID:Au31ClQio
よりご乱心美琴大暴れが近くなる
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 21:17:46.37 ID:2IvTozoSO


初春は何をっていうか誰を?食べてるんだろうな
746 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 21:18:34.22 ID:2IvTozoSO
ごめんミス
747 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 22:25:50.28 ID:ma8/pTyDO
1レスか2レスもらいます
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/13(木) 22:27:33.13 ID:ma8/pTyDO


佐天「ねー初春ってさ。何でそんなにお嬢さまに憧れてんの?」

初春「はえ?」モサモサ

佐天「いやパフェ食べるのは一旦置いといてさ」

初春「あぐ……んーそうですね。佐天さんにもわかるように説明しますよ」

佐天「何か勘に障る言い方だなぁ」

初春「例えばですよ」カキカキ

初春「お嬢さまってのはメイドさんが五人ぐらいついてるんです」カキカキ

佐天「一人に?」

初春「一時間ごとにです」

佐天「えっそれは多すぎじゃない?」

初春「そんなことありません。一人一人に役割もあってですね」

初春「まずは朝起こすメイドさんで……あ、ベットはもちろん天蓋ベットです」

佐天「あー……」ポヤポヤ

初春「大きさは……二十畳ぐらいですね」

佐天「マジでか」

初春「それでシルクの靴下をはかせてくれる係ももちろんいるんですよ」

佐天「はぇー」

初春「御飯はあれです。ふぉあぐらとかですね」

佐天「えっ朝から?」

初春「お嬢さまですよ?お嬢さまの胃袋は特別なんです」

佐天「なんかお嬢さまに対するイメージが変わってきたよ」

初春「そうですか?」



749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/13(木) 22:28:10.62 ID:ma8/pTyDO




初春「まぁそれであーんしてくれる係とかもいるんですが割愛します」

佐天「あれ……そういえば風紀委員にお嬢さまがいるんじゃなかったっけ?」

初春「あぁ白井さんのことですか。でも風紀委員ですからねーちょっと違うような」

佐天「お嬢さまっぽくないの?」

初春「いえそんな!ただ風紀委員って荒事じゃないですか」

佐天「そう――だね」

初春「だからって言いますか。そういえば第三位の方が常磐台だそうでして」

佐天「第三位ってレベル5の?」

初春「はい!レベル5でお嬢さまってことはきっとお嬢さまオーラが凄いんじゃないかなぁって」キラキラ

佐天「ほへー」

初春「で!ですね!今度白井さんが会わせてくれることになりましてっ」

佐天「へぇ!?よかったじゃん」

初春「……で、佐天さんも一緒に行きませんか?」

佐天「えっ」

初春「だっだって心細いじゃないですかぁ!」

佐天「……ふぅ。まぁわかったよ」

佐天「あたしもお嬢さまの話を聞いて興味でてきたしね」

佐天(それでなくてもレベル5なんて興味津々なんだけど)

佐天「いいよ、楽しみにしてるっ」ニカッ

初春「あ、ありがとうございます!じゃっじゃあ白井さんに早速メールしますね――」カチカチ


――――


トゥトゥトゥ

黒子「ん……初春ですのね」

黒子「」フンフン

黒子「了解です、の」ピッ

黒子「……お姉さまと会って、初春の間違ったお嬢さま像が少しでも壊れるといいんですけれど」

黒子「」チラッ


エイサー!
バコン!


黒子「荒療治、すぎますでしょうか……?」ハァ




おわり
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 22:28:39.11 ID:ma8/pTyDO
おわり
失礼しました
751 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/13(木) 22:37:33.91 ID:VepNBXOt0
乙。
初春…御坂に会ってなきゃどこまで妄想が拡大したことやらw
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/14(金) 00:01:21.04 ID:lT5OaDCDO
1レスもらいます
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/14(金) 00:01:54.94 ID:lT5OaDCDO


一方通行「ン……」パチ

一方通行「……朝か」

一方通行「」ググッ

一方通行「」バタン

一方通行「」ググッ

一方通行「」バタン

一方通行「……」

一方通行「」ゴロン

一方通行「……ふゥ」ムクッ

一方通行「……」

一方通行(……腹筋で起き上がれねェってやばいンじゃねェか……)

一方通行(あれそォいやァ腹筋なンてしばらく……)ハッ

一方通行「」ノソベリ

一方通行「ふっ」ググッ

一方通行「ン……ッくゥっ」プルプル

一方通行「」バタンッ

一方通行「……」

一方通行「……一回もできねェだと……」

ガチャ

一方通行「」ハッ

番外個体「」ニマー

一方通行「お、オイちょっこれは違ェンだって」

番外個体「えーなにがー?」ニマニマ

番外個体「ミサカは別に何も見てないよ?」アヒャ

番外個体「ね。最終信号?」

一方通行「えっ」

打ち止め「う、うんミサカも何も見てないよってミサカはミサカは必死で目を逸らしてみたり」

一方通行「」

打ち止め「あ、じゃ、じゃあもう少ししたらお昼だからそうしたら呼ぶねってミサカはミサカは目を逸らし続けてみる」

番外個体「次はノックしてあげるから安心して腹筋の練習でもしてなよ☆ぶひゃひゃ」

打ち止め「じゃ、じゃあね」

バタンッ

一方通行「」


おわり
754 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/14(金) 00:02:56.05 ID:lT5OaDCDO
おわり
何でこんなに総合過疎ってんのかね
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/14(金) 00:13:52.47 ID:fOxt7h4Po
初春通行で想像したのは
チョーカーの機能の向上(主にソフト面)とかMNWの最適化とかかなぁ
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/14(金) 00:38:50.21 ID:gc3LNhUio
一通さんに初春の本体を載せるわけだな
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/14(金) 01:11:28.97 ID:Di2Mvp3SO
初春の技術によって最終的に一日中能力を維持できるようになる一方さんか
758 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/14(金) 09:17:06.76 ID:l/+Ei83Io
実際のところ初春って演算だけなら一方通行レベルなんかな
一方さんに自分だけの現実鍛えてもらって、なんかの事件とかがきっかけで
覚醒してレベル5並みになるって感じの胸熱な展開があってもよさそうだけども
能力も熱量操作あたりと仮定するととんでもなく化けそうだし

でもいかんせん性格とかキャラ付けがなあ
佐天さんみたいに主役として動かしやすければもっと定温通行も書きやすいんだろうけど
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/14(金) 10:18:08.95 ID:3Ey/KBYno
正直自分だけの現実がそう簡単に鍛えられるなら高レベルはもっと沢山いると思うんだ…
つか一方さんは別に他人の自分だけの現実は鍛えられないだろ?
番外の事を言ってるならあれは一方さんの演算パターンを参考にするって話だし
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/14(金) 10:33:46.00 ID:rJKA/waIO
初春「さてンさンスカートめくらないでくださいよォ!」
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2011/10/14(金) 13:35:32.10 ID:ldvN3KE30
やめろww
762 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/14(金) 14:06:52.97 ID:CcxIRN3U0
野球に例えるとPRは筋力で演算力は投球フォームとかじゃないかな?
PRがないと強い力は出せないけど、演算力がないと力を無駄にしたり。
トレーニングや努力(能力開発)で、ある程度は伸びるけど最大量は素質だし。
反復練習(勉強)すればやり方は覚えるけど、出力がないと駄目だし。
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [saga]:2011/10/14(金) 15:06:25.75 ID:kWRPq/TAO
1レスもらう


上条「自分だけの現実で能力が発現、かぁ」

上条「でも俺幻想殺しがあるから発現してもわからないんだよなあ」

上条「どう思うよ土御門?」

土御門「うーん俺の場合幼い頃から陰陽道漬けだったからそれがベースだしにゃー」

上条「そもそも自分だけの現実って厨二病だろ?」

土御門「魔術も自分だけの現実を偶像理論になんやかんやだぜい」

上条「俺が能力目覚めたらどんな能力なんだろうな?」

土御門「カミやんの場合、精神操作系だな間違いなく」

上条「上条さんは肉体強化とかが欲しいんだけどなあ」

土御門「ある意味カミやんはもう能力に目覚めてるけどにゃー」

上条「肉体強化の?」

土御門「いや精神操作の」



御坂妹「という会話を耳にしました、とミサカは盗み聞きではなくあの方の行動パターン分析の結果偶々手に入れた情報である事をアピールします」

打ち止め「やっぱりってミサカはミサカは最近ヒーローさん禁断症状のあの人が心配な事を10032号に相談してみたり」

御坂妹「手遅れです、とミサカは冥土還しでも治せない事があると上位個体に告げます」
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/10/14(金) 15:07:25.69 ID:kWRPq/TAO
以上です
最近の総合は過疎というか単にネタが浮かばないだけだと思います
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/14(金) 18:09:59.37 ID:u3XNsWOq0
>>764乙です
カミやん病はもはや能力の一種ですよねww


7レスほどお借りします
ほとんど立て逃げ状態のスレを見て思いついたネタ

※クロスモノです
※クロス先の知識が危ういです。ファンの方はすみません
※プロローグのみです

それでは投下します
766 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/14(金) 18:10:57.77 ID:u3XNsWOq0
――――――――――11月某日 学園都市第7学区・ファミリーサイドの一室


あほ毛の少女「おはよう、あなたーーー! ってミサカはミサカはお布団に包まってるあなたに飛び乗ってみたり!」バフッ

少年「ぐえっ……」

あほ毛の少女「早く起きないと番外個体に朝ごはんみんな食べられちゃうよ? ってミサカはミサカはあなたを揺さぶってみる」

少年「ンー、後5分……」

あほ毛の少女「……あれ? アナタってばいつの間に髪を黒く染めたの? ってミサカはミサカは昨日の夜はあなたの髪がちゃんと白かったことを思い出してみる」

少年「何言ってんだよ雪男〜……、白髪になるほど俺たち年くってねェだろ〜……」

あほ毛の少女「? ユキオってだあれ?」

少年「……んン? オマエそんなに声高かったか?」パサ


あほ毛の少女「」

少年「」


あほ毛の少女「よ、よよよよヨミカワーーーー!!! あの人のベッドに知らない人がーーーー!!!?? ってミサカはミサカはリビングにダッーーーシュ!」


少年「え、はぁ? 誰だ今のガキ」

少年「……ここどこ」
767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/14(金) 18:11:36.11 ID:u3XNsWOq0





爆乳お姉さん「――さて、私は黄泉川愛穂。体育教師で警備員(アンチスキル)をやっている。よろしく」

少年「はぁ、どうも。奥村燐っス」

あ(ry少女「……」ジー

燐「……えーっと」

黄泉川「この子は打ち止め(ラストオーダー)。そこのテーブルでご飯食べてるのは番外個体(ミサカワースト)。見ての通り姉妹じゃん」

打ち止め「よろしくオクムラ、ってミサカはミサカはいろいろ言いたいことはあるけどとりあえず挨拶してみる」

燐「お、おぉ! よろしくな打ち止め! (ミサカってのは名前じゃないのか?)」

番外個体「んぐ、ゴクン。番外個体でーす。まぁ一つよろしくね? 不法侵入者さん☆ ぎゃは!」

燐「いやいやいや! 不法侵入者っつーけどよ、何でこんなとこにいんのかオレにも分かんねーんだって!!」

黄泉川「朝起きたらあいつがいなくなってて、代わりにキミがいるんだもんなー。びっくりしたじゃん?」

燐「その、あいつさんってのがあの部屋の主っすよね? なんか連絡入ってねーんすか?」

打ち止め「……携帯なら枕の横に置いてあったよ、ってミサカはミサカはしょんぼり……」ヘニョーン

番外個体「携帯置きっぱなしとかマジつかえねー。って落ち込むのやめてよイライラするから」

黄泉川「うーん、とりあえずキミは不法侵入者として家で一日拘留させてもらうとして、私は学校行かなきゃならないから……」

燐「えっ!? 拘留って、待ってくれよ! 俺だって学校行かなきゃなんねーし、その、いろいろまずいんだって! 弟が心配してっかもしんねーし!!!」

黄泉川「そうは言われてもねぇ。本当なら本部に連絡して書類作ったりしなきゃならないんだけど、キミも事情が分からないみたいだし、
一応これでも譲歩はしてるじゃん。犯罪歴なんて持ちたくないだろ?」

燐「うっ、それはそうだけど……」

黄泉川「とりあえず学校にはキミから連絡入れといて、後で私からも連絡するから。もちろん弟君にもね。
つー訳で私はもう行くから、居候のおふたりさんにはこの子の尋問と監視を頼むじゃん! あと桔梗が起きたら説明よろしく!」

燐「居候?」

黄泉川「そ、ちょっとした事情があって家で預かってんの。こんなでかい子供がいるような年じゃないじゃんよー。んじゃいってきまーす!」ガチャ
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/14(金) 18:12:18.60 ID:u3XNsWOq0
打ち止め「いってらっしゃーい。ってミサカはミサカは頼まれたぜってアピールのガッツポーズを……」バタン

燐「はっ! 尋問!? 監視!? マジで!!?」

番外個体「マジマジ、大マジだよーん。まぁしゃべりたくないならそれでもいいけど? 口を割らせるためって大義名分ができるしね☆」

燐「何のだよ! ってうわ! バチッつった! 電気!? って痛ってー!!!!」

打ち止め「そんなことよりお腹すいたよ、まずご飯にしようよー、ってミサカはミサカは二人のシャツを引っ張ってみる」クー


番外個体「……」

燐「……」


番外個体「はぁ、……ミサカもう食べたし、なんか飽きちゃったから部屋戻ってる。じゃーね」

燐「ん、おう、じゃーな。……そうだな、腹が減ったら何もできねーもんな! ……俺も食っていいのか?」

打ち止め「あの人の分が余るはずだからいいんじゃないかな? 番外個体は行っちゃったし、芳川はまだ寝てるから一緒に食べる人が欲しい、
ってミサカはミサカはちょっと自分勝手な意見を言ってみたり」

燐「そっか、んじゃそいつには悪いけど食わしてもらうわ」

打ち止め「うん! ここがあの人、っていうかあなたの席だよ!」


打ち止め「それでは! いただきまーす!!」

燐「いっただっきまーす!」
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/14(金) 18:12:58.53 ID:u3XNsWOq0
打ち止め「そういえば連絡はしなくていいの? ってミサカはミサカはご飯に誘った後で聞いてみたり」ングング

燐「あ、わすれてた。まぁ食った後でいいだろ、まずはメシだ」モグモグ

打ち止め「了解だ! ってミサカはミサカは食事を続行します!!」ング

燐「そういうお前らも学校はいいのか?」ゴク

打ち止め「ミサカ達は学校には通えないんだ」モフモフ

燐「へぇー、体弱いとか?」マグマグ

打ち止め「うーん、定期的に調整(メンテナンス)は必要かも」ングッ

燐「そーかー、大変だな」ゴクン

打ち止め「そうでもないよ、それにあの人と一緒にいる時間が多いほうがいいもん! ってミサカはミサカは……、
…………どうしてすぐいなくなっちゃうんだろう……せっかく一緒に暮らせるようになったのに……」ウル

燐「うえぇ!? いや、大丈夫だって! すぐ会えるから! ほら! 目玉焼き!!」

打ち止め「……えへへ、ありがとうオクムラ!!」ニコッ

燐「燐でいいぜ」ホッ

打ち止め「わかった!」

燐「それに、まずは俺のことも解決しないとな」

打ち止め「そうだった! 尋問しなきゃ!」

燐「墓穴掘った……」

打ち止め「リンはどんな能力者なの? 学校はどこ? 同じ寮に高位の空間移動能力者(テレポーター)がいたりとか……」

燐「ストップ」

打ち止め「?」

燐「……どんな能力者って、俺にどんな力があるかってことか?」

打ち止め「? そうだよ? ちなみにミサカは番外個体よりちょっとだけ弱い強能力(Level3)の発電能力者(エレクトロマスター)だよ。
ってミサカはミサカは自分の能力を自慢してみる!!」バチバチッ


燐「」


打ち止め「どうしたの?」
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/14(金) 18:13:49.31 ID:u3XNsWOq0
燐「まてまて、なんだそれなんで一般人が普通に電気なんて出してんだよ超能力かなんかか!!?」

打ち止め「超能力だよ。っていうかもしかしてリンは学園都市の外の人なの? ってミサカはミサカはあまりの驚きように困惑してみたり」

燐「学園都市……?」

打ち止め「学園都市を知らないの? 世界的に有名な超能力者育成機関だよ。ってミサカはミサカは説明してみる」

燐「じゃあこの町にはお前みたいなやつとか、空間移動能力者だっけ? とかそんなんがたくさんいんのか?」

打ち止め「空間移動能力者はそんなにたくさんはいないはずだけど、発電能力者は1万人以上いるんじゃないかな?
っていうか本当に知らないのね。ってミサカはミサカはちょっとびっくり」

燐「聞いたこともねぇ……」

打ち止め「うーん、それってなんか変かも……。一応説明するとね、広さは大体東京の1/3で人口は230万人位。そのうちの8割が学生で、
だからここは学園都市って名前なんだよ。学校では超能力の開発をしていて、180万人の学生はみんな何かしらの能力を持ってるの」

燐「マジか……」

打ち止め「ちなみに西東京にあるんだけど、町全体が壁に囲われてるから東京の東西が分断されちゃってるんだ。
……そんなだから本当なら無断で中には入れないはずなんだけど、ってミサカはミサカはリンを怪しんでみたり……」

燐「まてまて! 俺はあやしくねーぞ!」ガタッ


番外個体「何々? なんかうるさいと思ったらもう尋問始まってんの?」ワクワク


燐(一段と面倒くせーのがきたー!!)

打ち止め「あれ? 尋問するつもりだったのにミサカばっかり喋ってたかも……」

番外個体「ぼけた顔して実はやり手だったの? それともおちびがお間抜けだったの?」

打ち止め「おちびじゃないしお間抜けでもないよ!! ってミサカはミサカは……何持ってるの?」

番外個体「あの人の杖」ヒョイ

打ち止め「」

燐「杖? 髪が白いとか言ってたし、そいつってジーさんかバーさんだったのか」

打ち止め「あの人はまだ高校生だよ!! ってそれどころじゃないよ! 携帯だけじゃなくて杖まで置いて行っちゃうなんてありえない……
常に身に着けておくもののはずなのに、ってミサカはミサカは何かおかしなことが起きていることを確信してみる……」

燐「常に身に着けておく……?」

番外個体「……確かにいくらなんでもおかしいかな?」

打ち止め「おかしいよ……、そうだ充電器は」


燐「あぁーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!」

771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/14(金) 18:14:24.14 ID:u3XNsWOq0
打ち・番外 ビクッ

番外個体「ちょっと! いきなり大きな声出さないでよ!!」

打ち止め「えっと……リン? どうしたの?」

燐「降魔剣(こうまけん)は!!!?」

打ち止め「降魔剣??」

番外個体「何それ」

燐「俺が寝てたベッドに無かったか!? 剣が入った赤くて長い袋!!!! ちょっと確かめてくる!!!!!!」ダダダダ

番外個体「特に無かったと思うよーっていっちゃった」

打ち止め「とっても大切なものなのね、ってミサカはミサカは落ち着いて判断してみる」

番外個体「これで、あいつがやり手だったんじゃなくておちびがお間抜けだったって証明されたね☆」

打ち止め「違うもん! ってそうじゃなくて。あの人のチョーカーの充電器は置いてあった? ってミサカはミサカは尋ねてみる」

番外個体「……なかったよ。杖は置いて充電器だけ持っていくなんて、ついにミサカネットワークでもフォローできないほどおかしくなっちゃったのかにゃー?」

打ち止め「もう! 番外個体!!
……リンは、寝ている間に大切なものもみんな置いてここに空間移動してきた」

番外個体「身に着けていたパジャマ以外ね」

打ち止め「あの人も同じなのかも。昨日は充電器つけたまま寝ちゃったみたいだし」

番外個体「つまり、充電器のコードまでが服にカウントされて空間移動に巻き込まれたってことか。いやー命拾いしたね」

打ち止め「バッテリー切れになることは無いけど、誰がどうやって何の目的でやったのか全然わかんないし、
あの人の居場所がわかったわけでもないし……、ミサカはミサカは不安がいっぱい……」

番外個体「だから暗くなんないでよミサカ影響されちゃうんだから!! もしかしたらあの奥村ってやつと居場所が入れ替わっただけかもしんないじゃん!!」

打ち止め「! それは盲点だった……!! ってミサカはミサカは、リンーーーー!!!! お家に連絡早くーーーー!!!!」ダッシュ

番外個体「子守は疲れるねーまったく……ミサカのが妹だけど」





772 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/14(金) 18:15:04.31 ID:u3XNsWOq0
――――――――――同日 正十字学園(せいじゅうじがくえん)・男子寮の一室


眼鏡の少年「兄さん、いい加減起きないと遅刻するよ。……兄さん?」バサッ

白髪の少年「……なンだお前は」カチ

眼鏡の少年「!」バッ

白髪の少年(どこだここは、まったく見覚えがねェ。……見たところ、学生寮か? ……目の前のガキ……今オレを兄と勘違いしていたな、
中学か高校か……銃を構えているところを見ると暗部関係者か? この場合俺は不法侵入者か、誘拐の被害者か……)

眼鏡の少年「お前は何者だ。どうやって侵入した。兄さんをどうした!!」

白髪の少年「なるほど、オマエにとってオレは不法侵入者で誘拐犯ってわけだ。……だがオレからすれば不法侵入者も誘拐犯もオマエの方だ。
ここはどこでオマエはなンだ。どうやってオレをここへ連れてきた。さっさと答えろ」

眼鏡の少年「……何?」

白髪の少年(……しらばっくれてる訳じゃねェな。暗部関係者がオレの外見を知らないのもおかしい……。銃に手を出しただけの素人か)フゥ

白髪の少年「まァいい、先に答えてやる。オレは一方通行(アクセラレータ)だ。侵入方法は知らねェ。オマエの兄の居場所もな」ジッ

眼鏡の少年「……僕は奥村雪男、この学生寮の住人だ。そしてそこは兄のベッドだ。……布団をめくるまで兄が寝ているものだと思っていた」

一方通行「そォかい。お互いこの状況に心当たりはねェらしいな。……それで、いつまでそいつを構えているつもりだ?」

雪男「信用できない。お前はこのまま警備の人間に……いや、僕の上司に引き渡す」スッ

一方通行(携帯も杖もねェか……なぜか充電器はぶら下がってやがるが。……とりあえずしまっておくか)シュル

一方通行「その年で何らかの役職についてンのはご立派だが、頭のできはよくねェらしい。その上司とやらがオレを押さえられるとでも思ってンのか?」

雪男「……僕の武器を警戒する程度の人間を、僕の上司が押さえられないとは思えない」ピッピッ

一方通行「……オレを知らねェのか」

雪男「? さっき自己紹介をしたばかりだろう」パポピ

一方通行「チッ、めンどくせェ」ミシッ カシャカシャン

雪男「ぐ……っ!!!」

一方通行「悪いが拘束させてもらう。こっちも情報が欲しいンでな」
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/14(金) 18:17:33.84 ID:u3XNsWOq0
投下終わりです

……すみません最後のは投下する予定じゃなかったやつです
その前で一段落ついているので……

とりあえず終了です。ありがとうございました
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/14(金) 18:35:21.98 ID:CcxIRN3U0


映画化も決定してるし超電磁砲二期がくればまた活気でるんだろうな
775 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/10/14(金) 18:41:52.51 ID:kWRPq/TAO
>>773
乙、春上さんと美琴はどうなった?

垣根とフィアンマは誰が声をあてるんだろうなあ
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/10/14(金) 18:51:03.35 ID:k5TsQ/gAO
かっきーは宮野がいいな

SSだと白石だけど
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/10/14(金) 18:55:37.24 ID:kWRPq/TAO
>>776
空から宮野ですねわかりま


ブフォwwwwwwwwwwwwwwww
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/15(土) 10:40:00.33 ID:MHhZ1VTu0
オレ的に垣根は鈴村、フィアンマは櫻井だと予測。

強いチャラ男だったら鈴村が適任。

櫻井の悪役は結構好きだし。
779 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/10/15(土) 12:33:38.71 ID:S9dtKYDAO
垣根が宮野としたらフィアンマは諏訪部と予想

「俺様の右に酔いな」
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/10/16(日) 16:22:40.18 ID:UJAK80060
5レスもらいます
垣根×麦野でワールドイズマインをやりたいとおもいます。
垣根視点ですがアナザーワールドイズマインではありません
781 :とある垣麦のワールドイズマイン :2011/10/16(日) 16:49:47.97 ID:UJAK80060
世界で一番お姫様そういう扱い心得て・・・いいのか?
とある休日の第7学区、学園都市第2位様であるはずの俺は
彼女の麦野沈利の荷物持ちへと化していた
いつもと違う髪形に気がつくのは・・・無理だ昨日とちがわないし
3か月前と比べると2pのびたか?」とか聞いたら絶対変態扱いされる・・・
ちゃんとくつまでみても毎日変わってていう事がおなじになるだろ!ていうか何足もってんだ?
一言に3つの言葉で返事したぜ?「次はあっちの店に行く」って言われたときに
そしたらかえってきた言葉は
「肯定の言葉以外求めてないからわかったって言ってついてくればいいわ」
っていわれた・・・・ナメてやがる
手をつなげってか?うるせぇな、こっちだって努力してんだよ
今ヘタレだっていった奴[ピーーー]ぞ?
782 :とある垣麦のワールドイズマイン :2011/10/16(日) 16:57:37.76 ID:UJAK80060
「私は服買ってくるから、シャケ弁買ってきて」
突然だなおい、俺をパシリとして扱ってんじゃねーよ
「待たせるなんて論外だから」
俺が納得したってことにして話を進めんなよ!?
783 :とある垣麦のワールドイズマイン :2011/10/16(日) 17:05:28.37 ID:UJAK80060
「はぁ〜?私を誰だと思ってんの。もうシャケ弁はいいから甘いものが食べたい、今すぐによ!」
おまえさーそういう勝手なとこ欠点だと思うぞ?
「欠点?かわいいのまちがいでしょ?文句は許さないから」
アーハイハイ ソウデスネー
784 :とある垣麦のワールドイズマイン :2011/10/16(日) 17:16:10.59 ID:UJAK80060
「ねー私の話ちゃんと聞いてるわけ?聞こえてないんだったら原子崩しぶっ放すけどok?」
あーもう、うるせぇな白い馬でも持って来いってか?
「なにそれメルヘン(笑)」
少女趣味のお前にいわれたくねぇよ
ショートケーキとかプリンとか
さっきから見てるくらいならかえばいいじゃねぇか
どうせ我慢なんてできないんだからさぁ
785 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/16(日) 17:17:52.08 ID:lsszrcaio
投下間隔開け過ぎじゃねえのか

あとな、ワールドイズマイン知ってて当然見たいな言い方してっけどよ、知らない奴も沢山居るの
そこらへん考慮せえや
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/16(日) 17:32:09.83 ID:lsszrcaio
書きながら投下はNGだぞ
787 :とある垣麦のワールドイズマイン :2011/10/16(日) 17:32:44.41 ID:UJAK80060
「我慢できないってケンカうってんの?私だってやればできるわ
 後で後悔するわよ」
失望した溜息をもらす麦野    しつぼう
内容が違ぇとはいえ、第2位である俺が失望されるのは
第2位としてのプライドがゆるさねぇ、ムカついた俺の未元物質に常識は通用しねぇ
手を握るなんて小せぇ、後ろから抱きつくぐらいしてやろうじゃねぇか!!
「轢かれる、あぶねぇだろ?」
やっぱ無理でそっぽ向いちまった。 次こそは・・・





以上です 初ssですのでアドバイスなどもらえると嬉しいです。
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) :2011/10/16(日) 17:34:59.06 ID:UJAK80060
書きだめはあるけど打つのがおそくて、すみません
789 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/16(日) 17:40:49.67 ID:Df2zpEMzo
それにしたって流石にたった5レスに1時間10分はかかり過ぎ
と言うか、いくらチンタラしてても1レス分コピペするのに10分はかかり過ぎ
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/16(日) 17:43:06.66 ID:lsszrcaio
>>788
ここに投下するときは全部書き終わった後に投下してください、他の書き手さんに迷惑です
ワールドイズマイン知ってて当然みたいな書き方困ります、ちゃんと説明しなさい
SSの内容なんて二の次です、基本ルールすら守れないもんなんて誰も読みません
ニコ廚が嫌われるわかりやすい見本です、気をつけて下さい
791 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/10/16(日) 17:46:39.78 ID:I83s7hsl0

元ネタが分からないので形式のアドバイスだけ

書きためはパソコンか携帯のメールか何かに打ち込んだ状態で
投下するときはコピペを貼り付ければ早くできるよ
あと1レス80行入れられるからもっと詰めた方が見やすいかもしれない
台詞と地の文の間は一行開けた方が見やすい
・・・は……が文章のルール
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/10/16(日) 18:07:22.37 ID:I83s7hsl0
2レスほどいただきます
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/16(日) 18:08:17.84 ID:I83s7hsl0



「ほら、早く服を着ろ」

ヨミカワにやっとのことで買ってもらったレースいっぱいのキャミソールとパンティ。
ちょっぴりセクシーなミサカを演出。
間違って大人の階段を上っちゃってもミサカにとってはノープログレムかかってこい。
って思っていたのに、返ってきたのはそんな言葉だった。

「ちょっと、ミサカを見てあなたは何も思わないの? ってミサカはミサカは不満げに頬を膨らませてみる」プクゥー

「あン? 何言ってやがンだクソガキ」

風邪を引いても知らねェぞ。
とパジャマを押しつけてくる。
何てことだ。こちらを横見してニヤニヤと笑っている番外個体にも腹が立つ。

「ねぇねぇ。あなた!」

思い切ってあの人の腕に飛びついて、ぎゅっと肌をなすりつけた。
正直胸がドキドキしてちょっとだけ怖いのだけど。

「……ガキの貧弱な身体なすりつけてきてンじゃねェよ」

「――――ッ」

顔に熱が上がるのがわかる。
喉に絡みつくような何かが咳き上げてきて、たまらずミサカはあの人を睨みつけた。

「バカ! 貧弱なのはあなたの方じゃない! 唐変木!! 
ってミサカはミサカはパジャマを奪ってこの場から逃走してみたりーっ!!」ダーッ

バタン! といきおいよく自分の部屋に飛び込むと、ズルリと身体をドアにもたれかけた。
言葉を投げつけたときのぽかんとしたあの人の顔が頭に浮かぶ。
頭を抱えた。
バカは自分の方だ。

(やだな、恥ずかしい。やだやだやだ……ってミサカはミサカは後悔してみる)

ミサカの予定では、このままあの人がミサカに抱きついてハッピーエンドとか。
あの人が照れてしまってミサカがそれをからかう、
みたいな流れを想像していたわけで。
眉尻を下げながら、ふと自分の身体を見下ろした。

「そんなに、ミサカって貧弱かな」

数年前の子どもの身体とは違う。
身長だって伸びたし、胸だって――以前よりは多少は大きくなったはずだ。
近頃のあの人のミサカに対する態度も昔の親御さん、みたいなものとは変わってきていると感じてきていたのだが。
だからその段階からステップアップをしよう、こちらを意識させよう!
という目的だったのに。

(やっぱり勘違いだったのかなってミサカはミサカはパジャマを膝を抱えてみたり)



794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/16(日) 18:08:48.78 ID:I83s7hsl0





「あひゃぎゃはは!! かっこわるーい第一位」

「うっせ」

「……もうちょっと上手い方法があったんじゃないの?」

「黙れ。……こっちだってそンな余裕があるわけじゃねェンだよ」

「ふぅん。ミサカはこれ以上何も言わないけどさ」

「なンか言いたそうな顔じゃねェか」チッ

「そう思うんなら、それはあなたが言われたいと思っていることでしょ。
ミサカは別にあなたに優しくないからね。言ってあげない」

「……」

「じゃ。ミサカは最終信号でもからかってこようかなっと」タタタッ

「……クソ」





おわり
795 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/10/16(日) 18:10:07.22 ID:I83s7hsl0
おわり
というか注意忘れました
通行止め未来設定注意……って遅いよなすみませんすみません
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/16(日) 18:31:19.27 ID:sPSZr7Beo
罰としてスレを建てるんだな

打ち止めかわいい
乙だ
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/16(日) 19:16:38.06 ID:SzBm/V0SO


打ち止め可愛いな
798 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/16(日) 19:29:12.22 ID:og7wfuHu0

通行止めは一方通行も打ち止めも両方可愛いな

関係ないけど女性でパンティと呼ぶ人はほぼいないよ
799 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/16(日) 20:08:53.41 ID:DWATqfPMo

可愛いじゃねーか
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/16(日) 22:52:16.84 ID:TVsG2x4no
パンティっておニャン子クラブの時代の言葉だからな…
パンティライナーとかパンティ&ストッキングとか固有名詞に使われることはあっても
下着を指してパンティ使う女はいない
使った時点で女と縁がない男かバブル時代で時が止まってるババアのどっちかだと思われるぞ

だが打ち止めかわいかった乙
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/10/16(日) 22:56:49.46 ID:P/bZALHQo
そこまで言うならなんて言うのか教えてやれよwwwwww

打ち止め可愛いなあ 乙だぜ
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/16(日) 23:14:00.36 ID:kzkhRKP1o
ショーツじゃね?

一方さんて打ち止めにはツンツンしてるけど
周りの人にはデレてるのをあんまり隠さないよな
打ち止め可愛いかった 乙
803 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/17(月) 00:04:31.67 ID:+XONVstDO
>>800え、マジで?それほどなのか…


……パンティをショーツに脳内変換してくださいお願いします
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/17(月) 00:12:47.67 ID:1LK4Gnx/o
>>802
ショーツとかさらに化石な言葉を教えるなよ…w

マジレスすると、パンツか下着って言う
(ズボン的なものを指すパンツとは微妙にアクセントが違う)
パンティもショーツもスキャンティもないわー
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/17(月) 02:08:07.12 ID:mKFrzrmso
下着は「パ」にアクセント、ズボンは「ツ」にアクセント

でいいんだよな?
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/10/17(月) 04:12:26.37 ID:gTCg6iPBo
いや下着売り場とかショーツだし、ショーツは使うことあるだろ、
パンツが殆どだしパンティは使わないけど

そろそろスレチだな
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/17(月) 05:03:17.57 ID:Pw27XJNxo
まさかこのスレで女性下着についての知識を仕入れられるとは思わなかった
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/17(月) 18:04:37.51 ID:NFHFHKzJo
詳しいことはよくわからないけどとりあえずスレを立ててくれればいいなって思いました
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/17(月) 20:33:48.06 ID:W/io922W0
四レス程お借りします。
810 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/17(月) 20:36:25.85 ID:W/io922W0






「悪ィ、俺はオマエをそンなふうには見れねェわ」






自分の全てを賭けて守り続けてきた少女の決死の愛の告白への応えは素っ気無いとすら思える程に冷たく響いた。
811 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/17(月) 20:37:05.77 ID:W/io922W0



ただでさえ大きな瞳が、真円に見開かれる。

零れそうな宝石のような瞳が揺れ、薄い水の天蓋が広がっていくのを暗澹たる心地で一方通行は見下ろしていた。
目の前の少女が嫌いなのではない。寧ろその逆だ。
兄のように、或いは父親のような気持ちさえもっているのかもしれない。
何をおいても守りたい。自分の四肢が捥がれ様とも、それによって少女に傷一つ付かなければそれで構わない。
そう思う程に大切にしてきた。
そんな大切な少女からの告白を切って捨てた言葉は舌打ちしたくなる程冷たくリビングに虚しく響いた。
鳶色の瞳に浮かぶ涙を拭ってやろうと伸ばした手は思いがけずに強い力で振り払われた。



バカにしないで。



そう訴えるような意思の強い表情に、少女がいつのまにか随分と成長していたのだと的外れな感傷がよぎった。
部屋に駆けて行く後ろ姿と、叩かれ、所在無く半端に伸ばされた手を見比べて一方通行は力なくソファに座りこむ。
湧き上がるのは後悔。想いに応えなかったことではない。
少女に向けた言葉に対しての後悔だ。


もう少しマシな言い方が出来なかったのか。


812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/17(月) 20:40:41.39 ID:W/io922W0

一方通行には理解出来ない。


部屋に閉じこもった少女、そして彼女の姉妹達。
自分にとって何ものにも替え難い大切な存在だというのに、どうしてそれだけではいけないのだろうか。
少女達と出会い過ごしていく中で手に入れた人間らしさ。
そのことに口には出さないものの感謝を忘れたことは無い。
何を賭けても、何を捨てても守りたいと思ってきた。今でも思っている。
打ち止めも、番外個体も、他の妹達も。
恋人がいる時であっても、優先順位が覆ったことは無い。

813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/17(月) 20:47:59.27 ID:W/io922W0

それでも、過ごしてきた時間がそれなりの長さになろうとも尚一方通行は戸惑う。
番外個体、打ち止め、妹達の感情の複雑さに。
彼女達に限らず、女すべてが一方通行にとって不思議な生き物なのかもしれない。
一方通行は困惑する。
どうしてなのだろうかと。
この世界には愛などいくらでもあるというのに。


丹心、崇敬、親愛、恋


それらは等しく存在するのに。
彼女達は自分にその中の一つ、恋心だけしか愛だと認めないかのように求め訴えてくる。
髪をかきむしる。
眉間に刻まれた皺が深くなっていく。


一方通行にはわからない。


どうして大切というだけではいけないのだろうか。
恋人がいる時であってもいつだって妹達の方が占めるウエイトは大きく、
恋人をおざなりにしてでも打ち止めや番外個体のお願いを聞き入れることは日常茶飯事だった。

妹達は彼にとって最優先にすべき存在であり、打ち止めは一番大切な子だ。


それではいけないのだろうか。
そのままというのは間違っているのだろうか。


気付けば妹達は彼を飛び越して心を豊かにしている。

ようやく年相応の精神年齢になりつつある一方通行は、大人びた少女達の抱く感情の深さ、強さにただただ困惑し、翻弄される。


814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/17(月) 20:50:56.42 ID:W/io922W0
以上で投下を終了します。
エラーで混雑してるという表示が出たので少し間を開けて投下しました。
女の子の方が精神的な成長速度は速いですよねというお話。
打ち止めさんは一方通行が照れたり、俺にお前の気持ちを受け取る資格なンかねェ、みたいなリアクションを想像してたら素で困られてショックだったという描写を付け忘れてました。

それでは失礼したします ノシ
815 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/10/17(月) 23:18:52.22 ID:rkmRa7FY0
なにこれ切ない


2レスほどいただきます
鈴科百合子注意
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/17(月) 23:20:46.68 ID:rkmRa7FY0



学園都市が平和になった今現在。
番外個体はともかくとして、
見た目が小学生ほどにしか見えない打ち止めをどうすべきか。
その難問に目下頭を悩ませている一方通行は、
小さく溜め息を吐くとカチャリとマグカップに指を掛けた。


「俺としては養子に入れちまいてェンだが」


そう言ってコーヒーを喉に流し込むと、


「でもあなた結婚してないじゃない」

「……そうなンだよな」


自分の身体を見下ろすと、平坦な胸が目に入った。
ぺったーんこの、母性の感じられない胸。
手をそっと当てると柔らかみは感じられるか感じられないか、不安に思うほどの胸の無さだ。
バストではなく、チェスト。
決して貧乳が嫌というわけではないのだけれど、この問題には気にせざるを得ないわけで。


「こンな女らしさの欠片もねェンじゃそれに付き合ってくれる奴なンて見つからねェだろうしなァ……」ガクッ

「あら。それが好きって人もいるのよ?」

「結標に言われてもな」


豊かな胸を隠そうともしない結標は、まぁそうかもねと口許を抑える。
しかし確かに、彼女の言う通り需要はあるのだろう。
しかし自分の場合は別だ。
こんな気味の悪いガリガリ女を好きに、ましてや結婚までに付き合ってくれる男はそういない。


「でも戸籍だけでいいんでしょ? それも養子に入れたら離婚しても」

「そう言ってもな。好き好んでバツイチになる奴ァいねェだろ」


確かに、そんなのがいたらよっぽどのお人好しよね。と結標は頷いた。


817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/17(月) 23:21:19.43 ID:L3jrmkJN0
>>793-794のあとにこういう真逆なネタを投下する
>>809はすごくタイミングと性格が悪いですね(誉め言葉)
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/17(月) 23:22:41.15 ID:rkmRa7FY0



(それか、それこそ一方通行のことを好きでもないと――)

「オイ結標?」

「あ、うん何?」

「いやだから……良い案とかねェか」


苦渋の表情で結標に顔を向ける。
良い案を考えてほしい、と言っても
ただ単純に頭脳の面では圧倒的に一方通行の方が上である。
思い上がっているわけではなく、それが事実で。
しかし視点というものは別で、新たな光が見える可能性もある。
一方通行も、自分だけで解決策が導きだせると思わない程度には成長していた。


「んー……そう、ねぇ。まずは、ほら。あなたの見た目から女性らしくしてみるとか」

「見た目?」

「そうよ、さっき自分でも言ってたでしょう」

「……あァ」


結標は嬉しそうに自分の鞄を漁ると、華やかな装丁で飾られた女性誌を引っ張り出してきた。
思わず眉尻を下げ、頬の筋肉をひくつかせる。


「いやそれは」

「ほら! これとか一方通行に似合いそうじゃない?」


バッという紙の捲れる音と共にある一頁を広げて見せてきた。
白のブラウスをメインにもってきたいかにもなお嬢さんファッション。
モデルが整った顔をこちらに向けて、長い手足を伸ばしている。
一方通行はそれを自分が着ている姿を想像して、ゆっくりと首を横に振った。


「ねェな」

「えー、何でよ」

「何でも何も、似合わねェだろ。ンな……白のブラウスなンてよ」

「えっ」


オマエには似合うかもしれないけどな。
そう続けようとしたところで、結標の間の抜けた声に遮られた。


「私は横の服装のことを言ったんだけど」

「え」


結標は口をつぼめながら紙面に指を伸ばす。


「こっちの黒が基調のシンプルな……ううん。ねぇ一方通行」
「もしかしてあなた、可愛らしい服装したいんじゃないの?」


頬を軽く上気させて、楽しそうに身体を乗り出した結標を見て、
(あァ、クソ。しまった)と、がくり、と肩を落とした。


819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/17(月) 23:24:20.09 ID:rkmRa7FY0
おわり
結標が履いているのはきっとショーツ
打ち止めが履いているのはパンティ
820 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/17(月) 23:25:24.27 ID:L3jrmkJN0
>>819
タイミング悪いの俺だったわ
すまん
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/10/17(月) 23:26:21.71 ID:jKsf/zzAO
とりあえず下着は貰っていきますね
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/17(月) 23:46:21.65 ID:kvAVxiO90
みんな乙だけど最近鯖が異常に重くて19~23時くらいまで書き込みしにくいよな
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/17(月) 23:47:22.30 ID:f6PBAhSWo

百合子な一方さんとあわきんのガールズトークってなんかいいよね
さあ、早くスレを建てたまえ

個人的には男物のボクサーパンツ履いてる女の子もいいと思うよ
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/18(火) 00:49:25.68 ID:0SPu0BSp0

養子とかありそうでなかったが
現行の普通養子縁組は配偶者いらないよな

ともあれ続き期待
825 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga sage]:2011/10/18(火) 01:25:05.55 ID:FIL6XuuP0
>>824マジか…

2レスもらいます
未来設定通行止め注意
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/10/18(火) 01:25:54.45 ID:FIL6XuuP0


棚を探るとスポーツブラばかりが出てくるのは、ヨミカワの教育方針なのだろうか。
明日の分のブラジャーとショーツを用意すると、ベットで寝転がっている番外個体に視線を移した。
風呂上がりの番外個体は下着姿で大股を広げてミサカの漫画を読んでいる。
仰向けになっているというのに、潰れてしまわない胸に自然と目がいってしまう。


「あの人は胸が大きいのと、小さいの。どっちが好きだと思う? ってミサカはミサカは番外個体に尋ねてみたり」

「はぁ? そんなの本人に聞きなよ」

「だ、だって! またミサカだけが先走っちゃったら恥ずかしいもん……」


一度失敗すると、中々もう一度チャレンジするのは難しい。
何も意識されていないのなら聞けるじゃないか。
でもでも、またあんな恥ずかしくてどうしようもない気持ちになるのは嫌だ。
二つの気持ちが反発しあって、前に進めなくなる。


(思い出すと、また……うー。やだやだ! なしなし! 意識されていないなら意識されるまで頑張ればいいんだもんっ!
ってミサカはミサカは前向きに考えてみる!)ヨシッ

「……ふぅん」ギシッ

「え、え?」


急に立ち上がった番外個体に目を丸くさせた。
シンプルな黒のブラジャーに包まれた胸が少し揺れる。


「じゃ。聞いてきてあげるよ。おねーちゃんのためにもね」ガチャ

「えっ」


お姉ちゃんって……っと口を開こうとする鼻先で、バタンとドアが閉まった。
何だか心がくすぐったいようで、下唇をきゅっと噛む。


(変なの。番外個体が親切なんて)


ふひへ、と思わず笑顔が洩れる。
そのままの勢いで思い切りベットに背面からボスンと落ちてみた。
サラリとした布と肌が擦り合う感覚が気持ちが良い。
前を見ると、ぺちゃりと重力に逆らえず潰れた胸が目に入った。
ぐっと唾を飲み込み、一度瞼を閉じ、また開く。
よし、という小さなかけ声と共に勢いよく腹筋で起き上がった。


(……全く揺れない)


思わず自分の胸を見て先ほどの番外個体の胸と比べてしまい、それに少し落ち込む。
どうして同じ遺伝子なのにこうも違うのだろう。
けどけど、と首を振った。
あの人が巨乳が好きだとは限らないし――、と、ここまで考えてふと気がつく。


「……あれ、番外個体って下着のままで行ったんじゃ」



827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga ]:2011/10/18(火) 01:26:21.31 ID:FIL6XuuP0




「行ったらダメーってミサカはミサカは下着姿の番外個体が行くのを阻止してみたり!!」

「はぁ!? 知りたいって言ったのは最終信号でしょ!? てか最終信号だってこの間下着姿で行ってたじゃん!」

「ミサカはいいけど最終信号はダメなのーっ!!」

「意味わかんないんだけど!?」



(だってだって! もしあの人が巨乳好きだったら番外個体を意識しちゃうじゃない!!)



828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  sage]:2011/10/18(火) 01:31:09.01 ID:FIL6XuuP0
おわり
>>793-794の続き的な
すいませんでした
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga  sage]:2011/10/18(火) 01:35:57.31 ID:FIL6XuuP0
ミサカはいいけど最終信号はダメって何だよ……
番外個体だよそりゃ意味わかんねーよ……


埋まってくる
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/18(火) 05:57:31.68 ID:BfyWz+sjo

パンティからショーツに変わってるしwww
続き期待
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/18(火) 15:20:44.10 ID:aZLOKsvjo
細かいこと言うようだが、「ベット」じゃなくて「ベッド」な

T2の名セリフ「アイルビーバック(戻ってくるよ)」に点々つけると
「アイルビーバッグ(私は鞄になります)」になっちゃって名シーンが台無しだろ
濁点の有無は重要だから気をつけたほうがいいよ
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/18(火) 15:59:14.51 ID:c3wtKVGyo
もうすぐその時期なので1レス貰います。既出ネタだったらすみません。
原作から2年後の世界の話。


上条(ハァ・・・ハァ・・・)

俺は今とてつもない奴と戦っている。
俺は今までこの幻想殺しでいろんな奴と戦ってきた。もちろん、幻想殺しが効かなくてボロボロに負けたりした。だが、俺は諦めずに戦った。
しかし、目の前の敵は俺をあざ笑うかのように正面に居る。そいつは俺が今まで出会ってきた奴らと同じ力を求めているという。
ある奴は一方通行の能力、ベクトル操作。ある奴は御坂の持つ電気系統の操作。またある奴はインデックス、そして土御門の能力を・・・。

しかし、御坂は言っていた。

御坂『こんなやつらなんて雑魚よ雑魚』

一方通行は言っていた。

一方通行『こンな雑魚にやつに負けるなんてヒーローの名が泣くぜ』

インデックスは言っていた。

インデックス『昔、戦った事あるけど私でも倒せるんだよ。でも短髪に似たやつは未だに勝てないんだよ』

インデックスが勝てなかった奴。それは今俺が戦っている奴だ。しかし、奴は恐ろしく強い。コイツは何かの能力者のかもしれない。
しかし、奴は能力者ですらない。己の力で俺を迎え撃っている。

上条(くそっ!!・・・どうすればいいんだ!?)

これはある意味デスマッチ。過去に多くの者が敗れたという事を知っている。だからって俺は負けるわけにはいかない!!!

御坂に五和、そしてインデックスから貰ったお守りを無駄にさせるわけにはいかない。

上条(いいぜ。お前がいつまでも余裕ぶっこいてるなら、まずはその幻想をぶち殺す!!)

上条(うおおおおお!!)

俺は奴に向かって殴りにかかった。


小萌「ここで問題です。上条ちゃんは何と戦っているのでしょーか?」

END
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/18(火) 18:19:16.75 ID:R/DGOCyTo

シリアス風味で数レス借りるよん
文章稚拙なのは勘弁な!
834 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/18(火) 18:19:50.44 ID:R/DGOCyTo

――8月15日



「現在時刻は二〇時五〇分です。第九九八二次実験の開始まで後九分五〇秒ほどですが、準備はよろしいですか?」


 気無い路地裏の一角、無表情な少女が感情を感じさせない無機質な声で
目の前でぼんやりと空を見上げている少年に向かって声をかける。
夏とは言え日は既に落ちており、辺りはすっかり暗くなっている。


「……」


その声に反応した、髪も肌も真っ白い少年はゆっくりと視線を下げ、
少女の顔をチラリと一瞥すると、返事をするのも億劫だと言わんばかりの態度で軽く頷き、
再び少女から視線を逸らす。少女に負けず劣らずの無表情で、少年はただ視線を宙に泳がせる。
その瞳に生気は無く、ひたすらに薄暗い。
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/18(火) 18:20:22.11 ID:R/DGOCyTo

「実験前……いえ、実験中も、あなたはミサカ達をあまり見ようとしませんね?
とミサカは被験者・一方通行の失礼な態度を指摘します」

「……人形が、人間みてェな口きいてンじゃねェよ。オマエらは必要な時以外は黙ってりゃいいンだ」


少女の指摘に、一方通行(アクセラレータ)とよばれた少年は、やはり彼女の方をはっきりと見ることなく、
チッ、と舌打ちをしながらぞんざいに、しかし感情の篭らない平坦な調子で吐き捨てる。
人形と呼ばれた少女は特段それを気にする素振りも見せず、そうですか、と無表情のまま頷くと、それきり口を噤んだ。

沈黙の中、両者の間には路地裏の壁に設置された照明器具にぶつかる羽虫の音だけがパチパチと響いている。


「実験開始まで残り五分を切りました。戦闘準備を開始します」


何処を見ているかわからない一方通行を尻目に少女は独り言のように呟くと、
担いでいた楽器ケースを下ろし、それを開く。その中から取り出された物は楽器ではなく、
名門中学校の制服に身を包む少女が携帯するにはあまりにも似つかわしくない物騒な代物であった。
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/18(火) 18:20:48.49 ID:R/DGOCyTo


「実験開始まで残り三分三〇秒。再度確認します、準備はよろしいでしょうか……おや?」


ケースから取り出したサブマシンガンの各部をチェックし終えた少女は再び問いかけながら一方通行へと視線を向ける。
と、今まで視線を遊ばせていた彼の目が、じっと自分を見つめていることに気付いた。
正確には、自分の脇腹の辺りを。


「もしや、この缶バッジが気になっているのですか?
とミサカは不躾な視線をぶつけてくる一方通行に尋ねます」

「……」


一方通行の視線の先にあるのが自分の服に着いている缶バッジだと当たりをつけた少女は、
バッジを指で摘み、一方通行に向かって軽く突き出しながら首を傾げる。
一方通行はその問いかけにも答えなかったが、しかしその視線はやはりそのバッジに注がれているようだった。


「こんな幼児向けのマスコットキャラクターが描かれたバッジが気になるなど、
あなたもお姉様と同じくお子様趣味なのですか?とミサカは超能力者勢のセンスに愕然とします」

「……お姉様?オリジナルの、超電磁砲の事か?」


少女の言葉の大半を無視し、一方通行は一点だけを彼女に聞き返す。
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/18(火) 18:21:15.74 ID:R/DGOCyTo


「はい、ミサカ達の素体である第三位の超能力者・御坂美琴の事です、とミサカは肯定します。
このバッジは今日の夕方にお姉様から頂いた大事な物です。ですからあなたに差し上げることは出来ません」

「大事な物……か」


一方通行はぽつりと呟くと、愛おしげに缶バッジを手のひらで包み込む少女から再度視線を逸らす。
しかし逸らされた視線は宙空を彷徨うことなく、ただ己の足元一点だけに向けられた。
まるで何か思い詰め、考え込むかのように。


「……聞きてェ事がある」


やがて、一方通行は視線を上げ、少女の顔を正面に見据えながら彼女に語りかける。
その表情こそ相変わらず感情を表さず、声の調子も平坦なままだったが、
しかしその瞳には微かに、何か期待しているような光が灯っていた。


「実験開始までもう時間がありません。手短にお願いします」


実験の開始時刻までもう二分を切ろうとしている。
このタイミングで一方通行が話しかけてくると言うパターンは過去に例がない。
そもそもここ二、三千回程の実験前にはろくに会話をした記憶も無いのだ。
少女は僅かな動揺を覚えつつも一方通行に先を促した。
838 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/18(火) 18:21:43.72 ID:R/DGOCyTo


「オリジナルと会って、オマエに何か変化はあったか?」

「変化、ですか?ミサカの身体を構成している物質的な変化は恐らく無かったでしょう。
もし精神的な変化の事を言っているのでしたら、それはミサカ達には理解出来ない事ですからわかりません。
しかしこれと言ってお姉様から影響を受けた点は観測出来ませんが
とミサカは一方通行に返答します」

「……もう一つ。オマエは人間か、それとも人形か、どっちだ?」


実験開始まで、残り一分。


「あなたがその質問をするのは随分久しぶりですね。
最後にそういった意味の質問を受けたのは確か第六二四九次実験の前だったと記憶していますが、
しかしその問いには何度も答えたはずですよ?
とミサカは過去幾度と無く一方通行とミサカ達の間で交わされた問答を振り返ります」

「その時答えたのはオマエじゃなくて別の奴だろ?オマエは自分の事をどう思ってンだ?
オマエの口で答えろよ、オマエは――」

「ご安心ください、一方通行」


一方通行の言葉を遮るようにして少女は口を開く。
実験開始まで残り約三〇秒。そろそろ、会話は打ち切らなければならない。
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/18(火) 18:22:13.29 ID:R/DGOCyTo


「過去に他のミサカ達が答えたように、このミサカもまた絶対能力進化の為だけに製造された、
単価にして一八万円のただの人形です、とミサカはミサカ達の考えにブレが無い事を報告します」

「………」

「ですので、ミサカ達を破壊する事をあなたが躊躇する理由はありませんし、
また破壊した後に罪悪感を感じる必要も一切ありません、とミサカは――」

「もォいい、わかった」


一方通行の瞳がどろりと濁る。
彼はもう、少女の方を見ていなかった。


「……時間になりました。これより第九九八二次実験を開始します」


暗視ゴーグルを装着しつつ、少女は実験の始まりを告げる。
時刻は二一時〇〇分きっかり。『絶対能力進化』は滞る事無く、この日も平常通り開始された。

840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/18(火) 18:22:41.30 ID:R/DGOCyTo

終わり終わりー
そのうちこんな感じでスレ立てたいにゃー
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/18(火) 18:39:10.73 ID:Y0zK7D1SO


続きが凄い気になる
842 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/18(火) 18:47:23.10 ID:f3Ec1HJDO
>>840
早くそのスレ立てなさいよ、ダークソウルなんてやってないで
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/18(火) 19:53:26.95 ID:8vj1JwTAo
誰か>>832の解説して
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(福島県) [sage]:2011/10/18(火) 20:07:01.36 ID:sXqxJXDQo
>>843
この時期の“高校3年生”の目の前に立ちはだかるものといえば
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/18(火) 20:29:37.14 ID:DpTdObbWo
そうなんだろうけどさ、

「戦う」ならまだしも、「殴りにかかった」はフォローできん。
846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/18(火) 20:31:45.25 ID:1wGxYLZio
ヒント:「書き殴る」

試験がマークシートだけとは限らないんだぜ
847 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/18(火) 20:58:29.99 ID:VKeszs06o
一方通行→数学
インデックス→英語、国語
土御門→古文、歴史
御坂→化学、物理
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/18(火) 22:59:32.88 ID:Fu1ygBgS0
>>847
能力的には一方通行こそ物理よりだと思う
数学一本が強いというと未来予知(確率)とかな気がするけどそんなキャラはいないんだよな
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/19(水) 00:45:31.05 ID:OCLtAD2Lo
>>847
インデックス→英語、世界史
土御門→国語、日本史
こっちのが
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2011/10/19(水) 01:36:02.33 ID:ebMIQZjfo
                         l>─-<!
                         ヘ(・)ω ・=)ヘ うりゅー
                            |∧  
                 l>─-<!  /  /
                 (・)ω・=)/ うりゅーりゅうりゅりゅ
      l>─-<!      /(  )    うりゅりゅりゅりゅうりゅー
      (・)ω ・=)三  / / >
 \─-<!  (\\ 三
 (/ω・=)  < \ 三 
 ( /
 / く  うりゅりゅうりゅうりゅりゅりゅ
       うりゅーりゅうりゅうりゅー
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/19(水) 11:24:29.00 ID:MPIUZ3vUo
>>847
インデックスがわからないとかいってるから御坂は社会系も入るんじゃない?
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県) [sage]:2011/10/19(水) 17:56:30.04 ID:t0u7yolIo
インデックスの発言がなければ受験で納得なんだけどな
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/19(水) 20:14:23.97 ID:laRQelmZo
完全記憶能力を持つ時点でインデックスは相当有利なんだよ
だからインデックスが苦手なのはきかいしかありえないんだよ
854 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/19(水) 22:10:19.61 ID:xgecz7uDO
美琴は電子工学とかじゃないか……って受験じゃなくなるのか
855 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/10/19(水) 23:35:23.16 ID:Z+XrX9/jo
>>853
インデックスさん何してるんですか。受験生さんはあと数か月頑張って
それはともかく12レス貰います。キャラとか設定とか色々崩壊してます
形式が途中で変わります。昔書いて放置してたのに足したためです
856 :上条「インデックスじゃないか! 久しぶりだな!」1/12 [saga sage]:2011/10/19(水) 23:37:05.75 ID:Z+XrX9/jo


上条「あれ? 布団なんか干したっけ?」

ガラッ

上条「布団……じゃない? ならこれはいったい……」

インデックス「ォ」

上条「シスターさん……? ってもしかして……!」

インデックス「ォ、――――――」

上条(間違いない……コイツは……!)

インデックス「おなか 上条「インデックスじゃないか! 久しぶりだな!」

インデックス「……へっ?」

上条「何だよ来るなら来るって連絡くらいしろよな!」

インデックス「えっ? えっ?」

上条「ほら、そんなとこに居たら危ないぞ。早く中に入れって」

インデックス「ど……どうなってるの?」

インデックス「えっと……君は私を知っているのかな?」

上条「何言ってんだよ。俺達、友達じゃないか」

インデックス「ごめん、私の頭の中には君に関する記憶が無いみたい……」

上条「おいおい……嘘を言うなよ。完全記憶能力を持つお前が忘れるなんて有り得ないだろ」

インデックス「……! 本当に私の事を知っているみたいだね」

上条「……お前、まさか本当に忘れちまったのか」

インデックス「実は私には……ここ一年の記憶しか無いんだよ」

上条「ここ一年……? つまり、お前は……記憶喪失って事か!?」

インデックス「うん……そうなるかも」

上条「そんな……おい、ステイルや神裂はどうした! アイツらは今どこに居る!?」

インデックス「ステイル……かんざき……?」

上条「……それも覚えて無いのか?」

インデックス「……うん。その二人はいったい誰なの?」

上条「ステイルと神裂はお前の友達だ。お前の事を大切にしてくれる最高の友達だよ」

インデックス「ともだち……ダメ、やっぱり思い出せない……」

上条「インデックス……」

857 :上条「インデックスじゃないか! 久しぶりだな!」1/12 [saga sage]:2011/10/19(水) 23:37:32.98 ID:Z+XrX9/jo


ステイル「どうやら、この部屋の中に居るみたいだね」

神裂「部外者を巻き込むのは避けたいですが……時間もありません」

ステイル「ああ、一刻も早く回収しないと……。とりあえず、まずは丁寧に呼び出してみようか」

ピンポーン


―――

上条「……こんな時に誰だ? インデックス、ちょっと待っててくれ」

インデックス「う、うん……」

上条「はいはーい、今開けますよ……っと」ガチャ

ステイル「失礼、お邪魔す……君は!」

上条「おおっ! ステイルじゃないか! って事はもしかして」

神裂「ステイル、どうしたのですか? あっ……あなたは!」

上条「やっぱり神裂も一緒か! いやー、久しぶりだな。とりあえず中に入れよ」

ステイル「い、いや……その」

上条「遠慮なんかすんなって。インデックス! ステイルと神裂が来てくれたぞ!」

神裂「あっ……」

インデックス「危ない! 逃げて!!」

上条「ど、どうしたんだよ、急に大声出して」

インデックス「その二人は、私を狙う魔術師なんだよ!」

上条「……はぁ?」

ステイル「…………厄介な事になった」

858 :上条「インデックスじゃないか! 久しぶりだな!」1/12 [saga sage]:2011/10/19(水) 23:38:41.91 ID:Z+XrX9/jo


上条「何言ってんだよインデックス。コイツらがさっき言ったお前の友達だぞ」

インデックス「で、でも、私はこの人達に追われていたんだよ……」

上条「どういう事だ……? ステイル、神裂、久しぶりに会っていきなりで悪いけど説明してくれないか?」

神裂「(ステイル……このままでは)」

ステイル「(……大丈夫さ)」

ステイル「何の事だい? 僕と君は初対面のはずだけど」

上条「はあ? お前まで記憶喪失になっちまったのか?」

神裂「……無駄話をしている時間はありません。大人しくそれをこちらに渡しなさい」

上条「それ、って……インデックスの事か!? 神裂、友達を物扱いとかお前らしくねえぞ!」

インデックス「無駄なんだよ……この魔術師達は私を利用する事しか考えていないんだから」

ステイル「そういう事だ。邪魔するのなら、容赦はしない」

上条「……ちょっと待ってろ。今、お前達に思い出させてやるよ」

神裂「何をしても無駄です、やめておきなさい」

上条「少し待ってろって。えっと、確かこの辺に……おっ、あったあった! ほら、これ見てみろ」

インデックス「……これは、私?」

ステイル「……っ」

上条「これは俺が前に、家族とイギリス旅行に行った時に出会った人達との写真だ。そこに写ってるのはお前達で間違いないだろ?」

インデックス「確かに私が写ってる……それに、そこの二人も」

上条「もう一度言うぞ。アイツらはステイル、神裂、お前の友達だ」

インデックス「私の……ともだち。本当なの?」

神裂「そ、それは……」

上条「何があったかは知らないが、もう良いだろ? 話してくれないか?」

ステイル「……仕方ない」

神裂「ステイル……良いのですか?」

ステイル「どうせやる事は変わらないさ。……上条当麻、久しぶりだ」

上条「やっと認めたか……久しぶり、ステイル、それに神裂」

神裂「失礼な事をしました。ですが、色々と事情があるのです」

上条「インデックスの記憶喪失にも関係してるのか?」

ステイル「その通り。……僕達としては君を巻き込みたくは無いのだけど」

上条「今更何言ってんだよ。全部聞かせてもらうぞ」

インデックス「……私にも教えて欲しいんだよ」

ステイル「……わかった。実は、この子には――――」

859 :上条「インデックスじゃないか! 久しぶりだな!」4/12 [saga sage]:2011/10/19(水) 23:39:43.83 ID:Z+XrX9/jo


ステイル「――――という訳だ。そしてその子の記憶を消すために、僕達はここに居る」

上条「そんな……嘘だろ?」

神裂「残念ですが、事実です」

インデックス「私……死んじゃうの?」

ステイル「それを防ぐために僕達が居るんだ。こう言うのも変だけど、任せて欲しい」

上条「他に方法は無いのか……? 本当にそれしか無いのか!?」

ステイル「……僕が何もせず、ただ見届けただけだと思うか!?」

上条「……そうだよな、悪かった」

神裂「……その子に対して、私達は何も言えません。ただ、命だけは救いたいのです」

インデックス「あなた達も……苦しかったんだね」

ステイル「……すまない」

インデックス「ううん、謝らないで。むしろ私は感謝しないといけないね」

神裂「感謝なんて……私達は何も出来ず、ただあなたを……」

上条「……クソッ! どうすれば……何か方法が、何か……あっ」

インデックス「……どうしたの?」

上条「そうか……あの人が救いたいってのは、インデックスの事だったんだな!」

ステイル「急に何を……?」

上条「ちょっと待ってろ! 何とかなるかもしれない! 電話電話……っと。あっ、もしもし?」


神裂「誰に電話を掛けているのですか?」

上条「お久しぶりです。はい、上条です。いや、塾の話じゃなくて……インデックスが見つかったんです」

ステイル「……君! 誰と話しているんだ!?」

上条「うっせえ黙ってろ! ……あっ、すいませんこっちの話です。
    本当です、本当にインデックスが見つかったんですよ! えっ? 今すぐこっちに来る?
    はい、はい、わかりました。えっと、住所は――――です。もう着く? そんなまさか」


アウレオルス「唖然。本当に禁書目録が居るとは……」

上条「うわっ!? 急に出て来た?」

インデックス「あ、あなたは誰?」

アウレオルス「当然、覚えている訳が無し。しかしそれで良い。ああ、すまない質問に答えようか。私の名は」

ステイル「アウレオルス=イザード……! 何故ここに居る!」

アウレオルス「ほう、ルーンを操るロンドンの魔術師か。久しいな」

神裂「アウレオルス=イザード、イギリス清教を離れた錬金術師……!」

上条「えっ、何? お前達知り合い?」

ステイル「聞きたいのはこっちだ、何故その男と知り合いなんだい?」

860 :上条「インデックスじゃないか! 久しぶりだな!」5/12 [saga sage]:2011/10/19(水) 23:40:18.25 ID:Z+XrX9/jo


上条「いや、ちょっと前に塾に入ろうかって話になって、その塾にいたのがアウレオルスさんだったんだよ」

ステイル「じゅ、塾?」

上条「『三沢塾』って有名な塾なんだぞ。レベルが高すぎてすぐリタイアしたけどな……」

アウレオルス「そんな事はどうでも良い。禁書目録、今だ自身の記憶に苦しめられているのか?」

インデックス「う、うん。そうみたいなんだよ……」

アウレオルス「なるほど、我が『黄金練成』は無駄にはならなさそうだ」

ステイル「アルス……マグナ? まさか……!」

アウレオルス「禁書目録を救うには、必然、完成された錬金術。つまり『黄金練成』で無くてはならない
        中途半端な錬金術師とは違う。私の全てを注ぎ込んだ『黄金練成』、それで禁書目録を救おう」

インデックス「そんな……アルス=マグナなんてあるはずが」

アウレオルス「――飛べ」

ステイル「うわっ!? 浮いた……?」

アウレオルス「――落ちろ」

ステイル「痛っ!」

神裂「その様な詠唱で魔術が使えるはずが……」

アウレオルス「言ったはずだ。我が『黄金練成』は完成している、と」

上条(蚊帳の外ってのはこの事か……)

861 :上条「インデックスじゃないか! 久しぶりだな!」6/12 [saga sage]:2011/10/19(水) 23:40:56.36 ID:Z+XrX9/jo


色々あってダイジェスト

上条「これか……?」パチン

自動書記「警告、『首輪』の損傷を確認」

上条「ぐうっ……なんだよこれ!?」

神裂「ど、『竜王の殺息』……!?」

アウレオルス「――消えろ」

自動書記「――別の方法に切り替えます」

アウレオルス「唖然。有り得ない程の魔力……我が『黄金練成』でも防ぐが限界か……」

上条「だったら俺がインデックスに触れれば……!」

ステイル「……魔女狩りの王!」

自動書記「――十字教の魔術を確認。迎撃します」

神裂「先程とは違う魔術……!?」

ステイル「イノケンティウスが……弱まっていく?」

アウレオルス「ならば、――燃え盛れ」

ステイル「……これなら!」

自動書記「――錬金術への対処。迎撃します」

アウレオルス「――消えろ」

自動書記「――複数の術式を同時に」

神裂「……今です!」

上条「ぐっ……おおおおお!!」バキン

自動書記「――修復、――不可――認――」

862 :上条「インデックスじゃないか! 久しぶりだな!」7/9 [saga sage]:2011/10/19(水) 23:41:53.09 ID:Z+XrX9/jo


その結果

上条「アウレオルス……起きてくれよ」

ステイル「あの羽の様な物は一体何だったのか……」

神裂「この男の頭に羽が触れた瞬間、そのまま倒れてしまったのを考えると……もう助からないかもしれませんね」

上条「そんな……アウレオルス、起きろ! インデックスが助かったのにテメェが寝たまんまじゃ意味無いだろ!?」

アウレオルス「……んっ」

上条「目覚めた……! 大丈夫か、アウレオルス!?」

アウレオルス「……ここは」

ステイル「学園都市の病院だ。あまり良い事ではないけど、事態が事態なだけに仕方が無くてね」

神裂「羽の影響は無かったのでしょうか? 見た所問題は無さそうですが……」

上条「そうだな……どこか痛むとか無いか?」

アウレオルス「……痛みは無い、しかし一つ問題がある」

ステイル「問題? やはり何か影響があったのかな?」

アウレオルス「正直に言おう。……記憶を失ったようだ」

上条「なっ……本当なのか?」

アウレオルス「いくら思い出そうとしても、その顔には見覚えがない。当然、名前を呼ぶ事も出来なくてな……」

神裂「そんな……」

ステイル「……代償にしては大きすぎるね」

863 :上条「インデックスじゃないか! 久しぶりだな!」8/9 [saga sage]:2011/10/19(水) 23:42:31.86 ID:Z+XrX9/jo


あれから数日が過ぎ、学園都市の医療技術であってもアウレオルスの記憶はどうしようもないという結論が出た。
完全に記憶が破壊されている、一人の少女を救った代償にしては重すぎる。
しかし、ステイルは「……彼の取った方法を考えると、相応の代償かもしれないね」と呟いた。

「相応の代償って……記憶よりも大切なものって何だよ?」

「それは彼の名誉のために言わないでおくよ。……聞かない方が良いさ、このまま終わるのが一番って事だ」

それ以上は何も聞く事が出来なかった。ステイルと神裂がアウレオルスを連れて学園都市を去って行く時、
アウレオルスの背中に言葉を投げかけようと思ったがそれも出来なかった。何も知らない、という事がその時は正しい気がしたからだ。



三人を見送った後、俺は自分のいつもの場所に帰ってきた。思えばここから始まった。いや、またここから始まるのかもしれない。

「とうま……あの人は、私のために頑張ってくれたんだよね?」

「あぁ、それとステイルと神裂もな。その分もお前はこれからをしっかりと生きてもらわないと困るぞ」

「……うん。それと、とうま」

ここで今いる場所を確認する、実はここは俺の部屋だ。インデックスもイギリスに帰ると思っていたのだが、
どうやら今戻るのは得策ではないらしい。インデックスに施されていた「枷」を外して何か問題が起きたのだろうか。

しかし、今はそれ以上の問題がある。インデックスの言葉の続きを聞いてみよう。

「これからお世話になります。よろしくね、とうま」

「お、おう……よろしくな」

イギリス清教がどーだとか、魔道書がどーとか、これも色々あるようで。ともかく俺は――インデックスと一緒に住む事になった。

864 :上条「インデックスじゃないか! 久しぶりだな!」9/9 [saga sage]:2011/10/19(水) 23:43:16.46 ID:Z+XrX9/jo


インデックスと俺が再開してから数日、完全に忘れていた補習から帰り自分の部屋で二人で食事をしていた時の話だ。

「どうだ、インデックス。学園都市に少しは慣れたか?」

「うーん……なんか機械ばかりでちょっと大変かも。不安な事ばかりなんだよ」

「そっか、知り合いでも出来ればまた違うんだろうけどな……俺も学園都市に来たばかりの時は友達が出来て嬉しかったりもしてさ」

ふと昔を思い出す。子供の頃に向けられた目は今考えても理不尽なものであったと思う。
とりあえず、こうやって学園都市に来た今ではそれで心を痛める事は無くなった(体と財布を痛める事は頻繁にあるが)。

それでも最初は不安に思ってたのには変わりない。まだ何も知らない子供が見知らぬ親元から離れるってのは結構大変だった。
そんな時に出会ったのが、あの男の子だ。

「ねーねーとうま。その友達ってどんな子だったの?」

「ん? その子の事か……なんっつーか、不思議な男の子だったよ」

「不思議な男の子?」

「あぁ、何が不思議ってのは上手く言えねーんだけど……そうだ、髪の毛が真っ白でさ。だから不思議な子、って思っちまったのかもしれないな」

第一印象ってのは強烈に残る物で、その子の場合は白い髪の毛が物凄く印象的だったのを覚えている。
公園で初めて会ってから、何度か遊んだ事は今でも忘れていないし、この場所で暮らす事への不安を幾分か取り除いてくれたのは間違いない。

「その子は今どうしてるの?」

「どうしてるんだろうな……急にその子と会えなくなったから、今どうしてるかとかはさっぱりだ」

「とうま、またその子と会えると良いね」

「だな、っても同じくらいだから子供じゃねーけど。……元気にしてると良いな」

なんとなく寂しそうにしていた白髪(はくはつ)の男の子、自分も寂しい思いをしていたから波長が合ったのかもしれない。
それにしても、どうして急に居なくなってしまったのだろうか。実は彼の名前を俺は知らない。
もしまた会う事が出来たら、自己紹介から始めてみようか。とか考えていると、目の前の少女からグー、という間抜けな音が聞こえた。

「……インデックス、一応聞くけど食べ終わったんだよな?」

「うん、でも足りないからもっと食べたいんだよ」

「いや、食べたいんだよじゃねーよ。もう無い、今日はそれでごちそうさましなさい!」

「えー、とうまのけちー。いいもん、自分で買いに行くから」

インデックスは自分の修道服のあちこちに手を入れて、ここでもない、あれどこ行ったと何かを探している。
そういえば、ステイルが右手でインデックスの服に触るなと何度も言っていた。「歩く教会」、だったか?
もし触ったら「僕もせっかく出会えた知人を火炙りにしたくは無いから気を付けろよ」、とかなんとか……。

「あった! 見て見てとうま!」

「……財布?」

「かおりから貰ったこの国のお金なんだよ。この人、福沢諭吉って名前なんでしょ? 三十枚位あるかも」

「今すぐそれをこっちに渡しやがれ!」

「駄目なんだよ。これでハンバーガーを食べに行くんだから!」

そのインデックスの欲望の表れが俺を新しい「再会」へと導いていく事になるとは、いくら何でも予測できなかった。

865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga sage]:2011/10/19(水) 23:48:14.28 ID:Z+XrX9/jo
コピペしてみたらレス数がよく分からん事になってしまった、ごめんなさい
上条が全員と知り合いだったらどうなんの?ってくだらない妄想でした、どうも失礼しました

そういえば、ローカルルールの変更があったようです

■SS速報LR改訂のお知らせ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1319027692/

自治とかには自分は関わってませんがとりあえず貼っておきます
866 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [saga sage]:2011/10/19(水) 23:49:55.99 ID:Z+XrX9/jo
同文連投になったらすいません
コピペしてみたらレス数がよく分からん事になってしまった、ごめんなさい
上条が全員と知り合いだったらどうなんの?ってくだらない妄想でした、どうも失礼しました

そういえば、ローカルルールの変更があったようです

■SS速報LR改訂のお知らせ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1319027692/

自治とかには自分は関わってませんがとりあえず貼っておきます
867 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/20(木) 03:33:07.31 ID:o7lLpdHSO


面白かった
やっぱりアウレオルスさん強いな
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中国・四国) [sage]:2011/10/20(木) 07:19:10.28 ID:3zOQiJuAO
乙!

アウレオルスさんは神の右席クラスの強さはあったはず
一方通行並のチートっすからなあ
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/20(木) 08:03:29.41 ID:Rwsj02hSO
アウレオルスさんペンデックスにも普通に勝てそうだけどなぁ

870 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/20(木) 09:58:53.17 ID:1WCcxHeLo
アウレオルスさん…防ぐのが限界とかうっかり思っちゃうから…
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/20(木) 23:06:00.46 ID:otQpPimg0
だってアウレオルスさん……ガラス並のブレイクンハートボーイだからね。

あれ、アウレオルスさんって何歳だっけ?

つーかアウレオルスって書きにくいし話し辛い!!

……はっ、だからカマチーは初期退場させたのか…。
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/20(木) 23:16:07.20 ID:zadLfPeOo
>>871
錬金さんはな、ああ見えてたしか18才なんだぞ
天才だぞ
873 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/20(木) 23:24:51.33 ID:eizWQahYo
だれかアウレを登場させる予定の俺の為に
■然の■にはいる部分を思いつく限り書いてくれ
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2011/10/20(木) 23:28:17.12 ID:SaLjSIebo
そこで逆引き辞典ですよ
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/21(金) 00:24:03.16 ID:a7Wz1+yho
全然大丈夫。俺のアルスマグナまじすごいから全然大丈夫
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長崎県) [sage]:2011/10/21(金) 15:31:58.24 ID:A7r19WB7o
必然
憮然
愕然
唖然
飄然
依然
悄然
未然
公然
毅然
自然
俄然

これくらいしか思いつかん。すまん
877 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/10/21(金) 20:06:32.82 ID:9Z+zpiMAO
>>873
然 熟語 Yahoo!知恵袋
これで検索してみたらいいと思う
878 :もしインデックスが潔癖症だったら [saga]:2011/10/22(土) 16:50:32.88 ID:id0jcFTy0
イン「とーま! ご飯を食べるときは手を消毒しないといけないんだよ!」

上条「たこ焼くらいいいじゃねえか」

イン「もう! しょくちゅーどくは怖いんだよ」

シューシューシューシュー

上条「かけすぎじゃね」

イン「このくらい普通なんだよ!」

佐天「あっ、この間の」

イン「とーまー! また女の子を!」

ズシババァーン

上条「うべごす!」

イン「あ、バッグが汚れたんだよ」

シューシューシューシュー


おわり

元ネタ:吉本新喜劇
879 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長野県) :2011/10/22(土) 18:38:32.15 ID:Dp4G6nSM0
へぶしっ
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/23(日) 01:36:43.63 ID:l4t3vVxg0
唖然
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2011/10/23(日) 18:29:09.13 ID:ztLiu4nH0
吉本は本物を見れば面白い。

言葉にすると難しくなる。
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/24(月) 00:08:32.52 ID:B/dhGciB0
1レス失礼します

むしゃくしゃして書いた

通行止めです
883 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/24(月) 00:09:14.86 ID:B/dhGciB0
ちゅっと小さな水音。

なるほど本当にこんな音がするのかとあほ毛の少女は頭の片隅で思う。
生後数カ月、ファーストキスである。

少女からキスをされた白い少年。
目を丸くし数秒固まった。
そして見事に赤く顔が染め上がる。

「なっなっンあにしやがる!!!クソガキッ!!!!!バカか!バカ!」

「あっあっあかわああいいいあなた!!!ってミサカはミサカは思わずあなたに頬ずりしたり!!」

「ふざけっ…ちょっまてっ、おま、まだする気か!……っまて」

「もっともっとってミサカはミサカはちゅっちゅしてみたり!」

三人掛けのソファーに二人きり。
少年と少女の攻防はどちらかが折れるまで続く。




が!そんなその時!ベランダに謎のシルエット!
ガラガラ!と窓を開ける音と共にババーン!と登場!

「もうお前ら結婚しろ!このリア充が!とミサカは全ミサカを代表して床に唾を吐きかけます」

堂々と現れたのはごついゴーグルを身に付けた可憐な少女!

「っぺ!末永く爆発してろ!とミサカは颯爽と立ち去ります」

「あ、もう?ばいばーいってミサカはミサカは手を振ったみたり!」

「……え?……え?えええェェ!!!」

「あれはあの子たちなりの祝福だよってミサカはミサカは・・・・・隙ありいぃっ!」

「やめンかあああァァ!!!……っいたるところにするなっそこっばか、クソガキィィ……!!」

少年と少女の攻防は続く。
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/24(月) 00:15:48.08 ID:B/dhGciB0
頬染め一方通行がマイブーム

今日、いやもう昨日か……本買いに行きたかったよ、本当、うん

失礼しました


885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/24(月) 05:25:29.72 ID:vU0dTFioo
おい何してるんださっさと続き書け
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/24(月) 19:40:50.58 ID:iwm5SmOSO
ズボンは脱いだぞ
887 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/10/24(月) 20:30:56.06 ID:k0cqccoWo
>>886
バカッ、パンツ脱がなきゃ意味無いじゃないか
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2011/10/24(月) 21:50:32.80 ID:mEiakiPK0
最初からはいてなかったって事だよ言わせry
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/24(月) 22:25:13.08 ID:99Vj67SDO
押せ押せ打ち止めさんイイヨイイヨー
890 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」 :2011/10/25(火) 23:54:27.66 ID:EwfURI5ao
麻雀×禁書で12レスお借りします。

思い立ってからスレ立てしようかするまいか悩んで、とりあえずここに投下というカンジで。


・注意!

あまり多くはないですが、地の文あり

麻雀SSです。ある程度麻雀がわからないとキツい作りだと思います

麻雀の理論については鵜呑みにしすぎないでください
あまり過激なことは言ってないので、大丈夫だと思うのですが……


では、いろいろ拙い点はあるかと思いますが少しでも楽しんで頂ければ幸いです
891 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」1/12 [sage]:2011/10/25(火) 23:55:39.97 ID:EwfURI5ao

ここは学園都市。
麻雀に魅せられた人間が作り、麻雀に魅せられた人間が集う都市。
そこで例年開かれる麻雀大会、その名前を大覇星祭と呼んだ。

今日はその大会の予選開催日である。
学園都市のとある高校、そこでも予選の準備が進められていた。

「はーい、それでは野郎ども、子猫ちゃんたち、カードを配布するのですよー。
一応再発行はできますけど、なくさないでくださいねー?先生との約束なのですよー?」

そういいながら、上条の担任である月詠小萌が配るは大会用のカードである。
大会には予選があるのだが、その予選は学園都市の全域で行われる。
このカードをカードリーダーにさし、指定された10半荘以上を打つ。
その成績に応じて予選通過の可否が決まるわけである。
カードはすぐに上条当麻の下へとやってきていた。
このカードにはそれまでのデータも記載されており、これを参考にして打つことが期待されている。
共に記載されているレベルは、学園都市で定めた戦績に応じた称号のようなものだ。


上条当麻/レベル0
対局数 0/10
順位率
予選中 予選前
1 0% 14%
2 0% 28%
3 0% 26%
4 0% 34%


「……はぁ。やっぱり負けてばっかだなあ」
「なになにカミやんどうしたの……あらー、これはちょっとひどすぎやねえ」
「どれどれ?うわ、これはさすがに酷過ぎだぜい……」

こうして話しかけてきたのは青髪ピアス・土御門元春の二人である。
上条とは腐れ縁で、もう長年仲良くしている二人だ。

「なんだよ、それならオマエらもデータ見せてみろよ!」
「ん?ええよー」
「俺も構わないぜい」

ペロー、っと差し出されたカードは以下の通り。

----/レベル1
対局数 0/10
順位率
予選中 予選前
1 0% 19%
2 0% 30%
3 0% 34%
4 0% 17%

土御門 元春/レベル2
対局数 0/10
順位率
予選中 予選前
1 0% 21%
2 0% 25%
3 0% 28%
4 0% 26%
892 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」2/12 [sage]:2011/10/25(火) 23:56:30.34 ID:EwfURI5ao

「う……確かに、上条さんよりは大分……」
「そうやろー? つっちーには及ばへんけどねえ」
「青ピはラス回避麻雀しすぎなんだぜい、まったく……
学園都市は基本はトップ率を重視するから、レベルあげたかったらトップを狙っていかないといけないんだにゃー」
「わかってるんやけどねえ……どうしてもラスはイヤやねー。
だから基本的にはオカがない雀荘に行くようにしてるんやけど」
「そういや青ピ、オマエその名前はどうしたんだよ?」
「んー、なんか登録で手違いだしてしもたらしくてねー。
小萌センセがあとでちゃんとなおしとくから、とりあえず今はこれで我慢してくれって」
「珍しいこともあるもんだにゃー」
「そうやねー」

穏やかな談笑が続く。
そこに三人の担任である小萌がやってきた。

「あれセンセ、どないしたん?もしかしてボクに会いに……」
「あたらずも遠からずなのですよー。
青ピちゃんには、もう一度しっかり登録ミスのことで謝っておかないといけないと思いましてー……」
「ああもうセンセ、そんな表情で見つめられたらボクもう……!」
「やめろ変態!」
「やめるんだにゃー!YesロリータNoタッチだぜい!」
「つっちーに言われても説得力0やー!!」
「せ、先生はロリではないのですよー!」


手を振り上げ抗議しても無駄と悟ったのか、コホンと咳払いをして調子を整える。


「そ、それはそれとして。ちょっとアドバイスをしようとも思ったのですよ」
「アドバイス?」
「まず予選では、対戦した相手のレベルも考慮されるのです。
だからあんまり弱い者イジメをしてばかりじゃダメってことなのですよー」
「うっ」
「カミやんの考えそうなことだにゃー」
「スキルアウトのいるあたりでもいこうと思ってたんやろうねえ」
「それと、上条ちゃんは最近特に成績が落ち込んでるのですが、気にしすぎも毒なのですー。
ですからもし三人がよければなのですが……」
「もしかしてもしかして、あれやねセンセー!ボクはいつでも歓迎やー!」
「小萌先生とは最近してなかったら丁度いいにゃー」
「え、え、なに?」
「……この流れ、普通はわかるはずだぜい……」
「カミやんはさすがやねえ」
「先生と一局打ちませんか、ということなのですよ。
時間があまりないので東風になってしまいますが……」
「せ、先生ー!」
「うわっぷ、か、上条ちゃん抱きついちゃだめなのですよー!
ふ、二人とも見てないで助けてほしいのですー!」
「目の保養やねえ」
「そうだにゃー。でもカミやんはあとでぶっとばす」
「もちろんやねー」
893 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」3/12 [sage]:2011/10/25(火) 23:57:07.39 ID:EwfURI5ao
『とある高校・宿直室』

【ルール】
点3
オカアリ・ウマ1−2
『東風』アリアリ
赤牌はそれぞれに1枚ずつ、計3枚
4飜30符、3飜60符は切り上げ満貫
ダブロンアリ。リー棒、積み棒は頭ハネ
槓ドラは即乗り
チーとポンはポン優先
ダブル役満アリ。スッタン、純正チューレンや国士無双13面などもダブル
包アリ。大明槓包もアリ
シーサンプートーアリ
四風連打、九種九牌、四開槓による流局あり
894 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」4/12 [sage]:2011/10/25(火) 23:58:24.75 ID:EwfURI5ao

「じゃ、先生の親から始まりなのですよー」

東1局 親・小萌

東 小萌 25000
南 青ピ 25000
西 上条 25000
北 土御門 25000

ドラ・3p


・上条配牌
二二四六14889s5p南南北

(……なんといういつも通りの配牌。あ、いつもよりちょっといいか)
(カミやんのわかりやすさはある種の才能やねえ)
(とりあえずカミやんは警戒しなくてよさそうだにゃー)
(上条ちゃん、頑張るのです……勝負は時の運なのですよ。
それを見極めるのが肝要なのです)


『5順目』
・土御門手牌
二三四八4r567s3488p北 ツモ北

(うーん、役牌としての北にはそれほど興味はないけどにゃー。
ピンフ系ならソウズを伸ばすのは既にほぼ確定だぜい。
それなら安全を買う意味で、八切りと行こうかにゃー)

《土御門 打 八》

「ポン!」
「ああん、ボクもセンセに食べられたいでー」
「そ、そういうつもりではないのですよー」

《小萌 打r5p》

「「「!」」」 
「うーむ、センセ早そうやねえ」
「どうなのでしょうねー?」
「やれやれ、油断はできないにゃー」
895 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」5/12 [sage]:2011/10/25(火) 23:59:07.36 ID:EwfURI5ao

『8順目』
(小萌先生、さっきの鳴きからもう怖いなー。さて、上条さんはと……)

・上条手牌
二二二四五六899s45p南南 ツモ3p

(おお、絶好のドラ引き!あまり高くはないけど南も9も一枚も出てないし、まだ5順目。
一枚切れの7よりもアガれそうな9と南のシャボでリーチだな!!)

「リーチ!」

《上条 打 8s(リーチ)》

「……それ、ロンなのですよー」
「うえっ!?」

・小萌手牌
三四五34567s33p[←八八八]

「親のタンヤオドラドラ、5800なのです」
「ちょっと高いし……不幸だ……」
「ここは満貫なかったことを喜ぶところかもしれないにゃー」
「迷わず鳴いて赤切るアタリはさすが小萌センセやねえ」
「アレ切ったら聴牌だったので、ノータイムでの行動なのですよ。
満貫を夢見るのはもちろんいいですけど、確実なアガリも大切なんですからね!」
「身にしみました、ハイ……」


東 小萌 25000→30800
南 青ピ 25000
西 上条 25000→19200
北 土御門 25000

【info:リーチ宣言牌でアタった場合は、リー棒を出す必要はありません】
896 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」6/12 [sage]:2011/10/26(水) 00:00:14.67 ID:M606eYZso

東1局・一本場 親・小萌

東 小萌 30800
南 青ピ 25000
西 上条 19200
北 土御門 25000

ドラ・八

・上条配牌
一一二三六六八349s2p東中

(お…!上条さんにしてはそこまで悪くない配牌!)
(上条ちゃんが落ち込んでないのですー……
上条ちゃん、チャンスが来たならそれを逃がさないようにするのですよー?)


《小萌 打 発》

「あ、それポンやねー」
「せっかちだにゃー」
「もう一枚が王牌で眠ってたらどうするんつっちー!」
「上条さんにありがちなことですねー」
「そ、その、そういう時もあるのですから一概に一枚目で鳴くのもあながち間違いだとは言えないのです。
もちろん、他に手代わりしていく可能性を捨てているのは確かですが、
青ピちゃんの手牌が見えない以上はあまり多くは語れないのですよー」
「そういうことやねー」


『7順目』

・上条手牌
一一二三四六七八349s23p ツモ2s

(これは良い、三色もあるし、これは一体誰の手なんでせうか!
高め狙いでここはダマでいくか!)

《上条 打9s》

(ふーむ……だにゃー)

《土御門 打4s》

「あ、土御門ちゃん……」
「それ、ロンやー!」


・青ピ手牌
六七八23456s白白[←南南南]
ドラ・八

「南ドラ1、2000は2300やね」
「ふいー、あんまり高くなくてよかったぜい」
「うおお、上条さんの満貫が……!うおお……!」
「……」


・青ピ捨牌
一北8s西6p3s
5s

・土御門手牌
三五五七八2256s2344p



東 小萌 30800
南 青ピ 25000→27300
西 上条 19200
北 土御門 25000→22700
897 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」7/12 [sage]:2011/10/26(水) 00:01:07.44 ID:M606eYZso


東2局 親・青ピ

北 小萌 30800
東 青ピ 27300
南 上条 19200
西 土御門 22700

ドラ・中

(ぬぐぐ……上条さんにあんな手は今後来るんでせうか……)

・上条手牌
一三五33479s56p中中中

「きたああああああああああ!!!」
「うひゃあっ!」
「うるさいぜいカミヤん……」
「……上条ちゃん、素直なのは先生も好きですけど、ポーカーフェイスも麻雀の大事な要素なのですよ……」
「き、気をつけます……」
「全くもうカミやんときたら、困ったもんやねえ」

《青ピ 打 二》

「チー!」
「あらー……」
「イヤな鳴きしてくれるぜい……」
「ま、まあ、勝負手が来たならそう悪い選択ではないと思うのですよ。多分……」


『6順目』
・上条手牌
五六339s56s中中中 [←一二三] ツモ7s

(よし、聴牌だ!)

《上条 打 9s》

(むう、これはどうしようもないにゃー……)

《土御門 打 9s》

(上条ちゃん、聴牌したんですかねー……ここはとりあえず回すのです)

《小萌 打 7s》

(うーん、親やし結構いい手やし……まっすぐやね)

《青ピ 打 五》

(来い、ツモれ!ツモれ!)

・上条手牌
五六33s567p中中中 [←一二三] ツモ七
ドラ・中

「良し、ツモった!中ドラ3、2000-4000だ!!」
「……ボク、結構危なかったんやねえ」

北 小萌 30800→28800
東 青ピ 27300→23300
南 上条 19200→27200
西 土御門 22700→20700

898 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」8/12 [sage]:2011/10/26(水) 00:01:36.30 ID:M606eYZso

東3局 親・上条

西 小萌 28800
北 青ピ 23300
東 上条 27200
南 土御門 20700

ドラ・南

(よし、いいぞ、良い流れだ。こういう時こそ慎重に、慎重に……)

・上条配牌
三四r五33r577s2445p西白

(これもいい手牌だ!鳴いてタンヤオドラドラができる!)
(……カミやん、浮き足だってるにゃー?)
(なんか土御門君が悪い顔してる気がするでー……)

《上条 打 西》

「ポン!」
「「「!」」」
「なに驚いてるんだにゃー?それ、五切って先生の番ぜよ」
「……やりにくくなってきましたねー。ここが正念場なのですよ」


『8順目』

(いい手にはなって来たけど、土御門にピンズが危ない……)

・土御門捨牌

五七3s8s発南
四2p

(でもあの土御門だ、本当にピンズ待ちなのか?
いや、でも南は捨ててるし赤ドラはここにある。
染め手じゃなかったらそう大した点じゃない。
張ったらピンズ以外は真っ向勝負だ…!)

「なーんかカミやんがごちゃごちゃ悩んでるみたいやけど、
その前にボクがリーチやー!」

・青ピ 打 一(リーチ)


・青ピ手牌
二三四四四五六七45s888p
ドラ・南

・青ピ河
東東2s3p5p白
7s一(リーチ)

(やばい、全然青ピケアしてなかった……3-6sあたりか!?
でも先生も、ウラ筋とか信用し過ぎるなって言ってたしな……回せれば回したい。
いやでも、ここは弱気になる手じゃない!テンパったら行く!!)
899 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」9/12 [sage]:2011/10/26(水) 00:02:35.98 ID:M606eYZso

『9順目』
・上条手牌
三四r五33r577s23445p ツモ6s

(よし!三色は見込めなくなったけど、良い形だ!切る牌もちょうど青ピの安全パイだし、
アタリ牌も青ピの河にある!土御門が下りるか、先生が土御門よりも青ピを気にすればでる!
この手にリーチはいらない!)


《上条 打 7s》

「カーミやーん」
「ん?」
「悪いけど、そ れ な ん だ よ にゃー」

・土御門手牌
5666s44r5566p南南南
ドラ・南

「……は?」
「南イーペーコードラ4。ハネ満だぜい」
「は、はああああ???染め手だったんじゃ!?
それに南って、一枚切ってるのに!?」
「……なんとも、老獪な一手なのです……
先生も、ドラの南を引いてきたら多分カンしてるのですよー」
「はあー、さすがつっちーやねえ……ボクも絶対そのアガリにはならんわー。
あーあー、まあでも振り込まなくてよかったわー」
「さ、カミやん。12000、耳をそろえて払ってもらうぜい!」
「ふ、ふ、不幸だー……」

西 小萌 28800
北 青ピ 23300→22300
東 上条 27200→15200
南 土御門 20700→33700

【info:青髪ピアスはリーチをしているので、リー棒分の1000点を失います】
900 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」10/12 [sage]:2011/10/26(水) 00:03:09.78 ID:M606eYZso

東4局(オーラス) 親・土御門

南 小萌 28800
西 青ピ 22300
北 上条 15200
東 土御門 33700

ドラ・2s

「うおー……」
「うおう、カミヤんのテンションが……」
「まああれにあたったらしょうがないんやない?」
「先生もあれは、当たり得たのですよー……
土御門ちゃん、やっぱり麻雀うまいですねー?」
「レベル2捕まえて麻雀うまいなんて、買い被りもいいとこですにゃー」
「うーん。まあ、先生は深くは聞かないのですよ」
「……にゃー」
「?」
「?」
「二人は気にしなくていいのです!さ、土御門ちゃんが切らないと始まらないのですよ!」
「あ、ごめんだぜい、二人とも!」

《土御門 打 一》

「それ、ポンだ!」
「あらら……今日はよく染め手が……いや、染め手『っぽい』鳴きが入る日なのですよー」

・上条手牌
二四七九九58s345p [一一一→]
(点数的に、これはもう染め手に行くしかない!
どうせラスなんだし、もうどうとでもなれだ!)


『4順目』
「チー!」
「あら、鳴かれてしもたかー」

『7順目』
「ポン!」
「うう、そろそろ厳しいのですー」

『9順目』
・上条手牌
五六七南[一一一→][←三二四][九九↑九] ツモ三

(よし、待ちはよくないけど清一色張った!)

《上条 打 南》

「うーむ、参ったにゃー」

《土御門 打 南》

「……」

《小萌 打 1s》

「振りでもしたらボクがラスやしなあ…といってもツモられてもダメなんやけど」
901 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」11/12 [sage]:2011/10/26(水) 00:03:41.35 ID:M606eYZso

・上条手牌
三五六七[一一一→][←三二四][九九↑九] ツモ四

(お……でもどっちに受けるかな?
場に見えてる枚数は同じだし……なんとなく、四-七で待ちたい気がするな。
三-六のがいいのかもしれないけど、どうせ出ないだろうし…よし)

《上条 打 三》

「おおう……まあそれが通るってのはありがたい話だぜい」

《土御門 打 三》

「……」
「センセ?センセの番やでー」
「……先生はですね、一生懸命頑張っている生徒さんの姿が大好きなのです」
「?」
「麻雀でもそれは同じで、上条ちゃんみたいに頑張ってる生徒さんはどうしても応援したくなっちゃうのですよ。
だから青ピちゃんには悪いんですけど、順位も変わりませんし、許してほしいのですよー。
今度お昼ご飯奢ってあげるのですー」

《小萌 打 四》

「え……あ、ロン!」
「野郎ども、大覇星祭、しっかり頑張ってくるんですよ!」

『――――終局!』

902 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」12/12 [sage]:2011/10/26(水) 00:05:39.98 ID:M606eYZso

結果
小萌 20800
青ピ 22300
上条 23200
土御門 33700

順位
一位 土御門 元春 レベル2
二位 上条  当麻 レベル0
三位 ---- ---- レベル1
四位 月詠  小萌 教師


「ああんもうセンセってば、カミやんばっかりずるいー」
「ご、ごめんなさいなのですよ……でも青ピちゃんはまだ手が遠そうだったので、それならと……」
「さすがセンセ、そこまでわかってたんやねー」
「はー……そんなところまで気を配る余裕無かったなあ」
「カミやんのアタリ牌もわかってたに違いないぜい!」

「いやその、あれはあまり確証があったわけではないのですけど、
上条ちゃんの手を見てると新しくツモった牌は三の隣に入れたのがまず一つなのです。
上条ちゃんは理牌が素直ですから、三より大きい数字なのはほぼ間違いなかったのです。
それで八は先生が三枚持っていて、青ピちゃんが一枚切っていたので、
四五六七か四四五六、五六七七の形がありそうだと思っただけなのですよー。
あれが空切りだったり、567あたりのシャボだったらわからなかったのです」

「……」
「カミやんが固まってるぜい」
「この顔は理解できとらんねえ」
「……ま、麻雀って、奥が深いんですね……」
「その通り!上条ちゃんも、まだまだ勉強なのですよ!
あ、でも麻雀以外もちゃんと勉強してほしいのですよ?」
「が、頑張ります!まずは大覇星祭頑張ってきます!」
「その意気なのです!では、先生は用事があるのでそろそろお暇するのです。
もし使いたければそのまま宿直室を使ってしまって構わないのですよー」
「あ、ありがとうございました!」

小萌のおかげで辛くも2位で対局を終えられた上条。
今後、彼はどのような強敵と会い、そして闘うのだろうか。
それはまだ、誰にもわからない……

903 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」 [sage]:2011/10/26(水) 00:06:42.88 ID:M606eYZso

終わりです


禁書と麻雀と言えば大概は無茶苦茶な超能力麻雀になると思うんですが、
自分はそういうのよりもなにかしら理論とか心理戦とかある方が燃えるんですね。

で、自分でいろいろ考えているウチに、それならまあ書いてしまえと

でも禁書でやるからにはキャラも立たせないといけないし、
うーむ……と、結構いろいろ頭を悩ませて書いた一本だったりします
土御門なんかはかなりよく書けたんじゃないでしょうか

他にもレベル5なんかは数人ネタは考えていますが、ひとまずはこれで
またお会いすることがあれば、その時はよろしくお願いします
お読み頂いて、どうもありがとうございました
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/26(水) 00:18:57.28 ID:M606eYZso
点数揃えたつもりがズレてるうううう
見にくかったらすみません……
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/26(水) 00:24:34.15 ID:97Rr0QgDO
乙、土御門の差し込みとか南4枚からの1枚切りとか面白かったよ、ただハネ満上がった局って土御門、西鳴いてなかったけ?
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/26(水) 00:42:50.17 ID:vMEPr6Jho
基礎知識が無いから何が何やら
とりあえず小萌せんせーがいい先生だってのは分かった
907 :上条「大覇星祭か……しばらく麻雀漬けだな」 [sage]:2011/10/26(水) 00:53:56.66 ID:M606eYZso
>>905
クソワロタ
泣きたい、でも指摘ありがとう
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/26(水) 01:08:24.44 ID:lOvUWiHSO


誰か倍プッシュするかと思ってたぜ…
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/27(木) 00:44:19.91 ID:bmYOJNpao
『ところで一方通行って』
『一気通貫とか好きそうな名前してるよな』
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/27(木) 01:05:59.83 ID:ByFV7kjDO
なんでオマエはそうやって! 人を的確に傷つけることが言えるンだよ!!
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/28(金) 03:28:15.56 ID:jUKgjO/20
882です
初めて続きをって言われたから3レスもらいます
豚もおだてりゃ木に登るってな!
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/28(金) 03:29:01.95 ID:jUKgjO/20
頭突きするがごとくの猛攻(キス)にいつしか少年は少女に押し倒されていた。

一方通行が口を片手で守れば打ち止めは鼻に歯を立てた。。
羞恥で滲んだ目尻の水を舐め、額の傷跡に優しく吸いつく。
終いには一方通行は両手で自分の顔を覆った。

「手ぇ邪魔だよってミサカはミサカは必死に引き剥がしてみたりいいいいい」

「いい加減にしろォォォ馬鹿野郎ォォォ」

「あ、耳も真っ赤だ!ってミサカはミサカはおいしそうなものを発見してみたり!」

「っンな!咬むな!舐めるなァァ!美味いはずがねェだろうが!」

学年都市最強はたまらず足をバタバタさせてしまう。
かわいらしい唇から逃れるため、顔を横に背け、耳を手で守る。
そんなことで打ち止めは止まらない。
首を動かしたことで現れたのは桃色に染まった項。

「ん、汗の味なのかなってミサカはミサカは味わってみたり」

「!っふ、んぁ」

予想外の感触に一方通行の肩が跳ね上がり、おかしな声が漏れる。

「えっ、あ、もしかして駄目だった?ってミサカはミサカは心配してみたり……」

一方通行の今までとは少し違う反応に打ち止めは戸惑う。
じゃれつつも探り探りだったいけない線を越えてしまったのかと。
沈黙する一方通行に打ち止めはますます不安になる。
一方通行の生命線である電極に無遠慮に近づいたことを後悔した。

そして一方通行も己の反応に戸惑っていた。
今のは何だ今のは何だいまのはなんだああァァァ!!!
頭の中では悶えに悶え、体は完全フリーズ状態。

「あの、怒ってる?ってミサカはミサカは恐る恐る聞いてみたり……」

打ち止めの若干震えている声が聞こえた時、一方通行はハッと我に返った。

「……もう好きにしろォ」

一方通行はゆっくり息を吐いて脱力し、手を顔からはずし投げ出す。
守るべき者の不安な声で目が醒めた。
非常に馬鹿馬鹿しくなったのである。

かくして少年は少女に完全敗北した。
913 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/28(金) 03:31:03.64 ID:jUKgjO/20
「う〜ん、好きにって言われてもってミサカはミサカは困ってみたり」

正直気まずい。と打ち止めは思った。
先程までの勢いが一旦途切れたあとではなかなかできない。

打って変って開き直った一方通行は多少余裕を持ち始めていた。

「別に怒ってねェことは一応言っておく」

証明とばかりに一方通行は先程標的となった首を差し出すように指差す。
それに少し安堵を得た打ち止めはゆっくりと一方通行の首に顔を寄せる。

「さっきまでは簡単にできたのにすごくドキドキするよってミサカはミサカは戸惑ってみる」

「別に無理しなくてもいいですけどォ?」

「するっ!します!いっぱいちゅーするのってミサカはミサカはちょっと自棄になってみたり!」

言った勢いのまま打ち止めは一方通行の首に唇を押しつけた。
それだけでは足りなくて先程より大胆に舐め上げる。

一方通行の肩が小さく動き、息を詰めた。

打ち止めも一瞬動きを止めたが、好きにしろという言葉が頭に響いた。
そのまま首筋に思い切り吸いつく。
そしてこの時、強く吸えば肌に赤く残るということを少女は知る。
鮮やかについたそれが花弁のように見え、恍惚の笑みを浮かべる。

「なんか、すごいかもってミサカはミサカは感動してみたり」

「あ?なにが?」

「んーまだ秘密ってミサカはミサカはもったいぶってみたり」

教えたくても鏡でもないと証明できないので、あとで吃驚させようと打ち止めは心に決めた。

「で?」

「ん?」

少し頭を動かせば重なる距離。
徐に指を伸ばした一方通行はぷにぷにと打ち止めの唇に触れる。

「もう満足か?」

「ふぇっ!」

打ち止めの鼓動が速まった。
まるで催促だ。おねだりだ。誘っている。
この据え膳をがっつかなくてど う す る。
打ち止めはゆっくり深呼吸をし、いざ飛び掛からんと舌なめずりをする。

一方通行は焦れていた。
あまり間を置かないで欲しい。
ちょっと勢いがなくなったりして、こんな体勢のまま場が白けたらたまったものではない。
そしてなにより眼の前の唇が欲しかった。

ごくりと生唾を飲む音が鳴る。
914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/28(金) 03:32:49.81 ID:jUKgjO/20
その一瞬分一方通行が早かった。
少し頭を浮かせ、ちゅっと小さな水音がたつ。

そんな心の準備は一切していなかった打ち止めはこれでもかと顔を真っ赤にした。
わぁっあああと声を上げると一方通行の胸に悶えるように頭をこすりつける。

「……ついさっきまで散々自分からしといて何なンですかァ?その反応」

始めは呆れを含んでいた声がだんだんと笑い混じりになっていった。
鼻先をくすぐるあほ毛を噛んで引っ張る。
痛みで上げた打ち止めに一方通行は首を伸ばして鼻先に唇を掠めた。
とたん打ち止めはさらにゆでダコのように顔を赤くした。

「あっあなたの気持ちょっとわかったかもってミサカはミサカは反省してみたり」

「俺もお前の気持がわかる気がする」

一方通行はニヤニヤと嗜虐性を含んだ笑みを隠しもしない。
攻防逆転である。

打ち止めの頭に右手を回し、左手は腰に。

「こっちは楽しいなァ」

先程の仕返しとばかりに一方通行は打ち止めの瞼に額に口付ける。

「あうあうあまってまってちょっと落ち着くまでまってえええってミサカはミサカは嬉し恥ずかし悶えてみたりいいい!」

足をバタつかせ体をよじり顔を振って抵抗する。
一方通行はそれに合わせて打ち止めの耳を追う。
ニアミスであちこちに口付けを落とす。

915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/28(金) 03:34:07.38 ID:jUKgjO/20
そして一方的にじゃれついているといつの間にか上下まで逆転していた。
それに気付くと打ち止めはギュッと目をつむり抵抗をやめた。
ふっふっと荒い鼻息が期待を、一方通行の服を強く握りしめた手が緊張を表す。

一方通行は熱い息をハッと吐き出すと、打ち止めの小さな耳に舌を伸ばした。

「っひゃ!」

手始めに耳たぶに甘噛みをされた打ち止めは小さく声を上げる。
溝を丁寧に舐め上げ、歯を立てぬよう口に含み吸い上げる。

「っふん、ん」

打ち止めは身を固くし、顔に力を入れて声を堪える。
それも耳穴に舌を差し込まれるまでだった。

「っふぁあ!はぁああうう」

自分のものでないような甘い声に打ち止めは戸惑う。
下腹部が何故だが重い。
全身でドクドクと脈を打っているようだ。
先程の一方通行ももしかして同じようになっていたのかと思うと、体がさらに熱くなる。

打ち止めの声に一方通行の頭に一瞬背徳感がチラついたが、高まる熱がそれを無視した。
残るは首だけである。
耳から首筋に舌を這わせ、しっかりと打ち止めの汗を味わう。

小さな体がビクンと跳ね、くぐもった声が漏れる。
打ち止めは手で声を抑えるばかりか、鼻も摘まんでいた。

「おい、なにやってンだ」

口元を覆っていた打ち止めの手を一方通行は無理やり剥がす。

「やっ、っはっは、離してよって、っはふ、ミサカはミサカは、鼻息が恥ずかしかったり、っふは」

「……下らねェ」

一方通行がその様子をしばらく黙って眺める。
打ち止めは恥ずかしそうに身をよじったり困った顔をして落ち着きがなかったが、呼吸は落ち着いて行った。

「さて、懲りてくれたかなァ?打ち止めさん」

「……調子に乗ってすみませんでしたぁってミサカはミサカは素直に謝ってみたり」

濃厚な羞恥を味わい、それを味あわせたことに反省を示す。

「ン」

それに短く応えた一方通行は打ち止めから身を引かせる。
しかし、打ち止めの小さな手がそれを阻む。
指先は一方通行の唇に触れていた。

「あっあの、もう、終わりなの?ってミサカはミサカは名残惜しかったり……」

最後は消え入りそうな声だったが、眼は真っ直ぐ一方通行を見つめていた。
ごくりと今度は一方通行の喉が鳴る。
始めに敗北した者が勝者に敵うはずがなかった。
またゆっくりと二人の距離が零になる。

「クソ甘い。虫歯になったらどうしてくれるとミサカは同居者の帰宅が近いことを知らせに来ました。」


余談だが、この日から二人の間で相手の唇に触れることがおねだりの合図となった。
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/28(金) 03:35:26.45 ID:jUKgjO/20
4レスでした!長くてすみません!
いつの間にこんな時間になった……
失礼しましたー!寝る!おやすみ!
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/28(金) 11:21:30.42 ID:Sq6D5k0ko

可愛い+激甘
王道通行止めイイヨイイヨー
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/28(金) 16:21:38.19 ID:reJF1YRSO


一方さん可愛いな
919 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/10/28(金) 16:30:41.37 ID:OgtnvZ2j0


一方さん素敵
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/29(土) 01:29:40.56 ID:ki87Le6e0
1レス貰うでござる
921 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/29(土) 01:30:56.19 ID:ki87Le6e0
夏が終わる間近の、日差しの強い日。

『結婚するか』

あなたらしい、とてもシンプルなプロポーズの言葉。
あなたは返事を待ってる間も、いつもと同じ顔だった。
まるで答えがわかっているような。

そして、あなたと一緒にここにいる。

元保護者の二人は、人目もはばからず泣いていた。
本当に素敵な人だ。
ここまで育ててくれて、ずっと見守ってくれた。

あなたと初めて出会った日のことを思い出す。
ぶっきらぼうで、無愛想。
でも、本当はすごく優しい人だってわかった。

式は大変だったけど、すごく楽しくて幸せだった。
あなたは式が終わって、参列者の挨拶もそこそこに手を握った。
ちょっと手が痛いけれど、嫌じゃない。
だって、あなたは少年のような顔で笑っていたから。

そして、あなたと小高い丘を指差した。
科学の発展したこの町では珍しい自然。
人の手が入っていない坂道をドレスで歩くのは大変だけど、あなたとなら歩いていける。

「ねぇ、何があるの?」

でもあなたは、黙ってついてこいとしか言わなかったね。
そうして、あなたと一緒に歩いた。

「わぁ、きれいな星空」

あなたは否定するけど、あなたのロマンチストなところが好き。

「お星様にお願いしようか」

あなたは不思議そうな顔をした。

「お星様に、ずっと一緒にいれるようにお願いするの」

あなたは、返事のかわりに優しく抱きしめてくれた。
将来の不安はあるけれど、あなたとならやっていける。
だって、あなたはヒーローだもの。


終わり
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/10/29(土) 07:11:38.20 ID:S9vCyIoA0

通行止めいいよ通行止め

でも未来ネタだと打ち止めの容姿のイメージが完全に美琴になって違和感だらけになってしまうのは俺だけだろうか
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/29(土) 08:50:56.31 ID:quOYj33SO
美琴+アホ毛でイメージするようにしてる
924 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/29(土) 08:57:19.06 ID:Xnp5lEqDO
何となく長髪のイメージにしてる
925 :怪しい通販 [sage]:2011/10/29(土) 09:21:14.00 ID:S9vCyIoA0
長髪&アホ毛&美琴…可愛いな


下の1行広告見てふと思いついた
初投稿です
2レス貰います

上条「……」ペラッ

一方通行「……」ペラッ

上条「…なぁ一方通行……」ペラッ

一方通行「……なンだ?」ペラッ

上条「やる事無いからって男二人部屋で雑誌読んでるってさ……」

一方通行「……」ペラッ

上条「…なんか虚しくないか?」

一方通行「……言うンじゃねェよ」ペラッ

上条「思ってはいたのか」

一方通行「……仕方ねェだろ……本当にやる事がねェンだから」ペラッ

上条「だな……あ」ペラッ

一方通行「?」

上条「コレ、どう思う?」ページユビサシ



『一瞬で相手をオトす洗脳術 禁断の「一目ぼれ」テクニック【特殊音源CD付】¥1,365』ババーン!



一方通行「広告?……なンだそれ…」

上条「いや、「運が良くなる」とか「女にモテる」とかよくあるじゃん」

一方通行「あァ……」

上条「そういうのって信じるタイプかなーと思って」

一方通行「馬鹿馬鹿しィな……そういうオマエは?」

上条「こんな1万円位のブレスレットで上条さんの不幸がなくなれば苦労しませんよ……」シクシク

一方通行「でも……」

上条「ん?」

一方通行「コレみてェな「女にモテる」類の商品はたとえ効果があってもオマエには必要ねェンだろォな」

上条「え?なんで?上条さんもモテたいんですよ?」

一方通行「はァ…これだから三下は……」

上条「?」
926 :怪しい通販 [sage]:2011/10/29(土) 09:22:59.09 ID:S9vCyIoA0
ドア < ガチャッ!

浜面「おう!暇だって聞いて遊びに来たぞ!」

上条「そうだ浜面、これどう思う?」ページユビサシ


『一瞬で相手をオトす洗脳術 禁断の「一目ぼれ」テクニック【特殊音源CD付】¥1,365』ババーン!


浜面「ん?なんd―――ッッ!!!!!」

一方通行(コイツ……)

上条「こういう胡散臭い広告ってよくあるよなーって一方通行と話しててな」

浜面「あ、ああ……よくあるよな…」ダラダラ…

上条「こういうのに引っかかるヤツって居るのかなーって」

浜面「す、少しは居るんじゃないのか?100%効果がないってわけじゃないだろうし?」ダラダラ

上条「ハハッ、効果なんかあるわけないだろ。それにこんな通販信じるなんて―――」カタニポン

上条「なんだ?」

一方通行「もォやめてやれ……見てるこっちが泣きたくなる」

浜面「俺みたいなヤツはそんな胡散臭いモノに頼るしかないんだよ……」シクシク

上条「?」


    〜一方通行による事情説明がありました〜

上条「す、すまん浜面」(まさか全く同じ商品を買っていたとは…)

浜面「いいんだ上条……そんなのに引っかかった昔の俺が悪いんだ……」ズーン

上条「でもこの3人で彼女居るのは浜面だけだし、効果あったんじゃないか?」

浜面「そうか…?そうかも!」ピコーン!

浜面「鈍感の上条はともかくイケメソの一方通行でも彼女が居ないのに!俺の1365円は無駄じゃなかったんだ!やったね浜面!彼女が増えるよ!」キャホーイ!

上条「鈍感言うな。あと彼女は増えたらダメだろ」

一方通行「で、そのオトすテクとやらを使った機会はあったンだよなァ浜面くン」

浜面「あっ……」






ドンドンドン!!

上条「おい浜面!落ち込んでないでトイレから出て来いって!誰にも言わないから!一方通行も何か言ってくれよ!」ドンドン!

一方通行「知らねェ」

おわり
927 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/29(土) 10:13:38.11 ID:w8+KWCqlo
こういう主人公’sのバカ話好きだww
928 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/29(土) 10:19:04.80 ID:otQC5eWio
未来打ち止めのイメージはこの人の絵見てから固まっちまった
http://www.pixiv.net/member_illust.php?id=2912383
929 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/10/29(土) 10:45:04.05 ID:/PQ6MmaAO
>>926
いいなあこういう男子学生っぽいユルくてアホなお話。
女の子交えてラブラブしたり切なくしたりしてるのも好きだが、三主人公の力抜け切った
本当に何の危機もないのんびりしたガヤガヤ賑やか話も大好きだ。
930 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/29(土) 11:11:14.97 ID:w4I/QS1DO
浜面可愛すぎる…乙
931 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/29(土) 11:16:20.62 ID:DKqt3chio
>>909-910
なんかこの前書き込みできなかったので今さらだけど学園都市最強のイッツーさん貼っときますね


                ,  ' ´  ‐' ヾ` ̄ 'ヽ、
    、   、 }  /  /  ,x- / / // ̄ヽ、
ミ、 \、\\ヽ }' //'"  '"´/ / /'´ /.//, 斗ヾ,、
{ 、ヾ、   ヽ、//'"     /'//// ィ' //    /、/!
.{、l ! !    /  /   /  .// //! / //  / }/ }、
ヾ } {/    / _.//   /./  .// / //| //  /.// ! }
ヽゞ}{  /::|/ }   / /  ,イi / // .! /  //! /! |
 ヽ  {:::::/{  / ! {  {.   ||./ /´ ,| / // ///! }
  ヾ {:::::::/|.//| ! ∨  /  l/ ///_|.|/'" /' ///! !'|
  \ヽ:::::::/|//'i ! | ヽ | ./ { /'/./~>x、,イ'/ ! .///! i i
     \::// | |/! ,イ i | 斗'"/l弋 ィッ ;`ヾ/'///'/ l/!
`     \:|''"|'::::| //! l | |/ .{ |'   ̄ /゙r::'"/|/// i!
       ヾ}、::::/// !! i i ! /        {:!'//'!// i'
>-  \、   ヽ::/'"|ヽ| i ,| |       、_,, ゝ.!.! |/
- ,z__ _ヽ    メ:::/'::::∨ l | ~''三'"/,ィ/.{ |'
'" ''" /-/ ,ィ‐ ミ、:::::: ヽl |`゙'' --'´//'| |
、x‐== /´//彡//!ヽ:::::::/| .i::::::::::l -‐/ |.i
.}} |::     {´〈 /|// ∨:/:::|/:::::/ ==-. レ          ア ク セ ラ レ ー タ
..}} i:       ∧ ' ∨ ∨::::::::/  ミ、-、"          純 正 九 蓮 宝 燈
. }} i:       ∧  /! 〉::;x彡ヘ |ミ ヾヽ`
. ト、         ∨ //:/   /   }、
/ヽ 、        {//:/  ./     / }
  \、       |:/ x、"      /::  {、
    ヽ 、    /ィ‐/   `ヽ \     //、
    //  /'" / |      ∨     //  \
    //  '     |      `ヽ    /     \
                 ___________________________  __
                │一│一│一│二│三│四│五│六│七│八│九│九│九||一|
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932 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/10/29(土) 13:27:38.38 ID:ki87Le6e0
>>922
      /: :/       }: /       }ヽ,i     |{     / }
    / : : '          _.ノ:厶 _____ .ノ: :,ノ    ,jノ7^ヽ. / /
   . : :/      . : ´: : : : ̄ミ: :、_: : : :<.___ .ノリ / 人ノ' /
    {: 〈      /: : : : : : :,: : : : \_: : : : : : :、:_:_:,ノ⌒´{   }    
     、:\__ /. : : : / . : /i: : } : i: :}_,: : :\ \---、 ヽ 人
     `¨⌒7  . :|  .!|:,ハ: :|: :「 ̄\}: : : く))   ` く   丶、
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        /: /i: 从{_:{\(__) ____.ノ}   }:、: : : : て.   __  ヽ.       ヽ
       ノイ: :/|/: :{ iTヽ     {     )'   ハ :\{⌒ヽ:)_/{ア´    \     {
         .ノ /: : : :人 ヒ.  、  `ー‐'′ ,厶:}: : :_ン⌒´   ノ            _.ノ
       _彡'/ /:ハ: :`弋介}` ───く:_:_:_:彡、 }   '{      ,.   ´
      .ノイ : /: 厶 : : : `| ̄ ̄ ̄ ̄` く___〉 _}厶  --ミ777ア´
          | :/ /:/ ̄ ̄ ミ .___、    {_{___}i{__}堊)    `マ′
          |八:i/     ミヽ \ \   |厂 ̄   `ヽ,      ',
           〕      \  ∨ \_ノ         }     }
           /         丶.丿                  .
        〈  /    丶.   {             /       /
         ).く       \ }          , '     , '
        、く___>‐ 、    ∨\     __/    /
        `7      〉、___   }   `7 .   /    . イ
        ,     ,〈////>,厶   / /          i|
         i     / ` ̄ ̄\  ̄ く_ ___ __   
禁書漫画6巻P.22の1コマ。
933 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/29(土) 15:02:47.43 ID:enm3US9B0
>>926
乙 
しかし1000円代とか安い 欲しいわ

>>931
死ぬのか
934 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/10/29(土) 18:50:43.07 ID:S9vCyIoA0
おお、初なのに感想がいっぱい
あざーっす

>>928
何これ素敵

>>932
そんなの乗ってるのか
ちょっとマンガ買ってくる

>>933
商品名と値段はそのままコピペしたから実在するんだぜ…?
935 :浜面トイレ籠城事件 [sage saga]:2011/10/29(土) 23:58:06.55 ID:S9vCyIoA0
>>925-926の続きを思いついたから書いてみた
3レスもらいます

高校生の頃ってこんな話したなぁって感じで
中盤は完全に俺の趣味です




   〜浜面がトイレにこもって1時間経ちました〜


上条「浜面はまだトイレか……」

一方通行「……」ペラッ

上条「一方通行はまた雑誌読み始めたし…上条さんは暇で仕方ありません」

一方通行「何もする事ねェし……」ペラッ

上条「だよなぁ……というか…」モジモジ

上条「おしっこしたい」モジモジ

一方通行(同じく…)モジモジ

上条「浜面のせいで近くのコンビニに駆け込むなんてしたくないし」

一方通行(激しく同意だァ……)

上条「おーい浜面ーいい加減出てこいよー」ドンドン!

トイレ < 嫌だ……きっと馬鹿にするんだ…強制家捜ししていった麦野が見つけた時みたいに馬鹿笑いするにきまってる…… シクシク

上条(あ、前にも見られてるんだ)

一方通行「はァああああああああまづらァあああああああああああ!!!!!!」

トイレ < 怖い…一方通行怖い……助けて滝壺!!ダイジョウブ ソンナハマヅラヲ ワタシハオウエンシテル(裏声)

上条「ついに妄想の彼女に助けを求めたぞ。いや彼女は実在するけどね」

一方通行「こォなったらベクトル操作でドアをブチ破って」

上条「ちょ!ここ上条さんの家だから!」

一方通行「でもそォでもしねェと出てこねェだろ」

上条「……そうだ!」ピコーン

上条「ここで……で、一方通行が…ゴニョゴニョ……だから…」ヒソヒソ

一方通行「なンでオレがそンなめンどくせェ事を…」ハァ…

936 :浜面トイレ籠城事件 [sage saga]:2011/10/30(日) 00:02:23.08 ID:QsSOV3Bw0


上条「あー…ゴホン……一方通行、このグラビアの中ならどんな格好が好きなんだ?」

一方通行「た、体操服なんていいンじゃねェか?」

トイレ < ……

上条「そうかー?上条さん的には普通のエプロン姿にグッときたりするんですが」

一方通行「何言ってンだ三下ァ…体操服はあの白い布1枚だけで体のラインを出しながらも健全な雰囲気を兼ね備えたエロスなンだ」

一方通行「下半身はショーパンでもブルマでもイイ。飾らない健康的な脚が出てる事が重要だァ」

一方通行「加えて抜群の肌触りだぜェ?」(チッ…なンでこンな事言わないといけねェンだよ…)

上条「そ、そうか」(ここは「アドリブで頼む」って言ったんだが…)

トイレ < バニーこそ最強にして至高…

上条「バニーかー、バニーもいいよな」(よし!食いついた!!)

上条「俺は黒の水着(?)に黒の網タイツでちょっとムチっとした太股を締め付けていたら高ポイントですよ」

一方通行「これだから三下は……白×スレンダーボディだろォが」

トイレ < ピンク……


ドア < バターン!

浜面「ピンクが1番に決まってんだろおおおお!!!」

浜面「バニーという一見低俗で安直なエロス!だがピンクならどうだ!!」

浜面「ピンク独特の可愛らしさでバニーという全体の格好とのギャップ!それでいてバニーのエロスを殺しきらない女性的な色!」

浜面「可愛らしさ×エロス×滝壺=(性的な)破壊力!!異論は認めない!!」キリッ

上条「………」

一方通行「………」

浜面「……へっ?」

上条「確保ぉおおおおおおおおおお!!!!!」ビシッ

一方通行「スクラップの時間だぜェェエエエエエエエエエエエ!!!!」ベクトルソウサー

浜面「ひでぶ!!」バタン


937 :浜面トイレ籠城事件 [sage saga]:2011/10/30(日) 00:03:16.80 ID:QsSOV3Bw0



上条「あー…ゴホン……一方通行、このグラビアの中ならどんな格好が好きなんだ?」

一方通行「た、体操服なんていいンじゃねェか?」

トイレ < ……

上条「そうかー?上条さん的には普通のエプロン姿にグッときたりするんですが」

一方通行「何言ってンだ三下ァ…体操服はあの白い布1枚だけで体のラインを出しながらも健全な雰囲気を兼ね備えたエロスなンだ」

一方通行「下半身はショーパンでもブルマでもイイ。飾らない健康的な脚が出てる事が重要だァ」

一方通行「加えて抜群の肌触りだぜェ?」(チッ…なンでこンな事言わないといけねェンだよ…)

上条「そ、そうか」(ここは「アドリブで頼む」って言ったんだが…)

トイレ < バニーこそ最強にして至高…

上条「バニーかー、バニーもいいよな」(よし!食いついた!!)

上条「俺は黒の水着(?)に黒の網タイツでちょっとムチっとした太股を締め付けていたら高ポイントですよ」

一方通行「これだから三下は……白×スレンダーボディだろォが」

トイレ < ピンク……


ドア < バターン!

浜面「ピンクが1番に決まってんだろおおおお!!!」

浜面「バニーという一見低俗で安直なエロス!だがピンクならどうだ!!」

浜面「ピンク独特の可愛らしさでバニーという全体の格好とのギャップ!それでいてバニーのエロスを殺しきらない女性的な色!」

浜面「可愛らしさ×エロス×滝壺=(性的な)破壊力!!異論は認めない!!」キリッ

上条「………」

一方通行「………」

浜面「……へっ?」

上条「確保ぉおおおおおおおおおお!!!!!」ビシッ

一方通行「スクラップの時間だぜェェエエエエエエエエエエエ!!!!」ベクトルソウサー

浜面「ひでぶ!!」バタン


938 :浜面トイレ籠城事件 [sage saga]:2011/10/30(日) 00:04:46.33 ID:QsSOV3Bw0
二重投稿になっちゃった…orz


浜面 チーン

上条「ったく……浜面のせいで漏れそうになったじゃないか……」

一方通行「ホント迷惑な奴だなァ…」ガチャッ

上条「あれ?なぜ一方通行はトイレのドアを開けているのでせう?」

一方通行「あン?ションベンするために決まってンだろ」

上条「待て待て待て待て!!!先にトイレに行きたいって言ったのは俺だろ!?」

一方通行「先も後もねェだろうが!!こっちだって限界なンだよ!!!!!」モジモジ

上条「それでも家主を優先したっていいじゃないか!!」モジモジ

一方通行「確かに俺は家主じゃねェ……だからってな、ここでションベンを漏らして良いはずがねェンだ。
     ああ奇麗事だってのは分かってる、今更どの口がそンな事言うンだってのは自分でも分かってる!
     でも違うンだよたとえ俺が招かれた客だとしても、どンな理由を並べても、それでションベンを漏らして良い事になンかならねェだろォがよ!!」モジモジ

上条「尿意くらいお得意のベクトル操作でなんとかなるだろ!!」モジモジ

一方通行「『尿意のベクトルを操作』なンて俺のプライドが許さねェ」シレッ

上条「……いいぜ!てめぇが(漏れそうな)家主を放置してトイレに行こうってんなら!まずはそのふざけた幻想をぶち殺す!!」モジモジ

浜面(モジモジしながらいうなよ……)

一方通行「俺が漏れそうになった所で、別にオマエが強くなった訳じゃねぇだろォがよ。あァ!?」モジモジ

上条「歯を食いしばれよ、最強―――――――俺の最弱は、ちっとばっか響くぞ!!」モジモジ

浜面「どっちもさっさと済むんだからどっちかが先に行けばいいんじゃね?」

ネツボウチョウッテシッテルカ?
アッシュクアッシュクゥ!クウキヲアッシュクゥ!!
オレノソゲブハ108シキマデアルゾ!
クカキケコカカキクケキキクココケコカコケキケココクキクキコキカカカーッ!


浜面(あ、駄目だ聞いてない)

浜面(良くも悪くも人の言うこと聞かないからなぁ)

浜面(……巻き込まれないように死んだフリしとこう…)


おわり
939 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/30(日) 00:15:16.79 ID:MsyKJ3VUo
馬鹿ばっか…母さん学園都市は今日も平和です
乙ー
940 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/10/30(日) 00:16:31.81 ID:QsSOV3Bw0
無駄にスレ使ってさーせんっした

書くのを忘れてたけど、名言パロがやりたかったんです
でも元を残しながら改変させるのって難しいね
941 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/30(日) 00:27:01.18 ID:LzHdqAoDO
高校のときとか誰とも話さずそのまま帰宅だろ……
942 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/30(日) 01:19:31.59 ID:dlBcNIpVo
これトイレどころか部屋が崩壊するだろww
943 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/10/30(日) 01:35:05.88 ID:FIfeBNcAO
新たな三馬鹿が生まれた瞬間であった。
良いぞ良いぞ、こういう平和すぎて他作品や他キャラでも出来るような展開を
三主人公がやる事に意味がある。
家捜し麦のんwwwwww
944 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/30(日) 16:49:56.13 ID:mxdTJJyOo
お漏らし上条さんと一方通行さんはまだですか(迫真
945 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/10/30(日) 20:17:10.79 ID:oh/BgDW+0
1レス貰います

*上条さんのお漏らし注意*
946 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/30(日) 20:18:03.79 ID:oh/BgDW+0
「あのときトイレに行っときゃよかった……」

旅行帰りの電車内で、上条は後悔している。
友人に『しばらく学園都市を離れてくれにゃー』と言われ、わざわざこんな場所にまできた。
最初は面倒なだけだったが来てみると意外と楽しく、いい気分で帰り支度をしていた。
しかし不幸にも駅に着く前に犬に追われ、予定していた時間よりかなり遅れて駅に着いた。

『トイレに行くと電車を逃すことになるし、どうしようか』

トイレに行こうか我慢しようか迷った彼だったが、ここはド田舎。
電車が二時間に一本しかなく、これを逃すとかなりの時間待ちぼうけである。

『まあ、大丈夫か』

彼はそのまま乗り込んだのであった。
電車内はクーラーがきいており、今日は日差しが強かったのでありがたかったが、冷風は先ほどまで走って大量の汗をかいた上条の体から熱を奪っていった。
彼はモジモジと体を揺らせながら気を紛らわせるため、窓から景色をながめ尿意を必死に我慢していた。
少々不審な動きをしていたが、電車内は利用者も少なく、車内には彼を含めてたったの二人。
モジモジ車内を見ていると女性と目が合い、彼女は上条の顔を見てニコリと笑みを浮かべた。
三十分後、目的の終着駅が近づいてきたところで不幸な彼に面倒なことが起きた。
車内の彼女が胸をおさえ、急に倒れてしまった。
これは大変だと思い、上条は彼女に駆け寄ってはみたが、彼女は完全に意識を失ってしまったようだ。
医者でもない彼は、とにかく声をかけ続けたが全く反応がない。
運の悪いことに携帯は充電が切れており、外部に連絡することもできない。

「不幸だ」

上条は目に涙を浮かべ、ズボンを濡らした。
947 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/31(月) 01:48:15.84 ID:DmBR2l+io
……え?
948 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/10/31(月) 06:51:27.91 ID:wNFrHEAr0
>>946

でも違う、違うんだよ…
スカでも羞恥プレイでもないおもらしは「おもらしした事実」じゃなくて「おもらしする事によってどんな事が起こるか」なんだ…
と書いてて思いついた。2レス貰う。上イン。おもらし注意。ついでに地の文の練習



わたくし、上条当麻は不幸である

同居人がクラスメイトでもある友人の家にお泊りすると言って、いつも占領しているベッドを解放した
加えて翌日は日曜、担任の教師も出張で補習は無し

「明日はゆっくり寝れますよー」と普段より何倍も寝心地のいい寝床その身を沈ませた

ここまでは『幸福』だった

不幸に慣れた彼は「この先に不幸が待ち受けている」と警戒するべきだった

目を覚ました瞬間、その『幸運』ははかなくも霧散し、『不幸』な目にあっていたから



上条「不幸だ!!起きたら両手両足縛られてるなんて!!」

インデックス「あ、おはようとうま」

目覚めた瞬間「拘束されてる!?おのれ魔術師!」ともがく上条に「安心するといいかも」やさしく声をかけた


犯人は予想以上に早く帰ってきた少女、インデックスである
なんでも「夏休み最終日に闇咲に捕えられた時の再現と改良をする」らしい


「これから先、つかまえた魔術師を捕縛する時に使えるんだよ!あの時は東洋式の〜〜でもコレはイスラム系の〜〜」

とよくわからない事を言い始めた彼女の前で彼は「その実験台にされる上条さんの不幸はノーカンなのですね……」と涙を流した


    〜2時間後〜

インデックスはいまだに「あーでもないかも…こーでもないかも…」と様々な縛り方を実験台(上条当麻)に試していた
途中で上条が逃げられない程度に縄を緩め、体勢を変えて縛り直し、「でもこの方法とか術式を使われると…」とブツブツと呟くと、また違う縛り方を試す
そんな作業を続けた結果、手は後ろ手に縛られ、膝を曲げて足を大きく開いて座った状態―――いわゆる『M字開脚』と呼ばれる格好で固定されていた

(恥ずかしすぎる!……というか漏れそう!!!)

目が覚めた時には既に縛られ、これまで2時間、トイレに行くことも先ほどからムズムズする鼻を掻く事すら出来ない
腹が減った、とか、顔を洗いたいなんて些細な願望はもういい。今は膀胱が限界を迎えようとしている

「インデックス!早く縄をほどいてくれ!!もう限界なんだ!!」

「ちょっと待ってほしいかも。この捕縛法は(ry」

「いいから早く!!このままだともれrモガッ!!」

「ちょっとうるさいんだよ。――の書に記された最もポピュラーな猿轡でもしてるといいかも」

「はへ!ひんへっふふ!はひへひゃはひんは!」
(待て!インデックス!マジでヤバいんだ!)

「何言ってるのか分からないかも」

「ははふははへ!!はひへッ――――」


「あっ……」

「ふぇ!?」



(ああ、終わった。俺の16年の人生。実際数ヶ月しか記憶ないけど)

『記憶』はなくても以前の上条当麻が蓄積した『知識』が教えてくれた



16歳にもなって―――それも同年代の女の子の目の前で――――失禁することは社会的な死だと

――例え口外されなくても、自責の念で死にたくなる事だと―――――――
949 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/10/31(月) 06:55:47.64 ID:wNFrHEAr0
じんわりと股間に広がる暖かさと不快感、口をふさがれて呼吸を余儀なくされた鼻から伝わるアンモニア臭が否定したい現実を嫌というほど知らしめた

上条の脳裏に数ヶ月足らずの記憶が走馬灯のようにフラッシュバックする

同居人を救おうと足掻いてた錬金術師と戦って――その身を犠牲にして妹を救おうとした少女を助けるために学園都市最強と戦って―――世界を救うために使ってはいけない魔術を使おうとする親友と戦って―――人間ではない友人を救うために戦って―――
つまらないと言う女のために誘拐を企てた魔術師と戦って―――…今回はお前のせいだぞ闇咲……―――大覇星祭を滅茶苦茶にしようとした魔術師と戦って―――知ってしまったシスターを救うために戦って―――今度はその戦った相手を救うために戦って――――戦ってばっかりだな、俺

「あ…ごめんね……とうま…」

「」

「あの……我慢してるなんて知らなかったんだよ……」

「」

彼女は必死に謝りながら縄をほどき、猿轡を取るが絶賛放心中の上条の耳には届かない

(でも……)

(恥ずかしがりながらおもr…しちゃったとうま……)

濡れて黒く変色した股間部分をチラチラみながらインデックスは頬を赤らめる





(ちょっと………可愛かったかも……)



(ダメなんだよ!そんなHENTAIみたいな事考えたら!!)

ブンブンと首を振って自分の頭に出てきた感想を否定しようとするインデックス

(というか、とうますごく落ち込んでるかも)

当然なリアクション。同居人の女の子の前で失禁、可愛く言えばおもらししてしまったのだ
そしてその女の子に顔を見せられるわけがなく、向こう側を向いて力なく倒れている

(私のせい、だよね……)

(私はどうしたらいいのかな?私のせいだし、私がなんとかしてあげなくちゃ……!)

彼女は混乱していた

思いを寄せる彼が、今まで見た事がないほど落ち込んでいるのだ
それも自分の行為のせいで
御自慢の魔導書図書館にもこんなケースの解決法は載っていない

――――早く解決しないと、このままじゃとうまが―――

焦りが更に混乱を加速させていく

(恥ずかしいんだよね……)


インデックスは混乱していた


(だったら私も同等の恥ずかしさを……とうまに見せれば…)


そう、混乱していたのである





「と、とうま……わたし、の…おもらし……みる?」

「へ?」


※ 続きを見るには初心者の私に代わって>>950を取ってください ※

嘘ですごめんなさい
エロパロでやれよ俺
ちょいエロ、恋愛?を目指したのに何故かギャグパートが入っていた、何を言ってるか(ry
950 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2011/10/31(月) 09:20:57.95 ID:2lzAauHfo

ちょっぴり斜めな方向の思考にいっちゃった禁書さんがなんだかかわいいww
951 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/31(月) 09:47:34.09 ID:VIytpWJRo
同年代以外、同性でも死にたくなるだろ
952 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/31(月) 10:27:15.68 ID:yKCAYFogo
乙、さぁ早く続きを書く作業に移るんだ

>>950
次スレ任せた

と言いたい所だが、今立てると早過ぎるよな
>>970>>980ぐらいか?
953 :950 [sage]:2011/10/31(月) 18:26:39.70 ID:2lzAauHfo
あ、950でスレ立てだったのか…気づいてなくてすいません…

スレ立ててきたほうがいい?
最近は流れがゆっくりだから自分も970か980ぐらいでもいいと思うんだけど
954 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2011/10/31(月) 18:43:19.69 ID:DZI27bleo
テンプレはどうする?
現行のままでいいに一票。
そもそも読まない人は読まないからいくらテンプレを洗練させてもアレな人には意味が無い気がするから。
955 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) [sage]:2011/10/31(月) 19:15:48.47 ID:gYgK0A8Mo
最近は過疎ってるし>>950が立てるなら好きなタイミングで良いんじゃね
テンプレは現状維持で良いかと、テンプレがコロコロ変わるのも問題だし今の所特に問題は起きてない
956 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/31(月) 19:37:19.80 ID:7FfTH6qp0
・共用スレなので書きながらの投下は禁止です。必ず投下分を書き溜めてから投下すること
 また安価作品なんかはご遠慮下さい

↑に追加で『回線の問題などで書き溜めがあっても、投下が遅れる場合は注意書きや後書きに入れてください』的な文章が欲しい。
最近異様に重くて投下してるのに反映されていない場合とか、投下自体できてない時もあるし。
957 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/31(月) 22:10:19.16 ID:Wy14WAeDO
回線は投下する前にはわからんのだが…
後書きに書くのは大丈夫でも注意書には無理だろ
958 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage saga]:2011/10/31(月) 23:19:08.55 ID:wNFrHEAr0
>>952
続きなんか考えてなかったんだぜ…
例え書いてもただの性癖晒しになる未来しか見えない


次スレはちょいと早めの>>970くらいで良いと思ふ
>>597にはおおむね同意。何分投下がなければ〜とかで良いんじゃないか?
959 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/01(火) 14:27:51.40 ID:/5D96yQco
>>957
回線ってVIPServicesのサーバーの問題じゃなくて
自宅もしくはネカフェなどの回線速度の問題だぜ。
普段使ってる人は分かるだろう。

サーバを移転しました@荒巻 旧サーバ:http://vs302.vip2ch.com/
960 :ケーキ屋アックア0/3 [saga]:2011/11/02(水) 18:39:01.23 ID:Eo4H7X4u0
3レス頂くのである。
未来捏造なのである。
961 :ケーキ屋アックア1/3 [saga]:2011/11/02(水) 18:40:12.21 ID:Eo4H7X4u0
閉店間際という時間帯もあり、店内はガランとしている。
その店の前で一人の男が足を止めた。
男は毎週土曜日に夫人を伴って、この店にケーキやプリンを買いに来ている常連客の一人であった。

「いらっしゃいませ」

男は少し陳列棚を見たあと、メッセージカード付きのホールケーキを指差した。

「一番左のホールケーキを一つ頼む」

「はい。あの。少々お待ち下さいませ」

「ン? 分かった」

「店長」

店員は店の奥に行き、代わりに店の奥から店長がやってきた。

「大変お待たせしたのである。本日はどなたかのお誕生日ですか? カードにはどのように記入すればいいのである」

「結婚記念日だ。今年で結婚五年目になるンだが、去年も一昨年も忘れてたンだよ」
962 :ケーキ屋アックア2/3 [saga]:2011/11/02(水) 18:41:12.06 ID:Eo4H7X4u0
「そうであるか。ではカードには『結婚5周年を祝して』と記入させていただくのである」

「あァ、頼む」

店の置くから店員が戻り、箱を袋に詰めた。

「今日はいい天気である。星がよく見えるのである」

「あァ」

「夏の最後を当店のケーキをご賞味いただきながら、奥方とロマンチックな夜をお過ごして欲しいのである」

「大変お待たせ致しました。三千円。頂戴致します」

「あァ」

「ありがとう。ございました」

「ありがとうございましたである。またのご来店をお待ちしてるのである」

男は『今年は小言を言われずに済むな』と思いながら自宅に帰った。
963 :ケーキ屋アックア3/3 [saga]:2011/11/02(水) 18:42:39.77 ID:Eo4H7X4u0
「帰ったぞ」

「あなたーおかえりなさ……ってこの包みは?」

「ケーキだ。いつもの店で買ってきたンだ。今年は忘れなかったぞ」

「……」

「ン、テーブルの上にあるのは」

男はそう言うとテーブルの上に置いてあったケーキを見つけた。

「まったく、気の利かないケーキ屋ね。夕方私が買ったこと知ってるはずなのに……あら?」

「どうした?」

妻が空けていたケーキの箱の中身を見て男は驚いた。
箱の中には小さなシャンパンが一本と封筒が入っていたのである。
そして封筒の中にはケーキの代金とともに、手紙が添えられていた。

『ご結婚5周年おめでとうなのである。素敵な二人のために乾杯』
964 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/11/02(水) 18:43:10.99 ID:Eo4H7X4u0
終わりである。
965 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(田舎おでん) [sage]:2011/11/02(水) 20:24:13.97 ID:v3cGddFdo
966 :美琴の長電話 :2011/11/02(水) 20:24:14.13 ID:652NvsFDO
全て美琴の台詞です
さて、誰と電話しているのかな


「あ、もしもし?アンタ今いい?」

「アンタさ、今日は行っていい?」

「嫌……いや、別にアンタの為じゃないわよ!」

「そ、そうよ!練習よ!」

「は?誰がアンタなんか……別にす、好きじゃないわよ!」

「けっけっここっけっこ」

「劇の練習だっつーの」

「はぁ、なんで素直になれないのかな」コゴエ


「あ、いやこっちの話しよ」

「うん、またね」


以上です
967 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/02(水) 20:57:06.08 ID:ae7pp6Oeo
長電話にツッコむところ?
968 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/02(水) 21:06:00.09 ID:QmSG20H1o
あまりにも捻りが無い会話も突っ込むところ?
969 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/02(水) 21:36:28.49 ID:7VEI4cOq0
ちなみにその相手は俺でFA?
970 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/02(水) 23:04:29.76 ID:cVY4IuV00
結局、エア電話なんでしょ?
971 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/11/03(木) 00:27:30.18 ID:aXJAqQbNo
全て美琴の独り言とみた
972 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/11/03(木) 00:28:05.93 ID:TtTVVDBio
横で黒子が泣いているんですね。
973 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/03(木) 00:32:23.58 ID:h4+frFwDo
そろそろスレ立ての季節か
974 :美琴の長電話(上条編) [sage]:2011/11/03(木) 05:13:21.75 ID:sfGPGdjDO
全て上条の台詞です
美琴編と合わせてお読みください



「おう、いいぜ」

「え?こんな時間からか?
わざわざ不幸な上条さんの為に来てくれるのか」

「あぁ?料理の練習だっけ?」

「練習しなくても美味いし、好きでもない上条さんに作ってくれるなんて…感動モノだよ」

「お前さ、結婚したら尻にひきそうだな」

「?どうした大丈夫か」

「ふーん」<トウマトウマ>
「静かにしろ!」


「ん?なんか言ったか?」

「じゃ、またな」



以上です
975 :美琴の長電話(解説) [sage]:2011/11/03(木) 05:18:39.14 ID:sfGPGdjDO
美琴「今日は珍しく会話が続いた」ぱぁ(*⌒▽⌒*)

白井(あの類人猿がぁぁぁぁぁああぁぁ)


ツンデレな美琴ちゃんにとって普通の会話も電話だと続かない。
今日は珍しく長電話だった美琴ちゃんでした

976 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/03(木) 05:20:45.17 ID:sfGPGdjDO
ふぅ、やっと書き込めた
なんか接続悪いぜ
977 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/03(木) 19:54:46.25 ID:aXJAqQbN0

確かにみこっちゃんにとっては長電話かも
978 :お互い相手が消える事が怖い打ち止めと一方通行 [saga]:2011/11/03(木) 19:56:38.34 ID:aXJAqQbNo

11レスお借りします。
演出の為にレスを短く切って名前欄を利用しています。
ちょっと狂った二人の話です。
リード繋げながらも普通に散歩する二人は美しいだろうなと思ったのです。
死んでる人も居ます。
練習のため表現を何となく回りくどくしております。
ちょっと気分悪くなるかもしれません、ごめんなさい。
979 :「どうしてあんな状態で二人を外に出したじゃん!」 [saga]:2011/11/03(木) 19:58:12.59 ID:aXJAqQbNo

「ミサカ、
 アレ買って欲しいな、
 ってミサカはミサカはおねだりしてみる!」

「ったく、
 オマエらも好きだよな。
 ンなカエルのどこがいいンだか」


 それはとても微笑ましい光景であった。
 兄妹だろうか、少年と少女が仲良く買い物をしている。
 人々は少年の人目を引く容姿に目をひき付けられつつも和やかに通り過ぎていった。


 そして、次には振り返ってみな目を疑う。
980 :「しょうがないでしょ、ドアを破って出て行く勢いだったんだもの」 [saga]:2011/11/03(木) 19:59:33.22 ID:aXJAqQbNo

「あー!
 ゲコ太馬鹿にしたー!
 ってミサカはミサカはリードを引っ張って不満をあらわにしてみたり!」

「ぐェ…
 急に引っ張るなクソガキ!」

「ぷー!
 だってアナタがゲコ太を馬鹿にするんだもん!
 ってミサカはミサカはコレが正当な行為だということを宣言してみる!」


 彼の細い首には無骨で首輪のような黒いチョーカーが付いていた。
 それには細いコードが二本生えており、
 髪に隠れて耳の近くに繋がっているようだ。
 はたから見たら新型のMP3プレーヤーにでも見えるだろう。

 しかし、彼のチョーカーにはMP3プレーヤーと違う点が一つあった。
 二本のコードの他に一つだけ太い紐が付いていたのだ。
 まるで犬のリードのように。
981 :「はあ… で、犬の散歩よろしく二人はどこに行ったじゃん?」 [saga]:2011/11/03(木) 20:01:08.80 ID:aXJAqQbNo

「ヘェヘェ、
 俺が悪ゥごぜェました」

「むー、
 反省してる気がしない!
 ってミサカはミサカはもう一回この手にあるリードを引っ張ってみたり!」

「ぐェ」


 そしてそのヒモの先は傍を歩く少女の手にあった。
 グルグルに腕に縛り付けられてるのが少し異常だが、
 その少女の持つヒモから繋がってるものが犬で、
 その少女の現在位置がデパートで無ければおかしくは無いのだ。


「懲りないアナタにおしおき!
 ってミサカはミサカは胸を張ってみたり!」フンス

「ヘェヘェ…」


 そうすればただの仲のいい兄妹が犬の散歩をしているだけだ。

 しかし現実は違う。

 ヒモは少女の手と少年の首を繋ぎ。
 ここはデパートのぬいぐるみ売り場。
982 :「デパートにゲコ太のぬいぐるみを買いに行ったわ」 [saga]:2011/11/03(木) 20:02:06.45 ID:aXJAqQbNo

「あ、
 このゲコ太可愛い!
 ってミサカはミサカは抱き枕ゲコ太に抱きついてみたり!」

「それにするのか?」

「んー、
 もうちょっと待って、
 ってミサカはミサカはお願いしてみる」

「ヘェヘェ」


 そしてこの空間がひときわ異彩を放つ要因。
 それは『二人があまりにも普通に見えること』

 そう、普通なのだ。
 そこにリードがあることに一瞬気が付かないほどに。
 気が付いたらその平凡さが逆に不自然に際立つ程に。
 一瞬、もしかしてソレをおかしいと思う、
 自分がおかしいのではないかと考えるくらいに。
983 :「…もしかしなくとも、プレゼントじゃん、ね」 [saga]:2011/11/03(木) 20:03:49.01 ID:aXJAqQbNo

「よし、
 これにする!
 ってミサカはミサカはあなたにゲコ太の等身大枕を手渡してみたり!」

「本当にコレでいいのか?」

「うん!
 ってミサカはミサカはリードを引っ張ってあなたを急かしてみる!」

「ぐェ」


 そしてそれは間違えだとすぐに認識する。
 なぜなら、あまりにも彼らは美し過ぎた。


「番外個体喜んでくれるかなぁ、
 ってミサカはミサカは少し心配してみたり」

「誕生日だし何でも大丈夫だろ、多分」

「そうだよね、
 ミサカ達姉妹が始めて出会った記念日だから、
 絶対大丈夫だよね、多分!
 ってミサカはミサカは嬉しくてダッシュしてみたり!」

「ここはデパートだからぐェ、オイ、ゥぐ、待、」
984 :「ええ、二人を狂わせてしまった、もうこの世に居ない番外個体への」 [saga]:2011/11/03(木) 20:05:28.67 ID:aXJAqQbNo

 彼らは美しいのだ。
 一回通り過ぎたのにまた振り返って呆けた顔で彼らを見つめるくらいに。
 一挙一動を見逃すまいと微動だにすることなく固まるくらいに。


「あ…
 ごめんね、
 ってミサカはミサカは急ぎすぎたことを謝ってみる」

「げほっ、ごほっ、分かれば、いい」


 まず二人は目が美しかった。
 少年は使い過ぎて切れ味の鈍った刃物のような濁った目をし、
 少女は生まれる寸前のカエルの卵のような生々しい光を放つ瞳をしていた。

 次に美意識に訴えかけるのは、
 それとなく赤子を思わせるような二人の無垢さ。
 言葉の節々に表れる不完全さ。
 生まれたての赤子と言うよりも、
 生まれてすぐに何も無いところに閉じ込め続けたその結果のような純粋さ。
 まるで全ての色を塗りつぶした白の絵の具のようだった。
985 :「どうせ、二人で縛り合ってるだけじゃ怖くなったんじゃんよ」 [saga]:2011/11/03(木) 20:06:23.37 ID:aXJAqQbNo

「じゃあ、
 ゆっくり帰ろっか、
 ってミサカはミサカはのんびり歩き出してみたり」

「ヘェヘェ、
 あんまリード引っ張るなよな」

「分かってるよ!
 ってミサカはミサカはむくれてみる」


 そんな不完全な完全の中に一つ、明らかな不自然。
 幸せそうな違和感達を結ぶ一つの物体。
 リード。
 それらが彼らの狂った統合性を乱しつつ、
 美しい一体感を演出していた。
986 :「そうね、帰ったらリードに新しい紐と人形を繋げるでしょうね」 [saga]:2011/11/03(木) 20:07:35.89 ID:aXJAqQbNo

「どォだか」

「もーう!
 ってミサカはミサカは意地悪なあなたに涙目になってみたり!」


 仲の良い少年少女と、
 ソレを繋ぐ一本のヒモ。


「……オラ」

「ん?
 ってミサカはミサカは差し出された手に首を傾げてみたり」

「手ェ、繋ぐンだろ」

「……うん!
 ってミサカはミサカはエンジェルスマーイル!」


 それはあまりにも神聖過ぎて、毒のある光景だった。
987 :「そしてあの子の代わりに縛って天国にも行けないようにするんだわ」 [saga]:2011/11/03(木) 20:08:18.20 ID:aXJAqQbNo

 ・
 ・
 ・

 ……ミサカは死んだ。

 製造の仕方が他のミサカと違って雑だったらしい。

 そして、それが悪かったらしい。

 世界最高の医師の技術も、
 次々と破壊される脳細胞たちにはかなわなかったようだ。

 最初は物忘れが激しくなって。

 次に耳が遠くなって。

 視力が落ちて。

 体が動かなくなって。

 心臓も動かなくなった。

 それはもうしょうがない。

 死んだことはしょうがない。

 もう、元には戻らない。
988 :「…ちょっと寂しい、じゃんね」 [saga]:2011/11/03(木) 20:09:08.33 ID:aXJAqQbNo

 ……でも。

 でも、彼らだけはどうにかならないものか。

 ミサカが死んで、
 ミサカの為に狂った彼ら。

 ミサカが消えたことを認められない。

 お互い消えないように縛りあって放さない、彼ら。

 今日もミサカ達の初対面記念日という事で買い物に行っている。

 どうせミサカに見立てた人形を買ってくるのだろう。

 プレゼントだ、
 お誕生日みたいなものだから、って言い訳しながら。
989 :「そう、ね」 [saga]:2011/11/03(木) 20:10:19.70 ID:aXJAqQbNo

 ……いらない。

 そんなの、ミサカはいらない。

 そんな、ミサカが生きている事を前提としている、
 ミサカが死んだことを認めないためだけのものなんていらないよ。

 だってミサカは死んでいるのに、
 生きてるミサカにプレゼントくれても、空しいだけでしょ?

 しかもソレをミサカの代わりにし出すのだろうから、
 余計たちが悪い。

 弔ってくれとは言わないから。

 ミサカが死んだことを。

 ミサカが今まで生きてきたことを認めてくれるだけで。

 ただ、それだけで、いいのに。
990 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2011/11/03(木) 20:10:56.08 ID:aXJAqQbNo

以上です、
ありがとうございました。
念のため言うと、
名前欄の会話は黄泉川と芳川の物で、
最後の回想は番外個体のものです。
991 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/03(木) 20:41:22.37 ID:5qgYmB6Xo
残りレス数少ないのに次スレ立ってないじゃないか
立ててくる
992 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(東京都) [sage]:2011/11/03(木) 20:45:55.85 ID:5qgYmB6Xo
次スレ

 ▽【禁書目録】「とあるシリーズSS総合スレ」-34冊目-【超電磁砲】
 http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1320320521/
993 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/11/03(木) 20:49:38.87 ID:p7Sw8YVl0
>>990
>>991
994 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/11/03(木) 20:49:57.02 ID:te8mmP+Fo
>>992
995 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(チベット自治区) [sage]:2011/11/04(金) 00:50:00.20 ID:RdksY/1yo
>>992

GJ
996 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/04(金) 02:45:42.35 ID:9+SNr8dDO
2レスもらいます
997 :打ち止め「……ってあ、くさっ」 :2011/11/04(金) 02:48:30.36 ID:9+SNr8dDO


一方通行「納豆うめェ」ネバネバ

打ち止め「えう……ミサカはちょっと苦手かなってミサカはミサカは鼻を摘まんでみたり」

一方通行「あン?それでも日本人かオマエ」ネバネバ

打ち止め「あなたに言われたくないってミサカはミサカは一番日本人離れした外見のあなたに言ってみる」

一方通行「ぐ……っそれは、そォかもしンねェけどよォ」ネバネバ

打ち止め「というかいつまで混ぜるの?」

一方通行「あ、あァ。あとちょっとだな」チラッ

一方通行「」ウン

打ち止め「もう糸がひいて真っ白じゃないってミサカはミサカは遠目から覗いてみたり」

一方通行「こンくれェが一番うめェンだよ」ネバネバ

打ち止め「ふぅん。それって「ちょっと待ちなさい!!」バンッ

打ち止め「……え?」

芳川「私といえば日本人、日本人といえば私!」

芳川「納豆のベストは15回って決まっているのよ!」ネバネバ

打ち止め「な、何でヨシカワも納豆を持ってるの……」

一方通行「あァ?」ピキッ

芳川「なにかしら一方通行」ネバネバ

一方通行「オマエと日本人についても気になるが……納豆が15回だと?」ネバネバ

芳川「えぇそうよ」ネバネバ

一方通行「ありえねェ……ありえねェよ」

一方通行「納豆は糸が切れるようになるまでって決まってンだよォ!!」ネバアッ

芳川「だからそれは混ぜすぎなのよ!!」

一方通行「それは混ぜなさすぎだろォが!?納豆ってのは混ぜる課程も大事にするもンだろ!!」バッ

芳川「くさっ」ベチャッ

芳川「や、やったわね……混ぜまくっているからやけに白くて何だか卑猥だわ……」

一方通行「加えてベクトル操作だからなァ……中々顔から取れねェだろ?」ニマニマ

芳川「えぇそうね……っと油断させたところでぇ!」バッ

一方通行「はっベクトル操作っつっただろォが!」ハンシャッ

芳川「な、なんですって!?」

打ち止め(あ、お茶飲みたい)テクテク

一方通行「ってあ」

芳川「あ」

打ち止め「――え?」ベチャッ

打ち止め「……え?」カオニテヲアテ

打ち止め「」ネチャア

打ち止め「きゃ、きゃああああああっ」


998 :打ち止め「……ってあ、くさっ」 :2011/11/04(金) 02:49:25.63 ID:9+SNr8dDO

△▼△▼△


打ち止め「で、何か言うことはないの?ってミサカはミサカは顔をふきながらあなたたちに言ってみたり」グスッ

一方通行「いやその」

芳川「ねぇ?」

打ち止め「もー!もー!もとはといえばヨシカワのせい……ってあ、くさっ納豆くさっ」

打ち止め「納豆の臭い取れないし……」グズッ

打ち止め「こんなんじゃミサカ納豆女になっちゃうじゃない!」ウガー

芳川「ぶっ」

一方通行「」プルプル

打ち止め「……」

一方通行「あ、いや、ほンと、悪かっふはっ」プルプル

芳川「な、納豆女……」プルプル

打ち止め「ヨシカワの笑いのポイントがわからない」

打ち止め「ってそうじゃない!そうじゃないの!」キィッ

一方通行「オマエにも……納豆の良さをわかってもらいたかったンだ」キリッ

打ち止め「あなた……」キュン

打ち止め「ってだめ!だめだよミサカ!!」ブンブン

芳川「あ、じゃあ私もそんな感じで」ハイ

打ち止め「あ、うん。……じゃない!そうじゃないよ!?」

ガチャ

打ち止め「ふ?」

黄泉川「あれ?みんな揃ってるじゃん?」

黄泉川「って納豆くさっ」ギョッ

打ち止め「あ、ごめんねヨミカワってミサカはミサカは……ってなんでミサカだけが謝ってるの!?」

一方通行「あァ……」

打ち止め「何でそんな心ここにあらずって感じなの!?ってミサカはミサカはぎょっとしてみる!」

芳川「ねぇ愛穂は納豆は何回かき混ぜる?」

黄泉川「いやに唐突じゃんよ……そうだな。30回ぐらいじゃんかね」ウーン

一方通行「」ピクッ

芳川「」ピクッ

一方通行「よォし第二次納豆大戦の始まりだァアアアアアア!!」ネバネバネチャア

芳川「望むところよおおお!!」ネバネバネバアッ

黄泉川「えっちょ、どういうことじゃんよ!!」

打ち止め「もうやめてええええっ」


おわり
999 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/04(金) 02:50:10.13 ID:9+SNr8dDO
おわり
さてこのスレももうすぐ終わりか……納豆うめぇ
1000 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/04(金) 02:56:45.12 ID:l3PibkJio


1000なら次スレは皆新しいカプの開発にいそしむ
1001 :1001 :Over 1000 Thread
          | |\                /| |
          | |::.::.\.________./.::.::| |
          | |:::.::.:.:.| ⊂⊃      ⊂⊃ |.:.:.::.:::| |
          | |:::.::.:.:.l∧_∧   ∧_∧|.:.:.::.:::| |  NIPは誰でもウェルカム
          | |:::.::.:.:.|,, ´∀`)  (・∀・ ,,).:.:.::.:::| |
          | |:::.::.:⊂   つ  (     つ .::.:::| |
          | |:::.::.:.:.| ヽノ____Y  人|.:.:.::.:::| |                     SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
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中2の自称ショタでバイだけど質問ある? @ 2011/11/04(金) 00:53:33.09 ID:UYHu+LDco
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憂「軽音部の皆さんを、聖闘士星矢のキャラに例えると?」 @ 2011/11/04(金) 00:17:54.28 ID:+pn0v4CAO
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【歴史にはびこる】ここだけファンタジー世界part164【文化の種子】 @ 2011/11/04(金) 00:11:01.66 ID:CuMwDdQCo
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【TRPG風】ジャンヌ・ダルク「それでは聖杯戦争を開始します」【Fate】 @ 2011/11/03(木) 23:55:46.36 ID:RCI9VGiFo
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小学校の頃を書く @ 2011/11/03(木) 23:50:16.29 ID:AzPGCvmIO
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