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魔王「何者だ!」死神「死神DETH!」キリッ - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆DcubshI73Y [sage]:2011/09/03(土) 00:57:52.24 ID:OYmKyFVe0
    注意書き

・作者が暴走し放題妄想垂れ流し放題

・そーいや死神と魔王って組み合わせ珍しくね?

・不定期かつ遅っせぇ短けぇマジのショートショート

・正直すみませんでした反省はしてます

・は、初めてなんだから…こんなことするの…

・ネタ提供大歓迎


心が瀬戸内といわず太平洋のように広い方はどうぞ
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(安価&コンマ)鉄血に狼の男が(機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ) part2 @ 2025/06/22(日) 22:47:53.63 ID:xiq+pvxz0
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■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:08:31.92 ID:A9RjOWcxo
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■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:07:56.06 ID:9l741hD4o
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■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:07:18.78 ID:XCIH42NJo
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■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:06:42.32 ID:sMr/Yf+to
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■ 萌竜会 ■ @ 2025/06/20(金) 21:04:47.30 ID:XCIH42NJo
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2 : ◆7oWiJj9WF6 [saga]:2011/09/03(土) 00:59:23.37 ID:IaaN4BPM0
期待
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3 : ◆DcubshI73Y [sage]:2011/09/03(土) 01:00:34.85 ID:OYmKyFVe0
デスパペット「魔王様、勇者どもはまっすぐこちらに向かってきております」

魔王「そうか。勇者たちの進行方向上には誰が控えておる?」

デスパペット「クヒヒ、魔王様お気に入りのオーガの牙城ですよ」

魔王「クックククク…見物だな。ガーゴイルを出せ、空から眺めてやろうではないか」

デスパペット「御衣に…くきひゃははは!!」バシュゥゥン

魔王「ふぅ…やれ楽しみだ。久しぶりに全力で戦えそうだな。フフ…ハハハ!!」


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4 : ◆DcubshI73Y [sage]:2011/09/03(土) 01:03:21.43 ID:OYmKyFVe0
魔王「…さて、魔王っぽいことはした。後は勇者が来るのを待つだけだが、どうにも暇だ。先代様はどうやって暇をつぶしていたのだったか…そういえばスケルトンが書庫に新しい書籍を追加したとか言ってたな。おい!」パンパン

スケルトン「お呼びで?魔王様?」シュタッ

魔王「お前が追加したとか言う新しい本をもってこい。全部だ」

スケルトン「へい!あっ」コケッ バラバラ

魔王「…………誰か組みなおしてやれ」

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5 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage]:2011/09/03(土) 01:12:38.68 ID:OYmKyFVe0
魔王「これはなかなかに興味深い本だな…」パラパラ

?「へ〜、どんな話よ?」ヒョイッ

魔王「魔王と勇者が経済や産業の活性化で世界を改革しようとかいう物語だ。これはこれで話が面白い」ペラペラ

?「おー、面白そうじゃん、見終わったら見せてくれ」ワクテカ

魔王「そちらに読み終わったものがおいてある。好きに読め」ムコウノツクエニユビサシ

?「ン、どーも」テトテト

………………。


魔王「…………って誰だお前ぇぇぇぇ!!!!」ガビーーーン!!

?「え?!だれかいるの?!」ビクゥ!キョロキョロ

魔王「お前だよ!!お前!黒マント黒ローブガイコツ仮面背中に大鎌背負ったお前だよ!!どうやって入った?!うちの警備はザル同然なのか?!」

?「なにそれこわいwwwwそんなやつこの世にいるんですかwwwwテラワロスwwwwww」ケタケタ

魔王「だからぁぁぁぁ!!!!!」ウナァァァァァァァ!!





?「落ち着け落ち着けって。まぁマテ茶でも飲め。小生は堂々とインターフォン押して玄関から入ったぞ?警備のトロールのおっちゃんめっちゃ愛想いいな、おせんべ貰っちゃったwwww上司がしっかりしてる会社は居心地がいいとかいってたぞ。上司の弛まぬ努力の賜物だな」

魔王「質問に答えよ!!何者だ?!」

死神「死神DETH☆」キリッ

魔王「(はてしなくうぜぇぇぇぇぇ!!!!っと、落ち着け私…見敵必殺見敵必殺…)…死神だと?」

死神「う〜ん…さっきの自己紹介だと小生が炎髪オカマ死神と間違われてしまうかもしれないな…考えも安直過ぎたか…考え直すか…」ウーン

魔王「聞けぇぇぇぇぇ!!!!」ギャピーーーー!!


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6 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage]:2011/09/03(土) 01:15:33.07 ID:OYmKyFVe0
のっけからやり過ぎましたすみませんorzどうかその手に持った物騒な物を下げてください
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7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2011/09/03(土) 01:15:43.35 ID:OmHAgs4SO

DEATHでは?

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8 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage]:2011/09/03(土) 01:20:16.85 ID:OYmKyFVe0
魚マジだすみません無学ですみませんどうかその肩に構えた火薬がたっぷり入ってそうなペンシルロケット弾を降ろしてくださ

ご指摘とか感謝します。小生バカなんで助かります。
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9 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage]:2011/09/03(土) 01:30:39.81 ID:OYmKyFVe0
死神「ふぉぉぉぉーーーーーー!!!!!やっちまったぁぁぁぁ!!これが噂に聞く深夜のヘンなテンション?!勢いって怖ぇーー!!やぁぁぁぁぁ!!!!」ゴロゴロジタバタ

魔王「やかましい!!のっけから誤字脱字したぐらいで諦めるな!」

死神「うんそだね」ケロッ

魔王「貴様ぁぁぁぁ!!」ガーーー!!

死神「今日は寝よう。おやふみ魔王〜」ゴロン

魔王「……私も寝るか」
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10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/09/03(土) 02:23:21.86 ID:5vpe70rDo
スレタイもDETH…
(キリッにあってるからいいか
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11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関東・甲信越) [sage]:2011/09/03(土) 06:10:24.21 ID:rkCgQH7AO
ちょっと間の抜けた死神もいいじゃない
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12 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage]:2011/09/03(土) 10:15:51.33 ID:OYmKyFVe0
魔王「ハァハァ…」ゼェゼェ

死神「なにそんな疲弊しきってんの?戦ってもないのに」キョトン

魔王「…もうよい…して、死神とやら」

死神「なんDEATHか?」

魔王「(うぜぇ…)死神というからには誰かの魂を狩に来たのだろう?この私の魂がほしいのか?」

死神「だめだ、ですをDEATHにするのは失敗だな。作者も疲れる、のっけから間違う、アニメ版だと字がないからネタとして効果は薄くなってしまう、いいことなしかよ」ショボン

魔王「…燃えよ殲滅の焔…我が目の前の愚者を焼き尽くせ!!スルトの吐息!!」ボォォオォ!!

死神「スーパー●ヴァみてー。じゃあ小生も。クトゥグアの咳。どうする?城ごと蒸発しとく?」ズゴゴゴゴゴ

魔王「(ッ…こいつ、次元が違う…歴代最強と歌われたこの私が…龍を目の前にした蟻のようではないかッ…あの火の玉、一見小さいがおそらくこの次元すら葬れる威力を持ってる…死神とはいったい何なのだ?!)」

死神「ハイハイ若い女の子が火遊びとかしないの。ホイ、ノーデンスの鼻水」ジョバー

魔王「」ビショビショネトネト

死神「小生がここに来た理由、だったか。お前さんのご察しのとおり、小生は魂を狩に来た。だがそれはお前さんの魂ではない。ここに来る勇者の魂よ」ニィヤァ…

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13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/09/03(土) 10:26:03.45 ID:5vpe70rDo
魔王って女だったのか
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14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) :2011/09/03(土) 13:22:46.46 ID:/5kXwBve0
魔王「勇者の魂…だと?」

死神「安心しろ、お前さんらの戦いには小指のつめ先の垢ほどにも興味はないし、「俺が機械兵だ!!」とかいって武力介入もしない。ただただ見せてもらうだけって訳よ」ドヤァ

魔王「いちいち腹が立つ死/神にするぞ!?…なら何故勇者の元へ直接行かないのだ?」

死神「旅費削減」キッパリ

魔王「うわぁなんて腹の立つ4字熟語」

死神「上司が経費をケチるんだよ…少ない金額でやりくりするには一番理にかなってる。まぁ勇者だしここで待ってれば絶対来るだろ?だって勇者だし。まぁただでここに居座るつもりはないぞ?」

魔王「不必要に繰り返すな。というより居座るつもりなのか?!」

死神「炊事洗濯家事育児……以外なら何でもできる!!」ババーン!

魔王「ほとんど何も出来んじゃないか!!無能なのに私より強いのがマジで腹立つ!!」キィーーー!!

死神「だぁから怒るなって。さっきもらったせんべぇやるから。ほ〜れ、とぅーるるるる…」ルゥールルル

魔王「私は獣か!!…お茶をよこせ」ポリポリ

死神「ホレ、茶だ」コトリ

魔王「私が言ったのはお茶はお茶でも日本茶のことだ!なぜ湯飲みに紅茶を淹れた?!いろいろとミステイクはなはだしいぞ?!」ズズー…プハァ

死神「でもうまいだろ?すばらしいチロルの特級葉だからな」ウンウン

魔王「子音が違う!!もうよいどっと疲れた…突っ込みすぎてキャラが安定せん…」orz


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15 :クロツキ ◆DcubshI73Y :2011/09/03(土) 13:26:00.48 ID:/5kXwBve0
台風で停電してパソが急停車、何とか投稿したら名前入れ忘れてましたすみませんorz

>>14はちゃんと小生が投稿しました
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16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/09/03(土) 13:35:43.37 ID:R7vVaogB0
>>1
乙〜

誤字が多いからメモ帳とかで投下前に見直したほうがいいのと
!や?の後には空欄一つ使う「」内部の最後に使う場合はあけなくていい
…や―は2個1セットで……や――として使うのと読み難くなるから多用しない

あと小生は身分の高い人が謙遜して使う一人称だから余りいい言葉とはいえない
謝ったり過度の謙遜は見る人にとっては不愉快に感じる場合もあるからそこまで気にしない方がいいよ〜
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17 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage]:2011/09/03(土) 14:02:56.40 ID:/5kXwBve0
ありがとうごぜぇますそのとおりですorz

今まで適当に意味もなく小生とか言ってすみませんでした
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18 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage]:2011/09/03(土) 14:05:56.79 ID:/5kXwBve0
ありがとうごぜぇますそのとおりですorz
今まで適当に意味もなく小生とか言ってました。どっかの御大将とかの影響ですねwwww

学がないってのはつらいモンですハイ
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19 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage]:2011/09/03(土) 20:21:50.74 ID:/5kXwBve0
死神「怒ってばっかだな、いっちょ笑わせてやる。ニャルラトテップの擽り羽! テッテレー! これは意識した相手を笑い[ピーーー]まで擽る魔道具だ。加減はしとくから安心しろ」コチョコチョコチョコチョコチョ

魔王「う?! ふ、ハハハハハッハハハ?! わ、私にこんなことし…アハハハハ!!」ヒーヒー!

死神「ほ〜お、いい顔すんじゃない」ニコリ

魔王「ぁあ?! うくくっ、もうやめて!!」ピクピク

死神「笑った顔のほうが正直でまだ可愛げがあるな。まだ貴様は17年しか生きてはいないのだからそれくらいがちょうどいいんだよ」ハハハ

魔王「な?! なぜ私の年齢を!? ってか何気に擽り続けるな!! プハハ!!」

死神「悪魔で……もとい、死神だから、かな? ちなみに小生も同い年」

魔王「……神に、年の概念が、通ず……るのか?」チーン

死神「あ、死神暦ってこと。実年齢は禁則事項だ」キリッ

魔王「……まったく。もうよい、好きにするがいい」ハァ…

死神「好きにしろ、か。やれやれ」

魔王「なんだ?」

死神「好きにするがいいとかいったら画面の前のお友達的なものが過剰反応して全裸待機するじゃないか。夏も終わり涼しくなるころだ、風邪を引かれては困るからな。言っておこう、期待するな」

魔王「………!!! /////」




魔王は思った。私はずっとこんな役回りが続くのだろうか。魔族の長として短い間ながら魔族を統べてきたこの私が。だが死神と話していると楽しいと思ってしまう自分がいる。対等に話してくれる存在がいなかったからだろうか。

止めだ止めだ、ありきたりすぎる。私はボッチではない。決してコミニュケーションに飢えていたわけではないのだ。そう考えたところで魔王は考えるのを止めた
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20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2011/09/03(土) 20:52:24.27 ID:R7vVaogB0
メール欄に半角小文字でsaga(sageじゃなくサガ)sageとsagaは併用可能

ファンタジー物で多く使う
殺 す 死 ね 魔 力 攻撃 力 浮 力がsagaらないと
[ピーーー] [ピーーー] 魔翌力 攻撃翌力 浮翌力になる

必須ではないけど10レスくらい書き溜めて投下前と投下後に宣言すると読みやすく感想も書きやすいよ〜
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21 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage]:2011/09/03(土) 21:10:40.79 ID:/5kXwBve0
チュンチュン

魔王「む………朝か。眠い」トロン

死神「おっはー魔王」オッハー

魔王「……居たのか」ゲンナリ

死神「ええずっと」ニヤァリ

魔王「」

死神「寝顔ってのはダレでも年相応になりつつ一番正直な表情がでる。それにしてもお前寝相悪いな、小生がうつらうつらしてたら枕が飛んできたぞ?」ヤレヤレ

魔王「嘘だ! 起きたときはいつもちゃんと枕は頭の下にあるぞ!」

死神「ゴーストの奴が巡回してくれて、蹴っ飛ばされた布団やらなにやら直してくれてんだよ。小生が代わってやるって言ったら泣いて喜んでた」

魔王「…………そんなにひどいのか?」

死神「 『私の光獣返せ!』 の寝言の後、氷雪系最強呪文の恒久の吹雪が小生に向かって飛んできた」

魔王「」

死神「小生でなかったら死んでいたぞ? ゴーストもそりゃ喜ぶわな」シミジミ


<コンコン シツレイシマス


リビングデッド「朝食の準備が整いました。魔王様、身支度を整えて大広間にお越しください。死神殿、行きましょう。たのむぞ、アラクネ」

死神・アラクネ「りょーかい」


ガチャ トタトタ……トコロデシニガミドノ ナンダ?


魔王「いつの間にかなじんでいるな……死神のヤツ。時にアラクネよ、そんなに寝相悪いのか?私……」

アラクネ「私は目の当たりにしたことはありません。ですがゴースト嘆いてましたよ?『長いこと魔王族に仕えてるけど最強呪文を寝相で撃ってくる主は初めてだ』って。深夜に地響きがしたら大概魔王様の魔法暴発ですね」

魔王「」ショボン

アラクネ「さ、早く身支度終わらせましょう。皆が待ってます」

魔王「ウン」ショボボーン
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22 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/04(日) 01:38:52.26 ID:BJYwb2FP0
>>21

ありがとうごぜぇます早速使います!
書き溜めですか…やっぱいりますよね?←ヲイ

ほかのスレの人みたいにバカバカ更新できるわけじゃありませんががんばります!
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23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/04(日) 05:25:19.78 ID:zzm13GTo0
必須:長期間放置しない、完結(打ち切り)したらHTML依頼する、他スレを荒らさない
推奨:書き溜める、投下&終了宣言

ブラウザ次第だけど一般的なIEや火狐でスクロールせず見れるのは20行
1行はエクスプローラーバー(画面左のお気に入りとか)なし文字サイズ小だと50字文、中だと30字が目安
投下終了宣言があれば感想レスしやすい

更新は毎日50レスの化物もいるし1週間に5レスの人もいるし>>1の自由
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24 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/04(日) 17:54:43.53 ID:BJYwb2FP0
とりあえず今回の目標は一人でも砂糖を吐かせることです。いや、無理だな……糖尿病に一歩近づけるくらいなら……
愛も変わらず短いけど落します


男女二人でお出かけって言えばアレなんだろうけど二人とも気づいてなくて後で思い出してベッドで枕とかクッションとか抱きしめながらゴロゴロするパターンのアレ! ッてタイトル長げぇ

をお送りいたします

ではGO↓
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25 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/04(日) 18:00:27.83 ID:BJYwb2FP0
死神「時に魔王よ」

魔王「何だ死神」

死神「お前生まれてからずっと引きこもってんのか?」

魔王「うるさい!いちいち気に障る言い方をするな! 王が玉座の間にいなければいろいろと都合が悪かろう。法定勤務時間が過ぎたら私もさすがに部屋に戻るが、城の外には出たことがないな」

死神「引き篭もり街道一直線だねぇ……そだ、今日どっか出かけてみないか? ちょっとやってみたいことがあるんだ。この小生とともに来い、魔王よ!」ビシィ!

魔王「断る! っておい、いろいろとまずくないかこれ」

死神「ピンポンパンポポポポーーーン

業務連絡です。アラクネさん、至急玉座の間にお越しください。繰り返します、アラクネさん、至急玉座の間へお越しください

パンポンピンパッピポーー」

魔王「聞いてるのか?! 勝手に館内放送使うんじゃない!」

死神「聞いてるよ〜聞いちゃいるけど聴いちゃいないな。右から来たものは左へ受け流すようにしてるんだ」

魔王「うっがぁぁぁぁぁ!!」ガシガシ



アラクネ「どうされましたか?」シュタッ

死神「おおアラクネさん。今から魔王とちょっと出かけてくるから服とか身だしなみとか見てやってくれ。外出許可とかはは小生が何とかする。リビングデッドの執務室で待機してるから、終わったら呼んでくれ」トタトタ ガチャリ

アラクネ「承りました」ペコリ

魔王「私の歌……もとい話を聴けぇぇ!!」ギャピーーー!!

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26 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/04(日) 18:11:53.07 ID:BJYwb2FP0
数十分後 ボーン パッポーパッポーーパッポーー


アラクネ「お待たせいたしました死神様」

死神「ほ〜〜〜〜〜〜〜お」

魔王「じろじろ見るな変態」

死神「似合っているじゃないか。魔王にも衣装だな」ケラケラ

魔王「上手いこと言ったつもりか?! まったく……時に死神」

死神「なんだ?」

魔王「お前はそのままの格好で行くつもりなのか?」マサカ

死神「そうだが?」キョトン

魔王「ふざけるな!!」ドーーン!

死神「?!」ビクゥ!

魔王「いまさら黒マント黒ローブガイコツ仮面なんざ、魔界でもありえないぞ! せめて仮面くらいとれ! というか普通の服に着替えろ! まさか普通の服がないとか言うんじゃないだろうな?!」ガミガミ

死神「失礼な! 私服ぐらいあるわ!! ……まぁべつに付けなきゃいけないってわけじゃないけどさ、いちよう(何故かry)死神の制服なんだけどなぁ…分かった、とるよ」

カチッ カキン カキン カキン カチュン カシューーーー


死神「ふぅ、久振りに顔の皮膚が外気に触れたな」

魔王「ふ……ふ、ふざけるな!!」ドドーーン!!

死神「なにが?!」ビクビクゥ!!

魔王「高貴なる魔族の王の隣にそんな無精髭ボーボーで髪ぼっさぼっさの男がいてたまるか! 仮にも貴族と一緒にいるのだ、自覚しろ! 一緒にいる私の身にもなれ!」ガミガミガミ

死神「うぇ?! あ、ああ、配慮が足らんかったな、すまん。なんせ死神始めてからほとんど仮面なんざとったことなくて……」オドオド

魔王「もうよい! ガーゴイル!」パンパン

ガーゴイル「御前に」シュタッ

魔王「こやつの身なりを整えよ。風呂にもぶち込んで清潔にしてやれ! 迅速かつ早急に!!」

ガーゴイル「承った。さぁこちらへ死神殿。ホイホイ言われるまま私についてきたまえ腐ハハハハハハ!!!」ガシィ!! ズルズル

死神「え? ち、ちょっと待っていろいろと立場逆転してないかというかガーゴイル冗談だよねマジで冗談ですよねってうわー目が据わってるよ」ズルズル



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27 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/04(日) 18:15:58.91 ID:BJYwb2FP0
死神「ま、待たせて悪かったな……」

魔王「」キュン…

死神「どした?」キョトン

魔王「汚いぞ死神! チャームなんぞ薄汚い手を使いおって!! 魔法耐性の高い私だからこそ大丈夫だったが……」ドキドキ

死神「はぁ?お前にチャームなんか使ってどうすんだよ」???

ガーゴイル「魔王様、死神殿は魅了呪文の類は使ってはおりませぬ。私の心は死神殿にすっかり魅了されましたが」ホレボレ

死神「こいつ早急に切実に何とかしてくれ。次はやり過ごせる自信がない」

魔王「ムリ。そ、そんなはずはない! ならなぜ……この心臓の動機は何だ?!」ドキドキ

死神「いや、小生に聞かれてもなぁ」ポリポリ

ガーゴイル「(青いねぇ)」

自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
28 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/04(日) 18:36:45.05 ID:BJYwb2FP0
今回はここまでです。死神の仮面についてですが、トランスフォーマーの人間に化けてたやつがロボット→人間へトランスフォームしていく感じだと思ってくださいwww作中そんなシーンありませんでしたが。


魔王・女、17歳

歴代最強の魔王。よくいるチート主人公と同等レベルの魔力保有量を誇り、寝相で最強呪文をぶっ放す、花も恥らう10代の乙女。(城が壊れないのは魔王が自身の部屋を特殊魔法結界で覆っているため)

統率者としても有能。まさにチート主人公。最近の悩みは意味もなく攻めてくる勇者一行への対応と死神へのツッコミ疲れ
自治スレッドでローカルルール変更の話し合い中
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1314546216/
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/09/04(日) 20:45:56.78 ID:EuY0wDz6o
ガーゴイルの尻の穴のプロマイドくれ
30 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/04(日) 21:56:18.21 ID:BJYwb2FP0
ガーゴイル「石像の前を通るとき、覚悟をしておけ。私は攻めるほうが好きだ。フフフフフフ」


そーいや砂糖吐くような展開なかったね。ごめんね……ごめんね……許してなんて言えないよね、ひどすぎるよね(::)


死神・男、年齢不詳

死神といわれて誰もが思い浮かべるような格好をした男。仮面の下は緑眼白髪のそれなりにイケメン。あくまでそれなりである。大事なことなので2度言いました

一応神様なので魔王のチートすら小指の先で吹き飛ばす常識知らず。それ以外は全てそれなり。それなりに空気は読めるものの、感情論についてはほぼ無知に近い。元人間らしい
31 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/06(火) 21:08:44.84 ID:nFE1Q79e0
夜勤です。帰ったときには眠くて進めてなんかられまセン……orz

3日後くらい時間くだしゃい
32 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/08(木) 17:10:48.25 ID:DDV/cW5U0
誰もいないけどまだ俺の心は折れてはいない!!せめて勇者となんやかんやするまでは!!
正直折れそうだけど、がんばる

征きます!!
33 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/08(木) 17:14:41.86 ID:DDV/cW5U0
魔王「さっきから刺すような視線を感じるのは気のせいなのか? 死神」

死神「気のせいじゃないだろ。小生も自分に向けられる男どもの射殺すような視線が突き刺さっているのを感じている。しっかし、魔界の城下町も結構栄えてるなぁ。魔王の統治がうまくいっているせいかな」キョロキョロ

魔王「褒めても何も出んぞ? で、死神は何をしに街まで来たのだ?」

死神「ああ、自己紹介で小生、炊事選択家事育児が出来ないと言ったな」

魔王「ああ。今思い出しても腹が立つ」ソウイエバ

死神「そう怒るな。話を戻すが、小生は出来ないのではなく、やったことがなかったんだよ。どうせ暇ないっちょやってみっかぁ的な。その道具や本がほしいのと、あと……

この世界を見てみたかった。お前の統治する、魔界という世界を」ドヤァ

魔王「最後だけカッコつけりゃいいと思うなよ死神」イライラ

死神「とりあえず適当に歩いてみて気になるモンがあったら立ち寄るみたいなぶらり旅だ。行くぞ。いろいろあってもう昼前だ、飯屋を探すぞ」グゥー

魔王「まったく……そういえばお金はあるのか?」

死神「一応小生たちが使っている硬貨はある。珍しいもんでできてるから高く売れるんじゃないか?」フトコロカラキンチャク

魔王「変わった色をした硬貨だな……ってこれ!! 高純度魔力結晶でできているじゃないか!!私ですらここまで大きなものは見たことがない!!」


死神「え、なにそれおいしいの?」キョトン

魔王「凄まじい力を発する魔力の結晶といわれる物質だ、手にしたものは圧倒的なチート能力を手に入れることができる。これをめぐって一度魔界が滅びかけたことすらある。

先々代の魔王が生涯をかけて、やっと戦争を鎮圧できたんだ……」

死神「(そういや先輩がずっと前にどっかに財布落としたとか言ってたっけ。帰ったら報告だな)そうか。安全性も考えてあまり使わないほうがよさそうだな。

だがしかし妙だな、普段はこれからそんな力は感じられんが?」ハテ?

魔王「正直なところ私にもわからない。謎が多すぎるんだ。魔力の結晶と言ったが、実際は魔力とは違う、異質なものでできているらしい。

並みの魔族では扱いきれないから研究もまったく進んでいないんだ。なるほど、死神の世界の物質なら異質なのも納得がいく」

死神「随分とエグいもんだったんだな、これ」ビックリ

魔王「だがある一定の小ささになると力は失われ、代わりに綺麗に光りだすんだ。装飾品の最高峰としてとても高値で取引されている。そうだな、5ミリほどで城一つは買えるな」

死神「この仕事が終わったら小生、魔界で暮らすんだ……」

魔王「ここが戦場でなくてよかったな、死神よ?」

死神「生きてるかも死んでるかもわからないような存在に言うか? それに小生は死を司るもの、魂を狩るものだぞ?」

魔王「そうだな。フフッ」


34 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/08(木) 17:22:14.23 ID:DDV/cW5U0
死神「しょうがない、ここは魔王の城のバイトで稼いだこの世界の硬貨を使おう」

魔王「掃除選択家事育児もできんお前が何で稼いだのだ?」

死神「戦闘訓練。スケルトンでも並の勇者なら対処できるレベルにまで上げておいた。今じゃわざとバラバラになって自らの体をビット化して、魔法弾でオールレンジ攻撃も行えるようになったぞ」

魔王「それなんてお兄さんだよ。そういえばスケルトンが組みなおされてるのを最近見ないな」

死神「自己修復もできるようになったからな。アラクネもだいぶ強くなったぞ。今じゃ糸で金属を切断できるようになってる」

魔王「どういう戦闘訓練をしたらそうなるんだ?まぁいい、まずはどこへ行くんだ?」

死神「そうだなぁ……本屋だな。この世界の知識を少し詰め込んでおきたい。暇をもてあました死神の戯れだ」



?「ここが魔王の城……ふふ……」
35 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/08(木) 17:26:05.34 ID:DDV/cW5U0
短いけど今回の投下はここまで。一区切りつけたかったので

急ぎ足だけど完結まで突っ走っていきます
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/09/08(木) 17:26:50.79 ID:iR+D8pjCo
>それなんてお兄さんだよ
小生を使う理由はそれか…
37 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/08(木) 17:33:20.34 ID:DDV/cW5U0
おっとちょっと投稿を急ぎすぎて意味わからんことになってるorz

魔王「どういう戦闘訓練をしたらそうなるんだ?まぁいい、まずはどこへ行くんだ?」

魔王「どういう戦闘訓練をしたらそうなるんだ?まぁいい、昼食の後はどこへ行くんだ?」
に変換してくらさい

>>36
死神は素で一人称が小生なんです。たまたまです。そう、たまたまなんですよ。たまたま。
実際スケルトンがオールレンジ攻撃とか……燃えますねww
38 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/10(土) 13:04:49.40 ID:SaZCCUSG0
投下します。話を急ぎすぎたかな…
39 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/10(土) 13:06:06.67 ID:SaZCCUSG0
数日前  人間界 王宮

王「どうしても行くというのか? 勇者よ」


勇者「はい、私はどうしても行かなければならないのです。倒れていった私の仲間たちのためにも……そして魔法使いのためにも。私が先駆け兵となれば進行も容易いでしょう」

王「そなたの婚約者だったか。彼を失ったのは真に辛い。もうあれほどすばらしい魔法の使い手は現れんだろう。だがさすがに一人で行くというのは……」

勇者「一人で行きたいのです。自分の目の前で仲間が死んでいくのを見たくありませんし……もし倒れたとしても、私の魂はヴァルハラで彼の魂と結ばれるはずです」

王「そうか。ならば致し方あるまい。そなたに神のご加護があらんことを」


勇者「はい」



ガチャ コッコッコッ



王「……勇者も変わったな、よい方向に。だが……なぜだ? なぜこうも胸騒ぎがするのだ?」




勇者「待っててね、魔法使い。私があなたを助けてあげるからね。フフ……フフフフフフフフ」
40 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/10(土) 13:08:30.51 ID:SaZCCUSG0
「死神殿」

死神「メールビーか。仕事か?」

魔王「それはなんだ死神?」

死神「使い魔の一種だ。どーやら仕事らしい。それすなわち勇者が侵攻をかけてくるらしい、とっとと戻って着替えるぞ!」

魔王「私は転移魔法は苦手なのだが……」

死神「よし、じゃあいくぜ!! チェンジ、死神ターンアップ!! カキンカキンカキン キュピーン!イツモノカッコ よっと」

魔王「(なっ?! これは俗に言うお姫さまっk)」

死神「いや〜〜〜〜っほぉぉぉぉお〜〜〜〜!!!!」ダイジャンプ ギュィィーーーーーーン!!!

魔王「ひぎゃぁぁぁぁぁ?!」
41 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/10(土) 13:13:24.24 ID:SaZCCUSG0
魔王城


スケルトン「ヴぁかめ!! 無駄だ! そんなレベルであっしを倒すなんて不可能の一言!」ピキュン ピキュン ピキュン!!

勇者「ちょこまかとうっとうしい……ラー・スパーク」キィン

スケルトン「うぎゃぁぁぁぁ?! 目がぁぁぁ?!」

勇者「一閃。セベク」ヒュパッ

スケルトン「おのr…」ジュッ…

アラクネ「スケルトン! くっ、こいつは異常事態、ねっ!!」キュラキュラキュラ ギュラッ!!

勇者「下らないわね。あや取り遊びがしたければ地獄でやってなさい。さよなら」パシィ ブチブチブチ

アラクネ「私の糸を素手で引きちぎった?! ッ!」

ガーゴイル「ぬぅん!!」ガッキィィン!!

アラクネ「ガーゴイル!?」

ガーゴイル「これでも魔王様に仕える魔族の端くれ……わが石の身体、我が心が折れぬ限り砕けはせん!! えぇやぁ!!」ブォン バキィィン!!

勇者「さすが魔王城の護衛、一筋縄ではいかないわね。まぁ」ポィッ スラッ ザン!!

ガーゴイル「なっ……2本目の……剣………ゴふっ?!」

勇者「初期武器でここまでこれたのだから十分かしら。オーガの城で刃こぼれしちゃったまま来ちゃったからしょうがないわね」チン
42 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/10(土) 13:23:38.80 ID:SaZCCUSG0
今回はここまでです。病んでますね〜勇者ww

勇者・女、18歳

ヤンデレ。チート。ある目的があって魔王城に一人攻めてきたらしい。大きな双子山がチョモランマ
43 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/11(日) 12:57:56.09 ID:M+iPBfDB0
ちゃっちゃか落とします。余裕無いです……
44 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/11(日) 12:59:15.53 ID:M+iPBfDB0
勇者「ここね、魔王の居る玉座は」ガチャン ギィィ……

魔王「よく来たな、勇者。まずはここまで来れた貴様に敬意を払おう」

勇者「一人じゃ勝てないからって二人がかり? 落ちぶれたものね、魔王も」

魔王「こいつは関係ない。ただの傍観者だ始めるぞ!……ふん!!」ヒュボッ ゴゥ!!

勇者「無駄。早く本気で来なさい。後そこのあなた、戦わないなら下がってなさい。邪魔よ」バジュゥゥゥ

死神「そうはいかねぇな。あ、悪いな魔王。小生嘘ついてたんだ」

魔王「なに?!」
45 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/11(日) 13:03:34.49 ID:M+iPBfDB0
死神「こいつの魂は非常に面倒なことになっててな、魔王でも倒せないレベルになってんだ。というわけで小生も加勢する。さっき死神明王の許可も取った。死神の業は死神によって償われなければならない。先輩のうっかりグセも考え物だな」

魔王「ふざけるな! 必要などない!」

死神「こいつが例の魔力結晶をしこたま持っていたとしてもか?」

魔王「!!」

死神「先輩が落とした財布のせいでえらいことになってんだ、死神が落とし前つけんのは当然だろう。それで? お前はこいつを使って何をしでかそうとしている?」

勇者「察しがいいわね。そうよ、私はこの結晶を使って彼を蘇らせるの。そのためには魔王城の最下深部に存在するといわれている冥界への門を開き、彼の魂を回収することが必要。魔王を倒してそこへの鍵をいただくわ」



死神「その蘇らせる彼ってのは……こんな顔をしていなかったか?」カキュンカキュン カチャリ







勇者「なっ………!? ま、魔法使い……クン?」





魔王「どういうことだ死神?!」

死神「元人間なんだよ、小生は。数年前お前の父親、つまり先代魔王のときに進攻をかけてきた勇者一行のなかに小生はいた」

46 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/11(日) 13:06:42.77 ID:M+iPBfDB0
死神「勇者、お前の気持ちには気づいてたよ。小生が好きだって」

勇者「////」

死神「だが小生は拒絶した、お前の気持ちを。お前の中の恐ろしいものに気づいてたからだ。いつからかお前は変わった。使う武器は禍々しい呪われた闇属性、使う魔法は毒や酸の魔法、挙句の果ては何の力もない村まで焼き討ちにして皆殺しだ。もうたくさんだ。小生は戦士と僧侶を説得、一度人間界へ戻り、勇者と離れることを薦めた。その夜だったな、戦士と僧侶が居なくなったのは」







死神「清清しい顔をして起きて来たな、勇者は。剣に戦士と僧侶の血糊をつけて!! 何故二人を殺した?!」









勇者「……フフフ。だってあの二人、私と魔法使いクンの仲を邪魔しようとしてたんだよ? 死んで当然じゃない? そっかぁ。気づいてくれてたんだ。ウフフ……あははははあはははははははははは!!!!!!」

死神「もうだめだこいつ、とっとと狩とらねぇと。魔王、準備はいいか?」

魔王「ちぃ、仕方あるまい」




死神・魔王「征くぞ!!」
47 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/11(日) 13:11:06.55 ID:M+iPBfDB0
ここまでです。練りこめば面白いのになりそうだけれど、小説を○○う! のほうをそろそろ進めたいので早めに終わらせて依頼だします。向こうではもうチョイまし……いやそうでもねーなー

それでは
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/11(日) 14:00:21.92 ID:XuqKLegQo
えっ?
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/09/11(日) 15:31:31.64 ID:jZsKsiKN0
終わ・・・リ?またまたご冗談を
せめて勇者倒せよwww なんで俺たちの戦いはこれからだENDみたくしてるし
勘違いだったらごめんね
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/11(日) 15:52:23.33 ID:YHcwzTGIO
できれば後日談とかを…
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2011/09/11(日) 21:35:30.55 ID:Zwhqty0Mo
え?







え?
52 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/12(月) 10:47:56.88 ID:I+sOuXkD0
お、落ち着いて、早めに終わらせるってのはそういうんじゃなくてね、うん、まず俺が落ち着けww

戦って完結はさせますよ、ただ閲覧者もほとんどいないようなんでとっとと終わらせてほかのssを見る法に専念しようかと思っただけで、正直ここまでレス来たの初めてで、だ、ダメだかく乱されている、もっと冷静にならないと……!





元気出てきたので続き書いてきます。いずれ再び会うときまでお待ちを
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/12(月) 16:23:47.87 ID:lrZUx72R0
つまり・・・・どういうことだってばよ?
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2011/09/12(月) 16:46:52.57 ID:7NTSw7KOo
ここはVIPじゃなくてSS速報だからな
思ってるよりROM専は多いぞ
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チリ) [sage]:2011/09/13(火) 00:37:46.54 ID:3+FZsYnuo
ROMってたぜ
56 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/13(火) 18:20:37.97 ID:QNVmKVer0
戦闘シーンとかヘッタクソだよボク。でも書くよ!!

ひゃあうぃーごー
57 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/13(火) 18:23:16.66 ID:QNVmKVer0
死神「魂魄斬滅(ソウルチョッパー)!!」ブォンブォン

ガッギィィィーーン!!!

勇者「あはは!! 激しくぶつかり合ってる! 私たちこれでひとつ!! 二人とも死んで魂はヴァルハラで結ばれる!! これが私の求めてたハッピーエンドってやつね!!  あはははははははああhhhhh!!!」キィン バチィン

魔王「狂っているとかいうレベルじゃないな。魔力結晶による狂人化、それに伴うチート能力で自動再生……これは私も本気でいかなくてはならないな」

死神「策はあるのか?」

魔王「私の魔力制御術式を全解放する。後隠し玉も使わせてもらう。なに、出会ったころの死神程度の力は出せるようになるさ。ほんの数秒、足止めしてくれればいい」ズズズ……

死神「おお恐ろしい恐ろしい。末恐ろしい17歳だよまったく」ヤレヤレ
58 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/13(火) 18:30:53.54 ID:QNVmKVer0
勇者「私の魔法使いクンといちゃこらしてんじゃねぇぇぇぇぇ!!!!!」ブォン

ズガァァァン!!!!

死神「おっと! お前の相手は小生だろう? 相も変わらずえげつねぇ太刀筋だ。一撃で殺さずわざと急所をはずし、筋肉の腱や関節を狙うとか……どっかもがれるんじゃねぇか?小生」ギリギリ

勇者「出会ったころはもやしだったのに、今じゃそんな大きな大鎌片手で振り回せるんだね……たくましくなったその体、隅々まで切り裂いて味わってあげなきゃ」ジュルリ ペロリ

死神「狂気ってレベルじゃねーぞヲイ。結晶の魔力侵食が精神まで進んできたのか」ゾク


ヴゥン……ズズズズズズズ……


死神「はて?壁にこんな魔方陣あったっけ? ……魔王の魔力に城そのものが共鳴してんのか?」バチィン

魔王「この城に眠りし魔族の魂よ……わが体に宿りて力と誇りを見せよ! 肉体滅びようとも誇りは不滅、貴殿らが魂、我、魔王と共にあり! 生きとし生けるもの全て屍と化さん! 生者を憎め! 神を恐れるな! 眼前敵をこの城から生かして返すな! 

             




              魔城魂魄 大返霊 !!」
59 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/13(火) 18:58:24.18 ID:QNVmKVer0
死神「この城で死んだ魔族の魂を吸収して戦闘力向上か。この城、やたら魂が停滞してると思ったらそういうことか。死んでも魔王に仕え続ける……不気味っちゃあ不気味だが、ロマンがあるねぇ」

勇者「化け物の魂吸い込んだくらいで私に勝てると思わないで!! この泥棒猫が!! 悪魔の吐息(デーモンブレス)!!」ズモモモモモモ

死神「毒系最上級呪文か。くだらねぇ、燃やしてしまえば何の意味もねぇ。煉獄神の業火クトゥグァの怒り)」ズゴォォォ

ドコォォォン!!

勇者「あ〜あ、鎧が砕けちゃった。ハッ?! 私の柔肌が魔法使いクンの目の前に! 魔法使いクンが欲情しちゃうかも〜〜」ギチギチ

死神「う〜〜わ、ほぼ全身侵食されてやがる……生理的欲求で刺激されたのは消化器系のおう吐反応だけだな」
60 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/13(火) 19:01:19.06 ID:QNVmKVer0
今回はここまでです。

いやぁ、自分で書いててヤンデレって怖いって思いましたww
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/09/13(火) 22:27:14.41 ID:nl4Q6wFs0

辞めるのかと勘違いしていろいろ言ってスマソ
62 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/14(水) 18:35:00.50 ID:z9FgjanT0
イインダヨ〜グリーンダヨ〜wwww

古かったですね、はい。今夜あたり落とします。台本形式って難しいですねorz
地の文入れたバージョンも考えてます、完結したらどっかにあるワタクシのページで掲載するかもしれません(ヒントは作者の過去レス)ハイ最後どうでもよかったですね

ではラ王食って来ます
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/14(水) 20:45:43.69 ID:88L71he6o
待ってるよ!!
64 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/14(水) 21:56:14.17 ID:z9FgjanT0
わんばんこ、黒月です。待っててくれたのね……ありがとう…ありがとう(;ω;)

戦闘はこれで終わりにしようかと思ってます、次から後始末と日常が入るので一区切り
ちょッち短いです


GO
65 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/14(水) 22:01:56.20 ID:z9FgjanT0
魔王「女王蜘蛛の斬撃糸! 狂骨の魔導砲台!」キュリキュリキュリ ギュラッ!! ピキュンピキュンピキュン!!

勇者「関係ないって言ってんでしょぉぉ!!! 魔法使いクンに近づかないでぇぇぇ!!!」ズォッ バガァァァァァ!!!

魔王「うぐぁあ?!」ビシッ!

死神「魔王?! (左目が潰れてやがるな……これ以上魔王に負担はかけられねぇ) 一撃で仕留めるしかねぇな……回復系統の魔法は苦手なんだが、今は止血魔術で我慢してくれ、もう少しの辛抱だ」シュワァァァ

魔王「いざとなれば刺し違えてでも殺してやるさ、歴代最強魔王の名にかけてな」ヨロ…

死神「小生しか止めはさせない。どうやら魂が肉体に無理やり縛り付けられているようだ、おそらく魔力結晶の影響だろう。肉体に縛り付けられた哀れな魂を刈り取れるのは死神の大鎌(デスサイズ)だけだ。死では肉体と魂を引き剥がせそうにねぇ」ブンブン

魔王「隙くらいは作ってやる、何秒欲しい?」

死神「10秒」

魔王「容易い」ニヤリ

死神「頼むぜ、魔王」ニヤリ
66 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/14(水) 22:05:06.47 ID:z9FgjanT0
魔王「嘆き! 苦しみ! 朽ち果てよ! 神滅死壊螺旋弾!!」

勇者「!“#$%‘防(OLKM>OP+L壁<IUJHIK+K*P*」


ギギギギギギギギギギ…   バキィーーーン!!



勇者「?!?!」


死神「……小生は前の旅で仲間が傷ついていくのを何度となく見た。だが仲間の心が壊れていくのを見るのは傷つくことよりも数倍辛いな」






死神「さようなら、俺の……」







振り下ろされた死神の大鎌は勇者を傷つけはしなかった。ただ単純に、魂を刈り取ったのである。肉体に影響は与えない、死神の大鎌(デスサイズ)の一撃は魂持つものにとって脅威だ。一撃で魂を刈り取られてしまうから。

糸が切れた操り人形のように、勇者は地面に崩れ落ちた

67 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/14(水) 22:14:15.70 ID:z9FgjanT0
今回はここまでDEATH。今度はちゃんとDEATHって書けたよ!ww

後始末が終わったら何か需要のある日常を書こうと思います、可能な限り書こうとしてみるから、どんなのがいいか書き込んでみるといいかも。寂しいわけじゃないよ。断じて。断じてね。………うん
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/09/14(水) 22:36:14.46 ID:JAbp0Dnr0
戦闘シーンが苦手だと?
どの口がそんなことほざきやがる
うまいじゃねえか・・・(´;ω;`)
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/14(水) 22:50:44.12 ID:88L71he6o
結構クリオティ高いね

次も待ってます。
70 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/15(木) 00:33:49.57 ID:TTZvV75F0
深夜のヘンなテンションで書いた日常の試供品です

要するにサンプルです。なので短いです。


投下
71 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/15(木) 00:36:03.84 ID:TTZvV75F0
魔王「……こんなものか死神? 軟弱者め、チート能力を身に着けておいてこの程度か」ニヤニヤ

死神「クッ……うッ……クソッ、なんで小生が……うぐぁ?! やられっぱなしでは腹が立つ! そうだ魔王もしてばかりではつまらないだろう?」ニィヤァ

魔王「わ、私はこういうことは苦手だから遠慮すr……」アタフタ

死神「安心しろ、優しくしてやる。ほぅら……」グイッ ボフッ

魔王「あうぅ……」


72 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/15(木) 00:37:38.69 ID:TTZvV75F0














魔王「ふあぁぁぁぁ……きくぅぅぅ〜〜〜」ホワァァ

死神「死神流・体内気力活性化マッサージ術だ。大量に魔力を使った後はこれさえしとけば魔力・体力回復速度がダンチだ。それにしても魔王の足ツボマッサージ、結構効いているようだな、なんだか体中が軽くなるというか」カタグルグル

魔王「足ツボを介して体の悪いところを魔力で見的必殺(サーチアンドデストロイ)するんだ。怪我の治りや内蔵機能の回復などが見込めるぞ」キュピーン
73 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/15(木) 00:41:22.96 ID:TTZvV75F0
以上です。夏も終わりに近づいてきました。夜はもう秋ですね。カゼヒクナヨ。
74 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/15(木) 21:10:50.49 ID:TTZvV75F0
ただいま。風呂入ってきたら投下します。後始末編、スタートゥ〜〜
75 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/15(木) 21:58:23.96 ID:TTZvV75F0
数日後


魔王「ふむ、だいぶ城内勤務志願者は絞り込めたな。あとは面接か。さすがに疲れた……」ウダーー

死神「まさか配下の魔族全員殺されてるとは思いもしなかったな、魔物課の死神は徹夜続きだろう。まったく、傍迷惑な勇者だ」ショルイモッテキタヨ
76 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/15(木) 22:01:13.44 ID:TTZvV75F0
魔王「死神にも種類があるのか?」

死神「ああ。もっともメジャーな人間課、それと動物課、物品課、植物課その他エトセトラ。ちなみに小生は特殊魂魄課だ。許可が下りれば神を刈りにいくこともある」

魔王「いいのか?神など殺してしまって」

死神「神はそもそも肉体の概念が存在しない。だが物体に干渉できないのは不便だからな、魂の器見たいなモンにに入っているんだ」

死神「だがその器は年代劣化する。だからたまに器を変えるんだが、そのとき邪悪なモンが前の器に入ったりするんだ。それをぶっ壊して悪魂魄を刈るのが、小生に割り振られた仕事だ。器を作ったりもするが、普段はもっぱら作るほうだな」

魔王「なるほど、場合によっては神を殺すようなこともあるからチート能力を持っているのか」

死神「まぁ今回は特例だ。需要によってチート勇者が生まれたときとかに出勤することもままある。最近はマジで手が負えん」

魔王「……時系列がおかしくないか?」

死神「時間の流れ方が違いすぎるんだよ。こっちでの一時間はむこうでは何百年とかに匹敵することもある。まぁ刻の神の気まぐれしだいで、時間の流れ方が遅かったり早かったりするんだが」

魔王「なんていい加減な世界だ……」
77 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/15(木) 22:05:32.85 ID:TTZvV75F0
ズズ……

死神「むっ…?!」キュピリリン!!

魔王「どうしt…」ニュー○イプ?

バシュッ!!

?1・2・3「「「死神さm……」」」

死神「他人の家に上がるときは転移術じゃなくてインターフォン押して入ってくるようにって何回いったら分かりやがるんだこのボンクラ後輩共がぁぁぁ!!!」ハリセンデスッパァァァァーーーン!!!

?1・2・3「「「ぴぎゃぁぁぁぁ?!」」」ドバチコーーーーーン!!

ドコーーーン!!

魔王「……ハリセンであそこまでぶっ飛んだ……おい、城の壁一部ぶっ壊れてるんだがどう弁明する死神?」ピキピキ

死神「とりあえず玄関からやり直し! 後そこ直しとけ!」

?1・2・3「「「理不尽だーーー!!」」」フコウダーーー!!

魔王「丸投げしやがった」アキレタ
78 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/15(木) 22:07:26.91 ID:TTZvV75F0







?1・2・3「「「お初にお目にかかります、私たち死神様の後輩で」」」

?1「物品課の死神でポニーテールと申します!(以下ポニテ)」

?2「わちは動物課のツインテールといいます!(以下ツインテ)」

?3「わしは植物課のチョンマゲと申す(以下マゲ)」

魔王「最後だけものすごいおかしくないか?女の子なのに、というかチョンマゲじゃなくてどう見てもポニテと被って……むぐっ?!」

死神「マゲのほうが括っている位置は高いし、ポニテのほうが髪は長いじゃないか。すまないな、まだ17年しか生きてないから馬鹿なんだよこいつ」

死神・死神娘達「「「hahahahahaha!!!」」」

魔王「むぐぐっがぐ!!!(いい加減放せ息ができぬ〜〜〜〜)!!!」


79 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/15(木) 22:13:55.37 ID:TTZvV75F0
ハイここまでです。次回からこの3人娘が絡んできてしっちゃかめっちゃかします。

マゲはそうですね……ドリフターズの那須与一みたいな髪型してます。あとは皆さんの暴走妄想脳内変換フィルターの力で何とかしておいてほしいですハイ
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/09/16(金) 00:15:00.91 ID:2OZU6fZoo
よかった、勇者倒して>>1先生の次回作にご期待するスレなんてなかったんだね!乙!
81 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/16(金) 13:40:20.25 ID:Mis1M8dc0
パターン青、閲覧者確認!黒月、モチベーション上昇していきます!

がんばります。せめて100レスは行ってみたいので。
次の更新は未定ですが、部屋の掃除終わったらちょいちょい書き溜めしていきたいと思います
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/09/16(金) 22:38:20.58 ID:f08emdnJo
100レスなんて言わずに1000まで行ってくれww
83 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/16(金) 23:33:34.26 ID:Mis1M8dc0
100レス突破したら次は勢いが10超えを目指しますww

まぎらわネタです。それすなわち短編です。この前深夜のヘンなテンションで書きました。

カゼヒクナヨ
84 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/16(金) 23:35:56.21 ID:Mis1M8dc0
死神「ほら、よく開いて見せろ。でないと入れられん」グィッ

魔王「む、むぅ……こういうのは……やはり怖いというか…」ピク…

死神「大丈夫だ。怖くない。ほら、力抜いてみ」スッ……

魔王「ん……んぁ…」ピクン……






死神「どうだ…?」

魔王「ッ…………すごく……気持ちがいいな…」
85 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/16(金) 23:38:02.68 ID:Mis1M8dc0




















死神「潰れた目を放置しておくわけにもいくまい。死神印の治癒目薬(ヒールドロップ)だ、2〜3日の服用で視力が戻り始める。それまでこの眼帯つけとけ。付けてる間はそれが目の代わりをしてくれる」

魔王「どこまでもチートな世界だな、死神の世界は」

死神「そう褒めてくれるな、死神でも照れる」

魔王「お前が作ったわけじゃないだろう?」

死神「ん、まぁな」

死神・魔王「ハハハハハ!」
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/09/17(土) 00:02:26.07 ID:pQbvpBDWo
全面的に同意
87 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/18(日) 08:46:50.28 ID:p2ld76710
3交代です。夜勤です。書けません。眠くて。ちくせう

生きてはいます、見捨てないでm(_ _)m
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/18(日) 18:51:15.81 ID:/OX5W20To
まあ、暇があったら書いてくれればいいよ
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/18(日) 18:52:00.74 ID:/OX5W20To
まあ、暇があったら書いてくれればいいよ
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/18(日) 18:52:38.93 ID:/OX5W20To
ごめん、なんかミスった
91 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/20(火) 20:08:41.32 ID:IVAfcxDm0
こんばんは黒月です。私は帰ってきた!!

死神娘たちのお仕事ぶりがメインになります。

れっつぇごー
92 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/20(火) 20:09:38.30 ID:IVAfcxDm0
死神「んで、お前らはなぜここに来たんだ?」

ポニテ「死神様に言われて魔力結晶のことについて研究、それの報告に参りました。後で報告書を渡します」

ツインテ「その魔力結晶が生物にもたらす影響を研究、報告に来たぞ。後前者に同じ」

マゲ「わしはこの二人のお目付け役として派遣され申した。あと明王様からの伝言が」

死神「なんだ?」

マゲ「死神明王『よくやったね、ご苦労様マイブラザー。勇者の魂については悪いようにはしないでおくよ〜。人間課の連中と特殊魂魄課の連中に勇者の魂の浄化をさせている。今度のことでいろいろ面度なことをいろいろ押し付けちゃったから、ご褒美とお詫びもかねてこいつらとしばらくそっちで休暇取るといいよ〜 ps・より取り見取りだな!大爆発しろ』  と申されておりました」

死神「よぉ〜しあのクソ野郎帰ったらぶっ殺す」

魔王「ちょっとまて、お前たちはここで寝泊りするつもりなのか? というか死神、仕事終わったんだから帰れ。私も暇ではない」
93 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/20(火) 20:11:16.19 ID:IVAfcxDm0
死神「小生たちの面倒ごとのせいで城内はぼろぼろになったんだ、責任は取らなきゃならん。死神明王からの伝言もそういう意味合いもこめられてるんだろう。それに家事スキルなし、料理スキルなし、魔王一人では朝食すら作ることができんだろう?」

魔王「(ぐっ……反論できないのが悔しすぎる!)」

死神「そこで、だ。小生とこいつらがしばらくは家政婦として働いてやる。その代わり小生たちに衣食住を提供してもらう。交換条件だ、どうだ? 悪くはないと思うが」

魔王「むぅ……そいつらが仕事ができるといった証拠を見せてみろ。確証があれば私も考えてやらんこともない」

死神「疑り深いねぇツンデレめ。いい加減デレろ。まぁいい、まずは割り振ろう。ポニテ、お前は城内の物品に関することを一任する。城の修復、この城の地下の倉庫にある魔道具のメンテナンス、傷んだ家具などの発見および修復を任せる。だいぶ古いしガタがきてるものも多いだろう」

ポニテ「この世界の物面白いので楽しそうです! いいんですか?やりがいがあるなぁ!」

94 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/20(火) 20:12:02.80 ID:IVAfcxDm0
死神「ツインテ、お前は使い魔の、あれ、なんて言ったっけ?」

ツインテ「猫人族(びょうじんぞく)かや?」

死神「そうそれ。そいつらと家事仕事をやってくれ。何匹まで出せるんだっけ?」

ツインテ「15匹までなら出すことができんす。一匹一匹が魔物100人分くらい働くので問題はないぞ」

死神「ようし、マゲ。お前は猫人族の報酬用の、この世界のマタタビを育ててほしい。そして魔王城就職希望者の面接や魔王の事務仕事を手伝ってやってくれ。魔王の負担を少しでも減らしてやれ。あとマッサージとかもやってやれ」

マゲ「御衣に」

死神「小生は炊事を担当しよう。解散!!」
95 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/20(火) 20:14:50.28 ID:IVAfcxDm0
地下倉庫

ポニテ「なるほど、ここがこーなって、あーなって……ペンチ君!」

ペンチ「はいさ!」

ポニテ「ここちょっとはさんどいてくれる? スパナ君、ドライバー君、ここ適度な力で閉めてやって」

スパナ・ドライバー「はいな!」キュイィィーーーン

魔王「その不可解な生き物は何だ?」

ポニテ「あ、魔王ちゃん。死神世界で使われてる道具です。ゼノツールって言うんですよ?」

魔王「魔王ちゃんはよせ、魔王ちゃんは。いちよう(何故ry)魔王だし。便利な生き物もいたものだな」

ポニテ「私の相棒たちです!」







使用人部屋

ツインテ「この家具はこういう材質だからこういう掃除の仕方じゃ。痛みやすいから気をつけるんじゃぞ?」

猫「へい姉御!」

魔王「こちらも順調か」

ツインテ「わちらを見くびらんでほしいな、お前さんより数百倍は生きておるんじゃからの」

魔王「そういえばそうだったな……年上だし、敬語のほうがいいか?」

ツインテ「お前さんの好きなようにすればええ。死神は序列には寛容的じゃからの」

魔王「そうか。……頼むぞツインテ」

ツインテ「はいよ魔王さん」





中庭

マゲ「このあたりがよさそうだ、種を植えてっと……ほい!」

魔王「何を植えているんだ?」

マゲ「侵入者用のトラッププラントの苗を植えていた、ある程度近づくと強力な繊維の塊でできた網を投げつける。あと猫獣族用のマタタビも」

魔王「そんなにセキュリティを硬くする必要はないのだが。むしろ強化すべきは城の内側ではないのか?」

マゲ「わしの趣味だ。この植物たちはある季節になるとたいそう美しい花を咲かせる。まだ苗木だが、咲いたときを楽しみにするといい」

魔王「そうだな、楽しみにしていよう」
96 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/20(火) 20:24:44.17 ID:IVAfcxDm0
キッチン



魔王「んで、お前は何をやっているんだ」

死神「ここに来てやっとレギュラーの登場だよおい。まぁいいか、今晩の晩飯の下準備だ。鶏肉の下準備してるとこ。鶏肉のトマト煮込みを作ろうと思ってな」

魔王「私はトマトは苦手だ」

死神「小生が好きだから使う、好き嫌いするなら晩飯は抜きだ。あの酸味と甘みの調和した見事な食材を嫌うのが小生には理解できん」

魔王「なっ……貴様! 卑怯な!!」

死神「天下の魔界の王がトマト嫌いだとか洒落にならねぇぞ。前任の魔物から聞いた話じゃ、好き嫌いが激しいそうじゃないか。まぁ小生が帰ることには好き嫌いはなくしてやるさ」

魔王「……帰るのか?」

死神「帰れとか言いながら寂しそうな顔をするなツンデレめ。心配するな、今のうちにトコトンいじくり倒してやる」ワシワシ ナデナデ

魔王「ダレがツンデレだコラ!! 撫でるんじゃない」

死神「そういう割にはされるがままだな」

魔王「…………うるさい」






魔王とあろうものが、こんな時間を愛しいと思うのはいけないのだろうか。悪の代名詞、世界を脅かすもの、圧倒的な力を持つ破壊者。

そんな私がこんな感情を覚えてはいけないのだろうか。死神が頭を乱暴に撫でてくる。魔王の不安をかき消すように。魔王はしばらくされるがままになっていた
97 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/20(火) 20:26:55.55 ID:IVAfcxDm0
今回はここまでです。もう少ししたら終わります。たぶん
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/20(火) 22:49:02.67 ID:wj+GIi40o
死神が頭撫でてるのを想像したら怖くなったブルブル
99 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/22(木) 10:34:10.84 ID:B+C0zbyL0
>>98
安心して、城の中では素顔だよ。優しいお兄さんみたいな雰囲気で。

MGストフリ作ってきます
100 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/26(月) 17:30:50.26 ID:vBw0y8/50
華麗に100ゲット!!
って言ってみたかった

お久しぶりです黒月です。仕事でミスって落ち込んでました。落ち込んだ帰りにデュエマ買いました。←ここ重要

落とします
101 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/26(月) 17:33:46.82 ID:vBw0y8/50
ポニテ「ツインテ、そこの醤油とって」

ツインテ「ホレどうぞ」

ポニテ「ありがと」ベーコンエッグニショウユ

マゲ「ポニテ、そこの布巾とってくれないか?」チョットコボレタ

ポニテ「ハイどうぞ」

マゲ「どうも」

死神「ポニテ、皿に残ってるピーマンもちゃんと食べろよ」ドドドドド……

ポニテ「」ビクビクビク

魔王「騒がしい……静かに食えんのか」カチャカチャ モグモグ

死神「その割には表情が柔らかいな。小生たちが来るまでずっと一人で食ってたんだろ? こういうのもいいじゃないか。何と言ったか、そう、家族ってやつみたいで。あとトマト残すな」ビシッ

魔王「家族……か」ギク!!


悪くないかもしれない。
102 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/26(月) 17:36:25.78 ID:vBw0y8/50
ズズ……






死神・死神娘達「!!」

死神「机どけろ! はぁああ!!」ヒュパッ



がっきぃいぃぃん!!



死神「くっ……何つー重い一撃だ」ビリビリ

謎の仮面「…………」ギリギリ

死神「何モンだ貴様」

謎の仮面「」


団欒の中で突如として乱入してきた存在。それは死神の姿に酷似していた
103 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/26(月) 17:49:46.37 ID:vBw0y8/50
死神「やるしかないってのか? まぁいいけどよ、食事中に殺しに来るのは少々礼儀知らずではないか?」



ヒュパッ   ガギン!!   ズガガガガガガ!!

死神「ッ!! チィ!」



マゲ「この者……できる!」


ポニテ「死神様より得物の使い方が慣れてます。まずいかもしれないです」


魔王「くっ……死神!!」





死神「くそったれが……オラァ!!」


ガスッ   バキィィン!!   ドコォォォーーン!!


ツインテ「隙を突いての顔面への一撃か。殴った瞬間魔力を爆発させてるから相当なダメージになる。これは効いただろうの」


謎の仮面「イタタ……愛も変わらず容赦ないんだから、魔法使いクンったら」


死神「エゲつない太刀筋、その気色の悪い物言い、やたらめったら堅い魔力防御壁、まさかとは思ったけどやっぱお前だったか。勇者」
104 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/26(月) 17:52:29.58 ID:vBw0y8/50
元勇者「魔法防壁展開してなかったら頭が汚い花火になるとこだったよ? 責任とって嫁にして」


死神「何ほざきやがるこの馬鹿勇者。でなんでお前生きてんの?」


元勇者「ちょいと諸事情ありまして、私特殊魂魄課に就職いたしました〜〜イェーイ!!」


死神「」



魔王「死んだ勇者が何用か」ドドドドドドドドドド


死神娘「「「(修羅場の気配!!)」」」ビクビク


元勇者「そう構えないでよ。今あなたと戦っても何も得しないんだし。今はあなたと争ってる場合じゃないしね」


死神「どういうことだ?」


元勇者「あ〜端的に言うと魔界が死神勢力によって侵攻されるかもしんない」サラリッ ト


…………………





勇者以外「「「「「えぇぇぇぇーーーーー!!!!」」」」」ガビーーーン!!
105 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/26(月) 17:56:47.84 ID:vBw0y8/50
元勇者「まぁ一部勢力だけだけど。魔力結晶についてのレポートが漏れちゃったみたいで、死神明王の弟が反乱起こしたってワケ。魔力結晶は魔界でのみ活性化する、という訳で魔界盗っちゃおうってハラみたい」


魔王「軽っ!! 死神たちのようなものが押し寄せてこられては魔界はすぐ陥落してしまうだろうな……クッ、どうすれば?!」


元勇者「落ち着いて、話は最後まで聞くの。無論そんなことは許されるはずもなく、まぁなんとか反乱は鎮圧、弟は明王自らの手によって審判を下され、骸亜の牢獄の奥深くに幽閉されたんだけど」


ポニテ「なんだ、反乱終わってるじゃないですか」


元勇者「死神世界のほうはいいんだけど、どうやら弟直轄の軍2〜3中隊がすでにこっちに来ちゃってるみたいなの。視察部隊とか称して」


勇者以外「「「「「はぁぁぁぁ?!」」」」」

106 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/26(月) 17:58:06.36 ID:vBw0y8/50
元勇者「次元門開くにも大規模だと時間とコストがかかるからお前らで何とかしてだって」


死神「はぁ〜〜あ……めんどくせぇ」


魔王「めんどくさいの一言で済まされる問題ではないぞ?! このままでは魔界が滅びてしまう!!」


死神「落ち着け魔王。死神っつってもチート能力持ってるのは特殊魂魄課のやつらくらいだ、普通の死神の平均はそうだな………強さで言うなら強さで言うなら魔人BOUぐらいだ」


魔王「なんだその程度か」



死神娘「「「(その程度で済まされるの?!)」」」


107 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/09/26(月) 18:01:53.12 ID:vBw0y8/50
今回の投稿文お〜わりっと。割と魔王が空気だったね。どうしてこうなった?

勇者編も終わり、VS死神編が始まりました。え?聞いてない?こまけぇことは、にしといてください
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県) [sage]:2011/09/26(月) 19:19:49.37 ID:IIyntwgI0
むしろご褒美です
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2011/09/26(月) 21:06:12.11 ID:Egweb8dfo
こういう展開わくわくする
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/09/27(火) 01:11:31.26 ID:535uShbfo
wktk
111 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/01(土) 20:07:39.42 ID:UR6gy1/C0
夜勤明けて2日休みだよ!!というわけで書き溜めてます。明日くらいに落とすと思います、短いかもしれませんがご期待くらさい
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/01(土) 23:13:46.00 ID:COoP2TQ+o
マゲにだけびっくりするぐらい食指が動かん
やはり顔(髪型含)か
113 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/02(日) 11:18:10.50 ID:gDU0dxMC0
逆に言えばそれ以外の娘には食指が動いてるってことか。ニヘラ
マゲはハル○がポニテにしたときみたいな感じに訂正。よいちーじゃ想像し辛いよね。あと顔?


まとめとこうか

魔王 灼眼黒髪長髪。冷めた表情が多いが、最近は口角が上がり始めたとか表情が豊かになったとか何とか。イメージはシュタゲのヒロインっぽい人。シュタゲ見たことないけど

ポニテ 蒼眼赤銅髪長めの長髪。死神娘たち3人の中では新参者。比較的純真無垢っぽいが道具にかける情熱は松岡の比ではない。ハガレンのヒロインのイメージ。髪型イメージは加持さん

ツインテ 灰眼金髪めちゃ長い長髪。ツインテとか子供っぽい格好をしているがプロポーション抜群。アンバランス。古風なしゃべり方をするが、マゲと被っているのを気にしてる今日この頃。イメージは初音さんと香辛料のホロを足して2で割った感じ

マゲ 黒眼黒髪セミロング。おそらく一番年上。大和撫子(?)。ツインテとしゃべり方が被っているのを気にしている今日この頃。作者も書き分けに苦労している。イメージは上記のとおり。


最低限特徴書きました。あとは皆さんの脳内フィルターでドコまで自分の好みに近づけるかです。
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2011/10/02(日) 11:31:56.11 ID:/Z8pdJk/o
びっくりするぐらい食指が……動く!触手のごとく動くよ!
やはり※だな
115 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/02(日) 22:47:12.55 ID:gDU0dxMC0
お待たせしました。本当ならもうチョイ早くに落としたかったんですが、友達と遊んでて気がついたらってことです。

戦闘下準備編です

GO▽
116 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/02(日) 23:12:13.63 ID:gDU0dxMC0
死神「となるとまず戦闘準備だな」

魔王「この城にはある程度の固定式魔道砲台やその他もろもろはある。効果があるのなら使えばいい」

死神「いいねぇ、大砲の弾に辛味成分練りこんどくとか。着弾時あたりの敵は辛さに悶絶する……いいねぇいいねぇ!! カカカ!!」

元勇者「地味だけど効果あるね、多分」
117 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/02(日) 23:17:44.11 ID:gDU0dxMC0


魔王「ところでどの辺りまでやつらは来ているんだ?」


元勇者「信頼できる情報筋によると極西の辺りに潜んでいるらしいわ。ここまで来るのに約1〜2週間ってところかしら。あの辺りの魔族は説得の後、大規模転移術で侵攻ルートに入らなさそうな場所に移しておいたから大丈夫よ」


死神「相も変わらず頭の回転が速いこって。そして大事なことを言う。一人も殺すな。大事なことだからもう一度言う。一人も殺すな」


ポニテ「何でですか?敵なら全員殺しちゃえば戦いなんてものはなくなるのに」


魔王「敵は殺さず捕虜にしろ、そういうことか?」


死神「いや。いまここに来ているのは上司の命令で無理やりここに連れてこさせられた哀れな下級死神共がほとんどだ。訳も解らず戦わされてるやつらを小生は殺すことなどできん。殺していいなんて指示は出ていないだろう?」


元勇者「うん、今のでガチで濡れたわ今夜お待ちしております。そういや殺していいって許可はでてなかった」


マゲ「戦いに来たものに対する無礼なのであまり賛同することはできん。だが、それも死神殿の良い所なのだろう。散る命は少ないことに越したことはないからな」
118 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/02(日) 23:26:25.36 ID:gDU0dxMC0
死神「よしでは今から作戦会議を始める。それぞれの役割を言い渡す、意見があればどんどん言ってくれ」


魔王「この城にはある程度の固定式魔道砲台やその他もろもろはある。効果があるのなら使えばいい」


死神「おおいいねぇ。そうだな、ポニテ、今魔王が言った固定式魔道砲台その他もろもろの調整を頼む。あとゼノツールを戦闘仕様に改造しておけ。小生が許可する、超起動魔導機械兵の準備もしておけ。搭乗者は後に決める」


ポニテ「は〜い。ツインテちゃん、猫ちゃんたち3人ほど借りていい? さすがに私一人じゃ手が回らなさそうだから」


ツインテ「かまわぬ。せいぜいこき使ってやれ」


死神「マゲは庭先に植えてるトラッププラントを拠点防衛用に植えかえておいてくれ、味方に被害が出ないように配置しろ。最悪過剰成長呪文を使っても構わん。そして城の壁に防壁の苔を植えておけ。魔力耐性の高い極東地域産のものだ」


マゲ「了解した。おおそうだ、後でトラッププラントの花粉袋を渡しておく。これがあれば彼らが貴殿らに網を投げつけることはなくなる」


死神「ん、頼む。ツインテは猫人族の統率を頼む。連絡担当、砲台担当、その他雑用を任せる。そして数匹の精鋭に敵の情報を探らせる。気配を消すのは得意だろう」


ツインテ「地味じゃが絶対に抜かせぬ要素じゃな。承った」


死神「元勇者は城に待機、こいつらの統率を頼む。少なくとも玄関口で敵を迎撃、全滅させろ。危なくなったら転移術で全員を避難させてくれ」


元勇者「しょーがないわね。か、勘違いしないでよね! 仕方なく乗ってあげてるんだから! 感謝してよね!」


死神娘「「「(わさとらしーツンデレ!!)」」」
119 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/02(日) 23:35:38.46 ID:gDU0dxMC0
死神「小生と魔王はある程度戦いが進んだら敵陣真っ只中に突入する。バレにくい土中転移術で地面下登場と同時に広範囲制圧術式を発動し、雑魚を一掃、敵大将を一気に潰す。城の中で待つ城主、なんて考えが古すぎる」


魔王「内から外から攻めるのか。大胆だな。まぁいい、それで魔界が護られるのなら」


死神「小生はここに来て数ヶ月になるが、この世界は悪くない。むしろ好意に値する。植民地化させたり、滅ぼさせやしないいさ。……しまった!!」


死神以外「「「「?!」」」」





死神「朝飯が冷え切ってしまった……」ショボン


死神以外「「「「「…………ハハハハハ!!」」」」


元勇者「ひーひー……こんなときでもブレないんだから……そこが好きなんだけど。ねぇ、魔王?」


魔王「なぜ私に振るのだ」


元勇者「なんとなく、かな? 渡さないんだから」


魔王・死神「「?」」




ポニテ「私たち空気だね」


ツインテ・マゲ「「だねだね」」
120 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/02(日) 23:37:47.63 ID:gDU0dxMC0
今回はここまでです。死神勢力との戦争の準備期間1週間の間にいろいろ片付ける予定です。

おやすみ
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/04(火) 02:00:30.23 ID:NRffqYvgo

おやすみなさい
122 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/07(金) 20:01:40.04 ID:OLIzWq1P0
生存報告です。中古で買ったバサラ3ばっかやってます。もしくは同時進行してる小説とか書いてます。一気に4本はきついね!やっぱ。

大体はバサラで時間がつぶれ、明日とあさっては秋祭り。どうしろっちゅーねん。
需要がありゃ小説のURLはっときます。

需要があればですが、というか貼れるかどうかさえわからない初心者の戯言でした
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(沖縄県) [sage]:2011/10/07(金) 21:24:28.24 ID:GVmnlzjVo
ほかにも書いてるのか
これはwwktkせざるを得ないな
124 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/08(土) 20:20:48.44 ID:jM51UpDq0
じゃあ死神待ってる間の噛ませ犬として置いときます。期待しないこと。あと未完です。

http://ncode.syosetu.com/n7209r/

後二つは賛否両論名ヤツなので(特に教習所のほうは危険)物好きな方は……ということで
125 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/10(月) 17:22:55.23 ID:N80dx9iT0
ぐっでんもーげん!!黒月です。正直収拾つかなくなってきたっぽいけど最後までがんばるよぼく!!

投下開始↓
126 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/10(月) 17:25:55.56 ID:N80dx9iT0
ポニテ「ここがこーしてあーなって……んきゃぁぁ!! はさんじゃったぁぁ!!」バッツーン!!


マゲ「ほれ、絆創膏だ。貼っておけ」ッパ!


ポニテ「うぅ〜〜」ヒリヒリ


ツインテ「ポニテよ、どれだけこの世界にゼノツールを持ち込んでおったのだ? 部屋がほとんど機械の部品で埋まっているではないか」


ゴチャァ……


魔王「お前ら……一応私の家だ、あまり散らかさないでくれよ?」


死神「寝相最悪で常に部屋が惨状になっているお前が言うのか?」ズバリット


魔王「」ズゥーーーン



元勇者「そういや死神クンはどこで寝てるの?」


死神「呼び名が変わったな。まぁいい。教えるわけにはいかないな」


元勇者「なんで?」


死神「お前が夜這いに来るから」キッパ


元勇者「……………しないよ!」


死神娘「「「(する気だったんだ……)」」」


魔王「…………………」
127 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/10(月) 17:28:50.50 ID:N80dx9iT0
魔王城、どこかの部屋


死神「死神明王も面倒なことを押し付けてくるものだ。仕事だからいいんだが。だがなぜだ? マゲから伝言を聞いたときなぜかホッとした自分がいる。なぜだ?………ええぃわからん!」ガシガシ


魔王「独り言か。似合わないな」ヒョイッ


死神「うぉう?! どうやってここに入った?」ビックーーン!!


魔王「ここは私がよく落ち込んだときに閉じこもっていた秘密の部屋だ。父上のお仕置きが怖くて、アラクネやガーゴイルが探しに来てくれるまでよくここで泣いていた。ここを知っているのはもう私とお前しかいない」


死神「へ〜〜〜〜〜え、そぉなんですかぁ〜〜〜〜」ニタニタ


魔王「切実に忘れてくれ、戯言だ。頼む。魔王として、あまり弱いところは見せたくないんだ」


死神「お、おう……えっと、その……なんだ、下手に出るなんて珍しいな、魔王ともあろうものが」ポリポリ


魔王「なぜだろうな、最近慣れてきた。それに……」


死神「?」
128 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/10(月) 17:31:15.72 ID:N80dx9iT0
魔王「お前になら、構わない気がしてきたんだ。お前は私よりも強いから……だと思う」


死神「何だよその理屈wwww………それはそうと魔王」


魔王「なんだ?」


死神「抱きしめていいか?」


魔王「ふふ、消し炭になりたいのか?」シュボッ


死神「いや……俺も俺だな、らしくない………どうしちまったんだろ」ガシガシ


魔王「一人称が変わったな。>>16を覚えているか?」


死神「ああ。>>1も言われてはじめて知った」


魔王「私を対等に見てくれている、と考えてもいいのか?」


死神「どうだろうな。俺にもわからん」







「………………」
129 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/10(月) 17:34:03.88 ID:N80dx9iT0
ポニテ「死神様と魔王ちゃん、戻ってこないね〜。どこいったんだろ」ソウイエバ


ツインテ「元勇者もどこかに行ってしまったな。まぁいい、それよりゼノツールの改造はいいのか?」


ポニテ「あらかた出来たよ。砲台もだいぶ長い間つかってなかったけど、使えるようにはなったし。今マゲちゃんがゲテモノ弾に混ぜ込む薬作ってる」


ツインテ「死神殿のドs具合も相変わらずだのう」ヤレヤレ


マゲ「おう、貴殿らよ。仕事の具合はどうだ?」


ポニテ「いい感じだよ〜」


ツインテ「今束の間の休息をしていたところじゃ」


マゲ「そうか、丁度いい。死神殿がクッキーとやらを作ってくれたぞ」クッキーノヤマドン!


ポニテ「くっきぃ?」


マゲ「小麦粉を練って焼いた甘いものらしい。味は魔王殿の保障済みだ」


ツインテ「死神世界は食事という概念そのものが危ういからな。なまじ死神は食べなくても生きていけるからしょうがないっちゃーしょうがないんだが。ん、うまい!」


ポニテ「私この仕事終わったらここで暮らそうかな〜〜魔王ちゃんちで暮らすの面白いし」


ツインテ「任期はまだまだ残っていただろうポニテよ。確かマゲ殿はすでに任期は終わっているのではなかったのか?」


マゲ「拙者はいろいろ思うところがあってな。見守っていたいのだ、貴殿ら死神を」


ポニテ「ふ〜ん……よくわかんないや」ポリポリ


ツインテ「あ、ポニテ! それは私が目をつけていたものだぞ!」
130 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/10(月) 17:38:27.75 ID:N80dx9iT0
節足動物課死神(以下ムシ)「なぁ〜〜〜んで俺たちがこんなとこにいるんだっけか?」


建築物課死神(以下棟梁)「我らは偉大なる次期死神明王様じきじきの命を受けてここにいるのではないか。魔力結晶は魔力濃度が高い魔界の奥地であればあるほど強化能力は強くなる、一番奥地にある魔王城を乗っ取ればそこに桃源郷が作れる。われらが独立国家を築けるのだ」


ムシ「正直どうでもいいんですけど」


棟梁「下級の貴様がどうこう言えた話ではない。黙って命令を遂行すればよいのだ。まぁこの作戦が成功すれば貴様にも魔界人の奴隷一人二人はくれてやるぞ?後で好みのタイプを言うがよい。ハハハハハ!!!」


ムシ「くっだらねぇ……」



死神軍到着まで、あと数日
131 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/10(月) 17:42:45.07 ID:N80dx9iT0
今回はここまでです。まぁ〜た新キャラとか出すから収集がつかねーんだろーがとかいった人、今そっちに恒久の吹雪が飛んでいきましたよ。エターナルフォースブリザード!!

はっといた小説のアクセス数が上がってたのでみんな暇だな〜なんて思ってないよ!! むしろ感謝してるよ!

何はともあれ、ありがとうございました
132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2011/10/11(火) 01:36:21.15 ID:lAxiQfZPo

続きが楽しみ!
133 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/12(水) 23:29:29.94 ID:dZh1H+XD0
接触事故やっちゃいました。オカマって言うんですね。きもいとか思ってみたり。そのせいでいろいろとごちゃごちゃしちゃってペースが乱れに乱れまくっております

それでも待っててくれる人のために必死こいて書いてきます。


待ってろよ……
134 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/14(金) 20:52:50.31 ID:4PMKDigC0
ソロ○ンよ、私は帰ってきた!!ハイお久しぶりです黒月です。ちょっと短いけど落とします

ボッシューと
135 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/14(金) 20:54:30.93 ID:4PMKDigC0
死神「がーががっがーノイズィ♪」ヴゥン バチバチ


魔王「何やってるんだ」


死神「この前届いた新しいデスサイズを調整してたんだ。特注だったから結構値段張ったんだぜ?」キコキコーーン!!


魔王「良し悪しがあるのか?一撃で魂刈り取るのだからなんでもいいんじゃないか?」


死神「甘い、甘いな魔王。ガムシロとカラメルをしこたま口の中に入れたときぐらいに甘いぞ」


魔王「寒気がするほど甘いな」


死神「確かに一撃で魂を刈り取るのはデスサイズの大前提だ。だが粗悪品になると重いんだよ。それこそマンモス3頭分ぐらい」


魔王「なんだか懐かしい設定が出てきたな」 アゲモノノナマエノシュジンコウノヤツネ
136 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/14(金) 20:55:43.79 ID:4PMKDigC0
死神「逆に高級品になるとティッシュペーパーくらい軽くなる。今の俺のデスサイズは中の下程度だったんだが、そんなに金も使ってなかったしこの際新調しちまおうかとな。俺は魔法も使うタイプだから呪文増長効果とかをオプションでつけてもらってたんだ。んで、いまさっき俺の魔力とデスサイズの魔力を同調させてた」


魔王「杖のようなものか?」


死神「まぁそうだな」






ドドーーーーン!!



魔王・死神「「なんだ?!」」


館内放送『緊急事態発生!!使用人室第4283号室にて火災が発生しました!!姿勢を低くし、口に濡れたハンカチなどを当てて速やかに避難してください!!繰り返します!!』


死神「防災対策もばっちりか。ホントよくできた社長だな」エライエライ


魔王「誰が社長だ。魔王だ」


死神「とりあえず鎮火しに行くか」


魔王「そうだな。私たちには関係のない話だ」




今更ながらこの二人、チートである
137 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/14(金) 21:03:16.75 ID:4PMKDigC0
ポニテ「ごめんなさい、ゼノツールの動力炉いじってたら予想以上に反応しちゃって……」プスプス


死神「わざわざ動力炉を二つ付ける必要性なんかあるのか?2連駆動っていったっけ」ブジダッタカラヨシトシヨウ


ポニテ「2連にすることでゼノツールと呼ばれるものの枠組みを超えるほどの力が発揮できると計算上は出てるんですが、なんせ二つの動力炉の同調が難しくて……」ツ○ンドライヴ!!


魔王「それより早くこの部屋を片付けろ」ピキピキ


ポニテ「ウス」


マゲ「そういえば、もうそろそろ奴らが到着してもおかしくないんじゃないか?」


死神「そうだな、各員、歓迎の準備はどうだ?」


死神娘「「「バッチリです(じゃ)(だ)」」」




死神「よろしい!! さぁ、死神乱世を極める容、戦争という名の宴を始めよう!!」




戦いを呼ぶ暗雲があたりに立ち込め始めていた。今ここに、血と狂気と焦土を呼ぶ戦いが起きようとしている
138 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/16(日) 11:59:37.77 ID:TR7Q4GT20
投下終了の挨拶入れ忘れてたorz

ハイここまでです。次は戦闘シーン多めになるかもしれません。期待しないで待っててね
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/16(日) 22:25:48.24 ID:Ma8gH5/Oo
北石照代
140 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/18(火) 18:50:42.50 ID:ATCE3MaI0
財布なくしたorz
もうやめてーーー!!ボクのグラスハートは事故した時点でもうとっくに粉々なのに!!

モチベ最低だけど完結させるためにがんばってきます
141 :139 [sage]:2011/10/18(火) 23:55:37.58 ID:cxfXV8//o
え・・・あ・・・なんか、ごめんなさい
142 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/19(水) 20:22:58.22 ID:JZeAnbty0
あ、ごめん、そういうことじゃないよ。むしろレスでチャージできるから、元気を。みんなも米してくれたらちょっと投下が早くなるかも。

明日は始発で仕事行って上司に説教食らわせられてきます。ナンデダラウ、最近kjがうつったのかな
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/22(土) 14:11:35.62 ID:rgv91mlEo
   /)  /)
  /  ⌒  ヽ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  | ●_ ●  | < せっかく来たのに・・まだ書かれてないの。また明日こよ。
 (〇 〜  〇 |  \_________
 /       |
 |     |_/
144 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/22(土) 19:12:55.45 ID:S5eNeLyu0
ただいま!!書いてたよ!!必死で!後どうでもいいけど今日紛失した免許再発行してもらおうと行ったら閉館日だったでござる

まぁ書いてきたんで今日中にちょっと投下します
145 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/22(土) 20:22:30.06 ID:S5eNeLyu0
棟梁「ふははははは!!あれに見えるは魔王城か!!壊しがいのありそうな物件だ!!」ガハハハハ!!


ムシ「やかましいぞ糞爺」


棟梁「何だとこのやろう?!糞に爺までつけやがってくれちゃって!!とっとと行ってこんかい!!」ギャピー!


ムシ「見敵必殺スズメバチ!!」


棟梁「ぎゃぁぁぁ!!刺されてる!!メッチャ刺されてる!!特に右脇腹の斜め横辺りが重点的に刺されてる!!」ブスブスブス


ムシ「とっととい逝け、でないとコテンパンにする」パキポキ


棟梁「なにこの扱い、いちよう←(何故か変換できない)上司だよね、ワシ」ズゥーン
146 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/22(土) 20:24:24.78 ID:S5eNeLyu0
魔王城・最深部、魔道具倉庫




私は……



「目が覚めたかしら?」


君は? そうだ、私はあの時勇者に塵に還されたはず……


ポニテ「私はポニテ。その身体を作ったものよ。あなたは生き返ったのよ。敵拠点制圧用機甲兵器としてね。そうだ、生まれ変わったからには新しい名前が必要ね。名前をあげるわ、貴方の名は……」


「………悪くない。むしろ気に入った!! いいだろう!!」


ポニテ「ふむ、意識の同調と機甲と魂の適合、神経伝達の早さ、オールグリーンね。次の素体はっと」


またひとつ、この世に破壊の産声があがる
147 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/22(土) 20:25:59.85 ID:S5eNeLyu0
玉座の間、ふかふかのゆったりとした椅子に座る魔王。その隣で静かに目を閉じ、ずっと口をつぐんできた死神の口が動いた。


死神「……来たようだ。西のほうから力のゆがみを感じる。ポニテ!」


ポニテ「御前に」


死神「あれは使えるのか?」


ポニテ「ええ、ちょっとばっかり時間が足りなくてほんのちょっとだけ手荒な施術になっちゃいましたけど.
昨日魔王ちゃんがフォローしてくれたおかげでパーフェクトゥにできました!!」


死神「よろしい。いいだろう、あれ」


ポニテ「ええ。さすが魔王ちゃん直属の配下、すばらしい魂魄でした!!」




ギャォォォォォ!!!!



ツインテ「魔王城上空に機影!!これは……死神龍?!」
148 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/22(土) 20:27:28.21 ID:S5eNeLyu0
上空に現れたのは邪悪に歪んだ朽ち果てる寸前の体を持つ死神龍。忌まわしい禁呪によって死神に無理やり動かされている哀れな死体である。その背に乗る死神が勝ち誇ったように叫ぶ


死神龍騎兵「ひゃははぁぁぁ!!先駆け兵はこの死神龍騎兵がもらったぁぁ!!敵陣に一発どでかい花火を……」






ヒュパッ    グバッ!!



死神龍騎兵「ぇ はん!!」



死神の呪縛から解き放たれ、空中で脆くも崩れ落ちていく龍。朽ち果てた体はやっと眠りについたのだ。一方術者は無様に地面に落ち、気絶した


魔王「よくやった、スケルトン。いや、もうスケルトンではなかったな。なんという名だったか?」


?「わが名は雷骨!死してなお魔王様に仕えるものなり。では…征くぞ!!」


死神「殺すなよ〜。始末書書くのめんどくさいし。脱落者回収班出動! 手当てして城の地下牢に幽閉しとけ。戦いが終わったらまとめて転送するから」

雷骨「萎えるようなこと言わないでくれよ……」
149 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/22(土) 20:30:42.93 ID:S5eNeLyu0
ムシ「やっぱこうなったか、騎兵のヤツ。戦いで一番最初にしゃしゃり出るようなヤツが一番最初にくたばるのが定石だろうが」


棟梁「お前本当に節足動物担当だよな? らしくなさすぎるぞ」


ムシ「うるせぇよ。第1〜3小隊までは城の北側に、4〜6小隊は南側へ分散、待機しろ。メールビーをありったけ出して連絡を怠るな、情報が途切れたらそこで死んだと思え。何せ敵はあの死神さんと死神娘たち、さらに歴代最強と歌われる魔王だ。戦いには慎重に行く。少し様子見だ。一同、散!!」


死神部下たち「おうっ!!」


棟梁「あれ? わし何のためにここにいんの?」


ムシ「ふいんき(何故ry)だろ。雰囲気」
150 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/22(土) 20:32:20.25 ID:S5eNeLyu0
今回はここまでだよ〜

短いね、でも積み重ねていきたいと思います
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/23(日) 18:27:15.97 ID:13rpiTFso
棟梁・・・・・・・・
152 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/23(日) 20:40:00.68 ID:u5q83D5u0
棟梁とムシはイメージとしてはギャグマンガ日和の奥の細道組みみたいな感じです。一応強いんですよ、棟梁

レスアリガトね
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/24(月) 01:12:56.15 ID:zdBFhPAdo
>>152
そうか、芭蕉さんか
154 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/30(日) 11:45:46.98 ID:4h6ew9M90
おっ久しぶりです黒月だよ!!最近上条体質が抜けてきたのでちょっと調子いいよ!!

あ、あとレスしてくださる関西地方の方毎度ありがとうございます。あとROM専の方も

では落とします
155 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/30(日) 11:47:39.01 ID:4h6ew9M90
元勇者「やっぱり様子見になったね。さっきのやられキャラはさしずめ私たちの力を測るためによこしたんじゃないかな」


ツインテ「なるほど、見方一人を犠牲にして相手の出方を伺うか。効果的だが不快なやり口だな」


元勇者「そして分散したところを見るとあらゆる方向からからチクチク攻めて隙ができたところになだれ込むってのが目的だと思う。機甲兵の警戒レベルを上げておこうか」


ポニテ「大丈夫だよ!外堀にはマゲちゃんが対魔力仕様のトラッププラントの城壁築いてるし、そう簡単に突破はできないと思う。城壁の上には機甲兵配置してるし」


ツインテ「そうだといいんじゃがの……」





バリバリバリ!!  メキメキメキ……   ドズゥゥーーーン!!!!



3人「「「なんぞや?!」」」
156 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/30(日) 11:51:24.61 ID:4h6ew9M90
ムシ「一点突破とか頭の悪いことはしたくないんだが、今はこれが最善策だ。動揺を誘うにも効果的。女性が多いのだからこれは効いただろうな」


ざわざわざわざわ……


ポニテ「うわぁなにこれ?!たくさんのムシが……気持ち悪いーーーー!!」


ツインテ「植物食の虫か……!! やられたの、あちらに節操動物課の死神がおるようじゃ。あやつらの操る虫は厄介じゃからの、このままでは数分立たず城壁が食い荒らされてしまう。持って数十分程度か」


元勇者「ムシいやーーー!!拠点制圧火炎術式・撃滅!!」


二人「バカ……!!」





ドゴォォォーーーーーーン!!




ツインテ「ええぃ!! 小さき者達の逆襲というわけか!!」


ポニテ「雷骨くん!! お願い!! 自爆して殲滅してぇ!!」


雷骨「登場してものの数十分で自爆するやつがいるか!!」

157 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/30(日) 11:53:09.69 ID:4h6ew9M90
死神「植物の城壁が壊されたか。というか大部分内側から壊れたよな。元勇者め……あっちにも切れ者がいるみたいだな……こりゃとっとと潰していかなきゃこっちがジリ貧だぞ」


魔王「仕方あるまい、何事も思い通りに進んでくれないのがこの世だ。予定よりは少し早いが、行くぞ」


死神「おう。いくぜ!! リン・ピョウ・トウ・シャ・以下・略!! ハイッ!! 土中転移呪!!」
158 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/30(日) 11:57:30.02 ID:4h6ew9M90



下級死神「こちら第一小隊。今のところ以上は見られません。魔力結晶の熟成も順調に進んでいます。後数時間といったところでしょうか」


通信機越しの声「そのまま状況を進行しろ。熟成が終わり次第実験体に使え。その後一気に魔王城を陥落させる」


下級死神「了解し……」



?「超広域殲滅呪文・スルトの吐息!!」


?2「結界呪!! 敵陣全体を指定!! あらゆるものを遮断せよ!!」



巨大な結界の中に下級死神たちは突如として閉じ込められた。次の瞬間結界の中に巨大な火の玉が出現、下級死神たちを焼き払う


下級死神「ぎゃぁぁぁぁ?!」


下級死神2「くそ?! どこから出てきやがった?! 探知死神!! どこを見ていたぁ!! こっちの結界薄いよどうなってんの?!」


死神「ほう、あの爆発にも気絶せずに耐えたか。ならばこれでどうだ?」


火が燻りかけたとき、結界の天井の一部に穴が開く。そこから炎に大量の酸素が供給される。炎は爆発的に蘇り、大爆発を起こす。


死神「バックドラフトってやつだ。燃えるオチだろ?」



ズガァァァーーーーーン!!



魔王「手加減したのか?」


死神「手加減なんざしなくても大丈夫だ。一応神だし、外傷によって死ぬことはない。あくまで戦闘不能になるってだけだ。あと自然現象に手加減もクソもない」


魔王「道理だな。そうか、なら手加減は必要なさそうだな」
159 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/30(日) 12:06:53.64 ID:4h6ew9M90


死神「まぁ、そのあれだ。時空をゆがめたり魔界の地形が変わるほどの術式は使うなよ?」


魔王「それくらいはわきまえてるよ。自分の住むところを自分で壊してどうする」


棟梁「そうだ、わしまで死んだらどうする?」


死神・魔王「」


棟梁「このあたりで目つきの悪い若者を見なかったか? わしの部下だが、一人で1個中隊率いてどっかへ行ってしまってな。お主等知らんかな?」


死神「ッ…!! 死神建築物課、万年係長……棟梁か?!」


棟梁「イカにもタコにも。お主が死神殿、そしてそちらのご夫人が魔王殿でよいのかな? それなりのイケメンと結構な美人だな」


死神「何事もそれなりが一番だ。妙に気負う必要もないからな」


魔王「夫人の字が違うぞ」


棟梁「どうせそうなるのだからいいじゃないか。まぁここでおぬしらに会ったが百年目といっておこうか。始めよう、降り注げ! 4LDK50階建てタワーマンション!!」


魔王「空から建築物が降ってきたーーー?!」


死神「ボーっとすんな! クトゥグアの肺炎咳!!」


ドゴォォーーーン!!


魔王「重力操作呪!! 破片の散弾!!」


棟梁「ほう、連携が取れておるな。まぁわしの前には意味もないんじゃが。建築!! 引きこもりの篭城壁!!」


バチィィィィーーーン!!


死神「ちっ……流石は建築物課をスピード出世した稼ぎ頭……傷一つついてねぇか。特殊魂魄課に張り合える数少ない死神共をまとめるにふさわしい力……」


棟梁「中間管理職も大変だがな……最近後輩が生意気でならなくてね」


魔王「(このままでは魔力結晶が使用されてしまう……その前にこいつを倒すしかない……元勇者たちを信じるしかないか……今はコイツを淘汰する!!)」


160 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/30(日) 12:12:50.83 ID:4h6ew9M90
ここまでだよ。がんばったほうなんだよこれで。BGMはNaked arms とか FLAGS とかがおすすめかな。どうでもいいけど

あとムシが出てくる描写は拘束制御術式零号開放みたいな感じでシロアリとかが迫ってくるイメージです。怖えぇ……
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/30(日) 16:04:50.24 ID:hm2YZbx+o
乙です
棟梁が意外と強い・・・
芭蕉さんでイメージしたらなんかおかしくなったwww
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/30(日) 16:27:38.12 ID:hm2YZbx+o
そういえば、もう猫人族?はでてこないの?
163 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/10/30(日) 19:51:25.33 ID:4h6ew9M90
猫ちゃんたちは裏方の仕事を必死こいてがんばってます。非戦闘員なので出番は少なめです。見つけたらモフモフナデナデしてやって下さい。喜びます


猫1「一番砲台弾幕薄いにゃ!! にゃにやってんの?!」


猫2「あ、みんな!! 城の北側を見るにゃ!!」


猫s「なんにゃ?!」


猫2「フラミンゴの群れにゃ」


ごつんっ!!   ←戦闘中です
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2011/10/31(月) 02:20:21.23 ID:LekZXDhjo
猫は可愛いよね、猫は
つモフナデ

ところで、ROMったほうがいいだろうか?
もしかしてROM専の人に迷惑かけてる?
165 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/05(土) 15:24:09.86 ID:e4BUbM0S0
必要ないかもしれない生存報告

>>1としてはレスが欲しいです。もう>>164の方しか見てないんじゃね?とか薄ら寒い予感がよぎったりww






よぎったり………

書き溜めてきます
166 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/05(土) 20:17:48.42 ID:e4BUbM0S0
どうも、上条体質が抜けてきてちょっとテンション上がってきてる黒月です

ここから物語りは激変して行く感じです。多分


ではスタート
167 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/05(土) 20:21:00.57 ID:e4BUbM0S0
雷骨「必要ないのだ!! 貴様達はぁ!!」ピキュン ピキュン ズバズバズバ


ツインテ「第2射、幻覚術式組み込み型! 敵戦列中央!! 放てぇーーーー!!」


ドーーーーン!!


下級死神「うわぁ!? なんだお前?!」フラフラ クラクラ


下級死神「馬鹿野郎!! そいつは味方……ぎゃぁぁぁ?!」ドチャァ


下級死神「ええい!! つっこめぇ!!」




ポニテ「そろそろかな……えい!」ガキュンガキュンガキュン




ドォォーーーン!!



下級死神「うわぁぁぁ?!」


下級死神「トラップか?!」



死神『やつらが焦って迫ってきたら引き付けて一気に点火、爆破しろ。点じゃなく、面で潰せ。拘束術式組み込み済みG・トラップ地雷列60個同時点火、よけられるものならよけてみろってな』


マゲ「死神殿の采配の凄まじさよ」


元勇者「吸引術式DAISON!! 集まってきなさい虫共め!! 燃え上がれ! 零進の業火柱!!」ゴォォ メラメラメラ


マゲ「うむ、よくぞ我慢したな、元勇者」ナデナデ

元勇者「ふぇぇ〜〜ん、気持ち悪かったぁぁ〜〜」フエェ
168 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/05(土) 20:23:17.00 ID:e4BUbM0S0
ムシ「ふ〜ん、ムシ嫌いが根性出したらしいな。しっかしどうしよ、結構進軍が遅れてる。どーしたもんか」


ザッ


ムシ「?」



下級死神「しねぇ!!」


ムシ「?!」



ザンッ!!



ムシ「ッ……グンタイアリ!! 食い尽くせ!!」ザワァ ガサガサガサガサガサガサ


下級死神「ぎやぁぁっぁあ?!」







ムシ「ッ……痛ってぇ……もう魔力結晶を使ったのか?! まだ熟成には時間がかかるはずだ! ほかの中隊はどうなってる?!」


ムシ部下「大変です!! 一部で魔力結晶が無断で使用され、一部の部隊が裏切りをッ!!」


ムシ「なんだと?! っち、くそったれどもめ……」


169 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/05(土) 20:26:17.20 ID:e4BUbM0S0
棟梁「建築!! 股下からのピサの斜塔!!」ズドーーーン


死神「うわぁ?! あっぶねぇ、いい年こいて金的とかマジ糞だなてめぇ!!」ヒョイッ


魔王「戦場に散りし無念を残したる怨念よ!! 狂気の名の下に奴を蝕め!! 蝕みの大病毒!!」ドトドドド


棟梁「げぼっ?! 持病の糖尿病がぶり返しおった?! 今朝食べたイチゴサンデーが原因か?!」


魔王「即死級の呪文でさえ糖尿再発レベルで終わってしまうか……」


死神「それでも大概だがな。まいったな……魂魄斬滅(ソウルチョッパー)!!」ブォン


棟梁「あぶなっ!」ヒョイッ


死神「ひらこぉーーーー?!」ゾブリッ!


魔王「地面の瓦礫が刺さった……」




下級死神「棟梁様!!」シュタッ


棟梁「おお! おまえは数少ない私を様付けで読んでくれる部下の一人!!」


死神「虚しい人生だと思わないか?」


棟梁「やかましい!! さぁこれで2対2だ、行くぞ下級死神!!」


下級死神「その前にいいですか?棟梁?」


棟梁「え? 今棟梁って……」






                  ズバッ
170 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/05(土) 20:30:27.48 ID:e4BUbM0S0
ここまでです。ショートショートって言ってたのにね。勢いって怖い

次回予告! 「裏切り多発地帯in魔界」

裏切られたムシと棟梁の運命は?! 今晩のおかず何にしようか悩む死神! 魔王は果たしてピーマンを克服できるのか?! 次回へ続く…かも?
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/06(日) 00:27:46.67 ID:yn58f/r/o
ついに術式にも・・・吸引力が変わらないからいいね!
毎度のことだけど、展開がおもしろい
続けてください
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(仮鯖です) [sage]:2011/11/06(日) 22:49:11.88 ID:hk56reNMo
リアルタイムじゃないけど俺も見てる
次回も楽しみだ
173 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/06(日) 23:09:23.43 ID:Cc40As9r0
そうか!! ssじゃなくて一回一回の投稿量がショートショートなんだ!!あっはっはっはっはっは………



ハァ…orz

よっし、モチベも上がったしGABA食べてストレスと戦って書き溜めてきます
174 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/12(土) 00:11:00.79 ID:bYXRILwF0
こんばんは、黒月です。どうでもいいですがBASARA楽しいよBASARA。大谷さんにドンハマりですよ。我の心は宴の真っ最中よ。どうでもいいですが。

ちょっとペースが乱れるかも知れませんが、そこはご愛嬌ということで……ダメ?

では今夜分投下
175 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/12(土) 00:15:30.64 ID:bYXRILwF0

棟梁「あっぶな〜もうちょっとで切られるとこだった」ドクドク ビュービュー


3人「「「いや切られてるからね?!」」」


棟梁「建築物課の万年係長の特徴として絶望的にしぶといというのがあってね。それに死神は失血くらいでは死なないさ。行動不能になるだけで。あと下級死神の攻撃も弱すぎる。私の攻撃を100とすると……2、いやゲロ。うん、ゲロだねゲロ! あっはっはっは!」ゲラゲラ


下級死神「おのれ糞野郎!! 掃滅術式……」


棟梁「糞に野郎までつけてくれやがって……お仕置きだ! 圧殺! 壁でサンドイッチ!!」


下級死神「ぇ はん!!」ギリギリギリ バッツーーーン!!




棟梁「やれやれ、本当に魔力結晶が使用されたのか? 傷つけることはできても骨までは断ててはいない。強化された割には弱すぎる……決勝の効能に疑問が残るな……もう少し詳細なレポートが欲しかったがな」
176 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/12(土) 00:18:06.77 ID:bYXRILwF0

ムシ「生きてるか、おっさん」ヤッホー


棟梁「おぉムシ!! おまえも奇襲を受けたのか?」アッホー


ムシ「ああ、このとおりぼろぼろだ。どうする? 限りなく不毛に近い争いが始まったぞ?」


魔王「というか確実に不毛だな。どうする? このまま続けるのか?」


棟梁「ふむぅ……仕方あるまい、いったん停戦を提案する」


死神「そりゃよかった。できればこのまま帰ってくれるとうれしいというか帰れ」


魔王「帰れ。ついでだがお前たちの主君である死神明王の弟の反乱は鎮圧されたぞ。どこまでも間抜けな連中だな、お前たちは」


ムシ「あ〜あ、やっぱそうなったか。わかった。裏切り者の処理は任せる」シレッ ト


死神・魔王「ちょっとまてや」


棟梁「行くぞ! ムシ! 超次元ビルディングホール!」ヴゥン


ムシ「おう」ザワァ ザワザワ


棟梁はレンガ造りの謎の門を建築その中へ半ば逃げるように入っていき、、ムシは体が大量のハチに分散、虚空へと飛び去っていった
177 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/12(土) 00:20:24.71 ID:bYXRILwF0

死神「よし、あいつら帰ったらぶっ殺す」


魔王「仕方ない、正直あのまま戦っていてもだいぶ分が悪かったと思う。おちゃらけてたが、実力は本物だった」ゼェゼェ



死神「となると早く魔王城へとんぼ返りしないと、ポニテたちが危ない!! 行くぞ魔王!!」ヒョイッ


魔王「またお姫様だっk…」


死神「ヒャッハァァァァァーーーーーーーーー!!!!」ビュォォォォーーーーン!!


魔王「やっぱ慣れなぁあひぃぃぃぃぃぃぃ!?」ギャァァァァ!!
178 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/12(土) 00:28:36.53 ID:bYXRILwF0
――――魔王城


ポニテ「まずいよ、向こうの力がちょっとずつ上がってきてるんじゃない?! あぁ!! 結構値がはるのにそのゼノツール!!」


ツインテ「魔力結晶を使っているようだ、力の使い方にためらいがなくなってきている。このままでは死神の体とはいえ長くは持つまい。あれは単に力のリミッターを開放するだけであって、生物の体には異常なまでの負担をかける」


ポニテ「死神が使っても狂人化するだけだっていうのに……」


マゲ「中途半端な情報は破滅を導く。死神明王の弟があせっていた証拠だな。今となっては牢獄の中だが」







――――魔王城 中庭


雷骨「命棄てがまるにはまだ早いか?! うぉぉーーーーー!!!」ピキュウンピキュンピキュン!! ヴゥン ズバァ!!


下級死神「なだれこめぇ!! 数で圧倒するのだ!!」ヒュパッ ギィン!!


雷骨「ぬぅ?!(ギリギリギリ)……まだだ、まだ私の意志は朽ち果ててなどいない! 蘇ったとき、死んでいった仲間と自分に誓ったのだ! もう二度と魔王様に悲しい思いはさせないと!! 動力炉開放! 赤色覚醒!!」バシュゥゥゥ


下級死神「?! まだこんな力を残していたのか?! おもしろい!!」


雷骨「ぬぉぉぉーーーー!!!!」
179 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/12(土) 00:34:32.56 ID:bYXRILwF0

猫「ツインテ様!! 正面玄関、もう持ちませんにゃ!!」


ツインテ「わかった、退け!! お前たちを失うわけにはいかぬ!」


ポニテ「やばいよ私たち近接格闘とか絶対不利だよ!!」


元勇者「私と雷骨くんだけじゃ3人をカバーしきれないし、しょうがない、城を捨てましょう! 使い魔君、伝令を!!  撤退! これより魔王城を破棄、撤退戦を開始する!!」




――――魔王城 中庭



下級死神「ひゃはは!! 力の使い方ってのはなあ!! こうするんだよぉ!!」


使い魔「雷骨様!! 伝令!」


雷骨「……くっ……幾数千年の歴史を持つ由緒正しき魔王城が……異世界のものによって蹂躙されるなど……くっそぉぉぉ――――――!!」


ズドォォォォーーーン!!


下級死神「ぎゃやぁぁぁぁ?!」


?「ふぃ〜、間に合ったか」


雷骨「貴様は……?」
180 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/12(土) 00:40:24.69 ID:bYXRILwF0
フフフ……ここまでですねぇ。2度投下するのも悪くありませんが………私にはまだやることがあります………では……これにて ←(後ろ向きに崖から落ちていく)



天海様大好きです。では……よい夢を…クッククククククク……
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/11/12(土) 01:05:01.34 ID:qK3DVA6Eo
にゃー
つモフナデ+乙×10000
182 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/19(土) 14:55:03.43 ID:FGgc2EyM0
んちゃ!! オラ黒月!!はい、でました。ボクですけれども。

今夜あたり投下します。そんだけ。棟梁がだんだん芭蕉さんから野原さんになってきてます。あと主人公二人がどうしても空気になっちゃいます。どーしたモンか

まぁたんてきにいいませう、お楽しみに
183 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/19(土) 20:55:45.16 ID:FGgc2EyM0
どうも、天然パーマです。いや黒月です。地の文が混じっちゃいましたテヘペロ☆

やっぱりこっちのほうがやりやすいなって思った

では落とします
184 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/19(土) 20:56:48.08 ID:FGgc2EyM0


下級死神「棟梁!! 貴様寝返りやがったなぁぁ!!!」


棟梁「言いがかりはよしてくれよ、裏切ったのは君たちだ。死神明王弟に仕えるものとして、そして君たちの上司として、私は君たちにお仕置きをしなくてはならない。殺傷というお仕置きを」


ムシ「まぁその主ももう捕まったんだけどね」


棟梁「けじめだよ、ケジメ。さぁ、少々きつめのお仕置きタ〜イム」
185 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/19(土) 20:59:27.30 ID:FGgc2EyM0

下級死神「ほざけぇ!!」ブオッ!!


棟梁「迷え! その手を引くものなどなし」ヒュパッ


下級死神「!! 避けた?!」


棟梁「叫べ! 今逝くこの道しかないと」スゥ…


下級死神「くそったれぇぇぇぇ!!」ズァッ!!


棟梁「そして狂え! 己が心に別れを告げよ」ズズズ




棟梁「超広域建築・空間制御術式! 八九路・夢幻回廊(ハチジュウキュウロ・ムゲンカイロウ)!!」






ムシ「万年係長っつっても本当に幾万年やってるからなぁ。特殊魂魄課への推薦断ってまで、何で弟に仕えたのかねぇ……」





そこはただただ、虚無の空間。真っ白な空間に、たくさんの道がある。その数89本。それぞれ違う道でありながら、それはどこへ行っても行く先は同じ。そこに下級死神は、ただ佇んでいた


下級死神「どこだよここ?! くそったれ!!」ボシュ ボシュ


いきり立ち、やたらめったらに呪詛を飛ばす下級死神。すると89本あった道が一本を残して、霧が晴れるように消える。その残った一本からは、この上ない、なにかがあふれ出していた


下級死神「どうなってる?! なんなんだよぉぉーーー!!!……………ァ…」


そこにはもはや何の意味ももたない物が転がっていた
186 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/19(土) 21:07:35.59 ID:FGgc2EyM0


棟梁「どこへ行っても行き着く先は結局同じ。何も変わらぬ堂々巡り.
生き物の輪廻とはそんなものだ。

 狂ったように前に進もうと、亀のごとくゆっくり歩もうと、結局は同じ場所に行き着く。その終着点へと、その世界は最も早く行ける直通便だ」


ムシ「つまりは死、ってことか。……いいのか? 家で子供二人と鬼嫁が待ってるんだろ? 魔界での活動用とはいえ神の体を壊したんだ。特殊魂魄課以外のやつが壊したんだ、大罪だぞ?」


棟梁「それほどやわではないよ、私の家族は。なんせ幾万年係長やってても、こんな私に付いてきてくれていた家族だ。とはいえ、少々寂しくなるか」


ムシ「らしくねぇ、まったくらしくねぇよ。俺もあんたも。っと、俺も能無しの部下どもにお仕置きしてきますかね」


棟梁「いってら〜」
187 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/19(土) 21:09:33.87 ID:FGgc2EyM0

魔王城・中庭


中級死神「こんなガキ共に俺たちは苦戦してたってのかよ? 悪い冗談にもほどがあるぜ」


元勇者「うぅ……」


マゲ「まさか空間転移に反応するトラップが仕掛けられていたとは……やられたわ」


ポニテ「私のゼノツールも全滅……私の愛用の道具ちゃんたちが……」


ツインテ「猫よ、どこか遠くで達者に暮らせよ……これは主であるわちからの、最後の命じゃ。ではの」


『そんニャ!! ツインテさm……!!』






中級死神「辞世の句は終わったか? まぁこのまま殺すにしろ惜しい娘どもだ。俺の慰みに少し付き合え」


元勇者「おんどりゃぁぁぁぁーーーーー!!!!!!」


バチィィィン!!  ドボォ!


元勇者「くふっ……がハッ……」


中級死神「戦闘による魔力の大量浪費、そして慢心相違になるまで戦ったというのに、まだこんなに元気を残していたか。まぁよい。俺は抵抗しようにも動けず、なす術もなく蹂躙されるというのが大好きだからな……クヒヒ、せいぜいイイ声で鳴くがいい」


元勇者「く……そ……」
188 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/19(土) 21:11:22.49 ID:FGgc2EyM0






「過去追緋蜂・二度殺し(カコオイヒバチ・ニドゴロシ)」


中級死神の下種な手が元勇者に触れようとした瞬間だった。中級死神のその手が、指先のほうから白骨化していく。骨と骨を繋ぐ肉がなくなり、指先の骨から地面に落ち、そして崩れ落ちるように朽ち果てていく。


ムシ「意によって助太刀いたす」


元勇者「あなたは…」


ムシ「死神・節足動物課の者だ。部下へのお仕置きを遂行に来た。俺たちに代わっての部下へのお仕置き代行、感謝いたす」


ツインテ「お前……あちら側の死神ではないのか?!」


ムシ「部下が調子乗って暴走しちゃってね。その尻拭いさ。……死神明王弟の幽閉は本当か?」


ポニテ「はい……本当です」


ムシ「そうか………度重なるご無礼、悔やんでも悔やみきれません。後に上司と謝罪に生かせていただきます」
189 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/19(土) 21:12:17.41 ID:FGgc2EyM0
ここまでだよ!! ワンピース見てきます
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/24(木) 02:56:12.01 ID:wvi9ofqYo
おつ
191 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/26(土) 21:47:17.47 ID:k2puQCoh0
どうも、前髪が局地的に天パーな者です。

だんだんグダってきたけどもうちょっとで終わる予定。多分
次はBASARAのssでも書こうかと思ってます。

すたーと
192 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/26(土) 21:50:13.27 ID:k2puQCoh0



死神「俺の大ジャンプも慣れたか? 魔王」


魔王「(なぜだ?……こいつが近くにいると心拍数が無駄に上昇する傾向がある。体温の上昇、頬の緩み……このような症例は魔界・医学全書にも載っていない……しかし……この心拍数の上昇は不快でないのが気にかかる………本当に何がどうなってるんだ?)」


メールビー「死神殿」


死神「おう、久しぶりの登場だな。……わかった」


魔王「何があった?」


死神「向こうの軍の一部が反乱起こしたそうだ。そんで限りなく不毛な戦いが始まったので、敵大将とその腹心数名がこっちに寝返ってくれたそうだ。さっき戦った棟梁だよ」


魔王「大将だったのか?!……まぁ納得せざるを得ないわけだが」





死神「とりあえず、また後始末だな。残りの敵反乱勢力を全滅させる。都バスぜぃ!!」


魔王「まて、ちょっとまって、お昼に食べたカルヴォナーラが胃の中で激しくブレイクダンスを踊っている、これ以上スピードを上げたらお前に向かってギャラクシーショットが発動してしまう」


死神「それは避けたいな。お前の酔い癖は直りそうもねぇなぁ……」

193 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/26(土) 21:53:37.92 ID:k2puQCoh0

棟梁「あれ? こんなにいたっけ? 私たちの軍。無双ゲーのごとくワラワラ出てきてるけど」


ムシ「魔力結晶のせいで痛みを感じなくなってるな。というか侵食が進んでほぼ魔力結晶そのものが俺たちに襲い掛かってきてる。死神の器の肉体は完全になくなってるな。これなんて黄泉夜行だよ」ホウホウ


元勇者「死んだばっかりの、あのときの私みたいなことになってるわけね」


棟梁「特殊魂魄課に運ばれていく君の姿はおぞましかったよ……肉という肉が得体の知れないなにかで浸食されていっている様は……」


ムシ「女性に向かっておぞましいとか言うんじゃねぇよ。あとこっちくんな、加齢臭が移る」


棟梁「また扱いが芭蕉さんになってきてない?ねぇ」マツオバションボリ


元勇者「ほら、ここ崩れてきてるわよ、とっとと補修して。でないと私たち挽肉よ?」ドゴォォーーーン


棟梁「ちくせう」
194 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/26(土) 21:55:48.33 ID:k2puQCoh0

ポニテ「大丈夫? はい、リークしてたとこは全部塞がったよ。あと粒子供給のラインも直しといた。でも無理は禁物、赤色覚醒なんか使ったら今度こそ綺麗な花火だよ?」キリキリ カキュン カシューー


雷骨「すまない…蘇らせてくれたのに、このザマでは……君に申し訳が立たない」


ポニテ「ううん、私こそ、ごめん。出力、不安定だったでしょ? 道具課でも、私、ホントにへたれで……いつも肝心なところでミスばっかりして……みんなの足を引っ張って……ばかりで……」グスグス


雷骨「………」


ナデナデ


ポニテ「?!」



雷骨「泣くな。少なくとも、今は。泣くもの笑うのも、すべてが終わってからでいい。そうだ、君の腕が一流になったら、私をまた強く改造しに来てくれ。私はいつでも魔王城で待っている」


ポニテ「ありがと、雷骨クン……」ニコッ

195 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/26(土) 21:59:20.02 ID:k2puQCoh0
ヒュゴォォォーーーーーー……


死神「アパァァァ――ッチヒャッホォォオーーーー!!」 ギュィィーーーン シュタッ


魔王「」


マゲ「死神様! 戻ってきてくれたのですか!」


死神「途中魔王がインビンシブルアビス発動しかけたけど、何とかなった」


魔王「おぇっぷ……」フラフラ クラクラ


ツインテ「魔王殿、これを」つエチケット袋


魔王「すまな…rrrrrrrrr」


ムシ「で? どうすんのこれ。キリねぇぞ」ニドゴロシ!!


棟梁「さっきはすまなかったね、あの術式一人用なんだ」ケンチク! 100カイダテタワーマンション!


死神「話がある、一旦ポーズ画面に移行する。端的に作戦を説明するぞ。小生たち詰んでる」



…………………



一同「はぁぁぁぁぁぁぁ?!」

196 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/26(土) 22:02:10.51 ID:k2puQCoh0

死神「おっと、語彙が足りなかったな。あいつらを殺すことはもはや不可能だ。魔力結晶と下級死神どもの器が完全に同化して、新たなる脅威となってしまっている。暴走する荒馬みたいなもんだ」


死神「下級死神たちの魂は元の世界へ帰ったんだろうが、物騒な抜け殻をこのまま放置するわけにもいくまい? というわけで今最善の方法がひとつある」



死神「その作戦はいたってシンプル。お前らがあの化け物どもを一箇所に集め、そして小生が封印する。時空断絶凍結呪だ。時空間を隔絶、切り取ってそこに閉じ込めてしまう古の禁呪。ただすさまじく発動(ローディング)が長い。それまでの時間稼ぎをお願いしたい」

197 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/26(土) 22:03:43.99 ID:k2puQCoh0

棟梁「…………それが君の覚悟か」


死神「そういうことだ」


ムシ「そこまでして……なら、止めるわけにはいかないな。俺も全力を尽くそう」


ポニテ「そんな……」


魔王「……………おい死神」


死神「なんだ?」











魔王「自分を犠牲にしようというのか?」
198 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/26(土) 22:06:49.61 ID:k2puQCoh0
ハイここまでダヨ。後もうちょいで200だ!!200も使ったんだね、ボク。

がんば……ったのか?


では、これにて
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/11/27(日) 17:30:55.11 ID:owtvO6Cpo
おつ
「も」じゃなくて「まだ」200だよトカイッテミル
もっと続けろください
200 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/11/27(日) 22:29:45.70 ID:ws8oPkP80
200ゲトォォーーー!!………ぁあ…いや、何かの間違いです……

戦闘はもうちょいで終わります。あとは前回同様後始末編と日常編、んでその後を書いていきたいと思います

後言っておきます。俺にはバッドエンドは書けません
201 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/01(木) 21:45:53.22 ID:LIkV5Qzf0
おいっすぅ!私だ!黒月だ!

短いぜ!あとこれで戦闘はおしまい、次は後始末編、んで終わりへ向かっていく予定です

ドーン!
202 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/01(木) 21:47:16.25 ID:LIkV5Qzf0
死神「確かにこの術式は強大すぎるが故に何らかの供物的なものを用意しなければならない。

だが小生は死神だ。この身体も仮の入れ物、供物にしたくらいで小生自身が死ぬことはない。死神の世界へ強制送還されるくらいだ」


棟梁「だがそんなことをすれb……おぁまっ?!」


ムシ「死神さんのせっかくの決意が揺らぐようなことをいうんじゃねぇよ、あのことがばれたらめんどくさいだろうが」


魔王「どういうことだ?!」


ムシ「ほらなんか感づかれた」


一同「お前らのせいだよ?!」
203 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/01(木) 21:48:28.80 ID:LIkV5Qzf0
魔王「もう一度聞く。どういうことだ?」



棟梁「………やれやれ、これは言わないといけないっぽいな、そこは私から説明しようか」



棟梁「死神も神だ。死神の世界では実体のない魂のようなもので存在している。そうなるとこの世界で活動する以上器が必要になる。私のこの身体もまた然り。

それを許可もなく壊すというのは死神世界の法律にて堅く禁じられている。自身の器を壊すなど論外だ。死神殿は永劫幽閉されてしまうだろう」


魔王「それはあんたらもそうだろう? 中年にムシ。裏切り者を全員手に搔けていたではないか」



ムシ「まぁね。でも死神世界の法律では自分の器を自らの手で壊すことのほうが重罪だ。自分用の器は死神でいる以上ひとつしか持っていてはいけない、それを壊すのは死神であることをやめるようなものだからな」


棟梁「死神になった以上普通の魂より重い重責を負う。それを放棄するということは、死神明王に弓引くのと同等の罪を負う、ということだ。まぁこの私も永劫とはいかないまでも幽閉されるだろうが……まぁ数万年は硬いな」


204 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/01(木) 21:49:55.25 ID:LIkV5Qzf0




魔王「行ってしまうのか」


死神「ああ。そろそろ一時停止術も切れる。……やつらの陽動は頼んだぞ」


魔王「行くな!!」


魔王の悲痛な叫びが俺の耳を貫く。殴られてもいないのに脳が揺れる……いや、これは感情が揺れているのか?

重心がブレて、立ちくらみのような症状が俺を襲う。でも、不思議と悪い気はしない。なぜ?答えは出ているような気がする。


今は、答えを出さないでおこう


死神「……大丈夫だ。お前は、この世界は、俺が守るから」


魔王「格好いいこと言ってごまかすつもりか?! そんなもの私が許さない!」


死神「なぜだ?」








魔王「私は、お前がっ……!!」


205 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/01(木) 21:52:01.82 ID:LIkV5Qzf0



魔王「   」
206 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/01(木) 21:53:13.93 ID:LIkV5Qzf0
一瞬静寂が訪れた。一時停止術式が解け、眩い光が辺りを包む。






死神「          」






魔王「死神ーーーーー!!!!!」
207 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/01(木) 21:54:15.31 ID:LIkV5Qzf0

ムシ「地を這う土蜘蛛、地を駆ける大蟻、やつらの足元を救え!!」


雷骨「屍の呻きが聞こえてきたか!? これでもう、聞こえまい!!」


棟梁「こいつでトドメだ!建築! 引きこもりの絶対拒絶壁・シャカイデタクナイヨ!!」



地を覆いつくすほどの蟻と土蜘蛛が敵を一箇所に集めていく。ジャンプで逃げようとしたものは雷骨が地面に叩き落していく。その周りに棟梁が巨大な壁を建築、そのまま敵を閉じ込める




死神「切り取れ、閉じ込めろ、我と共に、永劫出られぬ牢獄へ、我が誘う。己が罪に喘ぎ、苦しみ、悔いて生きろ。死ぬことすら許さぬ、常闇の世界へ、いざ、導かん!

             永劫時空凍結呪!!」




死神を中心に禍々しい空間が広がり、棟梁が建築した壁を包んでいく。死神と共に。


ふと、最後に死神がこっちを振り返ったような気がした。ニコリと笑ったような気もする。


私は、ただその光景を眺めるしかなかった。
208 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/01(木) 21:57:44.34 ID:LIkV5Qzf0
ここまで。しっかし短いなぁ…orz

地の文は入れないとダメだってこのss書いててそう思いました

ベジップス食ってきます
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です) [sage]:2011/12/02(金) 01:11:08.22 ID:/AJN/zFbo
おつおつ
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)(関西地方) [sage]:2011/12/03(土) 10:14:22.27 ID:1GyIKsB6o
(つд`)゜゜。
211 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/04(日) 00:36:30.63 ID:o0AIWa200
>>210
泣いて…いるのか?
フフ、泣くな。泣いていいのは全てが終わってからだ。とびっきりのうれし泣きをとっておいてくれよ?





っていう台詞でも入れればよかったかなぁ……ww

レスアリガトね
212 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/15(木) 10:48:19.80 ID:rl0oBhWJ0
おっ久しぶり!!モンハンばっかやってたら書けるモンも書けないよね!黒月です!

ハイごめんなさい。今回はちょっと飛びます。たぶん物語本編は次で終わり
そして最後まで見てくれたらちょっとだけチャレンジしたいことがあります。まぁ暇な人は見てってください

ハイドーン↓
213 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/15(木) 10:48:58.77 ID:rl0oBhWJ0







コッ    コッ    コッ   カッ
214 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/15(木) 10:49:55.42 ID:rl0oBhWJ0




「本日付で骸亜の牢獄・特別囚人課に配属になりました、看守と申します!」


「元気いいねェ。何かいいことでもあったのかい?」


看守「は?…い、いえ!」


「hahaha、そんなに硬くならなくてもいい…って初日じゃそれも無理か。私はここの係長をやってる看守長だ。以後よろしく。そういやあと一人誰か来るはずだが……」


看守「はい! あと一人は遅れて到着するそうです…」


看守長「そうか。あ、思い出した。そいつ面会に来る一般魂魄だったか。一応茶菓子用意しとかないと」
215 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/15(木) 10:51:06.18 ID:rl0oBhWJ0
看守長「さって、早速いこっか。いつまでもお客様待ってるわけにもいかないし。どうせ案内役のメールビーがついてるだろうし」


看守「というと…」


看守長「骸亜の牢獄最深部に幽閉されている囚人に会いに、さ」
216 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/15(木) 10:51:49.48 ID:rl0oBhWJ0




コッ コッ コッ コッ   ガコン  プチ  



「サイカソウヘ、マイリマス」






 ヴィ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


217 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/15(木) 10:53:24.86 ID:rl0oBhWJ0

看守長「さて、卿は特別囚人がどんなものかを知っているかね? 画面の前のお友達にもわかるように説明してみ」


看守「(?)は、はい。ものすごい悪いやつが入るところです」


看守長「……………」


看守「し、失礼しました! え〜っと、簡単に言うと神の世界の理を破ったりして世界の均衡を壊す恐れのあることをした人物たちが幽閉されるところです」


看守長「正解だ。大雑把に言えば前者の答えも正解だが。私たちが監視するのはその中でも群を抜いて危険な者たちが入っている豚箱だ。油断してると死神だろうが神だろうがあっという間にやつに喰われる」


看守「」


看守長「数万年前に反乱起こした死神明王弟は地下444444階に幽閉されている。だが私たちはそんな浅いところにいるものを監視はしない。この世界でもっとも深いところにある地の底、タルタロスの囚人を見張らなければならないのだ」


看守「」ガクガク


看守長「そう緊張するな。大丈夫だ、ある程度の度胸とボケ・ツッコミスキル、そして瀬戸内の海より広い心があれば何とかなるさ。ちなみにそこにいるのはたった一人」


看守「たった一人のために……」

218 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/15(木) 10:54:21.99 ID:rl0oBhWJ0




ガコン    プシューーーーーー    


「サイカソウ・タルタロスデゴザイマス。オテモトノオニモツヲカクニンシ、オワスレモノノナイヨウオオリクダサイ」



看守長「さぁ、ようこそ。この世の終わり、最も穢れた世界へ」



219 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/15(木) 10:55:32.86 ID:rl0oBhWJ0







?「運の女神はまだ小生を見放してはいなかったようだ……S・トリガー、デーモンハンド! これでお前のボルシャック・スーパーヒーローを破壊! このターンでお前はトドメをさせない!」


看守2「なん……だと………?」


?「いくぞ! 呪文を10枚山札へ戻して覚醒! 邪神の覚醒者ロマノフ・Z・ウィザード! そして場にいるアヴァラルド公に進化! 黒騎士・ザールフェルドU世!」


?「ロマノフZでアタック! 墓地からラストバイオレンスを発動! 呪文連鎖! さらに呪文使用時に氷河・レオポルディーネ公の効果でドロー! ドロー! 呪文カード!ry」


看守2「ぴぎゃぁぁぁぁ!!!」








看守「……………………はぁ?」









?「おう、戻ってきたかおっさん。珍しく働いてると思ったが……何だったんだ?」


看守長「ああ、新人が入ってきたんでな。ほれ、挨拶しとけ」


看守「き、今日からここに配属になりました、看守と申します!」


?「おおそうか。小生がここの囚人で死神だ。以後よろしく」









看守「……………えええぇぇぇぇぇぇーーーー!!!??」
220 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/15(木) 10:59:06.01 ID:rl0oBhWJ0



看守「あの死神さんがこんなところに幽閉されていたなんて……」


死神「信じられないか? というかさん付けしなくていいぞ。小生は囚人、お前は看守なのだからな」


看守「いえ……それでも、俺はあなたを尊敬すべき人物だって認識します。外では死神さん開放団体ってものができるくらいですから……あなたのしたことは許されることではないけど、でも、間違っちゃいないと思います」


死神「物好きもいたもんだねぇ」





看守長「おう死神、そういやお前に特別な知らせが二つある……入ってきな!」


死神「期待しないでおくわww」


カッ  カッ  カッ   コッ








死神「な……」


?「久しぶりだな。お前たちの時間単位で数万年ぶりといったところか。こちらの世界では5年ぶりだ」

221 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/15(木) 11:03:48.79 ID:rl0oBhWJ0
今回はここまでだべ。読者を定着させる方法って一番気になるとこで寸止めってのがよさそうだね〜www


モンハン進めてきます
222 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/15(木) 18:04:50.62 ID:YN9HvajTo
ちょっwwwwちょっwwwwww
とりあえず乙
223 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/25(日) 18:40:51.93 ID:Fvbic00k0
ナマステ〜黒月です。マジ仕事きつい、進まない。でもがんばって書いてきました

出でよ
224 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/25(日) 18:42:31.26 ID:Fvbic00k0


死神「お前そこでスーパースパークとかおかしいだろ小生負けじゃねぇかヲイwww」


看守2「運命の女神はまだ小生を見捨ててはいなかったようだ(笑)」


死神「てめぇww」


?「話聞けぇ!」





死神「いやな? 正直みんな魔王が来るとか思ってたのになんで雷骨っていう微妙な配置のやつがいるのか疑問に思ってるわけよ。つかお前死んだの?」


雷骨「いやなに、ポニテ殿が道具課で昇進したとマゲ殿から連絡があってな。特別にこちらにお祝いにこさせてもらったわけだ。まぁ明王弟反乱戦争で私たち魔族に負い目でも感じているのではないか?」
225 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/25(日) 18:43:46.64 ID:Fvbic00k0


死神「んで? 小生を笑いに来たってのか?」


雷骨「そうふてくされるな死神殿。私は伝えるべきことがあるからここにきたのだ。正直この任務が無ければ即効でポニテ殿のところへ直行して触診とかされたかったのだが」


死神「クールキャラで通してたんじゃなかったかお前?」


雷骨「話を戻す。死神殿、貴殿は釈放だ」

226 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/25(日) 18:45:09.14 ID:Fvbic00k0


死神「…………………そうか」


雷骨「どうした? 釈放されるのだぞ?」


看守長「この骸亜の牢獄から出る方法は二つある。ひとつは刑期を終えることでの釈放、そしてもうひとつは……ハイ看守君!」


看守「は、ハイッ! ……存在消滅の刑の執行のために受刑者は一時的に……はっ!」


死神「そういうことだ」


雷骨「な……」






死神「小生はこっちに帰ってきたときに無期懲役の刑を科せられてる。それが覆されるとしたら、小生を消滅させるときだけだ」


雷骨「それでは……」
227 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/25(日) 18:46:03.75 ID:Fvbic00k0





看守長「死神殿、正式な刑を言い渡す。貴殿は明朝に死神明王の手によって存在消滅の刑が執行される」








怖くは無いさ。でも、ひとつだけ心残りがあるかな。察しのいいお前らならわかるだろ?

228 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/25(日) 18:47:16.14 ID:Fvbic00k0


明朝  37:30



看守長「さて、行こうか」


死神「いままで世話になったな」


看守2「死神さん……まだ試してないデッキたくさんあったのに……」


死神「動物課のツインテを知っているか? あいつはかなり強い、公式大型大会優勝経験のあるツワモノだ。連絡先教えといてやるから一度会ってみるといい。『あなたも選ばれしものですか?』って言えば伝わるだろうさ」


看守「うぐっ……ひぐっ」


死神「泣いてくれるな。つい昨日あったばっかだろうが。そんなに優しいとこっちが困る。せめて笑って送り出してくれ」


看守「びやぁぁぁぁぁ!!! ふぇぇぇぇええ!!」









看守長「行くぞ。時限超越術式・母なる次元門! ここから先は受刑者しか入れぬ。明王殿が待っている、行かれよ」
229 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/25(日) 18:48:36.88 ID:Fvbic00k0






死神明王「久しいな、死神」


死神「久しぶりだ。こっちの時間単位で数億年ぶりか」


死神明王「何か言い残すこと、願いはあるか?」


死神「そうだな……明王弟反乱で捕まったやつを全員復帰させてやってくれ。それ以外は………何も望まない」


死神明王「お前というやつは……相も変わらず、だな。ではいくぞ」


死神「ああ」






死神明王「いざさらば、消え逝き御霊よ。眠るがいい」
230 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/25(日) 18:53:25.16 ID:Fvbic00k0
びっくりしたぁ〜、お母さんかと思った……どう見てもゴリラだロッ!!

ハイッ!ここまでだよ!


短すぎる時の中で〜〜ってな感じですけど。次の投稿がおそらく物語のエンディングになると思います。ホントにちまちまか投稿できないけど、見てくれてアリガトね。何人見てるかは知らないけどwww
231 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/25(日) 19:17:21.84 ID:Bp3RudZ7o

この時間に書いてるってことは、同じ仲間ですね・・・・ね?
232 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/25(日) 19:56:46.94 ID:Fvbic00k0
私もあなたも血は赤色……つまり、お仲間です…クックククク…



はっ?!夢か…


クリスマスは家族と過ごすもの。たとえそれが風邪引いたおかんでも。
233 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/26(月) 00:12:31.89 ID:s0Fd3Rxgo
>>232
ですよねー
いつもと全く変わらなかったけど
234 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/29(木) 11:44:17.44 ID:CV7upKsi0
うす、私だ。今夜あたりに投稿しようと思います。愛も変わらずクソ短いよ……仕事と僕自身のヘタレさに反吐が出ます


まぁ次回作はもうチョイましにしようと思ってるんですがね……あ、ヤベ
235 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/29(木) 16:40:40.52 ID:6k9zwWrQo
ほう・・・期待
236 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/29(木) 20:19:56.28 ID:CV7upKsi0
サワディーカー、黒月です。フルアーマーユニコーン作ってましたww部品の多さがマジキチです

クッソ短いけど、投下するよ



エンディングテーマはTHE BACK HORN のキズナソングとかがいいかも。独断と偏見だけど
237 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/29(木) 20:22:53.89 ID:CV7upKsi0
水の上にプカプカ浮いているような感覚を覚えた。いや、これは……ベッドで寝ているのか?俺は……?






「おい起きろ。いつまで寝ているつもりだ」


「あ? ここ誰? 小生どこ?」


「呆けたことを……私の家、魔王城だ」













死神「ってどぉぅわぁぁぁぁぁぁ?!?!」


魔王「大きい声を出すんじゃない。ほかの部屋のものに迷惑だろうが」


死神「なんで?! 小生存在消滅させられたジャン?! 説明をぉぉ?!」


魔王「落ち着けといっている。もう夜半遅いんだぞ? 向こうでのことは知らないが、ともかくお前は戻ってきた。私にはそれで十分すぎる。よく、戻ってきてくれた。魔界を救ってくれて、ありがとう」


死神「お、おう……」
238 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/29(木) 20:23:26.10 ID:CV7upKsi0








死神・魔王「「(気まずい……)」」





239 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/29(木) 20:24:45.58 ID:CV7upKsi0


死神・魔王「「な、なぁ?(お、おい?)」」


死神・魔王「「そ、そっちからでいいぞ?!」」



……………………









魔王「で、では私からいくぞ?」


死神「お、おう…」
240 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/29(木) 20:28:05.62 ID:CV7upKsi0


魔王「あの日……お前が消えたあの日から、私の心に大きな穴が開いたような感情を知った。死の喪失感とも違う、だがそれ以上につらい感情……」


死神「……………」


魔王「それから私は無気力になった。身体的には何の問題もないはずなのに、だ。胸の痛みは何をしても消えなかった。だが……こうしてお前が帰ってきたとき、その穴が少しだけ埋まったような気がしたんだ」




死神「……ッ!」




いきなり引き寄せられ、抱きしめられる。死神の体温が伝わってきて、私にまたあの体温上昇と動悸が発生する。



魔王「し、しsssssしにがみ?!」



死神「ごめんな。待たせて、ごめんな……俺……もう、寂しい思いなんてさせないから……」












                   「俺と、ずっと一緒に居てくれないか?」
241 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/29(木) 20:29:15.25 ID:CV7upKsi0


魔法使いとしてこの世に生を受けたときにも、死神として存在していたころにも流したことのない涙が、俺の目から零れ落ちていた。だが、悪くない。少しばかり胸がむずがゆいけど、むしろそれすら心地いい。


魔王「もう、いいさ。もう、穴なんて埋まったから……私でいいのなら、ずっと一緒にいさせてくれ」


死神「魔王……いや、―――」





死神が私の名を呼ぶ。


242 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/29(木) 20:34:00.91 ID:CV7upKsi0




マゲ「よかったの、二人とも」


明王「あ〜〜〜〜これだよ。リア充爆発しろ。甘酸っぱいんだよこの野郎」


マゲ「の割にはニヤニヤしてるじゃないか、わが愚弟」


明王「愚弟言うなよ姉御。がんばってんだぜ? 転生術式組み立てんのに丸5年かかったんだからな?! 深夜一人起きて地道にやってたのに! 記憶置換の術式ミスって最初からやり直しになったり! 途中起き出してきた官僚に見つかりそうになって術式ぶっ壊しちゃったり! これなんてバカデミー大賞だっつーんだよ!!」



マゲ「無期懲役の変更はご法度だし、極秘裏だったから誰にも知られはせぬしの。よしよし、よくがんばったの、我が愚弟」


明王「最後の一言で台無しだ?!」


マゲ「転身先は魔法使いとしたのか。記憶置換もちゃんとできておるようだし、大丈夫か。さて、準備をせよ弟。ツインテとポニテと……数人だから小規模次元超越術式で十分だの……魔界への次元術式を組み立てるとしようか」



明王「へ? なんでまた?」







マゲ「二人の新しい門出を見届けに、よ」






HAPPY END









黒月「ってこんなつづりでいいんだっけ?」


一同「台無しだーーーーーーーーー!!!!!!」


終わり ギャフン
243 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/29(木) 20:52:25.97 ID:CV7upKsi0
勢いとノリだけで書きましたww次はがんばるよ!明日からじゃなくて!


なんか見たい日常とかあったら書いてみようと思うよ
244 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/29(木) 20:56:37.76 ID:KCipMDnjo
あ〜り〜ふれた〜小さ〜な〜キズ〜ナ〜でいい♪
そぉ〜と〜歩み〜を〜合わせて行く〜ぼ〜くぅら〜♪
245 :SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b) [sage]:2011/12/29(木) 22:47:20.10 ID:6k9zwWrQo
乙乙 (´;ω;`)ブワッ
猫ちゃんのその後をよろしく

よいお年を
246 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2011/12/31(土) 22:19:38.58 ID:bzi5VpIU0
>>245
貴方ホントに猫好きねww わっかりました書いてきます。明日仕事から帰ってきたらorz



あとよいお年を
247 :以下、あけまして [sage]:2012/01/04(水) 00:46:15.98 ID:7mniL538o
あけおめ!
248 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2012/01/06(金) 23:08:14.35 ID:IBHGOq4e0
どうも黒月です。残念なお知らせです、>>245の方の要望に応えようと構想を練ったもののぜんぜん思いつきませんでしたorz

もう…疲れたよ、ボク……というわけで3日後くらいにHTML依頼だします。次はしっかりするからカンベンしてください


長らくお付き合いいただいてありがとうございました。あ、どうでもいいけど某ページでリメイク版書き始めてます。ほとんど変わりないけどww
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/01/07(土) 09:34:00.18 ID:x8Te86P5o
>>248
いいよー
思えばタイミング的に猫ちゃんは無茶ぶりだったにゃー
・・・ごめんなさい
長い間お疲れさまでした

・・・しかし、某ページが見つからないorz
250 :クロツキ ◆DcubshI73Y [sage saga]:2012/01/07(土) 10:30:42.82 ID:gIU1zWPr0
http://ncode.syosetu.com/n6427z/

これでどうかニャ?




死神「しっかし駄作だったなwww矛盾や馬鹿展開は日常茶飯事だしww最後はどう見てもグダグダだしww」


魔王「まぁいい経験だったんじゃないか? それはそうと、引継ぎの時間だ」


男「こんにちは、死神さん、魔王さん。今までご苦労様です」


吸血鬼「とっとと終わらせるぞ、やることが山ほどある」





死神・魔王「後のことは頼んだぞ!」


陰陽士・吸血鬼「承った!」
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/01/07(土) 23:53:41.77 ID:x8Te86P5o
>>250
あっ・・・一番見なきゃいけない所見ずに検索ばっかりしてた・・・
ありがとうございます!
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