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ほむら「この女誑し」 -
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1 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/27(日) 13:13:49.90 ID:ZA5XDfCX0
!caution!
このスレッドには以下の成分が含まれます。
・
>>1
はスレ建て童貞
・
>>1
はまどマギSS童貞
・キュゥべえ分多数
・低速進行
・ほのぼのというかgdgd
・やや設定、経緯に捏造あり
・まどっちに出番が少ない
以上の成分が受け付けない方、QBアレルギーをお持ちの方、こんな駄文が読めるか!俺は自分の板に戻るぞ!
という方にはおすすめできません
以下、広いお心でご覧ください
1.5 :
荒巻@管理人★
(お知らせ)
[
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VIPが落ちた時に上げるスレ @ 2025/08/15(金) 04:15:21.83 ID:Hx3tObUFO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1755198921/
旅にでんちう @ 2025/08/14(木) 19:39:51.57 ID:LXWFCcK6O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1755167991/
光彦「視線を感じます・・・」 @ 2025/08/14(木) 01:02:04.75 ID:x7CcMedhO
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1755100924/
2 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/27(日) 14:02:09.51 ID:a5P9pmUoo
おい始まれよ
3 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/27(日) 14:36:30.76 ID:ZA5XDfCX0
ほむら「ねぇ、インキュベータ―。私思ったのだけど」
ほむら「あなた、魔法少女に優し過ぎると思うの」
ベッドに腰掛けた彼女は僕を膝に乗っけてそう呟いた。
QB「唐突だね、ほむら」
QB「感情のない僕らに好悪なんてあるはずないじゃないか」
この子は賢い癖にたまにこういった見当違いのことを言う。
ほむら「そうかしら」
ほむら「私のいた時間軸から比べるとあなた、随分私達に甘いような気がするわ」
甘いってなんだ。僕は君達の精神衛生に多少の注意を払ってるのは確かだけど。
QB「甘やかしてるつもりはないよ」
彼女を見上げると不思議そうな顔で小首を傾げていた。
QB「それに君が経験した時間軸のキュゥべえがおかしいんだろうさ」
QB「僕にとって君達はツールだ。大事な道具は大切に扱うものだろう?」
大体世界を救うための道具を手荒に扱うなんてどうかしてる。
素質ある少女は無限ではないのだ。使い捨てにしていいものじゃない。
4 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/27(日) 14:38:09.98 ID:ZA5XDfCX0
ほむらは溜め息をついた後、無言でチョップを落としてきた。
きゅっぷい。
ほむら「寂しがりな巴さんのために玄関で帰りを待ってあげたり」
マミは大人ぶってるけどまだ子供だからね、帰りを迎える相手が居たっていいじゃないか。
ほむら「失恋したさやかに一晩中一緒にいて慰めてあげたり」
あんな痛ましいさやかは流石に放って置けないよ。
ほむら「杏子の身体が冷えないように抱き枕になってあげたりするのも」
当然じゃないか。杏子が風邪をひいたらどうするんだい?
ほむら「道具を大切に使ってるからこそなのよね?」
QB「なぜそこまで知ってるか、一応質問させてもらいたいんだけど」
いや、本当に。もしかして盗聴機でもしかけてるんじゃないだろうか?
ほむら「地道な聞き込みの成果よ」
聞き込みというよりは井戸端会議なんだろうな、と浮かんだ雑感を呑み込む。
下手なことを言ったらもう一度手刀が降ってきかねない。
QB「プライバシーの侵害じゃないか」
ほむら「宇宙はんぺんにプライバシーなんてないわよ」
QB「酷いな、一応愛玩動物風にデザインされてるけど僕はれっきとした知的生命だよ」
QB「そもそも、いきなりどうしたんだい? 君が僕に興味を示すなんて」
ほむらは一瞬言い淀んで溜め息をつき、
ほむら「別に、他の子達にあなたがどういう接し方をしてるか気になっただけ」
なるほど、つまりこの子はマスコットとの接し方がわからず参考情報を求めたわけだ。
獣狩りの腕前は一流だが魔法少女としてまだまだ恥じらいがあると見える。
5 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/27(日) 14:43:59.37 ID:ZA5XDfCX0
QB「現在の待遇に不満でも? 必要なら改善するから」
ほむら「そういうのじゃないの、気になっただけ、本当に」
言葉を遮ってほむらの細い指が僕の頭を撫でた。
QB「ならいいけど。気になったことがあれば言っておくれ」
QB「君はとても大事な魔法少女なんだ。君は何かあったらとても困る」
優秀な魔法少女の能率を低下させる訳にはいかないしね。
ほむら「どうせ女の子なら誰にでもこう言うこと言ってるんでしょ?」
そう言ってほむらは僕を抱き上げ、腕のなかに放り込み、抱き締める。
ようやく僕のふかふかすべすべの毛皮の良さに気付いたらしい。
いい傾向だ。
ほむら「この、女誑し」
前言撤回。僕をそこら辺のオスザル同類に見るとは。
これから粘り強い対話と説得が必要のようだ。
QB「そういうつもりは更々ないんだけどね」
QB「はじめて会ったときに本気で僕を撃ち殺そうとした女の子がどうしてこうなったんだ・・・」
多分僕が人間だったら重い溜め息を漏らしてただろう。
ほむら「・・・知らない」
ほむらは無愛想にそう言うと、僕を腕に抱いたままころん、と寝転がった。
結局何を言いたかったのかは掴めなかったが、ほむらの体温が心地よかったので忘れることにした。
長年インキュベータ―をしてるけど、女の子の気持ちはわからないや。
まど神「・・・どうしてこうなった」
6 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/27(日) 14:52:24.24 ID:ZA5XDfCX0
スレ建てに手間取ってたら休憩終わってたのじゃよー
許しとくれ
目覚めた妄想(こころ)が走り出しちゃったんで糞スレ建てちまったぜ
まどマギ小ネタスレに投稿したののリファインです
7 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(チベット自治区)
[sage]:2011/11/27(日) 14:59:55.86 ID:Pv3Jq6p70
はやく……続きを……ッッ
8 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/27(日) 15:09:58.69 ID:SRpL6lszo
すばらしい もっとくれ
9 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/27(日) 16:14:18.70 ID:ZA5XDfCX0
小ネタ このQBはこんなやつです
幼マミ「ねえキュゥべえ、なんで私に優しくしてくれるの?」
QB「君が(魔法少女として)大事だからさ」
QB「君には僕のそばにいて欲しいんだ」
さやか「ねえ、あたしってそんなに女の子として見れないかな?」グスッ
QB「人間の感覚はわからないからなんとも言えないね」
QB「ただ僕から見ればずっと(担当として)一緒にいたいくらいだよ」
杏子「あたしはっ、あたしは許されないことをしちまったんだっ・・・」
QB「君がどんなことをしてしまったのかは知らない」
QB「君に聞こうとも思わない」
QB「でもね杏子。君がなにをしようと君は僕の大事な(魔法)少女にはかわりないんだ」
ほむら「この女誑し」パァン
QB「わけがわからないよ」ドブシャァ
10 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(神奈川県)
[sage]:2011/11/27(日) 17:15:32.27 ID:93o29lhfo
なるほど続けて
11 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/27(日) 19:07:39.45 ID:ZA5XDfCX0
首を伸ばして掛け時計を見る。
17時過ぎ、もうすぐマミの帰ってくる時間を指していた。
彼女の出迎えはここ数年、僕の日課になっている。
猫用のソファーに丸まっていた身体を起き上がらせ、玄関に向かう。
玄関のマットに腰を降ろし、扉を見ていると程なく、サムターンが倒れノブが回った。
QB「おかえり、マミ」
しゅるり、と尾をしならせドアを見上げると入ってきた彼女は僕に笑いかける。
マミ「ただいま、キュゥべえ」
ドアを閉めたマミは前に屈み、両手を僕に向かって差し出した。
彼女特有の甘えさせたい=甘えたい、という合図だ。
12 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(埼玉県)
[sage]:2011/11/27(日) 20:07:18.43 ID:UR2L09NIo
支援
13 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
:2011/11/27(日) 21:10:26.17 ID:ZA5XDfCX0
マミの声なき『お願い』に応じ、床を蹴って彼女の胸に飛び込んだ。
マミはキャッ、っと小さく声を上げて僕を受け止めると優しく僕の背を撫で始めた。
マミ「もうっ、甘えん坊さんなんだからっ」
QB「お互い様さ」
肌と毛皮を合わせながら軽口を叩き合う。
僕の身体が潰れないよう、慎重に包み込む細腕が心地よい。
柔らかなマミの温もりに重心を預けると彼女は満足そうに頬を寄せた。
マミ「うん、いい子ね」
僕を抱えたまま器用にローファーを脱ぎ、踊り場に腰掛けて僕の頭に顔を埋めた。
彼女は何か辛いことがあるとこういう態度を示す。
ちなみにマミの名誉のために付け加えておくけど
マミの人当たりは良好、成績も優秀で素行もいい。
誰が見てもおしとやかなお嬢様で事実その通りだ。
夜な夜な徘徊することがあるけど
それは僕との契約に付き合ってるだけで遊んでいるわけじゃない。
むしろ同世代の女の子と比べれば自由のない生活を強いてる、と思う。
そのストレスを発散するために僕を甘やかすのだろう。
14 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(関西地方)
[sage]:2011/11/28(月) 00:10:21.82 ID:JaMbMjZ+0
書き溜めなしか?ここだったらある程度まとめた方が見やすいし、レスもしやすいよー。
15 :
1
[sage]:2011/11/28(月) 07:10:47.99 ID:rWQdE2470
うい、スレ建てたはいいけどある程度文量ないと格好付かないと
力み過ぎてたようです
今から書き溜める予定だけど遅筆なんでまったりお待ち下しあ
16 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(宮城県)
[sage]:2011/11/28(月) 11:47:42.42 ID:UHegolIyo
構わん続けろ
17 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(福岡県)
[sage]:2011/11/28(月) 12:34:19.76 ID:s49w31ER0
むしろ頑張って続けてください
18 :
1
[sage]:2011/11/28(月) 12:43:43.17 ID:rWQdE2470
さんくす、あまりのヌクモリティに涙が出そうだ
19 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/28(月) 17:39:16.71 ID:QCXUusQdo
がんばれー
20 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/28(月) 17:52:56.03 ID:NmjXTqpm0
乙!
自分のペースで頑張ってくれ
21 :
1
[sage]:2011/11/29(火) 15:19:13.58 ID:Q15vLdsf0
QB「マミ」
彼女の名を呼ぶ。僕に埋まったまま少女はこくん、と頷いた。
QB「どうかしたのかい?」
前足でふわふわとした金髪を撫でる。
QB「何か辛いことがあったなら言っておくれ。僕はその為にいるんだから」
そう言うとマミはクスリと笑い声を漏らした。
マミ「ありがとう、キュゥべえ。でもなんでもないの。ちょっと甘えたくなっただけ」
マミ「心配しなくても大丈夫よ」
そう笑いかけた彼女の細い腕が緩んだ。
と同時に彼女は僕の頭の上で溜め息を雫す。
QB「全然大丈夫じゃないじゃないか」
マミ「大丈夫よ。確かに今、私は壁に突き当たったけど、頑張れば乗り越えれるもの」
僕をフロアリングに降ろし、リビングへ向かう。
マミ「じゃあキュゥべえ、お風呂入ってくるね」
笑顔で手を振られる、泣いてばかりいた女の子も変わったものだ。
QB「大きくなったね。マミ」
22 :
1
[sage]:2011/11/29(火) 15:20:29.47 ID:Q15vLdsf0
感慨を含んだ僕の言葉に、バスルームに向かうはずの足がぴたりと止まった。
マミ「ど、どうして」
振り向いたマミの顔は一目で分かるほどに朱に染まっていた。
マミ「どうして、そんなこというの?」
どうしてと問われても一目瞭然だ。
QB「君はよく成長した、誇っていい」
QB「あの頃の泣き虫じゃない、君は立派な女性に成長しようとしている」
泣いてばかりの子供と思っていた。
甘えてばかりのか弱い少女と思っていた。
マミ「やめて頂戴。あなたまで、そんなこと・・・」
QB「謙遜はするものじゃないよ、マミ」
そう、むしろ誇るべきだ。僕は君を誤解していた。
QB「君はとても大きくなっt」
マミ「やめてッ!」
続きを悲鳴で制される。
マミ「お願い、言わないで」
マミ「これ以上、私を困らせないで・・・」
悲痛な声で訴えられた。彼女は今すぐにでも泣き出しそうな表情だ。
何故?
思考中枢を疑問が駆け回る。
23 :
1
[sage]:2011/11/29(火) 15:21:39.91 ID:Q15vLdsf0
QB「困る、というけど事実じゃないか」
QB「マミ、君は確実に成長して」
マミ「私は太ってなんかないっっっ!」
はぃ?
マミ「朝早く起きてジョギングしてるし寝る前の腹筋もしてる!」
マミ「魔獣退治の時も極力大きく動いてカロリーを使うよう意識してるわ!」
マミ「それに・・・甘いものは好きだけど・・・カロリー計算もちゃんとしてるし」
マミ「グスッ、私は、太ってなんか、うぅ・・・」
そう言うとマミはぺたん、と座り込むと泣き出してしまった。
ちょっと待って貰いたい。
QB「僕はマミが肥満であるとは一言も言ってないんだけど・・・」
マミ「だって、さっき、大きくなった、って、言ったじゃない」
おそらく僕と彼女の間になんらかの大きなごかいが生まれてるらしい。
ああ。大きく、ってそういう。
QB「僕が言ったのは物理的に、っていう意味じゃないんだけれど」
マミ「え? あ、あれ?」
マミ「じゃ、じゃあ、私が怒鳴ったのって・・・」
QB「勘違いだね、僕は君の精神的な成長を評価したつもりだったんだけど」
もっとも、その評価も修正が必要なようだけれど。
24 :
1
[sage]:2011/11/29(火) 20:21:28.68 ID:Q15vLdsf0
マミ「え、えぇと・・・その、ごめん、なさい」
口籠りながら謝られた。マミは耳の後ろ側まで真っ赤だった。
QB「仕方ないよ、どうやら今日はそういう言葉に敏感だったみたいだし」
あの憂鬱の理由はそういうことと見て相違あるまい。
QB「そのリアクションを見る限り、身体検査か何かで予想外の成長があったんだろう?」
マミ「そうね、予想外だったわ」
予想外、ということはないと思うのだが。
QB「実際仕方ないじゃないか」
マミ「仕方ないって言い方はひどいと思うわ」
マミ「女の子にとって太るっていうのはゆゆしき事態だもの」
QB「いや、実際仕方ないだろう」
QB「だって君、太ってないんだもの」
マミ「えっ」
太ってない、とあれだけ否定してた子に驚かれても困る。
マミ「で、でも体重増えてたし」
QB「二次性徴も終わりかけとはいえどまだ成長期だからね」
実際性的に成熟したとしても筋骨の成長は止まるわけではないのだ。
マミ「暁美さんや佐倉さんは私よりずっとウェスト細かったし」
QB「いや、少食のほむらやサバイバルしてる杏子と比べてどうするのさ」
まあ体脂肪率は確かに見滝原の魔法少女ではマミが一番多いけど
それは違うところが原因じゃないか、というのは伏せておく。
QB「ともかく、マミは太ってなんかないよ」
QB「変に痩せられて抱かれ心地が悪くなったら困るしね」
ちなみに僕の個体的な感想だが抱かれ心地はマミ>さやか>杏子>ほむらだ。
ほむらも抱かれ心地が悪い訳じゃないけど細すぎて少し心配になる。
マミ「もう、キュゥべえのえっち」
25 :
1
[sage]:2011/11/29(火) 20:22:17.64 ID:Q15vLdsf0
QB「安心して欲しい。飽くまで愛玩動物としての意見だ」
下心はない。
マミがちょっと残念そうなのは気のせいだろう。
QB「安心して、君の体は肥満と形容できる形質じゃないよ」
QB「健康に支障が出てるわけじゃないしね」
マミ「で、でも。皆が私のおなかをチラッと見た後、目を逸らすのよ?」
ああ、そうか。この年頃の少女は他人の視線が気になるんだった。
それだったら回答は早い。体脂肪の有用性云々を語るよりは遥かに。
QB「それは、お腹を見てるんじゃないと思うよ」
QB「彼らが見てるのはもうちょっと上の方じゃない?」
マミ「上の方って・・・」
マミはそう言って視線を腹部に向けようとし
マミ「!」
僕の意図に気付いたのかようやく収まりかけた赤面を再発させた。
QB「君の発育は著しいからね」
マミ「キュゥべえのばか! えっち! 変態!」
自身の身体を抱いて後退るマミ。乳房を隠したいのだろうがむしろ強調されてる。
QB「僕の意見じゃないよ。この星の常識に照らし合わせただけさ」
下心はない。
ないったらない。
マミ「・・・もっと恥ずかしいじゃない」
QB「わけがわからないよ」
QB「現代日本において乳房の発育がいいのは美徳じゃないのかい?」
マミ「ち、乳房とか言わないで!」
というか僕に言われるまで気付かなかったのだろうか。
久々に親代わりなどやったものだから潔癖に育てすぎたのかもしれない。
QB「まあよかったじゃないか。肥満と思われるよりはマシだろう?」
マミ「よくないわよ、マシではあるけど」
年頃の乙女は色々と不可解だ。
QB「マシではあるんだからいいじゃないか」
まったく不可解で奇妙な生き物だ。女の子っていうのは。
QB「直接誰かに見せるわけでもないんだから、胸を張ってはどうだい?」
QB「いや、それにしてもよかった。深刻な悩みだったらどうしようかと」
マミ「私にとっては深刻なの!」
マミ既に紅潮した顔を更に真っ赤にして叫ぶ。
これはアレだ。人間にしか理解できない状況だ。
QB「じゃあいつも通りでいいじゃないか」
QB「お風呂に入るんだろ? さぁ行った行った」
このまま話しいては僕が変態宇宙人の烙印を押されかねない。
さすがに愛らしいマスコットとして沽券に関わるので入浴を促した。
マミ「覗かないでね?」
QB「今更君の発育具合を確かめようとは思わないさ」
知ってるしね。
まあ何はともあれマミの機嫌が治ったようでなによりだ。
今一少女の気持ちはわからないままだったけど成果はあげられたから問題ないだろう。
感情の研究はまた今度。
そう決定して僕は猫用ソファーへ戻るべくマミの後を付いていくことにした。
26 :
1
[sage]:2011/11/29(火) 21:11:51.20 ID:Q15vLdsf0
ノ人・ω・人\〈おい、オメーらがマミさんのことをデミさんデミさん言うから拗ねちまったじゃねーか
と言う話。嘘だが
いや、難産で御座った。最初から好感度MAXだから適当に動かしてりゃry
なんて考えてた俺をほむスピナーで殴りたいくらい。
書いては消し書いては消しの連続でしたわ。
いないと思うけど待ってくれた人ごめんなさい。
でもって励ましてくれた人ありがとう。
さあ次はさやかちゃんだ!
27 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(埼玉県)
[sage]:2011/11/29(火) 21:17:11.26 ID:/1FmwntFo
頑張れ!!
28 :
GUNMAR
[sage]:2011/11/29(火) 21:49:13.39 ID:mbWYoMHh0
よしよし、全員に希望を与えて絶望させるのに理想の展開じゃないか……!
29 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/11/29(火) 22:22:44.40 ID:bn5iEoM20
さやかちゃん大好きなので、インキュベーターさん優しくしてあげて下さい
30 :
1
[sage]:2011/11/29(火) 22:36:57.14 ID:Q15vLdsf0
>>27
おう、頑張る
ありがとさん
>>28
残念だったな!
このべぇさんはまど神END後のほむほむの肩に乗っちゃうような子だから
魔法少女が絶望させないように頑張ってるのさ!
>>29
実は失恋したさやかを慰めるエピソード書くか、この世界のべぇさんとの日常を書くか
すげー悩んでんだよ
さやかちゃんは自分から走り回ってくれるので書いてて楽しいわ
虚淵が惚れ込むのがよくわかるw
31 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/12/01(木) 18:03:03.30 ID:pLc2ufOv0
人物紹介と言う名のチラ裏
●インキュベーター
主人公。見滝原担当の個体。
妙に障気と魔法少女のキャラが濃い見滝原を守護するタフガイ。
まどか様END後なので主なお仕事はGS回収と魔法少女のご機嫌取り。
感情がないと言い張っているが重篤なツンデレ疑惑が持ち上がっている。
ちなみに性感帯は背中のGS投棄孔。
●暁美ほむら
ヒロイン。クーデレツン。
頼れる仲間達のお陰でメガほむ化が著しいがそれ以上にミリオタとして仕上がっている。
愛する人を喪った寂しさを閃光と硝煙で慰める毎日。
熱心なオートマチック信者。好みのタイプはマガジンが大きくて扱いやすい子。
●巴マミ
ヒロイン。84のE。
紅茶とお砂糖で出来た全自動魔獣殲滅マシーン。年齢一桁から魔法少女のエリート。
見滝原組の精神的支柱として後輩の面倒を見ているがメンタル強度はチーズケーキくらい。
最近の悩みはむっちりしてきた太股とデリカシーを今一理解してくれない小動物。
●鹿目まどか
神、いわゆるゴッデス。ロリ谷間。
人ならざる者へ昇華したことでどことは言わないが一部がスケールアップした。
魔法少女をリアルピーピングしてほっこりするのがお仕事。
マイブームは新しい必殺技を考えること。ネーミングセンスはお察しください。
お話が進まないのでお茶濁し
32 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/12/01(木) 21:27:22.16 ID:pLc2ufOv0
美樹邸
さやか「ん、むにゃ・・・」
―――コードWよりコードB、コードWよりコードB
―――現地時間マルナナヒトフタ、ターゲット確認。
さやか「にゅ・・・ぅ、ダメだよぅ、きょぅすけぇ・・・むにゃ」
『こちらコードB、ターゲット確認了解、状況を開始せよ』
―――コードW了解。状況を開始する。
―――アクションまで5カウント。
テレパシーの発信を終えると僕は頭部の触腕を対象至近まで伸ばした。
『カウントを開始』
『―――5・4・』
目標の位置から標準を補正。触腕先端を一部屈曲。
屈曲した先端をもう一本の触腕で押さえ込む。
―――3――2―――
押さえ込まれた先端部位がギシリ、と軋んだ
―――1。
アクション。
べちっ。
さやか「いっ痛ぁぁぁっ!!!」
悲鳴が窓ガラスを揺るがす。
その後さやかは暫くベッドの上で悶えもがくと
さやか「何っ!? 魔獣の襲撃!?」
涙目になりながら指輪状態のソウルジェムから剣を引き抜いた。
こんな時ですら魔法少女を忘れない彼女にティースプーン一杯分くらいの敬意を表するが。
QB「おはよう、さやか」
残念ながら襲撃ではなく目覚ましなのだ。
33 :
1
[sage]:2011/12/01(木) 21:28:22.60 ID:pLc2ufOv0
さやか「・・・おはようございます」
脳が覚醒したらしいさやかは僕に挨拶を返すと
QB「目が覚めたようで、何よりだ」
QB「それで何故さやかは僕の頭を鷲掴みしてるんだい?」
無表情で僕の頭部に指先を食い込ませていた。
さやか「なんで、ってのはあたしのセリフ」
さやか「今の何? っていうかなに乙女の部屋に侵入してんの?」
ギリギリ軋む疑似頭蓋。
どうやらさやかは怒っているらしい。わけがわからない。
QB「今の、っていうのはあの『デコピン』のことかい?」
QB「ほむらに教わったんだ、なかなかの威力だろう?」
まさか僕の筋力でコンクリートブロックにヒビが入る威力が出るとは。
さやか「あんなのがデコピンなワケあるかぁっ!」
おかしい、日本の学生は悪戯としてデコピンを行うと聞いたはずなのだけど。
QB「それと、目覚ましが壊れたから朝起こして欲しいとほむらに頼んだのは君じゃないか」
さやか「ほぉむぅらぁぁぁ!」
咆哮するさやか。朝から元気そうで羨ましい限りだ。
あとそろそろ掴んでる頭を離してくれてもいいと思う。
―――ほむら、お呼びだよ。
ほむら『キュゥべえ、私のことはコードBかHQと呼べと言った筈よ?』
34 :
1
[sage]:2011/12/01(木) 21:29:55.85 ID:pLc2ufOv0
さやか『ほむらっ、あんたQBに何教えてんのよ!』
さやかから大音量で飛ばされたテレパシーが鷲掴みされてる頭蓋に響く。
ほむら『何、って只のデコピンよ?』
さやか『おでこが割れそうなデコピンはただの、って言わんわっ!』
アレはデコピンじゃなかったのだろうか?
ほむらがに教わったものを少々アレンジしているが原則は守っているはずだけど。
―――ほむら、あれはデコピンとは違うモノだったのかい?
ほむら『いいえそんな事は無いわ』
ほむら『丸めた人差し指を親指で抑え込み、力んだ指をバネの要領で解放したのでしょう?』
そう、たしかに教わった通りに行った筈だ。
さやか「いや、やり方の問題じゃないのよ・・・」
うんざりした表情で呟くさやか。
なるほど、やり方は間違ってないんだね?
さやか『っていうか、何でこんな危険な目覚まし寄越したのよ?』
―――なんで、と言われても、だって―――
ほむら『だってテレパシーで呼んでも起きないもの、あなた』
さやか『だからって殺人術教えた怪生物送り出すなぁ!』
怪生物とは失礼な。
35 :
1
[sage]:2011/12/01(木) 23:11:39.79 ID:pLc2ufOv0
―――ところでほむら、コードとかHQとかっていうのはなんなんだい?
ずっと気になっていたんだけど。
ほむら『折角無線のやり取りをするんだからコールナンバーくらい欲しいじゃない』
ほむら『それとHQというのはhead quarterの略。指令部という意味ね』
―――趣味に走りすぎだね。
あと無線じゃないし。
さやか『いいけどさぁ、最近あんたミリタリーに凝りすぎじゃない?』
ほむら『い、いいじゃない。好きなんだから』
―――ほむら、ミリタリー関係好きだよね。
―――部屋でニヤニヤしながら拳銃の掃除してるし。
さやか『うはー、ほむら怖ぇー』
ほむら『ニヤニヤなんてしてないわよ!』
ほむら『っていうかお願い、そういう憐れみに満ちた思念送らないでっ!』
―――ニヤニヤじゃなかったね。君のは、なんというか、
―――もうちょっと幸せそうだった。
さやか『ほむら、あんたそこまで・・・』
ほむら『人を重症のサイコパスみたいに言わないでっ』
さやか『あはは、まあデコピン分の仕返しは済んだし、私仕度してくるね』
さやか『あ、それとほむら。おはよ』
ほむら『え、あ、おはよう』
36 :
1
[sage]:2011/12/01(木) 23:12:24.41 ID:pLc2ufOv0
さやか「キュゥべえも、起こしてくれてありがとね」
さやかは僕に向き直り、笑いかけた。
QB「どういたしまして
」
QB「それとそろそろ頭、離してくれないかな?」
さやか「だーめ、だってあんたの分の仕返しは済んでないし」
僕はほむら言われた通りに動いただけなんだけど。
さやか「ということで手加減を知らない悪い子にはお仕置きしちゃうのだー!」
いや、お仕置きってなんのことだい?
さやかは手を僕の頭から離すと僕の頭を小脇に抱える。
残った右手を僕に見せ付けるようにわきわきと蠢かせた。
QB「えっと、お仕置きって何をするんだい?
」
一応スペアはあるけど無料ではないので壊されるようなのは困る。
さやか「大丈夫大丈夫、痛くないから」
そう言うと彼女の細い指は僕の体を手荒に撫で始めた。
物静かなマミやドライな関係を好むほむらとは違いさやかのスキンシップは遠慮がない。
QB「やっ、ちょっと、体毛が、乱れるっ」
じゃれついてくれるのは別にいいけど雑に触られるのはちょっと負担が、
さやか「んふふー、もふもふー」
折角毛繕いしてきたのに。
37 :
1
[sage]:2011/12/01(木) 23:13:33.53 ID:pLc2ufOv0
さやかは頭からお尻までひとしきり撫で回した後、ニヤリと不穏な笑みを浮かべた。
QB「ま、満足しただろう? 無理矢理撫でられるのは結構疲れるんだ」
さやか「うぇひひ、残念でした。メインディッシュはこれからなのです」
つつ、と柔らかな刺激が背筋をなぞる。
QB「んっ」
身体の芯に何かが走り抜けたような錯覚。思わず声が漏れた。
さやか「あ、やっぱここ弱いんだ」
ベッドに腰掛け、両腕で僕を抱え込むとさやか頭をわしわしと撫でる。
さやか「じゃ、満足するまでいじめてあげますか」
そんなこと頼んでないっ。
さやか「ほれほれー、ここがいいんでしょー?」
QB「きゅ・・・んっ、っぅ」
QB「ひゃっ、やぁっ」
さやか「前から気になってたんだよね」
さやか「キュゥべえのココ、触ったらどうなるのか、って」
彼女が弄っているのは背部マテリアル投入孔。
使い終わったグリーフシード廃棄するための器官だ。
38 :
1
[sage]:2011/12/01(木) 23:15:03.06 ID:pLc2ufOv0
QB「そこは、GSを選別する器官だから、きゅっ」
QB「神経が多く通って、て。敏んっ、感なんだっ、よぅ」
ダメだ。
断続的に刺激を与えられるため、言葉がなかなか上手く紡げない。
さやか「可愛い声で鳴いちゃって」
さやか「かぁいいなぁ、もうっ」
そう言うとさやかにぎゅー、と抱き締められた。
こういう悪戯さえなければ抱かれ心地はいいんだけどなぁ、この子は。
さやか「さぁ、キュゥべえのえっちぃ声も聴けたし」
さやか「さやかちゃんはとっとと着替えてきちゃいますかっ」
僕を玩んで満足したのかぐったりしている僕をベッドに転がし、猫みたいに伸びをする。
さやか「今から着替えるけど覗いたらまたお仕置きだからね」
彼女はジャージのチャックを下ろしながら立ち上がるとクローゼットを開いた。
QB「心配しなくてもそんな気はないよ」
転がされた体勢のまま尻尾で払うような仕草であしらう。
QB「もう時間ないんだから早く着替えて」
さやか「えっ、もうそんなこと時間!?」
げっ、と女の子らしからぬ悲鳴を上げるさやかを尻目に僕は、今日は休もう、と決心した。
39 :
1 あとがき
[sage]:2011/12/01(木) 23:23:39.58 ID:pLc2ufOv0
可愛いさやかちゃんパートと思った?
残念! べえさん陵辱パートでしたー!
ファーストタッチは迷ったけど書いてしまえば勝手に動いてくれるさやかちゃんマジ人魚
赤身魚のスタミナと白身魚の瞬発力でどんどん進んでってくれました
次は杏子ちゃん! 一番好きな子なので力んでしまいそうデス
あと杏子パート終わると第一チャプター終了で、あとは決めてないので
安価か何かでシチュエーション募集するかも知れないです
その時はご協力ご教授お願いいたします
40 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(チベット自治区)
[sage]:2011/12/02(金) 08:04:09.72 ID:zSO8PLCT0
じんぶつしょうかいにヒラコー臭
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(関西・北陸)
[sage]:2011/12/04(日) 11:48:06.23 ID:TBXA3ywAO
人物紹介みる限り、まど神様も見えない所から茶々入れてくるんだろうか。
てかコンクリブロックにヒビ入る威力ってあーた……小さな体の割にパワーあるのね。
魔法少女で頑丈が取り柄のさやかちゃんだから良いが、真っ当な人間相手にやったら頭蓋骨割れるんじゃね?
そしてほむほむ弓はどうした弓は、無くても問題ないのに銃器盗んじゃダメよ
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(宮城県)
[sage]:2011/12/04(日) 13:54:25.67 ID:4A3DjKw+o
あんあん!
43 :
1
[sage]:2011/12/04(日) 14:06:12.88 ID:3H7WHEP50
ノ人 ・ ω・人\ 「
>>1
のスレッドまるまる一つ使ったボケにツッコミありがとう」
>>40
ノ人 ・ ω・人\ 「
>>1
は平野先生が大好きだから仕方ないね」
>>41
ノ人 ・ ω・人\ 「流石にさやか以外にはあんなことしないさ」
ノ人 ・ ω・人\ 「ほむらの火器は完全に趣味だね。明らかにデッドウェイトだよ」
ノ人 ・ ω・人\ 「前の世界線で余った分の在庫処理らしいよ」
ノ人 ・ ω・人\ 「ランボーごっこ称してRPG−7を弓で投射してるのは頭痛がしたね」
ノ人 ・ ω・人\ 「まど神様は、なんというか」
ノ人 ・ ω・人\ 「ぶっちゃけ暇があれば彼女のパートが出来るかもしれないね」
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(福岡県)
[sage]:2011/12/04(日) 15:47:34.02 ID:Weswy8j90
>>次は杏子ちゃん! 一番好きな子なので力んでしまいそうデス
……期待するぞ? 期待させていただきますぞーーー!!
45 :
1
[sage]:2011/12/04(日) 16:00:03.06 ID:3H7WHEP50
ノ人 ・ ω・人\ <やめてください、期待に押し潰されてしまいます
っていうか今、書き溜めしてるんだが話が重いw
助けてくれ
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/12/05(月) 12:55:59.87 ID:AxfPfNtlo
楽しみ過ぎて頭ちょん切れそうだ
47 :
1
[sage]:2011/12/05(月) 22:15:59.14 ID:6TVJY/Zv0
散歩中、ねぐらに戻る杏子と鉢合わせた。
杏子「よぉ」
ホクホク顔で大きく膨らんだ紙袋を抱えている。
QB「やあ、今帰りかい?」
前足をあげて挨拶する。
今日は何やら上機嫌らしい。
杏子「ん、バイト終わって今からメシ。キュゥべえ今ヒマ?」
上機嫌なのは仕事の報酬が支払われたからか。
と言うことはあの中身は食べ物だろうか?
ちなみにアルバイトと言っても彼女の場合は農業の手伝いらしく給料は現物支給とのこと。
QB「今のところは予定はないよ」
そう言うと杏子は満足そうに頷くと抱えた紙袋をぽん、と叩いて。
杏子「じゃあ寄ってくかい? ご馳走するよ?」
八重歯を見せて笑いかけた。
QB「太っ腹だね、ありがたく頂くよ」
晩御飯のお誘いである、断る理由はない。
48 :
1
[sage]:2011/12/05(月) 22:17:13.75 ID:6TVJY/Zv0
杏子「お、珍しく食いついてきたじゃん」
僕の返答が予想外だったらしくに杏子は少し驚いて見せた。
QB「マミ曰く『レディのお誘いを断るのは紳士としては赤点よ』とのことだからね」
杏子「あはは、流石師匠。いいこと言いやがる」
瞬時にこういった返答ができてしまう辺り、マミの教育は完璧だと思う。
杏子「んじゃあレディが腕を奮って腹一杯にしてやっから」
そう言って杏子は塞がってない腕をぐるりと回し
杏子「残したら承知しねえぞ?」
ニヤリ、と自身に満ちた笑みを浮かべて見せた。
それにしても杏子、なんかさやかに似てきてないかい?
QB「勿論、女の子の作ったご飯を食べ残す程、僕も野暮じゃないさ」
QB「作ってくれるだけで光栄なんだから」
掲げた尻尾をくねらせて、感謝の表情をつくってみせる。
杏子「う、あんたに女の子扱いされると違和感あるなぁ」
マミの教育は完璧だからね。
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
[sage]:2011/12/06(火) 13:06:19.84 ID:W/4bpmmw0
>べえさん陵辱パート
「キュゥべえの尻にコネクト!」を思い出した
50 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新鯖です)
(埼玉県)
[sage]:2011/12/06(火) 22:09:55.80 ID:aW4iulJoo
>>31
●巴マミ
ヒロイン。84のE。
84ってトップですよね?
まさかアンダーじゃないですよね?
51 :
1
[sage]:2011/12/08(木) 12:40:46.04 ID:s70CYlAA0
>>49
当SSは今のところ非18禁です
残念ながら今のところアナルコネクトはありません
>>50
トップだよwww
このマミさんはややむっちりやわやわだけど腰は細い筈
52 :
1
[sage]:2011/12/13(火) 00:09:16.02 ID:aSM4zzmo0
杏子と他愛のない会話をして歩いているとついて古びた教会へ到着した。
焼け落ちた風見野の教会と似ている、と言うことで杏子お気に入りのねぐらであるらしい。
杏子「着いたよ」
杏子はパーカーから鍵を取りだし、施錠された鉄扉の閂を引き上げた。
QB「お邪魔します」
ぺこり、と一礼する。
杏子「キュゥべえ、なんか最近人間臭くなってきたな」
確かに、自分でもそう思う。
そろそろ精神疾患も取り返しがつかないレベルまで進行してるのかも知れない。
QB「そうだね、そろそろフォーマットする頃合いなのかな?」
杏子「ふぉーまっと?」
杏子はこちらを向いて小首を傾げた。
QB「人格の消去だよ。一つのOSを長く使ってると感情みたいなバグが起きやすくなるから」
記録だけ残してあとは人格を再設定するのさ、
そう言いかけた瞬間に棒状のもので小突かれた。
きゅっぷい。
杏子「おい、テメエ実はバカか? 実は殴らないとわかんねーバカなのか?」
QB「なんで殴ったんだい?」
杏子「槍の柄」
QB「・・・」
杏子「わけがわからないよ、なんてぬかしたらもう一回殴るからな」
むぅ、人間は複雑怪奇だ。
杏子「折角褒めてやったのに、バカ」
53 :
1
[sage]:2011/12/13(火) 00:30:57.31 ID:aSM4zzmo0
杏子は頬を膨らませていた。
QB「人間臭い、っていうのは僕にとって全然誉められてる感じがしないんだけど」
むしろ貶されてるんじゃないのか。
杏子「うっせーバカ」
またバカって言われた。
基本的にはお子様な杏子に言われるのは甚だ心外だ。
杏子「この町も連中は『今の』あんたを気に入ってんだ」
杏子「気軽に消すとか言うんじゃねえ」
ああ、なるほど。
つまり人間特有の不完全品に対する愛着なのか。
ということは
QB「杏子も」
杏子「ぁん?」
QB「杏子も、今の僕のことは気に入ってくれてるのかい?」
首を傾げて見せる。
気に入らなかったのか彼女はもう一度僕の脳天を石突きで叩いてそっぽを向いた。
杏子「うぜー、調子乗んなバカ」
調子に乗った記憶はないのだけれど。
QB「叩くのはいいけどバカバカ言わないでくれるかい?」
本当にバカみたいな人格が形成されたらどうするんだ。
杏子「叩くのはいいのかよ」
QB「頑丈な組成だからね。君みたいな乱暴者の相手をできる位には」
まあ痛覚はあるにはあるけど。大して問題にはならないし。
魔法少女のストレス解消業は案外脆いとやっていけないのだ。
杏子「うっせぇ、乱暴者言うな」
QB「実際乱暴者じゃないか」
54 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/13(火) 16:54:35.96 ID:nHp611qE0
乙
楽しみにしてるぜ
55 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/15(木) 21:33:35.69 ID:WTK+AQq/o
乙乙
56 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/19(月) 23:52:09.86 ID:kd1SrDxw0
投下終了した時はそう告げると
わかりやすくていいんじゃないか
読んでる方も終了か寝落ちかわからんわけで。
57 :
1
[sage]:2011/12/20(火) 09:35:52.43 ID:9KOMLyiW0
すまぬ、一応あんこちゃん編はこれで終了でございます
もうちょっとイチャつかせたかったのだけど力尽き申した
淫獣とイチャイチャする杏子がイメージできへんかったんや
あとそろそろネタ切れなんで次から誰かリクエストください
58 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/22(木) 00:50:54.79 ID:77pcU8Ds0
みんなで、わいわいしている話を希望します
59 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/22(木) 20:02:40.14 ID:LoWvQ5wi0
ここで誘い受けだと? ヴァカなの?
息切れするにはまだはえーぞこの白饅頭
60 :
1
[sage]:2011/12/22(木) 21:40:54.12 ID:qoQcSLO40
>>58
了解、頑張ってみる
>>59
ひぃぃ、ごめんなさいぃ
思ったより難しかったんや、昔取った杵柄でどうにかなると思ったんや・・・
SSナメ過ぎだろ、俺
61 :
SS寄稿募集中 SS速報でコミケ本が出るよ(三日土曜東R24b)
[sage]:2011/12/24(土) 18:55:59.31 ID:89E0Zn0f0
もう考えてるかもしれんが、そして超ベタだがクリスマスネタとか
62 :
1
[sage]:2012/01/01(日) 14:26:09.37 ID:l/lNmuMI0
さやか「ごー!」
杏子「よん!」
さん。
マミ「にー」
ほむら「・・・いち」
「「「「あけましておめでとうございます!」」」」
一同声が揃う。
深夜だというのに元気で何よりだ。
ほむらと杏子なんかちょっと前まで魔獣狩りに勤しんでいたというのに。
QB「おめでとうございます」
通例なので僕も挨拶を返す。
通例なのでしかたあるまい。
さやか「年越しそばも食べたし、ボクシングも観たし、余は満足じゃ」
さやかは両足を投げ出して手のひらでぱたぱたと顔を扇ぐ。
はしたない、とマミに正され縮こまった。
ほむら「総合が地上波でやらなかったのは残念ね」
さやか「お、意外。ほむら、格闘技とか見るんだ」
杏子「うえー、ほむら男同士が組付き合ったりするの好きなのかよ」
QB「驚いた、まさかそういう趣味があるなんて」
いや、世の中いろいろな趣味があるものだ。
詮索するのはよしておこう。
ほむら「ち、違うわよ!」
ほむら「私はレベルの高い格闘家同士が尽くして競うのが見たいのであって・・・」
さやか「えー、でも総合って基本、馬乗りになってボコすだけじゃん」
また一部のファンが噛みついてくるようなことを
ほむら「わかってないわね、あの過程にとても濃密な駆け引きが行われてるのよ」
63 :
1
[sage]:2012/01/01(日) 14:27:04.44 ID:l/lNmuMI0
ほら、案の定噛みついてきた。
QB「その技術の難解さが初心者お断りの雰囲気を作ってるんだけどね」
ほむら「仕方ないわよね、ある程度前知識ないと楽しめないし」
さやか「意外といえば杏子が食い付いてこないのも意外だね、好きでしょ、そういうの」
杏子「ああ、あたしはあんま興味ねーわ」
杏子「だってガチでやったら八極拳最強だろ?」
爆弾発言である。まさか杏子が中国拳法最強論者とは。
確かに杏子の父はそういう技術も修めていたらしいけど。
ほむら「ないわ」
さやか「ないわー」
ほむら「杏子、リアルの格闘技の話題にファンタジーを持ち込むのはよくないわ」
さやか「っていうか八極拳って太極拳みたいなアレでしょ?」
杏子「全然違うわッ!」
実際は八極拳は外家で太極拳は内家に属する。
思想的にも理論的にもかなり違うのだが字面は近いので間違っても仕方ない。
ほむら「まあスタンディングしかしないスタイルなんか畏るるに足らずね」
杏子「は、あたしの虎撲を食らっても同じことが言えるかい?」
ほむら「やる気? ループ中に身に付けた私のコンバットサンボが火を吹くわよ?」
困った。
魔法少女達のテンションがおかしい。
あと芸風もおかしい。そういうキャラじゃないだろう君たちは。
64 :
1
[sage]:2012/01/01(日) 14:28:13.26 ID:l/lNmuMI0
さやか「マミさんは格闘技とか見ないんですか?」
マミ「あ、ぇと。ごめんなさい。殴ったり殴られたりするのはあんまり好きじゃなくて」
さやか「あはは、いやこっちこそ。すいません、ボクシング観てる時に騒いじゃって」
さやか「マミさんの家に押し掛けてるのに」
マミ「いいのよ、お陰で賑やかに歳を越せたわ」
素晴らしい、これが年頃の女の子というやつだ。
軍用格闘術がどうとか、古式拳法がどうとか。
熱を入れて語り合ってる男子中学生ノリの彼女達は見習うべきだと思う。
夕方から走り回ってたからといってはしゃぎすぎだ。
ほむら「聞こえてるわよ」
杏子「悪かったな男子中学生で」
反省してくれたなら結構。
まぁ聞こえるように言ってたんだけどね。
今までおいてけぼりにされていたマミに寄り、体を預ける。
QB「どうやら少し疲れてるみたいだ、ちょっと休ませてくれるかい?」
やっぱり、のんびりしたいならマミの膝枕が最適だ。暖かいし柔らかいし。
マミ「ふふっ、キュゥべえ。お疲れさま」
背を撫でるマミの指が心地よい。
ほむら「猫ね」
さやか「猫よね」
杏子「猫だな」
65 :
1
[sage]:2012/01/01(日) 14:29:04.72 ID:l/lNmuMI0
失礼な。
僕のような優れた知的生命体を野蛮な食肉獣扱いされるのは心外だ。
ほむら「どちらかというとネコだものね。いぢめられると喜ぶし」
さやか「まあたしかにそっちの意味でもネコだよね」
意味はわからないが変な他意を含ませるのはやめて欲しい。
あと僕にそういう趣味はない。
杏子「ふぁあ、あたしも眠くなっちまった。悪ぃ、ちょっとソファー借りるわ」
杏子も僕のことは言えないじゃないか。大あくびしてる姿は猫みたいだ。
マミ「あら、お布団敷きましょうか?」
杏子「いや、いいよ。あたしマミさん家のソファーで寝るの好きだし」
そう言って杏子はソファーへ滑り込み、ころん、と寝転がる。
マミ「暁美さんは大丈夫? あなたも夕方から働きづめでしょう?」
ほむら「すいません。甘えさせてもらいます。三時間位で起きてきますから」
そういうとほむらはホットカーペットに寝転がり、体を丸めて携帯をいじり始めた。
どうやら目覚ましを設定しているらしい。
マミ「あら、いいのよ? 気を使わなくて」
ほむら「いえ、折角呼んで頂いてるので、おせちの手伝いくらいしないと」
既に丸くなって寝息を立てている誰かさんとは大違いの殊勝な態度だ。
さやか「いいよ、仕込みとかはあたしとマミさんがしとくから」
さやか「ほむらは疲れてんだからとっとと寝ちまいな」
ほむら「ありがと、でも盛り付けくらいは手伝わせて?」
さやか「ん、りょーかい。6時くらいになったら起こしてみるね」
さやか「キュゥべえのデコピンで」
ニヤリと笑ってみせるさやかにゲンナリした表情で遠慮させて貰うわ、と返すほむら。
どうやら歳が明けても僕たちの周りは変わらないみたいだ。
66 :
1
:2012/01/01(日) 15:35:08.03 ID:l/lNmuMI0
ノ人 ・ ω・人\ ほむほむの美脚で三角締め食らいたい
どうも、一ヶ月ぶりの投稿であります
覚えてくれてる人は多分いないと思うけど待ってたら待たせてごめんぬ
クリスマスネタを書こうと思ったら24日過ぎてたので急遽一部流用してお正月に
なんとか間に合い申した
格闘技ネタが半分近く占めてるけど俺が好きだから仕方ないね
テンションが保ててたら3日4日くらいにお節編&初詣編もやりたいです
67 :
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)
[sage]:2012/01/01(日) 15:54:42.39 ID:TQwEVnO4o
おつ
私だってほむほむの美脚で絞められたいさ
68 :
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)
[sage]:2012/01/01(日) 15:57:47.94 ID:TSSmsEFB0
久しぶりだな、乙!
69 :
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)
[sage]:2012/01/01(日) 19:53:40.83 ID:nQwSbRbAO
べぇさん大好きな俺が新年早々こんなスレを見つけることになろうとは……
渾身の乙
70 :
SS速報でコミケ本が出るよ[BBS規制解除垢配布等々](本日土曜東R24b)
[sage]:2012/01/02(月) 03:39:44.94 ID:cXhFZ/2AO
>>1
乙。ほむほむのまな板をペロペロしたいほむ。ほむほむーッ!
71 :
以下、あけまして、おめでとうございます
[sage]:2012/01/02(月) 23:04:55.59 ID:Dc169EElo
ほむほむのひかがみペロペロしたい!
72 :
名無し
[sage]:2012/01/04(水) 23:50:56.85 ID:zFpOKz6SO
>>1
乙、よかったらまた続き書いて下さい。
73 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関西地方)
[sage]:2012/01/12(木) 22:26:10.25 ID:iNHea3b8o
俺もマミさんに「もうっ、甘えん坊さんなんだからっ」って言ってもらいたい!
74 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
:2012/01/27(金) 02:34:05.63 ID:dwZTxaHs0
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」668からの分岐改変が起きない平行世界
もし改変が起きない平行世界のマミがシャルロッテに死ななかったら OR マミ死亡後にまどかがマミ、QBの蘇生願いを願ったら
魔法少女全員生存ワルプルギス撃破
誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
75 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/02/17(金) 23:30:26.74 ID:Za9Gcn4X0
わたしまーつーわ
いつまでもまーつーわ
76 :
ノ人 ・ ω・人\
:2012/02/20(月) 21:41:17.56 ID:7DT4ITJd0
QB「杏子、起きて。御飯だよ」
杏子「にゅぅ、んー」
寝惚けているらしい。
ぼさぼさの頭を手櫛で掻いて大あくびを漏らす。
杏子「ふぁ、今何時ぃ?」
寝惚け眼でこちらを見て、伸びをする姿はどう見ても猫か何かだ。
QB「はぁ、いつも通り寝起き悪いなぁ」
QB「今は7時半だよ、杏子」
前足でたしたし、とはたいてみる。
杏子「んだよー、まだ朝じゃねーかよー」
杏子「あたし昼からしか起きねーの知ってんじゃねーかよぅ」
・・・まったくこの子は、野良時代の夜型体質がまだ改善されていないのだ。
昼夜逆転は健康に悪いとマミと僕が口を酸っぱくして言ってるのに。
杏子「眠ぃいー、こっち来いキュゥべえぇー」
だらん、と両手を伸ばされたので仕方なく彼女の懐に滑り込む。
魔法少女のおねだりを無視できないのはマスコットの辛いところだ。
杏子「あー、あったけぇー、ふかふかー、抱き枕さいこぉー」
抱き締められ、頬擦りまでされては抵抗のしようがない。
愛玩動物は思いの外茨の道なのだ。
QB「毛並みを誉めてくれるのは大変光栄なんだけどね、杏子」
77 :
ノ人 ・ ω・人\
:2012/02/20(月) 21:42:37.92 ID:7DT4ITJd0
杏子「んだよぅー、もう少し暖まらせろよぅー」
ぎぅー、と僕を抱き潰しながら拗ねて見せる
が、こればかりはどうしようもない。
QB「いや、とても言いづらいのだけどね、杏子」
QB「みんなが待ってる」
杏子「みんな?」
二度寝の構えを取り始めた杏子はきょとんとした声で聞き返した。
QB「そこで待ってるよ、杏子」
杏子「ふぇ?」
耳でダイニングを指し示すと、そこにはやたら目を輝かせる三人の姿があった。
指先を視線で追い掛けていた杏子の頬がみるみる朱に染まる。
さやか「マミさん、なんでマミさんが杏子を甘やかすのかよくわかりました」
マミ「でしょ? 寝惚けてる佐倉さんってすっごい可愛いのよ」
ほむら「流石だわ、杏子、恐ろしい子・・・!」
まるで子犬や子猫を見た時のように満面の笑顔で語る三人の魔法少女。
正直、僕でさえここまで可愛いと評価されたことはない。
杏子「う、見るな、見るなよぅ」
二度寝とは違う意味でソファにうずくまる杏子。
抱き締められたまま押し潰されつつ僕は
QB(これが少女の心を掴む可愛らしさか、とても勉強になる)
ちょっとした敗北感と参考資料に対する一抹の敬意を懐くのだった。
78 :
ノ人 ・ ω・人\
:2012/02/20(月) 21:50:00.76 ID:7DT4ITJd0
ということでご無沙汰しておりました、
>>1
でございます
一月半も遅れるというDie失態
ちょっとあんこちゃんにロッソファンタズマ(物理)かけられてくる
待っててくれた人、ありがとう、そしてごめんなさい
暇があったら書き溜めるので次はもうちょっと後になります
期待せずお待ちください
79 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/02/20(月) 22:41:21.73 ID:zmq4UWRxo
大層乙であった
80 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/02/20(月) 22:54:06.15 ID:m91FnEl1o
あんこちゃんきゃわわ!
81 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/02/20(月) 23:03:32.65 ID:X3vD2w9g0
乙でした
ここではゆまちゃんたちは登場しますか?
杏子ちゃんを庇ったせいで杏子ちゃんと喧嘩ちゃったゆまちゃんを励ましてあげるQBが見たいです
82 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/02/21(火) 22:30:56.53 ID:oUgaZMlto
乙
待ってた
83 :
921
[sage]:2012/02/22(水) 02:00:09.28 ID:dVH3d9gIO
>>78
貴様・・・見ているな?!
84 :
ノ人 ・ ω・人\
:2012/02/22(水) 13:19:15.99 ID:LIEflU0d0
チラ裏
●美樹さやか
ヒロイン。82のC(もうすぐD)。
女子中学生ながらセクハラ検定準一級のテクニシャン。
スキンシップを好む癖に想い人には告白できない乙女だったりする
南斗鶴翼迅斬と吉野御流堂上礼法の使い手。
●佐倉杏子
ヒロイン。QBの心の師匠。
虚淵で教会なので八極拳使い。寸勁シーンは勿論お尻アップですよ?
得意料理は鍋。というか鍋しかつくれない。
活動拠点を見滝原に移したためこっちのQBは風見野のQBに恨まれている。
●マミさん家
そこそこ高級なマンションの一室。
見滝原の魔法少女の拠点、というか溜まり場。
魔法少女達が色々と持ち込んでくるのである意味魔境と化している。
85 :
ノ人 ・ ω・人\
:2012/02/22(水) 13:28:00.23 ID:LIEflU0d0
みんなサンクス
マジ励みになるわー。スケジュールの合間にしか書けんが可能な限り頑張ってみる
あと
>>1
は外伝未読なので外伝組はたぶんしばらく出てきません
申し訳ない
86 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/02/22(水) 16:04:59.26 ID:2FuuhXJ80
きてた!
乙
87 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/02/22(水) 19:19:55.40 ID:USjLVbVb0
さやかちゃん何を修めているんですか。たしかにあなたは正宗に適正あるけども。ある意味相性最悪やで(性格的な意味で)。
もう、みんなかわいいなー!
88 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/03/24(土) 22:44:52.22 ID:GIHq+tbY0
待ってますぜ
89 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga sage]:2012/04/04(水) 06:35:12.05 ID:uLiw2l8r0
>>1
……いつまで待てばいいんだい?
まさかこれで終わりとは言わないよね
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