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祐理「姉さんのいうことを聞きなさい!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 22:48:07.57 ID:REEP/HsW0
パパのいうことを聞きなさい!の姉さんの扱いがあまりにも酷くて書きたくなった。
需要あるかわかんないけど…

キャラ崩壊しまくりなので注意!



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クリスタ「かわいいだけじゃだめですか?」 @ 2025/07/19(土) 08:45:13.17 ID:AK1WfFLxO
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八幡「新はまち劇場」【俺ガイル】Part1 @ 2025/07/19(土) 06:35:32.67 ID:BGCulupRO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752874532/

【安価・コンマ】力と魔法が支配した世界で【二次創作】 @ 2025/07/18(金) 23:44:57.84 ID:Xc8IdKRvO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752849897/

どかーんと一発 @ 2025/07/18(金) 21:10:10.35 ID:CEsRuBor0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752840609/

冒険者育成学校 @ 2025/07/18(金) 01:36:01.28 ID:PkrtUMnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752770160/

たてづらい部!! @ 2025/07/17(木) 23:24:46.15 ID:o3A0TqwG0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1752762285/

ゼンレスゾーン淫夢要素ゼロ @ 2025/07/16(水) 18:57:50.86 ID:RQSyJ1Qxo
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【ギルデッドエネミー】ウルフ「まるでじゃんけんだ」 @ 2025/07/16(水) 01:49:20.03 ID:ryYxoR/vO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1752598160/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 22:48:34.77 ID:REEP/HsW0
祐理「じゃあ、私たちが留守の間よろしくね。」

信吾「すまないね、祐太君。」

祐太「いえ」

祐太(姉さん…)

美羽「どうしたんですか?叔父さん?」

祐太「うわっ!?み、美羽?」

美羽「叔父さん、もしかして祐理さんの結婚、認めたくないんじゃないんですか?」

祐太「いや…そんなんじゃないよ。」

美羽「ほんとー?だって顔に書いてありますよ。これはどう見ても新婚旅行に行くお姉さんを見送る顔じゃないですねぇ〜」

祐太「からかわないでよ…」

美羽「大丈夫ですよ。誰にも言いませんから。」

祐太「……」

祐太「………少し…ね。でも姉さんは俺の事も家族として想ってくれてるって言ってくれたから。」

美羽(なるほど…やっぱりこの人姉萌えなのね…)
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 22:49:29.55 ID:REEP/HsW0
美羽「叔父さん、洗濯物洗っておきましたよ。」

祐太「ああ、ありがとう。ん?これって」

美羽「ええ。私のは叔父さんのと一緒に洗っちゃいました。」

祐太「え?嫌なんじゃなかったの?」

美羽「あの二人はそう言ってたけど、私は別にいいですよ。面倒見てもらうのにそんなわがまま言うなんて申し訳ないですし。」

祐太「そっか…」

美羽「じゃ、これ干してきますね。」

祐太「それぐらいは俺がやるよ。」

美羽「だったら、一緒にやりましょうか。」

空「………」
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 22:51:15.55 ID:REEP/HsW0
美羽「はい、あーん」

祐太「はは…」

美羽「ほら、遠慮しないで♪」

空「ちょっと、お兄さん嫌がってるじゃない…」

ひな「ひなもー!」

美羽「ひなー、お姉ちゃんがやってくれるって!」

ひな「わーい!」

空「ちょry」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 22:52:17.58 ID:REEP/HsW0
美羽「叔父さーん」

祐太「ん?」

美羽「一緒にお風呂入りません?」

祐太「ええ!?」

美羽「あはは、冗談ですよ。冗談。」

祐太「や、やめてよ…俺そんな趣味ないからさ…」

美羽「でも叔父さんが望むなら私を祐理さんだとおもって甘えてもいいんですよ?」

祐太「!……」

祐太「やめてくれないかな…」

美羽「え…?」

祐太「あ、ごめん…ちょっと休むよ。先にお風呂入っちゃっていいから。」

美羽「は、はい。」

美羽「うーん…」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 22:54:57.86 ID:REEP/HsW0
祐太「姉さん…結婚したんだよな…」

祐太「モブみたいな顔のバツ2のおっさんに孕ませられて…」

祐太「…駄目だ駄目だ!姉さんは今まで俺に構ってばっかりで、やっと幸せになったんだから。」

祐太「俺がどうこう言う問題じゃないよな…でも…」

祐太「……」

深夜

TVで臨時ニュースが流れている…

NEWS 邦人夫婦含む200名消息不明…
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 22:58:21.98 ID:REEP/HsW0
美羽(私は…最低だ…)

美羽(祐理さんは、私を実の娘だと思って接してくれたのに…)

美羽(私はあのニュースを見たとき、内心喜んでしまった…祐理さんだけじゃない。実の父親も乗っていたというのに。)

美羽(なのに、最初に思い浮かんだのが…自分のつまらない欲望なんて。これで私に祐太さんが振り向いてくれるって…!)

美羽(でも実際はそんな風にいくはずなかった。あの事故がきっかけで祐太さんは今まで以上に心を閉ざしてしまった…)

美羽(なんだか、あの人の存在の大きさを知った気がする。祐太さんのお姉さんで、私たちの義母さん…ひなにとっては唯一の存在…実の母親だ。)

美羽(ひなはまだ知らないけど…祐太さんも空もあの人の死を悲しんでる。思えばあの人がいつも私たちの中心に居たのかもしれない。)

美羽(それに比べて…私は…)
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 22:59:51.95 ID:REEP/HsW0
人いないっぽいけど一応書くよ!



祐太「姉さん…なんで…」

空「祐理さん…お父さん…」

シロッコ「それでは、さっき言ったとおりだ。可哀想だが、これからはそれぞれ別の家で暮らすことになる。」

空「そんな…私たち、離れ離れになりたくありません!」

シロッコ「なにも地球の裏側に住むわけじゃないんだ。わかってくれ。」

祐太「………」

祐理「祐太は…私が育てます…!」

祐理「だって、家族は一緒にいなきゃ駄目なんです!」

祐太(姉さん…)

祐太「よかったら…俺の家に来ないか…?」

美羽「え…?」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:02:02.71 ID:REEP/HsW0
祐太「俺の家なら、三人一緒に居られるぞ。狭いけどな…」

シロッコ「なんだ君は!勢いだけで物を言うな!大体どうやって生活していくつもりなんだ!」

祐太「……昔、姉さんが俺にそう言ってくれたんだ。姉さんが俺を引き取ってくれたから…今の俺があるんだ。」

祐太「生活費は…絶対になんとかする。航空会社からの賠償金も出るだろうし…」

空「お兄さん…」

祐太「もし生活を続けられないようなら、すぐに三人を連れ戻しても構わない。だから、お願いします。」

空「私も…私からもお願いします!絶対にお兄さんに迷惑掛けませんから!!」

美羽「わ、私も!お願いします…!」

シロッコ「………」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/02/03(金) 23:02:24.26 ID:XJW46U1AO
何か建ってた…
とりあえず気体して舞っている
姉さん夫婦の生存ルート?


ところで、パパ聞きはみんなどう略してる?



11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/02/03(金) 23:06:37.56 ID:XJW46U1AO
後、回想は『』の中に書いた方が見やすい希ガス
頑張って〜
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:07:01.20 ID:REEP/HsW0
>>10 おお、ありがとー!姉さん生存ルートです。ただ旦那さんは…残念ながら…



美羽「結局、黙って出てきちゃいましたね。」

祐太「ああ…しょうがないさ。それより、お前らは良かったのか?」

空「はい。私たちは一緒に居るべきなんです。祐理さんとお父さんも、そう思ってるはずです…」

祐太「そうか、そうだよな…」

美羽「…うん」

ひな「ママがどうしたの?ママはこないの?」

空「ひな。祐理さんはね、遠いところに行っちゃったのよ。」

美羽(……)

ひな「ふーん。でもいつかかえってくるんだよね!」

空「うん。きっとね…」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:10:03.68 ID:REEP/HsW0
>>11  了解。回想は『』にするよ。


美羽「あらら…ほんとに狭いですね…」

祐太「ま、まあ大学生の一人暮らしだからな…やっぱり女の子にはちょっとキツイかな?」

美羽「いえ、わたしは叔父さんと一緒ならどこでも平気ですよ!」

空「む……」

祐太「はは、ありがとう。」

ひな「おいたんのいえだー!」

祐太「おっ、ひなはいつも元気だなー。」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:11:20.57 ID:REEP/HsW0
数日後…

祐太「ふー、ただいまー」

空「おかえりなさい。」

ひな「おいたんおかえりー!」

美羽「…叔父さん御免なさい、ちょっといいですか?」

祐太「ん?」

美羽「あれから、結構経ちましたね…」

祐太「ああ…」

美羽「あ、ごめんなさい!帰って来たばっかりなのに、いきなりこんな話して!叔父さん疲れてるのに…」

祐太「いや、構わないよ。皆と一緒で少しは気が楽になったからね。」

美羽「じゃあ…叔父さん…いえ、祐太さん。」

祐太「え、どうしたの?急に改まって?」

美羽「叔父さん…私を…私の事を祐理さんだと思って接してくれませんか?」
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:12:29.54 ID:REEP/HsW0
祐太「…どういうこと?」

美羽「私は…知ってます。祐太さんが…今でも時々悲しそうな顔してるの。」

祐太「……そんなこと…」

美羽「…お姉ちゃんは気づいてないみたいだけど…私は叔父さんのこといつも見てるんですよ?」

美羽「べ…別に、深い意味はないんですけど…私は叔父さんが悲しそうにしてるのが…辛くて…」

祐太「…美羽は美羽だよ。姉さんは姉さんだ。代わりなんて居ない。」

祐太「ごめんな。余計な心配掛けて。大丈夫だから。」

美羽「待って!…私は…私は…!祐太さんのことが…好きなのに…!」

祐太「!!」
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:13:40.94 ID:REEP/HsW0
美羽「祐理さんの代わりでもいい。いや、私じゃ祐理さんの代わりにすらなれないかもしれない。」

美羽「でも、祐太の傍に居たいんです…駄目ですか?」

祐太「…ありがとう、美羽。そうだよな。いつまでも姉さんのことを引きずってるわけにはいかないもんな。」

祐太「俺も美羽のことは好きだよ。まあ、今は家族としてだけどね。」

祐太「もっと大きくなっても俺の事を好きだったら…俺も応えてあげられるかな。」

美羽「もう、叔父さん!私を子供扱いしないで!」

祐太「あはは、ごめん」

美羽「…約束ですよ?」

祐太「ああ。」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:15:38.56 ID:REEP/HsW0
美羽(その日の祐太さんは、久しぶりに心から笑っている気がした。)

美羽(私は、自分が祐太さんの支えになれた気がして嬉しかった。)

美羽(でも…)

祐太「ん?電話か?」

美羽「私がでます!」

美羽「もしもし!」

電話の声「もしもし、瀬川さんのお宅で宜しいでしょうか?」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:16:31.07 ID:REEP/HsW0
病院

祐理「祐太…?」

祐太「姉さん!」

ひな「ママ!」

美羽(ああ…どうしてだろう。駄目よ。…せっかく祐理さんが生きてたんだから。)

空「祐理さん!お父さんは?」

祐理「………」

空「そんな…」

美羽(嬉しいことじゃない。お父さんが居ないのは…悲しいけど…また皆一緒に暮らせるんだから。)

祐太「信吾さんに…謝らなきゃな…俺…」

祐理「大丈夫よ。信吾さんは気にしてないわ。飛行機の中でも祐太の話をしてたんだから。」

祐理「うっ…うう…」

祐太「姉さん…」

美羽(喜ばなきゃ。駄目よ。喜ばないと。喜ばないと…)

祐理「でも…祐太や皆にまた会えたんだもの。それは素直に喜ばなくちゃ。」

美羽(!!)

空「祐理さん…」

美羽(…私はまた…!)
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:18:11.11 ID:REEP/HsW0
祐理「ふう、でも嫌になっちゃうわね。しばらくは病院から出られないんだって。命に別状はないって言われたのにね。」

祐太「駄目だよ姉さん。生きてたのだって奇跡的なんだから。まだ無理しないほうがいいよ。」

祐理「そうね。ありがとう、祐太。」

空「まあ、祐理さんが生きてたこと、親戚のおじさんたちに伝えないと。」

美羽「…ちょっと私、散歩がてら売店に行ってきます。なにか欲しいものあります?」

祐理「んー、なにか雑誌でも買ってきてくれる?」

美羽「わかりました。失礼します。」

祐理「美羽…?どうしたのかしら…妙に余所余所しいような…」

空「きっと、久々だから照れてるんですよ。ふふ、あの子意外とそういうところあるから」

祐太「………」
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:20:49.22 ID:REEP/HsW0
それから暫く経って…

シロッコ「それじゃあ、お大事に。」

祐理「はい。信吾さん、ご愁傷様でした…」

シロッコ「それは貴女が一番感じていることだろう。貴女が気に病むことではない。きっとあいつも貴女が生きてて嬉しく思ってますよ。」

祐理「ええ…」

シロッコ「祐太君…この間は強く言って済まなかった。しっかりお姉さんを支えてやるんだぞ。」

祐太「はい。こちらこそ、ご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。」

シロッコ「では、また何か困ったことがあったら、遠慮せず何時でも訪ねてきてください。」

祐理「本当にありがとうございます。」

祐理「有難いわね…」

祐太「ああ、いい人だったんだな。」

祐理「ところで祐太!あなた相当無茶したわね!」

祐太「え、ごめん、まずかったかな?」

空「私たちがわがままいったんです!お兄さんは悪くありません!」

美羽「そうですよ…」

ひな「おいたんはわるくないよ!」

祐理「ちょ、ちょっと、あなたたち何か勘違いしてない?私は祐太を褒めようと思ったのよ。私が悪者みたいじゃない…」

祐理「娘たちの面倒を見てくれてありがとうね。祐太。」

祐太「ああ…きっと姉さんだったらこうするだろうと思ったから。」

祐理「そうね。流石は私の弟だわ。ふふ…」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:22:24.35 ID:REEP/HsW0
祐太「で、何で姉さんも俺の家で暮らすんだ…」

祐理「まー、いいじゃない。これからは祐太がお父さん代わりになってほしいのよ。割と真剣にね。」

美羽「私もそのほうがいいです!パパっ!」

祐太「え〜?まあいいか。でも狭いのは我慢してくれよ。」

祐理「はーい。あなた!」

祐太「ちょっと、やめてよ姉さん///」

美羽「………」

美羽(私は…)
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:23:25.84 ID:REEP/HsW0
人いるかな?



祐理「ほら、朝よ!起きなさい!」

祐太「もう少しだけ…うわっ」

祐理「ほらほら〜起きないとイタズラしちゃうぞ〜!」

祐太「や、やめ…はは、なんか昔に戻ったみたいだな。」

祐理「そうね……あのころが一番幸せだったよね…」

祐理(やっぱり…結婚なんて…するんじゃなかったのかな…私。)
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:25:48.04 ID:REEP/HsW0
美羽「おはよう!叔父さん!」

祐太「ああ、おはよう!」

美羽「ふふ、よかった。叔父さん最近元気になったみたいで。」

祐太「ん?そうか?前から俺は元気くらいしかとりえがないぞ〜?」

美羽「やっぱり祐理さんにはかなわないのかな…」

祐太「…まだそんなこといってるのか。俺は姉さんも美羽も同じように好きだって!」

美羽「本当…?」

祐太「もちろん!」

美羽「うん…ごめんなさい。変なこといって。」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:27:07.98 ID:REEP/HsW0
祐理「おかえり!祐太!」

祐太「ただいまー。」

祐理「そういえばさ、あの巨乳の彼女とはうまくいってるの?」

祐太「だ、だからそんなんじゃないって!」

祐理「ふーん、ほんとー?ま、でも私も負けてないわよ〜。なんたって祐太は私のおっぱいにいっつも抱きついてたんだからね!」

祐太「ね、姉さん…」

祐理「ねえ…祐太、もし良かったらなんだけど…」

祐太「ん?」
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:31:04.11 ID:REEP/HsW0
祐太「まさか…この年になって姉さんと風呂に入るなんて…」

祐理「嫌だったら嫌って言えばいいのに。」

祐太「いや…嫌じゃない…よ。」

祐理「ふふ、素直でよろしい!じゃあ、ほら」

祐太「姉さん!?」

祐理「懐かしいでしょ?昔こうやって私の胸に抱きついてきたんだっけ。」

祐太「いや…たしか姉さんが押し付けてきたんじゃなかった?」

祐理「それは最初だけで、あれ以来自分から来るようになったでしょ?」

祐太「その通りです…」

祐理「祐太…また、好きなだけ甘えていいのよ…」

祐太「姉さん…」

祐太「姉さんの胸暖かいよ…」

祐理「祐太…いままでごめんね…」

美羽「こんなの……」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:33:14.96 ID:REEP/HsW0
美羽「おはようございます…」

祐太「どうしたの?元気ないね?」

美羽「いえ…大丈夫です。」

祐理「美羽?悩みがあるならなんでも相談していいのよ?」

空「そうよ。溜め込んでもいいことなんてないわよ。」

美羽「……ごめんなさい。今日は学校休みます…体調が悪いんで。」

祐理「あら、ほんとに大丈夫?」

ひな「だいじょぶー?」

美羽「ええ…一日寝れば直ると思う…ごめん、少し休ませて。」
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:35:06.01 ID:REEP/HsW0
その日の夕方

祐理「美羽ー?大丈夫?体調よくなった?」

美羽「………」

祐理「美羽?」

美羽「あなたは…」

美羽「あなたはなんで生きてたんですか?」

祐理「え…?」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:37:30.54 ID:REEP/HsW0
美羽「祐太さんを…実の弟をたぶらかして…何を考えてるんですか?祐太さんをお父さんの当て馬にする気ですか?」

祐理「何言ってるの…」

祐理は言いながら美羽の頬を叩いていた。

美羽「っ!」

祐理「なんで…そんなことを言うの?」

美羽「ふざけないで…!私だって祐太さんが好きなのに!」

祐理「え…」

美羽「遊び半分で弟に手を出してるあなたとは違うの!本当に好きなの…」

祐理「……私だって…」

美羽「私だって…なんですか!?姉が弟を本気で愛してるとでも言うんですか!?そんなの…!」

祐理「……」

美羽「なんであなたは!!お姉さんなんでしょう!?あなたは間違ってる!」

祐太「どうしたんだ…?」

祐理「祐太…」

美羽「っ!!」

祐太「あ、美羽!?どこいくんだ!」
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:38:55.75 ID:REEP/HsW0
祐太「姉さん…これは…?」

祐理「………」

祐太「説明してくれ。」

祐理「ごめんね…祐太…私はあなたのことが好きなの。」

祐太「え…それって…」

祐理「そうよ。女として。おかしいでしょ?実の弟を愛してるなんて…」

祐理「信吾さんも愛していたわ。でも…本当はあなたが頭から離れなかった…逃げるように結婚して…」

祐理「あなたにも偉そうに説教したけど…私も言えた立場じゃなかった…昔を忘れられないのは私だったの…」

祐理「きっと、罰が当たったのね。生半可な気持ちで結婚なんかするから。」

祐太「姉さん…」

祐理「本当は信吾さんじゃなくって私が死ぬべきだったのよ…」

祐太「祐理!!!」

祐理「え…」
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:40:16.47 ID:REEP/HsW0
祐太「なんでもっと早く言ってくれなかったんだ。姉さん。」

祐太「俺も姉さんが好きだったんだ。だから、姉さんが結婚したときは、裏切られた気分だった。」

祐理「祐太…」

祐太「どうしてもその気持ちを捨てられなかった。ずっと引きずってた。幸せそうな姉さんの顔を見るのが…辛かった。」

祐太「信吾さんには本当に悪いと思う…だけど、この気持ちを捨てられない。今わかった。俺も姉さんが、祐理が好きだ。」

祐太「本当の気持ちを教えてくれてありがとう。これからは俺が絶対に姉さんを守るから。大丈夫。美羽もきっと、救ってみせる。」

祐理「祐太……!」

祐太「まっててくれ。美羽を連れてくるよ。仲直りしたらさ、みんなで何か美味しいものでも食べに行こう。」

祐理「うん……!でも、私も美羽を探しに行くわ…」

祐太「わかった。一緒に行こう。」
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:41:08.42 ID:REEP/HsW0
美羽(やっぱり…私は祐太さんには振り向いてもらえない…)

美羽(だめだな…私…大人ぶってるだけで…所詮ただの子供なんだ…)

祐太「美羽!」

美羽「祐太……さん…?」

祐太「美羽!聞いたよ!姉さんに悪気はなかったんだ!姉さんを許してくれないか…」

美羽「……なんで祐太さんが謝るんですか…?自分で謝る気もない人を許す事なんてできませんよ。」

祐理「美羽…!ごめんなさい!あなたの気持ちも知らずに…あなたのお父さんも…私と結婚なんてしなければ…」

美羽「やめてください!!お父さんはあなたを愛していました。私も、祐太さんを愛してるんです。」

美羽「祐太さんだって…あなたを愛している…あなたはどれだけ人の気持ちを馬鹿にする気ですか?」

祐理「美羽…ごめん。もう嘘はつかないわ…私は祐太が好き。この気持ちは絶対に本当だから。これが私の本当の気持ち。」

美羽「あなたって人は…!弟なんですよ!判ってるんですか!!うまくいくはずないでしょう!?」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:42:32.12 ID:REEP/HsW0
祐理「それでも…好きな気持ちに嘘はつけないの…きっと私が生かされたのは…きっと罰よ。自分の気持ちに嘘をついたから…」

祐理「だから…もう嘘はつかない。私は何があっても祐太と離れない。」

祐太「美羽…ごめん。俺も姉さんを愛してる。でも、姉さんだけじゃなく美羽だって代わりなんて居ない。空も、ひなも。」

祐太「みんな俺の大切な家族なんだから。」

美羽「……あなた達は…卑怯よ…そんな風に…いつも、誰にでも優しくって…」

美羽「祐理さん!私は…まだ祐太さんのこと諦めてないからね…!」

祐理「うん…!それでもいいわ…私だって渡さないもの…」
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:43:40.35 ID:REEP/HsW0
空「まったく!なにやってるの!!三人して!」

祐太「空…ひなも。」

空「え…?なんで美羽と祐理さん泣いてるの…?まさかお兄さん…!」

ひな「おいたんなかしたなー!」

祐太「え…ちがry

美羽「うん…私たち祐太さんに泣かされたのよね!祐理さん!」

祐理「ふふ…そうね。」

祐太「ええ!?」

祐理「じゃあ罰として今日は祐太に外食にでも連れてってもらおうかしら?」

美羽「そうですね!」

祐太「んー、まあ約束しちゃったしな。」

ひな「わーい!」

空「なんだかお兄さんのお父さんぶりも板についてきたわね…」

祐理「そうよ。祐太は私たちのパパなんだから。ね?」

祐太「まったく…姉さんは…」

祐理「みんな、パパのいうことを聞きなさい!」

空&美羽&ひな「はーーーい!!!」

おわり
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/02/03(金) 23:47:16.58 ID:REEP/HsW0
以上です。なんとも恥ずかしい駄文でした。最後まで見てくれた方がいたらありがとうございます!
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/02/04(土) 00:33:54.57 ID:l32BaqwAO
お疲れ〜!
途中ちょっと席外しちゃってリアルタイムで見えなかったけど、面白かったよ〜
また、何か書くときはよろしくー

36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/02/04(土) 09:58:02.93 ID:8v0aNqjDO

アニメの姉さん不憫過ぎたんで、何にしても幸せになってくれてよかった










姉さんのパイコキでおっきしたのは、パパにはナイショだよ?
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/02/07(火) 20:22:24.72 ID:zu9Sc/HAo
乙です!!
パパ聞きSSって珍しいからこれからもっと増えるといいなぁ〜うん
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