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後輩A「宮永先輩、いいよね〜」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/05(日) 22:58:20.64 ID:www6OGnV0
咲 -saki- &咲 -saki- 阿知賀編 の百合SSです。

・全国大会2回戦(清澄、宮守、永水、姫松)の結果を知りませんので、SSの中にある決勝戦出場校は、憶測で書きました。ご了承ください。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1344175100
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ヨードチンキ @ 2024/11/27(水) 18:53:17.09 ID:FrIReSKwO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732701197/

アボガド @ 2024/11/27(水) 12:14:07.06 ID:51MOIuxwo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732677246/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/27(水) 07:19:05.59 ID:3HQuhmxmo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732659544/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/27(水) 07:18:21.89 ID:EA9izQXmo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732659497/

  @ 2024/11/26(火) 17:10:32.67 ID:iLds86U8o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732608631/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/26(火) 07:20:53.79 ID:Q/BoRj14o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732573253/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/26(火) 07:17:38.38 ID:h1hGMyylo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732573057/

■ 萌竜会 ■ @ 2024/11/26(火) 07:17:07.02 ID:lpsRuqico
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1732573020/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 22:59:00.62 ID:www6OGnV0

白糸台高校 宿泊先ホテル

照「・・・・・」スタスタスタ

後輩A「先輩!お疲れ様です!!」ペコッ!

後輩B「お疲れ様です!!」ペコッ

照「ああ、お疲れ様」スタスタスタスタ...トオリスギ

後輩A「・・・やっぱり宮永先輩、素敵だよね」ボソボソ

後輩B「うんうん、知的だし、ミステリアスっていうか」ボソボソ

後輩A「わかる〜、いつもどんな事考えてるんだろ〜?気になる〜」ボソボソ

後輩A・B「」キャイキャイ
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 22:59:32.16 ID:www6OGnV0

照「・・・・・」

照(ミーティングまで少し時間があるか?マリみてでも読むか・・・)

照「・・・」ガチャッ....パタン

菫「・・・・・」

淡「・・・・・」

亦野「・・・・・」

渋谷「・・・・・」ズズ

照「・・」スワリ

照「・・・・・」ペラッ
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:00:06.49 ID:www6OGnV0

ガチャッ

監督「お、みんな揃ってるな。予定より早いがこれから次の試合のミーティングを始めるぞ」

菫・淡・亦野・渋谷「はい」

照「・・・・」パタン

監督「みんなも既に知っていると思うが、次の相手は千里山、新道寺、阿知賀だ」

菫「阿知賀は・・・あまり聞かない名前ですね」

監督「そうだ、奈良県の代表はずっと晩成高校だったからな」

渋谷「9年連続出場の晩成を破ってきた・・・」

監督「その通り。千里山、新道寺はもちろん、阿知賀も要注意だ」

亦野「・・・・」コクン
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:00:43.54 ID:www6OGnV0

監督「各校の牌譜はプリントアウトしてある。各自、自分の対戦相手は必ずチェックしておくように」バサッ

菫「はい」ウケトリ

監督「それでは私は少し出かけてくる。用がある時は電話してくれ」ガチャッ バタン

照「・・・・」

菫「各自、牌譜チェックとしよう」

淡・亦野・渋谷「はい」

照「待って」

菫「うん?」

照「牌譜を見るのは大切。ただ、個人個人がそれぞれバラバラに見るだけでは非効率的」

菫「?」

照「自分と真逆の考えを持つ者同士でペアになった方が、盲点を発見出来て万全の態勢をとれる」

菫「ふむ・・・一理あるな」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:01:19.99 ID:www6OGnV0

照「そう・・・だから、菫と淡、亦野と渋谷でペアになった方がいい」

亦野「でもそれだと照先輩が・・」

照「私は大丈夫。後で監督に協力してもらうから」

亦野「あ、なるほど」

照「だからそれぞれペアになって」

菫「うん、そうだな。大星、チェックしよう」

淡「はい」

亦野「尭深」

渋谷「うん」

照「・・・・」

照(よし、カップリングで別れたな)

照(全く・・・放っておいたらバラバラに行動するから困ったものだ)

照(これがきっかけで恋人に発展すればいいのだが・・・)

照(・・・・・・・)
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:01:53.30 ID:www6OGnV0

〜〜〜〜妄想〜〜〜〜

菫『これが次鋒の相手か』ペラッ

淡『あ、この選手は要注意かもしれません』ユビサシ

サワッ

菫『あ・・・』

淡『あ!ごめんなさい!指が・・・触れて///』

菫『・・・・』テヲニギル

淡『あの・・菫先輩?』ドキドキ

菫『・・・・・お姉さま・・・と呼んでくれないか?』

淡『え////』
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:02:25.66 ID:www6OGnV0

菫『淡・・・可愛いよ・・・』ホオニ テヲヤル

淡『そ・・そんな見つめないでください・・・・・・・・・・お姉さま//』メヲ ソラシツツ..

菫『見つめるくらいで照れてどうするの?』

淡『えっ?』

菫『・・・・』クチビルヲヨセル

淡『あ・・・お姉さま////』ポー

淡『・・・』メヲトジル

〜〜〜〜妄想〜〜〜〜
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:03:08.26 ID:www6OGnV0

照(うむ!これはいい!)

照(菫がもう少し積極的にいけばこのような展開も望めるはず・・・)チラッ

菫「このデータを見るに・・・」

淡「あ!なるほど」

照(馬鹿正直に牌譜を見ている・・・くっ!臆病者め!!)ムウ

照(割と自由奔放な大星は強引に迫られたらオチる!!菫のバカタレが!奥ゆかしさは正義ではない!!!)

照「・・・」チラッ

渋谷「この切りは・・・」

亦野「ああ、おそらく・・・」

照(この2人は・・・・)
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:03:41.30 ID:www6OGnV0

〜〜〜〜妄想〜〜〜〜

渋谷『・・・』ズズッ

亦野『・・・・』ドキドキ

渋谷『あ・・・なに・・・これ・・・?体が熱い・・・』ポワァア

亦野(ごめんな尭深、お茶に媚薬を入れさせてもらった)

渋谷『熱い・・・もう・・・おかしくなっちゃう!』ハァハァ

亦野『尭深・・・』サワッ

渋谷『あぅ!ちょ・・どこ触ってるの?』

亦野『尭深が触って欲しがってるところさ』サワサワ

渋谷『あんっ!』

亦野『茶柱が立った・・・縁起がいい』クン

渋谷『そ、そこは・・・っ』

亦野『私が尭深を導いてあげる』サワ

渋谷『ああっ!!』

〜〜〜〜妄想〜〜〜〜
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:04:13.99 ID:www6OGnV0

照(・・・・・・/////)

照(ま、まったく・・・スケベな後輩だな////)チラッ

渋谷「ならこちらの打ち方は・・・」

亦野「ああ、問題ないだろう」

照(・・・・真面目っ!!・・・あと1年あるからといって安心しているのか?それは平和ボケだ!!)マッタク!

照「・・・・」

照(私も牌譜に目を通しておくか)

照(・・・・私の相手は・・・)パラパラ...

照(・・・・なるほどな、大体の事はわかった)

照(・・・しかしデータが足りない)

照「ちょっと出てくる。すぐ戻る」スクッ

菫「わかった」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:04:43.24 ID:www6OGnV0

照「・・・・」スタスタスタ ガチャ

照「・・・・」バタン

照「・・・」ピポパポピ...

トゥルルルル.......ガチャ

監督『もしもし』

照「あ、監督、宮永です」

監督『おお、どうした?』

照「牌譜を見ました。対戦相手の打ち筋は分かりましたが・・・」

監督『?他に何かあるのか?』

照「はい。ただ牌譜を見ただけでは分からないものがあります」

照「彼女らの人間関係・・・想い・・・それらが合わさって初めて見えるものがあります」

監督『・・・・なるほどな。わかった、何が聞きたい?』
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:05:25.45 ID:www6OGnV0

照「まずは、千里山の園城寺 怜のデータ、及び人間関係です」

監督『ふむ・・・・まず園城寺は病弱だ』

照「病弱・・・」

監督『そして大将の清水谷竜華、中堅の江口セーラと強い絆があるようだ』

照「へえ・・・」ヘイジョーシン

監督『中でも清水谷竜華には、普段膝枕をしてもらっているらしい。部員たちの前でも堂々と』

照「膝枕ですか・・・(清水谷は短いスカート・・・膝枕をする事で自らの下着を見せて・・・そうだ!『怜大好き』というプリントを入れた下着を履いて、見せる事で遠回しな告白を・・・・)」ムヒョージョー

照(いや、それもいいが・・・清水谷に膝枕してもらっている園城寺・・・でも実はそれは江口を嫉妬させるための園城寺の策略で・・これもアリだ)ホワァアア

監督『普段は男っぽい江口は、試合の時だけスカートを履かせされる。それを後輩にからかわれているらしい』

監督『その後輩の二条 泉は、制服を改造し、ノースリーブのヘソだしにしている』

照「!!」

照(男っぽい江口、それをからかうヘソだし後輩・・・)
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:06:10.90 ID:www6OGnV0

〜〜〜〜妄想〜〜〜〜

セーラ『もう!なんでスカート履かなあかんねん//』ゴソゴソ

泉『しゃーないですって。似合てるじゃないですか』

セーラ『うっせ!』

泉『ホンマですよ?』サワリ

セーラ『!!ちょ!どこ触ってんねん////』

泉『お尻ですけど?』

セーラ『な、なんで触んねん///』

泉『可愛いからですやん』サワサワ

セーラ『や、やめえぇて・・・・』

泉『やめませんよ。・・・私がこんな格好して誘ってるのに、無視するからですわ』ツプッ

セーラ『あぅっ!///』

泉『可愛い声ですねぇ、もっと聞きたいわぁ』ササヤキ

セーラ『泉ぃ・・・』ハァハァ

〜〜〜〜妄想〜〜〜〜
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:07:50.19 ID:www6OGnV0

照(GOOD!!)ハァハァ

照(・・・・・)オモイダス...

照(GOOD!!)

監督『新道寺の花田は、一度もハコテンになった事が無いという理由で先鋒に選ばれたそうだ。悪く言えば捨て駒・・・か』

照「なるほど」

監督『去年のエースだった白水は今年は副将に退いた。・・・複雑な想いだろうな』

照「そうですね」

監督『ん、この情報は前の試合の時に既に伝えてあったかな?』

照「ええ。でも再確認出来てよかったです」

照(捨て駒という役割を甘んじて受け入れ、そして箱にならずに戻ってきた花田に、去年のエースの白水は・・・)
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/05(日) 23:08:40.19 ID:www6OGnV0

〜〜〜〜妄想〜〜〜〜

煌『ただいま戻りました』

哩『花田!ようやった!』

煌『ええ、私なりに頑張りました』

哩『ああ』

煌『ですから・・・』キラッ

哩『?』

ビリィイッ
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:09:24.84 ID:www6OGnV0

哩『きゃあ!!私の服が!!』イヤー

煌『頑張った私を!あなたの体で慰めてほしいです!!』ムハハハ

哩『そ、そんな・・・・恥ずかしいけん・・・無理とよ・・・////』

煌『何を言っていますの?いつも私を野獣のような目で見ているくせに・・・』

哩『そ、それは・・・////』

煌『貝合わせはすばらですわよ・・・・』

哩『あ・・・・////』メクルメクー

〜〜〜〜妄想〜〜〜〜
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:10:01.83 ID:www6OGnV0

照(・・・・・・・////)

照(な、なんてハレンチなんだ・・・最近の高校生は・・・まったく///)

照(仮に新道寺を箱にしたとしても、花田を慰める展開になって美味しい事になる・・・)フフフ

監督『阿知賀の松実 玄は、次鋒の松実 宥の妹だ。とても仲のいい姉妹のようだ』

照「そうですか、他には?」キョーミナシ

照(姉妹百合は邪道だ)

監督『本人は、ポワポワした性格で、黒のニーソックスを愛用。純粋無垢』

照「ほう」

監督『中堅の新子や、大将の高鴨とは幼馴染のようなもので、慕われているようだ、
その背景には阿知賀こども麻雀クラブという・・――』

監督『――・・・という感じだ』
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:11:07.15 ID:www6OGnV0

照(逸材・・・っ!!)

照(他人の好意に気付かない鈍感さで三角関係を築いてもよし!新子と高鴨の2人に同時に攻められてもいい!)オオオオ

照(ニーソックスの中に虫が入った、なんてH展開もあり!)

照(純粋さ故に部室でやってしまった自慰行為を見られて、それを材料にして脅されるも、
根底にあるのは愛!最終的に結ばれて・・・)ポオオオ

照(十重二十重にフラグを立てるとは・・っ!!)オソルベシ!

監督『まあ、こんな感じだな』

照「十分です、ありがとうございました」

監督『そうか、では切るぞ』

照「はい」

ブツッ..ツーッ.ツーッ

照(・・・)

照(準決勝・・・・楽しみだ)スタスタ

後輩A「宮永先輩・・・やっぱりクールで格好いい・・・」ポー

後輩B「きっと素敵な事を考えてらっしゃるのよ」ポポー
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:12:19.43 ID:www6OGnV0

準決勝先鋒戦開始前――――

ステージ

照「・・・・・」パタン

玄「・・・・」テクテク

照(阿知賀の松実 玄・・・女の子らしい丸みがGOOD、受けオーラ抜群、涙が似合うだろう)

怜「・・・」テクテク

照(園城寺 怜・・・キュートな外見かつ長めのスカート・・・清楚さを表現。スカートを口でくわえるというエロエロプレイが出来る。合格)

煌「すばらです」テクテク

照(新道寺の花田・・・・前回同様愛らしい・・・芯が強く、イジワルしがいもある)

照(制服の長袖は自分の好きな女の子以外に肌を晒したくないという意思の現れ・・・素晴らしい!!)

照(まさに選ばれし女子たち・・・・・)ムラッ

恒子「準決勝第1試合・・・スタートです!!」
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:12:56.15 ID:www6OGnV0

東1局

怜「ツモ。2000−4000」パシッ

玄(園城寺さん・・・やっぱり強い・・・)

照「・・・・・」

照「!!」クワッ!!

ズゥウウン

玄・怜・煌「!!??」

玄(・・今・・・後ろに何かあったような・・・気のせい?)

怜(今の感じ・・・セーラが言うてたやつやろか?)

怜(もう見透かされてもうたんかな?)

怜(・・・ほなお手並み拝見しましょか・・・インターハイチャンピオン)ギラッ

照(・・・彼女たちの麻雀については大体の事はわかった・・・・)

照(でも・・・・やっぱり・・欲望や性癖はわからないままだ・・・)

照(SかMかだけでも分かれば想像の幅が広がるというのに・・・)

照(いつになったら・・・全てを知る事が出来るのか・・・)ハァ
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:13:28.48 ID:www6OGnV0

東2局

玄(さっき、チャンピオンに大事なものを見られたような・・・)ツモッ...

玄「・・・」チャッ...タン

照「ロン。1000」

玄「はっ、はい!!」

照(この少し脅えたような表情・・・いい・・・イケイケの新子に誘われ・・・怖がりながらも快楽に・・・)ムラ

東3局

怜「・・・」ツモ

怜(連続和了なんて・・・させへん)

怜「リーチ」タン バチイィイ!

照(これを放っておいたらツモられる・・・なら)

照(・・・)タッ
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/05(日) 23:14:41.28 ID:www6OGnV0

煌(すばらっ!安牌なくて困ってたけど助け舟〜♪・・・合わせ打ちっ)タッ

照「ポン」

煌「!!?」

玄(今捨てた牌と同じ牌を鳴き返した?)

怜「・・・・・」

玄「・・」ツモッ

玄「・・・・・」チャッ..タン

怜「・・・・」ツモ....ツモギリ

照「ロン。1300」

怜「・・はい」
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/05(日) 23:15:13.70 ID:www6OGnV0

南1局 1本場

怜(・・・宮永が次巡に6索で親満ツモ・・・させへん!)

怜「ポン!」カシッ!

怜(ずらした上に、当たり牌もわかっとる・・)

照「ツモ。4100オール」パシッ

怜(!!ずらしても和了るんか?)

照(・・・自分の読みの上をいかれて傷心気味の園城寺・・・)

照(慰めて心を掴むのは清水谷か江口か・・・または二条か・・・)

照(前半戦終了後が大切だぞ・・千里山の諸君・・)
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/05(日) 23:15:49.86 ID:www6OGnV0

南1局 3本場

煌「ロン!1000点の3本場は1900!」ジャラッ

照(・・・・)

煌「ようやくお気付きになられたみたいね・・・すばらです!」

煌「この卓はあなたたち2人だけのものではありません!」

照(私の連続和了を止めるとは・・・・)

照(この功績に対し、新道寺のメンバーはどうする?・・・部員全員で首筋を舐めてあげる位はするべき・・・)

南3局

玄(前半戦がもう終わりそうなのに・・・まだ1度も和了れてない・・・)ウゥ

照(落ち込んでいるのか・・・心配はいらない・・右乳を高鴨に・・・左乳を新子に舐めてもらえばいい)

照「ツモ。1300−2600」チャッ
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:16:22.21 ID:www6OGnV0

南4局

照「ロン。8000」ジャラッ

煌「すばらっ!!」ガーン!

ビーーーーーッ

恒子「前半戦終了〜!!」

恒子「準決勝第1試合、先鋒前半戦は西東京代表の白糸台高校が独走状態〜!!」

照「・・・」スクッ...スタスタスタ

照「・・・!」

照(千里山の面々・・・心配で来たのか・・・素晴らしい!)スタスタ

照「・・・・」スタタタタ..ハヤアシ
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:16:58.56 ID:www6OGnV0

照(・・・)ハシラノ カドカラ ヌスミミル

怜「・・・・」フラー

竜華「・・・・」

怜「・・・」ボスッ

照(!清水谷の胸に顔をうずめた!!!)ウオオ

照(そう!甘えていいんだ!君はよくやった!)

照「あ」

照(あれは松実 玄・・・・)

照(・・・阿知賀にも動きがありそうだ・・・)コソコソコソ

憧「〜〜〜〜〜」

照(聞こえない・・・もっと近くに・・・)ソローリ

玄「焼き鳥なのに自信なんか持てないよ〜」

穏乃「まだ後半があるよ!」
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:17:30.53 ID:www6OGnV0

照「・・・・」コソー

照(高鴨の前向きさに勇気付けられた松実 玄・・・後半戦の覚悟を示す為にショーツを高鴨に託す・・・アリだ!!)

照(・・・千里山はどうなった?)モドーリ

竜華「・・・・」

怜「・・・・」

照「!!」クハッ!

照(膝枕!!しかし江口はまだ諦めてはいないはず!!)

竜華「怜ー、そろそろ起きんと」

怜「はぁー・・お出かけ辛いなぁ」

照(この夫婦感!!もはやこの2人は鉄板か?・・・なら2人を悲しそうに見つめる江口を二条が誘惑して・・・)ムラ

照(む!もう後半戦が始まるか)
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:18:03.44 ID:www6OGnV0

恒子「準決勝第1試合、先鋒後半戦!」

ビーーーーーーッ

恒子「スタートです!!」

照(集中・・・)キッ

東4局 2本場

照「カン」チャッ メクリ

照「・・・」ツモ

照「リーチ」タン

煌「・・チー!」チャッ

怜(カンドラ・・・)

煌(とんでもない手になってそうですね・・・)チラ

玄(ドラいっぱいあるのに・・手は全然出来てないし・・・ドラ以外の牌は全部危ないような気がするし・・)ウルウル
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:18:36.28 ID:www6OGnV0

玄「・・・・」タン

照「・・・」チャッ..タン

煌「・・・」チャッ.....タン

怜「・・・・」チャッ.........タン

玄(どうしよう・・・)ツモ ドラ

玄(お姉ちゃ〜ん)ウルル

玄(うう)タン

照「ロン。10200」パタッ

玄「」ハワア

照(すまないな、手を抜く事は出来ない。そしてその涙目に興奮してしまう私を許してくれ)スマシ

照(大丈夫、君には高鴨や新子がいる。阿知賀こども麻雀クラブの面々だっている。だから心配無用だ)クールフェイス

怜(このままチャンピオンの連続和了を許すわけにはいかへん・・・そのためには・・・)フゥ

怜(・・・・今やったらいっぺん位、耐えられるかもしれへん・・・ごめんな・・竜華・・・)

怜(ダブル・・・・2つ先!!)キィイン
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:19:21.54 ID:www6OGnV0

ビーーーーッ

恒子「先鋒戦、決着〜〜!!」

玄「お疲れ様です!」ニコッ

照「お疲れ様でした」

煌「すばらでしたよ・・・」

照(・・・まさか倍満に振り込むなんて・・・)チラッ

怜「・・・・・・」

照(連荘を止められたのも、おそらく彼女の力によるものが大きいだろうけど)

照(・・・途中から明らかに辛そうだった・・・病弱だというし、大丈夫なのだろうか?)

照(千里山のメンバー、早く彼女を抱きしめてやってくれ)

照「・・・」タチアガル

怜「・・・・」ハ...ッ..ハッ...
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:19:54.62 ID:www6OGnV0

照「・・・千里山?」

照(これは・・・ただ消耗しただけとは思えない・・・)

玄「園城寺さん!」タタ

怜「だいじょうぶ・・仮病やから・・心配・・・・せん・・と・・って」グラリ

怜「」バタッ

玄「お、園城寺さん!!」

煌「しっかりしてください!!」

照「・・・・」

照(やはり・・・無理をしていたのか・・・)

竜華「怜!!」ダダダダ

照(・・・・・)

照(やはり園城寺には清水谷が・・・・いや)フルフル

照(こんな時に不謹慎だ。今は彼女の無事だけを祈ろう)

照(必ず元気になってくれ・・・そして、また素晴らしい百合を見せてくれ・・・)
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:20:27.41 ID:www6OGnV0

菫「そ」

渋谷「れ」

亦野「か」

淡「ら」

ビーーーーッ

恒子「準決勝、大将戦決着〜〜!!」

恒子「1位通過は白糸台高校!圧倒的強さを見せました!2位は阿知賀女子!じわじわと得点を稼ぎ、大将戦で逆転〜!!」

竜華「・・・・」

穏乃(清水谷さん・・・)

恒子「全国ランキング2位の千里山、準決勝で姿を消しました!」
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:22:33.33 ID:www6OGnV0

淡(明らかに園城寺さんの事を引きずっていた・・・可哀相だけど・・・)

セーラ「竜華!!」ダダッ

竜華「・・・・セーラ」

セーラ「今病院から連絡あって、怜は無事や!」

竜華「ホンマ!!?」ガタッ!

穏乃「!!」

セーラ「ああ!入院せなあかんみたいやけど、命に別状はないて」

竜華「よか・・・った・・・ホンマよかった・・・」ウルッ

穏乃(無事だったんだ・・・よかった)ホッ

淡(・・・・)ホッ
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/05(日) 23:23:09.17 ID:www6OGnV0

翌日――

照「・・・・」ペラッ

菫「・・・・」

渋谷「・・・・」ズズ

亦野「・・・・」

淡「・・・・」

ガチャッ

監督「たった今、準決勝Bブロックの試合が終了した」

照「・・・・」パタン

菫「どこが勝ち上がったんですか?」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/05(日) 23:23:41.70 ID:www6OGnV0

監督「1位は・・・清澄高校」

照「・・」ピクッ

監督「2位は姫松高校だ」

淡「臨海女子が負けたんですか!?」

監督「ああ。清澄の大将にまくられて僅差の3位だ」

渋谷「まさか清澄が1位とは・・・」

照「・・・・」

照(咲・・・ここまで追ってくるとは・・・)

照「・・・監督」

監督「ん?どうした?」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/05(日) 23:24:14.01 ID:www6OGnV0

照「決勝戦・・・私を大将に変更してもらえないでしょうか?」

監督「なに?」

菫「照?」

淡「え?」

渋谷・亦野「??」

淡「そ、そんな事出来るんですか?」

監督「・・・一応な。大会の運営にオーダーを再提出して、対戦相手全員に変更内容が伝わる、という仕組みだ」

菫「しかしそれだとさらに相手もオーダーを変更することになりますよね?」

監督「うむ、だから再提出は1度きりという決まりだ」

渋谷「そんなルールがあったなんて・・・」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/05(日) 23:24:46.52 ID:www6OGnV0

亦野「今までそういうケースってあったんですか?」

監督「ああ、少ないがな。とにかくオーダーの変更は可能だが・・・・」

照「・・・」

監督「それはチームを想っての事か?それとも個人的な事か?」

照「・・・・・個人的な事です」

監督「・・・・」

照「ですが、結果的にチームの為にもなると思います」

菫・渋谷・亦野・淡「・・・・・」

監督「・・・・大星」

淡「あ、はい」
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/05(日) 23:25:20.72 ID:www6OGnV0

監督「宮永と代わってもらえるか?」

淡「はい、私は大丈夫です」

監督「そうか・・・では、先鋒を大星、大将を宮永に変更する」

照「ありがとうございます。・・・大星もありがとう」

淡「い、いえ別に」

照「それにみんな・・・いきなりわがままを言ってすまない」

菫「気にするな」

渋谷「全然です」

亦野「とんでもないです」

照「ありがとう」

照(咲・・・)
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:25:57.39 ID:www6OGnV0

清澄高校

久「みんなー、ちょっといい?大事な報告があるわ」

和「大事な・・・ですか?」

優希「ま、まさか!タコスが持ち込み禁止になったのか!!?」

まこ「そんなわけないじゃろうが」

咲「?」

久「すっごく珍しいケースなんだけど・・・白糸台のオーダーが変更されたわ」

和「え?」

優希「ほえ?なんでだじょ?」

まこ「この土壇場で?何かトラブルかのー?」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:26:29.34 ID:www6OGnV0

咲「!!(もしかして)」

久「先鋒が大星 淡。そして大将が・・・・・宮永 照に変更よ」

和「それって・・・」

優希「咲ちゃん・・・」

まこ「ほお」

咲「!!!!」

咲(お姉ちゃん・・・!!!)

咲(私の為に・・・・?)ギュッ

久「ルールではこちらもオーダー変更出来るんだけど・・・」

和・優希・まこ・咲「・・・・」

久「このままでいいわよね。むしろやりやすくなった、と言えるかもしれないわ」

咲(やっと・・・お姉ちゃんと・・・・直接戦える・・・・麻雀を通して話せるんだ・・・)ワクワク
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:27:01.55 ID:www6OGnV0

決勝戦――

恒子「副将戦、決着〜!!」

恒子「白糸台が1位をキープ、約50000点差の2位に清澄高校、それを追う姫松高校と阿知賀女子!最後の巻き返しを狙います!!」

白糸台  148000

清澄高校  99000

姫松高校  82600

阿知賀女子 70400
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:27:51.24 ID:www6OGnV0

照「・・・・」

照(そろそろか・・・)

照(既に監督からデータはもらった・・しかし今回は妄想するよりも・・・)

アナウンス「まもなく大将戦です」

照「・・・」スクッ

菫「照、頼んだぞ」

渋谷「照先輩、お願いします」

亦野「お願いします」

淡「照先輩、頑張って下さい」

監督「落ち着いて行って来い」

照「はい、行ってきます」
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:28:49.89 ID:www6OGnV0

ステージ

照「・・・・」スワリ

照(これが最後のインターハイ・・・)

照(・・・・)

穏乃「・・・・」スタスタ

照(高鴨・・・幼馴染と再会も果たしたようだな)

照(この短期間で決勝まで来た努力は尊敬に値する・・)

照(ここで敗れても君に文句を言う者はいない・・・思う存分、新子や松実 玄とイチャイチャするといい・・・)

照(もしくは変わり種として長野の面々・・・これもアリ)

恭子「・・・・」スタスタ
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:29:21.58 ID:www6OGnV0

照(姫松の末原・・・)

照(相手が弱かろうと油断しない注意深さは素晴らしい)

照(しかし、時にそれが仇となる)

照(きっと自分の事を好いてると思っても、警戒心からなかなか踏み込めないんだろう・・・)

照(もっと素直になれ!君が素直に感情を現せば普段とのギャップがある分、君を抱く子は興奮するはずだ)

咲「・・・・・」スタスタ

照(・・・・・咲)

咲(お姉ちゃん・・・やっと・・・・やっと話せるね)

照(・・・・・)

咲(お姉ちゃんと話す為に・・・ここまで来たよ)
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:30:13.16 ID:www6OGnV0

恒子「・・決勝、大将戦、開始です!!」

ビーーーーーッ

東1局

起家 高鴨 穏乃

南家 宮永 照

西家 末原 恭子

北家 宮永 咲
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:30:45.02 ID:www6OGnV0

穏乃「・・」タン

照(始まった・・・)ツモ....タン

咲(お姉ちゃん、久しぶりだね)ツモ...タン

照(ああ、いつ以来だろう?)

咲(ずいぶん経ったよね)

照(・・・ああ、そうだな)

咲(でも・・・今でも気持ちに変わりは無いよ)

照(・・・)

咲(私は姉妹百合が好き。それは絶対変わらない)
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:31:27.41 ID:www6OGnV0

照(・・・前も言ったはず。姉妹百合は邪道だって)

咲(なにが邪道なの!!?納得出来ないよ!むしろ王道中の王道だよ!!)

照(私は先輩後輩の関係とか、親友に告白とか・・・そういう甘酸っぱいものがいいんだ)

咲(お姉ちゃんはいつもそう!!心の機微に重きを置くような事言ってるけど・・・ただイチャイチャするのが好きなんだよ!!)

照(それは違う!!)

咲(何が違うの!?お姉ちゃんが好きなのは、すぐにエッチになだれようなエロ漫画的展開だよ!!)

穏乃「ツモ。1600オール」パシッ

照(何を言っているんだ!!エロ漫画呼ばわりは許せん!!)

咲(だって、絆とかつながりとかに重点を置いてるなんて言っても、お姉ちゃんの頭の中じゃ『らめぇ』とか『私のお大事がぁ』とか・・・ただエッチなだけだよ!!)

照(ふざけるな!!好きな女の子に触れたい気持ちを"エッチ"の3文字で片付ける咲の方が不純だ!!)
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:32:07.06 ID:www6OGnV0

咲(お姉ちゃんの場合は展開が早すぎるんだよ!もっと小さい出来事を重ねていかないと、ただの欲望だけに感じるよ!)

照(なんだと!!)

咲(その点、私は純粋だよ!!姉妹百合を想ってここまで来たんだから!そんな私の愛を認めるべきだよ!!)

照「ツモ。400ー600」パシッ

照(何度も言わせるな。姉妹百合は邪道だ)

咲(全然邪道じゃないよ!むしろ至高!実妹攻略可能なゲームも増えたんだよ!!?妹は宝物だよ!)

照(何を!!両親が不自然なくらい関わらないだろうが!!どっちとも取れる表現のものも多い!!それに実妹ゲームだと?主人公は男ではないか!!)

咲(姉妹でもないのに"お姉さま"なんて言う方が間違ってるよ!!)

照(それこそ絆だ!!古き良き時代の『兄貴と呼ばせてくだせえ』というものがあるだろう!!)

咲(それは百合と呼ばないよ!友情と恋心の区別はつけるべき!)
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:32:54.14 ID:www6OGnV0

照(馬鹿な!友情こそ百合と言ってもいいくらいだろう!)

咲(お姉ちゃんの悪い癖がそれだよ!ただの女子の友情物語も百合にしてしまう・・・)

照(それのどこが悪い!!)

咲(それは清々しい青春漫画すらも己の欲望の材料にしてしまうって事だよ!!全てを百合に結び付けて!!)

照(なんだと!?)

咲(昔はタッ〇で百合妄想が出来るお姉ちゃんを尊敬してたけど・・・タッ〇を百合スポーツ漫画だって断言するのは無理があるよ!)

照(百合パラダイスの長野にいる咲に何がわかる!!右も左も百合カップルだらけ・・・白糸台なんて無理矢理妄想しなければ百合などかけらもない!!
  みんな喋らない!!どうなっているんだ!!)

咲(そのパラダイスから逃げたのはお姉ちゃんだよ!!!!!)ゴォオ

照(!!!)

咲「カン!・・・・・・ツモ。1000−2000」パラッ
51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:34:07.78 ID:www6OGnV0

咲(長野にいたらお姉ちゃん×私も加わって、全国1位の百合県になったのに・・・)

照(馬鹿を言え!!お前には原村 和がいるだろう!)

咲(それがお姉ちゃんの悪い癖だよ!!)

照(なんだと!!頬を赤らめて下の名前で呼ぶ事になったんだろう!?これが百合でなくてなんなんだ!!)

照「ツモ。300−500」パシッ

咲(それだけでカップルと決めつける悪癖こそ唾棄すべきだよ!!)

照(難しい言葉を使うな!!)

咲(和ちゃんは仲のいい友達・・・。恋人じゃないよ)

照(贅沢病が出ましたよ!!あのルックスとスタイルで、何を文句を言う事がある!明らかにお前に好意を寄せている!!勝者の余裕か!?咲よ!!)

咲(そんなんじゃないよ!確かに可愛いしスタイルもいいけど・・・ヤンデレもチラつくし、付き合う気はないよ!!)

照(死ぬほど愛されて眠れないなんて素晴らしいじゃないか!そこまで肥えたか!)

咲(ヤンデレは当事者にとっては怖いんだよ!!それがわからないの!!?)

照「ツモ。1300−2600」
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/05(日) 23:34:51.81 ID:www6OGnV0

南1局

照(ああわからないさ!ヤンデレに愛された事がないのでな!!)

咲(周りが見えてないね・・・弘世 菫さんなんて、ヤンデレの素質十分だよ!!)

照(はははは!これは傑作だ!菫がヤンデレだと?咲のコンピューターは壊れているな)

咲(ふふ・・百合妄想に固執するあまり冷静に分析する事が出来なくなっているんだね・・・お姉ちゃん)

照(・・・なんだと?)

照「ツモ。2000−4000」

咲(頭が良くてクール・・・そして感情表現が下手そうな弘世さんみたいなタイプは・・・・・・・・・病むよ)フッ

照(!!)ゾゾ

照(馬鹿!怖い事を言うんじゃない!姉を脅えさせる妹が何処にいる!!)

咲(その固定観念を覆す心地よさも姉妹百合の良さの1つだよ・・・)フフフ

照(何?)
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:35:25.51 ID:www6OGnV0

咲(立場の弱い妹が・・・姉を支配する・・・そんな展開にワクワクできるんだよ)

照(・・・・尻尾を出したな)

咲(え?)

照(今の咲の言い方・・・結局咲もエロ漫画的思考に行き着いているではないか!!)

咲(あ・・・)

照「ツモ。6000オール」ジャラッ

照(これでわかっただろう?私を責めていた言葉が、咲にも当てはまるという事が!!)

咲(それは違う・・・)

照(なに?)

咲(私は・・・百合を欲望のはけ口にはしない!)

照(それは私も同じ事!当たり前の事を大声でのたまうほど無様な事は無い!!)ハハ
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:36:13.32 ID:www6OGnV0

咲(・・・・・それはどうかな?)

照(・・・え?)ツモギリ

咲「カン」チャッ

咲(覚えてる?私が小学生高学年の時・・・)

照(?)

咲「カン」

咲(おつかいを頼まれて、スーパーに出掛けたんだけど)

照(・・・?)

咲(お姉ちゃんに頼まれたの物がなんだったかを忘れちゃって、家に聞きに戻った事があったの)

照(・・・・??)

咲「カン」

咲(その時・・・お姉ちゃんの部屋に行ったら・・・)

照(!!!)
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:36:47.51 ID:www6OGnV0

咲(お姉ちゃん・・・女の子同士の絡みが載ってるエッチな本を見ながら・・・自分で・・・してたよね?////)

照(!!!!!!)

咲「カン」チャッ

咲(欲望のはけ口にしてたよね?バッチリ見ちゃったもん!!)

照(〜〜〜〜////)アワワア

咲「ツモ。四槓子、32300です」

恒子「なんと!役満が出ました〜!!しかも1位の白糸台、宮永照!責任払いの32000点!!」

咲(あの時、お姉ちゃんの全部を見ちゃったよ・・・・)フフフ

照(うう・・・・)

咲(忘れ物もしてみるものだね・・・)アハハ

照(・・・もう!!私が頼むのは魚肉ソーセージだけだろう!!何故予測できなかった!!!)

咲(ごめんね・・お姉ちゃんと違って、子供だったからね)イヒヒ

照(・・・・)クッ
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:37:23.46 ID:www6OGnV0

恭子(何やこの2人・・・全然太刀打ちでけへん)

穏乃(うう・・・和了るどころか・・・聴牌すら出来ないよ・・・)

照(それを言うなら私にもあるぞ・・・)

咲(え・・・?)

照(咲が中学生になったばかりの頃・・・)

咲(あ・・)

照(私がお風呂に入っている時、こっそりと脱衣所にやってきて、私の脱ぎたての下着を手に取り・・・)

咲(あああ!!)ソレハ!!

照(匂いを嗅いでいただろう)

咲(・・・・・)ワナワナ

照(姉妹百合というのは、相手のショーツを盗み嗅ぐ事をモットーとしているんだな)ヘエ

咲(そ・・それは)

照「ツモ。700−1300」

咲(くっ・・・・)
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:39:18.39 ID:www6OGnV0

恒子「前半戦終了〜!!!」

白糸台高校 148500

清澄高校  121100

姫松高校   69100

阿知賀女子  61300

照(・・・・続きは後半戦でな)スクッ

咲(・・・・)コク

恭子(アカン・・・) 

穏乃(うう・・・)
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:41:35.26 ID:www6OGnV0

白糸台控室

菫「まさか清澄がここまで強いとは・・・」

淡「はい・・・でも、照先輩なら大丈夫ですよ・・・」

渋谷「うん」

亦野「照先輩を信じましょう」

菫「そうだな」

淡「」コクリ

監督「・・・・」コク
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:42:23.91 ID:www6OGnV0

廊下――――

照(・・・)ハシラノ カゲカラ ヌスミミル

咲(・・・)オナジク カゲカラ ヌスミミル

穏乃「・・・・ごめん、みんな・・・」

憧「何言ってんの!あたしらが点を稼げなかっただけで、しずは全然点棒取られてないじゃん!!」

玄「そうだよー。ごめんね、私がいっぱい取られちゃったから・・・」グス

宥「それなら私も・・・ごめんね穏乃ちゃん・・・」

灼「それを言うなら私だってそう・・・ガーターとスプリットばかりで・・・穏乃にいい形でバトンを渡せてたら・・・・」

穏乃「みんな・・・」
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:42:39.03 ID:XcMZh6Bdo
めちゃくちゃ面白い
支援
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/05(日) 23:42:56.02 ID:www6OGnV0

照「・・・・・」

咲「・・・・・お姉ちゃんはどう見る?」

照「・・・・」

照「ここまでの展開から、高鴨はおそらく1度も和了れずに終わると予測できる」

照「試合後、みんなと悲しむが・・・・一段落ついて、ホテルに戻る」

照「そこで同室の新子と再び試合の話になる」

咲「うん」

照「責任を感じて泣いてしまう高鴨。しかし新子は・・・」

照「『しずのせいじゃない!だから泣かないで!!』と抱きしめる」

咲「うん」

照「落ち込んでる状態で迫る事に罪悪感を感じながらも、新子は高鴨に迫り、キスをする」

咲「・・」

照「そして体を重ねる・・・」

咲「・・・・・」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/05(日) 23:43:27.38 ID:www6OGnV0

照「・・・咲はどう見る?」

咲「・・・私は・・」

咲「落ち込む高鴨さん。それを励ますみんな」

咲「高鴨さんは仲間の大切さに改めて気付く」

照「ふむ」

咲「そして大会が終わっても、その気持ちは残り、やがて愛情へと変化していく」

照「ほう」

咲「でもその気持ちが誰に向かっているか・・・自分でも分からない・・・戸惑う高鴨さん」

咲「そこにやってくる和ちゃん」

照「ん?」
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:44:32.66 ID:www6OGnV0

咲「決勝の頑張りを見ていた和ちゃんが、高鴨さんを励ます。その時、高鴨さんの中に燻ぶっていた気持ちが動き出す」

照「・・・?」

咲「『和・・・私、和の事が・・・』自分を突き動かしていた原動力が和ちゃんだった事を思い出し、その気持ちを和ちゃんにぶつける」

照「んん?」

咲「それを受け入れる和ちゃん・・そして2人は幸せになりました・・・って感じかな?」

照「そこで原村 和を出す必要があるか?」

咲「だって・・・高鴨さんが大会に出る事になったのも、和ちゃんに会うためだよ?」

照「きっかけはそうかもしれない・・・しかし、もはや原村 和よりチームメイトの方が好きになっている。『愛情に変わっていく』と、咲が自分で言ったじゃないか?」

咲「それは・・・」

照「咲はヤンデレの原村 和を他の人とくっつけて、自由になりたいだけじゃないのか?」

咲「そ、そんな訳ないよ!邪推はやめてよ!」
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:45:23.51 ID:www6OGnV0

照「いや、そもそもヤンデレというのも咲が言い出した事で、事実無根かもしれん!自分が付き合いたくない気持ちがそういう設定を生み出したとも言える!」

咲「ち、違う!!和ちゃんはヤンデレの才能があるんだよ!!」

照「私が聞いた限りでは、咲に強い愛情を抱いているようだが、ヤンデレの要素は感じ取れなかった」

咲「うぅ・・・」

照「悪い事は言わない。・・・原村 和と付き合ってみたらどうだ?嫌いではないのだろう?」

咲「・・・嫌いじゃないけど・・」

照「なら何故付き合わない?他に好きな人がいるというのか?」

咲「そ、それは・・・」

照「・・・・・」

咲「・・・・・・・・」

照「・・・・・トイレに行ってくる」

咲「あ、私も」ツイテク
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:45:56.61 ID:www6OGnV0

トイレ

照「・・・・」パタン...ガチャ

咲「・・・・」

照「・・・・・なぜ外で待っている?」

咲「え?」

照「用を足しに来たのではないのか?」

咲「うん・・・でもまだ、いいかな?って」

照「・・・・・・」

咲「・・・・・・私の事はいいから、お姉ちゃんはしちゃっていいよ」

照「・・・・・・」

咲「・・・・・・」
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:46:29.24 ID:www6OGnV0

照「・・・・なぜ黙る?」

咲「え?だって喋ったら聞こえな・・・・」ハッ

咲「・・・お姉ちゃんが集中して用を足せるようにね」

照「・・・」ハァ

咲「・・・・・」ミミヲスマス

照(もう・・・仕方がない・・・)スゥー

照「たとえ深い闇に〜♪」

咲「!!」

照「はぐれて迷い込んでも〜♪」

咲(私に音を聞かせないために!!?)クッ

照「私ならば間違えずにあなたのこと見つけられる〜♪」

咲(もうしてる!?・・・わからない、全然聞こえない!!)クッ

咲「あ」ブルッ

咲(私も限界・・・っ!)ガチャ...バタン

照(まったく・・・)フゥ
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:47:01.62 ID:www6OGnV0

東1局

起家 宮永 咲

南家 高鴨 穏乃

西家 宮永 照

北家 末原 恭子

白糸台高校 148500

清澄高校   121100

姫松高校    69100

阿知賀女子  61300
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:47:39.58 ID:www6OGnV0

ビーーーッ

恒子「決勝、大将戦後半戦、スタート!!」

照(インターハイ最後の半荘・・・)

穏乃(最後まで諦めない・・・)

咲(お姉ちゃん・・・・)

恭子(宮永照がラス親ちゃう事が救いや・・・まだ可能性は0ちゃう・・・・ねばるで・・・)

咲(お姉ちゃん・・・これが最後だね)

照(そうだな)

咲(私、諦めてないよ)

照(当然だろう。30000点など射程圏内だからな)

咲(優勝もだけど、姉妹百合もだよ)
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:48:11.75 ID:www6OGnV0

照(・・・まだ言うか・・私は認めない)

咲(そこを曲げてもらうよ)

咲「カン」チャッ

照「!?」

咲「ツモ。4000オール」ジャラッ

照(なかなかやる・・・)

咲(それだけ、私の姉妹百合への想いが強いって事だよ)

照(ククク・・・・)

咲(!?)

照(可愛いな・・・咲よ)

咲(・・・・どういう事?)
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:48:43.86 ID:www6OGnV0

照(咲の姉妹百合への想い・・果たして本当かな?)

咲(・・・?)

照(先ほどのインターバルの時の高鴨の件だが)

咲(・・・それが何?)

照(何故松実姉妹を無視し、原村 和を登場させた?)

咲(あ・・っ!!)

照(姉妹百合に固執しているはずの咲・・・しかし、松実姉妹のまの字も無かったなぁ・・・)クク

咲(ああ・・っ!!)

照「ツモ。400−600」パシ

照(それだけじゃない。愛宕姉妹に対してもそうだ)

咲(!!)
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:49:16.23 ID:www6OGnV0

照(トイレの帰り道、咲は気付かなかったようだが、姫松高校の控室の前を通るルートで戻ってきたんだ)

咲(えっ!?そんな地味な作戦が!!?)

照(控室の中から漏れる愛宕姉の心配そうな声・・・そして『お姉ちゃん』という愛宕妹の声・・・)

咲(・・・・)

照(気付きもしなかったようだな・・・それで姉妹百合をどうこう言えるのか!!)

咲(くっ)

照(前半終了直前の事もそうだ。私のショーツの匂いを嗅ぐなどという変態行為・・・これをどう言い訳する?)

咲(・・・それは・・健康チェックだよ)

照(健康チェック?はん!匂いで何が分かるというんだ)

咲(わかるよ!お姉ちゃんの匂いなら!)

照(何を馬鹿な・・・)

照「ツモ。500−1000」ジャッ
72 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:50:02.82 ID:www6OGnV0

咲(・・・・ねえお姉ちゃん・・・・私、ずっと気になってた事があるの)

照(・・・なんだ?)

咲(前に私が1人でお姉ちゃんに会いに行った時もそうだけど・・・うちから出ていくちょっと前から・・・一言も口を利いてくれなかったよね・・・?)

照(・・・ああ)

咲(・・・それも私が姉妹百合を好きだから・・・?)

照(違う)

咲(じゃあ何で!!?)

照(・・・・私が気付いていないと思ったか?)

咲(え?)

照(咲が1番気に入ってるワンピースあるよね?)

咲(あ・・・・あ・・)
73 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:50:43.21 ID:www6OGnV0

照(私のショーツの股間部分を切り取って!股間部分だけを縫い合わせて作ったワンピース!!)

咲(き・・・気付いて・・・たの・・・?)

照(当然だろう!ある日からほとんどのショーツに穴ぼこが開いてるのだから!!)

咲(うぅ・・)

照(おかげで私はしばらく股間丸出しの生活を余儀なくされたんだ)

照「ツモ。4000オール」

咲(・・・気付いていたのに内緒にしてくれたんだ・・・)

照(当然だろう。そんな事が両親に知れたら、大騒ぎだ)

咲(お姉ちゃん・・・)ウル

照(しかし腹が立ったのは事実。だからしばらく口も利きたくなかった)

咲(そうだよね・・・ごめんなさい・・・)

照(・・・・反省しているならもういい)
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:51:16.20 ID:www6OGnV0

咲(でも私・・・本当にお姉ちゃんが大好きだから・・・)

照(・・・・)

咲(たくさんの股間に包まれたいって思って・・・)

照(・・・)エー

咲(・・・私が姉妹百合に目覚めたのはお姉ちゃんが原因なんだよ?)

照(!?)

咲「カン」チャッ

咲「・・・ツモ。3100−6100」

照(!!)

咲(お姉ちゃんと愛し合う妹・・・こんなに素晴らしいものはない)コーコツ

照(姉妹百合は邪道・・・だと言っている・・・)

咲(お姉ちゃん・・・・邪道邪道って・・・何が邪道なの?理由を言ってよ!!)
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:51:55.81 ID:www6OGnV0

照(血の・・・繋がった姉妹で・・・愛し合っても・・・最後にはバッドエンドが待っている)

咲(それは極論だよ!作品にもよるし、素晴らしい事もたくさんあるよ!)

照(私は・・・鬱展開は嫌なんだ・・・切ないくらいはいいが・・・・心中とかも無理なんだ)

咲(それは姉妹百合に限った事じゃないよ!!そこを妄想で補ったり、繕うのが腕の見せ所だよ!現実を見過ぎないで!!)

照(しかし・・・・)

咲(お姉ちゃんの好きなエロ漫画でも、姉妹で甘々エッチしまくってもなんともなかったりするよ!)

照(私はエロ漫画好きではない!!定期購読していないからな!)

咲(じゃあ好き嫌いはいいよ!姉妹でエッチしても大丈夫だよ!!ばれなきゃいいもん!それともお姉ちゃんは外でエッチしたいの!?)

照(そんな事を言っているのではない!!咲、ちょっと思考がぶっ飛びすぎている!少し落ち着け!!)

咲(私は落ち着いてるよ!)
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:52:29.10 ID:www6OGnV0

咲「カン」チャッ

咲「ツモ。2000−4000」ジャラッ

咲(こんなにもね!)

照(・・・・)

南1局

咲(お姉ちゃんは・・・妄想ばかりで・・・自分はどうなの?)

照(何がだ・・・)

咲(せっかく女の子に生まれてきたのに・・・自分も参加しないの?)

照(な、何を言うんだ・・・)

咲(さっき白糸台は百合なんてかけらもないって言ってたけど・・・それはお姉ちゃんが怠けていたからじゃないかな?)

照(な・・・なんだと?)

咲(私はお姉ちゃんは受けだと思うけど・・お姉ちゃんが積極的に動けば・・・オチた子はいたはずだよ?)

照(く!!)
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:53:01.08 ID:www6OGnV0

咲(・・・お姉ちゃんが未経験の方が私的には燃えるけど・・・経験済みでも愛は決して冷めないよ)

照(・・・・・ばかりか)

咲(え?)

照(咲は性的なものばかりだな)

咲(!!!)

照(正直に言おう!私もその・・エッチなものは嫌いではない!しかし、咲ほど欲望に特化してはいない!!)

咲(そ、そんな事っ・・!!)

照「ツモ。700−1300」

照(いや、そんな事はある!!・・・そもそも私たちは百合にエロを持ち込み過ぎなのかもしれない・・・)

咲(あ・・・くっ・・・)

照(しかし、根底にあるのは愛なのだ!それは誓える!!)

咲(そ、それは私も)

照(ならば何故その気持ちを私ではなく、私の『物』にぶつける!?)

咲(!!)
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/05(日) 23:53:31.93 ID:www6OGnV0

照「ロン。8000」

穏乃「!!」

咲(そ、それは・・・奥ゆかしさだよ・・その人を想って・・・)

照(それにしても欲望が勝ちすぎている!私の気持ちなどお構いなしだ!穴あきショーツにあるのは哀愁だけだ)

咲(ううぐっ!)

照「ツモ。6000オール」

照(百合天国の長野に問題があるのかもしれない・・・周りにカップルが多すぎて感覚が麻痺するのも理解できる)

咲(・・・)

照(でも、最初の頃の・・・ちょっとしたイチャイチャでホッコリしていた頃の自分を・・・忘れないで)

照「ロン。24300」

恭子「!!」
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:54:03.84 ID:www6OGnV0

咲(お姉ちゃん・・・)

照(・・・・昔の私は、頑なに姉妹百合を拒んで・・・咲を傷付けてしまったと思う・・)

照(それについては本当に悪いと思ってる・・・度量の狭い姉でごめん)

咲(お姉ちゃん・・・・・・・・・私、お姉ちゃんが好き。それに姉妹百合も大好き)

照(・・・うん)

咲(だから・・・お姉ちゃんに姉妹百合を認めてもらいたくて・・・そのためにはもっと好きにならないと、って思ってた)

照(・・・)

咲(でも、それに囚われすぎてたみたい・・・)

照(そうか・・・)
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:54:37.28 ID:www6OGnV0

咲(・・・お姉ちゃん、パンツに勝手に穴を開けて・・・ごめんなさい)

照(うん)

咲(そのワンピースを着て商店街を練り歩いて・・・ごめんなさい)

照(うん)

咲(今でも週1で着て出掛けてて・・・ごめんなさい)

照(もう絶対やめてくれ)

咲(私は・・・・・ただお姉ちゃんとこうして百合について語り合いたかっただけだったのかもしれない)

照(うん)

咲(そもそも私は姉妹百合でも妹を可愛がる方が好きだし)

照(そうか)フフ

咲(なんか・・・すっきりした)ハ
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:55:15.75 ID:www6OGnV0

咲「・・・ツモ。500−700」

照(次はオーラス・・・話は試合終了後にしよう)

咲(うん・・・じゃあ切るね)

照(切るってなんだ)ハハ

スゥ...

照(・・・・最後・・か)

咲(・・・・もうお姉ちゃんの声は聞こえない・・・)

咲(・・・・・・)

咲(お姉ちゃんとの差は61400)

咲(役満直撃で逆転・・・)

咲(オーラス・・・必ず逆転する!!)ゴゥッ!!
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:56:00.29 ID:www6OGnV0

南4局 ドラ4索

親 末原 恭子

4巡目

照(・・・)

4 5 6 6 7 8 4 5 6 8 8 4 5
萬 萬 萬 萬 萬 萬 筒 筒 筒 筒 筒 索 索

照(タンピン3色ドラ1・・・)
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:56:50.54 ID:www6OGnV0

照「・・・」ツモ

照(・・・・)チャッ..タン

恭子「・・・」ツモ..ツモギリ

恭子(手が全然進まん・・)

咲(・・・)ツモ..ツモギリ

穏乃(・・・・うう)ツモ..ツモギリ

照(・・・・・)ツモ

照(・・・)チャッ..タン

恭子「・・・・(9索)」ツモ..ツモギリ

咲「ポン」チャッ..タン
84 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/05(日) 23:58:09.50 ID:www6OGnV0

咲(・・・・)

1119911111ポ999
萬萬萬萬萬筒筒筒索索ン索索索

咲(清老頭テンパイ・・・それにこのポンで、お姉ちゃんの次のツモは1萬、その次のツモは1筒。どちらもお姉ちゃんには不要牌・・・)

咲(この1萬か1筒をカンして嶺上牌が9索・・・この9索をカンして嶺上牌の1索をツモ・・・)

咲(・・お姉ちゃんがオリなければ責任払いでまくれる・・・普通ならオリるだろうけど・・)

咲(お姉ちゃんはきっと・・・)
85 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:01:08.14 ID:dWoQ2txG0

咲(・・・・)

11199@@@TT

ポン\\\

1・・・萬子
@・・・筒子
T・・・索子


咲(清老頭テンパイ・・・それにこのポンで、お姉ちゃんの次のツモは1萬、その次のツモは1筒。どちらもお姉ちゃんには不要牌・・・)

咲(この1萬か1筒をカンして嶺上牌が9索・・・この9索をカンして嶺上牌の1索をツモ・・・)

咲(・・お姉ちゃんがオリなければ責任払いでまくれる・・・普通ならオリるだろうけど・・)

咲(お姉ちゃんはきっと・・・)
86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:02:46.36 ID:dWoQ2txG0

照「・・・・」ツモ

照(1萬・・・)

照(・・・・・・・・・・)ツモギリ

咲「・・カン!」チャッ

咲(9索)ツモ

咲「もいっこ、カン!」チャッ

咲(嶺上牌は1索!これで・・・)

照「ロン」

咲「え・・・・っ!?」

照「2000」ジャラッ

456678CDEGGZ[

咲(槍槓(チャンカン)、ピンフ・・・!!)

咲(捨て牌に4索と5索!・・・・3色とドラを捨てて・・・)
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:03:40.54 ID:dWoQ2txG0

恒子「た、大将戦決着〜!!!!!!そしてっ!!」

恒子「白糸台高校、史上初の3連覇達成〜〜!!!!」ワアーーーーー!!

大将戦 結果――

白糸台高校 206100(+58100)

清澄高校   140700(+41700)

阿知賀女子  31600(−38800)

姫松高校  21600(−61000)
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/06(月) 00:04:30.12 ID:dWoQ2txG0

照(・・連続和了を止められたにも関わらずあの牌勢・・・やはり罠だったか)

照(あのまま3色を追っていたら・・・その嶺上牌で仕留められていたのだろうな)

咲(・・・自分が和了る事だけを考えて・・・捨て牌に意識を向けてなかった私のミス・・・?)

咲(ううん、この打ち方以外で勝てる方法は無かった・・・単純にお姉ちゃんが私より凄かったんだ・・・)

照「咲」スクッ

咲「え?」

照「・・・ありがとう。ここまで来てくれて、嬉しかった」テヲ サシダス

咲「あ・・・・うん!!」スクッ..テヲ ニギル

照「・・・・」フフ

咲「・・・・」ニコ
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/06(月) 00:05:03.85 ID:dWoQ2txG0

照(今度・・・)

咲(え?)

照(オススメの姉妹百合作品を教えて・・・)

咲(お、お姉ちゃん///)

照(咲の好きな作品を・・・)

咲(うん!!!いっぱい持ってくね!!)

穏乃「・・・・・」グスッ

憧「しず!!」ダダッ

照・咲「?」

穏乃「あ・・・あこ・・・」

憧「・・・・・」スタスタスタ
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:05:35.99 ID:dWoQ2txG0

穏乃「ご・・・ごめん・・・私・・・全然・・・」グズッ...

憧「・・・・・」スタスタ

穏乃「うぅ・・・」

憧「しず」ギュッ

穏乃「あ・・」

憧「しずは頑張ったよ」ギュゥウ

穏乃「・・・あこぉ〜」ワァアン

憧「今日は・・・ずっとあたしが一緒にいるから。ゆっくり休もう?」

穏乃「うん」グス

憧「お腹いっぱいご飯食べて」

穏乃「うん」グス

憧「お風呂も一緒に入って」

穏乃「うん」グスグス
91 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:06:07.59 ID:dWoQ2txG0

憧「・・・シャワー当てあいっこしよ?」

穏乃「うん」グスグス

憧「裸で一緒に寝よ?」

穏乃「うん」グススススン

憧「・・・約束だよ?」

穏乃「うん!」グスッスススン

咲(お姉ちゃん)

照(ああ・・・)

照・咲(・・・せーの!)
92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:06:38.70 ID:dWoQ2txG0

照(憧×穏乃!!)

咲(穏乃×憧!!)

照・咲(えっ!?)

照(馬鹿な!今は明らかに新子の策略!何故そうなる!?)

咲(高鴨さんは純粋故に、策略を策略と気付かずに新子さんが悶え死ぬような可愛い事を天然でしちゃうんだよ!!それでいつの間にか主導権を握って・・・・)

照(な・・・なるほど・・それもアリだな・・・)

恭子「・・・・」
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:07:24.29 ID:dWoQ2txG0

恭子(ぐうの音も出んとはこの事か・・・みんなになんて言うたらええねん・・・)

洋榎「恭子!!」ダダダ

恭子「しゅ、主将・・・」

照・咲(今度はこっちか!)

恭子「・・・なんも言い訳ありません。私の責任です」

洋榎「・・・いや、うちも大して稼げへんかったし・・・」

恭子「プラスってだけで十分ですやん」

洋榎「あ〜・・・え〜、なんちゅうか〜」ウーン

恭子「・・・?」
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:07:54.12 ID:dWoQ2txG0

洋榎「ようは慰めに来たんや!!恭子が落ち込んどるから!!」

恭子「へ・・?そら、落ち込んでますけど」

洋榎「だから慰めに来たんや!!どうしたら元気になんねん!!教えてぇや!!」

恭子「・・・本人にそれ聞きます?」

洋榎「・・・・ぜったい恭子に元気になって欲しいねんもん・・・」ブー

恭子「主将・・・」

洋榎「どうしたら元気になんねん・・・恭子が元気ないのは嫌や・・・」ショボン

恭子「あ・・あの・・・」

洋榎「ん?」
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:08:27.67 ID:dWoQ2txG0

恭子「しゅ、主将に・・・ギュッってしてもらうとか・・////」

洋榎「え?ギュッって・・・どこをどうすんの?足踏んだらええの?」イタイデ?

恭子「ちゃいますよ!あの・・・」ユビサス

洋榎「ん?」ドコ サシテンネン?

憧「体に塗った生クリーム舐めあおう?」ダキシメー

穏乃「うん」グスッスススン

洋榎「おお?////」

恭子「あ、あんなかんじ・・・ええなぁ・・・なんて・・・////」

洋榎「おー・・・////」

恭子「・・・////」
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:08:56.60 ID:dWoQ2txG0

洋榎「ほな・・い、行くで」

恭子「は、はい///」

洋榎「い、痛かったら手ぇ挙げてな//」

恭子「歯医者やないんですから」クス

洋榎「・・・・」ギュッ

恭子「あ・・・・・////」

洋榎「・・・・・」ギュゥウゥ

恭子「////」

洋榎「な、なんか言うてぇな」

恭子「え・・その・・・あったかいです///」

洋榎「そ、そうかー?へ、へぇ〜///」マッカッカ

照・咲(・・・・)
97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:09:29.76 ID:dWoQ2txG0

照・咲(せーの!)

照(洋榎×恭子!)

咲(恭子×洋榎!)

照(!さっきのを踏まえたのに・・・また逆!?無邪気な愛宕姉が攻めじゃあ・・・?)

咲(それも至高。でも私はこっちを推したい)

咲(始めは2人ともとてもいい関係・・・末原さんも心を許し、愛宕さんも今以上に末原さんを愛する)

咲(・・・でも)

照(・・・・)ゴクリ

咲(末原さんは愛宕さんを尊敬し、愛しながらも、心の底では愛宕さんの才能に嫉妬していた・・・)

咲(素直に自分に甘える愛宕さんを可愛いと思いながらも、だんだんと自分の中の悪い部分が顔を出す)
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:10:09.16 ID:dWoQ2txG0

咲(普段の強気な物言いとは正反対で、好きな人に対しては従順な愛宕さんに対し、末原さんは恥ずかしい命令を出す・・・)

照(はぁ・・・はぁ・・・)ムヒョージョー

咲(そのやりとりで、末原さんは愛宕さんの隠れた性癖を発見する)

咲(ずっと脚光を浴び、挫折も無く、人から称賛され続けてきた愛宕さんは、心の何処かに責められたい願望があった)

照(なんて・・事だ・・・)クールフェイス

咲(やがて愛宕さんは末原さんの犬としての立場を受け入れ、裸に首輪をつけた姿で、末原さんに連れられ、夜な夜な散歩へと繰り出すことになる)

照(ひ、ひひぃー!!)クールフェイス

咲(ま、ベタでありがちな展開だけどね)

照(咲・・・よくそこまで・・・)
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:10:41.61 ID:dWoQ2txG0

和「咲さん!」ダダ

咲(げ!和ちゃん・・・)

照「原村 和・・・」

咲「ど、どうしたの?」

和「咲さんが戻らないので・・・心配になったんです」

咲「ありがとう。でも大丈夫だよ」

和「本当ですか?」

咲「うん」

照「・・・・・・・・」ドア ヲ ミル

照「・・・・・・・・」ミツヅケル

照「・・・・・・・・」ミツヅケテモ...

照(・・・・誰も来ない)エー
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:11:41.54 ID:dWoQ2txG0

照(・・・・・・)チラッ

憧「バンソウコウ2枚にしよ?」ギュー

穏乃「うん」グスリーノ

照「・・・・」チラッ

洋榎「なんか・・・ええなぁ、こうゆーの」ギュー

恭子「ですね///」

照(・・・・・寂しくなどないぞ!)

照(咲・・・私は戻る)

咲「あ、お姉ちゃん」

和「あ!あのっ、私、原村 和と申します!咲さんとは友達以上の関係を・・・」

咲「わあ!和ちゃん、いいから!ね?」クチ ヲ フサグ!

照「・・・・・」スタスタ

照(咲、個人戦で会おう)

咲(うん、今度は負けないよ)

照(そうか)フフ
101 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:12:12.76 ID:dWoQ2txG0

白糸台高校 宿泊先ホテル

夜―――

照「ふう」ガチャッ

照(疲れた・・・でも、いい1日だった)

照(咲と仲直りも出来たし、3連覇も成し遂げたし)ベッド ニ ネコロガル

照(・・・このまま寝てしまうか・・・)

菫「・・・」ガチャッ

照「・・・」

菫「もう寝るのか?」

照「・・・今考え中だ」
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:12:44.85 ID:dWoQ2txG0

菫「・・・・」スッ..ボフン

照(・・・?何故隣に座る?)

菫「今日は大活躍だったな」

照「・・・・そう?」

菫「ああ。団体戦の活躍もそうだし、個人戦も優勝したじゃないか」

照「・・・・うん」

菫「・・・・・今日の照は・・・その」

照「・・・・・?」

照(何が言いたいんだ?)
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:13:17.87 ID:dWoQ2txG0

菫「とても・・・・綺麗だった」

照「は?」

菫「・・・」スッ

照「え」

菫「・・・」チュ

照「わ!」バッ

照(首筋に・・・キス?)ワア

菫「ふふ・・・そんな反応されると・・・もっとしたくなるじゃないか・・・」チュ

照(ちょっと・・!?)
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:13:49.51 ID:dWoQ2txG0

ガチャッ

照「!!?」

照(まずい!こんな所を見られたら・・・)

淡「・・・・」

照「こ、これは違」

淡「ずるいですよ菫先輩、もう少し待っててくれてもいいじゃないですか」

照「え」

淡「元々同室っていう恵まれた立場なんですから」テクテク

菫「すまん、我慢できなくてな」チュ

照「ぁう!」ビク

淡「照先輩・・・可愛い・・///」

照「ああ・・あの」
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/06(月) 00:14:29.44 ID:dWoQ2txG0

淡「照先輩の指・・・」チュパ

照「うわあ!なにを」ドキ

ガチャ

渋谷「おまたせ」

亦野「早く・・・私にも・・・」

照「な、なに?どうなってるんだ」

菫「・・・それはこっちのセリフだ・・・」チュ

淡「いっつも私たちに熱い視線を送ってるじゃないですか・・・」ンク

渋谷「あんな目で見ておいて・・・その気になったら引くなんて・・許されませんよ」サワ..

照「あぅ!そこはさわらないで///」

照(熱い視線って・・・私はただ百合妄想を・・・)
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:15:00.67 ID:dWoQ2txG0

亦野「敏感なんですね」ナデナデ

照「んぅ!ちょと!まって!」ハァ

菫「みんなの意見は一致している・・・照。お前をみんなで愛したい。みんなお前が好きなんだ」チュー

照「な!」

照(そんな馬鹿な!!こんな・・・エロ漫画のような展開・・・)ハァハァ

コンコン

照「!!」

?「宮永、ちょっといいか?」

照(今の声は・・・監督!この状況を見られたらまずい!!)

監督「おーい?」

亦野「・・・・」スタスタ

照「!!?」

照(開ける気か!?なにを考えてる!!)
107 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:15:32.81 ID:dWoQ2txG0

亦野「・・・」ガチャ

監督「お!いたか・・・って亦野?」

亦野「・・・」シー

監督「ん?・・・・・・な!!」

照(いや、これはチャンス!!監督に止めてもらえれば・・・・)

照(監督!教え子が複数プレイの餌食になっているぞ!!助けてくれ!)

監督「・・・・」ガチャリ..カギシメ

照(え)

菫「脱がすぞ」バサバサ

照「え!ちょっと・・・」

淡「綺麗な肌ですね」レロ

照「あわい!そこは・・っ!//」
108 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:16:13.03 ID:dWoQ2txG0

監督「・・・・」ジー

照(なんで止めないんだ!?一体・・・・・・・あ!!)

照(監督のあの目・・・)

照(咲が百合妄想している時の目と一緒・・・・・・・・はっ!!)

照(まさか・・・・)

照(今まで私にくれた対戦相手の情報が、ピンポイントで百合妄想に使えたのは・・・)

照(監督も・・・百合妄想士だったという事か!!!!!)ガガーン

淡「んむ」チュパ

照「あっ・・・や、ん!!」
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:16:45.88 ID:dWoQ2txG0

監督(やはり宮永は総受けの素質がある!!私の睨んだ通りだ!!)

照(ダメだ・・完全に百合に憑りつかれている・・・)

監督(安心しろ宮永!本気で嫌がる素振りを見せたらすぐに止めてやる!!)ハァハァ

照(なんだか・・・頭がぼうっとしてきた・・・)

照(というか・・・あまり嫌だという気持ちにならない自分がいる・・・)ハァハァ

菫「照・・・可愛いぞ」レロー

照「っぁ!」ビク

淡「連続で絶頂を味わってください」ツツーッ

照(咲・・・・お姉ちゃんは・・・・一足先に大人になるみたいだ・・・)

照「あ・・・っ!――――」

これが彼女の高校生活最後の夏だった―――

【完】
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:17:53.84 ID:y5rJYBqmo
最後が見えない
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(香川県) [sage]:2012/08/06(月) 00:18:29.06 ID:wJyQ/Nvy0
乙 立先生 麻雀やめて百合路線のラブコメに変更はよ
112 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:20:45.91 ID:dWoQ2txG0

以上になります。読んで下さった方、ありがとうございます。

途中の手牌の所で、文字がかなりずれてしまいました(メモ帳からコピペしたせいでしょうか)、

読み辛くて申し訳ないです。

>>60 支援感謝です。ありがとうございます。

113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/06(月) 00:21:11.85 ID:y5rJYBqmo
乙乙
めちゃくちゃ面白かったです!
また書いて下さいね
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/08/06(月) 00:22:23.64 ID:2EuFggaAO



面白かった

今度百合妄想士の試験受けてみる。
就職率いいらしいよ
115 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 00:26:54.04 ID:3V3RdWiqo

姉妹で百合妄想なんてすばらなんや
読めて嬉しいですわありがとう!
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(三重県) [sage]:2012/08/06(月) 00:31:59.55 ID:EKAJ0+dwo

これはいいものだ
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 00:37:34.58 ID:YrULTwOs0

最高だった
118 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/06(月) 00:45:51.70 ID:wGztwbsa0

監督がやたら個人情報掴みすぎだろと思ったら
やはりの照以上の戦士オチ
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/08/06(月) 00:50:19.48 ID:svioKw0xo

すごく面白かった!
百合妄想雀士の戦いはまだまだこれからだ!
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) [sage]:2012/08/06(月) 04:08:50.86 ID:LJMM//kSo

個人戦編はよ
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/06(月) 06:58:08.94 ID:uFLF9cQ40
乙 歌いながら用を足すとか照さんマジハイレベルなマリみて好きですね
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 11:03:07.93 ID:O6++F/9SO
なかなかすばらだった。
123 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/06(月) 13:11:25.35 ID:23fHQzaIO
すばらです!
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(高知県) [sage]:2012/08/06(月) 21:22:25.73 ID:34ilwFG0o
すばらでしたよ
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) :2012/08/06(月) 22:38:46.19 ID:jUGY6/8Wo
咲照をはよ
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/07(火) 00:11:33.18 ID:1WxE/YTe0
>>1 です。

みなさん、レスありがとうございます。嬉しいです。

>>113

まだ構想段階ですが、一応次は千里山で書いてみようと思ってます。

完成したら告知しますので、よろしくお願いします。
127 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/08/07(火) 01:05:18.78 ID:LGW7ZfkRo
おお!待ってます!
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/07(火) 01:14:26.09 ID:VYIwIvcqo
やった!
期待して待ってます!
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/08/07(火) 11:30:07.12 ID:atoA1itg0
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/08/07(火) 17:42:52.67 ID:LIAwTwKs0
すばらなのよー
131 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/13(月) 14:43:09.53 ID:d0+fJyCP0

>>1 です。

次は千里山で〜と書きましたが、

ちょっと予定を変更しまして、この続編を書く事にしました・・・

千里山を期待されてた方、すみません。もう少々お待ちください。それでは

132 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/13(月) 15:38:12.09 ID:BFKEW3bIO
パンツは捨てた
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/13(月) 16:00:31.12 ID:kbNkD/gao
この続編めっちゃ読みたいです!
期待して待ってます!
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/20(月) 18:15:57.59 ID:1Z1KvHl30
待ってる
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/23(木) 13:50:03.61 ID:6b/9wdA90

>>1 です。

遅くなってしまいましたが、続編が完成しました。

これから書き込みますが、

この続編には、

【18禁表現が含まれます】 ので、ご注意ください。

136 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:09:16.94 ID:6b/9wdA90

インターハイから約一ヶ月後―――

白糸台高校

麻雀部部室の隣の準備室―――

午後 五時

照「・・・・」ソワソワ

監督「どうした?やけに嬉しそうじゃないか」

照「え〜?そう見えますか?」ソワッソ

監督「ああ。お前がそんな反応をする事自体、機嫌がいい証拠だ」

照「そうですかね」ワッソワ

監督「・・・今日もみんなに可愛がられたのか?」

照「なっ////」

照「違いますよ!あれはあの時だけです!!」クワ

監督「なんと!もったいない・・・みんな可愛いじゃないか」

照「それはそうですが・・・って、その話はもうやめましょう//」カァ

監督「ふむ・・・じゃあなぜ機嫌がいいんだ?」

照「・・・このあと、妹に会いに行くんです」

監督「ほお」

照「それで、妹の家・・・って、私も前に住んでましたけど、そこに泊まるんですよ。金曜土曜と二泊」ホワ

監督「なるほど。姉妹水入らずってわけか・・・」

照「はい」

監督「それはいい事だ。目一杯楽しんでくるといい」

照「はい」

監督「長野は百合ップルもいるしな、いい刺激になるだろう」ハハ

照「あ・・・」

照「・・・・・・」

照「監督」

監督「ん?」

照「・・・監督は気付いていたんですか?」

監督「・・・何をだ?」

照「・・・私が百合妄想士だって事・・」

監督「・・当然だ」フフ

照「・・・」

監督「目を見ればわかる。・・・その気になれば、お前の妄想に介入する事だってできた」

照「すごい・・」

監督「・・しかし、それは野暮というものだ。同じ趣味を持つ者同士とはいえ、情報や妄想を共有するしないは個人の自由」

照「・・・」

監督「誰にも知られたくない、という人もいる。もし自分以外の人の意見が聞きたくなったら、その時初めて打ち明ければいい。そういうものだ」
137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:10:23.04 ID:6b/9wdA90

照「・・・監督は、いつからですか?」

監督「ん?」

照「妄想をするようになったのは・・・」

監督「・・・いつから・・・・・か・・」

監督「百合に目覚めた時期は思い出せないが・・・私が自覚した頃にはまだ百合専門誌などなくてな」

照「・・・」カワイソウニ

監督「・・・そう憐れむな。悪い事ばかりじゃない」

照「え」

監督「人間というのはな、手に入らないもの、希少性の高いものを欲しがるという傾向がある」

照「手に入らないもの・・・」

監督「ああ。例えば・・・・・自分にないものを持っている人に惹かれたり、冷静に考えればいらないのに数量限定のレア物だからといって買ってしまったり・・・」

照「・・・言われてみれば・・」

監督「もちろん、全部が全部そうではないがな」

照「・・・・」

監督「百合専門誌がない・・・百合作品が欲しい・・・百合アニメがない・・・アニメで百合が見たい・・・この連続だった・・・」

照「・・・・」

監督「当時の私の百合作品を求める気持ちは、凄まじいものだったよ・・・」

照「・・・」ゴクリ

監督「しかし、存在しないものは手に入らない・・・そんな悲しみを乗り越えて出した結論は・・・・・」

照「・・・・」ゴクリ

監督「ないのならば・・・・・・・頭の中で作り出せばいい」ゴゴゴゴ

照「!!」

監督「この境地に辿り着いてからは、今までため込んだ感情を全て妄想へ注ぎ込み、無理矢理百合成分を補う毎日だった・・・」

照「・・・」オオ...

監督「結果的には、百合専門誌やアニメがなかったおかげで、私の妄想力は飛躍的に伸びた。だから憐れむ事はない・・・あの頃があったからこそ、今の時代を思いっきり楽しめる」ハハ
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:10:55.69 ID:6b/9wdA90

照「その当時は・・・どんな感じで妄想していたんですか?」

監督「最初の頃はアニメのサザ〇さんだった」

照「あ・・あの作品で!?」

監督「そう・・・カツオと付き合いたい花沢さんが磯野家にやってきて」

照「・・・なるほど」

監督「ワカメと出会い・・・初めはワカメの中にうっすらとあるカツオの影を見ていただけだったが・・」

照「・・・」ウンウン

監督「やがて真実の愛に変わっていく・・・しかし、ワカメは三河屋のサブちゃんの事が好きだった」

照「!?・・そこでひねるとは・・・」

監督「そこでワカメは、仲良くなった花沢さんに、恋の相談をする・・・」

照「花沢さん・・・」セツナイ

監督「好きな人の恋を応援する花沢さん・・・そんな彼女の姿を見て、胸を痛め、そして惹かれていく女性が・・・」

照「だ、誰だ・・・?」

監督「・・・伊佐坂 軽(いささか かる)、おかるさん・・・伊佐坂先生の妻・・・」

照「な・・・」

監督「不倫・・・そして年の差・・・苦悩の日々・・・」

照「・・・」ゴクリ

監督「・・・・まぁ、こんな感じだな」

照「つ、続きが気になります」

監督「それはまた今度な。・・・他には、ちび〇子ちゃんとかでも妄想したな」

照「す、すごい・・・」
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:11:27.54 ID:6b/9wdA90

監督「そんな風に鍛えてきたせいか・・・いつのまにか、私はクロー〇でも百合妄想できるようになっていた」

照「なっ!!!!」

監督「ふふ」

照「・・・ク〇ーズで?・・・あの作品って、女の子自体が全然・・・はっ!!!」マサカ

監督「・・」ニヤ

照「脳内設定幻想人物( オ リ ジ ナ ル キ ャ ラ ク タ ー )!?」

監督「その通り」

照「な、なんて人だ・・・とても敵わない・・・」

監督「年季が違うからな・・・ただ、宮永はいい線いっているよ」

照「ほ、本当ですか?」ヨロコビ

監督「ああ。妄想もなかなかだし、お前が持っている総受けオーラも素晴らしい」フフ

照「そ、総受けってあの・・・・///」オモイダシ

監督「・・・・・ただな」

照「?」

監督「上には上がいる」

照「!」

監督「お前は麻雀では向かうところ敵なしで全国を制覇した。だからあまりそういう感覚はないかもしれない」

照「・・・・」

監督「だが!同じ高校生で、お前以上の百合妄想士を・・・私は知っている」

照「!!!」
140 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:12:36.32 ID:6b/9wdA90

監督「・・・・・」

照「・・・・・・」

監督「・・・気になるか?」

照「・・はい、百合は私の魂です・・・」

監督「そうか・・・わかった・・・ならば会ってくるがよい・・・」

監督「百合四天王に!!」

照「百合四天王・・・!!?」グッ

監督「ああ・・・百合道を追求する者たちの中でも、突出した力を持つ四人だ・・・」

照「・・・」メラメラ

監督「彼女たちと会う事は、お前にとって大きなプラスとなるだろう・・・・しかし」

照「しかし?」

監督「・・逆にお前の百合観を揺るがす相手・・・とも言える」

照「・・・」ゴクリ

監督「・・・それでも会いたいか?」

照「・・・はい」

監督「そうか・・・わかった。お前は予定通り長野に行くといい。私が四天王に連絡を取っておく」

照「・・ありがとうございます」

監督「・・・もし彼女たちと対決する事になったら・・・」

照「対決・・・?」

監督「そう。百合妄想士としての力を試しに・・・あるいは潰しにくるかもしれない」

照「な・・・」

監督「そうなった時、信じられるのは自分の力だ・・・麻雀と同じでな・・・」

照「自分の力・・・」

監督「ああ。・・いっその事四天王を倒して、麻雀に続いて百合妄想士としてもトップに立ってみるのも面白いかもしれんな」クク

照「・・・・なるほど・・」

監督「・・・ま、勝ち負けが全てじゃないがな。それに」

照「?」

監督「・・・四天王の事も大切だが、こだわりすぎて妹さんを悲しませる事のないようにな」

照「あ」

監督「まずは姉妹で仲良く、それからだぞ?」

照「・・・はい!」

照(・・・咲)ホンワ

監督(宮永・・・お前なら四天王が相手でもあるいは・・・・――――)
141 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:13:27.86 ID:6b/9wdA90

長野行の新幹線 車内―――

照(・・・・・・)

照(久しぶりだな・・・・景色とか、変わってるのかな・・・?)

?「あっるぇ〜?もしかして・・宮永 照?」

照「?」フリカエリ

咏「あ〜、やっぱりそうだ」ハッハハ

照「三尋木プロ・・・?」

照(今日も着物だ・・・)

咏「そうだよ〜、なになに?お出かけ?」ケラケラ

照「はい・・・三尋木プロは?お仕事ですか?」

咏「いいや〜、私用でちょっとね〜」センス パタパタ

照「そうですか・・・・」

照(針生アナは一緒じゃないのか・・・もし一緒なら・・・)

〜〜〜〜妄想中〜〜〜〜

咏「あ〜、暇だな〜」センス パタパタ

えり「・・・暇ならトレーニングとかしたらどうですか?」

咏「ほぇ?トレーニング?なんの?」

えり「ほら、これから解説の仕事も増えるかもしれないじゃないですか。滑舌とか声の通りを良くするトレーニングです」

咏「ん〜、そんなのあんの〜?」

えり「ええ。アナウンサーもやる練習ですよ・・・この割りばしを割って・・」パキッ

咏「ふんふん?」

えり「両方の奥歯で一本ずつ噛むんです。はい」アーン

咏「え〜////・・・・・・・・・・・あ〜・・・んむ」パク

えり「それで、発声練習するんです。はい、どーぞ」

咏「・・・おん(ロン)!・・・・おん(ポン)!・・・・いー(チー)!」ンムー

えり(発声ってそういう意味じゃなかったんだけど・・・・・・かわいい////)

咏「・・・・」ワリバシ トル

えり(あ、やめちゃった)

咏「・・これで滑舌良くなるとか、意味わかんねー」
142 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:14:31.51 ID:6b/9wdA90

えり「・・・・効果がないって証明できるんですか?」

咏「ほ?証明って・・・いや知らんけど」

えり「知らないのに決めつけるなんて・・・最低ですよ?」

咏「え・・・・いや・・・それは・・・」アセリ

えり「解説の時も・・・コメントを言った後に『知らんけど』、って言ってましたよね?・・・・でたらめを言ったんですか?」

咏「あれは・・」

えり「・・・・・」ジー

咏「あれはなんてゆうか・・・断言を避けただけで・・・別にでたらめ言った訳じゃないし・・」

えり「・・・断言しないなら、確かめてみましょうよ」

咏「へ?」

えり「はい、割りばしくわえてください。滑舌が良くなるか・・・もう一回試してみましょう」

咏「ええ〜・・」

えり「・・・・私はこの練習をずっと頑張ってやってきました・・・それを三尋木プロは否定するんですね・・・」オチコミ

咏「ぃや!そういうつもりじゃないんだけどねぃ・・・」

えり「私は無駄な努力アナウンサー・・・略して無怒アナだったんだ・・・」ズーン

咏「・・・・・」

えり「・・・・・」ズズーン

咏「わかった。やるよ」ハムッ

えり「三尋木プロ!」ワッ

咏「・・・おん(ロン)!・・・・おん(ポン)!・・・・いー(チー)!・・・あん(カン)!・・・ふお(ツモ)!」ンムー

えり「可愛いですよ三尋木プロ・・・」ホオニ テヲ ヤル

咏「!!」ビク

えり「続けて・・・」

咏「・・・おん(ロン)!・・・・おん(ポン)!・・・・いー(チー)!」ンムー タラー

えり「あ・・よだれが」カオ ヲ チカヅケテ........ナメトル

咏「っ!!!!」

えり「ごめんなさい・・ちょっと唇にも触れちゃいましたね」フフ

咏「ひ・・・ひあの(今の)・・・/////」カァアア

えり「どうしました?もっと続けてください・・・・」

えり「何度でも舐めとってあげますから・・・」ササヤクヨウニ

咏「・・・!!」ゾクゾク

えり「ふふ・・・」

咏「おん(ロン)!おん(ポン)!いー(チー)!」ンムンムッ!

咏(これ、もしかして脈あり!!?)ドキドキ..

えり(ふふふ・・・三尋木プロ可愛い・・・でも、まだまだ焦らすんだから・・・)クク

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
143 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:15:05.28 ID:6b/9wdA90

照「・・・・・」クールフェイス

照(いい!!)

咏「どしたの?」

咏(なんかさっきから寒気がするな〜、風邪引いたんかな?)ブルブル

照「いえ、何も」クールフェイス

咏「あそ。じゃあ、私はもう行くから」センスフリフリ

照「あ、・・・・これ、よかったら」ワタス

咏「・・割りばし?いや、別にいらんし」

照「いつか・・・必ず役に立ちます」シンケンナ マナザシ

咏「そ、そうなんだ・・・じゃあ貰っとく。ありがと」

照「いえ・・・」

咏「あとさ・・・その・・・」

照「はい」

咏「・・・いや、なんでもない。それじゃ」センス デ バイバイ

照「?」

照(何を言いかけたのか気になるけど・・・それよりも!)

照(あの人もいい素材だな!・・・というかさっきから着物の裾から見える太ももが白くて・・・/////)

照「・・・・・」ムハー

照(落ち着くためにマリみてを読むか・・・)ペラッ
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:16:03.74 ID:6b/9wdA90

長野駅―――

照「・・・・」

照(・・・さて、バス乗り場は・・・)キョロキョロ

咲「おねーちゃーん!!」タタタタ..

照「咲・・・わざわざ迎えに来てくれたの?」

咲「うん!・・・・・・・・・え?」スタスタ

照「ありがとう」クス

咲「う、うん・・・・ねえ、お姉ちゃん・・・」

照「・・・バス乗り場ってどっちだった?」キョロキョロ

咲「いや、ちょっと待って。その前に・・・・どうしたの?その格好?」

照「ん?どうしたのって・・・ただの私服だけど」ン?

咲「それは見ればわかるんだけど・・・このスニーカーはどうしたの?ボロボロだけど・・・」

照「?ああ、なんかよくわからないけど、穴の空いた靴が流行ってるとか聞いてな。ちょうど穴が空いたところなんだ、ほら」ミセル

咲「穴が空いた靴・・・?」

咲(・・・もしかしてクロッ〇ス・・の事?・・私もそれほど流行に敏感じゃないけど・・・・流行ったのって・・・結構前じゃなかったかな・・・今では落ち着いたというか、定番の一つになったというか・・・)

照「確かに少し涼しいしな、流行る訳だ。靴下が汚れるのが難点だが」

咲「そ、それはちょっと違うんじゃないかな〜」アハハ

照「?」
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:16:48.54 ID:6b/9wdA90

咲「あとさ、Tシャツが裏返しになってるよ」

照「?そういう風に着てるんだけど」

咲「え?」

照「店員さんがバックプリントって言ってたからな。生地を裏返して着ると、肌に当たる感じが変わるだろう?一つのシャツで二つの質感・・それがオシャレなんだろうな」

咲「え?え?バックプリントって、背面にデザインがあるって事で、リバーシブルとは違うんだけど・・・」

照「え・・・そうなの?」

咲「うん・・・だってほら、後ろ。タグが丸見えだし・・・」

照「・・・じゃあ私は・・・ずっと裏返しで・・・」オチコミ

照(三尋木プロの何か言いたげな視線は・・・・この事だったのか)ウゥ

咲「ド・・・ドジっ子なお姉ちゃんも可愛いよ!!」ウンウン!

照「嬉しくない・・・」ズーン

咲(でもお姉ちゃんらしいかも。昔から百合と麻雀ばっかりで、オシャレに無頓着だったし・・・でもこの靴はちょっとまずいよね・・・)

咲「そうだ!!・・お姉ちゃん、これから服買いに行こうよ!」

照「え?・・・いや、ちゃんと元通りに着れば解決するし・・」

咲「う、でもせっかく長野に来たんだからさ」

照「・・・長野と服って関係あるの?」ン?

咲「私、お姉ちゃんとお買いものしたい!」ネーネー

照「あ・・・そう?・・じゃあちょっと待って、お金下ろしてくるから」

咲「あ、お金は大丈夫!お父さんにお小遣い貰ったから!お姉ちゃん迎えに行くって言ったら奮発してくれたよ!」ニコッ

照「え・・でもそれは悪い」

咲「大丈夫大丈夫。お姉ちゃんに何か買ってやって〜、ってくれたお金だから」

照「・・・・そう」

照(お父さん・・・・)

咲「行こう!お姉ちゃん」テヲ ニギル

照「・・・うん!」ニギリカエス

咲(ちゃんとした靴を買って・・シャツもいくつか・・・スカートもかな。ミニ過ぎないやつ・・・あと、最低限のファッション知識は教えてあげないと・・お姉ちゃんが恥をかいちゃう)スタスタスタ

照(咲・・・なんか頼もしい)ギュ
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:17:53.85 ID:6b/9wdA90

宮永家―――

咲「よいしょっと」ドア アケル

照「・・・」

咲「・・・お姉ちゃん、おかえり」ニコ

照「おかえり・・・?」

咲「・・だって、私たちの家だよ?」

照「・・・そう・・・だね」

咲「うん」

照「・・・・た・・ただいま///」テレ

咲「おかえり!!」ニコー

照(私たちの家・・・か・・)フフ

咲「あ、私、お茶用意しとくね。先にリビングで座ってて」タタタ

照「・・うん、ありがとう」

照「ん?」

照(・・・なんだろう?・・大きなスーツケースが置いてある・・)
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:18:35.82 ID:6b/9wdA90

?「おかえり」

照「?」

宮永父「照」

照「・・・・あ」

宮永父「久しぶりだな・・・」ハハ

照「・・・・うん」

宮永父「まだ怒ってるか・・?」

照「・・・別に・・・怒るとか怒らないとかじゃない」

宮永父「・・・・」

照「今思えば・・・私が子供だった・・・」

宮永父「・・・・?」

照「もちろん、今でも私の考えは変わらない・・・」

宮永父「・・・」

照「ふたなりは邪道。MC(マインドコントロール)ものも邪道」

宮永父「そう・・・か・・」

照「・・・・それに、娘の誕生日プレゼントに貞操帯をプレゼントする神経は常軌を逸してた」

宮永父「・・・・・すまない」

照「・・・でも」

宮永父「・・?」

照「マリみてを教えてくれた事は感謝してる・・・」

宮永父「照・・・・」

照「・・・だから・・・」

宮永父「・・・」

照「もう謝らなくてもいいよ・・・・・・・・お父さん」

宮永父「照・・・・」ウルウル
148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:19:11.22 ID:6b/9wdA90

照「それに・・・お母さんも怒ってないと思う・・・最近は『二次元返り』が起こったみたいだし・・・」

※三次元百合妄想主義から二次元百合妄想主義へと移る事、または二次元百合妄想主義を取り入れる事。

 宮永母の場合、三次元専門だったが最近は二次元も含む百合妄想士となっている。

宮永父「そ・・・そうか・・」オオ

照「だから無理してアイドルの顔と名前と所属事務所を覚えなくても大丈夫」

宮永父「そうか・・・・よかった・・・」グス

照「・・・・」フフ

照「・・・・あの」

宮永父「?」グス

照「今日・・・」

宮永父「え?」

照「お父さんに貰ったお金で、服と靴を買った」

宮永父「そうか」ニコ

照「ありがとう」ペコリ

宮永父「気にするな。・・親子じゃないか」ハ

照「それで・・・これ」サシダス

宮永父「え・・?」ウケトル

照「・・ネクタイ。私も選んだんだけど、最終的には咲が決めたやつになった」

宮永父「照・・・」

照「・・お父さんに貰ったお金じゃなくて、ちゃんと私のお金で買ったやつだから・・・」

宮永父「照・・・」ウルウル

照「・・・」

宮永父「ありがとう。大切にするよ」グス

照「う、うん」テレナガラ...
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:20:01.66 ID:6b/9wdA90

咲「おねーちゃーん!お茶用意できたよー」

照「あ」サキ..

宮永父「・・・それじゃ、俺は出かけてくるよ。日曜の夜まで帰らないから、戸締りしっかり頼むよ」スーツケース ツカミ

照「え?・・そこまで気にしなくても・・・私はもう別に」

宮永父「ああ。最初は俺がいたら照が嫌がるかもしれないと思って予定を入れたんだが、なんだか結構な集まりになってしまってね。世話になってる人もいるし、断れなくてな」ニッ

照「そう・・・」

宮永父「・・・だから・・・・また帰ってきてくれると嬉しい・・・んだが」ポリポリ

照「・・・うん、考えておく」

宮永父「お、おお!ありがとう!じゃあ、行ってくる!」ガチャッ

照「いってらっしゃい」

宮永父「いってきます!」バタン..カギシメ

照「・・・・・・・」

照(趣味嗜好に違いがあって当然・・・そう、当然の事だ・・・やっぱり私が子供だったんだな)スタスタ

咲「あ、来た。お父さんと何話してたの?」スワッテル

照「ん。昔の話とか」スワリ

咲「お父さん、丸くなったでしょー?」

照「丸く?・・・・別に太ってないし、昔から大人しい人だった。・・・それどういう意味?」

咲「え?だってお父さん、もうふたなりものは読まないんだよ?」

照「なっ!なんだと!!」ガタッ

咲「え?その事を話してたんじゃなかったの?」エー?

照「あのお父さんが・・・ふたなりを・・・?信じられない・・・」

咲「だって・・・お姉ちゃんと対立してからは・・・」
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:20:34.50 ID:6b/9wdA90

〜〜〜〜思い出し中〜〜〜〜

宮永父の部屋―――

宮永父「くそっ!!」バサッバサバサ

咲「お、お父さん?どうしたの?」

宮永父「咲か・・・見ろよ・・・これ・・」

咲「うわ・・・これは・・・」

宮永父「全部・・・エロ漫画だよ・・・」

咲「わ!こんな風に乱暴にしたら折り目がついちゃうよ!キャラは表情が命なんだから!」ナオシナオシ

宮永父「そんな事はいい・・・もう捨てるんだから」

咲「え・・・?だってこれ、お父さんが大切にしてた・・・」

宮永父「いいんだ・・・みんなふたなりの本なんだから・・」

咲「え?」

宮永父「照の言う通りだ・・・私は百合を欲望の道具にしてしまっていた・・・・」

咲「お父さん・・・」

宮永父「女の子同士の世界に・・・男のモノなんていらないと・・・そんな事も気付かなかったんだ!!」

咲「・・・・」

宮永父「男のモノが付いた女の子が女の子を悦ばせる・・・それを見て俺は、『男でも百合の役に立てるんだ!』と、誇りに思っていた・・・」

咲「お父さん・・・」

宮永父「でも・・・・それも結局は自分を投影していただけなのかもしれないな・・・」ハハ...

咲(・・・・お姉ちゃんも百合を欲望の道具にしてたけど・・・それを言ってもお父さんは納得しないよね・・・)

宮永父「・・・・今からち〇こを切断してくる」フラー

咲「え?」

宮永父「フタを外した扇風機に全裸で突っ込んでち〇こ切る」

咲「ちょ・・ちょっと待ってよ!!色々ヤダよ!!」
151 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:21:17.01 ID:6b/9wdA90

宮永父「だって、これがあるから・・・」ギュウゥ....

咲「・・・お父さん、いい?しっかり聞いて?」

宮永父「咲・・・?」

咲「ソレがあるから・・・私もお姉ちゃんも生まれる事ができたんだよ?」

宮永父「咲・・・」

咲「私たちが百合を楽しめるのも、お父さんのおかげなんだよ・・・」

宮永父「咲ぃ・・・」

咲「お父さんの事だから、きっと結婚の時も悩んだと思う・・・でもね、私はお母さんと結婚してくれて、感謝してる」

宮永父「うぅ・・・」グス

咲「だからね、悲しい事言わないでよ・・・」

宮永父「咲・・・ありがとう・・・」ウゥウウ

咲「大丈夫。この本は全部私が大事にするから!」

宮永父「・・・・・え」

咲「捨てるなんてもったいないからね。私、実はふたなりも好きなんだ♪」

宮永父「あ、あの・・・やっぱり」

咲「運ぶの手伝って、お父さん」ニコー

宮永父「・・・・・・・ああ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:21:49.64 ID:6b/9wdA90

咲「・・・・」

咲(あれ?なんかイメージと違う・・・)

照「咲?」

咲「と、とにかく!今はお父さんはふたなりものは読まないんだよ」

照「そうなんだ・・・」

咲「うん」

照「・・・・やっぱり、私が言い過ぎたのかな・・・?」

咲「え」

照「私の百合観の中には、ふたなりは存在しなかった・・・でも、だからといって否定していい理由にはならない」

咲「・・・・」

照「私がお父さんを傷付けてしまった・・・」

咲「お姉ちゃん・・・」

照「お父さんのふたなりを・・・奪ってしまった」ウウ...

咲「・・・でもお父さん、喜んでたんだよ?」

照「え?」

咲「最初は、ふたなりを否定された事に落ち込んでたけど、しばらく経ってからお父さんと話した時・・・」

咲「『照と本気の百合談義ができた、照が心から百合を愛しているのが嬉しかった』って言ってた」フフ

照「お父さん・・・」

咲「お父さんは、お姉ちゃんが信念を持っている事を喜んでたよ。だから、お姉ちゃんは責任を感じすぎないで」

照「咲・・・」

咲「・・・」ニッコリ
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:22:25.53 ID:6b/9wdA90

照「・・・・お父さん・・・今はどんな本読んでるの?」

咲「え?今は普通に百合姫とかGirls Loveとか読んでるよ」

照「・・・やっぱり百合心は捨ててないんだ」ホッ

咲「当然だよ、お父さんだもん。・・・ふたなりが百合かは意見が別れるところだけど、私たちが生まれる前からの百合好きだし」ニ

照「そうか・・・そうだな・・・よかった・・・・」フ

咲「それよりお姉ちゃん、お茶飲んで」ホラ

照「ああ。いただきます」ズズー

咲「・・・・どうかな?」

照「・・・美味しいよ。咲が淹れてくれたからかな?」フフッ

咲「!!」

咲(お姉ちゃんがデレはじめた!!?)

――――

照「あ、そうだ」

咲「ん?どうしたの?」

照「私の部屋、まだある?」

咲「もちろんだよ。たまに掃除してるけど、前と全然変わってないよ」

照「ちょっと見たいな」

咲「じゃあ行こう」カタヅケ
154 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:23:05.05 ID:6b/9wdA90

照の部屋―――

照「うわ・・・・」

照(懐かしい・・全然変わってない・・・)スタスタ

照「あ、この机。懐かしい・・・」サワサワ

咲「でしょ?私もその机、よく使ったなぁ〜」シミジミ

照「え?」

咲「え?」

照「使った・・・って何に?」

咲「あ!」

咲(し、しまった!!!!)

照「・・・私の机で勉強したって事?」

咲「お、そそその通りだよお姉ちゃん!!!!」コクコクコク!!

照「・・・・性の?」

咲「うん!・・・・・・・・・・・あっ!・・・や、ちがうょ?」

照「・・・・」ジー

咲「・・・・」

照「・・・・」ジ-

咲「・・・・ごめんなさい。お姉ちゃんを想って股間を机に擦りつけました」ペコリ

照「ばっ////」

照「馬鹿正直にそんな事言わない!!女の子なんだから!!」カーッ

咲「うん・・・ごめんなさい」

照「い、いいよ別に・・・・あ」

咲「?」
155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:23:46.54 ID:6b/9wdA90

照「この漫画・・・」トリダス

咲「それ、お姉ちゃんが気に入ってたやつだね」

照「うん」パラパラ

咲「お姉ちゃんが出かけてる時に、こっそり読んだ思い出があるよ」

照「・・・こっそり読まなくても貸してって言えばいいのに」

咲「だって成人向けだったし」

照「まぁ・・・ね・・・・」パラパラ

咲「その本、めちゃくちゃ書き込んでるよね」

照「・・・うん、女の子同士の話が一話だけしかなかったから・・」パラパラ

咲「でもお姉ちゃん・・・・男のキャラに髪の毛足したり、胸を書いたり、女の子に見えるように書き込むのはいいんだけど・・・」

照「うん」

咲「ちょっと荒いってゆうか・・・分け目がページ毎に左右バラバラなんだよね・・・快感に溺れている子の分け目がコロコロ変わるのが気になって集中できなかったよ」

照「うん・・・ちょっとミスだった」パラパラ

咲「あとさ、男性器にさ、ファン〇グレープのパッケージを書き込んだよね?この本に出てくるやつ全部」

照「うん。百合に不要だと思ったから、缶ジュースプレイって事にしようと思って。咲がよく飲んでたから印象に残ってたし」パラ

咲「私・・・これ見てからファン〇グレープ飲めなくなったんだよね」

照「そうなの?あんなに好きだったのに?」

咲「うん・・・なんか・・・男の人の液体を飲むみたいなイメージが湧くようになっちゃって・・・」

照「そっか・・・」

咲「うん・・・」

照「・・・・」

咲「・・・・」

ピロリンピロロン

咲「あ、お風呂沸いたみたい。・・・・お姉ちゃん、一緒にお風呂入ろう!」

照「え?」

咲「姉妹水入らずでお風呂!!」

照「そ、それは恥ずかしいというか・・・」

咲「大丈夫だよ!姉妹なんだから!!」

照「うう・・・」
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:24:19.73 ID:6b/9wdA90

お風呂―――

咲「ふっ!!」スポーン!

全裸咲「お姉ちゃん脱ぐの遅いよ。手伝うね」

照「い、いい。先に入ってて//」

全裸咲「・・・・」サワッ

照「んっ!大丈夫だから!自分で脱げるから!」バサッ

半裸照「ふう」

全裸咲「・・・」ジー

半裸照「あ、あんまり見るな」

全裸咲「・・・・」ハァハァ...

半裸照「さ、咲は・・・もう//」バサッ

全裸照「・・・////」ムネト シタヲ カクス

全裸咲「ゴーーーーーーーール!!!」ワー

全裸照「騒ぐんじゃない///」

――――

照「ふう・・・」

咲「いや〜、いい湯だったね」ホクホク

照「・・・・」

咲「まさかボディタオルが無いとはね〜、ついうっかり」テヘ

照「だからといって素手で洗いっこしなくても・・・確信犯か?」ジトー

咲「ま、まさかぁ」アッハハ

照「・・・・まったく」フフ

咲「あ、そういえば明日はどうするの?どこか行きたい所ある?」

照「行きたい所・・か」

咲「うん、お父さんに貰ったお小遣いがまだ残ってるから、色々遊べるけど」

照「・・・・清澄高校」

咲「え?」

照「咲が通ってる学校に行ってみたい・・・大丈夫?」

咲「うん!土曜日だし、大丈夫だよ!」

照「そう・・じゃあいいかな?」

咲「うん!!!」ニコ

照「ありがとう」クス

咲「えへへ・・・あ、そろそろ夕飯作るね」

照「料理作れるの?」

咲「簡単なものだけね」

照(私の知らないところで・・成長しているんだな・・・)
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:25:09.33 ID:6b/9wdA90

翌日―――

午前 八時

リビング

照「・・・・・」スタスタ

咲「おはよう。お姉ちゃん」

照「・・・おはよう」

咲「あれ?あんまり眠れなかった?」

照「うん・・まあ・・・」

咲「一緒に寝るの、すっごい久しぶりだったもんね」ニコニコ

照「・・・咲・・寝相悪い」

咲「え?そうかな?」

照「・・・人の口に指を出し入れする事を寝相と呼ぶならばの話だけど・・・」

咲「・・・・」

咲「全然覚えてないやー、寝ぼけてたのかも」アチャー

照「・・・ならいいけど」フゥ

照(・・・・・・昨日のメール・・)


 from: 監督

 title: 百合四天王

 本文:

  一人とは話が付いた。もし都合が悪くなった場合は私にメールをくれ。約束した時間と場所は・・・
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:26:00.04 ID:6b/9wdA90

照(四天王・・・・)メラメラ

咲「お姉ちゃん?」

照「え」ハッ

咲「どうしたの?ボーっとして」

照「いや、別になんでもない」

咲「?」

照「ふう」スワリ

咲「お姉ちゃんもパンでいい?」

照「うん。ありがとう」

咲「それで、学校だけど、九時くらいに出発でいいかな?」

照「九時?随分早いんだな。問題はないけど」

咲「土曜日だけど部室は使えるし、多分みんないると思うから」

照「え?他の部員に会うのか?」

咲「うん。お姉ちゃんと学校に行くってメールしたら、みんな会いたいって」

照「そうか・・・確かに挨拶くらいはしておかないとな・・・・」

咲「あ、そんなつもりじゃ」

照「いや、妹が世話になっているんだ。姉として当然の事だ・・・・・・・・今までの私は姉らしくなかったからな」

咲「・・・そんな事ないよ」

照「いや、私が悪かったんだ。ごめんな?咲・・・」

咲「・・・・うん」

照「許して・・・くれるか?」

咲「もともと怒ってないよ。それに、インハイの決勝で仲直りしたもん」ニコ

照「咲・・・」

咲「・・そろそろ食べようか?」

照「うん」

咲「・・・土曜日でも、学校に入るには制服じゃなきゃいけないんだよね・・」パン ヤイテル

照「?それはそうだろうな」

咲「・・・お姉ちゃんの分も出さないとね」

照「へ?」

咲「うちの制服」

照「?」

咲(制服を着てもらい、思いっきり汗をかいてもらって・・・照スメルを染み込ませて・・・)ヌフフ

照「いや、昨日咲に選んでもらった服を着ていくよ。それに見学者として入るんだから私に制服は不要だよ」

咲「あ、そうだった〜」シラジラー
159 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:26:42.97 ID:6b/9wdA90

清澄高校 麻雀部部室前

咲「もうみんな来てるみたい」

照「そうか」

咲「おはようございます」ガチャ

照「失礼します」ススッ

まこ「おー、おはようさん」

優希「待ちくたびれたじぇ!」

和「・・・・」ドキドキ

咲「あの・・・私のお姉ちゃんの・・」

照「宮永 照です。妹がいつもお世話になってます」ペコッ

久「いえいえ、こちらこそいつもお世話になってますから」ニコリ

優希「こうして並んでみると、結構似てるじぇ」タコス パクパク

咲「私と同じ一年生の片岡 優希ちゃん」

照「・・・」

照(やはりロリ度高し。気が強そう・・・でも好きになったら従順っぽい・・・実験的なエッチにも健気に従ってくれて・・・)ポー

まこ「確かにのー」

咲「一年先輩の、染谷 まこ先輩」

照「・・・」

照(妄想に使いにくそうな子・・・眼鏡をネックととるか武器ととるか・・・方言娘としてワンポイント起用も・・)

和「あ、あの・・・私、原村 和といいます。咲さんとは清い交際をしたいと願い・・・」

咲「和ちゃん、ちょっと静かにしててね。・・・・・お姉ちゃん、ホントに付き合ってないから」ホントニ!

照(原村 和・・・咲に好意を寄せている子・・・・ヤンデレ疑惑・・・爆乳・・・胸でそばを打ってもらうとか・・・・・)アリダナ

咲「あっ・・」ブルッ..

咲「お姉ちゃん。ちょっとトイレ行ってくる」モジモジ

照「ん、ああわかった」

咲「・・・ごめんね、あの!部長、すいません!」

久「いいから、いってらっしゃい」クス

咲「はい!」ガチャ バタン..タタタタ

久「私は竹井 久。部長をやっています、よろしく」

照「ああ、こちらこそよろしく」

久「見ての通り、部員も少ないし、大して見るところもないでしょうけど、ゆっくりしていってね」ニコ

照「ありがとう」
160 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:27:31.19 ID:6b/9wdA90

照(・・・・黒タイツがビュリホ。破りたくなる・・・頭の良さそうな彼女を目一杯よがらせてアヘ顔を撮影するタコス娘・・・)ムラムーラ

久(あら、エッチなのね)

照(!!?)

久(そんなに驚かなくても。百合妄想士同士、テレパシーなんて初歩じゃない・・・よっと!)スゥウ...

照[?・・何をしたんだ?]

久[え?回線を変更したのよ]

照[??]

久[?どうしたの?]

照[え?・・・あ、ああ・・・えっと・・君も百合妄想士だったのか?]

久[ええ。・・・でも宮永さん、油断しすぎよ?テレパシーがONのままそんなストレートな妄想をするなんて・・・百合妄想士には筒抜けなんだから・・・]

照[切る・・?テレパシーを切るとは?]

久[あらら・・・ご存知ないのね、咲に教わらなかったんだ・・・]

照[??]

久[じゃあ仕方ないか・・・えっとどこまで知っているの?]

照[えっと・・テレパシーのやり方は知っていた、というより、咲とだけできた。だから百合妄想士に筒抜けという事は知らなかったし、最後はいつも咲で終わっていたから、切り方もわからない]

久[そう・・・・・という事は、咲側であなたの分も切ってくれてたのね・・・でなければ、誰かしらがあなたに接触してきただろうから]

照[そ、そうなのか・・・]

久[じゃあ説明するわね。テレパシーを切るっていうのは、そのものズバリ、相手とテレパシーできなくなるようにする事。ま、電話を切るのと同じね]

照[ふむふむ]

久[テレパシーって便利だけど、使い方がわからないと大変よ。下手すると、妄想を垂れ流しにしてしまうわ]

照[そうか・・・]

久[で、他の百合妄想士に聞かれてしまう・・・まあ、テレパシーを切ったままにしておけば、普通に誰にも聞かれないんだけどね。・・たまに切り忘れる子がいるけど・・・]

照[うん]
161 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:28:21.16 ID:6b/9wdA90

久[特に難しい事じゃないのよ、オープン回線とプライベート回線の二つがあるだけ]

照[オープン回線とプライベート回線?]

久[そう、要は今この会話はあなたと私のプライベート回線。私とあなた以外にこの会話は聞こえない。こちらから許可を出さないと相手も介入できない。オープン回線は、百合妄想士なら誰でも聞こえるし、介入できる]

照[じゃあ私はずっとオープン回線で妄想していたのか・・・///]ハズカシー

久[ん〜、使い方を知らないなら無意識でオープン回線になってた時もあるかもしれないわね]

照[ううう・・・]

久[ま、まあ回線は寝たら切れるから、ずっとオープンだったって事はないと思うわ]

照[そう・・か・・・]チョット ホッ..

久[え〜と、それで・・・誰かと百合妄想を話したくなったら、プライベート回線にするのが基本。人数や範囲も融通利くしね]

照[なるほど]

久[あとはテレパシー内の思考と会話ね]

照[思考と会話・・・]

久[そ。百合妄想士同士のテレパシーは、かなり優秀でね。普通に会話する時みたいに、思考は思考。会話は会話っていう風にできるの]

照[?]

久[つまり、考えるだけで相手に伝わるんだけど、その前にこの思考を相手に伝えていいか、の手順があるの]

照[?]

久[普通に話す時と同じよ。会話中に思考する。これを言ったら相手は嫌がるかな。じゃあやめよう。で違う事を言う]

照[うん]

久[全て思考の中で行うんだけど、その中でさらに思考できる。思考の中の思考は相手には聞こえない。そしてこう言おう、と決めたらそれが相手に伝わる]

照[そ、それはすごい!]オォ

久[むしろこれを習得しておかないと、問題になる可能性が高い。カップリング論争とかでね]

照[・・・確かに]ゴクリ

久[さっきのもそう・・・・・・あの・・・目の前で自分を妄想の材料にされるのって、凄く恥ずかしいのよ?///]

照[あ!・・・・す、すまない///]

久[ま、いいわ。いい妄想だったし///]コホン
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:28:57.50 ID:6b/9wdA90

照[!!・・という事は・・・もしかして原村 和にもさっきの私の妄想が筒抜け・・・?]ゲゲ

久[和?和はただ咲が好きなだけで百合妄想士じゃないと思う。だから聞こえてないはず]

照[それならいいんだが・・・・・・・・・しかし清澄に百合妄想士がいるなんて・・咲にはそんな話は全く・・・]

久[それはそうよ、隠しているもの。妄想する時はテレパシー切ったままだし、私が百合妄想士だという事を咲は知らないわ]

照[あ!ちょっと待って!あなたはさっきテレパシーの切り方を『咲に教わらなかったんだ』・・・って言った]

久[?ええ、言ったわね]

照[妄想する時はテレパシーを切るし、普段隠しているんだろう?・・・なぜあなたは咲が百合妄想士だと気付いたんだ?]

久[それはやっぱり同類というか、似た者同士というか・・なんとなく感じるものね。女の子同士のイチャイチャを見る目とか・・・]

照[そ、そうなのか・・・言われてみれば監督の時・・・]

久[?・・・まぁ、咲は素直だから・・・特にわかりやすかったわ]クス

照[そうか・・しかし、なぜ百合妄想士だという事を隠しているんだ?]

久[ん〜、やっぱりプライベートな部分だしね。自分の性癖を知られるっていうのはちょっとね]

照[それは確かに・・・]

久[でも、今回あまりにも欲望ダダ漏れだったから、つい介入しちゃったわ]

照[うう・・・]

久[これも何かの縁ね。・・私は竹井 久。・・・久でいいわ。よろしくね]

照[・・宮永 照だ。・・私も照でいい。・・・よろしく]

久[それで、お願いなんだけど・・・私が百合妄想士だって事・・・咲には黙っておいてくれないかしら?]

照[?・・なぜだ?]

久[いやー、これまでも合同合宿とか、二人で仮眠室に〜とか、百合イベント目当てにやったってバレるとちょっと先輩の威厳というか・・なんか色々と・・・ね・・]

照[・・・そうか]

久[という訳で、黙っておいてもらえないかな?]

照[・・わかった。咲には言わない]

久[ありがとう]
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:29:50.32 ID:6b/9wdA90

照[いや、構わない・・・ところで]

久[はい?]

照[久はどんな百合妄想をするんだ?]

久[え〜、それを話すのはなぁ〜、プライバシーがねぇ〜]

照[・・・・しかし君はさっき私の・・・]

久[ん〜・・・・・わかったわ。タイツ破かれちゃたまらないものね]ニコ

照[〜〜〜/////]カァァァ

久[じゃあえ〜と・・・・・・照はけ〇おん見た事ある?]

照[ああ。かなり好きな作品だ]

久[そう?よかった・・・・ちなみに、どのカプが好き?]

照[・・・・私は王道の唯×梓だな・・・梓×唯もいい・・・もちろん律×澪も好きだ]

久[ふむふむ、なるほどね〜]

照[久は?]

久[私はね、エリ×いちごかな?あとは唯×しずか、とか?]

照[???]

久[あ、エリといちごとしずかはモブキャラだからわかりづらいかな?]

照[あー、なるほど。モブキャラか]

久[私、マイナーカップルが大好きなの♪]

照[うんうん、その気持ちもなんとなくわかる]

久[特に好きなのが唯×しずか!とっても女の子らしいしずかを、天真爛漫な唯がリードして・・・]

照[うんうん!]

久[律に嘘を教えられた唯が、『しずかちゃん!おっぱいとおっぱいをくっつけるとおっきくなるんだって!』とか言ってしずかに迫って・・・]

照[いい!]

久[嘘だとわかってても、唯の勢いに押されて断りきれないしずかは・・・]

照[・・]ゴクリ

久[・・・あ、そろそろ咲が戻ってくるかな?]

照[え?]

久[いいところだったんだけど・・・そろそろ切るわね]...スゥッ

照(続きが気になる・・・)
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:30:22.31 ID:6b/9wdA90

照「・・・・・」

久「・・・・・あれ?みんなどうしたの?」フゥ

優希「ふ、二人ともず〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っと止まってたじぇ・・・怖かったじょ・・」ビクビク

まこ「なにかあったんかのう・・」

和「止まってたお姉さんも・・・咲さんに似て綺麗でしたよ」ヨイショ

照「あ、その・・考え事を・・・」

照(テレパシーに集中しすぎた・・・)

久「私も・・・考え事してたのよ。凄いタイミングね〜」アラマ

久(長話が過ぎたわね)ポリポリ

ガチャ..バタン

咲「?どうしたの?みんな?」

優希「今、咲ちゃんのお姉さんと部長が」

久「・・・あ!ねえ、せっかくだから麻雀しない?」

照「麻雀?」

久「そう、一度あなたと戦ってみたかったのよ」

優希「私もだじょ!!遂に私が全国一位になる時が来たじぇ!」ガバッ

咲「お姉ちゃん・・・どう?」

照「うん、いいよ。やろう」フフ

照(インハイから一ヶ月・・・最近麻雀が恋しかったんだ・・・ちょうどいい)
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:31:04.79 ID:6b/9wdA90

まこ「おお!これは楽しみじゃ」

和(全国一位・・・・戦ってみたい・・でも、下手するとお姉さんの中の私の評価が下がってしまうかも・・・)ウーン

久「やった」ニコ

まこ「最初のメンツはどうするんじゃ?」

優希「ジャンケンで勝負だじぇ!!」

久「そうね」

照「・・・」スス

久「ん?」

照「後で、テレパシーの使い方を教えてもらってもいい?」コソコソ

久「ええ、もちろん」ニコ

照「ありがとう」コソコソ

咲「・・・」ンー?

――――

照「ロン。48900」ジャラッ

優希「つ・・・強過ぎるじぇぇ・・」トビ

まこ「連荘能力がやばすぎじゃ・・・なぁ和」

和「はい・・とても素晴らしい能力です」

まこ「あれ?いつものセリフはどうしたんじゃ?」

和「お姉さんの場合・・・オカルトではなく真実です」

まこ「好かれようと必死じゃな」クク

咲(ツモる時のお姉ちゃんの脇チラ最高!!)ハァハァ

久「さー、次は私よ〜」ウデマクリ
166 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:31:47.31 ID:6b/9wdA90

ガチャ

久「ん?」

京太郎「おはようございま〜す」

優希「遅いじょ!京太郎!」

京太郎「悪い悪い。ちょっと家の手伝いが長引いちまってさ」

照「?」

照(男・・・・だと・・?咲のいる麻雀部に男がいるというのか・・・)

京太郎「あ・・・咲のお姉さん」

照(呼び捨て!!)ギロリ

京太郎「ひ!な、なんで俺睨まれてるんだ?」オイ

優希「知らんじょ」

咲「お、お姉ちゃん」

照「・・・・・」フゥ

照「咲の姉の宮永 照です。いつも咲がお世話になってます」ペコリ

京太郎「い、いえこちらこそ」

照「こちらこそ・・・・?」

照(オナペットとして世話になってるというのか!!!!)ギロロロロロ

京太郎「ひぃいいい!!」ビクビク

咲「お、お姉ちゃん落ち着いて!睨みすぎて白目になってるから!」

照「咲・・・」フウゥ

咲「心配しなくても、私は女の子にしか興味ないから」ボソボソ

照「咲・・・」ホッ

咲「というか、お姉ちゃんにしか興味ないかも////」キャー

照「な、なにを///」

咲「・・・」モジモジ

照「ま、前に妹を可愛がる方が好きだって言ってたじゃないか」ボソボソ

咲「そ、それは言ったけど、やっぱりお姉ちゃん好きだし///」ボソボソ

照「か・・・・」

照(可愛い事言うじゃないかあああ!!)クールフェイス

京太郎「あ・・・あの〜」オビエ

照「ん?」

京太郎「な、なんかすいません・・・」

照「あ・・・いや、こちらこそすまない」
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:32:19.90 ID:6b/9wdA90

久(・・・・・)

〜〜〜〜久の妄想〜〜〜〜

咲「お姉ちゃん・・・ヤキモチ焼いたの?」

照「そ、そんなんじゃない//」プイ

咲「そうなんだ・・・残念」

照「え?」

咲「お姉ちゃんのヤキモチ一回につき応募券一枚で、私とディープキス一時間・・・応募者全員サービスが当たるのにな〜」

照「え?え?」

咲「ヤキモチじゃないならしょうがない・・・締め切り今日までだから、ラストチャンスだったのにね」サテト..

照「ちょと!待って!ヤキモチ焼いた!!応募するから待って!!!」オネガイ!!

咲「え〜・・・・仕方ないなぁ〜、じゃあ・・・・・いいよ」

照「ほ、本当!!?」ヤッタ

咲「うん」

照「じゃ、その・・・ねえ・・・」マッテル

咲「?」

照「ほら・・・応募者全員サービスでしょ?・・・・その・・」

咲「・・・・・・言葉にしないとわかんないよ?」フフ

照「!・・・・・・咲の」

咲「呼び捨てヤダ」

照「え!?」
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:32:51.41 ID:6b/9wdA90

咲「・・・・・・咲・・・様って・・・言ってみて」クス

照「そ、そんな・・・」

咲「・・・・・」ジーーー

照「あう・・・」

咲「呼んでくれたら・・・・なんでもしちゃうよ?」フフ

照「なんでも・・・」ゴクリ

咲「・・・・・・あと三秒」

照「え!」

咲「二・・一・・」

照「咲様!」

咲「・・・」

照「咲様と・・・ディープキスが・・・し、したい///」

咲「ふ〜ん・・他にしたい事は?」

照「そ、その・・・・咲様の体を・・・舐めたい・・・」

咲「へえ・・・舐めるのが好きなの〜?」クク

照「はい・・・」

咲「あっそ〜」

照「・・・・」

咲「いいよ」

照「!!」

咲「私の体・・・お姉ちゃんの舌で綺麗にして・・・」スカート ストン!

照「咲様・・・」ハァハァ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:33:26.54 ID:6b/9wdA90

久(うふふ。たまには姉妹百合もいいわね〜)ホホ

♪〜

久「あ、電話」

ピッ

久「もしもし。・・・・はい・・・うん、そう?じゃあ今から行くわね。・・・ううん、気にしないで・・はい、それじゃ」ピッ

久「・・・・さてと」スクッ

咲「出かけるんですか?」

久「うん、ちょっとね。今度また泊りがけの合宿を計画してる、って言ったでしょ?その打ち合わせみたいなもの」

咲「そうですか・・大変ですね」

久「全然。楽しんでるもの」フフ

久(百合イベントが盛りだくさんだし)ウフフ..

久「・・・お姉さん、まだしばらくここにいるんでしょ?」

咲「あ、はい。そのつもりです」

久「そう、じゃあちょっと出てくるわね。そんなに時間かからないから」スタスタ ガチャ

久(説明は帰ってきてからでいいわよね)

咲「はい、いってらっしゃい」

優希「もう一回だじょ!!」

和「優希・・・次は部長と交代ですよ?」

優希「あ、そうだったじぇ・・・・・・って部長がいないじょ!」

咲「部長なら出かけてくるって・・・」

和「それでは咲さんと交代ですね」

咲「あ、私はまだいいよ。優希ちゃん打って」

優希「なんと!・・・その期待に応えなきゃ女じゃないじぇ!!」メラメラ

まこ「威勢がいいのお」

照「・・それじゃ二回戦・・・――――」
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:34:03.65 ID:6b/9wdA90

久「・・・」テクテク

久(打ち合わせも上手くいったし、思ったより早く終わったわね)トケイ ミル

?[あなただったのか・・・]

久「?」

久(これは・・・プライベート回線・・・百合妄想士!)キョロキョロ

?[なるほど・・・・・興味深い・・・]

久[意味がよくわからないんだけど・・・それはお褒めの言葉かしら?]

?[もちろん]

久(・・・何かしら・・・この禍々しい感じは・・・)ゴクリ

?[君は・・・清澄高校麻雀部で百合妄想するとしたら・・・どうする?]

久[この声・・・どこかで・・・・・・・はっ!]

久(なるほどね・・・雰囲気あるとは思ってたけど・・・)

久[・・そうね・・・]

久(マイナーカップリングが好きとはいえ、うちの部内限定だったら・・・)

久[咲と和はとても仲が良く、付き合うまで秒読みと言えた・・・]

久[お互い惹かれるものもあり、またお互いがお互いを支え、成長し、強くなっていく・・・]

?[・・・・]

久[しかし、中学時代から和と親交のある優希は、秘かに和の事を想っていた・・・]

久[二人を応援しつつも、和を諦められない優希は、悩んだ挙句、和に告白する]

?[ふむ]

久[その告白を断った和だったが、傷付けてしまった負い目から、以前より優希に対して優しくなる。それを不審に思い、和と優希の関係を疑う咲・・・]

久[そんな咲を、まこが励ます。とても優しく・・・・親身になって・・・]

久[やがて咲はまこを信頼し、和との事以外でも相談するようになった・・・]

久[そこで咲は気付いた。和よりまこといる時間の方が長くなっていた事を・・・]

久[和への気持ちは本物だったはず・・・でも、まこといる時の心地良さを思い出すと、自分の気持ちがわからなくなる・・・・]

久[二人の間で揺れ動く咲・・・・そこに現れたのは・・・・優希だった]

?[・・・]
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:34:57.55 ID:6b/9wdA90

久[和の事を誰より見ていた優希は、和が寂しがっている事に気付いていた・・・]

久[そして、和が一番好きなのは咲だという事に、当然気付いていた・・・]

久[優希は咲に言った。『のどちゃんを任せるじょ』・・・その言葉に、咲はハッとする]

久[自分が辛い時には、まこに助けてもらった。でも和は・・・?]

久[あまり周りの人間に弱音を吐かない和は、辛い時でも一人で耐えていたのではないか・・・]

久[そう思った途端、強い感情が彼女を包み込んだ・・・・・そして、自分の本当の気持ちに気付き、咲は和の元へと急ぐ!]

久[和は待っていた・・・咲と『全国に行こう』と誓い合った場所で・・・]

久[咲は辿り着いた・・・和と一緒に未来への一歩を踏み出せる場所へ・・・]

久[・・・こんなところかしらね]

?[しかし、その関係は長くは続かなかった・・・]

久[!?]

?[これまでも転校が多かった原村 和・・・想いが通じてこれからという時に、また転校する事になってしまう]

久[く・・・]

?[それでも二人は『距離など関係ない、私たちはずっと一緒』と励ましあう]

久(な、なんなの?この圧力というか・・・重い空気は・・・頭にこびりつくような・・・)

?[メールに電話。たまの休みにはデート。・・・あまり会う事はできなくても、二人は幸せだった]

久[そ、そうよ・・・あの二人なら・・]

?[しかし、そんな二人の仲を引き裂く事件が起こった・・・・]

久[!!]

?[以前、咲の相談に乗っていたまこが、咲に対して恋心を抱くようになる]

久[そんな・・・]

?[和と会えず、寂しそうにしている咲の姿は、まこの心を締め付け、判断を狂わせる]

?[『体だけの関係でええんじゃ・・・咲・・・誰にも言わん・・だから・・・』まこはプライドを捨て、すがるように咲に迫った]

?[そんなまこの誘いに、咲は応えてしまう・・・寂しさからか、それとも・・・]

久[咲・・・・]

?[それから、咲は何度もまこを求めるようになった・・・]

久[・・・]

?[咲からのメールが減ったと優希に相談する和・・・そこで優希が咲を探る・・・]

久[あ・・・ああ・・・]
172 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:36:41.66 ID:6b/9wdA90

?[・・・・・・優希は二人を目撃してしまう・・・和を裏切り、浅ましく求め合う姿を・・・]

久[・・・咲・・]アアア

?[優希は怒りに震えながらも、なぜか怖ろしいほど冷静だった・・・行為を止めるでもなく、携帯電話を取り出して二人の姿を動画で撮影し、和に送信したのだ]

久[や、やめて・・・]

?[信じられない和・・・動画を何度も確認するうちに、彼女は壊れていった・・・・そして思考を放棄し、駅へと歩き出した]

久[やめてよ・・・和・・・]

?[長野駅に着き、清澄高校に着き、麻雀部部室に着く。中には優希一人だけ]

?[『のどちゃん・・・』心配そうに、罪悪感を感じているように和を見る優希・・・]

久[・・・]

?[和は優希に近づき・・・・・・・・・・・・・・両手で思いきり首を絞める!]

久[!!]

?[『あんた・・・悪魔なんでしょ?・・・・ない事をあるように言って・・・変なもの送ってきて・・・』]

久[和・・・・]ブルブル

?[首を振る優希。しかし和は力を緩めない。『よく見たら・・・全然似てないじゃない・・・優希は中学の時からの友達なんだから・・・見たらわかるんだから・・・』]

久[〜〜〜〜]ブルブル

?[やがて、ぐったりとする優希・・・手を放す和・・・そこへやってくる咲とまこ・・]

?[『の、和ちゃん?』自分の見ている光景が理解できない咲。そこで和は咲に言う]

?[『優希を返して!!優希だけは私の味方なの!!私を助けてくれるの!!優希を返して!!』]

久[〜〜〜〜]アアァア

?[やがて、騒ぎを聞きつけた教師によって、警察に連絡が行く・・・]

?[優希は、気を失っただけで命に別状はなかったが、心に負った傷は深く、ひどく衰弱していた]

?[咲とまこも事件のショックから、お互い他人のように接するようになる]

久[うぅうぅう]ブルブル

?[和は、病院に入院・・・彼女の心は、未だ闇に包まれている・・・]

?[『優希に会いたい・・・優希に会うためなら・・・何度でも優希の首を絞めてやるんだから・・・・ふふ』]

久[ああぁあぁあ]ブルブル
173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:37:16.91 ID:6b/9wdA90

?(ふふふ・・・いい絶望・・・とても甘美・・・)

?[竹井さん?]

久[あああああ・・・]ブルブル

?[そんなに怯えないで?・・・・私はあなたの味方だから・・]

久[み、味方?]

?[そう、こんな悲惨な事・・・絶対あってはならない事でしょ?]

久[そ、そうよ・・・絶対ダメ・・]

?[うん。竹井さんなら大丈夫。絶対大丈夫]

久[ほ、本当?]

?[私が保証する。ね、だから元気出して]

久[あ、ありがとう・・・]

?[ふふ]コシ ヲ ナデル

久[あっ!]ビク

?[こんな腰の細い、可愛い女の子に・・・ごめんなさいね、意地悪して]

久[い、いやあの、別に・・・///]

?[ありがとう。お詫びと言ってはなんだけど・・]オシリ ナデル

久[あ、あの・・///]モジ

?[もっと楽しい、気持ちいい事をしましょう?]ササヤク

久[あ・・・]

久(気持ちいい事・・?そうね・・・その方が気分がいい・・・)

♪〜

?[!?]

久「はっ!」

?[・・・・]

久(私、今・・・一体何を・・・・?)

久「あ、電話」ピッ

久「もしもし。・・・あ、咲?・・・・うん、・・・・・もう帰りよ。うん・・・・・わかったわ。それじゃ」ピッ

久「・・・」フリカエリ

久「・・・・・・・いない・・・」

久(さっきの私の精神状態・・・明らかに普通じゃなかった・・・一体どういう事なの・・・?)

久「・・・・」

久(今は考えても整理できないわ。とにかく部室に戻りますか)スタスタ
174 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:37:55.56 ID:6b/9wdA90

照「ツモ。16400オール」ジャラッ

優希「あうあう・・」トビ

まこ「これは・・・きっついのぉ・・・」トビ

和「素敵です」トビ

京太郎「これで何回目だっけ?」

咲「うんと・・・・六回連続トップだね」

京太郎「強過ぎるな・・」

優希「京太郎〜!タコスが切れたじぇ!」ジタバタ

京太郎「え〜!んな事言っても材料もねぇし・・・店まで行くのもな〜」

優希「うぅ〜〜」ムゥウウ

京太郎「・・・しゃあねえな。買ってくりゃいいんだろ」スクッ

優希「おお!」キラーン

京太郎「まったく・・・ワガママ娘が」ハハ

ガチャ..バタン

照「・・・続ける?」

優希「もちろんだじぇ!」

まこ「咲?」

咲「あ、私はまだ大丈夫ですから、どうぞ」

和「今の『大丈夫』・・・素敵なトーンです」ポ

咲「あはは・・・」
175 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:38:42.84 ID:6b/9wdA90

ガチャ

久「ふう」

咲「あ、おかえりなさい」

久「ただいま。・・・咲、ありがとう」

咲「え?」

久「助かったわ・・・」フゥ

咲「?」

久「・・・・合宿だけど、いい具合にまとまりそう」フフ

咲「わぁ・・・さすが部長!私、すごく楽しみにしてるんです」ニコ

久「そう言ってもらえると嬉しいわ」フフ

――――

照「ツモ。16700オール」ジャラッ

優希「・・・・」トビダジョ..

まこ「・・・・」トビジャ..

和「・・・・・」トビデス

久「あらあら。さすがね〜」

咲「あ、そろそろお昼ご飯・・・」

久「そうね・・・出前でもとりましょうか?インハイ出場で部費のアップも見込めるし」フフ

咲「部費を使っちゃっていいんですか?」アセアセ

久「それが清澄高校麻雀部よ!」バァ-ン

咲「はあ・・・」

久「それじゃ、注文しましょう・・・――――」
176 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:39:21.47 ID:6b/9wdA90

優希「ぷはぁー!美味かったじぇ!!まんぷくまんぷく!」ゴロン

まこ「こりゃ!行儀悪いじゃろうが!」

久「なかなか美味しかったわね」

咲「ごちそうさまでした」テヲ アワス

和「あ、咲さん。お箸は私が片付けます」ササ

照「ごちそうさまでした」テヲ アワス

ガチャ

京太郎「お待たせ〜!タコス買ってきてやったぞ!!」ババーン

優希「あ・・・・」

まこ・久・和・咲「・・・・・」

京太郎「え・・?」

久「あ、照。ちょっといい?」コッチコッチ ガチャ

照「うん」ツイテク

咲「て・・・照って・・呼びの捨てにしてる・・・?」

まこ「そうじゃな。仲の良しじゃな」

咲「うう〜」ワナワナ

京太郎「うう〜」パクパク

優希「そ、その・・・わざとじゃないじぇ?」
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:40:10.36 ID:6b/9wdA90

空き教室―――

久「ここなら大丈夫かな・・・」カギシメ

照「?」

久「・・ちょっと聞きたいんだけど・・・あなた、今日・・・・に行く予定とかある?」

照「ああ。この後に行く予定だが」

久「やっぱり・・・ちょっと待って・・・念のため」

照「うん」

久[これでよし・・っと]

照[プライベート回線か?・・・そこまでしなくても咲に聞かれないと思うが・・・というより、むしろプライベート回線で会話している事自体、久が百合妄想士だという証明になってしまうんじゃないか?]

久[それは大丈夫]ニコ

久[プライベート回線は、テレパシーしている事を周りに通知するかしないかも設定できるしね]

照[なんと!]

久[そのためのプライベート回線だから]

照[凄いな・・・是非使い方を教えてくれ]

久[ええ・・・・・でもその前に、さっきの質問だけど]

照[この後の予定の事?]

久[そう。・・・それは百合妄想士に関係ある事?]

照[え?なぜわかるんだ?]

久[・・・さっき行ってきたところなのよ]

照[え?・・・・・に?]

久[そう。・・・そこでちょっとした出来事があってね・・・百合妄想士に接触されたのよ]

照[そんな事が・・・]

久[今まで接触してきた人はいたけど・・・今回のはちょっと違っていた・・・]

照[・・・]

久[なんか違和感を感じた・・・あなたの目的は何?・・・・に、何をしに行くつもりなの?]
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:40:47.03 ID:6b/9wdA90

照[私の目的は・・・]

久[・・・・・]

照[四天王に会う事・・・]

久[四天王?]

照[ああ、百合道を追求する者たちの中でも、突出した力を持つ四人・・・らしい]

久[突出した力・・・]

照[私としては是非会ってみたくてな]

久[・・・なるほどね・・・・]フフ

照[?]

久[・・・私もついて行っていいかしら?]

照[え?]

久[さっきね・・・多分その子が四天王だと思うんだけど、結構手痛い目にあわされたのよ]

照[!]

久[その借りを返したい・・っていうのもあるんだけど]

久[今の話を聞いてるとね・・・なぜかワクワクしてくるのよ・・・]フフフ

照[・・・]オオ

久[そんな凄い人たちがいるなら・・・戦ってみたい・・・ってね]

照[久・・・]オオォ

久[私だって百合に対してプライドはある。自分がどこまでできるのか・・・試したい!!]

照[・・・]

久[だから・・・私も一緒に行っていい?]

照[・・・もちろんだ]ニコ

久[・・・ありがとう]フフ

照[嫌だ、と言ったら勝手に一人で行きそうだしな]フフ

久[あら、見透かされてるのね]クスス

照[あ]

久[?]

照[咲になんて言おう・・・]

久[・・・どういう事?]

照[いや、咲には四天王と会う事は伝えてないんだ]

久[うん]

照[この後一人で行くつもりだったんだけど・・・なんて言ったものか]

久[あ〜、絶対ついてきたがるでしょうね・・・久しぶりに照に会ったんだし]

照[うん・・・]

久[特に私と二人で出かけるなんて言ったら、嫉妬されちゃいそう]フフ

照[う〜ん]
179 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:41:32.67 ID:6b/9wdA90

久[・・・・咲も連れていったら?]

照[え?]

久[咲も四天王に興味があったら、の話だけど]

照[し、しかしそうなると久が・・・]

久[・・・・・もう私が百合妄想士だと咲にバレてもいいわ]

照[え?・・・でもさっきは]

久[それくらい、四天王の話は魅力的って事]ウン!

照[!!]

久[高校生活最後の思い出に、私の力を試してみたい・・・]

照[久・・・]

久[もうこうなったら、私たちで四天王全員倒しちゃいましょう♪]

照[・・・・・]

久[ん?どうしたの?]

照[久は・・・なんか不思議な子だな・・・]

久[どういう意味?]ンー

照[・・・なんだか誰かに似ている気がするんだが・・・・とにかく魅力的な人というか]

久[褒め言・・葉よね?]

照[ああ]クス

久[・・・・ならいいけど]フ

久[それじゃ、テレパシーの使い方を説明するわよ?準備はいい?]

照[ああ。よろしく頼む]

――――

照[アクセス・・・ブロック・・・プライベート回線の範囲型・人数型・・オープン回線・・]

久[大体マスターしたわね・・・この短時間で・・・凄いわ]

照[いや、教え方がよかったんだ]

久[ふふ・・・ありがと]クス

照[あ・・・]

久[?]

照(今の笑顔・・可愛い・・・///)テレ

久[じゃあ、この回線を切ってみて]

照[・・ああ]スゥッ

久「・・・お見事」パチパチパチ

照「できた・・・」ホッ
180 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:42:44.86 ID:6b/9wdA90

久「・・・それじゃ、改めて話をしましょう」

照「え?」??

久「・・・・」スタスタ...ガチャガチャ..ガラガラー

照「あ」

咲「・・・・あ」

照「咲・・・?」

咲「あ、あの・・・」

久「ふふ。お姉ちゃんが気になったんだもんね〜」ネー

咲「そ、それは・・・うぅ」

照「いつ、気付いたんだ?」ヒサ

久「ん〜、この部屋に来て少し経ってからかな?なんか気配がしたからね」

照「全然気付かなかった・・・」

久「では、咲にも話しておきましょ」

咲「話??」

照「そうだな・・・実は・・・―――」

咲「し、四天王?」

照「ああ」

咲「本当なん・・だよね?・・・部長が百合妄想士だっていうのも、四天王の話も・・・」

久「本当よ」フフ

照「ああ、私の知人が連絡を取れる立場らしくてな。上手くいけば全員と会えるかもしれない」

久「あら、それはいいわね」

照「それで、一人目とはすでに連絡済みらしい。私たちはこれから会いに行くつもりだ・・・咲はどうする?」

咲「え?」

照「・・・・」

咲「・・・・・もちろん私も行くよ」

照「咲・・・それでいいの?」

咲「うん。私も興味ある」

照「ん。じゃあ一緒に行こう」

照(咲は私が守る)

咲「うん!」

咲(何かあった時は私がお姉ちゃんを守らないと!)

久「・・・」ピッピッ...

久(送信・・・・っと)ピッ

咲「それで・・その人はどこにいるの?」

照「・・・・・・・龍門渕高校」
181 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:43:21.97 ID:6b/9wdA90

龍門渕高校―――

久「ふう、さすが龍門渕ね。入るだけでも手続きが大変」フィー

咲「や、やっぱり龍門渕 透華さんに挨拶とかした方がいいのかな?」

久「昨日から出かけているらしいわよ?」

咲「あ、そうなんだ・・・どこに行ってるんだろうね?」

久「さあね〜、お金持ちだし、超豪華旅行とかかしら?」イイナー

東京―――

龍門渕所有ビル内の一室―――

透華「おおおお!この絡み!!回想!!これはすっばらっしいですわ〜!!!」オーホホ

宮永父「これは俺もお気に入りなんですよ」アハハ

透華「最初は殿方という事ですので、少し警戒しておりましたが・・・わたくしが間違っていました・・・あなたの慧眼、素晴らしいですわ!」

宮永父「いえ、俺なんて大したもんじゃありませんよ」アッハハ

透華「それにしてもこのサークル・・・ハギヨシ!!」パチン

ハギヨシ「はい、すでに透華お嬢様のお気に入りリストへの登録が完了しております」シュタ

透華「うふふ・・・これで楽しみが増えましたわ」オホホ

宮永父「ふむ、こっちはロリ物か・・・」ペラ

憧母「あ、それいいですよ〜」

宮永父「あ、新子さんのでしたか」

憧母「ええ。そのロリっ子が娘の友達に似ているんですよ」ニコ

宮永父「へえ、じゃあ感情移入できますね」ニコ

憧母「そうなんです。その子がこの本みたいな事になったらと思うと・・・」アタラッ

宮永父「確かに・・・これはいやらしいですね・・・」ゴクリ

憧母「この本を見てから、その子に会う度・・凄く興奮できるんです〜」アタラッ

宮永父「素晴らしいですね・・羨ましいです」ハハ

憧母「うふふ」

宮永父「あ!それならこの本も好きかもしれない・・・これです」ワタス

憧母「あ!これも似てる・・・」ペラ

宮永父「はい・・・露出物なので、好き嫌いはあるでしょうけど・・・」

憧母「い・・・・いい!!!これ最高です!!!宮永さんありがとう!!すぐ注文しないと!!」

宮永父「い、いえいえ・・・」

憧母「ほほ、他にどんな物があります!?」ハァハァ

宮永父「えっと、沢山持ってきてるんですが・・・新子さんが好きそうなものは・・・っと」ゴソゴソ
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:43:59.10 ID:6b/9wdA90

貴子「あ、この主従ものいいな・・・あの、君」

一「はい・・・・あ」

一(風越のコーチ・・・来てたんだ)

貴子「このサークルの他の本って持ってる?持ってたら読ませて欲しいんだが・・・」

一「ありますよ。ちょっと待っててくださいね」スタスタ

貴子「すまない」

一(ボクって気付いてない?・・・完全に百合の事しか考えてないんだ・・・凄い・・・)ササッ

一「これです。どうぞ」

貴子「ありがとう。君はどのジャンルが好きなんだ?」

一「えっと、ボクは主従もので、従者が責められるのが好きですね」

貴子「あ、だったらこれなんてどうだ?」ホラ

一「あ・・・えっちぃ・・・いいですね」ペラ

貴子「だろう!?また猫っぽい感じが凄くいいんだ!」

一「・・・猫・・・確かに・・」ペラ

貴子「猫はいい・・・気まぐれな性格も・・・愛らしい外見も・・・」ポー

一「・・・猫耳とか好きですか?」ペラ

貴子「大好きだ!!!!」

一「わぁ!」ビクッ

貴子「おっと・・・つい声が大きくなってしまった・・・・」コホン

貴子「私は猫耳が一番好きだ」

一「じゃあこれも好きかもしれないですね・・・私の好きなサークルの新作です」ドーゾ

貴子「かっ・・・かはっ!!こ、ここれは・・・・」ハァアアァ

一「どうです?」

貴子「か・・・可愛すぎる・・・・あああ・・・・池田ァ・・・・」モダエ
183 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:44:42.14 ID:6b/9wdA90

龍門渕高校―――

久「さて・・・」スタスタ

照「ん?こっちじゃないのか?」

久「入口はそっちなんだけど・・・彼女がいるのはこっち」スタスタ

照「・・・どこにいるか知っているのか?」スタスタ

久「さっきメールしたからね」スタスタ

照「え・・・知り合い・・・?」スタスタ

久「ええ・・・・・もう少しよ」スタスタ

咲「・・・」ゴクッ

久・照・咲「・・・・・・」スタスタスタ

体育館裏―――

照「薄暗いところだな・・・」キョロキョロ

咲「うん・・・」キョロキョロ

久「・・・」

?「お客さんの多い日・・・」

照・咲「!!!」バッ!

久「さっきはどうも」ニコ

?「・・・・・・」

久「また会いに来たわ・・・・・・・・・・沢村 智紀さん」フフッ

智紀「・・・・・・」

照「・・・・・」

咲「あ・・・」

照・咲(あの人が・・・・四天王?)ゴクリ

智紀「・・・途中で邪魔が入ったのが残念。・・でなければ勝負はついていたのに・・・」

久「む・・・」

智紀「そもそも、約束した時間と違う・・・それも作戦?」

久「それ、間違いなのよ」

智紀「?」

久「もともとあなたと会うのは、宮永 照さんだったの」

照「ああ」

智紀「え?」

久「あなたの勘違い。私はたまたま来ただけだったの」

智紀「・・・・なるほど・・それは失礼しました」ペコリ

久「いいえ」
184 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:45:14.57 ID:6b/9wdA90

智紀「それじゃ・・・宮永 照さんが・・・お相手という事ですね」ザザァ...アアアア..

照「!!」

照(こ、この寒気は!!)

智紀「まさかあなたも百合妄想士だったとは・・・・」ザァァアァ...

久「ちょ〜っと待った」

智紀「?」

照「?」

久「悪いんだけど・・・・私にやらせてくれない?」

照「え?」

久「さっきも言ったけど、私、この子に手痛い目にあわされたのよ」

智紀「・・・・」

久「正直・・・咲からの電話が無かったら・・・オチてたと思う・・・」

咲「え?」

照「・・・」

久「だから・・・リベンジがしたいの・・・・ダメかな?」

照「そうか・・・わかった。頑張って」ニッ

久「あ・・・」

久「ありがとう」フフ

智紀「・・・」

久「と、いう訳で・・・勝負よ!」

智紀「懲りない人・・・・」ブワァアア!!

久「くっ!!」

照「こ、この禍々しいオーラは・・・」

咲「ううっ・・・体が震える・・・」

久(ここにいる全員をカバーできる範囲で・・・プライベート回線を!)スゥッ..

智紀[・・・・さて、どうする?]

照[あ、聞こえる・・・]

照(オープン回線・・・?いや、範囲型のプライベート回線だ)

久(今度は・・・相手に先手を取らせて様子を見る!)
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:46:26.12 ID:6b/9wdA90

久[こちらからお題を出させてもらうわ]

智紀[どうぞ]

久(さっきは三次元でやられた・・・なら!)

久[今から挙げる作品で、好きなものを選んで]

智紀[わかった]

久[〇リア様がみてる・・・]

智紀[・・・・・]

久[神〇月の巫女・・・]

智紀[・・・・・]

久[け〇おん]

智紀[それでいくわ]

久[・・・]

智紀[・・・・桜高軽音部は、彼女たちの楽園だった・・・]

久[・・・]グッ

智紀[沢山の『楽しい』と『嬉しい』をみんなで共有した]

照(うんうん)

咲(わかる・・・)

智紀[唯たち三年生が卒業を間近に控えたある日の事・・・軽音部にある変化が訪れる・・・]

久[・・・]ドキッ

智紀[・・・唯が・・・律に恋をしてしまったのだ]

照(う・・・)

智紀[いや、恋をしている事を自覚した、というべきかもしれない・・・]

智紀[唯は、律と一緒に過ごすうちに、律の優しさ、明るさ、行動力、大ざっぱな性格や、ヤキモチ焼きなところや、意外と繊細で臆病なところ・・・]

智紀[律の全てを好きになっていた・・・]

久[・・・]ゴクリ

智紀[しかし唯は考える。このままみんなで同じ大学に行く・・・だから告白なんてしたら・・・]

智紀[もし付き合えたとしても・・・澪が悲しむ]

智紀[もしフラれたら・・・律と一緒にいられなくなる]

智紀[どう転んでも、軽音部の関係は壊れてしまう・・・・唯は、この気持ちを隠す事にした・・・]

照(唯・・・)ウゥ
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:47:15.26 ID:6b/9wdA90

智紀[これまで通り唯に接する律。しかし、恋心を自覚した唯はぎこちない態度をとってしまう]

智紀[違和感を感じた律は、唯を呼び出し、二人で話すことになった・・・]

咲(・・・)ドキドキ

智紀[唯を心配する律、しかし唯は何も言えない・・・自分が何かしたのかと気にする律・・・違う・・・じゃあなんで?・・・言えない・・・]

照(唯ぃ〜)ウゥゥ

智紀[『なんだよぉ〜、なんか言ってくんなきゃわかんないじゃんかよぉ〜』うつむく律・・・]

智紀[それでも唯は何も言えない・・・そこで律は・・・]

智紀[『こうなったら!唯が喋るまで、ずっとストーキングしてやる!!そんで、あたしが唯の味方だって事、思い出させてやるよ!!』]

久(くっ・・・)

智紀[その言葉通り、律は唯についてきた。決して離れず、唯が帰るよう言っても、全く聞かず・・]

智紀[唯は悲しくなった・・・律に心配をかけておきながら、心配してくれる事を喜んでいる自分が・・とても卑怯に思えた・・・]

照[・・・・]ウゥ..

智紀[律は、『今日泊まるから』と言った。うちの両親は今日も不在・・・田井中家は、平沢さんに迷惑かけないようにね、の一言]

智紀[夕食を取り、お風呂に入り、唯は自分の部屋へ。・・・律もついてくる・・]

智紀[律はやけにしつこかった・・・律がそこまでする理由が唯にはわからない・・・部長としての責任感?友達だから?・・わからない]

智紀[やがて夜も更け、二人は布団の中、ウトウトしつつ、天井を見つめていた]

智紀[『りっちゃん、なんでここまでするの?』『・・・だって、唯がいつもとちげーし』]

智紀[『違わないよ』『ぜってーちげーし』『・・・・』『・・・・』]

智紀[『・・・』『なんかあったのか?私にも言えないのか?』]

智紀[『だって・・・言ったら終わっちゃうんだもん』『え?』]

智紀[暗闇の中・・・天井を見つめているうちに、唯は不思議な気持ちになっていた・・・]

智紀[まるで現実と夢の境目にいるような・・・今話しているのが、夢の中であるかのような、不思議な気持ちに・・・]

智紀[『終わるって何が?』『軽音部』『なんで?』『・・・上手くいったら澪ちゃんが可哀相だし、ダメだったら私・・・』]

久(・・・)

照(・・・・)ドキドキ
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:47:54.18 ID:6b/9wdA90

智紀[『上手く?・・・ってかなんで澪が出てくるんだよ?』『・・・・澪ちゃん、りっちゃんの事好きだから』]

智紀[『な、何言ってんだよ!そんな訳・・・』『ダメだよ〜、そんな風に言っちゃ・・澪ちゃん傷付くよ』]

智紀[『・・・それと唯がおかしいのと、どう繋がるんだよ』『・・・・・・・』]

智紀[『・・・・私もりっちゃんが好きだから』]

智紀[『・・・・・・・・・・・・え?』『・・・・・・』]

智紀[『・・・・ま、まじで?』『・・・・うん』]

智紀[『・・・・よ』『・・・え?』]

智紀[『よっしゃーーーーーっ!!!』『わわ!!』]

智紀[『よっしゃ!!よっしゃーー!!!やったーーー!!』『な、なに?どうしたの?』]

智紀[『い、今、唯が私の事好きだって言った!』『え・・・?・・・・あ、あれ?夢じゃ・・・』]

智紀[『私も唯が好きだ!!!両想いだーーーっ!!!』『えっ!?』]

智紀[『くぅーーーっ!よかった・・・あー、マジで嬉しい』『え?え?』]

智紀[こうして、図らずも告白してしまった唯。躊躇いながらもやはり嬉しさは抑えきれず、律と付き合う事となった・・・]

智紀[二人は付き合っている事を、誰にも明かさなかった・・・唯に想いを寄せる梓、律に想いを寄せる澪・・この二人には知られる訳にはいかない]

智紀[最初は、秘密の関係・・・というスリルを楽しむ余裕があった。お互いの気持ちが通じた嬉しさが、悲しみを伴う現状を把握する事を拒否していたのか・・]

智紀[しかし、ふとした事からこの関係がバレてしまう]

久(くっ・・・)

照・咲(え?)

智紀[今まで楽園のように思えた部室は、不穏な空気で満ちていた・・・]

照(や、やめろ・・)ウゥ

智紀[『・・・お前たち・・・付き合ってるんだって?』]

智紀[二人に迫る澪]

智紀[『な、なんの事?澪ちゃん、何言ってるの?』]

智紀[『・・しらばっくれても無駄だよ。ラブラブみたいだな』『え!?』]

智紀[二人が付き合っているという事を澪に知らせた人物は・・・・・・憂だった・・・唯が律と電話で話しているのを盗み聞きし、澪に伝えていた・・]

咲(うぐうぅうううう!!なんて事を・・・姉妹百合の風上にもおけないよ憂ぃぃ!!)グアー

智紀[『な、なんで・・・・』『・・・・唯、私は唯には怒ってないよ・・・・・・律』]

久[?]
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:48:32.59 ID:6b/9wdA90

智紀[次の瞬間、澪の口から衝撃の事実が語られる・・・]

智紀[『憂ちゃんの次は唯か・・・・随分欲張りなんだな・・・』]

久・照・咲[!!!?]

智紀[『え?・・・澪ちゃん・・・何言ってるの?』]

智紀[『・・・律はな、憂ちゃんと肉体関係を持ってるんだよ』『そ、そんなはずないよ!!わたしたち、両想いなんだもん!!』]

智紀[『・・・可哀相に・・・唯は騙されてるんだよ』『ち、違うよ!!』]

智紀[『唯・・・律はね・・・・私とだって何度も・・・』『や、やめてよ・・・澪ちゃん・・・嘘ばっかり・・・』]

久[ううぅ]ブルブル

智紀[澪の話は真実だった・・・律は、自分が気に入った子を狙い、巧みに取り入り、複数の女生徒と関係を持っていた・・・]

智紀[『ねえりっちゃん・・・嘘だって言ってよ・・』『・・・・・・』]

智紀[唯と二人きりならば、なんとでも言って逃れたであろう律も、澪たちの前で迂闊な事は言えず、ただ沈黙・・・それは肯定と同義だった・・・]

照(やめてくれ・・・軽音部は・・・楽園なんだ・・・)

咲(・・・姉妹百合が・・・崩れていく・・・)ウアァア

智紀[沈黙の中・・・唯の泣く声だけが響く・・・・]

智紀[その姿を見て、梓が立ち上がる!もう限界だった・・・・大好きな唯の泣き顔を、これ以上見たくなかった・・・]

照(あずにゃん!!)タノム!

智紀[律に掴みかかる梓!・・唯先輩に謝れ!と感情のままに叫ぶ・・・何度も、何度も・・・]

智紀[『うるさい!!』律は梓を力任せに振り払う]

智紀[振り払われた梓は、バランスを崩し・・・机にぶつかり、倒れてしまう]

照(いやぁあああ!あずにゃあああん!!!)

智紀[梓に駆け寄る唯と紬・・・・梓の額から血が流れる・・倒れた時に切ってしまったようだ]

咲(ううぅうううううう!!!)ブルブルブル

久[・・・・]ブルブル

久(やはり・・・頭が・・重い・・・)ガクガク..

智紀[結局その場は、何も解決しないまま解散・・・数日が経過する]

智紀[梓の傷は、跡が残る事もなく治った・・・・・しかし]

智紀[律、憂に対し不信感を持った唯、もう全てが面倒に感じている律、そんな律を未だに想っている澪、軽音部を守ろうとしているが何もできない紬、どうしたらいいのかわからずに悩む梓・・・]

智紀[軽音部に入った亀裂は、決して消えることはなかった]
189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:49:45.49 ID:6b/9wdA90

東京―――

コンビニ

監督(今頃・・・沢村と戦っている頃か・・・)

監督(沢村 智紀・・・相手に絶望を与える能力の持ち主・・・・心を折り・・魂を喰らう・・・)

監督(相手に絶望を与える事に特化している分、負の力の増幅が並ではない・・・)

女店員「あのー、お客様・・・あのー」

監督(宮永とは相性の悪い相手かもしれん・・・)

監督(いきなりの強敵だが・・・・・・勝つ手はある・・・)

女店員「お客様・・・お金・・」

監督(奴にも弱点がある・・・そこに気付ければ・・・)

女店員「お客様ぁ・・・」ドウスレバイイノ!?

龍門渕高校―――

久[!!]ブルブル..

智紀[悲しい・・・悲しいね・・]スタスタ

久[うん・・・悲しい]ブルブル

智紀[でも、そんな絶望は・・・私が消してあげる・・・]スタスタ

久[消して・・・]ブルブル..

智紀[だから・・・安心して]コシ ヲ サワル

久[あ・・]

智紀[大丈夫・・・私があなたを守るから・・・]カオ ヲ チカヅケル..

久[・・・]

智紀[私に・・・委ねて・・・]クチビル ヲ ヨセル
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:50:47.39 ID:6b/9wdA90

久[・・・!]

久[お断りよ!]クワッ

智紀[!!?]ハッ

久[くっ!]ハナレル

智紀[な・・・・]

久[・・・・危ないところだった・・・]フゥー

智紀[わ、私の技を・・・破った・・?]

久[・・ええ、紙一重だったけどね]

智紀[・・・!]

久(一度経験していたのが大きいわね・・・、なんとか耐えられたわ)チラッ

照(うぅうう!軽音部がぁあ)ブルブル

咲(だ、ダメだよ憂・・・お姉ちゃんを裏切るなんて・・・)ブルブル

久(あの二人は完全に絶望に呑まれている・・・)ゴクリ

智紀[く・・・]

久[あなたの技はとても強力ね。・・・・でも、気付いた事がある]

智紀[?]

久[あなたは、相手に絶望を与える・・・はずなのに、なぜ救いを残すのかしら?]

智紀[!!]

久[さっきの話なら、優希は助からない方が私は絶望した・・・今の話なら、梓は倒れた時に頭を打って、意識不明に・・・っていう、展開の方がダメージは大きかったわ]

久[ま、これはさっきのパターンとかぶるから、それを避けるためだったのかもしれないけど・・・傷跡すら残らないなんて、これは甘さとも言えるわね]

智紀[う!]

久[あなたはどこかで非情になりきれない人・・・]

智紀[ち、違う!!それはたまたまで!]

久[と、いうより・・・・怖いのかしら]

智紀[!!!!]
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:51:39.25 ID:6b/9wdA90

久[あなたは、自分を否定されるのが怖い・・・だから、相手を絶望させ、思考停止に追い込んでから・・・その子を自分のモノにする・・・]

久(自分の心の弱さ故の攻撃性・・・・だから逆に攻められれば・・・)

智紀[あ・・ああ・・]

久[素直に自分の気持ちを伝えるのが怖い、嫌われるのが怖い、臆病者よ!!]ビシッ!

智紀[ち・・・違う・・・]フルフル

久[違わないわ]スタスタ

智紀[こ・・・来ないで・・]スワリコム...

久[・・・・]

智紀[わ、私は・・・・臆病者じゃ・・・]ウゥウ

久[・・・・そうね]ダキシメ

智紀[え・・・?]

久[あなたは臆病者じゃない・・・優しい女の子よ・・・]ギュ...

智紀[あ・・・]

久[あなたは優しいから・・・自分の妄想の中ですら、キャラが酷い目に遭う事を嫌った・・・]

智紀[う・・・]

久[それは誰にでもできる事じゃないわ・・・素晴らしい事よ]アタマ ナデナデ

智紀[うぅ・・]グス...

久[だから・・・泣かないで・・・]アタマ ナデナデ

智紀[うん・・・]グス

久[・・・・・・]アタマ ナデナデ

智紀[・・・・・]

久[・・・・・・]ナデナデ

智紀[もう・・・大丈夫]

久[ん]

智紀[・・・・]ハナレ

久[・・・・]

智紀[・・・私の負け]

久[・・・うん]

智紀[・・・・正直、負けるとは思ってなかった]

久[・・・・]

智紀[あなたが、けい〇んの名前を出した時の表情や声のトーンからして、好きな作品だとわかった]

久(え?そんな事までわかるの・・・?)

智紀[だから、軽音部の人間関係を壊してしまえば、作品への愛着と私の能力とが相まって絶望の底へと導けると思っていた]

久[・・・・]

智紀[現に、他の二人は今も絶望に打ちひしがれている・・・でもあなたは耐えた・・・・どうして・・・?]
192 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:52:22.02 ID:6b/9wdA90

久[・・・私・・マイナーカップリングが好きなの]

智紀[え?]

久[だから、軽音部より・・・・モブキャラの方が好きなのよね〜]

智紀[そ・・・そんな事が・・・]

久[ま、確かにダメージは負ったけど、私にとっては軽音部より三年二組の人間関係を壊された方が辛かったかも]

智紀[・・・それは予想外・・・軽音部よりモブキャラとは・・・]

久[ん、そうゆう訳だから、あの二人を元に戻してあげてくれる?]

智紀[はい・・・]スゥ..

――――

照「い、一体どうなったんだ?途中から記憶が・・・」

咲「私も・・・」

智紀「私の負け」

照「えっ?」

智紀「竹井さんの勝ち・・・」

咲「す、凄い・・・部長・・・四天王に勝った・・・」ワァ

照「ああ、凄いな・・・」

照(私は何もできなかった・・・)

久「いや〜、照れるわね〜」ハハ

久(実際は一勝一敗だし、次やったら負けるだろうから微妙な心境だけど・・・)

照「あ、そうだ」

照(勝負がついた事、監督にメール・・・)ポチポチ

久「これであと三人ね」フフフ

智紀「あと三人?・・・それって・・」

久「ええ、四天王全員に会うつもりだから・・・他の三人の事、知ってる?知ってたら教えて欲しいんだけど」

智紀「・・ごめんなさい・・その三人が誰なのかも知らないです・・・」

久「あ、そうなんだ」

智紀「そもそも私自身、気が付いたら四天王って呼ばれていたので・・・」

久「へえ〜」

智紀「ただ・・・私が聞いた情報だと・・・」

久「うん」

智紀「一人は、キャリアが浅いにも関わらず四天王の一角を撃破し、その座についた・・・という噂です」

久「それは凄いわね・・」ホー

智紀「それくらいしか情報はないです・・・」

久「十分よ。ありがとう」ニコ

智紀「あ、い、いえ・・・////」
193 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:53:11.11 ID:6b/9wdA90

東京―――

コンビニ

監督(まさか沢村を倒すとは・・・清澄にそれほどの強者がいたとは・・・)

女店員「お客様・・・後ろがつかえておりますので・・・」オロオロ

監督(う〜ん・・・清澄で百合妄想士の可能性があるのは・・・宮永妹と・・・おさげの部長くらいだが・・・)ウーン

監督(ま、いいか)

女店員「あの〜、私がなにかしてしまったのなら謝ります・・許してください・・・」

監督「ん?ああ、すまない」ジャラッ

女店員「あ、ありがとうございます!!!!」ペコッ!!

監督「え?あ、ああ・・・」テクテク

女店員「ありがとうございました!またのおこしを!!!」

監督(さて次の相手に・・・っと、おお!返信が来てる・・・・)ポチポチ

監督(・・・・・・・・もう長野にいるのか・・・急な頼みにも関わらず・・・)

監督(あ・り・が・と・う・・・と)ポチポチ

監督(・・・・・沢村とはまた違ったタイプの相手だが・・・・どう戦うかな?)
194 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:53:43.50 ID:6b/9wdA90

長野―――

商店街

洋榎「じいちゃん、全然元気やったな」テクテク

絹恵「そやね」スタスタ

洋榎「ばあちゃんも元気有り余っとるし・・・また口が悪い言われたわ」アッハハ

絹恵「おばーちゃん厳しいわ」クス

洋榎「せやけど口が悪いて、なんか言うたっけ?」

絹恵「んー、あれかな?おじーちゃんが『最近体調悪いねん』、言うた時『ホンマや、鼻乾いとるな』言うたやつちゃうかな?」

洋榎「わしゃ犬か!言うとったな」ケラケラ

絹恵「おじーちゃんはシャレわかる人やけど、おばーちゃん真面目やから・・・」クス

洋榎「いや〜、思てたより元気そうやったから普通に接してしもてなー」

絹恵「うん、私もそれは思った」

洋榎「ま、たまには顔を出した方がええかもな」

絹恵「うん、小っちゃい頃から可愛がってもろたし」

?「・・・・・・」スタスタ
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:54:53.34 ID:6b/9wdA90

洋榎「さて、どないしよ?」

絹恵「う〜ん、長野でやる事もないし・・・」

洋榎「ん!?」

絹恵「え?おねーちゃん?」

洋榎「おお・・・お・・お・・」フラフラ

絹恵「?」

洋榎「おおお」キヌエ ノ リョウホホ ニ テヲソエル

絹恵「え、え?」

洋榎「あ、あかん・・・」カオ ヲ チカヅケル..

絹恵「え?」

洋榎「んっ・・・」ムチュー..

絹恵「んむっ??」

洋榎「・・・・///」レロッ..

絹恵「!!(舌を・・・)」ンムゥッ

洋榎「・・・・///」レロレロ..ツー...チュゥウ...

絹恵「ん〜〜〜///」

洋榎「んはぁっ」チュパッ..

絹恵「ぷはっ!!」

洋榎「・・・///」ツツー..

絹恵「・・・///」ハァハァ

洋榎「あ、あの・・・今のは///」

絹恵「お、おねーちゃん、こんな道の真ん中で急になにするん?・・・///」カァ..

?「・・・・・」スタスタ
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:55:33.36 ID:6b/9wdA90

龍門渕高校―――

照「あ、返信きた」ピピ

咲「ん?誰から?」

照「四天王に連絡取ってくれてる人から。・・・・・次の人ともう連絡ついたって」

久「とんとん拍子ね」

照「えっと・・・○○公園だって。それで時間は・・―――」

久「なるほど。まだ時間に余裕はあるけど・・・出発しますか」

咲「そうですね、待ち合わせ場所も公園ですし、ちょっとそこで休めますね」

久「そうね。・・・・それじゃ沢村さん、今度はどこか遊びに行きましょ?」

智紀「え・・・・私と・・遊ぶ・・?」

久「ええ。・・・沢村さんが嫌じゃなければ、だけど」

智紀「いっ、嫌じゃないです!!」

久「わわ、びっくりした」

智紀「ですから・・・是非・・・誘ってください・・」

久「ありがと」フフ

智紀「あ・・・///」テレ

照「・・・・」ムラッ..

照(長い髪で久の全身を愛撫する智紀・・・感じすぎた久は・・・)ララムッ

咲「お姉ちゃん、行こう?」

照「あ、ああ・・・」ラムー
197 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:56:30.38 ID:6b/9wdA90

○○公園―――

照「なんかハッピ着てる人がいたけど・・・お祭りでもあるのか?」

咲「うーん・・どうだったかな?・・・部長、知ってます?」

久「んー、ちょっとわからないわね〜」

照「そうか・・・お祭り・・・懐かしいな・・・」

咲「・・・ね、お姉ちゃん」

照「ん?」

咲「もし今日じゃなくてもさ・・・・その・・・今度、お祭りあったら・・・一緒に・・・どうかな?」

照「・・・うん、そうだな。行こうか」

咲「ホント!?やったあ!お姉ちゃんとお祭りなんて・・・何年ぶりだろう!?」ワー

照「咲・・・」

咲「その時、また泊まりに来てよ!!それで一緒に浴衣着て、金魚すくいして・・・」

照「そうだな・・・」フフ

咲「わぁ〜、今から楽しみだよ〜」ウフフ

咲(もちろん浴衣はノーパンノーブラだよね!)

久「・・・・」フフ

久(よかったわね、咲)ニ

――――

照「・・・ちょっと早く着いたな」

咲「少し休もうよ」

久「あそこにベンチがあるわ」

照「あ、でもこの上の方が景色が良さそう・・・」

久「この上は・・・高台ね。階段はどこかしら・・・・」キョロキョロ..

サァァアアァア...

照・咲・久「!!!?」ゾクッ

照「こ、この感じ・・・」

咲「沢村さんの時と似てる・・・」

久「という事は・・・」キョロキョロ..

?「・・・・・・」スッ

咲「あ!高台の柵のところ!!」

照・久「!!!!」

久「・・・あなたは!」
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:57:02.20 ID:6b/9wdA90

東京―――

レンタルビデオ店

女店員「お客様。会員証をお作り頂くために、お手数ですがこちらの用紙にご記入をお願い致します」

監督(次の相手・・・・・・・前四天王の一角・・・ほのぼの百合の達人、石戸 霞に勝った実力者・・・)

女店員「お、お客様?こちらに記入をお願い致します・・・」

監督(相手のペースに乗せられたら・・・おそらく勝ち目はない・・・)

監督(彼女を相手にする場合・・・・三人で戦う、という事が逆にネックになるだろう・・・)

女店員「お、お客様・・・」ドーシタラ...

○○公園―――

?「Lily〜♪」ヒラヒラ

久「エイスリン・ウィッシュアート!!」

エイスリン「ソダヨ〜♪」ヒラヒラ

照「か、かわいい・・//」

咲「よくフルネームを覚えてますね」

久「かわゆかったからね!」キラッ!

咲「それは・・・まあ可愛いは可愛いですけど」

久「あ〜、制服もいいけど、私服も似合っててかわゆいわね〜。制服だとスカート長めなのに、私服はミニなのね。いいわ〜♪」

咲「・・・・・そんな事より・・あの人が、四天王なんでしょうか・・・?」

久「・・・タイミング的にも、岩手の彼女がたまたま長野に来ているとは考えづらいわね・・・」

照「よし!話してみよう!!」

咲「・・・・なんかお姉ちゃん鼻の下伸びてる・・・」ムスッ

照「こんにちわ〜!」

咲「やけにテンション高いし・・・」フン

エイスリン「コニチワ!」ヤー

照「か、かかかっかかか!!」カカ!

久「落ち着いて照!でも気持ちはわかるわ!!」キャー

咲(・・・・・ただ挨拶しただけじゃん)「あのー、あなた四天王ですか?」

照「あ!私が聞こうと思ってたのに・・・」

エイスリン「Yes!!」ピース

咲「私たち、あなたと戦いに来ました!」

エイスリン「ウンウン!」コクコク

咲「時間よりちょっと早いですけど・・・勝負してもらえますか?」

エイスリン「OK〜♪」サッ
199 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:57:42.04 ID:6b/9wdA90

咲(スケッチブック?)

エイスリン「フンフンフフ〜ン♪」カキカキ

咲「というか、このまま戦うの?下りてきてくれないとなんか・・・・・もうこっちから行くしか」

エイスリン「デキタ!」

咲「ない・・・っ!?」ピキ

照「うわ!?」ピキ

久「?」

咲「わっわわわ・・」スタスタ

照「な、なんだ?体が勝手に・・・」スタスタ

咲(こ、これは・・・?)テル ト ムキアウ

照(なにがどうなっているんだ?)サキ ト ムキアウ

咲「うわ」テル ノ ムネ ヲ サワル

照「な!//」

咲「えっ!ちょっと、ええ!?」モミモミモミモミ...

照「ささ、咲・・・?・・やだ・・・体が動かな・・・い・・///」

久「いい・・・二人ともいいわ・・・素敵よ・・・」ハァハァ

エイスリン「〜〜〜〜」カキカキカキ..

エイスリン「♪」デキタ!

照「え?・・・うわ!」サキ ニ チカヅキ..

咲「え?あ・・・」

照「んむっ・・・」チュー

咲「あっ・・んっ・・・は・・・」ジュルッ..ン..

久「百点満点〜〜!!」ワアアアアア
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:58:57.31 ID:6b/9wdA90

東京―――

レンタルビデオ店

女店員「あの・・・おきゃくさま・・」ハンナキ

監督(エイスリン・ウィッシュアート・・・)

監督(彼女は自分の理想のシチュエーションをスケッチブックに描く・・・・)

監督(そこに描かれた人物は、彼女の描いた通りの行動を強いられる・・・)

熟女店員「どうしたの?」

女店員「いえ、こちらのおきゃくさまが・・・」ナキソウ

熟女店員「?とにかく、列ができてしまってるから、ここは私に任せて、あなたは隣のレジに回って」

女店員「は、はい!すみません、お願いします」ダッ

熟女店員「お客様、ご説明をさせて頂きます」ニコッ

監督(また彼女自身のキュートさが、彼女の強さを一層、際立てる・・・)

監督(描かれていない者も、彼女の好きな妄想を止めては可哀相だ、という気持ちにさせられてしまう・・・)

監督(そうなれば・・・誰も彼女を止められない・・・・)

監督(一度彼女に描かれてしまったら・・・逆転は・・・・・)
201 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 14:59:43.77 ID:6b/9wdA90

○○公園―――

エイスリン「〜〜〜♪」キュキュ

照「んんぅ〜〜///」レロー..チュッ..

咲「じゅるっ、んぁ・・・///」ツー..チュプ..

久「はぁはぁ・・・素晴らしいショータイムだわ・・・///」

照(頭が・・・・ボーっとしてきた・・・)クラー

咲(私・・・・お姉ちゃんと・・・キスしてるんだ・・・////)ハァハァハァハァ

エイスリン「♪」デキタ!

照「!?」

照(え?手が勝手に・・・・スカートの中に・・・ちょっと待って・・)スルッ..

咲「!!!」ドキドキドキ

照(えっ、えっ!私・・今、ショーツ脱いだ・・・?)テ ニ モッテル

咲「!!!」ゴクリ..

照「・・・・あああ」フラー

咲「あ・・・」

照(まさか・・これを・・・咲に・・・・?)グググ..

咲(こ、これは・・・)ワクワク

照「ん・・や・・・咲・・・ごめん///」サキ ノ クチニ イレル

咲「もごっ!・・・・・・・・スーーーーッ」

咲(お姉ちゃんのもぎたてパンツ・・・・・最高・・・///)

照「やだ・・・・」スカート オサエル

久「エ、エロイ!!・・・ちょっとえげつないけど、エイスリンちゃん最高〜〜〜!!」

エイスリン「アリガト♪」ニコッ

久「キュー・・・・・・・・ット!!」クワッ!

エイスリン「ンー・・・」キュキュ

照(いつになったら、解放されるんだ・・・)

咲(ビューティフルサタデーだよ・・・・・いい香り・・)コーコツ

照(公共の場でこんな事・・・誰かに見られたら・・・・・あ!)

照(そうだ!ここは公園、誰かが通る可能性が高い。その時はさすがに彼女もこの技を解くはずだ!・・その瞬間を狙う!!)ギラッ
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:00:38.59 ID:6b/9wdA90

○○公園 入口―――

通行人(女性)「あれ?ここ立ち入り禁止?」

女生徒A「はい、すみません・・・少しの間だけですので・・・」

通行人(女性)「あら?残念ね・・・」スタスタ

女生徒B「・・・・首尾はどう?」スタスタ

女生徒A「こちらは万全です。誰も侵入を許していません。そちらはどうですか?」

女生徒B「万全だ。他の入口も全て押さえてある」

女生徒A「後は、エイ様からの連絡を待つだけですね」

女生徒B「ああ、でも最後まで油断するなよ?」

女生徒A「もちろんです!全てはエイ様のために!!」

女生徒B「それが、我々親衛隊の使命なのだ!!!!」オーー!

――――

照(ぜ、全然来ない・・・なんで・・・・)レロッ..レーッ

咲(はぁはぁ・・・お姉ちゃんが!お姉ちゃんが私の脇を・・・舐めてる!!)フー..フー..フー!

久(今度は脇舐め・・・・あああぁ・・・)モジ...

エイスリン「・・・」ンー...

エイスリン「!」カキカキカキ

エイスリン「♪」

照「れろ・・・・・っ!」ピキ

咲「もご・・んぅ・・・ふっ・・」コーコツ

照「・・・・・」

咲「もご・・・?」アレ?

照「あああ・・・」フラーッ

久「え?」ピキッ

照「や、やだ・・・ちょっ・・・」バサッ..

咲「もぐぉっ!!」

久「!!」

久(照がスカートをめくって・・・私を中に入れて・・・って・・・・・っ!!!!)

照「っ/////」カアーッ

久(こ、これが・・・照の・・・////)グググ..
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:01:15.05 ID:6b/9wdA90

照「これって・・・まさか・・・」

咲「もぐぐぐう!!!」

久「あ・・・やっぱり・・・」ググ...

久「・・・」ペロッ

照「んぁあっ!!?」ビクッ!!

久(あ〜・・・私・・・照のを・・舐めて・・・・・るんだ・・///)レロッ..ジュルルゥ

照「も、や・・ひさぁ・・・だめっ・・・////」ビクビクッ..

エイスリン「Oh!」イイネ

咲「・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴ...

咲「プッ!!」ピチャ!

咲「・・・・・」スタスタスタ..

エイスリン「!?」ビクッ

咲「楽しそうだね・・・エイスリンさん」ゴゴゴゴオ..

エイスリン「ナ、ナンデ?フタリ・・・ミナイ?」

咲「なんでいきなり部長を絡めるの?」

エイスリン「?」

咲「お姉ちゃんのアソコを舐めるのは私でいいじゃない・・・最悪部長で締めるとしても一番手は私でいいじゃない!!!」グワッ!

エイスリン「エ、エ?」タジ..

咲「こちとらもうパンツでリミッター振り切ってるんだよ!!」グオオオオオオ!!

エイスリン「ヒッ!」ビク!

スルッ...

エイスリン「ア!!」

バサッ..ポロッ

エイスリン「スケッチブック・・・!」アセ

咲「・・・・・」ヒョイ

エイスリン「アア・・・」アタマカカエ..

咲「ご丁寧にペンも落としたよ・・・」ククク

エイスリン「アウ・・・・」シュン..
204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:01:58.55 ID:6b/9wdA90

久「んん・・・れろっ・・・ちゅ・・・む」レロレロ..

照「はぁ・・はぁ・・・もぅ・・ダメ・・・・いっちゃ・・」アア..

咲「!・・・・まだ止まらない!?」

咲「これ!どうやって止めるの!!?」ガアァッ

エイスリン「ヒッ!モウコウカキレテル」ビク

咲「え?・・・だって・・・」

照「あ・・・ひさ・・・気持ちっぃぃ・・あ・・」ブルブル..

久「てる!・・・てるぅ・・・」チュプ..ンー..

咲「二人共!!もう体動くから!!!ク〇ニを!!!!!!!やめて!!!!!!!!!」ヤメテ..ヤメテ...ヤメテ....ヤメテ.....

バサバサバサバサ....クルックー

照・久「!!!!」ハッ

咲「・・・・」ハァ..ハァ..ハァ..ハァ...

照「・・・・本当だ・・」バサッ

久「動くわ・・・」グッ..

照・久「・・・・・・」メ ガ アウ

照「//////」カァアアア...

久「//////」カァアアア...

照「その・・・なんていうか・・・ごめん?」

久「え・・?いや・・・別に・・・嫌じゃなかったし・・・///」

照・久「//////」カァッ...

咲(ううう・・・・もう!)ハァ..ハァ..ハァ..ハァ...
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:02:37.73 ID:6b/9wdA90

咲「・・・」チラッ

エイスリン「ヒ!」ビクン

咲「・・・これで勝負はついたよね・・・?」

エイスリン「エ・・・ウン、ワタシマケタ・・・」シュシューン..

咲「じゃあ下りてきてよ。これ、返すから」スケッチブック!

エイスリン「・・・ハイ」テクテク

久「あ・・あのさ、今更だけど、携帯番号交換してなかったよね・・・」

照「う、うん・・・・//」

久「その・・・・しよっか?//」

照「あ・・・そうだな///」

咲「・・・・・」ギリギリギリ...

咲「!」

咲「・・・・」カキカキカキ...

咲「よし!できた!!」

― 恍惚とした表情で、咲にク〇ニする照 ―

咲「・・・・」ワクワク....

久「オ、オッケーよ」

照「あ、ああ」

照・久「////」

咲「・・・・・・」

咲(何も起こらない・・・)

咲「・・・どうして?」

エイスリン「オマタセデス」

咲「キンパツさん、これどういう事?」

エイスリン「エ?」

咲「これこれ。上手く描けてるのに」ミセル

エイスリン「アー・・・ワタシガカカナイト、コウカナイ」

咲「えっ・・・じゃあ今から描い」

照「お待たせ、咲」

咲「くぅう!!」アタマ カカエル

久「あら?どうしたの?」

咲「いえ、別に・・・」
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:03:10.10 ID:6b/9wdA90

久「・・・でも、よく動けたわね・・・二人が操られてた時、私は見ているだけしかできなかったわ・・・まるで意思を奪われたかのように・・・」

咲「え・・・そうなんですか?」

咲(私・・・なんで動けたんだろう?)

照「大活躍だったな、咲」フフ

咲「お姉ちゃん・・・」ム

照「咲がいなければ、きっと全滅していたよ」

咲「・・・逆に邪魔しちゃったかもね」プイ

照「え?」

咲「もうちょっとで・・・・お姉ちゃん・・・」

照「!!」

照「ば、ばかばか!!なにを言ってるの///」カァー

咲「・・・」プイ

エイスリン「・・・・」ハァー マケチャッタナ...

久「あ・・・」

久(落ち込んだ表情がまた・・・)キュン!

咲「とにかく!自滅だとしても、勝ちは勝ち!そうだよね!?」

エイスリン「ウン・・・マケマシタ」ペコリ

咲「これで二人・・・半分だね」

照「ああ」

照(監督にメールしよう)ピピ..

久「ねえエイスリンちゃん?」

エイスリン「ハイ」

久「他の四天王について、知ってる事ないかな?」

エイスリン「ンー?」クビカシゲ

久(かわゆい//)

エイスリン「ナイ!ゴメンナサイデシタ!」ペコリ

久「あ、いいのいいの全然」ヒラヒラ

咲(部長も鼻の下伸ばして・・・・)
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:03:45.68 ID:6b/9wdA90

東京―――

レンタルビデオ店

監督(エイスリンも破っただと・・・?まさか四天王を二人も破るとは・・・予想外だ・・・)

監督(宮永妹に清澄の誰か・・・全く、驚かせてくれるものだ)フフフ

熟女店員「もういいです・・・辞表を出しますから・・・私がいなくなれば・・・・お客様は満足していただけますか・・・」ズーン

監督「お、すまんすまん」サラサラサラー

熟女店員「え!?あ、ありがとうございます!!」

監督「〜〜〜〜っと、はい」ワタス

熟女店員「はい!!ただいま会員証をお作りします!!」

監督(・・・さて、彼女に連絡を取ってみるか・・・・)メール

監督(・・・・・・・・)

ピロリン

監督(来た・・・・・ふむ)

熟女店員「お待たせいたしましたお客様・・・・はっ!!」

監督(なるほど)

熟女店員(ま、まさか・・・また・・・無視・・・・?)ビクビク

監督「ん、ありがとうございます」

熟女店員「は、はい!!」

熟女店員(よかったーーーーー!!!!!)
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:04:19.39 ID:6b/9wdA90

○○公園―――

照「来た!」ピッ

照「・・・・・」

久「エイスリンちゃんってどんな百合が好きなの〜?」

エイスリン「カワイイコノイチャイチャ♪」キャッキャッ

久「素直でか〜わ〜い〜い〜!!」デレデレ

咲「・・・・」フゥ..

照「次の相手だけど・・・」

久「お」

咲「!」

エイスリン「?」

照「もう長野に来てるみたい」

久「って事はまた県外から・・・」

咲「うん・・・それで?」

照「場所は・・・ここなんだけど・・・わかる?」ミセル

久・咲・エイスリン「・・・・」ンー

久「って、エイスリンちゃんはわかんないでしょ♪」モー

エイスリン「エヘヘ♪」

照「かわ」

咲「それはもういいから。えっと、確か商店街の近くだと思うけど・・・・多分商店街まで来ればわかると思う」

久「そうね、私もなんとなくわかるわ。とにかく行ってみましょ」

照「うん」

エイスリン「ハイ」

咲「ん?」

エイスリン「ゴーゴー♪」

咲「あの・・・キンパツさん?」

エイスリン「キンパツ、ノー!エイスリン、イエス!!」ムン!

咲「・・・・エイスリンさん・・・なんでついてくるの?」

エイスリン「?」キョトン
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:05:14.29 ID:6b/9wdA90

咲「え?いや、だって・・・」

照「別にいいじゃないか」

久「そうよ?冷たい事言わないの」ネ?

咲「・・・はい」

エイスリン「??」

久「気にしないでいいのよ♪さぁゴーゴー♪」

エイスリン「ハイ!ゴーゴー♪」

咲「・・・・・・」

咲(それにしても羨ましい能力・・・今度・・・色々お願いしてみようかな・・・・例えば、お姉ちゃんのパンツを・・・・・・・ん?)

咲「あ!」

咲(お姉ちゃんのパンツ!!)ダダッ

咲「・・・・」ヒロウ

咲(砂利とよだれと・・・・うわ・・・)ベチョベチョ...

咲「お、お姉ちゃん・・・あの・・・」

照「ん?どうした?」

久・エイスリン「?」

咲「これ・・・」オネエチャン ノ..

照「あ!!」

久「あ・・・」

エイスリン「ワァ・・・」

咲「・・・・・」

照「・・・・・」

久「・・・・・」

エイスリン「・・・・・・」

咲「・・・・・」

照「・・・商店街で、ちょっと買い物していいかな?」

咲「うん」

久「それがいいわね」

エイスリン「ナイスアイデーア♪」パチパチ
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:05:57.54 ID:6b/9wdA90

○△商店街―――

照「ふう・・やっとノーパンから解放された・・・」

久「あえてパンツは履かずに、タイツで誤魔化す手もあったけどね」

咲「あ、それいいかも」

エイスリン「ウンウン!!」

照「そ、それは上級者すぎないか?」

久「それにしても、あの公園の入り口にいたハッピ着た子たちは、みんなエイスリンちゃんのお友達なの?」

エイスリン「ウン!ミンナヤサシイ!!」

照「へえ・・・」

照(永好凛愛羅撫優とか書いた旗持ってたけど・・・・友達なのか?)ンン?

照「ここからは見えないけど・・・・その子たち・・・もしかしてついてきてる?」

エイスリン「No!カエッタ」

照「帰った?」

エイスリン「ソ!ナカマイッパイ!ダイジョブダカラ!」

照「そうなんだ」

照(仲間・・・か)フフ

?「あ・・・」

久「え?・・・・・あ!沢村さん!!」

智紀「・・・先ほどはどうも・・・」ペコリ

久「お買い物?」

智紀「はい・・・・・・みなさんは?」

久「ん?これから三人目と戦いに行くのよ」

智紀「三人目?・・・・という事は・・・」

照「あの後、咲が勝ったんだ」

咲「お、お姉ちゃん・・・たまたまだってば//」

智紀「・・・凄い・・・」

エイスリン「サキニマケチャター」

智紀「え?・・・・・・・あなたが・・・四天王なの?」

エイスリン「ハイ♪」
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:06:30.23 ID:6b/9wdA90

智紀「・・・・・・」

智紀(・・・・・・言われてみると・・・確かに・・・かなりの力を持っているみたい・・・)

智紀(三人目の四天王か・・・・・・)

智紀「あの・・・」

照「ん?」

智紀「私もついて行っていいですか?」

照・久「え?」

咲「沢村さん?」

エイスリン「?」

智紀「みなさんの戦いに興味が湧いてしまって・・・・・ダメでしょうか・・?」

久「・・・・」チラッ

照「別に構わないよ。むしろ心強い」ニコ

久「そうね」ホッ

咲「ダメな訳ないですよ」ニコッ

エイスリン「ハイ♪」ピース

智紀「あ、ありがとうございます」ペコリ

久「あ、お買い物は大丈夫?」

智紀「はい、急ぎではありませんから」

照「それでは、行こうか」スタスタ

咲「あ、そこ右」

エイスリン「ミギニマガリマース」キャイキャイ

久「こっちの方って・・・」

咲「はい・・・多分、そうです」

智紀「・・・」コクリ

照「何?」

久「・・・何ってわけじゃないんだけどね、廃ビルがあるのよ」

照「廃ビル?」

エイスリン(ハイ×ビル?)モヤー

咲「うん・・・・さっきのメールに書いてあった住所・・・その廃ビルみたい・・・」

照「ええ?じゃあ次の相手は、廃ビルで待っているのか?」

咲「・・・・さっきのメール通りだとしたら・・・ね」

照「・・・・」
212 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:07:31.81 ID:6b/9wdA90

廃ビル前―――

照「なんだ・・・全然まともだ・・・もっとボロボロのを想像してた」

咲「そうだね。割と最近のかな?」

智紀「本当に廃ビル・・・?」

久「勝手に入って大丈夫かしら・・・」

エイスリン「ゴー♪」

照「少しの間くらい大丈夫だろう」ガチャ...

咲「暗い・・・けど」スタスタ

久「歩くのに不自由するほどじゃないわね・・・さすがにホコリっぽいけど」スタスタ

エイスリン「ケホケホ・・」スタスタ

智紀「・・・・」ハンカチ ワタス

エイスリン「ア・・・アリガト♪」ウケトル

智紀「・・・」コクリ

照「階段は・・・こっちか」スタスタ

咲「確か・・・二階だったよね」カツ..カツ

照「ああ」カツ..カツ

エイスリン「〜♪」

照「ここか・・・」

智紀「・・・・」

咲「うん・・・でもちょっと暗いね」

久「・・・この部屋の中かしら?」

照「入ってみよう」

ガチャ

久「・・・広い・・・」

照「何もない分、余計に広く感じるな」キョロキョロ

エイスリン「ア!」ユビサシ

照「いた?・・・・・あ!」

?「こんにちわ」

照「あれが・・・三人目の四天王・・・」ゴクリ
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:08:06.50 ID:6b/9wdA90

智紀「・・・・」

久「あれが・・・って・・・え?」

咲「あ・・・」

エイスリン「サエ!!!?」ワオ!

塞「エイスリン!?」

?「おやまぁ・・・」

エイスリン「カントクモ!!」

久「監督って・・・宮守女子の監督?」

久(二人合わせて四天王・・・なんて事ないわよね?)

塞「なんでエイスリンがここに・・・?」

トシ「ふふふ・・・そういう事かい・・・」

塞「どういう事ですか?」

トシ「簡単な事。エイスリンも四天王なのさ」

塞「えっ!!?」

エイスリン「ナノサ♪」

塞「ぜんっぜん気付かなかった・・・」

トシ「それにそこの子・・・」

智紀「・・・」

塞「?」

トシ「抑えていてもにじみ出るオーラ・・・私にはわかるよ・・・・あんたも四天王だろう?」

塞「え!?」

智紀「・・・・はい」

塞「って、ここに四天王が三人も揃ってるわけ・・・?」

トシ「ふふふ・・・かえって都合がいいよ」

塞「?」

照「別に全員で戦うというわけでは」

塞「・・・まぁいいよ」

照「?」

塞「四天王が何人相手でも・・・私は負ける気がしない・・・」ユラー..

久「!!」ゾクッ!

智紀「・・・・これは・・・・」

塞「私の業を・・・・受け止められる?」ゴゴゴゴゴ..

トシ「・・・・」ハナレル

エイスリン「・・・・」
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:08:41.92 ID:6b/9wdA90

東京―――

白糸台監督の自宅

監督「ふぅ・・・セット完了」

監督「・・・・・」ピッ

監督(七台のテレビそれぞれに百合アニメDVDをセット・・・)

監督(百合物七作品同時視聴( ア ー ス リ ー パ ラ ダ イ ス )・・・贅沢の極み・・・・)ハハハ ※地上の楽園、理想郷

監督(臼沢 塞・・・か・・・さて、宮永よ・・・ここが踏ん張りどころだ・・・)

監督(もし・・・ここで臼沢に屈する事になれば・・・お前は大切な物を失うだろう・・・・)

長野―――

廃ビル

照「な、なんだ?」

智紀「く・・・これは・・・絶望?・・・・しかし私の与えるものとは全く別の・・・・」

久「な、なによこれ・・・?」

咲「こ、怖い・・・」ブルブル..

塞「この人数・・・最初から本気で・・・っ!!」

パァアアアアアアアア!!!

照「眩しっ!!」

咲「うう!!」

久「く!!」

智紀「目を・・開けられない・・・」

エイスリン「アウー!」
215 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:09:18.43 ID:6b/9wdA90

キィィィイイィ........ン.....

てる「・・・・・・」

さき「・・・・・・」

ともき「お、おさまった・・・?」

ひさ「え?あれ?」

えいすりん「???」

塞「・・・・」フゥウゥ....

てる「な!!!」

さき「え・・・・えええええ!!!!?」

ともき「そ、そんな・・・・」

ひさ「か、からだが・・・というより・・・・みんな・・・・」

えいすりん「ロリニナッタデス!!」エエー

てる「どういうしくみなんだ!!これは!!」

さき「わからないよ・・・なんなのこれ!!?」

塞「・・・驚かせてしまったようね」

ひさ「あ、あたりまえよ」

塞「これが私の能力・・・幼女領域( ロ リ フ ィ ー ル ド )よ」

さき「ロリ・・・フィールド・・・・?」

塞「そう・・・範囲内にいる私以外の女の子を全て幼女にする力よ・・・」

てる「ば・・・ばかな・・・」

塞「ああ、怖がらなくて大丈夫よ。幼女になるといっても精神は元のままだし、範囲内にいる間だけお互いを幼い姿だと認識させる能力、と言い換えた方がいいかもね」

ともき(だから服も靴も縮んでいるのか・・・)

塞「範囲は私がある程度コントロールできるし、幼女領域から出れば元の姿に戻れる・・・例え戻りたくなくてもね」フフ...
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:09:51.70 ID:6b/9wdA90

トシ「・・・・」

ひさ(監督は幼女化していない・・・・なら監督のそばに行けば幼女領域から出られる)タタッ

塞「あ、ダメよ?」ヒョイ

ひさ「わ!」

ひさ(持ち上げられた!!)

塞「狙いはいいけど・・・監督の体ピッタリの範囲に設定してるから、出られませ〜ん」

ひさ「は、はなして!」ジタバタ

塞「ダ〜メ!・・・・・罰として・・・・おパンツ脱ぎ脱ぎしましょうね〜」

ひさ「え」

塞「は〜い、脱ぎ脱ぎ〜・・・・ってタイツか・・・ならタイツごと脱ぎましょうね〜」

ひさ「や、やだ!」スルッ...

塞「・・・・」ジーーーーーー

ひさ「ひっ・・・」

ひさ(無表情でアソコを見られてる・・・やだ・・・)

塞「いいわねぇ・・・ほら」ツンツン

ひさ「ぃっ!!あ!」バタバタ

塞「いい弾力」クク...

ひさ(か、感じ方は元の体と同じ・・・?)

塞「はい、ありがとう」オロス

ひさ「・・・・・うぅ」スタン..ハキナオス!

さき「こ・・・これは・・・」タジッ

てる「いったんにげるべきか・・・」

塞「無駄よ」コオァアアアアア...

ともき(目が・・・光って・・うっ・・・)

えいすりん「ウゴケナイ・・・」ウゥ

塞「・・・・・エイスリン・・・いいわ・・・肌が白くて・・・」スタスタ

えいすりん「ヒ!」

塞「怖がらないで・・・私は幼女を愛している・・・決して傷付けたりしない・・・」

えいすりん「アウアウ・・」
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:10:24.05 ID:6b/9wdA90

塞「・・・お股を見せてもらうね〜」

えいすりん「ヤ!」

塞「ふむ」ペロン...スルッ..

えいすりん「/////」ブルブル...

塞「ピッチリ閉じてて・・・いいわ〜」サワ...

えいすりん「ン!?/////」

塞「うふふふ・・・・いい肌触り・・・」

てる「・・どうすればいいんだ・・・・」ブルブル

塞「簡単だよ・・・私に全て委ねればいいよ」フッフフフ

てる「!!」ゾクッ

塞「このままみんなを可愛がるのもいいけど・・・」

ひさ「・・・・」ウゥ

塞「・・・・その前に質問するね」

てる「?」

塞「あなたたち・・・・幼女は好き?」

さき「え?」

塞「幼女は好きかと聞いてるの・・・」

てる「・・・・」

ひさ「・・・・」

塞「答えないと、パンツ没収するよ」

てる「わ、割と好きだ!」

ひさ「私も、嫌いではないわ」

さき「まぁ、普通かな・・・」

ともき「好きの部類・・・」

えいすりん「スキ♪」

トシ「・・・・」

塞「・・・でしょ?・・・幼女は最高だよ・・・・人類皆幼女愛!断言してもいい!!」

てる(そ、それはどうだろう・・・?)

塞「でも、世間はそんな私を否定する・・・私が小学校二年生の子をナンパしていたら、母親が鬼の形相で止めてくる!」

さき「・・・・・」

塞「噴水で遊ぶ四、五歳の女の子たちをじ〜っと見て百合妄想していたら、まるで変態を見るような目で見てくる・・・」

ひさ「・・・・・」

塞「トイレの前で、幼女のおしっこを手伝ってあげようとしていたら・・警察に通報された事もある・・・」

ともき「・・・・・」

えいすりん「カワイソウ・・」
218 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:10:56.87 ID:6b/9wdA90

塞「それからというもの・・・私は百合妄想のみに専念する事にした・・・どんなに愛らしい子がスカートではしゃぎまわっていてもね・・・」

塞「一般家庭に風呂が普及した現代・・・銭湯に行っても幼女の裸はなかなか見れない・・・」

塞「付き合う事も許されず、露骨に見てたら変態扱い、おしっこの手伝いすらも拒絶される・・・私はいつ股間を見れる?・・・これでは救われないよ・・・」

塞「それだけじゃない・・・私は現実に絶望した・・・」

ともき「・・・・」

塞「私が小学校五年生の時の話・・・」

塞「一人・・・よく銭湯に来る子がいてね・・・小学校二、三年生くらいかな?・・・私はその子に会うのをとても楽しみにしていたんだ・・・」

えいすりん「・・・」ウンウン

塞「彼女の洗っている姿を眺めたり・・・一緒の湯船に入る快感を味わったり・・・」

さき「・・・・・」

塞「けど次第にその子は銭湯に来なくなり、数年が経った。・・・・落ち込んだよ・・・」

てる「・・・・」

塞「でもある時、彼女とまた銭湯で会う事ができた!!!とても嬉しかった・・・・それと同時に・・・私は絶望した!」

塞「あれだけ幼かった子も・・・成長しちゃうんだ・・・陰毛が生えちゃうんだよ!!!」ガァア!

さき「!!」ビクッ!

塞「こんなバカな話がある?・・・・ツルツルだったあの子が・・・・・昔の甲子園球場みたいになってるんだよ?」ネェ...

トシ「・・・・」

塞「・・・・はぁ・・」

ひさ「・・・・・」
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:11:29.88 ID:6b/9wdA90

塞「私は生きる目的を失ってしまった・・・そんな私にはもう百合しか残っていなかった」

塞「もともと百合好きだった私は、ますます妄想にのめりこむようになった・・・幼女の事を忘れるために・・・」

塞「・・・妄想に明け暮れる日々が続いて、自分でも気が付かないうちに百合妄想士として力をつけていた私は、ふと思ったんだ」

塞「全ての女の子が・・・幼女になったらいいのに・・・」

トシ「・・・・」

塞「その瞬間・・・私の全身に衝撃が走ったよ・・・そして・・・・私は幼女領域を使えるようになっていた・・・」

塞「私の願いを、生き様をあらわすような最高の能力を手に入れたよ」ハハ

ともき(なるほど・・・ロリから百合へと渡ってきたのか・・・・百合よりもロリへの執着が強い理由がわかった)

塞「・・・・・・」フゥ

塞「・・・・・ごめん、いつの間にか私の昔話になってたね」

てる「・・・・」

塞「・・・何が言いたいかっていうと・・・君たちも私の仲間になってもらうという事だよ・・・」フフ...

トシ「・・」

さき「な、なかま?」

塞「そう、私の能力は幼女領域(ロリフィールド)ともう一つ・・・絶対幼女思想・・・」

てる「ぜ、ぜったいようじょしそう・・・?」

塞「そう・・・」フフ..

ひさ(嫌な予感が・・・)

塞「相手の百合観を根底から覆し、幼女を唯一神として崇めるようにする能力・・・・」

ともき「!!」

てる「そ、そんなばかな!!」

さき「や、やだ!」

ひさ「そんなことが・・かのうなの・・・?」

えいすりん「ユイツシン?」Why?
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:12:02.15 ID:6b/9wdA90

塞「これを続けていけば・・・幼女こそ正義・・・幼女こそスタンダード・・・世界が少しずつ変わっていく・・・」

ひさ「な、なにをいってるのよ!そもそも、ようじょがすたんだーどになったしゅんかん、ようじょはようじょではなくなる!!おさなさのていぎがかわるわ!!」

塞「・・・ふん、ならさらに幼い子を愛せばいいというだけの事・・・」

ひさ「それに!じぶんのしゅみしこうを、あいてにむりやりおしつけるのはさいあくよ!あなただっておーえるゆりをすきになるようおしつけられたらいやでしょう!?」

塞「・・・うるさい!・・・口車に乗せて自分の都合のいいように誘導しようとする卑劣さ!・・・あなたも陰毛が生えているクチだな!?」

ひさ「な・・・・」

塞「ふ・・・いいさ、幼女の良さを知れば考えも変わる・・・」クク..

ともき(この思考・・・もはや言葉で御する事は・・・)

塞「ん・・」フラ..

ともき「?」

塞「・・・ちょっとしゃべり過ぎたわね」

塞「・・・出かけてくるから、お留守番していてね・・・この部屋の中ならは自由にしていていいから」キィィィイ...ン..

てる「え?」スゥ

さき・ひさ「ん?」スゥ

ともき「あ、からだがうごく・・・」グッグッ..

えいすりん「ホント」

塞「言っておくけど、脱出はできないから。窓は開かないし、扉は表から塞いでいくから」スタスタ..

塞「小一時間で戻るから安心してね」

ともき(このタイミングでどこへ?)

塞「・・・監督。フィールドの範囲をずらすから、ゆっくり歩いてきて下さい」

トシ「・・・あいよ」

てる(体は動くようになったが・・・これから一体どうすれば・・・)
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:12:36.61 ID:6b/9wdA90

トシ[あんたたち・・・聞こえるかい?・・・聞こえても反応しないで、ただ耳を傾けてくれ]スタ..スタ

てる(!)

さき(これは・・・)

ひさ(プライベート回線・・・あの監督から・・・)

トシ[私が立っていたところの近くに平べったい大きな石がある。その石の下に手紙を置いてある・・・それをみんなで読んで欲しい]スタ..スタ

ともき(・・・・)

トシ[私は塞を止めたい・・・でも私じゃあ無理だ・・・だから、あんたたちに託させてもらう]スタ..スタ

えいすりん「?」

トシ[勝手を言って申し訳ないけど・・・頼んだよ・・・読み終えた手紙はそこのペットボトルで濡らしてから、元の場所に戻しておいてくれ]

塞「それじゃ、行ってきます」ガチャ

トシ「・・・・」チラッ...

てる「・・・・」

バタン...ズズーッ..ズズーッ...ドン!

カツ..カツ..カツ..カツ..

ひさ「ほんとにふさがれたみたいね」フウ

さき「と、とにかく、さがしてみよう」

てる「ああ」

ともき「うん」コクリ

えいすりん「Yes!」

てる「あ、ぺっとぼとる・・・みずか」スタスタ

ひさ「ひらべったいいし・・これね。・・・よいしょ!」

ゴロッ...

てる「あった!」

ひさ「どれどれ・・?」
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:13:09.78 ID:6b/9wdA90

 臼沢 塞の能力について、説明を記載します。

 絶対幼女思想は恐るべき能力で、一度でもこの力に侵された者は、幼女以外に興味を持てなくなるという、

 とてつもなく重い枷をはめられる事になります。

 この力を説明しますと、相手の記憶の中にある幼女(二次元、三次元問わず)を、

 本人の嗜好に合わせた形で妄想させ、幼女に対する印象、記憶を改変し、趣味嗜好を幼女趣味に変えます。

 技をかけられた本人に強制的に妄想させるため、、耳を塞いでも防ぐ事はできません。

 しかし、この技には発動条件があります。その条件とは、幼女領域の範囲内にいる人物にのみ使用可能というものです。

 絶対幼女思想をかけられている状態であっても、幼女領域の範囲外へ脱出すれば、その効果は消えます。

 (あくまで絶対幼女思想をかけられている途中なら、であって完全にこの力に侵された場合、効果は消えません)

 ただ、幼女領域は、対象の範囲内にいる女性を幼女化するというだけでなく、

 範囲内を塞の支配下におく、といった効力もあります。

 その効力とは、幼女領域の範囲内では、塞の意思一つで幼女の動きを封じる事ができます。

 動きを封じられてしまった場合、範囲外への脱出は不可能と言えます。

 そして、絶対幼女思想は、必ず相手の動きを封じてから発動させるため、

 動きを封じられる前に攻める事ができれば、発動前に止める事ができるかもしれません。

 もし絶対幼女思想を発動された場合、対処方法は、

 心をしっかり持ち、自分を保つ。そしてひたすら耐える事です。
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:14:56.01 ID:6b/9wdA90

 消極的に思えるかもしれませんが、ここで時間を稼ぐ事で、逆転の目が出てきます。

 塞の能力は強力。しかしその反面、消耗も激しい。

 塞は幼女妄想するたび、少しずつ力を消耗します。幼女趣味は世界を敵に回すに等しい、と塞は思っていますから。

 幼女領域や絶対幼女思想は、妄想以上に莫大な力を消耗します。

 この消耗が一定値に達すると、塞は能力が使えなくなります。

 力を回復する手段はあるものの、何度も使える手ではありません。

 その方法とは、『四十歳以上の女性の裸を見る』というもの。

 動画や画像、紙、二次元は不可、同じ人間の裸は一日一回のみ有効、という制約もあり、

 一度私と銭湯に行ったらもう回復はできないでしょう。

 次に塞の力が尽きるのを待って、一気に全員で攻勢をかけます。これが一番の策でしょう。

 私は塞を止めたいのです。塞は幼女趣味に憑りつかれてしまっている。

 個人で楽しむ分には構いませんが、他者を巻き込んでいくのを看過する事はできない。

 今回の戦いでも、本来なら塞一人でこちらに来させた方がいいとも考えましたが、

 前情報なしでは塞に勝てるとは思えませんでした。

 そこで私は、塞の力を回復させている間に、あなたに塞の情報を渡すことにしました。

 本当は私もあなたと共闘し、塞を止めたい。しかしそれはできません。

 私は既に塞に敗れ、絶対幼女思想となっております。

 あなたが幼女領域の中にいるのであれば、我を保つのが精いっぱいでしょう。

 戦いが始まった今、あなたの道は二つに一つです。

 私と同じように絶対幼女思想に侵されるか、塞を倒し、今まで通りの生活を送るか。

 私は、あなたの勝利を願います。それではご武運を。
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:15:28.54 ID:6b/9wdA90

ひさ「・・・・・これは」

さき「なんかとんでもないことになってるよ・・・」

えいすりん「ナガイ!ヨメナイ!」オシエテ!

ともき「わ、わかったから、ちょっとまって」

てる「ぜったいようじょしそうのはつどうまえをねらう・・か・・・」

ひさ「あいてのしょうもうをまって、じめつねらい・・・どれくらいかかるのかしら・・・」ウーン

てる「・・・たたかいがはじまってから、あまりじかんがたってないのにかいふくしにいった。ということは・・・」

さき「うん、たえるじかんはみじかくてすむかも!」

ともき「でも・・・かいふくしにいってるあいだも、ろりふぃーるどをつかったまま、ということは・・・」

てる「ということは?」

ともき「ろりふぃーるどは、はつどうじにちからをしょうひするたいぷのわざかもしれない」

さき「ど、どういうことですか?」

ともき「つまり、さいしょにはつどうするときにちからをつかうけど、そのあとはちからをしょうひしないわざ・・・のかのうせいがある」

えいすりん「??」

さき「そ、そんな・・・」

ひさ「もしそのとおりだとしたら・・・たえなければいけないじかんがのびるわね・・・」

ともき「それに・・・ぜんりょくでくるとおもう・・・もうかいふくできないのは、かのじょがいちばんわかってるだろうし・・・」

てる「わたしたちがこんなおおにんずうでくるとはおもってなかっただろうしな」

ともき「はい・・・」

ひさ「・・・それで、どうすればいいとおもう?」

さき「え?」

ひさ「ただたえるだけ、じゃね・・・なにかいいさくせんはないかしら?」

てる「ん〜」

えいすりん「ンー?」ウデクミ

ともき「あの・・・」

ひさ「なにかあった?」

ともき「てがみのここなんですが・・・『ろりもうそうをするとちからをしょうもうする』ってありますよね」

ひさ「ええ」

ともき「だったら、たえながらもあいてにろりもうそうさせれば、はやくしょうもうさせられるかもしれません」

てる「おお!」

さき「それはいいですね」ワッ

ひさ「ええ。いいさくせんね」

えいすりん「Good!」
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:16:09.73 ID:6b/9wdA90

ともき「ただ、ろりもうそうさせるためにはぷらいべーとかいせんをつなぐか、こえにだすひつようがあるので・・・」

ひさ「もしかしたらろりふぃーるどないでは、あくせすはぶろっくされるかもしれないわね」

てる「さいあく、こえでもうそうさせる・・・か?むずかしそうだが」

ともき「ぷらいべーとかいせんがつながれば、なんとかできるかもしれませんが・・・」

さき「あ!」

てる「どうした?さき?」

さき「いま、わたしたちってようじょだよね?」

ひさ「そうね・・・」

てる「ああ・・・」

さき「だったら、わたしたちがからんだら、きっともうそうするよ!!」

ひさ「あ、なるほど・・・たしかに」

ひさ(そう考えるとこの幼女領域・・・彼女にとって諸刃の剣ね・・・メリットも大きいけど、相手を幼女にすれば百合妄想してしまい力を消耗する・・・)

てる「それはいいかもしれない」

えいすりん「グッドアイデ〜ア♪」

さき「だからおねえちゃん・・・」

てる「え?」

さき「その・・・ね///」

てる「え?・・・え?」

ひさ「うんうん、いけそうね。このちょうしで、どんどんあいであをだしていきましょう!」

――――

ひさ「これならなんとかなりそうね」

てる「ああ。みんな、もうりかいできたか?」

さき「うん」

ともき「だいじょうぶ」

えいすりん「ハーイ♪」

ひさ「じゃあ、ぺっとぼとるのみずを・・・」ポトー

てる「にじんでみえなくなったな」イシ ノ シタ ニ モドス

さき「これでしょうこいんめつ・・・」

ひさ「ま、どちらにしろ、わたしたちがかてばいいのよ!」ニコッ

ともき「・・・」コクリ

てる「ああ」

さき「はい」ウンウン

ズズーッ...ズズーッ...ドン..

てる・さき・ひさ・ともき・エイスリン「!」
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:16:42.07 ID:6b/9wdA90

ガチャ...バタン

塞「・・・・」

トシ「・・・・」

ひさ(絶対に負けないわ・・・)

てる(最近は百合も増えてきたとはいえ、ロリ百合となるとまた厳しくなってくる・・・・負ける訳にはいかない)

さき(二人とも幼女の姉妹百合より、妹だけ幼女な方がいい・・・)

ともき(最初から絶望を感じている相手・・・戦いようが難しいけど、やるしかない!)

えいすりん(オナカスイタ・・・)

塞(覚悟が決まったようね・・・)

トシ「・・・・」

塞(四天王のうち三人が幼女趣味という事になれば、百合妄想士界を制するのも楽というもの・・・この勝負、必ず勝つ!!)

塞「・・準備はできてるわね」

てる「ああ」

さき「はい」

ひさ「もちろんよ」

ともき「・・・・」コクリ

えいすりん「デキテル!」

塞「そう・・・・」

ひさ(先手必勝!!)ダッ!

塞「!?」
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:17:21.30 ID:6b/9wdA90

ひさ「ともちゃぁ〜〜ん♪」ダキッ

ともき「///」

塞「!!」

ともき「ひ、ひさちゃぁあん」

ひさ「ともちゃんちゅきぃ〜〜♪」

ともき「わ、わたちもひさちゃんちゅき〜////」

ひさ「・・・」チラッ

塞「・・・」ホウ

ひさ(少し妄想してる!よし!!)

ひさ「わたちのはじめてあげるぅ〜♪」チュー

ともき「んん///」チューー

塞「は・・」

ともき(あ・・・気持ちい・・・・////)ンミュー

ひさ(いい調子!・・咲!!)チラッ

さき「!」

さき「さ、さえおねえちゃぁあ〜ん」タタッ

塞「さ、塞お姉ちゃん・・?」

さき「さきをぎゅっとしてくれなきゃやだぁ〜〜」アシ ニ シガミツク!

さき(わぁあ!凄く恥ずかしいよ〜///)

塞「か、かわいいなぁさきちゃんはぁ♪」ギュー

さき「く、くるしいぃよぉ、さえおねえちゃぁぅあんぅ〜♪」

塞「耳の裏舐めてあげるね〜」レロレロ

さき「わっ!く、くすぐったいよぅぃぉんうぉ〜うん♪」

てる(よし、次は私が・・・)

塞「・・・・あ」ハッ

塞「・・・・・・」クニッ

さき「ゃっ!!」ビクッ!

塞「・・・・」クニクニ

さき「お、おねえちゃぁん・・・さきのはずかしいところさわったら・・・めっ!」

さき(うぅう〜/////)

塞「・・・・・」ハナス

さき「?」ストン
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:17:58.95 ID:6b/9wdA90

キィイィイン...

てる「くっ・・・」

さき「う!!」

ひさ「こ、これは」

ともき「からだが・・・うごかな・・い」

えいすりん「コレヤダ!」モー

塞「危ない危ない・・・」

塞(あやうく目的を忘れるところだった・・・)

塞(これだけの人数だし、四天王が二人いる・・・油断は禁物だった・・・)

塞(確実に・・・・勝たせてもらう!!)

コォォッオオオオ...

てる(さ、寒気が・・・)ブルッ

さき(この感じって・・・)ゾク

ひさ(これが・・・・)ゴクリ

ともき(うう・・・)ブルブル

えいすりん(サムイ・・・)カタカタ
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:19:22.88 ID:6b/9wdA90

塞( 絶 対 幼 女 思 想 )

ゴァアアアアアアア!!

てる「こ、これは・・・」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

千秋「?一体何をするんだー?」

吉野「おかしな事だよ」

千秋「おかしな事?・・それは男女でするものだろう?」

吉野「男女でするのはおかしな事だけど、女の子同士でするのは正しい事なんだよ?」ニコ

千秋「なんと。そうだったのか」

吉野「うん、だからこっちおいで?」

千秋「うむ」スタスタ

吉野「・・・・ほら、足開いて?」スリスリ

千秋「おぉ?なんか変な感じだぞ?」モジ..

吉野「最初はね。でも慣れると、良くなってくるよ」スリスリ

千秋「そうなのか」ン..

吉野「そう」ペロッ..

千秋「んん〜・・・」モゾ..

吉野「ちょっとだけ・・・・入れるね?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

てる(こ、これは・・・みな〇けか・・・?勝手に妄想してしまう・・・止められない)
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:20:07.39 ID:6b/9wdA90

ひさ「くうぅぅ・・・」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

花子「いらっしゃい」

楓「おじゃまします」

花子「今日は櫻子出かけてるから静かだよ」

楓「櫻子お姉ちゃんのお姉ちゃんは?」

花子「お出かけ中」

楓「そうなんだ」

花子「・・・・」コホン

楓「今日は何して遊ぶの?」

花子「あ、あのさ、ちょっと手伝ってほしいんだけど・・・・」

楓「?」

花子「・・・・」スルッ

楓「?どうしてパンツ脱ぐの?」

花子「あの・・・ここ、ちょっと舐めて」

楓「え?」

花子「べ、別に変な意味じゃないし!」

楓「でも・・・おしっこするところだよ?」

花子「ちゃ、ちゃんと洗ってるからばっちくないし!」

楓「・・・わかった」

花子「!じゃ、じゃあ・・・・」ドキドキ..

楓「・・・・」シタ ヲ ノバス...

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ひさ(うぅぅうぅ!ダメ!妄想が止まらない!ゆ〇ゆりは・・・りせ×千鶴が好きなのに・・・)ウゥ..
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:21:00.04 ID:6b/9wdA90

さき(い、いや・・・ああ・・・)

ともき(ぐ・・・ああ・・・)

えいすりん(カワイイ・・・デモ・・・ウゥ・・・)モジモジ

トシ「・・・・」

塞(ふふふ・・・・全員まとめてかかったわね)フゥ

ひさ(このままじゃ・・・)チラッ

えいすりん(・・・・・・)コクッ..

えいすりん「ク・・・」ブルブル....

えいすりん「・・・」バタッ!

塞(まずは一人・・・・・ごめんねエイスリン・・・)

塞「・・・っ」クラ..

塞(さすがにこの人数は負担が大きい・・・けどまだまだ!)ググッ...

てる(ううう!りん・・・黒・・・ダメだ・・・エロ過ぎる・・・・)グオオオ

さき(ああ・・・ロリでケモノ耳の雪乃ちゃん・・・奏ちゃんまでケモノ化して・・・ああ・・・)

ともき(うう・・・所長代理が・・・そんなはしたない格好・・・)ハァハァ...

塞(・・・・・)

さき「!!」

ひさ「!!」

さき・ひさ「・・・・」スタスタスタ..

塞「!?」

塞(な、なんだ!?この二人・・・何が起きているの!?)

さき「さ、さえおねえちゃん・・・・ちゅ・・・」ンム..

ひさ「ねぇね!だいすき!・・・れろ」ペロ..

塞「ん!!な?」ゾク..

ひさ「おしり〜」サワサワ

塞「え、あ、うあ!え?」アセアセ

塞(何がどうなってるの!?私の支配から逃れた!?どうして!?)
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:21:34.31 ID:6b/9wdA90

〜〜〜〜回想〜〜〜〜

ひさ「そうだ!・・・えいすりんさん」

えいすりん「?」

ひさ「あなたのちからでどうにかならないかしら?」

えいすりん「エ?」

ひさ「さえさんにのうりょくをつかわないようにあやつったりとか」

えいすりん「・・・ワタシノチカラ、ユリコウドウニシカ、イミナイ」

ひさ「ゆりこうどう?」

えいすりん「キス、ヌガス、トカ」

ひさ「なるほどね・・・ちなみにそのちからでしっぱいしたことある?」

えいすりん「シッパイ?・・・カイタトオリナラナカッタコト、アル」

てる「それはどういうとき?」

えいすりん「ワタシ、カイタケドヒトチガイ」

ひさ「ふむ」

えいすりん「ソノヒト、トオイトコニイタ。シッパイ」

ひさ「・・・しっぱいしたばあい、どうなるの?」

えいすりん「ナニモナラナイ」

ひさ「でめりっとはなしか・・いいわね」

てる「そうだな。・・・だったらこういうのはどうだろう?わたしたちがうごきをふうじられたら・・・」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
233 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:22:06.60 ID:6b/9wdA90

えいすりん「・・・・」

えいすりん(シンダフリ)コッソリ カキカキ..

ともき「あ・・・」フラッ..

てる「うっ・・・」スタスター

えいすりん(ウ!・・マタ・・!ヨウジョガ・・・)ウウゥ....

塞「え?ま、また・・・」

ひさ「んちゅ・・っぷぁ」チュゥ

塞「んぅ!?」ビクッ!

てる「・・・・さえおねえちゃん。わ、わたしとえっちしよ?///」クビカシゲ

塞「う////」

ともき「おねえちゃん・・・あ、あそこ、な、なめなめしていい?////」ウツムキツツ ウワメヅカイ

塞「ぐっ///」キュン!

塞(こ、こんな・・・こんな可愛い子たちに迫られたら・・・・)

塞(ああ・・・私はどうなってしまうんだ!!!)ハァ..ハァ..

塞「っ!」グラ..

塞(ま、まずい!予想以上に・・・・妄想してはダメだ!)ウゥ

てる(エイスリンさんの力で動けてはいるものの・・・)

ひさ(頭の中にはロリ妄想が・・・・)

さき(早くしないと・・・うう・・)

えいすりん(ツギ・・・カカナイト・・・ウウ・・・モウ・・・)ブルブル

えいすりん(ア・・・・)ポロッ..

えいすりん(ペン・・・ヒロ・・・ワ・・ナイ・・ト・・・)ブルブル
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:22:47.15 ID:6b/9wdA90

さき「!!」スゥッ..

ひさ「あ・・」スゥッ

ひさ(効果が切れた?・・・体が・・・また動かなく・・)

塞「う・・・ぐっ・・・」グラグラ..

塞(まだ・・・まだだ・・・私は・・・)ガクガク..

さき(体が動かない・・・頭も・・・・ぼーっと・・・して・・・)フラ..

ひさ(さ・・き?・・・いや、幼女だ・・・ふふ・・・かわいい・・・)グラッ...

えいすりん(モウ・・・ダメ・・・)ガクッ..

てる「んっ・・・れろ・・・・・・くっ!」ン..チュ..

てる(うぅうぅ・・・ダメだ・・・もう限界・・・だ・・・)フッ..ペタン..

ともき(みんな・・・うぅ・・・・美華・・・強がって・・かなに・・・うぐぐ・・・)レロ..チュ..

塞(んっ!・・・あ、あと一人だ・・・)クラッ..

塞(あと一人で私の勝ちだ・・・耐えろ!!まだ・・・)フラフラ..

ともき「んむっ・・・じゅるっ・・・」グラグラグラ

ともき(私が負けたら全てが終わる!!・・・美華・・・くっ・・・)チュ..ジュリュ...

塞「〜〜〜〜〜!!!」ブルブルブル....

ともき(ぐぐぐぐぐぐ・・・・)

塞(ううううううう)

ともき・塞「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

「っ・・・・・・」

ドサ......

「・・・・・・・・・・・」

シィーーーーーーーン....

トシ「・・・・・・・」

塞「・・・・・・」

ともき「・・・・・・」
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:23:32.84 ID:6b/9wdA90

シュウッゥゥ....

塞「・・・・・・・・・」

智紀「・・・・・・・・・・・・・・・・・・大丈夫?」

塞「ああ・・・なんとかね」

智紀「あ、みんなは・・・」

塞「大丈夫だよ・・・・絶対幼女思想は失敗した・・・君によって破られたよ」フフ...

照「うぅ・・・」フラ...

咲「お姉ちゃん・・・・大丈夫?」

久「はぁ・・・なんとか・・・なったわね・・・・体も・・・戻ってる・・」ハァ..ハァ..

エイスリン「・・・・」フゥー..

塞「私の負け・・・もうなんの力も残ってない」フフ

智紀「・・・・」

塞「君は・・・・どうして・・・・耐えられたの?・・・常人でなくても、耐えきれないはずなのに・・・」

智紀「・・・ともだ・・・家族にロリが二人おりまして」ニコッ..

塞「・・・・・・そっか・・・」ハハ..

智紀「・・・・」

塞「・・・・これは・・・運命なのかな?・・・・・世界は・・・私を拒むの・・・?」

智紀「・・・・それは違う・・・」

塞「え?」

智紀「趣味は・・・人の数だけある・・・」

塞「・・・人の数だけ・・・」クラ..

智紀「そう・・・・だから」

塞「あ、ごめん・・・ちょっと・・・ダメそう・・・・」

智紀「え?」

塞「・・・・・」ガクッ....

―――――

塞「ん・・・・」パチ..

久「あ、起きた」

塞「ここは・・・・・・・」

塞「・・・そうだ・・私、負けて・・・」オキアガリ

塞「・・・・私・・どれくらい・・・寝てた?」

照「一時間くらいだ」

塞「そっか・・・みんな・・・待っててくれなくてもよかったのに・・・」

久「あら?帰ってた方がよかったかしら?」クス

塞「いや、待っててくれて嬉しいよ・・・ありがとう」フフッ
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:24:23.14 ID:6b/9wdA90

智紀「・・・さっきの続きだけど・・」

塞「え?」

智紀「あなたは・・・幼女趣味は・・・・悪くないよ」

塞「あ・・・・」

智紀「確かに・・・色々と問題はあるかもしれないけど・・・」

塞「・・・・」

智紀「好きなものは好き・・・それでいいと思う」

塞「でも・・・きっとこれからもっと厳しくなっていく・・・それを考えると・・・」ウルッ..

智紀「・・・大丈夫」

塞「え?」

智紀「・・・・」クルッ..

塞「?」

智紀「・・・」オイデオイデ

?「おおー!」タタタタ

塞「え」

?「お前がさえか〜!よろしくな〜♪」

塞「き、君は・・・?」

?「衣は衣だ!天江 衣!!」ドーン

塞「あまえ・・・ころも・・・確か去年のインハイで活躍した・・・」

衣「おお!衣を知っていたか!!それは僥倖!!」フフン

塞「どうして・・・?ここに?」
237 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:25:02.42 ID:6b/9wdA90

智紀「私が呼んだ・・・」

塞「・・・・?」

智紀「あなたの味方もいる事を教えたかった」

塞「味方・・・?」

智紀「そう・・・この世界には・・・・・・・合法ロリというものがある・・・」

塞「あ・・・」

智紀「衣はまだ・・・未成年だけど・・・あと数年で、合法ロリになる」

塞「・・・・」オォ..

智紀「きっと衣は・・・成人しても・・・変わらないと思う・・・ずっとパイパン一直線だし・・・」

塞「おお・・・」

衣「?」パイパ..?

智紀「この世界には・・・まだまだ合法ロリがいっぱいいる・・・」

塞「おおお・・・」

智紀「あなたの近くにも・・・きっと・・・」

塞「あ・・・胡桃・・・」

智紀「・・・もしも合法で我慢できなくなったら・・・その時は世界と対峙すればいい・・・」

塞「・・・・・」

智紀「だから・・・希望を捨てないで・・・」

塞「・・・・・・・」

智紀「・・・・・・」

衣「・・・・・?」ンニュー?
238 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:25:37.58 ID:6b/9wdA90

塞「・・・長野に来てよかった」ハハ

智紀「・・・」ニコ

塞「ころもちゃん・・・」

衣「ん!なんだ?」

塞「・・・・」ジュルリ

衣「ん?」

衣(今の悪寒は・・・?)

塞「・・・・」コホン

塞「ごめんね。・・・・私は臼沢 塞。・・・私と・・・友達になってくれない?」

衣「お!おおー!いいぞ!友達になるぞ〜!!やった〜!!」ワーイ

塞「・・・・」ニコッ

衣「友達が増えたぞ!やったやった!!」

智紀「よかったね」ニコリ

トシ(よかった・・・本当によかった・・)

照「微笑ましい光景だな」

咲「うん」

久「そうね」フフ

エイスリン「ウン!」グゥー..

エイスリン「ア・・・///」

咲「・・・お腹空いたの?」

エイスリン「スイタノ・・・」ウン

トシ「それじゃあみんなで夕飯を食べに行かないかい?」

久「いいですね」

エイスリン「ワー♪」ウレシイナー

トシ「もちろんお代は私持ちだから、安心していいよ」

照「・・・いいんですか?」

トシ「ええ。ささやかだけど、私からの感謝の気持ちだよ」

塞「監督・・・・」

衣「わーい!!みんなでご飯だ〜!!」

照・咲「ありがとうございます」

久「ご馳走になります」

智紀「すみません」

トシ「それじゃ、出ようか。商店街の方に何軒か店があったわね」
239 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:26:10.44 ID:6b/9wdA90

○△商店街

照「あ」

咲「?」

咏「あっれぇ〜?昨日ぶりだ〜?」テクテク

久「三尋木プロ・・・?」

咏「そだよ〜。やけに大所帯だねぇ〜」ヒラヒラ

智紀(着物・・・いい)ゴクリ

塞「!!!」

塞(合法ロリプロ・・・)ゴクリ

照「・・・・」ジーッ
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:26:47.32 ID:6b/9wdA90

〜〜〜〜妄想中〜〜〜〜

えり「うた〜?」スタスタ

咏「わ////」

久「うた?」

咏「ちち、違うんだよ、別にその・・・」

えり「え!?あなたたち・・・なんでこんなところに・・・」

久「なんで?って・・・地元ですけど?」ニヤー

えり「そ、それもそうね」

久「今、『うた』って呼んでましたねぇ?」

咏「/////」カァア

えり「そ、それは・・・」アセ

久「もしかして・・・そういう関係なんですか?」

えり「え・・・うう・・・」チラッ

咏「えっ!・・・そ、その・・」

久「・・・・」ジーッ

咏「あうあう・・・」グルグルグル

久「・・・・・」ジィーーッ

咏「た!ただ!私がえりちゃんを好きなだけだぃ!!」

久「あら」

えり「えっ!?ちょっと・・」

咏「そしたらえりちゃんがいっぱい触ってくれて・・・もっと!って言ったら、ホテルに行こうってなって!」

えり「ちょっとちょっと!うた!?テンパり過ぎ!!」

咏「え!?・・・・・あ」

久「・・・」

咏「/////」ハワー

えり「もう・・・可愛いんだから・・・」チュ

咏「っ!」ビク

えり「・・・・そういう訳だから」チュチュ

久「わかりました。お幸せに」ニコ

咏「/////」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

照(いい!やっぱりえり×咏はいい!!)ニギリコブシ!
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:27:29.94 ID:6b/9wdA90

咲「・・・・・・」

〜〜〜〜妄想中〜〜〜〜

咏「・・・あなたが好きです!」

照「!!」

咏「ずっと・・・解説席で見てたけど・・・もう・・我慢できない!」

照「・・・・ごめん」

咏「!!」

照「私は・・・咲が好きなんだ」

咏「・・・・・ぅ」グスッ...

私「お姉ちゃん・・・」

咏「それじゃ・・・私は・・・・消えるよ・・・邪魔者・・だもんね・・・」グスン..

私「待って!」

咏「え?」

私「私、お姉ちゃんが好き。・・・でも、三尋木プロの事も結構好きだよ」

咏「・・・・」

私「三尋木プロなら・・・お姉ちゃんの裸・・・見せてもいい」

照「さ、咲?」

咏「え」

私「ねえ・・・お姉ちゃんのエッチな姿・・・見たい?」

咏「そ、それは・・・」

私「それは?」

咏「・・・見たくない・・・私以外の子と・・・するんだし・・」シュン

私「・・・じゃあ、三人でエッチするのは・・・どう?」

咏「えっ!?」

照「咲!?」

咏「あ・・・あ・・」チラリ

私「今・・・お姉ちゃんの太もも見たね?」

照「///」

咏「あ!///」

私「その奥・・・見たくないの?」

咏「う・・・ああ・・・」

私「お姉ちゃん・・・」コショコショ

照「え?・・・でも・・・」モジ..
242 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:28:05.79 ID:6b/9wdA90

私「お願い・・お姉ちゃん」

照「・・・わ、わかった」

咏「・・・」ハァハァ

照「う、咏」

咏「あ・・・」

照「私の・・・お・・こ・・・・舐めて・・///」カァアア

咏「!!」

私「ふふふ・・・どうするの?・・・咏ちゃん?」

咏「うう・・・」フラッ..

照「////」

咏「な、舐める・・・舐めさせて・・・・」フラフラ..

私「そんなに舐めたいの?」

咏「・・!」コク!

私「じゃあ・・・・私の足の指を・・・綺麗にしてくれる?」

咏「え・・・」

私「それが終わったら・・・お姉ちゃんの・・・舐めていいよ」

咏「そ、そんな・・・」

私「え?できないの?」

咏「だって・・・」

私「咏ちゃんのお姉ちゃんへの愛ってその程度だったんだ・・・・」

咏「え・・・」

私「お姉ちゃん、告白断ってよかったね。薄っぺらな愛情だったんだから」

照「・・・・いや・・それは・・」

咏「ち、違う・・・」
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:28:41.50 ID:6b/9wdA90

私「私だったら、絶対やるけどなー」

咏「うう・・・」

私「そんな私だから、お姉ちゃんは愛してくれたんだね〜、きっと」フフ

咏「や、やる!!やるよ!!」

私「そう?じゃあはい」アシ ヲ サシダス

咏「・・・・」クツシタ ヲ ヌガシ..

私「違うでしょ?」

咏「え」

私「靴下も、口で脱がさないと」

咏「え・・」

私「ほら」

咏「はむ・・・・んんん・・・」ユックリ..ヌガス..

私「頑張って。日本代表でしょ?」クス

咏「ううう////」スルッ..

私「はい。それじゃあ、綺麗にして」スッ

咏「・・・・・」レロッ...レーー..

私「あ〜あ〜、みんなの憧れの選手なのに・・・必死になって足舐めてるよ・・・」

咏「うう/////」チュ..チュウ...ンッ

私「恥ずかしくないのかな〜・・・三尋木プロ?」

咏「うっ・・ううう///」チュプ..ン..

私「舐めてるだけじゃなくて・・・垂らしてるしね・・・」

咏「え?」

私「よく見てみなよ?さっきから凄いよ?」

咏「え・・・嘘・・・」

私「ドMなんだね?そんなに感じるなんて・・・・」

咏「ち、違う・・・」

私「知らんけど、は通じないよ?」ツーッ..

咏「うう・・・」

私「これも舐めてよ・・・自分のだよ?」

咏「〜〜〜〜〜////」アー...ーンム

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

咲(ああああ・・・やばい・・・・・)
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:29:15.33 ID:6b/9wdA90

久(日本代表で活躍する三尋木プロに憧れた高鴨さんが、三尋木プロに告白。軽い気持ちでオーケーしたが、次第に彼女の純粋さに惹かれて・・・)ジーーー

智紀(三尋木プロの強さに嫉妬した他のプロが、エッチな意地悪をするようになって・・痴態を撮影されてしまった三尋木プロは・・・・)ジーーー

エイスリン(ハリューアナト、シックスナインデアイシアッテ・・・アサマデダキアッテ・・・)ジーーー

咏「え・・・なに・・?」タジ...

久・智紀・エイスリン・塞(イイ!!!)

咏「な、なんなんだ?」

咏(もの凄い寒気が・・・)ブルブル..

咏「・・えと、それじゃ私はこっちだから・・・ま、またねぃ」ピュー!

照「あ・・・・」

咲「行っちゃった・・・」

久「いい素材なのに・・・」チェッ

智紀「オカズオブザイヤーを狙える・・・」

衣「?」

トシ「ふふ・・・それじゃあどこにしようか?・・――――」

女店員「ありがとうございました〜」

エイスリン「オイシカター♪」キラキラー

衣「お腹いっぱいだ〜」

照「すみません、ご馳走になってしまって」

トシ「いいよいいよ、お礼なんだから」アハハ

咲・久・智紀「ありがとうございます」

衣「ありがとう!!」

エイスリン「アリガトゴザイマシ!」ペコリ

トシ「いいえ〜」フフフ...

トシ「・・・さて、もういい時間だね」

咲「お姉ちゃん、この後はどうするの?」

照「時間も時間だし、最後の一人は明日にしたって」

久「その方がいいでしょうね」

智紀「あの・・・明日も・・・ご一緒していいですか?」

エイスリン「ワタシモ!」

照「ああ、もちろん構わない。よろしく」

智紀「ありがとうございます」

エイスリン「ヤッタネ♪」ワー
245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:31:22.86 ID:6b/9wdA90

照「あ、沢村さんはともかく、エイスリンさんは大丈夫なのか?泊まるところとか・・・」

エイスリン「ホテルヨヤクシテモラッタヨッ♪」ニヘー

照「それなら可愛いな・・・じゃなくて、それならよかった」

咲「・・・」ム

照(そこまで配慮してくれるとは・・・・監督、ありがとう)

照「・・・・臼沢さんは?君も明日一緒に行かないか?それとももう帰ってしまうのか?」

塞「塞でいいよ。その代わり、私も照って呼んでいい?」

照「ああ」

塞「ありがと」フフ..

咲(また一人・・・呼び捨て人が増えた・・・・)ヌゥ

塞「私も一応泊まっていくつもりだけど・・・・・・どうしようかな」

塞「・・・あ!ねえ、沢村さん、エイスリン、沖縄の銘苅(めかる)って知ってる?」

智紀「めかる・・・?確か真嘉比高校の・・・」

エイスリン「インハイデタタカッタ!」

塞「そうなんだけど、麻雀じゃなくて、百合妄想士としての銘苅を知ってる?」

智紀「いえ・・・」フルフル

エイスリン「シラナイ」ゼンゼン

塞「そう・・・」

照「どういう事?」

塞「・・・あのね、銘苅は百合人(ゆりんちゅ)と呼ばれててかなりの力を持つ百合妄想士なの・・・」

智紀「百合人・・・」

エイスリン「リンチュ・・・」

塞「間違いなく四天王になるだろう、って言われてたんだけど・・・」

智紀「・・・」ゴクリ

塞「前に四天王の一人に戦いを挑んだって聞いて、どうなったのか気になってたの・・・そしたら」

エイスリン「・・」フムフム

塞「手も足も出ずに負けた・・・って聞いてね」

智紀「・・・・」
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:32:30.76 ID:6b/9wdA90

塞「その四天王っていうのはもちろん私じゃないし、・・・二人でもない・・」

智紀「・・・」コクリ

エイスリン「・・・」コクリ

塞「となると・・・・・」

智紀「・・・」

エイスリン「・・・」

塞「ま、それが気になると言えば気になるんだけど・・・う〜ん」

トシ「塞の好きにしたらいいよ」

塞「あ・・・」

トシ「行きたいなら行けばいい。もちろん私もついていくよ」ニコ

塞「・・・・・・行きたい・・です」ポリポリ

トシ「・・・という事なんだけど、私たちもご一緒してもいいかしら?」

照「はい、もちろん」ニ

塞「あ、ありがとう」

久「四天王が三人なんて・・・心強いわね〜」ホクホク

咲「うんうん」

照「あ・・・」

咲「?」

塞「・・・そうと決まったら、銭湯に行かないと」

智紀「え?」

塞「明日に備えて力を回復しておくんだよ」ニコ

エイスリン「セント・・?」?

衣「おお〜!銭湯か!」

トシ「みんなで行くかい?お代は気にしないでいいよ」

衣「いいのか!!?」

トシ「もちろんだよ。どうだい?」ニコッ

照「あ・・・いいんですか?」

咲「その・・・さっきご馳走になったばかりで・・」

トシ「そんな事気にしない気にしない。行きたきゃ行くでいいんだよ」アハハ

久・智紀「ありがとうございます」ペコ

エイスリン「ステキカントク!」キャ

衣「わ〜い!みんなでお風呂だ〜〜」ワー

塞「・・・」ジュル..
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:33:06.17 ID:6b/9wdA90

宮永家

咲「ただいま〜」

照「ただいま」

咲「銭湯なんて久しぶりだったけど、やっぱり気持ちいいよね〜。臼沢さん、早く回復できるといいね」

照「そうだな・・・」

咲「?」

照(結局・・・私は戦いでは何もできていない・・・咲や久、四天王の二人に助けられているだけ・・・)

照(それに今までも四天王一人相手に数人がかりで・・・これでいいのだろうか・・・)

咲「お姉ちゃん?」

照「あ、ああ?どうした?」

咲「ううん・・別に・・」

照「そうか」

咲「・・・・?」

照(明日こそは・・・)グッ!
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:33:38.48 ID:6b/9wdA90

翌日――――

塞「おまたせ!」タタタ

久「おはよう。・・・・これで全員揃ったわね」

照「それじゃ・・・」

咲「うん」

久「行きましょう」

智紀「・・・」コクリ

塞「うん」

トシ「ええ」

エイスリン「オー!」

――――

照「ここだ」ザッ...

咲「体育館・・・」

照「今日は私たちの貸切だそうだ・・・」

塞「・・・」

塞(この広さなら・・・いえ、範囲を狭めて持続時間を延ばした方がいいか・・・)

久「・・・・」ゴクッ

照「・・・準備はいい?」

咲「うん」

久「ええ」

智紀「はい」

エイスリン「Yes!」

塞「いいよ」

トシ「・・・」コクリ

照「・・・・」
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:34:11.94 ID:6b/9wdA90

ガララ....

スタスタスタスタ

ドン...

照「・・・・」

?[鍵を閉めて]

照「!」

照(プライベート回線・・・)

?[・・・・]

照「鍵・・・?・・・あ」

照(床に置いてある・・)

照[わかった]ヒロウ

照「・・・・」

ガチャッ...

?[これで外から邪魔は入らない・・・鍵は床に置いて]

照「・・・・」カギ ヲ オク

咲「・・・あの人が・・・」

久「・・・」ゴクッ

塞(銘苅を倒した・・・)

智紀(全くの予想外・・・)

?「・・・・・・」

照「・・・・行こう」スタスタ

咲「あ、うん」スタスタ

スタスタスタスタ..

?[初めまして、じゃない人もいますね。お久しぶりです]

久[ええ、お久しぶり]

咲[はい]

智紀[久しぶり・・・]

?[そちらのみなさんとは初めてお会いしますね]

エイスリン[ウン]

塞[そうね]

トシ[ええ]

?[それでは・・・]

?[私は、風越女子二年、深堀 純代です。よろしくお願いします]ペコッ

照・塞・トシ[よろしく]

エイスリン[ヨロシク!]
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:34:46.09 ID:6b/9wdA90

東京―――

龍門渕所有ビル内の一室―――

監督(深堀 純代・・・日常会話よりも百合妄想をとる女・・・)

透華「こっれっもっ!!エクセレントですわーーー!!!」

監督(前四天王の石戸 霞と同等の力を持つ銘苅をあっさりと退ける強さ・・・)

透華「こ!こっちも!ビバ!!ビバですわぁ〜!!!」キエー

監督(果たして・・・宮永たちに勝ち目はあるのか・・・)

透華「なっ、なんと!!この本までも!!すっばっらっ・・・!ゲホッ!ゴホゴホッ!ゴォーッホ!!」ナミダメ

一「と、透華!はしゃぎすぎだよ!」ミズ!
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:35:21.64 ID:6b/9wdA90

風越女子高校 体育館

純代[さて・・・私の相手は・・・これだけですか?]

照「!?」

照(な、なんだと・・・・?)

咲[こ、これだけ・・・って・・・]

塞[随分と余裕なのね]

塞(この体育館には何も能力が働いてはいないけど・・・この強気は一体・・・)

純代[別に余裕ではありません・・・ただ、何人相手でもやる事は変わらないというだけです]

塞[そう!なら遠慮はいらないわね]

塞(彼女の周りを・・・)

パァアアアアアアアア!!!

純代「!」

キィィィイイィ........ン.....

すみよ[!!!?]

塞( 幼 女 領 域 (ロ リ フ ィ ー ル ド) )

すみよ[これは・・・不思議な技を・・・]

塞(続いて・・・)

久(いきなりね・・)

塞( 絶 対 幼 女 思 想 )

ゴァアアアアアアア!!

すみよ[!!]

塞(一人相手なら力も十分だし、回復手段もある!・・・負ける気がしない!)

すみよ[ううぅう・・・・・ああ・・・]

塞(・・・効いている)

すみよ[・・・・ぐぐぐ・・]

ピキィィン..

塞[え?これは・・・]

塞(頭の中に・・・映像が浮かんでくる・・・これは・・・深堀さんが・・・今見てる妄想・・・?)
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:35:57.09 ID:6b/9wdA90

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


打ち止め「うぅ・・・なんかピンチかも・・・ってミサカはミサカはお腹を抑えてみる・・・」ギュルルウルル..

打ち止め「うぅぅぅ・・・」グルグルグ..

打ち止め「も、もうおしまいかも・・・って・・ミサカはミサカは絶望してみたり・・・」

打ち止め「・・・・あ・・・―――」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

塞「!!!」ガハッ!

塞[や、やだ!!!やめてくれ!!幼女でスカトロなんて・・・残虐すぎる!!!]ウワーー!

すみよ[・・・何を言ってるんです?・・・幼女・・・にはスカトロがよく似合う]

塞[に、似合う訳がない!!天使にも等しい幼女に、汚物など!!おしっこまでが限界だろう!!ううう・・・]

照[何?何がどうなっている?]

久[わからない・・・深堀さんは今、塞との個別回線に切り替えてるみたいだし・・・]

すみよ[それは幼女の上辺だけしか見てないという事ですよ・・・小学生なんて、みんな週に一回はおもらしするんですよ?]

塞[嘘をつけ!!そんな訳がないだろう!!]

すみよ[?・・・事実ですよ。うんち当番が義務付けられてるじゃないですか]

塞(・・・・・こ、こいつ・・・?)ゾクッ

すみよ[好きな子のうんち当番になった子が、悶々とするのが可愛いんですよね]フフ

塞(私のように幻想を抱いてではなく、ほ、本気で言っている・・・・・・現実と妄想の区別が付いていないのか・・・?)ゾワ

すみよ[そんなにショックだったんですか?技が解けてますよ]

塞「!!」

塞(しまった!!ならもう一度)

すみよ[・・・]

ピキィイィン

塞[う!!]

塞(また映像が・・・これは・・・・)
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:36:59.53 ID:6b/9wdA90

東京―――

龍門渕所有ビル内の一室―――

監督(自分の妄想を映像化してそのまま他者に見せる・・・)

宮永父「あ・・・ふたなり・・・」

春絵「お、これは私んだ!いいだろ!?」

監督(これを受けた相手は、自分と異なる百合観のものでも無理矢理見せられる嫌悪感と合わせて、相当なダメージを受ける・・・)

宮永父「確かに・・・いやしかし・・・」

春絵「わかりやすくていいんだよな!入ったら気持ちいいんだろ!?」

監督(また、その妄想が今まで味わった事のないものだったとしたら・・・)

宮永父「その考え方は・・・」

春絵「ダメか?処女だからわかんね!あっはははは!!」ケタケタ

監督(・・・・宮永・・・・)
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:37:35.43 ID:6b/9wdA90

風越女子高校 体育館

塞[や、やめてくれ・・・うぅ・・・]フラッ

トシ「!」

トシ(塞の力が尽きかけている?こんな短時間で!?)

すみよ[ん?]

シュウッゥゥ....

純代「・・・」オ

照「あ!!」

咲「元の姿に戻った!!」

久(という事は・・・・・塞・・・)

[みんなの前でうんちを漏らしてしまった少女・・・その姿を見て異常に興味を示す少女がいた―――]

塞[ぐわぁああ!!やめろ!!]グラッ...

塞[・・・くっ・・・こうなったら・・・]

純代[・・・さて、次はあなたです]

トシ[いや、私は・・・]

純代[ふっ!]ゴォ!

トシ[うっ・・・・]バタッ

純代[一人・・・]

塞[み、みんな!!]

照・咲・久・智紀・エイスリン[!!!]

照(塞からプライベート回線!!)

塞[私はもうダメだ、奴は強い!!]

久[!!]

塞[奴は自分の妄想を映像化して見せる能力を持っている!!]

智紀[そ、そんな事が・・]

塞[そしてその妄想とは・・・スカトロ百合妄想だ!!!]

久[ひぃい!!]

照[な、なんだと!!!!]

咲「!!」

智紀[あ・・ああ・・]

エイスリン[ウウ]ブルブル

塞[うぅ・・・すまない・・・後は・・・まかせ・・・た・・・]ガクッ
255 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:38:12.24 ID:6b/9wdA90

純代[二人・・・]

照[く!まずい・・・どうしたら・・・]

咲[私に任せて!!]

照[咲・・・?]

咲[私・・・食糞までなら、なんとかできると思う]ニコ

照[そ・・・・そうか・・]タラ

咲[・・・・ふふ]スタスタ

純代[次はあなたか]

咲[うん!]

純代[・・・さらにハードにいきますか]

[好きな人の汚物を見たい衝動に駆られた女生徒と、衆人環視で排泄をする事に快感を覚える女教師―――]

咲[はは!!いいよ、大好物だよ!!]

純代[・・・・!]

咲[年の近い姉をもつ妹に、スカトロなんて通用しないよ!]

純代[そうなのか・・・勉強になったよ。新しい知識としよう]

咲(よし、今度はこちらから・・・スカトロ返しといこうかな!?)

純代[ふん!]ピキィィン..

咲[う!また先手を・・・]
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:38:53.01 ID:6b/9wdA90

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


聖・小田急学園(女子高)

生田「はぁ・・・」

登戸「どうしたの?ため息なんてついて」

生田「・・・・それが・・嫌な話を聞いてしまって・・・」

登戸「嫌な話・・・?」

生田「そう・・・・・百合ヶ丘先輩がさ、すっごく落ち込んでて」

登戸「あの百合ヶ丘先輩が?」

生田「うん。新百合ヶ丘さんと付き合ったばっかりなのに、全然会えないって」

登戸「・・・・」

生田「部活(快速急行)とか、家の手伝い(急行)とか、アルバイト(多摩急行)だって言って断られてばっかりだって」

登戸「そうなんだ・・・」

生田「・・・それだけなら百合ヶ丘先輩も大変ですね、で済むんだけど・・・」

登戸「え?」

生田「・・・新百合ヶ丘さんが読売ランド前先輩と会ってたのを見ちゃった、って・・・」

登戸「・・・え」

生田「それで百合ヶ丘先輩が、読売ランド前先輩を問い詰めたら本当の事だったらしくて・・・」

登戸「・・・うん」

生田「それを聞いて百合ヶ丘先輩、凄く動揺したらしくて、読売ランド前先輩に結構きつめに文句を言っちゃったらしいんだ」

登戸「・・・でも、読売ランド前先輩って百合ヶ丘先輩の事・・・」

生田「・・・・うん。それで読売ランド前先輩、泣いて飛び出していって・・・」

登戸「・・・・・」
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:39:24.96 ID:6b/9wdA90

生田「和泉多摩川先輩も、狛江先輩も追いかけたみたいだけど、見つからなくて・・・・」

登戸「せ、世田谷代田先輩は?」

生田「その日も休んでたみたい・・・」

登戸「・・・・そう」

生田「その話を聞いて、豪徳寺先輩が動いたっていうし・・・一体どうなるんだろ・・・?」

登戸「・・・うん」

生田「女の子同士で付き合うのって・・・やっぱり大変なのかな?」

登戸「・・・ううん、女の子同士よりなにより・・・付き合う・・って事が大変なんだと思う」

生田「・・・・」

登戸「凄く幸せであればあるほど、不安も付きまとう・・・好きだからこそ、許せなくなる・・」

生田「・・・・そっか」

登戸「でも・・・それでも私は・・・」テ ヲ ニギル

生田「あっ・・・・」

登戸「生田と・・・一緒にいたい・・・・」

生田「登戸・・・」

登戸「生田と一緒に映画を見たい、ご飯を食べたい、遊びに行きたい、笑ったり、泣いたりしたい!」

生田「・・うん。私も同じ気持ちだよ」

登戸「生田・・・」

生田「・・・・」

登戸「・・・・」

チュッ..


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
258 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:40:20.99 ID:6b/9wdA90

咲[・・・・・・・・・]

咲[こ、これは、一体なんなの!?ぎ、擬人化!?]

咲[え?え?意味がわからない・・・私の知ってる百合とは違う!!]

咲[生田?読売ランド前?え?ええ?]

純代[愛し合うのは人間だけじゃない・・・駅も電車も線路も百合なんだ!]

咲[り、理解できないよ・・・うぅぅう]グラッ..

咲[ごめん、お姉ちゃん・・・]バタッ..

照[咲!!]

純代[三人・・・・次は・・・]

純代[・・・・]ジロリ

エイスリン[!!]バッ

エイスリン[〜〜〜〜〜]カキ..

エイスリン(ウウ・・・ナニ・・・カケバ・・・イイ?)

純代[・・・]ピキィィン..

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


エイスリン(メス働き蜂)「ワッセ、ワッセ」ハコビハコビ

エイスリン(メス働き蜂)(ツカレタ・・・タオレソ・・・)ヨロヨロ

女王蜂「今日はここまでよ!!」

ジャアァアアァン..

エイスリン(メス働き蜂)「ヤッタ!シゴトオワッタ!」

女王蜂「エイスリン!・・・こっちにいらっしゃい」

エイスリン(メス働き蜂)「ハイ」テクテク

女王蜂「・・・誰もいないわね」

エイスリン(メス働き蜂)「イナイデス」

女王蜂「きつく当たって、ごめんなさいね」チュ

エイスリン(メス働き蜂)「イイエ!」

女王蜂「本当はあなたには辛い目にあってほしくないの」

エイスリン(メス働き蜂)「ソノキモチデ、ジュブン」

女王蜂「ありがとう・・・さ、今日も愛し合いましょう」ウフフ

エイスリン(メス働き蜂)「ハイ!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

エイスリン[・・・・・・]ポカーン

エイスリン(ドユコトデス?ワタシハチ?ハチガヒト?アレーーー?)グルグル

エイスリン[ウーン]ドサッ..
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:40:54.52 ID:6b/9wdA90

純代[四人・・・]

久[一体どうすれば・・・・]タジ..

純代「ふん!」ピキィィン..

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


優希「部長・・・覚悟するじょ!!」サワ..

和「部長・・・どうしたんですか?・・・いつもの余裕はどこに?」クス

まこ「ふふふ、楽しみじゃな」サワサワ

和「ええ、朝までたっぷり、可愛がってあげますから・・・・――――」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

久[!!]ハッ!

久(い、今のが塞の言っていた・・・まるで自分が体験したかのような・・・)
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:41:22.79 ID:6b/9wdA90

純代[快感責めを気に入ってくれたみたいですね]

久[え?]

純代[次はもっと長く・・・快感に浸らせてあげます・・・]ピキィィン..

久[!?]

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


優希「部長・・・私・・・部長とエッチしたいじょ・・・」

和「わ、私も・・・・・・・いつも部長と・・・・する事ばかり考えてる・・・エッチな女の子なんです////」モジ

咲「あ、あの!私も・・・・・いっぱい触ってほしい・・・・です///」

まこ「わしも・・・・・・ずっと部長の事が好きじゃった・・」

優希・和・咲・まこ「部長・・・」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

[その後、朝まで全員と愛し合う竹井 久―――]

久[うあ・・・ああ]クラリ..

久[もう・・・何も考えられない・・・最高な・・・気分]ドサッ
261 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:42:11.08 ID:6b/9wdA90

純代[五人・・・]

智紀(う、受け身じゃダメッ!こっちから・・・っ)

純代[・・・・]

智紀[風越女子麻雀部には、素晴らしい人がいる・・・]

智紀(反応を探りながらやるしかない!)スゥッ

純代「!?」

照(沢村さんの声が聞こえる!?・・・・範囲型を使ったのか・・・)

智紀[その名は福路 美穂子・・・彼女はみんなから愛されていた・・・]

純代[・・・っ!]ピキィィン..

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


透華「智紀・・・愛してますわ」

一「ともきー・・・ボクが愛称で呼ぶのはともきーだけだよ?・・・ボクの愛に気付いてよ」

純「な、なあ・・・その髪・・・触っていいか・・?////」

衣「ころももおっぱい大きくなりたいぞ!大きくしてくれ!」

透華「わたくしが許可しますわ・・・・わたくしの体を・・・愛でなさい////」

一「ボク・・・おっぱい小さいから触っても楽しくないかもしれないけど・・・手先は器用なんだ。・・・こんな風にね」ウニョウニョ

純「あ、あんまり知識ねえけどよ・・・が、頑張るから・・・・その・・・な////」

衣「なんかお股がムズムズするぞ〜・・・・んんぅ〜」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

純代(これで・・・どうだ)

智紀(くっ・・・・)

智紀[・・・・誰にでも優しい美穂子は、みんなの憧れだった]

純代(ちぃっ!!)

照(・・・・・)

智紀[そんな彼女にはたった一つ、弱点があった]

純代[なら今度はっ!!]ピキィン
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:42:43.92 ID:6b/9wdA90

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


久「智紀」

久「・・・・・そんなに見られたら・・恥ずかしいわ///」

久「・・・誰にでもこんな事すると思わないでね・・・」スカート クワエテ

久「/////」クチ デ モチアゲル

久「めえ(ねえ)・・・はあって(触って)・・・あわんえいない(我慢できない)////」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

智紀(うううう!!!!)クラッ
263 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:43:19.68 ID:6b/9wdA90

純代(これか!)

智紀[・・・彼女の弱点・・・それは機械音痴だという事・・・]

純代[くらえっ!]ピキィ!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


久「と、智紀っ!私・・・あなたにお願いがあるの!!」

久「・・・私ね・・・ずっと昔から、ある願望があるの・・・」

久「・・・・・・・」

久「・・・・・・・あのね・・・」

久「私・・・きっと変態なの・・」

久「好きな女の子に・・・・おしっこをかけてもらいたいの・・・」

久「・・・・ごめんなさい・・・でも、どうしてもかけてほしいの!!」

久「だから・・・智紀・・・」

久「普段の私に・・・・すました顔で学生議会長やってる私に・・・あなたのおしっこをかけて!!」

久「私が変態女だって!あなたが証明して!!―――」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

智紀(ち、違う!竹井さんはこんな変態じゃない!それに私にこんな趣味は・・・・趣味はな・・・い)グラッ

純代[・・・・]
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:44:16.25 ID:6b/9wdA90

智紀[うぅ・・・宮永さん・・・]フラ

照[!!]

智紀[おそらく・・・風越女子のキャプテン・・・福路 美穂子が弱点です・・・だから・・・私の妄想の続・・きを・・・]ガクッ!

照[沢村さん!!]

純代[六人・・・]

照(・・・・風越女子のデータは頭に入っている・・・・監督に感謝しないとな・・・)

照(私が負けたら全滅・・・・絶対に!勝つ!!)オオオオ!

純代[・・・・・]

照[・・機械音痴の美穂子。それを利用しようとする者がいた]

純代「!」チッ

ピキィィン..

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


菫「照・・・見てくれ・・・もうこんなに濡れてしまった・・・」メクリ

渋谷「菫先輩だけじゃないですよ」ホラ

亦野「みんな・・・宮永先輩が悪いんですよ・・・」

淡「先輩が素敵だから・・・エッチな気分になっちゃうんです・・・」ハァ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:44:52.40 ID:6b/9wdA90

純代[・・・・]

照[それは未春・・・彼女は美穂子にある物を渡した]

純代[ちぃっ!]

照[それはピンクローター。受け取った美穂子は、どういう物かもわからない]

純代[ふん!]ピキィィン..

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


淡「いつも先輩が私を見る目・・・ゾクゾクするんです・・・////」

渋谷「はしたない女の子だって・・・軽蔑しますか?」スリスリ..

亦野「先輩のお尻・・・こうして触りたかった・・・」ナデ..

菫「みんなお前が好きなんだ・・・だから・・・朝までずっと・・愛し合おう・・」レロ...


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

照[未春は美穂子に説明する。『これは健康グッズで、毎日股間に当てて振動させる事で、代謝が良くなって健康になるんです』・・・と]

純代「!?」

純代(な、なぜだ!?なぜ効かない!!?)クッ!
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:45:26.05 ID:6b/9wdA90

純代(ならば・・こうだ!)ピキィン!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


咲「お姉ちゃん・・・」

咲「私・・・・お姉ちゃんが好き・・・」

咲「・・・キスしよう?」

咲「・・・・」チュッ..

咲「んっ・・・・ちゅぱ・・・ん・・れろ・・」チュプ..ン..チュ..

咲「・・・姉妹で・・・キス・・・しちゃったね///」

咲「どうせしちゃったんなら・・・もっと・・・しよ?」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

純代(・・・どうだ?)
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:46:15.65 ID:6b/9wdA90

照[未春を信じ、言われた通りにする美穂子。たまに確認が必要だとうそぶいて、憧れのキャプテンの自慰を眺めていた]

純代[ぐぅうううう!!]

純代(つ、次こそは!!)ピキィィ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


久「ほら・・・パンツ脱がしちゃった♪」

久「・・・綺麗なアソコね」フフ

久「まさか咲のお姉さんとこんな事になるなんてね」クス

久「・・・大丈夫よ。あなたはただ感じている顔を私に見せればいいの」ウフフ

久「・・・」ンチュ

久「・・・しょっぱい」クス

久「れろ・・・ん・・・ちゅ・・・」

久「んふぁ・・そんなに気持ちいいの?・・・インハイチャンプさん?」フフフ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

純代[・・・これなら・・・]

照[それだけに飽き足らず、未春はさらに美穂子に告げる]

純代(ば、ばかな・・・全く効いていない・・・だと?)
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:47:08.56 ID:6b/9wdA90

照[『ある程度回数をこなしたら、大勢の前で発表するのが当たり前なんですよ』・・・と]

純代(や、やめろ!!!)

照「当日、全く疑う事なく美穂子はやってきた。懐にピンクローターを忍ばせて・・・」

純代(や、やめてくれ・・・キャプテンは・・・)

照[そして、美穂子はみんなの前で宣言する・・・『これからみんなに見てもらいたいものがあるの』・・・と]

純代(ダ、ダメ・・・そんな事・・・絶対・・・)クラッ...

照[憧れの先輩の呼びかけに集まる部員たち・・・興味津々の部員の中に一人、邪悪な笑みの未春・・・・]

純代(キャ・・・キャプテン・・・・)ウウウゥウゥ..

照[美穂子は笑顔でスカートを・・・ショーツを下ろした・・・]

純代(あ・・・ああ・・・)

照[ざわめく部員・・・しかし美穂子は、いつも通り股間にピンクローターを当て、スイッチを入れる]

純代(・・・・・・)フラッ...

照[突然の美穂子の痴態に、言葉をなくす部員たち]

照[しかし、憧れの先輩の異常な行動から目を離す者はいなかった・・・]

照[ある者は血走った目で見つめ・・・ある者は太ももをこすり合わせ・・・ある者は写メールで撮影した・・・]

純代(・・・・・)グラッ...

照[やがて・・美穂子が達すると、未春が口を開いた・・・『キャプテン、欲求不満みたい・・・本当にキャプテンを想うなら、手伝ってあげるべきだよ』]

照[未春の言葉で、理性を保とうとしていた部員たちは美穂子に群がった・・・美穂子は呆けた顔で、部員たちの愛撫を受け続けた・・・・]

照[そんな美穂子の姿を見て、未春はたまらなく悲しくなると同時に愛しさを感じる・・・・]

照[私のキャプテンが汚されていく・・未春は笑顔で涙を流し、悲しみながら喜ぶのであった・・・]

純代[・・・・・]グラッ...

照(こ・・・これで・・・終わってくれ!!)

純代(・・・・・・)グラ...

照[・・・・・・・・!!]
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:48:02.69 ID:6b/9wdA90

純代「」ユラ....ッ

ズズーーーー........ン

照「・・・・・・・・・」

純代「・・・・・・・・・」

照「か、勝った・・・のか?」

照「ほ・・・本当に・・・?」ガタガタ

純代「・・・・・」

照「あ、あの・・・大丈夫?」

純代「・・・」

照「・・・・・・」

照「呼吸はしてるから・・・大丈夫か」ホッ

照「・・・・みんなを起こすか・・・―――」

咲「す、すご〜い!!お姉ちゃん凄い!!!」

久「本当に凄いわ・・・やったわね、照」

エイスリン「オミゴト♪」

塞「うんうん」

照「いや、全部・・・沢村さんのおかげなんだよ。彼女の弱点を教えてくれたし、妄想の土台も沢村さんのものだ」

智紀「それは違う・・・」

照「え?」

智紀「弱点だって・・多分、というくらいで、確実なものではなかったし・・・」

智紀「強力な攻撃に耐えながら、彼女を倒すまで妄想を続けていくなんて・・・私では絶対無理だった」

純代「・・・っ!」ムクッ

照・咲・久・智紀・エイスリン・塞「!!!」

純代「・・・・・」

照・咲・久・智紀・エイスリン・塞「・・・」

純代[私が・・・負けた?]

純代「・・・・」

純代[そうだ・・・・負けたんだ・・・]

照「・・・・」

純代[宮永 照さん・・・]

照[うん?]

純代(いや・・・ちゃんと話そう・・・)コホン!
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:48:41.63 ID:6b/9wdA90

純代「・・・・宮永 照さん・・・」スクッ

照「!・・・はい」

純代「完敗です・・・私の攻撃を受けてもビクともしないなんて・・・」ハハ

照「・・・・聞きたい事がある」

純代「?」

照「私への攻撃・・・スカトロだとか、他にいくらでも攻撃手段があったんじゃないか?そうしていたら、私は間違いなく負けていた」

純代「・・・・・」

照「なのに・・・どうして・・?」

純代「・・・・・・私の能力は、相手に自分の妄想を見せる・・・」

照「・・・・」

純代「その妄想によって相手を制する・・・それが私の力です・・・」

照「・・・」

純代「でも・・・ただ相手を制するのではなく・・・私は・・・色々な表情が見たい・・・」

照「え・・・」

純代「・・・快感に溺れたり・・・とてもいやらしい気分になっている時の表情が・・・たまらなく好きなんです・・・」

照「・・・・」

純代「だから・・・できる事なら・・・全員快楽責めの妄想で倒したかった・・・倒せると思っていた・・・」

純代「でも・・・得体の知れない能力に対処するには、なりふり構っていられなかった・・・」

塞「・・・」

純代「倒れる間際の空白から、仲間に連絡を取ったと理解した・・・きっとスカトロの事を伝えただろうと推測できた」

塞「・・・」バレテタ..

純代「そこで出てきたって事は、スカトロが大好きな人なんだと思ってサービスしたけど、快感を得てはくれなかった・・・でも変わった人だと思ったから、違う切り口で妄想してみた・・・お気に召さなかったみたいだけど・・・」

咲「あはは・・・そうだったんだ」
271 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:49:26.62 ID:6b/9wdA90

純代「あなたは能力者だと思ったから潰しにいった」

エイスリン「ナール♪」ポン!

純代「後は・・・・快楽責めで大丈夫だと思った・・・」

久「た、確かに・・・やられたしね////」カァ...

智紀「ん///」

純代「でも・・・宮永 照さんは違った・・・」

照「・・・・」

純代「どれだけ快楽責めをしても・・・全く効果がない・・・・こんな相手は初めてだった」

久「・・・凄いのね・・照・・・・」

照「・・・」アー..

純代「普通は、よほど嫌いな相手とかでない限り、反応はあるものだけど、それすらもなかった・・・どうしてですか?」

照「あの・・・それは・・・・」

咲「お姉ちゃん?」

塞「それは?」

智紀「私も聞きたい・・・なぜ耐えられたのか・・・・」

照「えっと・・・」

エイスリン「オシエテ!」

純代「・・・・・」
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:50:47.02 ID:6b/9wdA90

照「・・・・・・・・・・・・からなんだよね」

純代「はい?」

照「・・・・・・経験済みの事ばっかだったからなんだよね・・・」

純代「え?」

咲・久・智紀・エイスリン・塞「?」

照「その・・・あなたの妄想・・・全部が・・・・」ハハ

純代「ええ!!!!?」

咲「どういう事?」

久「さあ?」

照「リアルで経験した事あるからこそ、妄想を耐えられたのかなー、なんて・・・」

純代「じゃ、じゃあ!白糸台の面々に愛されたのも!?」

照「あ、あります////」カァアア...

咲「!!!!!!!!」ガガガガーーーン!!

咲「うぅ・・」フラッ..

トシ「だ、大丈夫かい?」ウケトメ!

純代「し、姉妹でキスした事も!!?」

照「き、昨日・・ね///」

純代「竹井さんに・・・ク〇ニされた事も!!!?」

照「そ、それも昨日・・・された・・・よ///」

久「〜〜〜////」マッカッカ!

純代「・・・・・・・」ポカーーーン...

照「・・・・////」
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:51:47.99 ID:6b/9wdA90

純代「は・・・はは・・・・・・・まさかあんな事を現実で味わってる人がいるとは・・・」ハハ...

照「い、いつもじゃないからな!!」

純代「ふぅ〜・・・・こんなスッキリした気分は久しぶりです・・・」

純代「いつもは現実と妄想が混ざり合ったような・・・そんな状態でしたから・・・」

照「そうか・・・」

純代「・・・弱点も見透かされたし・・・完敗ですよ・・・はは・・・」

智紀「・・・・・」

純代「・・・・私の弱点・・・どうしてわかったか、聞いていいですか?」

智紀「うん・・・」

智紀「最初はたまたま・・・というか、相手の周りから攻めていくのがセオリーで・・・」

純代「・・・・」

智紀「その反応を見て、続けるか、違うところを攻めるかを決める・・・あなたの場合、最初で引っかかった」

純代「・・・・」

智紀「・・・これは勝手な推測だけど・・・あなたはキャプテンを尊敬・・・もしかしたら神格化しているのかもしれないと感じた」

純代「あ・・・」

智紀「・・・・・」

純代「・・・・ふふ・・・・当たってるよ」

智紀「・・・・・」

純代「キャプテンは・・・私にない物をたくさん持ってるから・・・麻雀の腕も、優しさも、女性らしさも、容姿も、全部・・・」

純代「だから、キャプテンで妄想する事すら恐れ多いと思ってる・・・」

智紀「・・・・・」

純代「そこを突かれる前に勝負を付けたかったけど・・・・ね」ハハ...

智紀「凄い・・・」

純代「え?」
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/23(木) 15:53:20.64 ID:6b/9wdA90

智紀「あなたほどの百合妄想士に、百合妄想させないほど慕われてるキャプテンさんが凄いと思って・・・」

照「ああ、そうだな」

純代「・・・・ありがとう、自分が褒められるより嬉しいよ」フフ

智紀「・・・・」フフ

純代「・・・・あー、久しぶりに喋った〜」アー

照「そうなのか?」

純代「はい。ずっと妄想の中にいましたから」アハハ

照「それは凄いな・・・」

純代「負けたのは悔しいけど・・・いい経験になりました。ありがとうございました」テ ヲ サシダス

照「あ・・・こちらこそ。ありがとう」アクシュ

咲「お姉ちゃんが・・・愛され・・・?私のお姉ちゃんが・・・」ウーン

トシ「・・・落ち着いて〜、大丈夫だから落ち着いて〜・・・」サスリサスリ

咲「う〜ん・・・」

 こうして死闘は終わった・・・・気を失った咲を除く全員と握手を交わした純代は、

 すっきりとした顔で去って行った・・・

 残された面々も、咲を除き、どこか清々しい表情で帰路に着いたのだった・・・

 こうして、四天王との戦いは幕を閉じた――――
275 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/08/23(木) 15:53:54.16 ID:6b/9wdA90

月曜日―――

白糸台高校

麻雀部部室の隣の準備室――

監督「いやー、しかし驚いた!まさか深堀を倒すとはな〜!」

照「いえ、だからメールの通りで、たまたま偶然が重なって・・・それに公平な勝負じゃないというか・・・」

監督「謙遜するな!いや〜、素晴らしい!」

照「・・・・」

監督「こうなったらいっその事、チーム虎姫をやめて、チーム百合姫にするか!」

照「はあ?」

監督「いや、実はな、凄い事に気が付いたんだ!チーム虎姫のメンバーの名前を英語にして、それぞれから何文字かずつとっていくと・・・」

照「・・・・」

監督「チーム百合姫(team yurihime)という言葉になるんだ!!凄いだろう!?」

照「いや・・・無理矢理というか・・・多分他のチームでも作れるところありますよ」

監督「そうか・・?大発見だと思ったんだが・・・」

照「・・・」

監督「・・・・ま、しかし、今回の事はいい経験にはなっただろう?」

照「・・・はい、監督のおかげです」

監督「いや、私はきっかけを与えただけだよ」

照「そんな事ありません・・・・・・色々とありがとうございました」

監督「・・・・」フフ

照「しかし、驚くほど濃密な三日間でした」

監督「だろうな・・妹と会って久しぶりの姉妹水入らずに加えて、四天王全員と戦ったんだ」

照「ええ・・・でもこれからは」

監督「さらに忙しくなりそうだな」

照「ゆっくり・・・・・・・・・・・・・え?」

監督「え?」

照「・・・・・・・・・・・」

監督「・・・・・・・・・・・」

照「何を言ってるんですか?忙しくなるなんて・・・」

監督「え?」

照「部活は引退だし、確かに進路とか色々ありますけど・・・」

監督「いや、そうではなくて・・・」

照「え?それじゃあなんで・・・・はっ!!」

照(ま、まさか・・・深堀さんに勝ったって事で、私が四天王になっていて・・・全国から対戦相手が山のように来る・・・・とか?)
276 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:54:29.60 ID:6b/9wdA90

監督「非18禁百合四天王がいるからな」

照「・・・・・・・・・・」

監督「・・・・・・・・・・」ウン

照「・・・・・・・・・・・・・・え?」

監督「いや、だから、非18禁百合四天王がいるって」

照「・・・・・・」ンー?

監督「お前が戦ったのは、18禁百合四天王。私が今言ったのは、非18禁百合四天王」

照「・・・・・・・」ナニソレ

監督「そもそも、百合にエロは不要だという意見は根強い。人によって百合の定義も違うしな」

照「・・・・・・・」アタマ イタク ナッテキタ...

監督「と、いう訳だ。ここまで来たら、エロなしに挑むのもいいと思うぞ」ニコ

照「・・・・・・・」ヨコ ニ ナリタイ...

監督「・・・それともう一つ・・・・・こっちの方が緊急かもしれん」

照「・・・・なんですか・・?」

監督「・・・これ」ワタス

照「・・・・?雑巾・・・・ですか?」

監督「いや、違う。よく見てみろ」

照「?・・・・だってボロボロで・・・・ん?これは・・・ああ、目?で、これは口・・・」

監督「・・・・」

照「ああ、これ、人形ですか!原型を留めてないのでわかりづらいですね」

監督「・・・・」

照「で?これがどうしたんですか?」

監督「そこ・・・見てみな、胸のとこ」

照「?・・・・・え〜・・・・て・・・る・・・」

照「・・・・てる?」

監督「・・・・」

照「・・・・?」ンー?

照「この人形・・・てるっていうんですか?・・・私と同じ名前ですね・・・へぇ〜」

監督「まだピンとこないか?」

照「はい?」

監督「・・・・ちょっとこっちに来てくれ」

照「?」
277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:55:04.95 ID:6b/9wdA90

監督「ここだ」

照「ここって・・・こっちも準備室ですよ?」

監督「ここから覗いてみろ・・・声は出すなよ?」

照「?はい・・・」ソーット

?「で・・・」

照(あれは・・・菫?)ミミ ヲ スマス

菫「難で照は綿四を開いてに竹刀?ぜったいお菓子い・・・ダって渡しのI尾・・請淹れて暮れた・・請容れて呉たんだよ・・」ブツブツ

照(ん?ん?)

菫「蛇あ、二世者?・・血ガウ!荒れ輪、多田の忍行だよ・・・打から千木れたんだ・・・ホン藻のの照は度こ・・・?」ブツブツ

照(・・・・・・)サー

照「・・・・・」ハナレ

監督「・・・・」モドロウ

照「・・・・」コクリ
278 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:55:46.38 ID:6b/9wdA90

麻雀部部室の隣の準備室――

照「菫が病んだ・・・」アタマ カカエル..

監督「まだなんとかなるとは・・・・・・・・・・思う・・・?」

照「本当ですか・・・?凄く怖いですけど・・・」

照「あ!」

照(菫が病みやすいって・・・・咲はインハイで言っていた!!咲に聞けば、対処法がわかるかもしれない!)

監督「お?何か名案が浮かんだか?」

照「はい!」デンワデンワ..

プルルルルル...ガチャ

咲『・・・・もしもし』

照「あ、もしもし、咲?」

咲『うん・・・・どうしたの?』

照「あの・・・前にインハイで、菫が病むとか言ってただろう?」

咲『ああ・・・そんな事言ったかもね』

照「それでな・・・実際、病みかけているんだが・・・対処法はないかな?」

咲『・・・・みんなで愛し合えばいいんじゃない?』

照「え?」

咲『白糸台のみなさんで愛・し・合・え・ば・い・い・ん・じ・ゃ・な・い・で・し・ょ・う・か!』ブツッ!

照「あ・・・切れちゃった・・・」

照(やっぱりまだ拗ねてる・・・)ウゥ...
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 15:56:51.88 ID:6b/9wdA90

監督「・・・・・」

照「監督・・・お願いが」

監督「・・・さて、ちょっと出かけてくるか」

照「ま、待ってください!行かないで!」ダキッ!

監督「は、離してくれ!」

照「か、監督!見捨てる気ですか!!」

監督「見捨てるとは人聞きの悪い!私は出かけるんだ!用事があるんだ!」

照「なんの用事ですか!」

監督「その・・・花壇の様子を見に行かないといけないんだ」

照「監督と関係ないじゃないですか!!」

監督「さ、最近花に興味が出てきたんだ!!」

照「じゃあちょうどいい!!菫をなんとかしてください!!」

監督「ううう・・・」グググ

照「うううう・・・・」グググ

?「板・・・」フラ

照・監督「え」

菫「野っパリ・・・照鋸えが・・・木声滝が舌んだ・・・」フラー

照・監督「ヒィィィィィイイ!!!!」

宮永 照の戦いは、まだまだ続いていく―――

【終わり】
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/23(木) 16:03:34.76 ID:6b/9wdA90
            
以上です。これで完結になります。

予定よりかなり遅くなってしまいました。

待っていてくださった方、すみません。

少しでも楽しんで頂ければ幸いです。

それでは失礼します。



281 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/23(木) 19:19:03.30 ID:wQppRWbp0
乙!
もちろんこの後のヤンデレ菫による調教と非18禁百合四天王との死闘もあるんですよね!
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/23(木) 20:03:56.19 ID:y0aXnfiZ0
おつおつ!
もっと咲ちゃんとてるてるの絡みをかいてもいいんよ?
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/08/23(木) 20:10:59.39 ID:CEIvq9u+0
おつ
ただただ、すごいものを読ませてもらった
ありがとう!
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/08/23(木) 23:41:01.19 ID:egYCMMcNo
乙!
面白かった!それに読んでて楽しかった
そりゃこんな終わり方されたら続き読みたくなるわなww
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/24(金) 19:51:38.18 ID:hxQz6CpIO
>>1 です。携帯から書いてます。

皆さん読んでいただいてありがとうございます。嬉しいです。

>>281
続編も考えたんですけど、
うーん…ネタが(笑)
望まれると書きたくはなるんですけどね。
>>284
確かにおっしゃる通りです。
最初は最後の文はなかったんですけど、
照が死んでしまったと思う人がいるかも(考え過ぎ?)と思って付け足しました。
完結といいながらややこしいですよね。


286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/24(金) 20:02:43.74 ID:hxQz6CpIO

>>1 です。コピペミスで二つに分かれてしまいました…

>>282
後半になるにつれて二人の絡みが少なくなってしまいました…もうちょっと上手くできたかな?と反省です。

>>283
そこまで言って頂けるとは…
こちらこそ本当にありがとうございます。
287 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/08/25(土) 21:12:26.50 ID:PYuQEaSc0
おつ!
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/27(月) 00:18:25.34 ID:Unk+7/SDO
こういう病み方とても大好き、思わずにやける位に。
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(石川県) [sage]:2012/08/27(月) 11:02:05.49 ID:AowXoi8mo
早くかけよ
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/09/13(木) 21:56:04.46 ID:I0oezg3ho

>>1 です。

完結とか言っておきながらまた続編を書いてしまいました。

紛らわしくてすいません。

この続編も【18禁表現があります】

291 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [saga]:2012/09/13(木) 21:57:03.57 ID:I0oezg3ho

白糸台高校 

麻雀部 部室の隣の準備室

菫「照・・・・チョッ戸歯惰画荒れ輝よ?第上部?」サスリサスリ..

照人形(新)『三連覇は、私たちの一大目標です!そのためにも、明後日の準決勝は負けられません』

菫「操舵よ寝・・・参連派は黙秘ょう妥・・・」サスリ

照人形(新)『今年も、手強いチームが多くて、試合がとても楽しみです』

菫「デモ、照外千葉ん津酔い殻・・・餡芯四手井伊与・・・・」サスサス

照人形(新)『一生懸命頑張ります!応援、よろしくお願い致します』

菫「運・・・欧園擦る・・・照・・・」ダキシメ..

照人形(新)『三連覇は、私たちの一大目標です!そのためにも、明後日の準決勝は負けられません』

準備室の隣の空き教室

照「・・・・・」

監督「・・・・」

照「あれ(人形)で・・・大丈夫でしょうか?」

監督「多分な・・・お前の声をずっとリピートさせておけばなんとか時間は稼げるだろう・・・」

照「普通に私が話を聞くのはダメでしょうか?」

監督「・・・今の弘世の様子からすると、少し危険かもしれん・・・」

照「そうですか・・・」

照(私が恥ずかしがってちゃんと話さなかったからだ!!私がしっかりしてれば・・・)ウゥ..

監督「・・・・しかし妙なんだよ・・」

照「え?」

監督「いやな、確かに弘世はチーム虎姫でも一番病みやすいと思う。二番手は渋谷な」

照「・・・・・」

監督「だから私も、万一に備えて人形を用意しておいたり、一応気を配っていたつもりだったんだが・・・」

照「そうだったんですか・・・ありがとうございます」

監督「ん。・・・その私が気付かないうちにあそこまで病むなんて普通はありえない」

監督「というか、昨日とは全然違う・・・いきなりここまで・・・急すぎる」

照「・・・どういう事ですか?」

監督「・・・もしかしたら・・・いや、まさかな」

照「??」

監督「とにかく、弘世をどうにかしてやらないと」

照「はい!・・・何か方法は・・・」
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 21:57:38.82 ID:I0oezg3ho

監督「・・・一番手っ取り早いのは、お前が相手をしてやる事だ」

照「あ・・・相手とわ・・?」

監督「性行為だ」

照「!!////」ボンッ!

監督「お前に想いを寄せているんだ、一発で解決する」

照「しかし、それは・・・」

監督「・・・・弘世は嫌いか?」

照「嫌いな訳ないです」

監督「・・・そうだよな、すまん。嫌な聞き方したな」

照「いえ・・」

監督「・・・弘世とエッチするのは嫌か?」

照「・・・・」

監督「・・・・」

照「正直・・・前にした時は・・・嫌ではなかったです・・・」

監督「だろうな。凄く感じていたもんな」

照「〜〜〜〜〜//////」ッカァァァァァ..

監督「あ、すまんすまん」

照「そ、それでも・・・今は・・・・」

監督「・・・・・そうか」

照「・・・・・・・」

監督「それならいい」

照「え?」

監督「ん?どうした?」

照「いや・・・だって・・・監督は・・・」

監督「お前の気持ちが優先されるのは当然だろう?」

照「でも・・・インハイの時の・・・」

監督「・・・あの時のお前、本気で嫌がってなかったし」

照「うっ///」
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 21:58:30.59 ID:I0oezg3ho

監督「ま、ようするに弘世が元通りになればいいんだ、まだ時間の猶予はありそうだし、何か作戦」

コンコン..

照・監督「!」バッ

監督「だ、誰だ?」

部員A「あ、監督!荷物が部室に届いてまして・・・弘世先輩宛なんですが・・・」

監督「荷物?部室にか?」

部員A「はい」

照「なんで自宅じゃなくて学校に?」

部員A「それでさっき弘世先輩に渡そうとしたんですけど・・・」

監督「・・・ああ・・」

部員A「なんだか・・・凄く話しかけづらい雰囲気で・・・」

監督「だろうな・・・・私から渡すから、荷物を持ってきてくれないか?」

部員A「あ、はい。今持ってきます」

照「一体なんなんでしょう・・・?」

監督「さあな・・・―――」

ドン...

部員A・B「それでは、お願いします。失礼しました」ガラガラッ..ピシャ..

監督「・・・・」

照「大きいですね・・・」

監督「開けてみよう」

照「え!でも勝手に・・・」

監督「なんだか気になる・・・丁寧に開ければ大丈夫だ。今の弘世は気付かない」

照「・・・」イイノカナ

監督「・・・・・」ガサゴソ...

照「・・・・」ソワソワ

監督「・・・・・・・!!」ガソ..

照「な、中身はなんです?」

監督「・・・アーチェリーの弓と・・・矢だ」

照「えっ!!!?」

監督「・・・・・・」

照「・・・・・・」
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 21:59:10.31 ID:I0oezg3ho

監督「これは・・・明るい印象はもてないな・・・」

照「ええ・・・背筋が凍りました・・・」

監督「いや、弘世がお前に危害を加えるとは思えないが・・・・」

照「うう・・・菫・・・」

監督「と、とにかく!弘世は私が見ておく、お前はとりあえず部活は休んでいい」

照「え?でも・・・」

監督「弘世と鉢合わせしたらまずいかもしれない・・・とにかく、しばらくの間部活は休むんだ」

照「でも、学校で会わずにいるのは不可能では?」

監督「ううむ・・・とりあえずお前はなんか適当な香水を付けて匂いをごまかすんだ」

照「香水・・・?」

監督「それで伊達眼鏡をかけよう」

照「はい・・・?」

監督「あとは接触を避ければ、気付かれずないでいられるだろう・・・」

照「そ、そうでしょうか・・・」

監督「ああ、普通なら一目みたら気付くだろうが、今の弘世は・・・」

照「・・・・」

監督「・・・とにかく!気が進まないが、いい方法があるから・・・その時まで逃れればいい」

照「いい方法・・・?」

監督「ん・・・だから私に任せろ」

照「・・・はい、ありがとうございます」

監督「・・・それじゃ、今日は解散だな」

照「はい・・・」

監督「何かあったら電話してくれ」

照「はい・・・失礼します」

ガラッ..ピシャン

監督「・・・・・・」ピピピ..

プルルルル...プルルルル..ガチャ

?「はいもしもし」

監督「あ、こんにちは。私は白糸台高校の麻雀部顧問の・・・――――」
295 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 21:59:45.55 ID:I0oezg3ho

部室前

照「・・・・」スタスタ

?「テルー」

照「?」

?「ひひー」ダキッ!

照「わわ!」

?「テールー♪」ギュウウ

照「な・・お、大星か?」

淡「そだよー?」

照「きゅ、急に何をするんだ」

淡「だってー、テルが全然かまってくれないから」スリスリ

照「そ、そんな事言われても・・・」

淡「一回エッチしてポイなんてひどいよー?」

照「ば、ぶ、部室の前でそんな発言っ!!」アワワア

淡「私たちが強引だったから怒ってるの?」

照「いや、別に怒ってはないが・・・」

淡「じゃあじゃあ!今度またしよー?」

照「ま、待って!そういうのは、もうなしにしよう!」

淡「えー?」

照「あ!そ、それと・・・渋谷は元気・・・?」

淡「んー?いつもどーりですけど?」

照「ああ、そうか!それはよかった」ホッ

淡「??」ム?
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:01:10.19 ID:I0oezg3ho

照「と、とにかく、私はちょっと用事があって・・・」

淡「ええ〜!?私の頑張りを見てくださいよー」ギュギュ

照「ごめん!また今度!」

淡「・・・・はぁい・・」スルッ

照「あ・・・」

淡「・・・・・」シュン

照「・・・私は、大星に期待してるから」

淡「え?」

照「大星なら、白糸台の未来を任せられる」

淡「え?え?」ソレッテ!

照「・・・・・」ミツメル

淡「テ、テル」キュン

照「・・・・」

淡「まっ、任せてよー!私がいるかぎり、白糸台は無敵ですからっ!」チカラコブ!

照「うん」

淡「////」ハワー

淡「そ、それじゃ、部活行ってきます」

照「うん、頑張って」

淡「うん!!」タタタ

照「・・・」フフ

照(大星・・・今のは本心だから・・・・・・大星には期待しているよ)

 それから数日間、照は伊達眼鏡をかけ、香水を付け登校した・・・・
 
 突然の変化に戸惑う者もいたが、次第に慣れていった―――
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/09/13(木) 22:01:40.02 ID:I0oezg3ho

土曜日

東京―――

宮永家自宅付近の公園

ベンチ

照「・・・・」ボーッ

照(部活に行けないと時間を持て余すな・・・最近新刊も買ってないし・・・)

照(お母さんの二次元返りがもっと早ければな・・・私の本を読み終わるまでどれくらいかかるんだろう?)

?「あらあら?」

照「え?」フリカエリ

?「こんにちは〜」

照「こんにちは・・・って・・・み、巫女さん?」

?「ふふ」クス

照「って・・・あ、石戸・・・さん」

霞「ええ」ニッコリ

照「・・・どうして石戸さんが東京に・・・?」

霞「ふふ・・・ちょっとしたお仕事?といいましょうか・・・」

照「お仕事・・・?」

霞「ええ」ニッコリ

照(この人・・・確か元四天王だったんだっけ?・・・それでエイスリンさんに負けて・・・)

霞「照ちゃんは何をしていたんですか?」

照「て、照ちゃん!?」

霞「あら?ごめんなさい・・・つい癖で・・・」

照「い、いえ・・・」

霞「・・・・照ちゃんって呼ばれるのは嫌かしら?」

照「え?それは・・・」

照(なんかちょっとドキッとするけど・・・別に・・・)

照「嫌では、ないです」

霞「よかった」ホッ

霞「じゃあ照ちゃん、って呼ばせてもらいますね。照ちゃん」ニコー

照「は、はい///」

照(ぬぅー!なんだろこの感じ・・・甘えたくなるような・・・)

霞「あ、そうそう。それで照ちゃんは何をしていたんですか?」

照「あ、私は別に何も。ボーっとしてただけです」

霞「そうなんですか」ウフフ
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:03:14.39 ID:I0oezg3ho

ル..ル..ル..

照「?」

霞「あら、お電話、ごめんなさいね」ムネ ノ タニマ カラ トリダス

照「!!!」

霞「はい、もしもし」

照(胸の谷間に・・・ケータイを・・・)ゴクリ

霞「はい・・・わかりました・・・では、・・・はい・・・失礼します」プツッ

霞「・・もっと照ちゃんとお話したかったんですが、呼び出されてしまいました」

照「それもお仕事?ですか?」

霞「ふふ・・・そうですね」ニッコリ

照(わざわざ九州から仕事で東京まで・・・大変だな・・・)

霞「それでは、また会いましょう」

照「ええ、それじゃあまた」

霞「はい」ウフフ スタスタスタ

照「・・・・・」

照(さて、これからどうしよう)

プルルルル..

照「ん、電話・・・」

ガチャ

照「はい」

監督『あ、宮永か?』

照「はい」

監督『弘世の件だが、なんとかなった』

照「っ!?ほ、本当ですか?」

監督『ああ!だからもう大丈夫だ。伊達眼鏡も香水もやめていいし、部活も来て大丈夫だ』

照「そうですか・・・菫・・・よかった・・・」ホッ..

監督『ホントにな』フフ

照「・・・じゃあ今から行ってもいいですか?」

監督『もちろんだ』

照「!ではすぐ行きます」

監督『待ってるぞ』

照「はい。では失礼します」

ピッ

照「・・・・・」

照(やった!)グッ!!
299 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:03:54.51 ID:I0oezg3ho

白糸台高校

麻雀部 部室の隣の準備室

照「・・・」

ガラッ

照「お疲れ様です」

監督「ん、お疲れ」

菫「照・・・・お疲れ」ニッ

照「菫・・・」

照(よかった・・・前の菫だ・・・)

菫「?どうした?まじまじと見つめて・・///」ポッ

照「あ、いや、別に・・・」

菫「照れるじゃないか・・・//」

照「え?あ、そ、そうか・・・///」

菫「////」

照「た、体調はどう?」

菫「ん?急にどうした?」

照「いや、なんとなく」

菫「そうだな・・・正直、ここ何日かの記憶がぼやけていてな・・なんだか悪い夢を見ていたような・・・そんな気がするんだ」

照「悪い夢・・・」

菫「なんて、非現実的すぎだな」ハハ

照「・・・・・」

監督「・・・・」

菫「久しぶりに照の顔も見れたし、やる気が出てきた」スクッ

照「菫・・・」

菫「監督。少し打ってきていいですか?」

監督「ああ、もちろんだ。鍛えてやってくれ」ニコ

菫「はい」ニ

菫「それじゃあな、照」ニッコリ

照「あ、うん!」
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:04:38.13 ID:I0oezg3ho

スタスタ..ピシャ

照「・・・・・・」

監督「・・・・・・」

照「あの・・・菫・・記憶がどうとか言ってましたけど・・・大丈夫でしょうか?」

監督「・・ああ、病んでいた時の事は多分忘れているんだろう」

照「それって・・・」

監督「それは弘世本人がそうしているんだろうな」

照「え?」

監督「私がした対処法では、記憶が薄れたりするものではないんだ。ただ精神を落ち着かせるだけ」

照「でも・・・」

監督「おそらく、弘世本人が思い出したくなくて・・・無意識のうちに記憶を封じているんだろう」

照「あ・・・でも・・・数日間も記憶がないとなると・・・色々と問題が・・」

監督「まあ・・・それはあるが、病んでいたといっても二十四時間ずっとあの状態ではなかった」

照「え?」

監督「普段は特に以前と変わりはなかったんだ」

照「?」

監督「つまり、お前の事を考え出して、頭の中で混乱してきてあの状態になる」

照「・・・」

監督「それもある程度時間が経つと元に戻っていた。いうなれば、部活中以外はほとんどまともだったんだ」

照「なるほど・・」

監督「クラスメイトや教師にしてみたら、何も違和感を感じないだろう」

照「おお・・・」

監督「だからこそ発見が遅れたんだが・・・とにかく弘世は大丈夫だ」

照「本当によかったです・・・」ホッ
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:05:04.54 ID:I0oezg3ho

監督「・・・これは私の責任だな」

照「え」

監督「私の甘さが、事態を重くしてしまった」

照「そんな!監督はいつも」

監督「いや、私のミスだ。もっと早い段階で依頼していれば・・・」

照「?」

監督「・・・今さら仕方ないか・・・」

照「??」

監督「・・・・おそらく、近々お前に迷惑をかけることになる」

照「え?」

監督「すまない」ペコッ

照「え?なんですか急に・・?」

監督「・・・」

照「・・・・・・」

照「・・・よくわかりませんけど・・・・」

監督「・・・・・・」

照「監督は・・・菫を助けてくれた・・・」

監督「・・・」

照「その恩を上回る迷惑なんて私にはありません」

監督「宮永・・・」

照「本当にありがとうございました」ペコリ

監督「・・・・・ありがとう」

照「え?」

監督「・・・お前には話しておこう・・・・これから起こるであろう事を・・・」

照「・・・・」ゴクリ
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:05:52.99 ID:I0oezg3ho

??県―――

????

?「いよいよなめられとるなぁ」

?「ちょうどいい口実ですよー」

?「ふん!あ〜・・・腹立つわ〜」

?「わかったからちょい黙り」

?「それで・・・・この後は?」

?「来週・・・決行します」

?「!!!」

?「資金も十分・・・」

?「お、おおお!!」

?「これで東のやつらに一泡ふかせられるわ!」

?「一泡ちゃう・・・東の天下を・・・」

?「?」

?「終わらるんや!」

?「おお・・・・」

?「・・・・・・」
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:06:24.49 ID:I0oezg3ho

東京―――

白糸台高校 

麻雀部部室の隣の準備室

照「と・・・東西決戦!?」

監督「ああ・・・」

照「そ、そんな事が・・・?」

監督「・・・・前の四天王は、石戸 霞がいたから、まだ問題はなかったんだが・・・」

監督「石戸が負け、四天王の座から陥落し、四天王全員が東で固まってしまった」

照「・・・・」

監督「当然、西の百合妄想士たちは面白くない・・・そのうち動きがあるだろうと踏んでいたら・・・」

照「・・・」

監督「沖縄の銘苅が、深堀に戦いを挑んだ」

照「あ・・・」

監督「しかし結果は惨敗・・・次はどう来るかと思っていたんだが」

照「・・・・」

監督「今回の件が引き金になってしまった」

照「え?」

監督「・・・私は菫を元に戻すために、石戸に依頼をした」

照「え・・・」

照(だから彼女が東京にいたんだ)

監督「彼女は快諾してくれた・・・そして昨日、学校が終わってすぐに来てくれた」

監督「そして彼女のおかげで、菫は回復した・・・」

照「そうだったんですか・・・」

監督「ああ。その後、時間も時間だからホテルを用意させてもらった。彼女は一泊後、九州に帰るという予定だったんだ」

照「はい」

監督「だが・・・石戸が東京にいる、という情報が漏れてしまった」

照「え?何か問題が?」

監督「ああ。その情報が、西の有力者の元に届いた・・・」

監督「その時には『東の連中が、元四天王の石戸 霞を呼び出してこき使った』・・・と歪曲されて伝わっていた」

照「そんな・・・!」

監督「もともと、四天王が全員東の人間、って事に不満があったんだ。そこで、東に喧嘩を売る口実を求めていた」

照「・・・・」

監督「今回の件はそんな連中にとっては、待ってました!と言わんばかりだろうな」

照「・・・・」
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:07:24.80 ID:I0oezg3ho

監督「・・・・その結果、同盟が組まれたらしい」

照「同盟・・・」

監督「ああ、近畿・中国・四国・九州の猛者たちが手を組んだんだ」

照「・・・・」ゴクリ

監督「それに対抗するために東でも同盟を組み、迎え撃つという話だ」

照「・・・・・その・・・これからどうなるんでしょうか?」

監督「・・・・まず、四天王は狙われるだろう」

照「!!」

監督「四天王を全員西の人間にする、くらいは企んでいても不思議じゃない」

照「・・・・」

照(みんな・・・)

監督「他にも・・・高校生の百合妄想士は全員狙われる可能性がある」

照「え!?」

監督「その中でも・・・宮永」

照「はい」

監督「四天王と関わりがあるという事で、お前たち姉妹もターゲットにされているだろう」

照「!!!」

監督「百合妄想士同士のネットワークでは、深堀に土をつけたという情報は流れている」

照「そ、そうなんですか・・・?」

監督「ああ」

照「それで・・・一体・・・・誰がやってくるんでしょうか?」

監督「ん?」

照「もしかして・・・西の四天王とかってあったり?」

監督「いや、四天王にあるのは非18禁と18禁の違いで、東西はないよ」

照「よかった」ホッ

監督「ただ、四天王に選ばれてなくても・・・・強敵はいるだろう」

照「・・・・」ゴクリ

監督「それに・・・きっと大群で来る・・・」

照「え!?大群!?」
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:08:16.00 ID:I0oezg3ho

監督「ああ・・・西のバックには色々とあってな」

監督「・・・・百合の花園(リリーフラワーガーデン)」

照「リリーフラワーガーデン?」

監督「そう、彼女たちの・・・西の百合妄想士たちの協会・・・みたいなものだ」

照「協会・・・」

監督「百合妄想士の中には、サークルを結成したり、漫画家になったりと、様々な百合活動を行っている者もいる」

監督「そんな人たちの協力もあるし、百合以外の事業にも手を出している・・・資金は潤沢という話だ」

照「なるほど・・・」

監督「もちろん、東にもそのような協会がある」

照「なんと!」

監督「百合花嫁(リリーブライド)」

照「リリーブライド・・・」

監督「きっと西の連中はこの機会にリリーブライドを潰しにくる・・・」

照「・・・・」ゴクリ

監督「東西決戦となれば、惜しみなく資金を投入してくるだろうしな」

照「で、でも・・・もし勝ったとしても、メリットとか」

監督「メリットはある!まずスポンサーだ」

照「え?スポンサー?」

監督「ああ、今はリリーブライドのスポンサーをやってくれていて、資金提供をしてくれている・・・・だが」

照「・・・・だが?」

監督「東西決戦で東が敗れるような事になると・・・リリーフラワーガーデンにスポンサーをもっていかれる可能性がある」

照「ええ!?」

監督「・・・スポンサーは、より強い百合妄想士を求めている・・・強さが全てだ・・・」

照「強さ・・・」

監督「スポンサー問題の他にもメリットはある。強い百合妄想士のいるところには、いい百合妄想士が育つ」

照「え」

監督「いい百合妄想士が漫画家にでもなれば、素晴らしい百合作品が生まれ、それを読んだ地元の子がいい百合妄想士になる・・・」

監督「連鎖していくんだ・・・スポーツでもそうだろう?」

照「確かに・・・」

監督「それが続けば、出版業界にも強い力を持つようになる・・・」

照「な、なるほど・・・」

監督「百合アニメ専門の会社ができたりな」

照「そ、それは夢のようですが・・・・現実的に・・」

監督「しかし・・・西が力を持っているせいで・・・・登場人物は全員関西弁!・・・なんて事になるかもしれない」

照「そ!それはダメです!!全員はダメ!」
306 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/09/13(木) 22:09:02.41 ID:I0oezg3ho

監督「・・・もしも、の話だ」

照「ダメです・・・それは・・・」ホントニ...

監督「・・・今のは大げさにしても、それだけの可能性を秘めているんだ・・・」

照「・・・」

監督「だから・・・覚悟だけはしておいてくれ」

照「・・・・はい」

監督「こっちにも情報網はある。西の連中がこちらに来る前に情報が入るはず・・・その時は連絡する」

照「はい・・・」

監督「・・・・・その前に、私が知っている限りの情報を教えておこう」

照「あ、それは助かります」

監督「まず注意すべき相手は・・・―――」

監督「と、いったところだ」

照「ありがとうございます・・・・・・あの、東西決戦の事、他の人に話しても大丈夫ですか?」

監督「ああ、百合妄想士になら話しても構わない。すでに知っている者も多いだろうがな。ちなみに四天王はみんな知っている」

照「あ、そうなんですか・・・」

監督「ああ」

照「じゃあ妹に知らせてきます」

監督「うん、そうだな」

ガラッ..ピシャ

照「・・・・」

ピッピッピ

プルルルル..プルルルル..プルルルル..

照「・・・・」

ピッ

照(出てくれない・・・やっぱりまだ・・・)

照(メールも返信してくれないし・・・)

照「・・・・・」

照(よし!!!)グッ!

ガラッ

照「監督!急用ができましたので、今日はこれで失礼します!」

監督「ん?そうか、わかった。お疲れ様」

照「はい!お疲れ様です!」ピシャ

照(よし!)タタタタ

照「あ、久にも連絡しておこう!」ピピピ
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:10:16.77 ID:I0oezg3ho

長野―――

宮永家 咲の部屋

咲「・・・・・」ベッド デ ネテル

咲(はぁ・・・また無視しちゃった・・・)

咲(お姉ちゃん・・・怒ってるかな・・・?)

咲(でも・・・)

咲(・・・・・・)ムカ

咲(エッチしちゃったお姉ちゃんが悪いんだもん!私があれだけ)ピンポーン

咲「?」

咲(もう夜も遅いのに・・・お客さん?)

ピンポーン

咲「・・・」

プルルルル

咲「!」

着信 お姉ちゃん

咲「・・・・もしかして」

咲「・・・・・はい」ピッ

照『あ、よかった!咲?私だけど』

咲「・・・・・・うん」

照『あの、とりあえず開けてくれないかな?』

咲「・・・・どこを?」

照『玄関のドア・・・』

咲「!!」

咲(ホントにお姉ちゃん!?)ダッ
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:10:42.90 ID:I0oezg3ho

ダダダダダ

咲「・・・・」ハア..ハァ..

咲「・・・・」ドアスコープ カラ ミル

咲「!!」

咲「お姉ちゃん!」ガチャ

照「・・・うん」

咲「なんで・・・?」

咲(私が・・・電話とか無視したから・・・?それでわざわざ・・・)キュン

照「なんで・・って」

咲「と、とにかく中に入って」

照「あ、うん」ピッ

バタン..カチャ

照「ごめんね、なんの連絡もなしで来ちゃって」

咲「・・・ううん、私が無視してたから・・・」

咲「私の部屋で・・・・あ」

照「?」

?「あの・・・」

照「え」

和「あ、お義姉さん・・・」

照(原村 和・・・・)
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:11:09.23 ID:I0oezg3ho

咲の部屋

咲「あ、あのね、今日はお泊り会って事でね」

照「そうな、んだ・・・」ヘェ..

咲「う、うん・・・」

照「・・・・お父さん、いないんだね」

咲「あ、うん。なんか用事があるみたいで・・・」

照「そう・・・・」フーン...

咲「・・・・・・」

照「・・・・・・」

和「・・・・・・」

咲「お、お姉ちゃんも泊まってくよね?」

照「あ・・・・うん、急に来ておいて悪いんだけど・・・その・・つもりで」

咲「そんな事気にしないでいいよ!!ねぇ?和ちゃん?」

和「もちろんです。お義姉さん」

照「ん?うん・・・ありがとう・・・」

照「・・・・・・」

咲「じゃ、じゃあお布団持ってこないと!お姉ちゃんは私のベッドで寝て、私と和ちゃんは床でお布団敷いて寝よう」

和「そうですね!枕は私が出します。ここですよね?」

咲「ありがとう、そこの下に入ってるから・・・あれ?シーツが・・・」

和「すみません、前に泊まった時にシーツをこっちに入れてしまったみたいで・・・ありました!」

咲「あ、そうなんだ。じゃあこれで準備オッケーだね」

和「はい!」

照「・・・・・・・」

照「・・・・・いいよ」

咲「え?」

照「・・・私の部屋・・・まだ残ってるしさ。そこで寝るよ」

咲「お姉ちゃん?」

照「ごめん、タオルケットだけ借りるね」

咲「あ、うん・・・」

照「それじゃ・・・おやすみ」

バタン

照「・・・・・」ハァ

照(寝よう)スタスタ
310 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:11:38.60 ID:I0oezg3ho

照の部屋

照「・・・・・」

照(眠れない・・・)

照「はぁ・・・・」

キィ..

照「?」

咲「お姉ちゃん・・・寝てる?」

照「咲・・・」

咲「よかった・・・まだ起きてた」スタスタ

照「・・・・」

咲「さっきはごめんね」

照「・・・何が?」

咲「だって・・・お姉ちゃん機嫌悪かったから」

照「・・・・別に悪くないよ」

咲「ううん、私にはわかるもん」

照「・・・・」

咲「・・・」ユカ ニ スワッテ ベッド ニ ヨリカカル

咲「私、すごく勝手だよね」

照「え?」

咲「インハイの時は、お姉ちゃんが経験済みでもいい・・・なんて言っておきながらさ」

照「あ・・・」

咲「あの時ももちろん本心だったんだけど、実際その・・・したって聞いたら・・・全然ダメで・・・」

照「咲・・・」

咲「・・・・・」

照「その事は・・・・・・反省してるんだ・・・・・」

咲「え?」

照「流されて・・・・受け入れてしまった・・・・全部私の責任・・・・ごめん・・・・」

咲「あ、でもそれは・・・・・・その・・・・・うん・・・・・」

照「・・・・・・・・・」

咲「・・・・・・・・・」
311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:13:38.07 ID:I0oezg3ho

照「・・・・・・・・・」

咲「・・・・・ごめんなさい」

照「え」

咲「・・・・お姉ちゃんの話も聞かないで・・・メールも電話も無視する・・・なんて、ひどいよね・・・・最低だよ・・・・」ウッ...

照「・・・・・・・しょうがないよ」

咲「え?」

照「・・・姉妹なんだから・・・」

咲「あ・・・」

照「おんなじなんだよ・・・私たち」フフ

咲「お姉ちゃん」

照「嫌いなわけないのに、それでも素直になれなくて・・・さ」

咲「・・・・・」

照「・・・・・」

咲「あのね・・・和ちゃんは・・大切な友達なんだ」

照「うん」

咲「私、あんまり友達たくさん作れるタイプじゃないし・・・」

照「知ってる・・」

咲「うん」フフ

咲「・・・だから、和ちゃんと仲良くなれて・・・嬉しかった・・・」

照「・・・うん」

咲「和ちゃんとは・・・思ってる事を素直に言い合えるんだ」

照「・・・うん」
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:14:07.91 ID:I0oezg3ho

咲「和ちゃんと出会わなかったら・・・麻雀部にも入ってないし、お姉ちゃんともこうして話せなかった」

照「・・・・・」

咲「・・・・私の人生の中で、一番の友達・・・」

照「うん」

咲「でも・・・私は・・・」

照「・・・・」

咲「それでも・・・私が好きなのは・・・ずっと・・・」

照「・・・・」ドキドキドキ

スタ..スタ..スタ

照・咲「!!」

咲(和ちゃん!?)

照「・・・・・」

スタ....スタ......

咲「・・・トイレみたいだね」

照「・・・・」フゥ

照「・・・・咲」

咲「・・何?」

照「今日はもう寝よう。話は明日で」

咲「・・・・うん」

照「大事な話がある」

咲「だ・・・・大事な・・?」

照「うん、それに・・・せっかくのお泊り会なのに、一緒に寝れないなんて可哀相だから、咲は戻って?」

咲「・・・・うん、そうだね」

咲「和ちゃん、明日は午前中までしか遊べないって言ってたから、話は午後からでもいい?」

照「うん」

咲「それじゃ・・・お姉ちゃん、おやすみ」

照「おやすみ・・・咲」

パタン

照(・・・・・・咲・・・)
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:14:43.51 ID:I0oezg3ho

翌日―――

午後一時

宮永家 リビング

照「ごちそうさまでした」

咲「おそまつさまでした」

照「美味しかった」カタヅケ

咲「ありがとう」カタヅケ

咲「・・・・」スワリ

照「・・・・」スワリ

咲「そ、それでその・・・大事な話って何?」ドキドキ

照「・・・・・ああ」

咲「・・・・・・」ゴクリ..ドキドキドキドキ

照「・・・・・」

咲(あ、唇舐めた・・・色っぽい・・・・ああ)

照「実は・・・」

咲(もしかして・・・いや、でも・・・・)
314 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:15:17.68 ID:I0oezg3ho

照「近々、大規模な戦いが起こるかもしれない」

咲「・・・・・・へ?」

照「西の百合妄想士たちが・・・こちらにやってくる」

咲「・・・・・」

照「・・・咲?」

咲「・・・あ!ごめんなさい・・・ちょっとボーっとしてて」

照「そうか、では改めて説明すると・・・―――」

――――

咲「そんな事が・・・」

照「どうやら本当らしい」

咲「・・・・私たちも・・狙われる・・」

照「・・・・」

咲「具体的には・・・どうしたらいいのかな?」

照「・・・・いつでも連携が取れるようにしておく事は大事だな」

咲「でも・・・私が知ってる百合妄想士って・・・お父さんと、部長くらいしか・・・」

照「ああ・・・だから今、私たちにできる事は少ない・・・」

咲「・・・いつ来るかとかってわからないの・・・?」

照「おそらく週末との事だ。さすがに学校を休ませたりはしないようだ」

咲「そう」

照「とにかく、西の連中が攻めてきたら監督が連絡くれるらしいから、その時にすぐ咲にメールするよ」

咲「う・・・うん。ありがとう」

照「大丈夫。私が咲を守ってみせるから!!」

咲「お姉ちゃん・・・」キュン

 それから数日・・・・西に動きは全くなく、もしかしたら何も起こらないのでは、とすら思えた。

 しかし、金曜日の夕方・・・・ついに動きがあったとの連絡が、白糸台監督のもとに届いた――――
315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/09/13(木) 22:16:00.24 ID:I0oezg3ho

監督「くっ!早い!!予想よりもずっと!」ピピピ

トゥルルル...ガチャ

照『はい、もしもし』

監督「あ、もしもし、私だ!ついに動きがあった!」

照『!!』

監督「まず間違いなく東京を狙ってくると思うが・・・四天王が二人いる長野も危ない。妹さんを東京に呼んだ方がいい」

照『わ、わかりました!すぐ連絡します!』

監督「うむ!では一度切るぞ!」プツッ

ツーッ..ツーッ...

監督「ふう・・・」

監督(来るか・・・・・あ!そうだ・・・)ピポパポ

トゥルルルル..ガチャ

??『もしもし』

監督「お久しぶりです」

??『・・・・はい、そうですね・・・・』

監督「・・・西の連中が攻めてきたのは知っていますか?」

??『もちろんです』

監督「それもそうですね・・・それで、あの・・・娘さんが長野にいましたよね?だから・・・」

??『和は百合妄想士ではありませんよ』

監督「ですがもしも・・・」

和父『・・・・・・・・・そうですね』

和父『・・・・心配していただいてありがとうございます・・・妻に言って娘を他県のホテルにでも避難するよう伝えておきます』

監督「はい・・・それがいいと思います」

和父『それよりも・・・教え子さんは大丈夫ですか?百合妄想士なのでしょう?』

監督「・・・・きっと・・・私が思うよりも・・・強い子ですから・・・・」

和父『・・・そうですか』

監督「ええ・・・・・・・・・この戦いは」

和父『・・・・何も心配はいりません・・・・・・我々の勝利で終わりますよ』

監督「・・・・・・そう信じています」

和父『はい。・・・ではそろそろ・・・』

監督「はい・・・・お疲れ様です」

ブツッ..ツーッ..ツーッ...

監督「・・・・・・」フゥ

監督(・・・西の連中を甘く見てる?・・・・・いや・・・私を気遣って・・・か)

監督「・・・・・・」

監督(・・・・・いざとなったら・・・)ギュッ
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:16:26.87 ID:I0oezg3ho

新幹線 車内―――

洋榎「しっかし・・・まさかあんたらと組む事になるとはのー」

怜「・・・・こっちのセリフや」ヒザマクラ

竜華「怜ー」ナデナデ

洋榎「他にもぎょーさんおるし・・・こら楽勝やな」

怜「油断大敵やでー?ちゅうても・・・作戦通りにしとけば負けへんやろうけど」

竜華「怜〜♪」ナデリー

洋榎「・・・・・今回の作戦考えたん誰や?」

怜「知らんよ」

竜華「とっき〜」ナディー

洋榎「・・・作戦表見てんけど、ちょっとおかしいで」

怜「・・・・・確かになあ」

洋榎「どう考えてもミスやろ、この組み合わせ・・・エイスリンは四天王で最弱ちゅう話やし、こっちと入れ替えた方が・・・」

怜「・・・・・・正直私もそう思たわ」

洋榎「・・・・・・よし!変更や」

怜「勝手に変えても平気なん?」

洋榎「・・・せやけど、どう考えても」

怜「・・・ま、確かに今より悪くはならんわな」

洋榎「・・・・せやろ?・・・なぁ、そこの子!」

少女A「はい!」シュタッ

洋榎「この子とこの子、入れ替えて。エイスリンに当てる子を臼沢に。臼沢に当てる子をエイスリンに」

少女A「え、でも・・・」

洋榎「責任はうちがとる!」

少女A「は、はい!了解しました!」

洋榎「おう!頼むわ!」

怜「うん・・・その方がしっくりくるわ」

竜華「T to the O to the K to the T 〜♪」ナデゥッ!

洋榎「数で勝ってるゆうても油断せん・・・付け入る隙すら作らんで・・・」メラメラ
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:17:08.22 ID:I0oezg3ho

東京―――

咲「あ!お姉ちゃん!」

照「咲!!久!!大丈夫だった!?」

咲「う、うん。別に何もなかったよ」

久「ええ」

照「よかった」ホッ...

咲「お姉ちゃんは?」

照「え?私も大丈夫。とにかく、リリーブライドへ行こう!」

咲「うん!」タタタ

久「わかったわ」

ホテルの一室

??「ついに始まりますね・・・」

??「ええ・・・西が覇権を握る時がきます・・・説明を」

伝令(女性)「はい、東京行きのAチームは異常ありません。Bチーム、現在長野に到着しました」

??「おし!まずは長野を攻め、確実に物にするんや!」

??「おそらく四天王は全員東京にいると思われます・・・強敵のいない長野を落とし、士気を上げましょう」
318 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:17:37.80 ID:I0oezg3ho

長野―――

鶴賀学園

初美[百合妄想士の皆さん!]ヨビカケー

東の百合妄想士たち「!!」ピクン

初美(ふふん!結構いますねー、あの子とあの子と・・・)

憧「じゃあ、あたしが呼んでくるね!」

初美「上手く誘導してくださいね〜」

――――

初美「皆さん、こんにちわ〜」

東の百合妄想士たち「・・・・・」

ゆみ「・・・」

憧「あ、えっと・・・・加治木さん・・・だっけ?」

ゆみ「あ、君は・・・新子さん」

憧「加治木さんも百合妄想士だったの?」

ゆみ「百合妄想士・・・?」

憧(?百合妄想士が何かも知らない?・・・まだなりたてなのかな?)

初美「あら、知り合いですかー?」

憧「うん、まあね」

初美「ま、どちらにせよ・・・」

憧「・・・うん」

初美「全員倒すですよー」

東の百合妄想士たち「!!」

憧「・・・加治木さんは私に任せてよ」

ゆみ「?」

憧「・・・ちょっとこっちに来てもらえます?」

ゆみ「・・・・わかった」スタスタ

東の百合妄想士たち「・・・・・」ジリッ

初美「うふふふ・・・」スルッ...

初美「はいっ!!」バサッ!!

東の百合妄想士たち「!!」

東の百合妄想士たち(こんなところで・・・服を全部脱いだ!!?)
319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:18:22.64 ID:I0oezg3ho

全裸初美「ふふ」

東の百合妄想士たち「!!」

東の百合妄想士たち(全裸のはずなのに・・・謎の光と湯気で・・・大事な部分が見えない!!)

全裸初美「気持ちいいです〜」

東の百合妄想士たち「あああ・・・・」ドキドキドキ

東の百合妄想士A(ああ・・・股間が・・・見えそうなのに・・・)ドキドキ

全裸初美「  規  制  防  止  障  壁  ( セ ー フ テ ィ バ リ ア )」

全裸初美(私の趣味である露出を合法的に行えるプラス、ストレートに裸体を晒す事によって相手の妄想力を消耗させる・・・素晴らしき技!)フフフ

全裸初美「開放的でいい気分ですー」ノビー

東の百合妄想士B(そ、そんなにノビをしたら・・・股間を見せつけてるみたい・・・でも見えない・・・ああ・・見たい・・///)ドキドキ

東の百合妄想士C(私は・・・ロリ趣味はないはず・・・なのに・・・・日焼けあとが・・・いい・・・)バタッ

全裸初美(ふふふ・・・・このまま全員を倒すですよー)クネリクネリ

ゆみ「さっきから世間話ばかり・・・何か用があるのではないのか?」

憧「んー・・・そうだね、うん、もう大丈夫」

ゆみ「??」

憧「大体つかめたから」ニコッ

憧(  私  的  防  壁  侵  入( プ ラ イ ベ ー ト バ リ ア ー ・ イ ン ベ ー シ ョ ン ))

 ※ 対象の相手と一分間話す事で、相手の弱点、相手の嫌がる事を完全に理解する事が出来る。

   年上であろうとタメ口で接する憧が相手に嫌がられないのは、この能力によって相手の嫌がる部分を徹底して避けているからである。

   百合妄想勝負だけでなく、日常においても役立つ能力。

憧(加治木さんの弱点はわかった・・・)

憧(想いを寄せる東横さん・・・彼女で妄想すれば・・・あたしの勝ちだ)ニヤッ
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:18:52.33 ID:I0oezg3ho

東京駅―――

ゾロゾロゾロ...

洋榎「ふう」

怜「こっからまた移動か〜」ヌー

竜華「怜〜♪」ナデナデ

洋榎「けど邪魔も入らんかったし、後はこのまま持ち場につければ・・・」

怜「・・・・そやな・・・四方向から同時攻撃・・・こらあっちゅー間に決着やな」

洋榎「ふふふ・・・兵力も十分や・・・」

怜「・・・三百人×四で千二百人・・・・これだけおるんや、四天王も何も関係ないやろな・・・」

怜(プライベート回線をブロックするんも、力使うしな・・・正直・・・数に勝るものはないわ・・・・)

洋榎「おし!みんな!もうちょいや!疲れてるやろうけどもうひと踏ん張りや!」

全員「はい!!」
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:19:24.90 ID:I0oezg3ho

白糸台高校

監督「はい・・・わかりました・・・はい、失礼します」ガチャ

照・久・咲「・・・・・」

監督「・・・・すでに東京駅に到着しているそうだ・・・その数三百人」

照「さ・・・三百!?」

咲「多すぎるよ・・・」

久「・・・・・あの・・・・・リリーブライドの本部って東京ですよね?」

監督「ああ」

久「東京のどこかにもよりますけど、そんな大人数との戦いなんて出来るんですか?」

監督「・・・スポンサーの協力で、戦場を確保するらしい」

照「え?どういう事?」

監督「かなりの人数を使い、一般人が入らないようにするとの事だ」

久「そ、そこまで・・・」

照「すごい・・・・」

咲「じゃ、じゃあ、三百人に一斉に囲まれたり・・・」ゾッ..

監督「いや、戦場を確保するといっても、全ての道を塞ぐなんて不可能だ・・・大通りならなおさらな」

監督「だからある程度ばらけるだろうし、それほど大勢に囲まれはしないはず・・・・場所にもよるだろうが・・・」

久「・・・・・・・」

照「・・・・・相手は三百人・・・東の同盟軍の数はどうなんですか?」

監督「・・・・今東京にいるのが五百くらいか・・・岩手から援軍が来るというから合わせて七百くらいだろう」

照「七百人だったら・・・」オオ

監督「いや、西の三百人は今東京にいる数、だ・・・・これからまだまだ増えるだろうな」

咲「・・・・・うぅ」

監督「聞いた話では千人以上ではないか、と言われている」

久「せ、千!!」

照「・・・東の方が少ないのはどうしてです?人口からみても・・・」

監督「・・・・・東は・・・百合関係の協会がもう一つあってな・・・」

監督「東北・北海道を治める協会が・・・」

久「そこに協力を求めれば・・・」

監督「いや、すでにスポンサーがいるし、この戦いに加わらずともいいという考えらしい」

照「・・・・・・あ。じゃあ岩手のエイスリンさんと塞は不参加って事ですか?」

監督「それは大丈夫だ。さっき言ったろう?岩手から援軍が来ると」

照「あ・・・」
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:19:56.21 ID:I0oezg3ho

監督「内容はわからないが、リリーブライドにはちょっとした借りがあるらしい。だから、エイスリンさんと臼沢さんを含む宮守女子はこちらに援軍で来てくれる」

照「よかった」ホッ

監督「それが精一杯の協力、らしい。西に睨まれたくないのだろうな」

久「・・・もしかしてすでに西と同盟を組んでる・・・なんてないですか?」

監督「ああ、それはない。どちらかというと日和見主義というか・・・もしも組んだとしたらすぐ連絡が来る。誰にも漏らさず水面下で行うのは困難だからな」

久「そうですか」アンシン

監督「・・・という訳で、東の同盟軍と言っても、関東・中部の同盟軍ってところだな。・・・数では勝てない」

照「・・・・・」ウーン

監督「・・・やつらが数を頼みにくる事はわかっていた・・・精鋭同士の対決では東に敵わないからな・・・・しかし予想以上の数だ・・・」

照「ど、どうすれば・・・」

監督「・・・・・連中の狙いはリリーブライドを壊滅させる事、あるいは四天王を倒す事・・・と思われる」

久「で、でも、四天王に勝っても、四天王になれるわけじゃないでしょ?私も一応勝ったけど・・・」

監督「それはそうだが、西の連中はかなりの頻度で戦闘を繰り返しているからな、十分な経験プラス四天王に勝利、となれば・・・」

照「そのまま倒した相手の地位につく・・・?」

監督「その通りだ」

咲「じゃあ・・・」

監督「四天王を狙うための誘いか、リリーブライドを狙ったものか・・・見極めなくてはな」
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/09/13(木) 22:20:22.83 ID:I0oezg3ho

長野―――

龍門渕高校

透華「・・・・ついに始まりますわ・・・」

一「ともきー・・・大丈夫かな?」

透華「・・・わたくしも心配ですが・・・手を貸す訳にはいきません」

一「うん・・・・」

透華「・・・わたくしたちに出来る事は、見守る事だけ・・・・」

一「・・・・そうだね・・・」

透華(この戦いの勝者を支援する・・・・それが龍門渕グループの答え・・・)

一(ボクも協力したいけど・・・透華を置いてはいけない・・・・みんな・・・頑張って・・・)
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:20:53.94 ID:I0oezg3ho

東京―――

都内のとあるオフィスビルの最上階にあるリリーブライド本部―――

オペレーター(女性)「ただいま入りました情報です!東京駅に、西軍の姿が確認されました!!」

和父「ふむ・・・来たか・・・」

オペレーター(女性)「そして、長野の鶴賀学園が・・・薄墨と新子の両名に襲撃されたとの情報が・・・」

和父「くっ・・・やはり狙われたか・・・鶴賀学園は龍門渕の次に百合妄想士の多い高校だからな・・・」

オペレーター(女性)「新しい情報です!長野の風越女子にも、西軍が・・・その数四十!幹部らしき姿はありません!」

和父「むう・・・・風越もか・・・しかし長野に援軍を送るとなると・・・」

貴子「心配は無用です」スタスタ

和父「君は・・・・」
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:21:22.40 ID:I0oezg3ho

長野―――

鶴賀学園 校門前

全裸初美「・・・・・」

東の百合妄想士たち「・・・・・・・」ミンナ ダウンー

全裸初美「ふう、全員片付きましたねー」

全裸初美「・・・・ん」ブルッ

全裸初美「やっぱり裸は気持ちいいですねー」ゾクー

全裸初美(さて、新子さんは・・・・ん?)

??「・・・・・・」ユラー

全裸初美「・・・・・・?」

全裸初美(何ですかー?・・・この違和感は・・・・)

桃子「これ、あなたがやったっすか」ユラリー

全裸初美「!!?」

全裸初美(急に現れた!!?)

桃子「こんな事して・・・・目的はリリーブライド本部なんじゃないんすか?」

全裸初美(ひょっとして・・・・彼女があの・・・)

全裸初美「・・・あなたが東横さんですかー?」

桃子「・・・・そうっすよ」

全裸初美「!!!!」
326 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:21:50.75 ID:I0oezg3ho

全裸初美(やっと出会えた・・・・)ニィ

全裸初美「私が唯一憧れる能力の持ち主・・・会いたかったですよー」

桃子「・・・・・でしょうね」クスス

桃子「私の全裸露出は日常と同じ・・・繁華街での自慰行為も誰も気付かない・・・百合エッチに混ざっても相手が喜ぶだけ・・・」

全裸初美「・・・・」ゴクリ

桃子「私は存在しない」

全裸初美「その能力を聞いた時・・・・羨ましいと同時に悔しかったですよー」

桃子「・・・・・」

全裸初美「そこまで望めなかった自分に対して怒りも湧きましたし」

桃子「・・・・・」

全裸初美「・・・・とにかく・・・あなたは絶対倒しますよー」

桃子「・・・・・」ユラー

全裸初美「・・・・規制防止障壁レベルMAX」シュー

全裸初美(光と湯気の量を極限まで減らす・・・)

桃子「む・・・」

桃子(見える範囲が増えたっす・・・・もう・・・アソコの形まんまに近い・・)ムラ..

全裸初美(一度この姿を見たら・・・しばらく脳裏から離れない・・・ひたすら妄想力を奪い続けるですよー)

桃子「」スー...

全裸初美「消えた!?」

全裸初美(ステルスって・・・ここまでのモノですかー?)キョロキョロ

桃子「あなたの大事なトコロ・・・見てるっすよ」

全裸初美「!!」フリカエリ!

・・・・・・・・・

全裸初美(いない・・・・)

クチュ..

全裸初美「ぅっ!!」ビク

全裸初美「い・・・今・・・どこを触ったですかー!?」ドキドキ

・・・・・・・・・

全裸初美「へ、返事をするですよー!!」
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:22:19.23 ID:I0oezg3ho

東京―――

和父「東横・・・・?」

貴子「ええ・・・深堀から聞いたんです・・・・・鶴賀に、四天王候補がいると」

和父「そこまでの者が・・・」

貴子「はい。彼女に狙われた者は・・・決して逃げられない」

貴子「どこまでも付き纏い、白昼堂々と体をまさぐり・・・耳元で囁き、プライベート回線で性的妄想を垂れ流す・・・」

和父「・・・・・・」ゴクリ

貴子「どれほど触られ、責められても・・・周りからは東横の姿は見えない・・・」

貴子「ただ・・・一人の女の子が悶えているだけに映る・・・」

貴子「周りは、変態を見るような目で見てくるかもしれない・・・Mにとっては、それはとてつもない快感・・・・Sにとっては、とてつもない屈辱」

和父「なるほど・・・・」

貴子「その行為は、彼女が満足するまで終わる事はない・・・」

貴子「  目  に  見  え  ぬ  追  跡  者  ( イ ン ビ ジ ブ ル チ ェ イ サ ー )」

貴子「来年・・・四天王である臼沢・エイスリンが卒業した後の空席の一つは・・・おそらく・・・彼女が座るでしょう」フフ..
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:22:53.71 ID:I0oezg3ho

長野―――

全裸初美「や・・・もう・・・触らない・・・でくださ・・いー」フラフラ

桃子「そんな事言って・・・本当は嬉しいんでしょう?」ササヤク

全裸初美「ち、違いますー」

桃子「だって・・・ホラ」

全裸初美「うううー・・・」

桃子[このまま・・・能力を完全に解いて・・・裸で街中を歩いてみましょう]

桃子[みんな・・・薄墨さんを見てくれるっすよ?・・・・・・すごくいやらしい目で]ササヤキ

全裸初美「うぅぅ・・・それは・・・」ドキドキ

桃子[いっその事・・・お願いしてみましょうよ・・・『私をメチャクチャにして』・・・って]ミミ ニ イキ ヲ フキカケル

全裸初美「っ!!?」ビク

全裸初美(だ・・・だめですー・・・わたし・・この後・・まだ役目があるの・・・に)ゾクゾク

桃子[そう言ったら・・・最高の気分っすよ・・・こんな風に・・・]クリッ

全裸初美「!!」ビビクッ!

全裸初美(もう・・・ダメ・・・何も・・・・考えが・・・・)フラッ..

桃子「!」

ガシッ!

全裸初美「・・・・・・・」ハウー

桃子「・・・・危なかったっす」

全裸初美「・・・・・・・」ニュー

桃子「・・・服だけ着せておいてあげた方がよさそうっすね」

ゆみ「くうっ!!」

桃子「!・・この声は!」

憧[桃子さんはとても可愛いから、智美さんに何度も抱かれて・・・智美さんの嗜好に合わせた喘ぎ方をするようになってるの]

ゆみ「や・・・やめてくれ・・・」
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:23:20.91 ID:I0oezg3ho

憧[普段、加治木さんと恋人のように接する事で・・・智美さんとの夜は激しく燃え上がる・・・]

憧[『私・・・先輩を裏切って・・・こんな格好・・・』加治木さんに見せない部分を智美さんにさらけ出し・・・]

ゆみ「うぅぅぐうぐ・・・」ガクガク

憧(意外としぶといけど・・・もうそろそろ)

桃子「先輩!!」ダッ!

憧「え!?」

ゆみ「も・・・もも?」

桃子「大丈夫っすか!?」

ゆみ「あ・・・ああ。なんとか・・・」

桃子「・・・・」ジッ

憧「あう・・・・」

憧(こっちに一人で来たって事は・・・薄墨さんを倒したって事?・・・そんな相手にまともに当たっても・・・)ジリ..

桃子「・・・・逃げていいっすよ」

憧「え?」

桃子「薄墨さんを連れて・・・早く!」

憧「あ・・・・!」タタタッ

桃子「・・・・・・」

憧(何がなんだかわからないけど・・・)タタタタ

桃子「・・・・・・」フゥ

ゆみ「・・・・・・」ガタガタ

桃子「・・・・先輩?」ギュ

ゆみ「あ・・・もも・・・」

桃子「何を言われたか知らないっすけど、私は先輩が好きっすから」ギュウゥ

ゆみ「・・・・もも・・・」フッ..
330 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:24:12.68 ID:I0oezg3ho

東京―――

ホテルの一室

伝令(女性)「薄墨様が敗れたそうです」

??「えっ!?」

??「現在、新子様と共に逃走中・・・消耗しているものの、東京には行けます、との事です」

伝令(女性)「相手は東横 桃子・・・鶴賀の一年」

??「噂は聞いていましたけど・・・」

??「んー・・・せやけど・・・助かったなぁ・・・薄墨さんが東京に来れへん、てなったら・・・作戦も大幅変更で面倒やったしな」

??「・・・では風越女子へ向けた軍勢を・・・風越攻略後に鶴賀へと進軍させてください」

伝令(女性)「はっ!かしこまりました!」
331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:24:51.51 ID:I0oezg3ho

風越女子高校―――

西の百合妄想士A「ふむ・・・さて、そろそろ仕掛けるか・・・」

??[・・・・待って]ザッ

西の百合妄想士たち「!?」

純代[・・・・・・]

西の百合妄想士A「だ・・誰!?」

純代[・・・・・]

西の百合妄想士A「く・・・」ジリッ

西の百合妄想士A(なんだ?この迫力は・・・)

純代[あなたたち・・・西の人たちでしょ?]

西の百合妄想士A[そ、そうだ!]

純代[風越の百合妄想士を・・・・狙いに来たの?]

西の百合妄想士B[その通りだ!]

純代[そう・・・・・・じゃあ遠慮はいらないな]ゴォオォ..

西の百合妄想士たち「!!?」

西の百合妄想士たち(あ、頭の中に・・・映像が・・・)

純代[  脱  ・  食  ・  糞  !!]グァアッ!!!

西の百合妄想士たち「ぐわぁあああぁ!!やめてくれぇ!!!」バタッ ドサッ バタバタッ...

西の百合妄想士C「あ・・・・ああ・・・・・・・私以外・・・全・・滅・・・・?」ボーゼン

純代[ん?・・・・一人スカ耐性もちがいたのね・・・]

西の百合妄想士C「こ・・・この強さ・・・まさか・・・」

西の百合妄想士C「四天王の・・・スカトロマスター・・・・・深堀 純代!!?」

純代[そうよ・・・]

西の百合妄想士C「・・・・あ・・あ」ガタガタ

純代[・・・・もういいよ。君、この子たちを介抱してあげて]

西の百合妄想士C「え?」

純代[そして・・・もう帰って]

西の百合妄想士C「・・・」

純代[もしまた風越を狙うなら・・・今度は容赦しない]ギラッ

西の百合妄想士C「ヒッ!わ、わかりました!!」

純代「・・・・・」フゥ

純代(残っておいて正解だった・・・)スタスタスタ...
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:25:17.86 ID:I0oezg3ho

東京――――

ホテルの一室

伝令(女性)「報告します!風越女子を攻略中の四十名!一名を除き全滅!」

??「は?」

??「この短時間で全滅なんて・・・どうしたのかしら?」

伝令(女性)「どうやら・・・四天王である深堀が風越女子に残っていた模様・・・」

??「あ〜・・・そらあかんわ・・・勝てる訳ない」

??「う〜ん・・・深堀さんがいるなら・・・風越女子攻略は諦めましょう」

??「ええ・・・長野制圧も魅力的ですが・・・あくまで最終目標はリリーブライドの撃破ですから・・・」
333 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:25:44.10 ID:I0oezg3ho

白糸台高校

プルルル..

監督「ん・・・はい、わかった。・・・・ありがとう」プツッ

照「あの・・・何か・・・・」

監督「長野の鶴賀と風越女子が狙われたみたい」

咲「えっ!?」

久「そ、それで・・・・・・!?」

監督「鶴賀に多少の被害は出たが、敵はすでに撃退したらしい」

久「ひ、被害とは・・?どういう・・・」

監督「ああ、妄想力を使い果たしてダウンした、という事だ・・・君たちが四天王相手にやられたものより程度は軽いはずだ」

咲「そ、それならよかった・・・のかな?」ホッ

監督(長野を守れたのはよかったが・・・やはり問題はリリーブライドを守り切れるか・・・だろうな)

プルルルル

照・久・咲「!!」

監督「はい」ガチャ

監督「・・・・・・・・・・・はい・・・・はい・・・・そうですか・・・・・では私が行きます・・・・ええ・・・はい」

監督「・・・・わかりました。はい、失礼します」ガチャ

監督「・・・・みんな」

照・久・咲「・・・・はい」

監督「すまないが、私もリリーブライド本部へと行かなくてはならない」

照「え!?」

監督「だから・・・君たちも・・・・いや」

咲「・・・・」

監督「君たちはここにいるといい。敵が来る可能性はゼロではないが、他に比べたら安全な場所と言える」

久「でも・・・」

照(みんな戦っている・・・・・・だったら私も・・・・でも・・・咲に何かあったら・・・)ギュッ
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:26:10.54 ID:I0oezg3ho

咲「あの!」

監督「ん?」

咲「私も・・・力になれないでしょうか!?」

照「咲・・・」

久「・・・・」フフ

監督「しかし・・・・」チラッ

照「・・・・」

咲「私・・・今まで・・・百合に助けられてきました・・・辛い時・・・悲しい時・・・・・ムラムラした時・・・」

照「・・・・・」

久「・・・・・」

咲「体が熱くて・・・太ももをこすりながら・・・触ろうか触るまいかずっと考えてて・・・・」

監督「・・・・」

咲「でも!やっぱり年頃だし!触っちゃうんです!!そうすると夢中に」

監督「あの、ちょっと話が逸れている」

咲「あ!すいません」アセ

咲「・・・・つまり・・・・百合を・・・私は愛しています・・・」

照「咲・・・・」

咲「正直・・・東も西もどっちでもいいや、と思うんですけど・・・」

監督「・・・・・ん」

咲「やっぱり・・・キャラが全員関西弁というのは嫌なんです・・・・」

監督「・・・・そうか」

咲「これが私の本心なんです・・・」

照「咲・・・・」

久「・・・・・私も同意見よ」

咲「部長・・・・」

久「東と西が仲良くできたら理想だけど、そう言えるのは今現在、東が覇権を握っているからかもしれない」

久「もし西に負けて、テレビ放送枠が変わって、百合アニメが東では見れない・・・・・そんな事、考えただけでも嫌・・」

監督「・・・・」

久「もちろん理想は東も西も両方で見れる事・・・でももしどちらかしか見せない!なんて事になるのなら・・・絶対に東であってほしい!!」

久「わがままと言われようがこれが私の本心です!だから・・・・私も戦います!!」

監督「竹井さん・・・」
335 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:26:38.05 ID:I0oezg3ho

照「・・・・・・」

監督「・・・・・」チラッ

照「私は・・・・・」

咲「お姉ちゃん・・・」

久「・・・・・・」

照「百合は・・・私の魂・・・・そして・・・・咲は・・・」

咲「??」

照(私の大事な・・・)

照「私も戦います・・・大事なものを守るために!」

監督「・・・・・・そうか・・・」フフ

監督「すまない・・・・実はそう言ってくれるのを期待していたんだ」

久「・・・・」フフフ

監督「ありがとう・・・・本当に協力してくれて感謝する」ペコリ

照「か、監督」オロロ

監督「・・・・・私はこれから本部へ行く。そこで君たちには宮守女子の面々と合流してほしい」

久「宮守女子と?」

監督「ああ」

咲「という事はエイスリンさんと臼沢さんと・・・」

監督「あ、いや、その二人は別行動だ」

久「という事は・・・どういう事でしょう?」

監督「そうか、知らないよな。えっと・・・」

監督「宮守女子というのは、平安時代に宮中に仕えていた百合妄想士の女性を先祖にもつ方が創立者で・・・」

監督「その頃から百合妄想に励んでいたという誇りを守る女子・・・という事で宮守女子。長い歴史を持つ高校だ」

咲「へえ・・・そうなんですか・・・」ナール

照「百合に歴史あり・・・か」ホード

監督「だから、宮守女子は百合妄想士界の名門と言ったところだな」

久(なるほどね・・・そういう事なら四天王が二人も、っていうのも頷けるわね)

監督「っと!そろそろ行かなくては!じゃあ頼んだ!場所は・・・・ちょっと待ってくれ」ピッピッ..

監督「・・・・・・よし!今宮永・・・姉にメールを送った!その場所に行ってくれ!じゃ!!」タタタ

ガラララ...バタン

照「ん」ピッピッ

照「・・・・よし、場所はわかった」

咲「それじゃ」

照「行こう」グッ

久「ええ」
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:27:15.15 ID:I0oezg3ho

東京―――

白望「ダル・・・・」ピロロロロ..

宮守女子A「小瀬川先輩。電話かメール鳴ってますけど・・・」

白望「この音はメールだ・・・・ポッケに入ってるから・・・取って読んで・・・」ボー

宮守女子A「は、はい・・・失礼します」ゴソゴソ

ピッ..ピッ..

宮守女子A「んー・・・白糸台監督・・さんからです。えと・・・」

宮守女子A「『そちらに増援が行きますのでよろしく。宮永 照、宮永 咲、竹井 久の三名です。場所は伝えてあります。待機位置の手前あたりで合流できると思います』・・・との事です」

白望「ふーん・・・」

白望(確か四天王全員と対戦経験があるんだっけか・・・)

宮守女子A「あの・・・携帯・・・」

白望「ん。ありがと」ウケトリ

宮守女子A「それで・・・この後はどうすれば・・・」

白望「とりあえず待機位置に移動で」

宮守女子A「了解です!」

白望(私って指揮を執るタイプじゃないんだよなー・・・胡桃が百合妄想士ならよかったのに・・・)フー

??「あ!小瀬川 白望!」

白望「んぁ?」

??「・・・・・」ジリ..

白望(あの制服・・・千里山の・・・って事は西の・・・・)

白望「一人だけ?」

千里山女子A「そ、そうや!」
337 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:27:43.10 ID:I0oezg3ho

白望「・・・・」キョロキョロ

白望(この付近で千里山女子の制服姿の目撃はない・・・・・はぐれたか、同盟軍と無関係か・・・)

白望(ダルいけど・・・ちょっと練習がてら・・・)スタッ...スタッ...

千里山女子A「うっ!」

白望[・・・君はどんなカップリングが好き?]

千里山女子A「・・・・・・」

千里山女子A(な・・・なにこれ・・・・答えたく・・・ないのに・・・)

千里山女子A[ら〇すたの・・こなたとかがみ・・・]

白望[そうか・・・いいよねー・・こなかが・・・それとも・・・かがこな?]

千里山女子A「うう・・・こなかが・・が一番・・・]

ザ..ザザ....ザァ....

白望[でも・・・かがみはつかさの方が似合ってるかも・・・こなたはゆたかを溺愛してるのかも]

千里山女子A「う・・・」

白望[みなみとゆたかもいいよね・・・会話が少ない分、妄想が膨らむ]

千里山女子A(確かに・・・みなゆたも・・・)

白望(迷ったね)

ザァァアァアァ!!

千里山女子A「え?え?」

バタン..

白望[もう・・・扉は閉ざされた・・・]チカヅク

千里山女子A(あ・・・うち・・こなかが・・・?いや、全然あかんやん・・・ゆたみな・・・ちゃう・・・あれ・・・?)フラッ

白望「・・・・」ウケトメ!

千里山女子A「・・・・・・」ウーン

白望「・・・・まぁまぁか・・・あーダル・・・」

宮守女子A(出た・・・小瀬川先輩の・・・カ ッ プ リ ン グ 選 定 迷 家 ( マ ヨ ヒ ガ )・・・)

宮守女子A(迷った相手を閉じ込め、答えの出ない思考のループへと誘う)ゾクッ

宮守女子A(麻雀の時とは真逆の・・・幸運など欠片もない・・・恐ろしい技・・・)

白望「あのさー」

宮守女子A「は、はい!」

白望「悪いけど、この子介抱してあげて」

宮守女子A「わ、わかりました」

白望(さーて・・・)
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:28:16.52 ID:I0oezg3ho

リリーブライド本部―――

ガチャ

監督「・・・・」

和父「会長!!」

監督「遅れてすみません。原村さん」

和父「いえ・・・会長が来て下さるとは・・・心強いです」

監督「・・・今の会長は原村さんでしょう?私はもう引退したんですから・・・・」

和父「・・・・はい・・・ご協力、ありがとうございます」

監督「状況は?」

和父「はい・・・こちら側は宮守女子が到着しました。ただいま移動中です。妨害は特になし」

監督「ふむ・・・・」

和父「西の同盟軍、新たに三チームが東京駅に到着、その後移動開始し、現在リリーブライド本部を四方向から囲むように配置されています。しかし、距離は大分離れています。今後、一斉攻撃があると予想されます」

監督「・・・でしょうね」

和父「数が驚異的です。幹部を除き、およそ千五百・・・我が軍は七百です」

監督「・・・数では相手になりませんね・・・」

和父「やはり籠城でしょうか・・・」

監督「・・・相手は大軍勢・・・戦いが長引けば宿泊費、食費ともに莫大な出費となりますが・・・しかし」

和父「スポンサー問題ですか・・・」

監督「ええ。逃げて勝っても・・・いや、逆に東の評価が下がり、西の方についてしまうかもしれません」

和父「ですね・・・・」

監督「・・・・どちらにせよ、短期決戦を挑んでくるでしょう」

和父「・・・・・」

監督「精神論に頼りたくはないですが・・・」

和父「彼女たちの百合に対する想いに賭けるしかない・・・ですかね」

監督「・・・・・最悪の場合は・・・」

和父「・・・・・・ええ。彼の力を借りる事になるかもしれません」

監督「お願いします」

監督(そちらがなりふり構わず潰しにくるというなら・・・こちらも応じよう)スタスタ

貴子「・・・・どちらへ?」

監督「少し様子を見に行きます・・・何かあったらすぐに連絡をください」スタスタ

貴子「はあ・・・」チラッ

和父「了解しました」

監督「では」スタスタ

和父「・・・・・・・」

貴子「だ、大丈夫でしょうか・・・?前会長お一人で・・・・」

和父「ふふ・・・心配は無用だ」

貴子「そう、ですか・・・」

和父(会長は感性の鋭いお方だ・・・・私にはわからない何かを感じ取っているのかもしれないな・・・)
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:28:54.87 ID:I0oezg3ho

ホテルの一室―――

??「さて・・・そろそろ出かけてきますわ」スクッ

??「もう・・・ですか?」

??「ええ。気になる情報が入りましたもんで」

??「気になる情報・・・?」

??「・・・リリーブライドの前会長の姿が確認された、っちゅう話です」

??「・・・・・」

??「て事で、うちも戦列に加わりますわ」

??「雅枝さん・・・・・・ではお気をつけて」

雅枝「ありがとう。ほな、行ってきますわ」スタスタスタ

??「・・・・・・・こちらからお願いするまでもありませんでしたね」

??「ええ・・・・頼もしいお方です」
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:29:20.84 ID:I0oezg3ho

□△公園

照「あ、いた!」スタタ

白望「ん?・・・・ああ・・・」ダラー

咲「うわあ・・・凄い数・・・」

久「二百人くらいかしら?」

白望「ども」

照「え・・・あ、どうも」

白望「・・・・協力してくれてありがとう」

咲「いえ、そんな」

白望「とりあえず・・・・説明は彼女から」ドゾー

宮守女子B「え、はい!ではよろしいですか?」

照・久・咲「はい」

宮守女子B「現在リリーブライド本部付近は、東西南北の四チームに分かれて我々東軍が固めています」

宮守女子B「そこからかなり離れて西軍、こちらも四チームに分かれて配置されています。その他、幹部クラスを含めた少数精鋭の遊軍が確認されています」

久「なるほど」

宮守女子B「今は動きがありませんが、一斉攻撃を仕掛けてくると予想されます」
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:29:48.37 ID:I0oezg3ho

白望「んー・・・竹井さん・・・だっけ?」

久「ええ」

白望「竹井さんはどう思う?」

久「・・・・四チームに分けたのは、四点同時攻撃で、こっちの軍勢を分断させるという事と、四天王をばらけさせたかった・・・そう思うわ」

白望「ふーん・・・」

久「それなら五とか六とか、もっと分けた方がよさそうだけど・・・それだと守りきれないと判断しての事でしょう・・・」

白望「・・・・・」

久「もしくは四天王を引きつけておいて・・・」

白望「・・・その隙に精鋭を送り込んで本丸を狙う」

久「・・・・ええ」

照「なるほど・・・」

咲「・・・・」ゴクッ..

白望「・・・・ちなみに君たちの役目なんだけど・・・」

照「うん」

白望「やっぱり遊軍をお願いしたい」

咲「遊軍・・・」

白望「少人数で動き回って色々フォローに入ってもらう形かな・・・」

照「そうか・・・」

白望「まずは私たち(東側)と一緒に戦ってもらって、その後は臨機応変。連絡がきたら従ってもらう・・・・て感じかな?」

照「わかった」

白望「じゃ、それまで待機。その間にアドレスとか諸々登録しておいてね。お願い」

宮守女子B「はい」

照・久「わかった」

白望「あ、それとこれ・・・」ハイ

照「?」

白望「シールとかワッペンとか・・・色々あるけど、これが東の同盟軍のマーク」

久「あ、なるほど」

白望「これをどこかにつけておいて。そうすれば敵味方も区別できるし」

咲「あ、そういう事ですか」

白望「ちなみに・・・こっちが敵のマークね」オボエテ

照・久・咲「はい」

白望「これがないと戦場に入れないから・・・道を塞いでる黒服の人に見せてね」

照「ああ・・・わかった」

咲「はい・・・」ドキドキ

咲(戦場・・・か・・・お姉ちゃんは私が守る!)ケツイー
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:30:15.03 ID:I0oezg3ho

西軍(東側)―――

雅枝「みんな!待たせてごめんなー」

洋榎「あ!」

怜「監督!」

竜華「監督!って言ってる怜〜♪」サワサワ

雅枝「うちも加わらせてもらうわ」

怜「そらたもの・・・頼もしいな〜」

竜華「噛んで誤魔化した可愛い怜!」ワササー

洋榎「こら負ける訳あらへんわ・・・」

雅枝「ほんで・・・今から全軍・・・攻撃開始や!」

洋榎「おおお!燃えてきた〜!!」

雅枝「目標はリリーブライド本部!行くで!!」

オオオオオオオオオオ!!!!
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:30:43.43 ID:I0oezg3ho

東軍(東側)―――

オオ...オオオ.オオ...

白望「あ・・・・この声・・・・ついに・・・」

宮守女子A「西軍が動きました!その数、四百!!」

照「き、来たのか・・・」

照(四百人の軍勢が・・・)ゴクリ

咲「うう・・・・」

咲(こ、怖いけど・・・やらなきゃ!)

久「・・・・だ、大丈夫よ・・きっと」

久(覚悟は決めたはずよ・・・)

白望「とりあえず中央を百で固めて!両サイド五十、五十で」

宮守女子A「はい!」

白望「そんで左は私が。・・・右は君たちに任せる」

照「え!あ・・・ああ」

白望「狙いは本部だろうから中央突破で来る・・はず。突っ込んできたところを一度中央で止めるから、そこで横から突く」

咲「は、はい!」

久「了解!」

白望「じゃあそうゆう事で」タタタ

照「よ、よし・・・行こう」

咲「うん!」

久「ええ!」

スタタタタ!
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:31:10.43 ID:I0oezg3ho

リリーブライド本部―――

オペレーター(女性)「東側の西軍が動きました!同時に他の三チームも進軍開始!」

和父「来たか・・・」

オペレーター(女性)「あ、ただいま入った情報です!東側の西軍に、愛宕 雅枝の姿が確認されました!」

貴子「な!?」

和父「やはり出てきたか・・・」

貴子「く・・・こうなると大学勢の協力が得られなかったのは痛いですね・・・」

和父「仕方あるまい・・・それは向こうも同じだ」

貴子「しかし大学勢の数はこちらの方が多いですから・・・」

和父「・・・・・・・いまさら言っても仕方がない・・・・・・・・・・」

和父(会長・・・・もしかしてこの展開を感じ取っていたのか・・・・?)
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:31:36.98 ID:I0oezg3ho

西軍(東側)―――

雅枝「はあっ!!」

宮守女子C「わぁあ!」バタッ!

宮守女子D「きゃあ!」バタッ!

ヒュン!

宮守女子E「あぅっ!」バタ..

怜「さすがや・・・・あっちゅう間に十人倒したで」

竜華「怜〜」スリスリ

宮守女子F(この人・・・強過ぎる・・・抑えきれない・・・?)

雅枝「まだまだぁっ!!」

[こっちで一対一の勝負をしようじゃないか・・・愛宕 雅枝]

雅枝「!!」

雅枝(この声は・・・・・)

雅枝「よっしゃ!その勝負乗った!!」ダダダッ!

怜「あれ!?どこ行くねん監督!」

雅枝「後で合流するわ!ちょお待っとって!」ダダダ

怜「なんなんやろ・・・?まぁ、このまま押し切れるやろうけど」

西の百合妄想士D「ああ・・・違う・・・これは・・・樹里×雪乃・・・でも・・・あいが・・・」バタッ

怜「!!?」

E・F・G・H「ううう」バタバター

白望[君はどのカップリングが好き・・・?]スタ...スタ...

怜「・・・・・!」

怜(小瀬川 白望!)

怜(普段は表舞台に出る事はない・・・・でもその力は名門宮守女子でも随一と言われる実力者・・・・)

怜「・・・・私が好きなんは怜×竜華や!」

白望「は?」

怜「二次元は二次元でええと思う!!けど一番好きなんは三次元や!竜華や!!せやから怜×竜華や!!」ゴー

竜華「怜ぃ〜」キューン

白望[本当に・・・?江口 セーラ・・・二条 泉・・・船久保 浩子・・・みんな魅力的な子だよ・・・他の学校にも]

怜「くどい!!私は竜華一筋や!!!!」ガー!

白望「!!!」

白望(迷いが・・・全くない?・・・これはまずいか)
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:32:03.55 ID:I0oezg3ho

南側―――

公園のトイレ

オオオオオオオオ....

エイスリン(スゴイコエ)テ ヲ フキフキ

エイスリン(サァモドロー♪)フフン

??「あのー」

エイスリン「!!?」フリカエリ!

穏乃「ごめんなさい・・・ちょっといいですか?」

エイスリン「?」ン?

西の百合妄想士たち「・・・・・」シズノ ノ ウシロ ニ ズラッ...

エイスリン「テキ!!」キュポン!..キュキュキュ!

エイスリン「デキタ!!」

西の百合妄想士I「うわっ・・・」フラフラフラ...

穏乃「あのー・・・」

エイスリン「エ!?」

エイスリン(コノコ・・・ナンデ!?)キュキュキュ..

― 裸の高鴨 穏乃 ― バン!

エイスリン「・・・・・」

穏乃「ええと・・・」

エイスリン「!!!」

エイスリン(ワタシノチカラ・・・・キカナイ・・・?)
347 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:32:35.93 ID:I0oezg3ho

東側―――

リリーブライド所有ビルの屋上

ガチャ

雅枝「おー・・・ひっさしぶりやなぁ」

監督「・・・・・ああ」

雅枝「まさかあんたが出張ってくるとは」

監督「君を放っておくわけにはいかないからな」

雅枝「んん〜・・・それ、シチュエーションが違たらええ口説き文句やな。惚れてまうやろー!あはははは!」

監督「・・・・・・相変わらずだな」

雅枝「このテンションか?そら勘違いやわ。いっつもこうちゃうで?今からあんたと戦える思たら、嬉しなってきてなぁ」ククククク

監督「・・・・この戦いはほとんど高校生たちの戦いだろう?何故君が出てくる?」

雅枝「はぁ?正気ですか?こら東と西の戦いやんか?むしろ他の連中が出てけぇへん事がおかしいんや」

監督「・・・・・」

雅枝「休戦協定て・・・・非18禁四天王らもそやけど、大学の連中はナンセンスや。サークルやらなんやらで忙しいのはわかるけど、競い合ってこそ成長できるっちゅうのに」

監督「競い合うのと戦うのは違うだろう」

雅枝「・・・この勝負の勝敗いかんで我々を取り巻く環境は大きく変わる・・・西が覇権を握れば、もっと百合を世に知らしめる事ができる・・・その準備はできとる」

雅枝「あんたらが偉そうな事言うなら、うちらを退けるだけの力を証明すればええだけの事や!」

雅枝「スポンサーも強い者を望んどるしなぁ?」

監督「・・・・・・」

雅枝「それにそっちの総大将は原村やろ?高校生同士でもなんでもないやん」

監督「・・・しかしリリーブライドには高校生はいない・・」

雅枝「はっ!そんな大人だけの組織に、百合が理解できんのかいな!うちらが負ける訳ないわ!」カカカ

監督「・・・・・」

雅枝「もうええか?このまま喋っとったらテンション下がってまう」ツカツカ

監督「・・・・そうか」

雅枝「うちもあれから強なっとる・・・今度は勝たせてもらうで!」キィィィ

ヒュン!

監督「!」サッ!

監督(手のひらから放つ小型の鎌・・・懐かしいな)ク...

雅枝「避けたか・・・・」フフ

監督「・・・・それは絶対くらいたくないからな」

雅枝「ふふふ・・・せやろなぁ?けど・・・いつまで躱せるかなぁ?」キィィィ..

ヒュンヒュンヒュン!

監督「くぅぅ!!」シュッシュッシュッ!

雅枝「ちっ・・・さすがやな」
348 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/09/13(木) 22:33:02.47 ID:I0oezg3ho

リリーブライド本部―――

オペレーター(女性)「愛宕 雅枝と前会長が交戦開始です!」

和父「そうか・・・」

和父(愛宕 雅枝の能力・・・希望を刈り取る鎌( ペ ナ ル テ ィ ー シ ッ ク ル ・ 壱 ))

和父(くらった者は・・・・百合要素が少しでも含まれる次期のアニメを・・・その原作漫画も含めて、放送期間終了まで決して見る事ができなくなる・・・)

和父(百合好きにとっては期待していればしているほどダメージは大きく、リアルタイムで見れないから話題にもついていけない・・・・)

和父(希望を根こそぎ奪う怖ろしい能力・・・)

和父(以前・・・会長はこれをくらい・・・ストパニを見る事ができなかった・・・・・・・・)

和父(そして・・・もう一つ・・・生きがいを刈り取る鎌( ペ ナ ル テ ィ ー シ ッ ク ル ・ 弐 ))

和父(録画すら禁止・・・・見られない期間はさらに伸び、BD・DVD全巻レンタル解禁後まで見る事はできない・・・・・・想像すらしたくない・・・)

和父(この二つをくらったら・・・いかに会長といえど・・・・負ける・・・)

和父(頼みます・・・・会長・・・!)
349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:33:31.46 ID:I0oezg3ho

東側―――

リリーブライド所有ビルの屋上

雅枝「よう動けとるわ〜・・・けど、逃げるだけで芸がないわ」

監督「・・・」ハァハァ..

雅枝「時間稼ぎかぁ?・・・なら」ツカツカ

監督「?」

雅枝「ふっ!」キィィ

ヒュンヒュン!

宮守女子G「キャッ!?」バタッ

宮守女子H「わぁ!?」ガクッ

監督「あ!!」

雅枝「ふふふ・・・うちの能力なら、こっからでも十分狙えるでぇ?時間稼ぎは通用せえへん」

監督「く・・・」

雅枝「なぁ?本気出してくれや・・・・」キィィ..

ヒュン!

監督「!」サッ

雅枝「うちを楽しませてぇや」スタスタ..
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:34:23.82 ID:I0oezg3ho

東軍(東側)―――

照[・・・ロサ・キネンシス]

西の百合妄想士J「うぅ・・・」バタッ

照(いける・・・!四天王との戦いで・・・・強くなってるのかも・・)

咲[姉の検尿カップを見つめているうちに・・・私の手がそっと伸びて・・・]

西の百合妄想士K「いっやぁあ!!」バタッ

咲(いい調子!)

久[いつの間にか・・・すぎさんは、まりを目で追うようになった・・・]

西の百合妄想士L「え・・・でも・・・あっこが・・・うぅ」バタ

久(ふう・・・これで五人目・・・)

洋榎「ちっ!意外と手強いやん!でもまだまだ数ではこっちや!」

怜「・・・そろそろいくかぁ」

竜華「怜・・・・」

怜「・・・・・すぅうぅ」ピキィィィィ...ン

怜「・・・・・・」

怜(これだけ入り乱れてると、敵だけ狙うんは無理やな・・・・少し威力を落として・・・全員にやってまうか・・・元々こっち有利やし)

怜「・・・・・・!!」カッ

怜[  怜  と  竜  華  の  日  常  ( バ カ ッ プ ル モ ー ド )]

ギュワアアアアアアアアアア!!

照「こ、これは!?」

トキー リューカァ スキヤデー ウチモー

照(頭の中に・・・映像が・・・?これは深堀さんと同じ・・・?いや、そこまで鮮明ではないが・・・)ウウ

トキー ナニー? ヨンデミタダケヤデー カワイイナァモウ

咲「うう、独り身にはしみる・・・」

トキー リューカァ アシキレイナ? サワッテエエデ ン アカン スイッチハイッテモータ

久「つっ・・・ブロックできない・・・」ウゥ

洋榎「敵味方関係なく発動しよったな・・・しゃあないけど・・・・うう・・・こっちが照れるわ///」
351 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:35:03.02 ID:I0oezg3ho

怜「・・・・・ふぅ〜〜〜〜」グッタリ

怜(やっぱこの人数やと・・・一回でこうなるかぁ・・・)スタスタ

竜華「怜?」ヒザポンポン

怜「ん。頼むわ」ヒザマクラ

怜「ふう・・・・」カイフクチュウ

怜(・・・・全体を弱らせるより、他狙うか・・・・・・)

白望[迷ったね・・・もう・・・出られない・・・]

バタバタバタッ...

白望「ふー・・・ダル・・・」

洋榎「ちっ!あいつ一人に何人やられとんねん!」ダッ

白望「っ!?愛宕 洋榎・・・・・」

洋榎「せや!」

白望[君の好きなカップリングは・・・?]

洋榎[二次元の女の子は・・・みんなうちの嫁や!!]グァア!

白望「!」

白望[ハーレム百合使い・・・なるほどね]

白望(意識してないだろうけど・・・相手にしてみたら寝取られになる訳か・・・)

洋榎[可愛い女の子は全部うちのもんや!!]

白望「・・・・」スゥ

白望[可愛い女の子・・・例えば?]

洋榎[ささめき〇との純夏・・・可愛いとこあるやん!うちの嫁や!!]

白望[でも・・・純夏は汐が好き・・・二人の間に入るつもり?]

洋榎[汐もうちの嫁や!!めっちゃ好きや!!]

白望[・・・・まゆやシャルロッテは]

洋榎[嫁と嫁や!!]

白望(この揺るぎない信念・・・・く・・・迷いが・・・・・ない・・・)

咲「小瀬川さん!」タタッ

白望「?」

洋榎[なんや?二人まとめて相手したるわ]スゥッ

咲[・・・・勝負です。小瀬川さんは他をフォローお願いします]

白望[・・・・・わかった、ありがとう]タタッ

洋榎[ほおお・・・ええ度胸や・・・あんたも嫁にしたなってきたな]

咲[私は・・・・誰の嫁にもならない!!ただ一人を除いては!!]

洋榎[ふん・・・・さよか・・・行くで!!]

咲「・・・」グッ
352 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:35:35.56 ID:I0oezg3ho

西の百合妄想士M「うぅ・・・・」ズルッ...

照「くっ・・・・」

照(数が多い・・・次から次へと・・・)ハァハァ

久「これは・・・・さすがに・・・」

久(さっきの園城寺さんたちの攻撃で・・・一気に東軍が押されだしたわ・・・このままじゃ)

白望「っ!」ザッ

照「あ・・・小瀬川さん」

白望[あなたたちの好きなカップリングは何?]

西の百合妄想士たち[え・・・・―――]

――――

バタバタバタ...

白望「ふぅ」

照「す、すごい・・・」

久「さすがね・・・」

白望「んー・・・でもちょっとまずいね」

久「ええ・・・押されてるわ」

照「あれ?・・・咲がいない!」ハッ

白望「・・・妹さんはあっちで愛宕 洋榎と戦ってる」

照「え!助けないと!」ダダダダ

久「あ!照!待って!」ダダダダ

白望「・・・・」フー

白望(ついてないなー・・・私の能力が効かない相手と当たるとは・・・)

白望(・・・・せめて、数を減らしておくか・・・)ヨイショット
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:36:11.75 ID:I0oezg3ho

洋榎[嫁や!!姉妹両方ともうちの嫁や!!]

咲(な、なんて人・・・)

洋榎[うち×嫁たちや!!ハハハハ!!]

咲「・・・・・」

咲[末原さんはどうするの!!?]

洋榎[ハ・・・・・]ピク

咲[浮気・・・するんだ?]

洋榎[あ、あほ!浮気ちゃうわ!二次元の子は嫁や!恭子はその・・・恋人候補っちゅうか・・・]

咲[裏切るんだ・・・姫子ちゃんも・・・千歌音ちゃんも・・・]

洋榎[ち、違う!!うちが嫁を裏切る訳ない!!]
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:36:39.28 ID:I0oezg3ho

怜「・・・・・・ありがと。もう満タンや」スクッ

竜華「怜・・・大丈夫なん?」

怜「うん」ニコ

竜華「キュン!」

怜「・・・・・・すぐ戻ってくるわ。待っててな?」スタスタ

白望[扉は閉ざされた・・・・]

バタバタバタ...

白望(まだまだ!)

怜「・・・・・」スゥゥウ...

怜[  怜  と  竜  華  の  日  常  ( バ カ ッ プ ル モ ー ド )]

白望「!!」

怜(あんたさえ倒せれば、もう勝ったも同然!)

白望(私のみを狙ってくるか)クッ

怜[フルパワーや!耐えれるなら耐えてみぃ]

ギュワアアアアアアアアアア!!

白望「くうぅ!!」
355 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:38:17.87 ID:I0oezg3ho

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

怜「りゅーか」

竜華「ん?どしたん?怜〜」

怜「りゅーかおっぱい大きいなぁ」

竜華「急にどしたん?」

怜「私・・・ちっちゃいから・・・触っても楽しないやろー?」

竜華「そ、そんな事ないで?怜、敏感で可愛い声出すから」

怜「そ、そか///」

竜華「うん///」

怜「けど・・・もっと大きなりたいし」

竜華「そうなんやー」

怜「・・・りゅーか・・・ちょっと分けて?」

竜華「え?」

怜「りゅーかの・・・吸ったらちょっと栄養もらえるかも」ヌガス

竜華「え?あ・・・」ポロッ

怜「・・・大きいし・・・肌キレイなー」ナデナデ

竜華「ん・・・」

怜「吸っても・・・ええ?」

竜華「・・・ええけど・・怜も脱いで?」

怜「え・・・?」

竜華「ウチだけ恥ずかしいの嫌やから・・・怜は・・・下脱いで」

怜「ええ///恥ずかしいわぁ・・・」

竜華「ええやろ?怜の・・・見たい・・」

怜「ううう///」

竜華「ウチの・・・吸って・・・どう変化するんか・・・ずっと見てたいねん」

怜「わ、わかったわ・・・」スルッ...

竜華「パンツもやで」

怜「ぅ・・うん・・・」ヌギッ

怜「こ・・・これでええ?////」テ デ カクシ

竜華「うん・・・ええなぁ」

怜「・・・吸うで?」

竜華「おいで」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
356 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:38:44.48 ID:I0oezg3ho

白望「ぐううう!!」

白望[なんて甘い映像・・・・大事な部分とかは湯気で全く見せないというのが想像を掻き立てる・・・・]ハァー

怜[ふふ・・・恋人のエッチな姿を丸々は見せへんよ・・・ていうか思考が漏れてんで?]

怜(余裕がなくなってきとる証拠や・・・・・・っと)フラッ

怜(私もちょっと・・きてるわ・・・あかん・・・戻らな・・・)フラフラ

トキー リューカ

白望[あ・・・また次が・・・もう・・・ダメ・・・・だ・・・・・ダ・・ル・・・]ガクッ

怜「・・・・」チラッ

白望「・・・・・・・」ウーン..

怜(よっしゃ・・・一番厄介なん倒せた)フフ...

竜華(怜が勝った!やった!・・・これでここは西軍が制圧できる!)

怜「ただいまー」フラー

竜華「と、怜!!」アワテ

怜「・・・そんな慌てんと・・・だいじょうぶやから」

竜華「せやけど・・・」

怜「力使い過ぎただけやし・・・竜華の膝枕で全快するから」ヨット

竜華「・・・ホンマ?」

怜「ホンマやー・・・」ヒザマクラー

竜華「・・・あんま無理せんといてな?」ナデナデ

怜「うん・・・・」カイフクチュウ
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:39:11.49 ID:I0oezg3ho

リリーブライド所有ビルの屋上―――

雅枝「なんや、下もそろそろ決着つきそうやなー」

監督「!!」

監督(小瀬川が・・・・負けた?)

雅枝「ふっ・・・宮守女子のあの子・・・・相当な実力者やけど・・・・運が悪かったみたいやな?」

監督「・・・・・」

雅枝「これで、西軍の勝利は確定や」

監督「・・・・・まだ終わっていない」

雅枝「終わっとるて」

監督「私が行けば形勢は・・・」

雅枝「せやから、ここであんたは負けるんやから・・・終わっとんねん!!」ヒュンヒュン!

監督「!」シュッシュッ

雅枝「すばしこい・・・」チッ

監督「・・・・」フー

監督(さて・・・・)ゴゴゴゴゴ..

監督(彼女も力を消耗した・・・これなら最悪相討ちを狙える・・・)ゴゴゴ

雅枝「あん?」

監督「奇跡の声帯模写 ( ミ ラ ク ル ボ イ ス )」ゴゴゴゴゴ

雅枝「?」
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:39:39.11 ID:I0oezg3ho

雅枝(なんや?うちの知らん技や・・・それともハッタリか!?)

監督『雅枝さん』

雅枝「!!その声は・・・・エ・・・エトワール様・・・?」

雅枝(ものまね・・・・いや、これは真似というより・・・・本人!?)

監督『大好きよ』

雅枝「くはっ!!」

監督『雅枝さん・・・』

雅枝「はっ・・・・あ・・天音様・・・・?」ガクガク

監督『あなたと一緒に・・・スターブライトに乗って・・・・草原を駆けて・・・風になりたい・・・』

雅枝「あぁあぁあぁ・・・天音様・・・・」ブルブルブル...

監督『雅枝さん』

雅枝「あ・・・その声は・・・千華留様・・・」ゾクゾク

監督『あなたと一緒にいると・・・私のとめどない好奇心が満たされるのっ♪』

雅枝「はああああ・・・・光栄ですぅぅ・・・・」コーコツ

監督『これから・・・っ!』

監督「ゴホッ!ゴホッ!」

監督(しまった・・・負担が・・・くっ)ガクッ!

雅枝「・・・・・はっ!」

監督(まずい!)ゴホゴホ

雅枝「危ないとこやった・・・けど!」キィィィ

雅枝「これで・・・・終わりや!!」

雅枝(希望と生きがいを刈り取る鎌( ペ ナ ル テ ィ ー シ ッ ク ル ・ 極 ))ヒュバ

雅枝(そして!!もし避けられたら・・・・)ダッ!

雅枝(  ヤ  ミ  の  鎌 ( ヤ ン デ レ シ ッ ク ル )で・・・・・)ダダッ

 ※ヤミの鎌(ヤンデレシックル)

  右手を手刀の形にし、相手の上半身前面に触れる事で効果を発揮する能力。

  対象相手の精神に闇・病み・悩み・悔やみを落とす。対象相手にヤンデレの要素があれば、さらに効果は絶大。

  回線を使用しないため、百合妄想士以外にも効果があるが、その場合威力はかなり下がり、力の消耗も激しい。
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:40:48.27 ID:I0oezg3ho

監督「・・・・・・」クッ!

雅枝(避けんかったら終わり!避けても終わりや!)ダダダダッ!!

監督(・・・こうなったら!)ピカッ

雅枝「!!?」ァッ..

??「・・・・」

雅枝(あ・・・あれは・・・)

雅枝「しゅご〇ャラの・・・アミュ○ットハート!!?」

雅枝(いきなりアニメキャラの姿が!?・・・何が一体どうなってんねん!!?)

ヒュンヒュン..

アミュ○ットハート?「・・・・!」カアッ!!

ンュヒンュヒ..

雅枝「は・・・跳ね返した!?」マ..マズ..

ズバァアアァァアァ!!

雅枝「く・・・・ぅう・・・・っ・・・」ガクガク...

バタッ...

雅枝「わ・・・訳が・・・・・わからへん・・・・うぅぐ・・・」

アミュ○ットハート?「・・・・・」

シュウウゥゥゥ...

監督「・・・・・」ハァハァ

雅枝「・・・あかん・・・今度始まるアニメ・・・百合要素ありそうやから楽しみにしてたのに・・・」

監督「ふ・・・・昔の借りは返したよ」

雅枝「は・・・・・しゃあ・・・ない・・・・か」ガクッ

監督「・・・・・・」スワリ

監督「ふ〜〜〜〜〜っ・・・」

監督(・・・・・逆実写化( メ タ モ ル フ ォ ー ゼ )を使う事になるとは・・・)

 ※逆実写化(メタモルフォーゼ)
 
  自らの姿をアニメキャラに変え、そのキャラがもつ技や力を使用できる。

  ただし、自分の他に範囲内にいる人間全てがそのキャラと能力を知っている事が条件。

  他にも、人間として不可能な技(瞬間移動など)は使用できない。

監督「だめだ・・・・もう動けん・・・」バタッ...

監督(結果・・・相討ちか・・・・)ハァ
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:41:22.30 ID:I0oezg3ho

照・久「咲!!」

咲「!・・・お姉ちゃん・・・部長・・・」

洋榎「ちぃっ!」

咲「こっちは大丈夫!だから!」

照「でも・・・・」

久「あ!・・・照!・・小瀬川さんが!」

照「え!?あ・・・」

洋榎「お・・・・あははは!園城寺か?やってくれたわ!」

咲「く・・・・」

照「このままじゃ・・・」

久(数的に・・・・東軍は残り三十くらい・・・?西軍は百くらい・・・・)

洋榎「もう諦めぇ!」

咲「い、嫌!!」

咲[それより!どっちをとるの!?末原さんか!二次元の嫁か!!]

洋榎[え、ええ加減にせえや!それは別モンやろ!!]

咲(もうちょっとで・・・いけそうだけど・・・くぅ・・・)

??「ありがとう・・・」

咲「え?」

照・久「え・・・」

洋榎「あん?」

??「ここまで持ちこたえてくれて・・・」ザッ..

咲「あ・・・・」

照「君は・・・」

久「・・・・沢村さん!!」

智紀「はい」ニコッ

洋榎「さ・・・沢村・・・?」

洋榎(四天王の・・・・)ゴクリ

智紀[私を範囲内に入れて]

咲[!!・・・はい!]

智紀[続けて・・・]
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:41:49.34 ID:I0oezg3ho

咲[・・・・それで・・・どっちをとるの!?どっちを裏切るの!?]

洋榎[し、しつこいなぁ!!恭子は恋人候補や!!二次元の子たちは嫁や!!]

智紀(なるほど・・・・確かな信念・・・迷いはない・・・絶望など存在しない)

智紀(・・・・・でも・・・私には関係ない)

智紀[あなたは知らないのね・・・恭子さんも・・・他の人の嫁である事を・・・]

洋榎[は・・・はぁ!?何言うてんねん!!そんな訳・・・]

智紀[あれだけ魅力的な人・・・色んな人が頭の中で彼女の裸を想像し・・・・そして・・・]

智紀(私は相手に絶望を与える・・・相手が絶望をもっていないのなら・・・いくらでも与えよう・・・)

洋榎[そ、そんなん・・・]

智紀[あなたが気付いていないだけ・・・・末原 恭子は・・・・みんなに寝取られているのよ]

洋榎[ひっ・・・・嫌や・・・・・嫌やぁ・・・・]グスッ

咲(す・・・すごい・・・)

智紀[あなたが二次元の女の子に浮気してると知ったら・・・末原 恭子は・・・その人のところに行くかもしれない]

洋榎[や・・・・絶対・・・・そんなん・・・嫌やぁ・・・]グス

智紀[そんなに・・・・嫌なの?どうして?]ヤサシク

洋榎[・・・・好きなんやもん・・・絶対別れたないもん・・・]

智紀[・・・そうだよね・・・でも、それだけあなたが好きだったら・・・末原 恭子も・・あなたの傍にいてくれるかも]

洋榎[で・・・でも・・・・うち・・・信用失ってんねん]

智紀[それはどうして?]

洋榎[前に・・・長野で・・・なんかようわからんうちに絹とキスしてもーて・・・]

智紀[それで?]

洋榎[それからなんか絹とぎくしゃくしてもーて、それを恭子に指摘されて・・・]

洋榎[うち・・・正直に言うてん・・・絹とキスしてもうたって]

智紀[そう・・・]
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:42:21.37 ID:I0oezg3ho

洋榎[そしたら・・・恭子・・・怒ったんかちょっと冷たなって・・・]

智紀[・・・・うん]

洋榎[なんか・・・あんま・・・恭子からはなしかけてくれへんようなって]グスッ..ウゥ..

智紀[・・・そう・・・なら私が協力してあげる]スタスタ

洋榎[え・・・]ウル

智紀[あなたがこんなに末原さんの事を好きなんだよって・・・私が教えてあげる]

洋榎[ホ・・・ホンマ?]グス

智紀[だから・・・泣かないで]ホホ ヲ ナデル

洋榎[う・・・うん!]ニコ

智紀(ああ・・・可愛い・・・・・)

智紀[よし。いーこいーこ]ナデナデ

洋榎[えへへ・・・・・あ]フラッ

智紀[・・・疲れたのね]

洋榎[うん・・・]

智紀[じゃあ・・・ここで少し眠りましょ]スタスタ

洋榎[うん・・・・ありがとう]スタスタ

智紀[どういたしまして]ニコッ

洋榎「・・・・・」コロン

洋榎「・・・・・」スー...スー

智紀「ふふ・・・」

照「な、なんという・・・」

久「お見事」

智紀「・・・・・でもまだ残ってる」

久「そうね・・・・・・ぁつっ!またプライベート回線だ」モウ

久「行ってくるわ」タタタ

智紀「・・私はもう少し数を減らす・・・あなたたちは・・・・園城寺さんを」ススス

咲「え」

照「そ、それは」

智紀「きっと大丈夫・・・もし危なくなったら逃げてください」タタタ

照「・・・・・わかった」

咲「わかりました!」

西の百合妄想士たち「おおおお!!」ダダダダダ..

智紀「ふふ・・・・・」スタスタ...
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/09/13(木) 22:43:01.94 ID:I0oezg3ho

怜「・・・・はー、しんど」

宮守女子I「うう」バタッ

怜「人が休んでるーってのに」ヒザマク..

照「いた!」ダダダ!

咲「うん!」ダダ

怜「またかい・・・・って・・・宮永 照!?」

怜「・・・・あんたも百合妄想士やったんか・・」

照「まぁね」

照(おお・・・気付かれてなかったという事は・・・インハイの妄想はオープン回線じゃなかったんだな・・・)ホッ

竜華「妹さんも・・・・」

咲「はい・・・」

怜「・・・」

怜(まだ全然回復できてへんけど・・・しゃあないわ)

照「・・・・・・」

照(監督からの情報によれば・・・園城寺 怜と清水谷 竜華は二人で一人。園城寺と清水谷は能力を共有している・・・)

照(園城寺は清水谷の膝枕により力を回復できるため、それを封じない限り、決して倒せない)チラッ

咲「・・・・」コクリ

怜[  怜  と  竜  華  の  日  常  ( バ カ ッ プ ル モ ー ド )]

ギュワアアアアアアアアアア!!

照・咲「!!」

照(きた!これを耐えきれれば勝てるかもしれないが・・・)ググ..

咲(やっぱり・・・この攻撃は・・・独り身には・・・)ウゥゥ

怜(私の力が切れるまで耐える気ぃか?そうはいかんで)スタスタ

怜(こうや!)ヒザマクラ

照・咲「!!!」

怜(こうすれば、回復しながら力を使える・・・永久機関やで〜)カイフクチュウ

竜華「怜〜」ナデナデ

照[咲!]チラッ

咲[うん!]コクッ

照・咲「・・・・」ダダダダダダ

怜「!!?」

怜(突っ込んでくる!?)アセ

竜華「!?」
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:43:35.11 ID:I0oezg3ho

怜(このままじゃ・・・竜華にぶつかる!?)クッ!

怜「竜華!避けて!!」バッ!

竜華「え!?うん!!」バッ!

照(よし!!)バッ!

怜(!!)ガシッ!

照(捕まえたぞ!)

竜華「!!?」ガシッ

咲「作戦成功・・・」ダキシメー

竜華「ひっ・・・」

咲(ごめんね)スッ

咲「レロレロレロレロレロレロー!!!」ペロペロペロ!!!

竜華「や、やぁ!やめ・・・!何すんの!!」ジタバタ

怜「あああ!!竜華の膝を・・・私の特等席が!!」

咲「ごめんね園城寺さん!!清水谷さんの膝は私が唾つけた〜!!」チロ

怜「ぐぐぐぐ・・・・」ワナワナ

怜(この・・・・っ・・・!!)

怜「  怜  と  竜   華   の   日   常 ( バ カ ッ プ ル モ ー ド )!!」

・・・・・・・・・・・・

怜「あ・・・あれ?な、なんで?」

照(二人のラブラブな妄想より・・・・怒りが上回った今、もうその技は使えない!!)スッ..

照(ごめん!!)ギュッ

怜「わ!」

照「ごめんね・・・」ギュッ

怜「ちょ、離してぇ!」バタバタ

竜華「!!!!!!」

照(あ・・・・いい匂い・・・///)

竜華「と・・・怜が・・・ウチの怜が・・・」グラグラ...

怜「ん〜〜〜〜」ジタバタ

照「ちょっと・・・うっ・・・」グイグイ

照(ま、まずい・・・振りほどかれそう・・・こうなったら・・・)

照「・・・・」クビスジ ニ フーッ

怜「!!」ビクッ!

竜華「あ!!」

怜「な、何を・・・もっかい・・・」フラッ

怜(・・・・あかん・・・もう・・・力が・・・)
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:44:04.55 ID:I0oezg3ho

照「ん?」

怜「・・・・」ガクッ

照「あれ?・・・大丈夫?」

怜「・・・全然・・・疲れて動かれへん」ハーハー

照「そ、そう・・・・」

照(これから攻撃する予定だったが・・・)

咲(なんとか・・・なった)ホッ

竜華「怜・・・・・」ジジ...ジ..

咲「え?」

カッ!!

咲「うわ!!!」ハナレ!

照「咲!!」

咲「だ、大丈夫・・・だけど・・・」

竜華「ウチの怜に抱きついて・・・」ユラッ

竜華「絶対・・・・!!あかん!!!」カーッ!!

バシュッ!!

照「うわ!!」サッ!

怜「おおう!・・・抱えたまま急に動かんといて・・・」

照「ご、ごめん」ガッシリ

照(な、何・・・?今の・・・・ビームみたいな・・・)

西の百合妄想士N「きゃあ!!」バタッ

西の百合妄想士O「ああっ!!」バタッ

照「・・・・当たった子たちが・・・倒れた・・・」

照(・・・とんでもない威力・・・)ゾクッ

怜「・・・あー・・・やっぱなー」

照「やっぱとは・・・どういう事?」

怜「んー・・・竜華は目の前で私がやられるとブチ切れてまうんや・・・・・・まるで竜の逆鱗に触れたみたいに・・・」

照「・・・・逆鱗・・・」

怜「ああなった竜華は力使い果たすまで止まらへん」

竜華「・・・・」バシュバシュバシュ!

照「うわわわわ!」タタタッ!

怜「おおお・・・揺れるわぁ」カカエラレテルー

照(無茶苦茶だ・・・敵味方関係なく・・・乱れ撃ち・・・・・)ゴクリ
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:44:41.65 ID:I0oezg3ho

照「あ、あのビームは何!?」

怜「あれは怜と竜華の日常(バカップルモード)の凝縮版や」

照「凝縮版?」

怜「そや、避けられやすいて欠点があんねんけど、めっちゃ威力が増すねん」

照「そ・・・そうか・・・」ゴクリ...

咲「あ、危なかった・・・」

咲(止めようにも・・・近づけない・・・)

竜華「・・・・」バシュッ!

照「あ」

怜「む・・・」

照(園城寺さんに直撃コース!)クッ

照「!!」カバウ!

怜「え」

バシュシュシュ!

咲「お姉ちゃん!!!!」

照「ぐっ・・・」

照(ああ・・・バカップル妄想が一気に・・・・ぐぐうう・・・これはきつい・・・)フラ..

怜「宮永さん・・・なんで・・・」

竜華「・・・・・」バシュバシュバシュ!

怜「あかん・・・・また・・・」

キィィィイイィ........ン.....

咲「!」タタタタタ!

咲「っ」カバウ

怜「え・・・妹さん・・・」

バシュシュシュ!

咲「・・・・・・・」

竜華「・・・・・」バシュバシュ!

咲「・・・・・・」バシュシュシュ!

怜「・・っ」

咲「・・・・・・」

怜「・・・・無傷!?」

怜(んなアホな・・・直撃くろうたはず・・・)

咲「・・・・・」

咲(さっきの・・・・頭の中に響いた言葉・・・・・・本当だ・・・・お姉ちゃんを守るためなら・・・なんでもできそうな気がする)スタスタ
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:45:11.19 ID:I0oezg3ho

咲「もうやめて!」

竜華「・・・・・」バシュバシュ!

咲「・・・・園城寺さんを守ったお姉ちゃんをこれ以上撃つ気なの!?」バシュシュ!

竜華「・・・・・・!!?」ピタッ...

咲「・・・・・・」

竜華「・・・・・・怜・・・・」

怜「・・・・・・ん」

照「・・・・・お、おさまった・・・?」ホッ

竜華「ウチ・・・・また・・・」

怜「・・・ごめん、ありがとう」

照「あ・・・・うん」ハナス

怜「・・・・・」フラ..フラ..

竜華「と・・・怜・・・」

怜「・・・」チラッ

咲「・・・・」ア..

怜「お姉ちゃん傷付けてごめんな?」

咲「・・・・・いいえ」フフ

怜「・・・・竜華・・・私らの負けや」

竜華「怜・・・・」ウルッ

咲「あ・・・あの・・・私も・・・ごめんなさい・・・・」

竜華「え?」

咲「いや、勝負とはいっても・・・膝を・・・・すごく舐めてしまって」

竜華「あ・・・うん」

咲「あの・・・これ、ハンカチです」ワタス

竜華「あ、ありがとう」フキフキ

怜「はぁあああ・・・・・疲れた・・・・」スワリ

久「あら、こっちも決着かしら」テクテク

照「あ、久!」

咲「部長!」

智紀「やっぱり・・・私が思った通り・・・」スタスタ

咲「沢村さんも・・・・という事は・・・」

智紀「うん・・・大体倒した。後はなんとかしてくれるはず」

照「すごい・・・・」
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:45:42.38 ID:I0oezg3ho

怜「・・・・・・・」ハァー...

竜華「嘘・・・・・あの数を・・・?」

智紀「あなたのビームも手伝ってくれましたけどね」フフ

竜華「・・・・・そか」ポリポリ

怜「・・・・・んー・・・しゃあない・・・かぁ・・・」

竜華「これからどないしよ?」

怜「・・・・・もっかい回復して・・・って感じでもないなぁ」フー

竜華「・・・・・・・」

怜「もうやめよか」

竜華「・・・・・・そやな」

照「・・・・」ホッ

竜華「宮永さん・・・」

照「え?」

竜華「さっきは・・・すんませんでした」ペコッ

照「え?いや、だって勝負だし・・・」

竜華「・・・それでもや。妹さんも・・・ごめんな?」

咲「え・・・いえいえ」アセアセ

竜華「怜を守ってくれてありがとう」

照「あ・・・・えと・・・はぁ」テレ

竜華「ウチらは・・・・倒れてる子たち介抱して・・・後は成り行きを見守ります」

怜「・・・・うん」

竜華「ウチらが言うのも変やけど・・・・頑張ってな」

照「あ・・・・・・うん!」

咲「はい!」

久「ええ!」

智紀「・・・・」コクリ

怜・竜華「」ニコッ

スタスタスタ...

照「・・・・・・」

咲「・・・・・・」

照「・・・・・咲・・・大丈夫?」

咲「え?私よりお姉ちゃんの方が・・・」

照「私は平気。でも咲は何度もあのビームを受けてたし」

咲「・・・不思議と全然痛くもなんともなかったんだ」

照「本当?それは・・・どうしてだろう?」
369 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:46:18.94 ID:I0oezg3ho

咲「・・・・・お姉ちゃんを守るんだって気持ちが強かったからかな?」

照「え?」

咲「///」ニコッ

照「あ/////」

照「そ、そなんだー///」ヘ..ヘェー

咲「う、うん///」

智紀「・・・・・さて、これからですが・・・」

照・咲「はっ!」

智紀「二手に別れて、北と南の援護に行きましょう」

久「どちらかに集中してってのは無理かな?」

智紀「・・・ええ。どちらとも押され気味のようです」

照「あ、他の四天王は?」

智紀「・・・・私の場合ですが、かなりの精鋭と思われる部隊に絡まれまして・・・それで遅れてしまったんです。なので、おそらく他のみんなも・・・」

久「妨害を受けている・・・なるほど・・・北と南はわかったけど、西側は?」

智紀「西側は情報がまだ入ってきてませんが、おそらく押されているでしょう」

久「ふむ・・・・数が違うものね・・・・」

照「ではチーム分けはどうする?」

智紀「そうですね・・・私と竹井さん、みや・・・照さんと咲さん、がいいと思います」

久「ん、妥当ね」

照「わかった」

咲「わかりました」

智紀「では・・・私と竹井さんは南側で。お二人は北側をお願いします」

久「了解よ」

照「うん」

咲「はい!」

智紀「到着したら指揮官の指示に従ってください!もし危なくなったら本部へ。こちらが片付いたら我々も北側へ向かいますので!」

智紀「それでは・・・また」タタタ

久「また後でね」タタタ

照「ああ」

咲「はい」

照・咲「・・・・・」

照「よし!行こう!」

咲「うん!」

タタタタタ
370 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:47:08.35 ID:I0oezg3ho

ホテルの一室―――

伝令(女性)「報告します!!東側の我が軍、被害甚大!東軍優勢です!」

??「あらー?」

??「それは妙ですね・・・愛宕 雅枝さんがいてそのような事態になるとは思えませんが・・・?」

伝令(女性)「愛宕様は、途中で戦列を離れ、以後連絡ありません」

??「う〜ん・・・裏切ったとも思えませんし・・・けれど・・・負けるとも思えませんね・・・」

伝令(女性)「そして、愛宕 洋榎様・園城寺様・清水谷様の三名、敗北!」

??「盤石と思っていましたが・・・わからないものですね」

伝令(女性)「四天王・沢村 智紀が合流!今後、サポートに回ると思われます!」

??「あらあら・・・あの包囲網を突破するなんて・・・・」

??「・・・・・他の四天王は・・・?」

伝令(女性)「はっ!説明します!!」
371 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:47:44.48 ID:I0oezg3ho

西側の外れ―――

塞「喜ぶべき事態ではあるんだけど・・・・」

合法ロリ予備軍「・・・・」ジリ...

塞(これだけのロリ・・・しかも可愛い子たちに囲まれて・・・)

トシ「・・・・」

塞「・・・」チラッ

合法ロリ予備軍「・・・・」

塞(みんな手繋いでるし・・・超ミニスカだし・・・嬉しいけど・・・妄想が止まらないし・・・力がどんどん減っちゃうよ・・・)

塞(正直一番やりにくいんだよね・・・幼女領域(ロリフィールド)も絶対幼女思想も・・・基本幼女以外対象だからなぁ)

塞(私の能力を知った上でのこの作戦・・・見事だね〜・・・さて・・・どうするか・・・)ウーン

??「ふふふ・・・チェックメイトですよー」

塞「お」

全裸初美「ふふふふふ」

塞「おおおおお!!!!!」

塞(ぜ、全裸!!!?いや、不自然な光と湯気で見えないけど・・・でも・・・これは・・・・)ムハー

トシ「塞・・・」

塞(み、見てはいけない・・・見たら力を消耗してしまう・・・しかし・・・・見たい)ハァハァ

全裸初美「もっと・・・・見て」ウッフーン

塞「はい!!」

トシ(やれやれ・・・)

合法ロリ予備軍たち「ゃあっ!!」バタ..

塞「んお?」

全裸初美「な、なんですかー?」

合法ロリ予備軍たち「うううぁああ」バタバタバタ...

??[・・・・]ザッ...

塞「あ・・・」

純代[ 野 外 で 我 慢 で き ず に 脱 糞 ( ト ラ ウ マ メ モ リ ー )]

塞「深堀・・・・純代・・・」

合法ロリ予備軍「・・・・・」ゼンメツ

全裸初美「ふ・・・ふふ・・・まだまだ・・・・野外は私のフィールドですよー」ヨロヨロ...

純代[・・・・]ピキィィン..

全裸初美「え・・・」
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:48:15.41 ID:I0oezg3ho

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


巴「ハッちゃん・・・・ペロ・・・」

小蒔「チュ・・・ンム・・・おへそ・・・美味しい・・・」チュパ

春「ぁんむ・・・・おっぱい・・・・甘いね・・・チュ」レロレロ

霞「あら・・・こんなになっちゃって・・・・うふふふ」サワサワ


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

全裸初美「はっ!!」

全裸初美(な、今のは・・・///)モジモジ

純代[いい顔・・・・]フフフ

塞(あああ・・・色っぽい・・)ポー

全裸初美(こ・・・この人・・・危険ですー)タジ

純代「・・・・」ジリ

全裸初美(そもそも・・・私は臼沢キラーとして来た訳で・・・この人の相手は他の・・・)
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:48:52.34 ID:I0oezg3ho

純代[・・・・・]ピキィィン..]

全裸初美「あ・・・・っ!!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


小蒔「ほら・・・大勢の人たちが集まって・・・みんなが見てますよ?」

巴「ハッちゃん・・・度胸あるね。いや・・・ただの変態か」クス

霞「これから・・・裸で舞をするのよ?大事なところも・・・全て晒して・・・」

春「みんな・・・軽蔑した目で見てるよ・・・あ、カメラ持ってる人もいるね・・・ふふ・・・さあ、どうぞ」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

全裸初美「あうああうあうあ・・・」グルグルグル...

全裸初美(そんな事したら・・・もう一生・・・・・・抜けられなく・・・な・・・)フラッ

塞「役得!!」ガシッ!

全裸初美「・・・・・」クター

純代「・・・・・」フゥ

塞「・・・・」サワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリサワリ

純代[・・程々にした方が]

塞「!」オット!

トシ「ありがとうね」

純代「・・・いいえ」

塞「・・・うん、ちょっと危ないところだった・・・助かったよ。ありがと」クニクニ

純代「いえ・・・・・」

塞「よし!これで合流できる!西側ってまだ持ちこたえてる?」

純代「はい・・・」

塞「じゃあ行くわ!」タタタ

純代「お願いします」

トシ「君は?」

純代「北側に加勢します」

トシ「大丈夫かい?力は・・・・」

純代「ええ・・・まだ大丈夫です」

トシ「そうか・・・それじゃあ」

純代「はい」
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:49:30.70 ID:I0oezg3ho

西側 中心地―――

西の百合妄想士P「はっ!!」

東の百合妄想士D「うわわ!!」バタッ..

東の百合妄想士E「ま、まずいわ・・・数が違い過ぎる・・・」

東の百合妄想士F「もう・・・撤退した方が・・・」

東の百合妄想士G「ダメよ!少しでも長く持ちこたえて!」

西の百合妄想士たち「ふふふ・・・ええ根性や」ジリ..

東の百合妄想士たち「・・・・」ウゥウ

塞「 幼 女 領 域 ( ロ リ フ ィ ー ル ド )」

パァアアアアアアアア!!!

東の百合妄想士たち「え」

西の百合妄想士たち「な、なんや?」

キィィィイイィ........ン.....

・・・・・・・・・・・

ひがしのゆりもうそうしたち「えええええええ!!!!?」

にしのゆりもうそうしたち「ど、どど、どういうことや〜〜!!?」

塞「ごめんね・・・これだけいると丸ごとの方が手っ取り早くて・・・」ウフフ

にしのゆりもうそうしたち「あ、あんたは・・・・」ガタガタガタ

塞「さて・・・・」

キィイィイン...

ひがしのゆりもうそうしたち「え?え?え?えええ?」

にしのゆりもうそうしたち「か、からだが・・・うごかん・・・」グググ

塞「時間もないし・・・早速・・・」

コォォッオオオオ...

塞( 絶 対 幼 女 思 想 )

ゴァアアアアアアア!!

ひがしのゆりもうそうしたち「うううううう!!」

にしのゆりもうそうしたち「あああ・・・ようじょが・・・あああああああ・・・」

トシ(塞・・・・・ぱっと見ても三百人以上はいるが・・・・大丈夫かい・・・?)

塞(くっ・・・さすがにこの人数は・・・負担がでかい・・・・もたないかも・・・・)チラッ

トシ「??」
375 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:49:57.38 ID:I0oezg3ho

塞[ごめん!監督!ちょっと・・・・・ここで脱いで]

トシ「えええええ!!!!???」

塞[だって予想以上に・・・負担が大きくて・・・]

トシ[それは敵味方関係なく仕掛けるから・・・・]

塞[これだけゴチャゴチャしてるんだし・・・そこまで細かくできないよ・・・]

トシ[まあ・・・それは・・・・]

塞[だから早く!!]

トシ[うう・・・・わかったよ]キョロキョロ

トシ(この年になって、表で裸になるとは・・・)

ヌギヌギ....

全裸トシ「・・・////」

塞[ふう・・・間に合った・・・]カイフクチュウ

全裸トシ「・・・・////」

ひがしのゆりもうそうしえいち「たばさ・・・ああ!・・・あああ!」

にしのゆりもうそうしきゅー「ひなた・・・たまき・・・・ううぅぅう・・・」

ぜんいん「・・・・ようじょ・・・パイパ・・・・・」

バタバタバタバタバタ-.............

ぜんいん「あああ・・・・ようじょ・・・ああ・・・・・」ブツブツ

塞(本当はみんな幼女好きにしたいけど・・・・・仕方ない、寸止めにしておくか)スゥッ..

ぜんいん「・・・・・・・・・・・・・・」シーン

塞「・・・・・ふーーー!!!しんどい・・・」

全裸トシ「も、もういいかい?」

塞「え?ダメですよ。いつももっと時間かかってるじゃないですか」

全裸トシ「しかし・・・・////」

塞「誰もいませんし、平気ですって。・・・・じゃあ一応物陰で」コッチコッチ

全裸トシ「うう・・・////」テクテク
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:50:38.36 ID:I0oezg3ho

ホテルの一室―――

伝令(女性)「対臼沢の精鋭部隊に薄墨様、深堀によって敗退。その後南側へ」

??「・・・・・」

伝令(女性)「臼沢はそのまま西側へ加勢・・・西側中央にいた東軍西軍・・ほぼ全て・・・全滅」

??「Z部隊と救護班は・・・?」

伝令(女性)「ただいま西側へ移動中!」

??「・・・そうですか・・・」

??「あら・・・・」

??「そろそろ・・・・私たちの出番かもしれません・・・・」

伝令(女性)「・・・・」ゴクリ
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:51:05.68 ID:I0oezg3ho

リリーブライド本部―――

オペレーター(女性)「西側の守備隊!壊滅的被害!!!」

和父「何!?」

貴子「どうなっている!?」

オペレーター(女性)「臼沢の力により、東軍西軍ともに中央に位置した者は全滅です!」

貴子「うむ・・・これはまた派手にやったもんだ・・・」

和父「西側の外れや本部付近の部隊は?」

オペレーター(女性)「そちらの部隊には被害ありません」

和父「・・・・数を考えたらよくやってくれたというべきか・・・とにかく!」

和父「北側と南側から西側に少し人数を割くように伝えてくれ!」

オペレーター(女性)「了解しました!」
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:51:31.77 ID:I0oezg3ho

南側 中央―――

東の百合妄想士I「はぁはぁ・・・」

西の百合妄想士R「はぁああ・・・はあ・・・」

憧(ちっ・・・・なかなかしぶとい・・・あたしはこうゆう混戦向きじゃないっつーのに)

憧(四天王だかなんだか知んないけど・・・そっちに回した部隊をこっちに持ってきて欲しいって)モー


南側の外れ―――

小さな公園

エイスリン「ウウウ・・・・」

穏乃「ごめんね・・・?ただ、一緒にいてくれるだけでいいから」

エイスリン(コノヒト・・・ワタシノチカラ・・・キカナイ・・・ナンデ?)ウウウ...

西の百合妄想士たち「・・・・・」

エイスリン(スケッチブックトラレタシ・・・・ニゲラレナイ・・・)シュン

穏乃「あ・・・・」

エイスリン「・・・」アーア..

穏乃「・・・・・」ゴクリ

穏乃「・・・・・あの」

エイスリン「?」キョトン

穏乃「!」キュン

穏乃「あああああ・・あのさぁ?」

エイスリン「??」

穏乃「その・・・君・・・凄く・・・可愛いよね・・・・」ハァハァ

エイスリン「エ!」ビク

穏乃「肌とか・・・・白いし・・・くくく唇とかプニプニみたいな」ハァハァ

エイスリン「ヤ!」ゾゾゾ
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:52:03.66 ID:I0oezg3ho

東側―――

怜「はぁー・・・しんど」

竜華「これからどうする?」

怜「んーと・・・やっぱりどう決着つくかは見たいなぁ」

竜華「ほんなら・・・」

怜「・・・・北側や」

竜華「そうなん?」

怜「そうなん?て、作戦会議ん時一緒におったやん」

竜華「怜の事ばっか考えとった」

怜「ほ、ほおお〜、ならしゃあないなぁ////」

竜華「あー!ちゅう事は怜はウチの事考えてないんや・・」

怜「そ、それはちゃうよ!その・・・・真剣に聞いて、竜華にちゃんと説明して・・・凄い、偉いって褒めてもらおう思てたり、なんて・・・その/////」ボソ

竜華「怜ー!!可愛いなぁ!!可愛いなぁ!!」ギュー

怜「りゅーかのがかわいいわぁ」ムギュ

竜華「あー!たまらん////」ホクホク..

怜「そ、それより」

竜華「あ、そやった!・・・じゃあ北側にいこか?」

怜「うん」スタスタスタ
380 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:52:33.01 ID:I0oezg3ho

南側 中央―――

??「あれー?結構苦戦してるー」

憧「え?・・・この声・・・」クルッ

??「よ!憧〜♪」

憧「は、晴絵!!?」

晴絵「何よ〜、そんなに驚いて」

憧「だ、だって・・・晴絵が同盟軍にいるなんて・・・」

晴絵「そりゃあ当然っしょ!?私も百合妄想士だし、それに保護者というか、責任者というか」

憧「??」

晴絵「ま、いいや!ここは憧に任せるわ。私はしずの様子を見てくるから!」

憧「え!!?ちょっとちょっと!!なんでしずが出てくるわけ!?」

東の百合妄想士J「覚悟!!」ダダッ

憧「く!・・あーもう!!あなた!行って!!」

西の百合妄想士S「は、はい!!」ダダッ

晴絵「ん?だってしずも戦ってるから」

憧「てゆうかしずが百合妄想士な訳ないでしょ!?だったらあたしが気付くもん!!」

晴絵「えーと・・・しずは特殊と言うか・・・・」

憧「・・・どういう事?」

晴絵「しずは・・・『妄想しない百合妄想士』なの」

憧「・・・・は?そんなのあるわけ」

晴絵「事実なんだなーこれが」アハハ

憧「そんなの・・・応援しない応援団みたいなもんじゃん・・・矛盾してるよ」

晴絵「ま、そうなんだけどさ」
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:53:00.67 ID:I0oezg3ho

憧「・・・・詳しく説明してよ」

晴絵「・・ある時、私が読んでた同人誌を、たまたましずが見ちゃってね。それでしずが面白い!ってハマっちゃって」

憧「・・・・・・」

晴絵「一応成人向けだから、誰にも言わないように言っておいたの。で、どんどん他のはないですか?って言うから・・・」

憧「・・・・・・」

晴絵「もともと才能はあったんでしょうね・・・ただ読んでるだけで能力に目覚めた・・・」

晴絵「けど、妄想はしない・・・完成した百合作品を愛するだけ・・・」

憧「そんな・・・でも・・・」

晴絵「だから・・・・百合妄想士としてはおそらく一番弱いわね」

憧「それは当然・・・なのになんでしずが同盟軍にいるの?」

晴絵「・・・しずの能力を買われてね・・・・」

東の百合妄想士K「立ち話など!!」ダッ

憧「・・・行って!」

西の百合妄想士T「させない!!」ダッ

東の百合妄想士K「くっ!!」タジッ

憧「・・・・それで?その能力って?」

晴絵「・・・・全能力無効化( オ ー ル キ ャ ン セ ラ ー )」

憧「オールキャンセラー?」

晴絵「そう・・・・しずに向けられた全ての能力を無効化する」

憧「何それ・・・?無敵じゃん」

晴絵「・・・・おそらく、武器を持たないしずだからこそ目覚めた能力だろうね」

憧「・・・・・でもそんな能力・・・・何か条件が」

晴絵「そう・・・・ただ無敵な訳じゃない・・・・発動には条件がある」

憧「・・・・」ゴクリ
382 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/09/13(木) 22:53:31.64 ID:I0oezg3ho

晴絵「しずは・・・・追いつめられると強い力を発揮する・・・・これは全ての事に言える」

憧「・・・まぁ・・・そだね」

晴絵「この力を発動するには、自分をある程度追いつめなくてはならない・・・」

憧「・・・・」

晴絵「・・・・・それは・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・オナ禁だよ」

憧「え・・・・・」ソンナ...

晴絵「自分の限界ギリギリの日数、オ〇ニーを我慢する・・・・これが条件」

憧「あたしなら・・・絶対無理・・・・」コワー

晴絵「これを満たしている間・・・しずは無敵・・・」

憧「あ!でも・・・そもそもしずは自分でするなんて・・・・ないでしょ!?」

晴絵「・・・しずも年頃の女の子だよ?・・・・聞いたら・・・結構な頻度でしているらしい」

憧「そ、そうなんだ/////」ジュン

憧「じゃ、じゃあ・・・そんな・・・我慢してる状態でいるなんてさ!」

晴絵「そう・・・精神的にとても辛いだろうね・・・だから様子を見に行くんだ」

憧「そ、それじゃあたしも!!」

晴絵「私一人で平気だよ。それに、しずはエイスリンと一緒にいる。あの子は人を操るらしいから、憧が操られてしずに・・・・ってなるとまずい」

憧「うう・・・あたしはそれでも・・・」

晴絵「とにかく!エイスリンを抑えている間にここを制圧する事。これが優先事項」

憧「・・・・わかったよ」ブー

晴絵「ふふ。じゃあ頼んだ」スタスタスタ

??「・・・・・・・」オイカケル

憧「・・・・・あー!!むしゃくしゃするなー!!」ガァアア!
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:54:04.15 ID:I0oezg3ho

東の百合妄想士L「西軍か!」ダッ

晴絵「ふん・・・」

[ふたなりの少女が同級生の女子に挿入し恍惚の表情―――]

東の百合妄想士L「うう」バタッ

晴絵「甘い甘い、キャリアが違うよ」ガハハ

??「ならば・・・大人しくしておくべきですよ」ザッ...

晴絵「!!?」ザッ!!

??「ここは高校生同士でいいじゃないですか・・・大人の出る幕じゃない・・・」

晴絵「あなたは・・・宮永さん・・・」

宮永父「・・・・ええ、先日はどうも」

晴絵「一体・・・なんの用です?」

宮永父「いや・・はは・・・お茶でもどうかなーと思いまして」

晴絵「ふふ・・・そんなつもりは全くないでしょうに・・・・足止めですか?」

宮永父「いえいえ・・・そんな事は」

晴絵「どちらにせよ、私にはやる事がありますので・・・」

宮永父「やはり・・・西軍に協力するんですか?」

晴絵「協力も何も・・・私も同盟軍の一員ですから」

宮永父「・・・・そうですか・・・」

晴絵「・・・・・もうよろしいですか?」

宮永父「いえ・・・そういう事なら・・・私がお相手します」

晴絵「は・・・?宮永さんが・・・?」

宮永父「ええ・・・あなたを放っておくと・・・まずい事になりそうなのでね・・・」

晴絵「・・・・へえ・・・」

宮永父「大人同士・・・手加減無用の全力勝負といきましょう」

晴絵「・・・・・・いいですね・・・そういうの・・・」フフフ

宮永父(照・・・・すまない・・・・お父さんは・・・・今一度ふたなりの鬼となり・・・・・・彼女を倒す!!)メラメラメラ
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:54:46.82 ID:I0oezg3ho

晴絵「・・・・・」

宮永父「我にとって・・・ふたなりは百合のひとつなり・・・股間に生えしは神器・・・・取り除くべきは性欲の蓋なり・・・」ブツブツ

晴絵「ふ・・・親父ギャ」ハッ

宮永父「」コォォォォォ

晴絵(こ、この迫力は・・・・!?)

宮永父「神器に吸わせるは溢れる蜜なり・・・・白濁液放つ迷いの無い筒なり」コォォォオォ

晴絵(何を訳のわかんない事言ってるの?)ゾクッ

宮永父「愛情・感情高ぶれば無痛なり・・・・肌を晒すは開放的な夏なり」コォオォォォォ

宮永父「ふたなりを欲しがる女子、それは・・・・奴なり!!」カァアァァァア!!!!

晴絵「!!!?」ウッ!!

晴絵(眩しい!!目を開けてられない・・・)ギュッ

ピカーーーーーーー!

晴絵「・・・・・・」ギュー

晴絵(あ・・・やっと光がおさまって・・・・・!!)

晴絵「こ・・・これは・・・・!!」

宮永父「・・・・・・」フウ

晴絵「わ、私に・・・・・は、は、生えてる!!!」ガガーン

宮永父「それだけじゃありませんよ」

晴絵「え?・・・・・・・・・・・っ!!!!!」

晴絵(ゆ、郵便ポストにも・・・・生えてる!!ガードレールにも!!信号にも!!木にも!!!葉っぱにも!!!)

宮永父「ふたなりの世界( イ ッ ツ ・ ア ・ フ タ ナ リ ワ ー ル ド )」

晴絵「う、嘘でしょ?・・・・こんな・・・」

宮永父「ふふふ」

晴絵(パン屋の全てのパンにも生えてる!!車にも!!スターバ〇クスのロゴの女性にも!!!)クラー
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:55:15.31 ID:I0oezg3ho

宮永父「あなたもふたなりは好きみたいだが・・・」

宮永父「大学でふたなりサークルを立ち上げ、大学祭で自作のふたなりの歌を独唱し、その後全国行脚し、ふたなり地蔵を掘り、布教活動を行ってきた俺に・・・勝てますか?」

晴絵「あ・・・ああ・・・・」フタナリフタナリ..

宮永父「ん・・・そもそも聞こえてませんか・・・」フフ

晴絵「うぅ・・・ああ・・・あ・・・」ガクガク

宮永父「・・・ここまでしておいてなんですけど・・・ふたなりを嫌いにならないでやってくださいね・・・」

晴絵「・・・・・」ガクガク

宮永父「決して悪いものじゃないですから・・・・・」

宮永父(俺が言えたセリフじゃない・・・・か・・・・)フゥ

晴絵「・・・・」ドサッ.....

宮永父「ふう・・・・久しぶりに力を使ったな・・・」ハァ

??「はるちゃん!!」ダッ!

宮永父「ん?・・・・君は・・・・確か阿知賀女子の・・・・・・鷺森さんだっけ?」

灼「・・・・・・はい」ハルエ ヲ オコス

宮永父「あ、もうしばらく寝かせてあげたほうがいいよ。ダメージ大きいから」

灼「・・・・・・・・」ソット ネカス

宮永父「・・・・・全身黒の格好からして・・・・・隠密部隊かな?」

灼「!!」

宮永父「当たり・・・か。素直な子だね」フフ

灼「・・・・」キッ!

宮永父「ごめんごめん、俺はもう帰るから」

灼「・・・・・・私を見逃すの?」

宮永父「見逃すも何も、この戦いには大人の出る幕じゃないって思ってるから・・・だから赤土さんと戦った訳で、別に勝敗に興味はないよ」

灼「・・・・・・」

宮永父「東だろうが西だろうが、百合は百合さ」

灼「・・・・・・」

宮永父「・・・・・じゃあね」スタスタスタ..

灼「・・・・・・」

灼「・・・・・・」ハーーーッ...

灼(つい飛び出しちゃったけど・・・危ないところだった・・・私はやられる訳にはいかないのに・・・)

灼「・・・・」

灼(とにかく・・・深堀さんのところへ行かないと・・・はるちゃん・・ごめんね、後で迎えに来るから!)タタタ..

灼「・・・・・」ピピポピ..
386 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:55:48.41 ID:I0oezg3ho

ホテルの一室―――

伝令(女性)「たった今鷺森より連絡!南側を攻撃中の赤土様、撃破されました!救護要請です!」

??「え・・・そんな・・・南側にはそれほど強敵はいなかったはずですが・・・」

??「エイスリンさんは?」

伝令(女性)「はっ!今なお動きを封じています」

??「・・・・・私たちの予想外の猛者がいた・・・・という事でしょう・・・救護班に連絡を」

伝令(女性)「はい!」

??「Z部隊はどうなっていますか?」

伝令(女性)「はっ!準備万端です!」

??「深堀さんの現在位置はどうなっていますか?」

伝令(女性)「数分前に北側外れに到着しました!現在は戦闘に入ったと思われます!」

??「では、Z部隊を北側へ!」

伝令(女性)「はい!」

??「これで深堀さんを倒せれば・・・・勝利はぐっと近づきますね」

??「・・・・・そうですね」

??(鷺森 灼さん・・・・対四天王用の切り札・・・・・)
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:56:15.25 ID:I0oezg3ho

南側 外れ―――

小さな公園

エイスリン「ウウ・・・」ナミダメ

穏乃「あああ・・・ごめんね・・・でも・・・その表情が・・・可愛い・・・」ハァハァ

穏乃(ダメだ・・・・興奮したら・・・もし・・・イっちゃったら・・・能力が消えちゃうって赤土さんが・・・でも・・・)

エイスリン「コワイヨー」フルフル

穏乃「!!」キュン

穏乃「だだだだいじょぶ・・・ぜぜ、ぜむぜむへいき・・・」ブルブル

エイスリン「ンンー」フルフル

エイスリン(ヤダヨ・・・)ウゥウウ

穏乃(そうだ!目を閉じれば・・・・)ギュッ

穏乃「・・・・・・」

穏乃(あああ・・・・いい匂いがする・・・うううう・・・)ムラムラ

穏乃(触りたい・・・・でも・・・・我慢しないと・・・)ムラムラ

??「我慢は体に毒」

穏乃「!!!?」ハッ

穏乃「・・・・いない・・・?」キョロキョロ

??「ふー」

穏乃「いっ!!?」

穏乃(首筋に・・・)ゾクゾク

穏乃「だ、誰かいるの!!?」
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:56:45.19 ID:I0oezg3ho

シィィィィーーン...

穏乃「・・・・・・・」

レロ...

穏乃「!!」ビク

穏乃「ああああ・・み、耳を舐め・・・」

サワ

穏乃「んっ・・・ちょっと!ほんとにもう・・・・限界だから・・・・さわらなぃで・・・」ブルブル

エイスリン「???」ナニー?

クチュ...ツ..

穏乃「あ・・・・・・」

穏乃(ダメだ・・・・もう・・・・・我慢できない!!)

穏乃「あああ!気持ちいい!!はぁっ!!」サワサワサワ....

西の百合妄想士U「た、高鴨さん!?」

??「公園でするなんて・・・・やらしい・・・変態」

穏乃「ああああごめんなさいごめんなさい!!!イってきまーーーーす!!!!!」サワワワワ

穏乃「は・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!」

穏乃「・・・・・・・・・・・・・・・」

穏乃「・・・・・・・・・・・・・」グッタリ

エイスリン「・・・・」ナニナニ?
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:57:19.19 ID:I0oezg3ho

??「ふふふ・・・」

エイスリン「?」

桃子「助けに来たっすよ。お姫様」ユラー

エイスリン「!!」

西の百合妄想士V「お、お前は!?」

桃子「私は存在しない」スーーー....ッ

西の百合妄想士W「き、消えた!?」

桃子「返してもらうっす」ササッ

西の百合妄想士X「しもた!スケッチブックが!」

桃子「はい、これ」ワタス

エイスリン「アリガトー」ウレシー!

桃子「ふふ、どういたしましてっす」スーー...ッ

エイスリン「キエルノスゴイー」キャッキャッ

西の百合妄想士Y「あかん!先にこっちから」タッ

桃子「キレイな足っすね」サワー

西の百合妄想士Z「ううっ」ゾクッ

桃子「お尻もいい形・・・」ナデリー

西の百合妄想士AA「や、やめ・・」

エイスリン「〜〜〜」キュキュキュ

エイスリン「♪」デキタ!

西の百合妄想士AB「あ!」ピキ

西の百合妄想士AC「う!」ピキ

西の百合妄想士AB「ちょっと・・・・え?」スカートストン

西の百合妄想士AC「な、何!!?」ドキドキ

西の百合妄想士AB「うぅうぅう恥ずかしぃわぁ/////」アイテ ノ テ ヲ モチ

西の百合妄想士AC「・・・・」ゴクリ

西の百合妄想士AB「・・・・や////」ジブン ノ コカン ニ ミチビク

西の百合妄想士AC「あ、なんか・・・」ドキドキ

桃子「ふふふ・・・」

桃子(後は一気に片付けるっす!)スーーーー
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:57:50.75 ID:I0oezg3ho

南側 外れ―――

リリーブライド指揮官(女性)A「おお!援軍とはありがたいわ!!今現在なかなか厳しい状況にあるの!早速君たちの力を貸してほしい!」

智紀「はい」

久「もちろんです」

リリーブライド指揮官(女性)A「中央は激戦。竹井さんは後ろから相手を突いてほしい。沢村さんは」

智紀「正面から・・・・ですね?」

リリーブライド指揮官(女性)A「うん・・・・かなり強引な作戦なんだけど・・・」

智紀「いえ、大丈夫です。・・・行きましょう」

久「ええ」

リリーブライド指揮官(女性)A「協力、感謝するわ!」

智紀「・・・・・」タタタタ

久「・・・・・・あのさ」タタタタ

智紀「はい」タタタ

久「・・・沢村さん・・・正直、結構きついでしょ?」タタタ

智紀「え」タタ

久「やっぱり・・・あれだけの数を相手にしてたんだもん。当然よね」タタ

智紀「・・・」タタ

久「・・・・危なくなったら言ってね。私が盾になるからさ」タタ

智紀「何を・・・」タタ

久「だって、私より沢村さんの方がずっと戦力になるし、大事だもの」タタ

智紀「わ、私にとっては竹井さんも大事です!!」タタ

久「え?」タタ

智紀「あ・・・・いえ・・・・その////」タタ

久「・・・・・」フッ

久「ありがと」ニコッ

智紀「え・・・ええ・・・はい////」シュー
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:58:18.01 ID:I0oezg3ho

??「うおお!!」

久・智紀「!!」

西の百合妄想士たち「うおおお!!」タタタタ

智紀「ここは・・・」ザッ

久「私に任せて!」ザザッ!

――――

西の百合妄想士たち「・・・・」ダウン

久「・・・・」

智紀「お見事です・・・」

久「いやいや」アハハ

久(今の感じ・・・何か掴めそうな・・・)

??「うわぁあああああ!!」

久・智紀「!!?」ピタッ!

西の百合妄想士AD「か、体が・・・勝手に・・・」フラー

久「え!?・・・これは・・・・」

智紀「・・・・ええ」フフッ
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:58:44.78 ID:I0oezg3ho

近くのマンション・三〇二号室のベランダ―――

エイスリン「〜〜〜〜〜」カキカキカキ

エイスリン「♪」

ウワァアアァ...!

イヤァ! ハズカシィ!

桃子(これは反則っすよね)フフ

桃子「すいませんっす。助かりました」

東の百合妄想士M「いえ、たまたまここに住んでただけですから。むしろお役に立てて嬉しいです」

桃子「」フフ

桃子「・・・それじゃ、私はそろそろ行くっす」

東の百合妄想士M「あ、お疲れ様です」

桃子「はい、お疲れ様っす・・・・・では」ガチャ..バタン.....スタスタ

桃子(ここなら・・・エイスリンさんを止められないっす・・・もし直接マンションに来ても・・・)スタスタ

エントランス前

親衛隊(女性)A「ここは我々が死守するんだ!!」

親衛隊(女性)B「汚名返上だ!!二度とエイ様を人質になどさせない!!」

親衛隊(女性)C「エイ様には指一本触れさせるな!!」

オオオオオオオ!!!!!

桃子(彼女たちが守ってくれるっすね)スタスタ

桃子「さて・・・・と」スタスタ
393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:59:11.90 ID:I0oezg3ho

南側 中央―――

憧「ちょっとちょっと!何が起きてるの!?」

憧(このままじゃこっちがやられちゃう!)

憧「あ・・・・」

憧(しず!!しずと合流しよう!いざとなったら他の場所へ避難して・・・・)タタタ

西の百合妄想士AE「体が勝手に・・・なんなんだ!やめて・・・脱ぎたく・・・ない」

西の百合妄想士AF「ううう・・・ごめんね・・・これは私の意思じゃない・・・でも私・・・本当はずっと好きだったの・・・」サワリサワリ

南側 外れ―――

憧「・・・・・」プルルルル...

憧「出ない」プルルル...

西の百合妄想士AG「あ・・・新子さん」フラー

憧「あ!・・・大丈夫?」タタッ

西の百合妄想士AG「な、なんとか・・・」

憧「救護班は?呼んだ?」

西の百合妄想士AG「はい・・・すぐに来てくれるそうです・・・・それより」

憧「え?」

西の百合妄想士AG「高鴨さんが・・・」

憧「!!」
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 22:59:38.65 ID:I0oezg3ho

小さな公園―――

憧「しず!!」ダッ

穏乃「あ・・・・憧・・・」

憧「大丈夫!?」

穏乃「う・・・・うん・・・」

憧「・・・・よかった」ホッ

穏乃「・・・・東横さんが私を助けてくれたんだ・・・」

憧「え・・・・今は敵同士なのに・・・・」

穏乃「うん・・・東横さんのおかげで、私は人目もはばからずにオ〇ニーできた・・・嬉しかった・・・」

憧「しず・・・・よかった・・・」ウル

穏乃「でも・・・・作戦・・・失敗しちゃった・・・私・・・ダメな子だよ・・・」グス

憧「しず・・・」

穏乃「せっかく・・・・頑張ったのに・・・」

憧「うん・・・」

穏乃「うう」グス

憧(・・・・なんで・・・しずがこんな目に合わなきゃいけないの?)

憧(そもそも、百合妄想士だからって・・・この戦いに参加しなきゃいけないわけじゃない・・・・)

穏乃「っく・・・ひっく・・・」グスー

憧(しずにはなんの得もない戦いに駆り出されて・・・オナ禁なんて・・・・)ワナワナ....

憧「・・・・しずは偉いよ」ダキシメル

穏乃「え・・・?」

憧「頑張ってオナ禁したんでしょ?」

穏乃「え・・・どうして・・・?」

憧「・・・晴絵に聞いたよ」

穏乃「そ・・・うなんだ///」
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/09/13(木) 23:00:05.07 ID:I0oezg3ho

憧「偉いよしずは・・・あたしなんてテレビ見ててもCM入るたびしちゃう時あるもん・・・CM中に二回イった事あるし」

穏乃「・・・・」グス

憧「それに耐えたんだもん・・・それだけでしずは偉い」

穏乃「あこ・・・」ウゥゥゥ

憧「何度でも言ったげる。偉い偉い偉い偉い・・・・しずはダメな子なんかじゃない」

穏乃「うくっぅ・・・あり゛がどぅ」ポロポロ

憧「だから・・・安心して。ゆっくり休んで」

穏乃「うん・・・・」グスー

憧「今度・・・一緒にオ〇ニーしよ?」

穏乃「うん」グリズ

憧「貝合わせもしよ?」

穏乃「うん」ッグス

憧「シックス〇インを二時間しよ?」

穏乃「うん・・・」ググスス

憧「後は・・・あたしに任せて・・・・」

穏乃「うん・・・・・・・・」メ ヲ トジル

穏乃「・・・・・・」スースー

憧(寝ちゃった・・・よっぽど疲れてたんだね)ナデナデ

憧(・・・・・)ピポパ
396 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:00:36.11 ID:I0oezg3ho

北側―――

西の百合妄想士AH「おおお!」ワアアァアア

西の百合妄想士AI「数では勝る!行ったれー!!」

東の百合妄想士N「う・・・ま、まだまだ!」

照「その通り!!」グォオオ!

西の百合妄想士AJ「ぐぅっ!?」バタ

咲「はああああ!」ジャッ

西の百合妄想士AK「うううわあああ!!」バタバタ

西の百合妄想士AL「こ、この二人・・・強い!!」アトズサリ...

トンッ..

西の百合妄想士AM「?ぶつかっ・・・」フリカエリ

純代「  脱  ・  食  ・  糞  !!」

西の百合妄想士AN「がっ・・・・!!」ドサッ

純代「・・・・・・」

西の百合妄想士AO「あ・・・ああ・・・深堀 純代まで・・・」

照・咲「深堀さん!!」

純代「あ・・・こんにちは・・・」

??「やっと見つけました!!」

純代「??」

照・咲「!?」

??「あなたと戦うように言われていながら・・・ここまで会う事すら叶わず・・・・しかし!」

??「これで!!ようやく私も役に立てるというもの・・・・すばらです!」

純代「・・・・」

煌「深堀さん!私、花田 煌がお相手致します!!」スバラッ!

照「あ・・・・」

照(新道寺の花田さん・・・彼女も百合妄想士だったんだ・・・)

純代「・・・・」

純代(この自信・・・)
397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:01:03.82 ID:I0oezg3ho

純代「ここは私に任せてください」

照「お、おお・・・」

咲「・・わかりました・・・・・お姉ちゃん」

照「うん。じゃあお願い」タタタ

純代「はい」

煌( ス バ ラ の 部 屋 ( ス バ ラ ズ ル ー ム ))♪スーバラ スバラ スーバラ

純代「・・・・・?」

煌「・・・・・」スー

純代「・・・・・・」

純代(何か能力を使ったような雰囲気だけど・・・・仕掛けてこない・・・誘い?・・・・スカで一気にいくか・・・)

煌「・・・・・・」バー

純代(ふっ!!)

煌「・・・・・・・」ラッ

純代[ 野 外 で 我 慢 で き ず に 脱 糞 ( ト ラ ウ マ メ モ リ ー )]

煌「・・・・・・・ぐっ・・・」

純代「・・・・・・?」

純代(効いている・・・はずだが・・・何か違和感が・・・)

西の百合妄想士AP「深堀〜!!」ダダダ

純代「・・・・」チッ

純代[学芸会でにみんなの注目を集める中で脱糞( ト ラ ウ マ メ モ リ ー )]

西の百合妄想士AP「おおおおお!!!」ダダダ

純代「!!?」

煌「うぐぐぐぐ・・・」モダエ

純代(こ、これは・・・・?・・・もう一度!)

純代[ 朝 礼 で 表 彰 さ れ て い る 状 態 で 脱 糞 ( ト ラ ウ マ メ モ リ ー )]

西の百合妄想士AP「どしたん?かかってけぇへんの?」ダダダ

煌「うぅうううぅ・・・」ブルブル

純代(・・・間違いない・・・この人の能力・・・)

煌(わ、私が・・・私は捨て駒でも構わない・・・それでも・・・役に立てるのなら!!)ブルブル

純代(周りの人間への攻撃を肩代わりしている・・・それにしてもこの打たれ強さは異常・・・・)

西の百合妄想士AP「おら〜!」ダダダ

純代(・・・ここは一旦離れて・・・・)タタタ

煌「あ!」

西の百合妄想士AP「逃がすかぁ!」ダダダ

煌「あなたを自由にさせる訳にはいきません!!」スバラッスバラッスバラッ...
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:01:30.21 ID:I0oezg3ho

照「うおっ!」ストップ!

咲「わっ!?」キキー!

咲「お姉ちゃん、急に止まると・・・」ハッ

灼「・・・・・・・」

咲「・・・・・・・」ゴクリ

照(なんと雰囲気のある・・・・)

灼「・・・・宮永さん」

照「・・はい」

咲「・・・・はい」

灼「恨みはないですけど・・・」ジャッ!

照「!!?」

灼「・・・・」スタタタ!

照「はや・・っ・・!」

灼「シッ!!」ヒュン!

照「!!」サッ

照(い、今・・・腰のあたりを殴りにきた!?まさか・・・直接攻撃!?)

灼「・・・」クルッ

咲「お姉ちゃ」

灼「ィッ!!」シュバ!

咲「!!」サッ!

咲(あ・・・あぶな・・・)

照「咲!!」

灼「・・・・」タッ

照「!」

灼「・・・・・」

照(くっ・・・・どうすれば・・・)
399 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:02:02.75 ID:I0oezg3ho

怜「  怜  と  竜  華  の  日  常  ( バ カ ッ プ ル モ ー ド ・ 凝 縮 )!!」

照・咲・灼「!!!!」

バシュゥ!

灼「・・・・!」ハナレル!

照「・・・・・・」ハァハァ

咲「・・・・・・」フゥ

灼「・・・・・・」チラッ

怜「あ・・・」

竜華「・・・」

灼「・・・・・どうして邪魔をするんですか?」

怜「いや、邪魔っちゅうか・・・ただ宮永さんが危なかったからつい・・・」

灼「・・・・・少なくとも今は戦闘中で、敵じゃないですか」

怜「まぁ・・・そうなんやけど・・・」

灼「・・・・・・」

怜「・・・その二人は見逃すっちゅう訳いかんかなぁ?」

灼「は?」

怜「いやな?もうそろそろ作戦も大詰めやし・・・この二人がおったかてうちらの勝ちは揺るぎないわけやし」

灼「・・・・・・あなたたちに勝った実力者たちを放っておけと?」

怜「んー・・・・・そやなー」

灼「・・・論外です・・・・ここでお二人を倒しておけば後が楽・・・」

照・咲「・・・・」

怜「まぁ・・・そうなんやけど・・・・助けてくれた恩が」

灼「もういいです」

怜「え?」

灼「・・・私にはまだ任務があります・・・・こんなところで時間をかける訳にはいかない」

怜「あ、そう?ごめんなー?無理言うて」

灼「だから・・・・全員倒します」

怜「は?」

竜華「え?」

照「ええ?」

咲「げっ!?」

灼「任務優先の為、邪魔者は排除します」シュタッタタ!

怜「ちっ!・・・頭固いわ!!」カマエ

照「あ・・・・そういえば」

照(前に監督が言ってた注意すべき相手の・・・・)
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:02:31.18 ID:I0oezg3ho

〜〜〜〜回想中〜〜〜〜

監督「他には鷺森 灼の能力はかなり危険だ」

照「えっと・・・・阿知賀の・・・?」

監督「そうだ。彼女はある種最強かもしれない」

照「え・・・」ドキ

監督「ああ、最強はちょっと大げさだったな。そう脅えるな」

照「は、はぁ」

監督「 一 撃 必 昇 ( パ ー フ ェ ク ト ゲ ー ム )」

照「ぱ、パーフェクトゲーム・・・・?」

監督「ああ、彼女の能力・・・・それは一撃必殺」

照「??」

監督「くらった者は一撃で倒れる」

照「そ、そんな事が・・・」

監督「この能力は二種類ある・・・まず一つは親指」

照「?」

監督「彼女らしい技だ・・・・・相手のお尻の穴を、ボウリングのボールのサムホール(ボールの親指を入れる穴)に見立て・・・直接突き立てる!!」

照「え」

監督「その瞬間、相手はとてつもない快感を伴う妄想の渦にのまれ、昇天し・・・・倒れる」

照「・・・・」ゴクリ

監督「そしてもう一つは・・・宮永、ボウリングのボールを投げる時の指をやってくれ」

照「え・・・・と・・・・はい」

監督「そうだ・・・親指と中指・薬指を穴に入れ、人差し指と小指はピンと伸ばす・・・」

照「ええ」

監督「この親指と中指・薬指で、相手の秘部・・・まぁ女性器だな。これを直接挟む」

照「////」

監督「後は親指の時と同じだ・・・まさに一撃必殺・・・」

照「ん?・・・・あの・・・直接という事は」

監督「そう、下着越しでは効果がない。つまり・・・・」

照「ショーツを脱がされなければ・・・」

監督「やられる事はない」

照「おお」

監督「ただ、油断はするな。一度くらったら終わりだ、用心し過ぎる事はない」

照「はい」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:03:00.62 ID:I0oezg3ho

照「園城寺さん!ショーツを守って!!」

怜「は?え?何?」

灼「シッ!!」シュ

フワッ...

怜「!!」

照「ああ!!」

照(スカートが・・・・奪われた!)

怜「え?やっ///」オシリ オサエ

竜華「怜!」

灼「ふ・・・っ」シュゴ!

怜「!」

ワキバラ コチョコチョ..

怜「くっ!や、やめ!」ンンン!

灼(ガードが上がった!)ヒュ

ズルッ!

怜「!!!」

照(ショーツを下された・・・・!!)

灼「シッ!」グワッ

ハサミ!

灼( 一 撃 必 昇 ( パ ー フ ェ ク ト ゲ ー ム ))

怜「!!!!!」ア...ア..ア.ア.ア...

怜(あかん・・・頭ん中・・・百合ップルだらけや・・・わああ・・・エロ・・・・ふふ・・・・もう・・・な・・・んも・・・考え・・・ら・・れ・・・・)フラッ..ドサッ!

竜華「怜・・・・・っ!!」ゴゴゴ..

照「ま、まずい」
402 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:03:41.10 ID:I0oezg3ho

灼「・・・・」ヒュ

竜華「!!」バサッ!

照(園城寺さんのスカートを顔に!)

灼「・・・」タタタ

竜華「うぅうう!!」ムグウグ!

灼「フ・・ッ!」シュ

スカートメクリ! パンツオロシ!

照「速い!!」

竜華「!!」グルン!

照(無意識なのに体をひねって股間を守った!?でも!)

灼(仕方ない・・・)オヤユビ タテル

灼「ハ・・・ッ!」ギュ

ズブ....ゥ...

竜華「!!!!!!」カハ....ァ..ア..ア

灼( 一 撃 必 昇 ( パ ー フ ェ ク ト ゲ ー ム ))グリグリ..

灼「・・・・」スルッ

竜華「・・・・」ガクン

バタッ...

照「・・・・!!」

咲「あ・・・あの二人が・・・一瞬で・・・・」ガタガタ

照「だ、大丈夫だ・・・咲は私が守るから」

咲「お姉ちゃん・・・」

灼「・・・・」ハンカチ デ フキフキ

照(でも・・・想像以上の速さ・・・どうすれば・・・彼女を・・・)

ゴオオッ!!

照「!!」

照(こ、これは・・・・?)
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:04:07.88 ID:I0oezg3ho

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ボウリング場‐Sagimori Lanes‐

おばあちゃん「灼」

灼(八歳)「なあに?おばあちゃん」

おばあちゃん「そろそろ灼にも話しておかないといけない事があるんだよ」

灼(八歳)「ええ〜?何?楽しいお話?」

おばあちゃん「いいや・・・・でも大切なお話」

灼(八歳)「そうなんだ・・・じゃあ真面目に聞く」

おばあちゃん「いい子だねぇ・・・灼は」ウフフ

灼(八歳)「えへへ」ニコー

おばあちゃん「・・・・灼もわかってるだろうけど、うちはボウリング場だ」

灼(八歳)「うん!知ってる」

おばあちゃん「小さい子からお年寄りまで・・・・たくさんの人が遊べる場所・・・」

灼(八歳)「うんうん」

おばあちゃん「でもね・・・・ボウリング場っていうのは・・・・男性をイメージさせる場所なんだよ」

灼(八歳)「え??どうして?」

おばあちゃん「ボウリングのピンは、男根を模している」

灼(八歳)「だんこん?」ナニソレ

おばあちゃん「そしてボールは睾丸」

灼(八歳)「こーがん?」??

おばあちゃん「レンタルシューズは女の子なんだ。でも安心したのもつかの間・・・・・色々な男に抱かれる・・・いわゆるヤ〇マン扱いされているんだよ」

灼(八歳)「やり・・・??」

おばあちゃん「グローブはコンドーム・・・レーンのオイルは我慢汁・・・」ウゥウ

灼(八歳)「????」キョトン

おばあちゃん「そんなボウリング場を実家に持って・・・・灼には悪い事をしたと思ってるんだ・・・」ウウゥ

灼(八歳)「????」
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:04:34.03 ID:I0oezg3ho

おばあちゃん「でもね灼!・・・・考え方一つで・・・変わるんだ!」

灼(八歳)「考え方?」

おばあちゃん「そう、ボールは女性そのもの・・・穴は口とアソコとお尻の穴」

灼(八歳)「口とアソコとお尻の穴・・・」

おばあちゃん「そう、そこにちゃんと爪を切ってキレイにした指を優しく入れて、レーンにそっと寝かす」

灼(八歳)「でも勢いつけないとピンが・・・」

おばあちゃん「レーンはもうビショビショ・・・そして左右にはSとMの誘惑・・・」

灼(八歳)「え???ガターじゃ・・」

おばあちゃん「きつく責めすぎてもダメ、辱めも受け入れすぎたらダメ・・・このバランスをヤジロベーのように上手にとる」

おばあちゃん「そして・・・ピンはエクスタシーの実体化」

灼(八歳)「???」

おばあちゃん「ピンを全て倒したら彼女は達したという事・・・それを何度も繰り返す・・・もしピンが残っても、まだ次がある・・・愛さえあれば時間が空いても気持ちいい」

灼(八歳)「なんかよくわからないよ・・・」

おばあちゃん「そして、ボールが返ってくる穴。これを眺めながら、お尻の穴に遠隔式のローターを入れた女性をイメージする」

灼(八歳)「・・・・」

おばあちゃん「あんなに奥まで入ったボールをひり出してくれる女体の神秘に感謝する・・・・灼、わかるね?」

灼(八歳)「・・・・・・・・うん・・?」

おばあちゃん「全てはイメージなんだ・・・・このイメージを持てば、女性がボウリングをする事がもう百合なんだよ」

灼(八歳)「ゆり・・・・」

おばあちゃん「・・・だからね、灼。おうちがボウリング場だという事を恥じないでね。ボウリング場は、百合なんだから」フフ

灼(八歳)「ボウリング場は百合・・・」

おばあちゃん「そうさ。だからむしろ幸せもんだよ。女の子が女の子をイカせている場面を見られるんだからねぇ」

灼(八歳)「幸せ・・・そうなんだ・・・幸せか・・・」オオ

おばあちゃん「うん。・・・どうだい、灼?一ゲームやってくるかい?」

灼(八歳)「うん!!やりたい!!行ってきます!!」タタタ

おばあちゃん「いっぱいイカせるんだよ〜」

灼(八歳)「はーい!イカせまーす!!」タタタ

灼(八歳)(女の子をいっぱいイカせるんだ!そうすればおばあちゃんは喜ぶ!!)ヨーシ!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
405 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:05:00.53 ID:I0oezg3ho

照「・・・・」ハッ!

照(なんだ・・・?この感じは・・・・今の映像は間違いなく・・・)

咲「お姉ちゃん?」

灼「・・・・・」ジリ...

照「あ、ああ・・・なんでもない」ハッ

灼(隙だらけ・・・のようで違った・・・不思議な感じ・・・まるで大事なものを)

バシャ!

灼「!!??」

照・咲「?」

灼(しまった!!右手を!!)フキ..

スルッ!

灼「え!?」

灼(ハンカチを奪われた!!?)

灼「だ、誰!!?」

シーーーーン...

灼「・・・・・!これはまさか・・・」

灼(東横さん!?)

桃子「・・・・・・・」
406 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:05:27.52 ID:I0oezg3ho

〜〜〜〜回想中〜〜〜〜

タクシーの車内

ヴーッヴーッ..

桃子(電話?)ミル

桃子(非通知・・・・)

ピッ

桃子「・・・・・・」

??「もしもし、東横さん本人?」

桃子(この声・・・・新子さん?)

桃子「本人っす」

憧「よかった、無事で」

桃子「?」

憧「・・・・これは匿名の情報って事にしてほしいんだけど」

桃子「?はい」

憧「西軍で注意すべき人たちについて教えるわ」

桃子「??」

憧「うちの灼さん、千里山の園城寺さんと清水谷さん、姫松の愛宕 洋榎さん、永水女子の薄墨さん、新道寺の花田さん、三箇牧の荒川 憩さん」

桃子「・・・・うんうん」

憧「・・・・一応全員まだやられてないって話だけど・・・戦意喪失を防ぐ為に、実際はやられててもこっちに情報が入ってないのかもしれない、ていうか多分そう」

桃子「うん・・・」

憧「この人たちについての情報を教えるわ」
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:06:05.49 ID:I0oezg3ho

桃子「あの・・・・どうしてっすか?」

憧「え?」

桃子「なんでこっちに味方を・・・」

憧「・・・・私はね、何よりも・・・しずが大切なの」

桃子「・・・・あ」

憧「だから、しずに辛い思いをさせた西軍は・・・絶対許せない」

桃子(・・私・・・・高鴨さんに・・・)

憧「・・・そういう事!」

桃子「・・・あの、私・・・」

憧「・・しずは東横さんに感謝してたよ」

桃子「え?」

憧「東横さんのおかげで、助かったって」

桃子「・・・・・」

憧「ま、何したかなんとなくはわかるんだけどさ・・・」

桃子「う」

憧「それでも、ありがとう」

桃子「え・・・でも」

憧「しずが感謝してるんだから、素直に喜んでよね」

桃子「・・・・はいっす」

憧「・・・と、じゃあ説明をするわね」

憧「多分、っていうか絶対灼さんは残ってるはず、秘密兵器みたいなものだから」

桃子「秘密兵器・・・・」

憧「ハマれば最強かも。その能力は――――」

――――

憧「ってわけ」

桃子「なるほど・・・」

憧「そして弱点・・・」

桃子「・・・」

憧「まず、どちらの技も、右手でしか使用できない」

桃子「おおー・・・じゃあ右手にのみ注意すればいいんすね」

憧「そゆこと。他にも右手が濡れていたら効果はなくなる」

桃子「お、じゃあ右手を濡らせばもう・・・」

憧「うん、ほぼ勝ちは見えるわね」

桃子「こんなすごい情報・・・・ありがとうございますっす」

憧「いいのよ。っていうか、敵か味方もわからない匿名の人物からの情報だよ?」フフ

桃子「あ、そうだったっすね」ハハ

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:06:31.99 ID:I0oezg3ho

灼(間違いない・・・でも、どうして私の弱点を・・・)

モミモミ

灼「っ////」

桃子[この手は・・・赤土 晴絵の手・・・・]モミュモミ

灼「な、ち、違う!」ウウ

桃子[赤土 晴絵が、あなたの胸を揉んでいる]モミミュ

灼「く!」

灼(回線をブロック!!)

桃子(何度でもアクセスするっすよ)モミミミ

灼「うう・・・しつこい」

桃子[お二人さん]

照・咲「!!」

桃子[灼さんの弱点は赤土さんっす。お二人も協力してくださいっす!何度ブロックされてもアクセスし続けて!!]

照[わ、わかった!]

咲[はい!]

灼「うううぐ」ハァハァ

灼「・・・・シッ!」ブン! スカッ..

灼(姿が見えないから・・・お尻の穴も・・・・狙えない・・・いや、まず脱がさないと)

桃子「・・・・」フニ

灼「あぅ!!」

灼(し、下・・・ぎぃ・・・)ブルッ

照(精神が乱れている!今ならブロックされない!)ヨシ!

照[・・・・赤土さんはあなたの事を想って、いつも自分を慰めている]

灼「ふ・・・ぅう・・・ぁ・・」ブルブル

咲[本当は・・・赤土さんのお尻に指を入れたいんでしょ?]

灼「うう・・・・く・・・は・・」モジモジ

桃子「赤土さんは・・・・・あなたを受け入れてくれるっすよ」ボソリ

灼「・・・ぅく・・」フニ

桃子「そしてあなたのお尻に・・・・赤土さんの指が・・・」ササヤー

灼「わたしの・・・はるちゃ・・・」ゾクゾク

照「・・・・」

照[たまにはイカせる側じゃなくて・・・・イク側に回るんだ]

灼「イク・・・・が・・・わ」ブルブル

灼(わ、私が・・・・イク・・・・?・・・・・はるちゃん以外の前で・・・・)アァアァ
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:07:03.05 ID:I0oezg3ho

桃子「イクんすよ・・・」

照[イクんだ]

咲[イキなよ]

灼「・・・・・ぁ・・・っ」

灼(私も・・・イっていいんだ・・・おばあちゃん・・・)フワァァァ

灼「〜〜・・・」ビクビクビクッ!

灼(・・・・・・初めて・・・・人に・・・・イカされた・・・・・でも・・・これが本当に・・・・はるちゃんだったら・・もっ・・・と)

灼「・・・・」ガクッ

照・咲「・・・・・・・」

桃子「・・・・」フゥ

咲「ありがとう・・・東横さん」

照「本当に。助かったよ、ありがとう」

桃子「いいえ。お二人の協力のおかげで勝てたっす」ユラー

咲「そんな事・・・」

桃子「いや、ほんとっす」

咲「えへへ」

咲(お姉ちゃんとのコンビネーション・・・)アハー

照「あ!園城寺さんたち・・・」タタタ

咲「そうだ!」タタタタ

桃子「ん?・・・敵・・っすよね?」ンンー?

怜「/////」ピクピク

竜華「/////」ピクピク

照「な、なんだかすごく気持ちよさそう・・・・」

咲「そ、そうだね」

照「でも、ここで寝かすのもね・・・あの」チョンチョン

怜「ふぁ!」ビク

咲「・・・・大丈夫ですか?」ツンツン

竜華「むぐ!?」ビク

怜「・・・・・」ンー?

照「あのー、助けてくれてありがとう」
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:07:49.80 ID:I0oezg3ho

怜「・・・ああ、別に・・・借りを返しただけ言うか・・・やられてしもたし・・・」ムクリ

照「大丈夫?こっちの味方したら・・・後で問題になったりとか・・・」

怜「・・・平気や。あの子以外はなんも知らんし」パンツ ハキナオス

灼「・・・・・」ウウウーン

照「そうか、よかった」

怜「・・・・ま、勝ったみたいやし、少しはお返しできたようやな」

照「ああ、かなり助かった」

怜「そか・・・私らはもう行くわ。疲れてもうたし・・・竜華」

竜華「もぎ〜♪」

怜「いや、被ってるスカート返して。さすがに恥ずいわ///」スースー スンネン

竜華「あ、そやそや」ハイ

怜「次はいつ会うかわからんけど・・・」スカート ハキハキ

照「うん・・・それじゃ」バイバイ

咲「ありがとうございました」

怜「ほなな、妹さんも頑張るんやで」フフッ

咲「あ・・・はい!!」ニコッ

竜華「またな〜」ブンブン!

照・咲「・・・・・」バイバイ...

桃子「随分仲がいいんすね」

照「わ!」

咲「危ないところを助けてもらったんです」

桃子「あ、そうなんすか」ヘー

照「あ・・・ごめん。君も助けてくれたのに・・・・」

桃子「え?いえいえ、そんなつもりじゃないっすから!」アセアセ

照「いや、でも」

桃子「もうそれはいいとして!今の状況を説明するっすね」

照「あ、うん」

桃子「・・・・色々回ってみた限りっすけど、東軍はなかなかいい調子で、兵力差を感じさせないっす」

照「おお!それは!」

咲「やった!」

桃子「ただ、さっき・・・嫌な情報が入ったっす」

照「・・・え?」

咲「嫌な・・・情報?」

桃子「ええ」
411 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:08:22.22 ID:I0oezg3ho

北側 外れ―――

塞「うーん・・・ちょっと力を使い過ぎた・・・どうしようかな・・・」スタスタ

??「見つけたですよー」

塞「え?」

初美「さっきぶりですねー」ニコ

塞「え・・・・いや、さっき深堀さんにやられたはずじゃ・・・」

??「二人がかりっちゅうのがひっかかるなぁ・・・んー」ザッ

塞「!?」クルッ

洋榎「よ!」

塞「くっ・・・」

塞(逃げられない・・・か・・・・)

北側―――

照「回復能力?」

桃子「ええ、西軍の救護班の一員である荒川 憩の能力らしいっす。対象の力を全回復させるっす」

咲「そ、それじゃ・・・一度負けた人も・・・」

桃子「・・・復活の可能性があるっす」

照「・・・なんと・・」

桃子「・・・荒川さんの能力で、どれだけの人数が復活するか・・・・さらに厄介なのはこの人を直接倒す事ができない、って事っす」

咲「どうして?」

桃子「救護班は東西両軍にそれぞれいるんすよ。それで、倒れた人を介抱したり治療したりするんす。医療行為以外はとらないチームっすね」

咲「うんうん」

桃子「なので、救護班には手出し無用なんすよ。もちろん向こうから仕掛けてきたりしたら別っすけど。だから荒川 憩には手出しできないんす」

咲「そっか・・・」

照「しかしそうなると・・・」

桃子「・・・復活する敵は無視して、一気に相手の総大将を倒すのが一番っすね」

咲「総大将・・・」
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:08:53.25 ID:I0oezg3ho

ホテルの一室―――

伝令(女性)「伝令!鷺森様が敗れたとの事です!」

??「・・・・そうですか」

??「・・・誰にやられたのかしら?」

伝令(女性)「はっ!宮永 照、宮永 咲、東横 桃子の三名です!」

??「!」ピクッ

??「そう・・・さて・・・これからどうしましょう・・」

??「・・・・・私が出ます」スクッ

伝令(女性)「えっ!?」

??「・・・・・・・まだ早いのでは・・・?荒川さんもいますし、こちらにはまだ余力が・・・・」

??「・・・・・西側だけでなく南側ももはや攻め落とせるほどの兵力差ではなくなりました・・・均衡状態です・・・」

??「小蒔ちゃん・・・・」

小蒔「倍ほどの数で攻めていながらも、東西南北の一角すら落せていません・・・・・・・・霞ちゃん」

霞「・・・・その通りですね。わかりました」フフッ

霞「私がお守りします」スクッ

小蒔「・・・・・ありがとうございます」フフ

霞「ふふ・・・では、行きましょう」ニコ
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/09/13(木) 23:09:23.65 ID:I0oezg3ho

北側―――

照「神代さんか・・・」

桃子「はいっす」

咲「あれ?という事は、リリーフラワーガーデンの会長さんなの?」

桃子「いや、会長さんは別の人っす。神代さんのお家のお偉いさんとか・・・」

照「へえ・・・」

桃子「今回の戦いには資金以外はノータッチらしいっす」

咲「そうなんだ」

桃子「・・・と、その前に他の要注意人物を説明するっす」

照「まだ要注意人物がいるのか・・・」ナントー

北側の外れ―――

純代「・・・・・くっ」タタタタタ...

煌「お、お待ち!くださいな!」スバラッスバラッスバラッ...

純代(私の攻撃をあれだけ受けて倒れないって事は、なんらかの力が発動しているはず・・・それをどう破るか・・・)タタタタタ...

煌「どこまでも!追いかけます!!」スバラッスバラッスバラッ...

純代(とにかく今は人が少ないところへ行かないと・・・・囲まれたらまずい)タタタタタ

煌「・・・・勝利の為には背中も見せる!その精神、すばらです!!」スバラッスバラッスバラッ...
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:10:00.74 ID:I0oezg3ho

北側―――

照「身代わり?」

桃子「はいっす。花田さんは、他者に向けられた攻撃を全て自分が代わりに受けるっす」

桃子「終わりなき献身( エ ン ド レ ス デ デ ィ ケ ー シ ョ ン )」

咲「そんな事をしたら・・・・」

桃子「普通は潰れるっす・・・でも・・・花田さんが潰れたところを見た者はいないらしいっす」

照(麻雀ではハコ割れが全くないという情報だったが・・・・それが関係しているのだろうか・・・)

桃子「攻撃翌力は絶無と言えるらしいですが、とにかく花田さんを見かけたら逃げる方がいいかもしれないっすね・・・こちらの攻撃は全て防がれるっすから」

照「た、確かに・・・それじゃあ」

??「お〜〜〜い」

照「ん?」フリカエリ

久「あ、気付いた!」タタタタ

智紀「・・・・」タタタ

照「久!沢村さん!!」

咲「部長!!沢村さん!!」

桃子「お、部長さん」

久「あら、東横さんも一緒なの?」

桃子「はいっす」

照「危ないところを助けてくれたんだ」

久「そうなの?ありがとう」ニコッ

桃子「い、いいえ」

照「南側に行ってから随分早いが・・・」

久「ええ。私たちが着いた時にはほとんどこちらが優勢になっててね」

智紀「・・・」コクリ

久「だからタクシーでこっちに来たの」フフ

咲「そうなんですか・・・よかった」ホッ

照「ただ、注意する事があるんだ」チラッ

久「注意する事?」

照「東横さんから聞いたんだが・・・」
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:10:27.81 ID:I0oezg3ho

西側外れ―――

塞「くぅっ・・・」フラッ

全裸初美「どうしたですかー?」

塞「ダメだ・・・どうしても彼女の股間ばかり見てしまう・・・」ジー

全裸初美「もう・・・エッチ♪」クネッ

塞「かわいいなぁもうはつみたんはー」キュンキュン

洋榎「随分余裕なんやなぁ?」

塞「む・・・」

タ.....タ.....

塞(・・・実際は超ピンチなんだけど・・・・力もあまり残ってないし・・・このままじゃやられる・・・)

全裸初美「ふふふふふ・・・私、お尻に自信あるんですよー」クルー

塞「かわいいおしりだなぁはつみたんはー」ハァハァ

塞(じゃなくて!・・・どうせやられるなら・・・こっち(洋榎)を倒しておく方がいいか)

洋榎「?」ゾクッ

タタ....タタ.....

全裸初美(何か企んでるですかー?それならこっちも全力でいきますよー・・・)

全裸初美「ふぅうう・・・・」

洋榎(めっちゃバテバテや言うても四天王・・・舐めてかかったらあかんか・・・)フゥ

塞( 幼 女 領 域 ( ロ リ フ ィ ー ル ド ))

パァアアアアアアアア!!!

全裸初美「!!」

洋榎「!!」
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:10:54.64 ID:I0oezg3ho

キィィィイイィ........ン.....

全裸初美「く」

ひろえ「おおお!?」

キィイィイン...

ひろえ「か、からだがうごけへん・・」

コォォッオオオオ...

塞「・・・・」フー

タタタタ!!

??「・・・今だ!!」ピキィィン..

全裸初美「させないですよー!!」

タタタタタタ!

全裸初美「 全 裸 こ そ す べ て ( ア パ レ ル キ ラ ー ) 」ッカァアアアァァァア!!!

塞( 絶 対 幼 女 思 想 )ゴァアアアアアアア!!

全裸初美(これで・・・・私の勝ちですよー)フフ

ひろえ「・・・・・・ん?」

塞「・・・・・?」

全裸初美「・・・・え?」

??「うぐううう・・・ああ・・・ああ・・・」

塞「?」クルッ

煌「ううう・・・・だ、だめ・・・・そん・・・な」

純代「・・・・」ハァハァ

ひろえ「な、なにがどうなってんねん?」ウゴカレヘン..
417 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:11:23.58 ID:I0oezg3ho

全裸初美「花田さん!?・・・・これは・・・」

全裸初美(い、今の攻撃を・・・全部・・・花田さんが・・受けた・・・・?)ゾク

煌(わ、私は・・・決して・・・・相手の・・・・能力では・・・・飛ばない・・・・はず・・・なのに・・・)ガクガク...

純代(私の全力と、臼沢さんの絶対幼女思想、そして薄墨さんの能力・・・これだけの攻撃を一気に受ければ・・・)

煌「・・・・・・・・・あ・・・う・・・」スba...suバ...

純代(とっさの判断だったけど・・・タイミングは完璧だった・・・これでもダメなら打つ手が・・・)ハァハァ

煌「う・・・・・・」la..

煌(・・・・・・・・・・・・)スバフラッ

純代「!」ウケトメ!

煌「・・・・」ウウ...

純代「・・・」フー

全裸初美「花田さんが・・・・まさか・・・・」タジッ

全裸初美(・・・・決して破れない最強の防御能力って聞いてますよー?・・・それが・・・)

ひろえ「??」

塞「ふふふ」ザッ

ひろえ「お」ズルゥ

塞「あら・・・可愛いぱんつ」ハァー

ひろえ「っ////」

ひろえ「やめぇ!ぼけ!あほー!かえせぇ!」

塞「嫌。というかぱんつも脱がす」スルー

ひろえ「ひぃ!」

全裸初美「・・・・」ウワー

純代「・・・・」

ひろえ「ひっ・・ぐすっ・・・・」

塞「うふふふふ・・・ナイススジ・・・」ペロッ

ひろえ「いぃゃっ!」ビクン

塞「・・・さすが関西・・・薄味ね・・・あははっ」ケラケラ

全裸初美「これは・・・・引きますよー」

純代「・・・・」フゥ

煌「・・・・・」

純代(ちょっとここで寝ててね)ネカス
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:11:50.08 ID:I0oezg3ho

ひろえ「もういややぁ・・・きょうこぉ・・・」

塞「いい声・・・・あああ・・・」コーコツ

純代「・・・」スタスタスタ

全裸初美「あ」

純代「・・・・」メ ノ マエ

全裸初美「・・・・・」

純代「どうする?」

全裸初美「・・・・降参ですよー、と言いたいですけど・・・最後まで戦いますよー」ウシロ ニ トブ!

純代「そうですか・・・」

全裸初美「 全 裸 こ そ す べ て ( ア パ レ ル キ ラ ー ) 」ッカァアアアァァァア!!!

全裸初美(私の能力によって、二次元三次元妄想内を問わず女性は全て全裸に見える!!そしてすぐに力を使い果たして・・・)

純代[なるほど・・・・]

全裸初美「!!?」

全裸初美(効いてない!?いや、効いてるけど全然ダメージないですよー)エエー?

純代[あなたはわかってない・・・服があるからこそ全裸が映える。チラリズムを蔑ろにするものはチラリズムに泣く]

全裸初美「そ、そんな!!」

純代[あなたは露出にこだわるあまり・・・本来の・・・インハイで見せてくれていた最高のチラリズムを失った・・・]ハァ

全裸初美「な、なに・・・を・・?」

純代[それに・・・こんな能力に頼らなくても想像で脱がせる事など容易だ]

全裸初美「うう・・・」タジッ

純代[最初から全裸など・・・言語道断!!]

全裸初美「ひ・・・」ゾクッ

純代[脱ぎそうにない子が脱ぐからいい・・・]スタ..

全裸初美「あわわ・・・・」タジッ

純代[普段見えないから見えた時に嬉しい・・・]スタ..スタ..

全裸初美「や、こ、こないで・・・」

純代[凄く清楚な子が、ブリブリとう〇ちをするからこそいいのだ!!!]ゴゴゴゴゴッゴゴオオオオオオ!!

全裸初美「いやぁあああぁああ!!!!」ヒィーー!!

全裸初美「あぅ・・・・・・」ガクッ..バタッ

純代「ふうぅ・・・」チラッ
419 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:12:18.78 ID:I0oezg3ho

塞「はぁあああ・・・活発なのに肌はすべすべ・・・」スリスリスリ

ひろえ「もうゆるしてぇや・・・はずかしぃ・・・」グスッ..ヒグッ

純代「・・・・・・」スタスタ

塞「そのゆるしてぇやがもっと聞きたーい♪」ワー

純代「あの・・・」

塞「ん?」

純代「・・・もうそろそろやめてあげる訳にはいきませんか?」

塞「えー・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・うーん・・・しょうがないか」

スゥッ

洋榎「あ!」モドッタ!

塞「あーあ」チェッ

洋榎「あの・・・ありがとうな。助かったわ」

純代「いえ・・・・それで」

洋榎「うん?」

純代「まだ戦いますか?それならお相手しますけど」

洋榎「え?いや、もうええわ。二回も負けて今さらどうこうする気せえへんよ」

塞「あ!じゃあもっかい幼女になってさ、一緒にお医者さんごっこしようよ」ズイ

洋榎「絶対嫌や!あんな辱め・・・・////一生忘れんわ!!」

塞「じゃあ私がお医者さんで、ひろえたんが患者さん」ウフフ

洋榎「人の話聞けや!!」

純代「・・・・」フウ..

純代「それじゃ私は行きますので・・・」

塞「どこに行くの?」

純代「北側へ」

塞「あ、そうなんだ。気を付けてね」バイバイ

塞(私はもう空っぽだよ)ハァー

洋榎「お、気ぃつけや」

純代「え・・・・はい。ありがとうございます」タタタ..

洋榎「はー・・・・しかし上には上がおるなぁ」

塞「どういう意味?」

洋榎「うちな・・・誰が相手でも絶対負ける訳ない思てたんやけど・・・全然やったわ」

塞「ふーん」

洋榎「ふーんて、あんたもそのうちの一人やド変態!」

塞「幼女の状態で聞きたいセリフだね」

洋榎「ったく・・・」
420 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:12:54.27 ID:I0oezg3ho

塞「・・・・ねえ」

洋榎「あん?」

塞「さっきのさ・・・・正直・・・・・正直な話・・・・・結構興奮してたでしょ?」

洋榎「なっ/////」カァア

塞「私も深堀さんたちの手前、本気でやらなかったけどさ」

洋榎「めっちゃ目ェ血走っとったやないか・・・」

塞「・・・・でも、あなたをイカせるために責めてはない」

洋榎「あう・・・」ドキ

塞「・・・・続きをしない?」

洋榎「え?」

塞「・・・・・もっと意地悪してあげる・・・あなたのプライドも・・・キャリアも・・・・全部無視して・・・・」ウフフ

洋榎「・・・・」ゴクリ

塞「・・・・・どう?」

洋榎「あ・・・あかん!!」

塞「・・・・・・・・・」ジー

洋榎「・・・・・あかんて」

塞「・・・・・・・・・」ジー

洋榎「う、う、う、うちには恭子がおるんやーーー!!」ダダダダダーーーー

塞「あ・・・・残念・・・」チェッ

塞「・・・・ていうか・・・もう疲れた・・・」スワリ

塞(後はみんなに任せるかー)フー

塞「あ、そうだ」ピポッパポ

プルルルル..ガチャ

エイスリン『ハロー』

塞「あ、エイスリン?あのさ、今忙しい?」

エイスリン『ンーン?ダイジョブ!』

塞「そう?あ、エイスリンはどこにいるの?」

エイスリン『エト・・・ミナミガワ?』

塞「そっか、もし余裕があったらさ、北側に行ってくれないかな?」

エイスリン『イイヨー』

塞「マジ?ありがとう。じゃよろしく〜」

エイスリン『ハイー』

プツッ..

塞「ふう・・・これで・・・私のお仕事はおしまいかな」ハァ

塞「・・・そだ、監督が待ってるんだった・・・そこで休むかぁ」テクテク
421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:13:20.51 ID:I0oezg3ho

リリーブライド本部―――

オペレーター(女性)「じ、神代 小蒔です!神代 小蒔の姿を確認!巫女軍団を百ほど従えています!石戸 霞、新子 憧の姿もあります!!」

貴子「何!?総大将自ら・・・何かトラブルが!?」

和父「今さら和睦もあるまい・・・士気を上げるためか、総攻撃の合図かもしれん。が、どちらにせよチャンスだ」

和父「近場にいる者に連絡を!神代を倒せば勝利だ!」

和父(リリーフラワーガーデン会長の娘・・・・この場面で無策で出てくるはずはないだろうが・・・・)
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:13:47.42 ID:I0oezg3ho

北側の外れ―――

憧「その巫女服って可愛いなぁ、凄く似合ってますよね」

小蒔「え?そうかしら・・・でも憧ちゃんも似合うと思いますよ」ニコッ

憧「えー、本当ですかー?」

小蒔「ええ」ニッコリ

霞(あらあら・・・いい笑顔ですね。憧ちゃんを気に入ったみたい)ウフフ

霞(人懐っこくて・・・正直者で・・・ふふ・・・・いい子ですものね)

憧(・・・・神代さんに会って弱点を探ってやろうと思ってたら・・・・本当にバッタリ会う事ができて・・・チャンスなんだけど・・・)

小蒔「そうだ。今度うちに遊びに来てくれないかしら?そうしたら色々着物とかもあるし、プレゼントするわ」ニッコリ

憧「本当ですか!?わー、ありがとうございます!!」

憧(なんか・・・話してみたらすっごくいい人・・・・・・考えてみたら・・・しずの事も、この人の命令って訳じゃないんだよね・・・ただ大将にされただけで・・・)

霞「あら?」ストップ

小蒔「?」

憧「え?」

純代「・・・・」

憧「あ・・・深堀 純代・・・」

憧(最強の四天王・・・・)ゴク....

霞「んー・・・これは困ったわねー」

憧(ほ、ほんとに困ってるの!?なんか全然落ち着いてるし)

小蒔「・・・霞ちゃん、私に任せて」

霞「はい、お願いします」ニコ

憧「え?でも」

小蒔「大丈夫よ」ニコ

憧「あ・・・・はい・・・」
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:14:19.02 ID:I0oezg3ho

純代「・・・・・」

小蒔「・・・・・」スタスタスタ

憧「あの・・・本当に大丈夫なの?・・・・ですか?」

霞「ええ。というより、小蒔ちゃん以外勝てないからねえ」ニッコリ

憧「・・・・・そう・・・ですか」

霞(・・・その深堀さんでも・・・小蒔ちゃんを倒せるかしらね?)

純代「・・・・・・」ジリッ

霞(九面の力を引き出せる小蒔ちゃん・・・・本人と合わせて力は十人分・・・・どれだけ力を使っても使い切る前に相手が倒れる・・・・そして、人の十倍の耐久力をもつ・・・)クスッ

純代「・・・・・・」

小蒔「・・・・・・」スゥッ...

純代「?」

小蒔「 八  咫  鏡 ( や た の か が み )」 ピカッ!

純代「!!?」

純代(こ・・・この感じは・・・・?)

霞(小蒔ちゃん・・・・)
424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:14:54.57 ID:I0oezg3ho

〜〜〜〜回想中〜〜〜〜

霞「八咫鏡・・・・ですか?」

小蒔「そう。天照大神の岩戸隠れの時、岩戸を開けた天照大神を映し出して興味を引いたという鏡・・・」

霞「??」

小蒔「この話を聞いてから、鏡を見た時・・・私は思ったんです・・・」

小蒔「もし、私が神降ろしの巫女ではなく、ただの男であったなら・・・・そう思うと、鏡の中の私が男に見えてきました・・・」

霞「・・・・・・」

小蒔「・・・もし叶うならば、私が代わりに鏡の中へと入り、永遠を過ごしたい・・・なんて」

霞「・・・・・姫様・・」

小蒔「・・・・情けない逃げの思考に囚われた時、私は能力に目覚めたのです・・・」

霞「え・・・・・?」

小蒔「これは罰なのでしょう・・・百合妄想士として、もっとも不要な力を得てしまった・・・」

霞「不要な・・・力・・?」

小蒔「・・・・いえ、私だからこそ・・・・・なのかもしれませんね」

霞「?」

小蒔「・・・・・・百合妄想士の父と・・・・・・・BL妄想士の母との間に生まれた私だからこそ・・・・」

霞「・・・・・そ・・その能力とは・・・?」

小蒔「・・・・・性転換能力です」

霞「性・・・転換?」

小蒔「私が設定した範囲内にいる者の頭の中では、男性キャラは女性キャラに、女性キャラは男性キャラに変換される」

霞「そ・・・そんな事が・・・・?」

小蒔「本当ですよ」フフフ

霞(もしそんな事が可能ならば・・・・百合妄想士は・・・・姫様に勝てない・・・・?)

小蒔「・・・・・皮肉なものですが・・・・この力を得られた事を感謝すべきかもしれませんね・・・・・私の力が・・・リリーフラワーガーデンに貢献できるのですから・・・・・」

霞「・・・・小蒔ちゃん・・・」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:15:21.62 ID:I0oezg3ho

小蒔「・・・・・」ハァァァァァァ.....

純代(上手く妄想できない・・・というより・・・・・妄想の中の女の子が・・・・男に変換されて・・・・くっ!!)

小蒔「・・・・・・」ピキィイィン....

純代「!?」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

リョーコ「ああぁ・・・・うぅうっ・・・・」

国光(くにみ)「いい声・・・・・素敵ね・・・」ツプッ..ヌプッ..

リョーコ「っ・・・・/////」ガマンー!

国光(くにみ)「そろそろ・・・フッ?」グリグリ...

リョーコ「まだまだ・・・・だね・・・っ!」アハァン!

国光(くにみ)「お尻は私の得意な場所・・・手塚ゾーンよ?」ツップー

リョーコ「はあんっ!!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

純代「はっ!!?」

純代(今のは・・・・・私と同じ・・・相手に映像を見せる・・・・・)

小蒔「驚いているみたいですね」クスッ

純代「・・・・・」

小蒔「でも・・・・むしろこの技をあなたが使える事の方が驚きなのですよ?」

純代「?」

小蒔「私でも・・・・九面の力を借りて、使う事のできる技ですから・・・・素晴らしいです、深堀さん」

純代「・・・・」クッ

純代(それよりも・・・・どう妄想すれば・・・・擬人化も普段から女の子で妄想しているからか、男に変換される・・・・これでは戦いようが・・・)

小蒔「それでは、そろそろ・・・・」
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:15:48.26 ID:I0oezg3ho

小蒔「 天  叢  雲  剣 ( あ め の む ら く も の つ る ぎ )」

ゴゥゥッ......

純代「!!!!?」ビュオオオオオッ!

純代(い、今のは・・・・?)

霞(天叢雲剣・・・・別名、草薙剣・・・・人の心にある防衛本能を根こそぎ薙ぐ・・・・相手の防御力を奪う技・・・・・)

小蒔「・・・・・」ハァァ....

純代(まずっ・・)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

花道(はなみ)「や、やめやがれテメエッ!!」

楓子「・・・・・・・」サワサワ

花道(はなみ)「や・・・・やめろ・・・ぉ」ビクンビクン

楓子「ドアホウ・・・・感じてるだろうが」フニフニ

花道(はなみ)「・・・ゴリ美・・・ごめん・・・・」イッチャウ...

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

純代「ぐあぁああっ!!」フラァ....

純代(・・・・手も足も・・・・出な・・・・)バタッ

小蒔「・・・・・ふう」

憧「・・・・・・す、すごい・・・」

霞「・・・」ニッコリ
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:16:18.37 ID:I0oezg3ho

東側―――

リリーブライド所有ビルの屋上

監督「・・・・・うう」パチ

監督「・・・・・・・・・・・はぁあ」

監督(気を失っていたか・・・・)オキアガリ

監督「・・・・・」チラッ

雅枝「・・・・・・」ウーン

監督(あっちはまだ寝てるか)

監督「・・・・・着信がすごいな・・・・・・」ケータイチェック

監督「当然か・・・結構な時間寝ていたようだ」ピピピピ

プルルルルル..ガチャ

和父『もしもし!会長!ご無事ですか!?』

監督「はい、連絡が遅れてすみません。気絶していました」

和父『え!?大丈夫なのですか!?』

監督「私は大丈夫です。それより、今の状況は!?」

和父『はい・・・説明します・・・――――』

―――

監督「なるほど・・・・神代さんが・・・」

和父『彼女は一体・・・どのような力が・・・?』

監督「さあ?私も知りません。彼女が力を使っている場面に出くわしたことがないので・・・」

和父『そうですか・・・・何か指示はありませんか?』

監督「いえ特には。今のままで問題ないと思います」

和父『わかりました。会長はこの後はどうされるのですか?』

監督「んー・・・様子見に徹します」

和父『そうですか・・・わかりました。また連絡します』

監督「はい」

和父『それでは、失礼します』プツッ

監督「ふーっ・・・」チラッ

雅枝「・・・・・」ウーン

監督(東西決戦のきっかけを作った者として、責任を感じているが・・・ここを離れてあいつに回復されたらおしまいだしな・・・もうしばらくはここにいるか)ハァ
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:16:48.23 ID:I0oezg3ho

北側の外れ―――

小蒔「・・・・行きましょう」フワッ

霞「はい」スタスタ

憧(あの深堀 純代が・・・・いくら疲れてたからって・・・・)

純代「・・・・」ウーン

小蒔「あ、そうそう!」ポン!

憧「え?」

小蒔「九州って美味しい物がたくさんあるのよー?美味しいお店を案内するわね」フフ

憧「本当ですかー?」ヤッタ!

小蒔「本当よ。霞ちゃんが大のお気に入りのお店があるんだけど・・・凄く美味しいの」ニッコリ

憧「へー・・・そんなに美味しいんですか?」ジュル

憧(あ、やば、よだれが・・・)

霞「あのお店はいいですねー、味はもちろん、お店の内装もとっても良くて、何度も行きたくなるんですよ」ウフフ

憧「行きたい・・・」ハッ

憧(なんか完全に二人のペースに乗せられてる・・・・って別に悪くはないんだけど・・・)

憧(深堀さんと戦った後なのにこのまったりした感じ・・・・凄いな・・・っていうか・・・・あたしこの人たち好きだわ・・・)ウーン

憧(それに神代さんの弱点と理由を知った今、もう何も言えないしできないよ)フフフ

小蒔「あれ?どうしたんですか?急に笑って」ニコ

憧「えー?なんでもないですよ」アハハ

小蒔「そうなんですかー」ニッコリ

霞「急に笑いたくなる事ってありますもんね」ウフフフ

東の百合妄想士O「いた!神代だ!」タタタタ
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:17:22.36 ID:I0oezg3ho

小蒔「あら」

憧「見つかった!」バッ!

霞「憧ちゃん?」

憧「・・・これぐらいの人数なら・・・あたしが・・・」

憧(正直厳しいけど・・・・)

霞「無理しないで」ウフフ

憧「え・・・霞さん・・・」

霞「私に任せて」ニッコリ

霞「 爆  巨  双  柔(乳) ( ば く き ょ そ う に ゅ う )」

ボッイーーー..ン...

東の百合妄想士P「え?・・・・これは・・・・」

東の百合妄想士Q「顔が・・・いえ・・・体が・・・包まれてるのは・・・・おっぱい・・?」

霞「うふふ・・・・」

東の百合妄想士R「本当だ・・・・体中に・・・たくさんのおっぱいに包まれているみたい・・・幸せ・・・」ボーッ

霞[とっても気持ちがいい・・・・このままフワフワと空を飛べそうなほど心地いい・・・]

東の百合妄想士たち「ああ・・・・その通りです・・・とっても幸せ・・・・・・」

霞[だったら・・・身を預けてしまいましょう・・・・あなただけじゃない・・・みんな一緒に・・・・ほら・・・]

東の百合妄想士たち「・・・・・・・」ボーッ...

東の百合妄想士たち(気持ちいい・・・・ずっとこうしていたい・・・・)ボー

霞「ふふふ・・・では、行きましょうか」

憧「は、はい・・・」

憧(凄い・・・)

小蒔「霞ちゃん、ありがとう」ニッコリ
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:17:54.47 ID:I0oezg3ho

西側の外れ―――

??「あ、おった!って・・・やっぱ初美ちゃんかぁ」

全裸初美「・・・・・・」

??「もう・・・・素っ裸で・・・しゃあないなぁ、風邪引くで?」

塞・トシ「お?」テクテク

??「ん?」

塞「確か・・・・・荒川さん?」

憩「そやでー。臼沢さん♪と宮守女子の監督さんや」

トシ「おや、私までご存じかい」

憩「ええまぁ」ニコー

塞「あなたは・・・・救護班?」

憩「そや、ここに裸で倒れとる子がおる言うから来たんや」

塞「そう」

憩「お二人は?」

塞「ん?一応この子を助けようと思ってね」

塞(寝てる隙に色々しようと思ってた事は黙っていよう)

憩「えー?偉いなぁ〜」

塞「裸で寝てたら危険だからね」

憩「ほんまや」

憩「けどもう一度回復してしもたからなぁ〜、普通に介抱するしかないわ」ヨイショ ダキカカエル

塞「ま、待って!!」

憩「??」

塞「私が抱えるよ!私の方が適任だから!!」

憩「??適任?」

憩(なんか思うところあるんかなぁ?自分が倒してもうてちょっと罪悪感とか?)

憩「ほな頼んでええ?」

塞「任せて!!」ガッシリ!

憩(敵同士でも・・・こんな風にできるんや・・・ええなー)カンドー

塞(もう次はいつ触れるかわからないからな)コッソリ サワサワ

トシ(将来が心配になってくるねぇ・・・)

憩「あ!花田さんもおる!」タタタ

煌「・・・・」ラー...

憩「よし」パァアアァアァア....

煌「すば・・・」ピクッ

憩「ふぅーっ・・・」

煌「ら・・・すば?」パチクリ

塞「大丈夫?」
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:18:29.41 ID:I0oezg3ho

煌「わ、私は!」ガバッ!

憩「わ!そない急に起きたらあかんて!」

煌「あ・・・・・荒川さん・・?という事は・・・私を・・・」

憩「ん、まぁなぁ〜」

煌「・・・・・それはもったいない事を・・・」ウツムキ

憩「え?」

煌「私の能力は、週に一日のみ使えるのです。・・・・と言っても、一日経たなくても破られたらそこで終わり、というものみたいです」スバラクナイ...

憩「みたい?」

煌「今日初めて破られましたので・・・・」

憩「へえ〜」ソウナンヤ

煌「ですので・・・私を回復させても役には立てないのです」スバラクナイコト ガ ギャク ニ スバラッ!

煌(そして・・・能力使用の代償として・・・・六日間、自慰行為で達する事ができなくなる・・・・・あああ・・・・)スバラクナイ...

憩「・・・・・」

煌「非常に申し訳ありません・・・」スバー・ラ・クナイ...

憩「・・・・うちは能力者の力を回復できるから救護班になったんやけど、別に強いとか弱いとか使える使えないで治療してへん」

煌「・・・・荒川さん・・・・・・?」

憩「うちは戦闘はからっきしやし、うちが役に立てるのは能力者に対してだけや・・・ならせめて倒れた能力者には元気になってもらいたい」

煌「すば・・・」ウル..

憩「せやから・・・そんな悲しい事言わんといてや」

煌「すば・・・すば・・・」ウルウルル

憩「うちは花田さんが元気になってくれて嬉しいで?」ニッコー!

煌「らっ!」バッ!

憩「わぁ!?」

ギュッ!

煌「すばらぁあああ〜〜〜!!す〜〜〜〜ばらばらばらば!!」ウワーーーーン

憩「ふふふ」イーコイーコ

塞「・・・・」フフ

トシ「・・・・・」フフ

塞・トシ「すばらだね」

塞・トシ「・・・・・」ハッ!

塞・トシ(やっぱり言いたくなったんだね・・・)
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:19:00.37 ID:I0oezg3ho

東側―――

灼(・・・・・・うう・・・顔が冷たい・・・?)カオ ニ ビシャー...

灼「・・・・・・ぁ?」パチッ

灼「っつ!」メ ニ ミズガ!

灼「・・・・・・・・・・」

灼(そうだ・・・・・私・・・負けたんだ・・・・)ムクリ

ポロッ..ピチャ!

灼「え?」メ シパシパ

灼「・・・・・・」ヒロウ

灼「ビチャビチャのハンカチ?・・・あれ、この柄って・・・・」

??「あ、目が覚めたか」

灼「その声は・・・」クルッ

晴絵「どっち飲む?」ペットボトルー

灼「はるちゃん・・・?」

晴絵「スポーツドリンクと水、どっちがいい?」

灼「あ・・・・・・水で」

晴絵「ほい、スポーツドリンク」ワタス

灼「え?」

晴絵「本当はこっちが良かったんでしょ?私に気を遣うなって」

灼「あ・・・・・うん・・ありがと///」

晴絵「はぁ〜どっこいしょっと!」スワル

灼「・・・・・・」

晴絵「あ〜、今、地べたに座ってだらしないって思ったでしょ〜!?」

灼「え・・・?・・・・・うん」

晴絵「やっぱりな〜!灼の考えは読めるんだよ」ガッハハ

灼(本当はおじさんっぽい・・・って思ったんだけど・・・・)クス...
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/09/13(木) 23:19:34.45 ID:I0oezg3ho

晴絵「しっかし、ひどい目にあった・・・・・トラウマもんだよったく・・・」

灼「・・・・大丈夫なの?」

晴絵「んあ?・・・もっちろん!灼はどう?」

灼「あ・・・・私も大丈夫・・・・」

晴絵「ならよかった」

灼「あ・・・・これ、ハンカチ・・・・・ちょっと待って」

灼「・・・・・」シボル...ビチャビチャビチャビチャ...モドス

灼「・・・・・・・・」シボル...ビチャビチャビチャ...タタム

灼「・・・ハンカチありがとう」

晴絵「ん、どうだった?冷たくて気持ちよかった?」

灼「え・・・・あの・・・・」

晴絵「ん?」ニッコリ

灼(ビチャビチャでちょっと気持ち悪かったとは言えない・・・)

灼「うん、気持ちよかった・・・ありがとう」

晴絵「そっか!よしよし!」ニシシシ!

灼「・・・・くす」

晴絵「さーて!これからどうしよっか?」

灼「あ・・・・私・・・任務が・・・」

晴絵「んー?でも力残ってる?」

灼「それは・・・・」

晴絵「荒川さんは今西側回ってるけど、もう限界人数だって言ってたし」

灼「・・・そうなんだ・・」

晴絵「・・・私、回復してもらったけどさ、もう一回戦う気になれないんだよねー」

灼「どうして?」

晴絵(あの男がまた来たら・・・ってのもあるけど・・・・・)

晴絵「一度負けを認めちゃったからさ、なんか・・・やるぞ!って気になれなくてさ」

灼「・・・・・・」

晴絵「それが私の悪いところなのかもなー。引きずっちゃうっていうか・・」アハハ

灼「・・・はるちゃんは立派だよ」

晴絵「えー?またまたー」ガハッハ
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:20:01.25 ID:I0oezg3ho

灼「本当に」ジー

晴絵「え?あ・・・そう?」ポリポリ

灼「私・・・はるちゃんは凄いと思う!」

晴絵「へ?」

灼「だから・・・・はるちゃ」

晴絵「・・・・・」

灼「・・・あ・・・」

灼(私・・・なんか・・・変な事・・?)

晴絵「・・・・・あ〜ら〜た〜!!!」ダキシメ

灼「わわわぁ!!」ドキー

晴絵「可愛い事言ってくれんじゃん!!もう〜こいつぅ〜」スリスリ

灼「あわわあわ・・・/////」

灼(はるちゃんの顔が・・・こんな近くに・・・/////)ポー

晴絵「あははは!まったく、灼は可愛いんだから」ハナス..ナデナデ

灼「うう・・・///」

晴絵「・・・・ま、そういう訳で、私は今回はもう終了」

灼「そう・・・」

晴絵「私はこれからしずと憧の様子を見に行くけど、灼はどうする?」

灼「私ははるちゃんと一緒に行く」

晴絵「・・・・そっか」

灼「うん」

晴絵「・・・じゃあ行こうか」テ ヲ ダス

灼「え・・・」

晴絵「ん?繋がない?」

灼「つらぐ!!」アワアワ

晴絵「へ」

灼「あ・・いや、繋ぐ////」カァアァ

晴絵「ん」ギュッ

灼「・・・・・!」キュン

晴絵「よし、行こう」

灼「・・・・うん///」
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:20:41.99 ID:I0oezg3ho

北側の外れ―――

東の百合妄想士S「つ、強い・・・」

巫女軍団「・・・・・・」

憧「はぁっ!」

東の百合妄想士T「ぐはっ!」バタッ

憧「はぁ・・・はぁ・・・」

霞「・・・・憧ちゃんは休んでていいのよ〜?」

憧「いや、そういう訳にはいかないです」

憧(最初に騙そうとした分、働いて償わないと!・・・・完全な自己満だけど)ハァハァ

霞「・・・・・・んー」

霞(だったら・・・・・)スゥウウ

霞「 爆  乳  生  活  ( に ち じ ょ う ざ が ) 」※日常坐臥・・・毎日行われるいつもの生活。ふだん常々。いつも。

憧「え?」

東の百合妄想士U「え・・・・体が重い・・・」

東の百合妄想士V「動きにくい・・・・」ウゥ

憧「な、なんなの?」

霞「うふふ・・・彼女たちには、少し私の気持ちを知ってもらおうと思って」ウッフフ

憧「??」ンー?

 ※ 爆乳生活(にちじょうざが)

   石戸 霞が今まで生活してきた上で味わってきた、巨乳ゆえの重みや肩こり、不快な視線を対象相手(または範囲内)に負わせ、

   動きを鈍らせる技。その技の効果時間の長さで強弱をある程度操作可能。

   一時間に集約した場合、威力は絶大だが一ヶ月だと大した威力にならない。(石戸 霞とある程度離れると効力は消える)

   年月を重ねるごとに威力が増す。

霞「さて、このままリリーブライド本部を目指しましょうか」

憧「あ、はい!」
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:21:17.28 ID:I0oezg3ho

北側―――

久「なるほど・・・復活っていうのはかなり厄介ね」

照「うん、だから総大将を狙うのがいい、という事だけど」

咲「そもそもその総大将がどこにいるかがわからないから・・・」

桃子「そうっすね・・・」

智紀「確かに・・・状況を把握しないと」

照「・・・電話してみようか?」

久「え、リリーブライド本部に?」

照「いや、うちの監督に。何か知ってるかも」

久「んー、そうね。」

智紀「いいと思います」

照「うん、じゃあかける」ピピピ..

プルルルルルル....ガチャ!

監督『もしもし』

照「あ、もしもし、宮永です」

監督『おお!無事か?』

照「はい、なんとか・・・色んな人たちに助けられまして・・」

監督『そうか・・・よかった』
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:21:47.96 ID:I0oezg3ho

照「それで・・・監督に聞きたいんですが、西軍の総大将の神代さん」

監督『うん』

照「今どこにいるかとかってわからないですか?」

監督『ん?連絡いってないのか?』

照「え?」

監督『神代・石戸・新子と巫女軍団が北側の外れからリリーブライド本部へ向かって進軍中だ』

照「ええ!?」

監督『ふむ・・・・・これから向かうつもりか?』

照「はい」

監督『・・・そうか、わかった。場所を教える』

照「ありがとうございます」

監督『神代たちのいる場所は――――』

――――

監督『――だ。わかったか?』

照「はい。わかりました」

監督『・・・・正直、私は神代の能力を知らない。だからアドバイスもできない』

照「・・・・はい」

監督『これは無責任な発言だと思う。でも言わせてくれ・・・』

照「・・・・・はい」

監督『私はお前を、お前たちを信じている。お前たちならなんとかしてくれると・・・信じている』

照「監督・・・・・」

監督『私がそう思うだけで根拠はない・・・・・大人として、恥ずかしい発言かもしれないが・・・これが私の本心だ』

照「・・・ありがとうございます」

監督『無事に・・・・・帰ってきてくれよ』

照「・・・はい!・・・行ってきます」

監督『・・・・気を付けて』

ブツッ...

照「・・・・」フフッ

久「・・・・どうだった?」

照「場所がわかった」

咲「・・・・じゃあ」

智紀「今から・・・」

久「・・・総大将を・・・」

照「・・・倒しに行く!」ギラッ!

桃子「・・・・っす!」

照「あ・・・・」

桃子(やっぱり忘れてたんすね)フー
438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:22:14.49 ID:I0oezg3ho

リリーブライド本部―――

オペレーター(女性)「・・・・・神代 小蒔、我が軍の攻撃をものともせず、なおも進軍!」

和父「くっ!東側の部隊を回せるか!?」

貴子「・・・・・神代に当てるほどの余裕がありません。今はまだ均衡状態を保っていますが、部隊を割いてしまうと東側が陥落します」

和父「むむ・・・・」

貴子「西、南、北も同じ状態です」

和父「そうか・・・・」

貴子「ちょっとまずいですね・・・本部には戦力はほとんどありませんし・・・」

和父「・・・・・」

貴子「・・・・・」

和父「久保君・・・」

貴子「はい」

和父「戦闘準備をしておこう」

貴子「え・・・・・しかし」

和父「私は総大将だ。最後の一人になっても戦う覚悟はある」

貴子「・・・・会長・・・」

和父「リリーブライドの為に戦ってくれている皆に、恥じない戦いをするのだ」

貴子「・・・・はい!」
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:22:45.32 ID:I0oezg3ho

北側外れ―――

小蒔「・・・・・」スタスタ

東の百合妄想士たち「うおおおお」

小蒔「・・・・・・」

東の百合妄想士たち「うっ・・・」

小蒔「・・・・・・」

東の百合妄想士たち「ぐわああ・・・」バタッ

小蒔「・・・・・・」スタスタ

東の百合妄想士W「ど、どうなってるの?全く歯が立たないわ!」

東の百合妄想士X「正面からの攻撃は巫女軍団に阻まれ、突撃はことごとく返り討ちにあう・・・一体どうすれば・・・」

東の百合妄想士Y「四天王は・・・・?彼女たちはどこに・・・?」

霞「他力本願はダ〜メ♪」ススッ

東の百合妄想士たち「!!?」

霞「 爆  巨  双  柔(乳) ( ば く き ょ そ う に ゅ う )」

ボッイーーーーン

東の百合妄想士たち「うぷっ・・・この感触は・・・・ああ・・・お姉さま・・・・」ウーン...バタバタバタ

霞「うふふふ・・・いい夢を」ニッコリ

――――

霞(大分倒したけれど・・・・そろそろ本部が焦ってくる頃かしら?)

憧(なんだろうこの感じ・・・・負ける気がしない)

小蒔「!!」

霞「?」チラッ

照・咲・久・智紀「・・・・・・」ザッ....

霞「なるほど・・・」

霞(まだ彼女たちが残っていたわね・・・・)

照「・・・・・」

照(こんなところまで攻め込まれてるとは・・・・・)

咲(神代さん・・・・・あの人を倒せば・・・・勝ち・・・・)

久(さぁて・・・・どうしたもんかしらね)

智紀「・・・・・・」

久「・・・どうしましょうか?」

智紀「・・・・・」

照「そうだな・・・・・」

久「・・・照と咲と私の三人で石戸 霞と新子さん、沢村さんが巫女さんたち・・・とかどうかな?」

智紀「私は大丈夫です」

照「ん・・・・でも神代さんは・・・?」

久「・・・・・いや、総大将っていうぐらいだから、強いんだろうなーって事で、他を倒してから戦おうと思って」

咲「・・・・静かに待っててくれるでしょうか・・・?」
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:23:16.52 ID:I0oezg3ho

照「・・・・・・私が神代さんに行くよ」

咲「!?」

久「照?でも・・・・」

照「・・・あくまで時間稼ぎ・・・・久たちが相手を倒して加勢に来てくれるまで耐える。それぐらいなら私でもできるかもしれない」

咲「それだったら!私も神代さんと戦うよ!」

照「咲・・・・しかし」

咲「お姉ちゃんだけ戦うなんてダメ!私も一緒だよ!!」

照「・・・・・ありがとう」フフッ

久「・・・・・じゃあ・・・・お願いしていい?」

照「ああ」

咲「はい」

智紀「それなら、私が新子さんも担当します」

久「え?でも巫女さんたちの数を考えたら・・・・」

智紀「でも、多分私が相手するのが一番かと」

久「そう・・・・じゃあお願い。石戸さんは私が倒すから!」

久(って・・・・勝算なんて全くないんだけどねー・・・・)タラー

智紀(・・・・・とは言ったものの、あの巫女さんたち・・・・私を妨害した人たちと同じくらいのレベル・・・・・気を引き締めないと・・・・)

久「・・・よし!じゃあ行きますか!」

照・咲「おおー!!」

智紀「・・・」コクリ!

タタタタタ.....

霞「ここが正念場ね・・・・」

霞(彼女たちを退ければ・・・・・もう向こうに戦力らしい戦力はない・・・・・)

久「・・・・・」ザザーッ!

霞「あら・・・・あなたがお相手ですか?」

久「ええ・・・よろしく」
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:23:46.57 ID:I0oezg3ho

照・咲「・・・・」ザザッ....!

小蒔「・・・・・・・」

巫女軍団「・・・!」カマエ

小蒔「あなたたちは離れていてください」

巫女軍団「!・・・・しかし」

小蒔「私は大丈夫です。それより・・・・」チラ...

智紀「・・・・・」

小蒔「彼女の相手をお願いします」

巫女軍団「・・・はい!」タタタ

霞「・・・・・・」

久「・・・・・・」

霞「・・・・・・」チラッ

小蒔「・・・・・」

照・咲「・・・・・」

霞(あの二人なら、小蒔ちゃんが負ける事はありえない・・・・それよりも竹井さん・・・)

霞(確か・・・・沢村さんに勝った子よね・・・・油断は禁物)

霞「 爆  乳  生  活  ( に ち じ ょ う ざ が ) 」

久「!!」ズシン

久(何これ・・・・?体が・・・・・急に重く・・・・)ウウッ

霞(続いて・・・・)フワッ

霞「 爆  巨  双  柔(乳) ( ば く き ょ そ う に ゅ う )」

久「!!?」ムニュン

久(この顔に当たる柔らかい感触は・・・・おっぱい・・・!?)シアーセー..

霞(これでどうかしら?)

久「はわぁぁぁぁ」ポォオオォォ..

久「!!」ハッ

久「って、危ない!!」ブンブンッ!

霞「あら?」

久(危うくやられるところだった・・・・・)フー

霞(さすがにそう簡単にはいきませんね)ウフフ

霞「でも・・・・だったら何度でも!」バッ
442 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:24:14.05 ID:I0oezg3ho

霞「 爆  巨  双  柔(乳) ( ば く き ょ そ う に ゅ う )」

久「うわぁ!」ボイーン!

久(気持ちいい・・・・何も考えたくなくなる・・・・)ボーッ

霞[気持ちいいですね・・・・でも、力を抜いて体を預けるともっと気持ちよくなりますよ・・・]

久(体を預けて・・・?)フラッ

霞[そう・・・・心も私に委ねて・・・・]

久(心・・・・いや、ダメ・・・・このままじゃ・・・・)

霞[いいわ・・・・そのまま力を・・・・っ!?]ビク

久「え・・・・・?」フワー

霞「な・・・・?」

霞(今のは?)

モミュ

霞「やっ!」

久「あ・・・・・」

久(東横さん・・・・・忘れてた)

霞「これは・・・・」

霞(確か鶴賀の・・・・やっかいな相手が残っていましたね・・・・)

サワッ

霞「んっ!!」ブルッ..

霞(見えない相手・・・・全くもって戦いづらい・・・・ならば・・・)

霞「・・・・・」メ ヲ トジル

霞「・・・・・」フー
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:24:43.26 ID:I0oezg3ho

......ユラッ

霞「!!」カッ

グリュン!

久「?」

久(回転した?)

バフッ...

桃子「あっ・・・・・」ユラー

久「あ・・・・・東横さん!」

久(ステルスが・・・・消えた・・・・)

桃子「うああ・・・・・あ・・・」

霞「・・・・」ストップ!

霞(イチかバチか、上手くいったようですね)

桃子「あ・・・・・・・・」ダラン...

久「・・・・?」

桃子「バブー」

久「え?」

桃子「だぁだぁ〜・・・・バブー・・・キャッキャッ」バタバタ

霞(  母  な  る  大  乳  ( は は な る だ い ち ))

  ※母なる大地

   石戸 霞の能力。その豊満な胸に力を集中させ、対象相手の顔面の面積の九十%を胸に当てる事で発動。

   相手は、乳飲み子の頃の思い出に支配され、一定時間意識を手放し、幼児化を余儀なくされる。

   消費する力は多いが、決まれば一撃必殺といえる強力な能力である。


久「と、東横さん・・・・」

久(た、多分・・・・胸に触れた・・・からよね・・・?何かしらの能力が・・・・)

霞「ふふふ・・・・では続きを」

霞「 爆  巨  双  柔(乳) ( ば く き ょ そ う に ゅ う )」

久「ぐっ・・・・!」

久(まずい・・・・一体どうすれば・・・・)
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:25:18.56 ID:I0oezg3ho

キィィーーーーーーーーーーーーーーン....

久「はっ!!」

久(何・・・?この感じ・・・?頭の中に・・・・・勝手に情報が・・・・)

霞「?」

久(・・・・これが・・・・・これが目覚めるって事・・・?・・・・・)

霞「これは・・・・」

久「・・・・・・」フゥゥゥ.....

久(なるほどね・・・・)ギラッ

霞「!」

霞(能力に目覚めた!?・・・・ならば今のうちに)

霞「 爆  巨  双  柔(乳) ( ば く き ょ そ う に ゅ う )」

霞(く・・・っ・・・)ズキッ...

久「・・・・・ぅっ!!」

久(大丈夫・・・・私なら耐えられる・・・・私なら耐えられる・・・・)グググ

霞「・・・・・・」

久「・・・・・・」プハー!

久(きっつー・・・・でも、耐えた!)

霞(これも耐えますか・・・・)

久(今度はこっちの番よ!!)

久「 無  数  の  絆  ( フ ラ グ メ ー カ ー )」ズオオオォォォオォ....

霞「・・・・!?」

久(能力者本人が今まで立ててきたフラグの相手の能力を使う事のできる力・・・・・無数の絆(フラグメーカー)・・・・)

久(フラグってのがなんなのかよくわかんないけど・・・・私が立ててきたフラグの相手は・・・)

久(・・・美穂子、ゆみ、靖子、まこ、優希、永水の滝見さん・・・・って)

久(百合妄想士がいない!!?)ガガーーン!

久(いや、私が気付いてないだけかもしれないけども・・・・っていうか、相手の能力を知ってないと使えないのか・・・・うーん・・・)

霞「?」

霞(こないのならこっちから・・・・)タタタ..ポヨンポヨン

久(げっ!!・・・直接おっぱいを当てにきた!?まずっ!!)ニゲロ

久(他にフラグは・・・・・)タタタタ

霞(逃がしません!)タポニュタポニュ...
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:25:44.62 ID:I0oezg3ho

巫女軍団「はっ」

智紀「・・・・・」

智紀[あなたが信じているものは・・・・・あなたを信じていない]

巫女軍団「うぐぐ・・・・違う!」

智紀「っ?」クッ

智紀(やはり一筋縄ではいかないか・・・・)チラッ

憧「・・・・」オロオロ

智紀(さて・・・・どうしようか・・・)タタタタ
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:26:11.46 ID:I0oezg3ho

小蒔「・・・・・・・」

照・咲「・・・・・・・」

照(動かない・・・・・余裕か?・・・それとも・・・・)

小蒔「・・・・・・・」スゥッ

小蒔「 八  咫  鏡 ( や た の か が み )」 ピカッ!

照・咲「!!?」

照(な、なんだ?この感じは・・・・?上手く妄想できない・・・・いや、おかしい・・・)

咲(ど、どうして・・・・?私の頭の中のお姉ちゃんが・・・・男に・・・・・)イヤァ!

小蒔「・・・・・・」

照(これじゃあ・・・・どう攻撃すれば・・・・・)

咲(わ、訳がわかんないよ・・・・お姉ちゃぁん・・・・)

小蒔「 天  叢  雲  剣 ( あ め の む ら く も の つ る ぎ )」

ゴゥゥッ......

照・咲「!!!!?」ビュオオオオオッ!

照(な、なんだ?・・・・この感じは・・・)

咲(急に心細くなる感じ・・・・何が起きてるの!?)オロオロ

小蒔「・・・・・」ピキィィン...
447 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:26:42.71 ID:I0oezg3ho

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


テツコ「・・・・・」ドキドキ

ミドリン「ここがGスポットなのだよ」ハ!

テツコ「!!」ビックー!

ミドリン「視線誘導(ミスディレクション)も、今の私には通用しない・・・・全てが見えているのだよ」

テツコ「ぁ・・・・っこんな・・・キセキ・・・・が・・・っ!!!」ビクーーーー!!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

照「・・・・ぐう・・」

照(これは深堀さんと同じ・・・・?)

咲(元ネタが全然わからないけど・・・・可愛いからダメージが・・・・・・ううう)

照(一体・・・・どうしたら・・・・神代さんの弱点は・・・・)

キィィーーーーーーーーーーーーーーン....

照「!!?」

照(なんだこれは!!?頭の中に・・・・・言葉が・・・・・これは・・・・)

咲(お姉ちゃん?)

小蒔「?」

照「・・・・・・・・」

照(これが・・・・私の能力・・・・)

照「 全  て  を  映  す  鏡  (  照  魔  鏡  ・  極 )」

ゴオオッ!!
448 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:27:14.70 ID:I0oezg3ho

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

一年前―――

インターハイ会場 廊下

小蒔「・・・・・」

小蒔(いつの間にか眠ってしまいました・・・・)

小蒔「控室に戻らないと」スクッ...スタスタ

小蒔(ここを左に・・・)クルッ

ドンッ...

小蒔「あっ!」ドシーン

??「うっ!」ドシン

小蒔「ご、ごめんなさい!お怪我はありませんか?」

??「こちらこそごめんなさい・・・私は大丈夫。あなたは?」タチアガル

小蒔「わ、私も大丈夫です」

??「そう、よかった」テ ヲ サシダス

小蒔「??」

小蒔(この人どこかで・・・・)

??「・・・・・」テ ヲ サシダシタママ

小蒔「・・・・?・・・・・あっ!すみません」テ ヲ ニギル

小蒔(柔らかい手・・・・)

??「・・・・」ヒキオコス

小蒔「あ、ありがとうございます」ペコリ

??「うん、それじゃ」テクテク

小蒔「・・・・・・・」

初美「あ、いたですよー」

巴「ハッちゃん!もう!下半身丸出しで!」

初美「日焼けあとが下着に見えるから平気ですよー」

巴「いつか捕まるよー!」

小蒔「・・・・・・」

初美「?どうしたんですかー?」

小蒔「あの人・・・・誰でしたっけ?」

初美「えー?知らないのですかー?」

巴「白糸台の宮永 照ですよ。去年大活躍した」

小蒔「あ、そうでした」

初美「寝ぼけてますかー?姫様?」

小蒔(宮永さん・・・・)
449 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/09/13(木) 23:27:40.54 ID:I0oezg3ho

永水女子控室

アナウンサー『また宮永選手の和了りです!この勢いは誰にも止められない〜!!』ワァアァァァ

小蒔「・・・・・・」

初美「ふわー・・・強いですねー」

霞「そうねぇ、どう戦えばいいのかしら」

小蒔(圧倒的な強さで、勝っているのに・・・・どこか寂しそうな表情・・・・どうして・・・・?)

――――

ガチャ

巴「あれ?姫様は?」

霞「お花を摘みに行きました」

巴「え?そうなんだ・・」

巴(私もトイレだったんだけど、すれ違わなかったなぁ・・・・?)

小蒔「・・・・・」スタスタ

小蒔「・・・・・」ピタ

『白糸台高校控室』

小蒔「・・・・・・」

小蒔(こんなところに来ても・・・・仕方がないですよね・・・・・戻りましょう)クルッ

小蒔「!!」アッ..!

照「・・・・・」スタスタ
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:28:07.91 ID:I0oezg3ho

小蒔(宮永さん!)タタタタッ!

照「?」

小蒔「あのっ・・・・私っ・・・・・あっ?」ツマズキ!

照「あ」

小蒔「!!」ビターン!!

照「・・・・・・」

小蒔「いたたた・・・・」ムクリ...

照「・・・・・っ!!」

照「・・・・咲」ニッコリ...

小蒔「え?」

小蒔(あ・・・・・・)

照「・・・・」フフッ...

小蒔(なんて・・・・・素敵な・・・・・笑顔・・・・・)

照「あ・・・・」ハッ

小蒔「あ・・・・」

照「・・・・」コホン

照「・・・・・大丈夫?」テ ヲ ノバス

小蒔(また・・・・寂しそうな表情に・・・・)

小蒔「は・・・はい」テ ヲ ニギル

照「・・・・」ヒキオコス

小蒔「すみません・・・・また・・・・」

照「気にしないで・・・・それじゃ」スタスタ

小蒔「あ、ありがとうございました・・・・」ペコリ

照「ん」スタスタ

小蒔「・・・・・・」

小蒔(あんな笑顔・・・・・あんな優しい・・・・)ドックン..ドックン...
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:28:37.78 ID:I0oezg3ho

一ヶ月後―――

永水女子高校

小蒔「・・・・・・」

小蒔(結局・・・・優勝が決まった時も・・・・表情は変わらなかった・・・)

小蒔(あの方も・・・・私と同じなのでしょうか・・・・・)

小蒔(本家に生まれ、分家のみんな以外とは友達にもなれずに・・・・・孤独で・・・・・)

小蒔(宮永さんも・・・・・突出した強さ故、心に孤独を抱えているのでは・・・・?)

小蒔(それでも・・・・あの笑顔・・・・あれほど素敵な・・・・)

小蒔(・・・・・宮永さん・・・)ギュッ...
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:29:05.48 ID:I0oezg3ho

数ヶ月後―――

巴「こらー!ハッちゃん!ちゃんと胸を隠しなさーい」タタタ

初美「大丈夫ですよー!見られても減るもんじゃないですからねー」タタタ

巴「そろそろ警察が動くかもよー!!」タタタ

霞「・・・・うふふ、元気でいいわねぇ」

女生徒「あのー、すみません」

霞「はい?どうなさいましたか?」

女生徒「これを、姫様にお届けに参りました」ズッシリ

霞「あらら、これはわざわざありがとうございます。あの、よろしかったらお茶を飲んでいきませんか?」

女生徒「いえ・・・でも・・・」

霞「ご遠慮なさらず。せっかく来て下さったのですから、おもてなしをさせてくださいな」ニッコリ

女生徒「あ・・・はい・・・・では、ありがたく/////」ポー

――――

霞「麻雀雑誌?」

女生徒「はい。宮永 照選手が載っている雑誌をご所望されていると聞きまして」

霞「・・・・・」ンー?

女生徒「私の知り合いで麻雀雑誌を毎号買っている人がいたもので、おせっかいとは思いながらも、持っていきます!と名乗りをあげた次第です」

霞「そうですか・・・・それはありがとうございます」ニコー

女生徒「あ・・・いいえいえ・・・姫様が困ってらっしゃるのですから」

霞「あなたは優しい方ですね」ウフフ

女生徒「あう・・・そんな/////」マッカッカ!

――――

小蒔「・・・・・」ペラッ

小蒔(・・・・インタビューの写真では・・・笑顔で写っていますけど・・・)ペラッ

小蒔(あの時の笑顔とは違います・・・・)ペラッ

小蒔(宮永さん・・・・・もう一度・・・・・宮永さんの笑顔が見たいです・・・)アァ...

小蒔「・・・・・・・」ドキドキドキ...

小蒔(・・・・・・・)モジ...

小蒔「・・・・・・・」....サワ

小蒔「ぁっ!」ッ!

小蒔「・・・・・宮永・・・さん・・・・」サワ

小蒔「ダメです・・・宮永さん・・・・そんなところを・・・・・触っては・・・」サワサワ...

小蒔「あ・・・っ!みゃながさ・・・・あっ・・・・」スリ...スリ

小蒔(こんな事・・・・してはいけないのに・・・・だって・・・・宮永さんが・・・・・)
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:29:31.70 ID:I0oezg3ho

数か月後―――

アナウンサー『去年に引き続き鹿児島代表は永水女子です!!』

小蒔(これで・・・・また宮永さんに会える・・・・)

小蒔(今度こそ・・・・私が宮永さんの笑顔を・・・・)グッ

――――

モニター

恒子『た、大将戦決着〜!!!!!!そしてっ!!』

恒子『白糸台高校、史上初の3連覇達成〜〜!!!!』ワアーーーーー!!

小蒔「・・・・・」

小蒔(・・・私は・・・何もできませんでした・・・・でも・・・きっといつか・・・・)

照「」スクッ

咲「」

照「」テヲ サシダス

小蒔「?」

咲「」スクッ..テヲ ニギル

照「」フフ

小蒔「!!!!!」

咲「」ニコ

小蒔「・・・・・・・・・・」

小蒔(宮永さん・・・・・?どうして・・・?・・・・・あの子に・・・・・微笑むのですか・・・?)

小蒔(確か・・・・宮永 咲さん・・・・宮永・・・・・)

小蒔(宮永さ・・・照さんは否定していましたが・・・・姉妹・・・?・・・・ですが・・・・だからといって・・・)ググッ...

小蒔(こんな・・・・私が・・・・こんな気持ちになるなんて・・・・でも・・・・・・)ギリギリ....

――――

小蒔「愛宕さんが?」

霞「ええ、どうやら水面下で色々と画策しているようです」

小蒔「・・・・リリーブライドが狙いですか」

霞「そのようですね。長野の鶴賀や風越女子、東京の白糸台、岩手の宮守女子あたりで何かを仕掛けようとしているようです」

小蒔「・・・・・・・」

霞「もしかしたら・・・・近々」

小蒔「愛宕さんとお話しはできないでしょうか?」

霞「え?それは可能でしょうけど・・・・」

小蒔「では、お願いしてもよろしいでしょうか?」

霞「・・・・わかりました。日程はのちほど」

小蒔「はい」
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:29:58.28 ID:I0oezg3ho

雅枝「・・・どうも、お久しぶりです姫さん」スワリ

小蒔「はい、お久しぶりです」ペコリ

雅枝「・・・・・人払いまでしてなんの用です?うちなんも悪い事してないですよ?」

小蒔「・・・・・」

雅枝「・・・・・・いや、ほんまですて」

小蒔「・・・・色々と画策されているようですが」

雅枝「う・・・・そら・・・・なぁ?」

小蒔「・・・私はあなたを責めるつもりは全くありません」

雅枝「・・・・・・・え?」

小蒔「・・・・・・・」

雅枝「・・・・いやね、白糸台の監督はリリーブライドの前会長やし、西と何やら揉め事の種を植えられたらええなぁ・・・てな」

小蒔「やはり東との戦いですか・・・」

雅枝「・・・・ええやん!うちはずっとそうやってきてんから!」

小蒔「・・・・それで・・・何か・・・策があるのですか?」

雅枝「え?・・・・・まぁ、その、強引なんやけど・・・白糸台の監督に近い麻雀部の誰かをちょいと・・・ね」

小蒔「・・・・具体的にお願いします」

雅枝「・・・うちの能力でちょいと精神を病んでもらえればね、監督からすぐに石戸さんに連絡行くはずや」

小蒔「・・・・そうでしょうね」

雅枝「・・・・んで『東の連中が、覇権を握っとるのをええ事に西を使い走りにしてるー』てな情報を流せば・・・」

小蒔「・・・・気の短い連中は動くかもしれませんね」

雅枝「せやろ?」

小蒔「・・・・・・」

雅枝「いや、長野の清澄でもええか!」

小蒔「!」ピク

雅枝「麻雀部の誰かが急に病んだら、宮永 照の妹が姉に連絡する!そしたら監督が出張るやろし!」

小蒔(宮永・・・・咲・・・・)

雅枝「そや!竹井 久は百合妄想士やし、うちも力を消耗せずに作戦を遂行できるなぁ」

小蒔「・・・・・・・」

雅枝「・・・・・!いや、まてよ・・・・なら宮永 照を病ませてもうた方がええわ」

小蒔「!!」

雅枝「うん、そや!絶対そっちのがええわ」
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:30:52.01 ID:I0oezg3ho

小蒔「ダ、ダメです!!宮永さんはダメ!!」スクッ!!

雅枝「え・・・?」

小蒔「・・・・・・・・・あ」

雅枝「・・・・・・・・・」

小蒔「・・・・・・・・・」スワル

雅枝「・・・・・・・・?」

小蒔「待ってください・・・・どうして宮永 照を?」

雅枝「いや、姫さんも聞いてませんか?彼女、四天王の深堀に勝ったらしいですわ」

小蒔「・・・・・」

雅枝「せやったら、最初の段階で厄介なんを片付けてもうた方が賢明!」

小蒔「それはいけません」

雅枝「は?なんでです?」

小蒔「・・・・それで勝利したところで、龍門渕グループが認めるかどうか・・・」

雅枝「それを言うたら・・・・でもたった一人やし・・・・」

小蒔「それでもです・・・・もちろん宮永 照の妹もダメです」

雅枝「えー」

小蒔「狙うなら白糸台の麻雀部で、宮永 照以外・・・・これが最善でしょう」

雅枝「・・・・・宮永 照になんかあるんか?」

小蒔「え・・・・」ドキ...

雅枝「姫さんをスパイとは思わん。けどなんか怪しいなぁ・・・」

小蒔「・・・・・・」ドキドキ

雅枝「・・・・宮永 照に惚れとる・・・・とか?」

小蒔「!!!!!!」カァァ

雅枝「んな訳ない・・・・?」

小蒔「///////」マッカ!

雅枝「ほんまに・・・?」

小蒔「ち、違います//////」

雅枝「・・・・・あ〜・・・・・ま、ええか。てっきりやめろ、て言われる思てたし。許可が出るだけ儲けもんや」

小蒔「・・・・・・あの・・・この事は」

雅枝「・・・・安心してください。誰にも言わへん・・・です」

小蒔「・・・ありがとうございます」

雅枝「それじゃ、失礼します」タチアガリ

雅枝(・・・・・・いい子ちゃんのお嬢や思てたけど・・・・って、詮索してもしゃあないな)スタスタ

小蒔(私は・・・・・最低・・・・です・・・・でも・・・・それでも・・・)

小蒔(照さん・・・・ごめんなさい・・・・私は・・・・)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:31:20.66 ID:I0oezg3ho

照「!!」ハッ!

照(神代さんが・・・・・私を・・・・?)

小蒔「・・・・・?」

小蒔(今・・・・何か・・・・・・・これも能力・・・?)

照(インハイの時とか・・・・確かに全てを知りたいと思ったけど・・・・こんな・・・・・)

咲「?」

照(いや・・・・そんな事いってられないか・・・)グッ!

小蒔「・・・・・・」ピキィィィン...

照・咲「!!!」

照(また・・・・)クッ!

咲(こっちは全然妄想できないのに!ずるいよ!)モー!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


犬神「キーヒヒヒ!」ガバッ!

里中「や、やめて!!」イヤァア!

犬神「何言ってるの?こうやって無理矢理されるのが好きなんでしょう!?」ビリビリ

里中「そ、そんな訳ないよ!!」

犬神「さっきから抵抗してるけど、本気とは思えないのよね」フフフ

里中「・・・・・」ムネオサエ

犬神「・・・・・本当は、メチャクチャなリードをされてみたいんでしょ?」

里中「!!!」

犬神「だから土佐犬に興味もないのに・・・一人でここまで来たんでしょうが!!」ビリビリ!

里中「あうっ!!」

犬神「ほら・・・・お願いしてみなさい?」

里中「そ、それは・・・・・」

犬神「・・・・・・」

里中「わ、私を・・・・メチャクチャにして・・・」

犬神「キヒッ!わかったわ!」

里中(山田・・・・ごめんね・・・・山田を好きな気持ちに変わりはないけど・・・・でも・・・・私の願望は・・・・)アアッ...


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

照「ぐぅうう!!」

咲「うう・・・・お姉ちゃん・・・」

小蒔「・・・・・・・」

照(ま、まずい・・・・能力で力を使い過ぎたか・・・・?限界が・・・・)フラッ...
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:31:50.98 ID:I0oezg3ho

小蒔「・・・・・」

小蒔(ごめんなさい・・・・宮永さん・・・・勝負は勝負・・・・ですので・・・)チラッ

咲「お姉ちゃん!」

小蒔(先にあなただけ眠ってもらって・・・・・妹さんと・・・・)ピキィィン...

照(くっ!!)ダメダ!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


岬「翼ちゃん!」

翼「岬ちゃん!」

ダキッ!

岬「もう・・・・離したくないよ・・・」ギュ

翼「私も・・・・ずっとこうしたかった・・・」

??「・・・・・・翼・・・」

??「どうした?ワカバヤシ」

若林「え?・・・・・シュナイダー」

シュナイダー「・・・・翼の事が好きだったのか?」

若林「そんなんじゃないよ・・・」

シュナイダー「そうか・・・」

若林「それより・・・・どうしてあなたがここに?」

シュナイダー「・・・・・・あなたに用あってね」

若林「用?」

シュナイダー「ワカバヤシ・・・・私はあなたが好き、私と付き合って欲しい」

若林「えっ・・・・・?」

シュナイダー「・・・・・・ずっと・・・ペナルティエリアの外から二分の一でシュートを決めてた時から好きだったの・・・・」

若林「そんなに前から・・・・」

シュナイダー「・・・・ワカバヤシ・・・鈍感だから・・・」

若林「シュナイダー・・・・私・・・・」

??「待て!!」ヒュッ!

ブスッ!!

若林・シュナイダー「!!」

カルツ「私もワカバヤシが好きだ!!」

若林「カルツ!!」

シュナイダー「・・・・」
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:32:36.01 ID:I0oezg3ho

カルツ「シュナイダー・・・・あたしの気持ちを知ってて、抜け駆けかい?」

シュナイダー「・・・・・・」

若林「・・・・・二人とも」

シュナイダー・カルツ「?」

若林「二人の気持ちは嬉しいけど・・・まだ気持ちの整理がつかないの・・・・だから今は・・・・」

シュナイダー「そうか・・・・」

カルツ「・・・・・」

若林「ごめんなさい」

シュナイダー「謝らないで」

カルツ「そうだよ。ワカバヤシは悪くない」

若林「・・・・・でも・・・」

カルツ「なあに、勝負はまだこれから、ってだけだよな?シュナイダー?」

シュナイダー「・・・・ええ」ニッコリ

若林「・・・・・・ありがとう」ニコッ

カルツ「よっしゃ!じゃあジョギングでもするか!」

シュナイダー「そうね」

若林「うん」

ダダダダダダダダ...

岬「ンム・・・翼ちゃん」ンチュー

翼「岬ちゃん・・・・きふが・・・むぁ・・・・ん」チュゥー


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
459 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:33:02.22 ID:I0oezg3ho

照「・・・・・・」

照(あれ?・・・・・映像が浮かばない?攻撃は・・・?)

咲「・・・・・・」

照「・・・・咲?何を・・・・」

咲「だ、大丈夫だよ・・・・お姉ちゃんは私が守るから・・・・」ハァハァ

照「え?」

小蒔「・・・・!?」

小蒔(照さんへの攻撃を代わりに受けた?花田さんと同じ能力?)

咲「・・・・・」フゥ..フゥ..

小蒔(もう一度・・・)ピキィィン....

咲「ぐうぅ!!」

照「咲!!」

小蒔(やっぱり・・・・照さんへの攻撃を代わりに受けている・・・・しかし明らかに弱っている・・・)

咲「大丈夫・・・これが私の能力なんだ」

照「能力・・・・?」

咲(  姉  妹  の  絆  ( シ ス タ ー ラ ヴ ) )

咲(実姉や実妹に強い愛情をもつ者が使える能力・・・・姉や妹が窮地に立たされた時、能力者の力を飛躍的に引き上げてくれる)

咲(それと同時に、姉や妹の身代わりをする事ができるようになる・・・・私にふさわしい能力だよ)フフフ...

照「でも・・・・咲、辛そう・・・」

咲「全然大丈夫!」ニコッ!

咲(お姉ちゃんは私が守るんだから!)ゴオオッ!
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:34:03.16 ID:I0oezg3ho

小蒔「・・・・・・」

小蒔(・・・・私が臆する事はありませんよね・・・・相手は手も足も出ない・・・・)ピキィィン...

咲「うぐっ!!」

咲(清水谷さんの攻撃は全然平気だったのに・・・・これは・・・・・効く・・・・)ウグゥ

照「咲!」

照(一体どうすれば・・・・攻撃はできないし・・・・)ウヌヌ...

咲「・・・・っ!!」グゥゥ...

咲(あ・・・・)フラ...

咲(ダメだよ・・・お姉ちゃんを守るん・・・・だから)グググ

照「咲!!」ダダッ!

キィィィイイィ........ン.....

照「!!!」

小蒔(・・・・・・・)ピキィィン...

照(咲!!)タタタッ!

咲「あ・・・・れ?」

照「ぐ・・・っ・・・」

咲「お姉・・・・ちゃん・・?」

咲(お姉ちゃんも姉妹の絆(シスターラヴ)を・・・?)フラフラ

照(私は・・・・お姉ちゃんなんだ・・・)グググ...

小蒔「・・・・・・」

小蒔(そこまで妹さんが大切ですか・・・・私の事など眼中にないと・・・・)ギリギリギリギリ....
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:34:38.58 ID:I0oezg3ho

霞「なかなか頑丈ですね」

久「ええ・・・・それなりにね」ハァハァ

久(・・・逃げ回ってても・・・・仕方がないか・・・・無数の絆(フラグメーカー)に賭ける)

久(・・・・あれ?照の能力?・・・・さっきはなかったけど・・・!これは!)

霞「 爆  巨  双  柔(乳) ( ば く き ょ そ う に ゅ う )」

久「ぐぅぅ!」

久(おっぱい・・・・・柔らかい・・・・ああ・・・・埋もれて眠りたい・・・・けど・・・・っ!!)

霞(!!・・・・これも耐えますか?)

久「 全  て  を  映  す  鏡  (  照  魔  鏡  ・  極  )」

ゴオオッ!!
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:35:12.63 ID:I0oezg3ho

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

数か月前―――

小蒔「霞ちゃんは凄いですね」

霞「え?」

小蒔「最近、大活躍と聞いています」ニコ

霞「いえいえ・・・小蒔ちゃんに比べたらまだまだですよ」ニッコリ

小蒔「謙遜しなくてもいいではないですか」ニコリ

霞「本心ですよ」ニッコリ

小蒔「あら」ウフフ

霞「・・・・それに小蒔ちゃんほどの力なら、もう四天王に選ばれても不思議ではありませんよ」ニッコー

小蒔「ありがとうございます・・・・・・・・でも私は、四天王に入れませんから」

霞「え?・・・・・本家のご命令ですか?」

小蒔「さぁ・・・?それはわかりませんけど・・・・」

霞「・・・・もし可能なら四天王に選ばれたいですか?」

小蒔「・・・・・・・・はい」

小蒔「・・・・四天王・・・・権力とか強さの象徴といった感じですけど・・・・・私はやっぱり俗物なのかもしれません」

霞「そんな事は・・・・」

小蒔「いいえ、ただ人に認められたがっているだけなのです・・・」ハァ

霞「小蒔ちゃん・・・・」

小蒔「あ・・・ごめんなさい。愚痴をこぼしてしまって・・・・・もっと頑張らないといけませんね」ニコッ..

霞「・・・・・・」

霞(分家の私では小蒔ちゃんを四天王にする事はできない・・・・・ならせめて、小蒔ちゃんより弱い私が四天王になったら・・・)

小蒔「?」

霞「小蒔ちゃん」

小蒔「はい」
463 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/09/13(木) 23:35:46.39 ID:I0oezg3ho

霞「私が代わりに四天王になります」

小蒔「え?」

霞「そして、私より強い小蒔ちゃんは、四天王よりも上だって証明します」

小蒔「霞ちゃん・・・・」ウル...ッ

霞(だから・・・・悲しい顔をしないで)

――――

(リリーフラワーガーデン)会長「石戸 霞、あなたの四天王入りが決定しました」

霞「!・・・ありがとうございます」

会長「めまぐるしい活躍・・・お見事です」

霞「もったいないお言葉・・・」

会長「以後、さらに精進するように」

霞「はい」

――――

小蒔「凄いです。霞ちゃん!」ワァ

霞「いいえ、凄いのは小蒔ちゃんです。四天王の私より強い・・・唯一の存在なのですから」

小蒔「霞ちゃん・・・・」

霞「・・・・私にもっと力があったら・・・・小蒔ちゃんを四天王に入れるよう本家の方々にお願いする事もできるでしょうけど・・・・」

小蒔「あ・・・・・」

霞「ごめんなさいね・・・私は・・・・私がもっと・・・・」

ギュッ

霞「え・・・」

小蒔「・・・・・ありがとう」ギュッ

霞「小蒔ちゃ」

小蒔「霞ちゃんの気持ち、本当に嬉しいよ・・・」ギュー

霞「・・・・・」ホッ

小蒔「本当にありがとう」グスッ...

霞「・・・・はい」ニコッ

――――

霞「・・・・・・」

霞(最近小蒔ちゃんは・・・・ずっと雑誌を読んでいるみたいですね)

霞(インターハイに向けて、宮永 照を研究するにしても・・・・)

霞「あ・・・」

小蒔「・・・・・」スタスタ

霞(あれは・・・・・・小蒔ちゃん?)

霞(あっちには普段使われていない倉庫があるだけなのに・・・なんの用でしょう?)ツイテイク
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:36:13.79 ID:I0oezg3ho

小蒔「・・・・」ガラガラ...バタン...ガチャ

霞「・・・・」

霞(鍵まで持ち出して・・・・一体・・・・)

霞(何か危険な事をしていなければいいのですが・・・・・)キョロキョロ

霞「あ・・・・」

霞(ちょうどいい高さの脚立が・・・・置き忘れかしら・・・でも運がいいわ)ヨイショ

霞(これを使えば中の様子が・・・・見れる)

霞(静かに登って・・・と、この隙間から・・・)ノゾキコム

小蒔「・・・・っぁ!」

霞「?」

小蒔「・・・・・ああぁっ!」

霞「!!」

霞(こ・・・・これは・・・・?)

霞(小蒔ちゃんが・・・・・・・いえ、年頃ですもの・・・・ええ、不思議ではないですね///)ゴクリ

霞(見てはダメ・・・・覗かれてると知ったら、小蒔ちゃんが悲しみます・・・・それに私を嫌いになるかも・・・)ゾクッ

霞(もう降りましょう)

小蒔「好き!」

霞「!」ピタッ

小蒔「宮永さん・・・好き!好きです!ああっ」

霞「・・・・・・・・」

オリル

霞「・・・・・・・・・宮永 照・・・・」

霞(彼女が・・・・・どうして・・・・小蒔ちゃんの心を奪うのですか・・・・・?)

霞(私の方が・・・・ずっと・・・・)フラ...
465 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:36:44.78 ID:I0oezg3ho

数週間後―――

エイスリン「ショウブデース!!」

霞「・・・・・ええ」

霞(もはや、私が四天王でいても小蒔ちゃんは・・・・宮永 照を・・・・)

エイスリン「〜〜〜〜♪」キュキュキュ

霞(集中しないといけないのに・・・・でも・・・・もう・・・)

――――

小蒔「霞ちゃん・・・・」

霞「あ・・・・・」

小蒔「・・・・・」

霞「・・・・・」

小蒔「ごめんなさい」

霞「え?」

小蒔「私が前に四天王になりたいって言ったから・・・霞ちゃんは頑張ってくれました」

霞「・・・・・・」

小蒔「でも・・・・そのせいで・・・・霞ちゃんに・・・・負担をかけちゃいました」

霞「そんな事は・・・・」

小蒔「・・・・だって・・・・最近の霞ちゃん・・・・・辛そうです」

霞「・・・あ・・・・」

霞(それは・・・・小蒔ちゃんが・・・・)

小蒔「四天王として・・・・対戦相手と戦う日々・・・・私のせいで、霞ちゃんには辛い思いをさせてしまいました」

小蒔「でも・・・・・私を思ってくれた気持ちだけで・・・私は嬉しいです・・・・だから」

霞「・・・・」

小蒔「もう無理しないでください・・・・・私は・・・霞ちゃんの笑顔が大好きですから・・・・霞ちゃんには笑っていてほしい」

霞「・・・・・・・」

霞(小蒔ちゃん・・・・・その言葉・・・・残酷ですよ・・・・・でも)

霞「わかりました」ニッコリ

小蒔「あ・・・」

霞「あんまり小蒔ちゃんに心配かけるわけにはいきませんからね」ニッコー

小蒔「霞ちゃん・・・」ニコ

霞(私が笑っていないと小蒔ちゃんの笑顔が見れない・・・・・か)

霞(・・・逆に言えば、私が笑っていれば、小蒔ちゃんも笑顔でいてくれる・・・・・そう思う事にしましょう)ニッコリ

霞(そう、私は小蒔ちゃんが笑顔でいてくれればそれで・・・・・)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:37:14.16 ID:I0oezg3ho

久「ううっ!」

久(思ったよりずっと負担がかかる・・・・でも、これで少しは勝機が見えた!)

霞「?」

霞(・・・この・・・心が落ち着かない感じは・・・)

久(照魔鏡・極・・・・相手の奥底にある本質や弱点を見抜く・・・そして妄想に対する防衛本能・・・・防御力をゼロにする強力な技・・・)

久(あとは・・・・・沢村さんの能力で・・・・絶望を・・・・)

霞(何がなんだかわかりませんけど・・・・・警戒する必要がありそうですね)

久「・・・・・・・」

久(やば・・・・アクセスをブロックされてる・・・・フラグメーカーを使ってる以上、一気に決めないと力尽きちゃう・・・・まいったわね・・・)

霞「え?」

久「ん?」

久(どこを見て・・・・あ)チラッ

エイスリン「・・・・」タタタ

久(遠くにエイスリンさんが・・・これは心強いわね)

久(これで・・・・石戸さんとも・・・・・)

霞「・・・・・・・そんな・・・」

久「?」

霞(小蒔ちゃんと最も相性の悪いエイスリンさんは花田さんが徹底マークする作戦・・・・なのにどうしてエイスリンさんが一人でここに!?)

霞(決戦場になる北側と逆の南側で、戦いが終わるまでずっと見張っているはずでしょう?)

久「・・・・・」

霞(作戦の伝達ミス?臼沢さんとエイスリンさんは高鴨さんと花田さんで徹底的に封じるはずが・・・・相性的にも負けるはずないのに・・・・どうして・・・?)

久(なんだか知らないけど、隙だらけよ!)

久「はぁあぁ・・・・」

久(あなたに・・・・絶望をあげる)ブワァアア!!

霞「!!?」

霞(しまった!)

久(正直・・・・卑怯だし・・・外道・・・・だけど・・・・・)

久[宮永 照・・・・宮永 照さえいなければ・・・・]

霞「!!」

久[神代 小蒔の心の中にはあなたの姿ではなく、宮永 照がいる]

霞(や・・・・やめて・・・・)アタマカカエル
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:37:52.69 ID:I0oezg3ho

久[・・・・・・・・・]

霞(うう・・・・・・)

久(やっぱり・・・・・私は・・・・・・)

久[・・・・・・そんな事でどうするの!!]

霞「!!!?」

久[あなた、ずっと神代さんの事を好きだったんでしょ!?だったら、諦めないで!]

霞「な、何を言って・・・・」

久[そりゃ色々と事情とかあるでしょうけど、そんなの誰だってそうよ!]

霞「・・・・」

久[それにね、フラれたって人生終わる訳じゃないの!また違う人を好きになって・・・・それで・・・]

霞「・・・・・」

久[・・・・・・・・・・]

久[・・・・わかってるのよ・・・・自分の言ってる事が薄っぺらいって・・・・・お前に何がわかるんだって・・・・・思うわよね・・・]

霞「・・・・・・そんな事ないわ」

久[でも・・・・・・ほんと・・・・・何言ってるんだろ?私・・・・]

霞「・・・・・ありがとう」

久「・・・・・・え」

霞「・・・・・・」パチン

久「?」スゥッ

久(体が軽くなった・・・・技を解いた・・・って事?)

霞「・・・・悪いんだけど、甘く見ないで欲しいわね」

久「え?」

霞「元四天王の私が、敵に施しを受けるなんて・・・そこまで落ちぶれてはいないつもりよ」ニッコリ

久「あ・・・・」

霞「さあ、仕切り直しといきましょう」ザッ!

久「・・・・っええ!!」カマエ

久(今の石戸さんの防御力なら・・・普通の妄想でも勝てるはず!そのためには・・・・)

霞(・・・・・ここで勝利し、エイスリンさんを止めるためには・・・・)

久・霞(連続攻撃!!)

久「・・・・・」

霞「・・・・・」

ジャッ..

霞[穏やかな日曜日・・・・ひだまり荘では―――]

久[大人しい性格の七瀬 文は、秘かに憧れていたセタミィに―――]
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:38:19.01 ID:I0oezg3ho

智紀「・・・・・・」

巫女A「うう・・・・」バタッ

智紀(これで残り四十人・・・・)ハァハァ

巫女軍団「!」ジャッ...

智紀(なんとか早く倒して合流したいけど・・・難しいか・・・)チラッ

智紀(宮永さんたちは神代さん相手に持ちこたえてる・・・・)チラッ

智紀(竹井さんも、石戸さんを相手に頑張ってくれている・・・・でも、相当辛そう・・・・)

巫女軍団「おおお!」

智紀「うっ!」グラッ

智紀「っと!」タタッ

智紀(それなのに、私が倒れる訳にはいかない!)タタタ

智紀「あ!」

智紀(エイスリンさん!!??・・・・行く手を遮られてる・・・・なら!)タタタタ

智紀(私がエイスリンさんを助け出して、エイスリンさんも加われば、なんとかなるかもしれない)タタタタ
469 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:38:50.84 ID:I0oezg3ho

久「・・・・・・・」

霞「・・・・・・・」

久(ぜ・・・・全部ぶつけた・・・・けど・・・・)チラッ

霞「・・・・・・・」

久(届か・・・・なかった・・・・か)フラッ...

ドサッ.....

霞「・・・・・私の・・・勝ちですね」

久「そう・・・・ね・・・」ハハ

霞「・・・・・」

久「・・・・神代さんを・・・・助けに・・・・行かないの?」

霞「・・・・・・・行けません」

久「・・・・・え?」

霞「・・・・・・・体が・・・・・動きません」

久「・・・・それって・・・」

霞「もう・・・・力が・・・・のこってません」フラッ

ペタン

霞「・・・・・・」

久「はは・・・・なんだ・・・・ポーカーフェイスなのね・・・」

霞「そんな事・・・・ないですよ?・・・疲れた顔に見えるでしょう?」

久「いいえ・・・・・・・笑顔だし」

霞「え・・・・・?」

久「・・・・・・」

霞「・・・・・・」
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:39:34.33 ID:I0oezg3ho

久「ふふふ」

霞「・・・・・ふふふふ」

久「なんか・・・・漫画でよくある男同士の友情みたい」

霞「・・・奇遇ですね。私も同じ事を考えていました」

久「あら?気が合うわね」

霞「ええ」

久「なんか不思議な感じ・・・」

霞「?」

久「お互いさ、一応敵同士だし、まだ戦いの途中なんだけど・・・」

霞「・・・・」

久「すっごい楽しいし、なんか落ち着くのよね」

霞「・・・・そうですね・・・できる事を全てやった・・・・力を出し切った、という感じでしょうか・・・」

久「かもね・・・」

霞「・・・・・・なんだか・・・出会い方が違っていれば、あなたとは良い友人になれた気がします」

久「それは間違いね」

霞「え?」

久「今からだっていい友人になれるもの」ニコッ

霞「・・・・・・ふふっ・・・・・そうですね」

久「・・・・・改めまして、私は竹井 久」

霞「・・・・・私は石戸 霞です」

久「これからもよろしく」フフ

霞「こちらこそ、よろしくお願いします」フフ

久「・・・・あー、なんか・・・ホッとしたら・・・眠くなってきた」

霞「私も・・・・」

久「あ、もうダメだ・・・・お先に・・・・おやすみ・・・」ガクッ

霞「はい・・・・・私も・・・・すぐに・・・・」グラグラ

霞(小蒔ちゃん・・・・最後まで一緒にいられなくてごめんなさい・・・・でも・・・・小蒔ちゃんが勝つって信じています・・・)ガクッ
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:40:00.46 ID:I0oezg3ho

照「・・・・」ハァハァ

咲「・・・・」ハァハァ

小蒔(妹を狙うと照さんがかばう・・・なら照さんを狙って)ピキィィン...

咲「うぅ!」

照「咲!私は大丈夫だから!」

咲「やだ・・・お姉ちゃんは・・・・私が・・・・」ハァハァ

小蒔(・・・・・だんだんダメージが減ってる?耐性がついたのでしょうか・・・それとも別の・・・・)

照(もう・・・・咲が傷つくのは見たくないよ・・・でも・・・・どうすれば彼女に勝てるんだ・・・?)

デキタ!

照「?」

咲「?」

照「あ」ピクッ..

照(これは・・・・エイスリンさんの・・・うわわ)スタスタスタ

小蒔「!」ピクッ!

小蒔(体が・・・・動かない・・?まさか・・・・エイスリンさん!?)グググ

照「え?ちょっと・・・これは」スタタタ

小蒔「え?え?」ググ

咲「や、やだ!!お姉ちゃん!」

照「うぁ」

小蒔「あ・・・・/////」

ンチュウゥウゥゥ....

照「んん〜〜!!」

小蒔「ん・・・・ぁう////」ンム...

小蒔(照さんが・・・・こんなに近くに・・・・・/////)

照(うう・・・咲の目の前で・・・・・・・こんな姿を見られたら咲に・・・・・・・え?)

照(普通に妄想できる・・・・・男に変換されない?・・・・・神代さんの能力が解けたんだ!!)ンム..

咲「沢村さん!エイスリンさんを止めて!!」ガァア!

智紀「え!?」

咲「・・・・・・」

咲[エイスリンさんを止めて!!!]

智紀「!!!」ビクゥッ!!

智紀「エ、エイスリンさん、やめてって」

エイスリン「エー?ドシテ?」

智紀「と、とにかく!先にこの巫女さんたちを倒そう」

エイスリン「ワカタ!」ムン!
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:40:36.30 ID:I0oezg3ho

咲「・・・・」クルッ

照「あぅ・・・・」ツツーッ...

小蒔「あ・・・・照・・さん・・・////」ハァハァ...

咲「お姉ちゃん・・・・」

照「・・・あ!」タタタ

小蒔「あ・・・・・」ボーッ

照「い、今のは違うよ!?エイスリンさんの能力で・・・・」

咲「わかってるよ・・・・わかってるけど・・・・」ムムム...

照「・・・・えと・・・・・」

咲「・・・・・・」ムム

照(・・・・・・・)

照「私が好きなのは咲だけだよ!!!!」

咲「えっ・・・・?」

小蒔「・・・・・・」ピクン...

照「だから!私を信じて!!咲!!!」

咲「お・・・・・お姉ちゃん!!」ウルッ...

照「うん!!」

小蒔「・・・・・・・」ギリッ...

照・咲「!!?」バッ!

小蒔「・・・・・・・」ハァァァァ...

小蒔「  八  尺  瓊  の  勾  玉  ( ヤ サ カ ニ ノ マ ガ タ マ )」

小蒔(今までの攻撃は耐えましたけど・・・・・今度は一味違いますよ・・・・・)

照・咲「・・・・・」ゴクリ

小蒔(この能力によって・・・・太陽と月の力を得、霊力が高まった攻撃は・・・・さきほどまでとは比べ物になりません・・・)

照・咲(ま、まずい・・・・)テ ヲ ツナグ
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:41:16.62 ID:I0oezg3ho

キィィィイイィ........ン.....

照・咲「!!!」

照・咲(これは・・・・・新しい力が・・・・)ミツメアウ...

照・咲「・・・・・うん!」コクン!

照(今まで・・・・何回もしてしまった・・・・咲との・・・・姉妹百合の妄想を・・・・・)

咲(ずっと・・・・・ずっと夢見ていた・・・・お姉ちゃんとの・・・・・姉妹百合の妄想を・・・・・)

小蒔「・・・・!?」

照(咲の手から・・・・入ってくる・・・・)

咲(お姉ちゃんの手から・・・・私の中に・・・・)

小蒔「・・はっ!!」ピキィィィン!

バシュッ!

照「・・・・・」
咲「・・・・・」

小蒔「!?」

小蒔(弾かれた!?)

照(いくよ、咲)
咲(いくよ、お姉ちゃん)

照(わたしたちの想いを・・・・最後の力で・・・)
咲(わたしたちの想いを・・・・最後の力で・・・)

照(ぶつけるんだ)
咲(ぶつけるんだ)

照「・・・・・・・」ブワァァァァァァァァアアア......
咲「・・・・・・・」ブワァァァァァァァァアアア......

小蒔「!!」

小蒔(二人の周りを・・・・・凄まじい光が・・・・・足が・・・・すくんで動けない・・・・・・)ガクガク...

照「これで・・・・・」カマエ
咲「これで・・・・・」カマエ

小蒔「くっ!!」

照「終わりだーーーっ!!!!!!!!」ナゲル
咲「終わりだーーーっ!!!!!!!!」ナゲル

照「  照  と  咲  の  日  常  ( バ カ ッ プ ル モ ー ド ・ 凝 縮 )」
咲「  照  と  咲  の  日  常  ( バ カ ッ プ ル モ ー ド ・ 凝 縮 )」

グォワァアァァアッァァァァ!!!!!!!!!

憧「神代さん!!」タタタ!

憧(神代さんの身代わり!・・・・・・それがあたしにできる事だっ!!)タタタ

照「!!?」
咲「!!?」

照(まずい!かばわれたら・・・・)
咲(まずい!かばわれたら・・・・)
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:41:45.92 ID:I0oezg3ho

憧「間に合・・」

ガシッ!

憧「え」

桃子「バブー・・・・だあー」ガッシリ

憧「ちょっ・・・離し」

小蒔「!!!!!!!」

憧「!!!!!!」

照「!!!」
咲「!!!」

ピッカァアァァァァアアアァア.......

小蒔「・・・・・・・」

照「くっ・・・・眩しい・・・」メ ヲ ツブル

咲「ううう・・・」メ ヲ ツブル

ァァアァァ.........

小蒔「・・・・・・・」フラ...フラ..

照(これで・・・・・もうこっちに力は残ってない・・・・・)ハァハァ

咲(まだ・・・・やるなら・・・・お姉ちゃんだけでも・・・・私が・・・・)ハァハァ

小蒔「・・・・・・・・・・」

照「・・・・・・・・・」

咲「・・・・・・・・・」

小蒔「・・・・・・照さん」

照・咲「!!」
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:42:15.14 ID:I0oezg3ho

小蒔「・・・・・・・・・・・・・」ハ...ッ..ハァ....

照「・・・・・・・・・・・・・」

咲「・・・・・・・・・・・・・」

小蒔「・・・・・・・私は・・・・・・・・・・あなたが・・・・好きです」ハーッ....ハーッ...

照「・・・・っ!!」

咲「え・・・?」

小蒔「ずっと・・・・ずっと・・・あなたをお慕いしていました・・・・」

照「・・・・・」

咲「・・・・・」

小蒔「それは・・・・・さきほどの・・・・照さんの発言を聞いた後であっても・・・変わりません」

照・咲「!」

小蒔「姉妹百合は・・・・二次元では王道かもしれません・・・・・けれど!!現実では・・・・・邪道です!!」

照・咲「!!!」

小蒔「姉妹仲が良いのはいい事・・・・ですが・・・・その領分を逸脱するとなっては話は別です・・・・・」

照・咲「・・・・・・・」

小蒔「フラれた女の悪あがきと捉えて頂いても結構です・・・・・・それでも・・・・姉妹で付き合うべきではないと思います・・・・」

咲「・・・・・・・」

照「・・・・・・・私は咲が好き」

小蒔「!!!」

咲「お姉ちゃん・・・」

照「最初は・・・・・ある出来事をきっかけにして・・・・咲と距離を置いた」

咲「あ・・・・・・」

咲(ワンピースの・・・・)

照「でも本当は・・・・このままでは・・・・きっと私は咲を求めてしまうと思ったから・・・・・それが怖かったから・・・・」

咲「・・・・・・」

小蒔「・・・・・・・」ハーッ...ハーッ...

照「・・・・咲と離れている間・・・・寂しくて仕方がなかった・・・・大好きな百合があっても・・・心にポッカリと空洞ができたようだった」

小蒔「・・・・・・・」

照「それでも・・・・・私は咲と距離をとった・・・・時間が経てば、咲も私より素敵な人と出会い、恋をすると思ったから・・・・・」

咲「・・・・・・」

照「・・・・・だけど・・・・そう思っていたはずなのに・・・・・私の寂しさは決して埋まらなかった・・・・」

照「大好きなマリみてで・・・・自分と咲を登場人物に当てはめて妄想して・・・・自己嫌悪に陥った・・・・妹離れのできない自分が恥ずかしくなった」

咲「・・・・お姉ちゃん」グス..

照「それが続いて・・・・・今度は急に怖くなった・・・咲に嫌われていたらどうしよう・・・って・・・・本当に勝手・・・・・」

小蒔「・・・・・・」
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:42:42.61 ID:I0oezg3ho

照「でも・・・・咲は・・・・・・会いに来てくれた!!インハイを勝ち進んで・・・・決勝まで来てくれた!!」

咲「・・・・・・」グスッ....

照「・・・そこで咲と思いきり話す事ができた・・・・・・・お互いの信念を・・・・空いていた時間なんてなかったかのように!!」

小蒔「・・・・・・・」

照「しかも、気が付けば私の気持ちは、姉として妹に抱く家族への愛情に変化していた・・・・これで、また一緒に暮らしても大丈夫だって思った」

咲「え・・・・・」

照「・・・・でもやっぱり・・・咲と一緒にいるうちに・・・・だんだん思い出してきた・・・・心地よさを・・・・暖かさを」

小蒔「・・・・・・・」

照「気付けば・・・・家を出る前以上に・・・・・咲の事を好きになっていた・・・・・もう・・・離れたくないって思うぐらいに・・・・」

咲「お姉ちゃん・・・」ウゥウ...

照「だから・・・・私は咲と一緒にいたい・・・触れ合いたいんだ」

小蒔「・・・・・・・でも・・・・血の繋がった姉妹で愛し合っても・・・・最後には・・・・・悲しい結末が待っています」

照「・・・・・それは極論だよ、辛い事や大変な事はあるだろうけど・・・・悲しいかは二人が決める」

小蒔「周りにバレたら・・・・鬱展開どころではありませんよ?」

照「それは姉妹百合に限った事じゃないよ」

小蒔「それでも・・・・・・悪い想像ばかりしてしまうんです・・・・・もしも・・・」

照「・・・・・二人で心中・・・とか?」

小蒔「!!」

照「・・・・・私は・・・・どんなに追い詰められても・・・・絶対に諦めない・・・・咲が好きだから・・・・咲と一緒に生きる事を・・・・諦めない!!」

小蒔「!!!!」

照「・・・・・・・」

咲「うっううう・・・」グスッ...

小蒔「・・・・・・・・・・・私は・・・・・」ウゥ...

照「ありがとう・・・・・神代さん・・・こんな私を好きになってくれて」

小蒔「うぅっ・・・・・」グスッ

照「・・・・・・・・・」
477 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:43:10.45 ID:I0oezg3ho

小蒔「わ、私も・・・・どんなに追い詰められてもっ・・・・照さんが咲さんを好きでも・・・・っ絶対に諦めません・・・・」

照「・・・・・・・・」

小蒔「照さんが好きだから・・・・」グスッ...

照「・・・・・うん」

小蒔「うっ・・・・うぅっ」フラッ...

憧「あ!!」タタ!

ガシッ!

小蒔「・・・・・・・」グス...

憧「神代さん・・・・」

照「・・・・・・・」フゥ

咲「・・・・・・・お姉ちゃん!!」タタタ

ダキッ!

照「咲・・・・・」ギュッ

咲「お姉ちゃん!!お姉ちゃん!!私もお姉ちゃんが好き!!大好き!!」ギュー

照「ん・・・・ありがとう咲。大好きだよ」ギュ

憧「・・・・・・」

巫女軍団「ひ、姫様が・・・・・」ガクッ
478 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:43:45.27 ID:I0oezg3ho

リリーブライド本部―――

オペレーター(女性)「た、たった今入った情報です!!宮永姉妹、敵総大将、神代 小蒔を撃破!・・・・・・我が軍の勝利です!!」

和父「・・・・・・・・」

貴子「・・・・・・・・」

和父「おおおおおおおおお!!!!!!!」ワーーーーー!!

貴子「池田ァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」ワーーーーーー!!


晴絵「マジで?・・・・負け・・・・?」

灼「嘘・・・・・倍以上の戦力だったのに・・・」


怜「そんな事もあるんやなー」ヒザマクラ

竜華「そんな事もあるでー怜ー♪」ナデリ


憩「うっそ!凄いなぁ東!」


塞「凄い・・・・こんなエッチなポーズ見た事ない・・・・」

全裸初美「・・・・・」ポージングサセラレ

トシ「いやだから・・・・勝ったんだよ」

塞「でも・・・このポーズの方がやばい・・・」ドキドキ

煌「すばらです!」

トシ「・・・・全く」クスッ


白望「・・・・・勝ったのは嬉しいけど・・・・なんか・・・・」

白望(・・・・・・・全然いいところなかったな・・・・あーあ・・・・)


純代「・・・・・・・」

純代(神代さんに勝つとは・・・・・さすが宮永さん)フフフ


しず「ぐううううう・・・・・すぴーー・・・きゅるきゅる・・・・」ンガー

西の百合妄想士たち「ううう・・・気持ちよく寝てるけど・・・・その・・・・丸見えで・・・・/////」モジモジ...


宮永父(今頃どうなってるだろう・・・・・二人とも、頑張ってるかな)フフフ


洋榎「あー・・・・」ダラー

洋榎「めっちゃ悔しい・・・・・・くそー!」バタバタ!
479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:44:11.86 ID:I0oezg3ho

長野―――

龍門渕高校

透華「・・・・・東の勝利のようですわ」ニコッ

一「やった!」ワッ

透華「不利な状況であっても希望を捨てない・・・・いい勉強になりましたわ!」ウフフ

一「それで!?ともきーは!?」

透華「もちろん元気ですわ!!永水女子の巫女さん軍団百人相手に大立ち回りですわ!!」オーホホ!

一「さっすがともきー!!」

透華「西の皆さんには申し訳ないですが、これで一件落着といったところですわね」

一「うん!・・・・これでなんとかまた元通りになるといいけど」
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:44:47.88 ID:I0oezg3ho

東京―――

東側

リリーブライド所有ビルの屋上

監督「・・・・ええ・・・・はい・・・・わかりました・・・それでは・・・」ピッ

雅枝「んぁ・・・・・・・ああ?」パチ

雅枝「!!」ガバッ!

監督「ん?やっと起きたか」

雅枝「は・・・・?あれ?・・・・そや、うちは負けて・・・・」

監督「・・・・・」

雅枝「あかん!こんなとこで寝てたら!せっかくの大舞台やのに!」タタッ

監督「もう終わったぞ」

雅枝「は?」

監督「東の勝利だ」

雅枝「う・・・嘘つけや!姫さんが負ける訳あらへん!」

監督「なら電話でもしてみればいい」

雅枝「・・・そ、そやな」ピッポピピ

プルルルル...ガチャ

雅枝「あ、もしもし!あんなぁ?・・・・え?・・・・・・・・・・・ほんまか・・・わかった・・・・・おう・・・・」ピッ

監督「・・・・・どう?」

雅枝「・・・・・・信じられへん・・・・どんだけ押されても姫さんで勝てる思てたのに・・・・・」ガクン

監督「・・・・そんなに強いのか?」

雅枝「・・・・少なくても高校生に負けるとは考えられんかった・・・・」

監督「・・・そうか・・・・」

監督(・・・・・・・・宮永・・・・頑張ったんだな・・・・ありがとう・・・・)

雅枝「姫さん・・・・・・・・・あ!そや、ちょっとお願いがあるんやけど・・」

監督「お願い・・・・?」


 こうして、百合歴史に残る大激闘を繰り広げた東西決戦は幕を閉じた―――
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:45:49.30 ID:I0oezg3ho

二日後―――

鹿児島

婦警「あのね、もう高校生なんだから、分別っていうのがあるでしょ?」

全裸初美「はい・・・・」グスン

婦警「そりゃあね、たまには弾けたい日もあるでしょうけども、それでもやっぱり常識をね」

巴「本当にすみません」ペコペコ


小蒔「・・・・・・」

春「・・・・・元気ないですね」

霞「・・・・・ええ、そうね」

霞(小蒔ちゃん・・・・)

小蒔「・・・・・」ゴソゴソ

霞「?」

春「あれは・・・・」

霞「知っているのですか?」

春「さっき届いた荷物。白糸台の監督さんから」

霞「監督さんから・・・・?」
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:46:20.48 ID:I0oezg3ho

小蒔「・・・・・」ジャジャーン

霞(・・・・・人形?)

春「??」

小蒔「・・・・」カチッ

照人形『三連覇は、私たちの一大目標です!そのためにも、明後日の準決勝は負けられません』

小蒔「照さん・・・いい声・・・・」ポ

霞・春「・・・・・・」

照人形『今年も、手強いチームが多くて、試合がとても楽しみです』

小蒔「確かに・・・・永水の神代さんなんて特に!」ナンチャッテー!

霞「・・・・・」

春「・・・・・これは・・・」タラー

照人形『一生懸命頑張ります!応援、よろしくお願い致します』

小蒔「はい!応援します!!」ニッコリ

照人形『三連覇は、私たちの一大目標です!そのためにも、明後日の準決勝は負けられません』

小蒔「照さーん!」キャー!

霞「・・・・・」

春「・・・・・危な」

霞「春ちゃん」

春「・・・・ごめんなさい」

霞「ありがとう」ニッコリ

霞(小蒔ちゃん・・・・・やっぱり放っておけませんね・・・・私がちゃんと見ていてあげないと・・・・)ウフフ
483 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:48:17.24 ID:I0oezg3ho

福岡―――

新道寺女子高校 通学路

煌「はぁ・・・・・・」

煌(あと四日間自慰禁止ですか・・・・すばらくないです・・・・)

煌(せめて禁止期間だけ性欲もなくなってくれればいいのに・・・・)

煌(今日もまた・・・・休日登校する女子高生のうなじを見るためにこんなところに腰かけて・・・・)ハァ...

??「・・・・・」テクテク

煌(あ!すばらなうなじ!)オオ

??「ん?」クルッ

煌「あ」

姫子「花田?」

煌「・・・・・おはようございます」

姫子「・・・・なしてそげなところに座っちょるん?」

煌「・・・・・・ええと」

姫子「??」

煌「鶴田さんを待っていました」

姫子「え?」

煌「一緒に行きましょう」ストッ!

姫子「へ、へえー////」

煌「?」

煌(うなじが赤く・・・?)ハテ?

姫子(・・・・・・これは・・・・脈あり?)ドキドキ...
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:48:44.12 ID:I0oezg3ho

大阪―――

商店街

恭子「・・・・・」テクテク

洋榎「・・・・・」テクテク

洋榎「い、いやぁ、ええ天気やなぁ」

恭子「そうですね」

洋榎「・・・・・・・」

恭子「・・・・・・・」

洋榎「あ・・・・あの・・・・絹との事・・・・まだ怒ってる?」

恭子「・・・・・いいえ」

洋榎「ほんま!?よかったー!これで安心や!!」ホッ

恭子「え・・・・・・」

恭子(ちょっと怒ってるニュアンスで言ったのに・・・・この人は・・・・もう)クスッ

洋榎「いやぁ、よかったわ〜!恭子ともっと仲良うなりたいからなぁ〜」アハハ

恭子「え・・・・あの、主将・・・・それ・・・」

洋榎「ていうかもう主将ってやめへん?」

恭子「・・・でもそれは・・・」

洋榎「絹には絹ちゃん言うやん」ナー?

恭子「ええ・・・言いますね」

洋榎「ちゅう事は?うちはなんて呼ぶ?」

恭子「・・・・・・主将」

洋榎「そうや!主将です〜よろしく〜ってなんでやねん!!名前で呼んでや!!」

恭子「・・・・・恥ずかしいです」
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:49:27.28 ID:I0oezg3ho

洋榎「ええから!」

恭子「うう・・・・・・ひ、洋榎・・・・////」

洋榎「おう!それでええねん!」ニッコー

恭子「やっぱり恥ずかしいですって・・・・」カァァ

洋榎「何を恥ずかしい事あんねん!そない言うたら、うちの方がもっと恥ずかしい思いしたわ!!」

恭子「?・・・・・どんなんです?」

洋榎「あんな、表でパンツ脱がされてアソコ舐められてもうたんやから!!」

恭子「・・・・・・・・・・」

洋榎「・・・・はっ!!!」

洋榎(・・・・・・こら、いらん事言うてもうたんちゃうか?恭子・・・怒ってるんちゃうやろか?)チラッ

恭子「・・・・・・」ムヒョージョー

洋榎「あ、そうでもないわ!危ない危ない」ヨカッタデー

恭子「・・・・・主将」

洋榎「ん?ちゃうやん、洋榎やん」

恭子「主将」

洋榎「お・・・・おお・・・・?」

恭子「その子とお幸せに!」スタスタスタスタ!

洋榎「あ!ちょ、待ってぇや!」スタスタスタ!

恭子「・・・・・・」スタスタスタ

洋榎「怒ってるん?」スタスタスタ

恭子「怒ってないです」スタスタスタ

洋榎「あ、ほんま?よかったー!」ホッ

恭子「なんでやねん!!」ビシッ!

洋榎「ええ!?」

恭子「あ・・・・・もう!!・・・・・ほんまは怒ってます!!」

洋榎「お、怒ってんの・・・?」

恭子「・・・・・主将は」

洋榎「ひ、ひろえ・・・て呼んでほしいなぁ」ボソー

恭子「私が表で誰かにパンツ脱がされて、あああ、アソコを舐められてたら、どう思います!?」

洋榎「チカンや!助ける!!」

恭子「いや、そうゆう事ちゃいます!って・・・・そらそうなんですけど・・・・えーと」

洋榎「??」

恭子「私が嫌がらずに、そういう事されてたら、どう思います?」

洋榎「んー?」カンガエチュウ

恭子「・・・・・・・・」
486 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:50:06.66 ID:I0oezg3ho

洋榎「嫌や」

恭子「嫌?」

洋榎「絶対嫌や!!もし恭子が舐められたい、言うならうちが舐めたる!!!」

恭子「ちょっ・・・・そんな大声で・・・・」

洋榎「他のやつが恭子のアソコを舐めるなんて嫌やーーーーー!!」ウガーーー!!

恭子「わ、わかりましたから!静かに!!」

洋榎「・・・・・」ハァハァ...

恭子「・・・・まぁ私の気持ちもそんな感じです」

洋榎「え?」

恭子「しゅ・・・・・・洋榎・・・が他の人とそんな事してる思たら・・・・・腹立ちます・・・・」

洋榎「あ・・・・そうか・・・・ごめんな?」

恭子「・・・・・いえ・・・」

洋榎「あんな・・・・うちが好きなのは恭子やから」

恭子「え・・・・・」

洋榎「・・・・うちと付き合わんか?」

恭子「・・・・・・あ・・・・」

洋榎「・・・・・・・」ドキドキドキ....

恭子「・・・・はい、私も洋榎が好きです・・・・」

洋榎「!!!!!」

洋榎「やったでーーーー!!!!!」ワアァァァァ!!

恭子「/////」

洋榎「今日は最高やーーーー!!!!」アハハハハ!

おばちゃんA「洋榎ちゃん!よかったなぁ!これ持ってきや!サービスや!」

洋榎「ほんま!?ありがとう!うわー!めっちゃ美味そうなコロッケやんか!」ウワーイ

おばちゃんB「うちらはもう、いつ二人がくっつくか・・・やきもきしとったんやでぇ?」

洋榎「おおお!そうか〜、心配かけてもうたなぁ〜!」

恭子「あはは・・・////」

おばちゃんC「洋榎ちゃん、こんな可愛い彼女ができたんやから、浮気したらあかんでー?」

洋榎「おう!うちはもう恭子一筋や!!恭子のアソコ舐めまくったるで!!!」ウオーー

恭子「ちょっと!!////」

おばちゃんD「筋だけに?」

洋榎「その通りや!おばちゃんよう気付いたなぁ!!すじがええで〜!!」

洋榎・おばちゃんD「がはははははは!!!!!」

恭子「ちょ!何言ってんねんもうー/////」
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:50:58.52 ID:I0oezg3ho

公園

怜「りゅーかー」ヒザマクラレ

竜華「んー?なに?」ヒザマクラル

怜「今何考えてる?」

竜華「せやなぁ・・・・当ててみて〜♪」

怜「んー・・・・怜と一緒にいて幸せ〜かな?」

竜華「ピンポンピンポン〜♪大正解や〜!!」

怜「おおー!!」

竜華「トップ賞は舌絡めのキスやで〜」

怜「やったー!」ワーイ

ンチュ...レロ...レロ....ンン

サワ..

怜「んぁ?ちょと・・・・りゅーかぁ?」

竜華「あかん・・・我慢できひん・・・・ええやろ?怜・・・・副賞のお触りや・・・」

怜「・・・・しゃあないなぁ」フフッ

竜華「ほな・・・・触るで?」ハァハァ

――――

婦警「公然わいせつて知ってるでしょ?もう高校生やし!それがちっさい子も集まる公園で・・・」

怜「はい・・・・」

竜華「ごめんなさい・・・・・」
488 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:51:29.91 ID:I0oezg3ho

奈良―――

阿知賀女子学院

麻雀部 部室

穏乃「ん・・・・」zzz...

憧「・・・・・」フゥ

灼「・・・・・」

玄「なんかみんな疲れてるねー?」

憧「うん・・・・色々あったからね・・・・」

玄「そうなんだー。お疲れ様」ニッコリ

憧「うん、ありがと」ニッ

灼「・・・・あのさ、憧」

憧「え?」

灼「昨日届いたんだけど、あれ・・・・なんなの?」

憧「あ・・・・うん」

灼「びっくりしたよ・・・急にローションが届いたから」

憧「あはは・・・」

玄「ろーしょん?」

灼「どういう事?」

憧「いや、日頃お世話になってるから感謝の気持ちだよ〜」

憧(東横さんに灼さんの弱点を教えちゃったからね・・・・せめてものお詫び・・・・)

灼「感謝の気持ちでローション・・・・・」

憧「まぁまぁ」
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:51:58.36 ID:I0oezg3ho

玄「おねーちゃーん!ろーしょんって何?」ボソボソ

宥「ろーしょん?んー?わからない・・・ごめんね?」

玄「そっかぁ、じゃあ灼ちゃんに聞こう!」タタ

玄「ねえねえ灼ちゃん!ろーしょんって何?」

灼「え!」

灼(純粋な玄に真実を伝える訳には・・・・)

灼「・・・・・ローテンションの略だよ」

玄「あ!そうか!なるほどー!灼ちゃん!ありがとー♪」ニッコー

灼「う・・・・うん・・・・」

灼(ごめん玄・・・・)

??「違う違う!それは間違ってるよ!」ガラッ!

宥・玄・灼・憧「え!?」

晴絵「ローションっていうのは、性行為で使う便利グッズだ!!」

玄「せいこう?」ンン?

灼「ちょっと!はるちゃん!」

晴絵「裸で全身にかけて、ヌルヌルのままエロイ事するんだよ!!わかった?玄!?」

玄「え?え?え?」オロオロ

宥「あううあうあう・・・」プルプル

灼「わ、わかった、わかったから・・・・」

憧「は、晴絵!!ガサツすぎるよ!!」

晴絵「んー?そう?」ガハハ

穏乃「・・・・」zzz...
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/13(木) 23:52:54.25 ID:I0oezg3ho

岩手―――

白望「・・・・・」ボー

胡桃「充電〜♪」

塞「・・・・・・」ジー

胡桃「ん?塞?どしたの?」

塞「・・・・最近ね、興味深い事がわかったの」

胡桃「興味深い事?」

塞「・・・赤ちゃん言葉ブーム到来」

胡桃「へ?」

塞「赤ちゃん言葉で喋る事がいい女の条件・・・・胡桃、やってみて?」

胡桃「あはは!何言ってるの?そんな訳ない!」アハハ

塞「・・・・・・・」

白望「・・・・・・・」

塞「ビニールプールブーム到来」

胡桃「え?」

塞「女子高生がスクール水着でビニールプールに入る事がいい女の条件」

胡桃「あはは!塞、面白いね!」

塞「ほ、本当!?じゃあ用意してくるね!」スクッ

胡桃「え?いや、入んないけど!」

塞「・・・・・・・」アウー

白望「・・・・・・・」

塞「・・・・・シロ」

白望「絶対ヤダ」

塞「・・・・・・・」

塞(ああ・・・・はつみたんの肌が恋しい)トホホ...
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/14(金) 00:01:45.67 ID:u8j4ZhEro

東京―――

白糸台高校

麻雀部 部室

監督(しかし、まさか神代がな・・・・でもあの人形を渡したところで何がどうなるのか・・・・)

菫「・・・・・・」

亦野「・・・・・・・」

淡「・・・・・・」

渋谷「・・・・・・・」

監督(ん?なんかやけに雰囲気が暗いな・・・・)

監督「みんな・・・・何かあったのか?」

亦野「・・・・・・それは・・・・・」

監督「ん?どうした?」

菫「照が・・・・・もう私たちとは・・・・・・」ウゥゥ

監督「??」

淡「もうエッチしないって・・・・・」

監督「あ・・・・」

亦野「・・・・・・・理由を聞いたら、好きな人がいるって・・・・・」

監督「・・・・・・そうか・・・・」

菫「・・・・・でも・・・私たちは大切な仲間だって・・・・言ってくれました」

監督「うん・・・・それはそうだろう」

淡「ん・・・・でも・・・やだなぁ・・・・テルが誰かと付き合うの〜」ンモー!

亦野「・・・・・・・・」

菫「・・・・・・・・」

監督「・・・・・・・」

渋谷「私も・・・嫌・・・・だけど・・・・しょうがない・・・・」

菫「渋谷・・・・・」

亦野「・・・・・・」

淡「?」
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/14(金) 00:02:14.74 ID:u8j4ZhEro

渋谷「最初は・・・・あんな風に迫って・・・・照先輩と・・・・できて、嬉しかったけど・・・・・やっぱり間違ってたよ・・・・」

監督「そ、そうだな・・・・」タラー

菫・亦野・淡「・・・・・・・・」

渋谷「やっぱり・・・・正直に好きだって告白して、照先輩の気持ちを聞いて、って段階を踏むべきだった」

菫・亦野・淡「・・・・・・・・」

渋谷「だけど・・・過去は変えられないから・・・・これからどうするか・・・・だと思う」

菫「・・・・・・そうだな」

亦野「・・・・・ああ」

淡「・・・・・・」ウン

監督「・・・・・」ウン

渋谷「照先輩に恋人ができたら・・・・二人を応援してもいいし・・・・・まだ照先輩を好きなら、告白すればいい・・・・」

菫・亦野・淡「・・・・・・・」

渋谷「自分がしたいようにすればいいと思う・・・・それが自分勝手な行動だとしても・・・・」

監督「・・・・・・」

渋谷「じゃないと・・・・・絶対後悔するから・・・・」

淡「そだね」

菫「大星?」

淡「やっぱ好きな人は独り占めしたい!これがフツーだよ!」

菫「それは・・・・・まぁ・・・」

淡「だから、テルが誰と付き合おうとも、私は諦めない!!・・・みんなは諦めた!?」

菫「・・・・・わ、私だって!!照を狙い撃ちしたい!!」

亦野「私も・・・・・!!」

渋谷「もちろん私もそうです」

淡「ふ〜ん・・・じゃあライバルだね〜」

亦野「望むところだ」

菫「まずは誰から告白するか・・・・」

淡「勝負しましょうか?」

渋谷「丁度四人です・・・・となれば・・・・」

菫・亦野・渋谷・淡「麻雀!!!」オオオオ!

監督「・・・・・・」

監督(なんとか・・・・・なったようだな・・・・・)

監督(・・・・・この中で・・・・私が一番最低な人間な気がする・・・・・・すまない宮永・・・・・今度・・・・本気で謝ろう)
493 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/14(金) 00:02:50.19 ID:u8j4ZhEro

長野―――

龍門渕高校

♪サミシイト サミシイト

透華「ここ・・・・これは・・・・なんという至宝・・・」ペラリ

宮永父「いえいえ・・・そんな大したものではありませんよ」アハハ

一「いや・・・・これは凄いです・・・・こんなアイコラ・・・・初めて見ました・・・・」

宮永父「そうですか?・・・一時期、妻の影響でしばらく三次元続きだったもので、作ってみたんですよ」

智紀「・・・・・・神業」ペラッ

ハギヨシ「・・・・脱帽でございます・・・これほどの技術は、私にはとても・・・」

宮永父「褒め過ぎですよ」ハハ

透華「ほ、他のも見てよろしいですか?」

宮永父「ええ、どーぞどーぞ」
494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/14(金) 00:03:22.28 ID:u8j4ZhEro

トーカーーーー!

オイ!コロモーー!

透華・一・智紀・ハギヨシ「!!!!」

シュバッ!バサッ!バタン!バタン!ガラッ!パタ!チャッ!カチャ

♪〜(クラシック)

宮永父「おおお?」

バタン

衣「おーいトーカ!!」

純「急に走るなって」

透華「あら?どうしたんですの?」ズズ...

衣「あー!衣もお茶飲みたい!」

一「もちろん衣と純くんの分もあるよ」ニッコリ

純「お、サンキュ!」

ハギヨシ「こちらでございます」

衣「わー!ありがとう!!」

――――

衣「あー美味しかった!ごちそうさま!!ではジュン!行こう!」ダッダダダ..バタン

純「まだ飲んで・・・・んっんっ・・・・ぷはぁ!ごちそうさん!!衣〜、待てって!!」ダダダ..バタン

バタン

透華・一・智紀・ハギヨシ「・・・・・・・・」

シュバッ!バサッ!バタン!バタン!ガラッ!パタ!チャッ!カチャ!

♪ダカレタイ ナミダニキスシテ

透華「この子の・・・・他の写真はあります?」ハアハァ

一「動画・・・・なんて無理ですよ・・・・ね?」

智紀「この体は誰か、教えて頂けますか?」

ハギヨシ「もしよろしければ、ご教授をお願いしたいのですが・・・」

宮永父「ふふ・・・・全部お任せください!」ドドン!

透華・一・智紀・ハギヨシ「おおおお〜!!」パチパチパチパチ.....

宮永父(照・・・咲・・・お父さんは頑張ってるよ・・・・)
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/14(金) 00:04:13.36 ID:u8j4ZhEro

清澄高校

桃子「はぁ〜、しかし疲れがなかなか取れないっす」

純代「・・・まぁ、大規模な戦いだったし」

久「そうよねぇ・・・・」

桃子「・・・でもなんでこのメンツっすか?」

純代「それは私も思った・・・・」

久「ん?いやぁ、やっぱり金曜の事を話したいんだけど、二人とも出かけちゃっててね」

桃子「なるほど・・・・」

純代「・・・納得」

久「それで、どうだったの?」

桃子「んー・・・なんか四天王候補として私と竹井さんと宮永 照さんの名前があがってるって聞いたっす」

久「え?本当に?」

桃子「はいっす、でも今回四天王の皆さんも大活躍でしたし、味方だったっすから、入れ替わりはないっすけど」

久「なるほどねー」

純代「竹井さんは、石戸さんを倒した功績がかなり大きいみたいです」

久「あら」

桃子「う・・・確かに石戸さんは強かったっすね」

久「ええ・・・・」

純代「・・・・でも、これでしばらくは東西の関係も大人しくなりますね」

久「・・・・だといいわね」

桃子「あれだけ暴れたんすから、もうみんなヘトヘトっすもん」

久「・・・・・・そうね」フフッ

久(百合に対する強い信念をもった人たちとの激闘・・・・卒業前にいい思い出ができたわ・・・・決して忘れられない・・・・・素晴らしい思い出が・・・)
496 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/14(金) 00:04:41.88 ID:u8j4ZhEro

通学路の外れ―――

咲「この木・・・・・」

照「?この木がどうかしたの?」

咲「・・・・前にね、この木にもたれかかって寝てた時、お姉ちゃんと一緒にいた時の夢を見たんだ」

照「夢・・・・?」

咲「うん。お姉ちゃんが、嶺上開花(リンシャンカイホー)の意味を教えてくれて・・・・」

照「あ・・・・」

咲「それから私、自分の名前が好きになったんだ」ニコ

照「・・・・そう」ニッコリ

咲「・・・・お姉ちゃん・・・」

照「うん?」

咲「・・・私、これからもお姉ちゃんと一緒にいたい」

照「・・・・うん」

咲「嶺上開花は、山の上で花が咲く・・って意味だけど」

照「・・・・・」

咲「私はお姉ちゃんの隣で咲きたい・・・・ずっと・・・お姉ちゃんを・・・・守りたい・・・・」

照「/////」

咲「・・・・・お姉ちゃんの優しさで・・・・私を照らしてほしい・・・」

照「さ、咲・・・/////」

咲「そうしたら、ずっと・・・・・//////」

照「//////」

咲「ご、ごめん・・・・ちょっと台詞が・・くさすぎたかな?」

照「そそ、そんな事ない!!嬉しかった・・・////」ギュッ..

咲「あ・・・・」

照「私も・・・・咲が好きだから・・・ずっと一緒にいたい・・・・ずっと連荘したい」

咲「え?・・・・・どういう意味?」

照「あの・・・えと・・・・ごめん・・・何か言わないとって思って・・・・」

咲「・・・・ぷっ」クス

照「わ、笑わないでよ」カァァ

咲「ごめんね、お姉ちゃんが可愛すぎて」ギュ

照「もう////」
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/14(金) 00:06:17.72 ID:u8j4ZhEro

咲「・・・・・・」

照「・・・・・・」

咲「・・・・・・」

照「咲・・・・・」ハナス

咲「あ・・・・・」

照「・・・・・・」ミツメル

咲「・・・・・・」ミツメル

照「・・・・前に一度しちゃってるけど・・・」

咲「あ・・・・うん・・・・でも」

照「うん・・・・・今度は違うよ」

咲「・・・・・・うん」

照「咲・・・・好き・・・大好き」カオ ヲ ヨセル

咲「私も・・・お姉ちゃんが・・・・大好き」メ ヲ トジル

チュッ....




女生徒A「・・・・・・」ポー

女生徒A(あそこでキスしてる二人・・・・・どことなく似てる・・・・もしかして姉妹なのかな?)ゴクッ...

女生徒A(あんなに可愛い姉妹が・・・キスしてる・・・・幸せそうに・・・・////)ポー

女生徒A(・・・昔から好きあっていたのに、うまく伝えられなくて、すれ違って・・・・やっと結ばれた・・・そんな感じかも!)ポォォ...

女生徒B「どうしたのー!?部活始まっちゃうよ〜!?」

百合妄想士A「あ、ごめーん!!今行く〜!!」タタタタ...


 こうして・・・・百合妄想士は、また次の世代へと受け継がれていく――――
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/14(金) 00:07:59.47 ID:u8j4ZhEro

以上になります。

すごく長くなってしまいましたが、最後まで読んで下さった方、ありがとうございました。

499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/14(金) 00:52:29.75 ID:SASYp5ZQo
おつ!!
途中何度も腹抱えて笑ったわwwww
すばらでした!
500 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/09/14(金) 03:55:44.73 ID:26RZx1L9o
超乙!
面白かった!本当に本当に面白かった!
こんな時間でもだれる事無くサクサクと読めてずっと楽しかった

何度でも言いたいね。面白かった!
501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/14(金) 12:42:49.86 ID:XSJTrWHIO
いいSSだった
掛け値なしに
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/14(金) 13:25:13.40 ID:RhalLSRro
すばらでした乙乙
めっちゃ笑えたし小ネタ効いてて面白かった!
壮大な物語をありがとう!
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