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騎士「女しかいない国?」女騎士「ああ」 -
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1 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:17:23.82 ID:Was+NBnS0
騎士「んで、お前はそこから来た訳だ」
女騎士「そうだな。そこで騎士をやらせて貰っている」
騎士「……確か、その国ってガチで女しかいないんだよな?」
女騎士「まぁ、基本的に男子禁制だ」
騎士「生まれてから一度も男を見たことがない奴とかも」
女騎士「ウチの国に生まれれば、大体そうだな」
騎士「……」
女騎士「……」
SSWiki :
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【安価コンマ】好きと嫌いと異世界と 2 @ 2025/07/06(日) 22:07:29.64 ID:yYA4flIp0
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特別じゃない僕へ @ 2025/07/06(日) 21:56:01.37 ID:6gSJ+Xjp0
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うんち @ 2025/07/06(日) 16:56:20.22 ID:Yg6kITO0O
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1751788580/
(´・ω・`) @ 2025/07/06(日) 13:23:30.88 ID:IvrgdLBdo
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1751775810/
連邦の白い悪魔 @ 2025/07/05(土) 21:58:41.33 ID:r68sEH5L0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aaorz/1751720320/
安価ダンガンロンパSSを復興させたい @ 2025/07/05(土) 12:27:48.99 ID:p5pl6xro0
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「ただのクマです、通して下さい」デスガイド「よし通れ」 @ 2025/07/01(火) 01:46:57.85 ID:AZqAU1up0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1751302017/
速水奏「プロデューサーさんにスカウトされた話」 @ 2025/06/30(月) 23:35:01.77 ID:EyxvIr6M0
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1751294101/
2 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:18:14.85 ID:Was+NBnS0
騎士「……おい」
女騎士「……どうした?」
騎士「そんな女しかいない国から来たお前は、俺を見てなにか思うことはないのか」
女騎士「……?」
女騎士「……おお」
女騎士「魔物に囲まれたところに助太刀して貰い、感謝する。見事な腕前だった。ただ見たところそちらも魔物に襲われていたみたいだし、貸し借りはなしと言うことで」
騎士「違ぇよ!」
女騎士「うお」
騎士「違う、違うんだよ! そんなことじゃないんだよ! ほら、もっとさ、もっとなんか言うことあるじゃない!? 男だよ、俺!」
3 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:18:49.42 ID:Was+NBnS0
女騎士「……?」
女騎士「……ああ」
女騎士「中々良い剣を使っているな。さぞ腕の良い鍛冶師に鍛えられたのだろう。私の国ではやはり女性だけだからか、元は男性の職業である鍛冶師になりたがるやつは少なくてな。私の剣も別の国から特注で」
騎士「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!」
女騎士「おおぅ」
騎士「お前ちょっとそこに座れ」
女騎士「はい」
騎士「……いいか? 俺は男だ。そしてお前は女だ」
女騎士「はい」
騎士「……魔物討伐任務で一人この森を訪れた俺は、やがて目的の魔物を見つけた」
女騎士「なんか語りだした」
4 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:19:25.95 ID:Was+NBnS0
騎士「数は多かったが、だがそれだけだ。俺の敵ではない。剣を振るい魔物を屠る内に、後方から人の声が聞こえた」
女騎士「あ、それ私」
騎士「……金色の髪が輝くその女は、整った顔立ちに僅かに焦りの色を見せ、俺の討伐対象と同じ種族の魔物を狩っていた」
女騎士「あれは焦ったわー。あいつら数に際限ないんだもん」
騎士「……美しかった」
女騎士「ありがとう」
騎士「女が踊るように剣を振るうたび、煌く白刃の閃光と共に魔物が沈んでいく。端整な顔に相応しく揺れる金髪、優美な顔に相応しい、冷徹な光すら感じるサファイアの瞳」
女騎士「お前も銀髪赤目でカッコいいぞ」
騎士「ありがとう。……やがて言葉なく自然と俺たちは背中を合わせていた。二人の息遣いと魔物たちの唸り声だけが静寂に満ち満ちた森に響いた」
女騎士「ドキドキ」
騎士「出会ったばかりの俺たちだが、この刹那、二人は無敵だった。急造のコンビで、言葉の一つも交わしていないのに関わらず、俺は女に背中を預け、女もまた、俺の剣に賭けてくれた」
女騎士「まぁお前が強いことは見て分かったし」
5 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:20:00.99 ID:Was+NBnS0
騎士「幾度となく剣戟が繰り返され、やがて俺たちは勝った。魔物の死体で埋まる森で、息を軽く弾ませながら、二人の目線が交じり合う。俺たちは互いに笑った」
女騎士「へへっ」
騎士「……そうして、俺たちはそこで始めてお互いの身の上を話したのだった……」
騎士「だった…………そうしてさぁ……」
女騎士「……?」
騎士「お前の国さぁ、女しかいないんだろ?」
女騎士「そうだ」
騎士「男はいないんだろ?」
女騎士「基本的にはそうだな。国の中には入ってこない」
騎士「だったらもっとなんか言うことあるだろうがあああああああああああ!」
女騎士「ぅお」
6 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:21:25.90 ID:Was+NBnS0
騎士「女しかいない国から来た美しくも強い女性! それが程々のピンチ! そこで同じく剣を振るっていたイケメンの俺!」
女騎士「自分で言うか」
騎士「イケメンで男の俺!」
女騎士「大事なことなのか?」
騎士「イケメンで強い男の俺!」
女騎士「大事なことなのか」
騎士「……」
女騎士「……」
騎士「……なんか、ないの?」
女騎士「なんか、とは?」
7 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:22:16.21 ID:Was+NBnS0
騎士「ほら、やっぱさ、女しかいない訳だから、男を見たことがない訳じゃん。つまり、男に対して色々なんか思うことがある訳じゃん! 『男の人って怖い生き物なんだよね|(ビクビク)』とか『ふん、男なぞ下等な存在。さぞ弱く醜いのだろうな』とかさ!」
女騎士「まぁそう言う奴も多いな」
騎士「だろう!?」
女騎士「ああ」
騎士「……」
女騎士「……」
騎士「……お前は?」
女騎士「ん?」
騎士「お前はそーゆーのないの!? 強くてイケメンな男の俺に対して『こ、これが男の人……か、カッコいい……|(キュン)』とか『お、男なんかに助けられるなんて、くそっ、不覚……! だがなんだ、この胸の高まりは……!』とかさぁ!」
8 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:23:48.18 ID:Was+NBnS0
女騎士「……」
女騎士「……おお、なるほど」
女騎士「……うーん」ジロジロ
騎士「……」ワクワク
女騎士「うん」ポン
女騎士「お前になら抱かれてもいいな。強いし、イケメンだし、金持ってそうだし」
騎士「え」
女騎士「ん?」
騎士「……」
女騎士「……」
騎士「……こ」プルプル
女騎士「こ?」
騎士「コレジャナーイ!」バタン!
女騎士「……」
女騎士「……流石の私も、死体の上に大の字で倒れる男に抱かれたくはないな」
騎士「もおおおおおおおおお! なんなのコイツぅうううううううう!」ジタバタ
9 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:24:29.05 ID:Was+NBnS0
それから。
騎士「……ふーん。お前、最初からあの国に居た訳じゃないんだ」
女騎士「そうだ。だから男に対して偏見はない」
騎士「ふーん、へー、あ、そう」
女騎士「興味ゼロか」
騎士「いやさ、俺の国にも女は居るけどさ、やっぱお前の国ってこっちの男から見れば憧れなのよ。高嶺の花なのよ。穢れなき妖精さんなのよ! それが、こんな、こんな……!」
女騎士「ちなみに私は処女ではないぞ」
騎士「もう俺は驚かないし期待しない」
10 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:25:26.55 ID:Was+NBnS0
女騎士「ああ、心配はするな。私の国ではやはり殆どが男を知らない。二つの意味で」
騎士「……キタコレ!」
女騎士「ああ。姫とか凄いぞ? この前私が白いアレが出るタイプのおしべと棒を出し入れするタイプのめしべの話を事細かくしてやったら、顔を真っ赤にして気絶したぐらいだから」
騎士「お前姫に向かって何の話してんのおおおおおおおおおおお!?」
女騎士「ナニだけど」
騎士「え? は? え、え? お前の国の姫ってあれだろ? その姿を見た人さえ滅多にいないと言う、妖精姫たんのことだろう!?」
女騎士「そうだ。良く知ってるな」
騎士「写真さえないし情報も全く出ないから、ウチの国では神格化されているんだよ、姫たんは」
11 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:26:23.28 ID:Was+NBnS0
女騎士「それは良いことを聞いた。今度写真を売りに行こう」
騎士「姫たんを汚すなああああああああああああ! なに!? お前誇りとか忠誠心とかないの!?」
女騎士「そんなもんは犬に喰わせたよ」
騎士「Oh……」
女騎士「世の中金だよね、やっぱり」
騎士「コレジャナーイ!」
女騎士「ちなみに私は映像記録魔法を使える。げへへ。ごれでガッポガッポだぜ」
騎士「笑い方あああああ! つか、え、お前魔法も使えんの?」
女騎士「戦いで使えるものはないが、まぁ嗜む程度には」
騎士「…………」
12 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:27:10.51 ID:Was+NBnS0
騎士「……お前、かなり強い。剣に隙がないし、おまけに魔法も使える」
女騎士「ああ」
騎士「……お前、美しい。それは俺が保障する」
女騎士「ありがとう」
騎士「……女しかいない国から来たのに男に物怖じしない。かなりの実力者で姫と会えるぐらいの地位にいるのに誇りがない。端整な顔立ちしているのに結構ビッチ」
女騎士「最後のは酷いな。私とて誰でもいい訳じゃない。金持っててイケメンで強い金持ちが好きなだけ」
騎士「お前さっきからコレジャナイ感が物凄いんだよ! どんだけ金が好きなんだよ!」
女騎士「趣味は金稼ぎだ」
騎士「コレジャナーイ!」
女騎士「ああ、ぬいぐるみとかも結構集めている」
騎士「おおおおお! そう! それだよ! そう言うのが……!」
女騎士「それを姫に高値で売る」
騎士「もおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
13 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:30:04.65 ID:Was+NBnS0
女騎士「そうだ、煙草吸っていいか?」
騎士「あ、俺も吸う。火打ち石持ってる? 俺なくしちゃった」
女騎士「必要ない」 ボウッ
騎士「おお、指先から火が……流石だな」
女騎士「これぐらいの火しか出せないがな。……ほら」
騎士「ありがとう」
女騎士「ふぅー」 スパー
騎士「ふぅー」 スパー
女騎士「……」 スパー
騎士「……」 スパー
女騎士「……ふぅー」 スパー
騎士「……」 スパー
騎士「なに煙草吸っちゃってんの!?」 スパパパパパー
14 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:31:16.38 ID:Was+NBnS0
女騎士「リアクションが遅いな」 スパー
騎士「あまりにも堂々とした吸いっぷりに違和感覚えなかったよ! びっくりした! 普通に仲間と吸ってる気分だったもん!」
女騎士「と言うかお前も吸ってるじゃないか、煙草」
騎士「いや、そうだけど……いや、え、ええー……」
女騎士「あ、そうか」 ポン
女騎士「お前どうせアレだろ。またなんか変な期待しちゃったんだろ」
女騎士「妖精さんは煙草吸わないんだー、みたいな」
騎士「と言うより何も期待してなかったところに更に追い討ち掛けられた気分だよ」
騎士「出会った妖精は守銭奴だったんだ。はは、そりゃ煙草ぐらい吸うよな!」
15 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:32:47.17 ID:Was+NBnS0
女騎士「ちなみに私はヘビースモーカーだ。煙草がなかったら死ぬ」
騎士「だろうな! スゲェ吸いなれてる感があるからな!」
女騎士「ただウチの部隊は私以外吸わないからな。肩身が狭くてしょうがない」
騎士「あー、その辺りはやっぱそうなんだな。俺の部隊は男しかいないからか、結構喫煙率が高い。直属のやつらなんか、全員吸っているし」
女騎士「それは羨ましい。全く、隊で一番偉い私が、どうして隅っこで煙草を吸わなきゃならんのだ」
騎士「はははは。それはご愁傷様」
女騎士「……ふぅー」 スパー
騎士「……」 スパー
騎士「お前隊長かよ!」
女騎士「言わなかったか?」
16 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:33:37.45 ID:Was+NBnS0
騎士「初耳だけど納得だよ! そりゃ強いし姫と話す機会もあるだろうさ!」
女騎士「と言うか、お前も隊長だろ?」
騎士「え、知ってたの?」
女騎士「いや、分かる」
騎士「ふ、ふふふふ! まぁ、俺のイケメンで強いこの様を見れば一目瞭ぜ」
女騎士「金持っている気配がするぞ。かの国の騎士部隊の隊長だ。さぞかし給料が良いのだろう」
騎士「ちくしょう!」
女騎士「だから言ったろ? 『良い剣を使っているな』と。それ、かなり高いだろ。特注品の匂いがする」
騎士「ああそうだよ! この剣は凄い業物だよ! 永遠に錆びないし折れないんだぜ!? すげぇだろ!」
17 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:34:23.57 ID:Was+NBnS0
女騎士「で、いくらだ?」
騎士「頭の中金だけかテメェ!」
女騎士「まぁまぁ旦那ー。いくらか教えてくださいよー。げへへ」
騎士「お前な、一回自分の職業を見直した方がいいぞ。……まぁいいか。この剣に値段を付けるとすればな」
女騎士「うんうん」
騎士「……多分、10年くらいは遊んで暮らせる」
女騎士「うんう……………………え?」
騎士「この剣は国王から報酬で貰ったもんでな。お前が言った通り特注品だ。昔は良く盗賊とかに剣を狙われたもんだよ。ま、全部返り討ちにしたがな」
18 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:35:35.90 ID:Was+NBnS0
女騎士「……」 キョロキョロ
騎士「おい、何故辺りに誰もいないかの様な確認をしている」
女騎士「……」 ガシャ
騎士「おい、何故剣を構える」
女騎士「……一人の勇敢な騎士は、誰にも知られることもなく、魔物の群れに殺されてしまったのでした。置いてあった高価な剣とあと鎧は何者かに持ち去られていました」
騎士「正気かテメェ!」
女騎士「冗談だ」
騎士「そ、そうか。そりゃそうだよな」
女騎士「ああ」
19 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:36:24.19 ID:Was+NBnS0
女騎士「私は必ず勝てる勝負しかしない主義でな」
騎士「……俺、強くて良かったなぁ」
20 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:37:20.06 ID:Was+NBnS0
女騎士『私がお前に確実に勝てるようになったら、また会おう。その剣を持ってくるのを忘れるなよ』
騎士『もう日々の鍛錬を欠かせなくなっちゃったよ!』
騎士「……なんてことがあったのが、数ヶ月前」
騎士「あれからあいつに会うことはなかった」
騎士「当然だ。あいつの国は男子禁制。加えほぼ鎖国状態。あの時あいつが国の外に居たのは、あいつが騎士であり、隊長であるが故だったんだろう。よくよく考えてみれば、あの国に住んでいる人に会ったことはなかった。あいつが初めてだった」
21 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:38:04.33 ID:Was+NBnS0
騎士「全く持ってあいつのことを偉そうに言えないが、俺も誇りやら国に対する忠誠心はそこまでない。それなりに愛国心はあるが、それだけだ」
騎士「俺が騎士になったのは。俺が強くなったのは。まぁ色々省略すれば、早い話が女にモテる為だった」
騎士「我ながら屑な理由だと思う。だが実際、俺はモテた。一時期は国の英雄とまで言われた俺だ。ルックスも悪くない。あいつの言う通り、金だって持っている。何もしなくても、女が俺に寄って来た」
騎士「……貪る様に女を抱いた。日に三度、別の女を抱いたこともある。俺は満たされた。性欲も。支配欲も」
騎士「だけど心は空っぽだった」
騎士「俺に群がる女は、俺の地位や顔しか見ていない。まぁ俺だって女の顔や体しか見ていなかった訳だから、その点はどうこう言わない」
騎士「だけど無性に虚しくなった」
22 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:38:44.24 ID:Was+NBnS0
騎士「ここで俺がこの地位を失って。ここで俺の顔が醜くなって。ここで俺が弱くなったら」
騎士「女は俺を見てくれるのだろうか」
騎士「俺が強くなったのは、こんなもんの為だったのか」
騎士「違う、と胸は張れない。本来の目的は既に久遠の彼方だ。残ったのは誰の為とも知らない強さと地位だけ」
騎士「ならばこそ答えなんぞ、分かりきっていた」
騎士「だからこそ、神秘に包まれているあの女性しかいない国に憧れたのだろう」
騎士「男を知らない国の住人に、男としての俺を見て欲しかったから」
23 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:39:38.32 ID:Was+NBnS0
騎士「あの国はそもそもが鎖国中。俺の知名度なんて、たかが知れているだろう。それもまた、憧れだった。俺の名は、ちょっと売れすぎている」
騎士「……だが出会ったあいつは、結局は国の女と変わらなかった」
騎士「顔が良く、強く、金を持っている。それだけの理由で、あいつは『抱かれてもいい』と言った」
騎士「だがあいつが他の女と決定的に違うのは」
騎士「抱かれてもいい理由を隠さなかったことだ」
騎士「俺が抱いた女は、皆狡猾だった。愛していると潤んだ瞳で言い、心の底から俺を想っている様に乱れた。本当は、俺の中身には何の興味がないのに。愛してなんかいないのに」
騎士「あいつが本心から抱かれてもいいと言ったかは分からない。もしかしたら冗談だったのかも知れない」
騎士「だけど、俺は。本来の俺なら。たとえ冗談でも。『抱かれてもいい』と言う女を逃がすことはなかった筈だ。しかも、相手は見てくれなら極上だ」
24 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:40:30.66 ID:Was+NBnS0
騎士「……俺はかつて女を抱いては一回で捨てた。その悪評が広がってか、無闇に俺に言い寄る女は少なくなった」
騎士「だけどいなくなった訳じゃない。相変わらず地位と顔は良い俺だ。たまに、女を抱く機会がある」
騎士「俺は、そう言う女に対してかつてと変わらない態度で抱いた。頭では虚しいとかカッコつけても、下半身は正直だ。俺は据え膳は喰い散らかす主義なのだ」
騎士「なぜ、だろうか。あの女を抱かなかったのは」
騎士「無理強いする趣味は俺にはない。『あれは冗談だった』と言われれば、俺は引いていた」
騎士「だがあの時の俺は、口説くことさえしなかった」
騎士「ただあいつのことが気になって、話して、笑って、煙草を吸って……」
騎士「それだけで終わりだった」
騎士「だけどそれだけで」
騎士「何故か俺は満たされていた」
25 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:41:20.17 ID:Was+NBnS0
騎士「そうして今、俺は」
騎士「あいつに会いたくて仕方がない」
騎士「あの美しい肢体を、ドロドロに汚してやりたい」
騎士「あの輝くブロンドを濁った白で塗りつぶしたい」
騎士「あの瞳を屈辱で満たしてやりたい」
騎士「ぶっちゃけセックスしたい」
26 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:41:55.54 ID:Was+NBnS0
騎士「と言うことなんだけどお前らどう思う?」
剣士A「アンタ本当に屑だな」
剣士B「貴方は一回死んだほうがいいと思う」
魔法使い「爆発しろ」
弓兵「……貴方に憧れてこの部隊に入ったあの時の僕を殴り飛ばしたいです」
副隊長「今すぐ部隊権限を俺に下さい」
騎士「酷いなお前ら!」
27 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:42:55.03 ID:Was+NBnS0
剣士A「いや、アンタの女に対するアレさは知っていたけどよぉ……屑が」
剣士B「まさか、騎士になった理由もアレで、かの国の女性に対してもアレとは……はぁ……屑が」
魔法使い「これでマジで顔が良くて強くて隊長なんだからタチ悪ぃよな……屑が」
弓兵「おまけに仕事も出来ますしね……屑なのに」
副隊長「うわっつらは完璧だよな、この屑野郎は」
騎士「」
28 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:44:37.73 ID:Was+NBnS0
騎士「ぐすっ……綺麗な罵倒だろ? 英雄なんだぜ、俺……ひっく」
副体長「めんどくせぇ隊長だな、このゴミ屑糞野郎は」
騎士「」 ブチン
騎士「抜☆刀」 シャランラ
副隊長「ちょっ」
騎士「唸れえええええ! 波動天慧輦轂弐式殲滅凌駕マークファイブぅううううううううう!」
副隊長「相変わらずその剣の名前なげぇぐふぅっ!」
バチコーン。
副隊長「」 ボロボロ
騎士「……ふんっ」
29 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:46:05.46 ID:Was+NBnS0
剣士A「……まぁこうなるわな。言い過ぎなんだよ、あいつ」
剣士B「最強の名は伊達ではないですからね」
魔法使い「すっげぇ剣の冴え……」
弓兵「ぜ、ぜんぜん見えなかった」
剣士B「あの剣の腕に、『ドラゴンキラー』、『ナイト・オブ・ナイト』、そして『英雄』……数々の二つ名を所持しているのに……」
魔法使い「中身は部下も下半身も管理できてない万年発情期……。未だにモテるのが納得いかない」
弓兵「いや、今でも『英雄』ですよ、隊長は。実際僕ぐらいの年齢の子にとっては憧れの的ですし」
魔法使い「くそっ、これだからイケメンはっ!」
剣士A「つーかよぉ、隊長もそうだけどさ……」
30 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:47:06.06 ID:Was+NBnS0
副隊長「ところで隊長。この場に我らを呼んだのはそれだけではないでしょう? 何か込入った事情があると見ました」キリッ
騎士「流石俺の右腕。その通りだ」キリッ
剣士A「あいつも大概だよなぁ……なんでピンピンしてんの」
剣士B「まぁナンバー2は伊達ではない、……ってことですかね?」
弓兵「いや、聞かれても困りますよ……」
魔法使い「一瞬で傷まで治ってるとか。ギャグじゃねぇんだぞ」
剣士A「隊長もなんで何事もなかったように話進めてんの」
剣士B「あの二人は昔から付き合いがあるとのことですが……」
魔法使い「いや、この茶番は付き合いが長いとかとか短いとかじゃないだろ。つーか、それよりさ、おい、隊長!」
騎士「なんぞ」
31 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:47:43.70 ID:Was+NBnS0
魔法使い「俺たちをこの場に呼んだ理由はなんだ」
副体長「まさか、恋話をしに来たとかじゃないですよね?」
騎士「それこそまさかだ。任務だよ、任務の話」
弓兵「……任務?」
騎士「うん。今からその女だけの国に行くんだよ、俺たち六人で」
『……はぁ!?』
32 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 00:48:11.42 ID:Was+NBnS0
続く。
33 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)
[sage]:2012/08/12(日) 00:51:53.47 ID:eTMaTo5AO
乙
期待
34 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
[sage]:2012/08/12(日) 01:27:45.07 ID:6gbCJbK5o
乙
35 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
[sage]:2012/08/12(日) 01:51:54.78 ID:G2CtJb9zo
テンポいいな
36 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/12(日) 03:07:39.30 ID:CBUa7HgDO
がっかり感がはんぱない
37 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/08/12(日) 03:38:46.51 ID:AtmYGqDJo
乙
38 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/12(日) 09:18:57.85 ID:R+ZOLh590
『ナイト・オブ・ナイト』
直訳すれば夜の騎士
つまりエロい意味ですねわかりま(ry
39 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)
[sage]:2012/08/12(日) 10:26:38.59 ID:wQ8uOzJdo
これじゃない感
40 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(静岡県)
:2012/08/12(日) 11:41:37.55 ID:VupOjcQSo
これはよい。
41 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/12(日) 12:13:30.94 ID:3ui+YaFDO
テンポよくて面白れえw
期待期待
42 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(田舎おでん)
[sage]:2012/08/12(日) 13:52:37.53 ID:lV/gCCPHo
チンポ
43 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/12(日) 13:54:17.38 ID:OZ+rFsIa0
これじゃない感がこれじゃない感でこれじゃない感がゲシュタルト崩壊
44 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(宮崎県)
:2012/08/12(日) 13:57:54.08 ID:wEYW7Fuj0
よくいろんな作品に男子禁制とかそういう設定があるけどさぁ、一国規模の場合、どうやって子供を増やしてんだろうね
45 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/08/12(日) 14:15:50.01 ID:7iXRz3lQ0
男版肉奴隷だろ
46 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/12(日) 14:31:23.40 ID:ank0EC42o
女騎士が非処女について詳しく
47 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(千葉県)
[sage]:2012/08/12(日) 14:34:18.55 ID:f+2jfcbYo
たぶん0721してたら何時の間にか破れてた的な?
48 :
◆O92BkDKqD6
[sage]:2012/08/12(日) 14:37:41.52 ID:7sOz8Eas0
副体調→副隊長
ちょいちょい誤字がありますが、申し訳ない。脳内変換よろしくで。
子供増加の云々や女騎士の膜的なアレは、何れ作中で説明します。
コレジャナイ感はあると思いますが、その時はコレジャナーイ! とでも叫んで頂ければ幸いです。
と言う訳で続き。
49 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/12(日) 14:38:13.56 ID:wiEXyc1No
続きはよはよ
50 :
◆O92BkDKqD6
[sage]:2012/08/12(日) 14:38:42.06 ID:7sOz8Eas0
――女人国、『森の国』、騎士部隊宿舎。
女騎士「…………」 カチャカチャ
女騎士「ダメだな。これじゃまだまだだ。もっと、もっとだ。まだ、足りない……」
女騎士「……やはり、あれが要るか」
女騎士「……ふぅー」 スパー
女騎士「だが、ゴールは見えたぞ……!」
ドタドタドタ!
女騎士「……ん」
ガチャッ
51 :
◆O92BkDKqD6
[sage]:2012/08/12(日) 14:39:22.67 ID:7sOz8Eas0
女副隊長「隊長! どう言うことなんで……げほっ、げほっ、煙たい! この部屋煙たい!」
女騎士「どうした、騒がしい」
女副隊長「げほっ、げほ……! た、隊長! あ、貴女はこの国の騎士隊長なんですよ!」
女騎士「うん」 ゴソゴソ、ボウッ!
女副隊長「それが、煙草なんかを吸って……新しいのを吸わないで下さい!」
女騎士「いいじゃないか。ここは私の部屋だぞ。……それより何か用があるんじゃないか?」
女副隊長「そ、そうでした……隊長! どう言うことなんですか!?」
女騎士(二回目……)
女副隊長「この国に! よりによって男の! 男の部隊を招くなど! 一体何を考えているんです!?」
女騎士「……それは私の一存ではない」
52 :
◆O92BkDKqD6
[sage]:2012/08/12(日) 14:40:06.56 ID:7sOz8Eas0
女副隊長「しかし、貴女の進言により決定されたと聞きました!」
女騎士「……」
女副隊長「答えてください! 貴女は、この国の部隊を、貴女の部下を信用しておられないのですか!?」
女副隊長「私たちでは、駄目なのですか!?」
女騎士「……ふぅ」 スパー
女騎士「……私の人生の中で」
女副隊長「……」
女騎士「お前ら程信用できる人間は、いない」
女副隊長「!」
53 :
◆O92BkDKqD6
[sage]:2012/08/12(日) 14:40:55.34 ID:7sOz8Eas0
女騎士「だからこそ、分かる。我々だけでは、あの魔物達には勝てん」
女副隊長「し、しかし! 全部隊を投入して数で押せば……!」
女騎士「無理だ。実際にあの魔物と戦って分かった。少なくとも、私直属のお前達レベルじゃなければ、数を揃えても意味がない」
女副隊長「……直属、と言うと」
女騎士「ああ、私合わせて五人の精鋭、加え、あの『砂漠の国』から来て貰うの精鋭達。これで、彼奴等を討つ」
女副隊長「本気、なんですね……」
女騎士「ああ。納得は出来ないだろうが、何、彼らの実力は保障する。……無意味な犠牲を避ける為だ。……分かってくれ」
女副隊長「……はぁ」
54 :
◆O92BkDKqD6
[sage]:2012/08/12(日) 14:41:34.46 ID:7sOz8Eas0
女副隊長「……ふふっ、そこまで貴女に言われたら、右腕としては何も言えませんね」
女副隊長「……分かりました。私は従いましょう。しかし……」
女騎士「それも分かっているさ。他の連中が、何を言い、どう思うか、だろ?」
女騎士「ま、なんとかして見せるさ。なに、別に男と仲良くなれ、だとか、そんなことは言わん。会話にしても、必要な分だけでいい」
女副隊長「だとしても、混乱は必須です。生の男を見たことがあるのは、隊長だけなのですから」
女騎士(生の男ってなんかエロいな)
女副隊長「しかし、いくら隊長が認めたと言っても、所詮は男なのでしょう? ふん、男なぞ下等な存在です。会話なぞ、こちらから願い下げですよ」
女騎士(そしてこの台詞。そうかこう言うのが喜ばれるのか)
女副隊長「……隊長?」
55 :
◆O92BkDKqD6
[sage]:2012/08/12(日) 14:42:41.33 ID:7sOz8Eas0
女騎士「なぁ、ちょっと『記録』を撮らせてくれ」 カシャカシャカシャ
女副隊長「え、ええ!? な、なんでですか!? と言うかもう撮っているし!」
女騎士「エーテル加速! 記録記録記録記録記録」 カシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャ!
女副隊長「魔翌力の無駄使い過ぎます! と言うかなんなんですか! それ何に使うんですか!?」
女騎士「明るい未来の為さ!」 キリッ
女副隊長「い、意味が解らない……!」
女騎士「まぁ任務の仔細は追って説明するさ。それまで待機だ」
女副隊長「……了解しました。……あ、あの、隊長?」 チラッ
56 :
◆O92BkDKqD6
[sage]:2012/08/12(日) 14:43:42.74 ID:7sOz8Eas0
女騎士「なんだ?」
女副隊長「え、ええと、あの……、ほ、ほら」 モジモジ
女騎士「トイレならそこの突き当りを曲がって……」
女副隊長「知ってますし違います! 何で御手洗いの話になるんですか!」
女騎士「いや、そのモジモジは尿意を我慢してるのかなと」
女副隊長「そんな訳ないでしょう!」
女騎士「じゃあ何だ」
女副隊長「あ、あぅ……」
57 :
◆O92BkDKqD6
[sage]:2012/08/12(日) 14:44:58.54 ID:7sOz8Eas0
女騎士「……言わなきゃ分からないぞ?」
女副隊長「……あ、あのですね、ええ、と、私が頼んだ……、あの、あれを……」
女騎士「何のことか分からないので、きっちり説明されるまで私は『外』で買ってきた『恋する私は切なくて、憧れのあの人の寝顔にキスしちゃうの〜五巻〜』でも読もう」
女副隊長「全部分かってるんじゃないですかあああああああああああああああああああああああ!」
女騎士「お金、はよ」
女副隊長「も、もう! ……ほら、これでいいですか!?」 ジャラ
女騎士「毎度ありー」
女副隊長「……しかし、何時も思うのですが」
女騎士「んん?」
58 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:45:56.45 ID:7sOz8Eas0
女副隊長「『外』は本の値段も高いんですね。この国で売っている物の二倍はしますよ」
女騎士「……ウン、ソウダネー。タカイネー」
女副隊長「……?」
女騎士「……それよりも、早いとこ読んだらどうだ。それ、楽しみにしてたんだろ?」
女副隊長「え、ええ……。恥ずかしながら、もう続きが気になってしまって……」
女騎士「……なぁ、一つ聞いていいか?」
女副隊長「……? なんでしょうか?」
59 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:46:54.75 ID:7sOz8Eas0
女騎士「……その本は男と女の恋愛物だが……、お前的にはいいのか? 男なんて下等な存在なんだろ?」
女副隊長「二次元は別です」 キリッ
女騎士「そ、そうですか……」
女副隊長「よろしければ、この本の素晴らしさをお伝え致しますが?」
女騎士「い、いや、遠慮してお」
女副隊長「いいですか、この話は主人公メアリーの切ない恋心を軸としてですね……」
女騎士「」
60 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:47:43.10 ID:7sOz8Eas0
一時間後ぐらい。
女騎士「酷い目に遭った」
女騎士「あの処女め。処女の癖にペラペラ恋を語りやがって」
女騎士「膜破ってから出直してこいっつーの」
女騎士「妄想の中で男と触れ合うと碌なことになんねーぞ」
女騎士「精液の味も知らないオボコに男の何が分かるんだっつーの」
女騎士「さぞかしオナニーも小便臭いんでしょーね」
女剣士「……無表情でなにとんでもないこと呟いてんだよ、アンタ」
女騎士「なに、ちょっと愚痴をな。時は金なり。無駄な時を過ごしてしまったものだから、つい」
女剣士「……」
61 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:48:23.85 ID:7sOz8Eas0
女剣士「……アタシはよぉ」
女騎士「ん?」
女剣士「ただ戦いたくて、剣を振るいたくて、この部隊に入ったんだけどさ」
女騎士「そうだったな」
女剣士「だからさ、騎士の誇りなんて知らねーし、自分で言うのもなんだが、粗暴で乱雑で、とにかく『らしくない』と思う」
女騎士「……そうか」
女剣士「だけどアンタを見てると、そんな自分がまだマシに思えるよ」
女騎士「何故だ!?」
女剣士「自覚ないのかい!?」
62 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:49:04.68 ID:7sOz8Eas0
女騎士「まぁどうでもいいか」
女剣士「……いいのか?」
女騎士「それより、例の話は聞いてるか?」
女剣士「ん……ああ、男の部隊が来るっつーやつか。アタシも魔物討伐のメンバーに入ってるとか」
女騎士「ああ。まぁお前については心配ないな」
女剣士「……なんの?」
女騎士「物怖じしないだろ、男に」
女剣士「ああ。むしろ、手合わせ願いたいね。男って生き物がどれ程強いか、是非知りたいから」 ニヤ
女騎士「…………」
63 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:49:52.38 ID:7sOz8Eas0
女騎士(こいつの写真はいいか。あんまり女らしくないし。売れない気がする)
女剣士「……なんだよ、その目」
女騎士「べっつにー」
女騎士「それじゃあ、私は行くぞ。他の者も既に知っているだろうが、一応伝えなければならないからな」
女剣士「ちょい待ち」 ガシッ
64 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:50:40.92 ID:7sOz8Eas0
女騎士「な、なに……?」
女剣士「……アンタ、約束忘れたのかい?」
女騎士「やくそくぅ……? ……あ」
女剣士「アンタが『外』から帰ってきたら、アタシと戦う約束だよ。クソ高い金まで払ったんだ。ほら、行くぞ」
女騎士「ああ、私の貴重な時間が……お金が……」
女剣士「ほら、ちゃっちゃっと歩け」
女騎士「うう……」
65 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:51:35.24 ID:7sOz8Eas0
そこそこの時間経過
女騎士「無駄な時間を過ごした」
女騎士「そもそも私に勝てる訳ねーだろ。仮にも国で一番強いんだぞ?」
女騎士「だけどあいつは無駄に防御力高いから、やたら時間掛かったし」
女騎士「筋肉ばっかり鍛えやがって。訓練用の剣じゃあ中々潰れないし。筋肉に防がれる」
女騎士「さぞかしアソコの締まりもいいんでしょーね」
女魔法使い「なにを無表情でブツブツ言ってますの……?」
女騎士「なに、ちょっと愚痴をな。タイム・イズ・マネー。無駄な時を過ごしてしまったものだから、つい」
女魔法使い「は、はぁ……?」
66 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:52:18.80 ID:7sOz8Eas0
女騎士「……それより、あの話を聞いてるか?」
女魔法使い「……ええ。下賎な男がこの国に」
女騎士「お前んちの全財産を私に寄越すと言う話だ」
女魔法使い「それは初耳ですわ!? と言うかなんでですの!?」
女騎士「いいだろうが! お前んち金持ちだろ! 少しぐらい私にくれても良いだろ!」
女魔法使い「全財産は少しとは言いませんわ……」
女騎士「ケチー……」
67 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:52:56.81 ID:7sOz8Eas0
女魔法使い「とにかく! ……件の討伐ですが、国令です。私はとやかく言いません」
女騎士「……」 エーテルアクセル!
女魔法使い「しかし! 私は男などと言う人種と馴れ合うつもりはありませんので、その御積もりで!」
女騎士「……」 カシャッ
女魔法使い「男と言うモノは、常に発情している獣だとお聞きしておりますわ! ああ、汚らわしい……! そんなモノと一時的なものとは言え、一緒に戦うなんて……!」
女騎士「……」 カシャカシャカシャカシャカシャッ!
女魔法使い「野蛮、下劣、下品。そんなモノと同じ空気を吸うことになるなんて……! 屈辱ですわ……!」
女騎士「……」カシャカシャカシャカシャッ! キャパオーバー!
68 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:53:48.13 ID:7sOz8Eas0
女騎士「……ふぅ、こんなものか」
女魔法使い「……先程から、何をしてますの? 記録魔法なんか使って……」
女騎士「お前は、多分ヒットするな。高飛車で巻き毛ロールだし」
女魔法使い「何の話ですの!?」
女騎士「……それより、まぁ、アレだ。別に無理に仲良くする必要はない。あくまで他所は他所だ。主な作戦交渉も私がやるし」
女魔法使い「……ふんっ」
女騎士「では、私は行くぞ」
女魔法使い「お待ちになって」 ガシッ
69 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:54:16.10 ID:7sOz8Eas0
女騎士「ま、またぁ……?」
女魔法使い「私の魔法研究を手伝う約束……まさかお忘れになってはおりませんよね? そこそこのお金を支払ったんですもの。対価はしっかりと頂きますわ」
女騎士「い、いや、ほら、別に私が手伝わなくても……私、あまり魔法得意じゃないし……」
女魔法使い「確かに隊長の魔力は少ないですが、その代わり知識は群を抜いているでしょう? 加え、私はより実戦で使える魔法を研究したいのですから。そして、それには国で一番強い貴女の意見が欠かせませんわ」
女騎士「た、たいむ、いず、まねぇー……」
女魔法使い「はいはい、行きますわよ」
女騎士「うう……」
70 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:55:18.89 ID:7sOz8Eas0
結構な時間経過
女騎士「私の時間が……泡の様に消えていく……」
女騎士「大体私じゃなくてもいいだろうが。金持ちなんだから、伝ぐらいあるだろう。金持ちなんだから」
女騎士「これだから金持ちは嫌なんだ」
女騎士「それにあいつの家は嫌いだ。金の匂いがキツ過ぎる。私はあいつの家が札束にしか見えないんだぞ。どんだけブルジョワなんだ、あいつ」
女騎士「さぞかし喘ぎ声もお上品であそばられるんでしょーね」
女治癒師「た、隊長……? だ、大丈夫ですか?」
女騎士「ああ、お前は可愛いなぁ……癒されるわぁ……」 ダキツキ
女治癒師「うわわわ! く、苦しいですよぉー……」
女騎士「妄想中毒、脳筋、ブルジョワ……もう私の癒しはお前だけだ……」←守銭奴
71 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:56:13.40 ID:7sOz8Eas0
女治癒師「隊長……」
女騎士「ん?」
女治癒師「……男の人が、来るんですよね……?」
女騎士「……そうだ」
女治癒師「それで……私も、討伐のメンバーに加わっていると聞きました……」
女騎士「……ああ。正直、お前の年齢を鑑みると厳しいのは、分かっている。だが、お前の回復魔法は必須なんだ。……すまん」
女治癒師「あ、謝らないで下さいよぉ! た、隊長は悪くないんですから!」
女騎士「……怖いか、男が」
72 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:56:46.94 ID:7sOz8Eas0
女治癒師「……少し、だけ。良い話は聞きませんから……」
女騎士「……そう言う国だからな、ここは。……大丈夫、お前に手を出すやつがいたら、私がもうアレをブッチしてこの国の住民にしてやるから」
女治癒師「……?」
女騎士「要は心配はないと言うことだ。……私が、守るから。お前も……皆も」
女治癒師「……ふふっ、隊長が守ってくれるのなら、安心ですねっ!」
女騎士「ああ、その通りだ」
女騎士(そしてこの良い話をしてる最中にも記録を欠かさない私を許してくれ) キャパオーバー!
73 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:57:30.20 ID:7sOz8Eas0
――深遠の森。
剣士A「はぁーあ、メンドくせー」
剣士B「今日ばかりは同意しますよ……」
弓兵「すっごい遠いとこにありますもんねぇ……」
魔法使い「ダリー。ねみー。帰りてー」
副隊長「隊長がブラック過ぎてウチの部隊はもう駄目かもしれない」
騎士「お前らそれでも誇り高き騎士部隊の一員かっ!」
74 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:58:14.70 ID:7sOz8Eas0
剣士A「は?(難聴)」
剣士B「あ?(憤怒)」
魔法使い「へ?(困惑)」
弓兵「え?(驚愕)」
副隊長「誇り(嘲笑)」
騎士「うわあああああああん!(号泣)」
75 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 14:59:37.07 ID:7sOz8Eas0
剣士B「貴方に騎士の誇りを問われたくありませんよ……」
魔法使い「つーかよぉ、なんでわざわざ俺達が総出しなきゃなんねーんだよぉ」
弓兵「そもそも他所の国ですしね。と言うか、いいんですか? 僕たち、全員男ですけど」
騎士「特例と言うことでなんとかしてくれるらしい」
騎士「あ、言い忘れたけど、お前らくれぐれも女に手を出すなよ。国際問題になるからな」
76 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 15:00:59.83 ID:7sOz8Eas0
剣士A「……なるほど、これが俺たちの本当の任務か」
剣士B「……ええ。猛る狂犬の牙から麗しい花を守り抜くこと」
魔法使い「……俺たちに、出来るのだろうか」
弓兵「だけど、やるしかないですよ!」
副隊長「……行くぞ、お前ら! 今こそ、屑野郎をぶちのめす時!」
騎士「高速抜刀」 シャランラ
バチチチッチチッチチコーン。
77 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 15:02:02.63 ID:7sOz8Eas0
剣士A「」 ボロボロ
剣士B「」 ボロボロ
魔法使い「」 ボロボロ
弓兵「」 ボロボロ
副隊長「いやまぁ流石に冗談ですけどね。リアル戦争に発展しかねないですよ、手なんか出したら」 ケロッ
騎士「お前回復早すぎだろ」
78 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 15:02:40.71 ID:7sOz8Eas0
で。
剣士B「ん、もうすぐ着きますね」
剣士A「ふー、やっとか……」
魔法使い「ってかさー、手を出す云々は置いといてもよぉ。メンドクセーよなぁー、色々制約もあるだろうし、この六人で行くっつーのもなぁ」
剣士A「まぁ今ウチの国は安定してるから、俺達がいなくても問題ねーだろうけど」
魔法使い「いや、それもあるけどよぉ。ぶっちゃけ魔物退治なんて隊長一人いればこと足りんじゃねーの?」
騎士「俺だけ働かす気か」
副隊長「でも、実際どうなんです?」
弓兵「正直、件の魔物がデータ通りの戦闘力なら、問題ない気もしますけど……」
79 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 15:03:14.64 ID:7sOz8Eas0
騎士「……数が多い」
騎士「あの魔物の戦闘力は確かにそこそこだ。並みの者ならともかくお前達の敵じゃないし、俺なんかもう楽勝の楽ちゃんだ」
騎士「だが、余りにも数が多い。全滅させるには俺一人じゃ時間が掛かる。加え、そこそこの戦闘力の所為で、並の練度じゃあ返り討ちにある危険性もある」
騎士「それに、あの魔物の正体も謎だ」
剣士A「へ? あんた、あの魔物を調査しに行ったんじゃねーの?」
魔法使い「最近妙に目撃報告が多いとか言うアレだろ、たしか」
弓兵「珍しいですね。隊長が掴め切れないなんて」
騎士「……見たことがない種族だった。おまけに、なんであそこまで数が居るのかも分からん」
80 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 15:03:48.25 ID:7sOz8Eas0
剣士B「……魔王が死んで、魔物の動向は大人しくなったのに。なんでまた……」
騎士「その辺の事情も考慮した上でのこの編成だ。何が起こるか分からんからな」
剣士A「なるほど」
副隊長「…………」
弓兵「ん? どうしたんです?」
魔法使い「ボーっとしちゃって。珍しい」
副隊長「……いや、なんでもないさ」
副隊長(……魔王、か)
騎士「…………」
81 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 15:04:45.73 ID:7sOz8Eas0
剣士A「いやー、それにしてもダルイなー」
剣士B「ええ、私もですよー」
魔法使い「だよなー、なんで女だけの国なんかになー」
弓兵「しんどいことこの上なさそうですよねー」
副隊長「はーーーーーーーーーーーーあーーーーーーーー!」
騎士「…………」
82 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 15:05:31.17 ID:7sOz8Eas0
―――森の国、門前。
剣士A「うっひょおおおおおおおおおおおお!」
魔法使い「っべー! これっべー! テンション上がって来たぁあああああああああ!」
弓兵「ふわぁー……! 甘い匂いがする……!」
剣士B「この門から立ち込める溢れ出る気品……! ここが桃源郷ですか……!」
副隊長「クンカクンカ! スーハースーハー!」
騎士「お前らのそう言うとこ、俺好きだぜ」
83 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/12(日) 15:06:19.45 ID:7sOz8Eas0
続く。
84 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/12(日) 15:07:36.86 ID:ZAs4QrZc0
屑野郎と守銭奴ビッチか・・・
85 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/12(日) 15:08:23.04 ID:wiEXyc1No
だんだんこれじゃない感がしてきたww
だが続きはよはよ
86 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/12(日) 15:48:34.15 ID:kCrkWb6IO
いいテンポだ
87 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/12(日) 19:10:08.54 ID:3ui+YaFDO
っべーおもすれーw
88 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(田舎おでん)
[sage]:2012/08/12(日) 20:39:52.24 ID:lV/gCCPHo
あれ…なんか想像してたのと違う!
89 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/08/12(日) 23:50:54.06 ID:JEu3MJw8o
あ、あれ・・・・?コレジャナーイ!
90 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(熊本県)
[sage]:2012/08/12(日) 23:53:42.77 ID:o7k8rK0mo
コレダワー
91 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2012/08/13(月) 00:17:02.34 ID:vhgJ2IxBo
物語のチンポが早いのは良いな
そしてノリも軽いからサラッと読めるし
92 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(田舎おでん)
[sage]:2012/08/13(月) 00:32:19.03 ID:uRh74aCco
いいチンポだ
93 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[saga]:2012/08/13(月) 09:36:34.08 ID:lQPM5BLto
チンポだな
94 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(中部地方)
[sage]:2012/08/13(月) 13:02:49.64 ID:jQLvFEBjo
チンポ良すぎ
95 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/13(月) 14:25:24.95 ID:F4Wr3SGzo
最高だなwwww
96 :
あなるユルユル右衛門
◆ANALVIP.zA
[sage]:2012/08/13(月) 15:15:05.66 ID:JP7rYiJIO
おまえらwwwwwwww
97 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/13(月) 17:33:28.95 ID:E28BH0bXo
続きはまだか
98 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/08/14(火) 01:05:25.47 ID:ascaTjago
ちんぽぉぉお
ちんぽいいのぉおお!!
99 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/08/14(火) 03:24:26.19 ID:En7MUkU5o
チンポがゲシュタルト崩壊
100 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/08/14(火) 18:21:53.04 ID:aUllWcyDO
いいホトチンポスープだ。
101 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/14(火) 21:59:26.94 ID:ub5V/VSDO
おテンポみるく
102 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長野県)
[sage]:2012/08/14(火) 23:50:55.63 ID:+NEAi1gFo
チンポとか……
シンジラレナーイ!!
103 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2012/08/15(水) 12:23:39.33 ID:AlPMJ/EUo
面白い
104 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/15(水) 12:25:19.07 ID:b/1NdWuIO
まだかな
105 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2012/08/16(木) 10:59:00.94 ID:621ZkMh7o
おいチンポおせーじゃねーか
106 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:43:22.29 ID:byEWcQX80
なんですか貴方達は!?
チンポチンポって……下品過ぎます!
このお話は子供でも見れる様な清いものを目指しているんです!
このスレにおいてチンポは禁止です! いいですね!?
続きです!
107 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:44:09.30 ID:byEWcQX80
――過去 砂漠の国、王の城にて
王「いいか? 絶対、絶対だぞ? あの国の女に手を出すなよ。絶対だからな!」
騎士「大丈夫さ。避妊はきっちりする。海の国から届いた最新のこれをチンポに被せれば……」
王「何一つ大丈夫じゃねぇーよこのタコ助!」
騎士「おまっ、この国の英雄に向かってタコとか! 何様のつもりだ!」
王「王様のつもりだよクソ野郎!」
騎士「そーいやそうだった。メンゴ」
王「……お前さぁ、昔はそんなんじゃなかったんだろ。品行方正で、豪く真面目と聞いてたんだが」
騎士「人は変わるんだよ」 キリッ
王「お前コレジャナイ感溢れまくりなんだよ! もっと誇りに塗れろよ!」
騎士「誇りなんてどっかその辺に落としちまったよ」
王「くそっ、なんでこの男が国中最強なんだ!」
騎士「ふふん」 ドヤァ
108 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:44:48.06 ID:byEWcQX80
騎士「……まぁそれはさておき、だ」
騎士「……いくら『要請』が来たと言っても、俺たちがわざわざ行く必要があるのか?」
王「む……」
騎士「……ないだろ、こっちにメリットが。それも、よりによってこの国の最強メンバーで、だ」
王「向こうの騎士隊長がお前に会ったみたいだが……それはどうなんだ? お前、あの国の女性に憧れているんだろ?」
騎士「何故知っている」
王「ナターシャたんに聞いたよ」
騎士「一国の王がおっパブ行くなよな……」
王「……行きたくないのか? 『森の国』に」
109 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:50:07.30 ID:byEWcQX80
騎士「…………」
騎士「興味はある。憧れも、確かにあるさ」
騎士「例の女隊長にも、もう一度会いたいとも思っている」
騎士「だけどそれだけだ」
騎士「わざわざ赴く要素がない。それも、戦力を貸すと言う任務で」
騎士「俺個人ならまだともかく、あいつら、引いてはこの国にメリットがない」
王「……任務に関しては、お前は真面目だな」
騎士「見直したか?」
王「むしろ信頼してるよ、英雄殿?」
騎士「……はん」
110 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:50:53.04 ID:byEWcQX80
王「……ふー」
王「……件の魔物討伐の要請は」
騎士「…………」
王「確かにメリットは薄い。いくらか報酬はくれるらしいが、はっきり言ってこの国は今、金に困ってない」
王「わざわざ少ない報酬で、保有する戦力を危険な目に会わせ、また周囲の目に晒すのは、正直言って愚策だ」
騎士「……あんたがわざわざそれを言うってことは」
王「そうだ」
王「報酬とは別に、そんなデメリットを覆すメリットが存在すると言うことだ」 ニヤッ
騎士「……聞こうじゃん」
111 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:51:19.84 ID:byEWcQX80
…………
……………………
………………………………
…………………………………………
……………………………………………………
………………………………………………………………
…………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………
112 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:52:00.17 ID:byEWcQX80
騎士「―――――っ!」
王「まぁ確証はないがな。あくまで可能性の話だ。だが、堅い話でもある」
騎士「ちょ、ちょい待て!」
王「……ん?」
騎士「仮に『そう』だとしたら……なんでこの国に要請をしたんだ!? しかも、殆ど俺を名指ししたようなものだろ!? いくらなんでも知らないわけないだろうが! よりによってこの『俺』を!」
王「……あちらにはあちらの思惑がある、と言うことだろう。それ以上は分からん」
騎士「……チッ」
騎士「……」
騎士「……良いのか?」
113 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:53:12.27 ID:byEWcQX80
王「……」
騎士「……俺の『本当の任務』は、その正誤を確かめることだろう?」
騎士「あんたのその情報が正しいものだとする。それはまだいい。……俺はもう、何も思ってない」
王「ほぅ」
騎士「だが、『あいつ』は別だ。……『あいつ』が『それ』を見たとき、何をするか。……考えるまでもない」
王「……」
騎士「あっち側の思惑なんか関係ない。……戦争になるぞ?」
王「いいぞ、別に」
騎士「っ!」
114 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:53:42.53 ID:byEWcQX80
王「俺には俺の思惑がある。どう転んでも、こちら側のプラスにする策がある」
王「仮に『戦争』になったとしても、だ」
王「どうせ勝つのはウチだ。それに、森の国の『秘術』にも興味があるしな」
王「なに、最悪滅ぼせばいいんだ。好きにやれ」
騎士「……手は出しちゃいけないじゃなかったか?」
王「それはお前の女癖が極悪だからだ。あくまで『戦争』の場合は、ある程度は向こう側に責がなきゃいかん」
王「『例の情報』ならともかく、お前が性的な意味で手を出しちまったら、100%ウチが悪いことになるんだぞ、国際的に」
王「お前の悪評は世界中に広がっているからな。誰もお前を擁護してくれん」
騎士「ひでぇ」
115 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:54:15.09 ID:byEWcQX80
騎士「……ま、それもそうか」
騎士「……俺は」
騎士「自分のことを屑だと思っている」
王「よく弁えているじゃないか」
騎士「だがあんたには負けるよ」
王「これくらいの胆力がなきゃお前みたいな奴は扱えないし、国もまた然りだ」
116 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:54:43.31 ID:byEWcQX80
騎士「……お前の息子とは大違いだな」
王「はっはっは。得てしてそんなものだ。……調子はどうだ?」
騎士「意外に良く馴染んでいる。正体もバレてない」
王「ふむ、それは予想外だな。堅物なあいつのことだ、もっと孤立しているものだと思ったが」
騎士「初日におっパブに連れて行ったのが効いたのかもしれない」
王「マジか」
騎士「週末は仲間達と一緒に行ってるみたいだぞ……俺を除け者にして」
王「お前ら本当に騎士部隊か?」
騎士「その頂点があんただからだよ。ちなみに、ナターシャたんがお気に入りらしいぞ」
王「……血は争えんな」
騎士「無駄な争いだな、ホント」
117 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:55:19.46 ID:byEWcQX80
――――現在、森の国、門前
騎士「……お?」
女騎士「……」 ザッ
騎士「……来たか」
剣士A「へぇ、あれが……」
剣士B「う、美しい……」
魔法使い「……お前、女を見ると絶対その台詞を言うよな」
118 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:56:19.90 ID:byEWcQX80
弓兵「この前なんか、ナターシャさんに二時間で四度くらい言ってましたよね」
剣士B「な、ナターシャたんは関係ないでしょう!?」
魔法使い「たん言うなや」
剣士A「出会いがしらに
『私はこの部隊で剣技を磨きに来ました。馴れ合うつもりはありません(キリリッ』
って言ってたお前はどこに行ったんだろうな……」
副隊長「それもこれも全部隊長が悪いんだ」
騎士(いや、間違いなく血筋の所為だろう……)
119 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:58:16.44 ID:byEWcQX80
騎士「……こほん」
騎士「……久しぶりだな」
女騎士「……」
騎士「……? 今回は魔物討伐の手助けと言うことだが……まぁそっちの国柄ゆえの事情は分かっているつもりだ。ただ、出来るだけこっちが動きやすいように」
女騎士「気安く話し掛けるなこの下郎が」
騎士「」
女騎士「どうせアレだろ? お前らマンコにチンポ突込みたいだけだろ? 男と言うのは常に発情しているからな」 フフン
副隊長「」
女騎士「……ったく汚らわしい。半径5m以内に近寄らないで欲しいですわ!」 タカビー
剣士A「」
剣士B「」
女騎士「はっ、どうせ男なんて見てくれの筋肉だけだ。アタシの剣の錆にしてくれる」 ムキッ
魔法使い「」
女騎士「ふぇぇ……男の人のザーメン、怖いよぉ……」 ヨウジョー
弓兵「」
120 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 20:59:51.73 ID:byEWcQX80
女騎士「?」 ドヤヤヤヤヤヤヤヤァ……
騎士「……なんとなく、分かった。一つ言わせくれ」
騎士「せめてキャラ統一しろ馬鹿!」
女騎士「……お気に召さなかったか? 色々研究した結果なんだが」
騎士「召す訳ねーだろ! 言ってること意味分かんねーし、大体なんでちょいちょいエロ挟むんだよ!」
女騎士「興奮させてやろうかな、と」
騎士「要らねーよ! なんで魔物討伐任務に性的興奮が必要なんだよ! 勃起したまま戦えってか!? アホか!」
女騎士「酷い。せっかく頑張って考えてきたのに……精神的被害を受けた。これは賠償金を請求しなくては」
騎士「この件に関してはビタ一文やらねーわ! むしろこっちが請求してーよ!」
女騎士「むむ、金はやらんぞ! 実は私は――――」
121 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:00:24.30 ID:byEWcQX80
女騎士「――――守銭奴だ」
騎士「知っとるわ! 何故溜めて言ったし!」
122 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:01:06.62 ID:byEWcQX80
ギャーギャー!
剣士A「これが、コレジャナイ騎士、か」
剣士B「隊長以上のコレジャナイ感を持った騎士が居ようとは……」
魔法使い「世界は広いな……」
弓兵「でもあの人、すっごい強いんですよね、多分」
副隊長「ああ、隊長とタメ張れるぐらいだからな。色んな意味で」
123 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:02:20.60 ID:byEWcQX80
それから。
女騎士「とりあえず、道中疲れたろう。暫らく休むといい。私も疲れた」
騎士「それは自業自得だろ……」
女騎士「ってべー。ニコチン切れたわ。タバコ吸っていい」
騎士「……もうなんでもいいよ」
女騎士「それじゃあ……」 ゴソ、ボウッ
女騎士「ふぅー」 スパー
女騎士「ところで、何か良い儲け話はないか?」 スパー
魔法使い「最早コレジャナイってレベルじゃねぇえええええ!」
弓兵「恐ろしい迄の手際の良さ……!」
剣士B「そして騎士にあるまじき台詞……!」
剣士A「やべぇ、俺、この国なめてたわ……!」
女騎士「中々愉快な部隊だな。だが私の部下も負けてないぞ?」
副隊長「貴女一人で完敗ですよ……」
124 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:04:11.43 ID:byEWcQX80
騎士「……俺たちもタバコ吸うか。ストレスがヤバい」 カチッ、ボウッ
副隊長「……そうですね」 カチッ、ボウッ
剣士A「なんか、ドッと疲れが……」 カチッ、ボウッ
剣士B「まぁ結構距離ありましたからね……」 カチッ、ボウッ
魔法使い「いや、この疲れは最後の五分間で蓄積されたものだろぉ……」 ボウッ
弓兵「間違いなく精神的な疲労ですもんね、これ……」 カチッ、ボウッ
『はぁーあ…………』 スパー
125 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:06:00.72 ID:byEWcQX80
女騎士「……ふむ、本当に全員吸っているのだな。しかし、意外だ」
騎士「なにが」
女騎士「お前は元より、そこの筋肉ダルマ、目つき悪男、地味メンはまぁ吸ってても違和感ないが」
剣士A「おい、なんかディスられてんぞ、目つき悪男」 スパー
魔法使い「ああそうだな、筋肉ダルマ」 スパー
副隊長「この俺が地味……だと……」 スパパパパー
女騎士「そっちの色男とボーヤ迄が吸っているのは何ともな。似合わない」 スパパパパパパパパー
剣士B「貴方も大概だと思うのですが……」 スパー
弓兵「あはは、似合わないのは知っていますけどね」 スパー
126 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:06:42.85 ID:byEWcQX80
騎士「こいつは俺に憧れて吸い始めたからな。全く、愛い奴め」
弓兵「はん」
騎士「鼻で笑うのはやめてくれよ、俺だって傷つくんだ」
剣士B「私は……」
剣士A「ナターシャが『煙草吸う男の人ってカッコいい!』って言ってたからだろ」
魔法使い「知っているか? あいつんち煙草屋なんだぜ。つまりそう言うことだ」
剣士B「我が身銭が彼女の血肉に成り得るのならば、本望です」 キリッスパー
剣士A「気持ち悪いな、お前」
127 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:08:19.68 ID:byEWcQX80
――旧・騎士部隊宿舎
女騎士「今は誰もいない宿舎だ。少し古いが、設備は問題なく使える。ここで寝泊りをしてくれ」
騎士「上等だ。そう長い間居る訳じゃない。寝れれば文句は言わないさ」
女騎士「それで今後の仔細だが、その前に……」 ゴソコソ
騎士「……?」
女騎士「お待ちかねの写真買い取りタァーイムッ! ポロリしかないよ!」
騎士「は?」
128 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:08:50.44 ID:byEWcQX80
女騎士「若い男の部隊。……色々溜まってるんだろ? お? お? そうなんだろ? んん?」
女騎士「早く街に出てマンコにチンポぶち込んで子宮にザーメンドピュドピュさせたいんだろ? ったくしょうがねぇなー」
女騎士「だが、それはいかん」 キリッ
女騎士「ここは女人国。そう易々と中心地に男をやる訳にはいかないし、強姦などもっての他だ」
女騎士「しかし、何もかも我慢しろと言うのも酷な話だ」
女騎士「そこで、私が滅多に出さない全力を尽くして取ったこの写真の出番だ」
女騎士「これには我が隊が誇る美しい女性達の肢体や痴態やおっぱいやマンコが映っている」
女騎士「今ならサービス価格で売ってやろう」
女騎士「どや?」
129 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:09:20.00 ID:byEWcQX80
剣士A「」
剣士B「」
魔法使い「」
弓兵「」
副隊長「今、隊長の屑度を超えましたね」
騎士「ああ、俺も久々に鳥肌が立ったぜ」
130 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:09:56.63 ID:byEWcQX80
剣士A「い、いやいやいやいや! アンタさぁ!」
剣士B「騎士としてと言うか、先ず人として最低ですよ!」
弓兵「また一つ、僕の憧れが消えました……」
魔法使い「つか、盗撮だろ、それ」
女騎士「バレなきゃいーんだよ、バレなきゃ」
副隊長「逆にこれ隊長とお似合いなんじゃないですか?」
騎士「やめてくれ。俺はここまでじゃない……筈」
131 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:10:51.87 ID:byEWcQX80
女騎士「ちなみに姫の写真もあるぞ」
剣士B「」 ピクッ
騎士「……!」
剣士A「ま、マジかよ!? 姫ってあれだろ!? あの妖精姫だろ!?」
魔法使い「よ、良く手に入れたな……」
弓兵「い、一体どうやって……」
女騎士「秘密だ」
副隊長「……と言うか、貴女、本当に騎士ですか?」
女騎士「残念ながら、私は騎士でおまけに隊長だ。序にこの国で一番強いのも私である」 ドヤァ
132 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:11:56.24 ID:byEWcQX80
剣士B「あ、あああ、あああなたは!」
女騎士「んん?」
剣士B「き、きききき、騎士としてのほほほっほ誇りは、なななないのですか!? よ、よよよよ、よりにもよって、守るべき姫君の、は、ははは破廉恥な写真、を……!」
女騎士「誇りなんて猫に喰わせたよ」
騎士「……犬に食わせたんじゃなかったか?」
女騎士「そうだったかな? まぁどうでも良いだろ、そんなこと」
剣士A「良くないだろ……と言うか」 チラッ
魔法使い「なんだろ、この感じ」 チラッ
弓兵「ええ、良く感じるアレですね」 チラッ
副隊長「国中最強には、ホント碌なやつがいない……」 チラッ
騎士「何故お前ら俺を見る」
133 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:12:40.98 ID:byEWcQX80
騎士「…………それより」
女騎士「なんだ?」
騎士「……その姫の写真を寄越してくれ。買う」
剣士B「た、隊長!? ほ、ほほ本気ですか!? よ、よよよよ他所の国とは言え、仮にも王族の……!」
剣士A「なんだお前、随分突っかかるな」
魔法使い「もしかして、妖精姫のこと、気になっちゃうのかなぁー」 ニヤニヤ
剣士B「そそそっそ、そんな馬鹿なななななななな!」
弓兵「声が尋常じゃないほど裏返ってますけど……」
騎士「……どうだ? 売ってくれるか?」
副隊長(……隊長?)
134 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:14:07.61 ID:byEWcQX80
女騎士「ふふん、いいだろう。だが……」 カキカキ
女騎士「……これくらいは、貰わんとなぁ?」 ペラッ
剣士A「は、ハァッ!?」
魔法使い「なんだこの値段!?」
弓兵「け、桁がおかしい……!」
副隊長「ヘタしたら安い家が買えるな……」
女騎士「まぁ姫の着替え写真だ。そう簡単に手に入ると思ったら間違いだぞ」
剣士B「こ、この値段なら……」 ホッ
135 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:17:11.21 ID:byEWcQX80
女騎士(ふふふふ、この値段なら躊躇う筈。写真自体はあるが、流石に姫のはちょっとな)
女騎士(だがしかし! 最初に手が入らない写真で吹っかけておき、その後部隊員の写真を通常の値段で出すことにより、相手の購買意欲を誘う!)
女騎士(ふ、ふふふふゲスゲスゲス! 自分の商才がこわ)
騎士「ほらよ」 ジャラッ
女騎士「ふぇぇ?」
剣士A「は?」
剣士B「え?」
魔法使い「ちょっ」
弓兵「こ、これ、全部金貨ですよ!」
副隊長「隊長!? 一体どう言う……!」
騎士「それで十分足りるだろ。ついでに他の写真も買ってやる」
女騎士「…………」
136 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/08/16(木) 21:17:41.31 ID:6JpJc77do
きてたか
137 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:18:15.75 ID:byEWcQX80
女騎士(……おかしい)
女騎士(いくら姫の写真だとは言え、ここまで躊躇わずに金を出すものか……?)
女騎士(……姫の顔は俗世に出回っていない。元より、この国の市井の人々さえ知らないくらいだ。もしかして、あいつが必要としているのは、裸の写真と言うより……)
女騎士(……姫そのものの『顔』! これが、あいつが欲しているああもういいやそんなこと)
女騎士「毎度あっりー!」 ニッコォー
騎士「かつてない程いい笑顔だな。……貰うぞ」
女騎士(ごめんなさい、姫様。私の誇りはカラスに食わせました。恨むのなら、出来れば私以外の全ての人間を恨んでください。姫様の魔力で呪われるのは嫌なので)
騎士「――――――」
138 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:23:10.41 ID:byEWcQX80
剣士A「ど、どうなんだよ、姫さんは!?」
騎士「……予想通りだ」
騎士「超おっぱいデケェ!」
剣士B「ままままま、マージでぇえええええええ!?」
剣士A「おまっ、口調! い、いやそなことより、ちょ、ちょっと俺たちにも見せてくれよ!」
騎士「やーだよバーカァッ!」
魔法使い「ハァッ!? いいじゃねーかちょっとくらい! 減るもんじゃねーし!」
騎士「これは俺の金で買ったんだよ! 見たかったら自分で買え!」
139 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:24:27.35 ID:byEWcQX80
弓兵「いやいや! こんな大金ありませんよ!」
騎士「俺抜きで週一でおっパブ行ってるからだ! ザマーミロ!」
剣士A「くそっ、自分は週四で行ってる癖に……!」
副隊長「大体なんでそんな金を持ち合わせてるんです?」
騎士「備えあれば何とやら、ってな」
剣士B「たいちょぉ……、少しだけ、閲覧の許可をぉおおおおおおお!」
騎士「却下だ」
剣士B「う、うううう……」
騎士「あっはっはっはっは…………」
騎士(……)
騎士(ビンゴだ)
女騎士「えへへーお金がいっぱぁーい。嬉しいなぁー。えへ、えへへへへへ」
140 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/16(木) 21:25:02.81 ID:byEWcQX80
続く。
141 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/16(木) 21:27:33.29 ID:bD74RXoIO
おつ
女騎士の清々しいゲスさがいいね
142 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[sage]:2012/08/16(木) 21:37:17.71 ID:Pu1rpGUvo
乙
だんだん続きが気になって来たぜ
143 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/16(木) 21:57:50.01 ID:3fm/Fbjh0
面白い
続き待ってます
144 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
[sage]:2012/08/16(木) 22:17:24.04 ID:36MHT4bto
こんなノリなのに微妙にシリアスってのがなんとも不思議だなwwww
145 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/16(木) 22:24:22.82 ID:Hd8H34TIO
おっつん
他のパーティは隠れてるのかな?
146 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/16(木) 23:56:41.37 ID:cjd3NVEIO
なんで剣士Bって地味な名前にしたん?
147 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/17(金) 00:37:37.35 ID:xAH5BiiIO
モブだから
148 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
[sage]:2012/08/17(金) 01:14:56.71 ID:uFNFjmQOo
おもしろい
そしておちんぽもいい
149 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 01:44:57.33 ID:0MLbEhvs0
剣士Bはなんか良い名前が思いつかなかったからだよ言わせんな恥ずかしい。
※↓どうでも良い自分語り。
このSSは、
>>1
の台詞回しの練習として書いたものです。
よって、地の分を完全にオミットしております。
加え、
>>1
はどうにも「役割名前」で呼ばせることが苦手なので、その辺も消してます。
つまり、騎士にむかって「おーい、騎士ー」とかはない、と言うことです。
読む分にはいいんだけど、書こうとすると違和感がマックス。だから二人称に頼りまくってます。
個人的に違和感のない「役職名前」は別ですけど。『隊長』『姫』とかが当てはまります。
こんな意味分かんない縛りがあるSSですが、御付き合いして頂けるとありがたいです。
あとチンポは別にもういいや。
と言うわけで続き。短め。
150 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 01:46:27.36 ID:0MLbEhvs0
――――過去、辺境の村
幼馴染「……ホントに、行くの?」
勇者「ああ、何の因果か、俺達は選ばれちまった。……役割は、果たさないとな」
僧侶「だいじょーぶっ! 私達は絶対無敵! 魔王なんかに負けないよっ!」
戦士「にひひ、まぁそーゆーこった。心配要らないよん。あたし達は最強だから」
幼馴染「……でも」
勇者「んー、もしかして、お前、自分が『選ばれなかった』のを……」
僧侶(ちょ、ちょっと!) ボソボソ
戦士(くっ、相変わらずこいつは空気読めない屑だなっ!) ボソボソ
151 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 01:47:27.13 ID:0MLbEhvs0
幼馴染「……」
勇者「わ、悪ぃ……で、でもさ、お前は頭良いしさ! わざわざ戦いに参加しなくてもさ! ……それに、俺はお前に戦って欲しくないんだよ」
幼馴染「え……?」
勇者「……そもそもさ、オレは、おんにゃの子とにゃんにゃんしたくて強くなったんだけどさ」
僧侶「うわぁ……」 ヒキッ
戦士「変態だ……」 ドンビキッ
勇者「うっさい!」
勇者「こほん。……んで、強くはなったけどさ。おんにゃの子にもそこそこモテる様になって、挙句、カミサマに選ばれちまった」
152 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 01:48:07.09 ID:0MLbEhvs0
勇者「強さは自由の証で、だけど自由は責任が伴う。俺は、強い責任を取らなければならねぇ」
勇者「だから、お前は俺が守る。お前には立派な学者になって欲しいんだよ。夢、なんだろ?」
勇者「前、話しただろ? お前は学者になって、俺は騎士になる。……魔王を倒して世界が平和になったら、一緒に夢を叶えようぜ」
勇者「だから、お前は剣なんて握んないで、筆を握っていて欲しいんだよ、俺としては、さ」
幼馴染「…………」
幼馴染「……なんで、そんなにボクのことを?」
勇者「……」
勇者「……さぁ、な。俺にも良く解らん」
勇者「だけど、それが俺の責任だ。お前を戦いに投じさせないのが、俺の責任で、俺の強さなんだ」
幼馴染「…………」
幼馴染(……それでも、ボクは)
153 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 01:49:40.53 ID:0MLbEhvs0
…………
……………………
………………………………
…………………………………………
……………………………………………………
………………………………………………………………
…………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………
154 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 01:50:56.21 ID:0MLbEhvs0
――――現在、森の国、旧・騎士部隊宿舎
女騎士「――――とまぁ作戦概要はこんなところだ。何か異論は?」
騎士「いいか?」
女騎士「何でしょうか偉大なる我が主よ」
騎士「先ずそれやめろ」
女騎士「あいよ、で、なに?」
騎士「はえーよ……作戦自体はいいが……お前らんとこの連中は? 基本的に別行動の作戦だから、居なくても困りはしないが……顔合わせぐらいはしときたい」
女騎士「ああ、大丈夫だ。今は先行して私だけが来ているが、今日中に会う機会は設ける。ただ、あまり期待するなよ?」
155 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 01:51:37.67 ID:0MLbEhvs0
騎士「お前以上のコレジャナイ奴らだったら、もう俺は二度とこの国のことは考えない」
剣士A「仮にも女だけの国なんだろ……そりゃ、俺たちは仕事で来ているけどさぁ」
魔法使い「少しくらい、なんつーか、『らしい』とこみてみたいよなぁ。街に出れないんなら、せめてその部隊の奴らだけでもさぁ」
女騎士「おいおい、私では不服と言うのか」
剣士B「不服と言うかコレジャナイと言うか何と言うか」
弓兵「正直、貴女はウチの国の水系の人と大差ないんですよね」 ニコッ
女騎士「なんだこのボーヤ。急に毒舌になったな」
156 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 01:52:18.36 ID:0MLbEhvs0
剣士A「こいつは憧れが崩れると態度が変わるからな」
剣士B「基本的には良い子なんですけどね」
副隊長「隊長のアレっぷりを初めて見た時は酷かったよな」
騎士「ああ、まさか俺も目の前で唾を吐かれるとは思わなかったよ」
魔法使い「あれは、あんたがこいつの入隊時に女を三人も侍らしていたのが悪い」
騎士「正論過ぎて何も言えねぇ」
157 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 01:54:59.60 ID:0MLbEhvs0
弓兵「ウチの部隊、魔法を使える人は一人だけですからね。そこは任せるしかないですね」
剣士A「脳筋部隊って言われてるからな、俺たち」
剣士B「そんなものでしょう。通常は肉体の強さと魔力は同一に存在出来ないのですから」
女騎士「そんな中で私の万能感を見てくれ」 ドヤァ
弓兵「ちょーすごいですー」
副隊長「…………」
騎士「…………」
158 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 01:55:54.83 ID:0MLbEhvs0
女騎士「さて、私はもう行く。えへ、用事があるからな。えへへへ。気を楽にしていてくれ。えへへへへー。じゃあな」
騎士「……あれ絶対金庫か何かに金を入れに行くんだぜ」
副隊長「金貨を見つめながら物凄い二ヤついていましたね」
騎士「見ろよ、この写真。おまけで貰ったんだが、あいつのアへ顔ダブルピースが映ってる」
剣士A「何でもアリかあいつは」
剣士B「あの御方の誇りは、多分何処にもないんでしょうね……」
弓兵「もう僕は何にも憧れを抱かない」
魔法使い「そうして少年はまた一つ大人になったのだった」
159 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 01:57:06.92 ID:0MLbEhvs0
騎士「……で、お前らどうするよ?」
副隊長「俺は部屋で休んでます」
魔法使い「同じく。俺も部屋に居るから、何かあったら訪ねてくれ」
剣士A「俺は剣の鍛練でもしてようかね。おい、少し付き合えよ」
剣士B「いいでしょう。色々な鬱憤をぶつけてさしあげますよ」
剣士A「……普通にやろうぜ、普通に」
弓兵「僕は散歩がてら、弓の調子を見てます」
騎士「じゃあ俺は街に…………待て待て、冗談だ。剣を向けるな弓を構えるなエーテルを加速させるな」
騎士「……どっか適当にその辺でもぶらついてくるわ」
騎士「んじゃ、解散」
160 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 01:59:03.29 ID:0MLbEhvs0
――――森の国、どっか遠いとこ
騎士「…………」 カチッ、ボウッ
騎士「ふぅ……」 スパー
騎士「……言ったことはないんだけどな」
騎士「俺が魔法を使えない、なんて」
騎士「エーテルアクセル、コンタクト」
王『……え、え? あ、ご、ゴメン、ナターシャたん、ちょ、ちょっと待って!』
騎士「お前マジふざけんなよ」
161 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 02:00:44.79 ID:0MLbEhvs0
王『よ、よし……おいお前! なんだよ! 今ナターシャたんのおっぱいをモミモミしてたんだぞ!』
騎士「昼間っぱらからおっパブいってんじゃねーよ! あ、あれ? あの店もう開いてんの!?」
王『なんか今おっぱい感謝祭とかで、開店時間が豪く早くなっているんだよ』
騎士「ちくしょう! 俺も行きてぇ! つーか、お前公務はどうしたんだよ!」
王『おっぱいに勝る仕事などない……そうは思わんかね?』
騎士「やべぇ……ウチの国、潰れる……おっぱいに潰される……」
王『……で、何の用だ? これで下らないことだったら――――」
騎士「見つけた。情報は正しかったようだ」
162 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 02:01:25.06 ID:0MLbEhvs0
王『…………なるほど』
王『……つーか、早くね?」
騎士「俺以上の屑の御陰で、な」
王『は……?』
騎士「それで、どうするよ? つーか、やっぱり俺を呼んだ意図が分からん。……もしかして、覚えてないのか……?」
王『可能性としてはあり得るが……接触はしたか?』
騎士「まだだ。そしてこれからも会えないだろうよ。会おうとしない限りは、な」
王『む、やはり隔離されているか。……ふーむ』
163 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 02:02:02.69 ID:0MLbEhvs0
王『……一旦様子見と行こう。あちら側から何か仕掛けてくるかもしれん』
騎士「了解だ。何もなかった場合は……」
王『吶喊しろ。ただし、魔物討伐が済んでからだ。表向きの仕事もこなせよ?』
騎士「簡単に言ってくれる。あの魔物は数が多いし、なんだかんだで結構しんどくなるぜ? それに、そんなあっさりと『アレ』には会えないだろ。男の俺が、さ」
王『弱気じゃないか、ドラゴンキラー。そもそも、お前の最大の長所は――――――』
王『何であろうが躊躇いなく殺せること、だろ? 適当に頑張ってくれや』
騎士「…………ドラゴンを殺したことはないんだけどな」
王『比喩表現に何を今更言ってるんだ、お前は。…………あ、ナターシャたん、もう良いよ? え? ああ、俺の忠実なワンワンにちょっと仕事の指示をね……」
騎士「もうくたばっちまえよ、お前」
164 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 02:03:29.29 ID:0MLbEhvs0
続く。
165 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
[sage]:2012/08/17(金) 02:05:41.80 ID:uFNFjmQOo
おつ
166 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/17(金) 02:09:43.16 ID:0MLbEhvs0
ゴメン、ミス。
>>156
と
>>157
の間に↓追加で。
女騎士「さて、作戦は明日からだが、とりあえず今日は寛いでいて構わない」
女騎士「しかし、こう言う国だ。悪いが行動は制限させて貰う。この川を境界として、ここから出ないでくれ」
騎士「あいよ」
女騎士「何かあったら私を呼んで欲しいのだが……誰か、この中で通信魔法を使える奴は?」
魔法使い「ああ、俺が連絡するよ。隊の皆に何かあったら、俺を通してあんたに伝える」
女騎士「では私の魔力波長を教えておく。宜しくな」
魔法使い「おう」
167 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/17(金) 02:11:00.32 ID:+uUSVEql0
なんか騎士かっけえなおい
168 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/17(金) 02:18:01.18 ID:NUq7Imfgo
乙乙
屑ほど強い法則でもあるのか
169 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(中部地方)
[sage]:2012/08/17(金) 02:31:19.55 ID:gpc5iThAo
ということは王も相当強いのか…
170 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/17(金) 02:32:27.01 ID:FkKvDG7do
乙
期待してるぞ
171 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2012/08/17(金) 10:27:20.67 ID:ftwDnM+So
やっぱいいチンポ
172 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/17(金) 11:25:34.79 ID:QoFxZzCLo
おもしろいじゃねぇかwwww いいまめちちだ
173 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
:2012/08/17(金) 13:28:07.74 ID:x6GXsCuDO
やはりいいエクスカリバーチンポだ!
174 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/17(金) 18:20:46.30 ID:rZi+oylIO
さっさと続きかけや
さっさと続き書けや
175 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/18(土) 23:13:50.84 ID:XNYdT7n3o
はやくしないとF5で鯖落とすぞゴラァ
176 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2012/08/19(日) 01:22:00.27 ID:fvwhK5KMo
チンポよく連打すっぞゴラァ
177 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/08/19(日) 01:32:57.18 ID:wGUG1+YYo
ふぅ…
178 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 19:59:42.10 ID:o8wJYUKr0
チンポ連打しちゃらめぇえええええええええ!
続きなにょぉおおおおおおっほおおおおおおおおおおお!
179 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:00:20.48 ID:o8wJYUKr0
――森の国、旧・騎士宿舎前
女副隊長「一足先に、き、来てしまった……」
女副隊長「いやいや、これはアレだ。生身の男がどんなか気になったからとか、そんな訳じゃないんだ」
女副隊長「任務。あくまで任務に関わる話だからな」
女副隊長「断じて。断じてだ。男に興味があるとか、そんなんじゃあないんだ」
女副隊長「大体現実の男なんかクソだとママが言っていた。私もそう思う」
女副隊長「この本の様な男なぞ、実際にはいないのだ」 ペラ……
女副隊長「…………」 ペラペラ……
女副隊長「…………ふふっ」 ペラペラ……
女副隊長「……メアリーの恋人、地味だけど優しくてカッコいいなぁ……。私も、こんな恋愛を……」
女副隊長「……はっ!? 私は何を!?」
180 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:00:51.23 ID:o8wJYUKr0
女副隊長「い、いかんいかん! 駄目だこれでは!」
女副隊長「今、周囲に魔物溢れるこの状況! 浮ついた気持ちで国は守れない!」
女副隊長「それに!」
女副隊長「私はこの『森の国』の、誇り高き騎士部隊隊員! しかもその2!」
女副隊長「それが、よりによって男に憧れる等……合ってはならない!」
女副隊長「おおおおお! 隊長ー! 私に誘惑を撥ね退けさせる力を!」
女副隊長「私に、騎士としての誇りを!」
181 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:01:24.24 ID:o8wJYUKr0
――その誇り高き騎士部隊1の発言語録
女騎士『世の中金だよね、やっぱり』
女騎士『精液の味も知らないオボコに男の何が分かるんだっつーの』
女騎士『お前んちの全財産を私に寄越すと言う話だ』
女騎士『ふぇぇ……男の人のザーメン、怖いよぉ……』
女騎士『早く街に出てマンコにチンポぶち込んで子宮にザーメンドピュドピュさせたいんだろ?』
女騎士『えへへーお金がいっぱぁーい。嬉しいなぁー。えへ、えへへへへへ』
182 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(関東・甲信越)
:2012/08/19(日) 20:02:26.12 ID:hdzadwPAO
コレジャナーイ
183 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:03:26.61 ID:o8wJYUKr0
女副隊長「そう言えばここに隊長も居ると思っていたが、いないな……」
女副隊長「何処に行ったのだろうか……」
女副隊長「……」
女副隊長「…………うう」
女副隊長(す、少し怖くなってきた……)
女副隊長(男なぞ下等な生き物……なんて啖呵切ったけど……相手の部隊はこの国最強の隊長が認める実力を持っている……)
女副隊長(ど、どうしよう……もし、もし男が襲ってきたら……)
女副隊長(この本に出てくる、顔は良いけど女好きの屑でしかも無駄に強い赤目銀髪の嫌なやつが居たら……)
女副隊長(メアリーも襲われそうになってたし……その時は恋人が守ってくれたけど……)
女副隊長(……わ、私は今、ひとりだ……)
184 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:04:03.02 ID:o8wJYUKr0
女副隊長「か、帰ろう、かな……」
ザザッ
女副隊長「ん、んん? だ、誰か、来る!?」
女副隊長「は、はわわわわわ! どどど、どうしよう!?」
女副隊長「ちょ、と、とりあえず、か、隠れよう!」
女副隊長「これは別に逃げる訳ではない!」
女副隊長「怖い訳でもない!」
女副隊長「戦略的なアレだ!」
185 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:04:39.69 ID:o8wJYUKr0
魔法使い「……なんつーか、本当にコレジャナイって感じだよなぁ……」
副隊長「どうした、急に」
魔法使い「いやぁ、俺が騎士部隊に入った理由……知ってるだろ?」
副隊長「あれだろ? 確か、生意気な貴族を合法的にヘコましたいとか」
魔法使い「ああ。しかも、戦争とかになれば他所の国の貴族サマを殺すことさえ出来る……筈だったのになぁ……」
副隊長「お前が入ったのも『沼の国』との戦争開始の時期だよな、まぁ一瞬で終わったけど」
魔法使い「あんの化け物隊長め……あれじゃあ戦争になんねぇーよ」
186 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:05:16.91 ID:o8wJYUKr0
副隊長「まぁな。隊長が『沼の国』の主力をあっと言う間に潰して、あっさり降参。はい終了」
魔法使い「剣を抜いたと思ったら、向こうさんの主力が細切れになってんだ。そりゃ、戦意も削ぎ落とされるわ」
副隊長「加え、その前にあった『湖の国』との戦争が効いたんだよ。あの時の隊長は鬼神の様だった。向こうもそれを知っていたんだろう。……それより前に、『ドラゴンキラー』と言う異名が浸透した所為もあるがな」
魔法使い「普段はあんだけヘタレてんのになぁ。おかしいよ、あの人は」
副隊長「ははは。隊長は別次元の人間だ。俺が次点なのがおこがましいぐらいだよ」
魔法使い「……変な謙遜は止めろよ。知ってんだぜ、俺は」
副隊長「……なにが?」
187 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:05:50.87 ID:o8wJYUKr0
魔法使い「『アンデッド』」
副隊長「……」
魔法使い「……他の連中は知らねぇだろうが、俺は聞いてるぜ。あんたが居なければ、『ドラゴンキリング』は成らなかったってな」
副隊長「……それは何も俺だけじゃないさ」
副隊長「あの日、あの時、あの場面、誰が欠けても『それ』は成らなかったと俺は思っている」
副隊長「仕留めたのが隊長で……生き残ったのが俺だった。……それだけの話だ」
魔法使い「……ま、そう言うことにしとこうかね」
188 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:06:47.67 ID:o8wJYUKr0
女副隊長「あ、あれが男……!」
女副隊長「……」
女副隊長「……思ってたよりも普通だな」
女副隊長「と言うか二人だけ……?」
女副隊長「あとの連中はいないのか……」
女副隊長「それにしてもあのローブの男……目付き悪いな……」
女副隊長「隣の男は随分地味……っ!?」
女副隊長「あ、あれは!?」
189 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:07:28.79 ID:o8wJYUKr0
副隊長「……話を戻すが、コレジャナイ、とはどう言うことなんだ」
魔法使い「いやーよぉ、俺はさぁ、要はプライドが高い奴の屈辱的な顔が好きなんだがよぉ」
副隊長「お、おう」
魔法使い「女しかいない国……隊長じゃねぇーけど、俺も憧れてたのよ。なんせ、男が居ないわけで、女が絶対なわけだから」
魔法使い「つーことは、やっぱプライドが高い訳じゃん! しかも国から選ばれた騎士部隊なら尚更だ!」
魔法使い「なのにあの女隊長はなんなんだよ!」
魔法使い「誇りだとか自重だとか、そんなもんを纏めて胎盤に忘れて来たんじゃねぇーの!?」
魔法使い「あんなんじゃチンポも萎えるわ!」
副隊長「しかも、あれ、本当に強いぞ。言動はトチ狂ってたけど、隙が全くなかった」
190 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:08:29.49 ID:o8wJYUKr0
魔法使い「屑な奴ってーのは皆強いモンなのか?」
副隊長「……ちょっと違うな」
魔法使い「お?」
副隊長「屑な奴が強いんじゃなくて、強い奴が屑になるんだ」
副隊長「強さを求めると、どうしても真っ直ぐで居られなくなる。強大な力はその精神を歪ませるんだ」
副隊長「強くある為には……強く生きる為には、大なり小なり、傲慢に、そして自分勝手にならなければ駄目なんだよ」
副隊長「もっと言えば『強くなろうとする』、『強くあろうとする』、そんな綺麗な心情が……」
副隊長「……結局は、隊長みたいな屑の化け物を産むんだろうな」
魔法使い「そんなもんかねぇ……」
副隊長「…………」
191 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:09:17.93 ID:o8wJYUKr0
――過去、砂漠の国、宿舎
副隊長「……隊長」
騎士「なに」
副隊長「あの『沼の国』の女エルフ……何も殺すことはなかったんじゃないですか?」
騎士「……」
副隊長「国王も仰っていたでしょう。『あの主力の女エルフを倒せば士気は落ちる』と。殺すまでは要らないんじゃないですか? 元より向こうはあまり戦争に乗り気じゃないみたいでしたし」
騎士「……」 カチッ、ボウ
騎士「ふー……」 スパー
騎士「甘い」
副隊長「……」
192 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:10:09.76 ID:o8wJYUKr0
騎士「あの女エルフは、はっきり言ってヤバかった。半ば不意打ち気味の一撃で仕留めることが出来たから良かったが……」
騎士「下手をしたら、細切れになっていたのは俺の方か知れん。あっちもそれが分かっていたんだろう。俺とあいつが対峙した時点で、どちらかが死ぬのは決まっていたんだ」
騎士「それに……」
副隊長「……それに?」
騎士「……もう俺は躊躇わない。振り向かない。女だろうがなんだろうが、殺す必要があるなら殺す。然るべき時に然るべき決断を。……そう決めたんだ」
副隊長「……隊長」
騎士「俺の情けが、甘っちょろい感傷が。結局は『アレ』を取り逃がすことになってしまったんだ。……すまない」
193 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:10:42.47 ID:o8wJYUKr0
副隊長「……謝らないでください」
副隊長「貴方は、見事に仇を打ってくれました」
副隊長「……それに俺、少し喜んでいるんですよ、『アレ』を取り逃がしてくれて」
騎士「……何故だ」
副隊長「だって、直々に俺の手で殺せる可能性があるじゃないですか」
騎士「そんなことより女抱きてぇ」
副隊長「あんたも細切れになってしまえば良かったのに」
194 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:11:39.43 ID:o8wJYUKr0
…………
……………………
………………………………
…………………………………………
……………………………………………………
………………………………………………………………
…………………………………………………………………………
……………………………………………………………………………………
195 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:12:21.84 ID:o8wJYUKr0
――現在
副隊長(しかし、目標は未だ見つからず)
副隊長(……潮時、かもしれ知れんな)
女副隊長「あ、あああああ、あの!」
魔法使い「おおお!? 女だ!」
副隊長「……何か?」
女副隊長「そ、そこの貴方!」
副隊長「……俺ですか?」
女副隊長「貴方、もしかして……」
女副隊長「『メアリーの恋人』のモデルになった人ですか!?」 バーン
副隊長「は?」
魔法使い「へ?」
196 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:13:22.01 ID:o8wJYUKr0
女副隊長「ほほほほ、ほら、これ、この表紙!」
副隊長(こ、この本は……!)
魔法使い「あー! 思い出した! これ、何年か前にあんたがモデルになって欲しいと頼まれた奴じゃねーか!」
女副隊長「や、やっぱり! 『砂漠の国』に『恋人』のモデルになった人物が居ると聞いていましたが……まさかこんなところで会えるとは!」
副隊長「……見た目だけですよ。中身は俺とは関係ありません」
魔法使い「うひひひひひ! でもよぉ、確かこれ、飲み屋かなんかで作者があんたの地味さを見て、『思い描いていた人物にピッタリだ』とか言ってだやつだよなぁ!」
女副隊長「ええ! この地味さ! 間違いありません!」
魔法使い「ホント、忠実な地味さだよなぁ! ひひひひひ!」
副隊長「あのさぁ……」
女副隊長「あ、あの! さ、サイン下さい! あ、申し遅れました、私、この『森の国』の騎士部隊で隊長の補佐を勤めている者です! 以後、お見知りおきを!」
副隊長「こ、この国の2でしたか……」
魔法使い「……もう俺なんも期待しねー」
197 :
◆O92BkDKqD6
[saga]:2012/08/19(日) 20:13:47.86 ID:o8wJYUKr0
続く。
198 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/19(日) 20:15:28.28 ID:ytWabFo1o
コレジャナーイ
199 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)
[sage]:2012/08/19(日) 20:21:24.88 ID:vjXCSzhAO
コレジャナーイ
200 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/19(日) 21:46:02.43 ID:AMAAFOmwo
アッカリーン
201 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/08/19(日) 22:35:48.43 ID:uKgyhCKIO
コレモイイカモー
そんな気分になってきた
202 :
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(チベット自治区)
[sage]:2012/08/20(月) 13:17:33.80 ID:pkf6cKZvo
チンポイー
203 :
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[sage]:2012/08/20(月) 14:55:10.08 ID:QOnmVxINo
安心しろ!おれは期待してるぞ!
このチンポのよさに
204 :
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(関西地方)
[sage]:2012/08/20(月) 18:54:11.03 ID:1QVJTe0p0
相変わらずのチンポよさだ!
この調子でたのむぜ
205 :
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[sage]:2012/08/20(月) 23:40:55.18 ID:MWA5pLVIO
話のチンポはいいが投下のチンポももっといいといいと思う
206 :
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(チベット自治区)
[sage]:2012/08/21(火) 00:38:19.79 ID:oRe+QbMMo
早くしろ
お前の良さはそのチンポじゃないのか
207 :
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(青森県)
[sage]:2012/08/21(火) 00:54:57.02 ID:G+IjadPco
これはいいチンポ
208 :
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(田舎おでん)
[sage]:2012/08/21(火) 07:56:24.20 ID:/uFvMtvMo
だれだよ最初にチンポって言った奴…
209 :
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[sage]:2012/08/21(火) 08:19:14.46 ID:HeCsTc+IO
さて、誰だったかねぇ(ニヨニヨ
210 :
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[sage]:2012/08/21(火) 09:22:06.73 ID:JZlng+Hro
最初に言ったのは
>>42
だが、チンポよくなったのは
>>91
が原因だなww
211 :
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(長屋)
[sage]:2012/08/21(火) 19:53:45.77 ID:dKxQI5Cho
ちんぽぉぉお
ちんぽしゅごいのぉぉお
212 :
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(チベット自治区)
[sage]:2012/08/21(火) 23:19:08.21 ID:oRe+QbMMo
おいまだか
213 :
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[sage]:2012/08/22(水) 03:20:18.62 ID:GDSualPBo
そうせかすなよ
>>1
には
>>1
のチンポがあってそのチンポでやってるんだから
214 :
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[sage]:2012/08/22(水) 11:36:08.09 ID:+BE0bwox0
なんかチンポがゲシュタルト崩壊してきた
215 :
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(愛知県)
[sage]:2012/08/22(水) 15:25:56.69 ID:OcXfFlZ5o
お前らチンポいいチンポいいって・・・
ホモかよ・・・
216 :
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[sage]:2012/08/22(水) 15:36:18.80 ID:T4Y9XcVOo
ホモォ(AA略)
217 :
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[sage]:2012/08/22(水) 17:42:40.55 ID:xaJnMnTIO
ここの住人は男しかいない国にいくべきやな
218 :
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(チベット自治区)
[sage]:2012/08/23(木) 00:22:30.87 ID:TFg1mdz1o
チンポ落ちたな
219 :
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(長屋)
[sage]:2012/08/23(木) 00:57:17.55 ID:lsALAYK2o
チンポまだぁ?
220 :
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(チベット自治区)
[sage]:2012/08/24(金) 09:41:00.10 ID:8/DRhkBuo
おい
>>1
出てこい
221 :
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[sage]:2012/08/30(木) 00:09:00.76 ID:ta1PP8Uho
おーい、寒い
222 :
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(大阪府)
[sage]:2012/08/30(木) 08:26:23.04 ID:SBhc2RoFo
まだか
223 :
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(長屋)
[sage]:2012/08/30(木) 23:07:05.56 ID:7+/N8GqQo
チンポ待ち
224 :
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(熊本県)
[sage]:2012/08/31(金) 19:30:38.60 ID:vXHuecteo
チンポ悪くなってきたな
225 :
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[sage]:2012/09/01(土) 17:01:20.98 ID:RNoU6dd0o
ro留れゆや
7*
。ぷわ。やわゎる。留をを。んわんーわ、。。奈?モ!)を?他を魔やく+
oN?c
226 :
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[sage]:2012/09/01(土) 17:01:55.14 ID:RNoU6dd0o
putx ,,?*pas*P-r28
227 :
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[sage]:2012/09/01(土) 21:35:43.48 ID:uXBYa6PIO
まだかねー
228 :
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(大阪府)
[sage]:2012/09/11(火) 01:17:26.76 ID:kpdzA/guo
まだか
229 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/09/11(火) 23:41:09.25 ID:2c0ZeEyNo
はよ
230 :
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[sage]:2012/09/24(月) 10:46:27.74 ID:grjLDeTFo
おい
231 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2012/09/26(水) 22:48:37.95 ID:7dqB2dwTo
おい
232 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/09/26(水) 23:07:05.04 ID:xYzqspXDo
...| ̄ ̄ | < 続きはまだかね?
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233 :
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(青森県)
[sage]:2012/09/27(木) 01:06:23.52 ID:p0mqT9Y6o
チンポ落ちたぞ
234 :
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(長屋)
[sage]:2012/10/07(日) 17:20:32.26 ID:uDO1ArfTo
はよ
235 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(長屋)
[sage]:2012/10/07(日) 17:21:35.79 ID:siN7tpa8o
はよ
236 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
[sage]:2012/10/07(日) 17:22:07.04 ID:1W8d9iYJo
もうテンポって言わないんで帰ってきて
237 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2012/10/09(火) 00:08:38.96 ID:2bvhh/G1o
チンポっていいだしたのぼくですごめんなさい
もどってきてください
238 :
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[sage]:2012/10/09(火) 03:41:39.23 ID:CLL8fs+IO
あと10日か
239 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/19(金) 09:44:08.82 ID:9Zw0iD/Ho
面白かっただけに残念だな
いつかリメイクして欲しい
240 :
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(青森県)
[sage]:2012/10/19(金) 11:04:00.41 ID:8yI/ORGdo
今日がリミットか…
最後にチンポ!!
241 :
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[sage]:2012/10/19(金) 16:35:01.66 ID:jPcm6F+3o
終わってしまうん?
242 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/19(金) 16:55:10.05 ID:EvctkLbIO
omg
243 :
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[sage]:2012/10/19(金) 21:00:01.90 ID:2Hn6oTxIO
そんな…そんなのってないよ…あんまりだよぅ
244 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/19(金) 21:04:09.99 ID:yMQwLCWGo
所詮ちんぽ
245 :
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(長屋)
[sage]:2012/10/19(金) 21:24:22.78 ID:a4JAvPJro
...| ̄ ̄ | < つ、続きは…ま、まだかね?
/:::| ___| ∧∧ ∧∧
/::::_|___|_ ( 。_。). ( 。_。)
||:::::::( ・∀・) /<▽> /<▽>
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||::| <ヽ/>.- | |:と),__」 |:と),__」
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\ \__(久)__/_\::::::| |:::::::|
.||.i\ 、__ノフ \| |:::::::|
.||ヽ .i\ _ __ ____ __ _.\ |::::::|
.|| ゙ヽ i ハ i ハ i ハ i ハ | し'_つ
.|| ゙|i〜^~^〜^~^〜^~^〜
246 :
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(長屋)
[sage]:2012/10/20(土) 00:49:10.26 ID:1tXs8kdWo
頼むよ……
247 :
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(千葉県)
:2012/10/20(土) 12:25:45.19 ID:BPltAyAoo
お願いしますよ…
248 :
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(チベット自治区)
[sage]:2012/10/20(土) 12:40:07.75 ID:BnkoKYTx0
チンポ落とすなよこのテンポ!
249 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(チベット自治区)
[sage]:2012/10/20(土) 15:39:13.05 ID:RtbUiS5po
チンポ悪すぎ
250 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(東海)
[sage]:2012/10/20(土) 16:35:25.09 ID:WYghk/yAO
(*゚-゚)つC
251 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/20(土) 17:21:17.42 ID:j896618IO
あれまだ落ちない
252 :
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]:2012/10/20(土) 20:15:35.36 ID:OWz/IJbgo
まぁ言わなきゃ落ちはしない
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