このスレッドはSS速報VIPの過去ログ倉庫に格納されています。もう書き込みできません。。
もし、このスレッドをネット上以外の媒体で転載や引用をされる場合は管理人までご一報ください。
またネット上での引用掲載、またはまとめサイトなどでの紹介をされる際はこのページへのリンクを必ず掲載してください。

安価でシークレットゲーム2 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/30(木) 23:20:09.43 ID:3FaHdrk80
・このスレは安価でシークレットゲームをクリアすることを目的としています。

・プレイヤー数は14人で、主人公のPDAはJOKERという設定です。
 他の13人は、シークレットゲームに登場するキャラ(御剣、姫萩、等)です。

・安直な選択は死を招くので、ご注意を。

・今回は、一先ずシークレットゲームCODE:Reviseのほうから始めていきたいと思います。




それでは、シークレットゲーム……スタート!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1346336409
【 このスレッドはHTML化(過去ログ化)されています 】

ごめんなさい、このSS速報VIP板のスレッドは1000に到達したか、若しくは著しい過疎のため、お役を果たし過去ログ倉庫へご隠居されました。
このスレッドを閲覧することはできますが書き込むことはできませんです。
もし、探しているスレッドがパートスレッドの場合は次スレが建ってるかもしれないですよ。

バームくんへ @ 2025/06/11(水) 20:52:59.15 ID:9hFPsRzXO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1749642779/

秘境 @ 2025/06/10(火) 00:47:53.81 ID:BDVYljqu0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1749484073/

【安価】上条「とある禁書目録で」鴻野江「仮面ライダー」【禁書】 @ 2025/06/09(月) 21:43:10.25 ID:qDlYab/50
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1749472989/

ツナ「(雲雀さん?!)」雲雀「・・・」ビショビショ @ 2025/06/07(土) 01:30:36.87 ID:AfN9Rsm0O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1749227436/

【安価コンマ】障害走を極めるその5【ウマ娘】 @ 2025/06/06(金) 01:05:45.46 ID:RaUitMs20
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1749139545/

貴様たちの整備のお陰で使いやすくしてくれてありがとう @ 2025/06/04(水) 20:56:21.03 ID:QjuK6rXtO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1749038181/

阿笠「わしの乳首に米粒をくっ付けたぞい」コナン「は?」灰原「は?」 @ 2025/06/04(水) 04:01:13.39 ID:ZjrmryLdO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1748977273/

レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだ電脳世界) @ 2025/06/02(月) 21:21:00.13 ID:ix3UWcFtO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1748866860/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/30(木) 23:21:21.66 ID:3qg0YwIz0
来たか…!(ガタッ
>>1
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/08/30(木) 23:22:19.60 ID:AIQ1UVRt0
>>1乙です
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/08/30(木) 23:23:58.37 ID:ZzudqEono
>>1
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/30(木) 23:25:52.76 ID:xF36q8lDo
スレ立て乙です
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/30(木) 23:28:33.26 ID:A5sp1vlQ0
>>1
7 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/30(木) 23:29:26.43 ID:3FaHdrk80
一通り流すようにSGCRをプレイしたので、細かい部分で間違っているかもしれませんがなんとか進めていこうと思います。

取りあえずネタバレになりますが、

・ルール1 
 プレイヤーは各自固有のPDAが与えられる。PDAに表示された『クリア条件』をゲーム終了までに達成せよ。
 なお、ゲーム終了日時については後日通知される。

・ルール2
 プレイヤーは装着された首輪を外してはならない。

・ルール3
 ゲームのフィールドは区画された複数のエリアから構成されている。
 プレイヤーは制限されたフィールドから外に出てはならない。

・ルール4
 ゲームには複数のプレイヤーが参加している。他者のPDAの所有・使用は自由だが、クリア条件が成立するのは初期に配布されたPDAのみに限定される。
 PDAは本来の所有者がリタイヤした場合、その機能を停止する。

・ルール5
上記にした、ルールに反しない限り、プレイヤーのあらゆる行動を許可する。
また、クリア条件を満たせなかった場合、もしくはルールに違反した場合は、そのプレイヤーを失格とみなし、首輪を爆破する。


AのPDA
ファースト条件…3時間以上離れずに指定したパートナーと行動する
セカンド条件…一番長く一緒にいたパートナーを殺害する

2のPDA
ファースト条件…12時間以上同じエリアに留まらない
セカンド条件…2時間以上同じエリアに留まらない

3のPDA
ファースト条件…他のプレイヤーに対して3回以上危害を加える
セカンド条件…プレイヤーを殺害した他プレイヤー全員を殺害する

4のPDA
ファースト条件…素数ナンバーのプレイヤー全員がクリアする
セカンド条件…素数ナンバーのプレイヤー全員を殺害する

5のPDA
ファースト条件…メモリーチップを使用して食料を8つ以上確保する
セカンド条件…メモリーチップを16個以上廃棄する

6のPDA
ファースト条件…自分を中心とした5つ並びのプレイヤーに危害を加えない
セカンド条件…自分を中心とした5つ並びのプレイヤーを殺害する

7のPDA
ファースト条件…メモリーチップを10個以上所持する
セカンド条件…メモリーチップを10個以上所持し、かつ他プレイヤーに同数以上所持させない

8のPDA
ファースト条件…ジョーカーを除くクリアしたプレイヤーのPDAを3台以上所持する
セカンド条件…ジョーカーを含むクリアしたプレイヤーのPDAを4台以上所持する

9のPDA
ファースト条件…ジョーカーのPDAの所持する
セカンド条件…ジョーカーのPDAの破壊する

10のPDA
ファースト条件…10人以上のプレイヤーと遭遇する
セカンド条件…半径2m以内に同時に3人以上侵入させない

JのPDA
ファースト条件…最終日まで生存する
セカンド条件…他のプレイヤーのPDAをすべて使用不能にする

QのPDA
ファースト条件…プレイヤー全員が生存する
セカンド条件…自分以外のプレイヤー全員を殺害する

KのPDA
ファースト条件…3人以上のプレイヤーがクリアする
セカンド条件…3人未満のプレイヤーがクリアした状態でゲームが終了する
8 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/30(木) 23:43:52.69 ID:3FaHdrk80
【注意事項】

・主人公は前回と同じくJOKERのPDAで参戦します。

・SGCRの場合原作でJOKERだった城崎充と入れ替わりに入るため、ゲーム参加者は14人のままです。

・KILLER QUEENとCODE:Reviseのキャラの混在はできません。ただし、主人公をそれらのキャラに似せて参加させるというのは一応可能となります。

・指定にあまりにそぐわない安価は下を採用します。

・安価スレですが、コンマ下2桁判定を取るときもあります。

・割と1つの安価で簡単に主人公は死にます。(極力生存できるように、配慮はしますが……)

では、さっそく始めていきましょうか――

――――――
――――
――

SGCRのため主人公の年齢は18歳に固定。

一先ず基本設定から――

性別>>11

職業>>14

性格>>17

特徴>>20



9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/30(木) 23:44:32.14 ID:A5sp1vlQ0
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/30(木) 23:45:32.56 ID:tfvRIe5a0
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/30(木) 23:47:34.56 ID:3qg0YwIz0
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/30(木) 23:48:39.53 ID:A5sp1vlQ0
学生
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/30(木) 23:50:00.08 ID:xF36q8lDo
学生
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/30(木) 23:52:32.63 ID:5Uc9gsE30
フリーター
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/30(木) 23:53:18.66 ID:A5sp1vlQ0
勘が鋭い
16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/30(木) 23:55:14.08 ID:xF36q8lDo
慎重
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/31(金) 00:00:12.23 ID:1EfxTDZ80
冷徹
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/31(金) 00:00:54.00 ID:vNdrJ0lk0
>>16
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/31(金) 00:01:31.09 ID:l0HIFCwY0
腰まで届きそうな長い黒髪
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/31(金) 00:01:43.22 ID:MSyd9DH9o
童顔
21 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/31(金) 00:06:34.48 ID:mBu6n2D20
性別:女

年齢:18

職業:フリーター

性格:冷徹

安価遠目だったみたいなので次は2つ刻みで

・名前>>23

・家族>>25

・趣味>>27

・好きなこと(もの)>>29

・嫌いなこと(もの)>>31
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/31(金) 00:08:26.89 ID:1EfxTDZ80
春野 雪
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/31(金) 00:09:06.30 ID:vNdrJ0lk0
淵田瀬奈
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/31(金) 00:10:23.21 ID:1EfxTDZ80
5人家族 姉、妹有りの三人姉妹
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/31(金) 00:10:33.65 ID:7YB+TMwLo
施設育ち
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/31(金) 00:11:24.40 ID:vNdrJ0lk0
読書
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/31(金) 00:13:29.29 ID:1EfxTDZ80
読書
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/31(金) 00:14:23.26 ID:1EfxTDZ80
動物
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/31(金) 00:15:20.27 ID:vNdrJ0lk0
堅焼きせんべい
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/31(金) 00:16:18.21 ID:1EfxTDZ80
熱血や正義感溢れる人
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/31(金) 00:17:28.50 ID:cH2uzsxMo
ぬれおかき
32 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/31(金) 00:21:20.98 ID:mBu6n2D20
性別:女

年齢:18

職業:フリーター

性格:冷徹

名前:淵田(ふちだ)瀬奈(せな)

家族:施設育ち

趣味:読書

好きな物:堅焼き煎餅

嫌いな物:ぬれおかき


設定はこれで最後

・長所>>33
・短所>>34
・他のプレイヤーとの接点(無しでも可)>>35
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/31(金) 00:21:53.63 ID:7YB+TMwLo
素早い
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/08/31(金) 00:22:45.86 ID:qptvHPh90
異常事態に弱い
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/31(金) 00:22:48.35 ID:cH2uzsxMo
勘が鈍い
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/31(金) 00:26:11.26 ID:1EfxTDZ80
藤田 修平と知り合い

こんな感じでいいのか?
37 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/31(金) 00:34:12.26 ID:mBu6n2D20
【主人公設定】

性別:女

年齢:18

職業:フリーター

性格:冷徹

特徴:童顔

名前:淵田(ふちだ)瀬奈(せな)

家族:施設育ち

趣味:読書

好きな物:堅焼き煎餅

嫌いな物:ぬれおかき

長所:素早い

短所:異常事態に弱い

他プレイヤーとの接点:藤田修平と知り合い


Secret Game......start

――――――
――――
――

「…………ん」

ふと、私は目を覚ました。

まず視界に入ったのは、どんな光景?

>>39

1.草木が生い茂った森のような場所

2.水の音が聞こえる川原

3.古ぼけた家がある村
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/31(金) 00:34:51.83 ID:1EfxTDZ80
2
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/31(金) 00:36:19.61 ID:7YB+TMwLo
2
40 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/31(金) 00:57:01.22 ID:mBu6n2D20
「……何処?」

起き上がって周りを確認すると、中流くらいの川が忙しく流れているのが見えた。

辺りはまだ暗くて遠くまでは見渡せないが、ここが野外で人里離れた場所であるということぐらいは分かった。

〜♪〜♪

「ん……?」

聞き覚えの無い電子音が自分の周辺から聞こえた。

ポケットの中を確認してみると、何やら見覚えのない機械があった――

「……PDA?」

確か、これは最近話題となっているPDA(携帯情報端末)だと思われる。

バイトの同僚が稼いだお金で買ったのを頻りに自慢してきていたので、すぐに分かった。

それにしても、私はどうしてこんなところへ居るのだろうか……。

(そうだ……新しいバイトの面接に行ったその帰りに――)

いきなり見知らぬ人に囲まれて、気絶させられたのを思い出す――

私は私服の汚れを軽く落とすと、PDAを確認してみることにした――

――――――
――――
――

PDAに載っていた事は大きく分けて3つ――“地図”、“旗”、“人”である。

地図には、よくわからないがゲームフィールド?が5×5の合計25エリアとなっているらしい。

赤点が現在位置であり、この地図で言うと私の居る場所は右端であるという事が分かる。

旗には、PDAの特殊能力というものが載っていた。


その特殊機能は?

※特殊機能の強度とクリア条件の難易度は相関関係を持っています。
 
 強い特殊機能にすると、クリア条件は難しくなります。逆もしかり。

>>43

41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/31(金) 01:06:19.23 ID:1EfxTDZ80
PDA索敵機能
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/08/31(金) 01:15:20.65 ID:K1+Wr4tfo
PDAの持ち主が死亡した時、殺害した者が半径10M以内にいれば、首輪を爆発させる。
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/08/31(金) 01:15:42.85 ID:PgoNfx0Y0
相手と手で接触している状態のみ、PDAが持っている特殊能力を選択発動で永久に無効化させることができる
44 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/31(金) 01:35:22.45 ID:mBu6n2D20
特殊機能の強度(弱 中 強)→中

『プレイヤーに手で接触している状態の時、該当者のPDAの特殊能力を永久に無効化させることができる』

なにやらよく分からないが、私の他に人が存在しているようだった。

プレイヤーという単語が出てきているところから、これは何かのゲームなのかもしれない……。

次に人の欄を確認してみる――

「淵田瀬奈、プレイヤーナンバーJOKER……」

確か、PDAに電源を入れて画面を1回押すとJOKERと表示されていた。

JOKERというくらいだから、トランプか何かが関係しているゲームなのだろうか……。

「……クリア条件――」

そして画面をスクロールさせていくと、クリア条件というものが目に入った――


私のクリア条件は?(ファースト条件)

※クリア条件は特殊機能にある程度沿ったものにしてください。

 ファースト条件なので、死者がでない条件である必要があります。 
 
 あまりに関係が無ければ下を採用します。

>>48

45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/08/31(金) 01:41:02.81 ID:9wuhDT7W0
JOKERの偽装機能を他のプレイヤーの眼前で2度使う
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/31(金) 01:42:24.04 ID:l0HIFCwY0
PDAの特殊能力を10回無効化させる、ただし一度無効化したPDAを再度無効化させても回数には加算されない
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/31(金) 01:45:51.77 ID:7YB+TMwLo
8種の特殊能力の無効化
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/08/31(金) 01:46:38.02 ID:PgoNfx0Y0
PDAの特殊能力を三つ永遠に無効化する
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/08/31(金) 01:52:07.59 ID:PgoNfx0Y0
これぐらいでおkだろう、原作見てるとセカンドに入ったらそれまで無効化してきたPDAを数えないと思う
おそらくセカンドで一気に無力化させる数が多くなるパターン
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/08/31(金) 02:00:38.19 ID:l0HIFCwY0
手で接触している状態の時、だから手が離れると特殊機能停止解除って読めるから三つはかなり厳しい気が
51 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/31(金) 02:01:25.76 ID:mBu6n2D20
>>45
特殊機能が>>43であるため、偽装機能は使えないというかありません。

――――――
――――
――

『PDAの特殊機能を3つ永久に無効化する』

どうやら、クリア条件は特殊機能に連動しているようだ。

また、クリア条件から私のほかに少なくとも他に3人のプレイヤーが居る事が分かった。

PDAの時刻を見ると、いまは丁度“A.M 3:00”である。

これからどうする?

>>52

1.まだ暗いので朝日が昇るまではここでじっとしていよう。

2.地図を見ると村のようなものがあるので、そこを目指してみよう。

3.地図に載っているエリアのギリギリ右端まで行ってみよう。
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/08/31(金) 02:03:48.83 ID:PgoNfx0Y0
わざわざ永久に無効化させることができるって書いてるからそれはないよ
永久の意味を考えるとゲーム終了までって読み取れると思うが、説明不足だったかね
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/31(金) 02:05:27.01 ID:MSyd9DH9o
2
54 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/31(金) 02:35:15.72 ID:mBu6n2D20
(村を目指そうか……)

恐らく他のプレイヤーもこの地図を見れば、人がいるかもしれないであろう村へ向かうだろう。

私は川に沿って歩きながら、村を目指して歩き始めた――

――――――
――――
――

【1日目 A.M 4:00】

このゲームフィールドというのは基本村や川原を除くと山道であるらしく、移動するのになかなか時間が掛かってしまう。

「…………はぁ」

ようやく真面な山道に辿りつくと、着ているTシャツやホットパンツ、ニーソックスにこびりついてくる草木を取り除いて一息ついた。

肩に付く位に切り揃えられたショートカットの黒髪が山風でなびいている。

なぜ、私はこんなことに巻き込まれているのだろうか。

虫が騒がしく鳴いていている中、私は木にもたれながら夜空を見上げて色々と考えてみるが、何も分からなかった。

〜♪〜♪

すると、また電子音がPDAから聞こえた。

(今度は何……?)

私はゆっくりとそれを取り出して画面を確認した――

(ルール……か)

送られてきた5つのルールを見る限り、どうやら私は物騒なゲームに巻き込まれたらしい。

クリア条件を満たさなければ、いつの間にか巻かれているこの首輪が爆発して……死ぬらしい。

俄かには信じられないと言いたいところだが、こういったPDAや首輪、そして細目に仕掛けられている監視カメラの存在から、このゲームは本当であると言えるだろう。

「…………駄目か」

首輪を少し強く引っ張ってみるが、“首輪に衝撃が加えられています、これ以上衝撃を加えると爆破します”とPDAから警告が鳴り響いた。

あくまで、クリア条件を満たして首輪を外すという正攻法でヤレという事らしい。

(村を目指そう……)

私はPDAをしまって、山道を歩き始めた。

これから、このゲームはどう言う展開を迎えていくのだろうか…………。

――――――
――――
――

私は村への移動途中で誰かと出会う? 出会わない?

コンマ判定1個↓

00〜30 粕谷瞳

31〜60 黒川正規

61〜99 誰とも出会わない。



今日はここらへんで寝ます。
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage ]:2012/08/31(金) 02:37:51.90 ID:PgoNfx0Y0
どうかな
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/31(金) 02:38:44.72 ID:7YB+TMwLo
57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage ]:2012/08/31(金) 02:46:30.35 ID:PgoNfx0Y0
乙でした
58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/08/31(金) 13:33:38.83 ID:PgoNfx0Y0
今思うと主人公のクリア条件けっこう厳しいかなあ、CODE:Reviseでは
PDAは本来の所有者がリタイヤした場合、その機能を停止するんだよな
セカンドで無効化する必要がある数が増えると仮定すると辛い
味方もいつ死ぬか分からん上無効化される事実を考えると作りづらいし、セカンドでは死人がハイペースで出るだろう
効率重視で立ち回って無効化させないと詰むな
59 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/31(金) 14:04:29.05 ID:mBu6n2D20
【1日目 A.M 4:30】

村に到達するまで誰かに遭遇する事は無かった。

(……廃村?)

村の入り口に入った時点で気が付いていたが、やはり人が住んでいる気配が無くて全体が寂れていた。

「…………」

いくつかの家や納屋に入ってみるものの、どこも沈黙を続けていていた。

〜♪〜♪

村をしばらく探索していると、またもやPDAが鳴り始めた。

私はポケットからPDAを取り出して画面を確認する。

「説明会への……案内?」

見ると運営から、このゲームについて詳しく説明をするというメールが届いていた。

参加は自由であり、不参加によるペナルティーは生じないらしく、会場はすぐ近くにある村の中央管理施設である。

(どうしよう――)

このメールは他のプレイヤーにも送られているはずなので、その場所へ行けば他のプレイヤーと出会うことが出来るだろう。

私は……


>>62

1.中央管理施設に行って他のプレイヤーを待つ

2.施設の手前にある村の小屋に身を潜めて、他のプレイヤーが来るか監視してみる

3.説明会へは参加せずに村から離れる

4.その他
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/31(金) 14:09:55.17 ID:330Hp8dj0
この条件1番最初に説明会でみんな集まるから
行かせないようにうまく誘導しないと簡単に達成できるじゃん
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/31(金) 14:10:33.02 ID:KnPvPzX1o
2
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/31(金) 14:11:09.32 ID:NXuALY2C0
3
63 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/31(金) 14:26:34.39 ID:mBu6n2D20
>>60
CRはKQと違ってクリアしても首輪が外れず、結局最終日まで生き残らないといけません。

ですから、別に条件をクリアしてもストーリーに問題はありません。

――――――
――――
――

(……いや、行く必要は無いか)

大体公式の説明会と言うのは、既に分かっている事を分からない人に教えるようなものなので、私は必要性を感じなかった。

他のプレイヤーと出会うことが出来ないが、思った以上にゲームフィールドは狭いので意図せずとも出会うことが出来るだろう。

私は運営の“御厚意”を無視して村から離れた――


私はこれからどこへ行く?

>>66

1.北西にある山

2.南端にある平地

3.さっき村にくるまでに通ってきた南東の山

コンマ下二桁 90〜99 で キューブ発見
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/31(金) 14:33:04.38 ID:KnPvPzX1o
1
65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/31(金) 15:15:47.60 ID:1EfxTDZ80
2
66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/08/31(金) 15:22:41.15 ID:5d7K6XNTo
67 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/31(金) 15:31:09.86 ID:mBu6n2D20
【1日目 A.M 5:10】

私は北西にある険しそうな山を目指す事にした。

地図を見ると山の頂上に小屋のようなものがあるみたいなので、取りあえずそこを目指して私は歩き出す――


山を歩いている途中で、私は誰かと出会う? 出会わない?


コンマ判定(1個下)

00〜20 誰とも出会わない

21〜80 藤田修平と細谷はるな

81〜99 蒔岡玲
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/31(金) 15:31:28.34 ID:7YB+TMwLo
それ
69 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/31(金) 15:43:18.66 ID:mBu6n2D20
【1日目 A.M 5:30】

「ん……?」

斜面を登っていると、上方から話し声と足音が聞こえてきた。

そして、間もなくして草木に隠れていた姿が私の目の前に現れた――

「……あ、お前は――」

姿を見せたのは、短いポニーテールの女性とよく見たことがある男――藤田修平だった。

「……知り合い?」

隣に居る女性が小さな声で修平に私のことを聞いていた。

「一応……」

まあ、そういう反応をするのが普通だろうか。

「あなたたちも、このゲームの参加者?」

「ああ、そうだよ。これから説明会に行くところなんだが、瀬……淵田も一緒に行かないか?」

「…………」

こういう局面だから、修平は私にこうして対応しているのだろう。

普段通りなら私を見てもチラ見程度で無視するというのに……。


どうする?

>>71

1.ついていく

2.無視して隣を通り過ぎる

3.その他

70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/31(金) 15:44:41.58 ID:7YB+TMwLo
1
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/31(金) 15:45:20.08 ID:1EfxTDZ80
1
72 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/31(金) 16:04:16.96 ID:mBu6n2D20
「…………うん」

私は小さく頷いて彼らがこちらへ向かってくるのを待った。

「ええっと、こちらは細谷はるな。ゲームの途中で出会ったんだ」

「よろしく」

「私は淵田瀬奈、よろしく」

必要最低限の淡々とした自己紹介が終わり、3人は無言で歩き続け始めた。

修平がこちらのことを度々見ているが、私は無視をして真っ直ぐ歩き続ける。

「……淵田は、このゲームについて何か知っている事はあるか?」

「村には誰もいなかった。ここら辺に居るのは私たちプレイヤー以外は居ない様子」

「そう、か……」

会話が続かない気まずい空気が流れるが、私は慣れているので特に気にしなかった。

細谷もずっと真顔で歩いているだけであり、修平は少し困惑した顔をしていた。

「そういえば、淵田はなんで村から離れていたんだ? 説明会の場所は村の中央管理施設だけど」

「説明会に参加してもメリットが無いと思ったから」

「どうしてだ? 前に送られてきたルール1から5の情報だと、不明確な要素が沢山あると思うんだがな」

「それを説明するという確証は無い」

「でも、行かないよりかはましだろ? というか、それだったらなんで俺達についてきているんだ?」

「…………」

全く、昔からこの男は理屈ばっかりをもってきて面倒くさい奴だ。

なんとなく他の人間に出会えた事が嬉しくて、ついてきているだけなのだが彼にそのことを説明するのが嫌だった。

「お前……何か、このゲームについて知っているんじゃないか?」

「知らない」

「本当か?」

「同じことを言わせないで」

「……そうか」

何か疑わしい事があったら、すぐに問い詰めてくるのも相変わらずである。

私は修平からの質問を淡々と返答しながら、村まで歩き続けた――

――――――
――――
――
73 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/31(金) 16:23:09.19 ID:mBu6n2D20
【1日目 A.M 5:50】

村に辿りつくと、私たちには一直線に中央管理施設へ向かった。

「本当に、誰もいないんだな」

修平が周辺を警戒しているが、やはり村には私たち以外に音を発する者がいなかった。

「ここが、中央管理施設みたい」

「案外、ここだけは廃れていないんだな」

村にある木造の家や小屋とは違い、これだけはコンクリート構造だった。

私たちは空きっぱなしの正門から進入して、施設の中に入る――

「会場は2階にあるみたいだな」

“会場はこちら”と2階へ進むように促す看板が置かれていたため、それに従って階段を上がっていく。

「……ここか」

修平が1つの扉の前に立ち止まっていた。

「入らないの?」

「ああ、入るよ――」

私が後ろに立つと、修平はゆっくりとドアノブを開けて会議室の中に入った――


会議室の中に居たのは?

コンマ判定

>>74 吹石琴美 00〜30 居る 31〜99 居ない

>>75 伊藤大輔と阿刀田初音 00〜50 居る 51〜99 居ない

>>76 上野まり子 00〜60 居る 61〜99 居ない

   三ツ林司 居る(確定)
74 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/31(金) 16:23:42.67 ID:7YB+TMwLo
それ
75 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/08/31(金) 16:24:05.16 ID:1EfxTDZ80
はい
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/08/31(金) 16:44:26.11 ID:7YB+TMwL0
そぉい
77 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/08/31(金) 17:19:24.76 ID:mBu6n2D20
【1日目 A.M 6:00】

中に入ると複数の人物が居たので、私たちは自己紹介をしあった。

会議室の中に居たのは、伊藤大輔、阿刀田初音、上野まり子、三ツ林司の4人だった。

伊藤と阿刀田を中心として楽しげに話している中、私は部屋の隅に行って本棚の本見ていた。

この村――阿尾嵯村の歴史の本を見る限り、大正時代に起きた大災害によって村人全員が避難して、その後から使われなくなったようである。

どうせこんなゲームを行うくらいなのだから、相当な田舎の奥地もしくは進入禁止指定地域なのだろう。

「なあ、瀬奈ちゃんも本ばっかり読んでないで、こっちで話しようぜ!」

「……後で行く」

「お、おう……」

伊藤の誘いを平らな声色で断って私は本を読み続けた。

どうやらここがどこなのかという事が分かりそうな情報が載っているものは、さすがに置いてい無いようだ。

『こんにちは、参加者の皆様――』

すると、突然会議室のスピーカーから男の声が聞こえてきた。

皆がスピーカーに目が行っているのを確認すると、私も本をしまって彼らのほうへ近づいた。

『説明会に参加するプレイヤーが集まったようなので、説明会を始めます――』

――――――
――――
――

説明会によって説明されたものは……

・ゲームフィールドは5×5の25エリア。その外は進入禁止エリア

・プレイヤー数は14人で、それぞれナンバーがトランプにちなんでA〜KとJOKER

・首輪の作動は警告のあと10秒後。周りを巻き込むほどの大きさでは無く、装着者へ致命傷を与える程度のもの

・ゲームの終了時間は終了予定時刻の24時間前になったときに一斉通知

・PDAは該当した所持者が死亡する、もしくは特定の特殊機能を用いることで機能停止状態となる



ということだった。

ある程度ルールに沿った説明となっているが、修平の言う通りでルールだけでは分からない事も多少判明した。

というのも、この説明会でゲームに関する事ならば質問できるため、三ツ林や修平の質問によって新しい情報が判明したのだが――

(……私も――)

せっかくならばここで質問しておくべきではないだろうか。

私は、運営に対してどんなことを質問する?

>>80


――――――
今から出かけてきます。
夜か深夜に多分戻ってきます。
78 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/31(金) 18:02:06.72 ID:NXuALY2C0
あれ、賞金の説明って無かったっけ?
79 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/31(金) 18:37:23.46 ID:maTNqHgIO
>>78
まだ無かった希ガス
80 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/08/31(金) 19:39:19.64 ID:0viU7saAO
PDAの特殊機能の例として、説明会に参加していない7人のプレイヤーのPDA特殊機能を教えて欲しい。

(Aがレーダー機能だったとしたら、レーダー機能という特殊機能があることだけ分かるって感じで)
81 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/08/31(金) 21:33:53.40 ID:PgoNfx0Y0
プレイヤーの特殊機能が分かる特殊機能がある以上、その情報を運営が教えてくれるとは思えんな
82 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/08/31(金) 21:41:40.97 ID:nYR31Ce10
主人公が女ってことは伊藤さんにレ○○される展開もあるわけか!
83 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/08/31(金) 22:45:27.79 ID:PgoNfx0Y0
十分あり得て怖い、大祐タヒれ
どう転ぶにせよ運営と交渉して脱出できないから、初音ちゃんには死んでもらうしかないな
セカンドに突入しないまま終了するのは不可能に近いし
84 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 13:44:54.73 ID:Jx7J5FwY0
『他に、質問はありませんか?』

運営は今にも説明会を終わろうとしていたので、私は突発的に思いついたことを口に出した。

「PDAの特殊機能の例とか、教えてくれない? 例えば、この説明会に参加していないプレイヤーのものとか……」

特殊機能というのは、恐らくこのゲームを攻略していく上で大切な情報だろう。

私の場合は自分のPDAのクリア条件を満たすための補助的なものだが、もっと他の種類があってもおかしくないだろう。

『こちら側から一方的にプレイヤーの情報を与えるというのは、利益不利益が生じますので発言は控えさせてもらいます』

「つまり、特殊機能はこのゲームで重要な役割を果たす、ということ?」

『……そういったことも推測していくのが、このゲームの醍醐味です』

どっちつかずの解答で終わってしまったが、情報を与えないという事はそれだけ重要性があるということなのだろう。

とは言ってもこれは私の憶測でしかないため、なんともいえないのだが・

(……聞く質問を間違えたか――)

もう少しゲームの核心から外れた質問から始めて、相手の解答の揚げ足をとるようにすれば有益な情報が手に入ったかもしれない。

余裕が無かったために直球的なものとなってしまったことを後になって悔やむ。

『――では、説明会を終了します』

そうこうしている内に説明会は終わってしまった。

――――――
――――
――
85 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 14:02:07.73 ID:Jx7J5FwY0
【1日目 A.M 7:00】

「……で、これからどうするよ?」

説明会が終わると、皆一息つこうかと言った感じになっていた。

「あ……はるなが、いない」

「ほ、ホントね……トイレかしら?」

「説明会が始まるのと同時にこの部屋から出て行った」

「なっ……ど、どうして止めなかったの!?」

「いや、別に止める必要性が無いし」

「それでも、教えてくれればよかったじゃない!」

「…………」

これ以上、上野に何を言っても話が終わらないと思ったので、私は黙る事にした。

「落ち着いてくださいよ。淵田さんの言っていることは全くの正論で、あなたが彼女を責める権利はありません」

三ツ林が間に入ってどうにか上野を止めてくれた。

全く、ヒステリックな人間の扱いは面倒である。

「……それじゃ、僕はもう行きますよ」

「えっ、司は初音たちと一緒にいかないのですか?」

「えぇ、僕には単独行動が向いて居ると思ったので……それでは」

「ちょ、三ツ林く…………っ」

先程、人を止める権利が無いと言われたことを思い出したのか、上野は途中で黙り込んでしまった。

「もういいだろ、あんな奴。放っておこうぜ――」

「……俺も、1人で行動するよ」

伊藤がそう言った矢先に、修平もサッと歩き始めた。

「ちょ、修平、お前もか!?」

「悪い、どちらかと言えば俺も1人で動きたいんだ――」

そう言い終わると修平は部屋から出てしまった。


私は……


>>88

1.1人で行くことにする

2.部屋から出て三ツ林を追う

3.部屋から出て修平を追う

4.伊藤たちと一緒に行く

86 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/01(土) 14:06:36.86 ID:NtweuZ510
1
87 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/01(土) 14:08:27.27 ID:siN9sODyo
2
88 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage saga]:2012/09/01(土) 14:08:40.34 ID:mzR4uk7R0
2
89 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/01(土) 14:11:34.70 ID:JyOhlM9b0
修平は信用できないし、大祐は論外だからなあ
本当にピンチになったら見捨てられる危険性があるけど無難
90 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/01(土) 14:15:37.37 ID:siN9sODyo
主人公も司同様にバカを見下すタイプっぽいし、似た者同士?で組みたいところ。
まあそもそも実力を示さないと組めない気もするが……。
91 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 14:32:56.16 ID:Jx7J5FwY0
「…………」

「えっ、瀬奈ちゃんもなのか!?」

「瀬奈、女の子1人で行くなんて危険なのですよ!」

私は伊藤や初音の引き留める声を無視して部屋から出る。

彼ら3人と一緒に行くよりかは三ツ林と一緒に行動した方が良いだろう。

修平は良くも悪くも合理的であるため、リスクが大きいだろう。

「……三ツ林」

出口とは逆方向のところに三ツ林はPDAを弄りながら立っていた。

「おや、淵田さん。どうかしましたか?」

「私と一緒に行動してほしい」

「……どういう風の吹き回しですか? あなたが誰かと一緒に行動をしようと言い出すとは、意外ですね」

「このゲームをクリアする事に必要なのは仲間が必要」

「そうですね。それで、淵田さんが僕を選んだ理由は?」

「あの3人は言うまでもない。修平は冷静なように見えるけど、すぐに壊れやすい」

「だから、僕を選んだ……と?」

私は小さくうなずいて、彼をじっと見つめた。

「……悪いですけど、答えは“NO”ですね」

「どうして?」

「本人を目の前にして言うのもなんですけど、僕のあなたに対する評価はあの3人より少し上くらいなんですよ。いや……あなたの人間性が余りに未知、というべきでしょうか」

確かに、私は感情を表に出さない冷徹な性格であるために、人に理解されるのに時間がかかる。

三ツ林はその“不確定”な部分を警戒して私を仲間にしたくないというわけなのだろう。

「それじゃ、用が済んだのであればこのまま去ってください」

このままでは三ツ林と組むことが出来なくなってしまう。

私はどうする……?

>>94

1.粘って三ツ林に頼み込む

2.素直にその場を去る

3.修平を探す

4.その他

92 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/01(土) 14:42:23.25 ID:JyOhlM9b0
4 貴方はどうか知らないけど私にはクリアして脱出したい、という意思しかない
  このゲームは恐らく2〜3人で行動すればクリアしやすいはず
  もちろんナンバーと機能は教えてもいい
93 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/01(土) 14:48:50.36 ID:siN9sODyo
4
貴方は運営の言うことをどこまで信じてる?
私はまだ何か裏があるんじゃないかと疑っているけど。
94 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/01(土) 15:06:50.79 ID:6ZTDoITw0

安価上
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/01(土) 15:11:46.27 ID:JyOhlM9b0
恐らく司は、主人公の特殊機能が分かってるから警戒していると思うんだよな
はたして、ここで有能さを示していい方向に転ぶだろうか?
96 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 15:20:32.32 ID:Jx7J5FwY0
「まだ用はある」

「……なんでしょうか?」

ここで引き下がると私は事実上孤立してしまう。

1人でできる事は限られてくるので、私は三ツ林と会話をしてなんとかすることにした。

「運営の言う事、どこまで信じてる? 私はまだ裏があると疑っている」

「おや、淵田さんもそう思っていますか。僕もあなたと同じですよ」

「これだけ用意周到だというのに、こんな生易しい内容だとは思えない」

「えぇ、その通りですね。では、あなたのゲームに対する見解はどのようなものなのでしょうか?」


私の見解は?

>>99

97 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/01(土) 15:30:41.33 ID:siN9sODyo
このゲームは金持ちが観戦して楽しむ為のものだと思う。
98 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/01(土) 15:39:53.62 ID:JyOhlM9b0
説明中の運営の言葉からして、ルールが変更される可能性があること
説明会に来ていない人数の数からしてゲームに一度参加しており、再度参戦しているプレイヤーがいるかもしれないこと
99 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/01(土) 15:40:09.92 ID:wHgBw/Kgo
金持ちの娯楽か何か
100 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/01(土) 15:43:39.83 ID:JyOhlM9b0
このゲームが見世物だということは、説明会で司が言ってるよ?
101 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 16:11:27.63 ID:Jx7J5FwY0
「金持ちの娯楽だと思う」

「……まあ、それは当り前ですね。僕がそうであろう、と言ったのですから」

そういえば、そんなことを彼が言っていた気もする。

三ツ林は期待していた答えとは、ほど遠いという顔をしてこちらを見ていた。

もうこれ以上何を言っても彼とは仲間とはなれそうにないため、私は施設を後にすることにした。

何やら施設の広場で伊藤と初音が首輪を外そうとしていたが、私は彼らに存在を悟られないよう裏門から出ることにした。

私はこれからどうする?

>>104

1.キューブを探しながら適当に山道を歩く

2.もう一度施設を隈なく探索してみる(コンマ00〜30でイベント発生)

3.その他

※キューブが何なのか分からない人のために一応……

フィールドには「メモリーチップ」を隠したキューブが複数隠されており、それをPDAに読み込ませることで、地中などに隠された食料や武器の場所を知ることができる。
102 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/01(土) 16:14:00.09 ID:wHgBw/Kgo
1
103 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/01(土) 16:16:35.61 ID:siN9sODyo
2

原作プレイ前提なん?
>>77あたりで司の発言も書いといて欲しかったな。
104 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/01(土) 16:21:36.61 ID:JyOhlM9b0
2
105 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/01(土) 16:28:17.98 ID:JyOhlM9b0
仮に司が発言しなかったとしても、今回は説明会で運営からの説明があるし
ある程度の力を持った組織が働いてるなんてだれでも思うし娯楽なのは簡単に推測できる
それだけじゃ司の興味を引くことはできないよ
ついでに言うと司は自分の特殊機能で、主人公の特殊機能知ってるんだよね
106 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/01(土) 16:43:15.50 ID:JyOhlM9b0
ところで、主さんは玲の特殊機能をどうします?
ジョーカーが他のPDAに変化できないなら、玲のジョーカー初期化の特殊機能が全く意味を成さなくなりますが
107 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 16:48:56.72 ID:Jx7J5FwY0
>>103
ある程度原作をやっているという流れでやっています。

申し訳ないですが、私も流すようにプレイしているだけなので、今回のように細かい部分の情報を書き忘れることがあります。

今後はこのようなことが出来るだけ無いようにしたいと思います……。

とは言ってもこれだと原作を知っている人だけが楽しむような形になっているので、原作を知っているからこそ間違えるようなひっかけ安価もできればやっていこうとおもいます。

>>106
そのことについてはすっかり忘れていました……

玲のPDAについては今後

特殊技能:半径10m以内にあるジョーカーのPDAを初期化する

で、固定しようと思います。

――――――
――――
――

【1日目 A.M 8:00】

私は再び足を施設の中に踏み入れていた。

施設全体を回ってみたが、特に目ぼしい発見と言うものは無かった。

分かったのは、昔から人が生活していた形跡がある――つまりは、このゲームは何度も行われているという事。

監視カメラの映像を送るための通信機が、この施設に無かったという事である。

つまり、この村の近くまでコードを伸ばして映像を入手しているか、もっと隠された場所に通信機が配置されているということである。

これ以上の発見はあまり見込めないと思い、私は施設から出て北西の小屋を目指しながらキューブを探すことにした。

いままで山道をいくから歩いていたが、キューブ――黒い40センチ四方の箱など見つからなかったため、簡単には見つからないようになっているだろう……。

――――――
――――
――
108 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 16:50:47.37 ID:Jx7J5FwY0
>>107
特殊機能:半径10m以内にあるジョーカーのPDAの特殊機能を無効にする

でした。
109 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/01(土) 17:00:38.55 ID:JyOhlM9b0
了解しました
琴美がいないのは大きいね、司が説明会組のクリア条件とナンバーを知らない
修平は運営に質問しには行っただろうから、クリア優先で司と組んだと考えるほうが自然か
110 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 17:01:14.06 ID:Jx7J5FwY0
【1日目 A.M 10:00】

なかなかの斜面の山道を登りきった私は、ついに山小屋まで辿りつくことが出来た。

私は山を登っている間に1つのキューブを見つけることが出来た。

草村の中に隠されていたのが偶然目に入って、箱を開けてみると中に小さなメモリーチップが入っていた。

そして、それをPDAに挿入すると地中に隠された食糧や武器などの場所が表示される。

そこへ行って掘り起こすと、確かに情報通りにものが入った箱を見つけることが出来た。

まあ、運営の話していた通りなので当然なのだが……。

中に入っていたのは、500mLペットボトルの水とほんの少量の携帯食料、そして……。


>>111(武器でも食糧でもなんでも可)
111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/01(土) 17:03:40.05 ID:wHgBw/Kgo
パームピストル
112 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 17:15:10.26 ID:Jx7J5FwY0
手に入ったのはパームピストル――握り鉄砲だった。

説明書によると……

手のひらに収まるほどの短銃で、取手と銃身を一緒に握りこむことで発砲できるようだ。

命中精度は低く射程は短いが、接近戦では高い効果が得られるらしい。

つまりは、暗殺用武器というわけである。

銃弾は入っておらず、中に入っている1発だけのようだ。

さて、それは一先ず置いておくとして、さっそく小屋へ入ることにしよう――

私はゆっくりと小屋の扉を開けた。

すると、その中には人影を確認することが出来た。

そこにいたのは?

コンマ判定1個下

00〜40 蒔岡玲

41〜70 吹石琴美

71〜90 藤堂悠奈

90〜99 黒川正規



113 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/01(土) 17:16:21.84 ID:gdKQhxob0
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/01(土) 17:23:14.04 ID:siN9sODyo
なかなか面白い武器がと思ったら、とりあえず1発だけなのか。ふうむ。
115 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 17:29:57.09 ID:Jx7J5FwY0
「――ッ!?」

私が小屋へ入った瞬間に、中へいた長髪の女性はすぐさま警戒体勢に入っていた。

「あなたもゲームのプレイヤー?」

「……えぇ、そうよ。私は藤堂悠奈、よろしくね」

私が危害を加えないことを悟ったのか、藤堂はゆっくりとこちらへ近づいてきた。

腰に拳銃があったので、私はパームピストルを隠し持つことにした。

「淵田瀬奈、よろしく」

「瀬奈、ね。このゲームの説明会には行ったの?」

「一応」

「そう。それで他の人は居ないのかしら? 説明会に結構人数が居たと思うんだけど……」

「…………」

私はどう答える?

>>117
116 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/01(土) 17:35:42.31 ID:siN9sODyo
何人か他のプレイヤーと会ったけど、今は単独行動しているわ。
貴女はどうして説明会に行かなかったの?
117 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/01(土) 17:42:58.47 ID:JyOhlM9b0
有能な人間と組もうとしたけど認められなかったから。
他の人間は一緒に行動しても足を引っ張ってきそうだったし
118 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 17:59:35.70 ID:Jx7J5FwY0
「頼りになりそうな人と組もうとして失敗した」

「頼りになりそうじゃない人はどうしたの?」

「……その人たちと組むくらいなら1人のほうがまし」

「……ふーん、一匹狼ってわけね。それで、私は頼りになりそう?」

「まだ分からない」

「そう、だったら私と一緒に行動してくれる? きっと頼りになるはずよ」

藤堂はサッと手を前に出して握手を求めようとしている。

彼女がどのような人物か分からないのだが、武器をもっているということはキューブの存在をしっているということになるだろう。

頼りになりそうだが、こうも早く組もうと言ってくるのも何か怪しいような気がしてならない。

どうする?

>>120

1.組む

2.拒否する

3.パームピストルで攻撃する

4.その他
119 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海) [sage]:2012/09/01(土) 18:02:31.19 ID:K7YeVbKAO
1
120 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/01(土) 18:02:33.81 ID:4g5+04C1o
ふれたらPDA壊れるよな?
121 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/01(土) 18:02:49.87 ID:X3y4JHRw0
1
122 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/01(土) 18:15:00.96 ID:JyOhlM9b0
>>120
主人公や悠奈のようなタイプのPDAの機能は、選択して発動するからそれはないよ
セカンドのお互いの条件考えると相性もいいね
123 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 18:25:17.56 ID:Jx7J5FwY0
>>120
『プレイヤーに手で接触している状態の時、該当者のPDAの特殊能力を永久に無効化させることができる』

“できる”なので、手で対象者に触れながらPDAを操作して特殊機能を作動させない限り無効化することはありません。

――――――
――――
――

「…………」

私は黙って藤堂の手を取った。

「ふふ、改めてよろしくね。……それじゃ取りあえず手に隠し持ってる武器を放してくれるかしら?」

「……!」

私は彼女に自分の行動が見透かされていたことに驚いて、咄嗟にパームピストルを手から放してしまった。

「やっぱりパームピストルだったか。まあ、初対面だから警戒するのはしょうがないことだけど」

藤堂は落としたピストルを拾い上げて、私の手に再び戻してくれた。

「……藤堂、どうして?」

「どうしてって、私たちは仲間だからじゃない。あと、私のことは悠奈って呼んでもらって構わないわよ?」

「ありがとう……藤、悠奈」

「うんうん、やっぱり名前のほうがしっくりくるわね――」

もしかしたら攻撃を加えていたかもしれない、というのにこんなにあっさりと済ませてしまって大丈夫なのだろうか。

それよりも、悠奈の洞察力に私は動揺を隠すことが出来なかった。

きっと、彼女はそこらへんにいる普通の高校生ではないのだろう……。

「それじゃ、これからどうしましょうか? 私としては他の協力できるプレイヤーを探しながら、キューブを探したいところなんだけど」

どうする?


>>125

1.悠奈の案に乗る

2.何か他の案を出す(※内容を記載)
124 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/01(土) 18:26:13.80 ID:X3y4JHRw0
1
125 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/01(土) 18:28:37.39 ID:Brt0D5tXo
1
126 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/01(土) 18:38:31.31 ID:JyOhlM9b0
悠奈は半径1m以内のPDAを使用不能にするなのに原作でも全く注意を促してないから、間違いなく選択型
このゲームは説明に突っ込みどころ多いんだよ、クリア条件のプレイヤーを殺害すると死亡するが同一視されてたり

127 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 18:40:58.19 ID:Jx7J5FwY0
【1日目 P.M 1:00】

悠奈と一緒に行動してからかなりの時間が経過した。

どうやら彼女はネットの都市伝説が載っている掲示板の情報でこのゲームの内容をある程度しっていたらしく、そのおかげで説明会に行かなくても済んだということである。

悠奈はキューブを手に入れるコツを知っていたのか、3時間あまりの捜索で5つ見つけることが出来た。

水や携帯食料は2人で消費するには、2日か3日は持つ量でありしばらくは大丈夫そうである。

他に手に入ったものは……

※武器、食糧等自由

>>129

>>130
128 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/01(土) 18:43:26.57 ID:X3y4JHRw0
ナイフ
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/01(土) 18:53:49.73 ID:4g5+04C1o
飲料水とカンパン
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/09/01(土) 18:57:33.07 ID:YrvnSVqAO
スタンガン
131 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 19:43:10.42 ID:Jx7J5FwY0
他に手に入ったのは飲料水とカンパン、そしてスタンガンである。

この水とカンパンは2人で分ける者では無く個人で自由に使っていいというもので、悠奈も了承済みである。

恐らくこのゲームでは食糧問題が生じてくると私は想定している。

キューブが手に入らなければ食糧と水が手に入らない。

食糧と水が手に入らなければ体力が回復しない。

体力が回復しなければ動きが鈍くなり、クリア条件を満たしにくくなるし、最悪死に至る可能性だってある。

できるだけ食糧は節約して使っていこう、と悠奈とは話をつけている。

そして次に、新たに手に入った武器がスタンガンである。

護身用に、と悠奈が私に渡してくれたものだ。

彼女はきっと、スタンガンなどなくとも敵を追い払うことができる自信があるのだろう。

確かに足や腕を見ると、とても引き締まっているので身体能力は高いのだろう。

「……そういえば、悠奈のクリア条件はなに?」

「ん……そういえば教えてなかったわね。お互いに教え合う?」

「うん」

悠奈だからすんなり協力してくれると思って聞いてみたが、やはり思った通りだった。

「私のPDAはJ。クリア条件は最終日まで生存する事よ」

彼女のクリア条件は、特に戦闘する必要は無く隅で静かに過ごしていれば満たせる条件だった。

「私はJOKER。クリア条件はPDAの特殊機能を3つ永久に無効化する事」

「ということは、あなたの特殊機能はPDAの特殊機能を無効化するもの、かしら?」

「…………ぁ」

そういえば、私のクリア条件は特殊なものであるため、クリア条件を聞いただけで容易に推測できてしまうのだった。

「私のも教えるから、お相子にしましょ? 私の特殊機能は半径1m以内のPDAを使用不能にする、よ」

そう聞いた瞬間に、私は目をギョッとさせながら悠奈から離れた。

「そ、そんなに警戒しなくてもいいじゃない! 私は別に瀬奈のPDAを使用不能にする気は無いわ」

「……ごめんなさい、反射的に」

よく考えれば悠奈が私のPDAを使用不能にするチャンスはいままでいくらでもあったのだ。

それでしていないという事は、彼女の言っている事は信用してもいいだろう。

「いいのよ、別に。それで、瀬奈のPDAの特殊能力は?」

「私のPDAの特殊能力は、プレイヤーに手で接触している状態の時、該当者のPDAの特殊能力を永久に無効化させることができる」

「なるほどね……“永久”というのは、ちょっと怖いわね」

「私も悠奈に使う気はない、いまは」

「そうして貰えるとありがたいわ。この特殊機能を失ったら、もしかすると…………」

「もしかすると?」

「……いえ、なんでもないわ。それより、そろそろお腹が空いてきたから、お昼にしない?」

「……うん」

やはり、悠奈は何かこのゲームの核心について知っているかもしれない。

しかし私は特に問い詰めることなく、質素な食事をすることにした……。
132 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 20:05:07.77 ID:Jx7J5FwY0
【1日目 P.M 3:00】

悠奈と山道を再び歩き初めて2時間が経過した。

「誰にも会わないわねー」

食糧が十分に手に入ったので、今度はプレイヤー探しに重きを置こうという事で山道をひたすら歩いていたのだが人の気配すら感じることが出来なかった。

「村のほうにいるかも」

「そうね。そっちへ行ってみましょうか」

北のエリア3辺りをうろついていた私たちは、南に下って村を目指すことにした――



「…………銃声ね」

その時、遠くから甲高い破裂音みたいなものが聞こえてきた。

悠奈はすぐに銃声と言ったが、私には分からなかった。

「瀬奈、ここで待ってて。ちょっと言ってくるわ」

「え、ちょっと――」

悠奈は荷物を置いて銃声が聞こえた方向へ走り始めていた。

どうして戦闘が行われているであろう場所に自ら足を運ばせるのか、私には理解できなかった。


私は……

>>135

1.悠奈の言うとおり、ここで待っておくことにした

2.悠奈が置いて行った食糧や水を持って1人で行動することにした

3.悠奈についていくことにした

4.その他
133 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/01(土) 20:05:28.49 ID:85jG/RMpo
現在、自治スレにおいて安価スレの今後について話し合われています
是非ご参加下さい
134 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/01(土) 20:08:22.98 ID:siN9sODyo
3

迷うがこっちで。
135 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/01(土) 20:09:32.79 ID:wHgBw/Kgo
3
136 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 20:50:42.19 ID:Jx7J5FwY0
「待って、悠奈」

私はかなり早いスピードで走る悠奈の後を追っていった。

素早さなら私もそれなりに自信があるのだが、リュックに入っている水が重いために中々早く進むことが出来ない。

「瀬奈、危険だからついてこないで!」

「それは悠奈も同じ」

私は悠奈の忠告を聞き入れずに後をつけて行った。


――――――
――――
――

「――そこまでよ!」

私が辿りついた時には、悠奈は既に戦場へ踏み込んでいるようだった。

そこにいたのは、筋肉質な金髪の男と……

コンマ判定1個下

00〜50 真島章則

51〜99 藤田修平

137 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/01(土) 20:51:18.61 ID:X3y4JHRw0
はい
138 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/01(土) 21:12:13.05 ID:JyOhlM9b0
司と組んでる状態かな、一体どうなるだろう
139 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/01(土) 21:15:33.47 ID:siN9sODyo
この感じだとその場にいたのは金髪男と修平の2人だけかも?
140 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 21:18:05.38 ID:Jx7J5FwY0
私が乱入すると悠奈の邪魔になると思い、私は木の陰に隠れて戦闘が終わるのを待つことにした。

「あぁん? なんだァ、お前?」

「今すぐ武器を下ろしなさい。でないと、少し痛い目にあってもらう事になるわ!」

「……外野は黙ってろ――」

金髪の男が悠奈に銃口を向けようとする前に、悠奈は彼の拳銃を打ち抜いた。

「――ッテェ!!」

「いますぐ両手を上げてそこに伏せなさい!」

「…………チッ!」

「ちょ、待ちなさい!」

悠奈が逃げ出した男を追いかけようとするが、男が撃った銃弾が無作為にこちらへ飛んできていたために断念していた。

「……全く、厄介な奴ね。それで君、大丈夫?」

金髪の男が完全に消え去るのを確認して、私は襲われていたであろう人間の姿を確認する事にした。

「……修平!」

「瀬……淵田、か」

視界に入ったのは、左腕から血を流している修平だった。

私は急ぎ足で彼に近づいて、その傷を確認する。

「……軽傷。これだったら、すぐに治療できる」

銃弾は刺さっておらず、どうやら掠めただけのようだった、

「…………ッ!!」

私は汚れている傷口を水で綺麗にして、ハンカチを傷口に巻こうとする――

「やめろ……ぐっ!」

しかし、修平は私を振り払って離れようとした。

「馬鹿、なに動かしてんのよ! ……瀬奈、後は私がやるわ」

「…………うん」

(やっぱり、修平にとって私はもう――)

私は悠奈にハンカチを渡してその場を離れた……。


――――――
――――
――

ちょっと休憩します。

主人公、淵田瀬奈と藤田修平の知られざる過去とは…………
141 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 22:25:54.12 ID:Jx7J5FwY0
――
――――
――――――

『なあ、お前いっつも一人で遊んでいるよな?』

『…………』

1人の少年が、私に話しかけてくる。

『なあ、無視すんなよ……』

『…………』

私は気づかない振りをして本を読み続けた。

そうだ。

どうせ、こいつも他の奴らの様にすぐに呆れてどこかへ行ってしまうに違いない……。

『……何の本読んでるんだ?』

『…………!』

しかし、彼は私の横に座り込んで本を覗いてくる。

私はすぐに本を閉じて彼に見せないようにする。

『日本戦国時代……って、難しい本読んでるんだな』

『……ッ!』

表紙が見えてしまったために、私は顔を赤くしながら下を俯いた。

『お前は、俺の事怖くないのか?』

『……?』

『ああ、そういえばお前は入ってきたばかりで知らないのか……。俺の父親は人殺しで、俺はその息子って事』

『……父親が人殺しだからといって、あなたは人殺しじゃない』

『あなたは、あなた――』

それが、私が彼に初めて話した言葉――

『…………そ、そうだ、よな。あ、俺は藤田修平、お前は?』

『私は、淵田瀬奈』

『瀬奈、か。よろしく』

『…………うん』

そう、私と彼の出会いは、こんな意外なものだった――

――――――
――――
――
142 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 22:47:09.67 ID:Jx7J5FwY0
【1日目 P.M 10:00】

修平の治療が終わると、安静にしておくために私たちは村まで来て近くの診療所のような場所でずっと休憩していた。

思った以上に修平の傷は深かったこと、そして夜になると視界が悪くて動きづらくなることがその理由である。


彼の話によると――

説明会の後修平は三ツ林と組んで一緒に行動をしていたらしい。

そして、山道を歩いている時に突然あの金髪の男が現れて水と食料を要求してきた。

もちろん修平と三ツ林はその一方的な取引を拒否したが、彼は突然ナイフを取り出して脅してきた。

そこで2人は彼から逃走し、途中で共倒れのリスクを避けるために二手に分かれた。

そして、運悪く修平のことを金髪の男は追いかけはじめて途中から拳銃を撃ってきたらしい。

もう絶体絶命だと思った丁度その時に、悠奈が助けに入ったというわけである。


「…………」

街灯がまったくないため、午後7時にもなれば周りはすっかり真っ暗になっていた。

空を見上げると、街中では見られない綺麗な星空が見えた。

「…………隣、いいか?」

すると、突然後ろから声がかかって私はパッと振り返る。

「……うん」

腕に包帯を巻いた修平が、久しぶりに私の隣へ座った。

「………………」

「………………」

私たちはずっと沈黙を続けた。

もう、彼と何から話せばいいか分からなくなっていた。

「ごめん」

そんな長い沈黙を破ったのは、修平の謝罪の言葉だった。

「別に、修平は何も悪いことしてない」

「……その、あれだ。お前が……ッ、治療してくれてた時に、振り払ったことだよ」

「気にしてないから、大丈夫」

「そ、そうか……」

また、私たちは長い沈黙を続けた。

永遠と思えるような、その時間に私はどこか心地よさを感じていた。

「瀬奈…………ッ!」

「なに?」

すると、修平が意を決した顔をして立ち上がってこちらを見てきた。

「ごめん……ごめん!」

「今度はなに?」

果たして、修平が私に謝るべきことなんてあっただろうか。

「俺は…………俺はお前を――――」

「瀬奈、修平、遅いけど晩御飯にしましょーう!」

修平が何かを言おうとした時に、悠奈の呼ぶ声が聞こえてきた。
143 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/01(土) 23:16:38.48 ID:Jx7J5FwY0
「……修平、行こうか」

「あ、あぁ……そう、だな」

修平は苦い顔をしながら私に続いて悠奈のほうへ向かっていった。

「それにしても、よく1日目でこんなにもメモリーチップを集められたわね?」

「司が集め方のコツに気が付いたからな。まあ、俺はその方法を知らないが……」

修平が持っていたメモリーチップは6枚で、三ツ林と所持する数を半分にしていたため合計すると12枚も集めたことになる。

「その司って子はあの金髪男みたいに好戦的なの?」

「いや、司はどちらかと言えば頭脳戦タイプだな。戦闘をせずして勝利を掴む、と言う感じだな」

「ふーん……。あの金髪男とはまた違う厄介さがあるわね」

やはり、水と携帯食料の食事と言うのはどうしても寂しいものがある。

「……で、修平と瀬奈はどういう関係なの?」

「俺と瀬……淵田は、ただの知り合いだよ。それ以上でもそれ以下でもない」

「…………ふーん。なんか気になるけど、今はそういう事にしておいてあげる」

「おいおい、何も疚しいことなんてないぞ?」

そう、私と修平は知り合いだ。

偶然同じ施設で、同年代で、小・中・高と学校が同じで――

「さて、明日は朝一に行動するために早めに寝ましょうか……」

「そうだな。……今日は助けてくれてありがとうな」

「良いのよ、好きでやってるだけだから。それじゃ、お休み」

一応、女と男が一緒に寝るわけにはいかないので、修平は違う場所で寝ることになった。

「……ねぇ、瀬奈」

「なに?」

「修平とどういう関係なの?」

「さっき修平が答えてた」

「ううん、修平の答えじゃなくて、あなたの答えを聞きたいの」

「…………私の?」

そう悠奈に言われて、もう一度修平との関係を考えてみた。

修平は、私にとって……。

「分からない」

答えに辿りつきそうになったところで、もやがかかって分からなくなってしまう。

「……そう。変なこと聞いてごめんね。おやすみ――」

「おやすみ」

その後も、修平のことについて色々考えてみたが結局答えが出なかった。



長い1日が、ようやく終わった――――

――――――
――――
――

今日はここまでです。

それでは、物語の感想とか進行への意見とかあればお願いします。
144 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/01(土) 23:17:56.37 ID:X3y4JHRw0
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/01(土) 23:25:35.39 ID:P9S5kwpIO
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/01(土) 23:35:29.07 ID:siN9sODyo


えーと1日目で主人公が遭遇したのは、
藤田修平、細谷はるな
伊藤大輔、阿刀田初音、上野まり子、三ツ林司
藤堂悠奈
金髪の男=黒河正規
か。
とりあえず残りのプレイヤーとも遭遇したいところ。
そういう意味では最後の判定は真島が出た方が良かったかも。
147 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/02(日) 14:47:36.00 ID:HWgRP/gU0
【2日目 A.M 5:00】

私たちは早めに起きて、水浴びや朝食を済ませて今すぐにでも出発できるようになっていた。

修平のPDAは3でクリア条件は、“素数ナンバーのプレイヤー全員がクリアする”である。

2、3、5、7、J、Kがクリアしなければならないため、かなり難しいクリア条件だ。

その代わりに、特殊機能は“半径10メートル以内にあるPDAの特殊機能を無効化する”という、かなり強力なものとなっている。

修平によると恐らく、クリア条件の難易度と特殊機能の強度は比例するらしい。

それ以外は、私のようなクリア条件のために必要な特殊機能が備わっているらしい。

ということは、悠奈の特殊機能はクリア条件にそぐわないものとなるのだが……。

「これは司と話し合ったことなんだが――」

修平の話によると、このゲームは2段階に分かれているらしい。

いまの状態をファーストとして、何らかのトリガーが生じることによってセカンドになるらしい。

そのトリガーが何なのかは分からないが、恐らく一定の時間経過かプレイヤーの死亡による可能性が大きいらしい。

そしてそのセカンドへ入った時、いまのような比較的平和なゲームは残酷極まりない戦争ゲームに変わるようだ。

「ということは、悠奈の特殊機能は……」

「恐らく、セカンドに入った時に必要となるものだろうな」

「ネットにも、そのようなことを仄めかす情報が載っていたわ。だから、誰1人として死なすわけにはいかないの」

「でも、あの男がネック」

「そうだな。あいつは容赦なく人殺しができる人間だ。早めに捕まえておかないといけない」

修平を襲った金髪男を動けない状態にしなければ、いつ死人がでてもおかしくないだろう。

私たちの行動方針は、今後仲間を探しながら好戦的な人物を拘束していく、ということになった。


これからどこへ行く?

>>149

1.北西の山

2.南の平地

3.東の川原

4.南東の山





148 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/02(日) 14:50:18.69 ID:soaKdZj2o
黒河よりあの人間の屑の方が厄介なんだよね、それ一番言われてるから
1
149 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/02(日) 15:02:29.68 ID:X8/sy0oNo
Reviseやったことないから本当に手さぐり気分だ

経験者にあやかって1で
150 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage ]:2012/09/02(日) 15:02:48.67 ID:NwtsfN9f0
>クリア条件のために必要な特殊機能が備わっている
どうしてその結論に修平が至ることができたのか疑問だな
琴美がいないから説明会組みの解除条件が分からず、玲と合流していないから
機能と条件の組み合わせを現時点で把握できてるのは
修平の中で主人公・修平・司・悠奈だけ
どの特殊機能も強力ではあるが、この中で機能とクリア条件が直接結びついているのは主人公しかいないぞ?
151 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/02(日) 15:28:54.02 ID:HWgRP/gU0
>>150
司と修平のようなクリア条件の難易度と特殊機能の強度が比例している場合と、悠奈のような特殊な場合と、瀬奈のようなクリア条件のために特化した特殊機能の場合……

この3パターンを確認して、修平が勝手にその結論に至ったというわけです。

憶測なので、まだ確定した結論というわけではありません。

ということで勘弁してください……

――――――
――――
――

【2日目 A.M 7:30】

私たちは、再びあの山小屋を目指すために山道を歩いていた。

あの金髪男が逃げて行った方向だったので遭遇するかもしれないと警戒しているが、いまのところ人の気配すら感じていない。

「……なかなか人と出会わないもんだな」

「うーん、別の場所に固まっているのかしら?」

修平もいつの間にかこのチームに馴染んでおり、悠奈の隣を歩いていた。

勿論、私はその後ろを1人で歩いている。

「どうしたのよ、瀬奈? 休憩する?」

「……ううん、大丈夫」

悠奈は私が彼らと距離を離していることに気が付いたのか、気を使って話しかけてくれる。

「そう、体調が悪くなったらすぐに言うのよ?」

「うん」

どちらかというと1人のほうが落ち着くので、いまの状態のままの方が楽である。

「ん? いま音が聞こえなかったか?」

ふと、修平が立ち止まったため前を見てなかった私は彼にぶつかりそうになった。

「……本当ね。行ってみましょう!」

若干だが、話し声が聞こえたような気がする。

私たちは声が聞こえた方へ足を運び始める――


そこにいたのは?

コンマ判定1個下

00〜30 上野まり子・真島章則

31〜60 吹石琴美・荻原結衣

61〜99 粕谷瞳・黒川正規

152 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/02(日) 15:30:37.95 ID:VO4EVz2Oo
そい
153 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/02(日) 15:42:41.94 ID:NwtsfN9f0
修平たちのやり取りを見るとそれは苦しいけど、知ってる情報は多い方がいいしまあおk
単にこれが伏線で、修平・司組が黒河以外の人間に出会っているのかと思っただけ
154 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/02(日) 15:50:11.39 ID:HWgRP/gU0
「…………なんだ、この音?」

音源の場所に近づいている途中に、銃声が連発される聞こえたのだが、それよりも気になる音が気になり始めた。

「エンジン音……」

そう、バイクがふかしているような、そんな音が大きくなり始めたのだ。

『……うがあああぁぁぁ!?』

すると、断末魔の叫びのようなものが聞こえてきた。

何やら嫌な予感がする……そう思いながらも私は足を止めなかった。

「あそこよ! …………ッ!」

悠奈が一番早く現場へ辿りつくが、前の様に拳銃を構える動作をせずに呆然と立ち尽くしていた。

「…………なッ」

修平と私は遅れてやってきたのだが、目の前の惨事に固まる事しかできなかった。

男の顔が半分無かったのだ。

真っ二つに分かれた顔の片割れが、すぐ近くの場所へ無惨に落ちていた。

「あぁ……修平様!! ようやくお会いすることが出来ました! でも、少々お待ちくださいね……いますぐこの邪魔者を片付けますから♪」

目の前にいる返り血を浴びたメイド服を着た女は、あの修平を襲った金髪男に向かってチェーンソーを――

「あががががggrjげrgじぇれ…………」

その女は、容赦無く振り下ろした。

金髪の男は人間とは思えない声を発しながら、チェーンソーの刃に弄ばれていた――

「2人とも逃げて!」

あの女は異常だ――――

見た瞬間に本能が逃げろ、と言っている。

「瀬奈!」

足がすくんでいる私に、修平の声がかかった。

私は……

>>157

1.悠奈に加勢する

2.修平と共に逃げる

3.その他

155 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/02(日) 15:52:24.03 ID:OOOBSj3so
1

遂にチェーンソーメイドの登場か……ゴクリ。
156 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/02(日) 16:02:05.89 ID:NwtsfN9f0
司はロッカーに隠れてた瞳の存在は知ってる、つまり修平も知ってるから皆に伝わってる
特殊機能は知ってるし追いかけてきたことから修平目当てなのは分かる

3、修平のそばに立ち相手の言動を観察、瞳が修平が命なのが分かったら
 修平に武器突きつけて瞳に去るように脅す
157 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/09/02(日) 16:14:47.06 ID:CVQm3AoFo
158 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/02(日) 16:21:23.57 ID:NwtsfN9f0
玲・悠奈の二人がかりでまったく歯が立たなかった相手なんだが・・・
銃弾ほいほいかわすし、逃げたら司みたいに死亡フラグ立つし、厳しいね
159 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/02(日) 16:51:37.60 ID:HWgRP/gU0
「修平は逃げて」

私は逃げずに悠奈に加勢する事にした。

相手はチェーンソーを棒きれの如く振り回すサイコパスだ。

悠奈1人ではまるで歯が立たない可能性があるだろう。

「瀬奈、逃げなさい! こいつは私が足止めしておくから!」

「悠奈が逃げないなら、私も逃げない」

「あぁ、もう! 後で説教するからね?」

聞き分けが無いと悟ったのか、悠奈は拳銃をメイドに向けて即座にトリガーを引く。

「なっ……」

「修平様に憑りつく疫病神には、消えて貰います――」

メイドは人間とは思えない速さで銃弾を回避して、こちらへ向かってきた。

「くっ……この!」

悠奈は転がりながら自由に舞うチェーンソーを避けて、銃を連発した。

「遅いですね――」

「…………ッ!」

異常な瞬発力で飛んできたメイドの攻撃を悠奈は間一髪で回避した。

「この、化け物が……!」

「心外ですね。私は修平様に永遠の愛を誓った従者ですよ――」

しかし、悠奈も相手の動きになれてきたのか銃弾をチェーンソーに執拗に放ち続けた。

「この……!」

すると、チェーンソーの刃が曲がり始めて、上手く回らなくなってしまっていた。

「降参しなさい。さもなくば、あなたもここで死んでもらうわ!」

「…………」

気がつけばメイドは悠奈と私に挟まれている形になっていた。

「……ふふ、そうですね。降参しましょうか――」

そういってメイドは血まみれのチェーンソーを捨てて両手を上げる動作をしようと――

「――あなたには」

その瞬間、私の身体はいつの間にか浮いていた。

「瀬奈! この……ッ!」

「ぁ…………ぅ…………」

メイドは尋常でない速さで私と悠奈の銃弾を避けて私の首を絞めていた。

「修平様にまとわりつく小娘には、死んでもらいます」

悠奈が拳銃を向けているが、恐らく撃っても私を盾にするだけだろう。

まさに絶体絶命だった。

視界がどんどん、暗くなっていく――

あぁ、修平…………

修平、助けて――――
160 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/02(日) 17:19:10.14 ID:HWgRP/gU0
視界が真っ暗になろうとしたその時、1つの銃声が聞こえた――

「…………修平様、どう、して」

「瀬奈を、瀬奈を放せ! お前の目的は俺なんだろ!?」

「は、はい……わかり、ました」

メイドはすぐに私の首を掴んでいた手の力を緩めた。

「修平さ――」

「それ以上俺に近づくな! ……近づいたら、俺は自殺する」

「修平、様……何を言って――」

「いますぐ俺の目の前から消えるんだ!」

「……分かりました。今回は引きますが、次こそは修平様に認めて頂きます――」

メイドは修平の言う事をすんなり聞いて、サッと叢の中に消えてしまった。

「……瀬奈!」

「…………しゅう、へい。ありが、とう」

メイドが完全に消えたのを確認して、修平がこちらへやってきた。

しかし、私は酸欠によって意識を留めておくことができなかった――


〜♪〜♪〜♪〜♪


『参加者の死亡により、ステージがランクアップしました』



『ただいまより、ゲームはセカンドステージに突入します』



『クリア条件が更新されています。各自パーソナルデータを確認してください』



【ファースト条件】


“PDAの特殊機能を3つ永久に無効化する”










【セカンド条件】

“PDAの特殊機能を5つ永久に無効化する”


OP:戦場の絆
http://www.youtube.com/watch?v=36tSiKWSzm8&feature
161 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/02(日) 17:23:06.07 ID:HWgRP/gU0
いまから出かけるので、一旦ここで更新を終わります。

また夜とかに返ってくると思います。
162 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/02(日) 17:24:44.27 ID:NwtsfN9f0
正直期待してたわ、そうするしかないだろうね
二次創作とはいえ切れる人物と思考がぴったり合うのは嬉しいな
頭の悪い自分が、一時的に賢くなったような錯覚にひたれる
163 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/02(日) 17:26:07.76 ID:NwtsfN9f0
リロードできてなかった、乙でした
164 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/09/02(日) 17:39:48.52 ID:xprl6Wh90
相変わらず怖いなこのメイド
165 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/02(日) 17:57:38.36 ID:NwtsfN9f0
チートメイドは相手が達人であっても、二対一程度ではまず倒せないんだよなあ
銃弾よけるし罠は勘で察知するし重いの持ってるのに足速いし
それなのにその身体能力差を埋めることができる武器は乏しく、十年後と違って特殊機能ぐらいしかないんだよ
166 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/02(日) 20:07:27.94 ID:HWgRP/gU0
――
――――
――――――

『瀬奈、公園に遊びに行こうぜ』

いつも私が本を読んでいると、邪魔をしてくる少年。

『……これが読み終わったら』

『その分厚さだと日が暮れるだろ? ほら、行こうぜ!』

『…………うん』

私になんて構わないでいいというのに、あの日以来彼は毎日私に話しかけてきた。

『よし、今日はサッカーやるぞ!』

『やり方分からない』

『ボールが来たら蹴ればいいんだよ。ほら、こんな風に――』

でも、いつからか彼と話したり遊ぶことが嬉しくて、楽しくなっていた。

『…………ぁ』

『しっかりボールを見て蹴らないと駄目だぞ?』

『うん』


『――ねぇ、あの子よ。父親が人殺しの』

『嫌だわー。ウチの子に何されるか分かったものじゃないわ……』


『………………瀬奈、今日はもう帰ろうか』

『ううん。まだ、帰らない』

『え、でももうそろそろ暗くなってくるし――』

『まだ、ちゃんとサッカー教えて貰って無い』

『……そう、だな。よし、それじゃちゃんと見とけよ?』

『うん!』

修平と居る時は、いつもより人間で居られる気がした――

――――――
――――
――
167 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/02(日) 20:21:49.38 ID:HWgRP/gU0
【2日目 P.M 0:00】

「ん…………」

「瀬奈! 大丈夫か!?」

目を覚ますと、修平の顔が見えた。

「私、メイドに首を絞められて、それで……」

「修平が助けてくれたのよ。ホント、あの時は危なかったわ……」

今度は悠奈の顔も確認することが出来た。

そうだ、私は修平に助けられて、そのまま気絶してしまったのだった。

「悠奈、ごめんなさい。私が逃げなかったから……」

「……そうね、あれは愚行だったわ。今後は、このようなことが無いようにね?」

普段見た事の無い、少し厳しめの悠奈の顔を見て私は少しだけしょげてしまった。

「まあ、3人とも無事だったし、良しとしましょう? さて、昼食にしましょうか――」

PDAの時間を見ると、いつのまにか昼の12時になっていた。

長い間寝ていたものだな、と私はゆっくりと体を起こす。

「……瀬奈、聞いて欲しい事があるの」

「なに?」

「ゲームが、セカンドステージに入ったわ――」

それを聞いて、私はあの金髪男がメイドに殺された事を思い出した。

やはり、修平が言っていた通りプレイヤーが死亡する事がセカンドステージへのトリガーとなっていたのだ。

「クリア条件が更新されているはずよ。確認してみて?」

そう言われて私はPDAのパーソナルデータを確認する――

「PDAの特殊機能を……5つ永久に無効化する」

前は3つだったのだが、セカンドステージになると2つ増えて5つも永久に無効化しなければならなくなっていた。

「セカンドステージに入ったら、もう誰もこの惨事を止めることが出来ないわ……。あとは生き残りをかけたデスゲームが続くだけ…………」

「悠奈は“リピーター”なの?」

「えぇ、そうよ。今回こそは、犠牲者無しでクリアしたかったんだけどな……」

「リピーターってこと、ばらしても大丈夫なの?」

「セカンドステージに入ったら、許可されているわ。他にもいろいろ規制されている事があるけどね」

朝食を食べながら、重い話が続いていく――

普段でさえ喉に通りにくい携帯食料が、更に通りにくくなっていた。

「……悠奈と修平のクリア条件は?」

「……私のクリア条件は“他のプレイヤーのPDAを全て使用不能にする ”こと。なかなかシビアだけれど……できないってこともないわ」

私の特殊機能で悠奈の特殊機能を永久に無効化すると……なんていう物騒な事を私は考えてしまった。

「俺のクリア条件は……“ナンバーが素数のプレイヤー全員の殺害”だ」

「それって……」

それを聞いた瞬間に私は悠奈のほうを見た。

「……えぇ、分かっているわ。修平のクリア条件には私の殺害が含まれている――」

こんな巡り合わせになるとは思ってもみなかった。いや、悠奈ならこうなることを薄々感づいていたかもしれない。
168 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/02(日) 20:41:48.21 ID:HWgRP/gU0
「俺は、クリア条件以外で首輪を外す方法を探したいと思ってる」

「悠奈……」

「一度経験した私からすると……それは不可能よ。私たちだって、死にもの狂いでずっと他の方法を探していたもの」

悠奈が言っていることには物凄く説得力があった。

ファーストステージでは仲間だった者もが、セカンドステージに入れば敵となるのはきっと珍しい事ではないのだろう。

「……悠奈の言うとおりだよな。俺も口ではこうは言っているが、実際別の方法が見つかるとは思えないんだ」

やるせない空気が、山小屋の中に漂い始める。

黙々と朝食を食べ続ける3人は、何かを言おうとしては言えずに、唯々沈黙を続けていた……。

「――やっぱり、俺はこのチームを抜けるよ」

修平がそんなことを唐突に言い始めた。

「修平……」

「敵同士がこうやってずっと一緒に居ると、いざと言うときに真っ向勝負できないだろ? だから、俺はここで別れるべきだと思うんだ」

このままずるずる同行していたところで、修平と悠奈が殺し合うという結末は変わらない。

だから、ここでさっぱりと別れたほうがお互いに悔いが残らない、というのが修平の言い分だろう。

「……そうね。でも、私と戦うのは最後にしてくれない? それまでは協力関係でいましょう?」

「そうだな。できるだけ悠奈は敵に回したくないからな……」

結局私が口出しする間もなく、悠奈と修平は別れるということになってしまった。

「……それで、瀬奈はどうするの?」

そうだ、2人が別れるとなれば私はどちらかについていくという形になるのだ。

「私は……」


>>171


1.悠奈についていく

2.修平についていく

3.1人で行く

4.その他
169 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/02(日) 20:42:56.51 ID:iJ97iEE8o
2
170 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/02(日) 20:44:44.36 ID:PqFtmg8ao
2
171 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/02(日) 20:49:39.29 ID:G+NZBlG90
172 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/02(日) 21:11:33.64 ID:HWgRP/gU0
「私は……修平と一緒に行く」

「瀬奈!?」

修平が驚いた顔をしてこちらを見てくる。

確かに安全性を考えれば悠奈のほうが断然上なのだが、私はどうしても修平を置いていくことが出来なかった。

「……そうだと思ったわ」

悠奈は私の返事が言う前からわかっていたのか、優しい瞳でこちらを見た。

「悠奈……」

「それじゃ、私はもう行くから。これからどうするかは2人でよく話し合いなさい? ……修平の事、ちゃんと支えてあげるのよ?」

最後の言葉は私だけに聞こえるように耳元で流すように話して、悠奈は山小屋から出て行ってしまった。

私に修平を支えることが……いや、資格があるのだろうか――

「……さて、俺達も準備をするか」

「うん」

私たちは山を下りていく悠奈を見届けて、移動する準備を始めた……。



これからどうする?

>>175

1.山を下って中央の村へ行く

2.南の山道を通ってみる

3.東の山道を通ってみる

4.その他

173 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/02(日) 21:13:34.55 ID:G+NZBlG90
174 :名無しNIPPER [sage]:2012/09/02(日) 21:19:58.41 ID:DP+HrmX/0
2
175 :名無しNIPPER [sage]:2012/09/02(日) 22:08:35.46 ID:oh2+/zaq0
なんで安価で止まってんの
176 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/03(月) 00:09:51.70 ID:riGSMqjv0
【2日目 P.M 2:00】

私たちはまだ行ったことが無い南の山道に行ってみることにした。

村から繋がっている道とは違って、あまり整備されていないために移動がし辛いが注意して歩けばどうということはなかった。

「……修平と2人で居るの、久しぶり」

「そう、だな。中2以来くらいか……」

中学生の途中くらいまでは修平とよく一緒に居たのだが、いつの間にか会話すらしなくなっていた。

修平はクラスの大きなグループで、吹石琴美というもう1人の幼なじみと一緒に過ごしていた。

私は、教室の隅でいつも1人本を読んでいたので彼らの中に加わるのはどうも気が進まなかったのだ。

「吹石とは、まだ上手くいってるの?」

「あ、あぁ……一応」

「そう、良かった」

吹石の両親には少しだけだが認められているらしいので、このまま破たんせずに話が進んでいけばいいだろう。

修平には幸せになる権利があるのだから――

「ん……こんなところにも山小屋なんてあるんだな」

山の中に、少し大きめの小屋が見えた。

「……待って、何か声が聞こえる」

進もうとした修平を止めて小屋のほうへ耳を傾けると、誰かが泣いている声が聞こえた。

「……瀬奈、行くぞ」

「うん」

私たちは音をなるべく立てないようにして、掠れた窓ガラスから中を覗いてみた――

「……あれは!」

「修平はちょっと外で待ってて」

中を見た瞬間に修平はすぐに目を背けて、小屋に背中を付けた。私は警戒しながらすぐさま小屋の中へ入って、中に他の人物がいないか確認をする。

「……ひっ!」

「阿刀田、大丈夫?」

小屋の中に入った瞬間に阿刀田は恐怖の音を上げてこちらを見た。

「せ……瀬奈ぁ、助けて……助けてぇ!」

「うん、ちょっと待って」

阿刀田の衣服は無惨に剥がされていて、体液が所々にこびり付いており、そして逃げられないようにロープで縛られていた。

「……うぅ、うあああぁぁぁぁん! 瀬奈……瀬奈あああぁぁ!」

「誰がやったの?」

「だい、すけが……大祐が…っ!」

どうやら伊藤が阿刀田のことを監禁染みたことをやっているらしい。

「取りあえず服を整えて。修平がこっちに来れないから」

「は、はいなのです……」

ここで私は思った事があった。いまの状態なら、阿刀田の特殊機能を永久に無効化することが出来る。

私のクリア条件は意外に厳しいものであるため、速めに手を打っておくべきではないだろうか?

私は……>>178

1.勝手に阿刀田の特殊機能を永久に無効化する。
2.阿刀田のクリア条件と特殊機能を確認してから特殊機能を永久に無効化する。
3.その他
177 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/03(月) 00:12:50.79 ID:74N1tsQTo
1
178 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/03(月) 00:13:13.65 ID:45BWzvW50
2
179 :名無しNIPPER [sage]:2012/09/03(月) 00:15:20.96 ID:7PZODQTW0
180 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/03(月) 00:31:17.55 ID:riGSMqjv0
私は阿刀田の身体や服に付いた体液を拭く時に、密かにPDAを取ってクリア条件と特殊機能を確認した。

(自分以外のプレイヤーを全て殺害……!)

まさかのクリア条件に私はPDAを落としそうになるが、続いて特殊機能を確認してみた。

(半径20m以内に他のPDAが接近すると警告をする……か)

これならば、永久に無効化しても特に問題は無いだろう――

(……え?)

ふと、画面をスクロールすると俄かには理解しがたいものがそこには載っていた。

“プレイヤーの死亡者数を表示する”

“半径10m以内にある未発見のキューブを表示する”

彼女のPDAには、何故か3つも特殊機能が入っていたのだ。

(他のプレイヤーの特殊機能?)

クリア条件に関係しない特殊機能があるのは知っているが、1人が複数持つというのはおかしいだろう。

ということは、なんらかの条件で他のプレイヤーの特殊機能がこのPDAに導入されるというのが自然な考え方である。

クリア条件も全てのプレイヤーを殺害ともあって、それだけに特殊機能にアドバンテージを与えたということだろうか。

(悪いけど、これは無効化させてもらう――)

私は阿刀田が体液を拭いたり服の皺を直したりしているのに集中しているのを尻目に、彼女に振れてPDAの特殊機能を操作した。

PDAの画面に“特殊機能を永久に無効化することに成功しました”と表示され、カウントが残り4つとなった。

「修平、もう良いよ」

「あぁ。取りあえず、外で少し話そうか……」

私はそっと阿刀田のポケットにPDAを戻して、何事もなかったかのように修平へ近づいて行った……。
181 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/03(月) 00:51:17.11 ID:riGSMqjv0
>>180
阿刀田のPDA:Qの特殊機能が3つあったのですが、永久に無効化するカウントを1つにするか3つにするか、どっちにすべきですかね?

私は、死亡者の特殊機能が勝手に導入されるという特殊機能で1つのまとまり、と考えてカウントを1つにしましたが……。

――――――
――――
――

【2日目 P.M 3:00】

阿刀田から聞かされて分かったのは、取りあえず伊藤が危険人物であるということだ。

泣きながら話された、途切れ途切れの話をまとめると……

説明会の後、阿刀田は伊藤と上野の3人で行動をしていたらしい。

そして、途中で伊藤と上野の意見が対立し始めたのが原因で、上野を置いて2人で行動していたようだ。

そこからは言うまでもなく、聞くに堪えない内容である……。


「問題は、大祐をどうするかだな……」

このようなデスゲームの中でレイプをするなど、彼もあのメイドに続くサイコパスであろう。


どうする?


>>182

1.阿刀田を囮にして小屋に戻ってきた伊藤を奇襲して抹殺する

2.一応対話をして、危険だと判断したら殺す

3.彼の事は放って置いて取りあえず移動する

4.その他
182 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/03(月) 00:55:00.69 ID:isS8QO3Wo
1
183 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/03(月) 01:04:25.11 ID:riGSMqjv0
「……阿刀田を囮にして、伊藤を奇襲して殺す」

「瀬奈、お前それって……」

私が迷いなく殺人の案を出したことに修平が驚いた顔をする。

「どのみち彼を生かしておくのは厄介」

「それはそうだが……」

「それに、私のクリア条件を満たすためにも彼には犠牲になってもらう」

私のクリア条件はもたもたしていると、満たせなくなってしまうのだ。

できるだけチャンスがあれば早めに条件を満たしていくべきだと私は考えている……例え誰かを殺すことになったとしても。

「修平が乗らないなら、私1人でやる」

「……いや、俺もやるよ。瀬奈1人に負担させるわけにはいかないさ」

「ありがとう。じゃあ、協力して」

私たちは、伊藤のPDAの特殊機能のことを良く考えて作戦を練りはじめた――

――――――
――――
――
184 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/03(月) 01:22:37.77 ID:riGSMqjv0
【2日目 P.M 4:00】

「ただいまーっと……ん、初音ちゃんなんでロープ解いてんの?」

「……だ、大祐! もうこれ以上初音に悪さをするのはやめるのです! い、いままでの事はなかった事にするのです、だから……もうやめるのです!」

「……だったら逃げればいいってのに、なんで残ってんの? それってさ、俺にまたヤってもらいたいって言ってるのと同じじゃね? ああーそっか、もう俺のイチモツ無しでは生きていけねーってことかぁ!」

「ひっ……く、来るなです!」

「そんな事言って、全然逃げる素振り見せないじゃん。あぁ、そういうプレイがしたかったの? だったら早く言えよなー……俺も、こういうプレイ好きだしさ――」

伊藤が阿刀田に襲いかかろうとした瞬間に、銃弾が彼の背中に突き刺さった。

「い…………いてえええええぇぇぇ!! な、なななん、なんだよこ、こここ…………ッ!」

突然の痛みに伊藤は床に倒れながらもがき始める。

「大祐、久しぶりだな……」

「しゅ、修平……お、お前!」

「まあ、悪いがお前には死んでもらうさ」

「ま、待て……俺の特殊機能を知らないのか!? 俺が死んだらお前たちもろともに死ぬんだぞ? 本当だからな!?」

「あぁ、知ってるよ――」

そう言いながら、修平は再び銃弾を放った。

「がぁ……! おまっ、ちょ……まじで…………まじ、だから!」

伊藤は修平の行動が信じられないという顔をして、体を微動させていた。

「瀬奈、今のうちに」

そう言われて、隠れていた私は彼に近づき、すこしだけ手で振れて特殊機能を作動した。

修平の特殊機能の無効化と、私の永久無効化という保険に保険をかけた戦法は当然の如く成功した。

「お、おい、瀬奈ちゃん……助けて、くれよぉ!」

「レイプ魔を助ける必要は無い」

「あ、あれは出来心……で! こ、これからは、精進、するからさぁ……た、頼むよ!」

伊藤は痛みで涙を流しながら命乞いをする。

私は……

>>187

1.戯言を言っている伊藤を容赦無く拳銃で撃ち殺した

2.命だけは残してやることにした

3.初音にどうするか聞いてみることにした

4.その他
185 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/03(月) 01:28:13.50 ID:H6Y3Hfhjo
3
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/03(月) 01:28:52.58 ID:bP6UdJBIO
1
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/03(月) 01:29:27.72 ID:5ygkQuGt0
188 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/03(月) 01:42:35.36 ID:riGSMqjv0
「阿刀田、どうする?」

「ふ、ふぇ!? ど、どうするって……」

小屋の隅に隠れていた阿刀田に、彼をどうするか聞いてみた。

「こいつは阿刀田にとって生きるべき存在? それとも死ぬべき存在?」

「は、初音ちゃん……!」

伊藤が、蜘蛛の糸に捕まるかのような勢いで阿刀田に懇願をしていた。

「初音は…………」

阿刀田は少しの間迷って、一度大きく頷いて顔を上げた――

「初音は、大祐に死んでほしくないのです! 確かに、酷い事をしたけれど……やっぱり本当は良い人だと思うのです!」

「初音……ちゃん……ッ!」

伊藤はまさか許してもらえると思ってもみなかったのか、痛みで顔が歪ませながらも笑顔を見せた。

「そう……それじゃ――」


>>191

1.このまま伊藤を置いて行く

2.阿刀田もついでに死んでもらう

3.やはり伊藤を殺す

4.その他



189 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/03(月) 01:46:03.52 ID:isS8QO3Wo
2
190 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/09/03(月) 01:47:54.74 ID:H6Y3Hfhjo
3
191 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/03(月) 01:50:06.22 ID:5ygkQuGt0

伊藤の足を折るなどして動けなくしてPDAを回収する
192 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/03(月) 02:11:49.65 ID:riGSMqjv0
私は小屋にあった錆びれた鉄棒を持ってきた。

「お、おい……な、何を――」

そして、私は容赦無くそれを彼の足へ向けて振りさげた――

「ああああlwrvねrpvgggg――――!」

バギリ、という音と共に彼の足は変な方向へ曲がった。

修平も阿刀田も、私の行動に何も言葉を発すことが出来ずにただ呆然と立ち尽くしているだけだった。

「……これで、もう襲われる事わないわね」

「ィ……イカレテ、ヤガルッ! お前……キチガ、イだよ! てめぇなんて、ニンゲン、じゃねぇ……!」

伊藤が狂った笑い声を破棄ながら、口を動かす。

「初音ちゃん、修平……! コイツ、コロしておいたほうが……いいぜ? いつ、お前らを殺しに来るか……分かったもんじゃねぇよ…………」

「…………」

私は何も言わずに、彼のPDAをポケットから取り出した。

「……大祐!」

ようやく正気を取り戻した初音と、修平がこちらへ寄ってきていた。

「…………ッ! こ、こっちに、来るな――」

伊藤が何かを思い出して、それを言い終わる前に、PDAの電子音が聞こえた。

“半径2m以内に同時に3人以上のプレイヤーを侵入させない ”

丁度確認していた彼のセカンド条件が、それだった――


『クリア条件の達成が不可能となりました。首輪を爆破します』


「瀬奈!」

修平が伊藤から離れるように、すぐさま私の手を引っ張った。

「は、初音ちゃん……来たら、ダメだ!」

「え――――」

電子音に気が付かなかった初音は、その勢いが余って立ち止まることが出来なかった――――
193 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/03(月) 02:26:42.14 ID:riGSMqjv0
爆風で壊れかけの窓ガラスが割れた音がした。

「…………」

小屋の中には、無惨にも首の無い死体と内臓が飛び散った死体が転がっているだけだった……。

「……瀬奈、いこう」

修平が、私の手を引いて小屋から離れようとする。

「……修平、1人で行って」

「お前、何を言って――」

「私はやっぱり人間じゃないみたい。イカレてるキチガイだから、修平に迷惑をかける」

「瀬奈!」

「修平の隣に、私は居るべきじゃ――」

その瞬間、私の顔は大きく右へ向いた。

頬が以上に熱く、ヒリヒリとした痛みが体全体に染みわたった。

「瀬奈は人間だ! 周りが何て言おうが……お前は人間だよ! お前は――」



「――お前だろうが!」



その言葉を聞いた瞬間に、私の心は大きくどよめいた――

「修平、少し休んでもいい?」

「……あぁ、もう夜になるしな」

「これからも、修平の仲間で居てもいい?」

「……あぁ、これからもずっと、俺はお前の仲間だよ」

「休憩する間、手を握っててくれる?」

「……あぁ、いつまでも握るさ」

「うん」

私は、修平と手を握りながら確かな安心を感じた――

――――――
――――
――

今日は、ここまでです。

主人公がかなり鬼畜ですが、この調子で進んでいこうと思います。

194 :名無しNIPPER [sage]:2012/09/03(月) 07:20:15.85 ID:dip0ey2K0
195 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/03(月) 11:47:40.32 ID:isS8QO3Wo
196 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/03(月) 12:43:38.06 ID:tup1ijbE0

初音ちゃんのは全部セットで一つ無効扱いでおkだろうね
197 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/03(月) 14:27:27.43 ID:riGSMqjv0
【3日目 A.M 0:00】

小屋の近くで休憩していた私たちは、木の下で身を寄せて仮眠を取っていた。

「…………」

私は月に照らされる修平の寝顔を見ながら、周りを警戒しながら過ごしていた。


生まれつき感情が乏しい私は、幼い頃に親に捨てられた。

人間じゃない、と何度も罵られても私は泣くという事を知らないから、それが更に両親の逆鱗に触れたのだろう。

施設にやって来た後も、面倒を見てくれる人も同年代の子供も次第に相手をしなくなっていた。

私にとって気が休まるのは本を読んでいる時だけであり、これからもずっと1人で過ごす……そう、思っていた。


修平と出会うまでは――


「修平……」

彼のおかげで、私は少しだけ人間に近づくことができた。

誰が何を考えているかということを、表情や声色から悟ることが出来るようになった。

本以外にも、私の生甲斐を見つけることが出来た。

私にとって修平は大切な存在であり、彼には幸せになって欲しいと思っている。

それを手助けするのが、私の唯一できる恩返しなのだから――

「……ん。いま、何時だ?」

「12時」

「そうか。じゃあ、交代な」

約束通り修平と交代して、今度は私が仮眠を取る番になった。


「……ん、誰かいる!?」

私たちは草が動く音を聞いて、スッと立ち上がり拳銃を装備して周りを警戒した。

そこから現れたのは――


コンマ判定1個下

00〜40 細谷はるな

41〜90 吹石琴美

91〜99 粕谷瞳
198 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/09/03(月) 14:28:58.88 ID:/vbaKjvAO
199 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/03(月) 14:42:06.50 ID:riGSMqjv0
「…………琴、美?」

「え……修ちゃん!?」

叢から現れたのは、見覚えのある人物――吹石琴美だった。

「琴美、なんでお前がここに!」

「修ちゃんこそ……もしかして、修ちゃんもこのゲームに?」

「……あぁ、そうだよ」

どうやら、吹石もこのゲームのプレイヤーらしい。

「あ……瀬奈ちゃんも、なの?」

「…………」

私は吹石の言葉に反応せずに目を逸らして無視した。

「……あぁ。琴美はずっと1人だったのか?」

「ううん、荻原さんって子と一緒にいたんだけど……メイドの怖い人に襲われて……っ!」

どうやらあの殺人鬼のメイドに襲撃されて分断されてしまったようだ。

「そうか……でも、琴美が無事でよかったよ」

「うん……修ちゃん――」

琴美が修平に寄りかかろうとしたところで、私は木の陰に隠れて1人体操座りをして夜空を見上げた。

今日は、雲がかかっていて綺麗な星を見ることが出来なかった。

(雨が、降りそう……)

私はしばらくの間、まっくらな空を見上げておくことにした。

――――――
――――
――

出かけてきます。もしかしたら夜に帰ってくるかもしれません……。

修平のもうひとりの幼なじみ、琴美が加わることで瀬奈はどうなるのか……?
200 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/03(月) 14:43:25.47 ID:isS8QO3Wo

修羅場か
201 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/04(火) 12:10:19.33 ID:WFNZXnLz0
【3日目 A.M 2:00】

吹石と出会ってからは私は一言も言葉を発していなかった。

彼女のPDAは6であり、修平のクリア条件に必要な殺害対象には入っていなかった。

しかし、彼女のクリア条件は“自分を中心とした五つ並びのナンバーのプレイヤーの殺害”――

つまり、4、5、7、8の4人の殺害が必要とされていて、その中に4の修平も含まれていたのである。

また、彼女の特殊機能は“半径10m以内にいるプレイヤーのナンバー、クリア条件を表示する”と言った強力なものであり、これは修平と同じくクリア条件に比例した強度だと考えていいだろう。

「じゃあ、荻原さんは……」

「あぁ、恐らく……」

修平のPDAには殺害対象が死亡したかどうかが記載されている。

その中の5のPDAのプレイヤーはどうやら死亡したらしく、それが吹石の言う荻原という女性のPDAのナンバーと一致するようだった。

「でも、これからどうするの? 私たち、クリア条件が競合しちゃってるし……」

吹石が辛そうな顔をして修平のほうを見ていた。

「…………俺は――琴美が俺を殺さず、クリア条件を満たすことが出来る方法を探したいと思っている」

その修平の言葉に私は……

>>203

1.悠奈の時と言っていることが違う、と指摘する

2.そんなものあるわけがない、と言及する

3.私も手伝う、と協力する意志を見せる

4.その他
202 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/09/04(火) 12:26:04.13 ID:UoXULktIO
3
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/04(火) 12:36:51.83 ID:XOlxOxt+o
3
204 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/04(火) 13:03:36.06 ID:WFNZXnLz0
「私も手伝う」

悠奈の時と比べて修平の言っている事が真逆になっているのだが、それは相手が“吹石琴美”だからであろう。

修平の取って悠奈はあくまでもこのゲームで出会ったばかりの他人なのだが、吹石は幼馴染且つ恋人関係という重要な人なのだ。

彼女と共にこのゲームをクリアしたいと思うのは必然の考えである。

「瀬奈ちゃん、ありがとう……」

「…………」

吹石が近寄って手を取って来るが、私は彼女に目を合わせることなく手をサッと振り払った。

「取りあえず、夜が明けるまでここでじっとしていよう。琴美は食糧を持っているのか?」

「それが、荻原さんに預けたままだったから……」

「そうか、俺達はかなり余分に持っているからそれを食べてくれ」

「え……いいの?」

「瀬奈、いいよな……?」

私は黙ったまま頷いて、吹石にリュックから取り出した食糧と水を手渡した。

「…………ありがとう!」

私は突然吹石に抱き寄せられてしまい、反射的に振り払おうとしていたが……泣いている彼女に手出しをする事は出来なかった。

久し振りに人の温もりを感じた気がした――
205 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/04(火) 13:28:09.03 ID:WFNZXnLz0
【3日目 A.M 7:00】

周囲の様子が確認できるようになってから、私たちは行動することにした。

「今日は雨が降りそうだな」

修平が曇天を見上げながら、そう言葉を漏らす。

空一面が雲で覆われており、この時間になっても辺りは薄暗いままでどんよりとしていた。

「どこかで、雨宿りしたほうがいいのかな?」

雨が降り始めると恐らく山道はぬかるんで移動し辛くなるし、衣服や身体も濡れて衛生上良くは無いだろう。

「俺は、一旦村の方へ降りてそこで身を潜めるそうがいいと思うんだが」

私は……

>>207

1.修平の案に同意する

2.その思考を逆手に取られて敵に襲撃される可能性がある事を言う

3.別の場所へ行くことを提案する(場所記載)

4.その他
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/04(火) 13:34:57.06 ID:XOlxOxt+o
2
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/09/04(火) 13:43:02.57 ID:TMwqyJ6Lo
2
208 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/04(火) 14:17:56.89 ID:WFNZXnLz0
「その思考を逆手に取られて襲撃される可能性がある」

雨が降るならば雨宿りをしようとするのが人の性と言うものだ。

だから、逆に考えれば雨宿りできそうなところに隠れて、そこへやってきた者達を狙ってくる人間がいるかもしれないのだ。

「……瀬奈の言うとおりだな。じゃあ、村が近くなってきたら警戒を解かずに慎重に行こう」

「吹石は、武器を持っているの?」

「え……い、一応ナイフを持ってるけど」

吹石と、ついでに何故か修平も驚いたような顔をして、こちらを見ていた。

ただ彼女に話しかけただけだというのに、そこまで驚く必要があるというのだろうか……。

「護身用に、持ってて」

「う、うん! 瀬奈ちゃん、ありがとうね!」

拳銃を嬉しそうに受け取るというのは何とも言えない光景である。

私たちは山道を南に下って一旦平地に下り、そこから村を目指すことにした――
209 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/04(火) 15:10:38.08 ID:WFNZXnLz0
【3日目 A.M 11:00】

私たちは平地に降りた後は慎重に進行して、ようやく村の入口まで辿りつくことが出来た。

「……ん、話し声が聞こえるよ?」

村の遠くから、複数の人声が聞こえてくる。

何を言っているのかは分からないが、平和的な感じではない事が分かる。

「裏に回って覗いてみよう」

修平に続いて私たちは村の民家が密集している場所に回り、遠くから様子を確認してみることにした。

「あれは……!」

そこにいたのは三ツ林と黒い長髪の刀を持った少女、そして上野まり子と慎重の高い男だった。

慎重の高い男が三ツ林を捕まえていて、刀を持った少女に何かを要求しているようだった。

「ど、どうしようか……?」

吹石が修平と私のほうを見てくる。

私は……

>>211

1.じっと様子を見ようと提案する

2.リスクがあるが、恐らく劣勢の三ツ林と少女に加勢しようと提案する

3.チャンスに乗じて慎重の高い男と上野に加勢しようと提案する

4.その他
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/09/04(火) 15:13:13.10 ID:pu5707VAO
1
211 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/04(火) 15:20:47.64 ID:XOlxOxt+o
1
212 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/04(火) 15:53:20.80 ID:WFNZXnLz0
「しばらくは様子を見るべき」

何故こういう流れになったのかが理解できない状態で、出ていくのはリスクが大きいだろう。

「あぁ、そうだな」

「でも、あの男の子がピンチだよ!?」

「人質を取っているということは、なるべき平和的に戦いを終わらそうとしているはずだ。だから、相当なことが無い限り怪我をすることはないだろう」

「そ、そうなんだ……」

修平の言うとおり、セカンドステージに入ったというのにわざわざ人質を取るというのは相手が平和的に事を済ませたいと思っている証拠だろう。

しばらくじっとしていると少女が何かを地面に置いて、それを上野が回収して間もなくして三ツ林が開放された。

「メモリーチップの要求だろうな」

遠くからだと小さくて見えないもので、人質を取って間で求めるものと言えばメモリーチップくらいしか思いつかない。


これからどうする?

>>214
213 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/09/04(火) 16:12:32.73 ID:T+RFC62v0
消極的だが特殊機能を警戒し、双方のグループから存在を悟られないように大きく距離をとる
214 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/04(火) 17:07:38.01 ID:XOlxOxt+o
>>213
215 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/04(火) 21:55:29.94 ID:WFNZXnLz0
私たちは双方のグループに存在を悟られないように大きく距離を取る事にした。

ああ言う争いをした後であると、どちらも他のプレイヤーに対して酷く警戒してくるからである。


彼らがこの場から離れるまでどこへ行く?

>>217

1.南東の山道

2.東の川原

3.村の周辺
216 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方) [sage]:2012/09/04(火) 21:57:03.29 ID:XOlxOxt+o
3
217 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/09/04(火) 22:05:46.98 ID:rothNzgg0
218 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/09/04(火) 22:45:22.28 ID:WFNZXnLz0
【3日目 P.M 1:00】

私たちは村周辺では無く、一旦かなり距離を置くことにした。

やってきたのは私のゲーム開始地点付近の、東にある川原だった。

「ここで一旦昼食にしようか」

「うん、そうだね」

相変わらず空は曇ったままであるが、雨はなかなか降ってこなかった。

私たちは山から突き出ている崖下で、昼食をとる事にした……。

「瀬奈ちゃん、一緒に食べてもいいかな?」

「うん」

吹石が私の隣に座って、携帯食料を食べ始める。

「瀬奈ちゃんとこうやって一緒にいるの、久しぶりだよね……」

「うん」

「……ごめんね。私たち瀬奈ちゃんをいつも1人にさせてたよね……?」

「気にする必要は無い。あなたと修平のことを考えれば、一番正しい選択」

吹石家はお金持ちの家計なので交際が認められている修平はともかく、私のようなただの施設暮らしの人間が彼女と友好関係を持つことは許されないだろう。

彼女の父親にも“お前はもう琴美に出来る限り近づくな”と直接言われたのだから、私はその約束を守っているだけの事だ。

「ううん、違うの……っ! 私たちはそのことを理由に、瀬奈ちゃんを……虐められている瀬奈ちゃんを助けなかったの…………!」

「……別に、私は虐められていない」

「瀬奈ちゃんにとっては、そうなのかもしれない……。でも、あれはどう見ても虐めなの! それを私たちは我が身可愛さに見て見ぬふりをしてたの……っ」

「…………」

“人間じゃない”と周りから言われ続けて、ちょっかいを出されても私は虐めだと思った事は無かった。

それは、私自身なのだからそれを否定されたことろでどうしようもないからだ。

周りが何を言おうと、私は気にしなかった。

しかし、私は修平と吹石の事を悪く言う奴らは徹底的に許さなかった。

それだけは許すことが出来ず、時には相手を病院送りにして停学になったこともある。

そのせいで、私は恐らく吹石の言う“陰湿な虐め”というものを食らっていたのだろう。

「瀬奈、俺からも謝るよ……ごめん」

修平が隣に来て頭を下げているが、そんなに謝らなくていいというのに、というのが私の素直な感想だった。

「2人とも、頭を上げて。別に謝る必要なんてない」

その言葉を聞いて、2人は更に苦しい顔をするのだった。

もはや私にはどうすればいいのか分からず、唯々黙る事しかできなくなっていた。

「…………メイド!」

そんな時、私の視界の遠くにメイドの姿が映った。

「ああ、修平様! ようやく再会することができました……!」

修平も吹石もあのメイドの狂気をしっているため、目を大きく見開いて固まっていた。


メイド相手に私たちはどうする?

>>220
219 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/09/05(水) 00:45:57.40 ID:cho93eCf0
踊る
220 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/09/05(水) 01:55:36.35 ID:Ps/x86dp0
今回は条件さえ満たせば終了時に自動で外れるからPDAいらないんだよね


修平が、この二人はクリアのために必要なんだ、二人を殺す前に俺のPDAを見せるから
解除条件を確認してくれと言って自分のPDAを瞳のいる方向に投げる
遠距離で瞳が修平のPDAを拾って確認するのを見計らい、逃走する
221 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage saga]:2012/09/05(水) 03:14:31.29 ID:Ps/x86dp0
10年前のPDAはけっこう大きい作りだから、壊れなければいいんだが
瞳がPDA拾って修平のものだと認めてくれさえすれば、瞳が主人と同時に生き残れないという現実に気づくだろう
追いかけてきたら逃げながら修平が瞳に主人公の特殊機能を話して、瞳の手が届かない遠距離で
主人公が修平に触れ、機能を使えばはっきりとした証拠になるし、ついでに修平が冷たい言葉投げかければ一発だろう
そうなった場合瞳はどうなるのか・・・わんわん子供みたいに泣き出すのか、完全に理性が飛んでしまうのか
222 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/10/03(水) 18:54:36.95 ID:uZnrVY2M0
何でとまってるの?
223 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/08(月) 20:00:05.01 ID:FLIqrH/L0
人居なさすぎ、安価で1時間位止まってればモチベーション下がるってwwwwww
ギャルゲー板の本スレに声かけた方がよかったかな
224 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岡山県) [sage]:2012/10/14(日) 17:43:12.48 ID:B4cy2IbZ0
>>223 なるほど、他の場所でやってるとかじゃなかったんだ。
結構楽しく読ませてもらってたから残念。
225 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/17(水) 23:23:13.55 ID:+ON4RvpX0
申し訳ありません、長らく放置をしておりました。

原因は勝手ながらモチベーションの低下と最近忙しかった、ということです。

SSCRのほうはどうやら人気が無かったようなので、今やってるゲームは一旦終わらせてもらい、新しくキラークイーンのほうで始めさせて頂きます。

では、また時間があればここへ来ます……。
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/17(水) 23:42:56.63 ID:W84mRcEZo
帰って来てたか
疲れてるみたいだししっかり休んでください
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/17(水) 23:51:12.49 ID:K35SXhMzo
切り上げるのか…
まぁ何はともあれ生存報告乙
228 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/20(土) 18:17:54.17 ID:Q5oqbPgx0
今日から少しずつゲームを進めていきたいと思います。

――――――
――――
――

【恒例の主人公設定】

・性別 >>230

・年齢 >>232

安価にそぐわないものは1個↓で
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 18:44:46.85 ID:GTeQcklco
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 18:47:38.66 ID:hm2ImpBIO
231 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 19:07:12.84 ID:NjvbecEXo
17歳
232 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 19:18:09.86 ID:ywfI1j5Fo
14歳
233 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/20(土) 19:32:00.52 ID:Q5oqbPgx0
【主人公】

性別 男

年齢 14歳

・性格 >>234

・特徴 >>235
234 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 19:34:46.06 ID:K05efy4IO
皮肉屋
235 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/20(土) 19:35:49.58 ID:HtO/wwbio
IQ200の神童
236 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 19:40:10.06 ID:ywfI1j5Fo
なかなかの厨二設定になったなww
237 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/20(土) 19:41:45.72 ID:Q5oqbPgx0
【主人公】

・性別 男

・年齢 14歳

・性格 皮肉屋

・特徴 IQ200の神童

・名前 >>237

・家族 >>238
238 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/20(土) 19:42:49.78 ID:Q5oqbPgx0
再安価

・名前 >>238

・家族 >>239
239 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/20(土) 19:43:46.18 ID:Q5oqbPgx0
自分のレスの数を考えていませんでした……。

名前 >>240

家族 >>241
240 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/20(土) 19:46:15.82 ID:kZ3DjeMko
桜井 祐司
241 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 19:50:48.25 ID:GTeQcklco
兄が四人いて、父母、祖父母共に健在。一つの家で暮らしている
242 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/20(土) 19:58:12.41 ID:Q5oqbPgx0
・性別 男

・年齢 14歳

・性格 皮肉屋

・特徴 IQ200の神童

・名前 桜井祐司

・家族 2世帯住宅(両親・祖父母・兄4人)

・好きな事(人、物)>>243

・嫌いな事(人、物)>>244
243 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 20:01:51.70 ID:ywfI1j5Fo
麗佳
244 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/20(土) 20:02:38.39 ID:4x5iGyJDo
綺麗事を言う奴
245 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/20(土) 20:05:03.99 ID:Q5oqbPgx0
・性別 男

・年齢 14歳

・性格 皮肉屋

・特徴 IQ200の神童

・名前 桜井祐司

・家族 2世帯住宅(両親・祖父母・兄4人)

・好きな事(人、物)麗佳

・嫌いな事(人、物)綺麗事を言う人

・長所 >>246

・短所 >>247
246 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/20(土) 20:11:19.04 ID:4x5iGyJDo
料理上手
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/20(土) 20:14:04.64 ID:HtO/wwbio
思考に偏りすぎて瞬発力にかける
248 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/20(土) 20:34:52.48 ID:Q5oqbPgx0
【主人公】

・性別 男

・年齢 14歳

・性格 皮肉屋

・特徴 IQ200の神童

・名前 桜井祐司

・家族 2世帯住宅(両親・祖父母・兄4人)

・好きな事(人、物)麗佳

・嫌いな事(人、物)綺麗事を言う人

・長所 料理上手

・短所 思考に偏りすぎて瞬発力にかける


それでは、ゲームを始めていきます……



――――――――
――――――
――――
――

「…………んん」

ふと目を覚ますと、今までに見覚えが無いコンクリートの天井が僕の視界を埋め尽くしていた。

(ここはどこだ……? いや、そもそも僕はさっきまで下校していたはずだ――)

数十秒ほど寂れた部屋を見回しながら現状を把握すると、結論は一つに至った。

(そうか……僕は何者かに誘拐されたのか)

鞄から携帯電話を取り出してみるものの、案の定圏外だった。

それにしても、何故犯人は僕を誘拐したのだろうか。

僕の頭の中に入っている“天才”を欲していたからなのだろうか、それとも単にお金欲しさになのか……。

〜♪〜♪

犯人像について腕を組みながら考えていると、突然机の方から聞き覚えの無い電子音が聞こえた。

(携帯情報端末――PDAか)

薄っぺらいそれを僕は手に取って電源を入れてみた。すると、画面に“SECRET GAME”と表示され、もう一度画面を押すとまた画面が変わった。


(JOKER……? トランプか何かのゲームか?)

取りあえず一通りこのPDAについて調べてみることにした。

僕は一番左端にあるルールの項目を確認した。

載っていたルールは?(原作のルール1〜9の中から2つ)

>>250
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/20(土) 20:38:36.16 ID:4x5iGyJDo
3~9じゃないか?
4と6
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 20:39:47.66 ID:GTeQcklco
4 6
251 :>>249 3〜9ですね……。 ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/20(土) 21:05:44.12 ID:Q5oqbPgx0
載っていたルールは共通の1と2、そして4と6だった。

いまあるルールを見たところ、どうやら僕は物騒なゲームに参加させられているらしい。

このPDAに書かれている事は恐らく嘘では無く本当であろう。

何処ぞやのテレビ局等によるドッキリのセットにしては入念に用意されているように思えるし、何よりこのPDA本体にかけられている資金の事を考えれば、本当である確率が非常に高い。

となるとルール4より、この建物に居るのは最低でも自分を含む14人であるのだろう。

また、どうやら僕のPDA――JOKERは他のPDAと違って特別な物らしくその名の通りで偽装機能を持っているらしい。これについては、また後で確認する事にすることにした。

ルール6からは、このゲームの賞金について記載されていた。このゲームに勝利すれば賞金20億円を勝利者で山分けするというのは、人間同士の争いを引き起こそうという思惑があるからだろう。

(首輪は……まあ、外れないか)

ルールを見て気が付いた首輪を触ってみるものの、首にぴったり張り付いていて物理的に外す事はほぼ不可能であるという事が分かった。

外したいならば、犯人から要求されている“条件”とやらを満たさなければいけないのだろう。

僕はPDAを操作して次に“解除条件”という項目を確認する――



桜井祐司の解除条件は?


>>254




252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 21:15:39.14 ID:ywfI1j5Fo
A〜KすべてのPDAに1回ずつ偽装し、最後に偽装したPDAの解除条件を達成する
※最後が2なら、自分のPDA破壊でOKで
253 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/20(土) 21:17:05.64 ID:kZ3DjeMko
ksk
254 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/20(土) 21:17:20.59 ID:4x5iGyJDo
階段を5回登ること。ただし、階段を降りた場合は、登った回数から差し引かれる。
255 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/20(土) 21:46:11.09 ID:Q5oqbPgx0
【解除条件】階段を5回上ること。ただし、階段を降りた場合は、上った回数から差し引かれる

幸いにも僕の解除条件は他者と競合するようなものでは無かった。

階段を5回上るという事は、この建物は6階建てである可能性が高いだろう。

(死傷が絡むような条件だと思っていたけど……案外簡単なものだったな――)

僕は次に地図画面を開く。

どうやら現在位置は表示されていないらしく、いまのところ特徴的な場所を探して現在位置を把握するという方法しかないらしい。

最もこれはゲームなので、現在位置を表示することができる追加機能のようなものが手に入るかもしれないだろう。

また、地図からこの建物はやはり6階建てのようであり広さはかなりあるようだった。

こうなると、他のプレイヤーとの接触の機会はあまり無いのかもしれない。

(さて、一通りPDAは操作し終えてこのゲームの概要についてもある程度は分かった。次はこのJOKERの偽装機能を――)

僕はPDAを操作して偽装機能を使用してみることにした。

A〜Kから選べるので、取りあえず僕は――


コンマ判定(1個↓)

偽装した番号 00〜30 A
       31〜60 6
       61〜99 K
256 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/20(土) 21:46:37.86 ID:HtO/wwbio
257 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 21:46:38.42 ID:53gbJ2KC0
ほい
258 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/20(土) 22:01:48.57 ID:Q5oqbPgx0
僕はKに偽装してみることにした。

特に何かない限り、1時間後にはQ、次はJ……と言った感じに偽装していけばいいだろう。

JOKERがKに変わったのを確認すると、まず解除条件を確認した――


Kの解除条件:PDAを5台以上収集する。手段は問わない。


PDAはプレイヤーにとっては命と同等の価値があるため、5台集めるというのはかなり難しいだろう。

手段を問わない、と書かれている辺りやはり犯人――いや、このゲームの主催者は殺傷を促そうとしているようだ。

僕は次にルールの項目を確認する――


載っていたルールは?(2つ)

>>259
259 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 22:03:33.02 ID:53gbJ2KC0
参加者3名の殺害
260 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/20(土) 22:05:30.40 ID:HtO/wwbio

261 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/20(土) 22:30:06.12 ID:Q5oqbPgx0
載っていたルールは8と9だった。

ゲーム開始から6時間までは戦闘行為が禁止されているらしい。

恐らく、この間に他のプレイヤーと接触してルールを完成させたり、協力者を作ったりするのだろう。

僕のPDAはJOKERなので、他のプレイヤーを探さずともルールを補完することができるため焦る必要は無いが、他のプレイヤーはそうとはいかないだろう。

また、ルール9にはすべてのPDAの解除条件が記載されていた。

やはり条件に殺害が含まれているものがあったため、慎重にゲームを進行させていかなければならないようだ。

(2のPDAが僕にとっての一番の障害、か……)

JOKERのPDAの破壊という解除条件のプレイヤーには、注意しなければならない。

好戦的な人物でなければいいのだが――

(取りあえず、ここから出よう――)

僕は部屋から出て、ずらりと扉が並んでいる廊下を歩き始めた。


これからどうする?


>>262
262 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) :2012/10/20(土) 22:33:04.54 ID:TRKhvVabo
適当に辺りを探索
263 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/20(土) 22:42:37.61 ID:Q5oqbPgx0
【01:24】

ゲーム開始から約1時間半――

現在位置も分からないというのが今の現状なので、取りあえず適当に探索してみることにした。

いくつかの部屋をまわると簡単な携帯食料と水が手に入ったので、いくつかを鞄に入れておいた。

武器なるようなものは見当たらなかったため、壊れた家具の木片をいまは持っている。

ゲーム開始から6時間までは戦闘行為が禁止なのは分かっているが、やはり抵抗できるものが無いと身の安全というものを感じることが出来なかったのである。

(ん……あれは――)

ふと、廊下の奥先に人影を確認することが出来た。

そこにいたのは?

【コンマ判定1個↓】

00〜20 御剣

21〜40 北条

41〜60 矢幡

61〜80 長沢

81〜99 手塚
264 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 22:43:25.82 ID:GTeQcklco
らんらららんら
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/20(土) 22:43:50.54 ID:HtO/wwbio
266 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/20(土) 23:00:34.95 ID:Q5oqbPgx0
すみません、今日はこの辺で。

また明日の昼当たりくらいからできたらな、と思っています。
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/20(土) 23:15:49.63 ID:bVy8ENn70

いきなり手塚か
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/20(土) 23:16:58.48 ID:hm2ImpBIO
269 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/21(日) 13:58:47.09 ID:fxGEJ0Ly0
【コンマ判定>>264 82→手塚】

その人物は、20代くらいの男性だった。

髪は金に染められていて、ハットを被っており、遠目から見ても身長はなかなか高いようだ。

手には木材が握られていて、周囲を警戒しているように見える。

(何はともあれ、接触をしてみようか)

ルール8によって、僕の身の安全は確保されているのだ。

彼が襲ってきても問題は無いだろう。

ゆっくりと彼に近づいていくと、足音に気が付いたのか向こうがパッとこちらへ振り返った。

「おい、お前もこのゲームの参加者か?」

「はい、そうです。しばらく、他のプレイヤーを探していたところです」

彼の目つきは鋭くて思わず緊張しそうになったが、平然を上手く保って丁寧に対応する事にした。

「……ということは、このゲームについてはある程度理解してるんだよな?」

「ルール交換、ですよね?」

「ハッ……察しが良いじゃねぇか。そうとなればさっさと交換しようぜ?」

「その前に、その木材を手から放してもらえませんか? 何かの拍子に僕の頭をかち割ってしまうかもしれませんから」

「クク……餓鬼の癖になかなか言うじゃねぇか――」

そういって彼は木材を投げ捨てて僕の方へ近づいてきた。僕も手に持っている木片を捨てた。

手塚が持っていたルールは?(2つ)

>>270
270 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/10/21(日) 14:07:10.53 ID:LFH2hX/ko
4
7
271 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/21(日) 14:29:16.35 ID:fxGEJ0Ly0
【02:20】

彼の名前は手塚義光。自称会社員で、帰宅途中にここへ誘拐されたらしい。

僕たちはお互いに自己紹介を済ませた後に、適当にこのゲームについての話をし互いに持っているてルールを開示した。

手塚が持っていたルールは4と7だった。

僕は4,6,8,9のルールを知っているのだが、ルール4と6だけを彼に教えた。

4つ教えると自分がJOKERだと言っていることになってしまうからである。

「チッ……1つダブったか。まぁ、1つ分かっただけでもマシか」

「ルールを全て完成させるのは、意外に難しいようですね」

ルール7には、戦闘禁止エリアで戦闘行為を行えば首輪が作動するという内容が記載されていた。

つまり、ゲーム開始から6時間までにこのルールを知らずに血迷って誰かを攻撃すれば死ぬという事であろう。

まあ、こういった事は最初から予想は出来ていたが――

「で、桜井はこれからどうするんだ?」

手塚が煙草を吸いながら、僕の方を横目で見てきた。

僕は……

1.手塚と一緒に行動する事を求める

2.手塚とは別行動を取る

3.逆にどうしたいかを聞いてみる

4.その他

>>272
>>273
>>274

>>274のコンマによって安価を決定
 
00〜33 >>272
34〜66 >>273
67〜99 >>274
272 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/21(日) 14:31:58.01 ID:/eWK20Bc0
@
273 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/21(日) 14:32:37.52 ID:Ji9Ytbr4o
1

まあ少なくとも6時間までは一緒に行動して損はなさそうだし。
274 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/21(日) 14:36:26.01 ID:bJDz6W9Io
1
275 :名無しNIPPAR [sage]:2012/10/21(日) 14:45:49.61 ID:WCGw+bpl0
6時間立ったらすぐ襲ってきそうだ
276 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/21(日) 14:56:06.71 ID:fxGEJ0Ly0
「良ければ、一緒に行動しませんか?」

僕は手塚に同行することを求めた。

1人でいるよりかは2人でいる方が良い事もあるかもしれないし、何よりゲーム開始から6時間までは全面戦闘禁止エリアだからもし手塚に奇襲されても大丈夫であろう。

「……ま、ルールが全部手に入るまでくらいなら一緒でも良いぜ」

「僕みたいな子供が居た方が、他のプレイヤーに接触しやすいですからね」

「……ケッ、いけ好かねぇな」

「すみません、自然とそういう言葉が出てしまうんです」

手塚がわざと吐き出してきた煙を僕はサッと避けて、部屋の扉に手を掛ける。

「では、出発しましょうか」

手塚も僕の性格を理解し始めたのか、少しだけニヤリとしながら僕へついてきた。


僕たちはこのあと、誰かに遭遇する?

【コンマ判定1個↓】

00〜50 遭遇しない

51〜60 郷田

61〜70 北条

71〜80 陸島

81〜90 葉月

91〜99 御剣

277 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/21(日) 14:56:44.14 ID:32kx5lyyo
GONZO
278 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/21(日) 15:14:21.55 ID:fxGEJ0Ly0
【コンマ判定 14→遭遇しない】


【03:14】

あれから1時間ほど経過したが、他のプレイヤーと出会う事は無かった。

お互いに話す話題も次第になくなっていき、僕たちはほとんど無言で淡々と廊下を歩いている。

手塚には煙草があるので暇つぶしになるかもしれないが、僕には何も無いのでかなり暇である。

「……煙草、吸うか?」

手塚が部屋に置いてあった新しい煙草を開けて、1本僕に差し出してきた。

「子供に吸わせたらいけないと思うのですが――」

「とか言いながら、ライター取り出してんじゃねぇかよ」

僕は手塚から煙草を受け取って火をつけた。

「いつから吸ってるんだ?」

「いえ、別に普段から吸ってるわけじゃないですよ。ただ、兄がたまに無理矢理吸わせてくるので吸い方を知っていただけですよ」

「大そう悪い奴なんだな、お前の兄貴」

「手塚さんが言えることじゃないですよ、それ」

「ハハハ……お前、なかなか面白れぇのな!」

何気に初めて手塚の笑っている姿を見た気がするが、その表情は年相応だった。

僕たちは、煙を廊下へ撒き散らしながら歩き続ける――


僕たちはこのあと誰かに遭遇する?

コンマ判定1個↓

00〜30 遭遇しない

31〜40 郷田

41〜50 北条

51〜60 陸島

61〜70 葉月

71〜80 御剣

81〜90 矢幡

91〜99 漆山
279 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/21(日) 15:16:37.18 ID:Ji9Ytbr4o
今度は誰かと会えると良いな。
280 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/10/21(日) 15:21:32.64 ID:LFH2hX/ko
とことん運が無いな・・・
281 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/21(日) 15:47:03.81 ID:fxGEJ0Ly0
【コンマ判定 18→遭遇しない】


【04:40】

あれからまた1時間くらいが経過したが、僕たちは人の気配すら感じることが出来なかった。

まあ、建物の広さが尋常ではないためこうなる可能性は確かにあるのだが……。

「出会わねぇな」

「出会いませんね」

そろそろゲーム開始から6時間になってしまうため、早く誰かに出会いたいところである。

戦闘解禁となれば、手塚を近くに置いておくのも不安になるし、他者からの襲撃への警戒心も高めなければならないだろう。

僕たちは一先ず休憩ということで、近くの部屋で食事をすることにした。

「……なぁ、桜井。お前はこのゲームに乗り気なのか?」

「乗り気、というのは……賞金についてですか?」

「まあ、そんなところだ。さっき話し合った通り、このゲームの主催者は俺達に殺し合いを強いているはずだ」

「だから、倫理を捨ててこのゲームに積極的に参加する――つまり人殺し(キラー)になる、ということですか?」

「あぁ、そうだ。生半可な気持ちだと、呆気無く死んでしまうだろうよ。だったら、一生遊んで暮らせる賞金を貰えるかもしれないっていうこのチャンスを活かすべきだとは思わないか?」

手塚の言っている事は、間違いではないだろう。

最低でもサラリーマンの生涯賃金、最高であればそれなりの億万長者の座まで上り詰めることができるこの契機を、蔑ろにしてゲームに参加してはいけないだろう。

といっても、このゲームに賭けられているのは自分自身の命であるというのがネックなのだが――

「手塚さんの言っている事には、僕も賛成ですよ。ただ、僕は完全に人間を捨てる事もできませんからね……手塚さんのようにはいかないと思いますが――」

僕は携帯食料で乾ききった喉を水で潤して、再び口を開く。

「必要と有らば、殺しますよ。それはこのゲームで許されていることですからね」

人間誰しも自分の命が一番大切である。この世界が殺人を認めるというのならば、僕はそのルールに則っるだけである。

「……お前本当に14歳か?」

そんな僕の回答に、手塚は少し困惑した表情を見せていた――


……僕たちは、この後誰かに遭遇する?


コンマ判定1個↓

00〜10 遭遇しない

11〜30 郷田、陸島

31〜50 北条、矢幡

51〜70 長沢、綺堂

71〜90 御剣、葉月

91〜99 漆山



282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/21(日) 15:48:27.68 ID:32kx5lyyo
割り切れば手塚とは結構いいコンビになれそうな気がする
283 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/21(日) 16:17:07.66 ID:fxGEJ0Ly0
【コンマ判定 68→長沢、綺堂】


【05:10】

ゲーム開始から6時間まで、既に1時間を切っていた。

僕と手塚以外にこの建物に居ないのではないか、という思いが出てくるほどに廊下は静かである。

もう誰とも出会わないのではないだろうか、と2人とも思っていた時に大きなホールのような場所へ着いた。

良く見ると奥へ階段があり、そこからようやく自分たちの現在位置を把握することが出来た。

「ん……いま、声が聞こえたな」

「え、どこからですか?」

地図画面の操作に集中していた僕は、手塚の聞いたという声を完全に聞き漏らしていた。

「こっちだ――」

そういって、手塚が走っていく方向へ僕もついていく――



長沢と綺堂の状況は?

1.長沢がいまにも綺堂を襲撃しようとしている

2.二人並んで歩いている

3.その他

>>284
>>285
>>286

>>286のコンマによって安価を決定
 
00〜33 >>284
34〜66 >>285
67〜99 >>286
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/21(日) 16:18:43.07 ID:KUdotMHK0
1
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/21(日) 16:18:58.32 ID:Ji9Ytbr4o
2
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/10/21(日) 16:24:25.95 ID:k+8qCc3AO
2
287 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/21(日) 17:21:17.16 ID:fxGEJ0Ly0
――――――
――――
――

【5:30】

僕たちは廊下を歩いていた長沢勇治と綺堂渚の2人に出会った。

長沢は僕と同じ年齢で、しかも名前が同じ“ゆうじ”だった。

渚はゴスロリを着たほんわかとした女性で、話し方が非常に甘ったるい人である。

2人の持っていたルールは幸運にも1つも被っておらず、一応ルール1〜9全てを集めることが出来た。

特に気になったのはルール5の、侵入禁止エリアが拡大していくことくらいだろうか。

「それにしても、困りました〜」

「ん? どうしたよ、渚の姉ちゃん?」

「“ゆうじ”君が2人居るから、どうやって呼べば良いのかな〜って……」

「だったら僕の事は桜井って呼んでください。こっちの方が呼ばれ慣れていますから」

「そうなんだ〜! だったら、桜井君って呼ぶね〜!」

「で、これからどうすんの? そろそろ開始から6時間経過するし、そうなったらすぐに殺し合いが始まるんじゃね?」

「そんなに早く始まるわけ無いだろうが……。ま、お前見たいな奴ばっかりがいたらそうなるかもしれないがな」

「おい、それはどういう意味だ!」

「そのまんまさ、餓鬼」

「俺は餓鬼じゃねぇ! 舐めた口聞いてんじゃねェよ!」

「喧嘩はやめようよ〜! 皆、これから一緒に行動する仲間なんだよ〜?」

渚が2人の間に立って口喧嘩を止めようとする。

「ハッ、こんな奴と仲間になんてなれるかよ!」

「奇遇だな、俺もそう思っていたところなんだ、餓鬼」

「だから俺は餓鬼じゃねぇって言ってんだろうが!」

「あ〜、も〜う! 桜井君、2人を止めてよ〜!」


僕は……

1.手塚を止める

2.長沢を止める

3.渚の言葉を無視して傍観する

4.その他

>>288
>>289
>>290

>>290のコンマによって安価を決定
 
00〜33 >>288
34〜66 >>289
67〜99 >>290
288 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/21(日) 17:22:30.77 ID:Ji9Ytbr4o
2
289 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/10/21(日) 17:22:40.13 ID:LFH2hX/ko
2
290 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/21(日) 17:29:43.76 ID:dQg4d6Huo
2
291 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/21(日) 18:07:17.36 ID:fxGEJ0Ly0
渚さんが困っているようなので、僕は2人を止めることにした。

長沢を止めれば、手塚も嫌味を言わなくなるだろう……。

「長沢君、渚さんが困っているからもうやめようよ」

「うるせぇ! 部外者は口をはさむなよ!」

「元はと言えば君が蒔いた種じゃないか。君が口を閉じない限り、この争いは終わらないと思うけど?」

「桜井の言うとおりだ。お前も桜井を見習って少しは静かになったらどうなんだ?」

「…………だ、黙れ! どいつもこいつも馬鹿にしやがって!」

「ゆ、勇治君! どこへいくの!?」

「ケッ、こんな奴らと一緒に居られるか!」

長沢は荷物をもって部屋から出ようとしていた。

渚が必死に止めようとしているが、聞く耳持たずである。

「おうおう、分が悪いとなった次は逃げるのか? 全く、ひ弱な餓鬼だな」

「……手塚、てめぇは後で絶対にぶっ殺す!!」

「ゆ、勇治く〜ん!」

長沢は大きな音を立てて扉を閉じ、どこかへ行ってしまった。

「さて……ルールが揃った事だし、俺もそろそろ行くとするか」

手塚は吸い終わった煙草を踏みつぶして、ゆっくりと歩き始める。

「桜井、短い間だったが楽しかったぜ――」


そんな手塚に対して僕は……

1.手塚についていく

2.手塚を見送って渚と行動する

3.僕も一人で行動する

4.その他(自由安価)

>>292
>>293
>>294

>>294のコンマによって安価を決定
 
00〜33 >>292
34〜66 >>293
67〜99 >>294
292 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/21(日) 18:09:16.08 ID:s2FDsPT7o
293 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/21(日) 18:11:38.84 ID:X/0/jOiZ0
2
294 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/10/21(日) 18:17:08.29 ID:k+8qCc3AO
3
295 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/21(日) 18:22:11.69 ID:fxGEJ0Ly0
晩御飯+etcでしばらく休憩します。

安価を取る方法を変えてみたのですが、どうでしょうか?
296 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/21(日) 18:24:02.45 ID:X/0/jOiZ0
いいと思う
297 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/21(日) 19:15:41.03 ID:Ji9Ytbr4o
この安価判定方法は面白いね。
298 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/21(日) 19:19:03.49 ID:32kx5lyyo
こうすれば単純なスナイプで決まらんからいいね
こういう範囲+コンマの決定方法は広めれば流行るんじゃないか
299 :今後もこの安価の形式で行こうと思います ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/21(日) 21:36:05.91 ID:fxGEJ0Ly0
「昨日の味方は今日の敵……にならないと良いですね」

「ハッ……そうだな――」

僕は手塚を引き留めることなく、そのまま見送る事にした。

ゲーム開始から6時間以降、彼と一緒に行動するのはかなりリスクを伴うからである。

彼と真の意味で“仲間”となる前に、寝首をかかれるのがオチといったところだろうか……。

「桜井君も……一人で行っちゃうの?」

「いえ、僕は渚さんと一緒に行動しようと思っています」

そう言うと渚さんは顔をパァっと明るくしてこちらへ近づいてきた。

「はぁ……良かった〜! 桜井君、これからよろしくね〜♪」

「はい、今後どうなるか分かりませんがね」

皮肉に気が付いていないのか、それとも気づかない振りをしているのかは分からないが、渚は笑顔のまま握手をした手を大きく振っていた。

「それで、これからどうしましょうか?」

「う〜ん……桜井君にお任せします!」

お任せと言うのが一番困るというのは、何事においても同じ――


僕の提案は……


1.近くにある階段を上って2階へ行く

2.まだ1階に残っている他の参加者を探す

3.ゲーム開始6時間になったら、渚さんに攻撃を仕掛けて試してみる

4.その他

>>300
>>301
>>302

>>302のコンマによって安価を決定
 
00〜33 >>300
34〜66 >>301
67〜99 >>302
300 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/21(日) 21:37:17.60 ID:32kx5lyyo
2
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/21(日) 21:37:33.92 ID:X/0/jOiZ0
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/21(日) 21:38:51.67 ID:Ji9Ytbr4o
2
303 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/21(日) 21:50:50.90 ID:fxGEJ0Ly0
「恐らく、まだ1階に居る人が殆どでしょうから、しばらく周囲を探索してみましょうか」

既に現在位置は把握済みなので、いつでも階段まで辿りつける事は出来るのだ。

まだ仲間――いや、本音を言えば僕の身を守ってくれるような人を見つけた方が良いだろう。

こちらはルールを全て把握しているし、相手が一人となればこちらに接触する事に余儀は無い。

「わかりました〜。それじゃ、しゅっぱ〜つ!」

渚さんは相変わらず陽気そうにしているが、僕は彼女には確実に裏が存在すると思っている。

まだ確定とまではいかないが、今後彼女の行動を観察すれば分かって来るだろう……

――――――
――――
――

僕は他の参加者に……?

コンマ判定1個↓

00〜20 遭遇しない

21〜50 北条、矢幡

51〜80 御剣、葉月

81〜98 陸島

  99 姫萩
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/21(日) 21:51:35.77 ID:X/0/jOiZ0
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/21(日) 22:04:02.82 ID:KUdotMHK0
お人よしコンビか
306 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/21(日) 22:13:51.04 ID:fxGEJ0Ly0
【06:40】

戦闘行為がが解禁されてから、30分ほどが経過したころに僕たちは2人の参加者に出会った。

一人は高校生の御剣総一。このゲームの事をルールを確認した今でも信じようとしていないようだ。

もう一人は会社員の葉月克己。彼も御剣程では無いが、同じくこのゲームを信じていないらしい。

「な、なんなんだこのルールは……まるで頭がついて行かないよ」

ルールが全て分かるや否や、葉月は少し顔色を悪くしながら溜息をついている。

「こんなゲーム、あり得ませんよ葉月さん。いや、有ってはいけないんです!」

対して御剣はまだこのゲームの存在を否定している。

「でも〜こんなに大きな建物をドッキリのために作れるのかな〜?」

「それは……俺には、分かりません。でも、本当かどうかっていう事も、まだ皆さんにも分からないですよね? きっと、どこかへ出口があるはずです、それを見つければ――」

御剣は現実を見ようとしていない。

僕は彼の口から吐き出されている愚考の言葉を聞き流しながら、考える――


1.このゲームが本当である、と御剣を説得しよう

2.いつか分かる時が来るが強制的に来るので、それまで放って置こう

3.渚を連れて彼らと別れよう

4.その他

>>307
>>308
>>309

>>309のコンマによって安価を決定
 
00〜33 >>307
34〜66 >>308
67〜99 >>309
307 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/21(日) 22:15:17.86 ID:Ji9Ytbr4o
3
308 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/21(日) 22:16:45.12 ID:X/0/jOiZ0
4
御剣と葉月のPDAの情報を聞き出す
その際、自分のJOKERの情報は出さない
309 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/21(日) 22:21:27.07 ID:s2FDsPT7o
310 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/21(日) 23:19:09.69 ID:fxGEJ0Ly0
僕は、御剣たちと一緒には行動できないと考えた。

御剣の思考は僕の想定を遥かに超えているかもしれない。

そんな危険因子の人物を上手く扱うのは、かなり難しいだろう。

「――渚さん、そろそろ行きましょうか」

「え、桜井君?」

「御剣さんと葉月さんにはルールを教えた事ですし、これ以上ここへいる理由はありませんから」

「せ、せっかく出会えたんだし、一緒に行動しないかね?」

葉月が少し焦った表情を見せてこちらを見てきた。

まさか僕のような子供が、大人を見捨てて去ってしまうなどとは思ってもみなかったのだろう。

葉月は御剣以外の人間と接することによって、ようやく彼が“異常者”であると感づいたようだ。

まあ、それが分かったところで僕の行動には何の支障を来たさないのだが――

「そ、そうだよ〜! 仲間が沢山いた方が、私は良いと思うな〜」

「僕は、量より質のほうが大切だと思ってます」

「待つんだ、桜井。君から見れば、俺達は頼りないのかもしれない。でも、だからと言って自分の価値観だけで判断するのは間違いだ!」

「何が違うんですか? 人は、周りがどうであれ最終的に自分の価値観でしか物事を判断する事ができないんですよ」

「そんな事はない。人は人と繋がり合って、それから協力し合ったりすることで自分には無い価値観を持つことだってできるはずさ」

「じゃあ、御剣さんはどうしてこのゲームが“嘘”だと言い続けるんですか? 僕は最初から本当だと言っていますが、あなたは一向に聞く耳を持とうとしない」

「それは……」

「それは、あなたが他者の価値観――いえ、考えを拒絶しているからです。つまり、あなたは矛盾している――」

そう言うと、御剣は黙りこんでしまった。

「渚さん、行きましょう」

正直、渚さんが僕についてきてくれるかは分からないが、一応彼女は頼りになりそうだったので呼ぶことにした。

「ま、待ってくれ! ぼ、僕も一緒に連れて行ってはくれないかね!?」

扉に手をかけた瞬間に、葉月の懇願する声が聞こえてきた。

ようやく自分の置かれている立場を理解したのか、嫌な汗をかいているように見える。

「…………」

僕は……

1.連れて行くことにする

2.拒否する

3.御剣にこの状況について聞いてみる

4.その他

>>311
>>312
>>313

>>313のコンマによって安価を決定
 
00〜33 >>311
34〜66 >>312
67〜99 >>313

311 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/21(日) 23:21:16.56 ID:X/0/jOiZ0

ただしPDAの番号と解除条件を教えてもらう
312 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/21(日) 23:24:08.95 ID:Ji9Ytbr4o
3
313 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/21(日) 23:26:02.65 ID:32kx5lyyo
3
314 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/21(日) 23:53:25.22 ID:fxGEJ0Ly0
「……御剣さん、どうなんですか?」

「……え?」

僕は黙っている御剣に聞いてみた。

「気づいているかもしれませんが、葉月さんはあなたを裏切って僕のほうへ来ようとしている……。これについて、どうなんですか?」

公然の裏切りという行為と言うのは、現実ではなかなかに見られない光景だろう。

普通ならば驚きや怒りを見せて、その人を非難すると思うのだが……。

「……しょうがないんじゃないかな」

「どうして?」

「それは……葉月さんにとって俺は、一緒に行動すべき人ではない、と判断したからだと思う」

御剣は、ポツリポツリとそんな言葉を口から漏らしていく。

「み、御剣君……」

取り乱していた葉月が、ようやく自分のしようとしていた非道な行為に気が付く――

「本当に、そうなんでしょうか?」

「え……?」

「僕は、人は自分の価値観でしか物事を判断しないって言いましたよね?」

「だから、葉月さんは俺が頼りないって判断して……」

「いえ、それは違います。葉月さんは御剣さんの事を頼りないだなんて思っていませんよ」

「それは、どういう……」

「葉月さんは、単に僕の言葉に自分自身の価値観を洗脳されただけなんです。そうですよね、葉月さん?」

「それは……わ、分からない」

「じゃあ、どうして葉月さんはいままでずっと御剣さんと一緒に行動していたんですか? こうして自分の判断で見捨てるならば、もっと早い段階で見捨てていたはずです」

「…………」

「葉月さんが何故御剣さんと一緒に行動していたのか……。それは、葉月さんが彼と一緒に行動しようという確固たる理由が無いと成立しないんですよ。……そうじゃないですか? 葉月さん」

葉月さんはハッとしたような顔をして、御剣のほうをゆっくりと見た。

「桜井君の言うとおりだ。…………ははっ。いい歳した人間だというのに、僕はどうしてこんな事に気が付かなかったのだろうか――」

自分をあざ笑うかのようにして、葉月さんは御剣に対して頭を下げた。

「御剣君、君を裏切るような真似をして申し訳なかった――」

僕は、彼の謝罪を見届ける事もなく部屋から去って行った。

――――――
――――
――

今日はここら辺で終わります。

平日は何かと忙しいので、進む速度が落ちると思います。

何か感想とかあればお願いします、捗ります。

では

315 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/21(日) 23:54:46.59 ID:qYamziCIO

久しぶりだけど変わりないようで安心した
316 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/22(月) 00:01:01.48 ID:jffzooxMo
乙。
これって主人公に渚はついて来てくれてるのかな?
317 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/22(月) 00:08:39.61 ID:e5FS9VFY0
久しぶりに更新があって安心した
318 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/22(月) 21:11:56.73 ID:r/0FbWnE0
【07:30】

僕は御剣たちと別れた後、2階へ上がって適当に部屋にあるものを確認して回っていた。

あの後、渚はやはり付いて来なかったが、気にすることはないだろう。

他に仲間になってくれそうな人物が居てくれればいいのだが――



僕が2階で手に入れた物は?(1個ずつ)

※階数にそぐわない物には、何かしらのペナルティーが課されます。

>>319
>>320
>>321

319 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/10/22(月) 21:20:19.11 ID:ZwRYeAoVo
コンバットナイフ
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/22(月) 21:22:17.43 ID:K62b4DDOo
スタンガン
321 :名無しNIPPAR [sage]:2012/10/22(月) 21:27:55.02 ID:yGcvT0gP0
PDAの地図拡張機能
322 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/22(月) 21:53:24.22 ID:r/0FbWnE0
手に入ったのは、コンバットナイフ、スタンガン、そして……ツールボックスというPDAに機能を拡張するものだった。

ツールボックスには地図拡張機能がついていて、部屋の名前や説明が細かく記載されている。

恐らく、ゲーム中盤辺りからはこのツールボックスを多く集めれば優位に進めていくことが出来るのだろう。

(1階には武器が無くて、2階にいくとナイフやスタンガン等の武器があった――)

ということは、上階に行くほどに強力な武器やツールボックスが存在している可能性が高い。

僕のような子供や女性と、手塚のような大人の身体能力の差を縮めるには、遠距離武器が一番容易であろう。

拳銃を手にする時も遅くはなさそうである……

僕はコンバットナイフを腰に差して、スタンガンもいつでも使用できるように懐へ忍ばせておいた。

(さて、どうしようか……)



僕はこれからどう行動していく?

1.2階を探索しながら参加者との接触することを狙う

2.3階を目指す

3.不測の事態が起きる可能性を考えて、一旦休憩する。

4.その他

>>323
>>324
>>325

>>325のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>323
34〜66 >>324
67〜99 >>325
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/22(月) 21:58:13.01 ID:KcADa/Sz0
324 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/22(月) 22:01:54.09 ID:yGcvT0gP0
3
325 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/22(月) 22:09:36.53 ID:K62b4DDOo
1
326 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/22(月) 22:47:39.63 ID:r/0FbWnE0
(休めるうちに、休んでおくべきかな――)

僕は近くの部屋に入り、堅いベッドに腰を掛ける。

そういえばこのゲームが始まってからいままで、本当の意味で一息をつけていなかった……


主催者はこのゲームを何のためにやっているのだろうか。

現代社会では到底認められない、人間同士の殺し合い――

大規模な建物、PDA、武器、食料などにかけられた莫大な資金――

一般人が巻き込まれたこの“シークレットゲーム”という意味――

(見世物――“ショー”と言った感じか)

真っ先に思い浮かんだのは、僕たちのゲームの進展を見届ける外道な人間達の姿だった。

もしかしたら、誰が生き残るかという賭け事でもしているのかもしれない。

(まあ、それが分かったところで――)

僕たち参加者には抵抗する術は残されていないだろう。

死にたくなければ、誰かを殺してでも生き延びなければならない……それが、このシークレットゲームなのだから――

(それにしても、少し疲れたな……)

7時間程、固いコンクリートの道を歩いていれば足が疲れてしまうのも無理はないだろう。

一度気を抜いたせいか、その疲れは今までの倍以上に感じられてしまう。

(そろそろ……出発しようかな…………)

しかし、僕は自然とベッドに横たわる形になっていた。

頭では身体を動かせと言っていても、身体は休めと言っている。

このゲームに、心身ともにやられているようだ。

この板挟みの状況で僕は……


1.もうここは本能に任せて寝よう……

2.いや、ここでは敵の襲撃を防ぐことが出来ないから起きた状態で休憩しよう

3.多少無理があるが、戦闘禁止エリアという場所まで行って休憩しよう

4.その他

>>327
>>328
>>329

>>329のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>327
34〜66 >>328
67〜99 >>329
327 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/22(月) 22:48:57.53 ID:KcADa/Sz0
328 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/10/22(月) 23:02:33.91 ID:ZlXuH6JB0
1
329 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/22(月) 23:02:42.96 ID:K62b4DDOo
3
330 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/22(月) 23:31:50.27 ID:r/0FbWnE0
(いや、ここで寝たら駄目だ……)

寝ている間に誰かに襲撃されたら、対抗のしようがない。

その上、ナイフやスタンガンと言った武器類が出てきたのだから尚更危険である。

僕は重い身体を起き上がらせて、地図を確認する。

戦闘禁止エリアという設定上は安全地帯という場所には、ここからだと1時間くらいで到着することが出来るだろう。

(よし……行こうか)

ここへ行けば一先ずは安心して休憩できると思った僕は、再び歩き続けた――


――――――
――――
――

【08:40】

「…………ふう」

重い足取りで、僕はようやく戦闘禁止エリアの前に辿りつくことが出来た。

他の部屋とは違う高級感がある扉であり、僕は吸い込まれるようにしてその扉に手をかけていた。

(……まるで、別世界だ)

戦闘禁止エリアに入った瞬間に、僕の肺に綺麗な空気が入って来るのを感じ取ることが出来た。

埃臭いコンクリート部屋と違い、この部屋は絨毯や様々な設備等が完備されているように見える。

「ん……?」

ふと、部屋の奥に人影が見えた。

そこにいた人物は……?


コンマ判定1個下

00〜40 北条

41〜80 矢幡

80〜90 陸島

91〜99 姫萩 

331 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/22(月) 23:32:59.02 ID:LJluP/tio
こい
332 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/22(月) 23:32:59.69 ID:KcADa/Sz0
333 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/23(火) 00:16:24.08 ID:t6+QjkuD0
「だ、誰だ!?」

向こうも僕の存在に気が付いたのか、パッと後ろを振り返って警戒した様子を見せる。

「ここは戦闘禁止エリアだから、そんなに慌てなくてもいいと思うけど」

「あ……そ、それもそうだな」

見たところ、ボーイッシュで僕と同年代くらいの少女だろうか。

彼女は僕を見るなり、少しずつ落ち着きを取り戻していた。

「君も、このゲームの参加者だよね? ルールは全部しってるの?」

「う、うん……知ってるけど」

という事は、以前は他の誰かと一緒に行動していたか、接触をしたということになる。

「僕は桜井祐司、君は?」

「北条かりん。私と、同じ歳くらいかな? 中2なんだけど……」

「僕は中学3年生。だから、1個上になるね」

年齢が近いと分かったのか、北条は少し警戒を解きながらこちらへ近づいてきた。

「そ、そうなんだ! 歳が近い人が居て良かったよ。……周りが大人ばっかりで、堅苦しかったし」

「そうだね。それで、北条さんはずっと1人だったのかな?」

「えっと……最初は麗佳さん――矢幡麗佳さんっていう大学生の人と一緒に行動してたんだけど、途中ではぐれちゃって……」

「うん、それで……?」

「2階へ上がった時に、御剣総一っていう高校生と葉月さんっていうおじさんに出会ったんだ」

どうやら、あの2人はあの後から一緒に行動していたらしい。

「僕もその2人とは会った事があるよ。……綺堂渚っていう人は居なかった?」

「うん、2人だけだったよ?」

渚という人物には謎が深まるばかりである。これからも警戒しなければならない対象であるのは間違いないだろう。

「そうか……。で、その2人とはどうなったの?」

すると、北条は顔を暗くして少し下を俯いた。

「金髪のハットを被った男が突然襲ってきて、逃げる時にバラバラになって――」

北条は震えている肩を必死に抑えていた。

「独りになった自分の方へ追いかけてきて、どうにか戦闘禁止エリアに逃げ込むことが出来た?」

「…………う、うん…………っ」

怖かった事を思い出したのか、北条は足をぺたりと床に付けて泣き始めた。

「ごめんね、嫌な事を思い出させてしまって。でも、ここは安全だから落ち着くまで休もうか?」

「うん…………うん…………っ!」

僕は泣いている北条をふかふかのソファに連れて行って、泣き止むのを待ちながら休憩する事にした……


――――――
――――
――

今日はこの辺で終ります。

かりんと出会った主人公は、今後どうなっていくのでしょうかね……。

では
334 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/23(火) 00:27:25.99 ID:+daPbkc/o
335 :名無しNIPPAR [sage]:2012/10/23(火) 00:33:22.52 ID:0BE4d9z30

麗佳には見捨てられてたか
336 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/23(火) 01:38:22.56 ID:4xfmA8vco
そういえば、JOKERの機能び切り替えして他PDAのチェックはしているんだろうか
337 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/23(火) 23:27:39.77 ID:t6+QjkuD0
――――――
――――
――

「…………んん」

僕はふと、目を覚ました。

デジャブのような感覚に浸りながらも、視界と意識が一緒になって鮮明になっていく――

「…………ハッ!?」

僕は、パッと目を見開いて周りを見渡す。

僕は迂闊にも、北条を慰めながらいつのまにか寝てしまっていたようだ。

【10:00】

時間は、ゲームが始まって丁度10時間ほど……つまり、1時間半ほど僕は無防備な状態でいたようである。

(PDAは…………!)

ポケットに手を突っこむと、その形を指で感じ取ることが出来た。

どうやら、北条は僕のPDAを奪ってどこかへ行ってしまったわけではないらしい。

「……あ、起きてたんだ」

振り返ると、いなくなっていたと思っていた北条が濡れた髪をタオルで拭きながらこちらへ近づいていた。

「あ、あぁ……少し疲れが溜まっていて…………」

「だったら、シャワー浴びてきたらどうかな? 気分もサッパリすると思うし」

「う、うん。取りあえず、少し浴びてくるよ」

僕は少し乱れた心を落ち着かせるためにも、シャワー室へ入った。


「…………ふう」

北条が僕が寝ていても残っていたという事は、彼女は少なくとも僕に悪い印象を持っていないことになるだろう。

手塚から逃げ延びることが出来たということは、運動能力が高いだろうし人間性も悪くはない。

ただ、戦闘になった時に役に立つかと言えば……あまり期待はできないだろう。

(どうしようか……)

僕は…………


1.北条に一緒に行動する事を提案する

2.別行動を取る事にする

3.北条にどうしたいか聞いてみる

4.その他

>>338
>>339
>>340

>>340のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>338
34〜66 >>339
67〜99 >>340
338 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/23(火) 23:28:22.57 ID:2oHjIZtno
1
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/23(火) 23:28:38.52 ID:+daPbkc/o
1
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/23(火) 23:29:41.10 ID:0aZ6YE5mo
1
341 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/24(水) 00:06:07.08 ID:WJpowfW40
(一緒に行動する事を提案してみよう……)

ゲーム開始から10時間以上が経過しているとなると、他のプレイヤーもそろそろチームが固定されているだろう。

その中に後から入るのはこちらも向こうも警戒し合う事になり、些細なことで対立が起きてしまう可能性がある。

そうとなればいま1対1の状態の時、それも2回もはぐれてしまった北条を仲間にするのは比較的容易だろう……

僕はシャワー室から出て、さっさと体から水分を拭き取り、ロビーに出た。

「ん……」

ロビーを見渡すと、椅子に座っている北条の姿を確認することが出来た。

机にはインスタントラーメンが二つ分置かれていている。

「お……そろそろ出てくるかなって思ってたんだ! 桜井は、お腹減ってる?」

「うん、丁度何かを食べようと思っていたところだよ」

「そっか、良かった! なんかここには食べやすそうなものがいっぱいあったから」

「それで、僕の分も用意してくれてたんだね。ありがとう」

「う、うん……えへへ。それじゃ、お湯を入れるね」

僕は、頷いて彼女とは向かいにある椅子に座った。

お湯をいれてから3分間を待ち、お互いに“いただきます”と言って割り箸を手に取る――
342 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/24(水) 00:23:21.67 ID:WJpowfW40
「……僕が寝ている間に、何かあった?」

「えっ……。別に、何も無かったけど…………」

「そうか。目を覚ました時は、北条がどこかへ行ったんじゃないかって少し焦ったよ」

「そ、そんな薄情なことはできないさ! あ、あと北条じゃなくて、かりんでいいよ? なんか堅苦しいし」

「確かにそうだね。じゃあ、これからはかりんって呼ぶよ」

「うん! 私も、桜井じゃなくて祐司って呼んでいい?」

「うん、そのほうが話しやすいと思う」

そう言うと、かりんは嬉しそうな顔をしてラーメンをすすった。

「……かりん」

「ん、何?」

「これからの事だけど、僕と一緒に行動しないか? 1人でいるよりは良いと思うんだけど?」

僕は一区切りついたところで、本題に入る事にした。

「……うん、私もそう思ってたところなんだ」

かりんは、少し間を開けてそう返事をした。

何か、心残りな事があるのだろうか?

「条件、とかがあるのかな?」

「う、うん…………そう」

思っている事を先に口にされたのを少し驚きながらも、かりんは真剣な顔をして頷いた。
343 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/24(水) 00:24:14.80 ID:WJpowfW40
「このゲームで一緒に行動するって事は、やっぱり信頼関係でないと駄目だと思うんだ」

「うん、僕もそう思う」

突然矢幡が姿を消したり、手塚に襲撃されたり……というような事があれば、疑心暗鬼になるのも無理はないだろう。

「だから、ここでお互いにPDAの数字を教え合って欲しいの」

PDAの数字を教えるというのは、自分の手の内や思惑を相手に見せるのと同じこと――

仲間となる第一関門として、やはりこのことがあげられるだろう。

僕は渚と居た時も、いつでも教えられるように常にJOKERの数字を解除条件が安全なものに設定していた。

ルール9が判明した時点で5以外のPDAについては確認する必要が無くなったので、いまは偽装していない。

「もし、解除条件が対立していたらどうするの?」

かりんのPDAがもし2だった場合、精神的に僕は彼女と一緒に行動し辛くなってしまうだろう。

「その時は……そうなった時に考える」

「まあここは戦闘禁止エリアだしね。万が一と言う事も起きないから、安心だよ――」

僕はPDAをポケットから取り出して、JOKERと映っている画面を見る。

それを見て、かりんも同じようにPDAを取り出した。

「どっちから、見せる?」

僕は……

1.かりんから見せるように頼み、後からJOKERの画面を見せる

2.自分が先にJOKERの画面を見せる

3.かりんから見せるように頼む、後から偽装した画面を見せる

4.自分が先に偽装した画面を見せる

5.その他

>>344
>>345
>>346

>>346のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>344
34〜66 >>345
67〜99 >>346
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/24(水) 00:24:54.52 ID:igTPFz5To
345 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/24(水) 00:25:23.82 ID:gujtzymV0
346 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/10/24(水) 00:26:47.28 ID:FQdjN0FAO
2
347 :名無しNIPEPR [sage]:2012/10/24(水) 00:26:54.26 ID:D9LA34Kh0
2
348 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/24(水) 00:54:55.59 ID:WJpowfW40
「……僕のPDAはJOKER」

僕は躊躇いも無く、かりんに自分のPDAを見せた。

平和的な解除条件でなければ、僕はきっと偽装をした数字を彼女に見せていた事だろう。

僕のPDAの画面を見たかりんは何かを悟ったような、いや嬉しそうな? そんな顔をして彼女のPDAを見せてきた。

「私のPDAはKだよ!」

Kといえば、解除条件がPDAを5つ回収するものだったはずである。

お互いに対立する必要は無いし、これならば協力し合えるだろう。

「かりんは、僕がJOKERだったって事、知ってたんだよね?」

「え、え、な、なんでそれを……!?」

安心した顔を見せているかりんは、途端にあたふたし始めた。

あれだけ不審な点があれば、僕が寝ている間にこっそりとPDAを確認していたという事くらい大体予想はついていた。

「僕がJOKERを見せるか、それとも偽装した番号を見せるか……それを試していたんだよね?」

「え、えっと……」

「大丈夫、僕だってかりんの立場だったら同じことをすると思うし」

「その……ごめんなさい。PDAがポケットから少し見えてたから……その、悪気は無くて!」

膝で拳を握りしめながら頭を下げているかりんの隣に僕は歩み寄って、それを解くようにして手を握った。

「これからよろしく、かりん」

「…………う、うんっ! よろしく、祐司!」

かりんは良い意味でも悪い意味でも正直者だという事が分かった。

この性格によって悪い方向へ行かなければいいのだが……

「でもやっぱり、そうやって人を試すのはあんまり良くない事だよね?」

「そ、それは……」

「うーん……そうだ、お詫びとして1つだけ何かいう事を聞いて貰おう!」

「お詫び……うん、しょうがないよね。私が悪いんだし」




僕はいま圧倒的に優位な立場に居る。

1つくらい何か言う事を聞いてもらおうか……

かりんに何かして貰う、もしくはさせてらおう(サービス安価)

>>349
>>350
>>351

>>351のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>349
34〜66 >>350
67〜99 >>351

349 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/24(水) 00:58:21.20 ID:gujtzymV0
膝枕
350 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/24(水) 01:02:29.11 ID:2euFEXlVo
かりんの一番大事なものを教えてもらう。
351 :名無しNIPPER [sage]:2012/10/24(水) 01:02:55.92 ID:D9LA34Kh0
ハグ
352 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/24(水) 01:31:52.67 ID:WJpowfW40
「それじゃ、ハグでもして貰おうかな」

「は…………は、ハグ!?」

かりんは少し頬を赤らめながら目を大きくする。

「うん、そうだよ、ハグ」

「は、は、ハグってあの、ハグなのか!?」

「“抱き合う”っていう意味だよ」

「そ、そんなの……む、無理だよ!」

かりんは顔を真っ赤にしながら、僕から離れる。

「かりんは1つだけいう事を聞いてくれる事に賛成してくれたけど?」

「う……そ、それとこれとは話が違うんだ! もっと、別の事にしてよ……」

「他に誰もいない部屋で、出会って間もない男女がハグするって、僕は凄くロマンチックだと思うけど……それとも、僕とハグするのがそんなに嫌かな?」

「そ、そういうわけじゃなくて……! …………うぅ」

かりんは困り果ててしまったのか、少し目尻に雫を溜めながら下を俯いてしまった。

そんな彼女に僕はサッと軽く抱き寄せながら、背中をポンポンと叩いた。

「これで、お相子だね。それにしても、かりんの困っている姿が見れて面白かったよ」

少し茫然としていたかりんの顔が次第に崩れていく――

「……っ、祐司の馬鹿!」

さて、休憩はこの辺にしてそろそろ戻ろうか――

死の戦場へ――



――――――
――――
――

今日はこの辺にて終了です。

チャンスがあれば、こういったサービス安価を取っていこうかなって思ってます。

それでは
353 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/24(水) 01:36:54.03 ID:Mp/FBNAqo

この二人いいわ
354 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/24(水) 01:49:50.44 ID:gujtzymV0

こりゃ2人とも生き残って欲しいわ
355 :名無しNIPPER [sage]:2012/10/24(水) 01:52:27.38 ID:D9LA34Kh0

かりんは可愛いけど祐司手慣れすぎだろwwww
356 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/24(水) 17:38:27.84 ID:WJpowfW40
【10:50】

僕とかりんは食事を済ませると、間もなくして戦闘禁止エリアを後にした。

かりんのPDAにはツールボックスによってGPS機能が追加されていたので、今後はそれを見ながら行動することにした。

「それで、これからどうするのさ?」

今後の行動方針は……

1.しばらく2階で他のプレイヤーを探す

2.3階を目指すことにする

3.その他

>>357
>>358
>>359

>>359のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>357
34〜66 >>358
67〜99 >>359
357 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/24(水) 17:39:41.24 ID:Mp/FBNAqo
2
358 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/24(水) 17:39:52.34 ID:7OQdBljIO
2
359 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/24(水) 17:40:21.32 ID:vug2RaGFo
2
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/10/24(水) 17:40:31.33 ID:icelm2Gc0
2
361 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/24(水) 17:55:09.70 ID:WJpowfW40
「3階を目指そうか」

この階には手塚がいる可能性が高いし、僕の推論が正しければ上階へ行けばいくほど強力な武器が手に入る。

そうとなれば、上を目指した方が良いだろう。

「えっと、ここから階段までは……」

「ノーストップで歩いて3時間10分くらい、じゃないかな」

「……え? なんでそんなパッと見ただけで分かるのさ!?」

「この地図の縮尺と、僕の歩幅の関係式で計算したからだよ」

「…………よく、分からないよ」

かりんはあまり勉強は得意ではないらしい。

いや、この場合は僕が異端だと言った方が正しいだろう。

「まあ少し長旅になるけど、ゆっくり階段を目指していこうよ」

「うん!」

僕たちは、ゆっくりと長い廊下を歩き始めた――

――――――
――――
――

僕たちが階段へ行く途中で何か事件が……起きる?


>>362
>>363
>>364

>>364のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜20 >>362
20〜40 >>363
40〜60 >>364

61〜99 ※Dangerous Event!※
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/24(水) 17:59:21.81 ID:DVaL9Vd30
GONZOがペナルティで目の前で死亡
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/24(水) 18:01:53.66 ID:Mp/FBNAqo
GONZOが罠にかかって目の前で死亡
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/24(水) 18:04:43.55 ID:GiWMON6wo
GONZOがトラップにより目の前で死亡
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]:2012/10/24(水) 18:13:37.85 ID:8sLm/T9g0
GONZO死亡wwww
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/10/24(水) 18:15:49.73 ID:HkPjGB5Co
満場一致でわろた
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/24(水) 18:15:57.69 ID:DVaL9Vd30
GONZOの人気に嫉妬
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/24(水) 18:20:59.90 ID:7OQdBljIO
呆然と思考に呑まれる主人公をかりんが引っ張っていくんですね
369 :GONZOが愛され過ぎてて泣きました ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/24(水) 18:54:04.97 ID:WJpowfW40
【11:40】

階段を目指してから、そろそろ1時間が経過しようとしていた。

僕は前を、かりんは後ろを警戒しながら歩いていたが、僕たち以外の人の気配すら感じ取る事は出来なかった。

「……静かだね」

「うん、僕たちの足音以外聞こえないね」

規則正しく刻まれていたステップが少し崩れた。

「ねぇ……祐司は、このゲームが怖くないの?」

「……今のとこは、怖くないかな」

かりんの方へ振り返ると、徐々に歩く速度が落ちていた。

「私は……怖いんだ。ここに居ると何の前触れも無く、突然死んじゃうんじゃないかなって。……そう考えただけでも、凄く怖いんだ」

「かりんは、ここで死にたくないんだね?」

「……うん、私には私の事を待ってくれている人が居るから――」



「――おーい!」

後ろから掛かって来た声を知覚した僕は、即座に振り返る。

長い廊下越しに見えたのは、葉月よしも年を取っているであろう中年男性だった。

「かりん、僕の後ろに」

「う、うん……」

僕はかりんが背後に位置したのを確認すると、腰に装備しているナイフに手をかざしながらその男性が近づいてくるのを待った。

「そ、そんなに警戒しなくてもいいじゃないか。ずっと1人だったから、ワシは何もわからないんだ!」

男は、僕の持っているナイフに気が付いたのか、ゆっくりと足を遅めながら仕舞には立ち止まった。

見たところ武器を持っているようにも見えないし、あの気弱さや様子を見る限り彼の言っていることは本音だろう。

僕は警戒を少し解いて手を降ろした。
370 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/24(水) 18:59:56.33 ID:WJpowfW40
「……ふ、ふう。まったく、脅かさないでくれよ――」

そう言いながら男はこちらへゆっくり近づいてきていたが――

(…………あれは――)

なんだ? と考える前に、僕の目の前で恐ろしい出来事が始まろうとしていた。

「……な、なんだこれは!? ど、どういう――」

男がこちらへ向かってきている廊下に突起部分があったのだが、それを踏んだ瞬間に彼は十字の木材に拘束されていたのだ。

「これは……罠――」

「――――ぐあああああぁぁぁ!?」

気がつけば、男の両腕両足に大きな釘のようなものが突き刺さっていた。

「……………………」

僕は目の前で起きている惨事に頭が真っ白になった。

「あぁぁああぁぁあ…………た、たすけ――」

男が何かを言い終わる前に、壁から出てきた赤い槍が彼の腹部を強く貫通していた――

大量に飛び散った血が、僕の頬に飛び散ってきた――

これが、人の死……?

「…………ぁ」

家族は全員健在の僕にとって、人の死というものがどのようなものかは分からなかった。

でも、いまそれを目の当たりにして分かった事がある――


人の命は僕が思っている以上に脆く――儚いモノだ、と。



「――ゆうじ…………ゆう、じっ!!」

ハッと僕は自分の肩が大きく揺らされている事に気が付く。

今にも泣きそうなかりんが、必死に僕に正気を取り戻させようとしていたのだ。

「うん、もう大丈夫。……取りあえず近くの部屋に入ろう」

「……っ、うん」

僕は体が震えているかりんを支えながら、近くの部屋に入った――
371 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/24(水) 19:01:17.17 ID:WJpowfW40
ここら辺でしばらく休憩します。

今日は、またいつもくらいの時間に戻って来れるかわかりません。

GONZO……
372 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/24(水) 19:03:00.05 ID:Mp/FBNAqo
ご…GONZOおおおおお!

落ち着いたらとりあえずPDA回収するか
373 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/24(水) 20:28:02.83 ID:2euFEXlVo
GONZAはギセイになったのだ・・・
374 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/24(水) 21:10:45.57 ID:GiWMON6wo
GONZA・・・一体何者なんだ・・・?
375 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/24(水) 23:39:29.13 ID:WJpowfW40
かりんが少しだけ落ち着きを取り戻した後、僕は部屋を出て再びあの男“だった”ものの場所へ戻った。

(……惨いな)

恐らく、イエスキリストが受けた磔(はりつけ)刑をモチーフにした罠なのだろう。

十字架に張り付けられた男の腹部にはロンギヌスの槍と思われるものが深く突き刺さっている。

(こういうことはしたくないんだけど……)

主催者もなかなかに“洒落た”ことをしたがるのだな、と思いながらも僕は血に染まった男のポケットを漁る――

(あった――)

僕は彼のポケットから確かな感触を感じ取り、それを取り出した――

男のPDAは……


コンマ判定1個↓

00〜70 起動している

71〜99 壊れている
376 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/24(水) 23:39:51.02 ID:DVaL9Vd30
377 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/24(水) 23:53:35.30 ID:2euFEXlVo
かりんの解除条件が1歩近づいたかな
378 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/24(水) 23:56:58.87 ID:Mp/FBNAqo
そのために大いなる犠牲を要したな…
だが我々は忘れない、GONZOは神になったのだ
379 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/24(水) 23:59:29.73 ID:2euFEXlVo
GONZOのPDAは、一定時間経過後に全員と遭遇するってやつだったか。
何番かは覚えてないけど、もうあまり関係ないだろうからどうでもいいことだったか。
380 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/25(木) 00:08:08.58 ID:HZSjt34F0
PDAには特に外傷は無く、血が少しこびり付いているだけだった。

僕はPDAを回収すると、一応他に何か持っていないかと調べてみたが何も見つからなかった。

どうやら彼は本当にいままでずっと独りだったらしい。

そう思うと、彼の最期はあまりに悲惨なものだと後になってしみじみと感じる。

(僕たちに出会って無ければ……いや、もうやめよう――)

起きてしまった事――後戻しに出来ない事を考えていたらこのゲームではやっていけない気がする。

この男には悪いが、僕たちが生き残るために犠牲となった、と都合良く解釈する事にしよう――


「かりん……調子は、どう?」

「――――祐司っ」

僕が部屋に戻ったのを見るなり、かりんが駆け寄ってきた。

「大丈夫、僕が居るから」

彼女の震える手を握って、肩をポンポンと叩く。

それくらいしか、僕にできる事は無かった。

「かりん……まだ心の整理がついていないかもしれないけど、聞いて貰えるかな?」

僕は黙り込んでいるかりんを見ながら、話を続ける。

「きっと、今後もあのような事が起きると思う。人が死んだり、殺されたり……もしかしたら、殺したり――」

人の命がこう粗末に扱われているとなれば、僕たちも誰かを殺せざるを得ない状況になる可能性も有る。

「だから、このゲームで生き残るためには……覚悟が必要だよ」

生きたいならば、殺せ――   殺したくなければ、死ね――

これがこの世界のルールなのだから、僕たちはそれに従わなければならない。

それに背くというのは、命を投げ出している事に等しい愚行だろう。

「…………かりんは、生き残りたいんでしょ? 待っている人が居るんでしょ?」

その言葉を聞いたかりんは体を微動させて、潤んだ目でこちらを見てきた。

「……祐司の、言うとおりだね。でも、祐司みたいに今すぐにってのは……難しい、かな……っ」

「僕だってかりんと同じだよ。平然を装っているだけで、覚悟なんて出来てやしないんだ……」

「祐司も……?」

「うん。だから、これから僕と一緒に覚悟を決めて行こう?」

偉そうなこと言いながら、僕自信も全く覚悟なんて出来ていないのだ。

そう思うと、手塚のような人間は僕以上に凄い人間なのだろう。

「…………うん! 祐司、ありがとね」

「僕の方こそ、あの時かりんが居なかったら正気を保てなかったかもしれない……。だから、ありがとう」

かりんという存在が、このゲーム中の僕の中において安らぎになっていた。

これからも、彼女とは良い関係でやっていこう――
381 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/25(木) 00:11:23.19 ID:9Kc3azLHo
うんうん、良い関係でやっていこう(ゲス顔)
382 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/25(木) 00:34:07.40 ID:HZSjt34F0
【12:30】

血まみれの廊下から離れてから、僕たちは気を取り直して階段を目指して歩いていた。

あの事件が原因なのか、かりんが前よりも近くを歩くようなっている気がする。

パーソナルスペースが狭くなっていくのは、非常に良い傾向だろう。

僕もかりんのことは信用しているし、今後も距離が縮まっていきそうである。

……いや、別に彼女をどうにかしたいというわけではないが。

「そうだ、さっきあの男の人のPDAを取ってきたんだ」

「壊れてなかったんだ?」

「うん。だから、かりんの解除条件達成に一歩近づいたってわけ」

「祐司……ありがとう!」

かりんの無邪気な笑顔に僕も思わず笑みがこぼれた。

「でも、あと4つ集めるのって結構難しいな」

「やっぱり、協力してくれる人を探した方がいいのかな?」

「かりんみたいに分かりやすい人が居ればいいのにね」

「ちょ、ちょっと、それってどういう事さ!」

「あぁ、ごめんごめん……僕の悪い癖でね」

「……もう、祐司ってたまに意地悪なんだから!」

怒っている姿を見るのも結構楽しいな、と思いながら笑っているとかりんは少し拗ねてしまった。


こんなほのぼのした状況の僕たちに……何がか起きる?

>>383
>>384
>>385

>>385のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜30 >>383
31〜60 >>384
61〜90 >>385

91〜99 ? ? ?
383 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/25(木) 00:36:41.72 ID:D1RvCPNFo
特に何も起こらず
384 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 00:37:08.62 ID:o0Tmd+/wo
武器発見
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/25(木) 00:37:16.88 ID:9Kc3azLHo
アイテム発見。高コンマで銃などの飛び道具を入手。
386 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/25(木) 01:11:32.58 ID:HZSjt34F0
適当に部屋の中にあるものを探っていると、古いダンボールの奥深くからギラリとしたものが目に入った。

(これは……)

僕はそれを手に取ってよく確かめる。

「祐司、何かあった?」

「……うん、結構凄いものが見つかったよ」

「なになに? ぇ…………そ、それって――」

僕が手にしているのはクロスボウだった。

武器には詳しくないため、名称は分からないが見た感じでは簡単な作りであるように思える。

「矢は5本あるみたいだね」

「持って、いくの……?」

意外に重みがあるそれを、僕は手で持ち上げてみる。

大体1.5キログラムくらいするため、ずっと片手で持っていくのは難しいかもしれない。

「うん、護身とか威嚇する時にはやっぱり遠距離武器のほうが有効だしね」

とは言っても、せっかく手に入ったのだからこのまま置いていくわけにもいかなかった。

(重量、か……)

いくら武器が強力と言っても、その武器自体が重すぎると機動力が欠けてしまう。

威力と機動力の均衡を上手く考えながら武器の選択をしていくことが、今後大切になってくるだろう。

「手塚っていうアイツが手にしたら……危険だよ」

「だから、僕たちもそれに対抗する術を増やしていかないといけないんだ」

「うん、そうだね……」

子供が大人に勝つには、相当な身体能力が無い限りこの“武器”を有効に扱っていくしかない。

僕は付属の説明書を見ながら、安全装置を外して手持ちにある矢を1本セットした。

すると勝手に安全装置がかかり、それを解除して引き金を引けばいつでも打てる状態になった。

「よし、それじゃ行こうか――」

僕たちは新たな武器――クロスボウガンを手に入れて、再び階段を目指して歩き始めた。

――――――
――――
――

今日はこの辺で終わります。

そろそろ序盤の波が来るかもしれません。

では
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 01:18:06.79 ID:o0Tmd+/wo
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/25(木) 01:18:19.44 ID:D1RvCPNFo

>>1は結構容赦ないからなぁ…
波と言うと危険なのはNAGASAWAあたりか、手塚はどう転んでも大体危険だし
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/25(木) 01:18:35.07 ID:TJJVFQjuo
390 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/25(木) 20:40:49.90 ID:HZSjt34F0
【14:20】

階段に辿りつくまでに、僕たちは誰とも出会う事は無かった。

ホールにも誰もいなかったので、僕たちはそのまま階段を上っていく――

「ふう……やっと着いたね」

「お疲れ様。これで一区切りついたかな」

途中で起きた惨事の光景も、今となってはずっと過去のように思えてくる。

「祐司、そろそろ休憩しない? ずっと歩きっぱなしだったし……」

「そうしようか。でも、少しだけ部屋をまわっても良いかな?」

「うん!」

僕も早く休憩したいと思っているが、3階にどのようなものがあるかを先に確認しておきたかった。

(やはり、2階がナイフ、クロスボウとなれば……3階は拳銃があるのか?)

もし3階に拳銃があった場合、4階や5階……最終階にはどんな武器があるのだろうか。

(マシンガン、手りゅう弾…………グレネードランチャー)

最終的には素人には扱えないものも出てくるかもしれない。

そんなものを使われては、命がいくらあっても足りないような気がしてしまう。

(いや、ツールボックスがある……)

PDAに機能を追加していくツールボックスによって、相手からの襲撃を防ぐ方法があるかもしれない。

何にせよ、他のプレイヤーよりも優位に建てるような物を早く手に入れなければ――
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/25(木) 20:43:13.11 ID:9Kc3azLHo
なにがでるかな、なにがでるかな。待ち伏せなくて良かったな。
392 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/25(木) 20:57:02.42 ID:HZSjt34F0
「――――ッ!?」



僕は横に居るかりんに突然押された――

反応できないままに倒れた僕の耳に届いたのは、かりんの声では無く……甲高い轟音だった。

「祐司!」

「あ…………」

いち早く立ち上がったかりんが、僕を起き上がらせて手を引っ張る。

「…………な、何が――」

僕が言葉を言い切る前に、また同じ音が全てをかき消した――

今になってようやく、僕は何者かに拳銃で襲撃されているという事に気が付いた。

「はぁ……はぁ……ッ!」

僕は足が速いかりんの後を追うようにして必死に走った。

廊下の角を曲がる時に背後を横目で見ると、白いワンピースを来た女性が拳銃を片手に追いかけてきていた。

「れ、麗佳さん……なん、で…………麗、佳さんが…………!」

麗佳と言えば、最初にかりんが一緒に行動していた大学生である。

かりんに容赦無く襲いかかってくるということは、彼女はかりんを見限って姿を消したという事なのだろう。

「くっ……」

矢幡よりも僕たちの方が若干足が速いが、完全に突き放す事は難しいそうである。


この状況で、どうする……?

1.相手が諦めるまで逃げ続ける

2.僕が囮になってかりんを逃がす

3.手持ちの武器で対抗もしくは威嚇をする

4.その他


>>393
>>394
>>395

>>395のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>393
34〜66 >>394
67〜99 >>395





393 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/25(木) 20:58:38.03 ID:90QmkylAo
曲がり角で待ち伏せしてボウガン
394 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/25(木) 20:59:18.16 ID:D1RvCPNFo
1
395 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 21:00:14.01 ID:3wV7CsCY0
突然シャッターが下りて逃げ道を失う
396 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/25(木) 21:16:31.19 ID:HZSjt34F0
(……向こうも警戒しながら追いかけている――)

ということは、こちらの反撃を考えての行動だと考えていいはずだ。

僕は手に持っているクロスボウを握りしめながら、かりんに近づく。

「かりん。次の曲がり角で、これで威嚇、する、から……かりんは、先に、行ってて」

「あ、危ないって!」

「いや、大丈、夫。相当なヘマ、をしない限り……だからッ!」

走りながら会話をするのはなかなか厳しいものがある。

「…………うん、分かった! ……1人になるのは、嫌だよ――」

かりんは、廊下の角を曲がったところで更にスピードを上げて走っていく。

「……はぁ、はぁ。よし――」

僕は、廊下の角から10メートルほど離れた場所に立ち、クロスボウを構える。

近づいてくる足音が大きくなるにつれて、緊張感が高まっていく――


「――――ッ!」


(ここだ――ッ!)


矢幡の姿が見えた瞬間――

その瞬間に僕はトリガーを引いた――


放たれた矢は……?



コンマ判定1個↓

00〜43 明後日の方向へ飛んでいく

45〜90 矢幡の方向へ飛んでいく

90〜99 クリティカル・ショット

  44 ? ? ? 








397 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/25(木) 21:20:40.24 ID:D1RvCPNFo
398 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/25(木) 21:20:53.86 ID:AZgHCn8/o
399 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/25(木) 21:33:33.06 ID:HZSjt34F0
初めて人に対して攻撃するという行為に緊張したのか、僕は照準を合わせることができずに矢を放ってしまった。

矢は明後日の方向へ飛んでいき、少し遠くの廊下へ転がっていった。

(不味い……!)

クロスボウの矢を装填するには時間が掛かる上にかなりの隙が出来てしまう。

一時的に矢幡を廊下の角へ追いやったとはいえ、こちらに有効な攻撃手段が無ければ向こうは引いてくれないだろう。

(手持ちは――)

僕がいま持っている武器は刃渡り15cmほどのナイフと、スタンガン、そして矢が装填されていないクロスボウ――

対して矢幡は拳銃を持っている……。


ここから導き出される判断は――

1.遠くでこちらを待っているかりんの方へ逃げる

2.矢幡がまだ怯んでいるので、その隙に距離を詰めて反撃に出る

3.矢幡がまだこちらに出てこない事を願いながら、クロスボウの矢を装填する

4.矢幡を説得してみる

5.その他

>>400
>>401
>>402

>>402のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>400
34〜66 >>401
67〜99 >>402
400 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 21:34:55.56 ID:ew+a9Qqgo
2
401 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(静岡県) [sage]:2012/10/25(木) 21:39:33.80 ID:fjoiTN+N0
1
402 :名無しNIPPER [sage]:2012/10/25(木) 21:40:14.89 ID:l2x+hvDT0
1
403 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/25(木) 21:41:20.15 ID:TJJVFQjuo
拳銃相手に逃げて大丈夫なのか?
404 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 21:44:37.76 ID:3wV7CsCY0
距離詰めにいくよりはマシじゃないか?
405 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/25(木) 22:10:54.70 ID:HZSjt34F0
ここは待っているかりんのほうへ逃げるべきだろう。

少なくとも矢幡に、僕らが抵抗してくるという意識を植え込ませることはできた。

こうなると、向こうも迂闊にはこちらを追いかけてはこれなくなるはずである。

僕の足音に反応したのか、矢幡は後ろから拳銃を撃ってくるが20メートル以上も離れているので全く違う場所へ銃弾は遁で行っていた。

拳銃は3メートルも距離を取れば、動いている相手に対しての命中率はぐっと下がるため、無作為に走り続ければまず当たる事は無い――

すると向こうもこれ以上は無意味だと悟ったのか、姿を消してどこかへ行ってしまった。

「…………祐司、大丈夫なの!?」

「それより、万が一のことを考えてもう少し距離を離しておこう」

「うん!」

僕たちは再襲撃を防ぐために再び走り始めた…………。


――――――
――――
――

「はぁ……はぁ……ここまでくれば、大丈夫だよね?」

あれから5分くらい矢幡から距離を離した僕たちは、ようやく立ち止まることを許された。

「向こうは慎重派みたいだし……そうそうは追って来ないと思うよ」

初めての命のやり取りに、僕の心臓の鼓動は高まったままだった。

あの間に、僕、かりん、そして矢幡の誰かが死んでもおかしくなかった。

そう考えるだけで、いかに恐ろしいことだったかが分かる。

「麗佳さんは……もう、覚悟ができているんだよね」

かりんは悲しそうな顔をして、そんな言葉を口から漏らす。

「一時と言っても……一緒に行動していた人に襲撃されたのが、ショックだった?」

「…………うん」

僕には矢幡と言う人物が何なのかは分からないが、かりんにとってすれば辛い事だろう。

知り合いが容赦無く引き金を引き、殺しにかかってきたのだから――

「…………」

僕は紙コップに水を入れてかりんの前に置いた。
406 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/25(木) 22:31:03.72 ID:HZSjt34F0
「かりん、ありがとう」

「え……?」

「襲撃された時にかりんに押されてなかったら、もしかしたら僕に銃弾が当たっていたかもしれなかった。それに、その後手を引っ張ってくれなかったら、そのまま1人だときっと立ち上がれなかった――」

「そ、それは……咄嗟の判断でやっただけだよ」

「ううん、かりんは凄いよ。僕だったら……1人で逃げていたかもしれない」

僕は臆病だから、自分の命が大切だから――

「自然と人を救うなんて、早々できる事なんかじゃない。かりんは、僕なんかよりずっと偉いよ」

「そこまで言われると……なんだか照れちゃうよ」

「……僕はかりんに助けられてばっかだな、本当に」

神童と言われた僕なんかよりも、かりんのほうが何倍も何十倍も人として上だと思う。

僕はただ考えることが得意なだけで、他のことは何ひとつとして……。

「私だって、祐司に助けられてるよ?」

かりんが水を飲んで、カップをゆっくりと床に置く。

「祐司が居なかったら、今頃独りで寂しくて、心細くて、狂っていたかもしれない。今になってそう……思えるんだ」

「だから、私は祐司と出会えて良かったよ。……それに、私たちって仲間でしょ? だったら、お互いに協力したり助け合ったりするのは、当然のことだよ!」

「…………ふふ、そうだね」

かりんの言葉に僕の心は大きく動かされた。

僕は今まできっと、彼女の事を“仲間”では無く“同行者”としか見ていなかったのだろう。

だから、こんなにも彼女の事が……眩しく見えてしまうのだ。

「な、なんだよ鼻で笑ったりして! ……私は真面目に話しているのに!」

「ごめんごめん……悪気はないんだ」

「もう! ……まあ、いっか」

僕たちは自然と……寄り添うとまではいかないが、隣り合わせに座る形になった。

「……ねぇ、祐司」

「ん……何?」

「祐司は…………いや、何でもない」

かりんは何かを言う寸前でそれを引っ込めた。

「……僕は、かりんを裏切らないよ」

「っ! ……うん。私は、祐司の事を信じてるから――」

そういって、かりんは僕の手の上に彼女の手を乗せた。

「僕も、かりんの事を信じてる。だから、このゲームを絶対にクリアしよう――」

僕の口からは“一緒に”、と安直に言うことはできなかった――
407 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/25(木) 23:00:16.05 ID:HZSjt34F0
【15:30】

休憩を終えた僕たちは、当初予定していた3階の探索をしていた。

(……矢幡麗佳、か)

僕たちを襲ってきていた矢幡について僕は先程から考えていた。

パッと見でもわかる端麗さと、凛々しさを持つ彼女の事を思い出すと、僕の心は何故かムズムズしていた。

(一目惚れってやつなのかな……)

いままでに感じたことが無いこの感覚に、僕は心の中で苦闘をしていた。

「祐司、どうしたの? さっきから凄く悩んでいるようだけど……」

「ん……いや、別に大したことじゃないから」

「そっか……でも、一人で抱え込みすぎるのは良くないよ?」

「どうしてもって時は、かりんに相談するよ」

「…………私って、そんなに優先度が低いんだ」

「い、いやそういうわけじゃないから! 今回の場合はってことであって、普通の事だったらすぐに相談するって!」

「……へへ、冗談だよ! いっつも意地悪してくるお返しだよ!」

「……ふうん、なかなかやってくれるね、かりん」

「ちょ、ちょっと……そんな怖い顔しないでよ!」

「ふふ……次の“お詫び”が楽しみだなぁ」

「お、お詫びって……ま、また変な事しようっていうの!?」

「それは想像に任せるよ――」

かりんは顔を赤くしながら、あたふたしている様子は面白いものだった――



僕たちが3階で手に入れたものは?(1つずつ)

>>408
>>409
>>410

>>410のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>408
34〜66 >>409
67〜99 >>410

※階数にそぐわない物は何かしらのペナルティー有り
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/25(木) 23:10:57.27 ID:TJJVFQjuo
拳銃
409 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/25(木) 23:12:04.61 ID:90QmkylAo
スタグレ
410 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 23:12:27.68 ID:o0Tmd+/wo
スモークグレネード
411 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/25(木) 23:33:24.07 ID:HZSjt34F0
>>407

>>410のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>408
34〜66 >>409
67〜99 >>410

の部分はミスです。申し訳ありません。

――――――
――――
――

手に入ったのは拳銃、スタングレネード、スモークグレネードだった。

やはり階数に比例して武器も強力になっていくという推論は間違いではなかったようである。

拳銃は僕が所持して、他の2つはかりんが所持する事になった。

「ちょっと、試し打ちするね」

「うん……」

僕は適当にダンボール箱を積み上げて的を作り、拳銃を構えてみる。

よく映画でやってる姿を真似しているだけなので、構え方が全然違うかもしれないが、試してみるに越したことはなかった。



――――――ッ



耳を刺す音によって、一瞬聴覚が無くなったような感覚があった。

近くから撃ったのだが、銃弾は狙った場所から結構離れたところにあたっていた。

「……難しいな」

「でも、持ってるだけでも心強いよ」

「うん、僕たちは逃げれれば良いからね」

変に狙撃が上手かったら、射殺と言う選択肢が出来てしまう。

それならばある程度下手であるほうが僕たちにとっては好ましいかもしれない。

「祐司、このボウガンはどうするの?」

「ん……それは…………」

拳銃が手に入り、重さもかなり軽減されたいまクロスボウは必要なのだろうか。

クロスボウは装填に時間が掛かるが、拳銃と比べると狙撃はかなりしやすい。

最初こそは明後日の方向へ放つというミスを犯したが、次はほぼ確実に標的に当てる自信がある。

僕はこのクロスボウを……

1.重いので、適当に壊して捨てる

2.機動力が落ちるのを承知で僕が持っていく

3.かりんに持たせることにする

4.その他

>>412
>>413
>>414

>>414のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>412
34〜66 >>413
67〜99 >>414
412 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/25(木) 23:35:30.91 ID:3wV7CsCY0
2
413 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/25(木) 23:36:37.34 ID:D1RvCPNFo
うーん…スタンとスモークでグレネードがダブってしまった
2
414 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/10/25(木) 23:40:10.66 ID:fpi/i8zMo
2
415 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/25(木) 23:47:15.54 ID:TJJVFQjuo
逃げる時とか奇襲かける時とかに重宝するから2個持っててそんな事はないと思う
416 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/25(木) 23:47:52.23 ID:TJJVFQjuo
ミス
損する事はだ
417 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/25(木) 23:49:20.35 ID:HZSjt34F0
すみません、今日はこの辺で終ります。

明日以降の週末は更新できるか分かりません。

では


最近かりんが可愛く思えてきた今日この頃――
418 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/25(木) 23:53:25.48 ID:TJJVFQjuo
419 :名無しNIPPER [sage]:2012/10/25(木) 23:57:03.69 ID:l2x+hvDT0
420 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/27(土) 23:22:03.62 ID:j/+GF++A0
「拳銃より扱いやすいし、持っていく事にするよ」

僕は床においていたクロスボウを再び手に持つ。

実際にそれと拳銃をどうじに持ってみると、意外に重い事が分かった。

いままでよりも行動速度が落ちてしまうのは致し方ないかもしれないが、武器の扱いやすさを考えるとこれを捨てていく事は出来なかった。

「私が持とうか……?」

「大丈夫だよ。ただ、ちょっと歩くのが遅くなるかな」

「私ばっかり楽な思いをするのは嫌だよ! 拳銃は……無理だけど、ボウガンならたぶん扱えると思うし――」

「…………うーん」


確かにかりんにもボウガンは扱えると思うが、いざと言うときに矢を放つことが出来るのかが不安だった。


このボウガンは……


1.武力は一点集中――やはり僕が持っていくべき

2.ここは重量分散――かりんに持たせるべき

3.その他

>>421
>>422
>>423

>>423のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>421
34〜66 >>422
67〜99 >>423

421 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/27(土) 23:22:40.26 ID:XTCx9Eu2o
2
422 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/10/27(土) 23:22:48.34 ID:Rdy70BIho
2
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/27(土) 23:23:54.65 ID:45v6nItP0
2
424 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/27(土) 23:57:20.89 ID:j/+GF++A0
「分かった、それじゃこれはかりんに任せるよ――」

「うん、任せて!」

武器を手に取り無邪気に笑う少女、というのは何とも言えない気持ちになる。

「――っと、意外に重い……」

「落とさないように気を付けてね?」

「そこまで私は軟弱じゃないよ」

「確かに、僕よりかりんのほうが強そうだ」

「どういう事だよ、それは!」

「待って、それで殴ろうとしないでよ! 冗談抜きに痛いから!」

僕たちはいつの間にか冗談を言い合えるような仲になっていた。

気が抜けていると言われればそうなのだが、こうやって気分転換でもしていないと気がどうかしてしまうのだ。

「……それで、これからどうする?」


振り上げていてボウガンをゆっくり降ろしたかりんが、真剣な顔になる。


これからは……

1.引き続き3階を探索しよう

2.早めだが、4階を目指そう

3.もう少し話そう

4.えっちなことをしよう

5.その他

>>425
>>426
>>427

>>427のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>425
34〜66 >>426
67〜99 >>427
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/27(土) 23:58:36.01 ID:Rdy70BIho
1
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/27(土) 23:58:55.09 ID:XTCx9Eu2o
よ…3
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/10/28(日) 00:01:32.38 ID:fXet2zJAO
3
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/28(日) 00:20:30.96 ID:VjmbJvV4o
>>426
4じゃなくて助かったよ
429 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/28(日) 00:42:34.81 ID:ZKqt7UaJ0
「……もう少し、話をしようよ。今思うと、僕たちってお互いの事をあんまり知らないし」

「うん、そうだね……」

戦闘禁止エリアで偶然出会ってから、僕たちはなんとなく会話をしていままでやってきた。

すると、こうして一緒にいるうちにお互いの事が詳しく気になってしまうのはごく自然な事だろう。

「そうだな……先ずは――」


――――――
――――
――

【16:00】

僕たちは、お互いの事を知るために様々な話をした。

学校の事とか、部活を何しているかだとか、最近のテレビの番組とか――


「僕は、家族が結構な人数いて、皆一緒にくらしているんだ。父、母、御祖父さん、御祖母さん、兄が4人、と全員健在で……僕はその末っ子」

「っ…………一家団欒、なんだね」

「かりんの……いや、やっぱり話すのは止めて先へ進もうか――」

家族、というワードを聞いた瞬間にかりんの表情が曇ったのを見た僕は、話題の選択を間違えたことにすぐさま気が付いた。

「ううん、祐司の話だけ聞いて私が言わないっていうのはフェアじゃないよ」

「う、うん……」

いままで温かかった空気が、急激に冷たくなった気がする。

「……私には、妹が――かれんっていう妹がいるんだ――――」




僕は、かりんの話を魔だって聞き続けた――

かりんには妹がいて、彼女は病気を持っており、それを治療するには約3億8000万を必要としているらしい。

かりんの両親は既に他界していて、彼女らを引き取っている親戚、その周りの大人はかれんを助けようとはしてくれていないらしい。

こういった話を聞いて、かりんがこのゲームの参加者に選ばれた理由が分かった。

そうなると、他にもこうした“理由”があるが故にゲームに参加させられた人たちがいるに違いない。

(でも、僕はなんで……)

僕は、どうしてこのゲームの参加者に選ばれたのだろうか。

僕にはお金も必要無いし、誰かを殺したいという願望があるわけでもないというのに……。

(人っていうのは、やっぱり分からないな……)

僕自身を含めて“人間”という生き物を理解することができない。

僕たちの思考というものは、僕たちが扱うことが出来る次元を超えているから、理解することができないというのが僕の見解である。

いままでずっと僕が考えてきて、そういう結果に至ったのだから間違いない――
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/28(日) 00:45:06.50 ID:VjmbJvV4o
魔だって聞き続けたのか
431 :魔だって→黙って です。 ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/28(日) 01:04:02.26 ID:ZKqt7UaJ0
「だから、もしこのゲームで生き残っても治療費に足りなかったら……。…………っ、私っ、どうすれば、いいのかな? 足りないなら、誰かを殺すしか……っ!」

かりんは、本当にかれんの事を大切に思っているらしい。

「殺す必要なんてないよ」

「……っ……ぇ?」

「もし足りなかったら、僕の賞金からその分払えば良いんだよ」

「……で、でも! それは、悪いし…………痛ッ!?」

僕は泣きべそかいているかりんの額を軽く突いた。

「僕たちは“仲間”だよ? だったら……“お互いに協力したり助け合ったりするのは、当然のことだ”」

「……っ………ぅん」

「かりんが、僕に言ってくれた言葉だけど。もう忘れちゃった?」

「……ううん」

「なら、何も問題なんて無いよね?」

「っ…………うんっ……!」

「じゃあ、もうこれからは本当にお互いに遠慮は無しで行こう」

「うん!」

やはり、かりんは笑っているほうが似合う。

(4億となると……)

生存者10人以下になれば、2人の賞金を合わせれば十分である。

いま何人生存しているのかは分からないが、僕たちは1人死亡しているのを確認しているためあと3人死亡すれば良いという事になる。

恐らく、このゲームは1人や2人の死亡者で終わらせるような事にはなっていないだろう。

となれば、僕たちはただ自分の首輪を解除する事だけを考えていれば必要な条件を満たす可能性が高いだろう。

「よし、そろそろ出発しようか――」



僕たちはお互いの事を知ることで、今まで以上に“絆”というものを感じられた気がする。

感じられただけで、本当は存在しないのかもしれないが――


僕たちはこれから……

1.3階を引き続き捜索する

2.4階を目指す

3.かりんのお尻をスパッツ越しに撫でる

4.その他

>>432
>>433
>>434

>>434のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>432
34〜66 >>433
67〜99 >>434
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/28(日) 01:04:32.16 ID:jWg9w05T0
1
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/10/28(日) 01:05:20.72 ID:3tR+Y/LEo
2
434 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 01:06:24.59 ID:la/Njopxo
2
435 :名無しNIPPER [sage]:2012/10/28(日) 01:17:35.75 ID:Ja+OT1Gk0
またもセクハラスルー
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/28(日) 01:19:34.47 ID:CKMgjJ8lo
というかなんでここに来てセクハラ選択肢が…
GONZOの霊が乗り移ったか
437 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/28(日) 01:40:18.02 ID:ZKqt7UaJ0
「これからは4階を目指そう」

「3階はもういいの?」

「うん、3階で手に入る物は4階のほうが手に入りやすくなると思うし」

「祐司がそう言うなら、そうなんだろうね」

「……嘘かもしれないよ?」

「祐司は無駄な嘘をついたりしないから大丈夫だよ!」

「……学ぶようになったね、かりん」

「へへ、偉いでしょ?」

いつのまにか、かりんが僕をあしらう方法を身に付けていた。

それが、少し寂しかったのは内緒である――――


――――――
――――
――

眠いので、終わります。

セクハラ選択肢は、遊び心みたいなものです。

というか、皆さん“その他”をあまり利用せずに真面目な安価を選んでいるので

破滅するようなものも混ぜてみようかな、と……思って。

いや、話が良い方向に進んでいくのは嬉しい事ですけどね。

それでは

438 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/28(日) 01:43:35.47 ID:CKMgjJ8lo

その他は内容が思い浮かばないのと戦犯化が怖いからな…
439 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/28(日) 01:43:40.64 ID:VjmbJvV4o
440 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/28(日) 01:44:41.72 ID:jWg9w05T0

次はラッキースケベを狙ってみようと思うんだ…
441 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 01:48:29.83 ID:la/Njopxo
乙。

麗佳ルートを狙ってあえてかりんにセクハラ選択肢を選ぶのもアリか。
あーでも、現状で麗佳と再会できても攻撃されるだろうからなぁ。
442 :名無しNIPPER [sage]:2012/10/28(日) 01:54:21.64 ID:Ja+OT1Gk0

破滅とか書かれると尚更選びにくい気がが…
4週目でようやくイチャラブできそうだし、ちょっとくらいなら狙ってもいいのかな
443 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/28(日) 08:07:33.72 ID:a6E2o1Dho
でも4階ともなると、戦闘禁止エリアに入るのが怖いからなあ・・・。
安全なエロスを行うなら、参加者の位置サーチをインストールしておきたいものだ。
444 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 14:47:58.16 ID:zwQ2YKEu0
2
445 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/28(日) 14:49:02.55 ID:zwQ2YKEu0
失礼、誤爆った
446 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/10/28(日) 15:28:49.77 ID:s9gS8Lq2o
かりんはもうちょっと仕込んでからエロ安価出して見たい
447 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/29(月) 18:05:27.16 ID:SKBE9H9L0
【17:00】

歩いてから1時間――

階段に着くにはあともう1時間ほど歩かなければならない。

何度も休憩しているとはいえ、流石に疲労が蓄積してきているのをしみじみと感じる。

「はぁ……炊き立ての白いご飯が食べたい」

かりんが携帯食料を口に含みながら、ぼそりと呟く。

そんな事を言い始めたら、今の食事が更に質素に感じられてしまう……。

「かりんは、料理とかしたりするの?」

「うん、それなりにね」

「僕も料理は得意なほうなんだ。特にオリーブオイルを使った料理とか――」

よく、料理人である一番上の兄に教えて貰っては、色々と料理を作ってきたので、腕はそれなりにあると思う。



「えっと……私のは、祐司みたいに凝ったものじゃない、かな」

かりんは苦笑いをしながら視線を横に逸らした。

少し、料理について熱く語り過ぎてしまっただろうか……。

「……携帯食料と、レトルト食品を上手く調理すれば、美味しいものができるかもしれない」

「あ……確かにそうかも! 次に戦闘禁止エリアに着いた時に、やってみようよ!」

「うん。……そうとなれば、早く4階へ上がってしまおう」

「了解!」

僕たちはスッと立ち上がって再び歩き始める――
448 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/29(月) 18:20:45.01 ID:SKBE9H9L0
このゲームで精神的に余裕で居られるのは、間違いなくかりんの存在があるからであろう。

最初こそは独りでも……と思っていたが、それは間違いなく精神的破滅を引き起こすだろう。

(あの人も――)

矢幡も、僕と同じような思考過程で独りになることを選択して、だんだんと追い詰められていっているのだろうか。

できれば対話をしてみたいものだが、あのような状態の彼女に近づくのは至難の業だろう。

「……また、難しい顔してるよ?」

僕の斜め横を歩いているかりんが、心配そうな顔をしてこちらを見ている。そこまで露骨に、表情に表れているのだろうか。

だとすれば、僕は矢幡の事を無意識的に考えているのかもしれない。

「大丈夫、大したことじゃ無い――――ッ!?」

ふと、気が付くと僕は前方に体勢を崩しながら進んで行っていた――

僕はまた、かりんに押されたようだ――
449 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/29(月) 18:24:40.56 ID:SKBE9H9L0
「祐司、大丈夫!?」

振り返ると、そこには檻に捕まっているかりんが――――いや、どうやら僕たちは鉄格子で分断されてしまったようだ。

「かりんこそ、大丈夫?」

「うん! ……くっ! これ、重くて全然動かないよ!?」

僕も近づいて鉄格子を握って上下左右に手を動かしてみるものの、それはビクリともしなかった。

「ブービートラップじゃない罠もあるみたいだね」

あの男を殺したのは、少し慎重に見ていれば気が付くような罠だったが、今回の場合はそうではないらしい。

(人為的な可能性も――)

このゲームの事を考えれば、意図的に主催者側が僕たちを分断した可能性があるだろう。

「ど、どうしよう!?」

「落ち着いて、かりん。不測な事態だからこそ、冷静にならないと」

「う、うん……分かった」

僕は鉄格子を介して、慌てているかりんの指をに触れる。

僕はともかく、かりんが1人になってしまうというのは非常に危険な事に間違いはないだろう。

ただ、幸いにもかりんには手りゅう弾やボウガンがあるため、敵に対して対抗することはできる。

僕はPDAの地図画面を開いて合流できそうな場所を探してみる。

「…………どこも結構時間が掛かりそうだ」

最短ルートで、僕とかりんがここから必死に走って30分くらいである。

周りに枝分かれして繋がっている道が無く、迂回するようなものしかないのが原因だ――

「祐司…………っ」

かりんが暗い顔をしながら、こちらを見ている。


ここは、かりんに対して僕は――

1.励ます言葉をかける

2.叱って喝を入れる

3.いつもの感じで話を進める

4.告白する

5.その他

>>450
>>451
>>452

>>452のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>450
34〜66 >>451
67〜99 >>452
450 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/10/29(月) 18:27:05.49 ID:JhQ0ejBAO
451 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/10/29(月) 18:30:03.75 ID:FmNv9AkAO
2
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/10/29(月) 18:30:32.21 ID:+VytaWdPo
合流地点を指示した後、キスして去る(告白はしない)
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/29(月) 18:31:01.15 ID:Q9dGi1Deo
1
454 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/29(月) 19:02:43.72 ID:SKBE9H9L0
僕は特に何かするわけでもなく、今まで通りでいることにした。

「合流するなら、ここが一番いいと思うんだけど――」

僕が指さす場所は、2人の中間地点にある他とは大きな部屋である。

それは、最短ルートよりも少し離れている程度で、いざ誰かに襲撃された時も比較的逃げやすい場所だ。

「祐司は、なんでそんなにいつも通りで居られるの……? 私たち、合流できるかどうか分からないんだよ!?」

なかなか落ち着けないでいるかりんが、再び取り乱してしまう。

「……僕だって、不安でしょうがないさ。平然の仮面を被ってるだけで……とても怖い――」

独りで行動する事ということもあるが、かりんと会えるのがこれで最後になってしまうのではないか、と考えると怖くて仕方なかった。

「だからこそ、前向きに物事を考えるべきだと思う。起きてしまった事は仕方ない……と割り切ってね」

とは言っても、それがなかなかできないのが人間である。

「うん……私、1人頑張ってみるね!」

「僕が居ないと、合流場所まで辿りつけないかもしれないけど、頑張ってね」

「祐司だって私が居ないと、いつ後ろから撃たれるか分かったもんじゃないよ?」

「…………笑えない冗談だよ」

いつもの調子が取り戻されたからなのか、どんよりとしていた空気に鮮度が取り戻された気がする。

「……もし、だけどね? 私たちのどっちかが合流場所になかなか来なかったら……どうする?」

考えたくもない“もし”だが、可能性がある限りここで決めておかなければならない。


「そうだな……」

1.ゲーム開始から○時間まで待って来なかったら、その場所から離れる(○には数字)

2.限界が来るまでずっと待ち続ける

3.その他

>>455
>>456
>>457

>>457のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>455
34〜66 >>456
67〜99 >>457
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/29(月) 19:06:11.58 ID:Q9dGi1Deo
3.1時間半待って来なかったら僕が探しに行く
456 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/29(月) 19:07:15.20 ID:aLSaL0IZo
3 …探しに行くよ
457 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/29(月) 19:13:06.95 ID:/ikl2jpao
458 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/29(月) 21:12:34.93 ID:uSkECqy00
3,3時間程待ってどちらかがいなかったら近くの戦闘禁止エリアで待つ
459 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/29(月) 21:30:35.50 ID:SKBE9H9L0
すみません、寝てました。

あと、やらなければいけないことがあるので今日はもう更新できるかわかりません。
460 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/29(月) 21:40:05.52 ID:YZ9rg457o

寝落ちして風邪引かない様に気をつけて
461 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/29(月) 22:00:47.02 ID:uSkECqy00
来たら終わってた
462 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/10/29(月) 22:04:31.01 ID:OlMd2qW+0
やっと追いついた
463 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/31(水) 18:49:10.11 ID:af1980HF0
「その時は、探しに行くよ」

「うん、私もそうする…………っ」

「大丈夫、今まで何とかやってこれたんだから、今回もどうにかなるさ」

「…………分かった。それじゃ少しだけお別れだね――」


僕たちはお互いに鉄格子から離れて、背を向ける。

不意にかりんの方へ振り返ろうかと思ったが、僕はそのまま真っ直ぐ歩いて行った……

――――――
――――
――

僕は移動中に……

コンマ判定1個下

00〜10 襲撃される

11〜43 死体を見つける

45〜80 誰かに出会う 

81〜99 落とし穴に引っ掛かる 

  44 ※※※
464 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/31(水) 18:50:51.75 ID:/+gnQ9gZo
はい
465 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/31(水) 19:11:22.14 ID:af1980HF0
【17:40】

かりんと別れてから、30分ほどが経過した。

僕はずっと無事に合流地点まで歩いて行っているのだろうか、と彼女の事を心配していた。

恐らくかりんも僕と同じような事を考えているに違いない……いや、そうでなければ悲しい気がする。

(…………よし、誰もいないな)

1人になった分、周りへの警戒を高めなければらくなった。

静かな廊下を歩く僕を誰かが狙っているのではないか、と思い始めると一気に緊張度が増してくる――

(…………誰かが居る!?)

耳を澄ませると、確かに足音を聞き取ることが出来た。

それはこちらへゆっくりと近づいているように思える……。



出会った人は?

コンマ判定1個下

00〜20 御剣

21〜40 長沢

41〜60 綺堂・郷田

61〜80 手塚

81〜99 矢幡・高山

    
466 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/10/31(水) 19:12:04.02 ID:mByiit1AO
467 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/31(水) 19:20:36.20 ID:A4GsVmCbo
みっちゃん1人…?
468 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/31(水) 19:26:43.32 ID:/+gnQ9gZo
葉月さんは犠牲になったのだ…
469 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/31(水) 19:32:56.12 ID:af1980HF0
(……足音を聞く限り、警戒しているようには思えないな)

途中で止まったり、足音をあまり立てないようにしたりという事もせずに、一定のテンポでその人物はこちらへ向かってきている。

(接触してみるか……)

誰かを攻撃しようとしている風には思えなかったため、僕はゆっくりと時間をかけて近づくことにした――

(……御剣さんか)

見覚えがある人物だったので、遠くから見ても誰かという事を判断することが出来た。

見たところ、腕に包帯のような物を巻いているように思える。

(葉月さんは、いないみたいだ)

どこかではぐれたのか、それとも――



(……どうする?)

向こうはまだ僕の存在に気が付いていない。

僕は……

1.御剣に声をかける

2.御剣が気付くまで後をつけてみる

3.無視して合流地点に進む

4.その他

>>470
>>471
>>472

>>472のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>470
34〜66 >>471
67〜99 >>472
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/10/31(水) 19:34:11.25 ID:mByiit1AO
1
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/31(水) 19:38:32.80 ID:ktCcnq6No
3
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/31(水) 19:47:57.22 ID:/+gnQ9gZo
1
473 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/31(水) 20:31:45.21 ID:af1980HF0
「――御剣さん」

僕は彼に向かって話しかけることにした。

彼は僕たちが知らない情報を持っているだろう。

それを聞けばいまのこのゲームがどのような状況になっているかが分かるかもしれない――

「あ……桜井!」

御剣は目を丸くしながら僕の方へ近づいてくる。

やはり彼は腕に包帯を巻いており、片手でそれを支えながらこちらへやってきている。

「どうしたんですか、その怪我? 誰かに襲撃されたんですか?」

「…………あぁ、そうだ。桜井はあれから無事だったみだいだな」

「おかげさまで。……それで、葉月さんはどうされたんですか?」

僕は、あえて間を置かずに葉月の事を聞くことにした。

「葉月さんは…………ッ! 俺の事を……」

「庇って亡くなられた、と」

「…………クソッ……俺がもっとちゃんとしていれば…………ッ!」

そうか、葉月さんは死んでしまったのか。

この冷たい、誰にも家族や知り合いに見届けて貰う事すら許されない空間で、死ぬというのは辛い事だろう。

「僕たちと別れた後、何があったか教えて貰えますか?」

御剣は暗い顔をしながら頷いて、口を開いた――

「最初は手塚っていう男が襲ってきて……それで俺が怪我をしたんだ。その時はどうにか葉月さんと逃げ切ることが出来たんだ」

「手塚さんとはどうやって知り合ったんですか?」

「渚さんから名前と特徴を聞いてただけで、直接には話したことは無いんだ」

「その渚さんは、いつから御剣さんたちと別れたんでしょうか?」

「手塚に襲撃された時にはぐれてしまって、それ以来会って無いな……」

なるほど、やはり綺堂は注意人物であることに間違いは無いようだ。

「それで、御剣さんは怪我を治療した、と」

「あぁ。……それで、大体2時間前くらいに俺達は3階に辿りついたんだ。それで――」

「3階へ上がった瞬間に、高山さんと白いワンピースを着た女性に襲撃されたんだ……ッ」

白いワンピースを着た女性というのは恐らく矢幡だろう。

「高山さん、という人は?」

「……ガタイが良い人で、身長も高い。あと、武器の扱いに慣れているみたいだ。それに、JOKERを探しているとも言っていた――」

「……脅威的には、高山という男が一番ということですか?」

「……あぁ、間違い無い」

「そうですか……。それで、その襲撃で葉月さんは……」

「俺に撃たれた銃弾を、葉月さんは身を挺して…………クッ――!」

御剣はコンクリートの壁を思いっきり叩きつける。

なるほど、状況は何と無く理解することが出来た――
474 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/31(水) 20:41:06.44 ID:af1980HF0
【17:50】

御剣から大まかな話を聞いた僕は、頭の中で色々と整理をした。

取りあえず今後このゲームで命を脅かす存在となるのは、高山と矢幡のペアと、手塚、そして生きていたら長沢だろう。

そして、注意人物としては綺堂である。

(…………あまり油を売るわけにもいかないな)

合流地点でかりんを待たせて不安にさせてはいけないだろう。

僕の最優先事項は合流地点に辿りつく事、である。

(……さて、どうするか――)


僕は……

1.御剣に別れを告げて合流地点へ急ぐ

2.御剣に同行する事を提案してみる

3.怪我をしている御剣を闇討ちして、PDAを奪う

4.その他

>>475
>>476
>>477

>>477のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>475
34〜66 >>476
67〜99 >>477
475 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/10/31(水) 20:41:39.06 ID:/+gnQ9gZo
1
476 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/10/31(水) 20:46:13.67 ID:mByiit1AO
2
477 :名無しNIPPER [sage]:2012/10/31(水) 20:48:11.09 ID:al+yvAO50
2
478 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/31(水) 21:33:54.95 ID:af1980HF0
「それじゃ、僕はこれで――」

僕は御剣を連れていこうとはせず、1人で行くことにした。

「桜井…………いや、分かった」

御剣は僕と一緒に行動したかったようだが、最初に会った時の言葉を思い出したのか、前に出していた手をゆっくりと降ろしていた。

「僕にはやるべき事があるんですよ。……御剣さんには、無いんですか?」

「俺は……ここで死ぬから、できるだけ他の人が生き残れるように頑張るよ」

「……ここで死ぬ、ですか。何か事情があるのかは知りませんが、簡単に生きることを諦めるのはどうかと思いますけど――」

何故彼がそんなことを考えているのかは分からないが、いまは聞いている暇はない。

僕はさっさと御剣の前から姿を消した――


――――――
――――
――

【18:20】

合流地点まで、あと残り三分の一くらいである――

(かりんはもう着いているのかな……)

僕よりもかりんのほうが運動能力が上であるため、こちらのペースで歩いていたら遅れてしまうに違いない。

(急がないと……)

僕は歩くペースを速めて行った――


僕はこの後……

コンマ判定1個下

00〜50 誰かに襲撃される

51〜99 誰かに出会う



479 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) :2012/10/31(水) 21:34:44.47 ID:RmEWS+P40
480 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/10/31(水) 21:34:58.45 ID:QJCiiO3oo
みつるぎーおはぎどうしたー
481 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/10/31(水) 21:52:24.33 ID:A4GsVmCbo
たかやはぎはやめて
482 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/10/31(水) 22:14:56.19 ID:Q8njfuyho
拳銃があるとはいえまずいな
483 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/10/31(水) 22:29:29.86 ID:af1980HF0
ちょっと用事が出来たので一旦休止します。

深夜に戻って来れると思います・・・
484 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/10/31(水) 22:30:52.10 ID:RmEWS+P40

待ってる
485 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/10/31(水) 22:33:17.02 ID:ktCcnq6No
一旦乙
486 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/01(木) 01:30:05.67 ID:uM2Cc60k0
【18:30】

(あと少しだ……)

恐らく10分もしないうちに、合流地点に辿り着くことが出来るだろう。

ただ、その10分が意外に長く感じてしまうのは人間の性と言うものなのだろうか――

「――――ッ!?」

僕は、頭でどうこう考える前に体を動かしていた。

すると、僕がいままで立っていた場所に銃弾が飛散していた――

(……不味い!!)



そこに居た人物は!?


コンマ判定1個下

00〜20 長沢

21〜60

61〜99 高山・矢幡
487 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/01(木) 01:30:50.31 ID:rYrrXz+wo
真ん中は手塚かな
488 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/01(木) 01:49:00.78 ID:uM2Cc60k0
21〜60 手塚 

です。

――――――
――――
――

「よう、桜井……元気にしてたか、よ!」

「…………ッ!」

僕は手塚に話しかける事も無く、咄嗟に逃げ出した――

まさかこんなところで手塚に襲撃されるとは思ってもみなかった。

いや、かりんのほうへ行って無かっただけましなのかもしれない。

「待ちやがれ!」

「はぁ……はぁ……っ!」

僕は必死に逃げながら手塚に勝つ、もしくは逃げきることができる策を練る――

(このままずっと走り続けていたら、いずれは追いつかれる……)

僕よりも手塚の方が武器を多く所持しているようだが、身体能力はやはり向こうがかなり勝っている。

(手持ちには拳銃、ナイフ、スタンガン…………)

役に立ちそうなのは拳銃くらいだが、使いようによってはナイフやスタンガンも役に立つかもしれない。

(くっ……どうすれば――)

「――――痛ッ!?」

かなり遠距離から放たれた銃弾が、僕の頬をかすめた。

一瞬過ぎった死の恐怖に、僕は転びそうになったがなんとか持ちこたえる。

「ククク……今日の俺はツイてるぜ――」



もう迷っている時間は無い……何かをしなければ――


>>489
>>490
>>491

>>491のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>489
34〜66 >>490
67〜99 >>491
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 01:59:53.82 ID:cK3px7hIO
地図を見ながら逃げ、曲がり角先で拳銃で応戦しつつ逃走
スタングレネードとかはかりんか…
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/01(木) 02:00:17.76 ID:/bg0UbQno
銃で威嚇しながら停戦を提案
491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/11/01(木) 02:03:03.74 ID:nWGzrlCNo
曲がり角で待ち伏せ、手塚がこっちを視界に捉えられないギリギリくらいの距離でナイフを床に投げ気を引き、壁から覗き込んで拳銃で撃つ
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/11/01(木) 02:06:50.25 ID:k3K2Gkxco
参加者の位置サーチが恐いが行けるかな?
493 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/01(木) 21:18:47.49 ID:uM2Cc60k0
僕はこれでもかと言うくらいに廊下を走り抜けて、手塚と距離をできるだけ離した。

(手塚は手榴弾の存在を知っているはず――)

3階には手榴弾がいくつかあったため、その存在を確認していればこのナイフが役に立つだろう。

「ハッ……逃がすかよ!」

手塚も僕のスピードに追いつこうと速度を上げてきていた。

僕は細目に曲がり角を通って、手塚の視界から僕の姿が見えないようにした――


(……よし、この曲がり角で――)

手塚の姿が見えなくなり、距離も大分離れ始めたかもしれない――

「……チッ、何処へ隠れやがった」

手塚は走る事をやめて、警戒しながら僕の事を探そうとしているようだった。

(……チャンスは、1回――)

僕は、ナイフを手に取り拳銃の安全装置を解除した――

手塚の足音がこちらから離れているのが聞こえるが、まだ焦ってはいけない……。

ここで逃げるのもありだが、それだとこちらの居場所がばれてしまい、また追いかけられてしまう可能性がある。

それならば、一矢報いておけば向こうにもこちらに攻撃性がある事をアピール出来るだろう。

(距離は十分に離れた……)

恐らく僕と手塚はお互いに視界で捉えるにはギリギリの距離まで離れているだろう。

と、なれば僕がこれから撃つ銃弾はきっと手塚にあたる事は無い。

つまりこれは威嚇射撃であり、別に狙う必要は無いという事である――

(……いくぞッ!)

僕は手塚の方へナイフを思いっきり投げ込み、壁から半身を晒して彼の姿を捉えた。


「――――ッ!?」


手塚が金属製の音に強く反応し、体を一瞬硬直させた――



僕は、その瞬間にトリガーを引いて、手塚に向けて銃弾を放つ――



僕が放った銃弾は……


コンマ判定1個下

00〜05 手塚の腹部に命中

06〜43 手塚の足元に銃弾が転がる

45〜99 見当違いな方向へ飛んでいく

  44 KILL

494 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/01(木) 21:20:44.05 ID:fv0kuclG0
495 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/11/01(木) 21:26:47.67 ID:nWGzrlCNo
>>494はイケメン
496 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/01(木) 21:44:30.50 ID:uM2Cc60k0
耳を刺す轟音が聞こえるとともに、僕の手に強い衝撃が走った――


「――――ぐぁッ!?」


「…………ぇ?」

硝煙越しに見えるのは、腹部を抑えている手塚の姿だった――

(当たった……のか!?)

当たるはずがない……そう思って放った銃弾は、奇跡的にも手塚に命中――急所の腹部に命中していた。

「……さ…………桜井ィ!!」

「…………」

手に持っていた拳銃を落とした手塚が、こちらを睨みながら廊下の角に向かって歩いている。


僕は弱っている手塚に対して……

1.チャンスだ、逃げよう

2.この好機に乗じて、手塚を仕留めよう

3.手塚に追い打ちして、PDAを奪おう

4.その他

>>497
>>498
>>499

※>499>のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>497
34〜66 >>498
67〜99 >>499
497 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 21:45:45.79 ID:k3K2Gkxco
2
498 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/01(木) 21:45:56.52 ID:fv0kuclG0
499 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/11/01(木) 21:47:20.91 ID:nWGzrlCNo
2
500 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/01(木) 22:26:02.35 ID:uM2Cc60k0
(……ここで逃げたら、また手塚に襲われるかもしれない――)

僕は一瞬逃げかけた足を戻して、手塚の方へ走って行った。

「…………チッ!」

手塚は腹部を抑えながら廊下を走って逃げていく。

「……はぁ…………はぁ――」

さっきとはまるで形勢が逆転している状況である。

僕は、逃げる手塚に間合いを縮めながら拳銃を何発か撃った――


「――――がぁッ!?」


そのうちの1発が手塚の背中に命中する――

「はぁ……はぁ…………ッ!」

(僕は…………僕は、いま人を殺そうとしている――)

手塚の動きが次第に鈍くなっているのを見て、僕は混乱と興奮を抑えることが出来なかった。

それが目的とされてきたゲームだから、僕のやっている事はおかしくない――

自分が生き残るために、脅威となる人物を始末するのだから、問題ない――

(でも…………)

でも、ここで一線を越えてしまっていいのだろうか――

「桜井…………どうしたよ?」

「…………」

床に膝を付いた手塚が、僕の方を睨みつけてきていた。

「ここにきて、怖気、づいた……のか?」

「僕は……」

「ククク……勝者の、余裕って、やつか…………クソ、がッ!」

「僕は……ッ!」

僕は拳銃を握りしめて、ゆっくりと構える――


1.撃つ

2.撃たない

3.その他

>>501
>>502
>>503

>>503のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>501
34〜66 >>502
67〜99 >>503


501 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/01(木) 22:26:32.19 ID:fv0kuclG0
502 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) :2012/11/01(木) 22:27:26.39 ID:+M4PpUyvo
1
503 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/01(木) 22:27:54.82 ID:k3K2Gkxco
1
504 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/01(木) 22:28:17.69 ID:4PzdrrZS0
1
505 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/01(木) 22:50:22.61 ID:uM2Cc60k0
「………………」

鈍い音と共に、手塚の体が強く揺れた――

「ク、ククク……ゲーム、オーバー…………か――――」

手塚は不気味な笑い声と共に、息を引き取った――

「…………僕は――」

僕は、殺した――

1人の人間を、この手で殺した――

拳銃だから、自分が殺したという感覚が全く感じられなかった――

本当に僕が殺したのか――

目の前の手塚“だった”死体は、他の誰かが作り上げたのではないか――

そう思えてしまうほどに、僕は――























「…………ゆう、じ?」

しかし、僕が持っている拳銃はいままさに手塚のほうへ向けられていて、硝煙も上がっている――

「…………僕は、殺した――」

「……祐司!」

「――――ッ!!」

僕は、すぐさま声が掛かった方向へ銃口を向ける――

「ッ!? 祐司、どう、したの……? 顔が、怖いよ……?」

僕に声をかけてきていた人物を見た瞬間に、僕は拳銃を床に落とした――

「…………かり、ん――」

僕たちは、最悪な形で合流を果たした――


――――――
――――
――

一旦休憩です。
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/01(木) 23:10:23.83 ID:kqoKbM75o
はーい
507 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/02(金) 00:23:05.21 ID:KfRQmV3m0
【20;00】

僕はかりんに支えられながら近くの部屋に入り、しばらくじっとしていた。

「はい、コーヒー。確かミルクだけだったよね?」

「……うん」

かりんの話によると、僕が合流地点になかなか着いていなかったため、探しに行くことにしたらしい。

そして、途中で銃声が聞こえたのでそちらへ行くと……僕を見つけたようである。

「手塚のPDAは10だったよ。……あいつも、意味も無く誰かを襲ってたわけじゃないみたいだね」

動けない僕の変わりに、かりんがあの死体からPDAを取ってきたようである。

10と言えば、首輪を5つ作動させるものであり難易度もかなり高いものだろう。

「祐司のおかげで…………私の首輪を外すためのPDAが後3個になったよ! ありがとう、祐司!」

かりんが僕の冷たくなった手を握って来るが、僕は大きく反応することが出来なかった。

「…………後悔、してるの?」

かりんが遠慮がちに僕に質問してきた。

「……分からない」

分からない――

僕自身の事なのに、何もわからない――

「祐司は、後悔なんてしてないはずだよ」

「…………え?」

「だって、祐司は意味も無く人を殺したりなんてしないよ」

「そう、なのかな……」

「うん、絶対そうだよ! 私が保証する――」

隣に座ったかりんが、僕の手を優しく包み込んでくれる――

「…………ぁ――」

その瞬間、僕の感情を閉ざしていた壁が一気に砕け散った――

「あぁ…………っ………………うああああぁぁぁ!!」

「うん……祐司は頑張ったんだよ。私は“こんなこと”で祐司を軽蔑したりしないから……安心して?」

「っ…………かりん――」

「うわっ……ちょ、ちょっと…………いきなり抱きつかないでよ!」

僕は、かりんの温かみを感じながらしばらく泣き続けていた――


――――――
――――
――

今日はこの辺で。

今週末、来週は忙しいので更新が遅くなるかもしれません。

では

508 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/02(金) 00:24:42.96 ID:/Xng10teo

この子たちには生き残って欲しいなぁ…
509 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/02(金) 00:29:43.73 ID:JGMtUo2f0
乙乙
でも今の所男主人公だと二人とも誰かの為に死んでるからなぁ…生き残らせてやりたいけど…
510 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/05(月) 18:15:50.64 ID:gDdw5bOR0
【21:30】

あの後、僕たちは無事4階へ上がることが出来た。

そして、しばらく4階を探索していたのである――


4階で手に入ったものは?(階数にそぐわない物はペナルティが課されます)

>>511
>>512
>>513

※それぞれの安価のコンマ判定によって手に入れた物の質や量などが決定

00〜30 粗悪

31〜60 標準

60〜99 優良
511 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/05(月) 18:26:04.65 ID:qiUMsJiSo
PDAの現在位置をマップ上に表示するソフトウェア
512 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/05(月) 18:34:58.42 ID:WKpLF/iAO
自動小銃
513 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/05(月) 19:26:32.85 ID:ic6jJkZso
罠探知ソフト
514 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/05(月) 19:54:16.62 ID:gDdw5bOR0
手に入ったものは、PDAの現在位置を地図に表示するソフトウェアと罠探知ソフト、そして自動小銃だった。

PDAの位置が分かるものは電池消費が激しいらしいため、あの男が持っていた7に入れておくことにした。

また、罠ソフトは2つ手に入ったので僕とかりんのPDAに入れた――

「……祐司。これ、どうする?」

かりんがゆっくりと持ち上げたのは、小型の自動小銃だった。

重さは大体3キログラムほどで、楽に持ち運ぶにはできそうに無い――

(僕たちが持っている武器は……)

ボウガン、拳銃、スタンガン、スモークグレネード、スタングレネード、と意外にも重量が大きくなっている事が分かる。

ナイフは手塚の戦闘の際にその場へ忘れてきてしまった。

「うーん、そうだな……」

僕はこの自動小銃を……

1.重さを我慢して持っていく

2.今持っている武器の何かを捨てて持っていく(※捨てる武器を指示)

3.持っていかない

4.その他

>>515
>>516
>>517

>>517のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>515
34〜66 >>516
67〜99 >>517
515 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/05(月) 19:57:00.21 ID:qiUMsJiSo
2 ボウガンを可能なら破壊して捨てる
516 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/05(月) 20:00:36.10 ID:sHRT1ipt0
517 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/05(月) 20:08:01.77 ID:iwdUYtZq0
2 ボウガンを廃棄する
518 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/05(月) 20:55:45.70 ID:gDdw5bOR0
「よし、ボウガンを捨ててこれを持っていこうか」

僕はかりんからボウガンを受け取って、工具でそれを使えないように破壊した。

「拳銃より重いけど、何か違いがあるの?」

「僕もあんまり詳しくは無いんだけど、単純に言えばこっちのほうが威力が強い……でも、その分反動が大きくなる、って感じかな」

「そうなんだ……」

僕はストックを肩に当てて試しにそれを構えてみるが、重量感が拳銃とはまるで違う事が分かった。

「ちょっと撃ってみるね」

「うん……」

僕はかりんを遠ざけて、空のダンボール箱に照準を合わせる――

「…………くっ!?」

「祐司、大丈夫!?」

トリガーを引いた瞬間に体全体が持って行かれそうになり、バランスを崩した。

そのせいだろう、左肩に鈍い痛みが走っている……。

「使いこなすのは、なかなか難しい、みたいだね……」

「肩は平気なの……?」

「うん、少し痛かっただけで何ともないよ」

それは、1回だけトリガーを引いただけであって、連続して撃ち続ければ確実に肩が外れるのは目に見えている。

(少しずつ慣れていくしかないか……)

とは言っても、無闇に撃ち続けていると音に反応して敵を誘き寄せてしまう。

なので、これは最終手段として使っていくべきだろう。

「……これからどうする?」

PDAを探索してみると近くには反応は無く、全員バラバラに離れていると言った感じであった。

3階にはPDAが3つある場所、2つある場所、1つある場所がそれぞれ1箇所ずつあった。

4階には僕たちを除くと、PDAが2つある場所が1箇所あった。


思えば、かりんと出会ってから大体半日が経過しているが、休憩も含めて今までずっと動いていた。

普段の僕ならばこんなことできないと思うのだが、窮地に立たされると意外にもできるということが分かった。

ゲーム開始から24時間まであと2時間あまり――

僕たちはこれからどうする?

>>519
>>520
>>521

>>521のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>519
34〜66 >>520
67〜99 >>521
519 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/05(月) 21:13:23.25 ID:YdE2o/+Lo
少し休憩できそうな場所を探す
520 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/05(月) 21:14:56.77 ID:qiUMsJiSo
>>519
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/05(月) 21:16:28.92 ID:iwdUYtZq0
戦闘禁止エリアを目指す
522 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/05(月) 21:41:59.35 ID:gDdw5bOR0
>>518

>4階には僕たちを除くと、PDAが2つある場所が1箇所あった。

→4階には僕たちを除くと、PDAが3つある場所が1箇所あった。

の間違いでした。

――――――
――――
――

「戦闘禁止エリアに行こう」

そろそろ僕たちは睡眠を取らなければ、今後の行動に支障をきたすのは間違いないだろう。

周りに敵がいない……いや、表面上はいないだけでPDAを持っていない敵が存在しているかもしれない。

まあ一先ずそういう事は置いておいて、今こそ戦闘禁止エリアを目指すべきだろう。

「えっと……ここから結構近いみたいだよ」

「うん、探索している時に少しずつ近づくように歩いていたからね」

「え、そうだったんだ……?」

「結構距離はあったんだけど、目的を探索として地道に歩いていれば下手に疲れを感じないかな、と思ってかりんには敢えて言って無かったんだよ」

「そう言われると、そうかも……いや、やっぱり分からないよ」

「まあ、歩く距離は変わらないし感覚的なものだから、分からないっていうのが正解かもね……」

こんな余談をしている内に、僕たちは荷物を整理し終わった。

こうしてみると、人間やはり何でも慣れれば効率的になるというのを実感できる。


「よし、そろそろ行こう!」

僕たちは戦闘禁止エリアを目指して歩き始めた――


僕たちは戦闘禁止エリアへ行く途中で……

コンマ判定1個下

00〜10 落とし穴にかかった

11〜70 何もなかった

71〜99 死体を見つけた
523 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/05(月) 21:44:02.86 ID:iwdUYtZq0
524 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/05(月) 21:44:05.47 ID:HqNPhigio
平穏無事に生きて生きたい
525 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/05(月) 21:47:05.22 ID:SUuNDNlX0
誰が逝ったのか…
526 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/05(月) 22:09:24.06 ID:gDdw5bOR0
【22:00】

戦闘禁止エリアまであと少しで到着する距離までやって来た時――

「ねぇ、祐司…………っ!」

「…………息はもう無いみたいだ」

廊下の壁にもたれて座っている20代くらいの女性が、血を流して死んでいた。

体温の低さや、血溜まりの広がり様から、死後から結構時間が経過している事が分かる。

見たところ受付嬢のような服装をしており、苦しそうな――いや、悔しそうな顔をしているようだった。

何かやるべきことがあった、と訴えかけてくる彼女の目を僕は直視することが出来なかった。

「……PDAは持っていかれているみたいだ」

全身を一応確認したがPDAは見つからなかった。

恐らく、彼女を殺した人物が奪っていったのだろう。

「祐司、この人をちゃんと供養してあげようよ……っ」

「……そうだね」

僕たちは、彼女の服についている血をできるだけ拭き取り、近くの部屋のベッドまで運んで行った――




「……私たちもさ、ああやって誰にも見届けられることなく、死んじゃうのかな」

彼女も、僕たちに見つけられなかったらあのまま独り寂しく、冷たい廊下に取り残されていただろう。

「…………罠とかじゃなくて、誰かに殺されたら少なくともその人物には見届けられるかもね」

「……祐司の馬鹿」

「かりん、このゲームで“もし”を考えたら駄目だよ。ここに居る限り……ゲームに参加している限り、起きてしまった事はそのまま受け止めるしか無いんだ」

「……うん」

「過去を振り向かずに未来を見据えろ、ってね……。よく僕の兄が言ってくるよ」

普段の生活なら自分に都合の良い妄想を膨らませていても良いだろう。

しかし、この場所ではそれは許されないのだ。

「だから、もう戦闘禁止エリアに行こう」

僕たちはただ前に進むだけ…………そうしなければ、やってられないのだ。

「……そうだね。うん、行こう!」

僕たちは彼女にもう一度手を合わせて、戦闘禁止エリアに向かった……。

527 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/05(月) 22:21:35.30 ID:HqNPhigio
PDAサーチがあるから大丈夫・・・入り口ふさがれる前になんとかなる、はず。
528 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/05(月) 22:32:46.44 ID:iwdUYtZq0
文香さんェ…
529 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/05(月) 22:54:16.34 ID:gDdw5bOR0
【22:10】

僕たちは難無く戦闘禁止エリアに辿り着くことが出来た。

PDA探知ソフトを使用すると、4階に居た3つのPDAがこちらへ少し近づいていた。

「はぁー疲れた…………」

かりんはソファにもたれかかって、一息ついていた。

戦闘禁止エリアにあるダンボール箱の中身を確認してみたが、既に誰かが目ぼしいものは全て持って行っているようだった。

(誰かが一度来ているという事は……)

僕は再びPDAを探知してみると、やはりこちらへ近づいているようだった。

「祐司、どうしたの?」

「……ここが、必ずしも安全じゃないみたいなんだ」

「えっ……? でも、ここは戦闘禁止エリアだし……」

「だからこそだよ、かりん。もう一度ルール7を読んでみて」

「えっと……エリア内で誰かを攻撃したら、首輪が作動するんだよね? だから、ここは安全じゃないの?」

「きっと、それが主催者の狙いなんだろうね」

「……どういうこと?」

「このルールには“エリア内”で攻撃と記載されているけれど、“エリア外”で攻撃については一切記載されていないんだ。つまり、この部屋の外から攻撃されればこの場所は僕たちにとって天国から地獄へと化す、というわけ」

「あ……そうか! もし外から攻撃されても、私たちは反撃が出来ない――」

「そう、ここは戦闘禁止エリアだから。銃器については家具や部屋の隅に隠れれば大丈夫かもしれないけど、爆弾系の武器はかなり厳しくなってくるだろうね」

かりんもようやくこの部屋が諸刃の剣であるということに気が付いたのか、さっきまで深く腰を落としていたソファから立ち上がっていた。

「でも、ここで休憩しないと……」

「だから、1人は睡眠をとって、もう1人は見張りをしなければならないということだね」

そう言いながら僕はPDAを探索しているPDAをかりんに見せる。

「この人たちが、私たちを狙っているの?」

「その可能性が高いね。だから、歩いて30分の距離圏内に侵入してきたら僕たちは逃げる必要がある」

相手が高山と矢幡だった場合、真面に対立することができないだろう。

だから、早い段階で距離を離しておかなければ危険である。

幸い向こうは武装が重いのか移動はあまり早くないため、いまからならそれなりに休憩することはできるはず――

「じゃあさ、どっちが先に寝るの……?」


どっちが先に寝る?

1.かりん

2.僕

3.その他
530 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/05(月) 22:55:14.85 ID:gDdw5bOR0
安価指定付け忘れていました。

>>531
>>532
>>533

>>533のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>531
34〜66 >>532
67〜99 >>533
531 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/05(月) 22:55:57.43 ID:qiUMsJiSo
1
532 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/05(月) 22:56:14.37 ID:iwdUYtZq0
533 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) :2012/11/05(月) 22:56:40.43 ID:sHRT1ipt0
2
534 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/05(月) 23:00:04.28 ID:gDdw5bOR0
区切りが悪いですが、今日はこの辺りで終わります。

文香さんが仲間にいてくれれば心強かったですね……
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/05(月) 23:02:09.45 ID:sHRT1ipt0

そして、sage損ねてすみません
536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/05(月) 23:03:17.80 ID:qiUMsJiSo
おつー
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/05(月) 23:09:55.98 ID:YdE2o/+Lo
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/05(月) 23:20:13.94 ID:iwdUYtZq0

後は御剣さんになんとかしてもらえばいいんじゃないかな(震え声)
539 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/07(水) 20:25:03.08 ID:YTeXZjvT0
「僕はまだ眠くないから、かりんが先に寝てよ」

「なら、御言葉に甘えて……。と、その前にシャワー浴びないと」

「そんなに焦らなくてもいいよ。今のところだと十分に睡眠できる時間があるから」

「でも、いつ向こうの動きが早くなるか分からないよ? あ、そういえば睡眠時間はどうするの?」


何時間くらい寝て交代する?


>>540
>>541
>>542

>>542のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>540
34〜66 >>541
67〜99 >>542
540 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/07(水) 20:29:39.10 ID:bz2pfIQQ0
2時間
541 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/11/07(水) 20:33:36.20 ID:etHLzcMxo
3時間
542 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/07(水) 20:39:10.84 ID:4zCEdw6co
3時間
543 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/07(水) 21:21:44.04 ID:YTeXZjvT0
「それじゃ、3時間交代くらいにしようか。それでも余裕があれば引き続き睡眠と見張りを交互にって感じで」

「うん、分かった。じゃあシャワーを浴びてくるね」

「僕は見張りながらゆっくりしておくよ」

かりんがシャワー室に入ったのを確認して、僕はPDAを取り出す。

(24時間後からは下の階層が侵入禁止エリアになる――)

そうなるとゲームの残り時間は49時間になるので、恐らく8時間ごとに1階、2階と侵入禁止エリアになっていくのだろう。

(かりんの条件をどう満たすか……)

今後の課題は、あと3個のPDAをどうやって集めるかということだろう。

いまは罠で死んだ男と手塚の2つである。

僕のPDAは不運にもJOKERなので、かりんのPDAの収集する対象には含まれていない。

(高山と矢幡からPDAを奪うのは難しいな)

となると、頼ることが出来るのは御剣くらいになってくる。

長沢は論外であるし、渚はについては未知が多すぎる。

(まだ会ってないプレイヤーに平和的な人がいればいいんだけど…………)

もしかしたら今の時点で生存しているプレイヤーは少ないのかもしれない。

PDAサーチをかけてみると生存者数は多いように見えるが、僕たちの様に他者のPDAを持っているプレイヤーが複数いる可能性があるのだ。

そう考えるといま生き残っているプレイヤーの数は一気に減る事が分かる。

罠で死んだ男、手塚、葉月、そしてさっき見つけた20代の女性、と最低でも4人は死亡しているのは分かっている。

最高で10人生存している可能性があるわけだが、それはまず無い。

PDAが複数集まっている箇所について、1箇所につき1人と考えると5人……

いや、僕たちと矢幡たちなどを考えると7〜8人が今の生存者数と想定される。

(戦闘は避けられないかもしれないな)

思った以上にかりんの解除条件が難しい事に、僕は頭を悩ます。

(……他の人も上がってきたか)

4階に2つのPDAのグループ?が上がってきたのを確認した。

(逃げるだけでは駄目、か――)

やはり、かりんの首輪を外すためには、多少のリスクを背負って他のプレイヤーと接触しなければならないようである。


僕は色々と今後のゲームの事について考えながら、1人で見張りをし続けた――
544 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/07(水) 21:38:18.51 ID:YTeXZjvT0
【25:30】

見張りをして3時間が経過した――

1人で淡々と時間が経つのを待つというのは、結構退屈なものである。

僕たちに近づいてきていたグループは、4階へ上がってきた他のプレイヤーのほうへ向かっている。

これはなかなか嬉しい誤算である。

また、3時間のうちに他のプレイヤー全員が4階へ来ているのを確認した。

(かりんを起こしに行こう――)

僕は寝室に行って、かりんの様子を見に行くことにした。

「かりん、そろそろ時間だよ」

「ん…………もう、少し、だけ」

僕たちにとって仮眠というのはなかなか慣れているものではないので、やはりかりんは睡眠時間が足りないようである。

「3時間が経ったら交代だよ? 僕もそろそろ眠くなってきたんだけど……」

「んん……分かってるって、かれん。あと10分したら起きるから……」

どうやら、かりんは寝ぼけているらしい。

妹のかれんの夢を見ているのか、嬉しそうな顔をして寝ているのが分かる。

「はぁ……」


僕は寝ているかりんに対して……

1.大きく体を揺さぶって起こす

2.自分から起きるまで起こさず、僕は見張りを続ける

3.起きるまで体を触る

4.えっちなことをする

5.その他

>>545
>>546
>>547

>>547のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>545
34〜66 >>546
67〜99 >>547
545 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/07(水) 21:42:48.60 ID:bz2pfIQQ0
546 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/07(水) 21:45:41.43 ID:vjCL0WpQo
1
547 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/11/07(水) 21:51:57.91 ID:etHLzcMxo
3(小声)
548 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/07(水) 22:14:30.82 ID:YTeXZjvT0
「……かりん、いますぐ起きないとイタズラするよ?」


僕はかりんの腰のあたりを撫でた。


「んん…………」

しかしかりんは全く起きようとしない……

「かりん、起きてってば」

僕は腰に落とした手をゆっくりとお腹の方へ滑らせる――

「もう……かれん、くすぐったいってば…………」

「…………」

ちょっとしたイタズラのつもりだったのに、次第に下心が浮かび上がってきた。

僕はかりんの引き締まっているお腹をいつの間にかいやらしく撫でていた。

(いや……これ以上は駄目だろう)

僕の中で本能と理性が激しくぶつかり合っていた。

彼女を触りたいが、これ以上はやるな、という板挟みの状態に僕は困惑する――

(どうする…………)

僕は……

1.本能に従って続ける

2.理性に従って止める

3.その他

>>549
>>550
>>551

>>551のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>549
34〜66 >>550
67〜99 >>551
549 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/11/07(水) 22:16:05.77 ID:etHLzcMxo
1…やっぱ2
550 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/07(水) 22:16:14.36 ID:ZxTtVX+w0
2
551 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/07(水) 22:16:36.13 ID:bz2pfIQQ0
552 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/07(水) 22:19:39.53 ID:4zCEdw6co
2.戦闘禁止エリアだから叩いたりしたらアウトだよなここ。
553 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/07(水) 22:49:03.42 ID:YTeXZjvT0
(やっぱり駄目だ――)

サッと手をかりんから離して一回深呼吸をした。

僕はいまこんなことを望んでいるわけではない。

ましてや、かりんがどうなどと言う必要もない。

僕がかりんだったら今までの信頼感化外あったとしても不審になって、一緒には居られなくなるだろう。

「かりん、起きて!」

僕はかりんの身体を大きく揺らして起こすことにした。

「…………ぁ、祐司」

「おはよう。良く眠れた?」

かりんは目を擦りながらあくびをして、体を伸ばしていた。

「んんー。少し眠たい、かな……。そろそろ、交代なの?」

「うん、だからしばらく見張りを頼むよ」

「分かった! それで、私が寝ている間に何かあった?」

「まあ、いろいろとね――」

僕はいまの状況と、僕が寝ている間にどうすればいいかをかりんに伝えて、睡眠をとる事にした……


――
――――
――――――

『祐司、何を読んでいるんだ? ん……これって――』


『おぉ、全部解けてる……! さすが俺の弟だ!』


『――え? 俺が留守の間に結果が出た?』


『……あぁ、そうだな。うん、それで会ってると思う――』


『……なぁ、何でお前はそんなに頭が良いんだ?』


『勝手に人の研究結果を出すなって言っただろ……』


『…………止めろよ。止めろって言ってんだろうが!』


『俺なんて、お前にこれっぽっちも勝って無いんだよ……!』


『寄って来るな! お前と話す事なんてない!』







『もう、俺の邪魔をするなよ――』




「どうして……? 僕は兄さんの事を尊敬していて、好きなだけなのに――」

――――――
――――
――
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/07(水) 23:07:30.90 ID:gbVrrirS0
天才ゆえに理解されない理解できないか
555 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/07(水) 23:16:43.21 ID:YTeXZjvT0
【28:20】

「…………んん」

僕は頭部に温かさを感じて、目を覚ました――

「あ……ごめん、起こしちゃった…………」

最初に視界に入ったのは薄暗いコンクリートの天井では無く、かりんだった。

「これは…………」

「様子を見に行ったら、うなされている様だったから……い、嫌だったかな?」

「ううん……ありがとう、かりん。時間まであとどれくらいある?」

そうか、僕はまたあの夢を見ていたのか。

「あと20分くらいかな。あ、見張りはちゃんとやってるから安心してね?」

「……実は少し居眠りしてたり」

「え、そ、そんな事あるわけ無いって!」

そうか、少し寝ていたのか。

まあ、そうやって油断できるほどに今ここが安全だということなのだろう。

「僕はかりんの信用してるから、疑わないよ?」

「う……うぅ。ご、ごめん、実は5分くらい…………」

「全く、かりんは本当に正直者だな。一度ついた嘘なら、限界までそうだと言い張ればいいのに」

「だ、だって……祐司が信用してるなんて言うから! そんな事言ってる人に、嘘をつけるわけ無いじゃないか!」

涙目になっているかりんが可愛いくて、もっと意地悪をしたくなるがここら辺で止めておくことにした。

「それで、僕が寝ている間に何か変化はあった?」

「うん、えっと――」

かりんの話によると……

どうやら最初僕たちを狙っていたプレイヤーは、4階へ上がってきた他のプレイヤーに接触していたらしい。

PDAの動きを見る限りでは、恐らく戦闘が起きていて狙われた方が逃げ切っただろう、ということである。

PDAサーチをかけてみると僕たちの近くには誰も居なかった。


これからどうする……?

1.引き続き交代して睡眠をとる

2.他のプレイヤーと接触する

3.かりんにどうするかを聞いてみる

4.その他

>>556
>>557
>>558

>>558のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>556
34〜66 >>557
67〜99 >>558
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/07(水) 23:18:53.13 ID:a9sCiG9z0
2
557 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/07(水) 23:19:15.61 ID:vjCL0WpQo
2
558 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/07(水) 23:20:48.46 ID:bz2pfIQQ0
559 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/07(水) 23:34:39.04 ID:gbVrrirS0
サーチに頼りきりだとジャマーが怖いからな
560 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/07(水) 23:56:59.61 ID:YTeXZjvT0
「他のプレイヤーと接触しよう」

「え……でも、矢幡さんとかに出会ったら…………」

「でも、このままだとかりんの首輪の解除条件を満たすのはかなり難しい」

「それは、そうだけど……」

「やっぱりこのゲームは上手くできてるよ。ノーリスクハイリターン、みたいな都合の良い攻略法は無いみたい」

もしかしたら、主催者が僕たちに争うように上手く仕向けているのかもしれない。

そう考えると、僕とかりんが出会ったのもシナリオ通りなのではないか……と疑ってしまう。

「それに、大体高山と矢幡がどれなのかと言う目星はついてるから、大丈夫だと思う」

「え……そうなの?」

「うん、恐らく彼らは最初僕たちに近づこうとしてきたPDAを3つ持つグループだよ」

「えっと……どうしてそんなことがわかるの?」

「……それは、この戦闘禁止エリアの仕組みに気が付くのは彼らのような頭の良い人たちに限られてくるだろう、ということ」

「それに、もし生きていればの話だけど……長沢は、この仕組みには恐らく気が付かない。そうなると、襲撃してきて頭の回転も速い人と言えば彼らに限られてくる」

「でも、まだあったことが無い人だっていう可能性も有るよ?」

「そこがネックなんだよね。でも、PDAの数でその可能性もかなり低くすることが出来るんだ」

「高山と矢幡は葉月さんを殺害し、PDAを奪った。つまりPDAの数は2人のと合わせて3つということになる。それに、4つ以上PDAを持っているのは、僕たち以外いないから……」

「また、それに加えてPDAの総数が死者と噛み合わないことから……あの20代の女性は彼らに殺害されて……それで、そのPDAはその場で破壊された――つまり、高山か矢幡のどちらかのPDAが“8”である可能性が高いわけで――」

「うーんと……あれ、分からなくなってきた……」

「取りあえず、高山か矢幡のPDAは8で、このグループが彼らだっていうことだよ」

「祐司がそう言うんだから、そうなんだろうねきっと」

かりんは考えることをやめてしまったようである。

「それじゃ、取りあえず御剣さんに出会う事を信じて、接触しに行こうか――」


僕たちは朝食を済ませると、戦闘禁止エリアを後にして歩き始めた……


移動中に僕たちは何が手に入った?(1つずつ)

>>561
>>562
>>563

※階数にそぐわないものはペナルティが課されます

コンマ判定
00〜30 粗悪
31〜60 普通
61〜99 優良


561 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/11/08(木) 00:00:31.78 ID:M2L0SMvqo
爆弾と起動ソフトウェア
562 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/08(木) 00:04:21.03 ID:wDc95ay70
グレネードランチャー
563 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 00:06:11.27 ID:Ba8Vqqnto
グレネード
564 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 00:08:30.40 ID:05ihyRg80
Tool:Gather/MovingData
565 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/08(木) 00:38:37.40 ID:01e0SON20
【30:00】

僕たちは移動途中で新たに武器やツールボックスを手に入れた。

まずは爆弾起動ソフトウェアと、それ専用の爆弾が3つ手に入った。

これはリモコン操作できるクレイモア地雷のようなもので、戦略的に戦闘する時に役に立つだろう。

また、逃走時に緊急的に用いることで相手への攻撃・威嚇にもなるだろう。

次に手に入ったのは1つの手榴弾である。

これも使い道は様々あるので持っていく事にした。


そして……

「……祐司、これって運べるの?」

かりんが苦笑いをしながら、それを少し持ち上げた。

僕たちが見つけたのはグレネードランチャーというものだった。

中型且つ重い金属で象っているそれは、重量が大体4キログラムであり、持ち運びするのにはかなりの労力を要するだろう。

僕たちの手持ちの武器は――


自動小銃、拳銃、スタンガン、スモークグレネード、スタングレネード、クレイモア地雷(リモコン)×3


――である。

僕たちはこれを……

1.持っていく

2.何かを捨てて持っていく

3.持っていかない

4.その他

>>566
>>567
>>568

>>568のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>566
34〜66 >>567
67〜99 >>568
566 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/08(木) 00:42:05.56 ID:waXHCtiro
4.いざという時の為に隠しておく。
567 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 00:42:52.75 ID:05ihyRg80
3 破棄かなぁ…
568 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/08(木) 00:44:55.39 ID:wDc95ay70
3 破壊
569 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 00:44:56.36 ID:Ba8Vqqnto
3
570 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/08(木) 01:01:42.46 ID:01e0SON20
僕たちはこれを破壊して他のプレイヤーに使用できないようにすることにした。

破壊と言っても、かなり頑丈にできているのでトリガー部分を壊してすぐには使えないようにしておくぐらいしかできなかったのだが――

「……ん、向こうからこっちへ寄ってきているみたいだね」

「どうする?」

PDAが2つのグループがこちらへ向かってきているのを確認した。

僕の予想では、長沢か御剣と誰かもう1人、という2択になっているのだが……

お互いにまだ距離は離れていて、待つにしては時間が結構かかりそうな感じである。

こちらに向かってきている人物に対して僕たちは……

1.こちらからも出向く

2.向こうが来るのを待つ

3.やはり誰かと接触するのはやめて、5階へ行こう

4.その他

>>571
>>572
>>573

>>573のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>571
34〜66 >>572
67〜99 >>573
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 01:02:26.20 ID:Ba8Vqqnto
1
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 01:04:43.66 ID:3X6u2Aboo
1
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/08(木) 01:06:09.53 ID:wDc95ay70
1 ただしこちらから一方的に確認できるように心がけて
574 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/08(木) 01:10:12.52 ID:01e0SON20
と、毎度ながら切るところが悪いですが、今日はここまでです。

かりんの首輪を外すのがかなり難しい事に今になって気が付くという……

まあ、難しいゲームを攻略してこそ達成感があるんですけどね。

取りあえず、高山と矢幡チームが居る限り、いつ主人公やかりんが死亡してもおかしくないでしょう。

では。
575 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/08(木) 01:17:39.95 ID:KZ7RG2vvo
576 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/08(木) 01:18:01.54 ID:wDc95ay70

渚と郷田にも注意が必要かも
577 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 01:56:20.09 ID:3X6u2Aboo
乙。
578 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/08(木) 02:08:01.28 ID:05ihyRg80
579 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/09(金) 21:58:03.41 ID:izhtHyBi0
【32:00】

歩いてから2時間余り――

僕たちも向こうに出向くことにした結果、双方の距離は速く縮まっていた。

「そろそろ、向こうと鉢合わせになるころだね……」

「鬼が出るか蛇が出るか、だね。まあ、僕は御剣さんが出て欲しいけど」

「その御剣って人は信用できるんだよね?」

「うん。あれだけの御人好しをこのゲーム内でずっと演じ続けるのには無理があるだろうからね」

僕でさえも、御剣がいかに平和主義者で裏が無い人間であるということは分かった。

あまり気が進まないが、御剣に協力……いや、正確にはかりんを守ってもらうためにここで出会いたいところである。

「……ふあぁ」

「やっぱり、3時間だと寝不足だった?」

「うん……少しだけね。まあ、大丈夫だけど」

中学生にほぼ1日中歩いたり走ったりと体力を消耗して、きちんとした睡眠が3時間と言うのは少ないだろう。

いや、大人であっても同じか――

「ん……向こうは動きを止めてこないみたいだね」

「あまりに無警戒過ぎて、逆に警戒しちゃうよ……」

これだけ真っ直ぐこちらへ向かってきているということは、御剣である可能性が高い。

そうなると問題は、御剣1人なのか誰か他の人物が居るかなのだが――


僕たちは……

1.こちらも同じように止まらず接触する

2.向こうから来るのを待つ

3.……やはり接触するのはやめよう

4.その他

>>580
>>581
>>582

>>582のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>580
34〜66 >>581
67〜99 >>582
580 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/09(金) 22:00:06.74 ID:7OrAIG2Io
2
581 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/09(金) 22:01:15.68 ID:jJ5hqM8so
1
582 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/09(金) 22:01:40.26 ID:NVvgMC5h0
583 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/09(金) 22:11:04.26 ID:izhtHyBi0
「待って、様子を見ようか」

僕たちは廊下の角で立ち止まって、待つことにした。

「……来るよ!」

遠くからゆっくりとした足音が聞こえてくる……。

(頼む……御剣さんであってくれ――)

僕は緊張しながらその音に耳を必死に傾ける――


聞こえた足音の数は――


コンマ判定1個下

00〜05 1つ

06〜99 2つ
584 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2012/11/09(金) 22:15:49.66 ID:NlVHGDQTo
相変わらずの鬼畜コンマ
585 :>>584 物語の運命や流れを大きく変える為には、それ相応に確率が低くなります。 ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/09(金) 22:53:39.37 ID:izhtHyBi0
聞こえたのは2つの足音――

「――そこに居るのは、桜井か?」

その直後、僕の耳に入ってきたのは確かに御剣の声だった。

「……はい、そうです。御剣さんは、御一人ですか?」

敢えて知らないような素振りで御剣に聞いてみることにした。

「いや……少し前、途中で渚さんと再会して、それから一緒に行動しているんだ」

「桜井く〜ん、久し振りだね〜?」

渚の甘ったるい声を聞きながら、僕は少し顔をしかめる。

いままで消息不明だった彼女がこうしてあっさり姿を現すというのは、何かいかがわしいものである。

「渚さん、お久しぶりですね。無事で何よりです。……ここではなんですし、近くの部屋で話しましょうか」

「ああ、そうしよう」

取りあえず、相手が御剣で良かった。彼が居ればまだ渚についての危険因子は薄まるだろう――


【33:00】

「……8人、ですか」

かりんと2人がお互いに自己紹介を終えた後は、近況報告や情報交換等だった。

やはり大きく話題に上がったのは、高山と矢幡のチームについてである。

御剣と綺堂は再会後間もなくして彼らに襲撃されたらしく、どうにか逃げ切ることが出来たらしい。

「あぁ、ツールボックスのソフトウェアの情報だから間違いない……」

ゲームの生存者数は8人――つまりそれは、死者が6人であるということを意味している。

僕ら4人以外に高山、矢幡……そして、後は素性が分からない2人しか生き残っていないようだ。

「残り2人が誰かということは分かりますか?」

「俺は分からないな……」

「……そうですか」

何かその人物の情報があれば、かりんの首輪を安全に外すことが出来るかもしれないというのに。

既に僕は御剣と綺堂の協力を得て、かりんのPDAに2人のPDAを読み込ませた。

つまり、かりんの首輪を外すにはあと1つPDAを集めればいいという事になるわけである。

「ん〜……んんん〜〜」

「どうしたんですか、渚さん?」

「ん〜とね〜。もしかしたら、1人は誰か分かるかもしれないかな〜って」

「本当ですか? 良かったら、教えてくれませんか?」

そんな勿体ぶらずにさっさと話してくれればいいのに、と心の中で愚痴りながら僕は彼女の流れに乗ることにした。
586 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/09(金) 23:19:09.08 ID:izhtHyBi0
「うん、良いよ〜! 今はどうなのか分からないけど〜、総一君と出会う前に勇治君の姿を少し見かけたんだ〜」

「祐司……? 祐司は、目の前にいるけど?」

「あぁ……“勇治”っていうのは、長沢のことだよ」

「あっ、そうなんだ……。なんだか、紛らわしいね」

「うん、だから〜私は“祐司”君の事を桜井君って呼んでるんだよ〜! ……かりんちゃんにとったら、嬉しい事だったかな〜?」

「え……っ!? 何が、ですか?」

「いや〜桜井君の事を〜名前で呼ぶ事が独占できるな〜って」

「べ、別にそんなこと思って無いですよ……?」

「えぇ〜そうなの〜!? だったら〜私も“祐司”って呼んでもいいかな〜? お姉さん、祐司君の事大好きだし〜!」

「だ、だだ、大好きって……! そそ、それって――――」



「はいはい、茶番はこの辺にして話を進めましょう」

僕は手を叩いて話の流れを断ち切った。

「も〜う、これは茶番じゃないんだぞ〜? ちゃんとしたガールズトークなんだから〜!」

「だったら、せめて話の種になっている僕に聞こえないようにしてくださいよ」

「……は〜い。それじゃかりんちゃん、向こうで“色々”お話ししよ〜♪」

「あ、えっと……ゆ……祐司ぃ…………」

「僕は御剣さんと話すことがあるから、2人で楽しんでね」

最後まで僕に助けを求めてきたかりんを見送って、僕は御剣に対面した。

「……それで、これからどうしましょうか?」

「俺は、一緒に行動した方が良いと思う。高山さんと矢幡さんにしても、長沢にしても……これ以上の説得は難しいと思うんだ」

「まあ、まず無理でしょう。もし彼らに欠片ほどの良心が残っていたとしても、既に元には戻れませんしね」

僕もわざとで無いとは言え、手塚を殺したときは狂ってしまいそうだった……

「人数を増やせば、向こうもなかなか襲撃を仕掛けることも難しくなる。それに……“死への可能性”が減るだろう」

まさか、御剣から現実的な話が持ち出されるとは思わなかった。

葉月の死や、幾度もの襲撃を経てようやくこのゲームに向き直ることができたのだろうか。

いや、もいかしたら僕を説得するために敢えてこのような事を言っているのかもしれない。


ここで、御剣に対して僕は……


1.御剣の提案を受ける

2.御剣の提案を受けない

3.渚について聞く

4.その他

>>587
>>588
>>589

>>589のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>587
34〜66 >>588
67〜99 >>589
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/09(金) 23:21:01.25 ID:NVvgMC5h0
1 ただし御剣も生き残ることを考えること
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/09(金) 23:21:04.48 ID:7OrAIG2Io
1
589 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/09(金) 23:21:28.24 ID:BKhhPuF/0
3の後1
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/09(金) 23:32:12.34 ID:BHRQqfTY0
そういや主人公 GONZO 手塚ァ! みっちゃん 渚さん
で五台じゃ?wikiしか見てないから無理とかならすまん
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/09(金) 23:33:01.16 ID:NVvgMC5h0
>>590
ジョーカーは含まれとらんのよ
592 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/09(金) 23:53:22.43 ID:izhtHyBi0
「えぇ、僕も同じことを考えていました」

僕は御剣の提案に乗る事にした。

「そうか……良かったよ。また桜井に断られるんじゃないかと思ってたから」

「いえ、流石に僕も周りの状況を見て行動しますから……。まあ、協力するからにはここにいる全員が生きて帰れるように頑張りましょうよ」

僕は御剣に右手を差し出して、すぐさまそれを握り返してくる彼の手を待っていた。

しかし、御剣は出しかけていた手を止めて降ろしてしまう――

「……どうしたんですか? やはり協力は無し、ですか?」

「いや……そうじゃない。協力するということには大賛成なんだが……」

「……御剣さんか渚さんが、生きて帰れるような解除条件ではない、ということですか?」

「…………あぁ、その通りだよ。俺のPDAは――A、エースだ」

つまり、QのPDAの所持者を殺害しなければならない訳で――

「御剣さん……あなたは――」

「あぁ、そうだよ。俺は誰かを殺す事なんてできないし、殺そうとも思って無い」

「だから、ここで死を待つ……と?」

「……でも、単に死ぬんじゃなくて、できるだけ生存者が多くなるようにしていきたいと俺は思ってる」

御剣総一という男は、僕の知る限りの人間の範疇をゆうに超えていた。

「御剣さん……確かに、貴方にとってはそれでいいのかもしれません」

「ただ――」


僕が言うべき、御剣に“生き残る事”を考えさせる言葉は……

>>593
>>594
>>595

>>595のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>593
34〜66 >>594
67〜99 >>595
593 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/09(金) 23:57:55.94 ID:BKhhPuF/0
>>そんなことをしたら渚さんは、どうなるんですか!
594 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/10(土) 00:02:33.55 ID:uGC8KhIs0
貴方のために死んだ葉月さんの思いを無駄にする気か
貴方が死ぬために葉月さんは死んだんじゃない
595 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 00:11:03.39 ID:Z+ucvx21o
もしかしてあなたは死にたいのか?
596 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/10(土) 01:17:08.45 ID:UCEH3NP90
「貴方は、貴方のために死んだ葉月さんの思いを無駄にする気ですか?」

「それは……」

「僕は葉月さんの事については良く知りませんが……自分の身を挺してまで庇ったということは、少なくとも貴方に生きて貰いたいという思いがあったはずです」

「…………」

「ああ、でももしかしたら貴方が本当の意味で“死ぬ”ために葉月さんは死んだのかもしれません。あなたに簡単には死なせずに、最後までもがき苦しみ、追い詰めて――」

「葉月さんはそんな人じゃないッ!! 葉月さんは……葉月さんは思いやりがあって、人間として本当に素晴らしい人なんだ!」

御剣は僕に深く迫りよって、大きな声を上げる――

「……なら、どうして貴方はそのような人の思いを裏切るのでしょうか? また、矛盾してますよ?」

「………………俺は――」

「分かってます。すみません、少し意地悪をしてしまいました。ただ、御剣さんにはもう少し自分の命を大切にして貰いたいと思ったので」

これ以上責めたてても、どうしようもなさそうだ。

「もうこれ以上はこの事について、“僕からは”言及はしません。だから、後は御剣さん次第ということで……」

「俺次第……?」

「えぇ、もしそのバラバラになっている思いが1つに定まった時、僕に相談して貰えれば一緒に考えますよ。まあ、今の御剣さんの状態ですと到底定まるとは思えませんがね……」

「桜井…………」

「勘違いされると困るので言っておきますが、僕やかりんにとって不利益な事が起きない範疇内の事しか僕は提案できませんからね? そこのところは譲れませんから……」

「あぁ、分かった。もしその時は頼むよ――」

僕はようやく求めていた握手を交わすことができた――


――――――
――――
――

今日はこの辺で終わります。

若干御剣がゲームに対して理解があるように補正をかけていますので、原作のような感じにはあまりなってませんがご了承を。

597 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 01:19:10.65 ID:1Q52BwLKo
おつー
598 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/10(土) 01:51:05.52 ID:uGC8KhIs0
599 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/10(土) 18:18:18.99 ID:UCEH3NP90
【33:30】

僕たちは協力関係になることになったので、お互いのPDAの番号を教え合う事にした。

御剣は先程言われたようにAで、QのPDAの所持者を殺害しなければならない。

また、綺堂はJであるためこのまま僕たちと一緒に行動していれば自然と首輪が外れるといったところだろうか。

「うぅ……祐司、助けて…………」

「も〜う、ちゃんと教えてよ、かりんちゃ〜ん!」

かりんは綺堂の質問攻めに参ってしまったのか、僕の服の裾を掴みながら横へ隠れていた。

「渚さん、いまはこの辺で勘弁してあげてください。かりんもお手上げのようですし」

「……分かりました〜。またあとでしっかり聞かせて貰うよ〜?」

「祐司ぃ…………」

「はいはい、もう大丈夫だから。しばらくは聞かれないってさ」

僕は横に居るかりんの背中を優しく叩いてあげた。

「ぁ…………っ――」

すると、かりんはビクリと体を跳ねさせながら僕から離れた。

「……ご、ごめん気に障ったかな?」

「う、ううん、そうじゃないの! ちょ、ちょっとびっくりしたっていうか、なんというか……」
 
かりんは気恥ずかしそうに僕の方をチラチラ見てきていた。

「…………ふふ。ラブラブですね〜?」

綺堂が彼女に何かを仕込んだようだが、僕はできるだけ動じないでいることにした。

「渚さん、あまり茶化したらいけませんよ。で、俺達はこれから4人で行動する事になったんだが……。桜井、これからどうしていく?」

御剣が上手く流れを良い方向へ持って行ってくれたので、助かった。


「そうですね――」


1.高山・矢幡と決着をつけよう

2.長沢を狙おう

3.もう1人の誰かわからない人を探そう

4.5階へ行こう

5.御剣に任せる

6.その他

>>600
>>601
>>602

>>602のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>600
34〜66 >>601
67〜99 >>602
600 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 18:25:26.44 ID:yRK4arQso
3
601 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 18:26:54.65 ID:Z+ucvx21o
4
602 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 18:27:29.48 ID:1Q52BwLKo
3
603 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/10(土) 19:32:22.21 ID:UCEH3NP90
ちょいと用事があって、更新できません。

また戻ってきます
604 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/10(土) 21:15:56.10 ID:UCEH3NP90
「――5階へ行きませんか?」

僕としては早めに上階へ上がっておきたいところである。

それは僕の解除条件のためでもあり、戦術の幅を増やす為でもあるのだ。

「うん、そうしよう。侵入禁止エリアが増えるのは8時間毎だが、早めに上がっておいて損はないだろうし」

既に1階は進入禁止エリアになっていて、次はゲーム開始から40時間の時点で2階がそうなるだろう。

「そういえば、御剣さんたちはどのような武器を持っているんですか?」

「俺は、拳銃とナイフだけだ。渚さんは拳銃と手榴弾とかを持っているよ」

「渚さんは拳銃を扱えるんですか?」

「はい〜、海外の射撃場で撃ったことがあるので〜」

なるほど、彼女は普通に戦える人間であるらしい。

さすがにこの終盤の階に来るとなると、皮を被り続けるのは難しいということだろうか……。

「そうなんですか。僕もグアムに行った時に一度やってみたことがあるんですが…………反動が大きくて、全然扱えませんでしたよ」

「え、そうなの祐司?」

「うん。だから、渚さんは凄く才能があるんじゃないんですかね?」

「…………うん〜。射撃場の人も〜才能があるって言ってたよ〜?」

一瞬綺堂の顔が曇ったのを僕は見逃さずに見ていた。

彼女はあまりに怪しすぎる……もしかしたら、このゲームに――

「5階の階段へ着くにはかなり時間が掛かりそうだから、何度か休憩しながら行こう」

階段へ続く道はかなり複雑になっていて、最低でも5時間ほどはかかりそうだった。

「そうですね。あと、高山さんたちと、長沢にも注意しながら、ですよね?」

「あぁ。それじゃ、行こう――」

僕たちは部屋を出て5階を目指しすために歩き始めた……


5階へ行く途中で僕たちが見つけたものは……?(1個ずつで何でも可)

>>605
>>606
>>607

コンマ判定
00〜33 粗悪

34〜66 普通

67〜99 優良
605 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/10(土) 21:19:56.92 ID:cpqYh5BK0
ジャマー
606 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 21:24:33.53 ID:1Q52BwLKo
探知系ソフトウェアに映らなくなるソフトウェア
607 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/10(土) 21:24:34.62 ID:2w5FVVNY0
ショットガン
608 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/10(土) 21:45:35.14 ID:UCEH3NP90
【36:00】

歩いて2時間半あまりが経過したころ――

僕たちは道中で新しいものを手に入れた。

幸運にも探知系ソフトウェアに映らなくなるソフトウェア、というものを2つ手に入れた。

……と思ったのだが、1つは壊れていて実質は1つ手に入っただけである。

何はともあれこれを用いれば戦闘時や逃走時に非常に役立つことであろう。

しかし、それと同時にこのようなソフトウェアが存在するという脅威を知ってしまった。

高山たちが僕たちと同じソフトウェアを手に入れてしまったら、僕たちは見えない敵を常に警戒しなければならなくなるかもしれない。

(早めに決着をつけておくほうが良いのかもしれない……)

ゲーム終盤になるにつれて、所持しているソフトウェアや武器の差が変わらなくなり、そうなると僕たちが不利になるのは必須――

先程手に入れたショットガンを持っている御剣は、恐らく戦闘面ではあまり役に立たないだろう。

(どうする……)

確信は無いのだが……5階へ上がろうといったものの、実はその行為は自分の首を絞めているではないかと思えてきた。

「ん……桜井、どうしたんだ?」


僕はここで…………


1.何もないと適当に言って、引き続き5階を目指す

2.長沢からPDAを回収することを提案する

3.もう1人誰かわからない人を探して、その人のPDAを回収することを提案する

4.その他

>>609
>>610
>>611

>>611のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>609
34〜66 >>610
67〜99 >>611
609 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 21:46:43.08 ID:1Q52BwLKo
2
610 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 21:47:11.24 ID:yRK4arQso
3
611 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/10(土) 21:49:40.13 ID:cpqYh5BK0
612 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/10(土) 22:49:42.56 ID:UCEH3NP90
「……このまま、僕たちは5階を目指していいのだろうか、と考えていたんです」

「どういうことだ?」

「かりんの解除条件を満たすためには、最低でも誰か1人に接触――つまり、高確率で戦闘が起きるという事になる。だから、上の階に上がって武器やソフトウェアを万全にしてからにしよう、そう今までは考えていたんです」

「しかし、このジャマーソフトを見つけてから少し考えが変わったんです――」

「恐らくこのソフトウェアを所持しているのは僕たちだけでしょう。となれば、いま僕たちはかなり優位な立場に居るということは分かりますよね?」

「まぁ、相手からしてみれば透明の敵と戦っているようなものだからな」

「しかし、その立場はこれからずっと続くというわけではありません。5階、6階と上がっていけば、彼らも同じソフトウェアを手にするのは時間の問題でしょう」

「確かに……」

「だから、僕たちがいまやるべきことは5階を目指す事じゃないと思うんです。僕たちは、いまこのチャンスを有効に使って、PDAをあと1つ手に入れるべきでしょう」

「それって……」

「うん。高山さんたちを相手にするのは難しいから、長沢からPDAを回収するべきだと僕は思う」

ここで大きく一歩を踏み出さなければ、ならないと僕は感じていた。

こちらは4人いるのだから、長沢を殺さずとも降伏させてPDAを回収することだってできるかもしれない。

「……どうかな?」

急に方針を変えるというのは、あまり良くない事だろう。

しかし、ここでPDAを回収しておかなければもうチャンスが巡って来ない可能性だってある。

「えっと……私が言うのもなんだけど、良いと思うよ!」

「俺も賛成です。北条さんの首輪を外すことが俺達にとっての最優先事項だと思うし」

御剣は僕のブレブレの言動に嫌な顔をせずに賛成してくれた。

彼のような存在が、人間として一番輝かしいのかもしれない。

「私も賛成です〜!」

綺堂は相変わらず流れにそのまま乗っているようだった。

「それでは、どうやって長沢からPDAを回収するかですが……」


僕たちの方針は――

1.殺してPDAを回収する

2.負傷させてPDAを回収する

3.人数で脅し、降伏させてPDAを回収する

4.いや、やっぱり5階を目指そう

5.その他

>>613
>>614
>>615

>>615のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>613
34〜66 >>614
67〜99 >>615
613 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 22:50:38.13 ID:1Q52BwLKo
2
614 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/10(土) 22:52:47.32 ID:cpqYh5BK0
2、ただし殺さないことより、PDA回収を優先
615 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 22:54:50.21 ID:yRK4arQso
3
616 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/10(土) 23:06:56.66 ID:UCEH3NP90
集中力が続かなくて、いつも以上に遅筆になっているので

今日はここで終わります。
617 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/10(土) 23:09:44.96 ID:naMyqPlho
618 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 23:10:41.65 ID:yRK4arQso
乙です
619 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/10(土) 23:24:23.86 ID:cpqYh5BK0
620 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/10(土) 23:24:33.55 ID:1Q52BwLKo
621 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/12(月) 22:36:34.17 ID:SmgqOQGg0
「彼の性質を考えると、多少は負傷して貰わなければならないと思います」

彼をお互いに傷つかずに降伏させるのは、なかなか難しいものが有るだろう。

「多少と言っても、俺達にそんな技量は無いぞ? 下手をしたら、殺してしまう可能性だってある」

「……ですから、“なるべく”負傷させる、ということです。彼は軽傷で済むかもしれませんし、最悪死に至るという可能性も否定できません」

僕たちに足や手を狙って打ち抜く技術など存在しないのだから、銃弾が彼の何処へ当たるかは分からない。

だから、負傷といってもその時にならないと度合いがどうなるのかは予想もできないのである。

「俺はPDAを回収する事には賛成だ。だが、そんなあやふやな状態で行くのは止めるべきだ。もしかしたら、殺してしまう可能性だってあるんだぞ!?」

「……その時はその時ですよ。僕は一応、割り切っているつもりです」

「桜井――!」

「――私は祐司に賛成だよ」

御剣が僕に迫りかかろうとした時に、間にかりんが入ってそれを止めた。

「……北条さんも、安直に人の命の駆け引きなんてしたら駄目だ! 引き返せなくなるかもしれないんだぞ!?」

「…………引き返せなくても、いいよ。これは、私の条件のためにやることなんだし、それくらいの覚悟くらい持たないと駄目だよ」

かりんが目を細めながら御剣を見つめる。

「…………」

(やはり御剣さんは御剣さんか…………)

彼の根の良心は健在であり、このままでは意見がいつまでたっても対立したままになってしまうだろう。

ここはどうにかして御剣さんを説得しなければ――



どうやって説得する?

>>622
>>623
>>624

>>624のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>622
34〜66 >>623
67〜99 >>624
622 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/12(月) 22:47:36.75 ID:0kVY61SSo
渚に意見を求める
623 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/12(月) 22:51:57.12 ID:Ct4RT3uo0
自分が2つのPDAを奪った時の状況とその時の気持ちを言う
624 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) :2012/11/12(月) 22:53:43.23 ID:E+8bkOCm0
残りの人間と安全に話せる保証はない。
御剣さんが言っていることは、かりんに条件をみたすなと言っているのと同じだ。
625 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/12(月) 23:31:17.80 ID:SmgqOQGg0
「…………渚さんは、どう思いますか?」

僕はまだ一言も発していない綺堂に意見を求めてみることにした。

「ん〜……総一君の言ってることも分かるけど〜祐司君の言ってることも分かるかな〜?」

「僕は渚さんの意見を聞いているんです」

逃げに回った彼女を僕は逃さまいと食いついた。

「…………私は〜御剣君に賛成だよ〜? 皆には怪我をして欲しくないし〜、危険だと思うからね〜」

「渚さん……」

綺堂はどうやら御剣のほうへ付くらしい。

「じゃあ、かりんの首輪はどうやって外すんですか? 高山さんたちを相手にするんですか? それとも消息不明のもう1人を探すんですか?」

実は、先ほど確認したところ正体が分からなかったもう1人の人物のPDAが消えていたのだ。

条件を満たしてPDAを破棄したのか、それとも何らかの形でPDAが破壊されたのかは分からないが、位置が分からない相手を探すというのはあまりに愚策である。

「……俺は、長沢を傷つけずに降伏させてPDAを回収するのが良いと思う」

「こちらが4人だからと言って彼が簡単に降伏するとは思えません。そのような方針で行けば、逆にこちら側が負傷する可能性が高まりますよ?」

「それでも、やっぱり……」

僕は次第に苛立ちが立ち込めてきた。

いくらこれから協力する関係で居るとは言え、こんな思想の持ち主と一緒に行動していては不安で仕方がない。

しかし、彼とまた別行動を取るとなると安全性が問題となってくる――


僕は……

1.表面上だけは御剣に賛成し、長沢と接触したら僕の作戦を独自に結構する

2.妥協して御剣に賛成する

3.あやふやなままにして、話を終わらせる

4.その他

>>626
>>627
>>628

>>628のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>626
34〜66 >>627
67〜99 >>628

626 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/12(月) 23:32:17.39 ID:rV6R5Epio
2
627 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/12(月) 23:34:01.99 ID:Ct4RT3uo0
2 ただし威嚇のつもりの反撃は許してもらう
628 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/12(月) 23:34:19.31 ID:ejA8sae+o
2
629 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/13(火) 00:15:44.23 ID:X26Ex3Po0
「……分かりました、ここは僕が引きますね」

御剣はどうしても引かないという態度だったので、僕側から仕様が無しに引くことにした。

「祐司……いいの?」

「うん、形はどうであれかりんの解除条件を満たそうという方向性は変わらないからね」

まあ、いざとなった時は反撃をするというのは言わずともではあるが――

「桜井……」

「話はまとまったのでもう何も問題はありませんよね? そうとなれば、早く出発しましょう――」

僕はPDAサーチで長沢であろう人物の場所を把握し、すぐにルートを導き出して歩き始めた……


――――――
――――
――

今日はここまでです。
御剣の粘りのせいで物語が全然進んでいませんね……
630 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/13(火) 00:19:36.00 ID:kxHBcYMc0
乙です
631 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/13(火) 00:27:51.36 ID:HMSPni400

思ったより御剣厄介だな
632 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/14(水) 18:52:53.75 ID:s7SQl6Fv0
【38:00】

長沢はPDAサーチのソフトウェアを持っていないのか、僕たちが近づいても気づいているような素振りを見せる事は無かった。

いや、もしかしたらわざとそうしているのかもしれないが――

「では、先ほど話し合った内容をもう一度確認しておきます――」

僕たちが話し合った結果は以下のとおりである――


まず、長沢であろう人物に遠距離から接触して話しかける。

まず無いとは思うが、相手が平和的だった場合は警戒を解かずにに接触し、PDAを貸してもらう。

これが一番理想的な形だが、可能性は0と言っても過言ではないだろう。

いまだ解除条件を満たさずに居るという事は3や9の可能性が高いので、そうであれば僕たちを見るなり殺しにかかってくるのが目に見えている。

いや、もしかしたらQであるかもしれないが……“ゲーム”の事を考えればその可能性は低くなるだろう。

そうなると、もし相手がこちらに攻勢的だった場合なのだが――

「その場合は、威嚇が目的の反撃は許容します。これでいいですよね?」

「あぁ、何もしなければ俺達に成す術は無いからな……」

これについては、御剣も賛成してくれたので一安心である。

反撃をして、もし相手が降伏した場合はそのままPDAを回収すれば良い。

もし降伏しなかった場合は……威嚇をしつつ、逃走して再び出直すか他の作戦を考える。

また、相手がこちらを見て逃げた場合は可能な限り後を追跡して様子を見ながら対応する、と言った感じである。

「――ただ、不測の事態が生じた場合は、緊急事態として以上の作戦以外の行動を取る事を許容します」

これは、決まりにも例外というものを設けておかなければ、上手く動くことが出来ない事への配慮である。

「これで、良いですね?」

全員が頷いてその内容が確かであるという事を認めた。

(…………かりん)

僕は、ふと休憩中に2人で彼女と会話した内容を思い出す――

633 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/14(水) 19:02:07.56 ID:s7SQl6Fv0
――――――
――――
――

『私は……私は、長沢を……殺すつもりで、攻撃しようと思うんだ――――』

『御剣には悪いけど、やっぱりここで覚悟を決めないと……決めないと、私の首輪は外せないかなって思う――』

『…………ううん、これは私の問題だから。祐司に、“自分のために人を殺してくれ”だなんて……いくら仲間であっても頼めないよ』

『……うん。ありがとう、祐司――――』

――
――――
――――――

結局僕は、かりんに全てを任せてしまった。

きっと手塚を殺した時のことが、僕の事を戸惑わせたのだと思う。

(…………でも――)

もし、かりんが長沢を殺すことになってしまえば――

僕がここで何もしなければ、かりんも僕と同じ“殺人者(キラー)”という呪いを背負わなければなるだろう。

かりんに、それを受け入れることが出来るのだろうか?

そのまま、呪い殺されてしまうのではないだろうか――

そう思うと、僕は不安で仕方がないのである。

(…………っ)


僕は……

1.僕が代わりに長沢を殺す

2.かりんに長沢を殺すことを止めさせる

3.できるだけ殺さないように、と助言する

4.やっぱりかりんに任せよう

5.その他

>>634
>>635
>>636

>>636のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>634
34〜66 >>635
67〜99 >>636

634 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/14(水) 19:04:33.92 ID:9mcWC0eJo
1
635 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/14(水) 19:23:58.09 ID:qaKFAIMAO
5 自分も共犯者になる
636 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/14(水) 20:21:46.23 ID:VLqRgXmyo
2
637 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/14(水) 20:42:26.81 ID:s7SQl6Fv0
やはり、かりんに手を血で染めて欲しくないと僕は思った。

だから、既に殺人者である僕が長沢を殺した方が良いだろう――

(…………うん、そのほうが合理的だ――)

このゲームで分かった事は、1人殺してしまえばもう何人殺そうが些細な違いしか無い、という事。

だから、僕が殺したところでこれ以上心に傷を負う事は無いし、かりんも傷つくことは無い。

これが考えられる中で最適であるに違いないだろう。

「それじゃ、行きましょうか――」

僕は心の中で決意をしながら、長沢へ接近していった――――


【38:30】

長沢であろう人物から十分な距離を取れる場所で、僕たちは彼を待ち伏せしていた。

「…………来た」

足音は1つであり、警戒しながら歩いているように思われる。

「……それでは御剣さん、お願いします」

「あぁ――」

僕は“無駄な”説得係である御剣を前に出して、手持ちの武器を確認した。

拳銃やナイフは全員常備であり、そのほかの特殊な武器は――

スタンガン、スモークグレネード、スタングレネード、ショットガン、自動小銃、そして爆弾起動ソフトウェアと、それ専用の爆弾が3つ――

僕が持っているのは自動小銃と爆弾起動ソフトウェアとその爆弾である。

スタンガン、手りゅう弾類はかりんが持っており、ショットガンは本来御剣が持っているものだが、今は長沢を警戒させないようにと床に置いている状態である。

僕はこれらをどう用いて長沢を攻撃する……?(自由安価)

>>638
>>639
>>640

>>640のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>638
34〜66 >>639
67〜99 >>640


638 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]:2012/11/14(水) 20:47:21.35 ID:rFyPX9CG0
スモークグレネードを使い逃走
曲がり角の見えないところに爆弾をおき、長沢がきたら起動
639 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/14(水) 20:51:57.53 ID:9mcWC0eJo
御剣のすぐ後ろに控え、長沢が少しでも妙な動きを見せた瞬間御剣の横から小銃ぶっぱ
仕留め損なって追ってきたら>>638
640 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/14(水) 21:53:58.48 ID:ZMmh4JUM0
長沢が不審な動きを見せたらスタングレネードで目を潰して可能なら接近して自動小銃で殴りつける
不可能なら拳銃か自動小銃で撃つ
641 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/14(水) 21:56:08.28 ID:VLqRgXmyo
御剣が攻撃された時点で反撃。PDAを壊しては元も子もないので威嚇に留める。
642 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/15(木) 23:04:10.26 ID:onJgQVYl0
僕は十分に警戒しながら御剣の後についていくことにした。

「祐司……?」

「御剣さんだけだと不安だから、僕も行くことにするよ――」

かりんに僕を止める隙を与えずに、僕は御剣と同じ歩幅で歩き始めた――



「……そこにいるのは、長沢か!?」

御剣が廊下に響き渡る声で話しかけると、いままで聞こえていた足音がピタリと止まった。

向こうからは何も聞こえないところから、こちらの出方を伺っているようである。

「まあ、誰であるかは良いとして……俺たちは戦闘を仕掛けに来たんじゃないんだ。だから、平和的に事を進めていきたい――」

御剣が説得の言葉を言い終わる前に、こちら側に何かが投げ込まれてきた。

聞こえたのは、床に転がる金属音――

「祐司ッ!」

僕はその後かりんの声が聞こえると共に、後方へ走って逃げた――

直後――体が爆風で煽られると同時に耳を刺す轟音が僕の五感を麻痺させた――

(――手榴弾か)

御剣も廊下に伏せていて外傷も見当たらないところから、上手く避けたみたいである。

どうやら、相手は交渉云々を要する相手では無いらしい。

「かりん、煙幕を!」

「う、うん!」

長沢の正体が廊下の角から見えると同時にかりんがスモークグレネードを投げ込む――

「――――チッ!」

拳銃を持ち出していた長沢は、再び廊下の角に姿を隠した。

「よし、逃げますよ!」

煙幕が廊下に広がり始めたのを確認した僕たちは拳銃で威嚇をしながら逃げはじめる――

「待てッ!」

僕たちが攻勢的ではないと判断したのか、長沢は勢い良くこちらを追いかけてきているようだ。

「祐司……そろそろ――」

「いや、もう少し向こうの様子を見てからにしよう。焦りは禁物だからね」

「……うん」

と言いながら、僕は起動式爆弾を懐から手に取る――

(かりん、ごめん――――)

長沢が調子に乗っている今が、かりんの言うとおりでまさに仕留めるべき時なのだ。

僕は嘘をついてしまった事を心の中でかりんに謝りながら、次の廊下の角で立ち止まった。

「少し長めに威嚇射撃しますから、御剣さんたちはルートの確認をしてください!」

「分かった!」

これから僕がしようとすることを、御剣さんは許してくれるのだろうか。

いや、許してくれなくとも僕はかりんのために――
643 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/15(木) 23:12:04.23 ID:onJgQVYl0
(あとは、PDAが生き残る事を祈るだけか……)

3つのうち1つが爆炎や爆風に耐えきれば、僕の作戦は成功したと言えるだろう。

今思うとこれ以上にもっと正確にPDAを得ることができる策があったかもしれないが、今となってはそんなことを考えている暇はない――

僕は爆弾を長沢からは見えないにセットして、その場から逃げつつPDAの画面を確認した。

「ケッ、逃げてんじゃねーぞこら!」

廊下越しに聞こえる長沢の声からして、このままいけば上手く罠に引っ掛かるだろう……。


(あと、少し――)


僕は緊張しながら長沢の動きを見ながら、罠を作動させるボタンに指をそえた――


(…………ッ!)


僕は――


1.爆弾を起動させる

2.爆弾を起動させない

3.その他

>>644
>>645
>>646

>>646のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>644
34〜66 >>645
67〜99 >>646

644 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/15(木) 23:12:49.28 ID:z8sM76lB0
ほい
645 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/15(木) 23:14:00.43 ID:2nB+ji90o
1
646 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/15(木) 23:15:13.68 ID:J1aaguRW0
1
647 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/15(木) 23:38:43.15 ID:onJgQVYl0
――――――――――

――――――――

――――――

――――

――

先程聞いた轟音よりも強い音が聞こえて、僕は頻りに瞬きをしながら後ろを振り返った。

「――――祐司、大丈夫!?」

轟音によってまだ耳がこもっていて、かりんの声が物凄く遠くから聞こえて来るように思えた。

「桜井、一体何が…………ッ!!」

先に逃げていたかりんたちが続々と僕の方へ集まってくる。

僕の視線の先にあるのは、煙越しに見える血塗られた廊下と右半身が抉れている長沢だった。

「ど、どうしてこんなことに……ッ!!」

御剣が行き場の無い怒りを抱えながら、拳を握りしめている。

「…………祐司」

固まっている僕の冷たい手を、かりんはそっと握ってくれた。

僕は……

1.あれは僕がやった、とかりんにだけ言う

2.あれは僕がやった、と全員に言う

3.何故こうなったのか僕も分からない、と適当に言う

4.何も言わずに長沢に近づいて、PDAの様子を見に行く

5.緊急事態だったからという屁理屈を突き通す

6.その他

>>648
>>649
>>650

>>650のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>648
34〜66 >>649
67〜99 >>650
648 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/15(木) 23:40:36.39 ID:J1aaguRW0
1その後すぐにPDAを見に行く
649 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 00:05:35.60 ID:btT6YiXko
1
650 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 00:05:39.85 ID:l0BtNpGA0
1
651 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/16(金) 00:39:32.75 ID:+/mSqwg90
「かりん、これは……僕が――」

「祐司の馬鹿ッ――――」

そうか、かりんは僕が言わずとも気が付いたのか。

熱くなった頬が、僕の選択が不正解であったということを教えてくれている。

正解なのに、不正解という矛盾に対処する術を僕は見つけることが出来なかった。


やはり、人の心と言うのは難しい――


理論と感情論の境目が決してハッキリしないから、僕は理解する事があまりできない。

大多数はそれができるから、人間関係というものを上手くやっていけるのだろう。

僕にはそれができないから……僕は兄に――

「祐司君、大丈夫〜?」

「あ…………渚さん」

かりんと御剣が長沢の様子を見に行っている中、その場でじっとしている僕の顔を覗きこんできた。

「かりんちゃんと喧嘩しちゃったの〜?」

「……そう、なんでしょうかね」

「きっとそうだよ〜。だって〜かりんちゃん凄く怒った顔してるから〜」

僕は怖くてかりんの顔を遠くからも見ることが出来なかった。

「…………やっぱり、俺が悪いんですよね」

「……どうしてそう思うの〜?」

「それは…………俺が、かりんを……かりんの気持ちを……理解してやれなかった、からっ――」

どうしてか、目頭が熱くなり視界が悪くなってきた。

「……祐司君は、祐司君なりに色々考えたんだよね? かりんちゃんの事を考えて、行動したんだよね?」

彼女の温かい手が僕の頭を撫でる――

僕は、溢れだした感情をせき止めることが出来なかった。

「…………は、い。俺は……ッ、俺はかりんに傷ついて……ッ、欲しく、無くて…………ッ!」

少しの間だけ僕は彼女に弱い姿を見せながら、静かに泣き続けた――


長沢の持っていたPDAは……

コンマ判定1個下

00〜40 3個とも壊れていた

41〜50 3個とも起動していた

51〜70 2個起動していた

71〜99 1個起動していた
652 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 00:41:04.29 ID:cz3/bO79o
動いてくれ
653 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 00:41:37.74 ID:pXlD+3eOo
ほい
654 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/16(金) 00:43:45.62 ID:gGDOJaEAO
現実は非常である
655 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 00:47:15.20 ID:l0BtNpGA0
ぐぬぬ…
656 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 00:47:39.36 ID:UC7SNA8IO
これは辛いな
657 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/16(金) 00:48:12.31 ID:+/mSqwg90
今日はここまでです。

PDAが…………

まだこのゲームには一波乱も二波乱もありそうですね。

生存者は主人公の予想では

桜井、北条、御剣、綺堂、高山、矢幡、?、となっております。

残り1つのPDAを手に入れる方法はもう限られているので、かなり厳しいです。

それでは。
658 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 00:50:01.24 ID:cz3/bO79o
乙。申し訳ない気持ちでいっぱいだよ
659 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 01:02:23.13 ID:btT6YiXko
このスレで行われている殺人ゲームと御剣総一が挑んだ謎のヌルゲーシークレットゲームは別物
660 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/16(金) 01:04:27.37 ID:jpkKykhI0
乙。これは厳しい展開だな…だがそれがいい!
661 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/16(金) 01:54:49.73 ID:kFcWFdoAO
最後の一人は間違いなく郷田だよなあ
662 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/17(土) 19:15:30.19 ID:Tl9p4Cf20
【40:00】

2階が侵入禁止エリアになったことを告げるPDAの電子音が聞こえた――

長沢の持っていた3つのPDAは全て破損していた――つまり、僕の作戦は失敗したということである。

起動式の爆弾が思った以上に強力なものだったということが主な原因だと考えられる。

長沢は半身を失ったまま、間もなくして息を引き取ったようである。

そんな今は、4人とも特に会話をすることもなく、黙々とPDAを弄ったり水を飲んだり……と、時間を浪費している状態だ。

(…………かりん)

僕はかりんの方へ視線を送ってみるが、彼女は暗い顔をしたままそっぽを向いてしまった。

突然2人の間にできた溝に対して僕はかなり動揺していた。

僕の浅薄な行動が、かりんの心を傷つけてしまったのだろう。

どうすればいいのか、と色々考えてみるものの解決する方法は見つからない――
663 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/17(土) 19:19:30.38 ID:Tl9p4Cf20
「……ねぇ〜そろそろ出発しようよ〜」

渚の声に反応して、3人の視線が彼女の元へパッと移る。

「……そう、ですね。まだゲームは終わってないから、俺達は前に進まないと」

黙り込んでいた御剣が立ち上がって、体を伸ばし始める。

「かりんちゃんも、もう大丈夫だよね〜?」

「…………はい、大丈夫、です」

久し振りに聞いたかりんの声に僕は強く反応してしまったが、表情に出さないようにした。

「祐司君は〜?」

「僕も、大丈夫です」

ふと、かりんの視線を感じたような気がするが、意識からの勘違いだろう。

僕は渚の方だけを見ていることにした。

「よし、それじゃ……これからどうする?」


僕たちは……

1.戦闘禁止エリアを目指す

2.5階を目指す

3.高山達に接触する

4.正体・消息不明の人物を探す

5.御剣に僕がやったことを話す

6.その他

>>664
>>665
>>666

>>666のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>664
34〜66 >>665
67〜99 >>666
664 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/17(土) 19:20:01.68 ID:exJ7RorSo
4
665 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/17(土) 19:23:11.54 ID:VLjYRK5Io
666 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/17(土) 19:24:04.26 ID:CKrPVTEco
4
667 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/17(土) 19:52:23.02 ID:Tl9p4Cf20
僕たちは一旦、正体も行方も分からないもうひとりの人物を探すのはどうか、ということについて考えてみることにした。

とは言っても、相手の居場所が分からないという状況で、どうやって探せば良いのだろうか……

高山と矢幡の事もあるので、何も考えずに黙々と探し回るわけにもいかないだろう。

「桜井は、どう思う……?」

「そうですね……相手のPDAは1つなので、ジャマー機能を使い続けるには限界があるはずです。ですから、向こうが居場所を晒すまで待つのが得策でしょう。ただ……」

「ただ?」

「それは、相手が首輪が外れずに起動しているPDAを所持しているという条件でなければ成立しません」

「どういうことですか〜?」

「相手の首輪が既に外れている場合だと、相手にそのまま侵入禁止エリアに逃げ込まれるでしょう。それだけでなく、既にPDAが何かがあって破壊されてしまったとなれば……元も子もありません」

それに、相手が平和的であるかどうかという事も分からない。

つまり、正体不明の相手のPDAを回収するというのはかなり難しい――いや、既に不可能となっている可能性も高いのだ。

「…………それは、難しいな」

提案者の御剣が渋い顔をして、腕を組み始める。


僕たちは……

1.可能性は低いが、この方針でいく

2.考え直す(※方針を記載)

3.その他

>>668
>>669
>>670

>>670のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>668
34〜66 >>669
67〜99 >>670
668 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/17(土) 20:07:15.80 ID:44CSGivo0
2一旦、高山たちとの、位置関係を確認する
669 :名無しNIPPER [sage]:2012/11/17(土) 20:10:49.78 ID:k5wutkYt0
桜井の解除条件を満たしてから高山に接触する
670 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/17(土) 20:13:47.29 ID:hl7ZADXVo
>>669
671 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/17(土) 21:16:41.04 ID:Tl9p4Cf20
「一旦、高山さんたちの位置を確認しましょうか」

僕たちはPDAサーチで彼らの居場所を確認してみることにした。

「……こっちに近づいてきているな」

こちらが止まっているのを向こうも確認したのか、接触しようとこちらに向かってきているのが分かった。

「どうするの〜?」

「そうですね…………」


僕たちは……

1.高山たちから逃げつつ、戦闘禁止エリアへ向かう

2.高山たちから逃げつつ、5階を目指す

3.こちらからも高山たちに接触する

4.かりんに意見を求める

5.分からない、と丸投げにする

6.その他

>>672
>>673
>>674

>>674のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>672
34〜66 >>673
67〜99 >>674
672 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/17(土) 21:17:06.50 ID:VLjYRK5Io
673 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/17(土) 21:17:12.61 ID:exJ7RorSo
2
674 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/17(土) 21:22:42.42 ID:4ZxrUG93o
675 :名無しNIPPER [sage]:2012/11/17(土) 21:28:57.21 ID:k5wutkYt0
かりんの精神状態が気になる…
これ以上桜井に負担かけられないとか思ってそう
676 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/17(土) 21:43:57.72 ID:Tl9p4Cf20
「ここは逃げながら、5階を目指す方が良いと僕は思います」

まだ時間はあるので彼らへの対策を良く練ってから接触する方が良いだろう。

それに、そろそろ睡眠を取らなければ集中力が失われていくので、大きく差を開いて休憩したいところなのだが……。

「俺もそれでいいと思う。……渚さんと北条さんはどうかな?」

「私は賛成です〜」

「……うん、それでいいよ」

かりんの顔色は相変わらず悪いままで、それを見ている僕はとてつもなく心配になってしまう。

大丈夫か、と話しかけたくても話しかけられないこのもどかしさが僕の心を削っていく――

「それじゃ、行きましょうか――」

僕たちはジャマー機能を使い、上手く高山たちを戸惑わせながら5階を目指しに行った…………


【44:00】

5階についてから歩き回る事1時間――

僕たちのジャマー機能に翻弄された高山たちは、一旦こちらを追う事を止めていた。

度々姿を消す相手を闇雲に探すのはさすがに骨が折れると判断したのだろう。


僕たちが5階で手に入れたものは……(1個ずつ)

>>677
>>678
>>679

00〜33 粗悪

34〜66 普通

67〜99 優良
677 :名無しNIPPER [sage]:2012/11/17(土) 22:00:03.68 ID:k5wutkYt0
ツール
侵入禁止エリアへの侵入
678 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/17(土) 22:02:49.58 ID:exJ7RorSo
首輪の位置をマップ上に表示するソフトウェア
679 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/17(土) 22:35:12.69 ID:44CSGivo0
防弾チョッキ
680 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/17(土) 23:01:00.00 ID:Tl9p4Cf20
手に入ったのは、侵入禁止エリアへ侵入が可能となるソフトウェアと、首輪の位置を表示するソフトウェア……そして防弾チョッキが2つだった。

侵入可能機能は、電池が1分間に3%くらいのペースで消費されるらしく、30分もすればPDAの電源が落ちてしまうようだ。

このツールボックスを複数集めれば解除条件を満たさずとも……と考えたが、ソフトウェアを使用していなくてもPDAの電池は徐々に減っているので相当量のPDAとツールボックスが必要とされるので現実的とは言えない。

また、首輪位置ソフトを使用してみると高山と矢幡の2つの首輪を確認することが出来た。

もうひとりの遭遇してないプレイヤーは見つけることが出来なかったため、条件を満たし、PDAを破壊したと想定される。

となると、かりんの首輪を外すにはどの道高山達と接触しなければならなくなったというわけである。

防弾チョッキは軽量化された薄型の物であり、装備していても然程動きづらいというわけでもなかった。

これらは年下の僕とかりんが装備する事になった。

「はい、コーヒー」

「ありがとうございます」

一段落ついたところで僕たちは休憩をしていた。

渚さんからカップを受け取って、ゆっくりと熱いコーヒーを啜る――

(……かりんは、まだ怒っているのかな?)

僕たちは、あの件以降ずっと会話を交わしていない。

彼女のことが気になってしょうがないのだが、近づくことが出来なかった。

いまは彼女も熱い飲み物を飲んで、落ち着いているかもしれない。


僕は……

1.かりんに話しかける

2.まだ、このままでいよう

3.かりんのことを無言でじっと見つめてみる

4.渚に相談してみる

5.その他

>>671
>>672
>>673

>>673のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>671
34〜66 >>672
67〜99 >>673
681 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/17(土) 23:02:13.60 ID:exJ7RorSo
1
682 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/17(土) 23:03:52.69 ID:AfNfumvOo
4
683 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/17(土) 23:04:11.03 ID:44CSGivo0
1
684 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/17(土) 23:10:08.24 ID:Tl9p4Cf20
僕はコーヒーを机に置くと、スッと立ち上がってゆっくりとかりんの方へ向かっていった。

「…………あの」

「――ッ!? な、何?」

僕に話しかけられると思っていなかったのか、かりんは手に持っているカップを落としそうになっていた。

「えっと…………」

僕はかりんのことを真っ直ぐ見ることが出来ずに、天井を見ながらどう話すかを考える。


なんてかりんに話しかけよう……?

>>685
>>686
>>687

>>687のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>685
34〜66 >>686
67〜99 >>687
685 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/17(土) 23:21:48.71 ID:VLjYRK5Io
先走った結果PDAが壊れかりんの条件達成を厳しくした事を謝る
686 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/17(土) 23:22:58.91 ID:exJ7RorSo
>>685
687 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/17(土) 23:27:33.48 ID:44CSGivo0
>>685
688 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/17(土) 23:59:15.44 ID:Tl9p4Cf20
「――ごめんなさい」

僕は頭を下げてかりんに謝った。

「僕が勝手な行動をして、その結果かりんの条件を達成する事を更に厳しくしてしまって……それで――」

もし高山や矢幡がいなければ、かりんの首輪を外す事ができなくなっていたかもしれない。

そんな危険な行動を僕は1人でやってしまい、結果的にかりんの首輪を更に外せない方向へ持って行ってしまったのだ。

それで怒るのは当たり前であり、僕だってそんなことをされたらかりんと同じように――

「……祐司は、本当に馬鹿だよ」

「うん、僕は本当に馬鹿だった。だから――」

「祐司は……祐司は何も分かってないよっ――」

「ぁ…………」

かりんは僕の横をすり抜けるようにして、部屋を出て行ってしまった。

「……渚さん、お願いします」

「は〜い」

動けないでいる僕に対して、御剣と渚は冷静な対応を取っていた。

(……何も、分かってない、か)

かりんは、別のことで僕に怒っているらしい。

安直に話しかけたのは不味かったか――

(かりんは、何に対して怒っているんだろう……)

今一度、かりんがどうして怒っているのかを考えてみる……


なぜ……?

>>689
>>690
>>691

>>691のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>689
34〜66 >>690
67〜99 >>691
689 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/18(日) 00:01:02.45 ID:H2is6aGAO
かりんの意志を無駄にしたから
690 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 00:01:39.71 ID:kbCpZOglo
自分ひとりで全部抱え込もうとしたから
691 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/18(日) 00:05:21.33 ID:M47edUCto
かりんのことを想うあまり、かりんを置き去りにしたから
692 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 00:17:32.86 ID:klP1I7BZ0
(……そうか――)

かりんが怒っているのはきっと、僕がかりんの意志を無視してしまったからであろう。

長沢は“私”が仕留める、と伝えられていたにも関わらず、僕はその思いを蔑にしてしまったのだ。

僕たちは“仲間”であるというのに、僕はかりんに相談する事も無く勝手に動いてしまった。

かりんは、その行動による“結果”ではなく“過程”に対して怒っているのだ――

(そうに違いない――)

僕は……

1.今すぐかりんに謝りに行く

2.少し時間を置いてから謝りに行く

3.今は止めて、またしばらく時間を置いてから謝ろう

4.謝っても仕方ないから、このままでいよう

5.その程度でそこまで怒るものなのか、と逆ギレする

6.その他

>>693
>>694
>>695

>>695のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>693
34〜66 >>694
67〜99 >>695
693 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 00:18:45.35 ID:V+6m6B4vo
2
694 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/18(日) 00:19:34.09 ID:H2is6aGAO
2
695 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/18(日) 00:22:46.63 ID:SB2DmkLlo
696 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 00:42:20.83 ID:klP1I7BZ0
(今は渚さんが行っているから……)

僕は少し間を置いてかりんに謝りに行くことにした。

いますぐに行っても、さっきの流れのまま突き放されてしまうかもしれないだろう。

「桜井、何があったのかはしらないが……女性を怒らせたら早い内に謝って解決しないと、どんどん謝り辛くなってくるぞ?」

「……はい、身を持っていま実感していますから」

僕たちの事についていままで言及してこなかった御剣が、僕を憐れむ眼差しで見ていた。

次こそはかりんと仲直りして、もうこのような事が起きないようにしなければ――

でも、もしこれも違っていたら――

先程の予想が合っていなかったのに、今回は絶対に正解であるという確証は無いだろう。

また“分かっていない”と怒られたらどうすれば……

「大丈夫。ちゃんと心から謝れば、許してくれるって。絶対に許さないんだったら、こうして一緒に行動してないしな。……北条さんはきっと、桜井の事を待ってるよ」

「そう、ですね。……頑張ります」

やはり、御剣の方が僕よりも人として優れているみたいだ。

僕には人の心が理解できないから、正直今は彼の事が羨ましくてしょうがない。

「――祐司君、そろそろ良いかな?」

部屋に戻ってきた渚が、僕を小声で呼んでいた。

「えぇ、もう大丈夫です――」

僕は不安や恐怖を押しのけて、再びかりんに謝りに行った……


――――――
――――
――

今日はここまでです。

無事桜井とかりんは仲直りできるのでしょうかね……
697 :名無しNIPPER [sage]:2012/11/18(日) 02:22:22.09 ID:Z21W+Fbu0
乙、仲直りしないとBAD決定ぽいな
698 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 02:33:40.60 ID:iqoy/afMo


仲直りの成否はコンマ判定でもいいかも?
699 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 15:09:45.22 ID:klP1I7BZ0
「…………かりん」

僕は渚と一緒にかりんが居る部屋に入ると、ゆっくり彼女に近づいた。

「…………っ」

かりんは充血している目を拭いながら、後ろを向いてしまう。

「かりん、本当にごめん……。やっと、分かったんだ――」

「僕がかりんの思いを……決意を無視して、ごめんなさい――」

僕は再び深く謝った。

「仲間だというのに、僕はかりんに何も相談せずに勝手に動いてしまったんだ……。何度もお互いに協力・相談し合って行こうって約束していたのに……僕は、それをまた破ってしまった――」

「もう、絶対にこんなことはしないから…………許して、貰えないかな?」


僕は……

1.かりんに手を差し伸ばす

2.かりんを後ろから抱き寄せる

3.かりんを見つめながら、そのまま立ち尽くす

4.下を俯きながら、かりんの許しを待つ

5.その他

>>700
>>701
>>702

>>702のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>700
34〜66 >>701
67〜99 >>702
700 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 15:15:48.31 ID:gRp95RGq0
1 ただし、かりんが少しだけ桜井の方にこないと手を握れない距離で
701 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 15:16:18.75 ID:Ux7z2gRfo
>>700
702 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/18(日) 15:25:17.18 ID:SS5YJk9AO
>>700
703 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 15:52:43.11 ID:klP1I7BZ0
僕はある程度距離を置いてかりんに手を差し伸ばした。

「……違うよ!」

かりんは僕の方へ向き直る。

「祐司は……祐司は、どうして独りで何でも抱え込んじゃうの……っ!?」

「…………」

また答えが違ったのか、と僕は動揺して動くことが出来なかった。

「私は……私は、祐司にだけ苦しんで欲しくないの……ッ!!」

「僕は――」

「うん、分かってる……。私って祐司みたいに頭が良くないから……役に立てないんだなって……ッ!」

「だから、私……どうすれば良いんだろうって…………分からないから、その苛立ちを祐司にぶつけちゃって――」

かりんは、断片的に言葉を発しながら、泣き始める。

何が言いたいかという事は大体理解することが出来た。

「私、このまま全部、祐司に頼り切りじゃ、駄目だって……。そう、思ってても、どうすればいいか分からなくて……っ」

「――――かりんッ!!」

僕は、衝動的にかりんを強く抱きしめていた。

「ぁ…………ゆ、祐司――」

「かりん…………」


僕は彼女を抱きしめながら、何て言う?

1.泣き顔がブサイクだな、と冗談を言う

2.僕にはかりんが必要なんだ、と言う

3.かりんは役に立っている、と励ます

4.何も言わない

5.その他


>>704
>>705
>>706

>>706のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>704
34〜66 >>705
67〜99 >>706
704 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 15:53:15.01 ID:V+6m6B4vo
2
705 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/18(日) 15:54:09.35 ID:H2is6aGAO
2
706 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/11/18(日) 15:58:57.50 ID:ptwFLfMbo
2
707 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 16:18:18.14 ID:klP1I7BZ0
「僕にはかりんが必要なんだ……ッ!」

僕は震えそうになる手を制しながら、かりんを抱き続けた。

「どうして……? 私、何の役にも立ってないよ……?」

「それこそ間違いなんだッ! かりんが居ないと、僕はこのゲームでまともにやっていけ無かった。君だから……かりんだから、僕は傷ついて欲しくないんだ……ッ!」

「祐司……」

僕はありったけの思いをかりんにぶつけながら、いつの間にか涙を流していた。

「僕はかりんの事が好きなんだよ……! だから、僕は自分の身を犠牲してでも守ろうって……ッ!」

「す、好き――!? ちょ、ちょっと祐司、いきなり……っ!!」

「…………あ。い、いまのは――――」

僕は突発的に言ってしまった言葉を思い出して、顔に血が上るのを感じた。

「――わ、私も……祐司の事が、す、好き、だよ……っ!!」

かりんが僕の胸にうずくまる様にして、顔を隠した。

僕の心臓の鼓動はこれでもかと言うくらいに速まり、その勢いで破裂してしまいそうだった。

「え、えっと……これって僕たちが、相思相愛ってこと、で良いんだよね?」

「う、うん…………っ」

落ち着きを取り戻そうにも、今の状況による興奮度は僕の許容量を超えていた。

「……か、かりん。その、こ、これからも……よ、よろしく」

「うん…………えっと、少し、痛いかも」

「あ……ご、ごめん!」

僕はいつの間にか物凄い力でかりんを抱き寄せていたようである。

咄嗟に離れるとお互いに、無言になってしまった……。

「…………ふふ、らぶらぶですね〜?」

そんな2人に聞こえてきたのは、渚の黄色い声だった――

そうだ、渚はさっきからずっと僕たちの事を見ていたんだ――

「――――――ッッッ!!」

穴があったら入りたい、というのはこういう気持ちなのだろう――
708 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/18(日) 16:30:45.71 ID:egotl9YZ0
爆s…は洒落にならないからとりあえず生き残りたいね
709 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 16:35:51.33 ID:sW1tDixio
穴があったら入れたい(ゲス顔)
710 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 16:54:01.25 ID:klP1I7BZ0
【45:00】

僕とかりんが仲直りをして、落ち着きを取り戻すと今後の事について話し合うことにした。

「かりんの首輪を外すには、高山さんたちとの接触が必須となります。これだけは避けようがありません」

実質このゲームにまだ参加しているのは僕たちと高山たちの2チームだけである。

「そうだな……。でも、戦闘はできるだけ避けたい」

僕としても高山と矢幡相手に立ち向かうというのは、物理的に難しいと思っている。

襲撃をかけても返り討ちにあう可能性が高いだろう。

「ただ、もしかしたら僕たちは戦闘しなくてもいいかもしれません……」

「どういうこと……?」

「高山さんと矢幡さんの解除条件に、殺人が含まれていなかったら、戦闘をすることも無く両方ともの条件を満たすことが出来るっていうことだよ」

僕たちがいま確認できているPDAは、御剣のA、葉月の4、罠で死んだ男の7、手塚の10、渚のJ、かりんのK、そして僕のJOKERである。

そうなると彼らの所持しているPDAの番号はある程度限られてくるのだ。

「まず、9は協力関係が結べないからまず外れます。また、3は長沢のPDAだった可能性が高いでしょう」

長沢が持っていたPDAは3つであるため、他のプレイヤー2人を殺害した可能性が高いだろう。

それに、人数が明らかに多い僕たちを殺しに来たという事は、残り1人を殺せばゲームクリアだという焦りがあったからに違いない。

「5は1人でも達成可能だし、偽装して確かめてみたのですが……このプレイヤーは既にクリアしているようです」

つまり、正体不明のもう1人の生存者は既にクリアをして、下の階へ降りてしまった事を示す。

「となると残るのは……2、6、8、Qか」

「2、6、8、Qって……どれもどちらかと言うと平和的な条件だよね」

「うん、この推理が正しければ僕たちは争わずともゲームをクリアできるんだよ」

ただ、相手が条件に関係なく賞金目当てに殺そうとしているのなら、どうしようもないのだが――

「祐司君すご〜い! お姉さん惚れちゃうな〜」

「ちょ、ちょっと渚さん! 祐司にあんまりくっ付かないでください!」

「え〜〜! 祐司君も満更じゃないって感じなのに〜!」

「……そうなの?」

「違うよ! 渚さん、離れてくださいって!」

「あ〜ん、祐司君が虐める〜!」

「渚さん大丈夫です、俺がいますから……。それで、これからどうする?」


僕たちは……


1.取りあえず6階に行って僕の首輪を外す

2.この推理を元に高山たちを説得する

3.高山たちが遠くへいる間に睡眠を取ろう

4.その他

>>711
>>712
>>713

>>713のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>711
34〜66 >>712
67〜99 >>713
711 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 16:55:04.89 ID:V+6m6B4vo
1
712 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 16:57:15.17 ID:sW1tDixio
1
とりあえず首輪を外してしまえば高山だけはなんとかなるし…
713 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 16:58:12.07 ID:5imu8CVNo
2
714 :名無しNIPPER [sage]:2012/11/18(日) 17:01:17.02 ID:INcV85qr0
郷田「そうは問屋がおろさないってね」
715 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 17:03:49.25 ID:klP1I7BZ0
「では、6階へ向かいましょうか――」

話し合った結果、彼らのPDAの中に2が含まれていた場合を考えると、僕の条件を先に達成していた方が良いという結論に至った。

「…………かりん、眠たい?」

「うん……少し、だけ」

疲れた目をしているかりんには申し訳ないが、もう一踏ん張りしてもらわなければならない。

「無理だったらすぐに言ってよ? 僕だって眠たいし……」

「うん、ありがとう、祐司……」

僕たちは少しあくびをしながら6階へ向かっていった――


――――――
――――
――

しばらく休憩します。

夜にまた戻ってくると思います。
716 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/18(日) 17:15:46.65 ID:SS5YJk9AO
協力なんて盛り上がらないし困るのよねっていう郷田の声が聞こえてきそうだ……
717 :名無しNIPPER [sage]:2012/11/18(日) 19:04:42.58 ID:INcV85qr0
>>710
>>渚さん大丈夫です、俺がいますから……。

おい
718 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 19:48:42.13 ID:klP1I7BZ0
【48:00】

ゲーム開始から2日目――

上階になればなるほど道が変に曲がっていて、目的の場所へ着くのには無駄に時間が掛かっていた。

6階の階段まであと1時間ほどなのだが、睡眠をとっていない僕たちにとってはかなり長く思えてしまう。

僕たちが移動中で手に入れたものは……?(1個ずつ)


>>719

>>720

00〜20 粗悪

21〜90 普通

91〜99 優良
719 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/18(日) 19:56:42.75 ID:WSBO/pxD0
催涙ガス弾とガスマスク4つ
720 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/18(日) 19:58:23.52 ID:UBNIfglKo
音響爆弾。フラッシュバン。
721 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 19:59:21.52 ID:V+6m6B4vo
自動攻撃機械のコントローラー
722 :>>719は複数個なので無効 ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 20:10:03.29 ID:klP1I7BZ0
手に入ったのはスタングレネードが1つと、自動攻撃機械のコントローラーだった。

自動攻撃機械は2台あり、PDAで地図を見ながら遠隔操作することが出来る。


拳銃、スタンガン、スタングレネード×2、ショットガン、自動小銃、ナイフ、
爆弾起動ソフトウェアと、それ専用の爆弾が2つ、自動攻撃機械×2

これが今僕たちが持っている全ての武器である。

自動攻撃機械は思った以上に重いので、僕たちは何かを捨てていく事にした。


僕たちは……

1.自動攻撃機械を持っていかない

2.何かを捨てる(武器指定)

3.いや、何も捨てずに持っていく事にしよう

>>723
>>724
>>725

>>725のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>723
34〜66 >>724
67〜99 >>725
723 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/18(日) 20:22:19.44 ID:UBNIfglKo
2.爆弾起動ソフトウェアと、それ専用の爆弾が2つ
724 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/18(日) 20:23:10.51 ID:2pm7FXJ/0
2、爆弾起動ソフトウェア専用の爆弾のうち1つ
725 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/18(日) 20:25:14.25 ID:zUZmyQZM0
1
726 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 20:52:54.61 ID:klP1I7BZ0
僕たちは、残っている起動式爆弾2個を捨てていく事にした。

「さて、そろそろ出発しよう」

「はい、じっとしていると眠ってしまい……」

かりんのほうを見ると、うつらうつらしていた。

「……桜井、自動小銃は俺が持っていくよ」

「すみません……ありがとうございます」

僕は御剣に武器を預けて、かりんをおんぶしていくことにした。

「んんん……ゆう、じ…………」

「夢の中でも祐司君に“ぞっこん”だね〜♪」

「……はは」

かりんを背負ってみると、とても軽かった。

こんな華奢な女の子が今までゲームを乗り越えてきたんだ、と今更ながらに気が付く。

(……絶対、かりんの首輪を外すんだ――)

このままいけば、平和的にかりんの首輪が外れると考えられる。

(それで――)

このゲームを2人でクリアして、僕は――――
727 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 20:54:10.51 ID:V+6m6B4vo
死亡フラグ立てるなよ…
728 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 20:56:54.24 ID:klP1I7BZ0
「――――桜井ッ、走れ!!」

僕は、御剣の大声を耳にして、かりんを背負いながらも必死に走った。

「……罠!?」

気が付くと僕たちと御剣たちが防火シャッターで分断されていた。

『桜井、大丈夫か!?』

「はい、大丈夫です。そちらも怪我はありませんか?」

『……くそ、ビクともしないッ!』

御剣が防火シャッターを何度か揺らしたりしてみるものの、それは壁、床、天井に完全に張り付いていた。

これは、以前僕とかりんが分断された時と同じ感じがする――

「取りあえず、近くで合流しましょう。と言っても、すぐには合流できそうにありませんね……」

『そうだな……』

地図を見てもかなり歩かなければ合流できそうにない。

それに、その方向へ行くとどんどん階段から離れた方向へ向かっていくのだ……

「…………ぁ、祐司。ど、どうしたの……?」

背中で寝ていたかりんが目を覚ましたので、僕はゆっくりと彼女を降ろす。

「また、分断されたみたいなんだ……」

「え……!? ど、どうするの……?」


ここは……

1.僕たちは先に6階に行き、御剣たちが後から来るのを待つ

2.御剣たちを合流する事を優先する

3.その他

>>729
>>730
>>731

※>>のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>729
34〜66 >>730
67〜99 >>731
729 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/18(日) 20:58:16.90 ID:Rw/CzA0Co
とりあえず近い方
730 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 20:58:19.83 ID:sW1tDixio
2
731 :名無しNIPPER [sage]:2012/11/18(日) 20:58:21.69 ID:INcV85qr0
正直催眠ガスないのは痛い
732 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 20:59:23.09 ID:V+6m6B4vo
2
733 :名無しNIPPER [sage]:2012/11/18(日) 21:01:56.78 ID:INcV85qr0
すまん、安価下でお願いします
734 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 21:06:03.72 ID:5imu8CVNo
1
735 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 21:22:35.29 ID:klP1I7BZ0
>>731は無効で1個下の>>732のコンマ判定を採用します。
――――――
――――
――

「取りあえず僕たちは6階へ行って、僕の首輪を外します」

『あぁ、そのほうが俺もいいと思う』

距離的に6階を目指す方が近いので、本来の目的を果たしておくべきだろう。

「その後は御剣さんたちが来るのを待つか、余裕があればこちらからも近づいていく事にします」

『分かった。……桜井、北条さん、気を付けて』

「それはお互い様ですよ、御剣さん……。それじゃ、行こうか――」

「うん!」

僕たちは階段を目指して歩き始めた――


【49:00】

僕たちは道中に特に目立ったことは無く、6階へ到着し、近くの部屋にすぐに入った――

『おめでとうございます、あなたは首輪の解除条件を満たしました――』

「おめでとう、祐司!」

「ありがとう、かりん」

忌々しかった白い首輪が、あっさりと外れてしまった。

これで僕はゲームをクリアしたということになり、このままゲーム終了時刻になれば“勝者”となる――

「次はかりんの番だよ」

「うん、そうだね…………」

隣に座っているかりんが、僕の肩に頭を乗せた。

「そろそろ、本格的に眠くなってきた……?」

「うん。でも、それより祐司の首輪が外れて安心したから……体の力が抜けちゃったよ」

「……僕は、かりんの首輪が外れるまでは安心できない、かな」

「大丈夫。祐司がいるから、私の首輪は絶対に外れるよ」

かりんの肩を抱き寄せて、僕たちはお互いの温かみを感じ合う形になった。
736 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 21:28:04.83 ID:klP1I7BZ0
「祐司…………」

「ん、何?」

「このゲームで、祐司と出会えて本当に良かった」

「……死に際に言う言葉見たいじゃないか、それ」

「えへへ、そうだね……。でも、本当にそう思ってるよ。祐司じゃなかったら、私もこのゲームでやっていけなかったと思うし――だから――――」

「だから?」

「……もし、だよ? もし、途中でどっちかが死んじゃったら……このままだと私、後悔すると思うんだ」

「さっきは絶対に首輪が外れるって言ってたけど?」

「もう……祐司の意地悪。…………だから、祐司……え、えっと…………い、今は御剣とか渚さんがここに居ないよ?」

「…………そう、だね。ここには、僕とかりんの2人しか居ない」

さすがの僕でも、かりんの言いたいことが分かる。

「うん、ふ、2人だけ……だよ?」

「…………かりん――」

「祐司…………」

僕はここで……

1.かりんのほっぺにキスをする

2.かりんとバードキスをする

3.かりんとフレンチキスをする

4.かりんはエッチだ、と言って少し苛める

5.その他

>>737
>>738
>>739

>>739のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>737
34〜66 >>738
67〜99 >>739
737 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 21:29:03.42 ID:V+6m6B4vo
2
738 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/18(日) 21:29:34.55 ID:WSBO/pxD0
5 ディープキス
739 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/11/18(日) 21:32:16.21 ID:tz+9mHaJ0
3
740 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/18(日) 21:32:35.30 ID:Rw/CzA0Co
何をしてほしいか言ってごらん?って言っといて不意打ちで↑
741 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 21:43:59.18 ID:klP1I7BZ0
「ん――」

僕は目を瞑って待っているかりんの唇に、軽く自分の唇を重ねた。



僕はいま、かりんとキスをしている――



一瞬の出来事が、永遠と感じられるほどに僕の心は満たされているようだった。

「……祐司、好きだよ」

「うん、僕もかりんの事が大好きだ――」

「祐司は、初めて、なの?」

「うん、そうだね……。かりんは?」

「私も……初めて。一緒で良かったよ……えへへ」

僕たちは向かい合って、深く抱き合う――

これから僕は……

1.かりんを眠らせる

2.かりんのお尻を触る

3.かりんをベッドに連れて行く

4.何度かキスを繰り返してみる

5.かりんの太ももを触る

6.その他

>>742
>>743
>>744

>>744のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>742
34〜66 >>743
67〜99 >>744
742 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/18(日) 21:45:17.25 ID:zUZmyQZM0

743 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/18(日) 21:45:18.84 ID:UBNIfglKo
6.気づかれないようにPDAの探知技能で安全を確認。
744 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 21:46:16.49 ID:5imu8CVNo
1
745 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/18(日) 22:11:26.39 ID:zUZmyQZM0
・・・続きが気になる
746 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 22:12:31.12 ID:klP1I7BZ0
僕は抱き合ったままかりんに見えないように、PDAサーチをかけて画面を確認した。

(…………!!)

見ると、遠回りをして階段をしている御剣さんたちを確認することが出来たのだが、高山達のPDAが画面に映っていなかった。

(……向こうもジャマーを手に入れたか)

こうなると御剣さんは勿論の事、僕たちも油断をすることはできない。

「……ふあぁ。祐司、少し寝てもいいかな?」

かりんが離れようとしたので僕は咄嗟にPDAを隠した。

「うん、僕はまだ我慢できるから」

「ありがとう……それじゃ、おやすみ――」

僕はかりんに不安を与えないように、そのまま眠りにつかせることにした。



かりんが寝静まったのを確認すると、僕は鞄の奥底から煙草を取り出した。

「…………ふう」

我慢できるといったものの、僕も早く寝たくてしょうがない状態だった。

だから、煙草を吸って眠気を覚ますことにした。

「…………ゴホ、ゴホ――」

これは手塚からもらった煙草であり、それはかなりタール値がきついものだった。

手塚、長沢、罠で死んだ男、受付嬢の女性……と、僕たちはいくつもの屍を超えていま生きている――

(生きて、帰らないと…………)

そうでないと、死んでしまった人たち――殺してしまった人たちに対して非礼だろう。

ゲームの残り時間はまだ1日ほどあるが、早く決着がついてしまうかもしれない。

だから、今後は一切の油断を許さずに行動しなければならないだろう。

(僕が、絶対にかりんを守る――)

僕は、睡魔と戦いながら御剣や高山達の動きを監視し続けた…………
747 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/18(日) 22:18:50.13 ID:klP1I7BZ0
今日は、ここまでです。

ゲームはそろそろ終盤へと差しかかろうとしています。

御剣と渚が無事でいられるのかどうか……
748 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/18(日) 22:21:35.36 ID:zUZmyQZM0
>>1
ゆっくり休んでくれ
749 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 22:21:51.00 ID:V+6m6B4vo
おつー
750 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 22:28:27.23 ID:2pm7FXJ/0
乙。
…エロ展開は?(小声)
751 :名無しNIPPER [sage]:2012/11/18(日) 22:39:59.40 ID:ISI85eyY0

無事生き延びたらキスの続きをだな
752 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 23:36:03.55 ID:+DxYAxvA0
おつー
753 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/19(月) 20:10:20.34 ID:g92BTIaz0
・・・1はまだかな・・・?
754 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/19(月) 21:17:19.45 ID:I3PbOsGf0
【54:00】

かりんが寝てから5時間ほどが経過したところで、僕の睡魔は限界を達しようとしていた。

御剣たちも2時間ほどすれば6階へ到着するか、と言ったところである。

しかし、後ろからは高山達が後を追っていて、距離が徐々に縮まっているのを確認することが出来た。

(このままだと、追いつかれてしまうか……)

当然御剣たちも高山の動きに気が付いていると思うが、溜まった疲労や眠気によって移動速度を上げることが難しいのだろう。

「祐司……ごめん、少し寝るつもりが…………」

いつの間にか目を覚ましたかりんが、僕の後ろに居た。

「良いよ。そろそろ起こそうと思っていたところだから」

「御剣たちは、大丈夫なの……?」

「今のところは。ただ、高山たちに後をつけられているから……」

「え……! どうするの!?」

僕は正直なところ今すぐ寝たいのだが、このままだと御剣たちが高山たちと戦闘する流れになってしまうかもしれない。

あの説得で彼らが納得するか、と言えばその可能性はあまり高くないだろう。

最初から平和的に事を済ませようとするならば、向こうも攻勢的に動かないはずである。

つまり、彼らは既に割り切っている――


僕は……


1.睡魔を気合で断ち切って、こちらからも御剣たちと合流する

2.高山たちは御剣たちに任せて、僕は寝る

3.かりんとえっちなことをする

4.僕は寝て、かりんだけ御剣たちと合流させる

5.その他

>>755
>>756
>>757

>>757のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>755
34〜66 >>756
67〜99 >>757
755 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 21:17:54.50 ID:QE7liVS0o
1
756 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(富山県) [sage]:2012/11/19(月) 21:27:20.56 ID:AIo2mR3R0
1
757 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/11/19(月) 21:27:21.22 ID:5dGyQFebo
1
758 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/19(月) 21:53:06.74 ID:I3PbOsGf0
「……御剣さんに合流しよう」

僕は睡魔を気合で断ち切って、スッと立ち上がった。

「え……でも、全然寝てないんじゃ…………」

「大丈夫。徹夜は何度もしたことがあるから、慣れているよ」

「……でも」

「いまは一刻を争う時なんだ。ここで寝てなんて居られないよ」

「…………うん、分かった」

僕はかりんを半ば強制的に説得をして、すぐに準備をした。

「よし、行こう――」

一度気合を入れると、睡魔が一周して物凄く覚醒しているような感じになっていた。

これが続いている間に、御剣たちと合流しなければ…………


【55:00】

僕たちが歩いている間にも、彼らの距離は次々と縮まっていた。

「……もう少し、急がないとだめかもしれない」

「祐司、大丈夫なの……?」

「うん、一度動き始めるとなんだか眠気を一切無くなったよ」

事実、本当に今は眠たくない。

恐らくはアドレナリンが大量に分泌されているのだろう。

「そっか、それじゃ少しスピードを上げようよ」

「うん、そうだね――――」













――――僕の意識はそこで飛んでいた。
759 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 21:54:45.12 ID:QE7liVS0o
地雷だったかー…
760 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 21:55:46.38 ID:d7L6KeeIo
選択肢は>>710から、描写は>>715からずっと睡眠無視し続けるから…
761 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/19(月) 21:59:58.88 ID:g92BTIaz0
なんかまずい気がする・・・
762 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/19(月) 22:15:18.02 ID:I3PbOsGf0
【57:00】

「…………んん――」

ここは、どこだ……

僕は、どうして寝ていたのだろうか……

どうして、目を覚ましたのだろうか……

いまのいままで、御剣たちと合流しようと歩いていたはずで……

「祐司……? 祐司!!」

「ぁ…………かりん」

天井を隠すように、視界の大半がかりんで占められていた。

「大丈夫だなんて、嘘じゃないか……!! 突然倒れて……凄く心配したんだよ!?」

「たお、れる……? …………ッ!!」

僕は勢いよく体を起こして、時間を確認した。

「ゲーム開始から……57時間――ッ!!」

恐らく、僕は3時間ほど意識を失っていたのだろう。

「み、御剣さんたちは――」

僕はすぐにPDAサーチをしてみた――

「…………御剣さんたちは、これか!?」

僕たちから結構離れた場所に、PDAの存在を確認することが出来た――








――5つの、PDAがそこにはあった

「かりん、これは何時から……?」

「…………」

「かりん! 僕が気絶している間に何があったんだ!?」

「…………っ」

「どうして、何も言わないんだよ……かりん――」

「御剣たちは――ッ! 御剣たちは……私たちから離れるようにして、高山たちから……っ…………高山たち、からッ!!」

「…………ごめん、かりん」

僕は泣いているかりんの頭を撫でながら、首輪サーチをかけてみた――







首輪は、2つ――

僕たちに突き付けられた現実は、かなり厳しいものだった――――
763 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/19(月) 22:32:11.63 ID:g92BTIaz0
まじか・・・御剣たちが・・・
764 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 22:33:36.71 ID:YYsWWsRx0
注意散漫で戦闘→死亡よりましか…寝れたし
765 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/19(月) 22:34:40.61 ID:ivaNL+3Co
たかが徹夜とはいえ極限下でましてや子供だしな…
766 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/19(月) 22:46:16.75 ID:I3PbOsGf0
【58:00】

既に4階は侵入禁止エリアになっていて、残りも15時間ほどになっていた。

恐らく御剣たちは動きが止まった僕たちの異常を察して、高山たちに襲撃されても僕たちに合流しようとはせず、できるだけ距離を離しておこうと考えたのだろう。

そして――

(御剣さん、渚さん……ッ!!)

きっと彼らは僕たちのために、高山たちを説得することを試みて、それに失敗し……僕たちを巻き込まないように、と犠牲となったのだろう。

見えないところで仲間の死の通告を受けるというのは、心情的に厳しいものだった。

「祐司…………」

僕は精神的に参っているかりんを支えながら、次にすべきことを考えていた。

高山たちは恐らく簡単には聞く耳を持たないだろう。

また、ゲームをクリアしていない生存者は、僕、かりん、高山、矢幡の4人しかいない。

これからは誰かに頼ることなく、自分たちの力でなんとかしなければならないだろう。

それに、武器も御剣に自動小銃とショットガンを渡していたため、僕たちの手元にはあまり強力なものは無い。

(高山さんたちは……こっちへ来ているな――)

ゆっくりとだが、僕たちの方へ彼らが近づいてきている。


この状況下で僕たちは……

1.高山に接触しに行く

2.ゲーム終了時間ギリギリまで逃げ続け、相手に焦りが見えたところで交渉する

3.むしろこちら側から襲撃する

4.その他

>>767
>>768
>>769

>>769のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>767
34〜66 >>768
67〜99 >>769

767 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/19(月) 22:47:00.24 ID:g92BTIaz0
768 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 22:48:06.25 ID:QE7liVS0o
1
769 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 22:59:11.71 ID:YYsWWsRx0
770 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/19(月) 22:59:52.32 ID:g92BTIaz0
いまさらだが・・・武器少ないからこれ出て行ったらまずいんじゃないか・・?
771 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/19(月) 23:05:57.54 ID:ivaNL+3Co
ARとSG持ちの高山とかどうやっても無理やろ
772 :名無しNIPPER [sage]:2012/11/19(月) 23:06:04.37 ID:EfhqZJtl0
麗佳もゲームクリアしてないのか
773 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 23:07:39.19 ID:YYsWWsRx0
ジョーカー持ってるし、高山寝返れせれれば…
774 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/19(月) 23:10:02.02 ID:ivaNL+3Co
ジョーカーのPDAを高山のPDAと交換かな
775 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/19(月) 23:12:50.61 ID:I3PbOsGf0
キリが悪いですが、今日はここまでにします。

話の大まかな流れだけでなく、細部についても注視しなければ事故へ繋がる可能性が高まります。

ゲーム終盤じゃなければ、恐らく今回の事故で主人公たちは死亡する可能性のあるイベントになっていたと思います。

それでは。
776 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/19(月) 23:15:24.27 ID:g92BTIaz0
お疲れ様
777 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 23:15:52.18 ID:QE7liVS0o
おつー
778 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 23:18:09.74 ID:YYsWWsRx0
おつ〜
お、恐ろしいことを…ガクガクブルブル
779 :名無しNIPPER [sage]:2012/11/19(月) 23:27:55.28 ID:EfhqZJtl0
もういいや…侵入禁止エリアで電池切れまでエッチなことしよう(現実逃避)
780 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/19(月) 23:47:17.56 ID:6tZQxlpVo
かりんの首が爆発するエンドが見たいって?
781 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/19(月) 23:50:34.50 ID:tFnZJt/AO
だが待ってほしい

まだ生きてるのが高山&麗佳とは限らないんじゃないだろうか
782 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 00:02:07.60 ID:vP0uAgRv0
たしかに「あの」渚さんがあっさりやれるかと考えると…
渚さんと高山の二人だと、話が早くて助かるな
783 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 00:18:23.79 ID:AKpPy+kYo
それはないし、あったとしても味方ではないだろう
何故かって?
盛 り 上 が ら ん か ら だ
784 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 01:42:46.00 ID:8KX/ZepNo
VS渚&高山はありえるね。
この主人公、渚と信頼関係とか築けてないし。
785 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/20(火) 19:36:53.59 ID:buswOGnk0
もはや僕たちに他の選択肢は残されていなかった。

「高山たちに……会いに行こう」

「……うん、そうだね」

これからいくら逃げようとも、かりんの首輪を外すためには彼らと接触しなければならないだろう。

「最初は説得してみるように頑張るけど……もし駄目だったら、相手を殺す気でいこう」

「うん……でも、なんだか勝てる気がしないよ」

「大丈夫、僕の首輪は外れているから、かりんにPDAを渡しておけば奇襲しやすくなるんだ。こちらの居場所が分かっていると勘違いさせたところを狙えば賞賛が無い事も無いさ」

と、言っても手塚の時の様に上手く銃弾が急所へ当たってくれるとは思えないのだが――

「ねぇ、祐司……」

「ん、何?」

「今から言う事を聞いたら、祐司は怒る……?」

「さぁ、聞いてみないと分からないね」

「……祐司は首輪が外れているんだし……ここで、降りることもできるんだよ? 危険に巻き込まれずに、生き残ることが出来るんだよ……?」


僕は……

1.「……そうだね、やっぱり降りたほうがいいかもしれない」

2.「冗談にしてもそれは酷いよ、かりん……」

3.「僕が、かりんを独りにするわけ無いじゃないか」

4.「流石に僕も怒りそうだよ……」

5.その他

>>786
>>787
>>788

>>788のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>786
34〜66 >>787
67〜99 >>788
786 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 19:39:35.18 ID:eD9X/a19o
3
787 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 19:44:03.13 ID:AKpPy+kYo
5.「好きな子を見捨てて逃げたりしたら、僕は一生後悔する」
788 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 19:51:38.18 ID:vP0uAgRv0
4
789 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/20(火) 20:23:49.00 ID:buswOGnk0
「僕が、かりんを独りにするわけ無いじゃないか」

そういって、僕はかりんの手を取る。

「ありがとう……」

改めて彼女を守りたいという気持ちを確かめた僕たちは、前へ歩こうとする――






〜♪〜♪





「ん……なんだ?」

突然PDAが騒がしく鳴り始めたので、ポケットから取り出して画面を確認した。

「祐司……何、これ?」

「……僕にもわからない」

一世代前のゲームBGMような音楽がPDAから流れ始めて、画面の端から南瓜のキャラクターみたいなものが姿を現した。

『やあ、ゲームのプレイヤーの皆、こんにちは!』

「…………」

無駄に3Dに映し出されているソレは、甲高い声で喋りはじめた。

『はぁ、元気無いなぁ……。挨拶くらい、しっかりやろうよ! それじゃ、もう一度行くよ…………こーんーにーちーはー!!』

「……こ、こんにちは」

かりんは少し乗せられたのか、小声で挨拶をしていた。

『もう、1人しかやってないよ!? ……まあ、いいや。取りあえず、自己紹介しておくよ――』

(主催者かこのゲームに関係する人物か……)

あらかじめ録音した音声では無く、いま声を加工しながら発言しているのは分かった。

こうして運営側が僕たちに関与してくるというのは、どういうことなのだろうか。

『僕はスミス! よろしくね!』

『どうして僕が突然現れたって……? それは、このゲームをより一層盛り上げるために、ある提案を君たちに聞いて貰いたいからさ!』

「……提案?」

『食いつきが良いね! それで提案なんだけど……それを説明する前に、いまのゲームの状況について聞いて貰いたいんだ』

『いまこのゲームで生存しているプレイヤーは5人。その内、いまこの6階に居るのは4人。それは、君たちもよく理解していると思うんだ』

やはり、御剣と渚は高山たちに殺されてしまったようだ。

『1人はもうすでに下の階へ降りちゃってるから、実質このゲームはほとんどクリアしたといっても過言じゃないね』

『だから、この提案に乗る事ができるプレイヤーは君たち4人だけって事、分かったかな?』

つまり、この4人で運営側による提案に乗れという事だろう。

『うん、理解が速くていいね。それで、今は2人ずつのチームになっているけど……戦力に対する優劣を感じてはいないかい?』

『うん、感じてるよね! 僕から見ても、扱える武器や身体能力の差が開き過ぎていると思うんだ』

「……提案は?」

『そうそう急かないでよ、僕だって久し振りの仕事なんだからさ! ……で、提案っていうのは、お互いに武器への使用制限をかけて、戦おうって話なんだ――』
790 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/20(火) 20:27:41.06 ID:aWaepwMLo
これはのっちゃいかん、こっち武器ありあっち無しでも戦いになる時点で勝ち目はほぼ無いから説得以外の道はない
791 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/20(火) 20:48:14.76 ID:buswOGnk0
(武器の使用制限……?)

それをしてしまっては、高山たちが不利になるだろう。

『やっぱり、最終戦っていうのはフェアじゃないといけないと僕は思うんだよね。だから、武器は“拳銃”――それだけで、君たちには戦ってもらいたい!!』

『でも、それだと優位な方が不利になっちゃうよね? だから、お互いに敵を殺した時点で“条件を満たしていなくても”首輪が外れるよ! うわーこれは破格だ、破格の提案だよ全く!』

『あ、別に条件を満たしていないプレイヤーが殺さなくても大丈夫だよ? 2対2のチーム戦でこれは行われるから、所属しているチーム員が敵チームの誰かを殺せば、そのチームの首輪は全て外れるよ!』

「……それを、僕たちに強制するということですか? それだと、ルール違反になりますよ?」

『うん、確かにルールには載ってないね。だからこのまま僕たちが勝手にするのは明らかなルール違反で、興ざめになっちゃうよね』

『だから、この提案は……君たちの投票でやるかどうかを決めて欲しいんだ!』

「投票……?」

すると、画面の右上に“はい/いいえ”という文字が現れた。

『持っているPDAの数は関係なく1人1票だから安心してね。あと、この提案が承認される条件は、全体投票数の過半数を超えてないと駄目だよ! つまり、4人中3人が賛成しないといけないってことさ!』

『投票受付時間は、今から5分! それまでに投票が無かったら無効になるから気を付けてね!』

『あ、あと。この提案が承認されたらまたそのゲームについて説明するから、いまは省略させてもらうよ!』

『それじゃ、良い結果を待ってるよ! ――――』

スミスは自分の言いたいことを全て吐き出すと、間を置くことも無く消えてしまった。


「…………祐司」

「うん、ちょっと待ってね……」

僕はこの提案について深く考えてみる。

運営がわざわざこのようなものを提示してきたということは、何かしらの思惑があるはずである。

この提案に乗れば僕たちは拳銃だけで戦う事になり、一応平等に近しいものとなるだろう。

御剣たちが説得に失敗したと考えると、僕たちはこの提案に乗った方が良いのかもしれない。

裏があるかもしれないが、彼らが提案を承認してから大幅にルールを変えるとは思えないので乗っていても損は無いと思われるが……。

(そもそも、投票数が――)

僕たち二人が賛成しても、恐らく向こうは反対してくるに違いない。

だからどうあがこうがこの提案は無効になる可能性が高いだろう。

(……どうするか――)

僕はこの提案を……

1.受ける

2.受けない

3.かりんに聞いてみる

4.その他

>>792
>>793
>>794

>>794のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>792
34〜66 >>793
67〜99 >>794
792 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/20(火) 20:51:08.46 ID:5mqXRQw00
793 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/20(火) 20:57:09.62 ID:aWaepwMLo
794 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 20:57:45.28 ID:eD9X/a19o
2
795 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/20(火) 21:04:34.68 ID:buswOGnk0
「かりんはどう思う?」

「え……。えっと、私は……受けた方がいいと思う」

「どうして?」

「だって、高山たちが説得に応じるわけ無いよ。それで、平等に戦えるチャンスがあるっていうんだったら……賛成にしておくべきだよ」

「…………」

かりんの言うとおり、彼らが僕らの説得に応じるとは思えなかった。

向こうには矢幡がいるため、僕たちが反撃してくるということも知っているはず――

そうなれば、説得をする間もない可能性だってあるのだ。

「祐司は、賛成なの……?」


「僕は……」


コンマ判定1個下

00〜60 賛成だ

61〜99 反対だ
796 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(新潟・東北) [sage]:2012/11/20(火) 21:06:39.10 ID:VH9q+3CAO
797 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 21:07:33.82 ID:eD9X/a19o
ほい
798 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/20(火) 21:20:45.68 ID:buswOGnk0
どの道僕らに選択肢は無かったようだ――

「僕も賛成だよ――」

そういって、僕は“はい”を押した。

それに続けてかりんも賛成を選択した。



しばらく待ち続けていると5分が経過したのか、スミスが再び奇怪なBGMと共に姿を現した。

『はい、そこまでー! 5分って意外に長いよね……僕、結果を早く言いたくて待ち遠しかったよ』

『それで、投票結果だけど………………なんと、賛成が3票!! 反対が1票!! つまり、提案が承認されたという事さ!! やったね!』

(…………3票!?)

僕はPDAサーチで高山たちの居場所を確認したが、別に仲間割れをしてるというわけではなかった。

つまり、高山か矢幡のどちらかが賛成に投票したということになる――

(どういうことだ……?)

向こう側にメリットはあまりないと思われるが、何か思惑があって敢えて選んだという事だろうか。

拳銃だけに縛れば特殊武器をつかった奇抜な戦略を潰せると判断したからだろうか。

(いや、反対が1票っていうのが……)

そもそも、チームでいるのに意見が別れた投票をするというのは不自然だった。

『それじゃ……いっくよ〜〜〜』











『エクストラ〜〜〜〜〜ゲ〜〜〜〜〜ム!!』
799 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/20(火) 21:26:09.92 ID:buswOGnk0
しばらく休憩します。
800 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/20(火) 21:36:18.81 ID:QlRGB/2Io
確か、こっち側って拳銃一丁しか持ってなかったよな?
だったら結構厳しいな
801 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 22:15:12.30 ID:vP0uAgRv0
>>800
>>637 ふたりとも持ってる。
802 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/20(火) 22:28:11.93 ID:QlRGB/2Io
>>801
本当だ、持ってた
ということは、作戦とコンマが良ければワンチャンあるな
803 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/20(火) 22:50:15.51 ID:buswOGnk0
『ゲームは開始時刻65時から始めるよ!』

『使用武器は拳銃だけで、それ以外の武器を使用した時点で違反行為になるから注意してね』

『あと、ゲームフィールドはPDAの地図に載せておくから、後で確認してね〜。勿論、開始時間までにそこへいなかったら違反だよ〜』

『あと、エクストラゲームが開始されると全てのソフトウェアが無効になるよ! これで、スリルが増して面白いよね〜♪』

『あ、言い忘れてたけど……今から君たちの解除条件は全て無効になるからね! だから、もう正規の方法は無理だから注意してね〜』

「…………なんだって!?」

『いや〜だってさ〜正規方法以外の特例で首輪が外れるんだよ? それだけでもサービスなんだからさ〜その辺は理解して欲しいよね〜』

『まあ、これは決定事項だから譲れないね。こっちの事情も考えてよ〜!』

そうなると、僕たちはもう1人誰かを殺さなければならなくなる。

裏があると思ったが、まさかこのような展開になるとは……

『あと、チームのどちらか片方が死んだらもう1人も一緒に死んでもらうから! 運命共同体って、良い言葉だよね!』

『ゲーム開始から65時までは、全面戦闘禁止エリアにしておくね〜。なんなら、決戦の前に顔合わせとかしてみたら〜?』

『それじゃ、エクストラゲームが始まるまで僕は休憩するね!』

スミスはやはり言いたいことを全て言い終わると、すぐに消えてしまった。

「……祐司、ごめん。私のせいで」

「僕はかりんと運命共同体だよ。それに……僕は死なないし、かりんも殺させやしない――」

「うん、祐司がそういうんだから……間違いないよ!」

いよいよ、最終決戦が始まろうとしている――


僕たちはエクストラゲームが始まるまでに……

1.拳銃や、銃弾を十分に補充しておく

2.高山たちにに会いに行く

3.かりんとえっちなことをする

4.その他

>>804
>>805
>>806

>>806のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>804
34〜66 >>805
67〜99 >>806
804 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 22:51:52.10 ID:9RKKsWiyo
3(小声)
805 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 22:52:08.40 ID:eD9X/a19o
1
806 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/11/20(火) 22:57:17.58 ID:YaFinJ5C0
2
807 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 23:02:23.46 ID:9RKKsWiyo
なんでだよ!!!!!なんなんだよ!!!!!ふざけんなよ!!!!!!
紳士ぶるなよ!!!!!自分に正直になれよ!!!!!!!
今しかないだろうが!!!!!!ちくしょう!!!!!!!
808 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 23:14:27.51 ID:vP0uAgRv0
本音で言えば、3にしたかったさ!でも、死んだら元も子もないじゃん!!
生きて帰って、それから、がっつりすればいい!!!そこはきっと1だって書いてくれはずだ!!!←信じてるよ!
まぁ1と3で迷ってる間に、安価埋まったから意味無いですけどね!俺の思案!!!
809 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 23:17:49.14 ID:9RKKsWiyo
「紳士ぶる」というより「真面目ぶる」の方が変じゃなかったかな
ここの>>1なら銃弾撃ち尽くして万事休すってこともやりかねんし1で正解かもね
2は言っちゃ悪いが退路塞がれてるしなぁ…
810 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/20(火) 23:21:22.90 ID:buswOGnk0
【64:55】

僕たちは拳銃以外の武器を全て捨てて、扱いやすい拳銃と銃弾をできるだけ探した。

すると、かなり命中率が良い拳銃をそれぞれ見つけることが出来た。

「かりん、いよいよだね……」

「……うん。祐司」

「ん、何? かり――」


「…………えへへ、これで少しは緊張が解けた?」

「全然解けないよ、そんなキスじゃ」

「えっ!? そ、そうなの……?」

「ははは、冗談、冗談。いきなり不意打ちしてきた仕返しだよ」

「もう……本当だったら泣くところだった…………」

これから殺し合いが始まるというのに、僕たちは緊張感の無い会話をしている。

それほどに、これからの現実に目を向けたくないのか……はたまた、単に気が抜けているのか――

どちらにせよ、僕たちは前に進むしかない。

これからは前に進むしかない――

『は〜い、ゲーム開始から65時間だよ〜! うんうん、両チームともちゃんと指定場所へ居るみたいだね!』

スミスがまた唐突に姿を現した。

『それじゃ、指定範囲外に出られないように柵を張っておくね!』

そういうと、僕たちの背後に柵が敷かれた。

『はい、これからはPDAのソフトウェアは全部無効にするよ!』

『ルールについてはPDAに載せておくから、忘れたらもう一度確認してね!』

『それじゃ、ここで君たちとはお別れだね……うぅ、悲しいよ! もっとお話ししたいよ!』

「時間が過ぎているんで、早くしてもらえませんか?」

『…………ノリ悪いね〜。ま、精々頑張ってね〜♪』

『それじゃ、いくよ〜〜〜〜〜〜〜〜!』



『エクストラゲ〜〜〜〜〜〜ム………………スタ〜〜〜〜〜ト〜〜〜〜〜!!!!』

僕たちの最終決戦が始まった――
811 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/20(火) 23:38:50.27 ID:buswOGnk0
【66:00】

エクストラゲームが始まってから1時間――

指定範囲は大体1キロメートル四方であり、かなり狭いものとなっているためその内出会う事になるだろう。

ゲーム終了時刻はルールを確認すると、ゲーム開始から72時間となっていた。

つまり、あと6時間で僕たちは決着をつけなければならなかった。

その時刻を超えたら、普通のルールに則って首輪が外れていないプレイヤーが死ぬ――つまり、僕も同時に死ぬという事だ。

良さそうに見えて実はかなり厳しい条件だったと、後になって気が付くが今はそんな事について考えなくても良いだろう。

「…………何も、聞こえないね」

「うん……向こうも足音を消しているようだ」

お互いに自分の存在を知られないようにしている。

まあ、拳銃一本勝負なのだから最初に攻撃を仕掛けた方が有利なのは言うまでもないだろう。

「…………」

僕たちは僅かな音を拾うためにも耳に集中し続けた。

(…………待ち伏せをしているのか?)

緊張で拳銃を持っている手が震えてくる。

僕たちの全方面から相手に狙われているのではないか、という錯覚に陥ってしまいそうである――

「――――ッ!!」

廊下の角を曲がった瞬間に、僕はふと視界に入った何かに大きく反応した。

僕は――

1.その方向へ拳銃を構えて銃弾を放つ

2.咄嗟に廊下へ身を隠す

3.その場へ立ち止まり“何か”をしっかり確認する

4.その他

>>812
>>813
>>814

>>814のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>812
34〜66 >>813
67〜99 >>814
812 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 23:39:54.19 ID:eD9X/a19o
2
813 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/20(火) 23:40:06.68 ID:aWaepwMLo
814 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/20(火) 23:42:47.50 ID:ls1eMpElo
2
815 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/20(火) 23:58:15.82 ID:buswOGnk0
「――――痛ッ!!」

廊下へ身を隠すのが遅かったのか、背中に少し衝撃を感じた。

「祐司!」

しかし防弾チョッキを着ていたので、横から背中に銃弾が擦れただけだったようだ。

「大丈夫! ……それよりも、警戒して」

「う、うん!」

僕たちは小声で会話をしながら周囲を警戒する。

高山と矢幡のどっちだったかは分からないが、もう1人が違う方向から来ているかもしれない――

(…………どうする?)


1.しばらくここへ立ち止まって相手の動きを見る

2.逃げて形勢を立て直す

3.乾パンの缶を先程銃弾が飛んできた場所へ投げてみる

4.話しかけてみる

5.その他


>>816
>>817
>>818

>>818のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>816
34〜66 >>817
67〜99 >>818
816 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 00:01:36.29 ID:56X4K5ft0
5 3と同時に、かりんに他の方向を警戒するよう指示を出す
817 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/21(水) 00:09:04.82 ID:XwhPXGzg0
>>816
818 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 00:10:16.37 ID:G1f2gylh0
うえ
819 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 00:10:19.81 ID:GhOP9fQIo
>>816
820 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/21(水) 00:28:47.83 ID:THZ/hkVQ0
「かりん、周囲をしっかり警戒してて」

「うん!」

僕はかりんに警戒を任せて、リュックに入っている乾パンの缶を投げてみた――

すると、宙へ浮いていた缶は銃声と共に撃ち抜かれ、粉々になってしまった。

(距離はかなりあるのに……ッ!!)

恐らくそこにいるのは高山だと思われるが、僕が想像していた以上に武器を扱いに長けていた。

こちらへゆっくりと近づいてくる音が聞こえるとともに、僕の心臓は高鳴っていった。

「祐司……」

「うん、いま考えているから――」

見えない強敵への恐怖が僕の思考を邪魔してくる。


ここは…………

1.一か八かで半身を晒して乱射する

2.その場から逃げて形勢を立て直す

3.リュックに入っている物を何度か投げて、相手の銃弾が切れて装填が必要になったのを感じ取った瞬間に廊下に出て銃弾を放つ

4.近くの交差点に逃げ込み、僕が囮になってそれを追いかけてきた相手を待ち伏せしているかりんが撃つ

5.動かない

6.その他

>>821
>>822
>>823

>>823のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>821
34〜66 >>822
67〜99 >>823
821 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 00:33:30.22 ID:AELcIewWo
3…と言いたいが高山ならすぐ見抜きそうだなぁ
2
822 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 00:34:45.25 ID:56X4K5ft0
6 もう一度物を投げると同時に逃げて、形勢を立て直す。
823 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/21(水) 00:37:31.46 ID:XPXFoTeSo
高山の持つ拳銃が一丁とは限らないんだよな…

此処は引く、ただし逃げた先に待ち受けてる人物がいないか警戒しながら
824 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 00:37:38.60 ID:hF6GoaeIO
2
825 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/21(水) 00:43:24.54 ID:THZ/hkVQ0
今日はここまでにします。

勝てる方法があるのか、と色々考えていますが……。

まあ、どうにかなるでしょう。
826 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 00:45:13.34 ID:AELcIewWo
乙、そんな適当な
高山さんの不幸体質をなんとか利用できないものか…
827 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 00:47:54.57 ID:56X4K5ft0

うっかり高山が罠で死んだりしないかな〜さすがにないか…
とりあえずもう一人を殺せばいいと思うよ!
828 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/21(水) 01:23:37.53 ID:Hvu5KoQPo
爆弾を捨てた場所に誘導するとか?
829 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/21(水) 15:39:31.56 ID:Xm/dVZ+t0
>>828
多分指定範囲外なんじゃないか?
それにもし爆弾使ったらカボチャにルール違反って言われて殺されると思う
830 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 16:36:36.41 ID:56X4K5ft0
起爆したらダメというか、起爆のソフトが動かないよ
相手に誤射させて自爆扱いとかならセーフだろうけど…
831 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/21(水) 21:08:59.05 ID:Xm/dVZ+t0
・・・まだかな
832 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 21:14:31.80 ID:RyF5KWhQo
本当に待ってるならageんなゴミ
833 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/21(水) 21:25:35.80 ID:Xm/dVZ+t0
そう思うならageるなゴミ
834 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/21(水) 21:47:13.42 ID:THZ/hkVQ0
「かりん……僕がもう一度物を投げるから、それと同時に一旦逃げるよ?」

「うん、分かった……」

相手の動きが分からない状態でこのままじっとしているのは危険だと僕は判断した。

僕は適当にリュックに入っていたいらない物を手に取り、かりんと目で再度確認をして小さく振りかぶる――

(よし……!)

僕が物を投げ込んで1秒も経たない間に銃声が聞こえた。

それと同時に僕たちは走り出す――

「――――ッ!!」

相手も僕たちの動きに気が付いたのか、こちらを追ってきた。

しかし僕たちの動きが罠だと警戒しているのか、あまり積極的ではないようである。

(もう1人は……居ないのか?)

僕だったら相手に逃げられても大丈夫なように、挟み撃ちする形を取るだろう。

しかし相手はどうやら1人のようであり、逃げている間も僕たちを狙っている人物の姿は見られない。

(…………どういうことだ?)

もしかしたら相手を1人だと思いこませて、その油断した隙をもう1人が突いてくるという作戦なのかもしれない。

しかし、そうだと挟み撃ちするにしては両者の距離が離れすぎていて、上手く挟みきれない可能性があるのだ。

高山と矢幡がそのような効率の悪い行動を取るとはあまり思えないのだが……。

僕とかりんは何度か銃弾を放ち、威嚇をしながらどんどん距離を放そうとする。

しかし、相手は一定の距離を保って追いかけてきていた。

(…………くっ――!!)

逃げ切れないという現実がチラつき始め、多少の焦りが生じてくる。

このままだと、直に僕たちが力尽きて追いつかれてしまう――――


僕は……

1.かりんを先に行かせて不意打ちを狙う

2.かりんと共に不意打ちを狙う

3.限界まで逃げ続けて、できるだけ良策を考える

4.こちらから立ち向かう

5.その他

>>835
>>836
>>837

>>837のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>835
34〜66 >>836
67〜99 >>837
835 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/21(水) 21:48:21.12 ID:Hvu5KoQPo
1
836 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 21:59:58.20 ID:56X4K5ft0
1
837 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/21(水) 22:10:48.63 ID:Xm/dVZ+t0

838 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/21(水) 22:35:45.21 ID:THZ/hkVQ0
「かりん……僕が、不意打ちをかけるから先で待機していて」

「……祐司!」

「大丈夫、無理な事はしないから……。それで、かりんには臨機応変に動いてもらいたいんだ」

「臨機応変……?」

「そう。僕がピンチだったら威嚇射撃とか、逆にチャンスだったら相手を狙って欲しい」

相手は1人であるのは間違いないようなので、2人の僕らの方が有利だ。

軽く同士討ちになったとしても……かりんが居るから、僕は前に出ることが出来る――

「うん……分かった。祐司、気を付けて……」

「かりんも、頼んだよ――」

僕は廊下の角を曲がって少し距離を置き、拳銃を構えていつでも撃てる準備をした。

かりんは少し先にある廊下の角に身を隠しながら、こちらの状況を確認している――

(…………この1発が、勝敗を大きく左右させるかもしれない――)

相手はこちらの動きが止まった事に気が付き、ゆっくりとこちらへ近づいてきている。

(当てろ。急所と言わずとも、相手が怯めば……)

動きが少しでも止まれば、その間に連射して相手を仕留めることが出来るだろう。

(……だが、相手が素直に出てくるか?)

向こうも警戒しているのなら何かしらの策を持ち込んでくるはずである。



相手がしてきそうな事は……

1.いや、その逆をついてそのまま出てくるに違いない

2.僕がやった事と同じ様に、何か物を投げて惑わせてくるに違いない

3.回り込まれてかりんが狙われるに違いない

4.その他

>>839
>>840
>>841

>>841のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>839
34〜66 >>840
67〜99 >>841
839 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府) [sage]:2012/11/21(水) 22:37:45.59 ID:Hvu5KoQPo
840 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 22:39:18.15 ID:56X4K5ft0
1
841 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/21(水) 22:41:50.59 ID:0HaThyvao
842 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/21(水) 23:00:58.57 ID:THZ/hkVQ0
相手は、逆をついてそのまま出てくるに違いないだろう。

捨て身の戦法で一番あり得なさそうなのだが、だからこそそう来ると僕は考えた。

(来るなら来い……!)

できるだけ足音を消そうとしているが、これだけ近くに寄ってきていれば僅かながらに聞こえてくる。

そして、ちょうど僕が待ち伏せて狙っている場所の直前で相手は立ち止まった。

どうやら向こうもそろそろ僕らが待ち伏せをしていると考えているようだ。

(…………)

無音の空間が1分ほど続き、僕の緊張感はどんどん高まっていく。

いつ来るか分からない……もしかしたら、外すかもしれない……と雑念が浮かび上がってきて――

「――――ッ!!」

僕は廊下に姿を現した何かに咄嗟に反応して、トリガーを引いた――

銃弾は見事それを打ち抜き、廊下に粉々に飛散して――

(不味い――ッ!)

それと同時に廊下へ転がり込んできた“本体”が、僕へ目がけて銃口を向けていた。



放たれた銃弾は――


コンマ判定1個下

00〜43 腕に当たる

45〜75 腹部に当たる

76〜99 脚に当たる

  44 頭部に当たる
843 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/11/21(水) 23:01:43.96 ID:oXzXsmwRo
はい
844 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 23:01:49.04 ID:56X4K5ft0
外れるはないのか…判断ミスった…
845 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/21(水) 23:02:01.13 ID:Xm/dVZ+t0

846 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/21(水) 23:06:07.22 ID:XPXFoTeSo
どうせ逃げ切れないから足でよかったか、ここで決めないとだね
847 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/21(水) 23:10:10.50 ID:THZ/hkVQ0
「グッ――!?」

僕は驚いていた――

「祐司!!」

僕は咄嗟に廊下の端へ飛び込んで、かりんの銃弾が極力当たらないようにした。

「――――ッ!!」

相手は素早く身を廊下の角に隠してかりんの銃弾を回避した。






僕は驚いていた――






銃弾を食らうというのが、こんなにも痛いという事が――――









いや、そんなことじゃない――――


「なぎさ、さん…………ッ!!」

僕の目の前に現れた人物の正体の方が、いまの僕にとっては衝撃的だった――
848 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/21(水) 23:12:03.51 ID:5QewwR5AO
やっぱりな、描写があまりにもされてないから片方は渚な気がしてた
849 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 23:21:33.36 ID:JmC2Lm+90
確かに渚さんな気はした…
でもマジでこうなるなんてorz
850 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/21(水) 23:30:51.69 ID:XPXFoTeSo
みっちゃん&ナギサVS高山レイカで高山ナギサが生き残ったのか

そんでナギサさんがNO押して他三人がYESと
851 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 23:35:09.01 ID:YZ/Dq8ino
>>850
むしろ高山さんがNO押したように思えるなぁ
高山さんって手塚みたいに無差別ってわけでもNAGASAWAのように聞く耳持たないってわけでもないし
そこ行くと渚さんはアレだから そういや郷田さんは騒ぎに乗じて離脱でもしたのだろうか
852 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 23:36:44.68 ID:56X4K5ft0
渚さんは運営からの指示でYESじゃない?
853 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/21(水) 23:36:53.07 ID:5QewwR5AO
高山さんには御剣と関わると死ぬジンクスがあるからやっぱり相方は麗佳じゃないか?
854 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/21(水) 23:41:19.00 ID:THZ/hkVQ0
「…………渚さん、どうしてッ!?」

かりんも渚の姿を確認していたのか、目を大きく見開いていた。

「くっ……かりん、油断しないで」

「…………うん!」

僕は痛む足を無理に動かして距離を離した。

銃弾1発食らうだけで、こんなにも動きづらくなるとは思ってもみなかった。

FPSのように銃弾を食らっても普通に動けるなど、所詮はゲームの世界だけだったか――

「……桜井君、かりんちゃん。悪いけど、貴方たちには死んでもらうわ」

普段の渚からは感じられない威勢のある声が印象的だった。

「貴方は……“そちら側”の人でしたか。これで、ようやく……納得できましたよ…………」

彼はやはり一般プレイヤーでは無く、ゲーム関係者の人間だったようだ。

僕は最初から重大な過失を犯してしまっていたようだ。

(くそ……ッ!)

全ては運営者の思惑通りに進んだ、ということなのだろう。

完全にしてやられたという状況に、僕は後悔と絶望をした。

「えぇ、私はこのゲーム関係者よ。まあ、役職的にはサブゲームマスターだけど」

「そんなにペラペラ喋っちゃって大丈夫なんですか? こういった事は口外することが禁止されていると思うのですが」

僕はできるだけ時間を取れるように会話を続けようとする――

「――ッ!!」

咄嗟に肩を貸していたかりんを突き飛ばす――
855 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/21(水) 23:46:51.23 ID:THZ/hkVQ0
僕の思惑はもう読まれているのか、離れきる前にもう1発脚に銃弾を食らった。

「ゆう、じ……祐司ッ!!」

再び近づいてこようとしたかりんを僕は手で制した。

「これから死ぬ人間なのだから、別に大丈夫よ。…………桜井君、1つだけ選択肢を上げる」

「……渚さん、やめてよ! どうして……? 私たち、仲間なのに……ッ!」

「……仲間? いい加減現実を見なさい――」

「――――痛ッ!?」

「かりんッ!!」

かりんが手から拳銃を落とす――

彼女の右腕から、赤い液体が流れていた――

「どう? これがあなたたちが今置かれている状況なの。理解できたかしら……?」

「な、なぎささん……なぎささん…………痛、い――」

「かりん……!! しっかしするんだ!!」

僕はかりんに近づいて肩を大きく揺らす。

「……ゆう、じ。痛い、よ…………痛いよ…………ッ!!」

「大丈夫、だよ。僕たちは絶対に負けない……だから、僕に任せて」

「……うん、祐司がそういうのなら、そう、だよね…………」

僕はかりんを肩で支えながら、渚の方へ向く。

(どうにかして、ここを切り抜けないと……!!)

僕は拳銃を持っているが撃とうとした瞬間には、腕が撃ち抜かれているに違いない。

この絶体絶命の状況で僕は……


1.もう1人のパートナーについて聞く

2.一か八かで拳銃を撃つ

3.捨て身の気持ちで前へ突っ込みながら、拳銃を撃つ

4.その場から逃げる

5.なぜこのゲームに賛成したのかを聞く

6.その他

>>856
>>857
>>858

>>858のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>856
34〜66 >>857
67〜99 >>858
856 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/21(水) 23:52:33.56 ID:Xm/dVZ+t0
6 5か1を渚から聞き、隙を見てかりんが逃げれるようにする
857 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 23:53:22.53 ID:56X4K5ft0
>>856 ただし、聞く方は1で
858 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 23:53:24.44 ID:YZ/Dq8ino
1
859 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/11/21(水) 23:55:12.88 ID:hZ/MkpWy0
5
860 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/21(水) 23:55:21.98 ID:5QewwR5AO
銃撃で渚に勝てる訳ないから2と3はない
渚の思考を考えたら4は地雷
5は運営側だってわかってる以上聞く意味がない

ここは1かな
片方死んだらもう片方も死ぬはずだからかりんだけ逃がそうとしても無駄だし
861 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 23:58:32.78 ID:YZ/Dq8ino
>>860
逃げるために隙見せれば渚が見逃すはずないしな
運良く逃げ切れたとしても桜井が[ピーーー]ば無意味、そうでなくてもその先にもう一人がいれば銃の使えないかりんは抵抗できない
この状況で逃がすってのは[ピーーー]のと同義
862 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/22(木) 00:09:18.31 ID:MxYydi2u0
「もう1人のパートナーは、どうしたんですか? 渚さん1人で行動しているというのは、どう見ても不自然だと思うのですが?」

何よりともかく時間を稼ぐというのが僕にできる最善の策だった。

僕に支えられていたかりんもようやく正気を取り戻したのか、1人で立てる状態になっていた。

(かりん……僕がじかんを稼いでいる間に、隙を見て逃げるんだ…………)

ここはかりんだけでも逃がして、僕は後で何とかして逃げればまだチャンスはある――

口には出せないので、かりんが僕の考えている事を読み取ってくれるように必死に視線を送った。

その視線を見たかりんは何かを読み取った顔をしていたが、分かってくれているのだろうか……。

「……それは、別に桜井君に言う事じゃないわ」

「おやおや、何か事情があるみたいですね? それにしても驚きましたよ……僕はてっきり高山さんと矢幡さんだと思っていましたから」

「……取りあえずその手に持っている拳銃を床に置きなさい」

「まだ、殺さないなんて渚さんとても優しいんですね……」

「ゲームを盛り上げるためなのだから、しょうがないでしょう?」

「確かに、仰る通りで――」


1.命令に従って拳銃を床に置く

2.攻撃できるチャンスはここしかないので、一か八かで拳銃を撃つ

3.命令を無視して、そのまま話を進めようとする

4.その他

>>863
>>864
>>865

>>865のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>863
34〜66 >>864
67〜99 >>865
863 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 00:12:05.26 ID:KTPc0TDso
1
864 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/22(木) 00:12:08.02 ID:NBQIRN0H0
・・・3
865 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 00:14:58.88 ID:dbXG/DF40
866 :名無しNIPPER [sage]:2012/11/22(木) 00:15:13.20 ID:MUqoUHLP0
1
867 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/22(木) 00:49:05.78 ID:MxYydi2u0
僕は命令を無視してそのまま話を進めることにした。

「……パートナーについて何も言わないということは、そのパートナーについて――――痛ッ!!」

「私は拳銃を下ろせと言ったの」

気が付くと右の手の甲に力が入らなくなっていた。

なぜ本気である彼女の命令に背いてしまったのだろうか……。

痛みで思考がどうかなっていたのかもしれない。

結果的に、渚によって強制的に僕は拳銃を床に置く形となってしまった。

「じゃあ質問を変えましょう。……パートナーは誰なんですか?」

「…………」

痛みで意識が飛んでしまいそうになるが、僕は必死に耐え続ける。

「言わない……ということは、もう誰かという事を言っているようなものですよ、渚さん?」

そういえば、どうしてかりんは隙を見て逃げないのだろうか……。

いや、良く考えば逃げようとすれば渚に撃たれるのがオチじゃないか――

僕はやはり頭が混乱していてどうかしていたようである。

かりんがしっかりしているというのに……僕は何をやっているんだ――

「あなたのパートナーは――御剣さんですね?」

「どうしてそう思うの……?」

「あなたは襲撃してきた高山さんと矢幡さんを辛うじて殺害した。そしてその時に恐らく御剣さんに庇われたか、何かしらあったのでしょう」

「御剣さんは人として素晴らしい人物です。普段からそう思っていたあなたは、その大きな切っ掛けで彼に惹かれた……しかし、彼はこのままだとゲームで死んでしまう――」

「――――ッ!!」

「ゲーム関係者が一般プレイヤーに恋愛などしてはいけない。しかし、あなたはその気持ちを抑えることが出来なかった……だから、御剣さんにも自分の正体を明かした。ところが、現実は厳しいものだった」

「そんなあなたの元へチャンスがやって来る――。そう、それがエクストラゲーム。これに勝てば、御剣さんの首輪を外すことが出来る……だから、あなたは御剣さんを裏切りつつも“賛成”にしたのでしょう」

「御剣さんはエクストラゲームに酷く反対していたのでしょう? それだというのにあなたは、それを押し切って賛成にしたんです……」

「と、ここまで推測したのですが、いかがでしょう?」
868 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/22(木) 00:52:24.38 ID:YtaHYmWAO
ああ……そういう事だったのか
そりゃ高山か麗佳ならこんなチャンスに黙ってる訳ないもんな……
869 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 00:55:15.31 ID:86Xc2rX6o
なるほどなー
870 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/22(木) 00:55:16.69 ID:MxYydi2u0
「…………」

「何も言わないという事は、肯定とみなされますが」

「……そうよ、私は自分のために、総一君のためにこのゲームを受けたの」

「御剣さんは、今の渚さんの行動を認めてくれるのでしょうか……? あなたは、怪我をして動けないでいる御剣さんに嘘をついているのでしょう?」

「総一君は……総一君はここで死ぬべきじゃないの!! 死ぬべき人じゃないの!!」

「確かにそうかもしれません。でも……貴方がやっている事は御剣さんにとって死と同じことですよ? “誰かを犠牲にして自分が生き残る”――それは御剣さんが一番嫌悪していたことじゃないですか」

「……そんなの知ってるわよ! でも、私は総一君に死んでほしくないの! 大切な人なの!! だから……だから――」

「ここで、死になさい!!」

銃口が僕の方へ向けられる。あぁ、結局彼女を説得することが出来なかったのか。

結構良いところまでいけたと思ったのだが、彼女の意志は予想以上に堅かったようだ。

「かりん……ごめん…………」

僕は、隣にいるかりんに謝った。

「…………祐司と一緒にいるから、怖くないよ」

「……嘘だ。だって、泣いてるじゃないか」

かりんは笑顔でこちらを見ているが、瞳からは涙が流れていた。

「祐司だって、泣いてる……」

「……うん、そうだね。僕たちはどっちも臆病なんだから、しょうがないよね」

徐々に引かれていくトリガーが、僕の視界に入った。

「祐司――」

「かりん――」

僕は、結局かりんを――――――

――――――
――――
――

今日はここまでです。

では
871 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 00:59:37.87 ID:dbXG/DF40

続きが気になってしょうがないぞ、これは
872 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/22(木) 01:03:17.24 ID:NBQIRN0H0

頑張って
873 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/22(木) 22:07:51.14 ID:MxYydi2u0
僕は目を閉じて自分の運命を受け入れた。

「………………」

銃声が聞こえたが、僕の体には何も感じられなかった。

かりんに命中したのだろうか、と隣を見てみるものの彼女はそのまま立っていた。

「…………?」

渚が外したのだろうか?

いや、彼女が外すとは到底思えないので、他の何かの要因があって僕たちに当たっていないのだろう――

「そう、いち、君……っ! どうして……っ!!」

「……渚、さん。何をして……いる、んですか……ッ!!」

「御剣、さん……!!」

僕の目の前には、床に血を垂らしている御剣が居た。

体中に包帯が巻かれていて、動く事すらままならないような、そんな状態で彼は動いている――

「桜井と、北条さんは……俺達の、仲間じゃないですか……!! なんで、渚さんが2人に銃を向けて、いる…………っ――」

御剣は血を吐きながらその場に倒れこんでしまう。

「――総一君ッッ!!」

「御剣……アンタ、私たちを……庇って――」

「あと少し……で、間に合わなかった。だから、良かった……よ」

「総一君、何で……何でよ!? どうして……どうしてぇ……!!」

渚の放った銃弾は、彼の心臓付近を貫いていた。

「渚、さん…………もう、終わりにしま、しょう……。俺のために、命を賭けてくれて、ありがとう…………」

「いや……嫌! 死なないで!! お願いだから……死なないでッ!!」

渚が必死に応急処置をしようとするが、既に手遅れな量の血が流れていた。

「御剣さん…………」

「桜井、俺やっと気が付いたよ……。やっぱり、俺は心の底では生きたいって、思って、いた……よ」

「…………遅い、ですよ。本当に……遅いですよ……ッ」

「でも……それよりも、俺は……皆に、生きて欲し、かったんだ……。偽善者だって……言われても、構わない。俺は…………あぁ、もう、眠くなって…………」

御剣が必死に目を開けようとしているが、次第に閉じられていく。

「…………御剣さん――」

このエクストラゲームの勝利条件は、敵チームの誰かを殺害しなければならない。

つまり、このままでは渚と御剣による自滅という判定になるため、僕たちは勝利者とはなれないのだ。


僕は……

1.御剣に最期の一撃を放つ

2.渚に銃を撃って、殺害する

3.……撃てない

4.その他

>>874
>>875
>>876

>>876のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>874
34〜66 >>875
67〜99 >>876
874 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 22:14:44.13 ID:dbXG/DF40
1 ただし渚に、御剣の意思を汲み取っての行動だと一言告げた上で
875 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 22:16:15.74 ID:+AKWzfMWo
3
876 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/22(木) 22:21:11.56 ID:NBQIRN0H0
>>874
877 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/22(木) 22:51:40.19 ID:MxYydi2u0
僕は床に落ちている拳銃を手に取り、御剣のほうへ構えた。

……が、僕は撃つことが出来なかった。

御剣総一という人間を、僕は殺したくなかった。

殺そうと思っても、僕の体がそれを止めようとする――

「祐司……大丈夫、私が居るから――」

動かない手をかりんが優しく包み込み、彼女に支えながらトリガーが引かれた――





その銃弾は御剣の胸を貫き、間もなくして彼は動かなくなってしまった――

死に際に見せた彼の顔は、苦しみの顔では無く喜びの顔だった。

それが、僕の心に焼き付いていて――

『おめでとうございます、あなたたちはエクストラゲームの勝者となりました――』

PDAが騒がしくなりながら、かりんの首輪が勝手に外れた。

「かりん……行こう――」

「うん……」

僕たちはお互いに支え合いながら、廊下をゆっくりと歩き始める――













「ふふ……ふふふ、あはははは!!」

「――――ッ!?」

振り返ると、笑い狂っている渚がこちらへ走ってきていた。

「あなたたちだけ生きるなんて許さない……ユルサナイ!!」

拳銃も何も持たずにこちらへ真っ直ぐ走ってくる渚は、瞬く間に僕たちとの距離を詰めてきている。

拳銃に残されている銃弾は3発――

僕はすぐに拳銃を構えて、まず1発目を放った――


1発目は――

コンマ判定1個下

00〜60 脚

61〜95 肩

96〜99 腹部
878 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/22(木) 22:51:54.65 ID:NBQIRN0H0

879 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/22(木) 23:05:04.19 ID:MxYydi2u0
僕の放った銃弾は彼女の肩に命中した。

「アハハ! アハハハ!」

しかし彼女は怯むことなくそのままこちらへ走ってきていた。

手にはナイフが握られていて、そのまま僕たちを巻き添えにしようということだろう。

「かりん! 先に行っているんだ!」

「う、うん……!」

拳銃をもっていないかりんを近くに置いておくのは危険であるため、僕はかりんを放して再び彼女に照準を合わせようとする。

「…………ッ!!」

しかし、渚から手の甲に受けた銃弾によってブレが生じてしまう。

先程はかりんが支えてくれていて振動が小さかったのだが、今度は1人であるためダメージが大きい。


僕はそれでも拳銃を構えて……

1.撃つ

2.次の1発で決めるために引きつける

3.その他

>>880
>>881
>>882

>>882のコンマ下二桁によって安価を決定
 
00〜33 >>880
34〜66 >>881
67〜99 >>882


※※1の場合は安価のコンマ判定

00〜30 外れる

31〜60 腹部

61〜90 胸部

91〜99 頭部
880 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 23:08:47.56 ID:dbXG/DF40
1
881 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/22(木) 23:09:22.69 ID:NBQIRN0H0
渚さんヤンデレ化か・・・?
1
882 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/22(木) 23:11:58.42 ID:D938OcXHo
当たってくれよ
1
883 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/22(木) 23:21:15.36 ID:MxYydi2u0
「――――ッ! かはっ…………アハハ…………アハ………ユル、サナイ――」

2発目は彼女の胸に当たり、体を大きく仰け反らせた。

足取りもかなり遅くなってはいるが、倒れずにこちらへ向かってきている。

「…………クッ!!」

間を置かずに再び撃ったため、僕の右手はもう限界が来ていた。

拳銃を構えるのが精一杯で、ほぼ力が入っていなかった。

(残りは……1発…………)

僕に残されているのはあと1発で、それを外せば不味いことになるだろう。

両足は銃弾で撃ちぬかれているため、立っているので精一杯である――


僕は、渾身の力を振り絞ってトリガーに手をかける――

(当たれ……当たれ――――)

最後の1発は……

コンマ判定1個下

00〜30 外れる

31〜90 胸部

91〜99 頭部
884 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 23:21:59.77 ID:EawfwRaAo
あたれー
885 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/22(木) 23:22:04.80 ID:D938OcXHo
当たれ!
886 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 23:24:59.15 ID:dbXG/DF40
当たれっ!
887 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/22(木) 23:36:00.94 ID:MxYydi2u0
「…………ぁ――――」

最後の1発は、再び彼女の胸を貫いた。

1発目2発目とやはりダメージが蓄積していたのか、3発目には耐えきることが出来ずにその場に倒れこんだ。

「そう、いち…………くん…………っ」

御剣の名前を小さくこぼして、渚は動かなくなった――

「…………はぁ――――」

それと同時に僕も床へ倒れこんだ。

「祐司!」

「かりん……やっと、終わったよ」

「うん! 私たちは、勝ったんだよ! このゲームをクリアしたんだよ……っ!」

「勝者が泣いてちゃ、格好がつかないでしょ? もっと堂々と…………なんだ、こ……れ…………は」

勝利の余韻へ浸っていた時、突然一面が白い煙幕が覆われた。

「ゆう、じ…………なんだか、ねむい――」

かりんが僕の横で寝ている姿を見て、これが催眠ガスであるという事に気が付いた。

「どういう、こと――」

だが、僕に成すすべは何も無かった――

――――――――
――――――
――――
――

シークレットゲーム -桜井祐司編- END
888 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 23:37:54.68 ID:+AKWzfMWo
御剣…雑な扱いしてごめんよ…
889 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/11/22(木) 23:41:34.70 ID:ihmUoi1r0
総一が最後の最後で魅せてくれたな
890 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 23:44:43.61 ID:dbXG/DF40
裕司とかりんが生き残ったなら個人的には十分すぎるハッピーエンドだな!
時に>>1様よ、端々にあったエロ安価はもちろんラストにもありますよね?ニタァ
891 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/22(木) 23:50:43.37 ID:D938OcXHo
自分でパッと思いついただけの名前のキャラで後味は悪かった所もあったが生き残れてよかったよ

892 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/22(木) 23:53:08.20 ID:MxYydi2u0
【エピローグ】

あれから数年が経ち――

「……もう、祐司の変態!」

「とか言いながら、ちゃんと穿いてくれてるじゃないか」

「そ、それは! 祐司が久し振りに……どうしてもってお願いするからだよ…………」

「……かりん、好きだ。可愛いよ――」

「――んん。……も、もっと段取りっていうのが」

「今日はもう我慢できないんだ……かりんが欲しくて、たまらないんだ――」

「――んん!! ……んちゅ……んんっ――」

僕たちはあのゲームをクリアした後、手に入れた賞金で妹のかれんの病気を治した。

「ぁ……祐司の、もうこんなに…………」

生存者は3人であり、賞金は約6.6億円――つまり、僕たちは2人で13億円もの金を手にしたという事である。

「かりん、舐めて……」

かれんの病気が治った後は僕たちは遠距離で交際を続けながら、僕が18歳になったところで結婚をした。

「……うん。…………んちゅ……れろ…………んぷ…………」

豪邸を建てる事も無く、一般的な家に僕たちは少々贅沢をしながら生活をしている。

「……かりんはやっぱりエッチだな」

かれんは僕たちの家に住んでいて、そこから学校に通っている。

「あ……ちょ、ちょっと待っ――」

そんな、幸せな日々がいまも、これからもずっと続くのだろう――

「ねぇ、なんで穿きたてのスパッツがこんなに濡れてるの……?」

「うぅ…………祐司のばかぁ…………!」

「…………かりん、あんまり激しく……!」

「馬鹿祐司にはオシオキだよ……!」

「くっ……!」

「あ……ちょ、ちょっと!」

「……これで、形勢逆転だね」

僕はかりんのスパッツを破いた――
893 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/22(木) 23:56:00.44 ID:D938OcXHo
!?
894 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 00:00:34.00 ID:gbs94WCg0
GJ!これはマジにGJ!!
まだ、続くよね…?
895 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/23(金) 00:10:45.72 ID:Wb3DLvEE0
ちょwwwwwwwww
896 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/23(金) 00:16:51.65 ID:We9meRcJ0
「あっ……ゆ、祐司――」

「いくよ、かりん――」

僕は円滑油が流れている穴に、いきり立った棒を入れた――

「んんんっ!! ん……あ……ぅ……」

「はぁ……はぁ……」

かりんの中の締まりが良すぎて、入れた瞬間に逝ってしまいそうだった。

最近仕事が忙しすぎて、かりんとこうして一緒になれる時間が少なかったため、僕の感情は尋常ではないくらいに高ぶっていた。

「祐司……んん……!」

「今日は……かれんが……いないから、思いっきり声を……出しても良いんだよっ!!」

肌と肌がぶつかり合う音が次第に大きくなり、テンポも速くなっていく。

「あぁっ!! ……ゆ、祐司ぃ……そんなに激しくしたらぁ…………おかしく、なっちゃうよぉ……っ!」

かりんの甘い声が僕の興奮を高ぶらせ、一気にあの予兆がやってきた――

「……かりん、逝くよ…………!」

「うん……来て…………っ!」

かりんが背中に足を絡ませて強く密着してきた。

興奮が最骨頂に達した時、僕はかりんの中に多量の精を放った――

「……はぁ、はぁ。祐司ぃ……」

「かりん……愛してるよ――」

「ん――私も、愛してるよ、祐司」

僕らはこれからも良き仲間……いや“夫婦”としてお互いに協力し合って生きていく。

そう断言できるほどに僕たちがあのゲームで得た絆は強いのだ。

「……でもさ、スパッツを破るのは駄目だと思うんだけど?」

「…………ごめん、また注文しておくから」

「うん。ちゃんと祐司のお小遣いから引いておくからね!」

「そ、それだけは勘弁してよ……」

僕は完全にかりんの尻に敷かれている。

いや、物理的になら大歓迎なのだが……お小遣いの話になると、僕は一気に小さくなってしまうのだ。

「……本当に反省してるの?」

「してるよ、してますって! だからお小遣いだけは……お願いします!」

「……そ、そんなに頭を下げないでよ。そこまで言われたら止めるしかないじゃないか」

とは言っても、かりんは相変わらずなので大丈夫なのだが――

「……やっぱり顔がにやけているから、さっきのは無し!」

「そ、そんな……!」

もうこれ以上は僕たちの事について見なくても分かるだろう。

僕たちはこれからも幸せに生きていく……それだけは変わりの無い事実――


.......END
897 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 00:18:40.30 ID:fb88bjt/o
かれんは早く独り暮らしさせてあげるべき
898 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 00:29:28.76 ID:gbs94WCg0
初の完全ハッピーエンドキター!(えっ?御剣?知らんなぁ)
甘々ラブラブ最高です!!!

確かにかれんは辛いだろうな、この万年新婚バカ夫婦の元で暮らすのは…
899 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/23(金) 00:30:16.96 ID:We9meRcJ0
ようやく完結することが出来ました。

何度か危ない場面がありましたが、何とかクリアできて良かったと思います。

設定の4人の兄や、麗佳が好きなところとかが上手く使えなかったところが悔やまれます。

IQ200については最初はどうしようかと思いましたが、都合の良いところで何度か使わせてもらいました(笑)

ほぼかりん一本だったので、物語的には直線的な印象を感じました。

一応描写が無かったキャラクターの死因を載せておきます。

■葉月 PDA0 高山・矢幡に殺される

■姫萩 PDA0 長沢に殺される

■色条 PDA0 長沢に殺される

■陸島 PDA0 高山・矢幡に殺される 矢幡にPDAを破壊される

こういった感じで、一応物語に矛盾が生じないように頑張っています……。

さて、書くことが無くなったので意見・質問とかがあれば受け付けます。

なければ、このスレは一応完結となります。

次回作をすることになれば、また連絡するかと思います……。

それでは。
900 :名無しNIPPER [sage]:2012/11/23(金) 00:31:27.56 ID:yYAGJGRS0
実はかれんが家にいて発情してしまう展開マダー

ところで今回全く出番がなかった姫萩は>>303の時点で死んでたのかな?
901 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 00:32:28.89 ID:p2+AllOmo
おつー
終わっちゃうのかー…程よい緊張感があってめっちゃ楽しかったです
次回作も楽しみにしてます
902 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 00:35:18.58 ID:ehzwr/ZU0
一旦終わりか…乙
次回作待ってる
903 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 00:35:43.41 ID:fb88bjt/o
乙ー
何度か無理だと思わされながらの最後のエクストラゲーム。これはスミス仕事した
904 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都) [sage]:2012/11/23(金) 00:37:45.10 ID:YRTp4Xga0
気づいたら終わってた…
905 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/23(金) 00:38:23.09 ID:l+SJMDuAO
長沢の持ってた三つのPDAが壊れた時はヤバかったからね
906 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 00:38:30.62 ID:gbs94WCg0
おつ〜
質問なら前から聞いてみたかったんだけど、安価でその他以外の選択し選ばれた時の話って、予め考えてるんですか?
それとも決まってから、考え始める感じ?
後、こういうの書くコツみたいなのってあります?

次回作、期待しています!
907 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/23(金) 00:38:49.94 ID:Wb3DLvEE0
お疲れ―
いろいろと楽しかったよ!
908 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県) :2012/11/23(金) 00:52:41.46 ID:BX/t2dS40
乙乙
また書いてくれると嬉しいな
909 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/23(金) 00:56:50.09 ID:L4k1Uzw/0

安価の度に必死に頭働かしたのは良い思い出
麗佳がヒロインになれなかったのは残念だけどww
次回作待ってます
910 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/23(金) 00:58:09.75 ID:pWDZAIibo

また次回作待ってます!
911 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 00:59:55.81 ID:PmYHwIdwo
912 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東) [sage]:2012/11/23(金) 01:03:38.39 ID:l+SJMDuAO
麗佳さんを仲間にするには序盤に彼女が罠でピンチになるか怪我しなければならず、ヒロインにするには御剣ばりの行動をとらなきゃならないっていう
913 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/23(金) 01:23:34.44 ID:We9meRcJ0
>>900
その時点ではまだ死んでいなかったと思います。
ある法則を見つければ、誰がどのタイミングで死んだかは分かるかと……。

>>906
選択肢で上げたものは、それぞれ選択された場合の大まかな流れをいつも考えています。


私がどのように書いているか、というと……

序盤を書いている時は中盤を、中盤を書いている時は終盤を考えながら書いています。

先に中盤の状況を決めてから序盤を進めていき……安価の選択で変化があれば、それに合わせて中盤の状況を細かく変えていく、といった感じでしょうか。

上手く伝えることができませんが、先々の事を考えながら書いている、という事です。

あと、安価で上手く進めていくコツは、全てを安価に頼らずにある程度自分で物語を進めることでしょうかね。

安価で物語の流れを作るのではなく、安価で物語の流れを選択させるというのが大事、かと。

914 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 01:39:26.50 ID:gbs94WCg0
なるほど、わかりやすい説明ありがとうございます!
常に先を考えながらですか、難しそうですね…
安価はやったこと無いので、今後の参考にさせてもらいます!
915 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/23(金) 09:11:11.39 ID:ePHCnb8Qo
れいかちゃんはよ!
916 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/23(金) 12:54:14.63 ID:dexBnCL50
麗佳は3週目のとき惜しかったなぁ
なにはともあれ1乙だ
917 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 22:11:34.79 ID:gvnsXyN30
…くせで毎日確認してしまうな、ここは
918 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [saga]:2012/11/30(金) 00:01:44.97 ID:e6Xc4Y0x0

919 : ◆WNrWKtkPz. [saga]:2012/11/30(金) 18:30:01.33 ID:DpawafdG0
ようやく多忙の山場を乗り越えたので、今日から進めていこうと思います。

と言っても何かと12月も用事があっていつものように更新速度はゆっくりになると思いますが……
920 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/30(金) 18:45:10.85 ID:2ZE2YF9DO
待ってた
921 : ◆WNrWKtkPz. [sage]:2012/11/30(金) 18:51:25.87 ID:DpawafdG0
HTML化申請をしました。

新しいスレを立てました。

安価でシークレットゲーム3
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1354268988/
922 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/30(金) 19:07:31.25 ID:2ZE2YF9DO
923 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2012/12/02(日) 02:18:41.22 ID:x3OshEt60

412.61 KB   
VIP Service SS速報VIP 専用ブラウザ 検索 Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)