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灰原「日本シリーズ?ま、付き合ってあげてもいいわよ」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 00:46:43.46 ID:fAadU+eh0


時は10月、ペナントシリーズもいよいよ大詰め、各リーグのチャンピオンを決める戦いの真っただ中である。

しかし、今年のプロ野球は例年以上の大盛り上がりである。それもそう、なんと今年はあの弱小球団、横浜ベイスターズが

リーグ3位でクライマックスシリーズへの進出を決めたのである。



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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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旅にでんちう @ 2024/04/17(水) 20:27:26.83 ID:/EdK+WCRO
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木曜の夜には誰もダイブせず @ 2024/04/17(水) 20:05:45.21 ID:iuZC4QbfO
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いろは「先輩、カフェがありますよ」【俺ガイル】 @ 2024/04/16(火) 23:54:11.88 ID:aOh6YfjJ0
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【MHW】古代樹の森で人間を拾ったんだが【SS】 @ 2024/04/16(火) 23:28:13.15 ID:dNS54ToO0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713277692/

こんな恋愛がしたい  安部菜々編 @ 2024/04/15(月) 21:12:49.25 ID:HdnryJIo0
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【安価・コンマ】力と魔法の支配する世界で【ファンタジー】Part2 @ 2024/04/14(日) 19:38:35.87 ID:kch9tJed0
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アテム「実践レベルのデッキ?」 @ 2024/04/14(日) 19:11:43.81 ID:Ix0pR4FB0
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2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/04(日) 00:47:07.06 ID:IvrVAjZE0
完!咲「
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 00:47:11.10 ID:fAadU+eh0

元太「なぁ、昨日のベイスターズ対カープ戦見たか!?」


光彦「もちろんですよぉ。いや〜すごい試合でしたね」


歩美「9回の表に逆転された時はもうだめだと思ったよ〜、ね!コナンくん」


コナン「あぁ、まさかプロの試合であんな幕切れになるなんてな。送球エラーをした後の堂林選手の
顔が忘れられねぇぜ」


元太「でもよ、ほんとすっげぇ所に飛んでいったよな。堂林のやつなんで
あんなめちゃくちゃな所に投げたんだ?」


光彦「決まってるじゃないですか、堂林選手はその前にもエラーをして逆転のきっかけになる走者を出して
しまっていますからね。なんとか自分でそれを取り返したかったんじゃないでしょうか」


コナン「そうだな、、、打撃センスが抜群でカープにとっては期待の若手だけど、あそこは若さが
出ちまった感じだな」

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 00:47:40.34 ID:fAadU+eh0

歩美「ベイスターズは3位だったけど、クライマックスシリーズで勝ち続ければ
日本シリーズにもいけるんでしょ!?」


コナン「う〜〜ん・・・可能性は0じゃねぇけど、日本シリーズは厳しいんじゃねぇか?」


光彦「何を言ってるんですかコナンくん!!今のベイスターズなら絶対勝てますよ」


元太「そうだぜ!なんたってうちにはセ・リーグのHR王筒香がいんだからよぉ!!」


ガララーッ、、、


灰原「おうよう」


コナン「おぅ、灰原」


灰原「なにやら盛り上がってるみたいね、何を話てたの?」


歩美「ベイスターズだよ!哀ちゃん」


灰原「ベイスターズ?」


コナン「プロ野球だよ、プロ野球。今は日本一を決めるために各リーグの代表チームを
決める闘いの最中なんだ」


灰原「ふ〜ん・・・」
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 00:48:12.31 ID:fAadU+eh0

光彦「灰原さんは見ないんですか?野球」


灰原「えぇ、興味がないもの」


元太「なんでだよ、プロの選手が1球1球に魂を込めて勝負するんだぜ!すっげぇじゃねぇか!!」


灰原「小島くん、あなたのために言っておくけど、バカみたいに球遊びばっかやってないで
少しは自分の将来のためになるようなことに時間を使ったら?」


元太「あ!?」


コナン「おい灰原!んな言い方ねぇだろ。元太に謝れ!!」


灰原「それじゃあ私は日直だから、職員室に日誌を取りに行ってくるわ」


コナン「うぉい!!」


灰原「ふん・・・」


スタスタ、、、


元太「・・・」しょんぼり


光彦「灰原さん、あんまり野球好きじゃないみたいですね」


歩美「そうだね・・・」


コナン「ちっ、んにゃろう」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 00:48:46.89 ID:fAadU+eh0

灰原「博士、ただいま」


博士「お〜〜、おかえり哀くん。学校はどうじゃった?」


灰原「別に、、特に変わったことはなかったわ」


博士「そうか、それじゃあ哀くんも帰ってきたこちじゃし、そろそろ晩御飯にしようかの」


灰原「えぇ、そうね」

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/04(日) 01:22:12.03 ID:KFyGWPLKo
星の煌めきを感じるSS
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 02:38:27.81 ID:fAadU+eh0

灰原「博士、ソースとって」


博士「ほいほい、ソースは〜こっちじゃったの」


灰原「ありがと」



博士「お!そう言えば、今日からクライマックスシリーズじゃったの」


ピ♪


実況「ベイスターズの先発はエースの三浦、今日も抜群の制球力で好投を期待しましょう。
まもなくプレイボールです」


博士「お〜ほっほ、ちょうど今からみたいじゃの」


灰原「はぁ・・・」
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 02:38:56.96 ID:fAadU+eh0

博士「どうしたんじゃ哀くん?ため息なんかついて」


灰原「別に、博士もあの子たちと同じ球遊びに夢中になるんだって思って」


博士「これ哀くん、野球をそんな風にバカにしちゃいかん。知っとるかね?
小学生の男子に将来何になりたいかをインタビューすると、毎年プロ野球選手が
上位に入ってくるんじゃぞ。近年は少々サッカーに流れていると聞くが、野球は
日本の中じゃ国民的スポーツなんじゃ」


灰原「ふ〜ん・・・でもまぁしょせん子供だから普段身近に接していて、かつ華やかそうな
世界を選んだんでしょうね。成長すればまた考えも変わってくるわよ」


博士「そりゃそうじゃが・・・」


実況「打った〜!!ここで4番○○のタイムリーヒット、ベイスターズ初回鮮やかに先制です」


博士「おほほ〜打ちよった。○○はいい仕事するのぉ」


灰原「・・・(なんでみんなこんな球遊びに熱くなるるのかしら?)」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 02:51:35.19 ID:fAadU+eh0

実況「ファウル、、○○、前に転がすことができません」


灰原「ねぇ博士、あの選手はなんで普通に打たないの?」


博士「お?あれは送りバントと言っての、ランナーを次の塁に確実に送るための小技なんじゃ」


灰原「でも、あんなことしたら相手の投手に処理されてアウトをあげるも同然じゃない」


博士「まぁそうなんじゃがの、打者と投手の力量や、どうしても目先の1点が欲しい時なんかには
ひとつのアウトをあげてもランナーを進めることが大事なんじゃな」


実況「あ〜〜っと、スリーバント失敗。○○、ランナーを進めることができません」


灰原「あ〜あ、あの選手何をやってるのかしら?ボールをバットに当てて前に転がすこともできないようじゃ
野球やめた方がいいんじゃない?」


博士「手厳しいの〜哀くんはwwwwww」
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 03:18:23.36 ID:fAadU+eh0

実況「空振りさんし〜〜ん!!ベイスターズ、下位打線でつないだチャンスを生かせません」


灰原「おかしいわ」


博士「何がじゃ?」


灰原「あのバッターよ。1球目、2球目と150キロの球は当てられたのに、最後の
スローボールには空振りしたわ」


博士「ん?おぉ、緩急じゃよ哀くん」


灰原「緩急?」


博士「うむ、スワローズの○○投手はベイスターズの○○選手がストレートにタイミングが合ってきているのを
感じ取ってわざと遅い球を投げたんじゃ」


灰原「ふ〜ん、でもそれはちょっとめちゃくちゃじゃない?相手はプロのバッターなんでしょ、速い球が打たれるから
遅い球で勝負なんて、、やっぱり納得できないわね」


博士「おっほっほwwwwそれがちゃ〜んと理にかなった作戦なんじゃ。150キロの剛速球を打つためには、
そのスピードに合わせるために当然始動を早くしたり、球の見極めを早くするじゃろ?そこに130キロの
ボールを投げられたら当然速い球一本で待っているバッターはフォームを崩すんじゃ。それに哀くんはあれを
スローボールと言ったがあれはチェンジアップという変化球なんじゃな〜」


灰原「え?」


博士「ほれ、リプレイ映像を見てみぃ。バッターがあんなに崩れている。あれじゃ当てることはできても
ヒットにすることはまず無理じゃろうな」


灰原「博士、そのチェンジアップってどういうボールなの?」


博士「おうおうそうじゃった。チェンジアップというのはじゃな、ボールに力を伝わらないように握って投げることで
速球の時より球の回転が少なくなるため、バッターに向かってくる途中で減速しながら沈むボールなんじゃ。もっとも
このボールの一番の特徴は速球と同じ腕の振りで投げるからバッターがだまされるんじゃの〜」


灰原「・・・すごい」


博士「ほっほっほwwwwwwどうじゃ哀くん、野球は奥が深いじゃろ?」


灰原「ま、まぁまぁね//」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 03:27:25.51 ID:fAadU+eh0

(翌日)


灰原「博士、試合が始まるよ」


ピ♪、、、


博士「お、おう。今行くぞぃ」


実況「昨日の第1戦ではエース三浦と3人の継投で逃げ切ったベイスターズ。連勝なるか!?」


灰原「・・・」ジーッ


博士(ほっほっほwwww昨日の試合でもう野球に夢中になってるようじゃの)


灰原「何ニヤついてるの博士?」ジトッ


博士「いや〜〜wwwwww何でもないわいwwwwおっ!そうじゃ、つまみに
お菓子でも」


灰原「ダメよ博士、これ以上太ってどうするの」


博士「・・・とほほ」
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 04:00:16.22 ID:fAadU+eh0

実況「キャッチャー立ちあがります。そしてピッチャー○○投げたぁ。ファーボール、ここは歩かした
形になりました」


灰原「ちょっと!何でわざとボールにしてランナーを出すのよ」


博士「満塁策じゃな〜」


灰原「満塁策?」
14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 04:01:01.72 ID:fAadU+eh0

博士「哀くん、今の状況をちょっと説明してくれんか?」


灰原「え・・・ベイスターズが終盤に逆転されて、なおもランナー2塁、3塁のピンチ。
そして今のファーボールのせいで満塁になっちゃったわ」


博士「うむ、○○投手はバッターの○○選手を警戒して厳しいところを攻めたんじゃが、ボールが続いて
カウントが悪くなってしもうた。もちろんファーボールは嫌じゃが、一番嫌なのは打たれてさらに点差を
離されることじゃからの。そこで登場するのが今の満塁策なんじゃな、哀くん守備側が満塁の状況で守ることで
何が一番変わるか分かるかね?」


灰原「・・・いや、分からないわ」


博士「フォースプレイじゃよ。ランナーにタッチをせずにアウトにすることができるんじゃ。
満塁策ではないがこの試合でフォースプレイがあったんじゃが気づいたかの?」


灰原「そう言えばさっき、ショートの○○選手はタッチをしていないのにファーストのランナーはアウトになっていたわね」


博士「左様、満塁時はランナーはボールがフェアゾーンに落ちた瞬間に進塁の義務が生じる。
よって全ての塁においてフォースプレイが発生し、結果として守備側は守りやすくなるんじゃな」


灰原「でも、もしその後ヒットを打たれたらそれ以上に大量失点をする可能性が」


博士「うむ、哀くんの言うとおりじゃがもう試合は終盤。ベイスターズにとっては
もうこれ以上点差をつけられるということは敗戦を意味するんじゃ。よって1点も
それ以上も同じ。この満塁策にはベイスターズのこの試合にかける覚悟の表れでもあるんじゃの〜」


灰原「・・・」ゴクリ
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 04:07:25.34 ID:fAadU+eh0

実況「打ったぁ〜!しかしこれは平凡な当たり、ショートの○○ホームに送球〜!ランナーフォースアウト、
そしてキャッチャーがファーストへ・・・アウトぉ!!!ベイスターズ終盤のピンチを切り抜け、最終回の
攻撃に望みをつなげましたぁ!!!」


灰原「すごい・・・こんなに見事に決まるなんて」


博士「狙い通りのじゃの。それにこの一連のプレーで流れは一気にベイスターズじゃ」


灰原(流れ・・・そう言えば実況や解説の人もずっと流れがどうのこうのって言ってたわね)

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 04:26:50.43 ID:fAadU+eh0

灰原「博士、流れってなに?」


博士「ん?おぉ、わしも実はよく分かってないんじゃが
流れが来てるチームには野手の間にポテンと落ちるラッキーな
ヒットが出たり、エンドランなどの作戦がおもしろいように決まったりするんじゃが、
逆に流れが悪いチームはとらえたと思った打球が野手の正面にいったりしてついてないことが多いんじゃ」


実況「初球打ちぃ〜〜!!抜けた〜〜、代打○○先頭バッターとしての仕事をきっちり果たしました」



博士「野球にはそういう流れだったり時には魔物が姿を現す非常に奥深くて難しいものなんじゃ、が・・・それ以上に
楽しいもんなんじゃ」二コ


灰原「野球・・・フフッ」クス


博士「お、どうした哀くん?」


灰原「なんでもないわ。ただこの世に私の暇を潰してくれるものがひとつ増えただけよ」


博士「ほっほっほwwwwそうかそうか(素直じゃないの〜)」
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 04:37:35.43 ID:fAadU+eh0

結局、流れに乗ったベイスターズは最終回に逆転し、この試合も勝利した。

勢いに乗ったベイスターズは次戦にも勝利し、ジャイアンツとのセ・リーグ代表をかけた

クライマックス第2ステージへと進出した。
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 05:00:34.94 ID:fAadU+eh0

博士「ん?哀くん、何を見てるんじゃ」


灰原「日本シリーズ名勝負列伝よ。TATSUYAで借りてきたの」


博士「ほぉ〜・・・こりゃまた数日でどっぷり野球に浸かってしまったようじゃの」


灰原「別に。ただ投げた、打ったじゃなくてそこから結果が出るまでに、過去の対戦実績やその日の調子、
それから球場や風、そして流れとかいろんなものが要素に含まれてるから自分なりに結果を予想しながら
見るのが面白いだけよ」


博士「ふむ、そうか」


灰原「空振りっと・・・」サラサラ


博士「・・・(なんと!スコアまでつけておる)」


灰原「9回で同点2アウト満塁、4番の○○選手の心理を考えるとここは自分で決めたいと思っている
はず、外に逃げるスライダーを投げれば必ず振ってくるわ」


実況「空振り〜〜!!○○、バットをたたきつけてくやしがります」


灰原「フフッ、ほらね」


博士「お、おぉ・・・(まだ野球を見て1週間も経ってないのに随分玄人じみた観戦スタイルじゃの〜」


灰原「・・・」ジーっ


博士(まぁ、哀くんが楽しそうで何よりじゃ)ニッコリ
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/04(日) 13:04:38.87 ID:kNF1ojqDO
灰原さんは猛虎球蹴りチームのファンだぜ一応
20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/04(日) 15:48:06.80 ID:nzJWxP6y0
>>19
ヒゴさんのファンであってチーム自体のファンじゃなくね?
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) :2012/11/04(日) 16:52:21.97 ID:kOLPLj3AO
もうこ玉蹴りチームってWWBig大阪か
22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/04(日) 17:34:49.91 ID:Rax9+n+AO
この玉遊びSS期待する
23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 21:02:24.01 ID:fAadU+eh0

(学校)


灰原(今日はついにジャイアンツとの日本シリーズをかけた決戦ね。
レギュラーシーズン1位の特典としてジャイアンツには戦う前から1勝の
アドバンテージがあったのに、まさか3勝3敗の五分にまで持ち込むとは、、、
なんにせよ今日で決着がつくわ、どうなるのかしらね)


ガララーッ、、、


光彦「ベイスターズが絶対勝ちますよぉ!!」


コナン「まぁ、そうだな〜、戦力は向こうの方が数段上だが、ベイスターズは若手を
中心に勢いに乗ってるからな、このままジャイアンツを食っちまうってことも十分ありえるぜ」


灰原(やってるやってる、私も混ぜてもらおうかしら)
24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 21:03:45.49 ID:fAadU+eh0

灰原「おはよう」


光彦「灰原さん!おはようございます!!」


灰原「ベイスターズの快進撃が続いてるわね」


歩美し「う、うん!哀ちゃんも応援するようになったの?」


灰原「応援ってほどじゃないわ。家に帰ると博士がテレビで見てるから
受動的に情報が入ってくるのよ」


歩美「あ、そうなんだ」

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 21:07:45.14 ID:fAadU+eh0

元太「でもマジでラッキーだよなぁ!!こんなすげぇ試合を
俺達が見に行けるなんて」


灰原「え?」


光彦「えぇ・・・もうコナンくんのおかげですよぉ!!
ありがとうございますぅ」


コナン「いーや、別に俺はなんもしてねぇよ」


歩美「楽しみだね♪早く学校終わらないかな〜」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/04(日) 21:08:10.45 ID:fAadU+eh0

灰原「あなたたち、今日の試合見に行くの!?」


コナン「あぁ、おっちゃんが競馬雑誌の懸賞に当たってもらったんだけど、浮気調査の仕事が
入って忙しいらしくてよ、俺ら子供で楽しんでこいって」


灰原「そうだったの・・・っていうか江戸川くん、そんな大事なことなんで当日に言うのよ」


コナン「え?何がだよ」


灰原「何がじゃないわよ。野球を観にいくだけとは言え色々準備とかあるじゃない、全く、鈍いわね」


コナン「は?なんで俺達が野球見にいくのに灰原が準備するんだよ」


灰原「え・・だって、私も」


コナン「おめぇ野球みたいな球遊びには興味ねぇって言ってただろ?だからお前を抜いた俺達と
保護者代わりの博士で行くことになってんだけど」


灰原「え!?何よそれ!!た、確かにそう言ったけど何で今なの!?これまでだって私が乗り気じゃない時でも
無理やり連れていったくせに」


コナン「灰原・・・もしかしてお前も今日のベイスターズ対ジャイアンツ戦観に行きたかったのか?」


灰原「当然よ!!日本中が注目する試合なのよ!野球ファンなら万年Bクラスのベイスターズが
悲願の日本シリーズに進出するその瞬間を目に焼き付けておきたいに決まってるじゃない!!!」


コナン(野球ファンって・・・)


コナン「そ、そりゃあ悪かった。でもあいにくチケットの枚数は5枚だけだからな。今更
言われてもどうしようもねぇんだ」


灰原「そ、そんな・・・私も、私だって・・・」


キーン、コーンカーンコーン♪


先生「は〜〜いみなさん、席について〜」


灰原(私だって・・・試合観に行きたかったのに)グスッ
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/05(月) 10:36:45.69 ID:mmWY70CLo
灰原さん可愛過ぎます
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/11/05(月) 18:22:21.91 ID:qUUcKmIMo
子供だけで行くわけにもいかんしな
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 20:50:29.84 ID:b5FP5FBs0

博士「あ、哀くん、それじゃあ行ってくるぞ」


灰原「・・・えぇ」


博士「しかしなんでじゃ?わしは付き添いを引き受けた時当然君も一緒に来るもんだと」


灰原「しかたないじゃない!チケットは5枚しかないんだから・・・」グッ


博士「のぅ・・・じゃが・・・」


元太「おい博士ー!!なにやってんだよぉ!早くしねぇと試合間に合わねぇぞ!!」


博士「お、おう。今行くぞ」


灰原「・・・」


博士「それじゃあ気休めにしかならんじゃろうがお土産を買ってこよう。
三浦選手のレプリカユニフォームでいいかね?」


灰原「えぇ・・・お願いするわ」

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 20:57:56.26 ID:b5FP5FBs0

灰原(みんな行っちゃったわね・・・試合までまだ少し時間があるし、過去の試合データを
分析し直して暇を潰そうかしら)


カチカチ、、、


灰原(そう言えば、夕食の準備をしてなかったわね。でもまぁ今日は博士もいないし
冷蔵庫に入ってるもので適当に)


ピンポーン♪


灰原「!!」


(だれ?まさかあいつらが私が一人になったところを狙って・・・)


ガチャガチャ、、キィ、、


灰原(入ってくる!!隠れなきゃ)
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 21:04:20.78 ID:b5FP5FBs0

欄「博士〜、コナンく〜ん」


灰原(欄さん?)


欄「間に合わなかったか〜、せっかくお弁当作ってきたのに」


灰原「あ・・・」


欄「あれ?哀ちゃんじゃない、どうして一人でいるの?」


灰原「えっと・・・その、私は別に野球とか興味ないから・・」


欄「そうなんだ〜、じゃあうちにおいでよ」


灰原「え、別に私は一人でも大丈夫よ」


欄「大丈夫って、、博士たちが帰ってくるまでずっと一人なんでしょ?
いくら哀ちゃんがしっかりしてるからって言ってもちょっと危ないわ。ほら、いこう!」グイグイ


灰原「あ・・・ちょっと!」
32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/05(月) 21:17:20.03 ID:8C/fYxgE0
蘭の字直せば?
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 21:18:22.12 ID:b5FP5FBs0

(毛利探偵事務所)


欄「はい、お茶が入ったよ〜」


灰原「・・・」うずうず


欄「最近寒くなってきたね、哀ちゃんは寒さには強い方?」


灰原「あの、テレビつけてもいい?」


欄「え?うん、いいけど・・・」


灰原「」サッ

ピ、ピピ♪


実況「この様子をご覧ください。東京ドームはもちろん満員、試合開始間からものすごい盛り上がりです。
ペナントシリーズではクリーンアップを中心に他を寄せ付けない攻撃翌力で相手を圧倒したジャイアンツ、そして戦力では他のチームに大きく劣りながらも
若手を中心に一致団結して念願のAクラスを勝ち取ったベイスターズ、日本シリーズに進むのは果たしてどちらのチームになるのでしょうか?
まもなくプレイボールです」


欄(あれ?哀ちゃん、野球興味ないんじゃ・・・)
34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 21:28:52.86 ID:b5FP5FBs0

>>32 ご指摘ありがとう、今の今まで欄やと思ってたわ


実況「あ〜〜っと、弾いた!!ショートの坂本、処理を焦ったか!?」


解説「やってしまいましてねぇ・・・ダブルプレーを意識しすぎて打球から目を切る
のが少し早かったかもしれませんねぇ」


灰原「・・・」


蘭「はい哀ちゃん、このからあげ自信作なんだけど、食べてみて」二コ


灰原「・・・」ジーッ


蘭「あ、あはは」


(すごい熱中してる、なんで哀ちゃんはみんなと一緒に行かなかったのかしら?)
35 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 21:57:20.23 ID:b5FP5FBs0

実況「ベイスターズ、中盤にきて大きなチャンスを迎えましたぁ!!解説の○○さん、この場面は
試合の行方の大きく左右しそうですね?」


解説「そうですね、序盤からのジャイアンツの猛攻をしのいでしのいで作ったチャンス、ここで
先制点を取ることができればジャイアンツ側に大きなプレッシャーを与えることができますね」


実況「レフトスタンドのベイスターズファンもよ〜く分かっています。お聞きくださいこの大歓声」


蘭「すごい盛り上がってるね〜、選手の人はすごいプレッシャーだろうなぁ」


灰原「・・・そうね」


元太「打てぇ〜〜○○!!ドカンと大きいの頼むぜ」


光彦「お願いします、どんな形でもいいので点を入れてください」


歩美「がんばれぇ〜〜!!」


実況「子供たちも大きな声を出して応援しています。この声が届くのでしょうか!?」


灰原「は・・・あの子たち」


蘭「あぁ〜〜!コナンくんたちだ。すご〜い、テレビに映ってるよ」
36 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 21:58:00.63 ID:b5FP5FBs0

実況「打った!ピッチャー返し、グラブで弾いた・・・ショートの坂本がバックアップして手を伸ばすが
・・取れない!!抜けた〜〜!!!セカンドランナーホームい〜〜ん!!!ベイスターズせんせぇい!!!!!」


元太光彦歩美「い〜〜よっしゃああああああ!!!!!(やったぁ!!)」


実況「あ〜さっきの子供たちも抱き合って喜んでいます」


解説「子供たちの応援が届いたようですねぇ」


灰原「あ・・・」ぷるぷる、、、


蘭「ねぇ、哀ちゃん聞いてもいい?」


灰原「何?」


蘭「哀ちゃんも本当は試合観に行きたかったんじゃないの?」


灰原「え?わ、私は別に・・・」


蘭「うそばっかり。哀ちゃん本当は野球が大好きなんでしょ?」


灰原「だから違うって言ってるじゃない」


蘭「そうかな?野球を観ているいる時の哀ちゃんの目、すごくキラキラしてたよ。
それに今だって拳をぎゅって握り締めて、前のめりになりながらベイスターズを応援してたじゃない」


灰原「これは、、、えっと」


蘭「私も分かるんだ。私高校で空手部に入ってるのは知ってるよね?それで何か月かに1回大きな大会が
あるんだけど、仲間の応援の時にはついつい力入ちゃってみんな今の哀ちゃんみたいになるから」


灰原「・・・」
37 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 22:02:40.60 ID:b5FP5FBs0

蘭「どうしてそんなに強がるの?好きなものは好きって言って思いっきり楽しんだらいいじゃない」


灰原「くっ・・・うぅ」


蘭「ん?」


灰原「ぐすっ・・・えぐっ」グググ、、、


蘭「あ、哀ちゃん?」


灰原「わあああああああああん」ボロボロ


蘭「えっ!?ちょっ、えええええええええ!?!?」
38 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 22:09:41.34 ID:b5FP5FBs0

小五郎「ちぇっ!!ま〜〜た外しちまったぜぇ。最終コーナーまではぶっちぎりってたのによぉ、
ついてねぇぜ」


「うわああああああん」


小五郎「ん?事務所の中から子供の泣き声が」


ガチャ


小五郎「おい、どうした!?」


蘭「お父さん!!哀ちゃんが」


哀「うっく・・・ぐすっ・・えぐっ」ぽろぽろ


蘭「近くで何か子供の喜びそうなお菓子買ってきて!!」


小五郎「え、だがよ・・・」


蘭「お父さん、はやく!!」


小五郎「わ、わぁっかったよ!!」


ガチャ、、
39 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 22:13:07.27 ID:b5FP5FBs0

小五郎「ったく、どうなってやがんだ・・・というか
あの子は博士んとこの」


蘭「ごめんね!お姉さん何か哀ちゃんに悪いこと言っちゃったかな!?」


灰原「・・・」フルフル


蘭「じゃあ、どうしちゃったの〜?」
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 22:25:28.49 ID:b5FP5FBs0

ーーーー
ーーーー


蘭「そんなことがあったんだ。それで野球を一度バカにしちゃったから
なかなか好きになったって言いだせなかったのね」


灰原「・・・」コク


小五郎(なにかと思ったら、ガキのくだらねぇ意地で自分の首をしめてただけかよ)


灰原「・・・」ギロッ


小五郎「いや!あははははwwwwほらお譲ちゃん、コアラのマーチだ。じゃがりこなんかもあるぞ」


灰原「ふん」


小五郎「あっ・・・あはははwwwwww(んの〜ガキぃ)」


蘭「でもいつまでもこのままだと大好きな野球を100%楽しめないじゃない?
勇気を出してみんなに私は野球が好きだよってことを伝えたら、野球が今より
もっともっと楽しくなるよ。きっと!」


灰原「えぇ・・・そうね」


蘭「哀ちゃんならちゃんと言えるってお姉さん信じてるから」


灰原「・・・うん、ありがとう」
41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 22:53:38.83 ID:b5FP5FBs0

(翌日)


元太「いよっしゃあああああい!!ついに日本シリーズだぜぇい!!!」


歩美「わ〜〜い!!歩美ベイスターズが絶対勝つって思ってたもん」


光彦「次の相手は楽天イーグルに決まりましたね。こちらも球団創設以来初の日本一を
かけて気合い十分ですよ」


コナン(フフ、ベイスターズフィーバーはまだまだ続きそうだな)


灰原「あ、あの」


光彦「あ、灰原さんおはようございます」


灰原「うん、えっと・・・」


光彦「どうしたんですか?灰原さん」


灰原「ごめんなさい!!」


コナン「え!?」
42 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 22:54:50.04 ID:b5FP5FBs0

灰原「この前はみんなが楽しく盛り上がってる所に野球を球遊びだなんて言って、、」


光彦「あ〜確かそんなこと言ってたような」


灰原「私、野球がどんなスポーツかも知らずに軽視するようなこと言ったけど、実際に
じっくり見てみたらすごく奥が深くて、試合を見るたびにどんどん野球の魅力にハマっていったの。
今じゃ野球なしの生活なんて考えられない、あの時の私はなんでろくに見ていないものを自分の
冷めた先入観であんな風に言ってしまったのかしら・・・私は、本当にバカだわ」


コナン(灰原・・・)


元太「お、おい灰原、おめぇの気持ちは分かったからよぉ、まぁ落ち着けよ」


灰原「あなたにも謝らなければいけないわね小嶋くん。あの時、野球に
夢中になっているあなたにひどいことを言ってしまって、本当にごめんなさい!!」


元太「いや、もう何言われたかなんて覚えてねぇから気にすんなよ。それよりよかったぜ、
灰原も野球が好きになってくれてよ」


光彦「そうですね、少年探偵団の中で灰原さんだけ野球に興味がないっていうのは
ずっとさみしいと思ってたんですよ」


灰原「小嶋くん、円谷くん・・・」


コナン(フフン、よかったな灰原。まさかお前があんな風に
自分から謝るなんて夢にも思わなかっただけよ)


歩美「哀ちゃんももう野球仲間だよ!!ね?」


灰原「えぇ」二コ


コナン(今のお前の笑顔は、ベイスターズと同じくらい輝いてるぜ)
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 23:06:37.87 ID:b5FP5FBs0

元太「ってことで日本シリーズも観にいくことになったからよ、
また頼むぜ博士」


博士「に、日本シリーズもかね?」


光彦「ここまできたら最後まで応援するのが真のベイスターズファンってものですよ」


歩美「ねぇ博士、だめ?」


博士「う〜む・・・ダメと言ってもどうせ聞かんのじゃろう」


元太光彦歩美「やったぁ〜〜〜!!!!!!」


灰原「決まりね、喜びなさい小嶋くん。楽天イーグルスの本拠地は牛タンが有名なの、
野球観戦のついでにそれも食べていきましょう」


元太「牛タン!?マジかよ、うっひょおおおおおお!!!」


博士「まさか、楽天って・・・哀くん、仙台まで行くつもりか!?」


灰原「当然じゃない。あ、今回はチケットも博士持ちだからよろしくね」


博士「なんと!・・・とほほぉ〜」


コナン(おいおい・・・大丈夫か、博士)
44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/05(月) 23:17:25.47 ID:b5FP5FBs0

野球に出会えたことで、毎日の生活に大きな輝きを得た灰原哀。

プロ野球選手による日本一をかけた最高の試合を目にし、彼女の中に

あるひとつの思いが宿る。それは、、、



ぎぃいいいいいいいいいん、ガチャン!!!


ねくすとこなんずひーんと! 「せばんごう」


灰原「日本シリーズ?ま、付き合ってあげてもいいわよ」 第1部完
45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/11/05(月) 23:24:52.94 ID:qUUcKmIMo
あれ、終わり?
すぐに第二部があるんだよね乙
46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/06(火) 03:41:27.27 ID:fdAP/xaLo
WBCとか見せたらヤバそうだな
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/06(火) 07:35:39.77 ID:zFBtEQ7S0

灰原「」


タッタッタ、、、


博士「哀くん、どこへ行くんじゃ?」


灰原「あ、博士。ちょっとその辺を散歩よ」


博士「おぉ、そうじゃったか、夕飯までには帰ってくるんじゃろ?」


灰原「えぇ、それじゃあね」


ガチャ、、
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/06(火) 07:36:24.83 ID:zFBtEQ7S0

コナン「よぉ博士、頼んでおいたものはもう用意できてるか?」


博士「真一、確か腕時計型麻酔銃の修理じゃったな。ほれ、ストックも満単にしておいたぞ」


コナン「サンキュー、あれ?そう言えば灰原の姿が見えねぇようだけど買い物か?」


博士「いや、散歩じゃよ」


コナン「散歩?」


博士「うむ、最近よく一人でどこか出かけてるようなんじゃな。ま、哀くんの
ことじゃしそう心配することもないわい」


コナン「ふ〜ん、、一人でね」
49 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/06(火) 07:39:03.77 ID:zFBtEQ7S0

バッチコーーイ!!


灰原(あら、今日は練習試合をやってるみたいね)


キーン!!・・・ファーストぉ、いったぞ!!


ファースト「あっ・・・」ポロッ


灰原(いきなりエラーって・・・もう、何やってるのよ。ちゃんとボールの正面に入らないから)
50 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/06(火) 07:39:29.97 ID:zFBtEQ7S0

1アウト、ランナー1、3塁


灰原(この場面は動いてきてもおかしくないわね)


シュッ!!


灰原(1塁ランナーが走ってきた・・・でもこれは)


キャッチャー「させるか!」ビュン(2塁送球)


パシッ(セカンドキャッチャ)、タッチアウト!!


キャッチャー「うっし!!」


3塁ランナー「へっへ〜ん♪」(3塁ランナーホームイン)


キャッチャー「あ・・・」


灰原(やっぱりね、キャッチャーが2塁に送球したのを見てランナーがホームに還ってきた。
初回で浮き足だっている相手の足もとを見たうまい作戦ね)


灰原(くっ・・・でも私ならもっとうまくやれるのに)うずうず


灰原(少年野球に興味を持って少し調べてみたけど、野球道具ってけっこうするみたいね。
お金だけじゃない。少年野球チームの場合は試合の日になると地方の球場への
送り向いや、他の保護者との付き合いもあるみたいだし、これ以上博士に
迷惑をかけるわけには)グッ


歩美「ルンルル〜ン♪あれ?哀ちゃんなんであんなところにいるんだろう?」


灰原「はぁ・・・」




51 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/11/06(火) 08:07:23.39 ID:xwSFMOL0o
バーーーローーじゃなかったっけ
52 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/11/06(火) 08:08:27.29 ID:xwSFMOL0o
って変換されちまうのか
真じゃなくて新しいだったはず
53 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/06(火) 08:27:34.61 ID:zFBtEQ7S0

>>52 ご指摘どうも、また変換ミスをしてしまうとは情けない。
54 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/06(火) 08:28:28.85 ID:zFBtEQ7S0

博士「ほぉ、哀くんが河川敷で一人で野球を見ていたと」


歩美「うん、でもなんか哀ちゃんすごくさみしそうな顔してたよ。ため息だってついてたし」


コナン「博士」


博士「うむ、まったく哀くんめ、そうならそうと言ってくれればいいものを」


コナン「まっ、そういう不器用なところもあいつらしいけどな」


歩美「え?」


博士「こういうことは早い方がいいじゃろ」


コナン「あぁ、そうだな」


歩美「ちょっと二人とも、さっきから何を言ってるの?」
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/06(火) 08:28:57.96 ID:zFBtEQ7S0

灰原「ただいま・・・あら、鍵がしまってる。博士は出掛けたのかしら?」


ガチャリ、、キぃー


灰原(もう、夕飯までに帰ってくるかどうか聞いてたくせに・・・
まぁいいわ。博士が帰ったらすぐ食べられるように準備はしておいた方がいいわね)
56 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/06(火) 08:29:36.47 ID:zFBtEQ7S0

博士「ただいま、お、哀くんもう帰っておったか」


灰原「もう博士、出掛けるならメールくらいしてよね」


博士「おっと、すまんすまんwwww」


灰原「今日はカレーだけど、もう食べる?今作ったばっかりだから今ならまだ暖かけど」


博士「その前に君に渡したいものがあるんじゃ」


57 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/06(火) 08:30:19.24 ID:zFBtEQ7S0

灰原「渡したいもの?」


博士「うむ、わしからのプレゼントじゃ、開けてみぃ」


灰原「プレゼントって・・・よく分からないけど、ありがとう」ゴソゴソ


「けっこう重厚に包装されてるわね、何が入ってるのかしら・・・よいしょっと」ビリィ


灰原「えっ・・・こ、これって!!」


博士「ムフフフ、どうじゃ気にいったか?
リトルリーグでも使われとるクラブとバットじゃ。練習用のボールも何球かつけておいt」


灰原「はかせぇっ!!」ガバッ


博士「のぉ〜〜・・・哀くん」


灰原「ありがとう博士、嬉しいわ」スリスリ


博士「ほっほっほwwwwそうかそうか、それはよかった(こんなに喜ぶ哀くんは始めた見たぞい)」


58 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/06(火) 10:02:19.98 ID:QTGc1LeAO
博士にロリコンの傾向は無しっと
59 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(岩手県) [sage]:2012/11/06(火) 10:06:51.79 ID:VbSP/Wvp0
ベイスターズファンだけど見てて悲しくなってきたわ
強かったあの頃に早く戻ってくれないかなぁ
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/06(火) 14:44:29.08 ID:pqMnSbR3o
プレイする側に回るのね
今横浜ってDENAだっけ
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/11/06(火) 18:12:34.96 ID:xwSFMOL0o
藤井「横浜ベイスターズの藤井です」
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北陸地方) :2012/11/06(火) 21:46:44.52 ID:KTxQkMUAO
灰原と15分キャッチボールコース5000円までなら出せる
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/06(火) 22:58:01.83 ID:3oSgHwJeo
灰原とバッテリー三万円コースで
64 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/07(水) 08:22:32.80 ID:3BgSXGUH0

灰原「博士、本当にありがとう!あの、なんてお礼を言ったらいいか」


博士「フフン、それはもうよいが哀くん、まだワシに言うことがあるんじゃないのか?野球のことで」


灰原「え?言うことなんてないわよ。こんなに素敵なプレゼントをもらったんだから」


博士「そうか、それじゃあこれには興味がないかの?」ペらっ


灰原「それは!!帝丹南ベアーズの」


博士「うむ、メンバーを募集してるようじゃ。男女問わず野球が好きな小学生と書いてあるの」


灰原「・・・」

65 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/07(水) 08:22:59.57 ID:3BgSXGUH0

博士「やりたいんじゃろ?野球を」


灰原「・・・別に、クラブチームに入らなくても野球はできるわ。あの子たちと一緒に公園でも」


博士「はぁ・・・」


博士「哀くん、どうして君はそんな嘘をつくんじゃ。散歩と言って毎日河川敷のグラウンドで
野球をやっている子供たちを見にいってるのはワシは知っておるぞ」


灰原「くっ・・・」ギュッ


博士「のう哀くん、君のことじゃからどうせ世話になっている身で、これ以上ワシに負担をかけさせまいと
考えを回してのことじゃろうがハッキリ言って逆効果じゃぞ」


灰原「え?」


博士「ワシはの、君がそうやって野球をやりたいのに我慢し続けているのを見る方がツライんじゃ」


灰原「・・・」


博士「ほれ、興味がある方は無料で1度体験入部もできるみたいじゃし明日にでも一緒に行かんかね?哀くん」


灰原「ありがとう博士・・・本当に、ほんどうに・・・」ポロポロ


博士「ほっほっほ、やれやれ・・・」

66 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/07(水) 08:23:29.64 ID:3BgSXGUH0

コナン「それで、灰原のやつはどうだったんだよ?」(電話)


博士「あぁ、やはりずっとやってみたかったようじゃがワシに迷惑を
かけまいと遠慮して言いだせなかったようじゃな」


コナン「そうか・・・」


博士「それで明日一度おためし体験でチームの子たちと混じって練習してくることになっての」


コナン「ふぅ〜ん、でも大丈夫か?小学生とは言え野球クラブの練習つったらけっこうハードみたいだぜ?
いくらあいつでも体力的なことはどうにもならねぇだろ」


博士「うむ、まぁそうじゃが本人がやる気満々じゃし」


灰原「博士、お風呂空いたわよ」


博士「おう、分かった。あと少ししたら入るぞ」

「そういうことじゃからバーーーローー、またの」


コナン「あぁ、じゃあまな博士」
67 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) [sage]:2012/11/07(水) 08:24:01.31 ID:T5wCQyCFo
小学1年生だよな? それとも何年後かの世界?
68 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/07(水) 08:25:40.98 ID:3BgSXGUH0

(翌日)


監督「よ〜し、次は体操だ。しっかりやれよお前ら!!」


博士「ちょっとすまんのぅ、あなたが帝丹南ベアーズの監督さんかね?」


監督「はい、私が監督ですがあなたは?」


博士「おっと、申し遅れたわい。ワシは昨日電話で体験入部の申し込みを
した阿笠というものなんじゃが」


監督「お〜あなたが、どうぞどうぞ、今ちょうど始まったばかりなので」
69 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/07(水) 08:27:21.60 ID:3BgSXGUH0

博士「ほれ哀くん」


灰原「こんにちわ」


監督「おっ、女の子か。お譲ちゃん野球は好きかい?」


灰原「えぇ、最近知ったばかりだけど、野球を好きな気持ちは誰にも負けないわ」


監督「はっはっは、そうかい。お〜〜いお前ら、集合だ」


部員「うい〜〜っすっ!!」


監督「体験入部に来た・・え〜〜っと」


灰原「灰原哀よ、よろしく」


監督「ってことだ。お前ら、いろいろ教えてやれ」


部員「はい!!」
70 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/07(水) 08:41:27.23 ID:3BgSXGUH0

監督「え〜っと、あなたは阿笠さんであの子は灰原・・・」


博士「あ!あ〜〜あ・・・wwwwあの子は親戚での、色々あって今はワシが預かってるんじゃ」


監督「そうでしたか、ところであの子は何年生ですか?」


博士「小学校1年生じゃ」


監督「そうですか・・う〜ん」


博士「学年がどうかしたかの?」


監督「あのですね、見て分かる通りうちには女の子のメンバーは一人もいません。
それに学年も一番低いのが3年生で、さらに言えば練習もけっこうやりますからね。
何を言いたいかと言うとお宅の灰原さんがついてこれるかが少々心配ですね」


博士「なるほど、野球がハードなスポーツってことは知っておったがやはり哀くんでは厳しいかのぉ」


監督「そうですね、正直言うと。ですが彼女は野球が好きみたいですし学年が上がってもう少し
基礎体力がついてからまた入部の検討をしてみる方がいいかもしれません」


灰原「はぁ・・・はぁ・・」


監督「やはり、ランニングも少し遅れ気味ですね」


博士「うむ・・・(哀くん、大丈夫か?)」
71 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/11/07(水) 08:44:44.50 ID:3BgSXGUH0

>>67 小1でよろしくお願いしまする
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