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結標「跪け、許しを請いなさい」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :>>1 [sage]:2012/11/13(火) 19:15:50.05 ID:z+i/PNeC0
・前スレ
結標「私は、許さない」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1347871259/

このSSは、結標さんをはじめ暗部組織『グループ(+番外個体)』の皆が色々なことをするSSです
上条さんは皆のアイドル(意味深)


旧約が終わってからの学園都市が舞台で、現在は新約3巻消化したあたり
ハワイでバカンスからスタートします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1352801749
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【まちカドまぞく】リリス「シャミカンSSを書くぞ!」 @ 2020/07/14(火) 23:32:59.34 ID:JYwbcdyX0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1594737179/

新小部屋でピコピコ大作戦RE スーパースター @ 2020/07/14(火) 23:27:00.12 ID:4bG1CAGK0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1594736819/

【安価】京太郎「俺は…誰だ?」 @ 2020/07/14(火) 17:07:10.28 ID:WWMRWcmRo
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1594714029/

【デレマス】女性P「晶葉にドッキリをしかける」 @ 2020/07/13(月) 21:25:53.59 ID:Ve/FSmRw0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1594643153/

【デレマス】某研でしょでしょ @ 2020/07/13(月) 21:03:32.38 ID:hVWquR3DO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1594641812/

【ラブライブ!】曜「今日はよしっこちゃんの誕生日!」【サンシャイン!!】 @ 2020/07/13(月) 20:41:42.74 ID:8g+cp2Kr0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1594640502/

【安価・コンマ】僕「青春学園テニス部?」Part4 @ 2020/07/13(月) 19:47:49.30 ID:L+w9lwzUO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1594637269/

ハゲの小部屋 @ 2020/07/13(月) 18:44:09.80 ID:nkvbGbAio
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1594633449/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/13(火) 19:23:12.84 ID:jMjrGxHL0
スレ立て乙
3 :>>1 [sage]:2012/11/13(火) 19:24:27.62 ID:z+i/PNeC0
☆登場人物紹介

・結標淡希
このスレの主人公。
ショタコンではないものの、真性の露出狂、並びにレズと、ちょっとだけ酷い
能力はレベル5並で自分の転移も自由自在
ほんまチートや
主人公のくせにちょくちょく影が薄いとかそんな批判はなしだゾ☆

・土御門元春
暗部組織『グループ』のリーダーっぽい存在
高頻度の確立で悪巧みをしているけど、大抵失敗する
舞夏さんに嫌われた(描写はなし)
なにかと便利

・一方通行
学園都市第一位のヤンデレ
元からヤンデレだったというわけではなく、番外個体によって矯正させられた
そのラブラブっぷりは周囲の存在を完全に無視するほど
仮にも第一位なので便利

・番外個体
一方通行の妻(自称)
しかし一方通行が認めているためそのまんまでいいや
ヤンデレだが、メンヘラの気もあり、さらに腹パンを強要したこともある危険人物
小さい子は好き(打ち止めを除く)なのでクロにゃんのことを一番気に入っていた
ときどき凶悪

・海原光貴
このSSでもっとも便利な人
ならびに一番インフレした人
だけど扱いはもっとも酷い人
上条さんに最初に掘られた人
アステカ^^;
4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/13(火) 19:24:42.29 ID:CMzbURu30
スレ立て乙

新章も期待するのである
5 :>>1 [sage]:2012/11/13(火) 19:33:01.09 ID:z+i/PNeC0
・上条当麻
幻想殺し(股間)
世界最強の男であり世界最強のホモ
浜面とはホモだち(マジキチスマイル)
中条さんを制御、下条さんまで自由に勃たせることができる
つよい(確信)

・ヴェント
結標さんが好き
第三次世界大戦後にオッレルスさん家に居候中
かわいい
かわいい
かわいいいいいいいいい!!!
はいむら私服ヴェントさんはよ!!!
はよ!!!

・垣根帝督
冷蔵庫から奇跡的に復活した
しかしいく所がないためオッレルスさん家に居候中
全財産が0
つまり上条さんよりも貧乏
彼にはぜひ頑張ってほしい

・フィアンマ
『神の右席』元リーダー
基本的にはヴェントさんをいじるポジション
基本的にいい人
友達(海原と土御門)を救おうと上条さんにも立ち向かった漢のなかの漢

・シルビア
オッレルスさん家のまとめ役
腕っぷしが強いためオッレルスさんを秒殺
事ある事にオッレルスさんでなにかを試そうとするため、恐れられている
だけどオッレルスさんのことは悪く思っていない(恋愛的な意味ではない)

・オッレルス
(ry
6 :>>1 [sage]:2012/11/13(火) 19:34:20.71 ID:z+i/PNeC0
主要メンバーはこれくらいでいいかな
新スレ立てたばっかでなんだけど、ひと段落ついたので少しお休みします
一日〜三日くらいかな

それではまたね!
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/13(火) 19:39:42.91 ID:OmBA7Wzn0


たらこは主要人物じゃなかったか.…
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/13(火) 20:17:09.46 ID:b55T8HBC0

ピカチュウなんていなかったんやww
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/13(火) 21:29:31.87 ID:bKaGZZLE0

オッレウス…説明すらないなんて…
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/14(水) 04:20:47.00 ID:3m1bD2QIO
ほいほい(新スレ)おっ勃てやがって……
たっぷり乙してやるからな!
泣いたり笑ったりできなくしてヤる!
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道) [sage]:2012/11/14(水) 07:30:01.80 ID:rs/YHb59o
小僧から石を取り戻せ
12 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:01:56.33 ID:f1meRZrx0
きちゃった///
書き溜めが進んだから仕方ないね!

>>10にはあとで上条さんに連絡を入れておきます

そいじゃあ投下
13 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:02:24.27 ID:f1meRZrx0
第五十一話


弁慶の立ち往生、という言葉がある。
牛若丸――――源義経の忠実な家来だった武蔵坊弁慶は、奥州の衣川館にて義経を守る際に、雨のような敵の矢を受けて立ったまま死んだとされ、死を賭して主君を守る姿は『立ち往生』と称えられた。

話は変わるが、結標たち『グループ』が来ているここハワイにも、直立不動のまま何時間も人々の目を集めている男がいる。
その男――――海原光貴がなぜパンツとシルクハットを身に着けたまま立っているのかというと、彼自身がこうしたいと言ったからだった。


その発端は、数分前に遡る……。
14 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:02:50.32 ID:f1meRZrx0
〜すうふンまえ〜

土御門「なぁ……オレたちはどうやって暇を潰せばいいんだ……?」

一方通行「知らねェ……」

番外個体「ミサカはあーくんがいれば何でも良いよ!」

結標「貴女はいつもそれね」

番外個体「まぁね。本当に綺麗なモノはいつまでも飽きないっていうけど、あーくんより綺麗なモノはないと思ってるよ!」

海原「一途なんですね。番外個体さんにそこまで想ってもらえるなんて、とても幸せでしょう」

一方通行「おォ」

番外個体「きゃっ、そんなこと言わなくてもミサカはわかってるよ! だってミサカとあーくんはいつまでも未来永劫たとえ世界が終わったとしても二人がいる限りずっとずっとずーっと幸せなんだもんね! ね?」

一方通行「あァ」

海原「うんうん、本当に羨ましいです」ニコニコビギッニコニコ
15 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:03:18.08 ID:f1meRZrx0
結標(しかし、あの惚気話をきいて暇が潰せるとかそういうワケではない。その関係は二人で完結しており、入り込む隙間がないから)

結標(なにか、他にもっとエキサイティングなことは……)


海原「ちょっとパイ投げの練習してきますね!」

結標「それだぁ!!」


土御門「結標、どうかしたかにゃー?」

結標「そう、パイ投げよ。パイ投げをしましょう」

海原「えっ」

一方通行「ハァ? なンでンなことをやらなきゃいけねェンだよ」

番外個体「でも、結構面白そうじゃない?」

一方通行「めっちゃ面白そォだわァ」
16 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:03:43.42 ID:f1meRZrx0
海原「あー……なんで聞いていたのかわかりませんが、あれはほんの冗談で――――」

土御門「パイ買ってきたぞー」

海原「はやっ!! いつの間に!?」

結標「ルールは最初に当てられた人が負け。妨害はなんでもOK。制限時間は無し。尚、負けた人は罰ゲームを受ける。いいわね?」

海原「え、ちょっと待ってくだ――――」

土御門「了解だぜい!!」

一方通行「腕が鳴るなァ」

番外個体「別にミサカに当てちゃってもいいのよ? あーくんだけだけど」
17 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:04:10.33 ID:f1meRZrx0
結標「よーいスタート!!」

海原「わかった、これはあの流れですね。そうそう、自分たちの中では定番の――――」

結標「ジャストミィィィィィト!!!」ブン


海原「もぶっ」ベチャッ


土御門「でぇい!!」ブン

海原「ぐひゅっ」ベチャリ


一方通行「うォら!!」ブン

番外個体「そーれ!!」ブン

海原「うぺっ」ベチャベチャッ
18 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:04:36.62 ID:f1meRZrx0
結標「まだまだあるから覚悟しなさい!!」ブン

海原「なんで負けは決まったのに投げ続けるんですかふはっ」ベチャッ

土御門「うりうり。これが欲しかったんだろ?」グチャア

海原「べちゅにほしゅいくもにゃんともありゅいましぇんよぉ」ベットリ

一方通行「ベクトル操作って便利だよなァ。十個くらい押し固めることだってできンだぜ?」ブン

海原「がぎっ!? てか痛っ!! なんでこんなに硬いんですか!?」

番外個体「ねえ、当てられたい? ミサカにパイを投げさせたい?」

海原「はい! お願いしまぶへっ」ベチャッ




19 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:05:10.02 ID:f1meRZrx0
結標「ふぅ。いいストレス解消ができたわ」

土御門「楽しかったぜい!」

海原「そうですか……甘っ」ペロッ

一方通行「つゥかキモくね?」

番外個体「全身真っ白けとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。もっと恐ろしい雪だるまの片鱗を味わったぜ……」

海原「ていうかここ自分が借りてるホテルの部屋ですよ? こんなに汚して大丈夫でしょうか……」

土御門「チップを払えば解決さ!」

海原「で、そのチップは誰が?」

結標・土御門・一方通行・番外個体「……」

海原「そんなことだろうと思いましたよ……」
20 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:05:36.87 ID:f1meRZrx0
結標「……あ、そうだ」

海原「おや?」

結標「罰ゲームを三択にして、それに部屋の掃除を入れるとかは?」

海原「」

土御門「お、そりゃいいな」

海原「ま、待ってくださいよ!! これ自分がやったわけでもないし、罰ゲームも自分はワンアクションすら取れなかったわけですから無効――――」

番外個体「ミサカは賛成でーす♪ 海原もそう思うでしょ?」

海原「はい!!」

一方通行「海原ァ……」
21 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:06:07.07 ID:f1meRZrx0
結標「あとの二択はどうする?」

土御門「そうだにゃー……パンツとシルクハット姿でホテルの前に立ち続けるとか」

海原「」

一方通行「三下にケンカを売りにいくとか」

海原「」

結標「んじゃそれでいいわ。掃除、露出、ホモ。どれがいい?」

海原「正直にいってどれもやりたくはない……が」チラッ

番外個体「にひひー☆」

海原「ここで決めなければ男が廃るというもの!」

一方通行「なァァァに番外個体のほうチラ見してンだコラァああああ!!!」バキッ

海原「うごぺっ」
22 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:06:33.97 ID:f1meRZrx0
結標「   ど   れ   に   す   る   ?   」

海原「うひぃ……」

土御門「よしわかった。海原にちょっとだけ譲歩して、露出かホモを選べば掃除はオレたちがやってやろう。もともとオレらがパイを投げまくったのが原因だしな。皆もそれでいいよな?」

結標「私は構わないけど」

一方通行「それくらいなら構わねェけど」

番外個体「上に同じでーす」

海原「なんとまあ珍しい……しかしそれでなにかが変わったわけではない。むしろ『オレらが掃除をするからお前があとの二択を選びやがれケヒヒヒヒ』といった心の声が聞こえてくるくらいです」

海原「掃除を選ぶ? だが一人でやるには圧倒的に時間が足りない……! かといってホモルートを選んではアステカの誇りがまた汚される……」
23 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:06:59.69 ID:f1meRZrx0



海原「決めました」



結標「それじゃあどれにするのかしら?」

海原「露出でお願いしま――――」

土御門「うーわコイツ変態かよ……」

一方通行「男でそォいうのはちょっと……」

結標「正直いって見てられないわ」

番外個体「露出狂は結標で足りてるんで」

海原「」
24 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:07:26.37 ID:f1meRZrx0
海原「うわーんもうなんとでも言ってくださいよ!! 本当にやりますからね、見返してやるんですからねー!!!」


タッタッタ……


結標「いったわね……」

土御門「憐れな男よのう」

番外個体「次からは海原に近づくのは控えておくよ」

一方通行「そォしとけ」




海原(……)


オウ、ヘンターイ
イカレテヤガルゼ、ヨホドツヨイヤクヲウッタンダナ


海原(もう何も怖くない)
25 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:07:52.43 ID:f1meRZrx0
このようにして、海原はパンツとシルクハット姿で、公衆の注目を集めることになったのである。
その様は『弁慶の立ち往生』とは比べるまでもなく低俗で、野蛮であったが、普段の彼を知るものは口を揃えてこう語った。


「いつもより輝いてる」


と。
他人からは決して見えない心の内。
その中は弁慶の立ち往生とも遜色がないほど、澄み切っていたのかもしれない。
26 :>>1 [saga]:2012/11/14(水) 19:08:20.50 ID:f1meRZrx0
今日はここまで

結標さんたちはちゃんと掃除したのかって?
知りませんよ(笑)
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/14(水) 19:14:11.59 ID:BJ/jaZ8f0

海原の悪評は広まれども
アステカの誇りは保たれてる気もする昨今
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/14(水) 20:08:10.27 ID:N1FlWn4DO
露出しているの上条さんに見られて結局アステカの誇りは汚されるに違いない(確信)
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/14(水) 20:30:52.39 ID:BJ/jaZ8f0
アステカの誇りは
チ○コになんか負けたりしないよ!
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/14(水) 21:12:29.90 ID:50VQRgdIO
数時間後
「やっぱり股間の幻想殺しには勝てなかったよ」テクパトルゥゥウウ
31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/14(水) 22:59:12.74 ID:gNJzXaFn0


いつか報われる日がくるさ海原
このSS以外で
32 :10 [sage]:2012/11/15(木) 02:48:34.29 ID:p25Fst/IO
神上さんに掘られて括約筋がボドボドだぜ……
33 :>>1 [saga]:2012/11/15(木) 18:30:10.59 ID:o5ycEs4D0
ちょwwww掘られてる人がいるwwwwww
あー>>1にソッチの趣味はないのでそこら辺よろしくお願いしますね?

投下はっじめっるよー
34 :>>1 [saga]:2012/11/15(木) 18:30:39.13 ID:o5ycEs4D0
第五十二話


結標「そういえば」

土御門「ん、なんだ?」

結標「今は十一月の中旬なのよね?」

土御門「そうだ。ちとメタな話になるが、現実でも一緒だぞ。すごい偶然だな」

結標「そうなのよ。でもねえ……」


結標「あのビーチで海水浴をしてる男どもはなにがしたいのかしら?」


上条「うおおおお!!! 海だあああああ!!!」

浜面「元気だなー。俺はそこまで動く気にはなれないよ」

海原「なぜ自分まで参加するハメに……」
35 :>>1 [saga]:2012/11/15(木) 18:31:04.20 ID:o5ycEs4D0
結標「別に入るなとは言わないけど……ちょっと不思議じゃない?」

土御門「陽射しは結構あるから半袖余裕だが、さすがに海に入ろうとは思わないぜい」

結標「しかもやたらスイカを持ち込んでるし……」


上条「海にはスイカ! そしてバットでスイカ割り! 常識だよな!?」

浜面「夏は定番だろうな。十一月のハワイでやるもんじゃないとは思うけど」

海原「ちょっと棒状のモノを持つのをやめてくれませんか。怖いので」


結標「今更思い出したんだけど、上条当麻は一応無能力者なのよね?」

土御門「とんでもない馬鹿だ。なんで大統領と英語で会話ができたのかさっぱりわからん」
36 :>>1 [saga]:2012/11/15(木) 18:31:31.93 ID:o5ycEs4D0
上条「おい、一方通行はどこだ?」

海原「一方通行さんなら番外個体さんとホテルですが」

浜面「うぅむ……さすがにあの姉ちゃんを相手にするのはヤベェな」

上条「でも、海原がいるし大丈夫だよな?」ギンギン

下条「カーニバルさ!」ムクッ

海原「結標さん、結標さあああああん!!!」


結標「ったく、世話が焼けるわね」

シュン

海原「あ、ありがとうございます……」
37 :>>1 [saga]:2012/11/15(木) 18:31:59.55 ID:o5ycEs4D0
上条「つぅぅぅちみかどぉおおおおおおお!!!」ドドドドド

土御門「やめひぇえええええ!!! 結標ええええええ!!!」

浜面「おっと、ここから先は通行止めだぜ?」

土御門「知らんわ! どけチンピラ!! うぉら――――」スッ

上条「俺を無視するなよ?」ガシッ

土御門「え、ちょ、結標えええええ!?」


海原「いいんですか?」

結標「気まぐれよ」

海原「土御門さん……」
38 :>>1 [saga]:2012/11/15(木) 18:32:26.87 ID:o5ycEs4D0
アアッ! ヤメテッ!!
オイオイ、ハジメルマエカラヨクナクナァ
イキガイイノハスキダゼ

結標「……目障りね。海原、アレお願い」

海原「アレ、と言いますと……?」

結標「やたら威力が大きいアレよ」

海原「ああ、月のウサギのことですね。わかりました」


浜面「大将、さっきの男がなんかやるみてえだぜ?」

上条「ああ? そんなん無視しとけ、無視。こっちが重要だ」

土御門「う、海原! 助けてくれるならはや――――」
39 :>>1 [saga]:2012/11/15(木) 18:32:52.23 ID:o5ycEs4D0
海原「ガッデム」ピカァァァァァ


土御門「ちょおおおおお!? お前まさか――――」

浜面「た、大将!!」

上条「――――静かにしやがれ! 手がブレて上手く脱がせられな――――」


                               ヽ`
                              ´
                               ´.
                           __,,:::========:::,,__
                        ...‐''゙ .  ` ´ ´、 ゝ   ''‐...
                      ..‐´      ゙          `‐..
                    /                    \
        .................;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::´                       ヽ.:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;.................
   .......;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙       .'                             ヽ      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;......
  ;;;;;;゙゙゙゙゙            /                           ゙:                ゙゙゙゙゙;;;;;;
  ゙゙゙゙゙;;;;;;;;............        ;゙                              ゙;       .............;;;;;;;;゙゙゙゙゙
      ゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;.......;.............................              ................................;.......;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙
                ゙゙゙゙i;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;l゙゙゙゙゙
              ノi|lli; i . .;, 、    .,,            ` ; 、  .; ´ ;,il||iγ
                 /゙||lii|li||,;,.il|i;, ; . ., ,li   ' ;   .` .;    il,.;;.:||i .i| :;il|l||;(゙
                `;;i|l|li||lll|||il;i:ii,..,.i||l´i,,.;,.. .il `,  ,i|;.,l;;:`ii||iil||il||il||l||i|lii゙ゝ
                 ゙゙´`´゙-;il||||il|||li||i||iiii;ilii;lili;||i;;;,,|i;,:,i|liil||ill|||ilill|||ii||lli゙/`゙
                    ´゙`゙⌒ゞ;iill|||lli|llii:;゙|lii|||||l||ilil||i|llii;|;_゙ι´゚゙´`゙
                         ´゙゙´`゙``´゙`゙´``´゙`゙゙´´


上条「ゲンコロ」


シュウウウウウ……


浜面「ほ、ほわぁああああ……。すっげえ迫力……」
40 :>>1 [saga]:2012/11/15(木) 18:33:22.47 ID:o5ycEs4D0
土御門「――――ってめ海原ぁ!! あやうく俺が死ぬところだったじゃねえか!!」

海原「そうですか。それじゃあゆっくりと上条当麻に掘られていてください」

結標「ばいばーい」

土御門「あっ、ごめんなさい!! あとで御坂美琴の写真集あげるから待って!!」

海原「……!」ピクッ

結標「私には無いの? 残念ね。それじゃあ――――」

土御門「ヴェントが使った魔術の欠片をあげるぜい!!」

結標「……それって何の役に立つのかしら?」

土御門「ヴェントの魔術→ヴェントの魔力が篭められている→魔力=生命力=精力→ナニに使える で何とか!!」

結標「私ってそんな変態に見えてたの?」

土御門「な、なにぃいいいいい!?」ビクッ

結標「そこで驚かないでよ」
41 :>>1 [saga]:2012/11/15(木) 18:33:48.76 ID:o5ycEs4D0
海原「お願いしますよ結標さん。自分にはどうしてもブツが必要なんです!!」

結標「えぇー……」

土御門「そうだ、滞空回線のアクセス権限をプレゼントする! だから助けて!!」

結標「……」


上条「まったく、逃げるなんて男らしくないぜ?」

浜面「俺らと一緒に気持ちよくなろう。な?」

土御門「あああ!!! もうダメだ!!」


結標「――――仕方ないわね」

シュン

土御門「あ、ありがとう!」

上条「――――お? まーた俺の邪魔しやがったな?」

浜面「殺っちゃおうぜ。男のほうはあとでヤる」
42 :>>1 [saga]:2012/11/15(木) 18:34:14.17 ID:o5ycEs4D0
上条「待てやああああ!!!」

土御門「ふぉおおお!! 追ってきやがった!!」

海原「結標さん!!」

結標「わかっ――――アレ?」

土御門「どうした? もうそこまで来ているぞ!?」



結標「能力、使えない」



海原・土御門「ええええええ!?」

結標「自分だけの現実(パーソナルリアリティ)に異常は無し……計算式にも間違いは無し……一体なぜ?」
43 :>>1 [saga]:2012/11/15(木) 18:34:42.52 ID:o5ycEs4D0


上条「お前らにイイ言葉を教えてやろう」


上条「『男だらけの空間(パーソ ア ナルリアリティ)』」


上条「そこでは男が最優先。女など蚊ほどの価値も無い」

土御門「な、なんだその能力はぁ!?」

海原「上条当麻は幻想殺しがあるから、もし能力が実在したとしても発動しないはず――――はっ!!」


浜面「俺を忘れんじゃねえぞ? のんべんだらりと生活してたわけじゃねえんだ」


土御門「貴様ぁ……!!」
44 :>>1 [saga]:2012/11/15(木) 18:35:09.59 ID:o5ycEs4D0
結標「ナニソレ」

海原「結標さんは当てにならない、かといって自分になにか特殊な移動方法があるわけでもなし……」

上条「つまるところ、俺たちから逃げるには走るしかねえってことだ」

土御門「クソッッッ!!!」ダッ

結標「ふーん。じゃあ頑張ってね」フリフリ

浜面「なにをのんびりしてんだ?」

結標「え?」

浜面「お前がいるとまた邪魔をされそうだからなあ。ここで潰しておくぜ」

結標「……、」



結標「ま、待って! 私を置いていかないで!!」ダッ



45 :>>1 [saga]:2012/11/15(木) 18:35:37.73 ID:o5ycEs4D0



上条「女を殺るのが先か、はたまた男がヤられるのが先か」



上条「地獄の鬼ごっこ、開幕だぜ」



46 :>>1 [saga]:2012/11/15(木) 18:36:32.66 ID:o5ycEs4D0
今日はここまで

なんでや……季節はずれのスイカ割りから始まったはずなのになぜこんなことに……
今思い返すと浜面の能力(仮)結構強くね?
47 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/15(木) 18:59:10.88 ID:Ha7+AWlf0


下条「浜面はわしが育てた」
48 :>>1 [saga]:2012/11/16(金) 18:48:42.24 ID:8NBeb30z0
正直、下条さんてすごく痛そう
こう……禍々しい感じがする
イメージね、イメージ!>>1が実際にそういうの見たわけじゃないから!!

まあ投下はするんだけど
49 :>>1 [saga]:2012/11/16(金) 18:49:09.75 ID:8NBeb30z0
第五十三話


土御門「海原! 俺が結標を背負うから、急いで走るぞ!!」

海原「了解です!」

結標「お願い!!」パッ

土御門「おう!」


タッタッタ……


上条「ふん、逃げ足だけはいつも速いな」

浜面「はやく追おうよ、大将」
50 :>>1 [saga]:2012/11/16(金) 18:49:36.35 ID:8NBeb30z0
結標「それにしても、貴方たちが協力してくれるなんて思ってもみなかったわ」

土御門「あのバカ面の能力の効果範囲はわからないが、とりあえず視界から離れて能力の使用をもう一回試してみよう。それで使えたならホテルに直行だ」

海原「なるほど、あの短時間でそこまで考えていたんですね。上条当麻に追われるとなれば、パニックになってまともに思考ができなくなると思いましたが」

土御門「オレはいつだって冷静がモットーだぜ? それに――――」チラッ

結標「ん、なにかしら?」プニュッ

土御門「背中に心地よい感触が痛てててて。ほっぺをちゅねらにゃいでくだひゃいぃ」

結標「黙って逃げればいいのよ。ほら早く」



上条「あのアマァ……土御門に背負われてやがる!!」

浜面「女は消すしかないぜ……」
51 :>>1 [saga]:2012/11/16(金) 18:50:06.71 ID:8NBeb30z0
浜面「待てやテメェらああああ!!!」ドドドドド


海原「うおお!? なんか滅茶苦茶速くなってるんですけど!?」


浜面「くぉら大人しく――――」

結標「必死ですね()」

浜面「ああああああ!!! 心の底からデストロイ!!!!」


土御門「ちょ、挑発すんじゃねえよ!!」

結標「ごめん、つい……」

海原「で、でもこのまま振り切ってしまえば自分たちの勝ちで――――」


海原「あ、あれは!!!」


土御門「どうした!? この先に何が――――」
52 :>>1 [saga]:2012/11/16(金) 18:50:33.26 ID:8NBeb30z0



上条「ふぁあ、遅いぜ、テメェら。暇すぎて欠伸が出ちまう」



結標「い、いつの間に!?」

上条「俺の運動性能を舐めるな。そこらへんのオリンピック選手よりは上だと思ったほうがいいぜ?」

海原「や、ヤバイですよ!! チンピラが追いついてきました!!」

浜面「へへっ、世界最強の男と女限定で能力を消す男のサンドイッチだ。お前らに逃げ場はない」

結標「一体どうすれば……!!」

土御門「仕方ない……。海原、結標を頼む!」

海原「わ、わかりました。しかし、突然どうして?」
53 :>>1 [saga]:2012/11/16(金) 18:50:59.34 ID:8NBeb30z0


土御門「オレはコイツでカミやんを消す!!」


つ メタルイーターM5


結標「んなっ……!?」

土御門「地獄に落ちろ、性欲に溺れた愚か者がッ!!」


ダダダダダ


上条「滑稽だぜ、土御門。そんなオモチャを取り出して一体どうするってんだ?」


<(^o^)> サッ  
( )
 \\

..三    <(^o^)> ササッ
 三    ( )
三    //

.    <(^o^)>   三  サササッ
     ( )    三
     \\   三


土御門「な、なにぃ!? 弾を全部避けやがった!!」
54 :>>1 [saga]:2012/11/16(金) 18:51:26.51 ID:8NBeb30z0
浜面「終わりだ……!!」

上条「ホモに男に抱かれてイけ!!」


土御門「クソ……クソがっ!!」

海原「救いは……無いんですか……」

結標「こんなところで終わるなんて……」


一方通行「惨めだなァ、オマエら」

番外個体「惨めだねえ」ニヤニヤ


結標「一方通行、番外個体!!」


海原「ダメです、ここは危険だ!!」

土御門「お前たちを失うわけには――――」
55 :>>1 [saga]:2012/11/16(金) 18:51:54.36 ID:8NBeb30z0
一方通行「番外個体ォ」

番外個体「おっけい、あーくん」スッ……


浜面「あ、あぁ? ナニをするつもり――――」

サクッ

浜面「」

上条「浜面!? 釘が刺さってもともとの間抜け面がさらに酷くなっちまった!! これだから女は嫌いなんだ!!」


一方通行「よくやった」

番外個体「いぇい!」ブイッ
56 :>>1 [saga]:2012/11/16(金) 18:52:22.00 ID:8NBeb30z0
結標「よし、私の能力で移動するわ。皆ジッとしてて!!」


シュン


上条「チッ、逃げられたか……」

上条「――――フゥゥー……」


上条「ハッ!!!」


浜面「――――っ!? お、俺は確か攻撃されて……」

上条「大丈夫か。俺の能力で幻想(ケガ)を殺して(治して)やったぜ」

浜面「さすが大将だぜ!!」

上条「覚えてろよ、次こそは絶対に犯してやる……」
57 :>>1 [saga]:2012/11/16(金) 18:52:47.87 ID:8NBeb30z0
〜ほてるゥ〜

結標「ありがとう、貴方たちが来てくれなければどうなっていたことか……」

土御門「俺も処女を失わずに済んだ。ありがとう」

海原「自分もトラウマをぶり返さずに解決してよかったです」

一方通行「イイってことよ。俺がやりたかったからやっただけだしな」

番外個体「あーくんは最高だからね!」

一方通行「つゥかよォ……あンなホモ猿にノコノコ着いていくとかどンな神経してンだ? 俺なら誘われた瞬間に逃げているところだ」

土御門「うっ……」

海原「さすがに外国で強姦紛いのことはしないかと……」

結標「女だからと油断していた。あやうく殺されるところだったわ」

番外個体「まあいいじゃんいいじゃん! 一応は皆助かったんだしさ」

一方通行「だよなァ! 終わりよければ全て良しだ」

結標「この変わり様……」
58 :>>1 [saga]:2012/11/16(金) 18:53:15.05 ID:8NBeb30z0
一方通行「でもいつか礼はしてもらうぜ? 一歩間違えれば俺までヤられていたかもしンねェンだからな」

土御門「そう言われてもな……。お前は基本的に無欲だろ? 番外個体は別として」

一方通行「なァァァに呼び捨てにしてンの? 様をつけろよデコ助野郎」

土御門「」

海原「番外個体様も一方通行さん以外はあまり必要ないですし……」

番外個体「合格」

海原「ありがとうございます!」

結標「何をしてるの貴方たち……」

一方通行「あ、そうだァ。もし俺が襲われそうになったときにオマエが囮になるっつゥのはどォだ?」

土御門「なんだよそれ!?」

番外個体「文句は無いよね?」

海原「ありません!!」

結標「そして従う男ども……。私ってなんでこんな変態と一緒にいるのかしら」

土御門・一方通行・番外個体・海原「お前が言うな」

結標「」
59 :>>1 [saga]:2012/11/16(金) 18:54:06.85 ID:8NBeb30z0
今日はここまで
ハワイでの休憩はこれで終わりです

次回から新約4巻に向かうよ!
60 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 19:27:14.72 ID:QoISwxkIO
スレタイ微妙におかしくね?
跪いて、許しを請いなさい それか
跪け、そして許しを請え ならスッキリするのになぁ
61 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/16(金) 19:53:48.03 ID:GB+cBlal0
跪くと結標のパンツが見えちゃうだろ? そしたら謝らなきゃいけないじゃん
まあ、本来は「ありがとうございます」って言う場面だから
微妙におかしく感じる気持ちも分かるけどさ、パンツ見れるんだからいーじゃん
62 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 20:23:28.65 ID:UKAyqDrDO

この上条さんはその気になればマッハ20くらい出せそう
63 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/16(金) 22:45:22.63 ID:Q1Lbwi7IO
通常の上条さんでもマッハ3弱だもんな……
スーパーホモォ人に目覚めた以上は光速に近づく。
64 :>>1 [saga]:2012/11/17(土) 18:37:13.70 ID:SKirw+bR0
>>61の説明になってない説明にちょっと笑ってしまった
でも、結標さんのパンツが見れるってとってもラッキーだと思います
だからスレタイは間違ってないんです(目を逸らす音)

だから投下はするんです
65 :>>1 [saga]:2012/11/17(土) 18:37:40.28 ID:SKirw+bR0
第五十四話


プルルルル

土御門「っと済まない、電話だ。出てくる」

一方通行「おォ」



土御門「もしもし?」

加群『土御門……だったかな、木原加群だ』

土御門「おぉ加群さんか。どうした?」

加群『明日、グレムリンの正規メンバー数人が潜んでいる場所にいく。チケットはすでに取っておいた』

土御門「なに?」
66 :>>1 [saga]:2012/11/17(土) 18:38:06.28 ID:SKirw+bR0
加群『学園都市から離反した元協力機関二七社は、反学園都市サイエンスガーディアンと名前を変えた。そして東欧のバゲージシティという場所で、格闘大会『ナチュラルセレクター』を開催しようとしている』

土御門「格闘大会だと……?」

加群『もちろん普通の格闘大会なワケがない。「学園都市の超能力を凌駕する[異能]の確立」を目的にしている。……が、それは表向きの理由。参加者の裏に存在する研究機関等の資金源を得て、学園都市に対抗する力をもつことが目的であり、「優勝者をバックアップしつつ、敗者たちの抱える問題を調べ上げて脅迫し傘下に組み込む」という考えであるようだ』

土御門「詳しいな。さすが『グレムリン』の正規メンバー様だ」

加群『そう、私は正規メンバーなんだ。お前たち学園都市の敵ということをわかってもらいたい』

土御門「敵……ね。カミやんは味方だと思っているようだが、そこんところはどうなんだ?」

加群『間違いではない。「グレムリン」は学園都市、ひいては世界にケンカを売ったが、私には私の目的がある。わかるだろう? 私は「味方」であり「敵」なのだ』

土御門「そうかよ。まあ勝手にしろ」
67 :>>1 [saga]:2012/11/17(土) 18:38:32.46 ID:SKirw+bR0
加群『さて、話がズレてしまったな。明日の午前十時、空港で待っている。遅れるのは構わんが、その場合は自分でバゲージシティに行ってもらうぞ?』

土御門「……、ちょっと待ってくれ」

加群『……? わかった』



土御門「グレムリンが潜んでいるらしいバゲージシティってとこに向かうため、明日の午前十時に空港に集まれと電話で言われたんだが……皆に聞いてもらいたいことがある」

結標「どうしたの?」

海原「なにか懸念でも?」


土御門「空港に集合ということは、明日カミやんと鉢合わせになるってことだ」

結標・一方通行・番外個体・海原「!!!」
68 :>>1 [saga]:2012/11/17(土) 18:38:58.14 ID:SKirw+bR0
海原「なるほど、今日の出来事で上条当麻のイライラはうなぎ上り……。そんな状態で会うということになれば、気がついたときには犯されていたという状況にもなりかねない」

結標「金魚のフンみたいにいつも付き添っている男の能力も厄介。アイツがいる限り私は使い物にならなくなってしまう」

一方通行「一体どォすりゃイインだ……」



番外個体「あ。じゃあさ、ミサカたちだけ早めにいくってのはどうかにゃーん?」

土御門・結標・一方通行・海原「それだ!!!」



土御門「もしもし、木原加群か!?」

加群『あ、あぁそうだが……どうしたんだ?』

土御門「明日のことなんだが、オレたちだけ別の便のチケットを取ってはやめにいくってのはできないか!?」

加群『……ちょっと待て』
69 :>>1 [saga]:2012/11/17(土) 18:39:25.50 ID:SKirw+bR0
〜すうびょうごォ〜

加群『できるようだ。しかし何故――――』

ブツッ

土御門「できるみたいだぞおおおおお!!!」

海原「おお!!」

結標「よかったわ……」

一方通行「さすがだな、番外個体ォ」

番外個体「まぁね」フフン
70 :>>1 [saga]:2012/11/17(土) 18:39:51.38 ID:SKirw+bR0
プルルルルル

土御門「っとお電話だ。――――もしもーし」

加群『突然切るのはやめたほうがいいぞ? まあ別にいいさ。はやめに行きたいというなら午前七時の便になるが構わないか?』

土御門「オォォォルオッケィすよお!! さすが『木原』! さすが『グレムリン』だぜ!!」

加群『そうか。しかし、何故いきなりそのような要求を――――』

ブツッ

土御門「明日の七時の便だそうだ! 今日ははやめに寝ておくんだぞ!!」

海原「ええ!」

結標「わかったわ」

一方通行「了解ィ」

番外個体「寝坊しても置いていくからね? あーくんは別だけど」
71 :>>1 [saga]:2012/11/17(土) 18:40:19.22 ID:SKirw+bR0
〜よくじつゥ〜

土御門「準備はできてるかー……」←小声

海原「万全でーす……」←小(ry

結標「ゆっくり、見つからないように……」←(ry

一方通行「なにコソコソ喋ってンだ?」

土御門「ば、バカッ!! 万が一カミやんに気づかれたらどうする!?」(ry

番外個体「今バカって言った? 言ったよね? よし殺す。静かに殺す」チャキ

結標「落ち着いて。冷静に、物事をよく考えるのよ」

土御門「じゃ、いくぞー……」
72 :>>1 [saga]:2012/11/17(土) 18:40:46.92 ID:SKirw+bR0
〜くうこう〜

<ポーン ――――、――。―――――……。

結標「いよいよ搭乗案内ね」

土御門「よかった……これでやっと休むことができ――――」



上条「おらああああああ逃げようとしてんじゃねえぞこの野郎があああ!!!」



海原「ノオオオオオオオウ!!!?」

一方通行「クソッ、迷惑にならねェ程度で走れ!!」

番外個体「他の人のことも考えてあげるなんてさすがあーくんだね! また株があがったよイヤッホウ!!」

土御門「そんなどうでもいいことはいいから早く!!」

番外個体「どうでもいいって言った? 言ったよね? よしわかった、上条当麻のところにぶっ飛ばしてやる」

土御門「すいませんんんんんんん!!!」
73 :>>1 [saga]:2012/11/17(土) 18:41:12.59 ID:SKirw+bR0
上条「おいテメッ離せ!! ブチ転がすぞ!! そこの男はあとで掘る!!」ブンブン

上条「覚えてろよ、バゲージシティで見かけたら真っ先に襲撃してやる! あと犯す!!」


オボエテロヨォォォォォ……


海原「た、助かった……」

土御門「ふぅ……」←射精したわけではない

結標「とんでもない男ね……」

一方通行「はやく乗ろォぜ。なンか疲れた……」

番外個体「あーくんの疲れをミサカが取ってあげりゅううううう!!!」

土御門「さっきから煩いんだよこのバカップルがよおおおお!!!」

一方通行・番外個体「殺す」

土御門「すみません……」
74 :>>1 [saga]:2012/11/17(土) 18:41:41.30 ID:SKirw+bR0
一方その頃……。

加群「うおおおおお!!!」ダッ

浜面「へへっ、待ってくれよ」

加群「誰が待つものか、私の貞操は可愛い可愛い鞠――――教え子に捧げると心に決めているんだ!!」

浜面「チッ、まーた女かよ……。いい加減イヤになっちまうぜ……」

加群(テンションが下がった……? よし、今がチャンス――――)

上条「こっちはダメだった。今から木原加群さんを狙うぜ」

加群「な、なに!?」

浜面「おお! 大将がいれば百人力だぜ!!」

加群「くっそおおおおお幻想殺しがまさかホモだったなんてええええ!!」
75 :>>1 [saga]:2012/11/17(土) 18:42:37.37 ID:SKirw+bR0
今日はここまで

野獣と化した上条には自分でもちょっと酷いと思いました
76 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/17(土) 18:49:18.19 ID:iWXwg3Zl0


抑圧されすぎて反動が
でかいのね上条さん

いつ賢者になるんでせうか
77 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/17(土) 19:57:07.44 ID:rTAtTHYIO


賢者になると自分のケツを差し出す為に海原土御門らを襲うんでしょうか
78 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 18:56:52.88 ID:atf7F2Nv0
上条さんは賢者になることなんてないよ
もし仮になったとしても自分のケツを貸すような真似はしないよ
多分

ほいじゃ投下開始
79 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 18:57:20.00 ID:atf7F2Nv0
第五十五話


〜ばげーじしてィ〜

結標「ちょっと! 寒いんだけど!?」

土御門「知らんがな」ニヤニヤ

海原「えっ、防寒具とか持ってきてないんですか(笑)」

一方通行「番外個体がいるから全然寒くねェわ」ギュウ

番外個体「あーくんがいるから全然寒くないね!」ギュウ

結標「クソッ、イチャイチャしやがって……。もういい、自分で調達する!」



シャール・ベリラン「ん、おいそこの東洋人、今すぐ止ま――――」

結標「服を貸してくれるのね! なんて優しい人なのかしら!」

シュン

シャール「え、待っ、寒っ!! 返せ、今すぐ返せッ!! 」
80 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 18:57:45.71 ID:atf7F2Nv0
結標「親切な人が快く貸してくれたわ」ヌクヌク

土御門「結標ェ……」

海原「強奪……」ボソッ

結標「 な に か 言 っ た か し ら ? 」

海原「なんでもありません!」

一方通行「さっさと行こォぜ。加群っつゥ野郎の話じゃ何人か『木原』が潜入しているらしィじゃねェか」

土御門「そうだな。さっさと殲滅するに限る」チャキッ

海原「なんですか、それ? 新しい銃を仕入れたんですか?」

土御門「軽機関散弾銃っていうシロモノらしい。なんでも、外部の殺し屋が使っていたものを押収したらしいんで、ちょいと拝借してきたんだにゃー」

一方通行「軽機関散弾銃だァ? 確か相手に超接近しねェと使い物にならねェはずだぜ?」

土御門「その程度は造作も無い。ぶっちゃけ、派手なヤツを使いたかったんだよ」

結標「男のロマンってやつ? 私にはよくわかんないけど」
81 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 18:58:25.19 ID:atf7F2Nv0
土御門「フフン、しかもな。今回持ってくるにあたって、オレのほうでも改造を施しておいた」

海原「ほう?」

土御門「よくよく考えると改造ってほどじゃないかもしれんが、学園都市新作の弾薬に対応させて、射程と貫通力を増しておいた」

番外個体「使うときがくるといいけどね。ほとんどあーくんと結標で倒しちゃうと思うけど」

土御門「それを言っちゃ御終いだ」

ハハハ……




82 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 18:58:53.23 ID:atf7F2Nv0
マリアン「ふぁあ、暇だなー。はやく襲撃しちゃえばいいのに」

コロ…コロコロ……

マリアン「あん?」


乱数「オイ、大丈夫か? 痛くねえか?」

病理「ええ、大丈夫ですよ。乱数クンは心配性ですね」

円周「気をつけてね、乱数おじちゃん、病理お姉ちゃん」

乱数「え、円周……。病理のことは『お姉ちゃん』なのに俺は『おじちゃん』かよ……」

病理「私がそう教えてあげました」ニコッ

乱数「なにやってんだテメェ!?」

円周「小皺が増えちゃうよ、乱数おじちゃん」

乱数「おじちゃんじゃねえよぉおおおお!!!」
83 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 18:59:20.81 ID:atf7F2Nv0
マリアン「……、違う。あれは絶対に違う」


乱数「俺は『お兄さん』だから! 今からでも遅くはないから!!」

円周「わかった、乱数おじちゃん」

乱数「あ、わかった。テメェ遊んでるな? 『体験』を司るこの木原乱数様を相手に遊んでやがるな?」

病理「そうだ、諦めてみませんか?」

乱数「なに!? 唐突になんなの!? てか諦めるって何を!?」

円周「生きるのを諦めてってことじゃない? その服センス悪いし」

乱数「軽っ!! 俺の命軽っ!! それとセンスのことは言わないでくれ頼む!!」

病理「ハァ……その慌て振りがダメだと言ってるんですよ。雰囲気もチャライしマイナス点しか与えられません。ていうかマイナスしか無いんじゃないですか?」

乱数「だからやめて!? いちいち俺を貶すのやめてくんない!?」


マリアン「今『木原』って言ったよ! やっぱアイツらが敵だよ!! 私たちの相手はここが戦場だとわかってんのにコント繰り出す馬鹿野郎だったのか!?」
84 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 18:59:47.67 ID:atf7F2Nv0
円周「乱数お兄ちゃん」

乱数「おっ、やっとわかってくれたかー。はいはい、乱数お兄ちゃんに何の用で――――」

円周「うるさい。黙って」

乱数「」シクシク


マリアン「も、もう我慢ならねえ!!」

マリアン「おいテメェら!!」

乱数「あ、はい。なんですか?」

円周「やだ、この人地肌にオーバーオールつけてるよ」

病理「こらダメですよ。人を見た目で判断しちゃいけません!」

マリアン「しっかり聞こえてっから覚えてろよ!?」
85 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 19:00:14.86 ID:atf7F2Nv0
マリアン「つーかなんだよ!! アンタら本当に第三次世界大戦の勝利者なわけ!? ちったぁ緊張感持てや!!」

乱数「え、なんで俺らが学園都市の人間だとわかったんですか?」

マリアン「バレバレなんだよ! おら、武器出せ。ここで潰してやる」チャキッ

円周「わっ、このお姉さん黄金の鋸を出してきたよ」

病理「危ないですねえ。常識が欠けているんでしょうか?」

マリアン「こんの――――おばさんがッ!!」ゲシッ

病理「あっ」


ガタンガタン


病理「痛たたた……」

円周「大丈夫!?」サスサス
86 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 19:00:40.91 ID:atf7F2Nv0
乱数「おいコラ!! 病人になんてことすんだ!?」

マリアン「ハッ、どうせなんか細工がされてんだろ? ここで消しておいたほうが得策だ」

乱数「さっきから何をわけのわからないことを!! いいから謝りやがれ!!」

マリアン「敵に謝ってどーすんのよ? ここは戦場だぜ?」

乱数「うーわまったく悪びれてないよ。感じ悪いわー」

マリアン「え、は? こっちがわけわからな――――」

乱数「皆さーん。ここに病人を痛めつけた挙句謝りもしない非常識な女がいまーす」

マリアン「ま、待てよ! 周りのヤツらは関係ねえだろ!!」


ナニアノコ……
フリョウニナリタイトシゴロナノカシラ
チョットキモクネ?

87 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 19:01:06.76 ID:atf7F2Nv0
乱数「クズだなあ人間のクズ!!」

円周「死んじゃえばいいのに」

病理「ホント、社会に不必要な人間なんていなくなればいいのに」

マリアン「へ……な、なにを言われたってどうってことな――――」


シネヨ
チカヅカナイデホイイワ、キッタナイフクツケテ
ナンカココクサクネ?wwwww
アッチカライシュウガタダヨッテクルゾーwwwwwwwww
ハヤクドッカイケ


マリアン「え……なんで……。わ、私とアイツらは敵で、だからケガさせんのも当たり前……だろ? そうだろ……?」

マリアン「なんで……誰もわかってくれないの……」
88 :ちょい誤字があった >>1 [saga]:2012/11/18(日) 19:02:12.28 ID:atf7F2Nv0
乱数「クズだなあ人間のクズ!!」

円周「死んじゃえばいいのに」

病理「ホント、社会に不必要な人間なんていなくなればいいのに」

マリアン「へ……な、なにを言われたってどうってことな――――」


シネヨ
チカヅカナイデホシイワ、キッタナイフクツケテ
ナンカココクサクネ?wwwww
アッチカライシュウガタダヨッテクルゾーwwwwwwwww
ハヤクドッカイケ


マリアン「え……なんで……。わ、私とアイツらは敵で、だからケガさせんのも当たり前……だろ? そうだろ……?」

マリアン「なんで……誰もわかってくれないの……」
89 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 19:02:39.71 ID:atf7F2Nv0
乱数「死ね」

病理「この世から跡形もなく消えてしまえばいいのに」

円周「お前なんて誰も見てないから」

シネ
キエロ
ダレモミテイナイ
シネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイシネキエロダレモミテイナイ

マリアン「あ……あ……」

マリアン「ああああぁぁあああああぁぁぁぁああああ――――ッッッ!!!」
90 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 19:03:05.95 ID:atf7F2Nv0




マリアン「」ビクンビクン

乱数「っと、幻覚掛け終わったぜ」

円周「殺さないの?」

病理「いえ、この後彼女は仲間に助けられるでしょうから、そのときに私たちに強い憎悪を持つはずです。そこを叩き潰して、再起不能にして『諦め』させます。仲間に私たちの情報も伝わりますし、一石二鳥です」

円周「なんで仲間に情報が伝わるのがいいことなの?」

病理「一つ思い浮かべてみましょう。助けた仲間が幻覚に掛けられていたとして、幻覚にかかったタイミングがわからなかったとします。そうすると『実は今でも幻覚を見せられているんじゃないか』という風に疑心暗鬼になりますよね。そこを狙い撃ちです」

乱数「俺としちゃあ『苗床』にしてえんだが、病理に逆らうと碌なことがねえからな。大人しく引き下がるさ」

円周「乱数おじちゃんって臆病者だったんだね」

乱数「またそういう風になるの!? 俺ってやっぱイジられキャラなのか? 所詮数多の野郎の下位互換なのか!?」
91 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 19:03:32.02 ID:atf7F2Nv0
トントン

乱数「――――あ? 誰だてめ……って!!」

上条「やあ」

乱数「いや、違げえな。こんなタイミングでヒーローが現れるわけがねえ。しまったなーいつの間に幻覚にかかったんだ?」

上条「安心しろよ。これは幻覚なんかじゃない」



上条「これは現実だ」



乱数「……は? ちょっとコイツ意味わかんねえ。おい病理、円周。……おい?」
92 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 19:03:57.98 ID:atf7F2Nv0


病理「逃げるが勝ちです!」ガラガラガラ

円周「うん、うん。わかってるよ、数多おじちゃん。こういうとき『木原』ならこう言うんだよね。――――人に頼ってんじゃねえぞバァーカ!! 囮になってそこでくたばっとけ!!」ダッ


乱数「ちょおおおぉおおおおおお!!!?」

上条「幻覚になんか頼らずに、もっと現実を見ようぜ?」

上条「そう、俺に掘られるっていう現実をな」

乱数「あ……あぁ……」


アーッ
93 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 19:04:24.96 ID:atf7F2Nv0


ウートガルザロキ(おおおおおお恐ろしいモノを見たたたたたああああああ)ガタガタガタ


上条「ン〜? 誰かそこにいるなぁ〜?」

ウートガルザロキ「!!」ビクッ

上条「出てくるなら出て来い。あくしろよ」

ウートガルザロキ(ダメだ……すべてお見通しかよ……)


アーッ


94 :>>1 [saga]:2012/11/18(日) 19:04:57.94 ID:atf7F2Nv0
今日はここまで

木原さんたちは仲良し一家(裏切りは日常)
95 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/18(日) 19:30:44.22 ID:N/rxJNIC0


下条さん大活躍

しかしヤリチンだな上条さん
96 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/18(日) 20:04:03.39 ID:PxRHWZjIO
ーーどうして男を掘るのですか?

「そこに、♂穴が有るからな」
97 :>>1 [saga]:2012/11/19(月) 18:54:55.43 ID:q6nOMmK+0
――他の男に自分を掘らせるということはないのですか?

上条「なにを言っているんだ。掘られたということは屈服を意味する。俺が認めるはずないだろう」


結標さんが主役のはずなのになんで上条さんばっかり注目するんだよ!
自分のせいでもあるけど!

投下!
98 :>>1 [saga]:2012/11/19(月) 18:55:21.72 ID:q6nOMmK+0
第五十六話


土御門「しっかし、グレムリンを潰すっていってもどうすりゃいいのか……」

結標「とりあえず誰かに声をかけて……あの人なんてどうかしら?」


サフリー・オープンデイズ「……、」キョロキョロ


番外個体「ヒュー、随分とせくちぃな格好をしてるお姉さんだね」

海原「おそらく『ナチュラルセレクター』の出場選手でしょう。対戦表を持っているか確認して、もし貸してくれるようでしたらそれをもとにグレムリンを探し出しましょう」

一方通行「選手でもねェのにここをうろついてるヤツが魔術師ってわけか。そっちのが早いし確実だ」

土御門「ただし気をつけろよ。ここは学園都市以外の『異能』が集まっている危険地帯だ。あの女もとんでもない能力を隠し持っているかもしれねえ」

結標「別に火力的な意味では私たちのほうが圧倒的に上だし、気にすることないんじゃない?」

一方通行「違げェねェな」
99 :>>1 [saga]:2012/11/19(月) 18:55:48.19 ID:q6nOMmK+0
海原「ちょっとよろしいですか?」

サフリー「ん、どうかした? 悪いけどサインはしない主義で――――」

海原「いえ、そういうわけではありません。ただ、対戦表かなんかを持ってないかなーと」

サフリー「ほう? ていうか君たち出場選手じゃないよね? 専用の個室が用意されてるはずだし、なにより大人数で集まるメリットがわからない。さてはスカウトマンかな? だったら私をスカウトしてくれると嬉しいかなーなんて」

一方通行「……面倒くせェなこのババァ」

結標「ちょっと、そんなこと言っちゃダメよ」

サフリー「よーしそこの白いのは後で説教をしてあげよう。女の子のほうには礼を言うわ。ありがとう」

結標「そんなことないですよ、おばさ――――お姉さん」

サフリー「……言い切ってたらぶん殴るとこだったけど、特別に許してあげる。でも、次はないから」

一方通行「な? 面倒くせェだろ?」

番外個体「そだね」

サフリー「あはは、地味に傷つく……」
100 :>>1 [saga]:2012/11/19(月) 18:56:16.20 ID:q6nOMmK+0
海原「お察しの通り、自分たちは選手ではありません。学園都市の人間です」

サフリー「ふぅん。この大会を主催してる『サイエンスガーディアン』っていうのは反学園都市を掲げてるらしいけど、もしかしてそれを止めにきたとか?」

土御門「正確には違うな。サイエンスガーディアンとかはどうでもいい。学園都市が本気を出せば一瞬で片がつく。問題なのはそれに取り入ったヤツらだ」

結標「グレムリン……。第三次世界大戦から生まれた魔術結社。ハワイでの騒乱の次はここに目をつけたらしいの」

一方通行「俺たちはそいつらを止めに来たってワケだ」

サフリー「よくわからないけど、なるほど。それにしても学園都市かー……」

番外個体「どうかしたの?」

サフリー「いやあねえ、この大会では異能の人たちが集まってるらしいけど、ぶっちゃけ私はそんなのは無いの。武器といえば両手につけたグローブだけ。そんな状況で『学園都市製の異能』相手にどこまでいけるかなって興味が沸いてきちゃって」

結標「……で? もしかして戦いたいっていうの?」
101 :>>1 [saga]:2012/11/19(月) 18:56:43.84 ID:q6nOMmK+0
サフリー「戦いたいってわけじゃ――――」

結標「いいわよ。私が相手してあげる」

サフリー「え?」

土御門「おい結標、怪我だけはさせるんじゃないぞ」

結標「わかってるわよ。私とお姉さん、どっちにも怪我はさせないわ」

海原(……『どっちにも』ということは……?)

サフリー「面白いね。最初の対戦相手が学園都市の能力者とは」

結標「先手は譲ってあげる。さ、来なさい」



サフリー「それじゃあお構いなく――――いかせてもらうよっ!」ダッ

土御門「ぼげひぃ!?」ドカッ



102 :>>1 [saga]:2012/11/19(月) 18:57:09.25 ID:q6nOMmK+0
サフリー・オープンデイズの拳が勢いよく土御門の顔面に突き刺さる。
一方、攻撃をしかけた本人はなにが起こったのかわからないというような表情をしていた。


「え……。なんで君に攻撃が……?」

「驚いた? 私の能力って『座標移動』なのよ。平たく言えばテレポート」


そう。
あの一瞬で結標はサフリーを自分の前から土御門の前に座標移動させたのだ。


「でも、気に病む必要はないわ。私の能力は学園都市でも最高レベルの『LEVEL5』並だから、引っかかって当然よ」

「そっか……。でもなぜ彼の前に移動させたの? 素直にどこか遠くに移動させればよかったのに」

「気分よ」
103 :>>1 [saga]:2012/11/19(月) 18:57:36.77 ID:q6nOMmK+0
土御門「おま……気分でこんなことを……がふっ」

サフリー「だ、大丈夫? 歯とか折れてない?」

一方通行「大丈夫だよ。普段から不意打ちされてっから受身は取れたはずだし、気絶してたとしてもその程度のヤツだったってだけだ」

サフリー「普段から不意打ちって……なにやってんの?」

海原「ちょっと男に狙われて……いやなんでもありません」

結標「こんなんでも学園都市の暗部を生き抜いてきたエリートだから、心配する必要はなし。能力は使い物にならないけど、頭脳明晰、格闘戦に慣れてる、銃の扱いも上手い。魔術も使える。便利っていえば便利なヤツよ」

土御門「あのさ、褒めてくれるのは嬉しいんだがやたらと俺に被害を回すのはやめてもらえないか? こういうのは海原にだな……」

海原「ちょっとやめてくださいよ!! もうすいませんいつもこうなんです許してください」

サフリー「え、ええ。気にしないで……」

番外個体「でもさ、土御門ってこのなかじゃ一番弱いよね」

土御門「それ以上はやめろ!! 海原のインフレで天才陰陽師というアイデンティティが失われつつあるオレに、さらに追い討ちをかける気か!!」
104 :>>1 [saga]:2012/11/19(月) 18:58:02.19 ID:q6nOMmK+0
サフリー「な、なんかすごいね……」

番外個体「ふふん、しかもね? あーくんは学園都市で一番強い能力者なんだよ!!」

サフリー「あーくん? 誰?」

一方通行「俺だよ。ったく余計なこと言うンじゃねェよ。許すけど」

番外個体「懐の深さも学園都市一、いや世界一だね!!」

海原「番外個体様限定ですけどね……」

サフリー「みさかわーすと様? 珍しい名前に様付けなんて、もしかしてこの目つきの悪い子もなんかすごいヤツなのかな?」

一方通行「目つきが悪いってなンだよ。訂正しろよ。殺すぞコラ」ギロッ

サフリー「え? す、すいません……」

結標「その二人にはあまり構わないほうがいいわよ。色々と過激だから」
105 :>>1 [saga]:2012/11/19(月) 18:58:29.17 ID:q6nOMmK+0
海原「もう話が進まないじゃないですか!! ちょっとは落ち着いてくだしゃいよ!!」

土御門・結標・一方通行・番外個体・サフリー「……」

土御門「噛んだな」

結標「噛んだわね」

海原「だからやめて下さいよ!! また話が進まなくなるじゃないですか!!」

番外個体「ねえ、実は嬉しいんでしょ? 詰られて嬉しいんでしょ? ミサカに蹴られて嬉しいんでしょ? ほら、ほらっ!」ゲシッゲシッ

海原「ああっ!! 嬉しいです!! もっと蹴ってください!!」

一方通行「それくらいにしとけ。これ以上やるとオマエが穢れる」

番外個体「ミサカを心配してくれるの!? ありがとう!! 大好き!!」

結標「クソッ、またイチャイチャしやがって……。うわーんもうヴェントちゃん早く来てー」

土御門「お前も結構惚気てんじゃねえか!! オレなんか舞夏に嫌われて……舞夏あああああああカァァァムバァァァァァック!!!!」ワナワナ
106 :>>1 [saga]:2012/11/19(月) 18:58:59.67 ID:q6nOMmK+0
サフリー「あのー……それで話は……?」

海原「あ、はい。ナチュラルセレクターに出場する選手全員が載っているモノを譲って欲しいんです。対戦表とかでもいいんで」

サフリー「それなら――――はい」つ 紙

海原「ありがとうございます」

サフリー「用はコレだけ?」

海原「そうですね……。電話番号を教えるんで、不審者っていうか明らかに異常なヤツを見かけたら連絡をください。すぐ駆けつけるんで」

サフリー「あー、ごめん。助けとかそういうのはいらないから。私、基本的にできるとこまでやってみようっていう性格だし。でもまあ『コレコレこういうヤツがいた』とか簡単な情報なら教えてあげるよ」

海原「ありがとうございます」


ピッピッ


サフリー「んじゃねー」タッタッタッ

海原「大会、頑張ってくださいね!」

アイアイー
107 :>>1 [saga]:2012/11/19(月) 18:59:27.47 ID:q6nOMmK+0
〜とあるばしょ〜

鞠亜「さ、寒……。先生がここにいるって聞いたからはるばる学園都市からやってきたが、やっぱり準備くらいはしておけばよかったかもな……」ブルブル



加群(うおおおおおおお!? なんで私の可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い天使がこんな薄汚い場所に!? ていうかメイド服ダメ!! 痴漢されたらどうするんです!! でも可愛い! もとが可愛いからなにを着ても可愛いけど!!)



鞠亜「……!? なんか悪寒が……。誰かに見られているのか……?」



加群(見、られ、て……視姦ということか!? どこの誰だ私の可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い天使を穢すような真似をする不届きものは!!)

加群(心苦しいが『木原』を解放して一時的に昏倒させて……やっぱりそれはダメだ。鞠亜ちゃんを傷つけるなど言語道断だし、仮に成功したとしても見るからに脂ぎった気持ち悪いロリコン野郎どもに見つかってしまい『ん、なんだこのガキ。こんな場所で眠りやがって』『よく見れば可愛いツラしてるじゃねえか。げっへっへ……』『おいおい、襲う気かよ』『なに、ちょっと味見するだけさ……』的な展開になってしまう! 一体どうすれば……)
108 :>>1 [saga]:2012/11/19(月) 18:59:57.37 ID:q6nOMmK+0
鞠亜「やはり誰かいるな!! そこか!!」



加群(マズイ!!)シュッ



鞠亜「……あれー? 確かにここにいると思ったんだが……」キョロキョロ



加群(危なかった……。しかし成長したな、私のいる場所をこんなにはやく見破るとは。やっぱり鞠亜ちゃんの才能は最高だなあ! 可愛いなあ!!)



鞠亜「……プライドを傷つけるために、敢えてパンチラサービスをして敵をおびき出そうかね」



加群(いけません鞠亜!! 嬉しいけどダメです!! そんなことをしてしまったら運良くパンチラを見てしまった変態ストーカー野郎に『へへっ、自分から見せるたあとんだビッチだぜ』『君がさっきから私を見ていたヤツだな? 大人しくしろ、敵意がない限り私は殺すことなど――――』『うるせえ!! 黙って犯されてろ肉便器がッ!!』『あぐっ!?』『ふん、最初っからこうして従っときゃいいんだよ。そんじゃ――――お楽しみといきますかあ』『や、やめ……て……』みたいなことになってしまう!!)



鞠亜「でも、そんなことをしたら先生に怒られちゃうからやめておくとしよう」



加群(さすが鞠亜!! 先生はとっても嬉しいぞ!!)




109 :>>1 [saga]:2012/11/19(月) 19:00:51.67 ID:q6nOMmK+0
今日はここまで

キャラ崩壊注意って書くの忘れてた
でも、木原一族ってなんか妄想力逞しそうじゃね?
110 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/19(月) 19:03:01.54 ID:PBCVy2Im0


ひさびさに普通の話だった気がする

111 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/19(月) 20:19:03.01 ID:XKyX1O8x0

百合も薔薇もないなんて……具合悪いの?(心配
112 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:43:50.50 ID:KKJtkItl0
……加群さんに力入れてんだよ(小声)
何度も言ってるけどホモSSじゃないよ?
いやホモネタ満載だけどさ
今日も初っ端からホモだけどさ

投下開始
113 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:44:18.79 ID:KKJtkItl0
第五十七話


「……、」


魔術結社グレムリンの正規メンバー、マリアン・スリンゲナイヤーは座らされていた。
極寒のバゲージシティで、首に『私は悪い子です。叱ってください(性的なことでも可)』と書かれた看板をかけて。


「ひゃはははは!! 病人を足蹴にするきったねえクズにはこれがお似合いだよなあオイ!! お前もそう思うだろォーッ!?」

「うん、うん。わかってるよ、病理お姉ちゃん。こういうとき『木原』ならこうするんだよね。――――どうですか? 自分以外のすべてから貶され、遠ざけられ、蹴落とされ、格下に見られる気分は!? さっさとさっさとさっさと『諦めて』『諦めて』『諦めて』くださいよッ!!」

「ダメですねえ、まだ『木原』を再現していませんよ。こういうとき私なら――――こうやって泥を顔に塗りたくってやります。足で、丁寧にね」


マリアンはそれに耐えていた。
否、耐えさせられていた。
『グレムリン』にも『木原』にも関わっていない一般人の目が、耳が、自分の犯したことをずっと見ていたから。
だから、動けなかった。
114 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/20(火) 18:44:24.37 ID:T0/nBsBIO
きたか……♂
115 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:44:42.86 ID:KKJtkItl0
そのとき、マリアンの後ろから、本来ここにいないはずの『イレギュラー』の声が聞こえた。


「大丈夫さ。お前の前に立っているヤツを全員ぶっ飛ばしてやる」

「お前はあとで罪を償えばいい。それで全部解決さ」

「簡単だろ?」

「アーッ!!」


ツンツン頭の東洋人の少年によって、悪夢が幸福に塗りつぶされていく。
ありえないのに。
今マリアンたちがいるバゲージシティは、それまでの世界とは空間がズレているため、『上条当麻(ヒーロー)』がやってくることなど万に一つも無い。


有り得ない在り得ないアリエナイありえないありえない――――。


116 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:45:08.35 ID:KKJtkItl0
マリアン「――――はっ」

ウートガルザロキ「よお……起きたか……」

マリアン「ウートガルザ――――なんで尻丸出しで倒れている?」

ウートガルザロキ「ハハッ、思い出させるな……」

マリアン「私は……今まで……」

ウートガルザロキ「お前は幻覚を見せられていたのさ。『木原』の野郎どもにな」

マリアン「そ、そうだ! アイツらは一体どこに――――」

ウートガルザロキ「いねえよ。ここに一人残っているはずだったが、俺が起きる前にどっかいっちまった」

マリアン「……、一杯食わされたってことかよ……」

ウートガルザロキ「ま、生きているだけでもよかったんじゃねえの? 上条当麻さまさまだな」
117 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:45:34.43 ID:KKJtkItl0
マリアン「は……? そりゃ一体どういうことだよッ!!」

ウートガルザロキ「アイツは『救う』とかそんなのはまったく考えてねえ。ただ、己の、欲望を、意のままに……ああああああああああ!!!」

ウートガルザロキ「」バタッ

マリアン「……どうなってやがる」


ガサッ


マリアン「誰だ!?」

シギン「マリアン――――」

マリアン「シギン!? 隠れてろって言ったはず――――」

シギン「逃げ……ろ……と……助言す――――」バタッ

シギン「」

マリアン「なんて……こと……だ……」
118 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:46:00.86 ID:KKJtkItl0
〜とあるばしょ〜

鞠亜「で、君はこれからどうするのかね?」

近江手裏「どうするもこうするも、私は私の目的を果たすだけ」

鞠亜「なら仕方がない。私がプライドを傷つけて君の命を守――――」


土御門「失礼、お嬢さ――――」


鞠亜「とりゃー!」ビシュッ

土御門「うお!? ちょ、危ないから急に攻撃してはいけません!!」

鞠亜「っとと、まさか避けられるとは――――」

土御門「返事ィ!」

鞠亜「あ、はい」
119 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:46:26.90 ID:KKJtkItl0
海原「なんでいきなり攻撃されてるんですか……」

結標「そりゃ後ろから急に声を掛けられたら不審者かと思っちゃうわよね。その格好なら尚更」

一方通行「っつか避けられたンだな」

番外個体「いつもやられてるのを見てるから、結構新鮮だね」

土御門「くそぅ、言いたい放題やりやがって……」


鞠亜「あのーそれで私たちに何か用でも?」

土御門「あ、そうそう。メイド服のお前、ナチュラルセレクターの出場選手じゃないよな? まあオレらもなんだけど」

鞠亜「それはそうだが……」

土御門「ちょっと話を聞かせてくれると、それはとっても嬉しいなって思うんだにゃー」

鞠亜「な、なんかとても胡散臭い……」

土御門「」

一方通行「バァーカ」クカカ
120 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:46:53.02 ID:KKJtkItl0
手裏「……」ソロリソロリ

結標「なに逃げようとしてるのよ」

シュン

手裏「!?」

結標「ごめんなさいね、私たち能力者なの」

鞠亜「なんだ学園都市の人間か。ちなみにこの街を襲ってる連中とは繋がってないよな?」

海原「グレムリンとは違いますが……そのほかに敵がいると?」

一方通行「『木原』だろォな。独特の『匂い』がするし、少数精鋭でかつ被害をデカくしてェならアイツらを使うのが一番だ」

土御門「学園都市も人員を派遣していたというわけか……。こりゃ面白くなってきたぜい」

番外個体「でもさ、アンタってなんかの役に立つの?」

土御門「定期的にオレをdisるのやめてくんね? マジで」
121 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:47:18.90 ID:KKJtkItl0
鞠亜「そ、そこの君!」

一方通行「あァ? ンだよきめェメイド服着けやがって」

土御門「屋上へいこうぜ……久しぶりに……キレちまったよ……」

番外個体「殺すぞ? お?」

土御門「ごめんなさぶぎゅっ!?」ギュワシャァァァァァ

一方通行「話が進まねェからちょっと黙ってろよバカ御門」

海原「貴方も原因じゃ――――」

一方通行「なンか言ったか? あァ?」

海原「番外個体様は今日も可愛らしくて結構ですね! 一方通行さんにとてもよくお似合いですよ!!」

結標「ごめんなさいね、いつもこうなの」

鞠亜「はぁ……」
122 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:47:44.43 ID:KKJtkItl0
一方通行「で、なンだよ?」

鞠亜「あぁ、それはだな――――」

番外個体「<●> <●>」ジーッ

鞠亜「うひっ!?」

結標「落ち着きなさい、別に貴女のお婿さんを取ろうとしてるわけじゃないわよ。多分」

一方通行「そォだぞ。俺がこンな乳臭ェガキに靡くと思うかァ?」

鞠亜「乳臭いって……」

番外個体「それでも監視するのがミサカとしての役目なの! はい、続けて」

鞠亜「う、うん……。さっき君は『木原』も来ているといったよな?」

一方通行「あァ、間違いねェけど」
123 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:48:13.60 ID:KKJtkItl0
鞠亜「そ、そうか! 君もそう思うか!!」

一方通行「どォした……?」

鞠亜「君たちもさっき言った通り、私はナチュラルセレクターの出場選手ではない。人を訪ねてここに来たんだ」

海原「人……ですか?」

鞠亜「ああ。学園都市のとある小学校で起きた、未成年の死亡事案に深く関わっているとされる人物。――――木原加群」

一方通行・番外個体・結標・土御門・海原「!!!」

鞠亜「私はどうしてもその男を追わなければならない。あぁ、先生……先生ぇ……///」クルクル

一方通行「な、なンか回りはじめやがったぞ……」

手裏(この隙に……)ソロリソロリ

結標「はい逃げなーい」シュン

手裏「うぅ……」
124 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:48:42.78 ID:KKJtkItl0
時折、笑い声が聞こえる。
その場所だけは、ほのぼのとした雰囲気だった。
だがそれは――――第三者の手によって破壊される。


「伏せろォ!!!」


何の前触れもなく、部屋の出入り口からバズーカ砲が打ち込まれた。
どこからか聞こえてきた声によって被害は抑えることができたが、無傷というわけではない。


「逃げますよ。一方通行がいるとなるとこちらは圧倒的に不利です」

「はーい」


成熟した女と中学生くらいの子供の声が、七人の耳に入った。
このまま追撃されることはなさそうなので、ひとまず安心する。


「ふぅ……。さっき声が聞こえてこなければ、誰か死んでいたかもな」

「しかし、一体誰が……」
125 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:49:10.11 ID:KKJtkItl0
〜ちょっとはなれたばしょ〜

加群(鞠亜ちゃんとハワイで会った上条当麻の仲間らしき人物がコンタクトを取るのは、別に問題はない)

加群(会話はよく聞こえなかったが、ただ1フレーズだけはっきりと耳にすることができた)



鞠亜『人を訪ねてここに来たんだ』



加群(誰だああああああ私の可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い天使にこんな危険なことをさせる大馬鹿者はああああああ!!!)

加群(私が『落第防止(スチューデントキーパー)』として勉強を教えていたことからわかるように、鞠亜ちゃんは一時学校にいけなくなっていた)

加群(それゆえに、鞠亜ちゃんと接点を持つのはごく限られた人間だ)

加群(鞠亜ちゃんがここまで追いかけてくる人……。そういえば姉の雲川芹亜は上条当麻と同じ学校に在籍して――――もしや上条当麻か!?)
126 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:49:37.76 ID:KKJtkItl0
加群(だがそうなってくると厄介だ……。あの男は同性にしか興味がないため、鞠亜ちゃんと付き合うことはないと思っていい)

加群(しかし問題はそこではない。私が空港で襲われたときに、隣にいた男が『チッ、まーた女かよ……。いい加減イヤになっちまうぜ……』と愚痴っていたことから、上条当麻も同じ思考になっている可能性が高い……)

加群(鞠亜ちゃんが傷つけられてしまうかもしれない!!!)

加群(最悪、鞠亜ちゃんを叩きのめしたあとに『それじゃあ俺の邪魔をした対価を支払ってもらおうかなあ』『何を……する気だ……?』『フン……中学生がお好みのロリコン野郎どもの公衆便所にするんだよ!!』『なに!?』『ま、精々俺のために稼いでくれよ? ぎゃははははは!!!』となってしまう可能性が……!!)

加群(こうしてはいられない。はやく妨害工作を――――あれは?)



病理「いいですか? 三、二、一でぶちこんじゃってください」

円周「わかったよ、病理お姉ちゃん」



加群(あんの腐れ木原がッ!!)
127 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:50:09.98 ID:KKJtkItl0



加群「伏せろォ!!!」



鞠亜「ッ!?」パッ



加群(あぁ良かった……。教え子に怪我させては教師として顔向けができないからな。でもびっくりした表情の鞠亜ちゃんも可愛い!!! 天使!!!)

加群(近くにいた優男風の男がモロに被害を受けたが、必要経費だろう)

加群(鞠亜ちゃんが私に好意を向けてくれる……なんてありえないか。あんな怖い思いをさせてしまったのだから当然といえば当然だ)

加群(私は君が幸せでいてくれれば……)



鞠亜「ま、まあ私はあの程度では微塵も恐怖を感じなかったがな!! ほほほ本当だぞぉ!!」ブルブル



加群(強がってる鞠亜ちゃん可愛い!!!)
128 :>>1 [saga]:2012/11/20(火) 18:50:50.12 ID:KKJtkItl0
今日はここまで

鞠亜ちゃんかわいい
偉そうなこと言ってる割に対して活躍してないかわいい
129 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 00:23:50.79 ID:uSUKtAY80
加群てんてーがかわいく思えてきた
130 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/21(水) 02:02:24.29 ID:YoJBNcWAO
読み終わったぜ
>>1は最高だな!!
こんなホモ条さんは見た事ないぜっ!!
131 :>>1 [sage]:2012/11/21(水) 18:30:46.78 ID:zDsSTAkf0
褒めてもらえるなんてこんなに嬉しいことはないです
その対象が上条さんなのは気にしない

んじゃ投下開始
132 :>>1 [sage]:2012/11/21(水) 18:31:15.99 ID:zDsSTAkf0
第五十八話


土御門「とりあえず、全員動けるよな?」

結標「海原は?」

海原「」ピクンピクン

結標「動けるみたいよ」

土御門「よしわかった。これから話し合いをするぞ」

鞠亜「あれって動いてるんじゃなくて痙攣してるだけだよな……」


手裏(なんかもうこの人たちと一緒にいるだけで危険に巻き込まれそうだ……)

手裏(なんとしても離れたいところだが――――)


結標「別に置いていってもいいんじゃない?」


手裏(アレがいる限り到底無理……)
133 :なんかsageてた >>1 [saga]:2012/11/21(水) 18:31:54.15 ID:zDsSTAkf0
近江手裏が動いた。
手に持っていた園芸シャベル型のくないを結標に向かって投げつける。
だがその攻撃は、結標が能力で移動させた肉の壁(うなばらみつき)によって阻まれた。

防がれた以上は反撃がくる。
そう思っていたのだが……。


「番外個体、ちょっとこの子預かって」

「おっけーい☆」


ある意味では反撃だった。
結標は近江手裏を番外個体のもとに移動させ、番外個体はそのまま近江手裏を抱きしめた。


「――――!? は、離せ!!」

「やだよーん。すりすりー♪」

「むおお……」
134 :>>1 [saga]:2012/11/21(水) 18:32:26.51 ID:zDsSTAkf0
番外個体「ねえねえ、君って一体何歳なの?」

手裏「……」プイッ

一方通行「そンなこと普通聞くかァ? 別に構わねェけど」

番外個体「あ、もしかして恥ずかしいのかにゃーん? じゃあミサカにだけ聞かせてよ!」ギュウ

手裏「くっ、苦しっ……。わかった話すから! ……ハァ」


手裏「――――歳……」

番外個体「え、ウッソマジで!? ロリババアなんて初めてみた!!」

手裏「ババアじゃない……。まだババアじゃない!!」


結標「なにやってるのかしら……。ほら、早く起きて」ゲシッ

海原「んげひっ」ビクッ
135 :>>1 [saga]:2012/11/21(水) 18:32:52.54 ID:zDsSTAkf0
土御門「さっきの攻撃、おそらく『木原』だろう。アイツらは容赦など一切しないからな」

鞠亜「やっぱ『木原』っていうのはそういうもんなのかね……」

結標「あら、貴女は『木原』を知っているの?」

鞠亜「ちょっと色々あってな……」

一方通行「まァいいだろ。アイツらが科学を使う限り、俺は絶対に負けることはねェ。それこそ『木原数多』とか『垣根帝督』とか常識外れのクソ野郎じゃなけりゃな。そいつらにしたってもう手の内はわかってるし、本人は死んでるしでまったく使えねェ。垣根は知らン」

土御門「それでも敵にするのはなるべく避けたい。学園都市側という観点からみればオレらと『木原』たちは敵になる必要はないわけだし、グレムリンを先に潰す」

結標「あーっと、それとね。貴女さっき『木原加群』って言ったでしょ?」

鞠亜「先生がどうかしたのか?」

土御門「グレムリンだよ。木原加群は」

鞠亜「な、なにぃ!?」
136 :>>1 [saga]:2012/11/21(水) 18:33:19.84 ID:zDsSTAkf0
結標「そもそも私たちをここに連れてきたのは木原加群なのよ。『グレムリンを潰してくれ』ってお願いされてね」

鞠亜「先生が『グレムリン』で、それなのに先生は『グレムリンを潰してくれ』と言った……。一体なにが起こっているんだ……」

土御門「加群さんにも目的がある。その上でグレムリンが邪魔になったということだろう」

結標「とりあえずグレムリンを潰せばいいのよ。貴女は貴女で木原さんを探せばいいわ」

鞠亜「うむぅ……」

番外個体「手裏ちゃんはどーすんの?」

手裏「見させてもらうよ。『異能』同士の戦いというものをな」

海原「そうですか。気をつけてくださいね、中途半端に近くにいたら大怪我をしてしまいますから」

結標「生き返ったんだ」

土御門「いつもよりちょっと遅いな」

海原「……貴方たちはいちいち自分をバカにしないと生きていけないんですか?」ビキビキ

番外個体「じゃあいいよ。これから一切話しかけないから」

海原「あ、番外個体様は別ですよ。いくらでも蔑んでもらって結構です」

一方通行「うわキメェ」
137 :>>1 [saga]:2012/11/21(水) 18:33:45.48 ID:zDsSTAkf0
鞠亜「それじゃあ私はいくよ。先生が確実にいるとわかったら、あとは行動するだけさ」

手裏「そろそろ離してくれ。私も動きたいんだ」

番外個体「ちぇっ、つまんないのー」パッ


シュタタタタ……


土御門「……速いな」

一方通行「どォでもいいからさっさといくぞ。クソは早く掃除するに限る」

結標「わかってるって。それじゃあ移動するから」


シュン

138 :>>1 [saga]:2012/11/21(水) 18:34:12.01 ID:zDsSTAkf0
加群(鞠亜ちゃんが動いたか。なら私もついて――――いかんいかん。ここにきた目的を忘れるところだった)

加群(『被害者の男の子の無念を晴らす』。それは私と木原病理の死によって達成される。そしてそのために今まで準備してきた)

加群(だがここで一つ問題が発生する。私の目的とグレムリンの目的は違う。バゲージシティでの一件が終わったら、次の目標は確実に学園都市だ。それをみすみす見逃すというわけにはいかない)

加群(上層部とか暗部の闇とかそういうのは関係ない。学園都市で戦闘が起こるということになれば――――鞠亜ちゃんにも被害が及ぶ可能性が浮上する……ッ!!)

加群(それを阻止するために上条当麻と接触し、運よく元『グループ』の協力も得られたんだ。私は私の目的を完遂しなければ……あ、あれは?)



乱数「……」フラフラ



加群(ヤツの名は確か木原乱数……。病理、円周と加えて三人も投下されていたのか。……っと乱数の後ろからまた誰かが――――)



浜面「――――!!!」ドドドドド



加群(!?)
139 :>>1 [saga]:2012/11/21(水) 18:34:38.18 ID:zDsSTAkf0
加群(あれは確か空港で私を襲ってきた男……! 見つからないように細心の注意を払わなければ!!)



乱数「!? ――――!!」

浜面「―――――。――! ―――!!!」パンパンパン

乱数「―、――。 ―――……」

乱数「」

浜面「――――」パンパンパン



加群(……見ていて気持ちいいモノではないな……うえっぷ)

加群(だがこれで危険因子は一つ減った。そこだけは感謝しよう。私に矛先が向けられては終わりだが)

加群(あとから上条当麻が来るかもしれないし、乱数が掘られている間に移動するとしよう)サササ
140 :>>1 [saga]:2012/11/21(水) 18:35:08.15 ID:zDsSTAkf0
加群(ハァ。救いのヒーローがあんなのでは世界は終わりかもしれないな……)

加群(さて、木原病理を探すとしよ――――)



鞠亜「な……誰だ!?」

加群「!?」



鞠亜「もしや……グレムリンとかいうヤツらか!?」

加群(んなっ……なぜバレ――――さっき喋っていたのはこのことかあああああ!!!)

鞠亜「ふふん、やはりグレムリンみたいだね……。それじゃあ木原加群について喋ってもらうぞ!!」

加群(……アレ?)
141 :>>1 [saga]:2012/11/21(水) 18:35:33.64 ID:zDsSTAkf0
マリアン「……ハァ。ここで止まってても埒が明かないし、とりあえず侵入者をぶっつぶすとす――――」


トントン


マリアン「――――あ? 私に話しかけようとする物好きは――――」



ヴェント「ハッアァーイ。ちょおーっと時間いいカナ?」ギロリ



マリアン「て、テメッ! 一体どこの誰――――」

マリアン「」バタッ
142 :>>1 [saga]:2012/11/21(水) 18:36:00.52 ID:zDsSTAkf0
ヴェント「うわ、クッソつまんねー……」

フィアンマ「そう言うな。いきなり背後から顔面ピアスの不審な女が現れれば警戒もするだろう」

ヴェント「あのさ、コレ私も結構気にしてんのよ? 術式のためとは言えさー、決して人に見せられたモンじゃない。いや人に見せないと意味ないんだケド」

オッレルス「さ、次いこう。全員ってわけじゃないけどグレムリンが何人か潜入しているんだ。ここらで『警告』しておかないと」

ヴェント「あーハイハイ。もう聞き飽きたからそのことは口にするな」

オッレルス「あと、『グループ』の皆もすでに来ているみたいね」

ヴェント「え゛」

フィアンマ「なにを驚いている予想していたことだろう」

ヴェント「いやそれはわかってたケド、まさかこんなに早いとは……」

オッレルス「優秀だしね。『原典』二冊も持ってる子がいたし、不思議じゃないでしょ」

ヴェント「なーんか憂鬱だなー……」
143 :>>1 [saga]:2012/11/21(水) 18:36:26.55 ID:zDsSTAkf0
〜ほくおう〜

シルビア「どぅりゃ!!」

ドゴォン

ワルキューレA「」グシャッ


垣根「あーあコイツら雑魚だな、雑魚!!」ブゥン

ワルキューレB・C・D「」ドサッ


バードウェイ「後天しぇいだがワルキューレだ。しょこまで簡単なものじゃないんだがにゃ」

シルビア「そこが学園都市第二位たる所以なんだろうけど……なんでアンタはそこまでボロボロになってるの?」

垣根「ハワイでなんかあったのか?」

バードウェイ「恐ろしかった……。叩きのめされたとかそんな次元じゃない。一切の容赦なく、それでいてお遊び感覚で、かつ一方的にやられた」ブルブル

シルビア(ホント何があったんだろ……)
144 :>>1 [saga]:2012/11/21(水) 18:37:19.99 ID:zDsSTAkf0
今日はここまで

そういえば今日禁書総合の方に一つネタを投下したので、よければ見てくださしぃ
145 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 18:38:25.32 ID:4IUGgRtSO
乙。円周ちゃんはあんただったんやな
146 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/21(水) 18:52:42.44 ID:G7tNXv2h0
なんだ鳥道生きてたか
上条さんも詰めが甘ぇなー…がっかりだよ
147 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/21(水) 22:57:42.22 ID:YoJBNcWAO

おいおい上条さん堀が甘いぜ?
148 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:32:12.10 ID:u3sWdu5o0
上条さんは紳士だから、殺人なんてとんでもない真似はしないよ(白目)
あと、穴のほうは何回も使えるようにソフトに扱ってます
戦場とか使い捨てはガンガンヤるだろうけども

なんか変な挨拶になっちゃったけど投下開始
149 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:32:37.26 ID:u3sWdu5o0
第五十九話


加群(なぜ鞠亜ちゃんが私のことを……?)

鞠亜「話さないというなら……無理やりにでも聞きだしてやる!!」

加群(ああ、鞠亜ちゃんのお仕置き嬉し――――ってそうじゃない!! こ、ここは一旦退避だ!!)ダッ


シュタタタタタ……


鞠亜「あっ、くそぅ……。取り逃がしてしまうとはプライドが折れそうだ。折れそうで折れないんだがな!」

手裏「何やってるの……」

鞠亜「あれ? なんでここにいるのかな?」

手裏「そこら中にトラップが仕掛けられていてな。それを避けてたら鉢合わせになった」

鞠亜「とすると、私は無意識の内にトラップを避けていたということになるね。なんてこったい、私の才能はここまで高性能だったか! またプライドが肥大しそうだよ」ウンウン

手裏(この子もまともじゃないのか……)
150 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:33:03.57 ID:u3sWdu5o0
土御門「とりあえず、さっき襲ってきたヤツらは『木原』だ。直接会って協定を結びたいな」

海原「協定……ですか」

結標「おっかない人ほど味方にしたときは心強いものよ」

番外個体「素直に応じるとは思えないけど」

一方通行「そンときは俺が潰す」

土御門「まあ頼むよ。今なら座標移動で追いつけるだろうし」

結標「はいはい」


シュン

151 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:33:30.54 ID:u3sWdu5o0


ガラガラガラ


円周「ふひぃ、疲れた」

病理「ありがとうございます。わざわざ車椅子を押してくれるなんて、円周ちゃんは優しいですね」

円周「どういたしまして」

病理「さて、お次は誰を狙いましょうか……」


ウム、マヨッタナ
サイノウハドウシタンダ……
コ、コレハワザトヤッタンダ。プライドヲ、テキドニ、オルタメデアッテ――


病理「……おやぁ?」ニヤリ

円周「誰か来るね」スッ
152 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:33:56.71 ID:u3sWdu5o0
手裏「この程度では学園都市もたかが知れる……」

鞠亜「くっ……。でもこれはこれでプライドが適度に折れそうだな……!」キラキラ

手裏(面倒くさい……)


病理「はーい大人しくしてくださいねー」ガチャコン

円周「してねー」ガチャコン


鞠亜・手裏「!?」

病理「あら、あなたたちはさっき私たちがバズーカ砲を撃った子たちじゃないですか」

円周「でも、なんで先回りしてるの?」
153 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:34:23.61 ID:u3sWdu5o0
手裏「私たちが襲った、ということは……」

鞠亜「『木原』……!!」

病理「ふんふん、よく見てみるとこれはなかなか……」ジュルリ

円周「病理お姉ちゃん、この人たちにもさせるの?」

病理「『リスト』には入れておきましょう」

鞠亜「なにをする気だ……」

手裏(やっぱこの子トラブルを引き寄せる体質じゃないのかな……)

病理「円周!」

円周「うん、うん。わかってるよ、病理おば――――病理お姉ちゃん。こういうとき『木原』ならこうす――――」

病理「ちょっとストップしてください」
154 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:34:49.47 ID:u3sWdu5o0
円周「なあに?」

病理「あなた今『おばさん』って言いかけましたよね?」

円周「違うよ?」

病理「いいえ私にはわかります。あなたは確実に『おばさん』と言おうとしてました」

円周「おばさんおばさん言い続けたら本当におばさんになっちゃうよ? 病理お姉ちゃんが言ってたことじゃない」

病理「それでも! 諦め続けてきた私でも譲れないものがあるんです」


手裏(この隙に逃げるぞ……)

鞠亜(了か――――)


病理「逃げないでください!」カチャリ

鞠亜「うっ……」

手裏(ていうか銃口が大きすぎる……。『特別製』とやらか?)
155 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:35:17.21 ID:u3sWdu5o0
「お仕置きしないといけませんよね?」


『間違い』を犯してしまった円周に、ゆっくりと病理の手が向かう。


「や、やめてよ病理お姉ちゃん……」

「これはあなたを完璧な『木原』にするために必要なことでもあるんですよ?」


必死に謝っても、嘆願しても、その動きが止まることはない。
『木原』が足りない木原円周に、本物の『木原』の手が加えられるとどうなってしまうのか。
そばにいた雲川鞠亜と近江手裏は、その様子をじっくりと観察していた。
特徴を、弱点を、探るように。
じっくりと。


「い、いやだよ……」


結果は――――。
156 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:35:44.32 ID:u3sWdu5o0
円周「あひゃははは!! うひくはあはあははは!!」

病理「笑い死にする限界まで続けたらどうなってしまうんでしょうか?」コチョコチョ

円周「も、もうやめ――――ひえっ、くひゅひゅふうふふふふひゃああ!!」

円周「ひゃあ……」グッタリ

病理「まったく。躾をキツくしないといけませんかね」


鞠亜・手裏「……」


鞠亜「なななななにをしている!?」

病理「うふふ。今からあなたたちもこうしてあげますよ……」

手裏(もう異能発掘はやめようかな……)
157 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:36:11.07 ID:u3sWdu5o0
病理「大人しく『諦めて』くださいよー。あの子のように……ね?」

円周「あひぃ……」グッタリ

鞠亜「ぐぬぅ……」

手裏(もうコイツ囮にして逃げようかな……)



「待てーい!!!」



病理「誰です?」

鞠亜「あ、あれは!」

手裏(まーた胡散臭そうなのがやってきた……)
158 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:36:37.59 ID:u3sWdu5o0
??「……」ゴゴゴゴゴ

鞠亜「クソッ、こんなところでグレムリンと鉢合わせとは……」

??「『クソッ』なんて汚い言葉を使うんじゃありません!!」

鞠亜「!?」

病理「グレムリン……。ふふふ、自分から現れてくれるとは好都合ですね。ここらで潰してあげますよ!!」

手裏(勝手に潰しあって勝手に倒れてよ……)

??「このような可憐な少女に危害を加えようなど……言語道断だ!!」キリッ

病理「ほう……? 物は試しです、喰らいなさい!!」


ドゴォン

159 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:37:04.41 ID:u3sWdu5o0
病理が使用している銃は『Made_in_KIHARA.』の特別製。
威力は通常の銃よりも倍近く向上している。
狙いは突如現れた乱入者の心臓。
放たれた銃弾は正確に心臓を貫き、命を奪うはずだった。
だが――――。


「まるで効いていない……?」


効いていないどころかかすり傷ひとつ付いていなかった。

しかし病理は動じない。

なぜならそれは囮だったから。
本命はその次――――。


「えいっ」


木原円周だったからだ。
160 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:37:30.13 ID:u3sWdu5o0
狙いは頭部。
轟音とともに着弾し、フルフェイスのヘルメットが粉々に砕け散る――――!
だがまたしても――――。


「まったくの無傷……。一体どうなってるのやら」


頭からは脳漿も血も飛び散っていない。
そして、素顔が露になる。

その反応は、様々だった。


「え……な、んで……」

「なんでここにいるの……?」

「ふぅん、まさかこんなところにいたとは……」

「……誰?」


乱入者の名は――――。

木原加群。

161 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:37:57.43 ID:u3sWdu5o0
鞠亜「なんで先生がここに……!?」

円周「加群おじさん……」

病理「裏切り者の『木原が』……」

加群「クッ……!!」

手裏「イヤ誰よ」

病理「いやあ、中学生かそれ以下の女の子を集めれば必ずくると思ってましたよ。このタイミングとは予想外でしたが」

鞠亜「ちゅ、中学せ……へ?」

円周「加群おじさんが中学生好きのロリコンであることは調査済みで――――」


加群「フン、ガセネタに踊らされるとはやはり円周は『木原』が足りないな」

162 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:38:25.12 ID:u3sWdu5o0
病理「でもあなたは来た。過程はどうあれ結果が出せればいいんです」

鞠亜(つまり、私は脈無しということか……)ガクリ

円周「本当に興味ないの? ほらほらー」ピラッピラッ

加群「女の子がスカートを捲くっちゃいけません!!」

円周「で、でも数多おじさんならこうする――――」

加群「あんなショタホモ変態を参考にしてはいけません!!」

円周「」ビクッ

加群「わかったらやめるんだぞ」

鞠亜(そうだよな……先生が中学生の女の子を好きな変態になるなんてありえないよな……)ズーン

手裏(うるさいなあ……)
163 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:38:57.84 ID:u3sWdu5o0
〜ちょっとはなれたばしょ〜

土御門・結標・一方通行・番外個体・海原「……」

土御門「……恐らく大丈夫だろう」

結標「なんで私たちより先に『木原』と接触できたのかはわかんないけど、木原加群さんが来てくれたなら安心じゃない?」

一方通行「あのメイド服も探してたヤツに会えてさぞ嬉しかろォよ」

番外個体「ミサカはあーくんといつも一緒にいれて嬉しいよ!」

海原「なんていうか……徒労感がすごいで――――」


カツン


土御門「――――後ろだ」

結標「誰なのかしらね、一体」
164 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:39:23.98 ID:u3sWdu5o0
一方通行「とりあえず潰せば問題ねェ」

番外個体「偵察お願い」

海原「はい!」




海原(この曲がり角で、自分と謎の人物が鉢合わせになります)

海原(まず誰なのかをはっきりさせ――――)


「そこにいるのはわかってんだよ!!」

ドゴン


海原「ぶるへぇ!?」
165 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:39:49.84 ID:u3sWdu5o0
土御門「海原ぁ!!」

結標「クリーンヒット……!!」

一方通行「間抜け」ケケケ

番外個体「あ、見てアレ」



ヴェント「あーあメンドいなクソオッレルスの野郎マジ地獄行き――――」

結標「……」

ヴェント「……」


166 :>>1 [saga]:2012/11/22(木) 18:40:32.99 ID:u3sWdu5o0
今日はここまで

病理さんに擽りまくられてグッタリした円周ちゃんをぜひ見たいです
ぜひ










ぜひ
167 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/22(木) 18:56:06.07 ID:064dRcaSO
びょーりんが最高です。乙。びょーりん可愛いよハァハァハァハァハアハア/\ア/ヽア!!!お姉さん呼びじゃないとむくれるびょーりんがイイ!!
168 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/22(木) 19:08:56.00 ID:OpF0zXH30


擽りプレイとは
今回の1もまさに変態どすなぁ

もっとやれください
169 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 18:54:58.61 ID:TK4bF/qC0
>>1は変態じゃないよ
仮に変態だとしても……変態は変態ですねすいません

ちょいと遅れましたが投下開始
170 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 18:55:25.03 ID:TK4bF/qC0
第六十話


オッレルス「ちょっとちょっと、いきなり壁破壊はマズいんじゃないかな」

フィアンマ「女に先頭を歩かせるとは……魔神候補の名が泣くぞ?」

オッレルス「あの、ヴェントが勝手に歩き始めたんですけど……?」

フィアンマ「おい、さっきヴェントが吹き飛ばしたヤツよく見れば海原光貴じゃないか」

オッレルス「無視しないでよ……。あ、ホントだ」

海原「」チーン

フィアンマ「こんなところで寝ては邪魔だ。さっさと起きろ」ゲシッ

海原「うぴゅっ」ビクン

オッレルス「や、やめなよ!」

フィアンマ「お前も蹴られたいのか? ほら」ゲシッ

オッレルス「違うよ!? 止めようとしただけなのになんでそんな勘違いするの? 斜め上っていうか斜め下にいっちゃってるよ?」
171 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 18:55:51.22 ID:TK4bF/qC0



結標「ヴェントちゃあああああん!!!」

ヴェント「結標えええええ!?」



土御門「なんだ、来てたのか」

オッレルス「うん。ちょっと前にね」

一方通行「ったくなら連絡くらい入れやがれ。海原がまた気絶しただろォが」

フィアンマ「問題はないだろう?」

番外個体「そだね」

海原「」チーン

オッレルス「相変わらずだね」ハハハ
172 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 18:56:17.57 ID:TK4bF/qC0
結標「もう寂しかったわよ忙しすぎて疲れが溜まっちゃったから癒してぇ」スリスリ

ヴェント「い、今ピアスしてんだから頬ずりするなよ!! 一旦離れて落ち着いて……」アワアワ


一方通行「うわァ」

結標「なによ、文句でもあるの?」

番外個体「TPOを弁えろってことじゃない?」

土御門「結標にそれが通用するとは思えないがにゃー……」

フィアンマ「イチャつくのは構わんが油断はするなよ。科学側は防御が薄いと効いているからな」

結標「私はお守り持ってるから大丈夫。ていうか皆は持ってないの?」

一方通行「お守りだァ……?」

結標「前スレ>>185

ヴェント「あぁ……アレか」
173 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 18:56:44.41 ID:TK4bF/qC0
土御門「ごめん、持ってない」

結標「ハァ!? ヴェントちゃんが作ったのよ? バズーカくらいなら余裕で耐えられる結界張れるのよ?」

一方通行「そォいやそンなのもあったなァ」

番外個体「海原も持っていれば気絶しなかったかもしれないね」

海原「呼びました?」

ヴェント「なにこれキモイ」

結標「いつもあんなんよ」

海原「ちょ……名前呼ばれたから反応しただけなのになんですか一体!?」

フィアンマ「俺様がわざわざ蹴ってやったときは起きなかったじゃないか」

オッレルス「それで起きると思ってること自体が異常だと思うんだよ……」
174 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 18:57:11.48 ID:TK4bF/qC0
ヴェント「ねえ、はやく進まない? ぶっちゃけメンドイからさっさと帰りたいんだケド」

フィアンマ「というかグレムリンの魔術師は今何人生き残っているんだ?」

オッレルス「二人だよ」

土御門「わかるもんなのか?」

一方通行「お得意の魔術だろォ?」

オッレルス「うん。一人は魔神で、もう一人はさっきヴェントが昏倒させたヤツ」

ヴェント「は? 復活したってワケ?」

オッレルス「魔神がいるんだから可能じゃないかな」

海原「知らぬ間にそこまでいってたのですか……」

番外個体「ぶっちゃけ何もしてないよ、ミサカたち」

結標「それはそれで楽だからいいけど」
175 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 18:57:37.56 ID:TK4bF/qC0
マリアン「うげえ……頭痛い……」

オティヌス「しっかりしろ。私とお前しか残っていないんだから」

マリアン「アイツら粛清したほうがいいだろ……。なにも成果残さずにリタイアしてんじゃねーよ!」

オティヌス「やられっぱなしのヤツも大概だと思うがな」

マリアン「うぐ……」

オティヌス「実験のほうもどうなっていることやら」

マリアン「そ、そうだよ! アイツ、上条当麻がいた!!」

オティヌス「なに?」

マリアン「ウートガルザロキとシギンは幻想殺しによって撃破。間違いじゃないはずだ」

オティヌス「……聞いてるこっちも頭が痛くなってきたぞ……」
176 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 18:58:05.13 ID:TK4bF/qC0
マリアン「こんなことになるんだったら最初からトールとか直接戦闘員を呼んでおけばよかったんだよ……。ちょっと『戦乱の剣(ダインスレーヴ)』とってくる」

タッタッタ

オティヌス「幻想殺しがなにも『壊さずに』存在しているとなると、実験は失敗だろうな……。だがこのまま逃げるというのも後味が悪い。次の計画の支障にならない程度に暴れるかな」



オティヌス「――――ほら、かかってこい」



オッレルス「あちゃあ。バレてたみたい」

番外個体「使えないなあ……」

フィアンマ「これだから出来損ないは……」

オッレルス「そういう士気の下がるようなことはやめてくれ……」

土御門「別に士気が下がるってわけでもない」

オッレルス「」

海原「オッレルスさん……」
177 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 18:58:32.34 ID:TK4bF/qC0
オティヌス「ふんふんふん……。出来損ないに元『神の右席』が二人、学園都市の人間が五人か……」

オティヌス「まあ、全員でかかってようやく私に届く程度の戦力かな」

一方通行「舐めてンのか? あァ?」

結標「自分が強いと有頂天になっているヤツの鼻っ面を叩き折るのって楽しいわよね」

ヴェント「一応実力的にはお前らよりも強いはずよ?」

土御門「ははっ、面白いことを仰る」

オッレルス「負けることは絶対にないと確信してるよ」

一方通行「負けることはないだァ? 違げェ、絶対に勝つンだよ」

番外個体「そうそう。眼帯魔女っ娘属性は初めてだけど、ミサカたちが勝ったら少しの間だけオモチャにさせてね?」

オティヌス「バカが……」
178 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 18:58:59.85 ID:TK4bF/qC0
海原「あの、すいません。ちょっと試したいことがあるんですけど……」

オッレルス「いいよ。なにをするんだい?」

海原「あっとその前に……。番外個体様、手持ちの釘を貸していただけないでしょうか?」

番外個体「……? いいよ、全部あげる。待っててね、今開けるから」


ドサドサドサ


土御門「……」

海原「な、何キロあるんですか?」

番外個体「二キロくらい? 量ってないからわかんないや」

結標「どこにしまってたのよ……」

ヴェント「つーかそこまで持ち歩く必要ないでしょ……」
179 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 18:59:25.50 ID:TK4bF/qC0
「でもこれだけあると心強いですね。ありがたく使わせてもらいますよ」


海原は渡された大量の釘のうち、一本を手に取る。
そしてそれを――――投げた。
銀色の凶器がオティヌスに襲い掛かる


「――――ッ」


だがそれは髪を三本か四本切る程度。
事実、オティヌスは一歩も動いていない。
不自然さを感じたのか、オティヌスが挑発するが――――。


「どうした? 緊張して狙いが定まらんか?」

「まさか。これで成功ですよ」


そう。
成功だった。
180 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 18:59:51.65 ID:TK4bF/qC0
宙に待った髪の毛のうち一本が、風に運ばれて海原のもとに届く。
次の行動は簡単だった。
奇妙に思えるかもしれないが、髪の毛を持ち、そしてその先端を――――腕に突き刺した!

回りにいる仲間も首を傾げる。
これに何の意味があるのか。
無論怪我などしていないし、するつもりもない。
必要なのは、相手の一部が自分に突き刺さるという行為だったのだ。


「これで、貴女は自分を攻撃したということになります」

「……ほう?」

「『原典の迎撃術式』――――作動」


その言葉を口にした瞬間、海原の周りにいくつもの魔道書が出現する。
それらは全て、海原の所有する原典『月のウサギ』と、それを独自の解釈で発展させた新たな『原典』だった。


「新たな原典だと……? まさか海原、テメェ……ッ!!」

「はい、自分で書きました」
181 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 19:00:17.32 ID:TK4bF/qC0
もともと『月のウサギ』は、鞄状の原典に入っていた石版のうちの一枚。
ほかの原典も使えばいいのではないかと思うだろうが、原典の迎撃術式は一冊ごとに違う。
海原が使いたかったのは『長距離砲撃』だったため、自ら発展させた原典を書いたのである。

ハワイ諸島では本物の骨と皮を使ったウサギの剥製をベースにして、『大量の粉塵が舞い上がる爆発』を起こしていたが、ここでそのような威力は必要ない。
番外個体から貰った釘を材料にして、弾丸を放つ――――ッッッ!!!

が、


「なんだと思えばこの程度か。造作もない」


軽々とあしらわれてしまった。
淡々と、平然と。


「やはり効きませんか」

「原典を書いたはいいが、それが未熟者では出る威力も違うな」
182 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 19:00:44.83 ID:TK4bF/qC0
嘲笑とともに、海原の書いた原典を掴もうとする。
だがそれが。
間違いであったと気づかずに――――。

オティヌスが手に取ろうとした次の瞬間、
ボンッ! と爆発が起こった。

何故そのようなことが起こったのか。
その秘密は、原典の材質にある。

『月のウサギ』と同じように板状になっているのだが、それは石からプラスチックに変えられていた。
掘り込まれた文字は、水性ペンに変えられていた。

そのような状態で、触れるとどうなるのか。
ビッチリと書かれている状態では、必然的に文字に触れることになる。
そうなると文字は歪み、原典が誤作動を起して自爆したのだ。

普通の人は原典に干渉することすらできない。
魔神故のイレギュラーが、このような結果を引き起こしてしまった。
誤算だった。
183 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 19:01:10.42 ID:TK4bF/qC0
「なかなか面白いじゃないか。認識を改めることにしよう」


それでも魔神は動じない。
別に原典が自爆しても、オティヌスに傷がつくことなどないからだ。
しかしそれでは終わらない。
終わらせない。


「もう実験は終わりか? なら俺様も参加するぞ」

「かったりィ。ゴミは圧縮して捨てンのが一番だ」

「血気盛んなのは結構だけど、味方にまで被害が及ばないようにね?」


控えていた『最強』たちが続々と参戦した。


次元を超えた戦闘が始まる気がする――――ッッッ!!!
184 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 19:01:36.53 ID:TK4bF/qC0
加群「いいか? 大人びたいという年頃なのかもしれんが、安易なエロフラグは乱立させないこと。わかったら返事」

円周「はーい」

鞠亜「先生、なんで私まで説教されてるのかな?」

加群「メイド服なんて着けてるんだから当たり前だろう。『ご主人様にご奉仕しちゃうぞ☆』なんて真似をして捕まらないようにだな――――」

鞠亜(私がそんなこと言うと思ってるのか先生は……///)



病理「本当に子供じゃないんですか?」

手裏「そうだ(さっさとここから抜け出したい……)」

病理「ほう……学園都市に帰ったらちょっと研究させてくれません?」

手裏「!?」
185 :>>1 [saga]:2012/11/23(金) 19:02:58.55 ID:TK4bF/qC0
今日はここまで

ヴェントちゃんのお守り忘れてた人って結構いると思う
>>1は忘れてないよ
本当だよ(迫真)

それと、魔道書の原典云々は自分で考えたものなので、当たってるかどうかはわかんないです
186 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/23(金) 20:07:50.36 ID:EWdOKJV50


お守りなんてすっかり忘れてた

ちょっと天罰うけてくるわ
187 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/23(金) 20:13:43.65 ID:kvWAYGwy0
俺は覚えてたよお守り。安産祈願のやつだろ?
覚えてた覚えてた
188 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/23(金) 20:35:27.97 ID:+NiEk/dIO
この一通さんはミサワがいれば余裕で天使化するんじゃないかな
189 :>>1 [saga]:2012/11/24(土) 18:58:28.69 ID:VKN0qnwA0
まあ大体の人は忘れていただろうね
長らく放っておいた>>1が悪い

>>188
一方通行「天使化だァ? そりゃ番外個体は天使だが――――あァ? 俺が天使化するだって? 知るかンなもン」※天使状態

んじゃま投下開始
190 :>>1 [saga]:2012/11/24(土) 18:58:55.27 ID:VKN0qnwA0
第六十一話


マリアン「うー、確かここら辺に置いてたはずなんだけどなー……」

ゴソゴソ

マリアン「……あ、あった」

戦乱の剣<イヤッホーイ

マリアン「うし、コレで引っ掻き回してやんよ!」



上条「なにを引っ掻き回すって?」



マリアン「ッ。テメェ!!」

上条「私のケツ○ンコを引っ掻き回してくださいってか? すまねえが女に興味はない。ここにはハッテン場がないからそれなりに溜まっているがよ、それでも女に頼る気は微塵もねえんだ」

マリアン「なにをわけのわからないことを……。もしや、私と殺りあおうってのか?」
191 :>>1 [saga]:2012/11/24(土) 18:59:23.37 ID:VKN0qnwA0
「殺りあうだなんてとんでもない。一方的な殺戮さ」

「威勢がいいのは結構。だがコレを見てもそう言えるかな?」


マリアンが、自らの作った剣『戦乱の剣(ダインスレーヴ)』の鞘を握る。
そしてたった一言、たった一言だけ告げた。


「充填」


その瞬間――――。

ゴッ!!!と。

天空から閃光が降り注ぎ、マリアンの持つ黄金の剣に突き刺さる。
192 :>>1 [saga]:2012/11/24(土) 18:59:49.30 ID:VKN0qnwA0
彼女を中心とした爆発が起こり、全方位へ衝撃波が撒き散らされた。
空が歪む。
猛烈な吹雪を生み出していた雲が消し飛び、青が浮かび上がる。

いや、それだけではない。

青の向こう側。
その先に、ノイズだらけのテレビのような、明確なブレが発生していた。

だがこれは、単なる準備段階。
攻撃はここからだ。
しかし、そこまで大仰なことはしない。

マリアンがやったのはほんの少し。
親指で剣の鍔を押し上げ、禍々しい刃を曝け出すだけだった。


「……、」

「……、」


一瞬の沈黙。
193 :>>1 [saga]:2012/11/24(土) 19:00:16.58 ID:VKN0qnwA0
「……、」

「……あれー?」


何も起こらない。

マリアンがやった行為の意味は簡単だ。
この『戦乱の剣』は、あまりにも攻撃力が大きすぎる。
そのため、刃が少し顔を覗かせただけで周りの生命体が『本領を出したこの剣の前にだけは立ちたくない』と、恐怖で自分の心臓を勝手に止めてしまうのだ。

だがマリアンは一つ勘違いをしている。

上条当麻が恐れるものはなにもない。
彼はこの地球上で、いやこの宇宙で一番強い存在だ。
そんな彼が、なぜ恐怖する必要があるというのだろうか。

この男を前にした時点で勝敗はすでに決まっていた。
マリアンに逃げる道は。
無い。
194 :>>1 [saga]:2012/11/24(土) 19:00:42.71 ID:VKN0qnwA0
「俺というものを低く見すぎなんだよ」

「この化け物が……ッ!」

「茶番に付き合うのも癪なんでな。そろそろ動かせてもらうぜ?」


上条がやったことは簡単だ。
急速にマリアンに接近し、『戦乱の剣』を奪い取る。
ただし、それをマッハ50の速度で。

そして。
右手に握ったそれを。
まるでティッシュでも丸めるような感覚で。

握りつぶした。


「土御門に再会したときの俺は、まだ自分のなかに眠る力を使いこなせなかった」

「だが今は違う」

「百パーセント、いや二百パーセント、それ以上の力を引き出せるようになった」

「諦めろよ、女」
195 :>>1 [saga]:2012/11/24(土) 19:01:11.51 ID:VKN0qnwA0
だがここで引き下がれるはずもない。
引き下がれない。
直接戦闘要員ではないといえ、マリアンにも魔術師としてのプライドがある。
まだ手は残っている。


――――はずだった。


「な……。加工ができない……ッ!?」


マリアンは『現存する超希少な黒小人(ドヴェルグ)の一人』と自称しており、生きている人間に様々な改造を施すことができるが、なにもそれしかできないというわけではない。
純粋な道具には無機物を、ミサイル等の自立制御が必要なものには人間を、というように使い分けることができる。
周りには凡そ生きているものがいないためコンクリートなどを加工して攻撃用にしようと思ったのだが、切り出すどころか刃を突き立てることすらできなくなっている。

元凶はすぐ近くにある。
上条ではない。


「散々言ったろ? 俺を忘れんなってな」


上条の友――――ホモだ。
196 :>>1 [saga]:2012/11/24(土) 19:01:38.14 ID:VKN0qnwA0
浜面仕上。
学園都市に住む冴えないLEVEL0(むのうりょくしゃ)だったが、上条の謎の力により覚醒。
女限定で能力を使い物にならなくする能力を手に入れた。
科学的な超能力で魔術を無効化するなどできるのか――――そう思う読者もいるだろうが、もとが上条だ。
不思議ではない。


「なんで……こうも上手くいかねえんだよォおおお!!!」


マリアンは絶望した。

その顔に。

上条の絶望(こぶし)が。

突き刺さる。


グレムリン、マリアン・スリンゲナイヤー。
上条当麻、浜面仕上により撃破。
197 :>>1 [saga]:2012/11/24(土) 19:02:05.11 ID:VKN0qnwA0
マリアン「」

上条「うし、行くか。俺のチ○コ(ウホッ! いい男……センサー)がビンビン反応してやがる」

浜面「いいのか大将。殺さなくて」

上条「殺す? 違うな、殺す価値すらないぜ」

上条「俺が直々に殺すのは、俺を極限まで追い詰めたヤツか、相当な狼藉を働いた女だけだ」

浜面「さすが大将だぜ!」

上条「イこう。究極の快楽まで……」

浜面「ああ……」


フワッ

キィィィィィン……
198 :>>1 [saga]:2012/11/24(土) 19:02:33.84 ID:VKN0qnwA0
加群「鞠亜、ここにくるのにメイド服以外の選択肢はなかったのか」

鞠亜「先生はコレ(メイド服)イヤか?」

加群「そういうわけではないが……」

鞠亜「ならいいとは思わんかね?」

加群「しかしだな――――」

円周「加群おじさん、私にも構ってよー」

鞠亜「て、訂正しろ! 先生は『お兄さん』だ! おじさんではない!!」

加群「別にいいさ、おじさんでも……」ズーン

鞠亜「ほら、落ち込んでしまったではないか!」

円周「うぅ……。加群おじ――――お兄さん、ごめんなさい」ペコリ

加群「謝らないでくれ、余計惨めになる……」

鞠亜「先生ぇ……」
199 :>>1 [saga]:2012/11/24(土) 19:03:00.47 ID:VKN0qnwA0
病理「待ってくださいよー」コロコロコロ

手裏「つ、捕まって堪るものか! 甲賀はホルマリン漬けになることまでは請け負っていない!!」シュタタタタタ

病理「円周、手伝ってください」

円周「わかった、病理お姉さん」トテテー

加群「あっ、コラ」ガシッ

円周「ごめん病理お姉さん。捕まっちゃった」

病理「早すぎないですか!?」

鞠亜(先生に捕まるというご褒美をあんなヤツが……)ズーン

加群「どうした、鞠亜。具合でも悪くなったのか?」

鞠亜(私も先生に捕まりたいなんてこと言えるわけないよな……」

加群「私に捕まりたいだって?」

病理「拘束願望ですか……」
200 :>>1 [saga]:2012/11/24(土) 19:03:33.45 ID:VKN0qnwA0
円周「そうだったんだ。雲川鞠亜のデータには拘束願望も入れておかないと……」

鞠亜「ち、違う!! 今のは空耳だ!!」

加群「ふむ、私は入眠時幻覚などを得意としていたが、このように大人数が同じ空耳を聞くなど聞いたことがないな……」

病理「言って御覧なさい、『私は木原加群とアブナイ遊びをしたい変態です』と……」

鞠亜「わ、私は先生とアブナイ遊びをしたい変態です……///」

加群「なんと……」

円周「本当に言っちゃった……」

鞠亜「はっ!? いや違う、口が滑っただけでだな! そのような下劣なことを才能溢れる雲川鞠亜が口にするわけがないだろう!? 考えるかどうかは別として!」アタフタ

病理「さらに酷くなってるような気が……」

加群「鞠亜……」

円周「天才は変態が多いっていうのはこういうことから作られた言葉なのかな……」

鞠亜「なんでこうなったんだー!!!」
201 :>>1 [saga]:2012/11/24(土) 19:04:06.53 ID:VKN0qnwA0
手裏(よし、この調子で私のことを忘却の彼方へと追いやるんだ……)

病理「と見せかけてダーッシュ!!! そしてキャーッチ!!!」コロコロガシィ

手裏「な、なにぃ!?」

病理「はっはっは、諦めたほうが身のためですよ?」ウフフ

手裏「むおお……」



鞠亜「だ、抱きしめてくれぇ!!!///」

加群「!?(鞠亜ちゃんから『抱きしめてくれぇ!!!』だと……? どうやら私はいつの間にか天国へと来ていたらしい……)」

円周「同年代の子ってみんなこういう風なのかな……」
202 :>>1 [saga]:2012/11/24(土) 19:08:15.20 ID:VKN0qnwA0
今日はここまで

マリアンさんの黄金の工具が使えない云々は、浜面の異能無効化が『魔術を使おうとする意識』にまで効果が及んだと解釈してくらはい……
ぶっちゃけ思いつきだから、そこまで深く考えないほうがいいです
203 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/24(土) 19:44:26.76 ID:4W2YYO4J0


この二人どうやったら
倒せるんだょ

204 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 19:52:08.41 ID:NwmFHiuIO
上条ペアがすごいことに…
上条さんが殺せんせーも真っ青のスピード手にいれたし
205 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 19:55:19.02 ID:NwmFHiuIO
言い忘れた乙
206 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/24(土) 20:14:42.65 ID:MD+0gFsu0

>>203 惚れたら負け
上条を恋愛的に落とせる漢ならば、倒せるかもしれない
207 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/24(土) 23:13:04.24 ID:NV1tmWM30
208 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/25(日) 02:00:24.49 ID:S5rzR9/AO
乙。
よっしゃぁ!!
上条と浜面のホモ祭開催じゃぁ!!
まさか上条さんは腰もマッハで動かせる…のか?gkbr


俺このSS読んだせいか上条さんと浜面がホモじゃないと輝けない気がしてならんのだが…
しかも何故か毎回上条さんと浜面が誰かを掘ってるシーンを期待してるし…
流石>>1だぜ
もしかして>>1はホモなんじゃ…
209 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/25(日) 10:09:17.55 ID:/Anhd4LIO
マッハ50なんて出したら衝撃波がやばい
大気との摩擦熱で上条やばい
210 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/25(日) 10:24:19.89 ID:1GgyIhVP0
大気も孕む上条さんの摩擦熱
むしろ大気がやばい
211 :>>1 [saga]:2012/11/25(日) 19:32:29.10 ID:7Ta48+UN0
>>208
ホモじゃないやい!
絶対に違うわい!!

上条さんに勝てる人はいないよ
浜面も人間を超えた
ホルスの時代(笑)

今回の投下でも上条さんはつよい(確信)
212 :>>1 [saga]:2012/11/25(日) 19:32:55.91 ID:7Ta48+UN0
第六十二話


ゴッ!!!


ここからそう遠くないところから、爆音が届いた。
ふと空を見上げると、雲ひとつない青空が広がっている。


「マリアンのヤツ、『戦乱の剣』を使う気か」

「戦乱の剣だと……ッ!?」

「ンだそりゃ?」


魔術にあまり詳しくない一方通行が質問する。


「神話では、世界を滅ぼす戦争を巻き起こすために作られた剣とされている。しかも神々の武器ではなく人間の扱う武器として登場したため、接続術式とかを必要としない。レプリカとはいえ、それ相応の威力を持つだろうさ」


世界を滅ぼす。
そんな禍々しいモノまで持ち出してきたのかと、かすかに驚いた。
恐怖はない。
なぜかもう解決しているような気がしたからだ。
213 :>>1 [saga]:2012/11/25(日) 19:33:22.49 ID:7Ta48+UN0
オティヌス「まったく、全力を出せばここら一体が更地になるだろうに」ヤレヤレ

オッレルス「そうなる前に終わらせてみせるさ。君を倒してね」


土御門(……使った相手ってもしかして)

海原(上条当麻でしょう……)

キィィィィン

結標「……音がしたほうから何かが飛んできたんだけど」

ヴェント「……!? ちょ、アレ!!」


上条「オイ、見てみろよ」キィィィィン

浜面「ウホッ! なかなかの上物が勢ぞろいしてるぜ……」キィィィィィン

214 :>>1 [saga]:2012/11/25(日) 19:33:49.02 ID:7Ta48+UN0
番外個体「うわ……」

一方通行「アイツらついに飛び始めたのかよ……」

フィアンマ「……、ちょっと隠れてもいいか」

オッレルス「ちょ、君だけズルイよ! 俺も隠れさせろ!!」


オティヌス「んん? どうした、そんなに幻想殺しが怖いのか? ハッ、出来損ないとはいえ魔神。実力は私も認めていたのだが、これではもう魔神失格だな」


上条「……ハァ」

浜面「ここにも女かよ。iPS細胞がある今、男同士での子供の可能性ができたことで女の存在意義が失われたってのに」


結標「なに言ってるのかしら、あの男たち……」
215 :>>1 [saga]:2012/11/25(日) 19:34:15.24 ID:7Ta48+UN0
土御門「か、カミやん!」

海原「いけませんよ土御門さん!!」

上条「どうした土御門? まさか犯してくれっていうお願いか?」

浜面「おっ、兄ちゃんもわかってきたじゃないか。そうと決まればはやくヤろうぜ」

土御門「……実はな、そこの眼帯女がオレたちの邪魔をしてくるんだ」

上条「んん?」


オティヌス「それにしてもこの二人の男、若干雰囲気がおかしいような……?」


浜面「ようし、俺と大将でコイツ始末しちゃおうよ」

上条「そうだな。さっきの変な剣使ってきた女は歯ごたえがなさ過ぎてつまらなかったし。おいテメェ、名を名乗れ」
216 :>>1 [saga]:2012/11/25(日) 19:34:41.23 ID:7Ta48+UN0
オティヌス「ほう、私と戦おうというのか。たった二人で」

上条「はやくしろ。嬲り殺しにするぞ」ギロッ

オティヌス「……隻眼のオティヌス、魔神だ。今代の幻想殺しがこんなに喧嘩っ早いとは知らなかったが、口に見合うだけの実力はあるんだろうな?」

浜面「うっせえな。気絶程度で済まそうと思ったが、もう我慢ならねえ」

上条「ま、殺しはしない。殺すだけの価値もない」

オティヌス「そうか。ならばこちらが殺して――――あれ?」

浜面「どうかしたかよ?」ニヤニヤ

オティヌス(魔術が……使えない……ッ!?)

上条「殺すんじゃなかったのか?」ズンズン ←歩いてくる音

オティヌス「ま、待て! お前、まさか新な力を――――」
217 :>>1 [saga]:2012/11/25(日) 19:35:09.04 ID:7Ta48+UN0
上条が段々とオティヌスに近づく。
心なしか、その背には怒り狂った阿修羅のごときオーラが見え隠れしている。
そして。
ガシリとオティヌスの首を掴んだ。


「ぎぁ……あっ、ぐうっ!」

「魔神だかなんだか知らないが、俺の前に立つ女はすべて倒れる。そういう風にできている」


少しずつ、少しずつ、首を掴んだまま持ち上げていく。
やがてオティヌスの足が地に着かなくなったとき、上条はこう言った。


「お前たち『グレムリン』がいなければ、俺は学園都市で愉しい性活をエンジョイしてたはずなんだ」

「その報い、受けてもらうぞ」


グググッ、と力を入れていき、やがて――――。
オティヌスの意識は無くなった。
218 :>>1 [saga]:2012/11/25(日) 19:35:34.64 ID:7Ta48+UN0


ドサッ


オティヌス「」

上条「ふぅ。それじゃあ土御門、さっそくヤろう――――」


<ダレモイナインダナ


浜面「に、逃げやがった! 大将が戦っている間に一体どこへ!?」

上条「チッ、このアマを相手にする前に、あの座標移動能力者を消しておくんだったぜ」

浜面「どうする、探す?」

上条「いや、学園都市に戻ろう。もうすぐ一端覧祭が始まるし、イヤでも帰らないといけなくなる。そのときにまたヤればいいさ」

浜面「わかった」


フワッ

キィィィィィン
219 :>>1 [saga]:2012/11/25(日) 19:36:01.20 ID:7Ta48+UN0




結標「……いったわね」

ヴェント「っつかアイツら結標を消すとか言ってたし、はやめに殺しておいたほうがいいんじゃないカナ?」ビキビキ

一方通行「やめたほうがイイ。地球上でアイツに勝てるヤツなンて存在しないからなァ」

結標「そうよ。喧嘩を売って病院送りになるよりは、無視して普通に生活するほうがいいわ」

ヴェント「……」ムゥ

フィアンマ「上手く利用できればそれこそ世界を救う方向へと修正できるかもしれんが、今の上条当麻はひたすら自分のために動いている。誰も干渉できないだろう」

オッレルス「なんであんな風になっちゃったんだろう……」

海原「それ以前にホモになるきっかけってなんだったんでしょうか……」

番外個体「わかんないなら聞き出せばいいんじゃない? 自分でさ」ケケケ

海原「イヤですよ!! いくら番外個体様といえどこればっかりは!!」

番外個体「ちぇー」
220 :>>1 [saga]:2012/11/25(日) 19:36:29.42 ID:7Ta48+UN0
オッレルス「グレムリンの頭は潰したし、これでもう解決だね。家に帰るかい?」

土御門「そうだ、近々学園都市で一端覧祭っていう街全体でやる文化祭があるんだが、よかったら来てみないか?」

フィアンマ「文化祭か……」

ヴェント「面白そうじゃん。私はいってみたいわね」

結標「いいんじゃないかしら。歓迎するわよ?」

海原「お店を出すのは土御門さんだけだと思いますがね」ハハハ

一方通行「俺たちは学校にすら殆どいってねェからな。当然だろ」

番外個体「いく必要もないしねー」カシャッ

一方通行「なに撮ってンだ?」

番外個体「隻眼のオティヌスちゃんだよ」

結標「さっき、勝ったらオモチャにするって言ってたけど、写真撮るだけって貴女らしくないんじゃない?」

番外個体「あれ勝ったとは言わないでしょ。上条当麻が倒しただけだし、それで『勝ったからオモチャにするね☆』てのもなんだか……」

一方通行「真面目だなァ」

番外個体「でしょ?」フフン
221 :>>1 [saga]:2012/11/25(日) 19:36:56.81 ID:7Ta48+UN0
オッレルス「そっか。じゃあシルビアたちにも連絡するよ。フィアンマよろし――――」

フィアンマ「お前がやれ」

オッレルス「……ヴェン――――」

ヴェント「ヤダ」

結標「貴方がやればいいじゃない。バカなの?」

土御門「フルボッコ^^」

一方通行「携帯とかでやンのか?」

海原「通信用術式とかあるんですよ」

番外個体「便利だねえ」

オッレルス「」
222 :>>1 [saga]:2012/11/25(日) 19:37:23.98 ID:7Ta48+UN0
オッレルス「は、ハハハ……。それじゃあ移動しよ――――」

海原「あ、ちょっと待ってください。やることがあるんです」

一方通行「あァ?」

海原「加群さんにこのことを伝えておいたほうがいいんじゃないですか?」

土御門「ふむ。まあいいだろう」

結標「えー。はやく帰りたいわよ」

海原「そう言わず」

一方通行「さっさと終わらせろよ」

海原「え、なんで自分だけいくと思ってるんですか。皆でいきましょうよ」

番外個体「ハァ……」

海原「……」

土御門「オレは別にいいぞ」

海原「あ、はい……」

フィアンマ(やはりどことなくオッレルスに似てるな)

オッレルス(とかフィアンマは思ってるんだろうな……)
223 :>>1 [saga]:2012/11/25(日) 19:37:50.03 ID:7Ta48+UN0
円周「えいっ」

ダキッ

加群「あ、おい……」

鞠亜「ああああああああああああああ」

円周「あっかんべー。加群おじさんは私のものだもんね」ベー

鞠亜「ぬああああああああ!!!」

加群「お、落ち着け……(嫉妬してる鞠亜ちゃんかわいい!)」



病理「こ、これだけしか服は持ってないんですか? 他に何かないんですか?」ハァハァ

手裏「そうだ……(目が怖い!!)」

病理「それなら学園都市でなにか買ってあげますよ! こう、あなたに似合うヤツを!!」ハァハァ

手裏「い、いらん!!(なんで一緒にいく前提に!? 研究するから当たり前だと思ってたが、学園都市の研究とは服装も関わってくるのか!?)」
224 :>>1 [saga]:2012/11/25(日) 19:38:35.33 ID:7Ta48+UN0
今日はここまで

気絶したオティヌスちゃんペロペロ
眼帯魔法少女ペロペロ
225 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/25(日) 19:46:34.40 ID:fsCEWQYE0


滝壺さん浜面をなんとかしてください
226 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/25(日) 20:03:16.74 ID:1GgyIhVP0

どーやって飛んでるの?
227 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/25(日) 20:20:50.37 ID:ek+fupsm0

木原一族の変態度が上がっている…だと…
228 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/25(日) 21:08:53.26 ID:S5rzR9/AO
乙。
一端覧祭は祭だから上条さんと浜面さんは掘りまくるのか〜


>>1
気絶したオティヌスちゃんペロペロ
眼帯魔法少女ペロペロ
じゃなくて
チートな上条さんと浜面さんペロペロ
最強コンビペロペロ
だろ
間違えんなよ〜WW
229 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 14:32:18.07 ID:m0a8AnMIO
下条さんペロペロしてんだろ?
たまげたなぁ……
230 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 15:00:19.21 ID:egZfV5fg0
浜面味の下条さんペロペロしてんだろ?
たまげたなぁ……
231 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:09:00.51 ID:J/IsvZ6U0
>>225
一端覧祭でちょこっと出てくる予定です

>>226
なんかこう……不思議な力でバビューン的な

>>227
あまたん見てたら納得じゃねえ?

>>228-230
なんですぐそういう思考になっちゃうんですかねえ……(小学生並の感想)


遅くなっちゃったけど投下開始だよぉ
232 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:09:27.28 ID:J/IsvZ6U0
第六十三話


海原「そもそもですね、貴方たちには助け合いという概念は無いんですか?」

一方通行「海原に助けられたことなンてあったか? 俺は何回も海原を助けたけどよォ」

結標「散々座標移動で運んであげたじゃない。その恩を忘れたの?」

土御門「死に掛けのお前を暗部に引き入れて救ってやったのはどこのどいつだ?(オレじゃないけど)」

番外個体「言わなくてもわかってるよねえ?」

海原「……」

ヴェント「あーもうわかったわかった。さっさと行ってさっさと終わらせる。コレでいいでしょ?」

フィアンマ「珍しいな、お前が妥協するとは」

オッレルス「少しは君も妥協したらどうだい?」
233 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:09:55.72 ID:J/IsvZ6U0
結標「とりあえず、どこにいるかはわかってるのかしら?」

海原「なんだ、結局一緒にやってくれるんじゃないですか。これはアレですね、ツンデレというやつで――――」

一方通行「海原はやくやれ」

番外個体「魔術とかそんな感じで探せるでしょ」

土御門「オレは魔術使えないからよろしく」

海原「ああ……ハイ……」

オッレルス「頑張ってね」

フィアンマ「お前はやらないのか。お人好しとかいいながら案外薄情じゃないか」

オッレルス「君らがやったらいいじゃない」

ヴェント「私は人間用の魔術使えないから。片腕のヤツにやれってのも酷な話だと思うケド」

オッレルス「ぐぬ……。わかったわかった、なにか手伝えることはあるかい?」

海原「あ、じゃあ代わりにお願いします」

オッレルス「えっ」



オッレルス「えっ」
234 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:10:21.32 ID:J/IsvZ6U0
オッレルス「なんで結局俺がやることに……」ブツブツ

フィアンマ「その割には随分と手馴れているじゃないか。うん?」

ヴェント「やたらそういうのばっかやらされてたからでしょ」

結標「典型的な海原ね」

海原「ちょっと! それどういう意味ですか!?」

土御門「『海原のように雑用を任される』の略だろ?」

一方通行「なるほどなァ……」

番外個体「意外と的を射てるんじゃない」ケケケ

海原「あ、わかりました。これはあの流れですね。『海原は海原らしく海原してろォ!』とかそんな発言が――――」

一方通行「わかってンならさっさと海原しやがれこのボケがァ!!」バチーン

海原「痛っ! ほらこれですよ! 事ある事にこれですよ!!」

オッレルス(強制されないだけマシじゃないかなぁ……)
235 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:10:48.04 ID:J/IsvZ6U0
円周「どうしたの? 顔が怖いよ?」

鞠亜「ぬうううう……」

加群「はいはい落ち着いて。喧嘩はいけないぞ、仲良くするんだ」

病理「まるで先生ですね。そうだ、これを機に復帰してはどうですか?」ガシッ

手裏「離せええええ!」ジタバタ


加群「……、」ピクン


病理「どうしました? 手続きなら私がやってもいいんですけど」


加群「ふざけるなよ。私にそのつもりはないし、お前にそのようなことを言われるのは非常に不快だ」
236 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:11:14.20 ID:J/IsvZ6U0
「やぁだ。あなたってまだそんなことを気にしていたんですか?」


心底馬鹿にしたような、病理の声が響く。
しかし、木原加群は少しも動じない。
それだけで止まるようなラインはとっくに超えていた。
力強く、それでいて臆病にも聞こえるような声で、自らの胸に刻み付けるように言葉を紡ぐ。


「私が『グレムリン』に入り、このバゲージシティに来た目的を教えてやろうか」


その場にいる全員が注目するなか、高々と自らの目的を言い張った。


「『復讐』だよ。犠牲になった男の子のための」
237 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:11:45.25 ID:J/IsvZ6U0
元々、木原加群という男は学園都市の研究者だった。
それも、とびきり優秀な。
本来の専門は臨死体験時に浮かぶ不可解なビジョンの解明。
その過程で、彼は『安全に心臓を止める方法』と『安全に止まった心臓を動かす方法』を編み出した。

結果として全員息を吹き返したものの、彼は『人間の心臓を止めた回数』では木原でも一、二を争うほどの人物となった。

やがて彼は実験をパッタリとやめてしまう。
その理由は不明。
自分が操ってきた命の価値や重さに気づいたのでは、など色々な説が推測されたが、その原因は『なぜ研究を辞めるのか』という質問に返した一つの言葉がもとだ。

曰く、成果があったとしても、対価が見合わない。

実験を繰り返した結果、かえってシンプルな答えに行き着いたためか。
実験で摩耗した『木原』がバグを生んだのか。

答えは木原加群にしかわからない。
238 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:12:12.40 ID:J/IsvZ6U0
その後、研究職を捨てた彼は教職の道へと進んだ。
『落第防止(スチューデントキーパー)』という、主に不登校の生徒が学力の面で遅れるせいで学校生活に復帰できなくなるのを防止するため、寮に出向いて勉強を教える役職だ。

その活動で無事に復帰できた人数は、男女合わせて三十二名。
一人の教師が単独で立てたものとしては破格の記録だ。

だが、『落第防止』としての教師の道も、ある日を境にパッタリと辞めてしまう。

きっかけは三年前の春、復帰することができた一人の生徒を連れて、学校に向かう途中での出来事だった。
突如、刃物を持った通り魔が遅いかかってきたのだ。
登校時間と重なっていたため、治安維持専門の警備員(アンチスキル)は生徒全員を守ることができない。
木原加群は通り魔を止めるために、自らの『木原』を解放して、通り魔の少年を手に掛けた。

終わったあと、彼は血まみれのスコップを手にしながら警備員に出頭したが、裁判では正当防衛が認められ、教員免許を剥奪されることはなかった。
しかし、その日のうちに同僚へ自己退職する旨のメールを送り、学園都市から姿を消した。
239 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:12:40.80 ID:J/IsvZ6U0
「私は生徒を守るために通り魔を殺した。だが真相は違っていた」

「あの少年は、お前によって仕向けられたものだった。違うか?」

「違いませんよ。私が『諦め』させて、あなたたちを襲わせました」


木原病理は『諦め』のプロだ。
自分自身も何度も諦めてきたし、同じくらい諦めさせた。
だがそれはあくまで『学園都市を守るため』の行動だった。
ならばなぜ、何の変哲もない子供を追い詰め、通り魔へと変貌させたのか。


「当時の私からすると、まるで真っ当な人間に見えるあなたを許せなかったんですよ」


木原病理は、科学を悪用する『木原』というカテゴリーのなかでは上位に位置している。
そんな彼女からすれば、人の役にたつ『木原』など言語道断だっただろう。
だがたったそれだけの理由で、一人の命を犠牲にした彼女は間違いなく『悪』だ。
240 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:13:06.32 ID:J/IsvZ6U0
「それを深く考えもせずに、私はあの少年を『通り魔』として葬ってしまった。彼の人生の汚点としてしまった」

「お前のしたことは許されることではない。勿論、私も」

「だから『復讐』だ。二人の加害者が死ぬことで成立する、どうしようもない復讐だ」


木原加群が、まっすぐと木原病理を睨む。
グレムリンの魔術師『ベルシ』としてではなく、学園都市の『教師』だった目で。
今日この日のために、木原病理と相討ちするために準備してきた。
もはや自分では止まれない。


「戦え。そして果てろ」


その歩みは、勇者のようでもあり、悪鬼のようでもあった。
ゆっくりと、ゆっくりと。
自分の目的へと突き進む――――。



が、それは途中で中断された。


241 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:13:32.91 ID:J/IsvZ6U0


「ダメだ!」


かつての教え子、雲川鞠亜の声だ。


「先生は私たちを守ろうとしてくれた。先生が死ぬ必要なんてない!」

「先生は納得しないかもしれないが、私は死んでほしくないんだ!!」


まだ中学生である雲川鞠亜の、心からの願いだった。


「先生がいなくなった日、私は後悔したよ」

「なんで止めなかったんだろうって」


「だから、今日は絶対に――――」

「絶対に先生を止めてみせる!!」

「……っ」


その言葉は確かに、木原加群の胸に届いていた。
242 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:14:00.16 ID:J/IsvZ6U0
「その子の言うことももっともなんじゃないですか」


続いたのは、敵であるはずの木原病理。


「結果的には殺人とはいえ、あなたのやったことは『善』だったはずです。まあそう仕向けた私が言えることではありませんけどね」


なぜこの世界は。
思うとおりに動いてくれないのだろうか。


「あ、別に殺されたくないから言ってるわけじゃないです。復讐が怖くて『木原』はやってられませんから。ただし、反撃は期待しないでくださいね?」


つまり、木原加群の計画していた『削りあいによる相討ち』という方法は封じられたということになる。
敵までもが戦う気はない。
木原加群の決意が揺らぎ始めていた。
243 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:14:26.67 ID:J/IsvZ6U0
「先生は、正しいよ。他の皆が非難したとしても、私は先生の味方だから。味方であり続けるから」

「っ。私は――――」

「私は教師なんてやったこともやる気もありませんが、教師なら生徒の言うことに耳を傾けては?」


「ねえ、先生……」

「やめろ……」

「お願いだから……」

「やめてくれ……ッ!!」

「学園都市に戻ってきてよ……」


普通の『木原』ではありえない、どこまでも優しい木原加群(せんせい)は、いつでも生徒の味方でありたかった。
雲川鞠亜が、少しずつ木原加群に近づいていく。
244 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:14:55.82 ID:J/IsvZ6U0
「まだ迷っているのなら、私が免罪符となりましょう」


少年を殺したことを悔やんでいるのなら、私にその責任を押し付けろ。
木原病理はそう言った。


「先生がいなくなった日からずっと、待っていたよ」

「私には、もう戻る場所なんてない……」

「戻る場所ならある。私が作ってあげる」


もう、決まったようなものだった。
雲川鞠亜(せいと)の胸に倒れこみながら、一つの質問を投げかける。


「私は、許されてもいいのか」


答えは勿論――――。


「いいよ。私が、この雲川鞠亜が、先生――――あなたを許す」

245 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/26(月) 19:16:39.76 ID:bu6SYktW0
おい!1がいい話を作ってる
明日は槍がふるからきつけんと
246 :>>1 [saga]:2012/11/26(月) 19:17:12.88 ID:J/IsvZ6U0
今日はここまで

今回はちょっと異色なお話だったかもしれません
ていうかシリアス展開が苦手すぎてもう頭がこんがらららrrrr

加群さんの心が揺らぎやすくなってるのは単純に>>1の実力不足ですすみません

でも、シリアス展開は書き終わると達成感すごいね
247 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/26(月) 19:19:12.05 ID:bu6SYktW0


1ができる子になってもうた…
248 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/26(月) 20:27:33.16 ID:egZfV5fg0
>>1の頑張りが力のこもった文章から伝わってきたよ

でも、私は上条さんが好きです
249 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) [sage]:2012/11/26(月) 20:31:39.01 ID:PmEr5UDVo
あれ?上条さんは?
250 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/26(月) 21:02:19.13 ID:8jx3p8ryo


この後、マッハ50のスピードで、
誰も気付かない内に全員の服を剥ぎ中出しを済ませるんですねわかります
251 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/26(月) 22:34:06.38 ID:/iuzypaAO
風邪でもひいたのか〜
>>1が真面目に書くなんて…
でも上条さんが出ると>>1の本来の力が発揮され…!!





混沌が生まれる!!ドヤァ
252 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県) [sage]:2012/11/26(月) 22:47:39.30 ID:GiQ2IuUh0
病理さんが復讐を諦めさせたか…
253 :>>1 [saga]:2012/11/27(火) 18:30:38.90 ID:uRphEvg80
>>248-249
自分から上条さんを求めている……(困惑)

>>250
上条さんなんという早漏……

>>251
>>1はいつでも真面目だよ(大嘘)

今回で新約4巻の内容は終わりかなー
投下開始
254 :>>1 [saga]:2012/11/27(火) 18:31:04.19 ID:uRphEvg80
第六十四話


結標「話は終わったかしら?」

土御門「なんか真面目な話になってたから黙ってみてたが、要約すると木原加群が学園都市に戻るということでいいのか?」

加群「ああ……」

海原「誰も死なないハッピーエンド……ってことでいいんですかね?」

一方通行「マジで? 俺は見てねェが、そっちの木原どもがボディーガードを殺したりとかはしてなかったのかよ」

病理「心外ですね。私たちは誰も殺しちゃいませんよ? ただ、反学園都市サイエンスガーディアン(ここ)の上層部の何人かを再起不能にしただけで……」

円周「でも、乱数おじさんはどこいったの? 当麻お兄ちゃんとの遭遇から一度も見てない気がするんだけど」

病理「そんな人は最初からいなかった。それでいいでしょう」

フィアンマ(上条当麻はここでも暴れてるようだな……)

オッレルス(ホモが戦場におけるジョーカーとなっているというのか……)
255 :>>1 [saga]:2012/11/27(火) 18:31:37.11 ID:uRphEvg80
この戦いでの勝者とも言うべき学園都市勢と途中からの乱入者たちが集まり、暫くの間だけゆったりとした時間が流れる。
だが、木原病理の神経は周囲への警戒を怠っていなかった。

正確には、グレムリンの残党への警戒。


(私は統括理事長の命を受けて、木原加群を学園都市へ引き戻しにきました。それが成功したのはなによりなのですが……裏切られたことに逆上したグレムリンが、いつ襲ってきてもおかしくないですしねえ)


木原加群は研究者としても教員としても優秀な人材だ。
特に研究分野においては、正真正銘の天才を多く輩出する『木原』の中でも群を抜いている。
だからこそ、近代科学と魔術を融合させた組織である『グレムリン』に重宝された。
そんな彼が裏切ったとなると、大きな混乱が起きて、復讐を狙う者も多く現れるだろう。

そうなっては全てが水の泡だ。
だからこそ、木原病理は警戒を怠らなかったのだ。
256 :>>1 [saga]:2012/11/27(火) 18:32:04.95 ID:uRphEvg80
病理(そ・れ・に)

チラッ

手裏「!!」ビクッ

病理(甲賀の忍術というのも面白そうですし、実用レベルなら是非取り込んでみたいものです。逃がしてしまっては勿体無いですよねえ)ニヤニヤ

手裏(視線が気持ち悪い……)


円周「ねえ、病理お姉ちゃん」

病理「なんですか?」

円周「なんでその子をずっと見てるの? もしかしてロリコンなの?」

病理「そうですよ」

手裏「!?」
257 :>>1 [saga]:2012/11/27(火) 18:32:32.27 ID:uRphEvg80
円周「本当に!?」

病理「ええ。木原の上位グループは皆そうですよ。数多クンしかり、幻生さんしかり、加群クンしかり。もう呪いみたいなものですね」

円周「ほえ〜」


土御門「なんと……」

結標「衝撃の事実ね……」

一方通行「木原くゥン……」


ヴェント「科学とは所詮そんなものってことなのカナ……」

オッレルス「そうでもないんじゃない? アレイスターは実の娘を研究材料(オモチャ)にしてたみたいだし」

フィアンマ「やはり俺様が世界を救ったほうがよかったのではないだろうか……」
258 :>>1 [saga]:2012/11/27(火) 18:33:02.74 ID:uRphEvg80
海原「そうそう、加群さん。グレムリンを潰してくれというお願いのことなのですが……」

加群「そのことか。どうだった?」

番外個体「隻眼のオティヌスちゃんは上条当麻により撃破されたよ。残りのヤツらも多分同じ目にあってると思う」

加群「そうか……。やはり上条当麻を選んだのは正解だったな」

結標「ハイリスクハイリターンどころじゃないと思うけどね。特に男は」

土御門「実質、あの男だけで終わったようなものだし、感謝くらいはしないとにゃー」

加群「ああ。グレムリン側の『実験』も失敗。頭は倒れた。もう大きな活動をすることもないだろう」

鞠亜「でも、なんで先生はグレムリンの計画を妨害したんだ?」

加群「それは……」ゴニョゴニョ

円周「加群おじさんはロリコンだからだよ。ねー?」ダキッ

加群「や、やめろ!! 私が決してロリコンではない!!」

鞠亜「え……。先生、それってホント……?」

加群「ぐおお……」
259 :>>1 [saga]:2012/11/27(火) 18:33:29.84 ID:uRphEvg80
土御門「あー、はいはい。とりあえず学園都市に戻るぞ」

海原「一端覧祭もありますし、急ぎましょうか」

一方通行「急ぐっつったってよォ、移動はどォすンだ?」

病理「あー、ちょっと待っててくださいね」


カラコロカラコロ……


結標「……?」


カラコロカラコロ……


病理「輸送機を呼びました。それで帰還します」

土御門「これが木原か……」

海原「さすがですね」

番外個体「海原もこれくらいやってよ」

海原「えっ」
260 :>>1 [saga]:2012/11/27(火) 18:33:56.29 ID:uRphEvg80
〜ゆそうき〜


オッレルス「おお……揺れが殆どない……」

フィアンマ「速度はどのくらい出ているんだ?」

病理「この機体の名称は『HsB-07』と言いまして、第三次世界大戦で使われた『HsB-02』をアップグレードしたものです。状況にも因りますが、マッハ8は出せますよ」

ヴェント「これだけデカイのにマッハ8って……」

結標「とんでもないモノを開発するわね」

土御門「戦闘の際には、体を半凍結させないと膨大なGで千切れ飛ぶって話じゃなかったか」

番外個体「そこまでして飛ぶってのもなんだか変だよねえ」

一方通行「そォか? むしろ学園都市じゃ当たり前だろ」

海原「もう変態の域に達していますよね……」

結標「貴方が言えることじゃないでしょう」

土御門「この変態が」

海原「」
261 :>>1 [saga]:2012/11/27(火) 18:34:23.69 ID:uRphEvg80
円周「これに初めて乗ったときの当麻お兄ちゃんは、危うく気絶しかけたそうだよ」

結標「そうなんだ」

土御門「あのときのカミやんはまだ良かった……」

一方通行「いつからあンなホモカスになっちまったンだろォなァ……」

鞠亜「上条当麻がホモ?」

加群「まだ知らなくていいぞ」

海原「一生知らなくてもいいと思いますよ」

加群「私の生徒に気安く話しかけないでもらえないか」

海原「」



手裏「なぜ私がここに……」チョコン

病理「私の膝の上は嫌いですか?」

手裏(この女は私が三[ピーーー]歳だということを忘れてないだろうか……)
262 :>>1 [saga]:2012/11/27(火) 18:34:49.39 ID:uRphEvg80
「あと数分で着きますよ」

病理「あ、そうですか」

結標「速いわねー」

フィアンマ「魔術が馬鹿らしく思えてくる」

オッレルス「速度だけならコッチのほうが上なんだけど、純粋な科学力だけでここまで出せるってのは驚きだよね」

ヴェント「なんでもいいからさっさと休みたいんだケド」

土御門「……、」

海原「土御門さん、どうかしましたか?」

土御門「いや、クラスの委員長(偽)からお叱りを受けそうでな……」

一方通行「なンだよ(偽)って」

土御門「いろいろあるんだよ、ウチの学校には」
263 :>>1 [saga]:2012/11/27(火) 18:35:19.67 ID:uRphEvg80
結標「大方、一端覧祭の準備とかでしょ」

土御門「まあそうなるな」

海原「結標さんも学校行事に参加しては?」

結標「いやあ、面倒くさくって」

番外個体「不法滞在の外国人に言われてもね」

海原「ははは……」ズーン


ヴェント「ねえ見て。あれが学園都市でしょ?」

結標「そうよ。アレアレ」



上条・浜面「<●> <●>」ジーッ



ヴェント・結標「」
264 :>>1 [saga]:2012/11/27(火) 18:36:04.17 ID:uRphEvg80
今日はここまで

え?地上から超音速旅客機が見えるのかって?
だって上条さんと浜面じゃん(適当)
265 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 19:11:28.87 ID:xuY5D/iIO
二人ともホモの目のスキル持ちなんだろ。
男なら遠距離でも高速でも関係なく服を透視できるんや……
266 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県) :2012/11/27(火) 19:18:37.27 ID:oF2/rJKD0
さすが上条♂浜面
267 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/27(火) 19:33:21.90 ID:irnlZX1o0


どんだけ性欲つよいんだよこの二人
268 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/27(火) 19:34:54.64 ID:JtOkyaHE0
超音速輸送機程度、上条さんにとっては
回転寿司で流れてくるお皿Lvに過ぎない
美味しく食べられて終わりだ    乙
269 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/28(水) 08:08:32.10 ID:cXTHEJ4AO
キター!!
主食(一端覧祭)の前に前菜(輸送機の中の男)を食べるですね!!
やっぱり>>1は真面目な話よりもこっち(♂)の話の方が輝いてるよ!!
270 :>>1 [saga]:2012/11/28(水) 18:46:57.31 ID:j8B+wWhi0
>>269
その……なんていうか……
すごく……複雑です……

上条さんはすごいけど、過度な期待はいけませんよ?
基本的にはトラブルメーカーの困ったさんなので、いずれツケが回ってくるはずです
多分

あい今日も投下開始ぃ
271 :>>1 [saga]:2012/11/28(水) 18:47:25.01 ID:j8B+wWhi0
第六十五話


土御門「おい、どうかしたの……か……」



上条「――――?」

浜面「――!!」

フワッ

キィィィィィン



土御門「飛んできたあああああ!?」

オッレルス「え、どうかしたの?」

結標「上条当麻が地上からこっちに向かって飛んできたのよ!!」


一同「」

272 :>>1 [saga]:2012/11/28(水) 18:47:51.48 ID:j8B+wWhi0
土御門「おい操縦士!! アイツらに追いつかれないようにもう少し飛び続けるとかできねえのか!?」

「無理です」

一方通行「クソが……」

番外個体「海原なんとかしてよ!!」

海原「えっ」

結標「この輸送機が着陸するまで上条当麻の気を引いてなさい!!」

海原「待っ、それ一体どういうこ――――」


シュン


加群「あの男を外に放り出したのか……」

鞠亜「なんと惨いことを……」
273 :>>1 [saga]:2012/11/28(水) 18:48:17.30 ID:j8B+wWhi0
ゴォオオオオオ

海原「え、これ……ウソですよ、ね?」ヒュウウウウウ


上条「おい海原、このまま落ち続ければお前は間違いなく死ぬが……」

浜面「一つだけ助かる方法があるぜ?」ニヤッ


海原(なるほど。助ける代わりに自分たちに身体を差し出せ、とそういうことですか)

海原(ショチトルとトチトリと御坂さんと打ち止めさんと番外個体さんとミサカ10032号さんとミサカ10033号さんとミサカ10034号さんとミサカ10035号さんと――――)

海原(その他の皆さんを置いて逝けませんものね……。これも運命なのでしょう)


海原「お願いします」ニコッ

上条「その願い、しかと受け止めた」

浜面「こんな状況でも笑っていられるその根性、気に入ったぜ」
274 :>>1 [saga]:2012/11/28(水) 18:48:45.26 ID:j8B+wWhi0
〜だいにじゅうさンがっく〜

結標「海原光貴……」

土御門「またの名をエツァリ……」

一方通行「オマエのことは忘れないぜェ……」

番外個体「せめて安らかに、ホモの腕の中で息絶えて……」


オッレルス「いや、死んだ前提で話を進めるのもどうかと思うけど」

フィアンマ「ある意味では死んだんじゃないか」

ヴェント「精神的な面では確実に逝ったでしょ」


結標「御坂美琴の写真集くらいは備えてあげるわ……」

番外個体「あ、それはやめて」

結標「わかったわ」
275 :>>1 [saga]:2012/11/28(水) 18:49:13.25 ID:j8B+wWhi0
病理「じゃあ私たちはもう行きますんで」

円周「バイバーイ」

手裏「うむぅ……」

カラコロカラコロ……


鞠亜「先生はこれからどうするんだ?」

加群「そうだな……。昔のつてを辿って、住む家から探してみるよ」

鞠亜「私も手伝ってやるぞ!」

加群「ああ、ありがとう」

スタスタスタ……


オッレルス「シルビアたちももうすぐで着くらしいから、もうちょっと待とうか」

土御門「おう」
276 :>>1 [saga]:2012/11/28(水) 18:49:41.05 ID:j8B+wWhi0
〜すうふンごォ〜

シルビア「ここに来るのは二回目かな」

垣根「それより良かったのか。あのチビガキを連れてこなくて」

シルビア「本人が嫌がったんだから仕方ないだろう」


オッレルス「や、意外と早かったね」

フィアンマ「二人だけ、となるとバードウェイとやらは来ていないみたいだな」

結標「あ、あの子と知り合いだったんだ?」

オッレルス「ちょっと協力関係を結んでいてね」

土御門「そうだったのか」

一方通行「悪かったなァ。ハワイでボコボコにしちまって」

番外個体「実質的にやったのは上条当麻だけどね」

垣根「だからあんなに傷ついていたのか……」
277 :>>1 [saga]:2012/11/28(水) 18:50:06.91 ID:j8B+wWhi0
土御門「とりあえず泊まるとこについては、オレたちの『隠れ家』を使って構わないぞ」

番外個体「一応清潔だよ。定期的に掃除してるからね、海原が」

フィアンマ「そんなものがあるなら、この前来たときにも話してほしかったな」

結標「仮にもアジトだし、ほいほい教えるのもアレかなと思って」

ヴェント「まあ理解はできる」

垣根「理解しても意味なくね? どうせ結標のとこに泊まるんだろ? 百合ん百合んしちゃうんだろ?」

ヴェント「うっせ! キモ豚死ねっ!!」

シルビア「そろそろメイクも落としたら?」

ヴェント「あーうん。やっとく」

オッレルス(誰一人として海原光貴を心配してる人がいない……)
278 :>>1 [saga]:2012/11/28(水) 18:50:33.99 ID:j8B+wWhi0
土御門「オレは学校にいって、一端覧祭の準備をしてくるぜ。興味があったらお前らも来ていいからにゃー?」

一方通行「興味ねェわ」

番外個体「来たところでどうせ『準備手伝え!』とかやってくるんでしょ? イヤだよ」

土御門「お前ら……。それはそうだが、もうちっと考えるくらいはしてくれても……」

結標「そういえば小萌が働いてる学校と土御門がいってる学校は同じだったわね……」

土御門「おお! 結標もたまには優しい――――」

結標「いくわけないじゃないバーカ」ケケケ

土御門「」

結標「それと、たまには優しいってどういうこと?」

土御門「それは……あれだ! 言葉の綾ってヤツだよ!!」

結標「それはそうと、私のケイタイには上条当麻の携帯番号が登録されて――――」

土御門「ごめんなさい……」orz
279 :>>1 [saga]:2012/11/28(水) 18:51:01.58 ID:j8B+wWhi0
垣根「おい」

土御門「なんだ? 垣根帝督」

垣根「金貰えるか?」

土御門「ハァ?」

垣根「手伝ったら金貰えるかって聞いてんだよ。さっさと話せバカヤロー」

土御門「……実行委員に聞いてみないとわからんが、吹寄は礼はキッチリするタイプの人間だから、それなりのものは――――」

垣根「やるぞ!!」

土御門「お、おう……」

オッレルス「ふぅん。頑張ってね」

シルビア「すっかり金の亡者に変わっちゃったなあ……」

一方通行「第二位とあろォものが……」

番外個体「情けないにゃーん」ウケケ




280 :>>1 [saga]:2012/11/28(水) 18:51:30.09 ID:j8B+wWhi0



上条『おら! もう一発だ!!』パンパン

海原『』



青ピ「最上級危険人物『上条当麻』、確認したで!!」

姫神「網膜認証。一致。本人で間違いない」

吹寄「よくやった。あとで褒賞を与えよう」

青ピ「きたで! やっと学級委員長サマのバニー姿を拝見でき――――」

ゴグシャア

吹寄「皆はここで待ってて。私がヤツを連れてくる」


「おー!!!」


吹寄「上条当麻め、せいぜい粋がるがいいわ……」

吹寄「ふはははははははは!!!」
281 :>>1 [saga]:2012/11/28(水) 18:52:18.06 ID:j8B+wWhi0
今日はここまで

登場人物多すぎでわけわからなくなってきた
まあ頑張ります
282 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(京都府) [sage]:2012/11/28(水) 19:07:16.77 ID:hHwUThNp0
乙!
対上条さん最終兵器キタ!
283 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 19:35:28.18 ID:915SKsY30
>いずれケツが回ってくるはずです

なんてこった……乙
284 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/28(水) 19:37:15.39 ID:FrinPXAu0

対上条さん専用兵器

吹寄さん頼んだで〜
285 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/28(水) 19:50:40.07 ID:pIU2YqhIO


>>283
つまみ出されるよ→つまみまで出してくれるのか
を思い出した
286 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/29(木) 01:19:49.44 ID:ZaYg8mAAO
よかったな青髪
吹寄にやられて…
上条さんだったら今頃掘られてたよ


>>1をホモと信じて上条さんVS吹寄は上条さんが勝つ事を祈ろう
それと浜面さんは?
もしかして半蔵とラブラブラン[ピザ]ー?


あと登場人物はグループとオッレルス組と最強ホモコンビがいればいい
何も怖くない
287 :>>1 [saga]:2012/11/29(木) 18:56:03.73 ID:fH4n5Bu90
またホモか(憤慨)
>>1が言えることは、吹寄さんは対カミジョー属性だということです
ホモは異常なんだよ(震え声)

投下開始
288 :>>1 [saga]:2012/11/29(木) 18:56:31.19 ID:fH4n5Bu90
第六十六話


垣根「ほら、さっさと案内してくれ」

土御門「あ、ああ。ついてきてくれ」



一方通行「俺らも帰るかァ?」

番外個体「そうしよっか」



ヴェント「あのさ、どこかで化粧を落としたいんだケド……」

結標「それじゃ、私たちの『隠れ家』にいきましょっか」

オッレルス「あ、じゃあ俺たちも付いていこうか」

フィアンマ「そうだな。どういう場所か知っておきたい」
289 :>>1 [saga]:2012/11/29(木) 18:56:58.85 ID:fH4n5Bu90
シルビア「おい、オッレルス」

オッレルス「どうかした?」

シルビア「荷物持ってよ」ドサッ

オッレルス「えっ」

結標「私のもお願いするわ」

ドサドサドサッ

オッレルス「ちょ、君たち? 俺は聖人じゃないからこんなに持てな、っていうか荷物もちでもない!!」

ヴェント「あっれぇ〜? 違ったっけぇ〜?」ニヤニヤ

オッレルス「違うよ!?」

結標「◎▼っていう場所なんだけど――――」

フィアンマ「なるほど。それじゃあ――――」

オッレルス「決定ですか、そうですか」
290 :>>1 [saga]:2012/11/29(木) 18:57:26.31 ID:fH4n5Bu90
〜あいてむ・かくれがァ〜


滝壺「……、」


絹旗「滝壺さん、大丈夫でしょうか……」

麦野「クソ浜面の野郎、どう処分してやろうかしらねえ」ビキビキ

フレメア「にゃあ……」


滝壺「はまづら……」


麦野「……決めた。浜面を殺す」

滝壺「むぎの!!」

絹旗「麦野さん!!」
291 :>>1 [saga]:2012/11/29(木) 18:57:51.55 ID:fH4n5Bu90
麦野「色々思うこともあるかもしれないけど、浜面は『滝壺を捨てた』んだ。あんな威勢のいいことを言っておいて、あっさりと。許せる? 私は許せないね。挙句、選んだ相手が男のホモカスなんて、よくもまあそんなことをできたもんだ」

絹旗「……滝壺さんはどうなんですか」

滝壺「……私、は……」

麦野「滝壺、アンタはこなくていい。もう終わったとはいえ、恋人の死を見るのはツライだろうからさ」

滝壺「……」

麦野「絹旗、いくよ」

絹旗「超わかりました。滝壺さん、待っててくださいね」


ガチャン


フレメア「大体、麦野のお姉ちゃん、浜面を殺しちゃうの……?」

滝壺「……うぅ」
292 :>>1 [saga]:2012/11/29(木) 18:58:17.49 ID:fH4n5Bu90
「へへっ、限界まで出し切ってやったぜ」


学園都市の住人、浜面仕上は歩いていた。
いつもなら上条宅へと直行なのだが、たまにはアイテムのほうにも顔を見せないといけないな、と自己満足甚だしい考えで、アイテムのアジトへと向かっている。
そんな彼の前に、二つの影が現れた。


「よう、元気にしてるかはーまづらあ」

「堂々と天下の往来を歩くとは、いいご身分になったもンですねェ。超ムカつくってもンですよォ」


彼がこのあと会いにいこうとしていた、アイテムの二人だった。
学園都市第四位の超能力者の麦野沈利と、LEVEL4の『窒素装甲(オフェンスアーマー)』絹旗最愛。
どちらも大切な仲間――――そう思っていたのだが、次の瞬間とんでもないことを言ってきた。


「そいじゃ、殺すわ」

「せいぜい地獄で超反省しやがれってンです」

「……ッ!?」
293 :>>1 [saga]:2012/11/29(木) 18:58:44.92 ID:fH4n5Bu90
「ま、待てよ。俺たちは仲間だろ? 『アイテム』の絆は――――」

「絆? 浜面が言える立場だと思ってンですか?」

「なぁーにビクついてんだあ? 全部テメェのせいだろうがよ」


麦野から尋常ではない殺気が撒き散らされる。
妙な動きをしたら確実に殺される――――その判断は間違っていない。
間違ってはいないが、浜面には秘策がある。


「は、ははは。そうか、殺すか」

「ようやく気がついたみてえだな。一瞬で逝かせっからそこから動くんじゃね――――」

「んなにあっさり殺されっかよ!!」

「あン?」


麦野と絹旗が頭に疑問符を浮かべる。
必殺の『原子崩し(メルトダウナー)』が怖くないのだろうか。
294 :>>1 [saga]:2012/11/29(木) 18:59:11.73 ID:fH4n5Bu90
「……能力、使ってみろよ」

「なにをわけわかんねえこと――――を!?」


そして気づく。
能力が使えなくなっていることに。


「大将から貰った、俺の新たな力だ。どうだ、すげーだろ?」


この学園都市において、殆どの場合は『能力=強さ』だ。
LEVEL5がLEVEL4以下の能力者に負けるなど基本的にありえないし、だからこそ強い能力は危険視される。
だが一つだけ、下のLEVELが上のLEVELの能力者に有効打を与える方法がある。
それは、AIMジャマーなどの機材を使い、能力そのものを封じてしまうことだ。


「能力を失ったお前らなど、ただの小娘と同じ。この勝負、貰っ――――がァああああああ!?」


だが浜面仕上は一つ間違いを犯していた。


「忘れたのか? テメェは素手の喧嘩じゃ私より下なんだよ!!」

295 :>>1 [saga]:2012/11/29(木) 18:59:39.41 ID:fH4n5Bu90
そう。
以前浜面は麦野を単独で破ったことがあるが、その前に一度、麦野に腕力のみで叩き伏せられていた。


「さすが麦野、格が超違いますねェ」


加えてここには絹旗最愛もいる。
逃げ場は、ない。


「た、滝壺を捨てたことは謝る!! だが俺は大将と――――ぐぎっ!?」

「おいおい今更命乞いかよ? さっすが世界を救った世紀末帝王は違うなあ浜面よォおおおおおおおおお!!!」

「私らに見逃すという選択肢はありませン。つーわけでさっさと死ンでくださいよォはァまづゥゥゥらさァァァァァン?」


浜面の命運は尽きたも同然だった。
296 :>>1 [saga]:2012/11/29(木) 19:00:08.53 ID:fH4n5Bu90
〜とあるばしょ〜


「探したわよ」

「……、」


学園都市のとある場所で、上条当麻と吹寄制理は向かい合っていた。
上条と相対するのがどんなに危険なことか、彼女は知らない。
知る必要すらない。


「今日こそは学校にいって、制裁を受けてもらうから、覚悟しなさい」

「……制裁? 笑わせんな」

「あら、貴様のために言っているんだけど、わかりにくかったかしら?」

「俺の前に立つということは、それ相応のことを意味する。悪いことはいわない。そこをどけ」


上条から強烈なプレッシャーが放たれた。
それでも吹寄は動じない。
動じる必要すらない。
297 :>>1 [saga]:2012/11/29(木) 19:00:34.90 ID:fH4n5Bu90
と、ここで。


「……っ」


ふと上条が空を見上げた。
そして、


「お前の相手をする暇はなくなった」


そう言い残し、吹寄の前から光の速さで去っていく。
どこに向かったのか、方向さえわからなかったが、調べようとはしない。
調べる必要すらない。


「ハァ……。あんだけ大見得切っちゃったけど、泊り込みの問題もあるし戻るか」


一端覧祭実行委員、吹寄制理は忙しいのだ。
298 :>>1 [saga]:2012/11/29(木) 19:01:03.66 ID:fH4n5Bu90
〜ふぁみりーさいどォ〜


ピンポーン


一方通行「……あァ?」

芳川「お客さんみたいね。保護者さんお願い」

一方通行「なンで俺になるンだよ。打ち止め、いってこい」

打ち止め「なんであなたが行かないの? ってミサカはミサカは……」

一方通行「だって番外個体いるしィ?」ナデナデ


番外個体「……zzz」スヤスヤ


打ち止め「うぅ……」
299 :>>1 [saga]:2012/11/29(木) 19:01:29.44 ID:fH4n5Bu90
打ち止め(いつもいつもあの人は番外個体ばっかり……)

打ち止め(たまにはミサカに構ってくれても――――)

一方通行「打ち止め?」

打ち止め「りょ、了解だよ! ミサカは突然の来客にたいしても完璧な対応が可能なのだ! ってミサカはミサカは自分の有能さを必死にアピールしてみる!」



ガチャリ

打ち止め「はいはい、どなたですか?」



加群「今日隣に引っ越してきた、木原加群だ。保護者の方はいるかい?」


300 :>>1 [saga]:2012/11/29(木) 19:02:27.42 ID:fH4n5Bu90
今日はここまで

うぇい300ゲットいえーい
エンディングがまったく思いつかないぜいえーい
それでも頑張るよいえーい
301 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/29(木) 20:02:34.98 ID:i4yl5Jbr0
続きが気になるようになっているのは、
わざとなのか!?
302 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/29(木) 20:12:34.82 ID:63dKUOuWo


まさか浜面の能力が強すぎて操りきれないから殺そうと…
303 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/29(木) 20:47:07.49 ID:qoPfcD9Q0
>ホモは異常なんだよ

差別ゆるさない!乙
304 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/11/29(木) 21:01:34.98 ID:9+4pYyRf0


ロリコンとロリが交わる時物語は
はじまるのかこれ?
305 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/29(木) 21:49:07.22 ID:rcrv/rkY0

306 :>>1 [saga]:2012/11/30(金) 18:50:25.29 ID:VezC47P30
数時間前、濃厚なホモSSを見かけました
時間の無駄と思いながらも読みきりました
なぜかエクスカリバーが勃起していました

まあそんなことより投下開始
307 :>>1 [saga]:2012/11/30(金) 18:50:52.03 ID:VezC47P30
第六十七話


打ち止め「保護者……ですか? 少々お待ちくださいー!」

加群「頼む」


打ち止め「ヨシカワ〜」

芳川「なにかしら?」

打ち止め「隣に引っ越してきた人が、挨拶をしにきたみたいなんだけど……」

芳川「どういう人だった?」

打ち止め「えーと……キハラカグンって言ってたよ!」


一方通行「っ」ビクッ


打ち止め「あら、あなたの知ってる人? ってミサカはミサカはちょっとした反応にも気がつく気配りができることを暗に示してみたり!」

芳川「キハラカグン……木原!? ということは優秀な科学者で、将来は玉の輿になれる可能性が……」ブツブツ

一方通行「入れろ。話はあとで聞かせてやる」

打ち止め「わかった!」
308 :>>1 [saga]:2012/11/30(金) 18:51:20.28 ID:VezC47P30
打ち止め「ささ、どうぞ入って入って〜」

加群「ありがとう」

鞠亜「失礼しまーす」

打ち止め「あれ? お姉さんは誰?」

加群「ああ、彼女は私がここに住むための手伝いをしてくれた人だ。すまないが同伴いいかな?」

打ち止め「(えーと、多分いいよね!)も、もちろんですよ!」

鞠亜「ありがとうございます!」ペコリ

打ち止め(なんかすごい格好してるなぁ……)

加群「失礼します」

打ち止め(こっちの人は礼儀正しいけど……なんで二人で行動してるのかな?)
309 :>>1 [saga]:2012/11/30(金) 18:51:47.03 ID:VezC47P30
〜りびンぐ〜

一方通行「……、」

加群「おや、君は……」

鞠亜「一方通行くんではないか。はっはっは奇遇だな」

一方通行「茶化すな。なぜオマエがここに来た」

加群「なぜと言われてもだな……」

鞠亜「どこか住む場所にいいところは無いかーと考えていたとき、私がこのマンションのことを教えたんだぞ。教員用で、しかもドアが耐爆使用になってるのはここしかないからね」

一方通行「なンでドアが耐爆使用になっているところを選ぶンだよ……」

加群「組織を裏切った私は、グレムリンの残党に狙われてもおかしくないからな。それなりに頑丈なところを優先したかったんだ。幸い、空いてたみたいでよかったよ」

鞠亜「先生は荷物という荷物が無いし、殆ど即決だったな」

加群「金なら研究者時代の残りが十分余ってたみたいだし、その点は心配ない」
310 :>>1 [saga]:2012/11/30(金) 18:52:14.11 ID:VezC47P30
芳川「粗茶ですがどうぞ」コトッ

加群「あ、すみません」

鞠亜「お構いなく」

一方通行「おい芳川。オマエは出てくるな」

加群「? この人は君の保護者ではなかったのか?」

一方通行「違げェよ!? 保護者は今仕事中だし、なによりコイツは俺と同じ居候だ!!」

芳川「あらやだ、一方通行ったら緊張したのかしらないけど取り乱しちゃって。おほほほほほ」

一方通行「うぜェェェェェ!!」

加群「これ、引越し蕎麦の代わりといっちゃなんですが、どうぞ」ガゴゴゴゴゴ

芳川「えーと、これは一体どういうもので……?」

加群「私の親戚が開発したもので、なんでも顕微鏡レベルでの制御が可能な大型ドリルだとか……」

一方通行「ンな危ねェもン渡されてもこっちが困るだけだっつゥの! 妙に使いどころがわからねェし、これ持ってくるくれェなら普通に蕎麦持って来い!!」

加群「金が……無くてな……」フイッ

一方通行「オマエさっき『研究者時代の残りが――――』とか言ってただろ!? ただ忘れてただけなンだろ!? あァ!?」
311 :>>1 [saga]:2012/11/30(金) 18:52:40.67 ID:VezC47P30
芳川「どうも一方通行は具合が悪いようですので、よければ私の部屋でお話を――――」

一方通行「そしてオマエは何をやろォとしてンのかなァ!? どォ見ても邪な考えを企ててンだろォが!! まったくこれだから行き遅れのババァは怖ェなァ」

加群「すみませんがそういうことはちょっと……」

一方通行「そォそォ断れ。コイツは仕事はしない家事もしないのとンでもねェ野郎だから、関わらないほうが得――――」

加群「私にはもう連れがいるので……」

一方通行「おいィいいいいい!? ここで? ここでンなカミングアウトすンのか!? あと、どォ見ても連れっつゥのはあのガキだろォが!! このロリコン!!」

芳川「そうですか、残念だわあ」ヒュッ


バシュン

鞠亜「うおっ、急にどこからかナイフが!?」


芳川「おほほほほほ チッ、ハズシタカ ほほほほほ」

一方通行「もォやだコイツら」
312 :>>1 [saga]:2012/11/30(金) 18:53:08.51 ID:VezC47P30
加群「それじゃあ私たちはこれで」

鞠亜「ありがとうございました!」

一方通行「できればもォ来ンな……」


ガチャン


打ち止め(なんだか不思議な人たちだったなぁ……)

芳川「やっぱりあの中学生を消して手に入れるか……いや、それよりも木原加群さん繋がりで他の木原一族との関係を持って、そこからさらに選りすぐりの人材を……」ブツブツ

番外個体「zzz……」スヤスヤ

一方通行「番外個体マジ天使」

打ち止め「……」



打ち止め「やっぱりこの扱いはおかしいよ」
313 :>>1 [saga]:2012/11/30(金) 18:53:35.15 ID:VezC47P30
〜とあるこうこう〜

吹寄「皆の調子はどうかな――――」


スゲェ!
テイトクンマジモフモフ
ダークマター×ダークマターカ……


吹寄「……なにやら騒がしいわね……」


ニャー! コレゾコウリツノキワミダゼイ!!
ソウダロウ、ソウダロウ。モットホメロ
モウナニモイラヘンナ!


吹寄「……青髪と土御門がまた何かやらかしたのか」ハァ
314 :>>1 [saga]:2012/11/30(金) 18:54:01.17 ID:VezC47P30
ガララララ

吹寄「コラお前たち! サボってると仕事の量を三倍に増やしても――――」



垣根「ひゃははははは!! 俺に任せろこの無能どもがぁ!!」バサバサバサァ

青ピ「すげぇ!! 一瞬で屋台が出来上がったで!!」

姫神「でも。本来の予定では。ここではパーツだけを作って。外で組み立てる予定だった。これじゃあ外に持っていくことはできない」

垣根「ハッ、この俺がそのことを考えていないとでも思ったか!」バササッ

青ピ「な、なんやてぇ!?」

垣根「実は取り外しも可能!! しかも軽くて絶対に壊れないから、取り扱いも簡単!! これぞまさに神!!」

土御門「神だ! 現人神さまだぜい!!」



吹寄「……」
315 :>>1 [saga]:2012/11/30(金) 18:54:27.17 ID:VezC47P30



吹寄「な・に・を・してるのだ貴様らああああああ!!!」



青ピ「お、実行委員のお出ましや!」

垣根「ヘイお嬢さん、ちょっとばかしお願いがあるんだ。そんな難しいことじゃない、この能力を貸し出す代わりに報酬を貰いたいだけなんだ。簡単だろう?」

土御門「この男は非常に優秀だ。このオレが保証するから、な?」

吹寄「……、ふむ」

垣根「もちろんそれなりのものは要求するぜ? 英世さん二枚とかさぁ」

姫神「平等院鳳凰堂三枚とか」

垣根「ちょちょちょい? いきなりランクダウンしちゃってるんですけど?」
316 :>>1 [saga]:2012/11/30(金) 18:54:53.83 ID:VezC47P30
青ピ「そや! このモッフモフの羽で天使コスを作れば――――」

吹寄「ぬゥん!!」ボグッ

青ピ「あ痛ぁ!? でも……気持ちイイ……」ビクンビクン

垣根「どうだい? 悪い話じゃないと思うんだけど」

吹寄「……」

土御門「悪いヤツじゃないんだ。ただ貧乏ってなだけで、お金が必要なだけなんだよ」

青ピ「おっ願い♪ ふっきよっせちゃん♪」クネクネ

吹寄「ま、いいだろう。貴様を正式に雇用する」

垣根「イェア!!」

吹寄「私は吹寄制理。吹寄でいいわ。貴様は?」

垣根「垣根帝督。学園都市第二位だ。気軽にファルコンとでも呼んでくれ」キリッ

姫神「名前が。何一つ。合っていない……」
317 :>>1 [saga]:2012/11/30(金) 18:55:20.38 ID:VezC47P30
吹寄「第二位、ね。なかなか使いそうじゃない」

垣根「だろう? だから、コッチの方は……な?」チャリンチャリン

吹寄「青髪の所有するゲームをすべてやろう。それを売って金にしたらいい」

青ピ「ヱ?」

土御門「ちなみに、青ピは幻とも言われるギャルゲー、エロゲーを大量に保有している。やりようによっては相当稼げるぜ」

青ピ「ちょ、待ってえな二人とも……」

垣根「悪くない。乗った」

吹寄「それはよかった。ともに良い関係を築こうではないか」アクシュ

垣根「ああ」アクシュ

青ピ「なんでや……ボクがなにをしたって言うんや……」

土御門「お前はこれまでの言動をすべて忘れたのか」
318 :>>1 [saga]:2012/11/30(金) 18:55:49.39 ID:VezC47P30
青ピ「違うんや……あれはほんの出来心で、吹寄ちゃんのあられもない姿を録画したいとか、運よくポロリするように細工をしたいとか、そんなことは微塵も思ってないんや……」

姫神「口に出ている。これでは信用されるはずもない」

青ピ「せや!! 巫女服はもともと下着やったっちゅうのを聞いたことがあるで! これを利用しない手は無い――――」

吹寄「青髪はあとで皆の食料を調達してくるように」

青ピ「あ、はい」

土御門「青ピェ……」


垣根「ははは!! 凡庸な一般人よ、我が能力の恐ろしさに屈服するがいいわ!」

ピュインピュインピュイン

姫神「なにを作っているの?」

垣根「うん? それは勿論、ここで売るための武器に決まっている」

姫神「このクラスでやるのは。たこ焼き屋」

垣根「なにぃ!?」

姫神「知らなかったの……?」

垣根「なんてことだ……俺はずっと勘違いをしていたのか……」

姫神(吹寄はこんな男を信用したのかな……)
319 :>>1 [saga]:2012/11/30(金) 18:57:28.74 ID:VezC47P30
今日はここまで

加群さんが打ち止めを手にかけるとか思ってた人
残念だったな!
加群先生は紳士だ!
すでに相手がいるのに浮気なんてしないぞ!
多分!
320 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/11/30(金) 19:21:49.18 ID:vKHjFqDj0
ここまで加群さんを引っ張るって事は
上条さんに喰われるフラグ!

やはり侮れない>>1だぜェ……ゴクリ
321 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西・北陸) [sage]:2012/11/30(金) 22:21:48.23 ID:gKsFRipAO
>>1
勃起したんだな?
なら君もホモだ!!
これでいちいちホモを否定しなくていいからよかったな!!
322 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank) [sage]:2012/11/30(金) 23:06:45.84 ID:3K4W6z65o


割とマジで「ホモ以外は帰ってくれ」スレッドになる気がして来た
323 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区) [sage]:2012/12/01(土) 00:00:15.20 ID:jnLyavxJ0


1はホモだろうが百合だろうが
ロリだろうが熟女だろうが人外だろうが
なんでもいけるんだよ

324 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:35:55.38 ID:SLECnD3z0
このSSのメインCPは百合だということを忘れてはいないだろうか
ホモがやたら目立っているから仕方ないことかもしれないけども!

まあなんでもいけるというのは間違っちゃいない
投下開始
325 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:36:21.25 ID:SLECnD3z0
第六十八話


〜こもえたく〜

ヴェント「しかしアレだね」

結標「なにかしら?」

ヴェント「なんもやるコトがない……」

結標「……そう」




ヴェント「ないの!? なにか暇を潰せるものはないのカナ!?」

結標「そう言われてもねえ……。ここって元々小萌の家だし、娯楽なんてものはないのよ」

ヴェント「外出るにしても……」

結標「一端覧祭の準備で大忙し。おちおち休むこともできない」
326 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:36:51.05 ID:SLECnD3z0
一端覧祭の準備中は、完全下校時刻が撤廃される。
だから明かりが絶えることはないし、そういう意味では夜の街を歩きやすくもなるんだけど、当然ながら警備員の方々の監視は更にキツくなるためあまり意味がない。

ていうか小萌はいつ帰ってくるのよ。
すでに夜の八時は過ぎているんだけど……。
外に探しに出て、うっかり警備員のお世話になることは避けたいし……。

警備員?


「あーあ。テレビも見る気しないし、どうすっかねえ」

……そうよ。

「ん、どうかした?」

パトロールよ! 私とヴェントでパトロール。面白そうでしょ?

「……、」


ヴェントが呆れたような視線を私に浴びせているけど、むしろそれは私を動かすエンジンよ。
そうと決まれば行動しなくちゃ!
327 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:37:24.23 ID:SLECnD3z0
〜とあるばしょ〜

「がああああ!!!」

「どうだ? 痛いか?」


夜の学園都市の路地に、恐怖に塗れた悲鳴が響き渡る。
スキルアウトの日常とも言えることだが、単なる不良の喧嘩とは痛みの『純度』が違う。
即ち、徹底的に肉体を損傷させ、殺すことを目的とした痛み。


「どォです、浜面。悔しいですか? 能力を使えない女二人に圧倒されて、屈辱ですか?」


現在、浜面仕上の右腕は、アイスピックによって貫かれている。
非常に痛ましい光景だが、これはまだ序章でしかない。

暗部組織アイテムのリーダー、麦野沈利が粛清を再開しようとしたとき、あるイレギュラーが起こった。
考えられるうち、最も最悪なイレギュラーが。


「今すぐそいつから離れろ。さもないと存在が消えるぞ?」

328 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:37:52.01 ID:SLECnD3z0
作業を中断された麦野が、いかにも不機嫌そうな声を出す。


「……アンタ誰? もしかしてぇ、このカス面が言っていた『大将』ってやつ?」

「そうだ」

「へェ、面白いじゃないですか。滝壺さンから浜面を奪い取ったヤツが、こンな海産物みてェな頭をした野郎だったとは」


のっけから絹旗が相手を挑発する。
このとき、絹旗は正常な判断ができない状態にあった。
密かに尊敬していた浜面があっさり滝壺を捨てたということもあるが、復讐に夢中になり過ぎていた。

ほんの少しだけ、目の前の男から意識を外してしまっていた。

それが弱点に直結するとも知らずに。


「こ――――あがァあああああッ!?」


男の拳が、絹旗の腹部を正確に殴りつける。
まだ幼いその身体が宙に浮き、コンクリートに叩きつけられる。
329 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:38:17.33 ID:SLECnD3z0
「絹旗っ!?」

「ったく、いちいちうるせえんだよなあ女ってヤツは」


見えなかった。
二人とも暗部で鍛えられており、それなりの動体視力はあったはずなのに。
まるで瞬間移動のように、目の前の男は絹旗の眼前に迫っていた。

このままの状態では負ける。
そう判断した麦野は、浜面の頭部を思いっきり蹴り飛ばして、意識を刈り取る。


「これで私の能力は復活した。どうやって能力を封じていたのかは知らないけど、あとで研究機関にでも売りつけて調べさせてやる」

「ほう、お前はよほど自分の能力に自信があるようだな」


自信がある、なんてものじゃない。
威力ではあの忌々しい超電磁砲を軽々と凌駕し、しかも防御が不能。
まさに絶対的攻撃力。
そう周りが評価し、自分もそう思っている。
330 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:38:43.65 ID:SLECnD3z0
このまま一気にケリをつけてやろう――――そう考えていたのだが、その幻想はあっさりと壊されてしまう。


「上条当麻だ。よく覚えておけ」

「な――――っ!?」


上条当麻と名乗った男は、一瞬で麦野の懐に潜り込み、そのまま昏倒させた。


「まったく、学園都市に帰ってきてからも碌なことがないな」

「イイ男をはやく探し出したいもんだぜ」


浜面仕上を軽々と担ぎ上げたその男は、そう言い残して颯爽とこの場をあとにした。
331 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:39:12.03 ID:SLECnD3z0
〜とあるこうこう〜

吹寄「泊まりの件なんだけど……」

垣根「ほう」

吹寄「あ、貴様は聞かなくてもいいわよ。どうせ残るし」

垣根「なにぃ!? この俺、第二位の未元物質は休暇さえ許されないというのか!?」

土御門「にゃー。天才はいつだって辛いもんだぜい」

吹寄「ちょっと黙って」

垣根・土御門「ハイ」

吹寄「まず、私は実行委員としての義務として当然泊まり。他は土御門、青髪、可能性として上条。名前を挙げられなかった人は全員帰宅でいいわ」

土御門「ちょぉーっと!!」

青ピ「待ちぃや!!」

吹寄「……なに?」
332 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:39:38.98 ID:SLECnD3z0
青ピ「なに? じゃあらへんがな!! ボクはかれこれ三日連続で泊まりやで!? 社会人もビックリなブラック企業っぷりやないかい!! いくら可愛く言ってもこれだけは許されへんで!!」

土御門「ていうか女一人と男三人(カミやんは除外)だけて! 少なすぎると思うんだぜい!!」

吹寄「だって屋台は垣根さんが作ってくれたじゃない」



垣根「うわっ、なにこれ。ゲル状の未元物質もあんのかよ。気持ち悪ぅ……」ドロォ



土御門「……あぁ」

青ピ「でもでも! 女が吹寄ちゃん一人だけっちゅうのは、ボク的には避けたいことなんやけど……」

吹寄「なぜ?」

青ピ「ほら、吹寄サマは魅力的やからなー。もうドキがムネムネで碌に作業がでけへんねん!!」

吹寄「……はぁ、貴様はそんなことばかり……。姫神、悪いけど、あなたも残ってもらっていいかしら?」

姫神「うん。構わない」
333 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:40:04.19 ID:SLECnD3z0
青ピ「おっしゃあ! 女子を二人獲得やでえ!!」

吹寄「……、」

土御門「青ピ……すこしは自重したほうがいいと思うだにゃー」

青ピ「そーんなーの無理やー!! かっわええ女の子二人やで!? もうそれだけで天国やないかい!!」

垣根「なんか、コイツは俺たちと別の場所を見てるみてえだな」

土御門「それが青ピなんだぜい……」

青ピ「フヒヒヒヒヒ」

垣根「こえぇ……」

姫神「頑張ろっか」

吹寄「……うん」
334 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:40:33.71 ID:SLECnD3z0
〜ぱとろーるちゅう〜

結標「そういえば」

ヴェント「なに?」

結標「ヴェントって着替えとか持ってきたの?」

ヴェント「別に汗をかくわけでもないから、いらなくない?」

結標「いやダメよ!!」

ヴェント「そういうもんなのカナ……」

結標「私の服を着てもいいわよ」

ヴェント「は?」

結標「私の服を着てもいいわよ」

ヴェント「いやそういう意味じゃなくて……なんでそんなコトを言い出したの?」

結標「ぶっちゃけて言うわ。露出に興味はない?」

ヴェント「ね・え・よ!! 皆が皆お前と同じだと思うんじゃねーぞ!?」
335 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:41:00.56 ID:SLECnD3z0
ヴェントちゃんもいけずね……。
露出しても恥ずかしくない体なんだし、ぜひやってほしいんだけど。


「ていうかさ、露出して何の意味があるワケ?」

言葉では言いにくいけど、開放感があるっていうか……。

「言葉にしたよね? あっさり言い切ったよね? っつか開放感求めてどうすんのよ……」

快感がヤバイ。

「快感て……」


あら、快感は大事よ?
ストレスとかなんやかんやを軽減してくれる気がするし、体が楽になるような気もする。
まあ体感なんだけどね……。
336 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:41:27.63 ID:SLECnD3z0
ヴェント「アンタは節操をいう言葉を覚えたほうが――――あれ?」

結標「どうしたの?」

ヴェント「いや、アレ……」



麦野・絹旗「」ヘタリ



結標「なるほど……」

ヴェント「物騒ね。こんなところで女二人が倒れてるなんて事件の匂いしかしな――――」

結標「今度はあの二人に目をつけたのね! 私というものがありながら!! 変態……変態!」

ヴェント「ちっっっげええええええ!!!」
337 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:41:55.82 ID:SLECnD3z0
結標「あら、そうなの。なら安心だわ」

ヴェント「安心もなにも他のヤツに惚れるとか……その……ありえないカラ……///」

結標「ん? 何か言った?」アリエナイカラ……///

ヴェント「録音してんじゃねーか!!」

結標「まずはあそこの廃ビルに移動させましょう。このまま放っておけないし」

ヴェント「あ、無視? 無視しちゃう?」

結標「無視なんてするわけないじゃない。いつでも聞いてるわよ、いつでも」

ヴェント「ああ、そう。なら良いんだ……」

結標「いつでも」ズイッ

ヴェント「こえーよ」
338 :>>1 [saga]:2012/12/01(土) 18:42:47.02 ID:SLECnD3z0
今日はここまで

グッタリしたさいあいちゃんの画像を持ってる方は、即刻貼るように
ロリぇぇゎぁ
339 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 18:55:38.05 ID:AIVxThVA0
ほいさー乙
http://pds.exblog.jp/pds/1/201207/28/59/d0250459_5545578.jpg
340 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方) [sage]:2012/12/01(土) 19:12:31.91 ID:57dR2PQn0
>>338
同年代でありながらロリじゃない佐天さんに土下座したまえ
341 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 21:25:20.20 ID:pHbdjjZu0
>>339
ワロタwwwwww
342 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/01(土) 21:59:08.91 ID:ANvg/aCHo


>>339
(;´q`)
343 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 00:45:24.40 ID:qlDCDd4So
乙ー

>>339
絶対に許さない
344 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 03:58:17.15 ID:qJTMxA/AO
>>339
それ読み違い
しかも倒れてるんじゃなくて沈んでるし…


今日も上条さんがかっこよかったぜ…
あと浜面さん鍛えてくださいませ〜


>>1の性癖に常識は通用しねェ
もし>>1の性癖の範囲がホモの一方通行だ(ごり押し)と決めつけるのなら…
その幻想を犯しつくす!!
ふっ、楽勝だぜ
345 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:51:23.91 ID:1lKyYy1e0
>>339
あのさあ……

>>340
(俺が土下座する音)

(佐天さんに踏まれる音)

(歓喜)


あいよ遅くなったけど投下開始
346 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:51:54.96 ID:1lKyYy1e0
第六十九話


〜はいびるゥ〜

麦野「」

麦野「――――ん」

麦野「……はっ!?」


結標「あら、おはよう」

ヴェント「そしてこんばんは」


麦野「お、おはよう……じゃなくて! アンタら誰! ここはどこ!?」

結標「私たちは、貴方と連れの女の子が倒れてるのを見て、この廃ビルに運んであげたのよ」

ヴェント「路上で寝るのはやめたほうがいいわよ? そこらのゲスにヤられちゃうかもしれないんだからさ」
347 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:52:24.57 ID:1lKyYy1e0
麦野「運ん、で……そうだよ! 近くにツンツン頭のホモくせえ男を見かけなかった? 今すぐにでもぶち殺したくてしょうがないから、教えてくれると嬉しいんだけど」

結標「ごめんなさい。そんな人は見なかったわ」


ヴェント(……結標)

結標(わかってる、上条当麻でしょ)


麦野「そう……。ならいいわ。介抱してくれてありがと、コイツも持っていくわね」ガシッ


絹旗「」ヒョイ


結標「あ、ちょっと待って」

麦野「なに?」
348 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:52:52.08 ID:1lKyYy1e0
結標「貴方、第四位の『原子崩し(メルトダウナー)』でしょ?」

麦野「……暗部の住人か」

結標「元、だけどね。グループって知ってるでしょう?」

麦野「ああ、あの第一位のクソ野郎がいたチームでしょ。よく覚えてるわ」

結標「それは光栄ね」


麦野「それじゃいくわ」

ヴェント「あー、ちょい待ち」

麦野「……なに?」

ヴェント「なにがあって上条当麻と接触したのは聞かないケド、あんまそいつに関わらないほうがいい。理由は言わずもがな」

麦野「チッ、関係ないね。私には私なりの目的がある。わかってんでしょ?」

ヴェント「なにその態度。ケンカ売ってるんですかぁー?」

麦野「あ゛?」

結標「ちょっと、やめなさいよ」
349 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:53:18.02 ID:1lKyYy1e0
麦野「ケンカ売って欲しいの? 言ってみろよ、コラ」

ヴェント「は? なに聞き返してんだよ。怖くなったのかオラ」

麦野「んなわけあるか。いいよ、そこまで言うんならやってやる。殺すまでやってやる」

ヴェント「今のはちょおーっとだけイラついt――――」


結標「脱がすわよ」


ヴェント「スミマセン」

麦野「あんだけ吠えていて逃げ――――」


結標「裸で外に放り出すわよ」


麦野「……」
350 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:53:43.15 ID:1lKyYy1e0
麦野「ハァ……無駄な時間過ごした気がするわ。それじゃ――――」


コツ……コツ……


麦野「!?」

結標「他に人がいたのかしら」

ヴェント「物好きなヤツもいるもんだなー」



上条「あ? なんだテメェら」



麦野・結標・ヴェント「」
351 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:54:09.27 ID:1lKyYy1e0
上条「女が一人、二人、三人、四人……いかんよなぁ。こりゃいかんよなあ」

上条「おっと、逃げようなんて考えるなよ。俺なら余裕で追いつけるんだからな」

麦野「……」キュイイイイイ

ヴェント「ちょ、やめろバカ!!」

麦野「消し……飛べええええええ!!!」


ギュオオオオオ!!!


シュウウウウウ


麦野「は、ははははは!!! ザマァみやがれ――――」

上条「いきなり能力をぶっ放すんじゃねえよ。女はこれだから困る」

麦野「――――れえええ? なっ、テメェなんで……っ!!」
352 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:54:35.44 ID:1lKyYy1e0
上条「やっぱり消しておくほうが安全――――」

結標「土御門元春が学校へと向かった」

上条「……なに?」

結標「第二位の垣根帝督をつれて一端覧祭の準備に向かった」

麦野「は? 垣根? なんで第二位のクソ野郎の名前が――――」

上条「……なるほど。その情報と引き換えに見逃せと」

結標「そうよ」

ヴェント(な、ナイスだ、結標!)


上条「なんて言うと思ったか? バカが」

353 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:55:01.32 ID:1lKyYy1e0
上条「仲間の情報を簡単に売るヤツなど粛清したほうがマシだ。女なら尚更な」

結標「……、」

上条「が、第二位の情報を得られたのは大きい。超能力者の味見は初めてだしなあ」

上条「だが今日だけだ。次は殺す」


ビュウン!


ヴェント「行ったか……」

麦野「ちょっと待てよ。垣根帝督は動いてんのか?」

結標「随分前に復活したわよ」

麦野「マジかよ……クリスマスケーキだったくせに……」
354 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:55:27.18 ID:1lKyYy1e0
結標「私たちはもうここを出るわ。あの男が戻ってこないとも限らないしね」

ヴェント「じゃあね、お・ば・さ・ん」ニヤァ

麦野「おいコラテメェもっかい言ってみ――――」


シュン


麦野「――――消えやがったか。クソ、あのアマ次会ったらミンチにしてやる……」




絹旗(……途中から起きてしまいましたが)

絹旗(麦野超こえー!!! 至近距離で超極太原子崩し撃つとかどんな神経してんですか!)

麦野「ん、絹旗起きたの?」

絹旗「(い、いかん。寝たふり寝たふり……)ん……すぅ……」
355 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:55:54.08 ID:1lKyYy1e0
〜とあるこうこう〜

青ピ「うわっ、何コレ。ほとんど水やん」ポタッ

垣根「未元物質の可能性は無限大なんだよ」

土御門「さすがだな」


吹寄「キ・サ・マ・らぁ〜?」スッ


青ピ「ああっ! ごめんなさい! でもぶつのはやめて欲しくないです!」

土御門「キモ……」

垣根「つってもよぉ、男でできることなんて殆ど残ってないぜ?」

吹寄「たこ焼きマシンくらい買ってきなさいよ。なにか健康的な機能がついたやつ」

土御門「吹寄、そんなのは多分ないと思うんだぜい」
356 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:56:20.58 ID:1lKyYy1e0
垣根「未元物質で作ってやってもいいぞ」

土御門「MAJIDE?」

姫神「垣根くん。とても。便利」

青ピ「ていうか一人だけであらゆる事ができるんちゃうんか?」

垣根「まあな」フフン


ガララッ


吹寄「あ、先生。垣根帝督のお陰で、はやく仕上がりそ――――」


上条「先生かと思ったか? 残念、俺だ」


青ピ「カミやん!?」
357 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:56:46.87 ID:1lKyYy1e0
土御門「な、なんでここに……」

上条「ここの生徒なんだから当たり前だろう? それにしても、土御門がいるという情報は本当だったんだな。垣根帝督もいるようだし」

垣根「テメェ、こないだの無能力者だな?」

上条「覚えてくれて光栄だ。さて、『男たちの淫夜(パーリィ)』を始めようぜ?」


ガシッ


吹寄「上条、よくここにのこのこと来れたな」

上条「……あ?(威圧)」

吹寄「神聖な学び舎に入る前に、私からの制裁を受けてもらいたい」

上条「制裁、ねえ。そういえばさっきそんなことも言っていたな」
358 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:57:12.52 ID:1lKyYy1e0
土御門「ふ、吹寄……」オロオロ

吹寄「お前らは手出しするなよ。いくら親友とはいえ、ケジメはしっかりとつけさせないと」

土御門「いやそうじゃなくて……」

上条「いいぜ。受けてやろう」


吹寄「ほう。いい心意気だ」

上条「ただし、ここじゃ狭すぎる。校庭にいくぞ」

吹寄「思う存分暴れたいと。いいわ、こっちも思う存分やってやろうじゃない」


カツッカツッカツッ


土御門「いっちゃった……」

青ピ「吹寄ちゃんがケンカ……ハプニングによるポロリっ!?」





姫神「……」ササッ
359 :>>1 [saga]:2012/12/02(日) 18:57:47.57 ID:1lKyYy1e0
今日はここまで

狸寝入りしてる最愛ちゃんの画像ください!!!
360 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 19:04:34.95 ID:VwlYMdIo0
お願い!垣根くんを汚さないでぇ!
土御門はどーなってもいいからぁ!

って感じで乙
361 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 19:07:21.66 ID:4KlrWTxIO
吹寄はマッハ50を越えるのか!?
362 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 19:37:50.43 ID:u4HVxDXao
乙でした
363 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/02(日) 22:24:41.84 ID:SGxColtmo
なんでだろうここの上条はどこまでも上条らしすぎる
原作なんて無かったんだ・・・
364 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 02:28:14.26 ID:XxA4MGWAO
そういえばこの上条さんはステイルさんとでもヤるのかな?


誰かモア…じゃなかった
サイアイちゃんの画像を!!


ちなみに今思い付いたカップリング
上条ステイルビアージオの3ピー
365 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 12:41:25.20 ID:1ZKWMlJIO
狸寝入りは任せろー

http://www.world-scene.com/diary/wp-content/uploads/2011Chile878.jpg
366 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 13:48:42.51 ID:dOv6+Fdno
>>365
バッチリ目空いてるじゃねえかwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
367 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 16:04:20.86 ID:+QvSCSHW0
>>365
ま た お 前 か
368 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 18:29:14.79 ID:McUE5EgDO
乙ー
369 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:11:58.32 ID:V5yHPCp80
>>365
おうちょっとこっち来いや(ゲス顔)

>>364
このSSが終わったあと小ネタでやるかもです


さーて上条さんと吹寄さんのバトル開始です
投下開始
370 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:12:25.17 ID:V5yHPCp80
第七十話


「……、」

「……、」


静寂が支配する深夜、互いに睨みあう男と女がいる。
上条当麻と吹寄制理。
クラスメイトという間柄ながら、二人には天と地ほどの差があった。


「病院送りになっても文句は言うなよ」

「あら、サボリ魔の男は力のコントロールもできないほど貧弱なのかしら」


ピクッ、と上条のこめかみが動いた。
そして思う。
全力でやってやろうと。
371 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:12:51.63 ID:V5yHPCp80
「ハッ――――!」


上条が動いた。
狙いは吹寄の頭部。
必殺の右腕が側頭部を的確に揺らし、そのまま意識を奪う――――はずだった。


「忘れたの?」

「あ……あぁ?」


右腕が、掴まれていた。
いくら鍛えたとしても、常人には上条の速度にはついてこれないはずなのに。
必殺が、防がれてしまった。


「私は『対カミジョー属性』と言われているのよ。少しはその意味を考えなかったのかしら」

「テメェ……ッ!!」


吹寄がニヤリと笑う。
372 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:13:18.90 ID:V5yHPCp80
しかし、攻撃を止めたわけではない。
即座に距離を取り、そして一瞬のうちに後ろへと回りこむ。
足を払い、そのままマウントポジションをとって勝ちだ――――。
そう考えていたのだが、


「貴様に負けることはない。それが私」


またもや届かない。
上条の攻撃を避けたかと思うと、そのまま向き合った。
その顔には余裕があった。


「チッ……こんな面倒なことになるとはな」


舌打ちをする。
だが上条は気づいていた。

吹寄は上条の攻撃を一切喰らわないものの、自分から攻撃はしていない。

373 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:13:46.99 ID:V5yHPCp80
「気づいた? まあ、さすがにここまで引っ張れば猿でも気づくわよね」


それは吹寄もわかっている。
上条の速度にはついてこれたものの、吹寄は人間をやめているわけではない。
身体自体は普通なのだ。

対する上条は、完全に人間を超えている。
ヒト、というカタチはあるものの、その存在はこの世のカテゴリーでは表せないのだ。

そのような規格外についていける時点で吹寄も十分化け物なのだが、このままでは引き分けだ。
だからこそ吹寄は、一人では戦わない。


「上条くん。捕まえた」

「なっ……!?」


クラスメイトでもある姫神秋沙が、上条を羽交い絞めにしていた。
374 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:14:13.58 ID:V5yHPCp80
「私はよく。影が薄いと言われる」

「それは。上条くんでも同じだったみたい」


まったくわからなかった。
いつの間に接近していたのか、そもそもどこに潜んでいたのか。
上条は決して油断していたわけではない。
なのに、なのに――――。


「貴様はよく学校を休んでいるが、そのような状態では友達が離れていってしまう」

「せめて、毎日登校しろ」


やろうと思えば、いつでも振りほどくことができる。
だが間に合わない。
隙を見せた上条の腹部に、吹寄の鉄拳を打ち込まれた。
375 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:14:41.43 ID:V5yHPCp80
「が、はっ!!」

「普通ならここで攻撃をやめる――――が、まだだ」


一発殴った程度で、上条が屈服するわけはないと、吹寄は知っていた。


「もう一発……ッ!!」

「――――」


後頭部に打撃を送ってようやく、上条は意識を失った。
376 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:15:12.89 ID:V5yHPCp80



吹寄「ふぅ、ありがと」

姫神「大丈夫」

上条「」



土御門「ひぇ〜……」

青ピ「なにが起こってたん? ボクには何も見えへんかったんやけど……」

垣根「あの上条とかいう男が負けた。それでいいだろ」

土御門(吹寄……あれが我らの希望となるのだろうか……)
377 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:15:46.78 ID:V5yHPCp80
〜とあるばしょ〜

「今日は私がご飯を作ってあげるぞ!」

「はは、ありがとう」


夜の学園都市を歩く、一組の男女がいた。
先生と生徒というよく見る関係だが、一緒に外を出歩くのは珍しい。
そこには並々ならぬ事情があった。


「……、」

「まだ、気にしているのか?」


男――――木原加群は、グレムリンという自分が所属していた組織を裏切り、この場所に立っている。
それはつまり、粛清としていつ襲撃を受けてもおかしくないということだ。
378 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:16:14.22 ID:V5yHPCp80
「大丈夫、いざとなれば私が撃退してやるからな!」


それを聞いて、フッと笑う。
生徒にそんなことをさせるわけにはいかないよ、そう言おうとした時――――。


「羨ましいなあ、おい」


正面から、誰かが現れた。
腰まである長い金髪。
黄色と黒を基調としたぴったりとした上着とズボンを着用し、肩にはストールを纏っている。
その人物は、『雷神トール』と呼ばれていた。


「あの実験には俺も反対だったがよ、ちょっとやり過ぎじゃねえか? 裏切り者さんよ」

「お前は……」


魔術結社グレムリンの同僚だった彼がなぜここにいるのかは疑問だが、とりあえず身構える。


「おっと、俺はお前と戦いに来たわけじゃない。落ち着こうぜ」


そう言われて、一旦防御を解いた。
379 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:16:40.88 ID:V5yHPCp80
鞠亜「……誰?」

トール「グレムリンの正規メンバー、トールだ。よろしくな」

加群「お前はさっき、戦いにきたわけじゃないと言ったな。それでは何が目的だ?」

トール「上条当麻だよ」

鞠亜・加群「!!!」

トール「その様子じゃ知っているみたいだな。上条当麻はグレムリンの正規メンバー三人を撃破し、そのままリーダーである魔神オティヌスまで勝利した。そして学園都市へと戻ってきた」

加群「近づくな。私から言えることはこれだけだ。特に男であるお前は気をつけたほうがいい」

トール「そうかい。一応覚えておいてやるよ、二秒くらい。つうか上条当麻がメインってわけじゃねえんだよ」

鞠亜「あり? さっきは上条当麻が目的って言わなかったかね?」
380 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:17:06.21 ID:V5yHPCp80
トール「それは単なる前菜だ。本命は……お前だよ」

鞠亜「……へ?」

トール「まあ驚くよな。いやいや、別に変な意味じゃなくて――――」


加群「お゛い゛」


トール「」ビクッ

加群「こっちに来い。ちょっと話がある」

トール「だ、だから違げえんだって! 落ち着けって言ったろ!?」

加群「だが――――」

鞠亜「話くらいは聞いてやろうじゃないか、ね?」

加群「……」ムゥ
381 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:17:34.26 ID:V5yHPCp80
トール「ちょいと相談があるんだよ。二人に」

鞠亜「なになに?」

加群「くだらないことなら帰るからな」


トール「彼女が……欲しいn――――」

加群「帰るぞ」

トール「せめて最後まで言わせろ!!」


加群「くだらないことなら帰ると言っただろう」

トール「なあ頼むよ。他に相談できるやつがいねえんだよ」

鞠亜「ふふん、この私に相談するなら、それなりの対価が必要じゃないかね?」

トール「お前さっきはそんなこと言ってなかっただろ」

加群「鞠亜、ご飯を作ってくれるのだろう? なら急いだほうがいいんじゃないか」

鞠亜「あ、それもそうだね」

トール「ま、待てって! 奢る、奢るから!」
382 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:18:00.35 ID:V5yHPCp80
鞠亜「すまないが、私はメイドさんなんだぞー? 外食なぞさせると思うてか!」

加群「じゃあな、トール。生きていたら会おう」

トール「だーっ!! じゃあなにをしたら話を聞いてくれんだよ!?」

鞠亜「自分から行動を起こさないと、なにも始まらないぞ? 出会い系に登録してこい、話はそれからだ!」

加群「思う存分毟られてこい。そのときは闇金を紹介してやる」

トール「イ・ヤ・だ!」

鞠亜「必死だなー」

加群「見ていてとても見苦しい。それでは寄ってきた女も逃げてしまうと思うぞ」

トール「こ、こいつら相手がいるからと思って余裕こいてやがる……」

鞠亜「のぅ!?」ビクッ

加群「ん、どうかしたか?」

トール「お……?」ニヤリ
383 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:18:26.92 ID:V5yHPCp80
トール「はーっ! 恋人が隣にいるから邪魔はするな、と。そう言いたいんだな?」

鞠亜「そうかそうか! 君もわかっているじゃないか!!」

加群「お、おい鞠亜……」オロオロ

トール「そんな二人に、ぜひアドバイスを頂きたいんだけど、いいかな?」

鞠亜「はっはっは! 私は今気分がいい! 特別に相談に乗ってやろう!」

トール(ちょろいぜ)

鞠亜「いくぞ!」ガシッ

加群「は、はぁ……」


ズルズル

384 :>>1 [saga]:2012/12/03(月) 19:20:12.74 ID:V5yHPCp80
今日はここまで

吹寄さんは、上条さんのように世界最強というわけではありません
ただ『対カミジョー属性』として、上条さんには絶対に負けず、そのために上条さんの速度についてこれたと考えてください
自分でもなに書いてるかわかんないけど、多分それでおk
385 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 19:28:55.21 ID:+QvSCSHW0
上条さんにだけ力を発揮するってことでおk?
386 :>>1 [sage]:2012/12/03(月) 19:32:33.02 ID:V5yHPCp80
>>385
せやで
387 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 19:39:55.07 ID:ovdegtL90


吹寄さんに上条さんを調教…
いや教育してもらわんと
世界があぶないぜぃ
388 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 20:15:43.35 ID:znjEA5Tu0
上条さんが浜面くんを助けたように
浜面くんだって上条さんを助けたい
みんなみんな、つながっているんだ
世界に広げよう、愛と友好の環 乙
389 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 21:38:39.72 ID:1U/VyIgfo
もう吹寄さんに上条さんを娶ってもらおう(提案)

いや、でもホモで最強の上条さんも捨てがたい

捨てがたい


捨てがたい
390 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 22:04:53.37 ID:MbhZ/8UAO
上条はホモでいいんだよ
391 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/03(月) 22:05:11.05 ID:rtJFyaxp0
フィアンマとオッレルスの絡みが見たいです。
みたいです。
392 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 09:04:56.31 ID:C7Aug1+IO
ジャンケン見たいに三竦みなんだろ
393 :>>1 [saga]:2012/12/04(火) 18:47:55.58 ID:JVvsS9c+0
>>387-390
ホモは不滅ンゴwwwwwwwwww

>>391
ファッ!?

>>392
それが言いたかった

さーて投下開始
394 :>>1 [saga]:2012/12/04(火) 18:48:23.01 ID:JVvsS9c+0
第七十一話


〜ふァみりーさいどォ〜

鞠亜「なんなりと話すが良い」

トール「おう」

加群(なぜこんなことに……)


トール「ぶっちゃけさ、俺って顔はいいだろ?」

加群「まあそうだな」

鞠亜「女っぽい気もするがね」

トール「そんでもってさ、これまたいい年頃なわけだよ」

トール「なのにさ――――」


トール「なんで誰とも付き合えねえんだよ!!」

395 :>>1 [saga]:2012/12/04(火) 18:48:50.42 ID:JVvsS9c+0
トール「まあ確かに? 魔術結社に入って? 女なんか期待してねえけど?」

鞠亜「期待してたからこうして相談してるんじゃ?」

トール「うっせえ。でもさ、周りにいる女がドラム缶みてえなヤツとか、人間家具愛好家とかさ、大抵碌なヤツじゃない」

トール「唯一の希望であるオティヌスもどこかに行っちまった」

加群「お前オティヌスを狙っていたのか」

トール「え、いいじゃん。見た目十三歳くらいだし、眼帯って萌えね?」

加群「まあわからなくもないな」

鞠亜「先生はやっぱり、その辺の年頃の子が好みなのか……?」

加群「あ、いや、決してそういうわけでは……」アセアセ

鞠亜「私もサイズはそれくらいだと思ってるんだが、これがコンプレックスでもあるから少々複雑で――――」

トール「おいイチャイチャすんのやめろや」
396 :>>1 [saga]:2012/12/04(火) 18:49:19.43 ID:JVvsS9c+0
トール「でさ、お前らのほうから女の子を紹介してほしいというか……」

加群「なら路上でもよかっただろう。わざわざ私の家に上がりこんでまで……」

トール「そ、それはあれだよ……」ゴニョゴニョ

加群「はっきり話せ!」

トール「他のヤツに聞かれると、恥ずかしいっつうか……///」クネクネ

加群「気持ち悪い男だな」

鞠亜「はっきり言おう、そんな調子ではフられてしまうぞ?」

トール「ええっ!? マジでぇ!?」

加群「その慌てぶりがダメなんだろう?」

鞠亜「先生もわかってるじゃないか。あんな童貞くさい反応をされては、こっちも冷めるというものだ」

トール「童貞じゃねーし!!!」

鞠亜「ほら童貞じゃないか。なあ先生……先生?」
397 :>>1 [saga]:2012/12/04(火) 18:49:46.61 ID:JVvsS9c+0
加群「ワタシハドウテイデハナイ……ドウテイデハナイ!!」

トール「く、ククク……。どうやら同じ穴の狢らしいじゃねえか!」

鞠亜「帰れよ」

トール「え?」

鞠亜「帰れよ」

トール「ま、待てよ! なあ俺悪いことでも言ったか? 童貞って言ったのなら謝るからさ……」

鞠亜「上条当麻の周辺うろついてたらいずれ女が寄ってくるから帰れよ」

トール「あ、あぁ……ごめん……」


ガチャリ


トール「俺、なんか悪いことしたかな……」
398 :>>1 [saga]:2012/12/04(火) 18:50:13.13 ID:JVvsS9c+0
〜ぱとろーるちゅう〜

結標「……、」スタスタ

ヴェント「……、」

結標「案外事件なんて起きないものね……」

ヴェント「そんな頻繁に事件起きてたら、この世はとっくに世紀末じゃない?」

結標「そうかしら」

ヴェント「そんなに事件が見たいの……?」

結標「見たいっていうか……この、己の胸の中から湧き上がる衝動というか……」

ヴェント「ナニソレ……」

結標「そうだ、事件が起きないなら起こせばいいじゃない」

ヴェント「やめろ!!」
399 :>>1 [saga]:2012/12/04(火) 18:50:41.44 ID:JVvsS9c+0
結標「でもこのままじゃ暇だし……」

ヴェント「じゃあ帰ればいいじゃない。元々アンタが連れてきたワケだし」

結標「でも……」

ヴェント「『でも』じゃない。何もないなら仕方無いと思うケド?」

結標「……あっ、海原を回収しましょう。放っておいたままっていうのも酷だし」

ヴェント「えー、面倒くさくない?」

結標「じゃあやめましょう」

ヴェント「それがいい」



海原「ひどい……です……」ゼエゼエ
400 :>>1 [saga]:2012/12/04(火) 18:51:08.86 ID:JVvsS9c+0
結標「小萌も帰ってきてるでしょうし、戻りましょうか」

ヴェント「うん」



海原「無視は……やめてくだ――――」

海原「」バタッ



結標「ねえ、今なにか聞こえた?」

ヴェント「聞こえなかった」

結標「そうよね、そうに違いないわ」

ヴェント「ははっ、一体どうしたの?」

結標(海原に釣られて上条当麻が来るのはごめんだしね……許しなさい)
401 :>>1 [saga]:2012/12/04(火) 18:51:34.61 ID:JVvsS9c+0
〜きたくちゅう〜

結標「で、どうする?」

ヴェント「えっ、何が……?」

結標「あれよ、私の服借りる?」

ヴェント「えぇー……」

結標「何よ、そのため息は……」

ヴェント「どぉーせロクなヤツ持ってないんでしょ? 露出狂だしレズだし」

結標「失礼ね、普通の服もあるわよ。なにが普通なのかは言わないけど」

ヴェント「余計不安になるじゃない!!」

結標「あ、着けてくれるの?」

ヴェント「は? ……いやいやそういう意味じゃない!!」
402 :>>1 [saga]:2012/12/04(火) 18:52:00.82 ID:JVvsS9c+0
結標「やだ、この子なにを想像したのかしら?」

ヴェント「は? ちょっと、結標落ち着――――」

結標「わかってるわよ! まったく、私のことを露出狂とかなんとか言ってるクセに、自分もその気があったなんて!!」

ヴェント「いやいやいや! なに壮絶に斜め上な勘違いを――――」

結標「そうね、最初は軽めにノースリーブシャツとスパッツくらいから始めましょう」

ヴェント「やらないから! 寒いから!」

結標「夜に言い出したのは正解ね。人が少ないからストレスも軽減されるでしょう。一端覧祭期間中だからそうとも限らないけど」

ヴェント「だからやらないって!!」

結標「Fooooooo!! 滾ってきたわ!」

ヴェント「ダメだこいつなんとかしないと……」
403 :>>1 [saga]:2012/12/04(火) 18:52:28.58 ID:JVvsS9c+0
〜とあるこうこう〜

上条「……、」チョキチョキ

吹寄「手を休めるなよ、上条」

土御門「やーいカミやんのサボリ魔―!」

青ピ「君が言えることやないと思うんやけど……」


上条「犯すぞコラァ……」


土御門・青ピ「!?」

吹寄「おい上条」

上条「……チッ」
404 :>>1 [saga]:2012/12/04(火) 18:52:58.85 ID:JVvsS9c+0
姫神「垣根くんは。お金に困ってるの?」チョキチョキ

垣根「まぁな」ペタペタ

姫神「第二位なのに?」チョキチョキ

垣根「治療費で全額がパァになった」ペタペタ

姫神「大変だね」チョキチョキ

垣根「……あぁ」ペタペタ



垣根(話づれぇ)

吹寄「おーい姫神、ちょっとこっちを手伝って」

姫神「うん。わかった」タタタ
405 :>>1 [saga]:2012/12/04(火) 18:53:24.75 ID:JVvsS9c+0
青ピ「ねえねえ垣根クゥン」クネクネ

垣根「気持ち悪りぃ動きすんなよ」

青ピ「ぬふふぅ。まあ勘弁してや」

垣根「で? なんか用か?」

青ピ「そや! 吹寄がボクのゲームを全部あげるとか言うてたけど、ちっとそれはキツすぎやん?」

垣根「あぁ!? 俺の報酬を奪い取ろうってかぁ!?」

青ピ「だ・か・ら! 代わりのモンを提案するねん」

垣根「……話してみろ」

青ピ「実はボク、パン屋でバイトしてるんやけど、それのクーポン券を二十枚」

垣根「そんなんで足りっかよ」

青ピ「今回の一端覧祭でボクらが作るたこ焼き、秘密裏に君へと流すわ」

垣根「……、」



垣根「いいだろう」

青ピ(ええんかい……)
406 :>>1 [saga]:2012/12/04(火) 18:54:41.57 ID:JVvsS9c+0
今日はここまで

青髪さんは気持ち悪いイケメン
その嗜好は尊敬できるモノがある
せやろ?(震え声)
407 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 19:33:57.64 ID:0JmQZoRDO
上条さんに元気がないと、こっちまで元気なくなる
早く良くなってほしい
408 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 19:36:57.50 ID:maba/j3IO
ホモとかいらねーよ
409 :>>1 [saga]:2012/12/05(水) 18:45:21.44 ID:IMWKuxlS0
>>408
(ホモネタばっかで)すまんな
でも今更やめるつもりは無いのであしからず

最近筆が進まなくてヤバイ
ネタはあるのに……なんでや……
投下開始
410 :>>1 [saga]:2012/12/05(水) 18:45:47.81 ID:IMWKuxlS0
第七十二話


〜よくじつゥ〜

オッレルス「や、おはよう」

結標「……、」スルー

オッレルス「あ、あれー? 俺のことが見えなくなってるのかなー? 存在が無視されてんのかなー?」


シルビア「おはよう」

結標「おはようございまーす!」

オッレルス「うわナニコレ酷い。やたらとテンション高いしなんか不気味だよ……」

結標「あ、いたんですね。おっはー」

オッレルス「やっと気づいたんだ。俺はさっき君に声かけたのに。心なしか適当になってる気もするし」
411 :>>1 [saga]:2012/12/05(水) 18:46:14.13 ID:IMWKuxlS0
フィアンマ「お……、んん」

オッレルス「なんで君は言いかけたのにやめたの? 『おはよう』ってたった四文字なのにそれすら面倒くさいの?」

ヴェント「一番面倒くさいのはお前だよバーロー」

シルビア「少しは自重しなさい。ここはアンタの家じゃないのよ」

フィアンマ「まったく、旅の恥は掻き捨てとは言うが、旅行先でのマナーくらいはしっかりしたほうがいいぞ?」

オッレルス「うっわ腹立つ! 一番適当だったやつに言われると余計腹立つ!」

結標「あ、こんなところに財布が落ちてたわ」ヒョイ

オッレルス「それ俺のだよ!! いつの間に盗ったんだよ!」

ヴェント「貰っちゃえば?」

オッレルス「だから俺のだよ!! さらっと聞き流さないでよ!!」
412 :>>1 [saga]:2012/12/05(水) 18:46:40.42 ID:IMWKuxlS0
結標「うわ、少な……」

オッレルス「見るなよ!! っていうか少ないっていうな! シルビアの管理が厳しいんだから仕方無いだろう!? 仮にも貴族なのに!」

シルビア「あぁ?」

オッレルス「……、」

フィアンマ「没落貴族^^;」

結標「過去の栄光に縋り続ける男の人って……」

ヴェント「ワンパンでおkw」

オッレルス「あ、俺気づいた。さては海原がいないからって全部俺に回してるな?」

結標「海原ならここにいるわよ」

オッレルス「えっ、どこに――――」



海原「」ビヨニューン


413 :>>1 [saga]:2012/12/05(水) 18:47:07.13 ID:IMWKuxlS0
オッレルス「うわ怖っ!! なんか伸びてるしなによりボロボロなのが怖っ!!」

海原「あ、皆さんこんにちは」

オッレルス「なぜ!? さっきまで気絶してたのに、なんでいきなり復活して平然と挨拶してんの!?」

シルビア「おはよう、海原光貴」

フィアンマ「今日は一段と爽やかだな」

海原「ははは、やめてくださいよ」

ヴェント「まあオシャレに気を遣う男ってのは好感が持てるカナ」

結標「グループで唯一と言っていいほどの常識人枠だものね」

海原「やだなあ。褒めても何も……出ませんよ」キリッ


キャーキャー!
アノヒトコッチミタワ!
アステカ()


海原「こんにちは〜」ニコニコフリフリ

オッレルス「な、なんだこれは……」
414 :>>1 [saga]:2012/12/05(水) 18:47:32.95 ID:IMWKuxlS0
結標「学園都市二大イベントの一つ、『一端覧祭』は明日よ」

ヴェント「へぇ、そうだったんだ」

結標「うん。なので、今日は準備のために学生たちが一番忙しくなります」

シルビア「まあ当然だろうね」

結標「だから、今日はホテルにでも篭って、どの学校を回るのか、スケジュールを組むのが得策――――なんだけど、ぶっちゃけそれって面白くないでしょ?」

オッレルス「面白さを求めるものでもないと思うけど……」

結標「うるさいわね、落とすわよ」

オッレルス「落とす!? 一体どこに!?」

結標「そこで! 今日はグループのメンバーである一方通行と番外個体のドッキドキ☆私生活を覗きたいと思います!!」

ヴェント「わーわー」ドンドン

海原「番外個体さぁぁぁぁぁん打ち止めさぁぁぁぁぁん!!!」パフパフ

オッレルス「また無視される流れかー」
415 :>>1 [saga]:2012/12/05(水) 18:47:58.40 ID:IMWKuxlS0
シルビア「盗撮ねえ」

結標「盗撮じゃないわ。少しだけお家にお邪魔するだけよ」

フィアンマ「なんとも図々しいな」

海原「でも、自分はとても気になります。とても」

ヴェント「アンタは下心からでしょ?」

海原「違いますよ!! YesロリータNoタッチがわからないんですか!?」

結標「狙いは最終信号か……」

オッレルス「さっきモロに叫んでたしね」

結標「一歩間違えたらヤンデレ化が加速し流血になるかもしれないあの二人、それを見守る周りの人間。私としてはすっごく面白そうなのよねえ」

ヴェント「結標って基本そんな感じだよね」
416 :>>1 [saga]:2012/12/05(水) 18:48:26.32 ID:IMWKuxlS0
結標「まあとりあえずいきましょう。海原がカメラ仕掛けてくれるから」

海原「えっ」

フィアンマ「責任重大だな」

結標「カメラを用意するのはオッレルスさんね」

オッレルス「えっ」

シルビア「行ってこい」

オッレルス「えっ……え?」

ヴェント「はい、さっき拾った財布あげるから」

オッレルス「いやそれ俺のだから! 当たり前だから!!」

結標「あ、そうだったの? まったく気がつかなかったわ」

オッレルス「そりゃそうだろうね、無視してたもんね」

シルビア「とりあえずはやく買いに行ってこい」

オッレルス「はいはい……。あ、そういえば電気屋さんってどこに――――」


<イナイヨー


オッレルス「……、」
417 :>>1 [saga]:2012/12/05(水) 18:48:53.11 ID:IMWKuxlS0
〜とあるこうこう〜

吹寄「さて、残すところあとは材料だけとなった」

土御門「ってことは、今日は自由時間かにゃー?」

吹寄「……まあいいだろう。貴様たちは昨日泊まりで作業をしたからな」

青ピ「いっやほーい! つっちー、学び舎の園に一緒に突入しようや!!」

垣根「あんなガキくせえとこ行ってなんの得があるんだよ」

姫神「青髪くんは。ロリコン」

青ピ「せや!」

土御門「青ピェ……」



上条「……、」
418 :>>1 [saga]:2012/12/05(水) 18:49:20.83 ID:IMWKuxlS0
プルルルルル


土御門「っと電話だ。ちと席外すぜい」




土御門「もしもーし」

結標『私よ』

土御門「結標かにゃー」

結標『そうよ、結標淡希。これから一方通行の家に盗撮しにいくんだけど、一緒に来ない?』

土御門「盗撮……?」


青ピ「つっちー盗撮するん!? 大胆やなあ……」

土御門「ちょっとお前黙れ」
419 :>>1 [saga]:2012/12/05(水) 18:49:48.28 ID:IMWKuxlS0
土御門「お前は一体なにを考えているんだ……」

結標『私の中にあるなにかが叫ぶのよ……。盗撮するべきだと!!』

土御門「俺には犯罪者としか思えん」

結標『わかった。それじゃあ盗撮がバレたら「土御門に指示された」って言うわ』

土御門「脅迫やめい!!」

青ピ「つっちー脅迫受けとるん!? たまげたなあ……」

上条「!?」

結標『そういうことだから、それじゃ』

プツン

土御門「結標の野郎……」
420 :>>1 [saga]:2012/12/05(水) 18:50:14.90 ID:IMWKuxlS0
土御門「なにが盗撮だよ、バカップルのイチャイチャを見せられるだけだろバカが……」ブツブツ


上条「……、」


土御門「んじゃ、オレは行くから」

吹寄「はしゃぎすぎて明日遅れるんじゃないぞー」

土御門「わかってるぜい!」


上条「……、」スック

吹寄「……、」ガシッ

上条「……、」ギロッ

吹寄「……、」グググ
421 :>>1 [saga]:2012/12/05(水) 18:50:41.21 ID:IMWKuxlS0
吹寄「……仕方無いわね」パッ

上条「……」

吹寄「ただし、トラブルを起こさない、首を突っ込まないこと。わかったらどこへでも行け」

上条「……」タタタ




土御門「あーあ、一方通行の家には現役の警備員が住んでるっていうのに……」スタスタ

上条「……」ササッササッ

土御門「……誰だ?」


<イナイヨー


土御門「おかしいな、誰かがいると思ったんだが……」スタスタ

上条「……」ササッササッ



トール「上条当麻発見……!!」ススス
422 :>>1 [saga]:2012/12/05(水) 18:51:59.77 ID:IMWKuxlS0
今日はここまで

別に一端覧祭直前に盗撮とかやらなくてもよかったんじゃね?とか言わないでくだしい……
ただ猛烈に盗撮願望が再発してしまっただけなんや……
423 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 19:27:36.18 ID:jOQ7NqJSO
盗撮はある意味男のロマンだからな……

424 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 21:34:34.83 ID:EX811RBoo
乙でした
425 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 04:26:20.32 ID:FWPT+nQd0
ボクは百合が大好きですがもうこのスレにはホモしか期待出来ないのでしょうか
426 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 07:57:04.73 ID:unCChNJSO
垣根がいる限り百合は不滅だ
427 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/08(土) 17:52:50.49 ID:0KHcxkmi0
トールが(貞操的な意味で)ピンチになりそうだが
大丈夫なのか…?
428 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/09(日) 23:47:03.34 ID:YECvRqFA0
俺は、トールでも全然イけるぜ!
429 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/10(月) 00:13:27.12 ID:f0Y+xGak0
俺も、トールでも全然抜けるぜ!
430 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/10(月) 00:51:40.09 ID:SVHOUAJx0
トールってホントに男なのかな?
431 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/11(火) 09:13:57.56 ID:iRqAxe0U0
どっちでもアリなんだよ!
432 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/17(月) 21:43:02.77 ID:MVr7klXko
お忙しいのかな?
433 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/22(土) 21:13:41.69 ID:MAkxIJi3o
3週間近くご無沙汰だな
434 :>>1 [sage]:2012/12/23(日) 18:14:09.61 ID:iG62j6rO0
久しぶりですぅ
いやもうホントごめんなさい
最近ちょっといろいろ忙しくて更新ができませんでした

正月あたりから再開する予定なんで、お待ちしていただければ幸いです




トールくんは最初女だと思ってたんで、男でよかった
戦闘専門とかなんとか言ってたから、筋肉はあると思う
そう考えるといろいろヤバイです
435 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 19:04:57.85 ID:pthbycfW0
正月頃了解
新年一発殿初め待ってます
436 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/23(日) 21:24:00.14 ID:jPSeDzNT0
了解 待機
正月まで楽しみに待ってる

1月の楽しみが増えたなぁ…
ここの更新とか、禁書の新刊とか
437 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/24(月) 08:16:01.38 ID:NZgqeMPJo
舞ってます
438 :>>1 [saga]:2013/01/01(火) 19:59:32.35 ID:cSeZqjjV0
あけましておめでとうございます

長らく更新できずにすみません
今日から再開しますのでよろしくお願いします

投下開始ー
439 :>>1 [saga]:2013/01/01(火) 19:59:59.72 ID:cSeZqjjV0
第七十三話


〜ふァみりーさいどォ〜

土御門「よう」

結標「おう」

土御門「一方通行の家を盗撮するらしいが、準備はできてるのか?」

結標「海原のなんかスゴイ技術で済ませたわ」


海原「空気を――――解体したんです」キリッ


土御門「意味がわからねえよ……」

シルビア「あれ? 垣根は?」

オッレルス「君と一緒じゃないのかい?」

土御門「あー……忘れた☆」

ヴェント「垣根ェ……」
440 :>>1 [saga]:2013/01/01(火) 20:00:26.76 ID:cSeZqjjV0
結標「まあいいでしょう。隣の部屋が空いていたから、その部屋から監視するわ」

土御門「カメラはいくつくらい仕掛けたんだ?」

海原「えーと、リビングに一つ、台所に一つ、一方通行さんと番外個体様の部屋と思われる扉の前にマイクを一つ」

ヴェント「少ない気もするんだケド」

オッレルス「君は俺に破産しろと言うのかい?」

シルビア「碌に働きもしないヤツが何を言っている?」

オッレルス「あの、そういう問題じゃないと思うんですが……」

結標「盗撮開始ー」

ヴェント「おー」

オッレルス「無視しないでよっ!!」
441 :>>1 [saga]:2013/01/01(火) 20:00:52.35 ID:cSeZqjjV0
〜とうさつちゅう〜



<バタバタ

打ち止め『ジュースジュース〜♪』



海原「打ち止めさんキタ!」

結標「しかし本命では無いわ」

オッレルス「oh……bigAHOGE……」

ヴェント「妹か何か?」

土御門「姉だ」

ヴェント「ハァ?」

シルビア「変な姉妹もいるものね」
442 :>>1 [saga]:2013/01/01(火) 20:01:23.20 ID:cSeZqjjV0



芳川『あんまり飲みすぎると、保護者さんに叱られちゃうわよ?』

打ち止め『……へっ。保護者なんてモンはミサカにはいねぇぜ……ってミサカはミサ、カは……』ズーン

芳川『……』



海原「打ち止めタソ……」

結標「今の一方通行は番外個体にべったりだもの。ずっと傍にいてきた身としては堪えるんでしょう」

ヴェント「扉の前にマイクを仕掛けたんでしょ? 一回そっちに切り替えてみれば?」

土御門「やってみっか」
443 :>>1 [saga]:2013/01/01(火) 20:01:52.66 ID:cSeZqjjV0



<……シ……ギシ……



ヴェント「アレ……?」

シルビア「……」

海原「あれれ? なーんか変な音が聞こえてきますねーあはは」

フィアンマ「これは……」ニヤニヤ



<ギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシ

<アークゥゥゥン!

<ミサカワーストォォォォォ!!


444 :>>1 [saga]:2013/01/01(火) 20:02:19.16 ID:cSeZqjjV0
ヴェント「ブッ!!!」

海原「
.: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
    . . : : : :: : : :: : ::: :: : :::: :: ::: ::: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::
   . . .... ..: : :: :: ::: :::::: :::::::::::: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
        Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: ::::::::::::::::::::::::::::
       /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: ::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
      / :::/;;:   ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ                        」

土御門「うほほほほほほ!!」

オッレルス「ある意味予想通り」

シルビア「二人ともまだ若いものね」

フィアンマ「自然の摂理だな」

結標「なお片方はまだ0歳児の模様」
445 :>>1 [saga]:2013/01/01(火) 20:02:46.96 ID:cSeZqjjV0



<アン、アッ、ハァッ!

<ック、ハッ……



海原「もう帰ろう(提案)」

土御門「おや? 海原の様子が……」

シルビア「まあ邪魔するのもアレだしね」

フィアンマ「ちょっと影響を受けてるヤツもいるしな」

ヴェント「ハァ!? 意味わかんねーし! わかんねーし!!///」

結標「ぇぇゎぁ」
446 :>>1 [saga]:2013/01/01(火) 20:03:16.25 ID:cSeZqjjV0
〜とあるばしょ・すうふンまえ〜


土御門「――――。―――、―――――」

結標「――」


上条(土御門がこの前のヤツらと接触した。電話じゃ盗撮だなんだと言っていたが、まさかこの近くのハッテン場を……?)

上条(もしそうだとしたら胸が熱くなるが……先に片付けるべきことがあるな)



上条「俺を尾行してどうするつもりだ? あぁ?」ゴァ



上条「……出てこないってか。いいぜ、俺のほうから向かってやるよ」
447 :>>1 [saga]:2013/01/01(火) 20:03:42.86 ID:cSeZqjjV0
御坂?「……、」

上条「……ッチ。なんだビリビリかよ。俺は忙しいから帰れ」

御坂?「……」クルッ


スタスタ


上条「手間かけさせやがって……」ブツブツ




トール(うおおおおおあっぶねえええええ!!!)

トール(咄嗟に御坂美琴に変装したのは正解だったようだな……)

トール(それにしても上条当麻、すげえやり手だな……。これは慎重に尾行しないと……)
448 :>>1 [saga]:2013/01/01(火) 20:04:10.25 ID:cSeZqjjV0
上条「……、」スタスタ



トール「……」ササッササッ



上条(またビリビリか……?)



トール(あの男、一体どこへ向かっているんだ……?)



上条(土御門を逃すのは惜しいが、いっちょここで静粛したほうがいいかもしれねえな)



トール(まさか……女と密会か!? リア充死ね!!)
449 :>>1 [saga]:2013/01/01(火) 20:04:38.29 ID:cSeZqjjV0
尾行を続けるトール。
上条が不意に路地を曲がり、それを追おうとするが――――。


「捕まえたぜ」

「――――!?」


あっさりと上条に捕らえられてしまう。
だがまだ変装を解いてなかったため、まだまだ危険性は低い。
しかも上条が使ったのは左手。
何かアクションを起こさない限り、幻想殺しが使われることもないだろう。

そう考えていたのだが、


「おいビリビリ――――ちょっと眠っとけ」

「なっ!?」


顔面に、上条の拳が迫ってきた。
450 :>>1 [saga]:2013/01/01(火) 20:05:09.74 ID:cSeZqjjV0
御坂?「やっ、べ……」シュッ

上条「チッ、掠っただけ――――」


ビシリ

ボロボロ……


トール「……っ!!」

上条「ほう……」
451 :>>1 [saga]:2013/01/01(火) 20:06:03.45 ID:cSeZqjjV0
今日はここまでです

なんかもうあれですね、話の展開どうするかど忘れしちゃってやばいですね
今までの話見返してみるか……
452 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/01(火) 20:11:02.86 ID:68JfRYa/0


どんな展開になるやら
453 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/01(火) 21:39:10.31 ID:h3FMpG3IO
下条「ほう……」
454 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/01(火) 23:39:03.95 ID:O6eZOzXSO
トール逃げてぇぇ
455 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/02(水) 01:40:16.43 ID:0+WsMaiDO
上条さんと下条さんと中条さんにこの言葉を送ろう
「掘っていいのは掘られる覚悟のあるヤツ♂だけだ」
人を掘るということはその間に誰かに掘られることもある
あるいは自分も受けに回るときも必要ということです
456 :>>1 [saga]:2013/01/02(水) 18:29:07.67 ID:CPynnvMF0
>>455
掘っている間に掘られる……?
つまり3Pですか(歓喜)

投下開始するやで〜
457 :>>1 [saga]:2013/01/02(水) 18:29:33.73 ID:CPynnvMF0
第七十四話


御坂美琴の体がボロボロと崩れ、中から別の人物が現れる。
幸か不幸か、それはまだ未成年と思われる少年だった。


「お前……誰だ?」

「雷神トール。グレムリンの残党さ」


グレムリンの残党。
上条はつい先日、その組織のボスを潰した。
今さら現れたことに不信感を抱き、質問を投げかける。


「復讐か」

「そうなるな」
458 :>>1 [saga]:2013/01/02(水) 18:29:59.29 ID:CPynnvMF0
上条「そこまで忠誠心を抱いているのか? あのガキに」

トール「そういうわけじゃねえよ。たださ、トップがやられたってのに黙ってるのは納得できないんだよ」

上条「……覚悟は出来ているか?」

トール「たとえこの身が果てようとm――――今のなし」

上条「……?」


トール(彼女も作らずに死ねるかよ!)


上条「まあいい。相手ならしてやるよ。ソッチの意味でもな」

トール「は?」

上条「遅いッ!!」
459 :>>1 [saga]:2013/01/02(水) 18:30:39.32 ID:CPynnvMF0
一瞬隙を見せたトールに、上条の蹴りが重く圧し掛かる。
それは、今まで受けた攻撃のなかで最も強烈だった。


「ぐぉ……っは!!」


だがこれで怯むトールではない。
即座にカウンターを放つ――――。
が、


「男なら根性見せろよ(意味深)」


あっさりと受け止められてしまう。
そしてまた、上条の猛攻が始まった。

トールが放った右腕を掴み、後方へと投げ飛ばす。
ここは無理に体勢を変えず、一時上条から離れよう――――そう考えるトールだが、現実はそう甘くない。

なんと、上条がそのままトールに追走してきたのだ。
460 :>>1 [saga]:2013/01/02(水) 18:31:06.05 ID:CPynnvMF0
「んなっ……滅茶苦茶だっ!!」

「最高の褒め言葉だぜ」


一撃を加える。
結果的に地面に叩きつけられたところを蹴り飛ばし、体を宙に浮かせた。
そしてまたトールを掴み、地面に叩きつける。


「学園都市は全域にわたって舗道されているからなあ。コンクリートはさぞ痛かろう」

「ぎぅ、がぉお……」


悶絶するトールに顔を近づけ、蔑むように声をかける。
通行人はいない。
ここは学園都市の裏路地だから。
スキルアウトはいない。
上条によって支配されているから。
461 :>>1 [saga]:2013/01/02(水) 18:31:32.72 ID:CPynnvMF0
「さーって、愉しもうかな」


上条はそう言うと、唐突にトールのズボンを脱がし始めた。


「なっ……にやってんだよ!?」


慌てて制止するが、もう止まらない。
やがてパンツも剥ぎ取り、トールの雷神が顔を覗かせた。


「安心しろよ。まずはお前からたっぷりと奉仕してやる」

「意味が、わからねえ、んだよっ……」


青空の中、男たちの性活は昼間から始まる。
462 :>>1 [saga]:2013/01/02(水) 18:31:58.50 ID:CPynnvMF0
〜ふァみりーさいどォ〜

土御門「カメラはどうすんだい」

結標「海原がなんとかしてくれる」

ヴェント「さすが海原だわ」

フィアンマ「安定感がすごいな」

海原「えっ……いや、別に褒めなくても……」

オッレルス「褒め言葉……なのか?」

シルビア「あれ? なんかカメラに気がつかれたっぽいけど……」

海原・土御門・結標「えっ」



打ち止め『むむむ……。この程度ならミサカでもジャミング可能かな〜』ビリビリ

バチン!



ヴェント「あ〜らら」
463 :>>1 [saga]:2013/01/02(水) 18:32:25.34 ID:CPynnvMF0
結標「ちょっと……。まったく海原はツメが甘いわね」

海原「えっ」

土御門「もう少しバレないような場所に仕掛けることはできなかったのか?」

フィアンマ「所詮アステカの魔術師か」

海原「」



ヴェント「ていうかもう帰ったほうがよくない?」

シルビア「カメラがバレたしね。仕方無いか」

フィアンマ「オッレルス、運べ」

オッレルス「えぇ!?」
464 :>>1 [saga]:2013/01/02(水) 18:32:52.07 ID:CPynnvMF0
ガチャリ


結標「はーい急いで――――」

ドンッ

結標「あっ、すいませ……ん……」

加群「いや、どうってこと……ない……よ……」

土御門「あっ……」

海原「お久しぶり……ってほどでもないですね。なぜここに?」

加群「昨日引っ越してきたんだが……君たちはなにしに来たんだい? 一方通行くん目当てかい?」

結標「そんなところ」

加群「そうか。まあ仲良くするんだぞ。友達は大切だからな」

加群「用事があるので私はこれで失礼する。くれぐれも一端覧祭直前だからと騒ぎすぎないように」


コツコツコツ……
465 :>>1 [saga]:2013/01/02(水) 18:33:18.32 ID:CPynnvMF0
ヴェント「あの人、輸送機の中にいた人だよね?」

結標「そうよ。まさかここに住むことにしたとは……」


プルルルルル


土御門「おっと電話だ。すまんにゃー」

オッレルス「いえいえ」

土御門「んーと、誰からかな――――」


【   一   方   通   行   】


土御門「」

海原「どうしました? 土御門さ――――」

海原「」



土御門「逃げろおおおおお!!!!」
466 :>>1 [saga]:2013/01/02(水) 18:33:44.77 ID:CPynnvMF0
〜とあるろじうらァ〜

上条「ふぅ……」

トール「」ビクンビクン

浜面「あれ? 大将、そいつ誰だ?」

上条「コイツか? いやあ、俺に復讐を挑んでくるもんだから、叩きのめしてヤったんだ」

浜面「ふぅん。俺もヤっていい?」

上条「いいぜ。顔は女っぽいが、相当鍛えられていたからな」

浜面「ひゃっほう!!」


ヌギヌギ


トール「あぁ……あっ」ビクッ

浜面「ン〜こりゃイイぜ〜」パンパン
467 :>>1 [saga]:2013/01/02(水) 18:34:11.52 ID:CPynnvMF0
半蔵「お、浜面じゃん。なにやってんの?」ヒョコッ

浜面「半蔵! いやあ、大将が上物のガイジンとヤってたからさ、俺にも譲ってもらったんだ」パンパン

半蔵「ああ^〜」

上条「じゃ、俺はイく……すまん、行くからな?」

浜面「おう!」

半蔵「頑張れよー」

上条「お前らも存分に愉しめ」



トール「あっ……ひぃっ……」

浜面「くっ……締るっ!!」ドピュッ

トール「はぁ……はぁっ……」ドロォ
468 :>>1 [saga]:2013/01/02(水) 18:34:43.50 ID:CPynnvMF0
半蔵「次は俺だな」ムンズ

トール「もう……やめてくれよぉ……」

半蔵「さっきまでヨガりまくってたヤツに言われてもなぁ」パンパン

トール「っくう!!」ビクッ

浜面「ひっひっひ。また勃ってきちまったぜ」ギンギン




469 :>>1 [saga]:2013/01/02(水) 18:35:34.02 ID:CPynnvMF0
今日はここまで

なんかあれですね、再開初っ端からホモホモで申し訳ないです
でも、トールくんは可愛いからね、しかたないね
470 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage saga]:2013/01/02(水) 18:42:21.41 ID:MZ/X0yoN0
トールは五巻の表紙見たときに「こいつ女?」と本気で思ったからなぁ……四割くらい……
471 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/02(水) 18:59:12.37 ID:IH2ZxWXu0


半蔵さんも上条サイドだったんか
472 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/02(水) 20:06:47.83 ID:7nV57GeIO
三連結……車座……?
473 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/02(水) 20:55:41.44 ID:B71kg0nw0
>>471
これで俺は安心して郭ちゃんをチュッチュすることができるな!
474 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 03:13:19.89 ID:hZZQST8DO
>>456
歓喜ってことはやはり>1はガチホモ(確信)
475 :>>1 [saga]:2013/01/03(木) 20:03:16.14 ID:aIgt0u2G0
>>473
郭ちゃんですか
忍者だったら私は杉谷さん好きですね
かっこいいし

>>474
違います(半ギレ)

遅くなりましたが投下開始
476 :>>1 [saga]:2013/01/03(木) 20:03:43.61 ID:aIgt0u2G0
第七十五話


一方通行からの着信。
勿論ただの連絡かもしれないが、このタイミングでそれはありえない。
これは警告であり、断罪へのカウントダウンだ。

ここで留まっていては、学園都市最大の暴力がすぐさまその能力(チカラ)を振りかざすだろう。
今から全力で走ったとしても、絶対に逃れられるというわけではない。
しかし、彼らにはその選択肢しかないのだ。

……一部を除いて。


「俺はもう謝っちゃおうかな。別に主犯じゃないんだし、希望はある」

「あ、それもそうだね」

「待てよ! それはつまり、オレらを見捨てるってことかにゃー!?」

「お前も違うんじゃないか? 実行したのは海原光貴だし、発案したのは結標淡希だ。謝り倒せば許してもらえるかもしれんぞ。ま、俺様は実力行使で黙らせてやることも可能だが」
477 :>>1 [saga]:2013/01/03(木) 20:04:13.44 ID:aIgt0u2G0
土御門「……」

土御門「結標、すまないがお前に全責任を被ってもらいたい。海原は決定だ」

海原「あっ……」

ヴェント「……どーすんの? ここらで反省したほうがいいと思うケド」

結標「うむむ……」

土御門「そもそもお前は普段から暴れまくりだ。お灸を据えてもらえ」

結標「貴方も律儀にくること無かったのに。断ることもできたでしょ?」

土御門「う、うるさいうるさーい!! ここらで人の痛みというものを知っておけい!!」

オッレルス「そうだよ。これはホントにそう。これは俺だから言えることだけどね、もうホント」

シルビア「なんか切実だけど、内容がまったくないのは気のせいかしら?」
478 :>>1 [saga]:2013/01/03(木) 20:04:39.32 ID:aIgt0u2G0
結標「ま、いいでしょ。たまには殴り合いも悪くないわ」

ヴェント「あ、引き受けるんだ。それと殴り合いってナニ?」

結標「たまには運動しないと健康に悪いでしょ」シュッシュッ

土御門「スポーツ感覚かよ……」

海原「もう、なんていうか、未来がありありと予想できるんですよね。主に悪い方向に。それも自分が害を被るカタチで」

シルビア「そもそも攻撃なんて通じないはずよね? どうするかはしらないけど、まあ頑張りなさい」

フィアンマ「運べ」

オッレルス「あ……うん……ってやらないよ!? 片腕だから背負いにくいしお姫様抱っこでもさせるつもり!?」

フィアンマ「お姫様だっこか。やってあげればいいじゃないか、シルビアに」

オッレルス「ええ!?」
479 :>>1 [saga]:2013/01/03(木) 20:05:06.03 ID:aIgt0u2G0
一方通行「こンな状況でンな発想に辿りつけるなンてさすがだなァ」

ヴェント「聖職者と性職者は紙一重だからね……」

土御門「世界を救うと称してあんなことやこんなことをするつもりだったのか……」ゴクリ

フィアンマ「やめろやめろ!! 俺様が穢れる! 聖なる右腕が穢れる!!」

海原「一瞬で桃色の空間に変えるのはやめてもらえませんかね……」

シルビア「はっはっは。なかなか面白いじゃない」

オッレルス「ウェア!?」

結標「ていうかこんな話していていいの? 一方通行が襲ってくるっていうのに」

一方通行「だよなァ。コイツら馬鹿じゃねェの」

ヴェント「アンタが全責任を負ってくれるんでしょ?」

一方通行「マジで? すげェな。たまには男らしいこともするじゃねェか」
480 :>>1 [saga]:2013/01/03(木) 20:05:32.90 ID:aIgt0u2G0
土御門「ま、健闘を祈る」

オッレルス「頑張ってね〜」

海原「あ、はい」

シルビア「ほらいくよ、性職者」

フィアンマ「やめてくれないか。風評被害もいいとこだ」

ヴェント「精々死なないようにしなさい」

結標「ええ」




481 :>>1 [saga]:2013/01/03(木) 20:06:00.15 ID:aIgt0u2G0
「おい、オマエが全責任を負うンじゃねェのか?」

「海原はオプションよ」

「……」

「それなら仕方無ェな」


なにが仕方無いのかまったくもってわからないが、二人ともそれで納得しているようだ。
結標はなにがくるかと構えているが、一方通行はなにもしない。
もはやする気もないらしい。


「俺はな、家に入り込ンだヤツを傷一つつけずに殺して、その後丁寧に解体したあと血抜きをしてから写真を撮り、ネットに顔写真つきで画像をばら撒いて肉体的にも社会的にも抹殺しようなンざ微塵も思ってねェンだよ」

「思ってないならなんで言ったのよ」

「あァ? 海原で実演してほしいだァ?」

「なんでそんな風に聞こえたんですか?」
482 :>>1 [saga]:2013/01/03(木) 20:06:29.05 ID:aIgt0u2G0
別に海原で実演されてもねえ……。
服が汚れるじゃない。
血の汚れは落ちにくいっていうし、一方通行のような反射がない私は基本的に遠慮したいんだけど。


「取り合えず、だ。オマエら一体なにをしてなにを見たか。それ話せ」

えーっと、カメラと盗聴器を仕掛けたわね。

「他には?」

最終信号がジュースを飲むところを見たわ。

「なンだそれ……」

あと行為中の声が聞こえてきたわ。

「殺すわ」

「なんでまず最初に自分の首を絞めるんですかね……」


少しは収まりかけてた一方通行の怒りがまだ湧き上がってきたみたいね……。
まあ謝れば許してくれるでし――――。
483 :>>1 [saga]:2013/01/03(木) 20:06:55.02 ID:aIgt0u2G0
〜とあるろじうらァ〜


「――――っは、んぐ……」


人気の無い学園都市の路地裏。
表と隔絶されたその場所で、うめき声をあげる一つの影。
雷神トールと呼ばれるその少年は、少し経ってから完全に覚醒する。
そして、自分がなにを“された”のか思い出した。


「犯されたんだ、俺……」


安易な気持ちで上条に近づき、そして犯された。
上条との行為が済むと、今度は仲間らしき数名にマワされ、途中で意識を失ったのだ。
自慢ではないが、顔はいいと自分でも思っている。
それがこのような結果を招いたかと思うと、すこしやるせない気持ちになった。
484 :>>1 [saga]:2013/01/03(木) 20:07:21.67 ID:aIgt0u2G0
体中が精液で汚れている。
むせてしまいそうなほどキツい臭いに顔をしかめるが、途中で面倒くさくなりやめた。

なにもする気が起きない。

悔しさはない。
されているときはそんなことを思う暇も無かった。
肛門にモノを突っ込まれ、口にも強引に入れられた。
もはや体は言うことを聞かず、慣れない痛みが全身を駆け巡る。

ほとんど動かないことをいいことに、ありとあらゆるところを使って奉仕させられたが、そのときのことはあまり覚えていない。
もしかしたら、脳が覚えることを放棄したのかもしれない。
だがそんなことはどうでも良かった。

重要なのは、ただ単純に自分の体を使われたという『事実』だけなのだ。

戦争代理人なんていう肩書きなんて、クソの役にも立ちはしない。
一度上条に向かって攻撃を試みたものの、まるで何かから妨害されたように、発動さえしなかった。
その時点でトールは反抗を放棄し、自分のなかのプライドが折れたのがわかった。
485 :>>1 [saga]:2013/01/03(木) 20:07:49.07 ID:aIgt0u2G0
成年になる前にホモセックスを経験するとは思いもしなかった。
相思相愛ならまだいい。
ほとんどレイプだ。
最初にふっかけてきたのはトールだが、もはやそのようなことは問題ではない。

しかもここは日本。
魔術結社というプライドからか、パスポートを使って律儀に入国なんかしていない。
ましてやここは日本のなかでも独自の法を持つ学園都市。
警備員の詰め所に駆け込むなど論外だ。

身寄りなどない。
しかし路地裏で生活しようにも、上条やその仲間に見つかってはなにをされるかわからない。
そのことにまた気分を落とし、頬を涙が伝う。


「馬鹿野郎……。これじゃ単なる大馬鹿者だ、俺は……」

486 :>>1 [saga]:2013/01/03(木) 20:08:15.06 ID:aIgt0u2G0
ひとしきり泣いたあと、これからなにをしようか考える。
そこへ、一つの影が近づいた。


「ひっ。だ、誰だ、よぉ……」

「何べそをかいている。雷神トールの名が泣くぞ」


木原加群だった。


「まったく、服くらい着ろ。風邪を引いたらどうする」


体調を心配しトールの体に触れたが、その瞬間トールの体は大きく震える。
その様子はまるで、何かに怯える小さな子供だった。
体中に塗りたくられている精液もそうだが、顔には青い痣がある。
どうやら何度か殴られているらしい。
487 :>>1 [saga]:2013/01/03(木) 20:08:40.60 ID:aIgt0u2G0
「トール」

「っ、はい……」

「私が住む家に来い。このまま放っては置けない」


その言葉にトールは小さく頷く。
そしてよろよろと立ち上がり、服を着始めた。


「……あっち向いてろ。恥ずかしいぜ……」

「……すまない」


返答がある。
そのことに少しだけ、心が温まった。
そんな気がした。
488 :>>1 [saga]:2013/01/03(木) 20:10:57.55 ID:aIgt0u2G0
今日はここまで

後半でちょっとアレな描写があるのを忘れてました
最初に書いておけばよかったですね、すみません
まあここまで読んでる人は大丈夫だと思いますが


あと、トールくんのレイプ後画像とかあったら欲しいです






欲しいです(切実)
489 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 20:44:30.43 ID:Rsefh1BM0
お、乙・・・?
490 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/03(木) 23:46:00.58 ID:uuJCks9xo
近頃「乙」と言い難い展開が続くな…

491 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 05:47:32.30 ID:klEDOtcIO
やっぱり>>1もホモやないか!
492 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/04(金) 13:10:11.27 ID:83OCjlKZo
493 :>>1 [saga]:2013/01/04(金) 19:51:26.15 ID:Z+5x6o9C0
>>491
(早とちりは)いかんでしょ

>>490
「乙」と言い難い展開……?
やはりレイプ的な描写が最後にくるのはまずかったでしょうか
申し訳ありません、精進します

今日も遅くなっちまいましたが投下開始
494 :>>1 [saga]:2013/01/04(金) 19:51:54.04 ID:Z+5x6o9C0
第七十六話


〜こもえたく〜

ヴェント「結標大丈夫カナー」アイスパクー

ヴェント「うおっ、冷たっ」


TV <先ほど第七学区のマンションで大量の血痕が――――


ヴェント「……これアイツのことじゃ――――」

シュン

結標「違うわよ……」

ヴェント「あ、お帰り」

結標「ただいま」
495 :>>1 [saga]:2013/01/04(金) 19:52:19.27 ID:Z+5x6o9C0
死んだと思われていたなんて、ちょっと悲しいわね。
これでもLEVEL5級の能力持ちだし、軽装だから演算にも集中しやすかったから、もし殺されそうになっても追いつかれない程度に逃げるくらいなら朝飯前よ。
まあ隣にいた海原が肉片に変えられたのには驚いたけど。


「ていうか、逃げてどうすんの? 責任被るーとか言っておいてそれはアレじゃない?」

いや、ちゃんとお話はして解決したわ。途中でなんか禁句言っちゃったみたいで殴られたけど。

「ん? それにしてはアザとかもないケド……」

あ、海原のことね。

「なら納得」
496 :>>1 [saga]:2013/01/04(金) 19:52:46.90 ID:Z+5x6o9C0
〜すうふンまえ〜

海原「あっあっあっ」プシュウウウ

一方通行「今まで一緒に戦ってきた戦友を殺すことになっちまうとはなァ。でも、受け入れろよ? これはオマエらへの『罰』だ」

結標「……」

海原「あっあっあっ」

一方通行「地獄の底で会おう――――」

結標「ちょっと待ちなさい」

一方通行「あァ?」

海原「あっあっあっ」

結標「家の中を盗撮したことは謝りましょう。しかし、行為中の声を聞いたからといって殺されるのはおかしいわ」

一方通行「は?」

海原「あっあっあっ」
497 :>>1 [saga]:2013/01/04(金) 19:53:12.87 ID:Z+5x6o9C0
結標「そもそも無職だからといって昼間から盛っているほうがおかしいんじゃないかしら」

一方通行「あ、そォ。で? それだけかァ?」

結標「私たちは偶然聞いてしまっただけで、その行為そのものについては一方通行側に責任がある」

結標「それと、さっきのセリフから自分の意思でヤっているということが容易に想像できるわ」

結標「その上で行為中の声を聞かれているのだから、この件についての責任は一方通行側にある」

結標「なのに何故私が責められなければならないのか」

結標「何故私が謝罪しなければならないのか」

結標「むしろ一方通行が私に謝罪すべきではないだろうか」

一方通行「……」

海原「あっあっあっ」
498 :>>1 [saga]:2013/01/04(金) 19:53:39.65 ID:Z+5x6o9C0
一方通行「まァ聞いたことに間違いはねェわけだが。そォだろ?」

ブゴシュウ

氵/ノ/ー/母/厂/白/小「」

結標「!?」

一方通行「録音とかはしてねェよな?」

結標「してないわよ。するわけないわ」

一方通行「そォか。ンじゃよォ、今後一切ああいう真似はするンじゃねェぞ?」

結標「心に留めておくわ」

一方通行「留めておくだァ? そンなンじゃまたやるかもしれねェだろ。刻み付けろ」

結標「別に盗撮くらいいいじゃない……」ブツブツ

一方通行「考える時点ですでに犯罪者だろ……」




499 :>>1 [saga]:2013/01/04(金) 19:54:05.30 ID:Z+5x6o9C0
結標「こんな感じだったわね」

ヴェント(コイツやっぱり色々ヤバイ……。性癖とか発想とか)

結標「最初は殺されそうだったけど、最終的に余裕で助かったのよ? これって結構すごくない?」

ヴェント「そもそも殺されそうになるってのがおかしいと思うケド」

結標「グループは日常がデストロイだからね」

ヴェント「意味わかんない……」

結標「まあ海原が被害に会うだけだけど」

ヴェント「まあいっか」




海原「あ、ショチトル元気ですか?」

ショチトル『元気だが……なんでいきなり電話なんかかけてきたんだ』

海原「闇に生きるものにとって平穏は憧れの的なんです」

ショチトル『……?』
500 :>>1 [saga]:2013/01/04(金) 19:54:32.22 ID:Z+5x6o9C0
第七学区の教員向け高級マンション、ファミリーサイド。
その一室、木原加群宅に、顔馴染みとも言える人物が身を寄せていた。


「風呂に入ってさっぱりしたか?」

「ああ、助かったぜ。体中がベトベトしてて気持ち悪かったんだ」


再開したときにはそれこそ絶望したような表情をしていたが、今では時折笑顔を見せている。
それでも、心の傷はまだ奥深くに根付いている。
化膿しているといってもいいかもしれない。

どろどろした性欲を、複数の男に塗りたくられた。
恋愛というものに今まで触れてこなかった少年にとって、初めての性交渉が男によるレイプというのは相当ダメージが大きい。
このことは一生彼についてまわるだろう。

もう、消えることは無い。
501 :>>1 [saga]:2013/01/04(金) 19:54:59.98 ID:Z+5x6o9C0
「食事でもするか。鞠亜、頼めるか?」

「うん。いくらでも作ってやるぞ」

「ありがとう」

「すまねえな」


信頼できる人間が傍にいるというのは、案外安心するものだ。
トールはそれを素直に実感していた。
人の温かさというものは、お湯や火による温かさと違って直接心に響いてくる。
凍り付いていた感情が、ゆっくりと、それでいてしっかり解けていく。


「つーか学生がこんなところいていいのか? 一端覧祭とかいうのの準備で忙しいんじゃねえの?」

「私もそう思ったのだがな、許可をとっているらしい」

「へえ〜。それでもお前が許可するとは意外だな」

「私は必要なことに対しては真剣に取り組むが、そうでなければ基本放任主義だよ」


それを聞いて、クスッと笑う。
木原加群にご執心の同僚が知らないことを聞いて、ちょっとだけ得をしたような気分になった。
当の本人はなんで笑ったのかと不思議な顔をしているが、それを見てまた笑った。
502 :>>1 [saga]:2013/01/04(金) 19:55:25.67 ID:Z+5x6o9C0
(あーあ、これじゃまるで普通の高校生じゃねえか)


戦闘のプロが男にヤられただけでこんなザマか。
そう自虐して、今の自分に落胆して、なんとも言えない嫌悪感が体中を這いずり回る。


「アンタは、さ」

「なんだ?」

「神様とか信じるタイプ?」

「目の前にいるだろう」

「そういうのじゃねえよ。宗教とかで言われている神」

「……いるんじゃないか、程度の認識だ」

「そうかよ」
503 :>>1 [saga]:2013/01/04(金) 19:55:52.37 ID:Z+5x6o9C0


もし神様がいるといたら。
自分がレイプされたのは、神から与えられた試練なのか。
神と称される男が言うのも変な話だが、少しだけ神を恨んだ。

そして。


(上条当麻……アイツは危険だ)


犯されたことを思い出して、それに怯える自分をまた笑った。

504 :>>1 [saga]:2013/01/04(金) 19:56:19.23 ID:Z+5x6o9C0
おまけ

鞠亜「女みたいな顔をしているから襲われるんじゃないのか?」

トール「な、なるほど……」

鞠亜「鍛えて筋肉をつけまくれば、そんな邪な考えを持とうとする輩はいなくなる!」

トール「ガチムチになれってのか!?」

加群「その顔でボディビルダーのような体か……」



チックンタックン



鞠亜・トール・加群「ないわ」
505 :>>1 [saga]:2013/01/04(金) 19:57:37.92 ID:Z+5x6o9C0
今日はここまでです

>>498の三行目の最初、文字化けしてないでしょうか
もしなっていたらすみません、「さんずい」です

また次もよろしくお願いします
506 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 00:27:01.32 ID:kqOee9Obo
乙でした

大丈夫、ちゃんと海原がバラバラにされてます
507 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 00:58:46.90 ID:pzmYhLVRo
乙でした

>>494>>1がなんJ民である事を知り急に親近感が
508 :>>1 [saga]:2013/01/05(土) 18:25:04.79 ID:Wocj6fSN0
>>507
ええんやで(ニッコリ

いよいよ一端覧祭です
てか一月に6巻発売されるのにこのタイミングは……
まあそんなこと言ってられないですけど

投下開始
509 :>>1 [saga]:2013/01/05(土) 18:25:31.03 ID:Wocj6fSN0
第七十七話


〜よくじつゥ〜

小萌「結標ちゃんとヴェントちゃんはどこの学校にいくのですかー?」

ヴェント「私はどこでもいいわよ」

結標「一応霧ヶ丘女学院に在籍しているけど、今更いくのもなんだかねえ……」

小萌「そうですかー……。暇になったら先生が働いている学校にも来ていいですからね!」

結標「考えておくわ、ありがとう」


ガチャリ


結標「さて、いきましょうか」

ヴェント「……ドコに?」
510 :>>1 [saga]:2013/01/05(土) 18:25:57.08 ID:Wocj6fSN0
〜とあるこうこう〜

上条「よぉ、土御門」

土御門「あ、ドモ……」

上条「元気ないじゃないか。どうかしたのか?」

青ピ「さっきからボンヤリとしてどないしたん? あ、さては……ウワサの妹君となんかあったんやなー!!」

土御門「やめろよ」

青ピ「はえ?」

土御門「やめろよ」

青ピ「ご、ごめん……」

上条「……?」
511 :>>1 [saga]:2013/01/05(土) 18:26:22.60 ID:Wocj6fSN0
違う……。
妹のことなんて関係ねえ。
いや、この間から無視され気味でちょっと堪えているが、問題はまったく別だ……。

なんで……なんで――――。


なんでカミやんは上半身裸で登校してきてるんだよ……っっっ!!


まったくわけがわからねえ……。
なんか時々「ふんっ、はっ!」とか言ってるし。
心なしかこっちをチラチラ見てる気もするし!

しかも筋肉やべえ……。
上半身裸なのは服がパツパツになって着られなくなったからじゃないかと思うくらいでけえ……。
一体なにをしたら一日であんなに筋骨隆々になるんだよ……。
512 :>>1 [saga]:2013/01/05(土) 18:26:49.91 ID:Wocj6fSN0
イメージ
                               ∧_∧    よぉ、土御門
                          (´・ω・`)_.. ッ". -'''" ̄ ̄^ニv..........,、
                     ,.. -―'''';;]_,゙二二__,,/  _..-''" ゙゙゙̄''ー     `'-、
               ,,-'"゙゙,゙ニ=ー''''"゙゙シ'"_,゙,゙,,,,,,,_     `'''T゛                 \   
           /_..-'"″  '''^゙>'''"゛     ´                        `!、       
           _..イ'"゛       ./                  \       ,..-''''''''''''''ー..,   .l
          / /         ./                  `゙''‐  .、        \.,,,│
        /  l         「                       l          " .`''、
      /   l゙         i                    !  .,!             .  .,!
        ! ./│      ._/ .ヽ,_,                   ,│ │         !   .!、
,, -ー¬'''" ./   .ヽ  _.. ‐″ .`'. "   `゙''―- ....,,,_       _.../ │  l           丿   .′
      ′   .i゙'''゛                 `'''r‐―‐'´    ヽ  .l   _,.        .ヽ
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             ,i゙.l .\  ‐- ........ ‐'    、         ,r‐''   |,    .ヽ          _,, イ゛ .'、
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      _,,, ‐"   l",゙,,...... ---――ー- ....,,,,,,_"'''ー ..,,_      ,L-'゛ ヽ    }  /     / ヽ  `
-'" ̄ ̄゛     .!.´                   `"'ー ..,゙.\.l .,/     ヽ   ゙./       .l   .`_,,,,,
             | /´'i     Й      /゙''i      `'-/           \ ./     _.. -''"  ./
          | .ゝ′          ! ./         |            ゙'l゙   .,/゛  ._,,、l゙
             ,|  ._,,..........--―¬''''¬- ....,,,,_      .|          ヽ ,/   .,..-"  . l  ※このAAは実物をデフォルメしています
513 :>>1 [saga]:2013/01/05(土) 18:27:17.13 ID:Wocj6fSN0
土御門「……」ガクガクガク

垣根「おい、どうしたんだよ。んなに震えてっと不気味だぞ」

土御門(み、見えてないのか!? このデ上条が!!)

ガララッ

吹寄「そろそろ始まるぞ。全員グラウンドにでて持ち場につけー」

土御門「お、おい吹寄!」

吹寄「ん。どうかしたか?」

土御門「こ、ここにあるものが見えるか?」ユビサシー

吹寄「んん〜……」ジーッ

吹寄「なんかボンヤリとシルエットが見えるような気もするが……よくわからん」

土御門「そ、そうか……」
514 :>>1 [saga]:2013/01/05(土) 18:27:44.43 ID:Wocj6fSN0
土御門(唯一の希望である吹寄が『ボンヤリ』程度だと……? これはまさか……!)

上条「気づいたか、土御門」



上条「俺は今、お前にしか見えていない」



土御門「!!!」


吹寄「ハァ……。上条はまた遅刻か」

青ピ「もう留年決定ちゃう? あっはは!!」

吹寄「本当にそうなってしまうかもしれんな。気配は感じられるんだがどうみてもいないし、一体アイツはこれからどうするのだろう……」


土御門「カミやん……お前は一体……」
515 :>>1 [saga]:2013/01/05(土) 18:28:11.93 ID:Wocj6fSN0
上条「本当はこんなことする気なかったんだが、敢えてやってみたんだ」

土御門「お、おう……」

上条「どうだ?」

土御門「は?」

上条「……」



浜面『あれっすよ、自分にだけ特別ってのは男でも女でも嬉しいものっすよ!』

上条『そうか……』

浜面『ああ!!』



上条(浜面……これはどういうことだ……)
516 :>>1 [saga]:2013/01/05(土) 18:28:37.29 ID:Wocj6fSN0
〜ふァみりーさいどォ〜

黄泉川「桔梗はどうするじゃん?」

芳川「あー……」ガシガシ

芳川「寝るわ」

黄泉川「了解じゃん。一方通行、番外個体、しっかり打ち止めを監督するじゃんよー」

一方通行「あァ〜」

番外個体「へいへい〜」

打ち止め「もう! 二人ともしっかりしてよってミサカはミサカは活を入れてみる!!」バシバシ

一方通行「うっせェなァ。さっき起きたばかりなンだぞこっちは」

番外個体「ふぁあ……」

打ち止め「また夜更かしなんかして……」プンプン
517 :>>1 [saga]:2013/01/05(土) 18:29:04.51 ID:Wocj6fSN0
芳川「違うわよ最終信号。二人は昨日――――」

一方通行「子供に変なことを教えちゃダメですよォこの穀潰しニートさァン?」ギリギリ

芳川「はいはいスミマセーン」

打ち止め「……?」ニコニコ

番外個体「あのねえ最終信号、くれぐれもあんな大人にはなっちゃダメですよ?」

一方通行「そォだ。無職とか洒落にならねェからな」

打ち止め「うん!」ニコニコ



黄泉川「なんで二人はいきなり打ち止めに構うようになったじゃん?」

芳川「知らないわよ。おやすみなさい、愛穂」トテトテ

黄泉川「おやすみ……」ハァ
518 :>>1 [saga]:2013/01/05(土) 18:29:33.86 ID:Wocj6fSN0
〜おとなり〜

鞠亜「おっはよー! 迎えにきてやったぞ!!」

加群「おはよう」

トール「なんだ、今日も来たのか」モグモグ

鞠亜「それはなあ、ふっふっふ……」

トール「あ? なんかあるのかよ?」

鞠亜「ななななんと! 今日の一端覧祭で先生が私の通っている繚乱家政女学校に来てくれることになったのだー!!」

トール「そうか」モグモグ

鞠亜「は、反応が薄い!?」

加群「自分が関わらない話にはあまり興味がない男だからな」

トール「間違ってはいないが、面白そうなことなら興味くらいは示すぜ」
519 :>>1 [saga]:2013/01/05(土) 18:30:05.93 ID:Wocj6fSN0
鞠亜「面白みがないと言いたいのかね?」

トール「悪いか?」ククク


加群「悪いさ!!!」ガタン


トール・鞠亜「!?」

加群「あ、ああ済まない。続けてくれ」

鞠亜「お、そうだそうだ。私のクラスで『ご主人様体験』というものをやるんだが……」

トール「うわなんだそれ。胡散臭せえな」

鞠亜「そろそろ必殺のメイドパンチが飛んでくるところだぞ?」

加群「……」

トール「どうかしたのか?」

加群「なんでもない……」
520 :>>1 [saga]:2013/01/05(土) 18:32:03.00 ID:Wocj6fSN0
今日はここまで

鞠亜ちゃんのご主人様体験受けてみたいです
電気街にいそうなあのメイド服でやってもらいたいです
着けてもみたいです
521 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/05(土) 19:07:54.95 ID:zHclWrk10


1と青ピさんで妄想対決したら
どっちが勝つんだろ
522 :肛方 [sage]:2013/01/05(土) 19:50:53.55 ID:ONNn7eJDO
>>512

すごく…大きいです
523 :>>1 [saga]:2013/01/06(日) 18:59:08.40 ID:bc1S8Tna0
>>521
十中八九青ピでしょう
ですがアブノーマルな方面なら負けない気がします

>>522
いれてほしいんだね(ニッコリ

今日の投下開始ー
524 :>>1 [saga]:2013/01/06(日) 18:59:35.05 ID:bc1S8Tna0
第七十八話


〜とあるこうこう〜

吹寄「たこ焼きいかかですかー! おいしいですよー!」

青ピ「あ、かわええお嬢さん! ボクが奢ってもいいから寄ってかへん?」


キモーイ、キャハハハ!
マァイインジャネ?
3ニンブンオゴッテクダサーイ!


青ピ「おう!」

吹寄「なにをしておるか!」ゴスッ

青ピ「あてっ!!」
525 :>>1 [saga]:2013/01/06(日) 19:00:10.40 ID:bc1S8Tna0
土御門「青ピィ……」

姫神「土御門くん。手を止めないで」

土御門「あ、わりぃ」

上条「気をつけろよ。俺が集客してるから客がたくさんくるからな」ムキッ

土御門「……」

姫神「寒くないの?」

上条「全然平気だ。あまり俺を舐めないほうがいいぞ?」

土御門(舐める要素0だろ……)

上条「ま、土御門には舐められてもいいんだけどな……?」チラッチラッ

土御門「あー忙しいなー忙しすぎてなにも聞こえないなー」

姫神「上条くん。真面目にやらないと。叱られちゃうよ?」

上条「おう」
526 :>>1 [saga]:2013/01/06(日) 19:00:36.54 ID:bc1S8Tna0
ネーネー、コノヤタイテンインガオゴッテクレルッテー
マジ?


吹寄「青髪! いい加減にしないとゴミ箱に放り込むぞ!!」

青ピ「すんまへーん」ヘコヘコ


エー、オゴッテクレナイノ?


青ピ「ええで!!」

吹寄「聞いてるのか!!」バシーン




結標「聞こえた?」

ヴェント「ああ、聞こえた」
527 :>>1 [saga]:2013/01/06(日) 19:01:02.97 ID:bc1S8Tna0
結標「ちょっとそこのおにーさん」

青ピ「はいはいなんや? ってありゃ、この人どっかで見たことあるような――――」

ヴェント「あのぉ、私たちあなたにお願いがあってぇ……」チラッ

青ピ「んん!?」ビクッ




土御門(結標ええええええ!!! んな浅ましいことしてんじゃねええええええ!!!)




結標「そういえば貴方、私の写真買ってたわよね?」

青ピ「ん、ええと……ああ!! あのお姉さんかいな!! いやもういくらでも奢ったるで!!」

ヴェント「……写真?」ギロッ

青ピ「ええっ!?」
528 :>>1 [saga]:2013/01/06(日) 19:01:28.50 ID:bc1S8Tna0
〜かくれが〜

垣根「よう、待たせたな」バッサバッサ

オッレルス「あ、おはよう……」

垣根「おはよう。ってなんでそんなにテンション低いんだよ?」


オッレルス「俺しかいないんだ……」

垣根「は?」


オッレルス「シルビアとフィアンマはもういっちゃったんだ……」

垣根「つまりぼっちか」

オッレルス「やめなよ!!」

垣根「しかし意外だな。アイツらがお前を置いていくとは思えないが」

オッレルス「うぬぬ……」
529 :>>1 [saga]:2013/01/06(日) 19:01:56.79 ID:bc1S8Tna0
ガチャリ


シルビア「戻ったぞー」

フィアンマ「歓迎の用意をしろー」

垣根「来たじゃねえか」

オッレルス「……あれ?」ポカーン

フィアンマ「なに間抜けな面をしている。さては置いてけぼりをくらって嘆いていたのか?」

オッレルス「そ、そんなわけないだろ!? 俺はちゃんとわかっていたさ、二人が戻ってく――――」

垣根「やたらテンション低かったぜ」

オッレルス「やめなよ!!」
530 :>>1 [saga]:2013/01/06(日) 19:02:22.52 ID:bc1S8Tna0
シルビア「大覇星祭やらと違って一端覧祭を見に来る外部の人は少ないらしいから、案内パンフレットが無くてね。わざわざ海原に聞きにいったのよ」

垣根「そんくらいなら俺がやってもよかったんだがな」

フィアンマ「垣根が戻ってくるとは限らないだろう」

垣根「そりゃごもっともで」

オッレルス「そうだったんだ……。なんかごめんね、誤解しちゃって」

シルビア「別にいい。気持ち悪いな」

オッレルス「……」ズーン

フィアンマ「くくく……」

垣根「女に真顔で『気持ち悪い』とか言われてやがる」ケケケ

オッレルス「んん?」ムカッ
531 :>>1 [saga]:2013/01/06(日) 19:02:54.04 ID:bc1S8Tna0
オッレルス「ふふふ……。自分の周りに女と呼べる人がいなかったことに対する腹いせかい?」ニヤニヤ

垣根「いたわ」

オッレルス「え?」

垣根「そういや心理定規は学園都市にいるんだよな。いやーなんで思いつかなかったんだろ」

フィアンマ「仲間か?」

垣根「まさか。単なる同僚だよ」

オッレルス「いたんだ……」

垣根「ったりめーだろ。男しかいない暗部組織なんてやってられるか」

フィアンマ「よくよく考えると神の右席にもヴェントがいたな」

シルビア「忘れてたの?」

フィアンマ「あいつは男っぽかったからな。術式の関係上仕方無いとも言えるが、女と意識することは無かった」
532 :>>1 [saga]:2013/01/06(日) 19:03:20.29 ID:bc1S8Tna0
オッレルス「ちょっとちょっと、そんなこと言ったらダメだよ。ヴェントだって女の子だし……」

フィアンマ「はっはっは。あれが『おんなのこ』だと? 笑わせる、もう年齢的に無理だ」

垣根「そうなのか?」

フィアンマ「俺様は二十歳になった時点で『女の子』のカテゴリから外れると思っている。最近は女子会とかいうものがあるそうだが、実態を見てみればなんだ、立派に働いている女性ではないか。『気持ちは女の子のまま☆』とは言っても限度がある。それは肉体的なことでもあるし、こういってはなんだが考え方が老けていて、精神的にも『可憐な少女』から『成熟した大人』へと遂げているのだ。にも関わらず『えー、女の子にそういうこと言っちゃダメ(プンプン』などと猫を被っているのは正直見るに耐えない。その点、ヴェントやシルビアは優秀だな。幼稚な考え方を一切せず、大人の考え方、大人の対応をはやくから身につけている。それは本来の容姿もさることながら、内面的な魅力が上がり、より綺麗に見える。過去にしがみついてはいけない。過去とは成長とともに断ち切るべきものである。もちろん思い出やこれまでの積み重ねなどを無視してはいけないが、必要最低限のこと以外はすべて水に流し、年相応の振る舞いといったものを重視しなければ――――」

オッレルス「もういいよ……」

シルビア「フィアンマもそういうことを考えていたんだな。感心したよ」

フィアンマ「俺様は一応カトリックの神父としての活動もしていたんだぞ? それくらいはやらなければならん」

垣根「なんかすげーなー」
533 :>>1 [saga]:2013/01/06(日) 19:03:52.73 ID:bc1S8Tna0
〜りょうらンかせいじょがっこう〜

鞠亜「やあやあ。ただいま戻ったぞ」

舞夏「お、お帰りー。そっちは誰だー?」

加群「……」

トール「うっひょお! 女しかいないぜ!!」

先生A「あの、すみませんが男性のかたはちょっと……」

鞠亜「先生! この人は私の先生……担任だった人で、今日は暇らしいから私の学校活動というものを見て欲しくて連れてきたんだ! こっちの男の子――――女だ!!」

トール「おい」

加群「すいません、どうしてもということで……」

先生A「あ、いえいえ。早とちりしてしまいこちらも申し訳ありませんでした。ごゆっくりどうぞ」

鞠亜「ぃよっしゃ!」

舞夏「そこの君、メイド服着けてみないかー?」

トール「俺は女じゃないぜ……」
534 :>>1 [saga]:2013/01/06(日) 19:05:22.43 ID:bc1S8Tna0
今日はここまで

一度くらいはトールくんに奉仕してもらいたいですね
まあその後私が奉仕することになりそうですが(笑)
……すみません、自重します

でも、脳内で襲うくらいはいいですよね!
535 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 19:18:04.08 ID:nKaNibQr0


1は海原で我慢すべき



536 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 21:38:23.05 ID:8z7aMI+IO
ホモォ……
537 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/06(日) 23:08:29.35 ID:lfeYbvRDO

アックア×上条×1×トール×アックア
とかどうだろうか?
538 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 17:31:22.77 ID:3Um+VmcY0
>>537
アッー!!クアさんが2人いるぞ
539 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 18:09:46.99 ID:aM7pyAvIO
ヒント:一周
540 :>>1 [saga]:2013/01/07(月) 18:45:56.99 ID:yJ95IUYL0
>>535
海原をくれるんですか!?ありがとうございます!!

>>537
(お、永久機関か?)

今日は困ったことに主人公たる結標さんがでてきません
グループすらでてきません
でも、こういうのは前にもあったような気がするからいいよね!

投下開始
541 :>>1 [saga]:2013/01/07(月) 18:46:23.42 ID:yJ95IUYL0
第七十九話


円周「ねえ、病理お姉ちゃん」

病理「なんですか?」

円周「私たちは一端覧祭にいかないの?」

病理「行きたいんですか?」

円周「えーと……」

手裏「なぜ私を見る……」

円周「この子が行きたいんだって!!」

手裏「そんなこと言ってない!!!」

病理「しかし困りました……。私クラスの木原がホイホイ出歩くのは自重しろと言われていますし……」
542 :>>1 [saga]:2013/01/07(月) 18:46:51.21 ID:yJ95IUYL0
円周「えー。ダメ?」

病理「うーん……」


病理「あ、思いつきました!」


円周「ホント!?」

病理「ええ。この前学園都市統括理事会の『軍部』担当の潮岸が死んだのですが、その私兵のなかに確か甲賀の忍者がいたと聞いています」

手裏「え゛」

病理「丁度いいので、手裏ちゃんからその人にお願いしてもらって――――」

手裏「い・や・だ!!!」

病理「困りましたね〜」
543 :>>1 [saga]:2013/01/07(月) 18:47:18.02 ID:yJ95IUYL0
円周「いきたいいきたいいきたいー!!」グラグラグラ

手裏「ゆ゛ら゛す゛な゛あ゛あ゛あ゛ああぁぁぁ……」

病理「……仕方ありません」


プルルルルル

ガチャ


加群『はい、もしもし』

病理「あ、どうもこんにちは〜。木原加群ですね?」

加群『……木原病理か』

病理「はい、そうです」

病理「実はあなたにお願いがあって――――」

加群『今私は忙しい。それでは』
544 :>>1 [saga]:2013/01/07(月) 18:47:44.23 ID:yJ95IUYL0
ブツン


円周「どうだったの?」

病理「切られてしまいました」

手裏(まあそれもそうだろうな……)

円周「もう出来ないの……?」

病理「……」

円周「……」

手裏「……(断れ! 断ってしまえ! どうせ私も連れて行かされるハメになるんだからな!!)」

病理「最終手段があります」ニコ

円周「わーい!」

手裏「ぐぬぅ……」
545 :>>1 [saga]:2013/01/07(月) 18:48:10.17 ID:yJ95IUYL0



病理「アレイスター、聞こえているんでしょう? アレイスターさぁん」

病理「今度新しい写真集をあげるので、今日は不問にしてくださいね」



病理「これでOKです」

円周「え、それでいいの?」

手裏「なんかあっさりと終わったな……。というか最初からそうすれば良かったのでは?」

病理「そんなに行きたかったんですか? もう、正直に言ってしまえばいいのに」ウフフ

手裏「……」ギリギリ
546 :>>1 [saga]:2013/01/07(月) 18:48:36.52 ID:yJ95IUYL0
病理「私が持ってる写真集も限界があるので、そう簡単に渡したくないんですよ」

円周「病理お姉ちゃんは写真集を持ってるの?」

病理「そうですよ」パラパラ

病理「こっちは市販で、これは会員に配布される限定版。こっちは自分で地道にネットで拾い集めたもので、こっちは自ら撮りにいったものです」バサバサ

病理「円周ちゃんメインのやつと、手裏ちゃんメインのもありますよ」メクリメクリ

円周「ふぅん。でも私、病理お姉ちゃんに写真撮られてないよ?」

病理「主に寝ているときに撮りました」ニコニコ

手裏「は?」

病理「手裏ちゃんはまったく動かずに寝ていて感心しましたよ」

手裏「ええええええ!?」
547 :>>1 [saga]:2013/01/07(月) 18:49:02.97 ID:yJ95IUYL0
〜まどのないびる〜

アレイスター「フ、フヒッ!」

エイワス「どうしたアレイスター。嬉しそうじゃないか」

アレイスター「すまない。いたのか」

エイワス「ああ。さっきまでフロイライン・クロイトゥーネと遊んでいたが、今さっき戻ってきたんだ」

アレイスター「そうか。楽しかったか?」

エイワス「そうだな。知識を大量に吸収し、蓄積する。反応が薄いため教えがいはないが、なかなかいい生徒だよ」

アレイスター「ちなみに何をしたんだ?」

エイワス「トランプのダウトだ」

アレイスター「……楽しいのか?」

エイワス「ああ」
548 :>>1 [saga]:2013/01/07(月) 18:49:28.46 ID:yJ95IUYL0
アレイスター「お、そろそろ時間だ」

エイワス「おや? 珍しいじゃないか、自分でなにかをするとはね」

アレイスター「失敬だな。いつもは君がいないときにやっているんだよ」


カチカチカチッ

ウィーン


エイワス「……パソコン? それもビーカーのなかに……」

アレイスター「君と同じだよ。効率云々ではなく、この作業に価値を見出したのさ」

エイワス「ふむ……」

アレイスター「あ、芳川氏!!」

エイワス「む?」

アレイスター「すまない、失言だ」
549 :>>1 [saga]:2013/01/07(月) 18:49:56.08 ID:yJ95IUYL0
〜ふァみりーさいどォ〜

芳川「ふぁあ、ネトゲも楽じゃないわね……」

芳川「あら、アレイちゃん☆じゃない」カタカタ



芳川氏『うーす。今日もネトゲ?』

アレイちゃん☆『まあね。てかそっちもやってるじゃないw』

芳川氏『いかんのか?』

アレイちゃん☆『仕事探せ』

芳川氏『大草原不可避』



芳川「『ていうかあんたが言うなよ』……っと」カタカタ

芳川「この人仕事とかやってるのかしら……」
550 :>>1 [saga]:2013/01/07(月) 18:50:22.22 ID:yJ95IUYL0
イルカっち@窒素『なんだなんだ。暇人どもがまた集まっているのか』

芳川氏『ちわー』

アレイちゃん☆『暇だから集まってんの』

イルカっち@窒素『てかここ学園都市専用鯖だぜ? 一端覧祭だから人いないはずだろ。もしや不登校?』

アレイちゃん☆『オマエモナー』

芳川氏『ネトゲするならニートは標準装備じゃない?』

イルカっち@窒素『それには同意だわ』

アレイちゃん☆『残念、私は社会人だw』

イルカっち@窒素『嘘乙』

芳川氏『(嘘つかなくても)ええんやで(ニッコリ』
551 :>>1 [saga]:2013/01/07(月) 18:50:49.27 ID:yJ95IUYL0
アレイちゃん☆『本当なんだけど……。芳川氏はニートとして、イルカっち@窒素は?』

イルカっち@窒素『退職したわ。金も余ってるし』

アレイちゃん☆『それはない。退職した一般人は原則学園都市外に移動することになってる』

芳川氏『こら不登校児ですわ』

イルカっち@窒素『うるせー!!!!!!!!!!』



アレイスター「くくく……必死杉ワロス」

エイワス「気持ち悪い……」

アレイスター「なんだと。うるさいな、イヤなら遊んできたらいいじゃないか」

エイワス「そうする」
552 :>>1 [saga]:2013/01/07(月) 18:52:09.97 ID:yJ95IUYL0
今日はここまで

欲望が爆発しそうです
勢いのままにトールくんレイプSSとか書いてしまいふぅそうです
……妄想に止めておきます
553 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 18:58:11.59 ID:FnMr4W3DO
1乙

我慢はよくないぜ
思う存分ぶちまけてみろ(意味深)

きっと気持ちいいぜ(確信)
554 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 19:48:22.94 ID:aM7pyAvIO
ドキッ!ホモとヒキニートだらけの学園都市



……アカン
555 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 20:00:33.11 ID:FnMr4W3DO
>>554
下条「カーニバルさ」
556 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/07(月) 21:06:02.96 ID:eWNPZgew0
トール vs 一方 さんですね

わかります
557 :>>1 [saga]:2013/01/08(火) 19:07:54.46 ID:eOhPMt/A0
>>553
^^

>>554
いけるやん!

今日もきました
投下開始
558 :>>1 [saga]:2013/01/08(火) 19:08:22.33 ID:eOhPMt/A0
第八十話


〜とあるこうこう〜

小萌「はいはーい。皆さんちゃんとやっていますかー?」

青ピ「小萌センセー! ボク、何人もの女の子に奢ってあげたで!!」

土御門「お前の財産はどうなっているんだにゃー……」

上条「良ければ『援助』してやろうか? もちろんそれなりに対価を要求するがな……」

青ピ「カミやん、そうやって最終的にあげた額より多くボクから毟る気やろ? その手には乗らへんわ!!」

上条「そんなのことするわけないだろ? 俺たち、友達じゃないか」

青ピ「カミやん……!」

吹寄「なにをやっとるか。儲けはでているものの、予定より大幅に下回っている。これから巻き返していかなければ……」

姫神「頑張れー」
559 :>>1 [saga]:2013/01/08(火) 19:08:48.23 ID:eOhPMt/A0
小萌「あわわ、そんなことになっていたんですか!?」

土御門「青ピ、ちょっとこっちに来い」

青ピ「? ええよ〜」トコトコ



土御門「お前、どうやって支払うつもりだ?」

青ピ「え? そりゃ、心苦しいけどエロゲーやらを売って――――」

土御門「吹寄がすでに売ったみたいだぞ」

青ピ「ええ!? それはありえへん!! だって今日も家にあるのを確認してきたばっか……」

土御門「吹寄が今日来るの少し遅かっただろ? あれはそういうことだ……」

青ピ「なんやてぇ……」

土御門(こう言っておけばもうしなくなるだろうな……)
560 :>>1 [saga]:2013/01/08(火) 19:09:16.23 ID:eOhPMt/A0
青ピ「吹寄ェ!! ボクのゲーム売るなんてあんまりやろ!! 酷いとは思わへんの!?」

吹寄「なんのことだ? まあ成人指定のモノを売ることに対して抵抗はないが」

青ピ「ノォオオオオオウ!!!」



上条「安心しろよ、青ピ」

青ピ「え……?」



上条「おい、お前ら!!」

青ピ「な、なにをする気なんや?」

土御門「んん? 遠くからなにやら土煙が……」
561 :>>1 [saga]:2013/01/08(火) 19:09:43.59 ID:eOhPMt/A0


ドドドドド……

ドドドドドドドドドド


浜面「大将、呼んだか?」

半蔵「お、ここがお前の店かよ!!」

横須賀「たこ焼きか……」

イイジャンイイジャン
オイ、アノキンパツカッコヨクネ?
アトデオソウベ?
デモ、カミジョウサンノオキニイリラシイゼ
アイツヲオソッタラ、カミジョウサンニモホッテモラエルノカヨ!!


吹寄「な……なに……」

青ピ「ひええええええ!!!」

姫神「スキルアウトが。こんなにたくさん……」

小萌「上条ちゃん!! これは一体どういうことなのですか!?」

土御門(カミやんんんんん!!!!)
562 :>>1 [saga]:2013/01/08(火) 19:10:10.13 ID:eOhPMt/A0
上条「買ってけよ。うまいぜ」

ンジャヒトツカウカ
カミジョウサンノオスミツキカヨ!!
オ、アノマヨネーズオレモツカッテルゼ
ハクダクエキダァ?(ナンチョウ)

浜面「あ! お前あのときの!!」

土御門(ゲッ……)

半蔵「おい、これが終わったあと予定とか――――」

ポンポン

上条「……」ニコニコゴゴゴニコニコ

半蔵「……スマン」
563 :>>1 [saga]:2013/01/08(火) 19:10:37.84 ID:eOhPMt/A0
吹寄「かっ、上条!!」

上条「あ?」

吹寄「もしやたこ焼きを買わせるためにこの人たちを呼んだのか?」

上条「『買わせる』ためじゃねえよ。食べてほしかったんだよ」

上条「土御門が作った、たこ焼きをな……」

吹寄「……」




姫神「上条くん。私は……」シクシク

土御門(カミやん! 言ってることはかっこいいが、下心が隠しきれていないぜい!!)

青ピ「つっちー! 急いで次頼むわ!!」

土御門「あ、ああ……」
564 :>>1 [saga]:2013/01/08(火) 19:11:04.10 ID:eOhPMt/A0
〜とあるこうこう・しゅうへン〜

結標「これは儲けもんだわ……」

ヴェント「そろそろ食べたほうがいいんじゃない?」

結標「そうしましょうか」


ホカホカ


ヴェント「なかなか美味しそうね」パクッ

ヴェント「うん、おいしい」モグモグ
565 :>>1 [saga]:2013/01/08(火) 19:11:30.26 ID:eOhPMt/A0
結標「そう。それじゃあ私も」パクッ

結標「ホントだ。なかなかおいし――――」

結標「……」ダラダラ

ヴェント「結標?」

結標「か……辛……」ウルウル

ヴェント「おい!?」

結標(く……。土御門のヤツ、中にからしか何かを大量に入れたわね……)

結標「平気……んぐぐぐぐぐ……」

ヴェント「全然平気じゃないって!! 吐き出せ、な?」

結標「いい……」

ヴェント「結標ぇ……」オロオロ
566 :>>1 [saga]:2013/01/08(火) 19:11:58.18 ID:eOhPMt/A0
〜ときわだいちゅうがく・おくじょう〜

御坂「……」ジーッ

シュン

黒子「――――お姉様! もう、こんなとこで油売ってないで戻りますわよ」

御坂「……ねえ、黒子」

黒子「はい?」

御坂「アンタはさ、好きな人の黒い面を見ちゃったら、どうする?」

黒子「……お姉様、一体どうしましたの?」

御坂「いいから。答えて」
567 :>>1 [saga]:2013/01/08(火) 19:12:24.31 ID:eOhPMt/A0
黒子「……受け入れますの。『黒い面』もあわせてその想い人となりますから。正直、愚問だと思いますけど?」

御坂「……そうよね。ありがと、黒子」

黒子「いえいえ! とんでもございませんの!」

御坂「それじゃ」スック

黒子「えっ」


バチバチバチィ!!

御坂「行ってくるわ」


黒子「とっ、飛んで……えぇ!?」

黒子「……あ! お待ちになってくださいまし!! 一端覧祭はまだ途中ですの!!」
568 :>>1 [saga]:2013/01/08(火) 19:12:51.80 ID:eOhPMt/A0
〜とあるばしょ〜

円周「どこの学校も楽しそうだね〜」ガラガラ

病理「はい」ニコリ

手裏「おお……おぉ!」

円周「見て見て! この子も楽しそう!!」

病理「あらあら〜」

手裏「ち、違っ……」


セイヤーッ


手裏「……ん?」

病理「あそこから何やら声が聞こえてきますね」

円周「行ってみようよ!」
569 :>>1 [saga]:2013/01/08(火) 19:13:19.77 ID:eOhPMt/A0
円周「ここらへんだよね?」ガラガラ

病理「そのはずですが……あっ」


ミサカ17403号「とー! は―――あっ!!」

17403「ふぅ……。おや、いつの間にかお客さんが来ていましたね」


円周「……空手?」

17403「違います。ブラジリアン柔術と軍隊式格闘術を組み合わせた独自の武道です!」

手裏「なにそれ……」
570 :>>1 [saga]:2013/01/08(火) 19:14:04.79 ID:eOhPMt/A0
今日はここまで

キャラが多いと動かすのも大変です
自業自得ですね、すみません
でもトールくんと円周ちゃんはいれてよかったと思ってます
571 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 21:13:54.46 ID:AHj+Y6Xg0


ひさびさのブラジリアンミサカスープレックスがくるか

あっ 正面の位置はもろた
572 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 21:43:46.57 ID:Wg6ZVMnIO
なら真下は俺だ
573 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/08(火) 22:44:02.18 ID:3bZFPJmDO

つっちーいい加減四つん這いになれよ
きっと気持ちいいぜ
574 :>>1 [saga]:2013/01/09(水) 18:53:39.11 ID:8wgEVHoT0
ブラジリアンミサカスープレックスは無いんじゃ、すまんな
でも、もしやるんだったら自分にかけてもらいたいです
きっと気持ちいいでしょう

投下開始
575 :>>1 [saga]:2013/01/09(水) 18:54:04.94 ID:8wgEVHoT0
第八十一話


17403「モノは試しです。受けてみませんか?」

病理「いいですね〜。では円周ちゃん、お願いします」

円周「うん」

手裏(学園都市独自の武道か……)



円周「……」ジリジリ

17403「いつでもいいですよ」フフン

病理「くれぐれも気絶程度に抑えてくださいね」

円周「わかってる!」
576 :>>1 [saga]:2013/01/09(水) 18:54:33.11 ID:8wgEVHoT0
17403「こんな小さい子に本気を出すわけないでしょう?」

円周「む、あなたも私と同じくらいの歳でしょ?」

17403「年齢が一緒だったとしても、潜り抜けた修羅場が違うんです」

円周「へえー。どんな修羅場? どうせチンピラに絡まれたとかその程度でしょ?」ククク

17403「んなっ、馬鹿にしてるんですかこのお団子はぁ!? とミサカは怒りを露にします!!」

円周「やっぱりそうなんだ。ま、私は何回も殺し合いをしてきたけど」

17403「殺し合い? ス○ブラは数には入りませんよ。それと、ミサカはガチの戦闘を経験していますからね? どうせ上条当麻と戦ったこともないくせに」ケケケ

円周「スマ○ラ? なにそれ? 当麻お兄ちゃんとは戦ったことはないけど、データは各種取り揃えているから、負けるなんてありえない。あなたは当麻お兄ちゃんを戦ったーなんて言ってるけど、どうせ負けたんでしょ?」

17403「と、ととと当麻お兄ちゃんんんんん!? あなた一体上条当麻とどういう関係なんですか!! 場合によってはこの場で殺すことも視野にいれることもやぶさかではあbbbbbbbb」

円周「勝った」ガッツポーズ
577 :>>1 [saga]:2013/01/09(水) 18:54:59.59 ID:8wgEVHoT0
手裏「戦ってないじゃない……」

病理「はあ……。口喧嘩は結構ですが、与えられた使命をしっかり果たさないと『木原』にはなれませんよ?」

円周「ご、ごめんなさい……」

17403「あbbbbb詳細キボンヌbbb氏ね殺すbbbbbbbbbb殴殺潰殺蹴殺斬殺煮殺焼殺刺殺撲殺抹殺圧殺摩殺千切殺活殺否全殺絶殺苦殺完殺bbbbbbbお兄ちゃん!bbbb拷問bbbbb――――」ビクンビクン

病理「あらら、発狂しちゃったじゃないですか」

円周「でもこれ、私のせいじゃないよ?」

手裏(やはり学園都市は変人が集まっているのか……)

17403「むしろ協力bbbやめろおおおおお!!! ミサカの体を乗っ取ろうとするんじゃないぞこの駄ミサカどもがぁあああ!!!」バリバリバリィ

病理「でもこれはこれで面白そうですね」

円周「そうだね〜」
578 :>>1 [saga]:2013/01/09(水) 18:55:26.38 ID:8wgEVHoT0
〜とあるばしょ〜

番外個体「うぎ……」ズキズキ

一方通行「どォした?」

打ち止め「むー……。下位個体の一人が比較的重要度の高い情報を入手したことにより、軽い祭り状態になってるみたい……」

一方通行「なにやってンだァ……」

番外個体「……あ、少し沈静化した」

打ち止め「特に騒いでたミサカたちをお仕置きしたんだよってミサカはミサカは有能さをアピール!」

一方通行「おォ偉い偉い」ワシャワシャ

番外個体「ありがとーありがとー」ワシャワシャ

打ち止め「えへへー♪」
579 :>>1 [saga]:2013/01/09(水) 18:55:52.88 ID:8wgEVHoT0
一方通行「つゥかよォ、俺らどこに向かってンだ?」

番外個体「お姉様のいるところだよ」

一方通行「あァ?」

打ち止め「常盤台中学!」

番外個体「ほら、ミサカたちって学校行ってないし。いくとこも無いから冷やかしっていうか」

打ち止め「そんなこと言ってるけど、本当はすっごく楽しみにしてたんだよね?」

一方通行「知ってた」

打ち止め「え?」

一方通行「オマエは素直じゃねェなァ」
580 :>>1 [saga]:2013/01/09(水) 18:56:24.44 ID:8wgEVHoT0
番外個体「うん。でもでも、あーくんにはとっっっても素直だよ!!!」

一方通行「おォ奇遇だな。偶然俺も一緒だわ」

番外個体「にへー」

一方通行「えへー」

番外個体・一方通行「あははははは!!!」

打ち止め「……えっと」

番外個体「はい最終信号も笑う笑う!!」グニグニ

打ち止め「くちうごかさにゃいでよぉ」

一方通行「ンー? じゃあ擽れば笑うのか?」コチョコチョ

打ち止め「や、やめ、くひっははひゃあははは!!」

番外個体「うへへへへ」

一方通行「うりうり」コチョコチョ

打ち止め「とめてええええあははははははは!!!」
581 :>>1 [saga]:2013/01/09(水) 18:56:50.82 ID:8wgEVHoT0
〜かくれが〜

垣根「まずどこにいくんだよ」

オッレルス「そうだねー……。常盤台中学とか――――」

フィアンマ「あの超電磁砲が通っているという常盤台中学はどうだろう」

シルビア「学び舎の園っていう場所にあるみたいね」

垣根「ちなみにカメラを持ち歩くだけで警備員がすっ飛んでくるから、気をつけたほうがいいぞ」

フィアンマ「知っているのか?」

垣根「何回も潜入したことがある。暗部ってのは変な仕事が回されてくることもあるんだ」

シルビア「まあそこでいいか。移動するよ」

オッレルス「あの……」
582 :>>1 [saga]:2013/01/09(水) 18:57:16.29 ID:8wgEVHoT0
〜とあるこうこう・しゅうへン〜


「本当に大丈夫なの……?」


大丈夫よ、大丈夫に違いないわ……。
まったく、土御門もとんでもないことをするわね。
あやうく吐き出すところだったわ。


「やっぱあんな方法を使うのはまずかったカナ……」

え、なんのこと?

「いや、あれだよ。青髪のヤツが奢る奢るとか言ってたから奢らせたじゃない」


……。

そうか。
土御門に奢らせればよかったのよ!
なんで気づかなかったのかしら、私……。
583 :>>1 [saga]:2013/01/09(水) 18:57:44.36 ID:8wgEVHoT0
いやまあ、なんで奢らせる前提になってるんだとか疑問はあるだろうけど、お金出すのって面倒くさいじゃない。
暇なときに返せばそれでいいわけだから、奢らせたほうが色々と得だと思うのよ。
返す気もないけど。

だって『奢る』なのよ?
突然『あの時のお金です』なんて渡されたら相手も困るじゃない。
だからあれは問題ない……。

こんなんだから金に汚いとか俗っぽいとかLEVEL4なんだから金回せとか露出狂とか言われるのかしら。
まあ別にいいけど。


「これからどうする?」

そうね……。常盤台中学に突撃とかしちゃう?

「ときわだい?」

学園都市でも五本の指に入ると言われるお嬢様学校。きっと金を使った豪勢なモノがあるわよ。

「俗っぽい……」

ごめん……。
584 :>>1 [saga]:2013/01/09(水) 18:58:10.83 ID:8wgEVHoT0
〜りょうらンかせいじょがっこう〜

舞夏「私が着けているのと、雲川が着けているメイド服。どっち着けたい?」

トール「なんで二択になってんだよ!! そもそも着ねえよ!!」

加群「おや。着ないのか」

トール「な・ん・で・お前が食いつくの!? 男だろ!?」

加群「同僚だった男がメイド服を着るんだろう? なかなかに面白そうじゃないか」

舞夏「この男の娘はお兄さんの同僚なのかー?」

加群「ああ。『元』だがな」

トール「おい、今俺のこと『男の娘(おとこのこ)』って言ったろ? 言ったろ!?」

加群「うるさい。鞠亜が戻ってくるまで大人しく着けてろ」

トール「だから着けねえって!!」
585 :>>1 [saga]:2013/01/09(水) 18:59:29.65 ID:8wgEVHoT0
今日はここまで

トールくんは普通に男の娘でも通用すると思う
そこらの女より格段に可愛いし
絶対そっちのほうがいいです
絶対




絶対!
586 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/09(水) 19:20:12.68 ID:iv5CCmQQ0


むしろあわきんの格好させてみたら
587 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/10(木) 18:30:55.78 ID:/EZ9ZvAj0


>>586それいいな
588 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/01/16(水) 16:35:00.03 ID:zIbLl67Y0
>>586
┌(┌^o^)┐ホモォ
がいっぱい寄ってくる
589 :>>1 [sage]:2013/01/18(金) 18:19:21.96 ID:mjLnYjuq0
わがままで申し訳ないですが、新約6巻を購入するまで更新はお休みします
原作がどういう風になっているのか確認したいので……

暇つぶしに禁書wikiとか覗いてみたら、トールくん超強化されててビビりました
こらインフレしまくりですわ……
590 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/26(土) 13:35:36.99 ID:CpKpJuLk0
原作のオッレルスがあんなにカッコいいなんて・・・
上条さんに掘られてしまえ!
ていとくんも頑張ったねww
591 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/01/26(土) 16:46:13.13 ID:6SFsWelU0
 i⌒i     /`ー-、                                     /゙) /゙)
( ̄   ̄) ./ 々 〉 _________________________   / / / /
( ̄   ̄)_└ク  / (____________________,,)_(_/ (_/_ __
.  ̄|_|´__〈__,/  /__、 `ヽ     /´    ヽ     /´   r__、   /´ .r__(_,)(_,)´ r__,ヽ
   {ィ|rwniト }   {ni|ト   }_   .{       } _   _{    ィ|irイ   .{   ィ|irwli}_  { ィ|irwnト|
.   ○i、^ヮ^|l、,○ ○、^|l   ヾ)(^,ソ       ヾ_)(丿   ,l|_^,○,,ノ○、l|.^ヮノ!,)○,_l|^ヮ^ノ{○
   U__リ史.リ!_し' U,_ く,,___,(i__,ゝ.{_ヽ、.__〈)___,ノ_} ヽ、l)_,,ノ _U ゝ,_U、,リ史リ゙´ U_,,リ 史リ__U
     ノ 八 ヽ、.   `ソ``^ヾ、   `ソ `^"´ヾ´    /`^" ヾ.    ,ノ´ 八{    / 八ヽ.
   く_,ん_ソ__,>  く_,._,._,,>  く,__,.____,._,,>   く_,.___,._,._,>.  <,__,,んソゝ  .く_,.ん_ソ_,>
592 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2013/02/13(水) 18:39:13.32 ID:I7byNvqj0
子ねぇなあ…
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