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男「これでリーフィア造って下さい」 ドリーカモドン「…」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :モヤシ [sage]:2012/12/03(月) 22:28:22.20 ID:HyVJBoDDO
オネェ様「ー無理ね」




男「」

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君が望む永遠〜Latest Edition〜 @ 2024/04/24(水) 00:17:25.03 ID:IOyaeVgN0
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笑えるな 君のせいだ @ 2024/04/23(火) 19:59:42.67 ID:pUs63Qd+0
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part10 @ 2024/04/23(火) 17:32:44.44 ID:ScfdjHEC0
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トーチャーさん「超A級スナイパーが魔王様を狙ってる?」〈ゴルゴ13inひめごう〉 @ 2024/04/23(火) 00:13:09.65 ID:NAWvVgn00
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【安価】貴方は女子小学生に転生するようです @ 2024/04/22(月) 21:13:39.04 ID:ghfRO9bho
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ハルヒ「綱島アンカー」梓「2号線」【コンマ判定新鉄・関東】 @ 2024/04/22(月) 06:56:06.00 ID:hV886QI5O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1713736565/

【安価】少女だらけのゾンビパニック @ 2024/04/20(土) 20:42:14.43 ID:wSnpVNpyo
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ぶらじる @ 2024/04/19(金) 19:24:04.53 ID:SNmmhSOho
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2 :モヤシ [sage]:2012/12/03(月) 22:36:38.13 ID:HyVJBoDDO
男「なんで造ってくれないんですか!?コレは造魔生成アイテムじゃん!」バンッ

オネェ様「アンタ、いくら造魔生成でも創れないものがあるの。
…例えばゲームの中のキャラとか、愛想売ってるアイドルとか。
造魔でんなもん創れるならとっくに私が造ってるつーの」

男「」
男「…」
オネェ様「それにコレ、偽物じゃん」


男「」
3 :モヤシ [sage]:2012/12/03(月) 22:41:27.88 ID:HyVJBoDDO
〜回想

ヒットポイントカイフクスルナラ〜
〜テテン

波平「はい、いらっしゃい」

男「すいませんコレ下さい」ピッ

波平「はいよ〜500円ね〜」
4 :モヤシ [sage]:2012/12/03(月) 22:49:36.12 ID:HyVJBoDDO
男「――くそぅ!!」

オネェ様「アンタ…サトミタダシで買ったの!?」
男「」クズッ

オネェ様「まあ、どうでもいいけど。それよりー仕事ね」
「知ってるでしょ?例の脱線事故。報酬は―五十万」

カチッ

男「」フゥー

オネェ様「ちょっと!ココは禁煙!吸うなら外で吸いなさい!」

男「―ッ」ゴホッ
男「―止めて下さいそのドヤ顔。死んでしまいます」
5 :モヤシ [sage]:2012/12/03(月) 22:52:12.02 ID:HyVJBoDDO
取り敢えずこんな感じで書いてく。
[田島「チ○コ破裂するっ!」]SSだから誰もみてないか。
もし見てんなら飲酒しながらだから堪忍な
6 :モヤシ :2012/12/03(月) 23:03:56.94 ID:HyVJBoDDO
―ああ愛しい我が子よ私をどうか許してくれ
―狂気とは徳を説く者達に与えられた試練なのだ
―ああ私は君に試練を与えよう。親が我が子を諭す様に



私は君の為に君はそのか弱き産声を挙げる為に

私はこの地に舞い降りる
7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 23:09:35.68 ID:HyVJBoDDO
―事故現場

男「」フゥー

目で辺りの光景を眺める、ひん曲がった鉄。
遠くで取り巻く人達…ある人は嘆きある人は歓喜している…人とは実に面白い。

僕は遠く離れた線路に足を踏み込んだ

男「…」ジュリ
8 :モヤシ :2012/12/03(月) 23:14:29.46 ID:HyVJBoDDO
カンカンカン…

あるはずのない遮断機の汽笛が聴こえてくる。

男「…」バッ

僕は手を広げ丁度線路の中央に立つ

ゴオォォー

あるはずのない電車が迫る。

カンカンカン…

そして僕は、あるはずのない電車に轢かれた
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/03(月) 23:42:37.28 ID:hd9kKxRIO
メガテンフリークとして期待していいんだよな(´・ω・`)?
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 03:10:17.00 ID:TF6U/mxDO
>>9
メガテンべーすにするけど多分オリジナルが多いかも

ちょろっと書いとく
11 :モヤシ [sage]:2012/12/04(火) 03:22:10.76 ID:TF6U/mxDO
この世界では大きく分けて二つの領域がある
―日常とそして、日常から産み落ちた影常。

二つの領域が圧倒的に違うのはそこに住む住人が余りにも異なること



―影常
事故現場

ギェギェッギェギェッ
瞼を開く。空は霞みがかかり灰色が全体を支配している。

ギェギェッギェギェッ
―鳴き声と共に生暖かい肉が千切られる音がする
影常は日常に依存する。だから人が大勢[ピーーー]ば
行き場を失った魂を求め影常の住人が蟻の様に群がる
12 :モヤシ :2012/12/04(火) 03:37:11.95 ID:TF6U/mxDO
一人の亡骸に5、6匹の何かが群がっていた。

彼等は満腹感を知らない鮒虫と同じ役割を持っている。
取り敢えず、交渉をしてみよう。

男「…グガ」

鮒虫「…」

男「…グガ…グガガ」

鮒虫「…グガガ…ググ」ケラケラ

鮒虫達は言葉を話す僕を卑下しながら首を30度曲げて笑っている
―可愛いくないな、アイツとは大違いだ。

男「…ガガ…ガグガグガ」(ふざけんな、鮒虫どもが)

鮒虫「…ググ…ググガ」(喋ってる。食べ物が喋ってる)ケラケラ

取り敢えず和解は難しいので僕は手を空に掲げる。

―コツは手をいいカンジに力ませる事


男「―来いっ」グッ

男「―スライム!」
13 :モヤシ [sage]:2012/12/04(火) 03:47:03.96 ID:TF6U/mxDO
ズンッ…

淡い静電気と共にスライムが現れる

うん、いつみても可愛いとは思えない。

スライム「…ブブ…バア?」(男、例のリーフィアたんは?)

男「…バタガガ…ガサ」(オカマは無理だって)ハアー

スライム「…」ショボーン

可愛いとは思えないが彼は数少ないケモナーの一人だから力を貸して貰おう。

男「スライム、愚者の雄叫び」

スライムに指示を出した僕は丁度彼の目の前に固体マグネタイトを頬り投げた

14 :モヤシ [sage]:2012/12/04(火) 04:01:11.26 ID:TF6U/mxDO
スライムは咆哮を締まりのない口一杯に吐き出した。

スライム「――」

音のない雄叫びが鮒虫達に襲いかかる

鮒虫「ガガ!!グガガグガガ!?」ブルブル

鮒虫の内一匹が突然破裂する。 まあ極論すれば交震動する音波だから無理はないか

鮒虫「ダガ!グケケケカ!!」
堪らんと云わんばかりに鮒虫達が襲いかかってくる。

男「スライムー溶解液」
スライム「」ボェー

ドバドバと鮒虫達に液が振り掛かる

鮒虫「ギギッ!?」ジュー

やっぱりゲテモノは惨たらしく叫ぶだけだった。
そして間を置かずに鮒虫達は消え失せていった
15 :モヤシ [sage]:2012/12/04(火) 04:08:41.80 ID:TF6U/mxDO
沢山の亡骸の上で空を見上げる

俺は生まれて以来ずっとこの灰色の景色しか見たことがない。

足下で餓鬼達の悲鳴が聞こえた
そして悲鳴と共に見えた客人。久しぶりに理解ありそうな人間が居る

どれ、一つ遊んでみようか
16 :モヤシ :2012/12/04(火) 04:25:09.60 ID:TF6U/mxDO
男「あーあかれこれ1時間ぐらい歩いてるけど鮒虫ばっかじゃん」スパー

スライム「ーダダ〜ダオア!」(男、それ面白いな煙が発ってるオイラにも貸して!)キラキラ〜

男「ダメですよーコレは人間の嗜好品だから君がやっても液で溶けるだけでしょ」ノンノン

スライム「ダダー!ダダー!」(貸して!貸して!)グイグイ

男「ここら辺りが一番何かいそうだなってー」グラグラ

男「もぅ!いい加減にしなさーい!アンタ邪魔なのよ」ペシーン


鬼「よう人間、お前もしかしてサマナーか?」

―突然後ろから声が掛けられる

音一つ立てずにやって来たのは驚いたけど。

ソイツは2m半ぐらいの背丈で僕達の影を自身の影で塗り潰した
17 :モヤシ :2012/12/04(火) 04:27:52.40 ID:TF6U/mxDO
今日?も残業なので寝る。
睡眠あと2時間ぐらいしかないが

…多分需要はないからここらで区切ってもいいよね
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/04(火) 05:11:02.91 ID:Fzz8iGqIO
リーフィアってポケモンのあれだよな?
19 :モヤシ :2012/12/04(火) 23:24:05.42 ID:TF6U/mxDO
ポケモン好きだけど話が思いつかないんだ
20 :モヤシ :2012/12/04(火) 23:35:01.66 ID:TF6U/mxDO
強者がこの影常でただ一つの常識だった。

弱者は卑下さら彼等の血肉となるーだから俺は何時も何かを食いながら生きていた。

男「おお!やっと頭が詰まったヤツに会えた」

―コイツは何を言って言ってるんだ?サマナーなら常識を知っているだろ?

男「亡骸を食べるのは別にいいけど数が多すぎる、出来れば何処かいってくんない?」ヤレヤレ

―まあいい、久しぶりに旨い肉が食えそうだ。

そして鬼は大きな鉄棍棒 を振り落とした
21 :モヤシ :2012/12/04(火) 23:44:13.73 ID:TF6U/mxDO
―グチャ

磨り潰した肉の悲鳴と感触が五体に伝わる。

鬼「…フンッ」

呆気ない…人はやはり頭が空っぽの餓鬼にも劣るのか

男「いきなりはダメだろ?全く…ワロタ」フゥー

鬼「あ…?」

鉄棍棒に目を配る、そこに付いていたのは緑色の肉片だった

男「あ、それ?スライムさんだよ。彼は実に健気なんだ」

男「まあ話が通じないなら…」パッ

男「…来い!」
淡い静電気が天を駆け巡る


男「ネコマタ!!」クンッ
22 :モヤシ :2012/12/05(水) 00:04:19.23 ID:xOOGQgrDO
淡い静電気が地に落ちる

ネコマタ「ヒッニャァー!!」ブンッ

召喚去れた悪魔が鬼に先制を仕掛ける。

鬼「―ッ」ブンッ

鬼は鉄棍棒でそれを凪ぎ払う

男「ネコマタ、落ち着け。
ほらー行くぞ!」ブンッ

男は固体マグネタイトを数個鬼に向かって投げつけた

男「ネコマター乱れ月。」

鬼「うおぉっ!?」

カンカンカンと鉄を弾く小刻みな攻防を二匹は繰り出す
男「スライム、癒着解放」ビッ


鬼はその眼でその光景を見た。
一つのマグネタイトが消え失せ、己の鉄棍棒から磨り潰したはずのスライムが飛び出しのを

男「知ってるか?スライムって雑魚キャラで有名だけど実は優等で厄介な存在だって事を」

男は一欠片のマグネタイトを丁度鬼の額の位置に投げつけた

男「スライム、愚者の雄叫び」

鬼「しまっー」


そうスライムの雄叫びは体を揺さぶった
鬼の肉体が震え止まらない

男「ネコマタ、斬り花」
ネコマタ「ィィーッニャッ」ブホッ
そして猫の爪が鬼を捉えた
23 :モヤシ :2012/12/05(水) 00:08:22.09 ID:xOOGQgrDO
胎児はもがく、まるで母の腹を蹴り無邪気さを見せつけるかの様に





―何処かで女が笑う声が聞こえた。
24 :モヤシ :2012/12/05(水) 00:22:28.97 ID:xOOGQgrDO
大きな胎児「アアアアアア...」

ゴゴゴ…震えるはずのない大地が揺らぐ

男「―っなんだよアレは!?餓鬼が群れるどころの話しじゃねぇぞ!!」

鬼「…サマナーよ去れ。またヤツが現れた。」

男「何か知ってるのか?」

鬼「詳しくは知らん。だがアレはこの空間を食う。

俺はまだ死にたくないからな…じゃあな」スゥ…

鬼は一言残すと姿をかきけした

大きな胎児「アアアアアア...」カブッ

胎児が歯を立てた空間は砂状になり削り取られた

男「―食ってんのか?この影常を」

まだあるはずのない遮断機の汽笛が聞こえない…

男「くそっ」ダッ

男はそう残すと線路上の向こう側…事故現場から離れた場所へ駆け出した。
25 :モヤシ :2012/12/05(水) 00:28:44.47 ID:xOOGQgrDO
青年「お前は俺達をいずれ利用した

俺かアイツかどちらかを」

―嫌悪。それが俺が最後に見た記憶…

そして俺は赤い湖の中へ融解された。


ただ赤く、何よりも美しく何よりも純度が高い湖の中へ
26 :モヤシ :2012/12/05(水) 00:31:54.91 ID:xOOGQgrDO
取り敢えず終わる。

多分誰も見てないならネタバレして終わるつもり

アイシーがやっと届いたから。てをつけたいんだ!

見てる人がいてもネタバレはするぞ!このままだと何がなんだかわからないよな
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 10:14:07.03 ID:fuiyiVyIO
(´・ω・`)おっさんならもうちょっと耐えろし
28 :モヤシ :2012/12/05(水) 12:26:29.23 ID:xOOGQgrDO
―小汚い喫茶店

オネェ様「―それで電車が来る前に境界線から抜け出して川に落ちたと」
男「うん、川マジヤバイ」ズズー

オネェ様「それにしても胎児?だっけ。
…厄介事ね鮒虫より
影常自体を食べる悪魔なんて聞いたことないわ…まあソレに関しては私の方も探りを入れてみるけど」

男「ああ、頼むよ。藤岡さん…それよりもホットミルク貰える?死にそうなんですけど」ブルル

オネェ様「...」ハアー

オネェ様「いいけど代金はお使いね。どうせお金持ってないんでしょ?」
男「」
29 :モヤシ :2012/12/05(水) 12:34:49.72 ID:xOOGQgrDO
取り敢えず、ネタバレ。

メガテン知らん人も分かるカンジに

・真3が基盤
―サマナーについて
・サマナーは悪魔を使役する為に生体マグネタイトを使う(メガテンシリーズは真3以外基本コレ)

―固体マグネタイト

・コレによって男は他サマナーと違い召喚機なしで呼び寄せる。

―影常

・カンジ的にはライドウの裏世界に近い。
ただし発生するのは次の二つ
・事故、他殺による大勢の死
・悪魔が偶発的に群がる
30 :モヤシ :2012/12/05(水) 12:43:34.66 ID:xOOGQgrDO
展開的には3のSS

受胎を再び悪魔の手によって興す→大きな胎児がソレ

―男の素性について

ぶっちゃけ3のヒジリの転生
かつてアラマの湖に落ちたヒジリだからこそ召喚機を必要とはしない→コレが固体マグネタイト

つまり
固体マグネタイト→アラマの結晶体。

ヒジリは罪人、なので安息が許されない。男と変わり体に満ちた固体マグネタイトを使って話しを進めるかんじ…

因みにオネェ様はバーテン兼仲介者。
31 :モヤシ :2012/12/05(水) 12:45:47.28 ID:xOOGQgrDO
こんなカンジで暇があれば書くかな。

アトラス信者がいて叩くなら叩いて欲しい。
ぶっちゃけ信者の方が適任だも
32 :モヤシ :2012/12/05(水) 20:16:21.05 ID:xOOGQgrDO
アイシー…トンボ線あるとかあり得なねぇ

取り敢えず10時位まで投下していく
33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 20:19:41.12 ID:+IshaGFIO
みてるぞー
34 :モヤシ :2012/12/05(水) 20:34:08.04 ID:xOOGQgrDO
―こじんまりした骨董屋

― カランッ―
眼鏡を掛けた老人「―いらっしゃい」

男「ちーすっ」トコトコ

眼鏡「なんだ男か。
お前、金持ってないだろ帰ってくれ」

男「」
男「…藤岡さんからのお使いなんだけど」

眼鏡「ああ、あれな」

老人はそう相槌を打つとひじ掛けた机から小さな木箱を取り出した

男「ナニコレ?」

眼鏡「開けるなよ。絶対。」

振ってみるとカランっと何かが詰まった音がした
眼鏡「藤岡は対して興味ないだろうがアイツの客が欲しがってる物だよ」
老人は愛想よく笑って見せる
だが僕は知ってる、彼は一度も綺麗に笑った事がない

男「ヤバイもん?」

老人は首を横に振る

眼鏡「人に夢を見せる目玉が入ってるだけさ」


―くっくく…老人は貼り付いた笑顔のまま喉で笑った
35 :モヤシ :2012/12/05(水) 20:54:22.81 ID:xOOGQgrDO
男「…まあコレは貰っとくとして、だ」バンッバンッ
眼鏡「」ビクッ

男「コチラをご覧ください。」スッ

―男はズボンのポケットから黒い機体を取り出した

眼鏡「…」ボーゼン

男「」フフン

眼鏡「」
眼鏡「おいおいおい…マジか?マジですか!?」

男「期限は守ったぞ」

眼鏡「乱数使ってないだろうな?使ったならここにある道具全て使ってお前を[ピーーー]からな…!!」

男「アホ、スライム先生の愛の前ではんなもん要らん」フリフリ

男「そっちこそちゃんと出来たのかよ?」

眼鏡「ケモナーの前では雑作もない。…まあ拘り過ぎて死にそうだけど」

男「じゃ、トレードするか」
男「僕のこの色違い6V夢エーフィーと」

眼鏡「俺が作った1/30グレイシアと」






男「おおっ…!!ナニコレ尻尾振ってんじゃん!」
眼鏡「だろ?因みにここを撫でてやると…だ」

グレイシア「クーン」スリスリ

男「ヤバイ。マジヤバイ、何かすりよってくるんですけどぉ!?」

男「グレイシア、マジ天使」
36 :モヤシ :2012/12/05(水) 21:05:44.62 ID:xOOGQgrDO
男「はーちかれた」フゥー

眼鏡「拘りの一品だからな」クックク
眼鏡「ところで来る途中で女に会ったか?」

男「」ビクッ

眼鏡「なんだ、会ってないのか。なら顔見せてやれよ」
眼鏡「この前だってお前さんに会えないからってウチの品物ほとんど壊されたんだぞ…正直手に終えない」

男「…気が向いたらな」男「じゃもう行くよ」フリフリ

眼鏡「―ああまたな」ニコ
―老人はまた貼り付いた笑顔で男に声をかけた

カラン

―夕暮れの日差しが老人の顔に当たる
37 :モヤシ :2012/12/05(水) 21:19:18.24 ID:xOOGQgrDO
―カナカナ…
何処かで蜩が鳴く

ある女が立っていた

白く清潔そうなシャツを着こなし、ジーパンをはいた女が

茶色の毛先が舞う そして目の前の人物に微笑んだ
38 :モヤシ :2012/12/05(水) 21:34:55.84 ID:xOOGQgrDO


男「…なるべく人気のない道を選んだんだけどな」

女「無駄だよ。さっき眼鏡に電話貰ったもん」

―女が一歩、男に近づく

男「」
男「…やられた」ハアー

女「どうして私を避けるの?男は私を助けてくれたのに」

男「それはお前が居続けるとアイツ等がうるさくなるからだ」

女「…いいわ。それより男遊ぼ?」

男「遊ぶんなら街の男共漁れよ。お前なら選り取りみどりだろ」
男「折角固体マグネタイトやったんだから…さ」ハアー

女「つまんないもんソレ。…それに男はこの話しを聞いたら絶対私と遊んでくれる」

―瑞々しい美顔の口元が綺麗に弧を描く



女「私見つけたの」

女「悪魔達が群がってる影常を」
39 :モヤシ :2012/12/05(水) 21:56:36.29 ID:xOOGQgrDO
―大きなビルの裏路地

男「…いかにも、ってカンジだなココ」テクテク

女「うん!凄いでしょーあの中に悪魔がうじゃうじゃ〜っって、居るんだよ!?」テクテク

女が指を指す
指された場所は丁度落書きされた壁があった

男「居るんだよ〜じゃなくて、探したんだろ?」
女「うん!こんな所にあるなんて結構歩き疲れた―」アタフタ

男「…」ペシーン

―二人は足並びして壁の前に立った

女「男ー早く行こうよー」ブンブン

男「」
男「お前と違って僕は準備があんの」ハアー

女「じゃー私先行って待ってる!」フンス

…本当、堪え性のないヤツ

―ズボッ

女はそう言うとなに言わぬ顔で壁の中へ溶け込んでいった

男「…」ハアー
壁を見据える。今回は目だけが頼りだ、音が鳴りそうなモノは何処にもない

男「…」フゥー

目で捉える…落書きのおっぱいが堪に障る
チカチカする、目が痛い

チカチカ

チカチカ

チカチ…

―ドロッ

大きな黒い手が男の頭を鷲掴む

男「―うわっ」

―そして黒い手が男を音もなく引き込んだ
40 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 22:02:17.14 ID:z0S5nnFUo
色違い6V夢特性とか乱数以外じゃでねーだろ
41 :モヤシ :2012/12/05(水) 22:02:32.96 ID:xOOGQgrDO
>>33ありがとー

投下はコレで一端区切るな。
多分明日から忙しくなるから遅くて土曜日?に書く

因みにこのSS分かる人いる?アトラス知らんと何がなんだかわからないよな

大筋は書いたけど小ネタとか流れは即興だからタルくてメンゴ
42 :解説書き忘れた :2012/12/05(水) 22:19:34.08 ID:xOOGQgrDO
影常の入り方

・影常は日常の景色に依存する
・普通なら悪魔達がいるので人は入れない入るにはコツがいる

景色に依存するので自身が景色に溶け込むってカンジ
例 最初の事故現場
脱線する電話を想像して自身が被害者に為りきる
※影常は本来悪魔の住みか。人が入れても時間が設けられる
(想像力が意識的に薄れるため)
時間外に抜け出すと何処かに飛ばされる
・影常自体亜空間の為、日常のとの間に常に摩擦ができてるから
※悪魔が群がるといけないのは濃度によるが

災難→厄災→天災

になるから定期的に掃除が必要
つまり男が掃除人

ー以上
43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/05(水) 23:18:11.87 ID:aX4ip0uIO
ドリーカドモンだろがクソガキ
44 :モヤシ :2012/12/07(金) 12:30:07.11 ID:eQEzurADO
>>43
あれ?そうだっけ…
ごめんはなから忠誠MAXの造魔使った事なかったからうろ覚えだった
訂正ありがとー
6V夢色違いはプレイしてんのが悪魔(確か書いたはず。)だからDS5、6台同時操作でやってれば出ると思ったんだ
何せスペック悪魔だし


取り敢えず投下すんねちょろっと
45 :モヤシ :2012/12/07(金) 12:35:56.51 ID:eQEzurADO
オオオオオオ…

―悪魔達の呻き声が聴こえる

男「…はは、マジかよ」
群衆の中心で何かの亡骸と返り血を浴びたであろう一匹の悪魔。


僕は知ってる。
悪魔達の余興で一度見かけた事がある
彼らは底が抜けた欲望の捌け口として行う


影常―闘技場
46 :モヤシ :2012/12/07(金) 12:48:41.53 ID:eQEzurADO
女「あ、男着いたんだ」ニコー

彼女は対して動じてはいない、本来はココの住人だから当たり前なんだけど。

男「―ここのチャンピオンは?」

女「あっ!聞いて聞いて!凄いんだよーあの悪魔あの金槌でグシャってさー」キラキラ

悪魔「ォォォォオオオー」ビッ
悪魔は高々に腕を挙げる
男「―どういう悪魔なのか知ってる?女」
女「えっ?…確か何でも昔誰かに忠誠を誓ったとかどうとか…」
女「そう!!確か始めは
ト がつくんだ。うーん…」

女「と、とと…」ウシウジ

ぴこーん♪

女「あっ!トールだよトール!確かそんな名前!」


また一匹の悪魔が雄叫びを挙げる。

オオオオオオ…

彼の唸り声は止まぬ事を知らなかった
47 :モヤシ :2012/12/07(金) 12:50:27.43 ID:eQEzurADO
続けを知りたい人がいたら夜投下

どうでもいいなら土曜日投下予定
48 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2012/12/07(金) 21:46:18.45 ID:jSPdna9Do
>>2で偽物って言ってるからドリーカモドンっていうパチモンかと思ってたわ
49 :モヤシ [sage]:2012/12/08(土) 20:21:30.63 ID:iulYy6VDO
>>48
結構、アトラス好き多いな!!

批判多く余り読まれなさそうなSSだけどスマン(汗)

ちっとネーム書き直ししたいから深夜まで待ってくれると嬉しい

最後に指摘しれる人は素直に嬉しい。だからどんどん指摘していいぞ
50 :モヤシ :2012/12/09(日) 01:22:51.62 ID:6loI87DDO
男「…お?何かまた出て来たな」

女「え?あっ本当だー」
中心に目を再び向ける
トールに対を向けて立ちはだかる悪魔…というより僕は知ってる、あの悪魔を


トール「お前が次の相手か」

返り血を浴びた悪魔は目で品定めするかの様に相手を見据えた

カンッ
甲高い金属音がソレに答える

鬼「ああ、そうだ」

オオオオオオ…

群衆が再び雄叫びを挙げる



二匹の悪魔は自慢のエモノを振り上げ
―ガアッンッッッッッッッ

互いにぶつけ合う
51 :モヤシ :2012/12/09(日) 01:47:18.68 ID:6loI87DDO
鬼「―ッ」
鬼がエモノの下から太いその拳を突き上げる

トール「…」

グッ トールはソレを構う事なくエモノで押し退けた

鬼「―オォ?」グラッ

よろめいた鬼に向けて自慢の金槌を振り下ろす

トール「―ッイイィーャァッ」ブンッ

ドオオッン

にわかに立つ土埃と悪魔達の雄叫びが木霊する

鬼「―へへ、笑っちまうないきなり詰めにかかってくるとか…!!」ブンッ
―カッンッッー

力みを入れ静止したトールに向かって鬼が全身でスイングしトールの鉄火面が宙を舞う

トール「ッッッッ」ガシッ
鬼「オオォ?」

鬼は困惑した…何故なら死に至らないでも確実に五感への伝達は麻痺したと思ったから

だから理解出来なかった…何故トールが自分の角を鷲掴み出来たのか…

トール「イイィーャァッ」

頭が揺れた、視界が荒く濁る

― ドコォォッ―

鬼の頭は地に倒れ肢体が無様に転がる

トール「イイィーャァッ」ブンッ

グチャ ゴッ ゴッゴッ

鬼の頭へ目掛けトールは何度も金槌を振るった

鬼「」ピクピク…

頭だった場所から黒光りの鈍い血が垂れ流れる

オオオオオオ…

…そしてまた彼は群衆に自分がいかに強者であるか見せつけた

トール「…」バッ

彼のうでが空を穿つ
52 :モヤシ :2012/12/09(日) 02:01:58.34 ID:6loI87DDO
トール「誰か他に私に立ち向かう者はいないのかっ!!」

トールは周囲を見渡す誰もが自分の勇姿に歓喜の声を挙げている…そう。
宴、そうこの宴こそが彼が求めて止まない快楽の一つだった

―ジャリ

その中に一つ雑音が混じる

トール「…お前が次の相手か…?」

振り向いた先にいたのはさっきの悪魔よりも…いやココに群がる悪魔達よりも余りに貧相で弱々しい相手だった

男「悪いな。このままだと日常の方に影響がでちまうんだ」フリフリ

―ニンゲンダ…ニンゲン…サマナーカ?

群衆の声に耳を傾ける

トール「さまなーとやら…私に歯向かうか?」

男「うん、多分僕はアンタよりも強いから」

トール「…面白い。ならその強さ、この私に見せてみろ!」

オオオオオオ…
群衆が木霊する
53 :モヤシ :2012/12/09(日) 02:35:02.65 ID:6loI87DDO
ココは心地良い…不思議だけどそう感じた

男「来い―」グッ

淡い静電気が走る

男「ネコマタ!!」バッ

男の前にトールに立ちはだかるようにネコマタが召喚される

トール「…ッ」ブンッ

間いれずトールは金槌をネコマタに向ける

ネコマタ「――」バッ

螺旋を描く様にネコマタは掻い潜りトールの正面に飛びかかる

男「…」バッ

激しい風圧と共に迫る金槌を前に男は手を挙げた
男「スライム!!」ブンッ
――グチャ

金槌の鉄槌を受けたのは間を置かずに現れたスライム。緑色の体液が吹き飛ぶ

男「ネコマタ乱れ月っ」ブンッ
―固体マグネタイトをすかさずネコマタに投げる
ネコマタ「フッシャァァァッー」ガッガッ

トール「!!!?」

トールの肉体がネコマタの鉄爪に浅く抉り取られた

トール「邪魔だ!どけ!!っ」ドンッ

片腕でネコマタを凪ぎ払うとトールは男を探す

―男はトールの足元に立っていた

男「スライム!ココで溶解液!」バッ

手に持った緑色のゲルをトールの膝に投げ付けた

―ジュッ
肉が微かに溶ける

トール「〜ッッッ」グラッ

トールの足元が揺らぐ

男「間を置かずに愚者の雄叫び!!」

――ギィィィインッ

トールの五感が奪われるもう、彼には何がなんだかわからない。

ブンッ

男「やっぱり、状態異常だけじゃアンタは倒せないよな。凄げぇよ…何せそれでも的確に僕を狙えるなんて…」

金槌が男の頭を捉える

男「スライム…溶解えk」
?「アリス、メギドラオン」

男とトールは確かに見た。
突如乱入してきた、ある少女を

アリス「…フフ」パッ

そう、ソレはまるで蛍火の様に紫の火種が辺りを優しく包みこむ。

―大地が僅かに揺れた
54 :モヤシ :2012/12/09(日) 02:37:02.01 ID:6loI87DDO
今回はここで区切るよ!
お休みなんだよっ!
55 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2012/12/11(火) 12:47:31.19 ID:3ctJX5lDO
―一人の少女が立っていた
大地は抉れ見渡せば黒く焦げた亡骸が円を画くように散らばる

中年「…よくやったアリス。これで世界の秩序は守られた」

アリスは微笑む忠誠心とは全て彼の為だけにあると思ったから

中年「…」
中年「風が強いな、ここは」

乾いた風が二人を照らしていた
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