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ギルガメッシュ「鍋だ、鍋をするぞセイバー!」 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/10(木) 22:17:16.80 ID:ijZoOcMR0

FATE/ZEROのSSです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397135836
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バームくんへ @ 2025/06/11(水) 20:52:59.15 ID:9hFPsRzXO
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秘境 @ 2025/06/10(火) 00:47:53.81 ID:BDVYljqu0
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【安価】上条「とある禁書目録で」鴻野江「仮面ライダー」【禁書】 @ 2025/06/09(月) 21:43:10.25 ID:qDlYab/50
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1749472989/

ツナ「(雲雀さん?!)」雲雀「・・・」ビショビショ @ 2025/06/07(土) 01:30:36.87 ID:AfN9Rsm0O
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1749227436/

【安価コンマ】障害走を極めるその5【ウマ娘】 @ 2025/06/06(金) 01:05:45.46 ID:RaUitMs20
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1749139545/

貴様たちの整備のお陰で使いやすくしてくれてありがとう @ 2025/06/04(水) 20:56:21.03 ID:QjuK6rXtO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/aa/1749038181/

阿笠「わしの乳首に米粒をくっ付けたぞい」コナン「は?」灰原「は?」 @ 2025/06/04(水) 04:01:13.39 ID:ZjrmryLdO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1748977273/

レッド(無口とか幽霊とか言われるけどまだ電脳世界) @ 2025/06/02(月) 21:21:00.13 ID:ix3UWcFtO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1748866860/

2 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/10(木) 22:18:22.84 ID:iBp76qO+0
期待
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/10(木) 22:20:02.14 ID:ijZoOcMR0

セイバー「アーチャーよ…鍋は冬の食べ物、今は春です。季節をわきまえなさい」

ギル「王であるこの我様が、なぜ四季ごときを気にせねばならんのだ。セイバーよ」

セイバー「旬の物を楽しむ心が欠けていると言っているのです。」

ギル「そう堅いことを言うでない。貴様、もしかして鍋は苦手か?」

セイバー「ええい、鍋は魅力的ですが、アーチャーと食べたいわけではない!」

ギル「コレを見てもまだ言えるかな?」

セイバー「それは…まさか!」

ギル「我様が用意するのはただの具材ではないわ。まずは高級和牛の最上級部位のみ厳選された肉だ!」

セイバー「くっ…その油、それに霜…流石英雄王…見事なお肉です」

ギル「フハハハハ!さらにコレを見るがよい、セイバー!」

セイバー「こ、これは…」

4 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/10(木) 22:23:09.90 ID:ijZoOcMR0

ギル「鍋には酒!それも我様に相応しい最上級の酒よ!」

セイバー「くっ…見事です。これは英雄王の名にふさわしい…品々」

ギル「フハハハハ!もっと褒めるが良い!」

セイバー「しかし、肝心の出汁や旬の野菜がないではないか!」

ギル「笑止!」

セイバー「なっ…」

ギル「最古にして、最高の肉食系男子でもあるこの我様に、野菜など無用だ!」

セイバー「なんて傲慢なんでしょう…だが英雄王よ…それでは鍋にはなりません。」

ギル「ならば焼き肉でもよかろう」

5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/10(木) 22:24:30.28 ID:ijZoOcMR0

セイバー「た、確かに…」

ギル「そう言うと思って、すでに用意してあるわ!」

セイバー「ゲートオブバビロンから焼き肉セットが…炭までばっちり…くっ…流石英雄王」

ギル「ほらほらほら!特別に我様が焼いてやろう。ドンドン食うが良いセイバー!」

セイバー「はふっ、はふっ(当然です!)」

ギル「愉快愉快。いい食べっぷりだ。セイバーよ」

セイバー「おかわり!」

ギル「肉は無限にある!とことん王の財宝を味わうがよい!」

セイバー「美味しい…くっ」

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/10(木) 22:27:49.46 ID:ijZoOcMR0

セイバー「この油、舌で溶けます。くっ…ご飯が欲しくなります。」

ギル「それでだ、セイバーよ…我の妻に」

セイバー「はふっ…塩コショウでこれだけの味が…ところでホルモンは無いのですか?」

ギル「そのような下等生物が食うものなどないわ!」

セイバー「無礼者!」

ブンッ

ギル「な、王である我の顔を、よもや叩くとは」

セイバー「お肉を無駄にするなぁ!!」

ギル「セイバーよ…だから貴様は王ではないのだ。」

セイバー「どういう意味ですか、アーチャー!」

ギル「贅沢を尽くしてこそ王なのだ!」

セイバー「なっ!」

ギル「最高のものを食べ、最高のぜいたくをする。無論、下等なものなど口にはせん。それを大衆に見せることで、王である我の力を示すことが出来ようぞ。」

セイバー「しかし、締める所は締めるほうが」

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/10(木) 22:31:40.21 ID:ijZoOcMR0

ギル「暴食の限りを尽くす貴様にそれが出来ると?」

セイバー「出来ずとも、皆と協力してやれば必ず」

ギル「それでは民衆の行動が制限されてしまうことに気づかんのか?」

セイバー「ですが」

ギル「我が散在することで、民衆も心おきなく金を使い、娯楽を楽しむことが出来るのだ。それを貴様の我儘で民衆を貧しくさせるのか?」

セイバー「ですが!あ、コレ焼けてます。うむっ最高の焼き加減…美味ですね」

ギル「…まあよい。食事の際にこのような話は無粋だ。ほれ、肉が焼けたぞ」

セイバー「むぐっ…コレも絶品ですね。ですが、やっぱりホルモンを」

ギル「まだ言うつもりか?」

「…ホルモンならば、不肖ながらジル・ド・レェが、ここに用意していますよ。ジャンヌ…」

セイバー「おお、コレは確かに…ホルモン?」

ギル「貴様、誰の許可を得てここにいる!」
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/10(木) 22:36:18.98 ID:jpPLko8y0
酷いスレタイ詐欺を見た
焼肉じゃねーか!
9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/10(木) 22:36:46.63 ID:ijZoOcMR0

ジル「ジャンヌ…ホルモンだけではございませんよ。これは新鮮な子供の臓物、それも3日前から何も食べさせていない少女に魔術をかけ、生きたまま、しかも内臓には不純物が一切ない綺麗な状態で捌きました故、この上ない上質なホルモン、レバーを味わえますぞ。」

少女「あ…うぅ…」

セイバー「却下です。」

ジル「残念ですね…もぐっ…実に美味しいのに。生レバー」

セイバー「まったく…食事がまずくなるではありませんか」

ジル「では私がこれを食べている間、しばしジャンヌから離れていましょう」

セイバー「そうしてほしい。」

ライダー「なんだ?ホルモンならほれ!」

ドンッ

セイバー「こ、これは…豚?しかもホルモンだけではない。脂身、横隔膜、豚足まで」

ライダー「なあに、知り合いの肉屋からな、頂いてきたのよ。」

セイバー「さっそく焼きましょう。」

ギル「待て!我が用意した100g1万以上もする牛肉のそばで、そのような下等な肉を並べるでない!」

10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/10(木) 22:43:32.66 ID:ijZoOcMR0

セイバー「細かいことを言う男ですね。」

ライダー「英雄王も余と共に豚を一頭丸ごと食べることで、共に豚を征服しようではないか!」

ギル「ええい、セイバーもだ! 貴様には味の違いはわからんのか!!」

セイバー「味なんて焼き加減と脂の量以外はどれも大差なんてありません」

ギル「貴様もしや…王の癖に味音痴だとでも言うのか!?」

ライダー「懐かしいのう…遥か昔に東へ遠征した際によく食べたものよ。」

セイバー「ほう、ライダーもホルモンを?」

ライダー「うむ。あの時は食料調達が大変でな、見つけた食料は骨の髄まで味わったものよ」

セイバー「食に対するその意識、見事です。」

ギル「ええい…勝手に盛り上がりおって」

ライダー「肉も酒もあるが、何か物足りないのう」

セイバー「やはり、野菜がないと」

ディル「セイバー、野菜じゃないがコレはどうかな?」

11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/10(木) 22:47:49.28 ID:ijZoOcMR0

セイバー「ランサー!それは…どうやって」

ライダー「ほう、魚か」

ディル「ちょいと海で一突きしたのさ。ま、この必滅の黄薔薇と破魔の紅薔薇があれば造作もない」

ライダー「さすがランサーだのう」

セイバー「採った際にはやはり…アレを?」

ディル「無論『とったど―!』と叫んださ」

ライダー「よし、貴様もこの輪に入れ。王が許可しよう」

セイバー「私も歓迎するぞ、ランサー」

ランサー「感謝する」

セイバー「私の隣が開いています。どうぞ」

ランサー「では失礼「待て!」」

ランサー「どうした英雄王…もしかして魚は苦手だったか?」

ギル「そうではない!それより貴様、誰に許可を得て」

セイバー「大丈夫です。その時は私とライダーが美味しく頂きます。」

ライダー「この醤油と言うものをかけると絶品だぞ。ほれ、貸してやろう」

セイバー「感謝します。」

ギル「我様の話を聞け―!」
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/10(木) 22:49:19.54 ID:ijZoOcMR0

セイバー「なんです…ほら、醤油ですよ。お皿に注いであげましょう」

ギル「う、うむ」

セイバー「対面だと注ぎづらいですね。ちょっとお皿を貸してください。」

ギル(今、手が少しふれたぞ//)

セイバー「では、焼き立ての魚を…あっつ!」

ライダー「お互い、なまじ焦りすぎるとロクなことがないのう。」

セイバー「ふはふへひは(不覚でした)」

ギル「ほれ水だ。飲むがよい」

セイバー「ごくごく」

ギル「良い飲みっぷりだ。我様のよ」

ジル「ジャンヌ…わが聖処女の口内を穢すとは…この魚、私が退治して」

ディル「海魔を出す気か?」

ジル「魚、許すまじ!」

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/10(木) 23:07:55.96 ID:ijZoOcMR0

セイバー「やめなさい。きゃふはー!」

ジル「な、なぜです…あの時の火あぶり同様、今ジャンヌの口は烈火のごとく」

セイバー「私がこの程度の火で屈するとでも思ったのでふは」

ジル「!」

セイバー「どんな戦火の炎も潜り抜けてきた私に、この程度のやけどなど…取るに足らぬ!」

ジル「おお…ジャンヌ…私は何と言う過ちを、このジル・ド・レェ…ジャンヌを見誤ったこと、この命で償うのみ」

セイバー「やめなさい!」

ジル「な、なぜ、何故止めるのです!」

セイバー「今は食事の場です。場をわきまえなさい」

ジル「で、では…ここを失礼して」

セイバー「貴様も色々あってそうなったのでしょう。ならば、私たちと杯を交わし、語り合い、お肉を食べることで、お互いの理解を深めあおうではないか。」

ジル「な、なんという寛大、慈悲深いお言葉…この私、ジル・ド・レェめ…その言葉だけで、もうこの世に未練など」

セイバー「ほら、お肉が焼けましたよ。」

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/10(木) 23:14:34.52 ID:ijZoOcMR0

ジル「ジャンヌ自らの手で…ありがたく食べさせていただきます。」

ライダー「ほれ、こっちも焼けたぞ。人間なんぞより豚のほうが何百倍も美味いぞ。」

ジル「モグ…確かに、美味しいですね。」

ランサー「キャスター…美味い理由はそれだけではないぞ。」

ジル「というと?」

ランサー「周りを見てみろ。皆が笑顔になり、一つの網で食事を楽しむ。」

ライダー「なるほど…王は孤独であるものだが、部下たちとやる宴会もまた愉快なものだったわ」

ギル「ふん、それを言うならば、この網も炭も準備したのはこの我様だ。つまり、我がこの焼き肉の王であるのだ!」

15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/10(木) 23:29:41.40 ID:ijZoOcMR0

ライダー「まあ、それでもいいからそこの酒とってくれ」

ギル「これか、ホレ」

ライダー「すまんな。おっと、ほれ、焼き肉の王よ。この征服王が酒を注いでやろう」

ギル「その心意気...受け取ろう」グビッ

セイバー「確かに、この焼き肉、元はアーチャー…貴方が始めたものでしたね」

ギル「そうだ。この我様に感謝するがよい!」

セイバー「感謝の意味を込めて、このお肉をアーチャー…いえ、焼き肉王に捧げましょう。口を開けてください」

ギル「なっ(遂に来たか…コレが俗に言う『あーん』というやつか)」

セイバー「ほら、冷めてしまいますよ。あーん」

ギル「う、うむ…あー」

16 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/10(木) 23:31:42.27 ID:ijZoOcMR0

ギル「何が可笑しい!」

ライダー「この宴自体が不思議でしょうがなくてな」

ジル「確かに...本来、このように英霊が一堂に集まれば、必然的に殺し合う運命になるでしょう」

ランサー「俺もそれには同意だ。」

ライダー「しかし、現実には宴を始めている」

セイバー「戦わず、ただ語りあい、笑いあい、そしてお肉を食べる。おかわりです。」

ランサー「俺が見るに、騎士王はそろそろ食べるのを控えたほうが良いのではないか?」

セイバー「なぜです!もしや、私のお肉をとる気ですか?」ケプッ

ジル「おお、ジャンヌのお腹がこんなにも大きく…あぁ…処女のまま受胎するとは…今まさに、聖処女はマリアへと変貌を遂げました。我が聖処女、いや、マリアに祝福あれ!…しばし失礼します。」

17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/10(木) 23:35:27.02 ID:o55kZjc20
セリフぬけてる?
ギルが唐突にキレてるww
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/10(木) 23:38:19.85 ID:ijZoOcMR0
>>17 本当だ。

正しくはこっち


セイバー「はい、どうぞ」

ギル「う、うむ…」パクッツ

セイバー「どうですか?」

ギル「お、我様が用意したのだ。不味いわけ無かろう」

ライダー「ふははは!」

ギル「貴様、何がおかしい!」

ライダー「いやなに、貴様の今の顔が、初心な子供のように真っ赤だったのでな」

ギル「こ、これは酔っただけだ!」

ランサー「なるほど…焼き肉王は酒に酔ってしまったのか」

ギル「そ、そうだとも」

セイバー「アーチャー、牛肉が食べたいです」

ギル「もう無くなったのか!?」

ライダー「ふははは」

ランサー「ははははは!」

ギル「何が可笑しい!」

ライダー「この宴自体が不思議でしょうがなくてな」

ジル「確かに...本来、このように英霊が一堂に集まれば、必然的に殺し合う運命になるでしょう」

ランサー「俺もそれには同意だ。」

ライダー「しかし、現実には宴を始めている」

セイバー「戦わず、ただ語りあい、笑いあい、そしてお肉を食べる。おかわりです。」

ランサー「俺が見るに、騎士王はそろそろ食べるのを控えたほうが良いのではないか?」

セイバー「なぜです!もしや、私のお肉をとる気ですか?」ケプッ

ジル「おお、ジャンヌのお腹がこんなにも大きく…あぁ…処女のまま受胎するとは…今まさに、聖処女はマリアへと変貌を遂げました。我が聖処女、いや、マリアに祝福あれ!…しばし失礼します。」

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/10(木) 23:44:10.69 ID:ijZoOcMR0

セイバー「これは、まだ8分目です。」ゲプッ

ライダー「ほう…まだ食べる気か?」

セイバー「無論、死ぬまで。」

ランサー「それは別の漫画のセリフだ…騎士王」

ギル「ほれセイバーよ。肉の準備が出来たぞ」

セイバー「今行きます…おや?来客の様です」

バーサーカー「……」

ライダー「バーサーカーか…厄介な客だのう」

ランサー「しかしバーサーカーにしては、妙に静かだな。」

ライダー「うむ。元より不気味なやつだったが、ここまでとはのう。なんだ?あやつ、何かを持っているようだぞ」

ギル「雑種などお呼びでないわ。帰るが良い。ここは定員オーバーだ。」

セイバー「待ってください!」

ギル「なんだセイバー…まさか、あのような下種な「アレを見てください」」

セイバー「焼きそばを持っています。迎え入れましょう」

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/11(金) 00:06:12.20 ID:Qf5ax0+E0

ライダー「焼きそばとなれば…余の用意した豚肉とも合うな。」

セイバー「バッチリです!」

ランサー「魚介とも合うな…しかし、俺が突いてきた魚では」

ジル「ここは私めにおまかせを…ジャンヌ」

ランサー「戻っていたのか…本などとりだして…本からタコ!?」

セイバー「蛸はちょっと」

ライダー「海魔か…ま、それを食うのも一興か」

セイバー「ライダー、正気ですか?」

ランサー「昔から男は挑戦するもの…付き合うぞ、征服王」

ライダー「その心がけ見事なり!ますます余の軍勢に入れたくなったわ」

ランサー「さて、さっそく調理に取り掛かるぞ」

セイバー「そういえば、バーサーカーは持つ物すべてを宝具に変えると聞きます。ならば、バーサーカーが作った焼きそばとなれば、まさに最高の焼きそばです!」

ランサー「そういえば、網はあるが鉄板がないな」

ライダー「うむ。焼き肉王よ、鉄板は無いのか?なければ焼き肉王のその鎧の一部をちょろっと」

ギル「既に準備済みだ。ソースは泥とフルーツソースを用意したぞ。我に感謝し、我様を満たす焼きそばを作れよ。フハハハハ!」

21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/11(金) 00:06:39.93 ID:Qf5ax0+E0

ライダー「扱いやすいのう」

セイバー「あ、キャベツ!キャベツがありません!」

ライダー「焼き肉王は野菜を持っておらんし…さて、どうするか…その辺の雑草でもいためるか?」

ランサー「それはさすがにやめておいた方が」

ジル「キャベツなら私めが先ほど」

セイバー「キャスター!いつの間に」

ジル「ジャンヌが受胎した時に、このジル・ド・レェ…キャベツ畑から数個、拝借して来たのです。」

セイバー「キャスター…その先見性、見事です。」

ジル「お褒めにあずかり光栄ですぞ、ジャンヌ。」

ライダー「よおし、こっちは準備出来たぞ!」

ギル「油もばっちりだ!」

ランサー「セイバー、魚介も準備万端だ。」

ジル「先ほどのホルモンを少し油かすにしていたので、これでコクのある焼きそばに出来ますぞ、ジャンヌ」

22 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/11(金) 00:07:07.79 ID:Qf5ax0+E0

セイバー「作るのは任せましたよ。バーサーカー」

バーサーカー「!!」

ギル「ところで、女子であるセイバーは作らんのか?(せっかく二人で始めたのに、邪魔が入っては台無しではないか…)」

セイバー「私は食べるのが専門なので。あ、いい匂い!」

ギル「ここで本来告白し…」ブツブツ

セイバー「ほら焼き肉王、何を隅でいじけているのですか」

ギル「もとはと言えば貴様が」

セイバー「ほら、焼きそばがもうすぐ出来ますよ。一緒に食べましょう」ギュッ

ギル「!!(手を)」

セイバー「驚いた顔をして…どうしたんですか?」

ギル「フハハハハ!」

ランサー「焼き肉王はご乱心か?」

セイバー「わ、わかりません」

ライダー「まあ良いではないか。焼き肉王が食べないのならば、取り分は増えるしのう」ズルル

セイバー「あ、ずるいですよ!ライダー!!」

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2014/04/11(金) 00:07:44.19 ID:Qf5ax0+E0

ジル「ご安心を、ジャンヌの分はすでに」

セイバー「わーい!」

ギル「貴様ら聞け!!」

セイバー「むっ…油かすでこんなに美味しくなるとは」ズル

ジル「お褒め頂き光栄です、ジャンヌ」

ギル「今度は我様主催で鍋をするぞ!異論は認めん!!」

ライダー「鍋か…鍋ならば、あれしかなかろう」

セイバー「うむ、あれですね。」

ランサー「アレだな。」

ギル「ふん、何鍋かは我様が決める!異論は認めん!!」

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/11(金) 00:12:34.12 ID:Qf5ax0+E0

ライダー「それはちと強引じゃないか?やはり、鍋と言えば猪鍋に決まっておろう」

セイバー「いえ、すき焼き!絶対すき焼きです!」

ランサー「二人には悪いが、鍋と言えば魚介中心のよせ鍋が一番だと決まって」

ジル「ジャンヌには悪いですが…私はホルモン鍋を希望します。」

ギル「ええい…勝手に喚きおって…」

セイバー「甘いすき焼きです!」

ランサー「セイバー…いや、アーサー王よ。あっさりとしたよせ鍋の素晴らしさを、その体に教えてやろう。」

ライダー「何をごちゃごちゃ…採りたての猪が一番だろうが」

セイバー「残念ですね。」

ランサー「饗宴もココまでか」

ライダー「さて、戦いを始めようではないか!」

セイバー「ええ。勝者が何鍋かを決める。異論はありませんね?」

キャスター「ジャンヌには悪いですが…ホルモンの素晴らしさを広めるため本気でいかせてもらいますよ。」

セイバー「来い、キャスター!!」

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/11(金) 00:15:18.86 ID:leDY6LWLo
キャスターと龍之介がスーパーで材料買ってお好み焼きパーティーするSS思い出した
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/11(金) 00:26:48.69 ID:Qf5ax0+E0

アサシン「ならば、我々が買った暁には、闇鍋をやらせてもらいますよ」

ライダー「今日はよく英雄が集まるのう」

ギル「知れ者め!鍋と言えば肉、蟹、海老と相場が決まっておるわ!」

ライダー「ならばその相場を征服し、新たな相場を作るだけよ!」

ギル「征服王か…敵としては中々…せいぜい楽しませろよ?」

ライダー「余が勝てば、今度の鍋で余の部下も呼ぶぞ。良いな?」

ギル「ふん、別に構わん」

ライダー「ふふふ、また楽しい宴になりそうだわい。」

セイバー「あ、焼きそばまだ余ってます!戦いはその後にしましょう!」


セイバーが余っている焼きそばを食べ終えてた後、焼き肉王が開いた宴は幕を閉じた

その後、皆で食休みをとった後で、今度は何鍋が一番かを決める第四次聖杯戦争の幕が開いた。

果たして勝者はいったい…そして、一体何鍋を食べることになるのだろうか……

終わり
27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [saga]:2014/04/11(金) 00:29:46.53 ID:Qf5ax0+E0
転載禁止でお願いします。

http://blog.livedoor.jp/rastenvy/archives/5222382.html

に他のssもあるので、よかったらどうぞ

ありがとうございました。
28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/11(金) 00:42:10.23 ID:K06YnAl8o
おつ
ほっこりした
29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) [sage]:2014/04/11(金) 00:49:44.70 ID:Qf5ax0+E0
知れ者× 痴れ者○など

投下した中で一部漢字ミスありましたが、ブログの方で直しました。
30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [sage]:2014/04/11(金) 01:46:19.10 ID:aa7/q9vXO
おつ
しかし料理のSSで宝具はフライパンと包丁みたいなエミヤが出ない何て…
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