ほむら「伝説の魔法……騎士?」

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314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 10:35:11.83 ID:6MPuvdTAO

男1人に女6人は確かにつらそう。
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 11:34:35.66 ID:XeGPRtooo
>>314
さやかをのけ者にするなよ
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 13:12:33.97 ID:lKkBspRRo
>>314-315
女7人にプラス性別不詳の謎生物1匹だよな
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 20:06:35.51 ID:cvflRlVDO
>>314-316
待てよ女の子と子供と性別不明な謎の生命体1匹だろ
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/15(日) 21:35:53.43 ID:s7Sk5uwvO
女の子5人に珍生物一匹に石が2個か
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/02/17(火) 17:12:55.76 ID:AN9YOyPDO
おつおつ
石が2こか…
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/02/21(土) 00:13:41.15 ID:VcwilvEY0
非常食
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/03/12(木) 01:21:26.14 ID:r2UwakMRo

〜〜数十分後〜〜

さやか「――――――」

まどか「――――――」

光「二人共……大丈夫?」

海「まぁ、お説教されただけだし……駄目じゃない?」

風「マミさんとほむらさんのお二人で。交互に、時には一緒に、激しく熱く、極寒の吹雪の様なお説教でしたわ」

ほむら「そんな訳のわからない事してないわよ……」

マミ「とにかく二人共わかったわね?今度からむやみに攻撃しに行っては駄目よ」

さやか「はっは〜〜い……」

まどか「わ……わかりました……」

ほむら「それとこれから時間のある時は美樹さやかは獅堂光に剣を、まどかは私と一緒に鳳凰寺風に弓を習うわよ」

さやか「うっ……わかったよ……でも、光だけ?海には教わらなくても良いの?」

ほむら「龍咲海は剣の種類が違うわ」

海「細い剣を使ってるけど戦い方はフェンシングのやり方で戦ってるからね」

海「さやかの剣は細くはないし合わないでしょうね」

まどか「風ちゃんごめんね。教えてくれる?」

風「教えるのはかまいませんけど、ほむらさんもですか?魔物との戦闘では使えてたみたいですけど」

ほむら「弓で戦うのは初めてよ」

ほむら「以前、弓で戦う魔法少女がいたからそれの見よう見まねと魔力で無理矢理補正しながら使ってたのよ」

ほむら「でも多少なりとも魔力を使うから、できれば魔力での補正はしない様にしたいの」

まどか「そう言えば、ほむらちゃんのソウルジェム少し濁ってきてるかも」

風「なるほど。そう言う事でしたらビシバシ教えて差し上げますわ」

ほむら「御手柔らかに頼むわ」

マミ「…………私はする事が無いわね……」

モコナ「ぷぅ〜〜」

マミ「ふふっ……そうね、私達ね」
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/03/12(木) 01:21:55.52 ID:r2UwakMRo

ほむら「さぁ、皆疲れてるだろうし今日はもう休みましょう」

海「その事なんだけど……どうやって寝る?」

光「どうやってって……ベッドで皆で寝たら良いんじゃないか?」

風「それがベッドは大きいのが一つだけあるのですが、流石に7人は無理そうです」

マミ「本来『魔法騎士』の三人用として用意したものなのでしょうね」

さやか「あれじゃ詰めても5人……まどかと光が小さいから6人でも大丈夫かな」

まどか「小さ……!」

光「そうか、最悪一人別になるんだ……なら私が……」

海「いやいや、光かまどかのどっちかが抜けたら5人までしか無理になるわよ」

風「お二人はベッドで寝るのは決定ですわね」

マミ(後輩に囲まれて寝るのは幸せそうよね……でも、ここは年長として……)

さやか「元々敵対してたし転校生が一人で寝たら良いんじゃない」

マミ「あっ?」

まどか「さやかちゃん?」

さやか「いや冗d」

ほむら「それで構わないわ」

さやか「えっちょっ……だっだからそれは……」

海「ちょっと、あんな言い方したら誰でも嫌な気分になるでしょ!?」

風「そうですわね。さやかさんも悪気があって言った訳ではないのでしょうけど……」

さやか「う゛っ……」

光「あの……さやかちゃんも本気じゃなかったと思うんだ。だから……」

ほむら「いえ、あの……別に彼女の言動で気分を害した訳ではないわよ」

さやか「へ?」

323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/03/12(木) 01:22:25.10 ID:r2UwakMRo

ほむら「いくらこんなテント……と言っていいか分からない家の様なテントだけど」

ほむら「追手に追われている上に魔物が大量に徘徊する森の中なのだから、一人ぐらい見張りしておくべきよ」

海「見張り……そこまでする必要あるの?」

風「しないよりした方が良いでしょうね。やはり休んでいる時が一番狙われやすいでしょうから」

さやか「見張りって……どこで見張るのよ」

ほむら「入口の前ににソファーを移動させてそこで休みながら見張るつもりよ」

光「入口を見張るのか?」

ほむら「ええ。壁とか壊されて侵入された場合は……巴マミ、皆のガードをお願い。私の盾じゃ一方向しか守れないから」

マミ「……わかったわ。何所から攻められても守れるように私は中心でいるようにするわ」

まどか「でっでも……両端にほむらちゃんとマミさんがいたら更に安全になるんじゃないかな?」

ほむら「それをしたらベッドで寝られない一人が危険になるでしょ?」

まどか「あ……そうだね」

ほむら「それじゃソファー動かすから誰か手伝ってくれないかしら」

光「うっうん、わかった」



さやか「……………………」

まどか「さやかちゃん……?」

さやか「ん……ごめん、なんでもないから」

まどか「……うん」



ほむら「それじゃあ用意もできた事だし休みましょう」

光「……やっぱり私も一緒に……」

ほむら「こっちは大丈夫だからちゃんと休みなさい」

光「でも!」

風「光さん、休むのも仕事の内ですわ」

光「でも……」

風「今日は初めての戦闘もしてお疲れでしょう。その疲れを明日にも残していたら、何か失敗をするかもしれません」

海「そうね。そしたら余計な負担をほむらにも掛けてしまうわね」

マミ「さっき鳳凰寺さんも言っていたけど、ちゃんと休むのも大事な事なのよ?」

光「……うん」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/03/12(木) 01:22:53.13 ID:r2UwakMRo

ほむら「さてと……」

さやか「ちょっと待て」

ほむら「何かしら?」

さやか「……なんで寝るのにあのおばさん撃退する時に使ったライフル銃出してるのよ……」

ほむら「無断で侵入してきた輩を撃つためよ?」

さやか「んな……」

海「その銃うるさかったでしょ!?夜中に撃ったら目が覚めちゃうじゃない!?」

さやか「そんな問題!?」

風「でも侵入者がいらっしゃったのなら敵でしょうし目が覚めた方が良いんじゃないでしょうか」

さやか「えっあ……撃つのって間違ってない……のかな?」

まどか「でも、もしフェリオさんが入ってきたら……」

光「あっそうか……撃たれても大丈夫かなぁ……フェリオ」

マミ「確実に駄目だと思うわよ」

まどか「あっ危ないよ!ほむらちゃんそれ止めよ?」

風「しかし、女性ばかりのテントに男性が無断で侵入しようするなら、多少危険でも仕方ないのではないでしょうか」

海「多少所じゃないでしょ……それ」

ほむら「……まだ信用できないから」

光「え?」

ほむら「ザガートの手下ではないと分かった訳ではないもの。もし、彼が敵で私達が油断するのを待っているとしたら」

さやか「……その場合は寝静まるのを待ってから入ってくるって事?」

風「そうでしょうね……やはり撃退の用意をしておくべきですね」

マミ「違うのなら無闇に入ってくる事はないでしょうね、だから銃を撃つ用意しておいても問題無いわね」

まどか「でっでも……違う用事で入ってきたら……」

海「違う用事って?」

まどか「その……覗き……とか」

さやか「……あ〜〜……」

ほむら「撃っても問題無いわね」

風「ええ」

海「自業自得よね」

光「……いいのかな?」

マミ「それじゃあ色々決まった事だし、そろそろ寝ましょうか」
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/03/12(木) 01:23:23.06 ID:r2UwakMRo

〜〜数分後寝床の中で〜〜

海(今日は色々あって疲れたわ……)

海(まさか『異世界』とか『魔法少女』とか、こんなファンタジーみたいな事が本当にあるなんてね)

海(……無事に帰れるわよね…………パパ……ママ……)



さやか(この世界は本当に私達の世界じゃないんだよね……)

さやか(魔法少女関連だけでもいっぱいいっぱいだったのに異世界なんて完全にキャパオーバーだよ……)

さやか(皆心配してるかな…………恭介も心配してくれてるのかな……)

さやか(……ほんと、何だろうこの状況……)

さやか(転校生も思ったほど悪い奴じゃないのかな……もう訳わかんないよ……)



風(異世界……初めはどうなるかと思いましたが、ほむらさんやマミさん魔法少女の方がいてくださって助かりましたわ)

風(拙いですが私達も戦う事が出来ますし何とかなりそうですわね)

風(『魔法騎士』になって『セフィーロ』を救えば元の世界に……)

風(そう言えば、お土産に見滝原タワー名物の『子猫饅頭』頼まれているの忘れてましたわ)



マミ(不謹慎かもしれないけど、なんだか私……この世界に来て幸せな気がする……)

マミ(後輩の子達に囲まれて一つのベッドに寝たり)

マミ(一緒に世界を救うためにファンタジーな異世界を旅したり)

マミ(敵対していた子とも、何だかんだで共闘して和解の目ができたり)

マミ(油断できない状況だけど、誰かと一緒に同じ事をするのって楽しい……一人じゃないのって楽しい……)



光(兄様達心配してるかな……閃光も心配してるよね……)

光(『魔法騎士』になって『エメロード姫』を助けて『セフィーロ』を救えば帰れるから)

光(絶対に帰るから……だからそれまで、待っててね……)



まどか(パパ……ママ……タツヤ……)

まどか(きっと帰れるよね……ほむらちゃんもマミさんも『魔法騎士』の三人も強いもんね……)

まどか(皆が一緒ならきっと大丈夫だよ…………でも……私……足手まといだよね……)

まどか(契約……しとけば良かったなぁ……)



ほむら(『異世界セフィーロ』……こんな事今までなかったはず……)

ほむら(いえ……本来なら『魔法騎士』の三人だけが招喚されるはずだったなら、いつも知らない所で起こっていた?)

ほむら(なら、何故今回は私達も招喚されたの?)

ほむら(本当ならこんな事に関わってる暇なんて無いのに……早く帰らないとあいつが……)
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/03/12(木) 01:24:33.86 ID:r2UwakMRo
今日はここまで
続きはまた今度
この時期は色々忙しいので少し間が空くかも知れません
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/12(木) 09:12:15.98 ID:G4kIye/nO
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/12(木) 15:39:43.37 ID:tQriUGgxO
マミさんと風の重さの違い
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/12(木) 21:09:04.56 ID:D2r/4Y+DO
ソファーにまどほむで寝ればとか、ほむらの魔法があれだから逆に他のメンバーとベッドに寝た方が安全で鞭のマミさんが見張りの方がいいと思った
鞭なら油断しても相手を遠くからでも拘束できるし魔法節約したいならその方がいいと思ってしまった
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/12(木) 21:57:32.10 ID:bG+9YQ/Vo
ほむらの魔法明かしてないし、無意識下でさやかに配慮した可能性もあるから一概に正解とは言えない
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/13(金) 20:53:01.04 ID:cJm4vyy0o
乙でした
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/03/18(水) 22:05:43.77 ID:UMDE0zmTo
空が風に頼む東京タワー土産と言ったら「ひよこ」じゃないかなと、
レイアース一挙を見て思った。
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/04/09(木) 01:05:42.93 ID:5UGviUIPo

〜〜次の日・森の中〜〜

ほむら「結構進んで来たけど、なかなか出口につかないわね……」

光「魔物の数も多いよ」

海「流石に全部は戦っていられないわね」

さやか「ひぃ……ひぃ……」

まどか「はぁ…………はぁ……」

マミ「二人共大丈夫?」

風「疲れ切ってますわね。無理もないですわ、欝蒼とした森の中を魔物と戦いながら進んでいるのですから」

まどか「な……なんで皆平気なの?」

さやか「魔法少女の二人はともかく、今まで戦った事が無かった筈の三人まで何でそんなに元気なのよ」

海「疲れてるわよ?まぁ、フェンシング……部活とかしていたから体力はある方だけど」

風「私も日頃からある程度は鍛えていますから」

光「私も昔から家の道場で……」

まどか「それだけでそんなに平気なものなの……?」

フェリオ「ほら、お前ら頑張れ。あまり長い事休んでると、また魔物が襲ってくるぞ」

さやか「ちょっ止めてよ!そんな事言うと……」

海「!!」

光「魔物だ!!」

ほむら「空を飛んでる……鳥型の魔物ね」

さやか「ほら言わないこっちゃない!」

フェリオ「俺の所為じゃない!走れ!!」

まどか「は……走るのぉ?」
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/04/09(木) 01:06:09.23 ID:5UGviUIPo

さやか「なんで逃げるのさ!?」

海「どうしてあいつと戦わないの!?」

フェリオ「あの魔物には剣はきかない……お前たちそんな事もわからずにこの辺りをうろちょろしてるのか?」

ほむら(流石に今の状態じゃ、まだ飛んでる魔物を射落とす事は出来ないわね……銃を使えば……剣がきかない?)

フェリオ「お前達……旅行者とか言ってたが……本当は何者だ?剣士や騎士でないならどうして武器を……」

光海風「…………」

さやか「そんな事今聞いてる場合じゃないでしょ!?」

まどか「あの魔物、空飛んでるし早いよ!」

マミ「逃げるのは無理みたいね……」

魔物「ケェエエェン!!!」

フェリオ「追いつかれた!!」

光「ええいっ!」

さやか「やった!足を斬りs……うそぉ!?」

光「傷がふさがった!?」

フェリオ「だから言っただろう、そいつに剣は効かない!」

魔物「ケエエエンン!!!」

まどか「わわっ口から光線みたいなの吐いてきたよ!?」

海「ちょっちょっと、やたら強いわよ!」

ほむら「っ!!」

さやか「うわっ転校生の射った矢が目玉に……ってこれも効いてない!?」

風「弓も効きませんの?」

フェリオ「そいつは武器では倒せない」

海「『魔法』が使えない森で、武器も効かないなんてどうやってやっつけるのよ!?」

フェリオ「……頭を使うんだよ」

まどか「何か考えがあるの!?」

ほむら「巴マミ!」

マミ「わかってるわ!喰らいなさい!!」

魔物「グェエエェ!!!」

風「あら、マミさんが沢山の銃を何所かから出現させて放ったら魔物が穴だらけに……倒せましたわね」

海「魔法の銃弾なら効くのね……と言うかマミさんの武器も銃……魔法少女の武器って現代火器が主なの?」

フェリオ「…………」

まどか「……何か考えがあったの?」
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/04/09(木) 01:06:35.56 ID:5UGviUIPo

光「やった!!」

海「……ほんっとうに魔法少女の人がいて良かったわ。いやーー強い強い」

さやか「ふっふっふ、マミさんの実力はまだこんなものじゃあないよ」

マミ「ふぅ、私達の魔法がこの森でも使えて良かったわ」

ほむら「ええ、まさか武器が効かない魔物がいるなんてね。できる限り魔法は温存したいけどそうはいかないようね」

フェリオ「何で『沈黙の森』で魔法が使えるんだ……お前ら本当に何者だ?」

まどか「えっえっと……それはその…………え?」

魔物「――――…………ッ!」

まどか「魔物がまだ生きてっ――――!?」

魔物「ケェエエエエ!!!!」

風「!!」

マミ「光線が鳳凰寺さんの方へ!?駄目!届かない!?!」

ほむら「避けなさい!」

フェリオ「ばか!なにつっ立ってるんだ!!」

風「――――」

さやか「あっ!風を庇って……」

光「風ちゃん!」

海「風!!」

まどか「二人共!……無事だ!」

さやか「とっさにフェリオが風を押し倒して光線避けたんだ!よくやったよ!!」

魔物「ッ……――――」

ほむら「……どうやら最後の力を振り絞っての攻撃だったみたいね。今度こそ死んだようね」

マミ「倒しきれなかった私のミスだわ……ごめんなさい」



風「……ありがとうございました。助かりましたわ」

風「でも……『ばか』なんて言われたのは初めてですわ」

フェリオ「……お前、ちゃんとかわいく笑えるんじゃないか」

フェリオ「昨日はちょっといじわるそうだったが、今のはかわいかったぞ」

風「…………」



さやか「あれ?風の顔、何か赤くなってない?」

まどか「うん……もしかして……ね?」

336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/04/09(木) 01:07:06.25 ID:5UGviUIPo

海「だいじょうぶ!?」

光「風ちゃん!!」

風「……大丈夫ですわ」

マミ「ごめんなさい。あの攻撃で倒せたと思って油断してたわ」

フェリオ「んーーあの魔物本当に死んだかな?」

風「――――――――」



さやか「……見つめてるね」

まどか「……見つめてるよ」

さやか「あれって……やっぱりあれかな?」

まどか「だと思うけど……」

ほむら「何の話をしているのあなた達?」

まどか「あっうん……その……まだ、はっきりしないんだけど……」

さやか「うん、あんたに強敵が現れたかも知れないって事」

ほむら「……もう一度聞くけど、何の話をしているの?」



モコナ「……ぷぅ〜〜」

光「どうしたのモコナ?首を横に振ったりして」

モコナ「ぷぅぷぅ」

光「え!?」

まどか「また額の宝石から光線が……あっ!」

光「出口だ!!」

海・さやか「やったーー!!」

337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/04/09(木) 01:07:33.40 ID:5UGviUIPo

マミ「思ったより早く森を抜けれたわね」

ほむら「ええ……でも気をつけないと、こう言う出口とかにはm」



さやか「やっと暗くてジメジメしてかなり不快指数の高く魔物の襲撃が不安だった森の外だぁ!!」

まどか「やっとお日さまの下に出れるね」

光「うん!」

風「さっ急ぎましょう」



マミ「えっ!?」

ほむら「ちょっと!?待ちなさい!!」

フェリオ「何を慌ててるんだ?」



海「これで憧れの魔法少女になれるわ!!」

さやか「だからあんた達は魔法騎士になりなさいって!」

モコナ「!ぷぅうう!!!」

光「モコナ?」

まどか「なっなに!?」

さやか「いきなり大声あげてどうしたのよ?」

ほむら「あぶない!!!」



?????「ニッ……」
          ア  ラ  イ  ア
?????「 氷 尖 撃 射 !」



海「きゃああああ!!!」

ほむら「――――ぁっ!!」

フェリオ「!!」

風「海さん!!」

まどか「ほむらちゃん!!」

さやか「なっ!?とっ尖った氷の塊が幾つも飛んで来て海と庇った転校生を……」

マミ「いけない!暁美さんの盾が間に合ってない!!」

マミ「あんな大きさの氷の塊が直撃したら大怪我じゃすまないわ、危険よ!早く治療を!」

光「海ちゃん!!ほむらちゃん!!」

338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/04/09(木) 01:08:00.50 ID:5UGviUIPo
今日はここまで
続きはまた今度
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/09(木) 01:26:00.59 ID:VlJwhKlBO
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/09(木) 11:19:03.92 ID:rF71k2YTO

あれ、アニメでこんな展開あったっけ
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/11(土) 12:17:40.70 ID:6j9M8Qneo
アニメ板にはないはず。
あれは原作者とスタッフが主導権争いでもしてたらしくて伏線の見落としや矛盾が多発してたしなあ

このSSは原作コミック準拠なんで、アルシオーネは初戦では撃退されて逃げただけで、ここ、森の出口で待ち伏せしてたんだよ
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/04/12(日) 07:17:55.49 ID:OIFNBklDO
面白けりゃいいんだよ
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sago]:2015/04/13(月) 01:31:35.21 ID:tY1lL+fi0
ヒャド!
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/05/10(日) 23:49:38.29 ID:KNYQCSpIo

アルシオーネ「ほほほ、待ちくたびれてしまったわ」

アルシオーネ「異世界から来た『魔法騎士』の卵さんたち」

フェリオ「異世界!?」

さやか「この前襲ってきたおばさん!?」

アルシオーネ「おばっ……!?」

光「海ちゃん!ほむらちゃん!!」

まどか「いや……嫌だよ……ほむらちゃん!!海ちゃん!!」

風「……傷が深いですわ……早くお医者様にお見せしないと……」

光「…………――――ッ」

マミ「待ち伏せていたのね……ッ!」

アルシオーネ「『沈黙の森』では魔法は使えない、だからここで待っていたのよ」

アルシオーネ「あなた達が出口を探り当てて、無事森から脱出してくるのを」

アルシオーネ「あなた達に先程の御礼をするためにね!」

さやか「くっ……なんて陰険な人なの……」

アルシオーネ「最初に攻撃してきたそっちの娘は片付いたわね……残るは、そこの小さいあなたね!」

マミ(くっ……暁美さんと龍咲さんが……特に暁美さんは龍咲さんを庇ったせいで身体に何本か氷の塊が刺さったまま)

マミ(早く回復させないと手遅れになるのに、この人の相手ができるのは……私だけ……どうすれば……)

光「風ちゃん、まどかちゃん、海ちゃんとほむらちゃんをお願い」

風「光さん!」

まどか「……………………」

さやか「ちょっと!?何所行くの!?流石に今はおばさんの相手はマミさんに任せときなよ!」

マミ「獅堂さん?下がって!まだ今のあなたじゃ、あの人の相手は無理よ」

光「……よくも海ちゃんとほむらちゃんを……」

マミ「獅堂さん!?」

さやか「怒ってる……の?」

アルシオーネ「あなたは『魔法』が使えるようね」

アルシオーネ「でも、導師クレフの教え子でありエメロード姫付きの魔導師であるこのアルシオーネに勝てるかしら」

光「エメロード姫の!?」

風「……クレフさんの……教え子……」

さやか「うそ……でしょう?」
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/05/10(日) 23:50:05.45 ID:KNYQCSpIo

光「エメロード姫の魔導師なら、どうして私達の邪魔をするんだ!?」

マミ(まさか……この人洗脳されているの……?)

光「この『セフィーロ』が危ないって、クレフから聞いてないのか!?」

アルシオーネ「知っていてよ、でもそれがどうしたの?」

光「エメロード姫はこの『セフィーロ』を支える『柱』なんだろう!?そのエメロード姫が神官ザガートにさらわれたのに……」



フェリオ「やっぱりそうか」

風「…………――――」



アルシオーネ「私はそのザガート様にお仕えしているのよ」

さやか「なっ……んで……!?」

光「どうしてそんな奴に!?」



アルシオーネ「あの方を、愛しているから」



光「――――――――っ」

さやか「え…………」

マミ「っ…………!避けて!!」

アルシオーネ「  氷  槍  投  射  !!」


風「光さんあぶない!!」


光「っ!――――!!――――――ッ!」


さやか「わっ!す、凄い……撃ってきた氷の塊、全部飛び跳ねて避けちゃったよ」

マミ「でも、彼女一人だけ孤立させられたわ……そう簡単に合流させてくれないでしょうね」


アルシオーネ「ほほほ、身が軽い事。でも今度はそうはいかなくてよ」

アルシオーネ「そこのお嬢さんたちの様に、血まみれにしてあげる」



まどか「っ!」



光「…………――――海ちゃんとほむらちゃんにケガさせたな……」

光「海ちゃんとほむらちゃんと皆はこの『セフィーロ』で一緒に戦う大切な『仲間』なのに……」


346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/05/10(日) 23:50:31.61 ID:KNYQCSpIo

風「光さん……」

さやか「なっなに?光の周りが……」

マミ「これは……獅堂さん自身から何かが沸き起こってる?」



光「   炎   の   矢   !!   」



アルシオーネ「!! 殻 円 防 除 !!」



マミ「!獅堂さんの放った炎の矢を球状の障壁で防いだ……いえ、これは……」


アルシオーネ「っ!」


さやか「いくつか障壁突き抜けて、おばさんにダメージ与えてる……凄い……」

マミ「強く……なってる?」


アルシオーネ「……さっきより魔法の力が増している……」



風「『意志』の力……」

風「海さんとほむらさんを傷つけられて怒った光さんの『意志』の力が魔法をパワーアップさせたんですわ」

さやか「そう言えば魔法をくれた時、あいつが……クレフが言ってた!」

さやか「【『魔法』は『心』で使うものだ、『意志』の力が『魔法』の成功、不成功、強弱の全てを決定する】って!」

マミ「……これなら……獅堂さん!その人の相手をお願い!私は二人を治療するから何とか持ち堪えて!!」



光「!!わかった!!二人をお願い!!」

347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/05/10(日) 23:50:58.92 ID:KNYQCSpIo

マミ「鹿目さん!鳳凰寺さん!二人は!?」

まどか「マっマミさぁ〜〜ん、ほっほむらちゃんも海ちゃんも凄い血で目を……目を開けてくれないんです!」

風「二人共まだ意識が戻っていません。出血も止まってません」

風「……特にほむらさんは、出血が増えるので抜く訳にはいかなくて身体に氷の塊が刺さったままです」

フェリオ「治療魔法は使えるのか?もし使えないのならこいつは……」

まどか「やめて!!」

マミ「死なせるものですか!回復魔法をかけるわ、まずは重傷な暁美さんから……」

ほむら「……わ……たしは……いい……」

まどか「ほむらちゃん!?気がついたの!!?」

マミ「暁美さん!?喋らないで!今回復するから!」

ほむら「巴……マミ……私はいいから……龍咲海をお願い……ゴホッ!」

マミ「えっ?」

まどか「何言ってるのほむらちゃん!!?」

フェリオ「バカ言ってるんじゃねえ!!じっとしていろ!」

風「海さんは大丈夫……とは言えませんけど、ほむらさんの方がどう見ても大怪我です。あなたから治療するべきですわ」

ほむら「私は……魔法少女よ!これくらいの……ゲホッ!……怪我で死にはしないわ」

マミ「でっでも……」

ほむら「自分でも気休め程度には回復ができる……龍咲海はまだ身体は一般人と変わらないわ、だから……」

マミ「……わかったわ」

まどか「マミさん!?」

マミ「でも、龍咲さんが危ない所を超えたらあなたの回復を優先するわよ……これは譲れないわ」

ほむら「……頑固ね……わかったわ」

フェリオ「お前もそうとう頑固だろうが……」

まどか「ほむらちゃん……」

まどか(……こんなに怪我してるのに海ちゃんを…………光ちゃんも今戦ってる……私は……)

348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/05/10(日) 23:51:25.55 ID:KNYQCSpIo

アルシオーネ「……短時間にそれほど魔法の力を成長させられるとは……さすが『魔法騎士』」

アルシオーネ「でも、その程度では私は倒せなくてよ」

さやか「へんっ!光の魔法でへたり込んでるのに何言ってるn……わぁっ!?」

光「っ!」

さやか「さっきの光みたいに何かおばさんの周りが渦巻いてる!?これって魔力ってやつ!?」


アルシオーネ「   氷   流   切   刃   !!」



フェリオ「あの魔導師……今度は本気だぞ!」

ほむら「ぐっ……」

ほむら(広範囲に氷が津波の様に隆起して襲ってる……あの子一人じゃもたない……)

ほむら(なのに……私は動くどころか、だんだんと意識が朦朧と…………このままじゃあの子が……どうすれば……)

風「――――っ」

フェリオ「……おまえ達も、あのちっこいのも俺に助けて欲しいとは言わないんだな」

まどか「!たs……」

風「――――――――あなたには『沈黙の森』の出口までご一緒いただくと約束していただきました」

まどか「風ちゃん……」

ほむら「……………………」

風「それ以上望むのはただのわがままですわ」


風「これは私達の戦いです」


フェリオ「――――――――」

まどか(……私達の戦い……そうだ……私達の戦いなんだ……私達で何とかしなくちゃ駄目なんだ!)

まどか「……私……行ってくる!!」

ほむら「!?まっ……まどか……?」

風「まどかさん!?」

フェリオ「無茶だ!武器も碌に使えないんじゃ足手まといが関の山だ、大人しくしていろ!」

まどか「無茶でもなんでもいいよ!このままじゃ光ちゃんが……例え武器が使えなくても囮ぐらいはできるはずだよ!」

まどか「光ちゃんが……仲間が危ないのにじっとなんてしていられないよ!怪我は後でマミさんに治してもらえば良いし」

ほむら「やっやめて……まどか……っ!」

まどか「ほむらちゃんは休んでて、風ちゃんほむらちゃんをお願い」

風「まどかさん……」

まどか「行ってくる!!フェリオさん二人をいざと言う時守ってください!」

フェリオ「あっ待て!……くそっ行っちまいやがった」

ほむら「っ……くっ……行かなくちゃ……」

風「ほむらさん!?今動いてはいけません!」

ほむら「放して!まどかが……まどかがっ!!」

フェリオ「その状態で行っても死にに行くだけだ!落ち着け!!」

ほむら「まどかあああああ!!!!!」

349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/05/10(日) 23:51:56.12 ID:KNYQCSpIo
今日はここまで
続きはまた今度
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/11(月) 22:55:08.13 ID:4ZTQy4TaO
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/12(火) 01:26:11.99 ID:CU5dI0xwo


まどっち無茶やで・・・
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/12(火) 05:16:16.16 ID:DxA1OJLDO
でもまどかならなんとかできると期待してしまうな…
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/12(火) 19:57:40.54 ID:+tbrfEEAO
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/05/15(金) 01:51:53.22 ID:ONYe5eSU0
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/15(金) 02:10:10.00 ID:cDRUFJZDO
>>354
作者が来たかと期待したらふざけんなageんな
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/15(金) 02:56:02.14 ID:TezQQhWAO
>>355
でもそのおかげで続き来たことに気づいた私のような奴もいるんだよな
ここ、sage進行だから
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/15(金) 12:48:01.62 ID:X8KFQQnwO
アホ丸出しな事言ってage正当化しようとすんな餓鬼
気付かないなら一生気づくな
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/15(金) 23:08:04.21 ID:xYxd/2sIo
乙ですた

そろそろ2巻も半ばを過ぎたし、第一部だけで終わるとしたら後半戦突入ですな?
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/16(土) 02:42:45.63 ID:VZZsfDPVo
>>81
10ヶ月近く前のレスへの感想だが、レイアース側第二部クライマックスまで同行してたら主人公の座を乗っ取れるかもしれんぐらいのメンタルかもね、まどかのほうも。
新・柱と円環の類似度っていうの?
360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/16(土) 03:14:40.00 ID:leooBK8UO
そう言えば光もルールブレイカーが作品上の役割だったか
361 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/19(火) 12:22:26.22 ID:HvJRQr6rO
柱システムを無くしちゃうもんな
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/05/30(土) 02:44:55.69 ID:yOBmG7aBo

マミ「鹿目さん!?なにやってるの!戻って!!」


まどか「嫌です!!」


マミ「鹿目さん!?」


まどか「ほむらちゃんや海ちゃんが傷つけられて光ちゃんが戦ってるのに、じっとなんてしてられません!」

まどか「……していたくないんです!!私だって戦います!戦えます!!」


マミ「だからってそんな無茶を……」


まどか「ごめんなさい!お説教は後でお願いします!」


マミ「待ちなさい!鹿目s」

海「――――――――」

マミ(っ……今龍咲さんを放ってはいけない……鹿目さん……お願いだから無茶はしないで……)



さやか「わわっ光が押されてる!どうしよう……どうしたら良いの?」

まどか「さやかちゃん!」

さやか「まどか?前の方に出てきたら危ないよ!?」

まどか「それはさやかちゃんもでしょ」

さやか「それは……そうなんだけど、光一人に任せる訳にはいかないよ……私に何ができるかわからないけど」

まどか「うん、私も同じだよ。光ちゃんを放っておくなんてできない、だから一緒に戦いにきたの」

さやか「なっ何言ってるの!?いくらなんでも足手まといになるだけだって!私達魔法使えないんだよ」

まどか「うん、確かに魔法は使えないけどプレセアさんに借りた武器はあるし」

まどか「直接攻撃当てられなくても牽制にはなると思うの、光ちゃんの手助けになるよ」

さやか「それは……そうかも……だけど……」

まどか「それに……ほむらちゃんと海ちゃんを傷つけられて怒ってるの光ちゃんだけじゃないよ、私も怒ってるの」

さやか「……わかった、私も戦うよ!」

まどか「流石にさやかちゃんの武器剣だし、二人共魔法撃ちあってるから近づくのは無理だよ」

さやか「あ、うん……」
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/05/30(土) 02:45:22.86 ID:yOBmG7aBo

さやか「あっでも、あんたまだ弓は……」

まどか「さやかちゃんは待ってて!」

さやか「あっちょっ!?まどかぁ!」



まどか(まだうまく矢を飛ばせないのは私が一番わかってる)

まどか(でも……でも!ほむらちゃんや海ちゃんが傷つけられて、光ちゃんも危ないのにほうっておくなんてできないよ!)


光「はぁっ!はぁっ!」

アルシオーネ「ほほほ、避けてるだけで精一杯かしら?『魔法騎士』のお嬢さん!!」


まどか(光ちゃんが押されてる……今助けるから!)

まどか「届いて!」



さやか「あっまどかの撃った矢が、おばさんにちゃんと向かってる!まどかいつの間にそんなに上達したの……」



アルシオーネ「ん?……フン」

光「えっ、矢?風ちゃん……まどかちゃん!?」



さやか「あぁ!駄目だ、おばさんの周りにあるバリアみたいなのに矢が弾かれた!」



まどか「そんな……これじゃあ牽制にもならないよ……」


アルシオーネ「その程度じゃ私の魔法は撃ち抜けないわよ」

アルシオーネ「後で相手してあげるから、この娘がやられるのを大人しく見てなさい!」

光「っ!まどかちゃん下がって!!この人の相手は私に任せて!!」


まどか「っ――――」

まどか(駄目……なの?私じゃ助ける事できないの?)

まどか(私が魔法少女なら……力が欲しい……契約していたら……キュウべえ……!)

364 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/05/30(土) 02:45:48.74 ID:yOBmG7aBo

さやか「まどか……」

さやか(まどか……凄く悔しそう……あんなまどか見た事ない……)

さやか(できるかもわからないのに必死になってあがいて、少しでも助けになる様にって)

さやか(届いたはずのそれすらも意味がなくて……無力で……悔しいんだ……)

さやか(私は見ていただけ……何やってるのよ私は……!)



アルシオーネ「さあっ助けも助けにならなかったのだから、もう後がないわよ!」

光「くっ!」


まどか「光ちゃん!」

まどか(どうすれば……どうすればいいの?魔法少女には変身できない、魔法は使えない、矢は射っても弾かれる……)

まどか(早くしないと光ちゃんが……!!)


光「くぁっ!」

アルシオーネ「終わりよ!『魔法騎士』!!」


まどか「だめ……だめえええええ!!!!!」


さやか「でやああああ!!!!!!」


アルシオーネ「なっ!?」

光「さやかちゃん!?剣を……投げて!?」

アルシオーネ「ちっ!そんな程度弾かれて何の意味も……」


さやか「意識がそれただけで十分!光!!」


光「!  炎  の  矢  !!」

アルシオーネ「くっ! 殻 円 防 除 !!」


さやか「防がれた!ちぇっおしい!」


365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/05/30(土) 02:46:17.51 ID:yOBmG7aBo

アルシオーネ「小癪なマネを! 氷 槍 投 射 !!」

光「くっ!」


さやか「わっわっ!氷の塊飛ばすなぁ!!」


まどか「さやかちゃん!」


アルシオーネ「剣を投げてはもう何もできないでしょう!後でお返ししてあげるから大人しくしていなさい!」


まどか(どうしよう……あの人の言うとおり、さやかちゃんにはもう武器が無いから何も……)

まどか(でも、私の矢じゃ弾かれて牽制にも……でも……やるしかないんだ!)

まどか「てぇい!」


アルシオーネ「フン!そんなものとどきもしないわよ」

アルシオーネ「さあ、まずは貴方から片づけさせて貰うわよ!」

光「――――!」


まどか「やっぱり弾かれる……でも他にできる事は……どうすれば良いの……」



フェリオ「信じろ!」



まどか「え!?」


さやか「フェリオ?」



フェリオ「この『セフィーロ』は意志の世界なんだ!『信じる心』が『力』になる!矢があいつにとどくと信じるんだ!!」

フェリオ「そうすればきっととどく!」



まどか「『信じる心』が…………」


さやか「『力』に……」


まどか「――――――――」

まどか(信じる……私の矢がとどくと…………)

まどか(正直よくわからないけど……でも……信じる事で光ちゃんや皆を助ける事が出来るのなら……信じる)

まどか(私の矢が届いて助けになるって信じてみせる!!)

まどか「当たってえぇぇ!!!」


アルシオーネ「また懲りずに矢を射ってきて、そんなの効かないと……がっ!?!」


さやか「やった!!まどかの矢がおばさんのバリアみたいなの突き抜けて命中したよ!!」

366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/05/30(土) 02:46:43.83 ID:yOBmG7aBo

まどか「や……やったぁ!!」


さやか「凄いよまどか!!あんたやったんだよ!!」


光「――――!まだだ!まだ終わってない!!」


まどか「え?」


さやか「そんな!?頭に命中したのに……あっ、おばさんの額につけてた宝石みたいなのが壊れてる」

さやか「またあれに当たって直撃しなかったの!?」


アルシオーネ「がっ……よくも……よくもやってくれたわね!!」

アルシオーネ「  氷  尖  撃  射  !!」


さやか「げっ!海と転校生がやられた魔法だ!まどかああぁ!!!」


光「まどかちゃん避けて!!!」


まどか「あ…………」

まどか(駄目だ……間に合わない……避けれないなら鎧で……駄目、とても防げそうに思えない……そんな……)

まどか(これで終わり……なの?私死んじゃうの?)

まどか(……少しでも役に立てれたのかな…………なら……いいか……ごめんね、ママ、パパ、たつや)

まどか(……さやかちゃん、光ちゃん、風ちゃん、フェリオさん、マミさん……海ちゃん……ほむらちゃん……)

まどか「――――――――っ」


さやか「まどかあああああ!!!!!!」


光「土埃が起こって見えない!まどかちゃんは無事なのか!?返事して!まどかちゃん!!」


アルシオーネ「まず一人……あんな子供が私の魔法喰らって生きてる訳…………!?」

光「あ――――」


さやか「まど……――――っ!」


まどか「――――――――?」

まどか(あれ?……生き……てる?それ所がどこも痛くない?)

まどか「何で…………え……」

まどか「――――ほむらちゃん――――」

ほむら「――――――――」


さやか「転校生!?間に入って盾のバリアみたいなので防いだの!?……よ……よかったぁ〜〜」


まどか「ほ……ほむらちゃん……?」

ほむら「――――良かった……」

まどか「え?」

ほむら「守れ……た――――」

まどか「たっ倒れ……ほむらちゃん!!?」


光「ほむらちゃん!!血が!さっきの怪我が治ってない!?そんな……あんな状態で庇ったりしたら……」
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/05/30(土) 02:47:19.83 ID:yOBmG7aBo
今日はここまで
続きはまた今度
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/05/30(土) 03:24:46.30 ID:mfM6mV+/o
死亡確認!
369 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/02(火) 00:49:49.90 ID:emDa+CdDO
ソウルジェムが無事な限り死なない
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 06:19:10.48 ID:PzxTU2fAO
ほむらやばくないか?

>>357
亀だけど誰も正当化なんかしてないぞ
371 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/08(月) 06:53:27.78 ID:PzxTU2fAO
>>357
すまん
>>356をよく見たらage正当化してる内容だった。ごめんなさい
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/12(金) 13:24:36.40 ID:ZT15936To

なかなかのほむ酷使
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/13(土) 01:44:58.21 ID:mVom0MjDo
額の宝石のセーブ率たるや
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/13(土) 22:52:39.60 ID:H9AF6Bb2o
今日見つけたけど面白いので期待
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/24(水) 01:33:41.93 ID:M8VSjShr0

亀レスだが290-334のフェリオの扱いが草不可避www
原作準拠だけどアニメのノリもあっていいね
期待sage
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/24(水) 03:03:00.39 ID:ZySXShFDo
期待ageと同じ感覚で上げずにsageたんだろうけど、期待を下げるって盛り下がるとか萎えるって意味になるから今度から期待だけにしとこうな
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/25(木) 23:08:18.56 ID:AD7YCZPho
今気付いたが>>39で驚いてる人数が『4人』だな
ミスでないとすればこれは……
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/29(月) 01:10:53.66 ID:3w93pAzj0
自然消滅が近い
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/29(月) 01:34:22.61 ID:Cs5P0Jkxo
あと1ヶ月あるで
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/11(土) 09:22:03.46 ID:J5rfSe3DO
あと29日か
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 10:54:40.70 ID:qlxCOiWDO
まだか…生存報告だけでもいいからきてほしいぞ
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/27(月) 04:46:07.88 ID:xBksSDomO
こりゃ消滅しちゃうかな?
期待してただけに残念だ
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/27(月) 17:32:36.89 ID:FtDigryCo
もう、60日まで残り3日か……
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/28(火) 00:48:55.10 ID:StzVfYc+o
奇跡は起きないのか……
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/28(火) 04:54:01.49 ID:4NIDGHY+o
セフィーロは意志の世界だから>>1が来ると信じれば来る
きっと来る
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/28(火) 09:34:27.96 ID:8W+ZGoUZO
せめて生存報告だけでも
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/07/28(火) 22:31:38.44 ID:3oG0GCnwo

まどか「ほむらちゃんん!ほむらちゃんんん!!いや……いやああああぁぁぁぁぁ!!!!!!」

ほむら「……………………」


さやか「て……転校生……?……血があんなにいっぱい……意識もないの…………死……」

さやか「や……やだ……こんな……こんなぁ……」


風「そんな……さっきまで、ほむらさんここに……」

フェリオ「くっ!いつの間に……あいつが助かってもお前が倒れちゃ駄目だろうが!」


アルシオーネ「あの傷で私の魔法を防ぐなんて……流石は『魔法騎士』の卵ね」

アルシオーネ「でもいくらしぶとくても、そんな無茶をしたんじゃもうその娘は助からないわね」

光「――――っ!!」

アルシオーネ「次はあなた達の番よ!まとめて終わらせてあげるわ!」



マミ「暁美さん……!」

マミ(駄目!鹿目さんも美樹さんも暁美さんの惨状を見て半狂乱になってる……)

マミ(あのままじゃ獅堂さんが二人を守りながら戦う事に……それにもたもたしていたら暁美さんが手遅れに……)

マミ(龍咲さんの傷も思ったより酷い……このままじゃ皆……)

海「…………う……」

マミ「龍咲さん!気がついたのね!大丈夫!?」

海「……皆は……」

マミ「今あの黒ずくめのおばさんと戦闘中よ」

海「!!」



アルシオーネ「   氷   流   切   刃   !!」

光「っ!!」

まどか「やだ……やだよぅ……」

388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/07/28(火) 22:32:05.15 ID:3oG0GCnwo

海「……皆……戦えるのが光一人じゃ危ないわ……」

マミ「駄目よ!私の魔法で少しは治ったはずだけど今動いたら傷が……!!」

海「……でも……光が……光を皆を助けなきゃ……」

マミ「龍咲さん……でも……」

モコナ「ぷぅ」

マミ「あなた……」

海「モコナ……心配してくれてるの?」

モコナ「ぷぅぷう」

海「あなたの本当のご主人様の……あの生意気な魔法使いに……ちゃんと『魔法』を習っておけば良かった……」

海「そうしたら……皆を助けられたのに……」

マミ「……………………」

海「皆を助ける『魔法』……『魔法』が欲しい……『魔法』が……欲しい!!」


モコナ「――――――――」


マミ「えっ!?この子の額の宝石が光って……!さっきまで『赤』だったのに『青』に変わったわ!」


モコナ「――――――――」

海「――――――――」


マミ「龍咲さん!!何!?宝玉から龍咲さんの額に光の線が……」


???≪……ウミ……聞こえるか、ウミ……≫

海≪……クレフ……?≫

クレフ≪そうだ、このモコナを通じてお前の心に直接語りかけている。聞こえるか?≫

海「聞こえるわ」


マミ「え?何を言ってるの……もしかして龍咲さん……その光を通じて、この子『モコナ』と会話しているの?」


クレフ≪お前は皆を助けたいと願った、皆を助けるために『魔法』が欲しいと願った≫

海「助けたい……皆を助ける『魔法』が欲しい!!」


マミ「これは!?龍咲さんの胸のあたりから光が……もしかしてこの子、モコナも『魔法』を授ける事が出来ると言うの?」

マミ「そんな事が出来るなんて……いったい……」


クレフ≪わかるか?お前の中に『力』がある事が、今までと違う『力』がある事が……≫

海「わかるわ……胸の奥があつい……『言葉』が……『言葉』が浮かんでくる……」

≪それがお前の『魔法』だ≫

389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/07/28(火) 22:32:31.06 ID:3oG0GCnwo

光「っ!」

まどか「うぁ……ぅぅ……」

ほむら「……………………」

さやか「あぅ……うぁああ……」


風「まどかさん!さやかさん!!気をしっかりもってください!」

フェリオ「怪我人だからって覆いかぶさって盾になろうとするな!避けろ!また魔法が来るぞ!!」


アルシオーネ「   氷   槍   投   射   !!」


さやか「わあああ!!!」

まどか「やだ……いやあああ!!!!!」

光「――――!」



マミ「皆!くっ……龍咲さん!加勢に行ってくるから貴方は安静に……!?」

海「――――――――」

マミ「な……なに?龍咲さんの周りに水が集まって……これは龍咲さんの魔法?」




海「     水     の     龍     !!!」




アルシオーネ「なっ!?きゃああああ!!!」



マミ「ぅあ!?……龍咲さんの放った、水でできた龍があの魔導師の人を飲み込んだ……」


さやか「え?……なっなに?……助かった……の?」

まどか「ぁ…………」

ほむら「……………………」



マミ「凄い……魔導師の人が付けていた頭の飾りだけしか残ってない……食べたの?」

海「――――――――」

マミ「倒れ……龍咲さん!!!」


光「海ちゃん!!」

390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/07/28(火) 22:32:58.41 ID:3oG0GCnwo

マミ「龍咲さん!!」

風「海さん!」

光「海ちゃん!海ちゃん!!」

海「……光……だいじょうぶだった?」

光「うん!海ちゃんが助けてくれたから!海ちゃんの『魔法』で助けてくれたから大丈夫だ!」

海「よかった……光って、なんだかほっとけないんだもの……妹みたいに可愛くて……一生懸命で……」

マミ「無茶をして……塞がっていた傷も開いてるじゃないの!」

海「風も……皆も……怪我はない……?」

風「……ええ、海さんの『魔法』で敵もちゃんと倒せましたわ」

海「よかった……私たちどうなっちゃうかわからないけど……この『セフィーロ』に7人そろって呼ばれたんだもんね……」

マミ「龍咲さん?いけない!意識が……!」

光「海ちゃん!海ちゃん!」

フェリオ「おい!怪我人運んで来たぞ!」

まどか「マミさん!ほむらちゃんが……ほむらちゃんが……」

さやか「転校生の血が……血が止まらないんです!マミさん魔法で治療を……海!?」

さやか「そんなまだ怪我が……さっき魔法使って助けてくれたのに……」

フェリオ「おいおい……二人共そんなに持ちそうにないぞ、二人同時に回復できるのか?」

マミ「――――っ、できるだけの事はやってみるわ……けど……」

フェリオ「……そうかよ……くそっ……」

まどか「そんな……ほむらちゃん……海ちゃん……なんで……なんで、こんな……」

さやか「転校生……海…………風?」

風「……海さんは私達を助けてくださいました。私達を助けるために……『魔法』を使ってくださいました……」

風「今度は私の番ですわ……」

さやか「私の番って……どうするつもり?」

風「マミさん、海さんがどうして『魔法』を使える様になったのか知っていたら教えてくださいませんか?」

マミ「それは……その子、モコナの額の宝石から光が出て、そうしたら龍咲さんがモコナと会話し始めて……」

マミ「たぶんだけど、その時にモコナが……」

風「なるほど……モコナさんの額の宝石から光が出て、海さんは『魔法』が使えるように……」

まどか「モコナの額の宝石……それで『魔法』が……」

風「モコナさん……私に『魔法』をください」

風「海さんとほむらさんを助けたいんです。二人を助けるための『魔法』をください!!」

モコナ「――――――――」

391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/07/28(火) 22:33:25.04 ID:3oG0GCnwo

さやか「うおっ!?モコナの額の宝石から光が……レーザ?」

光「風ちゃん!!」

マミ「今度は額の飾りが『緑』になった!」

さやか「今度は緑って、さっきは違ったんですか!?」

マミ「龍咲さんの時は『青』だったわ。それぞれの魔法の属性で色が変わるのかしら……」


???≪……フゥ……≫

風「……あなたはクレフ……?」

クレフ≪そうだ≫


マミ「え?クレフって……モコナと話してたんじゃなかったの?」


風「……私に『魔法』を教えてください」

クレフ≪もうお前の『魔法』は、お前の中にある≫

風「胸の奥から何か『言葉』が……」

クレフ≪そうだ、その力がお前の『魔法』だ≫

クレフ≪お前達はそれぞれ仲間を思いやる『心』で『魔法』を習得したんだ≫

風「――――――――――――――――」

クレフ≪忘れるな、この『セフィーロ』では何よりも『意志』の『力』が勝るのだ≫

クレフ≪『信じる心』こそが、この『セフィーロ』での『力』となるのだ≫



風「     癒     し     の     風     」



さやか「なっ何!?風から出た風が転校生と海に纏わりついてるの?」

マミ「これは!二人の傷が治ってる……しかも、とてつもなく速く修復しているわ」

まどか「あ……あぁ……」

海「――――ぁ」

光「海ちゃん!!!」

ほむら「――――――――…………ぅ……これは……?」

まどか「ほむらちゃん!!!」

さやか「おおっ!!やったああ!!二人共傷が完全に治ったよ!!」

風「ふぅ……『信じる心』が……『力』になる……」

マミ「本当にとんでもないわねこの世界は……」

392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/07/28(火) 22:35:30.38 ID:3oG0GCnwo
今日はここまで
続きはまた今度
すいません遅くなってしまって
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/28(火) 22:39:38.57 ID:M2wdx8nQo
乙でした
ほむ生存
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/29(水) 01:45:01.58 ID:JwEzQqxYo


ほむほむは『信じる心』を取り戻せるかのう?
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/29(水) 04:10:35.94 ID:G7AjP9M+O

やった、!>>1がきた!これで勝つる!
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/29(水) 19:48:27.78 ID:+zmZJl+AO
乙ん
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/30(木) 17:08:01.08 ID:iTESyMnDO
信じる心を忘れなければ期限ギリギリでも>>1は来てくれるんだね!
よかった信じてて…
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/10(月) 14:14:15.31 ID:3q9LfLs3O
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [age]:2015/08/23(日) 15:02:34.55 ID:7nNEbm7V0
うんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこうんこ
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/28(金) 20:14:40.66 ID:MiRywhUM0
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/28(金) 21:09:03.34 ID:MiRywhUM0
ほむほむ
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/17(木) 09:40:34.73 ID:RS1N7CWDO
今月の28くらいでエタってしまう…信じてるから>>1よ来てくれ
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/22(火) 11:33:51.79 ID:casaGALDO
あと一週間くらいしかないぞ来てくれよ>>1
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/28(月) 15:22:25.25 ID:wf1jEMl6o
明日の夜か深夜に予定
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/28(月) 19:21:26.97 ID:K/DQyNU5O
きたーーーーーー!!
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/09/30(水) 02:06:12.31 ID:9lMaOKyKo

光「海ちゃん!ほむらちゃん!よかったほんとによかった!」

まどか「もうどこも痛くない?ケガも平気?」

海「大丈夫よ二人共」

ほむら「ええ……不思議なほど痛みも怪我も無いわ」

ほむら「これは誰かの『魔法』なの?」

マミ「鳳凰寺さんの『魔法』よ。あれだけの怪我をあっという間に治してしまうなんて反則モノよね」

海「ありがとう風」

ほむら「感謝するわ……」

風「いいえ、海さんの魔法がなければ私達全員あのおばさんに殺されていたかも知れませんし」

風「ほむらさんが最初に海さんを庇ってくださらなかったらその魔法も使う事もできなかったでしょう」

風「海さん、ほむらさん、ありがとうございます」

海「ほむら、私からもありがとう」

ほむら「え……えぇ……」

風「光さん、まどかさん、さやかさんもあのおばさんと戦ってくれて本当にありがとう」

まどか「そんな……」

さやか「あはは……あまりやくに立てなかったけどね」

光「――――っ」

マミ(頭をぶんぶん横に振ってる……)

光「私達は仲間だ、まだ出会ったばかりだけどこの『セフィーロ』で七人きりの大切な大切な『仲間』だ」

さやか(七人きり……結構多い気が……)

光「私一人でこの『セフィーロ』に招喚されてたら寂しかったかもしれないけど」

光「海ちゃんと風ちゃんとまどかちゃんとほむらちゃんとさやかちゃんとマミさんがいてくれたから一緒に頑張れる」

マミ(やっぱり多いわよね……)

光「『仲間』がいるとおもうと『力』がわいてくるんだ」

407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/09/30(水) 02:07:06.44 ID:9lMaOKyKo

まどか「……………………」

海「……………………」

さやか「……………………」

風「……………………」

マミ「……………………」

ほむら「……………………」

光「…………     !    」

光「……ひょっとして……そう思ってるのって……私だけ……かな……」

光「あの、あのっ『仲間』だって言ったの迷惑だったかな」

光「皆に聞いてないのにかってに皆のこと『仲間』なんて……」

さやか(赤くなってる……けど……何か聞いてるこっちが照れる……)

海「光ってほんっとうに今どき珍しい『いい子』よね」

風『ほんとうに。私こんな可愛い方と『仲間』になれて幸せですわ』

マミ「『仲間』がいると思うと『力』がわいてくる……良い言葉だわ!」

まどか「マミさん……」

さやか「同意はするけど繰り返さないであげてください……」

モコナ「ぷぅ」

光「――――――――」

ほむら(喜んでる……猫の耳とシッポが見えそうな喜び方ね……)

408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/09/30(水) 02:10:14.58 ID:9lMaOKyKo

海「私も光を助けたいと思ったら『力』がわいて来たわ」

海「大切な『仲間』の光をあのおばさんの魔の手から救わなきゃと思ったら勇気が出て、自然と『言葉』が出てきた」

光「海ちゃん……」

海「何が何だかわからないしどうして私達七人がこんな目にあうのか理不尽ではあるけど」

海「元の世界『見滝原』に戻るために力を合わせて頑張りましょ。これからもよろしく光」

風「私もよろしくお願いいたしますわ」

光「……風ちゃん……」

さやか「もちろん私もよろしくね」

まどか「私も『仲間』でいいんだよね?」

マミ「ふふ……『見滝原』に戻ってもずっと皆『仲間』でもいいわよね?」

ほむら「………………………………」

光「……みんな……」

ほむら(……『仲間』…………私は…………)

さやか「それはそうと」

光「?どうしたの?」

さやか「もぉっ、こぉっ、なぁぁ〜〜ぁ」

海「……猫なで声で気持ち悪いわよ……」

モコナ「……ぷぅ」

風「モコナさんも引いてますわ」

さやか「そんな事はどうでもいいの!モコナ、クレフと連絡取れるんだよね!しかも魔法を使える様にできてたよね!?」

海「えっ……ええ……だから私も風も魔法使う事ができたんだし……」

さやか「と言う事は、私達も魔法覚える事できるんじゃない!?」

まどか「!!そうなの!?モコナ!?」

モコナ「ぷぅ?」

さやか「ぷぅ?じゃなくて!クレフと連絡取れるなら私達にも魔法を授けてくれる事もできるんじゃないの!?」

光「わぁ!それじゃあ、みんな魔法使える様になるんだ!」

まどか「モッモコナ!お願い!私も魔法使える様にして!」

さやか「私も!私も!」

マミ「……できるのなら私もお願いしたいけど……」

ほむら「無理……でしょうね……」

さやか「え!?なっなんで……やってみないとわからないでしょ!?」

海「私も無理だとと思うわ」

風「私も同意見です。先程もモコナさんを通してクレフさんは魔法を授けてくれたのではなく使い方を教えてくれたのです」

海「そうそう、それも不思議な魔法の力で教えてくれたと言うより助言?本当に教えてくれただけだったわ」

風「恐らくは電話とかみたいに会話はできても直接何かを寄こす事とかはできないのでしょう」

ほむら「やっぱりそう上手くはいかないわよね……」

まどか「そっそんなぁ〜〜……本当なのモコナ?」

さやか「そんなの、それこそ魔法で解決とかできないの!?」

モコナ「ぷぅぷぅ」

マミ「興味なさそうに踊ってるわね……キュウべえも直接会ってじゃなかったら契約できないみたいだったから」

マミ「この世界の魔法も離れていたら授かる事できないんじゃないかしら」

まどか「……そう……ですか……」
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/09/30(水) 02:10:42.03 ID:9lMaOKyKo

フェリオ「やっぱり妙だと思った」

光「フェリオ……」

ほむら(そう言えばいたわね……忘れてたわ……)

フェリオ「お前達があの『伝説の魔法騎士』だったんだな」

まどか「あ……」

光「騙すつもりはなかったんだ……!でも……」

フェリオ「俺が敵か味方かわからないから警戒したのか」

風「……すみません」

マミ「ごめんなさい……」

フェリオ「賢明だな」

光海風まどかさやかマミ「「「「「「え?!」」」」」」

ほむら「……いやに物わかりが良いわね」

フェリオ「さっきからの会話を聞いているとお前達は力を合わせてエメロード姫を救う決意をしたようだ」

光「皆。本当の事、フェリオに話したい」

まどか「私も……話した方が良いと思う」

さやか「うん、私も賛成」

ほむら「まぁ……敵だったらさっきの戦いの時にチャンスは幾らでもあったでしょうから信用しても大丈夫だとは思けど」

光「私達は『見滝原』からきたんだ」

まどか「突然『見滝原タワー』の床が抜けて気がついたら、この『セフィーロ』にいたの」

光「そして……『クレフ』と言う名の魔法使いにあってこの『セフィーロ』を救ってほしいって言われたんだ」

フェリオ「導師クレフにあったのか!あの『セフィーロ』最高の魔導師に!」

海「あのおぢさんって有名人だったのね」

風「そのようですわね」

さやか「若づくりなのに」

ほむら(この場にいたら「だれが若づくりのおぢさんだっ!」とか怒りそうね)

マミ(『セフィーロ』最高の魔導師……ワクワクする響きね。今度会ったら色んな話聞いてみたいわ)

410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/09/30(水) 02:11:10.87 ID:9lMaOKyKo

フェリオ「ヒカル達を招喚したのは……」

光「エメロード姫だってクレフは言ってた」

フェリオ「さっきエメロード姫をさらったのは神官ザガートだって言ったな」

まどか「それもクレフさんが教えてくれたの」

ほむら「……言った覚えないわね」

マミ「え?いえ、さっき……ってそう言えば、あの時暁美さん気絶してたわね」

海「私も覚えがないから最初の不意打ちの後かしら?」

さやか「そうね。そうそう、あのおばさんクレフの教え子でエメロード姫付きの魔導師でザガートの事好きらしいよ」

ほむら「……その話、後で詳しく聞かせてちょうだい」

フェリオ「やっと納得がいった、なぜ平和なはずの『セフィーロ』に魔物が闊歩しているのか」

まどか(クレフさんも魔物はいなかったって言ってたっけ……)

フェリオ「常春なはずの『セフィーロ』に天変地異が続いているのか」

ほむら(天変地異……今の時点でそこまで影響あるのね……)

海「今度はあなたの番よ、私達は自分の正体を明かしたわ。あなたは何者なの?」

フェリオ「……エメロード姫の知り合いだ」

光海風まどかさやか「「「「「  ?  ?  ?  」」」」」

マミ≪……訳ありみたいね≫

ほむら≪敵じゃないのなら無理に聞きださなくてもいいでしょうから触らないでおきましょう≫

フェリオ「『伝説』は本当だったんだな」

マミ「その話詳しく!」

ほむら「『伝説』ってどんな『伝説』なの!?」

フェリオ「え?お……おぉ……」

風「クレフさんもプレセアさんも口にしてらっしゃいましたが、内容はお聞きできなかったんです」

さやか「伝説のってよく言われてるけど伝説の内容しらないから気になってるのよね」

フェリオ「そっそうか……『伝承』だよ、きちんとした文章にもなっていない口伝えに伝えられている『伝説』」



フェリオ「この『セフィーロ』の『柱』に異変が起こった時」

フェリオ「『異世界』から招喚された者が『伝説の魔法騎士』となって『魔神』の『力』を借りて戦う」




411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2015/09/30(水) 02:12:44.09 ID:9lMaOKyKo
今日はここまで
続きはまた今度
次はまだ近いうちに
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/30(水) 10:57:41.78 ID:ChuG0cCvO

待ってた
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/30(水) 20:40:57.10 ID:G8CBy2HAO
乙でした。
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