朝潮「制裁」

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611 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/01/15(日) 04:17:12.97 ID:3KTl2DBd0


提督 「おれは何も変わらない、これまで通り力を求めるだけだよ」

加賀 「力? 私や大和さんじゃ足りないの?」

提督 「あぁ、足りんな」

提督 「それに、そもそも力として質が違う」

加賀 「質が?」

提督 「お前は力を何だと思ってる?」

加賀 「敵を打ち倒す能力じゃないの?」

提督 「実にお前らしいな、間違ってない」

提督 「力とは、目的を実現する能力だ」

提督 「その目的が、お前は敵を打ち倒す能力だったということだ」

加賀 「だとしたら、あなたの目的は?」

提督 「おれの戦術・思想で結果を出し、軍をおれ色に染めることだ」

加賀 「本気?」

提督 「人間どこかで欲望の限界を知る」

提督 「法、社会、道徳、能力、どこかでな・・・おれは未だ折れたことはない、が」

提督 「おれの目的を、我を通すのに、いつしかおれじゃなく周囲を折れば良いと気付いたんだよ」

加賀 「回りくどいことをしないで、政府でも転覆させれば?」

提督 「できると思うか?」

加賀 「・・・」

提督 「艦娘が兵器として優れていることは論を俟たないが、所詮生身の小娘よ」

提督 「補給がなければ戦闘継続は困難、毒でも盛られれば一瞬で終わるだろうな」

提督 「それに艦娘としての弱点もある」

加賀 「海から離れるほど艤装能力が発揮できなくなること?」

提督 「それも一つだ」

提督 「入居ドックと開発工廠の技術を一部の国が握り込んで離さないのも大きい」

提督 「だから、商売になる訳でもあるが・・・」

加賀 「取引のこと?」

提督 「それはいいとして、今はこんなものもあるしな」


 提督が鉄の塊を加賀に投げてよこす。

 加賀はそれを受け取ると、手で回しながら見る。

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