朝潮「制裁」

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678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/07(月) 03:47:08.18 ID:kZd3IEN20
最近、思うんだけどさ。
HACHIMANとかいうタグ付ける奴うざくね?
八幡tueee!が嫌いとか言ってる奴、多すぎ。
「キリトの活躍奪うんじゃねえ!」
「ハチアスとかやめて!」
「上条さんの役割奪うなよ!」
「デレマスのヒロインNTRさせんな!」
これ、マジでキモいからね。
いやさ、お前らの気持ちも分かるよ?
何でも出来て、最強の八幡に嫉妬してるんだよね。お前らは葉山みたいな性格だもんね。
でも、落ち着いて考えてみろよ。
お前らが何と言おうと八幡が最強なのは誰の眼に見ても明らかんだから仕方ないじゃん。
ヒロインを奪われる〜とかさ、クソみたいなキリト、上条辺りに救われるよりも八幡に救われる方が幸せに決まってるよね。
まずは誰よりも八幡が強い事実から目をそらすなよ。それは誰の目にも明らかだろ?
それを劣っている立場の奴等が「俺達の役割を奪うなよ」っていうのは成り立たないでしょ。
いやね、作品を汚すなってのは分かるよ?
例えばキリトが総武高校に転校してきてヒロインNTRしたなら、俺もキレて潰しにかかるわww
でもさ、八幡なんだから仕方ないじゃん。
もうワガママ言うのやめろよな。
八幡が主人公なら皆が救われるんだって。
キリトも上条も士道も必要ないからね?
あんなん好きな奴等はガイジだからね?
もうさ、他作品をsageするなとかいうガイジの話なんか聞くのも飽々してるんだわ。
あのね、sageしてるんじゃないの。
八幡が最強だから、周りが雑魚に見えてしまうのは仕方ない事なんだよ。
八幡が最強なのが気持ち悪いとか言うけど、実際にその世界に八幡がいれば最強なのは間違いないんだから当たり前だよね。
ゴミみたいな作品なんて八幡に蹂躙されて然るべきなんだよ。それによって俺達の目に触れる機会も増えるんだから感謝しろよ。
以上、クソアンチ共を完全論破。全員、速やかに砕け散れよ。
679 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/08/07(月) 03:50:16.73 ID:k1kaA+zU0

あきつ丸 「頭蓋骨って意外に固いのよ」

あきつ丸 「膨張する脳、堅い頭蓋骨、上がる圧力・・・電子レンジに入れた卵を想像するとわかりやすいかしら」

提督 「爆発するってことか」

あきつ丸 「その通り」

あきつ丸 「熱膨張で脳内の圧力が高まり、沸点が上昇、限界まで温度が上がり熱膨張が進む」

あきつ丸 「限界を迎えた圧力は、眼窩や鼻骨といった脳に面する比較的柔らかい骨を破壊し噴出する」

あきつ丸 「それがあの赤黒いワタの正体・・・脳よ」

あきつ丸 「実際に昔のエジプトでミイラ加工をするのに脳を取り出す時も、骨が柔らかい鼻や目から掻き出したそうよ」

あきつ丸 「実に合理的だったようね」

提督 「だから何だ、何でそんな説明がいる?」

あきつ丸 「わからない?今あなたがいる場所で」

提督 「気は確かか?」

あきつ丸 「いたいけな少女たちを殺すほど狂ってはいない積もりよ」

提督 「お前もおれも立派な狂人だと思うがな」

提督 「それにしても、ボートで深海棲艦のいる海域に放置とか、もっと皮肉に富んだ拷問の方法はなかったのか」

あきつ丸 「贅沢ね」

あきつ丸 「今・・・真っ暗でしょう?」

提督 「見たらわかるだろう」

あきつ丸 「人間は、暗闇とか未知のものに対して遺伝子レベルで恐怖を感じるようになっているそうよ」

あきつ丸 「だから、視覚や聴覚を奪って拷問すると、その拷問を普通にするより効果的なの」

あきつ丸 「ところで、暗闇でいつ何の拷問をされるかわからないあなたの状況、似てると思わない?」

提督 「・・・鎮守府か」

あきつ丸 「鎮守府の少女達も、原因のわからない轟沈の恐怖と戦いながら出撃してた」

提督 「だから、おれも恐怖と戦ってみろと?」

提督 「ここまでお膳立てされて未知の恐怖も糞もあるか」
680 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/08/07(月) 03:52:59.80 ID:k1kaA+zU0

あきつ丸 「そうかしら?」

あきつ丸 「さっき一番効果的な拷問は電気ショックと言ったわよね」

提督 「だから何だ」

あきつ丸 「電気ショック以外の拷問で感じる苦痛は、経験や経験からの延長で想像ができる」

あきつ丸 「想像ができるから、覚悟もできるし我慢もできる」

あきつ丸 「けれど、電気ショックの苦痛は未知の苦痛なのよ」

あきつ丸 「想像ができないから、頭の中で恐怖は際限なく高まって行き簡単に精神が壊れるの」

あきつ丸 「未知の苦痛と言えば、提督殿は電子レンジでチンされた経験は?」

提督 「あったら生きてないだろうな」

提督 「そろそろ猿芝居を止めて諦めたらどうだ? おれはいくら脅しても証拠の場所も何も吐かん」

あきつ丸 「諦める?それはあなたの願望でしょう?」

提督 「国賓を殺すのか?」

あきつ丸 「国賓?えらく大きく出たわね」

あきつ丸 「私は外交官じゃないから、知るわけないじゃない」

提督 「それで済むと

あきつ丸 「そもそも外交問題にならないわよ」

あきつ丸 「軍法会議にかけられそうになった提督が自殺しようとした、それだけよ」

提督 「はぁ??・・・」

提督 「まさか、電子レンジのボタンを押させたのはッ

あきつ丸 「そう、あなたの指紋だけがボタンに残ってくれないと、自殺にでっち上げられないから」


 あきつ丸は襟後ろを抑えていた手を離し、

 その手で提督の首を手袋の感触を確かめさせるようにゆっくりなでる。

681 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/08/07(月) 04:00:41.94 ID:k1kaA+zU0


あきつ丸 「最後に一応聞くけれど、証拠の場所を話す気になった?」

提督 「ふぅ・・・黙ってとっとと押せッ」

提督 「力を信奉するおれが力に殺される・・・悪くない結末だ」

あきつ丸 「望んだ結末とでも言いたいの? 殺さないわよ?・・・あなたを壊すだけ」

提督 「はぁ???」

あきつ丸 「電子レンジにかけたあなたの脳は外側の大脳から加熱され固まっていく、そこで止める」

提督 「??」

あきつ丸 「小脳はレアで残すということよ」

提督 「殺すことに変わりはないだろう?」

あきつ丸 「わからないという反応ね・・・私は壊すと言ったのよ」

あきつ丸 「脳は、外側の大脳が思考や記憶を、内側の小脳が生命維持機能を司っているの」

あきつ丸 「そして、私はその大脳だけ焼いて、小脳だけ残すと言った」

あきつ丸 「小脳があればね、人間って生命維持だけは可能なのよ」

提督 「何も考えられない、生命維持機能だけ残った廃人を

あきつ丸 「廃人とは実に他人行儀ね、すぐそうなるのに」

あきつ丸 「そうなったら、向こうの国は外交衝突の危険を冒してまで、回復も怪しい廃人を亡命させようと動くかしらね?」

提督 「・・・」

あきつ丸 「見捨てられたあなたは、証拠のある犯罪だけで軍刑務所送り」

あきつ丸 「今、軍刑務所にいる男の何%が罪のりんごに手を付けた性豪か知ってる?」

あきつ丸 「女のいない生活・・・抵抗しないあなたは、良い慰み者になるでしょうね」

提督 「しょ、正気か・・・」

あきつ丸 「さっきまでの威勢はどうしたの?」

あきつ丸 「力のある人間に滅茶苦茶にされたいんでしょう?」

あきつ丸 「だから、力を奪ってあげる・・・出来る限り惨めに死ぬように」

提督 「ぐ・・・」

682 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga sage]:2017/08/07(月) 04:04:33.67 ID:k1kaA+zU0

あきつ丸 「どう言葉で取り繕おうが、あなたは自分の過ぎた欲望の代償に少女の命を捧げ、それを楽しんでた屑よ」

あきつ丸 「けど、私は優しいから苦しくないようにして壊してあげる」

あきつ丸 「すぐ視界を失い意識レベルが下がって行きどうでもよくなるから安心するといいわ」

あきつ丸 「けれど・・・心配だわ、私も人間を電子レンジにかけるのは初めてだから・・・」

提督 「・・・」

あきつ丸 「あなたが刑務所でこれまで見下していた力のない屑に犯され続けてる間・・・あなたはしっかり意識や思考を失えているかしら」

提督 「・・・」ゾゾゾ

あきつ丸 「どの加熱方法にしようかしら」ピッピッピッピ

提督 「・・・・は、話す」

あきつ丸 「聞こえないわね」

提督 「話す!!!!」

あきつ丸 「言い終わったら止めるか考えてあげる」ポチッ

電子レンジ 「ぶぶぶうううううううううんんん」

提督 「加賀あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛」



―――――
―――


683 : ◆oUFoaE/FvU [saga sage]:2017/08/07(月) 04:06:37.80 ID:k1kaA+zU0
投下終了です。
文量が想定より多くなり、最終投下予定分をニつに分けました。その前半が今回投下分です。
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 08:21:37.71 ID:FiUVZJJSO
陸軍こわい
685 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 09:23:16.87 ID:zDTImqElO
乙です
686 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 15:40:20.98 ID:oNs9IOr60
廃人にするのまで許可されてたら諦めるしかないわな(´・ω・`)
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/07(月) 21:07:02.83 ID:VAN3IJ1/O
そもそも人間みたいな個が弱い個体で、大量に敵を作る時点で論外なのだよ。
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/10(木) 11:41:10.05 ID:jm/neEN30
ホモのオモチャを生産する陸軍もホモ、はっきりわかんだね
689 : ◆oUFoaE/FvU [sage]:2017/08/11(金) 09:30:59.31 ID:8ccAsPym0
ご読了お米ありがとうございます。
いつもお米に全レスとお客様臭いことをしていたのを止めているのは、
万が一展開に関し私が漏らして皆様の興を削ぐのは不本意なためとなっています。
近く投下できる最終回投下の後にお返しできればと考えています。
最後までよろしくお願いします。
690 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 23:47:57.84 ID:uGqC0g31O
最終回期待してる
691 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/24(木) 18:14:49.87 ID:vjIbhY8Q0
このマッポーめいた様…ブッダは寝ているのだろうか?
あるいはゲイのサディストだからか
692 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/21(木) 11:42:45.63 ID:K85m77MxO
693 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/12(木) 03:59:23.62 ID:XGI0HEqpO
694 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/02(木) 00:05:07.19 ID:CcKyWzCuO
695 : ◆oUFoaE/FvU [sage]:2017/11/23(木) 01:33:14.73 ID:+67uiGai0
投下再開します。
再三の詐欺をお詫び申し上げます。
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/11/23(木) 01:36:33.64 ID:+67uiGai0



〜 ほぼ同時刻の早朝 鎮守府 埠頭 〜


 埠頭の岸壁と指揮作戦艇の舷側の間で、波が遊びぺちゃぺちゃと軽い音を立てている。

 その上では、船の低い駆動音と甲板を叩く金属音が踊っていた。

 風はなく、それらの音は早朝の冷たい空気によく響いた。

 海鳥が風に乗れず窒息寸前のように翼を忙しくばたつかせている。


 指揮作戦艇すぐ横の岸から船に向かい朝潮は声をかける。

 その背に艤装はない。


朝潮 「外出禁止令が出ているのに、外で何をやってるんですか」


 甲板に並ぶ幌布の山脈から大和とその巨大な艤装がひょっこり姿を現す。


大和 「朝潮さんですか」


 大和は驚くでもなく、甲板からタラップを伝い岸にいる朝潮の前までやってきた。

 その手は綺麗だった。

697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 01:39:05.72 ID:+67uiGai0


大和 「同じ型とは言え、違う指揮作戦艇です」

大和 「念のため、エンジンや燃料の点検をしています」

大和 「出撃になって困るのは私達ですから」

大和 「・・・聞きたいことはそれだけですか?」

朝潮 「・・・」

大和 「でしたら・・・見逃してあげます」

大和 「軟禁されてますから、気晴らしに外に出たくなるのもわかります」

大和 「ですけど、代理の提督に見つかって外出を怒られる前に寮へ戻りなさい」


 大和が優しく微笑む。


朝潮 「・・・見つかる?」

朝潮 「艤装の代わりに武器庫に閉じ込めた代理の司令官に、ですか?」

朝潮 「できますかね?」

大和 「待って下さい・・・艤装の代わりに?」

朝潮 「その甲板の幌布の下・・・主力艦娘達の艤装ですよね?」

朝潮 「それを持ってどこへ行く積もりですか?」

大和 「・・・」

大和 「朝潮さんは・・・何のためにここへ来たんですか」ニコリ

朝潮 「大和さんに罪を償ってもらうためです」

大和 「・・・朝潮さん」ハァ

大和 「まさか私が、艤装を指揮作戦艇で持ち出そうとしている、だなんて思っています?」

大和 「でしたら、それは朝潮さんの勘違いですよ」

朝潮 「今はそのことについて議論する気はありません」

朝潮 「私が言っているのは別の罪です」

大和 「別のですか?」

698 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 01:41:00.58 ID:+67uiGai0



朝潮 「・・・荒潮を殺した罪です」




―――――
―――


699 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 01:44:56.40 ID:+67uiGai0



大和 「朝潮さん・・・昨日の出撃で中破とは言え、酷く被弾したと聞いています」

大和 「休息が足りないのではないですか?」

大和 「あなた明らかにおかしいですよ」

朝潮 「おかしいのは平気で人を殺せる大和さんではないんですか!!!!」

大和 「・・・」

朝潮 「実際には大破していても、外見は中破までしか損傷しないよう細工された制服・・・」

朝潮 「その制服を第一艦隊の艦娘へ支給していましたよね」


 朝潮は真っ直ぐ大和の目を見る。


大和 「私が・・・ですか?」

大和 「加賀さんに吹き込まれたんですか?」

朝潮 「いいえ」

大和 「でしたら、何故です」

朝潮 「全ては、あの夜・・・鎮守府で大破進撃が行われている、という大和さんの言葉からです」

朝潮 「それが本当なら止めないといけない・・・そう思いました」

朝潮 「もう、失うのは嫌でした」

大和 「加賀さんと朝潮さんと私でお話した夜のことですね」

大和 「あの夜、私は”損傷表を細工している加賀さんが犯人です”と言った筈です」

大和 「そこからどうすれば私が犯人と言う突飛な結論になるんですか?」フフ


 大和が優しく聞く。

700 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 01:47:54.54 ID:+67uiGai0


朝潮 「私なりにこの問題を考え始めた時に、一つ思い当たることがあったんです」

朝潮 「これは司令官にも誰にも言っていませんけど・・・」

朝潮 「私は、知覚が覚醒する前から、自分の同調の状態から損傷度がわかったんです」

朝潮 「例えば、同調が弱まっていれば、その程度で中破か大破かもわかりました」

大和 「凄いじゃないですか」

大和 「知覚が覚醒し他者の同調状態がわかる前から、才能の萌芽はあったということですね」

朝潮 「大和さんは・・・三日前、私と荒潮が参加した出撃を知っていますか?」

朝潮 「危険海域への初出撃で・・・荒潮が大破し私が中破した出撃です」

大和 「港の・・・まさにこの場所でしたか?」

大和 「死にそうな顔をして艤装を運ぶ朝潮さんと会った日ですよね」

朝潮 「そうです」

朝潮 「あの日、私の制服の損傷は中破を示していました」

朝潮 「けれど、同調は弱り切り、私は間違いなく大破していました・・・大破していたんです!!」

朝潮 「もし、荒潮が中破だったなら・・・進撃は続き、大破の私は轟沈、死んでいました」

大和 「信じられませんね」

朝潮 「私の知覚を保証してくれたのは、大和さんでしたよね」

大和 「確かにそうですけど・・・」

朝潮 「その大破の感覚を思い出した時、疑問に思うことがあったんです」

大和 「・・・」

朝潮 「司令官が最初から大破進撃をさせる積もりだったなら・・・」

朝潮 「何故、私だけなのか・・・と」

大和 「どういう意味ですか?」
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 01:51:38.67 ID:+67uiGai0

朝潮 「司令官は、一応・・・誰か一人でも大破すれば道中撤退しますよね?」

大和 「当然です」

大和 「轟沈が多いものの、軍上層部に干されず艦娘が反旗を翻さないのは、適切に道中撤退をしているからです」

朝潮 「でしたら、大破進撃のための細工は、少なくとも弱い艦種・・・」

朝潮 「もっと言えば、駆逐艦全員にはしておかないと意味がない・・・そう思いませんか?」

朝潮 「一人でも大破すれば、撤退しないといけなくなるんですから」

大和 「朝潮さんの仮定が事実だとすると、その通りかもしれません」

朝潮 「そうすると、普通に大破した荒潮・・・中破に細工されていた私・・・」

朝潮 「あの日、私達二人の違いは何だったんでしょうか?」

朝潮 「大和さんもこれは不思議ではありませんでしたか?」

大和 「私は犯人ではないので考えもしませんでした」

朝潮 「二人の違いは、荒潮が死んでからわかったんです」

朝潮 「荒潮は、第一艦隊でない遠征艦隊所属の、朝潮型艦娘(霞)と出撃前日に制服を交換していました」

朝潮 「あの日、荒潮はその交換した制服で出撃していたんです」

大和 「制服を?とんでもないことを・・・」

大和 「軍規に触れるのは置いておいても、それが出撃においてどれだけ危険かわかっていますか?」

朝潮 「元通りにしたので今は問題ありません」

大和 「はい?」

朝潮 「このことを知って、大破進撃と制服が私の中で漠然と繋がったんです」

朝潮 「ただ、何の確証もありませんでした」

大和 「”でした”?」
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 01:56:14.31 ID:+67uiGai0

朝潮 「昨日の私の出撃で・・・調べたんです」

大和 「・・・方法を聞いても?」

朝潮 「ある戦闘後に、私が司令官に対して言っただけです」

朝潮 「”制服は中破だけど、知覚で大破してるように感じる”、と」

朝潮 「結果は大和さんも知っての通りです」

朝潮 「私の報告を聞いてすぐ、司令官は道中撤退を決めてくれました」

大和 「虚偽報告で提督を騙したということですか?」

朝潮 「そんなことはどうでもいいんです」

朝潮 「私の発言で知覚を信じている司令官が、道中撤退を決めたんですよ?」

朝潮 「中破に見えるのに大破している可能性がある、と司令官はわかっていたんです」

大和 「・・・」

朝潮 「ここからは私の想像ですけど・・・」

朝潮 「私の知覚を信じ、大破の可能性を考えた司令官は・・・」

朝潮 「大破進撃のため細工した制服の、取り違えか混入を警戒したのではないでしょうか」

大和 「そして、道中撤退したとでも?」

大和 「他にも提督が道中撤退を決めた理由は考えられるのではないですか?」

朝潮 「例えば何ですか?」

大和 「提督が知覚を持った朝潮さんを心配した・・・とか」

朝潮 「そのような立派な人間ですか?」

大和 「・・・前日に荒潮さんの轟沈がありましたから、警戒した可能性だってあります」

朝潮 「これまでどれだけ轟沈しても怖気付かず出撃していた司令官がですか?」

朝潮 「ありえません」
703 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 01:59:38.49 ID:+67uiGai0

大和 「確かに今は・・・他に理由が思い当たりません」

大和 「ですけれど、朝潮さんの考える道中撤退の理由が正しいと言い切れますか?」

朝潮 「・・・」

大和 「できないでしょうね」

大和 「確証があると言うから聞いてみれば・・・がっかりです」

大和 「現実は朝潮さんが提督を騙し撤退させただけで、そこからは全て憶測未満の妄想ではないですか」

朝潮 「そうですね」

朝潮 「今わかってることは、「司令官が大破進撃の存在を知ってる可能性がある」・・・”それだけ”です」

朝潮 「制服と大破進撃を結び付ける明確な証拠にはなりません」

朝潮 「それに、加賀さんが損傷表を細工した可能性も未だ残っています」

大和 「その通りです」


 大和さんが微笑む。


朝潮 「ここまで調べた内容だけなら、そうなります」

大和 「はい?」

朝潮 「全て調べたんです・・・大和さんが細工した制服で」

朝潮 「深海棲艦の放火に身を晒し、旗艦として出撃前に損傷表を確認し・・・」

朝潮 「細工された制服が存在し、その制服は大破しても制服の損傷が中破止まりになること」

朝潮 「損傷表が荒潮が轟沈した日と変わりなく、損傷表は細工されていなかったこと」

朝潮 「二つの事実が、大破進撃させる細工が制服に施されていたことを私に教えてくれました」

大和 「朝潮さん自身が証拠・・・ということですか」

大和 「その細工された制服はどうやって?」

朝潮 「三日前に荒潮が着る筈だった制服を持つ艦娘(霞)に、制服を返してもらっただけです」

大和 「先程の”元に戻した”とは、そういうことですか」

朝潮 「そうです」

大和 「ですから、制服を管理する私を犯人と疑った・・・と、そういう訳ですか?」

朝潮 「それだけが理由ではありません」

大和 「?」
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 02:08:20.59 ID:+67uiGai0

朝潮 「確かに私は昨日の出撃で、「知覚で大破してるように感じる」と司令官に"言いました"」

大和 「それはもう聞きました」

朝潮 「ですけれど、大和さんが言ったように・・・」

朝潮 「「知覚で大破してるように感じる」と司令官に"嘘を付いた"とか"騙した"とは、私は一言も言ってないんです」

大和 「それがどうしたと言うんですか?」

朝潮 「昨日の出撃で、私が”嘘を付いて”いると思うのは・・・」

朝潮 「大破進撃させる細工の有無を、大和さんが知っていたからですよね?」

大和 「意味がわかりません」

大和 「何でそうなるんですか?」

朝潮 「大和さんは、昨日出撃した私の制服に大破進撃させる細工をしなかった」

朝潮 「ですから、私が司令官にした「知覚で大破してるように感じる」と言う報告を無視し・・・」

朝潮 「制服の損傷通り中破していると思い込んだ」

朝潮 「直前に私が知覚で自身の損傷度がわかると言っているにも関わらず、です」

大和 「・・・」

朝潮 「そして、”嘘を付いた””騙した”と間違った思い込みを口に出してしまったんですよね?」

大和 「それは・・・」
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 02:10:15.17 ID:+67uiGai0

朝潮 「大和さんが制服に大破進撃させる細工をしていたんですね」

朝潮 「その細工した制服で、荒潮を含め何人手にかけたんですか?」

大和 「・・・」

朝潮 「大和さん!!!」


 朝潮の怒気が空気を揺らす。


大和 「提督に・・・」


 大和が悔しそうに顔を伏せ涙が落ちる。


大和 「提督に命令されたんです・・・仕方がなかったんです!!」

大和 「私だって!!!・・・出来るならやりたくなかった!!!!!!!!」


 言葉と共に、更に涙が落ちた。



―――――
―――


706 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 02:15:32.31 ID:+67uiGai0



朝潮 「まだ嘘を重ねるんですか?」

大和 「嘘なんて・・・」

朝潮 「最初は私もそう思ったんです、騙されていました」

朝潮 「出撃編成を決めている司令官が、轟沈しても良い艦娘の制服へ細工するよう大和さんに命令する」

朝潮 「そういうものだと・・・」

大和 「その通りですよ」

大和 「私は・・・提督の命令通りに何人もの艦娘を手にかけてしまいました」

大和 「許されることではありません」

朝潮 「違いますよね」

大和 「え?」

朝潮 「大破進撃の目的が、司令官の望む進撃率やボス到達率を上げるためなら、変なことがいくつもあるんです」

大和 「どういうことですか?」

朝潮 「一昨日の荒潮が轟沈した出撃と昨日の私が大破していた出撃で・・・」

朝潮 「司令官がわざわざ旗艦を駆逐艦にしたのも、その一つです」

朝潮 「進撃率を考えるなら、大破即撤退の旗艦に弱い艦種の駆逐艦を据えるのは非効率的です」

朝潮 「あの司令官なら、駆逐艦は随伴艦にして、何時でも切り捨てられるようにするのが道理ではないですか」

大和 「駆逐艦を旗艦にしたのは、朝潮さんが頼み込んだからではないんですか」

朝潮 「それは事実ですけど、そんなことで温情を示す司令官ですか?」

大和 「示したではないですか?」
707 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 02:18:33.02 ID:+67uiGai0

朝潮 「本当に私や荒潮のことを司令官が考えていたなら、すぐ第一艦隊から外した筈です」

朝潮 「司令官側に轟沈を避けたがる事情があったからとか、他に理由があったとしか思えません」

朝潮 「その事情が上からのものか何なのかまではわかりませんけど」

大和 「・・・」

朝潮 「それに、何より異常に感じたのは・・・」

朝潮 「司令官が昨日の旗艦を知覚に覚醒した私にしたことです」

大和 「どこもおかしいところはないのではないですか」

大和 「知覚を持った朝潮さんを大事にしようという提督の心遣いですよね」

朝潮 「知覚には、自身や友軍の同調の状態がわかる能力もあるんですよ?」

朝潮 「これは司令官も知っています」

大和 「何か問題がありますか?」

朝潮 「大アリです」

朝潮 「随伴艦でも第五や第六のような、陣形で外側になる配置ならわかるんです」

朝潮 「それが陣形の中心となる旗艦に配置となると、艦隊のほぼ全員の同調がわかってしまいます」

朝潮 「大破進撃、ひいては制服へ細工したことが露呈する可能性が高くなるんです」

大和 「昨日は、提督に制服への細工を命令されていません」

大和 「そのせいではないですか?」
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 02:22:11.74 ID:+67uiGai0

朝潮 「制服への細工を命令されていない???」

朝潮 「でしたら、私を旗艦にする必要は益々なくなるのではないですか?」

朝潮 「大破進撃も轟沈の可能性もないんですから!!」

大和 「それは・・・」

朝潮 「ここまでの不審なことは全て・・・」

朝潮 「司令官が制服への細工を正確に知らなかったと考えれば、辻褄が合うんです」

大和 「正確に知らなかった?」

朝潮 「司令官は、大和さんが制服へ細工をして大破進撃できるようにしているのを知り、利用していた」

朝潮 「しかし、命令できなかったか、しなかったということです」

大和 「具体的ですね」

朝潮 「そうやって大破進撃し轟沈を起こしてきた」

朝潮 「そんな時、先程言った轟沈を減らさないといけない事情ができた」

朝潮 「駆逐艦を旗艦に配し、大和さんにも事情を伝えたかもしれません」

朝潮 「けれど、そこで荒潮の轟沈が起こった」

朝潮 「司令官は、大和さんへの不信感を募らせ・・・自分が消される可能性も考えた」

朝潮 「そこで、自身を守るために知覚で損傷度がわかる私を旗艦にしたのではないでしょうか」

朝潮 「大和さんも下手に手出しできないと考えて」

朝潮 「違いますか?!」

大和 「随分、大胆な推理ですね」

大和 「提督でなく、私が勝手に大破進撃をさせていたと思っているんですね」

大和 「けれど、この推理には大きな穴があるのではないですか」

朝潮 「穴?」
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 02:24:43.47 ID:+67uiGai0

大和 「私は秘書艦から外れた身です」

大和 「秘書艦だった昔なら兎も角ですよ?」

大和 「提督からの情報がなければ、今の私には正確な出撃編成を知ることができません」

大和 「私が大破進撃をさせていたなら、もっと無差別に轟沈するのではないですか?」

朝潮 「正確な出撃編成?大和さんならわかっていましたよね?」

大和 「不可能です」

朝潮 「執務室に盗聴器を仕掛けているのですよね?」

朝潮 「そして毎日、加賀さんか当日の秘書艦が司令官と相談する出撃編成を盗み聞きしていた」

大和 「え?、あっはは、そうですか、そう・・・」

大和 「あの夜の・・・私と加賀さんの話を盗み聞きしていたんですか」

大和 「本当に・・・・・・小賢しい子ですね」

朝潮 「どうでしょうか、友人は守れませんでした」

大和 「はぁ・・・フ、おっかしい、フフフ」

大和 「この涙で憲兵は騙せたんですけどね」

朝潮 「え?!」

大和 「あなた達にどう説明されたか知りませんけど・・・」

大和 「昨晩来た憲兵は提督の脱走でなく大破進撃の捜査に乗り込んできていたんです」

朝潮 「・・・聞いていません」

大和 「既に制服が原因ということ”まで”は憲兵も突き止めていましたよ」

大和 「私が提督に命令されて仕方なくと泣き叫んだら素直に撤収してしまいましたけどね」

朝潮 「そんな・・・」

大和 「そう、制服ですけどね」

大和 「朝潮さんは”細工された制服”と言いますけど、正確には”偽物の制服”なんです」

朝潮 「偽物??」

大和 「その制服も捜査のためと根こそぎ回収されたんです」
710 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/11/23(木) 02:26:38.21 ID:+67uiGai0

大和 「朝潮さんは、提督が交代するから私が偽物の制服を昨晩中に処分すると思いましたか?」

大和 「昨晩、霞さんや大潮さんと交代で私を見張っていたようですけど」

朝潮 「気付いていたんですか?」

大和 「屋内での尾行監視なんて、玄人にだって難しいのですよ?」

朝潮 「・・・」

大和 「ところで、見張っている時に何か不審な点はありましたか?」

朝潮 「代理の司令官を眠らせて武器庫に閉じ込めて、主力艦娘の艤装を持ち出した以外は特に・・・」

朝潮 「後は、宿直の艦娘に差し入れをしたり秘書艦として施設の見回りをしていたり、おかしいところはなかったと思います」

大和 「ふふ、そうですか」

大和 「お仲間の二人は今どうしているんですか?」

朝潮 「霞は宿直室へ艤装を持った西村艦隊の人たちを呼びに、大潮は主力の長門さん達を起こしに向かっています」

朝潮 「大和さん、諦めて除装して下さい」



―――――
―――


711 : ◆oUFoaE/FvU [saga sage]:2017/11/23(木) 02:29:12.10 ID:+67uiGai0
投下終了です。
イベントでまた投下が遅れそうなので生存報告に最終回予定分を半分投下しました。
ご読了有難うございました。
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 03:34:21.56 ID:1rdkDmYcO

待ってた
713 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/23(木) 04:22:18.05 ID:4Q9MTLyt0

艤装を持った西村艦隊の人たち、今はイベントで忙しいだろうから続きはイベント後まで待ってる
714 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/25(土) 04:24:04.65 ID:hp+AfZEp0
例え決定的証拠を押さえていたとして、大和を拘束できるのか……
乙です
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/25(月) 09:30:53.59 ID:hbLOHl/MO
716 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/23(火) 18:17:11.84 ID:t5MFIIYDO
717 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/14(水) 15:09:23.05 ID:DN7UOo27o
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/01(木) 10:01:25.46 ID:2zpb6vocO
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/23(金) 19:53:40.20 ID:vxTJkc4VO
720 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2018/03/24(土) 09:56:03.09 ID:WZdJ8m2H0
期末で忙しい中で時間をやりくりし足りない資源を大量のお金で補ったにも関わらず
全甲どころかクリアもままならず嫁ズイのクリア台詞も聞けなかったので艦これをこの度引退します

一応続きは殆ど書き上がっているものの、艦これに触れるのが嫌になっています。
書けるようになり投下できるのはかなり先となりそうです。
そのため、html化で一度落としてもらうようにします。
続きをご期待されていた方には誠に申し訳ありません。
721 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/10(木) 23:55:43.32 ID:sa+tvrjeO
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/06(水) 21:51:00.66 ID:bPCiY3ItO
723 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/01(日) 20:50:05.38 ID:M4wyWTPvO
昨日見つけて追い付いたと思ったらラストでエタってるやないかーい
724 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/08/13(月) 15:11:18.37 ID:HPSAkvHCO
725 : ◆WVTr7CRmMjyL :2019/01/06(日) 04:27:04.86 ID:mSkxF5xf0
てst
726 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2020/01/17(金) 14:13:16.29 ID:7kN3LQ7Q0
加賀の正体は潜入捜査のため変装したあきつ丸
大和は猫を被っていただけで提督とグル
提督と大和は共謀して制服を改造し、艦娘の轟沈を誘発していた
↑スレがやたら長いけど、大体こんなもん
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/11/20(土) 21:29:35.66 ID:ZASHiCd6o
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