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オール安価でまどか☆マギカ 13 - SS速報VIP 過去ログ倉庫

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1 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/08(土) 23:46:20.97 ID:R2dR0u910
このスレは、最初に何も決めず
安価で決めた主人公で、安価で決めた時系列で、
安価で決めた内容を方針として行き当たりばったりに進んでいく安価スレです。


★無効安価は自己判断で安価下
★混んでる時以外は基本的に連投・連続有り
★多数決は連続・連投無し
★多数決で同数に意見が割れた場合は指定内の最後のレス内容を採用
★主レスは安価先を指定する数字に含まない
★まどマギのほかに、無印おりマギ・かずマギ・漫画版まどマギ・TDS・PSP・劇場版のネタを含みます。
 逆に言えばそれ以外からのネタは出しません。
★「下2レス」と書いた時にはその1時間以内に2レス目がこなければ「下1レス」に変更します



・前スレ

『まどかマギカで安価練習』 :http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1369643424/
『オール安価でまどか☆マギカ 2』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370979872/
『オール安価でまどか☆マギカ 3』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371835671/
『オール安価でまどか☆マギカ 4』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372909496/
『オール安価でまどか☆マギカ 5』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1373645366/
『オール安価でまどか☆マギカ 6』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1377690974/
『オール安価でまどか☆マギカ 7』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1385884667/
『オール安価でまどか☆マギカ 8』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1397729077/
『オール安価でまどか☆マギカ 9』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1409071003/
『オール安価でまどか☆マギカ 10』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1417014605/
『オール安価でまどか☆マギカ 11』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1424792933/
『オール安価でまどか☆マギカ 12』:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1430323957/


「さやか編」  1スレ目>>8から>>154まで
「中沢編」   1スレ目>>164から2スレ目>>150まで
「QB編」   2スレ目>>198から 4スレ目>>502まで
「Homulilly編」 採用箇所4スレ目>>535から>>686まで(未完)
「かずみ編」 4スレ目>>982から5スレ目>>879まで(Bad,未完)
「ユウリ様編」  5スレ目>>954から6スレ目>>792まで(BadEnd)
「恭介編」  6スレ目>>815から 7スレ目>>240(BadEnd+)
「Charlotte編」 7スレ目>>264から>>285まで
「キリカ編」 7スレ目>>309から>>704まで, 8スレ目>>475から9スレ目>>151まで
「アマネ(オリ主)編」7スレ目>>807から>>963まで,8スレ目>>130まで(GiveUp)
「メガほむ編」9スレ目>>181から12スレ目>>666まで
「なぎさ編」12スレ目>>717から(★現行)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439045180
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=^・ω・^= ぬこ神社 Part125《ぬこみくじ・猫育成ゲーム》 @ 2024/03/29(金) 17:12:24.43 ID:jZB3xFnv0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711699942/

VIPでTW ★5 @ 2024/03/29(金) 09:54:48.69 ID:aP+hFwQR0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711673687/

小テスト @ 2024/03/28(木) 19:48:27.38 ID:ptMrOEVy0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/zikken/1711622906/

満身創痍 @ 2024/03/28(木) 18:15:37.00 ID:YDfjckg/o
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【GANTZ】俺「安価で星人達と戦う」part8 @ 2024/03/28(木) 10:54:28.17 ID:l/9ZW4Ws0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1711590867/

旅にでんちう @ 2024/03/27(水) 09:07:07.22 ID:y4bABGEzO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1711498027/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:18.81 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459578/

にゃんにゃん @ 2024/03/26(火) 22:26:02.91 ID:AZ8P+2+I0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/gomi/1711459562/

2 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/08(土) 23:53:49.28 ID:R2dR0u910
 システム関連
好感度
・物語をある一区切りのエンディングを迎えた場合に表示します。
・ある一定以上の好感度があると、主人公不在のシーンでも、そのキャラの視点のストーリーを覗けます。
 逆に、ストーリーを進める際に、好感度が低いと不利になることがあります。

セーブとロード、その他進行
・NormalEnd(ワルプルギスの夜を仲間を全滅させずに越える)以上で指定箇所からロードが可能。
・Normalは良し悪しの幅が広いので、詰んだ展開に入った場合にはその前に物語中一回のみセーブできます。
 ある一区切りがついたときに入るオートセーブはその回数には含みません。
・続きが用意されているのはGoodEndのみ。
・NormalでもGoodに非常に近い場合(ワルプル戦のみでEnd分岐した場合。NearGood)は
 GoodEndを見ることが出来(選択肢・こんな結末認めない)、GoodEndを経験した扱いになり、そこから再開可能。
・おなじくイベント条件などを見ることが出来るのもNearGood以上か、もしくはセーブなしでバッド行きなどもう続きを見ない場合のみ。

ワルプルギスの夜
・ワルプルを目標としたキャラで戦前の時系列を選択orカオスでもそれっぽい安価によりフラグ。
・一回沈め、その後耐え切ることにより乗り越えられます。ただしまどか抜きでの撃破は相当な鬼畜難易度。
・戦えない主人公の場合、一定好感度以上の魔法少女がいれば一時的に主人公と同様にそのキャラを動かすことが可能。
・撃破成功は最後に実績として載るだけで特にエンディングは変わらない。ただ、何かおまけとしていいことはあるかも。

 ※とか書いてますがギャグだとほぼ無視なんで、まあシリアスに進めるときのみ参考に
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/11(火) 19:49:38.69 ID:mh5/npoZ0
上条と話しながら上条の様子、雰囲気を伺う
話してる時や話し終わった後に上条から自分の身を蔑ろにするような言動や雰囲気があったら警戒する


……上条くん、どうしてさやかにそんな事を言うのですか?
さやかは根拠があろうとなかろうと、心から上条くんの怪我が治ってくれるように願っているんですよ?

一昨日話しましたよね?なぎさはお母さんを助けることが出来ませんでした
契約した時、お母さんを病気を治すという願いじゃなかったためにお母さんを死なせてしまったのです
それでもなぎさはお母さんの病気が治るように頑張りました。出来る限り病院に来て、少しでも元気になるようなぎさの魔法で作ったお菓子を食べてもらいました

……結局お母さんは死んでしまって契約した時の願いを後悔しましたけど、お母さんはなぎさが話せば笑ってくれましたし、お菓子も美味しそうに食べてくれました
なぎさは自分がやってきたこと全部が、意味はないものだったとは思いません。だってお母さんはその時だけでも、笑ってくれてたんです。なぎさに笑顔を向けてくれてたんです!
もう確認することが出来ませんけど、例えお母さんの笑顔がその時のだけのものだったとしても、本当の笑顔をなぎさに向けてくれていたんだと思ってます

上条くんは今、どうしようもない不安と悔しさとやるせない気持ちで心がぐしゃぐしゃになっているんだと思います
でも人の心を救うのは人であって、魔法だって所詮は手段の一つに過ぎないんですよ?
だからさやかを、上条くんを心から心配して支えようとしている人にそんな悲しいことを言わないでください
4 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/11(火) 20:19:07.37 ID:cxtlan2r0

なぎさ「……上条さん、どうしてさやかにそんな事を言うのですか?」

なぎさ「さやかは根拠があろうとなかろうと、
    心から上条くんの怪我が治ってくれるように願っているんですよ?」

恭介「……」

なぎさ「一昨日話しましたよね?」

恭介「!」

なぎさ「なぎさはお母さんを助けることが出来ませんでした」

恭介「なぎさちゃん…… 一昨日って、もしかしてあの『夢』のことを言っているのか?」

なぎさ「はい。……あれは夢じゃないのですよ」

さやか「!? ……それって………」
5 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/11(火) 20:34:16.44 ID:cxtlan2r0

さやか「恭介が言ってたことが夢じゃないってことは!」

さやか「魔法でも腕を治せないってことは本当だったの……?」

なぎさ「………ごめんなさい」

さやか「じゃあ、騙してたの? 治せないなら治せないで、そう言ってくれればよかったのに……」

マミ「あなたを騙すつもりはなかった……とはいえない」

マミ「最初は本当に私達も治せると信じていた。
   けれど、魔法では治せないと知ったとき、あなたに伝えられなかったから…… 騙していたのと同じよね」

マミ「本当に…… ごめんなさい」

マミ「期待させてしまった分、本当のことを知れば傷つくと思った。
   そして、契約してしまうんじゃないかと思ったの。 ……そうしたら、言えなかった」

さやか「………」

さやか「ごめん恭介…… そんなこと知らなくて」

さやか「魔法の力で治してもらえると思ってたの。だから、根拠のないこと言って傷つけちゃった」

さやか「……でも、なぎさちゃんやマミさんのこと責められるわけないよ。自分の力でもないのに」
6 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/11(火) 20:41:52.12 ID:cxtlan2r0

なぎさ「……なぎさは、契約した時、お母さんを病気を治すという願いじゃなかったためにお母さんを死なせてしまったのです」

なぎさ「それでもなぎさはお母さんの病気が治るように頑張りました。
    出来る限り病院に来て、少しでも元気になるようなぎさの魔法で作ったお菓子を食べてもらいました」

なぎさ「……結局お母さんは死んでしまって契約した時の願いを後悔しましたけど、
    お母さんはなぎさが話せば笑ってくれましたし、お菓子も美味しそうに食べてくれました」

なぎさ「なぎさは自分がやってきたこと全部が、意味はないものだったとは思いません。
    だってお母さんはその時だけでも、笑ってくれてたんです。なぎさに笑顔を向けてくれてたんです!」

なぎさ「もう確認することが出来ませんけど、
    例えお母さんの笑顔がその時のだけのものだったとしても、本当の笑顔をなぎさに向けてくれていたんだと思ってます」
7 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/11(火) 20:53:13.22 ID:cxtlan2r0

なぎさ「上条くんは今、どうしようもない不安と悔しさとやるせない気持ちで心がぐしゃぐしゃになっているんだと思います」

なぎさ「でも人の心を救うのは人であって、魔法だって所詮は手段の一つに過ぎないんですよ?」

なぎさ「だからさやかを、上条くんを心から心配して支えようとしている人にそんな悲しいことを言わないでください」

さやか「……いいよ、なぎさちゃん」

さやか「あたしの言葉は恭介を傷つけちゃった。心配してるんだからあたしの気持ちも理解して、なんて言えないよ。
    恭介が一番辛いのに、そんなの今の恭介には重すぎる」

さやか「結局、治らないんじゃ意味ないんだからさ」

なぎさ「意味がなくなんてありません! なぎさの話聞いてましたか!? 魔法の力による結果だけが全てじゃないんです!」

さやか「あたしなら治せるよ、恭介。……恭介は、その腕を治してほしいと思う?」

恭介「……うん」

恭介「治してほしい」


 そのとき、窓のふちに赤い目を光らせた小さな白い影が見えた。

QB「………」

なぎさ「……!」
8 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/11(火) 21:05:23.33 ID:cxtlan2r0

さやか「見てたんでしょ、キュゥべえ。いいよ、あたしも契約する。あたしの願いは恭介の腕を治すこと―――」

なぎさ「だめ……!」


ほむら「一体何に話しているの、美樹さやか」


さやか「……え?」

なぎさ「あれ?」

マミ「キュゥべえ…… 今そこに居たわよね?」

ほむら「目の錯覚じゃないの?」

なぎさ「………」


なぎさ『何かしましたか? ほむら……』

ほむら『……魔法で治せないと知ったのは今さっき。契約を防げるにしろ防げないにしろ、契約するには早すぎる』

ほむら『…あと。……私も、少しだけ信じてみようと思った…… それだけよ』
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/11(火) 21:15:55.43 ID:k3YB7NRoO
ほむらいたんだ
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/11(火) 21:21:38.73 ID:mh5/npoZ0
ほむらがいたことにビックリ
これまでセリフがなかったから、お見舞いに来てないと思ってた
それとも今来たのかな?
11 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/11(火) 21:26:41.51 ID:cxtlan2r0

ほむら「すぐここで決断することはないわ」

ほむら「特に美樹さやか、あなたは勢いだけで突っ走らないこと」

さやか「か、考えてるよ、色々! バカ扱いすんな!」

恭介「………僕はそりゃ、治せるなら治してほしいよ」

なぎさ「あのとき話した通り、契約したらさやかが無事じゃすまないかもしれません! ……それでも?」

恭介「……… 最低かもしれない。それでも…… 治してほしいって思ってしまっている」

なぎさ「……!」

恭介「見損なってくれていいよ、僕のことなんて」

さやか「ううん、当然だよ。むしろ、治してほしくないって言ったらそれはあたしのために我慢してくれてるだけでしょ?
    あたしも、恭介の腕が治ったら自分のことのように嬉しいし、恭介の演奏また聴きたいから」

ほむら「……お互い、考える時間があったほうが良いんじゃないの」

ほむら「どちらも、後悔することのないように」
12 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/11(火) 21:45:43.04 ID:cxtlan2r0
―休憩所


さやか「………」

ほむら「治せないと意味がないと言っていたけれど、
    あなたは上条恭介のために自分が犠牲になればそれでいいと思っているの?」

さやか「犠牲とか、そういうのじゃないから……」

さやか「恭介の腕が治らないって聞いて、あたしだってショックだったんだ。すごく……
    恭介はあたしにとって大切な人だから、奇跡に頼ってでもあたしが治してあげたいの」

さやか「さっきも言ったけど、恭介の演奏もまた聴きたいしね」

さやか「一生治らないなんて…… そんなの嫌だよ。
    ……うん、恭介を助けた恩人になりたいんじゃない。あたしが恭介の腕を治してあげたいんだ」

マミ「……本当に後悔しない? 自己犠牲じゃないと言ったって、本当は同じことなのよ。
   その願いをかなえるために自分が犠牲になる。それでもいいの?」

さやか「……はい。たしかにこれは自己犠牲なのかもしれません。
    でも、いつかはそうなるとしても、それまでに絶対後悔はしないから!」



・自由安価

 下2レス
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/11(火) 23:08:50.28 ID:mh5/npoZ0
……さやかがそこまで上条さんのことを想って契約を考えているのはよくわかったのです
厳しいことを言いますがだったら尚の事、契約をして欲しくはないというのがなぎさの考えなのです

一昨日なぎさが上条さんと話した時、上条さんは『僕に関係することで契約しようとしてるとなるとして欲しくはないよ、腕のことは僕の問題だから』と言ったのです
上条さんは今精神的に不安定ですし、冷静になった時さやかが既に契約していたら彼も後悔すると思うのです
そうなった場合契約をしていたら絶対に取り返しがつかないのです、だから今すぐに契約というのは絶対にしないでほしいのです
……昔さやかと同じように他人のために、家族の幸せのための願いで契約した娘がいましたが、彼女の願いはその家族に否定され悲劇的な結末を迎えたのです
さやかには彼女と同じような道を歩んで欲しくはないのです、だからこそ契約せずに上条さんを支えてあげて欲しいのです

さっきも言いましたが、なぎさは上条さんの精神状態が心配なのです
なぎさも手伝いますので、上条くんに否定されようとも罵声を浴びようとも強引にでも側にいてあげてほしいのですそしてそれはさやかにしか出来ないことだと思うのです
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/11(火) 23:11:31.59 ID:kjdTM9htO
そうですか
ならなぎさは否定しないのです
さやかの好きな様にやってください
15 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 00:17:57.56 ID:4ePMduYO0
★「下2レス」と書いた時にはその1時間以内に2レス目がこなければ「下1レス」に変更します
 安価を出してから次のレスまで1時間以上経っているため下1レスを採用します
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なぎさ「……さやかがそこまで上条さんのことを想って契約を考えているのはよくわかったのです」

なぎさ「厳しいことを言いますがだったら尚の事、契約をして欲しくはないというのがなぎさの考えなのです」

さやか「なっ、なんでよ?」

なぎさ「一昨日なぎさが上条さんと話した時、
    上条さんは『僕に関係することで契約しようとしてるとなるとして欲しくはないよ、腕のことは僕の問題だから』と言ったのです」

なぎさ「上条さんは今精神的に不安定ですし、冷静になった時さやかが既に契約していたら彼も後悔すると思うのです」

さやか「それは魔法以外でも絶対に治らないって知らなかったときでしょ?
    絶対に治らないって知ったら…… そりゃ、治してほしいと思うはずだよ」

さやか「あいつ、バイオリンが自分の一生だっていうくらいバイオリンに熱中してたんだよ?
    それに、天才で、将来はプロ目指せるって言われて……」

なぎさ「それでも…… さやかのことを大切に思ってるのだって本当なのですよ?
    もし何かあったら!心が痛まないはずがないじゃないですか!」
16 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 00:19:06.06 ID:4ePMduYO0

なぎさ「冷静になってから後悔しても、契約をしていたら絶対に取り返しがつかないのです、
    だから今すぐに契約というのは絶対にしないでほしいのです」

なぎさ「……昔さやかと同じように他人のために、家族の幸せのための願いで契約した娘がいましたが、
    彼女の願いはその家族に否定され悲劇的な結末を迎えたのです」

なぎさ「さやかには彼女と同じような道を歩んで欲しくはないのです、
    だからこそ契約せずに上条さんを支えてあげて欲しいのです」

さやか「大丈夫、恭介のためでもあるけど、これはあたしの願いでもあるから」

さやか「あたしがこうしたいの。だから、……大丈夫」

さやか「それに、魔法少女になったってみんなこうして普通に暮らしているんだから!
    いきなり悲惨な目にあうわけじゃないよ」

さやか「あたしの考えは変わらない。あたし、契約するよ」

さやか「……でも、ありがとう。みんなのおかげでちゃんと考えられた」
17 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 00:28:10.27 ID:4ePMduYO0

さやか「ほむらの言うとおり、あたしは最初、感情や状況に流されてた部分もあったのかもしれない。
    でも今は、勢いだけじゃなくて、みんなと話すうちに色んなこと受けいれられたから」

ほむら「そう、ちゃんと考えられたのね?」

ほむら「でも私は貴女と上条君どちらにも考える時間が必要だと言ったわ」

ほむら「明日の面会まで1晩待ちましょう。……そして、あちらにもしっかりと責任をわからせるの」

ほむら「本当に責任を取る気があるのなら、契約しても良い…… と」

さやか「えッ、なッ!?」
18 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 00:28:46.45 ID:4ePMduYO0

ほむら「貴女は上条恭介のために人生をかけて魔法少女になる。
    ちょっと割りに合わなすぎると思わないの?」

さやか「や…… それはでも」

ほむら「『お礼を求めてするわけじゃない』とか『あたしが勝手にやることだから』とでも言う気?」

さやか「そ、そうだよ!」

ほむら「これはそういう軽いことじゃないのよ。
    貴女もそれをわからない限り、本当に覚悟したとはいえないわね」

さやか「いやまあ、軽く考えてはないけどさ……」

ほむら「だから今度はあちらにも覚悟してもらうの。
    罪を背負えと言うわけじゃないけれど、ただ、けじめは必要でしょう?」

ほむら「この契約は…… 結婚なんかよりもずっと重いわよ」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/12(水) 00:32:20.54 ID:8gOLBv9kO
うーん、どうなるんだこれ?
20 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 00:37:48.70 ID:4ePMduYO0

さやか「け、結婚!?」

ほむら「例えよ」

ほむら「でも、もし上条君が別の女と結婚しても一番大切な人は貴女っていうくらいじゃないといけないわね」

さやか「!?」



なぎさ(……ほむほむって口下手なイメージがあったんだけど)

なぎさ(いや、たまーに鋭いところはあったけど……)

マミ「大丈夫…… なのかしら?」

なぎさ「まあ、さやかがあそこまで言うんです…… あとは」

なぎさ「上条さん次第でしょうか」

マミ「……そうね」





―31日終了―



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:4つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
 [魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [???]
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/12(水) 00:41:37.41 ID:jw8MUu0b0
さやかの契約待ったなし!と思ったがほむほむが上手くはぐらかしたか…
ほむほむの言葉に動揺する辺り本当の覚悟は出来ていなかったぽいね、さやか
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/12(水) 00:45:57.19 ID:VQVEvVj+o
さやかは勢いで突き進む所あるし、今出来てたとしても後から来るのが後悔ですし
なぎさちゃんと合わせてほむも結構なファインプレイかと
23 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 00:54:35.79 ID:4ePMduYO0
―1日
病室



さやか「恭介、来たよ。今日もみんなも一緒」

なぎさ「こんにちは、上条さん」

マミ「こんにちは」

ほむら「……こんにちは」

恭介「……それで、さやかはどう考えてるの」

恭介「治してくれるの? ……くれないの?」

さやか「……治してあげるよ」

なぎさ「上条さんのほうは変わってないのですか?」

恭介「ああ…… 変わらない」

ほむら「……わかったわ。貴方はどっちにしても少なからず後悔するかもしれないけれど、
    このままほっといて死なれたりしたらさやかにとっても気分が悪いでしょう。死んだ人は生き返らせられないのだからね」

ほむら「そう言うなら…… 貴方も覚悟をしなさい。さやかはもう昨日の時点でできているのだから」

恭介「……覚悟?」
24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/12(水) 00:55:18.65 ID:8gOLBv9kO
さやかはほむらの話をわりとしっかり聞いてるね
本編のように頭ごなしに反発してないから、ほむらに対してある程度は信頼感があるのかな?
25 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 01:10:32.92 ID:4ePMduYO0

なぎさ「あのとき話したとき、なんだか魔法少女のこと軽く考えているようでしたけど、
    ……さやかはあなたのために人生をかけようとしているんだということをわかってますか?」

恭介「……命がけで戦うことになるっていうのはわかってるけど」

なぎさ「それだけじゃないです。あなたのその腕一本のためにさやかは全てを犠牲にするんです」

なぎさ「あなたは魔法少女が好きといってましたけど、それでどこか夢を見ているんじゃないですか?」

なぎさ「魔法少女と名前はついていても、現実にはあんなフィクションのものとは違うんです。
    たくさんの少女が、いや、契約した少女がほぼ例外なく悲惨な運命を辿っているんです」

なぎさ「大人になったらやめられるとかそんな甘いものでもないんです。取り返しがつかないんです」

恭介「………そうか、さやかはそんなに」

恭介「そんなに僕のことを思ってたんだね」

恭介「それなのに僕はなんてことを…… さやかを利用しようとしかしてなかった!」
26 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 01:27:50.84 ID:4ePMduYO0

さやか「あたしは心から治してあげたいって思ってるよ。でも……」

さやか「……ッあたしのすべてを受けいれて責任を取んなさい!」

さやか「あたしがこれからどんな目にあっても、その責任はあんたにあるって覚悟して!」

さやか「これからも、ずっと!一生だよ? これは、結婚なんかよりずっと重い契約なんだから!」

さやか「そしたら、あたしはあんたのために全部捧げてやる……!」

恭介「………」

なぎさ「………」

ほむら「ここまで聞いて、もし少しでも迷ったらやめることね。貴方に責任はとれないわ」

恭介「…………うん。今度はちゃんと僕も覚悟する」

恭介「それから、心無いことばっか言ってしまってごめん」

恭介「今までの僕は結局ふて腐れて君に甘えていただけだったんだ」

恭介「でも、今は違う…… ちゃんと責任をとるよ。君の思いに応えるために。僕も、これから絶対に後悔はしない」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/12(水) 01:31:47.41 ID:8gOLBv9kO
え?
結局さやか契約しちゃうの?
28 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 01:34:49.18 ID:4ePMduYO0

QB「話はまとまったようだね。じゃあ、契約するけれど……」

さやか「キュゥべえ、あたしの願いを叶えて。恭介の腕を治してあげて……!」


 いつのまにか、また昨日のように窓の淵に居たキュゥべえ。
 でも、いつもと同じ無表情だけど、なんだか……


QB「――……君の祈りは間違いなく遂げられた」

QB「君は、どんな運命を辿ることになんだろうね」

QB「……まあ、今は覚悟できたつもりでも、いつ、どこで後悔するかはわからないよ」


 今回ばかりは、その言葉は負け台詞のようで…… 敗北したというようだった。
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/12(水) 01:42:39.52 ID:jw8MUu0b0
ここまで説得してもさやかは契約しちゃったか…
まぁ、この上条なら仁美とは結ばれないとは思うから、アニメ本編のようなさやかの魔女化はないとは思うけどどうなることか
さやかが契約したことでまどかの方に悪影響がなければいいんだけど
30 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 01:42:56.42 ID:4ePMduYO0


『……わたしは、奇跡を願うことを否定したくない。だから、魔法少女になったことを後悔させたりもしたくない』

『大丈夫 ……絶対に、わたしが、さやかちゃんを魔女になんかさせないよ』


 ソウルジェムの光が収まる間際、ふと声が聞こえた。


さやか「………!」

なぎさ「………!」

マミ「今の、もしかして……」

ほむら「……あなたは…」


 それに、上条さん以外のみんなが反応する。
 声…… というよりも、ソウルジェムに響くような、“言葉”そのものというのだろうか。声質がわかるものでもなかったけれど――。
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/12(水) 01:46:44.37 ID:VQVEvVj+o
能動的に干渉して濁りを減らせるってアルまど超絶パワーアップ?
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/12(水) 01:47:40.35 ID:jw8MUu0b0
『さやかちゃん』と言っちゃった時点で勘の良いさやかなら、今の声が誰なのか察してしまいそうだね
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/12(水) 01:51:03.93 ID:8gOLBv9kO
これは…何か記憶飛ばしてたほむらも気づいたっぽい?
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/12(水) 01:54:29.98 ID:jw8MUu0b0
ていうか、まど神様あっさり魔女化をバラしてますねw
ほむほむに知られまいと隠してたなぎさちゃんとマミのこれまでの(無駄な)努力がwww
35 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 01:56:49.37 ID:4ePMduYO0

ほむら「あなたが噂の……」

なぎさ「……あの時なぎさを助けてくれた人ですよね!? 姿を見せてください!直接お礼をしたいんです!」

マミ「そう、あなたが…… これまでずっと見ていたの? なら、どうして一緒に美樹さんたちを説得してくれたなかったの?」


『ごめんね。わたしにはもう“姿”がないんだ』

『あと、魔法少女以外には干渉できないの』


ほむら「………あなたは、人ではないの?」


『………』


ほむら「……魔法少女の神様… といったところかしら」


『神様…… なんて、大それたものじゃないよ』

『わたしは、ただの魔法少女で…… ただの魔法少女じゃないの』


ほむら「………」

なぎさ「……ただの魔法少女じゃなくても、ただの魔法少女でもいいです」

なぎさ「あの時は助けてくれて、ありがとうございました」
36 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 02:06:02.93 ID:4ePMduYO0

恭介「……みんなどこかに話してるけど、誰か居るの?」

なぎさ「ああ、そっか。上条さんには聞こえていないのですね……」

さやか「それより、恭介…… 腕の調子、どう?」

恭介「本当に動くし感覚もある…… さやか、ありがとう。…本当にありがとう!」

さやか「うん……! また今度、バイオリン聴かせてね!」

恭介「もちろんだよ!君のためならいくらでも弾いてあげる!」

さやか「やりすぎてまた壊すなよ? そしたら、あたしの魔法で治すけどね」



マミ「……私達邪魔?」

なぎさ「邪魔みたいですね」

ほむら「帰りましょう。……もう大丈夫でしょう」
37 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 02:14:27.68 ID:4ePMduYO0
―帰り道



ほむら「……驚いたわ。貴女達、もう知っていたの?」

なぎさ「何を?」

ほむら「知らないとしたら反応するはずの言葉を…… さっきの神様もどきが話していたけれど」

なぎさ「! ……もしかして、魔女になるってこと?」

ほむら「まさかあの場に居た全員が知っていたとはね…… それもあの神様は知っていたということかしら」

なぎさ「……はい、マミには契約したばかりの時に話しました。
    それから、さやかにも話したんです」

ほむら「もしかして、佐倉杏子にも…… ということはあるのかしら」

なぎさ「! よくその名をご存知でしたね」

ほむら「隣町くらいは調査しているわ。もし攻め入られても良いようにね」

マミ「用心深いのね。……ええ、佐倉さんにも話したわ」

なぎさ「それよりほむほむが知ってたなんて。いつ話そうか悩んだり、ずっと隠してた苦労を返してくださいですよー」

ほむら「……こちらも同じよ」
38 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 02:17:07.65 ID:4ePMduYO0

なぎさ「あと、昨日さやかが契約しようとしたとき…… あのときほむほむは何をやったんです?」

ほむら「……今度実戦で見せてあげる」

ほむら「わたしの魔法について、言ってなかったことがあるの」



1自由安価
2さようなら

 下2レス
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/12(水) 02:18:07.89 ID:MvY8m17aO
2
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/12(水) 02:18:13.31 ID:3HI+ukhwO
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/12(水) 02:19:14.52 ID:jw8MUu0b0
はぁ、何か安心したらお腹が空いたのです
今日はお父さんは帰りが遅いみたいなので、どこかで晩御飯を食べませんか?
ほむほむとも話したいことがあるので
42 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 02:21:03.71 ID:4ePMduYO0

―1日終了―



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:4つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
 [魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [???]
43 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 02:33:06.90 ID:4ePMduYO0
―2日
見滝原大橋の下



なぎさ「みんな揃いましたね。 マミ、ほむら、さやか」

ほむら「この街の魔法少女ももう4人…… 普通に考えたらグリーフシードが厳しいところだけれど…」

なぎさ「あの神様が居る限り、大丈夫だと思います」

なぎさ「あの人は…… 本当にわたしたち魔法少女の運命に抗おうとしているのだと思いますから」

さやか「しばらくは足引っ張ると思うけど、ついてけるように頑張るよ」

マミ「まあ、あんまり気張らずに頑張ってね。長いことやってると、自然と強くなれるから」

なぎさ「新人だと思ってたマミも今やもうベテランですからねー。さやかもきっとすぐですね」

さやか「あはは、そうかな。それで、今日は魔女を倒しに行くの? それとも訓練でもするの?」



1魔女狩りに
2訓練しよう(魔力コントロール・格闘・射撃)
3自由安価

 下2レス
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/12(水) 02:34:29.96 ID:jw8MUu0b0
2
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/12(水) 02:34:43.56 ID:8gOLBv9kO
2
46 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 02:38:02.22 ID:4ePMduYO0

・何の訓練をしよう?
1魔力コントロール
2格闘
3射撃

 下1レス
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/12(水) 02:39:05.84 ID:jw8MUu0b0
2
さやかに武器を出してもらってさやかの戦闘スタイルに合わせて訓練をする
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/12(水) 02:39:29.94 ID:hGlc9HRio
49 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 02:54:23.15 ID:4ePMduYO0

なぎさ「じゃ、まずは変身して武器をだしてもらいましょうか」

さやか「オッケー! ソウルジェムを翳してー… っと」キュピィン

さやか「ほう…… これが魔法少女さやかちゃんか!」

マミ「サーベルね。近接で戦うタイプみたいね」

なぎさ「おお、今まで遠距離系しか居なかったから丁度いいですね」

マミ「一人で前に出て戦うのは怖いかもしれないけど、私達はちゃんと付いてるから安心してね」

さやか「わかってます、みんなベテランなら安心して戦えますしね」

なぎさ「それでは、格闘や剣術を訓練しましょう!」

マミ「久しぶりにノートが活躍しそうね」

さやか「?」

50 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 03:06:06.67 ID:4ePMduYO0

―――――

なぎさ「よしよし、なかなか筋が良いのですよ!
    さやかは動きが素早いところが良いですね、でも適当に全力で斬りつけるだけじゃ剣術とは呼べませんよ〜?」

さやか「はい!」

マミ「相手の動きも考えて動けるようになると良いわよ。これは実戦じゃないと難しいかもしれないけれどね。
   どこで攻めるか…… どこで守るかを見極めるの」

さやか「はい!」

ほむら「私は……剣術については得意でもないし詳しくもないけれど、見ていて思うところがあるから言わせてもらうわ。
    動きに粗が目立つ。大きい動作は隙が生まれやすい。気をつけて」

さやか「はい!」



 まずは動かない的相手に。
 そして、順番で模擬格闘の相手をして訓練をした。

51 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 03:13:38.68 ID:4ePMduYO0

――――
―――


なぎさ「お疲れ様なのです!」

さやか「うん、みんなも教えてくれてありがと」

さやか「しかし、ノートまでとってたなんて…… 真面目なんですね、マミさん」

なぎさ「はい、マミの学習意欲はすごいのです。自分と関係ない近接武器格闘までノートにとってあるなんて」

マミ「いつかは必要になるかもしれないし、一応ね。本当は銃以外にも近接武器だって作れるし」

さやか「『ロッソファンタズマ』っていうのはちょっと…… どうかと思いましたけどね〜」

なぎさ「ああ、見てしまいましたか。……懐かしいなぁ」

なぎさ「初めて出来た後輩に、マミが先輩風を吹かそうとして考案した技のことですね…… でも」

マミ「そ、そうよ。却下されたのよ! ああもう笑いたければ笑うといいわ!」

マミ「………そんなに変な名前かなぁ」ボソ

さやか「……え、ここに居る人意外にも仲間居たんですか?」

さやか「もしかしてその人って…… もう」

マミ「……」
52 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 03:28:11.54 ID:4ePMduYO0
>>51 【訂正】意外にも→以外にも
----------

なぎさ「まだ生きていますよ?」

さやか「あれ? なんだ」

なぎさ「……でも、なぎさたちからは離れていきました。
    不幸なことがあって、契約したことを後悔してしまったのです」

なぎさ「だから、さやかにはああなってほしくはないと思って、契約する前あれだけ厳しく言っていたのですよ」

さやか「そっか…… 他人事じゃないね。あたしも多分、ハンパな気持ちで契約してたら後で後悔してたからさ」

なぎさ「はい……」

さやか「あ、それじゃ、あたしこれから恭介のお見舞い行ってくるから」

さやか「腕がよくなっても、まだ足のリハビリが残ってるんだって。
    自力で治せるところは自力で治すって言ってたから…… そこは支えてあげなきゃね」

なぎさ「そうですね、何でも魔法の力に頼るのは良くないです」

マミ「じゃあ、またね。美樹さん」
53 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/12(水) 03:28:52.45 ID:4ePMduYO0
----------------------------------
ここまで
次回は13日(木)17時くらいからの予定です
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/12(水) 04:26:38.81 ID:hGlc9HRio
乙でしたー
55 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 18:04:28.51 ID:TakOVTtD0

マミ「……佐倉さん、今どうしているかしらね」

なぎさ「良い噂は聞かないのです。やっぱり、あの頃とは変わってしまったのでしょうか」

ほむら「………」

なぎさ「そろそろ、わたしたちも帰りましょうか」

マミ「そうね、また明日」
56 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 18:15:59.17 ID:TakOVTtD0
―帰り道


ほむら「佐倉杏子のこと、何があったのかは詳しく聞かないけれど
    そのときはあの神様はなにもしてくれなかったの?」

なぎさ「一応、現れたみたいですよ」

なぎさ「……『神様でもなんでもない。ただの人と同じだ』 って、言ってました」

なぎさ「やっぱり、万能なんてことはないんでしょうね」

ほむら「『ただの魔法少女じゃなくて、ただの魔法少女じゃない』 ね……」



1自由安価
2さようなら

 下2レス
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/13(木) 18:18:42.27 ID:zlJsk8Cy0
今日はお父さんの帰りが遅いみたいなので外で晩御飯を食べるか何か買って帰ろうと思っているのです
外で食事するなら2人共付き合ってくれませんか?
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/13(木) 18:19:22.10 ID:rVdXI6vco
59 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 18:45:19.69 ID:TakOVTtD0

なぎさ「今日はお父さんの帰りが遅いみたいなので
    外で晩御飯を食べるか何か買って帰ろうと思っているのです」

なぎさ「外で食事するなら2人共付き合ってくれませんか?」

マミ「あら、じゃあこの近くで食べましょうか。暁美さんは?大丈夫?」

ほむら「構わないわ」

マミ「じゃあ、何食べる? 私イタリアンがいいなぁ」

ほむら「私とマミはともかく、なぎさはそんなにお金を持っているの?」

マミ「大丈夫、そんなにかからないわよ」

マミ「だって、イタリアンといってもそこのファミレスだもの」

ほむら「…ああ、そう……」

なぎさ「そこなら財布にも優しいですしね。なぎさのお小遣いでも安心です」

マミ「いや、普段はもっと良いとこで食べることもあるから! ちょっとがっかりしたような目で見ないで!」
60 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 19:02:23.56 ID:TakOVTtD0
―ファミレス


なぎさ「ここも庶民の味方で良いと思いますよ!」

マミ「庶民の味方……」

ほむら「その中で一番高いメニューを選んでいるのが何か意地を感じるわね」

なぎさ「ほむらはカルボナーラですか」

なぎさ「パスタって食べにくくてズーッってやっちゃうんですよね」

マミ「麺をあまり多く掬わずにフォークに巻きつけるのよ。食べにくければスプーンも使ってもいいかもしれないけど……」

なぎさ「それは赤ちゃんの食べ方って聞きましたよー」

マミ「……暁美さんは食べ方上手ね」

ほむら「練習したの」
61 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 19:11:06.80 ID:TakOVTtD0

ほむら「……ところで、今朝もソウルジェムが浄化されていたのよ」

なぎさ「また来てくれたのですか?」

ほむら「みたいね。呼んでも反応はなかったけれど……」

ほむら「……でも、何か夢を見ていたかしらね」

なぎさ「夢? どんなです?」

ほむら「それは覚えてないわ」

ほむら「でも」

ほむら「何か嫌な夢だった」



1自由安価
2さようなら

 下2レス
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/13(木) 19:14:19.67 ID:zlJsk8Cy0
なぎさももう一度話してみたいので、しばらく浄化しないでいようと思います
そうしたら来てくれるかもしれませんのです

最後に帰りにお父さんの夜食をコンビニで買って帰る
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/13(木) 19:15:10.06 ID:3jNvGguzO


GSもあまり溜め込んでないしね
64 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 19:29:19.99 ID:TakOVTtD0

なぎさ「なぎさももう一度話してみたいので、しばらく浄化しないでいようと思います」

なぎさ「そうしたら来てくれるかもしれませんのです」

ほむら「来てくれても、話してくれるかはわからないわよ」

なぎさ「それもそうですけどね……」

ほむら「マミは浄化してもらったことはないの?」

マミ「私も無いわね。こまめに浄化しているからかしら」

ほむら「……私も別に、そこまで濁ったまま放置していたわけでもなかったのだけどね」



――――――
65 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 19:37:20.10 ID:TakOVTtD0
―自宅



なぎさ「お父さーん、おかえりなのです!」

「ただいま。夕食はちゃんと食べたかい?」

なぎさ「うん、お友達と一緒に食べてきましたよ!」

なぎさ「帰りにお父さんの夜食も買ってきたのです」

「ありがとう、なぎさは気が効くね」

なぎさ「うん! …それじゃ、おやすみなさいなのです」




―2日終了―



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:4つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
 [魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[格闘Lv1]
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/13(木) 19:38:59.45 ID:zlJsk8Cy0
精神系状態異常無効…?
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/13(木) 19:54:12.53 ID:3jNvGguzO
ほむらに何か不穏なステータスが付いてるね
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/13(木) 19:56:03.06 ID:ia585fsxo
異常耐性だからいいのではないか?
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/08/13(木) 19:59:54.60 ID:k6/anhg80
もう何があってもくじけない
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/13(木) 20:02:33.24 ID:zlJsk8Cy0
いや、ほむらが夢の内容とか覚えてないとか、本人の自覚ないのがマズい気がするね
確かに不穏かも
71 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 20:08:31.77 ID:TakOVTtD0
[精神系状態異常無効]
洗脳系の魔法の効きが悪く、かからないか効果が弱い
精神汚染・行動操作・憑依などの状態にならない

-----------------

―3日
病院 屋上


 朝起きると、さやかからメールが来ていた。
 一度屋上を借りて小さな演奏会をしようと昨日上条さんと相談していたそうだ。



恭介「みんな、来てくれてありがとう!」

なぎさ「いえいえ、こちらこそ呼んでくれてありがとうですよー」

マミ「楽しみね。美樹さんが好きなあなたの演奏、私も聴いてみたいと思っていたわ」


 病院の屋上には、上条さんの家族と知り合いが揃っていた。
 当然、あのときお見舞いに行ったメンバーも全員揃っている。
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/13(木) 20:11:09.00 ID:zlJsk8Cy0
本編だと杏子が展望台から望遠鏡を強化して覗いているイベントか
この話ではどうかな?
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/13(木) 20:18:02.43 ID:FsKR3fAbO
マミが死んだ訳でもないし、なぎさもいるから縄張り狙いで来る可能性は低そう
キュウベェが何か策を考えて呼び寄せる可能性の方が高そう
74 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 20:20:51.57 ID:TakOVTtD0

さやか「あたしも久しぶりでわくわくだよー」

ほむら「ええ…… せっかく治ったのだものね。奇跡の成果を見せてみて」

恭介「まだ入院してから弾くのは今日が初めてなんだけどね……」

上条父「恭介なら大丈夫だ。これからブランクの分も取り戻して、それ以上になれる」

上条母「私も楽しみにしているわ」


恭介「聴いてください。 1曲目は……『亜麻色の髪の乙女』」


なぎさ(……!)

 バイオリンの、美しいなめらかな音が響く。
 バイオリンやクラシックをよく知らないなぎさでも、美しいと思える―――

 横を見てみると、さやかは目を潤ませて感動していた。


なぎさ(これがさやかの願い………)
75 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 20:35:33.18 ID:TakOVTtD0


―――演奏が終わると、どっと歓声が沸き起こった。


さやか「すごいよ! あたし、本当にね…… 本当にこれが聴けてよかった!」

なぎさ「すばらしい演奏でしたよ! これが間近で聴けるなんて嬉しいです」

上条母「恭介、本当に良かった…!」

上条父「ああ、また聴く事が出来て本当に良かった。神に感謝しなきゃな」

さやか「……」

恭介「女神なら居るよ。すぐそこに」

恭介「ずっとお見舞いに来て、誰よりも僕の腕が治るように祈っていてくれたんだから」

さやか「ちょっ、恭介〜… 」

上条父「はは、そうだな」



マミ『良かったわね…… 思いが通じ合っているみたいね』

マミ『美樹さんのこと最初は“利用しようとしてただけだった”って言っていたけど、
   ちゃんと心が通じ合わないまま人のために契約したら、絶対にいつか不幸になるもの』

なぎさ『そうですね…… 幸せそうでなによりです』


 なぎさは、もしお母さんに相談していたらなんて言われただろう。
 ……やっぱり、危険な戦いなんかやってほしくないって言うに決まっていただろうな。


なぎさ(それに、杏子も…… お父さんと最初から話し合えていればああはならなかったのかな)
76 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 21:00:29.01 ID:TakOVTtD0
―――――
―病院周辺


 演奏会が終わり、上条君に挨拶してから病院を出た。
 まださやかはグリーフシードを持っていないので、日が暮れるまで魔女退治をしようということになった。


なぎさ「足のほうも順調みたいですね」

さやか「うん、退院まであと1週間だし、すぐに学校にも来られるみたいだよ!」

マミ「上条君が学校に来たら、そっちのクラスに挨拶に行きましょうか」

ほむら「……それで、今日はどこからまわる?」

なぎさ「んーと…そうですねえ…… あ」

さやか「ん?」

ほむら「………」
77 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 21:15:55.28 ID:TakOVTtD0

マミ「……一久しぶりね」

マミ「一体、今更何の用なの? 佐倉さん?」

杏子「何の用もあるか! どうして魔法少女が増えてるんだよ!」

杏子「いや、別にお前のほうはどうでもいい。けどそっちの新人、人のために契約したんだろ?」

杏子「へらへらしちゃって、あたしがどうなったか知っておきながらそんな願いで契約させたことが許せない……!」

マミ「……それを言いにきたのね。キュゥべえから聞いたのかしら」

ほむら「……用件は、それだけ? 私達これから魔女を狩りにいくの」

ほむら「いくら貴女が私達のことを気に入らなくても、この人数と争いたくはないでしょう」

マミ「それとも、もし私達のところに戻る気があるなら…… 私達は拒んだりしないわよ」

杏子「………ッ」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/13(木) 21:23:49.16 ID:FsKR3fAbO
キュウベェ…
真実を知る魔法少女達を対立させて潰しあいをさせる気か?
79 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 21:41:11.77 ID:TakOVTtD0

さやか「……説得はされたよ、たっぷりと」

さやか「自分達の辛い経験や失敗を活かして、ちゃんとあたしのことを思って忠告やアドバイスしてくれた」

さやか「あんたはさ、相手の考えを無視して勝手に契約しちゃったから不幸になって後悔したんじゃないの?」

杏子「……」

さやか「自分が勝手にやることだから、後で自分が死んだり不幸になっても後悔しないくらいに思わなきゃいけないんだと思う」

さやか「でも、やっぱそんなのは辛いからさ」

さやか「これは教えてもらってわかったけど、
    人の為に契約するには、自分だけじゃなくて、相手にも受けいれる覚悟がないと幸せにはなれないんだよ」

杏子「……ああその通りだよ、悪かったな!あたしはバカだから何にも考えずいいように騙されたんだよ!」

杏子「けど今更お前らのとこに戻る気もねー、そもそもそっちの縄張りはいっぱいで旨みがなさそうだしな」

杏子「なんだよ、文句言いに来たのにバカはあたしだけか……」

なぎさ「待ってください、なぎさはそれでもあなたを不幸なままにしておきたくありません!」

杏子「もうほっとけ!」




1自由安価
2なにもしない

 下2レス
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/13(木) 22:00:00.54 ID:zlJsk8Cy0
杏子が立ち去ろうとしたら腕を掴んで引き止める

なぎさは前のように杏子と一緒に笑っていたいのです!
だから、もうほっておくわけにはいかないのです!

81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/13(木) 22:01:24.33 ID:6bUv6hvsO
82 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 22:29:02.82 ID:TakOVTtD0

 杏子は、いきなり来ていきなり去っていった。
 多分、本当に明確な用件はなかったんだろう。


さやか「どうすんのあれ…… めっちゃふて腐れてるよ」

なぎさ「……杏子はあれでも悪い子じゃないのですよ。
    だから、自分で自分を許せないところがあるんだと思うのです」

マミ「私達も、このままにしておくのは辛いけどね……」

ほむら「でも、見滝原に新人が増えたのを知って怒りに来るくらいだから、
    あちらも未練はあるはずよ」

なぎさ「そうですね……」

ほむら「それで、魔女退治はどこからまわりましょうか?」



【17時】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
・病院[現在地]
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

 下1レス
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/13(木) 22:30:02.26 ID:zlJsk8Cy0
1
84 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 22:51:40.87 ID:TakOVTtD0
―公園


さやか「初めてだしまずはあんまり強いのじゃないといいなぁ…」

なぎさ「私達がサポートしてあげるので、大丈夫なのですよ!」



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/13(木) 22:54:18.42 ID:FsKR3fAbO
86 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 23:00:41.84 ID:TakOVTtD0

さやか「ソウルジェムに反応なし……」

なぎさ「ここにはなにもいないようです。次に行きましょう」



【18時】

 行く場所
・公園[現在地]
1通学路
2駅
3繁華街
4歩道橋
5土手
6鉄塔
7廃工場
8立体駐車場

 下1レス
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/13(木) 23:02:59.55 ID:zlJsk8Cy0
7
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/13(木) 23:03:09.98 ID:FsKR3fAbO
89 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 23:19:43.09 ID:TakOVTtD0
―廃工場


さやか「ここはどうだ!」


 下1レスコンマ判定
0~20魔女
21~40使い魔
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/13(木) 23:20:27.09 ID:zlJsk8Cy0
魔女来い!
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/13(木) 23:21:31.11 ID:FsKR3fAbO
やっと来たか
92 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/13(木) 23:59:34.61 ID:TakOVTtD0

さやか「見て見て、ソウルジェム光ってる!これは魔女が居るってことだね?」

なぎさ「そうなのですよ! しかも魔女みたいです。当たりですね」



―落書きの魔女結界



なぎさ(ここはさやかの出番をとっておくためにも、私達はサポート程度にしておいたほうが良さそうですかね)

さやか「よし、やったる!」

マミ「使い魔が素早いわ、気をつけて!」

さやか「オッケー、でもスピードならあたしだって負けてないよ!」


 近くにいる使い魔はあと少しで片付きそう。


なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:4つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]



敵:Albertine
  Anja×4


1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
5シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。
6さやかに指示
7マミに指示
8ほむらに指示

 下1レス
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/14(金) 00:00:27.49 ID:4zD/CXfg0
8
ほむらにテレパシー
この間ほむほむが言ってたことはどうしますか?
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/14(金) 00:01:39.25 ID:4zD/CXfg0
上の安価は>>38のことです
言葉足らずですみません
95 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/14(金) 00:10:24.22 ID:xJ97hkxR0

なぎさ『この間ほむほむが言ってたことはどうしますか?』

ほむら『この間?』

なぎさ『何か実戦で見せてくれるって言ってましたけど……』

ほむら『ええ、見せてあげましょう。使い魔が片付いたら……』



さやか「直接攻撃してくるヤツじゃなくてよかったよ、いくら素早くっても弾に当たらなきゃどうってことないんだから!」

さやか「その間に斬らせてもらうッ!」

マミ「使い魔はこのまま任せておきましょうか。
   でも、仲間を呼ぼうとしてるのは私が倒しておきましょう」
96 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/14(金) 00:22:26.72 ID:xJ97hkxR0

魔女『きゃはきゃはっ♪』てててっ

なぎさ「あーっ、逃げようとしてますよあいつ!」

さやか「追っかけるよ!」

ほむら「待って」


 ほむほむがそう言うと、時計の針の音が聞こえた気がした。


さやか「あれ? 動きが遅くなった?」

ほむら「二人とも手を繋いで、マミはさやかとも手を繋いで」

なぎさ「? これでいいですか? 一体なにをするのです?」

なぎさ「って、あー! 遅いどころじゃないですよ! 完全に止まってるのですよ!」

マミ「動きを止める魔法?」

ほむら「時間を止める魔法……よ。遅くしたのも私の魔法」

マミ「時間を操る魔法ね……便利そうね」

ほむら「貴女達も私に触れている間は動ける。
    手を繋いだままじゃ動きにくいけれど、そこはこれからマミのリボンでも使って繋ぎなおしてくれればいいわ」
97 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/14(金) 00:33:56.61 ID:xJ97hkxR0


マミ「オッケー、足を結んでおいたからこれで手は使えるわ」

さやか「じゃ、このまま集中砲火でぶちのめしますか!」

なぎさ「オッケーなのですよ!」



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常 使用中魔法:【時間停止(使用者:ほむら)】
GS:4つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]



敵:Albertine


1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
5シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

 下1レス
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/14(金) 00:35:31.05 ID:4zD/CXfg0
1
99 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/14(金) 00:59:48.03 ID:xJ97hkxR0

 トランペットに息を吹き込み、シャボンの嵐を食らわせる。

 ほむらは小銃を取り出し撃ち込んだ。

 さやかは次々に剣を出して投げつけている。

マミ「ティロ・ドッピエッタ!」

 ……マミがなにをしたかは、この一言で十分だ。


ほむら「……解除」

Albertine「..ピギュッ!!」


 さっきまでかくれんぼにでも誘うように楽しげにしていたのに、
 魔女も何が起きたかわからないだろう。

 グリーフシードになって、消えた。
100 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/14(金) 01:12:32.20 ID:xJ97hkxR0

さやか「おおっ、ついに魔女を倒したぞー!」

さやか「まあ、サポートのおかげが大きいような気もするけど」

なぎさ「使い魔との戦い方は良かったと思いますよ。
    武器の性質上、素早い相手にはなぎさはちょっと不利なので……」

さやか「そうかなあ!そんなに褒めると調子のっちゃいますよー」

マミ「はい、これが戦利品。こうやって魔女を倒して手に入れていくのよ」

さやか「みんなは魔力減ってないんですか?」

マミ「私達は今までの予備があるから。それに、魔力の使い方に慣れてないあなたが一番魔力を消費しているもの」

なぎさ「予備が一個もないっていうのはちょっときついですよねー」

さやか「わかりました、じゃ、もらっておきますね」




なぎさ 魔力[95/100] 状態:正常
GS:4つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
101 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/14(金) 01:21:47.26 ID:xJ97hkxR0
―帰り道


 気がつくと、もう日が沈んでいた。
 寂れた工業地帯を抜けて、住宅街のほうへ歩いていく。


なぎさ「みんなおつかれさまなのです」

なぎさ「今日はほむほむの魔法についても知ることができましたね」

なぎさ「でも、なんで今まで教えてくれなかったんですか?」

ほむら「……インキュベーターに知られると対策を立てられる、というのもあるわね」

なぎさ「ああ、なるほど。奴らずるがしこいですからね」

ほむら「あとは、単に…… 不意打ちに向いているからというのもある」

マミ「……まあ、本当に信用してくれたようで嬉しいわ」



1自由安価
2さようなら

 下2レス
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/14(金) 01:26:55.95 ID:4zD/CXfg0
杏子についてさやかに注意を促した後、さやかが家につくまでみんなでこっそり尾行する

今日会った杏子についてですが、なんかさやかのところにまた顔を出すような気がするのです
杏子もさやかも他人のための願いで契約しましたから
もしさやかのところに来て、挑発してきても誘いに乗らずすぐになぎさ達に連絡をしほしいのです
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/14(金) 01:27:18.77 ID:ZvdZKOPPO
104 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/14(金) 01:41:08.43 ID:xJ97hkxR0

なぎさ「今日会った杏子についてですが、なんかさやかのところにまた顔を出すような気がするのです。
    杏子もさやかも他人のための願いで契約しましたから」

マミ「そうかしら……」

さやか「でもあいつ逃げ帰ったよ?」

なぎさ「まあ、念のためですよ。
    もしさやかのところに来て、挑発してきても誘いに乗らずすぐになぎさ達に連絡をしほしいのです」

さやか「まあ、また来たら連絡するよ」
105 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/14(金) 01:42:14.87 ID:xJ97hkxR0
―3日終了―



なぎさ 魔力[95/100] 状態:正常
GS:4つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
 [魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[格闘Lv1]
106 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/14(金) 01:47:06.61 ID:xJ97hkxR0
―風見野



ほむら「………」

杏子「お前あいつらの仲間の……」

ほむら「暁美ほむらよ」

杏子「なんだよ、なにしにきた?」

ほむら「頼みがあって来たの」

杏子「あいつらになんか頼まれたのか?」

ほむら「いいえ、私からの個人的な頼みよ。見滝原のみんなに関係なくもないけれど」

ほむら「これから二週間後、ワルプルギスの夜が来る」

杏子「……は? で、どうしろと?」

ほむら「貴女にも戦って欲しい」
107 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/14(金) 01:54:24.47 ID:xJ97hkxR0

杏子「却下だ却下!なんであたしがお前らに協力しなきゃいけないんだよ」

ほむら「ええ、確かに危険だものね」

ほむら「でも、いいの?」

ほむら「私達だけじゃ戦力が足りないかもしれないから貴女に頼んでいるの」

ほむら「ワルプルギスの夜と戦ったら、私達だって無事じゃすまないかもしれない」

杏子「…… 知るか、そんなもん」

杏子「大体、来るってわかってんならみんなでどっか逃げればいいだろ」

杏子「それなのに街を守る気でいるとか、お前らのそういう考えが本当にうざい……」
108 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/14(金) 02:11:51.12 ID:xJ97hkxR0

ほむら「……… わかったわ」

杏子「諦め早いんだな、助かるが」

ほむら「これ以上頼んでも無駄だもの」

杏子「そうか」

ほむら「でも、私達はただ自分の守りたいものを守っているだけ」

ほむら「貴女に本当に失って困るものがなければそれでも良いのだけど……」

杏子「……ねえよ別に」

ほむら「あと、今日みたいに美樹さやかにちょっかいかける気ならやめたほうがいいわよ。
   そんなことをしても何にもならない、無駄だから」

杏子「しねえよ、もうお前らなんかに関わるもんか。あたしは独りで生きていく」

杏子「そんなの余計にみじめになるだけだろ……」
109 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/14(金) 02:13:25.80 ID:xJ97hkxR0
--------------------
ここまで
次回は15日(土)17時くらいからの予定です
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/15(土) 11:47:24.03 ID:Vk5RCvSHO
キリカがいればメガほむ編の速度停止が使えるんだが、今回はクーほむだから織莉子共々消されちゃってる?
キリカだけでも探したいね
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/15(土) 12:28:56.03 ID:gwxcsYIl0
なぎさ編はメガほむ編より行動を決める安価が少ないし、今からキリカを探すのは無理じゃないかな?
安価が少ないのはなぎさちゃんが小◯生だからかな?
まぁ、学校が終わったらこれからどうする?という安価が殆ど無いので、メガほむ編に比べたら自由度が少ないけど
112 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 17:29:03.46 ID:LIwx5lb80
―4日
ほむらの家


ほむら「上がって」

なぎさ「ここがほむらの家ですかー」

マミ「いつもここで暮らしているの? 家っていうには、かなり生活感がないけど……」

ほむら「どうせ寝るだけの場所よ」

さやか「らしいっちゃらしいけどね……」


 今日はほむらからメールがあった。
 珍しいと思ってみてみると、『今日は学校が終わった後みんなでうちに来てほしい』とのことだった。

 ……更に珍しい。
 悪い話とかじゃないといいんだけど……。
113 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 17:42:42.02 ID:LIwx5lb80

なぎさ「珍しいです、ほむほむからおさそいなんて」

さやか「見てみて、すげーぞこの壁!どうなってんの? 全面スクリーン?」フヨフヨ

マミ「あら? よく見ると魔法少女に関係のありそうな資料……
   文字のほうはなんて書いてあるかわからないけど」

ほむら「……本題に入るわよ」

ほむら「今日来ていただいたのは、みんなに大事な話があったからなの」

なぎさ「大事な話……?」ゴク

ほむら「ええ。二週間後、見滝原にワルプルギスの夜が来る」ピッ

なぎさ「え!?」

マミ「え!?」

さやか「おっと? 資料が現れたよ! なになに?ワル… ワルプーギス?ナク…ナック……」

ほむら「ワルプルギスナハト。……貴女は知らなくても無理はないけど」
114 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 17:54:31.36 ID:LIwx5lb80

ほむら「超弩級の大型魔女。
    結界を持たず、人には見えないから大規模な自然災害と認識される」

ほむら「……放っておくと都市ごと滅びるわ」

さやか「やべーじゃん…… 二週間後?ちょっとしかないし……」

ほむら「ええ、正確には17日。その日にワルプルギスの夜が来る」

マミ「それは本当なの?」

ほむら「ええ、そのための資料も集めておいたわ」ピッ

さやか「すごいんだけど、読めないんだけど。日本語でオッケーだって」

ほむら「……まず、出現場所。この地図を見て」バサッ

ほむら「ワルプルギスの夜が現れるのはこの範囲」

なぎさ「……でも、どうしてそんなことまでわかってるんです?」

ほむら「…それは…… 今までの統計よ。私も、色々と調べているの。そこから推測して…… よ」

マミ「確かならいいんだけど… じゃあ詳しいことは予測に過ぎないってこと?」

なぎさ「でも、予測でも何も情報がないよりはずっとマシです」

ほむら「ええ、だから当日までにどうにか作戦を立てようと思った」
115 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 18:06:55.51 ID:LIwx5lb80

ほむら「昨日佐倉さんも誘ってみたけれど、断られたわ」

マミ「……佐倉さんは、もう見滝原の人じゃないものね」

マミ「しょうがないわ。私達のために協力なんてしてくれないわよね……」

なぎさ「そうですが…… ワルプルギスの夜がどのくらい強いかはわからないけど、人が居た方がいいのは確かなのです。
    でも、やっぱりもう無理なのでしょうか」

さやか「また頼んでみても断られるんじゃない? 一回言ってダメだったんだし」

さやか「ありゃ結構頑固そうだったよ?」

ほむら「佐倉杏子は貴女達に未練があるようだった。それに、根は悪い人じゃないことは貴女達が一番知っているはず」

ほむら「今はダメでも当日になったら来るかもしれない。 ……そこに賭けるしかないわね」

なぎさ「杏子のことずいぶん信頼しているのですね? 会ったこともないのに……」

ほむら「………」
116 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 18:31:50.09 ID:LIwx5lb80

ほむら「杏子が来るかは置いといて……まずは私たちだけで作戦を立てましょう」

ほむら「初撃は地上、時間停止中に正面からとにかく撃ち込む。さやかはその間にこのビルに移る。
    そうしたらマミはこっち、私となぎさはこっちのビルに移る」

なぎさ「ビルとビルの間を移動するのですね」

ほむら「ええ、ワルプルギスの夜は浮いている。特に格闘となると地上からの攻撃は無理。
    さやかを援護することも考えると、基本的には周りのビルを足場にする必要がある」

ほむら「次にこの位置からマミが撃ち込みながらこっちに移る」

ほむら「その間に私達は―――」


――――1時間後


ほむら「―――…以上、わかった?」

さやか「こ、細かい!そして長い!条件分岐みたいの多すぎてとてもじゃないけど覚え切れない、後で紙でプリーズ!」

なぎさ「あー、とりあえずなんとなくわかりましたよ」
117 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 18:33:37.00 ID:LIwx5lb80

なぎさ「最初に射撃組が撃ちまくって、次に総攻撃」

なぎさ「ビルが壊されたら一番近そうなビルに」

なぎさ「あと成り行き」

なぎさ「てことですね?」

ほむら「……… まあ。」

さやか「結局成り行きかよ」

ほむら「戦闘なんて何が起こるかかわらないのだから、しょうがないのよ」

なぎさ「あとなぎさから意見を言わせてもらうと、【下2レス】」


・意見

下2レス
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/15(土) 18:41:16.83 ID:gwxcsYIl0
ワルプルギスの夜、以前キュウベェが契約を煽るためにその名前を出したのです
実際にワルプルギスが来るとなれば、あのキュウベェがまどかと契約するためにこの機会を逃すはずがないのです
最近まどかはどうしてるのでしょうか?
まどかにも魔法少女の真実を全て話しておくべきではないでしょうか?
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/15(土) 18:42:18.69 ID:zEUaWSxfO
120 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 18:55:56.27 ID:LIwx5lb80

なぎさ「ワルプルギスの夜、以前キュゥべえが契約を煽るためにその名前を出したのです」

なぎさ「実際にワルプルギスが来るとなれば、あのキュゥべえがまどかと契約するためにこの機会を逃すはずがないのです」

ほむら「ええ……」

マミ「そういえば…… キュゥべえはすぐにワルプルギスの夜が来ることを知っていたのかしら」

なぎさ「最近まどかはどうしてるのでしょうか?」

さやか「最近まどかは地域のボランティア活動に参加しているよ。
    それで納得しているみたいで、魔法少女への興味はもうないみたいだった」

さやか「でも、ワルプルギスの夜が来るって知ったらどうだろうね……」
121 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 19:01:52.81 ID:LIwx5lb80

なぎさ「まどかにも魔法少女の真実を全て話しておくべきではないでしょうか?」

ほむら「……真実を知ったところで、それを受けいれてまで契約してしまったら意味がないわ」

ほむら「現にさやかだって……。それなら何も言わず、ギリギリまで知らせないほうがいいんじゃないかしら」

ほむら「私達がすぐに勝ってしまえばその問題はなくなる」

さやか「そうだけど、あたしは全てを知って色々話したりしたからいろいろ考えられたこともある」

さやか「契約するにしてもしないにしても、知ってもらうのは良いんじゃないの?あっちにも話をする場を持たせよう」

ほむら「逆効果よ。それで契約を考えたらどうするの? あの子は人のために役に立ちたいと言っていたわね。
    それが、人のために契約するのに自分が犠牲になることなんて顧みると思う?」

さやか「じゃあ、」

さやか「……じゃあ、本当にすぐに勝てるって確信はある?」
122 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 19:22:01.18 ID:LIwx5lb80

さやか「一度も勧誘する時間を与えずに倒せるの?本当に」

ほむら「……… わからない。でもそうしなければならない。この街のためにも」

さやか「何の話もしないまま勧誘されるってのは、リスクだと思うけどな」

ほむら「貴女はまだ、契約するならちゃんと考えた上ですればいいくらいに思っているのかもしれない」

ほむら「けれどそれじゃ駄目なの。彼女だけは契約させてはいけない」

さやか「……なんでよ。なんでまどかだけ?」

ほむら「彼女がとても高い素質を持っているからよ」

ほむら「あの素質が魔女になったら、ワルプルギスの夜よりも厄介なものが生まれるかもしれない」

さやか「……」

ほむら「貴女は、親友がそうなるのを見てもいいと思う?」

なぎさ「なるほど…… 確かにまどかの素質は高いですからね…」

マミ「でも、キュゥべえにとってはそれだけ契約を取りたい存在でしょう。そうそう諦めてはくれないわよ」
123 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 20:17:00.89 ID:LIwx5lb80

さやか「……だったら、それを知らせればいいんじゃん?
    契約したらワルプルギスより大変な魔女になるって話せば、さすがに契約しないっしょ」

ほむら「いや、魔女にならない手段を考えるでしょう。濁りきる前にはソウルジェムを壊すから、と言い張るかもしれない」

ほむら「自分に救える力があるなら、できる限り見殺しにはしたくないもの」

ほむら「……もし間に合わなければ終わり、間に合ってもわざわざ契約してそんな最期を迎えるのはあんまりだと思うけれどね」

なぎさ「……わかりました、まだ保留ということで良いですね?」

ほむら「いきなり契約はしないと思うけれど…… 今後、キュゥべえの動きには注意しましょう」


【17時半】

1自由安価
2解散

 下2レス
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/15(土) 20:20:48.80 ID:zEUaWSxfO
2
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/15(土) 20:20:59.16 ID:gwxcsYIl0
ところでさやかに聞きたいことがあるのです
まどかにはさやかにとっての上条さんみたいな将来を約束した仲の人というか、恋人はいるのですか?
まどかにとって身近にいる大切な人、と言えば誰になるのですか?
126 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 20:28:07.04 ID:LIwx5lb80

なぎさ「ところでさやかに聞きたいことがあるのです」

なぎさ「まどかにはさやかにとっての上条さんみたいな将来を約束した仲の人というか、恋人はいるのですか?」

さやか「いや、聞いたことないなぁ。居ないと思うけど」

なぎさ「じゃあ、まどかにとって身近にいる大切な人、と言えば誰になるのですか?」

さやか「うーん…… 好きな人とかもいるようなこと聞いたことないよ。
    強いて言えば大切な人は家族や友達って感じじゃないかな?」

なぎさ「そうですか…… なんだかまどからしいですね」



1自由安価
2解散

 下2レス
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/15(土) 20:32:58.59 ID:gwxcsYIl0
1
解散した後晩御飯の買い出し
近くのコンビニかスーパーに寄って帰宅
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/15(土) 20:35:02.32 ID:zEUaWSxfO
2
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/15(土) 20:35:29.15 ID:zEUaWSxfO
130 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 20:46:52.65 ID:LIwx5lb80

ほむら「じゃあ、会議も終わったことだしそろそろお開きにしましょうか」

さやか「せっかくこんなデカイスクリーンがあるんだしさ、今度みんなで映画かなんか見ようよ」

さやか「資料映し出すためにだけ使うのも勿体無いよねぇ」

なぎさ「そうですね、みんなでゲームでも良いのですよ!」

ほむら「話を聞いていたの? 今そんな暇ないでしょう」

さやか「じゃあワルプルギスの夜の後でもいいよ」

ほむら「………」

ほむら「……そういうことは、私以外で勝手にしてて頂戴」

さやか「えぇー? ほんと冷めてるよねアンタって」

なぎさ「…?」


マミ「じゃあ、またね暁美さん」

さやか「またねー」

ほむら「…ええ」
131 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 21:17:12.45 ID:LIwx5lb80

 ほむらの家を出て、3人で帰り道を歩く。


なぎさ「まさか本当にワルプルギスの夜が迫ってるなんて…… 驚きましたね」

さやか「うんうん、どのくらいの強さかわかんないけど、キュゥべえがああ言ってたくらいだから相当強いんだよね?」

マミ「私も噂にしか聞いたことはないけれど、これだけの人がいても厳しいのかしらね……?」

さやか「あとはまどかが契約しなければいいんだけどね」



『そっか、もうワルプルギスの夜の話までしたんだね』

『ここまでで失敗はない。かなりうまくいっていると思う』

『でもね、まどかはこのままだと契約するよ』
132 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 21:55:53.88 ID:LIwx5lb80

なぎさ「………神様ですか!?」

さやか「ええっ あんときの!?」

マミ「待って、それじゃあ…… 全て話したほうがいいの?」

『全てを話しても、まどかは自分が犠牲になることは厭わないと思う。
 魔法少女の真実を話すことに契約を止める効果はないよ』

『最悪、自分がそうなることを恐れるよりも
 みんながそんな運命を背負っていることを知ったら、なんとかしてあげたいと思うかもしれない』

マミ「そんな………」

『でも、このままなにも話さないと、ワルプルギスの夜の時みんなを救うために契約してしまう』

さやか「キュゥべえに契約を迫られる前に倒すことはできないの?」

『無理だと思うよ。やっぱり、せめてみんなが負けてしまうまでは契約しないってくらいに思わせないと』

『真実を知らせる、というわけじゃなくてもやっぱり説得はしないと』

『まどかは今本当に何も知らないから。ワルプルギスのことも魔法少女のことも』
133 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 22:03:07.49 ID:LIwx5lb80

『みんながどういうことをしてて、どういう思いかも…… ね』

マミ「……まるで、未来を知っているかのような口ぶりね」

『わたしは一応神様だからね』

『現在と過去と未来、全ての時間を渡ることができるの』

『あと、ソウルジェムの浄化と、魔法少女と話すことも』

『でも、残念だけどそれしかできない。
 できる限りあなたたちに協力してあげたいけど、戦いに協力してあげることもできないんだ』



1自由安価
2今のまどかの居場所は?

 下2レス
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/15(土) 22:16:51.38 ID:2XFAmsiXO
待ってください
何で私たち3人に今言った事を話したのですか?
どうしてほむらがいた時に話してくれなかったのですか?
何か理由があるのでしたら話してほしいのです!
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/15(土) 22:47:28.12 ID:gwxcsYIl0

追加で神様との会話が終わったらすぐにほむら宅へ戻り今聞いたことをほむらに話す
136 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 23:02:47.38 ID:LIwx5lb80

なぎさ「待ってください」

なぎさ「何で私たち3人に今言った事を話したのですか? どうしてほむらがいた時に話してくれなかったのですか?
    何か理由があるのでしたら話してほしいのです!」

マミ「暁美さんに言っちゃ駄目ってことはないわよね?
   そうじゃなかったら暁美さんに話したいと思うんだけど」

『あ、秘密にしたいってわけじゃないよ。言っていいんだけど……』

『わたしはあまり…… 直接話したくないんだ』

さやか「ええ? 神様ともあろう者が人間を好き嫌いですか??」

なぎさ「まーたしかにちょっと冷たいとこもあるかもしれないけど
    別に悪い子じゃないのですよ、ほむほむちゃんは」
137 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 23:43:40.17 ID:LIwx5lb80

『うん、わかってるよ。嫌いなわけじゃない』

『わたしもほむらちゃんに幸せになってほしいと思う……』

『……ごめんね、わたしからも頼むね。今言ったこと、ほむらちゃんに話してきて』

『あとまどかへの説得もお願いね』

さやか「…わかった。じゃ、戻るか」

マミ「明日あたり鹿目さんにも会いに行くわ。明日はどこにいるかはわかる?」

『ありがとう。まどかは最近土手のほうでゴミ拾いをしているみたいだよ』
138 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 23:46:05.77 ID:LIwx5lb80
―――
――――



――「――……黙って。貴女はもう私の救いたいまどかじゃない」

――「まどかの幸せがそんなのだとは認めない」





『……たとえほむらちゃんがわたしをわたしだと認めてくれなくても』

『わたしはほむらちゃんの幸せを願ってるから』
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/15(土) 23:52:05.39 ID:gwxcsYIl0
あー…やっぱり本編の結末を認めなかったほむらなのか
140 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/15(土) 23:57:01.91 ID:LIwx5lb80
―――
ほむらのアパート前


 ピンポーン……


ほむら『…はい? 忘れ物でもした?』

なぎさ「いえ、少し話したいことがあって」

マミ「さっき、神様からアドバイスをもらったの。それを話したくて」


ほむら「……入って」ガチャ

141 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/16(日) 00:13:53.45 ID:UD2NxYFM0

なぎさ「―――……ということです」


ほむら「なるほどね……。確かにその神様の言うとおりだわ」

ほむら「何より、神様…… というか、未来を知る者がそう言っているのだもの。従うしかない」

ほむら「問題は、どう話をするかね。ただ真実を伝えるだけじゃ逆効果になりかねないのでしょう?」

なぎさ「とにかく、契約しないでほしいという思いを伝えないことにはどうにもならないと思うのです」

マミ「当日を一人で放っておくのも危険よね……。
   上条君あたりにも当日鹿目さんを見張っておくように頼んでおいたほうがいいかしら」

さやか「あ、それならあたしが言っておきますよ」



1自由安価
2さようなら

 下2レス
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/16(日) 00:52:49.71 ID:Sfdmd/ih0
ほむらにテレパシーでまどかを説得する時にまどかの家族にも魔法少女の事を話すべきでしょうか?と相談

さっきさやかからまどかは友達だけでなくご家族も大切にしていると聞きました
でしたらまどかのご家族にも魔法少女の事を話して、魔法少女の契約をすることになればご家族を悲しませる事になる、と話すのです
当然ご家族は反対するでしょうし、まどかに友達も大切だが家族も泣かせるべきではないと説得するのです

なんだか卑怯ですけど私達がまどかに契約してほしくないと説得しても、まどかが私達の背負った運命をなんとかしたいと想ってしまうとしたら…
そのために家族を悲しませてしまうのは本末転倒だと、まどかに解ってもらいたいのです
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/16(日) 00:53:38.06 ID:qG/5WBvXO
144 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/16(日) 01:14:50.66 ID:UD2NxYFM0

なぎさ『まどかを説得する時にまどかの家族にも魔法少女の事を話すべきでしょうか?』

ほむら『家族に?』

なぎさ『はい、さっきさやかからまどかは友達だけでなくご家族も大切にしていると聞きました』

なぎさ『でしたらまどかのご家族にも魔法少女の事を話して、
    魔法少女の契約をすることになればご家族を悲しませる事になる、と話すのです』

なぎさ『当然ご家族は反対するでしょうし、まどかに友達も大切だが家族も泣かせるべきではないと説得するのです』

なぎさ『なんだか卑怯ですけど私達がまどかに契約してほしくないと説得しても、
    まどかが私達の背負った運命をなんとかしたいと想ってしまうとしたら……』

なぎさ『そのために家族を悲しませてしまうのは本末転倒だと、まどかに解ってもらいたいのです』
145 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/16(日) 01:44:54.86 ID:UD2NxYFM0

ほむら『それで私達だけのために願うことはなくせるかもしれないけど……』

ほむら『……それでなくても彼女の救いたいものは規模が大きすぎる』

ほむら『あれは…… きっとそういう狭い範囲の話じゃない。
    救いたいのは友達や私達、自分の大切な家族……それだけじゃなく、会った事もない人もすべてよ』

ほむら『ワルプルギスの夜のせいでその家族も滅んでしまうと思ったら、そのときは反対を押し切ってでも契約すると思うわよ』

なぎさ『なるほど、いざとなったらこれでも抑止力になりませんか……』

ほむら『というかそもそも、魔法少女の真実を話すかどうかよね』

ほむら『余計な心配をさせるくらいなら真実のことはまだ言わなくてもいい気がするわ』

なぎさ『それもそうですか……』


なぎさ(それにしても…… やっぱり一度契約を決めたら揺るぎそうもない、ということでしょうか?)

なぎさ(なら、契約を防ぐには最低でもわたしたちがワルプルギスの夜に勝つことは絶対に必要ってわけですね……)

なぎさ(それができなかったら、誰に反対されても契約してしまうでしょう。あの人が黙って見過ごせるわけなさそうですからね)
146 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/16(日) 01:55:02.28 ID:UD2NxYFM0

マミ「なになに、なに話してるの?」

なぎさ「わぁっ」

マミ「何か妙な沈黙と表情が続いていたから…… 何かテレパシーでも使ってるんじゃないかと思って」

さやか「そういえば今まで使ったことなかったなぁ、テレパシー」

なぎさ「ワルプルギスの夜と戦うときには役立つと思いますよ、かなり広範囲を駆け回ることになりそうですし」

なぎさ「さっきのはちょっとした相談と、あとは考え事です」

なぎさ「どうやったら防げるかと思って、少し思いついたことを相談してましたよ」

なぎさ「結論ですが、今のところ余計な心配をさせるくらいなら真実についてはまだ言わなくてもいいかも…… と」

マミ「でも、こんなことは考えたくないけれど、もし誰か魔女になったりしたらそのときは?
   キュゥべえはチャンスとばかりにそれを教えにいくんじゃないかしら?」

なぎさ「そのときはまた考えましょう。……いや、本当に考えたくない話なのですが」
147 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/16(日) 02:00:46.79 ID:UD2NxYFM0

ほむら「とにかく、明日…… ね」

ほむら「じゃあ、明日はその神様の言っていたとおり、土手に集合でいいわね?」

さやか「よし、あたしも話のついでにちょっと手伝ってやるか」

なぎさ「久しぶりにまどかの様子も見たいですしね。それでは、今度こそさようならなのです」

マミ「また明日ね」
148 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/16(日) 02:04:15.88 ID:UD2NxYFM0
―――


ほむら「………静かになったわね」

ほむら「こんなに大勢でいることがあたりまえにあったのなんて、いつぶりかしら」

ほむら「それにしても、あの神様…… 私より未来を、もしくは過去を知っているのでしょうね」

ほむら「私のことも全て知っているの?」

ほむら「……今回は、本当にイレギュラーの多い周回ね」
149 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/16(日) 02:04:51.09 ID:UD2NxYFM0

―4日終了―



なぎさ 魔力[95/100] 状態:正常
GS:4つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
 [魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[格闘Lv1]
150 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/16(日) 02:05:51.91 ID:UD2NxYFM0
------------------
ここまで
次回は20日(木)20時くらいからの予定です
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/16(日) 02:07:44.14 ID:jSXK7NNGo
>>139
そもそもまどかの願いが本編と違うんじゃないかな
本来の願いならまどかが干渉できるのは濁りきった魔法少女のソウルジェムを円環に導くという形で
浄化やテレパシーで下界に話しかけるなんて能力はないわけだし
152 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/20(木) 20:49:06.09 ID:JBusM2q00
―5日
土手


なぎさ「……そうですか、じゃあ今は幸せなんですね」

まどか「うん、こんなわたしでも誰かの役に立ててるんだなって、ちょっと自信がついたんだ」

まどか「これもなぎさちゃんたちのおかげだね!ありがとう!」


 ゴミを拾いながら話す。ポイ捨てする人が多いのだろうか、空き缶やら雑誌やらゴミがどっさり溜まっている。
 放課後、昨日約束したとおりまどかの居る土手に来て手伝いをしていた。


なぎさ(ワルプルギスの夜のこととかもこの後話さないと……)

なぎさ(まどかはいい人だ。こんなにも誰かのために尽くすことを自分の幸せと思える人なんて、なかなかいない)

なぎさ(だからこそ、まどかみたいな人がキュゥべえなんかのいいようにされるのは見過ごせません)
153 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/20(木) 21:29:08.61 ID:JBusM2q00

さやか「この自転車はどうするー? まったく、こんなの捨ててくなよー」

マミ「そっちの棚とかもだけど、こういう大きいものって回収してもらうにもお金がかかるものね……
   だからって勝手に置いていく人は迷惑だけど」

まどか「後で交番に持って行こうか」

まどか「それにしても、みんな来てくれてありがとうね。いっぱいいれば早く綺麗にできるしすごく助かるよ」

マミ「ええ…、鹿目さんがどうしてるか気になって」

さやか「最近放課後別々だったし、たまにはね」

まどか「じゃあ、わたしも今度さやかちゃんについていっていい?
    さやかちゃんが魔法少女になって、どんな風に戦ってるのか、ちょっと気になるんだ」

さやか「それは…… 」

マミ「こら、魔法少女は遊びじゃないのよ。危険だし、興味本位でついてくるものじゃないの」

マミ「ゴミ拾いと違って鹿目さんが居ても手伝えることじゃないし、そっちは私達に任せて。美樹さんのことも私達が守るから」

まどか「は、はい!すいません、でしゃばっちゃって……」

マミ「いいのよ、鹿目さんは鹿目さんのできることをやればいいの」

マミ「私達は忙しくてボランティアをやってる暇もあまりないからね」

ほむら「……」
154 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/20(木) 21:33:06.68 ID:JBusM2q00

ほむら「………これが終わったら」

ほむら「これが終わったら…… 話があるの」

まどか「……このメンバーってことは、魔法少女のことについて?」

ほむら「ええ……」



・作業中

1自由安価
2黙々と取り組む

 下2レス
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/20(木) 21:44:58.47 ID:Azlec+mS0
2
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/20(木) 21:48:29.35 ID:1AOjEAKNO
まどかのことだけでなく杏子のことも考える
まどかの説得が終わったら風見野に行ってみる
157 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/20(木) 22:38:56.33 ID:JBusM2q00

なぎさ(まどかのこともそうだけど、杏子をこのまま放っておくのも……)

なぎさ(あの時別れて以来会うのはこの間が初めてだったけど
    わざわざああして来てくれたということは、ほむほむの言うとおりこちらに少なからず未練があるという証なのでしょう)

なぎさ(もしも関係の修復ができるなら、そうしたいところですが……)

なぎさ(ほむらがワルプルギスの夜のことで誘ったときは断られてしまいましたが、
    一応私達も直接会いに行ってみるべきでしょうか?)

なぎさ(……とはいっても今日は手伝いが終わって話をしてからとなると時間が遅いです。
    明日行ってみましょう)
158 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/20(木) 22:53:02.78 ID:JBusM2q00

――――…
2時間後


さやか「土手もかなり綺麗になったんじゃない?」

まどか「うん、今日はみんなありがとう!」

マミ「たまにはこういうのもいいわね」


 ゴミを分別してきちんと片付け、粗大ゴミ類を近くの交番に届けに行って、今日の作業を終えた。
 綺麗になった土手で寝転ぶ。見回してもゴミがひとつも視界に入らないというのは思ったより気分が良い。


まどか「そうそう、ゴミ拾い以外にも応募してみてるんだけど、
    今度老人ホームで歌を歌うボランティアをするんだ」

まどか「わたし実は演歌が好きでね、昔の曲とかの結構知ってたりするんだ。だから丁度良いかなっておもって!」

まどか「そういうボランティアとかはみんなはどう? 再来週の17日、まだ応募期間はあるんだ」

なぎさ「……17日?」

まどか「うん、予定があったら別にいいんだけど……」

ほむら「……それは無理ね」

まどか「あ、うん…… それじゃ仕方ないね」

ほむら「…用事があるということじゃなくて、とにかく無理なのよ」

ほむら「その日はそんなことをしている場合じゃない。これから貴女にしようとしていた話に関係があるの」
159 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/20(木) 23:03:35.83 ID:JBusM2q00

まどか「え? それで、えっと…… 話って?」

ほむら「ワルプルギスの夜、という魔女のことよ」

まどか「ワルプルギスの夜?」

ほむら「ええ、とても強い魔女で…… 結界を持たず、直接街を攻撃し、そして、滅亡させるような力を持つ魔女よ」

まどか「ええっ? だ、大丈夫なの?」

ほむら「ワルプルギスの夜は一般人には目に見えない。
    大災害が起きたと思われてみんな避難することになるけれど、私達が戦って倒すから大丈夫」

ほむら「その間にキュゥべえが何か言ってくるかもしれないけれど、話には乗らずに私達の帰りを待っていて」

まどか「……倒せそうなんだよね?」

ほむら「勿論よ。勝ってみせるわ」

まどか「それならいいんだけど……」


なぎさ(ほむらは、“勝てればいい”と思っているようです。
    いや、“何が何でも勝たなくてはいけない”という感じでしょうか)

なぎさ(でも、いつもは冷静なはずのほむらにしては珍しく、このことに関してだけはどこか楽観的というか……
    負けたり、苦戦したりすることを考えていないかのようなのが気になります)

なぎさ(あまりネガティブなことを言って不安を煽らないほうが良い、という考えはわかりますが……)

なぎさ(今の言葉ではまどかはほむらの言葉を信じている。
    けれどもし予想外に苦戦したら…… そのときは)


・自由安価

 下2レス
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/20(木) 23:14:53.65 ID:Azlec+mS0
キュウベェは嘘は言いませんが不安を煽るようなことを色々とまどかに言うと思うのです
というか、契約を取るためなら嘘は言わなくても事実を巧妙に隠し契約に持って行こうとするのです
まどかはキュウベェの言葉より私達の言葉を信じてくれますか?
信じてくれるのでしたら私たち一人一人と指切りをして欲しいのです

まどかが指切りをしてくれたら、これでまどかとの約束という契約は成立なのです!
魔法少女にはならない契約ですが、これはまどかとなぎさ達との『信頼』という名の約束なのです
この約束をまどかが信じてくれる限り、なぎさ達も約束を守るのです
だから、絶対にキュウベェと契約をしては駄目ですよ?
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/20(木) 23:15:41.72 ID:0l/KszdzO
162 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/20(木) 23:32:46.76 ID:JBusM2q00

なぎさ「あと注意してほしいのが、キュゥべえは嘘は言いませんが不安を煽るようなことを色々とまどかに言うと思うのです」

なぎさ「というか、契約を取るためなら嘘は言わなくても事実を巧妙に隠し契約に持って行こうとするのです」

まどか「え…? それって……
    キュゥべえはなんでそこまでして契約したがるの? 魔女を倒してほしいから契約するんだよね?」

まどか「それなのに、本当は魔女を倒せそうでも嘘をつくようなことしちゃうの?」

なぎさ「…」

なぎさ「……キュゥべえは隙さえあればとにかく契約を取りたがるところがありますから」

なぎさ「私達はもう長くやってますし、なんとなくわかることもあるんです。
    だから私達はみんなそこに関してはうんざりしてるというか、ちょっと不信感を感じているんですよ」

まどか「そ、そうなの…?」
163 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/21(金) 00:05:08.00 ID:Kv2n0sZx0

なぎさ「まどかはキュゥべえの言葉より私達の言葉を信じてくれますか?
    信じてくれるのでしたら私たち一人一人と指切りをして欲しいのです」

さやか「みんな、まどかに契約してほしくないんだよ。
    あたしはまだ新人だけど、まどかまでは巻き込みたくないと思うしさ」

さやか「あんたはこうやって普通にボランティアとかしてるのが一番いいと思うし」

ほむら「ええ、そうよ。あいつの言葉なんて何言ってきても嘘だから気にしては駄目よ。
    危険だから、様子を見に来たりしても駄目よ。すぐに避難所に行って、外が落ち着くまで大人しく中で待ってなさい」

マミ「心配しないで待ってて。私達絶対倒してくるから。
   その日のボランティアは延期になると思うけど、ワルプルギスの夜が去ったらカラオケにでも行きましょうよ!演歌聴かせてほしいな!」

なぎさ「確かに歌は聴きたいけど…… こらこら、勝手に死亡フラグを立てるんじゃありません」

マミ「あっ、別にそういうのじゃないのよ!」

まどか「う、うん…… 別に大変な戦いじゃないんだよね?
    キュゥべえが何か不安になるようなこと言ってきても、嘘…っていうか、誘導? ってことでいいんだよね?」

ほむら「ええ、そうよ。約束してくれるかしら?」

まどか「…」


 まどかが小指を近づけようとする。


なぎさ(……大変な戦いじゃない、ということが嘘になるかはわからない。戦ったことがないから)

なぎさ(強いという噂は聞くけれど、私達だってベテランで人数も居るし、大体どんな魔女が出てきても倒せる自信はある)

なぎさ(でも、ほむらは楽観的な言葉とは逆に、あれだけ念入りに準備してて、隣町の杏子まで仲間にしようとしてて……
    準備が必要な相手ではあるのかもしれない… けど…)

なぎさ(もし、“負けてもおかしくない戦いだ”と思ったら、まどかの考えは揺らぐのかな……?)



1「うん、大丈夫だよ」
2自由安価

 下3レス中多数決
164 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/21(金) 00:36:56.53 ID:Kv2n0sZx0
-------------
ここまで
次回は21日(金)20時くらいからの予定です
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/21(金) 08:04:48.28 ID:p64sfjknO
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/21(金) 08:15:09.15 ID:b7Sca58Yo
2なぎさ(……大変な戦いじゃない、ということが嘘になるかはわからない。戦ったことがないから)

なぎさ(強いという噂は聞くけれど、私達だってベテランで人数も居るし、大体どんな魔女が出てきても倒せる自信はある)

なぎさ(でも、ほむらは楽観的な言葉とは逆に、あれだけ念入りに準備してて、隣町の杏子まで仲間にしようとしてて……
    準備が必要な相手ではあるのかもしれない
ここまでそのまま
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/21(金) 19:17:59.73 ID:HducxHx60
まどか、不安かもしれませんが大丈夫なのですよ
あと一人、ベテランの魔法少女に心当たりがあるのです
彼女も事情を話せばきっと協力してくれる筈です
彼女が加わればどんな敵にも負けないのです!
だから私たちを信じて約束をしてください
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/21(金) 19:48:03.17 ID:RtnOup170

追加でほむらに明日風見野の杏子に会いに行くので一緒に来てほしいとテレパシー
169 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/21(金) 20:37:18.76 ID:Kv2n0sZx0

なぎさ「まどか、不安かもしれませんが大丈夫なのですよ」

なぎさ「あと一人、ベテランの魔法少女に心当たりがあるのです。
    彼女も事情を話せばきっと協力してくれる筈です」

マミ「え?でもそれはまだ…」

ほむら「!」ギロッ!

マミ「ひぇぇ」

なぎさ「…か、彼女が加わればどんな敵にも負けないのです!
    だから私たちを信じて約束をしてください」

まどか「そ、そうなんだ…? そんなに強い人がいるんだ……」

ほむら「そうよ、彼女は物凄く強くて頼りになる人なの。だから貴女が加わる必要は無い」

まどか「…う、うん…… 」

ほむら「約束してくれるわよね? ね?」


なぎさ(ほむら…… さ、さっきから思ってましたけど… 信じきれない要因を作ってるのはあなたですってば)

なぎさ(言っては悪いですが、言葉が楽観的すぎて胡散臭いのです……
    なんかこう、異様な感じが…ちょっと伝わって引いてるんだと思うのです)
170 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/21(金) 20:50:18.76 ID:Kv2n0sZx0

まどか「……もちろん、わたしも戦う前からみんなが負けるだなんて思いたくないし、信じてないわけじゃないって」

まどか「とにかく、そのすごい人もいて、大丈夫なんだよね? それはわかったから。契約しないよ」

なぎさ「! は、はい。約束ですよ?」

まどか「うん…… キュゥべえに言われるまま契約したりはしないよ。それだけはちゃんと約束できる」

ほむら「だけってなに? とにかくどんな状況でも契約しちゃ駄目なのよ」

まどか「だから… みんなも頑張ってね!」


 まどかがそう言って微笑んだ。
 そして、一人ずつ指きりしていった。

171 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/21(金) 21:12:44.22 ID:Kv2n0sZx0

―――マミとほむらと一緒に帰り道を歩く。さやかはまどかと一緒に帰っていった。


なぎさ「今日は疲れましたね。魔法少女の活動も大変ですが、ゴミ拾いも割りと体力を使うものです」

マミ「……よかったの? きっぱりあんなこと言っちゃって……」

なぎさ「…… 明日風見野に行ってなぎさからも直接説得するつもりです。みんなも来てください」

マミ「でも、一度は断られたのよ?」

マミ「来てくれる保障なんてないんだし、佐倉さんは超人でもないし居れば絶対に勝てるという保障だって本当はない。
   もしキュゥべえにそこを付け込まれたら……」

ほむら「……だから、全部意地でも嘘にしないために頑張るしかないでしょう」

マミ「頑張るって……」

ほむら「言ったからにはやるつもりよ…… 私もそのつもりで言っていた」

ほむら「……できなかったら、なんてことは今は考えなくていいの」

マミ「……」




―4日終了―



なぎさ 魔力[95/100] 状態:正常
GS:4つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
 [魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[格闘Lv1]
172 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/21(金) 21:34:38.45 ID:Kv2n0sZx0
―――――
―――――

―???

 多分いつかのループ。でもいつなのかはわからない。
 過ぎ去った35回のうち特に記憶にも残っていないような、いたって“普通”の展開を見ていた。

 仲間は居なくて一人で戦って、全ての魔女を私が倒してきた。
 最後までまどかには何も知らせないまま、守り通せると思っていた。
 ワルプルギスの夜との戦いにさえ勝てれば、これでこのループを終えられるはずだった。

 ……でも、勝てなかった。結局まどかは契約して、魔女になった。
 これが“いつものこと”。私はずっと同じことを繰り返し、何も失敗から学ばなかった。

 勝てればいい。でも、それだけがずっと出来なかった……――



経験してないような、たとえ経験してても忘れちゃうような世界の顛末。
これはいつのことだっただろう?
夢の中の私は、数時間前に現実で言ったことと同じことを話していた。
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/21(金) 21:37:06.02 ID:RtnOup170
35回って…マジで3年近くループしてたのか
174 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/21(金) 21:37:40.35 ID:Kv2n0sZx0
----------------------
>>171 【訂正】4日ではなく5日終了の間違いです
175 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/21(金) 21:50:10.83 ID:Kv2n0sZx0
―6日
風見野駅


なぎさ「さて、風見野駅に着きましたよ。ちょっと久しぶりです」

マミ「そうね……、都会から外れるし、あまりこっちに用があることってないものね」

ほむら「問題はここからよ。佐倉杏子が今どこにいるのか…… 探し回ってみるしかないのだから」

さやか「あんたがこの前会ったのはどこなの?」

ほむら「この間はこのあたりのゲームセンターに居たわ」

なぎさ「じゃあ……」



【17時】


1そのゲーセン行ってみよう
2このあたりで待っててみよう
3山のほうに行ってみよう
4病院に行ってみよう
5自由安価

 下2レス
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/21(金) 21:52:18.27 ID:RtnOup170
1
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/21(金) 21:52:46.51 ID:QlX0DiS0O
1
178 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/21(金) 22:04:43.68 ID:Kv2n0sZx0

なぎさ「まずはそのゲーセン行ってみましょうか」

ほむら「ええ」


―ゲーセン


なぎさ「う、ゲーセンってやたら大音量なのが慣れないんですよね。たまにプリクラとか撮りに来ますけど」

さやか「どうせだから、今度あたしらも撮ろうよ」

ほむら「それで、佐倉杏子の姿は……」



下1レスコンマ判定
10の倍数 居る
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/21(金) 22:09:48.17 ID:RtnOup170
どうだ?
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/21(金) 22:10:49.68 ID:QlX0DiS0O
いないか
181 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/21(金) 22:15:23.66 ID:Kv2n0sZx0

なぎさ「今はここには居ないようですね……」

ほむら「手がかりもなしに探すのは難しいかしら……」

さやか「誰か家知らないの?」

マミ「佐倉さんのお家はもう無いのよ…… 前に話したと思うけど、あのときに燃えてしまったの」

さやか「じゃあホームレス生活してんの? じゃあせめて今寝泊りしてるとことかさ…」

マミ「……それはわからないわ。あれからどうしてるのかとか、私達は全然知らなかったから」



【17時半】

1ゲーセンで待つ
2駅のほうを探す
3山のほうに行ってみよう
4病院に行ってみよう
5自由安価

 下2レス
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/21(金) 22:16:54.95 ID:RtnOup170
2のあといなかったら杏子の家だった教会に行く
183 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/21(金) 22:44:38.61 ID:Kv2n0sZx0

なぎさ「とりあえず、また駅のほうで探してみますか」


―風見野駅周辺


 駅の近くに少し寂れた商店街があるが、人は多くない。
 居たら見逃すことはないと思うけれど……


 下1レスコンマ判定
10の倍数 居る
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/21(金) 22:58:51.05 ID:IvsijihVo
185 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/21(金) 23:16:41.19 ID:Kv2n0sZx0

マミ「……見つからないわね」

なぎさ「杏子の今の住処はわからないけど、今度は杏子の家だった教会に行ってみましょうか」



―教会


 駅から歩いていく。
 風見野の外れ、見滝原との県境にある廃教会に着いた。


なぎさ「時間的にもうそろそろ見つかって欲しいんですけどね……」

なぎさ「うちはいつも親が仕事なので割と遅いほうだけど、○学生の門限は結構きついんですよー!」

さやか「いや、その○の中に何が入るのかは聞かないけど、中学生もあんまり変わらないからね?」

ほむら「年齢より、親と同居ならそうでしょうね……」


 下1レスコンマ判定
10の倍数 居る
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/21(金) 23:18:03.88 ID:RtnOup170
ほい
187 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/21(金) 23:34:36.43 ID:Kv2n0sZx0

なぎさ「……いない。やばい。時間がないのがうらめしい。今日一日ほとんど移動してただけで時間が過ぎてる……」

マミ「今日はもう諦めましょうか。私と暁美さんならまだ動けるけれど、2人は……」

ほむら「しかしこれから数日探すだけで一日を終えることになるのも問題ね」


【19時】

1さようなら
2一日終了(22時)までマミに操作タッチ (なぎさ・さやかは抜ける)

 下2レス
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/21(金) 23:38:40.48 ID:QlX0DiS0O
2
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/21(金) 23:40:01.12 ID:RtnOup170
2で
190 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/21(金) 23:52:06.06 ID:Kv2n0sZx0

マミ「後は私と暁美さんで探すから」

なぎさ「直接会って言えないのは残念ですが、しょうがありません。頼みましたよ」


マミ『それから、言っておきたいことがあったら聞かせてほしいの』

なぎさ『あ、はい。じゃあ…』

なぎさ『――――――――』


マミ『…了解。会ったら伝えるわね』


さやか「じゃあ、さようなら。二人とも頑張ってください」

なぎさ「また明日ですー」

マミ「ええ、気をつけて」


ほむら「……じゃあ、次はどこを探す?」

ほむら「私の予想では…… この時間なら“夕食”が欲しい頃じゃないかと思うわ」

ほむら「もう済ませているかもしれないし、どこで済ませるかはいくつか考えられるけど……」



1またゲーセンを探す
2風見野駅のほうに戻る
3山のほうに行ってみよう
4病院に行ってみよう
5自由安価

 下2レス
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/21(金) 23:56:16.42 ID:RtnOup170
商店街
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/21(金) 23:57:10.74 ID:QlX0DiS0O
193 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 00:03:53.37 ID:9lUcVyNM0

マミ「なら、商店街のほうかしら?」

ほむら「そうね、あのあたりが一番品揃えが良い。それに……」

マミ「…それに?」

ほむら「……」



―風見野駅周辺 商店街



マミ「良い匂いがしてくるわね、私もおなかすいてきちゃったわ」

ほむら「すぐに食べられそうなものでも買いましょうか?」



 下1レスコンマ判定
3の倍数 居る
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 00:04:36.01 ID:aRwJfdU20
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 00:05:16.21 ID:bPbJFHaoO
あ!
196 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 00:17:35.58 ID:9lUcVyNM0

マミ(もし佐倉さんを見かけたらナチュラルにお食事に誘いましょう)

マミ(あまり硬い空気にしないように、前のことは水に流したように誘うのよ。
   『あら、佐倉さん。奇遇ね。私達これからご飯を食べに行く予定だったの。あなたもどう?』…よし、完璧ね)

マミ(あの子は昔から食べることは大好きだった。楽しい食事の席ならきっと少しは心も打ち解けやすくなって……)

マミ(……昔か。でも、久しぶりに会った佐倉さんは、昔とは雰囲気が違ってて……)

マミ(戻れるのかな…… 本当に)

 考え事をしながら歩く。
 でも、佐倉さんの姿は見つからないまま時間が過ぎた。

 ……おなかがすいた。


ほむら「……ここには居ないようね…」

マミ「……とりあえずそこの焼き鳥でも買いましょう。次はどこを探す?」

ほむら「居そうなところといったら…… ご飯を買ったら、住処に持って帰る、か…
    近くで食べられそうなところを探す?」


【20時】

1またゲーセンを探す
2このあたりで待つ
3近くの公園に行ってみよう
4山のほうに行ってみよう
5病院に行ってみよう
6自由安価

 下2レス
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 00:23:45.05 ID:bPbJFHaoO
3
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/22(土) 00:28:00.63 ID:3K5eyUn+0
3
199 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 00:42:01.37 ID:9lUcVyNM0

マミ「この近くで食べられそうなことというと……近くにある公園くらいかしら? 行ってみましょうか」

マミ「いけるわね、これ。タレをたっぷりつけてくれたのも良かったわ」モグモグ

ほむら「ええ、とりあえず小腹は満たされたわね」モグモグ



―公園


マミ「この公園は相当暗いわね…… 光の周りには虫がいっぱいいて気持ち悪いし」

マミ「こんな時間にここに居るとしたら、なんだか危険そうだからやめてほしいわね」

ほむら「……危険なのは、彼女に絡んだ人のほうだと思うけどね」

ほむら「多分、反撃でボロボロにされた挙句財布と金目のものを盗まれるんじゃないの? 自業自得だから仕方ないけど」

マミ「ま、まあそれもそうだけど……」


 下1レスコンマ判定
3の倍数 居る
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/22(土) 00:44:43.40 ID:3K5eyUn+0
こんどこそ!
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 00:45:28.76 ID:bPbJFHaoO
202 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 01:15:11.13 ID:9lUcVyNM0

マミ「ここにもいない……か…」

ほむら「変な人に絡まれる前に、移動しましょうか」

マミ「次はどこを探しましょうか…… といってもそろそろ住処に帰ってるかもしれないけど…」

ほむら「住処、可能性の一つとしてはホテルとかどうかしら。ただ、ちゃんと宿泊しているとは思い難いけど」

ほむら「……といっても、もしホテルに帰ってたら調べるのは難しいわね」



【20時半】

1またゲーセンを探す
2駅に戻ってみる
4山のほうに行ってみよう
5病院に行ってみよう
6自由安価

 下2レス
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/22(土) 01:18:10.25 ID:3K5eyUn+0
ゲーセンに行く際明日以降について考える
明日からは訓練組と捜索組に分かれて行動しない?
204 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 01:19:32.36 ID:bPbJFHaoO
2
と思ったけど安価↑
205 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 01:44:42.74 ID:9lUcVyNM0

マミ「この間暁美さんが会ったときはこのくらいの時間になったはずよね?
   また最初行ったゲーセンに戻って見てみましょうか」

ほむら「ええ、そうね」

マミ「もし見つからなかったら、明日からは訓練組と捜索組に分かれて行動しない?」

ほむら「そうね、みんなで居る必要もない……か」



―ゲーセン


マミ「18歳未満は18時以降禁止……」

ほむら「さっと見たら出るから。彼女ならそんなの破って夜遊びしてるわ」

マミ「し、仕方ないわね。入りましょう」



 下1レスコンマ判定
5の倍数 居る
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 01:45:59.10 ID:bPbJFHaoO
207 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/22(土) 01:46:16.89 ID:3K5eyUn+0
ほい
208 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/22(土) 01:47:08.54 ID:3K5eyUn+0
↑↑
ナイス!
209 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 01:56:28.03 ID:9lUcVyNM0

ほむら「制服で来て損したわね。制服でさえなければマミなら中学生だとは思われないでしょうに」

マミ「そういう問題じゃないのよ…… それに注意しても聞かないと思うけど、本当は佐倉さんも駄目っていうか」

ほむら「……ああ、今日もやってるじゃないの」

マミ「……本当だ、こうして見てると上手ね。プレイ中に邪魔していいものか……
   でも出来れば長居したくないしなぁ。補導されたくないし」

ほむら「彼女は話しかけられたくらいでミスしない。この間もそうだった」

マミ「そうなの?」


・自由安価

 下2レス
210 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/22(土) 02:01:47.09 ID:3K5eyUn+0
杏子がゲームを終えるまで待つ
はぁ…流石にゲーム中に声を掛けるのは気が引けるから終わるまで待ちましょう
211 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 02:03:36.13 ID:bPbJFHaoO

ゲーム中の杏子を見ながら昔の事を思いだし懐かしむ
212 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 02:21:24.66 ID:9lUcVyNM0

マミ「はぁ…流石にゲーム中に声を掛けるのは気が引けるから終わるまで待ちましょう」


 ……そういえば昔、見滝原の繁華街でもみんなで一緒に遊んだりしたっけ。
 最近、ゲーセンにきてもまともにゲームをしていない。たまにプリクラを撮るくらいだ。
 けど、あの時は佐倉さんがゲームをやりたいって言って……

マミ(……あの頃も私達より上手だったけど、更に色々上達してる気がするわ)


 ゲームが終わるとすぐ、こちらに振り返った。
 画面にはスコアが表示されている。


杏子「……またお前か。……と、マミまで増えてやがる」

杏子「この間の話なら受ける気はないからな」


マミ「待って」

 早足で通り過ぎて行こうとする佐倉さんを引きとめようとするが、止まってくれない。
 こちらも早足で追う。


杏子「あたしまだ遊んでる途中なんだよね。ゲームの邪魔だしあっち行ってよ」

杏子「ていうかお前みたいなヤツがこんな時間にここに居ていいの? 制服だし補導されるんじゃない?」

杏子「ま、一般人ぶっとばせるんなら別にいいけど」


 佐倉さんは別のゲームを始めようとしている。


マミ(これはもう、ゲームが終わるまで…… とか言ってられないわね)


・自由安価

 下2レス
213 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/22(土) 02:34:02.76 ID:3K5eyUn+0
なら、単刀直入に言うわ
この間暁美さんが話した案だけど、私からもお願いしたいの
佐倉さん、あなたの力が必要なの

……ワルプルギスとの戦いに参加しないとしても、せめて美樹さんの指導を引き受けてくれないかしら?
美樹さんはあなたと一緒の近接型だから、遠距離型の私達では専門的な指導は出来ないのよ
もちろん無料であなたが引き受けてくれるとは思ってないわ、食事やGSといった対価は可能な限りするつもりだけど……
214 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 02:36:01.80 ID:bPbJFHaoO
215 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 02:48:47.57 ID:9lUcVyNM0

マミ「なら、単刀直入に言うわ。
   この間暁美さんが話した案だけど、私からもお願いしたいの」

マミ「佐倉さん、あなたの力が必要なの」

杏子「…だからさっき断ったよな?それでこの件はおしまいだ」

マミ「……ワルプルギスとの戦いに参加しないとしても、せめて美樹さんの指導を引き受けてくれないかしら?」

マミ「美樹さんはあなたと一緒の近接型だから、遠距離型の私達では専門的な指導は出来ないのよ」

マミ「もちろん無料であなたが引き受けてくれるとは思ってないわ、
   食事やグリーフシードといった対価は可能な限りするつもりだけど…… 」

杏子「なんであたしがそんなことしなきゃいけないわけ、やるわけねーよ。グリーフシードも食糧も足りてるし」

杏子「大体、そう言うけど人にあげるだけのグリーフシードなんか捻出できないだろ。
   お前らただでさえ仲間多いんだしさ」

杏子「それよりワルプルギスの夜と戦うのに備えなきゃいけないんじゃねーの?」

マミ「…それでも私達には神様がついてる!
   ……わかったわ、浄化は全部その神様に頼んで、グリーフシードは全部あなたにあげる」

マミ「これでどう!?」

杏子「人のために自分の分を削ってまでとか…… そういうとこが嫌いなんだよ!」

杏子「大体ワルプルギスの夜なんてきても逃げちまえばいいことじゃないか。そのほうがよほど賢いだろ」
216 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 02:56:53.86 ID:9lUcVyNM0

マミ「それはできない……」

杏子「一生お前らとは相容れないんだ。あんたももう諦めるこったな」

杏子「……チッ、ああ、ミスっちまった! もうほっといてくれ、気が散る」

マミ「………」

杏子「いつまでそこに居んだよ」

マミ「……ミスをしたわね」

杏子「あ?」

マミ「この間暁美さんと話したときは、話しているくらいじゃミスをしなかったって聞いたわ」

杏子「……何が言いたい」
217 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 03:15:52.03 ID:9lUcVyNM0

マミ「私の言葉で動揺したのよね」

マミ「まだ迷いがあるのなら、私はいつでも待ってる」

マミ「いつでも、あの時と同じように、気にせず待ってるから」

マミ「忘れないで、あなたの居場所はなくなってない」

ほむら「もう一度言うけれど、ワルプルギスの夜の力はとても強大。
    私達だけじゃ、もしかしたら勝てないかもしれない」

ほむら「それでも私達には逃げられない理由がある」

ほむら「勿論、みんなが全く同じ理由というわけではないだろうけれど、一人ひとり諦められないものがあって……
    馬鹿馬鹿しいと思われても、この生き方は変えられないの」

ほむら「……だから」

ほむら「あの時はあれ以上誘っても無駄だと判断したけど……」
218 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 03:26:18.54 ID:9lUcVyNM0

ほむら「また頼みに来た」

ほむら「………できれば、来てくれるなら早めに来て欲しい」

ほむら「当日遅れて登場するのもカッコイイけれど、どうせなら早く来てくれるにこしたことはない」

ほむら「というか、早いとこ杏子を仲間にしたという事実がないと困る…… とても困る」

杏子「は?」

マミ(……なんか本当、正直というか。うそをつけないというか…… 暁美さんんてこういうところあるわよね)


ほむら「あー……、というか」


「ちょっと君達! その制服は見滝原中学校の生徒だよね?そっちは?」

マミ「げ………」

マミ(うわあああ…… 恐れてた事態が…)

 一瞬にして、今までガヤガヤと動いていたものが動きを止める。
 暁美さんが手を掴んでいた。


ほむら「……行きましょう」

ほむら「話せるだけのことは話せたと思うわ」

ほむら「後は彼女の判断に任せましょう」

マミ「…ええ……」

 止まった世界で、佐倉さんを見る。
 佐倉さんは今、何を考えているんだろう。
219 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 03:29:29.11 ID:9lUcVyNM0
------------------
ここまで
次回は22日(土)20時くらいからの予定です
220 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 20:51:38.44 ID:9lUcVyNM0

 外に出て、狭い路地に入ったところで暁美さんが魔法を解いた。
 街灯の光もなく、外からも見えない暗い道。

マミ「でも、結局了承どころか、検討してくれるという返事ももらえなかったわね……」

マミ「このままでは、まだとても当てがあるとは言い張れない状況よ」

ほむら「……あの子はこちらが何か言えば言うほど反発してくるタイプよ」

ほむら「どちらにしても今すぐに答えは得られない。二度頼みに行ったのもダメ元だった。
    これで少しでも後押しになれば良いけど…… あとは時間を置くしかないの」

マミ「……… 暁美さん、前にもこういうことがあったの?」

ほむら「…… え?」

マミ「同じような境遇の人を知っているから気持ちがわかるのかと思って」

ほむら「……そうよ。私の前の仲間に似たような人が居たの」

ほむら「その人は、もう死んでしまったけれどね」
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/22(土) 21:00:29.79 ID:3K5eyUn+0
なぎさちゃんから託された言葉は言えずじまい?
222 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 21:03:13.10 ID:9lUcVyNM0

ほむら「……それじゃあ、今日はもう解散ね。今日は遅くまでお疲れ様」

マミ「待って。帰ってからだとご飯が遅くなるし、ここで食べていかない?」

マミ「焼き鳥だけじゃ、まだおなかすいてるでしょ?」

ほむら「……それもそうね」



―ファミレス



マミ(……と。誘ったのはいいけど、暁美さんと二人だとうっかりすると本当に会話がなくなるわね)

マミ(無言じゃつまらないわ。こちらから話していきましょう)



 話題
1自由安価
2おまかせ世間話

 下2レス
223 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/22(土) 21:09:54.83 ID:3K5eyUn+0
暁美さんはなぎさちゃんについてどう思う?
魔法少女歴が長くて見滝原の管理者といってもあの子はまだ小◯生、私達が年上である以上あの子一人にあまり無理をさせる訳にはいかない
暁美さんもこれからも見滝原にいてくれるのよね?
なら私と一緒になぎさちゃんを、新人の美樹さんも支えてあげて欲しいの
224 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 21:11:47.29 ID:4ef48d/JO
安価↑
225 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 21:24:14.06 ID:9lUcVyNM0

マミ「暁美さんはなぎさちゃんについてどう思う?」

ほむら「……とてもしっかりした子だと思うわ。
    あの子が居るおかげで助けられているところは多いわね」

ほむら「正直、私は一人で行動しようとしていた。けれど、私一人だけの力じゃここまで出来なかったでしょう」

マミ「ええ、私もとても頼りにしてるし感謝してる。私が契約してからずっと面倒を見てくれたんだもの」

マミ「あの子がいなかったら、私は不安でしかたなかったと思う」

ほむら「……」

マミ「でも、魔法少女歴が長くて見滝原の管理者といってもあの子はまだ小◯生。
   私達が年上である以上あの子一人にあまり無理をさせる訳にはいかない」

マミ「暁美さんもこれからも見滝原にいてくれるのよね?
   なら私と一緒になぎさちゃんを、新人の美樹さんも支えてあげて欲しいの」
226 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 21:55:17.73 ID:9lUcVyNM0

ほむら「……いいえ、私はワルプルギスの夜が終わったら最初からここを出るつもりだった」

マミ「え? なんでそんな…… もう決まっていることなの?」

ほむら「ええ。私にはここでやらなくちゃいけないことがあった。
    悪いけど、その目的を達成したら私はもう抜けるわ」

マミ「……目的?」

ほむら「それは言えないけど、私の過去にも関わることよ」

 暁美さんの過去。暁美さんには仲間が居たという話は何回か聞いている。
 恐らく、ワルプルギスの夜を倒すこととも何か関係があるのだろう。
 何があったのかはわからないけれど、相当重そうだ。

ほむら「大丈夫よ、私が居なくても貴女達なら十分やっていけるわ」

ほむら「まどかやさやかのこととか
    気にかかることはあるけれど、貴女達なら安心して任せておける」

マミ「………決まっていることならしょうがないわね。
   でも、家の都合とかじゃないなら……」

マミ「あなたの事情は知らない。話したくないと思っているのもわかる。
   でも、最後くらいにはちゃんと話してほしいな」

マミ「あと、もし遠くに行っても私達は仲間だからね。
   佐倉さんにも同じようなことを言ったけど、離れたってあなたの居場所はなくならない。たまには会いましょう」

ほむら「………」



1自由安価
2さようなら

 下2レス
227 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/22(土) 22:08:07.85 ID:4ef48d/JO
2
228 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/22(土) 22:08:35.56 ID:3K5eyUn+0
明日以降のさやかの訓練について話す

明日からは美樹さんの訓練をする組とパトロール組に別れて行動するのはどうかしら?
実戦に勝る訓練はないけれど、美樹さんには剣術だけでなく魔力コントロールの訓練もしないとね
美樹さんには2〜3日訓練したら魔女狩り、といったローテーションで訓練してもらおうと思ってる
明日なぎさちゃんにも意見を聞こうと思ってるけど、暁美さんからはなにか意見はあるかしら?
229 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 22:51:15.87 ID:9lUcVyNM0

マミ「明日からは美樹さんの訓練をする組とパトロール組に別れて行動するのはどうかしら?」

マミ「実戦に勝る訓練はないけれど、美樹さんには剣術だけでなく魔力コントロールの訓練もしないとね」

マミ「美樹さんには2〜3日訓練したら魔女狩り、といったローテーションで訓練してもらおうと思ってる」

マミ「明日なぎさちゃんにも意見を聞こうと思ってるけど、暁美さんからはなにか意見はあるかしら?」

ほむら「ええ、さやかはもっと鍛えなきゃいけないけれど、グリーフシードも欲しい。
    それで良いと思うわ」

ほむら「ただ…… あれからのキュゥべえの動向は調べておかなきゃならないわね」

ほむら「まどかを狙っているようなら、そちらも更に手を打たなきゃいけなくなる可能性がある」

マミ「キュゥべえの動向か…… このところ見てないから、やっぱり鹿目さんのところに居るのかしら」

マミ「今鹿目さんに告げられたらまずいことがあるし…… いつまでもあっちが動かないとは考えられない。
   そしたら、昨日の説得だけじゃすまなくなるかも…」
230 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 23:04:27.31 ID:9lUcVyNM0

ほむら「キュゥべえをまどかに会わせないことが一番なんだけど」

マミ「会わせないって…… できるの?」

ほむら「ずっと見張っていれば……」

マミ「……でも、どの道私達がワルプルギスの夜と戦っているときにはガードがなくなる」

マミ「それって、問題を先送りにしてるだけじゃない?」

マミ「だったら、ここは無理にずっと見張ってることはないわ。なにかあったら、そのときはちゃんと解決することを考えましょう」

マミ「告げられたらまずいことはあるけど
   今すぐに私達に危機が迫っているわけじゃなければ、いきなりその場で契約はしないと思うの」

ほむら「……そう、ね…。最後まで全部必死で隠そうとしても、結局問題を先送りにするだけ…… なのよね」

ほむら「私だって本当はわかってはいた。わかってた、けど……」

ほむら「……… 明日はいつもの場所に集合ね? 二人にはあなたからメールを送っておいて」


 一応ワルプルギスの夜に向けて明日以降の計画もまとまった。
 食べ終えた後は見滝原駅で解散した。





―6日終了―



なぎさ 魔力[95/100] 状態:正常
GS:4つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
 [魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[格闘Lv1]
231 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/22(土) 23:36:33.07 ID:9lUcVyNM0
―7日
見滝原大橋下


 マミからメールがあった。
 杏子を無事探せて、話してきたこと。しかし、断られてしまったこと。その後ほむらとした話。
 それから、これからの行動の計画についての相談には、オッケーの返事を送った。


なぎさ「じゃあ、早速今日は誰がパトロールに行って、誰が訓練に付き合うかを決めましょうか」

さやか「今日は魔力コントロールの訓練なんだよね」

なぎさ「はいです。大体ここに居る人ならみんな教えられると思いますけど…… 」



・今日はなぎさはどちらで行動する?
 また、パトロールにいく場合一緒に行動してほしい人がいれば安価指定。(マミ・ほむら)

 下2レス
232 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/23(日) 00:55:53.35 ID:oYapMH9V0
---------------
きょうはここまで
次回は27日(木)20時くらいからの予定です
233 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/23(日) 00:57:33.56 ID:INQqiW/10
パトロール マミ
234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/23(日) 01:03:38.97 ID:rAFQhYPl0
ほむらとパトロール
235 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/27(木) 20:50:41.33 ID:YJTubLHJ0
★「下2レス」と書いた時にはその1時間以内に2レス目がこなければ「下1レス」に変更します
 安価を出してから次のレスまで1時間以上経っているため下1レスを採用します
--------------------------------

なぎさ「では、なぎさとマミはパトロールに行ってきます」

なぎさ「ほむら、さやかのこと頼みましたよ」

ほむら「ええ、いってらっしゃい」



マミ「最初はどこから回る?」

なぎさ「最初は……」




【16時】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場

 下1レス
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/27(木) 20:52:23.46 ID:SmIYt2IV0
10
237 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/27(木) 21:04:24.43 ID:YJTubLHJ0
―立体駐車場


マミ「駐車場が見えてきたわ」

なぎさ「できればさくっと魔女に遭遇できるといいんですけどね。
    昨日はほとんど移動だけで一日が終わっちゃいましたし」

マミ「そうね…… ええと、ここには反応は…」



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/27(木) 21:07:37.09 ID:SmIYt2IV0
こい!
239 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/27(木) 21:37:30.51 ID:YJTubLHJ0

なぎさ「ビンゴ! 魔女発見なのですよ」

マミ「早速倒してきちゃいましょうか!」


―芸術家の魔女結界



なぎさ「“どこかで見たことのある結界”ですね」

マミ「あれが魔女ね? 硬さはありそうだけど、少し威力のある技を使えばすぐ倒せるかしら」

なぎさ「動きの速いタイプとは思えません。さくっと終わらせちゃいましょう」



なぎさ 魔力[95/100] 状態:正常
GS:4つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]


敵:Izabel
  人型使い魔×10
  ムンク使い魔複数×4

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
5シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。
6マミに指示

 下1レス
240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/27(木) 21:39:04.87 ID:SmIYt2IV0
4
241 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/27(木) 22:00:31.77 ID:YJTubLHJ0

 ここから魔女までは少し距離がある。周りの使い魔も厄介だ。
 ……でも

なぎさ「なぎさのシャボンなら、ここから魔女まで全部届いちゃうのですよ!」

なぎさ「なぎさが周りの使い魔をドッカンしましょー!」

マミ「オッケー! 私も使い魔の邪魔が入る心配さえなければ、ここからでも確実に撃ち抜ける!」


なぎさ「シャボン…バーストッ!」

マミ「ティロ・フィナーレ!」


――――
なぎさのシャボンが使い魔を一掃し、マミの一撃が魔女を仕留めた。


胸を張って言い張れる、私達のコンビは最強だ

242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/27(木) 22:09:02.91 ID:SmIYt2IV0
そういえばなぎさのラッパはシャボン出す時「ボベー!」とか「バベー!」とか音出すんですよね
今回のなぎさ編でもその擬音出して欲しいですなぁ
243 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/27(木) 22:11:18.13 ID:YJTubLHJ0

マミ「やった!」

なぎさ「お疲れ様なのです、まずは今のを浄化しましょうか」

なぎさ「……あともう少しグリーフシードが欲しいところですね。
    二人のとこに戻ったらみんなの在庫を確認して分けましょう」


なぎさ 魔力[80/100] 状態:正常
GS:4つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]

獲得分1
・芸術家[70/100]



【17時】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
・立体駐車場[現在地]

 下1レス
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/27(木) 22:13:26.98 ID:aCXrZApwO
1
245 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/27(木) 23:01:48.15 ID:YJTubLHJ0
―公園


なぎさ「さて、公園に到着なのです」

マミ「まだ子供が居るわ。魔女の反応は……」



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/27(木) 23:02:21.35 ID:SmIYt2IV0
ほい
247 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/27(木) 23:22:25.00 ID:YJTubLHJ0

なぎさ「反応はないようですね。次に行きましょうか」

マミ「時間的にあと1箇所ってところね」



【18時】

 行く場所
・公園[現在地]
1通学路
2駅

 下1レス
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/27(木) 23:23:07.23 ID:SmIYt2IV0
1
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/27(木) 23:23:38.51 ID:aCXrZApwO
1
250 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/27(木) 23:35:51.80 ID:YJTubLHJ0
―通学路


 なぎさもいつも通る道。
 そして、この道をあっちに曲がって進めば中学校がある。


マミ「部活帰りの生徒が帰る時間帯ね」



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/27(木) 23:36:25.91 ID:SmIYt2IV0
こい!
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/27(木) 23:40:00.97 ID:aCXrZApwO
戦果は1個だけか
253 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/27(木) 23:51:53.61 ID:YJTubLHJ0

なぎさ「魔女の気配はないようです。そろそろ戻りましょうか」



―見滝原大橋の下



なぎさ「ただいま戻ったのですー、そちらはどうでしたか?」

さやか「おかえりー」

ほむら「やっぱりこういう細かいことは得意じゃないようね」

さやか「なんだよ、頑張ったじゃん」

ほむら「……まあ、少しはマシになったかしら」

なぎさ「んー、まあちょっとずつ慣れていきましょう。
    最初は意識して集中しなきゃいけなくても、慣れればそれほど考えずに勘でできるようになりますよ」

なぎさ「きっと、そういう感覚を掴むのはさやかの得意分野だと思うのです」

さやか「おお、やっぱそうだよね。なぎさちゃんわかってる!
    やっぱりこういう褒めて伸ばす教育じゃないとね〜」

ほむら「慣れるまでが重要なのだけどね」
254 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/28(金) 00:02:30.50 ID:eKu5EUz+0

なぎさ「そしてこちらの戦果のご報告」

ほむら「一つ…… ここでは少ないのはしょうがないのかしら」

なぎさ「ま、また頑張りましょう。ワルプルギスの夜まではまだ日にちがありますから」

マミ「とりあえずみんなの在庫を確認しようと思うんだけど、いくつ持ってる? 私は3つと濁ったのが1つ」

なぎさ「なぎさは4つですが、半分くらい濁ったものが2つあります。まあ、マミと同じくらいですね」

ほむら「私も同じ」

さやか「じゃあみんな3つか」

なぎさ「……あれ? さやかはあれから魔女を狩ったのですか?」
255 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/28(金) 00:26:16.35 ID:eKu5EUz+0

さやか「いや、さっきほむらからもらったんだ」

なぎさ「え…! そんな、良いのですか?」

ほむら「どうせ今は一緒に戦う仲間よ。一人だけ多く持ってても意味がない」

ほむら「……私は前の街に居たときの分があるから」

なぎさ「ありがとうございます。ほむらはワルプルギスの夜との戦いが終わったら
    また引っ越してしまうと聞きましたが、ちゃんと私たちのことを仲間だと思ってくれてるのですね」

なぎさ「短い間ですが、そのときまでみんなでがんばっていきましょーね!」

ほむら「……… ええ」
256 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/28(金) 00:44:07.82 ID:eKu5EUz+0
―自宅


 結局、今日のグリーフシードは一応あのままなぎさが持っていることになった。

 今日もいっぱい歩いて疲れた。
 自分の部屋に帰ってきて、ベッドに腰掛ける。


なぎさ「…… あれ?」

 ふと何かを感じてソウルジェムを見てみると、少し穢れで黒ずんでいたのが綺麗になっている。

なぎさ「! …………神様! 神様、ここにいるのですか?」


 『……そんな、神様なんて大げさだよ。わたしはとてもそんなすごい存在じゃないよ』

なぎさ「じゃあ、なんて呼べばいいですか?」

 『それは…… そう言われても困るけど』

なぎさ「やっぱり神様じゃないですか」

なぎさ「ソウルジェムを浄化するなんて、こんなことできるの神様しかいないです。きっとキュゥべえもびっくりですよ」

『………』
257 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/28(金) 00:55:07.79 ID:eKu5EUz+0

『……今日ね、キュゥべえがまどかに話してたんだ』

『ここの魔法少女でもほとんど勝ち目はないとか、杏子ちゃんのこととか……』

なぎさ「……! それで、契約はしてませんよね?」

『うん、今はまだその場で決断はしなかったみたい』

『でも多分、明日あたりみんなと話すことになると思う』

なぎさ「……」

『本当はわたしも話したかった。話して、説得したかった』

『でも、魔法少女じゃない人にわたしの言葉はとどかなくて……』

『だから……ね、神様なんて言ってもできないことのほうが多いんだよ』
258 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/28(金) 01:18:09.50 ID:eKu5EUz+0

なぎさ「……わかりました。神様ができないことは私達がやりますから」

『……うん。ごめんね』

『わたしもまどかには契約して欲しくないんだ』

『とくに、“全ての魔法少女を救う”なんて願いでは』

『絶対に後悔することになると思うから』

なぎさ「まどかは優しい人ですからね…… なぎさも、自分の身を犠牲にすることだけはやめてほしいと思ってます」

『わたしも…… こうなったことホントは後悔してるから』

『同じような契約で後悔だけはしてほしくないの』

なぎさ「え……? 神様は元々神様じゃなかったのですか?」

なぎさ「じゃあ、元は……」

『…… わたしは神様であって神様じゃない』

『わたしはただの、キュゥべえに騙された馬鹿な魔法少女で……』

『ううん、もうそれですらなくなってしまった、中途半端な存在なんだ』



 その言葉の後、神様からの返事はなくなった。
 

なぎさ(人が神様に……? そんなことがありえるのでしょうか?)

なぎさ(今度、キュゥべえに聞いてみましょうか……)




―7日終了―



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:4つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[魔力コントロールLv1] [格闘Lv1]
259 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/28(金) 01:18:59.62 ID:eKu5EUz+0
--------------
ここまで
次回は28日(金)20時くらいからの予定です
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/28(金) 07:37:16.46 ID:IPAVDmh+0
乙です

おいおい、“全ての魔法少女を救う”願いを後悔しているとはっきり言っちゃってるよ、まど神様
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/28(金) 08:33:53.06 ID:pwx7ntAco
乙でした
>>260
ジェム浄化能力とかから考えるに本来の円環とは違う願いで契約したんじゃない?
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/28(金) 20:22:22.02 ID:IPAVDmh+0
>>261
“全ての魔法少女を救う”願いを後悔してるって言ってるから、本編の願いと本質は同じでも細かいところが違う感じかな?
クーほむはクーほむで本編ラストのまどかの願いを否定して再び時間遡行したみたいだね
この時間軸だとまどかが契約しなくてもまど神様をも救わないとクーほむ自身救われない気がするな…
263 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/28(金) 20:38:48.34 ID:633GA4qs0
―8日
土手


 ……まどかから魔法少女のみんなを呼び出すメールが来ていた。
 放課後、みんなでゴミ拾いをしたあの土手に来てほしい、ということだった。

 何の用件かは考えるまでもないだろう。恐らく昨日神様から聞いて心配している通りだ。



なぎさ「……まどか」

まどか「……こんにちは」

まどか「来てくれてありがとう。今日はみんなと話したいことがあって」


 キュゥべえもまどかの肩に乗って一緒に来ていた。


ほむら「……どうしてあなたがそれを連れているの」

QB「物事を正確に判断するために、僕もこの話し合いに必要かと思ってね」

ほむら「必要ないわ。言ったわよね、こいつは信用してはならないって……」

QB「君達だってワルプルギスの夜のことなんて、噂くらいしか知らないだろう?」

QB「僕の方が、ワルプルギスの夜について正確な知識を持っているということは確かだ」

QB「それに、僕のことを信用ならないと言うより先に、
   君達こそちゃんと真実を伝えるべきじゃなかったのかい?」

マミ「……!」

なぎさ「……聞いてしまったのですね」

まどか「……うん。昨日、キュゥべえから色々聞いたの」
264 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/28(金) 21:04:53.47 ID:633GA4qs0

まどか「あのとき言ってた心当たりがある人って、なぎさちゃんとマミさんの後輩だったんだよね……」

まどか「それも、喧嘩別れして、今も関係が悪い…… って」

ほむら「でもまだわからないわ。いずれは協力を得られるかもしれないし…… その努力はしているから」

まどか「でも、『協力する気はない』って言ってるって、キュゥべえが……」

まどか「キュゥべえは真実を隠したり不安を煽るような言い方をするとは聞いたけど、でも嘘は言わないんでしょ?」

まどか「それに、特別強いわけでもなくて、更にベテランで先輩だったなぎさちゃんに及ばない程度の戦力だって……」

ほむら「……で、 でも、」

マミ「……暁美さん、真実を隠すことは問題を先送りにするだけよ。
   キュゥべえも居るのだし、これ以上不信感をもたれたりしたらむしろ不利になるだけでしょう?」

マミ「この際だから、すべて話した上でちゃんと解決しましょう」

マミ「……キュゥべえから聞いた話は全て本当のことよ」

マミ「その人… 佐倉さんは私達の弟子だった」

マミ「あれからも協力は頼みに行ったけど、断られた。とても当てがあるとは言えない状況よ」

まどか「やっぱり、そうなんだね……」
265 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/28(金) 21:23:35.46 ID:633GA4qs0

QB「君達も、今一度考え直してみるといい。ワルプルギスの夜は君達が想像しているよりも強い」

QB「歴史上でワルプルギスの夜を倒したことがあるのは、卑弥呼やクレオパトラなど、歴史に名を残す人物だけなんだ」

マミ「卑弥呼やクレオパトラが魔法少女だったの?」

なぎさ「卑弥呼はなぎさも習いましたよ。歴史の教科書に出てきました」

QB「うん。懐かしいね、彼女達は本当に強かったよ」

QB「でも、まどかはそれと同等以上の素質を持っているんだよ。
   君達と、他に佐倉杏子も戦力に入れて考えたところで勝ち目はないと言っていい。でも、まどかさえ居れば倒せるんだ」

QB「自分達に勝ち目がないなんて思いたくないのはわかるけれど、実際にはそうも言っていられない状況なはずだよ」

マミ「……」

まどか「みんながわたしのこと心配してくれてるのはわかってる。
    でもわたし、みんなや街に暮らす大勢の人が傷ついたり、死んだりしてしまうのはいやだよ」

まどか「そうなるんだったら、わたしもみんなと一緒に戦いたいって思ってるんだ」

QB「まどかはここまで言ってくれてるんだよ。まどかがいればとても心強いだろう」

QB「君達も、まどかの想いをそう頑なに拒むこともないんじゃないかな?」
266 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/28(金) 21:43:31.04 ID:633GA4qs0

 テレパシーで言葉が聞こえてきた。
 口には出せない思いを、みんな心の中に秘めていた。


さやか『キュゥべえのやつ……! さも良い話かのように持ってって!』

なぎさ『全部知ってる上であんなこと言ってるんだから本当に質が悪いですね。魔女化のことを話せないと思って……』

マミ『でも、話しても契約を止められない…… のよね……』


 ほむらは、話しても納得したうえで契約したら意味がないと言っていた。
 本当にかなえたい願いがある人には自分の犠牲なんて問題にならないというのは、さやかの時にわたしも気づいている。

 ……昨日の神様との話を思い出す。

『最悪、自分がそうなることを恐れるよりも
 みんながそんな運命を背負っていることを知ったら、なんとかしてあげたいと思うかもしれない』

 前に神様はそう言っていたけれど、実際にそうしたのは神様自身だったんだろう。

 神様がどれくらいの素質があったのかはわからない。
 けれど、もし卑弥呼やクレオパトラを超える素質のまどかが契約したら、どうなるだろう。

 全く同じ結果にはならないとしても、神様はまどかの性格から
 第二の自分のような犠牲者が生まれることを危惧しているんだ。



 テレパシーで相談か、口に出して話す
・自由安価

 下3レス中多数決
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/28(金) 22:07:36.01 ID:IPAVDmh+0
まずキュウベェに問いただす
まどかの素質がクレオパトラや卑弥呼といった歴史上の人物を上回ると言いましたね?
それほどの素質を持ったまどかが契約したらどれくらいの願いが叶うのですか?
地球どころか宇宙をどうにか出来ちゃうとか、まさか神様になれるとかそんな規模の話なのですか?
キュウベェ、まどかが契約した際に生まれるであろう大規模なエネルギーを回収したら、もう用はないとばかりにこの星からいなくなるのですか?

キュウベェが回答したらみんなに魔女化を事を話すべきだとテレパシー
まずはキュウベェがまどかを騙して命を奪おうとしていることをまどか本人に知ってもらうべきです
宇宙を救うという大義名分のためのエネルギーを得るためなら、まどかを騙して魔女化してこの星が滅びようとも知ったことではないと
宇宙のためなら星ひとつくらい平気で見捨てる輩なのだと

268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [said]:2015/08/28(金) 22:35:31.95 ID:qe4D1Ad4O

テレパシーで話す時に特にほむらの様子を伺う
269 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/28(金) 22:50:56.70 ID:633GA4qs0

なぎさ「まどかの素質がクレオパトラや卑弥呼といった歴史上の人物を上回ると言いましたね?」

なぎさ「それほどの素質を持ったまどかが契約したらどれくらいの願いが叶うのですか?」

なぎさ「地球どころか宇宙をどうにか出来ちゃうとか、まさか神様になれるとかそんな規模の話なのですか?」

マミ「え、神様……?」

ほむら「…ってまさか、あの?」

なぎさ「昨日神様と話しました。……神様も、元々は人間だったのです」

なぎさ「どのくらいの素質があったのかはわかりませんが…… 素質が高い人が契約して、そうなった実例はあるのですよ」

QB「なるほど、あれは契約が原因でそうなった……ということだったのかい?
   となると、浄化したり、魔法少女にだけ干渉できるという力も願いに関係がありそうだね」

QB「しかし、まさかそんな人が居たなんて信じ難い話だ。契約した覚えはないのに」

QB「いや、神様になるということを遂げた途端に、この世界から存在が消えてしまったのかもしれないね。
   だから、僕の記録にも残っていないのかもしれない」

なぎさ「……分析はいいから、答えてください」

なぎさ「あの人は悔いていました。まどかを同じ目に遭わすわけにはいかないのです」
270 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/28(金) 23:29:32.55 ID:633GA4qs0

QB「いや、たとえまどかであっても、人間が神様になんてなれるわけないよ」

QB「まどかに出会ったときも驚いたけれど、それは最早常識的な話じゃない。
   だから僕もあれの正体については考えられなかった」

まどか「わたしはそんなにすごいことがしたいわけじゃないよ。
    ただ、みんなに傷ついたり死んでほしくないだけだから」

なぎさ「そりゃ、そう…でしょう、けど…… 」

 今はそうだろう。でも、魔法少女の真実について聞いたら、どう思うだろう。
 神様と同じことはできないとしても…… 同じようなことを考えたりしてしまうのだろうか。
 そうしたら、実現方法は違っても結局同じように後悔してしまうのではないだろうか……

QB「……まあ、まどかなら大抵の願いはかなえられるだろうね。
   この世界で起きた歴史くらいなら自分の思い通りに改変できるはずだよ」

なぎさ「それだってとんでもないじゃないですか……」

マミ「高い素質を感じる、とは思っていたけれどそれほどなんて……」
271 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/28(金) 23:47:50.50 ID:633GA4qs0

なぎさ「……もう一つ聞きたいことがあります」

なぎさ「キュゥべえ、まどかが契約した際に生まれるであろう大規模なエネルギーを回収したら、
    もう用はないとばかりにこの星からいなくなるのですか? 」

まどか「エネルギー?」

QB「いや、契約したときに特に何かのエネルギーが生まれるということはないよ?」

なぎさ「あ……、」


なぎさ(しらを切るつもりですか…… いや、嘘はついてない。正確には、”希望が絶望に変わって魔女になったとき”……ですから。
    真実をそのまま言わないかぎり、こうやって誤魔化してくるのでしょう)

なぎさ『みなさん! いまだってこうやって誤魔化して、何も教えないまま契約させようとしてます!』

なぎさ『まどかはキュゥべえに対する危機感というものがまるでないのです!』

なぎさ『まずはキュゥべえがまどかを騙して命を奪おうとしていることをまどか本人に知ってもらうべきです』

なぎさ『宇宙を救うという大義名分のためのエネルギーを得るためなら、
    まどかを騙して魔女化してこの星が滅びようとも知ったことではないと』

なぎさ『宇宙のためなら星ひとつくらい平気で見捨てる輩なのだと!』

ほむら『いくらあいつが悪でも、契約すれば願いを叶うということは事実。あの子にとって自己犠牲は問題じゃないのよ……?
    それに、もし神様の言うとおり、私達を救うだなんて馬鹿なこと言い始めたらどうするのよ』

マミ『私もそろそろ言い返してやりたいわ。ふざけるなって言ってあげたい。でも……、それでどうなるかは……』

なぎさ『しかし、このままヤツの口車に乗せられては…… 』


『……キュゥべえはここのみんなと杏子ちゃんが居ても勝てないって言ったね』

『でも、それだけじゃないよ。わたしもいる』

なぎさ「!」

『わたしの言葉は魔法少女の4人にしか聞こえないけど、代わりに伝えて』
272 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/29(土) 00:09:33.27 ID:QsM0BOGJ0

『わたしがみんなの分の魔力を回復してあげる。だから一切出し惜しみなしでワルプルギスの夜と戦えるよ』

『わたしには実体がないから、直接魔女を倒すことはできない』

『でも、せめてこれくらいは協力するから…… わたしもみんなと一緒に戦う!』


なぎさ「……まどか、今神様からテレパシーがありました!」

なぎさ「一緒に戦ってくれるそうです。直接攻撃はできないけど、みんなの魔力を回復してくれるって……」

なぎさ「これならどうですか!? 神様は、まどかよりも更に何倍もの素質を持つ魔法少女です」

なぎさ「魔力を一切出し惜しみせず戦えば、私達だけでもいつもの何倍もの力を発揮できると思いますよ」

まどか「…そ、それは本当なんだよね……?」

なぎさ「前は、契約させたくなかったとはいえ嘘を言ってごめんなさい」

なぎさ「でも今回は本当です。ソウルジェムを浄化できる神様の存在は、さっきキュゥべえも認めてましたよね?」
273 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/29(土) 00:32:25.96 ID:QsM0BOGJ0

QB「……神様が協力する、か」

QB「まどかより素質があると言っても、物理干渉ができるわけじゃない以上関係がないよ。
   君達がいつもの何倍もの力が発揮できるといっても、まどかは更にその何倍もの力を持っている」

QB「それより、まどかが契約した方が確実だ」

なぎさ「まだ言いますか?
    これで結果は予測できなくなりました。だからまどかも…… まずはなぎさたちと神様を信じてください」

マミ「そうよ、契約を考えるのは、せめて負けそうになってからでいいんじゃない?」

マミ「……もちろん、負けそうになったとしても助けは無用だけどね」

さやか「まどかってたまに強情なとこあるし、言っても聞きそうにないからなぁ。百歩譲って、ね」

ほむら「私は…… 元から勝つことしか考えてないわ。
    それで十分よ、負けるまで契約しないでいてくれれば……」

まどか「うん…… じゃあ、わかった」

まどか「神様がついてるんだもんね。……神様、どうかみんなを守ってください」



なぎさ(なんとかわかってくれたみたいですね……)

 みんな、ホッとしている。
 条件付ではあるけれど、これが精一杯だった。

なぎさ(しかし、これで絶対に負けられなくなりました)

なぎさ(もちろん、こんなところでみんなで死ぬ気もないのですが……)

 キュゥべえの話を聞く限り、私達は確かにそう取られかねない戦いに挑もうとしていたのだろう。
 友人がそんな戦いに挑もうとしていたら、止めたくなるのもわかる。わたしたちがまどかに契約してほしくないと思うように。



1自由安価
2さようなら

 下2レス
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/29(土) 01:26:08.79 ID:L8rwOxRa0
まどかと別れた後、杏子に会いに行く
その際さやかの訓練組と風見野に行く組とに別れる
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/29(土) 01:29:11.95 ID:od05PipqO
安価↑
追加でマミに前回杏子に伝えてもらいたいと言った言葉を伝えてくれたかどうかを聞く
276 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/29(土) 02:15:16.60 ID:QsM0BOGJ0

 まどかと別れた。

なぎさ「どうなることかと思いましたが…… これで少しは、勝てる目処が立ったのでしょうか」

ほむら「ずっと魔力を回復してくれるなら、勝てるかもしれないわね」

さやか「うんうん、キュゥべえもはっきり『無理だ』と言わなかったってことは、
    割と勝ち目あるって思ってるんじゃねーの?」

なぎさ「あ、そうだ。マミ、前杏子に頼んだときは断られたとのことですけど、
    伝えてもらいたいと言った言葉を伝えてくれましたか?」

マミ「ええ。あの提案の話でしょう?」

マミ「結果はあの後メールに書いたとおりだったけど……」

なぎさ「なんて言われて断られたか、詳しく教えてくれますか?」

マミ「ええと、グリーフシードも食糧も足りてるって。あと、グリーフシードも人にあげる余裕なんてないだろって言われたわ」

なぎさ「そうですか…… また頼みに行きたいと思っているのですが」

『……あの、気をつけて。昨日、キュゥべえは杏子ちゃんとも話していたみたい。そのとき何か吹き込んでるかも』

さやか「え、また厄介事?」

『というか、ワルプルギスの夜についてじゃないかなぁ……』

なぎさ「とりあえず、状況は確認したほうがよさげですか」

なぎさ「といっても、ちょっと今日は隣町まで行って探し回る時間はなさそうですね……。
    今日は訓練だけして、明日は訓練組と風見野に行く組とで別れて行動しましょうか」





―8日終了―



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:4つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[魔力コントロールLv1] [格闘Lv1]
277 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/29(土) 02:24:11.93 ID:QsM0BOGJ0
―9日


 時間をフルに使うため、放課後になる前に
 メールで訓練組と風見野に行く組を決めておいてそれぞれ集合しようということになった。


なぎさ(どっちで返信しよう?)


 なぎさは…
1さやかの訓練
2風見野に行く(同行者をマミ・ほむらから選択)

 下2レス
278 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/29(土) 02:28:40.14 ID:QsM0BOGJ0
-----------------
ここまで
次回は30日(日)18時くらいからの予定です
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/29(土) 02:30:34.26 ID:od05PipqO
1
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/29(土) 02:31:49.76 ID:L8rwOxRa0
2ほむら
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/29(土) 02:36:30.18 ID:L8rwOxRa0
乙でした

>>276
GSが5ではなく4になってますよー
282 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 18:19:10.86 ID:DrjMgOsL0
ありゃ本当、7日の時から間違ってますね…
----------------

 メールには、風見野に行きたいと返信した。
 さやかの訓練の指導は今度はマミに任せる。

 あの時は直接話せなかったけど、今度は会えるといいなぁ…


―風見野駅



なぎさ「この前は、前に会ったっていうゲーセンに居たんですよね」

ほむら「ええ」

なぎさ「今日はどこから探しましょうか?」



【17時】


1ゲーセン行ってみよう
2このあたりで待っててみよう
3山のほうに行ってみよう
4病院に行ってみよう
5自由安価

 下2レス
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/30(日) 18:22:34.09 ID:xJ9+IphTo
3
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/30(日) 18:29:34.06 ID:HfYswgqw0
ほむらの意見を聞いてそこへ行ってみる
285 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 18:45:31.52 ID:DrjMgOsL0

なぎさ「ほむほむ、あなたの意見を聞きましょう」

ほむら「そうね……、一応遅くなる前にゲーセンに行ってみるのは良いんじゃないかしら?」

ほむら「あと一時間で私達の入店禁止の時間になってしまうわ」

ほむら「この前は制服で入ったけど、さすがに…… 小学○をつれてはちょっと……」

なぎさ「そ、そうですねえ…… じゃあまずはゲーセン行きましょう」


―ゲーセン



なぎさ(うーんと、それらしき姿は……)



 下1レスコンマ判定
10の倍数
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/30(日) 18:47:54.75 ID:HfYswgqw0
ほい
287 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 19:03:45.02 ID:DrjMgOsL0


ほむら「いないようね……」



【17時半】

1ゲーセンで待つ
2駅のほうを探す
3山のほうに行ってみよう
4病院に行ってみよう
5自由安価

 下2レス
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/30(日) 19:07:17.88 ID:olRfocV8O
1
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/30(日) 19:08:01.25 ID:HfYswgqw0
ゲーセンで待つ間にほむらとプリクラを撮る
290 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 19:38:55.82 ID:DrjMgOsL0

なぎさ「せっかくだから、プリクラ撮りましょうなのです」

ほむら「え? 私はそんなことしにきたんじゃ…」

なぎさ「まあまあ、記念だと思って」

なぎさ「転校まであと少しなのですから、色んなものを残しておきたいじゃないですか」

ほむら「………」



―――――


なぎさ「今回は2人用、っと」

なぎさ「フレームはどれがいいですか?」

ほむら「あなたが選んでいいわ」

なぎさ「じゃあ、これにしましょう!」

ほむら「始まったわ、えーと…… この線のところに立つのね」

なぎさ「はい、そこが盛れる位置です!」

ほむら(……“盛【も】る”?)

なぎさ「ほむほむ、表情が硬いですよ! 笑顔笑顔です!」

ほむら「ちょっ……」ムニ


 カシャ…――
291 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 19:53:57.49 ID:DrjMgOsL0

ほむら「……目が大きくて変な感じね」

なぎさ「可愛く盛れてますよ!」

なぎさ「やっぱり楽しいですねー、こういうの」

ほむら「写真を撮っただけじゃない」

なぎさ「それが楽しいのですよ、こうして二人で撮ったことは思い出になります」

なぎさ「ほむほむは、つまらなかったですか?」

ほむら「別に、そうは言ってないけれど……」

なぎさ「そういえば、ほむほむはこれがプリクラ初めてだったのですか?
    慣れてなさそうでしたけど」

ほむら「いえ、一応あるにはあるわ」

ほむら「でも、もう3年は前のことよ。大分忘れてるわ」

なぎさ「3年……」


なぎさ(ほむほむの契約したての頃だ。昔の仲間と撮ったんだ……)



 下1レスコンマ判定
10の倍数
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/30(日) 20:00:56.33 ID:xJ9+IphTo
10
293 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 20:15:08.68 ID:DrjMgOsL0

ほむら「来る気配なし…… かしら」

なぎさ「あぁ、そろそろ時間制限が…… 出ましょうか」



【18時】

1駅のほうを探す
2山のほうに行ってみよう
3病院に行ってみよう
4自由安価

 下2レス
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/30(日) 20:24:37.72 ID:HfYswgqw0
補導員に見つからないようにゲーセンの入口が見える場所で杏子が来るかどうか見張る
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/30(日) 20:25:43.62 ID:olRfocV8O
296 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 20:34:20.09 ID:DrjMgOsL0

ほむら「次はどこに行くの?」

なぎさ「もう少しこの近くで入り口を見てましょうか。外なら誰にも文句は言われますまい」

なぎさ「もし来たら、入るとこを押さえましょう。
    違反なのは杏子だって同じなのですよ、見つかったとき補導員をぶっとばされても困ります。見過ごしておけませんね」



 下1レスコンマ判定
10の倍数
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/30(日) 20:35:40.18 ID:HfYswgqw0
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/30(日) 20:36:38.10 ID:olRfocV8O
来い
299 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 20:50:22.93 ID:DrjMgOsL0

ほむら「……来ないわね」

なぎさ「今日はここには来ないのでしょうか?」



【18時半】

1更に待つ
2駅のほうを探す
3山のほうに行ってみよう
4病院に行ってみよう
5自由安価

 下2レス
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/30(日) 20:55:45.74 ID:olRfocV8O
2
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/30(日) 20:56:17.87 ID:HfYswgqw0
更に待ってる間ほむらと話す
ほむほむ、本当に見滝原からいなくなってしまうのですか?
ほむほむの目的が何なのかわかりませんけど、短い間とはいえ仲間になったのです
ワルプルギスの夜を倒したら、ほむほむとはもっといっぱい楽しい事をしたいのです
302 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 21:09:06.32 ID:DrjMgOsL0

ほむら「……わからないわね。もっと経ったら時間に来るかもしれないし」

なぎさ「そうですね……」

なぎさ「ところでほむほむ、本当に見滝原からいなくなってしまうのですか?」

なぎさ「ほむほむの目的が何なのかわかりませんけど、短い間とはいえ仲間になったのです。
    ワルプルギスの夜を倒したら、ほむほむとはもっといっぱい楽しい事をしたいのです」

ほむら「悪いけど、もう決めていることだから」

なぎさ「……何か、まだやらなきゃいけないことがあるのですか?」

ほむら「ええ…… そうね」

なぎさ「それならわがままはいえませんけど…… でも、何かあったときは手伝いますから」

なぎさ「遠くに行っても、困ったことがあったり、私達の力が必要なときがあったら遠慮なく呼んでください。
    私達も駆けつけますからね」



 下1レスコンマ判定
10の倍数
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/30(日) 21:14:54.51 ID:olRfocV8O
来い
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/30(日) 21:15:14.31 ID:HfYswgqw0
305 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 22:05:20.29 ID:DrjMgOsL0

ほむら「……来ないわね」

なぎさ「もうこんな時間ですか…… しょうがないのです、また出直しましょう」



――――
 見滝原に戻るバスの中、ほむらは少し暗い顔で俯いていた。

 ほむらといえば基本無口で、自然に会話が弾むようなことはなかった。
 一見いつもどおりに見えるけれど、やっぱり何か考え込んでいるように見える。
 であった頃はほとんど無表情だったけれど、最近慣れてきたのか少しずつ色んな表情を見るようになってきた。だからそう思えたんだろう。


なぎさ「何か、考え事ですか?」

ほむら「……ええ」

ほむら「少し、前に見た夢のことを思い出してね」

なぎさ「夢、ですか。……面白い夢ではなさそうですね?」

ほむら「ええ、とても嫌な夢だった。今まで忘れていたのに
    何故だか、色々と考え事をしている拍子に急に思い出してしまって」
306 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 22:15:10.68 ID:DrjMgOsL0

なぎさ「どんな夢だか聞いても?」

なぎさ「話したらラクになるかもなのです」

ほむら「……… 私が魔女になる夢だった」

なぎさ「え……」

なぎさ「それは嫌ですねえ…… 縁起が悪いです。
    そんなのは、楽しいこと考えてさっさと忘れちゃいましょう!」

ほむら「そうね、さっさと忘れるに限るわ」

ほむら「そんなこと、実際に起きたわけでもないのだから」





―9日終了―



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[魔力コントロールLv1] [格闘Lv1]
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/30(日) 22:17:15.21 ID:HfYswgqw0
え…魔女になる夢だと?
夢でなくて実際にそうなってたとしたら、このほむらはゴスほむなのか??
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/30(日) 22:19:31.37 ID:rBoLE1Jvo
なんだ折れた後か
じゃあこいつは使えんな
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/30(日) 22:20:54.81 ID:olRfocV8O
さやかステータス上がってないな
訓練じゃなくて魔女狩りしたのか?
310 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 22:50:09.55 ID:DrjMgOsL0
―10日


 放課後にならないうちに、今日の予定を決めよう。


・今日の予定
1さやかと訓練
2さやかとパトロール
3風見野に行く(同行者をマミ・ほむらから選ぶ)
4自由安価

 下2レス
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/30(日) 22:54:04.83 ID:olRfocV8O
2
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/30(日) 22:54:44.18 ID:HfYswgqw0
1
313 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 23:09:20.74 ID:DrjMgOsL0


 今日の訓練のコーチはなぎさちゃんなのですよ♪、と送ると
 さやかから“おてやわらかにたのむね!”と返ってきた。


―見滝原大橋の下



なぎさ「こんにちはなのです、さやか」

さやか「ちわー、今日は何の訓練?」

なぎさ「今日は【下2レス】の訓練なのですよ」



 さやか
 [魔力コントロールLv1] [格闘Lv1]


・訓練内容(魔力コントロール、格闘、他)
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/30(日) 23:11:05.93 ID:HfYswgqw0
魔力コントロール
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/30(日) 23:12:31.69 ID:olRfocV8O
316 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 23:36:48.41 ID:DrjMgOsL0

なぎさ「今日は魔力コントロールの訓練なのですよ」

さやか「うわー、集中するやつかぁ…… あたしあれ苦手だわ」

なぎさ「慣れちゃえば大丈夫です、頑張りましょう!」


 下1レスコンマ判定
10の倍数
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/30(日) 23:41:40.85 ID:olRfocV8O
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/30(日) 23:52:11.32 ID:HfYswgqw0
コンマ運ないなぁ
319 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/30(日) 23:55:17.42 ID:DrjMgOsL0

なぎさ「あわわわ、魔力出しすぎです! 調節を心がけて!」

さやか「回復とかもさ、大体いつもえいやぁーってやったら出来てた感じだったからねぇ… 抑えるとなると加減が〜…」

なぎさ「出しすぎというか、散りすぎなのです。魔力の込め方にもコツがあってですね、こう… 密度が大事なのですよ」

さやか「むむむむ……」


 下1レスコンマ判定
10の倍数
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/30(日) 23:57:51.42 ID:HfYswgqw0
今度こそ!
321 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/31(月) 00:14:56.54 ID:U4M/8+LD0

さやか「疲れたぁー!休憩!」

なぎさ「はぁ、もう2時間ぶっとおしですもんね…… ちょっと休憩しますか」

さやか「やったっ!」タタタッ


なぎさ(元気じゃないですか…… ん)

 走っていったかと思うと、缶のジュースを差し出してきた。


さやか「グレープとオレンジどっちがいい?」

なぎさ「わぁ、ありがとうございます! じゃあ、オレンジで」

さやか「はいっどうぞ!」

さやか「ごく、ごく、ごく、ぷはー…… いやあ、生き返りますな」

なぎさ「さやか親父臭いですよー」ゴク



1自由安価
2メール
3再開

 下2レス
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/31(月) 00:21:46.16 ID:i4e/IHRS0
休憩中に最近の恭介との仲はどうかと聞いて最後にほむらの事を聞く

恭介さんはいつ退院でしたっけ?
退院したら毎朝迎えに行ったりするのですか?
そうなら通い妻ってことになるのです

最近学校でほむらはどんな様子ですか?
何か悩んでいたり精神的に疲れてるような、そんな雰囲気はありませんでしたか?
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/31(月) 00:25:01.61 ID:foKWDWBkO

昨日はマミとどんな訓練をしたかも聞く
324 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/31(月) 00:37:03.66 ID:U4M/8+LD0

なぎさ「最近、恭介さんとの仲はどうです?」

さやか「直接会いにいけてないけど、メールはしてるよー」

さやか「あとね、一応ワルプルギスの夜とかの話もしたりしたんだ」

さやか「まだすぐに本調子にならないだろうから、避難するとき気をつけて ってこととか
    あと当日のまどかのことも一応」

なぎさ「それはありがたいです。じゃ、一応こっちの状況も知ってるのですね」

なぎさ「恭介さんはいつ退院でしたっけ? 退院したら毎朝迎えに行ったりするのですか?」

なぎさ「そうなら通い妻ってことになるのです」

さやか「つ、妻!? いやいや、そんな……」

さやか「あたしたちはただの将来を誓い合った仲ですよ」

なぎさ「それはあまり結婚と変わらないような……」
325 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/31(月) 00:47:42.88 ID:U4M/8+LD0

さやか「退院は今日だけど、学校に来るのは水曜からだって」

なぎさ「じゃあ、通うのは13日からですね?」

さやか「そだね」

さやか「……」

さやか「…まあ…… なんていうか、恋愛的なものは正直感じないんだけどさ。
    最近、誰も恭介の“1番”にはならないんじゃないかって思えてきた」

さやか「なんたって、恭介の1番はヴァイオリンだから」

なぎさ「ああ、なるほど……。確かにあれはぞっこんでしょうねー…、命を賭けて愛してますよね」

さやか「まあ、でも1番はヴァイオリンに譲ってもいいってあたしも納得してるんだ。
    じゃないとあたしが契約までした意味がないからね」

さやか「それでも、恭介にとって誰よりも大事な人っていうか…… 特別な人になれてるんだなっていうのはわかるから」

さやか「だから、それでいいんだ」
326 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/31(月) 00:59:12.43 ID:U4M/8+LD0

なぎさ「最近学校でほむらはどんな様子ですか?
    何か悩んでいたり精神的に疲れてるような、そんな雰囲気はありませんでしたか?」

さやか「学校ではあんまり喋ることないけど…… 悩み? どうかしたの、あいつ」

なぎさ「ほむら、ワルプルギスの夜の後は引っ越してしまうでしょう?
    なにかまだここを離れてやることがあるって言ってましたけど……」

なぎさ「昨日も嫌な夢を見たのを思い出したとかいってましたし、何かストレスが溜まってるのではないかと」

さやか「ストレスかー…… 学校じゃいっつも無口で暗そーにしてるしなぁ… 明日話しかけてみるか」

さやか「あいつ、全然学校じゃこっちに関わろうとしないんだもん」

なぎさ「はい、気にかけてあげてくださいです!」

さやか「面倒見いいなぁ、なぎさちゃんは。ここではみんなより年下だけど、立派なお姉さんになれるよ」

なぎさ「えへへー、じゃあ後半も訓練といきますか」


・後半の訓練
1魔力コントロール
2格闘
3自由安価

 下2レス
327 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/31(月) 01:00:24.00 ID:U4M/8+LD0
--------------
おっと忘れてた、

 下1レスコンマ判定
10の倍数

追加です
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/31(月) 01:06:18.49 ID:i4e/IHRS0
魔力コントロールの訓練を続ける
少し早めに切り上げて恭介さんに会いに病院に行ってみてはどうですか?
面会時間は過ぎてますから、前になぎさがしたみたいに窓から会いに行ってはどうですか?
行くならなぎさも付き合いますよ

↑スレ主さん00出してるから成功なのでは?w
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/31(月) 01:08:01.16 ID:foKWDWBkO
また駄目か
コンマ運が無さすぎですね、今回は
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/31(月) 01:14:05.65 ID:eYktf7wMo
ゼロ回近じゃなくて経験値積ませられるようになるとまだいいんだが
331 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/31(月) 01:29:28.00 ID:U4M/8+LD0

なぎさ「魔力コントロールの訓練を続けましょう」

なぎさ「そうだ、少し早めに切り上げて恭介さんに会いに病院に行ってみてはどうですか?」

なぎさ「面会時間は過ぎてますから、前になぎさがしたみたいに窓から会いに行ってはどうですか?
    行くならなぎさも付き合いますよ! まだ鍵を開けられるだけの魔力の細かい操作はできないでしょうし」

さやか「多分、もう家について準備とかなんやらも終わった頃になるんじゃないかな?
    行ってみるか。あーでもちゃんとパーティ道具とかプレゼントとか色々用意したほうがよかったな……」

なぎさ「顔を見せるだけでも喜んでくれると思いますよ」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/31(月) 01:29:33.95 ID:foKWDWBkO
このまま10の倍数が出ないままワルブル当日を迎えたら笑えるね
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/31(月) 01:33:26.08 ID:i4e/IHRS0
スレ主が2回連続で00出すとか、コンマ神は我々に何をさせようとしているのか…
334 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/31(月) 01:40:18.84 ID:U4M/8+LD0

―――


なぎさ「お疲れ様っ、今日の訓練は終了なのです」

なぎさ「早く恭介さんに会いに行かないと!」

さやか「おう、行こ!」



―上条邸


なぎさ「ここですか?」

さやか「ん、ここだよ」

なぎさ「やっぱり、お金持ちなんですねー」


 チャイムを押すと、恭介さんのお母さんが出てきた。

「いらっしゃい。さやかちゃん、なぎさちゃん」

さやか「こんばんは。 退院パーティとかやってる最中だったら悪いんですけど、どうしてもおめでとうって言いたくて」
335 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/31(月) 01:51:16.53 ID:U4M/8+LD0

 廊下の奥から恭介さんも歩いてきた。まだ足は自由に動かせられないらしく、杖をついている。

恭介「こんばんは、二人とも。わざわざ来てくれるなんて嬉しいよ」

さやか「恭介、退院おめでとう!」

なぎさ「おめでとうなのですー!」

恭介「ありがとう! 二人には本当に感謝してるよ」

さやか「プレゼントとか何かあったらよかったんだけど、ちょっと準備してなくて……」

恭介「いやいや、もう十分すぎるほどにさやかからはプレゼントをもらってるよ」

恭介「ここで立ち話もなんだし、どうぞ上がって」

なぎさ「ああいえ、時間も遅いですし、挨拶をしたらなぎさはもう帰りますよ」

恭介「あ、そうか。じゃあ、気をつけてね」

なぎさ「恭介さんも、元気そうで良かったのです」


なぎさ(二人の仲を邪魔しちゃ悪いですし…… ね)

1最後に一言(安価)
2さようなら

 下2レス


 下1レスコンマ判定
10の倍数
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/08/31(月) 01:56:49.56 ID:i4e/IHRS0
さやかにこっそり耳打ち
別れ際に恭介さんにキスでもしてあげたらどうですか?
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/08/31(月) 01:59:03.11 ID:foKWDWBkO

駄目だ、こりゃ
338 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/31(月) 02:11:32.37 ID:U4M/8+LD0

なぎさ「さやかさやかー」チョイチョイ

さやか「ん?」

なぎさ「別れ際に恭介さんにキスでもしてあげたらどうですか?」コソッ

さやか「もー何言ってんの///」

恭介「?」

なぎさ「それではさようならーなのです!」

なぎさ「健闘をお祈りしているのですよー!」




―10日終了―



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]

339 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/31(月) 02:12:10.74 ID:U4M/8+LD0

・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[魔力コントロールLv1] [格闘Lv1]



10日 担当:なぎさ 魔力コントロールの訓練
 “回復”が得意という特性を活かして、それを応用した技を編み出せるように特訓をしているのです
 特訓の成果が出るのは、あともうちょっとかかりそう

 追記 二人のきずなには強いものを感じますが、恋の予感がうすいようす。成果はいつでるのでしょうか?
    ガンガンアタックすべし、がんばれさやか


なぎさ「交換日記…… 我ながらグッドアイデアなのです」

なぎさ「毎回担当が違うのだから、こうして共有することが必要なのです」
340 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/08/31(月) 02:13:01.92 ID:U4M/8+LD0
------------------
ここまで
次回は1日(火)20時くらいからの予定です
341 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/01(火) 20:46:14.02 ID:yvbtaC6Y0
―11日


 放課後にならないうちに、今日の予定を決めよう。


・今日の予定
1さやかと訓練
2さやかとパトロール
3風見野に行く(同行者をマミ・ほむらから選ぶ)
4自由安価

 下2レス
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/01(火) 20:51:09.07 ID:vLFksgb2O
3ほむら
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/01(火) 20:51:28.34 ID:G3Ig91yZ0
今日は4人で魔女狩りをしようと提案
2人一組で2組に分ける
344 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/01(火) 21:05:54.02 ID:yvbtaC6Y0

from:なぎさ
本文:今日は4人で魔女狩りにしましょう。
   2人一組で2組に分けようと考えているのですが、


なぎさ(……)

なぎさ(どう分けようかな?)



1同行者の希望を書く(マミ・ほむら・さやか)
2みんなに任せる

 下2レス
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/01(火) 21:07:22.01 ID:vLFksgb2O
ほむら
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/01(火) 21:07:47.63 ID:G3Ig91yZ0
ほむほむ
347 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/01(火) 21:25:47.00 ID:yvbtaC6Y0

from:なぎさ
本文:今日は4人で魔女狩りにしましょう。
   2人一組で2組に分けようと考えているのですが、
   なぎさは今日はほむほむと一緒に行きたいと思ってます。


なぎさ(よしっと)


 早速みんなからOKの返信が来た。
 集合場所は組ごとに決めて、19時頃に見滝原大橋の下に集合して報告と分け方を決める。


なぎさ(集合場所は……)


 最初に行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場

 下1レス
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/01(火) 21:33:25.84 ID:G3Ig91yZ0
1
349 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/01(火) 22:27:09.82 ID:yvbtaC6Y0
―公園


 集合場所に着いた。
 最初は公園、それからのルートも決めておいて、マミたちと被らないようにしてある。



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
(11~20魔女)
21~30使い魔
(31~40使い魔)
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/01(火) 22:27:39.16 ID:gGwC8zEDO
てい
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/01(火) 22:27:41.84 ID:G3Ig91yZ0
魔女来い!
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/01(火) 22:29:08.27 ID:G3Ig91yZ0
なぎほむ組が使い魔、マミさや組が魔女ということかな?
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/01(火) 22:32:31.01 ID:vLFksgb2O

16だからなぎさ達はハズレでは?
354 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/01(火) 22:37:50.82 ID:yvbtaC6Y0

なぎさ「こんにちはーなのです」

ほむら「こんにちは。集合場所には居なかったようね。それとも、もう倒してしまったかしら?」

なぎさ「何も居ませんでした。じゃあ、次の予定にレッツゴーなのですよ!」


【16時】

 行く場所
・公園[現在地]
1通学路
2駅
3病院
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

 下1レス
355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/01(火) 22:41:00.09 ID:G3Ig91yZ0
1
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/01(火) 22:41:24.92 ID:vLFksgb2O
4
357 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/01(火) 22:59:03.48 ID:yvbtaC6Y0
―通学路


 通学路を一通り回る。
 下校中の生徒が多い時間は過ぎたけれど、たまに制服の人を見かける。
 このあたりには魔女は……



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
(11~20魔女)
21~30使い魔
(31~40使い魔)
358 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/01(火) 23:00:48.71 ID:vLFksgb2O
359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/01(火) 23:01:07.79 ID:G3Ig91yZ0
来い!
360 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/01(火) 23:27:10.44 ID:yvbtaC6Y0

「あ。暁美さーん」

 魔女を探して通学路を歩く途中、見滝原中学校の制服を着た女子がほむらに手を振った。

ほむら「…」

 それに対して、ほむらは軽く会釈した。


なぎさ「お友達ですか?」

ほむら「いえ、クラスメイトよ」

なぎさ「『いえ』って、別に否定しなくても。クラスメイトなら仲良くしちゃえばいいじゃないですか」

なぎさ「少なくとも今の人は、ほむほむに対して親しげに接してましたよ?」

ほむら「……学校で友達を作ったところで、どうせすぐに別れてしまうわ」

なぎさ「そうかもしれないですけど…… だから学校ではさやかやまどかたちとあまり話さないんですか?」

ほむら「……!」

なぎさ「ああ、昨日さやかから聞きましたのですけど」
361 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/01(火) 23:59:13.76 ID:yvbtaC6Y0

ほむら「……まあ、そうね」

ほむら「それに、魔法少女と一般人があまり関わるべきじゃない」

なぎさ「魔法少女の事情に関わってきてしまうのは、確かに好ましくないことです」

なぎさ「でも、普通に友達になるくらいなら良いのでは?」

なぎさ「すぐに別れてしまうとしても、なぎさは今こうしてほむほむと話したり、
    一緒に遊んだりして楽しい思い出が出来るのは嬉しいです」

なぎさ「それに、なにも“こんじょーのわかれ”ってワケじゃないんですからね。会いたくなったらまた会えばいいのです」

ほむら「……… もう疲れたの」

ほむら「私は…… 今までにも短い期間にたくさんの出会いと別れを繰り返してきた」

ほむら「これが最後になるとしても…… 私はもう」

なぎさ「……?」

ほむら「…いえ、話している間に通学路も一通りは回れたわね。次の予定に行きましょう」


 今までも転校続きだったのでしょうか。これまでも、何かの目的のために?

なぎさ(……それにしても、少し違和感を感じます)


【17時】

 行く場所
・通学路[現在地]
1駅
2病院
3繁華街
4歩道橋
5土手
6鉄塔
7廃工場
8立体駐車場

 下1レス
362 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/02(水) 00:00:45.51 ID:TL6XUDLp0
1
363 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/02(水) 00:02:43.64 ID:gQRyM+N6O
ほむらの精神状態がヤバいな
364 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/02(水) 00:07:21.55 ID:AHjxGyZB0
―駅


なぎさ「そろそろ魔女に出てきてほしいですねぇ…… あちらは上手くやれてるでしょうか」

ほむら「どうかしら、二組み合わせて収穫ゼロは笑い話にならないけど」



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
(11~20魔女)
21~30使い魔
(31~40使い魔)
365 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/02(水) 00:09:34.02 ID:TL6XUDLp0
今度こそ!
366 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/02(水) 00:10:46.59 ID:gQRyM+N6O
魔女来たか
367 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/09/02(水) 00:18:50.24 ID:AHjxGyZB0

 下1レスコンマ判定
偶数 (魔女の種類判定)
368 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/02(水) 00:20:19.30 ID:TL6XUDLp0
む?
369 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/02(水) 00:28:01.73 ID:AHjxGyZB0

なぎさ「っと、魔女ですよ!倒しに行きましょう!」

ほむら「ええ」



―針の魔女結界


 結界に入ると、一面にキュゥべえ。キュゥべえ……

 キュゥべえ!?

「キュップ、キュップ、キュップ、キュップ…」



なぎさ「……うへえ」

ほむら「これは使い魔?」

なぎさ「多分?あっちのマントが魔女かな? …うわっ、引っ掻こうとしてきましたよこのキュゥべえ!」ゲシ

ほむら「キュゥべえのくせにね」パァン

なぎさ「もしかして、キュゥべえ大好きみたいな人だったのでしょうか?」

ほむら「……それならあの神様もお手上げなのがわかるわ」




なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]


敵:針の魔女
  QB×15

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
5シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。
6ほむらに指示

 下1レス
370 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/02(水) 00:28:55.94 ID:TL6XUDLp0
4
よりにもよってこいつかw
371 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/02(水) 00:46:27.62 ID:AHjxGyZB0

なぎさ「とりあえず周りの使い魔を吹き飛ばしますよ!」

 息を吹き込むと、独特の音と共に結界内に舞うシャボン玉。

ほむら「便利ね、すぐに広範囲に拡散して攻撃できるのは強みだわ」


 シャボンがはじける、と同時に魔女の頭付近で爆発が起こる。
 横にいたはずのほむらはいつのまにか移動していて、被り物の取れた魔女の藁の頭に銃口を向けていた。


 結界が消滅する。

なぎさ「スピーディな移動と間髪入れない攻撃、ほむらもすごいですよ!」

ほむら「これで1つね」



【17時半】

 行く場所
・駅[現在地]
1病院
2繁華街
3歩道橋
4土手
5鉄塔
6廃工場
7立体駐車場

 下1レス
372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/02(水) 00:48:04.56 ID:TL6XUDLp0
1
373 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/02(水) 00:59:05.93 ID:AHjxGyZB0
―病院


なぎさ「そうそう。病院といえば、昨日恭介さん退院したんですよ」

ほむら「さやかから聞いたの?」

なぎさ「はいなのです、訓練の後はさやかと祝いに行って……
    なぎさは時間が遅かったし、二人の仲を邪魔しては悪いので挨拶だけして帰りました」

ほむら「上手く行くと良いわね、二人」

なぎさ「ですねー」



  下1レスコンマ判定
0~10魔女
(11~20魔女)
21~30使い魔
(31~40使い魔)
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/02(水) 01:00:45.61 ID:gQRyM+N6O
来るかな?
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/02(水) 01:01:07.90 ID:TL6XUDLp0
もう一丁!
376 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/02(水) 01:09:20.94 ID:AHjxGyZB0

ほむら「反応なし、次の予定は……」

なぎさ「はい、えーと… 次で最後ですね」



【18時】

 行く場所
・病院[現在地]
1繁華街
2歩道橋

 下1レス
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/02(水) 01:10:58.15 ID:gQRyM+N6O
2
378 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/02(水) 01:19:31.35 ID:AHjxGyZB0
―歩道橋



なぎさ「……お、『これから見滝原大橋に向かう』ってメールが来ましたよ」

ほむら「さて、こっちは…?」


 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/02(水) 01:22:38.55 ID:TL6XUDLp0
来い
380 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/02(水) 01:32:04.70 ID:AHjxGyZB0

ほむら「……私達も向かいましょうか」

なぎさ「はいなのです」



―見滝原大橋の下


なぎさ「ただいま到着ですー」

マミ「お疲れ様」

さやか「こっちは1個だよー、そっちはどうだった?」

なぎさ「わたしたちも1個の収穫です」

マミ「全体で2つね。まず、1つは美樹さんが持ってて。最近訓練でも魔力を使っているでしょうし」

さやか「はい、ありがとうございます」

なぎさ「あとの1つは、なぎさはこの間もらったので……」

マミ「暁美さん持っていて。私は今回はあまり消費してないから」

ほむら「ええ」
381 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/02(水) 01:47:26.63 ID:AHjxGyZB0

ほむら「ところで、神様が加わってくれたことで
    また前に立てた対ワルプルギスの戦略を見直そうと思っているのよ」

なぎさ「ああ、そうですね。魔力を回復し続けてくれるならもっと無茶も効くようになりますし」

ほむら「…そこで一つはっきりさせておきたい問題があるのだけど、神様は私の止まった時の中に干渉できるのかしら?」

なぎさ「現在と過去と未来を移動できるそうですが……、それはどうでしょうね?」


 私達に答えることはできません。
 うーん、とみんなが考え込んで何秒か経ったところで、神様からの返答が返ってきます。
 
 それは、ずっとそこにいたけれど、登場のタイミングを損ねたかのような気まずさを少しだけ感じました。


 『……できないと思う』

 『今までわたしの見てないところでほむらちゃんが時間停止を使ったことはあると思うけど、
  いきなり時間が止まったとか感じたことはなかったから……』


ほむら「! …そう。というか、やっぱり見ていたのね」

マミ「神様ももっと普通に私達と話したりしていいと思うわよ。
   私達だって仲間なんだし、友達になれると思うのよ」

なぎさ「そうそう、あなたも私達と同じ、キュゥべえと契約したただの魔法少女なんですから」

なぎさ「魔法少女同士でチームを組むのに神様だとか関係ありません」

 『…………』
382 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/02(水) 02:04:23.17 ID:AHjxGyZB0

マミ「解散の前に、今から明日の予定を決めておきましょうよ。せっかくみんな揃っているんだし」

なぎさ「そうですね。あ、そうそう。それと、交換日記を書いてきたのです」

さやか「交換日記? ……ていうか、『さやか教育ノート』って書いてあるんだけど」

なぎさ「はいなのです、さやかのコーチをやる人に交代で回して状況を共有するためのノートなのです」

マミ「なるほど、いいかもしれないわね。それじゃあ、明日はどうする?」

ほむら「あと、明日は最初にここに集まって、直しを加えた対ワルプルギス用の戦略をみんなで確認する時間をとりましょう」

ほむら「行動はその後になるから、明日は風見野とかに遠出はできなくなるわ」



・明日の予定
1さやかと訓練・他2人はパトロール
2パトロール(同行者安価指定)・他1人はさやかと訓練
3自由安価

 下2レス
383 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/02(水) 02:07:39.33 ID:AHjxGyZB0
-----------------------
ここまで
次回は4日(金)20時くらいからの予定です
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/02(水) 07:38:30.35 ID:TL6XUDLp0
マミとパトロール
それと神様に明後日杏子を探す時に案内出来ませんか?と尋ねる

この頃避けられてるのか、はたまた運が悪いのか杏子と全く会えません
神様、もし杏子の居場所を特定できるのでしたら杏子のいる場所に案内してくれませんか?

385 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/04(金) 20:57:01.20 ID:QF9cwnyp0

なぎさ「なぎさはパトロールに行こうと思います。マミ、一緒にどうですか?」

マミ「ええ、もちろんいいわよ」

なぎさ「では、これを渡しておきます」

ほむら「ええ」

 ほむらに交換ノートを渡した。

なぎさ「それと神様、明後日杏子を探す時に案内出来ませんか?」

なぎさ「この頃避けられてるのか、はたまた運が悪いのか杏子と全く会えません」

なぎさ「もし杏子の居場所を特定できるのでしたら杏子のいる場所に案内してくれませんか?」

 『わたしには自分の居るところだけしか見えないの。だから、離れた場所のことはわからないんだ』

なぎさ「そうなんですか……、それなら仕方ないです」

 『ごめんね、神様っていってもこんなもので…… これじゃあ全ての魔法少女を救うには程遠いよね……』

なぎさ「いえいえ、謝らないでください! 全てはキュゥべえが悪いのです」

なぎさ「それでも色んな魔法少女のことを救っているんだから、神様は立派ですよ」

ほむら「そうよ、貴女はすごい人よ。ワルプルギスの夜との戦いだって貴女がいればとても心強いわ」

 『…… うん……  ありがとう、二人とも』

マミ「じゃあ、明日のことも決まったことだし、そろそろ解散にしましょうか」

なぎさ「はい、みなさんまた明日ですー」


 『…………』
386 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/04(金) 21:15:59.91 ID:QF9cwnyp0
―帰り道


 帰り道、みんなと別れたところで神様が話しかけてきた。


 『……ねえ、やっぱりほむらちゃんはワルプルギスの夜の後ここからいなくなるって?』

なぎさ「知ってたんですか…… はい。まだやらなきゃいけないことがあるみたいで、決意は固いようです」

 『やらなきゃいけないこと…… か』

なぎさ「これまでにも何か目標のために短い期間で転校を繰り返してきたとか」

なぎさ「……神様はほむほむの目標とか知っているんですか?」

 『うん、知ってる』
387 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/04(金) 21:38:18.34 ID:QF9cwnyp0

 それ以上は探らずにいると、神様もそれ以上は話さず沈黙した。
 これまで本人が話さなかったことを、これ以上聞いていいのかわからなかった。


 再び一人の静かな帰り道に戻る。

 ……神様が再び話し始めたのはそれから少ししてからだった。


 『……わたしは、他の魔法少女のことも、ほむらちゃんのことも救いたいと思ってる』

 『もしこの後ほむらちゃんが死んでしまったら…… きっと、みんなも悲しむと思う』

なぎさ「え!? ……ほむらはなにか危険なことしようとしてるのですか!?」

なぎさ「やっぱり、聞かせてください。ほむらの事情……!」

なぎさ「これは…… 聞かなきゃいけないことですよね?」

 『……うん』
388 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/04(金) 22:19:52.26 ID:QF9cwnyp0
―土手


 暗闇の中、街灯があたりを照らしている。

 駅の方角には街の灯りがキラキラと輝いているのが見える。

 いつも見ている昼の景色とは雰囲気が違って見えた。


 夜中、部屋に戻って電気を消した後にこっそり外に出てきた。
 いつもなら寝ている時間。お父さんももう寝ている。


さやか「こんばんは、数時間ぶりだね。こんな夜に集まることになるなんてね」

なぎさ「ドキドキしました…… こうやってこっそり抜け出すのは、恭介さんに会いに夜病院に行ったとき以来でしょうか」

さやか「バレたら怒られるだろうなー
    ……でも、聞かないわけにはいかないからね」

 『うん、みんなにそろそろちゃんと相談しなきゃいけないなって思って……』

 『ごめんね、こんな時間に呼び出して。 放課後は予定が詰まってて時間なさそうだから』

 『……それに、この話をほむらちゃんには聞かれるわけにはいかないの』

マミ「……それで、本当なの? 暁美さんがこのままだと死ぬって……」
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/04(金) 22:34:34.98 ID:elz31xsh0
ほむらが死ぬ原因とは何なのか…
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/04(金) 22:47:06.63 ID:8KYxtcYi0
中沢編を読めば分かるよ
391 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/04(金) 23:11:38.80 ID:QF9cwnyp0

 『……ほむらちゃんの、ワルプルギスの夜が終わった後にまだやらなきゃいけないことは』

 『自分が死ぬことなんだよ』


なぎさ「は……? え!?それって…自殺するってことですか!?」

さやか「…マジなの? 意味わかんないじゃん…… なんでわざわざ死ななきゃいけないんだよ」

マミ「暁美さん、そこまで追い詰められていたの……?」

さやか「ていうか、何か目標あるんじゃなかったわけ? それがなんで死ぬんだよ」

 『目標はあった。でも、もうそれはワルプルギスの夜を超えることで達成するんだ』

 『ほむらちゃんも、昔は目標を達成した後自分も幸せになろうとしていた。
  けれど、今はもう…… それすらも望まなくなってしまった』
392 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/04(金) 23:47:44.21 ID:QF9cwnyp0

 『ああ…… まず、ほむらちゃんのことを言う前に、自分がなんなのか言わないといけないね』

 『今まで名乗れなくてごめんなさい。わたしの名前は鹿目まどか』

 『わたしはキュゥべえと契約して、全ての時間を移動できるようになった。
  その能力でこの世界に渡ってきた、違う世界の鹿目まどかなんだ』

なぎさ「え……!? でも待ってください、それはおかしいです。
    確か神様はまどかよりもとても素質が高いはずです」

なぎさ「まどかの素質じゃ神様みたいにはなれないんじゃ?」

マミ「神様が契約したことで他の世界のあなたまで素質が減った…… ということ?」

 『ううん、減ったんじゃない。
  わたしの…… まどかの素質は、本来は普通の魔法少女と変わらないくらいだったんだ』

 『そして、本来はわたしはワルプルギスの夜に敗れて死ぬはずだった。
  けれど、わたしを救うことだけを目標に契約して時間を遡り、同じ時間を何度も繰り返した人がいた』

 『……その人が繰り返すたびに増えていったの。鹿目まどかの素質が』

さやか「……ああ、なんとなくわかったよ?
    ほむら、ワルプルギスの夜のことでまどかに説得するとき、たしかに様子おかしかったよなぁ…」

さやか「前の街とか言ってたのは、前のここでの一ヶ月のことだったってわけか……」

なぎさ「ほむらの過去の仲間というのも、本当はわたしたちのことだったのですね……?」

さやか「つまり、ほむらの目標ってそういうことなんでしょ?」


 『うん。ほむらちゃんの目標は、鹿目まどかを救うこと。
  ただそれだけのために、何十回も、何十回も ……もしくは、何百回も? …この一ヶ月を繰り返していた』


マミ「……それなら、私達の今居る世界は過去ということになるわね」

マミ「あなたの世界の暁美さんは、死んでしまったの?」
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/05(土) 00:18:58.93 ID:EI6CweR70
なぎさちゃんが仲間だったことはこの時間軸以外ではなかったんだろうなぁ
自分が魔女化したシャルロッテがマミを喰い殺すことを知ったら憂鬱になりそうだな、なぎさちゃん
394 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 00:20:56.16 ID:ZzK+bunm0

 『わたしが元居た世界のほむらちゃんも、もう生きていないけれど…… でも、目標を達成して自殺したんじゃないよ』

 『ほむらちゃんからすれば、わたしが“こう”なるのは救いじゃなかった』

 『わたしも後でそれをわかった』

 『ほむらちゃんは、わたしに魔法少女と一切関わらずに普通に生きてほしかったんだ』

 『……だから、これで幸せだって言っても聞いてもらえなかった』

 『またほむらちゃんは時間遡行して、なにもなかったことになって、一からやりなおして…… 普通ならそうなってたんだと思う。
  でも、わたしは消えない。もう戻れない』

 『幸か不幸か、わたしには時間を行き来できる力があった』




―――――後に、ここが最初に繰り返したほむらちゃんの100と数十周目の世界だったことがわかる。
     わたしにはまだ大切な家族がいて、友達がいて、普通に暮らしていた。

     そんなとき、魔女に襲われて、マミさんに助けてもらって…… 魔法少女に関わっていった。

     マミさんが死んだ。
     さやかちゃんが契約して、魔女になった。杏子ちゃんも、さやかちゃんと一緒に死んでしまった。
     周りの人が魔法少女と関わって不幸になっていった。

     そんなときワルプルギスの夜が迫って、もう戦える魔法少女はほむらちゃんしかいなかった。
     勝てるわけがなかった。


「……わたしの願いは
 全ての魔女を、生まれる前に消し去りたい!
 過去も未来も、全ての宇宙の魔女を…… この手で……!」


  ほむらちゃんの今までのことも聞いていて……
  わたしは、純粋に悔しかった。希望を信じて契約して、不幸になる魔法少女の運命が!
  わたしのために全てを捨てて、どこにも戻れずに時の中を彷徨い続けるほむらちゃんのことも。

  わたしにしか救えないのなら、わたしはどうなってでも救いたいと思っていた。


 願いを叫んだ。
 光が瞬き…… そして消えた。


QB「まさか、そんな……――」

QB「―――そんなことができるはずがないじゃないか!」

まどか「………」
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/05(土) 00:27:25.87 ID:EI6CweR70
願いの言葉は本編と同じだけど…?
何が起こった?
396 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 00:32:56.94 ID:ZzK+bunm0

 無慈悲で無感情で無機質な声に一蹴された。
 けれど、わたしの祈りはまだ胸の底で強烈に残ったままだった。


ほむら「よかった…… いいの、そんなことはしないで!絶対にやめて!」

まどか「ううん、それでも、わたしは……」

まどか「今まで契約した魔法少女たちを絶望で終わらせたくないの」

まどか「みんなのこと救ってあげたいんだ……!」

まどか「もちろんあなたのこともなんだよ、ほむらちゃん!」

まどか「お願いだから願いを叶えてよ、インキュベーター!!」

ほむら「は…!? 何を言っているの! 私を救う?勘違いしないでよ!!!」

QB「再び光が瞬いている…… それも強烈に。想いの力がそうさせるのだろう」

QB「そうまでして運命に抗うのか……」

QB「それがどういうことかわかっているのかい?
   決められた理を覆すこと、それは魔法少女にはできないことだ。その枠すら超えた存在になろうというのは……」

QB「君は神様にでもなるつもりなのかい?」

ほむら「誰が頼んだの!私は救われない!他のすべての人のためにあなたが犠牲になる必要だってない!!」

まどか「神様でもなんでもいい」

まどか「わたしが全ての魔法少女を絶望から救ってあげる……――――」


ほむら「やめて!」


 最後に、ほむらちゃんの叫び声が聞こえた。
397 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 00:35:56.95 ID:ZzK+bunm0

 ………身体が軽い。意識だけが浮いているみたい。視界にわたしの姿が無い。わたしはどこにいるんだろう。
 たしかにそこに立っていた、その実感が消えどこかわからない空間に漂っている。
 声がどこからか聞こえてくる。


「君はこの宇宙の一員ではなくなった。人を超えた君に、もう人としての君個人は保てない」

「この世界も、君という存在が居ない世界として再編されるだろう」


 すすり泣く声が聞こえる。

『ほむらちゃん、泣いているの? 泣かないで、大丈夫だから』

ほむら「貴女がそんなことをする必要はなかったのに……」

『ごめんね』

『わたしは全ての魔法少女を救いたくて、この願いをした』

『でもね、まず、一番に救いたいと思ってるのはあなたのことなんだよ』

『わたしが、精一杯悩んで出した答えなの。わたしは幸せだよ』

『だから、ほむらちゃんもこの答えを…… この未来を、否定しないでほしいな』
398 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 00:38:25.60 ID:ZzK+bunm0

 …………やがて、新しい世界が出来上がる。
 わたしの居ない世界の、まだわたしがなにも知らなかった日。

 マミさんも、さやかちゃんも、杏子ちゃんもいる世界。

 わたしはここにいるのに、誰にも姿が見えてない。誰も認識してくれない。
 だって、よく考えれば自分にはもう姿がないから。口がないから。喉がないから。
 ソウルジェムですら、どこにあるかわからない。


ほむら「………」

 ほむらちゃんは、わたしの家の前で立ち尽くしていた。

『わたしはここにいるよ。誰にも見えなくても、ここにいるよ』

『ここでわたしはさやかちゃんたちを救うの。
 もちろん、これから色んなところに渡って色んな魔法少女を助けてあげるけど……』

『この街のみんなのことも必ず救ってあげるから。ほむらちゃんもわたしと一緒に協力してくれるかな……?』

ほむら「いいえ、私が救いたいのは貴女だけ。 ……私は諦めない。私の戦場はここじゃない」

『ほむらちゃん……!』
399 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 00:44:51.61 ID:ZzK+bunm0

追いかけた先は100と数十周目と足す1の世界。
ほむらちゃんはまだこんな気の遠くなるような旅を続けている。他でもないわたしのために。


ほむら「………」

 ほむらちゃんは浮かない表情をしていた。
 ほむらちゃんからしたら、あれも『失敗』のうちなんだろう。

『ほむらちゃん…… もういいんだよ。わたしのために苦しまないで』

ほむら「貴女…… まさかついてきているの」

『うん、わたしは過去も未来も渡れるんだ』

ほむら「……貴女こそ。そんな姿になってまで……」

『……わたしに姿なんてないよ』

ほむら「とにかく、私はこの世界で今度こそ成功させなければならない」

ほむら「まどかには契約させない。……あなたのようにはさせない」

ほむら「……だから、邪魔なのよ。貴女についてこられると」

ほむら「……私についてこないで」

『ねえほむらちゃん。認めてよ。わたしが幸せにならないとほむらちゃんが幸せになれないのなら、認めて。
 ……わたしは幸せだよ。だから』

『わたしは、ほむらちゃんに幸せになってほしいの!』
400 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 00:49:33.12 ID:ZzK+bunm0

――あれから何度かその世界のわたしが契約して魔女になって、ループした。
  ほむらちゃんに話しかけても、拒絶された。しまいには無視されるようになった。イライラしている姿を見ることが多くなった。

 それでも怯まなかった。

全ての魔法少女を救いたい。
けれど、一番に、わたしのせいで不幸にしたほむらちゃんを救わないといけない。



『ねえ、もういいよ。もういいから……』

『ほむらちゃんはほむらちゃんの幸せを見つけてよ』

ほむら「――……黙って。貴女はもう私の救いたいまどかじゃない」

ほむら「まどかの幸せがそんなのだとは認めない」

『ねえ聞いて…… わたしはそれを望んでないの』

『いつのわたしがそうさせたかはわからない。でも、そのためにほむらちゃんに不幸になってほしくない』

ほむら「うるさいのよ! …本当に、本当に!」

ほむら「貴女の認めろっていうのは…… 今までやってきたことを諦めろということ。
    それがどういうことだかわからないの!?」
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/05(土) 00:58:36.32 ID:EI6CweR70
うわあ…デビほむどころの話じゃないぞ、拗れ過ぎだろこの2人の関係
要するにまどかもほむらも互いに救おうとしてるけど、結局『救う』ことにこだわり過ぎて相手をしっかり見てないんだよなぁ
このまど神様の想いを未契約のまどかに判らせた上で契約させる意思を無くさせなくちゃいけないとか…
402 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 01:07:20.34 ID:ZzK+bunm0

『でも、いつまでもこんなこと繰り返しててもしょうがないよ。
 ずっと過去ばかり見つめているのを見ているのが痛々しいの!』

『……ねえ、わたしのことを受け入れて!
 わたしも、ほむらちゃんの望む結果にはならなかったけどまどかなんだよ?』

『……わたしが出した答えなんだよ?』

ほむら「貴女のせいで気が散るわ。とても苛つくの」

ほむら「まどかのことを救いたい」

ほむら「でも貴女のことは…… 大嫌いよ」

ほむら「……でも、もう気づいているの。多分、認めたほうがいいんだって」

ほむら「いえ…… もう嫌でも認めてきてしまっているの」

『!』

ほむら「認めるということがどういうことか…… これを見ればわかるかしらね」

ほむら「貴女が…… ずっと私の傍で邪魔をしてきたおかげかしら」

ほむら「……私にとって、この現状を認めるということは死ぬということだわ」

『ソウルジェムが……! 浄化してあげるね!』

ほむら「無駄よ……」

ほむら「どんなに浄化したところで、絶望には抗えない」
403 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 01:09:31.67 ID:ZzK+bunm0

ほむら「認めてあげる。今更普通に過ごせるわけがないけれどね」

ほむら「……もう、幸せになどなれるわけがないじゃない」

ほむら「他でもない“まどか”から全てを否定され続けることが、どれだけ辛かったか……」

ほむら「だからもう二度とその声を聞かせないで。私に絶望を与えないで」


 ほむらちゃんは魔女になった。
 もう認めたところで幸せになどなれなかったのだ。


 一番に救わなきゃいけなかった人を救えなかった。

 わたしのせいもある。わたしが余計なことを言って邪魔をしたから……
 けれど、あのまま見過ごしておくのが正解だとはどうしても思えなかった。


 でも、どうしたら……
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/05(土) 01:11:15.92 ID:FcP74XcHO
もしかしてこのほむら、魔女化したあと?
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/05(土) 01:13:38.62 ID:EI6CweR70
ほむらが魔女化したのならこの時間軸にいるほむらは誰なんだ?
406 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 01:40:25.09 ID:ZzK+bunm0

 再び時空の間を彷徨う。

 過去を見ると、更に枝分かれしている世界があった。

 ほむらちゃんは、わたしがワルプルギスの夜よりも前に契約した場合は結末は見ずに時間を戻していた。
 その後元の世界のほむらちゃんの意識が目覚め、最初のループと同じような歴史を辿って契約し、時間遡行を繰り返すほむらちゃんはまだ居た。


 ……そして、そのほむらちゃんは、このままの未来ではわたしの知るほむらちゃんの何倍も繰り返すことになる。
 そうなったら、“わたし”の素質は一体どのくらいにまで膨れ上がるだろう?


 わたしのせいで魔女にしてしまった、せめてもの償いとして
 今度はそのほむらちゃんに協力することを決めた。
 そしてなにより、そこまで繰り返させてはいけない。ほむらちゃんのためにも、“わたし”のためにも。


…――でも、わたしがもっと先の周回で契約した結果で、
先に周回していたほむらちゃんはもう魔女になってしまったということを告げるとほむらちゃんは絶望した。

……それはそうだ。これ以上やっても絶対に無駄だという未来を突きつけられたんだから。


 ……それでも、正体を知られると必ず拒絶されてしまうというのは悲しかった。
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/05(土) 01:40:30.64 ID:+ymNO3tJo
死んだわけでもなく普通に話もできて本編より全然孤独でも何でもないのにこのほむらが不満に思う理由がよく分からんな
騙されたわたしを〜という過去から託された問題もこの女神がいれば解決してるし
あ、でも各まどかは浄化できる女神いるのに魔女化してるみたいだしもうこの二匹訳わからないわ
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/05(土) 01:49:17.22 ID:EI6CweR70
このまど神様もほむら同様延々とループしてるもんだしな
自分で望んでこうなったのに一番救いたいほむらから拒絶され続けたらそりゃ後悔するわな

それにしてもこのまど神様がメガほむ編のほむらを見たらどう思うのだろうか?
409 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 01:59:12.90 ID:ZzK+bunm0

 またわたしのせいで魔女にしてしまった。
 今度は自分の正体については一切告げずにほむらちゃんに協力した。


 ……結果は、成功した。

 ワルプルギスの夜は倒せなかったものの、
 その世界でのまどかは契約せず、ワルプルギスの夜の後も無事に生きていた。

 ほむらちゃんは喜んでいた。あの時見られなかった笑顔を、わたしに向けてくれていた(身体はないけど)。
 何度も何度も感謝してくれた。

 ……けれど、ほむらちゃんはその後人知れず消えた。

 どこに行ったかはわからない。どこにも見つからない。
 でも、わたしはほむらちゃんをよく知っているからなんとなくわかった。


 わたしを認めさせようとしても駄目だったけれど、
 結局ほむらちゃんの望むとおりわたしを救っても、ほむらちゃんを救えないのだとわかった。


 わたしに対する執着が強すぎて、ほむらちゃんは自分の人生をとっくに諦めていた。

 ……幸せになってほしいと思うけど、もうわたしの力だけじゃ救えないんだと悟った。
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage sage]:2015/09/05(土) 02:06:54.97 ID:X6e06Ahro
まど判定では愛ではなく執着心の末路ということか
まあここまで傲慢なのを愛と思うのは無理かw
ほむらを生かすとしたら、まどかの願いで記憶消去とか?
411 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 02:23:25.02 ID:ZzK+bunm0

―――


『それからもう少し戻って…… ここはそのほむらちゃんの36周目の時間軸の過去の世界。
 ほむらちゃんがループしてくるよりも前の、マミさんが契約するより前の時代に来たんだ』

『ワルプルギスの夜が来る一ヶ月前に居るメンバーだけじゃ、とてもわたしに協力してくれる余裕がない。
 だから、他に頼れる魔法少女が必要だったの』


マミ「ちょっと解りにくいけど、つまり…… 一人目がループしていた世界から枝分かれして二人目が遡行してて、
   ここにいる暁美さんは二人目で、一人目は魔女になったと?」

なぎさ「ついでにここにいるほむらはその二人目の過去……と?」

さやか「で、しかも神…まどかはこの世界の一ヶ月より前からなんかしたっていうことだよねー?」

さやか「ややこしいな! 混乱してきたよー」


 『あ、ごめん… 説明が下手だったかなぁ……』

なぎさ「そんなことより…… 他に頼れる魔法少女って…」

マミ「一人だけ名前が出ていなかったわよね……」

マミ「……あなたがいなかったその他の世界では、なぎさちゃんは既にいなかったってことね……?」

『うん……魔女になってた』

なぎさ「複雑な気分なのです…… 他の時間軸ではみんなと知り合ってすらなかったなんて」

なぎさ「改めて、助けてくれてありがとうなのです!」

『そんな、わたしこそお礼言わなきゃ…… わたし一人じゃ絶対無理だから…』
412 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 02:36:18.18 ID:ZzK+bunm0

 『本来この時間軸のほむらちゃんは、最後まで“まどか”には何も知らせないまま一人で戦っていた。
  でも、結局ワルプルギスの夜に勝てずに“まどか”は契約して、魔女になるはずだった』

 『……その運命を変える。何百のループをする前に、ここで終わりにさせてあげたいんだ。
  もちろん、自殺とかそんな終わり方じゃなくて、ほむらちゃんも幸せになれるように』

 『もしこのまま何百回と続いて、このわたしの何倍も“わたし”の素質が高くなってしまったら、
  こんなちっぽけな神様もどきではなくて、わたしが最初に願った願いをそのまま実現できるくらいになっているのかもしれない』

 『ちゃんと世の中から一切魔女が生まれることがなくなって、今までの平行世界も全て一つにまとめられて、
  どこにいってもわたしはいなくて、やりなおすことすら絶対にできなくなる……』

マミ「最早それ、宇宙の理を書き換えるとかそんな規模ね……」

 『でもね、それを実現してしまったらきっと取り返しがつかないんだ』

 『わたしと同じようなことを願ってもほむらちゃんは救えないってわかってるから』
413 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 02:41:56.66 ID:ZzK+bunm0

『……他の魔法少女全てを救えても、それじゃ嫌だと思うの。
 わたしは変わったのかもしれない。大切な人が間近で死ぬことを、何度も繰り返してきたからかな』

『……それで、少しだけほむらちゃんの気持ちがわかったの。
 その回数はもちろんほむらちゃんには遠く及ばないけど……』

『……本当は少しだけ後悔してるの』

『ソウルジェムを浄化できるけど、だからって絶対に救えるわけじゃない。
 まだ魔女はたくさん残ってるし、救えない人がたくさん居る』

『全ての時空を移動できるけれど、全てがわかるわけじゃなくて、そこに居なければ救えない。
 “全知全能”の神とは程遠い、そんな人と神の中間の存在』

『その上、姿もなくして、誰にも認識されなくなって、『まどか』じゃなくなってしまったこと』

『……ううん、“少し”というのは嘘かも』

『でも、この世界のみんなが幸せで居てくれて、この後もほむらちゃんがループしないで済んだら、
 それでわたしも幸せになれる。ちゃんと自分の役目を受けいれて、幸せに暮らしていけるの』

『だから、どうかほむらちゃんのこと救ってあげて!』


なぎさ「神様…… いえ、まどか…」


 本当に、この人は…… いや、ほむらも。

なぎさ「二人揃って自分のこと考えなさすぎますよ!
    なんでそう、自分はどうなってもいいみたいな感じなんですか!?」

なぎさ「その上人を救うことばかり考えて……」
414 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 02:43:24.60 ID:ZzK+bunm0
--------------------
ここまで
次回は5日(土)18時くらいからの予定です
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/05(土) 02:53:18.33 ID:EI6CweR70
乙でした

いいぞ、なぎさちゃん!
2人のあかんたれにガツンと説教かましてやってくれ!
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/05(土) 03:50:03.69 ID:xk7TZSWNo
おつ
417 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 19:16:32.12 ID:ZzK+bunm0

なぎさ「お互いにそれじゃ、受けいれてもらえるわけないじゃないですか!」

 『え……? で、でもわたしは…』

 『わたしは本当にこれで幸せだと思ってた。私の力でみんなを救えるなら後悔はしないって……!』

なぎさ「だって、もしあなたとほむらの立場が逆だったらどう思いますか?
    あなたなら絶対に認められないと思います」

なぎさ「誰かを救いたいって思うなら、その人自身も救われてないと納得できない」

なぎさ「まどかがほむらのことを認められないのと同じことなのです」

マミ「似たもの同士…… ではあるわよね」

さやか「はたから聞いてるともどかしい話ではあるよね」

さやか「まあ、あたしもそうやって人の為に自分を粗末にしかけたんだけどさ……」
418 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 20:16:02.01 ID:ZzK+bunm0

さやか「親友のまどかが神様なんかになってこの世に居なかったことになんかされたら、あたしだって悲しいと思うし」

さやか「もしまだやり直せるとしたら、やっぱそんな風にはさせたくないと思うよ」

さやか「今から説教してもしょうがないけどさ……、
    ほむらを救うために自分を犠牲にしていいって考えてるうちは、ほむらにも認めてもらえないんじゃないかな」

 『…………』

さやか「……まあでも、あんたはもうなってしまったから仕方ない。
    それでどうにか幸せになるしかないし、そのためにはほむらに後味悪いようなことさせないようにしなきゃ」

なぎさ「もちろん、この世界のまどかにも、神様と同じようなことにはさせないようにしないといけません」

マミ「この話を聞いて暁美さんに言いたいことはたくさんできたけど、暁美さん…… 手ごわそうね」

なぎさ「せっかく目標を達成できても、その後の自分の人生を諦めてるなんて」

さやか「まどかを救うことが自分の幸せだと思っているんだろうけど、あいつにもそれじゃ駄目だって言ってやらないとなぁ……」



1自由安価
2さようなら

 下2レス
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/05(土) 20:25:40.37 ID:/SVXICbx0
ほむらがまどかを幸せにしたいのと同じで、まどかもほむらの幸せを願っているんだから生きて幸せになるべき、
死ぬのはまどかの気持ちを裏切り踏みにじる行為だという事を教える
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/05(土) 20:34:57.28 ID:EI6CweR70
さやかに学校でまどかがほむらを気にかけたりしてるかどうか聞く

ほむほむはまどかを守ろうとしてますが、必要以上に関わろうとしていないのです
学校生活という日常を関わらないというなら、多少強引にでも引き込んであげて欲しいのです
はむらの学園生活には同じクラスである以上、必ずまどかが関わってくると思うのです
421 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 21:09:10.00 ID:ZzK+bunm0

なぎさ「さやか、学校でまどかはほむらを気にかけたりしてますか?」

さやか「いや、学校ではあんまり関わったことないからなぁ……
    なんていうか、グループが違うっていうか。あたしたちと一緒に行動することってないし」

さやか「もちろんマミさんやなぎさと同じように魔法少女がらみでは関わってるし、
    ただのクラスメイト以上には親しみを感じてはいるだろうけど」

なぎさ「じゃあ、孤立しているのですか…?」

さやか「孤立っていうか…… うーん、でも一応ほむらは才色兼備って感じで人気が高いからさ。
    必要な時は周りに自然と人はできてるんだよね」

さやか「だから、仲間はずれにされてるってわけでもなくて。
    ただ好きで基本的に一人でいる感じのクールなヤツなのかと思ってた」

マミ「でもきっと、その周りのクラスメイトにも友情は感じていないんでしょうね……」
422 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 21:41:37.31 ID:ZzK+bunm0

なぎさ「ほむほむはまどかを守ろうとしてますが、必要以上に関わろうとしていないのです」

 『うん…… 多分、関わりすぎて自分のために契約されたくないんだと思う』

 『それに、もうわたしを…まどかを救えさえすればいいって思っているんだろうね……』

なぎさ「学校生活という日常と関わらないというなら、多少強引にでも引き込んであげて欲しいのです」

なぎさ「はむらの学園生活には同じクラスである以上、必ずまどかが関わってくると思うのです」

なぎさ「ほむらは、『もうすぐに別れてしまうなら仲良くする必要がない』と言っていました」

なぎさ「そのときはまさか、死ぬ気でいるとは思いませんでしたが……」

なぎさ「クラスメイトにはすぐに心を開けないかもしれません。
    けれどほむらの考えを変えることができるとしたら、それはまどかしかいないと思うんです」
423 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 21:57:41.28 ID:ZzK+bunm0

さやか「じゃあ、まどかにも話したほうがいいかね?」

さやか「まどかならその話聞けば、絶対ほむらのこと気にかけると思うけど……」

マミ「神様からは絶対に話しかけられないし、それをするとしたら私達の役目ね」

マミ「神様はどう思う?」

 『そのときはわたしもその場に一緒にいたいな』

 『わたしの今の思いを理解してもらえないと、またわたしと同じように
  ほむらちゃんのために自分を犠牲にするようなことを考えかねないから』



1自由安価
2さようなら

 下2レス
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/05(土) 22:17:21.97 ID:oCASxxAqO
じゃあ明日の放課後、神さまと一緒にまどかと話すということにしましょう
皆はどう思いますか?
ほむほむとの打ち合わせはそのあとということにしましょう
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/05(土) 22:35:56.69 ID:JIgLW0d10

追加でほむほむにはちょっと用事があるので6時位に集まりましょうと言っておきましょう
ほむほむがまどかとの話し合いに鉢合わせしないように誰か一緒にいた方がいいですかね?
426 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 23:16:12.66 ID:ZzK+bunm0

なぎさ「じゃあ明日の放課後、神さまと一緒にまどかと話すということにしましょう」

なぎさ「皆はどう思いますか?」

マミ「ええ…… すぐに暁美さんに話しに行くのは危険すぎるし、
   まずは鹿目さんに話してわかってもらうというのは良いんじゃないかしら?」

さやか「だね。まずはまどかを説得しなきゃだし」

さやか「神様はまどかの未来の一つなんだから…… ちゃんと伝えれば伝わるはずだよ」

なぎさ「ほむほむにはちょっと用事があるので6時くらいに集合と伝えて、
    打ち合わせはそのあとということにしましょう」

なぎさ「あと、ほむほむがまどかとの話し合いに鉢合わせしないように誰か一緒にいた方がいいですかね?」

マミ「なら、そのときは私が一緒に居るわ」

マミ「なぎさちゃんと美樹さんは用事があると伝えて、6時までは暁美さんと二人で魔女狩りに行くということにしましょう」

マミ「鹿目さんと話すなら、親友の美樹さんが一緒に居たほうが話しやすいと思うし」

マミ「なぎさちゃんは今回神様が頼ろうと決めた魔法少女だものね」
427 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 23:29:49.38 ID:ZzK+bunm0

なぎさ「じゃあ、頼みましたよ」

さやか「っくわぁ〜…、眠くなってきた」

 『あ…… ごめんね、こんな時間まで』

 『それじゃあ、おやすみなさい。また明日』

 『あ、それと……』

なぎさ「ん?」

 『えっと…… これはお礼』

 『今までずっと一人で、誰にもわたしのことを話せなくて……
  みんなに聞いてもらえて少しだけ気持ちが楽になった』

 『ありがとうね、みんな』

なぎさ「はい、神様。また明日です」

さやか「ん、明日」




―11日終了―

 ★浄化されました

なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]
428 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/05(土) 23:30:28.18 ID:ZzK+bunm0

・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[魔力コントロールLv1] [格闘Lv1]
429 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/06(日) 00:16:45.79 ID:0foQpMeM0
―12日
土手


 “まどかと一緒に土手に到着しましたです” マミにメールを送った。


 午前中『急用が出来たので、打ち合わせの時間を6時からに遅らせてほしい』とほむらにメールを送り、
 さやかにはまどかをこの土手に呼び出してもらった。

 さやかはまどかに大切な話があることは話したようだけど、まだ何の話かは話していないみたいだ。


なぎさ「こんにちはです、まどか」

まどか「こんにちは。えっと…… なぎさちゃんがいるってことは、今日の話は魔法少女のことなの?」

なぎさ「はい、魔法少女に関わることではありますが……
    まどかに知ってもらいたいのは、二人の魔法少女のことについてです」

まどか「…二人?」


 『………』


・自由安価

 下3レス中多数決
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/06(日) 01:05:53.43 ID:N1+pD5Cg0

まどかに昨日神様から聞いたことを伝える
これから話すことはなぎさ達が『神様』と言っている人から聞いたことなのです
まどかにとって、かなりショックを受ける話だと思うのですが聞いて下さい

ほむらが魔法少女になった理由、何度も時間を繰り返している理由、なぜまどかを契約させたくないのか、ほむら自身が既に生きる希望を失くしていること等
そして神様の正体となぜそんな状態になったのかその理由と、自分達がそんな2人に対して己を顧みない考えに憤りを感じたことも話す
それを伝えた上でまどかに自分を犠牲にするような考えを持つな、どんな理由があろうとまどかが契約すること自体がほむらの希望を失わせることになる、と
契約をしないで人としてほむらに日常を生き続ける希望を与えて欲しいと告げる
最後に神様がまどかに伝えたいことがあれば代わりに伝える

……正直に言って神様とほむらには言いたいことが山ほどあるのです
大切な人を守りたい、誰かを救いたいって思うのなら、その為に自分がどうなろうとなど絶対に考えてはいけないのです!
その人自身が救われないのに誰かを救おうなど、そんな考えでは誰も守れないし救うことなど出来はしないのです!

あと神様がまどかに伝えたいことがあるのですが、まどかは魔法少女ではありませんので彼女の声は聞こえないので、なぎさ達が彼女の声を伝えるのです
それと今話したことはほむらには絶対に言わないでと話す
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/06(日) 02:13:37.64 ID:wrEFFyTvO
432 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/06(日) 10:46:18.60 ID:0foQpMeM0
------------
寝落ちてました
次回は8日(火)20時くらいからの予定です
433 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/08(火) 20:51:32.73 ID:UhZOYZO30

なぎさ「これから話すことはなぎさ達が『神様』と言っている人から聞いたことなのです」

まどか「『神様』って、あのワルプルギスの夜のときに協力してくれるっていうすごい人だよね?」

なぎさ「はい」

なぎさ「まどかにとって、かなりショックを受ける話だと思うのですが聞いて下さい」
434 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/08(火) 21:35:52.12 ID:UhZOYZO30

なぎさ「まず…… ほむらのことです」

なぎさ「ほむらは、先の未来…… ワルプルギスの夜が来る日に契約したんだそうです」

なぎさ「その未来ではまどかは契約していて、ワルプルギスの夜に敗れてしまった」

なぎさ「だから、その未来を変えるために時間を戻してやり直したいと願って魔法少女になった……のだそうです」

まどか「え…… ほむらちゃんは未来から来たの? それに、それって……」

まどか「……でも、わたしが契約すればワルプルギスの夜にも勝てるんじゃなかったの?」

さやか「その願いで時間を戻す魔法を使えるようになって、何回もまどかを救おうとして失敗してきたんだって。
    だから、この未来もホントは二回目どころじゃないんだよ」

さやか「それで、最初は普通だったまどかの素質が、ほむらが時間を繰り返すたびに強くなっていったんだってさ」
435 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/08(火) 21:53:27.72 ID:UhZOYZO30

まどか「でも…… なんでそんなにわたしのためにほむらちゃんが?」

まどか「学校ではあんまり話してくれたことないし、そんなそぶり見たことないのに……」

なぎさ「きっと、最初は仲が良かったのでしょう。
    でも今は…… きっと、救うということを考えると、そうもいかないのでしょうね」

なぎさ「仲良くして自分のために契約されたら困るから、とか……
    あまり関わらない理由があったのだと聞きました」

なぎさ「それに……」

なぎさ「ほむらは、ワルプルギスの夜を無事に超えられたら、自殺する気でいます」

まどか「…!? そんな、どうして!」

なぎさ「いつからそう考え出したのかはわかりません。
    でも、ほむらは最早“まどかを救うことが全て”になってしまっています」

なぎさ「まどかを契約させないために、色んなものを犠牲にしたり、汚い手も使ったかもしれません。
    時には仲間でさえも見捨てたかもしれません」

なぎさ「とにかく…… そのくらい、既にほむらはまどかのために人生さえも投げ出してしまっているのです」

まどか「そんな…… でもそんなのっておかしいよ。だめだよ……」
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/08(火) 22:40:27.35 ID:ApAelFJ50
神様の正体を話す前に一応神様に了解してもらってから話したいね
437 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/08(火) 22:44:10.40 ID:UhZOYZO30

まどか「……でも、今ならわたしが契約すればワルプルギスに勝てるんでしょ…?
    それなのに、今までずっと駄目だったの?」

まどか「契約してても、わたしが負けたりしなければ最初の目的は達成してるんじゃないの?」

なぎさ「……」


なぎさ『さやか……』


 これ以上は魔法少女の真実に関わる。
 けれど、これを話さないとまどかに契約してほしくない本当の理由が伝わらない。

さやか『……うん、しょうがない』

さやか『今全部話して、わかってもらうしかないよ』
438 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/08(火) 22:56:57.94 ID:UhZOYZO30

なぎさ「……それは、今まで話してこなかった真実があるからなのです」

まどか「真実……?」

なぎさ「…私達魔法少女は、魔法を使いすぎたり、希望を失ったりしてソウルジェムが真っ黒に濁ると
    魔女になってしまうのです」

まどか「………え? な、なにそれ… なんで…」

まどか「だって魔法少女は魔女を倒すために戦うのに!」

なぎさ「キュゥべえはそのために契約をとっているわけではありません」

なぎさ「本当の目的は、希望から絶望へと変わったときの感情をエネルギーにしてどういうことかなんとか……
    よくわかんない小難しいことをたれてましたが、とにかくあいつは私達を利用しようとしてるだけなのです!」

まどか「…じゃあ、わたしは魔女になってしまったの?」

なぎさ「はい……」
439 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/08(火) 23:09:02.81 ID:UhZOYZO30

さやか「まどか…… “いざとなったら契約するときは魔女にならないようになんとかすれば”とか考えるなよ?」

さやか「“魔法少女システムを変えてみんなを救ってあげたい”とかも駄目だからね!」

さやか「それと同じことを願った神様自身が悔いてるんだ! いや、それどころか、神様は…… 本当は……」

さやか「神様は、別世界の未来のあんたなんだから!」

まどか「えぇ…… ?」

まどか「その神様が…… わたし!?」

なぎさ「……はい、それも昨日教えてくれました」

なぎさ「神様は、ここよりも何度も繰り返された世界のまどかが契約した結果なのです」
440 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/08(火) 23:47:44.78 ID:UhZOYZO30

―――神様の契約の結果、やってきたこと、その気持ち……
   昨日の神様からの話を思い出しながら、ほぼそのまま話していった。

まどか「そんなことが…… あったなんて」

まどか「“二人とも”お互いのことを想っていたのに、かわいそうだよ」

まどか「それに、なにもかもなくしてこれからずっと宇宙に彷徨うなんて……」

なぎさ「……わかっていますか? かわいそうと言いましたが、これは他でもないあなたのことなのですよ!」

なぎさ「こうなったのは二人揃って自分はどうなってもいいみたいに考えていたからなんです!」

なぎさ「くれぐれも自分を犠牲にするような考えは持たないでください!
    どんな理由があろうと、まどかが契約すること自体がほむらの希望を失わせることになるのです」

なぎさ「だから、契約をしないで人としてほむらに日常を生き続ける希望を与えてください……!」
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/09(水) 00:03:53.53 ID:Z6V0bO6E0
“二人とも”と言ってる時点で自分のことであると解ってないな、まどかは
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/09(水) 00:14:26.63 ID:U/e4jZV4o
神様を戻してわたしが代わりに!とか言い出しかねない
443 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/09(水) 00:19:47.29 ID:dIqf6vVp0

 『……ごめんね。わたしって、ほんとバカだったんだなって思った』

なぎさ「神様……」

 『多分、今もわたしのことをかわいそうだって、助けてあげられないかって少し思っているんだと思うの。
  それこそ自分を犠牲にするような方法で』

 『まどかはわたしなのに』

なぎさ「……」

 『でも、後悔してからじゃ何もかもが遅いから』

なぎさ「……神様の言葉、伝えますよ」

なぎさ「……まどか。神様が言いたいことがあるそうです」

なぎさ「まどかは魔法少女ではありませんので彼女の声は聞こえないのです。
    だから、代わりになぎさが伝えるのです」

 『うん…… お願いね』
444 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/09(水) 00:45:03.55 ID:dIqf6vVp0

 『“わたし”になってしまったらいくら後悔しても取り返しがつかないんだよ』


なぎさ「『わたしになってしまったらいくら後悔しても取り返しがつかないんだよ』」


 『わたしはほむらちゃんに拒絶されてしまったけど……
  もし誰にも気づかれない形で完璧に救ったりできたとしても、奇跡の力では本当にはほむらちゃんを救えないとわかって』


なぎさ「『わたしはほむらちゃんに拒絶されてしまったけど
    もし誰にも気づかれない形で完璧に救ったりできたとしても、奇跡の力では本当にはほむらちゃんを救えないとわかって』」
445 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/09(水) 00:46:49.64 ID:dIqf6vVp0

 『わたしやほむらちゃんのことをかわいそうだと思えるなら
  “こう”ならないように、自分のことを心配してよ……』


なぎさ「『わたしやほむらちゃんのことをかわいそうだと思えるなら
    “こう”ならないように、自分のことを心配してよ』」


 『わたしが自分を犠牲にしたら、余計に傷つく人がいる。それじゃ救えない人がいるの』

 『それを考えずに誰かを救おうだなんて考えるのは、単なる押し付けだよ』


なぎさ「『わたしが自分を犠牲にしたら、余計に傷つく人がいる。それじゃ救えない人がいるの』」

なぎさ「『“こう”ならないように、自分のことを心配してよ』」


なぎさ「……と、神様は言っているのです」

なぎさ「まどか…… どう思いますか?」
446 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/09(水) 00:48:10.89 ID:dIqf6vVp0
下から3行目ミス【訂正】
-------------


なぎさ「『わたしが自分を犠牲にしたら、余計に傷つく人がいる。それじゃ救えない人がいるの』」

なぎさ「『それを考えずに誰かを救おうだなんて考えるのは、単なる押し付けだよ』」


なぎさ「……と、神様は言っています」

なぎさ「まどか…… どう思いますか?」
447 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/09(水) 01:13:17.76 ID:dIqf6vVp0


まどか「………」

なぎさ「……正直に言って神様とほむらには言いたいことが山ほどあるのです」

なぎさ「大切な人を守りたい、誰かを救いたいって思うのなら、
    その為に自分がどうなろうとなど絶対に考えてはいけないのです!」

なぎさ「その人自身が救われないのに誰かを救おうなど、そんな考えでは誰も守れないし救うことなど出来はしないのです!」

まどか「………」

まどか「……… 神様は、わたしより色んなことを経験してきたんだよね」

まどか「それで、後悔してるん…… だよね」

 『うん。今こうして、自分の言葉すら自分で言えないんだもん』

 『それでも、助けてもらいたいとは思ってない』
448 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/09(水) 01:14:35.32 ID:dIqf6vVp0

なぎさ「『うん。今こうして、自分の言葉すら自分で言えないんだもん』」

なぎさ「『それでも、助けてもらいたいとは思ってない』 ……と、返事が」


 『もちろん、なぎさちゃんとかいろんな人を救えたのはよかったと思ってるけど……』

なぎさ「『もちろん、なぎさちゃんとかいろんな人を救えたのはよかったと思ってるけど……』
    …だそうです。なぎさもそれは感謝してますけどね」


 『それでも、ほむらちゃんはわたしのせいで魔女になって……
  こうしてなぎさちゃんやみんなみたいに怒ってくれる人がいる』


なぎさ「『それでも、ほむらちゃんはわたしのせいで魔女になって……
    こうしてなぎさちゃんやみんなみたいに怒ってくれる人がいる』」


 『わたしの契約は、わたしを大切に思ってくれてるみんなを傷つけるだけだったから』


なぎさ「『わたしの契約は、わたしを大切に思ってくれてるみんなを傷つけるだけだったから』」


まどか「………… じゃあ、ほむらちゃんのこと、どうすれば救えるかな?」

なぎさ「!」
449 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/09(水) 01:20:34.23 ID:dIqf6vVp0

まどか「このままだと自殺する気なんでしょ……? どうやったら考え直してくれるのかな……」

なぎさ「まずは、学校生活で話してあげてください」

なぎさ「拒まれるかもしれませんが、それでもです」

なぎさ「やっぱり、ほむらを救う鍵はまどかにあるでしょうから」

まどか「うん……」

なぎさ「それと、今話したことはほむらには絶対に言わないでください」

まどか「わかった…… 明日から話しかけてみるね」



1自由安価
2さようなら
 下2レス
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/09(水) 01:32:52.72 ID:Z6V0bO6E0
神様に契約したばかりの頃のほむらはどんな感じだったのか聞いてみる
最後にさやかに何か言いたいことはないか聞く

神様、ほむほむは契約した頃からあんな性格だったのですか?
昔のほむほむのことで何か知ってたら教えてほしいのです
なぎさは話したいことは大体話しましたが、さやかからは何か話したいことはありますか?
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/09(水) 01:36:36.10 ID:viPq552DO

明日以降杏子を探す時に着いてきて欲しいと神様に頼む、を追加で
杏子にも神様の事をはなしたうえで説得したいから
452 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/09(水) 01:57:26.34 ID:dIqf6vVp0

なぎさ「神様、ほむほむは契約した頃からあんな性格だったのですか?
    昔のほむほむのことで何か知ってたら教えてほしいのです」

 『詳しくはわからないけど、繰り返すたびにわたしと心も時間もズレていったって話してた』

 『普段はこの世界のほむらちゃんよりも更に冷たかったけど…… あれで、脆い面も見せることがあって…』

 『きっと、本当なそんなに冷たい性格じゃないんじゃないかな……って思う』

なぎさ「そうですね……」

なぎさ「なぎさは話したいことは大体話しましたが、さやかからは何か話したいことはありますか?」

さやか「あたしは今はもういいよ、大体あたしの言いたいことは二人が言ってたからね」

なぎさ「では、そろそろ約束の時間も近づいてますし、待ち合わせ場所に行きましょうか」

まどか「うん、じゃあ…… 気をつけてね」

なぎさ「まどかこそですよー!」
453 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/09(水) 02:10:30.94 ID:dIqf6vVp0

 土手から離れて、見滝原大橋へと向かう。


なぎさ「マミに今向かってるってメール打っときましたよー」

さやか「あの様子ならまどかは一応説得できたかぁ……」

なぎさ「あとは、ほむらですね…… まどかだけじゃなくて、私達も支えになれればいいのですが」

 『この世界のほむらちゃんは、わたしが見た中では一番穏やかだと思う』

 『みんなのおかげだね』

なぎさ「ありがとうございます、ですが、それはなぎさを助けてくれた神様のおかげでもあるのです」

なぎさ「…そうだ、神様。明日以降杏子を探す時にも着いてきてくれますか?」

さやか「そうだよー、あんたも見滝原の魔法少女の一人なんだから一緒に行動しようよ」

 『うん、それはかまわないよ』



 下1レスコンマ判定
0~10
454 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/09(水) 02:16:22.71 ID:dIqf6vVp0
--------------------
ここまで
次回は11日(金)20時くらいからの予定です、コンマは↓判定
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/09(水) 05:11:03.71 ID:Z6V0bO6E0
ほむ
456 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/11(金) 20:22:58.62 ID:cmZ88g2w0
-------------------
すみません、今日の予定は中止にします
次回は12日(土)18時くらいからの予定です
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/12(土) 19:24:42.00 ID:pAn4aCUq0
来ないね
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/12(土) 19:42:03.92 ID:qLksEGv0O
遅れるなら遅れるで書き込みして欲しい
1時間半も時間無駄にしちまったよ、ったく
459 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/12(土) 21:49:51.11 ID:bwP1IDTs0
---------------
すみません、予定が大分長引いてしまい遅くなりました
待っていた方には申し訳ないです
23時くらいからはじめます
460 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/12(土) 23:08:25.96 ID:bwP1IDTs0
―見滝原大橋


 ここに着くまでの間、マミからも魔女探し終了のメールがあった。
 残念ながら、今回は収穫は得られず…… とのことだった。


なぎさ「……」

さやか「あれ? そっち行くの?いつもどおり下に集合じゃないの?」

なぎさ「やっぱさやかにはまだわかりませんか……」

さやか「え? え?」

なぎさ「ソウルジェムを見てみるといいですよ!」

さやか「なっ まさか…… うわ、光ってる! 丁度この近くに居たのか!
    魔女? 使い魔?」

なぎさ「魔女の魔力なのです。いきますよっ」

461 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/12(土) 23:19:59.23 ID:bwP1IDTs0
―影の魔女


白黒の結界、周りには植物のような使い魔が蠢いている。
 魔女は結界の奥に座っている……


さやか「あれが魔女ね!よっしゃぶった切る!」


 さやかが使い魔をぶった切りながら魔女へと直進していく。

なぎさ(なんか危なっかしいなあ……
    使い魔だけでかなり手一杯だろうし、近づいたところで魔女の攻撃が来たらこれはやばいですよ)


なぎさ「今はなぎさがいるからフォローできますが、何も考えずに突っ込んでくと危ないですよー!」


なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]


敵:影の魔女
  Sebastian's(小)×20
  Sebastian's(大)×6

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
5シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。
6さやかに指示

 下1レス
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/12(土) 23:23:48.72 ID:pAn4aCUq0
4
さやか、まずは使い魔を倒しますよ!
463 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/12(土) 23:39:10.07 ID:bwP1IDTs0

なぎさ「さやか、まずは使い魔を倒しますよ!」

なぎさ「なぎさのシャボンは広範囲に攻撃できますが、素早い動きに弱いのです
    さやかは倒し損ねた使い魔を一掃してください!」

さやか「わ、わかった!」


なぎさ「シャボン…… バーストッ!」

 ラッパに息を吹き込んでシャボンを広範囲に拡散し、爆裂させる

さやか「てやっ! このっ、このっ!」シュバッ
464 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/12(土) 23:51:10.20 ID:bwP1IDTs0

なぎさ「よし!これで使い魔は倒せました!
    あとは魔女…… さっきから何も動かず背を向けているところをみると、どんな攻撃をしてくるのか」

なぎさ「注意してかかるのですよ!」

さやか「はい!」


なぎさ(動いて襲ってくるような単純な魔女ではないようですね。
    近づいたら攻撃してくるタイプでしょうか)

なぎさ(遠距離から攻撃できるなぎさはまだいいですが…… )

なぎさ「!」

 魔女の背中からこちらに向かって何かが伸びてくる。
 植物のような、触手のような髪だった。
465 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/12(土) 23:56:53.44 ID:bwP1IDTs0

なぎさ「さやか、何か来ますよ!」

さやか「うわ!」

 さやかが慌てて魔方陣を蹴って避ける。
 触手のまだ勢いは止まらずこちらにまで伸びてくる!


なぎさ「――おっと……、危ない。思いのほか広範囲に攻撃してくるのですね」

 避ける代わりに、自分の身をシャボンで包んだ。
 シャボンがはじけると、周りの触手がバキッと音を立てて壊れる。


なぎさ「さて、仕返しといきましょうか」


なぎさ 魔力[85/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]


敵:影の魔女

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
5シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。
6さやかに指示

 下1レス
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/12(土) 23:58:09.26 ID:pAn4aCUq0
2
467 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 00:22:02.05 ID:62K0HiWq0

 髪に、その先に居る魔女本体に向けてシャボンを吹き込んでいく。
 今度は拡散ではなく、狙って次々にシャボンをぶつける。


 髪がボロボロと崩れ、魔女も避ける暇もなく大量のシャボンを受けて、
 魔女の居た場所には踏み潰された草のようにしおれた黒い塊が残った。


なぎさ「よし、無事倒せましたね!」

さやか「しかしさっすが…… すごいなぁ。あたしなんて避けるので精一杯だったよ」

さやか「あたし一人だったら勝てたかどうか」
468 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 01:04:57.75 ID:62K0HiWq0

 結界が消えると、マミとほむらもこちらに歩いてきた。


マミ「二人とも、お疲れ様」

なぎさ「そちらも来ていたのですね」

さやか「居たんなら助けてくださいよ〜」

ほむら「危ないようなら時を止めて助けに入ろうと思っていた」

ほむら「けれど、私達の出番はなかったようだったから」

なぎさ「さて、それじゃあここで目立つので下に行きましょうか」

なぎさ「戦略の話し合い、しましょう」

469 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 01:44:53.91 ID:62K0HiWq0
―見滝原大橋の下



ほむら「まず、時間停止中には神様が浄化できないのなら、グリーフシードは全て時間停止中の一斉攻撃に使うことになる」

なぎさ「一斉攻撃というと、最初の一斉射撃ではどのくらい使うことにします?」

ほむら「持っているグリーフシードの半分…… でどうかしら」

ほむら「そして、その後全員ビルの上に上がったところでもう一度停止して残りを使いましょう」

ほむら「時間停止中に私が攻撃するのはそこまで」

ほむら「それからは緊急回避以外には基本的には時間停止は使わないことにしようと思うの」

ほむら「その代わり…… 使えそうな戦法を思いついたのよ」
470 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 02:15:50.67 ID:62K0HiWq0

ほむら「私の時間を操る魔法の応用に、対象の動きを遅くする魔法があったことはおぼえているかしら」

なぎさ「最初に時間停止を見せてくれる前、落書きの魔女に使ってたアレですね?」

ほむら「ええ。多量に魔力をつぎ込めば停止の代わりになるんじゃないかと思ったの」

ほむら「普段は時間停止もあるし、あまり魔力を使って遅くするよりは時間を止めてしまうけれど、
    神様が回復し続けてくれるなら話は別」

マミ「なるほど、それなら時間が止まっているわけじゃないから神様も干渉できるものね」

さやか「へー! ずっと止めててくれたらラクちんじゃん?」

ほむら「それは…… とても集中しなければならないだろうからずっとは無理ね」

ほむら「ただ、事前にその練習をしたいと思っているの」

 『……! うん、もちろんいいけど…』

ほむら「今日はもう作戦を話した後訓練の時間は取れないから、この後うちに来てほしいのだけど構わない?」

 『うん…… 』
471 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 02:17:02.60 ID:62K0HiWq0
-------------------
ここまで
次回は13日(日)18時くらいからの予定です
472 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 18:36:41.54 ID:62K0HiWq0

ほむら「決まりね。他の人も“全力を解放する”練習はしておいたほうがいいと思うわよ」

なぎさ「そうですね! 神様との連携を確かめるという意味でも、練習は必要そうです」

なぎさ「そのための訓練の日はまた作りましょう。よろくしおねがいしますね」

 『うん、わかった』

ほむら「でもさやか。あなたはなれてないんだから、あなたがやると危険かもしれないわね。
    うっかり一回に出しすぎて魔女にでもなったら困るし」

マミ「美樹さんはそうね…… もう少し魔力の扱いを訓練してからのほうがいいかもしれないわね」

さやか「む……、まずはそれかぁ」

ほむら「あなたたちからは意見は?」


1自由安価
2特になし

 下2レス
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/13(日) 18:56:27.20 ID:s7j2MCrR0
みんなに明日以降の人数割りの変更を提案
最後にさやかに明日から登校する恭介の出迎えに顔を出していいか聞く

明日から杏子に会いに行く際に神様に着いて来てもらえることになったので、人数割りを変更するのです
風見野には1人と神様、さやかの訓練に1人、あとGSを集めるために1人が魔女狩り
これでどうでしょうか?

ところでさやか、上条さんは明日から登校のはずですが明日の朝、なぎさも顔を出してもいいですか?
一緒に寄り添いながら登下校して、学校でも甲斐甲斐しくしてれば特別な仲であることをアピールできるのです!
最後にこの間キスしたのかも聞く
474 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 19:00:17.87 ID:FntCOSgwO

上条投稿なら仁美の告白があるのか
この上条なら仁美の告白は断るよね?
多分…
475 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 19:33:50.57 ID:62K0HiWq0

なぎさ「明日以降の人数割りを考え直しましょう」

なぎさ「明日から杏子に会いに行く際に神様に着いて来てもらえることになったのです」

なぎさ「風見野には1人と神様、さやかの訓練に1人、あとグリーフシードを集めるために1人が魔女狩り……
    これでどうでしょうか? 」

さやか「ん、じゃあこれからワルプルギスまであたしはずっと訓練?」

なぎさ「実戦でしか学べないこともあるので、そこはコーチの方に任せますが……」

ほむら「私が一人で杏子を探すよりは、縁の深いあなたたちのどちらかのほうがいいんじゃないかしら」

ほむら「私はただ事実を伝えるだけしかできないから……」

なぎさ「じゃあ、杏子を探すのはなぎさとマミのどちらかにしましょう」

なぎさ「ところでさやか、上条さんは明日から登校のはずですが明日の朝、なぎさも顔を出してもいいですか?」

さやか「ん? 別に良いけど」
476 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 19:42:08.59 ID:62K0HiWq0

なぎさ「一緒に寄り添いながら登下校して、学校でも甲斐甲斐しくしてれば特別な仲であることをアピールできるのです!」

さやか「ちょっ! だからそんなんじゃないってば〜」

なぎさ「いやいや、そんなんでしょうよ」

さやか「いや、うん! 特別な仲であるということは否定しない!」

さやか「けどこう……ね? そのアピールは違う誤解を招くんじゃ…」

なぎさ「そりゃもうこっちからアタックすりゃいいでしょうよ! 本当はそうなりたいんでしょうに〜」
477 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 19:57:07.84 ID:62K0HiWq0

なぎさ「で」

なぎさ「この間、キスしました?」

さやか「するわけないよっ!」

なぎさ「もうっ!ヘタレ!ヘタレッ!」

なぎさ「ああそれとも、やっぱそういうのは自分からはしたくないものなのですかね?」

なぎさ「さやかちゃん乙女ですね」

さやか「そういうことでもない!」

ほむら「待ってるだけだと、彼が仕掛けてくるのはいつになるでしょうね……」

ほむら「大体、あんなに親しくしてくれる幼馴染の女の子が居て
    いつまでも健全にただのお友達やってるのがおかしいのよ」

ほむら「鈍いってもんじゃないわ」

 ほむらが頭を抱える。
 ほむらも昔このフォローをやっていたのでしょうか。
478 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 20:24:05.73 ID:62K0HiWq0

さやか「うぅ〜… とにかく、それはもういいからさ!」

さやか「明日、7時50分ね。まだ足の調子が万全じゃないから、ゆっくり登校できるように早めに集合するんだ」

なぎさ「そういえばまだ杖をついていましたね」

マミ「それじゃあ、それも美樹さんがちゃんと支えてあげないとね」

マミ「密着するチャンス、あるかもしれないわよ」

さやか「もう、マミさんまで……」


 一通り話し合いも終わったところで、そろそろ時間も遅いので解散した。
 あの影の魔女のグリーフシードは、マミに渡しておくことにした。




―12日終了―

 ★浄化されました

なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[魔力コントロールLv1] [格闘Lv1]
479 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 20:35:25.12 ID:62K0HiWq0
―――
―ほむらの家


ほむら「……ついてきてる、のよね? 神様」

 『あっ、うん! 約束どおりちゃんと居るよ!』

ほむら「そう、それならいいんだけど」

ほむら「帰り道、何も話してくれないから心配になったわ」

 『ごめん……… 』

ほむら「まあいいわ、それじゃあ始めましょうか」

ほむら「まずは、何秒くらいが限界か確かめないと。魔力的にも、集中力的にも……」

ほむら「まあ、集中力のほうは訓練すれば伸ばせるだろうけど」

 『うん…… ああ、でもあんまり根をつめすぎないでね。ごはんとかちゃんと食べてね』

 『ごはんも栄養に気遣ってね。カロリーメイトとかばっかじゃやっぱりだめだよ』

ほむら「あなたは母親か」

ほむら「心配しなくても大丈夫よ。というか、休憩しないとやってられないわよ」

 『それもそうだったね…』


ほむら「……じゃあ、いくわよ。息を合わせてね」


――――――
――――
480 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 21:05:32.06 ID:62K0HiWq0
―上条家

【7時50分】


恭介「おはよう、わざわざありがとうね。二人とも」

さやか「はよー、恭介」

なぎさ「おはようございますー」

さやか「じゃ、行こっかー。無理しないで歩いてね。あたしたちもペース合わせるからさ」

恭介「うん、ありがとう」
481 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 21:13:20.58 ID:62K0HiWq0

 通学路を三人でゆっくりと歩く。

恭介「久しぶりの学校だけど、みんなどうしてるかな……」

さやか「案外みんなそこまで変わってないよ。いつもどおり!
    強いていえば、なにかあったといえばほむらが転入してきたことかなぁ」

恭介「暁美さんって学校では人気なんだよね。頭もいいし運動もできるとか!」

恭介「あと、中沢の隣の席って聞いた」

さやか「あー、まあそうだねえ」

恭介「少し不安もあるけど、またみんなに会えるのは楽しみだ」

さやか「恭介ならすぐ元通りなじめるって! ちゃんと休学中に勉強もしてたんだしさ!」




話題
1自由安価
2世間話

 下2レス
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 21:50:36.89 ID:zJ+vHJnBO
2のあと別れる前にさやかにテレパシー
さやか、昨日も言いましたが上条さんにはっきりと告白した方が良いですよ?
上条さんはハンサムですしバイオリンニストという名声もあってお金持ち、さやか以外にも好意をもっている女の子がいたとしても不思議ではないですよ?
今日怪我が治ってからの久しぶりの登校、告白してくる女の子がいるかもしれませんよ?
上条さんにとってさやかは幼なじみなぶんいつも傍にいるのが当たり前で家族みたいなものと思ってるのかもしれません
さやかは今の関係が壊れるんじゃないかと怖くて不安なのではないのですか?
でも大丈夫なのですよ、さやかが恋する相手はきっとさやかの想いを受け止めてくれますよ
病院の時のように勇気を出して告白すべきだと思いますよ!
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 22:08:39.80 ID:yqpirigSO
本編だと腕治したのがさやかだと知らなかったから仁美の告白Okしちゃたけど、この話だと知ってるからなぁ
知ったうえでさやか以外の娘の告白を受け入れたとしたら男として駄目すぎるぞ?
484 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 22:19:55.75 ID:62K0HiWq0
------------------
安価上?のつもりで書いたんですかね?


話題
1自由安価
2世間話
>>482

 下1レス
485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 22:23:06.10 ID:2iG1nxol0
あ、すいません
安価↑でお願いします
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/13(日) 22:25:44.41 ID:2iG1nxol0
あれ?IDが変わってる
3で
487 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 23:11:51.50 ID:62K0HiWq0

なぎさ「全部自己学習ですか? 恭介さんって真面目なんですね」

恭介「特に他にやることもなかったし、復学したときに遅れたくはなかったからね」

さやか「でもあたしだったら絶対無理だわ〜」

なぎさ「なぎさもちゃんと勉強できる自信ないですね……」

なぎさ「それにしても、中学校も楽しそうですねー」

さやか「うん、楽しいよ! まどかや友達もいるし、今日からは恭介だって一緒なんだから」

なぎさ「あ、それではなぎさはそろそろ二人とはお別れです。小学校はあっちですので」

さやか「あ、そっか。じゃーね、またメールで」

恭介「うん、学校頑張ってね」

なぎさ「はいなのですー!」


 二人とは別の方向に歩き出して、一度だけチラりと振り返る。


なぎさ『さやかーッ!』
488 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 23:23:53.90 ID:62K0HiWq0

さやか『どうしたー?』

なぎさ『さやか、昨日も言いましたが上条さんにはっきりと告白した方が良いですよ?』

なぎさ『上条さんはハンサムですしバイオリンニストという名声もあってお金持ち、
    さやか以外にも好意をもっている女の子がいたとしても不思議ではないですよ?』

なぎさ『今日怪我が治ってからの久しぶりの登校、告白してくる女の子がいるかもしれませんよ?
    上条さんにとってさやかは幼なじみなぶんいつも傍にいるのが当たり前で家族みたいなものと思ってるのかもしれません』

なぎさ『さやかは今の関係が壊れるんじゃないかと怖くて不安なのではないのですか?』

なぎさ『でも大丈夫なのですよ、さやかが恋する相手はきっとさやかの想いを受け止めてくれますよ』

なぎさ『病院の時のように勇気を出して告白すべきだと思いますよ!』
489 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 23:33:07.64 ID:62K0HiWq0

さやか『……今の関係が壊れたら嫌だっていうの…… はある』

さやか『告白したらもしかしたら受けいれてくれるかもしれない。
    前に言ってたとおりキスだとか、そういう恋人がするようなことをしたいって言ってもきっと嫌がらない』

さやか『あたしには恭介にとって恩があるし、多分今すぐには何も変わらない』

さやか『…でも、いいんだ。もう。恋とかのことは』

なぎさ『え? 告白する前から諦めるなんて、そんな弱気なのさやからしくないですよー』

さやか『そういうことじゃなくてさ…… あたしは、今の関係で満足だから』


なぎさ(………)

 なぎさにはよくわからなかった。好きなのに、何故今のままでいいなんて言うのか。

 上条さんだってさやかのことが好きなはず。お互い好きなら、付き合えばいいのに。
 上条さんだってきっと、OKしてくれるはず。というか、さやかもそう言っているのに……

なぎさ(……複雑です。さやかは何を考えているのでしょうか?)

なぎさ(なぎさからすると、もっと単純に考えたらいいのにって思ってしまいます……)
490 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 23:41:49.08 ID:62K0HiWq0
――――
――――
見滝原中学校 教室


恭介「おはよう、みんな」

中沢「上条、もう怪我は大丈夫なのかよ」

恭介「うん、まだ足が動かしづらいけど、杖を使えば歩けるくらいにはなったし」

恭介「それに…… 腕は完璧に元通りさ」

中沢「へーっ! よかったなぁ、お前にとっては腕が一番大事だもんな!」

仁美「おはようございます、さやかさん。上条君も退院おめでとうございます。お久しぶりですわ」

さやか「おはよ、仁美」

恭介「おはよう、志筑さん。久しぶりだね」

中沢「あ、席どこかわかんないよな。案内してやるよ」
491 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 23:46:43.86 ID:62K0HiWq0

 もうすぐ朝のホームルームが始まる。それぞれの席に着いた。

さやか「……なんだ、やっぱ久しぶりの学校でも心配なさそうだね」

さやか「人気すぎて妬けるよまったく」

仁美「朝、一緒に登校してきたんですね」

さやか「うん、家近くだし、心配だったからね」

仁美「それで、もう上条君には告白したんですか?」

さやか「……はい!? いきなり何を言い出すのよこの子は」

仁美「……なんだ、まだなんですか。あんなに仲良さそうなのに」
492 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/13(日) 23:55:09.18 ID:62K0HiWq0

さやか「………」

仁美「ちょっと、さやかさんとお話したいことがあります。放課後、お時間いただけますか?」

さやか「それって大事な話? ここじゃできない感じ? あたしも一応予定入ってるんだけど……」

仁美「二人だけで、どうしてもお伝えしたいことです。今日が無理なら仕方ありませんが、できれば早めに……」

さやか「わかった、じゃあ今日の放課後ね」

仁美「予定は大丈夫なのですか?」

さやか「大事なことならまあ…… 一日くらいは開けられるかな」

まどか「さやかちゃん、さやかちゃん! 上条くん、退院したんだね。それに元気そうでよかった!」

さやか「お、まどかおっはよー」


――――――……
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/13(日) 23:59:06.52 ID:s7j2MCrR0
仁美の告白来たか
さやかはやっぱりもう人間じゃないことに後ろめたさを感じてるのかな?
恭介との特別な関係を理由に逃げてるっぽいなぁ…
494 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/14(月) 00:03:01.75 ID:quK/focx0
―――

 お昼休み、さやかから一斉送信のメールが入っていた。

なぎさ(急用、ですか。まあ仕方ないのです)

なぎさ(今日はさやかの訓練の予定をなくして、また予定を考え直しましょう)

なぎさ(……ほむらからもメールが入ってますね)

なぎさ(昨日言っていた魔法のことですね。連続して魔力の限界×3セット分の9秒までの停止に成功…… ですか)

なぎさ(これでも『まだ見せられる段階じゃない』…… 頑張り屋さんですね、ほむほむは)


今日の予定
・自由安価

 下2レス
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/14(月) 00:15:35.47 ID:rzQZJlKX0
見滝原中に校門前で待って恭介の帰宅に付き添って家まで送った後、ほむらと魔女狩り
マミには神様と一緒に風見野で杏子を探してもらう
ほむらが訓練を優先したいなら一人で魔女狩り
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/14(月) 00:17:39.18 ID:tfNP7OoaO


追加でさやかに用事が終わったら連絡をくださいとメールをうっておく
497 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/14(月) 00:34:34.56 ID:quK/focx0

なぎさ(とりあえず、帰りも恭介さんを送っていきましょうか。あの足では心配なのです)

なぎさ(それから…… )

メールを打っていく。

 なぎさは放課後上条さんを家まで送ります
 その後ほむらと合流して魔女を探しに行くのはどうでしょう
 訓練を優先したいなら魔女探しはなぎさ一人でもいいですから、返信ください

 今日はマミが神様と一緒に風見野で杏子を探してください

 P.S.さやか、用事が終わったら連絡くださいね


なぎさ(これでよし…… と)
498 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/14(月) 00:43:02.72 ID:quK/focx0
―――
―――
ハンバーガー屋


さやか「で、話って?」

仁美「上条君のことについてです」

さやか「恭介のこと?」

仁美「さやかさん、上条君のことを好きなのですよね?」

さやか「え、そういう話?」

仁美「はい。私、もう知ってるんです。逆に、気づいていないと思っていたのですか?」

さやか「う……
    っ〜〜じゃあ、それでなにが言いたいのさ! 応援してくれるなら、気持ちはありがたいけど……」

仁美「私も、上条恭介君のことをお慕いしているんですの」

さやか「えっ!」

仁美「さやかさんが告白する気がないのでしたら……」

仁美「私が告白してしまいます」

仁美「それでいいんですか?」

さやか「………」
499 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/14(月) 00:54:56.68 ID:quK/focx0

仁美「私はもう自分の気持ちに逃げたくありません」

仁美「けれど、今まで上条君のことを見てきた時間はあなたのほうが長い。
   ですから、私は横取りのようなことはしたくありません」

仁美「だからこうして話そうと思ったんです」

仁美「あと一日待ちます。その間に、さやかさんも告白してください」

さやか「……… 仁美も恭介のこと好きだったんだ」

仁美「はい」

さやか「ごめん、でも…… やめたほうがいいと思うよ」

仁美「……… は…?」
500 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/14(月) 01:24:48.44 ID:quK/focx0

さやか「あたしは恭介の近くにいて、気づいたことがある」

さやか「恭介は今本当に恋愛とかに興味ないんだよ。
    恭介にとってはバイオリンがなによりも一番で、他はすべてその次なんだ」

さやか「恭介もあたしのことは好きだと思う。でもそれは、恋愛感情じゃない。
    恋愛対象としては全く興味を持たれないってもう気づいちゃったんだ。まあ、脈なしっていうか……」

仁美「……言い訳をして諦めるのですね?」

さやか「そういうことじゃない。それでも、あたしが告白したら恭介は断れないと思う」

さやか「それわかってて告白するのは卑怯っていうか……
    愛されてないのに上辺だけ恋人になっても虚しいだけだから」

さやか「それに、今は恋愛に興味が無くても、
    もしかしたらこの先運命の出会いが待ってて誰かを好きになることがあるかもしれない」

さやか「そうしたら気まずくなるだけだし、さ……」

仁美「……それなのにずっと傍にいるのですか? 絶対に自分を見てくれないのに」

さやか「うん。あたしはそれでもいい。
    バイオリンがなによりも一番だとしても、あたしは二番にはなれてるから」

さやか「それは恋人という位置ではないけど…… この場所は譲る気はないよ」
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/14(月) 01:29:48.41 ID:rzQZJlKX0
うーん、恭介は確かにバイオリン一筋だけど恋愛を知らないだけで興味が無いとは思えないんだけどな
502 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/14(月) 01:49:46.30 ID:quK/focx0

仁美「意外でした、随分自信があったんですね……?」

仁美「でも、私が告白しても受けいれてしまうかもしれませんよ?
   そうしたら……」

さやか「恭介も本気で仁美のことを好きだったら、それはしょうがないとは思うよ。
    けど……」

さやか「受けいれてくれたとしても、バイオリンのことを優先する。
    バイオリンの練習ばかりでろくに学校以外で会うことも出来ないかもしれない」

さやか「なにより、恭介の心が自分に向いてない。長続きもしそうにない。
    そう思うと、やっぱり虚しいと思うから……」

さやか「だから、傷つくと思うからやめたほうがいいって言ったんだ」

仁美「……」

さやか「……ごめんね、偉そうなこと言っちゃって。
    強制する気はないし、『お前にそんなこと言われる筋合いない』って思うかもしれないけど……」
503 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/14(月) 01:51:44.58 ID:quK/focx0

仁美「そうですわよ。……納得いきませんわ、そんな…」

仁美「でも、私も確かにそんな一方的な恋人関係になっても嬉しくありません」

仁美「忠告ありがとうございます。私も、暫く告白のことは忘れようと思います」

仁美「……さやかさん。ずっと彼のそばにいながら告白しなかったのは
   自分の気持ちから逃げていたんじゃなくて、理由があってのことだったのですね」

さやか「いや、それは本当最近っていうか…… 前まではただ勇気がなかっただけだよ」

さやか「……うん、あたしはずっと勇気がなかった。
    友達ですらいられなくなるのが怖くて、友達以上になろうとしてなかった」

さやか「これで仁美が恭介に告白して付き合うことにでもなったら、
    取られちゃうって泣いてたとこだったかもしれない」

仁美「それが何があったのかわかりませんが……
   こんなに自信を持ったところを見ると、二人の関係になにかあったんですね」

仁美「暫く私の付け入る隙はないようです」

仁美「私はその“二番”とやらにもなれそうにありませんから」


―――――……
504 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/14(月) 01:54:12.70 ID:quK/focx0
--------------------
ここまで
次回は17日(木)20時くらいからの予定です
505 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/17(木) 20:18:32.69 ID:SU8smYGl0
―――
見滝原中学校・校門

【15時頃】


なぎさ(暇ですね…… まだ生徒は出てきません)

 基本的に小学校の方が学校が終わるのが少し早い。
 携帯を片手に上条さんを待つ。


なぎさ(ほむらからメールが来てるのです)

 今日は一緒に魔女探しにしましょう、という返事だった。
 訓練をしようにも、神様と一緒じゃないとやりようがないとのことだ。


 待ち合わせの場所は……

1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場

 下1レス
506 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/17(木) 20:23:19.81 ID:gtOU7sWB0
6
507 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/17(木) 20:39:59.60 ID:SU8smYGl0

 最初に歩道橋で待ち合わせることにしてある。


なぎさ「!」

 下校のチャイムが鳴る。わらわらと生徒が出てきた。

なぎさ(あの足で階段を上り下りするのは大変そうです……)

なぎさ(……ん、あれは)

 さやかと女子生徒が二人で歩いてくる。

なぎさ「こんにちはー、さやか」

さやか「どしたの? もしかして恭介待ってる?」

なぎさ「はい! あの足では一人では危ないかと思って」

さやか「そっか、心配してくれてありがとね」
508 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/17(木) 21:25:28.86 ID:SU8smYGl0

「あの、こちらは……?」

さやか「紹介するね、こちら百江なぎさちゃん。年は離れてるけど、友達なんだ」

なぎさ「よろしくおねがいしますね!」

仁美「はい。私は志筑仁美といいます。よろしくおねがいいたしますわ」

なぎさ(すごくお嬢様って感じの人なのです)

さやか「じゃ、あたしたちこれから用事あるから」

なぎさ「はい、また明日なのです!」
509 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/17(木) 21:31:57.68 ID:SU8smYGl0

 それから待っていると、上条さんも出てきた。


なぎさ「上条さーん!」

恭介「あれ?なぎさちゃん。今日はさやかはいないよ?」

なぎさ「さやかから聞いてます。帰りも送り迎えしようと思って」

恭介「そっか、ありがとうね」

なぎさ「はいなのですー」


―通学路


なぎさ「……ところで、さやかの用事って聞いてますか?」

恭介「なんか、友達に放課後話があるって言われたと聞いたけど」

なぎさ「それって志筑仁美さんでしょうか?」

恭介「あれ?知り合いだったんだ」

なぎさ「さっき偶然会って。さやかと一緒にいました」



1自由安価
2世間話

 下2レス
510 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/17(木) 21:43:41.20 ID:gtOU7sWB0
仁美の事を恭介に聞いてみたり、久しぶりの学校はどうだったかのいろいろ聞いてみる
最後に最近魔法少女絡みでさやかと会える時間が取ることが出来ずに申し訳なく思ってるとか、さやかの魔法少女の姿を見た事があるのか聞いてみる

志筑さんってとても上品な方に見えましたが、どんな方なんですか?
久しぶりの学校はどうでした?クラスメートとの久々の再会は楽しかったですか?
さやかからはメールでやりとりをしてると聞きましたが、2人で会える時間を取らせることが出来ずに申し訳ないです

そういえば上条さんは魔法少女の話をした時、結構興味があるようでしたがさやかの魔法少女姿は見たのですか?
まだならさやかに頼んでみれば目の前で変身してくれると思いますすよ?
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/17(木) 21:46:46.48 ID:Ymwe2TQlO
安価↑

追加で恭介はバイオリンを弾くだけでなく作曲も出来るのかと聞く
512 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/17(木) 22:02:49.76 ID:SU8smYGl0

なぎさ「志筑さんってとても上品な方に見えましたが、どんな方なんですか?」

恭介「志筑さんも昔からの友人だよ。
   たしかに上品だよね。実際良いところの出身だし、昔から物腰も柔らかくて落ち着きがあるっていうか」

なぎさ「そうなのですか。それはまた人気の高そうな人ですねー」

なぎさ「ところで、久しぶりの学校はどうでした?
    クラスメートとの久々の再会は楽しかったですか?」

恭介「さやかの言うとおり、行ってみたらすぐなじめたよ。
   いろんな人が話しかけてきてくれたし、久しぶりに話ができて楽しかった」

なぎさ「それはよかったです。
    でも、いろんな人が話しかけてくれるからって、あんまりさやかをほったらかしにしてちゃいけませんよ」
513 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/17(木) 22:08:32.70 ID:SU8smYGl0

なぎさ「ああ、でもこちらも…… さやかからはメールでやりとりをしてると聞きましたが、
    2人で会える時間を取らせることが出来ずに申し訳ないです」

恭介「今は忙しいんだろうし、しょうがないよ」

恭介「ワルプルギスの夜が終わったら、また色々と考えているから」

なぎさ「色々?」

恭介「これまでのお礼をしようと思ってね。書いている曲があるんだ」

なぎさ「バイオリンを弾くだけじゃなくて作曲もできたんですか!」

恭介「うん、作曲のほうも興味があったから勉強してたんだ」

なぎさ「いいじゃないですか!さやかもきっと喜びますよ!」
514 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/17(木) 22:23:32.09 ID:SU8smYGl0

なぎさ「そういえば上条さんは魔法少女の話をした時、
    結構興味があるようでしたがさやかの魔法少女姿は見たのですか?」

なぎさ「まだならさやかに頼んでみれば目の前で変身してくれると思いますよ?」

恭介「もちろん見せてもらったよ」

なぎさ「もちろんなのですね……。 感想は?」

恭介「さすがに知り合いの魔法少女姿なんて考えたことはなかったけど、意外と似合ってたよ。3次元も捨てたものじゃないね」

恭介「魔法少女といいつつ武器が剣というチョイス、合わないようでいてなかなか良い」

恭介「他の人のも見たいけど、見世物じゃないって怒られちゃうかなぁ……
   個人的には魔法少女に銃という組み合わせはかなり気になるんだけど」

なぎさ「マミやほむらは怒るかもしれませんねぇ」

なぎさ「あと、結界の中についていくとかそういうのも危ないからダメですからね!」

恭介「え、足が治ったら最初にそれ頼もうと思ってたのに」


なぎさ(魔法少女の話題になると途端にダメになりますねこの人……)
515 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/17(木) 22:26:14.00 ID:SU8smYGl0
―上条家



恭介「今日は朝も放課後もありがとうね。おかげで安心して歩けたよ」

なぎさ「はい、それではー」




なぎさ(それでは、歩道橋に向かいますか)



 下1レスコンマ判定
0~10 GS1

 下2レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔

 下3レスコンマ判定
0~10発見
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/17(木) 22:28:58.20 ID:gtOU7sWB0
3次元言うなw
魔法少女の武器にあれこれ言ってる辺りこの恭介、既にオタクで魔法少女属性持ちか?
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/17(木) 22:29:49.14 ID:Ymwe2TQlO
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/17(木) 22:30:25.47 ID:gtOU7sWB0
杏子来い!
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/17(木) 22:31:57.33 ID:gtOU7sWB0
コンマ運なさ過ぎる…
こりゃ本気でワルプル戦まで杏子に会えず仲間になるのも不可くさいな
520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/17(木) 22:37:28.46 ID:Ymwe2TQlO
強制イベントで仲間に出来ないならもう杏子のことは諦めるべき
ヒントも何もなくて低い確率の安価だけじゃ無理だろ、これ
スレ主が杏子を仲間にさせる気がないみたいだしやるだけ無駄
521 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/17(木) 23:01:36.82 ID:SU8smYGl0
―歩道橋


なぎさ(待ち合わせ場所に到着…… む、使い魔の魔力がありますね)

なぎさ「さくっと倒しちゃいましょうか!」



―犬の魔女結界



なぎさ「……このゆらゆらと揺れているのが使い魔なのでしょうかね?」

なぎさ「攻撃してくるかはわかりませんが、とりあえず油断せずにいきましょう」



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]


敵:使い魔(複数)

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
5シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

 下1レス
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/17(木) 23:02:25.59 ID:gtOU7sWB0
4
523 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/17(木) 23:24:34.83 ID:SU8smYGl0

なぎさ「まずは範囲攻撃を! シャボン…… バーーストッ!」

 結界内がシャボンで満たされていく。
 マネキンはまだ動く様子はない。

 ……シャボンがはじけると、マネキンたちはそのまま吹き飛んで消えてしまった。


なぎさ 魔力[85/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]




なぎさ「……これで終わりですか。拍子抜けしちゃいましたね」

なぎさ「ほむらを待ちましょうか」

なぎさ「……と、来ましたね。こんにちは、ほむら」

ほむら「こんにちは。ここに来る前に一箇所まわったけどなにもいなかったわ」

なぎさ「こちらはさっきここにいた使い魔を倒しましたよ。収穫はなしですね」

ほむら「じゃあ、次は何処に行きましょうか?」




【17時】

1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
・歩道橋[現在地]
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

 下1レス
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/17(木) 23:28:12.04 ID:gtOU7sWB0
6
525 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/17(木) 23:43:13.91 ID:SU8smYGl0
―土手



なぎさ「このあたりには魔力は…… っと」


 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔

 下2レスコンマ判定
10の倍数
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/17(木) 23:45:20.66 ID:gtOU7sWB0
こい
527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/17(木) 23:46:15.89 ID:5hOPyJX2O
出ない
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/17(木) 23:47:07.23 ID:5hOPyJX2O
ほらね
出るわけないじゃん
529 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/17(木) 23:52:51.41 ID:SU8smYGl0

なぎさ「なにも居ないようです」

ほむら「次に行きましょう」



【17時半】

1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
・土手[現在地]
6鉄塔
7廃工場
8立体駐車場

 下1レス
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/17(木) 23:53:48.00 ID:5hOPyJX2O
5
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/17(木) 23:54:00.99 ID:gtOU7sWB0
6
532 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 00:25:15.16 ID:UwMq0eus0
―繁華街


なぎさ「ところでほむほむ、ワルプルギスの夜まであと残りもすくないですが、学校のほうはどうですか?」

ほむら「いつもどおりよ」

なぎさ「いつもどおりですか…… まどかたちとはどうなのです?」

ほむら「まどか? ……別に。なにもないわ」

ほむら「契約のことなら今はとりあえず安心できそうよ」

なぎさ「……そうですか」

なぎさ「でも、もし向こうが気にかけてくれるのなら、仲良くしても良いじゃないですか」

なぎさ「ほむほむも、契約のことで話し合ったとき、あれだけまどかのことを心配していたのです。
    悪く思ってないってことじゃないのですか?」

ほむら「……別に、くだらない願いで無用に契約してほしくないだけよ。
    それに、彼女が魔女になったら世界が滅んでしまうし」

ほむら「それまで碌に話したこともなかった。
    個人的な思いいれなんて、あるわけがないのだから」


なぎさ(まったくもう……、嘘ばっかりじゃないですか)

なぎさ(嘘が下手なくせに)


 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔

 下2レスコンマ判定
10の倍数
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/18(金) 00:30:09.23 ID:0gMGzF+O0
来い!
534 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/18(金) 00:30:46.40 ID:0gMGzF+O0
もういっちょ
535 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 00:40:29.63 ID:UwMq0eus0

ほむら「それはそうと、ここには魔女はいなかったみたいよ」

なぎさ「いつのまにか繁華街を出てしまいました。次はどこにいきましょう?」


【18時】

1公園
2通学路
3駅
4病院
・繁華街[現在地]
5鉄塔
6廃工場
7立体駐車場

 下1レス
536 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/18(金) 00:44:23.45 ID:0gMGzF+O0
4
537 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 00:54:46.51 ID:UwMq0eus0
―立体駐車場



なぎさ「ほむほむー」

ほむら「何?」

なぎさ「ここで遊んでると危ないのですよ」

ほむら「遊ばないわよ、何よ急に」

なぎさ「お母さんにそう怒られたことがあったなぁと思って」



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
538 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 00:55:17.44 ID:UwMq0eus0
------------
おっと、間違えました
正しくは病院です
539 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/18(金) 00:55:56.86 ID:0gMGzF+O0
立体駐車場?病院じゃないの?
540 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 00:59:08.12 ID:UwMq0eus0
―病院



なぎさ「上条さんも無事退院できてよかったですね」

なぎさ「そういえば、今日何か話はしたのですか?」

ほむら「ええ、一応は。……『あの時はありがとう、よろしく』って」

なぎさ「そうなのですか」

なぎさ「そういえば、上条さんがほむらの魔法少女姿を見たいといってましたよ」

ほむら「……は? 何故?」

なぎさ「魔法少女と銃の組み合わせが気になると」

ほむら「くだらないことを考えないで、と伝えておいて」

なぎさ「ですよねー…」



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
541 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/18(金) 01:04:32.20 ID:0gMGzF+O0
ほい
542 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/18(金) 01:05:02.35 ID:0gMGzF+O0
また使い魔か
543 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 01:19:50.75 ID:UwMq0eus0

なぎさ「使い魔が多いですね」

ほむら「放っておけば魔女になる…… けれど、神様が居てくれるならそこまで切羽詰ってもないか」

ほむら「それより、放置した使い魔に襲われて契約にされたらまずい」

なぎさ「放置しすぎはよくないということですね。倒しましょうか」



―影の魔女結界


ほむら「この前の雑草の残りみたいね」



なぎさ 魔力[85/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]


敵:Sebastian's(小)×11
  Sebastian's(大)×7

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
5シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。
6ほむらに指示

 下1レス
544 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/18(金) 01:22:47.51 ID:0gMGzF+O0
4
545 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 01:30:11.63 ID:UwMq0eus0

なぎさ「まずはシャボンを大まかにばら撒いときます!」

なぎさ「…バーストッ!」

ほむら「ええ。残りは私が仕留める」


 なぎさがシャボンをばら撒き、ほむらが倒し損ねたものを狙い撃つ。
 狙いの正確さが増している気がする。コンビネーションが良くなってきたのだろうか。

 結界が消滅する。


なぎさ「終わりましたね」

なぎさ「しかし、使い魔二連戦で収穫0というのも痛い」

ほむら「……ええ」


ほむら「ラスト、行きましょう」

ほむら「後一箇所、この近くの駅くらいなら回れるでしょう」



――――
―――
546 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 01:31:14.26 ID:UwMq0eus0
---------------
ここまで
次回は18日(金)20時くらいからの予定です
547 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 20:32:52.76 ID:UwMq0eus0
―――
風見野

【18時】


 『マミさん、そこ!』

マミ「ええ…… やっと見つけたわ」

マミ「佐倉さん!」

杏子「……またあんたかよ。本当しつこいな」

杏子「また同じ用件か?」

マミ「……ええ」
548 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 20:39:55.76 ID:UwMq0eus0

杏子「キュゥべえから聞いたぞ」

杏子「予想よりずっとヤバいらしいじゃん。絶対勝ち目ないってさ?」

杏子「お前ら、それがわかっててもまだ戦う気でいるわけ?」

杏子「ていうか、それであたしまで巻き込もうって気ならさすがに幻滅しちゃうよ。あたし、自殺願望ないから」

マミ「違う」

マミ「……絶対に勝ち目の無い戦いだとわかっているなら、もうあなたを誘ったりなんかしない」

マミ「むしろ、来て欲しくないって思うわよ」

杏子「……勝ち目が出来たのか? ……まさか」
549 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 20:45:08.08 ID:UwMq0eus0

 『まどかは契約してないよ』

杏子「! ……あんた、あんときの?」

 『うん。話したことあったよね』

 『わたしもみんなの仲間になったんだ。一緒にワルプルギスの夜と戦うの』

 『戦うっていっても、攻撃とかはできないけど……』

 『わたしは…… 詳しい事情を話すと長くなるけれど、一応神様やってます。
  こうして魔法少女に語りかけたり、ソウルジェムを浄化できたりします』

 『当日は、その力でみんなの支援をするの』
550 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 21:16:50.61 ID:UwMq0eus0

マミ「神様のおかげで、魔力が尽きることなく全力で戦えるようになった」

マミ「勝てる目処はついているのよ」

杏子「そうか、それはよかったな」

杏子「ならそっちで頑張ってくれ。あたしにはもう関係ない」

マミ「でもまだ勝利を確信できるわけじゃない」

マミ「だから、あなたもまた私達と一緒に戦って欲しいのよ……!」

杏子「いい加減しつこいんだよ!」

杏子「あたしは今更そっちに戻る気はないね。
   あんたらはそっちで新しいお仲間と仲良く正義ごっこでもやってればいいじゃん」

杏子「あたしは違う。あたしはそんなのはさっさとやめてやったんだ」

杏子「どうせそんなことやってても最後には魔女になるくせに。何が魔法少女だよ。正義の味方だよ」

マミ「……」
551 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 21:30:49.88 ID:UwMq0eus0

マミ「私も、いつか魔女になると思うと怖い。でもね、それでも私達の行動で救える命はあるはずよ」

 『杏子ちゃん…… そんな言い方しないであげて。わたしはみんなをそうさせないためにここにいるんだよ』

杏子「お前なんかが全員を絶望から救えるわけないじゃん。あたし一人の説得すらできなかったくせに」

 『うぅ…… 』

マミ「ちょっと、佐倉さん!」

杏子「怒るなよ、事実だろ」

 『いいよ、本当のことだから…… 』

マミ「でも、あなたの願いは…… 」

杏子「さっさと帰って訓練でもしてたほうがいいんじゃないの?」

杏子「美樹さやかとかいうやつ、あいつならあたしみたいになって
   あんたの元を離れたりしないだろうしさ」

杏子「それとも、戦力が欲しいから誘ってるだけなのか? どっちにしてもお断りだけど」

杏子「もしあたしが仲間にならなかったからってお前らが負けても、あたしのせいじゃないからな」

マミ「…………」


――――



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
552 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/18(金) 21:31:53.48 ID:0gMGzF+O0
553 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/18(金) 21:33:14.23 ID:Volp/c2AO
確率低すぎ
554 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 21:34:54.27 ID:UwMq0eus0
―――
―駅


なぎさ「マミ! 偶然ですね」

ほむら「今帰りかしら? ここには魔女はいなかった?」

マミ「ここにはいないみたいよ」

なぎさ「なぎさたちもここでラストなのです。残念ながら収穫は0ですが……」

なぎさ「そちらはどうでしたか?」

マミ「佐倉さんに会えたわ」

なぎさ「でかしたのですよ! それで、どう言ってましたか?」
555 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 21:51:06.39 ID:UwMq0eus0

マミ「話したけど、仲間にはなってくれなかった」

ほむら「これで3回目だものね……。やっぱりそう簡単に返事は変わらないか」

ほむら「それで、神様のことは話せたの?」

マミ「ええ、それは伝えられたけど……」

マミ「佐倉さん、まだ魔女化のこと気にしてるみたいね」

なぎさ「やっぱりそうですか……」

 『……ごめんね。わたし、最初に杏子ちゃんがみんなから離れていくとき、説得できなかったから』

マミ「それはあなたのせいじゃないわ」

マミ「人の心を救うって、きっととても難しいことなのよ」

ほむら「とりあえず、伝えたいことは伝えられたからよしとしましょう」

ほむら「それじゃあ、時間も遅いしここで解散でいいわね?」

ほむら「あと、今日もこの後神様についてきてもらいたいのだけど、いい?」

 『うん、訓練だよね? もちろんいいよ』

なぎさ「はい、それではみなさんまた明日なのですー」
556 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 22:04:41.94 ID:UwMq0eus0
―自宅


 帰って携帯を見ていると、さやかからメールが来ていた。
 用事が終わったという連絡だった。


なぎさ「…えー! 恋の相談ですって?」

なぎさ「……あの志筑さんから?」

 メールには、恋の相談を受けたとだけ書いてあった。
 一応今日の話し合いで無事済んだらしい。

なぎさ「大事な用事ってそういうことですか……?
    しかし、いつのまにさやかは恋のカウンセラーになんかなったのでしょう」

557 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 22:10:31.78 ID:UwMq0eus0

なぎさ「人の相談に乗ってる場合じゃないでしょっと! 送信!」


 ………返信を待つ。
 少しして着信。さやかの返信は基本的に早い。

なぎさ「……ふーむ」

 『恋をするにはまだ早かったってこと』と書かれてあった。
 とりあえず自分の恋のことも、志筑さんのことも
 自分の気持ちと向き合った上で今はちゃんとどちらも納得する形で話を終えたらしい。

 首をひねる。


なぎさ「……うーむ」

なぎさ「まあ、恋のむつかしー事情は…… なぎさにはまだあんまりわからないのです」

なぎさ「そこはやっぱり小学○ですから」


父「なぎさ、ごはんだぞー」

なぎさ「はーい!今行くのです!」




―13日終了―

 ★浄化されました

なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[魔力コントロールLv1] [格闘Lv1]
558 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/18(金) 23:05:53.85 ID:UwMq0eus0
―14日
上条家


恭介「おはよう、二人とも」

さやか「おはよ!」

なぎさ「おはようございます、上条さん」


 今朝も3人で通学路を歩く。


なぎさ「足の具合はどうなのです?」

恭介「もう少しすれば杖もなしで歩けるようになるってさ」

さやか「入院中も、恭介リハビリとか頑張ってたからね」

恭介「折角腕が治ったんだから、足のほうもすぐ治したくて」



話題
1自由安価
2世間話

 下2レス
559 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/18(金) 23:44:16.32 ID:0gMGzF+O0
昨日のほむらの返事を上条に伝える
それと魔法少女の変身や姿を見たいならもっとさやかに頼むべきと提案する

そういえば例の件ですが、ほむほむからお断りの返事を頂いたのです
『くだらないことを考えないで』だそうです
魔法少女の姿で何かインスピレーション…でしたっけ?そういうのを感じ取りたいのであればさやかに頼むといいですよ?
さやかなら飽きるほど変身シーンと魔法少女の姿を見せてくれると思うのですよ
560 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/18(金) 23:45:31.11 ID:awZlUkI/O
2のあと↑
561 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/19(土) 00:05:33.82 ID:jgWWMKdI0

なぎさ「きっとすぐですよ!頑張ってください」

恭介「うん。でも、今一番頑張りたいのはやっぱりバイオリンの腕を戻すことかな」

恭介「もう少ししたら受験のことも考えなくちゃいけなくなるし、
   その前にたくさん練習してブランクの分も取り戻しておきたいんだ」

さやか「そっちのほうも、恭介ならきっとすぐだよ!」


 ……と、ふと、昨日のことを思い出す。


なぎさ「そういえば例の件ですが、ほむほむからお断りの返事を頂いたのです」

なぎさ「『くだらないことを考えないで』だそうです」

さやか「あちゃー… やっぱりダメだったか」

恭介「しかし暁美さん辛辣だなぁ……」ハハ
562 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/19(土) 00:08:48.07 ID:jgWWMKdI0

なぎさ「魔法少女の姿で何かインスピレーション…でしたっけ?
    そういうのを感じ取りたいのであればさやかに頼むといいですよ?」

なぎさ「さやかなら飽きるほど変身シーンと魔法少女の姿を見せてくれると思うのですよ」

さやか「うん、あたしならドンとこいよ! もしアレならあたし今度マミさんにモデルガン貸してもらうからさ!」

恭介「いや、さやかは剣でいいんだよ。さやかのもステキだと思うよ。
   でも、それとは別にどうせなら他のも見たいなって思ったっていうだけだから。ほら、夢が膨らむじゃないか」

恭介「他の人はさやかとは系統が全然違うはずだ。なぜなら魔法少女とはそういうものだから」

恭介「そして魔法少女といえば友達と一緒に戦うもの。
   一人だけでいるよりも、ほかの魔法少女と一緒にいればより輝くと思うんだよ」

さやか「……はあ」

なぎさ「……言いたいことがわかるような、わからないような。つまり?」

恭介「友達と仲良くね」

さやか「結論だけいい話っぽくまとめようとするなよ」

なぎさ「あ、それではなぎさはここらへんでー」

さやか「うん! じゃ、またね」

恭介「またね、なぎさちゃん」
563 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/19(土) 00:23:31.17 ID:/XCqVou50
魔法少女について語るなぁ、恭介
一体何者なんだこいつは…
564 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/19(土) 00:29:33.45 ID:jgWWMKdI0
―お昼休み


 一応、昨日杏子には伝えたいことは伝えられた。
 しかし、今のところ仲間にすることは難しそうだ。


なぎさ(今日は何をしましょうか?)

なぎさ(昨日はことごとく収穫がなかったですし、今日も魔女狩りか……)

なぎさ(もしくは、昨日の訓練でまたほむらも止めておける時間が延びたようですし、
    神様にはそちらについてもらって訓練させるのもいいかもしれません)


 今日の予定
・自由安価

 下2レス
565 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/19(土) 00:35:37.21 ID:/XCqVou50
今日は魔女狩りをメインにする
さやかは誰かとコンビを組んでそれ以外の2人はソロでの計3組に分かれての魔女狩り
ほむらには魔女狩りと神様との訓練、優先したい方をしてもらう
566 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/19(土) 00:37:22.31 ID:zgl+CYt0O
安価↑
さやかと誰が組むのか、サイコロを降って決める
567 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/19(土) 00:50:24.11 ID:jgWWMKdI0

本文:今日は魔女狩りをメインにしましょう!
   さやかは誰かとコンビを組んで、
   それ以外の2人はソロでの計3組に分かれての魔女狩りなのです
   ほむらは魔女狩りと神様との訓練、優先したいほうを選らんでもらってかいませんよ


なぎさ(誰か…… 誰にしようか)

なぎさ(おっと、こんなところにサイコロ鉛筆発見)

なぎさ(ほむらはとりあえずおいといて、なぎさかマミか)


 コロコロコロ……

 下1レスコンマ判定
偶数 なぎさ
奇数 マミ
568 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/19(土) 00:58:31.99 ID:zgl+CYt0O
どっち?
569 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/19(土) 01:07:00.16 ID:jgWWMKdI0

本文:今日は魔女狩りをメインにしましょう!
   さやかはマミとコンビを組んで、
   それ以外の2人はソロでの計3組に分かれての魔女狩りなのです
   ほむらは魔女狩りと神様との訓練、優先したいほうを選らんでもらってかいませんよ


なぎさ(よし、送信っと!)

なぎさ(メールくらいしかできないけど、他に昼休み中にやることは……)


1自由安価
2とくになし

 下2レス
570 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/19(土) 01:22:05.12 ID:/XCqVou50
さやかにメール
上条さんをちゃんと家に送ってから魔女狩りをしましょうね
どうせならマミと一緒に送るのはどうでしょうか?送った後すぐに魔女狩りにいけますよ

あと上条さんがマミに変身してくれと頼んだりしてマミが困ってたりしたら、さやかが変身して上条さんを夜の空中散歩に連れてってあげて下さい
以前なぎさがした時は涙目で怖がっていたので、良い薬になると思うのですよ
ちなみに、その時はなぎさが『上条さんをお姫様抱っこ』したので、さやかもしてあげるといいと思うのですよー
571 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/19(土) 01:24:26.48 ID:zgl+CYt0O
572 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/19(土) 01:25:16.01 ID:jgWWMKdI0
---------------------
ここまで
次回は20日(日)18時くらいからの予定です
573 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/20(日) 18:39:45.47 ID:LaXu6eYw0

 さやかに追加でメールを打つ。


本文:上条さんをちゃんと家に送ってから魔女狩りをしましょうね
   どうせならマミと一緒に送るのはどうでしょうか?
   送った後すぐに魔女狩りにいけますよ

   あと上条さんがマミに変身してくれと頼んだりしてマミが困ってたりしたら、
   さやかが変身して上条さんを夜の空中散歩に連れてってあげて下さい
   以前なぎさがした時は涙目で怖がっていたので、良い薬になると思うのですよ
 
   ちなみに、その時はなぎさが『上条さんをお姫様抱っこ』したので、
   さやかもしてあげるといいと思うのですよー


なぎさ(と、よし。送信)

なぎさ(……そろそろお昼も終わりですね。次の授業なんだったっけ)
574 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/20(日) 19:03:42.24 ID:LaXu6eYw0

―――――
――――――


先生「じゃ、日直の人」

「はーい! それではみなさん、さようなら!」

 「「さよーならー!」」

なぎさ「さようならですー!」


 片手でランドセルを背負って、携帯を出す。
 みんなからの返信が来ていた。


なぎさ(ふむふむ、えーと)

 マミからは了承の返事。
 ほむらからは、今日は訓練にしたいとの返事があった。どうやら『もう少しでまた伸ばせそう』らしい。

 さやかからは…
575 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/20(日) 19:13:02.80 ID:LaXu6eYw0


from:さやか
本文:じゃぁ今日ゎマミさんもさそってみるね٩(๑´3`๑)۶

   空中散歩? なにそれ?そんなんしてたんだ(・∪・)
   てゅぅか、なぎさが恭介をお姫さまだっこ…
   それ想像してみるとめっちゃシュールなんだケド(ばくゎら


なぎさ(……いつも思うけど、さやかのメールって顔文字や小文字が多いのですよねぇ)

なぎさ(なぎさも学校の友達とのメールならやることあるけど、なんというか……)

なぎさ(さやかは普通になぎさたち(小○生)と変わらない感じがするのです)


なぎさ(っと、まあそれは置いておきましょう。
    それでは魔女探しにレッツゴーなのです)


【15時】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場

 下1レス
576 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/20(日) 19:14:16.69 ID:wn+kPjTK0
1
577 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/20(日) 19:32:34.08 ID:LaXu6eYw0
―公園


 今の時間、まだここで遊んでいる人たちも多い。
 それに、ちょうどなぎさの友達も遊び始める時間だ。


なぎさ(ヘンなのがいたら、すぐに倒してやらないといけませんね!)


 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~15使い魔
578 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/20(日) 19:33:17.39 ID:wn+kPjTK0
です
579 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/20(日) 19:40:41.61 ID:LaXu6eYw0


なぎさ(ここにはいませんか。それでは、次へ出発するのです)


【16時】

 行く場所
・公園[現在地]
1通学路
2駅
3病院
4繁華街
5歩道橋
6土手
7鉄塔
8廃工場
9立体駐車場

 下1レス
580 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/20(日) 19:41:10.55 ID:/jtGGUxgO
2
581 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/20(日) 19:41:20.05 ID:wn+kPjTK0
1
582 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/20(日) 19:53:38.20 ID:LaXu6eYw0
―駅


 静かな住宅のほうから駅へと移動した。
 さやかたちも、そろそろ上条さんを送り届けた後だろうか。


 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~15使い魔

 下2レスコンマ判定
0~10魔女
11~15使い魔
583 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/20(日) 19:54:31.69 ID:wn+kPjTK0
ほい
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/20(日) 20:13:24.40 ID:/jtGGUxgO
585 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/20(日) 20:27:10.80 ID:LaXu6eYw0

なぎさ(ここにもいませんか……)

なぎさ(まあ、気を取り直して次いきましょう!)

なぎさ(……うーん、話し相手がいないのがちょっと寂しいのですね)



【16時半】

 行く場所
1通学路
・駅[現在地]
2病院
3繁華街
4歩道橋
5土手
6鉄塔
7廃工場
8立体駐車場

 下1レス
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/20(日) 20:31:45.17 ID:wn+kPjTK0
2
587 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/20(日) 20:38:24.76 ID:LaXu6eYw0
―病院


なぎさ(今となっては、夜中に窓から上条さんに会いに行ったり、空中散歩したことが懐かしいですね)



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~15使い魔

 下2レスコンマ判定
0~10魔女
11~15使い魔
588 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/20(日) 20:40:32.01 ID:wn+kPjTK0
今度こそ!
589 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/20(日) 20:41:08.55 ID:/jtGGUxgO
590 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/20(日) 20:52:57.25 ID:LaXu6eYw0

なぎさ(懐かしんでる場合じゃありませんね、魔女がいるみたいですよここに!)

なぎさ(病院で魔女はヤバいです。犠牲が出る前に倒しましょう)



―犬の魔女結界



なぎさ「この前の親玉ですね」

なぎさ「使い魔が周りにありますが、ちょっと邪魔になるってくらいでしょう」

 ゆらゆらゆれるマネキンと、その中にピンクのもこもこした犬の姿……
 愛らしい外見……ではあるかもしれない。

なぎさ「確かにかわいい……
    ――…って、魔女にかわいいもなにも関係ありますか!」

なぎさ「しかし、なんでしょう今の感じ。ボケッと見つめてたらなんかダメそうですよ」

なぎさ「……とりあえずさっさと親玉を倒してしまえばよさそうかな?」



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]


敵:犬の魔女
  使い魔(複数)

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
5シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

 下1レス
591 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/20(日) 20:55:54.24 ID:wn+kPjTK0
4
592 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/20(日) 21:53:46.22 ID:LaXu6eYw0

なぎさ(とりあえず周りの邪魔なマネキンをふっ飛ばしましょう……!)

 シャボンを吹いていき、結界内を満たしていく。
 敵を押し進めて動かすまでのパワーはないけれど、邪魔な使い魔くらいなら一発で吹き飛ばせる。


なぎさ「バーストッ!」

――パチン。
 指を鳴らし、シャボンを弾けさせる。


Uhrmann「.....」

なぎさ「一発で魔女までは消せなかったようですが、少し集中してシャボンを浴びせれば……」

Uhrmann「クゥーン……」

なぎさ「な、なにをそんな寂しそうな声をだして震えているのです!?
    そんなことしたってかわいそうとなんか!」

なぎさ「……うぅ〜、心細そうな態度…… 外見もぬいぐるみみたいだし……
    かわいい…なでて慰めてあげたいッ!」

なぎさ「ちょっと、ちょっとだけなら…… 」

Uhrmann「……クゥン♪」

なぎさ「喜んでいるのですね、かわいいじゃないですか!」

 近寄って撫でてあげると、うれしそうにしっぽを振った。

Uhrmann「……」

Uhrmann「―――――バウッ!」

593 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/20(日) 21:57:57.99 ID:wn+kPjTK0
これはヤバイ
594 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/20(日) 22:05:01.83 ID:LaXu6eYw0


Uhrmann「――ガウッ!?」

 首元を噛み付こうとしてくる魔女の口に武器を持っていた手を突き出し、ラッパを噛ませる。


なぎさ「―――っと! ……はー、危ない。
    でも、そんな殺気を見せてベテランの魔法少女が気づかないわけがないのです」

 さっきまでふりまいていた愛嬌はどこへやら、
 魔女はむき出しの殺意を見せていた。

なぎさ「まともに攻撃せずこんな手を使うってことは、戦闘に自信がないのかもしれませんが……
    切り替えが露骨すぎるのですよ」

なぎさ「そんなんで乗り切ろうなんて甘いのです!」

なぎさ「さすがに、これで直接シャボンを出せば大ダメージ確定なのですよ♪」

Uhrmann「―――――!!」


 シャボンを送り込み魔女の身体が破裂すると、中からグリーフシードが零れた。

なぎさ「よしっと!」



なぎさ 魔力[80/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]
・犬[100/100]


【17時】

 行く場所
1通学路
・病院[現在地]
2繁華街
3歩道橋
4手
5鉄塔
6廃工場
7立体駐車場

 下1レス
595 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/20(日) 22:06:48.38 ID:/jtGGUxgO
2
596 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/20(日) 22:13:33.88 ID:wn+kPjTK0
よかった
メガほむ編と違ってレジスト判定がなかったから、無条件で魅了されたのかと
メガほむと違ってベテランだからレジスト出来たということですかね?
597 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/20(日) 22:15:36.65 ID:LaXu6eYw0
―繁華街



なぎさ(とりあえず一つ収穫なのです。順番的に、なぎさが持ってて問題ないでしょう)

なぎさ(ここには魔女の気配は……)



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~15使い魔

 下2レスコンマ判定
0~10魔女
11~15使い魔
598 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/20(日) 22:20:54.10 ID:wn+kPjTK0
もういっちょ来い!
599 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/20(日) 22:21:21.72 ID:wn+kPjTK0
更にドン!
600 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/20(日) 22:22:38.88 ID:/jtGGUxgO
601 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/20(日) 22:40:48.35 ID:LaXu6eYw0

なぎさ(二連続で魔女の魔力。あたりなのですよ)

なぎさ(魔力の源はこっちの狭い道のほうですね……)



―銀の魔女結界


なぎさ「この魔女は……」

 錆を纏った鈍足な魔女。
 錆を振りまいてこちらの動きを遅くし、錆が落ちきるとバイクに変形し、素早い直線移動をする。

 使い魔は小さいが、ほとんど特徴は同じ……

なぎさ「今はもう大丈夫だとは思いますが……
    これと戦うのがマミじゃなくてよかったかもしれませんね」



なぎさ 魔力[80/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]
・犬[100/100]


敵:銀の魔女(錆5/5)
  Dola(錆)×8
  Dora(バイク)×2

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
5シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

 下1レス
602 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/20(日) 22:45:48.20 ID:wn+kPjTK0
4で使い魔を一掃して魔女に2
4で魔女が弱ってたら1でトドメ
603 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/20(日) 22:52:22.69 ID:LaXu6eYw0
---------------
ちょっと一時間ほど抜けます
604 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/21(月) 00:19:24.34 ID:vbz+ZW1a0

 昔、銃を作ることを思いつく頃の初期のマミの攻撃ではあまり効かなかったらしい。
 そこそこ堅い魔女だと聞いている。

なぎさ「しかし、この魔女は戦い方からして遠距離の相手は苦手なはずですね?」

 ラッパに息を吹き込んでいく。
 シャボンが宙に舞う。

 ――それらを弾けさせる。

なぎさ「まずは使い魔を一層」

 続いて、ラッパを魔女に向け直して一直線に吹いていく。

なぎさ「次は魔女に」

なぎさ「――まあ、基本的に動きはのろいですしね。
    落ち着いて遠くからシャボンを当てていけば、全っ然敵ではないのですっ!」



なぎさ 魔力[25/100] 状態:正常
GS:5つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]
・犬[100/100]
・銀[100/100]
605 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/21(月) 00:25:36.07 ID:vbz+ZW1a0
>>604 【訂正】
 思いつく頃の→思いつく前の頃の
------------------------------------

―路地裏


なぎさ「ふう…、グリーフシードが手に入るのは嬉しいですが、
    2連戦で魔力をたくさん使ってしまいました」

なぎさ「このまま回復せずにもう一戦はきついでしょう。
    一度神様の居る橋のところまで行って、また探すとなると時間が足りませんし……」

なぎさ「今日は終わりにして神様に浄化をしてもらいましょうか?
    それとも手持ちで浄化して探し続けましょうか」


1魔女探し終了(ほむらと神様の居る見滝原大橋へ)
2グリーフシードを使い続行

 下2レス
606 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/21(月) 01:08:19.24 ID:mSjKyDq70
1
607 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/21(月) 01:10:07.34 ID:I9ukIVrKO
1
608 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/21(月) 01:25:11.86 ID:vbz+ZW1a0
―見滝原大橋の下

なぎさ「!」


ほむら「……………!」


なぎさ(真剣な顔をしているのです!)そ〜っ

なぎさ(えーと、何を止めているのかな?
    ……ああ、あの石ですか。すごいのです、投げた石が空中で止まってるのです!)

なぎさ(今は邪魔しちゃ悪いでしょうか? しかし、いつまで止まっているのでしょう?)

なぎさ(……あ、落ちました。見たところだけで10秒くらいは経っているのですよ)


ほむら「!」バッ

 魔法への集中が解けて周囲の気配に気づいたのか、ほむらが振り返った。

ほむら「……なんだ、あなたね」

なぎさ「ただいまなのです。こちら魔女との2連戦を終えてきたところなのです」

なぎさ「魔力を結構使ったので回復してくださいな!」

『お疲れ様、なぎさちゃん! 今浄化するね!』

 神様の声が聴こえて、ふっと身体が軽くなる。
 たまっていた疲労が抜けたようだ。
609 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/21(月) 01:41:10.71 ID:vbz+ZW1a0

なぎさ「おかげで心と身体がスッキリしました!
    やっぱり毒を溜め込んでいたということなのです。穢れたままにしてちゃいけませんねー」

なぎさ「ところで、さっきのちょっと見ていたのですよ〜
    今で何秒くらいなのです?」

ほむら「20秒くらいよ」

なぎさ「最初より随分伸びたじゃないですか! これなら時間停止なしでも集中して攻撃が出来そうですね?」

ほむら「ええ、これでとても安心できるわ」

ほむら「あ、それと…… 本当に言ってなくて悪いのだけど…」

なぎさ「?」

ほむら「私、途中で時間停止が使えなくなるの」

なぎさ「…… えーッ!?」

なぎさ「ちょ、初耳ですって! あ、でもよく考えれば作戦後半には時間停止が入ってませんでしたね……」

ほむら「……そうなる前に倒したいとは思ってた。
    でも、これなら時間停止がなくなった後も十分戦うことができる」

なぎさ「それも神様のおかげですね!」

 『わたしにできることってこれくらいしかないから』

ほむら「……」
610 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/21(月) 01:53:06.65 ID:vbz+ZW1a0

なぎさ「あ、邪魔しちゃいましたね。ここにいると気が散りますか?」

ほむら「いえ…… その程度で気が散っていたら、戦いの最中になんて使えないわ」

ほむら「それに、これから休憩を入れようと思っていたところよ」

なぎさ「そうだったのですか」

ほむら「……それにしても、ここ数日一緒に居て思うのだけど」

ほむら「神様って、本当にまどかに似てると思わない?」

なぎさ「…! ……まあ、本人も似たような性格してるって言ってましたしね……」

ほむら「ええ…… “神様”だからか、最初は少し距離があるような気もしていたけれどね」

ほむら「話していると、どこか、あの子と話しているような気になるの」

 『………』

なぎさ「……あ、話したんですか?まどかとは」

ほむら「え?」

なぎさ「そう言うからには、いっぱいまどかと話したことあるみたいに聞こえるじゃないですか?」

ほむら「……そういうわけでもないけれど」
611 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/21(月) 01:54:23.97 ID:vbz+ZW1a0
--------------------------------
ここまで
次回は22日(火)18時くらいからの予定です
--------------------------------

・自由安価

 下2レス
612 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/21(月) 02:49:59.51 ID:mSjKyDq70
最近の学校でのまどかの様子を聞いた後にまどかと話す時間を取ってみてはどうかと話す
まどかも既にわかっていることだけど、まどかの様子を伺うようほむらに仕向けて2人の話す時間を増やすよう提案
マミさやと合流して別れる前にさやかにレテパシーで学校でのまどかとほむらの様子がどうなってるのか聞き、あと空中散歩の経緯も説明する

最近学校でのまどかの様子はどうですか?
ほむほむは同じクラスですし、さやかだけと接しているとまどかの性格からして不安を覚えてるかもしれません
手始めにまどかとさやかと一緒にお昼を食べて、現時点でまどかが契約をどう思っているのかそれとなく探りを入れてみてはくれませんか?
普段一緒にいるさやかの前では出てこない本音がポロリと出てくるかもしれませんし
(まぁ、すでにまどかは事情を知ってるから契約はしないと思いますけど、2人の話す時間を増やすようそれとなくリードするのです)
613 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/22(火) 18:44:33.79 ID:x6lmiUUw0

なぎさ「最近学校でのまどかの様子はどうですか?」

ほむら「今のところ特におかしい様子はないわ」

なぎさ「それならいいのですが……
    でも、ほむほむも最近は直接話したりはしてないんでしょう?」

ほむら「私は同じクラスだし、あの子がどうしてるかくらいは大体目に入ってくるわよ。
    様子がおかしければわかるわ。それくらいは私も気にかけているつもり」

なぎさ「話さないとわからないことだってあるかもしれないのですよ」

ほむら「それなら、詳しいことが知りたいなら私じゃなくてさやかに聞いてみて。
    あの子たちはいつも一緒にいるから、誰よりもまどかには詳しいはずよ」

なぎさ「うーん、そうですけど…… ほむほむだって同じクラスじゃないですか。
    さやかだけと接していると、まどかの性格からして不安を覚えてるかもしれません」

なぎさ「さやかってあんまり考えずに突っ走るクセありますしね」
614 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/22(火) 19:21:20.10 ID:x6lmiUUw0

なぎさ「手始めにまどかとさやかと一緒にお昼を食べて、
    現時点でまどかが契約をどう思っているのかそれとなく探りを入れてみてはくれませんか?」

なぎさ「普段一緒にいるさやかの前では出てこない本音がポロリと出てくるかもしれませんし」

ほむら「親友のさやかにすら話せないようなことなんて、私に言ってくれるとは思えないけど」

なぎさ「ええと、じゃあそれだけじゃなくて、さやかに関して何か不安に思ってることとかでも……」

ほむら「……まあ、私もあなたがなにを言いたいかはわかっているつもりよ」

なぎさ「え?」

ほむら「……私を気にかけてくれているのでしょう」

ほむら「この前から何度かそういう話はしているし、単にクラスメイトと話してほしいってことでしょう?
    それに、少し前からまどかやさやかはやたら私と話そうとしてくるし…… あなたが何か二人に頼んだの?」

なぎさ「……頼んだこともあります。でも、二人も本当にもっとほむらと仲良くしたいと思っているのですよ!
    それに、一人で居ようとするあなたのことを心配だとも!」

なぎさ「わかってるんなら、なんでそんなに頑なに拒絶するのです?
    どうせ転校してしまうなら、その前にできるだけ楽しく過ごしたほうがいいに決まってます」

ほむら「気持ちは嬉しいけれど、心配してもらわなくていいわ。私はもう十分幸せだから」
615 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/22(火) 19:45:10.33 ID:x6lmiUUw0

なぎさ「……」

ほむら「それに、私は別にそこまで孤立してるわけじゃないから。
    学校で誰ともしゃべらないわけじゃない。ただ…… 深い関係になるのが怖いだけ」

ほむら「さやかはともかく、まどかはどこまでも人を心配して優しくしようとしてしまうでしょう?」

ほむら「……私は、そうやって死なせたり、契約させて魔女化させた人がいる」

ほむら「だからいやなのよ」

なぎさ「それが…… トラウマなわけですか」


なぎさ(……まあ、何周目かのまどかのことでしょうけど……)

なぎさ(そのトラウマだけなら、まだ元気付ける方法はあるのですが……)

なぎさ(それだけじゃなく、このあと姿を消すつもりですからね。
    できるだけ記憶に残らずに消えたいって、思っているのでしょうね)

なぎさ(でも、そんなことはもう無理なのです。まどかも全てを知っているのですから……)


 『ほむらちゃん……』
616 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/22(火) 20:11:19.71 ID:x6lmiUUw0

ほむら「何……?」

 『実は知ってるの。ほむらちゃんがこれからしようとしていること』

 『わたしは全ての時空を渡れるから』

ほむら「な……」

なぎさ「……はい、ごめんなさいです。実はみんなも神様からもう聞いているのです」

なぎさ「その、まどかも……」

 『ごめんね。でもこれはさすがに見逃しておけなくて!
  わたしはほむらちゃんに死んでほしくないし、みんなもほむらちゃんのこと大切に思ってるから』

ほむら「……それはみんなが心配するわけね。そうだわ、あなたという存在を軽く考えすぎていた。
    あなたが神様で、元おせっかいが過ぎる人間だということを」

ほむら「はあ、全くあなたには敵わないわね」

 『まあ、うん…。一応神様だからね……』

ほむら「私が隠そうとしてきたことでも、あなたは既に知っているのでしょうね」

 『……』
617 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/22(火) 20:14:21.32 ID:x6lmiUUw0

なぎさ「だから、どのみち心配かけずに消えるのはもう無理なわけです」

なぎさ「諦めて、精一杯心配かけないように、嫌でも生きてくださいってわけです……」

ほむら「………」

ほむら「わかったわよ」


 約束をした。かなり無理矢理な方法だけど……
 さすがにほむらも観念するしかないみたいだ。一つ溜息をついている。


ほむら「それじゃあ、そろそろ訓練に戻るわ」

ほむら「その前にワルプルギスの夜で死んだら元も子もないからね」

なぎさ「はい! なぎさもここで見守っているのですよ」


 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~15使い魔
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/22(火) 20:15:59.94 ID:dblUsmqE0
うーむ、説得成功なのか?これ?
619 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/22(火) 20:25:16.73 ID:x6lmiUUw0

ほむら「ちょっと来て、仕事よ」

なぎさ「仕事? うおー、投げないでくださいよっ!」

 ストップウォッチを投げ渡される。コントロールは抜群だ。

ほむら「見守っているだけじゃなんだから、測定係をお願いするわ」

なぎさ「なるほどなるほど、そういうことなら了解なのです。じゃいきますよー?」



―――――
―――

なぎさ「伸びましたよ記録! 0.2秒だけ!」

ほむら「それはほとんど誤差よ」

なぎさ「0.1秒でも積み重ねが大事なのです。次、いきますか?」

ほむら「次がラストね」


なぎさ(そういえばマミたちはまだ戻ってきませんが…… 収穫はどんなもんなんでしょう?)



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~15使い魔
620 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/22(火) 20:29:28.95 ID:FYlZLLk2O
621 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/22(火) 20:32:39.03 ID:dblUsmqE0
マミとさやかの方は収穫なしか
622 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/22(火) 21:03:16.72 ID:x6lmiUUw0

【19時】


「ただいまー! あ、なぎさももう来てるんだ!」


ほむら「!」

なぎさ「はいストップ、最後の最後で集中が崩れましたねえ…… 惜しい、今日の最高記録は23.4秒でした」

ほむら「最高はそうだけど、安定して出せるのは22秒台ね」

さやか「あ、あれ?邪魔しちゃった感じ?」

 『タイミング悪いよさやかちゃん…… あ、でも“予想外のことが起こっても集中を崩れるようじゃダメ”なんだよね』

ほむら「ええ…… そうね。タイミングの悪さには腹が立つけれど、あなたのせいじゃないわさやか」

さやか「うーむ、その割りにどこか言い方がトゲトゲしてるよーな……」
623 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/22(火) 21:05:06.26 ID:x6lmiUUw0

なぎさ「それより、収穫のほうはどうだったのです?」

マミ「残念ながら。なぎさちゃんはどうだった?」

なぎさ「2つです。戦いを終えた後浄化してもらいにここに来ていたのですよ」

マミ「お疲れ様。暁美さんも、また記録が伸びたようね? 22秒なんてすごいじゃない!」

ほむら「最終的にはもう少し伸ばしたいところね。
    それに、何が起きても集中が途切れないようにしないと」

なぎさ「それじゃあ、今日は解散にしましょうか。今日はもうほむほむもゆっくり休んでください」

ほむら「ええ」


なぎさ『それと…… さやかちゃーん』チョイチョイ

さやか「?」
624 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/22(火) 21:18:10.92 ID:x6lmiUUw0
―帰り道



さやか『なによ?』

なぎさ『学校ではどうだったのです? やっぱ、ほむほむに話しに行っても拒絶されてしまったのでしょうか』

さやか『……まあ、そーだね』

さやか『“ごめんなさい、今忙しいから”とか言って逃げられたよ。学校の中で何が忙しいんだって感じだけど』

なぎさ『ほむらが何しようとしてるかまどかも含めてみんな知ってるってこと言って、脅し半分で約束させましたけどね』

さやか『無理矢理な方法だけどまずはそれしかないか』

さやか『期限が延びたと思えば、今すぐなんとかしなきゃってこともなくなったし』

なぎさ『だと良いのですが……』

なぎさ『まだ、これじゃ本当に救えたとはいえないでしょうね』
625 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/22(火) 21:22:47.71 ID:dblUsmqE0
これなぎさとさやかが2人きりで帰ってるなら、テレパシーの必要はないんじゃ…
626 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/09/22(火) 21:37:12.93 ID:x6lmiUUw0

 さやかの家に行く道と自宅への道の岐路に着いてしまった。さすがにもうここまでくればほむらの帰り道と被らない。
 立ち止まって、くるりと振り返って話す。


なぎさ「ところで、“空中散歩”のこと詳しく知りたいですか?」

さやか「うんうん、知りたい!」

なぎさ「あれは、上条さんに魔法少女の事情を話して説得しようと、
    夜家を抜け出して病院に会いに行ったときのことなのです」

なぎさ「マミにもちょっと手伝ってもらって、リボンで病室への道を作ってもらい
    窓に鍵までばっちりかかってたので、魔翌力で鍵をあけて会いに行きました」

なぎさ「昼にお見舞いに行ったとき、夜に窓からまた来るって言ったのに信じてもらえなかったんですよね。
    あの時は上条さん、魔法少女だって言っても子供の言ってることだと思って……」

さやか「まあ、そりゃ言われただけじゃたしかにねえ……。ていうか魔翌力ってそんなこともできるんだ!
    恭介の部屋って結構高い位置にあったよ? 帰りは?」

なぎさ「帰りは自分をシャボンで包んで降りましたよ。魔法とは便利なものなのです」
627 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/22(火) 21:41:53.26 ID:x6lmiUUw0
>>626 何故か名前とメール欄抜けてるけど気にしないでください
---------------

なぎさ「それで、そうそう。丁度上条さん寝ようとしてたんですよね」

なぎさ「そのタイミングで窓から魔法少女なぎさちゃん。そしてそれ以降のことを夢だと思われたわけです」

さやか「さすがに夢としか思えないか……」

なぎさ「空中散歩をしたのは、魔法少女だということを信じてもらうためだったのですよ」

なぎさ「実際に魔女結界に連れて行くのは危なすぎるけれど、
    適度にスリルのある、普通の人にはできないようなことを考えて」
628 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/22(火) 22:14:20.17 ID:x6lmiUUw0

なぎさ「そして上条君をお姫様だっこして屋上に行きました」

なぎさ「ついにビルとビルの間を飛んで空中を散歩したのです!
    駅の近くで賑わってる場所ですしね、とても綺麗な景色でしたよ」

なぎさ「上条君も、怖がってギャーギャー言ってましたが、景色の綺麗さは認めてくれたのです」

さやか「あはは、やっぱ想像すると笑えるわ。
    でも、下に広がる夜景とかステキだろーなぁ」

さやか「面白いことが聞けたわ。じゃ、また明日ね」

なぎさ「はい、さようならです」




―14日終了―

なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:7つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]
・犬[100/100]
・銀[100/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[魔力コントロールLv1] [格闘Lv1]
629 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/22(火) 22:33:33.54 ID:x6lmiUUw0
―15日
上条家


恭介「おはよう、みんな」

さやか「おはよ、恭介」

なぎさ「おはようございます、上条さん」


 今朝も3人で通学路を歩く。


恭介「いよいよワルプルギスの夜も明後日だね」

さやか「うん、明後日の朝だよ。風とかヤバいらしいから逃げ遅れないように気をつけてね!」

恭介「わかってる。早めに荷物作って、早く出られるようにするよ」



話題
1自由安価
2世間話

 下2レス
630 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/22(火) 22:41:40.33 ID:3QW0Xe19O
上条に昨日マミに魔法少女姿を見せてほしいと頼んだか聞く
頼んでたら結果に関わらずさやかにテレパシーで今晩空中散歩してくれと頼む
631 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/22(火) 22:54:27.98 ID:dblUsmqE0

さやかに空中散歩を勧めるときは恭介にきこえないようテレパシーで話す

さやか、昨日話した通り今晩辺り上条さんと空中散歩してきたらどうですか?
最近2人でいる時間も少ないし、夜のデートと洒落こんでみてはどうでしょうか?
あ、良い雰囲気になったからといってえっちなことはしてはいけませんですよ?
632 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/22(火) 23:16:30.76 ID:x6lmiUUw0

なぎさ「そうそう、昨日の放課後はマミもついてたんですよね」

恭介「演奏会の時以来だったけど、魔法少女のこととか聞けてよかったよ」

なぎさ「あのー… 魔法少女姿見せてほしいとか頼んで困らせてないでしょうね」

恭介「いやいや、断じてそういうやましい気持ちのある質問をしたんじゃないんだよ!相手先輩だしね。
   さやかがマミさんやなぎさちゃんたちと居るときどんな風にしてるか知りたくて」

恭介「そっちは僕は関われないからね」

さやか「昨日詳しいことはマミさんが話していたけど、
    あたしも順調に、ちょっとは強くなってるんだよ。……ね、なぎさちゃん」

なぎさ「ま〜、少しずつですけど…… ね」

さやか「ちょっなにその微妙な反応は」

恭介「さやかは大体ずっと訓練してるらしいね」

なぎさ「はい。ワルプルギスの夜までに少しでも力をつけさせておきたいですから。
    私達が交代でコーチについているのですよ」



話題
1自由安価
2世間話

 下2レス
633 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/22(火) 23:21:36.97 ID:dblUsmqE0
2の後さやかにテレパシーで昨日話したほむらの件、まどかにも伝えておいてほしいと伝える
ただ神様が別世界のまどかだということはまだ秘密なので、そのことは絶対に話さないでとも
634 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/22(火) 23:22:27.68 ID:3QW0Xe19O
635 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/23(水) 00:17:47.92 ID:yHFdiH3Y0

さやか「ところで恭介、今日中間テストだよ」

恭介「そうだね」

さやか「…… 何でそんな普通に返事するのさ!
    あの中間テストだよ? ワルプルギスの夜の前の脅威じゃない」

なぎさ「それは関係がないのですよ。それで、準備のほうはどうなのです?」

さやか「自信があるならこんなに慌ててないよ」

恭介「さやかは魔法少女の活動で忙しかったから仕方ないね。うん、魔法少女なら仕方ない」

なぎさ「そこは甘やかしちゃダメなところな気がしますが……
    学校についてからでいいので見直したらいいかとー」

さやか「うん…… 仁美にノート見せてもらおう」

なぎさ「ちなみにマミは魔法少女ですが成績は落としたことありませんよ」

恭介「暁美さんも魔法少女だけど優等生だよね」

なぎさ「さやかも両立頑張ってください。今の時代魔法少女でもおばかは許されません」

さやか「時代が関係あるかはわからないけど、今度マミさんに教えてもらうか」

なぎさ「マミなら張り切って教えてくれそうですね。それじゃ、頑張って下さい。またお昼にメールで」

さやか「うん、じゃあねー」

恭介「また明日ね」


なぎさ『あっ、そうだ! 昨日話したほむらの件、まどかにも伝えておいてください!』

なぎさ『神様の正体についてはまだ絶対話しちゃダメですからね〜!』

さやか『はーい!』
636 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/23(水) 00:23:14.27 ID:yHFdiH3Y0
―お昼休み


なぎさ(ん…… さやかからメールが来てる)

 from:さやか
 本文:惨☆敗ヽ(*´З`*)ノ


なぎさ(………)

なぎさ(……中学校って大変そうですね)

なぎさ(それはそうと、今日の予定を考えましょう)



 今日の予定
・自由安価

 下2レス
637 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/23(水) 00:23:44.79 ID:yHFdiH3Y0
-----------------------
ここまで
次回は25日(金)20時くらいからの予定です
638 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/23(水) 00:35:00.44 ID:d4LyGZsI0
基本昨日と同じでいこうと思うのです
ほむほむはさやかと訓練で、さやかにメニューを課しながら自分の訓練の方を進めて下さい
なぎさとマミはソロで魔女狩りをしようと思います
あと今晩はお父さんがお仕事で遅く帰ってくるらしいので、お父さんには夜は友達の家にいると伝えました
ですので9時位まで魔女狩りができるのです
639 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/25(金) 20:21:50.67 ID:FhlbHvt40
----------------------------
すみません、今日は中止にします
次回は26日(土)18時くらいからの予定です
640 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/26(土) 19:15:00.87 ID:h9yTFJNz0
>>638 他のメンバーの集合時間の都合があるので、安価内容の最後を若干変えさせていただいてます
--------------

本文:基本昨日と同じでいこうと思うのです。
   ほむほむはさやかと訓練で、さやかにメニューを課しながら自分の訓練の方を進めて下さい。
   なぎさとマミはソロで魔女狩りをしようと思います。
   
   あと今晩はお父さんがお仕事で遅く帰ってくるらしいので、お父さんには今日は友達の家にいると伝えました。
   遅くまで魔女狩りをする予定なので、今日の集合はなしにして明日集まったときに渡します。


to:マミ
本文:……というわけなので、改めて今日はよろしくおねがいしますなのですっ


なぎさ(マミなら長くつきあいもあってお父さんも知ってる人だし、
    その上年上でしっかり者のマミのところに居ると言えば、安心してオーケーしてくれたのです)


 それから暫くして、マミから
 『ええ。今日のお夕飯、なぎさちゃんの好きなものを作るわね』と返信が来た。


―――――
641 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/26(土) 19:26:10.19 ID:h9yTFJNz0
―――――
――――――


先生「じゃ、日直の人」

「はーい! それではみなさん、さようなら!」

 「「さよーならー!」」

なぎさ「さようならですー!」


 返信を確認する。
 さやかから『今日自習? 自分でメニューって、どーすればいーかわかんないよー!』と返信が来ていたが、
 隣にはほむらも居るし、少しは面倒も見てくれるだろう。


なぎさ(まずはどこから回るかを決めますか)

なぎさ(21時にはマミの家に集まってお夕飯にするのですよ)


【15時】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
10立体駐車場

 下1レス
642 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/26(土) 19:28:11.59 ID:lFMKt7UB0
10
643 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/26(土) 19:35:12.07 ID:h9yTFJNz0
―立体駐車場


なぎさ(二人がかりで夜まで探せば、さすがに収穫0ってことはないと思いますが……)

なぎさ(ここには魔女の気配は?)



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
644 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/26(土) 19:38:56.71 ID:lFMKt7UB0
来い
645 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/26(土) 19:44:48.17 ID:h9yTFJNz0

なぎさ(まあ、まだ探し始めたばかりです。次に行きましょうか)



【16時】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
9廃工場
・立体駐車場[現在地]

 下1レス+コンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
646 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/26(土) 19:47:31.80 ID:lFMKt7UB0
9
647 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/26(土) 19:53:34.40 ID:h9yTFJNz0
―廃工場


なぎさ(このあたりなんて、暗くてさびしい感じで
    魔女が好きそうだと思うのですけどねえ)



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔

 下2レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
648 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/26(土) 19:54:33.45 ID:fO+sYLiqO
ほい
649 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/26(土) 19:54:54.22 ID:lFMKt7UB0
魔女来い
650 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/26(土) 19:57:08.58 ID:h9yTFJNz0

なぎさ(お外は明るいです。まだ時間はあります。次にいきましょうか)



【16時半】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
8鉄塔
・廃工場[現在地]

 下1レス
651 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/26(土) 19:58:02.85 ID:lFMKt7UB0
8
652 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/26(土) 20:04:49.45 ID:h9yTFJNz0
―鉄塔


なぎさ(このあたりは……)



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔

 下2レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
653 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/26(土) 20:05:59.78 ID:lFMKt7UB0
いい加減来てほしいなぁ
654 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/26(土) 20:06:55.23 ID:fO+sYLiqO
ほい
655 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/26(土) 20:21:43.65 ID:h9yTFJNz0

なぎさ(歩きっぱなしで疲れてきましたが、めげません。慣れてるのです)

なぎさ(……しかし、普通の他の街だと、ほむらの言うとおり
    もっと見つけられるものなのでしょうか?)


【17時】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
7土手
・鉄塔[現在地]

 下1レス
656 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/26(土) 20:22:13.83 ID:lFMKt7UB0
7
657 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/26(土) 20:32:35.98 ID:h9yTFJNz0
―土手


なぎさ(ここでみんなでゴミ拾いしてから、景色がよくなったのです)

なぎさ(まどかは今日もどっかでボランティアをやってるのでしょうか)



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔

 下2レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
658 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/26(土) 20:33:57.90 ID:fO+sYLiqO
659 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/26(土) 20:34:46.22 ID:lFMKt7UB0
来てくれ
660 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/26(土) 20:48:55.09 ID:h9yTFJNz0

なぎさ(……次、行きましょうか)



【17時半】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
6歩道橋
・土手[現在地]

 下1レス
661 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/26(土) 20:49:30.48 ID:lFMKt7UB0
6
662 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/26(土) 20:55:23.37 ID:h9yTFJNz0
―歩道橋


なぎさ(……少しずつ日が傾いてきたのですよ)


 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔

 下2レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
663 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/26(土) 20:55:58.69 ID:lFMKt7UB0
来い
664 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/09/26(土) 20:57:02.14 ID:lFMKt7UB0
来ないな
665 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/26(土) 21:18:50.01 ID:h9yTFJNz0

なぎさ(いくら時間があるとはいえ……)

なぎさ(一通り回り終えてしまったら、会える確率はほとんどないと思って良いでしょう。
    時間差でマミも回ってますしね)

なぎさ(昨日ので倒しつくしてしまったのならどうしようもありませんが……)


【18時】

 行く場所
1公園
2通学路
3駅
4病院
5繁華街
・歩道橋[現在地]

 下1レス
666 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/26(土) 22:39:31.72 ID:TBbnxaZ60
1
667 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/26(土) 23:50:02.17 ID:h9yTFJNz0
―公園


なぎさ(さて…… 大分暗くなってきてしまいましたね。
    公園に居た子たちも大分帰ってしまって、静かになっています)

なぎさ(マミのほうはグリーフシードを手に入れられたでしょうか……)



 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔

 下2レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
668 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/27(日) 00:05:02.66 ID:2PXkJ4d3O
669 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/27(日) 00:12:26.67 ID:pARC2tYqO
あまりにしょっぱい展開に誰も安価しなくなったか
スレ主は反省した方がいい
670 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/27(日) 00:33:00.62 ID:EIXBv0Jx0

なぎさ(ここにも魔女の反応はないようです)


【19時】

 行く場所
・公園[現在地]
1通学路
2駅
3病院
4繁華街

 下1レス
671 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/27(日) 01:33:19.11 ID:fFL0B/cN0
4
672 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/27(日) 01:38:52.00 ID:EIXBv0Jx0
-------------
ここまで
他の話とスケジュール比べてみたけど、確かにこの話はつまんないね。ごめんなさい。
一日のメインイベント後に訓練や魔女探しじゃなくて、一日がすべて訓練や魔女探しで潰れてる日が続いてるからかな
その上仕様とはいえ魔女探しもろくに魔女みつからないまま安価出しつづけるだけだしこれはだれるわ
でも主要な設定が出尽くしてるし、やることはほとんど終えてるから今更イベの追加も思いつかないしなぁ……
もういっそワルプルギスの夜やってさっさとエンディングでいい気がしてきた

次回予定は1日(木)20時くらい、来てたらはじめます
さっさと最後にマミのとこに泊まって最終戦やって終わりにしよう
673 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/09/27(日) 03:04:38.50 ID:EIXBv0Jx0
------------------
きてたか
次回待つのもあれなので先に安価出しときます
次までにレスがきてなかったら、適当に次のシーンいきます

 下1レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔

 下2レスコンマ判定
0~10魔女
11~20使い魔
674 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/27(日) 10:29:54.27 ID:m3bHG7kv0
675 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/27(日) 14:24:58.04 ID:ARTYYhOyO
来ない?
676 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/01(木) 20:56:09.69 ID:omw+z3Pz0

なぎさ「さて…… そろそろマミの家に向かいましょうか」



―マミの家


マミ「お疲れ様、なぎさちゃん。こちらは収穫1つよ」

マミ「そちらはどうだった?」

なぎさ「お疲れ様なのです、マミ! こちらは今日は収穫なしです」

マミ「お夕飯にしましょうか。待ってて、今作るから」

なぎさ「今からですか?」

マミ「下ごしらえはもう朝のうちにしておいたの。すぐできるわよ」

なぎさ「そうなのですか。さすがマミ、できるお嫁さんって感じがしますよ〜?」

なぎさ「じゃあ、楽しみに待ってるのです! マミのお料理久しぶりでわくわくなのですよ!」


なぎさ(待ってる間、【下2レス】でもしましょうか)
677 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/01(木) 21:05:27.61 ID:YBxV0mix0
ほむらのことについて考える
ワルプル戦までにまどかと約束でもさせましょうか?

ほむほむは一応説得は出来た…はずですが、ほむほむの性格からしてどことなく不安ですね
ワルプルギスとの闘いの最中にわざと攻撃に身を晒して死に急ぐような事をしないといいのですが
もう既にまどかはほむほむのことを知っているので、まどかから絶対に死を選ぶような闘い方をしない、これからも見滝原で生活していく
こんな約束をしてほしいですねー
まどかには自分を犠牲にするなと言っておきながら、自分を犠牲にしてまどかを救うなど下手したらまどかの契約に繋がりかねません
678 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/01(木) 21:08:03.29 ID:Mku8dMxtO


追加で杏子のことも考える
今この場に杏子もいてくれたら…
679 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/01(木) 21:17:49.17 ID:omw+z3Pz0

なぎさ(待ってる間、考え事でもしましょうか)


なぎさ(…… ほむほむは一応説得は出来た…はずですが、ほむほむの性格からしてどことなく不安ですね)

なぎさ(ワルプルギスとの闘いの最中にわざと攻撃に身を晒して死に急ぐような事をしないといいのですが)

なぎさ(もう既にまどかはほむほむのことを知っているので、
    まどかから絶対に死を選ぶような闘い方をしない、これからも見滝原で生活していく…−)

なぎさ(…――こんな約束をしてほしいですねー)

なぎさ(まどかには自分を犠牲にするなと言っておきながら、
    自分を犠牲にしてまどかを救うなど下手したらまどかの契約に繋がりかねません)

なぎさ(ワルプル戦までにまどかと約束でもさせましょうか?)
680 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/01(木) 21:34:47.52 ID:omw+z3Pz0

なぎさ(……それに、今この場に杏子もいてくれたらよかったのですが……)

なぎさ(なぎさは一度も直接話してないのですが、あれだけ断られてしまってますからね)

なぎさ(神様のおかげで魔力が尽きないとはいえ危険な勝負には変わりありませんし、
    さすがに無理強いはできませんよね……)

なぎさ(……とは思いましたが、
    本音では仲間になるならないとか、勝率とか損とか得とか以前に杏子とのことは気にかかっているのです)

なぎさ(いつか、これもなんとかできたらいいのですが……)


なぎさ(しかし、あと一日…… どう時間を使うか)


マミ「できたわよー」

なぎさ「! はーいっ!」
681 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/01(木) 21:37:17.41 ID:omw+z3Pz0

マミ「なぎさちゃんの大好物、チーズの入ったハンバーグよ」

なぎさ「おー! すごいのです、レストランみたいなのです!」

なぎさ「ではでは、いただきますです♪」

なぎさ「――…うん! お肉はいい感じにふわふわで
    中においしさがいっぱいつまってるし、チーズがとろけておいしいのです」モグモグ

なぎさ「まさにえーっと、宝石箱なのです!」

マミ「うふふ、そこまで言ってもらえるなんて嬉しいわ」

なぎさ「こっちのかぼちゃのスープもおいしいですね。手が込んでそうです」

マミ「覚えてしまえば簡単なのよ? 今度、もう少ししたら教えてあげましょうか?」

なぎさ「いいですね!ぜひお願いしますのです!」

なぎさ「……おうちではお父さん、料理とか得意じゃないし
    仕事で疲れてるからお惣菜とか買ってきてすますことが多いのです」

なぎさ「だから、なぎさが料理を覚えたらきっと
    もっとよろこばせられるし、楽させてあげられるのです」

マミ「なぎさちゃん、いい子ね」

マミ「……私も、お母さんとお父さんが生きていた頃にも
   もっとお料理を作ってあげればよかったなって…… 少し後悔してるわ」
682 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/01(木) 22:27:19.20 ID:omw+z3Pz0

なぎさ「ごちそうさまでした!」

マミ「お粗末様」

マミ「そろそろ遅いし、寝る準備をしましょうか。お布団、出してくるわね」

なぎさ「はいなのです!」


なぎさ(お泊り会ってわくわくしますね〜。たまにはこういう日も良いですね)

なぎさ(……ワルプルギスの夜ももう少しなのです。
    マミは不安に思ってないでしょうか)


1自由安価
2寝る(翌日へ)

 下2レス
683 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/01(木) 22:36:38.81 ID:YBxV0mix0
マミにワルプルギスと闘うことに不安はないか?と聞く

なぎさは正直言って不安です
でもマミにほむほむ、さやかも一緒に戦ってくれますし神様もいてくれますから不安はあっても怖くはないのです
まどかを契約させないためにも絶対に負けられないのです!
…といっても、まどかの契約云々というよりいい加減ほむほむが報われて欲しいのです
まどかを救うために何度も何度も繰り返してきたほむほむに、ワルプルギスの夜が来た次の日を迎えて欲しいだけなのです
684 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/01(木) 22:40:19.65 ID:Mku8dMxtO

杏子とも仲直りもしたいですしね
さっきみたいにまた3人で食事をしたいですしね、を追加
685 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/01(木) 23:03:08.15 ID:omw+z3Pz0

なぎさ「マミ、ワルプルギスと闘うことに不安はありませんか?」

マミ「ないと言ったら嘘になるけれど……」

マミ「私達、魔法少女ですもの。背負っているものを考えたら、頑張らなくちゃって思えてくるわ」

なぎさ「マミは本当責任感のある強い子ですよ」

なぎさ「……なぎさも、正直言って不安です」

なぎさ「でもやっぱり、マミにほむほむ、さやかも一緒に戦ってくれますし
    神様もいてくれますから不安はあっても怖くはないのです」

なぎさ「まどかを契約させないためにも絶対に負けられないのです!」

なぎさ「……といっても、まどかの契約云々というよりいい加減ほむほむが報われて欲しいのです」

なぎさ「まどかを救うために何度も何度も繰り返してきたほむほむに、
    ワルプルギスの夜が来た次の日を迎えて欲しいだけなのです」

マミ「美樹さんから聞いているけど、一応説得はできたのよね?」

なぎさ「はい。……でも、本当一応って感じで」

なぎさ「今はまだ、一応逃げ場をなくしたというだけの状況だと思うのです」

なぎさ「だから、まだ不安は残ってると言うか……」
686 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/01(木) 23:36:50.64 ID:omw+z3Pz0

なぎさ「それでまどかにも相談してほむらと約束させようか、とか考えていたのですけど」

マミ「私も学年が違うから、あまり現状学校でどんな感じなのかは詳しくわからないわ」

マミ「あれからどんな会話をした…… とか
   一度、鹿目さんと話してみるのもいいかもしれないわね」

なぎさ「そうですね……」

なぎさ「ワルプルギスの夜を超えた後、
    できる限りみんなで幸せに過ごしていきたいとおもっているのです」

なぎさ「ほむらだけじゃなくて、ほかのみんなも」

なぎさ「杏子ともいつかは仲直りもしたいですしね」

なぎさ「さっきみたいにまた3人で食事ができたらいいなって」

マミ「その時は、美樹さんと暁美さんも呼びましょうよ。みんな仲間で友達だもの」

マミ「きっと、楽しいはずよ」

なぎさ「はい、もちろんなのです」

なぎさ「……思えばこの一ヶ月、仲間が増えたし、いろんなことがありましたね」

マミ「ええ」


1自由安価
2寝る(翌日へ)

 下2レス
687 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/01(木) 23:50:33.08 ID:YBxV0mix0
以前ほむらに話したなぎさへの感謝の気持ちをなぎさに話すマミ
話し終わって寝てるうちに隣の布団にいたなぎさが、いつの間にかマミの布団に入り込み胸に顔をうずめてスリスリしたりしてしまう
気持ちよさそうに寝てるため起こすことが出来ずどうすることも出来ずに悶々とするマミ
688 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/01(木) 23:54:55.69 ID:Mku8dMxtO

さすがに吸い付いたりはエロすぎるけど、スリスリだけでなくモミモミも追加で
翌朝どうなってるか楽しみだw
689 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/02(金) 00:45:19.56 ID:PlFjkyST0

マミ「なぎさちゃん」

なぎさ「なんですー?」

マミ「私の傍にあなたが居てくれて、本当によかったと思っているの」

なぎさ「……ちょっと照れてしまいますよぅ。いきなりどうしたのですー?」

マミ「ワルプルギスの夜の前に話しておきたかったのよ。感謝の気持ちを」

マミ「あ、言っておくけれど、別に別れを覚悟したりしてのセリフとかじゃないからね? フラグじゃないからね?」

マミ「……それに、ちょっと、神様が言っていたことを思い出して」

なぎさ「神様が? ……ああ、あれですか…」

マミ「本来の、他の世界では私となぎさちゃんが出会うことはなかったのだと神様が言っていたわよね」

マミ「私はなぎさちゃんとはずっと一緒にいて……
   私にとってはそれがあたりまえになっていたけれど、本当はあたりまえじゃなかったんだなって改めて思った」
690 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/02(金) 00:55:22.51 ID:PlFjkyST0

マミ「……私が魔法少女になってからずっと一緒に居て、面倒を見てくれた。
   私の友達になってくれた」

マミ「それがもし一人だったら、きっととても寂しいと思うのよ」

マミ「だから、私はとても幸せなんだなって」

マミ「ありがとう、なぎさちゃん」

なぎさ「なぎさも、マミに会えて、友達になれてよかったと思ってます」

なぎさ「なぎさにとっても、マミは心の支えですから!
    3年もずっと一人ではなぎさも寂しいですよ」

マミ「ふふ、これからもよろしくね」

なぎさ「はい、こちらこそよろしくです!」


――――
――――
691 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/02(金) 00:58:41.46 ID:PlFjkyST0

 ――そして夜は更ける。
 話を終えた二人は、いつのまにか眠りに入っていた……



なぎさ「……zzz」ゴロゴロモゾモゾ

マミ「………んー?」パチ


 のだけれど。


なぎさ「……zzz」

マミ(あら、いつのまにかなぎさちゃんこっちに来てるわ)
692 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/02(金) 01:22:07.77 ID:PlFjkyST0

なぎさ「……おかあさーん」ギュー

マミ(……やっぱり、ベテランの魔法少女だし普段は大人びてる印象があるけれど、
   本当はまだ幼いのよね……)

マミ(こんな時くらい甘えさせてあげましょうか)

なぎさ「えへへへ…zz」

マミ(ふふ、寝顔かわいいわね)

マミ(……さて、私も寝よう)


 ―――。


なぎさ「……zzz」スリスリ

マミ(……胸の辺りで何が動いてる感じがして起きたけど、なぎさちゃんの頭か)

マミ(うーん… まあ、仕方ないわね。甘えさせてあげましょう)

なぎさ「……zzz」ムニー

マミ(………)

マミ(お母さんの夢を見ているのかしら。それとも、枕と勘違いしてるのかなぁ……)

なぎさ「……zzz」ムニュ

マミ「………」

マミ(気持ち良さそうな寝顔ね…。 起こすに起こせないわ)


なぎさ「zzz……♪」

―――そして、夜はさらに更け、やがて朝日が昇る!
693 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/02(金) 01:31:14.41 ID:PlFjkyST0
―16日



なぎさ「んー… 」

なぎさ(あったかいものに包まれている感じがします……
    なんとなく懐かしい感じ。心地の良い目覚め、ここはどこでしょう?)

なぎさ「ありゃ」

マミ「……ん、おはようなぎさちゃん」


なぎさ(マミの胸が目の前に! なるほど納得なわけです)

なぎさ「はい。お、おはようございますですおかあさん!」

なぎさ(はっ、そして今なぎさものすごい恥ずかしいこと口走ったのでは!)

なぎさ「あー、じゃなくてですね。えーと」

マミ「ふふふふ、まだ寝ぼけているのね」

なぎさ「あわわ、今のは忘れてください!」

マミ「いい夢が見られたならよかったわ。朝食、用意するわね」

なぎさ「はいー…、なぎさもランドセルの中身とか用意しようっと」
694 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/02(金) 01:32:54.33 ID:PlFjkyST0
-----------------
ここまで
次回は3日(土)18時くらいからの予定です
695 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/03(土) 18:28:54.41 ID:j7x7ZRvk0


なぎさ「―……よし、ランドセルのしたくはこれでオッケーなのです!」

なぎさ(そういえば、今日の登校はどうしましょうか?)


1早めに出て今日もさやか・恭介と一緒に
2さやかにメールを送り、今日はマミと一緒に

 下2レス
696 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/03(土) 18:31:53.89 ID:vAhiefkkO
1
マミを誘うことは無理なのかな?
697 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/03(土) 18:41:14.88 ID:VPXS/Xa40
マミも一緒に行けるなら1
行けないなら2で
698 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/03(土) 18:53:05.86 ID:j7x7ZRvk0

なぎさ(今日はなぎさもマミと一緒に行きますか)

なぎさ(ここから一度上条さんの家に寄るとなると、一度中学校を通り過ぎることになります。
    相当な遠回りになってしまいますしね…… わざわざそこまでついてこさせるのも悪いでしょう)

なぎさ(さやかにメールを出しておきましょう。たまには二人きりの登校を楽ませてあげましょうか)


なぎさ「すんすん…… おお、紅茶のいい香りがしてきたのです!朝から優雅ー!」

マミ「朝ごはんができたわ。食べましょう」
699 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/03(土) 19:13:07.70 ID:j7x7ZRvk0

なぎさ「ありゃ、今日の占いは5位…… 良いほうですが、なんともコメントしづらい運勢です。
    チョコレートがラッキーアイテムですかー」

 パンをかじりながら、テレビの画面を眺める。
 ニュースをやっていて、上の端には正座占いが出ていた。

 このあたりのローカル番組なのか、見滝原や近隣都市のことばかりが報道されている。


なぎさ「それにしても、今日も見滝原は平和そうですね。
    楽しい話題が多くてよかったです」

マミ「神様のおかげかしらね。ここは本当に変な事件が少ないから」

マミ「全ての街がこれくらい平和になれば良いのにね……」

なぎさ「そうですね」

マミ「あ、私は2位みたいよ。ラッキーアイテムは鈴ですって。鈴なんてどこかにつけてたかしら…」
700 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/03(土) 19:13:34.51 ID:j7x7ZRvk0
――【7時50分】


マミ「そろそろ出た方がいいわね。忘れ物はない?」

なぎさ「はい、大丈夫です!」

マミ「じゃ、行きましょうか」


・話題
1自由安価
2世間話

 下2レス
701 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/03(土) 19:27:02.60 ID:VPXS/Xa40
今日の予定について考えたことをマミと話す

おそらく今日はほむほむがワルプル戦についての話し合いとかをすると思うのです
何時にに集まるかはわからないのですが、お父さんには今日もマミの家に泊まりたいと頼むつもりです
OKが出たら昨日みたいの行動の自由が得られるのです
集合までに時間があればなぎさは風見野に行ってもう一度杏子を探します
702 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/03(土) 19:32:55.12 ID:vAhiefkkO
703 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/03(土) 19:44:47.15 ID:j7x7ZRvk0

マミ「今日の予定についてはなにか決まってる?」

なぎさ「おそらく今日はほむほむがワルプル戦についての話し合いとかをすると思うのです」

なぎさ「何時に集まるかはわからないのですが、お父さんには今日もマミの家に泊まりたいと頼むつもりです」

なぎさ「OKが出たら昨日みたいの行動の自由が得られるのです」

なぎさ「集合までに時間があればなぎさは風見野に行ってもう一度杏子を探します」

マミ「とりあえず、暁美さんとも相談してみましょうか」

マミ「またお昼あたりに話し合いましょう」


・話題
1自由安価
2世間話

 下2レス
704 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/03(土) 19:51:22.17 ID:VPXS/Xa40
杏子と会えたらワルプルとの戦いに参加するしないはともかく、昨日みたいに一緒に食事をしたいと誘いたいのです
その際はマミにまた料理を作って欲しいのですが大丈夫でしょうか?
705 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/03(土) 19:59:30.80 ID:vAhiefkkO


安価じゃないけどもう杏子を探す時間はないんじゃ?
706 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/03(土) 20:22:45.39 ID:j7x7ZRvk0

なぎさ「杏子と会えたらワルプルとの戦いに参加するしないはともかく、
    昨日みたいに一緒に食事をしたいと誘いたいのです」

なぎさ「その際はマミにまた料理を作って欲しいのですが大丈夫でしょうか?」

マミ「ええ、それはもちろんいいけど…… 向こうが受けいれてくれるかしら」

マミ「それに、あまり時間がないわよ」

なぎさ「まあ、今日の予定については、ほむらの考えも聞いてからまた考えてみましょうか」

マミ「……と、学校に着いたわね。また後でね、なぎさちゃんも頑張って」

なぎさ「はいなのです」
707 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/03(土) 20:42:45.59 ID:j7x7ZRvk0
―昼休み


 マミからメールが来ていた。

 ほむらと話したところ、特に全体の予定は決めてはいないらしいが
 ほむら自身は今日はあまり遅くまで時間が取れないようだ。

 いつものように放課後に集合して訓練などをするか、
 もしくは今日は休みにして休息をとるか、何かやるべきことが残っていればそちらを優先しよう…… という話になったそうだ。

 また、昨日徹底的に魔女を探して回ったから、まだ今日は魔女はいないだろう、とのこと。


なぎさ(外泊はさすがに平日に2日連続は許可してくれませんでしたが……
    一日あればやりたいことも大体できるでしょう)

なぎさ(ワルプルギスまで最後の一日です。後悔がないように考えましょう!)


・今日の予定
1さやかの訓練につきあう(さやかの格闘スキル強化・コミュニケーション)
2ほむらの訓練につきあう(ほむらの再説得)
3まどかを呼び出して話す
4全力を解放する訓練(何か新しい技を覚えられるかも)
5風見野に出向く
6今日は休みにしよう(当日ワルプル戦へ)

 下2レス
708 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/03(土) 20:48:26.88 ID:VPXS/Xa40
5
709 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/03(土) 20:50:09.08 ID:vAhiefkkO
まどかを呼び出してから2
710 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/03(土) 21:12:21.13 ID:j7x7ZRvk0

なぎさ(ほむらとまたちゃんと話しておいたほうがいいですよね)

なぎさ(昨日も考えたけど、このままではまだ心配が残ります)

なぎさ(まどかに放課後一緒に来てくれるように頼んでみましょうか)



なぎさ(ほかに昼休み中にやることは……)

1自由安価
2とくになし

 下2レス
711 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/03(土) 21:27:19.07 ID:VPXS/Xa40
まどかとマミ、ほむらにメール

まどかには放課後待ち合わせしてほむらのところに一緒に来て欲しいと連絡
マミには今日の外泊は駄目だったので今朝話したことが出来なくなってしまったと連絡
ほむらにはまどかのことは内緒にして今日の訓練に付き合うと連絡
712 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/03(土) 21:34:58.17 ID:vAhiefkkO

さやかにも連絡
訓練するならいつもの場所ですが上条さんとの時間を優勢しても良いですよ?
ただし、死亡フラグ建てたりえっちなことは禁止ですよ?
713 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/03(土) 21:57:21.77 ID:j7x7ZRvk0

なぎさ(予定も決まったことだし、みんなにメールを送りましょうか)


なぎさ(……まず、まどかにはさっきのことを伝えて……
    待ち合わせの場所も指定しておきましょうっと)

なぎさ(次に、ほむらにも今日のことを……
    あ、でもまどかのことは内緒にしておきましょうか。『今日の訓練に付き合う』ということだけ書いておきましょう)

なぎさ(マミには許可はもらえなかったことを書いておきましょう)

なぎさ(さやかには……)


 『訓練するならいつもの場所ですが上条さんとの時間を優先しても良いですよ?
  ただし、死亡フラグ建てたりえっちなことは禁止ですよ?』

なぎさ(送信なのです!)


――――5分後

なぎさ(さて、午後の授業がもうすぐ始まるのです! あ、メールの返信がきてますね)


from:さやか
本文:まぢ?でもあたしだけィィのヵな・・
   マミさんに聞いてイイってゅったらそうしょ!

   てゅぅヵ、死亡フラグと♥えっちなこと♥ってなによ?・ゎら
   へんなこと考えちゃいけません!・ゎら
714 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/03(土) 22:09:24.35 ID:j7x7ZRvk0

なぎさ(……そういえばえっちなことってなんだろ?)


なぎさ(うーん、たとえば………)
―――ぽわわわわ〜ん


 さやか「恭介ー!恭介ー! よーしさやかちゃん恭介の着替えを覗いちゃうぞー!」

 恭介「きゃあー!」


――ー……妄想終了



なぎさ(……む!これはいけません!)←小○生の考えるえっちなこと

to:さやか
本文:とにかく禁止なものは禁止なのです!
   着替えとか覗いちゃだめですからね!


なぎさ(これでよし……と!)←なぜか恭介が被害者

なぎさ(さやかの訓練のことについてはマミに任せましょう)


―――――
――――
715 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/03(土) 22:13:41.52 ID:VPXS/Xa40
恭介がさやかを襲う…駄目だ、イメージがわかない
逆ならしっくりくるのは何でだろ?w
716 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/03(土) 22:24:11.69 ID:j7x7ZRvk0
―放課後・まちあわせ場所


まどか「なぎさちゃん!」

なぎさ「まどか、こんにちはですー」

まどか「こんにちは。ほむらちゃん見滝原大橋で訓練なんだよね。行こっか」


―…歩きながら話す。

まどか「いつも見滝原大橋で訓練してるの?」

なぎさ「はいなのです、橋の下なら外から見えにくいですから」

まどか「ああ、たしかに」

なぎさ「ところで今日はさやかがどうするかって聞いてますか?」

まどか「今日は上条君のうちでバイオリンの練習風景を見させてもらうんだって」

なぎさ「そうなのですかー」
717 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/03(土) 22:33:59.89 ID:j7x7ZRvk0
―見滝原大橋の下


まどか「おお」ヒョコ

なぎさ(やってるやってる)ヒョコ



ほむら「………」

 いつもどおり黙々と自分の集中力の限界に挑んでいるほむら。


マミ「ティロ…… ティロ・フィナーレ・エターナ… エテルニタ!」

マミ「うーん…… なんか… うーん…」

 と、そこから離れた場所にマミ。


なぎさ(……マミも訓練に来ていたのですか)

なぎさ(これは集中力が鍛えられそうですねぇ……)

まどか「何か真剣な顔をしてるね。今やってるのが終わったら話しかけようか」


なぎさ(さて、ほむらになんて声をかけようか?)


・自由安価

 下2レス
718 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/03(土) 22:48:43.79 ID:VPXS/Xa40
ほむらに話しかける前に、まどかとともに気付かれないように神様にこっそりテレパシー

神様神様、ほむほむは一応自殺したり見滝原から出て行ったりしないで、とこの間話した時に『わかった』と言いました
これまでほむほむをずっと見守ってきた神様だからこそ聞いておきたいのですが、本当にほむほむはわかっていると思いますか?
ほむほむがまどかのためにその身を犠牲にしたりすれば、まどかの契約に繋がるとこれまでの経験からほむほむもわかっているとは思うのですが…
ほむほむを死なせたり姿を消させないために、この時間軸のまどかと何か約束というか誓いというか、今後の繋がりを続けていくような話をさせるべきでしょうか?
719 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/03(土) 23:00:03.98 ID:vAhiefkkO


ほむらと話す前にまど神様に意見を聞くのは良いかもね
それにしても最近キュウベェ出てこないなぁ
720 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/03(土) 23:34:33.99 ID:j7x7ZRvk0

なぎさ「ほむほむに話す前に、神様にこっそりテレパシーで話してみようと思います」


なぎさ『神様神様、お話があります。ほむらに気づかれないように聞いてくれますか?』

 『なぎさちゃん、来てたんだね。うん……、話ってなに?』

なぎさ『ほむほむは一応自殺したり見滝原から出て行ったりしないで、
    とこの間話した時に『わかった』と言いました』

なぎさ『これまでほむほむをずっと見守ってきた神様だからこそ聞いておきたいのですが、
    本当にほむほむはわかっていると思いますか?』

なぎさ『ほむほむがまどかのためにその身を犠牲にしたりすれば、
    まどかの契約に繋がるとこれまでの経験からほむほむもわかっているとは思うのですが…』

なぎさ『ほむほむを死なせたり姿を消させないために、
    この時間軸のまどかと何か約束というか誓いというか、今後の繋がりを続けていくような話をさせるべきでしょうか?』
721 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/03(土) 23:52:33.37 ID:j7x7ZRvk0

 『多分、死んだりはしないと思うけど…
  ほむらちゃんが今どう考えてるかもわからないし、まだ心配ないとは言い切れないよね……』

なぎさ『はい…… これから自殺することがなくても、
    ワルプルギスの夜との戦いの最中にわざと無謀な戦い方をしたりとかしないか心配で』

 『それについては釘を刺しておいたらいいと思う。それは自殺と変わらない、って』

 『そうすればさすがにそういうことは出来なくなると思うし』

なぎさ『じゃあ、とりあえずこれは約束させますか』

 『うん』



・自由安価

 下2レス
722 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/04(日) 00:14:01.40 ID:2acOVmVL0
今の神様との会話をほむらに聞こえないようこっそりとまどかに伝えた後、頃合いを見てほむらに話しかける
あとまどかに神様のことが別世界のまどかだということは絶対に話さないでとも伝える

まどかまどか、この間ほむほむは自殺したり見滝原から出て行くようなことはしない、と約束をしましたがまだ不安があるのです
ワルプルギスとの戦いの中で、わざと命を失うような無謀な戦い方をしないで、とほむほむと約束をして欲しいのです
そんな事をすればまどかが契約しかねないですから、ほむほむもわかってはいると思うのですが一応釘を刺しておいてほしいと神様も言っているのです
あ、さやかからも聞いていると思いますが、神様の正体は今後も絶対に話してはいけませんよ?(ヒソヒソ)
723 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/04(日) 00:44:06.01 ID:mmNQUEXP0
---------------------
ここまで
次回は8日(木)20時くらいからの予定です
724 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/08(木) 20:44:47.45 ID:sLBjhK4v0

 テレパシーの相手をまどかに変えて今の話を伝える。


なぎさ『まどかまどか』

なぎさ『この間ほむほむは自殺したり見滝原から出て行くようなことはしない、
    と約束をしましたがまだ不安があるのです』

なぎさ『ワルプルギスとの戦いの中で、わざと命を失うような無謀な戦い方をしないで、
    とほむほむと約束をして欲しいのです』

なぎさ『そんな事をすればまどかが契約しかねないですから、
    ほむほむもわかってはいると思うのですが一応釘を刺しておいてほしいと神様も言っているのです』

なぎさ『あ、さやかからも聞いていると思いますが、神様の正体は今後も絶対に話してはいけませんよ?(ヒソヒソ)』

まどか「う、うん…… じゃあ話すね?」
725 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/08(木) 20:45:20.12 ID:sLBjhK4v0

なぎさ「ほむほむー、今来たのですよ」

まどか「ええと、さっきぶり」

ほむら「! ……って、何故あなたが一緒なの?」

ほむら「まさか契約、は……してないわよね」

まどか「う、うん! 契約はしてないよ」

まどか「なぎさちゃんやみんなとも約束したから……」

まどか「……ワルプルギスの夜が来る前に、最後にほむらちゃんにも約束してもらいたくて」

ほむら「………?」
726 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/08(木) 21:09:40.20 ID:sLBjhK4v0
>>724 コピペで(ヒソヒソ)って入ってるままだけどテレパシーじゃヒソヒソもなにもないな…
---------------

まどか「わたしもみんなとの約束を守るから」

まどか「…だから、絶対に死んだりしないで」

まどか「ワルプルギスとの戦いの中に
    わざと命を失うような無謀な戦い方をすることもやめて」

まどか「……それをわたしと約束してほしいの」

ほむら「大丈夫よ。ワルプルギスの夜を倒しきったと確認する前に戦闘を放棄するようなことはしないわ」

ほむら「勝手に相打ちにしたりとかもしない。ちゃんと勝ってくるから」

まどか「うん…… ほむらちゃんがそう言ってくれてよかった」

なぎさ「ワルプルギスの夜の後でもですよ?
    自暴自棄になったり、自殺と変わりないようなことはしないって約束してくださいね」

ほむら「ええ、わかってる」

ほむら「大丈夫よ…… それは約束するわ」

なぎさ「それがわかってるなら良いのです。
    まあ、自殺したいほど辛いことがあったら遠慮なくその気持ちを私達にぶちまけちゃってください」

なぎさ「ずっと一人で抱え込み続けることないのですよ、なぎさたちもついてますから!」



1自由安価
2じゃ、訓練再開しましょうか

 下2レス
727 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/08(木) 21:30:52.03 ID:98oMep2o0
ほむほむに少し説教する

ほむほむはまどかが契約しないこと、まどかが非凡に生きていくことが自分の幸せだと思ってたりしてませんか?
そうだとしたらその想いちょっと間違っているのですよ?
誰かの幸せを願うのならそう願う本人もそれに負けずに幸せでなければいけないのです
ほむほむとまどかは自分のことよりも大切に想う誰かの幸せを優先してしまう似たもの同士といえるのですが、相手を想うばかりで自分を蔑ろにしては互いに不幸になるだけなのです
ほむほむ、自分は幸せになる権利がないとか考えているのなら、思い違いも甚だしいのです
ほむほむはこれまでまどかを救うために辛い思いをしながら頑張ってきたのですよ?
そんなほむほむが報われないとか、自分の幸せを望まないなど間違っているのです!
ほむほむの幸せのためにも、今回こそまどかを契約させずにワルプルギスを倒すのです!

最後にほむらにテレパシーで
将来的には…まぁ、ゆりだかバラだか忘れましたがまどかとほむほむが恋人になればいいと思うのですよ?(意味解ってない

728 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/08(木) 21:33:50.43 ID:/ar+wC7GO


百合ならともかく薔薇は違うぞw
なぎさちゃん意味わかってないんだろうなぁ
729 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/08(木) 21:57:16.92 ID:sLBjhK4v0

なぎさ「それと、ほむらに少し説教します」

ほむら「え?」

なぎさ「ほむほむはまどかが契約しないこと、まどかが非凡に生きていくことが自分の幸せだと思ってたりしてませんか?
    そうだとしたらその想いちょっと間違っているのですよ?」

ほむら「……」

なぎさ「誰かの幸せを願うのならそう願う本人もそれに負けずに幸せでなければいけないのです」

なぎさ「ほむほむとまどかは自分のことよりも大切に想う誰かの幸せを優先してしまう似たもの同士といえるのですが、
    相手を想うばかりで自分を蔑ろにしては互いに不幸になるだけなのです」

なぎさ「ほむほむ、自分は幸せになる権利がないとか考えているのなら、思い違いも甚だしいのです」
730 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/08(木) 22:12:33.25 ID:sLBjhK4v0

ほむら「……その様子だと
    これからのことだけじゃなく、今までのことも全て聞かされたようね」

ほむら「……でも、これからのことはともかく、
    人の過去まで断りもなく勝手に話さないで欲しかったわ…… 神様」

 『ご、ごめん……』

 『あ、あのね、でもどうしてもちゃんと分かり合うためには
  話しておいたほうがいいかなって思って……!』

なぎさ「はい、全部聞いてしまいました。……だからこそほむほむに言いたいことができました」

なぎさ「ほむほむはこれまでまどかを救うために辛い思いをしながら頑張ってきたのですよ?」

なぎさ「そんなほむほむが報われないとか、自分の幸せを望まないなど間違っているのです!」

なぎさ「ほむほむの幸せのためにも、今回こそまどかを契約させずにワルプルギスを倒すのです!」

ほむら「……ワルプルギスの夜はもちろん倒すわ。まどかは契約させずにね」

ほむら「……でも」

ほむら「貴女達がどんな話をどこまで聞いたのかはわからないけれど、それは所詮他人から聞いた話よ」

なぎさ「そ、それはどういうことなのです?」

ほむら「あまり私を美化しないでって言いたいの」

ほむら「私の最初の気持ちは純粋だったかもしれない、けれど今となってはもう……」

なぎさ「今となってはヨコシマなのですか!?」
731 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/08(木) 22:21:02.87 ID:98oMep2o0
ヨコシマって…
横島忠夫を思い出すなぁw
732 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/08(木) 23:11:15.98 ID:sLBjhK4v0

まどか「そんな、邪って…… ううん、でもわたしはヘンだとか思わないから!
    ええとね、うん、なんとかほむらちゃんの気持ちにもこたえてみせる、よ? ……わ、わたしのできる範囲で」

なぎさ『ほら、まどかだってこう言ってくれてますし!』

なぎさ『将来的には……まぁ、ゆりだかバラだか忘れましたがまどかとほむほむが恋人になればいいと思うのですよ?』

なぎさ「……ねっ、諦めるな、頑張れほむほむ!」(^ー^)b クッ

ほむら「……ちょっと待って、勝手に変な解釈をして話を進めないで頂戴」

ほむら「あとあからさまに引かないで」

ほむら「ええと、だから…… 
    貴女達の気持ちは嬉しい。でも、私のやってきたことはあまり褒められたことじゃない」

ほむら「だからそんな、貴女達の思うほど良い人じゃ…… 報われて当然の人なんかじゃないってことを言いたかったのよ」



1自由安価
2じゃ、訓練再開しましょうか

 下2レス
733 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/08(木) 23:23:04.36 ID:98oMep2o0
マミにほむほむに言いたいことがあるなら言って下さいとテレパシー

(はぁ…ほむほむも頑固ですねぇ
何でそこまで思いつめるんでしょうかねぇ…
そういえばマミもほむほむに言いたいことがあると神様と話した時に言ってましたね?)
マミ、必殺技の名前を考えるのは置いておいて、ほむほむに言いたいことがあるなら言って下さい
734 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/08(木) 23:28:19.00 ID:gIjIqOeGO


そういえばマミさんもいたんだ
会話に加わって来ないから空気になってたな
必殺技の名前考えるのに集中し過ぎ?w
735 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/09(金) 00:41:07.34 ID:kJQaUJ8Q0
寝落ち?
736 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/09(金) 02:48:53.31 ID:PeyGbSCP0
---------------------
すみません、寝落ちてました
ぬう、なんでこんなに今日眠いんだろう

次回は11日(日)18時くらいからの予定です
737 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/11(日) 19:02:29.57 ID:+9ihyLnN0

なぎさ(はぁ…ほむほむも頑固ですねぇ
    何でそこまで思いつめるんでしょうかねぇ……)

なぎさ(そういえばマミもほむほむに言いたいことがあると神様と話した時に言ってましたね?)


なぎさ『おーい、マミー!』

マミ『! なぎさちゃんももう来てたのね』

マミ『あら… 鹿目さんも一緒?』

なぎさ『はい、ワルプルギスの夜の前に、まどかも交えてほむほむと話したいことがありましたから』

なぎさ『必殺技の名前を考えるのは置いておいて、ほむほむに言いたいことがあるなら言って下さい』
738 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/11(日) 19:23:02.59 ID:+9ihyLnN0

 マミが駆け寄ってきた。

マミ「二人ともこんにちは。何の話をしているの?」

なぎさ「まどかと少し約束をしてもらいまして」

マミ「約束?」

ほむら「……ええ、“ワルプルギスの夜や今後の戦いで無謀な戦い方はしない”
    それはわかってるわよ」

マミ「そう、約束してくれたのね」

なぎさ「それと、ほむらの過去を神様から聞いたってことも言いました」

なぎさ「マミも何か言いたいことがあるなら今話してください」

マミ「ええ、そうね……、」
739 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/11(日) 19:43:23.07 ID:+9ihyLnN0

マミ「暁美さん、言わせてもらうわ」

ほむら「……」

マミ「私はね、神様から話しを聞いてまず一番にもどかしいと思った」

マミ「あなたはずっと鹿目さんを助けるためだけに生きてきたのよね。
   鹿目さんも、あなたのことを想っていたはずよ」

マミ「それなのに心が通じ合わないんですもの」

ほむら「……でも、私に思い入れがあるのは今目の前に居るまどかではないわ」

ほむら「まどかにとっては、私はただの転校生でしかないのよ。一緒に過ごしてきた時間なんてないんだから」

まどか「そんな…… わたしだってこの一ヶ月、ほむらちゃんと過ごしてきたよ!
    ほむらちゃんの知るわたしには及ばないのかもしれないけど……」

まどか「でもわたしだってほむらちゃんのこと思ってないわけないよ」
740 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/11(日) 20:03:22.98 ID:+9ihyLnN0

ほむら「それはあなたが優しいからよ」

ほむら「あなたが困っている人を見過ごせないから」

ほむら「いつのまにか、私はまどかを救うことだけを考えて、
    あなたの気持ちも考えなくなっていた」

ほむら「いつのまにか、あなたの愛する世界すら壊してもいいと思っていた」

ほむら「私はもう、あなたとはズレすぎてしまったのよ!」

 『ほむらちゃん、わたしは―――』

マミ「もうやめなさい!」

ほむら「!」

マミ「……それは、私には今までのあなたが
   どんな気持ちで、なにをやってきたかなんて想像できない。話を聞いただけだもの」

マミ「だから暁美さんの気持ちも全部はわからないのかもしれない」

マミ「けど、どんな理由があったって幸せを諦めるようなことはやめましょうよ」
741 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/11(日) 20:18:49.14 ID:+9ihyLnN0

マミ「今は私達に何言われても納得できないかもしれないけど」

マミ「きっと、今理解できなくてもいつかは理解できるわよ。生きててよかったって、そう思える日がくるわ」

 『………そうだよ。今はまだ会ったばかりの転校生でしかないかもしれないけど、
  これからきっとまた親友になれるよ』

 『ここにいるまどかだって、同じまどかなんだから』

 『もちろん、まどかだけじゃなくて、ここに居る人たちみんなともだよ?
  みんな、ほむらちゃんにとって大切な友達になるはずだよ』

 『……だから、そんな悲しいこと言わないで』

なぎさ「……」

まどか「そうだよ、これからのことを考えようよ! これからはずっと一緒なんだから」

ほむら「……そうね。
    どうせ死ぬわけにもいかないのだし」

ほむら「その前にワルプルギスの夜を倒すことを考えましょうか」

ほむら「そろそろ訓練に戻りたいのだけど、いいかしら?」



1自由安価
2じゃ、訓練再開しましょうか

 下2レス
742 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/11(日) 20:29:42.22 ID:bAEBqhDP0
2
ほむらに何秒まで出来るようになったのかを聞いた後、マミと必殺技について訓練

マミ、ティロ・フィナーレですが最大でどのくらいの銃火器をリボンで作ることが出来るのですか?
ワルプルギスで大きい魔女みたいですので、こちらも何かこうババーン!でドドーン!でドッカーーーン!!みたいのは出来ないのですか?
マミができると言ったら(叛逆の列車砲みたいの)なぎさが命名すると請け負う

743 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/11(日) 20:39:53.98 ID:W24hapqpO


マミ一人では無理ならなぎさの魔翌力も使うのです!
前にテレビで大砲を乗っけた電車を見たことがあるのです
こうこう、こんな感じでした(地面にカキカキ
イメージが沸かなければ兵器に詳しそうなほむらに聞く
744 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/11(日) 21:27:26.00 ID:+9ihyLnN0

なぎさ「じゃ、訓練再開しましょうか」

なぎさ「ちなみに、今は何秒くらいまで出来るようになったのです?」

ほむら「今は25〜30秒ってところかしら」

マミ「それだけあればそこそこ攻撃加えることができそうね」

なぎさ「マミも必殺技について悩んでるようならなぎさが相談に乗りましょう!」

マミ「そうそう、そろそろティロ・フィナーレの最上位技として何か作りたいと思って。
   まあ、魔力を込めるだけなんだけどね。どうせなら何か名前をつけたいと思ってたのよ」

なぎさ「ティロ・フィナーレの上位版といえば『ボンバルダメント』ですっけ? そんなのがありましたよね」

マミ「ええ、今度はそれよりも上のやつって考えてるのよ」
745 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/11(日) 22:32:22.80 ID:+9ihyLnN0

なぎさ「やっぱワルプルギスの夜は大きい魔女みたいですし、あれみたいなババーン!でドドーン!でドッカーーーン!!なやつがいいですよ!
    ちなみにあれより上ってことは、あれより大きいのですか?」

ほむら「えらく抽象的な表現ね……」

なぎさ「あのだから…… 筒車です!最後にマミが筒の上でポーズとるやつ!さよならってやつ!」

ほむら「……なんとなくイメージはわかったわ」

マミ「じゃあ、それならむしろボンバルダメントをベースにした上位版って感じになるかしら」

マミ「大きさだけなら更に大きく作ることもできるけど、それより問題は中に装填する魔力の強度になるわね……」

なぎさ「強度ならなぎさとの合体魔法にしても良いのですよ。マミ一人では無理ならなぎさの魔力も使うのです!」

マミ「合体魔法…… いいかもしれないわね」

なぎさ「そして名前に困っているならなぎさに命名させてくださいな!」

なぎさ「……では、ちょっとなぎさはマミのほうに付き合ってますので」

なぎさ「ここまできてくれてありがとうございました、まどか。気をつけて帰ってください」

まどか「うん、みんな…… 明日がんばってね」

なぎさ「はい!なのです!」


―――そうして、なぎさとマミは新技を練り始めた。
746 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/11(日) 22:42:52.14 ID:+9ihyLnN0

マミ「なぎさちゃんとの連携の訓練はたくさんしたけど、合体魔法なんてはじめてね!」

なぎさ「なぎさも合体魔法っていうのはやったことありません。どういう形で魔力を込めましょうか…」


―――まずは二人分の魔力をひとつにすることへの苦労


ほむら「メールで伝えたとおり、私はこれから用事があるから」

なぎさ「お疲れ様でした!」

 『おつかれ、ほむらちゃん』


―――ほむらが帰り、神様も含めての訓練。
   試行錯誤の末、できたのが……


なぎさ「こんな感じでいいんじゃないでしょうか!?」

マミ「よし、じゃあ次は名前ね! 名前がないとカッコつかないわよ」

マミ「できれば二人の合体技ということがわかるような名前がいいわね!」



・自由安価
マミの新技の名前

 下2レス
747 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/11(日) 22:58:19.63 ID:W24hapqpO
ティロ・フィナーレ《特盛》で

ひどいけど公式なんですよね、これw
748 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/11(日) 23:03:03.77 ID:T9htW0rG0
ティロ・ソレッレ(姉妹射撃)とか?
749 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/11(日) 23:03:58.49 ID:bAEBqhDP0
最初は↑の特盛りでw
マミが難色を示したらティロ・レガーメ『絆の一撃』で

イタリア語っぽいようにそれっぽく考えただけなので間違ってたらごめんなさい
750 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/12(月) 00:07:11.44 ID:DxL5wYzc0

なぎさ「じゃあ、“姉妹”でどうでしょう! そして翻訳サイトで変換してみますよー!」

マミ「【姉妹の射撃】……『ティロ・ソレッレ』 ですって? いいんじゃないかしら!?」

なぎさ「ではいきますよ!」


_人人人人人人人人人人人人人人人人人_
>  「「ティロ・ソレッレ!!」」 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄


――マミのリボンが『ボンバルダメント』の大きな大砲の付いた戦車を形作る。


なぎさ「受け取ってください!」


――なぎさがラッパに息を吹き込み、それに魔力の詰まったシャボンを送ると、
  更に車は変形し、一回り大きくなり、可憐な装飾があしらわれた。

マミ「ファイアー!」


 ドォォオオオン…――

 破壊のエネルギーを放出する代わりに、あたりには紙ふぶきが舞った。
751 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/12(月) 00:28:19.29 ID:DxL5wYzc0

なぎさ「こんな感じでいきましょう!」

 『お疲れ様! 二人ともすごいよ!』

マミ「ここまで約二時間…… 短いようで長かったわね」

なぎさ「ここまで強力な射撃攻撃だと、吹っ飛ばしすぎてわたしたちが追えなくなってしまいますからね。
    これを改良するのが一番難しかったですねー」

マミ「暁美さんにも、私達の合体必殺技が完成したってメールしておくわね!」



 気づくと空は夕暮れを過ぎて少し暗くなってきている。

1それではまた明日です!
2自由安価

 下2レス
752 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/12(月) 00:34:48.37 ID:QfQiHHZr0
マミ、明日のワルプルギス戦のことですが…
マミは一人暮らしですし、万が一マミのマンションが倒壊したりしてしまったら大事になるのです
預金通帳とか印鑑とかご両親との思い出の品とか、大切なものを持ちだしていたほうがいいのではないでしょうか?
753 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/12(月) 00:42:46.49 ID:/4xUwpc1O


合体技も出来たことですし、あとはチーム名ですね
魔法少女戦隊、見滝原ガーディアンズ(仮)とかはどうでしょうか?
マミもいい名前を考えて見てください
明日ほむほむとさやかにも意見を聞いてみましょう
754 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/12(月) 00:51:26.89 ID:QfQiHHZr0
魔法少女戦隊…
黄=マミ・青=さやか・紫=ほむら・まど神様=ピンク、なぎさちゃんは何色だっけ?
赤担当の杏子がいないのは寂しいな
755 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/12(月) 00:54:38.57 ID:DxL5wYzc0

なぎさ「マミ、明日のワルプルギス戦のことですが…
    マミは一人暮らしですし、万が一マミのマンションが倒壊したりしてしまったら大事になるのです」

なぎさ「預金通帳とか印鑑とかご両親との思い出の品とか、
    大切なものを持ちだしていたほうがいいのではないでしょうか?」

マミ「それはそうだけど、どこに持ち出せばいいか……」

なぎさ「うーん、えーと… あ、あれは?遠くの駅のロッカーとか」

なぎさ「よくミステリーで犯人が大切なもの入れてます!お金と凶器とか死体とか!」

マミ「それは嫌な例ね……。 まあでも、ちゃんと鍵をかけておけるとこなら良いかもしれないわね」
756 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/12(月) 00:57:50.13 ID:QfQiHHZr0
ほむほむの盾の中は?
757 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/12(月) 01:09:38.57 ID:DxL5wYzc0

 見滝原大橋を離れ、ゆっくり帰り道を歩き出す。

なぎさ「合体技も出来たことですし、あとはチーム名ですね」

なぎさ「魔法少女戦隊、見滝原ガーディアンズ(仮)とかはどうでしょうか?」

マミ「戦隊物という響きもいいわね。
   でもカラーにすると、なぎさちゃんと暁美さんとは若干被るのよね」

なぎさ「いざとなったらなぎさがホワイトになったり、ほむほむがブラックでもいいかもしれないのです」

なぎさ「マミもいい名前を考えて見てください!
    明日ほむほむとさやかにも意見を聞いてみましょう」

マミ「ええ、じゃあそれもみんなにメールしておきましょうか」


 こういう話題は夢が膨らむ。ちょっと久しぶりだ。
 悲しいことや辛いこともあるけど、やっぱ、魔法少女はこうじゃなくちゃいけないと思う。



なぎさ「では、明日! 絶対勝ちましょう!」

マミ「もちろんよ!」



―16日終了―

なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:7つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]
・犬[100/100]
・銀[100/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[魔力コントロールLv1] [格闘Lv1]
758 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/12(月) 01:12:05.89 ID:DxL5wYzc0
-----------------
ここまで
次回は15日(木)20時くらいからの予定です
759 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/12(月) 01:23:12.16 ID:QfQiHHZr0
乙でした
調べたらなぎさちゃんのソウルジェムは薄紫みたいですね
確かにほむらと被るなぁ…

各キャラを戦隊モノで表すと、

なぎさ=ホワイト・リーダー
マミ=テクニカル・イエロー
ほむら=クール・ブラック
さやか=バカ・ブルー

こんなところか?w
760 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/12(月) 01:27:33.75 ID:/4xUwpc1O


いよいよワルブル戦か
761 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/15(木) 21:02:13.67 ID:ZtSbzt750
―見滝原大橋


 『本日午前7時 突発的異常気象に伴う避難指示が発令されました。
  付近にお住まいの皆様は速やかに最寄の避難場所への移動をお願いします。
  こちらは見滝原市役所広報車です。本日午前7時……』



 ……ビュウビュウと風の音がする。


なぎさ「ええー、おはようございます! マミ、ほむら、さやか」

なぎさ「みんな揃いましたね?」

さやか「見てのとおり、4人はばっちり揃ってるよ! 点呼が必要なのは神様だけね」

 『おはよう、みんな。わたしもここに居るよ』

なぎさ「それでは……、昨日みなさんにお話したとおり」

なぎさ「これから、グループ名について、自分の提案を発表していただきます!」

さやか「今かよッ!」

ほむら「朝から元気ね、さやかも。漫才のつもり?」

なぎさ「渾身のノリツッコミありがとうございます」
762 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/15(木) 21:14:17.54 ID:ZtSbzt750

マミ「まず第一案は、魔法少女戦隊、見滝原ガーディアンズ(仮)よね」

マミ「戦隊物も良いと思うのだけど、私としてはもう少し魔法少女らしい
   優雅で可憐な印象がほしいかなってちょっと思っていたり」

さやか「あー、うん。マミさんはそう言うかなって思ってた。
    でもあたしもあんまりセンスないからさ……」

ほむら「……そんなことより、ワルプルギスの夜はすぐよ。
    今のうちに何かできることはない?」



1自由安価
2何もせず待つ

 下2レス
763 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/15(木) 21:26:57.65 ID:6E3qYM/rO
ほむらにワルブルギス本体に攻撃するとき、どこを狙うべきか聞く
764 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/15(木) 21:28:01.80 ID:kItFrIGv0
安価↑

追加で戦隊物としてのカラーをそれぞれに説明
なぎさはほむほむと若干被るので白でいくのです、その名もシャボン・ホワイト!
マミは技巧派なのでテクニカル・イエロー
ほむほむはまんまクール・ブラック
さやかは…いいのがぱっと思いつかなかったのでバカ・ブルー(仮)で

最後に全員のGSの手持ち数を確認
以前話した戦い方をする際に手持ちが少ないと思われる人に再配分する
765 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/15(木) 21:52:37.51 ID:ZtSbzt750

なぎさ「ワルプルギスの夜のような巨体を攻撃するなら、
    攻撃が分散してはあまりよくないのではないかと思います」

なぎさ「どこを狙ったらいいとかありますか?」

ほむら「どこが弱点か、というのが明確にはわかっているわけじゃないけれど……
    ヤツの大部分は歯車ね。そこが本体じゃないかという説は見かけたことがあるわ」

ほむら「それに、ヤツは口から火を吹いていくる。
    顔の正面に居るのは危険……というのは作戦会議のときに話したわね」

マミ「OK、歯車ね」

ほむら「まあ、遠ければ無理に狙いにいくこともないけれど…」

さやか「しかし、それだけいろんなとこから情報探し回っても説程度しか見つからないとか……
    ホントに勝てた人いないんだね」

 『でも今回は大丈夫だよ! わたしもついてるから!』

 『それに、わたしたちがこれで何か解明できれば、世界中でまたワルプルギスの夜が出たときにも役立てられるかも』

ほむら「ええ、頼りにしているわ」

なぎさ「壮大ですねぇ。そこまで見ているとはさすが神様なのです」

マミ「私達が今後世界の未来に役立っていけるのならとても嬉しいことね!」
766 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/15(木) 22:54:27.40 ID:ZtSbzt750

なぎさ「あ、そうそう、カラーの説明をしておきましょう!」

なぎさ「なぎさはほむほむと若干被るので白でいくのです、その名もシャボン・ホワイト!」

なぎさ「マミは技巧派なのでテクニカル・イエロー、ほむほむはまんまクール・ブラック」

ほむら「なんでもいいけど、あと数十秒くらいしかない時にする話じゃないでしょう」

ほむら「これで準備はいいかしら? よければ私達はここで、さやかには配置に移動してもらうわよ」

なぎさ「ええと、それでは最後にグリーフシードの手持ちを調整しましょう」

なぎさ「なぎさは半にごりあわせて6つ!他は?」

ほむら「私は4つね。まあ、あまり直接攻撃するわけでもないからこのくらいでいいでしょう」

マミ「5つと濁ったのが1つ」

さやか「えーと…4つと半分くらいのが1つあるよ!」

767 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/15(木) 23:09:40.41 ID:ZtSbzt750

ほむら「そろそろ走って!」

 さやかにグリーフシードを1つ投げ渡す。

なぎさ「ではなぎさからさやかに一つ!」

さやか「はいよ、確かに受け取ったよ!」

なぎさ「あと、さやかのカラーはいいのがぱっと思いつかなかったのでバカ・ブルー(仮)です!」

さやか「えっ! ちょっとそれひどくない!?」

なぎさ「あはは、では攻撃準備といきましょうか!」


 さやかは走りながら魔法少女の衣装を纏った。
 続いて、マミが変身し、リボンを展開した。

マミ「時間停止の用意はできてるわよ」

ほむら「ええ」
768 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/15(木) 23:13:27.93 ID:ZtSbzt750

 他の遠距離攻撃組の2人も一斉に変身して武器を構える。

なぎさ(今はなにもないように見えるけど、ヤバそーな魔力がただよってるのは感じます。
    もうすぐ本体がこの目の前に現れるのですね……!)

マミ(私達の未来も、街の人たちの未来も壊させはしないわ。
   これからみんなでやりたいことはたくさんあるんだから!)

ほむら(ここで決着をつける…… もう、この1ヶ月は失いたくない)


 『がんばって―――みんな』


 それぞれの思いを胸に、ワルプルギスをじっと待つ。


ワルプルギスの夜「キャハハハハハハハハハ……!」

 そして数秒後、ついになぎさたちの目の前に巨体が姿を現した。
769 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/15(木) 23:21:31.74 ID:ZtSbzt750

なぎさ「あれがワルプルギスの夜…… 聞いたとおり私達をバカにしたような感じです!」

ほむら「――私が時を止めたわ。早速、攻撃を始めるわよ。
    持っているグリーフシードの半分まで使い、最初にある程度まとまった一斉攻撃を仕掛ける!」


なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:6つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]
・犬[100/100]


敵:ワルプルギスの夜(遠・時間停止)

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

 下1レス
770 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/16(金) 00:09:58.84 ID:4SYulWpHO
771 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/16(金) 00:46:13.01 ID:0/deM1sW0

なぎさ「すぅ…っ」

 大きく息を吸い込んで、一気に吹き込む。
 途中で割れることなく、強風に煽られるようにして大量シャボンがワルプルギスの夜のもとへと飛んでいく。

なぎさ「シャボンの旋風ッ! とーどけー!」


ほむら「まずはこの距離で届く分の大砲をありったけぶつけさせてもらうわ」

ほむら「早いうちに私が用意してきた全てを出し切る。出し惜しみはしない」

ほむら「だから…… その後の攻撃のほうは、みんなに託すわね」

 ほむらがランチャーを大量に召還し、次々に打ち込んでは空を捨てていく。


マミ「ええ、それは任せておきなさい!
   まずは私も…… その攻撃に加わらせてもらおうかしら!」

 マミはティロ・フィナーレより一回り小さい大砲を空中にたくさん作り出し、
 一斉に引き金を引いた。


なぎさ 魔力[60/100] 状態:正常
GS:6つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]
・犬[100/100]


敵:ワルプルギスの夜(遠・時間停止)

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

 下1レス
772 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/16(金) 00:48:39.35 ID:NgJyXrpTO
773 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/16(金) 01:00:27.87 ID:0/deM1sW0

なぎさ「しかしすごい数ですねぇ……」

ほむら「ええ、まだまだ撃つわよ」

なぎさ「じゃあなぎさも、ここはとにかく撃ちまくり… じゃなかった、吹きまくりましょう!」


 更にシャボンが足されていく。
 空中にシャボンの道ができているようにも見える。

マミ「ちょっと綺麗ね」

マミ「私は少し強い砲撃も混ぜつつ撃っていきましょうか」


なぎさ「ここまでで1つは消費…… ペースはこんなものでいいでしょうか?」

ほむら「ええ、平気よ」

マミ「私も問題ないわよ。ある程度合わせるから」



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:5つ
・[0/100]
・[70/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]
・犬[100/100]


敵:ワルプルギスの夜(遠・時間停止)

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

 下1レス ※デフォルトだと1つ1ターン分ですが、まとめて何ターン分とかで書いてくれてもOKです
774 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/16(金) 01:06:33.05 ID:lxehRtYlO
魔翌力がきれるまで2を連打
775 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/16(金) 01:21:44.40 ID:0/deM1sW0

――――時間が動いていたら何分後だろうか。
    私達は予定通りグリーフシードの半分を消費した。

    空は無数の弾頭、シャボン、マミの撃った金色のエネルギーで埋め尽くされていた。


なぎさ 魔力[90/100] 状態:正常
GS:4つ
・[0/100]
・[0/100]
・[10/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]
・犬[100/100]


なぎさ「ここまでで最初の攻撃ですか……」

マミ「暁美さんは私のように一斉に撃ったりすることはできないのね。手動じゃ相当大変でしょう。それ重いだろうし」

ほむら「勝つためにはときに無心でひたすら作業に取り組むことも重要なのよ」

なぎさ「なぎさも割りとくたくたですよ、おなかが痛くなってきましたのですー。
    まあ、まだへこたれませんけど!」

マミ「でもきっと、これだけじゃまだまだなんでしょうね……」

ほむら「解除するわよ。次の配置に走って」

なぎさ「はーい」

マミ「じゃあ、リボンを解くわね」
776 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/16(金) 01:30:45.22 ID:0/deM1sW0

 ほむらが魔法を解くと、空に停滞していたものが一斉に動き出す。

 それをビルの屋上を目指して走りながら見ていた。


なぎさ(……衝撃で少しだけ後退させる程度ですか)

なぎさ(なぎさも手を抜いていたわけじゃないのになぁ……
    むしろいつもなら必殺技に使える攻撃を連発したのに。少し自信がなくなります)


マミ「美樹さん、お待たせ!」

さやか「すっごいですね、今の!」

なぎさ「はたからみればいきなり現れたように見えますが、見えない努力はすさまじいのです。もっと褒めて」

さやか「う、うん、お疲れさま」
777 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/16(金) 01:37:14.06 ID:0/deM1sW0
-----------------
ここまで
次回は16日(金)20時くらいからの予定です
778 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/16(金) 20:30:34.87 ID:0/deM1sW0

ほむら「少しは効いているかしら……
    相手に行動させる暇なくまわりこむことはできたわね。ここまでは作戦通り」

ほむら「今のうちに次の攻撃を仕掛けるわよ」

マミ「ええ! またリボンを展開するわよ。
   近接の美樹さんは動きが制限されるかもしれないけど、やれる範囲でいいから加勢してちょうだい」

なぎさ「勢い余って切らないように注意ですよ」

さやか「注意できる範囲でだね。わかってるよ」

ほむら「いくわよ、ここで残りをぶつけさせてもらう!」


 さやかを含めての、近距離での一斉攻撃。
 ほむらはここでさっきの距離では使えなかった技を出して一気に攻めるつもりだ。

 といっても、遠距離型のなぎさやマミは距離によって攻撃方法は変わらない。
なぎさ(今度はどうやって攻めてやりましょうか)


なぎさ 魔力[90/100] 状態:正常
GS:4つ
・[0/100]
・[0/100]
・[10/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]
・犬[100/100]


敵:ワルプルギスの夜(時間停止)

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

 ※この一斉攻撃内でのなぎさの行動パターンを指定
 ※魔力表記はすべて1行動分

 下1レス
779 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/16(金) 20:33:12.41 ID:Sn2qyu3aO
2
780 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/16(金) 20:39:09.56 ID:pCC2ege6O
2
781 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/16(金) 21:13:07.00 ID:d87Gx1tTo
リボンでさやかの足場は作れないのだろうか?
782 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/16(金) 21:21:02.31 ID:0/deM1sW0

なぎさ「また見慣れない大砲を出していますね」

ほむら「ええ、これはあまり射程距離はないけれど、反動は少ないのよ。さっきのよりは撃ちやすいわ」

ほむら「そして、こっちのは…… っと、説明をしてたらキリがないわね」

なぎさ「ほむほむの武器は色んな種類のがあるんですねー」

なぎさ「では、なぎさはまた大量のシャボンをお見舞いしてあげましょうか!」

マミ「私も基本的にはさっきと攻撃は変えないつもりよ」

マミ「あまり吹き飛ばして暁美さんの攻撃が当たらなくなったら困るから、
   一箇所に叩き込まず量で圧倒させてもらう」

マミ「私のマスケット銃と大砲の雨を…… くらいなさいッ!」
783 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/16(金) 21:25:52.28 ID:0/deM1sW0

さやか「剣を投げる! そして、突撃じゃあーッ!」

 さやかは2,3本剣を投げつけ、
 そして空中に魔方陣をつくって剣を構えて突撃した。

さやか「わっ、戻るときにリボンが足に引っかかった!助けて!」

マミ「ちょっと強引だけど引っ張るわよ」

なぎさ「もう、気をつけてって言ったのにー」
784 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/16(金) 21:53:42.22 ID:0/deM1sW0

なぎさ 魔力[15/100] 状態:正常
GS:1つ
・[0/100]
・[0/100]
・[0/100]
・薔薇園[0/100]
・芸術家[0/100]
・犬[20/100]


ほむら「―――そろそろ私の攻撃はこれで終わり。みんなは?」

なぎさ「はい、なぎさも使い切ったところです」

マミ「ええ、私も」

さやか「あたしもなんとか」

ほむら「じゃあ解除するわよ。マミ、リボンを解いて」

マミ「はい」

さやか「しかし調整ってムズかしいもんだねー。あと動いてるうちにリボンが足に絡まりそうで」

なぎさ「ていうか何回か引っかかってましたよね」

さやか「まあね。でもやっと次からは本気が出せるわけだ!」

なぎさ「調子に乗って大怪我しないようにお願いしますよ」

さやか「大丈夫だよ、すぐ治せるから!」

マミ「もう、そういう問題じゃないんだから」
785 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/16(金) 21:57:01.56 ID:d87Gx1tTo

GS使いきっちゃったの?
最低一つくらいは保険として残しておかないといけないと思うんだが
そろそろ神様に回復をしてもらわないとマズくない?
786 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/16(金) 22:10:54.94 ID:0/deM1sW0

ほむら「私が経験した中で最も攻撃を与えているはずよ。これでどこまで効いてくれるか……」


 ほむらが時間停止を解除すると、さっきとは違う方向からの集中攻撃が一気にワルプルギスの夜に加わる。
 間髪入れない強烈な攻撃に、ワルプルギスの夜はさすがにその巨体ををのけぞらせた。


なぎさ「どのくらい効いたんでしょう?」

ほむら「わからない…… けれど、まだ逆さのまま。本気にすらなっていないということなのね…」

ほむら「……これ相手に一人で戦うことの無謀さを思い知らされた気がするわね」

 『ソウルジェムを浄化したよ!』

マミ「ありがとう! それじゃあ…… 見せてあげましょうか、私達の本気の力を!」




なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:1つ
・[0/100]
・[0/100]
・[0/100]
・薔薇園[0/100]
・芸術家[0/100]
・犬[20/100]


敵:ワルプルギスの夜(時間停止)

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

5シャボンブラスター(魔力-90):数はそのまま、一つ一つのシャボンの威力を改良
6スクリームトランペット(魔力-90):威力と射程を改良、近距離では吹き飛ばしすぎに注意。 前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃
7シャボンバースト(魔力-90):爆発の威力を改良

 下1レス
787 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/16(金) 22:12:52.41 ID:d87Gx1tTo
5
788 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/16(金) 22:32:04.47 ID:0/deM1sW0

 ラッパに魔力を込める。

なぎさ「ここまで一度に魔力を使うのは初めてだけど、いきますよー…!」

 恐らく自分の魔力の限界に少し満たない程度にまで極限に込める力を大きくする……!

なぎさ「シャボン… ブラスター! 今度のシャボンは痛いですよ!」

マミ「最大まで威力と数を高めた無限の魔弾、食らってみなさい!」

 いつもより多くのマスケット銃が空中に並ぶ。

さやか「全力っつったらこれっしょ! マミさんと考えた必殺技!」

さやか「シンティッラ・オルロ 【スパーク・エッジ】!」

 さやかが上空に飛び上がると、閃光のような素早さで急降下して強烈な一撃を食らわせた。
789 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/16(金) 22:40:49.36 ID:0/deM1sW0

ワルプルギスの夜「アハハハハハ……!」

 ワルプルギスの夜の周囲に影のようなものが浮かぶ。

なぎさ「……!?」

ほむら「気をつけて、使い魔が生まれるわよ」

 ほむらがそう言った直後、なぎさの横を影がすり抜けていった。
 体勢を整えて敵を確認すると、影はいつのまにか少女のような形をとっていた。

なぎさ「教えてくれて助かりました!
    ワルプルギスの夜の動きに気をつけつつ、まずはこれを倒すのを優先しましょう」

なぎさ「なかなかすばしっこいようですし、放置しておくには厄介です」



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:1つ
・[0/100]
・[0/100]
・[0/100]
・薔薇園[0/100]
・芸術家[0/100]
・犬[20/100]


敵:ワルプルギスの夜
  影(格闘少女)×4
  影(魔砲少女)×5

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

5シャボンブラスター(魔力-90):数はそのまま、一つ一つのシャボンの威力を改良
6スクリームトランペット(魔力-90):威力と射程を改良、近距離では吹き飛ばしすぎに注意。 前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃
7シャボンバースト(魔力-90):爆発の威力を改良

 下1レス
790 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/16(金) 22:41:55.46 ID:N35Ek9hTO
791 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/16(金) 23:05:30.86 ID:d87Gx1tTo
>>影(魔砲少女)×5

魔砲少女だと・・・
どこぞのな◯はさんの影だと勝てる気がしないんですが
792 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/16(金) 23:25:43.99 ID:0/deM1sW0

なぎさ「なぎさがここ一帯を爆破します! ちょっと退避しててくださいッ」

さやか「オッケー!」

ほむら「了解」

なぎさ「では…… ――バーストッ!」

格闘影「ニャハハッ!」シュッ

さやか「わーっ、と! いきなり現れるのソレなしよマジで!」

さやか「うっ、いてっ! こいつ意外と強い!?」

なぎさ「素早く逃れたヤツもいますか… みなさんはそちらの相手をお願いしますよ」

マミ「っと、私達と一緒に攻撃から逃れてきたあなたたちも…―」

マミ「移動ついでに蹴散らしてあげるわ!」

マミ「暁美さんはあっちのをお願い!」

ほむら「ええ、言われなくても…… 撃ち落してやるわよ」
793 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/16(金) 23:59:39.32 ID:0/deM1sW0

ほむら「! ワルプルギスの夜の動きを見て! あいつ、避難所に侵攻しようとしてる」

なぎさ「はい、引き離してやればいいのですね!」

なぎさ「マミ、あそこのビルまでの足場を作ってください! なぎさの衝撃音で吹き飛ばしてやります!」

マミ「はいっ! なぎさちゃん、やっちゃって!」

 マミの作った網状の足場を走りながら、魔力を溜める。

なぎさ「それから、攻撃する前に攻撃されたらモロに食らってしまいます!
    さっそくこいつの時間をとめておいてくれませんか?」

ほむら「ええ、それじゃお願いするわよ!」


 避難所の方向へ前進を続けていたワルプルギスの夜の動きが止まる。
 けれど、それもほむらが魔法をかけている間だけだ。

 ワルプルギスの夜と向かい合う。
 真っ赤な唇に、目のない不気味な顔……


なぎさ(あの技を近くから全力でぶつければ……!)

なぎさ「多分耳押さえたほうがいいですよ!」

 大きく息を吸い込む。


なぎさ(いっっけェぇえ――――!!)


 ビィィイイィイィイイイィイイィイン―――
 突き刺さるような鋭い音が響く。それは、音だけでなく…


さやか「うおお、近くで聞いたら耳ヘンになりそ」

マミ「全力はさすがに強烈ね…」

ほむら「くっ… すごい音ね…… 解除!」

 鋭い衝撃がワルプルギスの夜の巨体を突き刺し、大きく吹き飛んだ。
794 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/17(土) 00:15:39.67 ID:S3WW6mmQ0

マミ「また相手の位置が変わったわね。追いましょうか」

マミ「なぎさちゃん、引き寄せるわよ」

なぎさ「はいなのです!」

ほむら「まだワルプルギスの夜は下のビルにぶつかって起き上がってないようね。
    追撃するなら今のうちか…… でも注意したほうがいいわね」


なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:1つ
・[0/100]
・[0/100]
・[0/100]
・薔薇園[0/100]
・芸術家[0/100]
・犬[20/100]


敵:ワルプルギスの夜

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

5シャボンブラスター(魔力-90):数はそのまま、一つ一つのシャボンの威力を改良
6スクリームトランペット(魔力-90):威力と射程を改良、近距離では吹き飛ばしすぎに注意。 前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃
7シャボンバースト(魔力-90):爆発の威力を改良

8合体技
 ティロ・ソレッレ(魔力-90/マミ):二人分の全力を込めた射撃。

 下1レス
795 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/17(土) 00:19:27.64 ID:NBzUYd41o
歯車目掛けて8
796 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/17(土) 00:49:49.17 ID:S3WW6mmQ0

なぎさ「昨日メールで伝えた合体技、さっそく見せちゃいます!」

なぎさ「マミ、いきましょう!」

マミ「オッケーよッ!」


 「「―――ティロ・ソレッレ!」」

マミ「はいっ!」

 マミの作った大砲に、シャボンにしたなぎさの魔力を入れる。

なぎさ「ではこちらも…―!」

マミ「それじゃあ照準を合わせて…… ファイアー!!」


 マミの発射の合図と共に虹色の魔力が飛んでいく。
 今度は紙ふぶきではなく、正真正銘二人分の魔力の塊を弾丸にしたもの。

 それが、ワルプルギスの夜の歯車に着弾し――弾ける。
797 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/17(土) 01:00:40.47 ID:S3WW6mmQ0

 ワルプルギスの夜は、なぎさとマミの合体技により更に地面にめり込んだ。
 そして沈んだまま、浮かび上がってこなかった。


なぎさ「……上がってきませんね」

さやか「えっ、ついにやった!?」

ほむら「ついに…やったの? これでやっと……」


 ………みんなが近くにまで近づいて確認する。
 すると、ワルプルギスの夜が瓦礫の中に埋もれていた。

 消えたわけでもなかった。しかし動かない。


ほむら「……倒しきった、わけでもないのかしら? でももうかなり追い詰めてるはず」

ほむら「瀕死なら、回復する暇を与えてはいけない」

ほむら「このまま消し去りましょう」


 完全にこの世から消し去るべく、なぎさたちは再び新たに魔力を練った。

798 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/17(土) 01:01:25.67 ID:S3WW6mmQ0
-------------------
ここまで
次回は18日(日)18時くらいからの予定です
799 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/17(土) 01:05:11.19 ID:NBzUYd41o
乙でした

うーん?
あっさりしすぎだし本気モードの前触れ?
攻撃の前に神様の意見を聞きたいところだね
800 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/17(土) 01:07:31.42 ID:WrUJ5WYSO
乙です

さやかとほむら、そのセリフはやってないフラグ…
801 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 18:29:47.04 ID:mLCy+gYR0
―避難所 廊下


 なぎさたちがワルプルギスの夜と戦っている頃、
 まどかは窓越しに外を見つめていた。


まどか「………」

恭介「……外の様子が気になるかい?」

まどか「うん……」

まどか「わたしには待つことしかできないってことはわかってる。
    それに、勝ち目はあるんだっていうこともわかってはいるんだけど……」

まどか「……なんていうか、多分なにもできないのが悔しいんだ」

まどか「わたしも契約して戦ったほうがいいって思ってるってわけじゃないよ? でもね」

まどか「ただ純粋に、なにが起きてるかを知ってて、なにもできないってことが悔しいの」
802 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 18:52:43.86 ID:mLCy+gYR0

恭介「僕だってそうだよ」

恭介「さやかや魔法少女のみんなには助けてもらったり、守ってもらってばかりだから」

恭介「さやかは僕のバイオリンを聴けるだけで嬉しいって言ってくれたけど、
   まだ見合うものを返せてる気はしてなくて」

恭介「こういうとき守ってもらうだけっていうのも、ちょっと情けないなって」

まどか「……でも大丈夫だよ、上条君なら」

まどか「いまはまだ、ブランクを取り戻すことが先なんだろうけど、
    将来上条君がすごい音楽家になれたら……」

まどか「さやかちゃんにとって、それ以上の見返りってないと思う」

恭介「……早く帰ってきてくれるといいね」


QB「――まどか!聞いてくれ!」

QB「―――ワルプルギスの夜が…… 本気を出した!」

まどか「……えっ?」
803 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/18(日) 19:01:40.66 ID:SbPhPicro
きゅうベェ、久しぶりだな
そして相変わらずの通常運転ぶり
804 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 19:16:53.14 ID:mLCy+gYR0
―――

なぎさ「――― …!!?」

 強い魔力を練ろうと集中し始めたそのとき、
 ググ、とワルプルギスの夜が動いたのを確認した。

 警戒しなければ、と思った瞬間だった。


なぎさ「―――! くっ……」

 ――気づいたら、痛みが襲っていた。
 ――気づいたら、自分が瓦礫の中に埋もれていた。
 ……吹っ飛ばされていた。それも、ものすごい距離を。


なぎさ「痛つ…… 」

なぎさ(……他の人は?)

805 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 19:42:27.99 ID:mLCy+gYR0

 『みんな……! 意識はある? あるなら返事をして!』

なぎさ『は、はい! なぎさは大丈夫です!』

さやか『あたしもなんとか…』

マミ『色々とボロボロだけど、今治してるところよ』

ほむら『私も大丈夫よ…… かなり吹き飛ばされたみたいだけどね』



ワルプルギスの夜「フフフフフフフ…… アッハハハハッハハハハ!!」


 見上げると、空には正位置のワルプルギスの夜が居た。

 魔女は笑う。
 楽しそうに。久しぶりに良い対戦相手が見つかったとでもいうように笑う。

 ……どうやらさっきの攻撃がイタチの最後っ屁というわけでもないようだ。
 むしろ…


なぎさ(これから本番…… というわけですか)

806 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 19:59:31.03 ID:mLCy+gYR0
―避難所


QB「ワルプルギスの夜は一つの都市を壊滅させる強さだと言った」

QB「しかし、ワルプルギスの夜は普段、逆さに浮いている。
   本気を見せることなんてそうそうあることじゃないんだ」

QB「それが本気を出させてしまった時は、
   暴風の如き速度で飛行し瞬く間に地表の文明をひっくり返してしまうとまで言われているんだ」

QB「これを彼女達は知っていたかな?」

QB「彼女達は、今そんなものと正面から戦おうとしているんだよ」

まどか「……キュゥべえは知っていて言わなかったんだね」

まどか「今まで戦った人達は、その前に戦えなくなってしまったんだろうけど……」

まどか「倒すなら、普段見せない本気だってみることになるでしょ?」

QB「…」

まどか「キュゥべえは、みんなに負けてほしいって思ってるんだ。
    そうしたら、わたしが契約するかもしれないから……!」

 まどかは涙声で言った。
807 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 20:09:28.11 ID:mLCy+gYR0

 キュゥべえは、質問には答えずに話を続けた。

QB「早く飽きてくれるといいけどね。彼女達は倒すまで戦う気だろう?」

まどか「……それでも、神様が居てくれる。勝てるって言ってたよ」

QB「いくら神様の力で魔力を回復できたって、気絶したらどうにもならないし、
   ソウルジェムが割れれば即死だよ」

QB「文明を更地に返すほどの大災害…… そんなものを受けてそうならない保証はないよ」

QB「それに、人の心配だけじゃなくて、実際ここも危ないんだ。
   いきなりここが瓦礫にされてからじゃ遅いよ」

まどか「……」
808 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/18(日) 20:17:01.51 ID:SbPhPicro
このまどかは神様から全て聞いてるから契約はしないと思うけど…
809 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 20:31:27.81 ID:mLCy+gYR0

恭介「鹿目さん、何かまずいことが起きているのか?」

恭介「キュゥべえがそこに居るんだろう? 一体なんの話をされているんだ!」

まどか「……ワルプルギスの夜が本気を出したって」

恭介「……本気?」

まどか「普段本気を出すことはないけど、ワルプルギスの夜が本気を出したら
    暴風の如き速度で飛行し瞬く間に地表の文明をひっくり返してしまう……って言われてるんだって」

恭介「何……?」

QB「まどか。迷っているのかい?」

QB「君なら運命を変えられる。そのための力が君は備わっている」

QB「僕と契約して魔法少女になってよ!」
810 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/18(日) 20:34:03.97 ID:GJpG86bvO
恭介、まどかの契約を止めろよ?
811 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 20:41:12.46 ID:mLCy+gYR0

まどか「………」


 まどかの頭の中には、色んなイメージが過ぎっていた。

 今必死に戦ってるだろう、みんなの姿。
 自分や上条君、この街の住人のために、痛みや苦しみにも耐えて……

 もうそんなことしなくていいって救ってあげたいけど、
 でも、自分が契約するということは、みんなのことを否定して裏切ることになる。

まどか(でも、そうやって戦って、傷ついて、死んでしまったら元も子もない)

まどか(その結果を受け入られるほど、わたしは強くない)

まどか(わたしが契約したら、みんな怒るだろうな。……悲しむだろうな)

まどか(……“神様【わたし】”は、それでもいいから救いたかったんだ)

 同時に、その結果がアレだとも思った。
 そして、ほむらが未だに安心して自分の人生を歩めない理由にもつながると。
812 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/18(日) 20:46:16.49 ID:SbPhPicro
神様も含めてあれだけ説得したのに、それでも契約したら呆れるぞ、マジで
813 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 20:56:45.20 ID:mLCy+gYR0

恭介「……ところでキュゥべえ。なんで君はこんなところにいるんだい?」

恭介「ここにいたら、本当の戦況なんてわからないだろう?」

恭介「僕は君の話を直接聞いたわけじゃないけどさ」

恭介「ワルプルギスの夜の本気について話してくれたけど、
   みんながどうしてるかについては一言も話していないように思えるよ」

QB「……」

 キュゥべえは仕方なしに恭介に姿を現した。

恭介「それが君の姿か。外見はそれらしいけど…」

QB「……それはもちろん、まどかに伝えて助けを求めるためだ」

QB「ピンチになったから」

恭介「そのピンチ、っていうのはワルプルギスの夜が本気を出したということでいいのかな」

恭介「ワルプルギスの夜が本気を出すことなんて、戦いが始まる前からわかっていたじゃないか。
   そりゃもちろん、相手だって本気を出すさ。戦いなんだから」

恭介「それがなんでいきなりピンチなんだよ。
   むしろ、相手に本気を出させたってことは、それほど追い詰めたってことじゃないのかい?」
814 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/18(日) 21:03:15.70 ID:GJpG86bvO
良いぞ、恭介
815 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/18(日) 21:06:34.03 ID:SbPhPicro
おおっ、恭介がキュウベェを論破しそうだ
816 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 21:20:38.33 ID:mLCy+gYR0

QB「……まあ、そうだね。半分は合っているかな」

QB「でも追い詰めたってわけじゃない。今までが遊びだったというだけさ。
   敵として認めてなかったというのかな」

QB「ここからが本番のようなものなんだよ。その危険さはさっき話したとおりだ」

QB「ここからは今までの比じゃないよ。神様が魔力を回復してくれるといっても、気絶や即死は防げない。
   今は大丈夫でも、いきなり死人が出る可能性はうんと高くなるんだ」

QB「君だって、さやかやみんなになにかあったら困るだろう?」

QB「君自身は戦うことは出来ないけど、まどかが契約してくれればとても頼りになると思うよ」

恭介「ソウルジェムが壊れると死んでしまうんだっけ……
   一番の弱点なんだし、それを知ってればみんなが対策しないわけがない」

QB「それでも不意を突かれることくらいある」

恭介「魔女と戦うとき、みんなはいつだって命懸けだったんだ。
   それでもちゃんと帰ってきてくれた」

恭介「この戦いだって、僕はみんなを信じたいよ」
817 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/18(日) 21:24:19.33 ID:GJpG86bvO
男らしいぞ、恭介
818 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 21:32:44.39 ID:mLCy+gYR0

恭介「戦いは始まったばかりなんだろう? なら、まだここで待っててあげないと」

まどか「……そうだね。わたしは、余計なお世話をしようとしてたのかもしれない」

まどか「みんなに怒られちゃうね。ごめんなさい」

QB「………」

まどか「……結局、あなたは不安を煽ろうとしてただけなんでしょ?
    嘘は言わないけど、みんなの言ってたこともわかる気がする……」

恭介「信用を失ったようだね。これを機に、やり方を変えてみるつもりはないかい?」

恭介「やっぱり魔法少女のマスコットキャラというものは、こんなもろに理屈っぽくて無表情なヤツじゃダメなんだよ!
   外見だけ合わせたのかもしれないけど、ちゃんと魔法少女アニメを見て研究したほうがいいよ」


QB「……………やっぱり、君達人間は理解できないよ」

819 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/18(日) 21:34:32.42 ID:GJpG86bvO
恭介ぇ…やっぱりダメだこいつw
820 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/18(日) 21:36:56.56 ID:SbPhPicro
まどかの契約を妨害できたことを言えたのは良かったけど、最後で台無しだよw
言いたいことはわかるが言ってることが無茶苦茶だwww
821 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 22:05:39.91 ID:mLCy+gYR0
―――

なぎさ「うぁっ! まだ回復中だっていうのに、間髪入れない攻撃…… さすが本気でしょうか!」

 飛来してきたビルをシャボンで破壊し、再び残りの傷を回復する。
 神様が居てくれてよかったと思う。これなら、回復の苦手なほむらでも傷をすぐ治せるはずだ。


ほむら『ビルがかなり倒壊してしまったわね……
    事前に避難所から離しておいたからよかったけれど、足場が少なくなったのは痛いわ』

なぎさ『マミなら台くらい作れるんじゃないのですか?』

マミ『ええ、やってみるわ!』

マミ『それと、私、さっき吹き飛ばされたときソウルジェムが落ちてたのよ。
   ビルの瓦礫にぶつかって髪飾りが折れていて』

マミ『遠くに飛ばされてなかったからよかったけど、注意して守りを固めておいた方がいいわ。』

ほむら『なるほど、それならむき出しはよくないわね。
    吹き飛ばされたりしないように場所を変えるなど、各自対策しておいて』

なぎさ『わかりました!』


マミ『見える? ここに塔を作ったわ』

マミ『こうして散らばっていると攻撃は分散するけど、美樹さんとか一人で狙われると危ないわよね』

マミ『みんな、白い塔を目印に集まって!私は今…… ここに居るのっ!』


 ここから遠く、外国の建物のような白い塔の上で
 マミが大砲を撃ったのが見えた。
822 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 22:27:07.61 ID:mLCy+gYR0

 塔は途中で火に焼かれてしまったが、大体の場所がわかっただけでも助かった。
 私達は無事集合することが出来た。


マミ「……この程度では耐久性が足りないってことはわかったわ。
   いや、耐火性というべきかしら」

マミ「でも、こちらも全力を込めれば攻撃を通さない壁を作ることくらいはできそうね。攻撃の種類にもよるかもしれないけど」

なぎさ「それは頼もしい限りですね! 正直このペースで集中攻撃されるのは結構しんどかったのです」

ほむら「次にここが集中攻撃される前にこちらから攻撃を仕掛けましょう」

ほむら「訓練の成果を見せてあげるわ」



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:1つ
・[0/100]
・[0/100]
・[0/100]
・薔薇園[0/100]
・芸術家[0/100]
・犬[20/100]


敵:ワルプルギスの夜(クロックストップ:あと3ターン)

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

5シャボンブラスター(魔力-90):数はそのまま、一つ一つのシャボンの威力を改良
6スクリームトランペット(魔力-90):威力と射程を改良、近距離では吹き飛ばしすぎに注意。 前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃
7シャボンバースト(魔力-90):爆発の威力を改良

8合体技
 ティロ・ソレッレ(魔力-90/マミ):二人分の全力を込めた射撃。

 下1レス
823 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/18(日) 22:29:45.76 ID:SbPhPicro
もう一度8
824 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/18(日) 22:42:06.74 ID:GJpG86bvO
もう最大火力の合体技を連発するしかないかな?
825 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 23:22:08.61 ID:mLCy+gYR0

なぎさ「マミ、もう一度……!」

マミ「ええ! あの攻撃、ちょうど砲身が足場になるわ」

マミ「列車砲を作ったら先に美樹さんが攻撃を仕掛けて! それから発射するわ」

なぎさ「わかりました、ではさやか」


マミ「 ティロ ・

なぎさ      ソレッレ!!」


さやか「オッケー、あたしが先に仕掛けるよ!」


 さやかが土台に飛び乗り、砲身を駆け上がり、

さやか「はぁぁあッ!!」

 飛び上がってワルプルギスの夜に斬りつける。

 その後軽やかに地面に着地したさやかとハイタッチする。

なぎさ「次はこちらの番なのですね!」

なぎさ「受け取ってください!」

 魔力を込めたシャボンを送る。

マミ「確かに受け取ったわ。照準、OK……――ファイア!」
826 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 23:32:02.70 ID:mLCy+gYR0

なぎさ「続けていきましょう!」



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:1つ
・[0/100]
・[0/100]
・[0/100]
・薔薇園[0/100]
・芸術家[0/100]
・犬[20/100]


敵:ワルプルギスの夜(クロックストップ:あと2ターン)

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

5シャボンブラスター(魔力-90):数はそのまま、一つ一つのシャボンの威力を改良
6スクリームトランペット(魔力-90):威力と射程を改良、近距離では吹き飛ばしすぎに注意。 前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃
7シャボンバースト(魔力-90):爆発の威力を改良

8合体技
 ティロ・ソレッレ(魔力-90/マミ):二人分の全力を込めた射撃。

 下1レス
827 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/18(日) 23:35:27.91 ID:8gUXxA8QO
8
828 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 23:43:59.82 ID:mLCy+gYR0

なぎさ「マミ、もう一発いきましょう」

マミ「じゃあ、そっちのは消さないでおくから、足場に使っていていいわよ」

さやか「はい!」

マミ「じゃ、ちょっと今度は演出は省きましょうか」

なぎさ「ちょっと楽しかったのに。 でも二連続はくどいですかね」


なぎさ「――では発射しちゃってください!」

マミ「標準をセット… 美樹さん、一旦離れて! …―― よし、ファイア!」


ほむら「止めてられるのはもう少しね……」

なぎさ「では次で最後にしましょう」



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:1つ
・[0/100]
・[0/100]
・[0/100]
・薔薇園[0/100]
・芸術家[0/100]
・犬[20/100]


敵:ワルプルギスの夜(クロックストップ:あと2ターン)

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

5シャボンブラスター(魔力-90):数はそのまま、一つ一つのシャボンの威力を改良
6スクリームトランペット(魔力-90):威力と射程を改良、近距離では吹き飛ばしすぎに注意。 前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃
7シャボンバースト(魔力-90):爆発の威力を改良

8合体技
 ティロ・ソレッレ(魔力-90/マミ):二人分の全力を込めた射撃。

 下1レス
829 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/18(日) 23:44:47.13 ID:mLCy+gYR0
-------------
>>828
【訂正】あと1ターンです、すみません
830 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/18(日) 23:45:47.92 ID:5ZTz/oPpO
8
831 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/19(月) 00:11:35.58 ID:uQO57JXn0

なぎさ「マミ、もう一度です!
    落ち着いて合体攻撃できるのも停止中くらいでしょう、今のうちにぶちかましますよ!」

マミ「はいっ、これ三発食らうのは…… 結構重いと思うわよッ!」

なぎさ「なぎさとマミの魔力を食らえーなのです!」

マミ「…よし、砲撃準備を開始! 照準OK…――ファイア!!」


ほむら「そろそろ限界ね…、戻って攻撃に備えて!」

マミ「そうね…… さっき言っていた防壁を試してみましょう」

 ワルプルギスの夜の時間が戻る前に、
 みんなで壁の外に回った。
832 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/19(月) 00:15:51.23 ID:EYUAzUQco
さあ、どうなる?
833 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/19(月) 00:31:37.84 ID:uQO57JXn0

ほむら「……助かったわ、あれの直後に何か来たら避けられないかもしれなかった」

さやか「さっきのは効いてるっぽい?」

マミ「……わからない。相変わらず、身をのけぞらせる程度ってところみたいだけど……」


 炎を吐いたような音と熱気、風の音、瓦礫やビルがぶつかった音が壁越しに聞こえてくる。


なぎさ「マミ、その壁はどのくらい維持できます?」

マミ「今のところ大丈夫だけど…… 補強を続けないとこれだけの攻撃を受けるのはきついわね」

マミ「そうなると精神力、集中力の問題になってくるわ」

なぎさ「……わかりました、長くは持たないということですね。
    次に攻撃が途切れたらなぎさが攻撃しましょう」

なぎさ「あの突風さえなければ、なぎさのシャボンならここからでも届かせられます」

なぎさ「そうやって隙を見て攻撃しましょう」

マミ「わかったわ、私もできるだけこの壁を維持できるようにする。
   暁美さんが次また長時間相手の動きを止められるようになるまで回復を待ちましょう」

マミ「攻撃係は任せたわよ」

なぎさ「はい! マミには防御係、任せましたよ!」
834 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/19(月) 00:35:58.18 ID:uQO57JXn0

さやか「…あたしは? あたしはどうすればいい?」

さやか「あたしだって瞬発力には自信あるし…!」

なぎさ「さやかですか…… 」


1自由安価
2攻撃
3待機

 下1レス
835 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/19(月) 00:36:43.25 ID:UUhn5PxGO
2
836 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/19(月) 00:39:39.05 ID:EYUAzUQco
3
837 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/19(月) 00:42:00.98 ID:JPNq72wLO
さやかは無理に攻撃に参加させない方がよかったんじゃ?
838 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/19(月) 00:50:40.30 ID:uQO57JXn0

なぎさ「では、一緒に攻撃係をやってください」

さやか「よしっ! 今まで目立たなかったけど、良いとこ見せてやるぞ!」

なぎさ「ただし! 調子に乗って攻撃しすぎないこと! 戻れって言ったら即戻ること!」

なぎさ「これが条件ですからね!」

ほむら「……私もやりかねないって思った」

さやか「なっ…、わ、わかってるよ!」

マミ「ええ、この状況に限らず、攻撃の引き際を誤ると死に直結することを忘れないで」

さやか「恐ろしいこと言わんでくださいよ〜」

なぎさ「割と事実です。ここまで生き残ってる先輩からの忠告ですよ」

なぎさ「ワルプルギスの夜が本気を出したとき……
    あのときも、神様がいなかったら回復が間に合わなかったかもしれないくらいです」
839 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/19(月) 00:54:10.38 ID:uQO57JXn0

マミ「っ……! 今の、一際凄まじい攻撃だったわね」

なぎさ「ここが切れ目なようです、攻撃しますよ!」

さやか「はい!」

 さやかが加速する。
 ワルプルギスの夜は、壁から姿を現したさやかを目でとらえた。

さやか「そこにはもういないよ!」

 飛び上がり、さやかは魔方陣を使って左右に大きく移動しながら上昇する。


なぎさ(さて、こちらからの攻撃は……!)


なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:1つ
・[0/100]
・[0/100]
・[0/100]
・薔薇園[0/100]
・芸術家[0/100]
・犬[20/100]


敵:ワルプルギスの夜

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

5シャボンブラスター(魔力-90):数はそのまま、一つ一つのシャボンの威力を改良
6スクリームトランペット(魔力-90):威力と射程を改良、近距離では吹き飛ばしすぎに注意。 前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃
7シャボンバースト(魔力-90):爆発の威力を改良

・合体技
 ティロ・ソレッレ(魔力-90/マミ):二人分の全力を込めた射撃。

 下1レス
840 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/19(月) 01:03:25.67 ID:EYUAzUQco
5
841 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/19(月) 01:03:49.29 ID:JPNq72wLO
5
842 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/19(月) 01:13:46.36 ID:uQO57JXn0

なぎさ(シャボンブラスター…… これが最高速です…!)

 なぎさの吹いたシャボンがワルプルギスの夜の元へと昇っていく。

なぎさ(届いてください………! 攻撃に掻き消される前に!)


さやか「うおおおおーーーッ! これが『スクワルタトーレ』だッ!」

 さやかは、魔方陣で飛び回りながらワルプルギスの夜を斬りつけている。

なぎさ「さやか、もういいです! 戻ってください!」

さやか「う、うんっ!」


ワルプルギスの夜「ウフフフフフ…!」

 その直後だった。竜巻が発生する。
 自分にまとわりつくうるさい虫を払うように…――

なぎさ「!! 戻ってーー!!」
843 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/19(月) 01:16:21.86 ID:JPNq72wLO
あ…言わんこっちゃない
844 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/19(月) 01:21:48.72 ID:uQO57JXn0

さやか「戻った!」

ほむら「だ、大丈夫なの……? 今飲まれたような気がしたんだけど」

さやか「あたしの最速のほうが竜巻より強かった、みたいな?」

さやか「いやだって、足引っ張ってられないっしょ…」

なぎさ「……心配させすぎですよ。服ボロボロじゃないですか」

さやか「ちょっと速さと風に布が耐え切れなかっただけでしょ」

さやか「それにいくら攻撃受けても、瞬時に回復することにおいてはさやかちゃん無敵だからね」

さやか「死ぬこたない」

なぎさ「……バカ! もうほんとバカ!」

さやか「ええっ?」

なぎさ「スカート破けてパンツ見えてますよ! さっさと治してください!」

さやか「うわぁぁっ! ほんとだ」
845 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/19(月) 01:24:46.58 ID:EYUAzUQco
無事だったか・・・
846 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/19(月) 01:28:41.89 ID:JPNq72wLO
無事でなにより
パンツも吹っ飛んでたらどうなってたことか
847 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/19(月) 01:30:43.78 ID:EYUAzUQco
サイボーグ009の加速装置も強化服でなく普通の服だとボロボロになるんだよね、たしか
848 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/19(月) 01:48:20.98 ID:uQO57JXn0

なぎさ「とにかく、竜巻の中をボロボロになりながら突っ切るようなコトはもうなしにしてくださいね」

なぎさ「そこまで身体張らなくても、私達もいますから」

さやか「わ、わかりましたよう」

マミ「……暁美さん、あとどのくらい時間が必要?」

ほむら「そうね…… まだあと少しだけ時間が欲しいところだけど…」

ほむら「あなたも防御にばかり神経を消耗させるのはよくないわね。
    総攻撃のときに尽きてしまっては元も子もないというか」

マミ「……じゃあ、次に隙が出来たら、その後に続けて動きを止めてくれる?」

ほむら「ええ、わかったわ」

なぎさ「よかったですね、次は全力でいっていいみたいですよ!」

さやか「よっしゃがんばる!」
849 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/19(月) 01:51:28.30 ID:uQO57JXn0
-------------------------
ここまで
次回は23日(金)20時くらいからの予定です
多分次に終わるペース
850 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/19(月) 01:51:55.07 ID:EYUAzUQco
そろそろ眠いなぁ
851 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/19(月) 01:52:44.82 ID:EYUAzUQco
乙でした

いよいよなぎさ編も最後かぁ・・・
852 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/19(月) 01:55:14.03 ID:D1m8eUx2O
乙です
ワルブル戦もクライマックスか
欲を言えば杏子も仲間にして一緒に戦いたかった
853 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/19(月) 02:08:22.26 ID:Tw4yopnC0
854 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/23(金) 20:42:35.24 ID:O9JsfFYs0

 攻撃に隙が出来るのをみんなでじっと待ちます。

マミ「………」

 真剣な顔で壁の補強を続けるマミ。


なぎさ(どのくらいで攻撃が止むのでしょうか)

なぎさ(あまりこの状況が続くのは困るのですが……!)


 ……しかし、なぎさたちの祈りとは裏腹、今度の攻撃は途切れることがありません。


なぎさ「マミ、大丈夫ですか?」

マミ「……ええ、なんとか」

マミ「大丈夫、意地でも壊させないわよ…!」

ほむら「………」

さやか「くそー、壁ばっか攻撃して楽しいかよ! 壊れるまでやめないつもりかぁ…!?」
855 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/23(金) 20:52:43.57 ID:O9JsfFYs0

さやか「!」

 ……そのとき。

 ぴたりと攻撃が止みました。


なぎさ「攻撃が止みましたよ!」

さやか「行こっか!?」

ほむら「待って、出てきたら仕掛けるつもりかも…… 」


ワルプルギスの夜「..........」フゥ


マミ「あっ、違うわ! どんどん遠ざかってる……
   ここを去ろうとしてるのよ…… 今になって飽きたっていうの?」

なぎさ「だとしても今更許せるわけありますか! あっちでまた暴れる気かもしれませんしね」

なぎさ「むしろこのときを待っていたとも知らずに! 攻撃です!行きますよ、さやか!!」

さやか「おー! こうなったら全力で追っかけてやるぞー!」ドドドドドドドドッ

ほむら「私達も追いましょう。なぎさとさやかの攻撃後、向こうが気づくと同時に奴の時間を止める」

マミ「ええ……!」


 とりあえずさやかが物凄いいきおいで駆けてききました。
 なぎさの攻撃は……



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:1つ
・[0/100]
・[0/100]
・[0/100]
・薔薇園[0/100]
・芸術家[0/100]
・犬[20/100]


敵:ワルプルギスの夜

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

5シャボンブラスター(魔力-90):数はそのまま、一つ一つのシャボンの威力を改良
6スクリームトランペット(魔力-90):威力と射程を改良、近距離では吹き飛ばしすぎに注意。 前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃
7シャボンバースト(魔力-90):爆発の威力を改良

・合体技
 ティロ・ソレッレ(魔力-90/マミ):二人分の全力を込めた射撃。

 下1レス
856 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/23(金) 20:55:26.04 ID:DghK5xqHo
7
857 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/23(金) 21:10:21.89 ID:O9JsfFYs0

 ラッパのベルから、魔力を大量に含んだ虹色のシャボンがぷくぷくと生み出されていきます。

なぎさ(そしてそれを精一杯の速度でワルプルギスの夜へ……――!)

なぎさ(シャボンッ…… )


 ぱちん。


なぎさ「バーーーストッ!」


さやか「こっちからもお見舞いじゃあー!」

さやか「追いついたッ!」シュバッ

さやか「ぉおおおオオオオりゃああああッ!!」


 さやかも上空を駆け抜けるように空を昇り、
 閃光のように一直線にワルプルギスの夜目掛けて飛び掛っていきました。

なぎさ(さて、なぎさもマミたちを追わないと!)
858 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/23(金) 21:30:47.36 ID:O9JsfFYs0

ほむら「まだ距離はあるけれど…… ここで止める!」


――ここを去ろうと移動していたワルプルギスの夜の動きが、ぴたりと止まる。


なぎさ「マミ、追いつきました! 距離はありますが、私達なら大丈夫でしょう」

なぎさ「マミはもう攻撃できますか?」

マミ「ごめんなさい、あと少しだけ待って…… あと少ししたら私も攻撃するから」

なぎさ「わかりました。さっきから長時間集中しっぱなしで神経消耗したでしょうしね……
    まずは引き続きなぎさとさやかが攻撃します!」


さやか「うおおお! 今度こそスクワルタトーレ【切り裂き魔】の力見せたげるわ!!」ザッ

なぎさ(というか、もうしてますね……)


 どうにも、素早さだけはさやかには敵いそうにありません。



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:1つ
・[0/100]
・[0/100]
・[0/100]
・薔薇園[0/100]
・芸術家[0/100]
・犬[20/100]


仲間:マミ 状態:消耗(行動不能:あと1ターン)
   ほむら 状態:集中(行動不能) 【使用中魔法:クロック・ストップ(ワルプルギスの夜)】
   さやか 状態:正常

敵:ワルプルギスの夜(クロックストップ:あと3ターン)

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

5シャボンブラスター(魔力-90):数はそのまま、一つ一つのシャボンの威力を改良
6スクリームトランペット(魔力-90):威力と射程を改良、近距離では吹き飛ばしすぎに注意。 前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃
7シャボンバースト(魔力-90):爆発の威力を改良

8合体技
 ティロ・ソレッレ(魔力-90/マミ):二人分の全力を込めた射撃。

 下1レス
859 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/23(金) 21:33:46.07 ID:DghK5xqHo
えーと?
マミは消耗してるから8は使用不可では?
大丈夫なら8、駄目なら5で
860 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/23(金) 21:58:53.52 ID:O9JsfFYs0
>>859 ミス多くてすまぬ… 使用不可でした
---------------


 再びワルプルギスの夜に向けてラッパを構える。

なぎさ(今度はさやかも居ることですし、爆破は控えましょうか)

なぎさ(受けてみなさいっ! …―シャボンブラスター!)


さやか「何度でも斬りかかってやる!」

 さやかも相変わらず攻撃してます。
 一撃一撃の威力は私達に満たなくても、素早さによる手数の多さは強みです。


なぎさ「よし… こっちもまだまだッ!」

マミ「――……私もそろそろ攻撃に加わるわよ」



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:1つ
・[0/100]
・[0/100]
・[0/100]
・薔薇園[0/100]
・芸術家[0/100]
・犬[20/100]


仲間:マミ 状態:正常
   ほむら 状態:集中(行動不能) 【使用中魔法:クロック・ストップ(ワルプルギスの夜)】
   さやか 状態:正常

敵:ワルプルギスの夜(クロックストップ:あと2ターン)

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

5シャボンブラスター(魔力-90):数はそのまま、一つ一つのシャボンの威力を改良
6スクリームトランペット(魔力-90):威力と射程を改良、近距離では吹き飛ばしすぎに注意。 前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃
7シャボンバースト(魔力-90):爆発の威力を改良

8合体技
 ティロ・ソレッレ(魔力-90/マミ):二人分の全力を込めた射撃。

 下1レス
861 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/23(金) 22:00:22.98 ID:DghK5xqHo
8で
862 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/23(金) 22:19:34.17 ID:O9JsfFYs0

マミ「合体攻撃、いきましょう!」

なぎさ「はい!」


マミ 「「ティロ・

なぎさ   ソレッレ!!」」

なぎさ「はいっ、受け取ってください!」

 掛け声と同時にマミが砲台を形成、そしてなぎさがシャボンの魔力を注入する。
 この共同作業にもそろそろ慣れてきた。最初より手際の良いものになっている。

マミ「照準――よし! ファイアー!!」

なぎさ「ファーイアーー!!」


なぎさ「…ほむほむ、まだいけますか!?」

ほむら「ええ、あと一回くらいは攻撃できそうよ」



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:1つ
・[0/100]
・[0/100]
・[0/100]
・薔薇園[0/100]
・芸術家[0/100]
・犬[20/100]


仲間:マミ 状態:正常
   ほむら 状態:集中(行動不能) 【使用中魔法:クロック・ストップ(ワルプルギスの夜)】
   さやか 状態:正常

敵:ワルプルギスの夜(クロックストップ:あと1ターン)

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

5シャボンブラスター(魔力-90):数はそのまま、一つ一つのシャボンの威力を改良
6スクリームトランペット(魔力-90):威力と射程を改良、近距離では吹き飛ばしすぎに注意。 前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃
7シャボンバースト(魔力-90):爆発の威力を改良

8合体技
 ティロ・ソレッレ(魔力-90/マミ):二人分の全力を込めた射撃。

 下1レス
863 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/23(金) 22:22:26.34 ID:DghK5xqHo
8
そろそろ沈んで欲しいが
864 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/23(金) 22:37:55.15 ID:O9JsfFYs0

なぎさ「あと一回ですね! もう一度今のやりますよ、マミ!」

マミ「ええ! ティロ・ソレッレ・ドッピエッタね!!」

 先ほどと同じようにマミが砲台を形成する。
 それに、なぎさの魔力を乗せる!

なぎさ「そろそろ…… 沈んで欲しいのですけどね……!」

マミ「受け取ったわ、照準よし……――ファイアー!」


なぎさ『さやか! 戻ってきてくださーーい!そろそろ解けますよ!』

さやか『わかった!』ダッ

マミ「魔力は余るほど足りてるのに
   神経だけ消耗して限界を感じるなんて、こんなのは初めてよ」

マミ「もう一度壁を作ってあれほどの耐久をすることはできない。これで終わってくれれば良いのだけど……」

ほむら「祈る……しか、ないわね」



 ――それから数秒、ほむらの魔法が解け、ワルプルギスの夜が動き出します。


 下1レスコンマ判定 どうなった?
奇数 倒せた
偶数 まだ倒せてなかった
865 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/23(金) 22:42:06.62 ID:DghK5xqHo
倒した!お願い!
866 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/23(金) 22:43:35.68 ID:ZBaeBxdRO
駄目だったか
ヤバくない?
867 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/23(金) 22:49:41.07 ID:DghK5xqHo
わざわざ去ろうとしたところを攻撃したわけだし、ワルプルさんオコじゃね?
ここまでやって全滅ENDは避けたいけど・・・
868 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/23(金) 22:59:40.58 ID:O9JsfFYs0

ズ――――


なぎさ「!」


 その瞬間、ワルプルギスの夜が大きく傾きました。

 歯車の一部…… 丁度私達の攻撃が当たっていたあたりが崩れ、
 地面に落ちました。


ワルプルギスの夜「アアアアアァァァ――!!!」

 ワルプルギスの夜は、叫びとともに、身体を回転させゆっくりとこちらを向きます。


ほむら「え…――!?」

マミ「明らかに雰囲気が変わったわよ……!」

なぎさ「まさかまたこれからが本番とか言わないですよね?」

マミ「さすがに一部崩れてるし追い詰めてるような気はするけど……」

ほむら「ええ、もう相手も、私達を簡単に逃がしてくれる相手とは思っていないでしょう。ならばすることは……――
    追い詰められたときほどなにをするかわからない。気をつけた方がいいわよ」
869 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/23(金) 23:03:53.54 ID:ZBaeBxdRO
これはヤバい
870 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/23(金) 23:08:54.61 ID:DghK5xqHo
コンマ外したせいで負けたり死人が出たりしたら、流石に気が滅入るぞ…
871 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/23(金) 23:18:43.71 ID:O9JsfFYs0

 構えていると、ワルプルギスの夜は私達の頭上を鷹のような速度で過ぎていった。
 逃げるというわけではない。私達に接近し、少し通り過ぎたところで飛行をやめた。



なぎさ「っ!」

ほむら「………!」


 豪風が発生する。
 私達を吹き飛ばすようなものではないものの……

なぎさ(体勢が崩れた……! まずいっ、防御を――)



 下1レスコンマ判定
攻撃
なぎさたちのほうにくる 奇数
さやかのほうにくる 偶数
872 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/23(金) 23:26:57.38 ID:ZBaeBxdRO
873 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/23(金) 23:51:50.47 ID:O9JsfFYs0

なぎさ(シャボンで身を包んで……!)

マミ(リボンで……!)

 なぎさがシャボンを張った直後に、マミのリボンも私達を覆いました。
 体勢が崩された時はすかさず魔法で防御。さすが我が弟子、マミも勘が冴えています。


なぎさ(…っ、攻撃は来ない。ってことは!)


さやか「ッあつーー! マントが燃えたわこら!」キシャー


なぎさ(……さやかは相変わらず丈夫でした)

なぎさ(さやかには体勢が崩されたときはすかさず魔法で防御……というのをできるほどの経験が積まれてませんが、
    自動回復かけてたのが救いでしたね……)

なぎさ(あと攻撃が当たったのがマントだったのも)


なぎさ「と、とりあえず倒さないことには終わりませんよ!」シュタッ

マミ「ええ!積極的に攻撃をしましょう!」


 避けると同時に武器【ラッパ】を構えます。



なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:1つ
・[0/100]
・[0/100]
・[0/100]
・薔薇園[0/100]
・芸術家[0/100]
・犬[20/100]


仲間:マミ 状態:正常
   ほむら 状態:消耗(行動不能)
   さやか 状態:正常

敵:ワルプルギスの夜(負傷)

1シャボンストーム(魔力-5):シャボン玉を吹いて攻撃。
2シャボンブラスター(魔力-40):ストームの上位版。更にたくさんのシャボンをぶつける。
3スクリームトランペット(魔力-30):トランペットから衝撃波のような高音を出し、前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃。
4シャボンバースト(魔力-15):たくさんのシャボン玉で敵全体を囲い、一斉に破裂させて攻撃。
・シャボン結界(魔力-10):大きなシャボンに敵を閉じ込める。

5シャボンブラスター(魔力-90):数はそのまま、一つ一つのシャボンの威力を改良
6スクリームトランペット(魔力-90):威力と射程を改良、近距離では吹き飛ばしすぎに注意。 前方への貫通吹き飛ばし&周囲の敵を怯ませる攻撃
7シャボンバースト(魔力-90):爆発の威力を改良

・合体技
 ティロ・ソレッレ(魔力-90/マミ):二人分の全力を込めた射撃。

 下1レス + コンマ判定奇数で撃破(あと2回で撃破できない場合……)
874 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/23(金) 23:52:57.11 ID:DghK5xqHo
5
875 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/23(金) 23:54:02.21 ID:ZBaeBxdRO
あと2回というのが怖い
6
876 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/23(金) 23:55:48.74 ID:ZBaeBxdRO

やったか!偉い!
877 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/24(土) 00:17:01.80 ID:Ge6RTATl0

なぎさ(当たれーーっ! シャボンブラスター!!)

マミ「ボンバルダメント!!」


 結果、2つとも命中。そして―――


ワルプルギスの夜「――――――!!!」

 歯車には更に罅が入り、崩れ、破片になってボロボロと落ちていく。
 最後には全身崩れ落ちてキラキラと光る粒となり、消えていった。

 ……どれだけの魔法少女の負の感情がつまっていたのでしょうか。
 全てが浄化されていく光景にも見えました。


マミ「これは…… 勝ったの?」

ほむら「空が晴れていく…… 今度こそ本当に、私達は……!」

なぎさ「――…はい、ワルプルギスの夜はもういなくなっちゃいましたよ! わたしたち勝ったのですよ!」

マミ「街の住人の安全も守れたし、私達もみんな無事だわ」

 『やった……! やったよ、みんな!』

 『本当にありがとう。みんなのおかげだよ』

なぎさ「避難所に戻りましょう! まどかや上条さんに、この結果を報告しに行くのです!」

さやか「うん、そうだね! 早く伝えてあげなきゃ!」
878 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/24(土) 00:22:11.10 ID:vEB35/IHo
倒せたか・・・
メガほむ編の速度停止みたいにワルプルの動きを止める+MP無限回復でなんとかなったか
879 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/24(土) 00:24:51.01 ID:Ge6RTATl0
―避難所


まどか「……! みんな!無事だったんだ!」

まどか「ワルプルギスの夜にも勝てたんだよね!?」

なぎさ「はい! 完 勝 なのです!」

まどか「よかった…… みんな、本当に本当にお疲れ様!」

さやか「じゃ、ちょっとあたしはお母さんたち心配してるだろうし、行ってくるね」

さやか「それに、この後恭介とも話したいしさ」

さやか「また後で話そ!」

まどか「わかった! また後でね」

まどか「それに、ほむらちゃんとも話したいことがあるの」

まどか「学校では、まだあまりお話できてないでしょ?
    今までの感謝とか、いっぱい伝えたいんだ」

ほむら「……」
880 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/24(土) 00:27:12.96 ID:Ge6RTATl0

なぎさ「それじゃ、なぎさもお父さんとこ戻ってますね!」

マミ「………」

なぎさ「何『私ってひとりぼっち』みたいな顔してるんですか!」

なぎさ「マミも行きましょう! マミのことも、姿が見えないときっとお父さん心配してます」

なぎさ「なぎさやみんながいますから、一人じゃないのですよ」

マミ「! そうね!そうだったわね!」
881 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/24(土) 00:32:47.43 ID:dDYEyHKkO
魔法少女4人全員無事
街はビルが倒壊したけど本編ほど壊滅的ではない?
882 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/24(土) 00:39:12.63 ID:vEB35/IHo
>>881
長いこと戦ってたからビルは結構倒壊してるような気がする
人的被害はなくても街そのものは半壊ぐらいかね?なぎさちゃんもワルプルふっ飛ばしてたし
ほむらがこの後どうするかが問題だね
あとは杏子もいてくれたらなぁ・・・
883 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/24(土) 00:55:22.76 ID:Ge6RTATl0

「なぎさ! それにマミさんも!」

「いままでどこ行ってたんだ!」

なぎさ「わっ…… ちょっとお父さん」


 お父さんはやっぱり心配していて、
 どこに行ってたのか、と泣きながら抱きしめられた。


「マミさんも姿がなかったから心配してたんだよ。無事で本当に良かった」

「もしかしてずっと一緒に居てなぎさを守ってくれてたのかな…… ありがとうね」

マミ「いえ、なぎさちゃんには色々と助けられましたから……
   なぎさちゃんが居なかったら私、無事じゃなかったと思うんです」

マミ「心配させてしまってすみません」

なぎさ「マミ…… 」


 それから、暫くマミと二人で一緒に居た。
 まどかとほむほむ、さやかと上条さんはまだ別の場所で話しているみたいだ。


・自由安価


 下2レス
884 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/24(土) 01:03:45.19 ID:vEB35/IHo
キュウベェにテレパシーで勝ち誇る

キュウベェ!どうですか?ワルプルギスに勝ったですよ!
神様の助力があったとはいえ、なぎさ達だけで倒しきったのです!
伝説の魔女を倒したなぎさ達はある意味生きる伝説になったと思うのですよ
これで全ての事情を知ったまどかの契約も更に難しくなったのです、ザマーミロなのです!

最後に杏子が共に戦ってくれなかったのが心残りなので、一度腹を割って話しに行くことにする
885 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/24(土) 01:14:28.01 ID:dDYEyHKkO

避難所に杏子がいないか探してみる
886 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/24(土) 01:31:06.55 ID:Ge6RTATl0

なぎさ『キュゥべえ!どうですか?ワルプルギスに勝ったですよ!
    神様の助力があったとはいえ、なぎさ達だけで倒しきったのです!』

なぎさ『伝説の魔女を倒したなぎさ達はある意味生きる伝説になったと思うのですよ』

なぎさ『これで全ての事情を知ったまどかの契約も更に難しくなったのです、ザマーミロなのです!』

QB『まさか本当に倒してしまうとはね。おめでとう、すごいじゃないか』

QB『まどかの契約が難しくなったとはいえ、君達がワルプルギスの夜を倒せるかというのには純粋に興味があった。
   一番の勝因となった“神様”のことについてもより一層興味が深まったよ』

マミ『余裕のつもり? これで悔しがってくれたりでもすれば嬉しいのに、全く可愛げが無いんだから』

QB『生憎、僕らには感情というものがないからね。悔しいという感情は沸かない』

QB『まどかのことは別として、君達がすごいことを成し遂げたことは事実だ。なぎさの言うとおり、これは伝説に残るだろうね。
   こういうときは祝ってあげるべきだろう?』
887 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/24(土) 01:35:36.33 ID:Ge6RTATl0

なぎさ『祝ってくれなくていいですから、もうまどかに付きまとわないでくださいよ』

QB『それは別問題だと言ったはずだよ。
   ……と、いいたいところだけど、今のところ願いがなさそうだしね』

QB『その上神様も居るなら、別の場所に力を入れたほうが効率的だ』

なぎさ『! はい、そうしてください! もう来なくていいですからね!』

QB『まあ、グリーフシードの回収くらいには来るよ』

なぎさ『ああ、それがあった。全く縁切りたくても完全には切れないのがなんともうっとーしい……』
    とりあえず今来てくれますか、去る前に』


QB「……はい。回収するよ」ヒョコ

 キュゥべえにぶち込んでから追い払った。これで暫くサヨナラだ。
888 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/24(土) 01:48:27.91 ID:Ge6RTATl0

なぎさ「これで一安心、なのです?」

マミ「ええ、一安心ね」

 とてもスッキリした気分でした。
 やっと、魔法少女問題からまどかを解放してあげられたのです。

 こうしてワルプルギスの夜の襲撃と、ソレから一人の少女を助けようと足掻いていた少女の事件は幕を閉じました。
 ……しかし、解決しないまま終わってしまった問題というのもありまして。


なぎさ「………結局、来ませんでしたね。杏子」

マミ「今どうしているのかしら。……少しは私達のことを考えてくれていたのかしら」
889 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/24(土) 01:55:01.83 ID:Ge6RTATl0

 ―――……夕方。避難所に戻ってから数時間後。

 どこかへ話しに行った人たちも、もう話も終えて戻っていて、家族なり友達なりのところに行っていた。

 杏子が来ていないかを確かめるために、あれからなぎさとマミは避難所内を探しまわっていた。
 しかし、結局見つからず、諦めて元の場所に戻った頃だった。


まどか「―――みんな! これ……」

なぎさ「え…!?」

マミ「!」


 ……まどかが、一枚の紙を持ってきた。

なぎさ「それは……」

まどか「手紙が置いてあったの…――」
890 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/24(土) 01:57:29.71 ID:Ge6RTATl0
------------------------
ここまで
次に終わると言ったな、あれは嘘だ。

次回は25日(日)18時くらいからの予定です。
次こそ終わります。多分。
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/24(土) 02:04:17.06 ID:vEB35/IHo
乙でした

手紙の内容が気になりますねー
多分杏子からだと思うけど、何が書いてあるのか

まどかが契約してない、ワルプルも倒せた、ほむらも自殺しそうにない、マミもさやかも魔女化しない

良いことだらけなんだけど杏子が仲間にならなかった点だけがね・・・
892 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 18:39:04.23 ID:46n/KNJk0

―――見滝原のみんなへ

――突然でごめんなさい。私はやっぱりこの街には居られません。

――あなたたちは、私に幸せになってほしいと言ってくれたけれど、

――もうとっくに、私は自分の幸せがなんなのかわからなくなってしまっていたの。

――心配させるようなことはしないから安心して頂戴。

――ただちょっと別の街に引っ越しをするだけよ。今度は嘘じゃないわ。

――少し、心の整理をしたいのです。

――時間を繰り返すたびに、私とまどかとの距離はどんどんズレていった。

――まだ取り戻し方がわからないの。どんな顔をして一緒に居ればいいかがわからないの。

――きっと、いつかは戻ってくるから、もう少しだけ時間をください。

―――暁美 ほむら
893 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 18:39:50.89 ID:46n/KNJk0

なぎさ「……… ほむら」

マミ「あれだけ言っても、やっぱり自身が納得できていなかったのね……」

なぎさ「まどか、さっきほむほむとはどんなことを話しましたか?」

まどか「まずは、ワルプルギスの夜のこと……
    わたしたちを守ってくれたことをありがとうって伝えて……」

まどか「……それからわたし、昔のことを聞きたいって言ったの。
    これまで繰り返してきた日々のことを」

まどか「でも、それは教えてくれなかった。
    あなたにとっても気持ちの良い話じゃない、って……」

なぎさ「まどかを救えなかった記憶、ですからね……。
    あまり細かく思い出したくないのかもしれません」
894 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 18:42:19.27 ID:46n/KNJk0

まどか「……――その話で、ほむらちゃんの言う『ズレ』っていうのも少しわかった気がして」

まどか「ほむらちゃんからしたら、いきなり同じように接することは無理なんだろうなって」

まどか「でも、わたしはほむらちゃんに近づいていきたいと思っていたのに。
    そしたら、いつかその話みたいにまた仲良くなれるかもしれないって……」

マミ「暁美さんにとっての鹿目さんとあなたが全く同じになることは出来ないわ。
   それは暁美さんもわかっていることでしょう」

マミ「それでも、きっと戻ってくるわよ。
   いつか、彼女なりの距離の取り戻し方を見つけてくれると思う。そう書いてあるんですもの」

マミ「それまでに死ぬなんて許さないんだから……
   自殺だけじゃなくて、戦死だって許さないわ」

まどか「……どのくらいかかるのかな、ほむらちゃんが戻ってくるの………」
895 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 19:08:51.17 ID:46n/KNJk0

―――

見滝原郊外



ほむら「……あなたって本当に素直じゃないわ」

ほむら「本当は心配なのに、心配なんてしてないってふりをする」

ほむら「やっぱりこっちに来てたんじゃない。どうして一緒に戦ってくれなかったの?」

杏子「……最初は来ないつもりだったけどな。
   お前らが死ぬとこなんて見ても後味悪いだけだし。さすがにあたしもそこまで趣味悪くない」

杏子「だが『神様』が居るなら話が変わる」

杏子「アレが居れば魔力は尽きない。
   魔力使い放題なら負傷だってすぐ治せるし、美樹さやかも新人だが回復魔法もちなんだろ?」

杏子「万が一勝てないことがあっても、負けることはないってことだ」
896 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 19:10:18.90 ID:46n/KNJk0

ほむら「……加勢するまでもないと判断したと」

ほむら「それなら何故ここに来たの」

杏子「……まあ、結末くらいは見届けてやってもいいって思ってな」

杏子「あいつらが無事にワルプルギスの夜を打ち負かすんなら、
   こう、なんというか…… 悪い気にはならないし」

ほむら「……もう関わらない気なの?」

杏子「まあな。キュゥべえから聞いたけど、このあたりは他より魔女少ないらしいじゃん?」

杏子「そうとも知らずにこんなとこにずっと居たなんてあたしもバカだよなぁ。
   そんな大事なこと全く喋らないキュゥべえの野郎もうざいけどさ。魔法少女にとっちゃ死活問題だっての!」

杏子「だからこれを機に遠いとこに縄張りを移すことにしたんだ。
   もうあんたらと会うことはない」

ほむら「……」
897 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 19:11:00.12 ID:46n/KNJk0

杏子「あんたこそ、こんなトコで一人で何してんだよ」

ほむら「私も、ここを去ろうと思うの」

杏子「……なんでだよ。あんたは神様が仲間にいりゃ
   グリーフシードなくても魔力回復してもらい放題じゃんかよ」

ほむら「グリーフシードは問題じゃないわ」

ほむら「あなたもそうでしょう?」

杏子「は?」

ほむら「それを言ったらあなただって、マミやなぎさたちの仲間に戻ればいいことじゃないの」

ほむら「……まあ、ワルプルギスの夜も去って、
    神様もずっとここばかりに留まる気もないと思うけれどね」
898 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 19:12:43.91 ID:46n/KNJk0

ほむら「結局素直じゃないのよ」

ほむら「本当は何も考えず仲直りすれば幸せだと思ってる。
    向こうもそれでいいと言っている」

ほむら「けれど、それでは許せない部分があるのね」

ほむら「だから結局、一緒に居ても
    心のどこか認められない部分があって、辛くなるの。逃げ出したくなるの」

杏子「………なにそれ。あんたの自己紹介?」

ほむら「そうかもしれない」


ほむら「それじゃ、私はもう行くから」

杏子「そうだな、あたしももう行くとこだったんだ。じゃーな」


――――
――――
899 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/25(日) 19:23:29.16 ID:vbEBQ1Vko
ほむらは帰ってくる気があるみたいだが杏子は…
900 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 19:28:18.06 ID:46n/KNJk0
【訂正】抜けがありました
>>893>>894の間にこれを補間しておいてください
----------------------------------

まどか「でも、最初に出会ったときのことは教えてくれたよ」

まどか「ほむらちゃんも最初は学校に慣れてなくて、色々と悩んでたんだって言ってた」

まどか「そんなとき、いつも助けてくれて、友達になってくれたのがわたしだったって」

まどか「……でも、正直、その話を聞いてわたしには想像ができなかったの」

まどか「わたしにはほむらちゃんの話の中のわたしほど自信がなくて、
    ほむらちゃんも今のほむらちゃんとは違ってた」

まどか「そのときのわたしは最初から魔法少女だった。
    だから今のわたしとは違うところもあるのかな」

まどか「もちろんほむらちゃんも変わったんだと思う。たぶん、理由は両方」
901 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 19:32:06.71 ID:46n/KNJk0

―1週間後


 ワルプルギスの夜を超えてから1週間が経った。
 交通は一部復旧し、街にも少しずつ活気が戻っていた。

 しかし、全壊した地区は未だに立ち入り禁止になっていたり、
 ワルプルギスの夜のせいで家を失った人も多く……



―自宅 百江家


【13時】


マミ「本当、財産とか他所に預けておいてよかったわよ。
   この年にしてなぎさちゃんはしっかりした子よね……」

なぎさ「こう見えて先輩ですからね!」

 あれから、マミのマンションは壊れてしまい、
 暫くうちにいることになった。
 学校も暫く休みで、あれからほとんどの時間一緒にいる。

マミ「でも、一番良かったと思うのは、これが無事なことだわ」

 マミが指したのは、家族写真だった。
 マミの父と母が生きていて、マミが魔法少女の世界と関わりがなかったころの写真。

なぎさ「そうですね、思い出の品ってやっぱり一番大事ですよ」
902 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 19:33:10.41 ID:46n/KNJk0

なぎさ「ごちそうさまでした!」

なぎさ「マミのごはんはおいしいです!もうずっとうちにいてほしいくらいです!」

マミ「それも楽しいかもね」

なぎさ「ふふふ… 本当に姉妹みたいなのです」

マミ「じゃあ、そろそろ訓練に行きましょうか」

マミ「今日は魔力コントロールの訓練ね、美樹さんにも早く一人前になってほしいわね」

なぎさ「うーん、あと何年くらいかかるでしょうか……」
903 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/25(日) 19:34:46.42 ID:vbEBQ1Vko
あ、やっぱりマミのマンション倒壊してたんだ
財産も思い出の品も無事でよかったね
904 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 19:35:56.70 ID:46n/KNJk0

マミ「それにしても…… 神様、あれから一体どこに行ってしまったのかしら」

なぎさ「ワルプルギスの夜を倒してから、全く会ってませんもんね……」

なぎさ「どうしたんでしょう。去るなら一言くらい言ってほしかったのです」

マミ「……きっと、また会えるわよね」

マミ「神様も、暁美さんも、どこかで生きているんですもの」

なぎさ「………そう、ですよね」
905 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/25(日) 19:43:13.32 ID:vbEBQ1Vko
あれ?まど神様姿見えないんだ?
キュウベェが興味が深まったみたいなこと言ってたし、叛逆の時みたいに余計な事してなきゃいいんだけど
906 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 19:43:31.36 ID:46n/KNJk0

――――

ほむら「………」

 『ほむらちゃん』

ほむら「久しぶりね。もしかして、探してきてって頼まれたの?」

ほむら「それとも、様子を見てこいと?」

 『……頼まれて来たわけじゃないよ。でも、やっぱり気になって……
  ちゃんと戻るんだよね……?』

ほむら「………」

ほむら「……ねえ、それより最後に聞きたかったことがあるの」


ほむら「……あなた、まどかよね」
907 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/25(日) 19:45:10.82 ID:9WHvepnOO
マミのマンションは駄目だったけどなぎさの家は無事だったのか
908 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/25(日) 19:46:34.62 ID:vbEBQ1Vko
む、ほむら気づいたのか
909 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 19:47:34.62 ID:46n/KNJk0

 『………――!!』

ほむら「私がこれまでしてきたループには“神様”なんて存在はいなかった。
    “神様”が居るおかげで見滝原に居たなぎさも」

ほむら「突然現れた、としか考えられない存在なのよ」

 『……わたしは時空を超えられる。
  全然別のとこで契約した魔法少女が見滝原に興味を持って現れたってだけかもしれないよ』

 『そう、例えばワルプルギスの夜を倒してもらうため…… とかに』

ほむら「それにしてはまどろっこしすぎないかしら」

ほむら「それなら最初から、“ワルプルギスの夜という魔女が来るので一緒に戦って”って
    わたしたちに呼びかければよかったはずよ」

ほむら「それに、あなたはワルプルギスの夜が来る何年も前から見滝原に居た」

ほむら「まどか以上の素質を持った見ず知らずの人が
    偶然見滝原に興味を持って訪ねてきたって考えるより、こう考えるほうがしっくりくるのよ」

ほむら「私がこの時間軸でループをやめられたのはあなたが居たおかげよ」

ほむら「なら、本来この時間軸にあなたがいなかったら?」
910 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 19:48:46.63 ID:46n/KNJk0

ほむら「私はまどかを救えず、まだ繰り返していたでしょう」

ほむら「10回? 20回? あるいは100、1000……
    私はこの時間軸でわかった。今までのやり方でいくら続けたって、誰も救えるはずが無いと」

ほむら「一体どこまで繰り返すかはわからない。けど、どこまでも繰り返すことになるのでしょう。
    そうしているうちに、まどかの素質は今より更に膨れ上がっていく」

ほむら「……そう考えたら繋がったの。
    あなたは、私が更に繰り返した世界で契約して、神様になって、この世界に来たんじゃないか…… って」
911 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 19:50:44.66 ID:46n/KNJk0

 『………き、気づいてたん…だ…』

ほむら「……途中から」

ほむら「そんな理屈より、一番はあなたとの特訓中、
    話している中ではっきりとそうなんじゃないかって思えてきた」

ほむら「あなたは最初、あまり私と話したがらなかったようだったけど……
    もしかしてそれは、バレるのが怖かったからなの?」

 『……うん。その通り』

ほむら「ずっと気づかないようにしてた。考えないようにしてたのよ」

ほむら「あなたがそんな素質になるまで繰り返した私が居ると思いたくなかったし、
    あなたをそんなふうにしてしまったとも思いたくなかったから」

 『ち、違うよ、ほむらちゃんのせいじゃないよ!
  わたしがほむらちゃんの反対を押し切って勝手なことしたから……!』

ほむら「いいえ、私が守れなかったのよ。お願いだからちゃんと謝らせて」
912 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/25(日) 19:55:28.41 ID:9WHvepnOO
神様の正体バレちゃったけど、このほむらは拒絶するのかしないのか、どっちだ?
913 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 20:04:43.00 ID:46n/KNJk0

ほむら「……永遠にソウルジェムを浄化するだけの存在になるだなんて、良いわけがない」

ほむら「今更どうしようもないのだろうけど、本当に悔やんでも悔やみきれないことだわ」

ほむら「けれど、まどかを救うことができたのはあなたのおかげよ」

ほむら「それは本当に感謝しているわ。でも、あなたは幸せなの?」

 『わたしは…… 』

 『幸せだよ』

 『契約してからいろんな辛いことがあったけど、
  最後にはわたしもわたしの救いたい人を救うことができたから』

 『それに、こんな姿になってもわたしをわかってくれる人は居たよ』

 『だから今幸せなんだ』

 『ほむらちゃんが望んだような普通の幸せな人生はもう送れないけれど、
  わたしはこの人生で幸せになれたよ』



ほむら「……そう」

ほむら「それならよかった」

 『……… うん!』
914 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 20:06:10.18 ID:46n/KNJk0

 『―――わたし、ほむらちゃんの過去を見てきたの』

 『今まで知ってたこともあるけど、知らないこともたくさんあって』

 『ほむらちゃんが失踪してからの1週間の間に、
  ほむらちゃんがまどかに出会って契約するまでと、それからのこと…… 全部じゃないけど、ずっと見てきたの』

 『ほむらちゃんが今までどんな思いで繰り返してきたのかもわかったし、
  過去のわたしがどんな気持ちだったかもわかった』

ほむら「………」
915 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 20:08:01.99 ID:46n/KNJk0

 『わたしはずっと、わたしが契約すれば全部助けられるって思ってたの』

 『……でもそれってきっと、ほむらちゃんのこと、信じてなかったんだ。
  だから、みんなの気持ちも考えないで、一人で全部解決すればいいなんて思ってしまった』

 『今のわたしだって…… そうやって、ほむらちゃんにたくさん迷惑かけてしまった……』

ほむら「……いいのよ、もう」

 『わたしも悪かったの。わたしにもちゃんと謝らせて。
  何度もほむらちゃんのことを信じてあげられなくて、ごめんなさい』

ほむら「…… うん」


 『ほむらちゃんは、わたしの最高の友達だよ』


916 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 20:32:23.96 ID:46n/KNJk0

―――

空き地



 昼食をとった後、マミと訓練場所の空き地に向かうと、
 既にさやかがそこにいました。


なぎさ「こんにちはー、なのです!」

マミ「こんにちは、美樹さん。今日も張り切っていくわよ」

さやか「はーい! お手柔らかにたのんますよ!」

なぎさ「今日は訓練が終わったらお茶会にしますよー
    ワルプルギスの夜の準備で大変だったときは、それどころじゃなかったですしね」

さやか「おー! 俄然やる気が出てきたよッ!」
917 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/25(日) 20:38:21.36 ID:vbEBQ1Vko
お茶会か
久々にハッピースイーツの出番かな?
918 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 21:03:54.93 ID:46n/KNJk0

なぎさ「はい、張り切っていきましょー!
    今日は魔力コントロールの訓練ですっ 早速変身して……――えっ!?」


 訓練を始めようとしたとき、人気の無い空き地に足音が響いた。
 背後の方向から人が近づいてきている。

 この地区は被害が酷く、瓦礫と空き地しかない。
 人通りは滅多にないが、人がきたら丸見えだろう。

なぎさ『ス、ストップ! 誰か近くに居ますよ!』

さやか『うわー危ないっ
    いくら橋が壊れたからって、ここはやっぱ目立ちすぎるんじゃ……』

マミ『とにかく私達は普通に遊んでいるだけ、そういうことにしないと……』
919 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 21:04:48.92 ID:46n/KNJk0

 足音が止まった。


ほむら「…………こんにちは」

ほむら「……その、もしよかったらだけど」

ほむら「私も混ぜてくれないかしら」


なぎさ「!」

さやか「……お早いおかえりじゃん。まだ学校も再開してないよ」

マミ「おかえり、暁美さん」
920 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/25(日) 21:07:07.53 ID:vbEBQ1Vko
ほむほむ、帰ってきたか
まど神様と話せたことで自分なりの答えが出せたみたいだね
921 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/25(日) 21:10:03.36 ID:9WHvepnOO
お茶会にまどかも呼ぼう
ほむら帰還を話さずにサプライズで
922 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 21:14:03.45 ID:46n/KNJk0

 『何も言わずに急に居なくなってごめんね。わたしも一緒にいるよ』

なぎさ「神様! もしかして、神様がほむほむを?」

ほむら「……色々考えて悩んでたのが馬鹿らしくなったのよ」

ほむら「結局私は、向き合うことから逃げようとしてただけだった」

なぎさ「…なにはともあれ、二人とも待ってましたよ!
    今日はお茶会をするんです。まどかも呼んで盛大にやりましょうよ!」

ほむら「……ええ」
923 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 21:21:09.48 ID:46n/KNJk0

なぎさ「メール送っておきましょうか」

マミ「そういえば、今日のお茶会どこでやるの?
   いつもは私の家だったけど、今は壊れてるし……」

なぎさ「そうですねえ……」


1なぎさの家
2さやかの家
3ほむらの家

 下1レス
924 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/25(日) 21:22:06.98 ID:I951V6hho
1
925 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/25(日) 21:22:51.14 ID:vbEBQ1Vko
1
まどかを驚かせるためにメールではほむらのことを秘密にする
926 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/25(日) 21:23:18.46 ID:9WHvepnOO
1
927 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 21:31:46.12 ID:46n/KNJk0
―自宅


――――【16時】


まどか「おじゃまします」

なぎさ「はい、上がって上がって!」

まどか「わぁ、すごいお菓子に飾りつけ!」

マミ「お菓子はなぎさちゃんが、飾りつけは私が担当したのよ」

まどか「えっ? あれ、もしかしてこれマミさんのリボン?」

さやか「こういう人を楽しませられる魔法っていうのもいいよね」

まどか「……ほむらちゃんも、おかえり」

ほむら「ええ。あの時は心配かけたわね」

まどか「ううん、こうしてすぐ戻ってきてくれたし……」

マミ「紅茶が入ったわ。続きは食べながら話しましょう」
928 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 21:50:58.67 ID:46n/KNJk0

マミ「それじゃ、暁美さんの帰還を祝して乾杯ね」

なぎさ「紅茶でも乾杯っていうんでしょうか。とにかく乾杯です」

まどか「わぁ、このケーキもすっごくおいしい!」

なぎさ「それは昔マミが連れて行ってくれたお店のを再現したんですよ」

ほむら「……私も知ってる気がする」

ほむら「そういえば、あれからなにかあった? 学校はまだ再開してないって聞いたけど」

まどか「街はちょっとずつ回復してるよ」

まどか「建物は壊れたけど人の被害は少ないみたいだし、みんなが避難所のほうを守ってくれたおかげだよ」



・自由安価

 下2レス
929 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/25(日) 21:57:01.35 ID:vbEBQ1Vko
色々と話しながら神様にテレパシーでお礼を言う

神様…いえ、まどか。ほむほむを連れ戻してくれてありがとうなのです
なぎさ達だけではほむほむの心を納得させることは出来なかったと思うのです
本当にありがとうございました
930 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/25(日) 22:00:37.82 ID:9WHvepnOO

追加でほむらがこの1週間どこにいたのか聞いてみる
931 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/25(日) 22:09:26.15 ID:vbEBQ1Vko
そういえばほむらは神様の正体に気づいた事をみんなに話すのかな?
932 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 22:20:56.58 ID:46n/KNJk0

 みんなの話しながら、なぎさは神様のことを思いました。
 未契約のまどかがいるこの場では神様は話に参加しない。でも、今この光景を見ているのも神様のおかげなのですから。


なぎさ『神様…いえ、まどか。ほむほむを連れ戻してくれてありがとうなのです』

なぎさ『なぎさ達だけではほむほむの心を納得させることは出来なかったと思うのです』

なぎさ『本当にありがとうございました』

 『ううん、わたしが戻ってくるように説得したとかじゃないんだ』

 『ほむらちゃんが自分で戻ろうと決めてくれたの。わたしはほんのきっかけっていうか……』

なぎさ『でも、神様が居てくれたことで決心することができたのでしょうから。感謝しなきゃですよ』

なぎさ『そういえば、ほむほむはこの1週間どこにいたのです?』

 『隣の県のホテルに泊まってたみたいだよ。もう少しでまた移動するところだったみたいだけど……』


なぎさ(そんなお金どうしたんでしょう…… というのは聞かない方がよいのでしょうか)

933 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 22:51:24.88 ID:46n/KNJk0

――――お茶会が終わり、みんなでまどかを途中まで送る。
このあとは家に帰ってマミと二人でお方付けだ。


まどか「今日は呼んでくれてありがとう!」

なぎさ「また一緒にお茶会しましょう」

マミ「こうしてのんびり話すことができてよかったわ」

ほむら「……学校が始まったら、またよろしく」

まどか「うん!」

さやか「あたしも、学校が始まったら宿題とか……」

まどか「それは自分でやらないと」

なぎさ「それじゃあ、また今度なのです」

まどか「はい、またね! みんな」
934 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 23:17:02.71 ID:46n/KNJk0

さやか「じゃ、あたしも…――」

 『待って』

さやか「?」

 『……あのね。今度はちゃんと話しておこうと思うんだけど……』

 『わたし、また暫く戻らないかもしれない』

 『ここだけじゃなくて、もっとたくさんの人を助けに行きたいんだ。
  そのためにはいろんなところに行かなくちゃ』

 『どこにいても、みんなのこと友達だと思ってる。
  たまには見滝原にも戻ってくるから、そのときはよろしくね』

さやか「なんだ、そんなことか。そのために契約したんだもんね……
    わかった、いってらっしゃい! がんばってこい!」

なぎさ「はい、もし神様だけじゃ解決できないようなことがあったら、
    私達も呼んでください! 駆けつけに行きますよ!」

なぎさ「なぎさは神様に助けていただきました。
    今度はなぎさも誰かを救ってあげたいですから!」

マミ「ええ、そのときは喜んで力を貸すわよ」



―――これから、訓練とお茶会と、人助けに奔走する日々が始まる。

   さやかとほむらが加わり新しくなった魔法少女戦隊
   私達の活動は、まだ始まったばかりかもしれない……




―END―
935 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 23:17:50.24 ID:46n/KNJk0
・主人公
 【百江なぎさ】(契約・生存)


 巴マミ(契約・生存):親友    イベントなし
 暁美ほむら(契約・生存):友人   イベント【決戦の後:GoodEnd】
 鹿目まどか(未契約・生存):友人  イベント【契約阻止1:NormalEnd】【契約阻止2:GoodEnd】
 美樹さやか(契約・生存):友人+  イベント【さやかの決意:GoodEnd】【激突:――】【諦める決意:――】
 上条恭介:友人

 鹿目まどか(契約):友人



GoodEnd 新生、『魔法少女戦隊』
936 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 23:19:06.81 ID:46n/KNJk0
○イベント一覧

さやかの決意
・恭介の腕が治らないということを知ったさやかは契約に踏み切ろうとする
Good(決意して契約)、Bad(決意不十分で契約)の2パターン想定

 激突 フラグ:さやかの決意Bad
 ・契約したことを聞きつけ、杏子が乗り込んでくる。挑発にまんまと乗ったさやかは……
 ※さやかの決意Good時は挑発に乗らないため不発

 諦める決意 フラグ:さやかの決意Bad

 行き場の無い怒り フラグ:さやか魔女化・なぎさたちがその場に居合わせる

まどかの契約阻止1
・ワルプルギスの夜の会議後、まどかへの説得

まどかの契約阻止2
・1の後、QBがまどかにワルプルギスの夜について吹き込んだ後の説得

決戦の後
・ワルプルギスの夜との対決後、ほむらは見滝原を去ると言う
真相を神様から聞いた後、ほむらを説得できるか。結果は3通り。
937 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 23:21:52.61 ID:46n/KNJk0

○エンディング分岐


GoodEnd フラグ:全員無事でワルプルギスの夜を超え、神様の願い(まどかとほむらを救うこと)を叶える
NormalEnd フラグ:ほむらとまどかは救えたが、欠員
−新生、『魔法少女戦隊』
−いつか、また フラグ:『決戦の後』NormalEnd、説得不十分 ほむらがエンディングで帰ってこない

BadEnd フラグ:ほむらが自殺or再び遡行
−救済の犠牲  フラグ:まどか契約
−帰らぬもの フラグ:自殺を阻止できず、ほむらは人知れずどこかへ、神様も後を追うように姿を消す
938 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 23:37:23.50 ID:46n/KNJk0
○好感度一覧



・巴マミ
百江なぎさ:親友
暁美ほむら:友人
鹿目まどか:友人
美樹さやか:友人
上条恭介:後輩
鹿目まどか:友人

・暁美ほむら
百江なぎさ:友人
巴マミ:友人
鹿目まどか:友人
美樹さやか:友人
上条恭介:知人
鹿目まどか:一番の理解者

・鹿目まどか
百江なぎさ:友人
巴マミ:友人
暁美ほむら:友人
美樹さやか:友人
上条恭介:友人
神様:恩人

・美樹さやか
百江なぎさ:友人+
巴マミ:友人
暁美ほむら:友人
鹿目まどか:親友
上条恭介:特別な仲
鹿目まどか:親友

・神様
百江なぎさ:友人
巴マミ:友人
暁美ほむら:最高の友達
鹿目まどか:自分自身、自分の分身のような存在
美樹さやか:親友
上条恭介:友人
939 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/25(日) 23:40:29.96 ID:vbEBQ1Vko
>>938
・鹿目まどか
百江なぎさ:友人
巴マミ:友人
暁美ほむら:友人
美樹さやか:友人
上条恭介:友人
神様:恩人

さやかは友人ではなく親友では?
940 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/10/25(日) 23:53:19.70 ID:46n/KNJk0
--------------------------
【訂正】
>>938
・鹿目まどか
百江なぎさ:友人
巴マミ:友人
暁美ほむら:友人
美樹さやか:親友
上条恭介:友人
神様:恩人

 ですね。

-------------------------
★セーブしました


これまで参加お疲れ様でした
いい具合に1スレ終わりそうだしそろそろ一旦間を空けようと思うのですが、
この物語の続編か、途中のレスから進行したいという希望ってあったりしますか?


1エンディング後から再開
2指定場所からロード
3なし

(レス先は指定しません、参考程度に)
941 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/10/26(月) 00:01:28.30 ID:q/sLz5YWo
なぎさ編、乙でした

good endですしこのまま1で

心残りは杏子が去ってしまったことなのですが、杏子を仲間に戻すイベントがあるなら2を試したいですね
その場合ですと>>79辺りからロードでしょうか?
杏子探索でコンマ運がないと時間を空費するだけでしたので、そこら辺をなんとかできないでしょうかね?
942 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 00:15:04.93 ID:mzmjTNGKO
乙です

杏子の説得イベントがなかったのが残念
そもそも杏子を見つけることが運頼みだったしヒントが欲しかった
やっぱり杏子とも和解したいので2で
ただどこら辺からロードすれば良いのか…
943 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/26(月) 08:07:01.36 ID:l/aM/lVoO
1かな
944 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/10/26(月) 19:37:28.68 ID:wTlXgZdA0
3 次の主人公を選びたい
945 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/29(木) 15:17:47.69 ID:0ArxiuT6O
1
946 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/06(金) 22:51:51.97 ID:MBRjf2oI0
---------------------------------------
ありがとうございます。
同じ舞台の希望が結構いるので、あまり間空けず続きをやろうと思います。


・どちらか多いほうのストーリーでいきます。
 一応順番的には1を先にやったほうがいいかと思われます。

1あすみ編:
   ワルプルギスの夜以降見滝原を離れていた神様から、現在の杏子のことを聞いたなぎさたち。
   どうやら今は離れた場所で新しい仲間と一緒に活動しているらしいが、
   その街の周辺では最近魔法少女の失踪事件などが発生しており、なにか不穏な影がつきまとっているらしく……
2あすなろ編:
   ワルプルギスの夜以降見滝原を離れていた神様が、再び見滝原にやってきた。
   なにやら隣町で大変なことがおきているらしく……

 下5レスまでで多数決
947 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/07(土) 13:30:28.58 ID:D/lip5ktO
スレ主さんのおすすめ通りに1→2の順で
948 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/07(土) 13:57:48.75 ID:N3X2e/bxO
ちょっと気になったのですが、なぎさちゃんは年齢的に遠出が出来ないのでは?
949 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/07(土) 13:59:58.96 ID:N3X2e/bxO
あ、選択は1からでお願いします
950 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/07(土) 20:20:09.79 ID:DwjVGTIQ0
無難に1で
951 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/09(月) 13:07:38.50 ID:zBPRQqM90
------------------------------
では次回は1のストーリーで続きをやります
11日(水)20時くらいから開始の予定です
952 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/11(水) 20:57:30.91 ID:MP7LimDkO
来ないね
953 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/11(水) 21:00:12.02 ID:Sq23sNNk0
――――――――
―――――
―――
見滝原市 空き地


――ワルプルギスの夜を倒してから、私たちのチームとしての結束はより高まりました。
 目標や思惑があって一緒に行動していた時と違い、一緒に居ることがあたりまえになったのです。

 ……この日もなんというか、ごく平凡な、平和な一日だったのです。
 少なくとも私たちの周りでは。



さやか「うおおおーー!?」


さやか「ちょっと、見ました今の! すげー、今弾丸を斬った!! うお、ごふーーっ!」

マミ「ほらほら、すごいのはわかったけど余所見しない! ……と、これで勝負ありね」

さやか「むう、くやしー……
    はぁ、なんで勝てないんだろ。これで何回目だっけ? 一本もとれないとか」

なぎさ「マミとはこれで6試合目です。まあ、まだまだ先はありますから」

さやか「でも上達はしてるよね!? だってさっきの奇跡の剣捌き…」

ほむら「…まぐれでしょう。実際には回避しそこなっただけじゃない」

ほむら「でもまあ…… 少しは上達してると思うわよ。というか、してくれないと困る」

さやか「もう、相変わらず厳しいんだから」
954 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/11(水) 21:13:36.03 ID:MP7LimDkO
ほむらはワルブル越えたから時間停止もう使えないんだよね?
メガほむ編みたいにレーザーガンとかで戦うのかな
955 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/11(水) 21:26:43.26 ID:Sq23sNNk0

なぎさ「模擬戦闘でマミがなぎさに勝ったのは、28試合目が最初なのです。
    さやかもいつかは勝てますよ!」


 こんなことがわかるのも、全部マミの研究ノートに記してあるからでした。
 さやかの訓練のために、最近は昔書いた近接格闘について記したページまで遡って見ていることも少なくありません。

 そうしていると、その時のことが思い出されます。

なぎさ(…… 懐かしいなぁ)


 杏子のことは、ほむらから聞きました。
 ワルプルギスの夜を倒した後、風見野から離れた場所に移動したというのです。

 元々あの日から私たちは別の道を歩んでいました。こうなるのも時間の問題だったのかもしれません。

 あれから会っていません。どこにいるかもわかりません。

 あとは…

なぎさ(これまで一人でもちゃんと魔法少女をやってきたのです……
    新しい場所でも、どうか無事に… 幸せになってください)

 そう祈るしかありませんでした。


―――――
956 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/11(水) 22:02:11.24 ID:Sq23sNNk0
―――

 新しい魂の輝きが生まれる。


QB「契約は成立だ。君もこれから魔法少女だ」

「うん…… これで本当に、私の願いは叶ったんだよね?」

QB「君の願いは確かにかなえられたよ」


 神様は、新しく契約した魔法少女の姿を見ていた。
 神様には、少女が魔法少女になるまで干渉ができない。契約を防ぐ術がなかった。


 『……わたしが、あなたを魔女になんてさせないから』

 『契約したことが間違いだなんてこと、絶対ないから』


「キュゥべえ、なんか言った?」

QB「? いや、何も言ってないよ?」

QB「それより、ソウルジェムを見てごらん。光っているのがわかるよね?」

QB「近くに魔女がいるよ!」


 『(魔女結界…… そういえばさっきも別の場所で見つけたっけ)』

 『(そこそこ魔女や使い魔の多い街みたい)』

 『(…他の魔法少女は?)』
957 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/11(水) 22:20:22.84 ID:Sq23sNNk0

 神様は、魔女を探しに行った少女を追った。
 しかし、探しているうちにあることに気づいた。

 他の魔法少女が居る。

 他の魔法少女が居ることは、キュゥべえにももちろんわかっている。
 でもそれを言う気配はない。


 『(キュゥべえが教えてあげないってことは……
   争ったりしてくれたほうが都合がいいって思ってるの?)』

 『(どうしよう、このままだと―――)』


QB「…………」

「あっ!」


 ―――反応が消えた。
 と同時に少女のソウルジェムの明滅も収まる。先客の魔法少女の魔力もなくなった。


「消えちゃったよ?」

QB「どうやら他の魔法少女が先に倒してしまったようだね」

「なんだ、ちょっと張り切ってたのに」

QB「魔法少女になった以上、君もいずれ魔女と戦うことになるさ」

「それもそうだね」


 『………』

 『(……今の魔法少女を探してみよう。まだこの近くにいるよね)』
958 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/11(水) 23:27:53.73 ID:Sq23sNNk0

 神様が先ほどの少女から離れて探しに行った先。

 まだ明るい午後の通り。
 通行人の中に、お菓子を手に持ち、後ろに纏めた赤い髪を揺らして歩く少女の姿があった。


『!』

『(今のって……! さっきの魔法少女ってまさか)』

『(でも、なんでここにいるの……?)』


 彼女の名は佐倉杏子。神様もよく知る人物だった。
 しかし、神様には一つだけ疑問に思うことがあった。


『(…あれ? でもそれだったら魔力でわかるはずなのに)』

『(……あ)』

 そして気づく。
 彼女の隣を歩く幼い少女が彼女の知り合いで、同じ魔法少女だったということに……
959 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/11(水) 23:31:14.45 ID:MP7LimDkO
幼い少女?
ゆまちゃん?それともあすみん?
960 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/11(水) 23:42:38.56 ID:BTzCsgHs0
あすみ編だしあすみか
961 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/11(水) 23:43:16.85 ID:Sq23sNNk0
―ホテル


 『杏子ちゃん!』

杏子『……!? まさかこの声… あの神様か?』

杏子『なんだよ、あたしを連れ戻そうっての?』

 『ここに来たのは偶然なんだけど…… 今この街に住んでるの?』

杏子『ああ。あっちは魔女が少ないからな。
   ここは魔女も多いし、魔法少女も少ないから丁度いい』

 『それで…仲間も一緒にいるの?』

杏子『……まあな』

杏子『あいつが魔法少女になる前、あいつの目の前で親が魔女に食われてな……』

杏子『その魔女はあたしが倒したが、行くとこないとか言って泣きついてきやがったから』

 『そうなんだ…… 』

 『無事に暮らしてるようでよかった、心配してたから……』

962 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/11(水) 23:50:22.17 ID:MP7LimDkO
杏子の話ぶりだとゆまちゃんみたいだが…
963 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/11(水) 23:55:53.61 ID:Sq23sNNk0

――――偶然にも知り合いとの再会を果たし、安心した矢先、
それから少し後…… この街に来てから最初に会った魔法少女が行方不明になっていることを知った。


 『(……こういうことが他にも最近この周辺で起きているみたい)』

 『(魔法少女が少ないっていうのは、もしかしてそうやって消えたからなの?)』

 『(とりあえず、今わたしが頼れるのは……)』



―――
――
見滝原市 空き地



なぎさ「そろそろ日が暮れてきました。帰りましょうか」

マミ「今日はお疲れ様」

さやか「はい、ありがとうございましたー」


 『みんな、久しぶり… ちょっといいかな?』


なぎさ「! 神様! 久しぶりなのですー!」

ほむら「久しぶり。……なにかあったの?」

 『うん、実は…… 偶然杏子ちゃんを見かけて』

なぎさ「え! …それで、どうでした?」

 『杏子ちゃんには新しい仲間がいて、あの頃ともまた少し変わったようで……』

 『新しいところで上手くやってるならそれはそれでいいのかもしれないと思う。
  でも、ちょっと気になることがあって』

なぎさ「……と、いいますと?」
964 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/12(木) 00:24:19.63 ID:Z/k7yOrl0

 『なんか、その街の周辺の魔法少女が消えている…… とか』

さやか「ええ? なんで? 何かの陰謀?呪い?」

なぎさ「……さやかは実感無いかもしれませんが、
    魔法少女といっても私たちみたいな人だけじゃありませんから」

なぎさ「出会った頃にほむらも話してましたよね?
    グリーフシード目当てで魔法を悪いことに使うよーな人もいるのです」

なぎさ「目的は、グリーフシードをひとりじめしようとして、か……」

 『………まだ詳しくはわからない。でも、心配で』

 『わたしだけの力じゃ解決できそうになくて……』

なぎさ「それで私たちに相談しに来たのですね」

マミ「もちろんいいわよ。今日はもう遅いけど…… 明日、案内してくれる?」

 『! ……じゃあ、明日。朝8時にここに来れる?』

なぎさ「はい!」



―EX・0日目終了 ステータス確認


なぎさ 魔力[100/100] 状態:正常
GS:7つ
・[50/100]
・[100/100]
・[100/100]
・薔薇園[55/100]
・芸術家[100/100]
・犬[100/100]
・銀[100/100]


◆ステータス

[魔力コントロールLv5]



・仲間

マミ
[魔力コントロールLv5]  [体術Lv3] [射撃能力Lv20]

ほむら
[魔力コントロールLv5] [体術Lv2] [射撃能力Lv25] [精神系状態異常無効]

さやか
[魔力コントロールLv2] [格闘Lv3]
965 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/12(木) 00:44:55.55 ID:Z/k7yOrl0
―翌日 EX・1日目


なぎさ「わあ、はやいのです!」


 あれから翌日、新幹線に乗って
 杏子が居るという問題の場所へ向かうことになった。

マミ「なんというか…… やっぱり年相応な部分もあるのね、なぎさちゃん」

さやか「あはは、楽しそう。珍しいなぁ」

なぎさ「そりゃもう、新幹線なんてそうそう乗らないですから!」

なぎさ「……本当、ただの観光で来られればよかったんですけどねー」

ほむら「で、次の駅だったかしら?」

 『うん、次の駅』

なぎさ「……駅が見えてきましたね」
966 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/12(木) 01:07:49.63 ID:Z/k7yOrl0
―駅


 新幹線から降りて駅を出ると、見たこともない街が広がっていました。
 まああたりまえのことなのですが、ずっと見滝原にいたなぎさからすると新鮮なことだったのです。


なぎさ「ここがその街ですか…… 」

マミ「とりあえず、佐倉さんに会いに行きましょうか」

マミ「まずは情報交換もしたいしね。
   あちらにも守らなければいけない存在ができたわけだし、今だったら話せると思うの」

 『そうですね。この近くのホテルに居るはずです』
967 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/12(木) 01:08:30.04 ID:Z/k7yOrl0
----------------
ここまで とりあえずプロローグまで終わった感じです
次回は14日(土)18時くらいからの予定です
968 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/12(木) 21:19:24.12 ID:89fFl/9kO
乙です

杏子と一緒にいるのが果たして誰なのか…引っ張りますねぇ
ところでステータス欄のグリーフシードがワルブル戦前のになってますよ
969 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/14(土) 01:32:23.71 ID:48bCbVOf0
---------------------------
ああそうそう、グリーフシードの数は今度の安価で決めようとしてたんだった
とりあえず今は>グリーフシードの数は不定としておいてください
970 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/14(土) 17:53:05.50 ID:48bCbVOf0
---------------------------
多分今日はちょっと開始遅くなります
971 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/14(土) 19:59:51.82 ID:48bCbVOf0
設定詰めてたら大変な時間に 新しい話って水面下の作業が結構時間かかるんですよね…
ぼちぼち投下はじめます
------------------
―ホテル


杏子「……で、なんでお前らがここに居るんだよ」

マミ「この街で最近魔法少女が意図的に消されている可能性がある、と神様から話を聞いて」

マミ「私達も何か力になれないかと思ってね」

杏子「だからって今更あんたたちに協力してもらうことはねえよ!
   もう関係ないだろ! どこまでお人よしなんだよ!」

 入り口付近で言い争いをしていると、奥の部屋から人が出てきた。
 ――あれが神様の言う仲間だろうか。


 「お客さん?」
972 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/14(土) 20:07:57.26 ID:++8h263AO
ゆまちゃんかあすみんか、どっちだ?
973 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/14(土) 20:19:57.36 ID:48bCbVOf0

 なぎさよりはお姉さんだけど、周りが中学生ばかりの魔法少女の中では年齢が近いほうです。
 そのせいもあって、なぎさは少しだけ親近感を持ちました。


なぎさ「はじめまして。百江なぎさっていうのです」

 なぎさが言うと、続けてみんなも自己紹介を始めました。

なぎさ「…私たち、昔杏子の仲間をしてて」

なぎさ「……いろいろあって別れちゃったのですけど、やっぱり心配で」

あすみ「私は神名あすみ! よろしくね」

あすみ「それにしてもなぎさちゃん、あすみより小さいのにしっかりしててすごいよ!」

なぎさ「そ、そんなことないのですよー
    ああ、でも、長く魔法少女やってるからかもしれません」

マミ「こう見えてなぎさちゃん、私たちの中では暁美さんと並んでベテランなのよ」

 もう一度「すごい!」と言うあすみ。
 私たちが楽しそうに話す後ろで、杏子はムーッとした顔でこちらを見ていました…
974 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/14(土) 20:27:00.12 ID:++8h263AO
うーん、あすみんだったか
杏子の話ぶりだと引き取り先で虐待は受けて無さそうだから、設定通りの願いで契約したわけでは無さそうなんだが
杏子を沙々みたいに精神操作で操ってるとか?
975 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/14(土) 20:31:28.51 ID:48bCbVOf0

杏子「おい、お前ら勝手に盛り上がんな!」

なぎさ「まあまあ、神様も私達もみんな杏子のことが心配なのです」

なぎさ「変なことに巻き込まれて、消えてしまったりなんかされたくないのです」

なぎさ「杏子も、あすみのためにもできるだけはやく解決したいですよね?
    だったら、なぎさたちの協力を断れないはずですよ!」

あすみ「そっか、そのためにわざわざ来てくれたんだ……
    だったら追い返しちゃうのも悪いよ!」

杏子「…… まあ、そうだな」

杏子「じゃあわかったから。足は引っ張るなよ」

なぎさ「はいなのです!」

なぎさ「それじゃあ早速…… 」

 意気込んだところで
 ぐぅ、と気の抜けた音がなる。

なぎさ「……お昼食べながら話をしましょうか」


 その場に苦笑いがおきました。
 けれど、みんなもおなかが減っていたみたいでした。
 丁度ここは駅の近く。おいしいお店がたくさんあります。
 そうして“ランチミーティング”へ移ることになったのです。
976 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/14(土) 21:17:20.09 ID:48bCbVOf0
―ファミレス


なぎさ「それでは、情報交換といくのです」

なぎさ「杏子がここにきたのはどのくらい前からなんですっけ?」


 ランチの山にピンと立つ旗が誇らしい。
 なぎさは“子供の特権”の前で、議長だか社長だかのように話を切り出しました。


杏子「あたしがここに来たのはほんの10日くらい前だ」

杏子「魔法少女も少なそうだし魔女も多いから縄張りにしようと決めたんだが、
   その前にどんなヤツが居たとかは全然知らないな」

杏子「その時はもし厄介そーなことがあれば別んとこに行けばいいと思ってたんだが……
   どうしてこうなったかねぇ」

あすみ「あ、あすみのせい?
    そうだね、危険だし今からでも逃げてくれれば……」

杏子「あー! 誰もそんなこと言ってないだろ!
   つーかあんとき行くとこないとか言ってたくせに」

あすみ「だ、だってぇ……」

杏子「別に今からここを去るつもりもねえよ。
   それより、神様は何か知ってることないの?」
977 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/14(土) 22:03:26.15 ID:48bCbVOf0

あすみ「……そういえばさっきも言ってたけど、神様って?」

あすみ「本当の、天の神様と話せるの!?」

ほむら「ああ、それは……」


 『はじめまして、あすみちゃん』

 『みんなが想像するような万能の神様じゃないけど、
  わたし、一応神様やってるんだ』


あすみ「…… ほんとに神様なんだ
    みんな、神様と知り合いなんてびっくり!すごいよ!」
978 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/14(土) 22:18:34.84 ID:48bCbVOf0

 『じゃあ、わたしが知ってることを話すね』

 『わたしがこの街に来たのはちょうど一週間くらい前かな……
  キュゥべえと女の子がいたから見てたんだ』

 『その子は候補者で、わたしも契約するところまで見守ってたの』

 『契約してからすぐだったかな、途中で杏子ちゃんたちを見かけてからは
  そっちのほうに行ってたり、他にも魔法少女がいないかとかも探してたんだけど……』

ほむら「……居なくなってしまった、のよね。この短期間に。
    失踪したのがいつかはわかってる?」

 『ううん…… わからないの。
  わたしじゃ人に聞きこんだりとかできないから……』

さやか「じゃ、とりあえずあたしたちでそれを聞きこむのが一番かな?
    見てたなら家とか知ってるよね?」

 『うん、じゃあお願いね』


なぎさ(大体固まったようです)

なぎさ(店を出る前に、まだ何か話しておくことはあるかな?)


・自由安価

 下2レス
979 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/14(土) 22:54:47.53 ID:H3c8Me28O
聞き込みは6人でまとまってやりましょう
原因がわからないんだし慎重を期して単独行動は絶対に避けるべきなのです

提案したあと神様にテレパシー
神様、神様はあすみを見張っていてほしいのです
初対面で疑うのは気が引けるのですが、私達はあすみのことを何も知らないのです
どんな願いで契約したのかもわかりませんしね
彼女が失踪に関わってないと確信が持てるまで油断は出来ないですから
話しかけられても返事をしないでこっそり見張っていてくれませんか?
980 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/14(土) 22:55:57.53 ID:H3c8Me28O
聞き込みは6人でまとまってやりましょう
原因がわからないんだし慎重を期して単独行動は絶対に避けるべきなのです

提案したあと神様にテレパシー
神様、神様はあすみを見張っていてほしいのです
初対面で疑うのは気が引けるのですが、私達はあすみのことを何も知らないのです
どんな願いで契約したのかもわかりませんしね
彼女が失踪に関わってないと確信が持てるまで油断は出来ないですから
話しかけられても返事をしないでこっそり見張っていてくれませんか?
981 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/14(土) 22:57:34.10 ID:H3c8Me28O
二重の書き込みすみません
982 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/14(土) 23:22:16.98 ID:XWRhVy890
追加で神様に話したことをテレパシーでほむらにも伝える
あとほむらにこれまで繰り返した時間の中であすみという魔法少女がいたかどうかも聞いてみる
983 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/15(日) 01:05:54.98 ID:TXBosaV90

なぎさ「聞き込みは6人でまとまってやりましょう。
    原因がわからないんだし、単独行動は絶対に避けるべきなのです」

マミ「そうね。さすがに犯人も6人相手に向かってこようとは考えないでしょう」

ほむら「グリーフシードの在庫もワルプルギスの夜で大分減った後だし、神様と一緒に行動したいところね。
    私たち6人で神様も居れば敵無しよ」




なぎさ(グリーフシードの在庫か……
    あれから何回か魔女狩りに行ってますが、今どのくらい持ってましたっけ)



下1レスコンマ判定 なぎさの手持ち
0~30 2個
31~70  3個
71~99 4個
984 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/15(日) 01:10:05.41 ID:ng2CrXLw0
ほおい
985 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/15(日) 01:18:31.20 ID:TXBosaV90

なぎさ(3つでしたね。神様がそばに居ない時には必要になるのです。緊急時には備えませんと)


なぎさ「まあ、相手がどんな魔法を使うかもわからないんだし油断は禁物ですけどね?」

ほむら「ええ、それはわかってるわ」

さやか「じゃ、早速みんなでその少女Aの家に行きますか!
    時間もないんだし、さくさくっと動かないと!」

なぎさ「ええ、そうですね…」


 伝票と荷物をとり、みんな出発する準備をはじめました。


なぎさ(………)

 ……しかし、やはり気になるところがあります。

 この状況、他の魔法少女が失踪してる中で無事な魔法少女というのは、
 真っ先に疑いがかかるのは当然ともいえるわけで……
986 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/15(日) 01:29:00.30 ID:TXBosaV90

なぎさ『それと、神様……ちょっと良いですか?』

 『……?』

なぎさ『神様はあすみを見張っていてほしいのです。
    初対面で疑うのは気が引けるのですが、私達はあすみのことを何も知らないのです』

なぎさ『どんな願いで契約したのかもわかりませんしね。
    彼女が失踪に関わってないと確信が持てるまで油断は出来ないですから』

 『あ、そっか…… そういえばわたし、あすみちゃんのこと何も話してなかったね。ごめん』

 『魔女に襲われていたところを杏子ちゃんが助けたんだって。
  ……でもあすみちゃんの親は助けられなくて、あすみちゃんはこれからどうすればいいか困っていて……』

なぎさ『それで一緒に』

 『杏子ちゃん、自分の家族のこともあるから…… 泣きつかれたらほっとけなかったんだと思う』

なぎさ『なるほど…… そうだったのですか』

 『うん、だから、あすみちゃんが魔法少女になったのは杏子ちゃんと出会ってからだよ』

 『願いまではわたしは知らないけど、杏子ちゃんなら知ってるんじゃないかな』


なぎさ(あすみちゃん……新人だったのですね。
    そういえばこの街の事情について、何も知らなそうでしたし)
987 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/15(日) 01:40:57.28 ID:TXBosaV90

杏子「それで、そいつの家はどこにあるんだ?」

 『あ、ええとね。まず左に行って。
  1番通りっていう通りがあるからそこを直進して……』



―――――
――――


 『着いたよ。この青い屋根の家』

 神様の声を頼りに歩くこと十数分、辿り着いたのは住宅街の中の小奇麗な家でした。
 周りの人通りは疎ら。

さやか「ふむふむ、ここが少女Aの家ですな?」

マミ「美樹さん、ふざけない」

さやか「ありゃ、すみません…」

マミ「さてと、早速家の人を呼び出してみましょうか」

なぎさ「実はひょっこり戻ってきてたりしたら…… いいのですけどねぇ」

杏子「そしたらただの勘違いってことでお開きになるな」

あすみ「そうだったら一番だけど……」
988 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/15(日) 01:53:20.20 ID:TXBosaV90

 『はい?』

 チャイムを押して数秒後、女の人の声がした。
 多分お母さんでしょう。


 『あなたたち、栄子のお友達かしら?』

 本当に少女A(栄)だったよ!
 テレパシーで言うさやかにマミが目で注意します。

 そしてここは一つ、年上のマミが話しにいきました。

マミ「はい。最近姿を見ないのでどうしてるか気になって」

 『ごめんなさいね…… まだ行方がわからないの』

マミ「そうですか…… いつからいなくなったんですか? 何かおかしいところとかなかったですか?」

 『3日前からなのよ』

 『おかしいところといえば、帰りが遅くなったりしてたのよ。
  思えば失踪の数日前は元気がなかった気もするし……』

 『本当はあの時なにかに気づくべきだったのかしらね。でも、まさかこんなことになるとは思わなくて』


なぎさ(他に、何かお母さんに聞いたほうがいいことはあるでしょうか)

1自由安価
2話を終える

 下2レス
989 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/15(日) 02:15:23.74 ID:fI/rXdJWO
ここ最近娘さんが誰かとあっていたりとかしてませんでしたかを、あと元気がない時どんな感じだったか、独り言とか言ってなかったかを聞いてみる

話し終わったらさっき神様に聞いたことをマミとほむらにもテレパシーで伝えて意見を聞いてみる
ほむほむ、繰り返した中で今回のような事件はありましたか?あすみという魔法少女と会ったり名前を聞いたことはありましたか?
990 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/15(日) 03:21:49.29 ID:TXBosaV90
--------------------
ここまで みなさん気づいてるかと思いますが、栄子さんは話の進行上必要になったオリキャラです
次回は18日(水)20時くらいから

次スレ『オール安価でまどか☆マギカ 14』:
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1447520624/
991 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/18(水) 19:10:41.30 ID:D1eUY+MK0
------------
すみません、本日の予定を取り消します。
20日(金)19時くらいからの予定です
992 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/20(金) 18:47:26.55 ID:e6+dusFt0
次スレが過去ログになってるんで建て直し、放置プレイしすぎたか
次スレ『オール安価でまどか☆マギカ 14』:
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448012780/
-------------------


なぎさ「ここ最近娘さんが誰かとあっていたりとかしてませんでしたか?」

なぎさ「あと元気がない時どんな感じだったか、独り言とか言ってたら教えてください」

 『わからないわね……。
  でも、もしかしたら何か危険なことをしていたのかしら…』

 『居なくなる数日前から、帰った後部屋に籠ってることが多くなったのよ。
  あと、口数が少なかったりとか』

 『その時はあまり気にしてなかったんだけど……』

なぎさ「そう、ですか……」

なぎさ「ありがとうございました」
993 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/20(金) 18:55:54.06 ID:e6+dusFt0

 少女Aのお母さんとの話を終えて、相談しつつ歩く。


マミ「失踪した日だけはわかったけれど…… 肝心な部分がわからないわね」

なぎさ「元気がなかった、というので
    失踪の前から犯人になにかされてたっていうことも考えてみたのですが……」

なぎさ「……どうにも難しいですよ。
    魔法少女狩りなんて事件、今まで魔法少女やってきたなかでもはじめてですから」

ほむら「………」
994 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/20(金) 19:07:07.57 ID:e6+dusFt0

ほむら『……私は繰り返したループの中で、今回と同じような
    魔法少女が次々に消える事件と関わったことがある』

 ほむらからテレパシーが送られてくる。
 時期も場所も全く違うので、それとは関係ないと思うけど……

なぎさ『それじゃあ、何かその経験を今回に活かせたりしないですか?』

ほむら『その時は、魔法少女を狩る魔法少女のほかに、契約を促す魔法少女が居た』

なぎさ『??? 意味あるんですか、それ』

ほむら『実は魔法少女狩りは陽動…… 注意をそちらにそらすための行動で、
    犯人の本当の目的は違うところにあったの』

なぎさ『ちなみにその目的は?』

ほむら『目的は…… 世界を滅ぼす魔女となるまどかを殺すことだった』

なぎさ『……なんと』
995 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/20(金) 19:29:22.68 ID:e6+dusFt0

なぎさ『でも、この世界ではそんなこと起きてませんよ?
    何故そのときだけそのようなことが起きたのです?』

ほむら『それは…… 今回のループで起きるはずがないもの。会うはずもね』

ほむら『私がはじめに手を打ったから。その手段までは聞かないで』

 ……なんとなく察しはつきました。
 最終手段に出たのでしょう。

なぎさ『…ほむらが見滝原に来てから、
    その時みたいな、マミ、杏子、まどか、さやか以外の魔法少女の存在が出てきたことって他にも……』

ほむら『いいえ、例外はその2人とあなただけよ。…あと、神様も。
    別に気に入らない人を片っ端からどうこうしてたってわけじゃないから』

ほむら『まあでも、一番の例外は神様よね』

なぎさ『それならちょっとだけ安心しました。やっぱり、ほむらって悪い人じゃないです。
    その2人はしょうがないですが……』

なぎさ『………では、裏に何か目的があるということも考えてみたほうが良さそうですね』
996 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/20(金) 19:33:44.20 ID:fph3UYEH0
メガほむ編と違って始末したんだろうなぁ…
織莉子はともかくキリカも始末されちゃったのかな?
997 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/20(金) 20:46:40.68 ID:e6+dusFt0

 こっちがほむらと話している間、隣ではさっきのお母さんの話について神様と話していたようです。
 次することについて相談していたみたい。

マミ「家の人は詳しく知らないようだけど、やっぱりなにかあったんでしょうね……。
   なぎさちゃんの言うとおり、失踪の前から犯人になにかされてたってこともありそうだわ」

マミ「それで、次だけど……
   神様の話だと、契約の原因は学校での人間関係にあるみたいなの」

マミ「今度は学校で聞き込みしてみるのがいいかもっていうことになったけど、どう?」

マミ「もしかしたら、そこで何かあったのかもしれないし」

 『学校まではまたわたしが案内する』

さやか「友達とかに話聞けたら何かわかるかもしれませんしね。
    まだ部活で残ってる子とかいるでしょ? さっそく向かいましょうか?」

なぎさ「そうですね、いいと思います」
998 : ◆xjSC8AOvWI [age saga]:2015/11/20(金) 20:47:15.02 ID:e6+dusFt0
   | 。  。
   |。| 。|
 \。‖ノ| 。||。
。 ゚ ̄\|。。|/゚|。
| 。 。 ゚ト\‖。|。
|| |ヘ ‖\゚\|。
|/。 ゚Y|‖゚ ) ゚)
‖。 ゚||‖/ /
‖ヘ ヽVソ /
゚\\ |  /
  \ノ /
  /(゚Д゚) < 埋め
 / つ つ
 L___|
  ∪∪
999 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/20(金) 21:48:01.81 ID:jU447h9f0
埋める
1000 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/20(金) 21:53:21.22 ID:DhVCANdZO
うめてんてー
1001 :1001 :Over 1000 Thread
              /\
            /:::::/
     ,. - 、 /:::::/     . 、
   〃´⌒>':::::::/   ,. <::::::::〉
   {{. /:::::/ヾ>:'´::::::;>'"´
  く^>':::x=fム<´::::::>'"
 /:::::厶イ:::::::,.>'´}}
く::;.:ィ´::::::::x<乂_/ノ       SS速報VIP(SS・ノベル・やる夫等々)
 ヽ:>'"´ヽ.> ` ¬'´       http://ex14.vip2ch.com/news4ssnip/

1002 :最近建ったスレッドのご案内★ :Powered By VIP Service
モバP「安価でアイドルたちとのんびり過ごす」 @ 2015/11/20(金) 21:39:39.62 ID:xSKxWs8E0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448023179/

【安価】 京太郎「魔物と」 咲「牌に愛された少年」 純「第十六話だぜ」 @ 2015/11/20(金) 21:29:34.62 ID:gVCar/19o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448022574/

ほたる「お願いします……プロデューサーさん……」 @ 2015/11/20(金) 21:24:14.63 ID:BG9zRdVH0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448022254/

菜々「お祝い鍋パ」ありす「いちご味」 @ 2015/11/20(金) 20:59:38.31 ID:BrjkmzLDO
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448020776/

ちひろ「年末ビンゴ大会」 P「景品が決まらない」 安価 @ 2015/11/20(金) 20:58:01.84 ID:/IkB4vxd0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448020681/

ここだけ魔王の城 ただしコンマ00で魔王様に怒られる @ 2015/11/20(金) 19:59:49.68 ID:swT+M65u0
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/part4vip/1448017189/

綾乃「歳納京子は振り向かない」 @ 2015/11/20(金) 19:43:08.53 ID:sf7tZFT4o
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448016188/

【モバマス】美羽「もう秋かぁ」 @ 2015/11/20(金) 19:40:48.45 ID:AjVyrOd00
  http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1448016048/



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