【幻想郷から】霊夢「何なのよ此処寒い!!」【MH世界へ】

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219 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/18(金) 20:27:55.80 ID:Vi2ABzzz0
>>216
そういう話なら取り敢えず>>1の※2って事で一つ宜しくお願いします
======================================

寒村・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

幽香「ハンター?」

アオイ「そうです、言うなれば研究の為の恒久的素材調達…それをお願いしたい」

幽香「…どのくらいの期間働いたら帰してくれるのかしら?」

アオイ「?」

幽香「どうやら此処は私の知っている場所と違うようなの」

アオイ「迷い人…ですか、何処から来ましたか?」

幽香「幻想郷、よ、場所も指定できるなら向日葵畑…でお願い」

アオイ「わかりました、そういう話なら別です、来てください」

・・・

アオイ「見えますか、何らかの封印が施されています、そしてその下に穴だらけの結界…」

幽香「…ええ」

アオイ「どうやらあの世界の存在が強制的に貴女を此方に呼び寄せたようですね
この分だと、貴女一人ではなさそうです
さっそく布令を出し、集めますので貴女は通訳みたいなもの…をしていただきたい」

幽香「わかったわ」

アオイ「良かった、宜しく」

手を差し出す

幽香「?」

アオイ「あら、握手はいやですか?」

幽香「…いえ、したことないから…よろしく」

ぎゅうっと力を入れるが何事も無いように表情一つ変えないアオイ
最初は中々険悪な雰囲気で一緒に居る事となった
220 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/18(金) 20:41:38.78 ID:Vi2ABzzz0
ちょっと銭湯へ…
>>218
思うに未だ★1〜2のランクで強敵との戦闘描写が薄いので
比率としてエロが多くなる傾向って言うのはありますね(まだレイアと戦って無い)
エロ入れた理由は戦場でのストレス発散はセックスが一番効くらしいので取り入れました
現に慰安所が無かった硫黄島や長期作戦時の艦艇の上ではPTSD患者が続出したそうです
221 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/18(金) 21:49:44.41 ID:ZOBq1rdW0
異種姦始まって萎えた
222 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/18(金) 22:56:04.64 ID:Vi2ABzzz0
>>221
あ、その辺は安心して下さい、描写としても今回だけです
ただ、3でもあったギギネブラはギィギを大量に生むけど
そのギィギは捕食者である筈のジャギィ種と場所を同じくして堂々と生息するという
世界観に沿った疑問の個人的解釈しただけであり、どう間違っても今後いかなるモンスター相手でも挿入沙汰にはなりません
(ギギネブラも卵はちゃんと外に産みますしねw)

取り敢えず言えるのは此処までです
223 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/18(金) 23:25:51.94 ID:Vi2ABzzz0
数多のナイフ→要:鉄鉱石→ギィギの巣である3のモガ洞窟(鉄鉱石しか出ない割れ目がある)
ということで咲夜さんが狙われました
異変後えーりんが助けてくれます、汚名返上の機会は出てくるので容赦を…
取り敢えず明日医者があるのでここだけ…

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〜一週間後〜

   ギャアォオオオオオォォォォ・・・・

 ズゥン

幽香「終わったようね」

勇儀「はぁ…だいぶしぶとかったね」

ヤマメ「しっかしフルフルねぇ…けったいなモンスターだよ」

萃香「意外に発電量が高くてキツかった、威力も高いが…そこまでだったね」

ティガレックスも参入せず概ね順調に狩りは進んでいた
霊夢は負傷し重体、代わりに紫に看て貰った所同意見
此処から抜け出すには精力的に狩りに精を出すしかなさそうだ
この世界、アオイとの邂逅にも驚いたがモンスターにも驚いた
今狩ったフルフル相手でも、一人だと…
幻想卿に無かった、共同して当たると言うのが、初めての経験だった

勇儀「いったぁ!!!!死んでもまだ電気持ってる」

ヤマメ「コツがいりそうだね…電気が抜けるまで皮にしとこうか」

萃香「にとりにも十分気を付けて貰わないと…幽香?はがないの?」

幽香「ええ、剥ぐわよ。」
(この世界は、私に何をさせようと言うのかしらね…?)

見上げた雪山は、寒風で応じるのみだった
224 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/19(土) 22:20:30.95 ID:XgqC8a3S0
〜二週間目〜

ホントかヤマメ?!

勇儀が食堂で声を張り上げる、だがそれは、決して怒号では無い

ヤマメ「あ、あんまり大声で言わないでくれるかぃ…?」

勇儀「確かにバックアップは良くしてくれるしウマも合うけど…それにしたって…」

ヤマメ「何とでも言いなよ、私は私の専属バックアップ…いや
クローディアと数日前から深い関係を持っていた、これは事実だよ」

萃香「そりゃあ、止める理由も無いけど…フゥ…驚いたねぇ…」

幽香「…。」

ヤマメだけではない、彼女達の影響とこの世界の影響により
方々で東方勢同士、若しくは兵器娘への恋愛的感情が活性化しているのが感じられる
何より華の妖怪である幽香はこういう変化に何よりも敏い

目標も無く、漠然と生きてるだけの存在は鬱屈してるのに対し
相手を見つけた、恋をしてる存在はこの状況下でも表情が穏やかだ
目の前に居るヤマメの屈託のない笑顔を見てもそう思う
その幸せそうな顔が、どうにも離れなかった…

勇儀「そう言えばキスメとの関係は?」

ヤマメ「良好だよ?相変わらず可愛い妹分さね」

幽香(もっと積極アプローチしなければキスメは駄目みたいね…)
225 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/19(土) 22:46:18.77 ID:XgqC8a3S0
〜三週間目〜

空の王者、リオレウスを狩りに出る
今回は負傷した萃香の代わりに文が入り、ヤマメも居る事で空への道は閉ざされた
そこに油断があった、火球さえ当たらなければ問題無い、と


跳ね飛ばされた、宙を舞った、血を出した



天地が逆さまになり何が起こってるか把握できない
何かを叫んでいるようだが何を言われているか解らない
暗闇の中、リオレウスの雄叫びと声が聞こえる…

・・・

アオイ「…大丈夫?…良かった…目、覚ました…」

い、痛いっ!!!

鎧を割かれ上半身が裸となっている

アオイ「動かないで、処置の為私が脱がせた
傷は残らないように手当てしたから、今はゆっくりお休み…?」

身体も睡眠を欲している、素直に従った方が良さそうだ
そして寝る前、手を握ってくれた、両手で包まれ、温かく、純粋な優しさを感じた
        初めて、こんな事、されたのは・・・

目尻から何か温かいものが落ちて行く感じがした
同時に、今まで私を縛っていた何かが、壊れて行く感じがした
226 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/19(土) 23:08:36.41 ID:XgqC8a3S0
※医療監修が無いので間違えていたらごめんなさい
===================================
〜3日後〜

アオイ「ん、応急処置?良いよ、教えてあげる」

幽香「助かるわ」

あの日以来、私は生命の粉塵を持ち歩くようになった
どうしてだかは良く解らない
が、この薬は中、内臓などへの効果が薄いと聞いてその処置を聞きに来た

・・・
体格そのものは14歳付近と行った所、けど、胸は随分大きい

幽香「どうして裸に…?」

アオイ「鎧や衣服の上からでは正常な効果を期待できなかったりするから
あ、火傷の場合はまず出来るだけ大量の綺麗な水で冷やして、着衣の上からね
そうしてくれれば処置は私らがやるから」

幽香「わかったわ」

アオイ「あとは内臓破裂だけど、お腹、触ってみて」

幽香「ん・・・」

   やわらかい、思い切り握れば引き裂けそうな、少女の肉体だ

アオイ「破裂するとコレ位の弾力になるわ」

先ほどとは打って変わりギチギチに…

アオイ「大抵内出血でドス黒くなる、そうなれば一刻も早い搬送を考えて」
227 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/19(土) 23:31:27.72 ID:XgqC8a3S0
アオイ「後は血管、見た所主な配列は変わって無い、だから注意すべきは、首、脇、脚の付け根
この場合首は良いから脇と付け根は出来る限り根元を縛って、相当キツくね、実践して?」

幽香「…」 ドキ ドキ

脇はすぐ傍におっぱいがあるし、脚の付け根はアソコが…
改めて他人の裸を目にするとドギマギしてしまう

アオイ「…私ならいつでも付き合うから、本気で応急処置を身につけるなら慣れなさい?」

幽香「…ええ」

アオイ「もう少し強く!そんなんじゃ5分もたないよ!」

幽香「…え」

アオイ「返事はハイ!お腹に力こめて、そんなんじゃ全然ダメ!」

幽香「は、ハイ!!」

思えば一番気押された瞬間かもしれない

アオイ「ん、それ位…壊死とか気にしないで良いからね、じゃあ次、人工呼吸に心臓マッサージ
まず掌を胸の真ん中に、場所は中指が乳首に触れる場所かな…そこ、じゃ
もう片方の手を下の手に重ねるように、指は下の指と指の間…そう
それを一分間に100回ペースを、30回1セット
意識のある人間にしてはいけないけど、私は兵器で平気だから、やってみて」

幽香「ハイ!」(や、柔らかい…)

アオイ「・・・次ね、30回が終わったら人工呼吸、十時に口を合わせて…」

幽香「まって…そ、それって、キス…」
228 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/19(土) 23:41:40.76 ID:XgqC8a3S0
アオイ「…とりあえず、吹き込む時間は一秒、5秒に一回をニ回、それが終わったら心臓マッサージを交互に
意識が戻り次第終了よ、あと、さっきはよく出来てたけど真上から圧迫する事は忘れないで
気道確保は顎をあげれば良いわ、じゃあ、今日はこの辺、明日は打ち身や骨折を…」

幽香「…やるわ」

アオイ「…そう、じゃあ、言った通りに宜しくね、ちゃんと肺に空気が送られてるかどうか見るのに
胸を見るのも重要よ」

幽香「…ハイ!!」

・・・・・

その後、当分瞼の裏にアオイの裸身が目に映り、その度にドキドキしている
気付かない内に幽香にとってアオイの存在は、大きなものとなっていた
229 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/19(土) 23:53:26.56 ID:XgqC8a3S0
〜四週間目〜
此処に来てから一か月が過ぎようとしていた
周りを見ても随分蟠りも溶け、幻想卿と兵器娘の信頼関係が築けているように見える

今日はある報告にアオイの元に立ち寄った

アオイ「モノブロスにその亜種ニ頭同時達成…流石だね、最上食材を解禁するよ」

幽香「ありがとう…」

深呼吸し落ち付ける、後悔は無い

幽香「それで、その…私と一緒になって…くれないかしら?貴女の…一番になりたいの」

アオイ「ごめんなさい、そのお願いは、聞き入れられません」

・・・あ、ああ…

呆然と立ち尽くす…そしてゆっくりと目を閉じ、笑顔を作る
しかしその両頬から、大粒の涙が、ぽたぽたと、ぽたぽたと零れ落ちる
こんな気持ちがあったなんて…もう二度と経験したくない、寂しい、怖い、いや、イヤ、嫌…

ぎゅっ

アオイ「本当にごめんなさい、けど、けど、貴女の気持ちに免じて
今日だけは貴女が一番よ、来て…」

・・・
230 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/20(日) 00:07:28.97 ID:z57X9i0p0
幽香「んふぅ!そんな…あっ…はうっ!!」

私の身体に丹念にその快楽を教え込む、セックスの技もこの時教わった
ただ技術で表せない何かがあり
乳房も、アソコも、完全に成すがままだった
それでも今は、今だけは一人占め
息も絶え絶えの状態でも唇を求め、抱擁しようと動く、深い愛がそこにあった

・・・・・

アオイ「もう、一番になる事は、ない、けれど忘れないで
私は貴女の事を大切に思ってるし、求めるなら応じるから…」

彼女にも一滴、真珠が落ちる
その意味は、今の私に答えは出せない

幽香「…貴女、以前自分をとてつもなく大きな船と言ったわね
でも、私にとって貴女は港よ、機会があれば寄らせてもらうわ」

そして口付けを交わす、優しい、やさしい味がした
231 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/20(日) 00:25:31.19 ID:z57X9i0p0
現在=====================================
〜寒村〜:医務室:

アオイ「…気が付いた?」

幽香「ええ…」

模擬戦にて強烈な死のイメージが叩き込まれ、精神がもたなかった様だ、今はだいぶ回復している

幽香「夢を…見ていたわ」

アオイ「夢?」

幽香「此処に来てから貴女に逢って、霊夢と逢うまでの記憶よ…」

アオイ「…そう」

・・・・・・・

幽香「ご、ごめんなさい…私、不安で、怖くて今、いま…
貴女達が悪いのよ…前までこんな気持ちにさせられる事なんて、無かったのに…!」

シュル…

アオイ「あまり激しいのは駄目だけど、ね、どんなスタイルがお望みかな?」

幽香「そうね…久々にオッパイが飲みたいわ
その乙女椿のような色の乳首から…」

アオイ「ふふ、嬉しい、よく姉譲りだと言われるよ」

・・・

明日には元気に模擬戦へ取り組む幽香の姿があった
232 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/21(月) 07:30:44.10 ID:12bnhTAh0
霊夢チーム=====================================
〜朝〜:食堂:

霊夢「じゃあ、明日鎧届くから、やんわりとルドロスで」

魔理沙「悪いな、お金がキツキツで休み取れなくて」

てゐ「ま、その分の埋め合わせはしてもらうつもりだから」

魔理沙「お、お手柔らかに頼むぜ…」

鈴仙「一応チャナガブルその他モンスターのテリトリーだからね、気を付けて」

・・・

霊夢「私と魔理沙は海中から行くわよ」

鈴仙「じゃあ私は陸路ね」

てゐ「半分終わったり危険が迫ったら信号弾あげてね〜」

魔理沙「りょーかいだぜ、そっちも気を付けてな」

・・・

魔理沙「と言っても海中には余り居なかったな」

霊夢「この洞窟の先が巣の様ね、さっさと狩っちゃうわよ」

バラタタタタッ

沿岸沿いにルドロスが集まり、上陸は危険かと思われたが、霊夢の陰陽銃玉でアッサリと片付ける

魔理沙「…便利だな、それ、嫉妬しちゃうぜ」

霊夢「その代り主力が火力不足なのよ、継戦及び時間当たりの総合火力じゃ負けてるわ」

魔理沙「そっか…ともかくこれだけ狩れば十分だろう、この辺りで待機してようぜ」

霊夢「そう…っね」
233 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/21(月) 07:38:48.87 ID:12bnhTAh0
光の加減でライトブルーな照り返しが起こり、とても綺麗だ
とても洞窟に入るまでの濁っていた河と同じ水とは思えない

魔理沙「綺麗だな…幻想郷とはまた違った感じで」

霊夢「そうね…」

いつの間にか寄り添い、眺めていた
少し時間を置いて、てゐ達が此方を発見する

てゐ「あ、此処に居たのか、怪我は…無さそうだね」

鈴仙「…討伐数は十分ですね、戻りましょう」

霊夢「ええ」

魔理沙「だな」
234 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/21(月) 08:01:38.75 ID:12bnhTAh0
昼過ぎ
・霊夢の部屋・

魔理沙「よっす、霊夢!」

霊夢「何よ」

魔理沙「いや、今日は早く片が付いたから今のうちに方針決定と誘いがあってな…」

霊夢「え?」

魔理沙「いやまぁ…ついてくれば解る、うん、それより、明日、何狩る?」

霊夢「…クルペッコで慣れたかったけど思い切ってチャナガブルかしら」

魔理沙「了解だぜ、じゃ、ついてきてくれ」

霊夢(入江…じゃないわよね、まだ早過ぎるし…)

歩いて行った先は模擬戦場、あぁ、成程ね

魔理沙「ハンコック〜、来たぞ〜」

魔理沙のバックアップであるハンコック、力量自体は物凄く膨大なものを感じとれる

ハンコック「は〜い、じゃ、はじめちゃう?はじめちゃう?
…あ、その前に初めて逢った訳でもないけど自己紹介かな、こんにちは、霊夢さん!!」

最初雪山の時に居たのは覚えているが、一言も交わさず離れ
今回も特に言葉を交わす事も無かった、話すとこんな感じだったのか…

霊夢「こ、こんにちは」(調子狂うわね…)

魔理沙「言っておくが実力は本物だからな…?」
235 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/21(月) 08:22:04.32 ID:12bnhTAh0
ハンコック「じゃ、チャナガブル想定で行くよ?私なりのね」

彼女の背後に大きな鏡みたいなものが見える、その瞬間
眩しくて強制的に身体を蹲らせる
その後、攻撃を受け、ダウン、それこそ何も出来ないまま終わってしまった

ハンコック「と、言うように、今回サーチライトで応用しましたが相手は強烈な光を発して自由を奪い
その後攻撃を仕掛けてくる厄介な性質を持っていますね〜
頭の先にぷらぷらしてる提灯がそれですよ〜、じゃ、提灯を壊したという想定で
陸上の攻撃パターンに移りましょうか、とはいっても遠距離主体の二人なら難なく避けられるでしょう」

こんな感じで夕方になるまでざっとチャナガブルについて教わった
水中は完全に不利、陸上に引きずり出す方法も教わり感謝に堪えない

霊夢「しかしその方法がカエルねぇ…コレを知ったら諏訪子は激怒するわね」

魔理沙「だな、あ〜、腹減ったぜ、鱈腹食うぞ〜!」

彼女、ハンコックの口調こそ特徴的だったが、内容は指揮を重視した感じだった
彼女は一体…?疑問は尽きる事が無い
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/21(月) 20:18:55.62 ID:/qfW6rll0
もうモンハンじゃなくてよくね?
237 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/22(火) 03:06:39.50 ID:qJ1DoUnx0
何なんだ今日は、カルト宗教がしつこく話してきて睡眠時間奪ったと思えば
気晴らしに食いに行ったラーメン屋の水だか餃子(割引)だかのせいで気持ち悪い
この胃から沸き上がるカルキ臭って言うのかな?きっついわぁ…あんなのに800円とかもう二度と行かない

>>236
腕磨いてお金取れるようになったらちゃんと兵器娘の完全オリジナルで行きます
ただ、その為にオリジナル世界観を展開させたらその時に厳しいので
知ってるキャラが多い東方&世界観が把握しやすいMHを用意しました

因みに兵器娘を幻想卿に入れた場合、ニコ動の「ネメシス幻想郷入り」以上にヤバいので却下
(戦車、戦艦の主砲とかネメシスのロケラン威力遥かに超えてるしw)
同じくMHに乗り込んでも兵站の心配が無い第二次大戦兵器とかモンスター勝てないじゃん…
となったので、幻想卿とモンハンメインで兵器娘はその為のサポートに徹するとなりました

兵器娘抜いて幻想郷の住人がMH乗り込んだら…絶対ギルドとかと対立するし、これであり得るとすれば
食料の安定供給も無くギルドナイトの襲撃とモンスターに怯えつつ生き残る話…とか書けないw

それと、幻想郷チームの身体力はネメシス幻想郷入りを参考に
モンスターの耐久力はモンハンジエータイを参考にし、ネメシスとジエータイを比べて叩きだしました



知識はまだしも物を書く経験が浅いのが悩みの種なので
堀秀政の立て札よろしく『具体的な問題』を挙げた意見はどんとこいです
具体的であればどんな意見でも物怖じせずジャンジャン言って来て下さい
238 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/22(火) 03:49:09.78 ID:qJ1DoUnx0
兵器娘:この世界のお偉いさんに雇われた独立国家
交渉、交易役を果たし防衛に努め、攻勢に打って出る事は無い
追加資金で異界難民保護(幻想郷の人々)を受け持っている
主な目的はモンスターの研究であり、雇われたお金で素材、データを買う予定だったが
幻想郷チームの参入によりネコタク及び猫飯、農場に教官、居住設営などの整備を行う
ちなみに第二次大戦兵器を主体に600名程の陸海空混成戦力が居る

幻想郷・この世界の被害者、周囲の人とはあいさつする程度の関係を持っている
ただ、マンツーマンで世話を焼かれた兵器娘相手にタダならない感情を抱く娘も少なくない
現状は素材・データ集めと引き換えにお金や衣食住を受け取っている
目的は元の世界に帰る為封印を解く事

MHの人々・本部ギルド側:異界派遣戦力の事を知り大長老が直々に雇い入れる
街以外で共同戦線を張る事は無く、敵視している場所もある
幻想郷チームの受け入れに関して、纏まってくれて監視しやすいと好評
お偉いさんの一部はギルドナイトで手綱を握ってる心算だがお話にならない
当人及び一部のお偉いさんたちは力量差に気が付いている

MHの人々・周囲の村:良好な関係を築いている
特にハンターが居ない村はほぼ生命線
ただ、兵器娘に対し開拓に防衛範囲外に出た集落を防護してくれない事に疑問を抱いている
一方幻想郷の人々には『依頼さえ間に合えば』助けてくれるので感謝している

各々の勢力はこんな関係です
239 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/22(火) 04:12:15.41 ID:qJ1DoUnx0
夜=======================
〜てゐ・鈴仙の部屋〜

霊夢「来たわよ…あれ?鈴仙は?」

てゐ「今夜はお師匠…永琳のとこにお出かけみたい…
でさ、お願いがあるんだけど…」

霊夢「?」

てゐ「ただ、ぎゅ〜ってして欲しいんだ…」

つまり、抱きつくだけ?

霊夢「…いいわよ、どうぞ?」

てゐ「やった!…鈴仙の前じゃちょっと恥ずかしくて…ね」

最初は幽香が居る手前、最初で最後と言う可能性もありがっついてたと言うのもある

霊夢「なるほどね」

 ナデナデ

てゐ「ん…なでなで良い…好き、安心するよ…♪」

霊夢(こうしてると本当に愛くるしいのよねぇ…)

てゐ「なんだかんだで長生きしてるけど、何故か甘えたくなっちゃうんだよね
あぁ…こうして居るのも、幸せ…♪」

霊夢「わかるわよ、その気持ち…」

その語らいはどちらともなく寝息を立てるまで続いた
240 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/23(水) 15:23:03.89 ID:0JVAgSkJ0
そのころの鈴仙===================

鈴仙「…世間話はさておき、海洋療法のデータ、纏まりました」

永琳「御苦労さま、この手のデータは幻想卿に無いからね、助かるわ
ああ、それと、血清の為毒液サンプルが欲しいのよ、
そちらに居るドスフロギィに、ギギネブラが良いわね、あとは居ればロアルドロスの亜種かな
兵器娘…彼女達は防衛圏内に入らないと相手してくれないし、冗談で引き込もうかって言ったら
黙って銃器を大小合わせ60はつきつけられたわ…」

鈴仙「それはおし…永琳さんが悪いですよ」

永琳「解ってるわよ、だからお願いね♪」

鈴仙「わかりました、じゃ、明日朝一で帰りますね、体調の程、気を付けて」

永琳「貴女もこの極寒の大地との温度差で風邪ひかないでよ?」

鈴仙「ええ、あっちに慣れるとここは氷を纏ったようです」

永琳「逆にあっちは裸でも苦じゃないって…同じ時の大地とは思えないわね
あ、病原体のデータなら大体搬入されて感染症の心配は無いわ」

鈴仙「万一罹患すると大変ですしね、心強いですよ、ではおやすみなさい」

永琳「お休み〜っと、さて一通り目を通したらお土産のお酒で
お風呂にでも行こうかしらね」
241 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/23(水) 15:55:49.11 ID:0JVAgSkJ0
朝=================================
〜海村〜:広場:

今日も快晴、その日差しの下
今日とどいたばかりの装備を皆で見せあいっこしていた

てゐ「中々のヒットだね、良い仕事するよ」

鈴仙「前は着心地全く考えない装備も多々ありましたからね」

魔理沙「私だけ旧来の奴なんだぜ…」

霊夢「能力は申し分ないんだから我慢しなさいよ…
へぇ、小町達はキリンの奴にしたの…中々似合うじゃない」

小町「こう言う稼業だからね、少しでもリスクは抑えたいのさね、衣玖に藍も同じ奴だね」

衣玖「高いだけあって着心地抜群です、軽いし堅いし
このキリンの素材が私にぴったりで直々に狩ってみたいですね」

藍「最近痛い目に遭わされたからな、コレ位贅沢しても罰は当たらんだろう」

映姫「私はこのフルフルで良いと判断しました」

天子「私もよ」(キリンの奴であの体付きの良い3人と並ぶ勇気は無いわね…)

橙「私はペッコが可愛いなぁって…陸地なら迷彩効果?もあるみたいです」

咲夜「私はこのブナハブラですね、長年着てるものに近いので落ち着きます
腕と頭が特別製ですね」

そして、今日寒村から移転した3人

サニー「一番フルフルが多いのかしら?」

ルナ「あまりお金無かったからね私達」

スター「でもクルペッコで4人組めそうだし良かったじゃない、念願の場所だし」

が加わる、しかし、幽香の姿は無かった
242 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/23(水) 16:13:35.41 ID:0JVAgSkJ0
ナル「あとこれ、霊夢さんにお手紙ですよ」

霊夢「ありがとう、…幽香から…ね」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
拝啓、博麗 霊夢様

いかがお過ごしでしょうか?
此方は自身を鍛え直す為、アオイと戦闘訓練を行っています
連絡が遅れたのは弁解のしようもありません
ただ、負傷その他は無いので安心して下さい
そして、鍛えなおした暁には霊夢、貴女に逢いたい、話したい…
それでは、また逢える日を

風見 幽香
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

霊夢(お、遅れすぎよ、もう…心配したじゃない
でも良かった、本当に良かったわ…)
「グスッ…じゃあちょっと手紙しまって来るから」

魔理沙「おう、まだ料理も来ないしな」

てゐ(幽香の手紙…ねぇ…ホント丸くなったと思うよ)

鈴仙「此処はアツアツねぇ…♪」
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/23(水) 19:33:51.16 ID:GYkQlYAIo
コピペ化できるレベルの臭さ
244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/09/23(水) 20:00:24.20 ID:pYJX+ICp0
東方とモンハンを穢すな、クソ野郎
245 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/24(木) 08:45:00.99 ID:x60nNMRr0
SAに時間かけ過ぎた…締切仕上げて無ければ即死だったな

>>243-244
>>1
>経験者ですが1スレ分しか描写せず療養で4年ほど放置していたので素人同然です

>※キャラ崩壊、あるかもしれません

>それでも見てやろうって御奇特な方はどうぞ!!

折角だしR−18以外に付け加え、明言化しましょう

※空気悪くするだけの暴言を吐かれるような方及び日本語が理解出来ない方お断り

※批判意見は具体的な方向なら歓迎、代案などあれば大歓迎!
=======================================
246 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/24(木) 09:05:21.16 ID:x60nNMRr0
水没林===========================

鈴仙「ここで糸たらせば…っと」

単純な力の問題で釣り上げ役は鈴仙に決定した
他3人は別所にて待機している

鈴仙「鬼とかでも居れば心強いのになぁ…!」

水面に影が映る、その紫と縞々の模様は間違いない、チャナガブルだ
その大きさは畳六畳分はある

鈴仙「…コレは…逃げたくなってきたわ」

目の前の餌に迷い無く喰いついた
そして罠だと解りパニックになるチャナガブル

鈴仙(確かに引きは強い…!!けど、意外に力は無い…やれるっ!!)

チャナガブルは図体こそ大きいがヒレの大きさはそれほどでも無く
むしろ待ち伏せ型であり推力をもってしての狩りをする訳ではない
トラブルもなく釣り上げる事に成功したが
それでも図体はあるので釣り上げと同時に竿も亡くなった

霊夢「いくわよ!」

てゐ「そぉりゃ!!」

魔理沙「任せろってんだ!」

水没林での初大型との戦闘開始
247 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/09/24(木) 11:16:14.10 ID:x60nNMRr0
ご飯も食べたしそろそろ出るかな…っと

>>244
招かれざる客とはいえ来ていただいた誼にとある動画を紹介しましょう
『【モンスターハンター】迷い込んでポッケ村【東方】』って名前だけど
因みに概要は主人公(視聴者)と幻想郷の人がMH世界に行って
主人公を司令塔に殆どのキャラとハーレムしつつクエストクリアしてくって奴です
2Gだけで60話以上のボリュームだし全部見てみたら良いと思いますよ


それで気に入らなければ…お金出してカプコンさんとZUN氏に依頼したら良いと思います
若しくは懇意の執筆者にこんなの書いてーって頼む、
無論不備な所を『具体的に』指摘して頂いて促成栽培するのも手段の一つです
どれも出来ないとなれば・・・どれだけ時間かかるかは知りませんがMH東方作品が出るまで待つしかないかと
いっそ無料且つ誰でも参加オッケーなので「俺が書く!!」ってのも手かと存じます
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/24(木) 13:04:22.71 ID:UtbHCaRw0
荒らしに構うなよ
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/27(日) 23:13:55.87 ID:4DCJruyF0
金をとれるようになるには絶望的
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/09/28(月) 04:00:43.24 ID:C1VU/xeOo
>>1が糞なSSは総じて内容も糞
251 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/01(木) 18:05:49.62 ID:ulC0w6eB0
ぶっとばしてぇ…誰をって?新しい締切持ってきたド阿呆だよ!w
全く少しは病人労れって言うんだよなぁ
そりゃ普通の職に就けない弱者には違いないけどああいう作業では持ちつ持たれつだろうに…ブツブツ
ともかくようやく目処が付いたので再開します
エタらないとは言ったが休まないとは言って無いからね!(キリッ
================================
釣り上げられた苦痛からもだえ苦しむチャナガブル
追い打ちをかけるべく包囲する

鈴仙「まずは…あの目障りな提灯からよね!!」

ダンッダンッダンッ

魔理沙「何か一目で特別な部位って解るな!」

ズドドドドドッ!!!

霊夢「てゐは中距離から出方を伺いつつ、注意をひいて!…おねがいね?」

ズダダダダダダダッ!

てゐ「任せといて…っとぉ!」

ゴスンッ!!

本来結構な耐久力のある提灯も流石に遠距離が三人ともなればあっという間に崩壊する
一方巨体を無為にばたつかせてたチャナガブルはようやく我に帰ったようだ、明らかな怒りの意思を顕わにする

てゐ「な、なにあの棘々〜〜〜!!!」

イガグリのように尖ったその身体、明らかに痛そうだ

霊夢「危険かもしれないけど…頭、おねがいするわ!」

てゐ「も〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!貸し1だからねぇ?!!」
252 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/01(木) 18:18:14.67 ID:ulC0w6eB0
とはいえ陸上も行動可能とはいえ水棲生物
緩慢な動きではてゐの速度に翻弄されるばかり
その間3人は断続的に撃ち続け、目に見えて相手が弱って行くのが解る

魔理沙「結構相性が良いみたいだな!」

霊夢「そう・・・ねっ!!!っと」

てゐ「大丈夫?!」

チャナガブルの突進、遅過ぎて距離を取っていればまず当たるものではない
空振り中もチャナガブルに追撃の銃弾が飛んでいく

鈴仙「こうなると膨らんだ背中はタダの的ね」

霊夢(む…避けた時に顔に泥が…)

足元の水たまりで拭う


その隙を麻痺毒を有する昆虫、ブナハブラは逃さなかった
隙の出来た霊夢に毒を散布、霊夢は一時的な身体麻痺状態に陥る

霊夢「ひゃ…ひゃれ…?!」

このチャンスを逃すほど馬鹿な相手は居ない、チャナガブル二度の突進が霊夢を捉える
253 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/01(木) 18:36:21.03 ID:ulC0w6eB0
魔理沙「っ!!!」

間の悪い事にリロード中であった、これでは注意も引けない

鈴仙「このっ!!!」

催涙弾を叩き込む、が、網膜の上に付く対泥用の膜で難なく防がれる
防御態勢も取れない霊夢は最後のあがきに歯を食いしばる



         ゴスッ!!!!!

てゐ「やらせないっ!!!」

てゐの槌が直撃、チャナガブルは脳震盪でヒレが動かなくなる
慣性の法則で霊夢への接触はあったものの、そのまま衝突されるより遥かに良い

ガチャッ

魔理沙「このぉおおおっ!!!!」

ズドドドドドドドドドッ!!!!!

魔理沙の銃は三脚を立て、魔力を込めた攻撃がチャナガブルを襲う、
満身創痍のチャナガブルにこの攻撃に耐える術は無かった

・・・

だいぶ麻痺も癒え、はぎ取りも終わり、帰路に就く
チャナガブルの衝突そのものは怪我らしい怪我ではなかった

霊夢「…本当に助かったわ、ありがとう、てゐ」

魔理沙「全く見直したぜ!幻想郷に居た頃じゃ想像もつかないな!」

鈴仙「ホントにね…今日の殊勲賞よ?」

てゐ「…えへへ」

完全に照れている、がその顔はとても嬉しそうだ
254 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/01(木) 19:01:29.50 ID:ulC0w6eB0
夕方==============================
〜食堂〜

サニー「霊夢を貸して欲しいの!」

霊夢「と、唐突に何なのよ…」

新しく入った3妖精から霊夢へPTの御誘いらしい

ルナ「いやさ、今日水中に慣れる為泳いでたけど、明日狩りに行こうと思って!」

スター「この防具の修理素材調達も兼ねてクルペッコに行きたくて、経験者で
ガンナーで継戦力の高い霊夢さんが良いかなって」


文字通り姦しく説明して来たものの理屈としては間違って居ない、
サニー、ルナ、スターの3名は全員近接で、てゐでは息を乱しかねない
かといって鈴仙ではクルペッコの雑魚を呼ぶ性質上不安が残る
魔理沙は金策でロアルドロスは相手したもののクルペッコの経験がない

魔理沙「ん、こっちは良いぜ?咲夜でも誘ってみるからさ」

てゐ「む〜…」

鈴仙「じゃ、じゃあ丁度良いので私達で凍土行きませんか?防寒用素材とか手に入るかも…」

凍土、今の霊夢の状態では未だ許可の下りてない地区だ
天子、藍、映姫の混成チームでは人手の少なさから調査が遅れがちでもある

霊夢「…ま、今生の別れじゃないから、すぐ一緒に狩れるわよ」

てゐ「ん…そうだよね」

ぎゅっ

霊夢の手を掴んだその手は、とても温かかった
255 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/02(金) 18:31:26.06 ID:8EoKEUSc0
夜===========================
〜霊夢の部屋〜

霊夢「思えば…変わったと言えば…」
(皆横への繋がりを重視しだしたのと…全体的に何処となく幼くなった?
最近の付き合いって大人のように上っ面重視ではなくて
子供のように本心を曝け出す方にシフトしてきてる感じがする・・・
…異変、ではないわね、だとしたらやっぱり影響は…)

ふぅっとため息をつき、ベッドに寝転がる
波の音が心地よい

 コン コン

霊夢「どうぞー」

てゐ「やほ♪」

霊夢「…まぁ座りなさいよ、私の横だけど」

てゐ「うん」

 ぽふっ

てゐ「…あのさ、入り江の予約、したんだけど………一緒にどう?」

霊夢「…良いわよ」

てゐ「♪♪♪」

その一言に満面の笑みで応えるてゐ、思わず抱きしめる
256 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/02(金) 19:01:52.26 ID:8EoKEUSc0
・・・

てゐ「はい、お茶、知覧茶…だってさ」

霊夢「ありがと」

ふぅーっ、ふぅーっ・・・ズズッ

霊夢「おいしいわね」

てゐ「うん、中々いい匂いだと思う…夢みたい」

色とりどりの淡いランプに囲まれ、雲に居るような気分にさせるベッドの淵に座り
隣同士で肩を寄せながらお茶を飲む

てゐ「今後さ…幻想卿に帰っても…この関係、続けてくれるかな・・・
エヘヘ、私らしくないかもだけど、ずっと一緒が良いんだ」

ちゅっ

霊夢「・・・萃香や勇儀に笑われるわよ?」

てゐ「来年…で済むかなぁ?・・・大好きだよ、霊夢」

霊夢「私もよ、てゐ」
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 19:13:43.59 ID:ltneuUlaO
ガチャ!やっぱりガチャあるんですね!」
「ガチャ!ガチャ!またガチャががが回せるぅう!ヤッフゥゥゥウウウウウア!」
「ガチャァアア!10連続ガチャア!いっぱいいっぱい回すのぉぉ!溶けるぅう!溶けちゃうう!」
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 19:14:13.95 ID:ltneuUlaO
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259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 19:14:41.70 ID:ltneuUlaO
ガチャ!やっぱりガチャあるんですね!」
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「ガチャァアア!10連続ガチャア!いっぱいいっぱい回すのぉぉ!溶けるぅう!溶けちゃうう!」
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 19:15:14.47 ID:ltneuUlaO
ガチャ!やっぱりガチャあるんですね!」
「ガチャ!ガチャ!またガチャががが回せるぅう!ヤッフゥゥゥウウウウウア!」
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261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 19:15:46.16 ID:ltneuUlaO
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262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 19:16:15.87 ID:ltneuUlaO
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263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 19:16:46.84 ID:ltneuUlaO
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264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 19:17:18.14 ID:ltneuUlaO
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265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 19:17:51.58 ID:ltneuUlaO
ガチャ!やっぱりガチャあるんですね!」
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266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 19:19:06.28 ID:ltneuUlaO
ガチャ!やっぱりガチャあるんですね!」
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267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 19:21:27.20 ID:ltneuUlaO
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268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 19:22:07.34 ID:ltneuUlaO
ガチャ!やっぱりガチャあるんですね!」
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269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 19:57:00.33 ID:kqmGvGOZ0
ガチャ!やっぱりガチャあるんですね!」
「ガチャ!ガチャ!またガチャががが回せるぅう!ヤッフゥゥゥウウウウウア!」
「ガチャァアア!10連続ガチャア!いっぱいいっぱい回すのぉぉ!溶けるぅう!溶けちゃうう!」
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 20:03:25.08 ID:kqmGvGOZ0
ガチャ!やっぱりガチャあるんですね!」
「ガチャ!ガチャ!またガチャががが回せるぅう!ヤッフゥゥゥウウウウウア!」
「ガチャァアア!10連続ガチャア!いっぱいいっぱい回すのぉぉ!溶けるぅう!溶けちゃうう!」
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 20:03:52.15 ID:kqmGvGOZ0
ガチャ!やっぱりガチャあるんですね!」
「ガチャ!ガチャ!またガチャががが回せるぅう!ヤッフゥゥゥウウウウウア!」
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272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 21:45:08.83 ID:kqmGvGOZ0
ガチャ!やっぱりガチャあるんですね!」
「ガチャ!ガチャ!またガチャががが回せるぅう!ヤッフゥゥゥウウウウウア!」
「ガチャァアア!10連続ガチャア!いっぱいいっぱい回すのぉぉ!溶けるぅう!溶けちゃうう!」
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 21:45:53.04 ID:kqmGvGOZ0
ガチャ!やっぱりガチャあるんですね!」
「ガチャ!ガチャ!またガチャががが回せるぅう!ヤッフゥゥゥウウウウウア!」
「ガチャァアア!10連続ガチャア!いっぱいいっぱい回すのぉぉ!溶けるぅう!溶けちゃうう!」
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/02(金) 21:48:00.96 ID:kqmGvGOZ0
ガチャ!やっぱりガチャあるんですね!」
「ガチャ!ガチャ!またガチャががが回せるぅう!ヤッフゥゥゥウウウウウア!」
「ガチャァアア!10連続ガチャア!いっぱいいっぱい回すのぉぉ!溶けるぅう!溶けちゃうう!」
275 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/04(日) 15:03:40.80 ID:srmkPBBQ0
霊夢「そういえば、てゐがこの世界に来たときはどうだったの?」

てゐ「…竹林に居たよ、でも妙な竹でさ、節じゃなく大きな菱形の鱗みたいのが連なってるの
とりあえず飛んでみたらさ、周囲が秋みたいになっていて、気が付いたら
上から来た全身銀色の飛竜に出会って翼で落とされて気が付いたらあの寒村に…?
あまりに突然だったし何が何だかわからなくて怖くはなかった、うん」

霊夢「へぇ…」(私と似たような境遇だったのね)

てゐ「その後は…いろいろな意味で凄かったよ」

霊夢「どんなよ?」

てゐ「下級妖怪もずいぶん巻き込まれてたけどこの世界では見ない、どういうことかわかる?」

霊夢「…なんとなく察しはつくけどね」

てゐ「来た早々にモンスターと戦って負けたり、兵器娘と事を構え消し飛ばされたり
争わなかったものの庇護下に居ることを嫌いどこかに去っていって…」

せいぜいドスランポス程度の力量が関の山である下級妖怪ではこの世界生きていくのは辛いだろう
ましてや見知らぬ土地でギルドにモンスターの双方から狙われることになるのだ

てゐ「鬼…とかの中級なら生きてるかもね、勇儀配下とかの鬼なら力量差を悟り自制してるけど…
酒と肉を条件に設営を手伝ってるとか、正直賢い生き方だろうね
出て行った妖怪は…野生(モンスター)化しちゃったりしてね!」

霊夢「やめてよ冗談じゃない…」

対霊・妖怪特化能力の霊夢が単純な生物と戦うだけでも厳しいというのに
生物として変化した鬼などと戦うのは御免こうむる…
現に出てくることになるのだがそれはまた別のお話
276 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/04(日) 15:17:16.58 ID:srmkPBBQ0
てゐ「ちなみに妖怪が事を構えた相手はハンコックとフランクリンの二人
召喚…というか収容術で100体の娘を出して勝負にすらなってなかったね」

霊夢「その100体の娘の特徴は?」

てゐ「猫耳が付いてるのと、短髪のと、長髪?皆金髪だったよ
服は一緒だったからわからないけど、猫耳は機銃と噴進砲、短髪、長髪は爆弾だよ」

霊夢「…わからないわねぇ」

てゐ「…仮説だけど、幻想卿を作る要因になった存在かもしれない」
277 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/04(日) 15:41:54.64 ID:srmkPBBQ0
寒村==========================
〜浴場〜:同時刻:

フランクリン「む?誰かうわさしてるのかな?」

空「そう〜?それはそうと釜焚き問題ない?」

フランクリン「…ん、大丈夫大丈夫、むしろ完璧!えらいえらい!!」

空「えへへ…」

キスメ「でも初め聞いたときはびっくりしたよ、日本に空襲したことがあるなんていうものだから…」

フランクリン「まぁB-29の陰に隠れるけどねぇ〜、そのときに艦載機が見たよ、妖怪とかたくさん」

空「うみゅ…」

フランクリン「その戦いの後だろうねぇ〜、幻想卿なんて出来たのは
科学に産業が焼け野原になった土地をコレでもかって位侵食して
信仰や畏れっていうのが一気に衰退して妖怪や土着神は追いやられていった…かな」

諏訪子「お〜い、お酒持ってきてくれる〜?」

フランクリン「…彼女とかいい例ね

はいはい〜、けど、コレで終わりだからね〜?後は上がってから呑みなさい〜?」

諏訪子「ケチ〜!」

フランクリン「…湿っぽくなっちゃったかな、おつまみ持ってくるから機嫌直して〜」

空「ポポノタンおねがい!」

キスメ「私はフライドポテトね!」

フランクリン「はいは〜い」
278 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/07(水) 01:57:17.67 ID:aZKP2cRk0
・・・
湯気がモワモワと、もう片方はジュウジュウと言わせながら
フランクリンは料理を持ってきた
飲み物はお酒…と思いきやコーヒー牛乳、どうやら二人ともこの味が気に入ったようだ

フランクリン「ほいほいお待たせ!熱いから気をつけて〜」

空「ありがとう〜」

キスメ「ありがとう〜、しかし畏れかぁ…
確かに、昔は何でも神や妖怪のせいにされたりしたけど、
妖怪の介入があっても、医療だ科学で解明できると信じて疑わない…もんね」

料理を受け取りつつしみじみ話す

フランクリン「…別の世界だけど、その畏れエネルギーが枯渇して
その問題を解決すべく立ち上がった吸血鬼のお話もあるよ」

空「ん!聞かせて聞かせて〜♪」

キスメ(お空もすっかり懐いちゃってるなぁ…)
「でも色んな世界に吸血鬼って居るものね」

フランクリン「探せば貴女みたいな娘も居るかもね?
で、私らがそこに行った切欠はフェンリッヒって人に出世払いで依頼されたんだけど
主の為に隠蔽工作…って言うね、ホラ、人間って実は戦時中より平時の方が人殺してたりするからさ
平時の分の魂を引き取るなり偽装するなり消滅させるなりしてくれって依頼
日本だけでも人工中絶だけで当時年100万人、減少してる今でも年20万
参考までに日清・日露戦争の合計戦死者数は10万くらいなのよ、それも殆ど病死、呆れるでしょ」

キスメ「ありゃ〜…途方もない…」

空「うにゅ〜」

フランクリン「戦が却って人を殺さないのも皮肉よねぇ…
と!!こんな感じでハードワークだったけどその中で知りえた話かな
まずその吸血鬼はイワシが好きで・・・」
279 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/07(水) 02:16:57.78 ID:aZKP2cRk0
・・・

フランクリン「で、ブルカノってピンクの髪をした天使と…」

空「うにゅう…」

お空がフランクリンの胸元に抱きつく、フランクリンの前で見せるお眠サインだ

フランクリン「…続きは明日かな」

キスメ「わかった、じゃあ食器を浴場にある分も片付けるからお空の事お願い」

フランクリン「はいっ!と、さて、歩ける?」

空「うみゅ、抱っこがいい…」

フランクリン「畏まりました、甘えんぼのお姫様♪」

お空は満足そうに笑う、感情を表に出さず接するさとりと違い
積極的に感情をぶつけてくる彼女に多大な敬意と好意を抱いている

キスメ(全く…帰ったらヤマメと一緒に寝ようかな…?♪)

片付けに回るが食器や酒瓶はちゃんと持ち帰ったようだ
発つ鳥跡を濁さずの教訓が最浸透してるようで、この頃は点検作業になっている

キスメ(強者は驕らず…を地で行けば言われる前に従っちゃうよね…ん!この分ならいつかまた幻想卿に!!)
280 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/09(金) 01:18:11.52 ID:x0nt8B8+0
海村=============================
〜入り江〜

てゐ「…でもホント夢みたい…今の感じ、絶対に忘れない」

霊夢「…」

てゐ「明日は何かありそうだし、勝手だけど今日はエッチ無しでいいかな?」

霊夢「そうね…なんとなく、明日は大変なことが起きそう」

てゐ「じゃ…」

霊夢「んむ…」

ちゅ… れちゅ ちゅ にちゅ…

霊夢&てゐ「お休み♪」
281 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/09(金) 01:36:23.38 ID:x0nt8B8+0
朝=============================
〜食堂〜

てゐ「じゃ、場所が場所だから先に向かってるね〜♪」

魔理沙「出来たらキノコ採っといてくれよな〜?」

鈴仙「油断しないよう気を付けて?」

霊夢「はいはい、そっちも気を付けてよ?」
(てゐのチームはこの陽気から一気に寒冷地か…咲夜は…武器のチェックしてるわね)

見送ったのを見計らって、3妖精が話しかける

サニー「じゃあ最終確認だけど、まず頭」

ルナ「その次は翼端の火打石…」

スター「後は正面胴体…で合ってるよね?」

三人の武器は小太刀、妖夢のより一回り小さい拵えで
動きは太刀と変わらないが火力が抑えてある分回避力の強化と低火力ながら弾幕の光弾が繰り出せる

霊夢「間違いないわ、じゃあそろそろ行きましょう」
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/10/09(金) 10:25:49.13 ID:ghxKHpa30
真性やん…
283 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/17(土) 09:57:50.79 ID:CFmNoh6z0
PS3でDDONやってましたがメンテ後酷い有様になったので時間が出来ました
これからも装備品作成の合間などに筆進める予定です
>>282
経験値になれば良いのです
=================================

丘を乗り越えた先で滝の傍で水を飲む彩鳥を発見した
こうしてみると生物なのだと実感する

茂みから相手を確認する霊夢たち

サニー「標的はアレでいいの?」

霊夢「間違いないわ」

気配は感じているようだが位置は気取られていないようだ
じりじりと、じりじりと踏み込み…クルペッコが気を逸らした所で妖精3人が飛び出した

サニー「アローフォーメーション!いくよ!」

ルナ「わかった!」

スター「火打石は任せて!」

低空飛行から斬り付ける
頭部、右翼、左翼を同時に切りつけ、脇から散る
その直後に霊夢は頭部へ追い討ちを仕掛ける
簡単に十字の形になることでクルペッコは的を絞れず、ただただダメージを蓄積させていった
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/17(土) 10:21:04.66 ID:CFmNoh6z0
その後お札による攻撃で頭部の破壊に成功
彼女達の協力で随分早く壊せた

サニー「うん!ナイス!」

霊夢「ふぅ…」
(個々で見たら私より非力だけど…連携の高さでそれを補ってる
攻撃機会が今まで見たPTより遥かに多い
連携・・・かぁ、幽香やてゐとかと今度相談してみようかしら?)

こうなればもうこちらのもの、目に見えて隙が大きくなりクルペッコの焦りが隠せない
勇敢、そして冷静な3妖精の力によりドンドン追い詰められていく

スゥ

ゴァアアアアアアアアアアアアァァッ!!!!!

霊夢「!?」

クルペッコの鳴き真似、だが、聞いた事の無い声だ
ドスジャギィより遥かに大型の・・・
勘が、この声は危険だと告げる
しかし、このPTでは止める事が出来なかった
近くに居た3人は耳を塞いでいて動きがとれず※霊夢の火力では足りなかった
(※実際には要耳栓ではありません)

ルナ「…ねぇ、この声って」

スター「うん、聞き覚えが…」

霊夢(少なくとも未知のモンスターではないのは確かなようね…)
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/10/22(木) 04:01:12.62 ID:ug5RfrTK0
声のするほうに顔を向ける、太陽を遮り、大きな影を生み出す
太陽から降りてくるなり全容を明らかにする
丸太のような大きな尻尾、レミリアの翼をより攻撃的にしたその形
強靭な脚に背中には棘が生え、小さめの頭に頑丈そうな顎が備わる

サニー「り、リオレイアっ!!」

それは霊夢が今まで見た中で一番…いや、3番目に強そうな相手だった
『紅の隻眼』や正体不明の巨大モンスターには及ばないものの
相当の力を持ってる事はわかる

ルナ「どうするの霊夢!指示お願い!!」

霊夢「…リオレイアを警戒しつつクルペッコを集中攻撃、もう虫の息よ!
その間私がコイツをひきつける!」

ルナ「わかった!」

霊夢「あとリオレイアの情報あったらお願い!」

ルナ「コイツの尻尾及びサマーソルトには気をつけて!仕草は見逃さないように!
特にサマーソルトは一発で一回休みになっちゃう程だから!」

霊夢「わかったわ!」

ズダダダダダッ!

威嚇射撃で注意を引く、一時的とはいえ、リオレイアとの一騎打ちが始まる
286 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/22(木) 04:13:31.64 ID:ug5RfrTK0
霊夢とリオレイアが睨み合う、威嚇射撃を抜きにしても見逃してくれそうに無い

スゥ


ゴガァアアアアアアアアアアアアァァッ!!!!!


生の声はまた格別…ということか
大気を震わせ水辺が波立つ

霊夢「やるだけやってみせようじゃないの!」

鋭い爪が大地を削り、こちらに駆けてくる、これくらいの速度なら何と言う事は無い
すれ違いざまに札を羽に4発当てる
それなりには効いているようだが燃える様子は無く、耐熱性であるらしい

ズダダダダダダッ!!!

そのまま集中して銃撃を加える
頑強な鱗は貫通を許さずダメージはさほど与えられてない

睨み付けるリオレイア、お互い小手調べといったところだ
287 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/22(木) 04:31:35.29 ID:ug5RfrTK0
再び突進してくるリオレイア、かわす体制に入る霊夢
何て事は無い…と思った刹那急に脚が止まる
危険を察知し真上に跳ぶ

ブゥンッ!!

ドガァッ!!!

尻尾をなぎ払い、その先にあった地面が抉れる
贔屓目に見ても、鬼の一振りくらいの攻撃力はある

霊夢(なるほど…こんなの食らったら骨折じゃ済まなそうね…)

そして後ずさるリオレイア、距離をとる霊夢
繰り出されたソレは電光石火の勢いで一回転、これが話に聞くサマーソルト

十分に距離をとっていた、が、リオレイア自身も気付かぬうちに水辺に尻尾をつけていて
その水飛沫、それもリオレイアの毒のある飛沫が霊夢の右目に進入る

霊夢「きゃぁあっ!!」

激痛で右目が開かない、左目は無事だが苦痛で視界がぼやける
しかしその僅かな視界で何とかするしかない
距離をとるが燃えるように右目が熱い、少しでも気を抜けば気絶してしまいそうだ
そして気絶の先に待っているのは…
288 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/10/22(木) 04:49:55.51 ID:ug5RfrTK0
サニー「おまたせ!!」

リオレイアの尻尾に一太刀入れつつ3妖精がやってくる

ルナ「怪我は無いようだけど…毒かな?スター!」

スター「わかったよ!」

腰のポーチから小瓶を取り出し、飲む
その瞬間嘘の様に霊夢の目から痛みが消える

霊夢「・・・!」

スター「便利ね、この防具の広域特性っての」

ルナ「念のため私も…」

今度は穀物のようなものを噛み砕く

ルナ「これでかすった程度なら何でも無くなるよ、直撃は避けて?」

サニー「じゃあいきましょ!コイツも手土産に!」

霊夢「…ありがとう」
(まだ片目は開かない…か、距離感はつかめないけど
的があれだけ大きいし誤射せず当てるくらいなら出来る!)

こうして対リオレイア第2Rの幕が上がる
289 :tgtwg :2015/10/22(木) 05:23:36.24 ID:S7s53KRD0
上野東京ライン開通によるダイヤ配分の考察

https://www.youtube.com/watch?v=WFynvpQMtbg
……………………

290 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/11/05(木) 17:32:23.00 ID:DCY2FV9e0
最近寒くてペースの落ちた仕事やら優先してるとペース落ちる…
今日(不自由な体での仕事)も明日(挑戦)も必要だからどうしようもないですが
=========================
形勢は良くなった物の攻撃が軽く、決定打に欠ける霊夢側
捉えきれていないものの、一撃で人間、妖精を戦闘不能にする力を持ったリオレイア
単純な戦力で言えば5分5分である

ガァアアアッ!!

何より厄介なのがこの強靭な肢体を生かした突進
位置が大幅にずれることで霊夢の陰陽機銃の適正距離や
3妖精の攻撃位置固定まで時間と体力を消耗する

ゴウゥッ!ガァッ!!ゴァアッ!

ダァンダァンダァン!

そして火球を連続で放つ、しかし勘が鋭く、弾幕戦に慣れてる霊夢は片目でも避けることが出来、
3妖精は経験者故にこの程度ではまず当たるものではない
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/06(金) 19:10:14.49 ID:X7KtX5jT0
執拗な自分語りとか罵倒レスにほぼ全部返信とか内容以前の問題だな
内容は面白いつまらないじゃなくて怖い まともな精神でこんな文書けない 
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/11(水) 18:32:19.14 ID:5Kvi0u8r0
針妙丸「あうう!」ドカッ

正邪「ふん…この"打ち出の小槌"さえ手に入っちまえばお前は用済みよ」

正邪「加えて今まで手に入れた反則アイテム達!これさえあれば何不自由なく暮らせるぜ!」

針妙丸「うぐ…ま、待ちなさい…!」

正邪「誰が待つもんか!あばよ!」







ケンシロウ「それを、よこせ…」

針妙丸「!?」

正邪「!?」
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/11(水) 18:41:33.10 ID:5Kvi0u8r0
正邪「あ、ああ…一つだけならやるよ。まあそんな怖い顔すんなって…」

ケンシロウ「全部だ…」

正邪「えぇ!?そ、そりゃないぜ。元々これらは、私のもんだよ」

ケンシロウ「全部だ!」

正邪「こ、この野郎!死ねぇ!」

ケンシロウ「全部だ!」ゲシィッ

正邪「ぐぎゃっ!」ドサッ

正邪「ち、ちきしょー!覚えてやがれ!」ダダダダダ

針妙丸「す、すご…あ、あの!ありがとうございます!」

針妙丸「おかげで、打ち出の小槌も、正邪の持っていたアイテムも全部戻りました!」







ケンシロウ「それを、よこせ…」

針妙丸「!?」
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/11/11(水) 22:14:29.73 ID:5Kvi0u8r0
針妙丸「だ、駄目ですよ!これだけはっ…」

ケンシロウ「お前は、目が見えぬのか…全部だ」

針妙丸「駄目ですって!この打ち出の小槌は使いすぎると不幸になる代物で」

ケンシロウ「分かっている。今度ばかりは、生きて帰れぬかも知れぬ…」

ケンシロウ「だが、俺にも後退は無い!」

針妙丸「あ、あわわわわ…」

ケンシロウ「全部だ!」







紫「待ちなさい」 ニュイーン

ケンシロウ「ん?」
295 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/11/17(火) 08:54:25.15 ID:lWqpkkdW0
291さん
はじめてだから罵倒レスの扱いもわからなくて・・・

それはそうと、ようやく時間のめどが立ったものの、シフトキーが使えなくなったうえ、変換候補も出なくなり
辞書の修復も効果ないのでいったんきゅうしします


pcかいかえてこのスレいきのこってたらつづきをかかせていただきますが、
だめならかんぜんオリジナルか、ぶたいをディスガイアやelonaにしてみようかと
296 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/11/17(火) 09:05:45.04 ID:lWqpkkdW0
矢印動かすとハイフン出てきて平仮名だけでも覚束無い、
せめてshiftキーさえ…
まさか初投稿の4分の1でこんなになるとは思わなかった…

297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/11/17(火) 12:18:11.61 ID:4cmxLA7kO
いつ頃までに帰ってくるのかを教えてくれればみんなでひっそりと保守してるよ
298 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/11/17(火) 22:01:24.20 ID:lWqpkkdW0
>>297
ありがとうございます
調査の結果キーボードが壊れただけでした
今使ってるUSBのキーボードも不安が残るので12月初頭には買い換えます

因みに戌の日でストーブ解禁したので今後溜まりそうな作業を1買い換えるまでに平らげておきます
==================================================
299 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/09(水) 00:16:59.18 ID:l3LIikru0
===============================

・変更のお知らせ

・これよりMHXの世界観も取り入れた展開を続けます

・妖精の立ち位置はニャンターに似た感じになりました
武器種類の多いニャンターと思っていたっだけでば幸いです

・今後の展開は微調整するものの大まかなストーリーに変更はありません

ご理解とご協力をお願いします
===============================
300 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/09(水) 00:35:43.34 ID:l3LIikru0
霊夢は焦っていた、怒り状態に入ると敵の攻撃の鋭さが増し
片目で相手の攻撃に対処するため有効打が入らず
このチームは飛竜相手に長期戦が出来るほどの技量はない

サニー「このままだとこっちが不利ね、どうするの?」

霊夢「…せめて、隙があればいいんだけど…」

隙を作るための火力が圧倒的に不足している
撤退すれば後始末はバックアップに回っている兵器娘達が何とでもしてくれる
が、まだ負けたと決まったわけではない
相手も致命傷は無いとは言え浅くない傷を負い
焦りが攻撃を乱雑なものにさせる

ルナ「…ちょっと試したいことがあるんだけど、いい?」

スター「どうするのよ?」

ルナ「上手くいけばこの勝負、私たちの勝ちよ」

サニー「駄目だったら?」

霊夢「…撤退ね、悪いけどもう片方の目にも負担が来てるわ」

サニー「わかった、何をすればいい?」

ルナ「回復と、解毒お願い、場所が場所だからね…」
301 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/09(水) 00:48:43.30 ID:l3LIikru0
霊夢「じゃあ、牽制いくわよ!」

シュッ     ドンドンッ

爆裂札でレイアの注意を引く、まだ回避に徹すればどうとでもなる

ルナ「あと少し…っ」

3妖精の技によりルナのみが認識外になる
あとは完全にルナの存在がレイアから抜ければ成功だ

ルナ「今だっ!」

ガッ!!!

大地を蹴り素早く飛翔、背後の棘を掴む

ガァオッ!!?

面食らったレイアは暴れ、振りほどきにかかる

ルナ「くっ!!」

暴れることにより猛毒の棘が刺さり激痛が走る
すかさず広域治療により傷は塞がり、毒は抜ける

ザクッ!!ザクッ!!ザクッ!!!!

甲殻の隙間から刃を突き立てる、効果は絶大だ
レイアから悲鳴のような怒声が聞こえる
302 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/09(水) 01:11:10.82 ID:l3LIikru0
立て続けにダメージを負い、激痛により立ち続けることが出来なくなったレイアはその場に崩れ落ちる
この千載一遇のチャンスを逃す者は誰一人としていなかった

サニー「お腹ががら空きよっ!!」
渾身の力を持ってサニーの刃が腹部を突き立てる、これ以上ない手応えだ

スター「尻尾はもらいます!!!」
基本的な上段切りで相手の組織を断ち切っていく

霊夢「いっけええええっ!!」
陰陽機銃の頭部への零距離射撃、重心の負担を顧みないフルオート射撃を開始する

ギャオォオオオオォォォッアォオオオォォォォッ・・・・

ズゥン…

断末魔の悲鳴を残し、レイアは息絶えた

サニー「か、勝ったぁ…」

ルナ「萃香と一緒の時より私たち活躍できたわね!」

スター「こ、こわかったぁ…」

霊夢「う…くぁ…はあっ、はぁっ…げほっ」

サニー「ちょっと大丈夫?」

外傷は無いが顔面蒼白で明らかにこれ以上の行動はできそうにない
どうやら最後のフルオートがたたったようだ

霊夢「心配…ないわ、ちょっと疲れただけ、ごめん、ちょっとだけ横になるから…」

スター「わ、わかった、私が膝枕する、帰りの準備ができるまで休んでて」

3人で柔らかそうな草地まで運び、霊夢を寝かせる
淡々と帰る準備を終え、一休みしてから帰路に就く
303 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/09(水) 01:30:57.95 ID:l3LIikru0
霊夢の部屋========================            
〜夕方〜

帰るなりベッドに倒れこむように突っ伏す
同時期に帰ってきたてゐにより慣れた形で鎧を脱がせ
鈴仙とてゐにより改めて診察する

鈴仙「これは…」

てゐ「あぅう、霊夢〜…」

ミア「どうかニャ…?」

鈴仙「えぇ、処置に問題はありませんし、毒も抜けてますが…
当分狩りは止めておくべきでしょうね」

てゐ「水と混ざった事で眼球全体にダメージがいってるんだよね
ししょ…永琳の薬でも全治2〜3週間かなぁ」

ミア「ん…」(失明じゃなくて良かった…)

霊夢「…ん、お水、くれる?」

てゐ「わかった、ちょっと待ってて」

鈴仙「と言う事で、薬を取りに向かいますね」

ミア「ちょうど広場に百式司偵が居るから伝えるといいニャ、今此処にいる中で一番速いニャ
名前は八重っていうから呼べば一発ニャ」

鈴仙「ありがとう、じゃ、行ってきますね」
304 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/09(水) 01:46:05.95 ID:l3LIikru0
百式司偵、後部座席
ナルの倍以上の速度で飛んでいる、凄まじいGが鈴仙を襲う
胸が押さえつけられ骨が軋む

鈴仙「ちょっと…もう少しゆっくりっ!!」

八重「ごめんごめん、これくらいかな?」

数十秒後に目の前の計器が700kmを切る、だいぶ楽になった

鈴仙「文と競走するつもりなの?この飛行機は…」

八重「公式飛行記録では平均時速700km以上だからね、それでもって当時よりさらに性能上がってるからさ」

彼女は排気タービン過給機付きの最終型が基礎になっている

鈴仙「呆れるわね…」

八重「もっと速い娘もいるけどね、今はまだ外に出せる段階じゃないかな」

鈴仙「まったく戦争サマサマねぇ」

八重「あはは、とは言え私は殺傷したことないけどね」
305 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/09(水) 01:51:51.62 ID:l3LIikru0
八重「ん?ちょっと通信が…ふんふん、わかった」

鈴仙「?」

八重「帰りは前方座席に移ってくれる?一人乗っけて来て欲しいってさ」

鈴仙「へぇ…」

八重「計器や操縦桿に触らないでね?墜落すると私は凄く痛いで済むけど
貴方達じゃ…十回休みはしちゃうよ」

鈴仙「わ、わかったわ」

八重「そろそろ中間地点だよ、あと少し頑張って」
306 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/09(水) 02:36:39.49 ID:l3LIikru0
同時刻:兵器娘本部

ジリリリ・・・

???「はい、こちら兵器娘本部です」

???「む、ツバキか?なら話は早い、契約内容の追加を頼みたいのじゃ」

ツバキ「どのような内容ですか?」

???「村付きもままならない慢性的ハンター不足を飛行船による機動力で補おうと思ってな
その飛行船の護衛を頼みたいんじゃ、相手は飛竜、古龍になる」

ツバキ「わかりました、規模はどれくらいですか?」

???「ハンター用に4つの拠点を行き来できるようにし、狩場までの直接降下も頼みたい
現状20隻の飛行船を運用しておる」

ツバキ「わかりました、それなら航空兵力中心に400の増員を送ります」

???「感謝する、費用はどれほどになるかの?」

ツバキ「1年で2億4000万ゼニーですね、ただし新素材の研究や武具の開発データで割引させていただきます」

???「ぬぅ…背に腹は代えられんな、わかった、支払おう」
(護衛飛行船もままならない今飛竜に見付かれば落とされて計画ごと頓挫してしまうからのぉ)

ツバキ「ありがとうございます、では翌日には編成し、トンドルマへ…」

???「おぉ、待ってくれ、ベルナ村に送ってもらいたいのじゃ、そこの龍歴院のハンターが第一尖兵なのでな
では、頼んだぞ」

ガチャ

ツバキ「飛竜、古龍ねぇ…特に古龍相手なら単発攻撃力に航続距離を考えて
ミッチェルG型にキー102、キー109、キー83にP−38、深山辺りかな?
航路によってはJu87Gやシュトルモビクも生きてくる
中間が海域なら空母を配置するのもアリ…何にせよ小規模だしすぐ集まるね
それこそディスガイアの対ロスト支援に比べたら…うん
ま、アッチはその分お金払いは良いんだけど」
307 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/13(日) 01:12:16.92 ID:Btzjajgg0
寒村===================
〜深夜〜 仮設病院

・・・

永琳「リオレイアの毒による眼球損傷への薬ね…丁度ストックがあるわ、持ってきなさい」

鈴仙「ありがとうございます、あとこれが、頼まれてた向こうの毒生成物の毒三種、フロギィとドスフロギィにギィギ
そしてギィギ自体です、残念ながら成体には未だ出会ってませんが、幼体よりも強力な毒であることは確実でしょう」

永琳「ありがとう、これで色々研究が進むわ」

鈴仙「あとはお土産ですね、向こうのお酒とデルクスのキモです」

永琳「ありがと、じゃあ今日はお風呂で一杯といきましょうか」

鈴仙「はい、喜んで…そうそう、明朝出発なのでお手柔らかに」

永琳「そう…また今度ゆっくり時間作りなさい、輝夜も寂しがってたわよ?」
308 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/13(日) 01:27:11.54 ID:Btzjajgg0
寒村==================
同時刻 〜食堂〜

霊夢の穴の分誰か一人埋める事となった、が、特に誰かとは指定されなかった
つまり朝までに誰か見繕う必要がある

八重(とはいえ結構チーム組んでたりするなぁ…ダメならダメで良いとは言ってたけど…はてさて
ん?実力者が一人で、チャンス!)

幽香「…あら、どちら様?」

八重「八重って名前だよ、よろしく、さっそく本題だけど海村に行くつもりはない?」

幽香「…どうして?」

八重「ちょっと負傷者が出ちゃってね、穴埋めしてくれると嬉しいんだけど」

緑髪の少女は表情を曇らせ考え込む

幽香「良いわ、この一杯飲んだらアオイに伝えてくる」

八重「ありがと、じゃ、明朝に迎えに行きますよ、荷物は後で送るから心配しないで、部屋は…」

幽香「あら?もう確保してあったはずだけど?」

八重「え?」
309 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/13(日) 01:52:48.59 ID:Btzjajgg0
・・・

八重「そう、要請で一旦戻ってきたのね」

幽香「厄介なトカゲにコケにされたから、ちょっと武者修行をね」

八重「しかしその相手がアオイが相手とか考えたくないなぁ…」

幽香「…確かに底抜けた強さは持ってるわね、おかげで随分腕は上がったと思うけど」

八重「で、最終的にどこまで腕を上げる心算だったの?」

クスリと笑いながらこう応える

幽香「勝てるまで…かしら?」

八重「気の長い話ね」(姉よりずっと弱いけど傾世元禳に類する力もあるし…
最も姉は禁鞭に加え天候操作の力もあるから始末に負えないんだけどね)

幽香「そうね、このままじゃ霊夢がおばあちゃんになっちゃうし、そろそろ顔も見たいわ」

八重「・・・そっか、きっと、絶対喜ぶよ」

幽香「ふふ…丁度杯も空いたし行ってくるわ、明日はよろしくね?」

八重「飛行機だけど大船に乗ったつもりで期待してて」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/12/15(火) 18:14:48.17 ID:8fJRm30XO
おかえり
311 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/18(金) 06:45:37.52 ID:ku1vpYll0
>>310
ただいまです、おまたせしました
==================
〜翌朝〜

幽香「へぇ?なかなかスマートじゃない」

ちょっとした草原にエンジンを二基積んだ白銀の小型機が止まっている
朝日と周りの霜に輝き、暖機運転も終わりいつでも飛び出せる状態だ

八重「ありがと、じゃあ乗って〜文字通り一っ飛びでたどり着くからね
あと、操縦桿その他は触らないように!私が運転するからね」

幽香「わかったわ」

八重「旅客機と違って窮屈なうえ飲み物とか気の効いたものはないけどまぁ我慢して」

フワリと飛び上がり、座席に座る

幽香「ん・・・ほんと窮屈ね」

八重(お尻が大きいって言ったら怒られそうだし黙っておこう…)

鈴仙「私は引き続き後部座席に乗るわ、よろしくね」

八重「うん、じゃ、シートベルト締めて、いっくよ〜」

数百mの距離を駆け上がり飛び立つ、その後の急加速に幽香が面食らったのは言うまでもない
312 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/18(金) 06:58:11.47 ID:ku1vpYll0
幽香「まったく、胸に石抱いたみたいよ」

八重「ごめんなさいね、私の取り柄ってこれくらいしか無いからつい」

鈴仙(最初よりは…マシかな)

幽香「まぁこの貴重な体験に免じて許してあげるわ、雪山がもう遥か向こう、この速さはそう味わえないし」

高度3000mを飛翔中、九七式に比べだいぶ低いのは追いつかれる心配がないという自信の裏付けである

八重「…」

幽香「どうしたのよ?」

八重「3時方向…右手側、見える?」

鈴仙「ええ、知らない竜が居るわ」

八重「距離もあるうえ追いつかれる事は無い…か」

幽香「ど、どこよ?!」

八重「足元に双眼鏡は無い?」

幽香「この眼鏡みたいなやつね・・・・・・あ、見つけたわ」

八重「今度機会があったらじっくり見物しましょ、今は海村までいくわよ!」

その竜は程なくして遠ざかる、この世界は本当に色々な生物が居ると改めて認識させられた
313 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/18(金) 07:11:40.21 ID:ku1vpYll0
その後何事もなく海村に到着
着陸予定地付近に一人の少女が立っていた

霊夢「待ってたわよ…って幽香!」

幽香「!!」

彼女の目に飛び込んだのは愛する者が眼帯をしている姿
眼の付近が内出血を起こし、軽い怪我とは言い難い

霊夢「〜〜…恥ずかしい所見られちゃったわね」

幽香「・・・」

無表情を装うが内心とても動揺している幽香

鈴仙「感動の再会は解るけど、ちょっと霊夢を借りるわ」

ポーチから点眼薬を出し、霊夢の目に投与する

鈴仙「あとは、この丸薬を1日昼晩に3錠、ちょっと大きいけど噛み砕いちゃ駄目ね…
じゃあ私は今後の計画の打ち合わせがあるから行くわね」

霊夢「ありがと…まぁ積もる話もあるし、部屋行きましょうか」

幽香「そうね…でも、生きててくれて良かったわ…本当に」

ちゅっ  くちゅんちゅ…ちゅる…

八重(おーおー、見せつけちゃってまぁ…///)
314 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/18(金) 07:28:56.97 ID:ku1vpYll0
霊夢「ふー、やっぱり暑い」

幽香「ええ」

部屋に着くなりお互い服を脱ぎだす

霊夢「そうそう、今朝伝達されたことなんだけど、この村内と一部の海岸以外、服を着用するようにだって」

幽香「あら?それはどうして?」

霊夢「なんでも飛行船の積極運用が他の集落で取り入れられたらしくって要は覗き防止の為ね」

幽香「ふぅん、ま、敷地内から出なければ良いんでしょう?なら問題ないわ、で、これからどうするの?」

霊夢「治るまで村の中に居るわよ、今日は釣りの予定かしらね、幽香は?」

幽香「ひまわりちゃんとの戦いで武器の調整をしてるから来るまで狩りはお預けね、久々に水入らずで楽しみましょうか♪」


てゐ「…むぅ」

鈴仙「まぁ、今日くらいは譲ってあげなさいよ、それより寝ておかないと夜の狩りで身体持たないわよ?」

てゐ「はいはい、こういう時薬って便利だと実感するよ」
315 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/18(金) 07:45:39.73 ID:ku1vpYll0
・・・

霊夢「そうそう、武器の調整と言えば…」

幽香「ええ」

霊夢「今度私の武器も新調しようと思ってね、今回の件で威力不足を感じたし」

幽香「そうそう、どんな相手だったのよ?」

霊夢「リオレイアだったかな?硬さも体力も今までの奴とはケタ違いだったわ」

幽香「そう…良い判断よ」

霊夢「とは言っても制御の問題で少ししかパワーアップできなかったけど、じっくり鍛えるしかないのよね」

バシャッ!!

霊夢「お、ドスハリマグロかしら?すぐ冷やすべきだって聞いたから届けてくるわ!」

幽香「ええ、転ばないようにね」
316 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/18(金) 07:59:21.87 ID:ku1vpYll0
ミア「やっ」

幽香「貴女…か」

霊夢が離れるタイミングを計ったように出てきた、幽香だけに用があるようだ

ミア「怒ってるかにゃ」

幽香「少し…ね、貴方達の力ならああなる前に止められたでしょ?」

ミア「・・・・まぁにゃ」

幽香「そう………私は怖いわ、これだけ恐れるのはこの世に生を受けて初めてかもしれない
ひまわりちゃんと対峙し、敗北した時でもここまで怖いと思わなかった
それと同時にこうして霊夢と釣りをしてる時間が幸せ、どうしちゃったのかしらね?」

ミア「ん…」

・・・

幽香「吐き出したらちょっとすっきりしたわ、今回は完治に免じて許すわ」

ミア「ありがとにゃ、じゃ、この辺で」

幽香「…貴女も中々いい友人ね、魅力的だわ」

ミア「…ん、またにゃ」
317 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2015/12/26(土) 06:50:51.17 ID:D3i/EJNl0
・・・
〜食堂付近〜

霊夢「あら、ミアじゃない」

ミア「にゃ、例の件で報告しようと思ってにゃ」

霊夢「武器のこと?」

ミア「そっちじゃないにゃ、スペカみたいなものを作成できるスペースは無いかって事でようやく目処がたったからにゃ」

霊夢「!それ本当!?」

ミア「ニャ、とはいえ土地整備まで時間はかかるし博霊神社みたいな気脈があるかどうかもわからにゃいけど
とある件で領有地が広がってにゃ、見たことない仲間も増えるにゃ」

霊夢「へぇ・・・」

ミア「あと、この件はもし霊夢が見てダメにゃらこれまでだから、あまり言わないでほしいニャ」

霊夢「わかったわ」

ミア「じゃあ今のところそれだけにゃ、お大事に」

霊夢「ありがとうね」
318 : ◆vDejidqJ6g [saga]:2016/01/06(水) 00:11:17.98 ID:WJxF4mB50
〜釣り場への道〜

霊夢「…ん?」

ふと見れば見慣れない娘が二人、寄り添っている、一人は私くらい、もう一人はチルノ位の大きさだ
身長のある方はてゐ位の実力がありそうだけれど、もう一人の実力が測れない
一つ言えるのは万全の状態でも勝てないと言う事だけ

???「…と、いうことで教練所における不満点を挙げてください」

??「ん〜、やっぱり頑丈な土地が良いな、私の主砲でも耐えそうな…」

???「無いです、そもそもゴーイチなんて使ったら訓練になりません」

??「冗談だよ〜、候補はここにこことここだよね?機密の点から言っても…」

どうやらこの周辺に本格的な訓練所のようなものを立てるようだ
ただ、その様子は暖かく、見てるこっちまで居心地が良くなってくる

霊夢(私も幽香やてゐとあんな感じでいられたら…)

ふと、足が止まってるのに気が付き、足早にその場を去る
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