【Elona】勇者「ノースティリスを守る!」

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1 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/03/21(月) 12:45:00.05 ID:cnkjSfHlo
【Elona】勇者「ノースティリス?」【魔王勇者】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363980475/

の続編です

・少し地の文あり

・独自解釈やご都合展開あり

・シリアス寄り

です。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458531899
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/21(月) 12:48:05.95 ID:cnkjSfHlo



ーパルミアから北へ40マイル地点ー




勇者「いい加減機嫌直せって」


黒天使「……なにが?妹と再開して、記憶を取り戻して、君らだけで夕飯食べて、結局夜明けまでボクを放置してた事かい?」

黒天使「それなら全然気にしてないよ!全然!全く!これっぽっちも!ね!!!」


勇者「悪かったって……」


妹「ねぇお兄ちゃん、コイツも例外?」


勇者「あぁそうだ、例外だ。仲良くしてくれよ〜……」


妹「ふーん、……スカートのくせに空なんか飛んじゃって。実は露出狂なんじゃないの?それにあざとい、羽が」

勇者「話聞いてた?」


妹「お兄ちゃん、上見ちゃダメだからね。目が腐るからね」

黒天使「……マスタぁ、いくらマスターの妹とはいえ殴っていいよね?」ブンッ

ヒョイ

妹「もう殴ってるよ〜当たるわけないけど。……それにさー、ツインテールやめてくれない?被ってるから」

黒天使「君がやめれば早い。いっそスキンヘッドとかどうだい?」ブオンッ

妹「いやいや、アナタにはちょんまげとか似合うと思うよ」ヒュッ

黒天使「あいにく異世界の髪型なんて知らないから、実演してみせてよ。そんでずっとそのままでいいじゃん」ブンッ!

妹「その淫乱色の髪には絶対ちょんまげ似合うよ〜やってあげるよ〜〜」ヒョイッ


黒天使「あははははは」ブオンッ!

妹「あははははは」ヒョーイ

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/21(月) 12:52:45.00 ID:cnkjSfHlo



黒天使「ぬおおおおおおおおおおおおお!!!!!」ブンブンブンブンッ!

妹「今晩は鳥のからあげに決定!」ヒュッヒュッヒュッヒュッヒュッ





勇者「あぁ……また始まった……」



少女「勇者さん」

勇者「あ、これからはユウでいいよ」

少女「ほんとですか!?じゃ、じゃあ……ユウ……さん」

勇者「あいよ」

少女「ぉぉぅ……えと、記憶……戻ったんですよね?」

勇者「……あぁ。俺の生い立ち、妹、俺の仲間……魔王ベルネム……」

勇者「そして、この世界に飛ばされた時の経緯。全て思い出した」



少女「……よければ、話してもらえませんか?」

勇者「いいよ。神々の休戦地まではあとどれくらいだ?」

少女「少なくとも後20マイル、半日はかかるかと」

勇者「なら十分だな。どこから話そうか……」






勇者「そうだな……まずは俺の居た世界について」



4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/21(月) 13:04:30.69 ID:cnkjSfHlo






俺の居た世界では、人間界と魔界という二つの世界が対立していた。


人間の住む世界・人間界。

魔族の住む世界・魔界。


魔族はモンスターを人間界に送り込み、人間を駆逐または支配しようとしていた。

人間もまた、力ある者を魔界へ送り、魔族やモンスターを駆逐・支配しようとしていた。


両者のパワーバランスは拮抗していて、引かず引かれずを保っていた。


しかし百年前、魔界に王が誕生した。そう、魔王ベルネムだ。

魔王の出現と同時に、モンスターの強さが桁違いに上昇した。


魔界に近い国が次々と襲われ、支配されていった。


百近くあった国は……もう数える程しか残っていなかった。




人間界滅亡までの秒読みが始まった時、対抗できうる人間が現れた。


それが俺達だった。



俺達は国々を魔族の支配から解放していき、魔界・魔王城へ……そしてついに魔王を追い詰める事ができた。



だがあと一歩のところで魔王がゲートを作り出し、そこに居た全員を異世界へ飛ばしたんだ。



おかげで仲間と離れ離れになり、俺はしばらく記憶を失っていた……


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/21(月) 13:05:01.70 ID:cnkjSfHlo



少女「そして、今に至るというわけですか」

勇者「ああ。まさかここが、魔王……いや、邪神ベルネムが元々居た世界だったとはな」

勇者「ゲートに巻き込まれる直前、奴はこう言っていた」


勇者「『我の本当の名は"邪神"ベルネム!!600年前!この地に追放されてやってきた!!』」


勇者「……と。」


少女「……あ!ジャビ王の言っていた"伝承"って!」

勇者「うん。おそらくあの言い伝えは本物だ」


勇者「奴は追放された後、500年間力を蓄えていたんだ」

勇者「そして準備が整った時、魔界に王として君臨し、魔物達に力を与えた」

勇者「俺達は奴を倒す為に城へ向かったが……結局は奴に利用されて"ゲート"を開かせてしまった」


勇者「結果的には、俺の居た世界は今平穏を取り戻しているはずだ。魔王はいなくなったんだからな」



勇者「だが」



勇者「このままではこの世界までもが、俺の居た世界のように破滅の一途を辿りかねない」


勇者「だから俺は……今度こそ邪神ベルネムを倒し!」



勇者「ノースティリスを守る!」


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/21(月) 13:22:27.78 ID:cnkjSfHlo













ーダルフィー




どこかの薄暗い倉庫の中、とある男女が商談を進めていた。




「例のブツ、どうなってる?」

「あは♪準備できてますよ♪」バサッ!



女は目の前の物に被さっていたシートを取り去り、男に見せる。



「……ふむ。威力は?」

「街一つ、跡形もなく♪」

「……素晴らしい。商談成立だ」

「まいどあり♪」









「パルミアに、赤い花を咲かせましょう♪」










7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 13:23:24.75 ID:cnkjSfHlo
*保存*
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 13:44:01.43 ID:yA61we/Vo
乙でおじゃる!
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 13:49:18.17 ID:svHkBggBo
乙乙
妹ちゃんはかわいいなぁ
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 16:31:31.87 ID:GR1pM7Vgo


そのニュークリアは自宅で緑髪のエレアを吹っ飛ばすための物だろ?
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 17:58:36.68 ID:jAI9tLYzo
今夜は眠れないな
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 20:27:02.91 ID:CL0wZ/RTO
乙でおじゃる
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/23(水) 19:14:57.25 ID:2Jn7hXN8O
続き気になる!
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/23(水) 19:18:09.95 ID:jssiKY2co
>>13
うるせぇsageろks
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/23(水) 19:36:40.68 ID:5NEZ/X/o0
まとめに載ったから荒らされそう
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/23(水) 20:37:57.11 ID:Zv6SxkNF0
そんなことはどうでもいい
続き楽しみ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/25(金) 14:50:52.53 ID:nT5UMZAJO
支援
今年中には終わるかな?
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/30(水) 22:40:47.84 ID:RLKjkn8p0
おつ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/12(火) 03:28:04.82 ID:krKYoBQV0
保守
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/12(火) 03:30:44.21 ID:krKYoBQV0
保守
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/17(日) 22:59:31.55 ID:mKK2gPgc0
保守
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/19(火) 08:47:24.81 ID:rKfCv4Rz0
保守は月一で大丈夫でおじゃるよ
23 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/04/25(月) 01:09:49.34 ID:QTRr3Wi4o




少女「ついたー!!」

勇者「ほー、ここが神々の休戦地か」

妹「祭壇ばっかだね」


勇者「ここに神が居るのか?」

黒天使「うん……多分」

勇者「多分て」

黒天使「みんな気まぐれだからね……でも、居る確率が一番高いのはここだよ」

勇者「ふーん……で、どうやって呼び出すんだ?」


黒天使「まかせて」



黒天使・デイフォードは建物の中心に立って目を瞑り、祈りを捧げる。



黒天使「我は風の神ルルウィ様の下僕・黒天使デイフォード」


黒天使「この場を借りて、我が願いを聞き届け給う」


黒天使「我が主・ルルウィ様が邪神メルエムにより、その力を失ってしまった」


黒天使「ルルウィ様を救う為、主達の力をお借りしたい」




黒天使「……」


勇者「……」


妹「……」


少女「……」



黒天使「……あれ?」

勇者「おい!?」


黒天使「神よ!我らの主達よ!我の言葉に耳を傾け給う……!」


勇者「……」

妹「何も起きないね」


勇者「そもそも本当にここに居るのか?その神達は」


黒天使「……存在は感じる」


勇者「となると、助ける気は無いってことか?」

黒天使「そんな……」



24 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/25(月) 01:10:28.53 ID:QTRr3Wi4o










「そうではありません」









勇者「!!??」
妹「!!??」
少女「!!??」
黒天使「!!??」



背後からの突然の声に全員が身構えながら振り向く。



そこには金髪のロングヘアに水色のワンピース、そして青いマントを身に着けている可憐な女性が微笑みかけていた。


「お久しぶりですね、デイフォード」


黒天使「フ、フレイ!!??」


勇者「……誰だ?」



黄金の騎士「申し遅れました。わたくし、地の神・オパートス様に仕える下僕、黄金の騎士・フレイと申します」

黄金の騎士「以後お見知りおきを」ペコ


スカートの裾を少し持ち上げて丁寧な挨拶をする。


黄金の騎士「主の言葉はデイフォード以外の方には聞こえないので、わたくしが代わりにお伝えに参った次第でございます」


少女「て、事はちゃんと伝わってたんだ」


黄金の騎士「ええ。それでデイフォード……今、"邪神ベルネム"と言いましたね?」

黒天使「う、うん」

黄金の騎士「数百年前に追放したはずの邪神ベルネムが再びこの地に舞い戻っている。と?」

黒天使「その通りだよ!!そいつにルルウィ様が囚われているんだ!」

黄金の騎士「確かにこれは忌々しき事態です。デイフォード、情報提供ありがとうございます」

黒天使「……なら!」


25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/25(月) 01:11:05.29 ID:QTRr3Wi4o



黄金の騎士「しかし、主はルルウィ様を助けるかどうかは別、とおっしゃっています」


黒天使「なっ!?」


黄金の騎士「元々ルルウィ様は自由奔放な神。身勝手な行動のせいで主達が迷惑被った事も多々ございます」

黄金の騎士「よって、今回は自業自得……という結論に至りました」


黒天使「そ、んな……」


勇者「神でも見捨てられるのか……」

妹「……シビアだねー」


黄金の騎士「ただ我が主"オパートス"様によると、ある条件をクリアすることができれば協力するとおっしゃっています」


黒天使「本当!?」

勇者「ほほう」


黒天使「……その条件は!?」











黄金の騎士「わたくしに"腕相撲"で勝つ事、でございます♪」





26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/25(月) 01:11:50.78 ID:QTRr3Wi4o



勇者「は?腕相撲?」

黄金の騎士「腕相撲でございます」

勇者「そ、そんなもんで決めていいのか?」

黄金の騎士「はい」



勇者「こんな子に腕相撲させるなんてよくわからん神だな……ってうお、なんだその顔」

黒天使「……マスター……」


ふと、同じ神の下僕である黒天使・デイフォードを見ると、まるで死刑宣告を受けたようにうなだれていた。


妹「よく分かんないけど、コイツに腕相撲で勝てばカミサマが協力してくれるんでしょ?」


黒天使「あのね……オパートス様は"力"の神なんだ……その下僕がかよわい腕力してると思う?」

少女「まさか……」

黒天使「うん、この子はこんな華奢な姿してるけど、力じゃこの世界の誰にも敵わないよ……」

少女「つまり、遠回しに拒否されてるって事……?」

黒天使「……まぁ、オパートス様の事だから本気で腕相撲勝負させてみたいと思ってるだけなんだろうけどね」



黄金の騎士「さ、どなたから挑戦されますか?」ニコ



勇者「……じゃあ、ちょっと俺が挑戦してみる」

黒天使「マスター!?下手すると腕がぐちゃぐちゃになるよ!?」

少女「え、こわ」

勇者「ま、怖いものみたさってやつだ。それにやってみなきゃ分かんないしな」



黄金の騎士「……ではこちらへ」
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/25(月) 01:12:52.18 ID:QTRr3Wi4o





勇者「……あのさ、祭壇を腕相撲の台代わりにすんのって大丈夫なのか?」

黄金の騎士「お気になさらず♪」

少女「なんか、オパートス様っていい加減だなぁ……」


黒天使「ど、どうなっても知らないからね!?忠告したからね!?」




黄金の騎士「……では」


黄金の騎士・フレアは祭壇に肘をつき、構えた。


勇者「……」スッ


勇者もそれに応じ、手を組む。


勇者(確かに見た目は細い……ホントにそんなパワーがあるのか?)


黄金の騎士「デイフォード、頼みます」


黒天使「うぅ……レ、レディ?」



勇者「……」
黄金の騎士「……」




黒天使「……ゴー!!!」




勇者「ぬんッ!!!」ググッ!!

黄金の騎士「おお!やりますね!」


少女「勇者さんが押してる!勇者さんなら!勇者さんならきっと……!」


黄金の騎士「でも……はい、残念でした」ぐいん

勇者「ぬがああああああ!!!!!」すぽーん

黄金の騎士「あら、勢い余って飛んでっちゃいましたね。加減が難しいです」


妹「お、お兄ちゃーーーん!」ダッ

少女「……」

黒天使「だから言ったのに……」



28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/25(月) 01:14:03.22 ID:QTRr3Wi4o





勇者「……まじか」ボロッ

妹「お兄ちゃぁん……」


黄金の騎士「またの挑戦をお待ちしております♪」


黒天使「……やっぱり、ダメなんだ……うぅ……ルルウィ様ぁ……」グスッ





勇者「くそ、"ソル"が居ればなぁ……」

妹「あ〜確かにあの人なら勝てるかもね」



黒天使「……え?」

少女「え?」



黒天使「ね、ねぇ……今勝てるって言った?」

勇者「あぁ。俺の仲間のソルなら多分勝てる」

黒天使「……冗談でしょ?相手は私と同じ神の下僕なんだよ!?」

勇者「力じゃこの世界の誰にも敵わないって言ったな?じゃあ、俺の世界の奴なら勝てるさ」

黒天使「ぇえ……」


勇者「ただ、アイツがこっちに来てるかどうかは分からないんだよな……」

妹「あ、それは多分来てるよ」

勇者「そうなのか?」

妹「ベルネムに飛ばされた時、皆が巻き込まれたの見たからこの世界に来てると思う」

勇者「となると……あとは合流するだけか……でもどうしたらいいんだ……?」


少女「あの、パルミアに戻って人探しの依頼をするってのはどうでしょう?」

勇者「おっ、いいなそれ。パルミアだけじゃなくてヴェルニースとルミエストにも発注してみるか。"転移"」シュンッ

少女「え?」



29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/04/25(月) 01:15:33.00 ID:QTRr3Wi4o



黒天使「……異世界人の君らは絶対に転移とやらを使って荷物運びの依頼受けない方がいいよ」

妹「なんでー?」

少女「……犯罪なんですよね。瞬間移動の類を使った荷物運びは」

妹「意味分かんない。絶対便利なのに」

少女「まぁ、荷物運びを生業としてる人が結構いるから、それを許しちゃうと仕事が無くなっちゃうんだよ」

妹「バッカみたい。薬とか緊急性を要する物とか――」

少女「あ、そういう救命物質だけは許可されてます」

妹「なーんだ」


シュンッ!

勇者「よっと。行ったことのあるヴェルニースとルミエストには依頼出してきたぞ」


黒天使「……わーはやーい」


勇者「んじゃとりあえずパルミアに戻るか。この場所はもう記憶したからいつでも来れるし」

少女「あぁ……私の中の常識が崩れていく……」


シュンッ!!





慌ただしかった者共が消え、残される黄金の騎士・フレア。





フレア「…………まさか"ブースト"を使わされるとは」

(…………。……………?)

フレア「……えぇ。あの者たちなら、もしかしたら……」


30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/25(月) 01:16:30.50 ID:QTRr3Wi4o
*保存*
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/25(月) 01:54:02.46 ID:SD7dr2Huo
*乙です*
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/25(月) 02:28:05.22 ID:/hokRvOko
おつおつ
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/25(月) 23:16:19.87 ID:mzE9F7rJO
これは偽物
http://www.asyura.us/bigdata/up1/source/38552.jpg
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/25(月) 23:49:41.56 ID:znPJ44kco
>>33
グロ
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/28(木) 01:19:29.73 ID:vNsVIMvAo
乙です。
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/25(水) 07:24:09.53 ID:VT0IdnzWo
ho<おうちかえぅ
37 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/06/04(土) 10:11:17.92 ID:h13H4XT3o



〜パルミア〜


ガード「では、承りました」

勇者「よろしく」


勇者「ソルのついでにウィズの事も依頼しといた」

妹「おーさすがおにいちゃん!」


少女「あの、この際聞いときたいんですけど、勇者さんの仲間ってどんな人なんですか?」

勇者「そうだな……ちょっくら宿屋で休憩しながら話そうか」







宿屋「いらっしゃいま……ひぃ!」

ビッグダディ「オォ?」

勇者「あ……妹よ、ビッグダディは外で頼む」

妹「えー」


38 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/06/04(土) 10:15:42.75 ID:h13H4XT3o







勇者「俺の仲間は全部で4人。俺と妹の他に後二人いる」


勇者「一人は戦士・ソル。こいつはすげー力が強い。多分あの黄金の騎士・フレアに勝てると思う」

勇者「そんで武器や戦術に関するスペシャリストだ。武器の扱い方ならなんでもござれ」

勇者「特に刃物を好んで使う。だからいつも料理担当はソルだ。包丁を使いたいだけらしい。だが美味い」

勇者「戦術にもすげー詳しくて、俺はソルから剣の扱い方や戦術を教えてもらったんだ」


少女「なんか……筋肉隆々の男がトントンと包丁握って料理してるとこ思い浮かべたら気持ち悪くなってきた」

妹「大丈夫、私は3か月で慣れたよ」

黒天使「3か月もかかったのかよ……」


勇者「次に魔法使い・ウィズ。魔法に関するスペシャリストでな、俺にも使えない特殊な魔法をたくさん知ってる」

勇者「知ってるっつか、作ってるって感じだな。俺の世界の魔法は大抵ウィズが開発した魔法だ」

少女「え、すごっ」

勇者「気をつけろよ?見た目は俺らと変わらない若さだが」

勇者「実際は自身の体を改造してるとか何かで、もう100年以上生きてるらしい」

少女「ひえっ……人間なんですか……?」

勇者「恐ろしい事に人間だ」


少女「……なんか凄い人たちですね。それだけすごいともう人間国宝なんじゃないですか?」

妹「お兄ちゃん、それ半分しか説明できてないよね」

勇者「……まーな」

少女「?」


妹「ウィズさんは元々……」






妹「人間界から指名手配されてる大罪人だったんだよね」


少女「ええ!?」


39 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/06/04(土) 10:22:43.48 ID:h13H4XT3o


妹「魔法作るのは良いんだけど、禁忌とされる魔法もたくさん作っちゃったんだよね」

妹「国は警告したけどそれでも魔法の開発をやめる事はなくて」

妹「それでついにウィズさんの存在自体が危険視されて、死刑宣告」

妹「国家反逆罪とか、魔女討伐とかいう名目でウィズさんを殺しにかかった」


少女「そ、それで?」


妹「ことごとく全部返り討ちにしちゃった」

少女「ぉぉぅ……」

勇者「いやあれは返り討ちっつーか……」

妹「そこでお兄ちゃんが説得して、ウィズさんを仲間に加えたんだよね」

勇者「あれは説得というのかね……」

妹「え?説得したんじゃないの?」


勇者「あー、お前には詳しく言ってなかったか。あんときは――」





―――

――



40 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/06/04(土) 10:34:17.86 ID:h13H4XT3o



コンコン


丘の上に立つ一軒家の戸を叩き、家主を呼び出す。


勇者(国家反逆罪……抵抗すれば命は問わず……ね。嫌な役を頼まれたものだ)

勇者(だが確かにここに来るまでの罠の数々……悪意がありすぎる)

勇者(せめて話ができればいいが……かくなる上は)チャキ


腰に携えた剣に触れ、警戒態勢を取る。




ガチャ!


勇者「魔法使い・ウィズだな!?お前には」

魔法使い「……ぉお、人だ!おもてなしせねば!しばし待たれよ!」バタンッ!

勇者「国家反逆罪がー……あー……えぇ〜……」



「お前ら!急いで片付けだ!客人だぞ!」パチンッ

〜〜! 〜〜〜!! バタンッバタンッ



勇者「………………」



勇者「…………」



勇者「……」



出鼻をくじかれるというのはこういう事を言うのだろう。

41 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/06/04(土) 10:37:01.29 ID:h13H4XT3o



魔法使い「は?国家反逆罪?」ずずーっ

勇者「……あぁ。アンタ、禁忌魔法について警告に来た王の使いを退け」

勇者「送り込まれた兵隊を返り討ちにしたそうじゃないか」


魔法使い「……?何のことかさっぱり分からない」

勇者「とぼけるな!あの罠の数々は何だ!」



魔法使い「罠……?あぁ、アレは私じゃない」



勇者「……え?」



魔法使い「知らないのか?このあたりは知能ある魔物……"魔族"が出る。多分そいつらが仕掛けた罠だろ」

勇者「え、じゃあ……」

魔法使い「そもそも私はこの3年間、人に会ってないんだ」

勇者「……ん?待て待て。さっき誰かに話しかけてただろ」

魔法使い「ああ、こいつらの事か?」パチンッ


ザワッ!

勇者「ッ!」チャキ



スライム群「「「ミィ〜〜〜?」」」うようようよ


魔法使い「この子達は私が改造して育て上げたスライム達だ。何でも手伝ってくれるし、力もある。どうだかわいいだろう?」


勇者「……はぁ。ということはつまり――」チキンッ



魔法使い「そちらの勝手な思い込みだろ」ずずーっ

42 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/06/04(土) 10:44:11.60 ID:h13H4XT3o



勇者「なんだそういうことか……」

魔法使い「そういうことだ。じゃ、そろそろ研究の続きしたいから――」

勇者「ああ、邪魔して悪かった。国にはちゃんと伝えておくよ」

魔法使い「ありがたい」



勇者「んじゃ失礼して……」

魔法使い「お帰りだ。送ってってやれ」パチンッ


スライム群「「「ミィ〜〜〜」」」


勇者(ったく。結局は勘違いかよ……これで解決だな)





勇者「………ん?いや待て!!てことはまだ禁忌魔法作りまくってるって事じゃねぇか!!」

魔法使い「チッ、バレた……野郎ども、こいつを追い払え」


スライム群「「「ミ゛ッ!」」」グイグイグイグイ

勇者「おい!!さっきと違う態度じゃねぇか!?つか……ちょっ……なんだこのスライム強!!!」


魔法使い「さっき言っただろう?"改造"だと。その辺の冒険者より数倍強いぞ」

勇者「何作り出してんだコイツ!!こんのッ」






勇者「う、ウオオオオオオオオオ!!!!」


43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 10:56:57.09 ID:EX7f8rZwo
更新きた!
44 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/06/04(土) 10:57:55.95 ID:h13H4XT3o



勇者「はぁ……はぁ……」

魔法使い「ぉぉ、やるねぇ。何者?」

勇者「……勇者。魔王復活阻止の為に選ばれた」

魔法使い「……ようやく、か」

勇者「?」

魔法使い「いや、こっちの話だ……ふむ」



魔法使い「勇者様。私をパーティーに加えてもらえないだろうか?」



勇者「……え」

魔法使い「実は私が魔法を作っているのには理由がある。……そう、魔王に関する事だ」

魔法使い「だからこれからも禁忌魔法を作り続ける。だが、必ず力になれると約束しよう」


勇者「……わかった。しかしそんな理由があったなら早く言ってくれれば良かったのに」


魔法使い「直接勇者に言わないと意味が無かったのだ」







魔法使い「既に人間界には、魔界側のスパイがたくさん居るからな」

45 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/06/04(土) 11:39:04.12 ID:h13H4XT3o


勇者「何ッ!?」


魔法使い「家を魔界寄りに作ったのもそのためだ。ここなら一般人を巻き込む事は無い」

勇者「なるほどな」

魔法使い「そして思った通り、勇者が来た」

勇者「俺を待ってた……ってのか」

魔法使い「ああ。魔法を作りながらだったから、退屈はしなかったがね」

勇者「……どのくらい?」

魔法使い「ん?んー……100年から先は覚えてないな」


勇者「ひゃく!?もしかして魔族ッ――」

魔法使い「人間だよ。ただし、ちょっとばかし魔法で改造してるけどね」

勇者「へ、へぇ……じゃあ中身は年寄――」

魔法使い「おおっと!なぜか急に超絶破壊魔法を打ちたくなったぁー」

勇者「スイマセン」


魔法使い「ったく。レディーに年を聞くとはバカモノめ」

勇者「え?」


魔法使い「……勇者様勇者様?もしかしてアナタ、私が女性だという事も気づかなかったのかな?」


勇者「いやぁ……だってフード深めに被ってるし……あんまり顔見えないし……声はハスキーだったし……」


魔法使い「こっの……」
46 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/06/04(土) 11:48:46.87 ID:h13H4XT3o


魔法使い「……ウラァ!!」バッサァ


勇者「!!!!!」


魔法使い「見ろこのメロン!!マンゴー!!」

魔法使い「どっからどーみてもナイッスバディーな女だろ!!」


勇者「ちょちょちょちょちょしまってしまって!!!!」

魔法使い「お?お?童貞クンかな?顔赤いぞぉ〜」じりじり

勇者「近づくなァ!やめろォ!!」

魔法使い「ま、肉体改造してるから自由自在なだけなんだけどねー」シュゥゥゥ


勇者「!!ッメロンがピーチに!!」

魔法使い「ちゃっかり凝視してんじゃねーか坊や」


勇者「う、うるせー!!!自由自在ならもう男か女かなんてわかんねーじゃねーか!!」


魔法使い「あー、確かになぁ……」





魔法使い「……生やせるし」ビンッ!





勇者「う、うわああああああああああああああああ!!!!」


魔法使い「なんと奇遇な!」ビンビンッ!!!


勇者「やめろォ!!!!」


魔法使い「これがホントの46センチ三連装砲だァ!!!」ビンビンビンッッ!!!


勇者「」ブクブクブク




魔法使い「……やりすぎたな。」

47 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/06/04(土) 11:58:27.86 ID:h13H4XT3o





――

―――


勇者「と、いう、事が、あって、ウィズが中身に、加わってだな……」ゼヒューッゼヒューッ


妹「お兄ちゃん!!辛い過去だったなら無理して話さなくても!!!!」


勇者「いや、皆仲間に、なるんだから、知っておいて欲しかっ……た」ドサッ


妹「お兄ちゃぁぁぁああああああん!!!」


少女「46センチ……!?三連装砲……!?タテ……?ヨコ……?トライアングル……!!」ぶつぶつぶつ




黒天使「……」










黒天使「散歩しよ」




48 : ◆0n5oW5RoIa9K [sage]:2016/06/04(土) 11:58:57.29 ID:h13H4XT3o
*保存*
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 16:26:45.08 ID:QuijlqoP0
おつおつ
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 17:08:52.44 ID:yDMcRLQsO
おっつ
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 23:29:52.57 ID:QO/gGnNs0
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/08(水) 01:16:56.10 ID:KQcsETezo
乙でした。
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/08(水) 21:16:10.25 ID:HC4wKROCo
乙!
体格のいい男性が料理をするのが気持ち悪いという感覚がよくわからんが
魔法使いのキャラが凄まじすぎてどうでもよくなったww
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/03(日) 11:36:55.55 ID:a521iVWto
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/07/31(日) 02:05:25.00 ID:JIryINJmo
56 : ◆0n5oW5RoIa9K [sage]:2016/08/05(金) 12:45:22.90 ID:sW6nKCqIo
今晩少し投下します
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/05(金) 13:17:32.77 ID:Qpz0XTCXo
待ってる
58 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/08/06(土) 03:56:03.57 ID:YxbNljVKo






ガチャ


「うおっと!」
「おおう!?」

黒天使「あっ、ごめんよ」

「いえいえ、こちらこそ」


黒天使が散歩に出かけようとドアを開けると、たまたま近くに居た人にぶつけそうになる。


黒天使「……」じー

「……な、何か?」

黒天使「いや、重そうだなって。なんでもないよー」すたすた




二人がかりで運ぶ大きめのぬいぐるみ。隣の部屋への追加の飾りだろう。


しかし大の大人が汗水垂らして歯を食いしばりながら運ぶほど重い物だろうか?


そんな事を思いながらも、黒天使は特に気にせず一階へ降りる。

59 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/08/06(土) 03:56:51.07 ID:YxbNljVKo







店主「いらっしゃいませー!!宿泊ですかー!?」

店主「……はい!今日の夜ですね!承りました!!次の方どうぞー!」

店主「はい、はい……旅糧ですね!少々お待ちくださいませー!」



黒天使「あれ、こんなに繁盛してたっけ」



一階へ降りた黒天使が目にしたのは、客をさばききれず、しかしなんとか対応する店主の姿と

なぜか大量に来店している客たちであった。



「店主さんよぉ、ビッグダディなんていつ従えたんだい?」

「いえっ!!アレは今宿泊されているお客様の従者でございます」

「ほえー…ビッグダディが宿の横に立ってるもんだから何事かと思って思わず入っちまったよ」



黒天使(ビッグダディに集客効果があったとはね……普通は怖がるから営業妨害だと思ってたけど)


黒天使(……あ)


立ち止まって眺めていると、黒天使・デイフォードしかわからぬ本当の"原因"を見つける。



黒天使「……違うな、君が居るからか」


「みゃぁ」



日の当たるテーブルの上には、黒猫がくつろいでいた。



黒天使「やれやれ、今日は神の化身に二人も出会うなんてね……いや一人と一匹か?」ガタッ


散歩の興が削がれ、黒猫のテーブルに着く。


黒天使「君んとこのはルルウィ様を助けてくれたり……するのかな?」

黒猫「みゃぁ?」

黒天使「無いか。あの方は事の重大さとか理解さえしてくれなさそうだし」

黒猫「みゃ〜」

黒天使「……気楽で良いね、君は」

黒猫「みゃ?」

黒天使「あと、あんまり長居するんじゃないよ?君のおかげでこの宿、一時的に繁盛してるみたいだけど」

黒天使「あまりバランス崩すような事しないようにね」

黒猫「みゃー」


黒天使「……はぁ。何やってんだろボク」

60 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga sage]:2016/08/06(土) 06:08:10.24 ID:YxbNljVKo


「あのー」


黒天使「こうしてる間にもご主人が……ルルウィ様が……はぁ」


「すいませーん」


黒天使「てか、主達に助けを求めなくてもマスター達だけでなんとかなるんじゃ……?」


「あの!!」


黒天使「なんだようるさいなあ!ヒトが考え事してるときに!!ヒトじゃないけど!」

黒天使「って……うぉ……」


話しかけていたのは2メートルはありそうな大男だった。顔を見上げると首が痛くなる。


大男「いやよ、何も注文してないなら俺らに席譲ってくれねぇか?すげー混んでてよぉ」


隣を見ると、大男の胸の高さまである、人の形をしたローブがあった。

否、多分人がローブを着ているんだろう。しかし……がっつり深く被っている為、全く生身が見えない。


黒天使「……ふん」ガタッ


大男「お、サンキュー」


黒天使「その猫はボクの連れじゃないからね」


フード「ぉお、ボクっ娘だ!」

フード「お嬢ちゃんお嬢ちゃんオレ達とお話ししてかない?ぐへへへ」

大男「やめろ」


黒天使(……絡まれる前に散歩いこ)

61 : ◆0n5oW5RoIa9K [sage]:2016/08/06(土) 08:34:04.55 ID:YxbNljVKo
*保存*

投下前に訂正してたり寝落ちしたりでひどいですが一旦置きます
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/06(土) 20:21:35.11 ID:3XJ5RGq/0
おつです
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/10(水) 17:41:05.16 ID:tGTzx1K7o
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/08/18(木) 23:33:02.28 ID:EJMzhfk9o
noa猫お兄ちゃんが這い上がったし続きはよ
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/08(木) 09:11:32.17 ID:aytgITul0
保守だよお姉ちゃん!
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 01:59:44.57 ID:lt3Ul/PC0
つづきぃ……
やはり二ヶ月に一回なのか……
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/09/27(火) 17:56:59.07 ID:AX/7RBfpO
elonaやれば二ヶ月なんてすぐよ
68 : ◆0n5oW5RoIa9K [sage]:2016/10/07(金) 12:57:43.70 ID:nljbiFU0o
最近忙しいので更新遅れます…
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/07(金) 14:53:58.58 ID:2di4u8DX0
リアル優先でええんやで(ニッコリ
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 09:57:36.26 ID:8DAPkEfyO
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/11/24(木) 06:36:16.59 ID:oozEihFW0
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/12/15(木) 21:14:39.55 ID:D9Tq4+cS0
hohoho syu
73 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/12/20(火) 20:51:47.57 ID:JBVIm1P8o




ドスンッ!と重量を感じさせる音が部屋に響く。


「おい、もっと丁寧に扱え。"誤動作"したらどうする」

「へいへい……しかしこれでパルミアも終わりだな」

「ああ。これで我らザナンの時代だ」

「まさかこのぬいぐるみが」




「核爆弾だとは誰も気づかぬだろうな」




「さて、長居は無用だ……とっととずらかるぞ」

「まぁ待てよ、爆発は明日の12時だろ?」

「なんだよ」

「中身を一目見ようと思ってな」ジィィィーッ


ぬいぐるみの背中にあるチャックを開ける。


「おお、これが新型原子爆弾キャッツ・クレイドルか……あ?」

「満足か?いくぞ」

「な、なあ……爆発予定日は明日の12時……だよな?」

「そのはずだが……おい、まさか……」バッ!



目に映るのは電子パネルで表示された残り時間。

そこには、死へのカウントダウンが表示されていた……



 


   残り06分33秒





「な、なんだと!!これじゃ今日の12時じゃねえか!!!」

「どうすんだよ!!」

「とにかく逃げるぞ!!できるだけ遠くに!」

「半径6マイルの爆発半径だぞ!?6分じゃ不可能だ!!」


「……く、くそっ!最初から報酬を払うつもりは無かったってことか!!」

「前金が少々高かったのも……っこうなったら最期くらい!!!」ダッ!

74 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga sage]:2016/12/20(火) 20:52:28.10 ID:JBVIm1P8o



ガチャッ!!


勇者「ん?早かったなおかえり……って誰だあんた」


「男一人、女二人……ハハッ!」チャキ

「男は死ね!!」ガァンッ!!


勇者「がっ!?」

少女「ユウさん!!」

妹「……拳銃」


「へへっ……死にたくなかったらおとなしくしろ女ども!」

(数分後には全員死ぬけどなァ!そのまえにオタノシミさせてもらうぜ!!)








――




店主「わっ!」

なんだ今の音はと客達がざわつく。


大男「……聞いたか」

フード「もち」



75 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga sage]:2016/12/20(火) 20:52:57.21 ID:JBVIm1P8o






勇者「あーびっくらこいた、いきなり鉛玉が飛んでくるんだもんよ」ムクッ


その手には、拳銃から発射されたであろう鉛玉をつまんでいた。



「……はぁ!?」



妹「よっ、と」ヒュカッ!


「え?俺の拳銃が……」


鋭く切り抜いた妹・ケシィの剣が、男の拳銃を真っ二つにする。



「な、え、そんな……」


妹「ねこパンチ!」ヒュオ


バキィッ!!!


と、振りぬいた剣を裏返し、柄頭で男のこめかみを殴打。








男は部屋に入って数秒で無力化された……。

76 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga sage]:2016/12/20(火) 20:53:28.55 ID:JBVIm1P8o




……



「う……」


勇者「あ、目ぇ覚ました」

妹「この部屋を襲おうなんてバカにも程があるよね〜」

少女「あはは……」


「っ!!お、おい!!今何時だ!?」


勇者「……お前、状況分かってる?」


「分かってないのはてめーの方だ!!あぁ……終わりだ……!!」


勇者「話が見えないな。言いたいことがあるなら要点を言え」




「12時きっかりにこの街もろとも吹っ飛ばす爆弾が爆発するんだよ!!」


少女「ええ!?」

妹「12時きっかりって……あと1分も無いね」


勇者「……爆弾の場所は!?」


「隣の部屋だ……もういいだろ、俺は辞世の句でも考える。襲おうとしたのは悪かったからもう放っておいてくれないか」


これを聞いた瞬間、勇者達三人は勢いよく隣の部屋へと向かった。


77 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga sage]:2016/12/20(火) 20:53:57.70 ID:JBVIm1P8o


大男「確実にユウって名前が聞こえたよな」

フード「うん。まぁ同名の可能性もあるけど」


客室へ向かう大男とフード。すると目の前の部屋から……



勇者「急げ!!」

妹「うん!!」

少女「展開が急すぎるー!!」



バタバタバタと隣の部屋へ入っていく三人の姿。




大男「お!!やっぱユウ……とケシィじゃねぇか!おーい!って、あら?」

フード「なんか忙しそうな雰囲気だね」


78 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga sage]:2016/12/20(火) 20:54:54.26 ID:JBVIm1P8o





勇者「……これか!」


妹「あと20秒ッ!」


勇者(どうする!"転移"ならパルミアの中枢たるこの街での被害は無くすことができる……が)


フード「おーいユウ!おっひさ〜元気してた?」


勇者(それだと他の街を犠牲にすることになる!!"転移"は街へしか飛べない……くそっ!!)


フード「おーい……」


妹「あと10秒!」

勇者「仕方ない!規模の小さい街に爆弾ごと転移するしかねぇ!!」

少女「そんなっ!勇者さんはどうなるんです!?」

勇者「……街を一つ吹き飛ばすんだ。それくらいの責任は取らねーと、勇者じゃねぇ!」


勇者「じゃぁな……」

少女「勇者さぁぁああああん!」

妹「お兄ちゃんッ!私も一緒にいく!!」ダッ!



勇者「"転ッ――――」

フード「聞けやゴルァァアアアアアア!!! "時間停止(タイムロック)"!!!!」カチィンッ!




勇者「――」

妹「――」








少女「………………え?」

79 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga sage]:2016/12/20(火) 20:56:15.52 ID:JBVIm1P8o





―――




少女「えっと……助けて頂いてありがとうございました……あなた方が勇者さんの仲間の魔法使いさんと戦士さんですか」



魔法使い「いかにも!私こそ無限の魔力を持ち、無限の魔法を操る魔法使い!ウィズである!」

戦士「あー、そんで俺が戦士ソルだ。よろしく」

魔法使い「おい!自己紹介用の口上はどうした!」

戦士「やだよめんどくせぇ」


魔法使い「ちっ……それより嬢ちゃんよぉ、下手すりゃ街が吹っ飛んでたんだ。もっと感謝があってもいいよなあ?」

少女「あっ……え、とっ……本当にありがとうございました!私にできることがあれば」

魔法使い「その言葉を待ってたぜぃ!うひひひ――」グオッ

戦士「コラ!!」ゴチンッ!


魔法使い「ぐえぇええええあああああおまおまおまえのゲンコツはなぁ!響くんだよ!!」

戦士「おう嬢ちゃん、あんま気にしないでいいぞ」


少女「あ、はい」
80 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga sage]:2016/12/20(火) 20:57:19.75 ID:JBVIm1P8o


魔法使い「いいだろうソル……お前とは決着をつけなければならないと思っていた!!」

戦士「上等だ!俺相手に勝ち目があるとでも思ってんのかぁ!?」



なんだろうこの光景は。さっきまで今生の別れを惜しんでいたというのに、

今は勇者一行の二人、魔法使いと戦士がぎゃーぎゃーケンカしている。



かたや部屋の隅では。



勇者とその妹は爆弾に触れたまま完全に停止。

爆弾も残り1秒という表記を残したまま、沈黙している。




少女(対象の時を止める魔法かなぁ……)

少女(しかも詠唱無しノーモーション……勇者さん達ってホント……チート軍団なんだなぁ……)




以降、少女は二人のケンカが終わるまでの30分を遠い目で眺めていた。

81 : ◆0n5oW5RoIa9K [sage]:2016/12/20(火) 20:58:16.82 ID:JBVIm1P8o
*保存*
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 22:14:35.33 ID:3+FRX732O
乙ー!待ってた
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/20(火) 22:14:40.97 ID:2JBmqt/xO
あなたの足元に祝福された乙が転がってきた
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/21(水) 05:32:11.28 ID:ihKW723io
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/06(月) 03:03:14.33 ID:LG1isrcO0
がんばれ〜
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/06(月) 08:26:25.26 ID:2X17OhSio
そろそろ続きを…
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/10(金) 18:28:03.04 ID:rg57cD33o
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/03(月) 11:35:23.32 ID:S+ydRE0Co
まだか?
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 22:36:11.72 ID:wr+Esbcgo
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/03(水) 22:59:45.63 ID:yeJUvPm+o
生存報告だけでもいいから来てくれ
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 19:20:57.22 ID:48DPU73s0
保守
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/30(金) 10:51:58.04 ID:HN0WkYd4O
何これすげえ面白い
続き待ってます!
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 16:21:06.11 ID:7T6++Xys0
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/17(月) 04:03:45.65 ID:p7NMBAfb0
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/01(火) 23:59:03.20 ID:vALugwPAO
アップ主は無事なのだろうか?
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/02(水) 08:48:45.66 ID:HKzmWa64o
夏だな
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/01(金) 22:14:52.32 ID:2HG8sfNV0
落とすのはもったいないから
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/17(日) 23:10:12.06 ID:rBHdxAeoO
秋になりましたなー
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/10/14(土) 00:35:47.46 ID:GqbYlAIYo
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/05(日) 11:49:43.48 ID:0G3ysZ4WO
冬になってきましたね
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/11/05(日) 20:56:53.56 ID:6GDhUoGSO
依頼請負中の帰還は禁止されている。
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/11(月) 09:15:35.23 ID:ECAlhndAO
今年も終わりそうですな…
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/11(月) 09:18:44.06 ID:xuVQgh0Ro
もう丸一年なにもないのか…
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/12/23(土) 09:46:40.37 ID:/n/50GCmO
もう今年も最後かー
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/02(火) 08:47:21.92 ID:rfoPYdMB0
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/07(日) 17:27:45.75 ID:VdpPAjR4O
明けましておめでとうございます
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/01/31(水) 17:36:17.02 ID:9Tk3UvXm0
ho
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/02/24(土) 23:55:14.37 ID:WgEq4vCo0
hosyu
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/03/12(月) 00:52:31.90 ID:Z80vQPjh0
戻ってきて…
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/03/28(水) 12:59:41.51 ID:n11GjEkrO
桜も満開でお花見日和
ただエーテル風で目がかゆい
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/28(土) 22:14:23.77 ID:opgD4Hbo0
hosyu
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/23(水) 10:01:09.45 ID:5JDHrkxeO
いつか再開すると願って
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/06/25(月) 23:18:23.45 ID:OQT8Dsv80
hosyu
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/07/28(土) 00:16:46.95 ID:Ql/Cbqzs0
hosyu
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/07/31(火) 22:12:05.96 ID:x3sKJiw/0
まだ待ってる人がいるって凄いな
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/08/09(木) 21:02:18.32 ID:NpCwZqkL0
とても面白かった
いつか続きが来ることを願う
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/10/16(火) 23:30:54.57 ID:PKrk/XNX0
復活してたから保守
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/11/04(日) 00:39:18.61 ID:4rn/ACheO
帰ってこないな…
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/12/06(木) 00:37:02.83 ID:bU72fOpFO
師走ですね
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