【Elona】勇者「ノースティリスを守る!」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 : ◆0n5oW5RoIa9K [saga]:2016/03/21(月) 12:45:00.05 ID:cnkjSfHlo
【Elona】勇者「ノースティリス?」【魔王勇者】
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1363980475/

の続編です

・少し地の文あり

・独自解釈やご都合展開あり

・シリアス寄り

です。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1458531899
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/21(月) 12:48:05.95 ID:cnkjSfHlo



ーパルミアから北へ40マイル地点ー




勇者「いい加減機嫌直せって」


黒天使「……なにが?妹と再開して、記憶を取り戻して、君らだけで夕飯食べて、結局夜明けまでボクを放置してた事かい?」

黒天使「それなら全然気にしてないよ!全然!全く!これっぽっちも!ね!!!」


勇者「悪かったって……」


妹「ねぇお兄ちゃん、コイツも例外?」


勇者「あぁそうだ、例外だ。仲良くしてくれよ〜……」


妹「ふーん、……スカートのくせに空なんか飛んじゃって。実は露出狂なんじゃないの?それにあざとい、羽が」

勇者「話聞いてた?」


妹「お兄ちゃん、上見ちゃダメだからね。目が腐るからね」

黒天使「……マスタぁ、いくらマスターの妹とはいえ殴っていいよね?」ブンッ

ヒョイ

妹「もう殴ってるよ〜当たるわけないけど。……それにさー、ツインテールやめてくれない?被ってるから」

黒天使「君がやめれば早い。いっそスキンヘッドとかどうだい?」ブオンッ

妹「いやいや、アナタにはちょんまげとか似合うと思うよ」ヒュッ

黒天使「あいにく異世界の髪型なんて知らないから、実演してみせてよ。そんでずっとそのままでいいじゃん」ブンッ!

妹「その淫乱色の髪には絶対ちょんまげ似合うよ〜やってあげるよ〜〜」ヒョイッ


黒天使「あははははは」ブオンッ!

妹「あははははは」ヒョーイ

3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/21(月) 12:52:45.00 ID:cnkjSfHlo



黒天使「ぬおおおおおおおおおおおおお!!!!!」ブンブンブンブンッ!

妹「今晩は鳥のからあげに決定!」ヒュッヒュッヒュッヒュッヒュッ





勇者「あぁ……また始まった……」



少女「勇者さん」

勇者「あ、これからはユウでいいよ」

少女「ほんとですか!?じゃ、じゃあ……ユウ……さん」

勇者「あいよ」

少女「ぉぉぅ……えと、記憶……戻ったんですよね?」

勇者「……あぁ。俺の生い立ち、妹、俺の仲間……魔王ベルネム……」

勇者「そして、この世界に飛ばされた時の経緯。全て思い出した」



少女「……よければ、話してもらえませんか?」

勇者「いいよ。神々の休戦地まではあとどれくらいだ?」

少女「少なくとも後20マイル、半日はかかるかと」

勇者「なら十分だな。どこから話そうか……」






勇者「そうだな……まずは俺の居た世界について」



4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/21(月) 13:04:30.69 ID:cnkjSfHlo






俺の居た世界では、人間界と魔界という二つの世界が対立していた。


人間の住む世界・人間界。

魔族の住む世界・魔界。


魔族はモンスターを人間界に送り込み、人間を駆逐または支配しようとしていた。

人間もまた、力ある者を魔界へ送り、魔族やモンスターを駆逐・支配しようとしていた。


両者のパワーバランスは拮抗していて、引かず引かれずを保っていた。


しかし百年前、魔界に王が誕生した。そう、魔王ベルネムだ。

魔王の出現と同時に、モンスターの強さが桁違いに上昇した。


魔界に近い国が次々と襲われ、支配されていった。


百近くあった国は……もう数える程しか残っていなかった。




人間界滅亡までの秒読みが始まった時、対抗できうる人間が現れた。


それが俺達だった。



俺達は国々を魔族の支配から解放していき、魔界・魔王城へ……そしてついに魔王を追い詰める事ができた。



だがあと一歩のところで魔王がゲートを作り出し、そこに居た全員を異世界へ飛ばしたんだ。



おかげで仲間と離れ離れになり、俺はしばらく記憶を失っていた……


5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/21(月) 13:05:01.70 ID:cnkjSfHlo



少女「そして、今に至るというわけですか」

勇者「ああ。まさかここが、魔王……いや、邪神ベルネムが元々居た世界だったとはな」

勇者「ゲートに巻き込まれる直前、奴はこう言っていた」


勇者「『我の本当の名は"邪神"ベルネム!!600年前!この地に追放されてやってきた!!』」


勇者「……と。」


少女「……あ!ジャビ王の言っていた"伝承"って!」

勇者「うん。おそらくあの言い伝えは本物だ」


勇者「奴は追放された後、500年間力を蓄えていたんだ」

勇者「そして準備が整った時、魔界に王として君臨し、魔物達に力を与えた」

勇者「俺達は奴を倒す為に城へ向かったが……結局は奴に利用されて"ゲート"を開かせてしまった」


勇者「結果的には、俺の居た世界は今平穏を取り戻しているはずだ。魔王はいなくなったんだからな」



勇者「だが」



勇者「このままではこの世界までもが、俺の居た世界のように破滅の一途を辿りかねない」


勇者「だから俺は……今度こそ邪神ベルネムを倒し!」



勇者「ノースティリスを守る!」


6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/03/21(月) 13:22:27.78 ID:cnkjSfHlo













ーダルフィー




どこかの薄暗い倉庫の中、とある男女が商談を進めていた。




「例のブツ、どうなってる?」

「あは♪準備できてますよ♪」バサッ!



女は目の前の物に被さっていたシートを取り去り、男に見せる。



「……ふむ。威力は?」

「街一つ、跡形もなく♪」

「……素晴らしい。商談成立だ」

「まいどあり♪」









「パルミアに、赤い花を咲かせましょう♪」










7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 13:23:24.75 ID:cnkjSfHlo
*保存*
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 13:44:01.43 ID:yA61we/Vo
乙でおじゃる!
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 13:49:18.17 ID:svHkBggBo
乙乙
妹ちゃんはかわいいなぁ
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 16:31:31.87 ID:GR1pM7Vgo


そのニュークリアは自宅で緑髪のエレアを吹っ飛ばすための物だろ?
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 17:58:36.68 ID:jAI9tLYzo
今夜は眠れないな
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/21(月) 20:27:02.91 ID:CL0wZ/RTO
乙でおじゃる
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/23(水) 19:14:57.25 ID:2Jn7hXN8O
続き気になる!
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/23(水) 19:18:09.95 ID:jssiKY2co
>>13
うるせぇsageろks
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/23(水) 19:36:40.68 ID:5NEZ/X/o0
まとめに載ったから荒らされそう
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/23(水) 20:37:57.11 ID:Zv6SxkNF0
そんなことはどうでもいい
続き楽しみ
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/25(金) 14:50:52.53 ID:nT5UMZAJO
支援
今年中には終わるかな?
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/03/30(水) 22:40:47.84 ID:RLKjkn8p0
おつ
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/12(火) 03:28:04.82 ID:krKYoBQV0
保守
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/04/12(火) 03:30:44.21 ID:krKYoBQV0
保守
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/04/17(日) 22:59:31.55 ID:mKK2gPgc0
保守
48.91 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)