【ガルパン】男子戦車道です!二輌目!!

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202 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/13(火) 23:44:39.16 ID:wxB3L698o
次回作考えて本編進まない何という本末転倒。明日書きます
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 02:27:11.20 ID:yQq06kkdO
楽しみに待っとるで
204 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/14(水) 22:41:51.07 ID:rB4UBps9o
ドォン!ドォン!ドドォン!

チョウ「ウッ!…やりますネ…」

V号車長2「そっちこそ!」

ギャリン!

極小のフィールドでの戦いであるため、超接近戦を余儀なくされる!
205 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/14(水) 22:42:21.98 ID:rB4UBps9o
チョウ「流石は中戦車…硬い…」

V号車長2「チッ!全然当たらない!」

チョウ「階段から一番、二番線に入って!」

モブ「線路で戦う気か!?というか隙ついて階段上がるのキツイ!」

チョウ「煙幕はまだありますカ?」

モブ「もうない!」
206 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/14(水) 22:42:55.16 ID:rB4UBps9o
チョウ「こうなったら機銃で…!」

チョウがハッチから顔を出す

V号車長2「させるか!」

V号車長2も顔を出し機銃に手をかける

チョウ「なっ!」

V号車長2「ふふっ!」

ピタァッ!

機銃を向け合う!
207 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/14(水) 22:43:25.20 ID:rB4UBps9o
チョウ「……」

V号車長2「……」

向かい合い硬直…



チョウ「どうしたぁぁぁ?撃たないのかぁぁ??」

V号車長2「…そっちこそ」

チョウ「ならこっちから撃っちまうぜぇぇぇぇぇ!!!」

V号車長2「撃てないよね?撃てるなら撃ってるもんね?ね?ね?」

チョウ「…あ゛あ゛?」

V号車長2「私は撃てるよ」

チョウ「なら撃ってみろヨォォォォォ!!やってミロヨォォォォォ!!」

V号車長2「うん」

ダダダダダダダダダダダダダダダ!!!

チョウ「ハァ!?」
208 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/14(水) 22:43:58.28 ID:rB4UBps9o
容赦なく撃たれるチョウ!急いで戦車に引っ込む!

チョウ「馬鹿じゃないノ!?本当に撃つナンテ!!」

V号車長2「あなたが撃てって言ったんでしょうが!撃てぇ!」

チョウ「回避ィィ!」

ギリギリで回避する!

チョウ「隙が作れないッ!!」

モブ「なんとか装填の隙に階段上がれないか?」

チョウ「…うーむ……」

モブ「こういうとき隊長ならどうするか…………あ」

チョウ「…あっテ?」

モブ「ワイヤーある?」

チョウ「ソリャ…」
209 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/14(水) 22:44:26.94 ID:rB4UBps9o

V号車長2「今だ!撃てぇ!」

ドォン!

チョウ「回避ッ!!」

これも回避する!そして――― 

チョウ「ヒエェェェェ!」

チョウが戦車から振り落とされる!

チョウ「ぶべっ!」

そして美少年が出しちゃいけない声で地面に叩きつけられる!

V号車長2「あら…ぁ」

チョウ「ぶべべべべべべべ!!」

そしてチョウがワイヤーでM3に引きずられていく!

V号車長2「あ…あ…えぇと…」

あまりにも予想外すぎる身体を張った芸に呆然とするV号車長2
210 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/14(水) 22:44:52.82 ID:rB4UBps9o
チョウ「ぶべっ!ぶべっ!アババババ!」

そのまま階段を上がるM3!引きずられるチョウ!

V号車長2「………………あっ……………お、追えぇぇぇぇ!
!」



なんかもう色々と酷い。

211 : ◆VgiTQ6FNm6 [sage]:2016/12/18(日) 17:22:35.61 ID:nzxAFg2wo
ガキンッ!!ガガガガガ!


V号車長2「なっ!?」

V号が異音をばら撒く

機動力が明らかに落ちている!

V号車長「わ、ワイヤー…と……………………あんた誰?」

モブ2「…あ、どうも……M3の砲手やってる者です…あなたの戦車の履帯にワイヤー引っ掛けさせて貰いました」

V号車長2「…は?」

モブ2「チョウがリアクション芸人みたいなことやって注意逸してその間にちょいと…本当ならそのまま転輪外すハズだったんですが…残念」

V号車長2「…」

モブ2「それでは役目が終わりましたのでお暇させていただきます…ご機嫌よう…」

モブ2はトコトコと何処へ歩き始める

V号車長2「撃て」

ドォン!!!

モブ2、退場
212 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/18(日) 17:23:16.34 ID:nzxAFg2wo
V号車長2「搭乗員への直接攻撃は禁止されてるからテキトーに脅かして退散して貰ったわ」

V号装填手「これからどうするんですか?」

V号車長2「追うわよ。今砲手を片付けたからあっちの攻撃は緩いはずよ」

V号装填手「こっちは機動力、あっちは攻撃力が落ちている、と」

V号車長2「対等…いや、こっちの方が有利かもね」
213 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/18(日) 21:48:27.73 ID:nzxAFg2wo
線路上にて

チョウ「機動力を削って、外で決着をつけル!というわけで線路まで上がってキマシタ!」

モブ「もう一人帰ってこないけどな…」

チョウ「…そこは何とか…車長兼砲手兼装填手として働くしか…」
214 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/18(日) 21:49:10.92 ID:nzxAFg2wo
V号車長2「発見!てぇ!!」

チョウ「回避ぃ!!撃てぇ!」

ガキィン!

弾かれる!

チョウ「チィっ!」

V号車長2「撃てぇ!!」

チョウ「回避ぃ」

外れる!

チョウ「神田側に進んで!」

V号車長2「線路で進みにくいっ!!」

二輌の戦車が線路を突き進む!
215 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/18(日) 21:49:45.89 ID:nzxAFg2wo
チョウ「うりゃ!…………うりゃ!」

テンポ悪く砲撃を続ける!

チョウ「反転!!」

M3の機動力を遺憾なく発揮し旋回する!そのとき線路を踏んでちょっと車体が浮く

チョウ「おわわっ…トッ」ガッタン

V号車長2「撃てぇ!!」ドォン!

しかし大きく外れる!

チョウ「今だ!撃テェ!」

……

チョウ「ア、砲手いない…」

216 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/18(日) 21:50:11.82 ID:nzxAFg2wo



ガガガッタン!!

チョウ「ヘ!?」

M3の車体が大きく傾く!!

チョウ「な、ナンデ!?」

バターン!

車体が横転!

チョウ「ウワァァァ!」

V号車長2「砲撃用意!」

チョウ「なんで横転…」

V号車長2「線路に乗り上げたのよ」

チョウ「それならちょっと車体が浮くだけジャ…」
217 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/18(日) 21:51:01.67 ID:nzxAFg2wo

V号車長2「私が線路を歪めた!」

チョウ「!?」

そこには大きく歪んだ線路が!

V号車長2「と・こ・ろ・で?」

チョウ「ハ、ハイ?」





V号車長2「そのご自慢の機動力で、避けて見なさいなぁ!!」

チョウ「横転してるからムリィィ!!」



ドゴォン!!シュパッ!

M3走行不能!
218 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/19(月) 00:40:41.04 ID:OsSoYgUM0
この「車長2」が横転させた戦車を前に言う「と・こ・ろ・で?」って台詞…
あれ……言われる想像をした時…
なんていうか……その…下品なんですが…フフ………勃起…しちゃいましてね……
219 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/20(火) 21:56:04.49 ID:QKcoljoxo
残存車輌

御舞等高校

一式中戦車
SU-100
ルノー乙型
バレンタイン歩兵戦車J
T号戦車C型風
SMK重戦車


黒森峰女学院

ティーガーT
ティーガーU
パンターG型
マウス
V号戦車
220 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/20(火) 21:56:31.97 ID:QKcoljoxo
そして舞台は再び戻り…


ティーガーT「」ゴゴゴゴゴゴ

ティーガーU「」ゴゴゴゴゴゴ

パンター「」ゴゴゴゴゴゴ



クロウ「…流石にこれは……分が悪い…」

ハーミット「…っ……」


まほ「戦車前へ!!」

クロウ「か、回避っ!」

流石のクロウでもこれは助からない……



不良「撃てぇッ!!」

ドォォン!!ガキィン!

バレンタインの75mmが炸裂するもティーガーUの装甲に弾かれる!
221 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/20(火) 21:57:03.43 ID:QKcoljoxo
クロウ「退避っ!!」ブロォォン!

不良「大丈夫か!」

不良が生み出した一瞬の隙を突きルノー乙型が動き出す!

クロウ「あのビルの陰に隠れろぉ!!」

ギャリリリリ!

まほ「撃て」

ドゴォン!!

ティーガーTの弾は正確にルノー乙型に向かい…
222 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/20(火) 21:57:30.22 ID:QKcoljoxo
クロウ「左にッ!」

ズカキィィン!!

クロウ「うわァァァァ!」

ルノー乙型が回転する!

後方のそりに命中したのだ!

クロウ「おおおおおおお!」

回転を押さえ込み物陰に隠れる!

クロウ「あっぶねぇ…そりが無くなっちった…」
223 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/20(火) 21:58:03.51 ID:QKcoljoxo
航海「撃て撃て撃て!」

ドンドンドンカンカンカン!

航海「とにかく履帯狙え!」



エリカ「チッ!運のいい奴…」

まほ「相手も三輌…押し切るぞ」

赤星「了解!」

エリカ「了解!」
224 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/20(火) 21:58:29.88 ID:QKcoljoxo




俺「撃てば必中…」

キモオタ「当たれど抜けず」

ネクラ「…しかも心は乱れのみ」



俺「撃てぇ!!」

ドォン!!

ガキィン!

どこからか放たれた砲弾は厚い装甲に弾かれる!

まほ「…奴か」

俺「俺達もいるぜ!!」

キモオタ「マサイ氏、次は榴弾を」

マサイ「了解!」

俺「撃て!!」

ドォン!!
225 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/20(火) 21:59:03.85 ID:QKcoljoxo

俺「いいか!主力が戻ってくるまで絶対に死守しろ!!」

不良『了解!』

クロウ『了解!』

航海『了解!』




俺「頼むぞ阿部会長!オネェさん!」
226 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/22(木) 16:03:28.60 ID:z9ainaBto
オネェ「…なんていう大きさ……」

SMKは見つけた。そして奴もSMKを見つける…



オネェ「…マウス……」


マウス「」ゴゴゴゴゴゴ

オネェ「全員行くわよ!」



オネェ「ここで奴を仕留める!!」
227 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/24(土) 13:18:27.82 ID:bLSpxQy+o
オネェ「先手を取る!撃て!」

ドドォン!

76mm砲と45mm砲の同時砲撃!

オネェ「…流石に正面じゃ抜けないわよね…」



マウス車長「次はこっちの番…!」

ドゴォォン!!

マウスの主砲が火を吹く!

オネェ「角度調整ッ!お願いッ!」

ガッギィィィン!!

マウスの弾が当たるも上手く弾くッ!

オネェ「左の機銃装置が破壊…まあしょうがないわね…」

マウス車長「お互い一発ずつ…」 
228 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/24(土) 13:18:58.40 ID:bLSpxQy+o

オネェ「残存の機銃展開!一斉掃射!」

ダダダダダダダダダダ!!

ダダダダダダダダダダ!!

オネェ「とにかく牽制!」

正確にマウスに命中する機銃が半数、残りは明後日の方向に撃ってしまっている

外れた機銃の弾が破壊の限りを尽くす!

マウス車長「そんな攻撃効くかぁ!!撃て!」

229 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/24(土) 13:19:42.82 ID:bLSpxQy+o
オネェ「探照灯照射!目を殺せッ!!」

金属製のカバーが開き、探照灯が姿を表わす

カバーは傘状の鏡だ!



マウス車長「目潰しッ!?」

強い光が視界を奪う!

オネェ「アンタみたいな化物まともに戦えるか!小細工もしたくなるわよ!!撃て!」

マウス車長「くっ…見えない…」

マウス装填手「見えなくても見えないところに当てればいいっ!!」

マウス装填手が機銃を乱射する!
230 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/24(土) 13:20:18.49 ID:bLSpxQy+o
マウス装填手「当たれぇぇぇぇ!!!」ダダダダダダダダダダ!



ダダダダダタズガガガガン!!


オネェ「探照灯が破壊された!」

一幸「…やだ〜視界が回復しちゃうじゃない〜」

オネェ「後退!すぐには視界は回復しないはずよ!」

231 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/25(日) 19:42:09.77 ID:EHJQ00Xlo
マウス通信手「車長交代!」

マウス車長「お願い!」



オネェ「な、車長を交代した!?そんな機転、黒森峰に回せるの!?」

マウス車長「私達は…変わったんだ!!」 

通信手「私は探照灯を直視してないから視界は安定してる!撃て!」
232 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/25(日) 19:43:03.33 ID:EHJQ00Xlo
オネェ「後退!後退!」

通信手「装填急いで!前進!」

オネェ「とにかく下がって!残存機銃撃て!!」ダダダダ

通信手「こんなこけおどしで…私達は止められないッ!!撃てッ!!」

ドォォォォォン!!

一幸「どんだけぇぇぇ!!」

砲塔が一つ炎上する!

一幸「主砲使用不可!炎上中!!」

オネェ「足を止めるな!副砲撃てえ!!」

炎を吐きながらもSMKは後退を続ける!

オネェ「うおおおおおお!!」

通信手「放てッ!!」

ドゴォン!!シュパッ!

通信手「やった!」


SMK走行不能!!
233 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/25(日) 19:43:36.79 ID:EHJQ00Xlo










オネェ「…また主力戦車を囮にするなんて無茶な隊長ね」










234 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/25(日) 19:44:02.77 ID:EHJQ00Xlo
ドゴォン!!シュパッ!

マウス装填手「…え?」

マウス走行不能!!

マウス車長「なんで…?」




阿部「俺の事をお探しかい?」





マウス車長「な…」

オネェ「あなたの戦車の下、見てみなさい」

マウス車長「ち、地下鉄の駅!?」  
235 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/25(日) 19:45:29.96 ID:EHJQ00Xlo
オネェ「あらかじめ副砲で地上の建物を壊しておいて、見当違いに撃ったようにみえる機銃で瓦礫を増やしカモフラージュ、後は上手く誘導して地下鉄の出入り口改めホモ地雷踏ませれば作戦完了、裏撃ってお終いよ」

マウス車長「……どうやってSU入ったのよ」

阿部「穴を撃って掘った♂」

マウス車長「…………………………これだから御舞等は…………」

マウス装填手「でもどうやって出る気?」

阿部「別の出入り口を掘って♂ある」

マウス車長「……もう無茶苦茶」

阿部「それが…俺達だ」ニヤリ




阿部「いきなり車長と通信手変えるなんて度肝抜かれたけどな」
236 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/25(日) 23:21:38.05 ID:EHJQ00Xlo
〜ここからちょっと茶番〜

男子戦車道です!クリスマス特別編!


俺「メリークリスマース!」

全員『いえーーーい!』

俺「“全員”揃ったな!」

全員『いえぇぇぇぇぇぇいっ!!!!!!!』

俺「ちくしょうめぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!」

全員『チクショウメェェェェェェェェッ!!!!』

俺「今年も彼女はできませんでしたァァァ!!!」

一部『今年も彼氏はできませんでしたァァァ!』

俺「と言うわけでリア充共が集まり!ショッピングをし!そしてオサレなレストランで愛を囁いているであろうデパートにやって来ましたァァァァァ!!」

全員『ウラァァァァァァ!!』

俺「全員!思う存分破壊を尽くせッ!!」

全員『ぶっ殺せぇぇぇぇぇぇ!!』

俺「リア充破壊作戦んんん!開始ぃぃぃぃぃい!!!」 



全員『うおおおおおおおおおおおお!!!』



俺「何でこんなに美少女と関わりあるのに何もイベントが起こらないんだぁぁぁ!」ドグシャァァン!!

キモオタ「クリスマスを前にしてソシャゲがサービス終了したぁぁぁぁ!!」ごぉぉん!!

ネクラ「…もっと太ももをだぜぇぇぇえええ!!!」BON!

クロウ「ペパロニぃぃぃぃぃい!!」ダダダダダダ

ハーミット「クロウうううううううう!!」ドゴーン

チビ「レイヤーさんが写真撮らせてくれないッ!!」ボッコン!

チョウ「帰りタイッ!!」ゲジっ!

阿部「アッー!」シャァァァ

810「ンアッー!」パンパン

航海「船に乗らせろぉ!!」ジャバァァ!!

不良「金髪に染めても持てませんでしたァァァァァ!!」ボッゴォ!

オネェ「彼氏が欲しいッ!!!」びょごぉぉ!


12月26日零時



デパートのクリスマス商戦からお正月商戦に向けて一斉に模様替えが始まった。

残されたタイムリミットは開店まで10時間。

残された時間で彼らはクリスマスムードを完全破壊しなくてはならない

それだけではない

彼らはお正月を創造せねばならない



君は生き残ることができるか




クリスマス装飾撤去作業
給与13500円+交通費
237 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2016/12/28(水) 11:57:21.92 ID:es6+bTYGo
更新がないのは別にネタがないわけじゃないんですわ……最終回までストーリーは決まってるんですわ……ちょっと待っててくだせぇ…
238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/31(土) 04:02:22.77 ID:2F2u8UeV0
>>1
まともな死に方出来ると思うな
惨たらしく苦しみぬいて死ねばいい
生きる価値のないゴミ
239 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/01/01(日) 12:36:17.59 ID:irY1NHILo
マウス戦と同時刻

俺「SMKがマウスと戦闘を開始した!」

不良「おっしゃぁ!奴らがマウス倒して帰ってくるまで耐えるぜ!」

舎弟「これマウスに負けてたらお終いじゃ…」

子分「弱気なこと言ってっと張っ倒すぞコラァ!」

クロウ「とにかく撃てぇ!」ダォン!



カァン!カンカンカン!


まほ「…撃て」

ドンドドン!!

三輌が一斉に攻撃する!



俺「わ、ワンブロック後退ッ!!」

クロウ「ヒィぃ!!怖ぇ!」

不良「これ大丈夫か!?耐えられる気がしねぇんだが!?」

俺「ふっ…一撃貰ったら負けさ…」

クロウ「…どーすんの?」

俺「うん!逃げる!」

240 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/01/01(日) 12:37:01.29 ID:irY1NHILo
俺「とにかく路地入りまくって逃げるぞ!」

クロウ「おいここで縫い止めないとあいつらマウスの加勢に行っちまうぞ!」  

俺「わかってる!取り敢えず一定距離開けて逃げて!付いてこなければ輌分けて時間稼ぐ!」



不良「こっちこいやぁ!!」 

クロウ「全部回避してやるからよ!」

俺「…こい」



まほ「…全車で追うぞ。SMKやSUよりもあの一式を潰しておきたい」

エリカ「了解!」
241 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/01/01(日) 12:37:39.55 ID:irY1NHILo
俺「三輌こっちに来たな!」

クロウ「僥倖!」

不良「隊長どうするよ!」

俺「散開してくれ!不良は右クロウは左!」



俺も「金床作戦開始!!」
242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/01(日) 22:03:45.37 ID:baJXZxZb0
あけおめことよろそして支援
243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/12(木) 16:26:05.03 ID:9Jul6xZW0
頑張れ
244 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/01/23(月) 16:47:29.59 ID:/Zo8xmN4o

まほ「御舞等三輌が別れた。二輌が後方に回り込む可能性がある。警戒を怠るな」




俺「今だ!後ろを突け!」

まほ「後方!」

赤星「撃てッ!!」

ドォン!!

黒森峰後方から飛び出したルノー乙型を撃ち抜く!
245 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/01/23(月) 16:49:03.77 ID:/Zo8xmN4o
クロウ「ハーミットっ!」

ハーミット「どっこい…せぇぇ!!」

ルノー乙型の右履帯に命中する!その威力で車体が大きく傾き回転する!

………なんちゃらポルカが流れ始める

ハーミット「天下のクリスティー式じゃなくても……」


ギリリリリリリリ!!!!


片方の履帯だけで前進を始めるルノー乙型!!


クロウ「片輪走行でき………」


バタンっ!


クロウ「…なかった」


ルノー乙型横転!


赤星「………」
246 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/01/23(月) 16:49:36.44 ID:/Zo8xmN4o
クロウ「………なんてなぁ!!」

ドォン!!

横転した状態での砲撃ッ!



ガぎぃん!!

パンターの履帯が外れる!


クロウ「不良!やれ!!」



不良「オラァ!!」

遅れて出てきたバレンタインがパンターを狙う!
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/23(月) 17:09:55.35 ID:YZhEZKht0
待ってた
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/09(木) 16:38:20.95 ID:fpSx/Wcv0
よく見たら最近世界一の〜SS書いてる人か
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/20(月) 22:15:26.11 ID:qVPSOnfvo
完結させてくれえ
250 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/23(木) 15:44:08.60 ID:8Y2HovHjo
エリカ「させるかぁ!!」

エリカが阻止しようと割り込み攻撃!!

ドゴォン!!


不良「飛べぇぇぇ!!」

子分「あいさぁぁぁぁぁ!!!!」

ドゴン!

ロケットブースターが発動しバレンタインが宙を舞う!

ティーガーUの砲撃を回避!

不良「当たれぇぇぇぇぇ!!」



空中からの砲撃ッ!!



ズガァン!!



…………………


シュパッ!

赤星「上……から……」

パンター撃破!

子分「う…わあぁぁ!!」

ドガッシャーン!

無理な状態で砲撃したため着地に失敗する…

シュパッ!

不良「……刺し違えた…ぜ」

バレンタイン歩兵戦車走行不能!

251 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/23(木) 15:44:45.97 ID:8Y2HovHjo
クロウ「…………」

まほ「…」

クロウ「…」ドキドキ

クロウ(……横転したけど白旗出てないから…このまましれっと死んだふりしてれば……戦線復帰も……)


まほ「…撃て」ドン!

クロウ「ですよねー気づきますよね!うわァァァァ!!」シュパッ!

ルノー乙型走行不能! 

252 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/23(木) 15:45:12.28 ID:8Y2HovHjo
俺「うわ…二輌やられた…」

ネクラ「パンター倒したけど、あの二輌相手じゃ分が悪すぎる…逃げるよ」

俺「オネェさん、阿部会長、そっちの状況は!?」

阿部『マウス撃破!そのかわりSMKはやられた!』

俺「……よし…」

253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/23(木) 17:24:30.20 ID:uYXCAjAE0
軽戦車ばっかで可哀想だからカヴェナンターCSかKV-7-Uを加えて差し上げたい
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/24(金) 22:24:52.41 ID:Nv6J1zuNo
なんだ生きてたのか
255 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/25(土) 00:20:01.23 ID:7lZy1Taro
俺「航海!生きてるな!」

航海『おうよ!』

俺「V号の位置がわからないから探してくれ」

航海『了解!』

俺「俺は最終作戦に必要な物を調達してくる!」
256 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/25(土) 00:20:32.21 ID:7lZy1Taro
俺「ネクラ、秋葉原駅方面に進んでくれ」

ネクラ「…はいよ」

キモオタ「何をする気ですか?」

俺「いやらしいこと♡」

257 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/25(土) 00:21:11.23 ID:7lZy1Taro
阿部「敵はあとは3輌…恐らく全車でくっついてるだろうな」

航海『なんでだ?』

阿部「向こうは重戦車2輌中戦車1輌、こっちは駆逐戦車1、中戦車1、軽戦車1だ。全員でかかっても火力と装甲で勝てるだろうさ」

航海『じゃあ最初からそうすればよかったのに』

阿部「それをしたらこの路地だらけの街じゃ動けなくなるだろう」

航海『そりゃそうか……おっと、V号発見……読み通り3輌固まってるな…こっちはまだ見つかってない』

阿部「とのことだ、隊長どうする?」

俺『もうちょっと待ってくれ…ハァハァ…すぐ済むから…ハァハァ』

阿部「…何やってるんだ」

俺『ハァハァ』

阿部「………おい」
258 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/25(土) 20:26:23.46 ID:7lZy1Taro
まほ「……」

エリカ「…隊長」

まほ「……」

エリカ「大丈夫です。西住流は最強です」
259 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/25(土) 20:26:50.46 ID:7lZy1Taro

御舞等高校
一式中戦車
SU-100
T号戦車C型

黒森峰女学院
ティーガーT
ティーガーU
V号戦車
260 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/25(土) 20:27:38.07 ID:7lZy1Taro
俺「準備は整った…勝負は一瞬だ。いくぞ!」

阿部「了解」

航海「了解!」




まほ「…来る」

エリカ「…ッ!」





俺「“企画モノ作戦”開始ッ!!」

261 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/25(土) 21:52:31.54 ID:7lZy1Taro
航海「履帯狙えッ!撃てッ!!」

T号が飛び出しティーガーTの履帯を狙う!

エリカ「予想済みよ!」

唐突な襲撃に対処するエリカ!

エリカ「撃てぇ!!」 

完璧なタイミングでT号を狙い撃つ!
262 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/25(土) 21:52:57.65 ID:7lZy1Taro







航海「掛かったな!」









263 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/25(土) 21:53:27.98 ID:7lZy1Taro
エリカ(何かおかしい…あのT号…あれは…)





エリカ「ポリタンク…?」 


ドゴォン!!

T号の表面に取り付けられたポリタンクが破れ中身が飛び散る!

シュパッ!



俺「うおおおおおおおおお!!!!」


T号が白旗を上げた瞬間、一式が現れる!

そしてその手には――――――――
264 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/25(土) 21:53:57.70 ID:7lZy1Taro











――――――――――パンツ

265 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/25(土) 22:50:02.23 ID:7lZy1Taro
V号車長「ファッ!?」

俺「撃てッ!!」

ドォン!シュパッ!

V号戦車撃破!

エリカ「チッ!!砲手一式を狙えッ!!」

俺「行け阿部さん!!」





阿部「俺のモノを見ろぉぉ!!」

SUが現れる!
266 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/25(土) 22:50:30.23 ID:7lZy1Taro

まほ「あの時と同じだ」

ティーガーTはSUの攻撃を読んでいた



阿部「…」

まほ「…」









阿部「撃てぇ!!」

まほ「撃て」


ドドォン!!



砲弾が交差する!

267 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/25(土) 22:51:11.93 ID:7lZy1Taro
俺「マサイ装填ッ!!」

マサイ「次発…装填済み…ですっ!」

俺「ネクラ頼む!」

ネクラ「…任せろ」




エリカ「負けるわけにはいかない!」

エリカ「…今度こそ…守るッ!」



俺「突っ込めッ!!」

チヘが真っ直ぐティーガーUに突撃する!



エリカ「撃てッ!!」



俺「ネクラッ!やれ!!」
268 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/25(土) 22:51:44.31 ID:7lZy1Taro


ギャリリリリリリリリリ!!!

チヘがドリフトを始める!!


ティーガーUの砲弾が通過する

エリカ「な…この技は…!!」



チヘはドリフトでティーガーUの側面につく!!



俺「西住ターンッ!!」

俺「撃てッ!!」



チヘ、ティーガーT、SU-100、3つの砲声が同時に鳴り響く!
269 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/26(日) 17:12:23.32 ID:JGIkMrCoo

まほ「…」

阿部「……」

まほ「…今度“は”私の勝ちだ」

阿部「…今度“も”だ」

まほ「……お前実は性格悪いだろう」


SU-100走行不能ッ!!
270 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/26(日) 17:12:58.37 ID:JGIkMrCoo
エリカ「クソッ!!」

俺「危なかったぁ…」

エリカ「…でもその技は履帯を犠牲にする!お前はもう動けないわ!!」




ネクラ「動くさ…コイツはな」





エリカ「!?」

チヘが動き始める




俺「T号が身体張って撒き散らした…」









俺「ローションだ!」
271 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/26(日) 18:34:20.09 ID:JGIkMrCoo
実は20Lポリタンク入りローションというものは珍しいものではない。企画AVやバラエティなどのヌルヌル企画には絶対に必要なのだ。

今回T号戦車にローション入りのポリタンクを載せ、ダクトテープで固定、とにかくギリギリまで載せる

砲撃を受けた瞬間そのローションは地面に撒き散らされる



………秋葉原のエロタワーと呼ばれる大人のおもちゃ屋さんから拝借してきた

ちなみに俺はついでにくすねてきた使用済みパンツ(inガチャガチャ)を被ってる
272 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/02/26(日) 18:34:58.15 ID:JGIkMrCoo

俺「大量のローション、ネクラの運転テクニックであのターンを履帯を壊さずに実現した!ゴム履帯履いてて良かったぁ!」

キモオタ「…俺氏……喜んでる場合ではないです」



まほ「全く……無茶というか何というか…」

俺「お褒めに預かり光栄」

キモオタ「…作戦は?」

俺「…残念ながら無い」

キモオタ「…マジデスカ」

俺「逃げ回りながらなんとかゼロ距離狙うぞ」

ネクラ「了解…!」
273 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/03/17(金) 13:49:02.51 ID:s8j04ifwo
俺「とにかく逃げろ!スピードはこっちのほうが上!」

ネクラ「ただ逃げるだけか?」

俺「そんな馬鹿な!路地回り込んで隙を突く!」

そのとき

俺「ッ!!」ゾクッ!!

俺「停車ッ!!」



ズガァァァン!!



目の前に瓦礫が流れる!



まほ「次発装填…」

俺「家屋抜き……かよ…」

ティーガーは建物を貫いて攻撃してきた!
274 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/03/17(金) 13:49:30.94 ID:s8j04ifwo
俺「次来るぞ!全速後退ッ!」

チヘが急速に後退し…

俺「左回避ッ!」

まほ「撃て」

ドォン!

俺「あっぶねぇ!!」

紙一重で回避!

俺「逃げるぞ!」

まほ「逃がすな、追うぞ」
275 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/03/17(金) 13:50:24.21 ID:s8j04ifwo
俺「マサイ!秘密道具類は何が残ってる!?」

マサイ「ダクトテープとワイヤーはさっきのローション撒き散らしたときに全部使いました!アルミデコイはこの状況じゃ簡単に見破られます!むしろ敷設するときを狙われてお陀仏!」

俺「火炎瓶は!?」

マサイ「運営に取り上げられました!煙幕ならありますがこのスピードで撃っても役にはたたないかと!」

俺「なんか使える道具……さっきエロタワーで調達したパンツと電マしかねぇ!」

キモオタ「何を調達してきてるんですかぁ!!」

ネクラ「…ふざけてる場合かぁ!!」

ティーガーの攻撃!

俺「回避ぃ!!」

ギャリリ!!

俺「ぎゃぁぁ!!あっぶねぇ!!」

ネクラ「…どうする?このままじゃ近づけないぞ」

俺「中央通りに戻るぞ!さっきティーガーU倒したあたり!」

ネクラ「了解…」
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 02:53:32.94 ID:CD29onuk0
支援保守
277 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/06(木) 22:44:04.96 ID:2EZyX04go
やばい…そろそろ続き書かないと落ちる…
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/07(金) 06:52:03.65 ID:z1xnaUpF0
まぁ仕事遅いし平気だとは思うけどな
待機してるわ
279 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/08(土) 13:11:06.94 ID:aqtmCu5yo
まほ「流石…と言ったところか…我々の砲撃を全て避けるとは」

俺「まあな…そのくらいの技術がなきゃチヘでお前らとやりあうなんて不可能だ……うん…ホントに…」



先程撃破したティーガーUを挟んで二輌が睨み合う




俺「撃てッ!!」

ドォン!!
280 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/08(土) 13:11:44.95 ID:aqtmCu5yo

まほ「無駄だ…57oじゃティーガーの正面は抜けない」


キモオタ「狙いは…こっちですぞ!」

チヘから発射された榴弾は残っていた大看板の骨組みに炸裂、落下する!

まほ「…あの看板を落として我々を動けなくするつもりか……」




まほ「だが…外れだ…」
281 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/08(土) 13:12:12.47 ID:aqtmCu5yo
ガシャァァン!!

看板はティーガーTから外れ、障害物となっていたティーガーUに立てかかる





まほ「砲撃用意…」

無慈悲な8.8cm砲がチヘを狙う!





俺「行くぞ!エンジン全開!」

まほ「…!?」
282 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/08(土) 13:12:39.04 ID:aqtmCu5yo
俺「チヘの砲じゃティーガーの正面装甲は抜けない…かと言って安々と背面見せてくれるほど黒森峰は甘くない……なら!」


チヘはティーガーUに向けて突進!



俺「直上を狙う!!」



ティーガーUと先程落として持たれかけた看板をジャンプ台にする!!

283 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/08(土) 13:13:06.08 ID:aqtmCu5yo
俺「ネクラぁ!!」

ネクラ「任せろ……!!」

ジャンプ台に乗りかかる―――



まほ「させるな!撃て…!」



マサイ「余所見厳禁…です!」


チヘから転げ降りたマサイが発煙筒を投げていた!


マサイ「命中率低下!後は頼みます!」


ネクラ「飛ぶぞ!狙え!」
284 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/08(土) 13:13:36.34 ID:aqtmCu5yo







チヘが飛んだ――――――







285 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/08(土) 13:14:03.28 ID:aqtmCu5yo
キモオタ「全て尽くした…後は当てるだけです……………」




カチッ


引き金が鳴った








ドォン!!!


放たれた弾は寸分狂いなく突き進み……


俺「…」




まほ「……」



ドゴォン!!!


キューポラに炸裂!!
286 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/08(土) 13:14:52.80 ID:aqtmCu5yo


………の瞬間


グシャ!


俺「ブベッ!」

キモオタ「ウッ!」

ネクラ「……おごぉ!」


………チヘ落下




シュパッ!!





黒森峰女学院ティーガーT走行不能!




勝者、御舞等高校!



287 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/09(日) 18:24:55.54 ID:4OXczq/+o
俺「…勝った!勝ったぞ!!」

キモオタ「ついに…遂に!!」

ネクラ「ティーガーTを…下した!!…………よし!!」




マサイ「…あれ………何か忘れてる気が………」

俺「え?何を…?全車倒しただろ?」



マサイ「……ええと……マウス撃破の時点で3対3…で…T号がやられて我々がティーガーU倒して…SUがやられて………今ティーガーT倒して……」




キモオタ「あ……あれ?……1輌……残って………………」


ネクラ「…ちなみに着地の衝撃で履帯イカれてるぞ?」

マサイ「……………」

俺「………………」




ボーナスステージ突入

288 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/09(日) 18:27:43.91 ID:4OXczq/+o
>>287
間違えた消して本当にごめんなさい書くの久しぶりで展開忘れてました本当にごめんなさい疲れてるんですきっとあああやっちまった脳内で消しておいて下さいちょっと切腹してきますズシャァ!してきましたホントにすいませんすいませんすいませんごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんください
289 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/09(日) 18:39:53.31 ID:4OXczq/+o
俺「という夢をみたのさ!」

キモオタ「冗談でもここからもう一戦は無理です……」

ネクラ「………」




俺「……勝ったな……遂に」

キモオタ「勝ちましたな……」



ガチャン!

ティーガーTからまほが現れる


まほ「……」

俺「……ありがとうございました!」

まほ「みほに負けて…君に負けて…本当に自身が無くなるよ」

俺「…それ今俺に言います?」

まほ「このくらいの文句は許せ。仲間の前ではいえないんだ」

俺「なるほど…じゃあ俺は仲間の前では言えないような下ネタをここで言……嘘ですやめてください誠に申し訳ありません」

まほ「…」ジトー

思いっきり振りかぶった拳を引っ込めるまほ

まほ「…おめでとう」

俺「……どうも」ニヤリ
290 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/09(日) 18:50:40.62 ID:4OXczq/+o
試合後UDXモニター前

河嶋「…ハァハァ…会長…やっと見つけました!」

人混みを掻き分けて大洗の河嶋が現れる

桃「会長!帰りますよ!」



杏「かーしま、試合の準備」

桃「会長!?」

杏「大学選抜のときも思ったけど…中々面白そうじゃん」モグモグ




杏「…」ニヤリ
291 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/09(日) 18:52:08.47 ID:4OXczq/+o
秋葉原市街戦編終了!…最後の最後でやっちまった。誠に申し訳御座いませんでした


多分次回で最後、VS大洗!!
292 : ◆MNMy.fqCRg [saga]:2017/04/10(月) 23:30:36.06 ID:vTMulx4GO
イッチが書いてたはいふりssが気になってしまう・・・
293 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/11(火) 07:00:28.51 ID:ZvvaWf5Bo
>>292
御舞等海洋高校一年F組は落ちこぼれクラス。そんな落ちこぼれに与えられたのは潜水直接教育艦「三式潜航輸送艇」通称まるゆ。しかしトラブル続きで(潜れなかった)初の海洋実習に出られなかった!

そんな中彼らにはある任務が課せられる。「行方不明艦を探し出し、物資を補給せよ」

はいふり本編の裏側で繰り広げられる決死の輸送作戦!

はいふりSS「繋げシーレーン!」


という予定だった
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/11(火) 13:49:13.43 ID:yqXKVo6QO
>>293
なにそれみたい
295 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/11(火) 16:03:00.27 ID:pcQttce9o
俺「キタキタキタキターー!!」

航海「うわビックリした!」

チビ「何ですかいきなり……エロ本でも拾いました?」

俺「来たんだよ予算が!!」

チョウ「オオ!これで新しい戦車が買えますネ!」

俺「いや、戦車は買わない」

阿部「…まあ乗組員いないしな……」

御舞等高校は人数ギリギリなのである。

俺「と言うわけで今ある戦車の改造に使うぞ」
296 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/11(火) 16:03:29.81 ID:pcQttce9o
クロウ「大変だ大変だぁぁぁぁぁぁ!!」

俺「どうしたクロウ!尿道からキュウリが抜けなくなったのか!?」

クロウ「そんな特殊なプレイしたことねぇよ!!というか入らねぇ!!」

俺「…実は夜な夜な810先輩が…いや、やめておこう」

クロウ「待って!?怖い怖い怖い!何!?俺夜中尿道拡張されてるの!?」

俺「どんな姿になっても…俺はお前の友達だからな」キラッ

クロウ「嫌ぁぁぁぁぁ!!」
297 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/11(火) 16:03:55.54 ID:pcQttce9o
クロウ「パンツ抜いて尿道確認したけど正常だった…良かった…」

俺「尿道は……な………」 

クロウ「危機は去ってない!?」

俺「ところで何かあったのか?さっき大変だ大変だとか言ってたけど」

クロウ「肛門確認してからでいいか?」

俺「肛門確認しながら報告しろ」




クロウ「大洗女子から試合の申込みがあった」

クロウは手鏡で肛門を覗きながら言った
298 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/13(木) 23:18:32.82 ID:G0ryyM9so
〜大洗女子学園〜

みほ「御舞等高校…ですか?」

杏「うん。男子との試合も面白い経験になるからね〜」

桃「相手は男子戦車道チームとしては日本一だ。相手に両数制限があったとは言え、あの黒森峰にも勝利している」

華「大学選抜のときにも来てくださってましたよね」

沙織「あの変態さん達か…」

麻子「いつもの、やだもーは無いのか?」

沙織「だって変態だし…」

みほ「あ…はは…」

御舞等は大学選抜戦で女子の制服で登場して、各隊長にセクハラしている。

みほ「ところで相手の情報は…?」

杏「例のごとくそろそろ届くよ〜」モグモグ
299 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/13(木) 23:18:59.53 ID:G0ryyM9so
優花里「不肖秋山優花里、帰還しました!」バタン!

杏「お疲れ〜」

みほ「優花里さん…やっぱり偵察?」

優花里「はい!男子校ということで少々手間取りましたがなんとか偵察してきました!動画編集もちゃちゃっと!」

杏「それじゃ早速再生して」

300 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/13(木) 23:19:34.90 ID:G0ryyM9so

『御舞等高校潜入レポート!』

優花里『どうも!今回は御舞等高校に来ています!例のごとくコンビニの連絡船に忍び込んできました!』



優花里「今回は男子校ということで学ランです!いかがでしょうか!」

華「とてもお似合いですよ」

みほ「優花里さんかっこいいよ」

優花里「ありがとうございますぅ〜!」モシャモシャ
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/14(金) 00:06:59.67 ID:G5PGtoRvO
秋山殿可愛いなぁ…忠犬…
302 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/15(土) 20:51:04.23 ID:uFZnD/Xzo
優花里『御舞等高校は秋葉原の学園艦です。電気街やサブカルチャーが色濃いですが、学生寮がある地区は神田、神保町あたりを意識しているようで落ち着いた雰囲気です』




優花里『さて、早速戦車ガレージに潜入であります!』



優花里『おおっとこれはソ連のSMK重戦車!御舞等高校の主力にしてわずか一輌しか作られていない超激レア戦車であります!!』

優花里『後のKVシリーズに繋がる素晴らしい戦車です!』

303 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/15(土) 20:51:35.99 ID:uFZnD/Xzo

沙織「砲塔が2つあるね」

優花里「16.5口径76.2
戦車砲と副砲の42口径45 mm戦車砲であります。その他にも7.7mm機銃や12.7mm機銃などが取り付けられています。」

沙織「ひゃー!ハリネズミだ!」

優花里「車長への牽制のために大量の機銃を配備しているようです。ですが簡単な機械でしたのでこちらの機銃でもすぐに壊せるかと」
304 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/15(土) 20:52:13.77 ID:uFZnD/Xzo
優花里『続いてはM3スチュアート……という事前情報でしたが……改造されています。これはM5A1です。エンジンを2基搭載していて強力になっています』

優花里『さらに砲が日本軍の47mm砲です。本家よりも貫通力が高くなっています』



華「アメリカの戦車なのに日本の砲なんですか?」

優花里「御舞等高校のM3は中国軍仕様と名乗っていました。史実でも戦後中華民国軍は供与されたM5に鹵獲したチハの砲を載せていたので、それになぞらえたのでしょう」
305 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/15(土) 20:52:55.27 ID:uFZnD/Xzo
優花里『さて!お次はルノー乙型です!ルノー乙型はフランスのルノーNC-27を日本軍が輸入したものです!』


※このSSでは今までルノー乙型をルノーFT-17と同一視してきましたが正しくはルノーNC-27です。本当にすいませんでした。ちなみにルノーFT-17の日本軍仕様はルノー甲型です。



優花里『実はこのルノー乙型は我々の八九式よりも古いもので性能はお世辞にも良いとは言えません…素晴らしい戦車ではあるのですが…』

優花里『しかし御舞等のルノー乙型の搭乗員の練度は凄まじく高く、シャーマン、パンターなど名立たる傑作戦車を撃破しています。通常ではあり得ない戦果です……』



柚子「八九式よりも旧式の戦車で……?」

杏「これは要注意だねぃ」
306 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/15(土) 20:53:27.42 ID:uFZnD/Xzo
優花里『さてさて!バレンタイン歩兵戦車の登場です!イギリスの戦車で、とにかく量産して数で攻めることを目的で生まれました』

優花里『しかし御舞等のバレンタインは75mm砲を装備しているのでその火力は侮れません』

優花里『それに加えて御舞等高校はあのジャンピングタンクを再現しているのです!』

307 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/15(土) 20:53:54.90 ID:uFZnD/Xzo
麻子「ジャンピングタンクってなんだ」

優花里「塹壕を越えるために戦車にロケットブースターをつけて、戦車が塹壕を飛び越えられるようにした戦車です。史実では失敗するとひっくり返ってしまうので実用は出来なかったそうですが…」
308 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/15(土) 20:54:22.96 ID:uFZnD/Xzo
優花里『さて次は……』




俺『よっしゃぁ!始めるぞ!』



優花里『はっ!どうやら御舞等が練習を始めるようです!隠れなければ!』コソコソ

優花里『こんな所にお誂え向きのダンボールが!』ゴソゴソ



秋山殿inダンボール



優花里(完璧な偽装であります!)
309 : ◆MNMy.fqCRg [saga]:2017/04/16(日) 11:04:08.52 ID:70N0Hc3pO
だめじゃねーかッ!!
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 12:05:58.00 ID:ubNrh6hLo
発見されそう
311 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/16(日) 13:04:49.58 ID:vzxf1E3wo
俺『よーし指定の場所に出発するぞー』

チビ『楽しみです!生まれ変わったU号!』

チョウ『真の金門之熊の出番デスネ!』




ゾロゾロと動き出す御舞等戦車




優花里『………バレませんでした』


優花里『…練習を覗いてみましょう!』







俺『………』
312 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/16(日) 13:05:27.94 ID:vzxf1E3wo
優花里『え……』


そこは学園艦上の市街地だった


そして御舞等高校に向かい合うのはパーシングなどの強力な戦車

優花里『試合……?』




みほ「あれは…ギルバート高校?」

沙織「どうしたのみぽりん?」

優花里「ギルバートは今季の注目チームです!最近力を上げてきたチームですよ!」
313 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/16(日) 20:51:45.57 ID:vzxf1E3wo
優花里『なんで試合を…』

??『元々は黒森峰戦の前にやる予定だったらしいですがね』

優花里『!?』

葉蔵『おっと、驚かせてすみません。私は御舞等葉蔵、ここの理事長です』

優花里『あ、理事長先生…』

葉蔵『畏まらなくていいですよ?大洗の秋山優花里さん』

優花里『え!?な、なんで知ってるんですか!?』

葉蔵『あの大洗の隊員ですからね』

優花里『こ、光栄です…』
314 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/16(日) 20:52:29.28 ID:vzxf1E3wo
俺『よろしくお願いします!』

仁子『…ふーん』

義永仁子はギルバート高校の隊長である



仁子『ダッサ』




俺『?』

仁子『安いザコ戦車かき集めてどうするつもり?男子戦車道一位って言っても所詮マイナーでしょ?』


優花里『ギルバートの隊長さんは試合前に精神的に揺さぶりをかけてくるという情報があります』



俺『そーですかー』ホジホジ



優花里『しかし動じません!』


礼が終わり各自の車両に戻る生徒






俺『ヤツを殺せ。遠慮はいらん。紳士を捨てろ』

全員『イエッサー!』



優花里『ブチ切れてらっしゃる!?』
315 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/16(日) 20:53:20.55 ID:vzxf1E3wo
華「大丈夫ですかね…かなり揺さぶられてますけど」

沙織「冷静な判断出来るのかな…?なんか全車突撃しちゃいそうな勢いだけど……」





優花里『…凄いです………』


優花里『まずはT号戦車とU号戦車が偵察…スピード的にT号戦車はC型ですが……エンジン音に違和感を感じます。恐らく普通のエンジンを使っていないかと……』

葉蔵『うっ……』

優花里『どうかしましたか?』

葉蔵『あ、いえ…………大丈夫ですよね……あくまでエンジンのパーツを利用しているだけだからルールには反さないはず……』ボソボソ
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 21:10:43.55 ID:u0WWhpgk0
ELC改造したんだっけか
317 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:08:53.08 ID:pFaXndVko
御舞等のT号戦車は>>1がやらかしたせいでフランスの戦後戦車を改造したものです。とはいえいくら中身だけといえど戦後戦車をそのまま使うのはルール上まずいので一度バラしてドイツエンジンとパーツを混ぜ、ギリギリ言い訳が出来るレベルに仕上げたのがこのT号戦車。

ちなみに車長の航海くんは元船舶科の見張り員だったため視力と注意力が高く、T号の性能も相まってチートレベルの偵察技術を持っています。
318 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:09:51.64 ID:pFaXndVko
優花里『ここでU号戦車から飛び出しました!囮でしょうか!』

葉蔵『いや、ここで一輌取るつもりでしょう』

優花里『あれはU号戦車ルクス!情報では御舞等のU号戦車はG型とされていましたが改造されています!』

葉蔵『ここでの御舞等本隊も顔を出して撃ち始めました。やはりSMKの存在感は凄いですね。上手く視線を誘導してます』

優花里『視線を誘導して、U号戦車の接近に気づかせない…と』
319 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:10:24.46 ID:pFaXndVko
チビ『密着完了!』

ギルバート生徒『な、いつの間にっ!?』

チビ『だいしゅきホールドぉぉぉ!!』

密着し車体と砲塔の間を狙い撃つ

ギルバート『うわぁ!』シュパッ!

優花里『なるほど…御舞等が軽戦車で重・中戦車を倒せるのは超接近戦に重きを置いているから…ですか』
320 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:10:59.18 ID:pFaXndVko
優花里『さらにM5、ルノー乙型が稜線射撃で寸分狂いなく履帯を破壊しています!』




杏「足回りが壊れたなら…」

桃「どうなるんです?」

柚子「桃ちゃんにはあまり関係ないかも…」

桃「?」

321 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:11:37.04 ID:pFaXndVko
ドゴォン!!

優花里『出ました!御舞等高校の主砲、SU-100です!ソ連の対戦車自走砲で、100mm砲は絶大な威力!恐ろしいことにレオポンチームののポルシェティーガーを正面から撃破出来ます!』


どおん!どおん!

動けなくなった敵戦車を狙撃していく!

優花里『あまり砲精度がいいとは言えないソ連砲で長距離狙撃をこなすとは…よく自身の戦車のクセを理解しています』

322 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:12:10.91 ID:pFaXndVko
沙織「自分のことを良くわかってる女の子は恋愛でも百発百中だもんね…」

麻子「つまりは沙織は何も分かってないということか」

華「そもそも的を見つけられないのでは?」

沙織「ちょ!辛辣過ぎ!」
323 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:13:46.80 ID:pFaXndVko
優花里『ギルバートが完全に劣勢…』

葉蔵『出ますよ、御舞等高校最後の一輌が…』





優花里『御舞等高校隊長車……一式中戦車チヘ!』


俺『……』ゴゴゴゴゴゴ







沙織「…大学選抜のときも来てたけど……本当にあれが隊長車なの?」

華「失礼ですよ…気持ちはわかりますが…砲も小さいですし」

優花里「本当に恐ろしいのは戦車ではありません…」

324 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:14:43.89 ID:pFaXndVko
優花里『一式の車長は御舞等高校の司令塔であり、自らを奇策師と名乗っています。常人では考えることができない、実行出来ない作戦を用いて数々の強豪を破ってきました』



俺はギルバート高校を静かに、冷たく見つめる



優花里『ッ!』ゾクッ!

俺の迫力に一歩下がる…
325 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:15:44.15 ID:pFaXndVko
優花里『御舞等の一式は作戦指揮だけではありません』



俺『撃て!』


ドォン!



優花里『砲撃はまさに百発百中…』

ドゴン!

仁子『!?』

御舞等本隊の後ろからギルバートの隊長車、M26パーシングの履帯を破壊する!



優花里『その腕前はサンダースのナオミ殿、プラウダのノンナ殿にも引けを取りません』



キモオタ『…』ドドドド

326 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:16:21.29 ID:pFaXndVko
優花里『そして装填手…御舞等高校は徹甲弾、榴弾以外にも煙幕弾など普段の戦車道ではお目にかかれない特殊な砲弾を使います。しかし一瞬のハンドサインも見逃さず砲弾を装填』



ドゴン!!

優花里『最短で次発に繋げます』


マサイ『』ゴゴゴゴゴゴ
327 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:17:02.53 ID:pFaXndVko

優花里『そして操縦士…彼は操縦の天才です』



麻子「…」ピクッ




優花里『元々彼は御舞等高校自動車部のエースです』

葉蔵『…もうやめてしまいましたけどね』

優花里『彼の乗ったRX-8と競うとまるで自分が動いていないように思える…永遠に追いつけないような感覚に陥る…その現象から彼についた名は《†エンドレスエイト†》』

328 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:18:29.12 ID:pFaXndVko
沙織「でも車の運転と戦車の操縦って違くない?」

麻子「いや、通ずるものはある。一流の運転手は1秒、いやコンマ1秒でも速く走るために風の動き、抵抗を感じ、地面のほんの少しの凹凸を見分ける。それだけで走り方は変わるものだ」

沙織「麻子…流石操縦士…クルマとかも詳しいの?」

麻子「いや全く」

沙織「…」

329 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:19:06.94 ID:pFaXndVko
御舞等高校対ギルバート高校

現在 


8対1



仁子『な……な!?』




俺『全車……』




俺『撃てぇ!!!』



シュパッ!!




優花里『これが………』






御舞等高校………

330 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:19:47.06 ID:pFaXndVko
みほ「………」

桃「…これは……」

沙織「…完全…勝利…」

杏「相手に取って不足なしだねぃ」

俺「ちくわ大明神」

華「ええ…強さが滲み出ています……」








全員『え?』

331 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:20:28.79 ID:pFaXndVko
桃「待て今の誰だ」

沙織「ちくわ…?」

みほ「え………?」

柚子「か、会長!下!下!」

杏「ん?」



俺は椅子だった




もう一度言う





俺は椅子だった
332 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:21:30.34 ID:pFaXndVko
俺「どーも」

みほ「ふぇぇ!?」

会長の座っている椅子が、四つん這いの俺に変わっていた

杏「おおーいらっしゃーい」

桃「会長少しは動じて下さい!」

沙織「い、いつからそこに!?」

俺「『この学校にいられなくしちゃうよ?』のくだりから」

沙織「アニメ一話から!?」

俺「まあまあ冗談はおいといて」
333 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:22:23.25 ID:pFaXndVko
杏「どーせ偵察に来たんでしょ?」

俺「いや、可愛い女の子を見に」

杏「うれしいねぇ」

俺「……ねぇどうしようこの人ボケをボケとして受け取ってくれない」

桃「知らん!」

俺「まあ既に偵察済なんだけどね。今ガレージにチョウがいる」

桃「西住!確保に向かえ!!!」

みほ「え…えぇ…」

俺「桃ちゃ〜ん、みぽりん困らせちゃだめだよ」

桃「桃ちゃん言うな!あと慣れ慣れしい!」

俺「何この子楽しい」

桃「もう許さん!!ここで拘束する!そしてしばく!」

俺「そりゃ勘弁!」

桃ちゃんの飛び蹴りをヒョイと回避する俺

回避されて思いっきりずっこれける桃ちゃん

桃「きゅう…」
334 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:24:45.24 ID:pFaXndVko
俺「それじゃ偵察も済んだし、挨拶もしたし、撤退しましょうかねー」

杏「んー逃さないよー?」

柚子「ここは学園艦で際も高い生徒会室です。入り口も塞がれてるので逃げ場はないかと…?」

麻子「でぃふぇーんす…」

扉の前でダラダラと手を広げる麻子さん

沙織「麻子やる気なさすぎ!」

俺「それじゃーね!」

そう言うと俺は窓ガラスに突撃する!


俺「楽しみにしてるぜ!西住殿!!」


バリーン!!

窓を突き破る!



沙織「ええええええ!?」



バフっ!


俺「パラシュート!」



そしてパラシュートで連絡船に向かって飛び出す!
335 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:25:32.14 ID:pFaXndVko

残されたのは

みほ「」

沙織「」

華「」

優花里「」

麻子「」

柚子「」

桃「」

無言の七人と


杏「ふーん…」ニヤリ

不敵な笑みを浮かべる会長と




突き破られた窓ガラスの中に落ちた『アンツィオ高校アルベルトポーロ様 窓ガラスの修繕費』と書いてある領収書だった
336 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:27:01.49 ID:pFaXndVko

大洗女子学園上空



俺「チョウ!帰るぞ!」

チョウ『了解デス!作戦は成功デスカ?』

俺「もちろん!」





俺「ちゃーんと秋山殿が撮影してくれてたよ、ギルバート戦」

チョウ『アア…あの…』



俺「T号戦車には隠し機能は使わせてない。チビは初戦からほとんどだいしゅきホールドしてない。くそみそチームは狙撃もするけどあの人コソコソするの嫌いだからそこまで狙わない。キモオタの狙撃能力は確かに高いけどノンナ、ナオミ並は言い過ぎ。アイツ重戦車の砲撃たせたら反動で肩抜けて狙撃どころじゃない。ネクラが自動車部辞めた理由は『太ももが見えないから』。あとアイツの二つ名は見てたアニメからテキトーにつけた意味のないもの。俺から強敵オーラ出てたのはあの時本気でウンコ我慢してたから」

チョウ『試合シーンだけで怒涛の嘘!!』




俺「ハリボテ作戦!精々いらない警戒してろ!」

337 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 07:28:26.37 ID:pFaXndVko
チョウ『どーでもいいですケド…窓ガラスの修繕費…アンツィオの理事長に払わせていいんですカ?』

俺「《アンツィオ流いい男の流儀》その五十三。浮気がバレたときの最終手段は格好良くその場から逃げること。窓ガラスくらい払ってやるから華麗にキメてこいって本人が言ってた」

チョウ『あのおじいさん…』

俺「ちなみに《アンツィオ流いい男の流儀》その一は『ワイシャツは肌に直接着るもの』だった」

チョウ『それはジローラモさん』
338 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 11:38:17.01 ID:pFaXndVko
柚子「…なんというか……」

みほ「嵐みたいな人でしたね…」

桃「器物損壊だ!逮捕してやる!」

杏「まぁまぁ…修理業者も呼んだしさ」

優花里「あのー」

みほ「優花里さんどうしたの?」

優花里「彼が来たせいで話しそびれたのですが…まだ御舞等高校の弱点について話していません…」

沙織「え!?弱点見つけてきたの!?」

優花里「はい!こちらをご覧下さい!」
339 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 11:38:52.15 ID:pFaXndVko
優花里さんは二枚目のディスクを取り出す


俺『愛里寿嬢!?ここ一週間は島田流に顔を出さなくてもいいはずでは!?』

愛里寿『ボコランドのヘルプ…来て…』

俺『嘘だ!また24時間耐久ボコだろ!あと俺近いうちに試合あるんだけど!?あ、やめ……ホントこの黒服さんどこから出てくるの…あっ、やめ!……………アッー!』




そこには島田愛里寿その人にコキ使われる俺の姿が!




みほ「なにこれ」

優花里「役に立つかはわかりませんが彼は島田愛里寿殿に頭があがりません。というか島田流そのものに飼い殺されてます」

みほ「これ試合中に役立つかなぁ……」
340 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 11:39:24.77 ID:pFaXndVko
試合当日!

東富士演習場!


俺「思ったよりギャラリー多いな」

キモオタ「それは全国大会優勝校大洗の試合ですからね」

ネクラ「大洗の注目度は高いさ」

俺「俺達のファンはいないのかな」

マサイ「少ないでしょうね」

俺「チェッ」
341 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 11:39:51.93 ID:pFaXndVko
俺「さて、それじゃあ締まっていこうか!」


マサイ「今日もお願いしますね、チヘ!」 

ネクラ「安心しろ…お前に被弾はさせないから…チヘ」

キモオタ「脅威の命中率、味合わせてやりましょう!チヘ!」
342 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 11:40:26.60 ID:pFaXndVko
かつての大戦で様々な戦車が産まれた

司令官に「まさかこれら訓練用戦車で大戦に突入するとは思ってもみなかった」とまで言われた非力な戦車がいた


チビ「今日も暴れてやりましょうか!U号!」


訳のの分からない改造をされ、現代まで笑い物にされる戦車がいた

不良「…今日も飛ぶか!バレンタイン!」



その速さを生かせず、火力も無く、訓練にしか使われなかった戦車がいた


航海「我らに追いつく戦車無し!だろ?T号!」



多くの国に配備され、多くの戦いに身を投じ、多くの血を浴びた戦車がいた


チョウ「どんな戦場でも戦い抜いてやりましょう!金門之熊!」



時代に取り残され、風土が合わない異国の地で朽ちた戦車がいた


クロウ「全ての現代戦車の兄、その威厳を見せてやろうぞ!ルノー乙型!!」




勇敢に戦うも、敵の攻撃ではなく事故によって行動不能となり、汚名を払うことすら出来ずスクラップにされた戦車がいた



オネェ「あなたが生まれたことは無駄なんかじゃない。まだ夢は見れる。そうよね?SMK」



生まれたのが大戦末期で、バランスの悪さを改善出来なかった戦車がいた


阿部「…一発やらないか?SU-100」



そして、

戦うことも出来ず、例え戦ったとしても敵には敵わなかった哀れな戦車がいた


俺「今日も勝とうか!チヘ!」
343 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 11:41:03.36 ID:pFaXndVko
非力な訓練車は絡み付いたら離さない超接近戦のスペシャリストになった

笑い物戦車は三次元での戦闘を得意とするトリッキーな戦車になった

取り柄を生かせない戦車は最速の偵察戦車となった

ブリキのおもちゃ戦車は言葉と小回りで巨大な敵を下した

時代に取り残された戦車は時代に合わせ、敵を打ち砕いた

失敗作と言われ、スクラップとされた戦車は老人の夢と若者の夢をその2つの砲に載せ、再び走りだした

満足に戦えなかった戦車は、その火力を持って仲間を救い続けた



戦うことを許されなかった弱小戦車は奇策を用いてあの時代の戦車と渡り合えた









そして戦争は戦車道になった

344 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 11:42:13.03 ID:pFaXndVko
両チームが向かい合い、隊長が前に出る

俺「似てるな、俺達の戦車は」

みほ「同じです。どんな戦車だって」










審判「互いに礼ッ!!」



『よろしくお願いします!!』





戦車道が始まる
345 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 11:45:06.80 ID:pFaXndVko
俺「パンツ!!」


阿部『アッーーー!!』


ゲイ『フォーーーー!!!』



クロウ『さっきまでの大洗戦前に相応しい真面目な空気を返しやがれバァァァァァァカ!!』


本当はこれを言いたかっただけな男子戦車道SSは、最後の試合に臨みます
346 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/17(月) 18:09:47.95 ID:pFaXndVko
御舞等高校
一式中戦車チヘ
SU-100
U号戦車ルクス
M5金門之熊
ルノー乙型戦車
バレンタイン歩兵戦車J
T号戦車C型風
SMK重戦車D

大洗女子学園
W号戦車H型風
八九式中戦車
M3リー
三号突撃砲
ヘッツァー
ルノーB1bis
ポルシェティーガー
三式中戦車
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 02:27:12.68 ID:HM3Ib5bO0
wkwk
348 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/19(水) 23:31:30.28 ID:MwF8z4w1o
みほ「相手のの出方がわかりません。レオポン、カモさん、カメさんの一班とカバさん、アリクイさん、そして私達あんこうの二班に分かれて行動します。アヒルさんとウサギさんは偵察をお願いしますがあまり深入りはしないで下さい」

全車『了解!』

みほ「それと、相手のT号戦車には注意してください。彼らの偵察力は並大抵の物ではありません」



みほ「ホイホイ作戦、開始です!」
349 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/19(水) 23:32:05.30 ID:MwF8z4w1o
俺「偵察は後悔チームに任せる。大洗は相手と互角の戦力の場合二手に別れる傾向にある。こちらも二手に別れて向かい撃つ。が、一班に戦力を集中させる。SMK、SU-100、バレンタイン、M5、U号が一班に、二班は俺とルノーだ」



俺「T号は三分後に隠し機能発動」



航海『了解!』
350 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/19(水) 23:32:37.82 ID:MwF8z4w1o
現在、戦車道公式ルールには大量のエンジンに対する規定がある。

だからそこT号C型は公式試合に出るためにフランスのエンジンをバラして曲げて混ぜてを繰り返し、ギリギリ規定の範囲内のエンジンを生み出したわけだが、そこにはモーターに対する記述が一切ないのだ

大洗の自動車部はそこに目をつけ、ポルシェティーガーの一時的な加速にモーターを利用したが御舞等高校は別の部分に目をつけた

351 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/19(水) 23:33:08.30 ID:MwF8z4w1o
航海「カモネット装備完了、エンジンカット………」



航海「無音走行開始」



352 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/19(水) 23:33:44.90 ID:MwF8z4w1o
戦車道において偵察の重要性は語る必要もないが、これほどまでに偵察に特化した戦車も少ないだろう


御舞等高校のT号戦車C型は弾薬を通常の四分の一しか載せておらず、そのスペースをカモネットや迷彩シートを載せている。

さらにエンジンを切って追加で取り付けた追加モーターだけで走行することで走行音を極限まで減らすことに成功した

無論移動するだけでも音は生まれるが相手のエンジン音で掻き消える程度の音である。



そして…


航海「敵車両1100m先にポルシェティーガー発見。ルノーシャール、ヘッツァーも発見」

航海は航海科の中でも選りすぐりの視力と注意力を持つ、見張り員であった。
353 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/19(水) 23:34:16.80 ID:MwF8z4w1o
俺「よし!第一班はP虎隊を攻撃!T号は一班が到着するまで捕捉し続けて。出来れば周りに他の戦車が隠れてないかも確認」

航海『了解』

俺「攻撃仕掛ける前にW号捕捉しときたいな……クロウ、動くぞ」

クロウ『はいよ、気張っていきますか!』
354 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/19(水) 23:34:53.73 ID:MwF8z4w1o
阿部『あと2分で射程に入るぞ』

航海「まずい…動き始めた…囮としてこの場に縫い止める。下手に戦いにくいところに動かれたくない」

阿部『わかった、索敵中に敵を発見したけど勢い余って見つかった、みたいな感じに走ってくれ』

航海「了解、まあやってみる」
355 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/19(水) 23:35:39.30 ID:MwF8z4w1o
ガサッ!!

草陰から飛び出すT号!



人はどんなに訓練されていても予想外の事態が起これば一瞬の硬直が生まれる。


P虎「」

T号「」

僅か0.5秒にも充たない沈黙


ナカジマ『T号発見!』

そど子『仕留めなさい!』



航海「この絶妙な間はとんねるず年始スペシャルと完全に一致してるぞ。野球のヤツ」

間を制す者がお笑いを制す
356 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/19(水) 23:37:20.22 ID:MwF8z4w1o
杏「何か引っかかる……あの索敵第一なT号が…」

柚子「会長?」

杏「そうか、わかったぞ!河島席変われ!」

桃「え…もうですか?」

杏「レオポンはT号を狙うフリして周囲の警戒を怠らないで。カモさんはレオポンの後方を守ってあげて。相手の武装は機銃だけだから真面目に交戦しなくていいけど履帯への攻撃だけは気をつけてね。それじゃいっちょよろしくー」

ナカジマ『こちらレオポン、カメさんはどうするの?』

杏「恐らくT号は囮。ミスが不自然過ぎた。なら本隊が攻撃しに来るはず…なら今のうちに先頭の履帯を狙撃すれば動きは止められるしこの作戦にも有利だ」

ナカジマ「なるほど、まあ向かい撃つ準備はしとくよ」

杏「西住ちゃーん、T号戦車捕捉、ここで耐えるよ」

みほ「了解です。こっちも移動を開始します。ウサギさんも我々に合流してください」

梓『了解です!』



大洗の作戦は二班に分かれて敵の様子を見て、どちらかに敵が食いついたところをもう一つの班が挟み撃ちにする手堅い作戦である。

357 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/19(水) 23:37:48.74 ID:MwF8z4w1o
航海「ひぃ!怖い怖い!阿部会長!そろそろ逃げていいか!?」

阿部『了解した、まだ所在が分かってない戦車の捜索にあたってくれ』

航海「了か……」


おかしい…何かがおかしい…


航海「ヘッツァーが消えた……」



T号が二輌の砲撃に怯えている間に、ヘッツァーは重戦車二輌の陰に隠れ、この場から消えていた


航海「まずい!阿部会長気をつけろ!!」






杏「ドンピシャ」

358 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/19(水) 23:38:21.35 ID:MwF8z4w1o
ドォン!!

ギャリンッ!!


茂みからヘッツァーがSU-100の履帯を破壊する!


不良『待ち伏せか!』

阿部『こちらくそみそ!履帯が外れた!どうすればいい!?』

俺『即座に修理を開始!チョウはヘッツァーを追撃!近づけさせるな!バレンタインとSMKは修理完了までP虎達を食い止めろ!今SUを失うわけにはいかない!』

チョウ『了解!』
359 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/19(水) 23:39:07.95 ID:MwF8z4w1o
俺「T号!全力で残りの車両探せ!恐らく奴らここで戦力集めてSUとSMK潰すつもりだ!」

航海『了解!すまない阿部会長、俺が気づいてれば…』

阿部『気にするな、後で身体で払ってくれればそれでいい』

航海『俺隊長ぉぉ!もうこのまま逃げていいか!?』

俺「敵前逃亡は死罪、今から活躍したら処遇は考えておいてやる」

航海『俺知ってる!考えておいてやる(許すとは言ってない)ってことだろ!』

俺「無駄口叩く暇があるなら探せ!」

航海『了解だよぉ!!』
360 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/19(水) 23:40:17.04 ID:MwF8z4w1o
俺「…ッ!」

俺が何かに気づく

俺「ラッキーかアンラッキーかわからないけどW号発見!三突とチヌも一緒にいる!」

クロウ『なるほど俺達は一発貰ったら一撃で終わるな!』

チビ『特にW号…あのW号がこの距離で外す姿が思い浮かばない…』

俺「だから撃たせない!煙幕弾用意!」



俺「不自然な湯気ニキ作戦開始!」
361 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/19(水) 23:51:50.47 ID:MwF8z4w1o
僕の脳内角谷会長がT号の作戦見破ったせいでプロットが狂った。さすが会長
362 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/30(日) 18:36:02.21 ID:ygNpWmyoo
俺「着弾点はW号正面。初手で目を奪わないとやられる」

キモオタ「おまかせあれ」


ドォン!!


バシュウッ!!


キモオタ「完璧!」

俺「マサイ次弾装填!」
363 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/30(日) 18:36:45.10 ID:ygNpWmyoo
クロウ『久々にいくぞ超連射オラオラ装填!』

ドォンドォンドォンドォン!

バシュウ!バシュウ!バシュウ!バシュウ!



通常の煙幕とは違い御舞等の煙幕弾には敵の位置に煙幕を発生させることが出来るという利点がある

十分な火力があるチームには狙える位置にいるなら通常の徹甲弾を撃ったほうが効率的なので不要な代物であるが、御舞等のように火力不足だとどうしても接近する必要がある。接近にするために視界を奪えるこの弾は御舞等のためにあるようなものだろう
364 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/30(日) 18:37:18.59 ID:ygNpWmyoo

俺「煙幕を絶やすな!」





みほ「くっ!皆さん大丈夫ですか!?」

エルヴィン『ああ、だが何だこれは!奴らネーヴェルベルファーでも持ち出したのか!?』

カエサル『まるでマグネシアの戦いだ!』

左衛門佐『川中島の戦いか!いるはずのない上杉軍が来る!』

おりょう『宇都宮城の戦いぜよ!寺が燃えてる!』

三人『それだ!』

ねこにゃー『んにゃー!』

ももがー『驚きで猫化が進んでるナリ…』



みほ「落ち着いて下さい!進行方向は変えずにこのまま真っ直ぐ進んで下さい!」
365 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/30(日) 18:37:56.51 ID:ygNpWmyoo
俺「煙幕追加!」

U号と一式が大洗がいるであろう場所に突撃する!その際車長二人は煙幕火炎瓶を投げ続ける!ちなみにドイツ軍も日本軍も火炎瓶使ってるからルール上は問題無し


俺「クロウは外から煙幕弾、チビは瓶で煙幕追加!俺は煙幕の中に突っ込んで撹乱する!」
366 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/30(日) 18:38:41.93 ID:ygNpWmyoo
俺「煙幕内じゃ味方同士の誤射が怖いが、こっちは一輌!誤射の心配は無い!」



チビ「発煙火炎瓶もう1個用意ー!」

チビが中から火炎瓶を取り出したそのとき……

367 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/30(日) 18:39:21.95 ID:ygNpWmyoo
ボフっ!

ねこにゃー「おぉー!外に出れた………」

チビ「………」



対面



ねこにゃー「ぴよたん殿!砲撃用意!!!」

チビ「遅い!食らえ火炎瓶!!」ビュ!


投げつけられた火炎瓶は回転しながらチヌに……


ねこにゃー「…」パシッ

ねこにゃーが片手で掴む

チビ「な…ナイスキャッチ?」





ねこにゃー「フンッ!」ビュオ!!

先程のチビの投擲とは比べ物にならない速さで投げられる火炎瓶

遠くに投げすぎてもはやどこにいったかもわからない
368 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/30(日) 18:39:56.76 ID:ygNpWmyoo

チビ「あ…ええと……」

チヌの砲、U号をロックオン

チビ、手元に火炎瓶無し



ねこにゃー「ぴよたん殿!撃てぇ!!」

ぴよたん「がってん承知ぴよぉ!」


チビ「ぎゃぁぁぁ!!」


絶体絶命!
369 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/30(日) 18:40:42.00 ID:ygNpWmyoo
俺『どっせぇぇぇぇい!!』

どごぉ!!


ドォン!!

ももがー「おうふ!!」



俺『あぶねぇ!!』


チヌが砲撃する直前にチヘが体当たりし、照準をずらした!

俺『チビ!』

その一瞬の隙を突きU号がチヌに密着する!
370 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/30(日) 18:44:53.60 ID:ygNpWmyoo
チビ「了解!必殺!“だいしゅきホールド”!!!」



ドンドンドンドン!シュパッ!


得意の密着射撃で車体と砲塔の間を撃ち抜く!


ねこにゃー「あぁ〜…ボク達またU号にやられてしまいました…」

ももがー「後は頼むナリー!」
371 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/04/30(日) 18:45:44.87 ID:ygNpWmyoo
チビ「まさか火炎瓶投げ返されるとは……恐ろしい筋肉……」

俺「言ってる場合が!チビ早く逃げろ!ヤバイぞ!」

チビ「ファッ!?」 




優花里「U号戦車のエンジン音と砲声です。」

みほ「場所はわかりました。華さん、2度修正…」

華「見る必要は無い…あるべき場所に撃つだけ……」

みほ「撃てっ!」



ドォン!!



ガキィン!!シュパッ!

チビ『ぎゃぁ!!』



チビ『む、無念!後はお願いします!』


俺「いわんこっちゃない!後は任せろ!」
372 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/05/01(月) 07:05:37.42 ID:T/X1sv0/o
俺「にしても砲声とエンジン音だけで当てて来やがる!化物かよ!」

キモオタ「正真正銘の化物でしょ!」

ネクラ「どうする?」

俺「泣き言言っててもしょうがない…阿部会長達が体制立て直すまでは退けない!」

クロウ『どうする!チビが消えたら煙幕が足りない!』

俺「しょうがない!機動戦を仕掛ける!履帯撃って足止め狙って!真っ向から戦って勝てる戦力比じゃない!」

クロウ『了解!』

キモオタ「思ったより早く大将戦ですな」

ネクラ「今の気持ちは?」

俺「圧倒的恐怖!」
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/27(土) 17:16:39.31 ID:Og/57YVeO
振り返るとこのスレも長いなあ
374 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/01(木) 11:36:43.71 ID:l918MRUeo
もう一年ですか…あれ…おかしいな…このSS三ヶ月くらいで終わらせて陸海空御舞等3部にする予定だったのに……
375 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/01(木) 11:37:10.73 ID:l918MRUeo
一方その頃



チョウ「近づけさせるナ!」

ドォン!

杏「当たらないヨー」

チョウ「クッ…あのヘッツァー…逃げるの上手イ…」

モブ「大丈夫だ…とにかくSUから引き離せば」

チョウ「隠れられたらコトです…ただでさえ高い隠蔽性があるのに…」
376 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/01(木) 11:39:06.01 ID:l918MRUeo
杏「うーん…中々撒けないねぇ」

柚子「M5のほうが速いですしね…」

桃「だが所詮豆鉄砲だ!どうということはない!」

杏「流石に後ろから撃たれたらひとたまりもないよ…」

377 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/01(木) 11:39:46.58 ID:l918MRUeo
オネェ「さてと…こっちはあのポルシェティーガーとルノーB1bisね」

不良「こっちはSMKと俺達バレンタイン……おい、さっきこっちにU号いるっていってなかったか?」

オネェ「作者の描写ミスよ。細かいことは気にしちゃいけないわ…」

不良「…どっちにしても劣勢か……仮にもあっちは重戦車2輌…チョウはヘッツァーで手が離せないし」

オネェ「とにかく稜線射撃で相手を寄せ付けないことを第一に」
378 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/01(木) 11:41:00.61 ID:l918MRUeo
不良「…オネェさん、ちょっと新技試してみていいか?」

オネェ「内容によるわ」

不良「何故だがわからねぇが…あのB1とは戦わなきゃいけねぇ気がするんだ……あいつを倒す技を試したい」



そど子「あのバレンタインから不良の臭いがするわ…ヤツとは決着をつける必要がありそうね………」



そど子「ゴモヨ、パゾ美、スーパー風紀アタックを仕掛けるわよ」





不良「子分、舎弟。エクストリーム不良ストライクをかますぞ」



風紀委員と不良のバトルッ!!
379 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/01(木) 11:42:06.50 ID:l918MRUeo
オネェ「機銃展開!斉射始めぇ!!」ダダダダダダダ!




ホシノ「ハリネズミが動き始めたよー!」

ナカジマ「うーん…邪魔だなぁ」

ホシノ「あのハリネズミ撃つ?」

ナカジマ「よろしく!」
380 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/01(木) 11:42:32.93 ID:l918MRUeo
オネェ「ポルシェティーガーは任せて!」

不良「よっしゃ!いくぞ!」



バレンタインが助走をつけ勢い良く飛び出す!




そど子「出たわね!」

不良「勝負は一瞬だ!いくぞ!」
381 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/01(木) 11:43:32.36 ID:l918MRUeo


そど子「スーパー風紀アタックッ!!」

ドドォン!!

2つの砲から同時に砲撃する!


そど子「狙いは完璧!」

382 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/01(木) 11:44:06.00 ID:l918MRUeo
不良「砲塔旋回!ロケットブースター起動!!」ドン!!


バレンタインが一気に加速する!

最初の黒森峰戦で使用したようにロケットブースターを跳躍ではなく加速に使う!



そど子「なっ!?」

B1bisのスーパー風紀アタックを回避しつつ一気に距離を詰める!



そしてそのままB1bisの側面へ…
383 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/01(木) 11:45:14.81 ID:l918MRUeo
日本には流鏑馬という武道がある。走りながら馬上から的を射る…


不良「うおおおおお!!!」


ドォン!!



不良「エクストリーム流鏑馬ッ!!!」


側面のルーヴァーへと弾が吸い込まれる!!


シュパッ!


そど子「な゛?」


ルノーB1bis走行不能!


不良「決まったぁ!!」
384 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/01(木) 11:45:51.94 ID:l918MRUeo
そど子「な…なんでそんな芸当が…人間業じゃない…いったいどんなことすれば」

不良「これが御舞等高校の強みだ…!」

そど子「どういうこと…?」

不良「それは…」







杏「よそ見はいただけないねぇ」


ドォン!!

シュパッ!




不良「は…?」


バレンタイン走行不能!
385 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/01(木) 11:46:26.88 ID:l918MRUeo

チョウ「すいません不良サン!逃げられました!」



不良「な…SSにおける解説パートと説教パートは時間経過がないはずじゃ……」

チョウ「わぁァァァー!それ以上のメタ発言は危ないデス!」

386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/01(木) 22:24:57.88 ID:EG9wTdcj0
スポーツ漫画にありがちな超速解説ですねww
387 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/10(土) 12:48:24.47 ID:8dSlcwEZo
一方その頃




俺「撃て!」ドゴン!

みほ「回避!」ギャリリ!

俺「とにかくW号を抑える!この状況で西住みほとまともに戦うのは辛い!三突かW号の履帯切ったらすぐ逃げるぞ!」

クロウ「了解!この状況なら突撃砲は不利!」
388 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/10(土) 12:48:51.21 ID:8dSlcwEZo
みほ「麻子さん、蛇行しながら進んで下さい。カバさんもこのままです。出来る限りのサポートはしますから頑張って下さい」

麻子「わかった」

エルヴィン『了解!』
389 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/06/10(土) 12:49:23.63 ID:8dSlcwEZo
俺「ちょっと大人しくしといてくれ!」ドォン!カァン!

弾は弾かれる!

俺「貫通出来ないか…あのW号に対して無闇に接近したくないんだよな…」

キモオタ「近づく前に撃ち抜かれそうですな…」

俺「…くよくよしてても仕方ない!蛇行しながら近づくぞ!超接近戦ならこっちのほうが主砲短いから有利!…のはず」

ネクラ「…了解……」
390 : ◆MNMy.fqCRg [saga]:2017/07/12(水) 18:57:22.61 ID:Lt0dvQ8LO
陸海空見たくないなぁ〜
391 : ◆MNMy.fqCRg [saga]:2017/07/12(水) 18:57:50.99 ID:Lt0dvQ8LO
見たいやったわ
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 19:11:38.17 ID:LiOUbNpQ0
お送りします [saga]

以降P表記のモバP「思いの外ドッサリ買い込んじゃったなぁ」トテトテ

P「こう暑い日が続くとアイスとかジュースとかばっかりになるよなぁ…夏なんて何のために存在するんだよスイカの為か?」

タッタッタッタッタッタッタッ

P「はぁ…外あっちぃ。早く冷房のきいた部屋に戻らねば」

タッタッタッタッダダダダダダダダッ

P「うん?何やら背後から殺気が」

飛鳥「レゾン・デートル!!」ゴスッ

P「脊椎が!」

飛鳥「やぁプロデューサーこんな道端でどうしたんだい?」

P「お前、誰の、せいだと」ゲホッ

飛鳥「ふふ、相も変わらずキミの周囲は非日常なセカイが広がっているみたいだね」

P「げふっ…、取り合えず突然のダイビングクロスチョップの理由を聞こうか」

飛鳥「それは胸に手を当ててみるといいよ」

P「お前の?」

飛鳥「自分の!」

P「冗談だよ。手を当」

飛鳥「手を当てるほどもない、なんて言ったら封印されし左腕の雷帝が火を噴くよ」スッ

P「…身に覚えがないんだけど」

飛鳥「そうかい。だったら己が罪、直接その瞳に映してみるといい」

P「…?どうした飛鳥。何かエクステめっちゃニュルニュルしてね?」

393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/12(水) 19:39:21.94 ID:9e2L3/zM0





























































ああ
2017/07/12(水) 17:38:04.11ID: FO/WkdNt0 (4)
372: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]
乙です
2017/07/12(水) 17:46:27.91ID: HeBea9beo (1)
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394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/17(日) 03:29:03.53 ID:liVPb3930
保守?
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/19(火) 15:22:10.79 ID:JwXCXYmso
死んだ?
396 : ◆VgiTQ6FNm6 [sage]:2017/09/20(水) 21:21:23.43 ID:0ZpG/ejao
いきてる…ただいそがしすぎる…
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/09/23(土) 07:05:46.78 ID:M7eqdK0F0
良かった
ほどほどに頑張ってくれ
398 : ◆VgiTQ6FNm6 [sage]:2017/09/25(月) 15:54:04.98 ID:T6w5UD4wo
…受験終わったら本格的に書く……それまでに書いてたら現実逃避を始めたと思っておくれ
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/19(日) 12:02:11.03 ID:A9QMBEqy0
保守
400 : ◆VgiTQ6FNm6 [sage]:2017/11/20(月) 23:03:22.69 ID:dLJthfcNo
https://syosetu.org/novel/139670/

うん…見ての通り生きてるんだよ…書くから…!ちゃんと終わらすから!
401 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/12/03(日) 00:24:45.84 ID:CrFYwPzzo
みほ「一式が接近して来ました。落ち着いて対処しましょう」

麻子「…また煙玉……走りにくい…」

エルヴィン「あー!やっぱり回る砲塔が欲しい!」



クロウ「全部出し切る!どんどん行くぞ!」

ただひたすら煙幕弾を撒き続けるクロウ

俺「これで動き回れば容易には当てられない!マサイ!バルーンドッグ用意!」

マサイ「ガッテン!」



煙玉とバルーンドッグによる分身の術。ちなみに愛里寿戦同様割れれば爆発する。さながら火遁

俺「島田流ニンジャ作戦!!」




そんな姿を観戦していた島田愛里寿嬢より一言


愛里寿「島田流は何もあそこまで忍者に寄せろとは言わない……」


つまり島田流ではない



みほ「前方に敵影!撃て!」

ドォン!

 
ドゴォォォォォン!!



敵影は大爆発!!

みほ「…ニセモノです」



俺「お膳立てはした!来い!」





??「了解!両舷一杯ヨーソロー!」



ズガン!!

みほ「ッ!?」

爆発と反対方向から何かが衝突!スピードが落ちる!

みほ「T号!?」

煙とデコイで意識を逸らし、本命のT号を衝突させる!いくら西住みほでも煙で視界が奪われた状態でロクに音がしないT号を捕捉することは困難!



俺「止まったぁ!!マサイ!タ弾用意!!目標W号!撃て!」

大将首を取りに行く!!




402 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/12/03(日) 00:25:39.63 ID:CrFYwPzzo
しかし

みほ「………」

彼女は静かに笑った

みほ「お願いします、ウサギさん」





桂利奈「あいーーーーーー!!!」





俺「な!?」

騒がしい伏兵が現れる!

みほ「必ずW号を狙ってくるなら、その瞬間を狙って無防備な所を逆に討ち取る…」



梓「撃て!」

75mmがチヘを狙う!


俺「くそっ!!回避ッ!!」

しかし間に合わない



クロウ「おおおおおお!!」

ドォン!カァン!

ドォン!

ルノー乙型の弾がM3を捉え、75mmの軌道を僅かに変える!

チヘはこのお陰でギリギリで避けた!

俺「これは分が悪い!撤退!撤退!」

残った煙幕ですぐさま逃走するチヘと乙型!



航海『早く行けぇ!俺はここで食い止める!』

俺「………どうやって?」

航海『W号にくっつく。フジツボの如くな!』



403 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/12/03(日) 00:26:07.03 ID:CrFYwPzzo
航海「ふははははは!これだけくっついてるとチビ戦車だから俯角取れないだろう!」

みほ「…麻子さん引き剥がして」

航海「操縦士剥がされるなよ!」

ゴゴゴガタゴト

W号が引き剥がそうとするも…

麻子「…剥がれん………」

ねっとりとついてくる

梓「西住隊長、こっちで撃ちますか?」

左衛門座「V突で撃つのは…危険だな」

航海「リーの75mmだとW号にまで衝撃伝わっちゃうぞ?」

梓「じゃあ37mmで」

航海「そうか、ならば撃て。カモン!尻に!」

優季「きゃ〜なんかあやし〜い」

あゆみ「自分から撃てだなんて何か企んでるのかな」

あや「撃っちゃえ撃っちゃえ!」

紗希「…」

梓「どうします?」

みほ「…37mmで撃って下さい」

梓「了解です!撃て!」

ドォン!!

シュパッ!

特に何もなくT号走行不能!!

航海「…罠かもと怪しませることによって若干の時間稼ぎをしてみました!」

あや「じゃあ何もなかったのに撃ってって言ったの〜?」

航海「おうよ!」

みほ「…そうやって試合中に会話に持ち込むのもきっと作戦です。早く先を急ぎましょう」

航海「いけずー!」


現在御舞等残存車両5

大洗女子残存車両6
404 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/12/03(日) 00:28:50.21 ID:CrFYwPzzo
俺「三分時間稼いだぞ!会長どうだ!」

阿部『修理完了だ!いつでも逃げられる!』

俺「ナイトチームはT号の代わりに索敵!くそみそはそこから全力で逃げろ!ヤムチャはヘッツァーの追撃を引き止めろ!すぐに俺が向かう!SMKもその場で応戦!幸い参加車両は少ない!戦線が役立たないくらい戦場をかき回せ!定石を封じろ!」

総員『了解!』



俺「……やっぱり強え」

ネクラ「…ああ、強い」

キモオタ「燃えますな」

俺「ああ!」



岩場にて

クロウ「…聞こえたな」

ハーミット「…ああ、エンジン音だ」

クロウ「……奴がくるか」

ハーミット「今居所がわからないのは奴しかいない…」




クロウ「来い、アヒルさんチーム…ッ!!」




ドンッ!

砲撃を見送る、そしてその元には



あけび「キャプテン、サーブ外しました」

典子「構わん!相手にプレッシャーは与えた!引き続きBクイック行くよ!」

『はいっ!』


クロウ「…どっちがより強いポンコツ使いか、ここで決めるッ!!全速前進!機動戦開始!」

ハーミット「了解ッ!!」

クロウ「かかってこいよ!相手になってやる!」



忍「キャプテン!機動戦、誘ってきてます!」

典子「ここで断ったらバレー部員の名が廃る!もちろん行くよ!」



恐らく他では無いであろう、二輌の旧式戦車による超高レベルなタイマンが始まった


405 : ◆VgiTQ6FNm6 [saga]:2017/12/03(日) 00:29:16.66 ID:CrFYwPzzo

そして一方では

チョウ「…ヘッツァーに隠れられタラ…危険……」

モブ「いつものクレイジーは効くか?」

チョウ「無理、デショウネ」

モブ「…あの練度…特に操縦士…全くケツを向けやがらない…」




杏「うーん…どうにかして視線を逸らせないかな…」

小山「M5は車高が高いだけあって見つかりやすい代わりに、ある程度視界が広いですからね」

ドォン!!

小山「桃ちゃんまた外す?」

桃「ちょこまか素早いんだアイツぅ!!」

杏「砲手もう一回変わろうか?」






オネェ「さて…それじゃあこっちも……始めましょうか」

ナカジマ「機銃はただのこけおどし、気にしないでいくよ!」

ツチヤ「どう動く?」

ナカジマ「殴り合いかな?」






御舞等高校、大洗女子、2つの特異的なチームの戦闘だからか、通常ではあり得ない局面が発生した


三局での一対一。


通常戦車戦において一対一はあまりメリットはない。ランチェスターの法則でも言われているが一対二ならば敵と4倍の戦力差がつくのだ。ドズ◯も行っていたがまさに『戦いは数』なのである。

しかし常に劣勢から勝ち上がった両チーム

そこに常識など既にない
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2021/12/31(金) 10:38:16.25 ID:Fg3ItCy9o
戦車いいよー
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2022/01/25(火) 01:22:27.57 ID:lu6TDRAao
エタるな
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