【安価】 緑谷「いともたやすく行われる」  俺「えげつない行為」

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266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/11(火) 22:56:55.57 ID:giQxLdr90
続き来ててうれしい
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/12(水) 00:03:50.77 ID:bUOD1poS0
長湯





プレゼント・マイク「3!!!  2!!  1・・・!」



ーーーーーーーーーーーーーSTART!



鉄哲「実質それの争奪戦だ!!!」


葉隠「はっはっは!! 緑谷くんいっただくよーーー!!」


常闇「いきなりの襲来とはな・・・・・・まず2組」


常闇「追われし者の宿命・・・選択しろ轟!」


飛鳥「もちろん!! 攻めの一手だろ!!!」


轟「当たり前だ」



轟が氷の壁を張り始める。 本当は常闇、飯田、麗日さんの組み合わせで行くはずだった。


それがこんな攻撃翌力にだけ偏ったチームが出来てしまった。 消耗戦、物量戦・・・とくにかっちゃんが来てからは


非常に厳しくなるだろう。 それともうひとつ、問題のチーム。



八百万「その調子ですわ飯田さん!! 間を縫うように移動できますか!!?」


飯田「ああ!! 兄との訓練で何度も練習したからな!!」ギュンギュンギュンッ!!


発目「フフフフフ・・・必要ならば私の冷却装置とブースターもありますからね。 間違ってもスピードが落ちることはありませんよ!」


麗日「キャパオーバーしなくても酔うわこんなん・・・」


発目「全員オートバランサー着用済みですよ・・・! フフフフフ・・・」


飛鳥「・・・」ギリ


"理想"だ。


轟「緑谷!! ハチマキ奪ってけ!! そのエコーズってのはポイント奪取の要だ!!」


飛鳥「わかってる・・・!!」


戦闘中の騎馬であろうと移動中の騎馬であろうと相手の目の前から堂々とポイントを奪ってゆく。


かっちゃんからうばうのは止めておこう。 報復が怖そうだし。


爆豪「ちょーしこいてんじゃねーぞてめーらぁっ!!」BOOM


・・・自分から参加しに来た。 


飛鳥「三時の方向地上2・5から爆豪っ!! 8時の方向に・・・障・・・子・・・?」
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/12(水) 00:07:17.07 ID:bUOD1poS0
一旦落ちます。 長らくお待たせしてすみませんでした。
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/12(水) 00:14:00.81 ID:bUOD1poS0
あれ、行間この前のと違ってる・・・次回から修正していきます。
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 12:53:57.99 ID:0IlrelqOO
待ってないからさっさとエタれ
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 20:19:03.80 ID:4v7tc/A7o
待ってるからはよ
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 21:48:45.21 ID:4v7tc/A7o
いつものように、投下ください……
待ってます……
投……下……
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 22:32:50.47 ID:4v7tc/A7o
俺は『投下』を待っているだけだ!
『投下』はすべてに優先するぜッ!!
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/09(火) 08:55:01.76 ID:rqjn9im50
まだー?
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/05/25(木) 22:04:19.83 ID:qH+0ucP20
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/25(木) 22:07:12.45 ID:8+JIBQxU0
>>270

明らかにこいつのせい
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/17(土) 20:47:15.98 ID:OWDBCPvy0
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/14(金) 02:21:13.87 ID:r1ETFIAT0
早よ
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 14:37:39.56 ID:sOWAfQ650
斜め後ろから190近い巨体が突進してくる。 たしか歌葉雨中学から来たやつだ。


障子目蔵。 リーゼントのような髪型にコウモリの様な水かきの張った三対の腕、鼻まで覆い隠すマスクが目立つクラス一の巨漢だ。



芦戸「アレ!? 障子一人だけ!? 騎馬は??」



常闇「一旦、距離を取れ! とにかく複数相手に立ち止まってはいかん!」



奇妙なことに、障子は体勢を低くしたまま、一人で突っ込んできた。



轟「ちっ」パキパキパキ・・・



轟が周囲を氷で蔽い始めた。


・・・そうか!


飛鳥「多分、誰か障子の・・・羽? に隠れてるんだ! 警戒しろ!!」



蛙水・峰田「さすがね(だな)緑谷ちゃん(ぁ・・・)」



芦戸「エーーー!? そんなのアリィ!!?」



ミッドナイト「アリよ!」



爆豪「ハッハア! ルールくらい理解してろ雑魚共!」BBB



轟「騎馬から離れて−−−」



常闇「飛んできたか!! ダークシャドウ!!」



爆豪「っしゃあああ!!」BOOOM



ダークシャドウ「うぐっ・・・」(´;ω;`)



マイク「やはり狙われまくる最上位共と、猛追を仕掛けるA組の面々共に実力者揃い!


    現在の保持Pはどうなってるのか・・・」


「7分経過した現在のランクを見てみよう!」


一位 A轟チーム

二位 B物間チーム

三位 B鉄哲チーム

四位 B拳藤チーム



280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 15:01:16.91 ID:sOWAfQ650



十二位 A爆豪チーム



飛鳥「!?」


予想外の結果が映し出される。


どうやら、泥棒猫がいるらしい。


物間「単純なんだよ。 A組」(笑)



爆豪「んだてめェコラ返せ殺すぞ!!」



上鳴「やられた!」



どうやらB組は、予選を捨てた長期スパンの策で体育祭に挑んできたらしい。


確かに体育祭前からA組が食っていた空気を覆すことでより強い印象を与えられるな。


イコール、轟を狙うことに固執しているわけではないということだ。


関わりさえしなければかっちゃんが自動的に落ちてくれることになる。


飛鳥「よし!逃げ切りがやりやs」



轟「チャンスだ! 緑谷!! エコーズで物間からポイントを奪え!」


・・・・・こいつは本当にそっち系の人間だと思う。 天然なのが恐ろしいところだ。


芦戸「ちょっ・・・なんで!? 皆から狙われちゃうよ!」



常闇「自ら修羅の道を歩もうというのか・・・フッ。 いいだろう」



芦戸「この戦闘民族どもお! そういうのはサドっていうの! 飛鳥、エコーズでこいつらどうにかできないの?!」



飛鳥・常闇「迎え撃て! エコーズ(ダークシャドウ)!」



芦戸「詰んだ気がする」


大丈夫。 最初っから詰んでいました。 


マイク「さァ残り時間半分を切ったぞ!! B組隆盛の中果たして−−−1000万Pは誰に頭を垂れるのか!!!」



飯田「緑谷君」



飛鳥「? 飯田・・・」



飯田「そろそろ・・・君に挑戦する!! トルクオーバー!」キュウウウウウン!!!
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 15:04:11.12 ID:sOWAfQ650
一旦置きます (・ω・)つ粗茶
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 16:14:53.73 ID:sOWAfQ650
不意を突かれた。 そんな言葉が頭をよぎる。 


敵意の欠片もないにも関わらず、これ以上ないくらい神経を研ぎ澄ました飯田の声に、


そこが戦場であることを一瞬だけ、忘れてしまっていた。






レシプロバースト






DRRRRR!!


音が、意識の外から遅れて聞こえてきた。



飛鳥「・・・は?」



轟チーム「!!!??」



八百万「獲りましたわ! 飯田さん!!」



飯田「よし!」



常闇「っ・・・何が起こったぁっ!!」グアッ



芦戸「・・・?」



轟「しまった・・・ポイント・・・っ!!」



発目「!? !? なんですか!? 今のは!!」



飯田「トルクと回転数を無理矢理上げ爆発力を生んだのだ。 反動でしばらくするとエンストするが・・・


   発目君が八百万君に強力な粘着液と衝撃吸収マット、空気抵抗シールドの作り方を八百万君に教え、


   麗日君に無理を言って四人分の重量を0にしてもらった。 ・・・軽く音速は出ていただろうな。


   クラスメートにはまだ教えていない裏技だが・・・・・・・どうだ、言ったろ緑谷くん」



飯田「君に挑戦すると!!」



飛鳥・轟「クソ・・・ッ!」



轟「突っ込め!!」



マイク「いいいぃ〜〜〜っつの間にか時間は残り僅か!! カウントいくぜ! エヴィバディセイヘイ! 10!」
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/19(水) 16:37:31.42 ID:8ZH9fHRm0
久しぶりにキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 17:01:15.41 ID:sOWAfQ650

会話についていけない。 どういうことだ? 何が起こった? 飯田が? なにをしたって? 


なにも、なにも出来なかった、わからなかった。 それでもなお感じさせられた、身体の横を何かが通り抜けた後、


音撃とともに来た圧倒的な衝撃波−−−


轟からの突撃命令に対応できない。 意識ははっきりしていたが、想像以上にダメージを体が受けていた。


死力を尽くし、無我夢中で八百万チームに向き直る。 


常闇「緑谷! 衝撃をもろに受けたか・・・っ! 俺も轟も動けん・・・!」



飛鳥「クッソ・・・エコーズッ!!」



ズビズバッーーー!!



麗日「おえ?」ゲロオ


八百万「これは・・・! 13号先生の・・・! くっ、情けない・・・」ビリビリ


どうやら騎手への反動も相当だったようだ。 未だ質量0の四人を自身の騎馬に引き寄せる。 動けない今、これしか方法はなかった。


互いに動けたのは、奇しくも右後方の騎馬のみだった。


発目「とっときのベイビーを・・・!! ああ壊れてる!! 衝撃耐性に改良の余地あり!」



芦戸「逃がすかあああああっーーーー!!」ダダダ



サポート科の女子が出した補助アイテムを強酸が溶かしてゆく。 残り時間は3秒だ。



マイク「3! 2! 1! TIME UP!」



ズゴッ



なんか横からかっちゃんが落ちてきた。


三奈さんは間に合わなかったようだ。 絶望感が目の前をぼやけさせる。


手持ちのポイントは根こそぎ盗られたのでいまの持ちPは0点。 ・・・・・どうやらこれで終わりらしい。


もう昼休みの時間だ。 肩を落として、食堂に向かうことにした。 






常闇「人の話は最後まで聞いておくものだ。 そうでなくとも勝負は最後まで何があるかわからんからな」モグモグ



飛鳥「ごめんて」



芦戸「仕方ないよー・・・本当に終わりかとおもいましたからね。 実際」ムグムグ
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/19(水) 17:02:10.00 ID:sOWAfQ650
一旦置きます。 (´・ω・`)つ粗茶ぁ・・・
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/19(水) 22:23:52.60 ID:PGX4ra+Po
乙はよ
早くしないと似たようなの書いちゃうぞ
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/07/19(水) 22:33:33.75 ID:8ZH9fHRm0
>>286
ぜひ書いてくれ
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/21(金) 15:08:15.20 ID:Qp2hklbb0
コカ・コーラ1,5ℓ飲み干しちまった・・・これってヤバい?
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/07/21(金) 15:22:48.72 ID:Qp2hklbb0

轟「・・・・・」ボー



結果として、第二競技は突破できた。


TIME UP の直前、ダークシャドウが1000万のハチマキだけ取り返していたらしい。


我ながら無様だと思う。 が、とにかくこれで最終競技に挑むことが出来る。


昼飯が終わればレクリエーション、普通の運動会が始まる。 最終競技はそのあとだ。


参加は自由なので、時間の使い方は人それぞれだ。




【安価】レクリエーションに参加しますか? Yes or No


※参加しない場合は一人だけ誰にでも会いに行けるので話をしたい人物の名前をレスしてください。

安価↓
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/07/21(金) 16:39:39.40 ID:RpYvKwqZO
参加しない
爆轟
291 :全治全能の未来を予言するイケメン金髪須賀京太郎様に純潔を捧げる [sage saga]:2017/07/21(金) 18:23:59.66 ID:R/StAlsI0
糞笑点だと思ったらガリのキン肉マン放送してたでやんす
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/08/20(日) 00:40:05.97 ID:28laQdRo0
まだ?
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/08/20(日) 01:20:10.57 ID:oY0coqLs0
今月中にくるかな・・・
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/08/21(月) 22:00:57.52 ID:Iz1wgrPJo
マダー
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/09/20(水) 21:38:23.94 ID:bYPoXUKP0
早よ
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/11/21(火) 21:49:40.31 ID:Y5R5bkDB0
もう来ない?
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/24(火) 11:35:01.90 ID:GGdxfioR0
. -= ∧_∧
-=と(`・ω・´) <放置した言い訳を聞こうか・・・
 -=/ と_ノ
-=_//⌒ソ シュ

∧_∧ =-
(`・ω・´)`つ=- <ん? 言ってみたまえよ ほら
 `つ \ =-  シュ
 \,⌒\\,,,_=-

.  :ハ_ハ:ハ_ハ:.  ガタ
 :(;゚д゚)゚д゚;):  ガタ <し、仕事忙しかったんですぅ・・・
 :(´`つ⊂´):..   ブル
 :と_ ))(_ つ: ブル


 
.  ∧∧ ∧∧ アレアレ? ソンナノ前提ダロ?
 ∩゚Д゚,≡,゚Д゚)
  `ヽ    |)
    | _ |〜
    U U

.   ∧_∧__
  /(´・ω・`) /\
 /| ̄ ̄ ̄ ̄|\/
  |    |/
    ̄ ̄ ̄ ̄

   \パタンッ /
    _____  
   /  /  /|
  | ̄ ̄ ̄ ̄| |
  |    |/





昼食後・・・・・


飛鳥「心操・・・だったっけ。 どんな奴だろ」


最終種目は一対一の直接戦闘だ。


その前にレクリエーションがあるが参加するつもりはない。


せっかくだから次の対戦相手の情報収集に乗り出そうとした時だった。


爆豪「おい!! ボッチ!!」


飛鳥「うお」


後ろから唐突に声をかけられた。


爆豪「表出ろや」クイッ


飛鳥「えぇ・・・」








飛鳥「・・・・・話ってなんだよ・・・」


爆豪「・・・エコーズっつったか。 騎馬戦の時に聴こえたぞてめえ」


飛鳥「・・・・・」


爆豪「なんで俺に"個性"のこと黙ってたんだあ? 12年以上も隠しやがってよぉ?」
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/24(火) 11:56:52.34 ID:GGdxfioR0


爆豪「俺をなめてたんか? 楽しかったかよ? 陰で俺のこと笑ってたんだよなあ?」


飛鳥「・・・・・・」


爆豪「無個性だったはずのお前に"個性"があって! それがとんだ「没"個性"」だかとおもったらこれだ!!

   てめえ道端の石っころだったろうがっ!!」グワッ


飛鳥「・・・・・・結局・・・何が言いたいんだよ」


爆豪「・・・・・ふん。 とにかく次は直接叩きのめしたらあ。 舐めたマネしてくれた借りはきっちりかえすかんな!!」クルッ


そのままドスドスとオラつきながら歩いて行ってしまった。


取りあえず宣戦布告されたことだけはわかった。


エコーズに火力はないが待ち望んだ対人戦だ。 出来る限り努力してみよう。


峰田「おいっ!! 緑谷!!」


上鳴「ちょっとコッチ来てみろって!!」


峰田「Rが17だ!!」


飛鳥「・・・?」






対戦の組み合わせが発表された。


最初に当たるのは、情報が無くて気になっていた心操という男だ。


そこを勝ち抜けば、轟か瀬呂とあたることになる。


爆豪にもいわれたことだ。 


油断せずギリギリまで作戦を立てよう。



【コンマ安価】

「体育祭最終種目 第一回戦」

1の位が「1」以外で勝利となります。

安価↓
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 12:31:42.72 ID:4CNlhn7g0
やあっ
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/24(火) 14:41:54.25 ID:GGdxfioR0

プレゼント・マイク『サンキュ―セメントス!

          ヘイガイズアァユゥレディ!?』

         
         『色々やってきましたが!!

          結局これだぜガチンコ勝負!!』


セメントスが四方に炎吹き上がるリングを競技場内に生成した。


初戦は自分だ。意識しないようにしても、心臓が暴れ出す。


大袈裟に深呼吸を一回、覚悟を決めて足を前に踏み出す。




眩しい会場に出た途端、大歓声と熱気が肌に刺さった。


背中と顔が暑くなる。


リングにのぼり、相手を待った。




心操「・・・・・・・」カツカツカツ


ぶっきらぼうに対戦相手が配置につく。


結局相手の情報どころか"個性"のヒントすらも見つからなかった。



プレゼント・マイク『一回戦!! 成績の割になんだその顔

          ヒーロー科 緑谷飛鳥!!

          

          対(バーサス)



          ごめん まだ目立つ活躍なし!

          普通科 心操人使!!』


         『ルールは簡単! 相手を場外に落とすか行動不能にする

          あとは「まいった」とか言わせても勝ちのガチンコだ!!

          ケガ上等!! こちとら我らのリカバリーガールが待機してっから!!

          道徳倫理は一旦捨て置け!!

          だがまぁもちろん命にかかわるよーなのはクソだぜ!! アウト!

          ヒーローはヴィランを捕まえるために拳を振るうのだ!』



心操「[まいった]・・・か。 わかるかい緑谷飛鳥。 これは心の強さを問われる戦い」


唐突に話しかけられた。


プロレスとかによくある挑発的なあれだろうか。


心操「強く思う"将来(ヴィジョン)"があるならなり振り構ってちゃダメなんだ・・・」


301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/04/24(火) 15:02:23.87 ID:GGdxfioR0

飛鳥「?」


プレゼント・マイク『そんじゃ早速始めよか!!』


心操「あの猿はプライドがどうとか言ってたけど『レディィィィィイ


   START!!』チャンスをドブに捨てるなんてバカだと思わないか?」


飛鳥「・・・・・・???」


心操「・・・・・・・・・」


飛鳥「?????」


心操「・・・チッ、馬鹿だな」


飛鳥(猿って何のことだ・・・?)


プレゼント・マイク『オイオイオイィ!? 二人共喋ってバッカで戦わねえの!?」


心操「ぐっ」


飛鳥「!」ダッ


ある種の空気に囚われてついボーっとしてしまっていた。


とにかく目の前の敵を倒さねばならない。 


相手の個性を知るため、とにかく接近してみる。


幸い、彼の動きはそこまでよいわけではない。


エコーズを顔に巻き付かせ不可視のプロテクターにしながら


心操に殴りかかった。


心操「ま、待て!! 降参・・・する・・・・・と言ったら止めてくれるか」


? 何もせずに敗けを認めるのだろうか。


黙って拳を降ろす。


心操「お、おい! なんか言えよ! 黙っていられるとコエーからさ」


飛鳥「え? うん」


するとーーーーー


心操「俺の勝ちだ」


飛鳥「!!?」


突然頭にモヤがかかったみたいに、身体を動かせなくなった。


意識を集中しても、まるで効果がない。 それどころかその意識さえもがじわじわと薄れてきている。
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/24(火) 15:26:51.09 ID:GGdxfioR0

心操「おまえは・・・恵まれてて良いよなァ緑谷飛鳥」


  「振りむいてそのまま場外まで歩いてけ」


飛鳥「・・・・・・・・・・・・・」クル


ヤツのいうことに逆らうことが出来ない。


歩みを止められない。


ぬかった・・・−−−−


催眠とは少し違う。 洗脳か。


全く見抜けなかった。 返事をしたタイミングか。


プレゼント・マイクが騒いでいるが全然耳に入ってこない。


場外まであと五歩だ。


何度も脚に止まれと頼むがむりだった。


完全に身体はヤツの支配下にある。


そう、身体だけは。




  ドヒュゥゥゥ



心操「!!?」ブワッ


飛鳥「オウフ」ドタッ


倒れた拍子に、意識がはっきりともどった。


身体もうごかせる。


心操「なんっだこれっ・・・!!」ズリリリリ


心操の服にはエコーズACT2の効果音がしっかりと映っていた。


飛鳥「ハア・・・正直焦った。 けど・・・これで詰みだよ心操人使。

   身体はともかく精神の支配は完璧じゃなかったみたいだな・・・

   俺のスタ・・・"個性"は精神由来なんでね」


心操「クソォッ!!」


滅茶苦茶な方向へ吹き飛ばされた挙句、彼は場外へと落ちていった。


頭を少し打ったらしく、保健室へと搬送されていく。


コンプレックス、だろうか。 実際俺も一度死ななければこの力を得ることは


無かっただろう。 爆豪の言うワンチャンダイブは残酷だが現実的な皮肉なのかもしれない。
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/24(火) 15:30:40.36 ID:GGdxfioR0
【安価】

第二回戦(轟戦)までの行動を決めてください。

1、人物訪問(一人まで。 名前を明記)

2、観戦

3、うろつく
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/24(火) 15:31:17.68 ID:GGdxfioR0
安価↓
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 15:37:28.80 ID:DNGKpN/xO
2
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/04/24(火) 17:06:14.89 ID:GGdxfioR0

麗日「オツカレ」


飯田「トナリあけてあるぞ」


飛鳥「悪いね」


一回戦第二試合、瀬呂範太と轟 焦凍のたたかいだ。


この試合で勝利したほうと戦うことになる。


轟は黙って相手を睨んでいた。


戦闘訓練で感じた違和感と同じだ。


人のことを認識してはいるものの「見て」はいない。


恐らく他のことで頭がいっぱいなんだろう。


一瞬、こっちの方を見た気がした。











麗日「すごかったねえボッチ君!」


飯田「あれだけの氷を一気に出されれば正面突破はまず無理か・・・

   いや、僕の脚の回転ならば・・・・・」


飛鳥「・・・・・・・」


正直、轟のことはよく知らない。


ただ、何となく戦い終わったその姿が


ひどく悲しく見えた。





一回戦が終了しリングに向かう途中、廊下でエンデヴァーと


すれちがった。


親子だからか、雰囲気が息子と似ていた。


ブーツの炎が少し俺の足に当たったが、一瞥もくれず去っていった。


そして、いよいよ第二回戦が始まる。

【コンマ戦闘安価】


現在のHPは300です。 攻撃されるたびコンマ二桁の数をHPから引いてゆき、HPが0になると敗北です。

轟の攻撃回数は8回です。 耐えきれば勝利となります。

安価↓
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/04/24(火) 17:07:49.51 ID:iVGqF3G00
たあっ
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/03(木) 16:46:51.47 ID:wdZCuNgW0
待ってたよ
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/03(木) 17:31:18.24 ID:ruBeL+HC0
ageんじゃねえよ作者来たのかと思ったわ
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/03(木) 18:20:37.06 ID:8n1kCzvv0
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/05(土) 13:00:20.74 ID:79UPDKJq0


『今回の体育祭 両者トップクラスの成績!!

 まさしく両雄並び立ち今!!』


『緑谷 対(バーサス) 轟!!』




『START!!』



まず氷結が来る!!


開始瞬間にーーーー・・・


ぶつけろ!!


地面から噴火するかのように、尖った氷壁が襲い掛かる。


間に合え!!



[ドグオオ オンッ!!]



爆撃の擬音をリングに張り付け、氷塊を四散させる。


轟「そんなこともできんのか・・・・・・」


プレゼント・マイク『おオオオ!! 破ったあああ!!』


轟「音による攻撃ってなら音波みてぇなもんかと思ったが・・・

  なるほど。 [擬音]か」


轟「だが・・・複数仕掛けんのは無理らしいな!!」パキ


【コンマ戦闘安価】


現在のHPは249です。 攻撃されるたびコンマ二桁の数をHPから引いてゆき、HPが0になると敗北です。

轟の攻撃回数は7回です。 耐えきれば勝利となります。

安価↓
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/05(土) 15:47:45.46 ID:yfLE3nLUo
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/05/10(木) 14:25:41.07 ID:sFU+R4PM0

スタンドはパワーを持つ霊体。


好きな時に触れれるし通り抜けることも基本事項としてできる。


しかしあまりに厚いものは通り抜けることが出来ず、無理に推し進めると


自身がダメージをうけてしまう。


つまり先ほどの氷壁が多方向から来るとなすすべがなくなるのだ。


かといってエコーズに乗って空中に逃げても、


今度は擬音を貼る場所に届かなくなるというわけだ。


だが・・・


飛鳥「隙は、ある」


今まで圧倒的な火力で相手を瞬殺してきたためか、攻撃が大雑把なのだ。


具体的にいえば正面から氷結攻撃ををぶつけるだけの一点張り。


このままじわじわと擬音を轟の方に貼り近づけていけばどうにかなる。


スタンドと違い"個性"には疲労する、という弱点がある。


耐久戦ならばこちらのほうが有利だ。


二撃目の氷を発破させた時だった。


轟「・・・!!」ダッ


俺の眼から三回目の氷壁に隠れて、轟が走り出すのをエコーズで確認した。


【コンマ戦闘安価】


現在のHPは203です。 攻撃されるたびコンマ二桁の数をHPから引いてゆき、HPが0になると敗北です。

轟の攻撃回数は6回です。 耐えきれば勝利となります。

安価↓
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/10(木) 14:29:07.91 ID:45CncIDP0
いよっ
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/05/10(木) 15:09:20.43 ID:XkpoREoEO
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