【京一SS】一「ボクの京太郎に手を出さないでよ!」純「…は?」

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30 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/10(火) 22:48:54.03 ID:xmdOfC3i0

〜会場廊下〜


一「純くんが2回戦を終わらせちゃったから、もう帰るだけだもんね」

純「なんだよ、全部オレが悪いみたいに言いやがって」

一「だってボク達、会場に来て何もせずに帰るだけだよ?」

透華「素敵な出会いがあったではありませんの」

純「オレが先鋒戦で他校をトバさなきゃフラグは立たなかっただろ?」

一「いや、それは、そうだけどさ…」


ユーガッタメール!


一「ん、返信早いな」

純「もうメールしてたのか、国広君もなかなかやるな…」

透華「それで?今晩の予定はどうなってますの?」

一「え、なに!?透華はボクのメール見たの!?」

透華「?何を言ってますの?」

一「へ?」

透華「メールするといえばそういった内容なのかと…」

純「国広君は本当に引っかかりやすいよな」ニヤニヤ

智紀「…ちょろい」カタカタ

一「う、うるさいなぁ!」

一(それはそうと、メールメール…)
31 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/10(火) 22:50:21.15 ID:xmdOfC3i0

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From:須賀京太郎
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件名:お食事の件ですが
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メールちゃんと届きました!
それでお食事の件なんですけど、さすが
に決勝前日は、メンタルの方に影響した
りするものなんじゃないかな…と
別に嫌というわけじゃなくて!むしろ超
行きたいんですけど!どうせなら決勝終
わってからにしませんか?
今日行くにしても、時間少ないですし…

京太郎

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一「いや、そうなんだけどさ…」

純「へえ、あいつなかなか気が利くんだな」

一「ちょ、純くん!人のメールのやり取りを勝手に見ないでよ!」

純「気になっちまったもんでつい、な」

透華「確かに、明日の決勝でボロボロになってはいけませんわね」

一「透華も見てるし!」

透華「私は一の主人ですのよ?」

一「それはそうだけど!否定出来ないけど!」

透華「しかし、今日の夜行けないとなると…」

純「須賀は気を遣ってるみたいだが…」

智紀「…逆効果」カタカタ

一「行くにしても行かないにしても気になっちゃうけどさ…」

純「お、ようやく素直になったか」

一「…だって、もう隠しても無駄じゃないか」

透華「良い心がけですわ」

透華「それにしてもこの断り方…」

純「そもそもあいつは試合に出てねーし」

純「先約があるとも取れるな」

智紀「…原村和」カタカタ
32 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/10(火) 22:55:05.25 ID:xmdOfC3i0

一「そ、そんな!待ってよ!」

純「いや、適当に言ってみただけで…」

一「ボクだって勇気出して言ったんだ!」

透華「お、大方清澄高校麻雀部で食べに行く可能性も…」

一「ボクだって、京太郎くんと、一緒に、いたくて…」シクシク

純「わ、悪かったって!出来心で言ってみただけだって!」

純「だいたい、智紀が原村和なんて言うから!」

智紀「…私も、出来心」カタカタ

透華「一!落ち着きなさい!きっと部全員で食べに行くはずですわ!」

一「やっぱりおっぱいなんだ…おっぱいなんだぁ!」

純「ありゃ…これはもうだめだな」

透華「か、帰りますわよ!」

純「へいへい」

智紀「…」カタカタ

一「うわあああああん!!!」


〜ラーメン屋〜


優希「オヤジ!タコスラーメン一つ!」

オヤジ「タコスラーメンはねえよ」

優希「なぬっ!?」

咲「明日は決勝か…ちょっとドキドキするな」

和「大丈夫ですか?眠れますか?私と一緒に寝ますか?」

咲「ううん、私は今日帰ったら京ハギSえ…小説を書か…読むから」

和「そうですか…」

京太郎(もともと今日はこの予定だったし…)

京太郎(断っちゃったけど、大丈夫だったかな…)ポケー

まこ「なんじゃ、京太郎のやつ、上の空じゃな」

久「どうせ想い人が気になったりしてるんじゃないかしら」

まこ「しっかしあの京太郎がな…」
33 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/10(火) 23:12:28.84 ID:xmdOfC3i0

久「あら、高身長の金髪イケメン高校生なんて、そうめったにいるもんじゃないわよ」

久「どれどれ、私が先に食べちゃおうかしら…なんてね」

まこ「あんたが言うとマジに聞こえるけぇ、自重しとったほうがええ…」

久「そうかしら?」

京太郎(あれから返信も来ないし…ちょっと心配だな)

京太郎(帰ったら電話でもしてみるか…って)

京太郎「しまったあああああああ!!」

優希「うるさいじぇ、京太郎!!」

京太郎「あ、ああ…すまんすまん」

京太郎(俺の電話番号とメアドは教えたけど、向こうのはさっぱり聞いてねえ!)

京太郎(電話かけたくても無理じゃないか!!)

京太郎「あ、メールで聞けばいいのか」

まこ「騒がしいやつじゃのぉ…」

優希「京太郎が騒がしいのはいつものことだじぇ」

咲「きっと夜のハギヨシさんの前でも騒がしいんだよね…あれ、これじゃ抵抗する受けみたいに…」

和「夜の咲さんですか?ダメとは言いつつも顔を赤らめて私を受け入れてくれるに違いありません」

久「やっぱうぶな年下の男子はそそるものがあるわね…」

オヤジ「俺とカミさんの出会い、あれは23年前…」

優希「タコスラーメンがないなら作るだけだじぇ!このタコスをラーメンに入れて…」

まこ「ここにまともなやつはおらんのか…」
34 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/10(火) 23:14:40.65 ID:xmdOfC3i0

〜龍門渕のお屋敷〜


純「衣のやつ、やっぱり寝てやがった」

純「やっぱお子様だな」

衣「何を言う!衣は子供どころか、お姉さんなんだぞ!」

純「んじゃ、明日は全員のことを起こしてもらおうかな、衣おねーさん?」

衣「ぞ、造作もないぞ!」

純「どうせ衣おねーさんが朝起きるための目覚ましも、オレがセットするんだけどな」

衣「トーカ!純が衣をいじめる!」

透華「衣、人間は好きな人のことほどいじめたくなるものですわ」

衣「つまり純は衣のことが好きなのか!ならば致し方ない!」

純「あーもうそれでいいよ」

一(京太郎くん、本当に部活の人達とご飯食べに行ったのかな…)

一(原村和と二人きりなんて…ないよね?)

一(そういえば、幼馴染の咲って子…)

一(やっぱりその子と付き合ってたりして…)

智紀「…」カタカタ…カチッ


『あとさ…下の名前で呼んでも、いい?』

『ぜ、全然構わないですよ!』

『ふふっ、ありがとう。じゃあよろしくね、京太郎くん』

『こ、こちらこそよろしくお願いします!国広さ』

『も、もうっ!せっかくボクが勇気出して下の名前で呼んだのに…』

『ええっと…一さん』

『よろしい!』


一「と、ともきーそれ大音量で流すのやめてよ!」
35 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/10(火) 23:15:11.09 ID:xmdOfC3i0

衣「む、京太郎とは何奴だ?」

純「そっか、衣は知らないんだもんな、寝過ごしてたせいで」

衣「こ、衣は少し気分が優れなかったのだ!!」

透華「京太郎というのは、一の想い人ですわ」

衣「一に想い人!?衣の居ぬ間に何が起きた!」

純「一のやつ、偶然すれ違った男に一目惚れしてよ」

純「それで今晩ご飯でもってメールで誘ったんだ」

透華「しかし京太郎も変に気を利かせて、誘いを断ってしまいましたわ」

透華「そのせいで自分は好かれていないのでは…というネガティブに陥ってしまっているのですわ」

一「…透華、下の名前で呼ぶのやめてもらっていいかな?」

透華「え?ええ、分かりましたわ」

純「国広君、明らかに様子が変だな」

衣「一、顔を上げよ!果報は寝て待てというではないか!」

衣「これから吉事が舞い込んでくることも大いにあろう!」

一「…例えば既に清澄の麻雀部内に京太郎くんの彼女がいるとする」

一「最初は部活でご飯を食べてるだけかもしれないけど」

一「それが終わったらゆっくりと二人の時間を楽しむわけじゃないか」

一「それなのに落ち着いていられる?」

一「あるいは京太郎くんに彼女がいなかったとする」

一「それでも彼はあんなにかっこいいんだ」

一「いずれ部内にも彼を襲おうとする野蛮な雌犬が現れるかもしれない」

一「そうだ、清澄の部長とか怪しいな…」

一「手頃な男を誘惑してロッカーとかに連れ込んでそう…」

一「って京太郎くんは手頃なんかじゃないよ!」

純「…明日やばいな、これは」

衣「衣が間違っていた…もはや悪霊が憑依していると言っても過言ではない」

透華「智紀がアレを大音量で流すのがいけなかったんですわ」

智紀「…どうせ流さなくてもこうなってた」カタカタ

純「否定できねえな」
36 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/10(火) 23:15:40.43 ID:xmdOfC3i0

ユーガッタメール!


一「ん、メール…」

衣「京太郎からか!?」

一「ごめんね衣、下の名前で呼んでいいのはボクだけなんだ」

衣「やはり狂気…」ガタガタ

純「それで、須賀がなんだってこんな時間にメールを?」

一「えっと…」


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From:須賀京太郎
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件名:今日この後
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すみません、夜遅くに
今日はもともと部活のメンバーでご飯を
食べに行く予定があって…
今帰ってきたところなんですけど、この
後時間ってありますか?
今から風呂入ってくるんで、もしよかっ
たらその後電話したいなーなんて…
風呂上がったらこっちからかけたいので
電話番号、教えてもらっていいですか?

京太郎

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純「…やったな」

一「…京太郎くんが…他の人のものに…なる前に…」

純「ありゃ、聞いてねえ」

透華「本当にこの調子で明日も戦えますの?」

衣「些か不安ではあるな…」

智紀「…怖い」カタカタ

一「ふふ、京太郎くんと、電話だ」ウキウキ

純「ま、まあ何はともあれ、結果オーライじゃねーの?」

衣「このままにしておくつもりなのか?」

純「や、逆にどう手出しをしろと?」

透華「見守る以外にどうしようもできませんわね…」

智紀「…部屋、録画する」カタカタ

純「相も変わらずおっかねーな…」
37 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/10(火) 23:18:06.80 ID:xmdOfC3i0

〜京太郎の家〜


京太郎「ふぅ、やっぱ風呂はいつ入っても気持ちいいな」

京太郎「まさか帰る前に部室に呼び出されるとは…何事かと思った」

京太郎「ロッカーの中身を整理しろだなんて、部長も人使い荒いよなー」

京太郎「ロッカーの中フツーに綺麗だったし」

京太郎「ってか何もなかったし」

京太郎「部長にいたずらされて閉じ込められるし」

京太郎「部長が入ってこようとした時にとっさに逃げ出したからいいけど」

京太郎「そうだ、一さんまだ起きてるよな…?」

京太郎「風呂入ってる間に電話番号も来てるし」

京太郎「…かけてみるか」


prrrr…prrrr…


一『も、もしもし?』

京太郎「お、お疲れ様です」

一『お、おつかれ』

京太郎「…」

一『…』

京太郎「お、起きててくれたんですね」

一『京太郎くんから電話が来るって聞いて、寝ると思う?』

京太郎「え、それって…」

一『あー、深く考えないで』

京太郎「は、はい」

一『…待ってたよ、京太郎くん』

京太郎「ありがとうございます…一さん」

一『それにしても突然電話したいなんて、なんかあった?』

京太郎「いえ!大した用事じゃないんです!しょうもない理由で…」

一『しょうもない理由?なになに、聞かせて!』

京太郎「あ、いや、何といいますか…声聞きたかっただけですよ?」

一『!!』

京太郎「なんかこれすっげぇ恥ずかしい!なんでもないです!」

一『う、うん///』

京太郎「今日はもう遅いですし、明日も頑張ってくださいね!」
38 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/10(火) 23:21:32.41 ID:xmdOfC3i0

一『ありがとう。そういえば、清澄の中堅って誰だっけ?』

京太郎「あー、部長っすね」

一『ぶ、部長さん!?今日なんか変なことされなかった?』

京太郎「変なこと…ですか?」

一『そう、例えばその…いやらしいこととか』

京太郎「別にありませんでしたけど…ああそういえば」


カクカクシカジカ


京太郎「…ってことがありましたね」

一『…』

京太郎「…どうかしましたか?」

一『…え?いや、何でもないよ』

一『でも気をつけてね』

京太郎「何がですか?」

一『京太郎くんかっこいいし、モテそうだからさ』

京太郎「俺がかっこいい…ですか?いやそんな…///」

一『でもボクが近くにいる時は大丈夫だよ!』

一『ボクが守ってあげるから!』

京太郎「あ、ありがとうございます…?」

一『じゃあ明日も早いし、ボクはそろそろ寝ようかな』

京太郎「夜遅くに失礼しました」

一『それじゃまた明日会おうね、ボクの京太郎くん♪』

京太郎「えっ///」ガチャッツーッツーッツーッ

京太郎「今、『ボクの京太郎くん』って言われたよな…?」
39 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/10(火) 23:22:35.43 ID:xmdOfC3i0

〜龍門渕のお屋敷、智紀の部屋〜


一『うわっ、どさくさに紛れて最後変なこと言っちゃった!』

一『ボクの…京太郎くん』

一『聞かれちゃったかな?聞かれちゃったよね?』

一『恥ずかしすぎるよぉ…』

一『でも照れてる京太郎くんも可愛かったなあ…』

一『あー早く会いたいよもう…』

一『っとその前に、明日の決勝はぶっ潰してあげなきゃね…!』

智紀「…などと供述している」カタカタ

純「録画っては言ってたけど、生放送もできるんだな」

透華「この屋敷のセキュリティもザルですわね…」

衣「一が最後に物騒な呟きをしたと見えたが」

純「なんか予想だにしない気合いの入り方だな…」

透華「明日も心配はしなくてよさそうですわね…」

衣「風吹けば桶屋が儲かる、というやつだな!」

智紀「…偶然って怖い」カタカタ

一『待っててね、ボクの京太郎くん…!』
40 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/10(火) 23:28:19.20 ID:xmdOfC3i0
とりあえず今日はここまでにしようと思います
書き溜め作って、更新しながらも筆を走らせていたと言うのに、一がどんどんヤンデレみたいになって…
それで「このはじめクッソ可愛いやん!」となって勢いのままどんどん投下していったら書き溜めが消えました
衣の口調難しすぎる…ネットで辞書開きながら書いてます。語彙力バレるね

ところで拙者、SSを書くのは初めてでござるが故、読みにくいところも多々あるかと…
ここはこうした方がいいっていうのあったら是非お願いします
あと、書き溜め作りながらこんなしょうもないSSを読んでくださっている皆様と会話に花も咲かせようと思ってます
なにか聞きたいこととか、ストーリーに関して注文等あったらできるだけ対応していくつもりなのでよろしくです

今日はここまでと言ったな
日付が変わってからまた投下する可能性もあるのであしからず
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/10(火) 23:28:33.29 ID:VRZzdUxuo
乙です
42 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 00:01:38.37 ID:us8m73bX0
今思ったんだけど、最初にキャラ崩壊させないって言っておいて凄まじい崩壊っぷりだな
はじめはヒロインだからお話進めやすいようにはしてるけど、咲さんと和と部長はひどいなこれ…
いや、和と部長はこれが通常運転なのか?(錯乱)
43 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 00:14:51.71 ID:us8m73bX0
ありゃ、なんかID変わってますか?
小話一つ投下しようと思ってるんですけど
44 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 00:17:33.71 ID:us8m73bX0
2ちゃん初心者なんで日付変わるとID変わるの知りませんでした
では小話一つ落とします





[小話 その頃、2ちゃんSSまとめでは]

智紀「…なに、これ」



【京ハギSS】京太郎「ハギヨシさん!」ハギヨシ「んっふ」




純「…なんかすげえもん見ちまったな」

透華「私達以外にもハギヨシを知る人がいるということですの?」

智紀「…清澄」

純「だとしてもよ?こんな趣味悪い文章書くか?普通」

智紀「…私は興味、ある」

透華「こ、衣!私達は寝ますわよ!」

衣「zzz」

純「ってもう寝てるし」

純「しっかし、こんなんでも需要あるんだな」

智紀「うん、うん」

純「すげえ食いついてくるな…」


〜ハギヨシの部屋〜


ハギヨシ「おや、このスレは…」

ハギヨシ「京ハギ…んっふ」

ハギヨシ「私はどちらかと言うと攻めなんですけど…」

ハギヨシ「まあ、ありですね」


〜咲の部屋〜


咲「県予選前にパソコンに触れておいてよかった」

咲「だって、こんなに素敵なお話を書けるんだよ!?」

咲「妄想が止まらないよ!」


ブーッブーッ


咲「あれ、メールだ」

咲「…原村さんからだ」

咲「原村さんもこんな夜遅くまで起きてるんだ」

咲「これで72通目だよ」

咲「メール打つの早いな」

咲「そんなことよりSS更新しないと」



カンッ
45 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 00:23:02.49 ID:us8m73bX0
小話リク受け付けるんでどんどんアイデアください
てか拙者の乏しい頭脳では浮かぶもんも浮かばないので…
46 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 00:59:35.07 ID:us8m73bX0
今書いた分だけ投下して今日は落ちます
ちなみに本編は小話の内容を含んでおりますので…



〜決勝当日〜


京太郎「いよいよ決勝か…すげえな、咲」

咲「ううん、そんなにすごくないよ…」

京太郎「どうした、寝不足か?」

咲「キンチョウシチャッテ」

和「宮永さん眠れなかったんですか?やはり緊張してたんですか?」

和「なぜ私の家に来てくれなかったのですか?」

咲「迷惑かなって思って…」

和「全然迷惑などではありません!」

咲「でも夜遅くにメールを72通も送るのは迷惑だよ…」

和「へ?起きてたんですか?返信は?」

咲「さすがに72個も返信するのは大変だし…」

和「ちなみに送ったのは全部で202通です」

まこ「いくらなんでもそれは引くわ…」

和「それに、ちゃんとメールの内容を見たんですか?全部同じ内容ですよ?」

京太郎「まあまあ、咲だってこの前の合宿でようやく機械に触れるようになったんだから」

優希「そもそもケータイを持ってない咲ちゃんに『宮永さん専用です』ってケータイ押し付けたのはのどちゃんなわけで」

和「須賀君、優希、これは私と宮永さんの問題です」

優希「ヒエッ」

京太郎「うわ怖っ」

和「さあ宮永さん、メールを見てください」

咲「202通も!?」


ピッ、ピッピッ…


京太郎「…どうだった、咲?」

咲「『好きです、愛してます』しかなかった…」

和「伝わりましたか、宮永さん」

咲「つ、伝わったかな…」

優希「咲ちゃん、目が笑ってないじぇ…」

まこ「和も入部した時に比べりゃぶっ壊れたもんじゃのお、部長」

久「…タイミングが悪かったのかしら」ブツブツ

まこ「ぶ、部長?」

久「いえ、これは私のミスよ、完全に」ブツブツ

まこ「おーい、部長〜」

久「縄で縛ればよかったのね、いやでも普通にベッドの方がムードで騙せたかも…」ブツブツ

まこ「わしの知らない間に各々何が起きとったんじゃ…」
47 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 01:00:21.31 ID:us8m73bX0

コソコソッ


まこ「それに、誰か知らんやつがわしらのこと付けてるんじゃが…」

京太郎「えっ、どこですか?」

咲「ハギヨシさんかな!?」

優希「きっとラーメン屋のオヤジが新作持ってきたんだじぇ!」

和「宮永さん、そっちを見てはいけません!私を見てください!」

久「あーもう勢いに任せてズボン下ろしちゃえばよかったわ!」

まこ「わしまで変だと思われるじゃろ…あー、あいつじゃ、あいつ」


ギクッ


まこ「ありゃ確か龍門渕の…」

咲「龍門渕の!?」

優希「オヤジ、龍門渕の回し者だったとは…!」

和「宮永さんは龍門渕よりも清澄の原村に注目すべきです!」

京太郎「はじ…国広一さん?」

まこ「なんじゃ京太郎、詳しいのお」

京太郎「一度ハギヨシさんに連れて行かれたんで…」

咲「やっぱりホテルに行ったんだね!いいな私も行きたかった!生で見たかったよ!」

和「ホテルに行きたいんですね宮永さん!私と、私と行きましょう!」

優希「私ももうついていけないじぇ…」

まこ「わしは端っからついていく気ないけえの」

一「あれ、ミス・ディレクションしてたはずなのに…バレちゃった」

まこ「どうしようもない部員を三人ほど無視しとる人間じゃからな」

一「なんか大変そうですね…じゃなかった、いきなりすみません」

京太郎「えっと…どうしたんですか?国広さん」

一「もうっ、下の名前で呼び合うって約束したじゃないか!ボクの京太郎くん♪」

京太郎「ちょ、あの」

まこ「へ?」

優希「じぇ?」

久「は?」

咲「は?」

和「宮永さん可愛い」
48 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 01:01:06.05 ID:us8m73bX0

京太郎「ここでは流石にまずいですよ!」

一「だってボクは君に会いに来たんだよ?」

まこ「ほうほう、京太郎が騒いどったんはこがな可愛い子じゃったんか…」

優希「京太郎のくせに生意気だじぇ!」

京太郎「某ゲームタイトルみたいに言うな」

一「あの…ちょっといいですか?」

まこ「ん、なんじゃ?」

一「ボクの京太郎くんなので、気安く下の名前で呼ぶのはやめてもらいたいんですが…」

まこ「あんたもこじらせとるやつ引いたな…須賀」

京太郎「面目ないです…」

優希「名前で呼んじゃダメなら犬!これに尽きるじぇ!」

一「キミ、一年生かな?冗談が上手いね?」ギロッ

優希「ひえぇっ」

京太郎「は、一さん落ち着きましょう」

一「だ、だってボクの京太郎だもん!誰にも渡したくないもん!」

京太郎(クソッ、めちゃくちゃ可愛いじゃないか!!!)

久「あら、ボクの京太郎くん、ですって」

久「随分と言ってくれるじゃないの、ねえ?京太郎」

一「むっ」

京太郎「え、部長今まで須賀君って呼んで」

久「昨晩は楽しかったわよ、二人共汗だくでね?」

京太郎「え、いや」

久「京太郎ってばあんなにおっきくしちゃって…///」

京太郎「部長何言ってんすか!?」

まこ「う、嘘じゃろ…」

優希「このエロ犬、まさか部長にまで手を出すなんて…」

京太郎「出してねえよ!」

一「京太郎くん、昨日の夜の電話、あれ嘘だったの…?」

京太郎「嘘じゃないですよ!部長が変に話を膨らませているだけです!」

咲「もうやめてください!!!」

京太郎「咲…」
49 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 01:01:43.50 ID:us8m73bX0

咲「京ちゃんは…京ちゃんはハギヨシさんのものです!」

まこ「わしもう無理」

優希「染谷先輩がいなくなったら私はどうすれば…」

一「京…ちゃん?なにそれ、馴れ馴れしすぎない?」

咲「京ちゃんは、みんなの前ではハギヨシさんに振り回されてますけど!」

咲「誰も居ないところでは急にオスになってハギヨシさんを押し倒しちゃうんです!」

咲「突然の豹変にハギヨシさんも困惑して…」

咲「京ちゃんはそんなのお構いなしに熱い口づけを…」

京太郎「事実無根です」

一「ねえ、その呼び方何なの?」

京太郎「いや、咲は幼馴染なんで…」

一「やだよ、ボク、京太郎くんのこと、誰にも、取られたくないよ…」シクシク

京太郎「一さん、泣かないでください…」

一「こんなに…好きなのに…」

まこ「悪ふざけがすぎたのぉ」

優希「肝心なのは、部長と咲ちゃんは大マジで語ってるところだじぇ」

まこ「そうじゃった…」

和「もうやめてください!!!」

優希「の、のどちゃん!?」

和「宮永さんは…宮永さんは私のものです!」

まこ「誰も聞いとらんわ!」

???「私の一を泣かせるとは、いい度胸ですわね!」

優希「こ、この声は…!」

透華「龍門渕透華ですわ!」

優希「きょ、京太郎の彼女!」

まこ「優希、わりゃあ話聞いとらんかったんか?」

優希「??」

まこ「京太郎が手ぇ出したんはお嬢様やのうて、そこの泣いとる女の子じゃ」

優希「あ、そういうことか!」

透華「よくも一を泣かせましたわね…原村和!」

まこ「あんたも話聞いとらんかったんか!」

透華「これは正々堂々、決勝の卓でケチョンケチョンにして差し上げますわ!」

和「望むところです…宮永さんは渡しません!」

まこ「優希、後は任せた」

優希「ひどいじぇ!」
50 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 01:02:23.59 ID:us8m73bX0

純「透華、お前こんなとこにいたのか…って、なんで国広君が泣いてるんだよ」

純「須賀、さてはテメー…」

京太郎「いや、俺は何もしてないですよ!」

京太郎「どちらかと言うとあの二人が…」

久「あら〜?どうしたの京太郎。昨日のエッチな夜を思い出しちゃった?」

京太郎「誇大妄想のプロと」

咲「ハギヨシさんが『これ以上はいけません…』ってところを京ちゃんが『誘ったのは…そっちでしょう!』って」

智紀「…わかる」

京太郎「BLに目覚めた幼馴染…ともう1人いる!?」

純「やっぱあいつが五人目だったか…」

京太郎「それ関係ないですよね!?」

一「ねえ、京太郎くん?」

京太郎「な、なんですか?」

一「京太郎くんはボクのだよね?」グスッ

京太郎「あ、当たり前じゃないですか!」

久「え?」

咲「え?」

智紀「…え?」

一「…うん、そうだよね!ははっありがとう!」

純「よかったな国広君」

一「うん!ボク今とっても幸せだよ、純くん!」

一「あ、そうだ、清澄の部長さん」

久「あら、何かしら?」

一「決勝卓で頭落とされて首なしミイラになっても恨まないでくださいね?」ニコッ

久「怖いこと言うわね?」フフッ

透華「原村和!決勝で待っていますわよ!」

和「分かりました。ではそれまでに宮永さんと挙式しますね」

智紀「…でも私は、ハギ京」

咲「えっなんで!?そんなの…許せないよ!」

まこ「決勝は荒れそうじゃの…」

優希「まだ死にたくないじぇ…」

一「それじゃあ、ボク達はそろそろ行くよ。またね、京太郎♪」

京太郎「えっ、呼び捨て…が、頑張ってください一さん!!」

一「もちろん頑張るよ!京太郎のためなら!」


タッタッタッ
51 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 01:05:39.74 ID:us8m73bX0

京太郎「…一さん可愛いなーやっぱ」

まこ「わしらにまで危害を加えなかったら完璧じゃったな」

優希「久しぶりに怖い思いしたじぇ…」

久「須賀君…今日はホテルにでも行きましょうか」

咲「ダメです部長!京ちゃんはハギヨシさんと…」

和「そうですよ部長!咲さんと私が代わりに行きますから!」

まこ「京太郎の彼女、見事に引っ掻き回していったのう」

優希「向こうもまともなのはノッポのやつしかいなかったじぇ」


〜龍門渕高校控室〜


一「やっぱ呼び捨ては少し緊張したけど…」

一「ボクの京太郎だしいいよね」

純「須賀ってなんだかんだ良い奴だよな」

純「オレよりでかいしイケメンだからな」

純「身長差的にオレの方がちょうどいいんじゃねーの?」

透華「あ、いけませんわ純!」

一「純くんいい加減にしてよ!いくら京太郎がかっこいいからって!」

純「…へ?」

一「ボクの京太郎に手を出さないでよ!」

純「…は?」

一「もう彼はずっとボクのものなんだよ!?」

一「それを身長差的に自分の方がいいとか…」

一「おこがましいにも程があるよ!」

純「えぇ…」

一「まあ許してあげるよ、しょうがないなあ」

純「透華、オレ先鋒戦ヘマするかも…」

透華「同情しますわ…」

智紀「…やはりハギ京」カタカタ

一「さて、中堅戦が楽しみだなぁ」

一「どんなふうに蹴散らしてあげよっかな」

透華「向こうの部長にも同情しますわ」

純「あれは向こうの部長も悪いだろ…」

智紀「…ハギ京は至高」カタカタ
52 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 01:07:23.13 ID:us8m73bX0
次の投下予定は恐らく今日の午後九時半とかになると思います
ちゃんと書き溜めておくので許してくださいなんでもしますから!
でわでわ〜<(`・ω・´)
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/11(水) 01:09:27.54 ID:m2TWyDXDO
がんばれ、乙
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/11(水) 01:49:56.40 ID:fyk6VHQI0
純くんのが大きくなかったっけ?気のせいかな
55 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 02:14:57.66 ID:us8m73bX0
>>54 公式プロフィール見たら純くんのがデカかったわ…不覚
まあほら、京太郎の高身長イケメンっぷりをアピールするための…ね?
…言い訳すんませんあとで本編で軌道修正しますorz
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/11(水) 07:28:06.46 ID:JSYnZIfA0
京ちゃん実は年上のハギヨシは仕方ないとしても同学年の誠よりも身長低いんだよね
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/11(水) 07:51:30.41 ID:/U8RMDHUO
高久田が高すぎるだけだろ
流石にアレは作画に設定を後から合わせたとしか思えないくらいデカい
58 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 07:58:14.49 ID:us8m73bX0
>>56 なんだろう、高校生で180超えるのとか普通なのかな…

>>57 確か192?だっけ?正直同じ学年にいたらでかすぎてちょっと引く…

ていうか純くん大きすぎませんか…
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/11(水) 08:42:28.20 ID:lWTGentqO

みんなの話の噛み合わなさが読んでいて面白いわー
60 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 09:13:30.77 ID:us8m73bX0
>>59 そう言ってもらえると嬉しいなぁ
当初は普通に京太郎と一をイチャコラさせるつもりだったのに、周りの描写に気合い入れてたらギャグになってたんよ
だからキャラ崩壊ってのは致し方ない犠牲なんだなって、コラテラルダメージなんだなって…
61 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 18:04:09.53 ID:us8m73bX0
最後の本編投下からずっと新曲とその動画作ってて気が付いたらこんな時間だよ…
眠くはないから書けるけど文章が支離滅裂になるかもです…
では予定通り九時半ごろから投下します〜
62 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/11(水) 18:09:40.70 ID:us8m73bX0
あーすみませんやっぱり今日無理かもしれません
精神状態が…なんかふわふわする…心がぴょんぴょんしてる(してない)
わざわざこんなマイナースレにご足労頂いた方々、大変申し訳無いです
今日投下できない分、明日に書き溜めたものも含めてドバーッと流すのでどうかよろしくお願いします…
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/11(水) 19:02:06.55 ID:/KWonADt0
楽しみに待っ照る
64 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 07:44:01.37 ID:oJ+RZO7y0
他の人のSSとか読んでるとたまに思うのが、「…」って本来2つ付けるものなんだよねって話で
いつも拙者が文章書く時は三点リーダーは2つ並べるようにしてるんだけど、このSSは速度意識で一個しか打ってないんだよな(どうでもいい)

あ、そういや咲の実写全部見てた人います?
一昨日だかにやった特別編、キャップあざとくて個人的にすごくハマってたんですけどどうですかね
あと、ワハハがワハハって言ってないのに喋ってるの聞いたらワハハでマジワハハだったなあ

そういやこのSSに一区切りついたら、みんな大好き京モモでも書こうと思ってます
では本日投下はいつもどおりの午後九時半で〜
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/12(木) 11:51:55.29 ID:ErFmxkRK0
京ワハが好きな子もいるんですよ
66 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:32:45.35 ID:oJ+RZO7y0
>>65 京ワハいいですねぇ…
拙者愛宕ネキとかワハハみたいな、普段陽気だけどメスの部分出た瞬間絶対可愛いだろって子が結構好きなんですよ
てかそれはみんな同じか…
ワハハは口調も再現しやすいしね、京ワハ書こうかな

といった感じで投下していきます〜
67 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:35:32.96 ID:oJ+RZO7y0

純「まだそれ言ってんのか…」

透華「これは一より智紀の方が心配ですわね」


『間もなく決勝戦が始まります。各校の先鋒の生徒は、速やかに対局室にお集まりください』


純「あー、んじゃ行ってくるわ」

一「純くん頑張ってね〜」

透華「先鋒戦でどこかトバしてきても構いませんのよ」

純「いやそれは無理だろ…」


〜対局室〜


優希「お前は!」

優希「まともノッポ!」

純「来て早々の呼び方はねえだろ!」

美穂子「お二人とも、仲がいいんですね」

純「いや、違うんだ。このちっこいのが突っかかってくるだけで」

優希「何を〜!」

睦月(完全に溶け込めない雰囲気になった…)

純「鶴賀のアンタもよろしくな」

睦月「う、うむ!」

優希「なんか決勝戦とは思えないじぇ」

美穂子「仲が良いのはいいことですよ?」
68 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:36:30.52 ID:oJ+RZO7y0

〜清澄高校 控室〜


京太郎「いよいよ始まりますね…」

久「ええ、私と須賀君の…」

咲「京ちゃんとハギヨシさんの…」

和「私と宮永さんの…」

久・咲・和「「「熱い夜が!」」」

京太郎「決勝戦ですよ!」

まこ「ほっとけ京太郎、あんたが関わるとややこしいけえ」

京太郎「俺巻き込まれてるだけなんですけどね…えっと、先鋒戦は…」

まこ「東場でどれだけ稼げるかが勝負じゃな」

京太郎「南場は優希のやつ、てんでダメですからね…」

まこ「それに、風越が黙って見てるとも思えん…」

久「須賀君は私とアツい夏を過ごすのよ!」

咲「それはダメです部長!ハギヨシさんがずっと待ってるんですよ!」

和「宮永さん可愛い」

まこ「…あいつらどうにかならんかの…」

京太郎「染谷先輩、気にしたら負けです」

まこ「何がすごいって、全く関係ない和があの会話に割り込んどることじゃ」

京太郎「一人だけ素っ頓狂なこと言ってますもんね」


純『それ、ポンだ』


まこ「ん、なんじゃ今の鳴き…」

京太郎「え、どうかしたんですか?」

まこ「手牌見りゃ分かるじゃろ。明らかに不自然じゃけえ」

久「…でも今の鳴きがなかったら、優希が和了ってたわね」

まこ「まるで見えてる流れを断ち切ったみたいじゃ」

和「そんなオカルトありえません」

京太郎「へえ、井上さんってすげえんだな…」

まこ「京太郎、あんたどこを応援しとるんじゃ」

京太郎「や、今はもちろんうちですよ?」

咲「今はってことは…夜は!?」

京太郎「誰も応援しねーよ」

まこ「ちょっとでも鞍替えしたら控室からつまみ出すけえ覚悟せえよ…」

京太郎「エッアッハイ」
69 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:37:40.58 ID:oJ+RZO7y0

〜先鋒戦終了後、龍門渕高校 控室〜


純「くそ、やられた!」

透華「何をしていますの!」プンスコ

一「まあまあ、風越がちょっと異常だったよアレは」

純「…まるで手牌が全部見られてたみたいだ」

透華「そんなことありえませんわ!」

透華「あぁもう!このままでは華麗に優勝できませんわ!」

一「まあでも良かったんじゃないかな」

透華「何をおっしゃいますの?」

一「京太郎を犬呼ばわりする下賤な娘が堕ちたよ?」

純「透華、無視しとけ」

透華「も、もとよりそのつもりですわ」

透華「そんなことより!智紀!」

透華「あなたはやってくれると信じていますわ!」

智紀「…頑張る」カタカタ


〜対局室〜


まこ「ようやっとあの魔窟から逃げてこられたわ…」

智紀「…大変」

まこ「ま、それとこれとは別じゃ」

まこ「正々堂々戦わんと」

智紀「…攻めと受けを明確にするのは、大事」

未春「…ハギ京、ですね」

智紀「…同志」ガッ

未春「当然ですよ」ガッ

まこ「いけんかった」

佳織「…?」


ミッツズツミッツズツ…ツモデス!
70 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:39:05.81 ID:oJ+RZO7y0

〜清澄高校 控室〜


まこ「最悪じゃ…すまん」

京太郎「役満出ちゃったらしょうがないですよ!」

久「そうよ、安心しなさい」

久「ちゃんと私が取り返してくるから」

まこ「すまんのお部長…」

久「だから須賀君、応援よろしく♪」


ガチャッ


まこ「…で、京太郎は誰を応援するんじゃ?」

京太郎「この期に及んでそれ聞きます?」

優希「こればっかりはしょうがないじぇ」

まこ「まあわしらは危害加えんけえ、安心せえ」

京太郎「ありがとうございます」

京太郎「そうだ、ちょっとだけ…」


〜龍門渕高校 控室〜


透華「智紀!何をしていますの!」

智紀「…ごめんなさい」

純「純粋に運の問題だろうよ」

一「純だけに?」

透華「…」

純「…」

智紀「…ふふっ」

透華「そ、それはさておき!一!」

一「大丈夫だよ、安心して透華」

一「ボクがこの場で一歩退くと思う?」ゴゴゴゴゴ

純「ちょうどいい組み合わせだったな」
71 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:39:37.68 ID:oJ+RZO7y0

ユーガッタメール!


一「ん、試合直前のメールか…誰だろ」


====================================
From:須賀京太郎
------------------------------------
件名:応援してます
------------------------------------

いよいよ中堅戦ですね
本当なら会いに行って応援したいんです
けど、あいにくそうもいかなくて…
ちゃんと見てます、頑張ってください!

京太郎

====================================


一「…へへへ///」

純「おーおー溶けそうになってる」

一「ボク、京太郎のために頑張る!」

純「まあうちのためになるんだけどな」

一「中堅戦終わったら会いに行こっと」

透華「私の出番は完全にスルーですの!?」

智紀「…くくっ、純だけ…に…ふふふっ」

純(まだツボってたのか…)


〜対局室〜


久「あら、これはこれは。どこぞの破廉恥娘じゃない」

一「あれれ?薄汚い雌犬が喋ってるぞ〜?」

星夏(こ、言葉で同様を誘う作戦…!キャプテン…!)

智美「ワハハ、対局前から口喧嘩かー。仲いいなー」

星夏「え、これって仲いい部類なんですか!?」

久「私がこの露出狂ド変態クソ女と仲良し?そんなことあるわけないじゃな〜い」

一「辛うじて日本語を話せる性欲の塊みたいな淫獣なんてボクは知らないな〜」

智美「ワハハ」

智美(やりづらいなぁー…)

一(見ててね京太郎…危険因子はすぐに消してあげる!)

久(さーて、どうかわいがってあげようかしら…)
72 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:41:02.80 ID:oJ+RZO7y0

〜清澄高校 控室〜


京太郎「そういえば、部長はなんであんな変な感じになったんですか?」

まこ「確かラーメン屋で…」


カクカクシカジカ…


京太郎「…それって若い男なら誰でもいいってことですよね?」

まこ「そういうことじゃ」

京太郎「淫乱だ…」

まこ「淫乱じゃ」

優希「淫乱だじぇ」

まこ「女子部員だけじゃったら、こがなことにはならんかったんじゃが…」

京太郎「あれ、俺犯人扱いされてます?」

優希「私は京太郎がいると助かるじぇ」

京太郎「タコスだろ」

優希「よくわかったな!」

まこ「まあ部長のことじゃ、どうせ副会長拐かすのに失敗したんじゃろ」

京太郎「つまり完全に八つ当たりですよね…」

優希「あ、前半終わったじぇ」

京太郎「ちょっと一さんのところ行ってきますね」

まこ「…もう帰ってこんでええ…」

優希「反逆者は処分だじぇ」

京太郎「物騒だな!?」
73 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:41:40.22 ID:oJ+RZO7y0

〜対局室〜


一(困ったなあ…清澄、結構強い)

一(あーあ、こんなとき京太郎がいたらなあ…)

京太郎「一さん!」

一「…へ?きょ、京太r」

久「どうしたの京太郎?私の応援しに来てくれたの?」

一「はぁあ!?」

京太郎「いや、俺は一s」

久「嬉しいわねぇ、それじゃちょっとサービス♪」

京太郎「なな、な、なんで制服を捲し上げてるんですか!」

一「淫乱!淫乱女めぇ!」

京太郎「…じゃなくて!俺は一さんの応援に来たんですよ!」

一「うう、京太郎好きぃ」

久「チッ」

智美(今舌打ちしたなあー)

一「ねえ京太郎、ボク実は手品が得意なんだ」

京太郎「そうなんですか!初めて聞きましたよ」

一「だから今日は、ボクがちゃんと京太郎の応援パワーを受け取るマジックするね!」

京太郎「え?は、はあ、分かりました…」

一「じゃあまずこっちに来て」

京太郎「はい」テクテク

一「それで、膝と腰をこのくらい曲げて…っと」

一「はい!じゃあ目を閉じて!」

京太郎「えっと、これでいいですか?」


チュッ


京太郎「…唇に柔らかいものが」

一「へへっ、これでボクも元気100%だよっ♪」

一「とはいえ、やっぱり恥ずかしいなあ…///」

智美「ワハハ、ダイタンだなー」

久「どっちが淫乱なんだか」

星夏「キャプテン…私多分、既に雰囲気に飲まれてます…」

京太郎「で、では!頑張ってください!」

一「うんっ!ありがとね!」
74 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:42:30.40 ID:oJ+RZO7y0

シツレイシマシターッ!


京太郎「いい、いくらなんでも大胆すぎるだろ…」ブツブツ

純「お、高身長金髪イケメンだ」

京太郎「うわっ!…って井上さんですか。驚かせないでください」

純「はあ?こっちのほうが驚いたんだぞ」

京太郎「…まさかからかうために控室から出てきたんですか」

純「あたりめーだろ」

純「こちとら大変なんだぞ。控室でお前の名前を出すだけで殺されそうになる」

京太郎「何言ったんですか…」

純「身長差的にオレの方がちょうどいいって話を…って!」

純「オメー大してデカくねえじゃねえか!」

京太郎「な、なんですか突然!」

純「もっとでけーもんだと思ってた…」

京太郎「あーでも、髪型のせいもあるかもしれないですね。それに…」

純「それに?」

京太郎「井上さん、因縁つけるとき姿勢悪いですもん」

純「因縁は毅然とした態度でつけるものじゃねーからな」


ビーマイベイビービーマイベイビー


純「ん、メールだ」

京太郎「着メロ渋いっすね…」

純「どれどれ…」


====================================
From:国広一
------------------------------------
件名:(件名なし)
------------------------------------

純くん、廊下をほっつき歩くのはいいけ
ど、そんなに長い時間喋る必要あるのか
な?
言っておくけど、手を出したら命にかか
わるからね。気をつけて(*^^*)

====================================


純「」

京太郎「どうしたんですか」

純「…そういや透華に呼ばれてるんだった。またな」

京太郎「へ?あ、はい」

京太郎「何だったんだろう…」
75 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:46:13.46 ID:oJ+RZO7y0

〜龍門渕高校 控室〜


純「」ガタガタガタガタ

透華「純?どうしましたの?」

純「」ガタガタガタガタ

透華「あら、ケータイ?それが何か?」

純「」ガタガタガタガタ

智紀「…たけし城」カタカタ

透華「あら、純にメールが来てますわね…えっ」

透華「送信時刻…対局中、ですわ…」

智紀「…ネットで、指定時刻にメールするサービス、ある」カタカタ

透華「しかしこれは誰も見ていないところでのタイムリーな話題ですわ!」

透華「もしそれを使っているのでしたら、一は預言者ですわ!」

純「」ガタガタガタガタ

智紀「…一の、手品」カタカタ

純「なんだ、手品か。確かに国広君なら対局中にメールくらい打てるな」

透華「しかし、この状況をどうやって見ていたんですの?」

智紀「…実は真後ろにいた、とか」カタカタ

純「」
76 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:47:10.82 ID:oJ+RZO7y0

〜中堅戦終了後、清澄高校 控室〜


久「ただいま〜」

優希「部長お疲れ様だじぇ!」

まこ「いい感じじゃったのお」

久「まあね、なかなか手強かったわ」

久「特に龍門渕のあの子…なかなかにそそるわね」

まこ「あんた、マジか…?」

優希「もう部長は手の施しようがないじぇ…」

京太郎「部長それ全員に言ってるんですか…」

久「あら、全員じゃないわよ」

久「私が気に入った人だけよ〜、ね?須賀君」

京太郎「いや、知らないですよ…」


〜龍門渕高校 控室〜


透華「一はやればできる子だと思っていましたわ!」

純「なかなかよかったじゃねーか」

智紀「…いい感じ」カタカタ

一「へへへ、京太郎とチューしちゃった〜」

純「…中堅戦終わってもどうしようもないな」

透華「流石にあのキッスは私も驚きましたわ…」

智紀「…」カチッ


『じゃあまずこっちに来て』

『はい』テクテク

『それで、膝と腰をこのくらい曲げて…っと』

『はい!じゃあ目を閉じて!』

『えっと、これでいいですか?』


チュッ


『…唇に柔らかいものが』

『へへっ、これでボクも元気100%だよっ♪』

『とはいえ、やっぱり恥ずかしいなあ…///』


一「ちょ、だからともきー!大音量はやめて!」

智紀「…小さい音なら、許す?」

一「そういう問題じゃないよ!」

純「智紀だけは敵に回したくねーな、オレ」

透華「同感ですわ…」

透華「なんてうかうかしているうちに、副将戦が始まってしまいますわ!」

純「ちゃんと原村和を倒してこいよ」

智紀「…応援してる」カタカタ

一「ボクにもできたんだから大丈夫だよ〜」

透華「説得力が一人だけ違いますわね…」
77 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:47:51.30 ID:oJ+RZO7y0

〜対局室〜


透華(さあ、原村和!あなたがのどっちかどうか、しっかりと見極めさせてもらいますわ!)

和(宮永さんは渡しません!)

桃子(先輩のためにがんばるっすよ!)

純代(邪念が渦巻いてる…)

実況「中堅戦とは打って変わって、静かですね」

靖子「それぞれ、胸に秘めたる思いがあるようだな」

実況「はあ…?」


〜副将戦終了後、龍門渕高校 控室〜


透華「あまり目立てませんでしたわ…!」

純「いや、充分だっただろー」

一「目立つためにダマで高目のところをリーチかけたりしてたからね〜」

透華「あれでは目立ったとは言えませんわ!」

純「まあオカルトのやつには、ド高目にリーチかけて点数あげようとするやつもいるからな」


〜風越女子高校 控室〜


華菜「くしゅん!」

未春「華菜ちゃん、風邪引いたの?」

華菜「分からないけどくしゃみ止まらないし…」


カン!カン!カン!ツモ!リンシャンカイホウ!マージャンッテタノシイヨネ!
78 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:48:19.04 ID:oJ+RZO7y0

〜大将戦終了後、龍門渕高校 控室〜


衣「うう…ごめんなさい…」

透華「まったく、衣は調子に乗るとすぐこれですわ!」

一「まあ悪い癖だよね〜」

純「衣、ああいうのを舐めプっていうんだぞ?」

衣「舐めプ?」

智紀「…相手を舐めてかかること」カタカタ

衣「清澄のリンシャン使いも似通ったことをしていたぞ」

純「あー、それは否定できねえ」

透華「さ、今日はもう帰りますわよ」

透華「私達はまだ来年もありますわ」

純「なんか腹減ったな…肉食いてーな」

衣「焼肉か!?」

智紀「…外食は久しぶり」カタカタ

透華「外食前提ですの!?」

一「…あー、うー、あー」

純「なんだ?肉が楽しみで日本語話せなくなったか?」

一「いや、違うんだけど…多分そろそろ」


コンコンッ
79 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:48:45.84 ID:oJ+RZO7y0

透華「…なるほど、待ち人来たる!ですわ!」

純「昨日から約束してたし、国広君はしょうがねーな」

智紀「…録音したい」カタカタ

一「やめてよ!怖いなぁ」

衣「一はこれから想い人と食事か?」

一「う、うん、そういうことになるね」


京太郎「中から返事が返ってこない…」


純「それより、須賀のやつ廊下でずっと待ってるんだろうが、放置でいいのか?」

智紀「…忘れてた」カタカタ

衣「衣が呼んできてやろう!」

純「まあ慌てんなって。行かなくていいのか?国広君」

一「わ、分かってるよ!」タッタッタッガチャッ

京太郎「は、一さん、あの…」

一「そんなに気を遣わなくていいよ。どうせボク達は来年もこのメンバーだからね」

一「それより、何食べに行くか決めてるの?」

京太郎「えっと、俺がおごるんで、肉でも食べに行きません?」

一「初めてが焼肉デートか…まあそれも面白そうだね」

一「ってちょっと待とうか。焼肉?」

京太郎「ええ、そのつもりでしたけど」

純「なんだよ、だったらみんなで行った方が早いじゃねーか」

透華「純!ここは空気を読むべきですわ!」

衣「衣は大勢いた方が楽しいと思うぞ〜!」

智紀「…ムードクラッシャー須賀」カタカタ

京太郎「俺、なんか悪いことしちゃいましたね」

一「ううん、いいんだよ全然。でも流石に龍門渕全員とってのは気が進まないよね…?」

透華「個室!個室を使えばいいのですわ!」

衣「衣達は隣の部屋から盛り上げればいいのか?」

純「それこそムードぶち壊しだな」

智紀「…行く店を変えればいい」カタカタ

「「「「それだっ!」」」」

純「逆になんでみんな気付かなかったんだよ…」
80 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/12(木) 21:51:33.14 ID:oJ+RZO7y0
ここまでしか書き溜めてなかったん…
徹夜で作曲してたら生活リズム狂って筆が進まんでな…申し訳なし
ちょい書いてきますわ
今日中に投下できるレベルの量ができたら投下しますゑ
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 07:14:06.53 ID:1C5gBAsP0
82 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/13(金) 20:31:23.94 ID:I1GQpQsK0
今日はちょっと外での用事があったので投下難しそうです
もう一回外出てくるので、帰宅して時間あったら小話一つ書いて投下します
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 21:21:20.59 ID:YMC3XroDO
小ネタ?
今までは咲さん咲さん言ってたのに、京太郎が転校して長野からいなくなった途端
須賀くん須賀くんとヤンデレ気味になるのどっちとか?
84 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/13(金) 21:55:12.47 ID:I1GQpQsK0
帰ってきたでー!(愛宕ネキ並感)

>>83 何それすごく面白い、それもらってもいいですかね…

とりあえず今日は本編も少し書き進められそうなので、できたら投下します
今日の小話は、本編で純くんにメールを送った時の一の様子です
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/13(金) 22:00:37.97 ID:YMC3XroDO
>>84
了解。寒いから無理しないでな
あとあんなネタで良ければいくらでも活用して!
冥利に尽きます
86 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/13(金) 22:21:28.20 ID:I1GQpQsK0

[小話 近づいちゃダメ!]


〜先鋒戦、龍門渕高校 控室〜


一「あ、純くんケータイ置いていってる」

一「今のうちにちょっといじっておこっと…」ピッピッピッ…


〜中堅戦、対局室〜



チュッ


京太郎「…唇に柔らかいものが」

一「へへっ、これでボクも元気100%だよっ♪」

一「とはいえ、やっぱり恥ずかしいなあ…///」

智美「ワハハ、ダイタンだなー」

久「どっちが淫乱なんだか」

星夏「キャプテン…私多分、既に雰囲気に飲まれてます…」

京太郎「で、では!頑張ってください!」

一「うんっ!ありがとね!」

一(なーんてやってる間に、京太郎のポケットに面白いもの仕込んじゃった…)

一(これで京太郎を誰からでも守れる♪)


ブルッ


一(おやおや、早速反応だ)

一(ケータイに細工したの、実は純くんだけなんだよね〜)

一(だ・か・ら)

一(今京太郎に近付いてるのは純くんだって一発で分かっちゃう!)

一(まあでも立ち話くらいならいいかな〜)


…………


一(…長い、話しすぎ)

一(これはちょっとメールで諭してあげないと)

一(ふふっ、今助けてあげるからね、京太郎♪)



カンッ
87 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/13(金) 23:30:27.63 ID:I1GQpQsK0
本編投下します
今日はちょっとだけですが…



一「じゃあランダムにしよう、話し合い無しで食べに行く!」

衣「共に食べることはないのか…」

一「普段はいつも一緒でしょ?落ち込むことないって」

透華「そうと決まれば早速出発ですわ!」

純「じゃあ一緒に会場を出てオレ達は右、須賀と国広君は左に行くか」

智紀「…あとは道中の話し合い」カタカタ

一「それで、いいかな?」

京太郎「ぜんぜん大丈夫ですよ!」

衣「では行くぞ〜!!」


〜京太郎・一ペア〜


一「京太郎、もしかして行くところ決めてたりしてた?」

京太郎「ええ、まあ」

一「じゃあ連れてって〜♪」

京太郎「仰せのままに」

一「ふふっ、あっそういえば」

京太郎「ん、なんですか?」

一「ボクには敬語使わなくていいよ」

京太郎「でも一さん年上ですし…」

一「年齢なんてただのステータスだよ〜」

一「年上が偉いなんてこと、本当はないんだから」

京太郎「そ、そうは言いますけど…」

一「むぅ」

京太郎「ええっとじゃあ…一?」

一「あぁんやっぱ照れる!!」モジモジ

京太郎「ちょ、こんなところで悶えないでくださいよ!」

京太郎(か、可愛い…)


ザワザワ・・・


京太郎「めっちゃ見られてますよ…」

一「うう、京太郎…敬語!」

京太郎「ええ、み、見られてるから行きましょ、あ、行こうぜ?」

京太郎「やっぱ難しいですよ〜」

一「そんな京太郎も可愛かったりするんだよね〜」

京太郎「も、もう!からかうのはやめてくだ…くれよ!」

一「へへっ…大好きだよ//」

京太郎「ああ、俺も」


イチャイチャ…
88 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/13(金) 23:31:17.33 ID:I1GQpQsK0

〜龍門渕組〜


透華「さて、焼肉とは言いましたが、目処は立っていますの?」

純「実はオレ、めっちゃ美味い店知ってるんだよ」

透華「まさか最近屋敷にいないと思ったら…抜け出していたんですの!?」

純「あっ」

衣「衣もよく駄菓子屋に行くぞ?」

透華「え?」

智紀「…私は部屋にいる」カタカタ

透華「智紀は部屋にこもるのをやめなさい!」

純「…ま、まあまあ落ち着けよ」

純「すっげーうまい肉食わせてやるからよ!」

透華「どうせ払うのは私ですわ…」

衣「どうせならハギヨシも呼ぶぞ!」

ハギヨシ「お呼びですか、衣様」

透華「仕方ないですわね…ハギヨシ!焼肉に行きますわよ!」

ハギヨシ「お心遣い、ありがとうございます。では失礼致します」

純「しっかし、衣とハギヨシが並ぶとおもしれーな」

衣「衣はちっちゃくないぞ!」

純「まだ何も言ってねえよ…ああ、ここだこの店だ」

京太郎「あ、この店だ」

純「え?」

京太郎「は?」

智紀「…被った」カタカタ

透華「完全にやらかしましたわね…」

衣「ともあれ、衣は嬉しいぞ!」

一「ん〜、これはポイント低いなーなんて」

京太郎「勘弁してくれよ…」
89 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 00:26:23.90 ID:mi/YTlT00
日付変わったので今日は午後九時半にいつも通り投下します
今日めでたくも拙者の誕生日なので、いつも小話は本編に則して書いてるんですが、京太郎の誕生日のお話も投下します
というかはじめが彼女だったら誕生日はこんなのがいいなっていう拙者の個人的見解で書きます
小話リクエスト受け付けてるのでどんどんアイデアください…
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/14(土) 00:48:32.77 ID:Fwkks23DO
乙。
91 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:34:43.44 ID:mi/YTlT00
|ω・`)ノ ヤァ
まずは小話投下するよ
京太郎の誕生日回です


[小話 HAPPY, HAPPY, BIRTHDAY]


京太郎「県予選からもう随分と経つんだなあ」

一「懐かしいよね、初めて会ったときのこと」

京太郎「って言ってもまだ数ヶ月だけどな」


prrrr…


京太郎「ありゃ、電話だ。はいもしもs」

透華『京太郎!今すぐ私の屋敷にいらっしゃいまし!』

京太郎「…え、あ、はい」


〜龍門渕のお屋敷〜


京太郎「言われたから来てみたものの…」

京太郎「どこに行けばいいのかわからない…」

京太郎「しかも広いから迷うんだよぉ!」

一「んー、とりあえず食堂に行ってみたらどうかな?」

一「どうせ京太郎相手に麻雀は打たないだろうし」

京太郎「はいはいそうですかー」

一「じゃあボクが案内するね」


〜食堂〜


京太郎「失礼しまーす…」

透華「須賀京太郎!誕生日おめでとうですわ!」

純「2月って…オレ達よりかなり遅いんだな」

衣「衣も祝うぞ〜!」

京太郎「…まさか一、これ知ってた?」

一「もちろんじゃないか〜」

透華「さあ!存分に楽しむといいですわ!」


ワイワイガヤガヤ…
92 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:35:19.73 ID:mi/YTlT00

京太郎「いやぁ〜今日はありがとうございました」

透華「一の婚約者ですもの、このくらい当然ですわ!」

京太郎「いや、婚約とかしてないんですけどね」

京太郎「ケーキを自分達で飾り付けるというのも楽しかったです!」

京太郎「純さんが突然コーヒーをかけたのには驚きましたけどね…」

純「わりかし美味かっただろ?」

智紀「…偶然の産物」

京太郎「ゲームもすごく面白かったです!」

一「衣の誕生日の時は、Aボタンが壊れてたんだよね」

衣「うむ…しかしゲームの代わりに、智紀がジャンプしてくれたからな!」

京太郎「なんか色々大変だったんですね…」

透華「さあ!最後は私が作詞作曲したバースデーソングで締めますわ!」


キョウタンイェイ-


京太郎「…え、終わりですか!?」

衣「素晴らしい曲であろう!?」

京太郎「えっと…は、はい!すごく!」

一「京太郎、無理しなくていいんだよ?」

透華「それでは本日はお開きですわ!」

透華「一!殿方をご自宅まで送って差し上げなさい!」

一「え、でも後片付けは…」

純「いいから行ってこいよ」

智紀「…こっちで終わらせる」

一「そっか…ありがとう!じゃあ行こっか、京太郎!」

京太郎「お、おう!今日はありがとうございました!」


バイバイマタキテネ-


純「楽しそうで何よりだったな」

智紀「…ラブラブ」

衣「トーカは彼氏を作ったりしないのか?」

透華「な、何をおっしゃいますの!?」

純「はぁん、もしかして一とイチャついてる金髪野郎が気になったりしてるのか?」

智紀「…ブロンドカップル」

透華「もう!からかうのはやめてくださいまし!私にはハギヨシが…」


「「「「…え?」」」」
93 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:36:27.85 ID:mi/YTlT00

〜京太郎・一 帰路〜

京太郎「いやぁ楽しかったな」

一「龍門渕の誕生日パーティーはいつもあんな感じなんだ」

一「せわしなくなかった?」

京太郎「いやいや、めちゃくちゃ楽しかったぜ!」

一「あれがみんなからの精一杯の誕生日プレゼントだからね」

一「そして…」


チュッ


一「これがボクからのプレゼント///」

京太郎「…いつももらってる気がするんだけどな?」

一「もう、何言ってるの?プレゼントはキスじゃないよ?」

京太郎「え?」

一「ボクの、この愛全部だよ…えへへ」

京太郎「まったく…それもいつももらってるだろ?」

一「ん〜、まあそれもそうだね」

京太郎「じゃあこれからもありがたく頂戴しますわ」

一「もちろんだよ!その代わり…」

一「ボクの誕生日には、京太郎からもちゃんともらうから!」

京太郎「分かってるよ、約束約束」

一「…ふふっ、大好き」


カンッ
94 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:42:04.41 ID:mi/YTlT00
…とまあ幸せな誕生日回でした
京太郎のバースデーソングですが、噛み砕いた歌詞のフルバージョンだと京太郎の「きょ」の部分を八分音符のアウフタクトにするとぴったりハマります

間もなく本編投下します〜

95 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:48:28.14 ID:mi/YTlT00
ほんへ



イラッシャイマセ-


純「ここまで一緒に来ておいてテーブルは別って、一周回って面白いな」

一「相当迷惑な客だけどね…」

衣「何はともあれ、食べるぞ〜!」


〜龍門渕卓〜


純「…にしても、国広君に彼氏ができるとはな…」

純「先越されたぜ…」

透華「あら、純にそのような感情があったんですの?」

純「いや、違うんだけど、なんか悔しくねーか?」

衣「純は女子力なるものが著しく欠如しているからな」

智紀「…男の子だから」

衣「ハギヨシは交際相手などいないのか?」

ハギヨシ「私は透華お嬢様に仕える身でございます」

ハギヨシ「異性交遊など言語道断です」

純「ハギヨシは透華大好きだからな」

智紀「…ゾッコン」

透華「へ?そ、そんなことありませんわ!」

衣「実際どうなのだ?ハギヨシ」

ハギヨシ「皆様のご想像にお任せします」

純「お、これは脈ありか?」

智紀「…ヒューヒュー」

衣「めでたいな!トーカ!」

透華(まさか、ハギヨシが、そんな…!)

ハギヨシ(この店のどこかに須賀君が…んっふ)
96 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:48:59.12 ID:mi/YTlT00

〜京太郎・一卓〜


京太郎「ううっ」ブルッ

一「どうしたの?」

京太郎「なんか今悪寒が…」

京太郎「誰かに見られてる気がして…」

一「なるほど」ガタッ

京太郎「なんでいきなり席を立つ!?」

一「ほら、そういう輩は始末しないと…」

京太郎「大丈夫だから!大丈夫だから落ち着いて!」

一「…ホント?」

京太郎「本当だから!」

一「んーそっかぁ、京太郎が言うんだからホントなんだね」

京太郎「ようやく落ち着いた…」

一「それにしても、せっかく清澄が優勝したっていうのに、一緒に打ち上げとか行かないのかい?」

京太郎「いや、その案もあったにはあったんだが…」

京太郎「厄介な人が四人ほどいてな…」

一「四人?三人じゃないの?」

京太郎「食い物の話になると途端に騒ぎ出すメキシカンがいるんだよ」

一「ふぅん…よくわからないけど強烈だね」

京太郎「井上さんとかなら知ってんじゃないかな」

一「清澄の先鋒の子?」

京太郎「うん」

一「メキシコ人なんだ…」

京太郎「違う!違うけど違わない!なんか誤解を招く表現した、すまない!」

一「???まあ別にいいんだけど」

一「そういえばさ」

京太郎「ん?」
97 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:49:35.76 ID:mi/YTlT00

一「実はまだ告白とかされてないんだよね」

京太郎「えっ…あ」

一「このままじゃボク達、いつまで経っても交際はしてないことになるよね」

京太郎「えっと…一、オレと」

一「ストップ」

京太郎「付き合って…へ?」

一「ボクはまだこのままでいいよ?」

京太郎「は、はぁ…?」

一「だって、付き合ってないのにデートとかしちゃって、挙げ句の果てにはあんなことやこんなことも…」

一「この背徳感がたまらなく心地良いから、ね?」

京太郎「…これは同意を求められてるのか?」

一「さあ、どうだろうね♪」

一「そんなことより、そこのお肉もーらいっ」

京太郎「あっ!俺が食べようと思って取っておいたのに…」

一「スキだらけだぞ〜?」

一「…ダブルミーニング」ボソッ

京太郎「ん?なんか言った?」

一「い、いや!なーんにも言ってない!」

京太郎「そ、そうか…」
98 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:50:19.70 ID:mi/YTlT00

〜食事後〜


一「今日はありがとね」

京太郎「こちらこそありがたいですよ…」

京太郎「…龍門渕さん」

透華「気を遣わなくてもよろしくてよ」

純「あのな透華…こういう時は男を立てろよ」

透華「しかし、一がお世話になっていますわ。これは恩返しですわ!」

純「だからって須賀が奢ろうとしてたところを全部払うってお前…」

智紀「…太っ腹」カタカタ

衣「衣は沢山食べることができて大満足だ!」

ハギヨシ「私めのためにわざわざありがとうございます、透華お嬢様」

透華「よろしくてよ」

純「よろしくねーけどな」

京太郎「なんか全然顔が立たなくて…面目ない」

一「いいんだよ気にしなくて。透華がこういう人だっていうのは知ってるから」

一「それに、ボクはすごく幸せだから」

智紀「…録音完了」カタカタ

純「ほんと鬼だよな…」

透華「ところで須賀京太郎」

京太郎「ん、なんですか?」

透華「あなたはきちんと一のために尽くす覚悟はできていらっしゃいますの?」

京太郎「ええ、もちろんですよ!」

純「決まりだな」

智紀「…言質取った」カタカタ

衣「家族が増えるのは喜ばしいことだ!」

ハギヨシ「んっふ」

京太郎・一「「…ん?」」
99 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:51:11.78 ID:mi/YTlT00

透華「須賀京太郎!あなたは龍門渕高校に転校なさい!」

一「ちょ、透華!それは強引なんじゃないかな?」

純「国広君、等華はそういう人間だろ?」

一「いや、それはそうなんだけど…」

京太郎「…清澄には幼馴染もいますし、離れるのは心苦しいですね」

一「ほらやっぱり…」

京太郎「しかし一のためなら…!」

一「えぇっ!?」

純「須賀、オメーやっぱ男だぜ」

純(これでオレは龍門渕のお父さん役を降りることになる…!)

衣「では京太郎は龍門渕のお兄さんだな、いや弟か!」

純「は?」

智紀「…年齢的には弟」カタカタ

純「ちょっと待て」

透華「はぁ…手のかかる姉弟ですわね」

純「なんでオレは」

一「姉弟で関係を持っちゃうのも、それはそれでいいね」

純「話を聞け!」

京太郎「えっと…弟ですか?よくわかんねーけどよろしくお願いします」

透華「では転校の手続きは全て私の方で済ませますわ、弟くん」

純「なんでだよおおおおおお!!!」
100 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:51:45.16 ID:mi/YTlT00

〜それから一週間後〜


京太郎「はぇ〜、それにしてもでっかい学校だな…」

京太郎「今日からここに通うのか…」

京太郎「清澄のみんな、結構サバサバしてたな…」

京太郎「部長はお構いなしって感じだったし」

京太郎「染谷先輩は『頑張ってきんさい』って言ってくれたなあ」

京太郎「咲と和はむしろ是非龍門渕へって感じ、酷くないか?」

京太郎「優希だけか、『いなくなっちゃヤダ』って泣いてくれたのは…」

京太郎「…タコス、届けに行くか」


〜龍門渕高校 麻雀部室〜


京太郎「失礼しまーす…」

透華「お待ちしておりましたわ!」

純「よっ」

智紀「…いらっしゃい」カタカタ

衣「よく来たな!」

京太郎「今日からお世話になります…ってあれ?一は」


???「だーれだっ」


京太郎「…声でわかっちまうんだよな〜」

???「ちぇっ、つまんないのー」

京太郎「ただいま、一」

一「おかえり、京太郎」

透華「…こほん」

京太郎・一「あっ」

純「咳払いなら良かったんだけど…まさか自分でこほんって言うとはな」

透華「う、うるさいですわ!まず、何はともあれここに来たからにはまず…」

衣「プールに行くぞ!」

純「…だってさ、どうするんだ?」

透華「衣が言うのなら仕方ありませんわね…」

京太郎「え、ちょ、よく分からな」

一「行こっか、京太郎♪」

京太郎「え…ええええええ!?」
101 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 21:52:52.24 ID:mi/YTlT00
ようやく100いった…
書き溜めるとか言ってここまでしか書けませんでした
しかし今日はよく筆が走るのでちょっくら書いてきます
できたとこから乗っけていきますね〜
102 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 22:08:57.50 ID:mi/YTlT00

〜龍門渕所有プール〜


衣「泳ぐぞ〜!」

純「衣、プールサイドは走るとあぶねーぞ」

一「ともきーはやっぱりパソコンなんだね…」

智紀「…プールは見てるだけでいい」カタカタ

透華「さあ京太郎!ダイブ・トゥ・プールですわ!」

京太郎「こう見えて運動は得意なんですよ…とうっ!」

一(ああ…京太郎の体イイなあ…)

一(やっぱりかっこいい…好きすぎるよ…)

純「国広君!避けろ!」

一「…へ?」


ドグシャアッ


純「大丈夫かよ…」

一「今の、何…?」

純「ただのビーチボールだけど」

一「威力おかしいよね…」

純「確かこのボール打ったのはあいつだよ、あのガキ…って」

優希「お、お前は!」

純「焼き鳥タコスじゃねーか!」

優希「ノッポがこんなところにいるとは奇遇だな!」

優希「ビーチバレーで勝負だ!」

純「へっ望むところじゃねーか!」

一「じゅ、純くん落ち着こうよ…」


ウオオオオオ-ッ
103 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 22:09:45.50 ID:mi/YTlT00

京太郎「一!さっきすごい物音がしたけど大丈夫か?」

一「もう、遅いよ京太郎!彼女を待たせるなんて〜」

京太郎「自分で『付き合ってない』って言ってたのはどこの誰だっけ?」

一「むう…ただビーチボールが飛んできて当たっただけだよ」

京太郎「怪我は?」

一「まったくない」

京太郎「それは良かった…で、そのビーチボールをぶつけてきたのは誰なんだ?」

一「ほら、そこで純くんとビーチバレーしてる女の子だよ」

京太郎「ほう、どれどれ…って優希じゃないか!」

優希「ふぇ、京太郎?」

優希「京太郎…京太郎だじぇ!」

優希「京太郎〜!元気にしてt」ドグシャアッ

純「あ、わりーわりー」

優希「やるなノッポ…それより京太ろ…」


京太郎「ああ、あれだよ例のメキシカン」

一「へ〜、仲いいの?」

京太郎「まあ結構?それなりに?」

一「ボクとどっちが好き?」

京太郎「そりゃ一に決まってんだろ〜」

一「へへっ、やっぱいつ聞いても嬉しいな♪」


優希「…」

純「おーいどうした、タコス娘」

優希「…う、ううん何でもないじぇ!」

純「じゃあとっとと続きいこうぜ」

優希「ちょ、ちょっと用事を思い出したじぇ!勝負はおあずけだ、ノッポ!さらばだ!」ダッ

純「え、ちょ…なんなんだ?アイツ」


優希「…バカ犬」グスッ
104 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 22:18:57.07 ID:mi/YTlT00

〜龍門渕所有プール、清澄高校麻雀部〜


和「おかえりなさい、優希」

優希「…ただいまだじぇ」

咲「あれ、優希ちゃんどうして泣いてるの?」

優希「なな、なんでもないじぇ!そんなことよりビーチバレーだじぇ!」

和「いいでしょう」

咲「ええ、私無理だよ〜」

和「大丈夫です、宮永さんは私が守ります」

優希「なぬっ!?おっぱいでガードする気か!?」

和「宮永さんのためならそれも厭わないでしょう」

優希「あれ、ツッコミ…」

優希「こういうときこそツッコめ京太郎!」

「「「…」」」

優希「…そ、そうだったじぇ」

和「優希はまだ寝ぼけてるんですか?」

咲「そうだよ、京ちゃんはハギヨシさんと愛を育みに行ったんだよ!」

和「そうですよ、そして宮永さんと私も愛を育むんですよ」

咲「え!?聞いてないよ…」

優希「…今だ、スキあり!」


ポヨヨーン


優希「なっ、おっぱいガードはやっぱりずるいじぇ!」

和「当てたのは優希でしょう!」

優希「てへ☆」

和「まったく…」

優希(なんかモヤモヤするじぇ…)

優希(忘れたいのに、忘れられない…)

優希(いつもみたいに会うことも話すこともできない…)

優希(ワケわかんなくなってきたじぇ…)

咲「…優希ちゃん、また泣いてるよ?」

優希「…ふぇ?」

和「…落ち着くまで、少し休みましょうか」

咲「うん、そうしよっ」

優希「うう…申し訳ないじぇ…」
105 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/14(土) 22:21:43.07 ID:mi/YTlT00
ストーリー展開に神が降りてこない&自分で書いてて優希可哀想になってきたんで今日ここまで
タコスゥ…俺が養ってやるよ…
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/14(土) 22:46:19.42 ID:GWLEjNUt0
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/14(土) 22:47:51.50 ID:Fwkks23DO
タコスかわいい
大事なものはいつも無くしてから気づく
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/15(日) 05:40:33.94 ID:nyo4iQ+qo
乙です
109 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/15(日) 23:05:31.77 ID:qdMusIo00
すんません今日体調悪いんよ…申し訳ない
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/16(月) 08:05:34.80 ID:B2hZZqOXO
タコスはぐう聖
はっきりわかんだね
111 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/16(月) 13:43:13.42 ID:6diO6VGx0
>>107 タコス可愛いよな、京タコは正義
失ってからじゃ手遅れなんだよな…

>>110 これ書いててどれだけ京タコにシフトチェンジしようと思ったか…
しかも京一書いてるからこれから出番少なくなると思うと京太郎はギルティ


今日は体調いいぞ〜夜11時半に投下せしめんとす
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/16(月) 18:45:56.83 ID:Wpzb5crY0
京淡が一番なんだよな
113 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/16(月) 23:36:10.67 ID:6diO6VGx0
>>112 京淡最高だよな、大好きすぎて一時期狂ったように漁ってた
淡たんまじあわあわ

さあ投下するぜ〜


〜一方その頃、お嬢様と眷属達は〜


透華「純!離してくださいまし!」

純「これだけ暴れておいて『離せ』はねえよ…」

一「浮き輪で殴ったのにともきーが気絶する威力だからね〜」

智紀「…死にそう」

衣「絢爛な宴でも始めるのか!?」

一「違うよ!もう既に一人死んでるのにパーティーなわけないじゃないか!」

智紀「…まだ死んでない」

京太郎「え、ええっと、これはどういった状況ですか?」

純「透華はプールとか海に来るといっつもこれなんだ」

一「なんでも、おっぱいが大きいリア充が許せないみたいでね…」

透華「ああもう!じれったいですわ!リア充爆発、リア充爆発ですわ!」

ハギヨシ「透華お嬢様、お嬢様には私めが付いております」

透華「っ!?///」

純「昼間っからアツいな〜」

透華「し、仕方ありませんわね!ハギヨシがそういうのでしたら…///」

ハギヨシ(んっふ、無理を承知で連れてきていただいた甲斐がありました)

ハギヨシ(須賀君の半裸体も見放題です…!)

一「ははは、リア充爆発だって京太郎…」

京太郎「…お、おっぱいがいっぱい…」

一「…京太郎?」
114 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/16(月) 23:37:03.37 ID:6diO6VGx0

京太郎「一!いっぱいの『い』を『お』にするとどうなるか知ってるか!?」

京太郎「そう、おっぱい…」

京太郎「つまりおっぱいがいっぱいでも何らふしぎなことではnへぶしっ」ゴッ

純「…国広君怒りのボディーブローだな」

一「京太郎はさ…よくそんなことを彼女の前で平然と口に出すよね…」

京太郎「ああ、つい癖で…」

一「もう一発いいこと教えてあげるよ…」

一「いっぱいの『い』を『お』にしても…」

一「おっぱおなんだよーっ!」ナンダヨーッナンダヨーッダヨーッダヨーッ…

透華「あ、鮮やかな昇竜拳ですわ…」

智紀「…京太郎も、虫の息」

京太郎「理不尽に殴られるとは、沢村さんも災難ですね…」

一「理不尽じゃないよね!?むしろ当然だよね!?」

智紀「…殴られるなんて、似た者同士」

一「待って!京太郎の隣はボクのものだから!その座は渡せない!」

一「さあ透華!ボクを殴って!」

透華「…と言われましても」

純「国広君は胸がねーからな」

一「そ、それを一番気にしてるんだよ!なんてこと言うんだ!」

京太郎「一…そうだったのか…」

一「当たり前じゃないか〜!」ポカスカ

衣「やはり宴ではないか!大いに結構!」

純「オメー、これのどこが宴に見えるんだよ…」

衣「ん?血祭りであろう?」

純「…なるほど」


ソロソロカエリマスワヨーッ!
115 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/16(月) 23:37:33.08 ID:6diO6VGx0

一「いや〜今日は楽しかったよ!」

一「溜まってたものが吹き飛んだ感じ!」

純「まあそりゃあ国広君、あのあとずっと須賀のことどついてたもんな」

京太郎「体中が痛い…」

智紀「…かわいそうに」カタカタ

透華「一!生涯の伴侶に怪我を負わせるのはいけませんわ!」

一「透華は大げさだよ〜」

純「でもなぁ、須賀もかなり呻いてるぜ」

京太郎「うう…ううう…」

智紀「…わざとらしい」カタカタ

透華「決まりですわ…一!」

透華「京太郎の家に行って看病して差し上げなさい!」

一「ええ!?」

衣「おお!それは妙案!」

京太郎「いや、俺病気でもなんでもないんですけど」

純「カタイこと言うなよ、せっかく可愛い彼女が家に来てくれんだぞ?」

京太郎「いやそれはそうなんですけど…」

京太郎「さすがにそこまで強引だと一の都合が…」

一「で、でも、ボクみたいなのが突然行ってもいいのかな…迷惑にならないかな…」モジモジ

京太郎「存外乗り気なのかよ!」

智紀「…親は?」カタカタ

京太郎「今日は家に誰もいないですけど…」

純「やったな国広君!大チャンスだ!」

透華「しっかり既成事実を作ってきなさい!」

一「なんか心配の方向性がおかしいね!?」


〜京太郎宅〜


一「お、お邪魔しま〜す…」

京太郎「そんな恐る恐る入っても何も出ないって」

一「いや、でも初めてだしさ、緊張するよ…」

京太郎「まあ親いないから…ここが俺の部屋。入っていいぜ」

一「そ、それじゃあ失礼します…」

京太郎「じゃあ俺は飲み物でも入れてくるよ」ガチャッ

一「…」

一(ここが…ここが京太郎の部屋かあああああ!!)

一(京太郎の匂いがする!ああ、たまらない!!)

一(はっ…!あれは…ベッド!)

一(ええい、飛び込め!!!)


クンカクンカ


一(ああああ、やっぱり京太郎の匂いだ〜!)

一(幸せ!幸せすぎるよぅ!!)
116 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/16(月) 23:38:09.09 ID:6diO6VGx0

京太郎「戻ったぞ〜」ガチャッ

一「え」

京太郎「…えっと、何やってんの?」

一「い、いやあほんの出来心で…」

京太郎「お、おう…」

一「…」

京太郎「普通に恥ずかしいからベッドから下りてくれ!」

一「そそ、そうだよね!ごめんごめん!」

京太郎「…」

一(明らかに気まずくなった…)

一(よ〜し、ここは…)

一「きょ、今日はすごく楽しかったね!」

京太郎「俺殴られてばっかだったけどね?」

一「あっ…」

京太郎「…」

一「…で、でも!ボクちゃんと京太郎のこと好きだよ?」

京太郎「…っ!」

京太郎「…お、俺も好きだぞ?」

一「…きょ〜たろ〜」ダキッ

京太郎「ふ、普通に照れるって!」

一「ボクは甘えたい年頃なんだよ〜」

京太郎「こ、この体勢やめようぜ!その服だと…その…色々と見えるし…」

一「やだなぁ、京太郎なら見てもいいんだよ?」グイグイッ

京太郎「ちょ、やめぇ///」

須賀母「帰ってきたわよ〜京太郎」ガチャッ

京太郎「…は?」

須賀母「…あらあら、お取り込み中だったのね〜」

京太郎「…今日帰ってこないって言ってたよな?」

須賀母「そうなんだけど、なんだか帰ってきたくなっちゃったのよ〜」

須賀母「それじゃ、ごゆっくり〜」ガチャッ

一「…ボ、ボクもう帰るね?」

京太郎「あ、ああ、すまねえ」

一「いいんだよ?気にしないで」

一「だってこれ、親公認ってことだよね?」

京太郎「へ?」

一「これならどこで抱きついても怒られないよね?」

京太郎「あ、あの、一さん?」

一「じゃ、帰るね!バイバイ京太郎」チュッ

京太郎「お、おう…じゃなくて、送ってくぜ?もう外暗いし」

一「ん〜、じゃあお言葉に甘えます♪」
117 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/16(月) 23:44:10.58 ID:6diO6VGx0

〜龍門渕のお屋敷〜


一「たっだいま〜」

透華「遅かったですわね…まぁ!」

純「…まさかとは思うが、ずっと腕組んで歩いてきたのか?」

一「うん、そうだけど?」

純「外暗いっつっても、まだ八時だぞ…人多いだろ」

京太郎「ぶっちゃけ恥ずかしかったです…」

一「だって〜京太郎が夜はオオカミさんだから〜」

一「誘ってくるから〜」

純「うわっ、マジかよ…」

智紀「…ドン引き」カタカタ

京太郎「ちょ!俺何もしてないだろ!」

純「それ学校でやったりするなよ?」

純「いや、俺はいいんだけど…」

透華「キーッ!リア充!リア充ですわ!」

純「こんなやつもいるからな」

一「え〜だって親公認なんだよ〜?」

京太郎「一酔っ払ってるのかな…」

一「もう人前でキスしてもいいってことだよ〜」チュッ

京太郎「ひゃっ!?///」

純「お前らなぁ…」

透華「死罪ですわ!ギルティですわ!」

智紀「…録画完了」カタカタ

純「智紀、それあとで国広君が冷静になった頃に校内で流してやれ」

京太郎「井上さん鬼畜すぎません…」

一「ふふふっ、京太郎可愛い♪」

透華「ムキーッ!今すぐ処罰を!」

純「あーもう一局打ったら寝るぞ透華」
118 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/16(月) 23:45:16.36 ID:6diO6VGx0
ああ、ダメだ…最近全然筆進まねえ…
毎日更新してたけど隔日にしていいっすか…
書きたい気持ちは山々なのに頭痛が引かないのなんでですかねぇ…
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/16(月) 23:50:35.15 ID:Wpzb5crY0
書きたいときに書くのが一番なのよー
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/17(火) 23:03:16.59 ID:UkRk/GKd0
イッチッ!お前のネタだらけの作品ッ!僕は乙を表するッ!
121 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/18(水) 06:22:51.66 ID:udDimM8f0
ぽきたww魔剤ンゴ!?

>>119 なんや真瀬さんぐう聖やん…ありがとう頑張る!

>>120 むしろネタメインみたいになっててこれもうわかんねえな!ありがとう!


今日は起きてすぐ吐血しました☆(布団から出たくなくて唸ってたら喉切れた)
今日の夜九時半に投下します!!
122 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 10:46:46.92 ID:BeLtJdvO0
すまね、書きながら寝落ちしてた…orz
今日こそ投下します
123 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:28:11.68 ID:BeLtJdvO0
衣も来たぞー!なんだろうくっそ眠い…
書いた分投下します


一「今日は送ってくれてありがとね」

京太郎「一のためなら全然問題ないよ」

一「ふふっ♪じゃあボク達は透華をなだめてからメイドの仕事に戻るよ」

京太郎「おう、んじゃまた明日会おうな」

一「うん!あ、待って待って」

京太郎「ん、なんだ…」

チュッ


一「バイバイ///」

京太郎「お、おう!」


サヨウナラー


純「…国広君、もう少し控えてくれないか…」

一「なんでさ?」

純「透華の精神が持たねえ…そしてそれをなだめるオレ達の精神も持たねえ…」

一「え〜、しょうがないなぁ」

智紀「…一件落着」カタカタ

透華「何も落ち着いてませんわ!落ち着いてませんわーっ!!!!!」


〜時は流れ、合同合宿〜


純「京太郎、オメー本当に行かなくていいのか?」

一「ボクも『一緒に行こう』って言ってるんだけどさ、『一緒に』」

透華「一緒かどうかなどどうでもいいですわ!京太郎、なぜ参加しませんの?」

京太郎「なんか清澄の人達に合わせる顔がないといいますか、何といいますか…」

智紀「…分からなくはない」カタカタ

衣「衣は、京太郎が来てくれれば感慨無量なのだが…」

京太郎「う〜ん…」

透華「一!やって差し上げなさい!」

一「了解!」

純「い、一体何が始まるっていうんだ!?」
124 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:29:06.68 ID:BeLtJdvO0

一「京太郎…ボク…」

京太郎「いきなりどうしたんだよ一…」

一「ボク、京太郎がいないと…やだよ…」グスッ

京太郎「うっ」

一「お願いだよ…一緒にいてよぉ…」グスッ

京太郎「…わかったよ」

一「やったぁ!」ニパー

透華「やりましたわね!」

純「ただの泣き落としかよ…しかも京太郎の意志もポッキリ折れたな…」

智紀「…ウブな男の子…ふふっ」カタカタ

純「!?」

透華「そうと決まれば、合宿所へ向けて出発ですわ!」

京太郎「でも、俺打つ相手いないですよ?」

衣「衣がいるではないか!」

京太郎「いやいや、俺じゃ衣さんの練習相手にもなりませんよ…」

透華「ハギヨシ!」

ハギヨシ「お呼びですか、透華お嬢様」

透華「合宿で京太郎の練習相手をして差し上げなさい!」

ハギヨシ「んっふ、須賀君の…失礼しました。かしこまりました、んっふ」

智紀「…ハギ京ktkr」カタカタカタカタカタカタカタカタ

純「キーボードが唸ってやがる…」

透華「では仕切り直しまして、いざ出発ですわ!」

衣「お〜!」

一「おー!」

京太郎「お、おー!」

ハギヨシ「んっふ」

智紀「…ふふふ」カタカタカタカタカタカタカタカタ

純「…合宿始まる前から胃が痛むな」


〜合宿所〜


透華「着きましたわ!」

久「長旅お疲れ様…あら?京太郎じゃない」ニヤッ

京太郎「半ば強引に連れてこられました…ははは」

一「待ってよ!ボクと一緒にいたいから来てくれたんじゃないか!」ドヤァァァァ

衣「違うぞ!京太郎は衣と遊びたいのだ!」

ハギヨシ「んっふ、須賀君は私と愛を…おっと」

智紀「…ふふふっ、ハギ京、ハギ京」カタカタカタカタカタカタカタカタ

純「なんかうちのアホ共が…すまん」

久「あら、いいのよ。なんか面白いことにできそ…なりそうだし」

純「ダメだ〜この人もダメな人だった〜」


チラチラッチラチラッ
125 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:29:54.03 ID:BeLtJdvO0

京太郎「…なんか視線を感じる」

一「ストーカーだね!気をつけて京太郎!」バッ

京太郎「いやいやそんなわけねーよ…ってあれは!」

優希「!」

和「!」

京太郎「優希と和じゃないか!優希はプール以来だな!」

優希「…よう京太郎!元気にしてたか犬っころ!」

京太郎「俺はまだ犬なのかよ」

和「あ、あの…須賀君」

京太郎「なんだ?」

和「その…龍門渕の彼女さんとは、最近どうですか?」

京太郎「へ?どうもこうも…楽しくやってるぞ」

和「そう、ですか…」

優希「…のどちゃん、もう戻るじぇ」

和「はい…ふふふ」


タッタッタッ

京太郎「…一体何だったんだ?」

久「最近ずっとあんな感じよ」

京太郎「麻雀のしすぎで狂ったんですかね」

久「んーまあ、須賀君が思うならそうなんでしょう、須賀君の中ではね」

京太郎「はぁ…」

久「さ、そんなことよりまず全体ミーティングよ」

透華「行きますわよ!」

純「すげーな透華、まるで部長みたいだ」

透華「部長『みたい』ではなくて正真正銘部長ですわ!」

一「まあうちは部長らしいぶちょうはいないからね〜」

智紀「…部長いたんだ」カタカタ

衣「透華は部長だったのか!驚天動地!」

京太郎「そんなに驚くことだったんですか…」
126 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:30:29.37 ID:BeLtJdvO0

〜温泉入浴後、全体ミーティング〜


久「…以上が、今回の日程です。何か質問ある人いるかしら?」

???「質問!」

久「はい、えっと…風越の池田さんであってるかしら?」

華菜「ここになんで男がいるんですか!」

美穂子「華菜、そういうことを言うのは良くないわ!」

???「私も男がいるのはちょっとおかしいと思うっす!」

久「あれ、今の誰かしら?」

???「ここにいるっすよ!」

久「え、どこ…」

ゆみ「落ち着こうモモ。龍門渕の人達が連れてきた人だ、多分害はない」

智美「ワハハ、ユミちんはいつも部長の私を差し置いていくなー」

ゆみ「す、すまない。蒲原が発言するところだったか」

智美「謝られると逆に気まずいぞー」

京太郎「…俺、大丈夫なのかな」

一「大丈夫!ボクが一緒にいるから!」

優希「むうっ」

華菜「あいつめんどくさそうだし」

桃子「先輩に近付いたらただじゃ置かないっすよ」

和「淫乱露出女、[ピーーー]」ボソッ

久「と、とりあえず今日この後は自由行動にしようと思います」

一「京太郎!温泉行こうよ!」

京太郎「え、お前また入んの?」

一「だって京太郎入ってないでしょ?」

京太郎「いや、俺はいる理由もなかったし」

一「も〜、ボクが一緒に入ろうって言ってるの!」

京太郎「あ、あのなあ、混浴じゃあるまいし…」

華菜「変態だし」

桃子「危険な思想の持ち主っすね」

優希「私だって京太郎と…」ボソッ

和「須賀君にくっつくな雌豚」ボソッ

まこ「Xデーじゃ…」
127 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:31:13.67 ID:BeLtJdvO0

〜合宿所 温泉〜


桃子「私のわがままに付き合ってくれてありがとうっす、先輩」

ゆみ「いや、いいんだ。私もモモと入りたいと思っていたからな」

桃子「せ、先輩…///」


ガラガラーッ


一「ほら、はやくはやく」

京太郎「まさか混浴とは…」

一「今なら誰もいないっぽいし大丈夫だよ」

ゆみ「!?」

桃子「ま、まずいっすよ!」

ゆみ「仕方ない…二人がいなくなるまで隠れてるか…」

一「やっぱ京太郎の腕、いいね〜」

京太郎「な、何言ってんだよ」

一「男の人の筋肉っていいよね」

京太郎「それ俺に言うのか…」

ゆみ「イチャついてて出ていかない…」

桃子「耐えるしかないっすよ…」


〜20分後〜


京太郎「そろそろのぼせるぞ…」

一「そうだね、そろそろ出ようか」

京太郎「…ん?なんか浮いてないか?」

一「そ、そういう人を驚かすようなのはいらないから!」ダッ

京太郎「あっ、ちょっと待てよ!…それにしてもなんだ、あれ」

ゆみ「…」プカプカ

桃子「…」プカプカ

京太郎「えっ」

京太郎(一を呼んだほうがいいか…いや、もっとややこしくなる!)

京太郎「は、一!足つったから先に行ってて!!」

一「うぇっ!?う、うんわかった!」

京太郎「さて…」

京太郎「とりあえず運んで体を拭かないと…」

京太郎「よいしょっと」


ハコビダシマシター
128 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:31:55.36 ID:BeLtJdvO0

京太郎「さあ、無心になろう」

京太郎「浴衣は…あったあった」

京太郎「拭き終わったらこれを着せるか」


ユカタキセマシター


京太郎「後は部屋に運ぶだけか…っとその前に」ガラガラーッ

一「ん、足大丈夫?」

京太郎「ああ、待っててくれたんだな」

一「当たり前でしょ」

京太郎「待っててくれたところ悪いんだが…ネックレス失くしちゃって」

一「…そんなもの持ってたっけ?」

京太郎「お、おう。中学の時に誕生日プレゼントで友達にもらったんだ」

一「ふーん、初耳だなあ」

京太郎「い、言う必要ないと思ってたからな」

一「隠し事ねぇ…」

京太郎「悪かったって。ああ、それでそれを探すから先に部屋に戻っててくれ」

一「じゃあロビーの方で面白そうな話してたからそっちに行くよ」

京太郎「おう、わかった」


ミツカッタラレンラクシテネー


京太郎「…よし、後は鶴賀の部屋まで運ぶか」

京太郎「どっちから…なんてどうでもいいか。よいしょっと」

京太郎「ん〜、女子ってやっぱり軽いなあ」

智美「ん、何やってんだー?」

京太郎「あっ、えっと…」カクカクシカジカ

智美「ワハハ、そういうことかー。ごめんなーわざわざ」

京太郎「いえ、大丈夫ですよ」

智美「鶴賀の部屋はすぐそこだぞー。今は誰もいないから安心しろー」

京太郎「ありがとうございます!」

智美「私も力持ちなら手伝えたんだけどなー。モモのことも頼んでいいか?」

京太郎「分かりました!」

智美「んじゃ後で牛乳おごってやるからなー、ワハハ」

京太郎「…ふう、変に勘違いされなくてよかった」

京太郎「ここが鶴賀の部屋か。さ、もう一人もう一人」


タッタッタッ
129 :ハリウッド雑魚胃腸 :2017/01/19(木) 21:32:31.26 ID:BeLtJdvO0

京太郎「よいしょっ」

京太郎「まあ誰かに会っても説明すればなんとかなるだろ」

京太郎「抱えてる本人が起きたらビビるけどな…」

桃子「…ん、ここどこっすか?」

京太郎「今は浴場出て廊下ですよ…って」

桃子「へ?お姫様抱っこ…へ?」

京太郎「え、えっとその…ですね」

桃子「へ、変態!触るな!」ジタバタ

京太郎「暴れないでくださいよ!!」

桃子「不潔っす!早く下ろして…っ!」

桃子「落ちっるっ」

京太郎「危ないっ!」


ドーンッ


桃子「…大丈夫っすか?」

京太郎「俺は大丈夫ですけど…怪我ないですか?」

桃子「な、ないっす」

桃子「…で、なんであんたが私を運んでるんすか」

桃子「先輩はどうしたんすか」

京太郎「お二人とも温泉で浮かんでたので、その…とりあえず運び出して」

桃子「先輩に触ったんすね!」

京太郎「風邪引くと良くないので体を拭いて、浴衣を着せて鶴賀の部屋に運んでました」

桃子「先輩の裸を!見たんすね!やっぱり変態っす!」

京太郎「そ、そんな…」

桃子「私もう歩けるっす!もう近寄らないでほしいっす!」

京太郎「す、すみません…」

桃子「…助かったっす」ボソッ

京太郎「え?」

桃子「なんでもないっす!」ダッ

京太郎「さ、災難だった…一のところ行くか」
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