【ハンター×ハンター】逆風のヨークシンオークション その2【安価】

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22 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/08(水) 22:26:56.71 ID:HH9/nZuP0
「なにか理由があるのか?」

真剣な表情のジンジャーにバショウが尋ねる。

「理由だって? はっ、知れたことさ。そこのキミ、僕は誰だ!?」

彼の指の先には、ヴォルトがいた。

「へっ、私? えーと、天空闘技場のフロアマスター、ジンジャー・カロン・・・で合ってるよね?」

「そう、天空闘技場トップクラスの闘技者、フロアマスターの中でも随一の強さを持つ者だ。
 天空闘技場の観客は年間延べ十億人。 そのうち、リピーターもいるから、実質三億人位として・・・。
 フロアマスターの中でもひときわ異彩を放つ僕のファンは、控えめに見ても彼らの二割には及ぶだろう。
 ということは、僕には六千万人のファンがいる計算になる」

何を言ってるのだろうか、この人は。

六千万人のファンって・・・、闘技場に来る人の十人に二人が自分目当てで来ているという推測のどこが控えめなのだろうか。

「そんな僕が、マフィアなんかに入ったらどうなる? 僕を応援してくれているファン達のイメージをぶち壊すことになるだろう。
 僕は、フロアマスターの中でも善玉で通っているし、そういう事体は避けたいんだ」

「なるほど、ねぇ」

まあ、六千万人は言い過ぎとして、確かに有名闘士がマフィアに加入というのは、イメージ的にはよくないだろう。

だけど・・・。

「じゃあ、お金も儲けることが出来て、イメージアップにもなる話があるって言ったらどうする?」

ヴォルトは、コミュニティーが旅団を追っており、多額の懸賞金をかけること。

自分たちが旅団に追われており、護衛団と行動すれば旅団と接触できる可能性が高いことを話していった。
23 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/08(水) 22:49:35.16 ID:HH9/nZuP0
「なるほどね。 確かに、幻影旅団はA級賞金首。それを捕まえる為には、一時的にマフィアと協力したとしても問題は少ない、か」

幻影旅団の捕獲、という言葉に琴線が触れた様子のジンジャーにヴォルトは畳み掛ける。

「でしょ、それにノストラード組からも別途で報酬も出すと思うよ。 いや、そう説得して見せるからさ、協力してよ」

「旅団を捕獲した際の報酬金の配分は? 僕としては、捕獲に僕が関わっていれば最低、六億。 貢献の度合いで、取り分アップでいいよ」

「う、うん。 私達の最優先事項はボスの護衛だから。 それに組の方でも、ノストラード組が旅団の捕縛に貢献したって名声が一番大事みたい
 だし、報酬に関しては大丈夫だと思うよ」

「・・・悪くは無い話だね」

「ホント!?」

ジンジャーは頷くが、それから少し目を細めた。

「ああ、だけど一つ問題がある。 君達・・・護衛団だったかな。 護衛団が僕と組むならば、足手纏いになられては困るということ。
 勿論これは最低限の話で、出来れば旅団と戦う場合、戦力になるのが理想だね。
 折角組むのに、結局僕一人のほうが動きやすい、なんて事態になったら困るんだ」

話終えた後、ジンジャーは携帯に何やら打ち込む。

どうやら、メールをだったようで、すぐに返信メールの着信音が鳴る。

返信を確認するとジンジャーは席を立ち、出口のドアを開けた。

「僕について来てくれ。 護衛団の代表として、君達の実力を確かめさせて欲しい」

三人はジンジャーに続いて、薄暗い通路を歩いて行った。
24 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/08(水) 23:30:15.99 ID:HH9/nZuP0
ジンジャーがたどり着いたのは、ある一室の前。

他の部屋よりも、高級そうな木製のドアをジンジャーはノックも無しに開けた。

中には四十歳程の、顎鬚を生やした大柄の男がいた。

「ダイナソー・ぺぺ。 メールは見てくれたよね?」

「おお、勿論だ。 で、その三人が例の?」

「ああ。 君達にも紹介するよ。 彼はダイナソー・ぺぺ、天空闘技場の元スタッフだ。 その時はぺぺって名乗ってたけどね。
 生まれついての格闘好きで、1年前に天空闘技場を辞めてからは、こんな怪しい興行の司会をやってるんだ。
 偶然ヨークシンに来たから、彼に連絡したら、ダークネスファイトへの参加を誘われたってわけさ」

へえ、マイクパフォーマンスの時、知り合って一日にしては互いに砕けた様子で話していたけど、こういうわけがあったのかぁ。

「ぺぺ、頼む」

「任せな。 正直、この能力は結構疲れるんだが、アンタと念能力者三人の試合が見れるなら安いもんだ」

そう言ってぺぺが、両手を胸の前で向かい合わせにすると、両手の間に四枚の紙切れのようなものが出現した。

「へえ、あんたも念能力者ってわけか」

「ああ、水見式ってのをやってみたが、どうやら特質系ってヤツらしい。 特に訓練などした覚えがないが
 二十歳位の時使えるようになったんだ。まずは、この"チケット"をそれぞれ持ってくれ」

得体の知れない能力の産物、ヴォルトは少し躊躇うが、ジンジャーがあっさりとそれを手に持ったことで、意を決しチケットを
受け取った。

「よし、全員に渡ったな。 じゃあ、この能力の条件を満たすために説明をさせてもらう。 アンタらを傷つけるタイプの能力
じゃないから気楽に聞いててくれ。 オレの能力は『再起可能な闘技場(リサイクル・コロシアム)』って呼んでる。
 そのチケットを持ったものが、この能力を理解した上で練を行い『入場』と発音すると能力が発動。 チケットの所有者を
 特殊な空間に連れて行く。 その空間内で、いくら傷を負ったとしても、外に出れば状態が全て元に戻るから幾らでも怪我をしていい。
 但し、死亡した場合は例外的に、外に出ても元には戻らないから気をつけてくれ」

なるほどね、念能力者しか中に入れない、というのはネックだけど、その能力で作られた空間内なら、後のことを気にせず戦えるというわけか。

「聞いたね、三人とも。 僕が君達に協力する条件は簡単。『再起可能な闘技場(リサイクル・コロシアム)』の内部で、僕に勝つことだ。
 流石に、一対一で勝てというのは要求が高すぎるから三対一でいいよ。 ルールは・・・、ダークネスファイトと同じにしようか。
 降参の宣言があるか、意識を失うことで敗北とする。 但し、今回は相手を殺すのは控えるってことで。 それで良かったら、練をしながら
 『入場』と宣言してくれ」

「・・・バショウ、ヴェーゼ。 この話が本当なら、負けてもリスクは無い。 行こう」

ヴォルトはチケットを手に持ち、練をする。

「入場」

目の前が、白い光に包まれた。
25 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/08(水) 23:30:58.39 ID:HH9/nZuP0
今日はここまでにします。
次回は金曜日の夜の予定です。
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/08(水) 23:39:39.77 ID:Jn+iS38WO

ここは一つ、戦闘コンマを成功させてパピヨンを味方につけたいところ
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/08(水) 23:51:02.12 ID:9EDWHAG40
28 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 20:22:46.49 ID:mVbtZJWG0
ssを再開します。
29 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 20:45:04.37 ID:mVbtZJWG0
次の瞬間、ヴォルトは草原の上に立っていた。

上空には、雲一つない青空が広がっているが、太陽はどこにもない。

念能力で作られた空間だからだろう。

周りを見ると、ヴェーゼとバショウ。そしてジンジャーにぺぺも、全員いた。

「よし、全員入れたようだな。 ここの広さは、五十×五十メートル。
 四人で戦うなら十分な広さだろ」

そう言われると、ここは一見どこまでも続く草原のようだが、ヴォルト達を四方から囲む半透明の壁のようなものがある。

「早速始めるのか?」

「いや。 まずは、ウォーミングアップの時間を十分程取ろうか。 僕は前にもここに来たことがあるけど、彼らは初めてだからね。
 このフィールドの感触を確かめたり、連携の相談でもするといい」

ジンジャーは、フィールドの角の方へ歩いていくと、軽くシャドウボクシングを始めた。

ジンジャーの言葉に従い、ヴォルト達も反対の角へ向かう。

「にしても、作戦・・・か。 オレは具現化系だから肉弾戦は得意じゃねえんだよなぁ。 まあ、そこらの腕自慢程度には余裕で勝てるが
 アイツには通じそうもねえ」

「私も似たようなものよ。 いえ、肉体能力で劣る分、バショウよりも弱いと思う」

「そっかぁ。 まあ、出来れば正面戦闘は避けたいよね。 なにか、いい方法は無いかな」

ヴォルトはどうする?
30 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 20:48:51.47 ID:mVbtZJWG0
会議時間は21:30までとします。

補足ですが、『再起可能な闘技場(リサイクル・コロシアム)』の中で起きたことは、死亡という例外を除き、外に出れば全て元通りと
なります。
ヴォルトの精孔を開閉する技や、ヴェーゼの操作も、外に出れば使われる前に戻ります。
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/10(金) 20:53:59.85 ID:5pAcMvMs0
ペペの能力って、ヴォルトが精孔を開いた後の反動ダメージもリセットされんのかな?
中〜遠距離攻撃のできるバショウに時間稼ぎしてもらってる間に精孔開いて
開放ヴォルトで接近戦して、どうにか隙作ってからヴェーゼに止め刺してもらう、とか
32 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 20:58:16.08 ID:mVbtZJWG0
勿論、反動もリセットされます。
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/10(金) 21:04:21.22 ID:T41qL0eI0
最初はお互いに様子見から入るだろうし、バショウの能力で煙幕を張れば精孔を開ける時間くらいは余裕で稼げそう
あとは誰に刺すかなんだよなぁ…
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/10(金) 21:23:26.17 ID:BjEllUYG0
ヴォルトはこのメンバーの中で肉弾戦の強さはどのくらい?
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/10(金) 21:28:37.71 ID:T41qL0eI0
>>34
バショウの戦闘能力がどれくらいか分からんが多分ヴォルトのほうが技巧で勝ってる
36 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 21:30:44.75 ID:mVbtZJWG0
ヴォルトはどうする?
>>↓1
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/10(金) 21:31:02.38 ID:5pAcMvMs0
バショウに煙幕etcで時間稼ぎをさせ
精孔を開いたヴォルトが肉弾戦でジンジャーを制圧し
ヴェーゼが恋奴隷で行動不能にさせる
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/10(金) 21:31:10.96 ID:XKwBMQfYO
ていうか、ヴォルトなら、特に作戦立てなくても正面からの1対1なら、大抵の敵には勝てると思う。避けるのを優先して隙あらば針を指す感じで。これまでそういう状況にならなかったけど、そういうので生きる能力だと思ってる。
39 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 21:51:18.25 ID:mVbtZJWG0
「そうだ、ぺぺはここを出たら肉体は全て元通りになるって言ってたよね。 ・・・だったら、私がやってみるよ。 バショウはまた、煙で
 時間稼ぎして」

「それって、ウヴォーギンに使った能力か? 自分にも使えるんだったら、確かにジンジャーにも届くかもな」

普段はリスクが高すぎて、なかなか自分には使えない能力だけど・・・、この状況なら私自身に使うのが最も効果的だろう。

「私が何とかして、ジンジャーの動きを止めてみるから、もし隙ができたらヴェーゼの能力を使って」

「わかったわ。 ただ、さっきも言ったとおり、私が奴の攻撃を一発でもまともに受ければ無事では済まないでしょうから
 決定的な隙ができなければ、動けないと思って」

「了解、これで決まりだね」

作戦会議は、3分程度で終わった。

残りの時間は、ジンジャーと同じく軽く準備運動をして、ついに十分が過ぎた。

ジンジャーが向こう側から、話しかけて来る。

「もう準備はいいよね。 ぺぺ、開始の合図を」

「よし来た! 双方、準備はいいか!? 制限時間無制限、どちらかの陣営が全員敗北した時点で終了とする。
 では用意・・・・始めェ!!」
40 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 21:59:08.51 ID:mVbtZJWG0
『白昼に 彩煙立ち込む 大花火』

バショウの能力の発動と同時に、周囲の地面から色取りどりの煙が出てきて、ヴォルト達を覆う。

それを合図に、ヴォルトは自分の精孔を開きにかかった。

『妨害行動』コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
ジンジャーの精神 5
      10-5=5

『補正項目』
警戒 +1

目標値 6

>>↓1 コンマ一桁
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/10(金) 22:00:15.63 ID:q8XfsCXbo
はい
42 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 22:02:03.55 ID:mVbtZJWG0
『妨害行動』
目標値 6
 出目 3 成功
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/10(金) 22:08:43.29 ID:T41qL0eI0
よしよし
44 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 22:13:04.55 ID:mVbtZJWG0
ジンジャーは、開幕と同時に突進の体勢をとり・・・突然発生した煙に動きを止めた。

(煙、か。 毒を含んでいたりするのか? いや、それだと自分たちもただでは済まないから違うか、煙の中に飛び込んで来た僕にカウンターで
攻撃しようとしてる?)

具現化系は、その能力によっては、自分を一瞬で無効化しうることをジンジャーは経験から知っていた。

だが、悩んだのは数秒。

(ま、いいか)

どんな、罠だろうと正面から食い破ればいい。

幸い、この空間内では多少怪我を負っても、外に出れば元通り。

ならば、悩みすぎず自分の直感を信じるだけ。

ジンジャーの足元の地面が爆ぜ、一陣の風となり煙へと突入していく。

瞬く間に縮まる彼我の距離。

その時、ジンジャーの瞳は、煙の中から飛び出てきた小柄な影を捉えた。
45 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 22:19:05.36 ID:mVbtZJWG0
なんとか、開放には成功した。

だが、その直後。

急速に自分達に近づいてくる気配を察知し、煙幕から飛び出す。

その先には、予想通りジンジャーがいた。

ジンジャーは僅かにたじろぐが、そこは歴戦の闘士。

突進の勢いをそのままにヴォルトに強烈な右ストレートを繰り出してきた。

【回避】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
技術 -2

『補正項目』
緊急対応 +1

目標値 8

>>↓1 コンマ一桁
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/10(金) 22:19:34.65 ID:EXsQM0aeo
避けろぉ!
47 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 22:22:13.62 ID:mVbtZJWG0
【回避】
目標値 8
 出目 5 成功
48 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 22:26:31.61 ID:mVbtZJWG0
急な直面にも対応し、素早く攻撃を合わせたジンジャーだったが、流石に精度は落ちてしまっていた。

ヴォルトは、ストレートを回避しつつ素早くジンジャーの右に回り込んだ。



ヴォルトはどうする?

22:37まで会議とします。
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/10(金) 22:29:11.40 ID:EXsQM0aeo
ここまで来たら力押ししかないんじゃないか?
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/10(金) 22:30:54.08 ID:5pAcMvMs0
素直に接近戦するか、それとも針で精孔を閉じるか
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/10(金) 22:35:38.94 ID:QRqk+B5Y0
普通に接近戦して、隙あらば針さす。で、いいんじゃないかな
52 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 22:37:08.58 ID:mVbtZJWG0
ヴォルトはどうする?
>>↓1
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/10(金) 22:37:59.57 ID:EXsQM0aeo
>>51
54 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 22:50:50.47 ID:mVbtZJWG0
ヴォルトは、服をはためかせ空中へと跳躍する。

瞬時に、身を翻しジンジャーの頭部を目掛け、回し蹴りを放った。

【攻撃の命中】
『依存ステータス』
技術 9

『補正項目』
-2

目標値 7

>>↓1コンマ一桁
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/10(金) 22:53:56.44 ID:BjEllUYG0
56 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 22:59:36.27 ID:mVbtZJWG0
ジンジャーは、ヴォルトの攻撃に回避行動を取ることができない。

ヴォルトの蹴りがジンジャーに突き刺さる。

【敵のダメージ】
『依存ステータス』
ジンジャーの肉体 7

『補正項目』
攻防力差 0
???    ?

基準値 7
※このスレではダメージ判定は初めてなので説明をします。
 ダメージ判定の際は、基準値を設定し、出目との差でダメージ量を求めます。
目標値の時とは異なり、数字が高いほど良い結果が出ます。
なお0は、出目10として扱います。

>>↓1 コンマ一桁
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/10(金) 23:00:18.63 ID:QRqk+B5Y0
58 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 23:03:28.53 ID:mVbtZJWG0
【敵のダメージ】
基準値 7
 出目 3 軽傷→補正によりワンランクダウン→無傷
59 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 23:10:30.57 ID:mVbtZJWG0
ヴォルトの蹴りが顔面に突き刺さろうとした瞬間。

ジンジャーの体が、まるで吹き飛ぶようにヴォルトの蹴りから逃れた。

「ふふ、見かけによらず結構やるじゃないか。
 だけど、僕に傷をつける程ではないようだね」

どういうことだろう。

先程、ジンジャーの体に接触する直前、攻撃を押し戻すような力を感じた。

そして、先程の不自然な回避行動。

明らかに筋肉に依るものではない。

(これは・・・思ったよりも、厄介な相手みたい)

ヴォルトは、この先の激戦を予感し、ごくりと喉を鳴らした。
60 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/10(金) 23:11:07.73 ID:mVbtZJWG0
今日はここまでにします。
次回は明日の夜の予定です。
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/10(金) 23:26:22.39 ID:JtC3nAJDO
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/10(金) 23:35:56.34 ID:IY96rxJz0
63 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/11(土) 20:52:09.42 ID:0Q83L82G0
ssを再開します。
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 20:56:19.04 ID:Z/OrlMAZO
来た来た!
65 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/11(土) 21:00:23.90 ID:0Q83L82G0
先程のは、恐らく何らかの念能力が働いたと見ていいだろう。

とりあえず、相手の能力を何も掴めていない現状では、ただ攻撃を繰り返すだけでは効果は薄いかも知れない。

なにか、工夫をして攻撃をクリーンヒットさせられる隙をつくる?

例えば、バショウに合図をして能力を使ってもらうとか・・・。

一応、試合開始前に簡単なハンドサインは打ち合わせておいたから、単純な意思疎通は可能だ。

また、相手の精孔を閉じることで先程の能力も封じることがができるかも知れない。

ヴォルトはどうする?
66 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/11(土) 21:00:50.36 ID:0Q83L82G0
21:20まで会議時間とします。
67 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/11(土) 21:20:03.77 ID:0Q83L82G0
>>↓1 ヴォルトはどうする?
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 21:20:52.55 ID:Xtkhd78h0
バショウに念能力で攻撃してもらい、攻撃を受けるジンジャーの様子を凝で見る
69 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/11(土) 21:38:55.38 ID:0Q83L82G0
ヴォルトは、後手でハンドサインをし、バショウに攻撃を頼む。

「ふーん、また彼が何かする気かい? だけどさ、それまで君は立っていられるかなっ!!」

ジンジャーは、バショウに構わず真っ直ぐにヴォルトに向かう。

恐らく、先程の煙幕からバショウの能力を、攻撃力は大したことが無いと予想したのだろう。

それに、いちいち反応して隙を作るよりは、三人の中で最も戦闘力の高いであろうヴォルトに集中するのは妥当な判断だ。

ジンジャーは、またパンチを繰り出そうとしているが、ヴォルトも唯それを待つだけではない。

相手の攻撃に合わせる形で、ハイキックを放った。

【攻撃の命中】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
ヴォルトの技術 9

『補正項目』
ジンジャーの技術 -2
相互攻撃 +1

目標値 8 >>↓1 コンマ一桁


【回避】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
ヴォルトの技術 9

『補正項目』
ジンジャーの技術 -2
相互攻撃 -1

目標値 6 >>↓1 コンマ十桁
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 21:39:38.84 ID:z0xCzojV0
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 21:40:40.21 ID:MNz19aFbo
どうなるかな
72 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/11(土) 21:47:07.69 ID:0Q83L82G0
【攻撃の命中】
目標値 8 
 出目 4 成功

【回避】
目標値 6
 出目 8 失敗



【敵のダメージ】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
ジンジャーの肉体 7

『依存ステータス』
攻防力差 0
ダメージ相殺 +1
??? ?

基準値 8 >>↓1 コンマ一桁


【自分のダメージ】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
ヴォルトの肉体 4

『依存ステータス』
攻防力差 0
ダメージ相殺 +1

基準値 5 >>↓1 コンマ十桁
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 21:48:42.17 ID:MNz19aFbo
耐えろー
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 21:49:12.61 ID:7kcA96vwo
75 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/11(土) 22:16:14.85 ID:0Q83L82G0
【敵のダメージ】
基準値 8
 出目 7 軽傷→補正によりワンランクダウン→無傷

【自分のダメージ】
基準値 5
 出目 1 軽傷→クリティカルによりワンランクダウン→無傷

二人の攻撃は、ほぼ同時に相手に到達した。

だが、また先程の攻撃を押し戻す感触をヴォルトは感じる。

ジンジャーは、またしても無傷のまま、ふわりと飛ぶように距離を取る。

だがヴォルトも、念による腕のガードが間に合った為、ダメージはほぼ無い。

そして、違和感を感じた瞬間、凝を発動し相手の能力の正体を掴むことが出来た。

念の放出だ。

相手の攻撃に合わせ、念を放出し、攻撃の威力を殺すと共に放出の反動で自分も距離を取る。

特に意識した様子も無かったので、攻撃されると自動的に発動する能力かも知れない。

だとするならば、押し戻しにくい攻撃ならば効果がある?

例えば針での攻撃なら、形状的に圧力による影響を受けにくいので、通るかも知れない。
76 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/11(土) 22:20:36.80 ID:0Q83L82G0
その時。

回避の勢いを利用して、ヴォルトから十五メートル程距離を置いたジンジャーの右腕から直径二十センチメートル程の念弾が放出された

(そんな距離から・・・、当たるわけないっての)

ヴォルトは素早く横に飛び退く。

「!?」

だが、念弾は軌道を変えるとヴォルトを正確に追尾してきた。

(やば、体が空中に浮いて・・・)


【幸運】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
幸運 4

『補正項目』
作戦 +1

目標値 5 >>↓1 コンマ一桁
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 22:22:11.81 ID:MJHEaAtV0
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 22:22:12.47 ID:7kcA96vwo
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 22:29:35.06 ID:MNz19aFbo
ヴォルト、戦闘はやっぱ結構強いよなぁ
80 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/11(土) 22:35:59.95 ID:0Q83L82G0
【幸運】
目標値 5
 出目 1 大成功!

『夏の日に オレの拳が 火を吹くぜ』

バショウの声が聞こえたかと思うと、ヴォルトの斜め後ろから、火球が飛び出してきた。

その火球は、念弾を飲み込み拡散しながらもジンジャーに向かっていく。

「はっ、こんな攻撃が通じるとでも?」

やはり、念弾と相殺され殆ど威力が殺されていたのだろう。

炎は、ジンジャーの腕のひと振りで簡単に蹴散らされてしまった。

・・・だがジンジャーも、技を放ったバショウでさえ予想していなかったことが起こる。

炎の一部が小さく爆ぜ、生じた火花が、ジンジャーの目に入ったのだ。

「うぐっ!?」

ジンジャーは慌てて目をこすっている。

攻撃を当てる絶好のチャンスだ。

ヴォルトはどうする? 
81 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/11(土) 22:36:35.44 ID:0Q83L82G0
23:00まで会議時間とします。
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/02/11(土) 22:45:21.87 ID:yPSVNwND0
針でいいよね
83 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/11(土) 22:47:03.68 ID:0Q83L82G0
針の場合は、部位も同時にお願いします。
補足がありましたので、会議時間を23:05まで延長します。
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 22:49:35.25 ID:MNz19aFbo
うーん、やっぱ戦闘によく使う腕かなぁ。
右腕から念弾出してたから、そっちが利き手かな?
右腕の方がいいかも。
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 22:50:38.77 ID:Xtkhd78h0
>いずれかの四肢の精孔を閉じると、その部位はオーラを練ることが出来ず、堅も硬も不可能になります。
>また、その部位を使うタイプの発も封じることが出来ます(一度に閉じられる精孔は一つなので、一部分ですが)。
>胴体には3つの精孔があり、一つ閉じると【オーラ】が三分の一ずつ減少していきます。

一応前スレより抜粋
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 22:58:48.72 ID:MNz19aFbo
ふむふむ
胴体に刺してオーラを減らせば、念の放出の威力を減らしてダメージ通るようになるかもね
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 23:01:34.18 ID:yPSVNwND0
胴体に一票
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 23:04:56.60 ID:Xtkhd78h0
戦闘慣れしてるジンジャーの事だから利き腕封じたところで心許ないし
やっぱり胴体に刺して攻撃と防御両方低下させるのが安牌かな
89 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/11(土) 23:05:29.07 ID:0Q83L82G0
>>↓1 ヴォルトはどうする?
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 23:07:28.96 ID:Xtkhd78h0
ジンジャーの胴体に針を刺し、精孔を閉じる
91 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/11(土) 23:17:36.85 ID:0Q83L82G0
やるなら、ここしかない。

ヴォルトは、袖から長い針を出すと、ジンジャーへと走る。

狙いは胴体。

ジンジャーに攻撃を通す為には、高い攻防力と、念の放出による防御の二重の障壁を突破しなければならない。

その為には、相手のオーラの絶対量を減らすのが効果的だ。

ヴォルトは、目にオーラを集め、ジンジャーの精孔に狙いを定めた。


【精孔の封印】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
技術 9

『補正項目』
ジンジャーの技術 -2
精密攻撃 -2
動揺 +2

目標値7 >>↓1 コンマ一桁 
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 23:18:05.89 ID:2gZKflMDO
そい
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 23:18:38.13 ID:2gZKflMDO
すまん……すまん……
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 23:33:09.39 ID:zGnhIo900
しゃーない
95 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/11(土) 23:46:29.74 ID:0Q83L82G0
ジンジャーの大まかな気配だけを頼りに、直感で放ったカウンター。

それは、命中こそしなかったものの、ヴォルトに回避行動を取らせ攻撃を断念させるには十分だった。

火花により、滲んでいた視界を取り戻したジンジャーは、一段目を細める。

「やれやれ。 これは教訓だね。 相手を見縊って手を抜いたりすると思わぬ危機に陥るっていう。
 ・・・さて、グダグダやるのは性にあわないし、一気に決着を付けようか」

ジンジャーは、ゆっくりと目を瞑り・・・それを一気に見開く。

同時に、その肉体からは大量のオーラが放出された。

十メートル程離れているヴォルトにも、物理的な圧力すら伴ってオーラが吹き付けてくる。

(これは、ただの練とは違う。 多分さっきの放出系の防御技と同じような・・・来る!)

ジンジャーの体が一瞬で霞んだようになる。

ヴォルトでさえ、かろうじて姿を捉えるのがやっとの速度。

強力な圧力と共に、ジンジャーはヴォルトに一直線で近づいてきた。

【回避】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
技術 9

『補正項目』
ジンジャーの技術 -2
高速移動     -2

目標値 5 >>↓1コンマ一桁
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/11(土) 23:46:50.92 ID:4hbum1A/0
97 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/12(日) 00:08:15.66 ID:jolsIVNi0
【回避】
目標値 5
 出目 2 成功


身を捻って攻撃を躱したヴォルトの横。

ごう、と風圧さえ感じる距離をジンジャーの拳が掠めていく。

冗談じゃない。 あんな攻撃を一撃でも喰らえば、即戦闘不能の危険が高い。

だけど、あんな無茶苦茶なオーラの使い方がいつまで続く?

体中から大量のオーラを放出させて、瞬間的に強大な推力を作り出している。

しかし、それはほぼ自爆に近い。

ジンジャーのオーラ量から推測して、高速移動が出来るのは後4、5回程度。

それで力を使い果たしてしまうはずだ。

ただ問題はそれまで、生き残れるかなんだけど・・・。

「ひっ」

まるで交通事故のような音が響き、ヴェーゼが吹き飛ぶ。

地面を、幾度か転がったあと、ヴェーゼは白い光に包まれて消えた。

・・・ぺぺの情報によると、敗北条件を満たすと自動的に外部に転送されるはずだ。

一撃で気絶したのか。

ジンジャー程の実力者なら力加減を間違えて殺してはいないはずだ。

ヴォルトは、一旦距離をとりバショウの近くに立った。


現在生き残っているのはヴォルトとバショウ。

ジンジャーは本当に短期決戦を決意したようだ。

まあ、この試合はこちらの実力さえ分かればいい。

これで、全員倒されればそれまで、生き残れば合格ってことかもしれないけど・・・。

このまま躱し続けるほかない?

それとも、何か手を打つべき?
98 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/12(日) 00:09:07.98 ID:jolsIVNi0
0:35まで会議時間とします。
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/12(日) 00:24:33.96 ID:HgB7H49l0
またバショウに妨害なりしてもらってどうにか背面や側面から針刺せないか?
相手がオーラ放出し続けてるといっても躱し続けるのは難しい気がする
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/12(日) 00:29:55.96 ID:iC5g6sY60
バショウに針刺して火力を上げて、中距離からガンガン攻撃してもらうのは?
近づいてきたらヴォルトがカウンターで対処で
101 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/12(日) 00:35:28.72 ID:jolsIVNi0
ヴォルトはどうする? 
>>↓1
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/12(日) 00:40:21.44 ID:HgB7H49l0
>>100
103 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/12(日) 00:43:40.74 ID:jolsIVNi0
今日はここまでとします。
次回は、月曜日の夜の予定です。
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/12(日) 00:47:54.45 ID:HgB7H49l0
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/12(日) 09:07:52.72 ID:ludiR0IxO
乙乙
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/12(日) 10:54:19.50 ID:O69EAXSqo
乙乙乙
107 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/13(月) 20:41:49.00 ID:eYvIdl+j0
ssを再開します。
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/13(月) 20:52:46.97 ID:3ucNSDkM0
来たか
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/13(月) 20:54:22.05 ID:9K/SQDS00
了解
110 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/13(月) 20:57:45.16 ID:eYvIdl+j0
そうだ、バショウの精孔も開放して・・・、いや今は無理だ。

精孔を開く為には、五秒程度の時間が必要だけど、今ジンジャーの前でそんなことしたら、確実にやられる。

ちらりとバショウを伺ってみるが、彼も神経を研ぎ澄ますことに精一杯で、俳句を詠む余裕など無いようだ。

まずは、どうにかして隙を作らなくては。

ヴォルトは、先程のジンジャーが能力を使う様子を思い出し、あることに気がついた。

(速さに気を取られてたけど、さっきの突進、あまりに直線的過ぎたような気がする。 もし、あの速度で普段通りの動きが可能なら
攻撃を外す。 ということは、ジンジャー自身もあの速度に適応しきれていない?)

だとすれば、カウンター。

それも、精孔を狙うのが有効かも知れない。


四肢の精孔を閉じることが出来れば、高速移動中のバランスを崩して転倒させることができるかも。

あの速度で、思い通りの体勢を取るには、微妙なバランス取りが必要なはずだ。

そんな状況で、どれか一つの四肢を封じれば、高速移動は困難になる。


ただ、胴体の精孔を閉じることでも、ジンジャーの速度を低下させることはできそう。

そうなったら、高速移動を辞めて普通のバトルスタイルに戻して来るでしょうけど、その場合はオーラが低下してる分
ダメージが通る確率が高くなる。

ただ、どちらにせよ、あの攻撃にカウンター合わせるのは危険。

逆にやられる可能性も多いにある。


どこの精孔を狙おうか。>>↓1
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/13(月) 20:59:35.45 ID:3ucNSDkM0
胴体
112 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/13(月) 21:07:53.85 ID:eYvIdl+j0
決めた。

狙うのは、胴体。 次の攻撃に合わせて攻撃を仕掛けよう。

ジンジャーが、呼吸を整え、前傾姿勢をとる。

そして、全身からオーラが吹き出し・・・来た!

【精孔の封印】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
技術 9

『補正項目』
精密攻撃 -2
ジンジャーの技術 -2

目標値 5 >>↓1コンマ一桁

【回避】コンマ判定を行います。
『依存ステータス』
技術 9

『補正項目』
高速移動 -2
ジンジャーの技術 -2

目標値 5 >>↓1コンマ十桁
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/13(月) 21:09:46.25 ID:Qxt+ZLRD0
通れ
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/13(月) 21:11:03.80 ID:3ucNSDkM0
よっしゃ
115 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/13(月) 21:11:32.88 ID:eYvIdl+j0
【精孔の封印】
目標値 5
 出目 5 成功

【回避】
目標値 5 
 出目 2 成功
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/13(月) 21:32:51.65 ID:9K/SQDS00
上手いこといった、技術9は伊達じゃないな
117 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/13(月) 21:34:04.36 ID:eYvIdl+j0
ジンジャーの全力の加速に、ヴォルトは、針を手にして踏み込む。

一瞬の交錯の後、ヴォルトの体は吹き飛び、芝生の上を転がった。

「ヴォルト!」

バショウが叫ぶが、ヴォルトは地面に手をつき素早く起き上がった。

その顔には会心の笑みが浮かんでいる。

「君、一体何をした? 僕のオーラを、減らした、のか?」

「ふふ、さーねぇい。 でも、これで形成逆転かな。 そんな状態で無理に高速移動をしても、オーラを無駄遣いするだけだよ」

「・・・ま、その通りかもね。 僕のこの能力【流星少年(ロケットマン)】に完璧にカウンターを合わせたのは、君が初めてだよ。
 今の僕のオーラは、放出で消費した分と、君に減らされた分を考慮すると半分くらいかな」

「なに? わざわざ、自分に不利な情報を教えてくれるなんて。 リアルすぎてブラフでもなさそうだし、もしかして観念したの?」

「まさか、勝負は最後まで分からないよ。 君は、筋力は大したことない癖に、ちょこまかとすばしっこいから、ムカつくし、絶対負けてあげない。
 まあ、この情報は僕の予想を上回ったご褒美さ」

仲間の連携と、ヴォルトの決断、そして幸運により、ついにヴォルト達はジンジャーを追い詰めた。

だが、ジンジャーの筋力はヴォルトよりも数段上。

高速移動を失っても、ダメージを軽減する念能力は生きてるだろうし、未だ油断は出来ない。

ここは、一気に勝負の流れを引き寄せたいところだけど・・・。

ヴォルトはどうする?
118 : ◆1WEjI0bkj6 [saga]:2017/02/13(月) 21:34:36.11 ID:eYvIdl+j0
22:00まで会議時間とします。
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/13(月) 21:45:25.89 ID:Qxt+ZLRD0
硬を使えば一発は叩き込めるだろうけどカウンター喰らったら痛いしなぁ…
それかまたバショウに攻撃してもらって、それを相殺してる瞬間に別方向からぶん殴るか
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/13(月) 21:47:33.06 ID:3ucNSDkM0
とりあえず、もう一本くらい針通したいけど警戒してるから無理そうだな
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/02/13(月) 21:47:50.64 ID:9K/SQDS00
バショウとヴォルトで攻め立てるか?高速移動は封じたし防御の出力もある程度落ちただろうから
消耗させる感じで
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