未来「わ〜! 遅刻ちこく〜!」【ミリマス】

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

1 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:08:18.37 ID:uYI2fZR90
アイドルマスターミリオンライブ!がもしアニメ化されたらこうなるだろうな
という妄想のSSです。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1491570498
2 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:09:15.17 ID:uYI2fZR90
#1 プリンセス?×プリンセス!?



わたし春日未来、14歳!

好きなものは髪留めとアイドル、嫌いなものは国語と数学と理科と社会と英語と…… あれ? 全部?

まぁそれは置いといて、夢はアイドルになること! テレビで見た765プロの天美春香さんみたいなトップアイドルにきっといつかなる!

で…… 今日はその夢の第一歩、765プロのオーディションの日なんだけど……

未来「遅刻だ〜!!!!!!」
3 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:09:59.24 ID:uYI2fZR90
道に迷ってこのままじゃ遅刻しちゃう…… 急がないと!

未来「あっ! 見えた、あれがオーディション会場!」

会場が見えてちょっと油断したのか、わたしは曲がり角から来る『影』に気付けなかった……

???「はいほー!」

その『影』はあまりに大きくて、雄大で、人ではないみたい…… ていうか馬だった

ルミちゃん「ヒヒーン」

夢中で走っていたわたしはその馬の猛進をかわせるはずもなく……

未来「うわー!」
4 :※死ネタ注意! [sage saga]:2017/04/07(金) 22:11:03.27 ID:uYI2fZR90
春日未来 馬に轢かれた衝撃で即死 享年14

アイドルマスターミリオンライブ 完
5 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:11:37.91 ID:uYI2fZR90
未来「て違うよ! わたし死んでない!」

???「ほ? 誰かぶつかってしまったのです? ごめんなさいなのです〜」

馬からとっても可愛い女の子が降りてきました

???「うちのルミちゃんがごめんなさいなのです、ほらルミちゃんも一緒に謝るのです」

ルミちゃん「ヒヒーン……」

未来「ううん、怪我無いから大丈夫だよ…… ってあー!」

???「ど、どうしたのです?」

未来「このままじゃオーディション間に合わないよ〜……」
6 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:12:45.93 ID:uYI2fZR90
???「ほ? もしかして貴女も765プロのオーディションを受けるつもりなのです?」

未来「そうだけど…… もしかして」

???「姫も同じく765プロのオーディションに向かっているところなのです」

???「そうなのです! ぶつかっちゃったお詫びに貴女も一緒に行くのです」

未来「えっ? 馬に乗せてもらえるの!?」

???「はいなのです!」

未来「やったー!」
7 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:13:22.45 ID:uYI2fZR90
???「しっかり捕まっているのですよ?」

未来「はい!」

???「はいほー!」

ルミちゃん「ヒヒーン!」

???「そうだ、まだ姫の名前を教えていなかったのです」

まつり「姫の名前はまつり、徳川まつりなのです」

未来「わたしの名前は春日未来、よろしくねまつりちゃん!」


これがわたしの、わたし達のアイドル伝説の始まりだった……
8 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:13:52.63 ID:uYI2fZR90
オーディション会場


律子「はい次の方」

「は、はい……」

律子「お名前を教えていただけますか?」

可憐「はい…… 篠宮…… 可憐です……」
9 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:14:35.62 ID:uYI2fZR90
律子「どうしてアイドルになろうと思ったんですか?」

可憐「わ、わたし…… 凄い臆病で、人見知りで…… そんな自分を変えたくて……」

律子「うーん…… でもアイドルって厳しいですよ? いきなりマグロ取りに行かされたり、急に同僚が国家転覆を企ててかつての仲間に引き金を引かなきゃならなかったり」

可憐「そ、そんなことがあるんですか……?」

律子「それでもアイドル 頑張れますか?」

可憐「えぇと…… その……」
10 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:15:11.83 ID:uYI2fZR90
社長「ティンと来た! 合格!」

律子「えっ!?」

可憐「えっ!?」

社長「君を見ていたら何か感じるものがあってね、是非うちでアイドルを頑張ってくれたまえ」

可憐「は、はい…… よろしくお願いします?」
11 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:15:49.37 ID:uYI2fZR90
律子「ちょっとなんであの子が合格なんですか!」

律子「ていうか今のところ最終審査に来た36人中34人合格させてるじゃないですか!」

社長「いやー やはり最終審査に残るだけあってみんな魅力的だからね」

社長「いっそアイドルを100万人くらい集めて『ミリオンライブ!』なんてどうかね」

律子「はぁ……」
12 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:17:02.73 ID:uYI2fZR90
律子「て言うか残りの二人はどうしたのよ……」

律子「えぇと 『春日未来』さんと『徳川まつり』さん?」

小鳥「あのー」

律子「なんですか?」

小鳥「その二人が今来てて……」

律子「こんなに遅刻するなんていい根性してるじゃない…… 二人まとめて呼んでください」
13 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:19:06.99 ID:uYI2fZR90
小鳥「二人とも、入ってきて〜」

未来「はーい!」

まつり「はいなのです〜」

未来「ん、二人?」

未来「おねーさんもオーディション受けに来たんじゃないんですか?」

??「はい〜 プロデューサーのオーディションを受けに来ましたよ〜」
14 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:19:34.59 ID:uYI2fZR90
まつり「プロデューサー?」

??「貴女たちもプロデューサーになりに来たんじゃないんですか〜?」

まつり「まつり達はアイドルになりに来たのです」

??「そうですか〜 違うんですか〜」

未来「そんなに可愛いのに〜」

??「いえいえ〜 わたしはアイドルを応援したいので〜」

まつり「さ、行きましょう未来ちゃん」
15 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:20:18.74 ID:uYI2fZR90
まつり「はいほー!」

未来「はじめまして!」

社長「ティンと来た!」

律子「もしかして……」

社長「二人から感じるものがある、二人とも合格」

律子「社長!」


こうしてわたし達は『アイドル』になった
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/07(金) 22:20:29.78 ID:bg7+tRkYO
記憶失いそう
17 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/07(金) 22:20:36.45 ID:uYI2fZR90
次回予告


未来「やった! わたし達アイドルになれたよまつりちゃん!」

まつり「これからよろしくなのです、未来ちゃん」

未来「二人でトップアイドル、目指そうね!」

まつり「はいなのです!」

??「ふふふ…… そう上手く行くでしょうか〜」

未来「えっ! 誰!?」


次回 『ユニット結成!』


??「しーゆー、ねくすとた〜いむ」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/07(金) 22:21:33.91 ID:uYI2fZR90
みやみやペースで書いているので続きはそのうちに
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/07(金) 22:24:19.69 ID:tKe+bD0g0
ミリオンのssが増えるのとっても嬉しいので頑張ってください
20 : ◆Jnlik0MEGA [sage]:2017/04/08(土) 08:10:05.44 ID:TDxfGM7Y0
まつりもメインか、実際にすると掘り下げ大変そうだけど面白いかも
一旦おつです

>>2
春日未来(14)
http://i.imgur.com/sD0gyGZ.jpg
http://i.imgur.com/z7HCV1c.jpg

>>7
徳川まつり(19)
http://i.imgur.com/NcN69cz.jpg
http://i.imgur.com/kBtVKYP.jpg

>>8
秋月律子(19)
http://i.imgur.com/kofYeNC.jpg
http://i.imgur.com/iCJLoUg.jpg

>>8
篠宮可憐(16)
http://i.imgur.com/8TkTqJy.jpg
http://i.imgur.com/b9bOKXw.jpg

>>12
音無小鳥(2X)
http://i.imgur.com/hFRWAa5.jpg
http://i.imgur.com/ElSKgHB.jpg

関係ないけどゲッサンのプロデューサーも太眉だったな
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 09:19:05.94 ID:MqO0CmgAo
乙メメント
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 21:56:28.64 ID:F9DKaJ1Q0
乙モメント
23 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/08(土) 23:53:03.13 ID:sVf0cwqt0
#2 ユニット結成!


わたしとまつりちゃんがアイドルになってから3ヶ月、わたし達はあの輝くステージに立って……

無かった


未来「静香ちゃん! またライブやるの!?」

静香「ええ、先輩たちのライブに少し参加させてもらうのよ、まぁ前座みたいなものね」

未来「それでも凄いよ!」

この娘は最上静香ちゃん わたしと同じオーディションで765プロに入ったアイドル

今は『クレシェンドブルー』って5人組のユニットで絶賛売り出し中の売れっ子だ
24 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/08(土) 23:54:58.33 ID:sVf0cwqt0
志保「静香 そろそろレッスンの時間よ」

静香「今行くわ」

未来「ねぇ静香ちゃん! どうしたらわたし達もライブ出来るようになるかな!」

静香「どうしたらって…… 頑張って地道にレッスンするしかないでしょ」

未来「えー、わたしとまつりちゃんだって一生懸命レッスンしてるよ?」

わたしとまつりちゃんのユニットは静香ちゃん達と違って人気は全然、CDも出せてない
25 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/08(土) 23:55:38.53 ID:sVf0cwqt0
志保「ねぇ時間」

未来「あっ! もしかして静香ちゃんたち秘密の特訓とかしてるんじゃないの!? 例えば滝に打たれるとか!」

静香「そんなことしないわよ!」

未来「ずるい! ずるいよ静香ちゃん!」

未来「そうだ! まずクレシェンドブルーって5人組なのもずるだよ! わたし達二人なのに!」

静香「人数でユニットの良さが決まるわけないでしょ!?」
26 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/08(土) 23:56:16.48 ID:sVf0cwqt0
志保「時間」

未来「星梨花ちょうだいよ! わたしとまつりちゃんと星梨花で3人ユニット組むから!」

静香「ダメよ! 星梨花は絶対ダメ!」

未来「静香ちゃんのけち!」

静香「けちって…… 星梨花の代わりに志保ならいくらでもあげるわよ」

志保「は?」
27 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/08(土) 23:56:47.20 ID:sVf0cwqt0
まつり「新メンバー?」

未来「そうだよ! わたし達も5人、ううんせめて3人ユニットになろうよ!」

まつり「なるほど、それはとってもわんだほーなのです〜」

未来「早速声をかけに行こー!」

まつり「ごー! なのです〜」
28 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/08(土) 23:57:48.20 ID:sVf0cwqt0
未来「風花さーん!」

風花「わっ!? み、未来ちゃん!?」

未来「わたし達のユニット入ってもらえませんか?」

風花「えーっと、まつりちゃんと未来ちゃんのユニットに?」

未来「はい!」

風花「ま、まずそんなに密着されたら話しにくいし少し離れてもらえるかな〜?」

未来「あ、はい」
29 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/08(土) 23:58:55.54 ID:sVf0cwqt0
未来「それで! わたし達と一緒にユニット組んでもらえませんか!?」

風花「う、うーん…… 私で大丈夫かな〜……?」

未来「大丈夫ですよ!」

風花「でも未来ちゃんもまつりちゃんもとっても可愛いし、私じゃ……」

未来「大丈夫です!」

風花「う、うん…… プロデューサーさんと話し合って考えてみるね……」

未来「はい! お願いします!」
30 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/08(土) 23:59:46.25 ID:sVf0cwqt0
未来「これで風花さんも入ってくれて3人組、あと2人入ってくれたら静香ちゃん達みたいになれるかな〜」

未来「あっ! ジュリアさーん」

ジュリア「ん、なんだ未来」

未来「わたし達のユニットに入ってもらえませんか?」

ジュリア「はぁ? なんであたしが?」

未来「ジュリアさんの歌とってもかっこいいじゃないですか! わたし達にも曲作ってくださいよ〜」

ジュリア「……」

ジュリア「おいやめろ! 一瞬2人に混ざって歌うあたしの姿想像しちゃったじゃねーか!」
31 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/09(日) 00:00:16.95 ID:rQjWLXmW0
未来「えー? とってもいい感じですよ?」

ジュリア「いや絶対変だろ…… て言うかお前ら2人に混ざれる奴なんてこの事務所にいねーだろ……」

未来「わたしも静香ちゃんとかジュリアさんとかみたいにかっこいい曲歌いたいです!」

ジュリア「…… あのな、人には向き不向きがあるんだよ、未来とまつりには可愛い曲が似合うだろ、やっぱり」

未来「そうなんですか?」

ジュリア「そういうわけだから、新メンバーは他をあたってくれ」

未来「はーい」

ジュリア(ふう…… 上手いことやり過ごせた……)

ジュリア(あの二人と波長合うのなんてレイくらいじゃないか? いやもう一人…… つってもあいつはアイドルじゃないから無理か……)
32 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/09(日) 00:00:58.73 ID:rQjWLXmW0
まつり「まつりたちに足りないものを補ってくれる3人目のメンバー……」

まつり「そうだ、あの子が良さそうなのです」


まつり「はいほー」

百合子「あ、杏奈ちゃん…… こ、こんなところで……」

杏奈「杏奈…… 我慢出来ない……」

百合子「杏奈ちゃん……」

杏奈「おうえん…… して?」

百合子「応援…… するよ…… んっ」

杏奈「んっ……」

まつり「……」
33 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/09(日) 00:01:49.64 ID:rQjWLXmW0
まつり「失礼してしまったのです」

まつり「あの二人はダメとして……」


まつり「はいほー」

翼「美希せんぱ〜い」

美希「あふぅ……」

翼「起きてくださ〜い」

美希「……」

翼「…… 本当に寝てる? つんつん」

美希「……」

翼「つまり今の美希先輩にはなんでもやりたい放題…… あんなことやこんなことも……」

翼「えへへ…… 恋のレッスン中級編お願いしま〜す」

まつり「……」
34 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/09(日) 00:02:41.51 ID:rQjWLXmW0
まつり「また失礼してしまったのです」

未来「まつりちゃーん」

まつり「未来ちゃん、新メンバーはどうだったのです?」

未来「ジュリアさんには断られちゃったけど、風花さんは『考えておく』って言ってくれました」

まつり「そうなのですか……」

未来「これで3人組になりましたね!」

まつり「そうですねー」

??「未来ちゃーん、まつりちゃーん」

未来「あ、プロデューサーさん」
35 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/09(日) 00:03:31.64 ID:rQjWLXmW0
美也「は〜い、プロデューサーですよ〜」

この人はわたし達のプロデューサーの宮尾美也ちゃん

ぼーっとしてるように見えて実はとっても凄い!

なんと言ってもわたしのお仕事の前に絶対お菓子を差し入れてくれる、しかもわたしたちの好みにちょうど合っている 凄い


美也「新しいお仕事ですよ〜」

まつり「ほ? 今度は何の動物と触れ合うのです? コモドドラゴンさん? サーベルタイガーさん?」

未来「それともまた無人島でサバイバル?」
36 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/09(日) 00:04:16.04 ID:rQjWLXmW0
美也「ふふふ〜 なんと! ふたりのライブが決まりました〜」

未来「えっ! ほんとですか! ライブ!?」

まつり「ついにまつり達も大人気アイドルになれるのです〜」

未来「やった! やったよまつりちゃん!」

まつり「それで、会場はどこなのです?」

美也「イ○ンですよ〜」

未来「イオ○?」

美也「はい、○オンです」
37 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/09(日) 00:04:56.22 ID:rQjWLXmW0
未来「えー…… 静香ちゃんたちみたいにホールのライブじゃないんだ……」

美也「未来ちゃん、イオンはとっても凄いんですよ」

未来「え?」

まつり「そうなのです、まつり達は残念ながらまだまだあまりファンの居ないアイドル、単独でライブをやってもお客さんが来てくれるかわからない」

美也「でもイオンならたくさん人が居て、色んな人にふたりのことを知ってもらえますよ」

未来「そっか〜 そう考えたら凄そう! 凄い! 凄いよイオン!」

美也「ライブも決まったし、今日もレッスン頑張りましょ〜 えいえい」

まつり、未来、美也「おー!」
38 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/09(日) 00:05:58.20 ID:rQjWLXmW0
レッスンルーム


未来「♪〜」

まつり「♪〜」

未来「イェイ!」


トレーナー「うん、良い感じよ未来ちゃん、それにまつりちゃんも」
39 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/09(日) 00:06:43.82 ID:rQjWLXmW0
美也「う〜ん……」

まつり「どうしたのです?」

美也「やっぱり何か足りないですね〜」

未来「何か?」

美也「う〜〜〜〜〜ん〜〜〜〜〜」

美也「そうだ、もうひとりメンバーを追加するのはどうでしょうか〜?」

まつり「その話 さっきもしてたのです」

美也「そうでしたか〜」
40 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/09(日) 00:07:44.12 ID:rQjWLXmW0
未来「色んな人に声をかけてみたけど、風花さん以外誰も入ってくれなくて……」

美也「風花さんが入ってくれるんですか〜?」

未来「『考えてみる』って言ってくれました」

美也「なるほど〜 それなら今度からは3人居る前提で練習しないと〜」

まつり「それなら一旦美也ちゃんが入るのはどうです?」

美也「わたしですか?」

未来「そうだね、風花さんが入った時のために3人で練習しないと、お願いしますプロデューサーさん」

美也「わかりました、一肌脱ぎましょ〜」

トレーナー(大丈夫かしらこの子たち……)
41 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/09(日) 00:08:26.87 ID:rQjWLXmW0
美也「♪〜」

未来「キメっ」

まつり「ほっ?」

美也「どやっ……」


未来「プロデューサーさんすごーい! ちゃんと踊れてる!」

美也「いえいえ〜 ふたりに比べたら全然です〜」

トレーナー「いえ、細かい部分のミスはあるけど貴女本当に優秀よ」
42 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/09(日) 00:09:50.41 ID:rQjWLXmW0
未来「あー、プロデューサーさんもアイドルやったらいいのに〜」

美也「わたしはプロデューサーなので〜」

まつり「そうです、美也ちゃんがアイドルになって姫たちと一緒に3人グループになるのです!」

美也「なんと〜」

未来「風花さんは?」

まつり「美也ちゃんならまつり達と相性バッチリなのです」

美也「う〜ん、でも〜……」
43 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/09(日) 00:10:50.89 ID:rQjWLXmW0
まつり「律子ちゃんだってアイドルとプロデューサーを兼任してるのです、美也ちゃんにだってきっと出来るはずなのです」

美也「う〜ん……」

まつり「姫と未来ちゃんと、美也ちゃんで! 一緒に頑張りましょう?」

未来「風花さんは?」

美也「わかりました、今度からはふたりの後ろからだけじゃなくて、横からもふたりを助けます!」

まつり「よろしくなのです〜」

未来「これで4人組のグループになったね!」
44 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/09(日) 00:11:37.10 ID:rQjWLXmW0
次回予告


未来「これで4人組、あとひとり入ってくれたら静香ちゃん達と同じ5人組だね」

風花「えっと…… 未来ちゃん」

未来「なんですか?」

風花「あの…… その…… ね?」

まつり「ほ? まつりの話し方のマネなのです?」

風花「えーっと…… だから〜……」


次回『初めてのステージは超……緊張?』


まつり「次回も絶対見て欲しいのです」

まつり「約束…… だよ?」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/09(日) 00:12:47.88 ID:rQjWLXmW0
一応隠したのになんでみんなみゃおみゃーが出てくるのわかったんだ
って思ったら自分で「みやみやペース」って書いてた 反省
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 09:10:47.32 ID:ZQHzcfgGO
そもそもオーディション前の話し方で全員気付いていたと思うぞ
それよか百合子が杏奈を「応援」するシーンの描写はよ
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/09(日) 09:48:03.12 ID:K9xP7BK90
応援(隠語)ください
48 : ◆Jnlik0MEGA [sage]:2017/04/09(日) 09:54:36.00 ID:rpX5wOGz0
>??「貴女たちもプロデューサーになりに来たんじゃないんですか〜?」
らへんも美也の自己紹介文へリスペクトを感じたしね
一旦乙です

>>23
最上静香(14)Vo
http://i.imgur.com/Ptu8skG.jpg
http://i.imgur.com/NhOGuq5.jpg

>>24
北沢志保(14)Vi
http://i.imgur.com/CEu31ZI.jpg
http://i.imgur.com/n2acEO5.jpg

>>28
豊川風花(22)Vi
http://i.imgur.com/0ujJwbl.jpg
http://i.imgur.com/KOEI0aZ.jpg

>>30
ジュリア(16)Vo
http://i.imgur.com/ijqQ0Sk.jpg
http://i.imgur.com/EZZCZqE.jpg

>>32
望月杏奈(14)Vo
http://i.imgur.com/m6Y8Lf2.jpg
http://i.imgur.com/bEyC9bz.jpg

七尾百合子(15)Vi
http://i.imgur.com/CEh5FgW.jpg
http://i.imgur.com/MaIDoUK.jpg

>>33
伊吹翼(14)Vi
http://i.imgur.com/x97n79w.jpg
http://i.imgur.com/vPw1mZ8.jpg

星井美希(15)Vi
http://i.imgur.com/wN2KrGu.jpg
http://i.imgur.com/gxJ9Inf.jpg

>>35
宮尾美也(17)
http://i.imgur.com/4igCYB6.jpg
http://i.imgur.com/roD1T7G.jpg
49 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 22:58:12.54 ID:x+gI7Z2R0
#3 初めてのステージは超…… 緊張?


美也「さて、今のわたし達にはひとつ、とても大切なものが足りて無いですね〜」

未来「大切なもの? もぐもぐ」

まつり「今の姫たちはとってもわんだほーなのですよ? ぽりぽり」

美也「わたしはプロデューサーですからね〜 ばりばり このグループのことをちゃんと考えているのですよ〜 ばりばり」
50 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 22:59:47.90 ID:x+gI7Z2R0
美也「大切なもの、それは」

未来、まつり「それは?」

美也「……」

美也「グループ名です……」

未来「……」

まつり「……」
51 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:00:43.16 ID:x+gI7Z2R0
未来「わ、忘れてた……」

まつり「姫としたことが…… とっても大事なことを忘れていたのです……」

美也「大丈夫ですよ〜 プロデューサーのわたしがちゃんといい名前を考えてきましたから〜」

未来「流石プロデューサーさん!」

美也「じゃん、『えむえむえむ』です」

まつり「ほ?」

美也「未来ちゃんのM、まつりちゃんのM、美也のMで『えむえむえむ』」

美也「どうですか〜?」

未来「うーん……」

まつり「姫には似合わないのです」

美也「そうですか〜 せっかく頑張って考えたんですけど……」
52 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:01:08.42 ID:x+gI7Z2R0
まつり「『わんだほーぱーてぃwithM』なんてどうなのです?」

未来「『いちごヨーグルトぽむぽむ』!」

美也「う〜ん…… どっちもピンと来ないですね〜……」


未来「じゃあ事務所のみんなに聞いてみようか?」

まつり「まつり達3人で考えてるだけじゃ中々決まらないのです」

美也「そうですね〜」

未来「まずはもうひとりの仲間の風花さんに聞いてみようよ」
53 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:01:35.11 ID:x+gI7Z2R0
未来「『風花さん! 大変です!』」

未来「『わたし達のグループ名どうしましょう!?』っと」

美也「あ、百合子ちゃ〜ん、昴ちゃ〜ん」

昴「ん、未来にまつりにプロデューサーじゃん」

百合子「あ! 聞きましたよ3人でグループ組んだんですよね?」

まつり「はい、だけど姫たちにぴったりなグループ名が決まらなくてとっても困っているのです……」
54 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:02:41.84 ID:x+gI7Z2R0
百合子「名前、確かに名前は大事ですよね…… 任せてください! 私が3人にぴったりなネーミングを考えてあげます! まず3人の共通点と言えば自由で奔放なところ…… それなら北欧神話屈指のトリックスターであるロキ…… でもそれじゃ短すぎるし……

昴(グループ名か……)

そうだ、ロキにちなんで『レーヴァテイン』なんてどうですか? とってもかっこいいですよね? 炎属性最強の剣でその一振りは炎を薙ぎ、業炎を喰らうとされていて……」

昴「タウラス」

百合子「タウラス……? そっか、なるほど! 牡牛座の中にあるプレアデス星団、その神話にある美しき姉妹をなぞらえたんですね! 流石昴さん!」

昴(今日の星座占いの1位牡牛座だったなー)


そんなわけでわたし達のグループ名は『いちごタウラスwithえむ』略して『タウラス』になりました
55 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:03:25.63 ID:x+gI7Z2R0
その頃の風花さん

風花(グループ名……? そんなのどうでもいいんじゃ……)

風花(でも未来ちゃんは大変って言ってるし……)

風花(グループの話も未来ちゃんを騙すような形になっちゃってまだ正式に断ってないし……)

風花(グループ名くらい一緒に考えてあげないと!)

風花「えっと…… ネーミング、ネーミング…… こういうの百合子ちゃんなら詳しいかな……」
56 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:04:24.61 ID:x+gI7Z2R0
サイタマ イオン


美也「さて、いよいよライブ当日になりました」

美也「わたし達だけのイベントは初めてで、少し緊張するかもしれませんが、お菓子を食べてリラックスしましょ〜」

未来「やったー 今日もお菓子だ〜」

まつり「ありがとうなのです美也ちゃん」

美也「いえいえ〜 わたしはタウラスのメンバーでありプロデューサーでもありますから〜 ふたりがリラックスして全力で臨めるようにしないといけないので〜」

未来「おせんべいおいし〜」

美也「それでは、わたしはちょっと用があるので〜」

まつり「……」
57 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:05:14.92 ID:x+gI7Z2R0
美也「ぼー……」

まつり「美也ちゃん」

美也「まつりちゃん、どうしました?」

まつり「美也ちゃんこそ、こんな所でひとりで何しているのです?」

美也「少し…… ぼーっとしてました〜」
58 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:06:11.32 ID:x+gI7Z2R0
まつり「ねぇ美也ちゃん」

まつり「今日はタウラスにとって初めてのライブで、美也ちゃんのステージデビューでもあるのです」

まつり「だから緊張してるんじゃないかなってまつりは思ったのです」

まつり「もし不安ならアイドルとして先輩のまつりに頼ってもいいのですよ?」

美也「…… 緊張はしてないですよ〜」

まつり「そう……」
59 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:06:40.38 ID:x+gI7Z2R0
まつり「まつりは、美也ちゃんにとっても感謝しているのです」

美也「えっ?」

まつり「まつり達、ずっとバラエティのお仕事ばかりで『正当派アイドルは無理』って言われてたの知ってるのです」

まつり「同期のアイドルでは静香ちゃん達クレブルがとっても売れてるから、まつり達は違う路線で行こうってきっとみんな思ってたのです」

まつり「だけど美也ちゃんはまつり達にこうして歌のお仕事を持ってきてくれた ありがとうなのです」

美也「……」
60 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:07:17.99 ID:x+gI7Z2R0
まつり「美也ちゃんはまつり達が日の目を浴びないことに責任を感じていたのでしょう?」

まつり「先輩のプロデューサーさんがついてるクレブルは売れてるのに、自分のプロデュースが下手だからまつり達は売れてないって」

美也「……」

まつり「タウラスはきっとクレブルにも負けない、とってもわんだほーなグループになれるのです」

まつり「これからも一緒にがんばろ? 美也ちゃん」

美也「…… はいっ」
61 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:08:18.55 ID:x+gI7Z2R0
ステージ裏


未来「あー!」

まつり「どうしたのです? 未来ちゃん」

未来「大事なこと、もう一つ忘れてた…… わたし達ってリーダー決めてないよ!」

まつり「リーダー? それなら美也ちゃ」

美也「まつりちゃんですよ〜」

まつり「ほ?」
62 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:08:53.27 ID:x+gI7Z2R0
美也「わたしはプロデューサーのお仕事もありますから〜 リーダーもやるのは難しいです」

美也「だから、お願い出来ますか? まつりちゃん」

まつり「…… わかったのです」

未来「うん! まつりちゃんなら大丈夫だよね! それじゃあまつりちゃんあれお願い!」

まつり「それじゃあリーダーとしての初仕事、本番前に一発やるのです!」

まつり「せー、の」

まつり、未来、美也「えいえい、はいほー!」
63 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:09:50.52 ID:x+gI7Z2R0
まつり「はいほー!」

未来「こんちには〜」

美也「イオンにお越しの皆さま、わたし達765プロの新人アイドルグループ」

まつり、未来、美也「タウラスです!」

未来「ほんとは4人組なんですけど、ちょっと事情があって今日は3人で歌います」

まつり「お暇な方は是非まつり達の歌を聞いていって欲しいのです」

美也「それでは早速1曲歌わせていただきます」

♪〜
64 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:11:33.77 ID:x+gI7Z2R0
未来「ありがとうございました」

未来(う〜ん…… やっぱりお客さんあんまり止まってくれないよ〜)

まつり(美也ちゃん?)

美也「……」


まつり「美也ちゃん、未来ちゃん、最近何か嬉しかったことはあるのです?」

未来「嬉しかった」

美也「こと?」
65 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:12:09.73 ID:x+gI7Z2R0
まつり「はいなのです」

未来「う〜ん…… わたしは…… 最近学校の授業でダンスがあって、普段ダンスを練習してたから先生に誉められちゃいました! でへへ〜」

美也「わたしも誉められました〜」

まつり「そう言えばまつりも」

未来「え? まつりちゃんはもう学校行ってないんじゃ?」

まつり「ほ?」

未来「え?」
66 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:13:10.97 ID:x+gI7Z2R0
まつり「美也ちゃんは何かありますか?」

美也「わたしは…… いつも学校に行く途中にある木が青々と葉をつけたことですね〜」

美也「いつも暑い道ですけど、木陰だけは涼しいんですよ〜」

美也「お昼寝だって出来ちゃうかもしれません」

未来「えー! 外はこんなに暑いのに!?」

まつり「とってもエコなのです」
67 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:14:07.38 ID:x+gI7Z2R0
まつり「まつりは最近マシュマロにハマっているのです」

美也「マシュマロですか〜」

まつり「そう、このイオンで売ってるマシュマロ 一袋に沢山入っているのに安くてとってもわんだほー! なのです」

美也「お〜 とっても上手な宣伝ですね〜」

まつり「それじゃあ、このマシュマロを未来ちゃんにあげるのです」

未来「ほんとですか!?」

まつり「姫の投げるマシュマロをキャッチ出来たなら、なのです ほいっ!」
68 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:14:39.55 ID:x+gI7Z2R0
未来「あっ、あっ、んっ!」

美也「おお〜! キャッチ成功です〜 ぱちぱち〜」

まつり「未来ちゃんおめでとうなのです」

未来「ほんとだ! とってもおいしいです!」

まつり「さて、おしゃべりはこれくらいにして、そろそろ姫たちのお歌を聞かせてあげるのです」

未来「わっ! 気付いたらお客さん沢山居る!」

美也「足を止めていただきありがとうございます〜」
69 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:15:36.00 ID:x+gI7Z2R0
まつり(今のトークはお客さんを笑わせるためじゃなくて、美也ちゃんを楽しませるためのもの)

まつり(さっきまでの美也ちゃん、少し顔が硬かったのですよ?)

まつり(人を惹き付けるのは上手な歌でもダンスでもなくて、やっぱり楽しそうな笑顔)

まつり(美也ちゃん、未来ちゃん、今二人ともとっても良い顔してるよ)


まつり「さぁ、まつり達のわんだほーぱーてぃはまだまだこれからなのですー!」
70 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/11(火) 23:16:10.66 ID:x+gI7Z2R0
次回予告


未来「イオンでのイベント 大成功だったね〜」

まつり「小さなお友だちも喜んでくれていたのです」

未来「わたし達って子どもに人気あるんだね!」

まつり「まつり達は親しみやすいアイドル路線でいくのです!」

朋花「まつりさんは子どもみたいな所がありますからね〜 親近感がわくのでしょう♪」

まつり「ほ?」


次回『やっと来た! 私たちのお披露目だい!』


朋花「良い子は12時には寝てくださいね〜」

朋花「12時を越えても起きている悪い子には…… お♪ し♪ お♪ き♪ ですよ〜♪」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/11(火) 23:18:07.35 ID:x+gI7Z2R0
全6話の予定になりましたので、後3回の更新で終わらせます。
やっぱりみやみやペースになりますがご了承ください。
72 : ◆Jnlik0MEGA [sage]:2017/04/11(火) 23:29:12.45 ID:tidFKnmI0
風花さん、次回までグループ名悩んでそう
一旦乙です

>>53
永吉昴(15) Da
http://i.imgur.com/Eeyz5Iq.jpg
http://i.imgur.com/lDnzMKk.jpg
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 00:32:58.69 ID:0/I8wJ7/O
ガチであんなPV作るくらいならアニメ作れよ思うくらい気合い入ってるよな…
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/12(水) 10:48:46.06 ID:X7ulOCTGO
ふーかもタウラス(牛)だし合ってるな!
雄牛?知らんな
75 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/14(金) 22:33:18.44 ID:0bh1wEUv0
#4 やっとくる! 私たちのお披露目だい!


イオンライブから少しして

わたし達のライブは子ども達にも好評で、見てくれた子どもから親に伝わり、タウラスはじわじわと人気を増してきた

そしてそんなわたし達の最近のお仕事は……


美也「未来ちゃん、まつりちゃん、次の土曜日は亀有のイオンに行きますよ〜」

未来「またイオンなのー!?」

まつり「美也ちゃんはイオンの偉い人と友達なのです……?」
76 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/14(金) 22:34:04.83 ID:0bh1wEUv0
育「えー! イオンってとっても楽しくて1日中居られるよー! わたしもイオンでお仕事した〜い」

桃子「育、お仕事は遊びに行くわけじゃないんだから、イオンに行ったからって遊べるわけじゃないからね」

育「そうなの?」

未来「ううん、イベント終わった後は3人でショッピングしてるよね?」

まつり「沢山お店があって1日じゃ回りきれないのが残念なのです」

美也「ソフトクリームが美味しかったですね〜」

桃子「それでいいの……」
77 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/14(金) 22:37:44.08 ID:0bh1wEUv0
美也「ふふふ〜 実は今日、もう一つ嬉しいお知らせがありますよ〜」

未来「なになに!?」

美也「なんと! わたし達のCDデビューが決まりました〜」

未来「えっ! ほんとー!?」

育「おめでとう! 未来さん!」

まつり「これで姫もトップアイドルの仲間入りなのです!」

美也「どんとぱふぱふ〜」

未来「ミリオンヒットしたら年末の音楽番組とか出られちゃうかな〜? 今年は年越しお家で出来なかったりして!? でへへ〜」

桃子「全員楽観的すぎない?」
78 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/14(金) 22:38:13.91 ID:0bh1wEUv0
その頃のクレシェンドブルー


♪〜

静香「最後! ここで合わせて!」

レッスン室に5つの足踏みが響き合う、しかしその音はバラバラで、最後のポーズも揃わない

静香「一旦休憩にしましょう」
79 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/14(金) 22:38:59.31 ID:0bh1wEUv0
リーダーである私の呼び掛けに、4人はそれぞれ別の行動を始める

今、私たちは先輩たちのツアー、そこで務める前座ステージのためのレッスン中だ

前座とはいえ多くの人に私たちのパフォーマンスを見せて、アイドルとしてステップアップするためのチャンスであることは間違いない

だが私たちが下手なステージを見せてしまえば先輩たちの顔に泥を塗ってしまう

歌うのはたった1曲、しかしそれで私たちの今後のアイドル人生が変わると言っても過言ではない

なのに……
80 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/14(金) 22:39:30.66 ID:0bh1wEUv0
志保「……」

志保は振りVを見て自主練習を続けている、熱心なのは良いことなのだが休憩時間にしっかりと体を休めないといつか体には限界が来る

何度も注意してはいるのだけど志保が私の話を素直に聞いてくれたことは今まで一度たりとも無い……

星梨花「はぁ…… はぁっ……」

星梨花は逆に三角座りで壁にもたれかかって肩で息をして、もう立ち上がる余力も無さそうだ

私たちの中で最年少である星梨花は体力不足ももちろんのこと、それを無理にカバーしようとして余計な力が入って、より体力を浪費する癖が抜けきらない
81 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/14(金) 22:40:02.42 ID:0bh1wEUv0
そして野々原さんは 「『茜ちゃん』て呼んで!」

野々原さんはアドリブが多すぎる、ついていけない私たちも悪いのかもしれないが、個を立てて全体の輪を大きく乱しては本末転倒だ

あと脳内に直接言葉を伝えてくるのはやめてください 「ゴメン!」 だからそれをやめてください


麗花さんは…… まぁ…… 多分私のリーダー力不足です……

麗花「あっ、志保ちゃん、わたしこの前お菓子作りに挑戦したんだ〜」

志保「えっ、あ、はい……」

麗花「これ何だと思う?」

志保「えっと……」

麗花「正解は〜 ひよこでした!」

志保(地獄の具現化かと思った)
82 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/14(金) 22:40:32.54 ID:0bh1wEUv0
静香「はぁ……」

もちろん私自身だって課題は山積み、私たちのステージは完璧にはほど遠い

それでも私たちには目指す目標がある、1度だけ、初めてみんなの息が合った、あの『奇跡のステージ』あの感動は私たち全員の記憶に刻み込まれている

あれを奇跡で終わらせないで、常に出来るようになれば私たちはもっと、もっと上へと行ける!

静香「さぁみんな、休憩は終わり 練習行くわよ!」

「うんっ」「オッケー」「はい!」「ええ」
83 : ◆KakafR9KkQ [sage saga]:2017/04/14(金) 22:41:12.95 ID:0bh1wEUv0
P「練習は順調か?」

静香「プロデューサー!」

レッスン室に現れたのは私たちのプロデューサー

この事務所に何人か居るプロデューサーのうち最も古株(と言っても年は30手前だけど)で少しぶっきらぼうな印象を受ける人だ

だが、彼の指示はいつだって的確で、彼の高い理想と出来ないことは言わない主義を私はとても信頼している

P「君たちなら本番で最高のステージを見せてくれると信じている」

静香「いえ、私たちはまだ……」

P「必要以上の卑下はしなくていい、君たちは765プロの次世代の主力グループとして期待されている、これがその証拠だ」

静香「これは……」


P「クレシェンドブルー 1stライブだ」
100.37 KB Speed:0   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)