アンチョビ「西住みほ、お前が欲しい」みほ「え!?」

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1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 18:28:34.63 ID:yrOiG5FDo
生徒会室

柚子「お待たせしました」

みほ「し、失礼します」

アンチョビ「待っていた」

みほ「安斎さん? どうして大洗に……」

アンチョビ「アンチョビだ」

杏「チョビ子がどうしても西住ちゃんとお話したいんだってさ」

アンチョビ「だから、アンチョビ」

桃「無理を言って西住を呼び出したんだ。安斎、くだらない用件なら叩き出すぞ」

アンチョビ「もういい。……みほ」

みほ「は、はい」

アンチョビ「回りくどいのは嫌いだから、率直に言うぞ」

アンチョビ「――西住みほ、お前が欲しい」

みほ「……」

みほ「え!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1491989314
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 18:36:56.40 ID:yrOiG5FDo
大洗女子学園 校門

桂利奈「わー、カルロベローチェだぁ」

優季「ほんとだぁ。誰か買ったのかなぁ」

あゆみ「大洗の新しい戦車かな?」

あや「えー? でも1輌だけじゃ意味なくない?」

梓「そんなことないんじゃない? 小回り効くし、偵察に適してるし」

紗希「……」

みどり子「安斎さんは結局何の用があったのかしら」

モヨ子「わからないのよ」

沙織「みんなしてどうしたのー?」

華「そろそろ戦車道の授業が始まりますよ」

みどり子「そうなんだけど、肝心の西住さんが不在じゃ始めようにも始められないじゃない」

優花里「そういえば西住殿の姿が見当たりませんね」

希美「西住さんは今、生徒会室に居ます。安斎さんが呼んでいるとのことで、副会長が連れていってしまいました」

麻子「安斎さんが?」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 18:46:23.77 ID:yrOiG5FDo
優花里「安斎殿はどういった用件で来られたのですか?」

みどり子「副会長が急に連れていったから分からないわ」

華「何故でしょう。胸騒ぎがします」

沙織「単に遊びにきたんじゃないの」

麻子「西住さんだけに会いに来たというのが引っかかるな」

沙織「あ、そっか。それじゃあ、みぽりんと一緒に買い物をする約束してたとか」

華「沙織さん、わざとですか?」

麻子「生徒会室に行ってみればいい」

優花里「いいんでしょうか。機密事項なら盗聴は重罪ですよ」

沙織「女子高生で重罪になるほどのことって、恋の話ぐらいしかないって」

ねこにゃー「西住さんとアンチョビさんが……恋……?」

ぴよたん「西住さんとアンチョビさんのカップリングずら?」

ももがー「マニアックなり」

カエサル「なんの話だ?」

エルヴィン「で、行くのか、行かないのか」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 19:12:39.64 ID:yrOiG5FDo
校舎内 廊下

ナカジマ「こんな大所帯で押しかけたら迷惑だと思うけどなぁ」

ホシノ「けど、西住さんがいないと始められないのは確かだし」

スズキ「先に始めちゃってもいいですかーって一声かけるだけなら問題ないって」

ツチヤ「そうだなぁ」

華「お話の内容にもよるかと」

カエサル「わざわざアンツィオから足を運んだとなれば、簡単な話ではないだろうな」

おりょう「将の引き抜きかもしれないぜよ」

優花里「お、おりょう殿!! 何を言いだすんですかぁ!!」

おりょう「驚くことはないぜよ。歴史とは人の心が移ろい、築き上げられている。徳川慶喜然り」

カエサル「西住隊長は大洗のタルペーイアになるつもりか」

エルヴィン「ハインリヒ・ヒムラーかもしれない」

左衛門佐「明智光秀だ」

おりょう・カエサル・エルヴィン「「それだぁ!!」」

優花里「やめてくださいよぉ!!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/12(水) 19:22:46.49 ID:yrOiG5FDo
沙織「みぽりんが私たちを裏切ったりはしないって。ねー、麻子ー?」

麻子「再度転校する理由もないだろうしな」

梓「で、ですよね。ありえないですよね」

優季「梓、心配しすぎぃ」

梓「分かってるんだけど。西住先輩って、色んな人に注目されてるし……万が一ってことも……」

典子「部活では引き抜きって結構あったりしますけど」

妙子「高校側が有能な中学生をスカウトして入学させるんですよね」

あけび「友達がそれで別の高校にいっちゃったなぁ」

忍「戦車道でもあるのかな」

麻子「安斎さんはまさにそれだったはずだ」

典子「アンツィオ高校にスカウトされたってことですか?」

優花里「3年前までアンツィオ高校は、戦車道の履修者が数人しかいなかったという話は聞いたことがあります」

麻子「今現在のアンツィオを築き上げたのは、安斎さんだ。恐らく、誰よりもアンツィオの未来を考えているに違いない」

桂利奈「そーいえば、この前愛里寿が大洗にきたとき、アンツィオの人たちもいたよね」

みどり子「確か、あのときは島田さんのことをスカウトする気満々だったわね」
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