西住みほ「シン・ボコラ 〜 君の名は進撃のボコ。」

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308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 01:15:35.74 ID:Nr5/K0mP0
みほ 「さっきまであなたと入れ替わってたのは9月1日の私」

みほ 「そして今日は11月3日」

みほ 「この間、一度も入れ替わりが起きなかったの」

みほ 「それが何を意味するか……分かるよね」

みほ 「だからもう人間とは戦わないで。ボコは私達に危機を告げることで私達を救ってくれた。今度は私がボコを救う番」

ボコ 「みほ、舐めんなよ」
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 01:28:12.80 ID:Nr5/K0mP0
ボコ 「オイラはそんなに弱っちく見えるか? そんなに頼りないか?」

みほ 「ボコ、お願い! 話を聞いて!」

ボコ 「エリガンを海に落としたオイラの勇姿を見たばかりのお前にそんなこと言われるなんて、オイラ情けなくてよう……」

みほ 「私はただ、あなたと人間が争う世界を変えたいの。あなたに生きて欲しいの!」

ボコ 「オイラは好きにした。お前達も好きにしろ」

みほ 「ボコーッ、待ってえええ!」

ドッパアアン!

みほ 「ああ、行かないで……」

みほ (さっき戦車を降りた時、目に映ったのは美しい夕焼けだった)

みほ (太陽が、黄昏時の空と海を赤く染めていた)

みほ (その太陽も、ボコが海に飛び込んで姿を消したのに呼応するかの様に水平線の下に沈み)

みほ (私達あんこうチーム以外に人気の無い学園艦を夜の帳が包み込んでいく)

みほ (漸く会えて言葉を交わせても、同じ時間を過ごせても)

みほ (私の想いはボコに届かなかった。それどころか私はボコの心を傷つけた)

みほ (ボコ……ごめんね)

みほ (ねえ、私たちは、深海と地上にひきさかれる、恋人みたいだね)
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/06(水) 01:31:48.38 ID:Nr5/K0mP0
途中寝てしまった
今日はここまで
読んで下さった皆さんありがとうございました
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 01:00:22.04 ID:ffN/BKAP0
【都内 首相官邸4階 大会議室】

財前 「大臣、作戦を妨害した戦車の乗員を拘束したと報告がありました」

花森 「分かりました。保護した彼女達の様子は?」

財前 「……負傷者はいませんが、精神的ショックを受けた者がいるとのことです」

花森 「無理もありません。彼女達が落ち着いたら東京まで移送をお願いします。彼女達の保護者及びに学校への連絡はこちらで行います」

大河内 (自衛隊の作戦を妨害した戦車を攻撃するか否か私に問うた時、防衛相は僅かにかぶりを振っていた)

大河内 (目で私に『撃つな!』と必死に訴えていた)

大河内 (総理である私が気圧されてしまった。あれが元戦車乗りの気迫……)

赤坂 (かつて北アフリカの大学に留学中、欧州の強豪校を次々と撃破し『女ロンメル』と呼ばれた防衛大臣)

赤坂 (大臣が女学生時代に率いた黒森峰は彼女の名を冠した『花森峰』の異名で恐れられ、当時高校戦車道最強を誇った)

赤坂 (正に女傑だ)

赤坂 (もう一人の女傑は今頃どうしてるだろう)

東 「総理、既に自衛隊からは本日の作戦を持ってボコラを殲滅したとの報告を受けております。ここは会議を終わらせてもよろしいかと」

大河内 「うむ、分かった」
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 01:12:56.07 ID:ffN/BKAP0
【都内 首相官邸 二階会議室 巨大不明生物特設災害対策本部(巨災対)】

矢口 (ボコラの1体、個体名ボコが大洗に出現し、自衛隊と交戦)

矢口 (思わぬ闖入者にて一度は撤退を余儀無くされた自衛隊だったが、その後海中に逃れたボコを潜水艦の魚雷攻撃で仕留めた)

矢口 (その約2か月前、エリガンと呼ばれる個体は、後に我々が『モスラ』と名付けた昆虫型巨大不明生物と相打ちとなり、凍結状態となった)

矢口 (エリガンは共食いする個体で、ボコ以外の個体は既にエリガンに捕食されたと推測される)

矢口 (ボコラ騒動もこれにて終結。巨災対も解散か……)

安田 「あっ! あっ! ああ……こんなんアリか!」

矢口 「えっ?」

尾頭 「この動画を見て下さい」

矢口 (……これは!?)
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 01:22:47.22 ID:ffN/BKAP0
【都内 首相官邸 五階 官房長官執務室】

矢口 「大洗で拘束された少女達と話がしたい」

赤坂 「どうした?」

矢口 「ネットで興味深い動画が見つかった」

赤坂 「その動画を観たら未成年者に興味を示すようになるのか?」

矢口 「これを見て欲しい」
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 01:35:02.63 ID:ffN/BKAP0
>>313は書き間違えました。
>>315と差し替えて下さい。

寝ボケてる……ダメだ
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 01:35:31.81 ID:ffN/BKAP0
【都内 首相官邸 五階 官房長官執務室】

矢口 「大洗で拘束された少女達と話をさせて下さい」

赤坂 「どうした?」

矢口 「ネットで興味深い動画が見つかったんです」

赤坂 「その動画を観たら未成年者に興味を示すようになるのか?」

矢口 「これを見て下さい」
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 01:44:07.10 ID:ffN/BKAP0
動画の音声 「ボコーッ! 頑張れーッ! 頑張れーッ! ボコーッ!」

動画の音声  「ボコーッ! 押すんじゃなくて、寄り掛かって身体を起こしてから体重を掛けるの!」

動画の音声  「応! オイラの力、見せてやる!」

赤坂 「これがネットに上がっていたのか?」

矢口 「はい、複数の動画投稿サイトで確認されました。恐らくものすごい勢いで拡散しています」

赤坂 「ボコラは意思疎通が可能で人間との友好関係を築ける生物だった……政府がこれを見落としていたのは……」

赤坂 「大失態だそ。本来なら巨災対が真っ先に気付くべきだろうが」

矢口 「それについては返す言葉もありません。今から動いても遅いですが……」

赤坂 「ああ遅い。ボコラを殲滅した今となってはな!」

矢口 「せめてこの動画を撮影したであろう人物と会って話がしたいんです」

赤坂 「その動画に関係なく俺は彼女達に会うつもりだった。一緒に来い」

矢口 「どうして会おうとしていたのですか?」

赤坂 「俺は今でこそ東京に選挙区を持つが、大学に入るまでは熊本に住んでた」

赤坂 「俺は高校時代の友達の娘さんに会いに行くんだ」
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/09(土) 01:50:36.82 ID:ffN/BKAP0
今日はここまで
読んで下さった皆さんありがとうございました

赤坂が熊本出身というのはあくまでこのSS内だけの設定です
実際のところ赤坂は選挙区が東京というのは判明してますが出身は不明です
なお、矢口は山口県出身と明記されています
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/16(土) 01:16:54.51 ID:jvSHUskr0
《翌年の夏》

【静岡 東富士演習場】

ねこにゃー 「去年サンダースに編入したばっかりの時は酷い扱いだったにゃー」

ももがー 「『そもそも生え抜きじゃないので出世に無縁な大洗のはぐれ者、一匹狼、変わり者、オタク、問題児、鼻つまみ者、厄介者、戦車道の異端児、そういった人間の集まりだ。気にせず好きにやってくれ』なんてあんまりだもも」

左衛門佐 「しかし我らはその前評判を見事覆してサンダースの優勝に貢献した!」

おりょう 「昨年卒業したぴよたん先輩もきっと喜んでくれるぜよ」

カエサル 「エルヴィンが編み出した長距離索敵陣形の賜物だな」

エルヴィン 「買被りだ。アリサ隊長の手腕だよ」
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/16(土) 01:27:57.52 ID:jvSHUskr0
みほ 「折角応援に来て頂いたのに負けてしまって……」

赤坂 「あの戦力で決勝まで進んだ。大したもんだ」

みほ 「去年、ボコが居なくなって落ち込んでた私に赤坂先生がかけてくれた言葉、今でも覚えています」

みほ 「『スクラップアンドビルドでこの国はのし上がって来た。君も立ち直れる』」

みほ 「何度ボコられても立ち上がる……それはボコと一緒なんだって」

赤坂 「君のボコ好きは相変わらずだな。……もうこんな時間か。失礼する」

みほ 「はい、赤坂先生ありがとうございました」
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/16(土) 01:35:43.14 ID:jvSHUskr0
沙織 「赤坂さん、相変わらずカッコ良かったなあ」

麻子 「落ち着け沙織。相手は沙織の親御さんと大して変わらない年だぞ」

優花里 「最初は驚きました。総理大臣補佐官と知り合いとは西住流の人脈恐るべしです」

華 「もし赤坂補佐官と花森大臣が動いてくれなかったら昨年私達はどうなっていたやら」

みほ (去年、大洗で自衛隊に投降することを決めた時、麻子さんがあんこうチームの皆に提案したこと、それは……)

みほ (私達が自衛隊に拘束される前に皆で口裏を合わせることだった)
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/16(土) 01:46:25.62 ID:jvSHUskr0
みほ (大洗に潜入した目的を聞かれたら『ボコとのコミュニケーションが可能か検証し、可能ならボコとの説得と和解を目指す為だった』と話す)

みほ (私とボコとの入れ替わりの話は伏せる)

みほ (これが麻子さんの提案だった)

みほ (私達が麻子さんの提案通りに振る舞ったことと)

みほ (優花里さんが大洗で撮影と編集をした動画を動画投稿サイトにアップしたことは)

みほ (ボコ達とのコミュニケーションを模索せずに戦後初の防衛出動を布告した政府への批判に繋がった)

みほ (ちなみに自衛隊が大洗に駆けつけるまでの僅かな時間で動画を編集してネットに上げた優花里さんの手際の良さは神がかっていた)

みほ (被害を防ぐ為に害獣として問答無用で駆除すべきだったという意見もあったが、自衛隊の防衛出動は日本と東アジア周辺諸国との軋轢を生み、それに呼応するかのように北朝鮮が血迷ったかのように弾道ミサイルを日本近海に撃ち込んだことで私達に関する世間の関心は薄れていった)

みほ (そして何よりも、嘗て私の両親と親交があったという赤坂先生と、黒森峰OG会会長の花森大臣の尽力により、私達は不起訴となった)

みほ (国もまた、大洗の廃校を決定した経緯を蒸し返されるのを良しとしなかったのかもしれない)

みほ (只、アンツィオ高校は半年間の対外試合禁止と補助金大幅減額の処分を受け)

みほ (私達あんこうチームは4号戦車を接収され、全ての戦車道大会の無期限出場停止処分及び2週間の停学処分を受けた)

みほ (元々大洗に行く前にアンツィオには退学届を出していたが、アンチョビさんが握り潰していた)

みほ (アンチョビさんには『退学して楽になろうと思うな。本当に申し訳ないと思っているなら来年アンツィオを優勝させろ』と言われた)

みほ (新ドゥーチェことカルパッチョさんの元、アンツィオ高校の戦車道履修者は文字通り一丸となってチームの建て直しに奔走した)

みほ (そんなアンツィオの状況に責任を感じた私達あんこうチームもまた、出場停止処分が解けてから練習や試合に加わり、皆と一緒に戦ってきたが、アンツィオは決勝でサンダースに敗れた)
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/16(土) 01:57:17.65 ID:jvSHUskr0
赤坂 (自分でもリアリストのつもりだが、君の屈託の無い笑顔を見ると多少なりとも罪悪感に駆られる)

赤坂 (西住みほ、去年私が君を助けたのは善意からではない)

赤坂 (君のご両親とは君が生まれる前に親交があった。そう、嘗てはあったのだ)

赤坂 (昔、君の父親に『実を言うと俺もしほさんに惚れていた』と言ったら『そんなことは知ってたさ。だがお前が選んだのは政治だろ』と返されたのが懐かしい)

赤坂 (その昔、自分が想い人の眼中に無かったことを知った男が『鉄屑を乗り回すしか能の無い女が』と暴言を吐いてしまったこと)

赤坂 (そのことへの贖罪を君を通して行っているに過ぎない)

赤坂 (さらに言えば花森防衛相が君を庇ったのは、補助金を削られたアンツィオに君を留めておいた方が、黒森峰を優勝させるのに都合が良かったからだ)

赤坂 (『流石に家元のお嬢様かつ優勝校の隊長に対し出場資格剥奪まではする訳にはいかないが、下手に退学させて他の強豪校に入学されては困る』と大臣は仰った)

赤坂 (しかもこの件は家元も了承済と言うのだから戦車道の世界もドロドロしている)

赤坂 (昨年優勝した大洗、一昨年優勝したプラウダが廃校になった状況で、流石に3年連続優勝を逃したとあっては、黒森峰の立場、ひいては黒森峰を指導してきた西住流の立場が無くなってしまうから形振り構ってられなかったのは分かる)

赤坂 (しほ、今年黒森峰が一回戦でサンダースに敗れた時、君は何を思った?)
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/16(土) 02:02:50.83 ID:jvSHUskr0
内容がだいぶ駆け足になってますが今日はここまで
読んで下さった皆さんありがとうございました
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/12/16(土) 17:27:11.14 ID:fzYPOaz20

ほんと、ドロドロしてるなぁw
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 21:37:33.55 ID:vzkLuo+q0
『○HK ク○ーズアップ現○ あの時学園艦で何があったか』


ナレーション ―カチューシャさん(仮名)は当時、プラウダ高校の戦車道履修者の隊長として50輌の戦車を指揮しました―



カチューシャ 「学園を守る為にカチューシャをはじめプラウダの生徒は勇敢に戦ったわ。その結果私達は何も知らないままボコラの出す放射能を浴びてしまったのよ」



ナレーション ―カチューシャさんの身長は127cm、放射能の影響だと彼女は言います―




カチューシャ 「本当だったらカチューシャはもっともっと背が伸びてたのよ。ボコラのせいよ。そして重い腰をなかなか上 げようとしなかった国が悪いのよ。知波単が襲撃された時点で国が自衛隊を出動させてたらプラウダは廃校にならずに済んだわ!」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 23:18:49.55 ID:vzkLuo+q0
ナレーション ―ノンナさん(仮名)は当時副隊長としてカチューシャさんを支えていました―




ノンナ 「あの日のことはよく覚えています」


ノンナ 「涙ながらに母校を去り避難所で暮らす私達の前に、眼鏡の中年の男がガイガーカウンターを片手にハイエースから降りて来ました」


ノンナ 「私はその男を問答無用でボコりました。『この男はカチューシャを狙っている。放っておけばカチューシャに<ピー>なことや<ピー>なことを するに違いない。カチューシャを守らねば』その一心からでした」




ナレーション ―ノンナさんが暴行を加えたのは市の環境業務課から派遣された調査員でした。国はプラウダ高校の被災者への放射能による健康被害を調査していました。ノンナさんは駆け付けた警察官に逮捕されました。―




ノンナ 「早とちりとはいえ申し訳なかったと思っています」


ノンナ 「そして私の場合、176cmまで身長が伸びました。これも放射能の影響です」




テロップ ―ノンナさんは大学で戦車道を履修されてますが、スポーツをするうえで体が大きいことは有利にはならないのでしょうか?―




ノンナ 「戦車道において大き過ぎる身体は仇となります。狭い戦車内部で行動する度に『頭をぶつけないか』『胸が当たらないか』『お尻がつっかえないか』を意識しながら行動することになり、それがコンマ一秒を争う試合において命取りとなるのです」
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 23:28:02.63 ID:vzkLuo+q0
ノンナ (私達がプラウダを放棄して早2年……)


ノンナ (当初ロシアへの留学を考えていたカチューシャはロシア語の習得が遅れたことを理由に国内の大学に進学)


ノンナ (私も同じ大学に進学した)


ノンナ (自衛隊がボコラを殲滅してもカチューシャは変わらなかった)


ノンナ (寧ろ自らの手で復讐を遂げる機会を永遠に失ったことでカチ ューシャはもはや前に進めなくなった)


ノンナ (今回テレビ局の取材が来たのも私達が反政府デモの中心人物だからだ。1年生のうちからこんなことをしていたら、じきに大学での戦車道も続けられなくなるだろう)


ノンナ (最早私に出来ることはどこまでも彼女につき従うことのみ)


ノンナ (この狂った世の中でみんな何かに酔っぱらってないとやってられなかったのだ)


ノンナ (それは戦車だったり、ロシアだったり、カチューシャだったりする)


ノンナ (みんな……何かの奴隷だった……)
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 23:37:41.11 ID:vzkLuo+q0
《某県 墓地》


絹代 「あなたは……」


福田母 「……お久しぶりです」


絹代 「ご無沙汰しております!」
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 23:40:01.17 ID:vzkLuo+q0
福田母 「あの子の為にお花を……ありがとうございます」


絹代 「せめてもの手向けです……」


福田母 「今は何を?」


絹代 「高校に通っています」


福田母 「そう……戦車には?」


絹代 「私は戦車道の無い高校に編入しました。私には戦車に乗る資格がありません」


福田母 「……」


絹代 「……」


福田母 「昨年、貴方の口から娘が亡くなったことを聞かされた時、私正直貴方のこと恨みました」
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 23:55:12.44 ID:vzkLuo+q0
福田母 「でも同時に忘れられないんです。生前あの子が帰省した時に話していたことが」


福田母 「『西隊長は自分の憧れだ。自分は隊長の元で戦車道に励むことが出来て嬉しい』と」


福田母 「『あの方は真っ直ぐで、一生懸命で、仲間を大切にする方だと』」


福田母 「貴方だってあの時精一杯戦ったのでしょう?」


絹代 「無論全力で戦いました。しかし、あの日英霊となった58名は私の指揮で命を落としました。そして生還者のうち13名は身体に障害が残りました」


絹代 「全ては私の責任です」


福田母 「人は神様ではありません。願えば、頑張れば成し遂げられるというのは傲慢かつ能天気な考えです」


福田母 「私は、あの子に生きて帰って来て欲しいというたった一つの切実な願いも叶わなかった」


絹代 「……」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/21(木) 23:59:59.05 ID:vzkLuo+q0
>>330は書き間違えました。?
>>332と差し替えて下さい。
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 00:00:57.26 ID:hqoo/bhJ0
福田母 「でも同時に忘れられないんです。生前あの子が帰省した時に話していたことが」


福田母 「『西隊長は自分の憧れだ。自分は隊長の元で戦車道に励むことが出来て嬉しい』と」


福田母 「『あの方は真っ直ぐで、一生懸命で、仲間を大切にする方だ』と」


福田母 「貴方だってあの時精一杯戦ったのでしょう?」


絹代 「無論全力で戦いました。しかし、あの日英霊となった58名は私の指揮で命を落としました。そして生還者のうち13名は身体に障害が残りました」


絹代 「全ては私の責任です」


福田母 「人は神様ではありません。願えば、頑張れば成し遂げられるというのは傲慢かつ能天気な考えです」


福田母 「私は、あの子に生きて帰って来て欲しいというたった一つの切実な願いも叶わなかった」


絹代 「……」
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/12/22(金) 00:26:22.35 ID:hqoo/bhJ0
今日はここまで
今日は試しに行間を大きめにしたのですが、空け過ぎたので次回から元に戻します
読んで下さった皆さんありがとうございました
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/12/31(日) 20:08:03.65 ID:mV8pshKR0
1です。
年内完結の目標は達成出来ませんでしたが、ラストに向けて考え中です。
残り2〜3回の投下で完結予定です。
もうしばらくお付き合い頂ければ幸いです。
皆さんよいお年を。
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/03(水) 17:45:36.27 ID:KyNNC9gs0
福田母 「例え成果を得られなかったとしても、あなた方は学園艦とそこで暮らす方々の為に文字通り死力を尽くしました。そのあなた方を責めることは娘の死を汚すことになります」

絹代 「しかし私はこうしてのうのうと生きてます。何の償いも出来ないまま!」

福田母 「のうのうとは生きてこなかったでしょう? 貴方だってずっと辛かったでしょうに」

福田母 「本当はやりたいのでしょう? 戦車道を」

絹代 「……」

福田母 「あなたがいつまでも苦しんでいたら娘もまた浮かばれません」

福田母 「そろそろ、好きになさってはいかがですか?」

絹代 「……私は戦車道を続けていいのでしょうか?」

福田母 「ええ、きっとあなたは立派な隊長になれるわ」

福田母 「挫折を味わってそこから這い上がった人の方が強くなるに決まってますもの」

絹代 (福田……お前はいい母上を持ったな)

絹代 (私は……福田の尊敬に値する戦車乗りになろう。それが私の償いだ)
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/03(水) 17:59:10.12 ID:KyNNC9gs0
《さらにその翌年》
【北海道 ボコミュージアム 入り口】

みほ 「こんなところにボコミュージアムがあったんだ」

優花里 「はい、事前に調べておきました。スキー場に行く前にここで少し楽しんでみてはいかがでしょうか?」

華 (元々は旧あんこうチームでのスキー旅行という目的で集まりましたが、みほさんにはこちらの方が楽しめそうですね)

みほ 「みんな、入ろうよ! ボコミュージアム」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/03(水) 18:06:50.33 ID:KyNNC9gs0
【北海道 ボコミュージアム BOCO SHOWステージ】

ボコ 「オウッ、お前等よく来たな。オイラボコだぜ!」

みほ (これが本場のBOCO SHOW……)

優花里 (西住殿が食い入るように見てます)

ボコ 「今日はお前らに……」

ボコ 「……」

みほ (ボコがこっちを見て固まってる……)

華 (中の人が慣れてないのでしょうか?)

ボコ 「……お、お前らに! オイラの強さを見せてやる、ぜ」

麻子 (随分とテンパってるな)
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/03(水) 18:17:58.61 ID:KyNNC9gs0
【北海道 ボコミュージアム カフェスペース】

みほ (何だか胸騒ぎがする)

みほ (さっきのショーで聞いたあのボコの声……)

優花里 「どうしたんですか、西住殿? 何か考え事ですか?」

みほ 「ううん、何でもないよ」

優花里 「……実は、今回のサプライズはとても悩んだんです」

みほ (優花里さんが言おうとしてることは想像がつくよ)

優花里 「西住殿のボコ好きが従来通りなのは分かってますが、先程の西住殿の表情を見て昔を思い出させてしまったのかと。自分は余計なことを――」

みほ 「そんなこと無いよ! 私、凄く嬉しかった。ありがとう」

みほ 「だから、優花里さんもそんな顔しないで」

優花里 「はい!」

みほ 「私、ミュージアム内のキャストさんのサイン貰って来るから、皆さんはここで待っててくれますか?」

優花里 「サイン集めるなら手分けしては? 自分もやります」

みほ 「ありがとう。でもこういうのは自分で貰いたいから」

みほ 「皆はここでしばらく休んでて」
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/03(水) 18:27:30.86 ID:KyNNC9gs0
優花里 「西住殿、行ってしまいました……」

華 「しばらくみほさんの好きにさせてあげましょう」

沙織 「私……」

麻子 「どうした?」

沙織 「私、あんこうチームの皆が今も戦車道続けてて良かったと思ってるよ。大学は皆バラバラになったけど」

麻子 「私もだ。私の大学は六大学戦車道最弱だけどな」

優花里 「しかし冷泉殿出場の試合で勝ち点2を挙げたではないですか」

麻子 「観てくれていたのか」

優花里 「勿論です。それに引きかえ自分はまだ大学でレギュラー入りも叶いません」

華 「それだけサンダース大の選手層が厚いということですね」

優花里 「まあ、ケイ先輩からは『そのうちレギュラーになれる』と言われてはいるのですか……」

華 (大洗学園艦の放射能は来年で殆ど影響が無くなります。それまで国は大洗の廃校問題を保留すると宣言しました)

華 (可能性は低いですが、私達が学園に通うことはもうありませんが、いつか大洗で同窓会を開きたいですね)

華 (こうして5人で再会した出来ただけでもこんなに嬉しいんですもの)
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/03(水) 18:44:13.53 ID:KyNNC9gs0
【北海道 ボコミュージアム 屋外スペース】

みほ (さっきのショーでボコの着ぐるみを着てた人)

みほ (いや、きっと人じゃない)

みほ (こちらを見て明らかに動揺していた)

みほ (向こうも知ってるんだ、私を)

みほ (どこ、どこに居るの!?)
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/03(水) 18:55:20.91 ID:KyNNC9gs0
みほ (居た!)

みほ (階段の下からこちらを見上げてる……階段を上がって来た……)

みほ (どうしよう……いざとなると声をかけられない)

みほ (立ち止まってると変だがら取り敢えず階段を降りよう)

みほ (相手は着ぐるみで、中に誰が入ってるか何て分かりっこないのに)

みほ (ボコは2年前に自衛隊に殺されたってニュースにもなったのに)

ボコ 「あ、あの!」

みほ 「!」

みほ (階段を上がりきったボコから話しかけてきた!?)

ボコ 「オイラ、あんたをどこかで!」

グ、グググ……スッポン!

みほ (頭の着ぐるみを脱いだ!?)
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/03(水) 19:03:33.32 ID:KyNNC9gs0
明けましておめでとうございます
今日はここまで
次回投下で完結予定です
読んで下さった皆さんありがとうございました
なお今晩21:00からテレ朝にて映画『君の名は。』の放送があります!
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/04(木) 13:02:18.17 ID:TEL6kAXi0


あと2,3回か
初めは一発ネタだし続かんだろうと正直思ったが
なかなかどうして面白く、よくここまで話を膨らませられるものだと感心しきりだわ。
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 23:21:19.72 ID:xBMLDrXp0
みほ (ボコだ!)

みほ (小顔で等身が高くなって、背丈も人間位になって……)

みほ (でもボコだ!)

みほ (高校生の時に私と入れ替わりを繰り返した、大洗で会った、あのボコだ……)

みほ 「私も……」

みほ (ボコの呼びかけに応えると同時に自然と熱いものが頬を伝ってゆく)

みほ (ずっと探していた)

みほ&ボコ 「君の名前は!」





この時、みほとボコが奇跡の再会を果たす姿を少し離れた所から見つめる人影があった。

??? 「恩知らず……」

??? 「遅いよとボコる君、これでも……♪」
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 23:34:25.63 ID:xBMLDrXp0
みほ 「ボコ、ボコ、ボコが居る、ボコ!」

ボコ 「みほ……」

みほ 「でも、どうやって……ボコは自衛隊の攻撃を受けて……」

ボコ 「自衛隊の魚雷攻撃で文字通りボコボコにされた時」

ボコ 「流石のオイラも再生能力が追っ付かなくて」

ボコ 「再生じゃなくて進化したんだ」

みほ 「進化?」

ボコ 「元の身体を捨てて、尻尾の先からかろうじてこの姿で分離して、それから泳いで北海道に流れついた」

ボコ 「元々の身体の尻尾の先で、今の身体が出来上がるまでの長い間……」

ボコ 「お日様も届かない深い海の底で、お前の夢を何度も見た」

ボコ 「それから今のオイラは放射能出さなくなったから安心しろ」

みほ 「ボコ……」
346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 23:45:58.98 ID:xBMLDrXp0
華 「二人して互いを見つめ合ってますね」

優花里 「覗き見してるみたいで後ろめたいですが」

麻子 「みたいじゃなくて覗き見そのものだ。それにビデオカメラ回しながら言っても説得力が無い」

優花里 「今撮らないで何時撮るのですか!? これは『AKIYAMAFILM』の秘蔵版決定です!」

沙織 (二人は幸せなキスをして終了、二人は幸せなキスをして終了、二人は幸せなキスをして終了……キャーッ! もうやだー)
347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/06(土) 23:59:31.18 ID:xBMLDrXp0
みほ 「背丈も人間位になって、放射能も出さなくなって」

みほ 「私はようやくボコに抱き締めて貰えるんだね」

ボコ 「みほ……」





??? 「だから戦戦戦車から僕は君を探しに来たよ♪」





みほ 「あなたは!?」

??? 「お客様、キャストとの過度なスキンシップはお控え下さい」

みほ 「愛里寿ちゃん!?」
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/07(日) 16:48:08.12 ID:bu9QZX4V0
昨晩は寝落ちしました。
今日こそ完結です。
349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/07(日) 16:49:06.29 ID:bu9QZX4V0
愛里寿 「久しぶりですね」

みほ 「うん、お久しぶり」

みほ (彼女とは大学に入ってから対戦したことがある。島田流家元の後継者……)

みほ (島田愛里寿ちゃん)

愛里寿 「ボコ、頭の被り物を被って」

ボコ 「愛里寿、これは――」

愛里寿 「早く」

ボコ 「オウ……」

グググッ……カポッ!

みほ (ボコが頭の被り物をもう一度被った……)
350 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/07(日) 16:58:18.05 ID:bu9QZX4V0
みほ 「どういうこと?」

愛里寿 「私はこのミュージアムの館長、ボコの雇い主」 

みほ 「本当なの?」

ボコ 「ああ、愛里寿のおかげでオイラここで働いてるんだ」

みほ 「ねえ、ボコ……」

みほ 「ここを出て私と一緒に暮らそう」

ボコ 「みほ……」

愛里寿 「そんなこと勝手にきめないで」

みほ 「これは私とボコの問題だから」

愛里寿 「ボコとみほさんの間にどんな過去があったか知らないし知りたくもありません」

愛里寿 「ただ、みほさんが私達の間に入る隙間はもうありません」

愛里寿 「ねえ、ボコ……私を捨てたりなんてしないよね」

愛里寿 「海岸に打ち上げられてたボコを見つけて保護したのは私」

愛里寿 「他の目撃者を口封じして、ここで働けるように便宜を図ったのも私」

愛里寿 「『ボコは光に対して極端に皮膚が弱い人だから顔や身体を常に覆う必要がある。無理やり脱がせて万が一のことがあれば殺人罪で訴える』という設定で他の従業員を言い包めて、表向きは障害者雇用で雇ってるのも私」

愛里寿 「私はボコの為にそこまでしてきたんだよ」

みほ 「私だってボコの為なら何だってするよ」

愛里寿 「それだけじゃない。私はもうボコの愛を受け止めている」

愛里寿 「私のお腹の中には新しい命が


みほ 「えっ……」

ボコ 「そういうことしてねぇだろ! みほもいちいち真に受けてんじゃねぇよ」
351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/07(日) 17:07:21.66 ID:bu9QZX4V0
みほ 「だったら……」

みほ 「私もボコの赤ちゃん産む!」

ボコ 「何でそうなるんだよ……」

愛里寿 (こちらがブラフで言ったことを真に受けたみほさんの眼から光が消えたけど……)

愛里寿 (直ぐに立ち直った。私がライバルと認めたボコマニアだけのことはある)

愛里寿 「これでは埒が開かない」

愛里寿 「ただ……私がすべきことは自分のした行いや選択した結果に対し」

愛里寿 「戦車乗りと して最後まで責任を果たすこと」

みほ 「愛里寿ちゃん……」

みほ 「やるんだね!? 今……! ここで!」

愛里寿 「ええ!  勝負は今! ここで決める!」

ガシッ!

ガシッ!

みほ&愛里寿 「さあ、ボコ。私を選んで!」

ボコ「今ここで決めるのか? 聞いてないぞ!」
352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/07(日) 17:11:50.98 ID:bu9QZX4V0
麻子 「西住さんと島田愛里寿がボコのゴニョゴニョを一つずつ掴んでる」

優花里 「着ぐるみの上から的確に掴むとは流石西住流と島田流です」

華 「殿方のそういうところを握るというのはちょっと……」

沙織 (みぽりん、正念場だよ)
353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/07(日) 17:21:17.75 ID:bu9QZX4V0
ボコ (これどっちを選んでもオイラ、オッドボールじゃねえか!?)

ボコ (……)

ボコ 「あの、両方選ぶってのは……?」

愛里寿 「大して長くも生きてないけど、確信していることがある。何かを変えることの出来る人間がいるとしたら、その人はきっと、大事なものを捨てることができる人だ」

みほ 「何も捨てることができない人には、何も変えることができないと思う」

愛里寿 「つまり私とみほさんのどちらを捨てるか決められなかったボコの選択は……

みほ 「最低だよ」

グチャッ! グチャッ!

ボコ 「ギャアアオオ!↑ グオオオォ……↓」

ボコ 「……」
354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/07(日) 17:32:24.39 ID:bu9QZX4V0
華 「……ボコラ、完全に沈黙しました」

優花里 「西住流と島田流の連携による秘技、ダブルオッドボール……」

麻子 「ダブルの時点で最早オッドではない」

沙織 「……ボコラより怖いのは、私達人間ね」

355 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2018/01/07(日) 22:40:54.80 ID:bu9QZX4V0
これにて完結。HTML化依頼出して来ます。
昨年11月から元ネタ作品は地上波初放送とか映画とか展覧会とか博覧会とか盛り上がる中、このSSは盛り下がって終わった感があります。
それでも最後まで読んで下さった皆さんありがとうございました。
特にコメント頂いた方々ありがとうございました。
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/08(月) 01:28:57.70 ID:MxeU0StX0

完結おめでとうございます。
楽しい時間をありがとうございました。
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2018/01/10(水) 01:15:31.58 ID:IkdfBe3t0
>>356
1です
駄文に最後までお付き合い頂きありがとうございました
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