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モバP「仁奈が旅行券を握り締めてやってきた」
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71 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 01:54:59.31 ID:qzlNa2Ln0
>>1
です。
書き溜めが出来たので、投下いたします。
今回で完結予定でしたが、一身上の都合のため完結できませんでした。
次回完結、近日中には完結致します。
それではお付き合いいただければ幸いです。
72 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 01:57:28.64 ID:qzlNa2Ln0
仁奈「みんなで一緒の方が、楽しいし、嬉しいと思うですよ」
P「カモのお父さんかい?うーん...それは...」
P「カモのお父さんは別の場所で、お仕事をしているんじゃないかな?」
P「俺と同じなんだと思う」
仁奈「Pと同じ、でごぜーますか?」
P「うん。俺はさ、仁奈や美優さんに...事務所のみんなが頑張っている時には」
P「近くで見守っていてあげたいって、思ってるんだ」
P「でも、実際はそう言うわけにはいかないんだ」
73 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 01:58:46.13 ID:qzlNa2Ln0
仁奈「みんながいつも一緒な訳じゃねーですし、PにはPのお仕事があるでごぜーます」
仁奈「したくても、できねーことがあるのは...仁奈も知ってるでごぜーます」
仁奈「そっか...仁奈、Pが言いたいことが分かったですよ」
P「うん...色々と思い通りにならないことは、あるんだよ」
仁奈「仁奈も分かってるですよ...でも、仁奈は大丈夫でごぜーますよ?」
仁奈「みんなと離れていても、今はそんなに寂しくねーですよ!」
仁奈「みんなに大切に思ってもらってることと、またみんなと一緒になれるって、わかってるですから!」
74 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 01:59:35.21 ID:qzlNa2Ln0
P「うん。あの子達も、それが分かっていると思うから...きっとそんなに寂しくないんじゃないかな?」
仁奈「きっとそうでごぜーますよ!」
P「それに...はははっ。ちゃんと気持ちが、伝わっていて良かった。安心したよ」
仁奈「えへへ...もちろんでごぜーますよ♪だって...」
仁奈「だってPは家族でごぜーますから!」
P「...!」
75 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:00:19.96 ID:qzlNa2Ln0
美優「ふふっ、そうね。大切で、大好きな...一緒にいたいと思える人」
美優「仁奈ちゃんにとってPさんは、そういう人だって...さっきお話したものね」
仁奈「そうでごぜーます!Pと美優おねーさんは、仁奈と同じ気持ちだって」
仁奈「言ってくれたでごぜーます!だから...家族でごぜーますよ!」
P「ああ、そうだね...家族だね」
P「よしっ!じゃあ明日帰るまでに、目一杯家族旅行を楽しもうね」
仁奈「はーい!楽しむですよー♪」
仁奈「旅館に戻ったら、早速みんなで温泉に入るですよー♪」
P・美優「「....」」
仁奈「楽しみだなー♪」
76 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:00:53.07 ID:qzlNa2Ln0
-旅館・家族風呂-
P「(さて...いよいよこの時が来てしまったか...)」
美優「仁奈ちゃん、かけ湯熱くない?」
仁奈「大丈夫でごぜーます!丁度いいでごぜーますよ♪」
P「(二人も入って来た...覚悟を決めよう)」
美優「そ、それじゃあPさん...失礼...します...」
P「ど、どうぞ...お構いなく...」
仁奈「ふ〜〜〜♪ぽかぽか...気持ちいいでごぜーますね♪」
77 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:01:47.55 ID:qzlNa2Ln0
P「ああ...気持ちいいね」
美優「え、ええ...眺めも素敵で。普段は味わえませんから、しっかり堪能しましょう」
P「そ、そうですね。眺めをしっかり堪能しましょう」
仁奈「綺麗でごぜーますね!今度はみんなと一緒にきてーでごぜーますよ」
美優「ふふっ、そうね。みんなと一緒、大勢だと楽しいでしょうね」
P「慰安旅行...ちひろさんには、温泉旅行を提案してみようかなー」
仁奈「楽しみでごぜーますよ!」
P「そうだね。はははっ」
美優「ふふっ」
78 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:02:30.49 ID:qzlNa2Ln0
仁奈「その時もみんなで一緒に、温泉に入るでごぜーますよ!」
P「ぐふっ!?」
美優「ええぇ!?」
仁奈「?仁奈おかしなこと、言ったでごぜーますか?」
P「いや、おかしいわけじゃあ...あのー、そう言えばどうかな?」
P「こうして、みんなで温泉に入った感想は?」
仁奈「うーん、仁奈が最初に思ってたのとは、違うでごぜーますけど」
仁奈「なんだか嬉しいでごぜーます!」
79 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:03:30.32 ID:qzlNa2Ln0
P「嬉しい?」
仁奈「Pと一緒だからですよ!仁奈お散歩のとき、離れていても寂しくねーって」
仁奈「言いやがりましたけど...一緒にいられるなら、一緒のがいいでごぜーますから!」
美優「それは...そうなんだけど...」
仁奈「へへっ♪お風呂に入ると、身体も気持ちもぽかぽかするですけど」
仁奈「今日はいつもより、もっとぽかぽかして気持ちいいですよー♪」
P「あ、ははは...それは良かった...」
P「お、俺はそろそろ身体を洗おうかな」
仁奈「じゃあ仁奈がPの背中流すですよ!」
P「え!?」
80 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:04:01.36 ID:qzlNa2Ln0
仁奈「大丈夫でごぜーますよ!仁奈、美優おねーさんに背中流すの上手だって」
仁奈「褒めてもらいましたから!ね、美優おねーさん?」
美優「はい...とっても、上手でした」
P「あ、んぅ....じゃあ、お願いしようかな」
仁奈「任せるでごぜーますよ!」
仁奈「P、気持ちいいでごぜーますか?」
P「ああ、とっても気持ちいいよ」
P「(あ〜...なんかいいな...)」
P「(娘を嫁がせたくないっていう、父親の気持ちが分かる気がする)」
81 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:05:58.12 ID:qzlNa2Ln0
仁奈「よいしょっと...それじゃあ流すですよー」
P「ああ、どうぞ。ふー、気持ちよかった。ありがとう仁奈」
仁奈「どういたしましてですよ!...P、お願いがあるですよ」
仁奈「仁奈、Pに頭を洗ってほしいです...いいでごぜーますか?」
P「ああ、いいよ」
仁奈「へへっ♪ありがとうごぜーます♪」
P「ははっ、それじゃあ髪を解くよ...」
P「...痒かったり、痛かったりしないかい?」
仁奈「そんなことねーですよ。とっても気持ちいいですよー」
82 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:07:09.05 ID:qzlNa2Ln0
P「はははっ、そうか。おっと、まだ目を開けちゃあだめだよ?」
P「最後にしっかりとすすいで...んっ!終わったよ」
P「髪を結いなおすのは、美優さんお願いします」
美優「はい。仁奈ちゃんおいで」
仁奈「はーい!Pの大きな手で洗ってもらうの、とっても気持ちよかったですよ!」
仁奈「美優おねーさんに洗ってもらうのも、とっても気持ちいいでごぜーますけど」
仁奈「美優おねーさんとは違う気持ちよさでごぜーました!」
美優「そう...良かったね。少し羨ましいな」
仁奈「じゃあ、美優おねーさんも洗ってもらうといいですよ!」
83 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:07:49.42 ID:qzlNa2Ln0
P「なっ!?いやそれは...」
仁奈「仁奈がよくて、どうして美優おねーさんはダメでごぜーますか?」
P「え...あ、あのね...美優さんの気持ちをまず聞かないと...ね?美優さん?」
美優「そ、それじゃあ...お願いします...」
P「お...おお!?美優さんが...そう言うなら」
P「じゃあ...こちらへ...」
美優「はい...宜しくお願いします...」
P「では...髪を解きますね...」
P「(うわぁ....)」
84 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:08:33.57 ID:qzlNa2Ln0
P「....」
美優「...?あの...どうかされましたか?」
P「いや...すごく綺麗で、見惚れてしまって...」
美優「は...はぅ...ズルいです。急にそんなことを言うなんて...」
P「え!?あ...すみません!」
美優「でも...すごく、嬉しかったです」
P「え!?」
美優「え!?やだ...私ったら、何を...」
P「はは、はははっ....じゃあ、始めますね?」
美優「お願いします...」
P「どうですか?」
美優「はい...仁奈ちゃんに話してもらった通り」
美優「Pさんの大きな手、とっても...気持ちいいです」
仁奈「(二人ともなんかぎこちねーですけど...嬉しそうでもありますですよ!)」
85 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:10:31.59 ID:qzlNa2Ln0
-------
---
P「ふぅ...温泉気持ちよかったな...」
P「(まあ...問題なかったよな...きっと多分。うん、きっとそうだ...)」
P「二人が髪を乾かしてる間に、お茶の準備でもしておこっと」
仁奈「P!お待たせしたですよ!」
P「おっ?思ったよりも早く済んだね。しっかりと髪を乾かしたかい?」
仁奈「バッチリでごぜーますよ!...P?」
P「(両手を広げて、何かを期待して待っている...ふふっ)」
P「さあ、おいで」
仁奈「えへへっ、ぎゅーーっ♪」
86 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:11:02.56 ID:qzlNa2Ln0
P「はははっ♪温泉効果で一段と増して、仁奈の肌がすべすべだね」
仁奈「Pのお肌もすべすべでごぜーます♪温泉すげーですよ!」
P「そう?」
仁奈「そうでごぜーますよ!ふふふっ♪」
美優「Pさん、お茶をどうぞ」
P「あ、ありがとうございます。すみません、美優さんにまた淹れてもらって」
美優「いえいえ、気にしないで下さい。はい、仁奈ちゃんもどうぞ」
仁奈「いただきまーす!ふぅ...美味しくて、落ち着くでごぜーますよー」
87 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:12:56.94 ID:qzlNa2Ln0
P「まだ夕食まで時間があるね。仁奈、何をして遊ぶ?」
仁奈「うーん...仁奈、今は遊ぶよりもこうしてのんびりして」
仁奈「二人とゆっくり、お話がしたい気分でごぜーますよ」
美優「じゃあたくさんお話しよっか」
P「そうだな...仁奈はチャレンジしたいこと、やってみたいことってあるかな?」
仁奈「やってみたいこと...あるでごぜーますよ!」
P「おっ?教えてくれるかい?」
仁奈「仁奈、結婚式のお仕事してみてーですよ!」
P「ウェディングドレス...うーん、さすがにちょっと早い気が...」
88 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:13:48.95 ID:qzlNa2Ln0
仁奈「ふっふっふ、花嫁さんじゃねーですよ♪」
P「え?違うの?じゃあ一体なんの役で....んん?」
美優「あ、分かったかも。仁奈ちゃんがやってみたいのって、ひょっとしてベールガール?」
仁奈「美優おねーさん、大正解ですよ!」
P「ああ、なるほど」
P「(確かにそれは良いかもしれない。花嫁役とセットで、仁奈や他の小学生低学年のアイドルも売り込める)」
P「仁奈、それはナイスアイディアだと思うよ」
仁奈「本当でごぜーますか!?仁奈ベールガールのお仕事できるでごぜーますか!?」
89 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:14:36.60 ID:qzlNa2Ln0
P「ああ、叶えられるように頑張るよ」
仁奈「わーい♪やったですよー♪」
P「はははっ」
P「(この軽はずみな言葉が、近い将来またちひろさんに怒られるきっかけになるとは)」
P「(この時の俺は知らなかった)」
P「仁奈、やりたいことは、別に仕事に関係していなくてもいいんだよ」
仁奈「何でもいいですか?」
90 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:15:42.24 ID:qzlNa2Ln0
美優「せっかくだから、遠慮せずに言ってね?Pさんが、叶えてくれるかもしれないし」
美優「もちろん私も、できる限り協力はするから」
仁奈「おおー!じゃあ...じゃあ...!」
仁奈「P!」
P「なんだい?」
仁奈「美優おねーさん!」
美優「なーに?」
仁奈「仁奈、おねーちゃんをやってみてーですよ!」
91 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/03(月) 02:19:07.88 ID:qzlNa2Ln0
>>1
です。
今回はこれで終わります。お付き合いいただきまして、ありがとうございます。
もしご覧になっている方がいらっしゃいましたら、ご協力していただきたいことがあります。
この話でできたらカモの親子の話、皆さんだったらどう話されたでしょうか?
自分だったらこう話した、という意見をご教授頂きたいです。
宜しくお願い致します。
それでは失礼いたします。
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/03(月) 02:52:45.45 ID:lG/CfT3H0
おつ
この圧倒的親子感、相変わらず素晴らしい!とてもいい話だった!
鴨親子の話は
>>1
と同じ様な感じで「人間と同じ様に鴨のお父さんはお仕事に行ってるんだよ」って教えるかな。てか実際にこういう話を妹が幼いときにした
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/03(月) 11:29:41.34 ID:XMMeu4eko
>>92
と同じかなぁ
>>1
乙!
次回も楽しみだぜ
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/03(月) 20:24:36.92 ID:Il+y+wy3O
>>1
と似たような答えかな?
ただちょっと変えて「お父さんは家族のために家を守り食事をもって待ってる」みたいに言うかな
95 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:40:27.34 ID:0IOlvU1d0
>>1
です。
>>92
さん、
>>93
さん、
>>94
さん
ご協力いただきましてありがとうございます。
本文中のカモの親子の話は、ごまかしじゃないかと感じた部分が有ったので、
意見を頂きたい次第でした。
あまり悪印象はないと受け取りました。
みなさんのご意見大変参考になりました。ありがとうございます。
今回で完結致します。
96 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:44:13.98 ID:0IOlvU1d0
訂正がございます。
>>90
×美優「せっかくだから、遠慮せずに言ってね?Pさんが、叶えてくれるかもしれないし」
美優「もちろん私も、できる限り協力はするから」
○美優「Pさんもこう言ってるし、遠慮なく言っちゃおう?」
美優「それに仁奈ちゃんがやりたいこと...叶えられるように、私も精一杯手伝うから」
97 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:44:52.17 ID:0IOlvU1d0
P「お、お姉ちゃん....!?」
P「(それを叶えるには...弟か妹が必要なわけで...)」
P「(俺と美優さん、二人に言ったってことは...つまり...)」
P「(いやいやいやいや!?....そんなはずは...)」
美優「そ、それは...すぐには、難しい...かな?」
仁奈「やっぱり仁奈より小さいと、アイドルになれないでごぜーますか...」
P「え、アイドル?」
美優「あ...そっちのこと...ね」
98 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:45:41.03 ID:0IOlvU1d0
仁奈「仁奈、事務所で一番年下でごぜーますから」
仁奈「おねーちゃんにはなれねーですよ」
P「なるほど...仁奈はお姉ちゃんの気持ちになってみたいんだね」
仁奈「なってみてーですよ!」
仁奈「なって、事務所のおねーさんたちみたいな」
仁奈「優しいおねーさんに、なりたいですよー!...仁奈、なれますですか?」
99 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:46:41.39 ID:0IOlvU1d0
美優「大丈夫...仁奈ちゃんは必ずなれるよ。だって、とても優しい子だもの」
美優「それにもし困っても、お手本になるお姉さんたちがたくさんいるから...」
美優「いつでも頼りにして、いいんだからね?」
仁奈「...へへっ、そうでごぜーました。仁奈がおねーちゃんになっても」
仁奈「優しくて、頼りになるおねーちゃんがたくさんいるですよ!」
P「はははっ、そうだね。その...直ぐというのは、難しいけど」
P「いつか、叶えるから。仁奈のやりたいことをね」
P「それが俺の仕事で、やりたいことだから」
仁奈「...はいですよ、P♪」
100 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:47:12.88 ID:0IOlvU1d0
-------
---
美優「もうこんな時間....そろそろお休みしましょうか」
P「そうですね。布団も用意してもらってますし」
P「そう言えば仁奈、食事を運んでくれた仲居さんに」
P「何か話していたけど、何を話していたんだい?」
仁奈「すぐにわかるでごぜーますよ!」
P「すぐに...?」
美優「わかる...?」
101 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:47:51.20 ID:0IOlvU1d0
-寝間-
P「....」
美優「...これは...に、仁奈ちゃん...?」
仁奈「お部屋にあった案内に、無料だって書いてやがりましたから」
仁奈「晩御飯の時に、お願いしたでごぜーますよ!」
仁奈「家族布団っ♪みんなで一緒のお布団でお休みするですよー♪」
P「それじゃあ...寝ましょうか」
美優「そう...ですね。お休みしましょう」
仁奈「美優おねーさん、P...もっと傍に来てほしいですよ...」
102 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:48:24.71 ID:0IOlvU1d0
P「あー...うん、わかったよ」
美優「仁奈ちゃん、窮屈じゃない?」
仁奈「窮屈じゃねーですよ!温かくて、良く眠れそうですよ♪」
P「そっか、ははは....」
美優「ふふふ...」
P「(美優さんが近い)」
美優「(Pさんが近い)」
103 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:49:19.86 ID:0IOlvU1d0
仁奈「....お休みする前に、二人に聞きてーことがごぜーます」
仁奈「今日は二人と一緒にお散歩して、温泉に入って、たくさんお喋りして...甘えて」
仁奈「仁奈は今日の旅行、すっげー楽しかったですよ」
仁奈「二人は今日の旅行、楽しめたでごぜーますか?」
P「ああ、楽しかったよ。仁奈と美優さんと一緒に、ゆっくりと過ごせて」
P「とっても楽しい家族旅行だって、心から思っているよ」
美優「大好きな二人とたくさん一緒にいられた、特別な日で...」
美優「素敵な思い出として、ずっと心に残るほど、楽しかったよ」
104 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:50:08.42 ID:0IOlvU1d0
仁奈「えへへ、良かったでごぜーます...本当は二人も楽しくしてやがるって」
仁奈「仁奈、分かってたでごぜーますよ。でも...」
仁奈「二人から”楽しかった”って、聞きたくて...聞いたですよ」
美優「仁奈ちゃん...」
仁奈「今日は仁奈だけが二人に甘えられるからって、すげーワガママになっちまいやがりました」
仁奈「ごめんなさい...ですよ」
美優「ううん、ワガママじゃないよ。大好きな人の想いを言葉で聞きたい...」
美優「そう思うことは、自然な事なのよ...だから、今度は私たちから言葉で伝えるね」
105 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:50:58.07 ID:0IOlvU1d0
美優「ありがとう、仁奈ちゃん。楽しい旅行に連れてきてくれて、大好きだよ」
P「今日みたいに楽しい日を、また一緒に過ごそうね。大好きな仁奈と一緒にね」
仁奈「うわぁ...あぁ...仁奈も、仁奈も二人が大好きでごぜーますよ!」
仁奈「今日はとっても...とっても楽しかったですよ!一緒に旅行に来てくれて、ありがとうですよ!」
仁奈「へへっ、仁奈も二人に言葉で伝えたですよ...すげー、すっきりしやがりました...」
仁奈「ぐっすり、眠れそうですよ...おやすみなさい、P...美優おねーさん...」
美優「おやすみなさい」
P「おやすみ」
106 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:51:39.90 ID:0IOlvU1d0
P「(仁奈が眠りにつく前に、頭を撫でよう)」
P・美優「「あ...」」
P「美優さんも...」
美優「ええ、そうしたくなっちゃいまして」
仁奈「すー...」
美優「もう眠っちゃいましたね。気持ちよさそうに、ぐっすりと」
P「ええ...この屈託のない寝顔を見つめていると、親心...父性が湧いてきます」
美優「ふふっ♪今日のPさんは、お父さんそのものでしたよ」
P「ははっ♪そういう美優さんだって、お母さんそのものでしたよ」
107 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:52:49.13 ID:0IOlvU1d0
P「だからなのか...仁奈がお姉ちゃんになりたいって言ったとき、勘違いをしてしまって」
美優「私もです。私とPさんを見て、そう言うものだから...てっきり」
P「そうそう♪俺もてっきり俺と美優さ...あ...」
美優「あ...えっと...その...」
P「いや...あの...」
仁奈「う〜ん...」
美優「あ...仁奈ちゃん、起こしちゃいますね?私たちも寝ましょう」
P「そ、そうですね」
仁奈「仁奈は...それでもいいです...よー...」
P・仁奈「「!?」」
仁奈「おねーちゃんで...ごぜーます、から...こっちでも...」
仁奈「すー...」
P「寝言...」
美優「夢の中で、お姉ちゃんになっているみたいですね...」
108 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:53:42.39 ID:0IOlvU1d0
P・美優「「...」」
P・美優「「ふふっ♪」」
美優「おやすみなさい、Pさん」
P「おやすみなさい、美優さん」
仁奈「ん...Pも...美優おねー..さんも」
仁奈「みんなで...一緒に....ルミ...着るで..すよ...すー...」
109 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:54:15.01 ID:0IOlvU1d0
---------
------
---
仁奈「......ん...っ!」
仁奈「(おおー!?スゲーいい気分で起きたですよ!)」
仁奈「...(チラッ)」
美優「.....すー...」
仁奈「...(チラッ)」
P「...くー...」
仁奈「(二人より早く起きたの、初めてでごぜーますよ!)」
110 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:54:50.13 ID:0IOlvU1d0
仁奈「(あ...トイレ...)」
スルっ...
仁奈「(二人はまだ眠ってやがりますから、静かに行くですよ)」
仁奈「(お布団に戻る時も静かにしねーと...)」
美優「....うっ...ん...ん!?」
美優「(あ、あら!?仁奈ちゃんは...!?)」
美優「(この音は...トイレに行っているのね...Pさんは...まだ眠ってますね)」
P「くー...」
111 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:55:31.71 ID:0IOlvU1d0
美優「....」
美優「(す、すこしだけ...秘密の思い出づくりを...)」
ヨジ...ヨジ...
P「(...ん...なんだ?何か近寄ってくる気配が...)」
P「(さては...よーし...)」
美優「(ちょっとだけ...ほんの一瞬だけ添い寝を...)」
美優「(え...!?Pさんの手が回って)」
P「(奥にいる美優さんに当たらない様に、かつ優しく...)」
ギュ...
P「おはよう、仁....」
P「(奈じゃないぞ!?ええ!?)」
112 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:56:16.47 ID:0IOlvU1d0
P「(じゃあ...今俺が抱いているのは...)」
美優「あの...私、です...三船...美優、です...」
P「す、すみません!?」
P「(あれ!?仁奈はどこに!?ああ!?それにいつまで美優さんを抱いているんだ!?)」
美優「あ、あの...!」
P「(え!?なんで俺の腕に手を添えるんですか!?)」
美優「もし...その...よかったら、仁奈ちゃんのように...ゅっと...」
P「え?」
113 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 01:57:09.08 ID:0IOlvU1d0
美優「ぎゅ...っと...仁奈ちゃん...!?」
P「ん?....はっ!?」
仁奈「....」ジー
P「これは...あっと事故で...」
美優「そ、そうなの!偶々...!」
仁奈「むーー!二人だけで仲良くしてズルいでごぜーますよ!」
仁奈「仁奈も混ぜるでごぜーます!」ゴロンッ!
P「はは...はははっ♪」
美優「うふ...ふふっ♪」
仁奈「えへへっ♪おはようごぜーます!P、美優おねーさん!」
仁奈「旅行は、お家に帰るまでが旅行でごぜーます!」
仁奈「今日もいっぱい、楽しい思い出を作るですよー!」
おわり
114 :
◆JBqI9RdT/Q
[saga]:2017/07/05(水) 02:00:37.90 ID:0IOlvU1d0
>>1
です。これで完結です。
お付き合いいただきまして、ありがとうございます。
ご意見やリクエスト(明るい方面でお願いします)がありましたら、どうぞ宜しくお願いします。
次回作は前回安価を取らせていただきました、神谷 奈緒がメインの話になります。
話の中で、別のブラウザゲームの話題を出す予定です。ご了承を宜しくお願いします。
それではHTML化の依頼をします。
ありがとうございました。
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 02:59:39.23 ID:Nl1M2ih6o
乙乙。どこから見ても親子だこれ
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 07:45:50.46 ID:gWXV1il9O
この話の子が後日談が見たい
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/05(水) 09:33:10.80 ID:My0Q/L4Ko
後日談は見たいww
118 :
◆JBqI9RdT/Q
[sage saga]:2017/07/05(水) 15:25:25.90 ID:0IOlvU1d0
>>1
です。
リクエストありがとうございます。
ではいつか前触れもなく、旅行から帰った後の後日談を書かせていただきたい思います。
その時も宜しく御願い申し上げます。
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/06(木) 00:25:29.86 ID:KC57NGor0
続きが見たいです><
120 :
◆JBqI9RdT/Q
[sage saga]:2017/07/06(木) 02:14:17.30 ID:uIwpw62u0
次の話始めました。
モバP「悩んでいる奈緒の気晴らしに付き合う」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1499273336/
宜しければ、こちらもお付き合い宜しくお願いします。
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