【安価】魔法学校の不良生徒を更生させろ!

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25 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 23:11:23.03 ID:6utgxCK20
名前:フェリシア
年齢:17
性別:女
容姿:白金色の長髪、低めの身長ながら中々の巨乳
備考:大人しめの性格であり、複数の魔法を同時発動できるなど才能もある。基本的に問題行動は自らは起こさない
しかしながらその容姿のためよくセクハラにあい、その際の反撃魔法で怪我人を量産してしまう。要魔翌力操作技術
なお最初の被害者は教頭らしい
26 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 23:13:39.84 ID:4qnpO/OF0
>>20
天才肌のため大体の魔法は並み以上に扱う事ができるが、強いて言うならば風魔法が得意。

安価下
27 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 23:16:36.52 ID:0vV/p8Bpo
名前:エリザリーナ
年齢:250
性別:女
容姿:ドヤ顔銀髪ロング美人
備考:実は魔法学校第一期生
大昔から留年し続けて現在に至る
魔法は常時発動型の強大な不死性
あらゆる手段を高じても彼女は死なない、それは寿命すら同じこと
学校で寝泊まりしていて、決して外の世界に出ようとしないのは時間が止まった自分にとって、外の世界はあまりにも眩しすぎて、無くしたときの恐怖感から積極的に交わろうとしない
それを隠すように教室での普段の彼女は、努めて明るく振る舞っている
28 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 23:18:19.24 ID:/lX2XCRDO
名前 ナシム
年齢 17
性別 男
容姿 金髪のゆるふわヘアーで女性にしか見えない
備考:同性愛者。攻めも受けもどっちもいける。
使用する魔法はいわゆる魅了であるが、以前通っていた学校ではその魔法を悪用して多くの男子生徒をそっちの道に引きずりこんだ。卒業までに「女性」の恋人を見つけないと勘当にすると父親から言われているが、一向に気にしてない
29 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 23:19:06.23 ID:QfzPo+Gbo
名前:エルフィール
年齢:16
性別:女
容姿:ブラウンのロングヘアーと黒い目を持つ、凜とした美少女。
備考:ハキハキとして意志の強い、けどお人好しで優しい女の子。
常に努力と研鑽を忘れない、頑張り屋さん。
一昔前に私財を投げ打って民を救い、没落した元貴族の長女。
両親や今も付き従ってくれている僅かな従者のため、家を復興させてたいと思っており、また没落してまで人々を救った先祖を誇りに思っている。
以前の学園で魔翌力を暴走させた友人を救うためにに大立ち回りを演じ、不可抗力で自分のいた学園の校舎を一部破壊。結果的に転校を余儀なくされた。
得意な魔法は光の精霊を媒介とした治癒と強化。
30 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 23:21:49.99 ID:QashUmgRO
名前:アベイト
年齢:17
性別:男
容姿:笑顔が印象的な優男
備考:誰かを虐めないと気が済まない。陰湿で精神にくる手法を使う
正義感の強いものには隠すし、弱みに付け込んだ脅しも上手なので知っていても言い出せない
学外の年上の女と仲が良く貢がせて金を得ている
精神系の魔法が得意
31 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 23:22:03.01 ID:qB4GieEQO
名前:クロード
年齢:19
性別:男
容姿:学ランハチマキ
備考:超強力なサイコキネシス使い
シンプル故に応用力が凄い魔法だが本人はバカなので物を動かすぐらいにしか使わない
しかしその物を動かす力は尋常じゃなく校舎くらいなら余裕で持ち上げられる
バカだけど強い
基本的に何も考えていない実は留年してる
32 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 23:32:17.22 ID:IdjOcwyo0
名前: ロキ
年齢: 16
性別: 男
容姿: 黒髪赤目でフードを被っている美少年で男女関係なしにファンがいる
備考:ツンデレな性格で基本ツンツンしているがデレルと誰にでも優しくする。家がお金持ちでお坊ちゃまとして甘やかしてくる両親が嫌で少しぐれている。
魔法はシンプルな物からハイレベルなものまで親が幼いころから教育してきたからできる。得意魔法は描いた絵や奏でた音を具現化させる魔法
33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 23:35:47.39 ID:QashUmgRO
名前:アリゼ
年齢:17
性別:女
容姿:青と赤のオッドアイを持つ。身長は普通だが肥満の重量系女子。
備考:
自己中心的で被害妄想を持ち自傷癖がある。普段の行いが悪いので何か本当に被害に遭っても自業自得にしか見えない。
家は普通の家庭で不自由なく育ったが、子供の頃毎晩性的な暴力を近所の人から受けていた。
学内の先輩から薬物を買う中毒者。また異性にトラウマがある同性愛者。
雷系が得意。静電気を出して人を遠ざける。
34 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/11(木) 23:43:26.73 ID:II+u7uG90
10名以上揃ったので、ここで一旦締め切らせていただきます
とりあえず生徒はこの中から選ぶことになりそうです(不良っぽい生徒が少なかったのは意外だった)
それでは、また次回にお会いしましょう
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 23:44:46.30 ID:cOFQZYtL0
乙です
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 23:46:24.69 ID:qIOx1H13O
名前:ルキア
年齢:15
性別:男
容姿:可愛い系男子で身長が155センチしかないのを気にしている。身長のびるだろうとかったブカブかの制服を来ている
備考
炎を扱う魔法を使い激しい火炎放射から火の玉に目玉焼きを焼くレベルと力の制御可能
明るくていつも笑顔でフレンドリーなクラスのムードメーカーだけれど不正や悪さが嫌いでつい熱くなってカットすることがある
前の学校ではそれで魔法を使った喧嘩になって転校せざる終えなくなってそれのせいで両親が離婚したことを後悔している
クラスメイトの前ではあまり本音は言えない性格。明るく笑って誤魔化して心で泣くタイプ
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 23:47:23.46 ID:QfzPo+Gbo
乙です
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 23:47:35.27 ID:qIOx1H13O
うわーギリギリまでめっちゃ設定考えてたら間に合わなかった残念だ…
乙です
39 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/11(木) 23:50:27.84 ID:II+u7uG90
>>38
いや、大丈夫ですよ
これからもキャラ募集の機会は設けるつもりなのでその時にでも使っていただければ
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/11(木) 23:52:39.06 ID:6YgEQslM0
かなり凝った背景あったり普通に実はいい子が多くて自分の採用されるか心配だ
41 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/11(木) 23:59:22.56 ID:II+u7uG90
>>40
自分も誰を採用しようか非常に迷ってますw
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/12(金) 00:10:30.37 ID:doerqbSKO
>>33のはキャラの魅力よりもこんなのがリアルっぽい問題児かとか考えて書いたけど正直負けた気はする
魅力のないガチ問題児みたいな子と仲良くできたら俺得ではあるんだけど今考えると設定不足はもったいなかった
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/12(金) 00:28:07.91 ID:snNLps37o
選考から外れた子は別クラスの生徒にするとか
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 10:37:48.92 ID:Fq74Fr9L0
まだかな
45 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/14(日) 15:07:42.47 ID:hPbietjj0
>>44
お待たせ

えー、ストーリーを再開する前に、まずはちょっとお知らせと説明をさせてください

1:皆さんからいただいた生徒キャラ案ですが、いまいちイメージが掴みにくかったキャラが何人かいまして…
もしかしたら、思ってたのと違う!と思うこともあるかもしれません。ご了承ください

2:採用されなかったキャラも別の機会に登場する可能性があります
ただその場合、こちらの方で設定を少し変えさせていただくことがあるかと思います

3:今回はストーリーの展開を決めるような安価はありません
今はまだプロローグ的な段階と考えており、それが終わったら本格的に安価を出していくつもりです
その代わり最後の方でハルトマンの同僚となる先生キャラの募集をしますので、もし良ければプロフィールを考えてみてください

4:報告するほどのことではないかもしれませんが、ハルトマンの一人称を僕から私に変更しました

以上
それでは、始めたいと思います
46 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/14(日) 15:08:59.21 ID:hPbietjj0
ハルトマン「ふむふむ…ほうほう。なかなか面白そうな子達が揃ってるじゃないですか」

教頭「面白そうだと?遊びではないんだぞ!」

ハルトマン「これは失敬。ですがこの名簿を見る限り、凶暴な生徒ばかりというわけでもなさそうですね?」

校長「ええ、問題のある生徒だけではなく、中には止むにやまれぬ事情でここに来た生徒達もいます」

校長「ですからハルトマン先生には、是非とも彼らを卒業まで導いてやってほしいのです」

ハルトマン「いやぁ、これは責任重大ですねぇ」

教頭(フン…まったく校長の甘さには反吐が出る)

教頭(どんな事情があろうと、どれだけ才能があろうと、元いた魔法学校を退学になるような真似をした時点でただのクズなのだ!)

教頭(そんな連中が立派な魔導師になどなれるわけがない。だから私はさっさと退学にしろと…)

ハルトマン「…」

教頭「なっ…何だ、その目は!何か私に言いたいことでもあるのか!?」

ハルトマン「いえ、来たばかりで肝心の2年4組の場所が分からないのものですから。案内していただけないかなと」

校長「おお、それもそうですな。教頭先生、お願いします」

教頭「チッ…付いてきたまえ」

47 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/14(日) 15:11:06.27 ID:hPbietjj0
一方その頃、2年4組では

バックス「おい、聞いたか?新しい先公が来るって話」

エルフィール「ああ…確か今日からだったっけ。どんな人なの?」

バックス「さあな。野郎だってこと以外は俺も詳しくは知らねぇよ」

フリックス「なーんだ男かよ…テンション下がるわー」

フェリシア「男の人…ちょっと不安だな」

ナシム「そう?僕はとっても楽しみだよ。新しい先生、イケメンだといいなぁ…フフフ」

フリックス「ったく、相変わらずだなこの変態は。マジ引くわ…」

ナシム「ええっ、ひどいよフリックス!初めて会った時、僕のこと女の子だと思ってナンパしてきたくせに!」

フリックス「ばっ…お前!俺の黒歴史を掘り返すなっつーの!」

フェリシア「はぁ…あと、相変わらずといえばもう一人」

フジワラ「せいっ!はあっ!とりゃあっ!…フッ、またつまらないものを斬ってしまったでござる」

エルフィール「ええ…魔法学校なのに、何故か刀を振り回してるお馬鹿さんがね」

48 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/14(日) 15:14:05.95 ID:hPbietjj0
ロキ「おい、うるさいぞ貴様ら!少し静かにしたらどうだ!」

バックス「お、何だよ。いたのかお坊ちゃん」

ロキ「坊ちゃんはやめろ!大体、家柄なら貴様の方だって…」

バックス「ああ?おいテメェ、家の話はすんなって言っただろうが!」

エルフィール「まったく…この二人も相変わらずね」

フリックス「…あ、そういやすっかり忘れてたけど、アベイトは新しい先公のことどう思ってんだ?」

アベイト「僕かい?まあ、とりあえずは様子見かな。でも気に入らないヤツだったら…」

エルフィール「…また教師イジメ?」

アベイト「クックック…まあ、そういうことだよ」

フリックス「うわぁ…すげー悪い顔してるぞお前」

アベイト「ククッ…さぁて、今度は一体どんな先生が来るんだろうねぇ?楽しみだよ…」
49 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/14(日) 15:16:07.87 ID:hPbietjj0
教頭「何度も言いますが、4組の生徒は一筋縄ではいきませんぞ」

教頭「今まで何人もの魔導師があのクラスの担任を務めてきましたが、その全てが一週間も経たない内にこの学校を去っているのですからな」

ハルトマン「ほほう、一体その先生方に何があったんでしょう?気になりますねぇ」

教頭「その余裕がいつまで保つか楽しみですよ…さあ、着きましたぞ」
50 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/14(日) 15:17:50.41 ID:hPbietjj0
教頭「入るぞ!」

バックス「ああ?何だよ教頭じゃねーか。またフェリシアにセクハラでもしに来たか?」

フェリシア「ば、バックス…!」

フジワラ「セクハラだと!?教師の風上にも置けない輩でござる!」

教頭「な、何のことだね?私はセクハラなどしておらん!」

バックス「とぼけてんじゃねぇぞテメェ!」

教頭「おっと…!いいのかね?私を殴って退学になっても」

バックス「ぐっ…!」

教頭「戦闘訓練以外で教師に手をあげることは禁止されている。つまりここで私を殴れば、君は確実に退学だ」

教頭「ここも退学になれば、君の魔導師としての道は永久に閉ざされることになるぞ。それでもいいのかね?んん?」

フェリシア「バックス、フジワラさんも…私なら大丈夫だから」

バックス「チッ…わかったよ」

フジワラ「無念でござる…」

教頭「分かれば良いのだ。では今日からこの新しい先生の下で更生に励むが良い」

ハルトマン「どうも皆さん、初めまして。ハルトマンと申します」

51 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/14(日) 15:20:47.38 ID:hPbietjj0
教頭「では、後はお任せしましたぞハルトマン先生」

ハルトマン「ええ、かしこまりました」

フリックス「…おい、あいつが例の新しい先公か?」

ロキ「…そのようだな」

エルフィール「何だか冴えない人ね…」

ナシム「えっ、そうかな?僕はかっこいいと思うけど」

アベイト「…」

ハルトマン「えー、そういうわけで今日から私が皆さんの担任を務めることになりました」

ハルトマン「では早速授業を始めたいので、まずは皆さんに席に着いてほしいのですが…」

バックス「嫌だね」

ハルトマン「はい?」

バックス「俺は自分より強ぇヤツにしか従うつもりはねぇ。テメェみたいな、いかにも弱そうな先公の言うことなんざ誰が聞くかよ」

ハルトマン「ほう…では私が君より強いと証明したら言うことを聞いてくれるんですか?」

52 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/14(日) 15:23:40.54 ID:hPbietjj0
バックス「あ?…あ、ああ、まあな」

ハルトマン「では予定を変更して、一時間目は戦闘訓練にしましょう。訓練であれば生徒と教師が戦っても、何の問題もないですしね」

バックス「お、おい、ちょっと待てや!勝手に…」

ハルトマン「おや、どうしましたバックス君。もしかして大口を叩いておきながら怖じ気づいたんですか?」

バックス「…」ピクッ

バックス「上等だ…!俺を怒らせたことを後悔させてやるぜ、このモヤシ野郎が!」

ハルトマン「モヤシを馬鹿にしてはいけませんよバックス君。モヤシには素晴らしい栄養が…」

バックス「うるせぇ!いいからさっさと校庭(おもて)出ろや!」

ロキ「…何だか妙な事態になってきたな」

フリックス「ああ。でもちょっと面白そうじゃね?」

フジワラ「拙者たちも見に行ってみるでござる!」

フェリシア「あっ、待ってみんな…!」

ナシム「いいなぁバックス…僕も先生とヤりたかったのに」

エルフィール「あなたが言うと変な意味にしか聞こえないんだけど…ってほら、私たちも行くわよ!」

アベイト(…あの教師、まさか…)

53 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/14(日) 15:26:01.27 ID:hPbietjj0
〜校庭〜

ハルトマン「始める前に先生と握手をしましょう。お互い全力で戦うという意味を込めて」

バックス「フン…当たり前だ。俺は絶対に手加減なんかしねぇからな」

ハルトマン「そういえば、バックス君はどんな魔法を使うのですか?」

バックス「俺が使うのは肉体強化魔法だ。身体に魔力を注ぎ込むことで、パワーやスピード、防御力を強化することができる」

バックス「こんな風にな!」ビュンッ!

ハルトマン「ほう、すごいスピードですねぇ。一瞬で私の背後に回り込むとは」

バックス「速さだけじゃねぇ。今の俺はパワーも防御力も強化済みだ!」

バックス「テメェがどんな魔法を使ってこようが、そう簡単にはやられねぇぞ!」

ハルトマン「大した自信ですねぇ。…ちなみに先生の使う魔法って何だと思います?」

バックス「ハッ、知るかよ!テメェみてぇなモヤシ野郎の使う魔法なんか興味ねぇな!」

ハルトマン「そうですか。では教えてあげましょう。先生が使う魔法は…」

ハルトマン「呪術なんですよ」
54 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/14(日) 15:29:32.50 ID:hPbietjj0
バックス「…ッ!?な、何だ、急に体が重く…!?」

ハルトマン「いやぁ、すみません。実は君の身体には呪いをかけさせてもらいました」

バックス「の、呪いだと…!?」

ナシム「えっ…ちょ、ちょっと待って!呪いって、一体いつの間に…」

エルフィール「そうよ!私たちずっと見てたけど、そんな素振りは…」

アベイト「…握手の時、でしょ?」

ハルトマン「おや、アベイト君にはバレていましたか。その通り、あの握手を通じてバックス君に呪いをかけさせてもらったのです」

バックス「ふ、ふざけんなオッサン…何が全力で戦うだ…!」

ハルトマン「ええ。ですからちゃんと、全力で呪いをかけましたよ。…それと、私はまだ20代です」

フリックス「お、おいバックス、もうやめといた方が…」

バックス「うるせぇ!俺はまだやれる!」

ハルトマン「その意気は立派ですが、これ以上やっても呪いが君の身体を蝕んでいくだけですよ?」

バックス「うぐ…」

フジワラ「バックス殿、時には引き際を見極めることも必要でござるぞ」

バックス「チッ…わ、わかった。参ったよ…俺の負けだ」

ハルトマン「はい?…すみませんが最近耳が遠くて。何しろオッサンですので」

生徒たち(根に持ってる!)

バックス「だ、だから参ったって言ってんだよッ!俺の負けだ!」

ハルトマン「はい、よく出来ました。…まだ時間はありますが、他に先生と戦ってみたいという人はいますか?」

生徒たち「…」

ナシム「はいはい!僕、先生とヤり…じゃなくて戦いたいです!」

ハルトマン「…いないようですね。ではちょっと早いですが一時間目の授業はこれで終了とします。皆さん、お疲れ様でした」

ナシム「ええっ!?そ、そんなぁ…」


こうして魔導師ハルトマンの記念すべき最初の授業は、幕を閉じたのだった。


バックス「おい…俺の呪い解くの忘れてねぇか…!?」

55 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/14(日) 15:31:12.00 ID:hPbietjj0
今回はここまで。最後にハルトマンの同僚となる先生キャラの募集をしたいと思います。
プロフィールはこちら

名前:
年齢:
性別:
容姿:
備考:(生い立ちや使う魔法などを出来るだけ詳しく)

今から30分ほど募集時間を設けますので、その間にプロフィールを考えて書き込んでください
その中から5〜6名ほど選びたいと思います
もちろんふざけたプロフィールを書いた場合は無効となりますので夜露死苦
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 15:37:09.30 ID:Fq74Fr9L0
名前: ガオン
年齢: 21
性別: 男
容姿: 黒髪短髪で黄色い目と緑の目のオッドアイ。狼の耳みたいなのが生えてる
備考:使う魔法は狼に変身して鋭い爪や牙で闘ったり優れた嗅覚が使える。狼が主流だが基本変身魔法ならなんでも使える。
クールな一匹狼(周りからの評価)って性格だが生徒の悩みにいち早く気が付いて厳しく指導したりたまに優しくしたりと飴と鞭をしっかりつける性格。
生まれも育ちも貧乏だがその分モノのありがたみや人との協力の仕方を学んだがなにせうまく伝えられていない不器用な性格
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 15:45:00.71 ID:C8D5OYjI0

名前: リサ・エッセンシア
年齢: 24
性別: 女性
容姿: 輝くような金髪を持つ美人で、見る人に聖女を思わせる。ただし背と胸は少し小さい。
備考:一般的な魔法は全てハイレベルにこなす天才で、人当たりもよく、生徒教員問わず皆から好かれている。教頭は密かに狙っている。先天的に備わっている魔法として、周囲にいる人は嘘がつけなくなる、というものがあるが、危険すぎるため政府によって封印されている。(実は自力で解除できるが)
小さい頃にハルトマンと知り合いだったが、ハルトマンは覚えていない。
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 15:45:13.89 ID:rvX15jozO
名前: ザック
年齢: 25
性別: 男
容姿: 茶髪で癖毛がある魔法服を着ている。見た目だけなら中学生の男の子
備考:絶対服従の魔法を使えて強い口調で命令したら自分の意志とは関係なく少しの間言うことを聞いてしまう。
本気を出すと精神支配を長期間出来るレベルらしいが強すぎる力のためドクロのピアスで魔翌力を抑えている。
小さな頃は力が抑えられず親や友達や周りの人にお願いをしただけで何でも言うことを聞いてしまって精神支配をして奴隷みたいな感じに自分の意志とは関係なくさせてしまってトラウマになっている。
しかし力の制御をしてからは、その能力を生かしやんちゃをする生徒や力を抑えられない人を助けようと教師になる
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 15:49:04.38 ID:etl/6l8a0
名前:リツカ
年齢:28歳
性別:女
容姿:黒髪ロングで色白な肌。スレンダーなモデル体型。
備考:生真面目なしっかりもので、勤勉な学生には優しいが、怠惰な学生には厳しい。
名家の血筋で才能に溢れている才女。『才能あるものには才能なき者を導く義務がある』という持論をもち、自身もそれに恥じない努力をしている。4組の生徒は『才能をもて余している』と認識しておりよくは思ったいない。
得意魔法は錬金術とそれによるゴーレム作成及び操作で、彼女のゴーレムが学園内を歩き回るのはざらである。
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 15:51:51.99 ID:hQIOXL3UO
名前: ペックス
年齢: 52
性別: 男
容姿: 黒縁メガネに白髪混じり、やや太め
備考:ギターの弾き語りが趣味な平和を好む先生
放任主義、事なかれ主義に見えるけれどそれは表立ってことを荒立てたくないからで、裏では色々生徒や学校のためになることをしている
若い頃は自分の正義に正直で見境ないやつだった
彼が怒った姿を見たものはいないが、学校で1番怖いのではと噂される
風魔法使い。風のように気ままに生きたいし生徒にもそうしてほしいと願うが、本気を見せたことはない
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 15:53:33.79 ID:3v4YLSH9O
名前:アキ
年齢:22
性別:男性
容姿:黒髪赤目で爽やかな笑顔ではにかむような見た目で黒王子と呼ばれて女子生徒に人気があるとか
備考:明るく元気で誰にでも優しくてモテモテなのを自覚していない天然タラし
ロキの兄で有名な家柄出身でロキと同じように甘えられて育てられてぐれていた時期もあったが両親の愛情であると悟ってからは素直に明るくしている。
魔法は優等生で何でもできるけれど得意魔法は星を操る魔法で暗闇を照らしたら巨大な星を盾にしたり攻撃したりする。魔翌力を込めれば星のせいなる光で治癒も可能
普段は完璧王子だけれど超がつくブラコンなのがたまに傷。反抗期の弟にとっては恥ずかしい兄
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/14(日) 15:54:27.37 ID:SmCOrRpyO
名前:リカルド
年齢:31
性別:男
容姿: 鍛え抜かれた強靭で大柄な肉体を持つ、黒髪の偉丈夫
備考:片田舎の村落出身。親への仕送りのため兵士志願として都に上がり、特に秀でた才覚があるわけではなかったが、不断の努力と人当たりの良い性格により、地道に実績を重ね、中隊長にまで上り詰めた。
良く笑い、あまり物事を深く考えてないように見えるが、その実は熱血バカ真面目なお人好し。いい意味で緩く、部下思い、職務や規律はしっかり遂行することで上官や部下からは慕われている
そんな彼の数少ない欠点、それはなぜか女性に縁がないことである。彼がアピールしてもなぜか女性からは良い人止まり。お人好しな性格でなぜか他の男性との仲を取り持つはめになることも
人柄と豊富な実戦経験が評価され、学園の教師兼警備隊長として異動してきたばかり。
大地の精霊と契約しており、護りの魔術を得意とする。
エルフィールの武術と魔法の基本を叩き込んだこともあり、彼女から尊敬されている
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 15:59:26.80 ID:cvk9za2Yo
名前:ゼル
年齢:35
性別:男
容姿:黒フード杖と旧き魔法使いスタイル
備考:最高位の魔法使いとして国家指定されていて様々な魔法を使いこなすとされているが実は本人は魔法はからっきしで、では何故そんな地位にあるかというと端的にただあらゆる勘違いが重なりいつの間にかその地位に祭り上げられた。本人もなんか祭り上げられ気持ちよかったので特に否定しなかったらこのように手遅れになってしまっていた。
魔法というわけではないが、何故かあらゆる行動を周りが肯定的に勘違いしてしまう特殊な体質をもつ
勘違いがバレないよう本人は寡黙のふりをするが内心バクバクである
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 15:59:36.51 ID:xm7941gQo
名前:オーレント
年齢:103
性別:男
容姿:枯れ木のような身体に真っ白の長髪と髭
備考:魔法薬術師。魔法薬術師として到達点の1人として数えられている人物。一時的な若返り薬や時間の流れを止める薬すら作ることができる。
校長とは旧知の仲でこの学校の最古参の1人。
授業のスピードはゆっくりで、生徒からはボケてるんじゃないかと思われているが、それも生徒の為を思っての事。
授業以外では自室で研究しているか、庭で日に当たりながら寝ている。
65 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/14(日) 16:04:09.15 ID:hPbietjj0
30分経ちましたので、ここで募集を締め切らせていただきます
皆さんすごい凝ったキャラ考えてくれて感謝感激
それでは、また次回にお会いしましょう!
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 16:05:08.51 ID:DJx1i2aNO
名前:シャルマ
年齢:59
性別:女
容姿:年齢相応の女性。羽根つき帽子がトレードマーク。
備考:校長の夫人で共に学校を良くしようと願っている
専門はルーン魔法。実家は別の国にある。他国の魔法を広めるため結婚して長らくここに来ているが、不良生徒の対処で疲れている。
校長の婦人という立場で穏やかな性格のため強く出られず、生徒からは1番舐められている。本来はもっとレベルの高い学校の教育に向いた性格。
世界の文化や情勢には詳しい。
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 16:05:35.59 ID:DJx1i2aNO
おっとおわってたかすみません
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 16:07:59.14 ID:DJx1i2aNO
若い人ばっかだな…
年齢高い人もモブでいるけど話には事なかれ主義のモブとかでいる感じならいいかな
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 16:12:08.76 ID:cvk9za2Yo
生徒は全部で8人か
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 19:25:08.70 ID:Fq74Fr9L0
わかりやすいように採用された生徒全員の簡易的プロフィールをのせてくれたら嬉しいな
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/14(日) 23:49:45.52 ID:J0KeXVagO
生徒や教師候補見たが、これ教頭が一番更生すべきなんじゃないですかねぇ…?
キャラ設定見る限りだとセクハラの代償にかなりのカウンターは貰ったみたいだけど
72 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/18(木) 11:25:55.51 ID:Ahv4omJc0
今回のお知らせ&説明

1:今回でプロローグは終わり。次からは本格的に安価で進めていくことになります
その際の説明を最後の方でするので、ぜひ聞いてください

2:今回から他の先生達が登場します
当初は5〜6名と考えていましたが、枠を1人増やして7名にしました

>>67
キャラを考えていただき、ありがとうございます。まさか校長先生のご夫人を考えてもらえるとは思いませんでした
時間に間に合わなかったり、選考から外れても、作者の気分で登場させる場合があります(実際、今回もそういうキャラが出てきます)
ですが必ず登場させると約束は出来ませんし、都合により少し設定を変えさせていただく場合がありますのでご了承ください

>>68
今回からだいぶ平均年齢が上がったと思います

>>69
いろいろ考えた結果、この8人でいくことに決めました

>>70
そうですね。ハルトマン+4組生徒、そして教師陣のプロフィールを後半に載せておきます
たぶん、後で役立つことになると思います

>>71
まあ教頭先生がクソ野郎なのは学園物のお約束ですので
問題児クラスという設定だったのに生徒達も割といい子ばかり集まったので、おかげで教頭のクソさが更に際立つ羽目に…

以上です
では始めたいと思います

73 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/18(木) 11:26:53.14 ID:Ahv4omJc0
〜職員室〜

教頭「…というわけで、本日から2年4組を担当していただくことになったハルトマン先生です」

ハルトマン「皆さん、よろしくお願いします」

パチパチパチパチ

教頭「えー、では先生の席ですが…」

リサ「私の隣へどうぞ、ハルトマン先生」

教頭「!?」

ハルトマン「おや、そうですか。ではお言葉に甘えて…」

教頭(お、おのれぇぇぇぇぇ!よりによってリサ先生の隣に座るとは!陰気な呪術使いの分際で!)

教頭(あんな奴、あのジジイの隣にでも座らせておくつもりだったのに!)

オーレント「おやおや、どうしました教頭先生?わしに何かご用ですかな?」

教頭(ギクッ!)

教頭「い、いえ、その…いつも自室で研究されていることが多いオーレント先生が、職員室にいるのは珍しいと思いまして…」

オーレント「ふぉっふぉっふぉっ、さすがに新しい先生が来るというのに顔を出さないわけにはいきますまい」

オーレント「今日から同じ学校で働く仲間として、しっかり挨拶しておかねばなりませんからのう」

教頭「私はあんたのシワだらけの顔など見たくもなかったがね…」ボソッ

オーレント「おや、いま何か言いましたかな?」

教頭「な、何でもありません!」

74 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/18(木) 11:28:46.71 ID:Ahv4omJc0
ハルトマン「よいしょ…っと。どうも初めまして、ハルトマンと申します。これからよろしくお願いします」

リサ(初めまして…か。やっぱり覚えてないのね)

ハルトマン「…?あの、私の顔に何か付いてます?」

リサ「い、いえ!私はリサ・エッセンシアです、こちらこそよろしくお願いします!」

ハルトマン「リサ先生ですか。可愛らしいお名前ですねぇ」

リサ「そ、そんな…」

リツカ「ゴホン!…新任の先生とイチャイチャする暇があったら少しは仕事したらどうですか、リサ先生?」

リサ「り、リツカ先生。そんな、イチャイチャだなんて私…!」

ハルトマン(これはまたキツそうな先生ですねぇ…)

リツカ「…それと、ハルトマン先生でしたか」ギロリ

ハルトマン「は、はい、何でしょう?」

リツカ「あなたが4組のバックス君を打ち負かしたという噂、もう学校中に広まっていますよ」

ハルトマン「そ、そうですか。まあ、あれだけ校庭で派手に騒げば…」

リツカ「あなたが勝てたのは、卑怯な手段を使ってバックス君に呪いをかけたからだとね」
75 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/18(木) 11:30:59.72 ID:Ahv4omJc0
リサ「り、リツカ先生…!」

リツカ「確か、彼が握手に応じた瞬間に呪いをかけたんでしたっけ?」

ハルトマン「ええ、まあ…」

リツカ「確かに彼を更生させるために、教師の力を示すことは必要だったかもしれません」

リツカ「でも、だったら卑怯な手段など用いず、正々堂々正面からぶつかり合って勝つべきだったのではありませんか?」

ハルトマン「あ、あのー…お言葉ですが、私の様なタイプの魔導師がバックス君の様なタイプの魔導師に勝つには、色々と策を講じる必要が…」

リツカ「言い訳ですか?男らしくありませんわね」

ハルトマン「うぐ…」

リカルド「はっはっはっ!そこまでにしてあげたらどうですか、リツカ先生!」

アキ「フフッ…そうですよ、リツカ先生。そんな怖い顔をされては、せっかくの美貌が台無しじゃないですか」

リツカ「リカルド先生、アキ先生も…」

アキ「初めまして、ハルトマン先生。ロキの兄のアキです。弟がお世話になっております」

ハルトマン「ああ、ロキ君のお兄さんだったのですか!どうりで似ていると思いましたよ!」

アキ「フフ、よく言われます。僕自身もあいつを見ていると、何だか昔の自分を思い出してしまって…」

ハルトマン「ほう…ではもしかして、アキ先生も昔は結構やんちゃしていたとか?」

アキ「まあ、そんなところです。だから若さゆえの青臭い反抗を繰り返すあいつを見ていると、もう可愛くて可愛くて…」

ハルトマン「…」

アキ「し、失礼しました。…そうだ、リツカ先生のことですが、あまり気に病む必要はありませんよ」

アキ「僕はハルトマン先生の行動は立派な戦略だと思いましたが、彼女はちょっと生真面目な所がありますからね。受け入れ難かったのでしょう」

リカルド「真面目なのはリツカ先生のいい所ですが、確かにもう少し融通を利かせてくれても良い気はしますな」

リカルド「実は自分、何度か彼女を食事にお誘いしたことがあるのですが、いつもすげなく断られてしまって…」

アキ「ははっ、リカルド先生はストレート過ぎるんですよ!」

アキ「彼女の様なタイプは、僕みたいにスマートに…」

リツカ「…お二人とも、さっきから聞こえていますよ」

リカルド、アキ「!?」

リツカ「ついでなので言っておきますが、私、リカルド先生の様な暑苦しい男性も、アキ先生の様なチャラチャラした男性も、全然タイプじゃありませんから」

リカルド、アキ「…」
76 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/18(木) 11:33:18.25 ID:Ahv4omJc0
リカルド「…そ、そうだ!実は自分の弟子も先生のお世話になっているのですが、誰のことか分かりますかな?」

ハルトマン「リカルド先生の弟子…もしかしてフジワラさんですか?」

リカルド「はっはっはっ、残念!正解はエルフィールですよ!」

リカルド「ちなみに先生が間違えたフジワラですが、彼女はよくガオン先生に稽古をつけてもらっているようですな」

ハルトマン「ガオン先生というと、あちらの?」

リカルド「ええ、あの狼の様な耳をした先生ですよ」

ガオン「…」

ハルトマン「えーと…初めまして、ガオン先生。何でも、うちのフジワラさんに稽古をつけていただいているようで」

ガオン「…ああ」

ハルトマン「…」

ガオン「…」

ハルトマン(か、会話が続きませんねぇ…えーと、こういうタイプの人に効果的な話題といえば…)

ガオン「…フジワラのことだが」

ハルトマン「は、はい?」

ガオン「あいつは魔法の才能こそ無いが、剣術の腕には目を見張るものがある」

ガオン「だから彼女に稽古をつけることは、俺にとってもいい修行になっている。…それだけは伝えておく」

ハルトマン「そうですか…それ、フジワラさんに直接伝えてあげたらどうですか?きっと喜ぶと思いますよ」

ガオン「それは…照れる…」

ハルトマン「そ、そうですか…」
77 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/18(木) 11:35:13.08 ID:Ahv4omJc0
ハルトマン「さて、同僚となる先生方はこれで全員ですかね」

ゼル「…」

ハルトマン「おや、あんな所にも先生が。あやうく挨拶をし忘れるところでした」

ハルトマン「初めまして、ハルトマンと申します。ご挨拶が遅れてしまってすみません」

ゼル「…ッ!?い、いえ…ゼルです、よろしく」

リサ「ゼル先生はすごい方なんですよ。何といっても最高位の魔導師として国家指定されているんですから」

ハルトマン「ほう、そんなにすごい方なのですか!?」

アキ「しかも様々な魔法を使いこなす天才魔導師なんですよ!いやぁ、憧れるなぁ」

ガオン「ああ…いずれ手合わせ願いたいものだ」

ゼル「い、いえ、それほどでも…」

リカルド「おお、さすがはゼル先生!最高位の地位を得ても、謙虚さを忘れないとは!」

オーレント「最近の若い者も捨てたものではありませんな。ふぉっふぉっふぉっ」

リツカ「私はとてもそうは見えないけどね…」ボソッ

ゼル(ああぁ…どうしてこんなことになっちまったんだ!)

ゼル(そもそも俺は魔導師でも何でもねぇ、ただの詐欺師だったんだ)

ゼル(ある日ガラクタをどんな病でも治すマジックアイテムとして売りつけていたら、たまたまその売りつけた奴の病気が本当に治っちまって…)

ゼル(それからはあっという間だ。俺は大魔導師だ何だと祭り上げられ、気がついたらこんな学校で教師なんかやる羽目に…)

教頭「元々ゼル先生のことは、2年4組の担任を務めてほしくてお招きしたのだ。しかし、4組だけはどうしても嫌だと断られてしまって…」

ゼル(当たり前だろ!あんなヤバいガキどものいるクラスの担任なんか誰がするか!)

ゼル「わ、私などより相応しい人間は、たくさんいますから…現にこうして、ハルトマン先生が来てくれたではありませんか」

教頭「…フン、買いかぶり過ぎだと思いますがね」

教頭「だが、せっかくゼル先生に直々に認めていただいたのだ。これからしっかり励みたまえよ、ハルトマン先生」

ハルトマン「は、はぁ…頑張ります」

78 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/18(木) 11:37:31.15 ID:Ahv4omJc0
校長「どうですハルトマン先生、上手くやっていけそうですかな?」

教頭「こ、校長先生…!」

ハルトマン「ええ、皆さんいい方ばかりなので。何とかやっていけそうですよ」

校長「そうですか。それは良かった」

校長「ハルトマン先生が優秀な魔導師であることはもちろん承知しています。ですがこれから4組の生徒達を指導してゆく際、もしかしたら行き詰まることもあるかもしれません」

校長「そんな時は、どうぞ我々を頼ってください。可能な限り力になりますので。…ねぇ、教頭先生?」

教頭「はっ!?え、ええ、そうですな…(チッ、何で私がこんな奴に協力なんか…)」

校長「それと、教員棟にハルトマン先生の部屋を用意しておきました。基本的に教職員は、この教員棟にある自室で生活してもらうことになるわけですが…」

ハルトマン「校長先生?どうかされましたか?」

校長「その、あそこには…いや、こればかりは御自分の目で確かめられた方がよろしいでしょうな」

ハルトマン「???」
79 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/18(木) 11:39:22.75 ID:Ahv4omJc0
〜教員棟・ハルトマンの部屋前〜

ハルトマン「ふむ、どうやらここが私の部屋のようですね」

ハルトマン「あの後皆さんから色々質問攻めにあったりして、すっかり遅くなってしまいました。今日は早めに寝るとしましょう」

ガチャ…

???「お帰りなさいあなた!ご飯にする?お風呂にする?それとも…」

バタン!

ハルトマン「…おかしいですね。部屋を間違えたでしょうか?それとも疲れて幻覚でも…」

???「ちょっとあんた!せっかくこの私が出迎えてやったのに何よ、そのつまらない反応は!?」

???「部屋を間違えたわけでも幻覚でもないから、さっさと入って来なさいよ!」

ハルトマン(むしろ、そっちの方がまだマシだった気がするのは気のせいでしょうか…)

ガチャ…

女性の幽霊「ふふん、よく来たわね!」

ハルトマン「よく来たも何も、ここは私の部屋なんですが…あなたは一体?見たところ、アンデッドの類とお見受けしますが?」

エリザリーナ「私はエリザリーナ。このアズディバイン魔法学校の一期生…だったんだけど…」

エリザリーナ「成績が悪くて留年を繰り返しててね。おまけに階段で足を滑らせて…気づいたらこんな姿になっていたの」

ハルトマン「つまり、卒業出来なかった未練で地縛霊になってしまったと?それはお気の毒に…カルボナーラさん」

エリザリーナ「いや、エリザリーナだから!何よ、その無理のある間違い!?」

エリザリーナ「…まあでも、気の毒ってほどでもないわよ。この姿ならイタズラし放題だし、何より若くて美しい姿のままで死ねたんだからね」

エリザリーナ「どう?あんたも私のような美人を拝めて嬉しいでしょう!」ドヤァ

ハルトマン「ここの一期生ということは、あなたも生前はかなりの不良だったのですか?」

エリザリーナ「ちょ、無視!?…いいえ、ちゃんと真面目に勉強してたわよ。まあ、成績は良くなかったけどね」

エリザリーナ「て言うかここって、昔はちゃんとした魔法学校だったのよ。不良や問題児どもが来たのは、今の校長になって方針が変わってからね」

ハルトマン「なるほど…校長先生はお優しい方ですからね」

エリザリーナ「ただのお人好しとも言うけどね…」

80 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/18(木) 11:41:40.63 ID:Ahv4omJc0
エリザリーナ「…というわけで、霊になったうえにここから出られない私は、しょうがないからここで暮らしていくことにしたの」

エリザリーナ「今じゃここの連中にイタズラするのが一番の生きがいよ!」

ハルトマン「死んでいるのに生きがいというのも、ちょっとおかしな気がしますが…」

エリザリーナ「うるさいわね!…て言うかあんた頼りなさそうだけど、本当にあいつらを更生させるなんて出来るんでしょうね?」

ハルトマン「まあ、どこまで出来るかは分かりませんが、やれるだけやってみるつもりです」

エリザリーナ「ふーん…じゃあ、何かあった時は私のことも頼ってくれていいわよ。どうせ暇だしね」

ハルトマン「正直、あまり頼りにはならなそうな…」

エリザリーナ「何か言った!?」

ハルトマン「いいえ、何も。ではこれからよろしくお願いします、カルボナーラさん」

エリザリーナ「エ・リ・ザ・リ・ー・ナ!!」

こうしてハルトマンの教師生活1日目は慌ただしく終了した。

果たしてこれから、彼にどのような出来事が待ち受けているのだろうか?
81 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/18(木) 11:43:15.48 ID:Ahv4omJc0
(アズディバイン魔法学校・2年4組)

名前:ハルトマン
年齢:26
性別:男
容姿:背が高く細い、不健康な印象
備考:4組担任。経歴に不自然な空白が複数ある
得意魔法は呪術で、どことなく掴みどころのないひょうひょうとした雰囲気がある

名前:フリックス
年齢:17
性別:男性
容姿:背中まで伸ばした黒髪をうなじあたりで束ねた赤目のイケメン。
備考:常にヘラヘラとした気さくな人物。根っからの天才肌で、学園での成績は優秀。しかしそれゆえに努力という行為に意味を見いだせず、授業をサボって屋上で昼寝をしている事がほとんど。

名前:フジワラ
年齢:16
性別:女
容姿:黒髪のポニーテール。どうみても武士。
備考:真面目だが馬鹿。ござる口調。自分に魔法の才能があると信じているが魔法はまったく使えない。
退学させようとすると暴れる。剣豪としては滅茶苦茶強いので非常に面倒。何故入学した。

名前: バックス
年齢: 17
性別:男性
容姿:逆立った金髪、筋骨隆々で高身長
備考:荒々しい性格をした不良らしい男。実家は名家だが、その中でも落ちこぼれでぐれた。肉体強化魔法と錬金術による武器生成を主に使い、肉弾戦に持ち込む。

名前:フェリシア
年齢:17
性別:女
容姿:白金色の長髪、低めの身長ながら中々の巨乳
備考:大人しめの性格であり、複数の魔法を同時発動できるなど才能もある。基本的に問題行動は自らは起こさない
しかしながらその容姿のためよくセクハラにあい、その際の反撃魔法で怪我人を量産してしまう。要魔翌力操作技術
なお最初の被害者は教頭らしい

名前 ナシム
年齢 17
性別 男
容姿 金髪のゆるふわヘアーで女性にしか見えない
備考:同性愛者。攻めも受けもどっちもいける。
使用する魔法はいわゆる魅了であるが、以前通っていた学校ではその魔法を悪用して多くの男子生徒をそっちの道に引きずりこんだ。卒業までに「女性」の恋人を見つけないと勘当にすると父親から言われているが、一向に気にしてない

名前:エルフィール
年齢:16
性別:女
容姿:ブラウンのロングヘアーと黒い目を持つ、凜とした美少女。
備考:ハキハキとして意志の強い、けどお人好しで優しい女の子。
常に努力と研鑽を忘れない、頑張り屋さん。
一昔前に私財を投げ打って民を救い、没落した元貴族の長女。
両親や今も付き従ってくれている僅かな従者のため、家を復興させてたいと思っており、また没落してまで人々を救った先祖を誇りに思っている。
以前の学園で魔翌力を暴走させた友人を救うためにに大立ち回りを演じ、不可抗力で自分のいた学園の校舎を一部破壊。結果的に転校を余儀なくされた。
得意な魔法は光の精霊を媒介とした治癒と強化。

名前:アベイト
年齢:17
性別:男
容姿:笑顔が印象的な優男
備考:誰かを虐めないと気が済まない。陰湿で精神にくる手法を使う
正義感の強いものには隠すし、弱みに付け込んだ脅しも上手なので知っていても言い出せない
学外の年上の女と仲が良く貢がせて金を得ている
精神系の魔法が得意

名前: ロキ
年齢: 16
性別: 男
容姿: 黒髪赤目でフードを被っている美少年で男女関係なしにファンがいる
備考:ツンデレな性格で基本ツンツンしているがデレルと誰にでも優しくする。家がお金持ちでお坊ちゃまとして甘やかしてくる両親が嫌で少しぐれている。
魔法はシンプルな物からハイレベルなものまで親が幼いころから教育してきたからできる。得意魔法は描いた絵や奏でた音を具現化させる魔法
82 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/18(木) 11:44:55.62 ID:Ahv4omJc0
(教職員+その他)

名前: ガオン
年齢: 21
性別: 男
容姿: 黒髪短髪で黄色い目と緑の目のオッドアイ。狼の耳みたいなのが生えてる
備考:使う魔法は狼に変身して鋭い爪や牙で闘ったり優れた嗅覚が使える。狼が主流だが基本変身魔法ならなんでも使える。
クールな一匹狼(周りからの評価)って性格だが生徒の悩みにいち早く気が付いて厳しく指導したりたまに優しくしたりと飴と鞭をしっかりつける性格。
生まれも育ちも貧乏だがその分モノのありがたみや人との協力の仕方を学んだがなにせうまく伝えられていない不器用な性格

名前: リサ・エッセンシア
年齢: 24
性別: 女性
容姿: 輝くような金髪を持つ美人で、見る人に聖女を思わせる。ただし背と胸は少し小さい。
備考:一般的な魔法は全てハイレベルにこなす天才で、人当たりもよく、生徒教員問わず皆から好かれている。教頭は密かに狙っている。先天的に備わっている魔法として、周囲にいる人は嘘がつけなくなる、というものがあるが、危険すぎるため政府によって封印されている。(実は自力で解除できるが)
小さい頃にハルトマンと知り合いだったが、ハルトマンは覚えていない。

名前:リツカ
年齢:28歳
性別:女
容姿:黒髪ロングで色白な肌。スレンダーなモデル体型。
備考:生真面目なしっかりもので、勤勉な学生には優しいが、怠惰な学生には厳しい。
名家の血筋で才能に溢れている才女。『才能あるものには才能なき者を導く義務がある』という持論をもち、自身もそれに恥じない努力をしている。4組の生徒は『才能をもて余している』と認識しておりよくは思ったいない。
得意魔法は錬金術とそれによるゴーレム作成及び操作で、彼女のゴーレムが学園内を歩き回るのはざらである。

名前:アキ
年齢:22
性別:男性
容姿:黒髪赤目で爽やかな笑顔ではにかむような見た目で黒王子と呼ばれて女子生徒に人気があるとか
備考:明るく元気で誰にでも優しくてモテモテなのを自覚していない天然タラし
ロキの兄で有名な家柄出身でロキと同じように甘えられて育てられてぐれていた時期もあったが両親の愛情であると悟ってからは素直に明るくしている。
魔法は優等生で何でもできるけれど得意魔法は星を操る魔法で暗闇を照らしたら巨大な星を盾にしたり攻撃したりする。魔翌力を込めれば星のせいなる光で治癒も可能
普段は完璧王子だけれど超がつくブラコンなのがたまに傷。反抗期の弟にとっては恥ずかしい兄

名前:リカルド
年齢:31
性別:男
容姿: 鍛え抜かれた強靭で大柄な肉体を持つ、黒髪の偉丈夫
備考:片田舎の村落出身。親への仕送りのため兵士志願として都に上がり、特に秀でた才覚があるわけではなかったが、不断の努力と人当たりの良い性格により、地道に実績を重ね、中隊長にまで上り詰めた。
良く笑い、あまり物事を深く考えてないように見えるが、その実は熱血バカ真面目なお人好し。いい意味で緩く、部下思い、職務や規律はしっかり遂行することで上官や部下からは慕われている
そんな彼の数少ない欠点、それはなぜか女性に縁がないことである。彼がアピールしてもなぜか女性からは良い人止まり。お人好しな性格でなぜか他の男性との仲を取り持つはめになることも
人柄と豊富な実戦経験が評価され、学園の教師兼警備隊長として異動してきたばかり。
大地の精霊と契約しており、護りの魔術を得意とする。
エルフィールの武術と魔法の基本を叩き込んだこともあり、彼女から尊敬されている

名前:ゼル
年齢:35
性別:男
容姿:黒フード杖と旧き魔法使いスタイル
備考:最高位の魔法使いとして国家指定されていて様々な魔法を使いこなすとされているが実は本人は魔法はからっきしで、では何故そんな地位にあるかというと端的にただあらゆる勘違いが重なりいつの間にかその地位に祭り上げられた。本人もなんか祭り上げられ気持ちよかったので特に否定しなかったらこのように手遅れになってしまっていた。
魔法というわけではないが、何故かあらゆる行動を周りが肯定的に勘違いしてしまう特殊な体質をもつ
勘違いがバレないよう本人は寡黙のふりをするが内心バクバクである

名前:オーレント
年齢:103
性別:男
容姿:枯れ木のような身体に真っ白の長髪と髭
備考:魔法薬術師。魔法薬術師として到達点の1人として数えられている人物。一時的な若返り薬や時間の流れを止める薬すら作ることができる。
校長とは旧知の仲でこの学校の最古参の1人。
授業のスピードはゆっくりで、生徒からはボケてるんじゃないかと思われているが、それも生徒の為を思っての事。
授業以外では自室で研究しているか、庭で日に当たりながら寝ている。

名前:エリザリーナ
年齢:250
性別:女
容姿:ドヤ顔銀髪ロング美人
備考:実は魔法学校第一期生
成績が悪く留年し続けていたが、ある日不慮の事故が原因で死亡
その結果、学校を卒業出来なかったという未練が影響して地縛霊となってしまう
それからは長らく空き部屋だったハルトマンの部屋を根城にイタズラを繰り返してきた
普段は明るく振舞っている彼女だが、たまに悲しげな表情を見せる瞬間がある
それは不死の存在となったことで、通常の人間よりも遥かに多くの別れと悲しみを経験してきたせいなのかもしれない

※エリザリーナさんのプロフィールですが、今回の登場にあたり若干プロフィールを変更させていただきました
本来のプロフィールは>>27にあります。ご了承ください
83 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/18(木) 11:46:36.22 ID:Ahv4omJc0
今回はここまでとなりますが、最後に次回からの進め方について説明したいと思います
まず最初に、4組生徒8名の中から一名を選んでいただきます
するとその生徒のエピソードが始まります
生徒達は様々な悩みを抱えているので、安価でその悩みを解決してあげてください
見事解決出来ればその生徒のエピソードはクリアとなり、次の生徒に移行します
そうして8名全員のエピソードをクリアすれば、全員の更生が果たされたとみなされ無事終了となります

まあ、こうして言葉で説明するより実際にやってみた方が分かりやすいと思うので早速やってみましょう
それと先に女子ばかり選択されて男子ばかり残ってしまった場合、たぶん皆さんのやる気が著しく下がることになるかと思いますので…
女子を選択した場合、その次は男子固定とさせてください。よろしくお願いします

では、リストの中からキャラを選んでください(プロフィールは>>81を参照)
時間的にも人が少ないと思うので↓1で

1:フリックス
2:フジワラ
3:バックス
4:フェリシア
5:ナシム
6:エルフィール
7:アベイト
8:ロキ
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 11:47:29.50 ID:/iuos0lzo
85 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/18(木) 11:49:02.26 ID:Ahv4omJc0
フェリシアさんですね。何となく予想はしてましたが…
では後日、彼女のエピソードの導入部を書いて投下いたします
また次回お会いしましょう
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 12:08:41.24 ID:IPTrz5e8O
乙です
しかし教頭、生徒(巨乳)にセクハラしたかと思えば教師(貧乳)も狙ってるとか守備範囲どうなってんの……
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 12:14:37.06 ID:OkwTExKgo
日替わりランチみたいに色んな娘を食べたいんだよ
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 13:12:08.01 ID:MU+PlAI2O
要は見た目がよくて、大人しそうなのを狙ってるわけだ。

...あれ、教頭犯罪者じゃね?
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 14:25:57.91 ID:NWq8Nw7iO
待ってくれ、フェリシアもリサも身長が低いという共通点がある
つまり教頭は……あかん、余計犯罪者に近づいた
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 15:16:20.12 ID:WPwkwuVs0
設定的に、エリザリーナは校長やオーレントみたいなベテラン魔術師の学生時代の行動とかみんな知ってそう
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 18:02:29.48 ID:X+36BUCiO
エリザリーナルートは実装されないのかしら
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 19:37:26.92 ID:cQXYJJaF0
教頭が逆に人気になってきた気がする
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/18(木) 20:27:34.70 ID:PZV0FTeX0
1・生徒に対しての脅迫(バックスに対する退学処分未遂)
2・生徒に対しての猥褻行為(フェリシアへのセクハラ)
3・高位魔法使いの校長先生、オーレント先生への不敬(甘さに反吐が出る発言など)
4・リサ先生をターゲッティング(上記を加味し、よからぬことを企てる可能性有)
生徒達よりよほど不良ですよ教頭先生!8人の更生終わったらEXステージで教頭先生叩き直した方がいいんじゃないかな?
フェリシアに対しても「退学が嫌ならその躰を好きにさせろ」ぐらい言ってそう
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/19(金) 02:14:30.58 ID:47DuMRvL0
2年生で4クラスあると、担任の数が足りてない気がするけど、きっとモブ教員がいるんだよね。

各教員に対する生徒の態度とか授業風景とか見てみたいです。
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/20(土) 23:34:36.66 ID:MErRuJNM0
更新日時不定期だと安価参加すんの難しそうなんで、できれば大体の次の更新日時も最後に書いてくれると嬉しいかな
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 14:49:11.98 ID:LZLoMcGDO
こないのかな?
97 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/21(日) 19:56:21.93 ID:fcWr5vBd0
いやー、教頭先生大人気ですね
たぶん今回の話では更なる教頭フィーバーが巻き起こることになるんじゃないかと思います

>>90
そういう描写もいずれ入れたいですね

>>91
今のところは…
ただ、安価で彼女が出てくる展開にしたりすることはもちろんOKです
狙ってみてはいかがでしょう

>>94
そうですね
本当はどのクラスをどの先生が担当していて…的なこともしっかり決めていきたいんですけどね
そういう部分を皆さんの好きに想像してもらうのも面白いんじゃないかと思います
授業風景なども書けたら書きたいですね

>>95
分かりました。では終わる時に次の更新予定日を書いておきますね
ただあくまで予定ですので、必ずしもその日に更新できるわけではないという点にご注意ください

>>96
来ましたよ
筆が遅い作者ですみません


それではフェリシア編、始めたいと思います
98 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/21(日) 19:56:57.66 ID:fcWr5vBd0
〜廊下〜

フェリシア「あ、あの、教頭先生…お話って何でしょうか…?」

教頭「…」

フェリシア「教頭…先生…?」

教頭「…私はねぇ、フェリシア君。4組のクソガキどものことは吐き気がするほど嫌いだが、君のことだけは気に入っているんだよ」

教頭「他のガキどもと違って反抗的な態度は取らないし、何より魔導師として非常に高い才能を持っている」

教頭「それに…」チラッ

フェリシア「…っ!?」

教頭「おっと失礼。まあつまり、私は君の容姿についても気に入っているということだよ。…どことは言わんがね」

教頭「…それでだ。話は変わるが、以前私に魔法をぶつけた時のことを覚えているかね?」

フェリシア「は、はい…」

教頭「やれやれ、あれは痛かったよ。危うく死ぬかと思ったくらいだ」

フェリシア「で、でも、あれは教頭先生が…!」

教頭「何かね?」ギロリ

フェリシア「…っ!い、いえ、何でもありません…」

教頭「よろしい。…まあ結局何が言いたいのかと言うと、要は君にお詫びをしてもらいたいのだよ」
99 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/21(日) 19:58:19.64 ID:fcWr5vBd0
フェリシア「お詫び…ですか…?」

教頭「そうだ。悪いことをしたらお詫びをするのは人間として当然のことだろう?」

教頭「さあ、分かったら私の言う通り…」

フェリシア「い、嫌です…」

教頭「…何だと?」

フェリシア「私、何も悪いことなんかしてません!なのに、どうしてそんなことしないといけないんですか!?」

フェリシア「それにもうすぐ授業もありますから…失礼します」

教頭「…待ちたまえ」

ガシッ!

フェリシア「痛っ!?は、離して…!」

教頭「教頭である私に対してそんな態度を取るとは…悪い子だ」

教頭「どうやら君に必要なのは”お詫び”ではなく、”お仕置き”だったようだな…!」

フェリシア(お、お願い…!誰か助けて…!)
100 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/21(日) 19:59:30.50 ID:fcWr5vBd0
ハルトマン「おや、教頭先生とフェリシアさん。こんな所で何をされてるんです?」

教頭「!?」

フェリシア「は、ハルトマン先生…!」

教頭「なっ…き、君こそ何故こんな所にいる!?」

ハルトマン「いえ、もうすぐ授業だというのにフェリシアさんの姿が見当たらないので探しに来たんですよ」

ハルトマン「他の生徒達ならともかく、フェリシアさんだけはいつも私の授業を真面目に聞いてくれますからねぇ」

教頭「な、なら、さっさと連れて行けばいいだろう!私はもう行くからな!」スタスタ

ハルトマン「おや、行ってしまいましたか。…では私たちも行きましょうか、フェリシアさん」

フェリシア「…」

ハルトマン「フェリシアさん?大丈夫ですか?」

フェリシア「はっ、はい!大丈夫…です…」

ハルトマン(とても大丈夫そうには見えませんが…)

フェリシアに何と声をかける?

↓2











101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 20:03:39.64 ID:PtVPOMLO0
無理に聞くのは得策ではないかなー 安価下
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 20:05:09.55 ID:8FPBIOfiO
何か困ったことがあればなんでも相談してくださいね
103 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/21(日) 20:15:28.29 ID:fcWr5vBd0
ハルトマン「フェリシアさん、何か困ったことがあればなんでも相談してくださいね」

フェリシア「先生…ありがとうございます」

フェリシア「でも、私なら本当に大丈夫ですから…」

ハルトマン(フェリシアさん…どうやら私に心配をかけまいと遠慮しているようですね)

ハルトマン(まあ教頭先生に何をされていたのかは大体想像がつきますが、こういうことを男の私に相談するのは抵抗があるのかもしれません)

ハルトマン(女性の先生か、もしくはエリザリーナさんにでも協力してもらえれば、少しは相談しやすくなるでしょうか?)

誰に協力してもらう?

↓2
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 20:17:15.08 ID:UQFl7lnIo
リツカセンセ
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 20:17:52.32 ID:951zIiml0
リサ
106 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/21(日) 20:35:23.37 ID:fcWr5vBd0
ハルトマン(これはリサ先生に協力していただいた方が良さそうですね)

ハルトマン「フェリシアさん、後でリサ先生の所に一緒に行きませんか?」

フェリシア「えっ?リサ先生の所に…ですか?」

ハルトマン「ええ。彼女ならきっと、あなたの力になってくれるはずです」


〜放課後〜

リサ「お待たせしました、ハルトマン先生。それでお話って…?」

ハルトマン「いえ、厳密に言うと話があるのは私ではなく彼女なんです」

フェリシア「こ、こんにちは…」

リサ「あら、フェリシアさん。一体どうしたの?」

フェリシア「え、ええと…」

リサ「…?」

ハルトマン(フェリシアさん、やはり緊張しているようですね。こんな時は…)

どうする?

↓2
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 20:49:21.56 ID:gK0SP9Kp0
ksk
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 20:52:17.98 ID:4pKwDsNIO
『勇気の出る祝福』を使う。
ただし、生徒に自信をつけさせる為に気づかないようにこっそりと。
109 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/21(日) 21:05:43.88 ID:fcWr5vBd0
>>108了解
ちょっと遅れることになりそうです
110 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/21(日) 22:27:12.42 ID:fcWr5vBd0
ハルトマン(ここは私が一肌脱ぐとしましょうか)

ハルトマン(この者に勇気の祝福を…!)

フェリシア(あれ…?何だか急に胸のつかえが取れたような…)

リサ「フェリシアさん、何か悩みがあるのなら先生に話してみて?」

フェリシア「リサ先生…あ、あの、実は私、教頭先生に…」

………

リサ「そう…よく話してくれたわね」

フェリシア「意外と驚かないんですね…?」

リサ「ええ…実はね、先生も何度か教頭先生にいやらしい目で見られたことがあって…」

フェリシア「せ、先生も!?」

リサ「ええ…私だけだったらまだ何とか我慢できたけど、さすがに生徒まで同じ様な目に遭ってると知ったら放っておくわけにはいかないわ」

リサ「何か対策を考えないと…」

教頭への対策

↓2



111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 22:29:19.82 ID:EBcQW87s0
リサの嘘をつけなくなる魔法の解放をして、自白
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 22:32:38.09 ID:Lhod3tPcO
上+リツカやゼルなど学校外にも影響力が強い先生達に協力してもらい徹底的に。
113 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/21(日) 22:50:50.55 ID:fcWr5vBd0
リサ「…やっぱり、私の魔法を使うしかないようね」

ハルトマン「リサ先生?」

リサ「お二人にはまだ話していませんでしたね。私が使える魔法の一つに、嘘がつけなくなるというものがあるんです」

リサ「危険すぎるという理由で政府から封印されていますが、実は自分で解除することもできて…」

フェリシア「す、すごい!その魔法を使えば教頭先生も…」

ハルトマン「ええ、自白に追い込むことができますね」

ハルトマン「それからリツカ先生やゼル先生達にも協力してもらいましょう。あの方達なら学校外への影響力も強いでしょうし」

リサ「そうですね。でも一つ問題があって…」

フェリシア「問題…ですか?」

リサ「ええ。私の魔法を教頭先生にかけるのはいいとして、どうやってバレずに魔法をかければいいのかしら?」

ハルトマン「それは…」

どうやって教頭にバレずに魔法をかける?

↓2
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 22:52:05.64 ID:gK0SP9Kp0
バレてもよくね?教頭が黒なのは確かなんだし
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 22:54:07.80 ID:EBcQW87s0
ハルトマンの呪術で意識を朦朧とさせる
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 22:54:52.60 ID:dMjyaMpyO
ハルトマン先生の呪術で教頭の魔法探知能力を鈍らせる
117 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/21(日) 23:26:46.42 ID:fcWr5vBd0
ハルトマン「では、私の呪術で教頭先生の意識を朦朧とさせましょう」

リサ「まあ、そんなことまでできるんですか!?」

ハルトマン「ええ。これならリサ先生が魔法を使おうとしているのがバレても、反撃されたりするような心配はありません」

フェリシア「先生方…ありがとうございます」

ハルトマン「なに、教師として当然のことですよ。あとは…」
118 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/21(日) 23:27:43.98 ID:fcWr5vBd0
リツカ「で、話って何かしら?ハルトマン先生」

ゼル(やれやれ、何だか面倒くさそうな雰囲気だなぁ…)

ハルトマン「実はですね…」

………

リツカ「何ですって?教頭先生がフェリシアさんにセクハラ!?」

ゼル(いやらしそうなオッサンだと思ってたが、マジでそんなことしてたとはな…)

ハルトマン「ええ、それでお二人にも協力していただきたくて…」

フェリシア「お、お願いします…」

リツカ「…フェリシアさん、ちょっといいかしら?」

フェリシア「は、はい?」

リツカ「確かにあなたのされたことは気の毒だったと思うわ。…でも、あなたにも少し原因があるんじゃないかしら?」

フェリシア「え…!?」

リツカ「あなたのそのハッキリしない態度が、教頭先生に付け入る隙を与えてしまったんじゃないかと言いたいのよ」

ゼル(…あんたはちょっとハッキリ言い過ぎだと思うがね)

ハルトマン「リツカ先生…」

リツカに何と答える?

↓2
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 23:29:36.89 ID:EBcQW87s0
誰もが皆、あなたのように強くあれるわけではないのです。
生徒の多様性を認めなければ、それは教育ではありませんよ?
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 23:30:49.24 ID:TpA+hofto
貴女の様にハッキリと拒絶の意思を示すことはもちろん大事です
しかし

>>119
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 23:31:55.31 ID:dFeNvFfGO
生徒の気持ちを考えろ…上のものの圧力に耐えられて反抗できる勇気があるのならとっくの昔に解決しているんだ
我々大人がサポートしないと…見て見ぬ振りをしていたら何も動かないんだ
122 : ◆GSgzzneRLc [saga]:2017/05/21(日) 23:46:07.13 ID:fcWr5vBd0
ハルトマン「貴女の様にハッキリと拒絶の意思を示すことはもちろん大事です。しかし…」

リツカ「な、何よ…」

ハルトマン「誰もが皆、あなたのように強くあれるわけではないのです。生徒の多様性を認めなければ、それは教育ではありませんよ?」

リツカ「…」

ゼル(ほう…こいつ頼りなさそうな見た目のクセしてなかなか言うじゃねーか)

リツカ「…ごめんなさい、フェリシアさん。少し言いすぎたわ」

フェリシア「い、いえ…」

リツカ「ハルトマン先生、私も協力させてもらうわ。そんな女の敵、野放しにしておくわけにはいかないもの」

ゼル(面倒くさいが、ここはさすがに協力するって言っておかないとまずいよなぁ…)

ゼル「わ、私ももちろん協力します…」

ハルトマン「お二人とも、ありがとうございます」

リツカ「それで、具体的に私たちは何をすればいいの?」

↓2
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 23:48:32.28 ID:dFeNvFfGO
ksk
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/21(日) 23:50:47.51 ID:EBcQW87s0
今から記録する証言をお二方の知り合い、それもなるべく力があって正義感の強い人に渡して欲しいのです。特にリツカ先生には期待しています。貴女なら私のやりたい事を理解できているはずです。
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