THE IDOLM@STER  特別番組【シンデレラとミリオン!315な経験を!】

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46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/05(月) 17:37:48.97 ID:SSGX0axto
この夏以後に配給開始と話題の
某スマホアプリは、ミリマスと
制作監督が同じらしい。配給の
日が待ち遠しい限りだよね(^^)
47 :いろはP :2017/06/05(月) 17:43:46.44 ID:Rn1sjvrU0
確認テスト前


島村「えっと・・・刑法199条が殺人罪で・・・」


伊吹「ND・・・ナビゲーションディスプレイ・・・」


北沢「・・・」






桜庭「お前はアイドルに何てことを教えてるんだ」


天道「この職業体験で必要な知識なんだよ!」


天ヶ瀬「はは、志保ちゃんはテスト前に確認しなくてもよかったのか?」


北沢「ええ、ちゃんと授業中に覚えましたから」


御手洗「授業だけで覚えれるの!?いいなあ」


柏木「凄いなあ、志保ちゃん」


伊吹「翼君、私も頑張ってたよ!」


島村「わ、私も頑張りました!」
48 :いろはP :2017/06/05(月) 17:47:19.11 ID:Rn1sjvrU0
テスト終了


天道「うっし。80点!前間違えたところもちゃんとできてるな!」


島村「はい!」


天道「この調子で頑張れよ!」


島村「はい!頑張ります!」
49 :いろはP :2017/06/05(月) 17:50:18.96 ID:Rn1sjvrU0
桜庭「100点だ。流石だな」


北沢「当然です」


桜庭「そうか・・・なら次は少し難しくしよう」


北沢「・・・ふわぁ」


桜庭「まさか・・・夜遅くまで勉強しているのか?」


北沢「・・・ええ、まあ」


桜庭「あまり無理はするなよ」


北沢「は、はい・・・ありがとうございます」
50 :いろはP :2017/06/05(月) 17:51:20.23 ID:Rn1sjvrU0
柏木「うん、65点。前よりは出来てるね」


伊吹「やっぱまだ覚えきれてなかったかー」


柏木「でもちゃんと進歩してるよ。・・・お腹空いたね?」


伊吹「そうですねー」


柏木「パフェ食べに行かない?」


伊吹「行っきまーす!!」
51 :いろはP :2017/06/05(月) 17:54:18.30 ID:Rn1sjvrU0
鷹城「よし、全員テストは合格だ」


本田「やったー!」


宮尾「わーい」


双葉「ふわぁ・・・」


鷹城「ん?杏、寝不足か?」


双葉「いつも眠いんで大丈夫・・・ふわあ」
52 :いろはP :2017/06/05(月) 17:55:11.16 ID:Rn1sjvrU0
渡辺「うん。みんな良くできてるね」


馬場「当然!」


百瀬「・・・」


渡辺「このみさん。莉緒さんの様子が・・・」ヒソヒソ


馬場「ああ、あれはうれしかったんでしょう」ヒソヒソ


百瀬「理想の女性・・・うう」
53 :いろはP :2017/06/05(月) 18:00:15.53 ID:Rn1sjvrU0
ピエール「環のユニット曲ってどんな曲なの?」


大神「んとねー・・・あれ?何でかここにライブのブルーレイがあるぞ?」


ピエール「見よう!」


ピッ





「ハートに火をつけてあげる!」


ワァァァァァッ


大神「これだぞ!」


ピエール「すごい!環かっこいい!!」


大神「えへへ・・・そうか?」






鷹城「ピエール、確認テストをしなきゃダメだろ?」


ピエール「テスト考えるの難しいー!そもそもお仕事が無かったー!」


伊集院「あのライブブルーレイはレッスン用に置いてあるみたいですね」
54 :いろはP :2017/06/05(月) 18:03:58.62 ID:Rn1sjvrU0
三日目


天道「卯月、この証拠のおかしいところはどこか分かるか?」


島村「えっと・・・わからないです」


天道「まあ難しいからな。まずは瓶を見てくれ」ペラッ


島村「瓶・・・指紋が付いてますね」


天道「この瓶は木吉の自宅から発見されたものだ」


島村「・・・ん?この指に着いたスジみたいなのは・・・?」


天道「そうだ。それがおかしいところの一つだ。もう一つは供述調書、次のページを見てくれ」ペラッ


島村「供述調書の端に黒いしみが・・・これって・・・」


天道「血だ。これで何か少しわかったか?」


島村「うーん・・・多分・・・ですけど」


天道「よし!じゃあ今日と明日を使ってそれをどう使うか考えてくれ。今から自習にするぞ」


島村「はい!がんばります!」
55 :いろはP :2017/06/05(月) 18:06:38.90 ID:Rn1sjvrU0
桜庭「今日からは自習だ」


北沢「は?」


桜庭「そのままの意味だ。今から僕の先輩が実際に診た患者のカルテを渡す。それを最終日までにどうやったら手術ができるかを考えるんだ」


北沢「・・・はい」


桜庭「大丈夫だ。お前は確認テストは満点だっただろう。手術に使う術式は全部確認テストに載ってある。だからお前なら大丈夫だ」


北沢「・・・はい!」


桜庭「その意気だ。ではカルテを渡す」ペラッ


北沢「佐藤雄介さん・・・同時性四重複癌で、一年前に心臓バイパス手術を受けている」


桜庭「ああ。僕がまだその先輩の元についていたころに見た中では一番容態がひどい患者だった。十数個の病院をたらいまわしにされたそうだ」


北沢「この方は・・・助かったんですか?}


桜庭「もちろんだ。さあ考えろ。どうやってこの患者を救うかを」
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/06(火) 10:47:24.07 ID:rOSlMkpDO
ドラスタ組だけテスト難易度が桁2つ位高いな
行ってるメンバーが学習能力高いから何とかなってる感じだが
57 :いろはP :2017/06/06(火) 19:49:25.74 ID:3UNYeypV0
柏木「これは?」


伊吹「PFD!姿勢、高度計規正値、速度、高度、昇降率、ILSが表示される!」


柏木「すごい!正解だよ。ちゃんと復習してるね」


伊吹「ふふん。寝る前にちゃんと覚えてますから。というかドラスタさんの担当職業って暗記ものばっかですね」


柏木「そうだね。弁護士に医者に、大変だろうね」


伊吹「志保ちゃんと卯月ちゃんも大変そうだなあ」


柏木「薫さんの担当は大変そうだなあ」
58 :いろはP :2017/06/06(火) 19:51:23.98 ID:3UNYeypV0
桜庭「・・・どういう意味だ?」


柏木「いやあ。あはは」
59 :いろはP :2017/06/06(火) 20:02:45.33 ID:3UNYeypV0
鷹城「おーい。初日に仕入れたものが届いたから手伝ってくれ」


本田「はーい!!ってか何頼んだっけ?」ガサゴソ


宮尾「グッズですよー。私のはライブで売ってる物販とソロCD。美城さんは・・・」ガサゴソ


双葉「私たちも物販と会場限定のソロCDでしょ」ガサゴソ


鷹城「あれ?315プロのソロCDもある」ガサゴソ


本田「私が注文しときましたー!」


鷹城「・・・まあいいけど。てかCD何枚頼んだんだ?」


宮尾「えっと・・・私たちは8種類のCDを100枚ずつですー」


本田「美城も7種類を100枚!315プロも100枚です!」


双葉「後2014年と2015年の合同ライブのが3種類だから300枚。合計1900枚・・・はけるかなあ」


鷹城「大丈夫だろ・・・多分」
60 :いろはP :2017/06/06(火) 20:06:04.80 ID:3UNYeypV0
子供「ねーねーお姉ーちゃん」クイッ


馬場「ん?どうしたの?」


子供「何年生?」


馬場「なッ!私はれっきとしたレディよ!!」


子供「れでぃ?」


百瀬「あはは。ねーえ、じゃあお姉さんは何歳に見える?」


子供「うーんとね・・・20歳くらい!」


百瀬「正解!私は23歳よ。でねこっちのお姉ちゃんは私よりも年上なのよ?」


馬場「フフン」


子供「嘘だあ!」


馬場「嘘じゃないってばあ!」


渡辺「仕事してくださーい」
61 :いろはP :2017/06/06(火) 20:08:38.46 ID:3UNYeypV0
環「これは?」


ピエール「これはねー僕たちの1stライブのブルーレイだよ!」


環「出てる?」


ピエール「もちろん!」


環「じゃあ見よー!!」






「キラめく Good time、超えて Sweet time、届け Party time!」


環「かっこいー!!」


ピエール「照れるよー」
62 :いろはP :2017/06/07(水) 20:22:16.40 ID:3bXTrpSZ0
テロップ「Beitは教えることがほぼ無くなったのでテストは今回で終了です。DRAMATIC STARS組がテストの間しばし休憩です」


伊集院「早かったですね?」


鷹城「バイトですからね。案外早く済みました」






馬場「恭二君はどんな子がタイプなのよー!」


鷹城「・・・飲んでるんですか?」


百瀬「飲ませてないわ。平常運転よ」


馬場「でー誰なのよー!!」


鷹城「はあ・・・莉緒さん、どうにかしてくださいよ」


百瀬「んー?恭二君はお姉さんみたいな人がタイプかな?」


鷹城「ええ・・・」
63 :いろはP :2017/06/07(水) 20:25:05.85 ID:3bXTrpSZ0
本田「ええー!!私たちのCDを持ってるんですか!?」


宮尾「嬉しいですー」


渡辺「もちろん!未央ちゃんの「ミツボシ☆☆★」と「ステップ!」、杏ちゃんの「あんずのうた」と「スローライフ・ファンタジー」、美也ちゃんの「初恋バタフライ」と「ハッピ〜エフェクト!」、環ちゃんの「ホップ♪ステップ♪レインボウ♪」と「BOUNCING♪ SMILE!」、そのほかのユニット曲も含め全部持ってるよ!」


大神「ありがとう!!」


渡辺「で、お願いなんだけど・・・」ガサゴソ


双葉「ん?」


渡辺「サイン貰えないかな?」


宮尾「いいですよー」


ピエール「みのりはやっぱりアイドルが大好きなんだね!」


渡辺「このお仕事のお話を貰った時から狙ってたんだ!」
64 :いろはP :2017/06/07(水) 20:27:16.71 ID:3bXTrpSZ0
テスト終了


天道「よっしゃ!100点!!」


島村「やった!」


天道「すごいぜ卯月!これ結構難しいぞ?」


島村「ちゃんと夜寝る前に復習しましたから!」


天道「すごいな・・・よし!ご褒美に下のカフェで何でも奢ってやる!行こうぜ!」


島村「はい!ありがとうございます!」
65 :いろはP :2017/06/07(水) 20:27:56.75 ID:3bXTrpSZ0
桜庭「・・・もう100点は当然だな」


北沢「はい。もちろんです」


桜庭「・・・そうか。北沢、お腹空いていないか?」


北沢「ええ、まあ少し」


桜庭「なら下のカフェに行こうか。甘いものでも食べよう」


北沢「行きましょう!」
66 :いろはP :2017/06/07(水) 20:28:54.36 ID:3bXTrpSZ0
柏木「うん、80点!すごいよ!」


伊吹「やったー!!じゃ、翼君!下のカフェに行きましょう!」


柏木「ん?いいよ!」


伊吹「いえーい!!さっき卯月ちゃんと志保ちゃんたちが行くのが見えたんです!」


柏木「じゃあ輝さんと薫さんもいるんだ・・・薫さんが・・・珍しいなあ」
67 :いろはP :2017/06/07(水) 20:29:34.52 ID:3bXTrpSZ0
桜庭「どういう意味だ?」


柏木「あははは」
68 :いろはP :2017/06/08(木) 18:12:03.39 ID:zkRmbhTA0
四日目


島村「木吉の家のキッチンに置いてあったこの青酸カリの瓶・・・そもそも犯行を犯した人が証拠品をずっと持ってるかなあ・・・木吉のマンションはオートロックだから第三者は入れ・・・ん?」


ペラッ


島村「マンションには入れる・・・しかも住んでいる部屋の鍵は最新のディンプルキーじゃない・・・犯行は11時頃・・・」


ガラッ


天道「お茶買ってきたぞー・・・って何か分かったのか?」


島村「・・・はい!これで分かりました・・・!どうやって殺人の疑いを回避させたか!」
69 :いろはP :2017/06/08(木) 18:14:30.59 ID:zkRmbhTA0
北沢「人工心臓・・・放射線治療・・・抗がん剤・・・分子標的薬・・・どれを使えば・・・」


桜庭「北沢、僕は今から飲み物を買いに行くが何かいるか?」


北沢「では紅茶を・・・」


桜庭「分かった。がんばれよ」ガラッ


北沢「・・・癌が四つもあるから抗がん剤を・・・でもこれじゃあ周りの正常な細胞も・・・あっ、分子標的薬を使えば・・・!!」ペラッ


パラララ


北沢「あった・・・ナノデリバリーシステム。遺伝子診断をして、癌細胞に分子標的薬を運べば・・・でも心臓バイパスを受けているから負担がかかりすぎる・・・」


ペラッ


北沢「・・・ん?これだ・・・これを使えば!!」
70 :いろはP :2017/06/08(木) 18:18:29.44 ID:zkRmbhTA0
伊吹「離陸ではオートパイロットを利用できないから、機長が操縦桿を握る。副操縦士がコックピットの表示を読み取って、機長に必要な離陸決心速度などの情報をコール・・・」


ペラッ


伊吹「機長はギアのブレーキはかけたまま、スラスト・レバーを前方に押しやり、手動で7割程度までエンジンの推力を上げてみて、いったん止める。4つのエンジンすべてが正常に始動していて、EGT(排気ガス温度計)などの数値も問題ない。それを確認できたら、このまま離陸を進行・・・」


ペラッ


伊吹「ギアのブレーキを解除、オートスロットルのスイッチを入れる。ジャンボ機の脚をその場にとどめているものがなくなり、滑走開始。この時機長は左手で操縦桿を持ち、機首上げの用意。この時、機長の右手は予期せぬ離陸中止に備えて、スラストレバー上部に手を添える・・・」


ペラッ


伊吹「副操縦士は、左手で同じくスラストレバー下部を支えながら、正面のパネル、自分の正面にあるPFD(プライマリー・フライト・ディスプレイ)を確認。そこに現在の飛行機の速度が表示されてる・・・」


柏木「翼ちゃん、それ全部覚えたの?」


伊吹「はい!ちゃんと覚えました!完璧です!」


柏木「すごいなあ・・・良く覚えれたね」


伊吹「言ったでしょう?完璧に覚えるって。でも多分明日が終わったら全部忘れちゃうかもです」


柏木「あはは、それは困るなあ」
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/10(土) 00:12:10.45 ID:hbK61GdHO
すごい(小並感)
72 :いろはP :2017/06/11(日) 22:12:50.50 ID:rAPHsmLc0
本田「恭二さん!これ見てくださいよ!」


鷹城「ん?SNSか?」


「ここのコンビニでライブの会場限定CDと物販が売ってるぞ! リツイート690 いいね2000」


双葉「あーさっきのお客さんだね。ずっとスマホでなんかしてたし」


鷹城「このツイートは・・・1時間前か」


双葉「まずいんじゃない?1時間あったらまあまあの人がここに来れるし」


ドドドドドドドドドドドド


宮尾「きょーじさん。いっぱいお客さんが来ましたー」


鷹城「俺と美也でレジに入る!杏と未央はCDと物販の注文が入ったら裏から取ってきてくれ!


宮尾「はーい」


本田「了解!」


双葉「はーい」
73 :いろはP :2017/06/11(日) 22:17:16.90 ID:rAPHsmLc0
百瀬「バラは色や本数ごとに花言葉があるの。赤は「情熱」「愛情」「美」「私を射止めて」。そこから細かく色分けすると、緋色は「灼熱の恋」、真紅は「内気」、黒赤色は「永遠の愛」。そして一本なら「あなたしかいない」、2本なら「この世界は二人だけ」、3本は「愛しています」、みたいにね」


馬場「フラワーアレンジメントね。簡単に出来るもの・・・そうね。まず花器にオアシスをセットする。そして葉物をオアシスが隠れるように・・・そうそう」


渡辺「ブーケの花ですか・・・バラやカサブランカなどはいかかですか?他にもガーベラ、トルコキキョウ、ブルースターなどもございますが・・・」
74 :いろはP :2017/06/11(日) 22:21:52.95 ID:rAPHsmLc0
ピエール「三人でしゃべったりしないんだね?」


渡辺「この日はいつもよりお客さんが多かったんだよ」


馬場「結婚式のブーケとかお祝いのフラワーアレンジメントとか」


百瀬「告白するから渡す花を見繕ってくれとかね」
75 :いろはP :2017/06/11(日) 22:22:57.21 ID:rAPHsmLc0
ピエール「暇だねー」


大神「まさか当日に仕事がキャンセルになるなんてなー」


ピエール「これがバイトの苦しさだねー」
76 :いろはP :2017/06/11(日) 22:23:40.49 ID:rAPHsmLc0
テロップ「DRAMATIC STARS組も今日は自習だったので確認テストはありません」
77 :いろはP :2017/06/15(木) 22:20:15.43 ID:Yo3wHK+j0
最終日


天道「さあ着いたぜ!」


島村「凄い・・・これが法廷・・・」


天道「のセットだけどな。撮影が終わった法律ドラマのセットのばらしをちょっと待ってもらったんだ」


島村「うう・・・緊張します・・・あのこの衣装、変じゃないですか?」


天道「ん?そのスーツか?全然変じゃないぜ」」


島村「あ、ありがとうございます」


天道「・・・さあ卯月!始めよう!」


島村「はい!・・・えっと相手側、検察官の人って?」


天道「俺だ」


島村「輝さんが!?」


天道「ああ。元弁護士が相手で不足はないだろ?」


島村「はい・・・」


天道「裁判長はスタッフさんに頼んである。じゃあ位置についてくれ。裁判長から見て左が弁護士側だ」


スッ


島村「フゥ・・・」


天道「不安か?」


島村「はい・・・少し」


天道「俺もそうだった。最初の裁判は吐きそうなくらい緊張した。でもそれから逃げちゃダメだ。自分の発言一つで頼んできてくれた人の一生が決まる。それを絶対に忘れるなよ?」


島村「・・・はい!!お願いします!」
78 :いろはP :2017/06/15(木) 22:25:59.08 ID:Yo3wHK+j0
裁判長「では開廷します。ではまずは弁護士側から」


島村「はい。被告人の自宅から青酸カリの瓶が発見されましたが、いつまでも証拠を保管しているのは不自然ではありませんか?第三者が持ち込んだ可能性はありませんか?」


天道「被告人の自宅はオートロックでセキュリティは万全です。第三者の侵入は不可能だと思います」


島村「確かにオートロックです。ですがマンションには簡単に侵入できてしまいます。例えば住人の方と一緒に入るとか」


天道「では被告人の部屋には?」


島村「仮に真犯人が何か月も前から長吉氏の殺害を企てていたとしたら、合鍵を作ることは簡単です。何故なら被告人の部屋は最新のディンプルキーではなく、普通の鍵だからです。これで被告人の部屋にあった青酸カリが本人の者であるという確証はなくなりました。以上です」


裁判長「では検察側」


天道「確かに青酸カリが本人のものであるかは分かりません。ですがこれはどうですか?証拠の瓶に着いた被告人の指紋です。これは紛れもない証拠ではありませんか?」


島村「あれ?おかしいですね?証拠写真の瓶についたこれは何ですか?」


天道「これ、とは?」


島村「指紋に入っている縦のスジですよ」


天道「さあ?紙で指でも切ったんじゃないですか?」


島村「その通りです。このスジは被告人の人差し指についた切り傷です。何で切ったと思います?」


天道「・・・何でしょうね?」


島村「供述調書ですよ。これを見てください。供述調書の端にシミがあります。原本を調べるとこれは血でした。被告人は供述調書を持った時に切ったそうです。供述調書は取調室で書きます。つまり瓶の指紋は犯行が行われたときに付いたものではなく、取調室で付いたものです」


天道「・・・第一審で被告人は『青酸カリで殺してしまったかもしれない』と証言しています。これはどう説明するんですか?」


島村「確かに彼女は殺してしまったかもしれない。青酸カリを台所に置き忘れてしまったのだから」


天道「は?」


島村「被告人は木吉さんに別れを迫られていた。それが許せなかったんでしょう。そしてあの日台所に置いてあったカレーに青酸カリを入れようとした。ですが今までの楽しかった思い出が浮かび殺せなくなった。だから逃げた」

79 :いろはP :2017/06/15(木) 22:27:45.93 ID:Yo3wHK+j0
天道「ちょっと待ってください!さっき青酸カリが自宅にあって誰かが持ち込んだ可能性をおっしゃいましたよね?それは何なんですか?」


島村「私はただ第三者が自宅に侵入することは可能であるという事を示しただけです。被告人は自宅に帰り、持って帰ったはずの青酸カリを処分しようとした。だけど台所に忘れてしまったことに気づきました。明日回収しようと思ったがそれはもう遅かったんです。なぜなら長吉さんがカレーに間違えて入れてしまっていたのだから」


天道「・・・」


島村「翌日自宅へ行くと台所で長吉さんが倒れていた。動転した被告は青酸カリの瓶についた指紋を拭き自宅へ持ち帰った」


天道「未必の故意だ!被告人はこうなることが分かっていて、青酸カリを置いてきたんだ!」


島村「なら今まで被告人が長吉さんを殺したという検察の証拠は全て無意味です!あくまでそう主張されるなら木吉和歌が未必の故意で青酸カリを置いてきたという証拠を提示してください!」


天道「くっ・・・」


裁判長「検察側、ほかに何か?」


天道「・・・ありません」


裁判長「では、判決を言い渡す。被告人、木吉和香に毒物及び劇物取締法違反で懲役三年を言い渡す。以上、閉廷」


島村「フゥ・・・終わった」


天道「卯月すごいぜ!良くやった!!」


島村「緊張しましたー・・・どうでしたか?」


天道「完璧だぜ!」


島村「ありがとうございます!!」


天道「良し、じゃあ合宿所に戻ろうぜ!」


島村「はい!」
80 :いろはP :2017/06/15(木) 22:29:17.74 ID:Yo3wHK+j0
桜庭「・・・何で君まで白衣を着ているんだ?」


北沢「衣装・・・だそうです」


桜庭「そうか・・・まあ似合ってるぞ」


北沢「あ、ありがとうございます・・・」


桜庭「・・・じゃあ始めようか」


北沢「はい!」


桜庭「よし。患者の名前は佐藤雄介。同時性四重複癌で、一年前に心臓バイパス手術を受けている。さあどう治療する?」


北沢「分子標的薬を使います。従来の抗がん剤は周りの正常な細胞も傷つけていましたが、分子標的薬なら癌細胞を狙い撃ちに出来ます。遺伝子診断をして、ナノデリバリーシステムを使い分子標的薬を癌まで運べば、かなりの精度で癌を小さく出来るはずです」


桜庭「ほう・・・いい答えだ。だが心臓に負担がかかる。負担を軽減できなければ手術はできないぞ?」


北沢「・・・超低体温循環停止法を使います」


桜庭「ほう・・・!!」


北沢「超低体温循環停止法は、他の臓器へのダメージを最小限に抑えることができます」


桜庭「・・・合格だ。良くそこまで辿りついた」


北沢「ふう・・・」


桜庭「夜遅くまで勉強をしたのだろう。その成果がよく出ていた。お疲れ様」


北沢「ありがとうございます!」
81 :いろはP :2017/06/15(木) 22:31:31.69 ID:Yo3wHK+j0
柏木「さ、ここだよー。フライトシミュレーション!」


伊吹「おお!!翼君!パイロット衣装ですね!」


柏木「うん!似合ってるよ!・・・良し。じゃあ始めようか」


伊吹「・・・はい!」


スッ


柏木「フゥ・・・」グッ


伊吹「離陸決心速度、130ノットです」


柏木「了解」


伊吹「ローテーション速度、145ノット到達です」


柏木「機首をあげよう」グイッ


グググ


伊吹「上昇可能速度、160ノット到達です」


柏木「ギア・アップ」


伊吹「脚、格納します」グッ


ギギギギ


伊吹「格納できました」


柏木「よし、離陸する!」グイッ


フワッ


伊吹「高度上昇中・・・」


柏木「・・・」


伊吹「5000万・・・8000万・・・1万!高度1メートルです」


柏木「オートパイロットに移ります・・・ふう」


伊吹「やった!!離陸は成功ですね!」


柏木「うん。良かったよ!」


伊吹「後は着陸だけですね・・・って、ん?」


柏木「これは・・・雷?」


ビガァァァァッ
82 :いろはP :2017/06/15(木) 22:32:50.00 ID:Yo3wHK+j0
伊吹「おわぁッ・・・びっくりした・・・リアルですねー・・・って翼君?」


柏木「あ・・・ど、どうしよう・・・!!」グッ


ガガッ


柏木「どうしたら・・・着陸しなきゃ・・・着陸・・・」ガキッ


伊吹「翼君!」ガシッ


柏木「つ、翼ちゃん・・・」


伊吹「落ち着いてください。着陸準備です、機長さん」


柏木「フゥー・・・そうだね。着陸だ」


伊吹「はい!」


柏木「と、思ったけどまだだ。雷が収まるまで着陸は難しいから」


伊吹「そう・・・でしたね。待ちましょうか」


柏木「・・・」


伊吹「・・・あの。大丈夫ですか?」


柏木「ん?何が?」


伊吹「いや・・・雷が」


柏木「ああ、知ってるんだね。大丈夫だよ、本物じゃないしね」


伊吹「そう・・・ですか」


柏木「あの時の雷には少しだけ感謝・・・って言ったらおかしいのかな。あれが無かったら今頃僕はパイロットになっていたのかもしれない。けどあの雷があるから今がある。輝さんに薫さん。315プロの皆、そして翼ちゃん。皆、会えてよかったなって思うよ」


伊吹「翼君・・・」


柏木「雷も大分収まってきたね。良し。着陸準備に移ろう」グッ
83 :いろはP :2017/06/15(木) 22:35:18.90 ID:Yo3wHK+j0
伊吹「はい!」


柏木「良し、やろう!」


伊吹「速度ジャストです」


柏木「60ノットを維持。降下するよ」


伊吹「50ノット。脚出します」ピッ


ゴゴ


柏木「着地するよ!」グッ


ガゴンッ


伊吹「両輪ブレーキかけます」ピッ


ガガガガガガ


柏木「フラップアップするよ」ピッ


ゴゴゴゴゴ……


伊吹「・・・着陸・・・できました?」


柏木「うん、着陸成功!やったよ翼ちゃん!」


伊吹「はい!やりました!!」


柏木「5日間頑張ったね!覚えることが一杯あったのに・・・」


伊吹「このくらいよゆーです!」
84 :いろはP :2017/06/15(木) 22:37:58.34 ID:Yo3wHK+j0
ドドドドドドドドド


鷹城「ありがとうございました!」


本田「お次の方どうぞ!」


「346さんのを2枚ずつ!!」


本田「はい!杏ちゃん!346二枚ずつ!」


双葉「はーい」ゴソ


鷹城「美也!315と765を一枚ずつだ!」


宮尾「はーい」ゴソゴソ


本田「ありがとうございました!!」


宮尾「きょーじさん、どうぞー」スッ


鷹城「ん、反応しねえ・・・」ピッ


ピー


鷹城「なッ!レジが壊れた・・・」


本田「えッ!!一台で回せますかね・・・」


鷹城「いや・・・無理だ」


双葉「・・・お次の方どうぞー」


鷹城「杏!?」


「全種類ください!」


双葉「・・・お会計44444円でーす」


鷹城「暗算・・・」


本田「すごいね杏ちゃん!」


宮尾「すごいですー」


鷹城「このまま全部はけさせるぞ!」
85 :いろはP :2017/06/15(木) 22:39:25.26 ID:Yo3wHK+j0
テロリロリンテロリロリン


鷹城「ありがとうございましたー」


本田「・・・はあああああ。終わったあああ」


宮尾「疲れましたー・・・」


双葉「ホントだよ・・・」


鷹城「三人とも初日からよく頑張ってくれたな。お疲れ様」


本田「はい・・・」


宮尾「ありがとうございます・・・」


双葉「ふわあ・・・」


鷹城「三人ともお疲れだな。合宿所に戻るか」


本田「はーい・・・」
86 :いろはP :2017/06/15(木) 22:43:56.26 ID:Yo3wHK+j0
渡辺「ありがとうございました」


馬場「ありがと。また来てね」


子供「うん!バイバイおねーちゃんたち!」


百瀬「バイバーイ」


ガラッ


ピピピピピピピ


渡辺「ん、もう時間だ。じゃあ俺はおじさんを呼んでくるよ。二人は軽く片づけをしておいて」


馬場「りょーかい」


百瀬「はーい」


ゴソゴソ


百瀬「このみ姉さん。どうでした?」


馬場「5日間?そーね・・・とっても楽しかったわよ。莉緒ちゃんも告白されたもんね?」


百瀬「あっあれは別に告白なんかじゃ!!」


店長「おーお疲れさん!3人とも5日間ありがとうな」


馬場「いえいえ。それはこちらのセリフです。5日間この店を使わせていただきありがとうございます」


店長「いやいや。人気アイドルに店番をしてもらって店の売上も上がったからな!お、これ俺からのプレゼントだ。三人ともお疲れ様」スッ


馬場「わあ・・・綺麗」


百瀬「ありがとうございます!」


店長「ちゃんと俺が三人にって選んだんだ」


渡辺「このみさんのは・・・ジャスミン。花言葉は『官能的』、『可憐』」


馬場「セクシーな私にピッタリね!」


渡辺「莉緒さんは白いバラとつぼみ。花言葉は『純潔』そして『恋をするには若すぎる』」


百瀬「それどういう事よー!!」


渡辺「で、僕のは・・・」


馬場「ベニバナ・・・ね?」


百瀬「花言葉は『包容力』」


渡辺「二人とも・・・勉強したことちゃんと覚えてるんだね」


馬場「当然!」


百瀬「ええ!」
87 :いろはP :2017/06/15(木) 22:46:19.10 ID:Yo3wHK+j0
ワアアアアアアァァァァァァァ


舞田「オーケー!!皆エンジョイしてくれたかなー!!」


山下「おじさんはもう疲れたよー」


硲「今日は皆ありがとう!」


舞田「最後は客席にゴーするよー!オオカミさんカエルさん!カモン!」


ピエール「行くよ環!」


大神「うん!」


ワアアアアアアァァァァァ


カエール「・・・」フリフリ


おおかみ「・・・」ブンブン


舞田「カエルさんはミーに付いてきて!」


山下「おおかみはおじさんにねー」


硲「行くぞ!ファンの皆!」


ワァァァァァァ


舞田「今日はサンキュー!」


カエール「・・・」フリフリ


山下「これからもおじさんたちをお応援してね?」


おおかみ「・・・」ブンブン


硲「本当に今日はありがとう!!また会おう!!」


ワアアアアアアアァァァァァァァァ






ピエール「環!どうだった?5日間」


大神「そうだなあ、仕事が無い日のほうが多かったけど・・・楽しかった!!」


ピエール「本当!?ありがとう!そう言ってもらえると嬉しいよ!」
88 :いろはP :2017/06/15(木) 22:48:08.25 ID:Yo3wHK+j0
パチパチパチ


天ヶ瀬「これで全員分のVTRを見てもらいました。5日間どうでしたか?」


天道「すげえ楽しかった!」


桜庭「お前は子供か・・・5日間の経験は今後に生かせると思っています」


柏木「薫さんは堅過ぎるんですよ・・・僕も貴重な経験ができて楽しかったです」


鷹城「杏も未央も美也も頑張ってくれたし、楽しかったな」


本田「はい!とっても楽しかったです!ね?美也ちゃん、杏ちゃん?」


宮尾「はいー」


双葉「うん、そうだね」


渡辺「俺も二人と働けて良かったよ」


百瀬「そうねえ、私も良かったわ。ね?このみ姉さん」


馬場「ええ!今度飲みに行きましょう!」


ピエール「僕も楽しかった!ね?環!」


大神「うん!とっても楽しかった!」


北沢「私も今後に生かせると思っています。後・・・楽しかったです」


伊吹「私も!!とっても楽しかった!ね?卯月ちゃん!」


島村「はい!今まで経験したことないことがたくさんできました!ありがとうございました!」


伊集院「皆さんいい経験ができたという事で、そろそろお時間の様ですね」


御手洗「また来月お会いしましょう!!」


天ヶ瀬「それではー」


「「「ばいばーい!!!」」」
89 :いろはP :2017/06/15(木) 22:51:12.43 ID:Yo3wHK+j0
これでDRAMATIC STARSとBeitの分はお終いです。つまらなかったかもしれませんが最後まで読んでいただきありがとうございます。「このユニットの職業体験が見たい」とのご意見があればまた書こうと思います。本当に読んでいただきありがとうございました。
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/16(金) 10:55:08.24 ID:mBicX/V4O
花屋は繁盛してそうだよな綺麗所二人もいた上に精神セクシーと精神純情コンビだもん
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/17(土) 00:07:39.09 ID:DkGUF5/+O
いやいや面白かったよ
〜の分ってことは他にもやるってこと?
期待しちゃうよ
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/17(土) 06:12:49.82 ID:vW+Y1qtBo

やっぱやりやすいのはFRAMEの3人かね
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/06/17(土) 10:22:49.82 ID:zFMXPFl8O

彩とかは面白そうだ
94 :いろはP :2017/06/18(日) 00:58:30.84 ID:fN63hz3+0
二か月目です。よろしければ


http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1497699708/
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2018/05/18(金) 17:49:32.02 ID:M6zD//jJ0
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